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令和3年第2回定例会3月会議(第4日) 名簿
令和3年第2回定例会3月会議(第4日) 本文

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  1. 寒川町議会 2021-03-04
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    取得元: 寒川町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-04
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第2回定例会3月会議(第4日) 本文 2021-03-15 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 369 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 2 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 3 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 4 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 5 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 6 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 7 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 8 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 9 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 10 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 11 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 12 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 13 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 14 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 15 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 16 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 17 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 18 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 19 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 20 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 21 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 22 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 23 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 24 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 25 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 26 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 27 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 28 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 29 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 30 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 31 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 32 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 33 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 34 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 35 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 36 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 37 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 38 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 39 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 40 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 41 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 42 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 43 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 44 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 45 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 46 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 47 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 48 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 49 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 50 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 51 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 52 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 53 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 54 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 55 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 56 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 57 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 58 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 59 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 60 :  ◯7番【山上秀樹君】 選択 61 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 62 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 63 :  ◯5番【山田政博君】 選択 64 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 65 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 66 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 67 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 68 :  ◯5番【山田政博君】 選択 69 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 70 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 71 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 72 :  ◯5番【山田政博君】 選択 73 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 74 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 75 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 76 :  ◯5番【山田政博君】 選択 77 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 78 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 79 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 80 :  ◯5番【山田政博君】 選択 81 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 82 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 83 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 84 :  ◯5番【山田政博君】 選択 85 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 86 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 87 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 88 :  ◯5番【山田政博君】 選択 89 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 90 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 91 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 92 :  ◯5番【山田政博君】 選択 93 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 94 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 95 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 96 :  ◯5番【山田政博君】 選択 97 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 98 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 99 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 100 :  ◯5番【山田政博君】 選択 101 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 102 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 103 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 104 :  ◯5番【山田政博君】 選択 105 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 106 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 107 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 108 :  ◯5番【山田政博君】 選択 109 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 110 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 111 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 112 :  ◯5番【山田政博君】 選択 113 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 114 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 115 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 116 :  ◯5番【山田政博君】 選択 117 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 118 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 119 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 120 :  ◯5番【山田政博君】 選択 121 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 122 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 123 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 124 :  ◯5番【山田政博君】 選択 125 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 126 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 127 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 128 :  ◯5番【山田政博君】 選択 129 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 130 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 131 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 132 :  ◯5番【山田政博君】 選択 133 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 134 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 135 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 136 :  ◯5番【山田政博君】 選択 137 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 138 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 139 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 140 :  ◯5番【山田政博君】 選択 141 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 142 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 143 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 144 :  ◯5番【山田政博君】 選択 145 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 146 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 147 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 148 :  ◯5番【山田政博君】 選択 149 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 150 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 151 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 152 :  ◯5番【山田政博君】 選択 153 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 154 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 155 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 156 :  ◯5番【山田政博君】 選択 157 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 158 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 159 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 160 :  ◯5番【山田政博君】 選択 161 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 162 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 163 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 164 :  ◯5番【山田政博君】 選択 165 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 166 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 167 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 168 :  ◯5番【山田政博君】 選択 169 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 170 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 171 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 172 :  ◯5番【山田政博君】 選択 173 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 174 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 175 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 176 :  ◯5番【山田政博君】 選択 177 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 178 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 179 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 180 :  ◯5番【山田政博君】 選択 181 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 182 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 183 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 184 :  ◯5番【山田政博君】 選択 185 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 186 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 187 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 188 :  ◯5番【山田政博君】 選択 189 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 190 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 191 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 192 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 193 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 194 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 195 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 196 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 197 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 198 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 199 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 200 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 201 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 202 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 203 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 204 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 205 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 206 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 207 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 208 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 209 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 210 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 211 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 212 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 213 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 214 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 215 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 216 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 217 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 218 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 219 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 220 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 221 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 222 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 223 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 224 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 225 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 226 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 227 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 228 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 229 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 230 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 231 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 232 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 233 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 234 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 235 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 236 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 237 