南足柄市議会 > 2018-12-04 >
2018年12月4日(火) 平成30年第4回定例会(第3日) 名簿
2018年12月4日(火) 平成30年第4回定例会(第3日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2018-12-04
    2018年12月4日(火) 平成30年第4回定例会(第3日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕       開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第4回市議会定例会第3日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いいたします。  本日は6人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 岡 本 俊 之 議員 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、9番岡本俊之議員の質問を許可いたします。  岡本俊之議員。           (9番 岡本俊之議員 登壇) 4:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 皆さん、おはようございます。  昨日に引き続き、定例会一般質問2日目のトップバッターとして元気よく質問してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、通告に基づき、本市の観光振興について順次質問を行います。  神奈川県発表の統計では、平成28年の本市への入込観光客数は約87万人で、久しく100万人を超えることが無い状況が続いております。市長は、8年前に、南足柄市への入込客数を150万人から300万人を目指すと選挙公約され当選されました。その直後の6月議会において、私は、代表質問の形でその取組内容について質問をさせていただきました。  当時の南足柄市への観光入込客数は、既に現在に近い状況で、150万人はおろか、100万人を下回り始めていました。そのときの市長の答弁は、農産物直売所の建設、神奈川県による南足柄市と箱根町を連絡する道路の開設、そして都市計画道路千津島苅野線全線開通等のインフラ整備による効果と並行して、総合的に入込客数の拡大に取り組んでいくとのお答えだったと記憶しています。その後、本市の財政的理由や事業推進の優先度等、様々な要因で現在に至っているところであります。そして、現在まで観光入込客数は、横ばいもしくは幾分の減少傾向で推移している状況であります。  ここにいる皆様も同様にお考えかと思いますが、私も、本市のにぎわいと活力あるまちづくりに向け、観光振興は地域経済の活性化や雇用の創出等、様々な効果が望める有効な施策だと考えます。  我が国では、小泉総理大臣以降、ビジット・ジャパンから始まり、観光立国を経て、外国人観光客をターゲットに観光振興に向け法整備等の取組が行われてきました。そして、東京オリンピック・パラリンピックの開催年である2020年には、訪日外国人旅行者数4,000万人を目標として、現在も継続して事業に取り組んでいます。  そして、国家プロジェクトによる観光施策に付随する形で、2020年開通予定の新東名高速道路や既に開通している圏央道等の社会インフラの整備が進む中、本市が取り組んでいる道の駅整備事業や県による南箱道路の整備、また、近隣市町の交流人口拡大の取組は、本市にとって観光振興の起爆剤として十分に活用できるものと思います。それらの事象を本市の成長戦略に活用していくことは、南足柄市の観光振興の推進に極めて重要なことであり、最大のチャンスと捉えるべきと考えます。  経済波及効果の大きい観光は、地域経済の活性化、雇用機会の増大などの効果が期待できます。そのため、皆が一丸となって個性あふれる観光地域を作り上げ、その魅力を自ら発信していくことで広く観光客を呼び込み、地域経済を潤し、ひいては南足柄市にとって誇りと愛着が持てるものになると考えますが、市長はどのように考えていられるのでしょうか。  そこで、本市の観光振興について質問します。  最初の項目として、魅力ある観光地づくりとイベントの充実について2点お尋ねします。  南足柄市第五次総合計画前期基本計画では、本市の観光振興に向けた(仮称)観光基本計画の策定事業を重点プロジェクトに位置付け、平成29年度内に昨今の観光事情や本市を取り巻く環境の変化に対応した市域全体の観光構想とエリアごとの観光計画を策定するとしていますが、現在まで策定が行われていません。なぜ策定していないのか、その理由を伺います。  次に、南足柄市まち・ひと・しごと総合戦略における観光に関わる目標についてお尋ねします。  第五次総合計画前期計画重点プロジェクトに掲げる観光振興の施策推進に当たり、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、地方創生関連の交付金を活用し事業に取り組んできましたが、総合計画で掲げた入込客数の目標について、その目標を達成することができるのか伺います。  次に、大項目の2番目として、観光PRの充実について2点お尋ねします。  南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、南足柄市第五次総合計画前期基本計画の「基本施策2 観光PRの充実」に関係する魅力ある観光地づくりとシティセールスの推進については、目標値が市への入込客数となっていて評価基準が同じである。そこで、具体的な事業の実施においては、各々の事業の担当者の整理を行うことにより効率化が図られると思いますが、本市の現状を伺います。  次に、広域観光推進事業についてですが、南足柄市第五次総合計画前期基本計画の「基本施策2 観光PRの充実」において、県や近隣市町、民間との連携による観光PRが主な取組として掲げられていますが、広域連携を推進する上で、各々の持つ人脈は重要なファクターであると考えます。  そこで、本市の広域観光の推進について、市長の持つ広域的な人脈はもとより、元県政総合センター所長である副市長がおられる本市は非常に恵まれていると思います。本市の広域観光推進におけるそれらの人脈の活用について伺います。  次に、大項目3番目の観光による交流について質問します。  総合計画の基本計画の中の取組について、第五次総合計画前期基本計画の「基本施策3 観光による交流」において、「観光客を温かく迎えるおもてなしの心を醸成し、観光客の受け入れ態勢を整えます。」として、「市民や事業者との連携による受け入れ態勢の整備」、「観光関係団体との連携」、「観光の中核を担う人材の育成」を主な取組に掲げていますが、実施計画では、市観光協会への助成や観光ボランティア等との連携及び観光ボランティアパンフレットの作成を掲げるのみであり、基本計画の取組に対し不十分な対応と考えますが、本市の考えを伺います。  最後に、南足柄市観光協会への支援について伺います。  南足柄市観光協会の独立又は一般社団法人化に向けた取組について、現状と課題を伺います。  昨日、同僚の高木議員の観光振興に関する質問と重なる部分もございますが、視点と今後の施策展開に対する内容の違いがありますので、御答弁をよろしくお願いいたします。  以上で壇上にての質問といたします。           (9番 岡本俊之議員 降壇) 5:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、岡本議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、南足柄市の観光振興についてで、魅力ある観光地づくりとイベントの充実についての(仮称)観光基本計画の策定についてでございますが、御指摘のとおり、(仮称)観光基本計画は、交流人口の拡大、地域経済の活性化などを図るため、本市の観光を軸としたまちづくりを戦略的に進めていくための方針を示すものでありますが、この(仮称)観光基本計画は、策定当初の計画年度までの策定には遅れがございます。  平成29年度までは、各種イベントや観光キャンペーンでのアンケートを実施するとともに、各市町の観光基本計画の調査などを行ってきたところでございます。今年度は、観光基本計画の柱となる基本方針を示した骨子案を事務局で作成をしました。これをたたき台として、市観光協会からも観光基本計画の策定に向けた御意見を伺う予定でございます。その後、課題を整理しまして、基本方針等を検討し、それらを基に、31年度中には(仮称)観光基本計画の策定を目指したいと考えておりますので、御理解いただければ有り難いと思います。  次に、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略における観光に関わる目標についてでございますが、総合戦略で掲げました入込観光客数の目標は、平成31年に年間200万人を達成としております。この達成に向けまして、平成28年には、地方創生加速化交付金を活用して夕日の滝遊歩道を整備しました。この夕日の滝遊歩道の整備などによりまして、こうした整備の効果であろうと、そのように思っておりますが、夕日の滝の観光客数は、平成28年が約9万7,000人、平成29年については約16万人に増加しているところでございます。  入込観光客数では、平成29年に年間約90万人ですので、目標とする平成31年での年間200万人の目標達成は難しいと考えますが、平成32年には南足柄市と箱根町を連絡する道路が開通を迎え、併せて(仮称)道の駅金太郎のふる里が開業する予定でございますので、箱根町をはじめ近隣市町との連携を図り、総合戦略で掲げた入込観光客数の目標値に近付けたいと、そのように考えております。  今後も、首都圏での観光プロモーションやSNSなどを使って観光PRを推進するとともに、道の駅をはじめとした観光資源を結び付け、多くの観光客を南足柄市へ招きたいと考えているところでございます。  次に、観光PRの充実についての観光PRの充実と総合戦略におけるシティセールスの推進についての御質問でございますが、魅力ある観光地域づくりを目指しまして、南足柄市の地域資源を生かした観光PRの分野においては商工観光課が担当し、東京都内など首都圏で行う移住・交流の促進を目指したシティセールスについては秘書広報課が所管をしております。これらの事業につきましては、豊かな自然と観光資源を生かし、本市の知名度を高め、交流人口を増加させることを共通の目標にしておりますので、常に情報交換をし、イベント等の実施においては、連携して共同で行うことで効率化を図っているところでございます。  次に、広域観光推進事業についてですが、広域観光の推進に限らず、全ての面において人と人とのつながりは極めて重要であります。正に政策を遂行していく上で極めて大切にしなければいけない、それが人と人との関係、人脈であろうと考えております。広域観光を推進する場合においても、県をはじめ近隣自治体や民間の事業者との連携は、これはもう必須であると考えております。私あるいは副市長の人脈を十分に生かして事業を推進したいと考えているところでございます。  次に、観光による交流についての総合計画の基本計画の実施計画の中の取組内容についてでございますが、総合計画の実施計画は、基本計画に示している基本施策に基づき、具体的な事業をまとめたものでございます。御承知のとおりでございます。基本計画に記述してあります「観光客を温かく迎えるおもてなしの心を醸成し、観光客の受入態勢を整えます。」とした基本施策3にあるその目標を達成するには、具体的に十分な内容等を記述した実施計画ではないかの御指摘でございますが、実施計画の個別事業では、代表的な事業を掲げ、記述したものでございますが、例えば市観光協会への助成においては、助成金だけのもちろんこれは支援ではございません。御承知のとおり、観光協会は市の観光を推進する活動を行う団体でありますので、観光事業の振興のため、協働でシティセールスやイベントを行うと同時に、入込観光客の調査やゆるキャラを使った観光PRなど、市からの助成、支援を受けながら、市とともに観光政策を推進しております。それらの取組を包括的にまとめたものとなっておりますので、そういう状況でございます。しかし、議員からの御指摘のとおり十分な記述とはなっておりませんので、今後は、観光基本計画の策定の中で、戦略的でより具体的な内容にしてまいりたいと、そのように考えております。  次に、南足柄市観光協会への支援についてでございますけれども、現在、南足柄市観光協会は、観光に関係する事業者の方々やボランティアの方々などで構成し、理事は17名でございまして、なお、事務局は市職員が担当しております。  観光協会の独立については、以前から課題となっておりますが、収入の確保などの経費の問題や専任職員など人材確保の課題等により、難しい状況が続いております。観光協会においても、平成25年に法人化について検討しましたけれども、同様に人材の確保、継続的な収益事業の見込みなどの点から、法人化することは難しいとの結論に至っている状況がございます。  人口が減少し、高齢化も進む中で、国内の観光客数は少なくなることが危惧されつつありますが、一方で観光客の要望というのは多種多様、多岐にわたっております。今後の地域の観光の在り方、考え方を見直して、観光協会がどのような役割を担っていくべきかの検討が必要と考えております。法人格そのものが観光協会の在り方を左右するものではないと考えますが、観光地としての経営を担う観光協会としての強化が必要であるとは考えております。  観光振興の推進のためにどうあるべきか、今後も観光協会の皆様方と様々な観点から話合いをし、観光協会が市の観光振興を担う組織となるよう相互に協力、そして相互支援の立場でそうした対応をしてまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 8:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 早い御答弁ありがとうございました。いつもはすごく丁寧に御答弁、時間を掛けていただくのですが、今回、非常に早くて間に合いませんでした。すみません。  それでは、順次再質問のほうを行わせていただきます。  まず、(仮称)観光基本計画の策定についてなんですが、御答弁いただいた内容の中には、現在、基本方針を示した骨子案を事務局で策定したと。これらに基づいて31年度中には策定を目指したいというふうなことをおっしゃっていました。  これは副市長がいる前でちょっと言いにくいんですけれども、神奈川県では、平成21年に観光振興条例をまず制定し、観光の振興に関する総合的かつ計画的な推進を図り、もって県経済の発展及び県民生活の向上に資することを目的としています。そして、条例の中に観光振興計画の策定を位置付け、半年後の平成23年3月に観光振興計画を策定しています。そして平成28年に見直しが行われ、平成29年に目標数値が、かなりインバウンド等多くなったので、平成29年11月に目標数値の設定をし直したというか、見直しを行っている状況なんですけれども、本市もそれに倣い、まず観光振興条例を制定して、観光振興に関する基本計画を条例に位置付け、実効性を担保していくべきではないかと思うんですが、そこまでする必要があるか無いかの部分なんですけれども、その辺についてお考えをお聞かせください。 9:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 10:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 条例を定めてという格好で神奈川県のほうはやらせていただいているところでございますけれども、本市の場合、まず計画のほうを位置付けさせていただいていますので、そこをしっかりと議論させていただいて、その議論の中でも、多分条例というのは話題にも上がってくるかと思いますので、そこは検討させていただきたいというふうに思ってございます。  以上でございます。 11:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 12:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 まず計画を策定していただきたいというのが本来の本筋なんですけれども、なぜ条例を例えに出したのかといいますと、今、副市長が言われた部分の答弁では、総合計画に策定を位置付けているからというふうなニュアンスで言われたんだと思うんですね。  実際、でも総合計画に策定を位置付けているにもかかわらず、実施計画、前期、後期、いまだに行われていない状況です。そうなりますと、議会が、本当に観光振興、現在、都市教育常任委員会、高木委員長を中心に今、観光振興について我々は勉強しているんですけれども、その中で、昨年の総務福祉の財政健全化条例ではないですけれども、条例によって我々の策定がずるずる行ってしまうようであれば、議会としてそういう縛りを掛けていくというのも、それは執行者に対して失礼なのかもしれないんですけれども、市民に対して必要とあらば、そこまでも考えていかなければならないのかなという部分を今回感じていましたので、それを質問させてもらいました。いずれにしても、策定をしていくというふうな御回答なので、まず今はその様子を静観させていただきたいと思います。  次に、引き続きなんですが、現在本市が取り組んでいる道の駅整備事業、今後の開通予定の南足柄市と箱根町を連絡する道路及び都市計画道路千津島・苅野線事業は、本市の成長戦略に位置付けられ、本市の目指す観光振興と一体のものと考えられますが、これらを基本計画の策定の際にどのように明記していくというか、位置付けていくのか、その辺についての考えをお聞かせください。 13:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 14:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 観光基本計画策定に当たりまして、(仮称)道の駅金太郎のふる里につきましては、観光拠点の中心的な役割を果たす施設として位置付けたいと。また、南足柄市と箱根町を連絡する道路などについては、観光拠点間の連携、観光客の回遊性の向上や誘客を図るための手段として位置付けていきたいというふうに考えております。  以上です。 15:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 16:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 都市教育常任委員会では、市内観光関連4団体と本市の観光振興について2回の意見交換会を行いました。その中で、参加された方からの御意見としてあったんですけれども、議会に対し、本市の観光振興について行政がどのような方向に向かっていくのか、どういうふうにしたいのか、しっかり議会として確認してほしいというふうな形の要望がございました。  そこで、本市の目指すべき観光振興の在り方を観光基本計画には反映していかなければならないと思うんですが、やはり本市の観光施策に関する包括的な計画というか、一本道筋の通った計画として策定していくに当たり、その辺の見解についてお尋ねいたします。 17:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 18:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今後、観光基本計画を作っていくわけですが、人口減少と少子高齢化が進んでいまして、地域経済も縮小しています。こういう中で、交流人口を増やしていく、拡大していく地域活性化は、まちづくりにとって重要な取組と考えてございます。そのために、事業を市民協働や観光協会、商工会あるいは鉄道会社などとの官民連携で進めているところでございます。  観光振興を念頭に置いた地域づくりについては、南足柄市らしさを特色としたオリジナリティーやローカリティーを生かした観光地域づくりが重要であると考えてございます。観光地域づくりは、南足柄市らしさ、特色を生かす取組を通して、自分のまちを、地域を愛し、誇りを持つことになり、人々の生きがいややりがいを作ることにつながると考えております。併せて、市外から訪れる人々との地域間交流、地域の知名度が上がり、地域に人がとどまることや、経済的効果をはじめとして様々な効果を結び付けるものと考えております。この考えを基本に、今策定してございます(仮称)観光基本計画に生かして策定していきたいというふうに考えております。  以上です。 19:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 20:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 よろしくお願いします。  そこで、話が戻ってしまう感じではあるんですけれども、観光基本計画の策定が遅れている理由として、本市の財政事情、またこの計画については、内容からいくと、本市の置かれている状況とか今後の数値目標等を設定していくに当たって、コンサルタント等に作成の依頼をしなければならない計画なのかとも思うんですけれども、そうした場合、やはり幾分お金が、700万円、800万円とか掛かってきてしまうのかなというふうには想定しているんですけれども、その辺がやはりネックで策定が遅れていると理解してよろしいんですか。 21:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 22:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 当初は、コンサルタント等にも委託して作ることも考えましたが、今現在、このような財政状況を考えますと、職員の力を中心に、観光協会や商工会、その外の団体のお力も借りてこの計画を作っていきたいというふうには考えております。  以上です。 23:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 24:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 そうしますと委託業務ではないということで、費用面では大幅な軽減化が図られるという認識でよろしいでしょうか。 25:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 26:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 経過から申しますと、職員ということではなくて、委託でやっていきたいというようなお話があって、その辺は財政状況的な部分がある。今回、こういう状況のところの中で、市長からも、自分たちでまずは考えるということが大切だということの中で、しっかりと職員の中でやっていこうと。ただ部分的には、高木議員からもお話がありましたように、例えば必要となるアンケートですとか、そういったことは、専門的なところにお願いをしなきゃいけないような場面が出てくるとすれば、そこは少し考えていかなければいけないというふうに考えております。  以上です。 27:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 28:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 分かりました。  現在は骨子案の段階で、次に基本計画、それで一般的には、そこに実施計画というふうな具体的な事業、また主体者もしくは達成目標、そういったものを掲げた実施計画というふうな形になっていくのかとは思うんですが、今回、私もこの質問をするに当たって、何件か観光基本計画のほうを見させていただきました。そんなには難しくはないと感じました。これなら極端な話、まず書き方のフォーマットはそこにあるわけですし、そこのどういった内容をどこまで盛り込むのかという部分が実際あるんですけれども、それについてお尋ねしたいと思います。  お隣の小山町では、観光振興計画の基本的な記載については、神奈川県や他の自治体の計画とおおむね同じような感じなんですね。ですが、小山町の計画の優れている点として、単に施策を羅列するだけでなく、最終部分、基本計画の最終ページのほうなんですけれども、計画の推進と題して推進体制のイメージ図、これはどこのものも大体付いているんですけれども、イメージ図に加え、プログラムと称して基本方針と施策の取組内容について、ここが重要なところなんですが、区分としてまず新規か継続の事業なのか、次に時期、これは納期の部分なんですけれども、短期、中期、長期の達成時期について、その次に3番目としましては、主体というふうな書き方で、事業推進の主体者を明記した表のような状態で非常に見やすいものなんですけれども、明記されています。また、小山町では実施計画も作られていて、それはアクションプランというふうな名称で策定されているんですけれども、策定し、具体化を図り、各プログラムの達成目標も明記されています。  本市も策定するに当たって、その辺を十分に参考にしてみるとよろしいのかなというふうに思うんですが、いかがお考えでしょうか。 29:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 30:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 隣の小山町が27年3月に作った計画だと思います。小山町の特徴として、金太郎だとかシティプロモーションだとか、いろんなものが書き込んであって、我々も参考に見させていただいているところでございますが、今、議員さんの指摘があった内容につきましては、今後作っていく観光基本計画にも十分に参考にさせていただいて、作成していきたいというふうに考えております。 31:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 32:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 参考にしていただきたいと思います。  ちなみに小山町のこの計画、平成25年度では、数字が大きくて南足柄と比較にならない部分もありますし、事業の細目もかなり多いので、特に世界遺産の富士山とか、物すごいものを掲げているので違うんですけれども、小山町の計画では、25年度430万人を、32年度、7年間掛けて500万人にしていこうという計画なんですね。比率でいうと20%弱の上乗せをしていくのを目指すわけですね。  現行、うちの場合は、総合戦略で掲げている目標が200万人で、現状、昨年が84万人。100%上積みしてもまだ目標に達成しない。そうなりますと、観光計画策定しっ放しでは、非常に結果を出していくというのは難しいのかなというふうに思うんですが、そこで最初から無理な目標を立ててしまったから無理ですというふうな考えではなくて、やはり観光政策は、先ほども申し上げたとおり、いわゆる地域経済の活性化とか、即効性の高い成果が得られる部分がございますので、そういった部分もしっかり目標としていただきたいんですが、その辺はいかがでしょうか。 33:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 34:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 確かに小山町の計画ですと、430万人が平成32年度では500万人という計画、承知してございます。そういう中で、我々も今後作っていくわけですが、議員さんがおっしゃられたように、無理な目標ではなく、実際、可能な目標という形の中で目標値を定めて、検証もしながらやっていくというような形の計画にしていきたいというふうに考えております。 35:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 36:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 引き続き、小山町の計画についてもう一点質問させていただきたいんですが、露木部長もこの計画、のぞかれているようなのでお伝えしたいんですが、6ページの基本構想の部分なんですが、富士山の写真がありまして、書かれているんですけれども、聞くところによると、小山町の2件の道の駅、非常に潤っていて、町へのペイバックもあるというふうなことでにぎわっているんですが、なぜそれだけの利益が出るのかという、小山町は430万人から500万人という目標を掲げているんですけれども、その入込観光客の中で約半分が道の駅の数字で上がってきているというふうにこの計画には書かれております。  そうしますと、本市では、道の駅の建設というふうな方向で現在かじが切られているわけなので、そこの道の駅は非常に入込客数を獲得していく上で、先ほど南箱道路のことも言われていたんですけれども、本当に重要なというか、お客を集客できるポテンシャルのある施設となり得るのかなというふうに思うんですが、もっともそうしていただかないと黒字が出ない。赤字になっては困りますので、そういうふうな位置付けとして考えるんですが、道の駅単体としてどれぐらいの集客を目指していくのか。計画では書かれているんですが、昨日、高木議員の質問でもありまして、ちょっとその辺が理解できなかったので、今回、観光振興的な物の考え方でいうと、どれくらいの人を道の駅に立ち寄らせるのかを目標としていくのか、そこを確認させてください。 37:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 38:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 道の駅でどの程度という御質問でございます。  今までの道の駅の事業実施計画等の中では、年間来場者数70万人程度を予想した中で、30%程度が観光客かなというふうな位置付けでは、計画上では位置付けておりまして、そうしますと約20万人程度かなというふうには道の駅自体では考えてございますが、ただ今後、南箱道路もできるわけでございます。2,000万人の箱根へ来られる観光客をこちらに呼び寄せると、また、政策的にも箱根町と連携した広域の観光圏を作っていきたいと考えておりますので、ここにプラスアルファを付け加えていきたいというふうには考えております。
