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令和2年第1回定例会12月会議(第3日) 名簿
令和2年第1回定例会12月会議(第3日) 本文

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  1. 寒川町議会 2020-12-03
    令和2年第1回定例会12月会議(第3日) 本文


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年第1回定例会12月会議(第3日) 本文 2020-12-09 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 277 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長【関口光男君】 選択 2 :  ◯議長【関口光男君】 選択 3 :  ◯議長【関口光男君】 選択 4 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 5 :  ◯議長【関口光男君】 選択 6 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 7 :  ◯議長【関口光男君】 選択 8 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 9 :  ◯議長【関口光男君】 選択 10 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 11 :  ◯議長【関口光男君】 選択 12 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 13 :  ◯議長【関口光男君】 選択 14 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 15 :  ◯議長【関口光男君】 選択 16 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 17 :  ◯議長【関口光男君】 選択 18 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 19 :  ◯議長【関口光男君】 選択 20 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 21 :  ◯議長【関口光男君】 選択 22 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 23 :  ◯議長【関口光男君】 選択 24 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 25 :  ◯議長【関口光男君】 選択 26 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 27 :  ◯議長【関口光男君】 選択 28 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 29 :  ◯議長【関口光男君】 選択 30 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 31 :  ◯議長【関口光男君】 選択 32 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 33 :  ◯議長【関口光男君】 選択 34 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 35 :  ◯議長【関口光男君】 選択 36 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 37 :  ◯議長【関口光男君】 選択 38 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 39 :  ◯議長【関口光男君】 選択 40 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 41 :  ◯議長【関口光男君】 選択 42 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 43 :  ◯議長【関口光男君】 選択 44 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 45 :  ◯議長【関口光男君】 選択 46 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 47 :  ◯議長【関口光男君】 選択 48 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 49 :  ◯議長【関口光男君】 選択 50 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 51 :  ◯議長【関口光男君】 選択 52 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 53 :  ◯議長【関口光男君】 選択 54 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 55 :  ◯議長【関口光男君】 選択 56 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 57 :  ◯議長【関口光男君】 選択 58 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 59 :  ◯議長【関口光男君】 選択 60 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 61 :  ◯議長【関口光男君】 選択 62 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 63 :  ◯議長【関口光男君】 選択 64 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 65 :  ◯議長【関口光男君】 選択 66 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 67 :  ◯議長【関口光男君】 選択 68 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 69 :  ◯議長【関口光男君】 選択 70 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 71 :  ◯議長【関口光男君】 選択 72 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 73 :  ◯議長【関口光男君】 選択 74 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 75 :  ◯議長【関口光男君】 選択 76 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 77 :  ◯議長【関口光男君】 選択 78 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 79 :  ◯議長【関口光男君】 選択 80 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 81 :  ◯議長【関口光男君】 選択 82 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 83 :  ◯議長【関口光男君】 選択 84 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 85 :  ◯議長【関口光男君】 選択 86 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 87 :  ◯議長【関口光男君】 選択 88 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 89 :  ◯議長【関口光男君】 選択 90 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 91 :  ◯議長【関口光男君】 選択 92 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 93 :  ◯議長【関口光男君】 選択 94 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 95 :  ◯議長【関口光男君】 選択 96 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 97 :  ◯議長【関口光男君】 選択 98 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 99 :  ◯議長【関口光男君】 選択 100 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 101 :  ◯議長【関口光男君】 選択 102 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 103 :  ◯議長【関口光男君】 選択 104 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 105 :  ◯議長【関口光男君】 選択 106 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 107 :  ◯議長【関口光男君】 選択 108 :  ◯7番【佐藤正憲君】 選択 109 :  ◯議長【関口光男君】 選択 110 :  ◯議長【関口光男君】 選択 111 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 112 :  ◯議長【関口光男君】 選択 113 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 114 :  ◯議長【関口光男君】 選択 115 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 116 :  ◯議長【関口光男君】 選択 117 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 118 :  ◯議長【関口光男君】 選択 119 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 120 :  ◯議長【関口光男君】 選択 121 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 122 :  ◯議長【関口光男君】 選択 123 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 124 :  ◯議長【関口光男君】 選択 125 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 126 :  ◯議長【関口光男君】 選択 127 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 128 :  ◯議長【関口光男君】 選択 129 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 130 :  ◯議長【関口光男君】 選択 131 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 132 :  ◯議長【関口光男君】 選択 133 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 134 :  ◯議長【関口光男君】 選択 135 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 136 :  ◯議長【関口光男君】 選択 137 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 138 :  ◯議長【関口光男君】 選択 139 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 140 :  ◯議長【関口光男君】 選択 141 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 142 :  ◯議長【関口光男君】 選択 143 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 144 :  ◯議長【関口光男君】 選択 145 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 146 :  ◯議長【関口光男君】 選択 147 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 148 :  ◯議長【関口光男君】 選択 149 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 150 :  ◯議長【関口光男君】 選択 151 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 152 :  ◯議長【関口光男君】 選択 153 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 154 :  ◯議長【関口光男君】 選択 155 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 156 :  ◯議長【関口光男君】 選択 157 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 158 :  ◯議長【関口光男君】 選択 159 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 160 :  ◯議長【関口光男君】 選択 161 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 162 :  ◯議長【関口光男君】 選択 163 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 164 :  ◯議長【関口光男君】 選択 165 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 166 :  ◯議長【関口光男君】 選択 167 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 168 :  ◯議長【関口光男君】 選択 169 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 170 :  ◯議長【関口光男君】 選択 171 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 172 :  ◯議長【関口光男君】 選択 173 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 174 :  ◯議長【関口光男君】 選択 175 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 176 :  ◯議長【関口光男君】 選択 177 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 178 :  ◯議長【関口光男君】 選択 179 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 180 :  ◯議長【関口光男君】 選択 181 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 182 :  ◯議長【関口光男君】 選択 183 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 184 :  ◯議長【関口光男君】 選択 185 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 186 :  ◯議長【関口光男君】 選択 187 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 188 :  ◯議長【関口光男君】 選択 189 :  ◯議長【関口光男君】 選択 190 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 191 :  ◯議長【関口光男君】 選択 192 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 193 :  ◯議長【関口光男君】 選択 194 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 195 :  ◯議長【関口光男君】 選択 196 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 197 :  ◯議長【関口光男君】 選択 198 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 199 :  ◯議長【関口光男君】 選択 200 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 201 :  ◯議長【関口光男君】 選択 202 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 203 :  ◯議長【関口光男君】 選択 204 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 205 :  ◯議長【関口光男君】 選択 206 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 207 :  ◯議長【関口光男君】 選択 208 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 209 :  ◯議長【関口光男君】 選択 210 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 211 :  ◯議長【関口光男君】 選択 212 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 213 :  ◯議長【関口光男君】 選択 214 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 215 :  ◯議長【関口光男君】 選択 216 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 217 :  ◯議長【関口光男君】 選択 218 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 219 :  ◯議長【関口光男君】 選択 220 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 221 :  ◯議長【関口光男君】 選択 222 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 223 :  ◯議長【関口光男君】 選択 224 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 225 :  ◯議長【関口光男君】 選択 226 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 227 :  ◯議長【関口光男君】 選択 228 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 229 :  ◯議長【関口光男君】 選択 230 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 231 :  ◯議長【関口光男君】 選択 232 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 233 :  ◯議長【関口光男君】 選択 234 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 235 :  ◯議長【関口光男君】 選択 236 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 237 :  ◯議長【関口光男君】 選択 238 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 