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2019年9月11日(水) 令和元年第3回定例会(第4日) 名簿
2019年9月11日(水) 令和元年第3回定例会(第4日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2019-09-11
    2019年9月11日(水) 令和元年第3回定例会(第4日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長保田建一郎議員〕       開議の宣告 ◯議長〔保田建一郎議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから令和元年第3回市議会定例会第4日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり、答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの、又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いいたします。  本日は3人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 和 田 洋 一 議員 3:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 はじめに、11番和田洋一議員の質問を許可いたします。  和田洋一議員。           (11番 和田洋一議員 登壇) 4:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 おはようございます。  議長の許可を頂きましたので、一般質問をさせていただきます。  今般の台風15号の影響により、千葉県においては52万戸の停電と8万4,000戸の断水が確認され、停電の復旧は多くの場所で本日11日以降になると報道されています。また、熱中症などによる高齢者の死亡も確認され、農業施設、農産物の多大な被害も発生しています。  本市においても、市内の一部が広域的に16時間の停電となり、生活に支障が生じました。その他、重大な被害は速やかな行政の対応により、最小限の被害にとどまったことは敬意を表します。  しかしながら、台風においては、ある程度進路などを予測できる、安全の確保はできるが、地震の予知、すなわち、いつ、どこで、どのぐらいの規模で発生するのかは、現在の科学では不可能であると報道されています。本市においては十分な備えができているのか、不安がよぎるところであります。  質問に入ります。  南足柄市第五次総合計画の施策の大綱(めざす姿)について。  (1)安全で安心して健康で暮らせるまちについて。  ア、防災、消防体制の充実について。  想定される被害に対して、被害を最小限に抑えるための備えができていますとあるが、次に掲げる3点について伺いたい。  1)先般、平成29年第4回定例会の一般質問では、災害時のペット、避難所への飼い主との同行避難を基本とするとの答弁であったが、同行避難後の対応について伺いたい。  2)本市では、大正型関東地震における避難者数が2万7,150人と想定されているが、食料の備蓄について、どのように取り組んでいるのか伺いたい。  3)食料確保のため販売業者と協定を結んでいるが、平時の際にそれらの販売業者とどのような連携を図っているのか伺いたい。  (2)環境と自然に配慮した魅力あるまちについて。  ア、道路網の整備と公共交通の確保について。  計画的な道路整備と公共交通の利便性の確保により、市民が安全で円滑に市内を移動していますとあるが、次に掲げる3点について伺いたい。  1)市道の老朽化対策の今後の取組について伺いたい。  2)市道歩行者安全確保の取組について伺いたい。  3)公共交通の確保にはその利用促進が不可欠と考えるが、事業者に対して、どのような働き掛けをしているのか伺いたい。  登壇での質問は以上になります。明確な御答弁をよろしくお願いいたします。           (11番 和田洋一議員 降壇) 5:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、和田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、南足柄市第五次総合計画の施策の大綱についてで、安全で安心して健康で暮らせるまちについての防災、消防体制の充実についての中で、災害時のペットの同行避難後の対応についてでございますけれども、環境省の示す人とペットの災害対策ガイドラインでは、飼い主とペットが一緒に避難するいわゆる同行避難を推進することとしております。本市でもこのガイドラインに沿った対応を行うこととしています。  現在、本市の避難所運営マニュアルには、ペットの避難、受入れ等に関する項目がありまして、屋外で飼育可能なペットは、原則屋外にスペースを確保して、つなぎとめるなどしまして、飼い主に責任を持って飼育していただくことになっております。屋外で飼育困難なペットについては、ケージなどに入れて、飼い主が責任を持って管理をし、他の避難者の避難スペースと分離することとしています。  避難所におけるペットの受入れについては、ペットに対する飼い主の自覚や責任が重要であると考えます。したがって、ふだんからケージに慣らしたり、あるいは予防接種による健康管理を行うなどの対策事項を取りまとめた散らしを配布するなどしまして、引き続き啓発に取り組んでまいります。  次に、本市では、大正型関東地震における避難者数が2万7,150人と想定しているが、食料の備蓄についてどのように取り組んでいるのかという御質問でございますが、市では、非常用食料としまして、レトルト食品やサバイバルフーズなど、合計で2万6,656食を12箇所の指定避難所、そして市役所の倉庫等に分散して備蓄をしております。そのほかに、帰宅困難者一時滞在施設であります女性センターには、固形食料を300食備蓄しております。今後、賞味期限切れとなる非常用食料につきましては、計画的に補充に努めてまいりたいと思います。  また、市民の皆様に対しましては、平時から備蓄食料等を備えるなど、自助による食料の確保を呼び掛けております。  なお、災害が発生したときには、災害時における協力協定等を締結しています関係機関に対しても、食料供給の要請を行い、災害時の需要に見合った量の食料を確保するよう努めてまいります。  次に、本市では食料確保のため販売業者等と協定を結んでいるけれども、平時の際に、これらの販売業者等とどのような連携を図っているのかについての御質問ですが、本市では現在、トータルで63の機関と災害時における協力協定等を締結しております。そのうち、食料や生活必需物資、そして飲料水等の供給に関する協定は11件となっております。災害時における協定の有効性につきましては、これまでも定期的にそれぞれの協定の担当となっている各課等を通じまして、協定先と連絡を取り、協定内容等の再確認を行い、そして、災害時に迅速な対応を取ることができる体制づくりを図っているところであります。  今後も、協定締結先との平時の連携を密にすることが極めて重要であります。そうした連携を密にすることによって、災害時における必要な食数が確保できるように努めてまいる考えであります。  次に、環境と自然に配慮した魅力あるまちについての道路網の整備と公共交通の確保についてで、まず市道の老朽化対策の今後の取組についての御質問ですが、市道として管理している道路の総延長は約160キロメートルであります。その多くの道路については、経年による舗装の劣化であるとか、損傷が進行している状況があります。現在は経年劣化により舗装が傷んだ部分を随時補修をしております。  今後の老朽化対策については、効率的に計画的に実施するため、舗装の長寿命化と維持管理コストを縮減させることを目的とした舗装維持管理計画を策定しまして、計画的に舗装の修繕を実施したいと思っております。  次に、市道における歩行者の安全確保の取組についてでございますが、歩行者の安全確保については、道路の新設、改良時において、歩道を設置することで対応を図っているところです。歩道の無い市道については、車道との区別を明確にするグリーンベルトを設置するなど、道路の幅員などの状況や、あるいは自治会等の要望に応じて、歩行者の安全確保を図っているところでございます。  次に、公共交通の確保には、その利用促進が不可欠であると考えるけれども、事業者に対して、市としてどのような働き掛けをしているのかという御質問でございますが、公共交通の確保については、市にとっても実に重要な課題の一つであると認識しております。交通事業者、特に伊豆箱根鉄道株式会社とは、利用者の安全を確保するために常に連携を取っております。  また、通勤、通学、買い物等以外の利用者を増加させる目的で、同社が主催をしているイベントやツアーなどを後援をさせていただき、また広報するなど、相互の協力の下、大雄山線の利用促進に取り組んでおります。  さらに、公共交通を確保していくためには、安全で快適な交通手段であることが求められますので、交通事業者には神奈川県鉄道輸送力増強促進協議会を通じまして、駅舎のバリアフリー化などの要望活動も行っているところであります。  このような働き掛けや協力を通しまして、引き続き良好な関係の下、公共交通の充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 8:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 それでは、随時再質問をさせていただきます。  ペットは飼い主と分離するというところでありましたが、避難所におけるペットの飼育所はどのような場所を想定しておられますか。 9:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 10:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 ペットの避難の場所ということでございますけれども、先ほど市長が御答弁したとおり、ペットの飼育場所につきましては、その避難所の屋外と屋内の両方を想定する必要がございます。  環境省のガイドラインによりますと、まず屋外の場合につきましては、可能な限り屋根のある渡り廊下ですとか非常階段の下、それが不可能であれば、そのグラウンドの体育器具ですとか、樹木などに係留することが例として挙げられております。  また、屋内の場合においても、避難者のスペースとは分離する必要、これはアレルギーですとか、ペットが怖いとか、そういったいろんな問題がありますので、避難者のスペースとは分離する必要がありますので、倉庫あるいは昇降口ですとか、廊下などが屋内の場合は適切であるというふうにされております。  いずれにしても、その指定避難所の構造ですとか、実際の災害規模による避難者数などによって、様々なケースが想定されますので、ペットの避難所での飼育については、避難所を運営していく上でのルールとして、避難時の状況に応じて適切な場所を定めるのが望ましいというふうに考えております。  以上でございます。 11:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 12:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 前回、平成29年第4回の質問から1年9箇月がたちまして、大分環境省ガイドラインも前回の答弁から比べると現実的になったようですが、本市において、12箇所の指定避難所、条件がそれぞれ異なると思うんですけれども、2万7,150人が避難するということでありますが、単純計算でいくと1箇所が2,262人の避難者数があると、飽くまでも単純計算なんですが。そのような中で、ペットが屋内に、本市において、避難、そして飼育するということはちょっと不可能じゃないかというような感じがします。その2,262人も受入れができるかどうかというのはちょっと疑問なんですけれども、今回、そのことについては通告もしていませんので御回答は結構なんですけれども、いずれにしろ、屋根のあるところの飼育はちょっと不可能であるように私は感じるんですけれども、本市ではどのような対応を考えていられるか、その点だけもう一つお願いします。 13:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 14:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 議員おっしゃるとおり、環境省のガイドラインにつきましては、前回質問のあったときから熊本地震がございまして、そのときに熊本地震ではペットの同行避難、あるいは避難所でのペットの飼育の仕方で大分混乱が生じたようでございまして、それを受けまして、新しく平成30年3月に新たな人とペットの災害対策ガイドラインが策定されたということで、同行避難の在り方については大分整理をされてきたということでございますが、そんな中で、議員おっしゃる関東大震災級の2万7,150人、指定避難所1箇所当たり2,262人、こうした避難者が実際にあった場合には、その中でペットを連れて同行避難する方がどれだけいらっしゃるか分かりませんが、かなりの数になるというふうに想定されておりまして、現段階では、指定避難所ごと避難所運営協議会を設けまして、その避難所運営ルールといいますか、そういったことを実際に避難される方、役員の方ですとか、そういった方でルールを決めるということになっておりますので、うちのほうの避難所運営マニュアルとかでも例を示しておりますので、実際に被害の規模ですとか、そういったことに、同行避難するペットの数ですとか、そういったことに応じて、避難所ごとに対応するということとなってございます。  以上です。 15:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 16:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  この件に関しては、以前も個人的に聞いたような気がするんですけれども、屋根の無いところで放置するわけにいきませんので、テントとか、また所有者が持参するとか。民間支援という話も以前させてもらったような記憶があるんですけれども、NPO法人など、ネットワーク、その辺との連携そういうことは、市長がそういうのはお得意かと思うんですけれども、顔の広いところで、いかがですか。 17:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 18:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 ペットを守る、命を守るということを趣旨としまして、NPO法人防災総合ペット育成協会というものが発足しているというふうに伺っております。そうした実際にペットの命を守るといいますか、避難所で、被災者とともに災害を乗り越えるということの中では、そういったNPO法人等との連携というものも非常に大切だと考えておりますので、実際にあった場合には、そういったNPO団体、そういったところとの連携で対処してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 19:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 20:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 このNPO法人も御存じのとおり全国ネットでございますので、餌から、いろんな災害時に必要な機材を全国から支援するようなシステムもできつつあるということですので、活用していただければいいかと思います。  次の質問に入らせていただきます。  想定の最大避難者数2万7,150人に対して、単純な質問なんですけれども、食料は足りていると考えていられますかね、伺います。 21:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 22:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 大正型の関東地震の想定の避難者数が2万7,150人ということで、食料の関係なんですけれども、大正型の2万7,150人という、その避難者数が、例えば3日分の食料を計算しますと、24万食を超える食数になるということですので、市長答弁で申し上げましたとおり、現在の備蓄食料2万6,000余ということですので、ちょっとその大正型の避難者数ですと、今の備蓄でもはるかに及ばないというのが実情でございますが、本市では、現在、食料の供給については、生活物資ですとか、飲料水を加えますと、市長が申し上げましたとおり11の協定ということになりますが、食料の供給につきましては8つの関係機関と協力協定を締結しておりまして、災害時には平時の連携によって速やかにそういった食料確保も行えるような体制を取っているところでございます。  また、市民の皆様には、御家庭において最低3日分、できれば1週間分の食料確保の呼び掛けも行っておりますので、引き続き自助による食料を備えていただくよう、今後も周知、啓発に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 23:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 24:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 今の御答弁で、市民に対して最低3日分、可能な限り1週間分の食料確保の呼び掛けを行っているということですが、どのような方法で周知しているのか伺います。 25:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 26:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 市民への備蓄の呼び掛けの方法ということでございますけれども、まず、防災ハザードマップを各地区版と全地区版と2回に分けて配布しておるところでございますけれども、そういった中で最低限3日分、可能な限り1週間分ということで、非常用持ち出し品、あるいは備蓄品を準備ということで啓発をしております。また、ホームページ上でもそういった呼び掛けもしてございます。  また、このほかにも自治会における防災講演会などで職員が呼ばれた際には、職員のほうから可能な限りそういった機会に啓発するような努力もしてございます。  いずれにいたしましても、今後も会議とか講演の機会を捉えて、また、必要があればそういった様々な手段を通じて、積極的に最低3日分、可能な限り1週間分の食料を確保してくださいという呼び掛けはしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 27:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 28:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 本市で推奨しています最低3日分、可能な限り1週間分の食料の確保、この根拠というのはどういう根拠なんですかね、伺います。 29:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 防災安全課長。 30:◯防災安全課長〔井上美宣〕 ◯防災安全課長〔井上美宣〕 今、御質問の備蓄食料、最低3日分、可能な限り1週間分ということですけれども、こちらにつきましては、地域防災計画の上位計画に当たります国の防災基本計画に、住民に対する普及啓発事項として定められております。今、修正中の地域防災計画、こちらのほうにも位置付けてまいります。  以上でございます。 31:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 32:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  ちなみに、我が家では1人10日分ぐらい備蓄しておりまして、家族には防災おたくとか最近言われちゃっていまして、ありがとうございました。  食料や生活必需物資、飲料水の供給に関する協定は11件ということですが、特に食料や生活物資は、具体的な品目をふだん把握しているのか伺います。 33:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 34:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 食料の協定の関係の具体的な品目をということでございますけれども、災害時における協力協定等は、災害時において市からの要請により協定締結先の企業ですとか店舗などからの供給を受けるというものでございまして、大半は品目は明らかになっているというところでございますが、中には具体的な品目まで定めていない協定もございます。  今後、協定先と連絡を密にして、可能な限り品目等については明らかにしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 35:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 36:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 相手が業者さんということですから、そのときの在庫とかによってもいろいろ変わってくるかと思うんですけれども、これは大事なことなので、是非よろしくお願いしたいと思います。  近年、市内に大手の店舗が開店していると思いますが、そことの協定というのは現在どうなっていますかね。伺います。 37:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 防災安全課長。 38:◯防災安全課長〔井上美宣〕 ◯防災安全課長〔井上美宣〕 ただいまお尋ねがありました大きな企業ということで、スーパーマーケットとかドラッグストア、こういったことだと思うんですけれども、そういった中で、生活必需品等の調達に関する協定というのは、市内で大規模な災害が発生した際に、食料品や飲料水、医薬品などの物資の供給を迅速に行う効果が期待できるということで、幾つか、先ほど議員さんおっしゃいましたように協定を締結しております。
     今後も、そういった協定の締結に向けた準備は進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 39:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 40:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 今のお話の中でちょっとまとめさせていただきますと、まずは自助、これは呼び掛けていくと、それで協定している業者があると、そして備蓄もあるということなんですけれども、備蓄のこの食料が私は感覚として少し少ないような気がするんです。今日は食料に関しての質問になりますが、地震の発生が真夏なのか、真冬なのか、様々な条件を想定して準備が必要と思うんですけれども、市長、道の駅防災倉庫、予定されていますので、この辺も含めて、市長のお考えを最後に、この質問に対しての最後になりますけれども、伺いたいと思います。 41:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 42:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 様々な手段を講じて、一定の必要な備蓄をするべきだろうというのが和田議員の趣旨だと、そういうふうに思っておりますけれども、道の駅にも防災の拠点ということで、そうした対応をもちろんいたしますし、地震等の災害がどういう季節に発生するかということも、今、おっしゃられました。正に非常に大きな視点だとも思っておりますが、現状の備蓄の量が十分かというと、なかなかそうとも言えないところがありますし、県西部の地震における想定避難者数が2,190人と一応想定しておりますので、その3日分あるいは7日分というようなことを思いますと十分ではございませんので、賞味期限が近くなったそうした備蓄食料等についての買い替え、更新時に、やはりある程度数量を増やしながら、やっぱり拡充していかなきゃいけないと思っております。  特に、私自身がいつも心配しているのは、1611年だったでしょうか、17世紀の初頭に東日本大震災と同じような大地震が起きて、伊達藩、壊滅的な被害があって、その後、熊本の八代と熊本で相次いで大地震が、全く同じような、今、動きになって、その後、寛永の小田原大地震が発生しているという17世紀初頭の一つの歴史の類似性を非常に危惧しているところがありますので、そうしたことを念頭に置いて、備蓄についてもやはり拡充をしていく、そういう考えでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 43:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 44:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 今、市長に最後って言っちゃったんですけれども、自助のところですね、3日分の食料とか、そういうところをハザードマップとか広報とかで呼び掛けていますけれども、この意識確認、市民がどう考えているか。一方通行で一生懸命やっているわけですけれどもね。この辺は何らかのタイミングで、これだけをアンケートを取るとかいうのは、ちょっとお金も掛かることですから何とも言えないところですけれども、どこかのタイミングで、どれだけの意識を持っていられるかというのも調査するというのも必要じゃないかと思うんですけれども、市長、いかがですかね。 45:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 46:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 確認といいますか、そういったどこまで浸透しているかという、ピンポイントでそれだけをというアンケート調査はちょっと難しいかなというふうに思いますけれども、例えば市民満足度調査というものも定期的にやっておりますので、そういった項目、防災の項目もございますので、そういったところで工夫して、そういったのが確認できればというふうには考えてございます。  以上です。 47:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 48:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 じゃ、次の(2)のほうに質問に入らせていただきます。  市道の老朽化のこの計画、舗装維持管理計画、今まで道路の保全、計画というのは、私は聞いたことがないんですけれども、これは初めて計画されるんですか、こういう計画は。 49:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 50:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 市道の管理につきましては160キロありますということで、今まで傷んだところをそのまま事後保全というか、そのまま保全をしている状態でございました。それを老朽化する前に保全をしていこうという考えの下で、今年度、舗装維持管理計画というのを策定する予定でございます。これに基づきまして、来年度以降、順次舗装を、悪いところから順次直していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 51:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 52:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 道路も構造物ですから、耐用年数とか使う頻度とか、構造によっても違うでしょうし、地盤、使用頻度というんですかね、車の数とか、通る車の大きさとか、いろいろあるでしょうけれども、こうやって長いスパンで償却みたいな、減価で、この道路はこれだけの年数の中で、細かにこの時期はこういうような舗装をしていくというような、そういう細かな計画なんですかね。 53:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 54:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 議員さんおっしゃるとおり、そうでございます。今、考えている部分の中でいきますと、傷んでから直すではなくて、傷む前にできるだけ直すような形をしていけば、舗装が長く使えるというような考え方の下で、計画を考えております。  以上でございます。 55:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 56:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 この160キロというのは、全てが対象になるんですか。 57:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 58:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 計画については、市道全部を計画の対象としては見ていく予定ではございますが、やはりその中にも交通量が多かったりとか、主要路線であったりとかという部分がございますので、その中でやはりどうしても交通量が多い、使用量が多いというところをまず優先的に対応していくという形になると思います。  以上でございます。 59:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 60:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 まだこれからの計画なので、細かいところを聞くのも恐縮なんですけれども、そういう計画が当然発生すると、財源ということも出てくると思うんですよね。その辺の計画、財源的なところも盛り込むということですか。 61:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 62:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 当然、財源が関わってくる部分がございます。この計画を作って、当然、社会資本整備総合交付金をもらうような形、国の補助金等もらうような形を含めて整備をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 63:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 64:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。私もずっと気になっていたので、是非お願いしたいと思います。  あと1点……すみません、いいです。後でまた質問します、思い出したら。  次に、市道歩行者安全確保の取組についてということですけれども、この歩道の定義というんですかね、そういうものを伺いたいと思います。 65:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市整備課長。 66:◯都市整備課長〔石渡 洋〕 ◯都市整備課長〔石渡 洋〕 歩道の定義ということなんですけれども、当然、道路でいきますと、歩車道境界ブロックといいまして、歩道と車道を分けるブロックがございます。そこから民地側というんですかね、境界側にかけての幅員の部分が歩道という形になります。  以上です。 67:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 68:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 歩くスペースがなくちゃいけないですけれども、その数字というんですか、距離というんですか、幅というんですか、それって大体決まっているものなんですかね、歩道という定義からすれば。 69:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市整備課長。 70:◯都市整備課長〔石渡 洋〕 ◯都市整備課長〔石渡 洋〕 幅員という意味でよろしいかと思うんですけれども、歩道の最低の幅員というのは基本的には道路構造令という基準のものがあるんですが、2メーター以上が基本的に必要というふうに言われております。  以上です。 71:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 72:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ちょっと伺いたいんですが、今日は市道ということですけれども、県道74号線の飯沢の信号から沼田にかけて、市長も金太郎まつりなんかでも特に、金太郎まつりに限らず地元ですから、歩かれたことあると思いますけれども、あれが非常に歩行者にとって危険極まりないと。今言われた2メーターあれば、当然行き来もできますし、今日の質問とはちょっと趣旨が違いますけれども、人が行き交うことによって、ここで経済というんですかね、お金が回るということも想定されます。  この県道74号線の歩道を広げるというのは非常に難しいと思いますが、お住まいの方もいられると思いますのでね。それに代わる歩道、人が歩けるような道路。昔、遊歩道とかいう計画もあったようですが、そういうお考えは市長のほうはございませんかね。 73:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 74:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 県道74号線につきましては、県道の部分になるんですけれども、その部分については、市としては拡幅という部分の中では要望はしている状態ではございます。 75:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 76:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 拡幅要望というのは、今初めて聞いたんですけれども、なかなか努力しない限り、何でも実行はできませんので、それは今日のところはいろいろお金も掛かることですし。  しかし、市長、やっぱり掛けるところにお金を掛けないと、先ほど部長の答弁もありましたけれども、ふだんの保全とかをやっていかないと、公共施設もそうですけれども、いきなり駄目になったときにはもっとお金が掛かってしまうので、その辺は計画的にやるべきと考えますけれども、特に道路に関してはですね。