    39:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 40:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 ちょっと伺ったんですが、数字的な根拠もないようで、まだ曖昧なような気がする、思いの部分が多いのかなというふうに感じてしまうんですが、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略における観光に係る目標ということで、先ほどの御答弁では達成が難しいというふうなことを言われていて、今、部長にもお答えいただいた道の駅、南箱道路等で目標値に近付けていくというふうな御答弁が1回目ございました。それについて再質問します。  今後、入込観光客数の目標達成に向けた観光振興に係る個別施策を行う上で、国の地方創生関連交付金の活用は大変に有効だと考えます。そこで、本市の観光振興に関係する地方創生関連の交付金が獲得できる事業としてどのようなものがあるのかを伺いたいと思います。  ただ、先般の過ぎてしまった夕日の滝とか、あと今、道の駅で交付金を頂いていますというのは当たり前のことなので、そこは御答弁は要らないので、こういったものを考えているよという部分がございましたらお答えください。 41:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 42:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 地方創生推進交付金、これにつきましては、地方版の総合戦略に基づく地方公共団体の自主的、主体的で先導的な取組に対する交付金でございます。交付率は対象事業費の2分の1ということでございます。  また、この交付金の対象事業には6つの先進的な要素が必要でございます。1つ目が自立性、2つ目が官民協働、3つ目が地域間連携、4つ目が政策間連携、5つ目が事業推進主体の形成、6つ目が地方創生人材の確保・育成、これらの要素が含まれている必要があるということでございます。  国が示す対象となる具体的な観光事業の一例としましては、DMOなどによるローカルブランディング、また、訪日外国人旅行客をターゲットとした地域ブランディングなどが挙げられております。  なお、国の予算見込みですけれども、平成31年度までは地方創生推進交付金を予算化する予定ですが、それ以降については未定となってございます。こういったことから、市がやる場合、新しい事業となります。事業費の2分の1の一般財源を確保することは、現状、難しいという状況がございます。相当の効果が確実に見込める事業でなければ、この交付金の獲得をしていくことは容易にできないということで、現在はそういった判断をしてございます。  以上です。 43:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 44:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 この質問はこれでやめます。  次に、観光PRの充実として、副市長の人材、人脈等の活用についてお答えいただいたんですけれども、副市長は元々県の職員で、県西地域2市8町を所管する県政総合センターの所長でした。したがいまして、2市8町、大きな圏域でまちづくりの絵を描かれてきた方でございます。当然2市8町、有力者等、様々な御人脈を持たれていると推察するんですけれども、そういった方々、副市長の持たれる人脈の活用は、副市長がトップセールスで歩かれていくこと自体が観光のPRにもなりますし、いわゆる宣伝活動にもつながるんですけれども、そういった方々の協力を得られると、イベントの企画や参加等のほか、本市が実施する単独事業における事業を行っていくためのノウハウ等の提供にも非常に有効かと考えるんですけれども、その辺について副市長のお考えは、さっきは市長がお答えされていたので、副市長としてどういったアイデアというか取組があるのか、お聞きいたします。 45:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 46:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 御評価いただきましてありがとうございます。  私もそういうのが使命だというふうに思ってございまして、しっかりとそういったところはつなげていきたいというふうに思ってございますが、一例で今動いているものを申し上げますと、カラオケのシダックスの志太会長さんが作られていますモバイルスマートタウン推進財団というのがございまして、こちらが市町村の意向によって8箇国語の言語で対応できる看板というものを作っていただけるというようなことで、これは実は静岡県と神奈川県、横浜銀行と静岡銀行が広域で観光振興をやっていこうという協議会を一昨年立ち上げまして、そこの中で持ち込まれたお話なんですけれども、それを私ども素早く察知しまして、是非これを最乗寺さんでお願いをしたいということで、最乗寺さんの境内にこういった看板を掲げて、しかもスマホでこれを撮っていくと分析もできるというような状況があるようでございまして、行く行くそういった情報を提供いただいて、観光振興の計画等にも生かしていきたいというふうには思ってございます。それ以外にもいろいろと今動かしていただいてございますので、よろしくお願いいたします。 47:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 48:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 よろしくお願いします。  これもお隣の小山町の例で恐縮なんですけれども、先般、本市でも御講演をいただきました溝口専門監のことなんですけれども、溝口専門監は町長から特命を受け、馬車馬のように大活躍され、見える形で成果を出し続けています。先般、本市にも来庁され、御講演を頂きました。皆様も存じていることだと思います。  そこで、市長は、副市長の持っている人脈やノウハウを最大限に発揮できるように、観光振興に関するプロジェクトリーダーもしくは庁内でそういった会議をする場合の座長に据え、本市の観光振興の推進の旗振り役を担っていただくべきだと、先ほどの副市長の御答弁からも、何かいかにもやりたくてしようがないみたいな御答弁だったので、そう判断するんですけれども、その辺について市長は、お前に任せたぞというふうな形でそういった位置付けというか、観光推進本部長の名刺を作るとか、いろんなそういう手立てがあるかとは思うんですが、市長から特命を帯びるというふうな、その辺の背中を押すというか、そういうふうな御答弁、いただきたいんですけれども、いかがお考えでしょうか。 49:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 50:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど来からのいろいろと御質疑の中でも、また副市長も答弁をさせていただいているところでございます。県の局長級の幹部職員として、広範にわたっての分野で活躍をされてきた副市長でございますから、そういった我々の枠を超えた広がりのある人脈形成も十分されているわけでございますので、そしてまた、かつ本市の副市長という特別職でございますので、観光行政しかり、あるいは戦略的なまちづくりしかり、全てが副市長の業務でございますので、その上に立って、副市長の今までに蓄えてきたものを全て出し切って対応していただくということでございますので、副市長としてそれぞれ重要課題を一つ一つ優先順位を付けながら、その必要性の重きを感じながら対応してもらいたいと思っております。 51:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 52:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 副市長、市長もそういうふうに言われているので、何かと仕事が増えて大変ではあるかとは思うんですが、是非、南足柄市の観光振興の旗振り役として頑張っていただきたいと思います。よろしいですかね。これ以上言いますと無理強いになりますので、御答弁は要らないので、次の質問に移らせていただきます。  南足柄市観光協会への支援についてを質問させていただきます。  御答弁の中に、観光協会の独立については以前からの課題となっているんですが、いわゆる収入の確保など経費の問題や専任職員などの人材確保の課題により難しい。そして、平成25年には法人化についての議論も行ったんだけれども、やはり継続的な収益事業の見込みの点から難しいというふうなことを言われております。  課題とか現状難しいというふうなことなんですけれども、私が聞くところでは、独立及び一社法人化については、本市もそうですし、当然、当の観光協会の方々の積年の望みだと聞いていますし、そう思われていると思うんですけれども、その辺の認識はそう理解してよろしいんでしょうか。 53:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 54:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 観光協会それぞれの理事さんやメンバーがいられると思います。それぞれの人によって考え方は違うかと思いますけれども、一つの方向性として、独立、法人化も考えていきたいという理事さんもいられるとは思います。  以上です。 55:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 56:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 先般、都市教育常任委員会の中での意見交換会の第1回目のときか、観光協会の会長さんのほうで言われていた発言の中に、観光協会は事務局が市にある関係上、どうしてもホームページなんかでもPRというか、ホームページの更新等でも自由度が狭められてしまうなんていうふうなことも言われていたので、自主性を重んじるという部分では、独立性を確保していくというのは、やはり大事なことなのではないかなというふうにまず考えます。  そこで、本市の道の駅整備事業、南足柄市と箱根を連絡する道路の完成等、本市の観光に重要な施設が整備されつつある現在、また、国内ではDMOというふうな形で様々な団体が立ち上がっているんですけれども、そういった最近の状況を踏まえて、本市の観光協会の一社法人化や南足柄市版のDMOを立ち上げる形での独立というか、そういう確保というのは、本市の観光振興を行う上で中心的な役割を担っていただける団体としてなり得るものと考えるんですけれども、南足柄市版DMOの立ち上げについてはどういうふうにお考えなのか、伺います。 57:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 58:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今後の地域の観光の在り方、考え方を見直して、観光協会がどのような役割を担っていくかということは、検討は必要だというふうには考えてございます。法人格そのものが観光協会の在り方を左右するものではないというふうに考えてございます。観光地として経営を担うような観光協会として強化が必要だというふうに考えてございます。そのため、観光協会がどうあるべきか、このことにつきましては、今後も観光協会の皆さんと様々な観点から話合いをしたいと思います。市の観光振興を担う観光協会になるように、市としても支援していきたいというふうに考えてございます。  また、もう一点の南足柄市版のDMOの立ち上げにつきましては、単独で立ち上げるのではなく、かながわ西観光コンベンションビューローや、あしがら観光協会の一員として、DMOの目的でございます地域の稼ぐ力をどのように育成していくかという課題もございますので、そういうコンベンションビューローなどの中で一緒になって検討していければというふうに考えてございます。  以上です。 59:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 岡本俊之議員。 60:◯9番〔岡本俊之議員〕 ◯9番〔岡本俊之議員〕 すごく前向きな意見とは取れないんですけれども、ノウハウとか人材、あと資金面、そういう部分が現状あるんですけれども、何よりもやる気と根気というか、そういう部分が欠けているのかなと。というのは、まずそういうやる気、根気、考えがあるのであれば、少なくとも専門的なアドバイザーの配置とか、補助金を獲得してきて、国・県の補助金を取ってきて事業を行って、そういった収益とか、収益は難しいのかもしれないんですけれども、方法というのがあるのかなというふうに思うんですが、今後、またこの辺については煮詰めてまいりたいと思います。  最後にまとめの質問なんですけれども、現在、南足柄市の魅力、そして観光資源の持つポテンシャル、市民によるマンパワー、国・県、近隣自治体の取組、本市における状況等は、正に機が熟したタイミングだと思います。今まで取り組んできた事業、また、それら全てを包含した施策体系を整えるというふうなことなので、今後、南足柄と第二次世界大戦の連合軍ノルマンディー上陸作戦じゃないですけれども、侵攻していくという意味で、観光振興に取り組んでいただきたいんですが、市長、最後に決意をお願いします。 61:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 62:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 長い間、今日に至るまでの間の観光協会の活動のフィールドがここで大分変わってきたと。圏域全体2市8町、神奈川県の県西地域活性化プロジェクトをはじめとして、道路整備、そして地方創生、県西地域活性化プロジェクトの上に立った道の駅の整備、圏域全体の活性化、そういうようなことになっていきますと、活動のベース、そこに独自の資金も手当てする見込みも見えてくるようなフィールドが広がってきたということは事実だと思っていますから、そうしたフィールドが広がっている圏域の連帯、協調、連携の中でこれを取り組んでいく、そういう気持ちです。 63:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で岡本俊之議員の質問を終了いたします。  ここで10時20分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時03分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時20分 64:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 池 田 真 一 議員 65:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、14番池田真一議員の質問を許可いたします。  池田真一議員。           (14番 池田真一議員 登壇) 66:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 皆様、こんにちは。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に従い一般質問をいたします。  昨日の同僚議員の質問で、市長は3期目の意欲を語られました。新しい南足柄、自立できる南足柄への方向を今後示されるものと期待しております。  さて、市長の公約の目玉であります道の駅については、相変わらず市民からの不要論も根強く、先日の議会報告会においても様々な意見が寄せられております。多額の予算を掛けて新しい施設を建設することに対し疑問視がされております。また、その損益についても計算根拠に甘さがあるのではないかと言われています。  本日は、そのような箱物への投資はこの道の駅で当面は見合わせることとして、これからはソフト面での行政を充実させるべきだと私は考えますので、その点から一般質問をさせていただきます。  本日は大項目として3つ質問させていただきます。1つ目は地域経済活性化に資する「自治体ポイント」の導入についてです。2つ目は、南足柄市地域振興拠点施設・(仮称)金太郎のふる里の実施計画についてでございます。3つ目は、平成30年度の高齢者福祉施策の進捗状況についてであります。  では、1つ目の(1)総務省が推進する自治体ポイントという仕組みがございます。これは、総務省が提供する自治体ポイント管理クラウドを利用することで、民間の企業、例えばクレジットカード会社、航空会社、銀行等々、企業から付与されたポイントを自治体ポイントに変換して、利用者が自治体が用意する方法で使用することができる仕組みであります。市長は、この仕組みについてどのような認識を持っていられるのか伺います。  (2)自治体ポイントの利用環境の整備とマイナンバーカードの交付率向上策の両立についてであります。  自治体ポイントの利用にはマイナンバーカードが必要であります。本市のマイナンバーカードの交付率は13.2%と、神奈川県全体の交付率を上回っています。また、平成27年の国勢調査におけるインターネット回答率が51.2%と非常に高い本市の特性を鑑みると、地域経済の活性化に向けて、自治体ポイントの利用環境を整備することとマイナンバーカードの普及の両立を図ることができると考えるが、その見解を伺います。  大項目の2つ目です。南足柄市地域振興拠点施設・(仮称)道の駅金太郎のふる里の建築物の実施設計は、平成29年9月の時点で資料を頂いており、それが最終であるのかを伺います。  また、市民や来訪客に対し、どのような特徴をアピールする思いがあるのかを伺います。  大項目の3つ目、平成30年度の高齢者福祉施策の進捗状況について伺います。  平成30年度の施政方針に掲げた地域包括ケアシステムの推進、高齢者の生活支援体制の整備、介護予防の取組、認知症に対する支援、この進捗状況について伺います。  以上で壇上での質問を終わります。           (14番 池田真一議員 降壇) 67:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 68:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、池田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、地域経済活性化に資する「自治体ポイント」の導入についてで、総務省が推進する自治体ポイントの認識についてのお尋ねでございますが、自治体ポイントサービスは、マイナンバーカードを活用して、便利な暮らしと地域の活性化を図る国のマイキープラットフォーム構想で始まった最初のサービスであるというふうに承知をしているところであります。  平成29年9月からシステム稼働をしまして、実証事業として先行自治体による住民向けの自治体ポイントサービスがスタートしました。神奈川県では、川崎市と相模原市が先行自治体になっているというふうに聞いております。  御承知のとおり、この自治体ポイントサービスは、ボランティアやイベント参加などの住民活動にポイントを付与することや、クレジットカード会社や航空会社、携帯電話会社などで利用しないポイントを自治体ポイントに移行できるサービスでありまして、地域の消費拡大につなげることを目的にしているというふうに認識をしております。  次に、自治体ポイントの利用環境整備とマイナンバーカードの交付率向上策の両立についてでございますけれども、現在、全国で自治体ポイントの実証事業を行っているところでございますので、地域経済の活性化とマイナンバーカードの普及にどれだけの効果があるのか、先行自治体の実証の結果を参考にして検討してまいりたいと現在のところは思っております。  次に、南足柄市地域振興拠点施設・(仮称)道の駅金太郎のふる里の実施設計についてでございますが、この実施設計につきましては、平成29年5月8日の市議会勉強会後、神奈川県警との協議によりまして、車の出入口や駐車場レイアウトを若干変更しております。その内容はその後の変更でございますので、建築物については、勉強会資料が現時点での最終の形というふうにはなっているところでございまして、今年度、建築確認申請等業務委託を発注しておりまして、その中で事業費の削減に向けた設計変更を予定しておりますが、お示ししている設計内容は大きく変わることはないというふうに考えております。  設計コンセプトは、金太郎のふる里にふさわしい木造建築としまして、施設の外観は屋根を山並み景観に見立てておりまして、シンボリックな交流施設は多くの丸太材で構成し、矢倉岳をイメージしております。  施設の特徴的な部分としては、トイレが別棟ではなく建物の中心に配置をしているところであります。また、情報発信スペースは24時間利用可能な休憩施設として機能します。また、独立した建物となる交流施設は、物産展やセミナー開催など、屋内イベントにも活用ができるような形になっております。  また、トイレには男女別に折り畳み式のおむつ交換台を設置するとともに、道の駅では設置事例の少ない授乳室も整備しますので、地域周遊、回遊の拠点として、子育て世代にも利用しやすい道の駅としてまいります。  また、施設の整備に当たっては、神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例の整備基準を遵守するとともに、オストメイト設備については、障害者等の利用に配慮した多目的トイレ及び男女別のトイレにも設置してまいる考えです。また、施設に使用する照明器具は全てLEDを使用しまして、人感センサー等との併用によりまして電力負荷を低減してまいりたいと、そのように考えているところでございます。  次に、平成30年度の高齢者福祉施策の進捗状況についてでありますが、まず、地域包括ケアシステムの中核となります地域包括支援センターにつきましては、高齢者の増加に伴う相談件数の増加や困難事例などへの対応を強化するため、今年10月から、市直営の地域包括支援センターを基幹型地域包括支援センターへ変更をいたしました。  それに伴って、南足柄・北足柄・福沢3地区の地区地域包括支援センターを昨年6月にオープンしました地域密着型特別養護老人ホーム潤生園みんなの家南足柄内に新たに設置をいたしました。この取組によりまして、市内の地域包括支援センターをこれまでの2箇所から3箇所にしまして、相談支援体制の充実を図ってきたところであります。  次に、生活支援体制の整備につきましては、昨年4月に活動を開始しました住民主体の助け合い組織「おたがいさまネットおかもと」の取組を南足柄地区で実現させるべく、南足柄地域の地域福祉会が中心となりまして、地域の住民を対象にした研修会を開催し、支え合い活動への参加意識の醸成などを図ってまいりました。  また、今年9月には南足柄地区生活支援活動準備委員会が地域の住民によって設置されまして、これまで3回にわたって委員会を開催するなど、平成31年度の事業開始に向けて準備を進めているところであります。  次に、介護予防の取組につきましては、現在、市内の34自治会のうち23の自治会で介護予防の体操教室が自主的に開催をされております。市といたしましては、住民主体の活動への支援を行うため、指導者を養成するための介護予防サポーター養成講座や、既に活動しておりますサポーターの指導技術の向上を図るための研修などを実施しまして、常にサポーターと協働しながら、連携しながら、地域における介護予防の取組を支援しているところであります。  無償のボランティアでございます介護予防サポーターによる活動というものは、地域の公民館等で開催される教室の指導はもとより、介護予防サポーター自らが主催する教室を定期的に開催するなど、前年度の実績でサポーターの指導回数を431回、教室に参加された方は延べで8,252名となっておりまして、本市の介護予防の大きな力となっているところであります。  次に、認知症に対する支援につきましては、行方不明となった高齢者を早期に発見する取組でございます南足柄市オレンジネットを企業、行政、市民が協働して進めているところであります。その取組の一つとしまして、高齢者を発見しやすくするために、衣服などに貼ることができる連絡先を登録した2種類のシールを作成しまして、今年度中にシールを必要とされる方に配布ができるよう準備を進めるとともに、昨年度に引き続いて、シールを活用した見守りSOS模擬訓練の実施を予定しているところでございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 69:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 70:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まず自治体ポイントの関係ですが、ポイントと申しますと、やはり金銭的な利用の仕方が思い浮かぶわけでありまして、そのポイントの金銭的な利用についてから質問します。
     先ほど答弁にもございましたように、まず自治体ポイントを利用するためには、自治体がマイキープラットフォーム運用協議会に参加を表明するという手続があるそうです。平成30年1月の時点で247の自治体が参加しているというふうに聞いております。実証事業という段階ではなく、かなり実用化されているというふうな認識が必要なんじゃないかと思います。  さて、ポイントの流れなんですけれども、クレジットカードや銀行、航空会社、携帯会社、また電力会社、こういう方々が協力企業となっておりまして、そこで取得しましたポイントやマイレージ、これらのもののうちの未活用の部分を地域経済に循環させることができるという仕組みです。  毎年、約4,000億円相当のポイントが付与されているそうで、その3割から4割が未使用の状態だというふうに総務省のデータで聞いております。1,000億円ぐらいが世の中で消滅してしまっているという状況にあります。この1,000億円ぐらいのものを自治体ポイントに変えることによって自治体で使える、そういう仕組みでございます。  なぜこれを御提案したいのかといいますと、ポイントに変えた後どうやって使うかということで、本市においては金太郎くまさんカードだとかグリーンスタンプポイントカード、そういったポイントシステムがありまして、それでいろいろな売買ができるというインフラがあります。そのインフラとどう協働するかということだけを考えればいいことなので、割と費用も掛からず導入できる仕組みだというふうに思っておりますが、それに対してどういうお考えがありますでしょうか。 71:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 72:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 先ほど実証実験は終わった段階だというふうにおっしゃいましたけれども、実際は参加をしている二百幾つの自治体というのは、国のほうからある意味直接指名を受けて、自治体ポイント管理クラウドを利用してマイキープラットフォームの運営協議会に入っているといったところが事実です。  実証実験をしまして、その後なんですけれども、実証実験を終えて、その後、正式に自治体独自に稼働させるといった流れではなくて、実証実験をそのまま続けているような自治体もございます。ですので、まだその成果といいますか、そういったところが出ていない自治体というのが多いというふうに聞いています。  よく新聞などで出ているのは豊島区、それから川崎市です。今回、この仕組み、自治体ポイント管理クラウドを使った実証実験をやった仕組みをやった結果、実際に経済が回ったのかといった結果が、まだはっきりと今出ていない状況だというふうに私たちは認識しておりますので、その結果を見てから判断はしていきたいなと思います。  それからあと、経費が掛からないとおっしゃっているんですけれども、実際に商店街のお店にはICカードリーダーを設置しなければなりませんし、インターネット環境も作らなければいけません。それから、市民の方もICカードリーダーが必要です。  自治体におきましては、現在は実験段階だから経費は掛からないんですけれども、今後は、協議会に対してのクラウドに対しての負担金が発生する可能性が非常に高いというふうに思っております。  現段階では、いろいろな研究をさせていただいて、他市の検証結果を確認していきたいというふうに思っております。 73:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 74:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 実証実験をする自治体、そこがどうして選ばれるのかなというところがありまして、要は前向きな取組をする自治体が選ばれているのかなと、そういう意味でいくと、南足柄は余り前向きではないのかなというふうに思えてしまいます。  確かに管理クラウドは無料で使えるというふうに私は総務省のほうからも聞いております。いつまで無料かというのは確認不足です。そういった部分は、いろいろ調べていただいて有効性を確認していただきたいと思いますが、今言ったポイントカードリーダーのほうですが、使い方によっては、例えば、金太郎くまさんカードの場合は、商工会の1箇所にカードリーダーを設置すれば、ユーザーはそこに行ってポイント変換をすることができます。全てのお店に設置する必要はございませんので、そういう運用の仕方で最小限の費用で運用することができます。  そして、更に良いのは、南足柄市で自治体ポイントを運用すると、足柄上郡、小田原、要は2市8町、どなたも南足柄市の自治体ポイントに変換できます。ということは、人口4万のまちで自治体ポイントを使うんじゃなくて、圏域全体の20万人、30万人の人たちが利用できます。ただ、ポイントとして使えるのは、金太郎くまさんカードであったりグリーンスタンプポイントカードという部分で、使えるお店は限定されます。そういった部分があります。もう少し前向きに考えていただきたいなと思います。  さらに、どこの団体が作るかは別にしまして、地域の物産を利用してオンラインショップというものを開設すれば、地元の物産を自治体ポイントで購入することもできます。正にふるさと納税の返礼品と同じようなものを地域の物産を特売することができると、そういう仕組みなんですけれども、その点についてはどのような御認識がありますか。 75:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 76:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 恐らくそれは名物チョイスといった仕組みだと思いますけれども、南足柄市の物産をそこに載せて、全国の方々にポイントで物産を取っていただくという、そういった仕組みは非常に南足柄市をPRする上では有効だとは思っております。 77:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 78:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 少子高齢化と言われている今ですから、地元の方だけが消費者じゃないという発想で、もっと広くお客様を集める、そういうことに対して自治体が前向きにならないと地元の経済に循環できないという部分は、もう少し柔軟な発想を持っていただきたいなというふうに思います。  それでは次に、マイナンバーカードによる住民サービスの向上という視点で質問させていただきます。  9月の時点でマイナポータルという仕組みについて、これは御自身が自分でカードリーダーを自宅に用意しなきゃいけないんですけれども、個人情報を確認できたり行政がやりとりした履歴を検索したりできるという仕組み、また、ぴったりサービスというもので、子育てに関する行政サービスの検索やオンライン申請が可能だということを9月の一般質問でお話しさせていただいています。ぴったりサービス、子育てに関するサービスでは、本市は近隣2市8町の中では後れていますよということもお話ししました。  先日の11月28日の「未来の公共施設のあり方を考える地域市民懇談会」において、その資料の中に、公共施設の総量を削減するという目標に対し、建物に頼らない充実した市民サービスの実現をする方法の例として、コンビニエンスストアでの住民票の交付という説明がされておりました。  この説明、アイデアはいいんですが、その交付をするための裏付けの準備、そういったものはどのようになっているか伺います。 79:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 80:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 子育てワンストップサービス、ぴったりサービスというんですけれども、これの行政手続の簡素化を目的に導入しているサービスでございます。本市では現在、児童手当の異動に伴う額改定請求及び届出の手続がこのサービスから行うことができます。また、平成31年6月には、児童手当の現況届も子育てワンストップサービスから手続ができるようになります。今後も、面接等の必要がない簡素な手続は子育てワンストップサービスの対象にして、市民の皆様の利便性を高めていきたいと考えてございます。  証明書等のコンビニエンスストアでの交付につきましては、今後、導入に係る経費は少なくありませんけれども、多くの市民の皆様が便利になるサービスですので、現在検討を進めているところでございます。  以上でございます。 81:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 82:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 コンビニ交付、これは住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書、また各種税証明書、こういったものが準備というか、展開によってコンビニで交付ができるということで、朝から晩まで、また土曜、日曜、休日も利用できるという部分で導入している自治体が増えております。  それについても、やはり個人認証というために、マイナンバーカードが必要となるわけです。そのマイナンバーカードが無いとそのサービスも受けられないわけで、例えば11月21日の神静民報の記事によれば、小田原市でも職員による出張交付をしているという内容の記事がございました。これは、市役所に一度も訪れることなくカードの発行の申請ができるというサービスです。職員が例えばどこかの公民館等に出張していって、そこで全て申請手続を終えてしまうというような仕組み、サービスを紹介しておりました。  これは恐らく伏線があると思いまして、昨年12月、1年前の神奈川新聞によりますと、小田原市内の16箇所の住民窓口のうち、11箇所を廃止するという方針を打ち出しております。つまり、行財政改革を進めるためのステップとしてコンビニ交付を進めている、また、そのためのマイナンバーカードの申請普及を進めている、そういうようなストーリーがある展開なんですね。  地域市民懇談会で、コンビニエンスストアでの住民票等の交付、これを打ち出しているわけで、もう一度、本市の交付を進めるための準備、また、ストーリーはどのようになっているか伺います。 83:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 84:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 これは、コンビニエンスストアとの連携の中で実施をしていくという前提での検討を進めて、もろもろの課題の整理をしていくということでございますので、どういう方向になるか分からないけれども検討していくというものではありません。実施に向けての検討をしています。 85:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 86:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 実施に向けた検討ということと、先ほど経費は少なくはないというふうな御答弁がございましたけれども、経費の部分を補う、又は補填するためには、本市の出張所というんでしょうか、発行している事務所の効率化、縮小、そういったものが必要だと思いますが、そういうのも併せて検討しているんでしょうか。 87:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 88:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど申し上げたもろもろの課題の整理の中でというようなことであります。 89:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 90:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そういったものを考えているのであれば、マイナンバーカードの交付率を向上させていくという施策を検討し、実行する必要があると考えますが、いかがでしょうか。 91:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 92:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 マイナンバーカードを現在取得をしても、身分証明書かぴったりサービス、それかeLTAXでしか利用ができない状況です。  ですので、議員おっしゃるとおり、先ほどの自治体ポイントも含め、コンビニ交付などサービスの拡充というふうな面を優先させていく必要があると思います。 93:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 94:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 私は、交付率の向上と並行してやらなきゃ意味がないというふうに思います。是非、一つ一つじゃなくて並行して効率的な運用というか、ものを進めていただいて、成果がさっと出るというような仕組みを全庁的に検討してほしいというふうに私は思います。  さらに、来年10月、消費税率が10%となる税制改正に対して、様々な景気の刺激策を考えられております。この中でも自治体ポイントというものも対象に挙げられて、にわかに注目されてきたと思っております。  私が申し上げたいのは、制度導入には経費が極めて少なくて、制度を利用する民間インフラもある南足柄市は、市民が活用できるように準備を進めるべきだというふうに考えます。  例えば、クレジットカードのポイントをどういうふうに使うかというか、ポイントというのはどういう形態かといいますと、私が使っているクレジットカードでは、1,000円使って1ポイントです。0.1%の付与率なんですね。今、政府が言っているのは、それを5%還元すると言っていますので、通常のポイントの付き方に対して50倍なんですよ。先ほど総務省のデータが年間4,000億円と言われていたポイントの付与が、ざっくり言いますと、その50倍ですから20兆ポイントにもなるんです。そういったような大きな市場が生まれるというのを静観しているのは非常にもったいないんじゃないかと思います。まだ来年10月まで11箇月もございますので、前向きな検討をお願いしたいと思いますが、改めていかがでしょうか。 95:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 96:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 議員の御提案も含めまして、パッケージをお示しできるように検討していきたいというふうに思ってございます。 97:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 98:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 是非、地域経済が明るい見通しが持てるような行政の対応をお願いしたいと思います。  それでは、金太郎のふる里の実施設計について質問させていただきます。  頂いた資料によりますと、金太郎のふる里の設計コンセプトとしましては、金太郎のふる里にふさわしい木造建築としています。多くの丸太材で構成し、里山の豊かさを表現するというふうに資料には書かれております。  南足柄市は、かつては林業が主要産業であったというふうにも聞いております。このような設計コンセプトに沿って、地元の木材をどの程度使用する予定なのか伺います。 99:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 100:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 地域産、地元産の木材の利用については、市では市内における公共建築物等の整備において、県産木材をはじめとする木材の利用促進を図るため、平成27年4月に南足柄市の公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針を制定してございます。  方針の市が整備する公共建築物等における木材の利用の目標において、使用する木材は積極的に県産木材を使用するものとするとしております。  木材は、伐採から乾燥を経て加工することにより使用することが可能となりますが、実施設計時には施設建設時期を明確にすることができなかったため、計画的な伐採などの調達方法を確立することができませんでした。しかし、地域産の木材を活用することによって、林業をはじめとする地域の産業経済の振興に寄与することから、なるべく多くの南足柄市産木材を使用することができるよう林業関係者と調整してまいります。  また、施設の建築工事発注に際しては、公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針にのっとった木材の利用を発注時の仕様書等に盛り込み、多くの地域産の木材が使用されるようにしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 101:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 102:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 伐採から、乾燥させないと使えないということは私も聞いておりますので、なかなかタイミングが難しいのかなとは思いますけれども、例えば神奈川新聞10月に、小田原市は、小田原産木材の利用拡大のため公共施設への積極的な活用を目指すとしていまして、小学校の改修工事の完成を伝える記事でしたが、使用した木材13立方メートルのうち8立方メートルを小田原産木材で造ったというような記事が載っております。そのように近隣では地元の建材を使うということを進めており、それが記事になるということです。  私たちも、にぎわいを創出する場というものには期待しておりまして、市民や周辺の住民が集まり、また観光客が立ち寄ったときに、そこにある建築物についても、当然何かしらの評価がされるわけであります。我々市民としましては、何かしら誇れるアピールポイントがあってほしいと思いますが、そういった意味でのアピールポイントというのは実施計画の中ではどこに当たるのでしょうか。 103:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 104:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 実施計画というより、南足柄市産の木材、地域産の木材は積極的に使って、議員さんがおっしゃられるように、市民や訪れる観光客等に、この地域の木材を使った建物だよということもPRできるように進めていきたいと。今現在、林業関係者とも話合いを始めたところでございます。  以上です。 105:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 106:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 本市の観光ポイントである最乗寺、その周辺には600年を経過した杉の大木がある。これがまた一つの観光ポイントであり、例えば内装の中に600年の杉を使ったメーンの柱があるとか、そういったようなアピールポイントが是非あってほしいと思います。  省エネだとかそういった部分の設計について質問させていただきたいんですが、時を同じくして、2020年春に供用開始としている開成町の新庁舎、これはZEB認証を受けたということで大変なアピールをしております。ZEBとはゼロ・エネルギー・ビルの略です。太陽光発電などの導入で、標準的なビルよりも約8割の省エネを実現する設計と記事に載っております。  このようなアピールポイントがあるわけですけれども、本市の道の駅の中には省エネ設計としてはどのようなものが盛り込まれているか、再度伺います。 107:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 108:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 省エネ設計という、省エネの1つに入ろうかと思いますけれども、電球等はLEDを使っていくというのは当たり前なんですが、太陽光発電なども考えていきたいというふうには考えております。それによって、御存じのように道の駅の駐車場やトイレ、情報発信機能などは24時間利用可能となっておりまして、防災倉庫には防災資機材を備蓄します。この点からも、正に道の駅そのものが防災機能を有した施設というふうな点もあろうかと思います。そういう中で、防災機能を発揮するに当たり、非常用電源に関する設備は必須というふうに考えておりまして、そういう中に太陽光発電も最も有効な手段であると考えているところでございます。  現在、設計上、太陽光発電設備や蓄電池は計上してございませんが、現在、民間事業者のほうから、屋根貸し方式などによる太陽光発電設備等の設置について複数の会社から提案を受けておりますので、その事業スキーム等について研究中でございます。  太陽光発電の設備については、建築工事が終了した後になろうかと思いますけれども、官民連携事業を進める形で、太陽光発電設備の設置について進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 109:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 110:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 先ほどの答弁でも、まだ最終的な設計変更があるというお話がございましたので、是非そういったもの、特に防災拠点の機能があるということでございますから、太陽光発電又は蓄電、こういった機能はあって当然かなというふうに思います。是非、防災拠点としてでも使える設備、そういったのがあるんだぞということで、市民が誇れる、安心の持てる道の駅になってほしいというふうに考えます。  続きまして、3項目めの再質問をさせていただきます。  まず、地域包括ケアシステムの中の地域包括支援センター、これはいろいろな職種の人が最低限何人いなきゃいけない施設なのか、また、それらの要員は充足しているのか、その点について伺います。 111:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 112:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 地域包括支援センターにつきましては、高齢者人口がその圏域で6,000人未満の場合、保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士が1名必要となっております。  現在、南足柄市内におきましては、南足柄・北足柄・福沢圏域と岡本の圏域、2圏域ございますけれども、6,000人を超えている状況でございます。したがいまして、1包括支援センターにつきましては4名、保健師、主任ケアマネ、社会福祉士、いずれも1名ずつ、そしてプラスして、1名増員をして対応を図っているところでございます。  以上です。 113:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 114:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 豊富な人材の配置というのは、いろいろな意見だとか経験が生かされて、非常に市民にとっては良いと思いますが、コストという面もございますので、適切な配置をお願いしたいと思います。  10月から基幹型地域包括支援センターが開設されたということなんですが、ここ近年、3箇所目を造るに至った1つのデータかと思いますけれども、市民からの相談件数というのはどのような推移になっているか、分かりましたら教えてください。 115:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 116:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 29年度実績で、相談件数につきましては1,033件となっております。そして、平成30年10月末現在で、これは新しい包括も含めてなんですが、740件という状況になっておりますので、恐らく見込みとしては29年度を上回る、相談件数は増加しているものと考えております。  以上です。 117:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 118:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 相談件数は増えていくことだと思います。  また、基幹型地域包括支援センターでは、困難事例を取り扱うというふうにも伺っておりますけれども、厚生労働省の考え方としましては、高齢者、障害者、子ども・子育て、これらを一くくりに地域共生社会の地域包括支援体制、そういうふうなイメージで今後進んでいくんだろうと思います。  基幹型地域包括支援センターの目指す地域共生社会との関わり、この観点からは、基幹型地域包括支援センターはどのように活動しようと考えていらっしゃるか伺います。 119:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 120:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 基幹型包括でございますけれども、今、議員がおっしゃったとおり、困難事例への対応ということにも当たってございます。  いろいろ相談の中には、高齢者の問題だけでなく、障害者、子供等も含めた中でいろいろ関連がするところでございます。そういう面では、市役所の福祉健康部では、そのような部署がそれぞれに配置しておりますので、基幹型包括を直営で行うことによって、それぞれの障害者、子供等にも迅速な連携が図られるということで、今後はそういう面でも相談の対応が迅速化されるのではないかというふうには考えてございます。 121:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 122:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 例えば虐待という問題の相談が来た場合、虐待は福祉課と。でも話を聞いたら、高齢者だから高齢介護課と。でも家族との関係だからやっぱり福祉課だねというようなやりとりが実際あると思うんですね。そういった部分は基幹型に行けばワンストップで全て解決すると。その場合、子供の虐待でもワンストップで解決するというようなものが、市民にとっては非常に安心して相談できる体制なのかなと思いますので、是非、基幹型のほうの充実を進めていただきたいと思います。
     次に、介護予防について質問させていただきます。  12月1日の神奈川新聞に、第31回神奈川地域社会事業賞という賞を南足柄市介護予防サポート隊が受賞したという記事が載っております。これについて少し補足をいただけますか。 123:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 124:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 これは神奈川新聞社が主催しますものでございまして、今回で第31回を迎えております。その募集の対象としましては、文化、福祉、国際交流、自然保護等多岐にわたるもので、各地域において様々な分野において貢献できる団体を表彰しているものでございます。  今回、南足柄市介護予防サポート隊が応募したのは、介護予防サポート隊のモチベーションのアップ、こういったことで評価、表彰を受けることによってサポート隊も非常にやる気が出るというところもございまして、今回応募して受賞したところでございます。  以上です。 125:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 126:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 行政のほうから募集に応募したということですね。分かりました。  また、施政方針の中では、介護予防サポーターの育成を再開するというふうになっておりまして、いつか休止していたんだと思うんですが、再開するその一つの問題点としましては、隊員の平均年齢が70.4歳ということで、御高齢化しているということもあるのかなと思いますけれども、再開する目的はどのようなことなのか伺います。 127:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 128:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 議員がおっしゃるとおり、やはりサポート隊のメンバーの高齢化ということで、現在、平均年齢をとりますと70.4歳という形になっております。なるべく新しい方というか、若い方も入れておきたい。そしてまた、地域に介護予防を定着させるためにはサポーターの力が必要ですので、サポーター養成講座のほうを平成30年度再開したところでございます。 129:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 130:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 私の感覚で申し訳ないんですけれども、本市の介護の認定率だとかそういう問題よりも、まず介護保険料が比較的安いということを、先日の福祉大会でも講演者の方がおっしゃっていました。私も事実だと思います。健康長寿のまちが少しずつ実現しているのか、また進歩しているのかというふうに感じております。  そういった中で、介護予防サポーターの皆さんの活動というのが非常に大事だと思うんですが、一方、行政のほうでモチベーションアップを考えるのであれば、このようなデータをとっているのか質問したいんですが、先日、会派の視察で愛知県豊明市に行きまして、地域包括ケアシステムの取組を視察いたしました。  平成22年から平成26年の間に、要支援者の通所訪問サービス給付費が、通所サービスで2.5倍、訪問サービスで1.5倍と増加していることに危機感を持っておりました。そのデータを分析したところ、要支援1の人のうち2人に1人、半分、要支援2の方4人のうち1人が、1年後に更に上のステージの評価をされて重症化しているということが、給付費のアップ等につながっているということを問題にしております。  本市では、要支援1の人が1年後にどうなったのか、要支援2の人が1年後にどうなったのか、その方はこのような介護予防のサービスを受けているのかどうか、そういったような関連性のデータをお持ちですか。 131:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 132:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 現在、要支援1、要支援2の認定者につきまして、1名ずつ認定率、1年後どうなっていたかというデータのほうは、今ちょうど調査をしておりまして、今現在、手元に資料が無いんですけれども、やはり要支援1から要支援2に上がってしまう、状況が悪くなる方が増加傾向にあるということは、今の段階では分かっております。 133:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 134:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 先ほど視察した豊明市では、5年間で増加しているという問題点に対して、現状維持又は改善をするというような施策を打って、実際、給付費としては横ばいを維持しているという実績が出ております。  そういった効果がありますので、介護予防サポーターの方の活躍というのは非常に今後期待されるところだと思うんです。是非そういったデータの裏付けで、ボランティアでサポートしてくれる方々のやる気、モチベーションをアップするということは非常に大事だと思うんですが、行政の支援体制としていかがでしょうか。 135:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 136:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 介護予防サポート隊につきましては、意欲的にサポーター全員が同じ目標を持って長く楽しく活動できるように、行政は支援をしていきたいと考えております。  また、介護予防サポート隊が主に対象にする方については、比較的健康な方なんですけれども、要支援1、要支援2につきましては、介護認定を受けているということがございまして、地域包括支援センターではそれぞれケアプランチェックというのを行いまして、どのような形で重たくなっているのかというのを個別に、地域ケア会議と申しまして、そういった会議を通じて、なるべく重度化を防ぐように今後努めていきたいと考えております。 137:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 138:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 サポート隊が対象とされる方々が健常者であれば、そういった部分は、データとしての関連性はちょっと薄くなるかもしれませんけれども、やっていることがどうやって報われているのかということ、また、認定を受けていない健康長寿の方が増えているよとか、そういったデータを裏付けを与えていただければ、やりがいにつながるのかなと思います。  そういった意味で、地域の方々が自主的に活動している団体の御紹介をしたいと思うんですが、介護事業者が自ら組織して勉強会を持っております。手弁当でいろいろな講師を呼んで、介護に関する勉強会をしているNEXT10という会がございます。この団体のコンセプトは、「介護のチカラで南足柄を一番にする」というものでございます。この会について御存じでしょうか。 139:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 140:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今お尋ねのNEXT10につきましては、市内の介護保険サービス事業所の有志が、今、議員さんが言ったような目的、「介護のチカラで南足柄を一番にする」という目的のもとに自主的に立ち上げた、主にサービス事業者を対象とした勉強会をやっているということで、また、社会福祉協議会が後援している団体ということで、認識はございます。 141:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 142:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 私は、こういうテーマについて興味があるので私も参加させていただいています。要は介護の現場というのは、たくさんの種類の職種の皆さんがいます。介護員の人はもちろんですけれども、理学療法士だとか作業療法士、また社会福祉士、ケアマネジャー、看護師、医師、栄養士、そういったようないろいろな職種の方が協働して1つの事業所を運営しているというふうに認識しております。  そういった他職種の人々が一堂に集まって、例えば地域包括ケアシステムとは何ぞやというような勉強をしております。その方々は、自分がやっている仕事が社会の中でどういう位置付けにあって、どういう役割を担っているんだというのを知る機会になるわけですね。  是非、自主的にやっている方々の動きというのも察知していただいて、行政としてどんな支援ができるのかというのを御検討いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 143:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 144:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 このNEXT10のような関係者による自主的なスキルアップの取組につきましては、本当にその活動の趣旨等を尊重したいというふうに考えてございます。したがいまして、団体のほうから市に対しまして支援の相談等がございましたら、団体と協議しながら、適切に対応していきたいというふうには考えてございます。 145:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 146:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 最後に市長、このような市民の力が育っております。どのようにお考えでしょうか。 147:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 148:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 南足柄市の保健、医療、福祉、介護の分野については、先人先輩の皆様方から、そうした人的な基盤であるとかサービス基盤がしっかりとメニュー化されてきたと思っております。これは他の自治体からも高く評価されております。隣の小田原市の方々からも、そうした関係者からも評価されております。これはとても素晴らしいことであり、先人先輩が尽くしてこられた力に敬意を表し、そうしたものを引き継ぎながら、市民力、そして、そうした今までの基盤力を、場の力をしっかりと活用して、これからも未来志向で頑張っていきたいと思います。 149:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で池田真一議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 臼 井 忠 欣 議員 150:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、10番臼井忠欣議員の質問を許可いたします。  臼井忠欣議員。           (10番 臼井忠欣議員 登壇) 151:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 10番臼井忠欣です。  私は、これまでも本市の防災に対する施策について質問してまいりました。これもひとえに、我が地域、我が南足柄市からは一人の犠牲者を出したくないとの思いからです。  東日本大震災以降、全国的に防災に対する意識が高まり、国や自治体で防災に対する施策が整備され、その後も大きな災害が起こるたびに改正されてきましたが、財政状況など様々な要件によって思うように進めることができていない自治体もあります。その中でも、本市では、平成30年7月豪雨災害を受けて新たに作成している防災ハザードマップの全戸配布や、近隣市町に先駆けて、自衛官OBで組織されている神奈川県隊友会西湘支部との防災協定の締結に向けた動きなどが年内にも行われる見込みであるということについては、高く評価するものであります。  今年8月の広報みなみあしがらに、新行政改革始動と銘打った記事が掲載されていました。その後、市は、公共施設を考える市民ワークショップや地域市民懇談会を開催するなど計画どおりに進めて、平成31年度中には公共施設再編計画を策定するとしておりますが、まだまだはっきりした方向性を打ち出すまでにはいかず、時間が掛かるのではないかと感じております。  行財政改革を行うには、官民協働で十分な議論、検討を重ね、市民が納得できるしっかりしたビジョンや総合的な計画を策定し、着実に実行していくことが大変重要であると認識しておりますが、本市の行財政の立て直しには時間がありません。私は、しっかりしたビジョンや総合的な計画を策定していく作業と並行して、今できることがあれば個別にそれを進め、実績を積み上げていくことも大切であると考えています。  それでは、通告に従い、以下3項目について質問いたします。  1、地域防災マネージャー制度の活用について。  国では、災害対策基本法に基づく防災基本計画等において、地方公共団体が退職自衛官等を雇用する際に、財政面からも後押しする地域防災マネージャー制度を平成27年10月から導入しています。これは、地方公共団体による専門的知見を有する防災担当職員の確保及び育成や、円滑な災害応急対応及び復旧・復興のために、防災や危機管理の専門性を有する外部人材の採用を目的としているものであり、本制度を用いることにより、雇用の経費が特別交付税の対象となります。  そこで、本市でもこの制度を活用し、退職自衛官等を防災監や危機管理監等で採用すべきと考えますが、見解を伺います。  2、行財政改革の視点による学校プールの在り方について。  8月23日に、公明党会派で財政問題としての公共施設マネジメントについての講演を受講しました。その中での東洋大学客員教授、南学氏の説によると、全国ほぼ全ての小学校に学校プールが設備されているが、その使用状況は年間約3週間ほどであり、年間のプールの維持管理費用を考えると、学校プールの代わりに民間の屋内プールなどを使用したほうが水泳授業の経費が削減できるということです。  また、先日行われた地域市民懇談会においても、東海大学の杉本教授から、海老名市の学校プールの廃止と既存の屋内温水プールの活用についての取組が紹介されておりました。  そこで、行財政改革の視点から、現在行われている小中学校の水泳授業を体育センターの屋内温水プールを使用することで教育費の削減を図るべきと考えておりますが、市の考えを伺います。  3、観光PRの取組について。  本市の観光振興の取組については、昨日、本日と複数の同僚議員から質問があり、おおむね理解するところではありますが、まだまだ本市は全国的に広く認知されているとは言い難い状況にあります。  そこで、本市の認知度を上げるための観光PRについて、これまでの取組及び今後の取組について伺います。  以上でこの場での質問を終わります。           (10番 臼井忠欣議員 降壇) 152:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 153:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 臼井議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、地域防災マネージャー制度の活用についてでございますが、市では現在、消防長経験者であります防災嘱託員を雇用しております。災害対応における市職員や消防団員への指導助言、あるいはまた防災訓練などを通じまして、自主防災組織等に対し防災意識の普及啓発を行うなど、防災対策を推進していく上で重要な役割を果たしております。  御指摘の退職自衛官等の採用につきましては、以前より、先進自治体の雇用形態であるとか報酬の状況などを把握しながら検討してまいりましたけれども、現在雇用している防災嘱託員と比較しますと、雇用単価あるいは勤務日数などの任用条件でいろいろと課題があるというのが状況でございます。  しかしながら、大規模災害時における初動体制の確立や関係機関との連絡調整などにおきましては、豊富な経験や専門的知識を持つ退職自衛官の活用は大変有効であるというふうにも考えますので、今後も退職自衛官等の採用につきましては、御提案がありました地域防災マネージャー制度の活用等も含めまして、引き続き研究をしてまいりたいというふうに考えます。  