寒川町議会 > 2020-09-03 >
令和2年第1回定例会9月会議(第3日) 名簿
令和2年第1回定例会9月会議(第3日) 本文

  • RPA(/)
ツイート シェア
  1. 寒川町議会 2020-09-03
    令和2年第1回定例会9月会議(第3日) 本文


    取得元: 寒川町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-04
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年第1回定例会9月会議(第3日) 本文 2020-09-09 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 193 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長【関口光男君】 選択 2 :  ◯議長【関口光男君】 選択 3 :  ◯議長【関口光男君】 選択 4 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 5 :  ◯議長【関口光男君】 選択 6 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 7 :  ◯議長【関口光男君】 選択 8 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 9 :  ◯議長【関口光男君】 選択 10 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 11 :  ◯議長【関口光男君】 選択 12 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 13 :  ◯議長【関口光男君】 選択 14 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 15 :  ◯議長【関口光男君】 選択 16 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 17 :  ◯議長【関口光男君】 選択 18 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 19 :  ◯議長【関口光男君】 選択 20 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 21 :  ◯議長【関口光男君】 選択 22 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 23 :  ◯議長【関口光男君】 選択 24 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 25 :  ◯議長【関口光男君】 選択 26 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 27 :  ◯議長【関口光男君】 選択 28 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 29 :  ◯議長【関口光男君】 選択 30 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 31 :  ◯議長【関口光男君】 選択 32 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 33 :  ◯議長【関口光男君】 選択 34 :  ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】 選択 35 :  ◯議長【関口光男君】 選択 36 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 37 :  ◯議長【関口光男君】 選択 38 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 39 :  ◯議長【関口光男君】 選択 40 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 41 :  ◯議長【関口光男君】 選択 42 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 43 :  ◯議長【関口光男君】 選択 44 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 45 :  ◯議長【関口光男君】 選択 46 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 47 :  ◯議長【関口光男君】 選択 48 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 49 :  ◯議長【関口光男君】 選択 50 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 51 :  ◯議長【関口光男君】 選択 52 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 53 :  ◯議長【関口光男君】 選択 54 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 55 :  ◯議長【関口光男君】 選択 56 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 57 :  ◯議長【関口光男君】 選択 58 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 59 :  ◯議長【関口光男君】 選択 60 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 61 :  ◯議長【関口光男君】 選択 62 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 63 :  ◯議長【関口光男君】 選択 64 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 65 :  ◯議長【関口光男君】 選択 66 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 67 :  ◯議長【関口光男君】 選択 68 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 69 :  ◯議長【関口光男君】 選択 70 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 71 :  ◯議長【関口光男君】 選択 72 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 73 :  ◯議長【関口光男君】 選択 74 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 75 :  ◯議長【関口光男君】 選択 76 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 77 :  ◯議長【関口光男君】 選択 78 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 79 :  ◯議長【関口光男君】 選択 80 :  ◯15番【岸本 優君】 選択 81 :  ◯議長【関口光男君】 選択 82 :  ◯議長【関口光男君】 選択 83 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 84 :  ◯議長【関口光男君】 選択 85 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 86 :  ◯議長【関口光男君】 選択 87 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 88 :  ◯議長【関口光男君】 選択 89 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 90 :  ◯議長【関口光男君】 選択 91 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 92 :  ◯議長【関口光男君】 選択 93 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 94 :  ◯議長【関口光男君】 選択 95 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 96 :  ◯議長【関口光男君】 選択 97 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 98 :  ◯議長【関口光男君】 選択 99 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 100 :  ◯議長【関口光男君】 選択 101 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 102 :  ◯議長【関口光男君】 選択 103 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 104 :  ◯議長【関口光男君】 選択 105 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 106 :  ◯議長【関口光男君】 選択 107 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 108 :  ◯議長【関口光男君】 選択 109 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 110 :  ◯議長【関口光男君】 選択 111 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 112 :  ◯議長【関口光男君】 選択 113 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 114 :  ◯議長【関口光男君】 選択 115 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 116 :  ◯議長【関口光男君】 選択 117 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 118 :  ◯議長【関口光男君】 選択 119 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 120 :  ◯議長【関口光男君】 選択 121 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 122 :  ◯議長【関口光男君】 選択 123 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 124 :  ◯議長【関口光男君】 選択 125 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 126 :  ◯議長【関口光男君】 選択 127 :  ◯17番【柳田 遊君】 選択 128 :  ◯議長【関口光男君】 選択 129 :  ◯議長【関口光男君】 選択 130 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 131 :  ◯議長【関口光男君】 選択 132 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 133 :  ◯議長【関口光男君】 選択 134 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 135 :  ◯議長【関口光男君】 選択 136 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 137 :  ◯議長【関口光男君】 選択 138 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 139 :  ◯議長【関口光男君】 選択 140 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 141 :  ◯議長【関口光男君】 選択 142 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 143 :  ◯議長【関口光男君】 選択 144 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 145 :  ◯議長【関口光男君】 選択 146 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 147 :  ◯議長【関口光男君】 選択 148 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 149 :  ◯議長【関口光男君】 選択 150 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 151 :  ◯議長【関口光男君】 選択 152 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 153 :  ◯議長【関口光男君】 選択 154 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 155 :  ◯議長【関口光男君】 選択 156 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 157 :  ◯議長【関口光男君】 選択 158 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 159 :  ◯議長【関口光男君】 選択 160 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 161 :  ◯議長【関口光男君】 選択 162 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 163 :  ◯議長【関口光男君】 選択 164 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 165 :  ◯議長【関口光男君】 選択 166 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 167 :  ◯議長【関口光男君】 選択 168 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 169 :  ◯議長【関口光男君】 選択 170 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 171 :  ◯議長【関口光男君】 選択 172 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 173 :  ◯議長【関口光男君】 選択 174 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 175 :  ◯議長【関口光男君】 選択 176 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 177 :  ◯議長【関口光男君】 選択 178 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 179 :  ◯議長【関口光男君】 選択 180 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 181 :  ◯議長【関口光男君】 選択 182 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 183 :  ◯議長【関口光男君】 選択 184 :  ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 185 :  ◯議長【関口光男君】 選択 186 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 187 :  ◯議長【関口光男君】 選択 188 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 189 :  ◯議長【関口光男君】 選択 190 :  ◯19番【太田真奈美君】 選択 191 :  ◯議長【関口光男君】 選択 192 :  ◯議長【関口光男君】 選択 193 :  ◯議長【関口光男君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前9時00分 開議 ◯議長【関口光男君】  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。    ──────────────────────────────────────      日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長【関口光男君】  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において、細川京三君、天利 薫君を指名いたします。    ──────────────────────────────────────      日程第2 一般質問 3: ◯議長【関口光男君】  日程第2「一般質問」を行います。通告順位に従い、これより質問を許可いたします。15番岸本 優君。岸本議員。              〔15番(岸本 優君)質問席へ移動〕 4: ◯15番【岸本 優君】  それでは、議長よりお許しをいただきましたので、会派さむかわ自民党を代表いたしまして、これより一般質問させていただきます。  まずは質問の前に、新型コロナウイルス感染症につきましては、現在も感染拡大を続けており、第2波の様相を呈している状況であります。本町においても感染者の増加が懸念されており、ひとときの油断も許されない状況であります。  こうした状況において、不幸にもお亡くなりになりました方々に対しまして、ご冥福をお祈りするとともに、医療現場で懸命に働く多くの医療従事者の方々に対しまして、心から御礼を申し上げます。今後につきましても、会派さむかわ自民党として、国、県に対し地方の現状をしっかりとお伝えしながら、コロナ禍でも必死に頑張っている皆様とともに地域の課題解決に向けて汗をかいていくことを改めてお誓い申し上げます。  さて、今回の質問は、通告のとおり大きく2点となります。まず、1点目の質問ですが、福祉行政について、特に現在のコロナ禍における高齢者対策についてお伺いいたします。  現在も収束のめどが立たない感染症拡大の影響により外出自粛や人との接触を極力減らすよう、国や県からも要請が出ており、体力が弱い高齢者の皆様も、感染の恐怖から、いわゆる巣籠り状態が続いております。高齢の方々にとっては、外出は社会との接点となるだけでなく、徐々に衰える体力を維持する一助となっております。  こうした中、高齢者の介護予防事業なども感染拡大防止のため中止されており、巣籠りによる人とのコミュニケーションも断たれ、身体のみならず精神にまで負担がかかっているようなことも報道等により耳にいたします。  こうした状態が続くことにより、日常的な運動やコミュニケーションが抑制され、結果として膨大な社会保障費の増加が懸念されますが、町として、コロナ禍における高齢者対策について、現状と課題をどのように捉えているのかお伺いいたします。  次に、2点目の教育環境整備として、寒川町の特色ある教育に対する町の考えについてお伺いいたします。  現在新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでの生活は一変いたしました。社会全体で人との接触を極力抑制し、教育機関におけるオンライン授業、就職活動におけるリモート面接や入社式、企業等のテレビ会議や商談へと移行し、まさに非接触社会と言っても過言ではなく、ありとあらゆるところでICT機器が活用されております。  このようにAIやビッグデータなどというICT機器による技術革新に伴う国境を越えた人、物、情報の移動が加速しており、国はSociety5.0という我が国が目指すべき未来社会の姿を提唱しているところであります。こうした急速に変化するグローバル社会の到来において、一番重要となるものが将来を担う子どもたちの教育であると我々は確信しております。
     一方、町では現在寒川町総合計画2040第1次計画の策定に向けて取り組んでおります。作成に当たっては、より魅力あるまちづくり、そして町が目指す子育てしやすい町ナンバー1の実現に向け、特色ある教育を推進していく必要があると考えます。  そこで、今後の町の教育ビジョンとして、寒川町の特色ある教育に対する町の考えについて、まず町長にお伺いいたします。 5: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 6: ◯番外【町長 木村俊雄君】  おはようございます。本日と明日と2日間にわたりまして一般質問をお受けいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。  通告順位1番岸本議員のご質問にお答えいたします。まず、1点目、福祉行政に関するお尋ねでございます。コロナ禍における高齢者対策について町の考えはとのお尋ねでございます。  議員がおっしゃるとおり、現在も新型コロナウイルス感染症拡大の収束のめどが立たない中、皆さんができ得る範囲でこのウイルスへの対策を行い、感染拡大を防ごうとしていただいているものと考えております。中でも高齢者につきましては、感染すると重症化する率が高いという状況から、自らの行動を律した生活を送っていただいている方が多くいると聞いており、感謝申し上げるところであります。  一方で、在宅での生活を優先し、外へ出て体を動かす機会が減ってしまったことから、運動機能の低下や社会活動が減ったことによる閉塞感を持っている方がいるとも聞いているところであります。従前から自立した高齢者の皆様の生活は、継続していただきたいところではありますが、生活行動を見直す必要もあり、健康状態を維持していけるのか、とても危惧、心配しているところであります。町で実施を予定しておりました介護予防事業は、集合形態での実施のため、現在この方式での開催は見合わせているところであります。心配は尽きませんが、介護予防事業のみならず高齢者の皆さんが心身とも健康で暮らすことができるよう、この状況下でどのようにできるか、町として何ができるか模索している状況です。  なお、詳細につきましては、福祉部長よりお答えいたします。  次に、2点目、教育環境整備について、寒川町の特色ある教育に対する町の考えはとのお尋ねにお答えいたします。  町では現在、寒川町総合計画2040第1次実施計画の策定に向けて取り組んでいるところであります。本計画の策定に当たっては、今後20年先の町の姿をはじめとする未来社会を見据えなければならないと考えております。そうした町の社会像を踏まえた上で、学校教育にあっては、今日の技術革新に伴うグローバル社会の進展に伴って、将来を担う子どもたちに今後必要な資質、能力を身につけさせていくことが重要であります。子どもたちが様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を解決していくことや様々な情報を見極め、再構成するなどして、新たな価値につなげていくことなど、グローバル社会を生き抜くことのできる力を育成するための町の教育を推進していくことが必要であると考えております。  なお、詳細につきましては、教育委員会よりお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。 7: ◯議長【関口光男君】  亀山福祉部長。 8: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  コロナ禍における高齢者対策につきまして、町の考えはについての町長の補足答弁をさせていただきます。  町では、できるだけ長く住み慣れた場所で自ら生活できるよう、介護予防事業として申込みなしで高齢者が参加できる元気はっけん広場や、総合体育館の施設を利用した高齢者健康トレーニング教室、住民の皆さんの活動の場に介護予防講師を派遣する介護予防講師派遣事業を今年度も実施する予定でおりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、これら集合形態で実施する事業を中止とさせていただいております。この間再開を望む声もいただいており、どのような手法で実施できるか検討しているところでございます。  また、緊急事態宣言が出されている間やその後の高齢者の状況を町地域包括支援センターに確認したところ、普段はデイサービスに通われ、体を動かしたり認知症予防の体操や作業を行ったりしていたものを中止している方などに身体機能の低下が見て取れるなど、生活を維持していくことに心配な方が増えていると聞いております。  このままでは、議員おっしゃるとおり、これまで自宅で自力で生活で来ていた人が減り、介護サービスを利用して生活する人が増え、結果、社会保障費が増加し、その財源である保険料へも影響が出るということも考えられます。  介護サービスは、使うことによって日常生活が維持できるよう、また重度化しないように上手に使っていただきたいサービスです。町としては、その構図を意識しながら介護保険の運営を行っておりますので、実効性のある事業を企画、実施し、その事業に多くの高齢者の皆さんに参加していただき、健康長寿に努めていただけるよう早急に検討を進めているところでございます。 9: ◯議長【関口光男君】  大澤教育長。 10: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  それでは、寒川町の特色ある教育に対する町の考えについて、町長の補足答弁をさせていただきます。  議員ご指摘のとおり、今日、情報社会に続く新たな社会として、Society5.0が国によって提唱され、今後ますます様々な知識や情報が解析、共有され、全ての人と物がつながり、今までにない新たな価値が生み出されるとともに、人工知能により必要な情報が必要なときに提供される社会となることが予測されております。また、2015年にオックスフォード大学のオズボーン准教授と野村総合研究所との共同研究により、今後20年以内に日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能となると予測されております。  さらに近年において、海外現地法人や在留外国人、訪日外国人旅行者の増加に伴い、外国語によるコミュニケーションや異文化に触れる機会も増えてきております。加えて、将来子どもたちは予測できない社会の変化やSDGsをはじめとする地球規模の課題に向き合っていかなければなりません。  こうした技術革新に伴い、急速に進展するグローバル社会の到来は、寒川町においても例外ではありません。教育委員会としては、現在及び今後、町内で就学する子どもたちが、将来グローバル社会に対応し、生き抜くことができる資質、能力を育むことが必要であり、特に情報活用能力、創造力、そして外国語におけるコミュニケーション能力の重要性がさらに増していくと考えております。また、その育成を図るためには、町の実態を踏まえながら、寒川町の強みを生かした特色ある教育を展開していくことが重要であると考えております。 11: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 12: ◯15番【岸本 優君】  今、町長、部長、教育長から答弁いただきましたので、早速一問一答に入りたいと思います。  まず、大きな1問目のコロナ禍における高齢者対策について伺います。  これまでのコロナ禍において、感染拡大を防止するため、市町村ごとの実情に応じた形で様々な対策が講じられております。また、国からも不要な外出の自粛や3密を避ける行動が求められる中、介護予防教室等の開催自粛によって、高齢者の体力の低下が懸念されていると考えられます。  こうした状況の中、本町のこれまでの高齢者に対する取組について、どのような対応を行ってきたのかお尋ねいたします。 13: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 14: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  今年3月時点で国や県からも要請のあった、いわゆる3密を回避することが、新型コロナウイルスの感染拡大防止策とされたため、集合形態で実施する介護予防教室については、今年度末までの中止を決めております。また、介護施設、事業所に対しましては、感染拡大防止策を取りながら可能な範囲で事業継続をしていただいておりますので、衛生用品、例えばマスク、フェースシールド、ガウン、手袋、次亜塩素酸水という購入が難しい状態の物資を中心に、国、県で一括購入をお願いし、町内の介護事業所等へ配布しております。また、5月には、緊急事態宣言で外出を控える人向けに、自宅でできる簡単な運動動画を映像と音声とでフォローする形で町ホームページに掲載いたしました。高齢者施設や介護サービスについては、サービスを必要としている方が利用していることから、それぞれの事業所において様々な工夫を凝らした運営を行っております。例えばある施設では、入所者との面会は控えてもらっておりますが、その代わりに施設で入所者の写真を撮影し、プリントしたものを家族に渡し、現在の状況を伝えたり、携帯電話の動画、通話機能を活用しての面会を実施したりしているところもあります。  このように各施設とも外部との接触を避け、クラスター発生防止にも努めているところでございます。 15: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 16: ◯15番【岸本 優君】  今町内で様々な取組をしているということを伺いました。  私の後輩で、町内で訪問入浴介護事業を行っている後輩がおりまして、様々な工夫をしているとも聞いております。茅ヶ崎保健所管内はもちろんのこと、県内、全国様々な情報を見聞きして、情報を集めて、何よりも大事なのは、利用者さんとの信頼関係を築くことに心がけているということを聞いております。町としてもいろいろやっているということなので、今後もこれを継続してもらいたいということもお聞きしますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。  また、本町の特色ある取組として、保健師などの資格を有する職員により保健対策ケアチームが設置されておりますが、これまでの活動や高齢者との関わりについて、気づいた点などがありましたら、お聞かせください。 17: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 18: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  町内の保健対策ケアチームにつきましては、保健師、看護師、助産師、また管理栄養士で構成され、活動は、新型コロナウイルスの感染予防と健康づくりの視点を持ち、町民の健康が守れるよう努めております。保健対策ケアチームのこれまでの活動は、地域の感染状況に応じ、全町民に共通する感染予防の意識と行動の啓発、ポピュレーションアプローチを行ってまいりました。町民のライフステージに応じた働きかけは、ケアチームメンバーが所属する部署の業務においても、コロナ禍に対応する方法を工夫して実施しております。  高齢者の関わりについてですが、現在ケアチームの活動のほか、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施で実施しておりますが、その中で訪問による保健指導を実施しているところでございますが、そこで出会う高齢者の姿は二分化しているように思います。  1つは、長期化する自粛生活による、いわゆる巣籠り状態の人と、もう一つは、感染予防に留意しつつ工夫しながらこれまでの生活を維持している人でございます。巣籠り状態の人については、健康問題に対する支援が必要であると考えております。 19: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 20: ◯15番【岸本 優君】  ただいまの答弁の中で明らかになった点として、コロナ禍において高齢者は二分化しており、いわゆる巣籠り状態の人には、健康問題に対する支援が必要であるということが分かりました。  では、そうした高齢者に対する働きかけとして、課題とその対策について、町としてどのように考えているのかお伺いいたします。 21: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 22: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  新型コロナウイルスの感染予防は、一人一人のうつらない、うつさないための意識と行動の継続が重要でございます。特に在宅の高齢者においては、この意識と行動の継続が健康問題を招く危険性があります。特に感染予防における自粛生活は、最初は不慣れで窮屈さを感じていても、長期に及んだときはそれが当たり前にように馴染み、結果的に本人が気づかないうちに心身の虚弱、いわゆるフレイルを起こしてしまいます。高齢者が健康に過ごすためには、感染予防対策と健康づくりの対策の両方が重要であります。しかし、そのバランスはとても難しいと感じながらも、今必要な対策はこちらから働きかけること、アウトリーチであると考えております。 