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 238 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 239 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 240 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 241 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 242 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 243 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 244 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 245 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 246 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 247 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 248 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 249 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 250 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 251 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 252 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 253 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 254 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 255 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 256 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 257 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 258 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 259 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 260 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 261 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 262 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 263 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 264 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 265 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 266 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 267 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 268 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 269 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 270 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 271 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 272 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 273 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 274 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 275 :  ◯2番【茂内久代君】 選択 276 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 277 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 278 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 279 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 280 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 281 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 282 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 283 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 284 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 285 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 286 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 287 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 288 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 289 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 290 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 291 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 292 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 293 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 294 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 295 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 296 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 297 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 298 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 299 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 300 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 301 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 302 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 303 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 304 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 305 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 306 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 307 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 308 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 309 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 310 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 311 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 312 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 313 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 314 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 315 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 316 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 317 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 318 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 319 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 320 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 321 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 322 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 323 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 324 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 325 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 326 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 327 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 328 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 329 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 330 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 331 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 332 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 333 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 334 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 335 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 336 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 337 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 338 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 339 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 340 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 341 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 342 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 343 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 344 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 345 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 346 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 347 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 348 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 349 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 350 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 351 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 352 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 353 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 354 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 355 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 356 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 357 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 358 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 359 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 360 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 361 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 362 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 363 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 364 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 365 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 366 :  ◯13番【横手 旭君】 選択 367 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 368 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 369 :  ◯議長【佐藤一夫君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前9時00分 開議 ◯議長【佐藤一夫君】  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。    ──────────────────────────────────────      日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長【佐藤一夫君】  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は、会議規則第116条の規定により議長において、小泉秀輔君、茂内久代さんを指名いたします。    ──────────────────────────────────────      日程第2 一般質問 3: ◯議長【佐藤一夫君】  日程第2「一般質問」を行います。通告順位に従い、これより質問を許可いたします。7番山上秀樹君、山上議員。              〔7番(山上秀樹君)質問席へ移動〕 4: ◯7番【山上秀樹君】  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、一般質問させていただきます。今回初めての一般質問ということで、何かと不手際等がございましたら、ご容赦のほどよろしくお願いいたします。  昨年から続いております新型コロナウイルスによる感染の拡大がなかなか収束へと向かわず、2度の緊急事態宣言の発令により、不自由な生活を強いられている状況でございます。障害をお持ちの方にとっても、生活し難いことは変わらない状況であることと思っております。ぜひとも行政のお力添えをお願いしたいと思います。  それでは、通告によりまして、障害者施策について順次お伺いいたします。  我が国の障害者の数は、内閣府の令和元年度版障害者白書によりますと、身体障害、知的障害、精神障害の各区分における障害者数の概数は、身体障害者436万人、知的障害者108万2,000人、精神障害者419万3,000人となっております。これを人口1,000人当たりの人数で見ますと、身体障害者は34人、知的障害者は9人、精神障害者は33人となり、複数の障害を併せ持つ方もいるため、単純な合計にはならないものの、国民のおよそ7%強の方が何らかの障害を有していることになるそうです。  このような状況の中、近年では障害の重度化と高齢化が進み、福祉ニーズはますます複雑、多様化しており、私たちを取り巻く社会生活において、障害のある人も、ない人も、ともに生き生き生活できるまちづくりが求められています。  平成23年8月には、障害者基本法の改正により、これまでの3障害に加え、発達障害やその他の心身機能による障害についても認められ、差別を禁止する条項等も加わりました。  平成25年4月には、障害者総合支援法が施行され、障害者の範囲に難病が加えられ、障害者手帳の有無にかかわらず、必要と認められた場合に障害福祉サービス等の受給が可能となりました。その他にも障害者虐待防止法、障害者優先調達推進法、障害者差別解消など、障害者施策に関する多くの法律が施行されました。また、市町村においては、障害児(者)に関わる法定計画を策定することが義務づけられております。  現在町では、第4次障がい者福祉計画により様々な障害者施策が展開されていると思います。  そこで伺います。まず1点目に、町の障がい者福祉計画における、障害者施策の基本理念と取組についてどのように考えているか伺います。  また2点目に、町の障害者の人数等の現状について伺います。
     続いて、3点目の質問ですが、障害を持たれている方やその家族、支援者は手帳等を取得した後にどのような制度や支援があるかをなかなか理解できずに困っている方も多くいると思われます。私が綾瀬市役所職員として障害者福祉に携わっていた平成10年からは、手帳取得後は、まず相談、当事者が今何に困っているか、何を必要としているかをしっかりと聞き取り、行政が支援できることをきめ細かに説明し、支援につなげてまいりました。  そこで、現在町における障害者の相談支援事業の取組について、現状と今後の課題について伺います。  最後に、4点目の質問ですが、障害を持たれている方が日常生活を営む上で必要な経済的な基盤である就労に対する支援と取組についてご答弁をお願いいたします。 5: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 6: ◯番外【町長 木村俊雄君】  おはようございます。本日は一般質問、4名の方から順次お答えさせていただきたいと思います。  まず、通告順位1番山上議員のご質問、障害者施策についての1点目、町の障がい者福祉計画における、障害者施策の基本理念と取組はとのお尋ねにお答えいたします。  町障がい者福祉計画は、障害のある人も、ない人も、地域の中で安心して暮らせる社会を目指してという基本理念の下、障害のある人が社会の一員として人権を尊重され、自らの選択と決定の下に、様々な場面で適切な支援を受けながら社会活動に参画し、誰もが住みやすい環境や地域社会を構築するため、町をはじめ関係機関や地域住民が一体となり、主体的に取り組むことを基本方針としております。  次に、2点目でございます。障害者の現状はとのお尋ねにお答えいたします。  町における令和2年4月1日現在の身体障害手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者数は、合計で2,282名の方でございます。総人口に占める割合は4.7%となっております。先ほど議員からもお話がございました国、内閣府が発行します令和2年版の障害者白書において、何らかの障害を有している人の占める割合は、国民のおよそ7.6%とされておりまして、全国平均より寒川町においては低いものの、年々上昇している傾向にございます。  続いて3点目、障害者の相談支援事業の取組について、現状と今後の課題はとのお尋ねでございます。  町が実施しております相談支援事業では、身近な相談窓口の充実を図るため、町が委託する相談支援事業所を設置しているほか、専門性が求められる多様な相談に対応するため、福祉課窓口に精神保健福祉士を2名配置するなど、相談内容に応じて適切な情報提供をはじめとする丁寧な対応に心がけ、必要な支援が受けられるよう取り組んでいるところでございます。  また、障害者福祉計画見直しのために実施いたしましたアンケートでは、将来の暮らしについて、自宅で家族と暮らしたいと希望している方が多く、地域での生活基盤を整えるためにも、さらなる相談支援機能の強化と充実が重要と考えております。  いずれにいたしましても、障害のある方が地域で生活するための出発点となるのが相談支援でありますので、初期の相談にとどまらず、障害者の地域生活の現状に応じた継続的な支援を行っていけるよう、相談支援体制を確立していくことが課題と捉えております。  4点目でございます。障害者の就労支援事業の取組はとのお尋ねにお答えいたします。  町では、障害者に対する就労の相談や支援のため、藤沢市、あるいは茅ヶ崎市と2市1町で設置しております湘南地域就労援助センターやハローワークなどと連携いたし、就労に関する相談を実施しております。また、身近な場所で就労相談ができるよう相談体制の整備に努めており、町役場においても、奇数月にはなりますが、第4水曜日に予約制で就労相談を実施しております。  このほか就業実習の場を提供するため、特別支援学校に通う生徒や障害福祉就労系サービスの利用者に、町総合図書館、あるいは福祉課内における実習などの取組を実施しているところでございます。よろしくお願いいたします。 7: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 8: ◯7番【山上秀樹君】  町長、ご答弁ありがとうございました。やはり障害のある人も、ない人も、地域の中で安心して暮らせる社会を目指してという基本理念の下、共生社会のまちづくり、ひいてはノーマライゼーションへとつながっていくものと考えています。ぜひともこの基本理念の下、障害者施策に取り組んでいただくようお願いいたします。  それでは、順次質疑をしてまいりますので、ご答弁よろしくお願いいたします。  それでは、先ほど町長にご答弁いただいた障がい者福祉計画の基本理念の下、基本方針、取組についてどのように考えているか伺います。 9: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 10: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  寒川町障がい者福祉計画につきましては、次の5つの項目の施策を基本目標として取組を進めてまいりたいと考えております。  まず基本目標1「お互いを尊重し理解し合えるまちづくり」として、広報啓発をはじめ障害に対する正しい理解や認識が深まるよう、交流や触れ合いの機会などを活用することにより、心のバリアフリーを推進してまいります。  基本目標2「地域におけるサービスの充実」では、障害のある方がライフステージに応じた必要なサービスを利用できるよう、また入所等から地域生活への移行や、在宅からグループホームへの移行等地域での生活を継続できるよう、一人ひとりのニーズや障害の状態に応じた福祉サービスの提供や質の向上、相談支援体制の充実を図ってまいります。  基本目標3「安心して暮らせるまちづくり」では、障害のある人の自立と社会参加を促進するために、安心安全な生活が送れるよう、ユニバーサルデザインに配慮した生活環境の整備と防災、防犯体制の充実に努めてまいります。  基本目標4「助け合い・支えあいのあるまちづくり」では、障害のある人も、ない人も、地域で生活を送るために相談支援機関を活用して、町民、団体、関係機関等との連携や協働して様々な支援や子どもから大人までの一貫した支援として、その家庭への支援や障害のある子どもの健やかな育成のための発達支援を一体化して行うことで、障害のある人が地域生活で孤立することなく、自立した生活を送ることができるような支援体制の整備を進めてまいります。  基本目標5「障がいのある人の自立支援の促進」では、障害のある人が地域で主体的に自立した生活を営むことができるよう障害の関係機関と連携して、雇用や就労の促進を図るとともに、それぞれの障害の特性に応じた適切な情報発信、提供やコミュニケーションにおける合理的配慮などを進めるなど、障害のある人の自立支援を推進してまいります。 11: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 12: ◯7番【山上秀樹君】  ありがとうございます。今の5つの項目の施策を基本目標として取組を進めるということですが、どの基本目標も非常に重要な取組であると思います。特に私は、基本目標5の「障がいのある人の自立支援の促進」が喫緊の最重要施策であると思っております。  後ほど伺います質問とも関連してくるのですが、まず町における障害者施策の基本理念、基本目標は、令和3年3月に改定される次期障がい者福祉計画には継承されていますか。 13: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 14: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  寒川町障がい者福祉計画は、現計画の基本理念としている障がいのある人も、ない人も、地域の中で安心して暮らせる社会を目指し、持続可能な施策の展開をしていくことが重要であることから、令和3年度以降の計画においても、基本理念や基本目標を継承し、関係法令等の改正内容や障害者等のニーズを的確に把握の上、計画の改定に取り組んでいるところでございます。 15: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 16: ◯7番【山上秀樹君】  次期障がい者福祉計画にも基本理念、基本目標が継承されるということですが、ぜひとも障害者や支援者のニーズを的確にキャッチして、様々な施策を進めていただきたいと思います。  