南足柄市議会 > 2019-12-03 >
2019年12月3日(火) 令和元年第4回定例会(第3日) 名簿
2019年12月3日(火) 令和元年第4回定例会(第3日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2019-12-03
    2019年12月3日(火) 令和元年第4回定例会(第3日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔保田建一郎議員〕       開議の宣告 ◯議長〔保田建一郎議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから令和元年第4回市議会定例会第3日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名いたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いします。  本日は5人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 綱 島 麻 実 議員 3:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 はじめに、8番綱島麻実議員の質問を許可いたします。  綱島麻実議員。           (8番 綱島麻実議員 登壇) 4:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 おはようございます。8番綱島麻美です。  議長の許可を頂きましたので、通告に基づき質問をいたします。市民の声の代弁者として市民目線を大切に質問いたします。よろしくお願いいたします。  1、災害時における適切な対応及びそのための備えについて。  まずはじめに、10月に発生いたしました台風19号は、各地、そしてこの南足柄市にも多大なる被害をもたらしました。被災されました全ての方々にお見舞い申し上げますとともに、今回の経験、教訓を今後の備えとして生かせるよう各課題に取り組みたいとの思いでおります。また、被害対応のため昼夜問わず尽力してくださった職員の皆さん、関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。  それでは、(1)の質問に移ります。避難について。  台風19号の接近により、これまで経験のないほどに多くの市民の方が避難をされました。その中で見えた課題のうち、以下の事柄について伺います。  ア、避難情報を発表した際の市民の避難行動及びその際の市の受入態勢について。平成31年3月に国の避難勧告等に関するガイドラインが改定され、それに沿って住民が取るべき行動や避難情報が5段階の警戒レベルを用いて発信されることとなりました。この警戒レベルにおいては、レベル4で全員避難、レベル5では命を守るための最善の行動を取ると避難行動を指南しています。  今回の台風においては、まちcomiメールの履歴をたどりますと、12日9時25分には一部地域、16時18分には市内全域に「速やかに全員避難してください」とのレベル4、そして20時29分には一部地域にレベル5が発令されています。  「速やかに全員避難してください」と言われれば、市民としては当然強い不安を感じます。市としては、この「全員避難」との呼び掛けを市民のどんな避難行動を意図して発令しているのか。また、例えば実際に全員が避難をしたとして、指定避難所にそれだけの人を受け入れるキャパシティーはありませんが、その受入態勢についてはどのように考えているのか伺います。  イ、指定避難所の開設及び運営の仕方について。今回避難所12箇所が開設され、私自身も子供を連れ、生まれて初めて避難をいたしましたので、その体験に基づいてお聞きします。  現在の地域防災計画には、留意事項として避難所における高齢者、障害者、男女の違い等に配慮するなどの記載がありますが、今回開設された避難所においてそれらの留意、配慮等がなされたのか。また、それが実施されるための具体的なマニュアル等はあるのか伺います。  ウ、避難行動要支援者への支援体制について。現在福祉課が作成した災害時要援護者避難支援プランがあり、その中には個別避難計画を作るべきとありますが、現状はどのようになっているのか伺います。  (2)断水時の対応について。  今回市内6,925戸で断水となり、市民の間に混乱が生じました。市民の生活、そして生命維持のために不可欠な水の断水に係る以下の事柄について伺います。  ア、断水や応急給水及び給水開始に関する情報提供の仕方について。今回の断水では、市民に対する断水になるとの情報提供から実際に断水が始まるまでの時間が短く、そのことが市民の混乱の一因であったかと考えられます。断水、応急給水及び給水再開に関する情報提供の仕方は適切だったのか。また、情報提供についてその基準や手順を定めたマニュアル等があるのか伺います。  イ、給水車による応急給水の状況について。断水に伴い8台の給水車にて応急給水が行われましたが、どれくらいの方が利用したのか。また、給水時の様子はどのようであったか、状況を伺います。  ウ、自治会指定井戸の活用について。市内の一般家庭の中には、井戸を引いている世帯も少なくはありません。それらの井戸の中には自治会指定井戸となっているものもありますが、それらが今回の断水時において有効に活用された実績はあるのか伺います。  (3)専門職の採用及び配置について。  今回の大きな台風によって、市内の多数箇所において土砂災害、流木・倒木被害、河川氾濫、護岸浸食など様々な被害がありました。このような緊急を要する災害対応においては、専門的な知識や技術を持った職員、専門職が必要であると考えられますが、本市においてその十分な採用と配置がなされているのか伺います。  2、人権を尊重するまちに向けた取組について。  (1)人権を尊重するまちの実現に向けたこれまでの主な取組及び成果について。  第五次総合計画の共生社会の推進の目指す姿の中にも、誰もが人権を尊重しとの言葉があり、これまでその理念に基づき様々な施策、事業が展開されてきたと思いますが、その主な取組と、どのような成果があったのかについて伺います。  (2)人権施策推進指針の策定について。  人権が尊重されるまちの実現のためには、様々な課題解決のための取組においてもその道しるべとなる指針を策定することが大きな助けとなると考えます。  全国に先駆けて1994年に神奈川県人権施策推進指針を策定した神奈川県、そして近隣では小田原市、秦野市、平塚市など県内12自治体において策定をしているこの指針について、本市でも策定されることを望みますが、それに対する市長の見解を伺います。  以上でこの場での質問を終わります。           (8番 綱島麻実議員 降壇) 5:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、綱島議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、災害時における適切な対応及びそのための備えについてで、避難についての避難情報を発表した際の市民の避難行動及びその際の市の受入態勢についてのお尋ねでございます。  本市では、水害、土砂災害における5段階の警戒レベルを用いた避難情報について、御質問のとおりですが、本年7月1日から運用を開始しております。  5段階の警戒レベルの中で市が発令しますのは、警戒レベル3から警戒レベル5までの情報となっております。  まず、台風19号に対する事前準備として、台風が上陸する2日前の10月10日から、防災行政無線やホームページによって市民へ事前対策を行っていただくよう注意の喚起を図ったところであります。  また、水門管理者に対しまして事前の準備を指示しまして、避難所配備職員への説明会を行うなど、台風接近に向けた事前の準備を一つ一つ進めてまいりました。  避難情報の発令等につきましては、最初に10月12日土曜日、狩川塚原橋付近で水位が増し氾濫するおそれが生じたため、7時46分に警戒レベル4の避難勧告を発令し、生駒、山崎、台河原、日向、日影、沼田、岩原の7自治会の市民の皆様に対して速やかな避難を呼び掛けまして、また併せて該当する指定避難所の開設を行いました。同日8時40分には、風水害時の指定避難所を全て開設しました。そして、台風や気象の情報から判断しまして、市民の皆様に早目の避難を促すため、同日8時45分に警戒レベル3の避難準備、高齢者等避難開始を市内全域に発令しました。避難に時間を要する高齢の方や障害のある方、また乳幼児のいらっしゃる方などについて避難を呼び掛け、その他の方々については避難の準備を整えるよう併せて呼び掛けをしております。  続いて、狩川の大泉河原橋付近で水位が増し氾濫するおそれが生じたため、同じく12日14時43分に警戒レベル4の避難勧告を福沢地区を除く全ての自治会に発令しまして、対象自治会の住民に対しまして速やかな避難を呼び掛けました。  次に、本市に土砂災害警戒情報が発表されたため、同日16時10分に警戒レベル4の避難勧告を市内全域に発令し、速やかな避難を呼び掛けました。  さらに、狩川が大泉河原橋で氾濫危険水位に達したため、20時15分に警戒レベル5の避難指示を福沢地区を除く全ての自治会に発令し、対象自治会の住民に対しまして緊急に避難することを呼び掛けました。正に命を守る行動を呼び掛けました。  避難指示に関しては、警戒レベルは4の区分になりますが、大雨特別警報が発表されていたこと及び土砂災害が発生していたことから、警戒レベル5で発令いたしました。  なお、これらの避難情報によって避難を呼び掛けたことにより、指定避難所全体で1,905人と確認をしておりますが、恐らくそれを超える方々の避難があったと思っております。  次に、指定避難所の開設及び運営の方法について基準を定めたマニュアル等が作成されているのかについてのお尋ねですが、本市では指定避難所を円滑に運営するための避難所運営マニュアルを作成しておりまして、指定避難所を開設する場合はこのマニュアルに基づき開設及び運営を行っております。避難所運営マニュアルでは、避難所配備職員、施設管理者、自主防災組織、避難者のそれぞれの基本的な役割を明記しております。具体的な内容といたしましては、避難者名簿の作成や避難スペースの整理など、初動的な事項のほかに、支援を要する避難者への対応やペット連れ避難者への対応などとなっております。  次に、避難行動要支援者の避難のための個別計画の現状についてでございますが、現在市では、南足柄市災害時要援護者避難支援プランの中で個別計画の作成について定めています。自治会、自主防災組織、民生委員・児童委員の地域支援者が中心となって、要援護者本人の状況を確認し、実際に支援していただく近隣支援者の選出、避難場所、避難経路等について検討し作成することとなっております。  市では、災害時要援護者名簿への登録のため、近隣支援者を届け出ていらっしゃる方は把握しておりますが、個別計画の作成につきましては把握はしておりません。現在、地域防災計画の修正を行っておりまして、その中で現在の災害時要援護者名簿によって登録する範囲を拡大した避難行動要援護者名簿を作成することとしております。そのため、福祉健康部で保有しているデータの抽出作業を同時に進めているところでございます。  次に、断水時に対応についての情報提供の仕方と手順を定めたマニュアル等の作成についてでございますが、はじめに、今回の台風19号に伴う矢倉沢浄水場施設周辺の被災状況について御説明をいたします。  台風に備えまして、10月12日土曜日早朝から、矢倉沢浄水場には委託業者5名と職員1名が常駐しまして、約1キロ上流の狩川取水口の状況を1時間ごとに点検しておりました。台風が接近した同日15時45分頃から土砂崩れが数箇所にわたり発生し、同日18時40分頃には取水口へ向かう林道が通行不能となり、19時頃には矢倉沢浄水場へ向かう市道も通行不能となったため、矢倉沢浄水場は孤立した状況となりました。また、取水口においてスクリーン等が破損し、取水口の水路に土砂や流木が詰まったことによって、同日18時10分頃には矢倉沢浄水場への取水が停止いたしました。  被災した施設を復旧するため、翌13日日曜日の早朝から土砂崩れに伴う道路の復旧作業を再開し、13日昼頃には道路の一部で車の通行が可能となりました。  その後、水道施設の復旧につきましては、駐在していた職員や管工事の事業者が夜に掛けて、「断水させるな」の私の指示の下、閉塞した取水口や水道管などの復旧作業を懸命に行って、そして同日13日18時頃、取水口から浄水場への応急通水が可能となりまして、浄水場での浄水機能を再開いたしました。  水道は、取水口から取水が停止しても通常20時間程度は配水池等に蓄えられた水で給水ができるため、早期復旧を目指し努力をしていましたが、今回の台風による道路などの被害が甚大であったため復旧には時間を要することとなってしまいました。その復旧状況や蓄えられた水の量から断水が想定されたため、10月13日日曜日の11時45分、昼前に予告として防災行政無線やホームページ、まちcomiで断水のおそれがあることを発信し、市民の皆様への情報提供を行いました。また、13時過ぎには広報車でも情報を発信いたしました。  その後、先ほどの説明のとおり、更に復旧には時間が掛かり、配水池の貯水量では断水が確実になりましたので、給水体制を整えた上で午後3時過ぎに、防災行政無線や広報車などで断水と応急給水についてを発信し、同日夜8時には翌日の給水再開の予定時間を発信いたしました。  短い時間の中ではありましたが、断水についての情報は、復旧状況を確認しながら、予告、実施、解消の情報提供に努めてまいったと思っております。  また、市民の皆様からの問合せの窓口を一本化しまして、常時6人の体制で状況の説明や応急給水についての電話対応をいたしました。この対応の中で、どの地域が給水再開した後、実際に給水がされているのか、まだ困難なのか、そうした状況もそうした情報から把握をしながら対応してきたところであります。  情報提供のマニュアルについてでございますが、水道施設危機管理マニュアルや南足柄市事故対策マニュアルを作成しております。このマニュアルに基づきまして広報活動を行っております。  今後も、市民生活に直結する情報につきましては、市民の皆様の不安を解消するため的確な情報を適切な時期に発信するように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  次に、今回の断水の際に行った給水車による応急給水の状況についてでございますが、災害時に応急給水活動が円滑に行われるよう、神奈川県や広域水道企業団並びに県内18自治体で組織する日本水道協会神奈川県支部において、会員相互による災害相互応援に関する覚書を締結しております。この覚書によって応急給水の応援を依頼し、日本水道協会神奈川県支部の会員市である横浜市、川崎市、小田原市から給水車が5台手配されました。また、開成町や民間事業者の御協力もあり、本市の給水車を含め全8台の給水車を配置いたしました。  応急給水の場所につきましては、断水が見込まれる区域内で耐震性貯水槽を設置している南足柄小学校と向田小学校、その外にも市役所などを含めて7箇所の給水所を開設し、約840名の市民の方々に給水所まで足を運んでいただきました。  また、給水期間は、10月13日日曜日、14日月曜日の2日間行い、市役所においては更に15日以降も給水できる体制を整えました。容器をお持ちにならない方のためにも、ポリ袋、備蓄していた、そうした袋も常に用意をしたところでございます。  給水所の設置については今申し上げたとおりでございますが、御利用になられた皆様方の御意見をお聴きしますと、もっと日常の生活に近い場所等に給水所があったらなという御意見もありますので、それらも含めて今後も災害による断水などに備えるため、日本水道協会神奈川県支部や近隣市町との連携の強化、そしてただいま申し上げた今回の教訓なども踏まえて、更に対応してまいりたいと思っております。  次に、今回の断水では自治会指定井戸が有効に活用されたのかについてでございますが、自治会指定井戸は、自治会から報告を受けまして地域防災計画に位置付けているものであります。市では定期的に水質検査を行っております。  自治会指定井戸は、そのほとんどが個人の所有でありますので、日常の管理や災害時の給水等は自主防災組織又は井戸の所有者等に委ねているのが現状です。  11月28日に開催した台風15号及び19号に係る自治会長との意見交換会におきまして、指定井戸の活用についていろいろ意見交換をしましたところ、今回の断水で指定井戸を活用した自治会は3自治会でございました。  今回の台風19号のような断水の際には、自治会指定井戸は貴重な水源となりますので、今後は自主防災組織や井戸の所有者等と調整しながら、災害時における井戸の活用について更に整理をしていきたいと思います。  次に、専門職の採用及び配置についてのお尋ねでございますが、今回のような台風による土砂災害、また流木被害等の対応は、職員の中でも道路や河川の修復のための設計など専門的な知識や技術を持った技術職が中心となって対応することとなります。  現在の土木関係の技術職の人員は減少傾向にありまして、通常の計画に基づく道路、上下水道等の整備事業の実施において必要最小限の体制となっておりまして、災害のような緊急事態への対応が求められるときには、ここの職員には大変きつい勤務になっていると、私はそう現場感覚として思っております。  土木関係の技術職については人員増を図る必要があると認識しており、例年職員募集を実施しているところでありますが、全国的にも人員確保に大変苦慮している自治体が多い中で、ここ数年は思うように人員確保が図れていない状況が続いております。南足柄市も同様であります。  今年度においても、更に広く人材を求めるため、現在二次募集を実施しているところでありまして、引き続き技術職の人員確保に努めてまいります。  次に、人権を尊重するまちに向けた取組についてのこれまでの主な取組及びその成果についてでございますが、第五次総合計画前期基本計画の共生社会の推進において、目指す姿は、誰もが人権を尊重し、年齢や性別、国籍などによる差別のない社会になっていますと定めています。  その主な取組は、毎年6月1日の人権擁護委員の日に合わせて行っている人権キャンペーンや、12月に市として教育委員会、人権擁護委員会の合同で開催をしております、あしがら人権ひろばの実施がございます。また、市内の各市立幼稚園、保育園での人権教室を開催しているほか、毎月第2木曜日に人権相談を実施しております。  こうした取組によって、人権意識の啓発や市民の皆様が相談できる体制の整備に努めてまいったところであります。  次に、人権施策推進指針の策定についてのお尋ねでございますが、人権の尊重は、様々な施策を推進する上で、これは極めてとても重要な視点となるものと認識しております。さらに、近年では外国籍の住民の増加や性的マイノリティの方々への対応など、様々な課題への対応が必要となってきております。  それぞれの人権施策については、総合計画に基づく地域福祉計画等の各種計画において常に人権尊重の視点を持って施策を推進することとしておりますので、現時点では改めて人権施策推進指針の策定は考えていないところでございます。よろしくお願いいたします。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 8:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 それでは、再質問させていただきます。  まずはじめに、災害時における適切な対応及びそのための備えについての避難についてから伺いたいと思います。  先ほど、避難情報の発令の内容を順を追って御答弁いただきました。その中で、本当に丁寧に市民に避難を呼び掛けていただいたことはよく分かったのですが、私が最初の質問のときにもいたしましたけれども、「全員避難してください」というその言葉に対して市民は、私も今避難しなきゃいけないのかと全員が思う。そのことに対して、ただ避難所には全員を受け入れるキャパはない。そういったことに関して、市としてはどのように考えているのかということを伺いたいんですが、お願いいたします。 9:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 10:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 避難情報の発令でレベル4、避難勧告等は全員避難ということになっておりまして、国のほうのガイドラインでも全員避難を呼び掛けておりまして、本市の避難情報でもそういった形になっております。  全員避難の解釈といたしましては、速やかに避難所へ、避難先へ避難しましょうという呼び掛けが前提ですけれども、中には避難場所までの移動が危険と思われる場合、様々な御自宅の立地条件といいますか環境が違うと思いますけれども、そうした場合には近くの安全な場所や自宅等のより安全な場所に避難しましょうという形で、これも併せて呼び掛けておりますので、そういった形で全員避難については、その置かれている状況によって御判断いただきたいというふうに思っております。  以上です。 11:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 12:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 ということは、避難といっても避難所に避難することだけを指すのではないと、そういう認識を市民は持たなければいけないということかと思いますが、広報の7月、8月1日号で警戒レベル別の情報提供に関する記事が掲載されました。そして更に9月1日号には折り込み散らしが入りまして、この散らしには防災行政無線の放送内容の具体例として、レベル4の避難勧告の発令時には「○○自治会の方は速やかに全員避難を開始してください」と記載してあります。「速やかに全員避難」という箇所は太字で強調されています。  これは、先ほどの御答弁のように、避難所以外のところも想定しているというのはなかなか連想しづらい、そういう印象が残るように思います。この散らしには、避難所への避難が危険な場合は近くの安全な場所に避難するかというのも書いてありますけれども、前提としては避難所に避難しなければいけないのかというような印象を市民は持つのではないかと思います。  でも、本来はそうではない。そうではない避難も想定されているのだとしたら、その避難という言葉の意図が正しく伝わるような情報の発信と周知が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 13:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 14:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 確かに議員御指摘のとおり、広報誌ですとか9月に全戸に配布しました散らしによりますと、太字で「速やかに全員避難を開始してください」という表記がございます。また同時に、議員御指摘のとおり、その裏面には私が最初に答弁申し上げました、避難場所までの移動が危険と思われる場合は安全な場所に避難してくださいということもございます。  また、市民の方が、やはり受け取り方、全員避難という呼び掛けが、私も避難しなければいけないのかということを最初に思うということは想定できますので、今後もまた改めて避難警戒レベルや避難情報の発信といいますか、その内容につきましては広報誌等で重ねて市民の皆様に丁寧に周知をしていかなければならないというふうに考えておりますので、今後そういった周知の際には、全員避難であっても、危険でないといいますか、そういったときは近くの安全な場所に避難するか自宅の安全な場所に避難するというような呼び掛けを再度していきたいというふうに考えております。  以上です。 15:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 16:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 避難に関してちゅうちょしてはいけないと、国もそのような発信での情報発信をしておりまして、それは私もそうだと思います。ですから、避難の重要性を呼び掛けていただくのは大変大切なんですが、今御答弁いただきましたように、現実に即した、市民がより不安になるのではない、こういった行動を取るべきだと安心して考えられるような情報発信をお願いしたいと思います。  そして、先ほど折り込みの散らしを入れたというふうにお話ししましたけれども、その散らし、モノクロ刷りで、ぱっと目に付くような散らしではないんですね。こういった災害に関する情報というのは、必ず市民が目にしなければいけないものだと思っています。ですので、散らしの作り方ですとかそういったものにも是非工夫をしていただけたらと思います。  また、避難については文字で表現してもなかなか伝わりにくい、ニュアンス的なものが何となく分かりづらいというのがあります。でも、これはとても大切な情報ですので、例えば動画を作って掲載するですとか、言葉での説明、文字ではなく、そういったことも是非検討していただきたいと思いますがいかがでしょうか。 17:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 18:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 今後、丁寧な分かりやすい周知に努めてまいりたいというふうに考えております。