市長のお考えはいかがですか、一言。 77:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 78:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 確かに生活関連道路を中心にしながら、やはり日常の生活の上で大変に重要な、そうした道路でございますので、確かにもう経年劣化があちらこちらにございますので、いろんな意味でインフラそのものが、道路も含めたインフラそのものがそうした状況下にございますので、やはり市内一円の費用のそうした予算も少し拡充しながら、自治会からの要望等々もいろいろございます。正に身近なところからそうした改善の要望も上がっている状況もございますので、一つ一つ、今、議員のおっしゃられたような観点で、やっぱりできるだけ早目の対策を講じることが大事だと思っておりますので、そんな考え方の下にやはり対応しなければいかんなというようなことで、都市部長にもいろいろと指示をしているところであります。 79:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 80:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 高齢化社会の中で、高齢者は車に乗っては駄目、じゃ、公共手段を使うと言っても、後で質問させていただきますけれども、なかなか現在の南足柄においては、公共交通手段が必要なところに通っていないというところがありますので、是非市民の安全と安心をというところで進めていただきたいと思います。  次に、公共交通の確保についてですけれども、企業誘致とか一生懸命やっておられますけれども、それはそれで置いておいて、南足柄に住んで通学する、南足柄に住んでいて通勤すると、そのアクセス、もう少し時短、短い時間で都心へ通えるというところができれば、今まで住んでいる若者が都心に勤めることになっても通える、通って市民として残れるという、そういう考えを私、持っているんですけれども、小田急線、特に開成駅は急行が止まることになりましたけれども、アクセスですね。これ、どう考えておられますか。和田河原の行き方とか。市長、いかがですかね。 81:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 82:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 確かに小田急線開成駅から市民の方が乗車する方というのが多いというふうには聞いております。現在でもバス路線としてはございますので、利用者が増えれば、その路線数を増やしていくといった方向で要望等をしていきたいというふうには思っております。 83:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 84:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 バスもいいんですけれども、バスというのはやっぱり高齢者にとって、又はふだん、毎日通勤する人にとって、ちょっと乗りにくい部分もあるので、無いよりはあればいいんですけれども、モノレールとか、笑われちゃうんですけれどもね。でも、これは冗談じゃなくて、こういう構想って、10年後、20年後、ああ、あんなときもあったんだということがあるので、そのとき馬鹿にされた人が、ああ、そうだったんだなということもありますので。  それにはやっぱり卵が先か鶏が先かですけれども、利用者が多くなければいけない。それには住んでもらう、定住人口も増やさなくちゃいけない、また、交流人口も増やさなくちゃいけないというところで、交流人口なんですけれども、先ほども御答弁ありましたけれども、特に大雄山線、いろんなイベントを市でも、部長自ら中心になってやっていただいて非常に有り難いんですけれども、私も時々お手伝いさせていただいているんですけれども、こういう交流人口を増やすためのというか、交通手段を事業者にどうしてもお願いする、働き掛けるということになりますと、じゃ、市は何かやってくれということになると思うんですけれども、何か今までやっていないことで、具体的に要求されているようなこと、業者さんというか事業者から、ございますかね。 85:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 86:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現在、やはり観光客さんを増やしていくことが、大雄山線の利用者を増やしていくことに有効だというふうに事業者の方も考えていらっしゃいます。駅前のイベント等も協働してやっておりますけれども、一番はやはり大雄山線自体がそもそも大雄山最乗寺の参拝者の方のために敷設をしたといった歴史もございまして、大雄山最乗寺の参拝者を増やす、大雄山最乗寺を中心に、あの地域、大雄町の地域の活性化といったところに事業者さんも関心を持っておられます。事業者さん自ら最乗寺と一緒にパワースポット化をしたりとか、そういった努力もされております。そういった意味では、市もあの地域の観光振興といったところで、一緒にできるのではないかというふうに思っています。 87:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 88:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 あと1つ、いつの間にか消えてしまいました新駅、大雄山線の新駅。栢山駅と結びますと、和田河原駅と開成駅よりも、予定されている新駅と栢山駅のほうが近いと。具体的に申し上げると、塚原駅から関本のほうに来るには橋を渡ってくると。この橋というのが非常に抵抗があると感じるんです。できましたら、私の考えですけれども、新駅をつくって、栢山とのアクセスもまた考えながらやっていくことが、定住人口を増やす大きな原動力となると考えますが、市長、いかがですか。 89:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 90:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほどモノレールというお話がありましたけれども、私は、実は、新百合ヶ丘から唐木田線で多摩センターから、あそこから中央線のほうに向かって、終点が何とか上水というところへずっとモノレールがあるんですね。私、数回乗ったことがあるんですが、とても利便性が良くて、今の道路の上にそういう敷設もできる。小田急との結節をやはり考えるということは、極めて重要。これはもう先人、先輩もいろんなことを考えて来られましたけれども、そのときに拠点になる企業の集積があったり、例えば道の駅とか、あるいはビール会社とか、あるいはこの関本、それから大雄山最乗寺というところまではどうか分かりませんけれども、いずれにしても大雄山線といろんな拠点を動いて、柔軟に高架で鉄道ができると、交通の渋滞という新たな問題を引き起こすこともなく、上を通っていくわけなんで、一つの構想としては非常に個人的には、まだ別にそれを何にしようというよりも、そうしたいろんな魅力のある拠点が、栢山なり、開成駅なり、新松田なり、あるいは山北も含めて、いろいろと出てきたときに、浮かんでくる構想としては、私は実際に多摩センターから時々ですけれども、利用することがあるんですけれども、非常に交通手段というのはいいかなと。途中には中央大学だとか、いろいろ大学もあったり、多摩動物園があったり、いろんなところがあるんですけれども、非常に一つの考え方としてはいい。ただ、そうしたものが利用して、利用者が増えていく、そして、そこをそうした交通機関が回遊性を持てるような経路をつくることによって人が集まるというような、そうした相乗効果がうまく回っていくとおもしろいかなとは思っていますけれども。  でも、だから、そういう地域づくりを広域的にしていくと、新たな交通機関というものがまた生まれてくるかなとは思っておりますので、今、御提案されたことも、非常に将来に向けてはいろいろと展望が開ける、また開けるような拠点づくりを集積させていくことが大事かなと、そんなふうに思っています。 91:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 92:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ここで答弁されたからといって、あのとき言ったじゃないかとかは申し上げませんけれども、御理解を頂いて有り難いと思います。  今、モノレールという話が出ましたけれども、観光の一つの資源としても、開成駅から和田河原にとどまらず、またそれを経由して怒田の尾根とかを、また千津島、田園地帯を通って、御殿場線の山北駅まで到達するようなことがもしできれば、南足柄も観光にも定住人口の促進にも寄与するのではないかと私は考えています。  あと1点、これもまた笑われちゃうかもしれないですけれども、大雄山線ももう少し、単線ですから、なかなか難しいかと思いますけれども、急行とか準急行みたいのができれば、例えば2階建てにするとか、急行が上を走って、鈍行で今までの路線が下を走るとか、そういういろんな構想もあると思います。それにはやっぱり事業者ですので、採算性ということがあると思いますので、その採算を取れるような施策をみんなで考えていかなければいけないなと思います。  一言、最後になりますけれども、市長のほうからその辺のお話を。 93:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 94:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 伊豆箱根鉄道の社長さんとは事あるごとに、時あるごとに、緊密に連携をしています。私も大場の本社にもたびたび訪れますし、また、こちらで大雄山駅周辺で、またいろいろなイベントがあるときにも、御都合がつくときには社長もお見えになりますから、そういったときにも緊密に話をしていますけれども。  今、こうしたモータリゼーションの時代の中で、ローカルの鉄道である大雄山線は、数年前のお話では、対前年度比で利用者が増えているという、非常にレアケースであるというようなことが、それはもうお互いに素晴らしいことですねと。ですから、もっと、今、約90数万人の方がいろいろな形で来訪されているのをやはりいろんな形で、もっとそうした公共交通をお使いいただいて、100万人を、あるいは150万人をというような形になっていくといいと思いますし、あるいは、沿線のみならず、この地域全体のエリアが人が訪れてくださるような、企業も集積するような、そうしたことによってお互いに役割を果たしていきましょう。ですから、大雄山線についても、また是非三島から修善寺へ通っている鉄道もいろんな工夫をされていますので、是非大雄山線もいろんな工夫はしていきたいと、そんなふうなお話も賜っていますので、そんなことでこれからも緊密な連携を図っていきたいと思っています。 95:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で和田洋一議員の質問を終了いたします。  ここで10時15分まで休憩といたします。                                休憩 午前 9時57分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時15分 96:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 臼 井 忠 欣 議員 97:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、7番臼井忠欣議員の質問を許可いたします。  臼井忠欣議員。           (7番 臼井忠欣議員 登壇) 98:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 おはようございます。7番、臼井忠欣です。  東日本大震災から8年6箇月、熊本地震から3年5箇月、そして西日本豪雨、北海道胆振東部地震から1年になります。その間にも、日本各地で地震が頻発し、風水害も激甚化する中、自然災害は、命と生活の安全保障への脅威となっております。だからこそ、南足柄市からは災害や事故による犠牲者を一人も出さないためにも、市民の皆様の生活の安全・安心に重点を置き、防災、福祉、教育を市政の最重要課題に位置付け、市民の生命、財産と生活が守られるよう念願いたします。  それでは、以下通告に従い、質問いたします。  1、学校における働き方改革に関する取組について。
     子供は地域の宝であり、将来の南足柄市を担う存在です。南足柄市の子供たちが、一人も漏れなく健やかに育ち、立派な人材となるよう願ってやみません。  教育の充実については、同僚議員から様々質問が行われました。その中で教育長は、先生たちがまず元気でなければ教育はうまくはいかないと答弁する場面がありました。また、中央教育審議会の答申には、子供のためであれば、どんな長時間勤務もよしとするという働き方は、教師という職の崇高な使命感から生まれるものであるが、その中で教師が疲弊していくのであれば、それは子供のためにはならないのである。教師のこれまでの働き方を見直し、教師が日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高め、子供たちに対し、効果的な教育活動を行うことができるようになるという、今回の働き方改革の目指す理念を関係者全員が共有しながら、それぞれがそれぞれの立場でできる取組を直ちに実行することを強く期待する、とありました。  そこで、中央教育審議会から平成31年1月25日に出された、新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策についての答申を踏まえ、文部科学省から同年3月18日に、学校における働き方改革に関する取組の徹底についての通知が出されました。これを受けて、本市は具体的にどのような取組を行っているのか及び今後の取組についての考えを伺います。  2、合併処理浄化槽について。  浄化槽は、住宅などの建物ごとに設置される民間主体の汚水処理施設で、し尿のみを処理する旧式の単独処理浄化槽と、し尿及び生活排水をまとめて処理する、より環境に優しい合併処理浄化槽があります。  本年6月に、浄化槽法の一部を改正する法律が公布されましたが、これに伴う単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を促すための取組について伺います。  3、防災政策について。  私は、これまでも本市の防災政策について質問してまいりました。これもひとえに、我が地域、我が南足柄市からは、災害による犠牲者を一人も出したくないとの思いからです。  今回は、以下の2項目について質問します。  (1)地域防災計画の修正について。  地域防災計画の修正作業の進捗状況及び今後のスケジュールについて伺います。  (2)地域防災力の強化について。  市内の各地域の防災力を強化するために、南足柄みらい創りカレッジにおいて行われている地域防災の先進的取組をどのように展開していくのか伺います。  以上で壇上での質問を終わります。           (7番 臼井忠欣議員 降壇) 99:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 100:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、臼井議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、学校における働き方改革に関する取組についての御質問でございますが、これは教育長が答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、合併処理浄化槽についてでございますが、本市の生活排水処理基本計画では、おおむね市街化区域を対象に設定をしました下水道事業計画区域の生活排水処理は、公共下水道で処理をし、下水道事業計画区域外の生活排水処理は、合併処理浄化槽で処理することを基本方針としております。この基本方針を踏まえまして、おおむね市街化調整区域を対象に、単独浄化槽やくみ取り便槽から合併処理浄化槽への転換を促すため、個人負担を軽減するための補助金を交付しているところであります。  御質問の浄化槽法の一部を改正する法律は令和元年6月19日に公布され、公布日から1年以内に政令で定める日から施行されます。改正の内容としましては、市町村は浄化槽による汚水の適正な処理を特に促進する必要があると認められる区域を、浄化槽処理促進区域として指定できるとしております。市町村は、浄化槽処理促進区域内に建物所有者の同意を得て、設置計画を作成して、市町村が管理する公共浄化槽を設置することができるようになります。  改正に伴いまして、神奈川県から7月4日付けの書面で、運用について検討中で、随時情報提供を行う旨の通知がございました。今後公布される省令や、県からの運用に関する情報を受けて、なお調査研究を行ってまいりたいと思っております。  次に、防災政策についてで、地域防災計画の修正について、その進捗状況、そして今後のスケジュールについての御質問ですが、本市の地域防災計画の修正につきましては、現在、計画の素案を作成しております。修正の内容につきましては、派遣職員や支援物資などを効率的に受け入れる体制の構築、また避難所及び要配慮者への対応、また災害廃棄物処理計画などがありますので、関係機関との調整を行いながら、今後も修正作業を進めていく考えであります。  