南足柄市議会 > 2019-03-06 >
2019年3月6日(水) 平成31年第1回定例会(第4日) 名簿
2019年3月6日(水) 平成31年第1回定例会(第4日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2019-03-06
    2019年3月6日(水) 平成31年第1回定例会(第4日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕       開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成31年第1回市議会定例会第4日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 議案第1号  南足柄市育英奨学金条例の一部を改正                   する条例について       日程第2 議案第2号  南足柄市小児医療費助成条例の一部を                   改正する条例について       日程第3 議案第3号  南足柄市国民健康保険税条例の一部を                   改正する条例について       日程第4 議案第8号  平成31年度南足柄市一般会計予算につ                   いて       日程第5 議案第9号  平成31年度南足柄市国民健康保険事業                   特別会計予算について       日程第6 議案第10号  平成31年度南足柄市訪問看護ステーシ
                      ョン事業特別会計予算について       日程第7 議案第11号  平成31年度南足柄市介護保険事業特別                   会計予算について       日程第8 議案第12号  平成31年度南足柄市通所介護事業特別                   会計予算について       日程第9 議案第13号  平成31年度南足柄市後期高齢者医療事                   業特別会計予算について       日程第10 議案第14号  平成31年度南足柄市教育基金事業特別                   会計予算について       日程第11 議案第15号  平成31年度南足柄市水道事業会計予算                   について       日程第12 議案第16号  平成31年度南足柄市公共下水道事業会                   計予算について 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、議案第1号南足柄市育英奨学金条例の一部を改正する条例についてから、日程第12、議案第16号平成31年度南足柄市公共下水道事業会計予算についてまで、以上12件を一括議題といたします。 ──────────────────────────────────────────       代表質問 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 本日は、平成31年度予算議案、予算関連議案及び施政方針に対する代表質問を行います。  代表質問は通告制で、順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できましたものは取り下げるなどして、能率的にできますよう御協力をお願いいたします。  本日の質問は、3人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 木 吉 勝 議員 4:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、あしがら山河を代表して、2番高木吉勝議員の質問を許可いたします。  2番高木吉勝議員。           (2番 高木吉勝議員 登壇) 5:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 皆さん、おはようございます。  ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき、南足柄市を中心として2市8町の山・川をこよなく愛する会派、あしがら山河を代表して、せん越ながら高木吉勝が平成最後の定例会である平成31年第1回定例会における代表質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  市長から平成31年度の施政方針が示されました。5つのまちづくりの目標、27の主要事業について説明がなされました。新たな発想で躍動するまちづくりの実現に向けてということで、新行政改革も始動しました。単なる経費削減の行政改革ではなく本市の明るい未来の基盤を作るため、歳入の確保を図り、歳入歳出両面で取り組み、市全体に活力が生まれるように未来志向で進めていくという点が新行政改革だということです。  少子高齢化により大変厳しい財政状況にある本市において、このような状況を打破していくためには、行政だけに任せるのではなく、市民一人一人が主人意識を持って、自分はこのまちのために何ができるのかといった意識改革が願われています。しかし、それ以上に市民から直接選挙で選出された私たち市議会議員の立場は重要であり、その責任の重大性を思うと身の引き締まる思いがいたします。松下幸之助氏の名言として「力強さは使命感を持つところから生まれる」がありますが、そのことを肝に銘じたいと思います。  それでは、代表質問に入ります。  1、はじめに。  (1)子どもと子育てを応援するまちをつくる。  ア、安心できる受入れ体制について。支援を必要とする子供の受皿となる、就学前の療育施設が現在不足傾向にある。民間事業者と連携を図り、安心できる受入れ体制を取り入れるよう検討していくとのことであるが、安心できる受入れ体制とは具体的にはどのような体制なのか伺います。  イ、基礎学力の定着について。基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材を育成する推進方針に基づき、学力の向上に向けて新しい学習指導要領の実施に当たり、主体的で対話的な深い学びのある探求型授業を導入するとのことであるが、探求型授業の具体的な内容を伺います。  ウ、教員の授業力の向上について。子供の学力向上のためには、教員の授業力の向上が不可欠である。教員が教材研究の時間を確保できるよう、支援員等の充実を図っていくとのことであるが、教員の授業力の向上のポイントは教材研究の時間の確保という、時間だけの問題という理解でよいのか伺います。  (2)地域の経済が元気なまちをつくる。  ア、重点「道の駅」候補の選定について。1月30日に、地域振興拠点施設が、国から重点「道の駅」候補に選定されたとのことであるが、選定された経緯について伺います。  イ、(仮称)観光基本計画の策定について。観光施策の指針となる(仮称)観光基本計画の策定を進めていくとのことであるが、計画の策定に当たり、調査・分析は具体的にいつまでに実施するのか伺います。  ウ、地蔵堂地区の活性化に向けた取組について。地蔵堂地区の活性化に向けた取組については、南足柄市と箱根町を連絡する道路と地蔵堂地区の長者橋までを結ぶ、市道一ノ金王・滝下線の道路整備を行うとともに、長者橋付近に駐車場を整備するための測量を実施するとのことであるが、市道一ノ金王・滝下線の道路整備の進捗状況及び平成31年度の実施内容並びに駐車場整備に係る測量の実施時期について伺います。  エ、足柄産業集積ビレッジ構想について。足柄産業集積ビレッジ構想地区内への企業誘致については、これまでの立地意向に関するアンケート調査の結果を基に、進出に前向きな意向を示した企業へのPR活動を行うとのことであるが、どのような前向きな意向があったのか伺います。  (3)ともに支えあうまちをつくる。  ア、暮らしやすく住み続けられる地域づくりについて。市内で介護保険事業所を展開する社会福祉法人小田原福祉会が、平成30年度から国のモデル事業として、暮らしやすく住み続けられる地域づくりの研究を進めているとのことであるが、この研究に行政はどのような関わりを持っているのか伺います。  (4)災害に強いまちをつくる。  ア、災害時の確実な情報収集伝達手段の確保について。災害時の確実な情報収集伝達手段の確保推進方針では、防災行政無線、地域防災無線のデジタル化に向けて具体的な検討を進めていくとのことであるが、具体的にどのように進めていくのか伺います。  2、環境と自然に配慮した魅力あるまち。  (1)道路網の整備と公共交通の確保。  ア、橋りょうの長寿命化について。橋りょうの長寿命化修繕事業の進捗状況と今後の進め方について伺います。  3、人と文化を育むまち。  (1)子育て環境の充実。  ア、児童虐待防止対策について。児童虐待防止対策については、要保護児童対策地域協議会を中心に、関係機関との情報の共有を図ることで的確な支援に努めていくとのことであるが、その支援の内容について具体的に伺います。  (2)学校教育の充実。  ア、第二次学校教育振興基本計画について。平成31年度を計画の開始年度とする第二次学校教育振興基本計画については、新学習指導要領を十分に踏まえた計画となるよう策定していくとのことであるが、新学習指導要領を十分に踏まえたとはどのようなことか伺います。  4、活力とにぎわいに満ちたまち。  (1)観光の振興。  ア、箱根広域観光圏の形成について。南足柄市と箱根町を連絡する道路が2020年に開通することを踏まえて、開通記念イベント箱根広域観光圏の形成について、神奈川県や箱根町と検討を始めていくとのことであるが、具体的にはいつ頃検討を始める考えか伺います。  5、市民と行政がみんなでつくるまち。  (1)健全な行財政運営。  ア、足柄上地区1市5町のごみ処理の広域化について。足柄上地区1市5町のごみ処理の広域化について、あしがら上地区資源循環型処理施設整備調整会議において推進していくとのことであるが、その進捗状況について伺います。  以上で登壇しての1回目の質問を終わります。           (2番 高木吉勝議員 降壇) 6:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 7:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、あしがら山河、高木議員の代表質問にお答えをいたします。  最初に「はじめに」で、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」の、安心できる受入れ体制についてでございますが、成長や発達面において支援を必要とする子供さんにつきましては、市の健診事業あるいは相談事業における医師の診察のほか、保健師、助産師、臨床心理士による面接や観察などによって早期に発見して、そして本市の児童発達支援事業所であります、くまさん教室や、地域にございます児童発達支援事業所などの療育機関につなげることとしております。  また、本市では出産・子どもネウボラを更に充実させるため、今年度から5歳児の保護者に対しまして、子供さんの日常における行動や生活の様子などをお聴きするアンケート調査を実施し、支援を必要とする子供さんの早期発見に努め、療育機関につなげております。  しかしながら、支援の必要な子供さんが多くいられますので、現在この地域の療育機関の受入れの枠も既に限界に来ております。こうしたことから、早期に発見し療育機関を紹介したとしても、利用ができるまで待機を余儀なくされたり、利用回数も制限されるなど、十分な支援が受けられていないということが現状であります。  このことから、今後、市としての療育支援体制がどうあるべきか、どのような条件が整えば利用者のニーズに合ったサービスが提供できるかなど、民間事業者にも御協力や御助言を頂きながら、療育支援体制の在り方について具体的な検討をしてまいりたいと考えております。  次に、基礎学力の定着についてと教員の授業力の向上につきましては教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、「地域の経済が元気なまちをつくる」で、重点「道の駅」候補の選定についてでありますが、重点「道の駅」制度は、道の駅を所管する国土交通省が関係機関と連携して、地方創生の核となる特に優れた企画を持つ道の駅を選定し、重点的に応援する取組として平成26年度から始まりました。  この制度は、新たな設置やリニューアル等の道の駅の企画提案のうち、今後の重点支援で地域活性化の拠点として効果的な取組が期待できるものを、全国の各地方整備局からの推薦を受けて、有識者の意見を踏まえて選定されます。  平成26年度では、国土交通大臣によって選定される、今後の重点支援で効果的な取組が期待できる重点「道の駅」が35箇所、各地方整備局長によって選定される、地域で意欲的な取組が期待できる重点「道の駅」候補が49箇所選定されました。このときは、茅ヶ崎市が神奈川県内で唯一重点「道の駅」候補に選定されております。  平成27年度は本市もエントリーし、重点「道の駅」が38箇所選定されましたが、本市は選定されませんでした。また、この年は重点「道の駅」候補の選定はございませんでした。平成28年度及び平成29年度については、既に開業していて全国各地の道の駅の模範となっている小さな拠点形成と公共交通接続機能向上という特定のテーマに沿ったモデル道の駅についての募集であったことから、本市はエントリーしておりません。そして、本年度は、昨年10月に重点「道の駅」の募集があり、これにエントリーし、関東地方整備局長が選定する重点「道の駅」候補に選定されたものであります。  選定の数につきましては、重点「道の駅」が全国で15箇所、関東は2箇所で、重点「道の駅」候補が全国で14箇所、関東は5箇所となっております。茅ヶ崎市もこの度重点「道の駅」候補に再び選定をされております。  次に、(仮称)観光基本計画の策定についてでございますが、(仮称)観光基本計画は、交流人口の拡大、地域経済の活性化を図り、地域が継続的に発展していくために、本市の観光を戦略的に進めていくための方針を示すものであります。  平成30年度は、事務局で観光基本計画の柱となる基本方針を示した骨子案をたたき台として作成をしました。今後は、観光協会のほかにも旅行会社などの民間の力や、神奈川県などの協力も頂きながら検討を進めたいと考えております。また、検討を行うに当たって官公庁やDMOが持っているデータを活用するとともに、調査と分析を必要に応じて行い、平成31年度中には、その結果等を参考に、本市のアピールポイントや課題の整理を行ってまいります。最終的には、平成32年度をめどに観光基本計画を策定したいと考えております。  次に、地蔵堂地区の活性化に向けた取組についてでありますが、南足柄市と箱根町を連絡する道路と地蔵堂地区の長者橋までを結ぶ市道一ノ金王・滝下線につきましては、御承知のとおり平成30年3月に市道認定をいたしました。道路整備の進捗状況につきましては、長者橋の点検、道路のり面の点検が既に完了して、平成31年3月までに市道として供用開始するために必要な道路詳細設計を完了する予定です。平成31年度の実施内容につきましては、道路区域の用地取得や擁壁設置、舗装、のり面対策工事などで、神奈川県が整備を進めている南足柄市と箱根町を連絡する道路の完成に合わせて供用開始を目指しております。駐車場整備に伴う測量につきましては、市道の整備に先行して測量を実施してまいります。  次に、足柄産業集積ビレッジ構想についてですが、足柄産業集積ビレッジ構想に関する立地意向アンケート調査につきましては、平成28年度から平成30年度までに神奈川県や東京都の製造業、物流業、卸売業、学術研究などの企業で、延べ約8,600社に実施しまして、さらに平成30年度では、全国の1万3,000社について実施しました。  アンケート調査において、「条件によっては候補地となり得る」「今後検討する」と回答された企業など、本地区に関心を示された企業に直接お会いし、本地区の魅力をPRするとともに、企業の意向や進出先に求める条件についてヒアリングを行っております。その中で、事業所の拡大や分散している社屋の統合など移転を検討している企業の中で、進出時期や敷地面積、投資金額など具体的な条件を提示されている企業もございますので、引き続き情報提供、そして進出につなげていきたいと、そのように考えております。  次に、「ともに支えあうまちをつくる」で、暮らしやすく住み続けられる地域づくりについてでございますが、現在、社会福祉法人小田原福祉会が取り組む国のモデル事業であります介護事業者の社会貢献的地域包括ケア推進調査研究の目的は、社会福祉法人などの介護事業者が、住民が主体的に関わる地域づくりに対しまして、介護事業者の持つ専門性をいかしていけることができるのかを研究し、地域づくりを共に進めていくことにあります。  市としましては、地域の課題に誰もが自分のこととして向き合う、地域共生社会の実現に向けて、様々なパートナーと連携し、市の実情に即した地域づくりを推進していく必要があることから、研究に取り組むこととしました。研究を進めるに当たりましては、地域密着型特別養護老人ホームという拠点施設がある南足柄地区をモデル地区としまして、施設に隣接する自治会、そして南足柄地区の地域福祉会また身体障害者福祉協会、子ども・子育てに関する団体など、年齢層の違う多くの世代に向けた活動をされている方々にも参画をいただきます。また、社会福祉協議会あるいは厚生労働省関東信越厚生局とも連携を図りまして、市民協働、官民連携の下、研究に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、「災害に強いまちをつくる」で、災害時の確実な情報収集伝達手段の確保についての御質問でございますが、アナログ対応の簡易無線機につきましては、御承知のとおりアナログ方式の周波数の使用が平成34年11月に終了しますので、デジタル化への移行が必要となります。防災行政無線の屋外子局につきましては、平成24年度からデジタル化更新工事を順次進めております。平成28年度末までに54局中41局のデジタル化更新工事が完了しておりまして、平成33年度までに残りの13局の工事の完了を予定しております。  戸別受信機のデジタル化につきましては、従来のデジタル化された戸別受信機のほかに、新たな防災情報端末などの導入も視野に入れながら、それらの整備コスト、機能性、利便性等について具体的に比較検討してまいります。比較、検討に当たりましては、他の自治体における事例の研究や販売業者などへのヒアリングのほか、現在神奈川県を通じまして消防庁に派遣要望を行っています災害情報伝達手段に関するアドバイザーからの助言等も参考にしたいと考えております。  そのほかに、3月1日にFMおだわらの受信エリアが拡大されたことによって、市内のほぼ全域でFMおだわらの受信ができるようになりました。これを受けて、3月1日同日にFM小田原株式会社との間に災害時緊急放送の協力に関する協定を締結しました。そして、災害に関する情報をFMおだわらの番組内で優先して放送していただけるようになりましたので、ラジオ、テレビ、携帯電話、スマートフォンといった汎用的な機器への情報の配信も併せて、防災行政無線全体の運用を考えてまいります。  また、自主防災組織や消防団、その他の防災関係機関等に配備しております地域防災無線につきましては、デジタル化に対応するための新たな機器への更新を考えております。  次に、「環境と自然に配慮した魅力あるまち」で、道路網の整備と公共交通の確保の橋りょうの長寿命化についてでございますが、現在、市道として管理している橋りょうは138橋ございます。平成25年3月に橋長15メートル以上の橋りょうのうち、路線の重要度を勘案した34橋については、橋りょう長寿命化修繕計画を策定しました。その後、平成26年には道路法施行規則の一部改正によって、市道における橋りょうについて、5年に1回の頻度で点検を行うことが義務化されました。これに伴って、橋りょうの点検を進めてきた中で、平成29年度に新たに5橋を追加し39橋の計画に改定しております。これまでに4橋の修繕工事が完了しております。平成30年度末までには138橋全てが1回目の点検を完了する予定であります。  今後は、この点検結果を踏まえ、路線の重要度や橋りょうの健全性なども勘案して、橋りょう長寿命化修繕計画を138橋に改定するとともに、この改定計画に基づいて修繕工事を実施してまいります。また、併せまして、平成31年度からは2回目の点検にも着手していく予定であります。  次に、「人と文化を育むまち」で、子育て環境の充実の児童虐待防止対策についてでございますが、虐待ではないかという通報が寄せられ、緊急受理会議によって虐待の事実又はおそれがあると判断した場合は、児童福祉法に基づき市が設置しております要保護児童対策地域協議会において、直ちに要保護児童として登録するとともに、重大案件と思われる場合には速やかに児童相談所に一報を入れるなど、緊密な連携によって該当児童の適切な保護及び支援を行っております。また、学校等所属機関から子供の状況を把握することや、訪問等によって迅速かつ的確な安全確認を行っております。  保護者が子供の安全確認を拒否している場合や、深刻な虐待が疑われ緊急性が高く、一時保護等が必要と見込まれるような場合には、児童相談所と連携して対応しております。登録された児童については、要保護児童に関する記録カードにおいて、幼稚園、学校等所属機関から2箇月に1度定期的な報告を受けております。また、家庭環境や生活面の変化等があった場合は随時連絡をいただき、子細なことでも要保護児童一人一人の状況を確認し、変化に応じた支援を行っております。  本市としては、子供の命と安全を最優先に対応しておりますが、今般の千葉県野田市の事案を受け、市の役割を再認識するとともに、児童相談所、医療機関、警察、学校などと連携して、これらの機関で構成する要保護児童対策地域協議会を中心に適切な対応を図ってまいります。  次に、学校教育の充実につきましては教育長が答弁しますので、よろしくお願いいたします。  次に、「活力とにぎわいに満ちたまち」で、観光の振興の箱根広域観光圏の形成についてでございますが、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通記念イベントにつきましては、平成31年度に入りましたら神奈川県と箱根町、南足柄市で検討を始めてまいります。  南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通によって、国際観光都市箱根と足柄平野がつながり、回遊性が更に高まりますので、箱根町との連携を深めて広域観光の充実を図ってまいります。
     次に、「市民と行政がみんなでつくるまち」で、健全な行財政運営の、足柄上地区1市5町のごみ処理の広域化についてでありますが、あしがら上地区資源循環型処理施設整備調整会議は、平成30年4月に再開をしまして、今後のスケジュール、平成31年度当初の準備室再設置などについて協議、検討を進めております。平成30年10月29日の執行者会議において、南足柄市内の候補地の建設について更に連携、協力を図って進めることを再確認し、また、地元住民の方々の御理解につなげるため、1市5町の首長が地元説明会に参加することを決定しました。平成31年2月10日に開催しました地元説明会におきまして、1市5町の首長が全員出席し説明を行うとともに、地元住民の皆様の御意見や御要望をお聴きしました。頂いた御意見や御要望につきましては、5町や関係機関と検討するとともに、環境への影響なども調査し、地元の御理解を得てまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 8:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 9:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基礎学力の定着についてのお尋ねがございました。  本市では、主体的・対話的で深い学びの視点から探求型授業を導入し、基礎学力の定着を図ってまいります。国においても新学習指導要領では、指導の改善として主体的・対話的な深い学びを定義付けており、探求型授業を推進することは効果的であると考えます。  本市の目指す探求型授業とは、児童・生徒が授業の中で対話を大切にしながら主体的に問題解決を図っていくために、導入、展開、まとめの流れを持った授業の形であります。導入では、児童・生徒一人一人が提示された問題に自ら向き合い、まずは自力で解決を図ります。次の展開では、小集団等でお互いに自分の意見、考えを説明するとともに、友達の考えを聴きながら考えをまとめていきます。まとめでは、クラス全体で一つの妥当性のある考えに到達させていきます。  本市では、これまでも問題解決的、対話的な授業の実施を学びづくり研究の中で推進してきました。今後は、探求型授業を積極的に実施し、基礎学力の定着に向けて取り組んでまいります。  次に、教員の授業力の向上についてのお尋ねがございました。  教員の授業力向上のポイントについては、教材研究の時間確保だけでなく、研修の実施の両方が重要であると考えています。これまでも授業力の向上に向けた教員研修に力を入れてきましたが、さらに、今後は教員の授業準備に掛かる時間の確保につながる取組も進めてまいります。そのため、介助員やスクールコーディネーター等の支援員等の充実を図ります。  また、平成32年度からの小学校の英語の教科化に向けては、既に平成30年度から外国語指導教員を派遣しているところですが、平成31年度からは県費の小学校英語専科担当教員の加配を得て、更なる時間の確保につなげます。  次に、第二次学校教育振興基本計画についてのお尋ねがありました。  現在、教育委員会では第二次学校教育振興基本計画の策定作業を進めておりますが、新しい学習指導要領が平成32年度に全面実施されるため、その内容を反映したものにしたいと考えております。新しい学習指導要領では、道徳科と小学校外国語科、いわゆる小学校英語科などが教科化されました。また、主体的・対話的で深い学びの視点から、何を学ぶかだけではなく、どのように学ぶかも重視して授業を改善することが加わりました。現在策定中の学校教育振興基本計画には、これらの改定ポイント等を反映させてまいります。  以上でございます。 10:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再質問を行います。  なお、再質問は答弁に納得できないものに限り、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  2番高木吉勝議員。 11:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。大変細かく御答弁いただきまして、残りの時間がかなり少なくなってしまいましたので、ポイントを絞って再質問をさせていただきます。  まず、1、「はじめに」の(1)「子どもと子育てを応援するまちをつくる」の、イの基礎学力の定着についてから再質問させていただきます。  本市に探求型授業を導入するというふうなお話を先ほど説明いただきましたが、導入する際の課題については何かございますでしょうか。 12:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 13:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 課題の1点目でございますけれども、まずはやっぱり教員の授業力であります。最も重要な課題と考えております。探求型の授業を実施するに当たりましては、高い授業力が求められます。授業の組立て、発問、板書の仕方、対話的な授業の進め方等、様々な指導技術を高めていく必要があります。  2点目でございますが、家庭の協力であります。今まで以上に家庭と協力して、子供たちを指導していくことが求められます。知識を暗記するような学力ではなくして、自分の考えを論理的に説明するなどの力が求められていることを、家庭と共有し、子供たちが主体的に家庭学習に取り組むよう連携・協力していくことが重要であると考えております。  以上でございます。 14:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 15:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。  秋田県では、全国学力・学習状況調査が全国トップレベルだということは御承知かというふうに思うんですが、その結果を満たす一つの要因として探求型授業を行っているというふうに、そういう意味では先進的な取組を行っているというふうに思うんですが、本市が探求型授業を導入する際に秋田県へ何か視察なり調査なり、そのようなことはされたのでしょうか。 16:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 17:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 秋田県までなかなか行くことができませんので、直接的な視察はできませんけれども、様々な情報は得ているところであります。詳細を今私はつかんでおりませんけれども、秋田県だけではなくして先進事例等は参考にさせていただいて、本市でできることを進めていきたいと考えております。 18:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 19:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 実際、秋田県にかかわらずいろんなところの調査をされたということなんですが、本市にとって、調査した内容でどの部分が一番参考になったという点では何が挙げられるでしょうか。 20:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 21:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 参考になった点としては、やはり授業の展開の仕方でございます。授業の、まず導入のところでしっかりと考えを持たせる。そして、展開のところでしっかりと話し合う。最後のまとめのところは振り返りをきちっとやっている。その部分の授業の流れが毎日行われるということが非常に大事だということが、大変参考になりました。 22:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 23:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに先ほどの答弁でも、導入、展開、まとめという流れが非常に重要だというふうな説明がありました。  それで1点確認なんですが、基礎学力の向上という観点で、また秋田県の例を出して申し訳ないんですが、補充的な学習というのを、全国平均に比べてかなり高い数字で実施されているということなんですが、本市ではそういった補充的学習というのはどのような形でされているんでしょうか。 24:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 25:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 補充的な学習ということで、各子供たちに対して、秋田県では一人一人丁寧に基礎学力についての時間を取っているというふうに聞いています。本市では、算数、国語等特に基礎学力を大事にしていく中で、なかなか基礎の一斉授業の中で理解がしづらい、まだ十分取れていない子供たちに対しては別室で、例えば個々に応じた指導をしたりとか、又はT1、T2といって、教員が2人体制になって補充すべき児童に対しての連携を取りながら、声を掛けたり、そしてアドバイスしたりというようなことを日頃から行っております。 26:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 27:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 そういった意味で、本市の基礎学力をしっかり定着させるという意味では、補充的学習は実際的には行われているというふうな形で理解いたしました。  先ほど教育長からもお話がありましたが、家庭の教育というのが非常に課題としてはあるんだというふうなお話がありました。また秋田の内容ですが、秋田県でも家庭学習の習慣が定着していくために、先生が保護者への働き掛けとか、また計画的な学習に向けた具体的な指導、それを先生自身が保護者に働き掛けているというふうな内容の記載がありました。  そういった意味で、先生が保護者に対してどう働き掛けていくかというのはとても重要ですし、やはり保護者がしっかりと認識を持たない限り家庭学習というのは定着していかないので、その点について本市はどのような形でされていますか。 28:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 29:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 家庭への協力という面で、今どのような働き掛けをということでございますけれども、まずは学校長が、年度当初のPTA総会等の中で保護者の方々が多くお見えになられますので、そこの中で学校の方針等を出しながら、そして協力を仰いでいく。そのためには、先般も行われました学力・学習状況調査等の質問紙調査等々の内容を丁寧に説明していくことが大事であろうと思っております。  それを受けて各学級の担任が、特に小学校にあっては教科担任制ではありませんので、担任がそれぞれの子供たちの弱点といいますか、あるいは逆に強みといいますか、そういうものを個々に説明していくことが大事だろうと思いますが、一般的な形の中で、うちの学級ではこれこれこういう点が課題でありますということを保護者のほうに説明をさせていただいております。  以上でございます。 30:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 31:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 あと、先ほどの補充的にも絡むんですが、家庭での学習といいますか復習といいますか、その部分が、秋田県では9割がしっかりと家庭で復習をしているというふうなことが書かれていました。本市ではそのような、生徒がしっかりと家で復習している割合というのは、何かつかめているんでしょうか。 32:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 33:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 様々な調査がありますので、何割、状況によっては教育指導課長から答弁させますが、私は詳細な部分は押さえておりませんが、今おっしゃられた部分については、当然それぞれの学級の中で課題がありますので、調査とは言わないまでも日頃の子供たちの様子からすれば分かる内容でありますので、担任のほうから、先生方のほうから、場合によっては校長あるいは学年主任等から、学年集会等も含めて指導させていただいているところです。 34:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 35:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 先ほどの調査のことで、学力・学習状況調査の質問紙が参考になるかなと思います。  