239 :  ◯議長【関口光男君】 選択 240 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 241 :  ◯議長【関口光男君】 選択 242 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 243 :  ◯議長【関口光男君】 選択 244 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 245 :  ◯議長【関口光男君】 選択 246 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 247 :  ◯議長【関口光男君】 選択 248 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 249 :  ◯議長【関口光男君】 選択 250 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 251 :  ◯議長【関口光男君】 選択 252 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 253 :  ◯議長【関口光男君】 選択 254 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 255 :  ◯議長【関口光男君】 選択 256 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 257 :  ◯議長【関口光男君】 選択 258 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 259 :  ◯議長【関口光男君】 選択 260 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 261 :  ◯議長【関口光男君】 選択 262 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 263 :  ◯議長【関口光男君】 選択 264 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 265 :  ◯議長【関口光男君】 選択 266 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 267 :  ◯議長【関口光男君】 選択 268 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 269 :  ◯議長【関口光男君】 選択 270 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 271 :  ◯議長【関口光男君】 選択 272 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 273 :  ◯議長【関口光男君】 選択 274 :  ◯3番【柳下雅子君】 選択 275 :  ◯議長【関口光男君】 選択 276 :  ◯議長【関口光男君】 選択 277 :  ◯議長【関口光男君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前9時00分 開議 ◯議長【関口光男君】  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。    ──────────────────────────────────────      日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長【関口光男君】  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において、柳田 遊君、黒沢善行君を指名いたします。  この際、諸般の報告をいたします。監査委員から、令和2年度令和2年10月分の例月出納検査の結果報告並びに教育委員会教育総務課、環境経済部農政課、農業委員会事務局、環境経済部産業振興課、健康子ども部子育て支援課に関する監査結果報告がありましたので、お手元にお示ししておきましたから、ご了承願います。    ──────────────────────────────────────      日程第2 一般質問 3: ◯議長【関口光男君】  日程第2「一般質問」を行います。通告順位に従い、これより質問を許可いたします。7番佐藤正憲君、佐藤正憲議員。              〔7番(佐藤正憲君)質問席へ移動〕 4: ◯7番【佐藤正憲君】  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、一般質問させていただきます。大志会の佐藤正憲でございます。  今回の一般質問は、大きく2点になります。順次質問に入らせていただきます。  1点目が、コロナ禍における子育て世帯への相談・支援体制についてであります。  新型コロナウイルス感染症が拡大し、今なお続く中で、子育て世帯の負担は非常に大きなものとなっております。学校においては、3月に前触れなく臨時休校が始まり、子育てをしながら働く父母も、労働環境の変化、休業や時間短縮に伴う減収、さらに厳しい場合では仕事を失うケースなど状況が様々に発生いたしました。  そうした中で、寒川町では給食費の3か月分の無償化、ひとり親家庭などへのプレミアム付寒川町共通商品券の無償配布などを行いました。また社会福祉協議会でも緊急的に資金を貸し出すなどの支援事業を行ってきたということを聞いております。  しかしながら今なお続くコロナ禍において、子育て世帯からは収入の減少など厳しい状況が続いているとの声も聞いております。総務省による調査においても25歳から34歳の女性の完全失業率が8月に4.7%に上昇して、この世代においては顕著に労働環境が悪化したとの報道もありました。  こうした状況を見て、子育て世帯の中でも特にひとり親世帯では経済的な困難が多く発生していると思われます。また、保育園や学校など子どもたちが過ごす中での感染症への不安の声もあると思われます。そうした子育て世帯の不安や心配に対して、どのような相談体制と支援体制をとっていくのか、まず町の姿勢をお尋ねいたします。  大きな2つ目、少子化対策についてでございます。少子化という言葉を聞いて、合計特殊出生率という言葉がありますけれども、これを簡単に言うと、1人の女性が一生に産む子どもの数の平均を表す指標となっているんですけど、合計特殊出生率の推移を調べてみました。第1次ベビーブームでは、第1次ベビーブームというのは1947年から49年です。最高4.54という出生率、第2次ベビーブーム、1970年から75年と言われていますけれども、この頃出生数が190万人を超えたんですが、合計特殊出生率は1.91から2.13とかなり高い数字で推移していたんですけれども、1995年以降1.5を下回った、2005年の出生率が1.26だった、最低を記録して、実は2012年から2018年は、一番低かった2005年よりは高い数字1.4台で推移していたところが2019年には1.36という推移となっております。  ここ最近出生率自体は下がっていないんですけれども、出生数が下がっているということで、国としても大きな課題となっております。ちなみに外国は、フランスが1.88、オーストラリアは1.83、アメリカは1.73、日本より大体高いところが多いです。韓国が0.98とかなり深刻な状況になっておりますけれども、国の目標としては、内閣府が定めた少子化社会対策白書によると、1.8を目指すこととなっております、最新の数字を見ると。
     少子化が進むとどうなっていくかということが、少子化社会対策白書の中に書かれているんですが、1つは経済的影響です。少子化が進むと当然労働力の供給の減少であったり、年金などの社会保障への現役世代への負担が増大ということ、もう一つが社会的影響、子ども自身の健やかな成長への影響であったり、住民に対する基礎的なサービスの提供が困難になるということが書かれていたりもします。当然寒川町においても、経済的影響、社会的影響を少しでも緩和するために、少子化対策、子どもを増やして持続可能な行政運営につなげるということが重要になってくるかと思います。  そこで、最初2点質問いたします。1点目が、町外から子育て世代の移住定住を促す取組は。これについては、少子化対策として捉えている自治体と捉えていない自治体があろうかと思うんですが、最近はこれを少子化対策と言っている自治体が多いかなと思います。  2点目が、出生率向上の取組は。当然出生率を上げていかないと根本的な解決はなされないということで、この2点を最初の質問とさせていただきます。 5: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 6: ◯番外【町長 木村俊雄君】  おはようございます。通告順位1番佐藤正憲議員のご質問にお答えいたします。  まず、大きな1点目といたしまして、コロナ禍における子育て世帯への相談・支援体制についてのお尋ねにお答えします。  町では、子育て支援課窓口に子育て支援相談員や母子保健コーディネーターを配置するとともに、子育て支援センターの子育てアドバイザーや利用者支援事業における子育てコーディネーターなど、子育ての不安や心配事を受け止める体制を整えておりまして、コロナ禍におきましても、相談、あるいは支援に取り組んでいるところであります。  また、乳児家庭全戸訪問やその後の定期健診受診時、あるいは未受診の児童へのフォローの際などにも、折に触れてコロナ禍における不安や心配事への相談に応じているところであります。  こうした様々な場面で聞き取った個々の状況につきましては、子育て支援課で対応できないものはその都度関係機関等へつなぎ、少しでも解決につながるよう対応をとっておりまして、今後も引き続き関係機関等との適切な連携に努めてまいりたいと考えます。  次に、大きな2点目であります。少子化対策についての1点目といたしまして、町外から子育て世代の移住定住を促す取組はとのお尋ねでございます。  我が国全体においてさらなる人口減少や少子高齢化が進む中、本町寒川町の人口は、緩やかな増加傾向にあるものの、現状推移を前提とした場合には、本年4月時点で4万8,743人である人口が令和22年、20年後になりますが、4万3,151人となるとの推計結果が出たところでございます。  こうした中このまま人口減少や少子高齢化が進んだ場合、経済規模の縮小や労働力の不足が進み、税収減、あるいは公共サービスの質の低下などを引き起こし、町全体の魅力低下、あるいは活力低下につながる事態となってまいります。このような状況、すなわち自治体機能の低下を招かないようにするためには、地域の持続可能性を維持するために確保すべき人口、特に子育て世代を中心とした生産年齢人口の確保に向けた取組が重要と考えております。  こうしたことを踏まえ、町といたしましては、平成27年度に寒川町まち・ひと・しごと創生総合戦略、いわゆる町総合戦略を策定し、仕事の創出や子育て支援の充実、町の認知度向上や教育内容・環境の充実等を柱に、生産年齢人口の確保に向け様々な施策展開を図っているところでございます。  続いて2点目の出生率向上の取り組みはとのお尋ねにお答えいたします。  町では近年、認定こども園等が整備されてきたことなどもあり、子どもを産み育てる環境が年々充実してきていると感じているところでございます。また、9月の一般質問でも別の議員の質問でお答えいたしましたように、今後新生児支援策として、町からの感謝の気持ちを含めた優しさ、温かさを伝える取組についても検討し、進めていく予定でございます。  このほかにも、前段の質問でも申し上げたような子育て世帯の不安や心配に対応する事業に従来から取り組んでおりまして、今後もしっかりと取組を進めてまいります。  そうした様々な取組を充実させながら、総合的な取組の成果として出生率が向上するように今後とも努めてまいります。 7: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 8: ◯7番【佐藤正憲君】  それでは、順次一問一答に入らせていただきます。  まず、初めの質問といたしまして、子育て世帯からの声というのが様々な形で町に届いていることと思われますけれども、町の窓口への相談であったり、健診であったり、家庭訪問など様々な機会で子育て世帯の方から直接声を聞いていると思うんですね。そのうち新型コロナウイルス感染症に対する不安の声について、町としてどのように聞いていますでしょうか。 9: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 10: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  子育て世帯からの不安な声についてでございます。  5月より町に開設しました新型コロナウイルス関連の健康相談窓口へ電話で直接連絡をされる方は少ない状況ですが、町で実施している健診や離乳食講習会、赤ちゃん訪問をはじめとする個別の訪問事業などの機会や気になる家庭にこちらから電話した際など、妊婦や保護者の方からの不安に対しての状況把握に努めてまいりました。相談自体の件数が多く増えたということはございませんけども、一般的な子育ての相談のほかに、コロナが怖いので外出したくない、コロナの影響で祖父母の協力が得られなくなった等の声が聞かれ、相談1件に係る時間が長くなっている傾向がございます。 11: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 12: ◯7番【佐藤正憲君】  件数としては大きく増えていないけれども、1件当たりの相談時間が増えている傾向と聞きました。やはりコロナウイルス関連の不安というものが各家庭にそれぞれあるのかなと思っております。  続いて、子育て世帯から新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済的な困難の声というものを町としてどのように聞いているのか、お伺いします。 13: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 14: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  経済的な不安の声についてでございます。先ほどお答えした健診や離乳食講習会、個別の訪問事業や電話等の折々の相談で気にかけているところですが、新型コロナ感染症拡大に伴う新規の経済的相談数は、乳児家庭全戸訪問での相談2件という状況でございます。  新型コロナ感染症が蔓延する以前から経済的相談を受けていた家庭からの相談が、新型コロナ感染症の影響もあり深刻化しております。生活保護の手続きや社会福祉協議会の窓口を紹介し、実際に支援を受けることができたかどうかの確認まで行うようにしております。  ひとり親家庭につきましては、就職予定だったが、新型コロナ感染症の影響による会社都合で取り消されたという声や休業の後失業された方などがいらっしゃいます。ひとり親世帯臨時特別給付金と追加給付が支給されたものの、12月以降の生活に不安があると窓口に相談に来られたケースもございます。 15: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 16: ◯7番【佐藤正憲君】  やはり不安という声は上がっているのかなと捉えさせていただきます。  その中でひとり親家庭という言葉もありましたけれども、特にひとり親家庭については、想像するに、厳しい状況がより厳しくなっているのかなというところはあろうかと思います。  続いて、さきにお伺いしましたけれども、コロナに対する不安の声についてですけれども、そうした声を受けて、町としてどのような対応を行ってきたのかということをお伺いします。 17: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 18: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  子育て支援センターや利用者支援事業での相談につきましては、感染症に対する不安の声を受け、子育てアドバイザーや子育てコーディネーターが、母の気持ちを受け止めたり、状況に応じて電話や手紙で連絡を取るなど、不安を和らげるための寄り添った対応に努めてございます。また、窓口での対応をはじめとして、健診や離乳食講習会、赤ちゃん訪問など、個別の訪問等の機会の都度保護者の不安の声に寄り添いながらアドバイスをするという支援を行うとともに、経済的な不安等には適切な窓口相談につないでおります。  以上です。 19: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 20: ◯7番【佐藤正憲君】  母の気持ちを受け止めたりと、いい言葉でしたね。不安を和らげるために寄り添った対応をしているというお答えであったかと思うんですが、経済的な不安についても相談を受けているというお答えが今あったかと思うんですが、町として、経済的な困難、そういった不安の声を受けたときにどのような対応を行ってきたのか、相談を受けているというお答えがありましたけれども、その相談に対してどのような対応をしてきたのかということをお伺いします。 21: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 22: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  経済的な困難の相談につきましては、ご家庭の状況に応じて保健福祉事務所へ相談するよう促す場合や、社会福祉協議会が行っている新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業で一時的な資金の緊急貸付について相談するよう助言をしております。申請書を記入することが難しい方や外国籍の方などについては、申請書への記入や添付資料の確認などを手伝うケースもございました。  以上です。 23: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 24: ◯7番【佐藤正憲君】  それらのサポート体制は分かりました。外国籍の方にも対応していただいているということですね。いいことだと思います。  経済的困難という観点で考えると、ひとり親世帯において、当然より多くの困難が発生しているのではないかなと想像されるわけなんですけれども、それを踏まえて幾つか質問させていただきます。  今回の新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、国ではひとり親世帯臨時特別給付金という制度を行いました。これは児童扶養手当を受給しているひとり親世帯に対して基本給付として5万円、さらに家計が急変した場合には、申請によって追加給付として5万円が給付されるというものでありますけれども、申請先が市町村、この制度について、基本給付の支給並びに追加給付の申請がどれほどあったのかということをお伺いします。 25: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 26: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  この制度については、ひとり親世帯を支援するために給付金を支給するもので、支給自体は神奈川県が行っております。11月末現在、基本給付の支給は361件、追加給付の申請は192件となっております。 27: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 28: ◯7番【佐藤正憲君】  基本給付に加えて半数以上が追加給付を申請したというところで、ひとり親世帯では経済的な困難、家計の急変というような状況があったという事実がここに明らかになったのかなと思います。  続いて、経済的な支援策として、社会福祉協議会における緊急貸付というものがありました。こちらは、子育て世帯に限らず、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って職を失うなど、経済的な困難が発生した方全てを対象にした事業ということで、この貸付に関して、子育て世帯の相談件数と貸付の件数というのがどれほどあったのかお伺いします。 29: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 30: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  コロナに関する経済的な困窮に対応する貸付の業務の申請窓口は、町社会福祉協議会をはじめ郵便局などでも実施しております。そうした中、町社協でのコロナに関する貸付業務対応ですが、申請を受け付けましたら書類の記載内容のチェックを行い、県社会福祉協議会へ進達する業務を行っております。  また、現時点で県社協より審査決定結果に関して示されていないため、申請者の詳細な把握はできていないのが現状でございます。そのため相談件数及び貸付件数は、あくまでも社協受付分の総数での回答となりますが、令和2年11月26日現在、相談件数が1,079件、貸付件数は緊急小口資金が274件、総合支援資金が210件、合計で484件となっております。また、社協での受付状況から、今年の夏以降、母子世帯が多くなっているのが現状でございます。 31: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 32: ◯7番【佐藤正憲君】  貸付の件数については合計484件です。