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2019年7月2日(火) 令和元年第2回定例会(第3日) 本文
2019年7月2日(火) 令和元年第2回定例会(第3日) 名簿

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  1. 南足柄市議会 2019-07-02
    2019年7月2日(火) 令和元年第2回定例会(第3日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔保田建一郎議員〕       開議の宣告 ◯議長〔保田建一郎議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから令和元年第2回市議会定例会第3日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 代表質問 2:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 日程第1、代表質問を行います。  代表質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの、又は質問の経過で理解できましたものは取り下げるなどして、能率的にできますよう御協力をお願いいたします。  本日の質問は3人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 和 田 洋 一 議員
    3:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 はじめに、愛郷倶楽部を代表して、11番和田洋一議員の質問を許可いたします。  11番和田洋一議員。           (11番 和田洋一議員 登壇) 4:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 おはようございます。  議長の許可を頂きましたので、我が郷土である南足柄を愛する愛郷倶楽部を代表いたしまして、通告に基づき令和元年最初の質問をさせていただきます。  去る6月14日の本会議において、令和元年度南足柄市地域振興拠点施設建築等整備工事(建築工事)の工事請負契約の締結についてが可決されたことは真摯に受け止め、議決された以上、本市への財政の負担の軽減並びに民業への影響の配慮を常に念頭に置き、運営すべきであると考えます。  質問に入ります。  2期8年を終えて3期目の4年目を迎える、いわば集大成であるべき今般の所信表明に具体的な施策、時期、目標などのビジョンが感じられませんので伺います。  1、主要な政策であるにもかかわらず、所信表明で触れられていないものがある理由について。  主要な政策であるにもかかわらず、行財政改革、第五次総合計画後期基本計画都市計画道路千津島・苅野線の整備、都市計画道路和田河原・開成・大井線の整備、小中学校の特別教室のエアコンの設置等が所信表明で触れられていない。その理由について伺いたい。  2、子育てと教育の環境を整備。  教育について。エアコンの整備やトイレの快適化等により、ハード面での教育環境の整備が始まったことは、本市の将来を担っていく子供たちにとって大切なことであるが、それ以外の面について、今後4年間の教育全般についてはどのように取り組んでいくのか伺いたい。  3、防災力の強化と地域の活性化。  ア、消防団の活動支援について。消防団が役割を果たすためには、設備や資機材はもちろん、団員の確保も重要であると考える。本市消防団もSNS等を介して情報発信しているが、減少傾向にある消防団員の確保のために今後どのような取組を考えているのか伺いたい。  イ、文化、芸能活動については、文化会館を拠点にして南足柄市を広くPRするとともに、テレビやラジオの公開番組の誘致を積極的に行ってまいりますとあるが、具体的な施策について伺いたい。  ウ、体育センターの(仮称)道の駅金太郎のふる里や足柄産業集積ビレッジ構想事業エリアとの一体的な利活用も検討するとしているが、具体策について伺いたい。  エ、自治会の活動支援について。社会構造の変化により自治会加入率が低下傾向にあるが、自治会に対して具体的にどのような役割を期待しているのかを踏まえ、自治会の活動について今後の取組について伺いたい。  4、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力を。  ア、観光客の誘致について。年間200万人の観光客の来訪を目指し、稼ぐ観光産業を興したいとのことであるが、その具体策と達成時期と数値目標について伺いたい。  目標とする年間200万人の観光客の交通手段とルートについて伺いたい。  大雄山最乗寺やアサヒビールなどの魅力を生かし、誘致を進めようとしているが、各施設の来客数値目標について伺いたい。  イ、(仮称)道の駅金太郎のふる里について。(仮称)道の駅金太郎のふる里が地域産業や市民の皆様の活力の源泉となり、歳入の増加に結び付く確実な一歩となるよう、責任を持って成し遂げる覚悟であると述べているが、市民にとって見込まれる成果及びそれに向けての進捗状況を伺いたい。  登壇での質問は以上でございます。明確な答弁をよろしくお願いいたします。           (11番 和田洋一議員 降壇) 5:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、愛郷倶楽部、和田洋一議員の代表質問にお答えをいたします。  最初に、3期目の政策で主要な政策であるにもかかわらず所信表明で触れられていないものがある理由についてのお尋ねでございますが、この度の所信表明につきましては、私の3期目の今後4年間の市政運営に対する所信の一端をお示ししたものでございまして、特に市民の皆様とお約束をしてきた主要な政策について述べさせていただきました。  そのほかの主要な政策につきましても、これまでにもお示しをしているところでありまして、一つ一つ着実に継続性を持ちながらも実施をしてまいりたいと考えているところでございます。  次に、子育てと教育の環境を整備の教育についてでございますけれども、複雑で先行き予想困難な時代の中を子供たちがたくましく生き抜いていくためには、自分で考え判断し、行動できる力を身に付けていくこととともに、グローバルな環境の中で自分の考えを表現していけるような、そうした社会性を育むことが重要であり、またそれが求められていると思います。  また、令和2年度から全面実施されます新学習指導要領では、これからの社会をつくり出していく子供たちが社会や世界に向き合い、関わり合い、自分の人生を切り開いていくことを目指しています。このため、学校は社会と連携、協働して社会に開かれた教育課程の実現に向けて取り組んでまいります。  本市においても、学校教育を通じてより良い社会をつくるという目標を達成するために、引き続き、学力の向上、体力の向上、思いやりの心を育成してまいります。  次に、防災力の強化と地域の活性化の消防団の活動支援についてでございますが、本市消防団の基本団員数は、令和元年6月1日現在で、定員252人に対しまして実員212名で、充足率は84.1%となっております。  消防団員の人員不足については、市でも課題として十分に認識をしております。そして、日頃から消防団の各種行事においてポスターや散らしを配布するなど、消防団のPRに努めるとともに、平成28年12月から消防団員に特化した特典を受けられる消防団応援の店の運用を開始し、消防団への加入促進も図っているところであります。  また、平成26年度からASHIGARA産業フェアにおいて、消防団PRブースを設置しまして、昨年5月には南足柄市消防団のフェイスブックページを開設するなど、消防団員自らも自分たちの活動内容をPRし、そして消防団員の募集を広く呼び掛けているところでございます。  最近では、4月28日に開催しました市制記念駅伝競走大会に南足柄市消防団チームが出場し、その際、のぼり旗や応援グッズを手にした多くの消防団員が沿道から声援を送るなど、消防団全体でPRを行い、その機運を盛り上げております。  今後もこのようなPR活動を地道に続けるとともに、これ以外の新たな取組についても研究し、一人でも多くの消防団員を確保したいというふうに考えております。  また、基本団員に代わりまして、主に日中の火災等の発生時における初動体制を強化するため、引き続き機能別消防団員を充実させていきたいと考えております。  また、現在、消防団自らが消防団組織検討委員会を設置しまして、組織の見直し等を行っております。そして、将来的な組織構成につきましても検討しているところでございます。  次に、文化、芸術活動についての御質問ですが、文化、芸術活動については、文化会館を拠点にして南足柄市を広くPRするため、市広報誌をはじめ各種情報誌への掲載、電子媒体としてホームページ、フェイスブックあるいはツイッターによる情報発信を引き続き行ってまいります。  また、マスメディアで紹介されることは、不特定多数の方に本市の情報を伝達できる有効な手段であると考えますので、毎年、テレビやラジオの公開収録番組を誘致するため、NHK横浜放送局には継続して要望活動を行っているところであります。  その結果、平成24年度には「ラジオ深夜便のつどい」、平成25年度には「吹奏楽のひびき」、平成26年度には「俳句王国がゆく」、平成27年度には「昭和ヒット倶楽部」、平成29年度は「NHKのど自慢」、平成30年度は「ふるさと自慢うた自慢」の実施となっております。今年度は、子供向けの番組「みんなDEどーもくん!」の収録の誘致が既に決定しているところであります。  今後も積極的に公開収録番組を誘致するための要望活動を行うとともに、NHKと連携するなどしまして、文化会館での事業を通して南足柄市を全国にPRしてまいりたいと考えております。  次に、体育センターの(仮称)道の駅金太郎のふる里や足柄産業集積ビレッジ構想事業エリアとの一体的な利活用についてでございますが、足柄産業集積ビレッジ構想の和田河原・塚原地区のまちづくりは、農業による土地利用を図ってまいります。体育センターの芝生化によって県内外からの利用者が増えることを想定しておりますので、利用者の方々が和田河原・塚原地区で体験型農業などを楽しんでいただけるような事業展開を考えていきたいと思います。  体育センターと(仮称)道の駅金太郎のふる里は、和田河原・塚原地区をお客様が行き来するにぎわいのエリアとして、また食と運動なども関連させた未病を改善するエリアとして連携した一体的な活用を検討していきたいと考えます。  次に、自治会の活動支援についてでございますが、社会構造の変化に伴い、「家」を単位としたつながりから「個人」を単位としたつながりへと市民意識が移る中で、地域の連帯感にも多少なりとも影響が表れていると思います。  しかし、人と人との触れ合いや連帯感の形成は、日常的な親睦や交流を通じて培われ、住み良い地域社会をつくることにつながっていくものであると考えます。  自治会加入率は、平成30年10月1日現在で70.4%であります。10年前と比較して、9.5ポイント低下している現状であります。  生活をする中で個人や家庭ではなかなか解決できないことが多くあり、地域の方が力を合わせなければ解決できないこともあります。自治会では、そういった課題を地域課題として認識し、行政に伝え、行政とともに解決に向けて自ら取り組んでいただいているところでもございます。正に自治会と行政は不離一体の関係であると考えております。  一方で、役員のなり手がいないことや、行事が多く役員の負担が大きい、自治会の高齢化、次の世代を担う会員の不足、未加入などの問題は喫緊の課題として認識をしております。自治会の規模によっても事情や課題は異なりますので、全自治会において統一的に取り組むことは難しいものがありますが、現在近隣の自治会と協働で事業や活動に取り組むという新たな活動も起こっております。  これまでに引き続きまして、自治会の皆様とともに行政も一緒に考え、自治会活動の活性化のきっかけづくりや取組の提案を行ってまいりたいというふうに考えております。  次に、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力をの観光客の誘致についてでございますが、その中で年間200万人の観光客の来訪を目指し、稼ぐ観光産業を興す、その具体策等々についての御質問です。  本市の平成30年の入込観光客数は約95万人で、前年比約10%の増となっております。来年の春に開通する南足柄市と箱根町を連絡する道路と(仮称)道の駅金太郎のふる里の開業によって新たな観光客を年間約80万人と見込んでおります。  また、大雄山最乗寺やアサヒビールなどの観光拠点の魅力を生かし、道の駅を拠点として県西地域の観光資源を結び付け、多くの観光客を南足柄へ呼び込みたいと考えております。さらには、箱根町をはじめ、近隣市町との連携を図り、年間200万人の観光客数を目指し、観光事業を推進してまいりたいと思います。  南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通後には、来訪者を対象に道路の認知度や立ち寄り場所などの調査を行いまして、周知方法等の改善につなげてまいりたいと考えております。  次に、目標として掲げている年間200万人の観光客の交通手段及びルートのそれぞれの内訳についてのお尋ねですが、本市を訪れる観光客の交通手段は、これまでに実施したアンケート調査の結果からして、約7割の方が自家用車等で訪れ、そして約3割の方は大雄山線やバスなどの公共交通を利用しております。  自家用車等によるルートでは、東名高速道路大井松田インターチェンジからの流れと、そして県道74号線、いわゆる小田原・山北線が本市への主要なルートと考えます。これに加えて、来年の春、新たなルートとなります南足柄市と箱根町を連絡する道路が開通することで国際観光都市箱根と足柄平野がつながりますので、回遊性を更に高め、全体として年間200万人の観光客を目指してまいります。  次に、大雄山最乗寺やアサヒビールなどの本市の観光拠点の魅力を生かして観光客の誘致を図る各施設等ごとの数値目標についてのお尋ねでございますが、年間約30万人が訪れます大雄山最乗寺や、年間約13万人が訪れるアサヒビール工場など観光拠点を連携しまして、各施設等の特徴や魅力を広く発信し、観光客の誘致を推進してまいりたいと思います。  また、道の駅を拠点に県西地域のゲートウエイとして、市内の施設間のみならず、足柄上地域の観光資源と連携を図り、施設ごとの目標値は特には定めておりませんが、全体で年間200万人の目標を目指してまいります。  次に、(仮称)道の駅金太郎のふる里についてでございますが、(仮称)道の駅金太郎のふる里では、農業を核として市内産業を振興することを目的の一つとしております。市内外に向けた販路の拡大によって農家の生産意欲と所得の向上につなげてまいりたいと思います。  平成31年第1回定例会で南足柄市地域振興拠点施設(仮称)道の駅金太郎のふる里の指定管理者については御承認をいただき、道の駅の運営に実績のある株式会社TTCに決定をいたしました。当該指定管理者は、その商品開発力と販売ノウハウを十分に発揮し、地元の事業者とコラボレーションした商品の開発や周辺観光イベントとの連携など、地域を巻き込んだ取組を実施してまいります。  また、(仮称)道の駅金太郎のふる里による地域振興は、農業や観光などの地域産業にとどまらず、道の駅の開業によって地域に新たな需要が生まれ、市民の皆様にも参画の機会が増大するものと考えております。また、指定管理者からは、従業員の地元雇用についてお約束をしていただいているところでもあります。  さらには、本年5月20日に、平成27年から活動していました市民参加型の部会を南足柄市道の駅活性化協議会として改編し、市民と指定管理者の橋渡しを担うとともに、市、指定管理者、そして協議会が相互に連携して地域振興に取り組むこととしました。  施設の活用方法について、そのニーズやルールを道の駅活性化協議会で指定管理者と議論してまいります。その結果、地域の産業と市民の皆様が元気になることによって、経済が活性化し、その結果それが歳入の増加につながっていくものと考えております。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再質問を行います。  なお、再質問は答弁に納得できないものに限り、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  11番和田洋一議員。 8:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 それでは、再質問をさせていただきます。  まず、文化、芸能活動の関係ですけれども、南足柄市を広くPRするというところでございますが、詳細については今御答弁いただきましたので、大体理解できました。  この文化、芸術活動、文化会館拠点に広くPRという中には、市長の南足柄市をPRしたいというお気持ちがあるかと思うんですけれども、その中で先日、私、個人的に岡崎市、これは愛知県なんですけれども、ここが40万弱、38万数千人の市なんですけれども、御存じの方は多いと思うんですけれども、「東海オンエア」という名称のユーチューバーが岡崎市在住6名で組んでいるグループなんですけれども、このチャンネル登録数が400万人を超えているそうです。現在はプロダクションにも所属していますので、活動もかなり広いかと思うんですけれども、こういった活用、これ市役所に聞きましたら、職員が早速飛んできて、私のところへ来ていろいろ説明をしてくれたり、かなり積極的に対応していただきました。1日2、3組は、平日しかいないんですけれども、職員さんは、土日はもっと来ているんですけれども、対応されている。  このユーチューバーに限らず、こういう活用をして具体的に行っていくお考えはあるかどうか伺います。 9:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 10:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 議員さんの御提案のあったユーチューバーの関係ですけれども、確かに今はやりといいますか、ユーチューブを視聴することによっていろんな情報が拡散されていくという時代になっているということは私も承知しておりますので、この辺のことにつきましては、ちょっと指定管理者さんとも協議させていただきながら、そういうような活用ができるのかどうか、ちょっと話合いというか、進めていきたいなというふうには思っております。  以上でございます。 11:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 12:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  きっかけは文化会館ということなんですけれども、先ほど申し上げましたように、市長は南足柄市をPRしたいというお気持ちの中、各施設とか、市が管理している公園とか民間が行っている食事のできるラーメン屋さんとか、そういうところにも出没してPRをして観光客を誘致しているというところなんですけれども、職員の方々、そういうお考えは、答弁できないかと思うんですけれども、副市長。 13:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 14:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 SNSを使った市のPRということだと思いますけれども、非常に有効な手段だと思ってございます。ただ、試しにといいますか、お金を払っていろいろな方を呼んできて、そして一生懸命発信していただくというところは結構あるんですけれども、長続きしないといいますか、それはそれ限りという形が多いかと思っています。  できるだけ市内在住の方でそういうファンになっていただいて、自らしっかりと発信をしていただける方を市井の中に発見していくというか、ネットワークを組んでいくということが何より重要かなというふうに思ってございます。  しかしながら、まだそこまで行っていないというのが実情でございまして、是非そういう方が在住の方でいらっしゃれば御紹介いただき、我々としてもタッグを組んで一生懸命発信していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 15:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 16:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 おっしゃるとおりだと思います。  実は、この東海オンエア、ちょっとコンタクトを取りまして、ただで来てくれないかという発信も何とかさせていただいたんですけれども、先ほど申し上げたようにプロダクションに所属しちゃっているというところで。  市内在住で、市内でそういう希望があるような、若者でしょうけれども、そういうのを少し探してというか、こちらからアピールしてどうですかと。ユーチューブを活用している若者はかなりいられると思うんですね。ただ、気を付けなくちゃいけないのは、いろいろ犯罪を犯したりする人もいるんで、それだけはやっぱり行政なので、気を付けなくちゃいけないと思うんですけれども。  それについて、市長、一言だけ、私がここで終わるわけにはいかないので。 17:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 18:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 実は、先月辺りに、ちょっとこちらのほうに移住をしてくるといいますか、元々こちらにゆかりがあってというような方が何名か来られまして、ばらばらにということですけれども、そういう関係のお仕事を関係ある形でやられているというお話も頂いていますので、できるだけそういう方々と、今議員おっしゃられたように、ノーガードで、じゃ、市の情報を出してくださいというわけにもなかなかいきませんので、その辺を少し打合せをさせていただきながらやっていきたいなというふうに思ってございます。  以上でございます。 19:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 20:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  次に、体育センター、(仮称)道の駅金太郎のふる里、足柄産業集積ビレッジ構想事業エリア、動線的にこのエリアということなんですけれども、以前、副市長が(仮称)道の駅金太郎のふる里の活用について、駐車場が少ないなという質問があったときに、大雄山駅の立体駐車場もありますよというお話をされました。そのときに、何馬鹿なことを言っているんだと思ったんですけれども、実は、昨年、私、一般質問させていただいたんですけれども、大雄山駅に車を置いてウォーキングする。(仮称)道の駅金太郎のふる里まで約1.7キロなんですね。その間には、下田隼人の遺跡、龍福寺とか、トンネルの手前には関本自治会で花を植えているとか、トンネルを越えると、今度は相州牛発祥の地とかいろいろありますので、その辺を行きながら、歩きながら1.7キロが非常に短く感じられる。寄りながら行きますので。  そういうことも踏まえた中で、ウォーキングコース、これ昨年提案というか、市長、お考えはどうかなと考えたんですけれども、このウォーキングコースの中に、今申し上げたように大雄山駅と(仮称)道の駅金太郎のふる里もありますし、道の駅金太郎のふる里と和田河原駅ってもっと短いんですね、1.5キロ。その動線の中には農業体験とかいろいろあるかと思うんですけれども、また花紀行、奥地まで行くにはちょっと遠いですけれども、ウォーキングで体力のある方は、これは平坦地であると。沼田までほぼ平坦地であると。このような活用というか、どのようにお考えですか。 21:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 22:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 市制施行40周年の記念事業の一つとしまして、金太郎ウォークを始めたところであります。その底流にあるのは、今議員さんがおっしゃった、私もとにもかくにも南足柄を知ってもらう、それから市外から、あるいは外からいろんな形で南足柄に来ていただくいろんな取組をすることが大事だろうと思っております。  したがって、その一つとして金太郎ウォークというのも南足柄市の歴史を、文化を、あるいは地域を知ってもらう、また、金太郎という名称を冠してこの足柄地域を知ってもらう、南足柄を知ってもらうということで、全てが同じ方向にあります。今議員さんの質問の基本的な部分と全く同じでございます。
     したがって、金太郎ウォーク、あるいはその他の、せんだっても開催された市民の提案で第3回目を迎えた天狗のこみちマラソンもそうでしょうけれども、いろんな意味で南足柄を知ってもらう、活性化していきたいという思いでございますので、金太郎ウォーク、あるいはウォーキングについてもそのコース取り、その拠点については南足柄を知ってもらういい機会でもありますので、その拠点、そしてコース取りについてはあらゆる可能性がそこにありますので、そうしたものを網羅して実行委員会、あるいは関係の皆様方としっかりと協議をして、目的は一つ、にぎわいをつくる、南足柄に来ていただく、知ってもらう、そして健康づくり、あるいはまた文化づくり、そうしたものに努力してまいりたいと思います。 23:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 24:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 御理解いただきまして、ありがとうございました。  そこにはやっぱり一つ、案内というんですか、今ハイキングコースのリーフレットがありますけれども、その中にも体力に合わせた平坦地を歩ける、100メートルというのは極端でしょうけれども、300メートル、500メートル、1キロぐらいのそういうコースを入れながらですね。特に市外から見えた方が車で来て、駅前とか他の駐車場に置いていただいて歩いていただくと、当然お金が落ちる可能性があるんですね。それは、お金を吸収するのは民間の役目なので、道の駅というのはありますけれどもね。まずそこで一歩踏み込まないと、ただどうぞどうぞと言って、何らかの形でアクションを掛けないといけないと思うんですけれども、その平坦地のウォーキングに関してのアクション、リーフレットの中に載せるとか、一緒に中に載せるとか、それはお考えはいかがでしょうか。 25:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 26:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 まずは、道の駅を中心ににぎわいを起こすと。駐車場の問題は確かにございますけれども、TTCさんのほうとも連携させていただいて、今その辺の協議をさせていただいているところでございますけれども、TTC側の考え方とすれば、現状の中でまずはやってみましょうというお話でございます。  当然、それとは別個に、今言った体育センターですとか、その辺を含めた形でのにぎわいの創出というものがございますので、合わせた形の中でどういう形のウォーキングができるのか。ウォーキングだけではなくて、実は瀬戸屋敷さんの指定管理者ともちょっとお話をさせていただいているんですけれども、酒匂川を使ってサイクリングで来られる方もいらっしゃるということもありますので、自転車の御利用、それからウォーキングということを、県西全体の中でどういう格好で回していけるかということを少し考えていきたいというふうに思ってございます。 27:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 28:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ちょっとそれも質問したいんですけれども、時間の関係で次の質問というか、足柄産業集積ビレッジ構想、これは企業誘致をするわけですけれども、体育センター、(仮称)道の駅金太郎のふる里、産業ビレッジ構想、農業体験、いろいろ構成はありますけれども、この企業誘致と道の駅のコラボというのはどのような。例えば見学できるような企業を誘致して、そこを一体化するというようなお考えはお持ちでしょうか、伺います。 29:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 30:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 こちらのほうも、準備会委員会のほうと今詰めさせていただいて、どういう絵柄をしていくのかというのを詰めている最中でございます。  私どものほうとしては、何でも工業系であれば入ってくるということではなくて、ある一定のそういった方向性、今議員がおっしゃられたようなことも含めまして方向性を出しながら、企業の誘致に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 31:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 32:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 例えば食品企業、飲料企業をターゲットにしまして、1つルートがあると工場見学もできますよ。だんだんつながりというのがあるんですね、経済関係に関して、経済同友会とか経団連とかいろいろありますから、その辺をうまく使ってというか、一つ引き上げれば何かその辺でうまくできるのかなと。  あと1点、南足柄は自然と緑と水、これを売りにするべきだと思うんです。これは市長もお考えの話だと思うんですけれども、そのような中で、これも何年か前に質問させていただいたんですけれども、飲料関係の企業を誘致して南足柄の水を、ミネラルウォーターを販売してもらうというような、これも南足柄を全国に広める一つの手段だと思うんですけれども、この機会ですから、いい機会かと思うんですけれども、いかがですか。 33:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 34:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 まず、工場見学、企業の見学という、それも南足柄市の一つの観光資源、観光拠点にもなっていく。これは某新聞でもそういう方法が書いてありました。ああ、なるほどなと思ったところでございますので、また、足柄産業集積ビレッジの土地、歴史的なあそこの周辺の生活環境、慣れ親しんだ、そうしたものとマッチするような企業が来て、そして雇用も、そして第1次産業とうまくマッチするというのはとてもいい方向だと私も思っております。  それと、今おっしゃられた水という資源があります。