23: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 24: ◯15番【岸本 優君】  自粛生活が長引くことにより、本人が気づかないうちに心身の虚弱、いわゆるフレイルを引き起こす可能性を課題として捉え、今必要な対策としては、町からの働きかけであるということが分かりました。  そうした中、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について、寒川町は県内でも先行して開始したと聞いておりますが、実際の事業展開において、コロナ禍に対する展開についてお伺いいたします。 25: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 26: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業の1つに、心身の健康を害する危険性がある人に保健師、管理栄養士が出向いて支援するハイリスクアプローチがあります。年度当初の計画では、健診結果において栄養不足による健康問題を引き起こす危険性のある人を支援の対象にしました。しかし、現在のコロナ禍においては、もう一歩踏み込んだ支援の必要性を実感しております。  そこで、コロナ禍に即した新たなハイリスクアプローチの実施に向けて準備を進めております。75歳以上の後期高齢者のレセプトを確認し、過去1年間に療養期間の受診履歴はない人約300名に対し、保健師、管理栄養士が電話による健康確認と状況に応じた保健指導を今月から実施予定でございます。  この対象は、医療にかかる必要がない、そもそも健康な人であると言えますが、このように健康を維持してきた人がコロナ禍の自粛生活で健康を害している可能性があります。定期受診の習慣がないだけに、心配な人たちであると気づいたところです。心身の不調、不安をお聞きし、必要に応じ適切な支援を行ってまいります。  新型コロナウイルスは、未知のウイルスであるがゆえ、対策の正解は分かりづらく、手探りではありますが、見ていること、感じていることなどから解決策を模索し、継続することが重要だと考えております。 27: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 28: ◯15番【岸本 優君】  承知いたしました。答弁にもあったとおり、現在のコロナ禍において健康であると自らが思っていても、知らず知らずのうちに健康を害している可能性は高齢者だからこそ注意が必要だと感じます。そんな心配の人たちにとって、行政がしっかりと見守っていくこと、寄り添っていくことが、次期総合計画の町の将来像として設定したつながる力であると考えます。  そこで伺いますが、高齢者対策として、今現在できる対策はどのようなものがあるかお聞かせください。 29: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 30: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  まずは、感染予防の方法を改めて認識していただきたいと考えております。周知のことではありますが、まず自分が感染しないためにどのような行動を取ることが大事か、高齢者に限らず、皆さんに引き続き取り組んでいただきたいと考えております。  また、緊急事態宣言が解除され、感染予防対策を講じた上で行動ができる状態になった現状は、先ほど申しましたように、高齢者の生活が二分化されていると見ております。その中でも、感染のリスクを減らすために在宅での生活が中心となっている方たちについて、身体機能が虚弱になってしまわないか心配されます。そのような方たちを対象に、自宅においてどのようなやり方をすれば身体機能を維持していけるかを模索しているところでございます。  近隣市では、3密を回避する対策を取って、集合形態の介護予防事業を展開したところもあると聞いておりますが、本町については慎重に進めていきたいと考えております。 31: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 32: ◯15番【岸本 優君】  当面の対策については、理解いたしました。しかしながら、この感染症については、先行きも全く見えず、現在の状態がしばらく続くと思われます。  そうした中で、今後どのような対策が必要となるか、考えているかお伺いいたします。 33: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。亀山福祉部長。 34: ◯番外【福祉部長 亀山 浩君】  コロナ禍におきましては、刻一刻と状況が変化していくと思いますので、その時々の情報を加味しながら高齢者対策を検討していく必要があります。他の自治体で行っている事業なども参考に、高齢者の皆さんの健康維持、介護予防につながるものについては、実施に向けた検討をしてまいります。  また、これまで行ってきた幾つかの介護予防事業については、そのままの形での実施は難しいですが、多くの方にご参加いただいた実績もありますので、その部分を大事にし、新型コロナウイルス感染防止対策を十分施した上で、展開できるものを考案し、積極的に実施していきたいと考えております。 35: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 36: ◯15番【岸本 優君】  高齢介護課をはじめ、高齢者の生活に関わりのある部署で、このコロナ禍において課題や実施可能なことを検討して動いていることは分かりました。動き出せることは早急に調整を進めて、必要な施策に対する予算についても積極的に追加補正を行い、早期実施を期待いたします。  ここで町長に伺います。町として、このコロナ禍において高齢者の生活を支えるということについて、どのように考えているか、町長の思いを伺います。 37: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 38: ◯番外【町長 木村俊雄君】  お答えいたします。様々各所管において工夫した対応を現在行っているところであります。高齢者の皆さんが我が町寒川を愛し、誇りに思って、健康で生活を続けていただけることを私自身も望んでいるところであります。  新型コロナウイルス感染症予防のための新しい生活様式は、ともすれば社会との関わりが希薄になってしまう傾向があります。自分のみならず周囲の人たちを大事に思うからそこの行動、生活様式ではないかと思っております。そういった高齢者の皆さんの気持ちを大事にした施策、また実行できるところからしっかり行っていきたいと考えております。よろしくお願いします。 39: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 40: ◯15番【岸本 優君】  今の一問一答で、いろいろとコロナ禍に対する高齢者対策について質問させていただきました。新型コロナウイルス感染症には、社会経済のみならず我々の生活まで強制的と言っていいほど一変させられました。しかしながら、この感染症が蔓延する社会においても、この寒川町だからこそできることがあると思います。決して、うつむき、耐え忍び、苦痛の中で人生を無為に過ごすことがあってはなりません。この町は、コンパクトで人のつながりが強く、深く、隅々まで見渡せるメリットがあります。こうした町の優位性を捉えながら、木村町長が強力に進めている感染症対策について、敬意を改めて表すとともに、町民から切実な声を寄せられている我々会派さむかわ自民党も感謝申し上げるところでございます。  今後ともこの町に住んでいてよかったと言っていただけるような木村町長町政のかじ取りに期待いたします。  次に、大きな質問2番目の特色ある教育について伺います。  先ほど教育長答弁の中で、現在及び今後、就学する子どもたちが将来グローバル社会に対応し、生き抜くことができる資質、能力を育むことが必要であるため、寒川町の強みを生かした特色ある教育を展開していくことが重要であると、非常に前向きな答弁をいただきました。  そこで伺います。教育委員会として、先ほど取り上げた子どもたちがグローバル社会を生き抜くために必要な3つの資質、能力について、具体的にどのような力と捉えているでしょうか。お聞かせください。 41: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 42: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  まず、情報活用能力については、情報技術が人々の生活にますます身近なものとなっていく中で、今後ますます必要不可欠な資質、能力になると考えております。小学校では今年度から、中学校では来年度から全面実施される新学習指導要領においても、各教科等の学びを支える基盤となる資質、能力と位置づけられ、その育成を図るため、各学校において必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図るよう示されているところです。  また、想像力は中央教育審議会答申において、現代的な諸課題に対応する資質、能力の1つとして掲げられ、ICT機器を用いながら、既得の知識や情報をビッグデータとして人工知能に解析させ、新たな価値を生み出す力として求められているところです。  さらに小学校では、外国語教育の早期化、教科化が、中学校では、取り扱う語彙数や文法事項の増加などという高度化が図られ、今回の学習指導要領改定のポイントとなっているところであり、国においても外国語によるコミュニケーション能力が重視されているところです。 43: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 44: ◯15番【岸本 優君】  答弁いただいたとおりに、加速するグローバル社会においては、一部の業種や職種だけでなくて、生涯にわたる様々な場面で外国語教育及び情報教育が重要であると考えます。  では、教育委員会として、町民ニーズについてどう捉えているのかお伺いいたします。 45: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 46: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  令和元年度全国学力・学習状況調査の町の結果によりますと、外国人と友達になったり、外国のことをもっと知ったりしてみたいと回答した小学生が68.8%、中学生が62.0%、日本や自分の地域について外国人にもっと知ってもらいたいと回答した小学生が74.4%、中学生が52.7%、英語の勉強は大切だと思うという回答した中学生が81.3%、英語の授業で学習したことは将来社会に出たときに役立つと思うと回答した中学生が81.3%、学校の授業やそれ以外で日常的に英語を使う機会が十分にあったと回答した中学生が34.0%、授業でもっとコンピュータなどのICTを活用したいと回答した小学生が81.0%、中学生が71.9%おりました。  これらのように、町内の子どもたちは、外国語教育や情報教育に対して興味を持っているとともに、その必要性を感じている一方、その機会はまだ十分とは言えず、さらなる推進が必要であると考えております。 47: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 48: ◯15番【岸本 優君】  町内の子どもたちは、外国語教育や情報教育に対して、興味を持っているとともに、その必要性を感じているその一方で、その機会はまだ十分とは言えず、さらなる推進が必要であるという答弁でございました。  そこでお伺いいたしますが、町では現在AETを4名雇用しておりますが、町民のニーズを踏まえて教育委員会として、まず外国語教育については、具体的にどのような課題があると考えているかお伺いいたします。 49: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 50: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  このたびの新学習指導要領の全面実施に伴い、外国語教育において早期化、教科化が図られたことから、以前と比べて小学校における授業時数が、3年生から6年生の各学年で1学級当たり週1時間ずつ、町内の全小学校としては、年間計1,995時間の外国語の授業が増えたことになっております。また、語彙数の増加など内容も高度化し、小中学校ともに指導上の専門性がより必要となっております。  加えて、今日の外国語教育においては、実際に使える外国語の習得に向けて、外国語を使う目的、場面、状況の設定が重要であるとされており、さらには外国語によるコミュニケーション能力として、単なる語学力だけでなく、多様性や異文化への理解、コミュニケーションへの積極的な態度が必要であるとされております。  こうしたことから、現在町で雇用しているAETによる指導は、ますますその重要性が増しているところであり、課題として捉えております。 51: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 52: ◯15番【岸本 優君】  今日の外国語教育においては、実際に使える外国語の習得に向けて外国語を使う目的、場面、状況の設定が重要であるとされており、さらには外国語のコミュニケーション能力として、単なる語学力だけでなく多様性や異文化への理解、コミュニケーションへの積極的な態度が必要であるという答弁でありました。  それでは、ここで視点を変えて、GIGAスクール構想により、今年度中に町内小中学校の児童生徒に1人1台のタブレット端末を整備することとしておりますが、教育委員会として、情報教育については今後どのような課題があるか認識しておりますでしょうか。 53: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 54: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  これまで今後の社会に必要な資質、能力を育むためには、学校の生活や学習において、日常的にICT機器を活用できる環境の整備が課題でありましたが、今年度中に町内小中学校の児童生徒に1人1台のタブレット端末を整備することとなった現在、実際に端末を活用し、情報活用能力の育成を意識した授業の実践が必要であると考えております。  しかしながら、国の調査によると、これまでそうした授業の実施状況が低く、子どもたちの情報活用能力や情報モラルが不足していると指摘されております。また、ICT機器活用に関する教員の指導力は、年々向上してきている反面、自信のない教職員が一定数存在していることも課題となっております。 55: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。