かなり多いなというところをこれで把握することができました。夏以降に母子家庭が増えているというお答えもありました。ひとり親家庭、母子家庭の方なんかもかなり苦しい状況にあるのかなと思っております。確かに私自身も結構社協の小口貸付、一時貸付の相談は、今回コロナの機会に受けたりもしたことがありましたので、実態としてもかなりの貸付件数があるなと分かりました。  続いて、子育て世帯の経済的な困難に対して、町としてどのような施策を行ってきたのかという点についてお伺いします。 33: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 34: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  まず、国の制度としまして、全世帯対象のものも含めて、子育て世代が直接受ける形の経済的支援としまして、対象者1人につき10万円を給付した特別定額給付金や対象児童1人につき1万円を給付した子育て世帯への臨時特別給付金、対象世帯1世帯5万円、第2子以降の1人につき3万円を追加し、さらに収入が減少している方へ追加給付として1世帯5万円を給付したひとり親世帯臨時特別給付金などを実施いたしました。また、町独自の取組としましては、小学校全児童を対象とした給食費の無償化や、ひとり親家庭や特別児童扶養手当受給世帯に対象児童1人につき額面1万円分のプレミアム付共通商品券の無償配布などを実施しております。プレミアム付商品券の無償配布を受けた方からは、日頃なかなか行けない外食に使って、残りの商品券で上履きを買うですとか、特別児童扶養手当受給者の方からは、近隣市から転入してきましたが、寒川町はここまで私たちのことを考えてくれて、うれしいなどの声をいただいてございます。  以上です。 35: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 36: ◯7番【佐藤正憲君】  いいお言葉をいただいておりますね。寒川町はここまで私たちのことを考えてくれてうれしいと。  プレミアム付共通商品券は、タウンニュースか何かに、たしか取り上げていただいておりました。全然違うところに住んでいる関西の友人から、寒川町はこんなことをやっているんだ、うらやましいなという声を確かに聞いたことがありまして、これは町独自の事業としてすごく心が温まる事業だなと思っております。なかなか行けない外食に行けて、うれしかったという声もありましたけど、これは寒川町としても誇れることなのかなと思っております。  ここまで子育て世帯からの相談と支援体制について順に聞いてきたんですけれども、今もなお止まらないコロナ禍の状況を踏まえると、今後とも保健衛生面であったり、経済面を含めて相談体制というものをしっかりと維持して、分析して施策につなげていくということが必要だと思うんですけれども、その点について町としてどのように捉えているのかお伺いいたします。 37: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 38: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  先ほど申し上げました様々な事業の中での相談につきましては、その体制自体は当然維持していかなければならないと考えております。また、相談内容につきましては、一義的には個別の内容に迅速に対応することが求められておりますが、ご提案のように、傾向を分析して今後の施策検討につなげることは、とても意味があることだと考えております。  現時点におきましては、相談内容についての細かな集計はとっておりませんが、今後分類する内容などを精査して、早ければ年明けの相談分から対応することとし、その後の施策の検討につなげられるよう努めてまいります。  以上です。 39: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 40: ◯7番【佐藤正憲君】  分析という点はしっかりやっていただきたいと思います。どのような不安や相談があるのかというところ、それをさらに施策につなげていくというところが重要かなと思っております。  ここまでの質疑において、子育て世帯、特にひとり親世帯において、経済的な困難というのが相当に厳しい状況にあるのかなというところが見えてきたわけであるんですけれども、こうした世帯の状況を踏まえても、町として、より一層温かい政策をとっていただきたいなと考えているんですけれども、現在国でも追加の臨時特別給付金、ひとり親家庭に対するもの、これは会見ベースだと思うんですけれども、大臣の、再支給を行うということが報道されたりしておりまして、町としても追加の事業、特にひとり親世帯に対する追加の事業というものを何か検討すべきなんじゃないのかなと思うんですが、この苦しい状況を踏まえると、その点について町の見解をお伺いします。 41: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 42: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  ひとり親家庭に対する町の独自事業としましては、ひとり親家庭等の対象児童1人につき、額面1万円分のプレミアム付共通商品券の無償配布事業を行ったところでございます。申請に当たっては、8月現況届の時期に合わせるなど、ひとり親家庭の方々に負担がかからないようにしたことや、町が配布用の商品券を購入する経費以外は余計な経費が生じないよう対応したところでございます。  さらなる追加の事業につきましては、現時点では実施する予定はございませんが、経済的困窮の相談につきましては、引き続きご家庭の状況に応じて保健福祉事務所や社会福祉協議会の緊急貸付について相談するよう助言をしてまいります。  なお、12月4日金曜日、国におきまして、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金を追加で実施することが発表されました。それを受けて神奈川県も年内の支給を予定していることですので、町でも現在、今週中になりますけども、対象者宛てに通知文書を送付できるように準備を進めているところでございます。  以上です。 43: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 44: ◯7番【佐藤正憲君】  国の特別給付金の準備を進めているというお話もありました。一方で、町としては追加の事業は実施しない、少し残念なお答えもあったわけであるんですけれども、ひとり親家庭がかなり困っている状況を捉えて、寒川町の子育て環境をアピールするところを考えても、何らかの形で町独自、先ほど言っていた1万円のプレミアム商品券の配布というのも、町からの気持ちかなと私は思っているんですね。  そこで1つ考えられるのが、追加の事業としてプレミアム付商品券の第2弾を行ったわけですね、町として。これは既に10万枚印刷して、6万数千枚が販売されて、残った分については追加販売はしないという方針でありましたけれども、プレミアム商品券の残った分は、何らかの形でひとり親家庭に対して配布するだとか、再度追加販売をするなど、そういった町独自の政策というのは取ることができないのか、町の見解をお伺いします。 45: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 46: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  プレミアム付寒川町共通商品券の第2弾の残り券の活用についてのご質問でございますが、現在商品券につきましては、購入希望者に結果通知を郵送したところで、今月20日までが料金の振込期間となってございます。  このような状況から、町が負担するプレミアム分の執行残額は確定できてございませんが、申込みの冊数の合計が約6万2,000冊弱でございますので、約7,600万円程度の執行残が見込まれます。  しかしながら、この事業につきましては、経済活動の回復を目的といたしました緊急経済対策事業として実施しておりますので、地域で利用されることは間違いございませんが、ひとり親世帯への支援など他の目的に執行することは難しいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 47: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 48: ◯7番【佐藤正憲君】  部長の経済サイドのお答えとしては、そういう答えをせざるを得ないのかなと思っております。ただ一方で、これは経済対策として実施した事業で、その執行残が7,600万円予想されるというお話を聞いたところで、そうすると経済対策についても、もっとできたんじゃないかという考えもありますよね。一方で、子育て世帯はこれだけ苦しんでいる、特にひとり親家庭がこれだけ苦しんでいる中で、これだけの執行残があれば、それに対して何らかの措置をして経済対策をしながらひとり親家庭を助ける、温かい政策、一石二鳥になるのかなと思っているんですね。これは多分複数の担当に分かれることなので、町長にお答えいただくしかないのかなと思うんですが、町のプレミアム付商品券を10万冊印刷して、今申込みが入っているのが6万2,000冊弱ですかね。そうすると1つ疑問に思うのが、残りの約3万8,000冊をどうするのかなというところも疑問に思うんですよね。多分このままだと、もしかしたら使い道がない紙になっちゃいますよね。そういったことも踏まえて、これは既に印刷しているものであるし、予算もこれだけ余っているということを考えると、何らかの形で活用していただきたいなと思うんですね。それを今までの質問と絡めて、ひとり親家庭に対して追加配布か追加販売か、何らかの形で生かしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 49: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 50: ◯番外【町長 木村俊雄君】  今それぞれ担当からお話が出たようでございますけども、いずれにしても、プレミアム商品券事業については、緊急経済対策というのはお話ししたとおりであります。国でも、ひとり親世帯に対する臨時特別給付金を追加で実施するという部分は、当然そういった現状、実情を踏まえての国の対策だと思います。そもそも国の追加交付をするというのも先週の金曜日に政府で決めて、厚労大臣も昨日記者会見で正式にお話しされたようでございます。そういった部分でまだ方向が決まったばかりという部分もございます。そういったこともあって、プレミアム付商品券をひとり親家庭に無償で再度配布することは、ひとり親家庭以外の家庭、特に子育て家庭からの理解もなかなか得にくい部分もございます。そういったある意味公平性の中で町として最善の部分で行っていければなという思いがいたします。今後のひとり親家庭に対する施策についても、まだまだ検討の余地はございますけども、商品券の配布については、私としては再度無償配布する予定はございませんので、よろしくお願いいたします。 51: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 52: ◯7番【佐藤正憲君】  公平性の観点でというお話もありましたけれども、そうすると1回目の配布をしているというところもあったので、それはどうなのかなと感じざるを得ないんですけれども、お答えの中で、今後考えていただけるということもありました。これだけ苦しんでいるひとり親家庭の方に対して、さらには経済対策の予算が余ったという状況を踏まえて、何らかの形で、すぐにじゃなくて、今いわゆる第3波の真っただ中で、第4波が来るかもしれないという状況もあるので、その中で今後検討はしていただきたいなと思っております。  いずれにいたしましても、余った分をどうするのかなという疑問もありますけれども、今後しっかりとそれは考えていただきたいなと思います。現時点でのお答えとしては分かりました。  続いて、大きな2点目の質問に入らせていただきますけれども、まず最初に大きな2点目です。少子化対策についての質問に入らせていただきます。  最初の質問として、子育て世代の転入転出の状況について、町は把握しているのかというところをお伺いします。 53: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 54: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、特に緊急事態宣言発令後の本年4月から10月における本町への子育て世代の転入転出の状況についてのお尋ねでございます。  まず、子育て世代も含めた全体の状況でございますが、転入転出の差である社会増減につきましては、平成27年2015年からの5年間で増加傾向にありましたが、本年2020年上半期においては、直近5年と比較して社会増減数が大きくプラスに振られている状況でございます。  こうした要因といたしましては、転入者数は減少しているものの、それ以上に転出者数が減少していることが挙げられます。このうち年齢層別では、子育て世代に関連するゼロ歳から4歳、また30歳から34歳の層において、転入者数はあまり減少せず、転出者数が大きく減っていることから、ファミリー層が町内にとどまっている傾向が見受けられます。  こうしたことから、新型コロナウイルス感染症による人口移動の影響は少なからず出ているものの、現状では転出抑制の影響も出ていることから、深刻な影響を及ぼしている状況ではないと考えてございます。  以上です。 55: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 56: ◯7番【佐藤正憲君】  これは結構意外というか、転出が減っているという状況なんですね。これは結構意外だなと思います。コロナの影響も恐らくあるのかなと思いますよね。ただ、その中で転出は減っているけど、転入は減っていないというところで、これは寒川町が選ばれ出しているのかなという傾向を受けて取ることができるのかなと思うんですね。
     これは報道ベースなんですけれども、コロナ禍によって、2013年の集計開始以降、東京からの転出というのが6月に初めて東京からの転出超過という状況が生まれたんですね。8月以降から11月、4か月連続で東京からの転出超過が続いている、さらに東京から転出した方の60%が隣接3県、当然これは神奈川も含みますよね、に転出されたという報道があったんですね。  もし自分自身が東京在住、在勤で子育てをしているような世帯だとしたら、重要視するのは何かといったら、1つは東京へのアクセス、もう一つは住宅価格、3つ目は子育て環境、私だったらその3つを重要視しますね。アクセスについては、いい部分もあって、悪い部分もあるかと思うんですが、住宅価格と子育て環境という面については、寒川町はある程度は充実していると思うんですね。  これは結構意外なんですけれども、県内の逗子市であったり、葉山町というのが、コロナを転機に転入が明らかに増えているような状況なんですね。特に逗子市においては、子育て世帯の転入増への対処を探る庁内プロジェクトチームというのをつくったということで、教育機関の各部署であったり、経営企画部長、財政課長なども加わり、お金が係る施策も辞さない決意がにじむと報道されておりました。  若い世代の移住を狙って細々と知名度向上を図ってはきたものの、逗子市です。移入世帯の分析も手つかずだったと、そこへコロナ禍が思わぬ後押しになったという報道がされていたんですけれども、寒川町としてもコロナ禍を1つのきっかけにしていただいて、ぜひとも移住定住というものを促進すべきと考えているんですけれども、いかがでしょうか。 57: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 58: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  圏央湘南地域の中央に位置する本町につきましては、豊かな自然と田園風景を背景とした郊外性と日常生活に密着した生活サービスだけではなく、近隣自治体との都市的サービスについても身近に享受できるという特徴を持った町でございます。しかしながら、認知度不足によりまして、町外にお住いの方々からは居住地として選択されにくいという現状がございます。  こうしたことから、本町が暮らしの場所として選ばれる確率を上げるために、品格や高い志を感じる高座といういにしえより選ばれている暮らしの地として、人の心を大切にした町であることを表現したブランド、すなわち『「高座」のこころ。』を構築し、各種取組を現在進めているところでございます。  議員お尋ねの点につきましては、新型コロナウイルスの影響でテレワークが進むことで子育て世代の価値観にも変化が見られ、東京から近接県や地方へ移住する動きが広がっていることから、脱東京の受け皿となる可能性を秘めたものであると捉えております。  町といたしましては、コロナ禍において働く環境や子育て環境に関する価値観に変化が起きている方々を新たな移住定住のターゲットとして捉え、町総合戦略を主軸に的確に取組を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 59: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 60: ◯7番【佐藤正憲君】  町のお答えからもありましたけれども、受け皿となる可能性というのを大きく秘めているのが寒川町なのかなと思っておりまして、個人的には私は東京離れ、脱東京というのは、さらに加速するなと思っているんですね。テレワークが意外といけるなとみんな思っているところだと思いますし、今は従業員ベースでテレワークが進んでおりますけれども、今後どちらかといったら、企業自体が東京から転出していくという状況が、そういう流れができてくるのかなと私は思っているところであります。  先ほど紹介した逗子市においては、やはり出てくるのが待機児童問題なんですね。昨年4月が18人だった待機児童が22人になったというところで、市長からも、せっかく逗子に来てくれた人が失望すればSNSであっという間に広がってしまう、お金がないでは通らないというようなメッセージが発信されたりしていて、何としても保育士を確保するだとか、そういった対策に力を入れているというところで、少子化対策において、保育園の問題は私はずっと取り上げてきておりますけれども、国で実施した結婚・家族形成に関する意識調査によると、不安要素に対する質問に対して経済的にやっていけるかという点、次いで仕事をしながら子育てすることが難しそうという点がやはり不安に挙げられているんですね。それを考えたときに保育園の環境というのは私は非常に重要なのかなと思っておりますし、国の対策としても、待機児童の解消であったり、子ども・子育て支援制度の円滑な実施であったりというのが盛り込まれているというところで、そこで保育園についての質問をさせていただきますけれども、平成27年にいわゆる子育て3法というのが施行された中で、認定こども園であったり、地域型保育というのが当町でも導入されたんですけれども、それにより保育所の定員というのがどの程度増えたのか、お答えをいただきたいと思います。 61: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 62: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  町内の保育所等の入所定員につきましては、平成27年度に子ども・子育て支援新制度が開始された時点では、既存の保育園3園540人に加え、新たに定員90名の認可保育所として湘南保育園が開所したことから、町内4保育所の入所定員は合計で630名となりました。さらにそれ以降平成29年10月に、家庭的保育事業が開始し5名増加、また平成30年4月には認定こども園が開園し50名増加、さらに平成30年6月に小規模保育事業が開所したことで19名増加し、平成31年4月1日時点で、町内7か所の認可保育所の入所定員は合計で704名となり、現在に至ってございます。  以上です。 63: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 64: ◯7番【佐藤正憲君】  164名増えたということで、当初の30%近くが増えた、これは寒川町としてかなり充実したなと思っているところなんですけれども、すばらしいことだと思います。  それを受けて、待機児童と未入所児の推移というのは、どのようになっているのかお伺いします。 65: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 66: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  待機児童の状況につきましては、平成28年4月1日時点で10名、平成29年4月1日時点で11名、平成30年4月1日時点で5名、平成31年4月1日時点で5名、令和2年4月1日時点で4名と推移してございます。また、未入所児童の状況につきましては、平成28年4月1日時点で46名、平成29年4月1日時点で49名、平成30年4月1日時点で69名、平成31年4月1日時点で53名、令和2年4月1日時点で44名と推移しており、入所定員が増えた平成30年4月に大きく増加しましたが、直近2年では若干減少傾向となってございます。  以上です。 67: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 68: ◯7番【佐藤正憲君】  寒川町として、何のために保育所の定員を増やしてきたのかということをお伺いします。 