そうした先祖から引き継いできた、あるいは先人、先祖が守り作り上げてきたそうした天然資源を次の産業につなげていくというのは我々の使命だろうし、とても重要だと思っています。  実は、そうしたところに、どこの企業とは申し上げられませんけれども、そうしたところに視座を置き換えるというか、うまくそうした資源を活用した形で新たな展開ができないかという可能性を今いろいろと目指していらっしゃるところもありますので、全くもって有り難い話だと思っておりますので、一緒になって、時間は掛かるのかもしれませんけれども、そうした芽をしっかりと成長させていくようにしていきたいと思っています。 35:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 36:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  次に、時間がありませんので、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力を、観光客の誘致についてです。  先ほど、200万人の観光客の来訪を目指すという答弁で、入込客数が95万人、現在、10%増えているというところでございますが、(仮称)道の駅金太郎のふる里開業によって、新たな観光客が80万人と見込んでいると。80万人と95万人足すと、25万人足りないんですけれども、その理由を教えてください。 37:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 38:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 確かに今の数字ですと25万人、200万に足りないんですけれども、現状考えられるのは、先ほど市長が答弁しました95万人と80万人で約170ということなんですけれども、それプラス、今後の南箱道路の開通、また道の駅の開業、これをもって確実に200万を超えるかどうかというのは開業してから、また開通してから、その時点でまた調査をさせていただいて、目標値というのは200万でこれは持っています。そこに到達するようないろんな施策を講じて、200万を超えるようなことをやっていきたいということで目標値は200万として定めているということでございます。 39:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 40:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 30年度入込客数、約95万人、前年比10%の増ですけれども、この10%増えた要因、把握できている範囲内で結構ですので教えてください。 41:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 42:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 前年度より増えたのは、大雄山最乗寺で約10万人ぐらいです。  主なのは、統計的でいきますと、大雄山最乗寺で約10万人ほど増えていると、そこで統計でなっているということでございます。 43:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 44:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 すみません、細かいことで。95万人達成して10%増えたのに、10万人増えたらもっと増えているんじゃないですか。どこか減っちゃったところがあるんですか、伺います。 45:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 46:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 減っているところが夕日の滝で、29年度は遊歩道ができまして、ばっと上がって、その後、30年度は3万人ほど減っているということでございます。 47:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 48:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 グラフにしてみないと分からないんですけれども、29年度と比較すると30年度は10%増えたと。ということは、27年、それ以前から見ると、29年度が減ったために元に戻りつつあったという解釈でよろしいですか。 49:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 50:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 29年度が約90万人ということで、30年度は95万人になっています。  29年度は下がっていまして、30年度は盛り返したと。そういう数字でございます。 51:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 52:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 南箱道路ができると必然的に増えるというのは理解できましたけれども、時間もないことですので、次に移らせていただきますけれども、南箱道路の関係の数字というんですか、どのぐらい、開通すると台数が増えるのか、人数がどのぐらい増えるのかというところの見込み、もしお分かりになりましたら教えてください。 53:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 54:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 南箱道路が開通して、それに伴って観光客、約60万人と見込んでおります。  以上です。 55:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 56:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 60万人、車の台数というのは把握していられますか。当然公共交通手段が南箱道路はないわけですので、現在は。車の台数。 57:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 58:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ただいまの60万人は、自家用車等でございます。  以上です。 59:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 60:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 車の台数です。 61:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 62:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 台数では捉えてございません。 63:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 64:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 箱根に国内外からおいでになられる方が今約2,160万というふうに聞いております。それを約2,000万として、車で箱根のほうにおいでになる方が、統計的に約6割の方が車でおいでになると。したがって、その2,000万のうち6割が車ですから、1,200万人の方が何らかの車の利用でおいでになる。その方々の約5%が南箱道路を御利用になって足柄平野、南足柄へ来ていただくという一つの下限値、できるだけ最少に見込むとその程度ということを考えております。したがって、60万人ですけれども、それ以上は目指していきたいという思いはあります。  そして、さらには大雄山最乗寺さんであるとかアサヒビールさんであるとか、市内の観光スポット、観光拠点になるところに更にそうした法人あるいは企業さんとの連携の中で更に入込客を増やしていきたいというようなことで200万人を考えているということです。 65:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 66:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 一つ気になることが、箱根町と南足柄市を連絡する道路の交通量、これは平日と土日の祭日、若しくは観光客がたくさん来るような時期によって違うと思うんですけれども、交通容量、いわゆる設計上の問題とあと渋滞の問題、この辺がちょっと懸念されるところがあるんですけれども、その辺はいかがですか。 67:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 68:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 その辺も懸念される部分もありますけれども、この見込みの台数というのは平均で考えてございます。 69:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 70:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 平均といっても、平均するわけにはいかないので、特に渋滞、5月の10日間の大連休のときに、5月3日でしたか、私はちょっと矢倉沢に畑があるので行きました。当然覚悟して行ったんですが、帰ってきたら、弘西寺の一番上、苅野一番地のちょっと下まで渋滞しているんですね。そうすると、これがもし開通したときにはもっと渋滞する可能性もあります。そうすると、市民の生活とか、また車の台数も増えますと事故とかも確率的に高くなると思うんですが、その辺の懸念はいかがですか。どう考えていられますか。 71:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 72:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 開通後のお話ということになると思いますけれども、いずれにしても、主要な県道の中を通ってくるわけでございますので、及び県警と十分その辺は調整をさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 73:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 和田洋一議員。 74:◯11番〔和田洋一議員〕 ◯11番〔和田洋一議員〕 ありがとうございました。  まだちょっと質問したいところがありますけれども、次の関連質問のほうに交代いたします。  これにて再質問を終了させていただきます。 75:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 愛郷倶楽部に関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  4番岸本敦子議員。 76:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 それでは、愛郷倶楽部の関連質問を始めさせていただきます。  まず、子育てと教育の環境を整備するということで、教育について答弁を頂きましたが、自分で考え判断し行動できる力を身に付けていくとの答弁がございました。こちらは、基礎学力のことについておっしゃっていると思います。しかしながら、非常に抽象的な目標を掲げられており、教育はやはり個別具体的なものでありますから、何をすればその力が身に付くのか、現場の教員はその方法について研究、共有というものがしっかりできているのかお尋ねいたします。 77:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 78:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 具体的なというふうなことではございますけれども、まずは新たな学習指導要領が全面実施をする前でございますので、移行措置期間等々を踏まえて、教員については研修等を重ねているところであります。  いずれにしましても、子供たちが健全に生きていく、これから学習をしていくということの中では、るるありますけれども、今のお尋ねの中身、私も十分、細かい部分ということではちょっと今手持ちがないんですけれども、我々としてはまずそこのところの研修を十分させていただきたいと思っております。  あわせて、学習環境の整備ということでは、ハード面での様々な整備が今進んでおりますので、今後も継続して予算等を確保しながら努力をしていきたいと思っております。 79:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 80:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 ただいま教員の研修についてお答えがありましたけれども、昨年度、教員の研修といっても夏休みの期間を主に使って、1日だとか半日だとかで、それぞれの内容について講義の形か分かりませんけれども、研修を受けられているということですが、結局、授業を組み立てるには、それを基にしっかり自分たちで教材研究をしなければいけないと思います。今、働き方改革も叫ばれている中、教員の教材研究の時間を確保するために南足柄市ではどのような取組をしているのかというのを伺わせていただきます。 81:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 82:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今議員のお尋ねではありますけれども、教員の場合、確かに時間を掛けた研修というのは課業期間中ではなかなか難しいわけであります。ですけれども、神奈川教育委員会や市教委としても課業期間の中でも授業が終わった後等に研修会等を実施させていただく中でやっております。さらには、その内容を各学校に持ち帰り、伝達をしているところであります。  一方で、今議員お尋ねの働き方改革の問題は、私たちも大変危惧をしているところではありますけれども、様々なお考えをお持ちの保護者の方々もおいででありますし、支援を要するお子さんたちの数も大変多くなってきたということの中で、教員、明らかに議員がおっしゃられたような研修を受けるということもあるんですけれども、若手の先生方が様々なノウハウをまだ取得していないというか、持っていないということの中では、OJT、いわゆる現場の中で研修をしていくことが大変大事なことであります。  したがいまして、法制研修であります初任者研修や10年次研修等はどうしても重荷にはなりかねませんけれども、その部分は学校現場の中で先輩の先生方からノウハウを聴いていただいたり、あるいは自分で自ら進んで研修することで力を付けていただく、これしかないと思っております。  そういう中では、働き方改革に一部は若干逆行する部分はあるかと思いますが、そういう中でも研修の中身を充実させ、あるいは時間等を精選することの中で少しでも働き方改革が我々としても先生方にとって働きやすい教育現場であればいいなと思っております。  以上でございます。 83:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 84:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 一応現場に負荷を掛けないようにということを配慮されていることは重々承知しておりますけれども、それでは、現場の教員の方々の意見をしっかり吸い上げて、それを反映させるようなシステムというのはしっかり整っているのでしょうか。 85:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 86:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それについては、私たちも必ず研修会、あるいは講演会等があった後にアンケート等を実施させていただく中で、数少ない、全員の方からは御回答いただけない場合もありますけれども、なるべく多くの方々からの御意見を吸い上げて、それを次年度、あるいは次回にマイナスの部分を繰り越さないように、そしてプラス面をより実効的なものになるような努力はさせていただいております。  以上でございます。 87:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 88:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 是非トップダウンではなくて、しっかり現場の方々の声を聴いて、それを教育現場に反映していただきたいと思います。  それでは、先ほど市長の答弁にありましたグローバルな環境の中で自分の考え方を表現していけるように教育をしていくという話でしたが、南足柄市では平成19年度から3年間、文科省の研究開発校に指定されて以来、今年度も確か県費の小学校英語教諭、専科の教員ですね、加配を得て、更に英語教育に力を入れていくようでありますが、これまでどの程度子供たちの英語の能力として目に見える効果があったのか伺いたいと思います。 89:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 90:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 すぐに見える効果というものはなかなか難しいところではあります。  ただ、やっぱり現場を見ておりますと、子供たちの資質を見ていますと、その学年、学校にもよりけりで、昨年度の某中学校の英検等の取得率を見ていますと、上位区分のところの子供たちが大変多かったということが実際あります。でもその一方で、同じ学校の中でも、今年度を見ておりますと、ここはやっぱり下がっているのかなという、低くなっているのかなという部分もありますので、その学年学年、あるいは学校間でやっぱり出っ張り引っ込みがあるのかなと思っています。  でも、例えば小学校も外国語活動から英語という教科化になることによって、小学校、それから中学校への滑らかな引継ぎ等ができればいいなと思っております。そのことが子供たちの、グローバルなという言葉がありましたけれども、外国語活動から英語科にということの中で、滑らかな引継ぎができることで子供たちが中学校でより高い英語力、あるいは語学力を付けられればいいなと願っておるところでございます。 91:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 92:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 すぐに結果は出ないとおっしゃいましたが、南足柄市では小学1年生から段階的に外国語の授業を取り入れて、そして中学校3年間、トータルすると9年間の義務教育の間中、英語について触れる機会が他の市町よりも多いというふうに考えられますけれども、やはり市の予算の多くを割いてしっかり結果を出してあげないと、それがやはり子供たちの自信につながって、それが更に言うと、自分で考えて判断するための材料となると思いますけれども、その辺り具体的な数値としてしっかり目標を立てていくというお考えはないのでしょうか。
    93:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 94:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 毎回、私も申し上げているところですが、数値目標というのは、なかなか教育には全てが合致するものではないとは思います。  ですが、1つの目標としてやっぱり中学校3年間の中で英検3級程度の学力を付けていきたい、更には準2級、それ以上の力を付けられればいいなというふうには思っておりますけれども、ネイティブのようなそういう力を付けることよりも、もっと普通の力を付けていくことのほうが大事だろうと思っております。  一方で、横溝先生のお力を得ながら継続しております外国での体験活動の実施もこれからやっていきたいと思っておりますし、県西地区でもわずか4名の小学校英語の専科教員の獲得もできました。更に、この中では小学校3校でこの先生の活用によって英語科の力を付けるよということで、5、6年生を対象にして年間で週で24時間ですので、一校当たり、ほぼ単純計算でいきますと8時間程度になるんでしょうかね、これを付けているところでございます。  さらには、一方で日本人によります支援員等も配置しておりますので、このことで少しでも子供たちが外国語に親しめることができて、更に語学力が上がっていけばいいなと思っております。  以上でございます。 95:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 96:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 ただいまの答弁の中に、英検3級、そして準2級が受かればいいというお話がありましたけれども、現時点で本市の中学校3年生の英語力として、英検に換算すると平均的に何級ぐらいの力があるのでしょうか。 97:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育指導課長。 98:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 英検3級の、今どれぐらいの力が本市にあるかというところの御質問ですけれども、それに関連したデータとして、国の取得率が平成30年度、23.9%、中学校3年生の終わりの時点でありました。それに対して、本市の取得率、平成30年度については25.3%でありました。ということで、国と比べたら1.4%ほど高い数値が出ております。  以上です。 99:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 100:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 それじゃ、英語については目に見える数値として、やはり英検の取得率ですかね、そういったものを数値目標としてこれからしっかり市民の皆様に、ちゃんとお金を掛けただけ、これだけ子供たちが成長することができたというのを示していただきたいと思います。  さて次に、基礎学力のお話がありましたけれども、理数教育、そして今の英語教育、そして本年度もインクルーシブ教育等、教育長のお言葉から耳にすることがありましたけれども、基礎学力の定着にはやはり一人一人ができるようになるまで寄り添ってあげるということが大切だと思います。  そのためには、今まで議会でも話し合われておりましたが、少人数のクラス編制、又は習熟度別のクラス編制が有効だと考えます。その点につきまして、今後どのように取り組まれる予定があるのかお知らせください。 101:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 102:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今お尋ねの件につきましても、毎回この場でお答えをさせていただいたところですが、少人数あるいは習熟度別授業が効果があるということですけれども、必ずしも少人数がいいというわけでもありませんし、必ずしも習熟度別がいいというわけでもありません。  まず、少人数学習のほうですけれども、特に小学校にあっては、元々の教員の定数が限られておりますので、その定数がなければなかなかできないというところがあります。その一方で、本市にあっても小規模校化が進んでおりまして、今市内3校が12学級以下の学級になってきました。ここには専科教員等も配置をされておりますので、こういう一部の教科の中で少人数、更には加配された人数の中で小学校においては算数等々の中で少人数授業をしているところであります。ですので、それはそれで効果があると私は思っております。  一方で、習熟度別の授業ということをおっしゃられましたけれども、習熟度別授業をやりますと、多くの子供たちが上位区分のほうを希望されることが多いわけであります。区分をすることがなかなか難しいというこういう状況の中で習熟度別をやっても、なかなかその効果が上がらないという部分もありますので、そこのところはまた何らかの工夫をしてやっていかなきゃいけないと思っております。  以上です。 103:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 104:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 ただいま習熟度別クラス編制については、子供たちの希望を聴いてクラス編制を考えるというような旨の答弁がございましたけれども、習熟度というのはやはり教師の側が見て測っていくものであって、子供たちの希望によってクラスを分けるということはいかがなものかと思います。  それで、そういったクラスが偏ってしまうというお話もありましたが、結局、子供たち一人一人に合わせて分かるまで教育をするというのは、やはりどうしても集団授業である以上、クラスの中の子供たちの人数が少ないという形で指導していかなければ難しいものだと考えるので、習熟度別及び少人数のクラス編制についての効果がどっちなのか分からないというのは、おっしゃる前にまずやってみると分かると思うんですが、そういったことについての努力というのはなされないんでしょうか。 105:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 106:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 私たちは公教育を預かっているものでございます。私学等、あるいは塾ということとは大きな違いがありますので、ましてや今の学習指導要領の中では主体的に取り組むということがありますので、私たちは先生方が主体的にその授業をするということも一部はもちろん必要でしょうけれども、それ以上に大事なことは、子供たちが自分の思うところの目標に向かって努力するためには、やはり子供たちの希望を最優先にしてやっていかなきゃいけない。そのためには、今議員おっしゃられたように、一人一人に見合った丁寧な指導をしていくことは十分我々も承知をしているところであります。  そういう中でも、先ほども申し上げたように、なかなか支援を要する子供たちの数が多くなってきて、一人一人に本当に合わせた教育というのはなかなか今難しい状況があります。ましてや、集団活動がなかなかできないという子供たちが多くなっていく中で、それをさせないというより、むしろ様々な工夫を先生方にしていただいて、そういうことで取り組んでいくことのほうが大事であろうと思っております。  以上でございます。 107:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 108:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 子供たちそれぞれに応じた教育ということを目指されているようですけれども、しっかりそれを実績として他市に誇るような形で表していただきたいと思います。  また、今後教育についてはしっかり現場も見ながら、しっかりチェックをさせていただきたいと思いますので、努力のほどをよろしくお願いいたします。  それでは次に、(2)防災力の強化と地域の活性化についてお尋ねいたします。  消防団の活動支援についてお話がありましたが、本市では女性消防団の人数が1名のまま変わらない状態が続いております。  一方、隣の小田原市では、平成26年より20名の女性団員により女性分団が発足して、梅小町という愛称で活動していらっしゃいます。結果、団員の充足率が100%になっております。さらに、山北町では2名の女性消防団員。  次は、消防団員ではないんですけれども、開成町の下島自治会には、自治会の防災部に属する女子消防隊というのが11名いらっしゃいまして、消防団同様の訓練だとかそういったものをしているそうです。  女性消防団員の必要性についてはどのようにお考えか、市長、お答えください。 109:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 110:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 女性消防団員は現在1名ということで、平成26年4月に入団して以来1名のままということですけれども、この女性消防団員につきましては、男性消防団員と同じく災害対応、あるいは様々な火災予防活動等に従事して、5月に開かれた市の消防操法大会でも活躍しているという現状でございまして、ただ、議員おっしゃるとおり、近隣では女性消防団といいますか、女性消防隊のような形で充足しているということは聞き及んでおります。  本市の消防団の勧誘につきましては、28部ある各部が担っておりまして、各部が苦労しながら団員の勧誘を進めているところでありますが、女性団員も特にその区別なくという部分ではあるんですけれども、特に女性団員に呼び掛けるということは現在行っておりませんので、そういった女性団員に限らず募集しているよということを散らし等で、女性団員が増えるような工夫も考えながら、少しでも充足率が高まるような工夫をしてまいりたいというふうには考えております。  以上です。 111:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 112:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 これから努力をしていっていただけるということでしたが、やはり以前自分の地域でも、消防団の方が団員の加入を促進するために1戸1戸個別に回られているということがありまして、その中で私が玄関に出たんですけれども、旦那さんを出してくださいということで、やはり団員の皆様にしっかりそういった女性団員も募集するよというような旨をしっかり伝達していかないといけないと思います。  さらに、防災安全課における男女共同参画社会推進の施策の中に女性消防団員の確保という項目がありますが、29年度の自己評価ではC。Cというのは、事業計画を実施したけれども予定した結果効果が得られなかった、計画の必要性はあり達成に向けて次年度も継続しているとしておりますが、30年度の項目ではBに上がっているように伺いました。Bとは、事業計画を実施、予定した結果効果が得られているということです。女性団員が1名ということで推移していないにもかかわらず、このように自己評価が変わってしまったのはなぜなのか。  