それでは、次期障がい者福祉計画では、最近の障害者の動向や障害者を取り巻く環境の変化や課題に対し、どのように反映、変更しているのか伺います。 17: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 18: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  これから始まります新たな計画では、障害のある人が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、障害のある人の重度化、高齢化や親亡き後に備えるために、地域生活拠点等の機能の充実、障害のある子どもの育ちや暮らしを安定させるための家族支援として、障害児等及び家族等への支援の充実などの項目を具体的な施策として追加し、障害者を取り巻く環境の変化や課題に対応した計画としております。 19: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 20: ◯7番【山上秀樹君】  今、部長が答弁されたように、障害のある人の重度化、高齢化、さらには支援者の高齢化も相まって、親亡き後に備えての支援、さらには障害のある子どもの将来を見据えた早期の支援など、障害児(者)を取り巻く環境に対応することが重要となっていることが見えてきます。ぜひとも3年間の取組において、より良い施策が実行されますようお願いいたします。  それでは、町における障害者の現状について伺います。  平成30年度に策定されました寒川町障がい福祉計画には、平成29年4月1日現在の障害者数が示されていますが、令和2年4月1日現在における3障害における障害者数を教えてください。各手帳所持者数で結構です。 21: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 22: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  令和2年4月1日現在における障害者手帳の所持者数についてお答えいたします。身障者手帳をお持ちの方が1,404名、療育手帳をお持ちの方が434名、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方が444名の合計2,282名となっております。 23: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 24: ◯7番【山上秀樹君】  身体障害者の方が1,404名、知的障害者の方が434名、精神障害者の方が444名ということです。その中で近年における状況として、多様化する社会生活に対応できず、ストレスや様々なハラスメントによる精神疾患を患う方も多くおられると思いますが、いわゆる精神障害者保健福祉手帳の所持者数だけではなく、手帳の取得までは至らず、自立支援医療制度により精神科通院を利用されている方の数を教えてください。 25: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 26: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  自立支援医療制度により精神科通院をされている方の人数につきましては、精神障害者保健福祉手帳の所持者数も含まれた数値となりますが、令和2年4月1日現在で767名となっております。 27: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 28: ◯7番【山上秀樹君】  今ご答弁いただいたとおり、精神障害者保健福祉手帳の所持者数だけでなく、精神科医療にかかっている方を含めますと、767名と相当数の方が支援を必要とされていることが分かると思います。さらには自閉症や学習障害など、発達障害と言われる障害者のカテゴリーも社会的に認知されていることはご存じのとおりと思います。  一概に障害と言いましても、様々な障害の状況から様々な制度や支援方法がございます。しかし、障害をお持ちの方々は、手帳等を取得したときには一通りの説明を受けますが、その後に何をどう申請すればよいのか、どこに行けばよいのかと悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。  そこで伺います。町では、障害者の方が相談できる事業所はどちらになりますか。 29: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 30: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  障害者や障害児の保護者から、日常生活に関することや障害福祉サービスの利用についての相談を受け付ける事業所として、町には生活相談室すまいる、寒川町障がい者相談支援事業所ゆいっとの2か所がございます。 31: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 32: ◯7番【山上秀樹君】  生活相談室すまいると寒川町障がい者相談支援事業所ゆいっとと2事業所があるということです。  それでは、その2事業所の場所と開所時間はどのようになりますか。 33: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 34: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  生活相談室すまいるにつきましては、JR相模線の寒川駅北口にあり、月曜日から金曜日の午前9時から午後6時が開所時間となっております。また、寒川町障がい者相談支援事業所ゆいっとにつきましては、JR相模線の倉見駅から徒歩5分ほどの場所にあり、月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時30分が開所時間となっております。 35: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 36: ◯7番【山上秀樹君】  寒川駅前と倉見駅の近隣ということで、交通の便としては恵まれた場所にあるということで、安心しました。福祉課でも精神保健福祉士が配属されているということで、令和2年度の役場窓口での相談件数と2事業所が受けた相談件数及び主な相談内容について伺います。 37: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 38: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  まず、福祉課に配属しております精神保健福祉士2名が受けた相談件数につきましては、令和3年1月末現在で1,055件となっております。生活相談室すまいる及び寒川町障がい者相談支援事業所ゆいっとの2事業所が受け付けた相談件数につきましては、2,219件ですので、合計で3,274件となっております。  相談内容につきましては、福祉サービスの利用等の支援につながる相談や生活技術に関する相談が多くございます。相談内容の一部を紹介させていただきますと、世帯で経済的な困窮状態にあるケースで、8050問題も絡み、世帯の経済的基盤を整えた上でないと障害のある方本人の支援を進めることが難しいという本人だけでなく、世帯を含めた支援が必要な相談、あるいは成人になるまでに障害福祉サービスの利用がなく、就労されていない、ひきこもっているなどの問題を抱えている相談などがございます。また、相談内容によっては、通院同行や福祉サービスの申請手続き、障害年金の申請手続き、就労支援センターの登録手続きの補助など、直接的な支援も行っております。 39: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 40: ◯7番【山上秀樹君】  役場窓口、2事業所での相談件数の合計が3,200件を超えるということで、大変多くの相談が寄せられていることが分かりました。相談内容も、日本における社会的問題である高齢化社会の波が押し寄せていることや、ひきこもりなどの問題が相談の内容として多く見られているということです。  このような状況から今後の相談事業の課題を伺います。 41: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 42: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  8050問題の絡んだ相談やコロナウイルス感染症の収束が見えない中で、離職等に伴う就労に関する相談、特別な配慮や支援を要する相談が増加してくることが予想されるため、相談体制の充実が課題と考えております。相談体制の充実のため、障害福祉サービス等にかかる研修への参加や地域の相談支援事業所などの人材育成及び地域の相談支援機関などとの連携強化を進め、相談支援体制の強化に取り組んでまいります。 43: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 44: ◯7番【山上秀樹君】  確かにコロナ禍での離職等に伴う就労に関する相談や障害特有の特別な配慮や支援を要する相談は、増加することが予想されると思います。ぜひとも障害のある人が自立した日常生活、または社会生活を営むことができるよう、きめ細やかで相談者の状況に応じた柔軟な相談体制がとれるよう取り組んでいただけるようお願いいたします。  次に、障害者の就労支援について伺います。  働くということは、単に経済活動を行うためではなく、地域社会に参加し、その役割を担い、自己表現を発する機会でもあります。障害の有無にかかわらず、労働は基本的人権の一部であり、能力に応じた職業に就き、維持し、生産的、かつ有利な職業に従事することは、国民の権利の1つでもあります。ノーマライゼーションを具現化するためにも、障害者が働くことが日常生活で恒常的に進められ、当然のごとく地域で生活していくことへの支援は、地域福祉への重要な課題であります。  そこで伺います。就労相談窓口での相談件数はどのぐらいですか。また、就労できた件数は。 45: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 46: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  町で実施いたしました就労相談の件数につきましては、令和元年度は4件、令和2年度は、1月末時点でございますけど、2件となっております。コロナウイルス感染拡大防止のため中止とした相談日もありますので、例年よりは少ない件数となっております。湘南地域就労援助センターにおける新規相談者数は、令和元年度が11名、令和2年度は、1月末時点ですが、14名、新規就労者数は、令和元年度末時点で3名、令和2年度末は、1月末時点で6名となっております。また、湘南地域就労援助センターでは、件数としては見えてきませんが、就労相談だけに限定せず、生活面に関する支援や就労準備として面接に対する支援、履歴書の作成支援など幅広い支援を実施するとともに、福祉サービスや相談支援、行政へつなげる重要な役割を担っております。最近では、社会に出た後に発達障害であることが分かり、ご本人や事業主から相談されるケースもあり、いかに就労を継続、定着していくかという支援が求められております。 47: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 48: ◯7番【山上秀樹君】  コロナ禍ということで、相談件数、就労件数も少ないと思いますが、ぜひとも広報を含めて就労相談支援を進めていただきたいと思います。  私が公務員として奉職していた綾瀬市では、就労相談を平成26年度まで、厚木市、大和市、座間市、海老名市との5市合同で行っておりましたが、新規で相談するとなると、3か月待ちということで、27年度からは綾瀬市単独で就労相談を行ったところ、もちろん相談待ちは解消され、きめ細やかな支援をすることができ、就労数も増加いたしました。ぜひともコロナ禍収束の折には、町単独で就労専門の相談支援事業を設けていただきたいと思います。要望です。  それでは、伺います。就労しても、それを継続するためには職場での一定の配慮も必要であると思いますが、町では、就労定着支援は行っておりますか。その内容は。お伺いいたします。 49: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 50: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  福祉サービスとしての就労定着支援では、障害者との相談を通じて生活面の課題を把握し、企業、自宅等への訪問や障害者の来所により生活リズム、家計や体調の管理などに関する課題解決に向けて必要な連絡調整や指導、助言等の支援を行っております。  なお、令和元年度の定着支援の利用人数は8名、令和2年度1月末時点では6名となっております。また、福祉サービスとは別に、湘南地域就労援助センターでは、就労後の相談や継続的な職場等への訪問による支援に加え職場との調整を行うことで、障害者と事業主の双方に対する支援を行っております。実際に湘南地域就労援助センターに登録している就労者数は、令和元年度は37名、令和2年度は1月末時点では42名となっております。 51: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 52: ◯7番【山上秀樹君】  就労後の相談の継続、職場訪問されているということですので、安心しました。やはり就労後の定着で一番配慮が求められているのが、職場での人間関係や就労環境であると言われています。相談員が障害者と会社との間に入ってつなぎ役となることが就労定着への重要な鍵となるため、ぜひともきめ細やかな支援をお願いしたいと思います。  先ほども申し上げましたが、障害者が普通に地域で暮らし、地域の一員としてともに生活できる共生社会実現のため、全ての事業主には法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する義務がありますが、事業主としての町では、この法定雇用率を満たしておりますか。伺います。 53: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 54: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  役場での障害者の法定雇用率でございますが、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づき、地方公共団体に適用される法定雇用率は2.6%でございます。町の職員のうち障害を持つ職員の割合は、昨年11月1日の時点で2.14%でありまして、法定雇用率を満たせていない状況であります。  以上です。 55: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 56: ◯7番【山上秀樹君】  現時点では満たしていないということで、確かに障害者の方を職員として採用するということは、様々な配慮が必要であることは理解できます。ぜひともその壁を乗り越えて障害者の採用を進めていただくようお願いいたします。  それでは、今後町では障害をお持ちの方を採用する計画はございますか。 57: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 58: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  障害をお持ちの方を町職員として採用する計画があるかとのお尋ねでございますが、町では、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づき、法定雇用率の速やかな達成を目標に、寒川町障がい者活躍推進計画を策定しておりまして、この計画に基づき、障害者の雇用を促進するため障害のある人を対象とした採用試験を毎年実施しております。今年度実施した採用試験では1名が合格し、これにより4月には法定雇用率を上回る見込みでございましたが、残念ながら他の自治体を選択されたような状況でございます。  障害者の採用試験への応募者は少数で、なかなか採用にまで至らないことがある状況でございますが、今後も積極的な採用に努めてまいりたいと考えております。  なお、採用できた場合につきましては、障害者一人ひとりが、その障害特性や個性に応じて能力を有効に発揮できるような環境整備や人事配置に心がけてまいりたいと思ってございます。  以上です。 59: ◯議長【佐藤一夫君】  山上議員。 60: ◯7番【山上秀樹君】  分かりました。ぜひとも障害者の方を職員として採用を進めていただくことにより、制度や支援の視点が分かることもあるかと思います。障害者の就労については、障害の程度により様々な支援、形態がありますが、福祉的就労というサービスを受けている方から、一般就労している方もいらっしゃいます。これら就労支援が継続的に行われますとともに、障害者支援施策全般の充実をお願いいたします。  最後に、私がバスケットボールの大会運営で利用させていただいているシンコースポーツ寒川アリーナの3階にありました軽食レストランが、この2月末をもって閉店したということを先日耳にいたしました。このレストランは、障害を持たれた方の就労継続支援B型の福祉的就労の場であり、私も、大会があるときには必ず役員を連れて昼食を取っていました。少なからずコロナウイルス感染症の影響も閉店の要因の1つではないかと感じております。今後においては、障害者に対する就労の場の確保の観点から、町として、引き続き温かい手を差し伸べていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終了といたします。ありがとうございました。 61: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、山上秀樹議員の一般質問を終了いたします。
     暫時休憩いたします。再開は10時からといたします。                 午前 9時40分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前10時00分 再開 62: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、5番山田政博君の質問を許可いたします。山田議員。              〔5番(山田政博君)質問席へ移動〕 63: ◯5番【山田政博君】  それでは、通告順位に従い、日本共産党議員団を代表して、一般質問を行います。  まず、一般質問に入る前に、先週3月10日は、東京大空襲から76年目の日でした。アジア太平洋戦争末期の1945年3月10日未明、約300機の米軍機B29爆撃機が大量の焼夷弾を投下し、東京の下町一帯を火の海にしました。再び戦争を起こすことのない国を次の世代に渡したいと思います。  それから、3月11日は、東日本大震災から10年目の日でした。10年前の3月11日午後2時46分、東北沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が、岩手、宮城、福島の3県をはじめ東日本を襲いました。大津波は沿岸部に壊滅的な被害を与え、制御不能と陥った東京電力福島第1原発は過酷な事故を起こしました。史上例のない複合災害となった東日本大震災の傷はあまりにも深く、原発事故の収束は見えません。被災地では懸命な復興の努力が続いていますが、コロナ感染の影響が新たな困難をもたらしています。被災者の暮らしとなりわいの再建のため、これからも支援を継続し、強化を図ることが政府の役割です。  それでは、一般質問に入ります。  今回は大きく3つの質問になります。まず、大きな1点目、新型コロナ対策についてです。  新型コロナ感染症が拡大する中、3月13日現在、寒川町での感染者は、茅ヶ崎保健所発表で171名、県所管域発表では31名と累計200名を超えています。感染拡大を防ぐには、感染者の早期発見に努めるべきではないでしょうか。  新聞報道では、政府と栃木県は2月22日、新型コロナウイルス感染再拡大の予兆を検知するため、無症状者に幅広く唾液PCR検査を行う試みを全国に先駆けて始めました。宇都宮市内を中心に3日間で合計600名の調査をしました。感染抑制をする視点を変えると、無症状感染者を含めた感染状況の把握の検査を広げる取組をすることで、町民の安心安全の確保になることから、PCR検査の拡充について質問いたします。  次に、大きな2問目です。災害対策についてです。  近年の豪雨による水害などについて、町民の方から不安だという声をよくいただきます。内水氾濫の対応としては、内水ハザードマップの作成をすると伺っていますが、その目的や必要性、浸水箇所に対する排水整備について、コロナ禍の下、今までと違う避難所運営が必要になると思います。町民の安心安全を確保するためにどのような対策をしているのかの観点から、(1)内水氾濫対策について問う。(2)として、コロナ禍での避難所運営について問います。  大きな3問目として、学校給食についてです。  文科省の学校給食と食育のリーフレットでは、学校給食は、地域の伝統的な食文化や食に関わる人々への感謝、食糧の生産、流通、消費などを学ぶことができる生きた教材です。将来児童生徒が健康で健全な食生活を営むことができるよう、様々な取組が行われていますと書かれています。  町長の施政方針では、小中学校の完全給食の実施を目的に、安全安心で食育、アレルギー対策などに配慮した給食センター整備を進めるとありますが、町は学校給食におけるどのような食育を考えているのかの観点から、(1)食育について、そして(2)として、県企業庁「地域振興施設等整備事業」の活用とありましたが、なぜ活用することになったのか質問します。  以上、1回目の質問とします。 64: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 65: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位2番山田議員のご質問にお答えいたします。  初めに、大きな1点目といたしまして、新型コロナウイルス対策についてのお尋ねをいただきました。  新型コロナウイルス第3波の流行において、首都圏の感染者は、1月をピークに、その後減少傾向にはあるものの、下げ止まりが続いておりまして、予断を許さない状況となっております。また、本町においても同様に、1月にピークを迎え、感染者が増大しましたが、現在では1日平均の感染者が1人に満たない状況にございます。  国においては、緊急事態宣言が解除された地域等において、再度の感染拡大の予兆や感染源を探知するためにモニタリング検査を実施し、また高齢者施設などにおける感染の早期発見、クラスター発生の未然防止のため検査を実施するとしております。町といたしましては、引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えております。  現在緊急事態宣言が発令中ですので、町民の皆様一人ひとりが感染予防を徹底し、感染しない、感染させないことが一番重要であると考えているところでございます。  大きな2つ目、災害対策についての1点目として、内水氾濫対策についてのお尋ねにお答えいたします。  台風や豪雨時における排水能力を上回る雨水の流入により、内水氾濫が起きていたことから、これまで公共下水道の雨水幹線の整備を行っておりまして、13路線の幹線管渠については、整備がほぼ完了しております。  しかしながら、近年の豪雨等による想定以上の内水氾濫に備えるため、町民の皆様に対して浸水が想定される区域や情報を分かりやすく提供することによりまして、町民の皆様の意識醸成や円滑な避難行動、浸水被害の最小化を図るための情報の共有ツールとして、寒川町内水ハザードマップを全戸配布し、周知徹底を図ってまいります。  次に、2点目、コロナ禍での避難所運営についてのお尋ねでございます。  新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた避難所運営につきましては、感染拡大を防ぐため、避難所の過密状態の防止から、引き続き在宅避難や親族、友人宅への分散避難の周知啓発を行い、また避難所の衛生管理及び避難者の健康管理に努めてまいります。  なお、災害発生時に円滑な避難所運営を行うため、各広域避難所に町が示します基本的な避難所運営マニュアルを、新型コロナウイルス感染症も踏まえ、新たに策定いたしました。今後はこのマニュアルを基本として各避難所にあるマニュアルを再点検し、避難所運営の実効性をより高めてまいります。  大きな3点目、学校給食についての1点目、食育について問うとのお尋ねにお答えいたします。  食育を推進していくことは、令和元年9月に策定した寒川町学校給食センター整備基本構想・計画にもお示ししたとおり、教育の中で重要な事柄の1つであると十分に理解しております。学校給食を通じた食育については、教育委員会が考える教育の方針に対して町としてもしっかりと協力していく所存でございます。  なお、詳細につきましては教育委員会よりお答えいたします。  次に、2点目の県企業庁「地域振興施設等整備事業」の活用についてのお尋ねにお答えいたします。  給食センターの整備については、寒川町学校給食センター整備基本構想・計画の中で、町都市計画施策との整合性、必要食数に対応できる施設用地の確保、給食センターが完成するまでのスケジュール、整備費用等を検討しておるところでございます。  町といたしましては、この検討結果と町への財政負担を考慮した上で、県企業庁の地域振興整備事業を活用することが最もふさわしいと判断したため、本事業を活用することといたしたところでございます。よろしくお願いいたします。 66: ◯議長【佐藤一夫君】  大澤教育長。 67: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  それでは、大きな3点目、学校給食についての1点目、食育について問うについて、町長の補足答弁をさせていただきます。  学校給食を通じた食育は、各学校において文科省が示している食に関する指導の手引きに基づき年間の指導計画を立て、食育を推進しております。食事の重要性、心身の健康、食品を選択する能力、感謝の心、社会性、食文化という6つの食育の視点を基に指導内容を決定しております。  まず、小学校においては、栄養士、調理員はもとより、教職員も含めた学校全体での取組を行っており、給食を通じて食を知ることをはじめ、国語、生活、社会その他多くの教科と関連づけて実施するもの、学級活動、全校一斉指導、学校行事などの特別活動の中で実施するもの、道徳活動を通じて実施するものなどがございます。  例えば具体的な取組としては、朝会での栄養に関する話、児童によるソラマメ、トウモロコシ等の皮むき体験を通じた地場産物の生産者との関わりや植物の仕組みと食べ物の関係の説明、掲示物や配布プリントによる栄養に関する情報提供等を実施しております。  次に、中学校においても、食育担当教諭を中心に学校全体で取組を行っており、保健体育、技術家庭等の教科と関連づけて実施するもの、家庭、地域との連携により実施するもの、小学校と同様に特別活動や道徳活動を通じて実施するもの等となります。さらに中学校の生徒は成長期であり、体づくりに重要な時期となっております。そのため小学校で実施している食育だけでなく、自分の体と活動を考え、自分にとって望ましい必要な栄養や食事の取り方を理解し、自ら管理できるようにすることや、栄養バランスを考えた食事をするために何をどれだけ食べればよいか自ら選択できる力をつけることなどを指導しております。  例えば具体的な取組としては、技術家庭の中で栄養バランスを考えた献立を考え、実際に調理し、食すこと、保健体育の中で健康な生活に必要な食の重要性を学ぶこと、学校だより、保健だよりを通じて生徒及び家庭へ食事の重要性、健康に関することを指導しております。  現在小学校は5校に栄養士がおりますが、中学校は食育担当教諭が小学校の栄養教諭と連携して食育を行っております。今後センター方式となった際には、小学校では現状の自校方式と同等以上の食育を行い、中学校に関しては、これまでの学校生活で取り組んでいる体制に加え、栄養士も直接関わることとなり、より一層進んだ食育を実施することができます。  以上でございます。 68: ◯5番【山田政博君】  それでは、町長答弁、教育委員会の答弁が終わりましたので、これから一問一答に移ります。  まず、PCR検査の拡充についてですけど、一時期、高齢者施設などでクラスターが発生した時期がありました。人をお世話する方たちや利用者からの感染拡大を防ぐ必要があります。  そこで、高齢者施設やデイサービス施設、障害者施設などでのPCR検査を促すことについて、助成制度などの創設の考えがあるのかお聞きします。 69: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 70: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  高齢者施設等におけるPCR検査についてのお尋ねでございます。