     以上です。 19:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 20:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 それでは次に、指定避難所の開設及び運営の仕方について再質問いたします。  先ほど、避難所運営マニュアルはあるというふうに御答弁を頂きました。そして、いろいろと細かな運営の仕方についてその中に記載があるということでしたが、私、実際避難所に今回避難したんですけれども、その中で要配慮者の方への配慮がなされているように感じる場面というのは余りなかったんです。職員の方はとても忙しくいろいろと対応してくださった、その姿は本当に感謝したいと思っておりますが、なかなか要配慮者への配慮というのがどういった方法で行われたのかが分かりませんでした。  そのマニュアルというのは、具体的な配慮の方法などがしっかり記載されていて、実際の避難所における職員の方の行動の助けとなるような内容なんでしょうか。 21:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 防災安全課長。 22:◯防災安全課長〔井上美宣〕 ◯防災安全課長〔井上美宣〕 議員お尋ねの要支援者への主な対応といたしましてですけれども、避難所運営マニュアルに定めているとおり、指定避難所ではトイレに行きやすい場所、またなるべく広いスペースを要支援者の方には割り当てるということを定めております。  また、要支援者の方が指定避難所で生活することが困難な場合なんですけれども、この場合には介護士などの専門職員がいる福祉避難所等への受入れについても調整するなど、そういう配慮を行うこととしております。  以上でございます。 23:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 24:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 ただいまトイレに関する御答弁を頂きました。トイレももちろんそうなんですけれども、要配慮者、災害対策基本法施行令においても高齢者とか障害者、乳幼児、その他特に配慮を要する者を要支援者として位置付けていまして、こういった方への配慮は、御本人はもちろんなんですけれども、避難所で過ごす皆が気持ちよく、そこでストレスなくその場で過ごすためにはとても大切なことだと考えています。  今、トイレという言葉を頂きましたが、具体的に例を挙げさせていただきますと、要配慮者の中の乳幼児を持つお母さんの視点でいうと、子供が泣いてしまう、騒いでしまう、走り回る、うんちをしてしまった、おむつを替えたら周りの方ににおってしまって御迷惑ではないかとか、おっぱいをあげたいけれども授乳室はあるのか、ミルクを作らなきゃいけないけれどもそのお湯はあるんだろうかと、本当に細かく言えばこういった不安がたくさんあるんです。これらのことに配慮した避難所の設営、そして運営がそこにいる皆さんにとって必要だと思っています。また、こういった体制が整っていないと、お母さんたちは、うちは子供がいるから避難できないといったふうに避難自体をちゅうちょしてしまいます。  是非、どんな職員の方、例えば男性であっても女性であっても、どんな職員の方が避難所運営をしても要配慮者への配慮がなされるように、より具体的なマニュアルを作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 25:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 26:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員御指摘のとおり、実際に今回避難所に避難された方の要配慮といいますか、御高齢の方であったり障害をお持ちの方であったり、そういった配慮を要しなければならない方々の対応につきましては、実際現場でも非常に苦慮していたという報告も受けております。  そういった方々の対応につきましては、マニュアルにも記載してございますけれども、より避難所でそういった方が避難する際に、快適にとまではいきませんけれども、トイレ等問題がない形で避難ができるような形で、今後マニュアル等の見直しについても考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 27:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 28:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 この避難所の運営について、避難所運営協議会というのが開催されていると伺いました。是非この避難所について協議する場に、必ず女性を入れていただきたいと思っています。  東日本大震災のときのある避難所でのエピソードを、別の町で行われた防災講座に参加したときに聴きました。これはどういった話だったかといいますと、ある避難所で女性の方が生理になってしまったと。そして、生理用品の持ち合わせがなく、生理用品が欲しいと言いに行きたかったけれども、避難所を運営している方が自治会の御年配の男性の方ばかりでなかなか言い出しにくかった。でも、一生懸命勇気を振り絞って言いに行ったところ、一つ生理用品を渡されて、大切に使ってくださいねと言われたと。そのようなエピソードを聴きました。これは女性の方が聞けば、一体そのアドバイスがどれだけ的外れなのかというのはすぐ分かると思うんですけれども、やっぱりそれは当事者じゃないと分からないんですね。  こういったこと、そして先ほどのトイレのこと、着替えのこと、見ず知らずの男性と隣合わせで眠るということ、先ほどの授乳のことなど、女性でないと気が付くことが難しい、でも考えなければならないことが避難所運営にはたくさんあります。  協議の場に女性を、たまたま女性がいたではなく、意識的に入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 29:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 30:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 避難所運営協議会は、自主防災組織等の住民の方々、そして施設管理者、そして避難所配備職員で構成すると、最初の初動時はですね。そういった形になってございますので、今後避難所運営協議会においても避難所の在り方を検討していく場面もございますので、避難所配備職員には女性もおりますので、性別に限らず、そういった配備をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 31:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 32:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 配備職員の中に女性もいらっしゃるということですが、たまたま女性がいたということではなくて、是非意識して女性の方をメンバーに入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  また、今、女性の話をしましたが、女性に限らず様々な当事者の方の声が反映されるということがとても重要だと思っています。要配慮者に当たる方もそうですし、前回の定例会の一般質問でも触れましたが、そして先ほど市長も別の質問の御答弁の中でこの言葉を使ってくださいましたが、LGBT等性的マイノリティの方、そして外国人の方、昨日も別の議員の質問にも出てまいりましたが、認知症の方もそうです。できる限り当事者の声を聴いた情報を集めたりしながら、避難所についての協議をしていくべきと思いますが、市としてその認識を明確に持って取り組んでいただけるでしょうか。 33:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 34:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 そうしてまいりたいと考えております。 35:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 36:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 それでは次に、避難行動要支援者の支援体制について再質問いたします。  現在は地域防災計画の修正案が検討されているところで、その中に災害時要援護者避難支援プランという現在あるものの役割と同様の避難行動要支援者の支援プランが組み込まれる予定というふうに聞いております。これはやはり現在のプランを同じように、個別計画を作ることを目指していくために、先ほど市長のほうから、該当する方のデータを確認中というような御答弁を頂きました。そして、対象者の拡大もされるというようなことでしたが、およそこの対象者の方がどれくらいいらっしゃるのかというのは現在分かりますか。 37:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 38:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 要支援者、今度地域防災計画の中にも正式に位置付けていきたいというふうに考えてございますけれども、まだ登載する名簿の範囲、どういう方を正式に位置付けるというところもまだ決まっていない段階ですので、具体的な人数については今のところは分からないという状況でございます。 39:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 40:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 では、現在の災害時要援護者として登録されている方の人数、こちらですが、2,836人というふうにプランのほうに記載がございました。この数と同じようになるかどうかは、現在計画の修正案を作っているところということなので分かりませんが、例えばこれぐらいの数の方が対象者になるとして、このお一人お一人に避難計画を作るって本当に大変な作業だと思います。  先ほど、自主防災組織や自治会が主な役割を果たしていただくというような御答弁がございましたが、なかなか自治会にお任せしてしまうのには負担の大きい話だなと思います。が、この個別の避難計画がなければ、御自分お一人で避難が困難な方というのは本当に途方に暮れてしまうと思うんです。共助という言葉、それにお任せするのではなく、市としても、一体いつ頃までを目標にこの個別計画を作るのかですとか、どういった方法で作っていくのかということなど、是非ともバックアップしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 41:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 42:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 避難の個別計画につきましては、自治会、自主防災組織、あとは地域の中で核として働いていらっしゃいます民生委員さん、そういう方で話し合っていただきながら、要配慮者についての個別計画を作っていただくという形にはなってございます。  もちろん、名簿を提供して、さあ作ってくださいというだけでは、なかなか自治会のほうでも動き切れないというのは十分承知してございます。一人一人全ての方に個別計画を作るには、かなりの時間も掛かるということも承知してございますけれども、これがないと本当のときに避難ができるかという問題もございますので、その辺のところ、まだ具体的にどのようにして個別計画を策定していく、それを促していくというところも具体的にはまだ決まっていないところもございますけれども、その辺のところは市としてもできる限りバックアップしながら一緒になって協力していけるような体制で、個別計画の策定に協力していきたいというふうには考えてございます。 43:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 44:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 現在、修正案を検討中の段階で、なかなか御答弁が難しい中でも前向きに努力していただけるというお話を頂きました。是非努力していただきたいと思います。  それでは次に、断水時の対応について再質問をいたします。  先ほど、断水に至るまでの経過、丁寧に御説明をいただきました。そして、その中で道路が通行不能になったり、浄水場が孤立してしまったり、大変厳しい状況の中で断水させないためにということで、皆さんが必死の対応をしてくださったことは十分に理解できました。まずはそのことに感謝申し上げますが、やはりどうしても市民としては、断水になるかもしれないと言われてから、実際断水になるまでの時間が短かったような印象を持ったと思うんです。こんなにすぐ断水したんじゃ準備もできないよみたいな声というのは、実際のところ聞こえてまいりました。  ですので、断水の可能性が分かった段階で情報を発信したとのことでしたが、より早い段階で、それが空振りに終わってもいいと思うんですね。そのような可能性がある、是非準備をしてほしいということを市民がしっかり認識できるような発信を是非今後もお願いしたいと思います。  そして、給水開始についてです。給水開始について、一体いつまで断水状態が続くのか分からないことに対して、市民は非常に不安を感じました。これどうしても正確な日時を伝えることは難しいと思うんですけれども、例えばこれが1日、2日のことなのか、それとも1週間ほど掛かるものなのか、大まかにでも市民が先の見通しを持って対策を考えられるような情報発信はできませんでしょうか。 45:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 46:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 情報発信の部分でございますが、今回の被災状況に関しまして、先ほども市長のほうから御答弁させていただいたように、浄水場の関係につきましては、大分厳しい、台風19号の部分でございました。そうした中で、防災無線では10月13日11時45分に断水のおそれがあるということで情報発信させていただいて、同日夜8時に給水開始の予定を発信させていただいたという情報でございます。  今後の部分につきましてでございますが、できる限り情報については細かい情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 47:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 48:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 市民が一番不安を感じる要因、いろいろ考えたんですが、情報がないことがやはり一番不安になると思います。水が出ないにしても、出るにしても、情報があるといろいろ心の準備もできると思いますので、是非お願いしたいと思います。  それでは次に、自治会指定井戸について再質問いたします。  自治会長との意見交換会で活用の実績を確認していただけたのは大変よかったなと思っています。ただ、それでもまだ有効に活用されているとは言い難い状況です。実際、断水時、SNS上では、うち井戸があるからよかったらどうぞなんていうやり取りがかなり飛び交っているのを目にしました。つまりそれだけの資源があるということなんですね。  例えば大井町では、大井町非常用指定井戸、防災井戸として、町内の井戸の所有者の方、62箇所ですが、提携を結び、その家庭には大井町協力指定井戸所在地という看板を設置させていただいているそうです。本市においても、自治会指定井戸をもっと有効に活用する現実的で具体的な方法を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。 49:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 50:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員御指摘のとおり、先日の自治会長さんとの意見交換会におきまして自治会指定井戸の活用について意見交換させていただいて、実際にその場では、市長が答弁申し上げましたとおり、3自治会が活用されたと。その外にも、自治会の指定井戸があると承知しているということで、例えばその水質が議論になりまして、その周知の方法も意見交換をさせていただきました。  自主防災組織の中でも、自治会指定井戸の活用の仕方については課題としては共有してございますので、今後、自治会指定井戸の活用の仕方、周知の仕方等につきまして、再度自治会長さんたちと相談しながら進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 51:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 52:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 それでは、専門職の採用及び配置について再質問いたします。  現在、本市においても専門職、技術職、土木職の方の若干名の募集を行っていると。そして、現在二次募集を行っているところだと御答弁にありました。  本当に全国的に見ても、技術系の専門職の人材の確保が非常に難しいと伺っています。もう引っ張りだこという状況であるようですが、この人材確保のためにいろいろお話を伺いましたら、県職としての採用を自治体に派遣していただく制度がスタートする、そちらにも本市としても手を挙げているというような、そのような策を講じられているというようなお話も伺いました。それは非常に前向きで素晴らしい取組だと思いますが、それだけではなく、やはり南足柄市で働きたい、応募してみたいと思ってもらえるきっかけをつくらなければならないと思います。  この土木系の専門職に関しては、土地鑑があることですとか、非常時にすぐに現場に向かえることなどから、地元の人材を採用できるメリットが非常に大きいと思っています。  ですので、例えば地元の専門の教育課程を備えた高校がありますが、そういったところからインターンを受け入れるですとか、アルバイトを募集するですとか、若い人材が現場を経験しやりがいを感じることのできるような機会をこちらから積極的に設けてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 53:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 54:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員御提案のとおり、そういった専門課程を持つ高校というものも近隣にございまして、実はせんだっても県立吉田島高校への訪問もして、本市への採用試験の受験を呼び掛けたという経緯もございます。  以上です。 55:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 綱島麻実議員。 56:◯8番〔綱島麻実議員〕 ◯8番〔綱島麻実議員〕 それでは、人権施策推進指針の策定について再質問をいたします。  これまでの取組についていろいろ伺いました。それらは非常に大切なものであると思いますし、是非継続していただきたいです。  しかし、これだけでは十分とは全く思いません。人権が尊重されるまちの実現のためには、人権という視点が日常のもの、私たちの暮らしに溶け込んだものでなければならないと強く思っています。いじめとかセクハラといった言葉も昔は使われていませんでした。でも、その問題、課題に気付いた人が声を挙げ行動を起こしたからこそ、これだけ私たちの生活、普通の会話の中に出てくるまでに広まったと思っています。  私は、まず市長をはじめ職員の皆さんが本市の様々な施策に向かうときに、これって人権の視点でいったらどうなんだろうねという、そういった会話が当たり前に出てくるくらい、まずはそういうふうになっていただきたいんです。それが本市のスタンダードとして広まっていくことを望んでいます。  大切だということは当然分かっていると御答弁いただきましたけれども、頭で思っていることと、それをしっかりと整理して言葉にし、一つの形にすることとはまるで違うと思っています。計画、指針など数々のものを作ってきていただいている皆さんは十分にそれをお分かりだと思います。  是非本市が本気で人権を大切にするまちなのだということを形にしていただきたいと思います。すぐにこの指針を策定すると約束していただくのが難しいとしても、それに向けた意見交換や先進自治体の研究など本当に少しずつでも、一歩ずつでも歩みを進めていただきたいと思いますが、そしてそういった意識を持っていただきたいのですが、いかがでしょうか。 57:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 58:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おっしゃるとおりでございまして、憲法の第13条であるとか第14条であるとかという視点をやっぱり認識して取り組む必要があると思います。  そうした国民の権利、自己決定権であるとか自己実現という、そうした人格的な価値というものをやはり我々も常に認識できるような、そうした状況をつくっていく必要があろうと思っておりますし、また第14条でも法の下の平等を保障しているいろいろな規定もございますし、そうしたことをついぞ忘れてしまう場合が多いので、そうしたものを認識できるように努めてまいりたいと思います。 59:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で綱島麻実議員の質問を終了いたします。  ここで10時20分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時01分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時20分 60:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 岸 本 敦 子 議員 61:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、4番岸本敦子議員の質問を許可いたします。  岸本敦子議員。           (4番 岸本敦子議員 登壇) 62:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 皆さん、こんにちは。4番岸本敦子です。議長の許可が下りましたので、通告に基づき質問いたします。  第3回定例会の一般質問では、その前日に関東地方を通過した台風15号に触れた御挨拶をいたしました。あれからたった1箇月のうちに台風19号の猛威を経験するとは、予想だにしていませんでした。  本市を含め全国ではいまだに復旧・復興のさなかにあります。お亡くなりになった方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方には謹んでお見舞い申し上げます。  それでは、質問に入ります。
     1、災害時のペット対策について。  台風19号で河川が決壊し、浸水した自宅から消防ボートで救出された埼玉県の中学1年生が、猫を飼っているので避難できなかったとテレビの報道に答えていました。かつては番犬やネズミ捕りのために飼育されていたペットですが、今や家族の一員として共生する人が大多数となりました。かわいい洋服を着せたり、飼い主より高い美容費を掛けたり、ペットを「うちの子」と呼び、飼い主自身もパパ、ママという一人称を使ってペットに話し掛けたりします。3匹の猫を飼う私も例外ではありません。  本市では9月末時点で2,852頭の犬の登録があります。一般社団法人ペットフード協会が発表している平成30年全国犬猫飼育実態調査によると、日本全国で犬が約890万3,000頭、猫が約964万9,000頭飼育されていると推計されています。この比率から考えれば、本市でも猫が3,090頭余り飼育されていることになり、犬猫だけでも9,940頭以上のペットがいることになります。  そこで、以下のことについて質問いたします。  (1)台風19号におけるペット同行避難の実績について。  環境省は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の教訓から、平成25年6月に災害時におけるペットの救護対策ガイドラインを作成し、自治体が地域の状況に応じた独自の災害対策マニュアルや動物救護の体制を検討する際の参考を示しました。さらに、平成28年4月に発生した熊本地震の課題に対応するため、人とペットの災害対策ガイドラインとして、平成30年3月にガイドラインの改定を行いました。いずれも、飼い主がペットと同行避難することを推奨しています。  そこで、先般の台風19号における本市のペット同行避難の実績、及びそこで明らかになった課題について伺います。  (2)災害時のペット対策に対する本市の取組について。  防災計画等における動物愛護管理の記載状況という各地域の防災計画における動物又はペットの扱いの比較によると、災害時のペット対策は自治体により様々です。本市の地域防災計画には避難所の整備の項目、ペット対策において、注意事項や飼い主の役割等を避難所運営協議会で検討する旨が記されています。  そこで、災害時のペット対策に対する本市の具体的な取組について伺います。  2、令和元年度全国学力・学習状況調査結果について。  都心では、より良い教育環境を目指して、教育熱心な保護者が公立の小学校区を決めてから引っ越しをする公立小移民という現象が起きているそうで、不動産業者も有力校区を売り文句に物件を紹介することがあるそうです。より良い教育環境の客観的判断材料の一つとして、全国学力・学習状況調査結果が挙げられるため、当該結果が児童・生徒の持つ学力の一部であり、学力だけが全てではないことは教育に携わる者として重々承知していますが、少子高齢化と人口減が進行する本市において、世間一般にいう学力向上によるより良い教育の実現も度外視することはできません。  そこで、次のことについて質問いたします。  (1)令和元年度全国学力・学習状況調査の分析方法について。  広報みなみあしがら11月1日号に、令和元年度の本市の全国学力・学習状況調査結果が公開されました。それによると、本市の平均正答率を全国と比較した場合に、プラスマイナス5%以内はおおむね全国平均と同程度としていますが、その理由を伺います。また、国語や英語では読む力や書く力が身に付いているとしていますが、その根拠を伺います。  (2)市内の小・中学生の学力向上に対する取組について。  広報みなみあしがらでは、平成26年度から、結果の公表に当たり「みなみの子どもの学力向上を目指して」という見出しを使用しているように、本年度の全国学力・学習状況調査に向けて、昨年度から課題を克服するために取り組んできたはずでありますが、具体的にどのような課題に対しどのような取組を行い、結果にどのように反映されたのか伺います。  これで壇上での質問を終わります。           (4番 岸本敦子議員 降壇) 63:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 64:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、岸本議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、災害時のペット対策についての台風19号におけるペット同行避難の実績についてでございますが、今回、台風19号の避難対応として開設した10箇所の指定避難所におきまして、全部で12匹のペットの同行避難がありました。