そして、本来でしたらDの評価、事業計画を実施したが予定した結果効果が得られなかった、事業計画の見直しや工夫が必要である、こちらに該当するのではないかと思いますが、どうなっているのか、御説明ください。 113:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 114:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 すみません、今、議員御指摘の資料が手元にございませんので、お答えできませんけれども、DからCというようなお話で、いずれにしても、女性消防団員が平成26年から1名という状況は変わっておりませんので、今後、先ほども答弁しましたが、少しでも消防団員が増えるような工夫をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 115:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 116:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 しっかり評価について再考していただきまして、具体的な施策をこれから考えていただきたいと思います、本年度中に。  さて、新たな取組についても研究して、消防団の人数を増やしていきたいという答弁がございましたけれども、消防団員の高齢化についても言及されていたと思います。消防団員が高齢化しているという問題と、あとは団員の人数を確保するという課題を同時に解消する考え方として、学生消防団活動認証制度の利用が考えられるのですが、御存じのとおり、18歳以上の学生で一年間以上、消防団員として活動を継続した者に、就職活動の際に企業へ提出できる認証状を交付するという制度でありますが、本市におけるその制度についてのお考えを伺いたいと思います。 117:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 118:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 学生消防団ということで御提案がありました。  機能別消防団員制度というものを平成29年から本市でも消防職団員のOBということで、県内に先駆けて取り入れているところでございますけれども、その機能別消防団員制度の一環として学生消防団員制度があるということは承知しております。  先ほども申し上げましたけれども、消防団員の勧誘活動につきましては各部でしておりまして、少しでも充足率が上がるように取り組んでいるところでありますけれども、そういった機能別消防団員制度の中での学生消防団員制度ということにつきましては、一つの提案として受け止めさせていただきたいと思います。  以上です。 119:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 120:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 学生消防団活動認証制度につきまして、平成30年4月時点で全国では既に266の自治体が加盟というか実施しておりまして、神奈川では14の自治体。その年度内に1自治体が導入を検討しているそうなので、多くの自治体がそういった工夫をされているので、是非南足柄市も後発ではなくどんどん新しい制度を検討して取り入れていっていただきたいと思います。  さて、次に自治会の活動支援について伺いたいんですけれども、加入率を上げるための工夫として、ホームページでも御紹介されていると思うんですけれども、本市のホームページでは自治会名だけを列挙して、市民課で配布する散らしをPDFでそのページに添付するだけにとどまっています。  近隣の市町においては、特に開成町では、各自治会の年中行事の一覧をホームページに掲載していますし、加えて自治会独自で作成しているホームページのリンクまで張ってあります。松田町では、自治会の説明や主な行事等を説明するページを各自治会ごとに1ページずつ与えています。  自治会の加入率の上昇、とりわけ自治会員の高齢化、そして次世代を担う会員の不足を問題視しているならば、若者世帯の加入促進のために、この情報社会において少し取組が遅いような気がするのですが、そちらについてお答えください。 121:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 秘書広報課長。 122:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 御指摘いただきました自治会の加入率の向上に向けた取組ということで、本市では自治会に加入しましょうというような散らしを配っているというところに今とどまっております。  これは、本市に転入されてきた方々に対しまして、34ある自治会の散らしを全て取りそろえておりまして、そこに自治会長さんのお名前と連絡先を記載して、是非ともお入りいただきたいと。ただ、そこの窓口の場で細かく自治会が、個々の活動がございますので、その部分について触れるということは現在できておりません。  御指摘がございました若い世代を取り込むというようなことを目的としたSNSの活用というのは、今現在も進めているところでございます。フェイスブックと、あとインスタグラム、あと各自治会の活動に取材に入りましてそれを発信していくということは鋭意行っておりますが、進んでもっとそちらを進めていきたいというように考えてございます。 123:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 124:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 SNSでの発信を取り入れているというお話ですけれども、やはりはじめに検索するのは市のホームページであって、そこにしっかりリンクを張っておいてあげないと、若い世代は自分で自治会について、じゃ、インスタだとかあとはフェイスブックやツイッターだとか、そういったところで検索を掛けようという方はなかなかいないと思います。  そして、その自治会は一体どういう活動をされているのかとか、どういう集まりがどの程度あるのかというところで、いわゆるコストパフォーマンスを考えて行動する方が多くなったので、そちらを鑑みて加入の検討をされると思いますので、市のホームページにちゃんとリンクを張ってあげるというような、そういうことに関しては実施してくださるでしょうか。 125:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 秘書広報課長。 126:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 まず、各自治会がどのようなホームページの運営をされているのかというところから調査をして、あったものにつきましては可能な限りリンクをしていくということを行っていきたいと思います。 127:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 128:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 情報社会の中、我々もiPadを使いながら議会に参加しているわけですけれども、取組が一昔前というか後れを感じるので、こういうことに関しては本当に早急にやられないと、自治会が本当に高齢化して加入者が少なくなってしまうと思います。  さらに、自治会の加入についての情報は、今秘書広報課にお答えいただいたんですけれども、秘書広報課の管轄である一方、公民館での自治会活動は生涯学習課の管轄とされて、そこでは28年度と29年度の2年間だけではありますが、自治会公民館活動の一例を写真とレポート付きで紹介しています。  しかしながら、市民としては、どちらも自治会の活動であり、やはり双方の課にリンクされていない状況というのは、正に縦割り行政が解消されていないところかなと思うんですけれども、こういった小さな部分を改良して、今の社会で活躍している世代を取り込んでいくような努力、これをいつまでにしていただけるか、お約束いただきたいと思います。 129:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 130:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 ただいまいろいろと自治会の加入率のアップ、またそれがひいては自治会の活性化ということにつながるわけでございまして、いろいろとアプローチの仕方、手段等々についてもお話を頂きました。そうしたもろもろの先進事例もたくさんありますので、そうしたものをでき得る限り、これはどこの市町村も同じ課題を抱えているわけでございますので、御指摘いただいた、あるいはまた御提案いただいた内容というのはとても重要だと、そのように思っておりますので、そうしたものを取り入れていく。  やっぱり最も大事なことは、自治会加入をしていただくためのそこの自治会に入ることの必要性、魅力、入ることによってお互いが地域社会を支えていくんだという、そういったものをどう訴えるかということが一番大事だとも思っておりますので、そういったことを含めて、今御提案があったことをしっかりと認識して、岸本議員の視点、視座を大事にしていきたいと思っています。  いつまでとは言えませんが、でき得る限り、そうした先進事例も把握しながら対応してまいります。 131:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岸本敦子議員。 132:◯4番〔岸本敦子議員〕 ◯4番〔岸本敦子議員〕 願わくは、今年度早い段階で、しっかり市民の皆様が自治会活動に参加できるような、加入率が増えるような形でお願いしたいと思います。  最後に要望を申し上げましたが、これで私からの関連質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 133:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 関連質問。  12番石川貴久雄議員。 134:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 12番石川貴久雄が関連質問をします。  まず、1回目の市長答弁は、全体的に具体策がほとんどなく、がっかりしております。  また、教育長に申し上げます。長く時間稼ぎの答弁は、我々の会派に対しても、後から質問する会派に対しても、是非やめてください。  それではまず、観光客の誘致について伺います。  観光客に南足柄の何を求めて来ていただくかということが重要だと思います。箱根でいえば温泉、遊覧船、ロープウエイ、箱根登山電車、彫刻の森や美術館、大涌谷等の自然、箱根神社、名物、土産と数え切れません。  そこで、南足柄市に観光客が何を求めての具体的な三大目玉を伺います。 135:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 136:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 今ある観光資源は、市内では大雄山最乗寺、またアサヒビール工場、また夕日の滝、そういったものが今ある資源でございます。  あわせて、今後、道の駅が来春に開業いたします。そこを拠点として、またそういったものを結び付けて市内に観光客の誘致を図っていきたい、そういう考えでおります。  以上です。 137:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 138:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 もっとたくさんあって、この地の自然とかそういうものを生かしたものが一杯あると思いますけれども、そういうのが考えられていないということが分かりましたので、次に質問します。  稼げる観光とありますが、平成30年度、あるいは平成29年度の観光客の一日一人当たりの消費額が幾らで、それを幾らに向上させたいのかを伺います。 139:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 140:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ただいまの消費額については、データを持ってございません。申し訳ございません。 141:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 142:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁から、いかに市長、やる気がないかということがよく分かるんですが、これは神奈川入込観光客調査の市町村別の入込観光客数と観光消費額の状況のリストで、観光客消費額計を延べ観光客数で割れば分かるんです。これが分からない。実に情けないと思います。  南足柄市の平成29年度は225円で、数字を提示している23市町村の中で2番目に低いんです。また、小田原市は、観光戦略ビジョンの数値目標の一つに、一人当たりの観光消費額を設定しており、平成26年の3,033円から平成34年には3,900円へと引き上げるとしております。答弁できないのは全く取り組む気がないのか、それとも能力が不足しているのか、市長に伺いたい。 143:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。
    144:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 全く取り組む気がないわけではございません。  今後、稼ぐ観光というのがこれからうたっていきますので、いかにして市内に観光客が来た。今までは来て、一箇所に滞在して物を買ってお帰りになると、そういったことではなくて、その一箇所にできるだけ長くいていただくような付加価値を高めた体験をしていただくとか、そういったことをあらゆる事業者さんですとかお店ですとか、そういったことで考えていただきたいというのもあります。そして、一人の方にお店なりで消費をしていただく単価が一人当たり1,000円だったものが3,000円に上がるとか、そういったことで観光事業全体の客単価が上がって、市内でも稼ぐ観光が広まっていくと。  各事業者さんが、市の行政ができることは、いかにして観光客を市内に呼び込む、そういった仕組みを作ることだと思います。せっかく来ていただいた観光客の方が何をするかということは、各お店ですとか事業者さんで、そこでも市と協力して考えていただいて、いかにしてそこに滞在して消費をしていただくか、そういった仕組みを考えて、市内全体で稼ぐ観光というのを今後考えていきたいと、そういうふうな考えでございます。 145:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 146:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市の仕事全般がそうなんですが、仕組みを考える上にはまず目標が必要なんですね。ということは、今の答弁からすると、一日一人当たりの消費額を小田原みたいに目標額は設定しないと、設定するつもりはないと、こういう答弁だと捉えてよろしいですか。市長、答えてください。 147:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 148:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 目標とすべき数値、目標値は、これはしっかりと掲げるあるいは設定していく、そしてそれにたゆみなく挑戦していくという姿が正しい姿だと思っております。  そして、今御指摘のように、こうした視点で物を考えるということは、特に目新しいことではない、先進事例はたくさんあるわけでございますので、そうしたところへの糧とする、そうした材料がたくさんある。そこへどう目を向けるかということについては少し不足している部分があろうと思いますので、そこは私なり副市長なり、あるいは各部長、心してそれは対応しなきゃいけないと思っていますので、よろしくお願いいたします。 149:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 150:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市長から前向きな答弁があったんですが、いつまでに提示いただけるのか伺います。 151:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 152:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 これは間延びさせることがなくという前提で、できるだけ早くやります。 153:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 154:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 議会は、観光活性化について提言をしています。執行部も真剣に取り組む気があるなら、プロ的人材組織を調えないと所信表明の政策の実現は困難と考えますが、市長の見解を伺います。 155:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 156:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 目標値の設定も含めまして、当然組織、推進体制も含めまして、観光基本計画を議会からも御提案いただいたスケジュールにのっとって今進めようとしてございますので、そういった中で議論していきたいというふうに思っています。 157:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 158:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次に、道の駅事業について伺います。  これもポイントを得ない具体策のない答弁だったと思います。  そこで、市の施設であることを生かし、市内や近隣の障害者の方が作られたプリンやパン、絵はがき等を販売することは、市民の活力の源になり、また、弱者に優しい市長のイメージの具体化にもなると思います。市長からの前向きな答弁を伺いたいと思います。 159:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 160:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今のお話も含めて、かねがね私はそうした市民の皆様方の活動の場になることを考え、それがどう可能になるのかということはしっかりと検討していきたいということは申し上げておりますので、石川議員の考えとは符合いたします。 161:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 162:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 前向きな答弁、ありがとうございます。  それでは、次の質問ですが、道の駅に出荷する農業従事者の所得は何人を対象に、現在の平均所得額が幾らで、それを幾らに向上させると見込んでいるのか伺いたい。 163:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 164:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 そういったデータは持ってございません。  以上です。 165:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 166:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 これは市長のマニフェストにも、道の駅を舞台に農業従事者の所得向上を図ると明記されているんですね。市長のマニフェストには、ほかにもそうなんですが、数値目標や納期が載っていない。これは私に言わせればマニフェストとは言えないと思うんですけれども、しかしマニフェストにも載っていて、そういうことが今答えられないというのはおかしいと思うんですが、これは今答えられないならば、いつまでに明示するのか、市長に伺いたい。 167:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 168:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 指定管理者、そして3部会を統合した協議会も今活動を新たな形で進めておりますので、そうした方々ともしっかりと、あるいはJAさん等の団体、機関とも連携を図りまして、少なくとも来年春の開業でございますので、今年中にはしっかりとした目標値を持って、そして取り組まなければいけないと思っております。 169:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 170:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 もう一つ、耕作放棄地の現在の面積と、それが道の駅事業の中でどのくらい減少させられるのか伺います。 171:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 172:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 現在の耕作放棄地がどのくらいかというデータなんですけれども、現在、手元にありませんが、今後、道の駅が開業してきますと、農産物というのは端境期があるということで、そこで販売する商品を確保するためには、JAを含めた市場から仕入れ品の販売を行うことが考えられています。  そういったことで、指定管理者TTCでは、それらをデータ化しまして、生産者に提示します。この時期にこの商品がこの段階で値段でこのぐらい売れるというものを情報提供させていただきますので、そういったことと併せて、また加工品がヒットすれば、その原材料となる農産物等の増産も考えられる。そういったことを考えてございます。  こうして売れる実績を生産者の方々に見ていただいて、生産者の出荷意欲を向上させて、それを栽培面積の拡大、そういったことを図ってまいります。こういったことが耕作放棄地の減少、それにつながるというふうに考えてございます。  以上です。 173:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 174:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 これも市長のマニフェストに載っているんですね。先ほどから申し上げていますけれども、やっぱり事業というのは具体的目標が必要なんですよ。これも具体的目標を掲げてやるべきだと考えますが、市長にはそういう気がありませんか。 175:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 176:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 でき得る限り目標値を持つことが重要であります。これがないと達成の歩みはできない、そのように思っております。  道の駅については、もう開業まで、言うならば指呼の間でございますから、おっしゃられたようなそうした一つ一つがしっかりとしたバックデータを持って、それがたゆみなく確かなものにならなければいけないとは思いますけれども、少なくともそうした背景にある数値を持たなきゃいけないと思っておりますので、今般答弁できなかったことについては全くもって遺憾に思っていますので、そういうことで御容赦いただきたいと思います。 177:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 178:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 大変前向きな答弁を頂いたと思います。  やっぱりこの道の駅事業には、議会も、先ほど代表からもありましたように、最終のゴーを出しました。この事業も指定管理者任せの思考停止の担当ではなくて、やはり知恵と工夫と意欲にあふれるプロの人材を登用しないと事業の成功は成し遂げられないと私は考えますけれども、市長の見解を伺います。 179:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 180:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 この事業は、農業にいそしむそうした営農者の皆様方、特に第1次産業をいかに活性化していくか、それを基盤にして第2次産業も第3次産業も観光産業も含めてこの地域あるいは足柄平野全体のエリアの産業経済の活性化に資するものということの目的で進んでおりますので、もちろん専門的な知見というのは正に指定管理者TTCさん、多くの成功事例を持っている、そしてもろもろの渉外力もお持ちのそうした民間事業者とともに市民の皆様方と、つまりボトムアップで、そしてまた調和と連携でそれはつくり上げていくものだと思っております。 181:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 182:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、3期目の政策について伺います。  2期目までに全小中学校の普通教室へのエアコン設置、小学校のトイレ快適化に道筋を付け、更に中学校のトイレ快適化、おでかけバスの運行等に取り組むことを所信表明に掲載したことは大いに称賛いたします。  しかし前回、平成27年6月5日の所信表明には、行財政改革による財政基盤の強化、千津島・苅野線、子供たちの学力・体力向上と思いやりの心を育み、他に誇れる教育の実現、ICT教育の環境を更に充実し、基礎学力の向上という非常に重要である政策が掲載しておりました。それが今回の所信表明には記載がありませんでした。それに加えて、先ほど代表が質問した第五次総合計画後期基本計画の策定等々も、今回の所信表明にはありませんでした。  先ほど一定の答弁がありますが、加藤市長ほどの経験の長い市長が、これらを意図なく掲載しなかったとは考えられません。  そこで改めて伺いますが、これらに取り組む意欲が3期目の市長にはあるのかないのか伺います。 183:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 184:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 あります。 185:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 186:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 心強い答弁を頂きました。順次個別に質問していきます。  まず、小中学校特別教室へのエアコン設置は、いつ頃までに設置するのか、目標があったら伺います。 187:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育次長。 188:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 議員もおっしゃったとおり、まだトイレの快適化が進んでいない中学校等もございます。特別教室にエアコンがまだ設置されていないところがございます。こちらをどのような形で計画的に進めていくかにつきましては、今年度中にまとめていきたいと思っておりますけれども、現在のところは、その財源確保のために国に対して要望活動を行っているというところが現実でございます。 189:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 190:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 まだ具体的な時期が分からないという答弁だったと思いますが、小中学校特別教室のエアコン設置は、生徒・児童、教員の生命や健康に関わる、無くてはならない事業です。なぜこれより道の駅事業を先に実施するのか伺います。 191:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 192:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 公立学校の教育環境の整備については、ここ数年来、本当に最重要課題の一つとしてこれに着手し、着実に進めているところでございます。その状況は石川議員も御承知いただいているものと思っております。  そのために一番苦労したのは財源確保でございます。国・、特に国、国会議員関係を含めて文科省予算をいかに獲得するか、その財源確保なくして市民の皆様方の様々な要望、願い、それを政策にして実現することはできません。  文科省の公立学校の環境整備について言えば、平成30年度、昨年度は当初予算で約670億。いろいろな活動をさせていただいて、三重の津の前葉市長が会長、私、副会長という立場で、国の東京には7、8回、足を運びましたけれども、2回の補正によってそれが2,000億、北海道から沖縄までトイレの快適化、大規模改修等々、もちろんエアコンも含めて、そうした事業が今実施できる見込みになっているということであります。  したがって、大事なことは、今回の選挙でも市民の皆様方に御説明したのは、市民の皆様方が願う様々な事業、それを政策にして実現していくためには財源確保、少しでも、1,000万でも2,000万でも歳入確保をしていく、自前でそうした努力をしていく、あるいは国・の交付金、補助金もしっかりと頂戴できる取組もしなければいけない。  したがって、自前でという部分でいけば、地域の経済の活性化、産業の活性化、そして少しでも歳入の入る努力をしていくということがあります。  したがって、今石川議員のおっしゃったのは、どっちが先かではないんです。並行的に進めていくということです。 193:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 194:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 最後に並行的という言葉がありましたので、それに期待して次の質問をします。  行財政改革の令和2年以降の具体的アクションプラン及び財政推計はいつまでに策定するのか伺います。 195:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 企画部長。 196:◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部長兼企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現在の行政改革の指針につきましては平成31年度までとなっておりますので、令和2年度以降の指針及び実行計画につきましては、今年度中に策定をしてまいります。  財政推計ですが、今回作る財政推計につきましては、中期財政計画という形で策定をしていく予定でございます。こちらは、今30年度の決算が出てまいりましたので、それをベースに推計作業をしております。  ただ、第五次総合計画の後期基本計画ですとか行政改革との調整もございますので、中期財政計画は今年度中の仕上がりというふうに予定しております。 197:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 198:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次に、都市計画道路千津島・苅野線、それから和田河原・開成・大井線は、いつまでに開通するのか伺います。 199:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 都市部長。 200:◯都市部長〔天津 稔〕 ◯都市部長〔天津 稔〕 千津島・苅野線につきましては、現在用地交渉等を行っている状況でございます。そういう関係で、地権者の合意を得た中での対応をさせていただいておる状態でございまして、用地交渉が済みました段階において整備に入っていきたいというふうに考えている状況でございます。  また、和田河原・開成・大井線につきましては、現在のほうにも要望活動を行っており、財源の対応について毎年行っている状況でございます。  以上でございます。 201:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 202:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 これも目標年度を答えていただかなくて残念ですけれども、目標年度というのは状況によって変わってもいいと思うんですよ、一度設定しても。でもそれがないということが、僕はここの南足柄の市政でやっぱり足りないところだと思います。  そこで、次に違う質問ですけれども、今回の所信表明には、2期目までに執行が決まっている事業がたくさん載っています。放課後児童クラブの公設民営化、小児医療費助成制度の中学生の通院の対象範囲の拡大、小学校普通教室のエアコン整備、障害者の施設通所への交通費一部補助、これは予算計上されています。それから、守山乳業株式会社の誘致、それから小学校全校トイレの快適化も執行がほとんど決まっております。  これらの記載をわざわざ載せていて、先ほどは重要政策の一端を載せたというんですけれども、先ほど挙げたような重要政策が載っていないこの所信表明、これははっきり言わせてもらうと欠陥があるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 203:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 204:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 欠陥があるかどうかというのは、石川議員との見解の相違だと思っております。  ざっくり言えば、既に予算化している事業についてはマニフェストの約束に挙げることがどうなのかということでしょうけれども、私の覚悟は違います。予算化している事業については、これまでも重点課題として取り組んできたものが予算化もして、ようやく実を結ぶ形になってきたということであります。  ですから、予算化したから終わりではなくて、例えば小児医療費は10月からでありますし、あるいは学童保育も長年の懸案であった公設化、そして公設化でもって均質・均等な学童保育の在り方にしようということで、ようやくここで今スタートした、そうした状況であります。  そうしたものを確かな形にしていくためにも、市民の皆様方の御要望に応えながら、政策を継続して、実現して、充実させていく、場合によれば拡大も充実もさせていく、その責任があるので、別に予算化をしたからそのことは言わないんではなくて、これは重要な施策でありますから、それは市長としてこの4年間、責任を持って取り組んでいくという決意を示したところでありますので、御理解いただければ有り難いと思います。 205:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 206:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、教育について1点伺います。  先ほどから取り上げておりますが、この所信表明にはソフト面の教育についての掲載が全くありません。教育長は、所信表明に記載できる教育重要施策を持っていないのか。持っているならば、なぜ市長に記載の要請をしないのか伺いますが、簡潔に答えてください。 207:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 208:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 これは先ほども申し上げましたように、来年度に向けて全面実施をされます学習指導要領の全面実施に向けて努力をするということで私は認識をしております。  以上です。 209:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。
    210:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 そうしたら、それらの記載を載せればいいじゃないですか。なぜ載せないのか聞いているんです。認識しているかどうか聞いているんじゃなくて、所信表明になぜ載せないのか聞いているんです。 211:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 212:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほども申し上げたとおりでありまして、教育を載せるならばこちらはなぜ載せないというような、そうした議論は私はしたくない。この度の所信表明は、3期目の今回の選挙で4年間の市政運営に関する市民の皆様方と約束をさせていただいたことについては重点的に私の決意と覚悟をしっかりと述べさせていただくということにさせていただきました。  そのほかの主要な施策についても、お陰さまでまた引き続いて継続しての市長の任に当たらせていただいているところでございますので、施政方針等でもすべからくに内容説明はさせていただいております。  したがって、教育ならば、Bも、ならばCもDも網羅的に、およそ60分にも及ぶような内容になる。そうではなくて、今回は市民の皆様方との関係をより尊重して、そこに集約させていただいたということでございますから、これも御理解いただければと思います。 213:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石川貴久雄議員。 214:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 前回のときには、市長のマニフェストにも所信表明にも、他に誇れるべき教育とかICTを活用した教育というのが載っているんですね。今回のには全く載っていない。やっぱり僕は、これは少し市民に対しても、他の市に対しても、教育について全く関心がないのかなと市長が思っているんじゃないかと思われることを懸念して質問した次第でございます。  最後に、加藤市政も集大成の時期に差し掛かっているんじゃないかと勝手に思っております。残された課題の全部を成し遂げるという決意があるならば、市組織や市職員の思考停止状態を打ち破る抜本的な改革が必要だと思います。請われれば、微力ながら私も協力する覚悟はあります。最後に市長の見解を伺います。 215:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 216:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 より思考回路が柔軟に回るように努力いたしますので、またいろんな面で是非市長室にもおいでいただいて意見交換できればと思いますので、電話ではなくて市長室においでいただければ有り難いと思います。 217:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 218:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 先ほど石川議員の御質問に答弁できなかった耕作放棄地の面積でございますけれども、2015年農業センサスで104ヘクタールでございます。  以上です。 219:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で愛郷倶楽部の質問を終了いたします。  ここで11時15分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時58分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前11時15分 220:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 岡 本 俊 之 議員 221:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、公明党を代表して13番岡本俊之議員の質問を許可いたします。  13番岡本俊之議員。           (13番 岡本俊之議員 登壇) 222:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 皆さん、おはようございます。  令和という新時代を迎え、市長並びに市議会も改選を経て、正に新しい南足柄市政の始まりを期する今議会において、公明党を代表し、市長の所信表明に対し質問をさせていただきます。明快な御答弁をよろしくお願いいたします。  まずはじめに述べさせていただきます。  今回示された所信表明についてですが、市長が3期目の市政運営を担いゆく上で主要な施策について説明されています。しかしその内容は、市長が選挙戦でマニフェストとして作成された法定ビラの箇条書き項目がほぼそのままの形で文章になった内容で、市の直面している問題や課題、本市総合計画に掲げる重点プロジェクトの欠落、そしてマニフェストにおいて重要な要素である事業の目的とその規模、金額と財源の裏付け、事業遂行の段取り、実現の時期と成果検証の時期等が示されていません。  今後の4年間は、本市総合計画の後期基本計画の策定とともに、そこに掲げられる事業の実施がリンクする時期でもあります。市長の2期8年の実績を踏まえ、その手腕において、南足柄市が将来にわたって発展していけるような市政運営を市長に求めるところであります。  したがいまして、マニフェストの重要な要素を確認していく意味で、順次質問してまいります。  最初に、3期目の政策、(1)子育てと教育環境の整備の中から、小児医療費助成制度についてお尋ねします。  この小児医療費助成制度については、今年度当初予算において中学生の通院に係る助成対象者の拡充がこの10月から始まる予定ですが、再度、所信表明として言われるのであれば、この施策の今後の展望や更なる拡充に向けた施策をお持ちなのかと拝察します。市長の考えを伺います。  次に、市内小・中学校のエアコン設置についてお尋ねします。  この事業も6月を目途に普通教室への設置が完了する予定ですが、今後図書室等の特別教室への設置や、災害時の避難所となる体育館への対応についての考えなのか伺います。  (2)高齢者と障害者の生活を支援の中から2点質問します。  1点目のおたがいさまネットの拡充についてですが、現在のところ、既に一部の地域において実施されている本事業を全市的に取り組んでいくものと思われますが、その取り組み方について今後の展開、スケジュール及び課題について伺います。  2点目は、(仮称)おでかけバスの運行の検討について。  この事業の概要、どのような目的でどのような事業を考えているのかを伺います。また、その検討方法についても伺います。  次に、防災力の強化と地域の活性化から、防災行政無線のデジタル化についてお尋ねします。市民への確実な情報伝達の確保のため、防災行政無線のデジタル化に向けた検討を進め、防災情報の配信システムを整備するとしていますが、令和4年12月の完全デジタル化に向けた今後の取組について伺います。  次に、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力をの中から3点質問します。  初めに、年間200万人の観光客の来訪についてお尋ねします。  南足柄市の振興施策の目的に、年間200万人の観光客の来訪を位置付けていますが、従来の観光拠点や(仮称)道の駅金太郎のふる里の整備による効果が期待できるとしても、現状に対する2倍の数値目標となります。200万人とした数値の根拠について伺います。  2点目は、稼ぐ観光産業についてですが、現在に至っても(仮称)観光基本計画の策定がいまだに完了せず、観光振興に向けた施策推進の方法やその主体的役割の担い手すら定まっていない状況下で、どのように稼ぐ観光振興を起こしていくのか伺います。  3点目は、本市第五次総合計画前期基本計画の重点プロジェクトに位置付けられている都市計画道路千津島・苅野線整備事業について、その進捗状況、完成予定年度及びスケジュールを伺います。  この質問については、先ほど愛郷倶楽部さんの質問でも触れられていましたが、その事業規模から本市において影響の大きな事業なので、市民にとって有益なものとなるよう、市長の考えを伺うとともに議論を尽くしたいと思いますので、よろしくお願いします。  最後に、むすびの中から1点、公共施設の在り方についてお尋ねします。  本市では現在まで、公共施設の在り方について、現状把握から計画の策定、シンポジウム、ワークショップの開催、市民意識調査等、時間を掛けて協議するとともに、一応の手順を踏んで検討してきました。今後は統廃合等の実質的な執行に移る上で、市民に対する丁寧な説明が求められる状況です。市民への説明や利用者への周知、実質的な今後のスケジュールについて伺います。  以上でこの場における質問を終了します。           (13番 岡本俊之議員 降壇) 223:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 224:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、公明党、岡本俊之議員の代表質問にお答えをいたします。  最初に、3期目の政策で子育てと教育の環境を整備の小児医療費助成制度についてでございますが、小児医療費助成制度につきましては、本年10月から中学生の通院に係る助成の対象者を小学生と同等な助成となるよう、対象範囲を拡大してまいります。まずは、10月の対象範囲の拡大に向けた取組を着実に進めているところであります。  今後の展望としては、所得制限の撤廃などを次の課題として認識しておりますので、そのための財源の確保に努めてまいりたいと思います。  次に、市内小中学校のエアコンの設置についてでございますが、これは教育長が答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者と障害者の生活を支援のおたがいさまネットの拡充についてでございますが、岡本地区の住民主体の助け合い組織でございますおたがいさまネットおかもとや、今年度内の活動開始に向けて準備を進めている南足柄地区のおたがいさまネットみなみ、そしてまた一部の自治会等で行われているサロン活動など、地域支え合いのまちづくりを進めていく上で中心的な役割を担っていただいている多くの関係者の皆様に改めて敬意を表するとともに、更なる活動の拡充を期待するものでございます。  このような中で、少子高齢化の進行によって高齢者の生活を支える担い手が不足している現状を考えますと、住民主体の支え合いの拡充と担い手の確保につきましては喫緊の課題であると思っております。  市といたしましては、担い手の確保はもとより、地域支え合いのまちづくりをより一層推進していくため、おたがいさまネットおかもとなどの取組を早期に全市域に広めていく必要があると考えます。  課題といたしましては、住民主体の助け合い活動を進めていくには、住民お一人お一人がその取組を地域にとって必要なものであると認識され、共に支え合うといった地域福祉に対する意識の醸成が必要であると思います。また、担い手につきましても、高齢者だけでなく年齢層の違う多くの世代が担い手となれるよう取り組む必要があります。  こうしたことから、常に社会福祉協議会などと連携を図りながら、意識の醸成などに努めてまいりたいというふうに考えております。  次に、(仮称)おでかけバスの運行の検討についてでありますが、(仮称)おでかけバスの目的につきましては、まずは公共交通が少ない地区で日常の外出時における移動に困難を感じている高齢者を対象にして、移動手段を確保することによって外出の機会を増やし、生活の支援、社会参加の促進、閉じこもりの防止などを目的に運行する考えであります。  事業の規模などにつきましては現在検討中でありますが、検討に当たりましては、庁内の関係各課と市内の社会福祉法人等で構成する検討会を設置しまして、平成29年度に実施しました南足柄市の交通に関するアンケート調査の結果や、先進自治体の取組などを参考にしながら検討を進めてまいります。  また、事業の実施に当たっては、利用状況や運行の効果などを見極めるため、試験運行を行う予定としております。試験運行につきましては、公共交通が少ない地区をモデル地区として定め、モデル地区にお住まいの高齢者を対象に実施していく考えであります。また、モデル地区におきましては、住民などで構成する検討会を設置し、地域の意見等を整理しながら検討を進めてまいりたいと思います。  次に、防災力の強化と地域の活性化の防災行政無線のデジタル化についてでございますが、御承知のとおり、アナログ対応の簡易無線機につきましては、アナログ方式の周波数の使用が令和4年11月末で終了しますので、デジタル化への移行が必要でございます。  防災行政無線の屋外子局につきましては、現在54局中41局のデジタル化更新工事が完了しております。令和3年度までに残りの13局のデジタル化更新工事の完了を予定しております。  戸別受信機につきましては、受信者側が要求しなくても発信者側から強制的に情報が配信される、いわゆるプッシュ型の情報配信でありますが、このプッシュ型の情報配信については、従来の戸別受信機に加えまして、防災ラジオやスマートフォンの防災アプリなど、新たな情報配信手段について検討を進めているところであります。  また、同じくプッシュ型の緊急速報メールにつきましては、神奈川が本年6月24日から土砂災害警戒情報の配信エリアを本市が含まれる形で拡大をしたところでございます。  プッシュ型ではないテレビやラジオ等については、FM小田原の聴取エリアが本年3月1日から拡大されたことに伴いまして、FM小田原株式会社と災害時緊急放送の協力に関する協定を締結し、本市が要請した災害情報を優先的に放送していただける運用を開始しているところであります。  このように様々な情報配信ツールが選択できる状況を踏まえながら、複数のツールに災害情報を同時に配信し、市民の皆様へより迅速で確実な情報伝達を可能とする災害情報の一斉配信システムについても併せて検討を進めているところでございます。  次に、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力をの年間200万人の観光客の来訪についてでございますが、本市の平成30年の入込観光客は約95万人、前年比約10%の増であります。来年の春に開通する南足柄市と箱根町を連絡する道路と(仮称)道の駅金太郎のふる里の開業によって、新たな観光客を年間約80万人と見込んでおります。また、大雄山最乗寺やアサヒビールなどの観光拠点の魅力を生かし、道の駅を拠点として県西地域の観光資源を結び付け、多くの観光客を南足柄へ呼び込みたいと考えております。  さらには、箱根町をはじめ近隣市町との連携を図り、年間200万人の観光客を目指し、観光事業を推進してまいりたいと思います。  南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通後には、来訪者を対象に道路の認知度や立ち寄り場所などの調査を行いまして、周知方法等の更なる改善につなげてまいりたいと思っております。  次に、稼ぐ観光産業についてでありますが、観光基本計画の策定に当たり、今年度は観光資源の洗い出しや観光データの整理、基本コンセプトなどを検討しまして、素案までを作成し、来年度には観光基本計画を作成したいと考えております。  観光は総合産業であり、宿泊や飲食、名所旧跡などの施設を見学するだけが観光産業ではなく、宿泊、飲食などのサービス業、交通などの旅客運輸業、土産物などの製造、小売業など多岐にわたり裾野が広い産業で、地域経済や雇用への影響が大きいものと捉えております。  そこで、観光産業の稼ぐ力を高め、本市への滞在価値、滞在時間の拡大、地域資源を観光資源とするため既存資源を再発掘し、滞在・周遊観光の促進、地域資源のネットワーク化と情報発信を行うことなどを含め、観光基本計画に位置付けてまいりたいと考えております。  次に、重点プロジェクトの都市計画道路千津島・苅野線整備事業についてでございますが、当該路線は平成27年度に計画の見直しを行いまして、トンネル工法から切土工法に変更しました。現在、道路区域となる約8,500平米の用地買収を先行しまして、平成30年度末時点で約5,300平米の用地取得が完了しております。用地取得率は約62%となっております。  今年度の事業については、引き続き用地買収を実施しまして、今年度末までに約6,500平米、約77%の用地取得を完了する予定でありまして、令和2年度には全ての用地取得を完了したいと考えております。  今後のスケジュールについては、用地取得や財源確保の状況にもよりますけれども、状況の変化はあるかもしれませんが、工事に着手できる状況になりましたら、苅野地区側から工事を進めて、令和4年度末辺りを目指して完成に向けての努力をしてまいりたいと思っております。  次に、むすびで、公共施設の在り方についてでございますが、平成30年度は市民の皆様に公共施設の現状や課題を御説明しました。将来のまちの在り方、公共施設の在り方を市民の皆様に主体的に考えていただきたく、ワークショップや地域市民懇談会、シンポジウムも開催しました。また、専門的な見地から御意見をお伺いするために、大学教授などで構成する公共施設マネジメント推進委員会も開催しました。  現在、ワークショップや地域市民懇談会、公共施設マネジメント推進委員会の意見を十分に勘案しながら、公共施設の再編の方向性や時期について庁内で検討を進めているところであります。  なお、公共施設再編計画については、行政改革について調査、審議をしていただく行政改革推進委員会に諮るとともに、市民の皆様の御意見をお伺いするために、8月にはパブリックコメント、9月に市民説明会を開催し、10月までに策定したいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 225:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 226:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 子育てと教育の環境を整備ということの中で、市内小中学校のエアコン設置についてのお尋ねがございました。  小中学校へのエアコン設置については、平成32年度以降であった年次計画を前倒しし、未設置であった小学校5校について、一日のうち児童が過ごす時間が長い普通教室を優先して実施し、既に運用を開始しています。  小中学校の特別教室へのエアコン設置についても、その必要性は認識をしておりますので、令和2年度以降に国の交付金を活用し、順次エアコンの設置を検討していきたいと考えています。  体育館への対応については、災害時の指定避難所にもなっていることも考慮しつつ、工法、優先順位等について検討してまいります。  以上でございます。 227:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再質問を行います。  なお、再質問は答弁に納得できないものに限り、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  13番岡本俊之議員。 228:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 御答弁ありがとうございました。
     最初に確認させていただきたくてこの質問をさせてもらうんですけれども、今回所信表明、市長のほうに御説明いただきました。登壇してちょっと言わせてもらったんですけれども、実質ほぼ法定ビラの焼き直しなんじゃないのかというふうに言わせてもらいまして、というのは、今回、所信表明の内容を、実質市長が4年間取り組んでいく事業というふうに位置付けるのであれば、次の総合計画、いわゆる後期基本計画の策定、特に細かな事業については前期の実施計画にその辺しっかり位置付けていかなきゃいけない事業というふうに、僕は施政方針で言われた以上は、そういう位置付けになるのじゃないのかなというふうに考えるんですけれども、実際その辺のところ、今回庁内、例えば市長が今回新たに3期目に就任されて、その辺の職員、事業を行っていく上で庁内の徹底というのはしっかり行われているのかどうか、先にお尋ねします。 229:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 230:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 総合計画での位置付けの主要事業については、これはもちろん継続でございますし、そうしたことの中で今回の市民の皆様方へのお約束、市民生活に直接大きく関わっていく、あるいは市民の皆様方が関心を深く持っているものについて述べているところでございます。  今、岡本議員がおっしゃられたことは十分に配慮し、そして総合計画の主要事業の継続性、そして新たな時代に向かって新たな事業、そうしたものもしっかりと整理していく、そうした考えで今後の作業を進めていく考えでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 231:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 232:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 分かりました。  今後、すみません、総合計画の質問になっちゃうんですけれども、策定していくに当たっては、前回の実施計画のようなただのアイデアの羅列では非常に困ってしまうのかなというふうに思います。  というのは、マニフェスト、先ほど同僚議員の石川議員も言われていたんですけれども、やはり事業規模とか財源、また期日、また検証、PDCAです、そういった部分もしっかり載せていっていただかないといけないのかなというふうに考えます。それらを踏まえて質問をさせていただきます。  はじめに、小児医療費助成制度についてなんですが、市長も今回選挙に携わってこられたので御存じかと思うんですけれども、現在の家庭における子育てのことを考えると、高校無償化による子育て世代への負担軽減の次でいくと、小児医療費助成の適用年齢を引き上げていくという御意見等も市民の方から伺われていると思うんですけれども、私は将来的には検討していくのは必然的なことだと思うんですけれども、市長、その辺について、先ほどは所得制限の撤廃というふうなお答えを頂いたんですけれども、引上げとかの拡充についてのお考えはいかがでしょうか。 233:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 234:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 所得制限の撤廃についての拡充でありますので、年齢というと、まだ数少ないんですけれども、高校とかということなんでしょうけれども、まずは先ほど申し上げた方向で考えていきたいと思っております。 235:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 236:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 私ども公明党もこの政策にずっと御意見させていただいてきたところなんですけれども、全世代型社会保障の構築を目指したという部分が大事だと思います。そして、今回消費税率がこの10月から実質10%になっていくわけですけれども、この小児医療費助成制度、従来県費プラス市費の負担で賄われてきた部分に、今後消費税10%の中の子育て支援に使うという部分の考えでいくと、やはり本市の財政状況を考えてみたり、自治体間の財政状況による格差の是正という部分で考えると、国の負担とか補助をしっかり取っていくというか、国に訴えていかなければいけないというふうに考えているんです。  また、現状、国民健康保険に係るペナルティー等もございます。そういうのの撤廃もやはりしっかり市長、エアコンのときの情熱を持って国に要望していっていただきたいんですけれども、当然これは拡充というか、年齢層の引上げという前提のときの措置だとは思うんですけれども、そういったお考えはあるでしょうか。 237:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 238:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今の御質問は、国に対してしっかりと要望活動もということも含めてということでいいでしょうか。この問題は、全国市長会でも、先般、東京でありましたけれども、毎年大きな課題で、決議の一つの事項になっております。  将来を担う子供たちのための施策というのは、市町村でいろいろアンバランスな形ではなくて、国が均質・均等に行うべきものであるというのが全国市長会での決議で毎年やっております。つまり、私も同感でありますけれども、正にナショナルミニマムとして国の責任において子供さんの医療費に関わる補助制度を創設して、市町村の財政力いかんを問わずきちっとしたものにしなきゃいけないだろうと私は思っていますし、全国市長会でもそのことは衆議一決であります。それを強く望んでおります。  