南足柄市議会 > 2018-12-03 >
2018年12月3日(月) 平成30年第4回定例会(第2日) 本文
2018年12月3日(月) 平成30年第4回定例会(第2日) 名簿

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  1. 南足柄市議会 2018-12-03
    2018年12月3日(月) 平成30年第4回定例会(第2日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕       開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第4回市議会定例会第2日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いいたします。  本日は6人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 渡 辺 円 一 議員 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、7番渡辺円一議員の質問を許可いたします。  渡辺円一議員。           (7番 渡辺円一議員 登壇) 4:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 皆さん、おはようございます。7番渡辺円一でございます。  通告に従い、3点の質問をさせていただきます。1つは市政運営について、2つは近隣自治体との広域連携について、そして3つ目は市長の3選出馬についてをお伺いいたします。  まず市政運営について。  市長は今年初めの施政方針の中で、「今後、自主自立した自治体の経営のためには、徹底した行財政改革を断行しなければなりません。改革の柱は、支出を削り、産業の誘導と活性化によって収入を増やすことであり、それが行財政改革の王道だと考えます。」と述べられております。  その中で、産業の誘導については、東部工業団地に新たな企業が進出し、現在、開業に向け着々と工事が進められていることは大変喜ばしいことであります。しかし、大いに期待されております足柄産業集積ビレッジ施策がいまだ目に見える段階ではありません。その上、自主自立のための重要課題である徹底した行財政改革のほうがよく分かりません。特に、公共施設統廃合を見直す公共施設マネジメントを早急に進めないと、無駄な設備投資、例えば耐震化投資や空調設備投資等が行われるという不合理が発生しかねません。もう既に発生しているかもしれません。  そこで伺います。  公共施設マネジメントの進捗状況はどうなっているのか伺います。  また、収入を増やす方策の一つとしての公共施設使用料受益者負担額の見直しについてはどのように考えているのか、お伺いいたします。  2つ目、近隣自治体との広域連携について。  自主自立を選択した本でありますが、今後の少子高齢化による人口減少などを考えますと、やはり本だけでは厳しいと思います。今後、持続的に市民サービスの提供を確保するためには、近隣自治体との広域連携を強化し、負担を軽減する経済的な投資や運営をしていかなければならないと考えます。そのためには、経済圏が同じで、しかも顔の見える近隣5町との連携が最も重要だと私は考えます。  そこで、まずは小田原との任意協議会で中断を余儀なくされた15町で進める広域ごみ処理施設の建設を早急に進めていく必要があると考えます。建設の候補地となる地元の自治体との合意形成がいつ得られるか、見通しについて伺います。  3点目、3選出馬について。  市長の2期目の任期も残り少なくなってまいりました。単刀直入に伺います。市長の3選出馬の意向について伺います。  以上で登壇しての質問を終わります。           (7番 渡辺円一議員 降壇) 5:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、渡辺議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、市政運営についての本の課題についてで、公共施設マネジメントの進捗と公共施設使用料受益者負担額の見直しについてでございます。  公共施設マネジメントにつきましては、市民の皆様の目線で公共施設の在り方を検討していただくため、次世代につなぐ公共施設を考えるワークショップを開催するとともに、市内4箇所で地域市民懇談会を開催し、そして本の公共施設の現状と課題を共有して、将来の公共施設の在り方などについて、市民の皆様のお考えをお聞きしているところでございます。ワークショップ地域市民懇談会での御意見、また、大学教授など専門家の皆様で構成する公共施設マネジメント推進委員会からの御意見を参考にして、公共施設の再編や維持管理等について検討を進め、平成31年度に公共施設再編計画を作成してまいります。  公共施設マネジメントは、持続可能な南足柄のまちづくりの重要な取組であります。策定をした公共施設再編計画は、未来のまちづくりの基盤を作るために着実に推進していきたいと考えます。  公共施設の使用料につきましては、現在、平成22年8月に策定をした使用料・手数料の設定・改定基準の見直しをしております。見直した後の基準では、受益と負担の適正化を更に図り、利用者に応分の負担を求めることを基本方針に掲げております。  また、南足柄健全な財政に関する条例第7条では、「受益と負担の関係等を考慮し、定期的に見直しを行わなければならない。」と規定しています。つきましては、公共施設の使用料の見直しに当たっては、利用される方と利用されない方の負担の公平性を確保するため、受益の範囲において利用者に対する応分の負担についても考えてまいります。  次に、近隣自治体との広域連携についてでありますが、あしがら上地区資源循環型処理施設整備調整会議は平成30年4月に再開をしまして、その後、調整会議において、建設候補地やスケジュール、平成31年度当初の準備室再設置などについて協議、検討を進めております。  地元自治会に対する取組としましては、本年、平成30年4月以降、自治会役員と4回ほど打合せを行い、来年2月頃までには地元で全体説明会を開催し、地元自治会や地域住民の皆様の御意見を頂く予定であります。  こうした中、先般、10月29日に15町の執行者会議を開きまして、足柄上地区ごみ処理広域化に関する協議を行いました。南足柄市内の候補地での建設について、更に連携、協力を図り進めていくことを再確認するとともに、地元との協議に際しては、5町の首長も参加して誠意を持って対応し、合意形成に向けた取組をすることとしました。  現段階で地元の合意形成の見込みの時期については未定ではございますが、15町で連携、協力して、新しいごみ処理施設が安全・安心な施設であることを丁寧に御説明申し上げ、御理解を頂きながら、早期の合意形成を目指したいと考えております。  次に、3選出馬についての御質問でございます。  平成27年4月の2期目の市長就任以来、4年が経過しようとしております。この間、安全で優しいまち、地域の経済が元気なまちの実現を目指し、防災、福祉、教育分野を最重要政策と位置付け、諸政策を着実に推進してまいりました。防災、福祉、教育、都市基盤整備などの充実には、当然のことながら財源の確保を図ることが必要であり、収入確保のために、将来に向けた地域の産業、経済の活性化を図ることが重要であります。その取組の成果として、東部工業団地守山乳業株式会社を誘致いたしました。  また、国・県の支援の下、2020年春の開業に向けて事業を進めております(仮称)道の駅金太郎のふる里や、土地区画整理組合設立準備会が発足した足柄産業集積ビレッジ構想は、近い将来の県西地域の産業、経済の活性化に寄与する重要な事業であり、その取組を着実に進めております。  また、防災では地域防災力の強化や情報収集、伝達手段の拡大などを図り、また、福祉では子育て支援や高齢者施策を着実に進め、学童保育所については、平成31年4月の公設民営化に向けて着実に進めております。教育では、来年の夏までに全ての小学校にエアコンを整備する準備などを着実に進めております。  2期目の4年間で新たに着手した施策や事業、そして形になり始めている事業も数多くございます。今、自治体経営は実に困難な状況にありますが、新たな発想で安全で優しいまち、地域の経済が元気なまちの更なる実現に向けて、躍動するまちづくりを着実に推進していくことが、私に与えられた使命、役割であると考えます。  つきましては、平成31年4月の市長選挙に向けて、多くの市民の皆様の要請に応え、市民が主役の市政を基本に、人を想う力、まちを想う力を大切にして、市民協働、官民連携、地域間連携を政策推進の中心に据え、責任ある継続、更なる前進の新たな覚悟を持って出馬を決意いたしました。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 8:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ただいま力強く決意を語っていただきまして、ありがとうございます。  それでは、再質問に移らせていただきます。  まず、公共施設マネジメントの推進については、いろんな手法で進めているという説明ありましたが、31年度中に作り上げるということになりますと、それまでの設備投資については、どのような考えで公共施設マネジメントをにらんだ投資をしていくのか、その辺の考えがあったらお伺いいたします。 9:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 10:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 31年度中ということですけれども、31年度の早いうちに策定をしていきたいと思っております。また、その間に設備投資が必要になった場合、それは飽くまでも緊急的な設備であったりとか、あとは、公共施設の再編計画に沿うような形での設備投資であれば、実施をしていくような方針でございます。 11:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 12:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 沿うような形ということは、先を見通すのは難しいと思うんですが、やはり無駄な投資にならないように、それは十分考慮して投資をしていただきたいと思います。  次に、受益者負担の見直しについてですが、こういう時代でありますと、利用者、それから利用していない人の公平性を保つために、ある程度受益者負担は増やしていかなければならないと私は考えております。この点についてはどんな見解でしょうか。 13:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 14:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 先ほども市長の答弁でございましたけれども、現在、使用料・手数料の設定・改定基準の見直しをしているところです。先月開催をいたしました行政改革推進委員会の委員さんの中から何点か御指摘事項がございましたので、今、修正を加えているところです。この使用料・手数料の設定・改定基準の基本的な考え方としましては、受益者負担の原則と公平性の確保というのは最大限に、算出する数式の中で表していきたいと思っておりますし、あとは算定方法については、市民の皆様に分かりやすく明確にしていきたいと思っております。  それから、なかなかこれまで使用料、手数料の見直しというのは定期的に行うことができておりませんでした。それを確実に定期的に見直すというような方針を掲げております。  以上です。 15:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 16:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 使用料の見直しということで今お話ございましたが、今までの見直しを見ておりますと、一律10%値上げとか、そのような、私にとっては小さくやっているなというような感じがしていけません。基本的な考え方をもう少し整理したほうがいいんじゃないかと思います。  例えば、その維持費の半分は使用料で賄うとか、そういう基本的なところを作っていくと、値上げもきちんと説明できるんじゃないかと思うんですが、秦野辺りでは結構大胆に使用料を上げております。倍ぐらいに上げているということを近隣でもやっておりますので、是非うちでも、そういう基本的なところをもう少し固めていったらどうかと思うんですが、いかがでしょうか。 17:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 18:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 ただいま御提案のありましたことについては、十分に今後の作業の中で考慮していきたいと思います。 19:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 20:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 是非よろしくお願いしたいと思います。  それでは次に移ります。近隣自治体との広域連携についてでございます。  昨年の2協議会について、5町はどんな考えを持っているのかいろいろ聞いてみますと、小田原と南足柄が勝手に唐突に開始したとの思いが根底にはあるようでございます。そのことによって各町の危機意識が高まり、必然的に5町の結束が私には強まったように思えてなりません。その典型的な例が5町で立ち上げた病児保育であります。この件は、南足柄ゆかりの福祉施設で展開されており、当然、本も加わってもよい事業だと考えます。  このような事例からいって、小田原・南足柄「中心のあり方」に関する任意協議会を終結した以降の本と足柄上郡5町との関係は修復されているのか、連携状況について伺います。 21:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 22:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 最近の広域連携の新しい動きでございますけれども、足柄上地区15町と神奈川県が構成団体となりますあしがら広域連携協議会を10月10日に立ち上げました。そのメンバーは、構成市町の長と県西地域県政総合センター所長でございます。この協議会が本格的に活動といいますか、動き出すのは平成31年度、新年度からになりますけれども、足柄上地域での広域連携に関する協議を行うことを目的に発足したものでございます。そして、会長は南足柄市長と上郡町村会長が2年ごとに交互に会長の職に就こうということで、当初は南足柄市長が会長ということで、そういうことで10月1日に合意をしたところでございます。  また、足柄上地区15町と神奈川県が推進しておりますあしがらローカルブランディング推進協議会では、担当職員を中心にしまして、民間企業や市民団体などがともに協力しながら、足柄上地区全体の観光の活性化を目指して、都市部向けのブランドプロモーションなどの事業を実施しております。(仮称)道の駅金太郎のふる里につきましても、足柄上地区の行政や農業者、商工業者などの皆様と連携して運営してまいりますので、今後は常に一緒になって連帯して、地域経済の活性化についても検討していきたいと考えております。  今後の広域の連携は、15町あるいは28町といったこれまでの枠組みにこだわらずに、例えば静岡県の小山町や、これまで防災協定を結んできた関係の都市など、県西地域や県境を越えた自治体との連携にも積極的に取り組む必要があると、そのように考えております。  以上です。 23:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 24:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ただいま近隣連携のお話ございましたが、今年の3月に、5町で組織するあしがら地域創生連携推進協議会が作成したあしがら地域広域ビジョンを拝見しますと、その中の1節に、「圏域の活力を維持していくためには、各町が個別のまちづくりを展開するだけでなく、広域連携による政策的な発展や事務の効率化を図りながら、地域づくりを進めていくことが必要不可欠」であると、このように趣旨は述べております。この内容については全くうちも同感だと思いますが、この広域ビジョンに積極的に参加していく考えはあるのかどうかお伺いをいたします。 25:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 26:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 新たな形で15町、そしてまた神奈川県もそこに加わっていただいての新しい形での連携の協議会がこれから進んでまいりますが、5町でのビジョンもベースにしながら、そうしたものも尊重、参考にしながら、その上で15町全体の対応を図っていこうと、そういうようなことで合意しております。 27:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 28:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 是非その全体的な連携は強めていっていただきたいと思いますが、その中で個別的に進めていかなければならないのは、先ほど来から言っておりますごみ処理施設、これはもう早急に進めていかなければならないと考えていますが、山北町が町内を走らせている循環バスがございます。これは平山まで来ておりますので、連携という形では、これを内山回りで向原へ回らせるというのは、非常に距離的にも回り的にもいいんじゃないかと思うんですが、この辺の小さな連携から始めたらどうかと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。 29:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 30:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 そういったことも含めまして、今後の15町の連携の中に事業として取り組んでいけるかどうかということを前向きに検討していきたいと思います。  以上です。 31:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 32:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 全体的なことをやりながら、そういう細かなところも是非進めて、成果を出していただきたいと思います。  それでは、次に3選出馬について、力強く宣言をしていただきました。今後、引き続き本のかじ取りをお願いするわけですが、市長が今後目指す本の姿についてお伺いいたします。 33:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 34:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 私は、この2期8年の実績に基づきまして、これからのまちづくり、そしてまた暮らしづくりを進めていく上で、先ほども申し上げましたけれども、人を想う力、まちを想う力を大切にしていきたいと思います。人口減少、少子高齢化、あるいは地域経済が縮小する中で、社会経済状況は厳しいものがありますが、新たな発想で躍動するまちづくりを推進してまいりたいと考えます。  具体的には防災、子育て支援、教育、地域経済といった分野に加えまして、健康で生きがいを持って生き生きした生活を送ることのできる健康長寿の観点からも、その施策、事業に取り組んでまいりたいと考えます。  また、これからの行財政改革は、従来からも申し上げておりますが、歳出の削減だけではなくて、新たな産業の誘致などによって歳入の確保を図るなど、歳入歳出両面で取り組んで、南足柄全体に活力が生まれる未来志向で進めなければいけないと思っております。こうした施策、事業は、行政だけではこれは推進できるものではございません。引き続き、様々な立場の市民の皆様や地域団体、また企業の皆様などと連携を図りまして、協働の取組の中で進めてまいりたいと思います。正に市民協働、官民連携、地域間連携を政策推進の中心に据えまして、引き続いて安全で優しいまち、地域の経済が元気なまちの実現を目指して、市政運営に取り組みたいというふうに思っております。  また、特に地域間連携につきましては、南足柄のみならず、広く圏域の活性化を常に念頭に置いて取り組んでまいりたいと考えております。特に、南足柄と箱根町を連絡する道路の開通によって生まれる効果はかなり大きいと、そのように考えております。そこで、箱根広域観光圏というものを意識したまちづくりを進めなければいけないと思っておりますし、さらには、足柄上地域15町の住民の安全・安心、安定の基盤ともなっている神奈川県の医療行政、また警察行政、そして新築なった県の合同庁舎機能と連携、協調した圏域づくりを進めるとともに、静岡県の小山町とも連携したまちづくりに取り組んでまいりたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 35:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 36:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ただいまいろいろお話を頂きまして、ありがとうございます。  今出ました小山町との連携という話もありましたが、静岡県、神奈川県、山梨県を結ぶS.K.Y広域道路の話が今進んでおります。この広域道路は、本市の今後の方向性をも左右する重要な施策だと思っております。110ヘクタールに及ぶ工業団地が小山町に出現しようとしております。この小山町にうちのほうから労働力を供給する、あるいは富士山噴火のときにはシェルター的なトンネルで、小山町2万人近くの住民をこちらで助けるという、両方の話がございます。まず、勤め先が近くにあれば、若い人たちが外に出ていくことなく、2世代、3世代が同居して暮らせる良いまちづくりが必ずや出現すると思っております。この3県をまたぐ道路構想について、市長、どのように今後推進していくか、その辺のお考えをお聞かせください。 37:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 38:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 まず雇用という面からいきますと、正に小山地域と、そしてこの南足柄の関係でいきますと、もう50年ほど前から、南足柄の富士フイルムあるいは大井町の第一生命に、小山方面から働く場として多くの方がこちらに通勤されていたということもあります。  また、いろいろと社会経済等の変化の中で、これからの時代、静岡県の東部の小山町で工業団地、多くのまた企業の誘致ということになりますので、そこは車での通勤時間としても30分程度だと思います。そうしたところについて、今度は足柄平野のほうからもそうした働く場をというふうなことで、お互いに共存共栄をというような思いもあります。  そういうようなことも含めて、そしてもっと更に広域的な観点でいけば、山梨、静岡、神奈川が、今、県央から湘南までの圏央道がありますが、さらに外圏央のような、そうした道路機能が整備されることによって、地域の振興、それから地域の発展というものは必ずそういう方向に、道路を建設されるたびごとにそうした状況が生まれておりますので、そういう面では極めて重要である。そして、その道路構想については、南足柄と小山町の議員連盟も立ち上がって、中心的な存在となって牽引されているわけでございますし、皆様方と連携しながら、正にそうした方向に向けて、一つずつ着実に進めていかなければいけないかなと、そのように思っています。 39:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 渡辺円一議員。 40:◯7番〔渡辺円一議員〕 ◯7番〔渡辺円一議員〕 ただいま市長からうれしいお話がございました。先ほど申しましたように、小山町に110ヘクタールの工業団地が出現するということと、もう1つは、小山町から山中湖に抜けるトンネルも今進めております。そうしますと、山中湖にはロボット産業で非常に素晴らしい会社がございます。ここまでの通勤圏内が十分可能となります。そういうことで、この辺の話は議員連盟を作っておりますけれども、我々の手だけではどうしても負えないということで、今後どんな方向性へ持っていったらいいか、市長、お考えがあったらお聞きして、最後の質問といたします。 41:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 42:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 こうした広域の基幹的な道路の整備ということになりますと、それぞれの神奈川、静岡、山梨の県のしかるべき上層部の方々にもしっかりと認識をしていただかなければならない。また、場合によれば国への働き掛けということにもなってこようと思います。  そうした意味では、まず地元の市町村の執行者、そしてまた議会、そういったところがしっかりと、具体的な設計といいましょうか、そうしたものを構築していくことが大事だと思っておりますので、静岡県の小山町長とも緊密な連携は常にしているところでございますので、そうした連携に基づいて、関係の市町村の執行者であるとか議会にも理解、連携を深めていく必要があろうと思いますので、拙速になる運び方というのは、なかなか功を奏さないと思いますので、やっぱり御理解をしていただきながら、皆さんで連携、連帯をしていくような構図をしっかりと作っていく必要があろうと思っています。 43:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で渡辺円一議員の質問を終了いたします。  ここで10時まで休憩といたします。
                                   休憩 午前 9時38分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時00分 44:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 加 藤 洋 一 議員 45:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、11番加藤洋一議員の質問を許可いたします。  加藤洋一議員。           (11番 加藤洋一議員 登壇) 46:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 皆さん、おはようございます。  11番加藤洋一です。議長の許可を頂きましたので、通告に基づき、平成30年第4回定例会の一般質問をさせていただきます。  1、基礎学力の向上について。  (1)平成30年度全国学力・学習状況調査の結果に対する見解について。  今年度の全国学力・学習状況調査の結果が広報みなみあしがら11月号に掲載されました。小学校6年生、中学3年生ともに国語、算数・数学、理科で、圏域と比較すると若干上回ってはいるものの、国平均と比較すると3教科全ての項目で、若干ではありますが下回っています。つまり、例年どおり両学年とも全教科がほぼ全国平均、圏域平均どまりという寂しい結果でした。  そこで、今年度の調査結果に対する見解を伺います。  (2)3学期制、習熟度別授業及び小学校教科担任制の導入について。  児童・生徒の基礎学力の向上のために、現在の2学期制から3学期制に戻すこと、また、習熟度別授業や小学校での教科担任制を導入することなども有効だと思います。  そこで、3学期制、習熟度別授業及び小学校教科担任制の導入についての見解を伺います。  2、足柄産業集積ビレッジ構想(壗下竹松北地区)について。  (1)今後のスケジュールについて。  足柄産業集積ビレッジ構想は、平成18年3月に策定された構想で、既に十数年が経過しています。当初の足柄産業集積ビレッジ構想は、南足柄、開成町の148.3ヘクタールの広大な土地に計画されました。しかし、今回の計画では、そのうち竹松にあるコーヒーショップの北側地区11.8ヘクタールを先行整備し、その南側地区は、北地区の市街地整備の見通しが立った段階で検討するとしています。市民の多くは、この産業集積ビレッジがいつ完成し、いつ企業が進出してくるのか、なかなか分かりません。  そこで、足柄産業集積ビレッジ構想のうち、壗下竹松北地区の今後のスケジュールについて伺います。  (2)総事業費及びその財源について。  この壗下竹松北地区11.8ヘクタールの整備のための総事業費及びその財源について伺います。  以上でこの場での質問を終わります。簡潔で明快な答弁をお願いいたします。           (11番 加藤洋一議員 降壇) 47:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 48:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、加藤洋一議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、基礎学力の向上についての御質問でございますが、私は、知識の習得にとどまらず子供の興味・関心を喚起する指導が大事であり、そこから自らが学ぶ環境づくりへの道が開かれていくんだろうと考えております。そうした取組を地道に行っていくことが、学力向上のみならず人間的成長にもつながっていくんだろうと思っておりますので、今後も生きる力を育む教育の実現を目指したいとも考えます。答弁は教育長が申し上げますので、よろしくどうぞお願いいたします。  次に、足柄産業集積ビレッジ構想、壗下竹松北地区についての御質問で、今後のスケジュールについてでございますけれども、足柄産業集積ビレッジ構想については、構想地区内に産業集積を進めて、この地区を核として足柄地域全体の発展、活性化を図っていくことを目的に取り組んでいるところであります。  これまで、関係する権利者の皆様とともに構想の実現に向けて検討してまいりました。こうした中で、平成29年度には権利者を対象としました説明会などを行いまして、早期の事業化実現や産業用地創出に向けて、県道78号御殿場大井線より北側の地区でございます壗下竹松北地区において、土地区画整理事業を活用して先行的に整備する方針案を取りまとめました。  平成30年度に入りまして、この方針案に基づいて取組を進めた結果、土地区画整理組合設立準備会を設立しまして、具体的な検討を進めていくことについて当該地区の9割の地権者から賛同が得られましたために、本年10月28日に、当該地区の地権者による土地区画整理組合設立準備会が発足したところでございます。  今後のスケジュールにつきましては、平成30年度は、神奈川県など関係機関との調整を図りながら、概算の事業費や減歩率などを算出する事業計画素案を策定する予定であります。平成31年度以降も、引き続いて関係機関との協議を進め、次回の線引き見直しまでに土地区画整理組合の設立と市街化区域編入を目指してまいります。組合設立後は工事の実施となります。その後のスケジュールにつきましては、設計等を経ないと詳細が明らかになりませんが、おおむね5、6年は掛かるというふうに想定しております。  今後も、足柄産業集積ビレッジ構想についてはの重点的な取組として、地権者の皆様としっかり連携、協力して事業を推進してまいります。  次に、総事業費及びその財源についてでございますけれども、現在お示しできるのは、平成30年第1回定例会の予算特別委員会や平成30年4月開催の都市教育常任委員会で御説明しましたところの南側を含めた竹松壗下地区全体を一括整備するものとしまして、平成29年5月時点で算出した想定事業費約62億円であります。