    56: ◯15番【岸本 優君】  子どもたちの情報活用能力が、情報モラルが不足していると指摘されているところ、また、ICT機器活用に関する教員の指導力は、年々向上してきているとはいえ、まだ自信のない教職員が一定数存在していること、それが課題ということでありました。  ここで伺います。子どもたちの情報活用能力の不足について指摘されているところでありますが、学習の基盤となる資質、能力と位置づけられている情報活用能力について、教育委員会として具体的にどのような課題があると考えているかお答えください。 57: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 58: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  まず、情報活用能力を育むことは、必要な情報を主体的に収集、判断、処理、編集、創造、表現し、発信、伝達できる能力等を育むことです。また、基礎的、基本的な知識、技能の確実な定着とともに、知識、技能を活用する活動の基盤となるものであり、生きる力に資するものです。  国の調査によると、子どもたちの情報活用能力に関連して、複数データからの情報収集及び分類や受け手を意識した資料作成や発表、インターネット上での情報発信の注意点やトラブル遭遇時の対応に関する知識の不足などが課題となっています。  こうした課題の克服に向けて、各教科等の指導において、情報活用能力の育成につながる狙いや内容が含まれていることを意識しながら課題を設定する、情報を収集する、整理、分析する、まとめ、表現するなど一連の学習活動を計画するとともに、情報や情報手段の特性の理解や情報モラルなどの学習も進めることが重要です。 59: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 60: ◯15番【岸本 優君】  これまでの質問を通じて、町の今後の社会を見据えた教育の課題が挙げられたところでありますが、そうした課題に対して、教育委員会としてどのように取り組んでいくのか伺いたいと思います。  まず、外国語教育の課題に対して、我々としては、日頃から密接に外国語に触れる機会を確保していくことが重要であると考えますが、町ではどのような施策を考えているのか伺います。 61: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 62: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  町教育委員会としては、こうした課題を克服すべく、外国語教育及び情報教育に関して、今後小中学校グローバル教育と位置づけながら推進を図りたいと考えております。  その中では、まず早期に外国人英語指導者を増員し、町内全小中学校に常駐配備したいと考えております。また、合わせて外国人指導者に特別免許状を取得させて、名称もFLT、いわゆるフォーリンランゲージティーチャー、つまり外国語指導の助手ではなく外国人指導者として、より主体的に指導に関わることができるよう検討しております。  こうしたことにより、子どもたちが授業だけでなく、休み時間や放課後、学校行事等においても、外国人指導者と実際の生活場面で英語を使用することにより、実践的な英語力の向上はもちろん、積極的な態度、異文化理解にもつながると考えております。また、より高い専門性を持つ外国人からの指導に加え、子どもたちにとって授業で英語を使う必然性のある機会が増えることにより、さらに子どもたちの興味、関心も高まり、外国語教育の早期化、教科化に対応することができると考えております。さらには外国人指導者による英語漬けイベントをより多く開催し、校外においても英語や異文化に触れる機会を増やしていくことが可能と考えております。 63: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 64: ◯15番【岸本 優君】  小中学校グローバル教育を推進するという非常に前向きで強い答弁をいただきました。  子どもたちが、授業だけでなくて休み時間や放課後、学校行事等においても、外国人指導者との実際の生活場面で英語を使用することで実践的な英語力の向上につながると思います。ぜひ進めていただきますよう、改めてよろしくお願い申し上げます。  次に、児童生徒1人1台のタブレット端末整備を受けて、情報教育の課題に対して教育委員会としてどのような施策を考えているのかお伺いいたします。 65: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 66: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  タブレット端末などハード面の整備が今年度中に行われることから、今後はソフト面、つまりICT機器を授業で活用する教員の指導力をさらに向上させていくことが必要であると考えております。そのためには、まず高めるという視点からICT機器に関する授業研究を実施することを検討しております。  まず、研究会を組織し、各学校から選出された担当教員とともに、授業におけるICT機器の効果的な活用や指導法について研究してまいりたいと考えております。さらには広げるという視点から、ICT機器活用に関する教員研修を実施し、ICT機器の活用を理解する教員による指導を通じて、子どもたちの情報活用能力などを育成していきたいと考えております。 67: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 68: ◯15番【岸本 優君】  ICT機器を授業で活用する教員の指導力をさらに向上させていくことが必要であり、教員研修を実施し、ICT機器の活用を理解する教員による指導を通じて、子どもたちの基本活用能力などを育成していくという答弁をいただきました。が、私としては、もう一歩踏み込んだ答弁をいただきたかったと思っております。  確かに教員の指導力の向上は必要であるとは思いますが、今回の質問を通じて議論したかったものは、前段でも答弁いただいたとおりに、外国語教育及び情報教育による小中学校グローバル教育をいかに進めていくかが重要であると考えております。  そこで改めて質問いたしますが、先ほどの外国語教育に関しては、非常に特徴的で町の教育施策として非常に魅力的に感じたところでありますが、県内、または国内では同様の取組はありますでしょうか。お伺いいたします。 69: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 70: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  こうした取組は、米軍基地内の学校と交流を図るなど、外国語教育に力を入れている横須賀市においても同様に行われていると聞いております。しかしながら、こうした外国人指導者の配置については、横須賀市内の小中学校合わせて69校に対して、現在5名の配置にとどまっている状況にあります。  本町において、町としてのコンパクトなスケールを生かして小中学校の全校常駐配置が実現すれば、県内及び全国的にもまれな取組となり、町の子育てにおける魅力の1つになるであろうと考えております。 71: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 72: ◯15番【岸本 優君】  今、大澤教育長が言われたとおりに、町としてコンパクトであるというある意味のスケールメリットを生かして、全国的にもまれな取組となる小中学校における外国人指導者の全校常駐配置を実現することで、寒川町の子育てにおける魅力の1つとなると思われます。  しかしながら、それを実現するためには、課題として外国人指導者の人材確保が必要となると考えます。また、グローバル教育に向けて、ICTの活用、連携についても検討していく必要があると考えます。その点について教育委員会として、どのように捉えて、どのように進めていくのかお伺いいたします。 73: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 74: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  こうした取組は、多くの自治体がAETを外部委託にする中で、町ではAETを直接雇用してきたこと、さらには町としてのコンパクトなスケールによる行政の機動力が強みとして生かされるものであります。また、人材を直接雇用するため、委託先を仲介しない分、待遇面から外国人指導者の人材確保をしやすい状況にあると考えております。今後教育委員会として、将来を見据えた特色ある教育の実現に向けて引き続き情報収集を重ねるとともに、人材確保に努めてまいりたいと考えております。  既にSociety5.0にある社会は到来しており、その対応は待ったなしの状況にあります。教育委員会としては、今後の社会状況を見据え、将来を担う子どもたちが、生き抜くことができるよう、寒川町の強みを生かしながら、町の学校教育における目玉としてぜひともこうした取組の早期の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 75: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 76: ◯15番【岸本 優君】  大変力強い答弁をいただきました。ぜひ積極的に進めていただき、将来を担う子どもたちに対して、本当の意味で生きる力を育成していただきたいと思いますし、それが寒川町の教育委員会に課せられた使命であると思いますので、改めてよろしくお願いいたします。  最後に町長にお伺いいたしますが、より魅力あるまちづくり、町が目指す子育てナンバー1の実現に向けて、町として特色あるこのような取組についてどのように考えているか、町長に伺います。 77: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 78: ◯番外【町長 木村俊雄君】  お答えいたします。様々ご質問いただいておりますけども、文字どおり経済、あるいは社会の様々な面でグローバル化が進展している中でございます。学校教育においても、子どもを取り巻く環境も変化し、ICT機器を活用した学習方法が必要とされるなど、学校が抱える課題も複雑多様化しております。学歴偏重に陥ることなく、子どもたちが就職や実生活においても将来生き抜いていけるよう、教育環境の適正化も含め、行政、あるいは学校、教職員、保護者、地域がまさに一体となって子どもたちの教育を実現していくことこそが、必要となってくると思っております。  ICT機器等の技術革新に伴い、急速に進展するグローバル社会の到来においては、特に外国語教育と情報教育が重要性をさらに増していると認識してもおります。子どもたちが担う将来の社会を見据えた教育を行うことは、我々大人たちの責務であり、町としてのコンパクトなスケールを生かしたこうした取組は、子育てにおける寒川町の魅力の1つになる可能性を秘めていると考えております。今後さらに進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 79: ◯議長【関口光男君】  岸本議員。 80: ◯15番【岸本 優君】  以上、コロナ禍における高齢者対策と特色ある教育について伺ってまいりました。いまだ先行きが見えない中、それぞれ重要な観点であると考え、質問いたしましたが、前向きで積極的な答弁をいただきまして大変うれしく思っております。早急に対策を実行して成果を出していただきたいというか、出さなければならない高齢者の方々への対策、その一方で、今教育環境を変えても、その子どもが社会に出て結果が出るのは10年、20年後になるかもしれない教育の現場、その子どもたちのために、今我々が10年後の夢のある寒川町を思い描き、より具体的なまちづくりをしていくことが重要であると考えております。  我が町寒川は、まだまだ発展する地区が多くございます。先の見えない今だからこそ、次代を担う子どもたちの育成はとても重要であります。また、どのような大人をつくっていくかということ、また、この先未来を生きる大人が働き、生活する場を作ること、それこそが今ここにいる生きる我々の使命であると思っております。  今期最後の一般質問になります。私が青年会議所理事長時代に掲げたスローガンが、「結」と書いて「ゆい」でありました。人と人、地域と地域、そして過去と現在と未来をつなぎ、結びつける、その思いを1つにすることがこの町には必要だと活動してまいりました。次期総合計画の将来像である「つながる力で新化するまち」には、大変縁を感じますし、大いに共感しております。現在と未来をつなぐひとづくりのために、施策を通じ、ぜひ具現化していただきたいと思っております。このコロナ禍においても、全ての町民が住んでいてよかったと言っていただけるよう、木村町長のさらなるリーダーシップを我々会派さむかわ自民党として期待いたしまして、一般質問を終了いたします。 81: ◯議長【関口光男君】  以上で、岸本 優議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は10時20分から行います。                 午前10時00分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前10時20分 再開 82: ◯議長【関口光男君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、17番柳田 遊君の質問を許可いたします。柳田議員。              〔17番(柳田 遊君)質問席へ移動〕 83: ◯17番【柳田 遊君】  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして一般質問させていただきます。柳田です。  まず質問の前に、新型コロナウイルス感染症に感染された方の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、医療従事者の皆様をはじめ各方面の最前線で日夜奮闘されている全ての皆様に深く敬意を表すとともに、心より厚くお礼を申し上げます。  さて、今回の一般質問では、1、ウイズコロナ時代を見据えた行政デジタル化の取組について、2、町の子育てについて、3、ウイズコロナ時代の多文化共生への取組について、以上3つの質問をお伺いします。  最初の大きな質問の1つ目、ウイズコロナ時代を見据えた行政デジタル化への取組についての質問です。  IoT、ロボット、人工知能、ビッグデータなどの新たな技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題を解決するスマートシティ、そして最近では範囲の広がったスーパーシティなどのSociety5.0の取組や、自治体職員の業務、財政の負担軽減にもつながる行政運営のデジタルシフトの取組などの第4次産業が発展する現代において、自治体の先進事例や成功事例、国の動向を含め、近隣自治体と連携して引き続き調査研究を進めていくことが以前から必要ではありましたが、今回の新型コロナウイルス感染症への対応で、行政のデジタル化の重要性がより増したと思います。ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、うがい、消毒、3密の回避、換気など、人との接触を避けて感染予防しなければならなくなり、社会は新たな生活様式を短期間で受け入れることとなりました。  働き方も変わり、本来は長距離通勤回避のため育児、介護などに必要な時間を得るために導入を進められてきましたが、なかなか浸透してこなかったテレワークも、僅か数か月の短期間で浸透し、医療のオンライン診療や大学のオンライン講義など、今まで浸透してこなかったことが一気に実現化しつつあり、コロナ禍での社会変化で最も変わったことがデジタル化であると思います。そのため行政のデジタル化の水準が高いものであれば、今回のような感染防止が必要なときに寒川にお住いの町民の皆様により質の高い行政サービスを届けることができますので、社会の変化へどれだけ適応できるのかがアフターコロナ、ウイズコロナと呼ばれる時代において、自治体に問われることだと思います。  よって、今回の一般質問での大きな質問の1つ目は、町がどのように行政のデジタル化に取り組んでいるかについてお伺いします。  続きまして、大きな質問の2つ目、町の子育てについての質問です。  次世代の子どもたちのために、そしてよりよい子育て環境のために、町はどのように現状の子育ての問題解決へ取り組むのかについてお伺いします。  寒川町で子育てをしていると多くの親御さんと知り合うことができ、子育てに関して様々な意見を聞きます。寒川町では、令和2年9月1日の時点で未入所児童が65名、令和2年4月1日時点で待機児童が4名のため、子どもを預けたくても預けられず困っている方がいること、保育所に入れなかった子どもたちの面倒を見てくれるファミリー・サポート・センターでは、令和2年4月末日時点で、おねがい会員が710名、まかせて会員が176名と会員の比率が約4対1で乖離していること、さらに実際に車を持っていて送迎可能なまかせて会員に需要があり、利用者の方とボランティアの方との間に需要と供給のミスマッチがあること、子育てセンターに関しては、広く開放的で、おもちゃや絵本がたくさんあり、職員の方々も熱心に面倒を見てくれて、よいところですが、ゼロ歳から6歳までと年齢幅が広く、元気な6歳の子どもと歩き始めた1歳の子どもが同じ場所で遊ぶと体格差があり、危ない場面も実際にあるため、周辺自治体にある子育て支援センターのようにゼロ歳から3歳までに年齢を分けてほしいとの声や、地域によってはバス1本で来られないので、車で来られる方や近所の方の利用者以外は、交通の利便性が悪いので、駅周辺や買い物ついでに行くことができる商業施設の中につくってほしいとの声や、町内をどこでも安心してベビーカーや子どもと歩くことができる歩道が少ないなどの意見や、そして今回の新型コロナウイルス感染症の影響と不安から来る育児ストレスの問題など、町で子育てをしていると、町民の方々から子育てに関して様々な意見や課題を聞きます。そのため自治体に求められることは、現状にある様々な課題や問題を解決することであって、1つずつ確実に問題解決することで、よりよい子育ての環境の実現につなげ、コロナ禍の状況でもしっかり対応することができ、育児の問題のない自治体として湘南地区で最も子育てがしやすい町であり続けてほしいと思います。  よって、今回の一般質問の大きな質問の2つ目では、次世代の子どもたちのために、よりよい子育て環境のために、町はどのように現状の子育ての問題解決に取り組むのかについてお伺いします。  最後に、大きな質問の3つ目、ウイズコロナ時代の多文化共生への取組についての質問です。  社会のグローバル化によって過去最多の外国籍の方が日本に滞在し、いろいろな文化の人が住むようになり、多様性、そしてお互いがを尊重すべき時代にあって、多文化共生の取組が必要でした。そしてコロナ禍で社会情勢が変化し、4月の訪日外国人客は前年同月比99.9%減となり、インバウンドの観光業は厳しい状況に直面し、人手不足のために来日し働いてもらっている外国籍の方の中には、現在のコロナ禍での経済活動の低迷から生活困窮が顕在化し、仕事がない、住む場所がなくなってしまうなど、様々な困難に直面されている方もいます。そのため自治体には、これまでの多文化共生を実現させるための多様性の取組の成果と課題が問われ、誰一人取り残さない自治体を運営することが、ウイズコロナ時代においても、自治体を持続可能なものとする上で必要不可欠であると思います。  グローバル化が進んだ現代社会で様々な人が住むことで、多様性がイノベーションを生むことになるので、今コロナ禍で大変なときだからこそ、誰一人取り残さず助け合うことが自治体に問われる姿であり、多文化共生への取組がより必要だと思います。  