「家で自分で計画を立てて勉強をしていますか」という質問に対して、本市の場合は「当てはまる」というパーセントが約62%になります。全国的な平均で見ますと66%ぐらいです。そのような中で、本市の場合、全国よりもちょっと下回っているところがありまして、そこについてはやはり課題と考えます。  本市の場合、秋田県と違いましてなかなか家庭の様子も多様であります。そういった中で、家庭でできない部分を学校がどのようにアドバイスしていくのか、そこのところはこれからも課題にしていけたらと思います。 36:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 37:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それでは、次にウの教員の授業力の向上についてから再質問いたします。  先ほども教育長のほうから、課題としては教師の授業力の向上という、その辺の部分のお話がありました。  秋田大学の阿部昇先生がアドバイスとして語られているのは、秋田ではふだんから学校の課題や状況を教師全員で共有して、課題を出し合ったり情報提供するような、そのような土壌が研究そして授業の質をもある意味支えているんだと。つまり秋田では先生同士がお互いに支え合う、そういった組織化された共同研究がなされているというふうな説明がありました。  そういう点で、本市においていわゆる若い先生方が増えていく中で、やはり一人だけではなかなか対応し切れないところもあるという意味では、共同的にそういった形で支え合う、その部分については本市はどうなっているんでしょうか。 38:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 39:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 この件については、議員おっしゃられるまでもなく、各学校のほうで当然共有はしているところであります。ただ、今、本市にあっては、特に小学校が1学年2クラス程度の学校が多くなってまいりました。そういう意味では、かつては1学年に3クラス、4クラス、5クラスといったような大きな学校ですと、いわゆるベテランの先生と若手の先生が組み合っていろんな情報共有ができたところでありますが、2クラスになりますと学年でAクラス、Bクラス、あるいは1組、2組といった中だけでは足らない部分が一杯ありますので、そういう面では、学校全体の中で学校長から指導はしているところであります。  そうはいっても、若手の先生方が様々な多種多様な子供たち、様々な課題を抱えた子供たち、さらには保護者のお考え等が様々ある中で、若手の先生方が全部対応できるかといったら、そこが課題だと思います。そういう中で、本市にあっては数が少ない指導主事ではあまりすけれども、なるべく多くの指導主事がなるべく多くの先生方のために学校のほうに出向きまして、アドバイス、指導のほうを継続させていただいております。  以上です。 40:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 41:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今お話しされたような、1学年2クラスというところでの進め方の難しさというのはあるんですが、そういった意味では南足柄全体の、同じ課題、また同じ悩みを持っている先生方が学校を超えて、共同でいろいろと考えていく又は相談し合うみたいな体制を是非作ってほしいなという感じも持ちますので、よろしくお願いいたします。  では次に、(2)「地域の経済が元気なまちをつくる」ところの、イ、(仮称)観光基本計画の策定についてのところから再質問させていただきます。  先ほど、官公庁やDMOが持っているデータを活用するとともに、調査分析は必要に応じて行うというふうな御答弁を頂きました。実際に観光基本計画を策定するために、当初計画では調査分析をしっかり行って、最終的に観光基本計画につなげていくんだという流れになっていたと思うんですね。この辺でいきますと、必要に応じてというふうなのが、今一その部分が弱いのかなという感じがするんですが、その部分は意識的に、又は内容的に十分調査分析がなされるというふうな解釈をしてよろしいんでしょうか。 42:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 43:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 議員さんのおっしゃられるとおりでございます。 44:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 45:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 この文言が、必要に応じてということで非常に弱い感じを持つんですが、何度も言うようですけれども、観光基本計画を作るのが目的ではなくて、それに至るまでのやはり調査分析をしっかりと行って、最終的に本市において何が必要なのかというところを明確に示した中で観光基本計画につなげていくというのがとても重要だというように思いますので、32年度中に観光基本計画を策定するということですが、ということは、調査分析は31年度中に確実にしっかりとできるというふうに理解してよろしいでしょうか。 46:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 47:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 その予定で進めてまいります。 48:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 49:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 では次に、同じく「地域の経済が元気なまちをつくる」の、エの足柄産業集積ビレッジ構想についてのところから再質問をいたします。  当該地区内の立地を希望する企業を増やし、多くの企業の中から選定できるように努めてまいりますというふうな文言が書いてあります。そういった意味では、企業を誘致する際に、ある意味どんな企業でもとにかく来てくれればいいよというふうなことなのか。その辺はどうなんでしょうか。 50:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 51:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 企業誘致に当たりましては、何でも企業が来てくれればいい、もちろん企業が来て、保留地が企業のほうに売却できなければ事業としてなりませんけれども、一応ビレッジ構想の基本的な企業誘致の考え方の中では、例えば誘致を目指す産業といたしましては、市や町の中小企業の移転に対応するための移転を目指している企業ですとか、富士フイルムの関連企業ですとか、また県の県西地域活性化プロジェクトと連携した未病関連産業ですとか、そういったところの誘致を、ある程度視野に入れて進めているところでございます。  以上でございます。 52:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 53:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 この企業のアンケートの中に、製造業を中心に、併せて物流にもというふうな文言が書かれています。なぜ物流を対象にするのかというのが今一よく分からないんですが、とにかく工業団地、そういった意味では倉庫はできるけれども、そこで働く従業員が非常に少ない状況の中で今行われているということを考えると、物流を対象にした理由というのはどういうことなのかお聞かせいただけますか。 54:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 55:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 なぜ物流を誘致するのかというところ。物流だけに限った話ではなくて、やはりいろんな産業の集積を目指すという中での、一つの業種として物流もあるということで、物流に限って誘致するというものではございません。多様な産業の集積を目指すというのが集積ビレッジの目指すところでございます。  以上でございます。 56:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 57:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 先ほどの答弁の中で、未病だとか富士フイルムの関連だとかという形で御説明いただいた中で、物流がそこに加わることが今一、流れ的によく分からないところもあるんですが、そこら辺についてもう一度分かりやすく御説明いただけますでしょうか。 58:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 59:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 この足柄産業集積ビレッジ構想の中で、やはり基本的なスタンスとして目指す産業というところの位置付けがございまして、全て、先ほど申し上げたわけではございませんが、一応項目として、先ほどと重なる部分もございますが、この構想に掲げているものとしては、市町内の中小企業等の地元製造業であるとか、今申し上げた富士フイルム関連産業であるとか、研究開発型企業であるとか、また先ほど申し上げた未病産業、それから流通関連産業等々、全てが一連で一定の限られた分野、方向の下でというわけではなくて、やはり先ほど申し上げた多様な産業の集積という形で、構想そのものに誘致を目指す産業ということで掲げておりまして、この中である程度誘致を進めるというスタンスで物事を進めているところでございます。  以上でございます。 60:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 61:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それと、北側区域で最初に企業誘致等開発を進めるということかと思うんですが、北側区域に限って言えば地権者が97名だと思うんですね。その辺の地権者との話合いというのはスムーズに進んでいるんでしょうか。 62:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 63:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 地権者が、おっしゃるように人数おります中で、昨年10月に、この足柄産業集積ビレッジ構想を北側地区で区画整理事業を用いて進めていくことについて、検討を進めていっていいかというものに対して9割の賛同を得て、昨年10月に準備会組織が立ち上がりまして、今皆様といろんな様々な議論を進めているところでございます。  以上でございます。 64:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 65:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ということは、9割は賛成ということですが、1割ではそういった意味では余り積極的、どちらかというと反対なのかなというふうな感じがするんですが、そこら辺はどのように分析していますか。 66:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 67:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 現時点で、事業そのものに対して9割が賛成、1割が反対という形ではなくて、当然地権者の皆様が、この事業がいいのか悪いのか判断するには、ある程度区画整理を行った際の減歩率ですとか土地の価格ですとか、そういったものも含めて、企業はどのくらい来るですとか、そういったものの判断基準がないと、当然のことながらいい悪いの判断はできないわけでございまして、そのために、今権利者の皆様とお話合いを進めていて、まちづくりの絵を描いて、こういった絵でいかがですかという検討を進めていくことに対して9割の賛同をいただいているというところでございまして、区画整理でやっていくことに対して賛同ということではなくて、事業を進めていくことに対する検討を進めていくという、要は今後検討していくことに対する賛同を9割得たと、そういうところでございます。
     以上でございます。 68:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 69:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ちょっと細かいんですが、検討を賛同していますという方が9割だけれども、検討を賛同しませんという方が1割だということですかね。分かりました。  じゃ、次に行きます。(4)の「災害に強いまちをつくる」の、アの災害時の確実な情報収集伝達手段の確保についてというところで再質問させていただきます。  平成30年第3回定例会で、総務防災部長から戸別受信機のデジタル化への対応についてということで、国や県の動きも含めて、そういった代替機器については検討作業をスピードアップしてまいりたいというふうな御答弁を頂きました。このスピードアップすることによって、具体的にどのような形で具体化していくのかというのを、もう一度教えていただけますでしょうか。 70:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 71:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 戸別受信機のデジタル化に伴う検討につきましては、せんだっての議会でも答弁させていただいたとおり、国の検討会では具体的な安価な代替手段が示されませんでしたので、そのことに伴いまして、現在のデジタル化した戸別受信機の更新あるいは、別途、戸別受信機に代わる配信手段の確保について検討しているところでございますが、具体的には、戸別受信機に代わる手段といたしましては、例えばWi-Fi環境を使ったAIスピーカーですとか防災ラジオ、これはポケベルの周波数を使った防災ラジオ等も県内で実施されている事例もございます。  また、今回FMおだわらがエリアを拡大しましたので、そういったコミュニティFMを使った手段というものもございます。加えて、ケーブルテレビ等の防災行政端末等、配信端末という手段もございますので、それらを具体的に個別に整備コストあるいは機能性、利便性等について検討を進めている状況でございます。  以上です。 72:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 73:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今御答弁いただいた中に、防災ラジオというお話がありました。前回一般質問の中で、防災ラジオは南足柄市には電波が届かないので、実際基地をもう1基造らなければそれが達成できないというふうな話がありましたが、これは、じゃ、具体的に基地を建設するのも含めて、候補として挙げているということなんでしょうか。 74:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 75:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 前回御答弁させていただいたときは、ポケベルの周波数を使った防災ラジオにつきましては、そういったマストといいますか、アンテナを立てないと行き届かないということで。今回、防災ラジオと申し上げましたのは、そういったポケベル周波数を使った防災ラジオのほかに、FMおだわらがコミュニティFMを市内全域で聴取エリアとなりましたので、そういったことを2種類、防災ラジオという中ではポケベル周波数帯と、あとはコミュニティFMという2種類を考えております。  以上です。 76:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 77:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 実際に2022年12月1日からアナログ方式が使えないという。戸別受信機が、ある意味では情報を伝えるという意味で、非常に重要な機器かというふうに思うんですね。そういった意味で、戸別受信機が、アナログが約7,000台というふうな中で、これがデジタルに替わるときに、実際にそれが使えなくなってしまうわけですから、それに代わるものとして安価なものをどう作っていくかというのはとても重要なんですが、それを国に頼らずに本市においていろんな形で、今お話しされたFMおだわらの受信エリア拡大によったFMラジオというのは、実際に戸別受信機に代わるものとして考えてよろしいということなんでしょうか。 78:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 79:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 FMおだわらにつきましては、3月1日に拡大されたばかりですので、実際にコミュニティFMを使った戸別受信機に代わるものになるかどうかにつきましては、今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 80:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 81:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 土砂災害警戒区域とかひとり暮らしの御高齢者、その方々をいかに迅速に避難していただくかという意味では、そういった方々に対してやはり2020年までにしっかりとデジタル化の戸別受信機、いろんな形で使えるようなお話がありましたので、それを是非まず優先的に導入していただきたいなというふうに思うんですが、その辺のお考えはどうなんでしょうか。 82:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 83:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員おっしゃるとおり、災害時に、特に災害情報、避難情報を確実にお伝えしなければいけないという方々への対応につきましては、今後具体的なデジタル化に伴う検討の中で、併せて考えていきたいというふうに考えております。  以上です。 84:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 85:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非よろしくお願いいたします。  では次に、3の「人と文化を育むまち」の(1)子育て環境の充実の、アの児童虐待防止対策についてから再質問いたします。  この児童虐待、今本当に社会的に問題になっているんですが、児童虐待の実態についてはどこまで把握をしているんでしょうか。その辺をまずお聞かせください。 86:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 87:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 平成30年度の虐待の通告受付件数につきましては、本年2月20日現在で101件となっておりまして、昨年度末の90件を上回る件数となってございます。現在、要保護児童対策地域協議会での登録総数になりますけれども、年度途中で廃止したケースも含めますと165件という件数となっております。  ケースでの訪問件数ですけれども117件で、昨年度の94件を上回っております。個別ケース検討会議につきましては、本年度は14回開催しております。個別ケース検討会議では、子供や養育者に直接関わりのある者が集まり、個別事例ごとに児童相談所や医療機関を含む関係機関による緊急対応や情報交換、共通理解、役割分担の検討、方針の確立などを行っております。  警察や児童相談所の受理したケースにつきましても、全て市が把握をし、要保護児童対策地域協議会へ登録を行い、児童の状況確認を行っているというような状況でございます。 88:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 89:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それでは、次に5の「市民と行政がみんなでつくるまち」の、(1)健全な行財政運営のア、足柄上地区1市5町のごみ処理の広域化についてから再質問をいたします。  2月10日に実際に地元の説明会がなされたと、1市5町の首長も参加されたということなんですが、この説明会の状況について教えていただけますでしょうか。 90:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 91:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 地元説明会への地元住民の皆様の出席は55名、行政側からは1市5町の首長、南足柄市の副市長、1市5町の担当課長等、計17名が出席して開催いたしました。  過去の経緯から、足柄東部、西部清掃組合の、二つのごみ焼却施設に関する質問等がありましたが、皆様から頂いた主な御意見、御要望としましては、新しい施設の概要などの青写真、地域に対する考え方、環境への影響といった事項について、もっと具体的に説明してほしいといった内容でした。  頂戴した御意見、御要望に対し1市5町で検討し、新しい施設の青写真などを今後しっかりと計画し、説明してまいりたいと考えております。  以上です。 92:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 93:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 地元の方が一番懸念している点、又は物足りない、賛成できない部分の点というのはどのように理解されていますか。 94:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 95:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 自治会の皆さんが、地元の方々が一番不安に思っているのはやっぱり環境面とか、そういった不安、そういうものの危惧は払拭されていないんではないかという部分だと思っております。その辺も、今回環境への影響といった事項についてもっと詳しく説明してほしいという御意見を頂きましたので、今後そういう環境影響の調査もしながら、地元の皆様に御理解をいただきたいというふうに考えております。 96:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 97:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今回2月10日に、そのような意味では環境面については説明をしましたと。資料を見させていただいたんですが、建設候補地の選定について造成費の部分だとか、そういった意味でなぜここにしたのかというふうな資料もあったんですが、そういった説明をして、地元の方々というのはそういった意味ではかなり軟化しているというか、考え方が変わってきたというふうに理解をつかんでおられますか。 98:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 99:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 その辺は、地域の方がどのように思っていられるか、しっかりと把握はできない、今の時点ではできないところでございますが、前回平成27年当時に比べますと、今回具体的に青写真とか説明が欲しいというふうな意見が多かったところから見ますと、話を聞いていただけるというような状況にはなってきたのかなというふうには考えております。 100:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 101:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非、今回の説明を受けて地元の方々がどう感じたのか、そこをしっかりと把握し、それをもって次にどうしていくかということにつながるというふうに思うので、是非それをしっかり把握していただきたいんですが、建設候補地の選定で一番大きかったという造成費用ですね。その辺について具体的に、ほかに比べて、パーセンテージでいいんですが、どのくらいの造成費用が安くなるという形で算出されているんでしょうか。 102:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 103:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 申し訳ございません。手元に資料がないところでございますが、それほど造成費用については、他のところとそれほど変わりはなかったかというふうに感じてございます。 104:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 105:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ということは、造成費についてはどこでも同じだと。地元の方がよく言うのは、何でうちなのということですね。何で5町ではないのというふうな話も出てきております。そういった意味で、いや実は造成費的に非常に効果があるよというふうな説明を前に資料として見たんですが、それは余り効果ないと、そこの部分のメリットはないということの理解ですね。 106:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 107:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 候補地それぞれ、場所等の設定が違ってございます。既存の場所等もあれば、それ以外の場所等もございましたので、最終的なところではそれほど、新規に建てる場所に比べれば当然違ってきますけれども、最終的な部分ではそれほど変わりはないのかなというふうには感じているところでございます。 108:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 109:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 地元の人に確認したんですが、今回はそういった意味では、この地元で建設するのは致し方ないなと。ただし、次に建設をするときには、まずこの地元のところを候補地から外して、ほかの場所に造るような文言を正式な文書として残してほしいみたいな話もありました。それについては何かお聞きしているのか、それとも既にそのようなことを考えているのか。その辺はどうなんでしょう。 110:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 111:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今のところ、そのような御意見は伺ってございません。 112:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 113:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 情報としてはつかまれていないみたいなんですが、実際に地元の方からそういった意見を聴きました。そういった意味で、もしそういった形に出た場合には、具体的にそのようなことも考えるということはあるんでしょうか。 114:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 115:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 地元の方にとっては、長年ずっとあそこに焼却場があるというようなことで、また私どものほうのところに建て替えるのかという根強いものはあるかと思ってございます。ただ、検討を始めさせていただくに当たって、いろんな環境の調査ですとかそういったことも、ここを建て替えるという前提でないと始められませんので、そこのまずは御理解をいただきたいということで、説明会をさせていただいたところでございまして、その調査等に基づいてしっかりとした計画を立てていく中で、様々な御意見は頂けるものというふうには思ってございます。  そういうものを一つずつ真摯に、5町と一緒に取り組んでいきたいというふうに考えてございますので、今ちょっと、こういう場合、そういう場合ということで、予見を持って御答弁できないという状況でございますので、申し訳ございませんけれども、よろしくお願いしたいと思っております。 116:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 117:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 大変よく分かりました。  ある意味、毎年7,000万円以上の維持補修費、今後ますます維持補修費が増えてくる、膨らんでくるというふうなことの中で、一日も早く建設する必要があるというふうに思うんですが、具体的にいつ頃までに施設を完成させて稼働させようとしているのか、その辺のところはどうなんでしょうか。 118:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 119:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 施設の整備に要する期間の御質問だと思いますが、今後、施設整備基本計画とか生活環境影響調査などの調査や計画を作る作業を、年度ごとに順次実施した上で施設の建設工事に入ることになりますので、施設の完成、建設の完成までには今後8年間程度は必要になると考えております。 120:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 121:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 内容は分かりました。  私からの代表質問は以上であります。 122:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 ここで、先ほどの都市部長の答弁に誤りがありましたので、訂正させていただきます。  都市部長。 123:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 先ほどのビレッジの質問の中で、議員のほうから地権者97名というお話がございましたが、私もそれに呼応した形でお答えさせていただいたところでございますが、正確には現在地権者は90名でございますので、訂正をさせていただきます。  以上でございます。 124:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 あしがら山河に関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  1番加藤恵三議員。 125:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 それでは、あしがら山河の代表質問に関しまして、関連質問をさせていただきます。  まず、1の「はじめに」の中から、(2)「地域の経済が元気なまちをつくる」の、ウですね。地蔵堂地区の活性化に向けての関連質問をいたします。  先ほど市長のほうから、南箱道路の2020年の開通に向けて、一ノ金王・滝下線の整備を併せて行っていくという御答弁がございました。このことにつきましては敬意を表したいというふうに思っております。  1点、南箱道路の取付道路となる黒白林道の用地の取得の件についてですが、整備をもう行っていくという答弁がございました以上、この林道についての地権者との用地買収の同意は、もう頂いているというふうに考えてよろしいですか。お伺いいたします。 126:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 127:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 基本的なお話はさせていただいておりまして、基本的な了解は得られておりますので、今後整備に向けて、31年度に用地のほうの買収を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 128:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 129:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 それでは、完全に了解はまだ得ていないということでよろしいんですか。 130:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市整備課長。 131:◯都市整備課長〔天津 稔〕 ◯都市整備課長〔天津 稔〕 新年度、31年度の予算の中で交渉していく関係でございますので、まだ完全にというわけではないということで御理解いただければと思います。 132:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 133:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 これは速やかに、やはり地権者との同意を得ていただくようにしていただきたいなというふうに思います。  もう一点、この取付道路につきまして、地蔵堂地区の方々、自治会の方々への説明とか話合いといったようなことは行っておるのかどうかお伺いいたします。 134:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市整備課長。 135:◯都市整備課長〔天津 稔〕 ◯都市整備課長〔天津 稔〕 地蔵堂地区の道路の関係、地区の関係については、自治会さんのほうとお話は行ってございます。 136:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 137:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 その話合いを行っているということなんですが、地域の方々の反応というか、その点はいかがなような状況になっておりますか、お伺いいたします。 138:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市整備課長。