先ほど今後のスケジュールでも触れましたけれども、平成29年度に取りまとめた整備方針案によって、県道78号御殿場大井より北側の壗下竹松北地区を先行的に整備することとなりました。平成30年度は、壗下竹松北地区について区画や公共施設の基本設計を行い、事業計画の素案を策定しまして、概算事業費を算定する予定でございます。  また、財源につきましては、国費、県費、の補助金と減歩によって生み出されます保留地を売却した代金等で賄うということが考えられます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 49:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 50:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基礎学力の向上について、平成30年度全国学力・学習状況調査の結果に対する見解についてのお尋ねが1点目としてございました。  全国学力・学習状況調査は、児童・生徒の学習状況や生活状況を把握し、今後の教育の充実に生かしていくものでございます。平成30年度の教科に関する調査結果については、小中学校とも全ての教科区分で全国平均をやや下回る結果となりました。その結果については決して満足している状況ではございません。しかしながら、調査を受けている児童・生徒は異なりますが、平成29年度の結果と比較して、昨年度よりは改善が見られたものと考えております。  また、本は学力・学習状況調査の結果を受けて、学校ごとに調査結果を分析し、今後の指導に生かすことを重点的に取り組んでおります。結果の数値を注視しながら、今後の改善に役立てていくことが大切であると考えています。  次に、3学期制、習熟度別授業及び小学校教科担任制の導入についてのお尋ねがございました。  まず、3学期制についての御質問でございますが、本市では現在、学校教育振興基本計画改定に向けた検討に併せて学期制の検討も行っております。検討委員会では2学期制、3学期制のどちらかという限定された話し合いにとどまることなく、子供たちが確かな学力を付けるための効果的な施策を考えるなど、学期制の在り方について多面的に話し合われております。今後も検討委員会の回数を増やして検討を行い、その結果を把握しながら、学期制について判断をしていきます。  次に、習熟度別授業の導入についての御質問でございますが、習熟度別授業は、児童・生徒一人一人の学習進度や発達段階に応じた指導を行う点においては効果のある指導であると考えております。本市では習熟度別授業は実施してはおりませんけれども、少人数授業やティームティーチング、個別の指導など、様々な学習形態を工夫し、一人一人の学習状況を丁寧に把握して、きめ細かい指導をするよう取り組んでおります。  また、小学校教科担任制の導入についての御質問ですが、小学校教科担任制は教員の専門性を生かした指導であり、高学年において、中学校への滑らかな接続を考慮した意味のある指導形態であると考えております。しかしながら、小学校では1人の教員が1クラスの全教科を指導する学級担任制が一般的であり、専門性のある教員を確保するのは難しい状況があります。そのため本市では一部の教科で教科担任制を導入しております。  以上でございます。 51:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 52:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 答弁ありがとうございます。それでは、再質問させていただきますけれども、時間配分の関係で、先に2番目の足柄産業集積ビレッジ構想についてお聞きをいたします。  私、何で足柄産業集積ビレッジが十数年たっても何も動かないのかなと思っている一方で、執行部の方々は御存じですか、小山町の内陸フロンティア推進区域内の一つである湯船原地区というところですね。場所的には、小山町から山中湖にある平野に抜ける、あの道路沿い、静岡県道147号線沿いにあります新富士変電所だとか富士ヘルスカントリークラブ、その道路向かいのところですね。200ヘクタールにも及ぶと私は聞いておりますけれども、そこの開発はどんどん、数箇月に1回、冨士霊園に行ったりするときに、あの道路を利用することがあるんですけれども、そのときにみるみる間に森林が無くなり、みるみる間に造成が行われ、最近はちょっと行っていないですけれども、全く森林が無くなって、造成工事が行われるという、そういう状況になっているんです。でもこれ、何十年も掛かっているわけじゃなくて、多分ここ数年のことだと思うんですね。  それに比べて、南足柄の足柄産業集積ビレッジ構想はずっと、今まで十数年たったままということなので、何でそんなに違うのかということで、今回質問させていただくんですけれども、まず一番最初にお聞きするのが、足柄産業集積ビレッジ構想の中で、今年度予算で7,600万円という予算を計上されていますけれども、これはとりあえず何のために使われている予算なのか、先にちょっとお聞きします。 53:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 54:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 今年度予算につきましては、大きく設計業務委託と企業誘致サポートということで、2つに分けて委託業務を出しておりまして、具体的に申しますと、設計業務委託のほうにつきましては、先ほど市長からも答弁させていただきましたとおり、概算事業費や概算の減歩率などを算出する事業計画素案の作成ですとか、基本設計、また測量、ボーリングなどの費用になってございます。  また、企業誘致サポートとしましては、企業に対する意向調査のアンケートですとか企業訪問など、こういったものに対しての予算として計上させていただいて、委託をして現在業務を進めているところでございます。  以上でございます。 55:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 56:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 この点についてはもう一度確認なんですけれども、30年度では7,600万円の計上があるけれども、来年度以降はもうこんなには掛からないと。この7,600万円がずっとこれからも続くというわけじゃないという認識でよろしいのか、お伺いします。 57:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 58:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 議員おっしゃる7,600万円は飽くまで30年度予算でございまして、今後、来年度以降なんですが、事業計画素案では、計画としての内容の精度がまだまだ低いものですから、さらに31年度以降につきましても、設計業務委託等々必要なものにつきましては、必要な予算を今後計上して、議会のほうに御理解いただいて、取組を進めていくことを考えております。  以上でございます。 59:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 60:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 私を含めて市民の方が不安に思っていることのまず1点目が、壗下怒田地区の宅地造成のように、宅地造成なら意外とイメージできて、自分の土地を地主さんが提供して、そこを造成すれば宅地になる。市街化区域になって土地の価値も上がると。減歩によって自分の持っている土地の面積は少し減るかもしれないけれども、宅地造成なら、そこに自分がいずれアパートを建てたり、その土地を販売するなりして、どうにか理解できるんですよ。  でも、今回ここは企業用地として確保しようという土地だから、地主さんにとってみれば、多分一番不安なのが本当に企業が来てくれるのと。土地を提供したはいいよと、じゃうちの土地を使っていいよと、土地が減歩によって減ってもいいよと。来るのかどうか、それが不安なんですけれども、そこの辺は地主さんに対してはどういう説明をして安心をさせているのかお伺いします。 61:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 62:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 足柄産業集積ビレッジ構想そのものは、市長も答弁させていただきましたとおり、そこに産業集積を進めて足柄全体の発展、活性化を目指していくという構想の下、スタートしてございます。  本当に企業が来るのかというお話は、昨年度までも行ってきた全体説明会、勉強会ですとか、今年度になってもそういった声はよく聞かれているところでございまして、当然のことながら、今の段階で具体的に進出企業が決まっているわけではございません。しかしながら、企業に対して意向調査のアンケートも行っており、企業の訪問も昨年度、一昨年度も進めており、こちらの場所に興味を示している企業もございます。ただ、現時点ではまだ、企業用地となる土地の区画ですとか土地の値段ですとか、そういうところがまだ算定できていませんものですから、具体的にそこまでの、進出を決めたというまでのお話はもらっておりませんが、今後、具体的に事業計画素案を作成して、その上で更に計画をブラッシュアップして、しっかりとした計画を立て、ある程度の土地の価格等を算定できれば、更なる企業に対してもプッシュできると思っていますし、より企業の意向を強く把握できると思っておりますので、今の段階では、そういった話をしっかりと企業のほうにお伝えしているという段階でございます。  以上でございます。 63:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 64:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 部長も一生懸命お答えいただいて、言わんとしていることは分かるんですけれども、今度は企業側にとってみれば、用地がありますよと、企業用地何千平米用意してありますよというなら、そこはちょっと検討してみようかとかということになるんだけれども、まだこれから買収しますといった段階で、企業だってそれはなかなか出づらい。じゃ一体いつできるんですかと、幾らなんですかということは、当然企業は100%聞きますよね。そのことは自分で住宅地を買うときでも同じことがそれは言えるわけで、企業にとっても不安で、地主さんにとっても来るかどうか分からない不安、その用地、それをどうバランスを取ってこれから交渉していくのか、そこのところが分からないんです。私も分からないし、市民の人も分からない。その辺のもう少し明確な御回答があれば、お答え願いたいです。 65:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 66:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 昨年度末に整備方針案を取りまとめた中で、ある一定の土地利用方針図というのは、土地利用計画図の案は作って、地元の皆様にもお示ししておりますし、今年度の企業訪問ですか、アンケートにつきましても、まだまだ素案の段階ですけれども、ある程度、大街区での産業用地を確保するような土地利用の絵姿は描いて、それは今後の細かい調整によって変わっていく部分もありますけれども、大まかにこのくらいの部分が企業用地として提供できるよというものはお見せしている段階でございますので、昨年度、一昨年度までよりは少し踏み込んだ形で、企業のほうに意向を確認できるような状況になっておりますので、何も無いというわけではなくて、一定の土地利用計画素案というのは作って、それをお示ししている中で、今いろいろPRしていると、こういった状況でございます。  以上でございます。 67:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 68:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 それともう1点、非常に不安に思っていることが、小山町のように、多分小山町は、企業が来るかどうか分からないけれども、どんどん土地の先行取得、そして造成が始まっていると。それなら分かるんですよね。でも、常任委員会等々で説明をお聞きすると、その用地は企業が地主さんから買収していく、企業自身が買収していくというようなお話を聞いているんですけれども、その辺について、そうなんですか。 69:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 70:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 まず、議員がおっしゃっている小山町の湯船原地区は開発事業でやっているので、土地を先に開発事業者が買い上げて、どんどん造成していっているという状況かと思います。こちらビレッジの壗下竹松北地区につきましては、区画整理事業という手法を取り入れて、今進めているところでございまして、当然、地主さんから少しずつ減歩によって頂いた土地を集約して、それを集めて工業用地として企業に買っていただくと、こういったスキームの事業として今進めているところでございまして、少なくとも小山町の湯船原とこの事業とは、事業スキームも全く違うというのが1つ。  やはり小山町とこちらの地域で様々な環境条件が違うと思います。こちらのビレッジの壗下竹松北地区につきましては、農振農用地でほとんどが農振用地でございまして、農政的な網も掛かっている。小山町のところは、詳しい規制とかは分かりませんけれども、たしか山林というふうに聞いておりますけれども、そういった場所での開発と、今回こちらでの区画整理という、やはりそういった環境も大きく違う中での話ですので、一概にあっちが早いとか、こっちが遅いとか、そういったことにならないと思っていますが、私どももしっかりと担当課長まで付けていただいて全力で今進めていると、こういった状況でございます。  以上でございます。 71:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 72:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 単刀直入にお聞きしますけれども、一番最短で、もう全てがうまくいって最短であったら、その用地の取得及び企業進出、いつになるんですか。平成は終わりますけれども、平成何年度になるのか、一番最短の場合です。 73:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 74:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 これから様々な関係機関等々との調整がございまして、飽くまで最短というお話で、そういったものが全てうまく整っていった段階でという前提でありまして、それをお約束するものではないということで、私も答弁させていただきますけれども、まず今、私どもも、先ほど市長答弁させていただきましたとおり、次回線引き見直しまでに区画整理組合の設立と市街化区域編入を目指しております。この線引き見直しにつきましては、前回は28年度でございまして、これまで県のほうでは、おおむね5年ごとに線引き見直しが行われてきた経緯も踏まえますと、32年度、33年度頃の線引きではないかと思われますけれども、まだ具体的なスケジュールは決まってございません。  ただ、我々としてはそこを目指して、今、区画整理組合の設立ですとか市街化区域編入を目指しておりまして、そちらのほうで仮に線引きが行われたとして、編入できて、区画整理組合が立ち上がった後、工事のほうにつきましては、その後、やはり5、6年はあの程度の規模ですと掛かるものと想定しておりますので、造成が壗下竹松北地区で終わる、様々な要件を本当に仮にクリアしたという前提のもので申し上げれば、平成でいえば37、8年ぐらいを想定できるところでございます。