重症化リスクの高い高齢者や障害者が生活し、クラスターが懸念されている施設等につきましては、神奈川県におきまして、その従事者に対する検査を希望する事業者に対して、2月22日から3月26日までの間、2週間置きに1人3回を限定に実施しているところでございます。また、3月5日の菅総理大臣の記者会見におきまして、高齢者施設などにおける感染を早期に発見するため、3月末までに約3万の施設で検査を実施することを表明しておられます。そういったことから、高齢者施設におけるPCR検査の助成等につきましては、国や県の動向をしっかりと注視して判断してまいりたいと考えております。 71: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 72: ◯5番【山田政博君】  検査に対して国の動向を見るということですけど、既に以前から綾瀬市などでは実施しています。寒川町独自で早急に取り組むべきではないかと思います。  次に、町民の方から、PCR検査を受けたいが、どこに行けばよいのかとよく問合せをいただきます。  そこでお聞きします。町としては、町内にPCR検査場所を設置する考えはあるのかお伺いします。 73: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 74: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  茅ヶ崎医師会のご協力の下、茅ヶ崎市内にドライブスルー方式の検査場が設置されており、その対象は、茅ヶ崎市民だけではなく、寒川町民についても対象となっているところでございます。また、町内においても、検査を実施できる医療機関もあることから、現時点では検査会場の設置については考えてはおりません。クラスターなど感染拡大が懸念されている高齢者施設等の利用者や従事者に対しての国や県のPCR検査の実施、そして菅総理大臣の記者会見において、高齢者施設等での検査の実施とともに表明された無症状者に対するモニタリングを拡大していくということでございますので、今後検査会場の設置につきましては、国や県の動向、集団免疫の獲得状況など注視しながら判断してまいりたいと考えております。 75: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 76: ◯5番【山田政博君】  現在茅ヶ崎医師会の協力で、茅ヶ崎市内にドライブスルー方式の検査場所が設置されているということでした。町内の検査場所については考えていないとのことでしたけど、これも国の動向を見てということであります。  次に、発熱やせきなどの症状で医療機関を受診するのに、自分で公共交通や自動車を利用できない場合というのは、代わりの交通機関というのはあるのかどうかお聞きします。 77: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 78: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  発熱やせきなどの症状による医療機関での受診や受診の結果、PCR検査を要することとなりまして、その検査を実施する帰国者接触者外来にご自分でアクセスできない場合、マスクの着用や会話をしない、窓を開けての走行などという条件を満たすことによりまして、利用できるタクシー会社があると承知しております。 79: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 80: ◯5番【山田政博君】  今条件を満たせば利用できるタクシーがあるということですけど、そのタクシーを利用する、交通機関を利用した場合、費用の助成というのはあるのかお聞きします。 81: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 82: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  検査結果が出ていない段階では、感染の陽性が確定しておりませんので、通常の受診として捉えておるところでございまして、費用については現在のところ助成する考えはございません。なお、PCR検査の結果、陽性となった場合は、保健所や県により入院先の医療機関、療養施設への移送が行われますが、その費用については個人的な負担はございません。 83: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 84: ◯5番【山田政博君】  陰性の場合は自己負担、陽性の場合は費用負担があるということですけど、分かりました。  今回のPCR検査に関し国の動向を注視していくということですけど、町独自でPCR検査することに関しては前向きな回答もありませんでしたが、3月12日、日本共産党は内閣総理大臣に、コロナ封じ込めのために大規模検査を行うように緊急要請をいたしました。現状を打開するためにあらゆる手だてを取ることが必要だが、中でも無症状患者を発見、保護するためのPCR検査等を抜本的に拡充することが急務であります。  1、社会的検査、高齢者施設ともに医療機関、障害者施設などにも広げ、職員に対し定期的に行い、対象を利用者に広げ、感染抑制を図ること。  2、モニタリング検査を1日10万人の桁で、文字どおり大規模に行い、感染封じ込めを図ること。  3、異変株の疑いを確認する検査の割合を大きく広げること。  以上、抜粋ですが、感染拡大阻止に町独自のPCR検査採択を実施することを重ねて強く求めて1問目の質問とします。  次に、大きな2問目の災害対策について、一問一答に移ります。  まず、内水氾濫対策ですが、町長答弁では、雨水幹線の整備はほぼ完成しているとのことでしたが、想定以上の内水氾濫に備えるために、情報共有ツールとして内水ハザードマップを作成するということです。  そこで、内水ハザードマップ作成の目的や必要についてお聞きします。 85: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 86: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  内水ハザードマップは、最近の台風等や豪雨から排水能力を上回る豪雨が生じた際の内水氾濫が各地で起きておりますことから、町民の皆様に対して大雨のときに管や水路から浸水が想定される区域や浸水する箇所などの情報、また内水氾濫への備えや気象情報、避難情報などをまとめたマップから、浸水に対し円滑な避難行動や誘導するための機能のほか、平常時から防災意識の向上に活用していただくことを目的としてございます。  また、内水による浸水は、河川からあふれた浸水よりも発生頻度が高く、町民生活や企業活動とも密接な関わりがあるため、ソフト対策として内水ハザードマップを活用し、内水による浸水情報の共有を図る必要性から作成しているところでございます。  以上です。 87: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 88: ◯5番【山田政博君】  次、内水ハザードマップの作成についてですけど、どのように浸水するのかという想定条件というのはどのようになっているのかお聞きします。 89: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 90: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  今回の内水ハザードマップは、下水道課から委託いたしました浸水シミュレーションや浸水リスク評価等のデータから、現行の雨水計画による既存施設1時間当たり50ミリの排水能力に対しまして、令和元年委託時の直近5年間の最大降雨量が確認されました平成26年10月に通過いたしました台風18号の降雨量1時間当たり72ミリから、実際に降雨強度が排水能力を超えた実例に基づく条件から作成してございます。  以上です。 91: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 92: ◯5番【山田政博君】  今回の内水ハザードマップは、下水道課の協力の下、浸水シミュレーションや浸水リスクのデータなどから、下水道の能力を超えた条件で作成されたということでした。これに関して、今、国の基準は50ミリ対応と言われていますけど、実際のところは50ミリを超えて、今回の想定でも72ミリの想定をしているということでした。  次に、浸水箇所に対する雨水排水整備の状況というのはどのようになっているのかお聞きします。 93: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 94: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  現在の雨水計画としてお答えいたしますと、市街地の雨水排除のため昭和49年に8路線の都市下水路を都市計画決定し、平成5年にこれを公共下水道の雨水幹線として位置づけました。全体計画は、3つの排水区から相模川水系、7つの排水区からの目久尻川水系、4つの排水区の小出川水系及び永池川水系があり、事業計画区域面積は728ヘクタールで、事業計画総延長は約210キロメートル、雨水施設は雨量1時間当たり50ミリ対応となっております。  整備状況につきましては、13路線の幹線管渠については整備がほぼ完了し、現在枝線として面的な整備を進めており、現在は小谷小学校周辺の小動幹線枝の整備を重点的に進めているところでございます。  町内の雨水施設の整備率については、令和元年度末時点で57.7%でございます。また、整備済み幹線管渠については、堆積土砂の撤去や除草等の維持管理を行っております。  以上です。 95: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 96: ◯5番【山田政博君】  整備状況は57.7%ということで、まだまだ遅れていると思います。町民からも強い要望が出ています。早急な対応を求めたいと思います。  次に、寒川町には相模川、目久尻川、小出川と大きな川がありますが、河川の整備について国や県に対し要望などを行っているのかお聞きします。 97: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 98: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  国、県に対する要望についてですが、国、県に対する要望事項として毎年継続して要望を行っており、相模川につきましては、築堤未整備区間の築堤整備の要望、小出川については、河川の早期改修及び遊水池の早期整備、引き続きのパトロール強化、除草回数の増等の積極的な対応を要請してございます。また、目久尻川については、集中豪雨等への対応を図るべく、引き続き河床のしゅんせつや低水敷の樹木の伐採、草刈等の実施と合わせ、都市化による雨水流出量の増加に伴う水位上昇に対する溢水対策の強化を要請してございます。 99: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。
    100: ◯5番【山田政博君】  国、県に対して継続して要望を行っているということでした。  そんな中、目久尻川のことが出ましたけど、目久尻川の雨水対策の要請もしているということでしたが、倉見大村地区では、数年前に床下浸水や床上浸水などの被害も発生し、住民の方も不安に思っています。この地域の整備の状況というのはどうなっているのかお聞きします。 101: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 102: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  倉見大村地区につきましては、県に対する要望とは別に、平成30年7月に、倉見大村地区の住民の皆さんを中心に県知事に対し、河川管理の立場からの雨水対策をお願いしたい旨の嘆願書が提出されております。目久尻川については、当町の上流側の市街化が想定以上に進んでいることから、県において目久尻川にどれだけの水が入るかの再点検をしているところと聞いております。これに関連し、県と流域5市1町で組織する目久尻川流域総合治水対策協議会においても、倉見地区の浸水被害の状況説明等も行っております。 103: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 104: ◯5番【山田政博君】  倉見大村地区の状況に関しては分かりました。  倉見大村地区のことに関して、河川氾濫よりも内水氾濫のほうが被害が出ると思いますけど、内水氾濫について情報提供などはどのようになっているのかお聞きします。 105: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 106: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  内水氾濫の備えは、万が一の場合に慌てず、冷静に判断し、行動することが重要でございます。余裕を持って対応するには、日頃からの準備や正しい情報の取得が欠かせないことから、マップには気象情報や避難所情報、防災情報の確認方法、また内水氾濫への心得や家庭でできます浸水防災対策、屋内での垂直避難などの情報を記載いたしております。また、内水による浸水は、河川からあふれた浸水よりも発生頻度が高いことから、事前の避難計画を推進するなど、啓発に努めてまいります。  以上です。 107: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 108: ◯5番【山田政博君】  ハザードマップに様々な情報が記載されているということでしたが、今後この周知ですとか、啓発についてどのようになるのかお聞きします。 109: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 110: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  今後の周知啓発につきましては、町の広報による全戸配布、町ホームページへの掲載、自治会長連絡協議会や不動産関係、福祉施設等への周知を行いまして、啓発に関しましては、自主防災組織の防災訓練などを活用しまして、避難経路の作成訓練や福祉施設等の避難行動計画への反映をお願いするなど、様々な機会を活用し、周知啓発に努めてまいります。  なお、町民の皆様へのハザードマップ配布時期につきましては、本年7月1日号の広報で全戸配布する予定でございます。  以上です。 111: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 112: ◯5番【山田政博君】  ぜひとも関係団体への周知と、あと啓発を丁寧に行っていただきたいと思います。  次に、(2)のコロナ禍での避難所運営についてに移ります。  まず、町長答弁では、感染拡大を防ぐために、在宅避難や分散避難の周知啓発を行うということでしたが、その中でも在宅避難についてどのように考えているのかお聞きします。 113: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 114: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  これまでも議会へご説明してございますが、災害時、避難所では多くの方が避難した場合、3密状態となりまして、感染症のリスクを減らすためには、ソーシャルディスタンスを確保することが最も重要になると考えてございます。そのことを踏まえまして、町民の皆様の避難先につきましては、選択肢の1つとして、より安全が確保できる場合にはご自宅、あるいはご友人、ご親戚の住宅での在宅避難などの分散避難を町では推奨してございます。  町民の皆様に対しまして、家庭でできる備蓄などを加え、在宅避難の必要性について合わせて啓発し、実施してまいりたいと考えてございます。  以上です。 115: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 116: ◯5番【山田政博君】  多くの方が避難所に集まることは、3密の感染症リスクがあることから、分散避難が重要ということでしたけど、次に、避難所の感染予防対策についてどのように考えているのかお聞きします。 117: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 118: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  新型コロナウイルス感染症を防ぐためには、初めに、感染のリスクを軽減するため、受付時で感染の疑いがないか、非接触型体温計を使用した体温測定や体調についての聞き取り調査を実施いたします。その調査を行った結果、発熱や体調不良のある方につきましては、教室等を活用し、一般避難者への感染リスクに配慮した場所に避難していただくこととなります。また、調査を行った結果、体調不良が認められない方につきましても、体育館で多くの方々が一緒に避難することになりますことから、感染リスクが高まりますので、パーテーションを使って間仕切りを行い、ソーシャルディスタンスを確保いたしまして、感染症予防対策に配慮いたしました避難所の運営に努めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 119: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 120: ◯5番【山田政博君】  体調の悪い方は、別の部屋などに避難するということでしたけど、次に、現在のところで避難所運営の訓練についてどのようになっているのかお聞きします。 121: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 122: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  避難所におけます感染症対策を実施するため、まずは避難所運営委員長や避難所従事職員でございます町職員を対象にいたしまして、昨年8月30日に寒川小学校におきまして、新型コロナウイルス感染症に対応した内容で発災時を想定した訓練を行いまして、迅速な対応が取れるよう、避難者の受入れ方法などの役割分担、手順等について訓練を行ってございます。また、その8月に実施いたしました訓練を生かしまして、昨年9月27日に、小谷小学校において避難所の対象となっております自治会を中心に地域と協働して、より実践的、かつ適切な避難所運営が行えるよう訓練を実施したところでございます。  今後につきましても、各避難所における訓練を実施し、避難所における感染リスク防止のための避難所運営に努めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 123: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 124: ◯5番【山田政博君】  しっかりした避難所の訓練に対してはやっていただきたいと思います。  次に、感染症に対応した避難所の備蓄などはどのようになっているのかお聞きします。 125: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 126: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  感染を防止いたします避難者はもちろんのこと、避難所従事職員等の感染予防の観点からも、様々な備品を備蓄してございまして、具体的にはスペースの確保や飛散防止のためのパーテーション、換気及び暑さ対策のための大型扇風機、トイレや洗面所に消毒用のハンドソープ、施設や備品等の消毒用にウエットティッシュ、次亜塩素酸水等のほか、フェイルシールド、使い捨て手袋、シューズカバー等、感染予防に必要な様々な備品の確保を行ってございます。  また、防災協定につきましては、段ボール製品を扱ってございます事業者と協定を締結してございまして、パーテーションや段ボールベッド等の供給についてお願いしているところでございます。また、それ以外の協定事業者が提供できる備品等の対応については、さらなる調整を行いまして、感染リスクに対応した避難所の環境改善に努めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 127: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 128: ◯5番【山田政博君】  しっかりした備蓄はされているみたいですけど、今後もコロナ感染に対応した備蓄をやっていただきたいと思います。  次ですけど、今後の避難所運営についてどのようになっていくのかお聞きします。 129: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 130: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  避難所におきまして安心安全を確保するため、全ての避難所においても同様な対応が必要になると考え、避難所の基本的な運営方法を示します避難所運営マニュアルを策定してございます。現在のマニュアルは、震災対策として地震を対象としてございまして、風水害や感染症に特化した内容は記載されておらず、改定が必要となってございまして、今年度作業を進め、基本的な運営マニュアルが完成したところでございます。  この策定につきましては、今年度自治会長連絡協議会、民生委員児童委員、また町からは副町長や避難所運営委員長、また社会福祉協議会職員で構成いたします広域避難場所等検討委員会や避難所運営連絡会からもご意見をいただき、協議、検討を重ねてまいりました。  今後この基本的な避難所運営マニュアルにつきましては、各避難所のマニュアルに反映していただき、訓練からの再点検を繰り返し行うことで、より適切な避難所での対応が可能となると考えてございますので、引き続き関係者と協議を重ねながら、より実践的で各避難所に順応したマニュアルに築き上げてまいりたいと考えてございます。  以上です。 131: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 132: ◯5番【山田政博君】  現状に合わせた避難所運営マニュアルは完成しているみたいですけど、各団体と連携をしっかり取っていただきたいと思います。  これで2番目の質問は終わります。  次に、大きな3つ目の学校給食についての質問に移ります。  まず、食育についてですけど、昨年12月に、厚生労働省の食生活改善普及運動のホームページに好事例として、寒川町の学校給食が紹介されたとありました。食育として非常に良いものだと思いますけど、このことについてどのような経緯で取り上げられたのかお聞きします。 133: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 134: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  おうちで給食の動画配信は、コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施された学校休業時に子育て世帯の献立作りを支援する取組として作成することになりました。  学校給食を選択した理由として、献立支援以外に、休業により学校に行けない子どもたちに学校を身近に感じてもらうきっかけになればということも考えておりました。それらの経緯を踏まえ、各小学校の協力の下、町、教育委員会、学校が一体となって動画作成したものでございます。 135: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 136: ◯5番【山田政博君】  おうちで給食という取組は、自校方式での多彩なメニュー構成や多くの人気メニューがあったからだと思います。センター方式ではこのような取組が難しいのではないかと思いますけど、町の見解をお伺いします。 137: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 138: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  これまで給食センター整備事業の説明の中でもお伝えしておりますが、自校方式の良さを採り入れたセンターとなるよう検討を続けております。現在自校方式で実施している人気メニューは、センター方式でも提供を続けてまいります。さらに給食センター整備後は、導入する最新の調理機器を利用した新たなメニューも検討しており、今後も子どもたちにおいしく食べてもらえる工夫も続けてまいります。 139: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 140: ◯5番【山田政博君】  自校方式の給食提供は、子どもたちにとっても、栄養士や調理員との触れ合い、給食が近づいてきて、においなどでわくわくするなど、センター方式ではできない食育があると思いますけど、これに関して子どもたちの意見や声が反映されているのか、町の見解をお伺いします。 141: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 142: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  子どもたちの声につきましては、栄養士や調理員、現場教職員等から聞き取りを行っております。センター方式となった場合でも、職員の巡回等による訪問により、栄養士、調理員との触れ合いを行うことはできます。また、給食の温かさについては、保温性の高い食缶を採用することで自校方式と同様な温かさで提供いたします。  先ほど教育長答弁でもお答えしたとおり、食育に関しましては、センター方式でも十分に取組を進めることができます。また、中学校においても、栄養士が食育に直接関わることとなり、食育が推進されることになります。合わせて給食センターの見学では、身近に調理工程やにおいを感じることができる施設の整備を進めてまいります。 143: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 144: ◯5番【山田政博君】  様々な考えはあるということでしたけど、ここで文科省の学校給食の目標のポイントとありますけど、まず、適切な栄養の摂取による健康の保持と増進、2に、食事について正しい理解を求め、健全な食生活を育む判断力や望ましい食習慣を養う、3つとして、明るい社会性と協働の精神を養う、4、自然の恩恵への理解を深め、生命、自然を尊重する精神や環境への保全に寄与する態度を養う、食生活や多くの人々の勤労に支えられていることを理解し、感謝する、6、伝統的な食文化を理解する、7、食糧の生産、流通及び消費について正しく理解するとあります。その中でも7番目に該当することとして、食育の中に地産地消も含まれていると思いますけど、現在どのような取組を行っているのかお伺いします。 145: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 146: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  現在の地産地消につきましては、寒川産はもとより、国が定める基準に基づき主に神奈川県産の食材を活用し、献立の提供を行っております。例えば寒川産の米を使用した茶飯や寒川産のナシを利用したデザート、神奈川県産のコマツナを使用したナムルや小麦を使用したすいとん、湘南ゴールド、清見等の果物の提供等がございます。 147: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 148: ◯5番【山田政博君】  いろいろ寒川産、あと神奈川県産のものを使っているということでしたけど、地場物産の活用について、町内業者や近隣地域の事業者の協力も重要だとあります。センター方式になった場合、食数も大幅に増え、納品数も多くなることから、地元業者の納品ができなくなり、地産地消の取組が後退するのではないかと考えますけど、今後学校給食において、重要な食についてどのように考えているのか今後の展開をお聞きします。 149: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 150: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  センター方式となりますと、当然数量としては増えてまいります。食育推進の一貫として地産地消の取組は引き続き行ってまいります。  現在進めている設計において、地元業者からの少量ロットの納品も可能とするプラットフォームを整備し、地場産品の納品は可能であると考えております。地産地消の取組が後退するようなことはないよう、取り組んでまいります。 