    139:◯都市整備課長〔天津 稔〕 ◯都市整備課長〔天津 稔〕 南箱道路と併せて地蔵堂地区に観光客が来られるという形の中で、やはり市道一ノ金王の整備については御理解をいただいているという状況でございます。 140:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 141:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 では、この長者橋付近に駐車場を整備するということで、測量等を実施するというふうに述べられておるんですが、この駐車場を整備するという場所については、農振地域という中に駐車場を整備するということになります。土地利用という点について、この点全く問題はないと考えておるのかお伺いいたします。 142:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 143:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今、駐車場を考えている土地が、以前テニスコートなりなんなりで活用していた土地でございますから、土地利用上の規制等に問題はございません。 144:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 145:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 そうですか。じゃ、既に用途変更というようなことは済んでいるということでよろしいですか。 146:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 147:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 もう既に農地転用等済んでいる土地ですので問題ございません。 148:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 149:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 それでは、この駐車場の規模なんですけれども、どのぐらいの面積があって、何台ぐらいの駐車が可能となるような駐車場になるのか、どのように想定しているのかお伺いいたします。 150:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 151:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 細かくは実測、測量しないと分からないところですが、登記簿上では合計で783平米でございます。実際そこで普通車で何台程度止まれるかということですが、今想定しているのは、約25台程度は止まれるものというふうに考えております。 152:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 153:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 この南箱道路の開通に合わせて、この道路は南足柄市から箱根町へただ抜けるだけの通過道路にしないためには、南足柄市の中で、特にこの地蔵堂地区という中で、一度立ち止まらせるということは必要ではないかと考えておるんですが、そうしますと、入込観光客数と車の台数が大幅に増えていくんではないかというふうに想像がされるんですが、その程度の駐車場の規模で十分間に合うというふうに考えておられるのかどうかお伺いいたします。 154:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 155:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今、既存の公共の駐車場が4箇所ありまして、90台分ございます。あと民間の駐車場が51台ございます。ここにプラス25台がありますので、160台、170台ぐらい確保できます。ある程度、この中でさばけるものかなというふうには考えてございます。 156:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤恵三議員。 157:◯1番〔加藤恵三議員〕 ◯1番〔加藤恵三議員〕 分かりました。将来的に、もし観光客の入込数が増加していく傾向の中で、駐車場がより必要だというふうな判断をした場合には、当然もっと別の場所も含めて増やしていかなければならないというふうに考えておりますと、これだけで十分であるということに満足せずに、将来のことも考えた中で、そういった想定もしていっていただきたいというふうに考えております。  最後に市長にお伺いいたしますが、私も今まで何度か、地蔵堂地区が持つ歴史及び豊富な観光資源、これを有効な形で活用するために、一般質問を通じて提言等々をさせていただいてきました。そのような中で加藤市長は、将来観光客の入込数の増加を図っていく上でも、この観光資源の活用やインフラの整備は大変重要になってくるというふうにお答えになっております。  南箱道路の開通が迫っている中、この地区における駐車場の整備は、今お聞きした上で理解はいたしました。しかし、この地区内の狭あい道路における車の退避所の設置であるとか、迂回路の整備等々を考えるとき、いま一つこの地域のインフラ整備に対する対応のスピード感が少し足りないように思えてなりません。市長の考え方を最後にお伺いいたしまして、私の関連質問とさせていただきますので、市長、よろしくお願いいたします。 158:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 159:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 北足柄地区、とりわけ地蔵堂地区、正に金太郎のふる里の非常に香り高い一つの拠点であると認識しております。したがいまして、この南箱道路につきまして、県道の一般道として道路整備をするというような決定があり、そうした中で観光拠点の一つ、あるいは金太郎にまつわる観光資源である夕日の滝についても、地方創生の交付金を獲得しながら、100%国の交付金を活用させていただいて、滝つぼへの散策道、懸案であったそうしたものの整備も、そしてまた今回の南箱道路に関連して、何とか地蔵堂の地域へ人を呼び込むための一つの方策として市道認定、そして、先ほど来から御質問もございました駐車場の整備についてもそうした形で進めているところでございますので、これを更に観光拠点としての対応が図れるような、そうした状況をこの地域の皆様方も含めて、土地利用の関係もございますので、地域の皆様方と正に市民協働の形で、こうした北足柄地区の活性化、振興に向けて取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 160:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上であしがら山河の質問を終了いたします。  ここで10時50分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時27分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時50分 161:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 田 久 良 議員 162:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、あしがらクラブを代表して、13番石田久良議員の質問を許可いたします。  13番石田久良議員。           (13番 石田久良議員 登壇) 163:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 13番石田久良。議長の許可を得ましたので、会派あしがらクラブ5名の代表質問を行います。  今回の第1回定例会の特徴は、本来ならば、4月に統一地方選挙が行われる場合には、31年度予算は骨格予算を組むべきところ、行政の停滞を避けるとともに市民生活に及ぼす影響を鑑み、通年予算としたとのことであります。4月の統一地方選挙の結果によっては、施政方針並びに31年度予算は再度提示されることになります。  いずれにしましても、今後ますます人口減少が進み超高齢化の進展は更に加速され、社会を担う若者も不足して、行政の財源は更にひっ迫して、自主自立のできる行政運営が困難になる状況を目の当たりにしている状況です。  平成31年度は、この厳しい財政状況下にあって、将来につなげる施策、これが求められ、将来への布石となる施政方針でもあります。そのための予算であることが非常に重要になってきます。今こそ、市民、行政、議会が一丸となって本市の発展のためのベクトルを合わせて、協働、協力を惜しまずに、市民参加をすべきときであると考えます。  それでは、施政方針に沿って順次質問を行います。  まず、1、「はじめに」。  アとして、市政運営について伺います。施政方針で、民間の力をダイナミックに活用し、官と民の境界を超えて施策を組み立てていくと施政方針に述べられておりますが、どのようなことなのかお伺いいたします。  イとして、南足柄市と箱根町を連絡する道路、この開通を背景にした箱根広域観光圏の形成について伺います。どん詰まりの本市の地形に対して、南足柄市と箱根町を連絡する道路は、交通の利便性の向上の面から、箱根広域観光圏の形成について非常に重要な施策と考えます。その具体的な構想があるのか伺いたいと考えます。また、箱根広域観光圏に参加する自治体及び今後の進め方について、どのように考えているのかを伺います。  次に、ウとして、持続可能な地域社会の形成について伺います。  地域経済やコミュニティの活性化、少子高齢化社会への対応、環境の保全、公共施設の老朽化などの対策については、持続可能な地域社会を構築するための課題として有効な施策を講じていくとのことでありますが、有効な施策とは一体どのようなものを考えているのかお伺いいたします。  (1)として、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」。  アとして、待機児童対策について伺います。幼保連携型認定こども園への移行を予定している市内の民間幼稚園との調整や、園舎改修に掛かる費用について支援していくとのことでありますが、どの程度の費用を支援するのかお伺いします。また、待機児童数の減少を今後どの程度見込んでいるのかお伺いいたします。  次に、イとして、出産・子どもネウボラについてお伺いいたします。妊娠段階から出産、育児、子育てを学齢期まで切れ目なく支援する出産・子どもネウボラについては、発達障害や児童虐待などの支援を必要とする子供が年々増加していることから、早期発見に努め、子供とその家庭に支援していくとのことでありますが、どのような方法で早期発見を行うのか、その取組方法について伺います。  次に、ウといたしまして、基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材の育成についてお伺いいたします。基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材を育成する推進方針に基づき、学力向上に向けて新しい学習指導要領の実施に当たり、主体的で対話的な深い学びのある探求型授業を導入するとしておりますが、探求型授業の内容についてお伺いいたします。  次に、(2)として、「地域の経済が元気なまちをつくる」。  アといたしまして、(仮称)道の駅金太郎のふる里の整備について伺います。地域経済が元気なまちをつくる重点プロジェクトでは、農業を基盤に6次産業化を支援し、工業、商業、観光などの地域産業の活性化につなげる推進方針の下、(仮称)道の駅金太郎のふる里を整備するというふうにしておりますが、(仮称)道の駅金太郎のふる里には加工施設もなく、6次産業化を推進しているとは感じられませんが、その見解を伺います。  次に、イとして、重点「道の駅」候補の選定について伺います。先般、1月30日に国から、本市の(仮称)金太郎のふる里道の駅が重点「道の駅」候補に選定されましたが、補助金への影響はあるのか伺います。  次に、ウとして、箱根ジオパーク推進事業について伺います。南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通を契機とした地域活性化を目指して、北足柄地区のジオサイトを中心に、ジオパーク活動を実施していくとのことでありますが、ジオパーク活動のこれまでの成果及び課題をどのように捉えているのか伺います。また、今後改善すべき点についてお伺いいたします。  次に、エとして、足柄産業集積ビレッジ構想地区内への企業誘致についてお伺いいたします。企業誘致は、スピード感を持って対応する必要があります。施政方針では、これまでの立地意向に関するアンケート調査の結果を基に、進出に前向きな意向を示した企業へのPR活動を行うとともに、企業側のより具体的な検討が進むよう、事業計画に関する新たな情報を積極的に提供していくとしております。平成30年度は、アンケート結果を踏まえ企業訪問を行うとのことでありますが、その結果、平成31年度はそれをどのように進展させていくのかお伺いいたします。  次に、オとして、和田河原塚原地区の土地利用についてお伺いします。これまで、市街化調整区域における都市的土地利用を目指してきた和田河原塚原地区については、(仮称)道の駅金太郎のふる里と相乗効果をもたらすような農業系施設等の誘致や、農地としての土地利用についても検討していくとのことでありますが、今後どのように取り組んでいくのかお伺いします。  (3)といたしまして、「ともに支えあうまちをつくる」。  そのアといたしまして、高齢者の移動手段の確保についてお伺いいたします。高齢者の移動手段の確保については、社会福祉法人など関連する団体と一緒になって検討を進めていくとのことでありますが、市民ボランティアや商店あるいは企業等、あらゆる民間の協力を結集して、民間主体により早期に市内コミュニティバスの運行など、高齢者の移動手段の確保を図る必要があると考えますが、見解を伺います。  2番目、「安全で安心して健康に暮らせるまち」。  (1)として、防犯、交通安全対策の充実でございます。  そのアとして、防犯カメラの設置についてお伺いいたします。自治会等が防犯カメラを設置する際の補助制度を拡充するようでありますが、地域における事故、犯罪の発生データを把握した上で、防犯カメラの設置は、犯罪等の抑制効果を高める場所の設置に対し補助を行うべきと考えるが、見解を伺います。  次に、3番目としまして、「環境と自然に配慮した魅力あるまち」。  その(1)上下水道の整備について、アとして、上水道事業について伺います。上水道事業については、浄配水施設における電気、機械設備等の更新や耐震診断、配水管の耐震管への更新を計画的に行うとのことでありますが、その現状についてお伺いいたします。  4といたしまして、「人と文化を育むまち」。  (1)として、青少年の健全育成についてお伺いします。  そのアとして、不審者への対応について伺います。不審者への対応については、松田警察署と連携、協力して、各幼稚園や小学校において実施する不審者対応訓練を支援していくとのことでありますが、不審者対応訓練の内容についてお伺いします。また、各小中学校に防犯カメラが設置されておりますが、防犯カメラのチェックの状況をお伺いいたします。  5として、「活力とにぎわいに満ちたまち」。  (1)観光の振興について、その中のアとしてインバウンド観光についてお伺いします。施政方針では、インバウンド観光の受入れ対策の具体的な事例として、多言語観光情報サイトにQRコードからアクセスできる看板を設置するとしておりますが、多言語観光情報サイトの内容は誰がどのように作成するのかお伺いします。  以上、登壇での質問を終わります。           (13番 石田久良議員 降壇) 164:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 165:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、あしがらクラブ、石田議員の代表質問にお答えをいたします。  最初に、「はじめに」の市政運営についてでありますけれども、御承知のとおり、従来のまちづくりは行政が中心になって担ってきたところでありますが、近年の地方自治体を取り巻く状況は、人口、産業経済、財源などが縮小する中、限られた人材と財源で多様化する住民ニーズに対応していかなければなりません。行政だけでの市政運営では、御質問のとおり対応が難しくなっている中で、幅広い専門知識やノウハウ、様々な人材、ネットワーク、資金力を持つ民間の力を最大限に引き出し、行政と民間双方の力の協力作用で、そして行政運営や地域の課題解決に取り組んでいく必要があります。今後は、包括連携協定を締結している企業など、民間企業からの御提案を積極的にお聴きし、行政目的を達成するために、実効性のある施策を民間と協力して検討していく考えであります。  次に、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通を背景にした箱根広域観光圏の形成についての御質問です。  足柄平野と国際観光都市である箱根町を結ぶ、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通に伴い、箱根町との連携を強化することは極めて重要なことであると考えております。  御承知のとおり、箱根町には国内外から年間2,000万人あるいはそれを超える観光客が訪れています。そこで、南足柄市をはじめとする足柄上地域の活性化と発展のためには、箱根広域観光圏を強く意識した箱根町との更なる連携の強化が重要であります。本市が東箱根の玄関口として、また道の駅を拠点に県西地域のゲートウエイとして、箱根が持つ行楽施設や宿泊施設といった観光資源と足柄地域の観光資源を連携させ、圏域の回遊性が高まることによって、本市の活性化のみならず、足柄平野全体の活性化につなげていきたいというふうに考えております。このことが箱根広域観光圏の考え方であります。  今後は、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通に伴い、箱根町とは定期的に打合せをするなど、箱根町との連携を強化することによって、今以上に広域の観光圏域を意識しながら、回遊性のある観光を推進し誘客を図ってまいります。  次に、持続可能な地域社会の形成についてでございますが、平成31年度は、地域経済を活性化し歳入を確保していくため、(仮称)道の駅金太郎のふる里に関連する産業施設や足柄産業集積ビレッジ構想を推進してまいります。コミュニティの活性化につきましては、おたがいさまネットおかもとの活動の支援や生活支援コーディネーターの配置、南足柄市オレンジネットの活動の支援、さらには社会福祉法人小田原福祉会との連携で進めている、暮らしやすく住み続けられる地域づくりの研究などを行ってまいります。  少子高齢化社会への対応は、高齢者の移動手段の検討や地域包括支援センターの体制の拡充などの高齢者福祉施策と待機児童の対策、小児医療費助成制度の拡充、訪問型産後ケアの実施、教育施設の環境整備などの子育て支援策を実施してまいります。環境保全につきましては、市庁舎の照明のLED化と、自然エネルギーの活用による二酸化炭素削減に向けた検討などを進めてまいります。  公共施設の老朽化対策につきましては、公共施設再編計画を策定してまいります。近年の予測困難な社会において、市民の皆様の暮らしを守っていくためには、30年、50年先を見据えたまちづくりが必要であると考えます。地域経済の活性化による安定した行財政基盤の確立と環境の保全や少子高齢社会、地域コミュニティ等の課題解決に向けて歩みを進め、持続可能な地域社会を形成していきたいと考えます。  次に、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」の待機児童対策についての御質問です。  民間幼稚園の幼保連携型認定こども園への移行に係る改修費に対する補助につきましては、予算額として498万8,000円を計上しております。そのうち、国から保育所等整備交付金として443万3,000円が交付されるため、本市としての一般財源は55万5,000円となります。計画どおりに認定こども園への移行が完了しますと、76人の保育利用の定員増が見込まれます。待機児童数の減少の見込みについては、当該民間幼稚園の認定こども園化や民間保育所の建て替えなど全ての事業が完了しますと、平成32年度には待機児童が解消できると考えております。  次に、出産・子どもネウボラについてでございますが、出産・子どもネウボラにおける発達障害や児童虐待の早期発見につきましては、まず妊娠届を提出した際に、保健師や助産師が妊婦と面接を行い、心身の状態や生活状況等をお聴きします。加えて、受診先の医療機関からの情報を基に、妊娠中の胎児の成長や出産後の子供の養育について、市民協働課、福祉課、子ども課、教育指導課、健康づくり課で構成する5課会議で協議し、リスクがあると判断した場合は継続的に訪問や面接をするなど、妊婦の心身の状況や養育環境の把握をしております。  出産後においては、助産師による、こんにちは赤ちゃん訪問によって母子の様子を確認し、その後は3箇月児健診、1歳6箇月健診、2歳児歯科相談、3歳児健診、乳幼児健康相談などの健診や相談の際に、医師の診察、保健師や助産師、臨床心理士による面接や観察などで、発達障害や虐待の兆候がないかを確認しております。必要な場合においては、関係各課や関係機関とも連携して、状況把握に努めております。  さらに、3歳児健診以降から就学前健診までの期間においては、4歳児や5歳児の心身の状況を把握する機会がなかったことから、30年度、本年度から5歳児の保護者に対し、子供の日常における行動や生活の様子などをお聴きするアンケート調査を実施しました。その結果を基に、臨床心理士が成長や発達面に心配があると思われる子供の保護者や子供と面接を行い、早期発見に努めたところであります。  次に、基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材の育成については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、「地域の経済が元気なまちをつくる」の、(仮称)道の駅金太郎のふる里の整備についてでございますが、6次産業化とは御承知のとおりでございますが、1次産業事業者が自ら加工・販売までを行うことをイメージされると思いますが、本市が掲げる農業を基盤とした6次産業化は、農作物などの1次産品を製造業者や販売業者等との連携によって、地域全体で6次産業化に取り組むことを目指すものであります。  (仮称)道の駅金太郎のふる里には加工施設を設ける計画はありませんが、地域の事業者との連携によって6次産業化を推進して、市内外へのアピール性が高い道の駅の特性をいかして、地域産業の活性化を図る中で加工を担う製造業の振興も図ってまいりたいと、そのように考えております。また、交流施設には給排水の設備を設置しますので、移動式キッチンの配置によって、地場産品を利用した料理教室や加工品開発の場などとしても活用していきたいと考えております。  次に、重点「道の駅」候補の選定についてでありますが、重点「道の駅」制度における支援内容は、重点「道の駅」に選定されますと、今後の施設整備に向け、駐車場や休憩施設等は、社会資本整備総合交付金の補助率を50%から55%に引き上げるなどの支援をするとともに、自治体、関係機関による協議会を設け、複数の関係機関の制度活用等についてワンストップで相談できる体制を構築するなど、ハード・ソフト両面から支援が受けられる制度であります。  本市の(仮称)道の駅金太郎のふる里が選定された重点「道の駅」候補へは、具体的な助言などソフト面での支援が受けられます。また、補助金については通常の社会資本整備総合交付金の50%補助が受けられますので、特に影響はございません。  次に、箱根ジオパーク推進事業についてでございますが、平成28年度に箱根ジオパークに編入してからこれまでの間、ジオパークの普及に重きを置いて活動してまいりました。ジオサイトの案内板、解説板の設置や、コースマップ、ガイドブックの作成、ジオ講座、ジオツアーの実施などによって、子供たちや市民の皆様が地域の成り立ちや歴史などを学ぶ学習の機会となったことは、成果の一つだと考えます。また、ジオに関係する商品を開発し販売した事業者もいらっしゃいます。商工会や観光協会なども、ジオパークを事業に活用できないかと関心をお持ちであります。さらには、南足柄ジオガイドの会が熱心にジオ活動に取り組まれておりまして、市民活動にも良い影響を与えてくださっていると感じております。  これまでの課題としましては、南足柄エリアは箱根ジオパークの中で箱根外輪山を共有はしていますが、その箱根外輪山によって箱根エリアとは地理的なつながりが持てない状態であったことであります。今後は、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通によって、南足柄市から箱根火山カルデラをめぐる講座や、箱根ジオパークエリアのジオサイトを回遊するツアーなど、活動の幅が広がってきます。  南足柄市と箱根町を連絡する道路、そして(仮称)道の駅金太郎のふる里を十分に活用したジオパーク活動を企画し、観光産業を軸にした経済活動につなげていく取組を進めてまいりたいと考えます。  次に、足柄産業集積ビレッジ構想地区内への企業誘致についてでございますが、足柄産業集積ビレッジ構想に関する立地意向アンケート調査につきましては、平成28年度から平成30年度までに神奈川県や東京都の製造業、物流卸売業、学術研究などの企業、延べ約8,600社に実施し、さらに平成30年度は全国の1万3,000社についても実施しました。アンケート調査において、条件によっては候補地となり得る、今後検討すると回答された企業など、本地区に関心を示された企業には直接お会いし、本地区の魅力をPRするとともに、企業の意向や進出先に求める条件についてヒアリングを行っております。
     平成30年度は、現況の土地利用形態をベースに、大まかな街区などを示した土地利用計画図の素案を用いてヒアリングを実施してまいりました。平成31年度につきましては、現在策定中の事業計画の素案を基に、道路や公園などの公共施設管理者との基本的な協議を踏まえた土地利用計画図や、おおむねの土地の販売価格などを提供することで企業側へ具体的な検討を促し、進出につなげてまいります。  次に、和田河原塚原地区の土地利用についてでございますが、和田河原塚原地区は市街化調整区域の位置付けの下、地区計画などを活用した一定の範囲内での都市的土地利用について、住民参加によるまちづくりの検討を行ってまいりました。本地区の権利者数は約500名でございまして、この検討を行う中でワークショップやまちづくり研究会などの意見交換の場を、平成28年度から5回ほど設けてまいりました。参加者は平均して10名程度でございまして、平成29年度に実施したアンケート調査の結果でも、まちづくり活動への参加希望が約20%と、都市的土地利用についてのまちづくりに対する関心は低い状況でございます。  こうした状況を踏まえ、平成31年2月から地区内の一部の農地を対象として土地所有者を訪問し、土地利用について農地の利用を将来的にどのように考えているのか、意向調査を実施しております。この年度末までに意向調査を済ませ、集計を行う予定であります。意向調査を行ってきたこれまでの意見では、市街化区域への編入を望んでいる方もおられましたが、農業経営の継続を希望する方が多いようであります。  今後は、土地所有者の御意見を聴きながら、農地としての土地利用を進めてまいりますが、(仮称)道の駅金太郎のふる里への農産物を供給するような企業による農地利用も考えられますので、企業参入の窓口となっている県農業アカデミーなどから情報を収集するなどしまして、新たな農地利用の可能性について考えてまいります。  次に、「ともに支えあうまちをつくる」の、高齢者の移動手段の確保についてでございます。  高齢者を取り巻く現状を考えますと、生活実態に合わせて細かいニーズに即した移動手段を確保していくためには、市民ボランティアや企業など地域の様々な資源を有効に活用させていただいて、有機的に組み合わせていくことが必要であると考えます。つきましては、地域のニーズを十分に把握した中で、移動手段の確保に向けた検討を進めてまいります。  次に、「安全で安心して健康に暮らせるまち」で、防犯、交通安全対策の充実の防犯カメラの設置についてでございますが、この防犯カメラの設置につきましては、全自治会に設置希望調査を行ったところ、6自治会から設置希望の回答がございました。  これに基づいて、設置希望がありました自治会長、そして松田警察署生活安全課、神奈川県警より、防犯カメラの設置場所の選定について委託を受けている、神奈川県防犯セキュリティ協会の防犯コンシェルジュ及び防災安全課職員で現地調査を実施しました。その後、現地調査の結果を踏まえ、松田警察署、そして県の防犯コンシェルジュと協議した上で優先順位を決定しておりますので、設置場所については、防犯カメラを設置する上で効果のある場所であるというふうに考えております。  次に、「環境と自然に配慮した魅力あるまち」で、上下水道の整備の上水道事業についてでありますが、上水道事業における施設の更新、耐震工事につきましては、平成30年3月に改定しました南足柄市水道ビジョンに基づき取り組んでおります。平成30年度は計画の初年度でありまして、老朽化した電気、機械整備の更新工事や矢倉沢配水池耐震診断、導水管及び配水管の更新工事などについて計画どおりに実施をしております。今後も引き続き、水道ビジョンに基づき、計画的な水道施設の更新、耐震工事を推進してまいります。  次に、「人と文化を育むまち」で、青少年の健全育成の不審者への対応については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、「活力とにぎわいに満ちたまち」で、観光の振興のインバウンド観光についてでございますが、多言語観光情報サイトの作成については、圏域に訪日外国人観光客を呼び込むため、一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団と神奈川県などが連携して多言語観光情報サイトを立ち上げて、主要な観光施設に地域の方などが看板を設置するものであります。  情報サイトは、大雄山最乗寺や夕日の滝などの見どころや地域の行事などについて、英語、フランス語、韓国語など8箇国語で提供しておりまして、スマートフォンなどを利用して、看板に掲載したQRコードからアクセスして見ることができます。看板の製作は、一般財団法人モバイルスマートタウン推進財団が行い、設置については、31年度に先行して大雄山最乗寺さんによって寺の境内に設置されることになります。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 166:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 167:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材の育成についてのお尋ねがございました。  本市では、主体的・対話的で深い学びの視点から探求型授業を導入し、基礎学力の定着を図ってまいります。国においても、新学習指導要領では指導の改善として、主体的・対話的な深い学びを定義付けており、探求型授業を推進することは効果的であると考えております。  本市の目指します探求型授業とは、児童・生徒が授業の中で対話を大切にしながら主体的に問題解決を図っていくために、導入、展開、まとめの流れを持った授業の形であります。  導入では、児童・生徒一人一人が提示された問題に自ら向き合い、まずは自力で解決を図ります。次に、展開では、小集団等でお互いに自分の考えを説明するとともに、友達の考えを聴きながら考えをまとめていきます。まとめでは、クラス全体で一つの妥当性のある考えに到達をさせていきます。  本市では、これまでも問題解決的、対話的な授業の実施を学びづくり研究の中で推進してきました。今後は、探求型授業を積極的に実施し、基礎学力の定着に向けて取り組んでまいります。  次に、青少年の健全育成の中の不審者への対応についてのお尋ねがありました。  各幼稚園、小中学校ごとに防災計画を作成し、災害や不審者の侵入など緊急時の対応について教職員で共通理解を図っております。その防災計画に基づいて訓練を行っています。実際の訓練では、松田警察署や青少年育成センターに協力をいただいております。具体的には、青少年育成センターの方に不審者役として参加していただき、また、警察から全校児童・生徒に向けて講話をしていただくなど、学校は関係機関と連携を取り合いながら実施をしています。  防犯カメラに関してですが、防犯カメラが設置されていることで犯罪の抑止力になります。また、事実の確認をすることができますので、防犯カメラの効果は高いと考えております。さらに、防犯カメラの映像のチェックについては、カメラの様子を常時確認できる状況にあり、安全の確保につなげております。  以上でございます。 168:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再質問を行います。  なお、再質問は答弁に納得できないものに限り、新たな別の事項を質問することはできませんので御了承ください。  13番石田久良議員。 169:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、再質問をさせていただきます。  まず1点目は、市政運営について再質問をさせていただきます。  今、市長のほうからお話があったように、非常にダイナミックにこういった民間の力を活用するということで、これは、発展しているよその地方自治体を見ても、みんなこの辺が一番力を入れているところでもあるわけです。  そういうふうになったときに、やはり最後は官と民の負担の在り方といいますか、何でもかんでも民に依頼するとしても民は対応できないということなので、その考え方で結構ですから、官と民の負担の在り方あるいは、具体的にいけば負担の割合ということになるんですが、それはケースによって異なるでしょうから、官と民との負担の在り方、これをどういうふうに考えていったらいいのかお伺いします。 170:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 171:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 官と民と協働してやっていくということなんですけれども、基本的には官のほうの行政側の主体でやっていくものと考えております。それについて、官のほうでお手伝い、協力していただけるものについてそれ相応の、市民ニーズに対応するためにやるものですから、行政側として全てできるものでない場合、お力を頂くということで行政側の負担がほとんどだと考えております。  以上です。 172:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 173:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 飛び飛びになりますけれども、穴のあいたところは関連質問を行いますので、その穴を埋めていくということになります。  再質問といたしまして、これは「子どもと子育てを応援するまちをつくる」という項目のところへ一気に行ってしまうわけですが、ちょっと飛び過ぎか。じゃ、その前に南足柄市と箱根町を連絡する道路について、先ほど御答弁を頂いて、箱根広域観光圏の将来性というのは、この道路に係る面も非常に期待は大きいわけですけれども、こういったものといろいろなものを組み合わせるということが大事だと思うんですが、まずはこの道路を活用するということが第一条件。続いて、そういった面では観光圏ということでありますので、今までの検討されてきたジオパーク、この辺がちょっと、どういうふうにしてジオパークを扱っていくのか。箱根広域観光圏ということになったときに、若干ニュアンスが変わってしまうのかなと。ジオパークになってくると、湯河原、真鶴、こういったところが現実には入ってくるわけですが、箱根広域観光圏を例えば東箱根というような見方をしたときに、ジオパークとの関連はどのように位置付けるのかお伺いします。 174:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 175:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 箱根ジオパークでございますけれども、私どものほうでその後編入をさせていただいたという状況でございますけれども、元々のジオパークの課題としても、非常に観光が重要といいますか、推進されている地域でございますので、箱根に来る方がジオパークということで意識をされて来ているという方は余りいらっしゃらないというような状況の中で、一生懸命看板を立てたりしてやらせていただいています。  一方で、南足柄市の部分についてはかなり貴重なものの中で、マニアックといいますか、そういうものに特化した人たちを呼び込める可能性はあるのではないかというふうに思ってございまして、例えば大涌谷、非常に観光客がいらっしゃっていますけれども、そういうところとルートをうまくつないで、ジオパークということで来ていただけるような方、これはかなり少数ではあるかと思いますけれども、そういった方のルートというものを是非開拓していきたいというふうに思ってございます。 176:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 177:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味では、ジオパークも生きてきて期待が膨らむかというふうに考えます。ただ、ジオパークは看板が主体になってしまっていて、どっちかというとPRの仕方というのは非常に難しいんでしょうけれども、真鶴を見に行ったりしてもただ閑散として、そういう地図が描かれている、また説明書きがあるという程度になってしまっているので、この辺のPRは今後検討するということなんでしょうか。そのPRの仕方ですね。広域になってくるから難しいというところもあるんでしょうけれども、いかがでしょう。 178:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 179:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 ジオパーク、箱根のほうは有名ではありますけれども、ジオパークとして有名かというと、必ずしもそういうことではない。ただ、そこに多くの方がいらっしゃっているので、そこの中に看板があるということは非常に重要なことだと思ってございます。一方で、南足柄市の分についてはジオパークを支えていただけるボランティアさんの方々の活動が非常に活発でございまして、そういう方々の熱意というのは箱根に決して負けるものではないというふうに思ってございます。  そういう方々の活動と、そして大涌谷をはじめいろいろなところに来られている方々の認知度といいますか、そういったものをうまくつなげていくという方策をこれから考えていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 180:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 181:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味では了解いたしました。  引き続いて、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」の中で、先ほど待機児童対策について御質問をさせていただきました。お話の中では、平成32年度だったですかね、待機児童をゼロにするという市長の答弁がされて、非常に先が明るいような感じを持ったわけですけれども、この待機児童対策について、これで終わりじゃなくて一つの階段のステップを上がるのが見えたと。その後、本当に待機児童が増えるのかどうか。そういったところが読めないところがあるんでしょうけれども、その待機児童が増えることを予測して、更に計画的に待機児童対策というものに取り組んでいかなくてはいかんだろうと思うんですが、その待機児童対策の計画的な投資と言ったら語弊がありますけれども、実際に投資になるのかどうか分からないんですが、待機児童対策に対する将来の備えといいますか、考え方というか、取りあえず平成32年度にそういった一段落の階段を踏むわけでから、その後をどう考えるかお答え願います。 182:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 183:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 待機児童につきましては、先ほど市長のほうから答弁されたとおり、平成32年度には一応の解消が図られるのかなというふうに考えてございます。ただ、現実的に申し上げますと、今市民の方で市外の保育所に通っている方が143名いらっしゃいます。これは全体の大体20%弱を占めているというような状況でございます。このような状況の中で、できれば市内の保育所で児童のお預かりができるような体制を、今後は取っていかなければいけないのかなというようなことも考えられます。ですので、待機児童は平成32年度には一段落するというふうには考えますけれども、今後も計画的に、その辺の状況を見ながら対策を考えていきたいというふうには考えております。  以上です。 184:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 185:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 例えば、今お話がありましたように、市外に行かれている方たちの変動といったらおかしいんですけれども、希望として南足柄市で預かってもらいたいんだけれども、南足柄市ではそういう意味ではキャパが一杯で、それでしようがなく市外に行っているのかどうか。その市外に行っている143人の児童の内訳といったらおかしいけれども、細かくはいいんですけれども、本市として待機児童ゼロなんですけれども、要するにお願いをしている状況ですので、その辺の内容がどうなのか。143人はもうそのまま、今後もそのままいけばゼロを維持していくということなのかどうか。実は南足柄市の保育所に入りたいということなのか。その辺の内容についてちょっとお聞かせください。 186:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 187:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 詳しい資料が今手元にございませんけれども、保育所の希望につきましては第一希望、第二希望というふうに希望を書いていただいた中で、審査して、入れるかどうかということをやっております。この143人の方が全て市外の保育所を第一希望としてやったのかどうかということでは決してないと思います。市内の保育所が駄目だったので市外という方もいらっしゃいますし、逆に職場の関係で市外の保育所がいいというふうに希望された方もいらっしゃるというような状況でございますけれども、先ほども申し上げたとおり、まずは市民の方は市内の保育所で賄えるというようなことを考えながら、今後は対応していきたいというふうには考えております。 188:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 189:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは次に、出産・子どもネウボラについて再質問を行わせていただきます。  出産後の母親の心身のケアや子育てをサポートするため、訪問型の産後ケアを新たに実施していくということが施政方針のほうで述べられておりました。産後ケアの新たな実施内容及び期待する成果についてお教え願いたいと思います。 190:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 191:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 出産・子どもネウボラの更なる充実を図る産後ケアにつきましては、心身ともに不安定になりやすい産後の一定期間において、乳児と母親を訪問しまして、保健指導等のサービスを提供するものでございます。具体的には、産婦の心身のケアや乳児の健康状態や栄養状態の確認、授乳や沐浴等の指導や相談などの保健指導や情報提供を行ってまいります。対象者につきましては、産後3箇月未満の乳児とその母親としておりまして、産後の身体機能の回復や育児に対する不安を持ち、保健指導を必要とする母子とすることとしております。  本事業で期待する成果につきましては、母親の育児に関する技術の獲得による育児不安の解消と心身の安定、また、これによる産後鬱の予防と虐待の予防などであります。これらのことから、乳児の健やかな成長が期待できるものと考えてございます。  以上です。 192:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 193:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 続きまして、基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材の育成についての再質問を行います。  特に、今までやってこられて実績もあられるという形の中で、本市の探求型授業について不安も解消されたところでもありますけれども、要は探求型授業を行うに当たっての、恐らく今までとは違った教員のカリキュラムというものが生まれてくるだろうというふうに考えております。そういうふうに考えたときに、教員研修の状況が現実どのようになっているのかお伺いします。 194:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 195:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 研修につきましては、教職員全員が集まるような研修の場が、学校教職員研究発表大会というような場があります。そこにおいて、これから行われる開かれた教育課程という新しい学習指導要領についての研修を、昨年の11月にも研さんを積んだところであります。また、今年度、31年度においても、主体的・対話的な深い学びについての研修を引き続き、また全教職員がいるところでの研修を行っていく予定になっております。  以上です。 196:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 197:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 確実にそのようにして、研修を積み重ねて対応しているということで安心いたしました。  今までのそういった教職員がいろいろ教育をした中で、探求型授業の成果というのはなかなか測れないのではないかということで、教師が一方的に教えるのじゃなくて、自立してグループの中で互いを尊敬し合って、そして結論を導くというような形の中では一つのステップを、システムを通っていくんですけれども、そういうふうにやった結果の成果というのは、どういった物差しで測るのかどうか。成果の表し方はいろいろあるでしょうけれども、その辺を質問します。 198:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 199:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今議員おっしゃられましたように、なかなか今のことを測るというのは難しいものがあろうかと思います。ですが、やはり私たち教育に携わっているものたちにとって、生きる力の育成というところが大変重要なところでございます。そういう中で、一つ一つの知識がつながって子供たちが、自分自身も学校現場にいるときそうでしたけれども、先生、分かったよ、あるいは、面白かったよというような、そういう子供たちの声が聞けたときがその成果じゃないかなと思っております。  そういう中では、見通しを持って粘り強く子供たちが取り組む力ができたかどうか。あるいは、今の世の中、周りの人たちと共に考えてあるいは学んで、そして新しい発見、今言ったような、分かったとか面白かったというような、そういう豊かな発想ができるとき。あるいは自分自身の学び、こういったものを振り返って、次の学びとかあるいは生活に生かすことではないかと思います。  毎回毎回、私たちも答弁をさせていただくときに、今すぐにその成果が上がるというのはなかなかないものでございまして、長い年月を掛けてその成果を検証していく必要があろうかというふうに思っております。  以上です。 200:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 201:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味で、非常に難しいのはよく理解したんですけれども、恐らく同時スタートで、全国でそういった探求型の授業というのはされるんだと思うんですが、その辺の自分のところの市内の先生、教員のみじゃなくして、もっとグローバルによそとの状況だとか、そういったものをどういうふうに導入していこうと言ったらおかしいですけれども、いいところをどういうふうにして本市でも持ち込もうかという検討も必要だろうと思うんですが、そういった前向きな検討をどのように考えているかお伺いします。 202:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 203:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 このことに関しても、教員の資質の向上という部分があるんですが、幸いなことにといいますか、今議員がお尋ねになられた部分にあっては、足柄上地区1市5町では従前から研修会等々を共同でやっていることが多うございます。併せて、昨今では県西地域2市8町での教育事務所単位での研修会等がありますので、この地域に生きる、あるいは生活している子供たち、学んでいる子供たちにとっては、同じような課題がやっぱりあることが考えられます。そういうことを先生方が共有して、学校長の指導の下に、さらには県のアドバイス等を受けながら先生方が研修することが、子供たちの健全な育成につながっていくものと考えております。  以上です。 204:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 205:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、次の(仮称)道の駅金太郎のふる里を整備するということの再質問をさせていただきます。  市長答弁の中にもありましたように、交流施設には給排水の設備を設置するんですけれども、特にこの中で、先ほどの答弁の中で、移動式のキッチンですか、そういったものも配置されるというふうに言われたのかなと思いまして、そうすると非常に幅広く道の駅の活動というのが、そこに行かなくても移動式のキッチンが来てくれれば、そこに人が行くということになるんですけれども、その辺、こちらの勘違いかどうか、移動式のキッチンの状況、私は素晴らしいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょう。 206:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 207:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 移動式のキッチンを配置していきたいというふうに考えてございます。 208:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再質問の途中ですが、ただいまから13時10分まで休憩といたします。                                休憩 午前11時56分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時10分 209:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。  引き続き、あしがらクラブの再質問を行います。  石田久良議員。 210:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、午前に引き続いて午後の部でも質問させていただきます。  午後のスタートは、足柄産業集積ビレッジ構想、これについて再質問をさせていただくと、午前中の説明の中で、地権者の約90%ですかね、90名の方が進行に対して理解を得られているというような状況のお話がありました。これが、例えば前年に比べてこの数値というのがどう変化したのか、前年と変わらないのかどうか。それと、今年はもう一つ、31年度は前に進まなきゃいかんというふうに感じます。そういったときに、この進捗状況というのはどういうふうに評価されるのかお伺いします。
    211:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 212:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 まず、午前中訂正させていただきました地権者90名でございまして、そのうちの9割の賛同を得て進めていることに対して、90名のうちの9割の賛同を得ているというところでございます。  昨年と比べてどうかという御質問ですが、昨年度につきましては、そうした動きというんですか、調査というのはしておりませんので、今般この準備組合を立ち上げるに当たって地権者の方々に意向を確認した中での同意率でございますので、昨年との比較というのはできない状況でございます。  今後につきましては、今、権利者の皆様とまちづくりの姿についていろいろ議論しているところでございまして、それらのものがまとまった段階で、今度は仮同意という形で、本当にその計画でいいかという仮の同意を得ていくという動きをする予定でおりますので、率については、今後どうなっていくかというのは今後の話として、今の段階ではお答えするものではございません。  以上でございます。 213:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 214:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 進め方については分かりました。  そうすると、仮の同意ということであるんですけれども、それを得ていくということですが、スケジュール的に今年一杯でそういうものを得ていくのか。相手があることだから簡単にはいかないんでしょうけれども、一つの目安として年内でどこまで進めようとしているのかお伺いします。 215:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 216:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 今議員がおっしゃられますように、当然相手があることでございますので、確定という話ではございませんが、今の目標としましては31年度の早い時期に、6月若しくは7月ぐらいには仮同意を取っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 217:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 218:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ありがとうございました。  じゃ、引き続いて、和田河原塚原地区の土地利用についてちょっとお伺いしたいと思うんですが、(仮称)道の駅金太郎のふる里と相乗効果をもたらすような農業系施設等の誘致や、農地として土地利用についても検討していくというようなことで質問をさせていただいたわけです。答弁は市長のほうから頂きましたんですけれども、その土地利用の件で誘致あるいは農地としての土地利用を検討していくというような形で、新たな農地の利用の可能性について、市長答弁では考えていきたいということで、全く雲をつかむような話なのか、あるいはそれなりの方向を目指して進めようとしているのか。急にこういったところが和田河原・塚原地区に出てきて、それについての今の質問ですけれども、いかがですか。 219:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 220:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 現在では農地としての土地利用を考えているところでございます。今年度は今、地主の方の意向調査をやっている最中でございます。その結果を見ながら、農業継続を希望する人が、先ほど答弁させていただきましたが多いようですので、農地としての土地利用を進めてまいりますが、その中で道の駅へ農産物を供給するような企業の進出も考えられますので、県農業アカデミー等にも問合せをしたりしながら、いろんな形での農業系の土地利用を考えていきたいというふうに考えております。 221:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 222:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、高齢者の移動手段の確保についてでございますが、市長答弁のほうもありましたとおり、今どういうふうにしてやっていくかというより、地域のニーズを十分把握した中で移動手段の確保に向けた検討を進めてまいるということで、今の段階ではニーズを把握してから進めていくという段階のようですけれども、これについては、もうゆっくりと時間を掛けてやっている状況ではなくして、御存じのように山間部だとか、もちろんグリーンヒルだとか、あるいは具体的に言えば内山だとか、そういった各地区で買物難民の高齢者が非常に多いということで、場所によっては、もうここに住んでおられないというような声も聞いております。そういう意味で、じゃ、一般的なところでも大丈夫かというと、市街地においてもバスの減便というものが影響して、買物にも体が良くないと歩けない、あるいは病院にもうまく行けないというような、そういった買物難民並びに交通の不便さを感じている高齢者が非常に多くなっている状況です。  そういう意味で、確かにニーズをつかんで検討するということは大切ですけれども、タイミング的にどういったスパンで検討していくのか。例えば4年だとか2年だとか1年だとか、あるいは1年掛けてその必要性を検討するとか、そういったスケジュール感をどのように考えているのかお伺いします。 223:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 224:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 高齢者の交通問題、交通手段の確保については、うちのほうとしても大変重要な課題だというふうに認識しております。できる限り早急に検討結果をまとめて、まずは実証実験から始めるのかなというふうには今のところ考えております。  ただ、これもそんなに長い期間というか、4年も5年も掛けて検討するというようなものではないというふうには、こちらでも考えてございます。できる限り早急に実証実験的なもので始められればなというふうには考えてございます。 225:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 226:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 認識は十分理解できましたので、期限を切るというのは難しいと思うんですが、是非極力早く、高齢者のためのそういった交通手段をよろしくお願いしたいと思います。  次に、防犯カメラの設置についてお伺いいたします。  先ほど御答弁いただいたとおり、防犯カメラの設置については6自治会ですか、そういったところから要望があるということですが、自治会によってはまだ手を挙げていないところもあるので、こういったものを1回限りに終わらせないで、防犯カメラの設置については毎年計画的に、何台予定しているとか、そういうものを見せられると、公民館の補助金の話じゃないですけれども、極力早く手を挙げようという形の自治会も出てくるんじゃないかと思うんです。  ですから、計画的な防犯カメラの設置、これについて毎年何台くらいを予定しているのかお伺いします。 227:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 228:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 防犯カメラの計画的な設置ということでございますけれども、この防犯カメラの設置につきましては、神奈川県の地域防犯力強化支援事業補助金を活用しまして設置を考えております。この補助金につきましては、東京オリンピック2020年までに目標設置台数を定めまして、神奈川県のほうが事業を進めているというところでございまして、今のところ31年度までの補助金の期間ということを伺っております。  一応、設置につきましてはそういった範囲も考えておりますけれども、防犯カメラにつきましては地域のニーズも踏まえまして神奈川県のほうには補助金の延長ということを現在要望しているところでございます。したがって、計画的な設置ということにつきましては、そういった補助金が活用できるかということも含めまして、今後考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 229:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 230:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 再質問を終わります。 231:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、あしがらクラブに関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので御了承ください。  15番安藤進議員。 232:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 それでは、あしがらクラブの関連質問を随時行ってまいります。  1、「はじめに」のウで、持続可能な地域社会の形成について関連質問をいたします。  自治会の活性化を図るための取組について伺います。自治会加入低下は、各自治会も苦慮している現状でございます。これは、若い世代やひとり暮らしの世帯が増加し、加入率が低下しているというふうに思います。現在、自治会の加入率はどのくらいになっているんでしょうか。 233:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 234:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 自治会加入率でございますが、平成30年、期日は10月1日現在となってございますが、70.4%となっております。  以上です。 235:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 236:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 以前から比べると、毎年毎年加入率が下がってきているような感じがいたします。加入していない未加入世帯ほど、自治会、地域の活動に関心がないような傾向だというふうに思っております。  本市として、自治会の加入に向けた取組をしていると思うんですが、具体的にどのような取組をしているのかお伺いいたします。 237:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 238:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 お尋ねの自治会の加入率を上げるでありますとかの、自治会の活性化という部分のお尋ねかと思われます。  自治会の活性化を図るためには、まず自治会加入率、議員さんおっしゃられた加入率を引き上げるということを最優先に考えております。転入者に対しましては、自治会に加入しましょうというように呼び掛ける啓発の散らしを、転入手続の際に市民課の窓口でお配りをしているというようなことを行っております。今年1月からは、その散らしの内容をリニューアルいたしまして、特に災害時の地域のきずなの大切などを盛り込んだ内容に改めまして、自治会への加入を更に促しているという状況でございます。  また、自治会長の皆さんで組織される自治会長連絡協議会と、神奈川県の宅地建物取引業協会の小田原支部がございますが、そちらとの間で協定を結んでございます。賃貸物件の入居者で未加入の方に対しましては、同様の散らしを業者のほうから入れてもらうようにということでお願いをしております。  そして、昨年の10月になりますが、自治会長連絡協議会では、自治会が抱える共通の課題などを共有するためのアンケート調査を実施いたしました。更なる情報交換を今後行いまして、もっと未加入者に参加してもらえるような自治会活動はどのように展開していったらよろしいかというようなことを継続して検討して、更なる自治会加入率の向上に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 239:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 240:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 市のほうでもいろいろと努力をしているというような形が見受けられますが、数字としては下がってしまっているような形でございます。もう少し努力が必要だというふうに考えております。  次に、自治会役員が、ほとんど各自治会とも高齢化が進むとともに、逆に、役割が各自治会の役員に集中しているというような傾向があります。これらの自治会活動の支援を市はどのように考えているかお伺いいたします。 241:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 242:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 役割の配分につきまして、アンケートにも活用させていただいた内容なんですが、大きくは自治会の事業などの企画運営をすること。あと、広報みなみあしがらの配布でありますとか散らし回覧などのお願い。あと、自治会報や自治会関係の文書を作成すると、大体大別すると3つぐらいの役割ということになります。  議員がおっしゃられたとおり、自治会役員の高齢化というようなものも実態としてはつかんでおりますが、今申し上げた大きな役割は、どの自治会も決められたその役の方に、均等にというのも変なんですけれども、その役の方にお願いをするというような形で御負担いただいている。ただ、その度合いが大きい少ないというようなことは実際の自治会の受取方と申しますか、実態に即したものとなっておりますが、そちらへの支援といたしましては、やはり我々も地域に入って実態を見ながら、どのようにしていったらよろしいかということは、直接自治会と相談をしながらやらせていただいているというのが現状です。  以上でございます。 243:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 244:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 私も、今の答弁と同じような形で、各自治会単位でやるのは大変難しい点も多々出てきているというふうに思っております。ですから、私の考えといたしましては、自治会単位以外の活動、例えば小学校区の一つのエリアとして、幾つかの自治会が重なって地域の活動をする。その中には、各種団体としては、子供たちの安全を守っていただける暫金時隊とかPTAとか、先ほど答弁にありましたおたがいさまネット、社協、民生委員等ございます。そういう小学校の小さいエリアで作って、いろいろな問題点をその中で話し合って解決していくようなことができないかという、地域の防犯も文化も環境も、それから福祉も一緒に考える、活動するエリアみたいなものを、市としては考えているかちょっとお伺いいたします。 245:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 246:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 市でも考えておりまして、所管は市民協働課のほうで現在やっておりまして、29年度から、小学校区ではないんですけれども福沢地区の6自治会の代表者の方、自治会長さんですとかその経験者の方に集まっていただいて、コミュニティ組織の活性化を課題とした打合せ会を29年度、30年度と実施しております。それぞれ29年度4回、今年度も4回実施しております。  これは、コミュニティ組織の活性化のモデル地区にするという、全域は難しいのでまず福沢地区から、6自治会で集まっていただいてということでやったんですけれども、行政主体で立ち上げた打合せ会でございました。打合せ会をやっていく中で、自治会のそれぞれが抱える課題というのが上がってきました。そういった情報交換の場にもなって、今後課題解決に向けた話合いが展開できているというところでございますけれども、まだ具体的にどういったことをやっていこうというのは、引き続き来年度以降もこの会合をやっていきます。各自治会の中で同じような行事をやっています。