69: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 70: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  国は、2022年度末までに25歳から44歳の女性の就業率80%を目標として掲げており、社会状況としても、子育てをしながら働く保護者の保育ニーズがますます高まりを見せる中、寒川町におきましてもその対応を図るために、平成27年度に新たに90名の認可保育所を開所し、その後も家庭的保育事業5名、認定こども園50名、小規模保育事業19名と新たな制度による民間保育施設の開所を支援し、保育環境の整備充実に努めてきたところでございます。  また、保育所等の定員を増やし、子どもを産み育てながら働くことのできる環境を整えてきたことにより、子育てをしている方やこれから子どもを産み育てようという方が、寒川町に住むという選択をする際の有力な要素となっていると考えてございます。また、今後につきましても、町内の幼稚園が令和4年4月から認定こども園への移行を目指しており、さらに46名の定員が増える予定となっていますことから、町への移住や町で子どもを産み育てることへの追い風になるものと考えてございます。  以上です。 71: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 72: ◯7番【佐藤正憲君】  当然そういうことになろうかと思いますね。子どもを産み育てやすい環境が整ってきた。  一方で、保育所の定員が増えた割に未入所児童が減っていないという状況について、町としてどのように、なぜそういう状況なのかということをお答えいただきたいと思います。 73: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 74: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  平成27年度以降現在まで入所定員は164名増やしてまいりましたが、未入所児童につきましては、先ほどのご質問でもお答えしましたように、令和2年度は若干減ったものの、依然として40名程度の人数がいるところでございます。特に未入所児童は、ゼロ歳児から2歳児の低年齢児が多くを占めているところであり、低年齢児の保育所等への入所申込者数の推移につきましては、平成27年4月1日入所申込み257人、平成28年4月1日入所申込み283人、平成29年4月1日入所申込み285人、平成30年4月1日時点314人、平成31年4月1日入所申込みは341人、令和元年4月1日につきましては、334人となってございます。平成27年度以降の定員の増加とともに、入所申込みも増加しているところですが、低年齢児にあっても、休職活動中や育児休業から復職するために申込まれる方も多く、なかなか未入所児童が減らないという状況につながっていると考えているところでございます。 75: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 76: ◯7番【佐藤正憲君】  この問題については、寒川町は徐々に枠を増やしていったというところで、今すぐどうにかしてほしいとは私からは特に述べませんけれども、実は定員は増えたけれども、未入所児が減っていないという問題、現状は把握させていただきました。  要因として、当然女性の社会進出が進んだということであったり、保育ニーズが昔よりも増えたというところがあろうか思うんですけれども、逆から見ると、保育の枠が増えたことによって意識が変わった、例えば保育所に子どもを預けられる希望が湧いたとか、そういったことによって、子育て中の女性の社会進出が進んだということも考えられるかなと思うんですが、いずれにしても寒川町として保育の枠が増えたことによって、寒川町は子育てと仕事を両立できる環境が進んだとプラスに捉えていただきたいと思うんですが、町としていかがでしょうか。 77: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 78: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  こちらにお答えする前に、先ほどの質問の中で入所申込数の「令和元年」と申し上げたところにつきましては、申し訳ございません。「令和2年」で訂正をお願いいたします。  続きまして、ただいまの質問にお答えさせていただきます。  町が保育所等の定員数を増やしてきた経過や社会的な背景につきましては、先ほどお答えしたとおりでございますが、子どもを出産された方の中には、仕事を続けたいという意欲はあるものの出産を機にやむなく退職された方もいらっしゃいます。そのような保護者の中には、保育所等の定員数が増えたことにより、復職する意思を固め、保育所等の入所申込みをされた方もおられるのではないかと考えてございます。  町といたしましては、保育所等の定員数を増やしてきたことによる結果としまして、寒川町における子育てと仕事を両立する環境づくりにつきましては、議員のおっしゃるとおり、進んできているものとプラスに捉えているところでございます。  以上です。 79: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 80: ◯7番【佐藤正憲君】  当然そういう答えになろうかと思います。この点について後ほどの質問につなげたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、子育て世帯への経済的支援についての話です。例えば港区なんかだと、出産のお祝い金、出産に係る費用の一部を助成、最大31万円の助成というものをやっておりまして、寒川独自で出産するという行為に対して、心意気というか、温かい政策は何か考えられるのかお答えをいただきたいと思います。 81: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 82: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  町では現在出生届出の際に、子育て支援課窓口におきまして紙おむつ用ごみ袋をお渡ししたり、乳幼児家庭全戸訪問の際に、事業者から提供された商品等をお祝いの気持ちを込めて手渡ししてございます。  先ほど町長答弁にもございましたように、今後は出産してくださったことに対する感謝の気持ちを込めた優しさや温かさを伝える取組につきましても検討し、進めていく予定でございます。内容につきましては、新生児期に役立つ消耗品費等の物品をイメージしておりますが、そういった部分も今後併せて検討してまいりたいと考えてございます。 83: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 84: ◯7番【佐藤正憲君】  お金ではないけど、気持ちということですね。私はそれで十分だと思いますので、この点については以前一般質問で取り上げた議員の方もいたので、特に深くは論点にしませんけれども、そういった子育て世代に対する温かい施策というのを今後も意識していただきたいと思っております。  続いて、今寒川に子育て支援センターが岡田にありますけれども、この利用状況というのはどのようになっているのかお伺いします。 85: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 86: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  子育て支援センターの利用状況につきましては、平成28年度は9,101人、平成29年度は9,259人、平成30年度は9,342人という状況でございます。令和元年度につきましては、本年3月に入ってからの新型コロナウイルス感染症の影響もあり、8,521人と大きく減少してございます。今年度につきましては、5月は緊急事態宣言を受けて施設利用を中止し、電話相談のみの対応としておりましたが、5月25日より予約制の面談相談を再開し、6月16日以降は国基準の収容率を参考に人数制限を行い、感染予防対策を徹底の上、予約制にてフリースペースの利用や巡回ひろばを再開してございます。  以上です。 87: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 88: ◯7番【佐藤正憲君】  子育て支援センターの賃貸借契約の満了日というのが迫っていると聞いているんですが、その後の対応についてお伺いしたいと思います。 89: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 90: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  現時点での方向性としましては、仮称の健康福祉総合センター建設予定地に、令和4年頃に建設予定の集約施設に、子育て支援センターの機能も盛り込む予定で調整しており、子育て支援センターが入っている建物の所有者の方とは、そこまで引き続き契約をしていただけるようにお願いをし、現時点では内諾をいただいている状況でございます。 91: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 92: ◯7番【佐藤正憲君】  方向性は分かりました。仮の集約施設に中に機能を盛り込むというお話ですけれども、町の中心ですよね、その土地は。そこに子育て支援センター、子育ての施設があるというのは、町としても非常に重要だなと思っていて、ある意味町の中心にある子育てのシンボルのような形として、そういった施設であるべきかなと思うんですが、子育て支援センターを町のシンボルとして、子育てのシンボルとしていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 93: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 94: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  今後建設予定、現在検討中でありますけども、その集約施設には、子育て支援センターのほかに健康管理センター、社会福祉協議会、県の福祉事務所及びファミリー・サポート・センターが入る予定で検討してございます。  子育てのシンボル的施設とするべきとのご提案でございますが、今申し上げたような他の施設としての機能も有していることから、子育てに限った施設であるかのような印象を持たれる表現には留意する必要があると考えております。  現行の子育て支援センターにつきましては、同じ建物の1階、2階部分には民間の介護関連施設が入っている状況の中で、子育て支援センターとファミリー・サポート・センターを合わせて施設の名称として子育てサポートセンターを挙げており、ある意味で町としての子育てのシンボル的施設として意識を持って日々の事業に取り組んでおるところでございます。  今後の集約施設に場所を移したとしましても、当然そのような意識を持って取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 95: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 96: ◯7番【佐藤正憲君】  ある意味でシンボルと、ある意味というのが気になるんですけど、そういうシンボル的なものとして今後施策展開していただきたいなと思っております。  今回出生率の向上として、保育環境であったり、町からの心意気であったり、子育てのシンボル的施設を最後に質問いたしました。  これらがそろったら、寒川町は子育て環境はすばらしいものになるかなと思っていて、さらに必要なのは、これらをしっかりとアピールして、寒川町は子育てを応援している町なんですよと、そういった姿勢を示して子育てしやすい空気をつくっていくということが、私は一番重要かなと思うんですが、その点について町のお考えをお伺いします。 97: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 98: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  子育て環境をすばらしくする上で、ご質問にあるような大きく3つの要素が整うことは、大きな意味があると考えてございます。それだけに実現するのも簡単ではなく、容易ではない部分だと思ってございます。  今後子育て世代を呼び込んでいくために、子育てしやすい町を目指す上では当然目指すべき取組であろうかと思いますが、現状においても町では様々な子育て支援策に取り組んでおりますので、それらを今よりも効果的にアピールすることも必要だと考えてございます。  うまくアピールすることにより、議員のおっしゃるように、子育てを応援する町、子育てしやすい町という姿勢を示し、そのような雰囲気の醸成に努めてまいりたいと思ってございます。  以上です。 99: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 100: ◯7番【佐藤正憲君】  そういった空気をつくっていくということは非常に重要かなと思っていて、今子育てが充実している先進地というのは、流山と明石市なのかなと思っております。人口もかなり増加しているんですけれども、これらの自治体というのは、環境の充実もさることながら、子育ての町として市外に発信しているというところはあろうかと思いますね。そういったことも踏まえて、子育てを応援している町、そういった空気、さらには最初の質問でしましたけれども、コロナ禍の人口動態なんかを踏まえて、寒川町としても、そういった空気を町外に向けて発信して移住定住に取り組んでいく、少子化対策に取り組んでいくべきと思っておりますが、いかがでしょうか。 101: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 102: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  議員ご指摘のとおり、町外にお住いのターゲットに向けて子育てしやすい町であることを広く刺さるように発信していくことは、喫緊の課題であり、重要な取組であると認識しているところでございます。とりわけこのたびのコロナ禍を受けて、居住地に対する価値観は、在宅勤務やテレワークの推進など、働き方の変化に伴いまして徐々に変わってきております。我が町寒川にとっても、移住者の獲得に向けた1つのきっかけであると捉えております。町外のターゲットに対する現状での情報発信は、東京有楽町にあるふるさと回帰支援センターでのガイドブック等の配架や移住ポータルサイトの展開、SNSによる発信であり、十分な展開ができていないことは否めない状況であるとともに、いかに人の心に響くような発信をしていくかということも大きな課題であると認識しているところでございます。  今後につきましては、子育てを応援する町、子育てしやすい町という雰囲気を今以上に伝えられるよう、ポータルサイトの充実をはじめとする直接訴求のためのコンテンツの充実やSNS等のさらなる活用、リモート相談窓口の設置、さらには東京から隣接県への移住が増えている状況などを踏まえた取組の研究も重ね、より効果的な場所、機会を捉えたプロモーション活動に努めてまいりたいと考えます。  以上です。 103: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 104: ◯7番【佐藤正憲君】  この点はしっかり進めていただきたいなと思いますね。コロナ禍だからこそ図らずもというか、そういった機会が訪れているのかなというところもありますし、子育てに対する空気をつくって、それを外に向けて発信していくというのは、非常に重要だなと思っております。  最後、町長にお伺いしたいところは、当然子育て世帯が生活しやすいという環境は必要だと思いますし、そういった世代を呼び込んで持続可能な町をつくっていくというのは、必要不可欠である、当然寒川町は子育て環境も充実してきた、これから充実させていく、さらには温暖であったり、平坦であったり、地理的にもすばらしい地形かなと思うし、あとは生活環境、スーパーであったり、あとは自然環境であったり、そういったところは非常に充実しているところなのかなと思って、今こそ寒川町はコロナの状況も踏まえて、テレワークの状況なんかも踏まえて、住みやすい、子育てしやすい町なんだということを町外に対して首長からも発信していただきたいと思っておりますが、町長のお考えをお聞かせください。 105: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 106: ◯番外【町長 木村俊雄君】  少子化対策、あるいは子育て環境についてご質問いただきまして、それぞれ部長からもお話しさせていただいたところであります。私としても、今期の所信表明の中でも、湘南地域において最も子育てがしやすい町を目指すという考えに何ら変わりはございません。皆様方から様々ご意見、ご提言もいただいております。そういった内容も踏まえて、今後とも積極的に進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 107: ◯議長【関口光男君】  佐藤正憲議員。 108: ◯7番【佐藤正憲君】  積極的に進めていっていただければと思います。湘南地域で一番と、前と言葉が変わりました、一番という言葉もありましたけれども、最もという言葉になりましたがね、それは積極的に進めていっていただきたいなと思います。  私は議員という立場で8年間やらせていただきましたけれども、1つ思うのは、将来を見据えたまちづくりという視点、それは持っていきたいなと思っておりますし、時間はなくなりましたけれども、今後この場に立つ機会があったら、それを今後も訴えていきたいと思いますので、それを述べさせていただいて、一般質問を終わりとさせていただきます。 109: ◯議長【関口光男君】  以上で、佐藤正憲議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は10時35分からといたします。                 午前10時12分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前10時35分 再開 110: ◯議長【関口光男君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、19番太田真奈美さんの質問を許可いたします。太田議員。             〔19番(太田真奈美君)質問席へ移動〕 111: ◯19番【太田真奈美君】  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順位に従い、今期最後の一般質問をさせていただきます。私の今回の質問は大きく3点、不妊治療について、少子化対策について、コロナ禍における支援についてです。  まず初めに、不妊治療について伺います。  9月に菅内閣が発足し、政策の目玉として不妊治療の助成拡大と保険適用を最速のスピードで実現していきたいと表明されました。不妊治療の負担軽減については、公明党が1998年以降、国会、地方議員が一体となって保険適用を求める質問や署名活動を行ってまいりました。その結果として2004年には国として初めて予算措置がされ、年1回10万円を限度に助成を行う特定不妊治療が創出され、その後も助成額や所得制限などを段階的に拡充してまいりました。