次に、行財政改革の視点による学校プールの在り方につきましては、教育長が答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。  次に、観光PRの取組についてで、本市の認知度を上げるための観光PRのこれまでの取組、また今後の取組についての御質問ですが、市の認知度を上げるための観光PR施策としまして、広域連携での取組や市単独での取組があるわけでありますが、まず広域連携での取組としましては、西さがみ観光協議会、また、西さがみ地域観光事業推進連絡会あるいはあしがら観光協会などと連携しまして、本市の観光PRの取組を行っております。  具体的な広域連携の取組でございますが、西さがみ地域観光事業推進連絡会では、横浜駅や新百合ヶ丘駅の首都圏へ観光キャラバンを行いまして、旅行会社へ県西地域の魅力を伝えるとともに、駅ではパンフレットを配布するなど、県西地域の観光PRを行ってまいりました。あしがら観光協会では、昨年度は足柄上地域共通の観光ガイドブックを作成しまして、羽田空港や小田原駅などに配架しまして、広く県西地域の魅力をPRしたところでございます。  今年度は、スマートフォンによる1市5町を回遊するスタンプラリーを楽しむゲーム、いわゆる「駅メモ!」の取組をしております。11月22日現在では8,865名のキャンペーン参加を頂戴しておりますし、チェックポイントである大雄山最乗寺では2,500名を超える方々が訪れているという状況もございます。  そのほかにも、今年度は神奈川県観光魅力創造協議会が主催をします出前セミナーを活用しまして、外国人の方に大雄山最乗寺、アサヒビールなどの観光ルートを実際に観光していただいて意見交換会を行いました。大雄山最乗寺では写経体験を、また、アサヒビール工場では工場見学を、さらにBIOTOPIAでは健康測定を、それぞれ行ったところでございます。  意見交換会では、インバウンドが求める日本の魅力は、大雄山最乗寺のような古いお寺や多くの樹木に心が癒やされるなどの御意見がありまして、外国人が求める魅力について再認識をしたところでございます。  また、市独自での取組としましては、市観光協会と連携した中で、平成28年度には小田急新宿駅で、また、平成29年と平成30年は日本橋イベントスペースにおいてシティセールスを行っています。  アンケート結果では、自然、史跡、歴史などに興味を持たれる方が多く見受けられますので、大雄山最乗寺や夕日の滝などをうまく生かしてPRを進めてまいりたいとも考えます。  南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通によって、箱根広域観光圏を更に意識した取組をはじめ、今後も近隣市町とも協力して、広域的な観光キャンペーンを首都圏でのシティプロモーションを引き続き展開していくとともに、圏央道や新東名の開通などによって、本市を訪問しやすくなった地域もターゲットに観光PRを展開して、知名度アップや誘客を図っていきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。          (加藤修平市長 降壇) 154:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 155:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 行財政改革の視点による学校プールの在り方についてのお尋ねがございました。  水泳授業は、小学校全6校及び足柄台中学校の学年ごとに、年8時間から10時間、回数にしまして4回から5回の授業を行っており、プールの維持管理経費は平成29年度実績で約160万円となっております。また、プールは水泳の授業だけでなく、小学校の生活の授業やクラブ活動でも利用しております。  水泳授業を体育センターの温水プールで行うことは、1年を通して天候に左右されずに予定どおりに授業が行うことができ、また、体調を心配して見学する児童が減少することなどのメリットが想定をされます。一方、移動のための時間が必要となり、自校プールより1時間多く授業時間を確保する必要があるなどのデメリットが想定をされます。  水泳授業を体育センターで行うことによる教育費の削減を図るという御提案ではございますが、経費削減だけでなく、教育成果や授業の運営などを含め、総合的に判断をする必要があると考えております。  なお、小学校のプールは幼稚園児が利用するとともに、夏季休業期間は一般開放しており、市民の皆様方にも御利用いただいております。  以上でございます。 156:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 157:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 それでは、少しずつ再質問させていただきます。  まず、1番目の地域防災マネージャー制度の活用についてですが、答弁の中では、私はどんどん進めていきますという答弁を期待して通告しておいたんですが、今、消防のOBの方が嘱託でされていることはもう十分認識しております。  この地域防災マネージャー制度は、内閣府のほうで証明書を発行していると。内閣府の実施する防災スペシャリスト養成研修を受けなければいけない、又は防衛省の実施する防災危機管理教育も受けなければいけないと、そういう条件をクリアした方、なおかつ自衛隊等の幹部でリーダーとして組織運営についても実績のある方たちを、内閣府が地域防災マネージャー証明書という形でそれを発行するわけです。その方が、証明書がある方については、約2分の1が特別交付税の対象になるというところもありますので、消防の方に対して異論を挟むわけではございませんが、そこの組織マネジメント等にも優れていて、あとは災害派遣等で実績のある幹部自衛官等を採用してはどうかと思いますが、そこはどうお考えでしょうか。 158:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 159:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 地域防災マネージャー制度ということで、ただいま議員がおっしゃった様々な知識経験がある要件をクリアした方が、そういった登録をされているということは承知しております。  こういった退職自衛官の採用につきましては、これまでも検討してきまして、地域防災マネージャーの方はフルタイムということもございまして、任用条件ということでやはり経費等の問題もございますので、退職自衛官、地域防災マネージャーの方が果たすべき役割というのは認識しておりまして、例えば大規模災害時の初動対応ですとか、自衛隊を含めまして関係機関との連絡調整等、非常に役割、有効だというふうには認識しておりますけれども、今後、任用条件等、自衛隊側とよく詰めまして、そういったことも含めまして研究をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 160:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 161:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 前向きに研究をされていくということでしたが、近隣の市町のことを考えますと、本年4月1日からは小田原市、箱根町、あとは4月10日からになりますが、湯河原町で採用を実際にされているというところに関しては、南足柄市としては、そういうところでどういう状態なのか、どう検討されたのかというのは聞いて、研究はされているという認識でよろしいでしょうか。 162:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。
    163:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 近隣の状況も把握しておりまして、県内でも、神奈川県含め16自治体が退職自衛官を採用されているということで、今後、自衛隊側の窓口である神奈川地方協力本部からもいろんなお話を聞く機会もございますので、そういった機会を通じて制度的な理解を深めながら、条件面がマッチングといいますか、そういった方向で研究をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 164:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 165:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 前向きに研究ということで、もう一つ、実際に雇用に至っていない部分の中では、勤務日数とか費用、ギャランティーの部分ということがネックになっているというお話でしたが、まず半分は特別交付税の対象であると。また、幹部自衛官等は組織マネジメントに優れておりますので、フルタイムで勤務していただいても、平時から職員に対しての防災に対する知識の普及ですとか、その辺の組織マネジメントに対して力を発揮していただけるものと私は思いますが、その辺はどうお考えでしょうか。 166:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 167:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員がおっしゃるとおり、防災面あるいは危機管理面でも、マネジメント能力というものは非常に発揮していただけるということも効果としてございますので、本市での役割ですとか組織的な位置付けですとか、そういったことも含めまして、今後前向きに研究していきたいというふうに思っております。  以上です。 168:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 169:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 是非前向きに検討していただきたいと思います。自衛隊のOBということになれば、実際に災害派遣で来ていただける部隊というのが、いわゆる後輩になりますので、話も早くなると思いますので、是非前向きに検討していただきたいと思います。  次に、行財政改革の視点から見た学校プールの在り方についてなんですが、私、行財政改革の視点から見たと書いたので、教育長から答弁いただけるとは思っていなかったんですが、今、管理は学校ですので、しようがないなとは思うんですが、実際、いろんな学校で民間のプールを使おうというので動いております。  本年の9月6日の産経新聞の記事ですと、平成8年には約2万校あったところが、今、1万5,000校ぐらいしかない。4,900校ぐらい減っていると、学校プールが。中学校は7,600校余りだったのが5,600校余りに減っていると。実際に小中学校の統廃合等行われていますので、プールだけを考えますと、小中合わせて約1,000校ぐらいなんですけれども、そういう取組がどんどん進められておりますので、実際、隣の開成町でも本年、町民プールが無くなったという経緯で本市の体育センターを使われております。  そういうところの部分で、これからの行財政改革の視点から、公共施設マネジメントも含めて、私のこの提案は、施設を壊すとかというのではなくて、運用面だけでいけるというアイデアでよろしいんじゃないかと思って提案させていただいているんですが、行財政改革の視点から見てこのアイデアはいかがか、お伺いいたします。 170:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 171:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先だっての地域市民懇談会にも臼井議員も出席をされておりました。そうした公共施設の在り方について、その方向性がありき論ではなくて、いろんな観点からの議論の中で、より使いやすい、機能がどうなのか、そしてそうした議論の上に立って、必要でないものは整理をしていくという、そういうような広範にわたっていろんな観点からでの議論で市民の皆様方に御理解を、そしてまた、今まで多数であれ少数であれ、それを御利用されている方々にも理解を頂いて、そういう方向が決まれば、スピード感を持ってそうした取組をしていくことも大事だと思っておりますので、ただいまの観点での提案についてはしっかりと受けとめながら、それも1つの御意見として検討してまいりたいと、そういうふうに思います。 172:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 173:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今、市長から前向きな御意見を頂きまして、ありがとうございます。  学校のプールは大分古いですね。先ほどの公共施設マネジメントの話からいきますと、一番古いところ、北小とかは昭和40年のプールですし、新しいところでも南足柄小学校は昭和60年のプールですので、全国的に見てというか、一般的に見て、プールの耐用年数をはるかに超えていると。これから当然のことながら大規模改修も必要となってくると。特にプールに関しては、児童・生徒が肌の露出が多くて裸足で歩かなければいけない。そういうところで老朽化したプールを使い続けるとなると、そこのけが等のことも考えれば、相当な費用が掛かってくると思いますので、そこは、今、総合的に広範にとおっしゃっていましたけれども、私、冒頭で、総合的なきちっとした計画も必要なんだけれども、できることをやって実績を積み上げてみたらどうかということの観点からこの提案をさせていただいています。その意味からいってどう進めていくお考えがあるのか、見解を伺います。 174:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 175:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 7つの学校のプールの維持管理費は、先ほど申し上げたとおり162万円ほど掛かっておりますけれども、海老名市のやり方でいきますと、温水プールで授業を実施するとしますと、借上げバスなどの手配が必要になってきます。そうしますと、経費的には恐らくオーバーしてしまうと想像しますので、行革的にはそれはできないなというふうには思います。また、一般開放もしておりますので、市民サービスの低下につながる心配もございます。  ですので、議員さんもおっしゃっていましたけれども、やはりやり方の検討が必要だと思います。民間の施設を利用するですとか、授業のやり方を変えるとか、そういった検討を整理しながらしていきたいと思います。スケジュール的にはすぐに検討はしたいと思っております。 176:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 177:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 今、一般開放もされているということだったんですが、一般開放は、聞いたお話ですと、週3日ぐらいを夏の間5週間ぐらい、1日3時間、小学校6校で約45時間ずつの開放ということですね。それに対して、指導員、監視員の委託費用が470万ほど掛かっているということで、そこで利用されているのは、一般の近隣のファミリーというよりは、どちらかというと学童で使われている方が多いと聞いておりますが、そのような認識でよろしいでしょうか。 178:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 179:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 経費につきましては、年間500万近くの維持管理費、それから使用者は3,000名、そのうちの半数程度が学童で利用しているという状況です。 180:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 181:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 私が心配してこれをわざわざ取り上げたというのは、公共施設再編計画のところで、ワークショップ等でいろいろアイデアが出された中で、皆さんよく使われるんですけれども、総合的に見て並べていって、これも必要無い、これも必要無いとやったところに、その中に埋没してしまうのではないかと。実際問題、学校の統廃合であるとか施設の統廃合であるとかというと、大規模な改修費用ですとか、大変な利用者のところとかというのがあるんですが、これは先ほども述べましたが、施設等はさわらずに運用面だけでいけそうなので、できればその計画等に埋没しないで先行でやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 182:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 183:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 これは公共施設マネジメントというのではなくて、行政改革の項目の1つとして検討させていただきます。 184:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 185:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 私の感覚では、難しいかもしれないですけれども、来年度にも実行可能なイメージではいるんですが、いかがでしょうか。 186:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 187:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 6月ですので、少し時間が足らないというふうに感覚的には思います。やはり利用者がいることですので、十分に御理解いただいてから進めていきたいと思います。 188:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 189:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 是非、小さいところからでもしていただきたいと思います。  次に、観光PRの取組についてですが、いろいろ頑張っていただいて、同僚議員の質問でいろいろありましたが、私のイメージですと、観光基本計画を、市の特色とかをまとめて総合的に判断して、近隣市町と連携しながら着実に進めていくような計画をこれから立てるというように解釈するんですが、それがいつ行われて、それが実行して、実際目標である入込客数200万人まで到達するには随分と時間が掛かりそうだと思いますが、その辺のタイムスケジュールはどうお考えなんでしょうか。 190:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 191:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 観光基本計画につきましては、来年度、31年度策定を予定してございます。そういう中で、目標数値につきましては、2020年に箱根の道が開業します。また、春には道の駅も開設しますので、それに合わせて、かなりの箱根からの観光客も見込んでまいりますので、目標数値の200万人にその時点において近付けていきたいというふうに考えております。 192:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 193:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 31年度に基本計画が出来上がると、もうすぐ翌年の32年度には200万人になる見込みがあるという解釈でよろしいでしょうか。 194:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 195:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 先ほどの行政改革と同じように、これは日々、観光客あるいは交流人口の増加というものは狙っていかなければいけないということでございまして、先ほど岡本議員のときにも事例でお話しさせていただきましたけれども、例えば大雄山最乗寺のインバウンド対応化とか、そういったお話があれば、あるいはそういうお話を拾ってきて、適時適切な時期にしっかりとやっていく。ただ、計画のほうはそういうスケジュールでやらせていただきますけれども、当然その中に取り込んでいって、目標値を何とかクリアできるように頑張っていきたいというふうな思いでございます。 196:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 197:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 そこは是非頑張っていただきたいと思います。  ここからは、ちょっと平たい話に持っていきたいと思うんですが、先日の中学生議会の中で、中学生の中から観光PRの一つのアイデアとして、大雄山駅に猫駅長を置いたりして観光PRにしてはどうかという質問の中で、市長はその答弁の中で、伊豆箱根鉄道に働き掛けていきたいと、実現するとはおっしゃらなかったですが、働き掛けていきたいということで答弁されていました。  そこがヒントなんですが、市民感覚でいきますと、小さいところからやってみてはどうかというアイデアの一つとして、猫駅長じゃないですけれども、例えば大雄山線の車両に、よいしょ君のイラストをデコレーションしたよいしょ君電車等を走らせて、南足柄から大雄山線全域にわたって、よいしょ君、金太郎というものをアピールしてはどうかと考えますが、見解をお伺いいたします。 198:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 199:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 平成28年から平成29年にかけて、大雄山線の開業90周年事業の一環として、大雄山線の車両に沿線の風景写真とともに、よいしょの金太郎のイラストも描いていただいたという実績がございます。この事業は伊豆箱根鉄道が独自でやったものですが、この取組、かなり近隣の人や鉄道ファンには好評だったというふうに聞いてございます。このような取組は、鉄道関連のPRだけではなくて、地域の観光客の掘り起こしにも、御指摘のとおりなるのかなというふうに考えています。  そういう中で、電車に金太郎のイラストを描くというと、ラッピングという方法が一般的でございますが、実は設置費用はかなり高くなるということでございます。それではちょっと難しいかなという中で、その代わりと言ってはあれですが、それ以外に、例えば電車の前と後ろに、よいしょの金太郎のヘッドマークを設置すること、これは比較的安価に対応できるというお話を聞いておりますので、検討していきたいというふうに考えております。  また、現在、商工会、最乗寺さんと伊豆箱根鉄道を含めて連携して、最乗寺の誘客を目的とした観光誘客事業委員会というのを設置してございますので、このことにつきましては、この会議の際にでもお話をさせていただければなというふうに思ってございます。  いずれにしましても、伊豆箱根鉄道と連携して、記念事業以外にも春や秋の観光シーズンに走らせることができるかどうか、検討していきたいというふうに思います。 200:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 201:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 長々と説明ありがとうございました。  90周年事業でされていたことは私もよく存じておりますが、私がここで提案したいのはなぜかといいますと、先ほどの同僚議員の観光の質問の中でも、市長はSNS等を使って市のPRという言葉も出てまいりました。例えば私がこういうアイデアを言うのは、今はやりの映える、映えさせたいというところがありますので、それの一環としてもう一つ言わせていただきますと、大雄山駅前のヴェルミ2の壁面、私、大雄山線に乗って大雄山の駅に近付いてくると、子供のように先頭車両で前を見ているんですが、その低い駅舎の情緒のあるところの真上に、白い無地のキャンバスに私には見えるわけですね。そういうところに、例えばよいしょ君の大きな壁画があるとか、観光をPRするような絵がもしあれば、土曜日の午前中によく行われている視聴率の高い、ぶらぶらっとローカル電車の途中の駅で降りてまちを回るというような番組等でも取り上げられるのではないかと。子供たちも喜ぶのではないかと思いますが、その辺に絵を描くだけの話と言ったら失礼なんですが、私の友人に言いましたら、そこは今はやりのプロジェクションマッピングだろうという話になりましたが、それよりは絵のほうが多少安価にいけるのではないかと考えますが、見解を伺います。 202:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 203:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 大雄山ヴェルミ2のところに、よいしょのイラストだとか金太郎のイラストを描いたらどうかという御提案なんですが、壁面に絵を描く場合、景観上の問題があります。南足柄市の景観計画では大きさの基準や色彩の基準がありますので、実施の際には景観に対する配慮が必要になってこようかなというふうに思います。  大きさによっても違いますが、具体的には大雄山駅前を含む市街地景観ゾーンについては、灰色やこげ茶色等、色の彩度の低い色しか使えない等の制限があります。こういうデザイン等の選定や絵の大きさには注意が必要になりますが、経費面や景観条例等を考慮した中で、できるものかどうか検討していきたいというふうには考えております。 204:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長及び副市長並びに各部長に申し上げます。答弁は簡潔にお願いいたします。よろしくお願いします。  臼井忠欣議員。 205:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 ありがとうございました。  今、景観のお話とかサイズのお話とか、いろいろ制約がありますよと、できないよというように私には聞こえたんですが、先ほどのよいしょ君電車の件とかはお金が掛かるからヘッドマークだけ、ヴェルミ2の壁面に関しては景観の注意があるのでサイズは小さくしたい、これで映えるんでしょうかねと。  例えば山北町のユーシン渓谷ですとか、最近ニュースになりました新大久保の韓国風ホットドッグ、ハットグなんかは、SNSで発信されて、映えるからというだけで勝手に全国的に広まって、もっと極端に言えば全世界的に広まっているという、あっという間に広まっているとかというところもありますので、そういうところも考えて、うまく映えるような作戦を考えていただきたいと思いますが、見解を伺います。 206:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 207:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 SNS等での発信というのは非常に重要なことでございます。先日も伊豆箱根の大雄山線の社長さんともお話をさせていただいて、そういったことが非常に重要だということで認識は一致してございますので、何ができるか少し検討させていただきたいと思います。 208:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 209:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 ちょっと市民感覚で言うついでにもう一点言いたいんですが、今、防災行政無線の夕方の音楽は「夕焼け小焼け」が流れておりますが、先日、山北町で議員の会があって行ったときに、3時の防災行政無線が鉄道唱歌になっておりまして、何で鉄道唱歌だと言ったら、山北駅にSLが置いてあると、ただそれだけなのに。  ですから、金太郎のふるさととして全国的に売り出したい南足柄市としては、防災行政無線の夕方の音楽を「金太郎」に、まさかりかついで金太郎というやつですね、「金太郎」にしてはどうかと考えますが、見解をお伺いいたします。 210:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 211:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 この件につきましては、過去にもいろいろとお話がございました。そのときにも、この曲になった経過も過去にさかのぼって調べたこともあります。これは、昭和50年代の後半から昭和60年頃だと思いますけれども、青少年の育成会あるいは青少年指導員、そうした青少年関係の団体等からも、是非夕方はこの曲で早く家に帰りましょうよというようなことの観点でこれに決めたという経過がございますので、そうしたことを考えますと、夕方の曲の変更についてはもろもろ課題もあるのかなと。  ただ、チャイムは2回、正午もありますので、そうしたことも含めてまたいろいろと検討する余地はあろうかなと思いますので、もろもろ検討してみたいと思います。 212:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 臼井忠欣議員。 213:◯10番〔臼井忠欣議員〕 ◯10番〔臼井忠欣議員〕 全ての回答が検討しますなんですが、検討していただけるのは結構なんですが、私が一番恐れているのは、基本計画と総合計画、市の作っている総合計画は立派なんですが、その中、総花的にいろいろ載っている中で、全ての、良いアイデアか悪いアイデアか分かりませんが、そういうところが埋没してしまうのではないかということと、今私が挙げた3点というのは、市民感覚で見たときにおもしろいんじゃないのという、例えば夕方の音楽が青少年の育成会で決まったと、ではそれは一生変えられないもなのかと。もしくは、今4時と5時ですが、その頃には観光客は帰ってしまうだろうから、山北町のように10時とか3時とかに、観光客がいるときに流したほうがいいんじゃないかとかというアイデアも私は持っていたんですが、その辺について前向きに検討していただきたいと思いますが、こういうことは基本計画にのせる前にやって、お客さんがSNSで映えたところへ来たところで、もう一回仕掛けを打ったら、もっと効果的なのではないかと思って提案させていただきましたが、見解をお伺いいたします。 214:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 215:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 検討というのは、この場でにわかにやりましょうというようなことはなかなかできない。ですから、その場をしのぐための検討という意味では全くございませんので、今、議員さんからもおっしゃられたとおりです。いろいろな市民がいられて、いろいろなそれに関与する方がいらっしゃるわけですから、そうしたところはしっかりとスクリーニングをさせていただくということの検討ですので、よろしくどうぞお願いいたします。 216:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で臼井忠欣議員の質問を終了いたします。  ここで13時10分まで休憩といたします。                                休憩 午後 0時06分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時10分 217:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 田 久 良 議員 218:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、13番石田久良議員の質問を許可いたします。  石田久良議員。           (13番 石田久良議員 登壇) 219:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 13番石田久良です。ただいま議長より発言の許可を得ましたので、一般質問を行います。  日本の地方自治体のほとんどが少子高齢化の影響を受けて、各市町村は人口減少が進み、2035年には、小さな自治体においては消滅可能性都市の出現が予測されています。  南足柄市の人口を見ても、平成22年の4万4,020人が、下降減少が続いて平成42年には3万8,772人との推計が出され、想定されています。この20年間で人口は5,248人減少します。これは年間にしてみますと、262人数ずつ減少を続けるということになります。  このような状況下にあって、南足柄市は早急に定住化対策を始め、人口減少に歯止めを掛ける必要に迫られております。効果的な人口の減少対策を実施して、地域経済の発展、活性化を図ることが、現在の南足柄の最優先課題として取り組まなければなりません。本市の生き残りをかけ、行財政改革による守りと新たな産業創出による攻めの戦略の下に、定住化を図り、移住住民の増加を図る必要があります。厳しい社会状況の中でありますが、住民、議会、自治体が一体となって取り組む必要があります。  南足柄市の将来の活性化のために、今やらなければならない施策は、1つとして、人口減少対策を行い、人口減少に歯止めを掛けること。2つは、市政を支える若者、生産年齢人口を増加させるために南足柄市に雇用の場を拡大すること。3つは、高齢者、子育て世代のための生活の利便性の向上を図り、買い物難民を出さないため、民間の協力による乗合送迎バスの運行を行う施策等について質問いたします。  それでは、大項目1は、本市の人口増加策について伺います。  日本全国で少子高齢化の波を受け、地方自治体の人口減少は社会問題になっております。しかし、人口減少に対する特効薬はありません。あらゆる自治体が知恵と工夫で人口減少に歯止めを掛けようと努力をしている最中です。人口減少の歯止めの中で、重要な以下2点について伺います。  第1点目は、生産年齢人口の減少対策をどのようにするかでございます。  その具体策アとして、若者が地元で結婚して定住化を図るために、婚活の取組への支援について伺います。今日までに、本市においても商工会が中心となって婚活の事業を行いましたが、他の自治体の例を見ますと、他の自治体では長年にわたり毎年継続されておりますが、本市ではスポット的な状況にあります。婚活を定着して、地元に居住する若者の人口の増加につなげ、ハッピーな南足柄市をPRする上でも大事な施策と考えます。商工会による婚活支援の取組に対する本市の支援の状況と今後の考えについて伺います。