夏祭りですとか敬老会ですとか文化祭ですとか、そういったところで共有できるものがないかとか、一緒にできないかとか、そういったことも含めて話合いをしておりまして、来年度は何か一つ形にしたものができないかということで、方向性を持ってやっていくということで今進めているところでございます。  以上でございます。 247:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 248:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 今の答弁のとおり、そのような形がこれから必要になってきていると思います。29年、30年、2年間今続けて、31年度は形にするというような答弁がございました。やはり、人口の減少も含めて高齢化が進む中で、そういうことは大切なことだと思います。  これを他の地域に、福沢地区というお話がありましたが、やはり学校単位の地域でやるようなこれからの取組はあるんでしょうか。 249:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 250:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 今、小学校の学区を単位としたコミュニティの活性化ということで、モデル地区として始めたところなんですが、これを全市的に進めていこうということは、今のところちょっと考えづらいかなというふうには思っております。やはり自治会というものは、本当に地域の主体的な活動の組織でありまして、皆さん、どちらの自治会に伺いましても非常に現組織を継続していこうというような、そういう働きが非常に強く出ています。ですので、行政としては、まずその活動を最大限支援させていただいて、いろいろ考えた中で、組織で、エリアで考えたほうがいいというようなことが皆さんの中から起これば、それをどんどん支援していきたいなというように思っております。  以上です。 251:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 252:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 なるべく、役員の高齢化もそうなんですけれども、各種、子ども会にしろ老人会にしろ無くなっているような形の中で、やはり自治会単位ではなくて行政のほうからどんどん進めていったほうがいいと思います。  次に、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」ということで、アの待機児童について関連質問をいたします。  答弁のほうでは、民間保育園認定こども園が32年度までにできて、待機児童がゼロになるという答弁を頂きました。そこで、今現在の待機児童は何人ぐらいいるんでしょうか。 253:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 254:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今現在の待機児童ということですけれども、直近の数字だと10月の数字になりますけれども、保育園に入所を希望して申し込んでも入れない保留児童につきましては42人。そのうち、いわゆる国基準であります待機児童については21人であります。 255:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 256:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 じゃ、今現在、許可外の保育園を利用している児童はいるでしょうか。 257:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 258:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 すみません。ちょっと今手元に資料がないんですけれども、何人かは認可外の保育園等を使っていると思います。  以上です。 259:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 260:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 分かりました。今回の答弁で、市としてすごく努力をしている姿が見えます。32年度にゼロになるということで、これから子供を預ける共稼ぎの家庭とかは増えてきますので、もう少し増やさなくてはいけないのかなというふうな感じもしてまいります。このままの取組を進めていただきたいんですが、今後の計画をもう一度お伺いいたします。 261:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 262:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 先ほども石田議員のところでもお答えいたしましたけれども、市外の保育園に通っているお子さんもまだ多数おります。そういう方も市内の保育所を使えるようにということで考えていきたいというふうに考えております。  32年度には一応、待機児童については解消できるというようなもくろみでございますけれども、引き続きその辺の動向を見ながら、待機児童対策には今後も取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 263:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 264:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 次に、イの出産・子どもネウボラについてお伺いいたします。  昨日の夕刊に、児童虐待防止対策の強化ということで、法案が今国会で成立するというようなことが新聞に書いてありました。やはり、今虐待が大きな問題になっております。その中で、施政方針の中に、発達障害や児童虐待などの支援を必要とする子供が年々増加していますと。先ほど虐待の人数が昨年と比べて大分増えて、いろいろな会議をしているというような報告を受けました。発達障害のほうはどのような推移をしているのか教えてください。 265:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 266:◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 ◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 発達障害の人数の推移ということでございますけれども、すみません、直近の数字は持ってございませんが、参考となる数字としましては、発達支援に通うには通所受給者証を申請して受けることができます。これは平成30年12月に48名ほどいらっしゃいます。これが多いか少ないかというのは、またその方々の考え方だと思いますが、これに加えまして、答弁にもありましたけれども、5歳児の保護者に対するアンケート調査を実施してございます。今回、対象者は、313人の保護者に対してアンケートを実施しまして、アンケート調査の回答を点数化しまして、その点数に応じて発達に心配のあるお子さんをスクリーニングするといったアンケートでございますけれども、その中で、発達に心配があるお子さんが53名ほどいらっしゃいました。その方々を全て臨床心理士や保健師が電話による心理相談の御案内をしたところ、承諾してくれたというか、そちらの相談を受けた方については12名いらっしゃいました。その中で、療育支援のほうにつなぐことが望ましい方が4名、それから就学相談へつなぐことが望ましい子供さんが1名、それから巡回につなげた子供さんが1名、経過観察といった方が5名いらっしゃいまして、全部で11人の方が何らかの支援が必要な状態ということが分かりました。  こういったものを毎年やっていくことによって、やはりそういった発達障害の子供さんが増えていくんだろうといったようなことも踏まえまして、こういった対策をしているわけでございます。  以上です。 267:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 268:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 そのような調査を行って、きめ細かな支援をする必要が私は大切だと思っております。  次に、虐待なんですが、やはり私は、虐待は発生してから対応するんではなくて、虐待を未然に防止することが最も重要ではないかと考えております。住民のあらゆる関係者や情報の共有化によって、地域における虐待を未然に防ぐような支援ネットワークを構築する必要があると考えるんですが、市としては、どのような虐待を未然に防ぐ方法、取組が何かありましたら教えてください。 269:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 270:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 虐待の予防に関してでございますけれども、まずは妊婦のときから、ネウボラのほうで母親については支援しているというような状況でございます。また、生まれた後も、できる限りそういうことがないようにということで、支援をしているところでございます。  また、今、新聞やテレビでいろいろ虐待についてのニュースも流れております。そういう面では、地域の方、一般市民の方も虐待に関してはかなり認識があるというふうに感じておりまして、最近では通報の件数とかそういうものも増えてきてまいりますので、市といたしましては、要保護児童対策協議会に、児童相談所をはじめ医療機関ですとか警察とか、そういう組織も全て入った中での協議会を作っておりまして、そこでの横の連携は強固なものになっておりますので、引き続き連携を保ちながら虐待の防止、また予防についても取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 271:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。
    272:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 そのようないろいろな取組をして、少しでも虐待が無くなるように、未然に防ぐような形を採っていただきたい。  次に、(2)の「地域の経済が元気になるまちをつくる」で、箱根ジオパーク推進事業についてお伺いいたします。  北足柄地区のジオサイトを中心にジオパーク活動を実施とありますが、もう一度その実施内容について、どういうことを実施するのかお伺いをいたします。 273:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 274:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 ジオパークの普及についてですけれども、案内板や解説板の設置をしたり、コースマップ、ガイドブックの作成、ジオ講座、ジオツアーの実施など、こういったことをして、お子さんたちや市民の皆様が地域の成り立ちや歴史を学ぶ学習の機会としていただくというような活動を、今後もしていくということでございます。 275:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 276:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 ここに書いてある「北足柄地区を中心に」というんですが、その外のジオサイトの活動については、どのように考えているんでしょうか。 277:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 278:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 同じように、そういった場所の見学ですとか紹介をして広めていくと、そういった活動をしていくということでございます。 279:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 280:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 午前中に副市長のほうから、ジオサイトに行くのは少数の観光客であるというようなお話がございました。私も先日、ジオガイドをしている人とお話をいたしました。観光客が少ないので、ジオサイトの周辺の整備をしないんじゃないかというお話がございまして、私は違うよと、整備ができていないから観光客が来ないんだよというお話をしました。例えば、私のほうにある御嶽神社や矢佐芝の石丁場の付近は、ほとんど整備されていないような状態でございます。これから、やはり人を呼ぶにはそれなりの整備が必要と思いますが、どのようにお考えでしょうか。 281:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 282:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 ジオサイトのほうなんですけれども、認定されてからまだ28年から30年と年数が浅くて、PRもまだ行き届いていないかもしれません。今後、こういったところを御紹介させていただいて、観光地的なものとして観光客に来ていただくというようなことで、順次紹介しながら整備のほうも考えて今後やっていきたいと、そのように考えてございます。 283:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 284:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 今の答弁をお伺いしますと、29、30ともう2年たっていますよね。PRもできていないというような形でございますが、その2年間をどのように考えていたんですかね。また、やはり観光客を誘致するにはいろいろな整備、PRが、南足柄市がいいから来てほしいというような形を採っていかなくてはいけないと思うんですが、再度、これからの取組、31年度、32年度の取組を教えてください。 285:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 286:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 ジオパークそのものは、協議会を作らせていただいて、先行した形で1市3町のほうでやっていただいているところでございます。我々のほうはその後編入されたということでございますが、その協議会の中で順次看板を設置し、統一的なパンフレットを作り、啓発をさせていただいているわけでございますが、先ほど私が答弁させていただいたのは、いい悪いにかかわらず箱根という大観光地の中にあるわけでございまして、ジオサイトだから観光に来られる方というのはなかなかいらっしゃらない状況だということでございます。しかしながら、我々のところはジオガイドの会を中心に非常に積極的に民間の方々にやっていただいてございますので、そういう方々に合ったツアーといいますか、箱根の集客力を活用させていただいて、まずは北足柄地域、これが南箱道路等でつながりますので、そういったものを計画させていただいて、その中でジオガイドの方々にも活躍いただいて、来てよかったなというような格好の観光ツアーといいますか、広報を徹底していきたい。  その中で、やはりそこだけではございませんので、今議員がおっしゃられたような他のサイトもありますので、しっかりと御紹介をさせていただいて機運を盛り上げていきたいというふうに思ってございます。 287:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 288:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 今の回答のように本当に徹底してください。一人でも多くの観光客が来るような南足柄市にしてほしいと思います。  次に、ジオパーク学習についてお伺いをいたします。  糸魚川市へジオパークの取組についての視察に行ったとき、糸魚川市のほうでは家庭や地域、学校、子供たちの成長に合わせて、ジオパークの学習に力を入れております。本市としては、ジオパーク学習についてどのように行っているかお伺いします。 289:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 290:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 本市には、「わたしたちの南足柄」という教材がございます。この中で、全市の子供たち、特に小学校でございますが、これをもって各学校のほうで指導をさせていただいているところでございます。  したがいまして、時間数はまだ掌握しておりませんけれども、全ての学校のほうでこれについてはPR、さらには学習をさせていただいているところでございます。 291:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 292:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 糸魚川市のほうでは、やっぱり年齢に合わせて学習をしております。0歳児から小学校低学年1・2年まではジオパークの体験期間というような形で、保護者や身近な人とジオサイトに行って自然を味わっていただくとか、学校でもそういうところを見学するとかしております。それから、小学校3・4年ではジオパークの探検をしております。自分の興味や関心からやってみたいことを、見たり、自ら関わったりというような学習をしております。5年、6年では、ジオパークの学習期というような形で、事実からその要因、自然がどういうふうにできたか、そういうことを理論的に考えるような学びをしております。  中学ではジオパークの研究期ということで、ジオパークの成因やその環境に関わる人々の姿から、自分の考えを明らかにしていくことができる子供というような学習をしているんですが、今の教育長のお話ですと、各学校に指導していますということで、やはり大本から、こういうようなことをやったほうがいいんじゃないかということは下ろしていない。各学校に任せているというような形でございましょうか。 293:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 294:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 箱根ジオパーク推進協議会という会には、学術支援員さんがおられます。幸いなことに市内在住の元教員、校長先生までされた方がいらっしゃいまして、この方が各市内の学校を回っていただきまして、学習の調整をさせていただいているところでございます。  今、議員おっしゃられました体験の活動ですと、市内には8つのサイト、全部で箱根ジオパークは49のサイトではなかったかと記憶しておりますが、その8つがありますが、それぞれの校区にサイトがあるわけでございまして。例えば北足柄小学校区ですと蛤沢、あるいは議員おっしゃられました矢佐芝の石丁場と御嶽神社等については、岩原小学校の子供たちが実際に体験をして地域を知る。そして、地域を学ぶということで努力をしているところでございます。地域を知るということで、ますますその地域を大事にするであろうし、さらには環境や自然、理科教育についても興味を持つものと思っております。  以上でございます。 295:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤進議員。 296:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 やはり段階的に子供たちに学習をさせる、今教育長さんがおっしゃったとおり、子供たちに興味を持ってもらう方法。これは大切なことだと思いますので、是非そういうような方向で進めていただきたいというふうに思います。  次の議員に関連質問をお願いいたします。 297:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 16番和田洋一議員。 298:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 それでは、関連質問を引き続きさせていただきます。  足柄産業集積ビレッジ構想地区内への企業誘致についてですが、(仮称)道の駅金太郎のふる里の機能も視野に入れた企業誘致を進めるとのことでありますが、その具体策について伺います。 299:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 300:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 (仮称)道の駅金太郎のふる里は、農業を基盤に6次産業化を支援し、工業、商業、観光などの地域産業の活性化につなげる推進方針の下、整備しているものでございます。  ビレッジ構想では、こうした点も視野に入れまして、ビレッジ構想における企業誘致に当たりましては、農産物の食品加工会社などに対しても積極的にPRを行い、当該地区への進出を促すとともに、例えばアサヒビール工場のように、製造過程を見学できる機能などを併設していただけるようなアプローチも行っていきたい、このように考えております。  以上でございます。 301:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 302:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 今年度の企業ヒアリングの実績を伺いたいと思います。 303:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 304:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 現時点で43社からヒアリングを行っております。  以上でございます。 305:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 306:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 先ほど、食品加工会社というお話が出ましたけれども、その中には工場見学についてのアプローチをされたかどうか伺います。 307:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 308:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 43社の中では、食品加工会社も含まれておりますが、現在は、ビレッジ構想をまずはPRしている期間でございまして、具体的に先ほど申し上げた工場見学についてのアプローチみたいなことは行っておりませんが、今後は土地の大まかな価格や区画などの情報を提供するタイミングの中で、そういったアプローチをしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 309:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 310:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ちょっと聞き漏らしてしまったかもしれないんですけれども、ほかに誘致を目指す産業というのは何か、食品加工会社という話がありましたけれども、ございましたら伺います。 311:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 312:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 誘致を目指すということでは、午前中の答弁でもさせていただいたところではあるんですが、こういった食品加工会社のほかには製造業ですね。地元製造業による事業拡大、建て替えなどの受皿となるための南足柄市、開成町の中小企業ですとか、ビレッジ構想内にゼロックスをはじめ富士フイルムの関連企業がありますので、そういった関連企業。さらには県西地域活性化プロジェクトを踏まえた未病産業など、こうしたものの誘致を視野に入れているところでございます。  以上でございます。 313:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 314:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 道の駅と足柄産業集積ビレッジ、これは切っても切れない関係にあると思います。先日も商工会主催のバスツアーで道の駅を、副市長も参加していただいて重々承知はしていられると思いますが、ちょっと何かもう少し工夫みたいなものがありましたら、副市長、一言お願いします。 315:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 316:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 和田議員も参加していただきまして、ありがとうございます。  やはり、集積をすることによってそこのまちが活性化するという状況が多々あるかと思っています。先日の中では、福岡の明太子の工場が隣にあって、かなりの人だかりになっていたというような状況もあります。ああいう企業さんが来ていただけると非常に有り難いなという思いはありますけれども、まずはビレッジの基本的なところをしっかりと詰めていかないと、なかなか条件とかそういうものの提示がまだできていない状況でございますので、そちらを先にやらせていただきながら、並行してそういう情報発信をしていきたいというふうに思ってございます。  以上です。 317:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 318:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 道の駅じゃなかったんですけれども、副市長のほうからお話が今頂けるかなと思ったんですが頂けなかったので、あえて伺いますが、隣にイチゴ栽培がありまして、それを随分詳しく副市長が説明していただいた。その内容みたいなものを少し加えて御答弁いただければと思います。 319:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 320:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 足柄産業集積ビレッジというお話でございましたので。  あそこは、飽くまでも工業系の土地利用ということを図ってきているということでございますので、ちょっとそことは違うかなと思いますけれども、今も話題になっています和田河原等については、農業的な土地利用を図っていくという部分が、足柄産業集積ビレッジのさらに北側ですとか和田河原地域以降はございますので、そういうところには是非、例えばハウスによってイチゴ栽培をするとか、そういうことでもぎ取りができるとか、そういったものが今はやっている部分がありますので、逆に、指定管理者とともにそういうものを仕掛けることができれば、例えば耕作放棄地の解消ですとか、あるいは農業収入の増加ですとか、そういったことにつながっていくんじゃないかというふうに思ってございます。 321:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 322:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ありがとうございました。じゃ、次の質問に入ります。  上水道事業についてですが、水道施設及び管路の耐震化率について現状を伺いたいと思います。 323:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 324:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 お答えします。  まず、水道施設についてでございますが、平成30年度末の見込みで申し上げますと、上水道施設につきましては99.7%、ポンプ場の耐震化につきましては84.6%、配水池の耐震化率につきましては61.7%となっております。また、管路につきましては、導水管及び送水管に当たる基幹管路については8.9%、管路全体では、やはり30年度末見込みで18.2%となることを想定しております。  以上でございます。 325:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 326:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 施設についてはほぼいい数字かと思いますが、管路についてはまだまだかと思います。  今後、水道設備等の耐震化率を上げていくに当たって、どのような事業を推進していくのか伺いたいと思います。 327:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 328:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 水道施設、管路の耐震化につきましては、水道ビジョンにも示しているとおり災害に強い水道を実現するために不可欠な方策でございます。管路につきましては、施工年度、材質、漏水の状況等を基に優先順位を付けて、更新工事と同時に耐震化を引き続き実施していこうと思っております。  また、施設につきましては、やはり耐震化率の低い配水池について優先的に現在耐震診断を行っておりまして、その結果を踏まえて、必要であれば耐震性能を満たすよう耐震工事等を順次進めていきたいと思っております。  以上でございます。 329:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 14番池田真一議員。 330:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 引き続き関連質問をさせていただきます。  まず、「地域の経済が元気なまちをつくる」から、重点「道の駅」候補の選定についてお伺いいたします。  先ほどの答弁でほぼ経緯は分かったんですけれども、重点「道の駅」候補は関東地方整備局の選定ということですが、主にソフト面からの支援が見込まれるということですけれども、具体的にはどのような支援が見込まれるのかお伺いいたします。 331:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 332:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 各地方整備局長が選定する重点「道の駅」候補は、重点「道の駅」と同様に自治体、関係機関による協議会を設け、複数の関係機関の制度活用等についてワンストップで相談できる体制を構築するなど、主にソフト面での支援が受けられます。  本市の(仮称)道の駅金太郎のふる里は、関東地方整備局長から重点「道の駅」候補に選定されましたので、関東地方整備局道路部が事務局となっている関東重点「道の駅」協議会に、(仮称)道の駅金太郎のふる里のワーキンググループが設置され、農林水産省や経済産業省などの支援メニューなどについて具体的な助言を受けることができます。  以上です。 333:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 334:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 協議会を設けるというのは、関東地方整備局内にできるのか、それとも自治体と関係機関による協議会ということで、例えば南足柄市と指定管理者とか、その2つが一緒になった協議会を設けるのか。ちょっとそこの辺、協議会というのは誰がどのように作るのか、そこがちょっと不明なんですが教えてください。 335:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 336:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 関東地方整備局内に道路部が事務局となって、その中に設けられるということでございます。 337:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 338:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうすると、相談を持ち掛ける私たちの立場の主体者は、自治体ということでよろしいんでしょうか。 339:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 340:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 そのとおりでございます。 341:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 342:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 先ほどの市長の答弁の中で、茅ヶ崎市は再び候補に選ばれたというような答弁がありまして、この重点「道の駅」の候補というのは、毎回毎回募集がされたときに、その都度こちらのほうから応募しないと、重点「道の駅」の候補の立場というのが消滅してしまうんでしょうか。