そのため今回の一般質問の大きな質問の3つ目では、町はどのようにウイズコロナ時代に多文化共生への取組をしているかについてお伺いします。  以上3つの質問をお伺いします。 84: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 85: ◯番外【町長 木村俊雄君】  通告順位2番柳田議員のご質問にお答えいたします。  まず1点目、ウイズコロナ時代を見据えた行政デジタル化への取組についてのお尋ねをいただきました。  新型コロナウイルスの感染状況は、いまだ楽観できない状況であり、地方自治体といたしましても、様々な形で広範な対応が求められております。役場庁舎内においても、人々に密接、密集を避けることが求められ、緊急事態宣言下では町でも職員の出勤を調整し、在宅勤務やテレワークを推奨するなどの経験をしたところでございます。  議員のおっしゃるとおりデジタル化やICTの活用につきましては、コロナ禍での対応以前から人口減少社会や働き方改革という観点からも、推進すべき課題として、国をはじめ他の自治体でも様々な取組がなされております。  各種業務のデジタル化を図ることにより、ペーパーレス化が進めばスペースの有効活用につながりますし、効率よく業務を進めることで、捻出された時間を住民サービスに充てることができるわけでもございます。また、デジタル化、ICT化が進めば、例えば町民の皆さんが来庁せずとも要件が済むような直接的な住民サービスの向上につながることも期待できます。町としても、将来にわたり十分な行政サービスが提供できるよう、デジタル技術の導入につきましては積極的に対応してまいりたいと考えております。  次に、2点目、町の子育てについてのお尋ねにお答えいたします。  議員ご指摘のように、子育て世代の方々からの様々なご意見もいただいておりますが、町では、次代を担う子どもたちのために子育てしやすい環境を整え、課題を解消していくために今年度から新たにスタートした第2期寒川町子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て世代の不安解消や子育て環境の充実など、様々な子育て支援施策に引き続き取り組んでいるところでございます。  そうした中で、まだしばらくはコロナとの共存を余儀なくされることが考えられますので、例えば町ホームページへの父親・母親教室の動画配信など、これまでとは違う手法による情報提供、情報発信に努めるとともに、必要に応じてパソコンやスマートフォンなどからもアクセス可能な新たな相談の仕組みを検討するなど、子育て家庭の不安や悩みに対して、これまで以上に丁寧に寄り添った対応に努めてまいります。  質問の3点目でございます。ウイズコロナ時代の多文化共生への取組についてのご質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症は、いまだ収束の見通しが立たず、健康や衛生、就労、生活など、町民の皆様におかれましては、いろいろ様々な面で不安を感じていることと思います。これは国籍が異なっている方でも状況は同じでございます。  これまで町は、外国籍住民に対する生活支援策といたしまして、公的サービスや医療機関を利用する際の通訳派遣や外国籍住民への情報提供等に取り組んでまいりましたが、このコロナ禍の状況下においても、これらは重要な支援策であることから、継続して実施しているところでございます。  また、国や県も外国籍住民の支援を目的といたしまして、それぞれ多言語に対応した相談機関を設置しておりますので、お困りの内容に応じまして適切に案内を行うなど、きめ細やかな対応に努めてまいります。  加えまして、これまで経験したことのない様々な社会活動が制限されるような状況におきましては、行政機関だけではなく、外国籍住民にとって、より身近で親しみやすい相談相手としての存在が重要となります。町といたしましては、引き続きさむかわ国際交流協会をはじめとした関係団体等と情報交換を行いながら、連携してフォローアップに努めるなど、多文化共生社会の実現に取り組んでまいりたいと思います。 86: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 87: ◯17番【柳田 遊君】  それでは、町長の答弁をいただきましたので、一問一答に入らせていただきます。  大きな質問の1つ目、ウイズコロナ時代を見据えた行政デジタル化の取組についての一問一答です。  初めに、感染予防のデジタル化の取組についてお伺いします。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のために、令和2年6月19日、厚生労働省が新型コロナウイルス接触確認アプリ・COCOAの配布を開始しました。アプリをスマートフォンに設定した人同士の接触を記録し、新型コロナウイルスに陽性と判定されたらアプリに匿名で登録され、最近接触した人に陽性登録した人がいたら、通知と適切な行動を知らせてくれるアプリです。そして通知を受けた人が希望すれば、無症状や濃厚接触者でなくても公費で検査を受けることができます。  ほかにも神奈川県は、ソーシャルネットワーキングサービスを利用したLINEコロナお知らせシステムや自治体では愛知県豊橋市が人の集まる店舗にQRコードを取り付けてもらい、情報蓄積する豊橋市新型コロナ通知システムなど、国、都道府県、市町村各自治体で接触確認アプリの配布が開始されています。  新型コロナウイルスは、もちろん目に見えないですし、いつ、どこで感染したか分からない場合も多いです。何よりも大切な人にうつしてしまうことを防ぐためにも、スマートフォンを利用している多くの方々に導入してもらうことで感染拡大を防ぐことにつながると思うのですが、町では町民の皆様に対して新型コロナウイルス接触確認アプリのダウンロードの啓発、町独自の通知システムの開発、そのほか町ではどのようなデジタル化で感染防止をする取組をしているのでしょうか。お伺いします。 88: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 89: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  それでは、感染予防のデジタル化についてのご質問にお答えいたします。  アプリ等の啓発についてでございますが、神奈川県のラインコロナお知らせシステムについては、「広報さむかわ」8月号に掲載して啓発を図ったところでございます。今後も厚生労働省の接触確認アプリも含めまして、「広報さむかわ」や町ホームページでの周知を図ってまいります。  それから、通知システムの町独自の開発については考えておりません。国や神奈川県のシステムを活用していただければと考えております。  なお、感染防止対策としては、役場庁舎の出入口に検温システムを設置し、来庁者や職員の体温を測れるようにしております。来庁者への安全安心につながるよう設置したものですが、通常は職員を配置することなく設置した機器のみで運用しておりますので、これもデジタル化により効率化が図られたサービス提供の1つと認識しているところでございます。  以上です。 90: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 91: ◯17番【柳田 遊君】  教育のデジタル化の取組とその対策についての質問です。  子どもたちへの新型コロナウイルス感染を防ぐために、学校は臨時休校となり、臨時休校の間は教育を受けることができない課題があるため、非常時におけるオンデマンド上でのeラーニングの教育や、リアルタイムでアプリを使ったオンライン授業などの教育のデジタル化に取り組むことは必要であると思います。  しかし、子どもたちの家庭での環境、例えば一人部屋がない生徒やネットの通信速度が遅いなど、家庭でのオンライン授業のICT環境の設備が影響して、オンライン授業中に発言できない、音声や映像に不具合がありオンライン授業の内容が分からなくなるなど、ICT環境によっては十分なオンライン授業が受けられないおそれがあると思います。  そのため対策として、家よりも学校で授業を受けたい生徒には休校中でも学校を開くなど、非常時にオンライン教育を受けるためのICT環境の設備に関してどのような対策を考えているのでしょうか。お伺いします。 92: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 93: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  非常時における児童生徒の学習機会を確保していくための対策についてお答えいたします。
     各家庭においてICT機器を活用した家庭学習が展開できるよう、端末整備の前倒しとともに、インターネット環境が整っていない家庭においては、通信機器の貸出しを行っていく予定です。インターネットを介したオンラインでの学習では、授業をリアルタイムで配信するリアルタイム型やインターネットにアクセスして映像、音声を再生するオンデマンド型に対応できるソフトウエアの導入を検討しています。通信機器については、オンライン学習が可能な通信速度が確保されている機器の選定に当たっております。  町教育委員会といたしましても、様々な家庭環境があることを認識しているところです。各学校では、各家庭での困り感等について丁寧に対応しているところですけれども、引き続きICT機器を活用した学習についても、児童生徒に寄り添いながら、各家庭の実態を踏まえたオンライン学習が展開できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 94: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 95: ◯17番【柳田 遊君】  働き方のデジタル化の取組でもあるテレワークについての質問です。  新型コロナウイルス感染拡大防止のために非接触の働き方が必要になり、テレワークが短期間で浸透しました。多くの人が同じ場所にいることで職場内でのクラスター感染のおそれが出るので、感染を防ぐためのテレワークは、職員の命を守ることにつながると思います。  今回のコロナ禍の状況では、寒川町役場でも、テレワーク、在宅勤務がありましたが、在宅勤務をする上で生じた問題や課題はあったのでしょうか。お伺いします。 96: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 97: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  それでは、働き方のデジタル化、テレワーク等のご質問についてお答えいたします。  町長からも申し上げましたとおり、緊急事態宣言の際には、4月から5月にかけまして在宅勤務を実施しました。また、休館中であった町民センターを活用して、サテライトオフィス的な場所を確保するなどのテレワークを実施したところでございます。  これまで経験したことのない状況の中、職場内での人と人との接触をできるだけ避けるため、ほとんどの職場で出勤する職員室を減らすような取組を行いました。  在宅勤務を実施する中では、窓口業務などそもそも在宅やテレワークが不向きな業務もありますし、自宅に持ち帰ることが可能な資料も限られること、また勤務時間の管理や業務の成果をどのように評価するかなど課題は多々ありましたが、可能な範囲で緊急的に柔軟に実施したところでございます。  コロナ禍での感染状況が予断を許さない中、多様な働き方の1つとして今後も在宅勤務等の必要性はありますので、先進事例を参考に働き方を考える観点からも、ルールの作成が必要と考えているところでございます。 98: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 99: ◯17番【柳田 遊君】  在宅勤務の規定についての質問です。  寒川町職員服務規定第10条に、職員は、勤務時間中その職責遂行のため必要な場所のほか、みだりに執務の場所を離れてはならないとあります。在宅勤務においても、その職責遂行のため必要な場所というのが自宅も当てはまると解釈できると思うのですが、在宅勤務に関する規定を策定した自治体もあるので、今後新型コロナウイルス感染拡大防止のため、デジタル化された働き方である在宅勤務に関する規定を作る予定はあるのでしょうか。お伺いします。 100: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 101: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  在宅勤務に関する規定についての質問にお答えいたします。  緊急事態宣言下では、文字どおり緊急に在宅勤務やテレワークを実施してまいりましたが、今後も継続的に続けられるよう、そのルールを制定する必要があると考えております。  国や他の自治体の先進事例をよく研究し、職員団体等とも協議した上で制定してまいりたいと考えております。 102: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 103: ◯17番【柳田 遊君】  行政サービスのデジタル化の取組についての質問です。  日常の生活の中で、様々な行政サービスを受ける手続きのために役場に行く必要があることがありますが、今回のコロナ禍の状況では人との接触を避けなければならず、どうしても役場での手続きが必要な場合は、役場に行くしか選択肢がなく、町民の皆様にとっても、そして町のために働いている職員にとっても、お互い不安な思いをされたと思います。  もし将来行政サービスのデジタル化が進み、役場の窓口がインターネット上の中にあって手続きできるようになったり、またマイナンバーカード1つあれば申請書を手書きで記入する必要もなく申請ができ、待ち時間ゼロに近づけば、今回のコロナ禍のような人との接触を避けなければならない場面でも、安心して行政サービスを受けられるようになると思います。  特別定額給付金の申請の場合では、オンライン申請では、職員が入力された申請内容と住民基本台帳の情報を照合し、振込先の銀行名や口座番号などに間違いがあれば修正するなど、手作業で確認しなければならず、結果的に郵送された紙のほうが早かった自治体も多かったのではと思います。  しかし、AI-OCR、人工知能技術を取り入れた光学文字認識機能やRPA、ソフトウエアロボットによる業務自動化システムを導入している自治体では、オンライン申請の処理も自動で行うことができ、システム化により人が行う書類審査、電話案内などに集中的に人員配置を実現し、一日でも早く届けるべき給付金を素早く届けることができた事例を見ても、行政サービスのデジタル化は必要不可欠だと思います。  そのため今後ウイズコロナ時代に、町は国の動向を見据えてどのような姿勢でデジタル化を捉えているのでしょうか。お伺いします。 104: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 105: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  行政サービスのデジタル化にかかる国の動向と町の姿勢についてお尋ねがございました。  行政サービスのデジタル化につきましては、国の動きといたしましては、情報通信技術の活用による行政手続き等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続き等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律、いわゆるデジタル手続法が令和元年5月31日に公布され、同年12月16日に施行されたところでございます。  この法律は、情報通信技術を活用した行政の推進を目的として、行政手続きのオンライン化を進めるためのものでございますが、その基本原則として挙げられておりますのが、個々の手続き、サービスが一貫してデジタルで完結するデジタルファースト、また1度提出した情報は2度提出することを不要とするワンスオンリー、また民間サービスを含め、複数の手続きサービスをワンストップで実現するコネクテッドワンストップ、この3つの項目でございます。  また、このたびの新型コロナウイルス感染症拡大を受け、政府におきまして、行政サービスのデジタル化の推進を目的として、経済財政運営と改革の基本方針2020、いわゆる骨太の方針が本年7月に決定され、今後1年間を集中改革期間として、内閣官房に司令塔機能を設け、省庁に徹底し、行政手続きのデジタル化へ加速する方針が示されたところでございます。  こうした状況の中、町におきましても、このような国の動向を受け、昨今のコロナ禍の状況につきましては、より一層行政サービスのデジタル化を推進する契機として捉えているところでございます。  以上でございます。 106: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 107: ◯17番【柳田 遊君】  町民の皆様に対して、現状と今後、具体的にどのような行政サービスのデジタル化の取組を考えているのか、お伺いします。 108: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 109: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  具体的な町の取組についてとのお尋ねでございます。  