また、本市では国に対する施策及び予算に関する提言の中で、小児医療費助成事業に対する国庫補助制度の創設、あるいは全国一律の新たな制度や仕組みの構築、また国民健康保険の国庫負担金の減額措置の廃止を、神奈川市長会を通して国へ要望しているところであります。  国における小児医療費助成事業の対策等が実施されるまでは、引き続いてこの要望は粘り強くしていきたいと、そのように思っているところであります。 239:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 240:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 市長は既にやられているという部分は存じ上げていたんですけれども、ちょっと決意を伺いたくて聞きました。  今回、特に市長、そうやって今まで国・にそういった要望をしていて、実際、要望してください、頑張ってくださいばかりじゃ僕もいけないと思うので、当然相手の反応というのがあるかと思うんですよね。今回、私が何でこういうことを言うのかというと、やはり消費税10%、これについては社会保障、それと子育てに使うというふうに国が法律で明記しています。  それで、今小児医療費助成制度についても小学校へ上がるまでが、5歳でしたっけ、神奈川の負担、そこから先が市の負担というふうな形で分けています。そうすると、消費税が上がった分をそっちのほうに回す。例えば高校無償化とか幼児教育の無償化、そういった部分もそちらのほうでお金を賄っていくというふうに国は言っているんですから、そこに子育て支援の意味での小児医療費助成、これはやっぱり国がしっかり出すべきだという、正当な理由というのは、そこに僕は今回消費税の増税と言ったらいいのかな、この機会というのは、ある意味しっかり言っていけるチャンスなのかなというふうに思います。  今までの反応はどうなのというところを聞きたいのは、そういったところをしっかり言い切れるのかどうか、その辺が相手の反応を見て判断していかなきゃいけないとは思うんですが、そういう意味でいうとチャンスになると考えます。  そして、国が0歳から例えば3歳までの3年間、持っていただく。そうすると、南足柄市はその3年の分を、が上がる、が上がれば、が減らしちゃどうにもならないんですけれども、がそのままスライド、南足柄は残りの3年間を手当てする。そうすると、大きな子供さんなので、当然0歳、3歳の子よりも医療費も少なく済みますし、最終的には南足柄は財政的にも得するんじゃないのかという、ちょっと単純な計算で申し訳ないんですけれども、そういった効果も見ていくことができるという、そこをしっかり訴えていっていただきたいんですが、国・の反応をお聞かせください。 241:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 242:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 このことについては、全国市長会で大きな、正に地方の声としていつも皆さん方から、再度申し上げれば、ナショナルミニマムで最小限の義務としてやるべきであるという声は異口同音でございますから、地方の声です。  この反応については、私自身が昨年度の公立学校の教育環境改善のための要望活動では生々しく反応が確認できましたけれども、これについては全国市長会の正副会長を中心に、また所管の副会長を中心に、あるいは所管の委員会、そうしたところでないと臨場感がちょっと私も分かりません。今回、全国市長会の評議員という立場で、また来週も東京には参りますけれども、そういう機会で所管のしかるべき役割の方にもこのことは、チャンスがあれば聞いてみたいと思います。  すみません、臨場感では、肌感覚ではちょっと私も分からないところがあります。 243:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 244:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 私ども公明党はやはり国会議員までネットワークを武器としていますので、当然市長にバックアップというふうなことも言われたので、これ訴えていくのに我々の窮状を臨場感あるように訴えていかなきゃいけないので、そういう意味で状況を伺いました。  では、次の質問に移ります。エアコンですね。  御答弁いただきまして、特別教室については、必要性は認識している。今後、交付金の活用とか順次対応していきたいというふうなことを言っていられるんですけれども、私、体育館について伺いたいと思います。  御答弁では、高校とか優先順位について検討してまいりますというふうなことを頂いたんですが、やはり通常、体育館、あの広さを冷やすとかとてつもないことを言っているよねと。ところが、災害時の部分でいうと、簡易的な移動式のものとかの手段もないわけじゃないというのはちらほら聞いているところです。  大事なのは、それを教育委員会の中だけで判断するんではなくて、今回防災の観点、避難所という部分のことでいうと、防災の担当者も含めたり、また地域の方々の意見も聴いていかなきゃいけないと思うんですね。そういった協議の場を設けて御検討されたらいかがかと思うんですけれども、その辺についてはどんなお考えでしょうか。 245:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 教育長。 246:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員おっしゃられたとおり、体育館は屋内運動場であるということはもちろん我々も分かっているところでありまして、災害時の避難所でもありますので、避難者対応という視点でも検討する必要があると認識をしております。  御質問のとおり、体育館へのエアコンの設置については、必要性、そして費用対効果、さらには手法、それから総務防災部など他部局との十分な協議が必要であるというふうに考えております。  以上です。 247:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 248:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 お金の掛かることなので、しっかり協議していただかなければいけないんですが、そこで、すみません、これ教育長に聞くと、防災の観点になっちゃうからちょっとずれてしまうのかもしれないんですけれども、避難所の運営上、避難所として運営していくという部分に重きを置くのか、それとも通常授業で使うのにエアコンが必要なのか、授業というか体育館での授業なので、運動でエアコンを使うのというのもあれですけれども、卒業式だとかそういった使用の状況によっても変わってくるので、なかなかそういったケースを想定するのが難しいというふうに感じるんですけれども、そこについては、今申し上げたとおり、防災と教育委員会と協議、当然していくんですけれども、それだけでさっき申し上げたとおり、市民とかそういった部分とかは別に協議の場は設けないというふうなことなんでしょうか。 249:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 250:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 体育館のエアコンということですけれども、御承知のとおり、指定避難所に、本市の場合は12指定避難所のうち小中学校の体育館が8箇所指定されておりまして、そういった中で熱中症対策といいますか、昨年の平成30年7月豪雨、西日本の豪雨被害においても各指定避難所における熱中症が話題といいますか課題になっているということは承知しております。  そうした中で、体育館の指定避難所の熱中症対策については、実は昨年度、企業の寄附がございまして、それで各指定避難所に大型の扇風機を1台ですけれども配備したところでもございます。  そうした熱中症対策というのは、避難所における快適化といいますか、課題ということでは認識しておりますけれども、飽くまで一時的な体育館、避難所の使用ということで、そこでクーラー、エアコンがあればもちろんいいにこしたことはないとは思いますけれども、現時点では限られた扇風機ですとかクーラーであるとか、そういった熱中症対策のほうは防災担当として検討しております。  以上です。 251:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 252:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 分かりました。  次の質問に移ります。  おたがいさまネットについてなんですけれども、早期に市全体に広げていく必要があるということで、必要があるから所信表明に載せていただいているんですけれども、実際今一部岡本地区のほうで取り組まれているんですけれども、これを全市的に展開していく上で、課題としては意識の醸成が必要だということで、実際社会福祉協議会などとの連携を図りながら意識の醸成に努めていくというふうにお答えいただいたんですが、これはどんなふうな形で各地域、例えば自治会になるんですかね、受皿は。そういったところにこういう事業推進について周知とか協力を求めていくのかをちょっとお聞きしたいと思います。 253:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 254:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 おたがいさまネットに関しましては、住民の方自らが立ち上がっていただくというか、そうやって意識を変えていただかなければできない事業でございます。  今、岡本地区にはその制度ができて順調に軌道に乗っております。今、南足柄地区についても準備会を発足して、事業開始に向けて、今正に先日まで、6月の終わりまで地域説明会を実施したところでございます。  まだこれから未設置の地区、まだほかに2地区ございますけれども、この地区につきましては社会福祉協議会がよく地域の中に入り込んでいただいて、地域福祉のほうで連携も取っていただいておりますので、各自治会ごととかそういうところで、まずは岡本地区で既に事業をやっておりますので、そのような状況などの説明などをしながら住民の意識の醸成に努めていきたいというふうに考えてございます。 255:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 256:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 私は福沢地区に住んでいまして、地域福祉会にも参加しているんですけれども、なかなかこの辺の話が疎くて、現在、地域福祉会としては社会福祉協議会と連携してサロン活動とかそういったものはうちの自治会の地域福祉会もやっているんですけれども、実際おたがいさまネットで助け合っていくよという形になると、当然個人個人それぞれいわゆる労力を提供してくださる方、また手助けを受けられる方、そういった方と分かれるような感じになると思うんですが、イメージでいうと生活の不便なところを助けてくれるというふうな感覚で捉えがちなんですけれども、そういった部分の線引きというのは、地域で御近所だから手伝えるよという考えと、かえって御近所だから頼みにくいよというふうな部分というのもあるんじゃないかなというふうに思うんですが、そういった問題点というのは今のところ先行されている地域ではないのかどうかお聞かせください。 257:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高齢介護課長。 258:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 現在進められていますおたがいさまネットおかもとにおいては、そういった事例が見受けられます。そうした方に対しては、おたがいさまネットおかもとの中にも調整役、コーディネーターの方がいらっしゃいまして、ニーズを把握した上で生活支援を受けられる方がより良く受けられるように、サポーターの方、お手伝いをする方を少し代えたり、なるべく近所から離したりとか、そういった対応をして、より良いサービスの提供につなげているところでございます。 259:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 260:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 ありがとうございました。大分私の認識不足なのが分かりました。これは全市的に展開していただけるというのは大事なことだなというふうに思いますので、うまくいくよう、よろしくお願いしたいと思います。  次に、おでかけバスの運行についての御答弁を頂いたんですが、目的とかおっしゃっていただいて、検討していくよというふうなことを言っていただいたんですが、全く御答弁を聞くと、形としてどんなものが、おでかけバスというんだから、バスが走るというのは入口のところでイメージしていたんですけれども、形としては全く今のところなくて、これから検討していくと、どういった規模とか、どういった内容になるのか検討されていくというふうなお答えでよろしいんでしょうか。 261:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 262:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そのとおりでございます。具体的内容、運行方法とか運行回数、若しくは利用料金等、仮称でおでかけバスという「バス」という名前も付いてはおりますけれども、実際にバスを走らせるのか、もっと小さい車でやるのかというところまで全て具体的には今後の検討となります。 263:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 264:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 分かりました。  これは、福祉の観点でこの事業をなされるというふうに拝察するんですけれども、実際市内の一部地域においては日常生活の足の確保としてコミュニティバスの運行というのが、多くの方から要望を頂きます。僕の住んでいる福沢地域、千津島とか班目なんかは公共交通が余りございませんし、あと例えば飯沢、狩野の山のほうの方とか南側にもあって、そういった御意見を頂くんですけれども、実際おでかけバスがどういうふうになるのか分からないんですが、これらが地域のオンデマンドバス、コミュニティバス等の運行に派生して、それらに対応できるものにつながっていくのか。その辺についてお聞かせください。 265:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 266:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど答弁では、まずは高齢者の皆様方の生活支援施策の一つとしてというふうなことで答弁をさせていただきました。  そして、今お尋ねのもう少し一般の市民も使える、いわゆるコミュニティバス的な形でということでございますけれども、先ほどの答弁でも、まずはモデル地区を設定して、そしてどういう状況なのか、利用ニーズがどうなのか、それに伴って運行形態はどうなのか等々を検討しなければいけないというふうに思っているところであります。  先般、アンケート調査をした結果では、数字的にしっかり今記憶があるかないかあれなんですが、大体必要性を6、7%しかニーズがないのか、6、7%もあるというふうに、どう取るのかというところはなかなか難しいところがありますが、そうした状況があるようでございますので、まずは高齢者の生活支援、そして地域、モデル地区を設定して、ニーズの把握等々、そうした状況をしっかり考えながら、その中でコミュニティバスとして一般の方々も利用できる、そうした形態もやはり考えなければいけないのかなと思っていますが、まずは緒に就くところはそこから始めていきたいと、そう思っています。 267:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 268:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 アンケートの結果をあれすると、本当に南足柄というところは広い市域の中で大雄山線沿線にほとんどの方が住まわれているという、そういった土地柄からいうと、市にとってはコンパクトシティ化が進んでいるという都合のいい解釈にとらわれがちなんですけれども、実際本当に生々しい御意見ですと、広町の山の方からバス停のお話の相談を頂いたりとか、あと高齢者の運転免許返納する時代になってきてとか、あとこれはすごく面白い例なんですけれども、市長に聞いていただきたいんですが、道の駅ができるのはいいんだけれども、私たちが住んでいるところで自転車しか持っていないのにどうやって道の駅に行ったらいいのと、そういった御意見もあるんですね。できる以上行ってみたいじゃないかと。ああ、そういうことみたいな、でもタクシーで行けなんて容赦ないことは僕も言えなかったので、御意見だけはというふうなことで、今市長にお伝えさせていただきました。  この事業、ちょっと期待するところもありますが、検討中ということなので、十分な検討をお願いしたいんですけれども、名前のところで、本当に名前なのでこんなこと言っていいのか分からないんですが「(仮称)おでかけバス」、南足柄は(仮称)が付くと、どうも仕事が遅い。道の駅しかり、あともう一点、観光計画も仮称が付いています。やはり早く仮称が取り払われるような検討を進めていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、200万人について伺います。  先ほど同僚の和田議員からも御質問があって、この御答弁の内容からいくと、25万人足りないじゃないか、足し算が合わない。さらに、そこで部長からお答えいただいたのは、今後道の駅、南箱道路が開通してからとかという言い方なんですけれども、もう道の駅とか南箱道路、また大雄山最乗寺、アサヒビールは最初の計算の基礎の部分で入っているんですよね。プラスアルファで25万増やしていくわけですから、当然PRしていきますとか、イベントを行っていきますとか、イベントを行うというか市が直接やるわけじゃないんですけれども、そういったPR等をやっていきますというふうなことを言われるんですけれども、PRしていくというのは当然のことで、この25万を明確にこういうふうな形で補っていくんだというところが、そこをしっかり次の観光振興に向けて、いわゆる課題として捉えていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。 269:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 270:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 そのとおりに、現在のところの計算上は25万足りないと。今ある大雄山最乗寺をはじめ、そういった資源を有効的に、またもっと増やすような施策を考えていきたいと。  また、道の駅につきましても、開業後、そこを拠点に元ある資源にどうつなげるか、そういったことで観光客を増やしていきたいということも含めまして、それらを観光基本計画、そういったものに載せまして、今後の計画を作っていきたい、そんなふうに考えております。 271:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 272:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 集客についてPRしていくのは当然のことなんですけれども、新たに訪れる人々へのPRとは別の角度で、再び訪れる人、いわゆるリピーターの確保も重要だと思うんですね。一度来て、良かったよと思っていただける。そのためのPRということになると、先ほどユーチューバーというふうな言葉も出たんですけれども、私はもうちょっとシンプルで、ツイッターとかフェイスブック、インスタ、そういったSNSでも比較的エネルギーの要らない、出しっ放しみたいな、そういう部分で拡散を図っていくというのが大事なのかなというふうに思うんですが、本市でも、市としてはフェイスブックとか活用していただいて、ある程度取り組んではいただくんですけれども、実際そういった情報をつかんで、また実際本市に来られた、新規の方でもリピーターの方でも、リピーターの人が、また南足柄に来て良かったよと発信していただく。そういった部分に対して、本市として来てくださる方に対する感謝というかおもてなしというか、来客者の利便性を図っていくこととか、何かそういうところが少し取組不足なのかなというふうに思うんです。  例えば、市内の主要観光拠点にはWi-Fi設備があるとか、そこですぐちゃちゃっとWi-Fiに接続したら、いきなり南足柄の宣伝がばんと出てきて、インスタとか何かを送っていただくと何ポイントぐらいのことが書いてあって、ちょっとやる気をそそるような。そういった商売気というか、そういった部分が欲しいと思うんですけれども、その辺についてはどうお考えでしょうか。 273:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 274:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 当然に一度来ていただいた観光客の皆さんに、もう一度本市を訪れていただくという、そういった施策は必要だと思います。  今、岡本議員がおっしゃられたSNSを使った形で、市の職員じゃない観光客の方が一回訪れて、南足柄市の訪れたところを個人的にPRしていただく、発信をしていただく、そういった魅力あるものを作っていかなければならない。そういったことで市のほうとしても、観光資源をどう生かせるかということで力を入れていきたい、そのように考えております。 275:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 276:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 次の質問、稼ぐ観光産業についてということで、御答弁の中で、観光産業の稼ぐ力を高め本市への滞在価値、滞在時間の拡大等と言われています。そして、観光基本計画に位置付けるというふうなことを言われているんですが、観光基本計画、早期に策定するというふうにも御答弁いただいているんですが、早期策定とともに、これは議会でも提案させていただいた南足柄版のDMOの立上げを行い、本市の観光振興施策について目的達成のプロジェクトチームを作り、具体性を持った推進機関の設置が必要だというふうに考えているんですけれども、そういった形で稼ぐ力を基本的に付けていくことについてどのようなお考えか伺います。 277:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 278:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 現在、本市では県西地域2市8町と、そして民間企業で構成されております一般社団法人かながわ西観光コンベンションビューローに参画しております。これは、他の団体と意見交換、情報交換をしまして、DMO、この機関が持っているデータの活用、またDMOの力をお借りして効果的なブランディングやプロモーションといった観光施策にいかしたいというふうに考えております。  こうしたことから、南足柄版のDMOの立上げにつきましては、単独で立ち上げるのではなくて、かながわ西観光コンベンションビューロー、この一員としましてDMOの目的であります地域の稼ぐ力、これをどのように育成していくかなど、本市の観光協会を含めて一緒になって検討していきたい、こういったことで考えております。  以上です。 279:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 280:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 南足柄単独では考えていないというふうにおっしゃっているんですけれども、集客するのは南足柄市ですよね。南足柄にどうやって皆さんに訪れてもらうかというのが実際の課題の部分なので、やはりそういった観光振興に対して、具体的に誰が何をやるの、そういった部分が明確化してこないと、誰でも観光で人が訪れてお金を落としてくれれば自然に地域経済が回るって、そんな簡単な理由では自分のお財布にはお金は落ちてこないので、やはりそういうふうなことで考えると、主体的にこれらを推進していく人というか、そういった部分を明確化していく必要があるかと思うんですが、そういう意味で推進機関の設置というふうなことを言わせていただいたんですが、全くそういった策はないのでしょうか。 281:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 282:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 推進機関の存在というのは非常に大きなものだと思ってございますが、現状でいけば、南足柄市の観光協会があるわけでございまして、そこをまず機能させるということが一番重要かと思ってございます。ほかにも当市の場合には、あしがら観光協会にも入ってございますし、るる申し上げさせていただいている広域のDMOにも入っているという状況でございます。  いろいろなところに入っているんですけれども、議員おっしゃるように、いま一つ推進力がないのかなというのも確かでございますので、観光基本計画の策定に当たっては、基本的にはそこの部分が一番それぞれの施策というよりも重要なところなのかなというふうな思いはございますが、まずは観光協会さんのほうと今後の在り方についてどういうふうにやっていくのかということをベースに考えていきたいというふうに思ってございます。 283:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 284:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 ちょうど副市長に御答弁いただいて良かったと思います。  というのは、前にもこういった質問をさせてもらったと思うんですけれども、副市長の持たれているノウハウとか人脈、それらは前に職で県西地域をよく知る男として大いに力を発揮していただいて、そこの部分、副市長に請負人となってしっかり推進していけるような形に御尽力いただけると有り難いと思うんですけれども、副市長、そのお力を発揮していただけるでしょうか。 285:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 286:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 頑張ります。