     人口増加のための具体策イとして、子育て世帯の支援について伺います。  定住化の最も効果的な施策は子育て支援です。子育て世帯の支援は将来の南足柄市のために重要な施策であります。子育て世帯において、その子供が引き続きこのまちに持続的に住み続けていただくためには、子育て世帯に対する支援策が必要と考えます。市長の見解を伺います。  第2点目は、定住・移住の促進による人口増加策について伺います。  人口増加策の具体策アとして、起業家への支援について伺います。  定住促進に対する全国の他市の取組は、1つは住宅支援、2つは子育て支援、3つは教育関係支援、4つは実施体制組織の構築、5つにはその他祝金の支給等がありますが、施策は様々であります。有効な支援を行い、各市町では成果を生んでいるようです。  まちの活力は、既存の企業の繁栄、活性化に支えられるところが多々ありますが、更なるまちの活性化は、若者が新たな企業を立ち上げようとする意欲のある起業家の育成が必要です。若者の起業家を育成して今の地域経済のパイを大きくすることが、地域経済の更なる活性化につながります。このような起業家への支援について、これまでの実績はどうだったのかを伺います。また、今後どのような取組をしていくのか伺います。  大項目2として、雇用対策について伺います。  日本の人口減少傾向は更に続きますが、本市の人口減少での問題点は市を支える若者の生産人口の減少であります。単に人数の問題ではなく、市政を支える若者パワーの減少は、本市の将来に大きな問題を生じます。生産人口減少の要因の一つに、本市の若者が市外に移住しないように、雇用の場づくり等を考え雇用対策を充実する、これについて本市ではどのような取組を行っているのか伺います。  大項目3は、民間の協力による乗合送迎バスの運行について伺います。  第1点目は、高齢者が増加する近年において、体力の低下により外出が困難な高齢者が多数実在しています。特に、従来からの路線バスの廃止や大幅な減便によるバス交通の利便性が大変悪くなり、身近な生活に必要な買い物もできない、医療機関への通院にも支障を来している状況にあり、地域のイベントにも行けない等、社会参加するにも支障を来している状況にあり、高齢者のひきこもりの一つの要因にもなると考えます。  昨今、岡本地区においては、市内のスーパーの買い物循環バスの休止によって、高齢者の買い物難民の発生、こういったものが現実に起きております。そこで、民間の協力による乗合送迎バスの運行を実施する必要があると私は考えますが、市長の見解を伺います。  以上で登壇での質問を終わります。           (13番 石田久良議員 降壇) 220:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 221:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、石田議員の御質問に御答弁いたします。  最初に人口増加策についてで、生産人口の減少対策についての婚活の取組への支援についてでございますが、市では、地域活性化や出会いの場の創出を目的として平成23年にスタートしました、市の商工会で行っている婚活の取組でございます街コンを支援をしているところであります。  この街コンの参加者は、市民の方だけではなくて県外の方も参加しておられます。また、開催場所も丸太の森であるとかアサヒビール工場など、その都度、様々に工夫をされておりまして、市の活性化や観光PRにもつながっているところであります。市としましても、街コンの開催の際には、ホームページや広報誌への掲載、又は散らしの配架を行うなど、開催に向けての協力を行っているところでございます。  本年3月には、男性が22人、女性も22人の参加者によりまして、第6回目の街コンが開催をされました。4組のカップルが成立をしました。また11月には、事業やまちづくりに奔走する若い経営者や未来の経営者の婚活を応援することを目的として、第7回目の街コンが開催されまして、男性16名、女性15名の参加がございまして、3組のカップルが成立をしたと聞いております。  毎回、多くの方々が参加されている街コンが更により良いものとなるよう、商工会においても開催場所や開催内容を検討されているとのことでございまして、今後も市としても、定住促進や地域活性化につながる商工会が開催する街コン、商工会の活動を支援してまいります。  次に、生産年齢人口の減少対策についてで、子育て世帯の支援についてでございます。  南足柄市に今お住まいの市民の皆様が求めていらっしゃる子育て支援策を実施していくことが、定住の促進につながっていくという考え方については、これまでと全く変わりはございません。これまで、南足柄版「出産・子どもネウボラ」などの子育て支援の拠点づくりや待機児童の解消、小児医療費助成制度や学童保育の充実を図るなど、子育て支援策には重点的に取り組んでいるところでございます。  これらの施策の実施による定住人口の増加数は、これは具体的にそのことによっての増加数ということは、計ることができませんけれども、引き続き、市民の皆様が必要とする現状における課題となっている、そうした子育て支援策に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、定住・移住の促進による人口増加策についてで、起業家への支援についてでございますが、起業に対する支援については、商工会、市内金融機関、日本政策金融公庫と連携しまして、起業に関する相談体制の強化を図ることを目的に、平成28年度から創業支援事業を行っております。市が一元的な相談窓口となりまして、相談の内容に応じて必要な関係機関を紹介するなど、起業を希望する方のニーズに合わせた支援を実施しております。  創業支援事業による起業の実績につきましては、平成28年度は2名、平成29年度も2名というふうになっております。  また、商工会では、経営相談や経営改善について、経営指導員が全般的な御相談に対応しまして、より専門的な相談については、中小企業診断士や社会保険労務士あるいは税理士などと連携して、支援を行っているところでございます。また、起業に向けての経営計画や経営改善に関するセミナーや講習会なども実施をしております。  本市におきましても、本年の3月に、起業を考えている若者や女性をターゲットとしました創業支援セミナーを開催したところであります。講師を招き、事業計画書の作り方や資金調達手段など、開業までに必要な準備等のレクチャーを講義していただきました。  今後も、広報誌やホームページなどで起業に向けた創業支援事業の周知を図りまして、起業する方々への支援を行ってまいりたいと考えます。  次に、雇用対策についてで、雇用対策についての取組でございますが、雇用拡大対策の取組として、11月に合同企業説明会を開催しました。この合同企業説明会は、商工会や東部工業団地連絡協議会と連携しまして、南足柄市内の事業所における社員の募集情報等を、就職希望者などの方に事業所側が説明する形式で行ったものであります。  参加者は、近隣の高等学校の進路指導担当の教師や一般の市民の方々11名が参加されました。また、説明をしていただいた事業所は4事業所でありまして、事業所の業務内容や社員の募集情報などを説明していただきました。また、市民の雇用や定住の促進と拡大を図るため、企業の立地の促進等に関する条例の一部改正の議案を現在提案しているところでもございます。  今後も、各種の施策を推進しまして雇用の拡大を図ってまいりたいと、そのように思っております。  次に、民間の協力による乗合送迎バスの運行についての御質問でございます。  平成30年2月に、市内にお住まいの65歳以上の方から無作為に抽出をさせていただいた3,000人を対象にしまして、交通に関するアンケート調査を実施しました。その結果では、日常的な移動に不便さを感じていると回答された方の割合は7.5%でございました。しかし、高齢者は約25年後には人口全体の約42%になるというような予測、見込みでありまして、高齢者のみの世帯も全世帯の3割を超えていくのではないかと推測しております。年々、車の運転や自分の足でスーパーマーケットなどに行くことが困難になる方が増えていくことは、十分に想定できることでございます。  今後は、市内の民間事業者の状況であるとか、国が実証実験を進めている自家用車に代わる交通手段の動向などをしっかりと注目しながら、コミュニティバスや民間事業者との協働による巡回バスの運行などについても、本当にこれは現実的な問題として研究を進めてまいりたいと、そのように考えているところでございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 222:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 223:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、再質問をさせていただきます。  今、婚活について、市長のほうから街コンという表現で御説明を頂きました。本市がそういった面でしっかり取り組んでいるということは理解をいたすわけでございますが、更にこれをまた充実させるということも、これからの大きな課題だろうというふうに考えます。  先般のNHKの放映の中で、結婚しない40歳代のひとり暮らしというのが全国で大体1.9%おられるというような発表がありました。そういう意味で、年代は別としても、ひとり暮らしが増えてくると、少子高齢化の中で高齢者化が更に進んで、税収にも影響が出てくるんじゃないかと、そういう意味では婚活は非常に大事な問題だろうと思います。そういう意味では、今、市長が御説明いただいた商工会を中心に取り組まれたということですが、もう少し、婚活は地域社会全体として取り組む方法といいますか、自治会だとか、あるいは広域の自治会の連携だとか、そういう面を考えるべきと考えますが、いかがかお伺いします。 224:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 225:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 社会全体で若者の結婚を応援するというのは望ましい社会の姿かもしれません。よく近所のおばさんが、おせっかいおばさんという形で、お見合いの相手を紹介するというような例もございます。今は社会全体で活動、そういう婚活という動きをするというようなアイデアは無いような状況です。 226:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 227:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 婚活の必要性というのは御理解いただいているようですが、今、その活動というのは無いということですが、今、商工会が中心になってやっている、これを更に充実する面では、市の支援というのが大変重要だと思うんです。そういう面では、先ほど言いました自治会への投げ掛けだとか、そういう協力というのはいかがなんでしょうか。 228:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 229:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 申し訳ございません。自治会に対して一緒になって若者の結婚を支援しようという活動をということだと思いますが、全く今、そういった事業を考えておりませんので、アイデアが出ておりませんので、もう少し考えさせていただければと思います。 230:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 231:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは少し時間を置いて、是非、婚活が軌道に乗るようにお願いしたいと思います。  再質問として、今、婚活に対して結構協力的な自治体がインターネット等にも紹介がされております。特に近畿地方の自治体というのが非常に熱心なように見受けます。その婚活の運営だとか、結婚相談所、あるいは自治体が支援する婚活のイベントの紹介だとか、婚活のセミナーの開催だとか、こういった情報の提供も自治体がやって、積極的に支援しているという状況のようです。  これから検討されるということですが、これからも、行政だけがやるんじゃなくて、先ほど言いました市民もそうですが、民間でもこういったイベントを開催するというようなこともあるようですので、民間業者との連携、こういったものも今後活用すべきと考えますけれども、その辺はどうかお伺いします。 232:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 233:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 報道などにもございますけれども、行政が行う婚活支援というのは質が低くて、さらには無駄な税金を使っているといった報道がございます。行政が婚活の事業を始めて、もう10年近くなるかと思いますが、特に地方都市は一生懸命やられていると思います。それでもそういうような報道がされるような状況です。  南足柄市におきましては、限られた財源をどう配分していくか、どれもこれもできるわけではございません。選択と集中の中で事業を進めておりますので、恐らく議員は、人口減少の中で、やはり子供の数が減るということを危惧されているんだと思います。そういった意味では、南足柄市は婚活という事業ではなくて子育て支援策、そちらのほうに力を入れていく、そういう方針でおります。 234:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 235:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 子育て支援ということで、そのとおりだと思うんですが、ただ、ここで取り上げたのは、なかなか出会いが若者が無いというんですか、そういう意味では、各種団体がある中での交流だとか、そういうものができればなというふうに思って、今提案をしたわけです。  それでは、今、子育ての話が出ましたので、本市の子育て支援について再質問をさせていただきます。  本市の子育て支援の重点施策として、子育て世代の共働き家庭の誘導ということについてお聞きしたいと思うんです。  近年、働き方改革というような形の中で、子育て世代の共働きというものが結構増えてきているというふうにも感じております。私は、子育てについて、南足柄市は非常に熱心にやっている市だというふうに自負しております。そういう意味では、子育ては南足柄市でというようなキャッチフレーズを世間に発信して、是非、移住者を増加するというような方法をとったらどうかというふうに考えます。将来の人口減少に歯止めを掛ける一つの施策がこういったところに出てくるんじゃないかと思いますので、PRをどのように考えているのかお伺いします。 236:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 237:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 子育ての施策につきましては、先ほど市長が答弁したとおりでございますが、本市では、南足柄市第五次総合計画前期基本計画重点プロジェクトの中でも、「子どもと子育てを応援するまちをつくる」というキャッチフレーズを掲げているところでございます。その中でも、平成28年度に開始しました出産・子どもネウボラにつきましては、今年度から対象年齢を中学3年生まで引き上げたり、また、そのほかの施策では、待機児童対策や小児医療助成費の拡大など行っているところでございます。  こういった市の行っている事業をしっかり市内外にPRしていく、そして、子育て世帯のニーズの把握に努めていきながら、子育て世帯の求める施策については今後も考えていきたい、そのように考えてございます。  以上です。 238:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 239:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味で、今お話ありましたように、子育て世代の支援ということで、PRの話も今していただきました。本市の子育て支援の強みであります支援策、これはまだまだ完全とは言わないんですが、非常に私は前向きに取り組んで、それなりの成果を出しているという評価もいたしております。  例えば待機児童の解消のための保育所の定員の増、また、保育所の増設というようなことへの市の努力、そして小中学校への、中学は完了しましたけれどもエアコンの設置、あるいは小学校のトイレの快適化、あるいは学童保育の公設公営の取組についての検討もしておりますが、こういった教育環境の改善の努力を南足柄市はしているということで、この辺のPRが、私は、市内はもちろん、市外に対してもちょっと情報の発信が少ないのかなというふうに感じます。ですから、市民からすると、神奈川新聞なんかとっている人からすると、南足柄市の掲載記事がよその町なんかに比べて少ないんじゃないかというような声も聞いておりますので、この辺のPRの仕方、これについてお伺いします。 240:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 241:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 確かに今、議員さんから、子育て支援策についてのもろもろの取組状況、そしてまたその御評価も頂いたところでございますが、これをいかにPRをしていくかということが、先ほども、例えば一つの事例として、子育ては南足柄市でというキャッチフレーズ、これはどういう文言を使うかは別としても、そういうアピールをどうしていくかということが大事だと思っておりますので、これは小田原の記者クラブ、あるいはもろもろの地域の情報誌、そうしたところへは直接的にもっと中身をPRしろと、そういう話は常々しておりますので、さらに私を先頭に、また担当職員が足を運んでフェース・ツー・フェースで、肌感覚でそのことを伝えられるように努力してまいります。 242:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 243:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 心強い御答弁、大いに期待しております。  それでは再質問で、今触れました子育て世代の共働き家庭、こういったものにちょっと触れたんですけれども、千葉県の流山市は、最近、子育てだとかというものに非常に熱心で、今、結構脚光を浴びているところもございます。そこでやっている子育て世代の共働き家庭の定住化ということが一つのテーマになっております。共働き家庭が定住化することによって、まちの商業やサービス業の活性化への寄与度が高いと、他市の好事例に学んで、本市においても共働き家庭の定住化をどのように誘導したらいいのか、その辺、腹案があればお聞かせください。 244:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 245:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 他市の成功した事例につきましては、その市の特性を生かした取組であると考えています。本市の実情も踏まえ、今後、施策を行う上で参考にさせていただきたいと考えております。  以上です。 246:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 247:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それで、先ほどちょっと申し遅れちゃったんですけれども、市長から答弁を頂いたネウボラのお話がございました。本市が進めているネウボラは、御存じのように2014年に厚生労働省が提唱したものでございますが、2015年にはもう全国で150箇所に設置されたと。御存じのように、妊娠期から出産、子供の就学、1人の保健師が子供やその家庭と対話を重ねながら、継続的に担当するシステムということで、本市は非常に熱くこれに取り組んでいるという状況であります。この辺を市民あるいは市外の住民にどう、先ほどPRの話をしましたけれども、知らしめるかということが大事だろうと思うんです。ネウボラを定住化を推進する一つのツールとして使えないかどうかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 248:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 249:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 ネウボラの事業については、重点的にやっているところでございまして、出産・子どもネウボラにつきましては、更にPRをさせていただいて移住・定住につなげていきたい、そういうふうに考えてございます。 250:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 251:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 相前後して申し訳ないんですが、定住化を促進するということで、先ほど子育ては南足柄市でという提案をさせていただきました。よその自治体を見てみると、やはり子育てに対するメッセージというのが結構あるようで、島根県の邑南町という町ですけれども、ここでは、日本一の子育て村という形の中で、町長以下一丸となってこれをやることによって、町の定住化が進んだと。ですから、そこにはコーディネーターの配置、あるいは無料で職業相談所を設置したり、あるいは住宅相談、こういったものも小まめにやっているという状況にあるわけです。そういう意味では、日本一の子育て村というものを提唱しながら、大事なところは、要は住民の声をいかに聴いて、それを生かしていくかということが大事じゃないかなというふうに感じました。  ですから、南足柄市が子育ての南足柄と、子育てするなら南足柄というメッセージを発信していくのであれば、どうか住民の声、意外と住民の声が、市政懇談会等の公のところでは出るかもしれないですが、通常の声なき声といいますか、こういうものが聴き取れるような方法というものを御検討いただけないかどうか、提案申し上げます。 252:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 253:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 そういった他市の事例もあるということを参考にさせていただきます。本市としましては、子育て施策は重点に置いているということで、気持ちの中では、日本一の子育て支援を目指していくという考えで行っているところでございます。 254:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 255:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、2点目の定住・移住の促進による人口の増加策という形の中で、起業家への支援についてということで、非常に丁寧に御説明を頂きました。  ほとんど理解ができたというふうに考えておりますけれども、そういう意味で、これからも行政の役割というのが、先ほど話された中で非常に大事だなというふうに感じました。こういったコーディネーターの役割を果たすということもあるでしょうし、また、行政の役割として起業家に対してどのような考えでおられるのか、もう一度お教え願いたいと思います。 256:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 257:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 起業支援ということで、起業家の支援につきましては、市単独じゃなくて、いろんな商工会、金融機関等と連携して、相談体制を充実しまして、創業家の起業支援を積極的に行っていきたいと。それによって人口増加、定住促進につながるようにしていきたいというふうに考えております。 258:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 259:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ありがとうございます。  それで、再質問の中で、定住・移住の促進について、人口の増加策というのはどこの行政でも真剣になってやっているわけですけれども、それはまた大変重要な施策ではあるわけですが、逆に流出人口の抑制についてどのようにするかということについて、いろいろ各市町村の状況を見ても、その辺が欠けているなという感じをするわけです。せっかく入ってきてくれた住民が、どうしたら、いろんな理由はあるでしょうけれども、定住化して流出を抑制できるのかというような検討が必要かと思います。  そういう意味では、先ほど言いました増やすことのほかに、出ていく者をどういうふうにして、防ぐと言ったら語弊がありますけれども、流出を抑制するか、その辺の考えがあればお聞きしたいと思います。 260:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 261:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 市外への流出、いわゆる転出につきましては、それぞれ個々の理由があると思います。例えば会社の就職・転勤、大学入学のための転出など考えられるんですけれども、そういった理由や、なぜ出ていったかという意見を把握するのはちょっと難しいと考えています。  しかし、具体的な人口が流出するということの抑制につきましては、南足柄市で生まれ育った方がまた戻ってきてここで生活していただくと、そういったことで働ける場、雇用の場を作ること、また、この市を魅力あるものにしていくこと、そういったことをやっていくことで、流出は防いで人口の定住化につなげられていくのかなと、そういうふうな考えでおります。  以上です。 262:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 263:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 今、大変重要な大事なお話を頂きました。確かに、ここに生まれ育った人が、このまちを愛して、またUターンするということは、非常に大事なことだろうというふうに考えます。  今、部長のほうからおっしゃられた魅力あるまち、住みたいまちといいますか、やっぱりまちに魅力が無ければ駄目だろうと考えます。魅力あるまちの住みたい願望といいますか、そういうものを、今、部長も話してくれましたけれども、魅力あるまちづくりについて、本市では南足柄みらい創りカレッジというのがあって、いろいろ南足柄の将来、これに対して議論がなされて、将来の方向というものを議論していこうという大事なものがありますが、南足柄みらい創りカレッジを活用することによって、具体的な魅力ある施策、こういったものをどのように策定して、これをどうやって運用していくのか、この辺が分かれば教えてください。 264:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 265:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 南足柄みらい創りカレッジは、市民とともに産官学が協働して地域課題の解決に取り組む、そういった組織でございます。平成30年度は、交流、協働、人材育成、防災をテーマとして事業に取り組んでいるところでございます。交流、協働の観点からは、市民協働によるまちづくり活動を念頭に、1つが地蔵堂地域の活性化、また、大雄山駅前フェスティバルなどを実施することで交流人口の促進を図っていく、そういった事業を行っているところでございます。