     コロナ禍を契機として、あらゆるリスクに対して持続可能な社会を構築していくことが大事であり、子どもを授かりたいという希望がかなうよう環境整備をしていくことが今求められていると考えております。  そこで今回は1として今までの町の取組内容と、2として今後予定されている助成額拡大や保険適用となった場合の対応についてお伺いいたします。  次に、2点目の少子化対策の結婚新生活支援事業について伺います。  政府は、少子化対策の入り口に当たる結婚支援を充実させたいと、2016年に結婚新生活支援事業を開始し、今回少子化対策の柱の1つに位置づけ、令和3年度から補助上限額を現行の30万円から60万円に倍増させる方針を固めました。同事業について平成31年3月会議に会派同僚議員が一般質問した際、必要な事業であるものの実施自治体が少ないことや効果が図りづらいなどという答弁があった一方で、今後人口減少社会に入ってくる地域でもあるので、そういうことも踏まえた中で十分研究したいとのことでした。  この事業の背景には、未婚の男女にアンケートをした際、結婚に踏み切れない理由は何かとの問いに対して、結婚資金と言った男性の割合は43.3%、女性の割合は41.9%、その内訳は、引っ越し費用や新居の準備というものもありました。  そこで、1)平成31年3月会議以降の検討内容、研究内容についてお伺いいたします。また、経済的理由で結婚に踏み切れなかったカップルを支え、地方創生総合戦略の若者移住定住促進にも一定の役割を果たす観点からもお伺いしたいと思いますが、2)令和3年度から補助上限額が倍増される方針が出ましたが、町として改めて実施する考えはないか伺います。  最後に大きな3点目、コロナ禍における支援について伺います。  第3波とも言える感染拡大が続き、先の見えない日々に不安の声が多く寄せられております。中でも収入減少による生活支援についてのご相談が増えていて、少しでも対象になるものがあればと奔走する日々が続いております。特に生活費の中で多くを占める家賃や住宅ローンの支払いに悩んでいる人が増えていて、住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化は待ったなしの課題だと考えます。また、国や県の支援策があったとしても、町民の皆さんになかなか届いていないのも事実です。生活困窮者自立支援制度における住宅確保給付金もコロナ禍においては急増していることと思われますが、町として他機関との連携も含めての取組をお聞かせください。  これで1回目の質問を終わります。 112: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 113: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位2番太田議員のご質問にお答えいたします。  まず、大きな1点目、不妊治療についての1点目、これまでの取組はとのお尋ねにお答えします。  町では、平成25年7月から、寒川町特定不妊治療費助成金交付要綱に基づき特定不妊治療費に対する助成を行っております。もともと不妊治療に対する費用助成につきましては、国の制度設計の下、実施主体を都道府県や政令市、中核市として、特定不妊治療支援事業として実施されており、町の場合は、神奈川県の助成を受けた方に対して県の助成額の3分の1に相当する額を上限として県の助成に上乗せする形で実施しているところでございます。  この間例えば男性不妊治療を助成対象とするなど、国の制度改正に伴う変更等もございましたが、直近5年間の実績としましては、平均すると毎年度約37件、金額で申し上げますと198万1,000円ほど助成している状況でございます。  続きまして、2点目の今後予定されている助成拡大や保険適用となった場合の対応はとのお尋ねにお答えいたします。  現在不妊治療の費用助成制度をめぐっては、令和4年4月の診療報酬改定に合わせた不妊治療の公的医療保険適用の考えや、現行制度における助成額の倍増や所得制限撤廃の考えなど、支援策の大幅拡充の方向性が報道されているところでございます。  現時点では確定的な要素がない中でのお答えとなりますが、今後とも制度の動向をよく注視しながら適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、大きな2点目、少子化対策についての1点目、平成31年3月会議以降の検討内容について問うとのお尋ねにお答えいたします。  以前の一般質問で申し上げましたとおり、人口減少社会における少子化対策というのは、町にとっても喫緊の課題であり、全国各地の様々な取組を踏まえながら十分に研究する必要があると考えております。  しかしながら、この間令和元年度終盤から本年度令和2年度にかけては、新型コロナウイルス感染症への対策が最優先課題となってしまったこともあり、近隣の実施自治体の現状把握にとどまっている状況でございます。  続いて2点目の令和3年度から補助上限額が倍増される方針が出たが、町として実施する考えはとのお尋ねでございます。  町では、人口減少への対応を目的に、町人口ビジョン及び町総合戦略を平成27年度に策定し、現在は、来年度からスタートする第2期総合戦略の策定と人口ビジョンの改定作業を進めている状況でございます。当該作業に当たっては、人口減少対策のためのアンケートを実施しておりますが、その中で、結婚する必要性を感じないことを結婚していない理由として回答された方が、前回調査の13.8%から23.5%に上がっており、社会環境の変化による人生観や結婚観の多様化によって結婚離れが進んでいる可能性があることから、人口減少を防ぐためには、結婚を望んでいる方が経済的な不安や仕事と家庭の両立への不安から結婚を諦めることのないよう、町総合戦略に基づいて安定した仕事の創出や子育て支援、教育内容・環境の充実など、一過性ではない支援環境等を整えていく必要があると考えております。  こうしたことから、議員お尋ねの結婚新生活支援事業につきましては、新婚世帯に対して結婚に伴う新生活のスタートの際の新居の家賃や引っ越し費用等を支援するものでありますが、当該事業を町として実施することが、結婚離れに対する取組として有効かどうかについて見極めてまいりたいと考えております。  次に、大きな3点目、コロナ禍における支援についての収入が減少した世帯等への居住支援についての取組はとのご質問にお答えいたします。  昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況の中、収入の減少により家賃の支払いが厳しくなり、住居を失うおそれが生じている方々のご相談に対しましては、生活困窮者自立支援法に基づき家賃相当額の給付が受けられる住居確保給付金制度のご説明をし、その申請受付の窓口である神奈川県社会福祉協議会ほっとステーション横浜をご案内しております。  町では、ご相談内容に応じて適切な情報提供をはじめとする丁寧な対応に心がけ、着実に必要な支援が受けられるよう取り組んでおるところでございます。よろしくお願いいたします。 114: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 115: ◯19番【太田真奈美君】  それでは、一問一答に入ってまいりたいと思います。  今回3点ともいずれも国、そして県が実施自治体のものが大変多く、また今後の動向を注視していかないと、なかなか回答に結びついていかないかなとは思いますけれども、今の段階での町の方向性、また町の思いというものをしっかり確認してまいりたいなとも思っておりますので、よろしくお願いいたします。  まず初めに、不妊治療のこれまでの取組について伺ってまいります。  町は、県の助成を受けた方に対して、県の助成額の3分の1に相当する額を上限として、上乗せする形で町の事業として実施しているというご答弁をいただきました。町長からも、直近5年間の数字を平均でということでお示しいただきましたけれども、直近3年で構いませんので、助成件数と合わせて助成額をお聞かせいただけますでしょうか。 116: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 117: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  町の特定不妊治療費助成事業における平成29年度から令和元年度まで、各年度の助成件数と助成額の実績につきましては、平成29年度が41件220万6,000円、平成30年度が33件177万4,000円、令和元年度が33件206万6,000円という状況でございます。  以上です。 118: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 119: ◯19番【太田真奈美君】  町長に言っていただいたような感じで推移しているのかなと思います。この事業は長年行ってきておりますので、周知という意味では、されてきているのかなと思いますけれども、そういった中で相談件数、また相談内容というものは、どういったものがあるのかお聞かせいただけますでしょうか。 120: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 121: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  不妊治療の相談については、電話や窓口で年間に何件かございますが、大変恐縮ですが、件数はカウントしてございません。よくお尋ねいただく内容としましては、助成を受けるための要件や助成額についてなど、制度上のご相談が多い状況です。中には不育症治療費助成や里親制度について合わせて相談される方もいらっしゃいます。  町では、費用助成制度の内容についてのご相談に対応し、治療方法など専門的な内容のご相談につきましては、神奈川県不妊・不育専門相談センターをご紹介し、そちらにお尋ねいただくようご説明してございます。また、町のホームページからも県の相談センターへリンクを設定してございます。  以上です。 122: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 123: ◯19番【太田真奈美君】  件数は把握していないということで、基本的には県の事業なので、専門的な治療の内容になってくるので、そちらに促していくというようなことかなと思います。  町の助成のことに関しては町が対応できるのかなと思いますけれども、私にいただくご相談の中には、地元でもうちょっときめ細かく相談に乗ってほしいというお声もあったりしますけれども、その辺は専門的な部分で、県につなげていかなければいけないのかなと思っておりますので、ホームページからもリンクされているということでございますので、その辺の対応は、町に連絡が来た場合はしっかりときめ細やかに丁寧に対応していただければなと思いますけれども、こういった取組をしてきた中で、町として課題とか問題点というのはあるのかをお伺いしたいと思います。 124: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 125: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  町の特定不妊治療費助成事業は、医療保険が適用されず、高額の医療費がかかる体外受精及び顕微鏡受精に要する費用の一部を助成することにより、不妊に悩む夫婦の経済的負担の軽減を図る目的で実施してございます。  町長答弁で申し上げましたように、国の制度設計で県において実施している助成事業に対して、町においては県が助成した額の3分の1を超えない範囲の額を上乗せして助成しております。  平成25年7月1日から開始した制度ですが、県の助成事業において、平成28年度から初回治療費の助成額が増額されるとともに、男性不妊治療費が助成対象とされたことに伴い、町の助成事業についても同様の取扱いとする変更を図り、現在に至っております。  課題や問題点はとのお尋ねでございますが、以前は助成を受けられる回数が同じ年度に1回で、受けられる期間も通算2年間を限度としてございましたが、現在は改善されまして、県の助成制度と同じになっており、特段の課題や問題点があるとは考えてございません。  以上です。 126: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 127: ◯19番【太田真奈美君】  町として捉えているならば、特段課題、問題点というのはないということで、国でも、かなりこの間様々拡大や拡充してきたので、そういった中で解決されてきているのかなということも分かっておりますけれども、町は、県の実施する事業に対して3分の1を上限にということで助成しておりますけれども、この辺が各市町によってどのように状況が変化しているのか、助成状況をお聞かせいただけますでしょうか。 128: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 129: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  特定不妊治療費助成事業についての県内市町村の実施状況でございます。令和元年度3月末の状況で、政令指定都市を除く30市町村中22市町村で実施してございます。内容につきましては、各市町村様々で、助成額としては1万円から30万円まで、助成回数は同じ年度1回で通算2回ということから、5回や県要綱と同じ回数まで各市町村の実情によって異なっている状況です。  以上です。 130: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 131: ◯19番【太田真奈美君】  助成額については1万円から30万円ということで、各市町村によって回数にしても随分違いが出ているのかなと思います。この辺ももちろんその市町村の財政状況等にもよるかと思いますけれども、今後寒川町も県の3分の1を上限にということですけれども、この辺を今後検討していく必要性もあるのかなとは感じております。  今まで行ってきた制度を問題点等もあるかなということで、確認させていただきましたけれども、今伺ったことを踏まえた中で、今日の新聞によりますと、来年1月から拡大していくというような報道もされておりましたけれども、今後予定されている助成額拡大、また保険適用となった場合の対応について伺ってまいりたいと思います。  まず、現制度での拡充だったり、所得制限が撤廃されるとか、また、その次の段階として保険適用がされていくような制度設計になっているかなと思いますけれども、今までの制度の中でも、お声をいただく中では、助成を受けていてもなかなか分かりづらいというお声が多かったので、今後この助成の内容がどう変わっていくかというところの周知方法をどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 132: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 133: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  これまでに窓口へご相談にいらっしゃった方のお話などから、不妊治療を実施している神奈川県所管の指定医療機関には、市町村の助成制度について、居住している市町村に問い合わせるように促しをしていただいているところです。  そうした状況を踏まえまして、基本的には町のホームページへの掲載、「広報さむかわ」での周知を引き続き行っていく予定でございます。また、国の助成額拡大や保険適用という動きに伴い、町の助成制度を改正した場合につきましては、神奈川県所管の指定医療機関に対しての周知が必要になりますので、そのことにつきましては、神奈川県とよく調整しながら周知に努めてまいりたいと思ってございます。  以上です。 134: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 135: ◯19番【太田真奈美君】  医療機関からは、住んでいる地元の自治体にお問い合わせをということで促していただいているので、県の実施とはいえ、町がどう周知していくかというのは今後すごく大事かなと思っております。  確かに私もホームページを見て、県に飛ぶようにリンクはされているとは思うんですけれども、その辺を調べていく側にとっては、ただでさえ心理的な負担があるので、そういったところの軽減もしていかないといけないかなということを考えると、その辺の見せ方というんですかね。限られた方になるかもしれませんけれども、そういった方たちが少しでも心理的な負担が軽減されるように分かりやすい周知の方法、間口が広がっていくと思うんですね、所得制限を広げれば。なので、そういったところの相談の増加も懸念されるかなと思いますので、そういったことも踏まえて、町としてしっかりと相談体制とか、また周知方法というのを今の段階から検討をしっかりとしていっていただければなと思っております。  今相談体制と言いましたけれども、相談体制は町で専門的なところはというお答えがありましたけれども、今後についてもそういった考えなのか、何か相談体制について考えているのかをお伺いしたいと思います。 136: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 137: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  これまでも不妊や不育に関する治療方法などについてのご相談に関しましては、神奈川県不妊・不育専門相談センターをご案内してございますが、制度が拡充された場合につきましても、基本的な体制については同様で行うであろうと考えてございます。したがいまして、まずは窓口や電話でお話をお伺いし、費用助成の制度のご相談につきましては、引き続き町で対応させていただき、治療など専門的な内容のご相談につきましては、先ほど申し上げました神奈川県不妊・不育専門相談センターをご案内してまいりたいと思っております。  以上です。 138: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 139: ◯19番【太田真奈美君】  最初に窓口となる町の担当部署では、より丁寧な細やかな対応をしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  この件は最後になりますけれども、町として、子どもを授かりたいという希望をかなえる環境整備として新たに考えていることがあるのか、そういったことをお伺いしたいと思います。 140: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 141: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  町としましては、不妊治療や不育症治療に伴う経済的な負担の軽減を図ることで、子どもを授かる方が少しでも増えてくれればとの願いもあり、こうした治療費の助成制度を実施しているところでございます。  子どもを授かりたいが授からないということについては、不妊や不育という理由以外にも家庭事情や労働環境など、希望されている方を取り巻く要因や子どもが何人欲しいというライフスタイルの考え方など様々な理由が考えられる。  平成27年の国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査では、予定の子どもの数が理想の子どもの数を下回る夫婦の理想の子ども数を持たない理由のトップは、子育てや教育にお金がかかり過ぎるからという経済的な理由でした。  こうした結果を見ると、現在条例改正案をご審議いただいている小児医療費助成事業における所得制限撤廃などは、図らずもそうした経済的な要因への1つの対応であると言えるものはないかと考えているところでございます。  以上です。 142: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 143: ◯19番【太田真奈美君】  全体的な子どもを授かりたいという希望をかなえる環境整備の中で今ご答弁いただいたかなという感じはいたします。今最後に言っていただいた小児医療費の助成事業の所得制限の撤廃もそのうちの1つかなとは思いますけれども、今回の質問は、不妊治療というところで質問しているので、今後の国や県の制度の拡充によってという中でにはなっていくとは思いますけれども、不妊治療での環境整備に期待してまいりたいなと思っております。  では、次の質問に入ってまいりたいと思います。  大きな2点目、少子化対策の結婚新生活支援事業について伺ってまいりたいと思います。  1問目の31年3月会議以降の検討内容ということですけれども、町長からは、十分研究する必要があったんだけれども、今年に入って新型コロナウイルス感染症の対策が最優先になってしまって、現状把握にとどまっているというようなご答弁だったかなと思いますけれども、その間1年弱あったと思いますけれども、何か具体的に検討研究をされてきたのか、いま一度お伺いしたいと思います。 144: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 145: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  県を通じまして制度や補助内容について情報収集するとともに、県内自治体の取組状況の把握に努めてまいりました。実施自治体の担当者から取組のきっかけや実施してみての課題などを聞き取り、今現在では担当内で情報を共有している状況でございます。  以上です。 146: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 147: ◯19番【太田真奈美君】  全国的には少しずつではありますけれども、この制度を活用して結婚新生活支援事業を利用している自治体が増えております。積極的に事業を展開しているわけですけれども、研究、または検討してきた中で、情報共有も職場内でしてきているという中で、現状において実施しないと今なっていると思いますが、その理由はどういったことかお伺いしたいと思います。 148: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 149: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  この事業は、補助対象世帯が夫婦ともに34歳以下で、世帯所得が340万円未満の新規に婚姻した世帯となってございます。補助の内容は、結婚に伴う住宅取得費用、または住宅賃借費用、引っ越し費用となっており、1世帯当たり30万円を補助上限額として、国がその半分を補助するというものです。  実施自治体での実績は伸びていないことや所得要件が共働きの夫婦ではほぼ該当しないなどの課題があることや実施する側からしますと、この補助制度によって少子化対策としてどのような効果が出ているのか、人口増にどう結びついていくのかがはかりにくいなどの理由から、現在実施していない状況でございます。 150: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 151: ◯19番【太田真奈美君】  この1年半では、子育て支援課という中で人的な問題もあるし、またなかなか全国的に広がっていないという状況の中で、前向きな姿勢での取組がなされていかないのかと、ご答弁を聞いていても、あまり前回と変わらないかなと感じております。  そういった中で、もう一歩踏み込んでいくために、次の2)に入っていきたいと思います。  令和3年度から補助上限額が倍増されるという方針が国から出ております。まだ確定はしておりませんけれども、また年齢ももう少し上がっていくということと年収もさらに拡大されていくという状況の中で、町として実施する考えはないかというところで伺っていきたいと思いますので、少子化対策なので、本当は子育ての部分だとは思いますけれども、1回目の質問でも述べたように、総合戦略、若者の移住定住、そういった観点から質問していきたいと思います。  前段の議員にその背景を質問していただいたので、私も分かりやすくなってきたかなという部分はありますけれども、寒川町は妊娠から出産、子育てまでの支援というのは、充実してきていることは承知しておりますけれども、その前段階である結婚、また出会いの場という支援策は、町として取られていない、それは大きな課題かなと思っているんですけれども、その辺の必要性をどのように捉えているのかまずお伺いしたいと思います。 152: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 153: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  現行の第1期総合戦略におきましては、子育て世代が安心して子どもを産み育てやすい環境をつくるという基本目標を立て、その中には、結婚から子育てまでの切れ目ない支援の充実という施策を位置づけて取組を進めているところでございます。  こうした中、議員ご指摘の妊娠や出産、子育ての前段階である結婚や出会いの場の創出という支援につきましては、町としても必要性を認識しているところではございますが、人生のパートナーと出会うに当たっては、人生観や結婚観などを知る上で、結婚を望む方にとってより多くの方々と出会ったり、また幅広い選択肢があることが望ましいことから、町単独での取組ではなく、神奈川県等が実施する婚活イベント等の情報発信を行っていくという形で支援してまいりたいと考えてございます。  以上です。