飽くまで仮のお話でございますが、そこは御了承いただきたいと思います。  以上でございます。 75:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 76:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 今、部長のほうからは、大規模な土地、あそこをほとんど使った、11.8ヘクタールのうち大部分を使ったような土地のお話もあったと思うんですけれども、例えばもっと小規模でいいよと、6,000平米ぐらいでいいからすぐ用意してくれないかといっても、この2、3年でできるわけじゃないですか。6,000平米だけ、とにかく工場を造りたいから譲ってほしいと。今回、守山乳業さんとかが来られますけれども、例えばそういう事業所が6,000平米だけ譲ってくれといった場合、やっぱり市街化編入をしないことにはできないということですか。それでもそんなに掛かりますか、6,000平米だけくださいといった場合。そうすると、今、土地は無いと言うんですか。6,000平米くださいといった企業がいた場合には、今まだその土地はありませんと言うんですか。それとも、何とか部長又は執行部側で土地を工面して、6,000平米だけあの土地を工面するということは、それだったら一番最短でいつできるんですか。 77:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 78:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 仮に6,000平米企業が欲しいといった場合に、まず、当然そうなったときに開発事業という形で、その土地を企業なりが買い上げて事業を起こさなきゃいけないわけですから、ただ、今の段階で、ここの地区は、土地を売りたい、貸したいという人と、住み続けたい、農業を続けたいという人、いろいろ様々ですので、6,000平米が本当にひと固まりにいるかというところはあるので、それが今の時点では点在しているので、そういった手法というのはなかなか難しいのかなと思っていますけれども、これも仮にですけれども、企業が6,000平米全部買いたいと、そこにいる地権者の皆さんもいいです、売りますといった場合には、別に線引きを待たなくても、開発事業として県の許可を得られれば、随時編入ということで市街化編入は可能かと思われますが、ただ、市街化編入に当たりましても一定の要件がございまして、5ヘクタール最低必要だというふうに聞いておりますので、最低限の市街化編入、やはり計画的な市街地を形成していくという考え方がございまして、5ヘクタールの面積というのは必要になるというふうに県から指導を受けております。  以上でございます。 79:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 80:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 5ヘクタールというと5万平米ということだよね。じゃ6,000では全然駄目じゃないですか。それは分かりました。  ちょっと話は変わるんですけれども、十数年前に策定されたビレッジ構想が今行われているという状況なんですけれども、市長にお聞きしますけれども、今から7年半ほど前、加藤市長が初めて当選されたときですね。私の聞いたところで、市長に就任されてから2年ほど、この事業を推進してこなかったというようなお話を聞いているんですけれども、それは何か理由があるんですか。
    81:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 82:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 推進してこなかったとは、どういうことでしょうか。 83:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 84:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 地主さんたちからしてみれば、ずっと地主さんから見て、今まで地主さんとの交渉をやってきたんだけれども、市長が就任してから何年か空いて、それでやっと担当者のほうがまた地主さんのほうへ行ったと。地主さんのほうから、何でまた今頃というような話を私は聞いているんですけれども、そういうことはないんですか。 85:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 86:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 どこからどういう形でそういうお話が伝わっているのか、全く私には分かりませんけれども、就任して、できるだけ早く地権者の方々、地域の方々との意見交換をというようなことで就任をしておりますので、平成23年4月就任させていただいて、その年に竹松公民館で、また福沢コミュニティセンターで、そしてまた年度末には福沢公民館で、最低でも3回ほど地権者、また地域の方々と意見交換して、現状認識、今後の在り方、そうしたことの場づくりをしております。 87:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 88:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 それは大変失礼をいたしました。  それでは、最後の質問にいきますけれども、今回の計画では北地区を先行整備すると。南地区は、北地区の市街地整備の見通しが立った段階で検討するとしているという、そういうことなんですけれども、この事業はそもそも南足柄と開成町共同で行ってきた事業ということですよね。でも今回は、今、部長がお答えになったように北地区をやると。開成町と接しているのは南地区ですよね。開成町と南足柄と今まで共同でやってきたけれども、とりあえず切り離すと、開成町とはとりあえずは一緒にやらないという、そういうことですか。それぞれ独自でやろうと、そういうことですか。 89:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 90:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 議員おっしゃるとおり、ビレッジ構想そのものにつきましては、開成町と連携、協力の下進めてきた構想でございます。ただ、今回北から先行するといった形になったところにつきましては、やはり早期の事業化発現ですとか、産業用地の創出に向けて、ある程度区域を絞ってやっていったほうが効果も早いんじゃないかということで、北側をまずは先行という形を採らせていただいております。  当然、南側ですとか開成町につきましてもビレッジ構想の区域でありますので、別にやらないというわけではなくて、今、議員もおっしゃるとおり、北側のめどが立った段階で、しっかりと検討を進めて、市街地編入に向けた取組は行っていくつもりでございますし、また、開成町のほうについても、南足柄だけで勝手にやっているというわけではなくて、先般も準備会組織が立ち上がったと、こういった大きな動きの中では、開成町のほうにも必要な情報提供をさせていただいておりますし、また、年度末にも必要な情報提供させていただくつもりでおります。29年度末に整備方針案を取りまとめた段階におきましても、開成町のほうにもしっかりと必要な情報は提供していくというお話をしておりまして、そういった約束の下、必要な情報等、提供しているところでございます。  以上でございます。 91:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 92:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 北側整備がめどが立った段階でということなんですけれども、かなり時間が掛かるように、何か先ほどの答弁からでは思えるんですけれども、最後です。開成町は快く、じゃ、南足柄さん、北地区を先にやってくださいと、何年掛かってもいいから、開成町は開成町で、南足柄のところにある開成町分を自分ところで整備していきますと、快く開成町は了解していただいているのかどうか、お聞きします。 93:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 94:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 おっしゃるとおり、北側を先行していくという整備方針案を取りまとめる段階では、開成町の行政機関も入り、また、開成町の関係地権者の皆さんがいらっしゃる前でのお話もさせていただいておりまして、南足柄につきましては北側を先行していくというお話をさせていただいたところでございまして、もし開成町自身も、そのタイミングでいこうという話であれば、当然できた話かもしれませんけれども、開成町さん自身は、その時点で南足柄の南側と一体となってやっていくという話がございましたので、この話は当然御理解の上、現在進めているという状況でございます。  それから、1点、すみません、先ほどの答弁で、6,000平米で市街化編入できるんじゃないかと、その訂正をさせてください。先ほど申し上げましたとおり、やはり5ヘクタールが必要なので、私、できるような話をしてしまったんですが、5ヘクタール必要ですので、そこは訂正させていただきます。  以上でございます。 95:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 96:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 それでは、1番目の基礎学力の向上についてということについて再質問させていただきます。  今年も例年どおり、学力テストの調査結果では、全国平均又は県平均どまりだったということなんですけれども、答弁の中では満足してはいないということなんですけれども、教育長、もう端的にお聞きするんですけれども、南足柄では、答弁の中にも学力を上げることだけが目的じゃないという話、私もそれは十分分かっている、その話は今日はもうやめましょうね。  知育、徳育、体育、食育、全部大事ですよと。そのうち私は学力の向上について御質問をしているわけで、学力の向上だけが教育じゃないというのはそれは十分分かっていますから、その話はこっちへ置いておいて、基礎学力の向上というのは、やはり教育長にとっても難しいのか、それとも基礎学力の向上よりもほかのこと、徳育だとか体育の向上に力を入れたいのか、その辺を教育長はどうお考えでいられるのかお伺いします。 97:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 98:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 その話になりますと、学力だけの部分の話は置いて外にはということですけれども、元々学校教育のことを考えますと、学校、地域あるいは家庭の連携、協力が必要なわけであって、国が言っている生きる力というのは、毎度申し上げるところですが、3つの力があるわけであります。  1つ目は、今、加藤議員おっしゃられたように、基礎学力、確かな学力の部分があるんですけれども、それ以外に、豊かな人間性や健康あるいは体力といった3つの部分、この3つの連携が必要なわけです。もちろん、この3つがうまくバランスを取ることによって生きる力は育成できるものと思っていますが、議員は恐らく御覧になっていると思いますが、文科省が示しているあの図を御覧いただければ、豊かな人間性、そして健康、体力、この上に立ったのが確かな学力なわけです。  いろんなことを考えますと、自らを律して、他人とともに協調してやっていこうという思いやる力、さらには、たくましく生きる力や健康や体力、その上に基礎的な知識、技能を習得すると、これが一番大事なことだと思っていますので、先ほどのお話、それ以外のところはいいんだとおっしゃられましたが、やっぱりこの3つ、さらには先ほど議員がおっしゃられたような食育の部分まで含めた、これだけの難しいいろんな部分が機能しているんだということは、御理解いただければと思います。  以上です。 99:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 100:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 またその話になっちゃいました。私は、教育長にとってみて、基礎学力を全国平均よりも少しアップさせるというのは難しいんですかと、何が問題なんですかということをお聞きしているんです。 101:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 102:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 全国平均ということで、ついついその言葉にいってしまうところですが、不可能ではないと思います。ただ、毎年子供たちも違いますし、私たちも様々工夫をしているところであります。実際、学力・学習状況調査ということで、ついつい学力のほうだけに目が行ってしまうところですが、生活状況等も踏まえたところの中で、子供たちは健全な育成ができるものと思っています。  さらに、今回、今までもそうですけれども、A問題あるいはB問題と、いわゆる応用的な部分があるんですが、本市の子供たちを見ておりますと、基礎的なA問題の部分については、そこそこの力がついていると思いますが、今、私たちが課題に思っておりますのは、B問題であるところの活用の部分が欠落をしているというか、足りないといいますか、これから補っていかなきゃいけない部分だと思っております。  以上です。 103:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 104:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 この分析というのは、答弁の中でもありましたけれども、学校ごとにというふうになっていますけれども、校長先生とか学校側でそれぞれの学校が分析しているんですか、それとも教育委員会等で行っているのか、どこで行っているんですか、この分析は。 105:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 106:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 まずは私どもの教育委員会、特に教育研究所担当指導主事のほうで学校ごとの分析を行い、それを学校のほうに返しております。さらに、学校の中ではその細かな分析をして、個々の保護者、そして子供たちにも提供しているところでございます。 107:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 108:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 では、この話をしていてもなかなか進みませんので、具体的に私の提案している3つの制度の導入についてお聞きをします。  まず3学期制なんですけれども、今現在、この近隣で2学期制を導入しているのは、小田原だとか大井町というふうにお聞きをしています。  その小田原なんですけれども、先月11月に市民の方から3学期制への回帰を求める陳情が出されています。ですから、小田原市議会ではこの12月の議会で、2学期制、3学期制について審議が行われると思っておりますけれども、詳細は分かりません。この陳情とは別に、小田原では、今年2月、6月、10月と学期制検討に関する懇談会を開催して、その議事録も全て載っております。