町における行政サービスのデジタル化の具体的な取組といたしましては、電子申請システムにより受け付け可能な手続き数を増やし、利用促進を図っていくことが必要と認識してございます。  議員がおっしゃるとおり、従来は来庁対面により行っていた手続きをデジタル化することで、場所や時間を選ばずに行えることになりますので、利便性が向上するだけではなく、密を避けることで、町民に安心して行政サービスを受けていただけるようになると考えております。また、対面による相談が必要な場合においても、電子申請システムを用いて相談時間の事前予約などを行うことで、密になることを避けるという使い方もできると考えてございます。  県内他市町村の利用実績の分析や、担当課へのヒアリング等によるデジタル化の効果が大きい手続きの整備に現在着手しているところでございまして、電子申請システムにより申請情報がデジタル化されることで、職員による業務システムへの転記という単純な作業、ロボティックプロセスオートメーション、いわゆるRPAを用いて自動化することが可能となると考えておりまして、現在導入に向けて取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 110: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 111: ◯17番【柳田 遊君】  どんな時代でも、どんな分野でも、社会変化に適用することは必ず必要になってくると思います。行政のデジタル化によって行政サービスが向上しますので、常に社会変化に適用しながら、町民の皆様に引き続きよいサービスを提供し続けることを期待しています。  続きまして、大きな質問の2つ目、町の子育てについての一問一答です。初めに、ファミリー・サポート・センターでの病児保育事業についてお伺いします。  寒川町では、子どもが病気になったときのために預けられる場所、病児保育施設がないため、どこか預けることができる場所が至急必要だと思います。子どもが熱を出してしまい病気になることは、子どものせいでもなく、成長する上で誰でも経験している自然なことです。しかし、現実的な問題として、子どもが熱を出してしまうと、面倒を見るために仕事を休まないといけないですし、有給が使えない場合などは、仕事や生活に影響が出てしまうことがあり、藤沢市のファミリー・サポート事業のように、ファミリー・サポートでも病児保育をすることができるのでしょうか。お伺いします。 112: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 113: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  ファミリー・サポート・センターで病児保育事業を実施することができるかとのお尋ねでございます。  仕事をお持ちになっている保護者の方にとって、子どもの具合が悪いときに仕事を休めないというような状況というのは、非常につらいことかと思います。現状、町では、ファミリー・サポート・センターも含めまして病児・病後児保育は実施しておりません。  第2期寒川町子ども・子育て支援事業計画の策定に当たり実施したニーズ調査においても、病児・病後児保育の利用意向の回答がございました。病児保育、病後児保育につきましては、実施している自治体から利用が少ないなどの情報もある一方で、神奈川県内で実施していない自治体が少ないという状況も踏まえまして、第2期の計画におきまして、早期実施を視野に具体的な手法の検討を進めることとしております。よろしくご理解いただきますようお願いいたします。 114: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 115: ◯17番【柳田 遊君】  コロナ禍の状況での子育て相談についての質問です。  新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、自身や家族が在宅勤務になった人を対象にした調査では、女性の家事、育児の負担が以前より増していることが明らかになったとのことです。子どもが休校中には3食作らなければならない、子どもの勉強を見ながら仕事をしている、子どもが寝た後の夜間にしか仕事ができないという声があり、家事、育児の負担が増したことによって、育児ストレスが多くの女性にあったと思います。ストレスは目に見えないものですし、知らないうちに積み重なり、メンタルヘルスに影響する可能性もあるので、今回のコロナ禍の社会不安から来る育児ストレスへの対応が子育て支援として求められていると思います。  コロナ禍の状況で不安の中、役場にもなかなか来られないですし、保護者の方にとっても、職員にとっても、コロナ禍の外出自粛の状況では自宅へ訪問することは難しいと思いますので、対策としてテレビ電話を使った育児相談をしている自治体などもあります。そのため町では、現状のコロナ禍の社会不安から来る育児ストレスを防ぐために、どのように育児相談をしていて、今後また外出自粛になった場合、子育てのストレスに関してどのような取組を考えているのでしょうか。お伺いします。 116: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 117: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  今後どのような取組を考えているかとのご質問でございます。  子育ては、平常時でも不安や悩みを持つ保護者が多くいらっしゃいます。コロナ禍の現在では、子育てされている保護者の不安や悩みはますます強くなっているのではないかと思ってございます。  町では、緊急事態宣言下におきまして、感染防止に配慮しながら家庭訪問や産後ケアを継続して行ってまいりました。現在のように不安が高い状況の中では、訪問すると細かな相談をいただくことが多く、いつも以上に丁寧な対応を心がけているところです。また、感染リスクの不安から訪問を希望されないご家庭には、電話でよくお話を伺ったり、可能な範囲で役場に来所していただいたりして不安の解消に努めているところでございます。今後も感染防止対策を徹底し、家庭訪問と産後ケアはできる限り継続実施してまいりたいと考えております。  一方で、今後コロナの状況が悪化するようなことがあれば、訪問を実施できないことも考えられます。電子媒体を使用して感染リスクなく行える顔の見える相談について、必要性は認識してございます。個人情報漏洩リスクの可能性なども含め、今後研究してまいりたいと考えております。 118: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 119: ◯17番【柳田 遊君】  今回のコロナ禍の状況では、育児に関して相談や申請書などの手続きに役場に行く必要がある場合、郵送の手続きができなればコロナ禍の不安の中で役場に向かうしかなく、子育てしている親御さんが不安な思いをされたと思います。もし、周辺自治体の藤沢市、秦野市、伊勢原市、綾瀬市のように、子育てワンストップサービスの一部でも利用できて電子申請ができれば、今回のコロナ禍の状況でも家からも申請でき、そして日常生活での子育てで多忙な中、役場に行く必要もなく申請ができるので、行政サービスの利便性向上につながると思うのですが、町では子育てワンストップサービスの導入は考えているのでしょうか。お伺いします。 120: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 121: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  ワンストップサービスについてのご質問でございます。  子育てワンストップサービスにつきましては、児童手当などの申請様式ダウンロードをはじめ受給資格の認定請求や現況届、また保育の利用申込みや母子保健の妊娠届出などが、役場に来なくてもできるというものでございます。神奈川県内での導入状況としましては、まだ一部の市町で利用可能な機能のうちの一部に対応可能としているようでございます。  町では、今回のコロナ禍に対しまして、例えば児童手当の現況届について、基本に郵送での受付対応とするなど、外出自粛に配慮した取組も行いましたが、子育てワンストップサービスは、パソコンやスマートフォンから手続きが可能となるなど、申請者を取り巻く状況によっては、利便向上につながる面もあるものと考えております。  一方で、先ほど議員自らも言及されておりましたが、今年の特別定額給付金の報道などを見ますと、電子申請後の誤りのチェックなどに時間を要する自治体もあるなど、課題もあるように感じているところでございます。  また、一部の手続きにつきましては、来庁していただき、申請者の家庭状況などを確認する必要性を含んでいるものもあり、どの手続きを利用可能とするのがよいかなど、よく考える必要があると考えてございます。  子育てワンストップサービスを取り入れるかどうかにつきましては、今後よく研究してまいりたいと考えてございます。 122: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 123: ◯17番【柳田 遊君】  日本全体の人口が減り続けていると予想される中で必要なことは、各自治体の出生率が上がることで自然増につなげることだと思います。自然増の要因になることの1つが、子育て環境であるので、私が寒川町で育ったときよりも今の子育て環境のほうがよいものでなければならないですし、将来子どもたちが大きくなって親になったときの子育て環境のほうが、今よりもよいものでなければならないと思います。そのため自治体にある子育ての問題を解決し、寒川が子育ての一番の自治体だとみんなが思える町であってほしいと強く思います。  最後に、大きな質問の3つ目、ウイズコロナ時代の多文化共生への取組についての一問一答です。コロナ禍の状況での行政からの要請や支援策などの情報の多言語対応についての質問です。  特別定額給付金の際は、申請用紙は各自治体によって形式が違い、日本語が分からない外国籍の方にとっては、どうやって申請したらよいのか分からない方がいたことや、自営業をされている外国籍の方には、持続化給付金や自治体の支援策の申請方法が分からないなど、情報の多言語化の必要があると思うのですが、町では誰一人取り残さず支援するためにどのように多言語に対応した取組をしているのでしょうか。お伺いします。 124: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 125: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  今回のコロナ禍に伴う様々な手続きなどに関しましては、議員がおっしゃるとおり、多言語対応している申請書はありませんでしたが、ただいまご質問いただきました定額給付金の例で申し上げますと、6月の広報と合わせて全戸配布いたしました説明用のチラシに、総務省が多言語対応で説明しておりますホームページへのリンクを掲載するなど、対応を行ってきたところでございます。  現在のところ、コロナ関係の手続きに限らず、町の全ての手続きや案内につきましては、町独自での情報の多言語化には対応できておりません。しかしながら、県が設置してございます11か国語対応の相談窓口である多言語支援センターかながわ、また、国が新型コロナウイルス関連専門の相談機関として今月9月から設置しました14か国語対応のフレスクヘルプデスクなど町以外の相談機関への適切なご案内や、県や関係機関等が作成してございます多言語化された情報等を活用することで、外国籍住民への情報提供に努めてまいります。 126: ◯議長【関口光男君】  柳田議員。 127: ◯17番【柳田 遊君】  ワクチンの普及、治療方法、検査方法の開発などで状況が改善する見通しはまだ明確ではありませんが、今できることとして、持ち込まない、うつさない、広げないの感染対策は引き続き非常に重要だと思います。  今回の一般質問でお伺いしたように、行政サービスには改善の余地があります。命を守ることと経済活動を両立しなければならない上で、ウイズコロナ時代を見据えた行政の取組が重要であることをいま一度共有できればと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 128: ◯議長【関口光男君】  以上で、柳田 遊議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は1時15分からといたします。                 午前11時00分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午後 1時15分 再開 129: ◯議長【関口光男君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、19番太田真奈美さんの質問を許可いたします。太田議員。             〔19番(太田真奈美君)質問席へ移動〕 130: ◯19番【太田真奈美君】  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。今回の私の質問は、子育て支援の拡充についてとコロナ禍における予防接種についての2点です。  それでは、1点目の子育て支援の拡充についての(1)子育てしやすい町へ新化させるための方策について伺います。  町は、2021年度からスタートする町総合計画2040の基本構想の中で、町の将来像を「つながる力で新化するまち」としており、様々な社会経済環境の変化にあっても、新しく生み出しながら進んでいくことを意味する「新化」を寒川町独自の言葉として表現していくとあります。  今世界中が新型コロナウイルス感染症と闘い、なかなか収束が見えない中で、ウイズコロナ、アフターコロナ、ポストコロナ、新しい生活様式という言葉が飛び交い、今までの常識を大きく変えていく必要があるし、既に変化してきていると思っております。そんな中で、1)の小児医療費助成制度の今後について伺ってまいりたいと思います。  これまで小児医療費助成については、財源確保策とともに対象年齢の拡大を提案し、現在の中学3年生まで引き上げてきたことは評価しています。また、安定的制度の継続性を第一義に考えて所得制限を設けてきたことについても理解をしてきました。しかし、ここ数年対象となっているご家庭の方々からは、ご相談やご意見を聞くことが増えてきていたのも事実です。そう思ったときに、どこかの段階で検討していく必要があるんではないかと考えてきました。また、さきに給付された子育て世代への臨時特別給付金に関しても、対象者の違いは若干あるかもしれませんが、所得制限枠のご家庭は対象外でした。  コロナ禍において、全ての人、全てのご家庭が大変な状況で子育てしている中、所得制限を設けることへの考えを今こそ見直し、誰もが安心して医療を受けられる体制にしていくことが、子育てしやすい町寒川の思いが伝わり、新化していくことになるのではないでしょうか。町の考えをお聞かせください。  次に、2)の特別臨時給付金対象後に誕生した新生児に対する支援策等について伺います。  国は、4月27日現在で住民登録している国民を対象に一律10万円の給付を行い、当町においても迅速に給付事務を行っていただき、多くの町民の方から、寒川町は早くて助かったという声をいただきました。しかしながら、4月28日以降緊急事態宣言下から、今もなお妊婦さんは一人で出産に挑み、限られた環境の中で育児を余儀なくされています。多くのご家庭から新生児に対しても一律10万円の対象にしてほしいとの声が国に届き、地方創生臨時交付金のメニューが大幅に拡充され、この交付金を活用して給付を決める自治体が今も増えています。  少子化の時代に、さらにはコロナ禍の中でこの町に生まれてきてくれてありがとうという心、気持ちを新生児に対して町はどのように考えているのか伺います。  次に、大きな2点目、コロナ禍における予防接種について伺います。  新型コロナウイルスとインフルエンザの初期症状が類似することから、秋以降の同時流行に備え、医療機関の混乱を避けることはもとより、町民の生命、安心を第一に考えたとき、高齢者に加えて国が早めの接種を呼びかけている医療従事者、基礎疾患のある人、妊婦、乳幼児や小学2年生までの小児の希望者に対し、予防接種法の対象である65歳以上の高齢者と同様に一部助成の対象に、また65歳以上の高齢者については、一部助成の自己負担金の軽減をしてはどうかと考えますが、町の考えをお聞かせください。 131: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 132: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位3番太田議員のご質問にお答えいたします。  まず、大きな1点目、子育て支援の拡充についての1点目として、小児医療費助成制度の今後はとのお尋ねにお答えいたします。