    154: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 155: ◯19番【太田真奈美君】  結婚するに当たっての支援という前段階の婚活の部分で、町単独ではなくて県とかと連携しながら、まず、いろんな結婚に向けての価値を見出していくというか、結婚したくないわけではない、だけれども、出会いの場もないということもあると思いますので、その辺はぜひやっていっていただきたいなと思いますので、事業としてどのような形で現れてくるのか期待したいと思います。  先ほど前段の議員でも様々ありましたけれども、少子化対策として事業を掲げられておりますけれども、一方では若い世代の流出防止、また移住定住という施策という観点もあると思っております。そういった部分でどう捉えているかお伺いしたいと思います。 156: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 157: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  現行の第1期総合戦略の振返りの中で、人口動態では特に20代前半の女性について転出超過の傾向にあり、その転出理由といたしましては、就職、転勤や結婚という理由が最も多くなっております。一方、転出後の住まいとしては、賃貸住宅であるケースが圧倒的に多いことから、仕事の環境やそのほかのアプローチによっては、結婚や住宅購入を機会としたUターンの促進や転出の抑制を図る余地もあるのではないかと考えてございます。  こうした中、先ほどご答弁申し上げたとおり、人口減少対策のためのアンケートにおきましては、結婚する必要性を感じないことを結婚していない理由と回答した方が、前回調査時よりも約10%上がっており、社会環境変化による人生観や結婚観の多様化によって結婚離れが進んでいる可能性もあることから、人口減少を防ぐためには、結婚を望んでいる人が経済的な不安や仕事と家庭の両立への不安から結婚を諦めることのないよう、町総合戦略に基づいて安定した仕事の創出や子育て支援、教育内容・環境の充実など、一過性ではない支援環境等を整えていく必要があると考えてございます。  以上です。 158: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 159: ◯19番【太田真奈美君】  ちょっとショッキングなアンケート結果も出ているかなと思いますけれども、そういった中でいろんな価値観があると思うので、結婚だけが全てではないのかなということも認識はしておりますけれども、今回質問の趣旨は、結婚をしたいけれどもという、その意識のある方に対してどう政策をつくっていくかというところの質問ですので、ちょっとショッキングなアンケート結果も出てきましたけれども、今、部長からは、一過性ではない支援の環境整備というところも出てきましたので、結婚とか、その前段階であるそもそもの出会いの場の創出を町がやっていく必要性があるという認識を持っていただいて、前に進んでいくのかなという認識を今持ったところでございます。  私も、ここ数か月、特に今年に入って、結婚を機に寒川に越してきた、縁も何にもないんですけれども、寒川に。寒川にめぐりめぐって越してきたとか、越して来るというようなお話を伺う機会が大変増えてきていました。  そういった中では、内閣府で結婚新生活支援事業を令和3年度から都道府県を中心としたモデル事業を公募して、これも県の主体なんですけれども、採択された自治体へ補助率を3分の2に上げるというような方向で検討を進めているという情報も入ってきておりますけれども、こういったコロナ禍だからこそ、一人一人が離れている状況の中で、人との縁というか、そういうことの重要性を感じてきている今年かなとも思いますので、そういったコロナ禍だからこその人生スタートの後押しを支援としていくのはどうかと思いますが、お答えをお伺いしたいと思います。 160: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 161: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  国の結婚生活支援事業のうち、都道府県が主導するモデル事業への町としての参加についてのお尋ねでございますが、まずは現行の第1期総合戦略の振返りを基に、来年度からスタートいたします第2期総合戦略に基づいて取組を進めていきたいと考えておりますので、都道府県による当該事業につきましては、その効果等を見極めてまいりたいと考えます。  以上です。 162: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 163: ◯19番【太田真奈美君】  分かりました。今次の総合計画への準備段階というか、計画を立てている段階なので、ぜひ検討していって、町として必要性があるなと感じたときには、ぜひ展開していっていただきたいなと思っております。  先ほども言いましたけれども、少子化対策は明らかですけれども、妊娠や出産、子育てという前段階である結婚とか出会いの場の創出への支援に特化して、今回は問題提起をして、子育て、少子化という部分だけではなく、総合戦略だったり、移住定住といういろんな側面から考えていったときに、その必要性は町として共有できたんではないかなと思っておりますけれども、今後はそうした支援をいかに現実的な事業に結びつけていくかということが大切になってくるんだと思うんですね。  今、町はどうしても行政縦割り社会というか、行政になってきていますけれども、最近の寒川町は、どこの自治体もそうでしょうけれども、横串というか、横の連携とかを重要視しながら、様々な部署での課題に向けてそれぞれが連携しながら、1つのものをクリアしていくというようなところも見えているので、プロジェクトチームみたいなのを結成して、横の連携を基にこういった施策に取り組んでみてはどうかと思いますけれども、町の考えをお聞かせいただきたいと思います。 164: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 165: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  プロジェクトチームの結成というご提案をいただいたところでございますが、町の各部各課等につきましては、例えば民間でいえば、それぞれ一つ一つがある種会社のようなものであり、法令等に基づいて各所掌事務について責任を持って取り組むことが基本であると考えてございます。しかしながら一方、各部各課等が共通の目的、認識の下、町長からの特命事項についてプロジェクトチームを編成し、取組を進めるという場合もございます。  こうした中、平成27年度から29年度を計画期間とした第6次町行政改革プランでは、施策・事業間の連携を強化する調整機能を持った組織の設置や職員の配置を行うことを目標とすることで、施策・事業間の相乗効果を上げ、住民ニーズに的確に対応した施策・事業を推進することとしており、その考え方につきましては、現在も継承しているところでございます。  いずれにいたしましても、部間連携や課間連携などプロジェクトチームとの共同、こういった横の連携などによって取り組むべきものについては、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 166: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 167: ◯19番【太田真奈美君】  今までなかった事業展開をしていくというところでは、今マンパワー的にも、また部署もないので、プロジェクトチームなり、様々な横の連携の中で検討していっていただければなと思っております。『「高座」のこころ。』のプロジェクトの中にも、若手メンバー職員によるプロジェクトチームみたいのもあると思いますので、そういう方は結婚する年代の方かなとも、メンバーは分からないですけれども、思うので、そういった方たち、若手職員の意見も聞きながら、ぜひ政策に結びつけていっていただきたいなと思います。  それでは、最後の質問、コロナ禍における支援についての収入が減少した世帯へ居住支援の取組について最後に伺ってまいりたいと思います。  先ほど前段の議員の中で生活支援の貸付というご質問がございました。その辺はダブるので、貸付に係る相談だったり、件数、コロナの特例によって緊急小口が274件、総合支援資金が210件、合計484件というご答弁が先ほどの議員への答弁の中でございました。この貸付件数というのは、昨年度と比較してどれだけ増えたのか、その辺をお聞かせいただけますでしょうか。 168: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 169: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  貸付件数につきましては、議員おっしゃるとおり、前段の議員へもご答弁させていただきましたけども、生活福祉資金の貸付につきましては、町社協の貸付分だけで11月26日時点で484件でございました。昨年度令和元年度の生活福祉資金の貸付件数は、3月にコロナウイルス特例による貸付の2件を含め3件でしたので、比較にならないほどの増となっております。 170: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 171: ◯19番【太田真奈美君】  分かりました。格段に違ってきているというのが状況として明らかかなと思います。相談件数も1,079件というご答弁が先ほどあったかなと思いますけれども、想像を絶する数字だなと思っております。  貸付は返済というのが基本になってくるんですけれども、住宅確保給付金について、どのような仕組みで支給を受けられるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 172: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 173: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  住居確保給付金につきましては、先ほど町長も答弁申し上げましたけれども、生活困窮者自立支援制度に基づき、様々な課題を抱え生活に困窮している方に対し、一人一人の状況に合った包括的な支援として就労支援、就労準備支援、家計改善支援、一時生活支援とともに、生活困窮者の支援メニューの1つに位置づけられております。離職等により経済的に困窮し、住居を失った方やそのおそれのある方に対し、求職活動等を条件に家賃費用を一定期間給付するものでございます。  新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、離職や廃業には至ってはいないまでも、収入減少により住居を失うおそれのある方に対しても、同様の支援を受けられる制度となっております。 174: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 175: ◯19番【太田真奈美君】  コロナ禍においては、条件が少し緩和されてきている中で、この給付金を受けられるのかなと思いますけれども、今説明があったとおりだとは思いますけれども、どなたでもそういう条件が合えば受けることが可能なのか、その辺をお伺いしたいと思います。 176: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 177: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  住居確保給付金の給付対象者につきましては、離職や廃業後2年以内の方及び給与等を得る機会が本人の責任や都合によらないで減少し、離職や廃業と同程度にある方が対象となり、収入要件や資産要件、就職活動要件等の条件により給付を受けることが可能となっております。 178: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 179: ◯19番【太田真奈美君】  私も何件かご相談をいただく中で、一緒にその手続きをしてみたり、当てはまるのかなと試行錯誤してみたり、様々町民の方と一緒にやってきました。あと一つで条件がなかなかかなわないとか、そういったところもあって、ご自分一人でそれを申請するということは本当に困難だなと思いながら、ここ数か月一緒になって取り組んでまいりましたけれども、住宅確保給付金は実施自治体が県社協で行っておりますけれども、電話だと分かりづらかったりするんですけれども、こういったものは町内での申請とか、また、自分が当てはまるのかどうかというところの相談というのは、できないのか伺いたいと思います。 180: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 181: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  給付金の申請や相談先につきましては、県の社会福祉協議会でございますが、要望があれば寒川町内で出張相談を行うことも可能であるということでございます。 182: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 183: ◯19番【太田真奈美君】  私もその辺を見落としていたのか、分かっていなかったので、これからもまた増えていく可能性もあると思いますので、そういったところの周知もまた丁寧に、きめ細やかにしていっていただければなと思います。  最後になります。これは、今までの質問を捉えた中で町長にお伺いしていったほうがいいかなと思うんですけれども、12月を前に、ここまで何とか頑張ってきたけれども、いよいよ家賃を払うのが厳しくなってきた、また、家賃の安い町内にある県営住宅に入れないかとか、またさらに安いアパートに入れないかというご相談が増えているのも事実でございます。  今実は町内の岡田にある県営住宅は、1年以上募集がかかっておりません。また駅前の住宅についても、今回に限ってなのか、今後になっていくのか、募集がありませんでした。そういったことを考えると、住み慣れたこの地域の中で、また今回コロナ禍という中では、女性や高齢者、そして先ほども出ましたひとり親家庭、そういった方たちが本当に大変な思いされている、そういった中で住み慣れた地域で安心の暮らしを確保するということは、大変重要なことかなと思っております。  そこで町長にお伺いしたいと思いますけれども、生活困窮者自立支援法に基づいて、住宅確保給付金というのはある程度理解できてきましたけれども、一定期間で就労ができていけばいいんでしょうけれども、今言ったような方たちは、より家賃の低いところに入っていくというような政策も、今、国で住宅セーフティネット制度というものの拡充を考えております。そういった町の住宅政策として、町も今後取り組んでいくべきではないかなと思いますけれども、最後に町長の見解をお伺いして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。 184: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 185: ◯番外【町長 木村俊雄君】  ただいまお尋ねいただきました住宅セーフティネット制度でございますけども、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度であって、登録住宅の改修や入居の際の経済的な支援、また対象者とのマッチングなどを行う制度と認識しているところであります。  低所得者、高齢者、また子育て世代などの住宅確保要配慮者への生活の基盤となる居住支援策として、本制度につきましては、今後現在の町の状況も当然ながら鑑みながら、先進事例、あるいは近隣自治体の動向等も注視しながら調査研究を進めてまいりたいと思います。 186: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 187: ◯19番【太田真奈美君】  最後と言いましたけれども、若干時間がありましたので、これまで1期4年間しっかりと町民の皆様の声を届けてまいりました。ぜひ町長にはリーダーシップをとっていただいて、これからも取り組んでいただきたいと思います。 188: ◯議長【関口光男君】  以上で、太田真奈美議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は13時15分からといたします。                 午前11時33分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午後 1時15分 再開 189: ◯議長【関口光男君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、3番柳下雅子さんの質問を許可いたします。柳下議員。              〔3番(柳下雅子君)質問席へ移動〕 190: ◯3番【柳下雅子君】  それでは、通告順位に従いまして一般質問をさせていただきます。私の質問は大きく2点あります。1点目は、新型コロナウイルス感染症拡大防止策について、2点目が、災害時の避難行動要支援をより実効性を高める方策についてです。  1点目です。昨年12月に新型コロナウイルス感染が武漢で発症したとの報道があり、1年が経過しました。現在世界各国に広まり、感染者数は約6,500万人、死亡者は累計で150万人を超え、重症者も急増しているのが現状です。  日本においても感染症拡大が続く中、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身会長は、医療現場での逼迫した状況に際し、人々の動きと接触を短期的に集中的に減らすことが、感染症の鎮静化に必須であると警告を発しております。コロナ禍の収束は見通せず、長引くことも想定しての感染拡大防止策により早く取り組む重要性があります。  寒川町では、ホームページに茅ヶ崎市の保健所からの感染情報がアップされております。患者概要として、性別、症状、感染経路、クラスターの有無など14項目別に記載されております。と同時に注意書きとして、患者、ご家族の人権尊重、個人情報保護にご理解とご配慮をお願いしますと書き加えられております。  これらの情報は、感染拡大防止策として活用し得る重要な情報だと考えますが、町はどのようにこの情報を役立てておるのでしょうか。そして、町はコロナ対策における健康対策チームができ、活動を進めてまいりますが、具体的にどのような活動をなさっているのかについてお伺いさせていただきます。  2点目です。2015年3月に避難行動要支援者きずなプランが策定され、11月には避難行動要支援者支援マニュアルを町は策定いたしました。このプランの目的は、発災時に要支援者の避難誘導が迅速に、かつ適切に行われるためのものです。5年が経過しましたが、その実効性はどこまで担保されているのでしょうか。このきずなプランの下に避難支援希望確認書兼個別プランも策定されております。そして対象者に送って、個別プラン策定の下、町は支援者である自治会、民生委員、その他にこの情報を提供し、支援を求めております。  しかし、果たしてこのプランを提出された方々が安心して避難所まで到着する人的支援は確立されているのか、また安心して過ごせる避難所等は整備されているのか、そうしたハード、ソフト面での環境が整備されているのかについてお伺いいたします。 191: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 192: ◯番外【町長 木村俊雄君】  通告順位3番柳下議員のご質問にお答えいたします。  まず1点目でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止策についてのお尋ねにお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の流行は、本年11月以降増加傾向が強まり、全国的な感染増加が見られています。神奈川県におきましても、感染者の増加により11月27日に感染レベルをステージ3の感染急増とし、警戒宣言が発出されたところであります。町内における感染者は、12月に入り2名の発生があり、12月7日現在合計47名で、引き続き予断を許さない状況が続いております。このような状況において、感染の危険は誰にでもあり、また感染者となってしまった方は、生活の制限に加え、精神的に大きな負担を受けることとなります。  