    343:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 344:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 その都度こちらから応募することになるわけですけれども、これは茅ヶ崎市さんのことなんですが、前回候補だったので、今度は候補の取れた重点を狙われて、次のステップへ進んだものというふうに考えております。ですけれども、同じような候補だったという結果ではないかと考えております。 345:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 346:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 いずれオープンしてからの話だと思いますが、本市も重点「道の駅」に選定されるように目指していくのかお伺いします。 347:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 348:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 その辺はまた検討して、できましたらまた応募してみたいというふうには考えております。 349:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 350:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 是が非でも成功しなきゃいけない事業だと思っていますので、是非重点「道の駅」に選定されるということも一つの目標にして、今後の事業への取組を期待したいというふうに思います。  続きまして、防犯カメラの設置についてお伺いいたします。  防犯カメラには、犯罪等の抑制効果、又は犯罪等の証拠記録の両面があると思います。例えば、道の駅が完成したときに、暴走族等のたまり場になってしまうのではないかということを心配する地域の声がございます。たまり場化することの未然予防策として防犯カメラは有効だと思いますが、設置するお考えがあるか伺います。 351:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 352:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 議員のおっしゃられるように、私たちも道の駅への防犯カメラの設置は、暴走族のたまり場化を未然に防止する策として非常に有効ではないかというふうに考えております。防犯カメラの設備につきましては、既に設計に組み込まれております。設置及び管理につきましては、今後指定管理者と協議してまいりますけれども、設置していきたいと、設置していく予定でございます。 353:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 354:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうですね。設置してあるだけで、たまっていても何もリアクションがされないという状態だと意味がないと思いますので、記録の管理という部分ではしっかり、どなたがやるのか見て、どのようなアクションを取るのかというようなことをしっかり決めておいてほしいと思うんですが、それは来年のオープンまでにできますか。 355:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 356:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 オープンまでには、その管理につきましても指定管理者と協議して結論付けてまいります。 357:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 358:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 道の駅の場合は分かりましたけれども、自治会要望で設置した場合は、その記録がちゃんとされているかだとか、何かあった場合はどなたが見直すのかとか、そういった記録の管理はどのようになっているかお伺いします。 359:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 360:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 自治会が設置する防犯カメラにつきましては、南足柄市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインというものを定めておりまして、記録の確認ですとか管理責任者の指定ですとか、そういったことを定めておりまして、そういったガイドラインに沿って自治会等でも運用するということでございますので、ガイドラインに沿った取扱いをしていくということでございます。  以上です。 361:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 362:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 ガイドラインというのは分かりましたけれども、実際誰かというのは言いにくいのかなと思いますので、ここでやめておきます。  続きまして、観光の振興、インバウンド観光についてお伺いしたいと思います。  先ほどの答弁では、多言語観光情報サイトの作り手及び看板の設置も、全て一般社団法人モバイルスマートタウン推進団体に委託する。そういうふうに聞こえましたが、それで正しいでしょうか。 363:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 364:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 作っていただけるのは、一般財団法人のほうでございます。設置につきましては、先行いたしまして大雄山最乗寺さんのほうで設置をしていただくということになります。 365:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 366:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 看板の設置につきましては、この財団がインバウンドのためにいろいろな施設のところに持ち掛けをさせていただいているところでございまして、委託をするということじゃなくて、こちらの自主事業ということでやっているものでございます。この情報を取らせていただいたので、これは非常にいいことなので、私どものほうでこれを調整させていただいて、そこで最乗寺さんのほうにも付けていただけるというような段取りになってございます。  実際に看板はできますけれども、その下の基礎ですとかそういったものまではやりませんので、設置については最乗寺さんが自主的にやっていただけるというような状況になってございます。  以上です。 367:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 368:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうしましたら、観光客としては情報サイトから観光地の情報を入手するんだと思いますが、その情報の内容は適切なのかどうかだとか、正しいのかどうかだとか、そういった部分についてはどなたが検証していくんでしょうか。 369:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 370:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 我々のほうから情報等は提供させていただきながら、8箇国語で編集したりしますので、その辺の適正かどうかは我々も検証しますけれども、一般財団法人のほうで検証していただくということになってございます。 371:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 372:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 昨年、都市教育常任委員会のほうで観光関係4団体との協議の場を設けたときに、やはり正しい情報で観光客に伝えたいというような強い意志を伺いました。そういった意味でも是非、内容が正しいとかいう部分については、行政のほうも主体的にチェックをするようにしていただきたいというふうに思います。  そして、インバウンド観光の受入対策というふうに書かれているわけですけれども、インバウンドと一口に言っても対象の国や地域は多様でありまして、昨年都市教育常任委員会で視察した栃木県佐野市では、ムスリムに特化した施策に取り組んでおりました。群馬県の安中市では、台湾の観光客に狙いを絞って様々な誘致活動をしておりました。そういった面で、本市はそういったインバウンドの対象はどのように考えているのか伺います。 373:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 374:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 対象の取り方はいろいろあろうかと思いますが、それぞれの一番世界で使われている言語は英語だと思いますので、今我々が考えているインバウンド対策として、パンフレットの外国語バージョンを作るときは英語を中心に今作っておりますので、取りあえずは英語圏の外国人を対象とした誘致という形を考えております。  ただ、単純に英語圏でも東南アジアの方も増えてございますので、そちらの表現のほうも今後検討はしていきたいというふうに思っております。 375:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 376:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 施政方針の中で、箱根広域観光圏の形成の検討を始めると言われております。箱根のインバウンドの観光客の回遊を望むというのであれば、ターゲットにする国や地域というのはおのずと絞られてくるのではないかと思いますが、箱根町のインバウンドの観光客の国別の比率等を捉えていらっしゃいますか。 377:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 378:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今手元にはデータはございませんが、DMO等からデータを頂いてはございます。 379:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 380:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 これも昨年の都市教育常任委員会で、箱根町の観光協会、また箱根町観光課の資料を頂いております。その資料から見ますと、箱根町の総合観光案内所を御利用になった外国人の観光客の半分がアジアのお客様です。あとの40%ぐらいがヨーロッパ、北米、またオーストラリアの英語圏の方なんですね。  ですから、箱根からの観光客を回遊させて来ていただくというようなことを想定した場合では、英語が半分、あとはアジア系の言語の方が半分、そういったような事情になりますが、そのような方々がどのように回遊してくるかちょっと分かりませんけれども、そういったところも想定して対応するべきだと思いますが、いかがでしょうか。 381:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 382:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 現状としては、中国、韓国、そういうところが非常に多いわけでございますけれども、旅行の形態もかなり変わってはきていますけれども、やはりバスで団体で来られるという方がかなり多く見受けられます。ただ、DMOのほうに我々も参加させていただいた中では、やはりこれからは欧米の部分のところを少しやって、しかもオーストラリアが今、小田原のほうでラグビーの事前キャンプ等もありますので、できればそこをターゲットにしていきたいというような方向も出させていただいているところでございます。  私どものほうとしては、それに対応するというところまではいってございませんけれども、我々のほうの観光資源を見てみますと、やはり最乗寺さんですとか、自然をどういう格好で満喫していただいて、あるいは精神的な部分で御理解を賜って楽しんでいただくかというふうなことを考えますと、やはり個人旅行を中心としたところをターゲットにしていくべきだろうというふうに思ってございますし、箱根のほうからも、長期滞在型の旅行客が非常に少ないというお話も聞いてございまして、ここに泊まるとすぐどこかへ行ってしまうというようなパターンと、それから国内向けについても、ちょっと飽きてきたというか、新しい観光を探しているというようなところもございますので、そういった方々を少しターゲットにさせていただいて、もう1泊していただいて、箱根もいいけれども南足柄にも来ていただくような格好のものを、是非戦略的に作っていきたいというふうに思ってございます。 383:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 384:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 これから作るであろう観光基本計画だとか、そういったものにも、こういったインバウンドの特性だとか、また本市の強みですね。やっぱり歴史だとか自然だとかを観光のターゲットにするインバウンドは欧米系又はオーストラリア、そちらのほうの方々だというふうに私も認識しているので、そういった意味では、そういった方向に絞った観光基本計画ができれば、それは本市の特徴を捉えたものになるのかなというふうにも思います。  一方、観光客が増加しても地域経済の発展につながらなければ意味がないというふうに思います。箱根町でもクレジットカード決済を導入している店舗は40%未満というアンケートデータがございます。特に、インバウンド観光客の誘致に関しては、キャッシュレスの対応が必要と考えておりますが、キャッシュレスの実際の導入というのは民間事業者の行動になるかと思いますけれども、行政としての支援策はどのように考えているのか伺います。 385:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 386:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 インバウンド対策と併せて消費税率の引上げが2019年10月1日ということで迫ってきてございます。それに合わせて、経済産業省や中小企業庁では、軽減税率対策補助やキャッシュレス、消費者還元事業を実施してございます。これは、事業者がキャッシュレス決済端末の導入の際に掛かる費用などを国が補助するもので、訪日外国人観光客による、キャッシュレスによる支払いを行う際にも有効な手段だと考えてございます。  このような国によるキャッシュレスに対応した補助制度の情報を広く事業者に伝えるために、広報誌やホームページへ掲載するとともに、商工会のほうにも情報提供を行ってまいります。今後も、事業者に対する国、県の支援策に注視しながら、最新の情報を事業者へ発信していきたいというふうに考えております。  以上です。 387:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 388:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 是非的確な情報を与えていただいて、消費のチャンスを失うことのないように行政のほうの支援をしていただきたいと思います。  あるデータによりますと、キャッシュレスで支払ったほうが一人当たりの購買単価が1.6倍になるというデータがございますので、そういったものからいいますとやっぱり売上げも増えますし、同じ応対をしても売上げの高いほうが利益が上がるということでございますので、是非積極的な支援をお願いしたいというふうに思います。  そして、施政方針の中では、観光振興のコンテンツとして足柄金太郎まつりやあしがら花紀行について掲げておられます。しかし、足柄金太郎まつりは1日だけのイベントであります。あしがら花紀行についても季節物であります。そのため、1年を通じてインバウンドの観光に対応できるコンテンツが必要だというふうに考えます。  そこで、観光協会等を窓口に民間の資金や活力をいかして行政がそれを支援する、そういうような形を作り、本市の伝統芸能である足柄ばやし、ささら踊、相模人形芝居等を常時鑑賞できる演芸ホールのようなものを設置したらどうかと考えるが、見解を伺います。 389:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 390:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 本市の伝統芸能であります足柄ばやし、ささら踊、相模人形芝居、こちらのほうは訪日の外国人観光客にとっては魅力ある観光コンテンツの一つではないかというふうに考えております。  足柄ばやしなどの伝統芸能は、今市民文化祭や金太郎まつりなどの各種のイベントにおいて披露されているところでございます。このようなイベント情報を、先ほどもありましたけれども英語版のイベント情報として、市観光協会のホームページなどに掲載し、訪日外国人観光客に情報発信を図っていきたいというふうに考えてございます。  また、今後、市と県などで共同で行う訪日外国人観光客を対象としたモデルツアーなどを企画する場合は、市民文化祭などで公演している伝統芸能の鑑賞をツアーのコースに組み込むことの可能性について提案してまいりたいというふうに考えてございます。  なお、このような伝統芸能を鑑賞する会場につきましては、文化会館などの既存の施設の利用を考えております。新たな演芸ホールの設置につきましては、現段階では難しいというふうに考えてございます。  以上です。 391:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 392:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうですね。新たに箱物を造るというのは、またいろいろな御意見を頂戴することになるのかと思いますので。先ほどは、私は民間の資金を使ってと言ったので、そういう活力が生まれてくればいいと思うんですが、例えば道の駅の会場を使ってモデルツアーの方々がそこで鑑賞して、また次のところへ移動するというようなものも可能かなというふうに思います。  そういったモデルツアーで伝統芸能を鑑賞した場合には、多少の鑑賞料というか、そういった費用が上演者のほうに入るかどうか、そういった点の見込みをお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。 393:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 394:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど来からの御提案でございます、この演芸ホールの設置も一つのアイデアだと思います。設置の手法も含めて一つのアイデアだと、そのように思っているところでございまして、先ほど担当部長が申し上げましたとおり、現段階ではなかなか難しいといいますか、いろいろ課題があるのかなと思っておりますけれども、今議員のおっしゃられたように、(仮称)道の駅金太郎のふる里の場というのは、正に人の交流の拠点でもあり活性化の拠点でもありますので、インバウンドを見据えた中でやはり南足柄の、あるいは足柄の魅力、あるいは力というものは地域の歴史であり伝統文化であり、伝統芸能であろうと思っておりますので、そういったところにも外国の方々が魅力化してくださるんだろうというようなものだと、そのように感じておりますので、そうした可能性を求めながら、そうした場づくりはしっかりと考えていきたいと思っております。 395:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 396:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 分かりました。  最後に、観光客を迎える一つのポイントとしまして、公衆トイレに洋式便器を設置するというようなことも検討すべきだと思いますが、その点についての見解を伺って終わりとします。 397:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 398:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 公衆トイレ、観光トイレ等我々で管理させていただいているところでございますが、古い施設ですとまだ和式のところがございます。そういうところに対しては、今現在、2つあれば1つだけは洋式にするとか順次進めておりますので、そのような形で計画的に進めていきたいというふうには考えております。 399:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 7番渡辺円一議員。 400:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 それでは、あしがらクラブ最後の関連質問をいたします。  まず、「はじめに」の中のア、市政運営についてをお伺いいたします。  市政運営については、うちの代表のほうから質問したときに市長のほうからは、課題を解決していくには、幅広い人材やノウハウを持った市民の協力で地域の課題を解決していくというふうにお答えがございました。その辺の再質問で、そういうことなんですが、官と民との振り分けはどうなんだというふうな質問に対して、再度それは官ですというような端的なお答えがありましたが、ちょっと相反するように聞こえるんですが、もう一度その辺のところを御説明をお願いいたします。 401:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 402:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 再質問に際しまして企画部長のほうから、財源的な部分を官でというようなお話があったかと思います。これはちょっと一面的な答弁になってしまったというふうに思ってございます。といいますのは、今やっている官の部分、例えば市が直営でやっているような部分、ここについてはできるだけ民間の力をお借りできるものであれば、そちらはそちらでやっていきたいというふうに思ってございますが、その際に当たっては、やはり経済的な部分はしっかりと官で持っていくということは、これはもちろん原則でございますが、こちらの「民間の力をダイナミックに活用し」というところは、そこだけではございませんで、もちろんもっと幅広く考えてございます。  その中には、例えばこの4月から学童保育を公設民営化ということになりますけれども、施設、運営費については市がしっかりと見させていただいて、運営のほうは民間のノウハウを使っていただいてより良くやっていただきたいというような思いもございますし、道の駅についても同様でございます。  さらには、先ほどいろいろ御質問ございました多言語化などにつきましては、これは資金もノウハウもみんな民のほうに頼ってございまして、私どものほうとしてはそれをつなぎ合わせて、施設のほうとそういう推進している財団とをうまく結び付けて推進していこうということでございまして、この辺ができれば一番理想的な部分なのかなというふうに思ってございまして、そういう意味でも、包括連携を一生懸命やらせていただいていますので、その脈略の中でしっかりと推進していきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 403:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 404:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ただいまの副市長の御答弁に私もほとんど賛成をいたします。  1点だけ気懸かりなことがあるんですが、ある自治体で市民会館を建設するのに、市民の声を聴いていったらその内容が膨大に膨れ上がって建設費が大きくなってしまって、途中で頓挫したという例もあります。だから、民の声を十分聴くというのはいいんですが、やはり最後は行政判断というのをしっかりやっていただきたいと思いますが、その点について市長、いかがでしょう。 405:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 406:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 その辺のバランスを非常に配慮しつつ、決断するときは決断する、そういうことだと思います。 407:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 408:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 それでは、次の質問に入ります。  「子どもと子育てを応援するまちをつくる」の中で、基礎学力の定着とグローバルな環境の中で活躍できる人材の育成についてということで、先ほど来からいろいろ御説明がございましたが、その育成をしていく手段の一つとして、探求型教育を取り入れていくということをお答えになりました。  まず、新しい学習指導要領で子供たちにどのような資質を求めていくのか、その辺についてまず教育長のお考えをお聞かせください。 409:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 410:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 そもそも論になってしまうところではあるんですけれども、学校というところは、子供たちが社会に出てより良く生きるためにあるものだというふうに私は思っております。そのために、今の世の中はいろいろ当然時代とともに変わるものもあるんですが、変わってはいけないものもあると思います。そういう中で、これからの世の中を生きていくためには、やっぱり人の話をしっかり聴きながらも、自分のしっかりした考えを持つということの中では、この探求型の授業というのは非常に大事ではないかということで、お答えを今までもさせていただきました。  以上でございます。
    411:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 412:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 私たちが去年視察いたしました大阪府の本田小学校の校長先生は非常に教育熱心な人で、この人は、子供たちが20代後半、30代になったときにきちんと社会で活躍できる、自分の人生を楽しむ人間を育てるんだという端的な目標を言っておられました。今の教育長の話と合致するところがありますが、もう少しかみ砕いて資質とか能力、どんなところを求めるのかお教え願います。 413:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 414:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 グローバル化、グローバル化というふうなことが言われますけれども、そういう中にあってはその社会も、今までは小さな社会でよかったものがより広範囲になって、更に日本人あるいは日本に住んでいる方々だけではなくして世界にも通用するような、そういう子供たちが育成できればいいのかなというふうには思うのです。そういう中では、言語活動の充実ということが今叫ばれているように、日本語だけではなくして英語の活動も大事だろうし、そういう中では、例えばアメリカの方々、オーストラリアの方々、そこに入っていって、その方々の言葉とか言語とかもろもろ知りながら、そして考えていけるような子供たちがいいのかなというふうに思うのです。  ただ、これも先々どういう世の中になっていくか、それが分からないという、なかなか難しい世の中になってきていますので、その時々に応じた教育をしていくことが必要だと思いますが、今現在は私はそういうふうに思っております。 415:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 416:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ありがとうございます。是非そういう考え方で進めていただきたいんですが、グローバル化という、そういうところで活躍できるという人材を育てるというのは、探求型学習のどのような一面でそれが強化されるか、もう一度お伺いします。 417:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 418:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 ちょっと観念的な部分になってしまうかもしれませんけれども、世の中を変える想像力と、それを実現するための今度は創るほうの創造力。そういったものが子供たちの中にあればいいのかなと。ですので、先ほどからも他の議員さんにも申し上げましたけれども、今の私たち、何を学ぶかだけではなくして、どのようにして学ぶかということも重視していくわけであります。そういった中では、何度も申し上げていますが、主体的で対話的な深い学びという、そういう視点に立って先生方には授業改善をしていってほしいなというふうに思っております。させたい、させなければいけないと思っています。 419:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 420:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 探求型学習というのは、もう既に2年前から言われていまして、実践的にやっている学校もあります。我が市では、その進捗状況はどんなところがあるのかお聞かせください。 421:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 422:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 それぞれの学校で新学習指導要領に向けて移行期間に入っておりまして、それぞれが次の開かれた学習をどうしていくのかというところを模索して、研究しているところであります。そういった中で、今議員さんがおっしゃられましたように、探求型授業にかなり近いというか、それに向けて取り組んでいる学校も既にあります。主体的・対話的というところをテーマにして取り組んでいる学校もあります。  ただ、まだ学校によってそれについての取組の温度差がある中で、31年度に向けて、市のほうでしっかりとそこのところを、手綱を引いて取り組んでいけたらと、共通理解を図っていけたらと思っております。 423:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 424:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 もう既に実践しているところもあるという、今のお答えですが、私たちもちょっと探求型授業を拝見しますと、やはりこれを追求していくと時間を食いますよね。そうすると、他の学習カリキュラムを消化できなくなるというような心配があると思うんですが、その時間をどう作り出していくかというのは、何か対応策があるんでしょうか。 425:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 426:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 探求型授業を進めるに当たってはいろんな策があるんですけれども、今、教育指導課長のほうから答弁を申し上げましたが温度差があるということは、それぞれ学校の持っている課題といいますか、いい面、強い面も含めて様々あるところですけれども、この探求型授業というのは、児童・生徒一人一人が提示された問題に対して自ら、自分自身から向き合っていって、その後で、学級の中で対話的に問題解決に向けた話合いを行うのが探求型授業なんですけれども、講義型の授業に比べて、今議員おっしゃられたように時間が不足するということは私たちも懸念をしていたところであります。まして、いろんな支援を要するお子さんたちも学級の中に今入っておりますので、その話合いがなかなかまとまらないという場面もあるわけです。  ですので、そういう場合には少人数等々、更により小さな集団、今まで4人、5人で話合いをしていたものを2人とか3人にして、話合いをまとめやすくするというような方策もあろうというふうに思っております。そういう中で対策ということで見ますと、学校の状況、先ほども申し上げたとおりでございますけれども、年間の授業計画の中で探求型授業を実施する時間と、そうではないところの時間をバランスよく配分した上で実施していきたいというふうに思っています。そういう意味では、学校によっての温度差があるということ、それから児童・生徒が毎年毎年替わっていきますので、そういうのを見極めた校長先生の指導が大事だろうと思います。  さらには、もう1つの対策として考えられるのは、話合いの活動は、当然子供たちのやることですので、大人もそうかもしれませんけれども、時間が掛かる傾向は先ほども申し上げたとおりです。そういう意味で、小集団で話し合う活動などを工夫することによって効果は上がっていくものであろうなというふうに思います。  ただ、探求型授業は、先ほども言いましたように事前にどこの場面で、どの単元でやるかということを、時間をしっかり決めて実施することで少しは、読めない部分もあるんですが、正直なところ。時間が不足することがないように、我々も指導していきたいと思います。本市にも指導主事が3名おりますので、これが学校のほうに実際出向きまして、特に若手の教員等についてはきめ細かく今後も指導していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 427:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 428:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 探求型学習でやはり時間を食うのは、小集団でまとめていくというところで時間を食うだろうと思いますが、先進的な学校では事前に、前の日にグラフとか絵を提供して、子供たちに考えてきてもらうというようなこともやっております。先ほど教育長が言われました家庭の協力も必要だというのは、そういうことも入っているんでしょうか。 429:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 430:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 そのとおりでございます。  ちょっと長くなるかもしれませんけれども、例えば学校のほうで宿題を出しても、いろんな、遊び過ぎてしまったり、あるいは習い事に行ったりして宿題をやってこなかった子供も当然出てくるわけです。ですので、保護者の方々にもやっぱり子供たちの勉強の様子を見てもらうということが大事だろうというふうに思います。  そうすることによって、子供たちと、今どこでどういう勉強をしているのかということが保護者の方々も共有ができるものと思います。ですので、それは学校長が、前の議員さんにもお答えをしたとおりでございますけれども、年度当初のPTAの総会であるとか、あるいは学年の集会であるとかでよりそれが浸透できるように、私たちも学校長を通じて努力をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 431:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 432:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 是非その辺はよろしくお願いしたいと思います。  子供の学力向上のためには教員の授業力向上、これはやっぱり不可欠ではないかと思います。