     今回の新型コロナウイルス感染症の流行は、様々な方面に大きな影響を与えており、とりわけ経済面においては、それが色濃く出ているのではないかと思っております。なかなか収束の見通しも立たず、専門家の中には、リーマンショックより厄介だと言う方や今後の雇用環境、所得環境の悪化と消費水準の低迷から、景気が長期停滞すると言う方もいるようでございます。  小児医療費助成制度につきましては、子どもが家庭の経済的な理由により医療機関を受診できないということがないように、一定の所得制限を設けて小児の医療費を助成しているものでございますが、今回の新型コロナウイルス感染症による経済への影響は、これまでの不況とは異なり、どの程度影響が続くものなのか見通しが非常に難しく、町民生活への影響もしばらく続くのではないかと考えております。  所得制限は、制度を安定的に継続するためには必要との考えから設けているものでございますが、一方で、今回のコロナ禍の影響により多くの方々の収入が減少し、経済的負担が大きくなり、またそれが長く続くことが予測される現下の状況にあっては、その必要性や在り方について何らかの検討を加える必要があると考えておるところでございます。  続きまして、2点目の臨時特別給付金対象後に誕生した新生児に対する支援策等について、町の考えはとのお尋ねにお答えいたします。  先月25日で申請受付を終了した国の特別定額給付金は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急経済対策として、迅速な家計支援の必要から、国において4月27日という基準日が設定され、実施されてきたものでございます。その後に生まれた新生児への支援策はという中では、給付金というご提案がございましたが、これにつきましては、さきの6月会議でも別の議員のご質問に対して答弁申し上げたとおり、実施する考えはございませんので、よろしくお願いいたします。  次に、大きな2点目、コロナ禍における予防接種についてのお尋ねにお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症は、5月25日に緊急事態宣言が解除されましたが、その後も再増加が見られ、長期化の様相を呈しております。さらに冬季には次の流行が予測され、今後季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される状況がございます。  このような状況から、町といたしましては、重症化のおそれの高い定期の予防接種対象者である65歳以上の高齢者が適切に接種できるよう、助成をする考えでございます。よろしくお願いいたします。 133: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 134: ◯19番【太田真奈美君】  それでは、一問一答に入らせていただきます。  まず初めに、小児医療費助成制度の今後について一問一答させていただきたいと思います。  今、町長からも、今までの平時の体制はさておいても、コロナ禍においては、様々な影響を考えて所得制限について、必要性、また在り方、こういったことについて、何らかの検討を加える必要があるという今までになかったご答弁をいただいたかなと思っております。それだけコロナ禍での社会情勢は大きく変化してきているんだろうなというところでございますけれども、例えばどういった検討が今後必要になってくるのか、お聞かせいただけますでしょうか。 135: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 136: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  これまでも一般質問等におきまして、例えば所得制限の基準を旧児童手当の限度額から現行の児童手当の限度額へ切り替えてはどうかというご質問や、未就学児、小学校低学年、小学校高学年、中学生という年代ごとに段階的に所得制限を撤廃するとした場合の試算や、全年代一斉に所得制限を撤廃するとした場合の試算による影響額をご質問いただいたことがございました。また、コロナ禍の今年度に限って所得制限を一時的に外して制度を適用させることも1つの手法かと思います。  いずれにしましても、そうしたことを考慮しながら所得制限の在り方を検討する必要があると考えておるところでございます。  以上です。 137: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 138: ◯19番【太田真奈美君】  様々な検討が考えられていると思いますけれども、今、部長にご答弁いただいた様々な検討をした結果、何かしらの制度改正を行うとなった場合、実際に具体化するためには、どのような段取りをして手続きが必要なのかお聞かせいただけますでしょうか。 139: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 140: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  年代ごとに段階的に、あるいは全年代一斉にでも所得制限を撤廃するとなった場合には、関連する条例や規則の一部改正はもちろんのこと、小児医療システムの改修が必要となってまいります。また、助成対象者の増に伴う扶助費や審査手数料、システム改修費などの予算措置なども必要と考えております。あわせて、医師会など関係団体への報告や各医療機関への周知なども必要となります。そのほかにも現状で制度が適用されていない方には申請していただく必要がございますので、該当者への申請書の送付、申請内容の入力、小児医療証の打ち出しと送付という事務作業が必要となってまいります。  以上です。 141: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 142: ◯19番【太田真奈美君】  今1問目、2問目の中で、検討内容、どういったことを検討していくのか、またもし制度改正した場合に、段取り、手続きをどのようにしていくのかというご答弁をいただいた中では、まず、コロナ禍で今年度だけ実施するのは、なかなか現実的ではないのかなと思いましたし、また段階的に実施していくということも、様々な経費を考えていくと、コロナという状況を踏まえていったときには、そぐわないのかなと思っております。大きく方向を転換していくことになろうかと思いますけれども、町長から最初にご答弁も、検討していくとお伺いしましたけれども、ここは今までもさんざん議論してきたところだと思います。町長にお伺いしたいと思いますけれども、新型コロナウイルス感染症の影響で、先ほども町長にご答弁いただいたように、リーマンショックのときよりも経済は大きく打撃を受けて、今後長期間にわたって景気が低迷すると言われております。町民の皆さんの収入も大きく落ち込んでいくことが予想される中で、子育てしていくにはあまりにも、収入の高い低いとかは関係なく、不安が大きいのではないかなと感じております。  小児医療費助成制度の所得制限を設けること自体が、逆に今後の経済的負担の増大、また何よりも子育て世代の移住定住にも影響が出てくるのではないかなと思っております。様々な手続き等を考えると、早急にというわけにはいかない部分もあるかもしれませんけれども、コロナ禍の中で一つでも子育ての世代の皆さんが安心して医療を受けられる、そういった制度を構築していくには、早急にこの制度の在り方を検討して所得制限の撤廃をすべきと考えますが、最後に町長の見解をもう一度お伺いしたいと思います。 143: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 144: ◯番外【町長 木村俊雄君】  お答えいたします。  小児医療費助成制度でございますけども、所得制限を設けている理由は、冒頭申し上げたところでございます。もともと経済的に厳しい家庭のお子さんが、医療機関等を受診できないなど、家庭の状況に左右されることがないようにという思いから設けたものでございますが、お話しのとおり、時代の変遷とともに少子化対策、あるいは人口増加策等において、自治体間競争の1つのポイントとなっている現状もあるわけでございます。  今、前段、部長が答弁申し上げたとおり、様々見直しする中でも手続き、あるいは時間等も要する部分もございます。新型コロナウイルス感染症の影響によって町民全体の収入が大きく落ち込み、それがいつまで続くか見通せない状況において、多くの子育て世帯がこの助成制度の対象となることが予想されるという状況も踏まえますと、所得制限を現在設けておりますですけども、ここについては一定の整理というか、見直しも必要かなという必要性は感じております。ぜひ検討を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 145: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 146: ◯19番【太田真奈美君】  今まで言ってきたことを大きく転換していくわけなので、様々大変な部分もあろうかと思いますけれども、子育てしやすい町、そういったことを掲げている当町において、ここは1つの大きな転換期かなと思いますので、ぜひ前向きに検討していただいて、早急に実施していただけるよう希望しております。  続きまして、2)の臨時特別給付金対象後に誕生した新生児に対する支援策等について、一問一答でお伺いしてまいりたいと思います。  町の方針等にもございますけれども、町長のご答弁でも6月会議で答弁したとおり、県とか国がやっていることに対しては、町としてはやらないとご答弁したのは承知しております。でも、そのときと状況が大きく変わったり、また国民のニーズが変わってきているんです。なので、地方創生臨時交付金のメニューが拡大されて、自治体の裁量で新生児に対しても給付ができるように国が動いたわけです。もちろん全てのメニューが実施できるわけではありませんけれども、一律10万円の給付金を新生児に対して町として実施しない理由は何かお聞かせいただけますか。 147: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 148: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  地方創生臨時交付金の動向につきましては、承知しているところでございます。また、県内幾つかの自治体で特別定額給付金の基準日より後に生まれたお子さんに対する給付を行っていることも承知しているところでございます。  しかしながら、コロナ禍に対する町の基本的な対策方針は、国や県が実施した取組と同様のことは実施しないとするものであり、新生児への給付金は、特別定額給付金と実質的に同じものであることや、仮に給付するとした場合、コロナ禍の収束に見通しが立たない中で、給付される子とされない子どもをどこで線引きするのかということについて、特別定額給付金の基準日と同じ問題が生じることとなります。  こうした考えから、給付金等による支援は行わないこととしているものでございますので、ご理解賜りますようにお願いいたします。 149: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 150: ◯19番【太田真奈美君】  では、町では、コロナ禍で生まれてきた新生児に対しては、どのように考えているのかお聞かせいただければと思います。地方創生臨時交付金というのは、私たち議員にとっては、これをいかに町民のお一人お一人に、また一人も漏れなく対象の方に隅々まで使っていただくかというところが私たちの使命かなと思っておりますけれども、新生児に対して町はどのように考えているのかお聞かせいただけますでしょうか。 151: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 152: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  現下のコロナ禍の厳しい状況の中で無事に出産されたこと、新しい命が誕生したことにつきましては、本当に喜ばしく、また敬意と感謝の思いでいっぱいでございます。  これからしばらくは続くであろうコロナ禍の中で、生まれてくる新生児やその家族への支援につきましては、これまで同様の相談や訪問等の支援を実施することはもちろん、平時にはない感染の不安などもあることから、より心に寄り添う温かさが伝わるような支援が求められているものと考えてございます。 153: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 154: ◯19番【太田真奈美君】  新生児支援については、全国でも給付金一律10万円という現金のみならず、様々な形で行われております。給付金としてではなく、地域商品券等での検討はできないか伺いたいと思います。 155: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 156: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  現金による給付において生じるどこで線引きするかという問題につきましては、仮に商品券を支給するといたしましても、対象者を特別定額給付金の基準日以降に出生したお子さんとする以上は、同じ問題が生じてまいります。コロナ禍の収束時期が見通せない現時点におきましては、特別定額給付金の基準日以降に生まれたお子様に対して、何らかの支給を行うという考えはございませんので、よろしくお願いいたします。 157: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 158: ◯19番【太田真奈美君】  どこまで行っても平行線になるような感じがしますので、コロナ禍での支給というものは、どこの段階でやったとしても線引きという問題が生じてしまうので、考えていないというようなお答えが一貫してあったかなと思います。  では、視点を変えて、コロナ禍ではなく、4月28日以降の新生児に対してですけれども、つながる力、新化する町においての新生児支援策として伺ってまいりたいと思いますけれども、実は新生児への支援については、地方創生総合戦略の中でブランディングされた『「高座」のこころ。』が持つ優しさだったり、温かさというものを形としてこれまで提案していきたいなと私自身考えていました。なぜなら、これからの子育て支援には、なお一層の親子の愛着形成だったり、家族や地域、社会とのつながりの必要性、またこの町に生まれてきてくれた子どもたち、その家族の人生の始まりを支えることが、これからの時代にとても大切だなと考えていたものでした。そこに今年に入って新型コロナウイルス感染症が流行、蔓延する中で、出産直後のお母さんだったり、また妊婦の方に接していく中で、強く感じてきたところでした。  画像をお願いいたします。(資料を表示)国が参考にしてきたフィンランドのネウボラでは、赤ちゃんが誕生の際に、全ての母親に手当が支給されます。2018年6月水準ですけれども、170ユーロ、日本円では2万2,000円相当の現金、もしくは今画面に映されているような箱があると思うんですけれども、ベビーベッドにもなる箱にベビー服やケア製品が、今では60点以上入ったベビーパッケージというものがあって、そのどちらかを選ぶことができるようになっています。手当を受給する3分の2のご家庭が、ベビーパッケージを選択するそうでございます。  これは全ての子どもが分け隔てなく祝福と歓迎の中で人生を始めることを目的に、ベビーパッケージというものがフィンランドで1937年に国として法制化されて、今でもお母さん方の声を聞きながら中身の改善が行われて、大変喜ばれているようです。いろんな形のものが入っております。  国内でもこの仕組みを取り入れている自治体がありますけれども、こういったベビーパッケージ、フィンランドはこれになっていますけれども、ベビーパッケージのほかに、木のぬくもりを感じる食器とか、また先ほどからの言っている地域で使える商品券というようなものも国内でもあるようでございます。母親はもちろん、新生児への寄り添った支援については、このコロナ禍であっても、アフターコロナという、この後コロナが去ったとしても、この厳しい時代に出産を決めたご家庭や生まれてきた新生児に対して、思いを形にしていくことは、町が進める『「高座」のこころ。』の優しさや温かさが伝わり、今後推進していく総合計画のつながる力、新化するまち寒川につながっていくのではないかなと思いますけれども、寒川町の子育て支援というものと、あと『「高座」のこころ。』をパッケージにして、この町に生まれてきてくれた子どもたちとその家族の人生を支えるスタートの支援策として、町として最初に関わる、行政として講じる考えはあるのかお伺いしたいと思います。 159: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 160: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  新生児のいるご家庭への寄り添った支援につきましては、日頃より子育て世代包括支援センターにおきまして、母子健康手帳の交付時から母子保健コーディネーターの助産師が丁寧な聞き取りと家庭の状況把握を行い、生まれてくる前から信頼関係でつながることに努めているところでございます。  一方で、これからのコロナとの共存を余儀なくされる時代の新生児支援の形は、新生児のいる家庭に対して、町からの優しさ、温かさが伝わることが大切だと思います。  ご質問の中では、ベビーパッケージについてのご紹介がございました。神奈川県では、神奈川に生まれてきてくれた子どもたちにありがとうの気持ちを込めて、はじめてばこを贈る事業を実施しております。今年1月から受付開始した事業で、ご希望の方にはパソコン、またはスマートフォンでお申し込みいただくよう、赤ちゃん訪問時などに情報を提供してございます。  