151: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 152: ◯5番【山田政博君】  地元業者の対応も考えているということでしたけど、地産地消、また地域の事業者を守るためにも、いろいろ考えていただきたいと思います。  次に、(2)として、企業庁の地域振興施設等整備事業について質問していきます。  まず、地域振興施設等の整備事業はどのような事業なのかお伺いします。 153: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 154: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  本事業の目的としましては、多様化する県民ニーズに対応するため、公営企業の立場から、保有資金、技術力を活用し、地域経済の発展、住民福祉の向上に寄与する施設を整備するものとなります。  今回の給食センター整備に関しましては、本目的と合致することから要請し、受諾をいただきました。なお、町では、これまで総合図書館や町営プールについて、本事業を活用し、整備した実績がございます。 155: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 156: ◯5番【山田政博君】  今回この事業を進めたということですけど、今回県企業庁の地域振興施設等整備事業の事業概要を確認しますと、整備施設例として給食センターというものは示されていませんけど、給食センターというのは対象になるのか伺います。 157: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 158: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  給食センター整備に関しましては、町からの要請を行い、受諾の回答をいただいておりますので、整備対象施設に該当いたします。 159: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 160: ◯5番【山田政博君】  企業庁の地域振興施設等整備事業方針では、実施事業という項目がありますけど、この中には広域的な波及効果として、県民の福祉の向上、地域経済の発展等の事業実施効果が広域的に広がりを持つものとありますけど、寒川町に対する経済効果というのはどのようになっているのかお伺いします。 161: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 162: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  ご質問にありました実施方針における自主事業基準は、県企業庁が自ら施設を整備する際に用いられる基準となります。今回の給食センター整備につきましては、実施方針の中でも自主事業ではなく、市町村要請事業となります。これは、地域経済の発展や住民福祉の向上に寄与する市町村の施設整備を進め、市町村行政施策の推進を支援するものとなります。  町に給食センターを整備することは、小中学校を合わせた完全給食を実施するということだけではなく、地域住民が給食センターの食育室などを利用することにより、町民をはじめとして広く地域住民の生活等に寄与することができるものであると考えております。 163: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 164: ◯5番【山田政博君】  今回の件に関しても効果があるということでしたけど、再度確認しますけど、今回の活用に至った経緯を再度お伺いします。 165: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 166: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  まず、事業手法につきましては、町長答弁でもお答えしたとおり、給食センター整備内部、外部検討委員会で検討し策定した給食センター整備基本構想・計画の中で、用地の条件や整備までのスケジュール、経済効率等を考慮し、町にて適切な事業手法を選定することとなっておりました。  まず、令和元年5月の庁議において、基本構想・計画案や候補地選定の方針を説明いたしました。そこから基本構想・計画で示された条件の下、公設公営、民設民営等の手法を十分に検討し、整備費用や過去の町施設整備実績を踏まえ、地域振興施設等整備事業を活用することが手法として望ましいと判断いたしました。また、候補地については、基本構想・計画で示した3候補地を比較検討し、町都市計画施策との整合性、加えてインフラ状況、整備スケジュール、周辺状況等の様々な観点から企業庁用地が適していることから、第1候補とすることが望ましいと判断いたしました。  事業手法及び候補地について、令和元年9月に庁議に諮り、町としての方針を決定し、同月に議会において説明を行い、町の方針についてご理解をいただきました。議会への説明後、同月に企業庁へ要請を行い、令和元年10月に要請受諾の回答を受領しております。 167: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 168: ◯5番【山田政博君】  本事業の経緯は分かりましたけど、様々な手法の中から本事業を活用することになったということですけど、町にとってメリットというのは、どのようになっているのかお伺いします。
    169: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 170: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  整備に当たり企業庁の技術力を活用することができる点や、企業庁の保有資金で建設を行うため町として整備費用の平準化ができる点、用地取得が不要となり事業が円滑に進められる点、土地貸借料も一定の減免が受けられる見込みである点等がメリットとして挙げられます。整備費用に関しては、寒川取水施設があることにより、返納利率の特例が適用されるなど、有利な条件での整備が可能となります。 171: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 172: ◯5番【山田政博君】  企業庁の取水場があるので、メリットあるということでしたけど、関連しての質問になりますけど、令和元年9月に、県企業庁へ地域振興施設等整備事業の要請をしたということでしたけど、この要請内容についてお伺いします。 173: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 174: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  まず、県企業庁への要請は、令和元年9月に行いました。要請内容としては、建設要望施設、所在地、土地利用、施設概要、要望内容等となります。例えば施設概要では、整備目的、整備概要、概算工事費等を、また要望内容では要望事項、要望項目、売買条件、施設の完成時期等を要請しております。 175: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 176: ◯5番【山田政博君】  企業庁への要請内容の中に概算工事費があったと思いますけど、給食センター整備基本構想・計画の中には、建設費18億円という記載の工事費と工事費26億円と記載があります。18億円が26億円になったということですけど、これは、整備手法の比較で自校方式より優位性があるとしてセンター方式になったということでしたけど、これは前提が崩れるのではないと思いますけど、これについて町の見解をお伺いします。 177: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 178: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  基本構想・計画に記載のある18億円という建設費用は、あくまで自校方式、親子方式、センター方式等を比較するためのものとなります。比較するに当たり、各方式に諸条件があると比較できないため、標準的な給食センターの建設費用を基に比較したものでございます。26億円という費用につきましては、パブコメ等を通じ町民の皆様からいただいた意見である自校方式の良さを採り入れ、かつ基本構想・計画で決定した8つのこころを反映した、より良い寒川町独自の給食センターを整備するために必要な建設費用として、基本構想・計画にお示しのとおりでございます。  なお、各方式において同様の反映、つまり8つのこころを反映したより良い寒川町独自の給食提供を行うと、総体的に費用が増加するため、金額の優位性は変わらないものと考えております。 179: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 180: ◯5番【山田政博君】  優位性は変わらないということでしたけど、ただ、建設費でなく、給食センター整備に関して、町民が疑問や不安を持っている点があるというのが実情だと思います。町のしっかりした説明を行ってほしいという考えですけど、これについて見解をお伺いします。 181: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 182: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  ご質問にあるような一部の方が感じていられる疑問につきましては、今後も広報、ホームページ、かわら版等を利用し、より良い給食センターとなるよう引き続き説明を行ってまいります。 183: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 184: ◯5番【山田政博君】  一部の町民には伝わっていないという点については、認識しているということでした。丁寧な説明が足りないと思います。  最後に、企業庁への要請内容に対して、企業庁からの回答内容というものはどのようになっているのかお伺いします。 185: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 186: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  まず、令和元年10月に、要請に対し受諾するという内容の回答をいただいております。受諾に当たり、貸付料、建設敷地の条件等、駐車場その他周辺環境への配慮等の今後の協議事項及び留意事項が付記されております。 187: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 188: ◯5番【山田政博君】  いろいろ費用の面などの回答が出たということでしたけど、この件に関しては、また予算委員会等別なところで質問していきたいと思います。  最後、自校方式では、出来たてのほかほかの給食が提供できるほか、各校で栄養指導などを通じて、子どもたちに直接食の大切さを伝えられる機会が持てます。様々な工夫をして各校が食に関する指導もできます。自校方式の給食では、成長期の子どもたちが体と心の栄養になることも申し述べて、一般質問を終わります。 189: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、山田政博議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は11時20分からといたします。                 午前11時03分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前11時40分 再開 190: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、2番茂内久代さんの質問を許可いたします。茂内議員。              〔2番(茂内久代君)質問席へ移動〕 191: ◯2番【茂内久代君】  議長のご許可をいただきました。ありがとうございます。  それでは、通告順位に従って一般質問させていただきます。会派立憲さむかわの茂内久代です。このたび初めて町議会議員選挙に当選させていただきました。本日初めての一般質問となります。至らないところもあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  質問は2つあります。まず、大きな1つ目に参ります。産後ケアについて取り上げます。  改めて産後ケアとは、「分娩後、妊娠や分娩によって変化した体が妊娠前の状態に戻るまでの期間、母親になった女性の心身を癒し、親子の愛着形成と親としての自立を促し、社会復帰への援助を行う産後の女性を包括的に支援する実践」と小児科医の松本文六医師は定義しております。  支援の具体的な内容ですが、褥婦及び新生児に対する保健指導、そして授乳指導、褥婦に対する療養上の世話、育児に関する指導や育児サポートがあります。なお、褥婦とは、分娩による母体全身が妊娠前の状態に復帰するまでの期間を言います。褥婦期は、子宮収縮に伴う下腹部の痛み、ホルモンバランスの変化に伴う不眠や不安愁訴、母乳分泌に伴う各種トラブルに見舞われやすい時期であります。また、慣れない育児、母親としての役割に伴う疲労や不安、睡眠不足やストレスが蓄積し、褥婦は危機的状況に直面することとなります。約10か月の間おなかの中で大切に育てた我が子と出産することで対面します。自分のおなかから出てきた我が子を抱くことは、言葉では言い表せない喜びがあります。自分が母親になれると思ったときには、どんなに心が弾んだことでしょう。こんな母親になろう、あんな母親になろうと想像し、夢を描いて我が子と対面する時を心待ちにしていたはずです。しかし、思い描いていた育児ができず、自分の育て方を責め、いつの間にか精神的に自分自身を追い詰めてしまうのです。  過去に東京23区内で確認された妊産婦の異常死89例のうち、63例が自殺でありました。産後の事例によると、半数程度が産後鬱ということが明らかになりました。また、その自殺という報告の例は、同じ時期に産科異常による妊産婦の死亡率の2倍という報告がありました。  褥婦期は、ホルモンのバランスの変化に伴い精神的に不安定であるのに加え、育児の不安も大きな時期であります。産後2、3週は、子どもの夜泣きに関するストレス、子どもが寝ない、ぐずりをはじめ思いどおりにならないというストレスが高く、子どもの対応によって引き起こされる寝不足や家事、育児への負担感、自分の時間がないことへの不満を抱える褥婦は多いとされています。従来なら、里帰り出産の形での実母による手助けがありましたが、生活様式が変わった今、里帰り出産が衰退しています。その背景には、女性の就業率の増加に伴い、実母がフルタイムで働いている、祖父母の介護をしている場合など、環境が伴わない場合も多くあり、これらの背景により里帰り出産をしないという形が増えております。  育児はゴールがありません。完璧な正解もありません。育児書どおりにいかないのが育児です。だからこそ1人で悩んでいる母親たちの希望の光になる産後ケアの提供は、大切なことだと考えます。母親が精神的にも肉体的にも楽になることで、子どもへの虐待防止、そして子育てをする上で孤独にならず、支えてくれる者があるということで、少子化対策にもプラスになるというのは言うまでもありません。  寒川町では、産後ケア事業に取り組んでおり、とてもすばらしいと思います。まだまだ需要が多いわけではないと思いますが、今後さらに寒川町が子育てをするに当たって住みやすい町になるために、産後ケアについて幾つかの質問をさせてください。  大きな1つ目の質問の中の、まず1つ目の点です。寒川町における産後ケアの取組の現状をお尋ねいたします。そして2つ目の点は、その取組について町として課題に捉えていることをお尋ねいたします。  そして、大きな2つ目の質問です。子どもの居場所づくりについて質問いたします。  私は、情操教育を仕事としてきた中で、子どもが成長する過程で大切なことを子どもから学ばせてもらいました。子どもは、子ども同士の中で様々なことを学びます。楽しさを共有し、笑い、はしゃぎ、時には意見の相違などからぶつかり、けんかをすることもあるでしょう。しかし、大人になったときに、それらの経験は大きな財産となります。目には見えない人の心、相手の気持ちを受け入れること、人に対して思いやりを持つことなど、子どもの頃に経験した人と人とのつながりから学ぶことは数多くあります。  子どもの頃に遊びの中で学んだこと、人や物に対して思いやりを持つこと、優しさを持って過ごすこと、子どもの頃の経験を通して得たものは、大人になったときに社会に出て必ず役立つでしょう。そして与えられるものが多い今の社会、ネットを通じて様々な情報が手に入りやすいのが今の世の中でございます。  私も、ネットの活用により、短時間に知識を入手できたことは数多くございます。今の社会では、ネットはなくてはならないものとなっています。しかし、ネット社会はとても便利でありますが、便利なことだけが全てではないと考えます。子どもは、遊びを通し子ども同士の社会において、友達の気持ちを酌み取ること、自分の考えをきちんと訴えることなどを学ぶとても大切な空間だと思います。  以前、子ども議会で、なぜ寒川町には子どもの家がないのですかと質問した子ども議員がいました。子どもは、子どもの居場所が欲しいものです。私は、子どもの頃はどんなところでも遊び場になっていました。何もないところでもすぐ遊び場となりました。友達と鬼ごっこやドッジボールなど、思い切り体を動かして遊んだり、皆で輪になって折り紙やお絵描きをしながら子ども同士の語らいを楽しんだものでした。  しかし、今現在では理解し難い悪質な事件、事故も数多く、危険箇所が増えています。無力な子どもたちを傷つける犯罪も数多く発生しています。悲しい事件を知るたびに心が痛みます。子どもを守るべき大人が安心安全な場所を与えることが義務だと思います。  そこで、現代の子どもへの子どもの居場所づくりについて質問させていただきます。  では、大きな2つ目の質問の中の1つ目の質問は、子どもたちが遊ぶことができる公共施設や広場について、町の現状をお尋ねいたします。  2つ目は、雨天時でも遊ぶことのできる施設の必要性について、町の認識をお尋ねいたします。 192: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 193: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位3番茂内議員のご質問にお答えいたします。  初めに、大きな1点目として、産後ケアについての1点目、町における、取組の現状はとのお尋ねでございます。  町では、平成29年4月から子育て支援課に、母子保健コーディネーターとして助産師2人を配置し、寒川町子育て世代包括支援センターとして位置づけ、母子手帳交付の段階から妊婦を取り巻く環境を丁寧に聞き取り、妊娠期から出産、その後の子育て期に至るまで、きめ細やかな支援に努めております。この取組の中で、産後の心身の不調や強い育児不安などのある産後4か月未満の産婦を対象に産後ケア事業を実施しております。これは、訪問、デイサービス、宿泊の3つのタイプから産婦の事情に合わせて利用形態を選択し、町が委託した助産院や産科医療機関、助産師などにより提供される心身のケア、産後の母体や生活の管理、その他の保健指導等のサービスを受けていただくことができるというものでございます。  なお、本年4月からは、対象者の期間を産後1年に延長し、産婦の授乳や育児の不安な時期が長期化している現状に対応し、乳児の健やかな育ちにつなげてまいりたいと考えております。  続いて、2点目の町として課題に捉えていることはとのお尋ねにお答えいたします。  本年4月から、改正母子保健法が施行され、産後ケア事業の実施が市町村の努力義務として法定化されます。県内で産後ケア事業を行っている市町村は、まだ少数でございますが、法定化に伴って取り組む市町村が増えると、委託先が他市町村と重複するケースも出てくることが懸念されます。  町には、事業を委託できる産科医療機関等が限られておりますので、町外に委託先を求める必要がございます。利用者にとっての選択肢を広げる意味からも、新たな委託先が求められていると認識しているところでございます。  次に、大きな2点目、子どもの居場所づくりについての1点目として、子どもたちが遊ぶことができる公共施設や広場について、町の現状はとのお尋ねにお答えいたします。  町では、乳幼児と保護者向けの遊び場としまして、岡田にございます子育て支援センターのフリースペースや倉見地域集会所など、町内4か所において巡回ひろばを実施しております。また、北部及び南部の公民館においても、北部公民館では親子サロン、南部公民館ではホットオアシスという名称で施設の1室を開放しております。就学児童向けには、小学校の体育館を利用したふれあい塾を実施したり、北部・南部の公民館のロビーなどで、夕方の帰宅時間まで施設内で過ごせるようにしたりしているところであります。  残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在はこれらの事業の一部を縮小、あるいは中止している状況がございますが、コロナ禍の収束状況を踏まえながら、再開時期などを見極めてまいります。  広場、公園の現状につきましては、町内各所に整備されております各施設の老朽化が進行し、また最近では、故意に施設を壊すと見受けられる事案もございまして、その対応に苦慮しているところでもございます。  そのような中、町民の方々には、身近な公園等において、憩い、あるいはコミュニケーションの場として世代を問わず様々なご利用をいただく状況と認識しております。引き続き施設管理者として必要な維持管理を継続するとともに、地域の方々のご協力もいただきながら、町民の皆様が利用する際の安全安心の確保に努めてまいります。  続いて、2点目の雨天時でも遊ぶことができる施設の必要性について、町の認識はとのお尋ねでございます。  子どもが健やかに成長していく過程において、遊ぶということは、創造性や独創性、また柔軟性、自発性などが育まれ、脳や心身の発達に大変重要であるとされております。また、近年核家族化やライフスタイルの多様化に伴い、共働きやひとり親のご家庭が増えている状況もあり、子どもが家庭以外で安心して遊べる環境が求められていると認識しております。  一方では、町は今、将来の少子高齢人口減少社会の到来を踏まえた財政予測の下に、公共施設再編計画を策定し、財政破綻を回避するための施設の統廃合などを念頭に、町民の皆さんへの行政サービスの低下を招かないための努力をしているところでもございます。  こうした事情から、雨天時でも遊ぶことができる施設の必要性につきましては、よく理解してはおりますが、現状ではそのための施設を新たに建設することは困難な状況でございます。今後の財政状況等町を取り巻く社会環境等の変化を見極めつつ、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 194: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 195: ◯2番【茂内久代君】  ただいまの町長の答弁を受けまして、一問一答に進んでまいります。  まずは、産後ケアについてお尋ねいたします。  産後ケアの利用状況、利用回数や利用人数について、訪問型、デイケアサービス型、宿泊型のそれぞれについて、直近4年の数字をお答えください。 196: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 197: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  まず、平成29年度でございますが、利用実数は26人で、タイプ別の延べ利用実績は、訪問型が21回、デイサービス型が23日、宿泊型が15泊22日でございました。平成30年度は、利用実人数が14人で、延べ利用実績は、訪問型が5回、デイサービス型が13日、宿泊型が23泊31日となっております。続いて、令和元年度でございますが、利用実人数が28人、延べ利用実績では、訪問型は61回、デイサービス型が14日、宿泊型が10泊18日となっております。最後に、令和2年度でございますが、本年2月末現在の利用実人数が33人、延べ利用実績は、訪問型は30回、デイサービス型が6日、宿泊型が24泊32日となっております。 198: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 199: ◯2番【茂内久代君】  利用状況についてお答えいただきましたが、年度によって数字のばらつきがあるように感じましたので、産後ケアについて妊婦にどのように伝えているのかという観点から次の質問に進みます。  妊娠届出時の母子手帳を受け取るときに、子育て世代包括支援センターの母子保健コーディネーターとの面接の機会があると思うのですが、その際に産後ケアについてはお伝えしていますか。お尋ねいたします。 200: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 201: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  妊娠には、喜びと合わせて不安も伴うものと認識しております。妊娠の届出や妊婦の転入に伴って、母子健康手帳を交付する際には、全ての方に対して面接を行っております。母子健康手帳の交付は、育児支援の入り口であり、面接に関しては、妊産婦健康診査費用補助券の使い方など、妊娠中から産後の健診等の制度説明や妊婦本人のご体調、妊娠に対しての思い、ご家族の反応、不安なことなど妊婦を取り巻く環境について詳しくお話を伺うようにしております。丁寧に聞き取りを行うため、お一人につき30分程度かかりますが、その中で産後ケア事業も含めた様々な支援の取組についてご説明しております。妊婦の方からは、いろいろ教えてもらえてよかったなど、お帰りの際に声をかけていただくことも多く、支援に必要な情報を得る最初の機会ですので、時間をかけることで、お互いの信頼関係を築くための第一歩ともなっているものと考えております。 202: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 203: ◯2番【茂内久代君】  母子保健コーディネーターとの面接時には、全ての妊婦にお伝えしているとのお答えでした。  寒川町全体の皆様に対して、産後ケアについての広報、周知はどのように行っているのでしょうか。お尋ねいたします。 204: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 205: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  先ほどの答弁でも申し上げましたが、転入の方も含めた母子手帳交付時の面接におきまして、様々な制度について説明しますが、その際、合わせて子育てガイドを配布しております。この子育てガイドには、妊婦から出産、子育ての各ステージにおいて必要となる手続きや健診、産後ケア事業や各種助成制度など、ご利用いただけるサービス、子育て支援に関する情報などを掲載しております。  乳児家庭全戸訪問の際に配布したり、公民館や健康管理センターなどに置いて広く一般にも配布することにより、産後ケアだけでなく、子育て支援に関する情報の周知に努めているところでございます。 206: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 207: ◯2番【茂内久代君】  母子手帳交付時に配布する子育てガイドには掲載しているとお答えでしたが、令和2年2020年の「さむかわ健康だより」の妊婦・出産・育児の教育相談には、産後ケアという言葉が掲載されていませんので、町民が見る「さむかわ健康だより」にも、「産後ケア」と載せたほうがよいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。 208: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 209: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  ありがとうございます。産後ケア事業につきましては、利用の対象者が限定的であることや対象者となる方への周知に関して、妊娠の届出時における子育てガイドの個別配布によりなされておりますことから、「さむかわ健康だより」には掲載しておりません。しかしながら、当事者ではない方がご覧になって、産後ケア事業について認識していただくことにより、産後ケア事業を受けてはどうかと相談するように促す効果なども考えられますことから、今後につきましては、「さむかわ健康だより」への掲載について検討してまいりたいと思います。 210: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 211: ◯2番【茂内久代君】  ありがとうございます。ぜひ「さむかわ健康だより」にも掲載していただきたいと思います。  次に、寒川町の産後ケアの取組について、出産施設への事業の委託があるかと思いますが、その施設のタイプ別の利用状況はどのようになっておりますでしょうか。お尋ねします。 212: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 213: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  産後ケア事業につきましては、本年2月末現在で11の医療機関等に委託して実施しております。この委託先につきましては、総合病院の産科、産婦人科医院やクリニックなどの一般産婦人科、助産院と大きく3つの系統に分けることができます。それぞれの利用状況につきましては、系統ごとの利用回数、日数の合計として、回数に統一した表現で申し上げさせていただきます。総合病院は、委託先が2か所でございますが、平成29年度が1回、平成30年度が10回、令和元年度が9回、令和2年度は、本年2月末現在ですが、5回という状況でございます。一般の産婦人科は委託先が4か所ございまして、平成29年度が4回、平成30年度が8回、令和元年度はゼロ回、令和2年度は本年2月末現在で1回という状況でございます。助産院につきましては、個人開業の助産師を含め委託先が5か所ございます。平成29年度が54回、平成30年度が23回、令和元年度が76回、令和2年度が54回という状況でございます。 214: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 215: ◯2番【茂内久代君】  施設のタイプ別の利用状況についてお答えいただきました。タイプ別では、助産院の利用が非常に多いという印象です。  そのことから、次に、産後ケアを利用しやすいように、産後ケアの家庭的な施設などを町民の方々の協力を得て施設を増やすことも考えてはいいのではないかと思うのですが、町の考えをお尋ねします。 216: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 217: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  産後ケア事業の受入れ施設である委託先を増やすことにつきましては、私どもも課題の1つとして認識しているところでございます。  先ほど町長答弁にもございましたように、本年4月から改正母子保健法が施行され、産後ケア事業の実施が市町村の努力義務となります。これに伴いまして近隣の自治体でも産後ケア事業の取組が進むと、委託先が他市町村と重複するケースも出てまいりますが、町内には委託できる産科医療機関等が限られているのが現状でございます。利用者の選択肢を広げる意味からも、新たな委託先を増やすため、町外の医療機関等を委託先として求めていく必要があるものと認識しているところでございます。 218: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。