また、今後の改定スケジュールについては、令和2年4月1日の施行を予定しておりますので、令和元年、今年の10月に市の防災会議を開催し、その後、神奈川県をはじめとする関係機関への意見照会などを経て、令和2年2月には、パブリックコメントにおいて、広く市民の皆様の御意見を伺い、これを反映した上で、令和2年3月に再度防災会議を開催し、最終的に決定する予定でございます。  次に、地域防災力の強化についてでありますが、本市では、平成29年度から、南足柄みらい創りカレッジと官民連携による広域防災研究会を毎年11月に開催しております。  広域防災研究会では、市内の自治会長や自主防災リーダーの方々の参加もございますことから、本研究会で得られた知識や体験等を各地域へ持ち帰って、地域防災の意識向上に寄与しているものと考えております。また、南足柄みらい創りカレッジが企画するワークショップなどの手法を参考にしながら、本市においても自主防災リーダー会議や、避難所運営協議会の設立に向けた準備会の中で、災害図上訓練DIGや避難所運営ゲームHUGなどを実施しているところであります。  今後も、南足柄みらい創りカレッジと連携を図りまして、その先進的な手法などを自主防災リーダー会議等の、そうした機会に取り入れていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 101:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 102:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 学校における働き方改革に関する取組について、国からの答申、あるいは通知を受けて、本市では具体的にどのような取組を行って、今後どのように行っていくのかというお尋ねでございます。  教職員が疲弊をすることなく、児童・生徒に対して効果的な教育活動を行うことができるよう、学校における働き方改革に関する取組の必要性は喫緊の課題であると認識をしております。  本市の取組といたしましては、部活動における教員の負担軽減に向けて、昨年度、南足柄市立中学校に係る部活動の方針を策定し、全ての部活動で、最低平日1日、休日1日の休養日を設けることを明記するなど、教員が休息をとることができるようにいたしました。  また、教職員研修の見直しにも取り組み、教職員を対象に行う夏季休業中の研修会では、類似した研修会を統合するなど、研修の質を落とさないように工夫をしながら、教職員の負担軽減に努めております。  中央教育審議会の答申において、これまで学校教師が担ってきた代表的な業務の在り方に関する考え方の中で、基本的には、学校以外が担う業務として、学校給食費の徴収などが挙げられています。このことから、本市においても、学校給食費の公会計化について、計画的に進めてまいります。  以上でございます。 103:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 104:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 それでは、再質問に移らせていただきます。  順番どおり、教育のほうからちょっと行かせていただきます。  教育長の答弁の中から、ちょっと気になったところで質問したいんですが、昨年度、南足柄市立中学校に係る部活動の方針を策定されて、平日1日、休日1日の休養日を設けることを明記して、教員が休息をとれるようにしたという答弁がありましたが、それは、部活動そのものを、週の中でという、1週間の中で平日1日、休日1日を休んで、部活動も休めということでよろしいですか。 105:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 106:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 そのとおりでございます。 107:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 108:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 すみません、慌てちゃいました。  というと、練習したいけれどもできないということ。例えば、中央教育審議会からの答申の中では、例えば部活動に関しても、学校の業務なんだけれども、必ずしも教師が担う必要のない業務だろうというところの分類に入っていて、そういうところに関しては、そういう専門のサポーターとかも入れてやったほうがいいんじゃないかという答申もありましたけれども、市としては、そういうことではなく休養日を設けたというところの考え方を、ちょっと説明していただけますか。 109:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 110:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基本的には、今、議員がおっしゃられたように、教員の働き方改革の面ももちろんあることは当たり前の話ではあります。一方で、子供たちに対する健康管理等々も含めまして、これは私たちのほうとしても休息日、休養日を設けることが適切だと思っております。  ただ、一方で、今、議員がおっしゃられたように、大会等がありますと、やはり連続して勝ち上がったりする場合には、その限りではないところではありますが、押しなべて平均をしますと、こういうところで努力をさせていただいておりますということでございます。  以上でございます。 111:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 112:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 じゃ、次に行きますね。  先生方が、やはり働き方改革というのがこれだけ出てきたということは、以前、実態調査のようなことを国でされた後、先生方の勤務時間が非常に長いと。過労死に相当するようなレベルであるということも出たので、しているんだと思うんですけれども、それに対して、文部科学省は、公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインというのを出されていると思うんですが、それに関して、先週の議会で、教育委員会事務の点検評価に関する報告書の中の14ページのところで、市内の先生方に対して勤務実態を調査したという文章が載っておるんですが、その結果に関して、例えばどう対応したとかというところを、ちょっと教えていただけますか。勤務実態をまず教えてください。 113:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 114:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 この調査の結果についてですけれども、まず昨年度では、小学校の80時間超えのところが約20%、それから中学校教員が35.5%という結果になっております。35.5%となっています。 115:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 116:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今のその80時間というのは、週の残業時間が80時間という解釈でよろしいでしょうか。 117:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 118:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 失礼しました。これは月です。月の中で80時間超え、毎月平均を出して、昨年度のデータです。 119:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 120:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、データを頂きましたが、それに関しては、教育委員会と各学校の先生方との連携とか、本当に本音のところを出されているのか、それとも、余り多く出したら、心情として、先生方がこう出したらいいのかというところをちょっと不安に感じるんですけれども、その辺、先生方が、正直にといったら変ですけれども、本音で俺はこんなに働いているんだというところを出して、何とか改革してほしいという気持ちで出されているのか、その辺は教育委員会はどう把握されていますか。 121:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 122:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員おっしゃられたことを、私たちも心配するところではあります。それはなぜかと申しますと、自己申告制でございますので、例えば負担感を感じられている方は、若干長くなるでしょうし、負担と感じられていない方は、若干短くなるということはあり得るのかなと思っていますが、ですので、同じ自己申告制にしても、やっぱりより、今、議員がおっしゃられたように、正しいデータを先生方に出していただくことが、これの精査をしていくことが大事だろうと思いますし、それが本当の働き方改革につながっていくものというふうに思っております。 123:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 124:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 そこはしっかり把握していただきたいと思います。  答申の中で、学校及び教師が担う業務の明確化というところが、分類がありまして、大きく、基本的には、学校以外が担うべきであろうという業務、2つ目に、学校の業務だが、先ほど部活も触れましたけれども、学校の業務なんだけれども、必ずしも教師が担う必要がないであろう業務、3つ目に、教師の業務だが、負担軽減が可能であろうという業務、3つに分かれていまして、基本的には、学校以外が担うべき業務の中では、登下校に関する業務、学校徴収金の管理、ボランティア等の連携調整とかがあります。学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務の中では、先ほど出ました部活動、校内清掃、休み時間への対応など。教師の業務だが、負担軽減が可能な業務として、授業の準備、学習評価や成績管理、進路指導、支援が必要な児童・生徒への家庭の対応というもの、14項目、細かくありますけれども、それ一つ一つを教育委員会としては精査されているのかお伺いします。 125:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 126:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 今、議員がおっしゃられた14の項目、これについて、文科省のほうから提示されたところを受けて、本市でこの中のどれができるのか、どこから順番にやっていったらいいのかというところを、私たちもこれを基にしながら、今、取り組んでいるところであります。  例えば、基本的には、学校以外の担うべき業務のところでは、地域ボランティアの部分は、各学校、園にスクールコーディネーターを配置しております。今年度、予算をここ、増にしまして、小学校を1名体制から2名体制の学校を、6校のうち3校行いました。これが、学校の教員のほうが、本来地域の方たちを学校に招くときなどに、直接今までやってきたところを、このスクールコーディネーターに間に入っていただいて、教員が昼間子供たちに向き合っている間に、それに取り組んでくれたりしております。  こういうところを、教育委員会ができるところから、まずやっていっております。  以上です。 127:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 128:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、14項目のうち、何が重要かを精査して、されているということで、その中で、1項目だけ教えていただけたんですが、あと二、三、具体的に取り組んでいるものがあれば、教えていただきたいんですが。 129:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 130:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 それでは、もう少し御紹介させていただきます。  学校の業務だが、必ずしも教員が担う必要のないところです。例えば、調査、統計等の回答についてですが、学校に国や県から来る調査については、市のほうでできるだけ精査して、学校が必ずしも答えなくていいところは、教育委員会のほうで先に回答を用意して、学校のほうが少しでも回答を少なくできるようにとか、また調査ものでも、教育委員会で済むものは委員会で取り組んでおります。  それから、先ほどの部活動については、教育長より答弁がありましたが、本市では、指導者というよりは指導協力者を各中学校3校に配置して、できるだけ顧問の負担を軽減させております。  それから、教師の業務だが、負担軽減が可能な業務のところで紹介します。  一つは、授業準備というのが先ほどございましたが、これについては、各学習プリント等の印刷を、今、各学校という、全てに行き渡っているわけではありませんが、徐々に印刷ボランティアさんをお願いしまして、そして先生たちが子供たちに向き合っている間に、プリントを印刷してくださって、準備の手伝いをしてくださったりとか、そのようなことを学校のほうに呼び掛けております。  以上です。 131:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 132:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 ありがとうございます。結構一生懸命されていただけているということで、今ちょっと一つ引っ掛かったんですが、授業の準備のところで、印刷のボランティアさんということでやっていましたが、中央教育審議会の答申の中では、業務を委託するというか、手伝っていただくスクールサポートスタッフですかね、そういうものを入れたらいいんじゃないかということで、その中に、単なるボランティアではないスクールサポートスタッフを積極的に採用していくべきであるという文が、私はちょっといいなと思ったんですけれども、例えば教員を目指しているような大学生とか、そういう優秀な人材、その人たちがまた南足柄市に来てくれたらもっと有り難いんですが、そういうような人材を、今回、会計年度別任用職員制度もできることですので、そういうところを活用して、そういう人たちを広く集めて、各学校に配置して、より先生たちの業務が軽くなるというお考えはございますか。 133:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 134:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員おっしゃられたように、一つの例としてではありますけれども、教育実習等でおいでになられた学生さん、こういう方々が、実際、学校の中に既に入っている場合もあります。ただ、学校の授業等がありますので、県としても、教員採用試験に合格をされた方々を対象にして、一時的にではありますけれども、学校のほうにおいでいただいたりして、そして、やがて教員になられたときにすんなり入っていける、そういう、ある意味では滑らかな接続ができるようにということで努力をしておりますし、現にうちのほうでも、そういう方々がおいでになられて、大変我々も助かっているところであります。全部の学校ではありませんけれども、一、二の例として挙げさせていただきます。 135:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 136:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、教育長から教育実習生とかという話があったんですけれども、教育実習生というと、私のイメージでは、ごく一部の短期間、そういうイメージなんですけれども、やっぱり先生は365日ずっと生徒・児童と関わっているわけなので、その辺をずっとバックアップしてくれるような、恒常的というんですかね、日常的にサポートしてくれるような、そういうサポーターはお考えじゃないですか。 137:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 138:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それができれば一番ベストなところではありますけれども、様々な要因があります。そういうことで、私の一つの例として挙げさせていただいたということで、それができればいいなという希望は、もちろん私も持っております。ただ、今、現実的にそれがすぐできるかというと、様々な予算措置等もありますので、すぐにはそれに着手できないんじゃないかなというふうに思っていますが、いい案だということは、当然私たちも承知はしております。  以上です。 139:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 140:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 いい案だけでは是非終わらせたくないので、そこは先生たちがやはり熱意を持って、私、4年前に議員になったときも、そういう話を聞きました。その頃は、国全体で先生たちの業務を調査するとかということがなかったので、知り合いの先生方、小田原とか南の先生方にちょっと個人的に聞いて回ったときにも、返ってきた答えが、先生たちは熱意を持って、崇高な使命を持ってやっているから、全然苦になっていないんだとかという話を聞いたので、私、この話題はなかなか取り上げられなくて、今回こういう答申が出て、数値も出たということで取り上げさせていただいているんですが、そこに関してやっぱり一番意見が多かったのが、いわゆる雑務ですよね、授業以外の雑務。答申には、理科の準備員ですとか部活の、自分が知らない、私は、皆さん御存じだと、ボウリングは知っているんだけれども、ほかのことは知らない。そうすると、ほかの知らないスポーツに関して、例えば顧問になってしまったというと、よく話を聞くのは、一から勉強して一生懸命やっているとかと聞くんですけれども、またそういう負担というのも軽減させるためのサポート体制というのがやはり必要だと思うんですが、その辺に対して総合的に考えていらっしゃるのかどうか、ちょっとお考えを。 141:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 142:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 この時間外についても、例えば中学校ですと、やっぱり部活動のことが大変多いのかなと思っています。中学校の授業を持っている数、授業数、様々教科によって違いますが、中学校は空き時間等がありますので、結構自分で準備ができる場面が多いというふうに推測をします。一方で、やっぱり小学校については、授業時数が大体持ち時間が多いと二十四、五時間、もっと多い場合もあるかと思うんですね。支援学級の先生は、本当に朝、登校から最後まで見なければいけないという状況を見ますと、なかなかそこら辺は難しいなというふうに思います。  ですので、少しでもスタッフを厚くすることが大事だとは思っていますが、ちょっと今すぐに数値は出ませんけれども、学校の中にも様々なボランティアだけではなくして、方々が配置をさせていただいている部分があって、逆に学校としてもそれをしっかり把握をしないと、果たしてこの人にちゃんと適切なボランティアをしていただいているのかという、そのコーディネートも必要であるわけです。そういう中では、先ほど教育指導課長が申し上げましたけれども、コーディネーター等が大変大きな活躍をしてくださっていますので、こういう方々を少しでも増やしていって、学校の校長、教頭だけではなくして、様々な先生方がすんなり授業ができるような、子供たちと向き合えるような時間が確保できればいいなということで、それは今後も努力をさせていただきたいと思っております。  以上です。 143:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 144:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、るるその改革についてお聞きしましたが、それに取り組んでいただいた中で、先ほど市の実態調査の中で、小学校では月80時間以上の残業をしている方が20%、中学校では月80時間以上の残業をしている先生方は35.5%という数字を頂いたんですが、今、取り組んでいただいている中で、どのくらい改善されたのか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。 145:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 146:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 実は、この調査が始まったのが平成29年9月からでした。そのときに、1回途中のデータをこちらで取りまとめたのが、平成29年9月から平成30年7月までのデータを1回確認しました。そうしたところ、そのときのデータは、小学校が23%の月80時間超え、中学校が41%がデータとして示されていました。  それに対して、先ほどお話しさせていただいたデータが、昨年度の平成30年度の1年間になっています。本当にこれは自己申告ということで、こういういろんなことを考慮したときに、先生方がどの程度の気持ちで、意識でこれを私たちのほうに提出されているかというのを鑑みるんですが、そのデータからしますと、そのときよりは昨年度のほうが減っている数値になっています。ふだんから校長・園長会等で、この働き方改革については、学校でも是非意識改革をしてほしいということを呼び掛けさせていただいております。また、先ほどの教育委員会の取組等も含めて、今、少し結果が出てきているのかなと思っております。 147:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。
    148:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 丁寧な説明、ありがとうございます。最初に言われた数字が改善された後の数字ということの解釈ですか。少しずつ改善されているということで、私もちょっとほっとしました。  教育長の答弁の最後に、学校給食費の公会計化について計画的に進めてまいりますというところがありました。これは、7月31日にも、学校給食費等の徴収に関する公会計化等の推進についてということで、文部科学省から通知が来ていますし、それは是非とも取り組んでいただきたいと思うんですが、その7月31日に通知が来たばかりで聞くのもなんですが、今後の進めていくと宣言されたところで、今後のスケジュールについてどうお考えになっているのか。 149:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育次長。 150:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 こちらの給食費の公会計化につきましては、正直なところ、平成30年度から調査研究を進めてきているところです。先進の市町村であるとか、そういったところを把握したり、またシステムの関係のデモを見たりということをやっておりまして、今年度、ごめんなさい、その前に、国のほうはこのガイドラインを作るということで予算計上を30年度にしていましたので、もう少し、正直なところ、早い時期にガイドラインが出ると期待していたところなんですけれども、出たのが7月というところでございました。  そんな中では、校長・園長会からの要望もございますので、ガイドラインは出ないまでも、先に進めていこうという気持ちで、今年度は、もう少し一歩進んでいこうという考えで進めております。  システムのデモについては、また今年度も見たりとかしながら、あと、何をこれからやっていかなければならないか。例えば、条例の制定であるとか、当然のことながら予算計上であるとか、また、今学校でやっているところが全て教育総務課のほうに集約されますので、今の人員で対応できるかどうか、そういったところの課題の洗い出しを今しているというところもございます。  そう言いながらも、来年度当初、4月からのスタートというのは、正直厳しいと思っています。まだ確定していませんので、保護者への説明もできていませんので。ですので、いろいろな課題がクリアできた段階では、早ければ来年度の9月、もしくは2学期の辺りからスタートできたらいいなと考えております。 151:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 152:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 ありがとうございます。もうちょっと早目にしていただきたい気もするんですが、私は単純に、今、南足柄市の小中学校では、ほとんど自動振り込みになっているし、父兄としてみたら、その振込先がちょっと変わるだけというような感覚で、もっとスムーズに行くかと思っていたんですが、例えば藤沢市だと、8月の教育委員会の定例会の中で、もう9月、10月でどんと進めちゃって、年度内には何とかしようというのを、ちょっとデータとして見たんですけれども、なるべく早くそれはしていただきたいと思います。  答申の中では、文部科学省の中でも、学校給食費の公会計化ということで特化して、先に今回出してきたんですが、答申の中では、そのほかにも、例えば修学旅行の費用だとか、学用品の費用ですとか、その他もろもろ、先生がわざわざ集めなくてもいいんじゃないのというようなお金を徴収する業務もしたほうがいいんじゃないかというのも含まれていましたけれども、南足柄市としては給食費以外にも、その辺までちょっと拡大して進めていくというようなお考えはございますか。 153:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育次長。 154:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 まずは、学校給食費の公会計化を進めたいと考えております。そういった経費について、答申が出ていることは十分承知しておりますけれども、給食費は小学校で一定金額、中学校も一定金額という形でなっておりますけれども、それ以外の経費は学校ごとに異なっています。そういったところも、まだまだ課題としてありますし、それを今度は歳入で持つということは歳出で出していくという形で、予算書のほうに上がっていくというところの中での現場の事務の負担もありますので、そこについてはまだお互いの意思の疎通ができていないところもございます。ですので、まずは給食費からスタートしていきたいと考えています。 155:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 156:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 それでは、次に移りたいと思います。  合併浄化槽についてのところですが、合併浄化槽の答弁の中で出てこなかったんですが、例えば大田原市とか御殿場市とかでは、公共浄化槽設置事業とかという形で、市が率先して浄化槽を設置する区域内の単独処理浄化槽を、どんどん市のお金でやっていこうというような事業計画を持っているようなんですけれども、答弁の中には出てこなかったんですが、南足柄市としては事業計画をどのように考えているのかお伺いいたします。 157:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 158:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 合併浄化槽の関係なんですけれども、市で今、生活排水処理基本計画というのがございます。その中で、合併処理浄化槽については調整区域と、市街化区域については下水道ということで分けていまして、公共の浄化槽ということになりますと、そこのところは計画では現在ないんです。例えば、市街化のところに公共の下水浄化槽を付けるとか、そういったことは、現状のところでは計画にはございません。 159:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 160:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 例えば、個人で浄化槽を単独処理浄化槽から移そうとしたときの費用が100万円ぐらい掛かるとかという話なんですけれども、それに対して、例えば個人でやろうとすると、個人負担が6割の、助成金で4割ぐらいと、たしか見たんですけれども、それを公共浄化槽と言っちゃっていいんですかね、それで市のほうでやろうとすると、例えば個人負担は1割ぐらいで済むというのが環境省の設置の資料にちょっとあったんですが、そうすると、市では公共浄化槽をやる事業計画は無いということになると、今、市街化調整区域の中で古い単独浄化槽をお持ちの方たちは、それがやっぱり環境のことを思って合併浄化槽に換えようと思ったときということは、市としては、換えてもらうお宅に対して6割の負担をお願いするというような形になってしまうと思うんですが、いかがでしょうか。 161:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 162:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 現状では、市街化調整区域で単独から合併浄化槽に転換していただく場合には、個人の御負担が、大体7人槽で150万円ぐらい掛かる、撤去まで含めて総事業費。そのうちの大体56万ぐらいが個人の負担になります。ということで、御負担はいただいていますけれども、実際に補助金も100万ほどありますので、全体の事業費の150万円全て掛かるわけじゃなくて、転換については補助金を出しているということで、単独から合併の切替えについては、こういった補助金を使って切替えをお願いしているという状況でございます。 163:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 164:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 私が今ちょっと確認したかったのは、市で、例えば大田原市とか御殿場市みたいに、公共の浄化槽を設置しようとした場合、たしかもっと国からも補助が出るし、個人負担がもっと少なくなるという解釈だったんですが、南足柄市としては、だから、それは個人でやるということになると、半分ぐらいは個人負担ということを市民の方に強いる形になるんですが、その辺を単独浄化槽から合併浄化槽へどんどん転換を促すという考え方の中では、公共浄化槽の設置事業を市で進めている方向で行っていただきたいと思うんですが、そのお考えはあるのかどうか。 165:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 166:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 現在の合併浄化槽の区域、また下水道を整備する区域、これを市町村、公共浄化槽にするには、またその区域を指定して、この区域は公共の浄化槽にしますという計画を作ってからでないとできないということでございます。まだ、その計画自体については、検討までしていない状況ですので、これからの課題とはなってくると思いますけれども、今後研究して、そういった方向を見つけていきたい、そのように考えてございます。 167:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 168:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、部長から区域の話が出ちゃったんですけれども、今ある区域、今、公共下水道化をやろうという区域じゃないところが浄化槽の対象ということは、私も理解しているんですけれども、今そこで浄化槽を設置できるという、公共下水道の区域外の浄化槽で対応するという区域の人たちに対してです。その人たちが、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ換えるときの負担額、それに対して、個人で設置する場合と市の公共浄化槽、市の事業としてそのお宅に設置する場合とでは、個人負担が随分違いますよねという話なんです。それだったら、その人たちにも、市からもっと手厚い補助ができるように、市で事業計画を立てて、公共浄化槽で早く合併浄化槽に転換できるようにされたらいかがでしょうかという提案なんですが、いかがでしょうか。 169:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 170:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 市町村設置型、市町村が管理する浄化槽のお話でございますけれども、今、臼井議員のほうからは、その設置するときの初期費用といいますか、そういったことについては、確かに市町村設置型のほうが個人の負担からするとお安いという側面はあります。ただ、市町村設置ということになりますと、市町村が最終的に管理をする、自分たちで設置をするということになりますので、下水道と同じように様々な費用を、その設置した、供給を受けている方々に求めなければいけませんし、一つずつ造っていくのか、あるいは地域を決めて、集合的なものにして、皆さんに賛同していただいてそこに入れるのかとか、システムの問題として、相当考えていかなければいけない問題がございます。後々ずっと残っていくものでございますので、そういった意味で、全体の計画を作るのが生活排水の処理計画ということになってございまして、その中では、今のところそういったシステムの検討をするというところまでは行っていないという状況でございまして、今回、国のほうのこういった方向的な位置付けが変わってきましたので、一つの御提案として考えていかなければいけない問題だというふうに認識してございます。  以上でございます。 171:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 172:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 これから進めていただけることを期待します。  