内訳は、犬が11匹と猫1匹という状況でした。避難所でのペットの受入れに対しましては、ペットを家族同様にして飼っていらっしゃる方や、一方でペットアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。そうした方々への対応、犬の種類、あるいは犬や猫以外の場合など、様々な状況や考え方があるのではないかと思います。  今回の台風19号では、ペットの同行避難の件数がそれほど多くなかったため、各指定避難所においてペットをケージに入れた上で、避難者とは別のスペースを確保することができまして、大きなトラブルはなく保護することができました。  同行避難の課題といたしましては、同行避難するペットの数が増えた場合や長期にわたる場合には、屋外やオープンスペース、又は使用頻度の少ない部屋などに場所を確保する必要があると思います。こうした場合に備えまして、それぞれの指定避難所ごとに様々なケースを想定し、あらかじめペットを保護するスペースを決めておくなどの対応が必要であると、そのように思います。  次に、災害時のペット対策に対する本市の取組についてでございますが、環境省が示す人とペットの災害対策ガイドラインでは、飼い主とペットが一緒に避難する同行避難を推進することとしておりまして、本市でもこのガイドラインに沿った対応を行うこととしております。現在、本市の避難所運営マニュアルにはペットの避難受入れ等に関する項目がありまして、ペットはケージなどに入れて飼い主が責任を持って管理をし、他の避難者の避難スペースと分離することとしております。  避難所におけるペットの受入れについては、ペットに対する飼い主の自覚や責任が重要であると考えますので、ふだんからケージに慣らしていただいたり、また、予防接種による健康管理を行うなどの対策事項を取りまとめた散らしを配布するなど、引き続き啓発に取り組んでまいりたいと思います。  次に、令和元年度全国学力・学習状況調査結果についてのそれぞれの御質問については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。           (加藤修平市長 降壇) 65:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 66:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それでは、令和元年度全国学力・学習状況調査結果についてのお尋ねが2つございました。  まず、1点目でございますが、令和元年度全国学力・学習状況調査の分析方法についてのお尋ねでございますが、本市においては全国学力・学習状況調査の結果を、児童・生徒の学習状況や生活状況を把握し、今後の教育の充実に生かしていくための一つの指標としておるところでございます。  全国学力・学習状況調査の結果でプラスマイナス5%以内をおおむね全国平均と同程度としている理由については、神奈川県教育委員会の調査報告書の記載にございます全国の平均正答率、これは公立の部分ではございますが、プラスマイナス5%の範囲内であれば、全国と大きな差は見られないという考えを根拠にいたしまして、おおむね全国平均と同程度という文言で表記をしておるところでございます。  次に、国語や英語では、読む力や書く力が身に付いているという評価をした根拠でございますけれども、国語の読む力につきましては、読む能力、この観点を基に評価をしております。小・中学校とも昨年度より改善をしておるところでございます。  英語では、外国語理解の能力の観点を読む力として捉えまして、その項目が全国平均より高いことを評価いたしました。また、国語の書く力については、書く能力、この観点を基にしまして評価をいたしております。小・中学校とも昨年度よりも改善をしております。英語では、外国語表現の能力、この観点を書く力として捉え、その項目が全国平均よりも高いことと評価いたしたところでございます。  2つ目のお尋ねでございます市内の小・中学生の学力向上に対する取組というお尋ねでございますが、昨年度からの課題は、算数・数学のこの活用問題で思考を要する文章題を読み解くことでございます。特に数学的な考え方の観点が課題となっております。そこで、3つの点、この3つの点に具体策を設け取組をいたしました。  1点目は、探求型授業の推進です。2点目は本市独自の計算テストの実施でございます。3点目は、学習支援ソフトeライブラリの活用でございます。その結果、今年度の調査では算数・数学は全国平均の差は縮まってきております。引き続き、数学的な考え方の向上に取り組んでまいります。  以上でございます。 67:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 68:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 それでは、まず災害時のペット対策について再質問させていただきます。  広域避難場所におけるペット受入れのガイドラインの作成についてなんですけれども、平成29年の第4回定例会で和田洋一議員が同じくペットの同行避難について質問されました。そのときの総務防災部長の答弁に、指定避難所へのペット同行避難の対策等のマニュアルは策定しておりますので、自主防災組織ですとか市民の皆様へ広く周知を図ってまいりたいとありましたが、現時点では具体的なものが市民向けには示されていないようです。  小田原市では平成29年3月に、広域避難場所におけるペットの受け入れガイドラインを策定、公開しています。本市におけるガイドラインやマニュアル策定、そしてその公開の進捗状況はいかがでしょうか。 69:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 70:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員御指摘のとおり、まだそういった広域といいますか、そうしたガイドラインは策定しておりませんけれども、議員冒頭おっしゃったとおり、ペットの対応については東日本大震災、そして熊本地震以降、その在り方が環境省のほうでもガイドラインを改訂したり、様々な内容の変更といいますか、そういった基本的な考え方等も若干変わっている部分もございますので、今回の台風19号におきましても、本市でもペットは若干の数ではありましたけれども、実際に現場といいますか、避難所で対応に苦慮したということもございますので、そういったものを併せまして、より実情に即したといいますか、ペットの避難の在り方というものにつきましては、引き続き調査研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 71:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 72:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 具体的に調査研究、そして市民への公表はいつまでを期限にされるつもりでしょうか。 73:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 74:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 いつまでということは、この場では申し上げられませんけれども、近隣のそうした策定状況等も踏まえまして、鋭意考えてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 75:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 76:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 今回の台風の被害によって、いろいろ課題が見えてきたので、それを一つ一つ解決していくためには時間が掛かるというのは重々承知しておりますけれども、やはりまた来年すぐに起こり得る台風に備えて、全ての人が避難所生活を送った場合に、快適な空間をしっかり作れるようにしておかなければならないと思うんですけれども、近隣市町村でいうと、ただいま小田原市でガイドラインを策定したと申し上げました。今回の台風19号においては、現場でまでそれが落とし込めていなかったという課題が上がっているそうです。よって、本市の実情に合わせたガイドラインの作成を、先ほど申し上げたとおり急ぐのはもちろんなんですけれども、各避難所の運営マニュアルにしっかり同行避難してきたペットの扱いについて、早目に具体的に反映させておくことが必要と考えます。  また、先ほど答弁にありましたが、各避難所の運営マニュアルには避難者の役割も明記されているとのことなので、飼い主にも分かるように、そのペットの扱いについてしっかり運営マニュアルをホームページで公開して、避難当日の動きをあらかじめ把握しておいてもらうことが必要だと考えますが、避難所運営マニュアルを公開する準備はありますか。 77:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 78:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 ペットの避難につきましては、課題ということで、先ほど申し上げさせていただきましたけれども、今後、避難所運営協議会で、避難のペットに限らず、様々な今回の検証に基づく避難対応というものを考えてまいりますので、そうした中でペットの同行避難、その場所等につきましても、地震等の場合はある程度想定もしておるんですが、風水害の場合、特に屋外での飼育がなかなかできないという課題もございますので、そういったものを踏まえながら、そういったマニュアルの公開についても考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 79:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 80:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 今回、小田原市で挙げられた課題の一つとして、ペットを飼っている人と、あとアレルギーやペット嫌いの人の避難の経路ですかね、そちらについて明確に示されていなかったとか、あとは飼い主が理解していなかったので、そこでトラブルが起こったとも聞いています。なので、今回、地域防災計画の改定に伴って、避難所運営マニュアルについてもしっかりその点を明確にして、そして市民一人一人がどういう行動を取ればいいかというのが分かるようにしておいてほしいと思っています。  そして、ペットを同行した避難訓練についてですけれども、小田原市及び開成町では既に実施している地域があります。同行避難を含めた避難所運営訓練を実施して、事前に課題をあぶり出しておく必要があると思いますが、来年度の避難訓練において、その実施は可能でしょうか。 81:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 82:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 この場で実施が可能かどうかというお答えはちょっとできませんけれども、そうした訓練の必要性について、これから検討してまいりたいというふうに考えております。 83:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 84:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 では次に、飼い主のマナー向上のための啓発について再質問いたします。  小田原市での事例を続けます。ペットと同行避難するに当たって、ペットの日頃からのしつけはもちろんのこと、避難所へのケージやフードの持込みも飼い主の義務でありますが、その今回の台風で同行した飼い主のマナーの欠如、先ほど申し上げたものも一つありますが、それによって多くの苦情が寄せられたそうです。  本市でも、散歩している犬のふんを処理しない飼い主がわずかながらいまだにいるそうです。動物が好きな人も嫌いな人も、動物アレルギーを持っている人も、皆快適に避難生活が送れるよう、飼い主のマナー向上のための啓発を徹底する必要があると考えています。ペットを飼っている市民の中には、同行避難が認められていることを知らない方がたくさんいますし、ペットと一緒に避難することを希望していても、避難所までは一緒に行くけれども、人がペットと一緒に避難生活を送れない同行避難と、あと、人とペットが同じ部屋で生活をできる同伴避難の違いを知らない人がほとんどでした。  先日、市内の動物病院に環境課の職員がペットの災害対策に関する啓発散らしを早速置きに来てくださったそうで、素早い対応に感謝申し上げますが、更に啓発を進めていくために、例えば防災ハザードマップ等に、いざというときのためのペットの飼い主が日頃準備しておくべきこと、そして同行避難のルールの記載を加える必要があると思いますが、その点のお考えをお聞かせください。 85:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 86:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 市民への啓発ということで、現在の、先ほど議員もおっしゃったとおり、予防接種による、犬の予防接種等の際に、そういった同行避難といいますか、散らしを配布しているところですけれども、今後、そういった散らしを犬の予防接種等の際に、より分かりやすい形で散らしの配布については継続させていただきながら、また、防災ハザードマップ等への記載につきましては、スペースの関係もございますので、そうした点をクリアしながら考えてまいりたいというふうには考えております。  以上です。 87:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 88:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 是非ペット嫌いとか、動物アレルギーの方々への理解も促すという視点に立って御検討いただければと思います。  そして、獣医師会との協定について伺いたいのですけれども、避難所生活が長期化した場合、ペットの健康や公衆衛生面での管理が必要になってきます。小田原市は平成29年3月に、箱根町は平成31年3月に小田原獣医師会と協定を結んでおり、災害発生時における救護が必要な動物の収容、管理、治療及び死亡の確認をはじめ、避難所における動物の健康相談や公衆衛生の管理及び指導、助言をお願いしているそうです。  現在、南足柄市には3軒の動物病院があり、うち2軒は小田原獣医師会に所属していますが、適切な災害時のペット対策ができるよう図るため、本市でも獣医師会と協定を結ぶ予定はありますでしょうか。 89:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 防災安全課長。 90:◯防災安全課長〔井上美宣〕 ◯防災安全課長〔井上美宣〕 小田原獣医師会におきましては、動物医療の研さんに努めながら、また、伝染病の予防接種、それから動物の飼い方指導等を自治体と協力しながら、ある程度の活動を行っているというふうに伺っております。  小田原獣医師会との協定でございますけれども、こちらにつきましては、ペットの同行避難の受入れ以外につきましても、議員がおっしゃられたように、動物愛護全般に掛かって有効であるというふうに思われますので、今後、関係部署とも協議しながら、協定の締結について考えてまいりたいというふうに思います。 91:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 92:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 これもまた期限を是非おっしゃっていただきたいと思います。 93:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 94:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 相手方もございますので、協議が調い次第締結をしてまいりたいというふうに考えております。 95:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 96:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 また台風の時期になった頃に、これらの協定やらガイドライン策定やらが完成していることを祈っております。そして、私も逐次チェックさせていただきたいと思います。  次に、全国学力・学習状況調査結果について再質問いたします。  先ほど、プラスマイナス5%をおおむね全国平均と同程度という考え方は、県教委が提示したものだということですが、恐らく県教委もそもそも文科省が提示しているものを、そのまま引用したものだと思われます。では、文科省がそのように設定した理由は御存じでしょうか。 97:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 98:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 文科省が設定した、今年度のこの設定は実は国のほうはプラスマイナス実は10%にしているんです。ただ、神奈川県は今年度も従来どおり5%以内ということでございますので、我々としては国が設定したのは10%と、それ以上の設定をしております神奈川県の基準を私たちとしては、今回のこれでお答えをさせていただいたところでございます。 99:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 100:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 その5%や10%の数字の意味はどういうものになっているでしょうか。 101:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 102:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 全国のそれぞれのデータが出てきたところで、例えばプラスマイナス5%にしている国のグラフを見ますと、ほぼほぼどの都道府県も、このプラスマイナス5%の中に入っている。そういった意味で、平均に非常に近いというところでプラスマイナス5%。それに対して、今年度、プラスマイナス10%に国がした理由としては、今回、学状が昨年度までと違いまして、知識とそれから活用の2種類をやっていたのに対して、今年度は知識を入れながらも活用中心の1種類になりました。そういったところ、結果がばらつきが大きくなったというのが、今年度、国がプラスマイナス10%にした理由だと聞いております。 103:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 104:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 では次に、広報みなみあしがらでは調査結果を、全国平均及び政令指定都市を除いた県域と比較する形で表になっています。神奈川県内の市町のうち、ホームページで今年度の結果を公表している自治体は、ほぼ全て政令指定都市を含んだ県の平均と比較しています。なお、政令指定都市を除かない県の平均は、小学校国語で4ポイント、算数で3ポイント、中学校国語と英語でそれぞれ1ポイント県域、つまり政令指定都市を含まない県域の平均より高いのですが、本市が政令指定都市を含む県全体ではなく、政令指定都市を除く県域と比べる形で示しているのはなぜでしょうか。 105:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 106:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 昨年度より国のほうでも県域というものを出していただくようになりました。そういった中で、本市では昨年度から本市、そして県域、そして国というところで3つの視点を通してやっていくことで、私たちのほうで、市のほうで決めさせていただきました。  横浜、川崎、また相模原を入れていないという理由についてお伺いされているところではございますが、県域と県が、多少ポイントは違うにしてもほぼほぼ同じというところで、私たちのほうでは県域を使わせていただいております。 107:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 108:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 プラスマイナス5%とか10%という中での4ポイント、3ポイントというのはかなり大きな違いだと思います。そして、やはり県全体よりもポイントの低い県域と比べるということは、ちょっと自分に甘いのではないかと思うのですが、その点、来年度は改定していただくことはあり得ますか。 109:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 110:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今のところそこら辺は考えてはおりませんけれども、私たちは政令市とは別に神奈川県の中での教育委員会の及ぶところで、様々な協力等もしておりますので、私たちは1市4教、神奈川県内の4つの教育事務所と横須賀市がありますが、この県域の中で私たちは見ていきたいと思っております。  横浜、川崎にももちろん、あるいは相模原にもそれは参考にさせていただく部分はありますけれども、比較といっても大事なことは、今ある子供たちの学力の状況を私たちがしっかり把握して、保護者の方々、そして子供たちに伝えて、そして一人一人がより良い学習環境を目指していこう、努力していこうという、そういう姿勢を見ることが、この全国学力・学習状況調査の元々の意味でございまして、点数が、正答率が1ポイント、2ポイント、それは上がればもちろん、それにこしたことはございませんけれども、それだけではないというふうに私たちは思っておりますので、今までやってきた神奈川県域の中でやっていきたいと私たちは今のところは思っております。様々な御意見もありますので、その辺のところも調整をさせていただきながら、やっていきたいと思っております。