    287:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 岡本俊之議員。 288:◯13番〔岡本俊之議員〕 ◯13番〔岡本俊之議員〕 次の質問に移ります。  都市計画道路千津島・苅野線についてなんですけれども、位置付けとしては都市計画道路なんですけれども、この道路の完成は本市の成長戦略を描いていく上で非常に重要な事業だと思います。御答弁の内容では、用地の確保、それと令和4年というふうなことでおっしゃっていたんですが、用地の確保が完了してから工事をすると2年しかないという、実際それでできるのかという部分を非常に危惧するので、それに財源の確保という課題もあるんですが、先ほど申し上げたとおり、観光振興にしろ本市の振興にしろ、人の交流の利便性だとか様々な意味で大切な道だし、広域連携も含めても効果絶大だと思うんですけれども、そこについてはしっかりやっていただけるというふうな御回答でよろしいんでしょうか。最初の御答弁、余り力強くなかったので、お願いいたします。 289:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 290:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今御質問の都市計画道路千津島・苅野線の整備については、やはり広域的な幹線道路としてとても重要な道路であろうと思います。単に交通の渋滞緩和という沿道環境改善のみならず、新たな観光ルートの形成もありますし、それに加えて地域の活性化にも資する道路でもありますし、さらには災害時の緊急輸送ネットワークとでもいうんでしょうか、そうした道路としての性格もありますし、極めて重要なものだと思っております。  また、これについては何といっても財源の確保が重要でありますし、国交省の社会資本整備総合交付金だけではなかなか難しいという部分があります。できるだけ早く、県道大井・御殿場線から早く動線、要するに着工の道筋を付けて、最後は貝沢川のアサヒビールへの橋という大きな事業がございますので、国交省の社会資本整備総合交付金に加えて地域振興の様々な角度から道路の必要性、それがある意味では地方創生にもつながるというような意味合いも持って、やっぱり財源確保を多面的に展開しなければいけないと思っております。そうしたものへの努力をしてまいります。  是非国への働き掛けについても、皆様方、岡本議員さんをはじめ、またお力添えいただきたいと思います。 291:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 公明党に関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  7番臼井忠欣議員。 292:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 私は、防災力の強化と地域の活性化についての防災行政無線のデジタル化というところについて、私は昨年の代表質問の当初の質問のときもさせていただきましたが、そのときは平成29年度、30年度、31年度で3年間は事業を凍結することで、それの後に慌ててデジタル化するよりはもう前倒しでということで、同じような質問をさせていただいてきたんですけれども、今回市長の所信表明の中に改めて防災行政無線のデジタル化に向けた検討を進めるということが入っておりましたので、再度の質問をさせていただきますが、今後、まだ残りの13基の屋外子局が残っていると。そのデジタル化を令和2年、3年度の2年間で行うということでしたが、13基というと、今までの平成27年度、28年度の予算を見ますと、13基というと約5,000万円近くの予算を組まなければいけないのですが、平成27年度、28年度ではほぼ3分の2以上が市債を組んでされているんですけれども、これから子局のデジタル化を行うに当たって財源もやはり市債を考えていらっしゃるのか。また別の市民にとって負担のないような材料を考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 293:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 294:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 防災行政無線の屋外子局のデジタル化ということで、更新工事につきましては、今後2年間、令和2年度と3年度を予定しておりまして、議員おっしゃるとおり、市債であるとか補助金の活用をしてまいりたいと思っております。  具体的には、補助率3分の1の補助金であります市町村地域防災力強化事業費補助金ですとかそういった補助金の活用、あるいは緊急防災・減災事業債の活用をして、なるべく単年度負担が掛からないようにという形で考えてございます。  以上です。 295:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 296:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今の答弁で、市のほうからの補助金を活用してということでしたけれども、足りない分は市債を組んでいかなければ立ち行かないという考えでよろしいでしょうか。 297:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 298:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 すみません、ちょっと説明が足りませんで。  3分の1のの補助金を使いまして、残りの分の大半を市債といいますか起債で対応して、更にごくわずかですけれども一般財源という形での対応になるかと思います。  以上です。 299:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 300:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 なるべく市民に負担の掛からないようにしていただきたいと思います。  また、完全デジタル化が迫る令和4年12月、そこでデジタル化になって今までのアナログの受信機では受信できないことが想定されるんですけれども、市民の中ではちょっとのんびりされた方とかが、いよいよぎりぎりになって戸別受信機に替えたいと、デジタル化したいということでお申込み等が殺到した場合、そこでデジタル化されてしまった後まで物がそろわないとか調達できないとかということになって、デジタル情報が取れない市民の方が出てしまうような可能性も考えられるんですけれども、その辺の駆け込みの需要とかに対して、例えば前倒しでどんどんやっていくとか、作戦は何かありますか。 301:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 302:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 先ほども市長から答弁させていただきました新たな情報の配信手段について現在検討しておりまして、現在のアナログの戸別受信機は6,899台ございまして、それらが一斉にデジタル化になると、確かに駆け込みといいますか切替えが集中するということもございますけれども、現段階では、先ほど申し上げました防災ラジオですとか情報配信のアプリですとか、そういったプッシュ型の情報配信手段を検討してございまして、また、現段階では市民の方が様々な情報を入手する手段、いろんなホームページですとかテレビ、ラジオ等、プッシュ型でない情報の入手手段というのがございますので、そうしたものを活用することによって、戸別受信機6,899台が一斉に一時期に集中することはないであろうというふうに考えております。  したがいまして、プッシュ型を含めまして、市民の皆様に災害時の迅速で確実な情報配信手段、戸別受信機プラス何か代わるものを導入することによって切替えが集中することのないようにしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 303:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 304:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、部長から防災ラジオとかスマートフォンのアプリを利用して切り替えていくことを検討しているという答弁だったんですけれども、市民から見たら、今の戸別受信機しか選択肢がない。市のほうは、防災ラジオとかスマホのアプリを検討はしているんですけれども、市民から見たらその選択肢は今のところないわけですよね。  約6,900台のプッシュ型のというと、今までの例でいきますと、4万8,000円台のものが1万8,000円の市の補助があって市民の負担は3万円と。先月の新聞を見たら、取手市がポケベルの周波数を使った防災ラジオを有償配布するということで、その金額を見たら2,000円と書いてあったんです。南足柄市は3万円。そうすると、市民から見れば防災ラジオとかスマートフォンのアプリとかが使えたほうが断然お得なので、そうすれば市の補助も一台1万8,000円の補助、単純計算で6,900台だと1億何千万も掛かってしまう。そういうところの市の負担も減るということなので、早期に検討していただきたいと思うんですけれども、それを市民に対して、市民のデジタル化に向けて今のプッシュ型にするのか、アプリにするのか、防災ラジオにするのか、FMラジオにするのかというところの選択肢が増えるのは、いつまでには市民にとって選択肢が増えるような形になるのかお伺いします。 305:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 306:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 現在検討しているという繰り返しの答弁の中で、実際に今回コミュニティFM、FM小田原が3月1日に聴取エリアを拡大されたということで、こういったコミュニティFMを使った防災ラジオを導入するということであれば、当然FM小田原との協議も必要になってまいりますので、実際に今FM小田原と個別に協議をさせていただいて、また防災ラジオの導入となりますと、機器を製作しているメーカーとも市役所のほうで具体的な打合せをさせていただいておりまして、いずれにいたしましても、技術的な面がございまして、そこら辺をクリアしないと導入ができないという部分もございますので、今一つ一つ懸念材料といいますか、クリアすべき課題を検証といいますか検討しているところでございますので、できるだけ早い時期にそうした方向性をお示ししてまいりたいというふうには思っております。  以上です。 307:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 308:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 そちらの検討をして、導入していく段階において、またそこでも費用が掛かってくると思うんですけれども、その辺の費用についてはどのくらいを考えていらっしゃいますか。 309:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 310:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 具体的な費用までは現段階では、すみません、お答えすることができません。御容赦いただきたいと思います。  以上です。 311:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 312:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 市民の選択肢が増えたことによって、今6,900台ほどあるデジタル式のプッシュ型戸別受信機からアナログ式のプッシュ型に替えるのか、選択肢が増えるわけですよね。3万円も掛かるものは私はやらないと思うんですけれども、どのくらいの市民がそちらのほうへ切り替えるのか、どのぐらい予想されているのかお伺いしたいと思います。 313:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 副市長。 314:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 デジタル化への対応の面につきましては、屋外の子局につきましては、これは確実にやらなきゃいけないということでございます。防災無線ということが切り替わっていくということでございますが、風雨のときだとか、あるいはちょっと聞こえにくいところ、地域というのが出てきますので、そういうところを漏れなくフォローしていかなければいけないということで戸別受信機というものが存在するわけでございますが、今様々な技術の開発がございまして、一つの例とすれば、皆さん、スマホで確認をしていると。更に言えば、のほうからもプッシュ型で一斉配信がされているというような状況もございます。  ただ、そういうものを持っていない方もいらっしゃるわけですし、それが伝達されたからといって逃げることができるのかどうかというのはまた別の観点で検討しなければいけないということもございます。  そういう様々な要素、特に災害の種類、地震なのか風水害なのか。あるいは対象者はお年寄りなのか、一般的に働いている方なのかみたいなこと。それから、対象地域、やはり土砂崩れが予想されるようなところについては、これはきめ細かく本当に個別にやっていかなきゃいけないというようなこともございますので、それから当然費用ということで、そこをマトリックス状といいますか、そういうことをしながら、重複してもいいので情報が漏れなく伝達ができるような、しかも申し訳ないですけれども、安価にできるようなものについて今検討させていただいている状況でございまして、来年度の予算編成に係ってくるところでもございますので、それまでには結論を出させていただいて、現状戸別受信機を持っている方については、当然何もしなければ使えなくなってしまいますので、そういうことになりますよという御説明をしっかりとさせていただいた上でのアンケート調査をしっかりとやらせていただいて切り替えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 315:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 316:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 今、副市長のほうから、屋外子局は必須のものでという話で、私、選挙で回っている中で、グリーンヒルのほうで聞こえづらい地域があるということで、前回この事業が凍結されたときにも、難聴地域の調査に関しても調査するという事業も凍結されてしまったので、それも今回令和2年、3年で再開されて、その上での屋外子局の完全デジタル化に移行するという解釈でよろしいでしょうか。 317:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 318:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 難聴地域の解消に向けての音達調査でございますけれども、こちらにつきましてはデジタル化の屋内子局の更新工事を行った後に、残りの音達調査について実施してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 319:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 臼井忠欣議員。 320:◯7番〔臼井忠欣議員〕 ◯7番〔臼井忠欣議員〕 もう一つ、これ最後にしたいと思いますけれども、今これからデジタル化になるに当たって、デジタル化の受信をどうするかという話をしていたんですが、平成27年度の前に約600台ちょっとの方がプッシュ型の従来型のデジタル戸別受信機を3万円払って替えられた方たちもいらっしゃるんですが、その方たちにとってみたら、じゃ、何よと、今度新しく防災ラジオ、何千円の、アプリでできちゃうのといった話になるんですけれども、その方たちに対してのケアとかというのは何か考えていらっしゃいますか。 321:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 322:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 既にデジタル対応機種にされた方が618台ということでございまして、その方たちにつきましてはデジタル化を既にされておりますので、アナログと違いまして既に対応化されているということでございますので、もし防災ラジオ等を導入することになった場合は、ちょっと重複してしまうということもございまして、希望すれば配布といいますか、そういったことも今後考えていかなければならないというふうには考えております。  以上です。 323:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上で公明党の質問を終了いたします。  ここで13時50分まで休憩といたします。                                休憩 午後 0時38分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時50分 324:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 池 田 真 一 議員 325:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、あしがらクラブを代表して、16番、池田真一議員の質問を許可いたします。  16番池田真一議員。           (16番 池田真一議員 登壇) 326:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 16番池田真一。  皆さんこんにちは。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づきあしがらクラブの代表質問を行います。  私たちの暮らしの土台となる南足柄市の市政運営について、市長より所信表明として示されました。今後の4年間の主な政策について、私たち議会、議員も地域の現状や課題に視点を合わせて提案、提言を議論してまいりたいと思います。  私たちあしがらクラブは、南足柄市民の安全・安心を第一に考え、地域経済が発展、成長することを目指し、市民の皆様が生きがいを持ち暮らしていけるまちづくりに貢献したいと考えております。「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」というせりふがふと頭に浮かびました。行政は条例や予算や権限を持っているからこそ、より謙虚に市民に寄り添い、市民福祉の向上を追求し続けなければならないと思います。二元代表制の一翼を担う私たち議員も同じ気持ちで市政と向き合うべきだと考えます。  それでは、加藤市長の所信表明の3期目の政策について質問をさせていただきます。  まず、(1)高齢者と障害者の生活を支援から5項目質問いたします。  アとしまして、地域包括支援センターについてです。市内3箇所の地域包括支援センター間の連携強化を図るとあるが、具体的にはどういうことなのか伺いたい。  イ、おたがいさまネットについて。昨年12月に南足柄地区に「支え合いの力」という散らしが配布されました。また、この6月には6日間、9箇所で生活支援活動説明会が開催されております。そこで初めて、おたがいさまネットみなみという単語を目にしたところでございます。市長はおたがいさまネットを拡充していくとのことであるが、具体的にはどのようなことなのかを伺いたい。  ウ、高齢者の生活に必要な移動手段の確保についてです。選挙期間の中、市内の隅々まで遊説していて、日常の買物のことを考えると、近くに商店が見当たらない地域が本当に多いと感じました。(仮称)おでかけバスの運行を検討するとしているが、検討方法や検討内容、又は運行の実現に向けた構想を伺いたい。公明党さんの答弁も承知しておりますが、別の観点での関連質問がございますので質問とさせていただきます。  エ、深い知識や高い技術を持った高齢者が活躍できるまちづくりについて。人生100歳時代を迎えるに当たって、高齢者の生きがい、やりがいの持てる市政は意義深いものがあると考えます。深い知識や高い技術を持った高齢者の活躍できる方法についてどのように考えているのかを伺いたい。  オ、障害者の自立と社会参加について。障害者の自立と社会参加を促進するため、障害者が作業を行う通所施設への交通費の一部を新たに補助するとあるが、交通費の補助よりも就労の場の確保のほうが大事であるとの考えもあります。新たに補助をする目的について伺います。  続きまして、(2)防災力の強化と地域の活性化から2項目の質問をします。  ア、体育センターについて。所信表明には、県内外の多くの方に気持ちよく利用してもらうと書かれております。現状の利用者は、南足柄市民を中心に足柄上郡5町と小田原市の方々の利用だと考えます。であれば、市内外と表現することが適切かと思います。あえて県内外と書かれたその考え方、理由伺います。  イ、地域の活性化について。自治会などの地域コミュニティのにぎわいが南足柄市の活力や発展につながると考えるとしていることから、自治会の事務負担の軽減を図るべきと考えるが、その見解を伺いたい。  (3)新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力をから3項目の質問をいたします。  ア、稼ぐ観光産業について。南足柄市と箱根町を連絡する県道の開通に合わせた観光拠点の魅力のアピールをどのように行い、観光客200万人をどのように誘致するのか伺いたい。  イ、観光客の回遊と滞在について。観光客の回遊と滞在を促進していく観光施策について、どのように取り組むのか具体的に伺いたい。  ウ、地域産業について。(仮称)道の駅金太郎のふる里は、地域産業の活性化を目指した事業であります。この5月20日に発足した南足柄市道の駅活性化協議会の設置目的及びその機能について伺いたい。  質問の最後になりますが、むすびの部分から1項目。  1、未来のまちの発展の基盤をつくるための公共施設の在り方について。  昨年度はワークショップを開催し、公共施設の在り方が検討されたところだが、今後どのように進めていくのか具体的なスケジュールを伺いたい。  以上で壇上の代表質問を終わります。今後の4年間の取組に対する所信表明であり、市長がやりたいことに対してどう具体的に実行方法を考えられているのか、実施に掛かる時期、方法、担当部署、予算の見込みなど、明確にした御答弁をお願いしたいと思います。  ありがとうございました。           (16番 池田真一議員 降壇) 327:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇)
    328:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、あしがらクラブ、池田真一議員の代表質問にお答えをいたします。  最初に、3期目の政策で高齢者と障害者の生活を支援の地域包括支援センターについてでございますが、高齢者に係る相談、支援などの拠点であります地域包括支援センターにつきましては、南足柄、北足柄、福沢地区と岡本地区にそれぞれの地域包括支援センターを設置するとともに、地域包括支援センターの総合的な調整や後方支援、指導、助言などを行う基幹型地域包括支援センターを保健医療福祉センター内に設置し、市内3箇所で運営ができる体制に拡充してまいりました。  今年度、連携強化策の一つといたしまして、3つの地域包括支援センターを専用回線で結び、相談や支援経過など詳細な情報を共有することができる管理システムを導入しました。そして更なる相談支援の充実を図ってまいりたいと思います。  また、地域包括支援センターを取り巻く現状といたしましては、介護と育児に同時に直面するいわゆるダブルケアや、80代の高齢の親と50代の子が同居する、いわゆる8050問題など、既存の制度による解決が難しい課題が見受けられるようになりまして、各分野の関係機関との連携を強化していくことが必要となっております。  こうした状況から、今後、高齢、障害、児童などへの総合的な支援が増加することが予想されますことから、総合的な相談支援体制の確保に向けて、地域包括支援センターの位置付けや役割などの研究を更に進めてまいりたいというふうに考えております。  次に、おたがいさまネットについてでありますが、岡本地区の住民主体の助け合い組織でありますおたがいさまネットおかもとや、今年度内の活動開始に向けて準備を進めている南足柄地区のおたがいさまネットみなみ、また一部の自治会等で行われているサロン活動など、地域支え合いのまちづくりを進めていく上で中心的な役割を担っていただいている多くの関係者の皆様に改めて敬意を表するとともに、更なる活動の拡充を期待するものでございます。  このような中で、少子高齢化の進行によって高齢者の生活を支える担い手が不足している現状を考えますと、住民主体の支え合いの拡充の担い手の確保につきましては喫緊の課題でございます。市といたしましては、担い手の確保はもとより、地域支え合いのまちづくりをより一層推進していくために、おたがいさまネットおかもとなどの取組を早期に全市域に広げていく必要があるというふうに考えております。  次に、高齢者の生活に必要な移動手段の確保についてでございますけれども、(仮称)おでかけバスの運行につきましては、まずは公共交通が少ない地区の高齢者を対象に生活支援施策の一つとして実施する予定であります。検討内容につきましては、運行方法、運行回数、利用料金などでありますが、検討に当たりましては庁内の関係各課と市内の社会福祉法人等で構成する検討会を設置しまして、平成29年度に実施いたしました南足柄市の交通に関するアンケート調査の結果や先進自治体の取組などを参考にしながら検討を進めてまいります。  また、事業の実施に当たっては、利用状況や運行の効果などを見極めるため試験運行を行う予定であります。試験運行につきましては、公共交通が少ない地区をモデル地区として定めて実施し、モデル地区におきましては、住民などで構成する検討会を設置しまして地域の意見等を整理しながら検討を進めてまいります。  次に、深い知識や高い技術を持った高齢者が活躍できるまちづくりについてでございますが、この深い知識あるいは高い技術を持った元気な高齢者には、政策的な課題に取り組んでいただきたいというふうに考えます。そのための取組としましては、まずは市内に在住する深い知識や高い技術をお持ちの元気な高齢者の皆様を、まずは把握することだと、そのように思います。また一方で、技術や知識を生かして起業していただくことも地域経済にとってはインパクトを与えるものと考えますので、起業に関する支援なども必要だというふうには考えます。  いずれにいたしましても、元気な高齢者が様々な分野で、そしてフィールドで活躍できる場が広がるように取組を広げていきたいと考えております。  次に、障害者の自立と社会参加についてでございますが、今年度より社会福祉施設に生産活動又は作業活動の機会の提供を受けるために通所されている障害者に対しまして、その通所に伴う交通費の一部を助成することといたしました。この助成事業の目的といたしましては、施設に通所し、工賃等を伴う作業活動などを行っている障害者の方々に対して、通所に掛かる交通費の負担を少しでも軽減することによって、作業活動等に対する意欲の向上や、新たに通所を始める障害者の方への後押しとなることが主なものでございます。また、このような事業によって、障害者が作業活動等を通じて社会参加の機会を増やし、地域の中で自立した生活が送れるよう支援していくことが重要であるというふうに考えております。  次に、防災力の強化と地域の活性化の体育センターについてのお尋ねです。  体育センターは、御承知のとおりでございます。スポーツ活動、健康づくりの拠点施設であります。その機能を充実、拡大するためグラウンドの芝生化を目指すものであります。  芝生化することによる今後の利用者につきましては、現在利用されているスポーツ等の大会等に加え、芝生グラウンドを生かした大会を体育センターで開催することができるなど、新たな展望の中で、市外、更にはより広く外からも多くの利用者を見込みたいというふうに考えております。そうした中でのより広い観点で県内外からと、そういうふうに述べました。  さらには、平日において高校、企業などの団体の利用も想定しているところでございます。  次に、地域の活性化についてでございますが、自治会には広報誌や回覧物の配布、行政との連絡調整業務など、様々な面で御協力いただいております。自治会からも、これらの業務負担の削減や書類の簡素化、会議等への参加の見直しなど御意見を頂いておりますので、自治会と協議しながら業務内容の見直しや負担の軽減に取り組んでいるところであります。回覧物の削減、あるいは市への提出書類のメールでの提出など、自治会長の御意見も取り入れて対応させていただいておりまして、今後も改善を図ってまいりたいと思います。  個々の自治会組織の運営に係る事務については市が関与するものではございませんが、平成30年度に自治会長連絡協議会で自治会運営に関するアンケート調査を実施し、自治会間の情報交換を行うことで、それぞれの自治会運営について、各自治会が見直しを行うきっかけとなりました。今後も自治会の御意見をお聴きし、共に課題について考えてまいりたいと思います。  次に、新しい観光産業を興し、働く場の確保と稼ぐ力をの、稼ぐ観光産業についてでございますが、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通に当たっては、道路の知名度を上げてより多くの方の利用を促進するため、道路の愛称の制定と、その周知について箱根町と連名でに要望書を提出したところでございます。  また、このオープニングイベントを本市と箱根町、そしての三者共催で来年の春に開催することについて検討を始めました。この南足柄市と箱根町を連絡する道路を利用する観光客の多くの方々に、大雄山最乗寺やアサヒビール、夕日の滝などの観光拠点を回遊していただけるよう、案内板などを工夫して設置をしていきたいというふうに考えております。  さらに、同時期に開業するこの道の駅を拠点に、県西地域のゲートウエイとして足柄地域の観光資源を連携させ、PRを推進してまいりたいと思います。  今後は、箱根町との連携を深め、今以上に広域の観光圏域を意識しながら回遊性のある観光を推進し、誘客を図ってまいりたいと思います。  次に、観光客の回遊と滞在についてでございますが、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通と(仮称)道の駅金太郎のふる里を戦略的に位置付けて、足柄上郡5町や箱根町などと広域的に連携して、広域周遊観光を推進していきたいと考えております。広域周遊観光は、これまでも郷土資料館の森のひなまつりやハナアオイまつりなどで各会場を結ぶシャトルバスを運行し、回遊性を高めた誘客に努めてまいりました。  先日開催された天狗のこみちマラソンのランナーの皆さんに、本市に滞在し親しんでいただこうということで、大雄山駅のいずっぱこ居酒屋や最乗寺のパワースポット巡りスタンプラリーが実施されたところであります。今後は、このようなイベントを発展させ、また、道の駅も絡めて、回遊性のある広域的な観光や、市民が参加した着地型観光や体験型観光などの推進に努めてまいります。  次に、地域産業についてでございますが、南足柄市道の駅活性化協議会は、市民と指定管理者の橋渡しを担うとともに、市、指定管理者、そして協議会が相互に連携して地域振興に取り組むことを目的にしております。協議会では4つございまして、1つ目に地域農産物の生産量と品質の向上、2つ目に市内6次産業化の推進、3つ目に新たな特産品の開発、4つ目に地域資源を活用した交流人口の増加等に関する事業を行ってまいります。  なお、協議会内には従来の3つの部会を置いて、指定管理者でございます株式会社TTC主導の下、各部会は自主的な活動を行うものとし、協議会全体で進捗状況等を把握してまいります。  従来の市民参加型の部会は、農業者や個人事業者をはじめ、JA、商工会、市観光協会の関係者によって組織しておりましたが、今回新たに伊豆箱根鉄道株式会社、守山乳業株式会社、アサヒビール株式会社神奈川工場、そして大雄山最乗寺さんにも参画していただきまして、構成メンバーを拡充いたしました。今後は、市内の回遊性にも視点を置き、地域産業の活性化に取り組んでまいります。  次に、むすびで、未来のまちの発展の基盤をつくるための公共施設の在り方についてでございますが、平成30年度は市民の皆様に公共施設の現状や課題を御説明しました。将来のまちの在り方、公共施設の在り方を市民の皆様に主体的に考えていただくワークショップや、地域市民懇談会、そしてシンポジウムも開催いたしました。また、専門的な見地から御意見をお伺いするために、大学教授などで構成する公共施設マネジメント推進委員会も開催しました。現在、ワークショップや地域市民懇談会、公共施設マネジメント推進委員会の意見を十分に勘案しながら、公共施設の再編の方向性や時期について庁内で検討を進めているところであります。  この公共施設再編計画については、行政改革について調査、審議をしていただいております行政改革推進委員会にお諮りするとともに、市民の皆様の御意見をお伺いするために、8月にはパブリックコメントを、そして9月には市民説明会を開催し、10月末までに策定をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 329:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 330:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 答弁ありがとうございました。  それでは、順次再質問をさせていただきます。  私からは、まず体育センターについて再質問をいたします。  県内外の利用者と記載されたところは御説明があったわけですけれども、県内外の人に来てもらうにはグラウンドの芝生化のほうが先決だと思うんですね。そういうことで並行的にやっていこうという考えなのかどうか、ちょっと取組の姿勢を伺います。 331:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 332:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 議員さんのおっしゃるとおり、県内外の方に利用していただくには芝生化は必須だというふうに思っていますので、まずは芝生化をして、それによって付加価値として県内外からの方も利用していただくような形を考えております。  以上でございます。 333:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 334:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 気持ちよく利用していただくためにグラウンドの芝生化を進めるということですが、芝生と申しまして確認したいのですが、天然芝を想定しているのか、それとも人工芝を想定しているのかを伺います。 335:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 336:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 水はけが良くて稼働率が上がることや、あるいは設置してからのランニングコスト等を考慮しますと、人工芝が良いのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 337:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 338:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 私もそう思います。  人工芝化する場合、日本サッカー協会のサッカー施設整備助成事業、これを利用しようと考えていらっしゃるのか伺います。 339:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 340:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 日本サッカー協会の施設整備助成金、上限4,500万円になりますけれども、できればこちらの助成金を活用しながら一般財源の縮減に努めていきたいというふうに考えております。 341:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 342:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 日本サッカー協会のこの助成事業ですが、サッカー協会が2015年から2022年までの8年間で全ての都道府県に1億円ずつ施設整備予算を配分するというものでございます。  私は先日、神奈川サッカー協会会長にも面会しに行ってまいりました。サッカー協会としましても、県西地区に人工芝グラウンドを整備することに前向きでございました。また、本市の体育センターはその有力な候補地であるとの御意見でもございました。私はこの機会を確実に獲得すべき事業と考えます。  そこで、行政はこの体育センターグラウンドの人工芝化の予算は幾らぐらいと見込んでいるのか伺いたい。 343:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 344:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 まだ人工芝といってもいろんな種類があったりとかしますので、現段階ではまだ予算幾らというのは想定してございませんが、一般的に考えると人工芝化だけであの体育センターの広さで約1億2,000万円ぐらいは掛かるのではないかなというふうには見込んでおります。  以上でございます。 345:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 346:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 日本サッカー協会の施設整備事業の補助率は50%で上限4,500万円ですね。それは承知しております。  そのほかの助成金制度を活用することについて検討しているのか伺います。 347:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 348:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 そのほかにtotoの助成金、こちらもございまして、こちらは上限4,800万円でありますけれども、できればこちらも併せて獲得していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 349:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 350:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 人工芝のグラウンドになればの話ですが、今、平日の日中の利用はほとんど皆無だという状態だと思います。今後は、人工芝化になれば、平日昼間の利用や夜間ナイターの利用が増え、雨天でも競技が可能となる。現在の稼働率が大幅に上がることが予想できます。また、ゲートボールやグラウンドゴルフなど、高齢者の方々にも利用することを促進できます。生涯スポーツの推進、健康長寿のまちづくりに極めて大きな貢献が可能になると考えます。  加えて、冬場など、土ぼこりによる近隣住民への御迷惑の解消にもつながると考えられます。是非とも積極的な取組を期待しておりますが、この日本サッカー協会のサッカー施設整備助成は期限付きでございます。2022年12月までに整備が完成することが条件となっております。本市の取り組むスケジュールの考え方を伺います。 351:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 352:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 ただいま議員さんから体育センターのグラウンドの芝生化に伴うところの効果等々については、おっしゃられるとおりでございます。そしてまた、周辺にお住まいの方々への強風時の砂じん、そうしたものへの影響等も解消していきたいということは、かねがねそういう思いがございました。加えて体育センターも先ほど答弁させていただいたように、もろもろの拠点、健康づくりであるとか、スポーツ振興の拠点でございます。つまり、多くの方々の交流の場でもございます。そうした機能を生かして、そこの利用率を高めて、これが南足柄市の、また足柄平野全体の活性化につながる、そうしたことの思いがございますので、今、御質問があったとおり、あるいは御提案があったとおり、財源確保については全ての可能性を結集して、そしてタイムスケジュールを持って取り組んでいきたいと思っております。  また、そこに来られた、特にサッカーのみならずでございますけれども、今、土日祭日ではよく子供たちのサッカーの大会が多いです。したがって、そこにはスタッフ、御家族も大勢見えます。そうした方々が、市内のこの観光拠点施設であるとか、道の駅であるとか、先ほども御答弁させていただいたように洞川の反対側の和田河原地区の農業地、そことの連携であるとか、いろんな形で有機的に相乗効果を上げていく、そうした体育センターになるように仕立てていきたいというふうに思っています。これは池田議員さんも同じ思いであろうと思っております。  したがって、担当のほうにはもろもろの財源確保、あるいは体育協会の皆さん、あるいは少年サッカー委員会であるとか、その他もろもろサッカーに関わる方々、あるいは他のスポーツに関わる方々大勢いらっしゃいますので、一元的にそうした活動が、ベクトルが同じ方向に進まないと、やはりこのタイムスケジュールの具体的なものは作り上げられないと思っておりますので、そういう指示は市民部、文化スポーツ課のほうに既に指示しているところでございますので、そうしたスケジュール感を持ってまいりますので、またいろんな意味で御助言頂ければ有り難いと思います。よろしくお願いいたします。 353:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 354:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 具体的なタイムスケジュールは伺えなかったんですが、私の中ではもう来年度の予算に上がっていかなきゃいけないのかなというふうには思っております。  例えば費用の捻出のほうなんですが、例えばお隣の小山町の豊門公園というものが先日きれいに整備されております。これは市民や企業からの寄附を募っております。目に付いたのはドネーションベンチということで、お一人20万円だったと思うんですが、公園内にベンチを設置しておりまして、そのベンチに寄附者のお名前を、銘板を取り付けて感謝の意を表すというようなアイデア、工夫をされています。本市ではそのような活用の仕方、又は寄附の集め方をするつもりはございませんか。 355:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 356:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 小山町の例、小山町職員から私も研修を受けまして、そのような事例があったことを承知しております。できれば南足柄市でもそのような寄附を募って、ベンチがいいのか、何がいいのかは別といたしまして、検討する必要があるのかなというふうには思っていますが、小山町もそういう寄附を募ったんですけれども、なかなか集まらなかったというような状況も聞いていますので、その辺も含めて今後どうしていったらいいのかというのは内部で調整していきたいと思っております。  以上でございます。 357:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 358:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 資金の集め方としては、まだグラウンドのネーミングライツだとかそんな手もございます。あらゆる手を工夫していただきたい。  体育センターのグラウンドは1万1,810平米と聞いております。その53%が借地でございます。土地の所有者の意向、同意についてはどのように進めていくのか伺います。 359:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 360:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 当然、施設改修になりますので土地の所有者に同意を頂いてから設置するような形になろうかと思っています。まだ同意の時期については考えてございませんが、当然そのような手続は必要かというふうに思っております。 361:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 362:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 当然の手続なので、直列の仕事の仕方じゃなくて並列で進めていっていただきたい。期限のある仕事ですので、これは全て並列で仕事を進めていけるようにお願いしたいと思います。  この項目で最後の質問になりますが、体育センターの体育館や温水プール、これらについて市民が気持ちよく利用できるための施策も必要と考えますが、こちらの点はどのように考えているのかを伺います。 363:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市民部長。 364:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 当然、グラウンドだけでなく温水プールですとか、体育館の中も含めて気持ちよく利用していただけるようにしていきたいというふうに考えております。一昨年でしたか、温水プールの天井の塗装をやり直したりですとか、いろいろ手立ては講じていますが、いろいろ課題は池田議員も御承知のとおりかと思います。その辺も含めて、一遍にはできませんが、徐々に順を追って、優先順位を付けながら、市民が気持ちよく使えるような施設にしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 365:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 366:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 分かりました。  それでは次に、稼ぐ観光産業を興すこと、これについて再質問をさせていただきます。  観光客200万人を誘致するには、観光基本計画等を策定し、正に官民総合的な事業の推進方針、行動計画を示す必要があると考えます。本市の観光基本計画の策定状況について、その進捗をまた改めて伺います。 367:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 368:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 観光基本計画の策定状況でございますけれども、今年度観光基本計画の策定に当たりましては、観光資源の洗い出し、そして観光データの整理、基本コンセプトを検討しまして素案までを作成したいと考えております。来年度には、観光基本計画の完成版を策定したいというスケジュールでございます。そしてこの中には(仮称)道の駅金太郎のふる里や南足柄市と箱根町を連絡する道路、これらに関連して実施していく事業についても観光基本計画の中核として位置付けてまいりたいと考えております。  以上です。 369:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 370:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 観光という産業は、先ほど市長もありましたように裾野の広い産業と考えます。正に民の力を活用していかなきゃいけないというふうに思いますけれども、その観光基本計画に民の力を活用することについてはどのように盛り込む予定になっていますか。 371:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 372:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 当然、基本計画を策定するに当たっては、民間の方々の御意見を頂きながらこの中に盛り込んでいきたいと、そのように考えてございます。 373:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 374:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 箱根町と南足柄市を結ぶ道路の開通は、観光客200万人の誘致に対しましては非常に大切な要素でありまして、それができた際には箱根町との広域観光連携、これが極めて大事になってくると思いますが、それについてどのように進んでいるのかを伺います。 375:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。
    376:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 箱根町との広域連携事業につきましては、本市と小田原市、箱根町、真鶴町、そして湯河原町の2市3町で構成される西さがみ観光協議会において箱根町とも観光事業に向けた会議を開催しているところでございます。  また、箱根ジオパーク推進協議会に平成28年10月から参画しております。この広域連携で観光産業の振興を図っているところでもあります。これら既存の組織において、南足柄市と箱根町を連絡する道路が開通することによって、更なる連携や回遊性が図られる事業について検討してまいります。  また、先ほども申し上げましたとおり、本市と箱根町で、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通に当たっては、道路の知名度を上げて、より多くの方の利用を促進するため、道路の愛称の制定とその周知について連名でに要望書を提出しているところでもございます。  また、オープニングイベント、これらを本市、箱根町、の三者共催で来週に開催することについても検討を開始しているところでございます。  これからも箱根町との連携を強化し、例えば仙石原の宿泊施設のPR方法など、こうしたことも広域の観光圏域を意識しながら、回遊性のある観光の推進について引き続き行ってまいりたいと、そのように考えてございます。 377:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 378:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 観光基本計画又は箱根町との広域観光連携、非常に大事なんですが、行政に求められるもの、又は民の力を最大限活用するためには様々な規制緩和や駐車場、道路等のインフラ整備が行政に求められる仕事なのではないかと私は考えます。これらの点についてどのようにお考えなのか伺います。 379:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 380:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 インフラ整備でございますけれども、当然に将来的な課題としては市内の観光に関するインフラ整備、必要なものだと考えてございますので、今後の課題としては認識してございます。 381:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 382:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 観光客を、先ほどの会派の質問にもありましたけれども、二度、三度と来ていただくというお客様も獲得したい。そういった中では、交通渋滞があるともう二度と来たくないと。今、箱根観光の一番のネックは交通渋滞だと思うんですけれども、南箱道路が開通して観光客が回遊してきた場合には、どうしても龍福寺交差点を中心とした道路の渋滞が考えられます。これらについて、県道の整備又は信号機の設置等々を早目早目に対応していく必要があると思いますが、行政としてはどのように考えていらっしゃるか伺います。 383:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 384:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 箱根との連絡する道路、この開通によって関本の龍福寺交差点からの渋滞が予想されるということでございますけれども、確かに連休とかゴールデンウイークのときとか、私は苅野なんですけれども、その辺まで渋滞することもございます。  そういったことで、今、市としては千苅線、千津島・苅野、そこに抜ける道路を考えてございます。それが令和4年ですよね。ということで、その渋滞の解消も図られる道だと考えておりまして、それで箱根からの観光客が回って道の駅にも抜けると、そういったことも考えられますので、今後は千津島・苅野線の開通が早目にできるようなことで、その渋滞は解消されるということで考えてございます。 385:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 386:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 信号機についてはお答えいただかなかったんですが、ずっと北足柄から信号が一つもなく龍福寺の一歩手前までノンストップで来られちゃって、非常にスピードを出して車が通過しています。苅野の皆さんもそうですし、弘西寺、福泉の方々も県道に出るのに非常に怖くて仕方がないという声を伺っております。適切な信号の設置等も検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 387:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 総務防災部長。 388:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 南箱道路の開通によって交通量の増加も予想されるということで、先ほど副市長からも答弁がありましたとおり、主要な部分は県道ということで、必要に応じてあるいは県警、場合によっては公安委員会のほうに必要な措置について要望してまいりたいというふうに考えております。 389:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 390:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 是非実態把握を伴いながら早目早目の対応をお願いしたいというふうに思っていますが、次に、地域産業についてから再質問をさせていただきます。  南足柄市道の駅活性化協議会の事業の内容として、地域農産物の生産量と品質の向上、また、市内6次産業化の推進等が挙げられております。6次産業化が可能な本市の生産物について、市ではどのような認識を持っていらっしゃるのか伺いたいと思います。 391:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 392:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 生産物の認識についてですけれども、豊富で清らかな水と温暖な気候もあり、本市では様々な作物が生産されております。お米はもちろんでございます。このほか、温州ミカンや湘南ゴールドなどの柑橘類、このほかイチジクやキウイフルーツなどの果実類、そして横浜食肉市場ミート・フェアで4年連続最優秀賞を受賞した相州牛などがございます。既に果実を加工したジャムや洋菓子、飲食店での地元野菜の提供など、数多くの事例がございます。市内6次産業化の推進に当たっては、農産物などの1次産品を製造業者や販売業者との連携によって地域全体で6次産業化に取り組むことを目指しております。  以上です。 393:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 394:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 6次産業化の大本になる1次産業なんですが、1次産業というのは農業だけでなく水産業、林業、また今御紹介にあった畜産業等々をまとめた総称であります。どうも本市の考え方は、農業だけを対象としているように感じます。それだけでは視野が狭いのではないかと私は思います。本市には水産業や林業などもあります。これらの生産物も積極的に特産品として支援、商品化していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 395:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 396:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 6次産業化可能な1次産品は、農産物に限ったものではないというふうな考えでございます。市内には原木シイタケやタケノコ、栗などの特用林産物、そして一昨年度南足柄ブランドとして認定されました水産物のヤマメがあるということで御承知おきいただきたいと思います。  以上です。 397:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 池田真一議員。 398:◯16番〔池田真一議員〕 ◯16番〔池田真一議員〕 そうですね。林業の中では、今はちょっと衰退しているみたいなんですが、竹を使った竹炭というものもございますので一言申し上げておきます。  今おっしゃられたヤマメなんですが、事業者に聴き取りに行ってきました。ヤマメの養殖は、神奈川県内では南足柄だけでしか行われていないという話でございました。その養殖のヤマメは、箱根の料亭に卸したり、栃木のほうまでも出荷しているという話でございます。なぜヤマメの養殖が可能かと申しますと、狩川上流は全く汚染のない、また豊富な水量があるから成り立つ事業とのことであります。この点につきましては、本市の豊かな水のアピールにもつながると思います。  昨年サウンディング型市場調査というのが29年12月から30年2月の間に行われて報告されております。指定管理者となり得る事業者5者の提案がございましたが、その提案は、どうも農業分野に対してだけの提案しかありませんでした。地元のことをよく知る行政の方がもっともっと目を凝らして、真剣に本市の特産品を見付け出していかなければならないというふうに思います。活性化協議会、又は指定管理者TTC様等に任せるのではなく、道の駅事業の成功に何としてでも結び付けるために、行政はもっともっと意見をし、市場の声を聴いてきてほしいというふうに思いますが、最後に市長の御見解を伺います。 399:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 400:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 道の駅については、当初から申し上げてきましたけど、この第1次産業をベースにして、地域の経済産業の活性化、これが目的がございますので、第1次産業、特に河川における魚ということもありますけれども、相模湾も間近にあるわけでございますし、また、山北の酪農、畜産もございますし、今、議員さんがおっしゃられたとおりで、1次産業をすべからくに首座を置いて、そしてその道の駅での展開ができる。そして全体の産業が活性化していくことが第一義的な目的でございますので、それは行政のほうで情報提供、あるいは連携するということは極めて重要でありますので、ただいまの御提案をしっかりと受け止めてまいります。 401:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 次に、あしがらクラブに関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので御了承ください。  15番加藤直己議員。 402:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 15番加藤直己です。  まず1点、地域包括支援センターについて質問します。  この地域包括支援センターについては、先ほど答弁にございましたとおり情報を共有する上でのシステムというふうなことを聞いております。この情報を共有するシステムの構築としては必要だと思いますが、今後、少子高齢化への対応ということを考えたときに、地域包括支援センターの施設の強化ではなく、拠点の整備強化が必要であるというふうに私は思います。  そこで、南足柄地区内に南足柄、北足柄、福沢地区を担当する拠点がございますが、北足柄、福沢地区内にもう一箇所拠点を置き、そして住民にとって身近な相談窓口、そういったことが必要だというふうに思いますが、市長の見解をお願いします。 403:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 404:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今、包括支援センター、南足柄、北足柄、福沢が一つの地域、あと岡本地区で一つの地域という形で、それぞれ約6,000世帯の高齢者を受け持ってございます。今はそれで相談等も順調に回っている状況ではございますけれども、今後、高齢者の増加等に伴いまして、その包括だけでは賄えないということになりましたら、また新たな包括を設置していく必要がございます。そのときには、例えば福沢地区に1箇所必要なのかとか、あと北足柄の人がもう少し使いやすい場所に必要なのかということも考えていかなければならないというふうには考えてございます。 405:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 406:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 ありがとうございます。  次に、この地域包括支援センターについては、平成29年12月12日に社会福祉法に基づく市町村における包括的な支援体制の整備に関する指針ということで、厚生労働大臣名で出されております。この中で、地域包括支援センターについては地域包括ケアシステム、さらには地域共生社会を実現する上で重要な役割を担っているというふうに書いてあります。  この地域包括ケアシステムについては、縦割りの政策を水平思考し、地域に住む全ての住民が安心して暮らせるためのシステムであるというふうに考えております。先ほども答弁にありましたが、高齢者、障害者、児童だけではなく、生活困窮者、そういったものも包含した諸課題を解決する初期窓口として行えるということが必要であるというふうに思っております。市長の考え方をお伺いします。 407:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 408:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今の地域包括ケアシステムの構築は非常に重要な国民的な課題であるというふうに思っております。現在、本市も厚生労働省の関係機関、そして社会福祉法人とタイアップしながら、それの具体的な取組についての作業に、まだ具体的なものが少し見えない状況ではありますが、緒に就いているところでございます。  やはり生活あるいは地域、あるいは生活をしているこの場をベースにして、そうした包括的にケアができる医療、福祉、介護、そうしたものが一元的にできる体制というのは喫緊の課題であるというふうに思っておりますので、その方向で進めてまいりたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。 409:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 410:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 市長からの本当に適切なお言葉、ありがとうございます。  私は、今の市長さんが検討していくということを、この地域包括支援センター拠点の在り方や役割、機能について、是非総合計画の後期基本計画の中にその考え方を位置付け、そして地域福祉計画並びに高齢者福祉計画、障害者福祉計画等における実施計画として位置付けていただきたいというように思いますが、お考えをお伺いします。 411:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 412:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今の議員さんのお考えのとおり、我々のほうも相談窓口のワンストップ化など、今後の取組の方向性につきましては、現在策定中の第五次総合計画の後期基本計画、これに位置付けていきたいというふうには考えてございます。 413:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 414:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 ありがとうございます。  次に、おたがいさまネットについてお伺いします。  本事業については、先ほども御説明がありましたけれども、また、午前中の公明党さんの質問の御答弁の中にありましたが、この事業については住民の同意なくしては行うことができない、そういった事業だというふうに考えております。この事業についての立上げは、社会福祉協議会が地域住民の中に入って、自治会長さんや民生・児童委員さん、さらにはボランティアさんや地域の様々な団体、更には自分たちの地域は自分たちで何とかしようという思いの方たちで進められた事業というふうに私は思っております。  私は、行政が拡大をするというふうに前面に出るのではなくて、拠点の支援とか、あるいは活動財源などの後方支援を役割として、拡充するか否かは地域住民の合意の上で進められることが肝要であるというふうに思いますが、そのお考えをお伺いしたいと思います。 415:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 416:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 おたがいさまネットの活動につきましては、議員さんのお考えのとおりだと思います。我々も住民が自ら立ち上がっていただき、地域のことは地域で解決できるというような体制を取っていただけるのが一番だと思っております。そのために行政は後方支援に回っていきたいというふうに考えてございます。  今現在は、社会福祉協議会を中心に、自治会の地域福祉会がいろいろと動いていただいておりますので、今後も社会福祉協議会と連携を取りながら後方支援に努めていきたいというふうに考えてございます。 417:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 418:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 そこで、後方支援ということで私は質問しましたが、活動運営資金、それはどこから捻出をする予定でございますでしょうか。 419:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高齢介護課長。 420:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 おたがいさまネットを中心といたしました住民主体の活動につきましては、市のほうから現在の介護予防・日常生活支援事業等補助金ということで支援をさせていただいております。この補助金につきましては、介護保険料はもとより、国からの補助、からの補助、あと市からの一般会計を入れて財源としている補助金でございますので、それをもって運営費の支援に当たっていきたいと考えております。  以上です。 421:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 422:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 それでは、そういった活動資金、あるいは活動拠点、もろもろの後方支援をよろしくお願いします。  また、本事業につきましては、地域ケアシステムの構築に欠かせない事業の一つというふうに私は思っております。この事業に当たるに当たり、地域によって課題が違うというふうに考えております。そこで、本年度から委託している生活支援コーディネーターを配置している社会福祉協議会の役割が多く、先ほどの部長からのお話もあったとおり、期待されているというふうに思います。  そこで、社会福祉協議会に対し物心両面の支援が必要であるというふうに思いますが、市長さんの考えをお伺いします。 423:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 424:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今年度から生活支援コーディネーター業務ということで、社会福祉協議会のほうに業務委託をして、地域の実情等を把握していただいているというような事業をやっております。社会福祉協議会につきましては、市といたしましても福祉という車の片側が行政なら、もう片一方が社会福祉協議会というような形で我々も考えてございます。引き続き連携を取りながら一緒に事業を進めていきたいというふうに考えてございます。 425:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 426:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 地域共生社会の実現の中に、制度のはざまにおける方々に対する支援というようなものが中に入っております。そういった中の役割として、社会福祉協議の役割が非常に大きい位置付けになっております。車の両輪だけではなくて、社会福祉協議会はいろんな施策あるいは条例、法律、そういったものの補完的な役割をする重要な位置付けになっているというふうに思っておりますので、是非御協力のほうをよろしくお願いします。  次に、3番目として、深い知識や高い技術を持った高齢者が活躍できるまちづくりということでございますが、一番目に基本的な話でございますが、ここで言う高齢者というのは幾つぐらいの方、あるいは基準というものがあるんでしょうか、お伺いします。 427:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高齢介護課長。 428:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 人生100年時代と言われておりますけれども、やはり高齢者ということを考えますと、老人福祉法から申し上げますと、まず65歳以上の方が中心になろうかと思います。しかし、これについては個人差が様々でございますので、法律上では65歳と定義することが多いんですけれども、やはりそれは個人差様々ございますので、その個人が考えるべきものではないかと考えております。 429:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 430:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 この高齢者65歳というのは国連の国際基準の中の一つというふうに私のほうは捉えております。また、後期高齢者ということで75歳以上。やはり高齢者という基準が非常に私は曖昧だと思います。年を取ってもまだまだ若いという方も、今言ったようにいらっしゃいます。何か高齢者という言葉とは違うような言い方があるといいかなというように私も思っています。  ただ、先ほどもお話があったように、高齢者の活躍は多岐にわたっております。そういった中で、先ほども言いましたように高齢者の方、いわゆる65歳以上の方々の安心して暮らせる、そういって活躍の場ができるような位置付け、これも後期基本計画の中に位置付け、そして具体的な計画を高齢者福祉計画の中に位置付け、そして実施していくというのが望ましいと思いますが、その辺のお考えをお伺いします。 431:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高齢介護課長。 432:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 この高齢者の、元気な高齢者が元気に活躍できる社会ということで、様々な取組につきましては、また、第8期の高齢者福祉計画・介護保険事業計画は平成32年度に策定してまいりますが、その中に位置付けるとともに、その上位計画であります第五次総合計画の後期基本計画にも併せてそうした取組も位置付けてくることは前提にございますので、位置付けについては現在の第五次総合計画後期基本計画に位置付けていく考えでございます。 433:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 434:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 是非よろしくお願いします。  最後でございますが、障害者の自立と社会参加を促進させることについて、先ほどの交通費の補助というふうなことがございましたが、通所作業所へ通うための交通費の補助はどの程度の補助をする予定でございましょうか。 435:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 436:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 交通費の補助につきましては、実費部分の2分の1を想定してございます。 437:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 438:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 現在対象となる施設や人数は何人ぐらいいるんでしょうか。 439:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 440:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今、対象となる施設に通っていらっしゃるのが、支給決定をされている方なんですけれども、約200名ほどございます。ただ、その中でも工賃等を伴う作業活動を行っているというような方だけと見ますと、今回の交通費の補助の対象となるのは大体65人ぐらいではないかというふうに算出しております。 441:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 加藤直己議員。 442:◯15番〔加藤直己議員〕 ◯15番〔加藤直己議員〕 就労日に通われている方の工賃でございますが、私が聞いている範囲では、多くても月に7、8千円というように聞いております。将来、この方たちがやはり就労し、自立したいと願っている御利用者さん、そういうことを思うと、今後更なる支援が必要だというふうに思いますが、市長のお考えをお伺いします。 443:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 444:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 議員さんのお考えといいますか、お気持ちはよく理解できます。今回は、まずはこうした形で補助を、そしてその対象になる方々について対応させていただいておりますので、これだけではなくて、今後更なる検討はしていきたいと思っております。 445:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 14番石田久良議員。 446:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 14番石田久良。
     それでは関連質問をさせていただきます。  まず、おたがいさまネット、これについてでございますが、これまでの実績と成果、お話も頂きました。中には地域の支え合い、あるいは担い手の確保、そういったところで地域住民が1つになってやっていくというようなお話も頂き、まだ課題の面では整理がうまくされていないのか、まだまだ課題はたくさんあると思うんですが、実績と成果、私自身が感じているのは、おたがいさまネットの中で、お年を召した独居老人がごみ出しあるいは買物、こういう面で苦労しているところを地域の住民が手伝ってあげるという簡単なもののようでしたが、昨今、うちの自治会等を見てみると、更に住民のニーズ、こういったものが高くなってきて、ごみ出しだとか買物以外に病院へ連れて行ってくれとか、個別の対応の難しさというか、独居老人で親戚もいない、ただそういった人たちを地域がどこまで見られるのかということで、先ほどコーディネーターのお話がございましたけれども、これをしっかりこれからベースに乗せてやっていこうとしたときに、これからどういうふうな方向でおたがいさまネットを軌道に乗せていくのかお伺いします。 447:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 448:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 おたがいさまネットですね。  まず岡本地区につきましては、29年度から始めまして大分軌道に乗ってきたところでございます。ただ、今言ったようにいろいろの課題もございます。どこまで手伝えばいいのか、どこまでならできるのかというような課題がございます。助けてほしい人を車に乗せて病院に行ったりとか、買物に行ったりとか、こういうことまでしていいのかどうかというところもございます。そういうところまで行ってしまうとヘルパーさんに頼んだほうがいいのかというところもございますので、いろいろな課題等もございますけれども、まずは基本的には、我々の子供の頃なんていうのはそうだったと思うんですけれども、ちょっとした困り事なんかは御近所で普通に手伝っていたというような状況があったと思います。今はなかなかそれも頼みにくいというようなこともございますのでこういう組織ができてきたということでございますので、基本は隣近所で助け合う、こういうことを基本に今後活動できたらというふうに考えてございます。 449:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 450:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 そういう意味では、そういった考え方が定着するということが大変重要だろうと思うんですが、意外と自治会によっては啓発の仕方も悪いんでしょうけれども、こういったおたがいさまネットの考え方がまだまだ知れ渡っていないというような状況にもあろうかと思うんです。こういったものの啓発をどういうふうにしていくのかお伺いします。 451:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 452:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 大きな課題といたしまして、おたがいさまネットの周知というものがございます。これまで、岡本地区に関しましてはパンフレットを作成して全戸に配布したりだとか、金融機関や郵便局等の窓口に置いてもらったりとかいうようなことでいろいろ周知を図ってございます。また、市としましても、広報誌に載せたりとか、そういうことでできる限りの周知を図ってございます。ただ、まだまだサービスを必要とする方にこの事業が知れ渡っていないのではないかというようなところの課題もございます。その辺につきましては、おたがいさまネットおかもととしましても更なる周知が必要で、今後の周知方法については今検討しているところでございます。 453:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 454:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは関連質問を別の面から、高齢者の生活に必要な移動手段の確保についてという形の中で、(仮称)おでかけバスの検討を行うというふうにしておりますが、検討方法、検討内容等、また、運行の実現に向けた構想については先ほどもお話を頂きました。高齢者の移動手段について、今、南足柄の市民のニーズがどの程度あるのか、その市民のニーズの把握をどのように捉えているのか、その辺をお聞きします。 455:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 高齢介護課長。 456:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 平成30年2月2日から2月13日まで、南足柄市の交通に関するアンケート調査を実施いたしました。回答数が3,000人の65歳以上の無作為抽出を行いまして、回答者が2,056人になっております。そのアンケート調査の結果から、日常の移動には困っていない方が72.1%、たまに困ることがある20.4%、ふだんから移動に困っている7.5%という結果が出ております。こうしたことから、日常の移動には困っていない方が7割程度いるということですけれども、先ほどの市長の答弁からありましたように、ふだんから移動に困っている方もいらっしゃることは事実でございますので、こうした高齢者の本当に困っている方に対して手を尽くしていきたいというところでございます。  以上です。 457:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 458:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 ただいま、そのアンケートの結果を聞かせていただいて、思ったより困っていないというふうに答えた人が多いなという感じがするわけですけれども、これは困っている内容にもよろうかと思います。そういう意味で、(仮称)おでかけバスの実現につきましては、課題解決の優先順位というふうなものを付けたときに、市長のマニフェストにも掲載されているし、所信表明の中でも(仮称)おでかけバスが出されておりますので、課題解決の優先順位、これは上位にあるというふうに考えてよろしいでしょうか。 459:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 460:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 これからの高齢社会を考えた場合、そしてまた必要とする方々のアンケート調査の結果でのパーセンテージの多い、少ないはこちらに置いて、やっぱりそうした中で少しでも日常生活に支障がないようにしていくということは大変重要な課題であるというふうに認識をしております。  そうした中で、先ほど来からの答弁をさせていただいているとおりでございますが、まずはそうした生活の足として非常に不便を感じている地域の高齢者の皆さんを対象にして、その取組をしていく、そうした上で試験運行、あるいはモデル地区での状況、そうしたものをしっかりと把握しながら、そうしたベースの上に乗って最終的にはコミュニティの中での交通手段としてどうあるべきかをしっかりと考えていきたいと、そういうように思っています。 461:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 462:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 この(仮称)おでかけバス、名称は変わったとしても、近在の町でも一部運行しているというものもございますが、要は中身のやり方がこれから問われてくる。非常に利便性だとかというものがどうなのかということの差が出てくると思います。そういう意味では、足柄上郡1市5町の中で本市が先進市というような形に取れるような意気込みで、広域行政の中でそういった先進市となれるような意気込みを持って当たっていくのかどうかお伺いします。 463:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 市長。 464:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど申し上げましたように、社会状況といいますか、人々の生活環境というものの中で、必要なものについてはしっかりと向き合っていくということでありますし、この地域でも山北町であるとか、開成町もそうでしたかな、いろいろと工夫されているところも既にありますので、そうした地域のいろんな取組の状況等もしっかりと学びながら進めていかなければいけないと思います。 465:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 466:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは、深い知識や高い技術を持った高齢者が活躍できるまちづくりについてお伺いします。  人生100歳時代ということで、代表のほうから頭出しの質問をさせていただきました。この100歳時代における老後の年金の補填やら高齢者の生きがいのための施策として必要不可欠なものになってきております。そういう意味では、本市のシルバー人材センターの取組の課題として、地域の企業にこのような高齢者であっても優秀な技術者を紹介するようなシステム作り、これが必要と考えますが市長の見解をお伺いします。 467:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 468:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 シルバー人材センターももちろん元気な高齢者の集まりでございますので、そこにいろいろ今回の深い知識や高い技術を持った高齢者などがシルバーのほうにも関わっていただければ、そういうこともできるように、今後連携を取ってやっていきたいなというふうには考えてございます。 469:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 470:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 そういう意味では、近在の一例として、今、小田原市もこういった高齢者の方たち、そういった技術を持った人たちの活用というような形の中で、そういった人たちを企業に紹介して再雇用というようなことを、シルバー人材センターにいる人たちがそういった組織を作って何かやろうというようなことで、今動き出したという話を聞いていますので、そういう生きがいの持てる施策というのはどのように考えているのかお伺いします。 471:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 福祉健康部長。 472:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 現在、シルバー人材センターの中にもいろいろな知識、技術を持った方々、それが独自にサークル的なもので集まって何か事業ができないかというようなこともいろいろ考えてございます。例えば、パソコンに精通している方がパソコンの教室をやったりとか、そんなこともやっていることでございます。  今後、また再就職の道ということも考えれば、そういう技術、知識を持った方も当然シルバー人材センターの中にもいると思いますので、そういう方が活用できればなというふうには考えてございます。 473:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 474:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは、地域の活性化について関連質問をさせていただきたいと考えます。  自治会活動に参加する自治会員が、御存じのように人口減少、あるいは高齢化の中で、従来のような活動のできる自治会の状況が減少してきました。そういう意味では、課題を抱える自治会の対応について、自治会ニーズを把握して、それに応えるための市の担当職員といいますか、相談職員、あるいはこういった窓口を設けて自治会との連携強化、これを更に進めていく必要性が出てきているんじゃないかというふうに感じているんですけれども、アドバイスのできる職員の派遣、自治会に頼まれたら、聞かれたら、答えに行けるような、相談に乗れるような仕組み、こういったものの検討が必要になってきているんじゃないかというふうに考えますが、その辺はいかがかお伺いします。 475:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 秘書広報課長。 476:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 自治会のニーズを把握するという話では、アンケート調査を実施させていただきました。これは自治会長連絡協議会のほうにお願いをいたしまして、どのようなお悩みがあるのかということを全ての自治会にお伺いして、今、やはりそれを基に起こっている事案に対して対応するような、そういうようなことの参考資料といいますか、方向性を付けるための資料として活用させていただいております。  あと、自治会のお悩みの相談窓口というような御提案でございますが、これは南足柄市では我々秘書広報課の広報広聴班のほうで一括して引き受けております。また、その窓口を訪れる方というのは、今、全て34人いらっしゃいます自治会長さんということになっておりまして、その全てに対応し切れないという場合もございますが、今現在、窓口の効果というのは保っているという状況でございます。 477:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 478:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 そういう意味で、自治会のそういった状況も把握をしっかりされているというふうに理解しました。  それで、これは南足柄の自治会の好事例の部類に入ると思うんですけれども、自治会独自にホームページを立ち上げて、そしての状況、あるいは市の状況、あるいは自治会内部の状況、こういったものをホームページを開けばすぐ分かるというようなシステムを開発して、そして今その運用に当たっている。これは、ある意味ではまだ社会実験、こういった段階かもしれませんが、そういったのが私の知るところでは向田自治会でそういうようなことをやっておられるというようなことで、こういったものの先進事例を生かしながら、一般の我々の自治会活動にも生かしていければというふうに考えますが、市の支援、そういったものを期待するところですが、どのように考えているのか伺います。 479:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 秘書広報課長。 480:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 自治会が独自で運営されるホームページについての御提案だということで、午前中の代表質問の中にもございました開成町のある地区では更新も定期的に行っておりという事例があるということで、早速調べさせていただきました。それと同時に、南足柄市内でも、議員のおっしゃられた向田自治会のほうではホームページを立ち上げていただいているというようなことも承知しております。ただ、すぐそれが全て34自治会に及んでいるかというと、現状では向田自治会にとどまるというような現状でございます。  今回、あしがらクラブさんのほうから御質問を頂いている事務負担の軽減だとか、その辺もやはり考えていかなきゃいけないのかなと。全ての自治会に対してホームページを立ち上げましょうというような働き掛けを我々のほうからするよりは、参考事例を知っていただいた上で、自発的に起こってきたものについて市のホームページにリンクを張らせていただいて、全ての人に閲覧をしていただけるような支援は行っていきたいと考えております。  以上です。 481:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 石田久良議員。 482:◯14番〔石田久良議員〕 ◯14番〔石田久良議員〕 それでは最後の質問になりますけれども、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通に合わせて、先ほど市長のほうからも名称の関係やらいろいろお話を頂きました。そういったものを、これが開通するということに対して、まだ本市は観光基本計画ができていないとか、そういうような状況にもありますけれども、もう既に道路のほうが進んできているということを考えると、是非本市の観光戦略というのをしっかり立てて、そして当然、観光業者との提携、あるいは(仮称)道の駅金太郎のふる里の指定管理者、こういったものを巻き込んで、相当宣伝をしていかなければならないというふうに考えるんですけれども、この辺の宣伝をどのようにしていくのか。道の駅、そして南箱道路、それに併せて今まであった大雄山最乗寺だとか、夕日の滝だとか、そういうものも入りますけれども、いずれにせよ観光行政、ここで大きな転換にもなろうかと思いますので、その辺をどのように考えているのかお伺いします。 483:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 環境経済部長。 484:◯環境経済部長〔飯田泰範〕 ◯環境経済部長〔飯田泰範〕 南箱道路が開通するに当たっては、周知とPRが必要だと考えております。これを多くの方に利用していただき、そして多くの方に本市へ訪れていただくように、来春の開通に合わせまして行政と民間事業者が連携してイベントを開催するなどして、より効果的な方法でPRができるよう関係機関と調整してまいります。  さらに、この同時期には(仮称)道の駅金太郎のふる里が開業を予定しておりますので、南足柄市と箱根町を連絡する道路を含む県道に観光拠点を案内する道路標識の設置や既存道路標識への標示等について、これはにも要望させていただきたいと考えております。また、地蔵堂地区の長者橋付近に駐車場の整備、そして案内板の設置なども予定してございます。  道の駅につきましては、既にJAFの会員に配られております、会員の方は御存じだと思うんですけれども、JAFドライブMAPがございます。この中に本市の道の駅が既に整備中として記載されてもおります。  このように、道の駅や道路の情報を今後、様々なメディアに働き掛け、マップやネット、また、旅行雑誌や旅番組などにも取り上げていただいてPRに努めていきたいと、そのように考えてございます。  以上です。 485:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 以上であしがらクラブの質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 486:◯議長〔保田建一郎議員〕 ◯議長〔保田建一郎議員〕 本日の代表質問は予定者まで全部終了いたしましたので、これをもって散会といたします。  次の本会議は7月3日、午前9時から会議を開き、本日に引き続き代表質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 3時22分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....