    219: ◯2番【茂内久代君】  委託先を増やす必要性は認識しているというお答えでした。ぜひとも委託先の拡充に向け取り組んでいただきたいと思います。  次に、委託以外の方法で産後ケアを拡充していくことについて提案したいと思います。  医療機関や助産院に産後ケアを委託するのは良いことだと思いますが、家庭的な施設を寒川町民の協力を得て東京都世田谷区立産後ケアセンターのように、独自の施設を設置してはいかがでしょうか。お尋ねします。 220: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 221: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  産後ケア事業の実施に当たりましては、国からガイドラインが示されておりまして、その基準にのっとりまして事業を実施しております。委託だけではなく、町独自の取組にすることはとのお尋ねでございますけれども、例えば町が直営で産後ケア事業を実施することとなりますと、事業を担う助産師や保健師等の人材を新たに雇用したり、事業を実施する場所や設備を整える必要がございますので、現状のところ、寒川町の行政規模から考えますと、専門性や効率性の観点から現実的ではないのかなと思うところでございます。  また、町独自の取組となりますと、財源の面でその部分に関しては国庫補助の対象外となることが予想されておりますので、独自の取組の内容に対する利用者からのニーズや産後ケア事業として行うことの必要性などをよく検討する必要があると考えております。  こうしたことから、現時点では委託以外の町独自の取組については考えていないところでございます。 222: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 223: ◯2番【茂内久代君】  寒川町の規模では、独自の施設の設置は現実的ではないというお答えでしたが、藤沢市や茅ヶ崎市との広域連携の枠組みを活用する方法もあるかと思いますので、今後の課題としていただければと思います。  次に、産後ケアなどの相談を受ける母子保健コーディネーターについてお尋ねいたします。  コーディネーターへの相談件数の推移を直近4年分お答えください。 224: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 225: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  町では、平成29年4月1日の子育て世代包括支援センター開設時より、助産師2人を母子保健コーディネーターとして配置しております。各年度における相談件数でございますけれども、平成29年度が2,251件、平成30年度が2,973件、令和元年度が1,590件、令和2年度につきましては、本年2月末現在で2,437件となっております。 226: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 227: ◯2番【茂内久代君】  年度ごとの相談件数をお答えいただきましたが、令和元年度は、前年度より相談件数が少なくなっておりますが、その理由をお答えください。 228: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 229: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  議員ご指摘のとおり、令和元年度の件数が前年から大幅に減っております。令和元年度の母子保健コーディネーターへの相談件数が少ない理由でございますけども、2人配置しておりました助産師のうちお一人が体調を崩されたことから、令和元年5月末で退職されました。同年9月から臨時職員の助産師を雇用し、2人体制に戻すことができましたが、実質約5か月にわたり1人体制があったことに伴いまして、相談実績が減となったものでございます。 230: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 231: ◯2番【茂内久代君】  令和元年度の相談件数が少なかった理由についてお答えいただきました。  次に、母子保健コーディネーターは現在2名ということですが、産後ケアを含めて年々担当件数が増加していくに当たって、2名という体制は十分でしょうか。町の認識をお尋ねします。 232: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 233: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  母子保健コーディネーターの助産師の体制につきましては、令和元年度に助産師お一人の退職に伴い相談件数が減少したものの、妊産婦の潜在的な不安等も考慮すると、産前産後の相談の需要は年々高まっていると認識しておりまして、令和2年度を迎えるに当たっては、助産師2人を、それまでの非常勤職員ではなく、5年の任期付職員として採用し、子育て世代包括支援センターとしての体制強化を図ったところでございます。  先ほど申し上げたとおり、実際に令和2年度の相談件数については、既に制度初年度の平成29年度実績を超えております。核家族化や少子化という社会情勢の中で育ち、兄弟姉妹の世話をしたり、自分の親や祖父母などから様々な知恵を教わったりする経験が少なかった方たちが家庭を持つ時代でございますので、妊娠届出数や出産数が減少しても、妊娠や出産、育児への不安などに対する相談の需要はますます増加していくものと見込んでおります。  助産師だけでなく、保健師や栄養士など、相談に対応する専門職の増員の必要性につきましては、今後も高まっていくものだろうと認識しているところでございます。 234: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 235: ◯2番【茂内久代君】  専門職を増員する必要性は認識しているというお答えでした。  次に、そのことにつながる内容について質問いたします。  産後ドゥーラという産後ケアを担う民間資格がありますが、そうした民間資格を町はご存じでしょうか。お尋ねします。 236: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 237: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  産前産後の母親に寄り添うための資格として、産後ドゥーラというものがあることにつきましては、承知しております。 238: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 239: ◯2番【茂内久代君】  産後ドゥーラという民間資格は、町としても把握しているというお答えでした。私は、産後ドゥーラを増やしていくことが産後ケアの拡充には不可欠だと思います。  東京都中野区では、産後ドゥーラの資格取得を目指す区民に助成金を出しています。寒川町も同様に取組ができないでしょうか。お尋ねします。 240: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 241: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  先ほど申し上げたとおり、本年4月からの改正母子保健法施行に伴いまして、産後ケア事業を受けることができる産婦の対象期間を生後4か月から1年未満に拡大いたします。そうした中で産後ドゥーラが産前産後の母親に寄り添い、果たすことができる役割について認識しているところでございますが、都内とは状況も異なりまして、寒川町の近隣で活動している産後ドゥーラはまだまだ少ないのが現状のようでございます。現時点におきましては、町が実施している産後ケア事業がより利用しやすい制度となるよう、内容の充実を図ることが重要と考えておりますので、産後ドゥーラの資格取得のために町が積極的に助成を行うことについては、現状のところ考えていないところでございます。 242: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 243: ◯2番【茂内久代君】  現状では産後ドゥーラの資格取得のため助成は考えていないというお答えでしたが、近隣で産後ドゥーラの活動はないですが、寒川町が率先してやることも良いかと思い、今後の課題としていただきたいと思います。  大きな1問目について、最後に町長にお尋ねしたいと思います。  湘南地区で最も子育てがしやすい町に向けて、この寒川町で子育てをしてよかったと思ってもらえるように産後ケアを拡充していくことへ町長の決意をお尋ねします。 244: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 245: ◯番外【町長 木村俊雄君】  町長の決意ということですので。  私も常々湘南地域で子育てしやすい町を目指すという考えに何ら変更はございません。産後ケア事業は、利用された多くの方々から大変高い評価をいただいている事業でもございます。先ほど来お話ししていますが、法の改正に伴って今後県内でも産後ケア事業を行う市町村は増えると予想されます。  町では、県内でも比較的早い段階に産後ケア事業に取り組んでおりますけども、利用しやすくなるように見直ししながら今後も取り組んでまいりたいと思っております。また、産後ケア事業のほかにも、私としても、小児医療費の助成制度をはじめ様々な子育て支援策に取り組んでおります。そういったことも踏まえ、多くの方に寒川で子育てがしたいと思っていただけるような自治体になるべく努力してまいります。 246: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 247: ◯2番【茂内久代君】  産後ケアの拡充は、湘南地域で最も子育てがしやすい町の実現にも大きく寄与すると思います。  今後の積極的な取組を期待して、大きな2回目、子どもの居場所づくりに進んでまいりたいと思います。  まず、町内の各地域にある公園や広場の遊具などの管理状況をお聞かせください。 248: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 249: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  公園や広場の遊具などの管理状況でございますが、公園の供用年数の経過に伴い管理業務のボリュームが日に日に増大してございます。都市計画課が所管するブランコやベンチなどの公園等の遊具につきましては、総計で569基ございまして、年1回の点検により安全性を確認するとともに、必要に応じた修繕を行っており、今年度につきましては、ブランコ、複合遊具等5件の遊具修繕と合わせ、水飲み場や園路等16件の施設修繕を行っております。また、公園の清掃につきましては、各公園月1回程度約989回を実施しております。  一方、ただいま申し上げました町が行う管理と合わせ、今年度からではございますが、公園の近隣有志の方々が中心となって清掃や修繕などを行うボランティアの活動が行われております。一般的には、公園愛護会と称されるもので、町内においては、現在4団体が8公園で活動されており、独自の発想による公園の活性化をはじめ、地域コミュニティの場としても生かされているとともに、遊具の損傷などの情報提供にもご協力いただく状況となっております。  町といたしましても、地域の方々と公共が協働で取り組むまちづくりの1つとして、引き続き協力し合い、継続を図ってまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 250: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 251: ◯2番【茂内久代君】  公園愛護会の取組は、私も大変すばらしいと思います。町民と町との協働の枠組みにおいて、こうした取組が広がっていくことを期待したいと思います。  次に、町民の皆様のお声として、公園や広場が老朽化していて使えない、老朽化により撤去されて遊具がないなどの状況を見聞きしますが、そのことへの町の認識をお尋ねします。 252: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 253: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  議員ご指摘のとおり町内の公園につきましては、供用開始から20年以上経過した公園が23か所ございまして、遊具のみならず、ベンチや看板など公園施設の老朽化が進む状況でございます。  そのような中、先ほど申し上げました遊具点検の結果を基に、安全性の確保ができず修繕対応ができないものについては、撤去せざるを得ないケースもございまして、直近では平成28年度に、上の山公園のタイヤブランコを撤去した事例がございます。遊具をはじめとした公園内施設に関する町の認識といたしましては、撤去を優先とするような考え方は全くございませんので、現状においては修繕を施し、機能を継続する現状維持を基本とし、今後は公園の老朽化と同様時間的な経過により近隣居住者の年齢にも変化が生じているなどの社会的動向も踏まえ、各公園が持つべき機能を精査し、地域のニーズに合致する公園再整備を進めてまいりたいと考えております。 254: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 255: ◯2番【茂内久代君】  子どもたちの遊び場を確保する観点からも、遊具の撤去は極力避けて修繕しつつ利用できるようにしていただきたいと思います。  次に、地域のニーズに合致する公園の再整備という答弁がありましたが、その詳細をお聞かせくださいますでしょうか。お尋ねします。 256: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 257: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  公園の再整備でございますが、公園近隣住民の方々の年齢や地域性を考慮し、整備を行うイメージでございまして、例えば幼児が対象であれば、砂場や幼児用の遊具、高齢者を対象とするのであれば、休憩施設や健康遊具を設置するというものでございます。もちろん公園は自由に全ての方々が利用できるものでございますので、それに特化した施設のみを設置するものではなく、通常の公園機能を有した上で、地域に親しまれる公園を目指したいと考えております。 258: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 259: ◯2番【茂内久代君】  公園の再整備について、その具体案をお答えいただきましたが、子どもたちが遊ぶための機能を極力残してほしいと思います。  次に、平塚市では、子どもがわくわくするような、まるでおうちのような、雨の日でも子どもたちが遊べる子どもの家という公共施設があります。こうした児童館的な公共施設の近隣自治体の状況は把握していますでしょうか。お尋ねします。 260: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 261: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  室内にアスレティックや遊具などがあり、雨天でも楽しく体を動かすことのできる場としての子どもの家につきましては、近隣市では、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市に設置されていることを承知しております。 262: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 263: ◯2番【茂内久代君】  平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市には、子どもの家が設置されているというお答えでした。近隣の自治体には大体あることかと思います。  次に、昔でいう児童館のような場所が寒川町では今はなくなってしまい、新たな施設の設置も難しいというのが先ほどの町長のお答えでした。であるならば、今後既存の公民館などの公共施設に児童館のような子どもの集まれる場所として機能を持たせることはできないでしょうか。お尋ねします。 264: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 265: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  私も小さい頃、小学生の頃、よく近所の児童館で遊んだ記憶がございます。懐かしいなと思っているところでございますが、児童館につきましては、大人も含めた地域の住民に広く利用していただけるように、地域集会所として建て替えるなどの整備を進めてきた経過がございまして、ご質問のとおり、現在では町内に児童館はございません。  また、公民館等の公共施設に児童館のような機能を持たせることはとのお尋ねでございますけれども、北部や南部の公民館は、社会教育施設と老人福祉施設の2つの役割を併せ持つ複合施設として建てられた経緯がございます。  昨年12月に公表した公共施設再編計画案においても、今後の方向性として南北の消防拠点整備、近隣への移転も視野に、当面は機能移転を検討するものの、それまでは現状を維持するということといたしております。  こうしたことから、既存の公共施設に児童館のような子どもの集まれる場所としての機能を持たせることにつきましては、現時点においては考えておりませんけれども、今後の機能移転の検討段階におきましては、検討材料の1つに加えるよう努めてまいりたいと思います。 266: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 267: ◯2番【茂内久代君】  公共施設の今後の機能移転の際には、児童館的な機能をぜひとも検討材料に加えていただきたいと思います。  では、そのことで1つ具体的なご提案を申し上げたいと思います。町役場南側の(仮称)健康福祉総合センター建設予定地に、健康管理センターや子育てサポートセンター、社会福祉協議会などを集約したリース式の複合施設を建設予定と聞きますが、ここに児童館的機能を入れることはできないでしょうか。お尋ねします。 268: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 269: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  今後予定してございます保健福祉施設の集約施設に、児童館的機能を入れることについてのご質問でございますけれども、公共施設再編計画案におきまして、集約すべき用途、機能が既に公に示されておりまして、その内容で計画策定が進んでいる現状を踏まえますと、この集約施設の中に児童館的な機能を入れることは困難ではないかと考えているところでございます。  なお、将来的な役場庁舎等の建て替えを検討する段階におきましては、その中に盛り込むべき用途、機能の1つとしてご提案について検討材料に加えるよう努めてまいりたいと思います。 270: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 271: ◯2番【茂内久代君】  リース式の複合施設に児童館的機能を入れるのは難しいということですが、将来の役場庁舎建て替えの際には、検討材料の1つに加えるよう努力したいというお答えでした。ただ、役場庁舎建て替えは、かなり先の話となってしまいますので、できればスピード感を持ってやっていただきたいと期待したいと思います。  では、大きな2つ目の最後に町長にお尋ねします。  町長の3期目の所信表明にある湘南地域で最も子育てがしやすいまちの実現に向け、全天候の子どもの遊び場の確保に前向きな姿勢を示していただければと思うのですが、町長の見解を伺いたいと思います。 272: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 273: ◯番外【町長 木村俊雄君】  見解をということでございますけども、先ほどは他市、平塚市等市の例をお示しになりましたけども、子どもの家的な単一目的での施設整備というのは非常に現状の中では難しいのかという思いがいたします。そういった部分では、複合的な部分、あるいは世代交流ができるようなスペースの大きさも当然ながら課題にはなりますけども、そういった寒川らしい子どもがいられる場所、子どもがそこで様々な方と触れ合える場所、そういったものの整備というのは、これから当然考えていかなければいけないのかなと思っております。様々再編計画等々現下の状況の中では厳しい点も確かにございます。その中でどうしたら今言われたように、子どもたちが、あるいは特定の年代の方がというような形の機能が生まれるか、そういったものも踏まえて今後検討を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 274: ◯議長【佐藤一夫君】  茂内議員。 275: ◯2番【茂内久代君】  新たな施設の建設や既存の施設に児童館的な機能を入れるのは、すぐには難しいとのお答えでしたが、町長の最初の答弁にも、今の答弁にもありましたように、遊びは創造性、独創性、柔軟性、自発性を育む上でも重要であると私も思います。子どもから大人まで、皆さんが笑顔で過ごせるようにしていただけたらなと思います。  先日の町長の施政方針にもありましたように、まちづくりの原動力となる人づくりの基本となるのは、次世代を担う子どもたちです。子どもは、これからの未来を広げる可能性を十分に秘めた宝です。子どもが健やかに成長していく環境づくりに向けて、町の一層の取組を求めて、1回目となります一般質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。 276: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、茂内久代議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は13時30分からといたします。                  午後0時15分 休憩    ──────────────────────────────────────                  午後1時30分 再開 277: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、13番横手 旭君の質問を許可いたします。横手議員。              〔13番(横手 旭君)質問席へ移動〕 278: ◯13番【横手 旭君】  議長のお許しが出ましたので、通告順位に従いまして、一般質問させていただきたいと思います。実に1年3か月ぶりの一般質問で、多少心地よい緊張をしているところでございますが、何とぞよろしくお願いいたします。  改めまして、会派さむかわ自民党横手でございます。