教員が教材研究の時間を今よりは確保しないといけないと思うんですが、支援員等の充実を図っていくということなんですが、現状とどの程度拡充されるのかお願いいたします。 433:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 434:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 平成30年度に比べまして次年度、平成31年度については、例えば介助員、外国人の児童等教育コーディネーター、学校司書あるいはスクールコーディネーターの人数や勤務日数を増やしてまいります。具体的には、介助員は3人増、外国人児童等教育コーディネーターは1人から2人への増、学校司書は3日間の日数を増やして、更にスクールコーディネーターは3人増やしていく予定でございます。  様々な形で支援員等を学校現場に配置することは、教員の負担軽減にもなることにつながります。そのような方々の支援によりまして、先生方が授業準備に集中できるよう、環境の整備に努めてまいる所存でございます。  以上でございます。 435:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 436:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 今のお答えは小学校なら当てはまると思うんですが、中学校の部活指導で先生は相当時間を割いていると思うんですが、その辺の応援体制はいかがなものでしょうか。 437:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 438:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今議員おっしゃられたとおりでございまして、生徒数の減少に伴いまして当然学級数も減ってきまして、先生方も減ってきました。ですので、学校によっては今部活動の数を減らすような工夫もしておりまして、先生方が対応できるようにしております。でも、それ以外にそれでも足らない部分がありますので、部活動の支援員の数を若干ではありますが増やしていくことで、少しでも先生方の授業準備の時間、あるいは働き方改革も含めまして対応させていただければ有り難いと思っていますし、今後もそれは努力をしていきたいと思います。  以上でございます。 439:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 440:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 それでは、次の質問に移ります。  「地域の経済が元気なまちをつくる」の中で、(仮称)道の駅金太郎のふる里についてですが、6次産業化について先ほどから説明がございましたが、民間事業者にお願いするという話も出ました。その6次産業化を周辺市民へ勧めるという施策はないんでしょうか。 441:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 442:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市民に参加していただいている市民参加型部会等ございますので、この部会は活性化協議会として強化してまいりますので、そのような中で検討研究していきたいというふうには考えてございます。 443:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 444:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 その研究部会のほうで、行政のほうは指定管理者任せで腰が引けているというようなことも聞こえてきます。もしそこで育てるならば早急にしないといけないので、スピード感を持ってやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 445:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 446:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 その辺はスピード感を持ってやっていきたいと思ってございます。 447:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 448:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 是非それはよろしくお願いをいたします。  小山町の道の駅では、道の駅のすぐそばに加工場がございます。そして、季節に合わせて売れ筋の商品を加工して提供している。それが売上げアップに非常に貢献しているというふうなお話も、実際に行って見てまいりました。  それで提案ですが、6次産業化の拠点施設となる(仮称)道の駅金太郎のふる里専用の加工施設を、福沢コミュニティセンター内に設置したらどうかと思うんですが、見解をお伺いします。 449:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 450:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 6次産業化のイメージとしては市長が答弁したとおりでございますが、確かに小山町の部分はそういう格好がございますが、元々加工施設といいますか、農業の皆さんが集ってやる施設があって、なかなかそこが使われていなかったというようなこともあって、そういう経過をたどってきたというのは承知してございます。  そういう中で、やはり非常に売れ筋になってくるということになりますと、工業的な部分も入れ込んでいかないと製品という格好になりませんので、現在のところでは、そういうノウハウを持っている企業さんのほうにお願いをせざるを得ないのかなというふうに思います。ただ、トピック的にこういうものを出していくということは十分可能でございますし、その中で実験的にやった中で非常に売れ筋になって、これは工業的にやっていくんだというお話になってくれば、私どもも望むところでございますので、それを、じゃどういう形で次の生産の拡大につなげていくかというのは、そのときに一緒になって考えていきたいというふうに思います。  以上でございます。 451:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上であしがらクラブの質問を終了いたします。  ここで15時15分まで休憩といたします。                                休憩 午後 2時53分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 3時15分 452:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 臼 井 忠 欣 議員 453:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、公明党を代表して、10番臼井忠欣議員の質問を許可いたします。  10番臼井忠欣議員。           (10番 臼井忠欣議員 登壇) 454:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 10番、公明党の臼井忠欣です。  平成23年の東日本大震災から間もなく8年になります。平成7年の阪神・淡路大震災をはじめとする地震や台風、水害、火山噴火などの自然災害や、猛暑などの異常気象が全国各地で相次いで発生しました。これまでの災害に遭われ犠牲になった方々への御冥福をお祈りするとともに、今なお厳しい避難生活を強いられている方々にお見舞いを申し上げます。  平成は災害の時代でもあったとも言えます。日本各地で地震が頻発し、水害も激甚化する中、自然災害は命と市民生活の安全保障への脅威となっております。  また、昨今、いじめや児童虐待による悲惨なニュースが取り上げられております。子供は地域の宝であり、将来の南足柄市を担う人材です。子供の生命や尊厳を守り育てることはもちろん、子育てに奮闘している御家族に対しても手厚い支援が必要だと考えます。  だからこそ今までの数々の貴重な教訓を生かし、南足柄市からは災害や事件事故による犠牲者を一人も出さないためにも、市民の皆様の生活の安全・安心に重点を置き、防災、福祉、教育を最重要課題に位置付け、市民の生命、財産と生活が守れるようにお願いいたします。  それでは、以下、通告に従い質問いたします。  1「はじめに」、(1)「災害に強いまちをつくる」、ア、消防団の強化について。  消防団の強化のためには、小型動力ポンプ付積載車の更新、消防団待機宿舎の整備など、装備、設備を整えるとともに、実際に消防活動を行う消防団員の確保が必要であると考えますが、消防団員は慢性的な人員不足の状態にあります。そこで、消防団員の確保のための市の現状の取組について伺います。  2「安全で安心して健康に暮らせるまち」、(1)「障害者福祉の充実」、ア、児童発達支援事業について。  児童発達支援事業であるくまさん教室については、民間業者との連携を図り、言葉や身体の発達に遅れや心配のある児童に対する療育の受入態勢を強化するということでありますが、民間事業者の選定基準及び連携に対し、態勢を強化するための施策について伺います。  (2)「防災、消防体制の充実」、ア、地域防災計画の改定について。  地域防災計画見直し事業に300万円が計上されておりますが、地域防災計画の改定内容及び改定に向けたスケジュールについて伺います。  3「環境と自然に配慮した魅力あるまち」、(1)「自然環境の保全」、ア、市庁舎照明のLED化と空調設備の更新について。  地球温暖化対策の推進として、環境省の補助金を活用して、南足柄市役所地球温暖化対策実行計画に基づき、カーボン・マネジメント2号事業の対象と位置付け、市庁舎の照明のLED化及び空調設備の更新を行うとしていますが、本年度取り組んでいるカーボン・マネジメント1号事業による南足柄市役所地球温暖化対策実行計画の改定について、結果及び内容説明がされていません。今回、カーボン・マネジメント2号事業を行うに当たり、改定された計画にどのように位置付けられているのか伺います。  4「人と文化を育むまち」。(1)「子育て環境の充実」、ア、安心して子育てができる地域作りについて。  一時預かり事業のばーば倶楽部や育児の援助を行うファミリー・サポート・センター事業などの予算額が、平成30年度と比べてほぼ同額となっていますが、市としてはどのように事業を展開しているのか伺います。  イ、児童虐待防止対策事業について。この件につきましては午前中の市長の答弁でおおむね理解いたしましたので、改めての答弁は必要ありませんが、後ほど若干の再質問はあります。  以上で壇上での質問を終わります。           (10番 臼井忠欣議員 降壇) 455:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 456:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、公明党、臼井議員の代表質問にお答えします。  最初に、「はじめに」で「災害に強いまちをつくる」の消防団の強化についてでございますが、本市の消防団員数は平成31年2月1日現在で213人で、機能別消防団員を除く消防団員の定数252人に対しまして、充足率は84.5%ということになっております。  消防団員の人員不足につきましては、市でも大きな課題として認識しておりまして、日頃から消防団の各種行事において、ポスターであるとか散らしを掲出するなどしまして消防団のPRに努めるとともに、平成28年12月から、消防団員に特化した特典を受けられる消防団応援の店の運用を開始しまして、消防団への加入促進を図っています。
     また、平成26年度から、ASHIGARA産業フェアにおいて、消防団PRブースを出展しまして、また昨年5月には南足柄市消防団のフェイスブックページを開設するなど、消防団員自らも自分たちの活動内容をPRしまして、消防団員募集を広く呼び掛けております。  そのほかに、消防団員勧誘時の状況を把握するため、現在消防団各部に対しまして、勧誘活動に関わるアンケート調査を実施しているところでもあります。  なお、日中の災害等に対応するための機能別消防団員については、制度を導入した平成29年度に5人の方が、また平成30年度にも5人の方が入団されております。さらには、本年4月には7人の方が入団の予定でありまして、合計して17人となる予定であります。  次に、「安全で安心して健康に暮らせるまち」で、「障害者福祉の充実」の児童発達支援事業についてでございますが、くまさん教室は現在、幼稚園就園前の子供さんの療育を行う児童発達支援事業と就学児を放課後にお預かりする放課後等デイサービスの両方を行う多機能型の事業所として運営をしております。  平成31年度からは、近隣で事業所が増加してきた放課後等デイサービス事業は廃止をしますが、児童発達支援事業は、午前中の就園前児クラスのほかに、午後には幼稚園児クラスを新たに設けて事業の拡充を図ることとしております。こうした取組によって、不足傾向にある支援を必要とする子供さんの受皿となるよう、支援の対応を移行いたします。  今年10月からは、運営を市直営から民間事業者への委託に変更しまして、体制を強化することによって、安定的な運営を目指してまいります。民間委託することによる効果としましては、事業管理者に福祉施設運営のノウハウを持った管理者が就任することや、現在は非常勤職員となっております指導員等の雇用の安定及び研修の充実などが期待されます。  民間事業者への委託に向けた選考基準等につきましては、平成31年度に入ってからの検討となりますが、基本的には現行の運営方法を引き続き行っていただけることを基本にしてまいります。また、指導員等についても現在非常勤として働かれている方の希望があれば、継続して雇用していただくことを考えております。  次に、「防災、消防体制の充実」で、地域防災計画の改定についてでございますが、本市の地域防災計画は東日本大震災などの大規模災害の発生や国の防災基本計画などの改正を踏まえて、平成25年8月に改定を行っております。その後、災害対策基本法や国の防災基本計画の改正が行われ、神奈川県地域防災計画についても修正がされており、これらを受けまして、本市の地域防災計画を平成31年度に改定いたします。  改定を行う地域防災計画の内容につきましては、派遣職員や支援物資などを効率的に受け入れる態勢の構築、避難所及び要配慮者への対応、災害廃棄物処理計画などがありますので、関係機関との調整を行いながら、改定作業を進めていきたいと考えております。  地域防災計画の改定スケジュールにつきましては、平成32年4月1日の施行を予定しておりますので、平成31年11月に市の防災会議を開催しまして、平成32年2月にはパブリックコメントにおいて広く市民の皆様の御意見を伺い、これを反映した上で、平成32年3月に再度防災会議を開催し、最終的に決定する予定でございます。また、市議会への報告も併せて行ってまいります。  次に、「環境と自然に配慮した魅力あるまち」で、「自然環境の保全」の市庁舎照明のLED化と空調設備の更新についてでありますけれども、平成27年度に策定しました南足柄市役所地球温暖化対策実行計画は、環境省のカーボン・マネジメント強化事業1号事業の事務事業編等の強化・拡充支援事業を活用しまして、現在改定作業を進めているところであります。改定する実行計画では、省エネルギー対策、再生可能エネルギー導入、カーボン・マネジメント推進体制による進捗管理等によって、国の地球温暖化対策計画で設定された2030年度までの削減目標40%を達成する計画となります。  今回の改定では、市役所庁舎をはじめとする公共施設の状況を調査分析し、温室効果ガス排出量が多い施設とその原因や課題を把握しました。その中で、市役所庁舎は対象とした164の公共施設のうち、温室効果ガス排出量の多い主要施設であるとともに、設備の更新時期を迎えていることから、早期に重点的な省エネ改修を行う必要がある施設として位置付けをしてまいります。  次に、「人と文化を育むまち」で、「子育て環境の充実」についての安心して子育てができる地域づくりについてでございますが、ばーば倶楽部やファミリー・サポート・センター事業については、保護者の通院、買い物などの外出のときや、子供さんを連れてはいけない冠婚葬祭などの急な用事ができたときなど、一時的に子供さんを預かってほしいときに利用ができる事業となっております。  ばーば倶楽部は、豊富な子育て経験を持つシルバー人材センターの会員が地域の子育て世帯を支援することを目的とした一時預かりの保育施設であります。ファミリー・サポート・センター事業は、育児の援助を受けたい依頼会員と育児の支援を行いたい援助会員が、自発性と責任を持ちつつ、お互いに助け合うことを目的として、地域の中で一時預かりができる事業であります。  どちらの事業も、事前登録の際に子供さんの状況等をよく確認して、事業の内容も御理解いただいた上で、保護者も子供も安心して預けることができるような環境づくりに努めているところであります。  市としても、子供さんの安全を第一に、地域の中で安心して子育てができるように引き続き両事業を委託してまいります。  次に、児童虐待防止対策事業、これは、答弁はここでは必要ないということでよろしいでしょうか。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 457:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再質問を行います。なお、再質問は答弁に納得できないものに限り、新たな別の事項を質問することはできませんので御了承ください。  10番臼井忠欣議員。 458:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 それでは、質問いたします。  まず、「はじめに」の「災害に強いまちをつくる」の消防団の強化についてですが、今まで市ではいろいろ消防団の、私ももう何回か一般質問で取り上げさせていただきました。そのたびに、今一生懸命頑張っていますよということで、それは認めているところなんですけれども、その中でも、この数年間でやはりなかなか消防団員の確保が追い付いていないという状況を把握して、この質問になりました。  その中で、現場の消防団員の方のお話を聞きますと、仕事の合間に消防団の訓練もして、その合間を縫ってまた勧誘活動もして、地域を回ると、これはと思った人のところへ行って訪ねていくと、あっさり断られてへこんで帰ってくるみたいなところで、そういうお話も聞きますので、例えば今までやっている中でなかなか成果が上がっていないという部分も含めた上で、ちょっと提案型になるんですけれども、例えば消防団への勧誘とか啓発活動を専門に行うような支援員について、市としては検討されているのかどうか、見解をお伺いしたいと思います。 459:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 460:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 消防団員の勧誘につきましては、部によって、議員おっしゃるとおり大変苦労しているという状況でございます。それで、勧誘や啓発活動を専門に行う支援員をということでございますけれども、消防団が実際に勧誘活動を行っておりますので、そういった消防団からの要望ですとかお話を聞きながら、あとはそういった方の人材確保といいますか、そういった方法等もあると思いますので、そういったものを考慮しながら考えてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 461:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 462:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 市長の答弁の中で、アンケート調査を実施しているところでというのがありますので、その辺が、例えば現場の消防団員から少しでも自分たちの負担が少なくなるような方法を考えてほしいというような意見等は上がっているという認識でよろしいでしょうか。 463:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 464:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 消防団員の勧誘に関するアンケート調査につきましては、現在実施しているところでございますけれども、内容としましては、勧誘の対象としている年代ですとか、あるいは勧誘の方法、あとは勧誘時に入団を断られた理由を具体的にお伺いしまして、今後の勧誘の方法等を検討する材料に使っていきたいというふうに考えております。  以上です。 465:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 466:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 取組を、正直、今までのやり方のままでは確保は難しいということで、また新たな方式を考えていっていただきたいと思います。  それとはまた別に、先ほど、部によって勧誘の大変な部分がありますというお話だったんですけれども、人員配置とか述べさせていただくと、かつては世帯数に応じてその部員の定数とかというものが決まっていたと思うんですけれども、その後、地域によって、世帯数が減っている地域、増えている地域、格差が出てきていて、その中でもかつて決められた消防団の定員のままであるということも考えていくと、今の現状の地域の世帯数に応じた編成替えというんですか、定員の再検討というんですか、そういうことは考えられているのか、見解を伺います。 467:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 468:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 消防団の組織につきましては、平成20年4月から現在の9分団28部制となっておりまして、その当時から10年以上経過している中で、市の人口は議員おっしゃるとおり減少している部分もございまして、各部の区域となっている自治会の人口を比較しますと、多い部と少ない部との間では15倍以上の開きがあるという現状がございます。市としても、その消防団の現在の体制を見直す必要があるのではないかというふうに考えております。  こうした中で、昨年11月に消防団副団長を委員長とする消防団組織検討委員会を発足し、消防団組織の今後の在り方を、現在検討しているところでございます。今後、検討委員会での結果を踏まえながら、将来的な消防団の組織編成等を進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 469:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 470:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今組織の検討委員会が立ち上がっているということでしたけれども、その組織の検討委員会のスケジュールというんですか、どのくらいまでをめどに再編を考えられているのかお聞きしたいと思います。 471:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 472:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 組織のお話でして、10年前の再編といいますか、部を整理したときもかなり時間が掛かったということも聞いております。また、自治会によっての様々な事情等もございますので、すぐに結論が出るかどうかというのは別として、消防団のほうで現在鋭意検討してございますので、目途としては31年度末ぐらいには検討結果が出ればというふうに考えております。  以上です。 473:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 474:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 是非とも早急に再編していただきたいと思います。  一つ要望なんですけれども、例えば人口減少したので再編をした結果、今の定員よりも少なくて済んだので、それで今現状の団員の数でも。充足率が上がったとかということがないように、一応それは考えながら検討していただきたいと思います。  次に、「安全で安心して健康に暮らせるまち」、児童発達支援事業についてなんですけれども、今年の10月からは運営を民間事業に委託してということが答弁でありましたけれども、ということは、民営のということになります、今までは直営だったので、市内の児童しか受けられなかったということなんですけれども、それを、民間の力ということでありますので、近隣の市町の事業も受入れ可能になっていくという解釈でよろしいでしょうか。 475:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 476:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 来年度、平成31年度も市が事業主体となり、委託として事業を進めるということでございまして、また、今と同じ市の施設であるりんどう会館内での運営となるために、近隣市町の子供を受け入れることは現時点では想定してございません。ただし、委託事業としての運営が安定してきた段階で、近隣市町と共同運営のような形の可能性については、各市町へと投げ掛けを行っていきたいというふうに考えてございます。 477:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 478:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 子供は地域の宝ですので、市内だけにこだわらずに、近隣市町と連携していっていただきたいですけれども、その連携の仕方については、今部長がおっしゃられたところの軌道に乗ってきたらということ、その後連携するということなんですか。連携をしながら軌道に乗せていくという、どっちなんでしょうか。 479:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 480:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 この事業の委託については、うちのほうでも初めてのことでございますので、まずは委託して事業者のほうで安定的な運営ができるというようなところから、近隣市町に広げていけたらなというふうには考えてございます。 481:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 482:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今委託する民間事業者は、当然のことながら、素人というか初めてのことじゃないと思う、そういう実績のあるところを選ばれると思いますので、そういうところは当然このまち、このまちとかというだけの話ではないと思いますので、そこのノウハウというのは早く取り入れられると思いますけれども、いかがでしょう。 483:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 484:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 当然のことながら、そういう実績を持った事業者を委託していきたいというふうに考えてございますので、委託してそう遠からず、運営が安定していくのではないかというふうには考えてございます。 485:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 486:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 是非とも早急に行っていただきたいと思います。  続きまして、「安全で安心して健康に暮らせるまち」、「防災、消防体制の充実」と、また消防なんですけれども、今回は地域防災計画の見直し事業について再質問させていただきます。  地域防災計画は、25年8月に改定されて今後また改定されるということですが、私、昨年9月の一般質問で幾つか緊急に見直すべきであるということを質問させていただいたときに、やはり上位計画である国の防災基本計画であるとか、神奈川県の地域防災計画の修正を待ってということだったので、それができたので、ここで改定に踏み切るという解釈でよろしいでしょうか。 487:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 488:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 地域防災計画の改定につきましては、先ほど市長が答弁したとおり、上位計画等、あと災害対策基本法ですとか、そういった上位計画の改定が行われた中で改定するということでございますけれども、区切りという部分でもございませんけれども、25年8月の改定から一定の年数が経過しまして、これまでも地域防災計画につきましては、4年から7年スパンで見直してきた経過もございますので、ここで災害対策基本法については毎年度のように見直しが行われておりますので、そういったものも一定数といいますか、ボリュームもございますので、ここで区切りを付けて改定しようということでございます。  以上です。 489:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 490:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今、物事の区切りということで答弁いただきましたが、その際に、私も言っていますけれども、最近の風水害とかそういうものに関して市独自の色を出すと言ったら変ですけれども、南足柄市としては災害対策基本法にのっとって改定はするんですけれども、やはり我が市ではこれはもう必ず必要だというものは当然入れることは検討されているという認識でよろしいですか。 491:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 492:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 風水害ということでございますけれども、地域防災計画には、地震対応の部分と風水害対応の部分というものがございますので、そういった中で必要な見直しといいますか、改定を行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 493:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 494:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 私、昨年度も質問しましたが、地域防災計画の地震の部分と風水害の部分というと、風水害の部分というのが割合的には非常に少ない。今ね。そこで、私は昨年7月の広島の大豪雨を受けた中で、市としてその辺の割合を増やしていくかどうかというのも確認したいんですが、見解を伺います。 495:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 496:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員おっしゃるとおり、地震のほうの記述といいますのが多くなっているという部分はございます。昨年7月の西日本を中心とした豪雨被害というものもありました。そのほかにも、過去に発生した台風豪雨被害などを教訓として、そういった部分でも、水防法であるとか土砂災害防止法等が改正されてございますので、そういった部分につきましては、そういったものも考慮しながら、本市の地域防災計画の改定作業を進めていくわけなんですけれども、具体的には気象庁が出す災害情報、これが5段階の警報レベル、レベル1からレベル5という新たなそういった警戒レベルで表すことが中央防災会議でも決定されておりますので、そういったことを踏まえてそれらに対応した、分かりやすい風水害編といいますか、そういった記述も加えていきたいというふうに思っております。  また、風水害に係る要配慮者の利用施設の避難確保計画というものも作成が義務化されておりますので、そういった部分でもそれらを明記していくことで適切な避難行動を促して、風水害に対応してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 497:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 498:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 改定なんですけれども、その改定を行った後、市としては職員行動計画、いわゆる防災アクションプランですとか、業務継続計画、BCPなども個別に策定されていますけれども、そちらの計画に対してもフィードバックをきちんとこの予算内でやるのかな、それは置いておいて、その辺のフィードバックもきちんとされるのかどうかを確認させてください。 499:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 500:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 市の職員行動計画と業務継続計画、いわゆるBCPを掲載した防災アクションプランというものがございまして、それらにつきましては見直しの必要が生じた時点で随時改定をしてございまして、今回の地域防災計画の改定に伴って修正の必要が生じた箇所については、その内容を反映して改定してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 501:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 502:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 もう一つ、市長の答弁の中で、災害廃棄物処理計画などがありますということで書かれています。昨年私が質問したときは、まだないと、これから作るということでしたが、その計画も出来上がっていて、それが今回の地域防災計画の改定に盛り込まれるという認識でよろしいでしょうか。 503:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 504:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 先ほど市長が答弁いたしましたとおり、災害廃棄物の処理計画も今回の地域防災計画の見直しに併せて掲載をしていくという方向でございますけれども、御承知のとおり、災害廃棄物処理計画は、主に災害時に発生する瓦れき等の仮置場や処分方法等について策定するための計画でございまして、それらにつきましては具体的な場所等をこれから検討いたしまして、必要な記述をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 505:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 506:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今の答弁でしたら、災害廃棄物処理計画はまだできていないという認識でよろしいでしょうか。 507:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 508:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 おっしゃるとおりでございます。 509:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 510:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 あと、地域防災計画の中で、私は昨年9月の定例会等でお願いしました(仮称)道の駅金太郎のふる里を防災拠点として位置付けていただくということを副市長のほうで答弁を頂いているんですけれども、そちら、(仮称)道の駅金太郎のふる里の防災拠点としての位置付けというのは、当然この地域防災計画の見直しの中でしっかりと位置付けられていくという認識でよろしいでしょうか。 511:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 512:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 (仮称)道の駅金太郎のふる里につきましては、防災倉庫の設置も予定してございまして、そういった中で防災資機材や非常用食料も備蓄する予定でございます。そのほかに駐車場やトイレ、情報発信機能などが24時間利用となっておりますので、災害時における、例えば道路利用者の一時的な避難場所となるほか、自衛隊等の応援部隊の広域活動拠点ですとか、救援物資の集積所等、様々な防災拠点としての位置付けが可能であるというふうに考えております。  今後、こうした位置付けを行う場合には、必要に応じて自衛隊等の関係機関との調整を行った上で、地域防災計画に防災拠点としての具体的な用途を位置付けてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 513:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 514:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 具体的な用途、今現状ですと、防災倉庫しか(仮称)道の駅金太郎のふる里には設置されていないので、そこの拠点としての機能をどう充実させていくのかというところについても、地域防災計画の見直し時に入れていただけるという認識でよろしいでしょうか。再確認ですけれども。 515:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 516:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 道の駅につきましては、先ほど申し上げたとおり、駐車場をはじめ、トイレですとか、24時間可能な情報発信機能等がございまして、道の駅そのものが防災拠点になり得るということでございまして、それに附属して防災資機材の整備等も行ってまいりますし、そうした中で施設の性格からして、やはり道路利用者の一時的な避難場所となることはもちろんでございますし、先ほど申し上げました自衛隊等のそういった緊急の応援隊といいますか、そういったところの集積所になる可能性もございます。