    111:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 112:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 子供たちの力がどの程度であるのかというのを市内でしっかり把握して、子供たち一人一人について策を講じていくという目的で、全国学力・学習状況調査を行って、その結果を捉えているということは分かっているんですけれども、壇上で申し上げたとおり、やはり全国に開示されてしまうこの結果というのが、市内の教育力に通ずるところがあると思うので、昨今、教育の質の良さだとか、教育力というところを定住の指標として動いている現役世代の人々の流入を考えるためにも、ひとつそういう視点でも考えていただきたい内容だと思っています。  次に、読む力と書く力についてなんですけれども、御答弁の中に昨年度よりも改善しているとありました。しかしながら、昨年度というのは受けている人間が異なっているわけで、平成28年度の6年生、これが今の中学3年生に当たるわけですけれども、その平成28年度の小学校6年生と今年の中3生、これは母体がおおむね同じではあると思います。その結果を比較すると、読む力も書く力も全国平均との差が広がっています。悪い意味でです。この結果をどう捉えていらっしゃいますか。 113:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 114:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 今、御指摘のありましたように、28年度と令和、平成31年度、同じ子供たちが受けているというところで、この同じプラスマイナス5%の中というのは、もう入ってはいるものの、おっしゃるとおり、ここについてのできれば全国平均より上回る又は縮めるというところの部分は、今回満たされなかったところについては、本当に真摯に受け止めて反省しているところでございます。  そういった中で、今回テストの形式も多少変わったというところも、一つ比べるところが適正に比べていくのは難しいところもあったかと思います。その中で、やはり私たち分析しなきゃいけないのは、どこの観点の部分が弱かったのか、どこの部分に伸びが足らなかったのかというところを分析させていただきました。  そういった中で、平成28年度から令和元年度に向けての中で、伸びが十分じゃなかったところについては、特に気になるところは算数でいえば数学になりますが、これが知識、理解のところ、そこのところがまだ十分に伸びなかったというところがございます。それから、国語の書く能力のところ、そこもやはり伸びが足らなかったなというところを感じております。それに対して、改善が見られたところ、そこについては国語の読む能力のところ、それから数学でいえば数学における技能の面、この辺りのところが、この3年越しの中で伸びてきているなというところを分析しております。 115:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 116:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 平成28年度のその小6生は知識問題と活用問題と2種類で行われていたということですよね。今年度の中3生は1種類しかなかったということなんですけれども、知識問題と、あと活用問題の全国平均との差を足して2で割ったものを今年の国語の平均と比べると、例えば国語に関して、先ほど読む力と書く力がアップしたというお話でしたが、読む力は0.9ポイントアップしていました。しかしながら、書く力は3.3ポイントダウンしています。なので、今回、広報みなみあしがらでは、算数・数学に課題があるということだけは述べられていましたが、こちらの結果もしっかりと受け止めて、市民に公表すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 117:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 118:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 確かに議員おっしゃられるとおりではあります。今後は、広報等に掲載する場合には、その辺のところも考慮はさせていただきたいとは思っておりますけれども、先ほど指導課長からも答弁がありましたように、この28年度と令和元年度、平成31年度のこの試験の内容も違っておりますし、議員もおっしゃられたとおり、単純にその比較ができるものではございません。ただ、私たちもいろんな中で経年変化を当然見ておりますし、少しでも子供たちの弱点といいますか、弱いところあるいは課題があるところ、このところを克服していくことが、この元々の調査のもとでございますので、そこら辺のところを子供たちだけじゃなくて、保護者の皆さん方にも、その辺のところを周知させていただきたいと思っております。  併せて、この学力・学習状況調査の中では、一人一人の子供たちに対するアドバイス等も当然しておりますので、その辺のところを、今後子供たちがこれから生きていく上で、自分のプラスのところ、それから足らないところ、併せて伸ばしていくところを、子供たち一人一人が解決していけば、子供たちはより良く生きていけるものと思っております。  以上でございます。 119:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 120:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 結果の分析についてなんですけれども、秦野市では大学教授等の有識者も参加した分析委員会を設置して分析を行っているそうです。本市でも第三者を加えた客観的な分析を行っていく必要があると思いますが、その点いかがお考えでしょうか。 121:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 122:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今のところその予定はございませんけれども、他市、秦野市の例をおっしゃられましたけれども、そういうところも参考にさせていただきながら、できるところから一つ一つやっていこうとは思っております。そういう中でも、各学校のそれぞれの実情を把握しております学校長等を中心にして、それぞれの課題を解決していければよろしいのかなと思っております。  以上です。 123:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 124:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 それでは、その課題克服のための答弁にありましたeライブラリの利用状況についてなんですけれども、詳しい数字というのは分かりますか。 125:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 126:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 議員さんのほうのおっしゃられていた、平成30年度の結果を受けて、その1年間を通してどんな取組をされたかというPDCAのところの部分でお答えさせていただきます。  eライブラリですが、30年度については、学校では4万8,014回、昨年度、その前の年度、平成29年度と比較すると1.2倍、家庭で使用した回数1万4,678回、29年度に比べると1.5倍。それから、家庭で使用した人数についてですけれども、これについては697人ということになっております。これについての昨年度と比べたときに、これは人数697を生徒数で割った数ですけれども、21.7%ということで使っているところです。その前の平成29年度につきましては、15%が子供たちが使っていたというところで、平成30年度が21.7%というところの数値が出ています。  以上です。 127:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 128:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 この使用した人数697人というのは、延べ人数なのでしょうか。あと回数もですね。 129:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 130:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 この人数は延べ人数になっております。そして、人数として697人が使ったということになります。 131:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 132:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 やはりこのeライブラリの使用頻度がそんなに高くないということ。これは結構前の段階から広報誌等で周知はしているものの、こういう状況だということで、私も何人かの岡本中学校だとかの子供に聞いてみたんですけれども、登録はしたけれども使ったことがないだとか、1回見たんだけれども今は全然やっていないだとか、そういうふうに周知がされていない、そして現場の先生も、しっかりそれを使うように促していないという現状があると思います。しかしながら、本市の教育が目指すICT教育推進ですね、それの一助にもこの使用頻度を上げることになると思うんですけれども、今後の利用促進のためにどのような手段をお考えでしょうか。 133:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 134:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 議員さんおっしゃられるように、この回数が十分に満たされているとは私たちも、ここは思っておりません。是非これを、大変効果なものであるので、子供たちに力を付けていきたいなというところで、その手段として、手立てとして使っていきたいと思っています。  そういった中で、引き続き、また更に私たちが取り組んでいることは、各学校から研究主任が集まる会議では、今年度、毎回このeライブラリについては、私たちのほうから周知させていただいています。そしてさらに、それぞれの子供たちのパスワードがございますので、そのパスワードのほうの個票ということで、各家庭に配布させていただいております。そして、この間は、先日行われました校長・園長会のところで、業者の方に来ていただきまして、そこで改めてこの良さについて周知させていただきました。是非それが身になるようにということで、私たちも今後も取り組んでいきたいと思っております。 135:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 136:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 しっかりそれは、現場の担任の先生だとか教科担当の先生だとかに落とし込んでいただきたいと思います。  それで、eライブラリや、あとは説明学習にも取り組んでいるということを伺っておりますが、例えば今、保護者の方が仕事で忙しい家庭が多いと思います。それらを家庭で取り組むことが難しい児童・生徒に対して、どのようなフォローをされているでしょうか。 137:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 138:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 各家庭で、今、おうちの方が遅くまでお仕事されているというのは私たちも承知しているところであります。そういった中で、私たちがまず目指すは考える力をどれだけ付けていくかというところで、先ほど議員さんおっしゃられました説明学習というのを今年度取り組んでいます。特に小学校を中心に行っているところですが、おうちの方のお忙しい手のところを見ながら、本当に時間が掛からないように、例えば今日の算数でどんなことを子供たちが学んだのかというところを家の方に、子供たちが自分の口でおうちの方に聞いてもらう。短い時間でおうちの方にも、そして子供たちにとっても、その説明することの力を付けていく。おうちの方にはそういう勉強をしているんだということを、学校の様子を分かってもらう。そうしたところで、短時間でできるような取組を今試みております。 139:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 140:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 家庭に全て任せてしまうと、それがちゃんと行われているのかというのがなかなか確認できないと思うので、是非学校の先生とか、あとはボランティアの方の負担にはなるかもしれないんですけれども、学校の空き時間とか放課後辺りでそういったものがフォローできるようにしていただきたいと思うんですが、その点についてはどのように考えられていますか。 141:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 142:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 実は、学校というところは、休み時間、昼休み等がある中で、どうしてもその日の学習、ついさっきやった算数の学習が分かっていないなという子供たちについては、それぞれの担任が自分の時間を使って、子供たちの対応をしているところが日常でございます。そういった中で、できるだけその時間の中で、その日の中でフォローしようというところは試みているところではございますが、なかなか、特別にそれを特化してというところでは、現在のところは今やっているのが私の今説明したとおりのところでございます。 143:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 144:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員もおっしゃられたところで、学校としても、今教育指導課長が申し上げましたとおり、いろいろ様々な工夫をしているところであります。  ただその一方で、子供たちを取り巻く様々な環境がある中で、私一番先生方にも申し上げているところですけれども、まずは保護者の方々、お父さん、お母さんがいらっしゃらない子供もいる中で、やはりまずはこれが子供たちにとっては生まれて初めての先生であり、そして家庭という、ホームというところが子供たちが最初に受ける授業であり、あるいは重要なその授業の一つであると思っています。ですので、学校だけではなくして、地域の皆さん方も、議員さんも、そして保護者の方々も一緒に共になって子供たちとともにやっていかなきゃいけない。確かに保護者の方々、多くの方々がお勤めになられてお忙しいのは分かっていますが、子供たちに耳を傾けて、子供たちからお話を聴いていただくことが、子供たちが真っすぐに育っていく第一歩だと思っています。  ですので、学校ももちろん一生懸命やります。議員さんも一生懸命やっていただいていますし、保護者の方々も、地域の方々もともにやっていくんだという、そういう気持ちをお互いに持つことが大事なことだと思っております。  以上です。 145:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 146:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 家庭がまず前提にあると、今御答弁いただきましたけれども、やはりそういう家庭状況じゃないところもわずかながらあるとは思います。なので、そういったところをフォローするために第三者、学校の先生でもない地域の人たちというのを活用することも一つ手だと思います。ただ、そのためにはやはり教育に対するボランティアを雇う予算をしっかり付けていただくことが必要だと思うんですけれども、そういったことに対して市長の考えを伺いたいと思います。 147:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 148:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 教育というのは、教育を取り巻く環境というんでしょうか、そうしたものというのは、正に社会そのものだと思いますし、そこのあるファクターは一つ一つにおいても様々な要素を多面的に持っているものだと思っております。なかなか簡単に答えが出すことができないほど、正に人間そのものの要素がすべからくに詰まっている大きな課題だと思っております。  したがって、子供たちがその教育そのものが数値化できるというものは基本的にはなかなか難しい。ただ一つ、こうした学力調査というのは、一つの学びの中でのその状況が分かる、数少ない一つの数値化のものだと思っておりますので、そうしたものはやっぱり大事な多くの方々が衆目一致する部分で大変重要なものだと思っておりますので、もろもろの対策を、施策を講じていく必要があると思っております。 149:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 150:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 これから南足柄も他に誇れる教育を目指していくという、恐らく方針でやっていくものと思いますけれども、具体的にそのために、ただいま予算を付けてほしいということを申し上げました。それについて市長は前向きな答弁をされたということで認識してよろしいでしょうか。 151:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 152:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど教育長が答弁したとおりでございますが、そうしたものの中で効果的な対応についてしっかりと検証、私も確認した上で対応していきたいと思っております。 153:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で岸本敦子議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 木 吉 勝 議員 154:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、1番高木吉勝議員の質問を許可いたします。  高木吉勝議員。           (1番 高木吉勝議員 登壇) 155:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 皆さん、こんにちは。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。  まず、この度の台風19号による被害に遭われた全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。  さて、新たな令和の時代、その令和元年も残りあと28日となりました。今年話題となったニュースを挙げるとすれば、その一つはラグビーワールドカップ、初の日本開催ではないでしょうか。初のベスト8入りを果たした日本の活躍に多くの感動と勇気をもらうことができました。それゆえに今年の流行語大賞は、日本代表のスローガン「ワンチーム」が輝きました。世界ランク9位の日本が同2位のアイルランドから大金星を上げた、その試合前に、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「誰も勝つと思っていないし、誰も接戦になるとも思っていないし、誰もどれだけ僕らが犠牲にしたか分からないし、信じているのは僕たちだけ」という俳句を詠んだそうです。そして、そのとおりに、これまで10戦全敗のアイルランドに歴史的な勝利を上げました。  哲学者、ナポレオンヒルはこのような名言を残しています。「強い人が勝つとは限らない。素晴らしい人が勝つとも限らない。私はできると考えている人が結局は勝つんだ」と。  それでは、一般質問に入ります。  1、有害鳥獣による被害の防止について。  (1)有害鳥獣による被害の状況について。  有害鳥獣による本市の農作物被害状況は、神奈川県の野生鳥獣による農作物被害調査結果によると、平成28年度が被害面積1.28ヘクタール、及び被害金額212万6,000円、平成29年度が被害面積0.82ヘクタール、及び被害金額193万5,000円、並びに平成30年度が被害面積0.07ヘクタール、及び被害金額16万6,000円という結果であった。被害面積及び被害金額の両方が減少傾向にあり、また、南足柄市鳥獣被害防止計画の平成31年度における被害の軽減目標の値である被害面積0.9ヘクタール、及び被害金額148万8,000円を平成30年度で大きく下回る結果となった。この結果をどのように分析しているのか伺います。  (2)被害防止対策について。  平成26年10月に南足柄市鳥獣被害対策実施隊を設置し、捕獲活動を実施しているが、本市の有害鳥獣被害防止対策の内容及び課題について伺います。  2、人材育成について。  (1)「めざすべき職員像」について。  南足柄市人材教育基本方針が平成26年3月に改定され、市民から信頼され、働くことに誇りと喜びを持った情熱のある職員を目指すべき職員像として、職員の育成を推進して5年が経過したが、これまでの取組について伺います。  (2)メンター制度の導入について。  不安や悩みを抱える入社1年目の職員に対し、先輩職員がよき助言者となって指導に当たるメンター制度は、人材育成の観点からとても有効であると考えるが、同制度の導入について見解を伺います。  以上で登壇しての1回目の質問を終わります。           (1番 高木吉勝議員 降壇) 156:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 157:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高木議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、有害鳥獣による被害の防止についての有害鳥獣による被害の状況についてでございますけれども、有害鳥獣による本市の農作物の被害状況については、神奈川県の野生鳥獣による農作物被害調査結果によりますと、平成30年度は前年を大きく下回る結果となりました。そのことにつきましては、市で取りまとめた農業者からの被害報告を神奈川県へ報告する中で、平成29年度までは被害を受けた農作物は販売用作物や自家用作物の農産物で、あれば全て報告を行ってまいりましたけれども、平成30年度からは販売用作物と自家用作物に区別して報告することとなりました。そして、被害の発表に当たりまして、平成30年度からは販売用作物のみとしたことから、数字の上では大きく減少することになったというふうに分析しております。また、市民の皆様からの被害報告が少なかったことも、減少の一因にはなっているであろうと考えております。  しかしながら、市内全体の農作物の被害は、市職員や南足柄市鳥獣被害対策実施隊によります現地確認等の出動件数から考えますと、例年と変わることはなく、むしろ増えているのではないかというふうに思っているところであります。  次に、被害防止対策についてでございますが、本市の有害鳥獣被害対策につきましては、次の3点を中心に実施しております。  まず、1つ目としましては、鳥獣の個体数を減らすため鳥獣被害対策実施隊による有害鳥獣駆除活動を行っております。2つ目に、鳥獣を物理的に人里から遠ざけるための広域侵入防止柵の購入、そしてまた、この設置の促進をしております。3つ目に、農地や農作物を鳥獣から守るための電気柵の購入の助成を行っております。  また、有害鳥獣被害対策の課題につきましては、主に次の3つが挙げられます。  まず、1つ目には鳥獣の駆除数は鳥獣被害対策実施隊の活動によって増加しておりますけれども、農業被害の減少にはなかなかつながっていかないということがあります。2つ目に、被害の実態をしっかりと把握するために、小規模でも被害報告を届け出ていただくことでございます。3つ目に、鳥獣の生息分布域が耕作放棄地の増加等によって、山里から人里に向けて広がりつつあるということもあり、耕作放棄地を減少させることがその一つでございます。これらの課題の解消に向けまして、今後も鳥獣被害対策実施隊やJAなど関係機関と連携して取り組んでまいりたいと思います。  次に、人材育成についての目指すべき職員像についてでございますけれども、平成26年3月に改定しました南足柄市人材育成基本方針は、住民福祉の向上のため目指すべき職員像を実現するため、21の取組項目を掲げております。この中で、主なものについて申し上げます。  はじめに、人が育つ職場をつくるための基本的な取組といたしまして、上司に対する報告、連絡、相談の徹底が挙げられます。このことは組織を機能させるとともに、風通しの良い職場環境の形成など、全ての取組の根幹となるものであります。幹部の会議や職員への講話の場で機会あるごとに指示し、常に基本に立ち返り徹底しているところでございます。  次に、人事管理制度の充実を図るため、人事評価制度の拡充として、能力評価や業績評価を実施しまして、その評価結果を給与等の処遇へ反映しております。これによって、職員のチャレンジ精神とやる気の引き出しにつながっていると考えております。  3つ目に、職員研修の充実に関する取組として、職員の交流や職員の派遣研修を推進しております。今年度は県との土木技術職員の職員交流を実施しております。また、観光先進自治体であります熱海市や一般社団法人南足柄市みらい創りカレッジへ研修派遣をしております。それぞれの団体におけるノウハウを学ぶとともに、職員の資質の向上を図っております。  4つ目に、より働きやすい職場環境づくりのため、職員のメンタルヘルス支援事業として専門の相談医による相談を実施しております。心の健康に関する様々な相談に対応していただきまして、心の悩みの軽減、治療の必要性の判断等において、職員の支えになっているところであります。  今後の人材育成基本方針につきましては、令和4年度に予定している改定に向けまして、現在の取組を検証し、職員の様々な力のレベルアップに向けて取り組むべき内容を整備してまいりたいと考えます。  次に、メンター制度の導入についてでありますが、メンター制度につきましては御質問のとおり、採用して間もない職員の不安や悩みを解消させるため、比較的年代の近い先輩職員を指導・相談役として充て、定期的な面談などを行っていくことによって心の支えとなり、新採用職員が順調に育つことにつなげるものと承知をしているところであります。  現在、本市の職場内では、若手職員の指導や悩みに対する相談等に対しては、上司を含め周囲の先輩職員が相談、助言を行っておりまして、先輩、後輩の関係の中で自然な形で行われていると感じております。  新採用職員が仕事や職場環境に適応しやすくしていく取組は重要でありますので、メンター制度についても有効なものと考えております。メンター制度の導入を含め、職員の育成の在り方について更に研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