あと、先ほど部長から区域の話が出ましたけれども、例えば、今現在市街化区域で、下水道管がもうちょっとでつながるかもしれないとお待ちの方たちの中でも、老朽化した単独処理浄化槽をお持ちで、うちなんかそうなんですが、そういうところで、早く、いいものと言ったら変ですけれども、合併処理浄化槽にするのか、公共下水道が早く通ってほしいんですけれどもというところで、又は川沿いのお宅であるとか、山沿いのお宅であるとか、公共下水道計画区域なんですけれども、なかなかそれが、設置が難しいとかという部分に関して、積極的に、副市長もおっしゃいましたけれども、その辺の、ここの地域は公共下水道を造ろうと計画していたんだけれども、再検討した結果、なかなかその先は難しいので、区域をやめて公共浄化槽にしようとかという、その検討の話ですよね。その辺は始められているのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけれども、副市長、お願いします。 173:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 174:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 今回、生活排水の計画を検討するに当たって、そこのところもやはり検討すべき課題だというふうには認識してございます。ただし、今のところ、下水道の供給区域というもの、そういったものが、いわゆる流域下水道等々、全体としての予算から、計画から成り立っているものでございますので、相当いろいろなところと調整をしていかないとできないというようなことで、目出しはさせていただいていますけれども、具体的にいつまでにどういう検討をするかというところまでは至っていないという状況でございます。 175:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 176:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 ありがとうございます。まだこれからということですね。  改正された浄化槽法の中には、すごく老朽化していて、環境に対してすこぶる悪影響を与えるであろうというような浄化槽に関しては、都道府県から勧告ができるというようなことまで書かれているんですが、今現在、南足柄市の中で、そのように認識されているような単独処理浄化槽はあるんでしょうか。 177:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境課長。 178:◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 ◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 具体的に、浄化槽が正確にしっかりと管理されていないというふうなことで、においがあるとかというふうな苦情、これ、幾つか承っているときが、そういうときがあります。これは現実的にあって、ですので、年間通水をして、水で流すようなことをしてもらえないかというふうな、そういうふうな御提案というようなことは、市民から受けている事例はありました。  以上です。 179:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 180:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 ということは、浄化槽を直すというよりは、その先の河川で何とかしようというふうに、今聞こえちゃったんですけれども、例えばSDGsとか国連で決められて、もっと川とか海を守ろうと、2025年までにはきれいな海を取り戻そうとかというターゲットも定められてやっている中で、きっとその浄化槽法の改正に関しても、その中で出てきたことだと思うんですけれども、それと今、課長の答弁はちょっと逆行しているように感じちゃうんですが、例えば古くなってにおいが出てしまったような浄化槽に対して、それが市街化区域にあったとしたら、今は公共下水道で処理しようという区域なので、それを直すとしたら全額個人負担になってしまうと思うんですが、その辺は市では何か手当てはできるんでしょうか。 181:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境課長。 182:◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 ◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 まず、先ほど御答弁差し上げた中で、ここの法改正の中で、浄化槽がしっかりと管理されていない部分についての指導ができる、これも、基本的には、神奈川県内ですと神奈川県のほうが、保健所なんですけれども、そちらのほうでやる業務というふうなことになっていまして、現在の浄化槽の維持管理的なところでの担当は保健所になっていると。市のほうで、その維持管理の状況についてまでの情報は無いというふうなことで、うちが持っているのは「臭いよね」というような、そういうふうなことでの情報提供のみだというふうなことです。  それから、今の御質問についてなんですけれども、現在、南足柄市で持っている合併処理浄化槽の補助金の要綱といいますのは、先ほどから生活排水の処理基本計画というようなことでのお話をさせていただいてはいるんですけれども、飽くまでも市街化調整区域を対象にして、補助金のほうの交付をさせていただいているという状況でございまして、市街化区域でどうしてもその辺の補助を出せというふうなことであったとすると、一つは市長が認めるというふうなことが一応あることはあるので、それを使って出した場合、結局、国からなり県からの補助金が全く下りてこないような状況になります。したがいまして、市長が認めるところでの解釈をどういうふうにするかということがあると思いますけれども、基本的には、今のところ、その考えは無いということです。           (発言する者あり) 183:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 私語は慎んでください。  副市長。 184:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 今の制度設計上からいうと、市街化区域の中の浄化槽のやり換えといいますか、そういったものについては補助はございません。それで、今、課長が答弁させていただいているのは、先ほど150万円ほど掛かって、100万円ほどが補助金だというお話でございますが、その中に占める国あるいは県の補助金が9割近くでございますので、もし仮にそこの部分に市が投入するということになると、100万円丸々市が出さなければいけないということでございまして、そこをどういうふうな格好でやっていくのかというのは、ちょっとまだ議論をさせていただいていない状況でございます。できるだけ早く、市街化区域の中につきましては、下水道を設置するというのが、今のところ、市の方針でございます。 185:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 186:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 是非ともその排水計画を早急に見直していただいて、環境により良い市になっていただきたいと思います。  次に、防災のほうなんですけれども、地域防災計画の修正について聞いたのは、今年度の修正に関して予算も出ましたし、あとは国・県等の変更もあってということで、それを行っているんだろうということは重々承知しておるんですが、ちょっと答弁の中に、私、余り聞くつもりがなかったんですが、災害廃棄物処理計画などがありますということで答弁されていますが、たしか災害廃棄物処理計画はこれから作るもので、まだ存在していないと思うんですが、それに関しても、環境経済部では予算を組まずに自力でやるというような答弁を、確か3月に予算特別委員会で頂いております。災害廃棄物処理は、災害廃棄物をどこに集約するのかというところの検討も必要だと思うんですが、地域防災計画の中では今、総合グラウンドですとか、辻下グラウンドですとか、広いところはほぼ全て今、地域防災計画の中では、仮設住宅を建てる旨の計画になっていると思うんですが、その辺との整合性についてはどうお考えなのでしょうか。 187:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 188:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 災害廃棄物処理基本計画につきましては、今現在策定をしておりまして、それを地域防災計画のほうに、具体的な場所についてどう位置付けていくのかと。具体的には、瓦れきの処理の場所を具体的に位置付けるということになってくると思いますので、そこを正に今、地域防災計画の中では検討しているところでございます。  以上です。 189:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 190:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 時間がなくなってまいりました。  あともう一つ、私、昨年度から主張していますが、今回、今年度末でしたっけ、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」が開業するということで、是非それを地域防災計画の中に位置付けて、それが防災の拠点として機能していただけるようにということで、私は常々お願いをしていたところなんですが、今回の地域防災計画の修正において、そちらの道の駅「足柄・金太郎のふるさと」というのは、どう位置付けられているのか、きちんと位置付けられて入っているのかどうかお聞きいたします。 191:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 192:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 現在、地域防災計画を修正作業中でありまして、正にその道の駅の防災拠点としての機能をどう位置付けるかということは、現在修正中といいますか、検討中でございます。以前にも答弁させていただきましたけれども、道の駅そのものが、駐車場やトイレ、あるいは情報発信機能など、24時間利用可能な、そういった施設ということで、そういった面から防災拠点化、あるいは具体的な位置付けにつきましては、そういった機能面からすると、道路利用者の一時的な避難場所としての活用というものが、道の駅機能そのものの機能からすると妥当ではないかということを中心に、現在、地域防災計画の中で検討しているところでございます。  以上です。 193:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 194:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 交通の面からというお話だったんですが、昨年度、私は道の駅に関して要望を出しておりまして、御近所が、今回、台風で千葉県が停電で大変な目に遭っております。そこの場面だと、それによって給水機能が止まっていて、水が不足しているというような面もありますし、だから道の駅では、例えば非常用電源、ソーラーであるとか、そういうものを備えて、あとはたしか井戸も掘って、緊急飲料水などを確保するという答弁も頂いていると思うんですが、例えば井戸に関しては、緊急災害用井戸の一覧表に、地域防災計画の一覧表の中に加えられるのかどうか、お願いします。 195:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 196:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 防災の機能のお話でございますけれども、ソーラーの部分と蓄電の部分については、民間事業者さんと協定もありますので、そちらのお金でやっていただけるような格好で、今、交渉というか、補助金も取れるような形になってきました。ただし、ちょっと井戸の部分については、その中に織り込めなさそうでございますので、また別途にちょっと検討させていただきたいというふうに思ってございます。 197:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 198:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 最後になりますが、あとは、ちょうど時期を同じくして、箱根町と南足柄市を結ぶ南箱道路が開通いたします。これは噴火とかいろいろな災害の中で、避難道路としても十分に威力を発揮するものだと思いますが、地域防災計画の中で、その南箱道路に関してどう位置付けをされているのかお伺いいたします。 199:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 200:◯総務防災部長小林俊之◯総務防災部長小林俊之〕 緊急輸送道路の関係につきましては、神奈川県が指定するものと、補完道路として市が指定するものがございます。神奈川県の指定につきましては、南箱道路が開通してからの指定ということになりますので、そういった現時点では、県の指定については未定ということでございまして、それを受けまして、県の決定といいますか指定を受けまして、市のほうでも補完道路として位置付けるかどうかというものを検討する予定でございます。  以上です。 201:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 202:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 県の指定を待っているんだったら大変なんですけれども、それをできるだけ早く、指定を県のほうにしていただけるように……終わります。 203:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で臼井忠欣議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 田 久 良 議員 204:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、14番石田久良議員の質問を許可いたします。  石田久良議員。           (14番 石田久良議員 登壇) 205:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 議長の許可を得ましたので、一般質問3日目、最終日の最後に質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  今回の質問内容は、南足柄市公共施設再編計画(案)、2020年から2031年度の第1期計画案が提示され、9月3日には新聞紙上にて公表されました。  今回、私の議会質問の大項目は、公共施設の更新等について、中項目の1)は公共施設再編計画について、2)については、公共施設再編計画に関わる財源の見通しについて、3)については、公共施設の統廃合のできないインフラの整備等についての以上3項目を伺います。  本市は、さきの小田原市との2市の合併問題が解消され、自主自立の精神で、新しいまちづくりを進める決意が示されましたが、現状の本市の大きな課題は、公共施設の老朽化により、維持管理や修繕に大きな予算が掛かることと併せて、人口減少による公共施設の今後の在り方の問題や、少子高齢化の進展により、公共施設の利用ニーズが変わり、利用状況の大きな変化への対応、さらには、児童・生徒の大幅な減少による幼稚園、小学校、中学校の在り方等、学校教育施設の再編計画の問題が、今回の議会定例会においてクローズアップされました。  本市の財政の面では、扶助費の大幅な増加により、更に厳しい財政運営を強いられている状況にあります。本市の将来の命運が決まる本市の財源の確保に向けた南足柄市公共施設再編計画(案)を審議することは、大変大きな意味があると考えます。  市が公表した南足柄市公共施設再編計画(案)の小中学校については、2026年度までに統廃合や小中一貫校新設を行うスケジュールを明記した、たたき台ではありますが、現在9校ある小中学校は3校に再編するとし、早ければ19年度内の計画策定を目指すとのことでありますが、市民の理解を得るため、拙速に進めないということが大事だと考えます。  加藤市長は、9月2日の定例記者会見で、市民や議会に理解してもらえるよう、議論と検討のプロセスを大事に、拙速にならないよう進め、その上で政治判断すると述べていました。現実には、学校教育法施行規則にある適正な学級規模、1校につき12学級以上18学級以下を満たせない学校が出現する可能性があります。5年以内には、多くの小学校で、1学級の学年が生じる見込みもあります。  併せて、現状の課題としては、多くの学校施設が建築後30年を超え、老朽化対策の必要と、少子化で空き教室の増加があります。これら公共施設の再編を行うに当たって、計画実行のための財源の裏付けがどのようになっているかが大変重要だと考えます。  他の公共施設も含めた多岐にわたる再編で、長期保全費用139億円と運営費85億円の削減が見込まれているようですが、市民に対して、財源確保の裏付けデータの説明が不可欠だと考えます。9月17日火曜日から始まる市民説明会で、どのように説明するのか興味がございます。  それでは、公共施設の更新等についての1点目の、公共施設の再編計画について伺います。  公共施設の更新問題は、都市化が進展した中で、一斉に整備され、一斉に更新する時期が全国の自治体の共通の課題であります。人口の減少、高齢化が進む中で、現在の公共施設、箱物等の総量を維持し続けることは不可能でございます。  そこで、本市が今回公表した公共施設の再編計画(案)について、公共施設の適正配置に向けた基本的な考え方について伺います。  次に、2点目の財源の見通しについて伺います。  公共施設の再編を進めるに当たって、教育施設の統廃合について、小中一貫校及び認定こども園の新規整備が盛り込まれていますが、再編の費用は膨大な費用になると想定されますが、財源の見通しは立っているのかどうか伺います。  3点目の、インフラ整備等について伺います。  予算は減り続けて、箱物は統廃合できても、統廃合できない道路や橋、水道、下水道等のインフラの整備費用や維持管理は、今後、どのように捉えていくのか伺います。  以上3点を質問させていただきます。           (14番 石田久良議員 降壇)