     本日は、町長の施政方針にありましたものの中から3点質問を大きくはさせていただくつもりでおります。大河ドラマについて、それからブランディングについて、またフィルムコミッションについて、この3点でございます。  正直言って、施政方針の中に、大河ドラマであるとか、それからブランディングであるとか、それからフィルムコミッションという言葉がまさか入ってくるとは思っておりませんでした。正直、何とも言えない感慨深いものがございます。  それでは、時間もそんなにございませんので、最初の質問に移りたいと思います。  まず1つ目、大河ドラマとのタイアップについてです。来年1月からNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送が開始されます。主演が小栗旬さん、脚本が三谷幸喜さんです。大河ドラマにおきまして、『鎌倉殿の13人』の中に相模国一之宮、寒川町とゆかりのあります梶原平三景時公がいらっしゃいます。その役は、中村獅童さんがやるそうです。人気歌舞伎役者ですね。大河ドラマとのタイアップについて、寒川町のPRの方向性についてまずは問います。  そして2つ目でございます。2つ目は、ブランディングについてです。この1年、コロナ禍がもたらした消費者の自治体ブランドに対する意識の変化、これを一体寒川町としてはどのように捉えているのか、今後の展開を含め町の見解を問います。  そして3つ目です。3つ目は、フィルムコミッションについてです。正確にはフィルムコミッションは組織されておりませんので、ロケ地誘致という言い方がいいかもしれませんが、あえてここではフィルムコミッションという言い方をさせていただきます。フィルムコミッションにつきまして、町は今後の展開についてどのように考えているか、改めてその方向性を問います。  以上、最初の質問とさせていただきます。 279: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 280: ◯番外【町長 木村俊雄君】  通告順位4番横手議員のご質問にお答えいたします。  まず1点目、大河ドラマとのタイアップについてのお尋ねでございます。ご質問のとおり、令和4年1月から、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放映開始が予定され、本町を本領地とした梶原景時公が登場人物の1人となることから、町内関係部署において、プロモーション等に関して既に検討協議を開始しております。また、昨年11月には、神奈川県が中心となり『鎌倉殿の13人』とゆかりのある13市町で構成される連携協議会が設置され、現在関係コンテンツの洗い出しや県内にゆかりの地を周遊していただくための施策検討を行っており、関係市町が一丸となって気運の醸成に向けた取組を進めているところでございます。  今回の大河ドラマの放映につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で逼迫した地域経済の活性化に向けた起爆剤となる可能性が非常に高く、大いに期待しているところで、積極的にプロモーション活動を行っていきたいと考えております。  なお、具体的なPR等の方向性につきましては、NHKより近々自治体向けの説明会を実施する旨の連絡を受けておりますので、説明会で情報を得た上で町観光協会をはじめ商工会、梶原公顕彰会など関係機関と連携し、事業に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2点目のブランディングのお尋ねについてお答えいたします。  ブランディングの取組については、寒川町人口ビジョンに掲げた目標人口推計の実現に向け、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、平成30年2月よりブランドスローガン『「高座」のこころ。』を掲げ、町の認知度向上、移住定住促進のため、様々な取組を進めているところでございます。  昨年来から続くコロナ禍は新しい生活様式などを採り入れた行動変容を余儀なくされ、おのおのの働き方を見直すきっかけともなり、居住地の選択についても都心から郊外での暮らしが選ばれる傾向が顕著に現れるなど、これまでの価値観は大きく変化しているものと認識しております。  議員お尋ねの変化している意識、価値観については、先日実施いたしましたeマーケティングリサーチ制度によるアンケート調査でも、コミュニケーションの重要性や家族の大切さ、人とのつながりの大切さに気づいたという声が多くあり、人とのコミュニケーションを確立することの重要性を改めて認識しているところでございます。  これまでブランディングの取組においては、心のつながりや人とのつながりという心の価値向上を核に据え、町民の皆様の幸せと誇りにつながる施策の展開はもとより、町外の方から暮らしの場として寒川町を選んでもらえるよう取組を進めてきたところであります。  こうした町のブランディングの方向性は、現在のコロナ禍における多くの町民の皆様が求めているものと調和していると捉えております。  このような認識の下、今後のブランディングの展開につきましては、コロナ禍における新たな生活様式を踏まえつつ、潜在的な町民ニーズ等も掘り起こしながら、人の価値観の変化に的確に対応した取組を積極的に進めてまいります。  次に、3点目のフィルムコミッションについてのご質問でございます。  これまで町のフィルムコミッションにつきましては、町として協力できる範囲内での取組を続けており、ホームページ等で協力できる主な内容や撮影地となり得る公共施設を掲載するなど、情報を発信していくことで実績を積み上げ、最近では口コミによる問合せなど、少しずつ増えてきたところでございます。  こうした状況もあり、これまでの観光施策としての視点だけではなく、町の認知度や魅力の向上など、さらに広く効果を捉えていく必要があり、来年度からは広報戦略課にその業務を移管させることで、より戦略的にフィルムコミッション事業を展開してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 281: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 282: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。最初の質問にお答えいただきました。  まず、大河ドラマとのタイアップについては、積極的に行っていくということ、またブランディングについては、調査をやった結果、人とのコミュニケーションを確立することの重要性を改めて認識したと、さらにフィルムコミッションについては、たしか決算のときに私が提案させていただいた、部署を広報に移してPRを効果的にやっていくのはどうだろうかというのが、まさに受け入れられたと思っていますが、広報戦略課に業務を移管させて、より戦略的にフィルムコミッション事業を展開していくということがよく分かりました。  それでは、一問一答に入らせていただきます。  まず、一番最初の質問です。大河ドラマとのタイアップについてですが、先ほど町長からもお話がありましたが、まだこれからの部分も多々あることは重々承知いたしております。そのことも十分分かっておりますが、あえていろいろと先んじて聞かせていただくということで、お答えできる部分、できない部分があることを十分承知の上で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、大河ドラマとのタイアップについてですが、大河ドラマとのタイアップに当たって、現時点において何らかの制約があるのか、それについてお聞かせください。 283: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 284: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  大河ドラマとのタイアップに当たっての制約についてのご質問でございますが、先ほどの町長答弁にもございましたが、NHKより県を通じて、関係市町村に対する自治体向けの説明会を実施したい旨の依頼が来ておりますので、4月中には説明会が開催され、その中でタイアップなどについての窓口や制約などの説明がいただけるものと考えてございます。  なお、自治体向けの説明会の後には、事業所向けの説明会が予定されると聞いております。よろしくお願いいたします。 285: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 286: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。まだなかなか進んでいないので、そこら辺までかなと思いますけれども、それでは、次に、同じような答えになるかもしれませんけれども、あえて聞かせていただきますが、特に自治体単体でのタイアップの条件であったり、制約、こういったものを何か現時点で分かっているものがあったら教えてください。 287: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 288: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  1自治体単体でのタイアップの条件、制約についてのご質問でございますが、詳しくは自治体向けの説明会の後に判明してまいりますが、関係市町で構成する『鎌倉殿の13人』連携協議会での県からの報告では、今回の大河ドラマに関するNHKの窓口は、NHK横浜放送局が窓口となり、内容に応じて関係部署につなげていくとしており、地域における事業展開やライセンス使用に関する調整につきましては、NHKの関連会社が中心になると聞いてございます。その連携協議会の構成メンバーとなっております横浜市からの情報では、以前NHKで放送されました朝の連続ドラマ『まれ』では、横浜市が舞台となりましたが、その際のライセンス使用料や商標利用などのタイアップについては、とても厳しかったと伺ってございます。  また、『麒麟がくる』で大河ドラマ館を造った岐阜市の担当者からも、同様の情報を確認してございます。よろしくお願いいたします。 289: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 290: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。その昔、NHKの大河ドラマで『琉球の風』というのに携わったことがありまして、まあ、厳しかったのです。本当にいろいろ厳しくて、特に肖像権にうるさいです。人気アイドル系の事務所の方が主演をしていたというのもあったんですけども、非常に厳しいのは十分分かっておりますが、今大体そういう方向でやるのならば、ある程度の覚悟を持ってやっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、次の質問になりますけども、タイアップ用に用意されているPR素材、写真データなどなんですが、使用用途と使用条件が、まだ分からないなら分からないで構わないんですけども、ある程度今聞いておるところで、それから仕入れている情報があれば、ぜひお聞かせください。 291: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 292: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  タイアップ用に用意されているPR素材についてのご質問でございますが、具体的には今後判明してまいりますが、タイアップといたしまして、大河ドラマ側から提供される可能性の高いものといたしましては、過去の事例を参考にさせていただきますと、NHKが番組の宣伝として実施するドラマ展示は無料で行われており、地域にゆかりのある登場人物の衣装などの巡回展示が行われてございます。また、大河ドラマ本編終了後に紀行コーナーが毎回放映されており、さきに放映されました『麒麟がくる』では、本編終了後ゆかりの地につきまして2分程度合計44回放映されてございます。  町といたしましても、今後NHKから様々なご提案をいただけると思いますので、活用できるものは積極的に活用していくとともに、町として効果的なPR方法や何ができるのかなど、常に考えてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 293: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 294: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。  それでは、次ですが、紀行コーナーというのは、多分出してもらうのがいいとは思います。今おっしゃっていた先方からの提案を受けるというところなんですけども、先に申し上げておくと、こちらから提案を差し込んでいくというのも、1つ手として考えられますので、それを念頭に置いておいていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問になりますが、ドラマに出演する、いわゆる役者さんへの出演アプローチはNHKを通さなければならないのか、それとも所属事務所への直接アプローチになっていくのか、この辺についてはどのような情報を現時点で得ていますでしょうか。 295: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 296: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  ドラマに出演される役者さんへの出演アプローチについてのご質問でございますが、基本的には『鎌倉殿の13人』のタイトルや配役名を使用し、ドラマに出演する役者さんへ町から依頼をする場合には、NHK横浜放送局と協議していく必要があると考えてございます。よろしくお願いいたします。 297: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 298: ◯13番【横手 旭君】  キーになるのが横浜放送局で、そうなると、多分これもなかなか答えが難しいのかもしれないんですけども、ちなみに出演者単独でのタイアップ、もちろん番組とドラマと絡める形にはなりますけれども、ある出演者にフォーカスする、その方とタイアップしていくというような形は何か聞いているか、制約とかがあるのか、それから情報があればお聞かせください。 299: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 300: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  出演者単独でのタイアップにおける制限についてのご質問でございますが、基本的にはNHK横浜放送局にご相談した上での対応になるかと思っております。しかしながら、出演される役者さんの中には、ご自分が役を演じたゆかりの地域をとても大事にされている方も多くいらっしゃると聞いております。実際に地域の行事などにおいて、サプライズ出演をしていただけた役者さんもいるようでございますので、今後出演料等予算的な問題もございますが、可能性につきましては、検討を進めてまいります。 301: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 302: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。そうしたら、ちょっときつい質問かもしれないんですけども、これについてお答えいただければと思います。今回梶原景時公についていろいろ調べました。前から鎌倉の方たちといろいろ会って話もしたんですけども、そもそも梶原景時公と寒川町の関係に対する町民の方たちの認知度というのは把握しているのか、そもそも梶原景時という歴史上の人物に対する町民の方たちは、どのくらいの認知があるのかというようなもの、これは過去に調査を行ったことがあったんでしょうか。 303: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 304: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  梶原景時公と寒川町との関係や梶原景時公という歴史上の人物に対する町民の認知度についてのお尋ねでございますが、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』につきましては、来年1月から放映予定でございますが、ただいまご質問いただきました梶原景時公に関する認知度につきましては、現段階では把握していない状況でございます。  以上です。 305: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 306: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。認知度調査を1回やってみるべきだと思います。それで、実際大河ドラマが終わったときに、どのくらい上がっているかというところまでやってみることが必要じゃないかなと思います。  それでは、ここから大河ドラマとのタイアップについて、寒川町として、こういうタイアップの提案を逆にこちらからNHK横浜放送局さんに、NHKさんに、また出演タレントの方たちにしたらどうですかという提案について考えてまいりましたので、モニターをご覧いただきたいと思います。  (資料を表示)まず、大河ドラマとのタイアップと書いてありますけども、もう一回おさらいをしておきましょう、今インターネット中継を見ている方にももう少し分かっていただくために。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』とは一体どういうものかということで、来年1月から12月まで放送予定のNHKの大河ドラマになります。ちょっとはしょりますが、タイトルの「13人」、これは源頼朝の死後に発足した集団指導体制である13人の合議制を構成した御家人たちを指しています。主演は、先ほども申し上げましたが、今年ハリウッドデビューも決定している小栗旬さん、そして脚本は、演出家、映画監督としても活躍されております人気脚本家の三谷幸喜さんです。なお、『鎌倉殿の13人』の中には、先ほどから名前が出ております寒川町とゆかりのある梶原景時公がおり、その役は人気歌舞伎役者の中村獅童さんが演じることになっております。  梶原景時公というのは、どういう方なのかというので、これも一応ここに書かせていただきました。平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武将です。源頼朝の側近として重用されたんですが、源頼朝の死後、部下であった御家人たちの、今風に言うならクーデターにより失脚した、一時的に相模国一之宮、要はここの寒川町にて謹慎し、程なく鎌倉から残念ながら追放を言い渡される、その後、捲土重来を図るべく一族を引き連れ、京というか、実際には西を目指したんですが、途中、襲撃を受け、景時と一族33名が命を絶たれた。源義経と対立したとされておりまして、義経を主人公とした作品では多くは悪役として描かれています。ただ、多くの大御所の方が演じた梶原平三景時の活躍を描いた歌舞伎の演目『梶原平三誉石切』の主人公としても描かれているという方であります。  そして、寒川町におけるタイアップの重要なことを伝えておきます。実はあるところでNHKの朝ドラ後の町に行ったことがあるんですが、ちょっと、うん? というぐらいの感じのところでした。なので、いわゆる一過性のブームに乗って、交流人口増やすためのコンテンツとして捉えるのではなくて、町民のエンゲージメントを向上させるコンテンツとして捉えるべきではないかと考えております。  よく、横手は分かりづらいからということで、エンゲージメントという言葉の用語説明をさせていただきます。エンゲージメントとは、強固なつながり、それから愛着、あと思い入れです。ですから、町民の方たちが寒川町にいかに強固なつながりを持って、愛着を持って、思い入れを持つかというためのコンテンツにこの『鎌倉殿の13人』を上手に使っていったらどうかというものでございます。  まず、提案のその1になりますが、なかなか難しいのは大いに分かっておりますが、あくまでも皆さんが、特に職員の方たちにしっかりと考えていただくきっかけになればということで提案させていただきますが、まず「広報さむかわ」の有効活用です。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』放送開始記念特別号を発行する。要はこのためだけに「広報さむかわ」を発行するというもの、恐らくそれはちょっと難しいと言うのであるならば、いつもの定期刊行号に8ページぐらいの特集をやったらどうかというものです。すみません。これに台割、いわゆるページの振分けまで書かせていただきました。表紙は、当然寒川町にゆかりのある中村獅童さんに出ていただく、それから2ページ目と3ページ目も見開きで、こういう大河ドラマをやりますよということをしっかりと伝えていく、4ページ目と5ページ目については、梶原景時とは誰ぞやという特集をやって、6ページ、7ページ目に、中村獅童さんのインタビュー記事を載せて、表紙裏には中村獅童さん、景時の扮装をしている写真があると思いますので、それを使うというものでございます。獅童さんの事務所がオーケーを出すのか、それもありますし、それ以上に横浜放送局がオーケーを出すのかという話もありますが、これをこちらから提案していくことが重要なのではないかなと思っております。  それから次です。これもなかなか難しいのは分かっております。まず、お金がかかる。だけれども、こういうこともやっていったらどうかということです。位置情報ゲームアプリを作成する、ゲームタイトルは勝手に仮で考えました。『捲土重来 梶原景時』と。ゲームカテゴリーは『ポケモンゴー』とか、それから『ドラクエウォーク』などと同じ位置情報ゲームです。ゲームデバイスはスマートフォンとタブレットです。簡単に概要を言うと、例えば寒川町内に散らばった梶原景時を鎌倉から追いやった連番所に名を連ねた66名、梶原景時がこの66名と剣を交えて戦うゲームです。66名は寒川町内に散らばっており、彼らを探すこともゲームの楽しみの1つとなり、普段はウオーキングを楽しむ高齢者の方も参加しやすいゲームとする。  これは正直言って、お金がすごくかかるもので、難しいのは分かっておりますが、こういうことも寒川町は考えていますというのを、しっかりとNHK側に伝えていくことが重要なのではないかと思います。13人のうちの1人にちゃんとフォーカスした、ここまでフューチャーしているんですよということをしっかり言うことが必要だということで、この提案をあえて入れさせていただきました。  それでは、今2つのNHK横浜放送局さんに対して差し込んでいくべき、当て込んでいくべきという説明をさせていただきましたが、それについてどのようにお考えになるか、ご意見をお聞かせください。 307: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 308: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  今回ご提案として、その1、その2という形でいただいたところでございます。「広報さむかわ」の有効活用の提案でございますが、こちらにつきましては、広報については毎月全戸配布しておりまして、町の情報提供のツールとしては主力媒体でございます。こうした広報活用について有効な手段と考えております。  しかしながら、NHK制作のドラマや出演者を広報に掲載するためには、各方面や関係者との調整が必要であり、時間、あるいは費用という面も踏まえながら検討すべきではないかなと考えます。  また、先ほどアプリのようなお話もございましたけども、議員ご提案のアプリでございますが、正直言って、私としては思いもよらないご提案でございますが、1つの手段であると考えます。  現段階ではアプリの開発等にかかる経費や時間も把握しておりませんので、その他の手段とも比較しながら研究してまいりたいと考えますが、いずれにいたしても、このたびの大河ドラマというチャンスを逃すことなく、県をはじめ関係市町と連携しながら、町民の誇りとなるような取組を進めていきたい、そのように考えます。  以上です。 309: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 310: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。なかなか難しい点であることは十分分かっています。ただ、例えば皆さんがしっかりと考えて会議に臨んでいく、それからNHKに対して提案していくということが重要だと思いますので、しっかりそれを認識していただければと思います。  それでは、次の2番目の質問、ブランディングについてに移りたいと思います。モニターをお願いいたします。  (資料を表示)ブランディングについてです。まず最初に、2枚のデータを見ていただきたいと思います。これは、この間2月にライフルホームズが行った調査で、住みたい町ランキングというものでございます。まず借りて住みたい町で、多分皆さんは様々なネットニュースであったりをご覧になったと思いますけど、本厚木が1位になっておりまして、また大宮であったり、それから八王子、千葉、蕨、三鷹という、いわゆる郊外です。東京の中心よりも割と郊外の都市がかなり上昇しているというデータでございます。  それから、次のページに書いてございますのは、同じくライフルホームズさんが出したデータですけれども、買って住みたい町、これは勝鬨、それから白金、高輪、いわゆる都心なんですけども、ここにまた本厚木が入ってきております。さらに柏、それから目黒、目黒はど真ん中ですけども、こういった意味で人々の住むところというか、自治体とか、駅とか、そういうものに対する、コロナ禍でかなり意向というもの、それから意識というものが変わってきたんじゃないかというのを示すデータでございます。  それでは、これを受けて、明らかに消費者の居住に対する指向というものが変わってきている、これははっきりしていると思っています。実際に、この前ある特別委員会で申し上げましたが、例えば私がいたヤフーの社員の方たちは、今東京まで2時間で着けるところだったら、どこに住んでもいいというような形にもなっているそうです。なので、知り合いの社員は、東京から引っ越して新潟の実家に戻ったという方もいました。そのように明らかに消費者の居住に対する指向が変わってきていると言える中で、今町民の居住指向、またエンゲージメント等を捉えるために独自の調査を行ったということですが、調査の最大の目的は一体何なのか、まずそれをお聞かせいただけますでしょうか。 311: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 312: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  今回実施いたしましたアンケート調査につきましては、eマーケティングリサーチ制度を活用したもので、主にコロナ禍における情報発信についてというテーマで実施しているところでございます。  お尋ねの調査の目的といたしましては、大きく2点ございまして、1点目は、コロナ禍における町の情報発信がどれだけ有益なものとなったのかについて、新型コロナウイルス感染症に関する情報、在宅生活のストレス軽減等を目的とした生活に関する情報の2つの視点から、コロナ禍において町民が求めている情報や主に利用されている媒体を明らかにすることでございます。  2点目は、議員ご指摘のとおり、コロナ禍を通して生活様式やコミュニケーション手段が変化したことにより、これまでの価値観が大きく変化しているものと仮説を立て、昨年4月に実施した同様の調査から約10か月が経過する中で、生活と意識の2つの視点から町民の皆様の生活や意識がどのように変化したかを把握することを大きな2点の調査目的としたところでございます。  以上です。 313: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 314: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。調査の設問設定に当たって、もう少し詳しくそれぞれ立てた仮説があると思います。それについてお教えいただけますでしょうか。 315: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 316: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  仮説でございますけども、コロナ禍での人の価値観の変化を調査するに当たって、まずは昨年4月のアンケート調査で得られたコロナ禍における生活の困りごとに関して、どのような変化が見られたのかについて重点を置いたところでございます。  仮説といたしましては、生活面においては、働き方の変化による在宅生活のストレス、家族や友人とのコミュニケーションなどに変化が見られているのではないか、また、働き方の変化や家族や友人とのコミュニケーションが変化したことで、コミュニケーションの重要性や人とのつながりの大切さなど、人との関わり方に関する意識変化があったのではないか、さらにはコロナ禍を通して新たな気づきがあるのではないという仮説を立てながら、価値観の変化について調査を実施したところでございます。  以上です。 317: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 318: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。しっかりと仮説を立てて調査するということは、本当に基本なんですけれども、なかなかそれをやらないところが多い中で、しっかりやっていただけたと思います。  では、この調査によってある程度、今言われた仮説の検証というものがしっかりと行えたのか、それについてお答えください。 319: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 320: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  仮設の検証は行えたかというご質問でございますが、最初に、調査の結果概要から申し上げます。生活に関する困りごとでは、前回調査時と同様に、食事の支度に関すること、外出しないことによる運動不足などの意見が多く見られたものでございます。また、コロナ禍における生活の変化といたしましては、家族との時間が増えたという意見が顕著に見られました。一方で、外出する機会が減少し、人と会わなくなったことから、友人との直接的なコミュニケーションが取りづらくなってしまったという意見なども一定数見られた状況となっております。  これらの結果を踏まえますと、多くの方に、コミュニケーションの重要性や人とのつながりの大切さなど、人との関わりに関する意識の変化があったことがうかがえますので、一定程度の仮説は立証できたと捉えており、人とのコミュニケーションを確立することの重要性を改めて認識したところでございます。  以上でございます。 321: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 322: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。ある程度仮説の検証は行えたということですけれども、では、この調査の結果から浮き彫りになった新たな課題のようなものがあったかどうか、それについてもお答えください。