     以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 158:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 159:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。  それでは、順番に再質問させていただきます。  まず、1番の有害鳥獣による被害の防止についての(1)の有害鳥獣被害の状況についてということで、先ほど市長の御説明の中に、平成29年度では販売用作物と自家用作物、両方報告していたのが、平成30年度から自家用作物は報告しないで販売用作物だけにしたという、それが減少の一つの理由だというふうに御答弁いただいたんですが、これはこれになったというのはどういうことなんですか。 160:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 161:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 県のほうの報告へは販売用と自家用両方とも報告しております。県のほうの発表が販売用の被害額のみ発表ということになりましたので、30年度の被害額ということでは減少しているという、そういう状況でございます。 162:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 163:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 本市としては両方報告しているんだけれども、県の発表がそういうことになったということで、県がそのようにしたという理由は何か聞いていますか。 164:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 165:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 どうしてかというところまでは把握はしていないんですけれども、公表の仕方が販売用になったということで、こちらのほうは承っているところでございます。 166:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 167:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 ということは、平成30年度の冒頭でお話しした被害金額16万6,000円というふうな金額、被害面積0.07ヘクタール、これ両方合わせたら具体的にはどのような数字になるんですか。 168:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 169:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 自家用を被害額の単価というのは県のほうでやっているんですけれども、推測しまして、自家用で約170万弱の金額になると思います。ですから、合計で186、そのくらいの金額になります。29年度とほぼ同額ぐらいの被害額になるというふうに予測はしております。 170:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 171:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 その内容は分かりました。  それで、平成28年の第3回定例会で環境経済部長から被害の実態把握について、農業委員会とも連携した中で情報を積極的に把握していきたいんだというふうな答弁がありました。これは具体的に何か進んでいるんでしょうか。 172:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 173:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 具体的に見えてということはないんですけれども、農業委員会のほうで有害鳥獣が潜む草が生い茂った農地ですとか、山林化した農地等を解消するために、農業委員会のほうで行っている荒廃農地調査において、所有者への指導を行っているというところで、連携しているところでございます。  あと、その他の組織等についても情報の共有化を図って進めているという、そういう状況でございます。 174:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 175:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 まず情報を積極的に把握していきたいという理由は、実態に即していない報告内容だよというふうな理解の上に、より実態に即した被害状態、そういったことをより綿密に把握していきたいということで、農業委員会とか連携した形で積極的に把握していきたいという形でスタートしたというふうに思うんですが、現実さっきの話のように、ほとんど変わっていない。逆にちょっと減っているような状況になっている。そういった意味では、実態が本当にこれで十分に把握し切れているのかというと、その理解はどうなんですか。 176:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 177:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 被害額につきましても、こういった農業委員会等、他の組織と連携してということでも、市のほうで全容把握まではできていないというのが現状だと思います。各被害に遭われた農家さん、また個人の方からも情報提供ということで報告も、自家用だけなので報告しないとか、そういった例もありますので、完全に実態が捉えていない。イノシシが本当にどこに多く分布しているのかというのを捉えていない状況だと思います。ですから、今後、現実的に被害の報告とか、わなを設置してくれとか、そういった要望も多く寄せられておりますので、今後は各被害に遭われた方からの情報の提供を呼び掛ける等、例えば自治会さんを通じて、各取りまとめていただくとか、そういったことも考えながら、状況把握に努めていきたいと、そのように考えております。 178:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 179:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 今、部長からあったその自家用作物とか報告しないというふうな市民の声があったということですね。市民はなぜそういうふうに分別、市民にそのようなことをPRしたんですかね。市民が自家用作物だから報告しませんでしたというふうなことで減少しているというふうな話を今、部長はされたんですが、市は別に、自家用だろうが販売用だろうが、報告する人は報告するというふうに市民は理解しているということですかね。 180:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 181:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 被害があったら報告していただきたいということで、JAさんの窓口ですとか、市のほうに届けていただくとかということはやっているんですけれども、自家用だったから報告しないでいられるという声もありましたので、実態が把握できていない、そういうことでございます。 182:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 183:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 南足柄市鳥獣被害防止計画の今後の取組方針の中に、被害管理として猟友会や住民による目撃情報及び現地確認などにより、被害の実態を的確に把握する取組を行うというような形で、被害の実態をより深く、より正確に取り組んでいくんだというような記載がされております。この点については具体的に進んでいるというふうなことなんでしょうか。 184:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 185:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 確かに、この鳥獣被害防止計画の中には、議員さんがおっしゃるとおり記載はございます。また、この被害管理につきましても、地域の住民の方、又は猟友会、実施隊ですよね、そういった方々、あとJAとも連携しながら、現場確認は実際には行っております。ただ、本当の小規模の被害というのはどうしても市のほうの耳に入ってきておりませんので、その小規模でも、ほんの少しでもいいですから、被害届けというものを出していただければもっともっと、どういったところに被害があるのかというのも把握できますので、今後も先ほど部長も答弁しましたとおり、自治会等を通じて、そういう協力依頼もしていければと思っております。  以上です。 186:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 187:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 今の市民の率直な気持ちは、被害情報を行政に報告しても具体的な対策につながらない。わなを付けたらいいんじゃないですかとか、そういう指導はあるんですが、具体的に、じゃ、どういうふうにして付けていいかということが分からないし、報告してもしようがない、報告はやめようというような気持ちになってしまっているのが現実、周りを聞くとそうなんですね。  とはいっても、さっき実態なり金額もそれほど変わっていないという状況の中で、市長の答弁にありましたけれども、里山から実際に住んでいるところにどんどんイノシシが下りてきております。私は狩野地区、富士フイルムの西門のすぐ近くに住んでいるんですけれども、私の周りの家にやはりイノシシで、ミミズを求めて土を掘り起こして、庭の至るところにイノシシの足跡だとか、とにかくぼこぼこになっちゃっているというような状況で、大きな石も動かされているんですね。そういったのが何件も起きているというふうな状況になっています。そういった意味で、里山ではなくて、いわゆる市街地の民家のところに広がっているという、その辺の実態についてはどういう見解をお持ちでいらっしゃいますか。 188:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 189:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 確かに人里、民家のところまでイノシシが来ているという声は聞いております。そのイノシシを駆除する、捕獲してというところと、あと柵を設けて侵入防止等やっているんですけれども、捕獲するだけでは、繁殖が多いものですから、それ以上に増えてしまうと、そういった状況で、まずは防止柵をやって、多分イノシシとの戦いは長期戦になると考えています。イノシシにも、食べ物がないのでこちらに来てしまうとか、耕作放棄地があるのですみかにするとか、そういったこともあると思いますので、すごく長期の考えとしては、イノシシが住めるところを、山を生態系等で共存していかなければならないような世の中にしていかなきゃいけないというのは将来的なことなんですけれども、現実的には今防止するというところをまずやって、状況把握をしてイノシシの多いところを分布図等を作って、そこを中心にイノシシの個体を減らしていくとか、そういった対策を考えていきながらやっていかなければならないと思います。  あと、人里に来て、出くわしちゃったというところもありますので、そういった場合には、イノシシと遭遇したときには、注意してくださいということは喚起していっているところでございます。  以上です。 190:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 191:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 平成30年度の本市の野生鳥獣による生活被害調査結果がありまして、イノシシの生活上の脅威、これが3件報告されているんですが、この生活上の脅威というのは具体的にはどういう脅威を感じたんでしょうか。 192:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 193:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 生活上の脅威と申しますのは、山の縁辺部に住まわれている方たち、よくその庭先に近くまで来てしまって遭遇してしまうですとか、そういったところに恐怖心を感じるということで、そういったデータを出しております。  以上です。 194:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 195:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 今、課長の言われた、山里のほうの家に住まれている方というところに、実際にイノシシが庭に来たということなんですが、本当に市街地でもどんどん庭に、さっき申し上げましたように来ているということで、やはり人的被害が起きてからでは遅いと思いますので、そういった意味で早急にまず実態把握ということをしっかりやっていくと。  さっき分布図を作っていきたいなんていうようなお話もあったんですが、例えばドローンとか、実際に神奈川県でやっている、推奨しているのがドローンだとか赤外線カメラだとか、そういった形で実際の被害状況なり防護柵の設置状況なり、様々な点の調査をするというふうなことが書いてあったんですが、その辺については何か検討したことはあるんでしょうか。 196:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 197:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 イノシシがどこに出るかというところを把握するためには、定点カメラとか、そういったことを内部では今検討しているところでございます。 198:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 199:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それとあと、全市一斉に1年間の被害実態なり被害状況なりを徹底的に調査する。そういう中で、どういう分布が、イノシシの種類まではなかなか、鳥獣の種類まではなかなか難しいのかもしれないんですが、いわゆる被害分布図みたいなものを早急に作っていく必要があるのかなというふうな感じがするんですが、さっきお話しされた分布図というのは、どういう方法で分布図を作ろうとしているんでしょうか。 200:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 201:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 実際の被害状況の把握をしたいということで、今考えとしては、自治会さんを通じて各家の方に、被害があった方に、こういった場所でどういった被害、畑のほうですとか、農作物の被害ですとか、そういったことを頂いて、どこに集中的に被害があるかというのを、市の中で分布をして、そこを分析して対策を取っていきたい、そのような考えでございます。 202:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 203:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 今おっしゃったように、いわゆる自治会を通じて、やはり一斉的に徹底的にやっていかない限り進まないと思うので、そういった意味では、自治会を通して被害状況、分布図をしっかり作っていくということがとても必要なのかなと。それによっていろんな対策もまた変わってくるのかなというふうに思うんですが、具体的に分布図を作成する期間、期限というか、それはどのように考えているんですか。 204:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 205:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 春夏秋冬とありますので、年間を通してどこにどういった被害があるというのを把握したいので、1年間を頂きたいというふうなことで、まず分布の調査をしていきたいというふうな考えでございます。 206:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 207:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 じゃ、令和2年度の春からやっていくというふうな理解でよろしいでしょうかね。 208:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 209:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 調査については、2年の春からやって1年間で把握してということで考えております。 210:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 211:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 じゃ、それは分かりました。  では次に、被害防止対策、これについて再質問いたします。  平成28年第3回定例会で経済環境部長から、1市5町とか、小田原市も含めた中で、広域で対策を練っていく必要があるというふうな答弁がありました。これについては具体的にどのような状況になっているんでしょうか。 212:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 213:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 県西地域の2市8町と県で構成しております協議会と、あと足柄上郡5町とJAさんで構成している協議会がございます。そちらで情報共有をしながら、今後の対策、各市町で抱えている悩み、そういったものを皆さんで共有しながら、今後の対策をどうしようかということを調整しております。  また、あと県西のやつには猟友会さんも構成員として入ってございます。  以上です。 214:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 215:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 ということは、今もう既にそういった組織で動いておられるということで、具体的に、その組織によって検討したことによって、こういうふうに動いたんだという具体的な実施例というのはあるんでしょうか。 216:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 217:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 今のところまだまだ机上の段階でございまして、実態的に現地でということは、南足柄市内ではございません。ただし、町ではその辺のやつがあるかもしれませんけれども、またその総会等が年度末等になりますので、そのときに状況等が分かるかと思います。  以上です。 218:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 219:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それと、南足柄市鳥獣被害対策実施隊の、これは50名というのが鳥獣被害対策実施隊の設置等に関する規則の第6条に明記されているわけなんですが、近隣では松田町が55名、山北町が60名、秦野市が70名の実施隊人数になっています。本市がこの50名にした根拠というのはどういうことなんですか。 220:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 221:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 この実施隊を設置するとき、平成26年に設置しました。そのときに、猟友会の南足柄支部の会員数に合わせて50名と、その当時させていただきました。現在、猟友会の人数も増えていますので、今後その実態に合わせて実施隊のほうの人数も増やしていきたい、そのような考えはございます。 222:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 223:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それと、あと鳥獣被害防止総合対策交付金、これが平成30年は矢倉沢に63万2,801円で大雄町に110万7,403円、内山に65万529円、総額で239万733円というのが交付されているんですが、その交付内容は侵入防止柵の設置ということでありますが、これは支給した、要求した金額、満額支給ということなんでしょうか。 224:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 225:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 平成30年度の交付金の要望は議員のおっしゃられたとおりでございますが、実際に内示を頂きますと、若干金額は下がってまいります。また、内山と矢倉沢につきましては、この交付金以外の中山間地の関係の交付金を頂いておりますので、そちらは今年は内山、ちょうど鳥獣の防止柵を張ろうとしたところが内川の決壊等がございまして、その辺を見送りとさせていただいております。  以上です。 226:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 227:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それで、この鳥獣被害防止総合対策交付金、これ上限は300万円という理解でよろしいんでしょうか。 228:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 229:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 確かに上限の設定ということでございますけれども、この交付金、できた当初は活用する自治体がほとんどなかったもので、南足柄が結構頂いておりました。その後、そういった被害がある各自治体がどんどん手を挙げまして、県のさじ加減といいますか、上限を設けてきているというところでございますが、うちとしましても、平成31年度、総額では400万円を超えて予算のほうは県へ要望をしておりまして、平成30年度につきましては500万円を超える金額を実際には交付をしていただいておりますので、その300万円というものは、そういう防止柵を整備する金額と、あと実際に人が動くための経費、それぞれ分けてございますので、それぞれで多分大体600万円ぐらいが限度額ではないかというふうに認識はしております。  以上です。 230:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 231:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 ということは、捕獲有資格者20人以上が300万円というふうに書いてあったんですが、それではなくてもう600万円ほどの上限金額になっているというふうな理解をしましたけれども、この平成29年が矢倉沢と大雄町に防止柵が付いて、平成30年度に内山がプラスになって、内山、矢倉沢、大雄町という3つになっているんですが、これは各地区から要望すれば必ず通るという理解でよろしいんでしょうか。 232:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 233:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 そのとおりでございますけれども、これを鳥獣対策協議会のほうで防止柵は購入いたします。ただ、設置をしていただかないと、これは何の効果もございませんので、その設置をしていただくための組織作りは、地元で組織を作っていただいて、地元で汗を流していただいて設置をしていただくということを条件として、この資材は地元に原材料支給ということで出させていただいております。  以上でございます。 234:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 235:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 ということは、物は渡すけれども、設置は各地域でやってくれということで、その地域がしっかり設置するような形になれば、どこの地域でもちゃんと設置できるよというふうな理解でよろしいでしょうか。もう一度確認をお願いします。
    236:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 237:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 そのとおりでございます。 238:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 239:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 そういった意味では、有害鳥獣対策もよく言われる地域ぐるみでやっていかないと進んでいかないよというような、今のお話では、正に地域ぐるみで進めていかなければ設置もできないわけですから、そういった意味で、地域ぐるみで進めなければいけないというふうな理解はあるんですが、じゃ、具体的にどうしたらいいのか、まず一歩はどうしたらいいのかという、その辺の何か指導なりお考えはありますでしょうか。 240:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 241:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 まず、そういったものに悩んでいる自治会、結構あると思います。まずうちの産業振興課のほうに御相談に来ていただいて、こういう被害があるから、何かいい対策ないかというようなことをお話しいただきながら、うちとしてもこういう支援があるということで、ただし、その辺については条件がこういうものがありますよということで、その辺をお話しさせていただいて、地元がまとまれば、そういった交付金を活用して、今後支援をしていければと思いますので、是非産業振興課のほうへ御相談いただければと思います。  以上です。 242:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 243:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 神奈川県では、平成29年4月1日に神奈川鳥獣被害対策支援制度を設置して、市町村や関係機関と連携して効果的な有害鳥獣被害対策の提案、技術支援、効果検証などの支援を行っているということなんですが、本市はこういった支援制度の活用は十分に行っているんでしょうか。 244:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 245:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 平塚にございます、そのかながわ鳥獣被害対策支援センターとは、南足柄でも近年、熊が出たとか、そういったことで目撃情報を頂いております。そういったときに、その専門家に来ていただいて、実際にどうなのかということを確認していただくと、そういったような連携はさせていただいております。  また、あと重点地区ということでも、以前指定していきたいという地区がございまして、そういったことも情報提供してきております。その後は、重点地区ということは今のところはございませんが、特にそういったものについては連携は、そういった必要性があれば、また連携をしていくつもりでございます。 246:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 247:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それと、神奈川にはかながわ鳥獣被害対策アドバイザー制度というのがありまして、地域ぐるみで鳥獣被害対策を行うということで、その基本要素として餌付けをしないだとか、ねぐら、隠れ場所を作らせないだとか、追い払うだとか、加害個体を捕獲するとかなどを理解した上で、地域の実情に応じた支援活動を行うということで、アドバイザー制度があるということなんですが、この辺のアドバイザー制度の活用というのは本市で何か行っているんですか。 248:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 249:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 このアドバイザー制度につきましては、本市では特には今のところ活用はしてございません。