町では、これまでも感染者の人権保護を最優先に、情報発信に細心の注意を払ってまいりました。また、町内に感染者が発生することでの町民の不安は非常に大きいことから、保健医療職員による保健対策ケアチームを編成し、相談対応により正しい情報を提供し、不安の軽減に努めております。  現在県内での感染急増という局面に、町民の皆様に引き続き一人一人の感染予防対策を継続していただくことが重要と考え、積極的な働きかけによる注意喚起を展開し、誰もが安心して生活できる対策を進めてまいります。  次に、2点目、災害時の避難行動要支援をより実効性を高める方策についてお答えいたします。  町では、寒川町地域防災計画の下位計画である寒川町避難行動要支援者きずなプランにより、避難行動要支援者名簿を作成しております。この名簿につきましては、災害発生時に1人で避難することが困難で支援を必要とする高齢者、要介護者、障害者等を対象に、家族構成や身体の状況、支援希望の有無等同意を得た方を名簿に登載しております。この名簿は、毎年更新し、各自治会や民生委員にお渡しし、活用につきましては、各地区の自主防災組織により運用していただいているところでございます。また、この名簿は、災害対策基本法改定により、町では平成28年より作成しております。それ以前は、各自治会や民生委員が作成した避難要支援者の名簿がありましたが、それ以後は、町作成の避難行動要支援者名簿に統一していただくように、自治会長連絡協議会や民生委員児童委員協議会に調整会議でお願いをしているところであります。  この調整会議は、災害発生時や発生のおそれがある場合、要支援者の避難行動を円滑に支援することができるように、情報共有や協議を行う場で昨年度の協議によって、避難行動要支援者名簿の中でも特に支援が必要な方を抽出し、名簿に記載するよう、今年度より改善したところであります。  今後もこの調整会議を開催し、実効性のあるものとなるよう、順次問題点等の改善に努めてまいります。また、福祉避難所の環境整備につきましては、配慮を要する方々が避難する施設として円滑な利用ができるように、相談、助言が可能な人員の確保並びにバリアフリー化等の条件もあり、現在町施設の中でこれらの条件を満たす適切な施設がないことで指定ができておりません。  この状況を踏まえまして、発災時にはまず広域避難所に避難していただき、避難所運営委員会の判断に基づき学校等の施設を活用し、対応しまして、その後、必要に応じて防災協定を締結しております民間の福祉施設等を活用させていただくことで対応していきたいと考えております。  今後につきましても、引き続き協定の拡充に合わせ、福祉避難所の指定に向けた検討をしてまいりたいと考えております。 193: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 194: ◯3番【柳下雅子君】  それでは、1点目のコロナ感染拡大防止策について一問一答をさせていただきます。  先ほど茅ヶ崎保健所からのいろいろな情報があるということで、具体的に町はこれらの情報を捉えて、どのように役に立てるようにしているのかについてお伺いいたします。 195: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 196: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  茅ヶ崎市保健所管内で公表されている11月末時点の町内の感染者45名のうち分析可能な43名の状況は、男性が16名、女性が27名、月別では10月が19名で一番多く、これは先般発生した集団感染の影響と考えられております。年代別では、未成年13名、成人30名、成人のうち60歳以上の方は5名でした。感染経路の状況は、濃厚接触者13名、家庭内感染11名、経路不明14名、その他が5名と、経路不明が一番多い状況でございます。症状別の状況は、感染者の81%が軽症、無症状が19%で、重症者は出てございません。  町では、感染者情報を現状把握と感染予防対策を講じるための重要な情報と捉えております。情報は、患者発生に合わせ随時更新されることから、緊張感を持って注視し、感染の動向をつかみ、町民に対する感染防止策等保健対策ケアチームの活動に結びつけております。  以上です。 197: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 198: ◯3番【柳下雅子君】  いろいろな情報を持って、そして分析していただくことで、ある程度見えてくるものがあると思います。それで、見えてきたこうした情報を寒川町の保健対策ケアチームの活動に結びつけているということで、広報12月号とか、その前にもそういった活動をもって町民の注意喚起をやっているということは、情報の共有ということで大変有意義なものだとは思っておりますが、今後季節によって重要になってくるものが違ってくると思います。つまり換気が必要だとか、それとか感染経路が分からないとか、そうした個別具体的な重要性というものを今後町はどのような形で町民にお知らせする予定なのでしょうか。つまり12月号から継続してそうした情報を流していただけると、感染拡大防止策に役に立つと思いますが、今後はどのような形をもって町民に情報の提供をなされるのかについてお伺いいたします。 199: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 200: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  町民への周知につきましては、これまでもしてまいりましたけれども、保健師ケアチームのメンバーがいろいろ知恵を出し合って、感染防止に向けた広報を継続して実施してまいりたいと思っております。 201: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 202: ◯3番【柳下雅子君】  状況によって何が一番大事なことか、例えば濃厚接触というのはどういう状態を濃厚接触と言うのか、そうした具体的なものも分かりやすくポイントを押さえてお知らせしていただくことが大変防止策に有効かと思いますので、お願いしたいと思います。  そして、防止策として、いざ発症した場合に、いろんな施設で、寒川町は保育園がそうした対応のマニュアルを9月2日に策定したということは聞き及んでおりますけれども、早急に対応することも非常に大事なことだと思いますが、各施設の感染防止対策のマニュアルというものがあるのでしょうか。 203: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 204: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  感染者が発生した場合に速やかに対応することは、感染拡大を防ぐためにも非常に重要なことと考えてございます。感染疑い事例の発生当初は、施設ごとの対応で、統一の取れた速やかな対応が行えないという場面もございました。そのようなことから、町では令和2年7月から9月にかけまして、国の通知や茅ヶ崎市保健所からのアドバイスを基に、健康・スポーツ課が内容の確認を行い、感染疑い事例や感染者が発生した場合の施設ごとの対応手順を記載したマニュアルを施設の所管課により作成いたしました。  作成した施設は、茅ヶ崎市保健所の指示を受けた場合に、町が施設の閉鎖等を県に報告する必要がある施設で、役場庁舎、保育施設、学校でございます。このマニュアルを各施設に周知し、感染疑い事例や感染者が発生した場合、茅ヶ崎市保健所の指示の下感染拡大を防ぐため、施設の消毒や職員の予防対策の徹底など対応に役立てている状況でございます。 205: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 206: ◯3番【柳下雅子君】  今現在の報道によれば、高齢者が一番感染しやすい、あるいは持病のある方が免疫力が弱いということで感染して、重症化しやすいということが報道されております。そうしたことで、今お答えしていただいたマニュアルがあるというところは、県に報告がなされなければいけないところは3か所挙げていただきましたけれども、それ以外にも高齢者施設とか、そういった非常に感染しやすいというか、そういったお仕事についていらっしゃる方々の職場についての、今おっしゃってくださったように、予防対策の徹底という面においては、そういった施設もマニュアルがあったほうがいいと思うのですが、そういった施設への指導というものは今町は行っているのでしょうか。 207: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。
    208: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  感染リスクの高い高齢者の施設につきましては、当然施設ごとにそれなりの対策を講じております。町にも国や県からそういう対応についての通知が来ますので、それを順次全ての高齢者施設等に送っております。情報提供しております。  以上です。 209: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 210: ◯3番【柳下雅子君】  コロナ関係は本当に国から次々へといろいろな通達やら、そういったものが来ているけれど、町はそれを全部関係団体、施設には回している、そういったことで感染防止策に役立てもらおうとしているということが分かりました。  ですが、それがきちんとできているかどうかの確認というか、そういったことも防止策には必要だと思いますので、そういったところにも配慮していただければよろしいかと思いますので、お願いいたします。  次です。差別のこともとても大事なことだと思います。つまり人権といっても、いろいろないわれなき中傷を受けて、そうした方がこういうことをやると、こういう中傷やら誹謗があると、これは大変重要なことですけれども、自分がかかっているにもかかわらず、言ったらどうなるかという危惧を持って、受診すべきところを受診を控える、そして、厄介なコロナは発症しなくても感染している、そういった分からない方が受診を控えることで、また2次被害で拡大に関して非常に危惧されることですけれども、この対応というものは、具体的にこのチームはどのような形で人権に配慮した対応をなされているのでしょうか。 211: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 212: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  今のご質問は、差別や誹謗中傷という意味でよろしいでしょうか。  町では、広報のコロナ感染予防の記事に、うつらない、うつさない、責めない、傷つけないの標語を掲載し、差別や誹謗中傷が起こらないよう意識づけを行っております。  しかしながら、町内に感染者が発生しますと、どこの地区からか分からないと心配、その人は出歩いていないのかなどのご相談がございます。誰でも自分の身近に感染の危険を感じたときの言動が誹謗中傷となりやすく、その原因は感染についての強い不安と考えられます。  そのようなご相談については、保健対策ケアチームによるコロナ健康相談「さむかわホッとライン」において、ご心配の内容をお聞きし、正しい感染予防対策を提供し、不安の解消に努めているとともに、感染者の人権に配慮していただくことをお願いしております。  発生状況の分析では、感染経路不明者が多く、新型コロナウイルスには誰もがかかり得る状況であることが分かります。しかし、感染者への誹謗中傷や差別は、症状がある方が周囲への発覚を恐れて受診しないという行動につながりかねず、かえって感染を拡大させる負の連鎖となる危険がございます。相談をちゅうちょすることを防ぐため、感染の心配についての相談先は、町だけではなく、茅ヶ崎市保健所や神奈川県の相談をホームページでご案内しております。  誰もがかかり得る感染症であり、私たちが戦う相手は新型コロナというウイルスであり、人間ではないということを広報等で周知し、誰もが思いやりを持ち、人権が尊重されるよう、意識定着を続けてまいります。 213: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 214: ◯3番【柳下雅子君】  負の連鎖という言葉でくくっていただきましたが、そうした認識をしていただけて、とても重要なことを言っていただいたと思います。そして以前各自治体で唯一感染者が、一時期ですけれども、出なかった岩手県です。何で岩手県がゼロなのか、それで岩手県が発したメッセージは、一番最初にかかった人を岩手県は決して責めませんというメッセージを発したんですね。ただ単に人権だから守らなきゃいけないという予防の観点からじゃなく、この機においては、打って出るようなことも私は人権擁護、あるいは誹謗中傷、いわれなき対策になるかと思います。  それで、電話では安心していただく、ご相談ということですけれども、この場合は、傷ついた方たちへの相談、あなたは悪くないというメッセージをきちんと伝えていただくことがとても肝要かと思いますが、そうした予防だけじゃなくて、より積極的な町民への周知というものは、今町はどのような形でなされているのでしょうか。そのためには私はこのチームのいろいろな検証とか、知見が非常に大事だと思いますが、このチームの活動内容について、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。 215: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 216: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  コロナ相談窓口では感染した方からの相談の報告は受けておりません、今までは。先ほどの繰り返しになりますけども、差別や誹謗中傷にならないよう広報等で周知していくとともに、今、保健対策ケアチームがいろいろな感染予防のアクションの提案をしているところでございまして、誹謗中傷も含めて今後継続した周知を図っていきたいと思っております。 217: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 218: ◯3番【柳下雅子君】  継続した周知というのは、身につくまで、習慣化するまでは根気強い対応が必要だと思いますので、ぜひともやっていただきたいと思いますが、コロナ対策といっても、本当に症状が変わってくる、それとあと重要度、濃厚接触がいけない、そういった具体的に時宜を得た情報発信というものが必要かと思いますが、これからこのチームはどのような活動をして感染予防対策に当たろうとしているのでしょうか。 219: ◯議長【関口光男君】  多少、先ほどの質問と重なるところがありますけども、ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 220: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  保健対策ケアチームにつきましては、庁内の医療専門職22名が専門的な知識と技術を生かして町民と地域の感染予防を目的に発足いたしました。これまでの活動は、健康相談窓口の設置、感染予防行動の意識啓発、また広報紙には8月号に新型コロナウイルス感染症特集を、また9月号からは保健対策ケアチームだよりを連載し、感染者の動向や日常生活における予防行動の注意喚起をしております。  さらに先般の集団感染においては、茅ヶ崎市保健所から応援要請があり、医療専門職を毎日1名から2名約3週間にわたり派遣をし、地域の新型コロナウイルス相談対応に携わりました。このときの活動では、感染された方は症状や療養に動揺し、不安を感じ、その上で家庭や地域、職場に対して自責の念を抱いていることが分かりました。また、職員の派遣につきましては、災害時等に感染症に対応するためのスキル向上にもなっております。  新型コロナウイルス感染症から自分と地域を守るためには、一人一人の感染予防に対する意識と行動がまず基本です。意識は、飛沫対策及び接触対策、行動は、手洗い、消毒、マスク、3密回避、換気で、今までと全く変わりません。これらはそれ自体は難しくありませんが、難しいのは継続すること、習慣として定着させることと考えております。  県内において感染レベルがステージ3と言われている今、感染者の増加が町に及ぼす影響に危機感を持っていることから、今後の活動は、感染予防の必要性を根強く、根気強く訴えるとともに、町の感染状況に沿った活動の推進をする必要があります。感染予防の意識と行動の継続、習慣化が町民一人一人、また地域に定着させることを目的に、ケアチーム員が町内事業所等に出向き、感染予防を徹底するための飛沫対策、接触対策の意識啓発活動を実施するなど、幾つかの感染予防アクションを展開しているところでございます。 221: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 222: ◯3番【柳下雅子君】  これからの感染拡大予防策に対して、このチームは非常に重要な役割を持っていると、今お聞きして思いました。そしてきちんと自分たちのミッションが明確であるから、具体的な行動もより明確になっているのだと思います。  やはり行政の政策の一番の要というのは、町民の命と生活の安全に尽きると思います。これに勝るものはない、それをやってくださるのがこのチームだと思います。それで、個々の方たちは本当に一生懸命というか、我慢をし、そして感染予防に協力していますけれども、国とか、今いろいろ言われているのが、個々人の努力だけではどうしてもいかない、そういったときに長のメッセージというものは非常に威力を発揮すると思います。つまり、寒川町長は9月の初めに皆さんにコロナに関してのメッセージを発していらっしゃいますが、その後は発せられていませんが、今後年末年始を迎えて、拡大防止に対し非常に密な状況が起きやすい、そして会食があったりとか、濃密な環境ができたりとか、そういったときに一番の強力なメッセージを発するのは町長だと思いますが、どのようなメッセージを町民に与えられますか。ここでもしありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 223: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 224: ◯番外【町長 木村俊雄君】  ただいまご質問いただきました。まさに冒頭申し上げましたけども、現在47名という数字でございますけども、引き続き予断を許さない状況が続いている、これは変わっておりません。さらなる拡大というか、感染の広がりが予測されるだけに、お一人お一人が注意をして、感染しない、うつさない、こういった意識を年齢を問わず、子どもさんから高齢の方まで幅広く認識してもらうような対応、私も、様々な動画等、あるいはコメントでも構いませんけども、機会を得てまたお伝えしたいと思います。 225: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 226: ◯3番【柳下雅子君】  本当に事あるごとということは、とても大事なことで、時宜を得て発するメッセージは違ってくると思いますので、お忙しいこととは存じますが、町民の生命、財産を預かる町長としてやっていただければと思います。  そして、次の質問に移ります。  先ほどの避難行動要支援者について、きずなプランに基づいて対象者がどのぐらいいて、その中にも個人情報が含まれておりますので、それを提出を拒否する、あるいはお手上げ方式でやっておりますので、そういったことに関して具体的に要支援者の内訳とか、今どのような形になっているか、状況について報告いただけますでしょうか。 227: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 228: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  避難行動要支援者の把握状況というご質問かと思います。避難行動要支援者名簿につきましては、登載の対象者は、75歳以上の独居高齢者、要介護認定3以上の方、障害のある方などで、令和2年6月時点で対象者2,103名、そのうち同意の名簿登載者が1,108名で、約53%となっております。同意者名簿の登載者の内訳ですが、75歳以上のひとり暮らしの高齢者が562名、要介護3以上の方が208名、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方が402名、その他29名となっております。なお、理由が重複している方がいるため、合計数と登録者は一致しておりません。また、名簿に登載いただけていない方は非同意の方が311名と、回答いただけていない方が684名となっております。 229: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 230: ◯3番【柳下雅子君】  気になるのは、名簿を出さないでほしいという非同意者の300名の方たちのことなんですよ。それでこの方たちは、当然のごとく、町が提出いただいて、名簿を持っているわけです。じゃ、具体的にこの311人の方をお助けするとか、そういったものはどのような形で行われるのでしょうか。聞くところによると、金庫かどこか分かりませんけど、鍵がついているかどうかも不確かですけれど、そこにあると、防災会議じゃない、何でしたっけ、それで町長が本部長である、いざというときに出すんだということをお聞きしましたけれども、これはあらかじめ公開しないとはいえ、お助けするに当たってそうした情報がなくて、きずなプランに基づく名簿を策定しても、有効な活用が行われないということに関し、町はどのような見解を持っておるのでしょうか。 