    266:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 267:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 成果が出ることを期待していきたいというふうに思います。  それでは、今、流入人口の増加策という形の中で、いろいろお話もさせていただきましたけれども、至近の例を見ますと、特に本市だけがということではなくして、家の空き家というのが非常に増えてきたということで、その空き家対策ということについてどうするか。これについては、先般の和田洋一議員の質問で、状況は十分理解できたというふうに考えておりますが、空き家をリニューアルして、空き家をどういうふうに活用していくかということが、これからの一つのポイントだろうというふうに考えます。空き家をどのようにリニューアルするのか。  至近の例として、山北町ではお試し住宅というような形で、一時住んでみてもらって、そして気に入ったら永住してもらおうという施策のようですが、定住化促進の方法ということで、本市は、お試し住宅と言ったらおかしいですけれども、こういったものを考えているのかどうかお伺いします。 268:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 269:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 先ほども答弁したんですけれども、各市町で取り組んでいる移住・定住促進施策につきましては、それぞれの市町の人口規模又は財政状況などで取組は異なると思っております。しかし、本市に当てはめてすぐ活用できるか、先行事例としてできるかというのは検討、よく考えてやらなければならないと思っています。  そういったことから、山北町の空き家のリニューアル、こういった先進的な取組につきましては、是非参考にさせていただいて、その効果も見極めた上で、今後の施策の参考にさせていただきたい、そういうふうに考えております。 270:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 271:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 人口の増加策の一つの案として、これもよその町がやっていることですけれども、今、荒廃農地が非常に多くなってきて、そして都心の住民がこういった田舎へ来て、荒廃農地を活用して市民農園じゃないですけれども、そういったものでやってみたいという意向が非常に強いようです。  本市も市民農園があるわけです。そういったものを活用して、是非、都心の住民に働き掛けをして、山北町ですと、八王子市と提携して、希望する住民が丹沢湖の下のところへ来て農作業をやっているという状況も見させていただきました。  そういう意味で、それは一つの例ですけれども、荒廃農地を活用した定住化、こういったものをどういうふうに考えているのかお伺いします。 272:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 273:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 荒廃農地が増えている問題は大きな問題でございます。そういう中で、市としましては、市民農業者制度や新規就農基準を設けまして、農業者の加入促進を図っているところでございます。そういう対策を進める中で、荒廃農地を減らしていきたいというふうに考えております。  また、市民農園も今募集等かけている中で、市外の方がこういうところに来ていただいて、農業に親しんでいただいて、それが定住につながるような施策を今後も進めていきたいというふうには考えております。 274:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 275:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、大項目2の雇用対策についてお聞きしたいというふうに考えます。  雇用の拡大のために、今、本市は足柄産業集積ビレッジ構想の用地に企業誘致を進めるという形の中で、今、具体的に守山乳業が来るということで明るいニュースがあるわけですけれども、もう少し拡大して見ていったときに、足柄産業集積ビレッジ構想用地以外の既存の用地といいますか、既存の企業、これとの連携だとか、県西部の自治体あるいは小山町との広域連携、こういったものを図って、雇用情報というか、雇用をどうしようかというようなことの検討、議論がされているのかどうかお伺いします。 276:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 277:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市内の既存の企業とは、市内企業の連絡協議会のようなもの、又は東部工業団地連絡協議会のようなものと、絶えず定期的に意見交換を行っております。そういう中で、企業の最新の雇用の情報なども頂きながら、意見交換をさせていただいているという状況でございます。  また、県西部の広域連携につきましては、神奈川県のほうで主催していただいています企業連絡促進協議会がございまして、ここには県内の市町村が加入してございます。そういう中で、県から最新の企業情報とか各自治体の情報等を頂きながら、情報交換をさせていただいているところでございます。  また、小山町の話がございましたが、小山町、御存じのように土地造成の事業が進んでおります。ここに企業等が進出することも予定していると思いますので、今後、小山町との広域連携も進めていきたいと考えてございます。 278:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 279:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味では、周辺とのそういった連携、大いにまた期待していきたいと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  更に再質問で、今、既存の企業の話をちょっとさせていただきました。既存の企業も大事にしなければならないと。雇用を拡大しようとしたときに、既存の企業の情報というのが非常に大事だという意味では、今、部長のほうから情報交換をされてるということを聞きました。そういう意味で、情報交換の内容で、例えば企業の要望、こういったものがどんなものがあるのか、話せる内容で結構ですから、要望だとか、あるいは苦情の処理、どういった苦情があるのか、あるいは企業としての意見、収集というんですか、このようなものを部としてどういうふうに集約しておられるのかお聞きします。 280:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 281:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 既存の企業と意見交換している中で、その中で1つの形にしたものが、今年開催させていただきました合同企業説明会でございます。企業のほうから就職する方に企業のPRもしたいし、また、住民の方からは、就職するに当たっていろんな企業の話を聞きたいという御要望がありましたので、それを1つの形にさせていただきました。  今後も、このような意見交換をしながら、形になるものはさせていただいて、1つでも企業の要望に沿って定住促進につながるような活動につなげていきたいというふうに考えております。 282:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 283:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 時間も押していて恐縮ですけれども、大項目3の民間の協力による乗合送迎バスの運行について再質問させていただきます。  先般、会派で愛知県の豊明市に視察に行かせていただきました。ここも包括支援という形の中で福祉に非常に力を入れているところであります。もちろん、当市と違うのは大学があるということで、そういった若者も入ってやっているということなんですが、この豊明市は、今、南足柄市が抱えている状況と同じように、年寄りの買い物難民、また閉じこもりと、こういったものに対してバスを運行しているんですね。これは市が金を出すんじゃなくて、福祉課の女性が、例えばスイミングの空いたバスを見て、空いていて無駄で運転しているんだったら、ちょっと市民を乗せてもらえないかという発想から、民間の車をお借りして、名前は「チョイソコとよあけ」と言うんですけれども、コースは大体市内決まっているんですけれども、乗りたい人が乗る30分前に電話して、どこからどこまで乗りたいということを伝えると、企業が、トヨタ自動車の関連企業ですけれども、そこがシステムづくりがちゃんとできていて、それがしっかり受けとめて、その時間に送迎バスが動くということなんです。そういう意味では、非常に出かけるにも民間の力をかりて、企業もそうですが、それを手伝っている人たちは、民間の、例えば薬屋の方々だとか、そういった人たちが、市民が協力してその運用を手伝っているということでございます。そういう意味では、行政は金を出さないで、最初の口を出してコーディネーターを務めて、今は非常にうまく動いているようでございます。  大事なのは、人だけがそういうふうにして動くんじゃなくして、お年を召すと、買い物へ行ったときに荷物が重くて持ってこれないというものについては、例えば農協と提携をとって、農協で買ったものは、その家まで業者が配達してくれるというようなこともやっているようです。ですから、そういう意味では非常にお金も使わないで、市民の協力で運用しているということが参考になりました。  それでは本市としてどうしたらいいのかというふうに考えたときに、本市も、先ほど前の質問者の中で、おたがいさまネットというような中で、市長の答弁の中で、今、岡本地区がやっているのを、今度は南足柄地区にも拡大していこうというお話がありました。そういう意味では、循環バスが無い地域でも、おたがいさまネットの活用によって送迎もできるんじゃないかなというふうに考えます。ましてや南足柄地区まで拡大していくということですので、大いにその期待が大きいわけです。  ですから、おたがいさまネットがこういったバスの、あえてバスじゃなくても、車での巡回というんですか、送迎ができないかどうか、その辺をお伺いします。 284:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 285:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほども御答弁の中で、極めて現実的な問題としてこれを捉えて、研究しなければいけないと答弁をしました。また、それぞれの全国の市町村、それぞれの地域の社会経済あるいは教育も福祉も含めた基盤が、要するに基盤資源がもろもろだと思っております。そうした中で、正に市民協働であり、また、官民連携で複合的に、南足柄市なりに、どんなふうな形でこの課題を解決していくかということが大事だと思っております。  例えば、まだこれは具体的にどうこうということではないんですが、申し上げた中で、今、介護保険事業者がいろいろな形で展開をしてくださっています。そこでデイサービスの車が朝と夕方の送迎、昼間はどうなっているのかな。もしそこが活用できれば、そうした車も何とかそうした形で、もちろん、そのときの費用負担とか何かまた別問題ですけれども、そういうことの連携もあるだろうと。  それから、地域間連携もあり、先般も御質問がありました、山北町の循環バスが平山まで来ている、もう少し延ばしたらという、正にそういう地域間連携も含めて、複合的にハイブリッドな形で、いろんなことを考えていく必要があろうと思っています。 286:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 287:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ただいまの市長の答弁で非常に意を得て、本当に期待できるなという感じを強くいたしました。  と申しますのは、今、ちょっと補足になってしまいますけれども、巡回バスの話が出た中で、福祉だけに特化しないで、今、市長が言われたように、福祉で朝と帰り、送って迎えてと、そういう運行の仕方だけじゃなくて、もっと活用できないかというお話がありました。正に私はそこだと思うんです。例えば福祉ではそうであっても、先ほど学校のプールの問題で、子供が体育センターに行くにはバスが無い、そういった足が無いというようなことがあったときには、そういったバスの運行をうまく使って、あいている時間を、今度は教育の面でも使うことによって、市長が言われたように無駄なく使えるんじゃないかと思うんですが、もう一度そこら辺、確認の意味で御答弁をお願いします。 288:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 289:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 発想というか、思考回路を限定的にしないで、分野を狭めることなく、地域社会全体の資源をどう活用していくかということに物事の考え方を広げていくと、いろいろなアイデアが出てくるのかなと今思っています。ただ、それにはいろいろ詰めていく課題はあろうかと思いますが、正に市民協働、官民連携、地域間連携でそうした対応を図っていく必要があるんだろうなと、そう思っています。 290:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で石田久良議員の質問を終了いたします。  ここで14時25分まで休憩といたします。                                休憩 午後 2時09分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 2時25分 291:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 保 田 建一郎 議員 292:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、3番保田建一郎議員の質問を許可いたします。  保田建一郎議員。           (3番 保田建一郎議員 登壇) 293:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 ただいま議長の許可を頂きましたので、無会派、保田建一郎が一般質問を順次3問8項目を質問させていただきます。  1問、水道事業について。  水道事業については、昨年から水道料の値上げ問題や水道法の改正等、水道管の老朽化、耐震化に向けた財源の確保に苦しむ課題が大きく報道されてきました。この水道法の改正は、衆議院を通過し、参議院で今審議されて、今週には通過の予定です。この水道法案は民営化法案と言われて、コンセッション方式と言って民間で自由に価格が決められます。これらの水道事業は経営の基盤の強化が必要で、今後の資金計画が求められています。南足柄市では昨年、水道ビジョンが策定されましたが、再質問で何問か質問させていただきます。  (1)現在の収支バランスと今後の水道料金の検討について。  水道事業の現在の収支バランスと今後の水道料金について、どのように考えているかお伺いいたします。  (2)今後の広域連携の検討について。  神奈川県では、県西地域における水道事業の広域化等に関する検討会で広域連携の検討が進められています。1市5町との関係についてお伺いいたします。  2問、こども110ばんプレートの設置について。  (1)市が支援している目的について。  11月7日に行われた中学生議会にて、自分の地区のこども110ばんプレートを設置している家の方との面識を持つ機会を設けたらどうかとの質問がありました。これは、常日頃お世話になっている家の方への感謝とお礼の気持ちを表したものと思われます。こども110ばんプレートの設置の必要性を感じました。こども110ばんプレートの設置事業については、南足柄市PTA連絡協議会の事業として、昨年から南P連で認めて実施されていますが、市が本事業を支援する目的についてお伺いいたします。  (2)不審者情報や盗撮情報の把握について。  教育委員会では不審者や盗撮の情報について把握しているか、お伺いいたします。  (3)こども110ばんプレートの更新について。  中学生議会の質問を聞き、こども110ばんプレートが児童や生徒たちの不安の解消や不審者に対する抑止力となっているものと感じました。こども110ばんプレートは4年から5年で劣化し、現状ではかなり多くのプレートが色あせてしまっていて、よく分からない状況です。また、松田警察署にも確認したところ、防犯上有効であると言われています。そこで、市としてこども110ばんプレートの更新に関して支援を行う考えは無いのかお伺いいたします。  3問目、南足柄市の教育について。  (1)南足柄市の全国学力・学習状況調査結果の公表について。  全国及び神奈川県内における市内の学校別の順位の公表について、どのように考えているのかお伺いいたします。  (2)小中一貫教育の導入について。  幼保小中高連携教育の推進ではなく、今後の少子化や学校の統廃合に向けて、小中一貫教育を導入する考えはあるのかお伺いいたします。  (3)2020年度からの小学校プログラミング教育の円滑な実施について。  2020年度から小学校にプログラミング教育が必修化されます。その実施に向けた現在の取組状況についてお伺いいたします。  以上をもちまして1回目の質問とさせていただきます。         (3番 保田建一郎議員 降壇) 294:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。          (加藤修平市長 登壇) 295:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、保田議員の御質問にお答えいたします。  最初に水道事業についてで、水道事業の運営についての現在の収支バランスと今後の水道料金の検討についてであります。  平成29年度の水道事業につきましては、総収益が6億6,753万8,311円に対しまして、総費用6億3,039万3,856円となっており、純利益は3,714万4,455円の黒字経営となっているところであります。また、一立方メートル当たりの販売価格が107円44銭に対しまして、給水原価が107円35銭となっておりまして、こちらも若干でありますが黒字という状況でございます。  現在は黒字経営となっておりますが、御質問のとおりでございます。全国的に水需要は減少傾向となっており、本市においても同じ状況でございます。引き続き施設の耐震化や更新は進めていく必要があるため、今後は黒字幅が小さくなっていくことが予測されます。南足柄市水道ビジョンでの財政推計では、平成37年度には赤字となる見込みであります。そのため、今後の決算状況に注視しながら、適正な時期を見極めて料金改定の準備をしてまいりたいと考えます。  次に、今後の広域連携の検討についてでございますけれども、平成28年3月に、県及び県西地域の2市8町での県西地域における水道事業の広域化等に関する検討会が設置されまして、現在までに9回の検討会が開催されているところであります。これまでの検討では、各市町の施設、水源、各種システムなど事業環境が様々に異なるため、県西地域での包括委託の共同導入については、現時点で現実的とは言えないとの結果が示されているところであります。一方で、まずは取り組みやすい連携を段階的に広めていくことが効果的であるとの考え方も示されていることから、現在、県西地域で実施可能な業務として、水質検査などの共同委託について検討を進めているところであります。  なお、御質問にございました1市5町での広域連携ということでありますが、1市5町そのものの広域連携ということではありませんけれども、現在、隣接しております小田原市、また開成町と、緊急時におけるバックアップ給水が行える緊急連絡管を接続しているなど、県西地域での緊急時の連携体制については一定の確保をしているところでございます。  次に、こども110ばんプレートの設置についてと南足柄市の教育については、教育長が答弁申し上げますので、よろしくお願いをしたいと思います。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 296:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 297:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 こども110ばんプレートの設置について3点のお尋ねがございました。  まず、市が支援する目的についてのお尋ねでございますが、まず1点目は、子供の安全と、市内随所にこのプレートが掲げられていることにより、犯罪を起こそうとする不審者への抑止力となり、市全体の防犯意識が高まることでございます。2点目は、市PTA連絡協議会が自主的に本事業に取り組んでくださることによる家庭教育力の向上でございます。  次に、不審者情報や盗撮の情報の把握についてのお尋ねでございますが、児童・生徒の登下校時や学校周辺で不審者や盗撮の情報が把握された場合は、児童・生徒又は保護者が学級担任や他の職員に連絡し、管理職から教育委員会に報告するという流れで不審者情報を把握しております。市外から不審者の情報が入る場合もありますけれども、迅速に関係機関で情報を共有する体制が採られております。  3点目のこども110ばんプレートの更新についてのお尋ねでございますが、色あせましたプレートの更新については、現在、設置者である市PTA連絡協議会が対応を検討しておられます。その結果を待って、市として可能な支援を検討してまいります。  次に、南足柄市の教育について3点のお尋ねがございました。
     まず、南足柄市の全国学力・学習状況調査結果の公表についてのお尋ねでございますが、学校別の順位の公表についてですが、公表した場合に、学校別の序列化や過度な競争を生じることが危惧されるところであります。また、学校においての教員や児童・生徒、保護者や地域へ与える不安感や学習への意欲低下等が懸念されると考えられるため、本市では公表しないこととしております。  2つ目の小中一貫教育の導入についてのお尋ねでございますが、小中一貫教育の導入については、9年間の教育目標を設定し、9年間の系統性のある教育課程の編成、運営体制の整備など、導入に関わる様々な準備等を考えると、現時点では導入を考えておりません。  しかしながら、御指摘いただいたとおり、少子化により市内小中学校の小規模校化等が更に進むことが予想をされます。ついては、今後、学校施設の適正配置に関わる検討の中で、小中一貫教育あるいは小中一貫教育校の導入についても検討する可能性がございます。  3点目の2020年度からの小学校プログラミング教育の円滑な実施についてのお尋ねがございました。2020年度から新学習指導要領が全面実施となり、それに従い、全ての小学校においてプログラミング教育が必修化されます。御承知のとおり、プログラミング教育は、身近な生活の中でもコンピューターが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付かせるとともに、論理的に考えていく力を育てていく学習であります。現在は新学習指導要領の全面実施に向けて2年間の移行期間となっており、準備を進めているところでございます。  本市では、今年の7月に教職員を対象としてプログラミング教育に関わるスキルアップセミナーを実施し、最新の情報を提供するとともに、実際にプログラミング教育を体験するなど、指導の内容理解を深める研修を行っております。今後は、各学校の実情等を踏まえながら、地域や関係機関と連携、協力を図るなど、学校全体で組織的に取り組んでいけるよう計画的に推進をしてまいります。  以上でございます。 298:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 299:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、順次再質問をさせていただきます。  水道事業についてですが、水道ビジョンの中で、12ページになるんですけれども、管路データの概要の中で、配水管という項目で耐震性ダクタイル鋳鉄管が865メートル、0.4%というふうに書いてあるんですが、これ以外の場所については耐震性ダクタイル鋳鉄管というのは使用されないんですか。 300:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 上下水道課長。 301:◯上下水道課長〔小澤 肇〕 ◯上下水道課長〔小澤 肇〕 おっしゃられる今のダクタイル鋳鉄管は、耐震継ぎ手のGXという継ぎ手を使っている管でございまして、ここに書いているとおりでございます。 302:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 303:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、やはり水道ビジョンの中で、24ページになるんですが、各施策の評価一覧の安定という項目があるんですが、これは経年施設・経年管の更新という形で、ABCランクのCランクに評価されているんですね。これは「事業規模・内容の見直し検討が必要」ということになっているんですが、水道ビジョンで水道事業の見直しが最初から検討課題になっているんですか。 304:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 305:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 大変申し訳ございません。もう一度御質問をお願いできますでしょうか。 306:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 307:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 水道ビジョンの24ページなんですが、各施策の評価一覧、安定という項目があるんですね。その中で経年施設・経年管の更新があり、この項目がABCランクのCランクに評価されているんです。このCランクというのは「事業規模・内容の見直し検討が必要」ということになっているんです。ビジョンの中で見直しが既に発生しているというのはちょっと何か、検討されていかなきゃいけない問題だと思うんですが。 308:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 309:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 このビジョンにつきましては、今後10年間でやっていくべき水道事業の方向性を示しているものでございまして、当然のことながら、経年管、劣化している管等の更新をやっていかなければならない非常に重要な項目であると思っていますので、こういった形での整理をさせていただいております。 310:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 311:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでいきますと、事業規模・内容の見直し検討が必要と言われているところは、耐震性の無い施設という意味で、6,651立米の各施設のことを言っているのかお伺いいたします。 312:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 上下水道課担当課長。 313:◯上下水道課担当課長〔古尾谷明子〕 ◯上下水道課担当課長〔古尾谷明子〕 全ての施設です。 314:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 315:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 事業規模・内容の見直し検討が必要とされているのは、安定という項目なんですね。経年施設・経年管の更新というのがうたわれています。6,651立米の各施設のことを言っているんじゃないんですか。全ての施設ですか。それだったら数量が合わなくなってきますね。 316:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 317:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 大変申し訳ございません。ちょっとビジョンの話になっておりまして、6,651立米のところが今すぐ見つからないので、うまくお答えできないんですけれども。 318:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 319:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、管路の総延長が236キロメートル、導水管9キロ、送水管19キロ、配水管208キロありますが、更新は年間4から10キロぐらい布設替えをしているということですね。今までの水道ビジョンの中で。今まで配水管の更新は何キロできて、あと何キロ更新して、何年掛かるか、工事費も分かれば教えてください。 320:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 321:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 まず、年4キロから10キロの布設替えが行われているという議員のお話ですが、これは年当たりの整備延長、更新延長が長い、すごく工事をいっぱいやっていたときの時代の更新延長でございまして、このビジョンに書いてあります昭和53年から14年ぐらいまでの間で4キロから10キロの一年間当たりの布設替えが行われていたという実情はございますが、現状はここまでの延長の布設替えは行っておりませんで、おおむね1.5キロぐらいの延長になっております。  それで、管の布設替えがどのくらい残っているか等々の御質問でございますが、当然、管は、一度替えて、また耐用年数が来れば替えていかなければいけないので、1回替えたからずっといいというわけにはいかないので、今ここで、あと何キロ残っているという御質問にはお答えしかねるんですけれども、御理解いただきたいと思います。 322:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 323:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 ではいいです。そのことはやめます。時間がちょっと。  そうすると、水道ビジョンには老朽化や耐震化に関する更新工事費というのが載っていないんですけれども、これは大まかに言って幾らぐらい掛かるものなんですか。他市では100億とか200億とか、いろいろ言われていますけれども、もし算出されていなければ、大まかで教えてください。 324:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 325:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 この水道ビジョンを作るに当たり、先ほども申し上げたとおり、平成30年度から10年間の計画として策定しておりまして、その10年間でやれる延長を鑑みた更新費用等につきましては、おおむね年間4億から5億程度の投資を見込んでおりまして、ですから10年間で大体40億ぐらいの費用になろうかと思いますけれども、これは飽くまで10年間の見込みということでございまして、そんな一定の想定はしてございます。  以上でございます。 326:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 327:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それですと、ちょっと計算できないですけれども、何年ぐらい掛かるんでしょうか、かなりの期間が掛かって、40年、50年しかもたない形のものが、また費用の捻出とかそういうものに対して非常に厳しい状況になるはずですね。  それで、経営基盤の強化として、将来的には適切な水道料金の設定の検討を行うと先ほど答弁がありましたが、10年間の水道ビジョンを見ますと、後半には赤字になるという状況ですので、これは早い段階で改定というものを見直さないと、先ほどの市長の答弁ですと、随分ゆったりした対応のような気がするんですが、早い段階での、要するに計画的な考え方を進めていかないといけないんじゃないでしょうか。 328:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 329:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 水道料金の値上げにつきましては、平成27年でしたか、一度審議会に値上げを諮問したことがございまして、まだまだ留保資金の活用等を含めて、値上げは時期尚早だという答申を頂いている中で、こういったビジョンを作ってある程度の今後の推計を出したところ、今、議員がおっしゃったとおり、また市長答弁させていただいたとおりの状況になっておりまして、平成38年度には赤字が見込まれております。  そこまで待つというつもりは毛頭なくて、これに向けて早い段階で、料金値上げについて十分議論していく必要があろうかと思っておりまして、水道審議会等と専門の方の御意見等を踏まえながら、早い時期に料金値上げを見据えた議論、検討はしていく必要があろうかと思っております。  以上でございます。 330:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 331:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 今の部長の話ですと、留保資金があるから大丈夫だということではないと思うんです。留保資金というのはすぐ無くなっちゃうんですよ。夕張市なんかすごい、日本一高い水道料金になっているんですね。こういう留保資金というのを基本的に当てにしなければいけないんでしょうけれども、全面的に当てにしていると、いつの間にか留保資金というのは無くなってしまいますので、早い段階での水道料金の値上げによって、経営基盤の強化をしていかなければいけないと思うんですが、いかがですか。 332:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 333:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 議員おっしゃるとおりで、企業体としての経営基盤の強化は当然必要不可欠なことでございますので、先ほども答弁させていただきましたとおり、早い時期に決算状況等も踏まえながら、審議会等での御意見を踏まえて、早目の議論、検討はしていく必要があろうかと思っております。  以上でございます。 334:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 335:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、2問目のこども110ばんプレートの設置についてということで再質問させていただきます。  やはり私は、このこども110ばんプレートは手前みそになりますが、平成12年のとき、岩小のPTAの会長をやったときに、市の教育長は小林さんだったんですが、全戸110番だからこども110ばんは要らないと、そういう話だったんです。