今後、そういった重点地区ですとか、そういうものが指定されれば、そのアドバイザー制度を活用して、地元に入っていただきながら、地域の住民の方と話合いをしながら活用していければと思っております。 250:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 251:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 千葉県の市原市、ここでは市が鳥獣被害対策アドバイザーと契約して、そのアドバイザーの指導の下に鳥獣被害対策サポーター、これは本市でいう鳥獣被害対策実施隊に当たるんですが、このサポーターが地域を支援しているというふうな事例があります。  そういった意味で、本市においても、重点地域になっていないというふうなお話があったんですが、とはいっても、さっき言ったように人的被害ということの危険性を考えると、やはり市原市のように鳥獣被害対策アドバイザーを採用して、アドバイザーと、あと実施隊と市の職員と地域住民と一緒になって被害の実態調査や被害が起きている地域に出向いて、被害に対する対策なり、それらについて検討するというふうなことを進めていただきたいというふうに思うんですが、さっき、御説明だと、是非市役所に来て相談してくださいよというふうなお話もあったんですが、そういった待ちの姿勢ではなくて、もう少し具体的にアドバイザー制度を、せっかくあるわけですから、そういう採用することによって、積極的に動いていただくというような形を図っていただきたいなというふうに強く思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 252:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 253:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 今後そういった場面も必要になるかと思いますけれども、まずは分析をして、どういった方向でやっていくかというところで、アドバイザーが必要というふうな判断がありましたら、そこの時点で考えていきたいと、そのように考えてございます。 254:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 255:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それと、さっき自治会を使ってというふうなお話があったんですが、いわゆる自治会長連絡協議会というのがあるわけですので、その協議会をもっと活用して、鳥獣被害に対する統一的な認識なり、地域づくりの具体的な支援体制なり、そういうテーマで自治会長連絡協議会で、該当する自治会はちょっと限られるのかもしれないんですが、やっぱりまち全体の問題点として、自治会長連絡協議会をもっと活用したらどうかなというふうに思うんですが、その辺は何かあるんでしょうか。 256:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 257:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 当然、個々の自治会さんにお願いするというところでは、自治会長連絡協議会、全体の会議がありますので、そういった場合で御協力いただきたいということで、会議のほうで御説明なりさせていただければと考えてございます。 258:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 259:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 御説明させていただければでなく、是非自治会長連絡協議会の中に行っていただいて、今こういう実態になっていると。各それぞれの自治会長さんにも、その問題意識を共通化していただいて、具体的に、じゃどういうふうに進めようかと。矢倉沢とか、そういう意味では先進な部落もあるわけですから、そういったことを少しでも全体的に広げていくためにも、いわゆる地域ぐるみで進めていくためにも、その出発点として地域自治会長連絡協議会があるのかなというふうに感じるんですね。自治会長連絡協議会の中で、じゃ、どうしようかと、どうやっていこうかというようなことを、そこら辺を職員のほうで積極的にサポートしていただきたいなと思うんですが、その辺をもう一度お願いします。 260:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 261:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 こちらも積極的にそういった自治会さんのほうにお願いするということで、一緒にやっていきたいという考えでございますので、そういった場面を通じて一緒にやっていきたい。また、状況を報告して実態を捉えていただいて、共に対策を練っていきたいというふうな考えでやっていきたいと思います。 262:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 263:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それとあと、鳥獣被害対策実施隊の年間の報酬額、これが1,000円というふうなことになっております。秦野市では、自治体の報酬額、年間6,000円になっているんです。まず1,000円に決めたという、この根拠はどういうことなんでしょうか。 264:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 産業振興課長。 265:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 この1,000円に決めた経緯は、足柄上郡5町と南足柄の猟友会さんと調整をしまして、この足柄上郡地区、南足柄含めては一律年額1,000円としようということで、猟友会さんのほうから、その金額というふうに御提示があったから、この1,000円ということにしてございます。  また、先ほどから出ております国の交付金、そちらを活用しまして、その1,000円では年額とてもじゃないけれどもという、ガソリン代も出ないということがございますので、その交付金を活用して、1回出動した方につきましては、今年は一日当たり3,000円の支給はさせていただいております。  以上です。 266:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 267:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  では次に、人材育成の内容について再質問いたします。  まず、(1)の目指すべき職員像についてということで、OJTの話をよく言われますし、その重要性は話されるんですが、平成25年5月に実施した職員のアンケートでは、OJTの実施しない職員に対してという問いに、業務が忙しくて研修する時間がないとか、そういうふうに答えた方が60%、管理職が消極的で指導や働き掛けがないと答えた職員が11%という結果で、OJTの必要性、重要性はうたわれても現実なかなかできないというようなのが実情ではないかなというふうに思うんですが、この点についてはどういうふうな理解をされておられますでしょうか。 268:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 269:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員御指摘のとおり、OJTの推進に当たっては、やはり時間的な余裕ですとか人員的な余裕がないと、実際できないのではないかというふうに承知しております。  先般といいますか、平成26年3月に策定しました人材育成基本指針では、OJTの推進を重要事項に掲げておりまして、いずれにいたしましても、職員の人材育成という部分では、職場内研修であるOJTというのは非常に重要な部分ですので、人材育成基本方針に基づいて進めているところでございます。  以上です。 270:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 271:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 何度も言うようですけれども、その辺の必要性、重要性は何度もうたわれるんですが、それを実際に導入していくためにはかなりの障害、かなりハードルが高いような気もするんですが、その辺について打開策なりは何かありますでしょうかね。 272:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 273:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 やはり人材育成を進める中では、その環境づくりといいますか、最近では職員数の減少、あるいは予算的な制約も大きくなっておりまして、なおかつ市民要望といいますか、市民ニーズも複雑化、多様化、高度化しております。  一方、長時間労働の是正ですとか、働き方の多様化ですとか、そういったことをにらみながら、各職場でそれぞれの事務事業をマネージしていくということが求められておりますので、そういったことを十分踏まえながら、特に職場における人材育成というものに力を入れてやっていきたいというふうに考えております。 274:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 275:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 そのOJTを進める、いわゆる指導者層、管理職層になるのかもしれないんですが、その辺の意識なりがやはりかなり元気がないといいますか、さっきお話しさせていただいたアンケートでも、管理職の74%がストレスを感じているというふうなデータもあります。そういった意味で、OJTの指導、必要性は分かるんだけれども、実際に管理職自身がストレスを感じていて、思うに人材育成ができないというふうな現実なのかなと。  さっき市長の答弁の中でも、上司には報告、連絡、相談、報連相をしっかりやっていくんだと、これが重要なんだというふうなお話もありました。とはいっても、報告、連絡、相談する上司が実は悩んでいて、ストレスを抱えているというふうな現実がもしあったとしたらば、やはりそこは部下としても、なかなかそういうふうな報連相に届かないような感じもあるのかなという観点で、いわゆる管理職のストレス解消という観点での研修なり、その辺については何か行われておられるんでしょうかね。 276:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 277:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 管理職につきましては、議員御指摘のとおり、管理職をアンケート上では希望する職員も少なくなっております。こうした中で、管理職の研修という部分につきましては、課長職に昇進、昇格したときにマネジメント研修という部分で行っておりますけれども、やはり昨今、職場の人員がちょっと不足傾向で、管理職が一般の担当業務でプレイングマネジャー化しているという実態もございます。そうした中では、やはり管理職の若干の余裕ができてくることが、そういった研修といいますか、効果的な人材育成につながる、その管理職のOJTにもつながると思いますので、そういった部分では、管理職のマネジメント研修以外での研修というものも、市町村研修センター等の研修を使いながら、考えていきたいというふうに思います。 278:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 279:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 確かに管理職のいわゆるプレイングマネジャーという形で、両方の責任を持っていかなきゃいけないというふうな形で大変な状況にはあるかと思いますが、とはいっても、やはり意識の中で変わってくると思いますので、管理職に対する研修なり、民間でもいろいろと部課長のための人間力強化研修とかもやっておりますから、是非そういうのも活用しながら、管理職が先頭に立って職場を、さっきの流行語大賞じゃないですけれどもワンチームという形で、全体がもう引き上がっていくというふうな形をつくるためには、ポイントはやはり管理職なのかなというふうな感じもするんですね。是非民間の様々な研修も使いながら、有効に育成を図っていくというようなことも必要だと思うんですが、もう一度、その辺どうなんでしょうか。 280:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 281:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 やはり行政、市役所というこのチーム全体が活性化して機能していくという面では、管理監督者、つまり班長、課長、部長、そのラインがやっぱり屋台骨でありますので、そうした管理監督者の立場についてどうあるべきかということは、やっぱり研修等で客観的に学ぶという場の設定というのはとても重要だと思っております。  それから、私の考えでございます。この報告、連絡、相談、むしろ相談、そして報告、連絡というのは、これは仕事を完遂していくための市役所としての、行政としての仕事を立ち上げていく、まとめていく、これは基本ですから、この報告、連絡、相談ができないということは、果たして目標に向かって、正にワンチームで仕事をするかどうか問われるわけでございますから、これがなかったら組織は瓦解すると思っておりますので、これはとても大切な組織人としての基本だと思っております。  更に言えば、OJTは研修という何か場を作らなくても、仕事で部下が班長へ上がってきたときにおかしい、おかしいと気付いたら、おかしいことはなぜかということをやるのがオン・ザ・ジョブ・トレーニングだと、OJTだと思っていますので、課長も同じです、部長も同じ、副市長も同じ、市長も同じです。最終的にみんな判こを押してきて、誰かおかしいだろうと、副市長やあるいは市長の段階でおかしい。もうその段階でもOJTは行われていると思いますから、そうしたことの意識を持つことが私を含めて管理監督者の仕事だと、それが組織を作っている。それが市民の皆様方への仕事の完成図だと、そう思っていますので、そういう気持ちで取り組んでいきたいと思います。 282:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 283:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 それと、人を育てる職場づくりの主な取組の中に、オフサイトミーティングというふうなものがあるんですね。オフサイトミーティングというのは、ちゃんと実行されているんでしょうか。 284:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 285:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員おっしゃるとおり、人材育成基本方針には人を育てる職場づくりの中でオフサイトミーティングが位置付けられておりまして、職場を離れて立場や肩書を外して、参加者がざっくばらんにリラックスした雰囲気の中で自由に話し合って、お互いの話を聴くというミーティングでございますけれども、人材育成基本方針で各職場に呼び掛けておりますけれども、実際に実行されているかどうかにつきましては、把握はしておりませんけれども、聞くところによると、やはり昨今は時間外に任意でそういったミーティングを開くことは、時間外勤務に及ぶ事務もある中では、ちょっと難しいという声を聞いているのが現状でございます。 286:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 287:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 せっかくいい内容なので、そういった意味では、仕事が確かに忙しいというようなことはあるんですが、強制的に上司が、そこはオフサイトミーティングする時間にしようよみたいな形で、仲間を引き連れてざっくばらんに言い合える、言い合う時間、そういうものをとても大切にする必要があるのかなというふうに思うんですが、その辺どうなんですかね。 288:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 289:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 人材育成基本方針に掲げましたので、その重要性というのは十分認識しているところです。更に各職場には呼び掛けてまいりたいと思いますけれども、やはり職員の時間的、人的な余裕というものがないと、なかなかその辺が実現が難しいかなと思いますので、引き続き、その計画的な採用にまずは努めていきたいというふうに考えております。 290:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 291:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 じゃ、次にメンター制度の導入についても再質問いたします。  今回の政務活動費を活用して、新潟県の燕市に行ってまいりました。燕市のところでメンター制度を導入して、新採用職員が体調不良で休むようなことが無くなって、職場環境に早くなじむことができるようになったというふうな説明をいただきました。そういった意味で、メンター制度、大変いいなというふうな感じをそのとき思ったんですが、これに代わる、もう既に先輩、後輩の関係が自然的につくられて、それで指導しているような御答弁を頂いたんですが、これについてもう少し分かりやすく教えていただけますか。 292:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 293:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 ふだんの業務の中で、そのメンターという、先輩の職員が指導するという制度は設けておりませんけれども、通常の各職場の中で日頃の業務を通じてのそういう指導といいますか、助言といいますか、そういったのが自然といいますか、各職場で行われているという意味で申し上げたものでございます。 294:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高木吉勝議員。 295:◯1番〔高木吉勝議員〕 ◯1番〔高木吉勝議員〕 市長の御答弁の中に、メンター制度の導入を含め、職員育成の在り方について研究してまいりますというふうな答弁を頂きました。これはそういうことの理解で、もう一度確認ですが、よろしいでしょうか。 296:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 297:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 メンター制度も含めまして、人材育成の在り方について、更に調査研究してまいりたいと思います。 298:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で高木吉勝議員の質問を終了いたします。  ここで13時15分まで休憩といたします。                                休憩 午後 0時15分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時15分 299:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 柏 木   實 議員 300:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、2番柏木實議員の質問を許可いたします。  柏木實議員。           (2番 柏木 實議員 登壇) 301:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 議長の許可を得ましたので、通告に従い質問します。  まずはじめに、台風19号による被害が多数ありまして、被災された方々にはお見舞い申し上げます。  それでは質問に移ります。  1、台風19号の対応について。  (1)防災アクションプランの改定について。  防災アクションプランによる水害及び土砂災害での参集方法。配備基準第3号配備は、市内に大規模な災害が発生したときに全職員の参集となっております。今回の台風19号は、昭和33年の狩野川台風に匹敵する記録的な大雨、命を守る行動を取ってくださいと報道機関による報道がなされておりました。そのような報道がなされていた中であれば、3号配備をしてもおかしくない状況の中、2号配備でありました。早目に、その他の一般職が自動配備されていてもおかしくない状況でありましたが、全職員の自動配備が実施されておりませんでした。台風19号のような大きな台風については第3号配備ができるように、次のように改定を提案いたします。
     平成31年4月改定の防災アクションプラン、職員行動計画。水害及び土砂災害の中の第3号配備について、現在「大規模な災害が発生したとき」となっております。これを「大規模な災害が発生したとき又は大規模な災害の発生が予想されるとき」に改定されるべきと考えるが、その点について伺いたい。  (2)地蔵堂自治会における市の災害対応について。  台風19号の災害状況の確認は、市民からの電話による通報に主眼を置いていると思います。各自治会等からの災害状況の通報を受けて被災状況を受信し、その後現場確認を行っていると思いますが、被災された地蔵堂自治会また日向・日影自治会をはじめとする各自治会の方々は、自助・共助で土砂等の除去に対応していました。地蔵堂自治会では、家の中に土砂が流入したり、土砂が敷地内に堆積したり、車庫が道路にまで土砂で押し流されておりました。台風19号が過ぎましてから1箇月半たちますけれども、そのような中、今でも家に戻れないで親戚等のお宅に行っている方が2軒おられます。  このような災害時、早目に市役所職員が各自治会に災害状況の確認をしてもらい、今後の対応をその場で検討、話し合うことが市民にとっては一つの安心材料であり、市民の安全・安心をうたう上で大変重要なことであるはずです。市役所ではどのような対応を取ったか伺います。  続きまして、2、空き家対策について。  (1)空き家対策に係る具体的な取組について。  南足柄市空家等対策計画を策定しましたが、空き家対策に係る具体的な取組についてどのような考えを持っているか伺います。  (2)空き家バンクの更なる活用について。  現在、空き家バンクに登録してある件数のうち15件が成立していることは大変素晴らしいことであります。更なる空き家バンクの活用を推進されたいと願っています。  平成31年3月の南足柄市空家等対策計画、空家等実態調査では、594戸の空き家調査を行っていることとなっております。これは、空き家バンクと市役所担当課が御尽力していることでありますが、まずは空き家バンクに登録していただくのが空き家対策の有意義な方法だと思います。空き家バンクに登録していただけるためには、どのようなことをお考えか伺います。  (3)空き家所有者になり得る市民への啓発について。  空き家バンクの実績を公表することで、将来家が活用できることを周知でき、市民の話題ともなります。市民への啓発はどのようなことを行うか伺います。  以上、登壇での質問を終わります。           (2番 柏木 實議員 降壇) 302:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 303:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、柏木議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、台風19号の対応についての、防災アクションプランの改定についてでございますが、防災アクションプランの職員行動計画における配備体制及び配備命令において、水害及び土砂災害によって市内に大規模な災害が発生したときには、第3号配備として全職員が参集することとしております。大規模災害が発生した後の参集では職員の登庁に時間が掛かり、災害対応業務に支障が生じるおそれがありますので、第3号配備の配備基準につきましては、配備の際の災害規模や参集方法等も併せて見直しを検討してまいります。  次に、地蔵堂自治会における市の災害対応についての御質問でございますが、地蔵堂自治会における災害対応につきましては、まず台風上陸前の10月12日土曜日の午前中から、防災安全課が自治会長と連絡を取りまして、避難状況等について確認を行っておりました。その後、12日の午後に、県道78号御殿場大井の矢倉沢・地蔵堂間及び地蔵堂と足柄峠間で大規模な土砂災害が発生し、2箇所とも通行止めとなったため、地蔵堂地区は一時孤立した状態となりました。その間の地蔵堂自治会での災害状況につきましても、自治会長との連絡によって情報収集を行っておりました。  翌13日には、矢倉沢・地蔵堂間の県道が開通し往来が可能となったため、最初に都市部の担当職員が現地を確認しました。その報告を受けまして、14日の午前に私も現地へ出向き、自治会長の案内の下、土砂災害の被害を受けたお宅を一軒一軒訪ねるなど、直接被害状況の確認を行ったところであります。副市長や関係部署の職員も何度も現地へ足を運び、自治会の方々と避難状況の確認や災害復旧の協議等を行い、土砂災害が発生するおそれのある住居にお住まいの方に対して避難の呼び掛け等も行いました。  本当に、自治会長を中心に地元の方々が一致協力して対応されておられました。その中で、台風が去った後もしばらく雨が続き、地滑りの現場は二次災害のおそれがあったために、災害時における協力協定を締結している南足柄市建設業協同組合に協力いただき、ブルーシートを掛けるなどの応急対策を実施しました。また、市道へ流入した土砂の撤去や樹木の伐採等を、住民や自治会長、施工業者などと連絡を取り合い実施したところであります。  また、地滑り対策として、県西土木事務所に現場を確認していただくとともに、専門家を派遣していただいて、地蔵堂自治会内2箇所に斜面災害監視システムを設置したところであります。