231: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 232: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  名簿につきましては、個人の特性がそれぞれ違いますので、事前に配布することによって、支援していただける方、自治会の方たちだったり、民生委員の方たちだったりが、その方の情報を日頃から把握するために作っているものでございます。非同意者の311名につきましては、当然本人の意思によって登載しないという意思表示がされていますので、町としては本人の意思が大切だと思いますので、無理やりに提出させるわけにいかないんですけども、いざ有事の際につきましては、311名も含めた全対象者の名簿を警察なり、消防については普段から渡していますが、そういう方たちに情報提供して、有事の際には全ての対象者の名前と住所、年齢程度の情報は提供することになっております。 233: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 234: ◯3番【柳下雅子君】  どういう理由で非同意にしているかというところまでは、詮索の域を出ないので何とも言えませんけれども、自分は支援が必要だということでご記入してくださったんですよね。そうすると、このプランの意図というものが、しっかりと311人の方に伝わっていれば、あるいは伝わるようにすれば、この方の支援が可能になると思いますけれども、そういったことは町は、いわゆる意識づけといいますか、こういうことで町は支援者の名簿を提出していただいて、いざというときには支援態勢をとって、迅速な対応をしてまいりますと、そういった趣旨でのきずなプランの名簿作成ですので、そうしたことは町がやるのか、あるいは自治会の仕事なのか、民生委員の仕事なのかも、今のお答えだと本人次第と申されましたけれども、本当にそれでよろしいのでしょうかという質問です。 235: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 236: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  ご質問は、非同意の311名の方への対応ということでよろしいですか。今申し上げましたとおり、本人の希望により同意していただけていないものですから、事あるたびに民生委員の方だったり自治会の方たちに名簿への登載をお願いしているところでございますけども、恐らくこれまで有事の経験がない方かもしれませんが、危機感が低かったことも多分あろうかと思いますので、今回コロナの対応で、ある意味災害とも捉えられるコロナ感染症なんですけども、こういうことを経験したことで、次期からは自分事と捉えて、名簿に登録をしていただけるんじゃないかと、それは期待しております。 237: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 238: ◯3番【柳下雅子君】  ご自身の危機管理か、そういったことで、コロナ禍において危機管理を基にそういう見込みを町が考えるということが分かりました。  そして、一番肝心要のプランで、どういう支援を必要としますかというところが空欄のプランが見受けられました。町は空欄で返されたものをそのまま自治会さんとか民生委員さんにお渡しすると、支援する側は困ってしまうわけですよね。支援してほしいという意思は、提出なされたということで読み取れますけれど、じゃ、具体的に何にどういう支援をしたらよろしいのかという手だては、ここが空欄では分かりませんが、空欄の処置については町はどのようにお考えになっていらっしゃるのでしょうか。 239: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 240: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  個別支援プランにつきましては、中には空欄のまま提出される方がおられます。きずなプランの支援マニュアル等で書いてありますように、個別支援プランの内容確認は事前に自主防災組織で行い、修正が生じた場合には町に報告いただくことになっております。また、町では毎年1回名簿を更新して提供いたしますが、町が持っている情報以外の記載事項の変更を把握した場合には、個別支援プランを随時修正して正しい情報に更新するとともに、町にご報告いただくことになっております。 241: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 242: ◯3番【柳下雅子君】  今の部長の答弁は、そう書かれてあるから、きずなプランにはそのようになっていますというお答えの仕方だと思いますが、そのようになっているから、現実そのようにしているのかどうか、でもそれでいいかどうかということも含めて、これは実効性ある方策ということで質問させていただいておりますけれども、やはり、確認ということがね、机上のプランを実際にやったところにきちんとそれが有効に機能しているかどうか、そういったチェックというものは、誰がどのようにしてなされているのでしょうか。 243: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 244: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  空欄の取扱いにつきましては、自治会等に解消のお願いをしているところでございます。ただ、町としては進行状況の確認まではしていないのが現状でございます。個別支援プランの記載事項につきましては、その方の支援をするためには大変重要な項目となっておりますので、今後も継続して自治会なり民生委員さんなりに解消をお願いしていくというふうに考えております。 245: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 246: ◯3番【柳下雅子君】  実効性を高めるには、お願いをしたことがきちんと届いているのか、それがきちんと実行に移されているのか、そうした検証、あるいはそれが移されなかった場合には、どういう方法が考えられるか、事前の策というか、計画のPDCAじゃありませんけれども、そうした作業をしないと、せっかく非同意ということと、また提出者が600何人もいますよね。提出しない方たち、対象とは町は把握しているけれども、提出しない人たち、じゃ、何で提出しないのか、つまりこれを提出しても自分の身は自分で守り、誰かにお助けされなくても大丈夫という方だったらいいですよ。あるいは出しても本当の支援が受けられるかどうか、そうした危惧を抱いている方も中にはおられます。そうしたことで町はやっているというだけではなく、本当にやっていることで住民の命をちゃんと寒川は責任を持って守ります、そのためにこれには記入してください、この記入がないと、具体的な手だてはすぐにできるわけじゃなく、発災したらすぐにということはあり得ませんよ。おっしゃるように、日頃の自治会の活動とか、日頃の向こう三軒両隣、そうしたつき合いが自分の身を守る、そういったもろもろのことを現実的に考えれば、この311人とか、提出されない方々への対応というものを考えていただきたいと思いますが、そうした調整というものは、具体的に誰がどのような形でこのプランの改善とか、より実効性ある者にするというところは、どこがどのような形でなされているのでしょうか。 247: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 248: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  きずなプランの名簿の運用につきましては、先ほど申し上げましたように、自治会の自主防災組織が運用してございます。実効性のあるようにするために、自治会長の代表、あるいは民生委員の代表、それと町の町民安全課、福祉課の4者で調整会議というのを、調整会議につきましては、設置についての決まりはございませんけども、必要に応じて開催しているというところでございます。そういった場で、きずなプランの実効性について話し合い、改善に努めているところでございます。 249: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 250: ◯3番【柳下雅子君】  今そういったことについて話し合われる場として調整会議があり、担当課の町民部、そして福祉部、そして民生委員さんの代表、自治会の代表さんたちが協議して行っているというお話でした。しかし、きずなプランに関して、社会福祉協議会もこれには支援者として入っています。そこで持っている災害ボランティアに関する情報を管理するのが総務だと聞いております。そうすると調整会議には、総務も入らなければいけないと思いますし、まさに当事者ですよね。25年に障害者差別解消法のときに自分たちを抜きにして決めないでねということで、差別解消法が成立しましたけれど、当事者という方たちが一番改善策とかには精通している方たちだと思いますが、調整会議の構成メンバーが有効に働くためには、どのような形であれば町としてこれが改善に結びつくとお考えでしょうか。 251: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 252: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  先ほども申し上げましたとおり、規定された会議ではございませんで、今後調整会議の中で必要なメンバーがもしほかにあれば、加えるなり、別にメンバーが決まっているわけじゃないので、必要に応じて会議に参加していただくことは可能かと思います。 253: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 254: ◯3番【柳下雅子君】  ぜひともそのような対応をしていただければ、実効性あるプランになると思いますので、お願いいたします。  そして、今は名簿の件についての質問を続けてまいりましたけれども、いざ安心して支援を必要とする方たちが人手をお借りして、避難所にまで安心して行かれる、そしてまた避難所が安心して生活できる場、そういう場に今整備されているのでしょうか。 255: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 256: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  要支援者の方が安心して避難所に行かれる、あと現在、議員ご存じのように、コロナ禍というところもございますので、広域避難所における要支援者及びコロナ禍による発熱者のスペースにつきましては、今年度各広域避難所における学校等の施設管理者、避難所運営委員長、避難所従事職員、町民安全課で協議を行いまして、一般の避難者とは別のスペースでの受入れが、トイレや保健室等要支援にできる限り配慮した場所に避難できる体制を確認しております。  以上です。 257: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 258: ◯3番【柳下雅子君】  町では、コロナ禍で早速コロナ対応の避難所の訓練をしたということを伺っております。そしてこの方たち、つまり障害がおありになる、その障害の程度によって支援の在り方も変わってくる、それに応じて避難所においてもそうした配慮がなされている、そういったことに今取り組んでいるということが報告されました。  台風19号のときも、わっと来たときに小学校の各教室がそういった方に割り当てられて、そうしたことに対応していただいたことは教訓として生かされているなと今お聞きして思いました。そしてまた実際にマニュアルがあっても、先ほど申しましたように、実践してみて初めていろいろな課題が浮かび上がってくると思います。そして福祉団体4団体が自治会さんたちと一緒に訓練したときに、双方とも非常に有効で、やってよかったという感想も伺っております。そうしたことで、マニュアルを実際に動かす、そうした訓練というものを町は今後どのような形で進めていけばよいとお考えになっていらっしゃいますでしょうか。 259: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 260: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  マニュアルの整備については、柳下議員がおっしゃるように、今年コロナ禍ということで、本年度6月にまずは新型コロナウイルス感染症の避難所対応方針を策定いたしております。広域避難所10か所ある中で、それぞれ広域避難所施設の体制、体系、位置等々が違いますので、当然各避難所にはその運用マニュアルを整備しておりますが、今申し上げましたコロナの関係も含めまして、見直すべきところがございます。  現在広域避難場所等検討委員会を設置いたしまして、自治会の代表者の方、あるいは民生委員の代表の方とまず標準的なマニュアルを整備しております。そのマニュアルを整備した後、それぞれの避難所に合ったマニュアルを整備していただきますが、当然今年、今、柳下議員がおっしゃるように、具体的に言うと、小谷小学校で小谷の広域避難所の開所訓練を該当する自治会、あるいは消防団の方々等々が参加してやっていただきました。作成したマニュアルを検証させていただいて、より実効性の高いマニュアルにし、要支援者も含めた的確な避難活動といいますか、運営に寄与していきたいと考えてございます。  以上です。 261: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 262: ◯3番【柳下雅子君】  担当課としては、一歩一歩ハザードマップのタイムラインを入れたりとか、あるいは内水氾濫のハザードマップを作ったり、一つ一つ着実に進んでいただいていると思います。そしてさらに実効性を高めるという意味において、福祉4団体とか、実際に訓練することが、何度も申しますけれども、大変課題抽出に有効だと思います。そうした訓練をしていただきたい、そして検討している3月までですか、新たなマニュアルを作って、それで安心安全に結びつけ、避難所運営をしていきたい、そういった具体的なものがよく分かりました。ぜひ災害が来る前に、でも慌てることはないと思うんですよね。きちんとそこで課題を抽出して、そして改善して、これがあるからこそみんなの命が助かった、ただ、支援する側、支援される側双方ともに助からなければいけないと思います。だから何かというと、やはり当事者がここに参加して、このマニュアルをパブコメに付す前にこれで漏れはないかとか、住民参画の町の自治基本条例の柱ですので、そうしたことも含めて、これからのマニュアル改正には必要な策定プロセスだと思いますが、町としてのお考えをお伺いいたします。 263: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 264: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  お答えの前半の部分は先ほど答弁した内容でございますが、常日頃から柳下議員がおっしゃるように、自治基本条例の中には協働したまちづくりというのがあります。また、基本指針には、誰もが安心して暮らせるまちづくりというのがございますので、それをしっかり受け止めまして、関係団体と今後ともより実効性の高いマニュアルを作り、また避難所の訓練をして、より精度の高い防災に努めていきたいと考えてございます。  以上です。 265: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 266: ◯3番【柳下雅子君】  私の質問は、ハード、ソフト両面からの整備状況ということについて質問させていただいております。そして先ほどの調整会議の構成メンバーは、より関係性のある担当部署、そして当事者も含めての検討ということで、本当に実効性あるものになるのではないかと期待しております。  そこでお尋ねします。そうすると、これに限らずなんですけれども、じゃ、どこの部署が音頭を取って、町民の命の安全と、そして暮らしの安全が担保されるような政策に持っていくか、今度寒川町は来年度から組織が変わります。その中で政策も、2040年プランはみんながつながって新化するまちということを標榜しています。行政内部でのつながりも、この政策が有効に働くことになるかと思いますが、環境整備という点において、じゃ、これはいろんな課にまたがっていて、誰が音頭を取って責任を持ってこの施策を進めるのでしょうか。まだ検討中なのか、心当たりがあるのか、これからまたそうしたことに関しては、人と予算とか、もろもろ検討しなければならないとは思いますが、町民とすると、どこに相談したらいいのか、こっちはこの仕事、こっちはあの仕事ということで、非常に戸惑うわけですよね。ですので、そういったことも、これからの寒川町の総合計画にあるように、つながったがゆえに新化するまちになるような方策というものに必要な条件整備かと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 267: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 268: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  今後様々な災害に対応するような形で、令和3年度に町の地域防災計画の見直しの策定を予定しております。これは令和4年度から消防の広域化も合わせたタイミングもあるんですけれども、また柳下議員がおっしゃったように、来年令和3年度から組織の改変がございますので、当然防災担当の所掌事務等も今年度中にはきちんと整理したいと思っております。  また、新総合計画2040に関しましても、先ほどの自治基本条例ではございませんが、将来像に向けての基本目標の1つに安全安心に暮らせるまちづくりということをうたっておりますので、それを踏まえて、しっかり役場庁舎内をまとめて、全庁的に検討していきたいと考えてございます。  以上です。 269: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 270: ◯3番【柳下雅子君】  今の段階での行政のお答えとしては、今、部長がおっしゃっていただくような形で進めていくかと思います。しかし、町民にとっては、たらい回しという言葉は語弊があるかもしれませんが、このことは災害時において町民の、何回も申しますけれども、一番大事な目的である命と、そして安全確保をどうこの町はしてくれるのか、それは明確にしておかないと、ここに住み続けたい、あるいはこの町は本当に安心な町ですよと言った場合に、その体制ができていないと不安になってくるということで、副町長は今まで何もご発言していただけていませんが、もしご見解がありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 271: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 272: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  防災、災害についての対応、避難所運営に当たっては、基本的には町民安全課というところが対応するということになりますが、福祉の分野について、あるいはその他の分野について、それぞれ専門的に知識があるということも、それぞれの所管を持っているところが知識を持っていますので、その辺の知識を集めた中で取りまとめてやっていくということになると思います。  今、町民安全課がと申し上げましたけども、最終的には私が取りまとめをさせていただいた上で町長にも報告させていただく、そういう形で組織を横串というか、横の連携をしっかりとった上で対応していって、町民の皆さんに安心していただけるような、そういうマニュアル、あるいは有事のときに対応できるような組織にしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 273: ◯議長【関口光男君】  柳下議員。 274: ◯3番【柳下雅子君】  組織の横串というのは、寒川町の第6次行革の目標でもありました。今までどおりの、どこの自治体も同じようかもしれませんけれども、縦割りの弊害、これを外すことが、一番町民の安心につながると思いますので、ぜひとも今おっしゃったことを実現させていただきたいと思います。  以上をもちまして、私の質問を終わりといたします。 275: ◯議長【関口光男君】  以上で、柳下雅子議員の一般質問を終了いたします。 276: ◯議長【関口光男君】  お諮りいたします。一般質問の途中ではありますが、本日の会議はここまでとし、延会することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり) 277: ◯議長【関口光男君】  ご異議ないものと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会いたします。  なお、次回の会議は、明日10日午前9時から再開いたします。ご苦労さまでした。                  午後2時17分 延会
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              寒川町議会 議  長   関 口 光 男                同   署名議員   柳 田   遊                同   署名議員   黒 沢 善 行 発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...