町では、母子手帳交付時や乳児家庭全戸訪問の際に、事業者から提供されました商品券等をプレゼントとしてお祝いの気持ちを込めて手渡しております。また、コロナ禍の中で一時期産後に必要がガーゼや母乳パッドなどが品切れになったとき、子育て支援センターを利用している方々が、先輩ママさんから妊婦さんへ、心配のこともあろうと思うけど応援しているよという気持ちを込めて、そうした消耗品や洋服などを持ってくれていましたので、窓口などで手に入らず困っているという方に子育て支援センターを紹介したケースもございました。  町としましては、こうした様々な人の優しさ、温かさが伝わり、その家庭やそこで育つ子どもの優しさ、温かさが育まれる、そんなつながりが大切であると思いますので、支援に込められた思いや心が伝わるような新しい形の支援策について考えてまいりたいと思ってございます。  先ほど商品券と申し上げましたが、商品でございます。失礼しました。 161: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 162: ◯19番【太田真奈美君】  何かしらの検討をしていくというようなご答弁もいただきました。  神奈川県でも、はじめてばこというのを今年1月からスタートしたり、また母子手帳交付時にクーポン券を提供してくださるというようなお話も今お伺いしました。私も、何名かの対象者の方からいろんなお話を聞いた中では、何となく話を聞いたけど、自分でアクセスしていかないと、こういうはじめてばことか、クーポンは自分のところに、よほど欲しい物があれば別ですけども、自分たちでアクションを起こしてもらおうという、なかなかそこまでたどり着かないのかなと話を聞いていて思いました。何か言っていたなという感じで、訪問時だったり、母子手帳をもらってきたときにいろんな情報をいただくので、その中の1つにあったかなという感じでとどまってしまうんです。なので、町が気持ちを込めて直接お渡しすることが望ましいのかなと思っております。  ただ、今、部長からは、何かしら新しい支援策というお話もありましたので、最初に町長からご答弁いただいたときは、新生児に対しての給付金において一律10万円というお答えだったので、角度を変えて、今視点を変えて一問一答に入らせていただいたので、この部分は、町長がどのように思っているのかお伺いしていきたいなと思いますけれども、コロナ禍での支援策として給付金や商品券は行っていかない方針は分かりました。だけれども、今後生まれてくる子どもたちのために、最初のスタートの地点で、子育て家庭に寄り添った支援が充実した町を象徴するような、今までにない形の、今ベビーパッケージだったり、ぬくもりのある食器だったりをご提案しましたけれども、これに限らずですけれども、そういった形の支援策を今後講じていく考えはあるのか、町長にお伺いしたいと思います。 163: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 164: ◯番外【町長 木村俊雄君】  お答えいたします。  新生児への支援策についてのご提案をいただいたところであります。確かにいつまで続くとも分からないコロナ禍の状況下において、子どもを産み育てようという子育て世代、あるいは生まれてきた子どもへの支援については、ある意味お話にございました『「高座」のこころ。』でもある優しさ、温かさを具体化するものではないかなと思っておりますし、新たな取組が求められているだろうと思います。  現状でも子育て世代包括支援センターに始まり、新生児訪問、あるいは子育て相談という子育て家庭に寄り添う事業をいろいろと実施してはおりますが、そういったものとは違った形のもの、何か心や思いを伝える新たな取組のご提案であろうと考えます。  新生児支援策のご提案につきましては、コロナ禍の状況での限定的な取組と捉えるのではなくて、これからの町が目指すまさにつながる力で新化するまちを具体化するものの1つとして捉えてまいりたいと思っております。  部長からかなり前向きな発言も出ておりますけども、取り組む必要性があると私自身も考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 165: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 166: ◯19番【太田真奈美君】  一つ一つピンポイントの政策事業ではありますけれども、妊婦さんや子育て世代のお母さん方から、特に産前産後のお母さんたちからお話を聞く中では、寒川町の町民の方たちも、さっき部長が言われたように、支援センターでの温かい一場面の展開がされておりますけれども、テレビのニュースなどで一時期フィンランドのネウボラのスタートでのパッケージを見たときに、ああいうのがあればいいなというようなお話を何か所かで聞いていたのを思い出して、そこで『「高座」のこころ。』と結びつけられないかなと今回提案させていただきました。ぜひ寒川ならではの子育て支援の在り方を検討していただきながら、実施に向けていっていただければと思います。  続きまして、大きな2番目のコロナ禍での予防接種について伺っていきたいと思います。  町長からは、定期接種の対象である65歳以上の方への助成をするというご答弁でした。また、国で言っているリスクの対象者として、妊婦さん、また乳幼児、小学校2年生までの方にも接種が奨励されています、このコロナ禍の混乱を避けるために。そういった方たちについて、任意接種ではありますけれども、任意接種の拡大については、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。 167: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 168: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  今期は、重症化のおそれが高い対象者としまして、定期接種対象者である65歳以上の高齢者の助成を行い、それ以外の任意接種となる対象者に助成を拡大するということは考えてございませんので、よろしくお願いいたします。 169: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 170: ◯19番【太田真奈美君】  任意接種ということで、かなりハードルは高いのかなとは思いますけれども、対象を拡大して助成を行わない理由というのは何かありますでしょうか。お聞かせいただけますでしょうか。 171: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 172: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  インフルエンザ予防接種の対象を拡大して助成を行わない理由とのお尋ねでございますが、インフルエンザ予防接種は、免疫がつくまでに2週間から4週間かかると言われてございます。初冬の流行時期の前に接種していただくことが必要となってございます。定期接種以外の対象者への助成につきましては、医師会との調整や任意接種といった位置づけにおきまして、助成するための制度設計、予診票の準備など、接種時期を目前にし、多岐にわたる課題を抱えてございます。時期的に準備態勢を整えること、事務手続き等が行えない状況でございます。これらの課題を解消できない状況の下での拡大は、委託医療機関への混乱を招き、予防接種による健康被害への対応にも問題が生じかねず、かえって町民の方の不利益になるおそれがあることから、町としましては、対象者の拡大をして助成するということは難しいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 173: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 174: ◯19番【太田真奈美君】  様々な課題があるので、実施はできないというようなお話でした。  1つに、医師会との調整等もあるかと思うんですけれども、助成の方法として、償還払いができれば医師会との連携というんでしょうか、負担というのもなくて実施ができるのではないかと思いますけれども、そういったことも含めて検討をされたのでしょうか。お聞かせください。 175: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 176: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  予防接種後の償還払いについても検討いたしました。町が償還払いという形で助成することになりますので、任意接種であっても接種による健康被害への対応が必要となり、本人、または保護者から接種日の体調やワクチン料、ロット番号等を医療機関が記載した予診票の控えを町にご提出いただき、保存する必要がございます。  そうしたことから、償還払いにおいても定期接種と異なる予診票の作成や医師会との調整など、制度設計を整えることが極めて困難であるということから、実施はできないと判断したところでございます。 177: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 178: ◯19番【太田真奈美君】  今まで任意接種の方たちに対して助成ができない理由を様々伺ってきましたけれども、行政側の手続きの問題といえば問題なのかなと思っています。今回はいろんな課題があまりにも多くて、逆に医療現場の方に混乱を招かせてしまうというのは、私自身も本意ではないので、今回は任意接種の方に限られた対象の方になるかもしれないけれども、重症化を防ぐため、また集団感染のリスクを少なくするために接種をしていただくということは、難しいのかなと、今お話を聞きながら思ったところです。  でも、私は、実は3月の予算委員会の中でも、任意接種の対象者、一部限定ですけれども、の方に対して助成はできないかというような質問をしたときに、同じような答弁が、もうちょっとざっくりとだったと思いますけれども、ご答弁が返ってきたかなと思っています。その後、コロナがさらに拡大していって、秋の同時流行の懸念が起きましたけれども、こういった課題が3月の時点で恐らく出ていたのかなと思ったときに、今後コロナだけではなく、いろんな形の感染症だったり、同時流行に懸念するような事態が発生したときに、こちらの事務的なことでできないということが発生しないように、今、部長がご答弁された課題、そういったものをしっかり整理しておく必要があるのではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 179: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 180: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  コロナ禍の長期化や新たな感染症の発生など、今後も迅速な対応が求められるケースはあるものと考えてございます。  今回の課題を整理するとともに、ほかの市町等の対応状況を情報収集するなどしまして、その対応につきまして調査研究し、今後に備えてまいりたいと思ってございます。 181: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 182: ◯19番【太田真奈美君】  ほかの県内の自治体でも、任意接種者の方に限定的ではありますけれども、初めて対象にしたという自治体もありますので、行政が課題を解決して、やる、やらないはその後だと思うんですけども、何かのときに備えておくということは必要なことかなと思いますので、しっかりと研究していっていただきたいなと思います。  続いて、任意接種は難しいということが分かりました。様々な混乱も招いていくのは本意ではないし、難しいのかなと思いますけれども、町長のご答弁でも、部長のご答弁でもありましたけれども、定期接種者以外、任意接種の方に対して今期町が実施できることというのは、どういったことがあるのか、コロナ禍の中でリスクを少なくするために、今期町ができることは何かあるのかお聞かせいただけますでしょうか。 183: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 184: ◯番外【健康子ども部長 伊藤 研君】  今期の町の対応といたしましては、定期の対象者である高齢者で接種を希望する方が接種できなくなることがないよう、早めの接種の呼びかけを広報の10月1日号で行い、次に日本感染症学会が提言する基礎疾患を有するなど重症化リスクのある方、妊婦、そして乳幼児から小学2年生までの方で接種を希望される方につきましては、主治医と相談するように広報11月1日号で呼びかけてまいります。  また、日本感染症学会は、昨年のインフルエンザについて、例年に比して2020年に入ってから患者数が大きく減少していることを報告しております。これは、新型コロナウイルス感染症対策のマスク、3密を避ける、手指衛生等の予防策がインフルエンザについても有効であったことを示唆しているとの分析がございます。  このことから予防接種だけではなく、ウイズコロナにおける新しい生活様式の実践についても引き続き呼びかけるとともに、感染症予防対策を講じた事業を展開するなど、町民の皆様の命を守ることにつなげてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 185: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 186: ◯19番【太田真奈美君】  インフルエンザも死亡者が大変多かったり、重症化するリスクもありますので、しっかりと予防ができる体制を、今のところ周知ではありますけれども、町としてできることをやっていただければと思います。  また、今任意接種の方たちに対してできないかという質問をしてきましたけれども、65歳以上の定期接種の方々に対しては、今までも助成していたと思うんです。町長の答弁でも、部長の答弁でも、助成していくとありましたけれども、最後、町長にお伺いしたほうがいいのかな。今現在も助成している中で、さらに自己負担の金額を下げていくのか、それとも高齢者の方は重症化を防ぐという意味もあるので、全額負担をなくしていくのか、その辺のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
    187: ◯議長【関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 188: ◯番外【町長 木村俊雄君】  お答えいたします。  冒頭、定期の対象者である高齢者への助成をというお話をしました。今期定期接種の対象者である65歳以上の高齢者に対して助成する考えというのは、自己負担金を無料にするという考えでございます。そうすることによりまして、希望する高齢者が適切に接種でき、重症化の予防につながるものと考え、早急に関係機関との調整、あるいは町民の皆様への周知を図ってまいりたいと思っております。  今後も正しい情報の提供を行い、感染を恐れて受診を控えることのないよう受診勧奨に努め、町が行う必要のある対策について速やかに実施してまいりたいと思います。 189: ◯議長【関口光男君】  太田議員。 190: ◯19番【太田真奈美君】  高齢者の方への全額自己負担をなくしていくという無料化が示されましたので、高齢者施策はこのコロナ禍の中で大きく予算として見えない中で、インフルエンザの予防接種の一部負担金がなくなるということは、コロナ禍の中ではすごく大事なことかなと思いますので、しっかり周知していただいて、全町民ですけれども、安心安全な今後の町政運営に心がけていただきたいですし、1問目の子育て支援の拡充についても、小さな一つ一つの提案ではありますけれども、これが大きく1つになったときには、寒川独自の子育てしやすい町につくり上げていくのかなと思いますので、こういうコロナ禍の中で頑張っている町民の方にしっかりと行政が態度を示していっていただきたいなと期待を込めまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 191: ◯議長【関口光男君】  以上で、太田議員の一般質問を終了いたします。 192: ◯議長【関口光男君】  お諮りいたします。一般質問の途中ではありますが、本日の会議はここまでとし、延会することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり) 193: ◯議長【関口光男君】  ご異議ないものと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会いたします。  なお、次回の会議は、明日10日午前9時から再開いたします。ご苦労さまでした。                  午後2時08分 延会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              寒川町議会 議  長   関 口 光 男                同   署名議員   細 川 京 三                同   署名議員   天 利   薫 発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...