今後も引き続き、自治会長を中心に地蔵堂自治会との連絡を密に取りながら、災害復旧に努めてまいりたいと思います。  次に、空き家対策についてで、空き家対策に係る具体的な取組についてでございますが、空き家は、人口減少、少子高齢化などを背景として年々増加している状況でありまして、防災、防犯、環境面で市民の生活に悪影響を及ぼすことが懸念されております。  このような状況を踏まえまして、本年3月に南足柄市空家等対策計画を策定いたしました。本市の空き家は、計画を策定した今年3月時点で市内全域に594戸ありますが、空き家所有者の約85%の方が60歳以上となっておりますので、近い将来には管理が困難になることが想定されるところであります。  空き家対策の具体的な取組としては、平成30年10月に空き家の管理業務を南足柄市シルバー人材センターと締結し、平成31年3月には空き家バンク物件の仲介業務を、神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部と締結しまして、空き家管理や売買の推進に取り組んできたところであります。また、空き家所有者の25%が市外の方であったため、ふるさと納税の返礼品に空き家の見回りサービスを新たに追加するとともに、4月に送付しました納税通知書に空き家の取組についての散らしを同封し、周知いたしました。空き家の所有者約300人に対しては毎年、適正な管理に努めていただくための文書を送付し、啓発をしております。  今後においては、市民活動ガイドブックに登録されている団体などに活動の拠点として利用いただけるように、空き家の情報提供を行うとともに、空き家バンクの登録件数を増やすなど、空き家の利活用に取り組んでまいりたいと思います。  次に、空き家バンクの更なる活用についての御質問ですが、空き家バンクは、南足柄市への移住希望者と空き家の所有者を橋渡しする制度として、平成26年2月に創設をし、市のホームページ等を通じて売却・賃貸を希望する市内の空き家の情報を公開することで、空き家の利活用と定住促進を目指しています。  空き家バンクへの登録件数はこれまでに17件で、成約件数は12件となっておりまして、現在本市のホームページに掲載しておりますのは5件となっております。登録数の7割が契約に至っておりまして、一定の成果が見られております。従来、空き家バンクに申込みする際には、仲介業者を建物所有者本人が探して申込みを行っておりましたが、仲介業者を入れなくとも申込みができるシステムを、神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部と締結して、申込みしやすい体制をつくったところであります。  今後も、建物所有者には引き続き空き家バンクの啓発を行うなど、空き家対策について関心が高まるよう情報の発信をしてまいりたいと思います。  次に、将来空き家所有者になり得る市民への啓発についてでございますが、市民への啓発につきましては、市のホームページあるいは広報誌で周知するとともに、庁内の関係部署と連携して行っております。税務課では、4月に送付した納税通知書に、先ほども申し上げましたけれども空き家の取組を同封し周知いたしました。市民課では、死亡及び転出の届出をされた方に対しまして空き家の散らしをお渡しし、啓発を行っているところであります。また、福祉健康部とも連携し、民生委員に空き家の取組をお知らせするとともに、地域包括支援センターの窓口にも散らしを置くなど、関係部署と連携して啓発を行っているところでございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 304:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 305:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 1番の防災アクションプランの改定について、見直しを検討するという答弁を頂きました。「検討する」は、いつまででも検討するということにもなりかねませんので、いつまでにこれを検討して改定していただけるのか、まずこれをお聞きしたいと思います。 306:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 307:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 第3号配備基準の見直しにつきましては、今年度、地域防災計画を見直して修正しておりますので、今年度中に見直しをしていきたいというふうに考えております。  以上です。 308:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 309:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 それでは続きまして、今回これだけの大きな台風が来たわけでございます。そんな中で、当初2号配備をしていたと。本来であれば最初から3号配備でよかったのかなという解釈をしていますけれども、なぜ2号配備になっていたのか、その辺のところをお聞きします。 310:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 311:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 今回の台風につきましては、大規模な災害が予想される呼び掛けも報道等で行われているところでございましたけれども、本市の対応としましては、災害対策本部、応急対策委員会、それぞれを開催した中で職員の参集についてもその中で検討して、第3号配備基準は大規模な災害が起こったときという現在の配備基準ですので、それに基づく配備は、職員参集に当たってはその段階では考えておりませんでした。  今回の災害に当たりましては、避難所に避難する避難者の方が増加し、また避難所の避難時間、開設時間が長くなることが予想されましたので、さらに、断水による給水対応、そして電話での様々な問合せに対する応援体制、それらに動員する職員の必要が生じたために、10月12日の14時27分に主幹以上の職員の第2号配備を行いました。参集指示をいたしまして、その結果、職員数の不足が解消して、その後の災害応急対策業務においてはそれ以上の職員を参集する必要が生じなかったため、今回の台風では第3号配備である職員の参集は行わなかったというところでございます。 312:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 313:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 今の答弁は、2号配備でよかったということの答弁かなと思いますけれども、運用で3号配備にしてもよかったのではないかなという考え方もあるんですけれども、運用等々は全然考えられなかったでしょうか。 314:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 315:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 2号配備をして職員の対応ができましたので、その時点では3号配備は考えておりませんでした。また、風雨が強くなるという時間帯もあり、かつ大雨特別警報が発表されているという中では、安易に職員を参集して逆に危険にさらすということにもなりかねませんので、今回については第2号配備でよかったのかなというふうに考えております。 316:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 317:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 どうしても2号配備でよかったという御意見みたいですけれども、市の職員にしても、台風で被害が出ているという状況の中、自宅待機しているというのは意外とつらい立場にあるのかなとも思います。なるべく職員のことも考えて、第3号配備で運用でやってよかったのかなと私はつくづく思います。大変な台風だったということを言っておきながら、2号配備でよかったという答弁はちょっと納得いかないんですけれども、もう一度お願いします。 318:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 319:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 災害の場合には、特に台風の場合には刻々と変わってくるかと思います。その中で、例えば酒匂川の堤防が決壊するとか、そういうような全域にわたるものが出てくるということになりますと、まずローテーションと、それから全員をどうやって参集させていくのかという課題になってくると思います。  今回は、確かに狩川の危険水位は到達してはいましたけれども、その後の状況からして、水位が下がってきて、雨もやんだというような状況。山のほうの部分については土砂災害が起こっていることは確かでございましたけれども、そこの部分、例えば職員をたくさん呼んでもやることがない状況というのも当然出てくるわけでございまして、その辺を見極めながら配備を決めてきたという状況でございます。 320:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 321:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 それじゃ、ちょっと質問を変えて質問させていただきます。  大規模災害が発生したときというふうになっておりますけれども、この大規模災害というのは、定義はどのようなことになっているんでしょうか、お聞きします。 322:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 323:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 特に定義はございません。 324:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 325:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 定義がなくて、解釈はないんでしょうか。どういうことで大規模災害という言葉が出てきたのか。どの程度のことが大規模災害なのか。それがはっきりしないで2号配備、3号配備と。そういったことがはっきり分かるわけじゃないと思いますけれども、お伺いします。 326:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 327:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 大規模災害が発生したときという定義でございますけれども、例えば人的被害が幾つか、あるいは物的被害がどうだというところの基準につきましては、その状況状況に応じて大変判断が難しいというところでございまして、実際の運用としましては、災害対策本部長の指示でその辺の、どこら辺が大規模に当たるのかということは逐次判断して参集をするということでございます。  なお、地震被害につきましては震度幾つでということが決まっておりますので、自動参集という形になってございます。 328:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 329:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 すみません。しつこいようで申し訳ないです。  定義等が決まっていないということであれば、市長の決断でなるんだというふうに解釈してよろしいでしょうか。どうでしょう。 330:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 331:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 今、自動参集という形にはなっておりますけれども、その辺につきましては市長の判断で、当然参集を求めるという形になっております。  以上です。 332:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 333:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 危機管理の面からいっても、余力があったほうが間違いなくいいわけでございます。人員が足りていたから大丈夫だったということではなくて、飽くまでも人員が余っているんだというぐらいの状況をつくっていただきたいなというふうに思います。  そういった中で、当初は電話等で被災状況の把握をされていたと思いますけれども、重立った職員が動いた行動等々、分かりましたらお答えください。 334:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 335:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 災害対応につきましては、御承知のとおり災害対策本部を設置しまして、本部長、市長以下、副本部長、各対策部長が対応業務に当たっていたところでございますが、最初の初動の対応としましては、やはり避難所の開設をしなければいけませんので、避難所の配備職員がまず開設をしたと。同時に、今回断水等も、一部その段階で被害を受けたという一報も入ってまいりましたので、その後の断水対応をどうするのかということで、併せてそれらの状況、様々な市民からの、あるいは自治会長さん、自主防災組織からの問合せに対応するための電話の対応等を行ってまいったところでございます。  以上です。 336:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 337:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 余りやっていると時間が無くなっちゃいますので、(2)の地蔵堂自治会における市の災害対応について質問させていただきます。  被災した民地内での土砂の除去はなかなか、民地でございますので市役所のほうではちょっと手が出しにくいというところがあるかと思いますけれども、そういったときこそボランティアに対応してほしい事案が今回であったのかなと思います。  ボランティアに関して、防災アクションプランでは、着手及び復旧目標時間が1週間となっていますが、早目にボランティアの立上げの着手を行うことはできるのかどうか、その辺のところをお聞きします。 338:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 339:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 災害ボランティアの関係でございますけれども、一応災害対策本部のほうでボランティアの導入を決定し、その後、市と協定を結んでおります社会福祉協議会のほうにボランティアの運用をお願いしていくというような工程になってございますけれども、ボランティアを投入するに当たりましても、その被害状況とか現地の安全確認、そういうものでどの程度のボランティアが必要か、どういう物品が必要か等々、そういうものを把握するのにも大体1週間ぐらい掛かるのではないかということの想定を出した中で、そのような期間を設けてございますので、そういうものが迅速に判断ができれば、もっと早くの投入ということも考えられなくはないと思います。 340:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 341:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 内容等々は分かるんですけれども、今回地蔵堂のほうから、ほかからもボランティアの要請というのはなかったんでしょうか。どうでしょう。 342:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 343:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 14日に市長が現地を確認しまして、私をはじめ各対策部長、幹部職員も現地に入りまして状況等を確認してまいりました。その中では、自治会長さんとのお話の中では、実は雨も降り続いておりまして、二次被害のおそれ、地滑りがございましたので、そういった中では特に緊急の、ボランティアという言葉は出ませんでしたけれども、ちょっと二次被害のおそれがあるという話はしていたところでございます。 344:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 345:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 ボランティアの要請はなかったということでいいのかなと思いますけれども、調査した結果、1週間後に着手するという、災害ボランティアの対応をするということでございますけれども、私が質問しているのは、何とかこれを早めていきたいと思っておりまして、その辺の早めるということについては早められると、状況さえ分かれば早められるということでよろしいでしょうか。 346:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 347:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 先ほども答弁させていただいたとおり、現地の状況、安全確認、そういうものが全て把握できれば、早急なボランティアの投入というのも可能かとは思っております。 348:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 349:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 次に、この間、地蔵堂自治会長ともちょっとお話をさせていただきまして、道路に出た車庫の除去等対応には大変感謝をしておりました。早目の判断、早い時期に対応の判断ができるのは、ちょっと言い回しがおかしいかもしれませんけれども、感謝をしているんですけれども、現場になるべく管理職の方が早目に行っていただいて現状把握をしていただくことが、一番早目の判断基準ができるのかなと思うんですけれども、管理職の方は行っていられるということで聞いておりますけれども、最初が12日でよろしいんでしょうか。 350:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 351:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 12日の午後に土砂が崩れまして、県道78号が2箇所で通行止めになりまして、その復旧が13日ということで、職員が入ったのは13日ということでございます。 352:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 353:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 10月13日に地蔵堂の中に入られたということで、自治会長との対応は13日に行われたということでよろしいんでしょうか。 354:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 355:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 自治会長さんと接触があったかということは、すみません、ちょっと確認はしておりません。 356:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 357:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 今回の質問は地蔵堂に関連したことなんですけれども、各自治会長のほうに災害の状況の把握等々は行っていると思いますけれども、その辺はどういうふうな形で、各自治会の災害はどの程度ありましたかということをお聴きしているか。また、お聴きしていないんであれば現場のほうに行っているのか、その辺のところはいかがでしょうか。 358:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 359:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 各自治会・自主防災組織の被害状況につきましては、一律こちらから問い合わせて照会して把握しているというものではございませんで、各自治会からあるいは自主防災組織から、こういう被害があったという報告を受けている自治会もございますし、そうでない場合もございます。 360:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。
    361:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 被害の状況を把握するのに、各自治会長にお聴きするのが一番早いのかなと思いますけれども、そういったことから、これからは、災害がありましたら各自治会長と調整を取っていただければなと思います。  それでは、次の空き家対策についてお聞きします。  空き家対策について、こちらも地元自治会等との協力をお願いして、空き家バンクに入るよう勧めていくことが必要と考えていますけれども、ただ空き家バンクがあるよと、空き家対策はこういうことができるよというような取組を、ネット上でも出していることは出していますけれども、各自治会、空き家をお持ちの自治会、そういったところとの調整はやっているんでしょうか、どうでしょうか。 362:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 363:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 空き家の部分でございますが、自治会さんというよりも、民生委員さんであったりとか、先ほども御答弁させていただいたように、高齢者の方がお持ちである、御所有であるという部分がございますので、民生委員さんのほうにパンフレットを配布させていただいたりとか、あと地域包括支援センターさんであるとか、シルバー人材センターのほうにパンフレットを配布させていただいている状態でございます。  以上でございます。 364:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 365:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 空き家等対策に係る取組としては、そういうことだということは分かっているんですけれども、今後これを更に広げていかなければいけないのかなと思いますけれども、一つに、近隣の市町村等々と協力して、これがどういう形でこういったことをやっているのか、今一つかみ切れないんですけれども、先ほど市長の答弁のほうで、神奈川県の不動産協会のほうに投げているというお話でしたけれども、そういったところにもいろいろ投げることよって成約がされていくのかなと思いますけれども、近隣市町等との協力を得ながら、お互いに紹介していくというようなことのお考えはあるんでしょうか、どうでしょうか。 366:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 367:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 先ほどもお話をさせていただきましたが、神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部において、空き家バンクのポータルサイトを設置してございます。県西2市8町がそこに参画をしていまして、そこで空き家の情報を発信させていただいているという状況でございます。  以上でございます。 368:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 369:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 先ほどもちょっと言いましたけれども、ある程度、空き家ができたよどうのこうのという話というのは、自治会の方々が一番よく御承知のことかなと思います。自治会内に10軒、20軒空き家がある。市内で594軒。統計上でいくと1割近くということでうたわれていますけれども、そういったことを本当に重視してやっていっていただきたいと思いますけれども、そういった中で、やっぱり主となるのは自治会との対応だと思いますけれども、その辺について再度お願いします。 370:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 371:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 当然、自治会長さんのほうとも協力をしていただくような形は取っております。それ以外ですけれども、水道の閉栓、要するに水道を止めてしまうとか、転居してしまうとか、あと先ほどもお話をしましたけれども死亡届等が出てきてしまっているときに併せて、空き家にならないようにという啓発のパンフレットを配布させていただいている状態でございます。  以上でございます。 372:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 373:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 続きまして、(2)の空き家バンクの更なる活用についてということで質問させていただきます。  実質的に、先ほどから594軒と言っていますけれども、平成30年度末の時点で空き家軒数が何軒あるのか。また、空き家不良度ランク、A・B・C・Dございますけれども、このA・B・C・Dそれぞれ何軒ずつあるのかお聞きします。 374:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 375:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 空き家等の対策計画を策定したのは本年31年3月ということで、現在市のほうで捉えている軒数については594軒ということで、この計画に載っているのが最終版ということで把握をしてございます。  