それで、平成10年、11年、岩原自治会長をやりましたので、岩原自治会からお金を出してもらって、そして岩小PTAで設置しました。それが出発点なんですね。  それで、その年に岩原小学校区6自治会、岩原、沼田、いずみ、グリーンヒル、三竹、矢佐芝、6自治会にその年度に設置しました。岩原小学校区全部。それは全部6自治会の自治会の予算から捻出してもらって、私たちが作って設置したんです。それが基となって南P連で取り組むようになって、パネルを教育委員会で作っていただいて、それで設置しました。PTA関係者が皆さん設置したんです。  そういういきさつがあるんですが、5年で劣化して、現状というのは見ていただけていると思うんですが、まだパネルが何枚か市のほうに残っているんですか。 336:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 生涯学習課長。 337:◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 ◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 250枚、現在在庫がございます。 338:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 339:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 そうしますと、250枚だと全市的には対応できないですね。  それと、南P連のほうでは、こども110ばんは原則全部撤去すると。そして、そこの家でそのまま置いておいていいですよというものに対してはそのままに対応すると。そして、昔の設置者は留守でいない家庭が多いと。それと、不審者が現れて子供が駆け込んだときに、その家の人たちがいなくて空き家だったと、そういうこともあるようですので、基本的には撤去するらしいんです。そして新たに設置していくように南P連のほうでは考えているようです。  そういうことですので、先ほど市長答弁の中で、プレートの更新については市PTA連絡協議会と対応して検討していく、その結果を待って市として可能な支援を検討してまいりますという答弁をもらいました。ありがとうございます。  それでは次に移ります。  南足柄市の教育について、全国学力・学習状況調査の結果の公表というものはしないということですけれども、大分県教育委員会は、公表の意義について、1、成果を上げている学校の取組を参考に自校の取組の検証、改善を、PDCAサイクルですね、これを上げて進めることができると。2、家庭や地域に対する説明責任を果たすことができる。そして3番目として、学校と家庭、地域が一体となった学力向上の取組を促進することが期待できるとうたわれているんです。これは大分県教育委員会です。  公表によって、先ほど教育長は過度な競争を生じることが危惧される、そして学習への意欲の低下が懸念されると言われているんです。こういうことは、過去に大阪府が学力が最低のときに橋下徹さんが公表を始めたんですね。その3年間の中で公表して、公表する前はマスコミから何から大騒ぎしたそうですが、公表後は一件も問題がなかったと、そういう結果を受けているんです。そして、大分県教育委員会でも公表をして悪い結果が出てこなかったと。  要するに、ただ単に報道みたいな対応で危惧されるとか大騒ぎされるとか、そういう問題じゃないと思うんですね。やはり公表によって成果を上げているという結果が出ているんです。  それで、そういう成果が出ていることは問題にしないで、ただ単に、公表を行うことによる過度な競争が生じるとか危惧されるとか、やってみなければ結果は出てこないんですね。全国の公表しているところのことを評価しますと、大阪市では政令指定都市ですね。そして都道府県と政令指定都市を入れると67あるんです。そして、大阪市が67番目で最低なんです。そして大阪市は公表を始めたんです。その中で、全ての学校がデータベース化をして、全国平均より、大阪市より高い、低い、そういうプラス・マイナス、教育長が言っているびりからトップまで公表しているんです。でも問題は出てきていないんです。その辺はどういうふうにお考えですか。 340:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 341:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員のおっしゃられたところについては、私どもも認識をしているところでありますけれども、それぞれ地方によって、ところによっても違う解釈ではありますけれども、かつてのことを私たちも思い出すところであります。高度成長期にあったときの過度な競争、それからテストに関するモラルの低下等々、成績の悪い生徒を受けさせなかったりなんてことがかつてもありました。そんなことも懸念をされるところでありまして、今、議員のおっしゃられたことは僕も分かっておりますけれども、そうしたことを考えたとき、もろもろを考えたときに、現時点では公表は考えておりません。  以上です。 342:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 343:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 昨日も教育長はじめ市長は、学力向上だけが目的じゃないと。でも結果的には、ゆとり教育の時代じゃなくて、現実、現在を考えると競争社会なんですよ。だからそれを踏まえて対応していかないと、過去のゆとり教育の延長線上で考えて公表はしないとか、学校別の序列化になるとか、過度な競争を生じるとか、危惧するとか、そういう不安要素ばかり考えて、子供たちの教育というのを真剣に考えていないようにも思えてきちゃうんです。基本的にやはり公表というのはして、そして、そういうことによって自校の取組の検証とか改善が進められると思うんです。  だから結局、PDCAサイクルが回っていないんですよ。だから、いつも分析結果だけはしているんですけれども、改善がされていないというのが、今思っているんですが、果たしてそれで南足柄市の教育が、過去に市長が私の質問に、南足柄市の教育は全国に誇れるようにしたいんだと、そういう熱意ある答弁をされましたけれども、もう市長はそのことを忘れましたか。 344:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 345:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 いや忘れていません。バランスをとってもろもろの対策を講じているということでございますけれども、でもやはり学力も平均を上回ってほしいなと、そういうふうには思っています。 346:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 347:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、是非、全国に誇れる南足柄市の教育にしていただきたいと思います。  それでは次に、プログラミング教育について再質問をさせていただきます。  2020年度からの小学校におけるプログラミング教育の必須化に向けて、教師が指導できるよう環境整備を含めて計画的に準備することが必要とされているということで、南足柄市も幾らかのそういう配慮をされて取り組んでいるようですが、2020年度ですからあと1年ですね。残された期間内に必要な取組を実施できるように、2018年度に計画的に準備できるように実施工程表が作られているんです。それは御存じですか。 348:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 349:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、手元にその詳細はございませんけれども、プログラミング教育を実施しなければいけないということは十分承知をしているところでございます。 350:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 351:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 それでは、2018年度は各自治体の特定の学校で先行的に模擬授業を実施すると。それで、2019年度以降は、必要となるリソースを把握して予算要求、確保等につなげるということで、同じく2019年度は全学校の特定の教師が模擬授業を実施し、全ての教師が模擬授業に参加してプログラミング教育を体験するとされているんです。要するに教師全体に、2019年度はプログラミング教育が実施できるような準備段階ということで、2020年度の全面実施に必要となるリソースを把握して、予算要求や確保等につなげるようにしなきゃいけないというんですね。このことは御承知なかったんですか。 352:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 353:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員さん、プログラミング教育がどういうことかということは十分御承知だとは思いますけれども、あえて確認をさせていただきます。ここで言うところのプログラミング教育というのは、子供たちにプログラマーになるような教育をせよ、パソコンでプログラミング言語を使ったようなことをやれということではないんですね。ですので、今現在もプログラミング教育的なものは、論理的な思考を持ってやっていこうということで当然やっているわけでございます。ただ、体育の中でもいろいろな分野があるわけですが、例えばサッカーをやろうとしたときに、どうやって走れば速くなるのか、そこにどうやってやっていくのか、そういうのがプログラムなんです。そういうことをやっていこうというのが基本なので、今現在もこれはやっていることなんです。 354:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 355:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 そうしますと、未来の学びコンソーシアムという、文科省と総務省と経済産業省が組んで、日本では2020年度までに37万人ものIT人材が不足し、国際競争力を左右することになっていく状況を打開するために、子供の頃からIT力を育成して裾野を広げなければ国際社会で勝ち抜くことはできないと、そのような思いから、小学校におけるプログラミング教育の必修化が実現されたわけですね。文科省、総務省、経済産業省が組んで対応している未来の学びコンソーシアム、分かりますか。 356:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 357:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 コンソーシアムのことは指導主事等から話を聞いて、詳細は実は僕は分からないところでありますけれども、文言そのものは分かっているところであります。 358:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 359:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 そうしますと、これは松田町の事例ですけれども、もう既に取り組んでいるんですね。寄小学校で対応しています。それは民間企業と連携して、地域力ですね、そういうものを掘り起こして、信栄倉庫というのが松田町にあるんです。そこの技術者を学校に、土曜日に対応してIT教育を進めている、プログラミング教育を進めているということがうたわれていますけれども、南足柄市は民間企業との連携という、ITの技術者とか、そういう対応はされていますか。 360:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 361:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 ちょうどタイミング的にはあれなんですけれども、本市にあっても、12月1日ですけれども、子供たちがプログラミング教育の体験ができるという講座を開かせていただいて、実際に100名以上の子供たちが参加をしていただいたところで、興味は深まったというふうに思っております。 362:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 363:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 これからやはりIT力というのが非常に重要になってきて、これからは、今の小学生たちは大人になったら国際競争力に勝たなければならないという使命があるんです。ですから早い段階での、ここにうたわれている2019年度は全学校での特定の教師が模擬授業とか、全ての教師が模擬授業に参加して、プログラミング教育を体験できるようにしていかなきゃいけないと思うんです。その辺はいかがでしょうか。 364:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 365:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それはもう議員さんおっしゃられるとおりでございまして、私たちも順次努力をしているところでございます。余計なことにはなりますけれども、小学校段階でまずは興味を喚起して、そして中学校では、一般的には技術家庭でしょうか、こういう中で実際にプログラミングをやって、さらには高校では情報科という中でプログラミングをするわけでございまして、その基礎という意味では、小学校段階でプログラミング教育を実施することは大変大事なことだというふうに認識しております。 366:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 367:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 是非、南足柄市の子供たちに、大人になったときに国際社会で対応できるような教育をしていっていただきたいと思います。  それでは、まだ時間が14分ありますので、不審者情報のことについて、先ほど教育長の答弁の中で、把握についてはお答えが無かったんですけれども、その辺はどういうふうに、例えば声かけとか、不審者とか、公然わいせつとか、そういう内容的なことは調査されていませんか。 368:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。
    369:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 不審者情報の把握ということで、具体的なデータについては、今、手持ちには無いんですけれども、不審者情報が入り次第、こちらのほうは教育委員会を通して各関係課、それから学校、子供たちにも、すぐその日のうちに伝わるように取り組んでおります。 370:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 371:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 警察で30年1月から30年10月10日までの事件を確認してきましたら、声かけが3件、不審者が8件、公然わいせつが2件。この公然わいせつというのは、児童・生徒の前で、ちょっと言ってはいけないのかもしれないけれども、恥ずかしい行為をするということですね。陳列罪ということをすることですけれども、不審者というのは盗撮も含まれているそうです。声掛けが3件、不審者が8件、公然わいせつが2件ありました。  警察の説明ですと、子供たちは、こども110ばんの防犯効果があるので、そこへ駆け込むから、各学校の情報がもっと詳しいんじゃないかという話がありましたけれども、警察との連携というのはされていませんか。 372:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 373:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基本的に生活安全課でございますけれども、これは緊密な連携、児童・生徒指導等も含めまして、不審者情報だけではなくて、様々な面で我々も時に触れて訪問させていただいて、いろんな会議にも参加をさせていただいて、情報は得ておるところでございます。 374:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 保田建一郎議員。 375:◯3番〔保田建一郎議員〕 ◯3番〔保田建一郎議員〕 公然わいせつは女性を狙っている人が多いそうなんですが、これは児童・生徒ということになると2件でしかないんですけれども、実際はもっと公然わいせつは多いらしいですね。そういう話を聞きました。やはり警察との連携をすることによって、不審者とかそういうものは非常に少なくなると思いますので、今後とも警察との連携というのは是非進めていっていただきたいと思います。  以上で終わります。 376:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で保田建一郎議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 星 崎 健 次 議員 377:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、8番星崎健次議員の質問を許可いたします。  星崎健次議員。           (8番 星崎健次議員 登壇) 378:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 ただいま議長より質問の許可を頂きましたので、通告に従いまして、公共施設マネジメントについてと稼げる観光を目指すための組織づくりについての2項目について質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  南足柄市には153の公共施設があります。市民一人当たりの公共施設の面積は3.5平米で、神奈川県内、政令指定都市と三浦市を除いた15市の平均は2.34平米ですので、本市は約1.5倍あることとなります。  南足柄市の公共施設は老朽化が進み、施設の更新時期を迎えており、今後、巨額の更新費用や修繕費用が集中して発生することが予想されています。財政状況は大変に厳しく、歳入では人口減少などに伴う税収入の減少、一方、歳出においては高齢化による社会保障関係費の増大に伴う扶助費の増加が見込まれており、今後、全ての公共施設を維持していく財源の確保は極めて難しい状況にありますので、身の丈に合った公共施設の運営が必要です。  市長は、南足柄市は小田原市との合併をせずに単独で持続可能な自治体を目指すという判断をしました。その際の小田原市・南足柄市「中心市のあり方」に関する任意協議会のときも、合併ありきではないという言葉を使い、今回の公共施設の在り方に関しても施設の再編は削減ありきではないと、全く同じような言葉を市民に向かって使っております。施設の総量削減は避けては通れません。南足柄市の財政状況、公共施設が県の平均の1.5倍という現実をしっかり受けとめて、未来に禍根を残さない強い気持ちを市長に持っていただきたいと願うところです。  そこで、1つ目の質問ですが、公共施設再編の考え方について、施設見直しの基準が明確にあるかどうかお伺いいたします。  2つ目に、公共施設再編について、今後のスケジュールについてお伺いいたします。  3つ目に、策定された計画の市民への理解の取組について、どのように行っていくのかお伺いいたします。  次に、2項目めの稼げる観光を目指すための組織づくりについてお伺いいたします。  今回の定例会では、観光に関する一般質問が多く、その取組状況は理解する部分もありますが、私の視点は稼ぐ観光という部分で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  稼ぐ観光とは、地域内の多種多様な資源を活用しながら、宿泊、飲食、交通、小売、体験、1次産業など様々な事業者と連携し、魅力的な地域を創造することで、交流人口から得られる観光収入、要するに外貨を獲得し、地域内で経済を活性することです。今までも南足柄では観光に対し、体験型観光、着地型観光や各ツーリズムを考えて取り組んでおりますが、それがどれだけ稼ぐ観光につながっているか不透明であります。  観光という分野で南足柄を活性化するためには、先を行く取組、近隣市町との広域の協力が絶対になくてはならないものです。先日、神奈川県西版DMOかながわ西観光コンベンションビューローの会議をオブザーブさせていただきましたが、その会議の参加者は、誰もが真剣にこの県西を稼げる観光にするんだという強い気持ちを感じました。  しかしながら、この会議に小田原箱根商工会議所や小田原市観光協会が参加しているのに対し、南足柄市商工会や観光協会は参加しておりません。南足柄市観光協会が参加しない理由について、昨日の高木議員の質問への回答で、お金の問題と人材の問題と理由を挙げておりました。南足柄市単独で観光に関してできる範囲はどうしても限られてしまいます。こういう場に参加して積極的に発言していかなければならないと強く思いました。南足柄市も多種多様な資源があります。稼げる観光で活性することはできると思います。  そこで、1つ目の質問ですが、先日、庁内で行われた管理監督者研修会で、小山町のまちづくり専門監である溝口さんの考え方や行動力が地域活性化につながっていることをすごく感じました。本市においても、観光分野及びまちづくり分野における特命を帯びた職員の配置をすることが必要と考えるが、見解をお伺いいたします。  2つ目ですが、南足柄市の観光分野を担う南足柄市観光協会の組織を強化し、推進体制を整えることが必要だと思います。同僚議員の答弁の中でも、独立化や法人化はできないとの答弁がありましたが、南足柄市観光協会の現状と今後の在り方についてお伺いいたします。  以上で登壇の質問を終わります。よろしくお願いいたします。           (8番 星崎健次議員 降壇) 379:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 380:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、星崎議員の御質問にお答えをいたします。  最初に公共施設マネジメントについてで、公共施設再編の考え方についてでございますが、本市の公共施設は、高度経済成長期の昭和40年代後半から50年代に人口が増加し、そして当時の市民のニーズ、また社会の要請に応えて、学校や体育館、文化会館などの公共施設を建設してきたところでございます。近年は、本市を含め全国的にその老朽化が進んでいる状況で、課題は一緒でございます。  老朽化が進んでいる公共施設の状況あるいは人口の減少、また、少子高齢化に伴う市民ニーズの変化、また将来の財政状況など、本市を取り巻く状況を勘案すると、次の世代の負担を少しでも抑えるため、また、未来のまちの発展の基盤を作るためには、公共施設の再編の取組を進めていかなければならないというふうに思います。ある意味ではマストだと思っております。  市民が安心して使える公共施設、市民ニーズに対応したサービスの実現、市の規模に合った持続可能な施設運営を公共施設の再編の基本的な考えといたしております。具体的には、市民協働、官民連携、地域間連携を念頭に置いて、施設の集約化や複合化によって再配置をしていくことで、利用率の低い公共施設の維持管理経費を他の公共施設へ配分し、より質の高い機能性を高めた施設にしていきたいと考えます。こうしたことによって、公共施設の総量を減らすことで施設の機能を高めていくだけではなくて、ハードに頼らない今の時代の技術やソフト事業の充実によって、行政サービスを向上させていきたいというふうに思っております。  重要なことは、高齢者や子育て世代、これからの南足柄を担う世代、それぞれのニーズにどう応えていくかという視点を持って検討をしっかりと進めていきたいと思います。  次に、今後のスケジュールについてでございますが、市民の目線で公共施設の在り方を検討していただく次世代につなぐ公共施設を考えるワークショップや、将来の公共施設の在り方について市民の皆様のお考えをお聴きする地域市民懇談会、また、大学教授など専門家の皆様で構成する公共施設マネジメント推進委員会からの御意見を参考にしまして、複合化、統廃合など公共施設の再編や維持管理等について検討を進め、平成31年度の上半期までには公共施設再編計画を策定していきたい、そのように思っております。  次に、策定された計画の市民の理解への取組はどうするんだというお尋ねでございますが、公共施設再編計画の策定に当たりましては、ワークショップや地域市民懇談会を開催し、市民の皆様のお考えをお聴きしているところであります。また、2月にはシンポジウムも開催する予定でございます。それらの取組を通して市民の皆様方の御理解も進むものと考えております。策定した公共施設再編計画については、パブリックコメントを行い、御意見を頂くとともに、市広報誌やホームページで広く計画を周知してまいります。その上で説明会を開催し、丁寧な説明を行い、公共施設マネジメントの必要性や再編計画の内容などについて、市民の皆様の御理解を得ていきたいと考えております。  次に、稼げる観光を目指すための組織づくりについてで、まず観光分野及びまちづくり分野における特命を帯びた職員の配置をすることについてのお尋ねでございます。  先般の小山町の専門監の研修、講演を頂きました。感ずるところは議員さんと全く同じでございます。観光やまちづくりの分野において新しい考え方や活力は重要であると考えておりますし、民間も含めて外部から専門的な人材あるいは個性的な人材を起用して、特定の事業に専念できる立場に置いて、その技術、知識、人脈等がうまく機能できれば、より特徴的な施策が生まれるとともに、スピード感を持って事業を推進できるのではないかというふうにも考えております。人材の確保に努力しまして、求める人材が見出せたときは、その力が生かせるよう、その人材に合った組織の位置付けや職の配置等についても考えてまいりますし、先ほど岡本議員からも御質問がありました副市長にもそうした役割をしっかりと担っていただこうと、そう思っております。  次に、南足柄市観光協会の現状と今後の在り方についてであります。  現在、南足柄市観光協会は、観光に関係する事業者の方やボランティアの方などで構成し、理事は17名であります。既に御承知のとおりでございます。事務局は市職員が担当しております。観光協会の独立については以前から課題となっているところでございまして、議員さんも十分御承知のとおりでございます。観光協会においても、過去においても法人化についての検討をしました。そうした課題の中で、なかなか難しい結論に至っていることも御承知のとおりです。  人口が減少して高齢化も進む中で、国内の観光客数は少なくなっていることが危惧されつつありますけれども、一方で観光客には多種多様に、多岐にわたって要望というものがございます。今後の地域の観光の在り方、考え方を見直しまして、観光協会がどのような役割を担っていくべきか等の検討が必要と考えております。また、法人格そのものが観光協会の在り方を変えていくということでもないと思います。だから、それにこだわることは私はないと、そのように思っております。  観光振興の推進のためにどうあるべきか、今後も観光協会の皆さんと様々な観点から話し合って、観光協会が市の観光振興を担う組織となるよう支援してまいりたいと考えておりますが、先ほども申し上げましたけれども、従来の数十年来からの南足柄の観光協会のフィールドも、これからいろんな面で県西地域2市8町、広域的な道路の開通であるとか、そしてまた産業の振興、経済の活性化、6次産業化の活性化に向けての圏域での拠点、地方創生、神奈川県県西地域活性化プロジェクトの一つ一つの事業もそれぞれ拠点化がしておりますし、道の駅もその一つの拠点としての役割を果たしていく。そういう意味ではフィールドが広がりますので、そうしたことをしっかりと未来志向で考えて、観光協会の在り方というものを変えていかなければならないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。           (加藤修平市長 降壇) 381:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 382:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まず、公共施設再編の考え方についてという質問をさせていただいたんですけれども、先ほどの答弁の中では、一部利用率の低い公共施設の維持管理経費をというところの言葉が出てきたんですが、その利用率の低いというのはどのように判断するのか。大体施設って、パーセンテージを出すと、1日1回会議室が使われていれば何十%とかという出し方とかがあるので、例えば、常任委員会で視察に行った桑名市だと、過去3年間で20%以上利用率が下がっているとか、そういう判断の仕方とかしているんですけれども、本市においてこの計画を策定するに、利用率の低いという部分は、どのような判断基準でそういった対象の施設にするかをまずお伺いいたします。 383:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画課担当課長。 384:◯企画課担当課長〔松岡 武〕 ◯企画課担当課長〔松岡 武〕 利用率に対しての御質問でございます。  利用率につきましては、今回検討に当たって、ワークショップのほうには資料として提出しているところがございますけれども、利用の一こまを1つとして考えて、例えば2時間単位で貸し出しをしているのであれば、1日4こまあると、そのうち4つ使えば100%、1つ使えば25%と、そういう形で利用率は考えていきたいというふうに思っています。  ただ、どれをもって利用率が低いかという判断につきましては、曜日もありますし、時間的な偏りもありますので、平均すれば大変低い状況ではありますけれども、それぞれのところに先ほど言いました偏りがあるという中で、一概に何%をもって低くというところまでの判断は、これから検討して、最終的なところで判断はしていきたいというふうに思っているところでございます。 385:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 386:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 やっぱりある程度判断基準が無いと、市民にとってもどういう判断でこの施設が選ばれたかというのがなかなか納得してもらえないと思うので、是非そういった部分の基準は1つ作っておくことが必要かなと思うので、そういった面で検討していただけたらなと思います。  先ほど市長の答弁の中にいろいろありまして、基本的な再編の考え方というところで、市民が安心して使える公共施設、市民ニーズに対応したサービスの充実、市の規模に合った持続可能な運営施設ということが基本方針ということをお伝えいただきましたけれども、その中で、市民が安心して使える公共施設という部分で、これから統廃合を当然進めていくわけで、存続すると決まった施設には相当な金額の投資をしていく修繕費が必要となります。ただでさえ、今、トイレが全部和式だったりとか、おむつを替えるところが無いとか、空調もなかなか効率が悪かったり、電力のところも効率が悪いというような、そういったことも考えると、かなりこれから多額のお金が掛かっていくのかなと。  そういった中で、時代に合った多機能化した複合施設というのを民間業者とうまく、PPP手法とかPFI、DBとかDBOとか、いろんな手法があると思うんですけれども、そういった中で新築していくということも考えなければならないのかなと。修繕しながらよりも、新築して、未来に合った、次世代のために効率的な施設を造るといった部分も必要なのかなと思うんですけれども、そういった考え方についてお伺いいたします。 387:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 388:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 議員のおっしゃるとおり、本市の施設を延命化して、残して使い続けていくといった場合、大規模な改修が必要になってくる施設が多くあります。  一般的な話ですけれども、大規模改修をする場合、設備だけではなくて、く体自体もやはり改修していきますので、新設の約8割ぐらいの経費が掛かるとも言われています。ですので、公共施設等総合管理計画の中では、原則、既存の施設を活用するというふうには書かれておりますけれども、長期的に見まして、費用対効果といいますか、サービスが上がり、無駄の無い費用となる場合は、それにこだわることなく新設ということも考えていきたい。