    206:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 207:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、石田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、公共施設の更新等についてで、公共施設再編計画についてでございますが、その計画についての基本的な考え方についての御質問でございますが、本市の公共施設は、御承知のとおり、これは全国津々浦々、どこの市町村も同じでございますけれども、高度経済成長期の昭和40年代から50年代に、また人口の増加に併せて、また、さらには、市民の、住民のニーズをはじめ、社会の要請に応えて、学校、あるいは体育館等々、公共施設が造られてきたわけでございまして、現在はこの多くの施設の老朽化が進んで、その老朽化対策ということが課題になっている状況でございます。また、近年の人口減少であるとか少子高齢化などの社会的背景や、人口構造も大きく変化をしているところでございます。  こうした中で、公共施設再編計画(案)では、このような状況を踏まえて、市民の皆様のニーズの変化に応じて、公共施設の在り方、この量も、そしてまた質も、最適化を図ることを目指して、公共施設の機能が重複する施設についての機能の統合、あるいは集約をすること、また、存続する施設の機能を更に強化をしていく、また借地の解消等による将来負担の軽減を図るというようなこの3点を、特に公共施設の適正配置の基本的な考え方としているところでございます。  次に、財源の見通しについてのお尋ねでございます。  公共施設の新設に当たっては、まずは国や県の補助金などの獲得に最大限の努力をしなければなりませんし、また教育・保育施設については、将来にわたって多くの方々に御利用いただくということからして、負担の公平性の観点からも、世代をわたって、負担の公平性の観点からということからして、有効な財源としては地方債、起債を適切に活用させていただくことも必要だというふうに考えておりますし、加えて、公共施設の建設、修繕等基金への、また計画的な積み立てなども着実に行うよう努めていくことで、その財源の確保を図っていかなければいけないという面もございます。  なお、今申し上げたような考え方によって、財源確保には努めてまいらなければならないと思いますが、大事なことは、今後様々な課題の整理が必要でありますし、そうしたものを解決していく中で、具体な計画等、また整合した中での、そうしたものと整合した具体な財源の見通しを立てていかなければならないというふうに考えますので、現状ではその具体的な見通しは立っておりません。  次に、インフラの整備等についてでございますが、まず市道として管理をしている道路の総延長は約160キロでございます。その維持管理につきましては、経年劣化によって舗装が傷んだ部分を、随時補修をしている状況であります。  今後の維持管理につきましては、効率的、計画的に実施するため、舗装の長寿命化と維持管理コストを縮減させることを目的とした舗装維持管理計画を策定しまして、計画的に舗装の修繕を実施したいと考えております。  次に、市道として管理している橋りょうについてでございますが、橋りょうは138橋ございます。そのうち、路線の重要度を勘案した34橋については、橋りょう長寿命化修繕計画を策定しまして、この計画に基づいて、計画的な修繕を実施しております。  今後は、現在の計画に入っていない残り104橋を計画に追加しまして、修繕を実施してまいらなければならないと思っております。  次に、水道事業についてでございますが、浄水場などの主要な水道施設は38箇所で、水道管は約236キロであります。水道の整備、維持管理については、水道ビジョンに基づいて、老朽化した水道施設や水道管の更新を実施しております。  なお、水道施設の管理につきましては、引き続き包括的な業務委託によって、適切な維持管理を実施してまいります。  また、下水道事業についてでございますが、整備面積は623.76ヘクタールでございます。下水道管の整備延長は約120キロでございます。下水道の整備、維持管理につきましては、下水道ビジョンに基づいて、未普及地域の整備の効率を考慮して、優先順位を定め、計画的に整備を実施しているところであります。また、定期的にマンホールや管路の点検、あるいは清掃を行い、適切な維持管理に努めているところでございます。よろしくお願いいたします。           (加藤修平市長 降壇) 208:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 209:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは、再質問、1点目をさせていただきます。  基本的な考え方ということで、今、市長のほうからお話がありました。社会的な一つの変化や人口構造、そういったいろんな問題を抱えてはいるんですが、再編を行うときに、何を優先してやっていくのかということが一つのポイントにもなると思うんです。公共施設の再編を行うときの、例えば機能の見直し、あるいは長寿命化、コスト、こういったものの検討の中で最重要に考えていくのは、今言った3つの中でどういったものを考えているのかお聞きします。これ3つ並行して考えるのであれば、その回答でも結構です。 210:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 211:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 コストも重要でございますけれども、やはり施設全てを残す、再編する、あるいは廃止といった形になりません。残るところは、しっかりと長寿命化を図らなければなりません。また、残るような施設につきましては、機能の強化も図っていく。つまり、3つとも並行して重点的に取り組まなければならないというふうに思います。 212:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 213:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 了解しました。  それでは、再質問2点目に入りますが、公共施設の再編に当たっては、市民それぞれの思いがあり、まだ正式に、市長のほうではたたき台ということで御提示いただいているところですけれども、早速反響も大きく、市民個々のそういった声といいますか、そういったものも聞こえてまいります。  ここで、市民のこだわり、こういったものも出てくるでしょうし、公共施設の再編の先進地、これは秦野市を私どもは視察をさせていただきました。公共施設の統廃合や再編では、大事なことは、行政が市の将来イメージをすることが大事だと。市民の不安を拭い去るということが最も大事で、市民不安解消のための周知の方法だとかいったことが、こういった再編に最も大事だという話を聞かせていただきました。本市がこれからスタートしていくに当たって、こういった先進市の事例に倣って、どのように進めていくのかお話を聞きます。 214:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 215:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 私ども、この再編計画を作るに当たりまして、最もベースとして考えてきたのは、新しいまちづくりをしていくんだという視点です。人口も減ってまいります。その人口に対応した新しいまちづくり、それから老朽化している施設、これを新たにどう市民の皆様が利用勝手のいいように、また使いたくなるような施設にしていくか、そういった意味で、ゼロからまちづくりを進めるという視点で行っております。 216:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 217:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 そういう意味で、先般、市長の答弁にもありました、こういった市民の多くの声を聴いて、そして進めていくというようなお話があり、市民懇談会についても、市長は当初の予定を10月18日まで1箇月延長してもやっていくんだというようなことを話されました。これは、市民の意見を広く聴く方法、こういったことを強く申しておられましたので、市民の意見の集約、収集、これをどのように、今までの方法のアンケートだとか、そういったものだけに頼るのか、あるいは市民懇談会だけに頼るのか、その意見の収集方法、これは今までと違ったきめ細かさが求められると思うので、その辺はどのように進めるのかお伺いします。 218:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 219:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 これから市民の皆様の御意見を聴くに当たりましては、まずはパブリックコメント、それから市政懇談会というのが主になってまいりますが、やはりその市政懇談会にも御出席できない方も多くいらっしゃいますので、そういった方々には、先日の議員さんの御意見にもございました、若い方の御意見を聴くためにも、少しお話を聴く期間を長くさせていただきたいと思っております。年内ぐらいまでは、皆様のお声を聴いていきたいと思っております。  その集約の仕方でございますけれども、やはり数で決めていくものではないと思います。また、良い悪い、丸バツの集計というものでもありませんので、市民の皆様も、深い思いであったりとか理由といったものをお持ちだと思います。そういったところをしっかり読み取って、集約、まとめていきたいというふうには思っております。 220:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 221:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 今回出てきた中で、具体的なところは、学校の再編、この辺が出てきて、大変これからが忙しくなり、大変だなというふうな感じを持っています。現在も、小学校区におきましては、一自治会内に通う学校が2校、こういったものがあって、自治会が分断されているという意見を市民から今まで常々聴かせていただきました。今回の再編計画において、小学校区の学区の見直し、これはどのように考えているのか伺います。 222:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育次長。 223:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 再編計画(案)のとおりということではないかもしれませんけれども、何らかの形での再編が行われた場合、統廃合が行われた場合、それに合わせて、学区の変更は考えていかないといけないと考えております。 224:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 225:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そうした再編をした結果、学区をという見方と、地域社会全体にかかわるこの学校という存在という面から行くと、現在は昭和50年前後に岩原小が新設校、それから53、4年に向田小学校、そして足柄台中学という新設校が建設されて、そして自治会の中に2つの学区が生まれ、またPTAも2つできる、子ども会も2つできるという状況が、そういうことが例えばコミュニティを、地域社会をどう、この状態が良いのか悪いのかという議論がずっと継続しているわけで、その観点からしてもどうだろうとか、その上に立って、教育的な観点を最重視したときにどうだろうという、双方向の議論が必要なので、今、教育次長が言ったのは一方方向なので、双方向でいろんなことも多面的に考えていかないといけないと思っておりますし、またこれは、教育委員会と行政機関が権能としてしっかりと議論をしてもらうことが大事ですので、まだまだそうしたいろんなことがまだ行われているとは私は思っておりませんので、だから、たたき台として、ですから、非常に特に教育施設の在り方というのは、市民の皆様方から唐突感があるというのは、市長としての肌感覚でございますから、そこはしっかりと尊重して、しっかりとした議論をしていくということだと思っています。  もっと言えば、パブリックコメントは今回で終わりであってはいけないと思う。たたき台についてのパブリックコメント、その後の集約したときのまた計画案、良い計画案として、詰まったものに対してパブリックコメントをして、できるだけこれは市民の皆様方の御意見を頂いて、理解の上で進めないと、これはなかなか、正に拙速になってはいけないと、そう思っています。 226:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 227:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 市長の今、心強い答弁を頂きました。確かに、この学区の再編というのは、一つ間違えると、非常に傷も深くなり、なかなか解消できない問題にも広がっていきます。そういう意味では、今までの学区編成のときのそういったあかといいますか、問題をここでもう一回見直して、小学校区の再編というものを進めていかれるということに期待をしたいと思います。  次の再質問で、学校の再編後の小中校の一貫校の建設場所、こういったところの検討や用地の取得、こういったものは今決まっていないと思うんですけれども、考え方としてどのような検討がされているのかお伺いします。 228:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 229:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 新たな土地を求めて新設をするとか、そういった具体的なことは考えてございません。ですが、既存の市有地がございます。それを十分に活用するという方向でございます。 230:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 231:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 こういうものを進めるに当たって、行政が一体となって、是非進めていただきたいというふうに思います。そういう意味では、大事になってくるのは、教育委員会の考え方、企画も大切ですけれども、こういった教育委員会の考え方、こういったものをどう反映していくかということも、私は大変重要だろうと思います。そういう意味で、これから教育委員会がどう関わっていくのか、分かる範囲で教えていただければというふうに考えます。 232:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 233:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、先ほど、市長からも答弁があったとおりでございまして、一番大事なのは、市民の皆様方の御理解、あるいは保護者の皆様方の御理解等が一番大事だと思っておりますし、子供たちの気持ち等も考えながら、企画部とも十分調整をしながら、今後検討をしなければいけないと思っております。 234:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 235:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それじゃ、また再質問させていただきます。  既存の学校施設において問題となってくるのは、借地の問題、あるいは地域での課題というものがあろうかと思うんです。そういう意味で、借地の問題、あるいは学校が抱える課題、こういったものの整理、これが今できているのかというと、案を作った段階ではまだ難しいかと思うんですが、こういうものの整理をどのようにしていくのか。特に学校関係では、借地の問題は地権者との関係で非常に難しいものもあろうかというふうに推測していますので、そういった考え方で結構ですから、お願いします。 236:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 237:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 市全体の借地の考え方としては、将来的には返還をしていくといった方向性は出ておりますが、今回、例えば小中学校の一つの学校が廃止といいますか、統合された場合、そこに残った校舎というのはございます。グラウンドもございます。それは十分に活用ができるように、第一には考えてまいります。そういった場合は、借地はそのままお借りしていく形になります。 238:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 239:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 そういう意味では、学校の集約される、例えば無くなっていく学校、こういったところの状況、今言われたように、活用の仕方、こういったものも、市民も一緒になって考えるということを是非お願いしたいというふうに考えます。  この市民の意見の集約ですけれども、今までの例を見てみますと、アンケートをとって、大体数値でこういうふうにして、こうですというような決め方が、それはそれの意味もあるんですけれども、よりこういった難しい案件については、市民に対して客観的で公正な判断をしなければならないというふうに考えますので、こういった集約をして、そして方向を出していくときに、どこが、どのようにイニシアチブをとってやっていくのか。単に企画部だけじゃないと思いますので、その辺の組織的な進め方をお教え願いたいと思います。 240:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 241:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 市民の皆様の声を聴いた後、行政内部のほうでどう取りまとめていくかといったところでございますけれども、もちろん市長を中心に、教育委員会とも、教育会議などの会議体もございますので、そういったところを通してやっていきたいというふうに思います。 242:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 243:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 市民の皆様方の御意見をたくさん頂く、広く頂くということは、今回の一般質問でも繰り返しております。単に市民懇談会でというだけではなくて、各種団体であるとか、正に行政委員会が中心になって、まずはやる。それから、附属機関もあるでしょう。各種団体もあるでしょう。いろいろな形で、立場で、この南足柄というまちづくりに関わっている、いろいろ行政に関わるもろもろの団体等もあるわけですから、そうしたところともしっかりとキャッチボールをしていかないと、これは御意見の酌み取りには、なかなかそう簡単ではないと思っています。新しいまち、これからの、人口減少だけではなくて、社会経済状況、いろんな面で、あるいは南足柄を取り巻くいろいろな状況、広域行政も含めて、いろんな環境がそこにあるわけで、そうしたものをしっかりと予見をしながら、どういうふうな形でまちづくりをしていくか、市民の方々がどうこのまちに住んでいて、どう関わっていただけるかということの公共施設であるわけですから、特に文教施設というのは極めて重要なものでありますから、そうしたことを丁寧にやっていかないと、そう簡単なものではない。最終的には、市長という機関は、総合調整をする責務がありますので、それぞれの行政委員会や各種附属機関や、いろんな意見が出て、やはり腑に落ちるところの中で、市長と県の総合調整の中で一定の政治判断をしていくということだと思いますから、非常にこれは深いものがあると、そういう認識をしていただければと思います。 244:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 245:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 ありがとうございました。そういう意味では、大変御苦労があろうかと思いますが、一つの目的に向かって、みんなで力を合わせてやっていくことも必要だろうというふうに感じました。  それでは、公共施設の再編計画を進めるに当たって、今、市長が話されましたように、やはり長い時間いろいろ議論をし、関係部署も非常に幅広く声を掛けて、声を聴いてやっていくというふうなお話がありました。そうなると、再編計画を進めるに当たっての期間、年数といいますか、長い時間と、また、費用が大変掛かるんじゃないかなというふうなことを感じました。これを、今の段階では答えられないかもしれないんですが、一つの目標として、何年間、今から何年ぐらい先に、一部2026年なんて数字も出ていますけれども、それは一つの置き方であっていいんですけれども、推定年数、費用と時間、こういったものを考えて、何年頃までに完成に持っていきたいのか、その辺をもう一度お聞きしたいと思います。  資料によれば、2026年から学校の再編等もいろいろ書かれているようですけれども、もう一度お願いします。 246:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 247:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 再編計画につきましては、令和37年までの計画期間で考えております。案を作らせていただいておりますし、一応その期間というのは、そのまま想定しながら、中身といいますか、再編の中身を考えていきたいと思います。  計画の策定期間という御質問は……。           (発言する者あり) 248:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 個人的な意見を言わないで、答弁を求めてください。  石田久良議員。 249:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 再質問させてもらいます。  いつまでという、その計画ということですけれども、これの再編を進めるめどというのは必ずあるというふうに考えます。それは、一部掲載されているこの年数がやはり守られるかどうかも心配はあるんですけれども、大体これが基準になって進めていくという考えだろうと思うんですが、もう一度確認の意味で、この計画、再編を進めるに当たってのこの計画は、何年ぐらい掛けてフィニッシュするのか御答弁をお願いします。 250:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 251:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 申し訳ございませんでした。  計画期間は、先ほど申し上げたとおり、令和2年から令和37年でございます。ただ、長期にわたりますので、これを3つの期間、スパンに分けさせていただき、第1期、第2期、第3期と分けております。  今回、御提案をしています再編計画につきましては、第1期の部分でして、令和2年から令和13年までの期間となります。1期、2期、3期、1期の事業が後倒しといいますか、2期に食い込むこともあるかとも思います。ですが、全体の公共施設の再編を全て完了するのは、やはり令和37年度、最終年をめどにやっていきたいというふうに思います。 252:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 253:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは、もう一度御質問をさせていただきたいのは、学校の、先ほど借地や土地を借りている問題、地権者とのやりとり、これがよその事例を見ると、それが当市の場合は借地が非常に多いんですけれども、よそを見ると、借りたときのいろんな条件が千差万別で、それをまとめるということは非常に難しいということで、これは一筋縄ではなかなかいかないというふうに感じているわけですけれども、それを進めるに当たっての、例えば行政としての窓口といいますか、組織的な対応、そういったものはどういうふうに考えているのかお伺いします。 254:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 255:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 今回、御提示させていただいた部分は、基本的な方向性をまずは定めさせていただいて、それに向かって様々な、それぞれの施設ごとにいろいろな、今、議員がおっしゃったような要因がございますので、それをどうやって解決していくのか、あるいはどういうふうな形にすれば、市民にとっていいものができるのかということを、しっかりと、更に御意見を頂きながら詰めていかなければいけない。そのためには、やはりプロジェクトチーム的なものを、それぞれの施設ごとに作らざるを得ないなというふうに考えてございます。 256:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 257:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは、3点目のインフラの整備等について御質問させていただきます。  インフラの面では、先ほど言いましたように、公共施設の再編とか、そういうものに直接かかわりは出てこないかもしれません。ある意味では、インフラというものが、これは再編とか統廃合と関係なく、やはり大事なものとしてくるわけですけれども、ただ、こういった将来の費用負担、こういったものを考えたときに心配するのが、統廃合もやらなくちゃいけない。それはまたやり方によって、お金がどのくらい掛かるかもまだ推定はできないですけれども、そういった面での費用が膨らんでくる。あるいは、インフラも、先ほどの質問の中でも、道路が大分傷んできて、それをやっぱりメンテナンスを計画どおりやっていかなくちゃいけない、こういったものが目の先にぶら下がっている中で、こういったインフラをどのようにしていくのか、ちょっとこの公共施設との抱き合わせで考えるのはいかがなものかとは思うんですけれども、費用の面からすると、また大きなものがかぶさってくるなというふうに考えますので、その辺、分かる範囲で結構です。 258:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 259:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 議員さんがおっしゃられているのは、道路とか下水道とかという部分の解釈でよろしいでしょうか。           (「はい」との声あり) 260:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 261:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 その部分でございますと、公共施設の統廃合とは別になってございます。そうした中で、先ほども申しましたけれども、道路につきましては、舗装維持管理計画を今年度策定して、これから市内の道路160キロメートルあるんですが、順次、舗装の傷んでいるところを直していくという形の計画を整えて、行っていくという形で対応していきたいというふうに思っております。また、その道路に付随する橋りょう等がございます。橋りょう等につきましても、延命を、橋りょうを取っちゃうわけにいきませんので、延命するための対策という形で、計画的に長寿命化の修繕計画を実施しております。また、その橋りょうにつきましても、耐震工事につきましても、現在実施をしているという状況でございます。  それとあと、水道施設でございます。水道施設につきましても、やはり市民生活に直結するものでございますので、水道が止まってしまうという部分には問題がございますので、供給が止まらないような形の中で、耐震化、長寿命化の対策について行っているという状況でございます。  また、下水道についても、同じような形で、長寿命化、耐震化を施した中で、公共施設の統廃合とは別として事業を進めている状況でございます。  以上でございます。 262:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 263:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 ありがとうございました。ちょっと統廃合とは外れた質問で恐縮です。  それで、既存の施設の活用、あるいは廃止するもの、あるいは更に活用を検討するというような2つに分かれるかと思います。廃止とあり、再活用、いろんな切り口があろうかと思うんですが、各施設のお金の面での積算といいますか、この施設を残そうとしたときに、どのくらいの費用が掛かるのか、そういった各施設の積算というんですか、そういうお金の裏付けをどのようになされていくのかお伺いします。 264:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田議員、今、インフラの問題じゃありませんので、公共施設の更新についての対応ですので、その範囲で、通告の範囲でお願いいたします。  石田久良議員。 265:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 通告の範囲で、インフラの話は、先ほどちょっとフライングがあったようですので、それはもう置いて、再編の中で各施設の費用といいますか、残すべき施設、こういったもののお金の計算、再編を検討するに当たっての費用の計算をするときに、どういった形の方法で算出しているのか。積算の方法といったら難しいかもしれないですが、今ある機能は、先ほど御答弁ありましたように、その機能を重視して、そうした機能を残すとか、そういう一つのフィルターにかけて御説明があったんですが、そういった今ある施設の統廃合にかかわる費用の積算はどのようにされているのかお伺いします。 266:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 267:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 先ほどもちょっと御答弁させていただきましたけれども、例えば幼稚園としての機能を廃止したというふうにしましても、建物は残っておりますし、公有地として残っている、あるいは借地として残っているという状況がございますので、それぞれの場面において、じゃ、ここをどういう形でその後使っていけるのかと、地域の方々にとって、ここの部分をどういう機能を残していくのかというところは、改めて検討させていただかなければいけないと。それからまた、地権者の方々も非常に重要なファクターでございますので、そこの方々がどういうふうな意向をお持ちなのかということもやっていかなければいけないなというふうに思ってございます。  ただ、基本的な考え方として、借地が非常に多くて、毎年非常にお金が掛かっているということであれば、そこを更地にしてお返しするというのも一つの選択肢でしょうし、皆様方がそうすることはちょっと困るよというお話であれば、例えば民間の福祉的な部分ですとか、いろんな方々がそういうところを御活用いただくとか、いろんな選択肢はあるだろうというふうに思ってございますので、結論から言いますと、そこのところは計算はしてございません。
    268:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 269:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 ありがとうございます。  それで、これを進めるに当たって、最初にちょっと御質問させていただいた財源の見通しということで、是非そういったものの裏付けがちゃんと市民に説明できるようにしていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 270:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 271:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 そのパターンによって、当然、そこの中に補助金も、あらゆるそういう他の財源ということを検討していかなければいけませんので、そういったことを入れ込めるのかどうか、また、入れ込むためにはどうしたらいいのかということを、個別に考えていかなきゃいけませんので、ちょっとそれは国の制度そのものにしても、そこまであるのかどうかという部分を含めまして、様々でございますので、申し訳ございませんけれども、今のところでは積算していないという状況でございます。 272:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で石田久良議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 273:◯議長保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  これをもって散会といたします。  次の本会議は、9月20日午前9時から会議を開きます。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 0時04分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....