小田原は今2学期制ですけれども、教育委員会自体で3学期制について検討をしているわけです。  しかし、南足柄では学校教育振興基本計画改定に向けた検討の中で行っていると。だからどのくらいの時間、この学期制についての検討が行われているのかどうか分かりませんけれども、小田原は学期制の検討だけで、今年だけで3回、まだあと何回か開くというようなことが書いてありましたけれども、開催されている。真剣に2学期制を導入している小田原が検討を始めているんです。そのことについて教育長はどう思われますか。 109:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 110:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 小田原のこと、私たちもその辺の状況は注視をさせていただいているところでございます。  ただ、本市にあっては、もともと学校教育振興基本計画改定の時期に向けて、併せてこの学期制についても検討を行うということで、既にお約束をさせていただいておりますので、その方向で進めております。ですが、先ほどもちょっと御答弁を申し上げましたけれども、議員もおっしゃられたとおり、この件については、いろんな場面の中で注視をされている部分ではありますので、今までの中ではなくして、それ以外の部分で回数を増やしていこうという、進めるに当たっては回数を増やして学期制についても検討していこうということで考えております。  以上です。 111:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 112:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 だから本当に一番大事な学期制、私の調べたところ、違ったら申し訳ないんですけれども、秦野、開成町、山北町は3学期制で行っているということですね。だから、子供たちのためにどっちがいいのかということを真剣に考えれば、南足柄でも学期制に関する検討懇談会、最終的に2学期がいいということになれば、それはそれでいいんでしょうけれども、市民も交えて有識者も交えて検討すべきだと思うんですけれども、その辺、教育長、何かの中で何かの中でというような答弁がありましたけれども、これに特化した懇談会、検討会を開催する予定というのは無いんですか。 113:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 114:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 端的に申し上げますと、現在のところ、既にアンケート等も取っておりますので、特化したというものは今のところ考えておりません。  以上でございます。 115:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 116:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 この学期制に関するアンケート結果、もう出ていると思うんですけれども、保護者、児童・生徒、先生、それぞれのパーセントを教えてください。 117:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 118:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 このアンケートについては、パーセントと今、議員さんからの御質問がありましたが、小学校でいうと5、6年生の児童、各学校で1クラスの児童へ行っております。それから、保護者につきましては、各学校の児童、学年それぞれ1つ選んだところの抽出した学年、学級の保護者全員にやっていただいています。すみません、先ほど小学校5、6年生と言いましたけれども、中学生については、1年生から3年生までの各学年の1学級を選んで生徒に対応していただいています。また、保護者にも対応していただいています。それから、教職員については全員しっ皆でやっております。 119:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 120:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 だからその結果を聞いているんですよ。結果がどうなったんですか、2学期制、3学期制、どっちがいいと言っているんですかと、その結果だけ言ってください。 121:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 122:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 結果につきましては、現在、アンケートの集計がここで各学校から上がってきまして、12月14日検討委員会がございますので、そこに向けて今まとめているところであります。ここで今伝えることはできませんが、12月14日に結果が一通り出されます。  以上です。 123:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 124:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 これも先ほどの市長に対する失礼な発言と同じように、教育長に対しても間違えていたら申し訳ないんですけれども、私、前に2学期制、3学期制についてのアンケートを拝見したことがあるんですよ。そのときに、保護者も3学期制がいいというほうが多くて、児童・生徒も3学期制のほうがいいというアンケートが多くて、先生は2学期制のほうがいいという回答があって、それで2学期制が継続になったというようなことなんですけれども、このアンケート結果、12月14日に出るということなんですけれども、その辺の配慮ですね。私が聞いたのは保護者、児童・生徒、あと先生、それぞれの結果を聞きたかったんですよ。  それについて、私は、保護者、児童・生徒の考えを最優先にすべきで、先生方の言い分もあるのかもしれないけれども、児童・生徒のほうを尊重すべきだなと思うんですけれども、その辺は教育委員会としてどう考えられていますか。 125:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 126:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員がおっしゃられたように、保護者の皆様方や児童・生徒の皆さん方の意見はもちろん尊重させていただきたいと思っておりますが、やっぱり教職員、それから教育委員会の考えもありますので、そこら辺のところを併せて総合的な形の中で判断をさせていただきたいと思いますが、今、議員のおっしゃられた、子供たちとか保護者の皆さん方の意見は本当に大切にさせていただきたいと思っております。 127:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 128:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 たまたま今回質問するに当たって、前の議事録を調べたんですけれども、平成27年の第1回定例会で教育長が答弁されているのが、2学期制でも3学期制でも授業数はそんな大差ないんだと、若干2学期制のほうが多いかなという程度であると。この学期制については丁寧な検証をしていって、今後また変えるべきものは変えていきたいというようなことを述べられているんですね。その考えに今でもお変わりはないですか。 129:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 130:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基本的な考え方は変わりませんけれども、その答弁の後だったかと思いますけれども、わずかな時間でも今大事にしていかなければいけない時代で、特にこれから学習指導要領が全面実施になるに向けて、大変な学習の量が多くなりますので、そのわずかな量でも私たちは大事にしていきたいということで御答弁申し上げておりますので、基本的な線は変わらないというふうに思っております。 131:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 132:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 続きまして、習熟度別授業だとか小学校における教科担任制の導入について、余りこれは今現在は導入されていないということなんですけれども、小学校の先生、確かに全教科教える、特殊な科目は抜きにしても、ほぼ全部教えるというような制度ですよね。  でも、私も知り合いの先生がいるわけで、得手不得手、理数系が得意、文系が得意という先生がいるわけです。算数を教えるのには理数系が得意な人のほうが教え方が、自分も好きだし教えやすいということってあるじゃないですか。そのことは児童にとっても、算数はこうやっておもしろく教えてくれると。また、国語はこうやっておもしろく教えてくれるとかということで、教え方にも、それは技術的には同じかもしれないけれども、やっぱり気持ち的に違いがあると思うんです。そのためにも小学校の教科担任制というのは有効な手段だと考えるんですけれども、まずそれについていかがですか。 133:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 134:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 議員のおっしゃるとおり、教科担任制、可能であるならばやりたいなと私も思いますし、そのことによって、子供たちがより専門的な授業を受けることが大事だろうと思っております。  しかしながら、これも前の議会のどこかでもお答えをさせていただきましたけれども、本市の小学校の規模、北小、それから南小、福沢小以外の3校は、今12学級規模の学校でございます。この学校を見ていますと、基本的な定数で見ておりますと、12学級で14人の教員しかいない。この中に教頭も入り、教務主任等も入って、加配定数がほとんどないという状況、1人もしくは2人いてもという状況の中で、様々な支援を要するお子さんが増えてくる中で、さらには専門性を持った教員を配置ができない。これは神奈川県教育委員会全体の中で、広域的な人事をしている足柄上地区あるいは県西地区にあっては、どの学校でも同じような悩みだと思います。  理想は、私も加藤議員がおっしゃられるようにできればやりたい。できればやりたいけれども、としてもなかなかその人員を集めることができないということの中では、小学校担任制、非常に現在のところは難しい。ですので、今、専科教員等をうまく配置をして、専門性を持った音楽であるとか、あるいは家庭科であるとか、こういった教科において小学校の教科担任制をしているところであります。  さらに大事なことは、教科担任制をすることによって、小学校の発達段階を考えれば、様々な先生が見て、そして子供たちを見守るということも必要でしょうけれども、一人一人の子供たちを把握するためには、小学校によっては、全ての教科を基本的に1人の学級担任の先生が把握することによって、正しい評価といいますか、アドバイスができるのではないかなと思っています。  様々な議論があるところでございますが、基本は、まずは人員的に教員を配置ができないということが現状でございます。  以上です。 135:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 136:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 教育長のほうから、できない理由もあったんですけれども、でも教育長もやったほうがそれはいいという考えがもしあるのであれば、お金が掛かる、あと教育委員会から人的に人が足りないと、そんなに南足柄の小学校に先生を引っ張ってくることはできないという、それだったら知恵を出して、どんどん定年になっていく先生方がいるじゃないですか。今実際に南足柄の小学校でも、定年になった先生がそのまま、臨時的任用職員というのか、定年制延長でそのまま残っていますよね。でもおうちに入ってしまっている先生方もいると。そういう方々を活用すれば、別に県の教育委員会に話をしなくたって、そういう方々を活用すればいいんじゃないかと。そういう知恵を出していけばどうにかなるんじゃないんですかというようなお話をしているんですけれども、いかがですか。 137:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 138:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 加藤議員、今、実は特に小学校、中学校でもそうなんですけれども、とにかく人がいない。今、本市の中でも産休入り、あるいは育休入りをされている先生方がいらっしゃいますが、この代替の臨時的任用職員がいない。そこで非常勤の先生を任用させていただいているところです。県教委にお願いしてやっているところですが、今、最高齢で69歳、この方に担任を、非常勤的な形の中で見ていただいている状況なのです。  ですので、私も加藤議員と同じように、定年退職をされた技術をお持ちの先生方がもしおいでだったらお願いをしたい。何人か私も個人的にも、今まで自分もそういう仕事をしておりましたので、お願いしているところですが、それぞれ御家庭の御事情ありや、介護の問題ありや、あるいは様々な家庭の事情の中で、できないという方も多くなってきました。  さらには、うちではたまたま非常勤でも見つかっているんですが、他の市町では、産休代替あるいはお休みをされる休職代替の先生さえ見つかっていないという、そういう学校さえあります。うちのにあっても、学校名は控えさせていただきますが、中学校では教科担任制を持っておりますけれども、その教科の専門性を持った先生もいらっしゃらないので、校内で仮免許を発令して、これは県教委には出しますが、それで授業を対応しているという、そういう状況もあるんです。ですので、現状のその人員がいないということは是非御理解いただければと思います。 139:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 140:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 もう最後になりますけれども、私は探せばいるのかなという気がしますけれども、それはこっちに置いておいて、今、国では特区だとかいろいろなことでやっております。南足柄でも国や県のいろいろな教育モデルを実際にやっていますけれども、南足柄で習熟度別授業や小学校教科担任制をやってみたいんだということを県の教育委員会とかに打診したらどうかと、1回南足柄で試しでやってみますというようなことをやってみたらと思うんですけれども、その辺、最後にいかがですか。 141:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 142:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 私も県教委にいた人間ですので、何度もそれは、県教委の人間としても要請したところですが、これは県も財政的にも大変厳しいものがあって、先ほど言いました、まずは人員の確保ができない、定数の確保ができない、予算の確保ができない、こんなことで神奈川県としても大変苦慮していると思います。ですので、今後も加藤議員のおっしゃられたような要望については、継続して要望してまいりたいと思います。  以上です。 143:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で加藤洋一議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 川 貴久雄 議員 144:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、12番石川貴久雄議員の質問を許可いたします。  石川貴久雄議員。           (12番 石川貴久雄議員 登壇)