    323: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 324: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  調査結果から浮き彫りになった課題というご質問でございますが、先ほどもご答弁させていただきましたが、コロナ禍における生活の困りごとに関することでは、食事の支度に関する負担、外出しないことによる運動不足という前回と同様の意見が出ておりました。これらの意見につきましては、これまで町が発信してきた生活に関する情報、一例を挙げますと、学校給食の調理動画やロコモ体操動画などでございますが、これらの情報を見ていない、知らない人からは、こうした負担を感じているという意見が出ている一方で、これらの情報を見た人からは、食事の支度に関する負担、外出しないことによる運動不足のような意見は出ていない傾向が見られました。このことから、必要な人に必要な情報を届けることが課題であると認識したところでございます。  今後につきましては、媒体ごとの特性を生かして必要な情報へのアクセスしやすさを意識しながら情報発信していくことはもとより、よく利用している媒体がない方々に対して情報を届けるためにも、パブリシティ活動を併用しながら、情報発信を強化していくことが必要であると考えてございます。  なお、今回の調査結果を踏まえまして、必要な人に必要な情報を届けるため、媒体の中でもよく利用されている町ホームページのトップページの特に目立つスライドバナーから、ツークリックで新型コロナウイルス感染症関連動画にアクセスできるよう、早速改善に取り組んだところでございます。  以上です。 325: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 326: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。浮き彫りになった課題を解決していくという方法も取られたということですが、さらにもう一つお伺いしておきたいのは、町民のニーズも新たに浮き彫りになったものがあると思います。それがあれば、ぜひお聞かせいただけますでしょうか。 327: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 328: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  調査結果の浮き彫りになった町民のニーズでございますが、情報発信に関する町民のニーズといたしましては、新型コロナウイルス感染症に関する情報、コロナ禍における生活に関する情報、どちらの情報においても、タイムリーに情報が得られることを重要視していることが分かりました。また、生活に関する情報では、在宅生活の長期化により自宅での過ごし方、中でも子育て世代からは、外で子どもを遊ばせることに抵抗を感じている人が多く、子どもと自宅での過ごし方に関する情報を求めている人が多いことも分かりました。  このことから浮き彫りになった町民ニーズに対応するために、即時性、また速達性を有したSNSなどの媒体を活用したタイムリーな情報発信をはじめ、引き続き在宅生活におけるストレス軽減を目的とした情報発信についても、潜在的なニーズを的確に掘り起こしながら発信していくことが重要であると認識しているところでございます。  以上です。 329: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 330: ◯13番【横手 旭君】  顕在化したニーズは、多分すぐにいろいろと対応できると思いますけど、潜在化しているところで、いかにそれを把握するかというところにかかっておりますので、引き続いてしっかりやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  ここまでの話の中ですごく思ったのは、結果、包括という言い方ではないんですが、正直言うと、価値観にかなり大きな変化があったと捉えておりますが、そういう状況の中で、今やっているブランディングの在り方というものを一体どのように捉えているのか、どのように考えているのかお聞かせください。 331: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 332: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  価値観の転換があったことによるブランディングの在り方に対する考えでございますが、繰り返しとなりますが、今回の調査結果によりまして、コミュニケーションの重要性や家族の大切さ、人とのつながりの大切さなど、人とのコミュニケーションを確立することの重要性を改めて認識させられたところでございます。  冒頭に町長が答弁したとおり、こうしたコロナ禍における多くの町民の皆様が求めている人とのコミュニケーションを確立することは、心のつながりや人とのつながりという心の価値向上を目的としたブランディング方向性と調和しているものと考えているところでございます。  今後のブランディングの展開といたしましては、今回の調査結果で得られた必要な人に必要な情報をしっかりと届ける戦略的な広報活動はもとより、引き続き新たな生活様式を踏まえつつ、潜在的なニーズ等も掘り起こしながら、人の価値観の変化に的確に対応した取組を進めてまいります。  以上です。 333: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 334: ◯13番【横手 旭君】  少し詳しいところまで聞かせていただきたいんですけども、例えば今後どのような方向で、町内と町外でそれぞれアプローチをしていくべきなのか、その辺はどういうお考えなのかお聞かせください。 335: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 336: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  今後の方向性、町内、町外へのアプローチについてのご質問でございました。  今回実施いたしました町の調査結果においても、オンラインの可能性が広がった、オンラインが普通になり、世界中と簡単に交流できるようになったという意見がございます。このほか、コロナ禍前後の日常生活に関する変化について調査した民間アンケートにおいては、約7割はコロナ禍でもコミュニケーション量は減っていないという調査結果が出ております。これは、直接のコミュニケーションの代わりに、電話やビデオ通話、テキストを使ったオンラインによるコミュニケーションが増加したことが理由に挙げられるものと考えております。  こうしたことから、消費者の居住に対する指向の変化をはじめとする人の価値観の変化を踏まえながら、コミュニケーションの重要性や人とのつながりの大切さなど、人とのコミュニケーションを確立することへの認識はもとより、町の情報発信として直接のコミュニケーションだけではなく、オンラインによる情報発信を強化していく必要があると考えております。  また、情報発信につきましては、町内はもちろん、居住地選択の指向変化を捉え、県内のみならず、首都圏も視野に入れながら取組を進めてまいりたいと考えます。  以上です。 337: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 338: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。  そうしたら、モニターをつけていただけますでしょうか。  (資料を表示)今回のコロナウイルス感染拡大が与えた大きな影響を、もう一回おさらいしておきたいなと思います。今回よく分かったのは、人と人とのつながり、コミュニケーション、それにおいて、リアルな媒体、メディアを使ったコミュニケーションもあるけれども、オンラインを使ってやっていくというところでどんどんつながっていこうという話がありました。それをどうはっきりと具現化していくのか、ブランディングの中で具現化していくかということなんですが、世の中の現状をお知らせしておくと、コロナウイルスの感染拡大が与えた大きな影響としては、孤独、孤立というのがあります。  政府は、新型コロナウイルス感染拡大に伴って深刻化する孤独、孤立問題に省庁横断的に対応するため、内閣府に孤独・孤立対策担当室というのを設けたぐらい、今まだ孤独、孤立というものが浮き彫りになってきているところがあります。  先ほども言ったように、そういった人たちを置き去りにしない、それから人と人とのつながり、コミュニケーションが、多分今後のキーワードになっていくんだろうなと思います。そういった時代の流れを捉えて、そろそろ今持っているブランドイメージのバージョンアップの時が来たのではないか、いわゆるブランドワードになっています『「高座」のこころ。』については、バージョンアップ、ちょっと使い古された言葉かもしれませんけども、『「高座」のこころ。』2.0の時代が来たのではないかなと思っています。特に分かりやすく言うと、去年11月から、あるバランス栄養食品といったら、すぐ分かると思うんですが、受験生応援CM動画のメッセージがあるんですけども、そのメッセージが見えないものと戦った1年、見えないものに支えられた1年という、非常に心動かされる長編の120秒の動画なんですけども、特に見えないものに支えられた1年というのは、受験生ですから、先生であったり、それから親であったり、それから仲間であったりというようなこと、今多分このCMのメッセージに今の時代がまさに集約されているんじゃないかなと思っています。  こういう時代の捉え方をしっかりした上で、これから『「高座」のこころ。』というものをどう飾っていくのか、『「高座」のこころ。』に何を付け足していくのかというところの提案だけさせていただきます。当然マーケティングマネージャーの方がいますから、越権行為にならないところまでの提案とさせていただきますが、クロース・ツー・ユーという言葉は歌でもありました、カーペンターズの歌。またスタンド・バイ・ミー、これも歌でもありましたけども、要はそばにいるというのが1つのキーワードになるのではないか、自治体のブランドが町民であったり、それから町外にいる人たちに対するイメージというものについて、今どこの自治体にも足りないのが、恐らく、そばにいますよということ、そこをしっかりと『「高座」のこころ。』に付随する形で付け足していくこで、『「高座」のこころ。』2.0の、いわゆるバージョンアップが行われるのではないかなと考えます。これについては、ここまでにしておきますので、それについてどのように捉えられるか、お考えをお聞かせいただけますでしょうか。 339: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 340: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  まずは、ご提案ありがとうございます。  ブランドスローガン『「高座」のこころ。』を掲げたブランディングの取組も、はや丸3年を経過し、町民皆様やターゲットとしている町外の方々にも徐々に浸透しているものと認識しているところであります。  しかしながら、本町が取り組んでいるブランディングについては、政策としての整合性も図りながら、町の認知度向上に向けて良い印象をもってもらい、関係人口や交流人口の増加の先に移住定住まで視野に入れたものでございます。これを民間企業で申し上げれば、1つの商品をプロモートするものでもなく、企業全体のイメージ戦略であるCI、いわゆるコーポレートアイデンティティ、こういったところの情勢、ひいては企業理念にもつながるものであるため、そのイメージ定着には一定程度の時間を要するものと考えてございます。よって、本町のブランド確立までには長期的な視野に立った展開と一定程度の時間をかけつつも、ぶれない継続的な取組が重要だと考えております。議員ご提案の趣旨はご理解できますが、現時点においては、『「高座」のこころ。』というブランドスローガンは変更せずに継続してまいりたいと考えております。  なお、ただいまご提案いただいた、ある種サブブランドコンセプトになるんですか、こちらにつきましては、メインとなる『「高座」のこころ。』の浸透度を見極めながら、その時点の町を取り巻く環境変化を踏まえて、適切な判断をしてまいりたいと考えます。  以上です。 341: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 342: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。考えるきっかけになればいいと思って提案させていただきましたので、ひとつ、こういうアイデアがあったよということはしっかりと認識しておいていただければと思います。  それでは、3つ目の質問に移りたいと思います。フィルムコミッションについてです。  まず、今年度の実績をお聞かせください。 343: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 344: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  町のフィルムコミッションにおける今年度の実績についてのご質問でございますが、令和2年度の問合せ件数は49件、撮影件数は9件となってございます。本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、全体的に撮影の問合せ件数は少なかったことと、公共施設の利用に当たっては、特に学校施設など感染症対策の観点からお断りさせていただくことが数多くございました。具体的な実績といたしましては、バラエティー番組が5件、ドラマ1件、ウェブのCM1件、その他2件となってございます。よろしくお願いいたします。 345: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 346: ◯13番【横手 旭君】  このような状況の中で、非常に問合せが多くあるなと思いました。前にも申し上げたことがありますけれども、僕がいたCM業界でも、特に寒川町は評判がいい、本当に至れり尽くせりでいろいろやってもらえるところだと、逆に東京に行ったときにお褒めの言葉をいただいたこともありますので、これは続けていただきたいなと思います。もちろん今なかなか難しいところもあると思いますが、それはしっかりと考えながらだと思います。  それでは、次の質問ですが、作品を活用したタイアップPRの実績がありましたら、お聞かせください。 347: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 348: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  作品を活用したタイアップPRの実績についてのご質問でございますが、本来であれば町内を中心に映画などの撮影が行われれば、制作会社とタイアップしてイベントなどの開催が検討できますが、1場面での撮影が多いことから、残念ながら今まで実績には至ってございません。  そのような状況の中、町が撮影会社に条件としてお願いしているPR方法といたしましては、映像配信時、もしくは上映後のエンドロールに寒川町や施設名称を掲示していただくこと、そして町が行っているPRとしては、町ホームページやSNSでの掲載、周知が中心となってございます。  そのほかのPR方法といたしましては、昨年10月に全国一斉放映されました芦田愛菜さんが主演する映画『星の子』では、ロケ地として旭が丘中学校と安楽寺で撮影が行われたことから、放映に合わせて町総合図書館で撮影風景や原作となる書籍の展示会を約1か月間開催し、また本庁舎1階ロビーのデジタルサイネージで撮影風景などを発信したほか、タウンニュースにも関連記事が掲載されております。よろしくお願いいたします。 349: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 350: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。やれるところはやっているということだと思うんですが、今後担当部署が広報戦略課になるとのことですが、政策会社などへの積極的なアプローチを行うなど、新たなアプローチの方向性みたいなものはあるんでしょうか。 351: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 352: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  担当部署の変更に伴う新たな方向性は考えられるのかとのご質問でございますが、これまでは観光施策の一貫としてフィルムコミッション事業に産業振興課が所管してまいりましたが、今年4月からは、広報戦略課に業務を移管させることにより、より戦略的、かつ積極的な事業展開が見込まれます。具体的にはこれまでの観光施策としての視点に加え、各メディアとの連携強化による発信力の向上により、町民シビックプライドの醸成、町の認知度向上、移住定住促進という視点においても、さらなる効果が見込めると考えてございます。よろしくお願いいたします。 353: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 354: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。あとここで改めて問う形を取らせていただきたいんですけども、ロケ地を誘致するということがもたらす効果というものを一体どのように捉えていらっしゃるのか、改めてお聞かせいただけますでしょうか。 355: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 356: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  ロケ地誘致がもたらす効果についてのご質問でございますが、先ほどの答弁の中で触れさせていただきました映画ロケ地では、非常に大きな反響があり、撮影後、映像をご覧になった方から、担当課へロケ地についてのお問合せをいただくなどしております。また、中央公園で撮影が行われたCMでは、撮影場所の正式な公表はされておりませんでしたが、ネット上では、寒川町の公園がロケ地になったなどの情報が数多く発信されていることを確認しております。こうしたことから、映像発信による観光客の増加のほか町認知度の向上、場合によってはロケ隊の滞在に伴う地域経済の活性化などの効果があると考えております。  先ほど回答させていただきましたとおり、来年度からは広報戦略課へ担当部署を変更することにより、より戦略的に事業を展開していくとともに、産業振興課といたしましても、これまでの経験を生かし観光施策として事業に関わってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 357: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 358: ◯13番【横手 旭君】  分かりました。そういうふうに考えていらっしゃることは、よく分かりました。  それでは、次の質問なんですけども、今テレビ、新聞、ラジオ、雑誌というマス媒体の効果、正直言って、影響力がかなり落ちてきている、これは皆さんもご存じのことだと思いますが、そのような中で、ネットメディアをどのように町は捉えているのか、特にフィルムコミッション絡みでどのように捉えるのかということをお聞かせください。 359: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 360: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  ネットなどのメディアをどのように捉えているのかとのご質問でございますが、昨年来のコロナ禍を経験したことによる人々の生活様式や価値観の変化による即時性、速達性を備えたインターネットメディアの需要は、コロナ禍以前と比べさらに高まってきていると思っております。民間企業における新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛に関するアンケート調査においては、消費者の34.5%の方が、SNSの利用時間がすごく増えた、または増えたと回答しており、こうしたことからも、インターネットメディアは我々行政の情報発信においても大変重要な役割を果たすものと認識しております。  そうしたことから、フィルムコミッションの取組につきましても、業者へのロケ地誘致、町民のエンゲージメントの確立に向けて、従来のマスメディアに加え、インターネットメディアでの情報発信について最大限に活用していきたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 361: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 362: ◯13番【横手 旭君】  それでは、モニターを映していただきたいんですが、(資料を表示)今情報発信のメディアとして使うべきものであると、必要不可欠になっているような話をされていました。それはまさにそういうものだと思っています。今後のロケ地誘致のターゲットをここで提案させていただきたいんですけども、先ほど映画のロケで、すごく皆さんの話題になったとありました。実はその昔、自動車会社でエリマキトカゲのCMがあったのを皆さんは覚えていらっしゃいますか。あれはある広告会社がやったんですけども、これは聞いた話なんですけど、そのCMをやったという人が、多分いいところ30人とか40人ぐらいなんですけど、300人ぐらいいたんです、あれは俺がやった、私がやったというのが。例えばあと、僕がいた広告会社で、JRski skiでZOOを使ってチューチュートレインをやったCMがあるんですけど、それもせいぜいいいところ関わった人は30人ぐらいなんですけども、700人しかいない社員の会社で大体450人ぐらいが、あれは関係したと僕らの仲間たちも言っていました。要は何が言いたいかというと、そのぐらい影響力のあるもの。今影響力のあるものは何かというと、多分ユーチューブだと思います。ユーチューブで何をするかというと、ロケ地誘致のターゲットとして、ミュージックビデオのロケ地として寒川町に誘致してみたらどうかなというものでございます。  これを見ていただきたいんですけども、最近ユーチューブで配信されている人気のミュージックビデオ、昔はプロモーションビデオと言っていました。要はレコードだったりCDを売るための材料だったんですけども、今はこれ単体がマネタイズされて収益になっていますので、これは非常に重要な収入源になっているんですが、例えば米津玄師さんの『Lemon』は、配信から3年たちますが、今再生回数が6億6,000万回いっています。それから、King Gnuの『白日』については、配信から2年たちますが、再生回数が約4億回いっています。それとOfficial髭男dismの『Pretender』についても、配信から2年弱ですが、再生回数が約3億回、そして最近有名ですけど、NiziUという9人組のガールズグループがいるんですけども、去年6月30日に配信を始めて再生回数2億3,800万回と、こういった意味でユーチューブのミュージックビデオというものがかなりの影響を与えております。また、それぞれいろいろなところでロケを行っていて、それが実はインターネット上で非常に話題になっています。  これは提案なんですけども、寒川町で撮影を行ったミュージックビデオに対して、PRとしてのインセンティブを付与するということをやってみてはどうかという案でございます。ステップ1としては、再生回数が100万回いったらPR協力として10万円お支払いする、ステップ2としては、再生回数が1,000万回いったらPR協力として100万円払う、ただし、実施に当たっては当然内容だったり、配信期間、エントリー制度、PRタイアップなど様々な条件は必要になってきますし、数も制限しなければいけない、ずっと青天井でやるというわけではないと思いますので、こういった形でパブリシティネタにもなるような形でロケ地誘致を行っていったらどうか、しかもミュージックビデオということで、これをぜひ提案したいと思います。ロケ地誘致のアプローチ先ですけれども、音楽制作会社、昔で言うところのレコード会社のことです。今レコード会社と言うのもどうなのかなと思いまして、あえて音楽制作会社と書かせていただきました。メジャー、インディーズ問わず、今どこから何が売れるか分かりません。YOASOBIの『夜に駆ける』という曲がありますけども、本当にびっくりするぐらい。CDも出していないのに2つの動画で約3億回の再生回数になっていたりします。メジャー、インディーズ問わず音楽制作会社にアプローチ、さらに芸能プロダクション、できればミュージシャン系がいいと思います。また、3つ目にラジオ局。ラジオ局は、正直言って、今想定しているがFMヨコハマです。FMヨコハマは、最近皆さんは聞いているかどうか分かりませんけど、まだまだキャリアの浅い、これからが人気が出てくるようなアーティストを番組に使っている。例えばFMヨコハマとそのパーソナリティたちとタイアップしていくということも十分に考えられますので、こういった形でミュージックビデオの誘致、そしてユーチューブで再生された分だけインセンティブを与えていくというパブリシティネタを含めたフィルムコミッション、ロケ地誘致を今後行っていったらどうかという提案でございますが、どのように捉えられたかお聞かせください。  できれば、フィルムコミッションを一番最初に一生懸命手がけてくださった副町長にお答えいただけますでしょうか。 363: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 364: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  突然のご質問でございますので、明確な答弁にはならないかもしれませんけれども、ミュージックビデオの作成により多くの視聴者を得ることができまして、本町の認知度向上に寄与するのかなと想定することはできます。  一方で、動画の出演料や作成費等の費用面と視聴者数という一定の成果というのが、どのような費用対効果があらかじめ計算できるか、そういった部分を計算して、予算を確保するための説明責任もしっかり果たす必要があるのかなと考えております。ですので、現段階ではご提案として受け止めさせていただきたいと思います。  私個人の意見を申し上げさせていただきますと、私も、産業振興課長、そして環境経済部長として町の観光振興、認知度向上、それから魅力の向上に取組をさせていただいておりましたが、これまでも幾度なく横手議員からは様々なご提案をいただいております。いい意味で、私たちのイメージの想定を超えたご提案も数多くいただきましたけれども、これまでもいただいたご提案をヒントにして、また意見交換や議論をさせていただいた中で、フィルムコミッション事業の取組については、徐々にではありますけれども、成果を上げてきたという実感もございます。  今回のご提案につきましても、町のブランディングを進める中で、ターゲット層への訴求効果の高いものと考えておりますので、新たなヒントをいただいたと捉えまして、よく研究させていただきたいなと思っております。そして、フィルムコミッション事業の取組につきましても、これからも果敢にチャレンジしてまいりたいと考えております。  以上です。 365: ◯議長【佐藤一夫君】  横手議員。 366: ◯13番【横手 旭君】  すみません、突然質問してしまって、大変申し訳ございませんでした。  質問はこれまでとさせていただきますが、今回3つの質問をさせていただきました。一番言いたかったのは何かというと、いかに町民のエンゲージメントを高めていくかということです。この寒川町に対する今住んでいらっしゃる方たちと、いかに強固なつながりを持って、町民の方たちにこの寒川町に愛着を持っていただく、思い入れを持っていただけるか、これをしっかりと、今の時代はこんな時代だからこそ、やっていくべきなのではないかと思います。確かに外に向かってやることはもちろん必要ですが、どうも寒川町で面白いことをやっているよというところから、今こんな時期なので、やるべきではないかという提案だと思ってください。やってくださいとあえて言いません。しかし、職員の方たちが考えるきっかけになればいいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 367: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、横手 旭議員の一般質問を終了いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。 368: ◯議長【佐藤一夫君】  お諮りいたします。議事の都合により、明日3月16日から3月29日までの14日間を休会とし、次回の会議は3月30日午前10時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり) 369: ◯議長【佐藤一夫君】  ご異議ないものと認めます。よって、明日3月16日から3月29日までの14日間を休会とし、次回の会議は3月30日午前10時に開くことに決しました。  本日は、これをもって散会いたします。ご苦労さまでございました。                  午後2時36分 散会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              寒川町議会 議  長   佐 藤 一 夫                同   署名議員   小 泉 秀 輔                同   署名議員   茂 内 久 代 発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...