否定するものではないというところです。 389:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 390:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 新設の8割ぐらい掛かるというところで、そんなにかという印象があるんですけれども、その新設とかという判断というのは、スケジュールの中で先ほど、31年度の上半期までに公共施設再編計画を策定していくというようなスケジュール感だったんですけれども、そこのときに、新設とかというようなところの検討というのも、当然その計画の中には入ってくるのでしょうか。 391:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 392:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 再編計画は、より具体的に施設名を挙げて、新設であるとか統廃合であるとか、多機能化をしていくとか、スケジュールも加えて、また経費面も付しながら、計画に盛り込まなければならないとなっております。そのような計画にしてまいります。 393:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 394:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 是非、維持管理ですごい何百億と掛かるようでしたら、そういった視点で、未来のためを思った魅力ある施設という部分の考え方もしていただきたいなと。  そこら辺の目標というか、今、南足柄市は一人当たり3.5平米というようなところなんですけれども、県の平均が2.34、これに対して、計画の中でどこら辺までを目指していくのかというような、今の段階での目標値みたいなものはあるのでしょうか。 395:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 396:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 今の段階では目標値は持ってございません。市民の皆様に今いろいろと御意見を頂いているところです。そういった話を聞きながら、どこかの時点で、少しざっくりしちゃうかもしれませんけれども、目標というものを持っていきたいとは思います。 397:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 398:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 やはりそこら辺の目標もある程度腹をくくって、目標というのもある程度、それが全てではないと思うんですけれども、使い勝手とかあると思うんですけれども、やっぱりそこの目標というのも、ある程度の段階で是非お示しいただけたらなと思います。  次なんですけれども、再編の基本的な考え方の2つ目で、市民ニーズに対応したサービスの実現というところで、今日の池田議員の中でも、コンビニを活用したというようなお話がありました。最近では、郵便局なども活用したりとかという部分があると思います。やはり市民のニーズが多いところというのは、それなりに丁寧な対応をしていくべきかなと思います。外にも今の段階で何か考えていることがあるのでしょうか。 399:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 400:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 再三で申し訳ございません。市民の御意見を聴いているところですので、具体的なほかの案というものはございませんが、全国的にの話ですが、傾向として、施設の利用者、高齢化がされています。ですので、公民館などの利用率が下がっているという中、その公民館を逆に子育て支援の施設に変えていくというような事例が多くあるようです。 401:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 402:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そういう計画を、今回の再編計画はもちろんやっていくんですけれども、今後、そういうようなのを継続的にPDCAサイクルを回しながら行けるような庁内の組織というのもちゃんと準備してほしいなと思うんですけれども、そこら辺は今後、計画ができるまでは特にはあれなんですけれども、できた後とかも、ちゃんとそういうようなことを回せるような仕組みづくりは、今から常に見直せるような仕組みは作ってほしいなと思うんですけれども、そのことについていかがでしょうか。 403:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 404:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 公共施設の部分につきましては、先ほど担当部長から御答弁させていただいたように、基本的な方向性を定めて、個々の見直しの方向性をしっかりと出していくというところがまず第1段階。そういう御理解を賜った中で、どういった手法がいいのか、先ほどの新築ですとかリニューアルですとか、そういったところをしっかりと詰めさせていただいて、その中で見直しをしていくということでございますので、当然、毎年御報告もさせていただきますし、その状況をPDCAサイクルの中でやっていくということで、私も先頭に立ってやらせていただきたいというふうに思ってございます。 405:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 406:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 先ほど来、市民の理解を得てというところで、市民の声を当然聴いていくと思うんですけれども、私自身、そこら辺のイメージが湧かなくて、行政から提案してこうなっていくよと意見を聴いていく中で、市民から意見をもらって、それをどのように、例えば市民がそこの施設はもうちょっと残してほしいよとか、使っているんだよという声とかを聴いて、何かを反映させていくというような、市民の声を聴くって、市民と一緒に議論していくというのはどのようなイメージなのでしょうか。 407:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 408:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 現在開催しているワークショップ、それは本当に先入観を持たず、その方のこれまでの南足柄市での生活、施設の利用等を踏まえて自由に御意見を頂いています。ただ、ワークショップの良いところは、市民の方々それぞれの意見をそれぞれ交換し合って、人の意見を聴いてもう一度見詰め直すといいますか、考え直すというような良いところもございます。そこでまとまった御意見というのは計画に反映をしていきたいと思っておりますけれども、それが全てではないと思っています。一部の、ワークショップメンバー21人だけですので、これから地域市民懇談会などで頂いた御意見、そういった御意見を参考にしながら、最終的には行政のほうで判断をしていくものになりますけれども、あくまでも参考に市民の御意見というのはお聴きするのは必要なことだというふうに思います。 409:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 410:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 ありがとうございます。  地域市民懇談会の中でも意見を聴いていくということで、4回開催されるうちの今2回が終わっています。その2回、何人ぐらい参加されて、年齢構成とか、どのような感じの人がそういった場に。今2回なので各場なんですけど、どのような方が参加されているんでしょうか。 411:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 412:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 内山公民館では人数30名、それから市役所の大会議室で開催したときは21名でした。両方とも比較的年齢層は高い方に多く御参加を頂いています。 413:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 414:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 公共施設をこれから真剣に使っていくというか、長い間つき合っていく、今、若い世代の参加は少なかったというんですけれども、そこは結構ちゃんと出てもらわないと、公平な意見というか、そういったところで、例えば公共施設の統廃合とかとなると、感情の部分でやっぱり御年輩の方なんかはすごく強い思い入れがあったりとか、逆に学校のことに関しては、地域の人と子育てをする世代の意見は絶対違うと思うので、そこに出てくる人を、ちゃんと若い世代に出てもらわないといけないのかなと思います。あと残り2回あるんですけれども、そのうち1回は明日なので、すぐにというわけにはいかないですけれども、できるだけそこら辺の世代に出てもらうような努力を少しでもしてほしいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 415:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 416:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 2月にはシンポジウムを開催いたします。そこでは、若い世代の方が多く来ていただけるように、しっかりと地域情報誌などを通じて告知をしていきたいと思います。今やっております地域市民懇談会、これはもう終わってしまいますけれども、もし団体ですとかグループである程度の人数が集まって説明を聞きたいといった場合は、お伺いをして御説明を是非していきたいなとは思います。 417:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 418:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 合併の協議会のときも、市の職員の皆さんが丁寧に、小さいところでも各団体のところに行ってお話をしてくれたということがすごく大きかったと思うので、今回の公共施設のことに関しても、是非そういったところで取り組んでいただきたいなと思います。  特に若い世代、特にお父さんは結構発言しても、お母さん世代とかって、なかなか勇気を持って発言したりする場とか雰囲気が無くて発言できないと思うんですよね。そういったところの声をしっかり吸い上げていかないと、本来のこれからを見据えた公共施設の在り方はなかなかできないのかなと思います。  そういった中で、どうしたらそういうのができるのかなと私自身も思うんですけれども、例えば今、インターネットの市政モニターとか、そういった制度があるので、そこにとにかくいっぱい登録してもらって、そういったところでも常にいろんなことを聴くみたいなことが必要だと思うんですけれども、今、インターネット市政モニターというところでいうと、現状何名ぐらいの方がそういった場に登録されているのか、お分かりでしたらお願いいたします。 419:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。
    420:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 南足柄インターネット市政モニターへの登録者数なんですが、現在ちょっと少ないんですが、91名となっております。  以上です。 421:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 422:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そうですね、やっぱり91名だとなかなか、登録されている方の構成も分かりませんけれども、そこら辺を最大限に、今日の池田議員の質問の中で自治体ポイントなど、そういう制度もあるので、例えばアンケートをしてくれた方には自治体ポイントを付けるとか、いろんな工夫とか、登録する仕組みが、自分自身も登録してなくて申し訳ないんですけれども、例えばQRコードですぐ登録できるならば、広報誌とかいろんなところ、駅とかいろんな場にQRコードを表示してもらって、読み込んですぐに登録できるような感じで、とにかくそこを増やしていくことって、今回のことに限らず、いろんな面で生かせるのかなと思うので、公共施設のことに限らず、そこら辺は広聴という、市民の意見を聴くという部分では、何か登録する簡単な仕組みと広報の部分で、いい機会なので取り組んでいただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 423:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 424:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 今、議員から御指摘、御提案ありましたとおり、先ほどの若い世代を捕まえるという意味では、SNSを使っての広聴事業ということで非常に有効だと考えております。また、登録の方法につきましては、まず現段階では、市のホームページのほうで紹介をしておりますが、またそれを広報などでお知らせするとか、あと登録していただいたことによる付加価値を付けていくなんていうことは、やはり当然考えていかなきゃいけないなと思っております。  以上です。 425:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 426:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 是非そういった場で公平に市民の意見を聴くという部分では、そういったところも必要なのかなと思うので、是非機会があったら検討していただきたい。  再編のところのこれからの市民の理解ということになるんですけれども、一番大きいのが、学校教育部分の統廃合のところというのは、今の段階でも市民の人が心配しているというか、なっている部分であります。  そんな中で当然考えられるのが、どこかの小学校が無くなるとなれば、学区の再編という部分は当然考えなければならないことで、これに関しては、今までも自治会によっては学区の見直しをしてほしいと。同じ部落なのに学校が分かれているとかというのも、今までも何回でもこの議会の中で出てきたと思うんです。そういったことに関して教育委員会として、学区の再編という部分は今後のこと、今のことも含めてどのように考えているのか。また、親御さんたちの意見というのをしっかり聴いてほしいと思うんですけれども、そこら辺に関してはいかがでしょうか。 427:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 428:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 今のところ、学区の再編を先行してやるという形では考えておりません。今、適正配置ということで進めておりますので、その中である程度の結論というか、方向性が出た中で、逆に言うと学区の再編は必要になってきてしまうと考えております。  あと、教育委員会としての考え方につきましては、非公開の会議ではありますけれども、教育委員としてどういうふうに考えていくかというのも、もう既に3回ほど話合いをしておりまして、そこについては、いずれは市長のほうにも教育委員会委員の意見として御報告を申し上げたいと思っています。  あと、保護者の意見というところですけれども、なかなか先ほどもおっしゃったとおり若い方が意見を言えない、そういった説明会に行っても手を挙げて、特に地域でやったときにはなかなか意見が言えないというところがございます。そんなところで、先週、教育長のところにも保護者の方が見えて御意見を言って、希望であったり、こういったことをやってほしいとか、要望事項も頂いております。その辺りについては、行革担当部長のほうにも情報提供しまして、また、そちらのほうでも検討していただいたりというところは、連携しながら進めているところでございます。 429:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 430:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 学区の再編とかというのは避けては通れないところだと。子供がこれだけ減ってきているということもありまして、避けては通れないというところで、今、教育次長のお話ですと、決まってから市長に報告するというような形だったんですけれども、できるだけ早く、とにかくそういうようなことも含めて親御さんの意見というのは把握しておく必要があると思うんですけれども、公共施設の再編という意味では、そこら辺に関して、こちらの市長部局のほうではどのようなお考えでいるか。どうやってニーズを把握していくのかというか、方向性を決めていくのかというのは、何か御意見がありましたらお願いします。 431:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 432:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 実際にこちらのほうにも、総合計画のインタビューをやっているときですとか、ワークショップの中でもそうですし、地域市民懇談会の中でもですけれども、学区の変更については御要望の声が上がっているところです。当然、再編と学区の変更というのは切っても切れないものですので、やはりこれもどこかの時点でアンケートなりを取らせていただいて、確認はしたいなというふうには思っております。 433:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 434:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 公共施設の再編という部分では、市長の答弁では削減ありきではないとおっしゃっていました。一般の市民の方も、私たち議員も、総論は絶対やらなきゃいけないと、総論は賛成なんですけれども、各論になってくると、あの施設はやっぱり要るんじゃないかと反対になっていく。市民の皆さんも、南足柄市の財政状況を考えればそうなんだけれども、自分がふだん使うところはと絶対なってくると思うんですね。  私たち議員はふだんから市の財政状況も十分知っていますし、そういった中で、公共施設の老朽化の部分もどれだけお金が掛かるんだというのも知っているので、私たちもここを真剣に受けとめて、市長と行政の皆さんと一緒にそういった部分は、市民へのちゃんと周知なり理解なりというのを一緒にやっていかなきゃなと思います。施設の総量削減というのは絶対に避けては通れないということは、多分ここに参加の皆さん全員思っていると思います。  そんな中で、皆さんと一緒に当然やっていかなきゃいけないんですけれども、市長の公共施設再編についての思いというところをお聞かせ願いたいと思います。 435:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 436:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今、議員さんおっしゃられたとおり、最後には個別の考え方を示す。必ずそこは100%ということは全くあり得ません。だからその調整をするのが政治だと思います。がゆえに今の現状、市民の皆さんの御意見を聴いて、その流れの中で、あとはその必然性があるんだというところを今しっかりとやっておかないと、市民の皆様方の、まだ最後にいっても賛否が出ると思いますけれども、そうしたことをしっかりと承知しながら、そのためのスケジュール感を持って進めていきたいというのが思いです。 437:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 438:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 市長のその思いは、みんなの意見を聴きながら最後にというのは分かるんですけれども、ある程度ここに関しては、市民の人の意見とか大事ですけれども、やっぱりどこかの段階で市長はしっかり、例えば小田原市のコミュニティセンターを廃止するときの経緯とかも聞いています。そういった中では、単独でこの市を何としても未来につなげていくんだという熱い思いの下に、そういった判断は市長に僕はしていただきたいなと思うんですけれども、それに対してはいかがでしょうか。 439:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 440:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それが先ほど申し上げた個別の考え方を示すというところです。でも反対はあるでしょう。でもその反対をできるだけ御理解をしていただく、収れんをしてもらうためには、今この初動のところが大事ですよということで、少しまどろっこいかもしれませんけれども、そこを丁寧にやることによって、その後のスピード感を、それで決断はします。そして示しますということです。 441:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 442:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 それでは次、2項目めの観光の分野についてお伺いいたします。  行政アドバイザー制度を活用してという部分で、そこら辺は、市長が庁内の人材育成も含めて、またそういった部分では、人材確保に努めていただけるというような回答を頂きましたので、そこに関してはそのような方向で進めていただきたいなと思います。  観光協会の今後の在り方というところなんですけれども、今、理事が17名いらっしゃるという中、事務局は市の職員の方がやっていただいているんですけれども、ちなみに会員数は今何名ぐらいなんでしょうか。 443:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 444:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今、手元に資料が無いところですが、私の記憶では300前後かなというふうに思います。また資料がそろいましたら御報告させていただければと思います。 445:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 446:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 観光協会の在り方ということで質問させてもらったんですけれども、これに関しては市長の答弁にあったように、私自身も、法人化とかそういったところが全てじゃないと思っています。やっぱり観光協会の中の組織をしっかり強くして、多くの人を巻き込んでいくというところが大事なのかなと。  今、一般の会員さんが200から300くらいいるということで、その方から会費を頂いていると思うんですけれども、実際に観光協会として一般の会員に向けて、何か一緒に巻き込んだりということがされていないように思うんですけれども、今、一般の方を巻き込んで金太郎まつりの事業をやるとか、そういったことというのは実際にはされているのでしょうか。 447:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 448:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今、主体的に動いているのは、こちらのほうの理事さんが中心になります。ただ、理事会の中でも、一般の会員を巻き込んで物事をやっていこうよと、イベント等を行っていこうよということで、理事さん個人的ではございますが、一般の会員の方にも声をかけていただいて、近頃、一般の会員の方もお手伝いを願って参加していただいているという状況でございます。 449:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 450:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 今、理事さんが個別に誘っているという部分では、そういう活動をしているのかなというのは十分分かるんですけれども、せっかく200、300いる会員の人を巻き込まないというのはすごくもったいないなと思うんですよね。小田原市観光協会とかは、ちゃんと事業ごとに委員会が設定されていて、担当副会長がいて、一般の会員の人を巻き込んで事業を行っているというようなやり方をしていますので、是非とも会員の人を、会費だけ頂くんじゃなくて、せっかくいる200から300の会員さんを巻き込むようなことをしないと、何も組織の強化という部分ではつながっていかない。いずれ理事さんとかも替わっていくときに、そういう人を巻き込んでいった中から優秀な会員の人を理事に上げてというようなことをしていかないと、あの人は知り合いだから今度理事にしようかみたいな流れだと、全然組織として活性化されていかないと思うんですよね。なので、200から300いる会員を是非巻き込んでもらうような組織だったり事業形態だったりを行ってほしいと思うんですけれども、そこら辺についていかがでしょうか。 451:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 452:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 議員さんのおっしゃられるとおりだと思います。先ほど市長のほうから答弁させていただきましたけれども、観光のフィールドはどんどん大きくなっていきます。そういう中で、観光地としての経営を担う観光協会として、やっぱり強化が必要だと思いますので、議員さんがおっしゃったような形で、いろんなグループ、分担化するとか、いろんな形をもって強化を図っていきたいというふうに思います。 453:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 商工観光課長。 454:◯商工観光課長〔眞壁和宏〕 ◯商工観光課長〔眞壁和宏〕 すみません、会員数が遅くなって申し訳ありません。今、200名程度という話でしたけれども、実際は個人と法人合わせて160ということです。よろしくお願いします。 455:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 456:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 法人と個人を含めて160ということで、法人の割合とかもかなり多いんじゃないかなと思うので、そこら辺の拡大というのも、しっかり観光協会の仕事というか役割をちゃんとPRして、今、世の中の会、どこもそうですけれども、こうやって人口減少の中、会員の増強というところが何よりの活性化につながる部分だと思いますので、会員確保、会員増強というところも、やっぱり年間活動の一つの目標に掲げてしっかりやっていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 457:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 458:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 何しろ観光協会を強化していく、時代がどんどん変わってきています。観光のエリアが大きくなっていますので、そういう会員数の増加も図っていきたいというふうに考えます。 459:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 460:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 観光協会の体制の強化という意味ではそうなのかもしれませんけれども、いわゆる観光業、星崎議員が言われるように、もうかる観光をどうやっていくのかという話になりますと、それぞれの地域にいる方が、DMOも実はそうなんですけれども、いかに連携をしてもうけていくかというふうに思いを持っていただいて、そこに参加していただくということが一番重要でございまして、一般的な観光協会、市が音頭を取って事務局でこういうのをやってくれませんか、こういうので寄附していただけませんかというようなことをいつまでやっていても、なかなか自立型のもうかる、しかも広域的な部分という抜本的なもうかる観光のほうには向いていかないというふうな思いがございます。  観光協会の体制は必要ではございますけれども、どういう形で広域観光を担っていき、地域の方々にお金が回っていくのかということについては、またちょっと違った観点で検討しなければいけないというふうに思ってございます。 461:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 462:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 答弁ありがとうございます。僕もそう思います。  そういった稼げる観光という部分で言うと、かながわ西観光コンベンションビューローのところに観光協会が入っていないというのは、今はもうかなり進捗が進んでいまして、先日オブザーブさせていただいた中では、各部会、プロジェクト部会、プロモーション部会、セールス部会、システム部会などが着々と進んでいました。映像も撮ってというときに、やっぱり南足柄市の意見がそんなには反映されてないような状況でして、昨日の答弁ですと、お金が掛かる、人材がいないというような理由だったと思うんですけれども、そういう理由でここに参加しないというのは、すごくチャンスを失っていると思うんですけれども、今後ここに観光協会の人が会員になって一緒にやっていくというような、今、見解があるかどうかをお伺いいたします。 463:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 464:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 我々は事務局の部分でございますので、ここではいという答えはちょっと答えられないんですが、今、議員さんのおっしゃられた御意見は、次の理事会にかけさせていただいて、また再検討していく方向で進めたいと思います。 465:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎健次議員。 466:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 確かに行政の方に言っても、事務局という部分なので、是非とも次の理事会に諮っていただいて、出るメンバーも、会長が充て職で出るんじゃなく、思いのある、そういったところで発言できるような方を是非選んでいただいてという部分を念頭に置きながら、是非次の理事会でそういったのを選出して、次の会議の日程も決まっていますので、できればそこに間に合うように早急に検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 467:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 468:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 観光協会の理事会の中では早急に検討してまいりたいと思います。 469:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で星崎健次議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 470:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で、本日の議事日程は全部終了いたしました。  これをもって散会といたします。  次の本会議は12月14日午前9時から開きます。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 4時08分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....