A・B・C・Dについても、この計画に載っている軒数がそのままの最終というところで、今把握をしているところでございます。 376:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 377:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 私が先ほど、成約されたのが15件と言ってしまったんですけれども、12件という答弁でございましたね。この成約した12件、これが不良度ランクA・B・C・Dそれぞれ何件ずつだったのか。その辺のところが分かりましたら教えてください。 378:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 379:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 具体的な件数については把握はしてございませんが、成約している建物若しくは宅地の状況を見ている限りでは、ランクのいいAとかBのランクだということで把握をしてございます。  以上です。 380:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 381:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 これは意外と大事なことでね、C・D、家の本体に問題があるようなお宅って意外と売買が成立できないかと思います。しかしながら、A・Bについてはある程度可能性があると考えますけれども、今の答弁でいきますと、Aが何件だったのか、Bが何件だったか分からないと。  この空き家バンクについては台帳もできているはずでございます。台帳番号も出ております。そういったことで、これが分からないということは、追い掛けた調査、不動産業者のほうに投げた後、調査をしていないということが考えられてしまうんですけれども、いかがでしょうか。 382:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 383:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 ランク別の件数については把握をしていないわけではなくて、策定計画にうたっておりますAランクについては180件、Bランクについては336件、Cランクについては48件、Dランクについては27件ということで、空き家計画の中では、これが今、先ほど言いましたように最終の市が把握している数字ということですので、まだこれからは、今後こういうふうなランクについては直接現地を見なきゃいけないところもございますけれども、今のところ現地で確認した中ではこの件数ということでは、市のほうでは捉えてございます。  以上です。 384:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 385:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 私が質問しましたのは、成立した12件、これがAランクだったのかBランクだったのか、あるいはDが成約できたのか。その辺が分からないと、今後Cランク、Dランク、これが売れる可能性があるのかどうなのかも全然分からないわけですね。そういったところの調査を必ずやっていただかなければいけないと思うんですけれども、もう一度お伺いします。 386:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 387:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 議員さんおっしゃられるように、把握をしていくように対応いたします。 388:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 389:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 じゃ、今後は台帳のほうに必ず記入ができるということでよろしいですか。 390:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 391:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 はい。 392:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 393:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 先ほども言いましたけれども、空き家の不良度ランクC・D、これ、放しにすれば10年、20年そのままたっていってしまうと、大変な問題に今後なってくるわけでございます。火災予防上も大変な問題にもなってくるわけでございます。庭先に草が生えてきて、家が崩れてきたというような状況も出てくるわけでございますけれども、この辺の不良度ランクC・Dに対しての対応を今後どうしていくか、そちらをお聞かせください。 394:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 395:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 この空き家の計画については、今年度の令和元年度から令和5年度までの計画の期間を設けてございます。この期間中に空家法の中で特定空家ということが明示されたので、市としましても、この特定空家のルール化について、この期間の中に設けていきたいなと。  特定空家というのは、このまま放置すれば倒壊しそうな建物ですが、今言われているCとかDのランクのところが、こういうところがもしかしたら、その対象のものになってくるのかなということでございますが、まだ市としてはルール化をしてございませんので、この期間中にこういうルールを設けて、そういうものに対しては対処していきたいなというふうに考えてございます。  以上です。 396:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 397:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 また考えていきたい、検討していきたいというお答えなんですけれども、その辺のところ期限付きでお答え願えますか。 398:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 399:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 考えていきたいなというわけでもなくて、この令和5年度までが計画期間ということで設けてございますので、令和5年度までにルール化をしていきたいなということでございます。  以上です。 400:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 柏木實議員。 401:◯2番〔柏木 實議員〕 ◯2番〔柏木 實議員〕 それじゃ、よろしくお願いいたします。  最後になりますけれども、空き家所有者になり得る市民への啓発、これがこれからの最大の課題であると思います。こちらについては、空き家バンクの説明会の開催だとか出前講座等を通して市民啓発、こういったことをやっていったほうがいいのかなと考えておりますけれども、市役所のほうでどのような考えを今後お持ちなのか、お考えをお伺いします。 402:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市計画課長。 403:◯都市計画課長〔高橋 章〕 ◯都市計画課長〔高橋 章〕 今議員が言われているように、一般市民でも空き家になり得る市民、そういう方もいられるということの中で、やはり今言われたように啓発活動は非常に大事なものだと思ってございます。現在も、先ほど申しました以外にも、例えば社会福祉協議会のほうでもこういう空き家の取組を周知したり、いろんなところで周知をしていきたいなということは考えてございます。  今言ったように出前のところでも構わないですし、何かいろいろな策があって、皆さんにこういうふうな空き家の取組を知ってもらうことは、今後もやっていきたいなということで思ってございますので、よろしくお願いいたします。 404:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で柏木實議員の質問を終了いたします。  ここで14時20分まで休憩といたします。                                休憩 午後 2時02分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 2時20分 405:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 田 明 美 議員 406:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、5番高田明美議員の質問を許可いたします。  高田明美議員。           (5番 高田明美議員 登壇) 407:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 5番高田明美です。議長の許可を頂きましたので、これより通告に従いまして一般質問をいたします。  先般の台風15号、19号は、県内外に豪雨や土砂、浸水などで大きな被害をもたらしました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。  さて、10月に新潟県見附市に視察に行ってまいりました。見附市では、個人が健康かつ生きがいを持ち、安全・安心に豊かな生活を営むことの状態である健幸を目指し、「スマートウェルネスみつけ」の取組を行っています。この健幸の「こう」の字は「幸」という字を使っています。  健幸づくりの4本柱として、食生活や運動、生きがい、健診を実施することで、介護認定率は全国平均、県平均よりも低い結果が出ているそうです。また、まちづくりの方向性を担保とするため健幸に関する条例を制定し、その中には、歩くことを基本としたまちづくりの基本理念を示した、見附市歩こう条例があります。平成31年4月1日から、見附市健幸ポイントプログラムとして、日々の走行や運動をすることでポイントがたまり、地域商品券などに交換できる取組を実施しています。  本市でも健康寿命の延伸のため、このような歩いて暮らせるまちづくりを全市民に推進すべきと考えます。健康づくりのためにこのような取組を導入していただきたいと考え、次の質問をいたします。  1、健康寿命の延伸について。  1)新潟県見附市では、「歩く、もらえる、若返る」をテーマとして、歩いた歩数、健康関係のイベントに参加することなどによりポイントをため、市内の商店街で使用できる商品券と交換できる見附市健幸ポイントを実施しています。本市でも導入すべきと考えるが、見解を伺います。  2)「南足柄さんぽみち(身近な健康づくりマップ)」の活用についてです。  本市のホームページに、元気サポーター広報部が平成24年3月に作成した「南足柄さんぽみち」という、身近な健康づくりマップが掲載されています。散歩やウオーキングを行うためにこのマップは有効だと思いますが、どのように活用しているのか伺います。  次に、ふるさと納税についてですが、ふるさと納税をしていただいた方が、どのような目的で使われているか知りたいのではないかと思っています。目的を持って寄附することで、更に寄附する方が増えるのではないかと思っています。  そこで質問です。2番、ふるさと納税について。  1)本市のホームページには、ふるさと納税とは、ふるさとに貢献したい、地方自治体を応援したいという皆様の気持ちを形にしようとするものと記載してあります。寄附をしていただいた方の思いを市政に反映するため、寄附金の使途の中から事業を指定していただけますとありますが、希望する使途で一番多いものは何か伺います。  2)ふるさと納税の活用として、寄附者の希望をどのように反映しているのかを伺います。  以上、登壇での質問を終わりにします。           (5番 高田明美議員 降壇) 408:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 409:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高田明美議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、健康寿命の延伸についての、健康ポイント制度の導入についての御質問でございますけれども、生活習慣病は、日常生活の中での適度な運動であるとかバランスの取れた食生活、また禁煙を実践することなどによって予防することが大切だと、そのように認識しておりますし、またそのように言われているところであります。  そうした中、適度な運動を習慣化することが重要でありますので、ウオーキングという手軽に行うことが可能な活動を、健康増進や生活習慣病予防のために推進をしているところでございます。  本市では、市民の健康増進を図る取組としまして、健康に関する活動支援を行うボランティア団体でございます元気サポーターによるウオーキングイベント等を開催しております。また、現在策定中の第五次総合計画後期基本計画においても、ウオーキングの推奨を取組の一つとしております。  御提案をいただきました健康ポイント制度については、ウオーキングを通じて、楽しみながら健康づくりを行っていただくための方法の一つとして有効であると考えますので、先進自治体を参考にしながら、導入に向けた取組を進めてまいりたいと思います。  次に、「南足柄さんぽみち」、いわゆる身近な健康づくりマップ、この活用についてでございますけれども、「南足柄さんぽみち」は、どなたでも気軽にウオーキングを行っていただくために、元気サポーターの皆さんが作成した市内の散歩コースを紹介したマップでありますけれども、このマップには、参考データとしまして、距離であるとか所要時間、またアクセス、消費カロリーなどの外にも、観光スポットや花などの見頃時期までも掲載されております。  現在は、市のホームページで公開するとともに、元気サポーターによるウオーキングイベントのコースとして活用されております。また、健康フェスタ等でも配布を行っているところであります。今後もウオーキングに関するイベント等において、この健康づくりマップの活用を図ってまいりたいと思います。
     次に、ふるさと納税についてで、ふるさと納税の使途についてでございますが、ふるさと納税の使途、使い道につきましては、ふるさと納税を開始した平成25年度から昨年の10月までは、まちづくりの分野など11種類の使途から、希望される使途を寄附者の方に選んでいただいておりました。また、昨年の11月からは、寄附金の使途をより分かりやすくするため、11種類から5種類の使途へと変更しております。  5種類の使途の内容でございますが、まず1つ目に、市にお任せ、2つに、安全で安心して健康に暮らせるまちづくりのため、3つ目に、環境と自然に配慮した魅力あるまちづくりのため、4つ目に、人と文化を育むまちづくりのため、5つ目に、活力とにぎわいに満ちたまちづくりのためとなっております。  平成30年度で希望が一番多かった使途は、使途が11種類だった4月から10月分も含めて、市にお任せが、寄附件数、寄附金額共に全体の77%を占めているところであります。  次に、ふるさと納税の活用についてで、納税の寄附者の希望をどのように反映しているのかの御質問ですが、ふるさと納税制度に基づく寄附金については、返礼品やポータルサイトの運営などに係る費用分を差し引いた上で、寄附者が指定した使途の割合に応じて配分額を決定しております。配分額は、年度末に希望使途に沿った目的の基金へ積立てを行った上で、該当事業を予算化する際に必要な額を基金から取り崩しまして、財源として有効活用することで寄附者の希望を反映させていただいているところであります。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 410:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 411:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 市長の答弁の中に、導入に向けて検討したいという形で健康ポイントのお話を頂きました。健康ポイントをとてもいい形で推進していただければといいと思いますが、近くの小田原市でも、この4月1日から健幸ポイントを導入しております。それと、神奈川県でもトクトクウォークというんですか、かながわトクトクウォークとかマイME-BYOカルテというような形でやっているようですが、どのような形で導入をしていただけるのかお伺いしたいと思います。 412:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 413:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 導入の方向でございますけれども、まずは先進的に行っております、近隣ですと小田原とか県内の自治体等の調査をいたしまして、どういうものができるのか、どういうものが効果があるのか等を検証いたしまして、今後考えながら進めていきたいというふうに考えてございます。 414:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 415:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 南足柄に合った形で、長く続けられるような導入の仕方をしていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 416:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 417:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 やはり、できるだけ長くこういう事業が続けられるようにしていきたいというふうには、もちろん考えてございますので、そのためにも、どういったものがいいのかというのは十分精査させていただきたいと考えております。 418:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 419:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 他の課でも、健康づくりという形でいろんなイベントをされておりますが、その辺の連携とか、そういうポイント共有の形では可能性があるかどうかお伺いします。 420:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 421:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ウオーキングのイベントを、健康づくり課だけでなく、例えば文化スポーツ課では金太郎ウォークなどの事業もやっております。こういうところとも、こういうイベントとも何か共存できるような形をつくっていけたらなというのは、今考えているところでございます。ただ、具体的にどういうふうになるかというのは、これからの検討になってしまいますけれども、もちろんそういうのとコラボしたような形で進めていきたいというふうには考えてございます。 422:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 423:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 是非よろしくお願いいたします。  次に、健康づくりマップの再質問をお願いします。  市のホームページの公開で、健康フェスタで配布するというようなことも言われておりましたが、先日12月1日の健康フェスタで確かに配布をしていただきました。健康フェスタに行ったときに、このようなリーフレットがありまして待ち時間に配ってくださいまして、今、市長が答弁の中で、この中にはトイレとかベンチとか駐車場、飲み物の自動販売機の位置とか距離とか、消費カロリーとか、いろいろなことが書かれていてすごくいいものができているなと思っております。このものを今後どのような形でPRして、使っていただくような形を取るのか、お願いします。 424:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 健康づくり課長。 425:◯健康づくり課長〔杉山友紀〕 ◯健康づくり課長〔杉山友紀〕 こちらのマップは、2.5キロ40分から6.9キロ110分というような形で、手軽にできるコースから健脚向けの方のコースという形で作ってございます。こちらのコース等を利用しまして、組み合わせる形でのウオーキングイベントを開催したり、先ほども申し上げましたとおり、健康フェスタ等で市民への周知という中で、まず気軽にウオーキングを楽しんでいただくという形から入っていただければという形で、今後も行っていきたいと思っております。 426:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 427:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 とてもいいマップなので、これを市内のセブン-イレブンとかコンビニとか、あと大雄山線の駅とかに置かせていただけるようなことは考えていらっしゃいますか、お願いします。 428:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 健康づくり課長。 429:◯健康づくり課長〔杉山友紀〕 ◯健康づくり課長〔杉山友紀〕 今も、こちらのほうは医療機関等には置かせていただいておりましたので、今頂いたものにつきましても、今後取り組めるかどうか行っていきたいと思っております。 430:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 431:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 私も、歩くまちづくりという形で歩いて健康、中には家の中に閉じこもっている人たちのために、外に出てウオーキングを楽しんでいただくということで、この資料とかいろんなものを民生委員さんとかにお願いして、外に出ないような方々に配布していただいて、外で元気よく歩いていただけるような対策を執っていただくことは可能でしょうか。 432:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 433:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ウオーキングは誰でも手軽にできることでございますので、民生委員さんにこういうものの存在を知っていただいて、配布することによって、手軽にウオーキングができるような環境ができればいいと思っておりますので、民生委員さんのほうにもちょっと働き掛けていきたいなというふうに思います。 434:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 435:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 是非、マップを有効に活用していただきたいと思います。  次に、ふるさと納税についての再質問をいたします。  ふるさと納税の使途はお任せが多いということですが、寄附をしていただいた方はどのようなことに使われているか知りたいのではないかと思います。ふるさと納税の使い道の実績を公表すべきと思いますが、いかがでしょうか。 436:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 437:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 ふるさと寄附の使途の公表ということでございますけれども、ふるさと寄附全体の件数と金額につきましては、直近の3年度分を市のホームページで公表しておりますけれども、議員おっしゃるとおり、使途別の実績については公表していないところでございます。  ふるさと納税の使途別の実績を公表することは、寄附をしていただいた方々への丁寧な説明にもつながると思いますので、使途別の実績については速やかに今後公表してまいりたいというふうに考えております。 438:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高田明美議員。 439:◯5番〔高田明美議員〕 ◯5番〔高田明美議員〕 よろしくお願いします。  最後の質問です。  重点プロジェクトで、「元気な市民があふれる南足柄」というものがありますね。是非、歩いて健康になるこの健康ポイントを使って、市民が元気になれるようなまちをつくっていただきたいと思います。市長を先頭に取り組んでいただけるかどうか、最後に市長の見解を伺います。 440:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 441:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 健康で長寿というのが大きなテーマだと思っておりますので、そのための取組は、今御提案があったそうした取組も含めて、全ての可能性をしっかりと模索しながら、できることはどんどんやっていくと、そういうことだと思いますので、よろしくお願いいたします。 442:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で高田明美議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 443:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 本日の一般質問は、予定者まで全部終了しましたので、これをもって散会といたします。  次の本会議は、12月4日午前9時から会議を開き、本日に引き続き一般質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 2時42分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....