     そういった部分での防災拠点としての機能につきましては、この地域防災計画の見直しの中で、必要に応じて関係機関と調整を行いながら、位置付けてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 517:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 518:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今、自衛隊の集積所の拠点というお話も出ましたけれども、地域防災計画では運動公園が確か今自衛隊の駒門第1高射特科大隊の集積地、そこから防災に関しての情報を発信していくという計画になっているという認識だったんですけれども、それを変更というか、それに追加して道の駅が災害時の防災の拠点となるように位置付けられるという認識でよろしいでしょうか。 519:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 520:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員おっしゃるとおり、現在の自衛隊の集積場所ということでは運動公園ということが位置付けられておりまして、また今回道の駅ということで、御承知のとおり、東日本大震災の際には東北のほうの道の駅が自衛隊等、警察も消防もございますけれども、そういった関係機関の一時的な集積所として非常に大きな役割を果たしたという例もございますので、現在の運動公園の位置付けのほかに、場合によってはそういったプラスの位置付けになるか、そこは関係機関と協議をしながら考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 521:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 522:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 私の信念として、南足柄市からは一人の犠牲者も出したくないという気持ちもございますので、是非とも実効性のある地域防災計画に見直していただきたいと思います。  続きまして、「人と文化を育むまち」、「子育て環境の充実」について、一時預かり事業についてなんですけれども、答弁の中でばーば倶楽部やファミリー・サポート・センターの事業が急な用事ができたときなど一時的に子供を預かってほしいときに利用ができるということで市長答弁を頂きましたけれども、実際には事前登録をして子供の状況をスタッフの方たちが知るということは重要なので、事前登録をしていただいている方、プラスばーば倶楽部では前日までの予約が必要という認識なんですけれども、そこでお母様方のお話の中では、本当に急なとき、ちょっと預けたいとなったときになかなか預けられないという御意見を頂いているんですが、その辺については市としては認識をされているでしょうか。 523:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 524:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ファミリー・サポート・センターやばーば倶楽部を利用する方につきましては、事前登録をしていただくという形になってございます。  これにつきましては、子供のアレルギーや生活のリズム、そのようなことを、子供の状況を十分に把握した上で、安全・安心に預かるために必要であるというふうには考えてございます。  どちらの事業も、児童を預ける予定がなくても、急な用事に備えて事前登録だけしておくということは可能でございます。また、ばーば倶楽部に関しては、事前に予約をいただく理由としまして、希望している時間帯に合わせてシルバー会員を確保するということが必要になってきます。また、ファミリー・サポート・センターでは、事前に援助会員との調整が整っていれば急な用事でも即対応が可能というようになってございますので、できれば事前登録をしていただいて、こういう形で利用いただければと思っております。 525:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 526:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 それでは、子育て中のお母様たちには、使うかどうか分からないけれども、事前登録をしておけば、今よりももっと便利に使っていただけるようになるという解釈でよろしいでしょうか。 527:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 528:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そのとおりでございます。 529:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 530:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 その事前登録に関して、私が聞いた話では、そのお母様は御存じなかったように感じるんですが、そこの事前登録の啓発というんですか、浸透ですか、その辺はどのようにされているんでしょうか。 531:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 532:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ファミリー・サポート・センター事業につきましては、より多くの人に利用していただきたいということで、3箇月健診とか、幼稚園の新入時の説明会、こういうときにファミリー・サポート・センターのアドバイザーが出向きまして、事業内容を周知するなど、地域の中での活動が広がるように努めているところでございます。  以上です。 533:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 534:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 その3箇月健診とか入園のときに半強制というか、そのときに事前登録を皆さんにしていただいてしまっているという解釈でよろしいでしょうか。 535:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 536:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そのときに御案内させていただいて、希望する方には登録いただいているという状況でございます。 537:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 538:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 その中でも、やはり本当に急なときって、お母様は相当大変だと思うんですけれども、そのときに事前登録してあるお母様がやったんですけれども、例えばばーば倶楽部やシルバー人材センターの人が、スタッフが確保されていないだとか、ファミリー・サポート・センターの支援員の方がいらっしゃらないとかという状況になったときには、気楽にというのは変ですけれども、預けられる安心感というのがないように感じるんですけれども、そちらの対策というのは考えられているんですか。  例えば、私はそこが市内の保育所ですとか、家庭的保育所ですか、小規模のところとか、既存の幼稚園、保育園など、その方々が、例えばお兄ちゃんお姉ちゃんとかが通っているところへふっと持っていったらいいですよと預かってもらえるような、臨機応変というか、そういう預けられる場所が増えるとお母様方がすごく安心するのではないかと思いますけれども、そちらの検討はされているのかお伺いしたい。 539:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 540:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 市内の既存の保育施設等で一時的な預かりができないかというような御質問でございますけれども、仮にそういう保育施設等で行うということになっても、大切なお子様を預かるわけでございますので、どうしてもやっぱり事前にお子様の状況等を把握していることは必要になってくるというふうに考えてございます。  また、責任を持って安全で安心した環境の中で保育施設の通園児以外のお子様をお預かりするという形になると思いますので、新たに保育士等を配置するというような課題などがありますので、現時点ではすぐには難しいのかなとは考えております。 541:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 542:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 安心・安全にお預かりするには、やっぱり事前登録をしてお子様の状況を把握してということ、それが私が言ったようなどこでも預けられるみたいな話になると、全ての箇所で情報共有をしなきゃいけないということもあって、個人情報のこともあるので、なかなか難しいとは思うんですけれども、私が聞いたお母様の話だと、前、お姉ちゃん、お兄ちゃんが預かってもらったところのあの先生に預かってもらいたいわみたいな、そういう意見も聴きますので、その辺を何とか考えていただければなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 543:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 544:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 仮にその幼稚園とかそういうところで預かるにしても、そこの幼稚園の教諭に関しては、そこに在園している園児のための教諭でございますので、一時的に預かるということになれば、別の方をやっぱり確保しなきゃいけないというふうには考えてございますので、なかなかそこの教諭に一時預かりをやるということは難しいのではないかと考えてございます。 545:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 546:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 そうですかね。私はもうちょっと気楽に考えていたんですけれども、余り縦割りには考えたくないので、ここの先生はここだけだから、じゃこの子は駄目とか、こっちの子はいいとかという発想は、私にはちょっとなかったんですけれども、そういうところを規制緩和と言ったら変だけれども、その辺の柔軟的な考えを持っていけたらいいかなと思うんですけれども、やはり資格の問題とかもあって、今部長が答えられたような、受入態勢を作るのには大変だという認識でよろしいんですかね。 547:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 548:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そうですね。そこの教諭がそのまま預かるというような体制ができれば、それはいいのかもしれませんけれども、先ほども言いましたように、その教諭は在園児のための教諭でございます。園児が帰った後も、その後、特に遊んでいるわけではございません。次の日の準備等で非常に忙しいことでございます。中には残業等もやっている教諭もございますので、なかなかその一時預かりのほうに人を割くというのは難しいのではないかというふうには考えてございます。 549:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 550:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 すみません、私の質問がちょっと違うので申し訳ない。  ということは、逆に言えば、一時預かりがうちはできますよという施設があったら、そこはオーケーということでよろしいんですか。 551:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 552:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 施設、人員確保、いろいろ壁がございますけれども、そういうものもろもろクリアができれば、そういう事業も可能なのかもしれません。  ただ、実際のところどれだけのニーズがあるかというところもまだ分かっていないところもございます。そういうところも検討しながら、今後考えていきたいというふうには考えてございます。 553:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 554:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 是非とも考えていただきたいと思います。もうちょっと民間事業者に任せると、ニーズの問題もありますけれども、多少なりともそこで、民間の事業者が活性化してくるのではないかと思いますが、そこで市の幼稚園、保育園の方というのはなかなか難しいので、市のほうから受け入れてくださいというんじゃなくて、事業者のほうからうちは受けられますと手が上がったところに関しては、積極的に市としても支援していく態勢ができるという認識でよろしいでしょうか。 555:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 556:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 保育施設に関しましては、我々としては、子育て世代に対して一生懸命支援していくという立場がある一方で、やはり定員といいますか、何人に一人の保育士というようなしっかりとした認可をするに当たっての基準がございます。そういうものも守っていただくというのも市のほうの責任でもあるかというふうに思ってございまして、その中でどういうものができるかというのは、一緒になって考えていきたいというふうに考えてございます。 557:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 公明党に関連質問を認めます。  関連質問につきましては、代表質問の答弁に密接に関連する事項に限り、最小限の範囲といたします。また、新たな別の事項を質問することはできませんので、御了承ください。  9番岡本俊之議員。 558:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 私は、「環境と自然に配慮した魅力あるまち」の「自然環境の保全」の市庁舎照明のLED化と空調設備の更新についての再質問をさせていただきます。  まず、カーボン・マネジメント1号事業のほうで、南足柄市役所地球温暖化対策実行計画の改定のほうを行うという形で言われていまして、これは確か業者さんとの契約が2月15日ぐらいで契約期間が終了しているはずなんですけれども、その辺でこの計画、この3月というふうな形で公表される予定なんでしょうか。 559:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境課長。 560:◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 ◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 業者からの成果としては受け取ってございまして、その成果に基づきまして市の計画を、今度は市の立場で作っていくということでございます。それが今年度一杯に策定をするというふうなことで、考えてございます。  以上です。 561:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 562:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 すみません、今年度一杯という、その今年度というのは、平成31年度、30年度の一杯ですかね。 563:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境課長。 564:◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 ◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 30年度でございます。 565:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 566:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 そうすると、もう今月内というふうなイメージでよろしいですか。  では、そういうふうに考えさせていただいて、それで今回施政方針では、このカーボン・マネジメント2号事業という位置付けで、市庁舎のLED化並びに空調設備の更新を行うというふうにされていまして、1号事業でいろいろ調査とかそういった委託を行っていた中で、その中で排出量が多いのが市役所本庁舎ということで、そこに早くも手を着けるというか、温暖化対策、CO2の削減という目的でやられるんですけれども、今回それについて予算が、LED化について予算が4,200万円、そのうち市債が約2,100万円、環境省のほうの補助金が2,100万円ということで、今回補助率大体2分の1というふうな、まだ予定なんですけれども、それでこの庁舎のLED化を行うに当たりまして、やはりまず前回の1号事業についても、補助率100%、10分の10、今回は2分の1、非常に本市としては、一応環境政策としてCO2削減という目的の中で、市庁舎の電気のLED化という、非常にある意味お得な事業というか、自主財源、市債を組むんですけれども、それが補助が受けられて、非常にお得な事業で、しかもCO2削減という大きな目標にも取り組んでいけるというふうな意味では非常に有効な施策だと判断するんですが、まずそこでLED化することによって、どれくらいのCO2の削減量とか、例えば電気代、掛かる電気の使用料が幾らぐらい削減できるとか、そういった費用対効果についてはどういったところを見込んでいるのか教えてください。 567:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 568:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 LED化の効果ということでございますけれども、市庁舎の照明のLED化工事につきましては、環境省のカーボン・マネジメント強化事業の補助金を活用して、空調工事と併せて一括工事での発注を予定してございます。  照明をLED化した場合の効果といたしましては、年間のCO2の削減量が25トン、年間の削減電力量が約5万1,000キロワットアワー、年間の電気料金削減額が85万円というふうに試算をしてございます。さらに、LED電球の寿命につきましては、白熱電球1,000時間に対して、LED電球は約4万時間と長寿命でございまして、交換作業の手間も含め、更新コストを比較した場合の効果も大きくなります。  なお、予算額4,200万円につきましては、市庁舎全ての照明器具をLED化した場合の費用として計上させていただいておりますが、例えば機械室ですとか、使用頻度の低い会議室などの照明器具は補助対象とはならないため、現在どの照明器具が補助の対象となるかは、環境省等と協議を進めているところでございます。  以上でございます。 569:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 570:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 今、総務防災部長の御答弁の中に、LED化と空調も一括発注というふうなことでおっしゃられたんですけれども、予算組みとしては、4,200万円はLEDということで、そうすると空調につきましては、今回予算書の第2表の債務負担行為に32年度からということで、空調設備の更新のリースが約3億円計上されているんですけれども、それは、一括でやるのにそういった債務負担行為の計上なのは、32年度というのは、どういったことでそうなんですか。 571:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 572:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 このカーボン・マネジメント2号事業につきましては、提案の条件といたしまして、1施設で2事業を提案してくださいという形になってございますので、31年度についてはLED化と、32年度以降につきましては空調工事という2事業で、そして一括工事で行ってまいりたいという形でございます。  以上です。 573:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 574:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 分かりました。2事業ということで、そうしますと一括で仕事は発注というふうな形を採ると、空調の更新とかリースについては、カーボン・マネジメント2号事業として位置付けられる。そうすると、今後更新、リースに関しては、補助金対象に、その3億円について、債務負担行為の3億円については補助金対象になる事業という認識でよろしいんですか。 575:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 管財契約課長。 576:◯管財契約課長〔佐野洋一〕 ◯管財契約課長〔佐野洋一〕 一括発注ということで、空調設備の費用につきましても、今債務負担行為をしております3億円につきましても一応補助対象にはなりますが、交付申請自体は単年度申請になりまして、事業自体は今年の5月に複数年契約ということで、そういう事業計画で申請はいたします。  それで、採択していただいた場合、お金のほうにつきましては、31年度は4,200万円の照明の分の交付決定、それで空調につきましては、また来年の5月に申請時期がありますので、そちらでもう一度交付申請のほうをしていただく。過去の実績でいきますと、複数年契約で採択いただいた事業の中で、初年度交付決定いただいて、2年目に不採択になった、そういう事例は今のところ一件もございません。  以上であります。 577:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 578:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 不採択になってしまったら大変なことなので、金額が金額なので、安心しました。  それでは、そちらのほうもしっかり、市長もふだん補助金獲得というところに非常に力を入れているので、職員の皆さんも頑張っていただきたいというふうに思います。  次に、この南足柄市役所地球温暖化対策実行計画の、改定される部分で、今後のCO2の削減目標、これが2030年までということで40%削減が目標ということで、その辺が盛り込まれると思うんですけれども、今まで現行のこの計画ですと5年間で5%、いわゆる毎年度1%ずつの削減というふうな目標が、今度大幅に、基準値も平成26年度の温室効果ガスの基準年度が、26年度じゃなくて25年度の基準年度で、11年間で40%の削減目標なんですけれども、かなりハードルが高いと思うんですが、その辺については、本市としてクリアできる目標として設定したのか、それとも一連の環境省のほうの法律の関係でしたっけ、それでもう40%は必須という意味で目標を、悪く言えばできるかできないか分からないけれども、押し付けられてしまったのか、その辺が自発的な目標なのかどうか、ちょっとお尋ねします。 579:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境課長。 580:◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 ◯環境課長兼清掃工場長〔矢後雅章〕 自発的なことで40%削減していくということで、この計画を策定しています。  具体的に、先ほど御指摘のあったとおり、毎年1%しか削減できていなかったような今までの状況が、今後2030年度までに40%削減できるのかといった心配だと思います。これにつきましては、まずは今回の市庁舎のLED化、空調の改修というふうなことを皮切りに、やはり今の市の市有施設におきまして、同じように更新時期を迎えているようなところ、これが幾つもございまして、これを今回の委託の中で、特に老朽化が進んでいるところ、電気を一杯食って、CO2を一杯出しているところということは調査をして明らかになってございます。そういうふうなところを重点的に改修をしていくということで、改修に当たっては、前向きに補助金を獲得して改修を行っていくということで、2030年度までには40%に近付けるというふうなことで考えてございます。  また、再生可能エネルギー、屋上にソーラーパネルを載せてみるというふうなことも併せてやっていくというふうなことも考えてございます。  以上です。 581:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 582:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 次に聞こうとしたのを課長がしゃべってしまいました。  ちょっとその前に、先般の環境審議会で、12月17日ですか、露木部長が計画を立てていく中で、電気代や燃料費がキーポイントになるというふうなことを、その審議会で御答弁していたんですが、今回いろいろ1号事業でそういった本市の状態が分かって、それで今環境課長がおっしゃるように、対策としてLED化とか設備の更新のときにそういった新しい、家庭でいえば昔の古いエアコンより新しいエアコンのほうが電気食わないよねと、そういうふうなニュアンスで、そこにまた国からの補助金を獲得してやっていくという部分について、本当に有効な手立てだなというふうに感じます。  そこで、ちょっと先走って言われてしまった御答弁の部分である再生可能というか、自然エネルギーを活用したという部分で、公共施設の屋上に太陽光発電等を、今後の、次のステップとしてこれからの40%達成していくに当たって、そういったものを考えていられるというふうなことをおっしゃっていたんですけれども、本市としては市内、水の豊かな南足柄なので、当然私の住んでいる千津島、その上には班目のところに発電所、あれは東電さんのものなので、例えば開成町さんがやっている用水路を活用した小水力発電とか、矢倉沢浄水場ではそういう小水力発電をもう既に使っていただいているんですけれども、そういったものも自然エネルギーを活用した取組として、CO2削減の対応策となっていくと思うんですけれども、その辺については考えていないのでしょうか。 583:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 584:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 小水力発電については、非常に有効な手段だとは思ってはいますけれども、オンブズマンさんのほうが、今庁舎のところでやらせていただいています。  ただ、いろいろ研究をしている中では、なかなか発電量で施設の部分を賄うというのは難しい状況でございまして、開成町においても、モデル的な格好で設置するに当たってはいいのかなというふうには思うんですけれども、それを恒常的に管理していく、あるいは利水の部分でそこと調整しながらやっていくというのは、現実的には非常に難しい状況ではあると思ってございます。  ただ、様々な機会を捉えた補助金等のメニューがあれば、そういうものを適宜しっかり活用できる状況になってくれば、またこれはちょっと違った形になりますので、そういう情報を捉まえて、そこの部分については積極的に検討していきたいというふうに思ってございます。 585:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。
    586:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 開成町さんのやつは、ちなみにあれはモデル事業としては、補助金を獲得しての事業で、私よくあの付近ウオーキングで歩いていると、それなりの、それだけの施設の電力を賄うとか、何々をしようとする、何々のためにという目的ですと、どうしてもやはりその発電量とか課題があるので、副市長おっしゃるところだと思います。  ですけれども、市民への啓発とか、そういった環境、あと市がこういった形で自然エネルギーを活用しているんだよという部分については、非常にそういったアピールというか、市の取組が見えやすい部分かなというふうに思います。  屋上に太陽光パネルを設置することにしてもそうだとは思うんですけれども、そういうふうに私も思います。したがいまして、やはり情報のチャンネルというか、そういったところもしっかり開いていただく、開いていただく前にやはりある程度そういったふうに自然エネルギーの活用については、本市としてはどういうふうにやっていこうかというある程度の青写真を考えていただければというふうに思います。  その辺について最後に伺って終わりにしたいと思います。 587:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 588:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 水力については、今御答弁させていただいたとおりでございますけれども、太陽光につきましては、FITの価格が相当低くはなっておりますけれども、地域電力会社のほうと今協議に入ってございまして、どこであればどれだけの削減効果があるのかということを、今そちらのほうで計算をしていただきながら、できれば何か協定みたいなのを結びながら、こちらの持ち出しを無くして、そういった形で電力が供給できるような形にできればいいなというふうに思ってございます。  以上でございます。 589:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で公明党の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       延会の宣告 590:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 本日の代表質問は予定者まで全部終了いたしましたので、これをもって延会といたします。  次の本会議は3月7日、午前9時から会議を開き、本日に引き続き代表質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 4時27分 延会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....