    145:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 こんにちは。12番石川貴久雄が通告に基づき一般質問します。  今回は再質問の項目が多いので、再々質問等を省くことがありますが、それを答弁に納得したと勘違いなさらないようにお願いいたします。  1、第五次総合計画の基本構想及び基本計画について。  第五次総合計画基本構想及び前期基本計画の議案は、第五次総合計画特別委員会で否決され、本会議では可否同数による議長裁決で可決された。このような採決の結果に至った要因の分析及び反省すべき点、並びにこれらについて基本構想の見直しを含めた後期基本計画に生かすための具体的方針について伺いたい。  2、学力向上について。  平成30年度の全国学力・学習状況調査における本の結果は、国語、算数・数学については2年連続で、学年別、教科別、知識活用別の全ての項目で全国平均正答率を下回り、理科についても小学校、中学校とも全国平均正答率を下回った。  また、飯山教育長は平成25年11月18日に就任されたが、その平成25年度から平成30年度までの6年間の結果を見ても、小学校国語、算数の知識活用問題掛ける6年間の24項目の結果のうち、本市の正答率が全国平均を上回ったのは3項目だけ、中学校国語、数学の知識活用問題掛ける6年間の24項目の結果のうち、本市の正答率が全国平均を上回ったのは8項目だけ、また、知識問題で正答できたのが50%以下の児童・生徒の割合は、小学校国語26%、小学校算数36%、中学校国語10%、中学校数学26%と依然高い状況である。このような深刻な事態にもかかわらず、教育長は平然と、全国平均正答率のプラス・マイナス5%以内であり、全国と同程度であるとの言い訳を繰り返すばかりで、十分な検証や改善する意欲が全くありません。したがって具体的な改善策は全く示されていません。  そこで、飯山教育長の就任以来、全国学力・学習状況調査結果の本の正答率が低いことに関し、任命権者であり、総合教育会議の長である市長の見解を伺いたい。  また、市長の就任以来、着実に学力向上が図られているという認識であるか否かの見解を伺いたい。  以上で、壇上での第1回目の質問を完了します。           (12番 石川貴久雄議員 降壇) 146:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 147:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、石川議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、第五次総合計画の基本構想及び基本計画についてでありますが、平成26年第4回定例会において、南足柄第五次総合計画基本構想及び前期基本計画については、市議会としての可決という議決を頂きました。  第五次総合計画前期基本計画の策定時に市民の皆様の討議の中で捉えた課題は、少子高齢化や人口減少、大規模災害への対応、地域経済の低迷などへの対策でありました。現在行っております市民の皆様からのヒアリングや対話からも、こうした地域の課題は今も大きくは変わっていないと捉えております。  そこで、後期基本計画は、前期基本計画で積み残している施策の遂行を図るとともに、限られた財源の中で実施すべき施策を精査する方向で策定をしていきたいと考えます。  なお、平成26年第4回定例会の審議審査の過程において御指摘いただきました内容については、後期基本計画の策定の中で生かしてまいりたいと考えております。  次に、学力向上についての御質問でございます。  平成30年度の結果については、11月の広報にも掲載をしたところでありますが、平均正答率を見る限り、御指摘されたとおり、全ての調査において全国平均をやや下回っている状況であることは十分認識をしております。調査結果は、全国平均を上回れば更に良いとは思いますが、それよりも、結果を受けて今後の改善に生かしていくことが大切であるというふうにも考えているところであります。  また、市長に就任以来、着実に学力向上が図られているという認識があるかの御質問でございますけれども、一つ一つ一定の成果を上げていると言っても良いのではないかと、そのようにも考えております。  具体的な成果として、全国学力・学習状況調査の経年変化を見ますと、小学6年生が3年後の中学3年生になったときの調査結果を見てみますと、平均正答率が上がっている傾向が見られます。さらに、今回の結果を見てみますと、確かに全国平均には届いていないものの、神奈川県の圏域との比較においては上回っている結果が多く、少しずつではありますが、教育委員会、学校の取組が実を結んでいるのではないかと、そのように考えているところでございますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 148:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 149:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、第五次総合計画についてから再質問します。  後期計画は前期計画と同じてつを踏まないために、小生が前期計画に反対した大きな理由に基づき何点か再質問します。  まず、市長はなぜ総合計画策定が必要であると考えているのか伺います。 150:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 151:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 総合計画は、の将来都市像を実現するための目標を作るために、いろんな計画の総合的なものを網羅した計画で、目標となる目指すものをまず掲げるということで、総合計画を作る必要があると考えています。 152:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 153:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次の再質問をします。  11月6日に4会派で松本を視察しました。テーマは総合計画ではありませんでしたが、そのときにもらった資料に総合計画があり、大変役に立つと思いました。市長には事前に見ていただいていると思います。この松本の総合計画の将来都市像は「美しく生きる。健康寿命延伸都市・松本」。オリジナル性、ロマンがあり分かりやすいと思います。本市の前期計画の将来都市像にはオリジナル性、ロマン性が全くないと思いますが、見解を伺いたい。 154:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 155:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 第五次総合計画の将来都市像、これは「ひとが集い、ひとがつながり、ひとが躍動するまち南足柄」としてございます。これは市民の皆様から頂きましたたくさんの御意見から抽出した言葉であり、市民の皆様が思い描くの姿を反映したものでございます。この将来都市像を実現するために、現在、市民協働、官民連携、地域間連携を政策推進の中心に捉えて、市民主体のまちづくりを進めているところでございます。第五次総合計画の計画期間である9年間に目指す姿として設定しました将来都市像ですので、計画途中で見直すことは考えておりません。  以上でございます。 156:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 157:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次の再質問にいきます。  前期計画は施策の大綱、目指す姿の5項目のうち、4項目が自治基本条例のまちづくりの方針の全面コピーで完全な手抜きだと思います。先ほど紹介した松本の総合計画のまちづくりの基本目標は、人の健康、生活の健康、地域の健康、環境の健康、経済の健康、教育・文化の健康と、シンプルで明快で1本の柱、筋が通っています。通常の後期計画は前期計画の大綱をそのままにすることが多いことは知っていますが、本市の場合、前期計画の大綱は手抜きなので、松本の基本目標等を手本にして、シンプルで明快で1本の柱、筋が通った大綱に改定すべきと思うが、見解を伺います。 158:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 159:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 まず、前期計画の大綱は手抜きではないというふうに考えております。  第五次総合計画基本構想と前期基本計画につきましては、平成26年第4回定例会におきまして市議会の可決の議決を頂いたものでありまして、2023年度ののあるべき姿を定めた施策の大綱は基本構想にあります。また、自治基本条例は、市民自治の確立を目指して市民、議会、行政が協働でまちづくりをしていくための基本理念やルールなどを定めたものでございます。自治基本条例で明示しましたまちづくりの指針を総合計画の施策の目標となる施策の大綱で示して、市民の皆様に分かりやすく浸透させていくことは重要なことだと考えております。  後期基本計画におきましても、市民協働、官民連携、地域間連携を政策推進の中心に捉えて、市民主体のまちづくりを進めていきたいと考えておりますので、施策の大綱につきましては、自治基本条例のまちづくりの指針と同じ目標を掲げてまいりたいと考えております。  以上です。 160:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 161:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 先ほどから議会が承認したしたとおっしゃっていますけれども、あのときは非常に行政にとってラッキーで、本来ならば否決されていたものだという認識が全く無いのかなと思います。  そこで、市長に答えてもらいたいんですが、先ほどの都市将来像、今の施策の大綱、これを全くもう一回見直さないというのは、ほかの仕事もそうですけれども、そういう仕事の仕方でよろしいんですか。前のがもう承認されちゃったからそのままだと。これは5年前に作ったもので、議会の議決がうんぬんというよりも、時代の状況そのものが変わってきているんですよね、5年たつと。それを全く見直さないで仕事をするということは、市長はそういう姿勢なのかどうか伺いたいと思います。 162:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 163:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど石川議員がおっしゃられた将来都市像、松本の例を挙げられました。全国には市区町村数1,740ほどあると思いますけれども、それぞれに考え方があって、目指す都市像は様々だと承知をしております。松本の事例について、石川議員はお勧めというようなお考えだと思います。そういうことでの御提言だと思っております。それも一つの御提案だというふうに思います。その都市像の表現する一つのフレーズといいますか、キャッチフレーズといいますか、そうしたものは様々でいろいろあろうと思いますが、これだということの固定観念ではないと思いますので、そうしたことでありますが、十分に参考にはしてまいりたいと思います。 164:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 165:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次の再質問をします。  人口目標についても、後期計画目標年次末4万2,000人の設定目標が消極的過ぎるとの意見が当時の議会にもありました。低い目標を設定すると、南足柄の行政の仕事ぶりでは、定住化促進について無策になることを心配しましたが、想定どおりの無策で、後期計画目標年次ではなく、前期計画目標年次の平成31年度末には4万2,000人未満が予測されます。低い人口目標の設定とそれに関する行政の取組方についての反省点があったら、見解をお願いします。 166:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 167:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 第五次総合計画の目標年次であります2023年度における想定人口4万2,000人としてございます。これは、2000年に実施した国勢調査をベースに、国立社会保障・人口問題研究所が推計した人口推計のトレンドに政策人口の800人を上乗せして算出したものでございます。  しかし、平成30年11月1日時点の人口は4万2,249人と、想定よりも人口が減少しているという状況でございます。したがいまして、2015年の国勢調査をベースにした人口推計と後期基本計画の施策を基に2023年度の想定人口を検証していきたいという考えでございます。  以上です。 168:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 169:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 ちょっと答弁が私の質問と大幅に違っているので、もう一回聞きますが、正に今、政策的に増やす人口を800人ということでしたが、第五次総合計画開始の平成27年4月1日と平成30年11月1日の人口からすると約1,000人減しているんですね。そのうちの社会減が約460人ぐらいなんです。つまり、先ほど言った政策的に人口を増やすというところが何もやられていなかったのではないんですかという質問をしているので、それについて的確な答弁をお願いします。 170:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 171:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 社会の増減での減以外の政策的な増減が、政策的な事業の実施が計画よりもできていないということで、人口の増加が図れなかったというのは事実でございますので、今後、後期を作るときには、そこも政策で増やさなきゃいけないというのを十分承知して作っていきたいと、そのように考えてございます。 172:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 173:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 計画で幾ら作っても、実際にそういう実効策を考えないから減っちゃうわけでしょう。計画というのは、行政の方は作れば終わりみたいに考えているんでしょうけれども、やっぱり結果責任が問われるわけです。800人増やそうと思って460人減っちゃったら、都合1,260人減っているわけですよ。それについてどういうふうな反省をしているんですかと聞いているので、もう一回的確に答弁をお願いします。 174:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 175:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 施策の実施ができなかったことが要因になるかと思います。計画は計画で立てたら、それをやっぱり実行していかなければ、難しい面もあるんですけれども、そこまでの増加が見込めなかったというところは受け止めまして、後期を作るときには、計画とそれを必ず実施していくと、そういった考えの下にやっていきたいと、そのように考えています。 176:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 177:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次の再質問をします。  前期計画は、5年後、10年後の分野別の目指す姿も不明確だったと思います。市長は、道の駅整備事業で農業の重要さを強調しています。小生も、今後の南足柄の活性化の中心に農業と教育、福祉を位置付けるべきと考えます。  そこで、後期計画達成時点での農業の目指す具体的な姿について、市長はどのように考えているのか、できれば数字を挙げて答弁いただきたいんですが、見解を伺います。 178:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 179:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 農業振興、やはり第1次産業というのは、あらゆる産業のベースだと思っておりますので、第1次産業に対する、農業もしかり、林業政策、森林もそのように思っているところでございますが、とりわけ農業は生産の形が即現れるものでございますので、現状の農地の利用状況あるいは担い手の状況等々がございますので、正にそれは官民連携、要するに農業を会社事業として取り組んでいるところもありますし、そうしたところも含めて総合的な産業の振興に向けた取組のできるような各機関、団体とも連携をして、ある程度特色のあるオリジナリティーあるいはローカリティーを生かした産業に仕立てていきたいと、そのように思っております。 180:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 181:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 多分、市長の今答弁したところと方向性は一致していると思うんですが、市民や議会にとってはもう少し具体的な姿が欲しいんです。例えば有機栽培の拡大、農地の20%、それから農業法人の増加20社、それから農の福祉力を生かした障害者や認知症高齢者の方々との農福連携、これは浜松の「“笑顔つなぐ”はままつのユニバーサル農業」がとても参考になると思います。あとは農業体験観光客、年間5万人以上、私はこういう考えを総合計画の中で市長に示していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 182:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 183:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 大変に参考になる御提案だと思っておりますので、十分に検討してまいります。 184:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 185:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 前向きな答弁ありがとうございます。  その次の再質問をさせてもらいます。  前期計画は33もの重点事業があり、重点という名称に値しない総花的で、非重点化の典型だと思いました。しかも財源の裏付けがありませんでした。だから、当時、計画に反対の議員は、もっと絞るべき、財源的裏付けをするべきと主張しました。それなのに、本市の行政は小田原との合併論議の中で、南足柄には総合計画の主な投資的事業を全部予定どおり遂行することはできない旨を平然と発言しています。  そこで、33事業のうち、スケジュールどおり予定の規模で達成できる見込みの事業は何事業あるのか伺いたい。 186:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 187:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 現在、29年度末の時点で計画どおり進捗している事業は14ございます。実施が遅れているのは19で、今、30年度中に動いている事業があります。例えば小学校のエアコンなどは31年度までにやるとか、そういったことで遅れているんですけれどもやると。そういったことがありますので、全て未実施はないという認識で、前期のものは事業が進んでいるということでございます。  以上です。 188:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 189:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁からすると、半分以上がスケジュールどおり予定の規模で進んでいないということになります。先ほど紹介した松本の総合計画では、重点目標が5つ、主な取組14で具体的であります。重点事業は7つ以下にして優先順位を付ける、その他の事業も多くても前期計画の半分以下にして優先ランクを付けるべきだと思いますが、見解を伺いたい。 190:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 191:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 確かに、前期基本計画4つの重点プロジェクト、そこに33の重点事業ということで位置付けて実施してきましたが、財政的な事情もあって遅れが目立っているところでございます。実施が困難な事業があるということも認識してございます。そういった中で、今後の行政改革の取組では、事業の選択と集中を掲げているということですから、後期基本計画の中では重点事業の数を、石川議員おっしゃったとおり絞り込んで重点プロジェクトを組み立てていきたい、そのように考えてございます。  以上です。 192:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 193:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次に、後期計画の重点事業については、財政健全化条例第18条、「市長は、総合計画の策定に当たっては、財源の根拠をもって策定しなければならない。」に基づき、年度別に一般財源、国・県補助金、債等の財源を個々の事業に明示すると考えるんですが、この点についてお約束いただけますか。 194:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 195:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 当然、総合計画の後期基本計画を作ったところで実施計画ができます。その中で年度割はしていくんですけれども、それは総合計画のほうで事業の実施計画を立てます。年度別の事業費を出します。それとは別に、財源の裏付けとなる財政的な推計を出して、収入と支出、歳入歳出の経常的なものを作って、その財源がどの程度実施計画に充てられるかというのを出していきます。当然不足が生じるかと思います。そこに財政調整基金を投入できる額がどのくらいとか、その年度、32年度以降に行政改革をやっていって、財源を生み出していくというものを取り付けてやっていきますので、一定の年度別の事業費は出しますけれども、その財政の財源を出した中で、事業の実施年度が動くことは想定されると考えておりますので、残り4年間の中で実施できるような財源の組み立てをしていきたいと、そのように考えてございます。 196:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 197:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 確認ですが、私が聞いているのはもっと単純な質問でありまして、年度別に財源の一般財源、国・県補助金、債等をちゃんと示していただけますねということを聞いていますので、それに関してイエスかノーでいいですから答えてください。 198:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 199:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 そのような形でやっていきたいと考えております。 200:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 201:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 今の御質問の中で、事業ごとのというお話もございました。当然、将来的に、例えば今回の議論の中で消費税の問題だとか、国のほうの補助金ですとか制度も関わって、非常に変化するものがたくさんございますので、なかなか事業ごとにそれを出して、想定どおりにいくかというのは保証できるものではないというふうに考えてございまして、そこの部分は今後検討していきたいというふうに考えています。 202:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 203:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうも企画部長と副市長の見解が違うようなんですが、それは計画というものは飽くまでも計画で、1回載せたから変わらないなんていうことはないし、想定外のことが起こることもあるんです。だけれども、やはりそこはきちっとのせてもらいたいと思います。時間の関係もありますから次にいきます。  我々は、平成29年度から閉会中でも常任委員会が所管調査できる体制を整えています。事前協議にならない早い段階からの議会への懇切丁寧な説明と議会の意見を取り入れていただくことは実施されるのかどうか伺いたい。
    204:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 205:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 そのようにやっていきたいと考えてございます。  以上です。 206:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 207:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次の再質問をします。  先ほど紹介した松本の菅谷市長は市民・市政の健康づくり、古谷前秦野市長は全国のモデルとなる公共施設マネジメント職員力の強化、加藤小田原市長は地域コミュニティづくり、文化・芸術・歴史の保全・活用・創造と、一貫したポリシーが容易につかめると思います。残念ながら、私には加藤南足柄市長の一貫したポリシーが今のところ把握できておりません。先ほど3期目の御出馬ということもあったことですし、もし加藤市長にこういった総合計画を立案する上での一貫したポリシーがあれば、簡潔に教えてください。 208:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 209:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それは市民の幸せづくり、暮らしづくりだと思っています。その基盤が産業の振興、経済の活性化であり、その上で福祉、教育、防災、都市基盤であります。先ほど申し上げた人を想う力、まちを想う力、そうしたことが根底になければならないと思います。 210:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 211:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 想定されていない再質問の答弁だったと思うんですが、私としてはもうちょっと具体的なものが欲しいなと思いますが、次の質問をします。  10月16日に、総務福祉常任委員会で桑名の行政改革について視察をしました。その中で、桑名総合計画の将来像、7つのビジョン、平易な言葉使い、イラストの多用、行政改革大綱との一体等は、大いに参考にして活用させていただくべきだと思いますが、事前に市長にはこの資料を御覧いただいていると思うので、見解を伺います。 212:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 213:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 参考にさせていただくべきものは、柔軟にそれを参考にさせていただきたいと思います。 214:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 215:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 このテーマの最後でありますが、市長は、議会、市民の大多数が称賛し、全国から総合計画をテーマにした視察が殺到するような素晴らしい第五次総合計画後期計画を策定する自信があると明確に断言していただきたいのですが、答弁をお願いします。 216:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 217:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そうありたいと願います。 218:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 219:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次は学力向上についての再質問をします。  まず、市長は、今検討中の学校教育振興基本計画案を総合教育会議の長として当然熟知していると思いますが、当該計画を遂行することで学力向上が図れると自信を持って言えるかどうか伺いたい。 220:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 221:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 学校教育振興基本計画の検討が行われていることは、教育長から都度報告を受けているところであります。  また、現在の本の教育の現状をどのように考えるか、あるいは学力の向上が確かな形で向上しているか、どう認識しているかということでございますけれども、教育大綱、基本目標が6つあることは御承知のとおりで、2つ目に生きる力を育む教育の実現、その中で確かな学力の向上、豊かな人間性の育成、健康・体力の増進、これをパッケージで、それを目指した生きる力を育む教育、相関関係をもって生きる力を育む教育の実現というものが基本方針になっていることも御承知のとおりでございます。  そうした中で、本市の教育の現状をどのように考えるかについては、生きる力の今の3つの要素である確かな学力、豊かな人間性、健康・体力がバランス良く育まれていると私は考えております。  また、教育の成果というのは、すぐに一朝一夕に表れるものではないとも思っておりますので、5年とか10年とか経過して、そうした経過の中で、それぞれの子供たち、あるいは人間としての成長を遂げていくんだろうと思っております。  現在、本市では、スポーツ面であるとか、あるいは文化面等でも、県内はもとより全国で活躍する子供たちが出てきている状況でございます。そのような様々な子供たちの成長や活躍を支えていけるよう、子供たちの姿を温かく見守って、そして広く保護者や地域の方々の声に耳を傾けてまいりたいと思います。  先ほど来からの学力の向上に一点集中でその改善をというのは、それは当然のことだと思います。そうしたことを総合的に対応を更にしていく必要があると思っております。 222:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 223:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 現在検討中の学校教育振興基本計画の改定案は、私から見ると、内容も今一どころか、いまさんぐらいだし、作り方としても、あるべき姿と現状との再分析、それに基づく課題、取組の論理的構築がされていないと思います。そういうことに加えて、全国学力・学習状況調査結果を深刻に受け止めない、改善策も示せない。もし小生に孫がいたら、本市の教育は受けさせたくないと感じます。これは子育て世帯の定住化促進の最大のネガティブ要因になると思いますが、総合教育会議の長あるいは市長としての見解を伺いたい。 224:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 225:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど申し上げたように、総合的なそれぞれの3つのファクターを、包括的にバランス良く取り組んでいくことが重要であろうと思っておりますので、逆に、石川議員さんのおっしゃられるようなことだけというようなことで、南足柄の学校にはというような御発言は少し、逆にそれがネガティブになってしまうんじゃないかという危惧を感じたところでございます。  いろいろと御提案があります。そうしたことも私は重要な提案であるというふうに本当に真摯に受け止めておりますので、いろんな御提案をしっかりと参考に、あるいはまた一緒になってそうしたアイデアを、あるいは提言を頂戴しながら、一つずつ前進をしていきたいと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。 226:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 227:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 先ほど同僚議員も申しておりましたが、徳育、体育、それから学力、この3本柱はどれも大切だと思うのは、わざわざ市長や教育長に言われなくても我々も十分認識しております。それで、たしか体育の面に関しても、私の認識では、運動能力の調査をやったときにも、神奈川県自身が全国平均よりも低いし、南足柄も低いという認識でおりますので、学力だけが低いのではないんじゃないかなと思います。  そこで、市長は、平成27年の選挙マニフェストに日本一の教育を目指す、他に誇れる教育の実現を掲げていますが、学力に関する本の教育は、私はその当時よりも劣化していると思います。マニフェストの達成状況は何%と自己評価しているのか伺いたい。 228:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 229:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今の御質問は、教育、特に学力の向上、日本一の教育という教育に関してでございましょうけれども、その中の学力に関していえば、これはまだまだ道半ばだと思っています。 230:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 231:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市長のように、そうやって率直に言っていただけると私も逆に安心します。  そこで、飯山教育長が事態を深刻に受け止めない姿勢をとり続けるのは、全国学力・学習状況調査の結果を素直に受け入れると自分の責任が問われる、これを回避するためと小生は推察しているが、いかがですか。 232:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 233:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 深刻に受け止めていないというような御発言かと思いますが、それはありません。毎回申し上げていますが、私どもも決して満足いく状況ではないということは当然のことであります。責任うんぬんということよりも、今、目先にあることを一つ一つ解決をしていくことが大事だろうということで、毎回申し上げているところであります。  以上です。 234:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 235:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私は、教育長が深刻に受け止めているとは、いろいろな会議の発言、広報等からは受け取れません。  それで、教育長は、プラス・マイナス5%以内は振れの範囲の旨の発言をよくされていますが、10月19日の教育委員会資料、平成30年度全国学力・学習状況調査の本の結果における成果として認められるものに、ほとんどプラス5%未満の項目を挙げていますが、これは、振れの範囲と言っているのにそれを挙げているのは矛盾ではないかと思うんですが、いかがですか。 236:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 237:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 総体的に見てあそこではお示しをしたわけでして、子供たちは様々な力があるわけですけれども、今、議員が御指摘のあったマイナス部分は私も大変深刻に受け止めているところでございますが、一人一人の子供を見たときに、伸ばすべき点、そしてもっと底上げをしなきゃいけない点、さらには、より良いところをもっと伸ばすということでは、私たちは評価をさせていただいて、あそこに掲載をさせていただいたところでございます。 238:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 239:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 そういうことを聞いているんじゃなくて、プラス・マイナス5%ということ自体も、29年度から市町村の平均点はコンマ以下は表さないので、どうせ正確には表せないものなんですよ。でも教育長はこだわっているんですね。だから、そこにこだわっているなら、プラス5%以上のものを成果として載せるんならいいんだけれども、ほとんどが1.幾つとか、そういうものまで載せちゃっているんですよ。そこは矛盾しているんじゃないんですかと聞いているんです。 240:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 241:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 プラス・マイナス5%というところに意識をするならば、議員の御指摘の部分かと思いますけれども、ただ、全般的に下回っている部分がありましたので、その中で良い点をお示ししたということでございます。 242:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 243:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 こういう実態を教育委員会は正確に表せないというのが、政令市を除く県平均との比較を、それを上回っている小学校ではコメントしているんですが、下回っているものが多い中学校は、そこは全然触れていないんです。要は都合の悪いことは隠す体質ではないかと思うんですが、いかがですか。 244:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 245:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 隠すとかそういうことではなくして、私たちの分析の中での数値をお示ししたわけでございまして、別に隠すとか隠蔽をするとか、そういう意識は無いと私たちは思っておりますし、それで保護者や子供たちには理解をしていただけるものと思っていますし、さらには、市民の皆様方に現実の中でのお話を数値としてお見せをしたというところでございます。 246:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 247:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それならば、小学校でコメントしているんだから、中学校でも当然同じレベルでコメントすべきだと思うんですが、そこはなぜしないんですか。 248:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 249:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、手元にその数値を持っていないんですけれども、小学校、中学校ということではなくて、それぞれの小学校では、中学校では、特徴的な部分をお示ししたわけでございますので、そういう意味では、中学校にはしない、小学校ではするということでは私たちは認識はしておりません。  ただ、マイナスの部分があるということは重々認識をしておりますので、そこは深刻な事態として、大変大事なことだとしてお示しをして、それを改善していくのが学力・学習状況調査のもともとの意味だと私は思っております。 250:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 251:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次の再質問をします。  教育指導課のこういった問題、ほかの問題にやる気のなさは、組織目標が平成28年度、平成29年度、平成30年度とほとんど同じです。要は、教育指導課は十年一日同じことをやりますよと宣言しているようなものだと捉えています。なぜ同じなのか伺いたい。 252:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 253:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 子供たちが力を付けていくためには、やはりぶれることなく、いつも子供たちを前に置いて、この目標が正しいと思うところに、私たちも毎年、ちゃんと一度教育指導課のほうでは確認をして、たまたまそれが毎年同じというふうに捉えられているかもしれませんが、常に子供たちが力を付けていくにはどうしたらいいのかというところを、私たちも見守って目標を立てているところでございます。 254:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 255:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の御答弁ですと、それならほかの部はぶれているんですか。毎年違いますよ。組織目標というのは、もちろん根幹となるものはぶれていきませんけれども、具体的に今年度はこういうことをやります、ああいうことをやりますということをやるためにやるのが組織目標なんです。毎年同じような組織目標というのは、所管している総務防災部としては、これは何で許容しているんですか。 256:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 257:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 組織目標につきましては、各部課等で、施政方針ですとか総合計画等々に基づいて、その目標年度に掲げてという部分でございまして、決して見過ごすとかそういったことではございません。各部門がそれぞれ目標を立てているということでございます。  以上です。 258:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 259:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私も組織目標というのは前の仕事柄も絡んでいますけれども、3年間も同じ組織目標を掲げているのは初めて見ました。前代未聞だと思います。どうして全国学力・学習状況調査の正答率が全国平均以上とか、知識問題正答50%未満の児童・生徒ゼロ%という目標を組織目標として設定しないんでしょうか。 260:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 261:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 今、石川議員さんが組織目標について私たちのほうにお伝えしてくださったように、私たちも、もう一度しっかりと目標については、子供たちが伸びる力は何なのかというところを具体的に数値も含めて検討していきたいなと思っております。 262:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 263:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 教育力の向上と公共施設の統廃合を併せた大胆な行政改革案を私の案として提案します。  これは、11月5日に4会派で視察した長野県大町の美麻小中学校を参考にしたものです。この資料も市長には事前に御覧いただいていると思います。  当該校は小中一貫校で、義務教育9年間の4・3・2制、5年生以上は教科担任制、校長、副校長各1人、小学校、中学校には普通は教頭なり副校長が2人いるんですが、この1人を実際に教える教員に人数的には回す工夫をしています。それで、小規模特認校制度、コミュニティスクールも取り入れています。平成29年度から義務教育学校になっています。教育理念は、個の生き方や考え方を尊重する学校づくりです。  平成30年度のグランドデザインの一部を紹介すると、「「聴く・問う」から始まる対話活動を中核に据えた教育活動を重視し、主体性や思考力を養う」、「3つの学び方「わからないと言うこと」、「友達の声に耳を傾けること」、「自分のわからなさを追究すること」を全ての子どもに身につける」、「全職員が子どもの発達に応じた支援を基本にして、「聴く」姿勢により心の安定を図る」、このような素晴らしい新規義務教育学校を南足柄市内に1校ないしは2校設置し、できれば幼稚園も一体化する。既存の幼稚園、小中学校は全部廃止する。ただし、既存校の施設の活用は可とします。園児、児童・生徒の通学にはスクールバス、コミュニティバスを充実させる。この案に対する市長の見解を伺いたい。 264:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 265:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 傾聴には値すると思います。ただ、私の情報、体験、現場確認等々、まだまだ石川議員がおっしゃるほど十分ではありませんので、いろいろと事例については正に傾聴に値すると、そう思っています。 266:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 267:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 先ほどの組織目標についてですが、教育長は当然、自分の部下である教育指導課が3年間同じ組織目標を出していることは御存じですか。 268:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 269:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 承知はしております。  教育の中には、これもまた弁解になってしまうと言われたらそれまでですけれども、変わるべきものと変えるべきではないというものもあります。そういう中で、目標は目標としてそれで私はいいと思うんですが、その細かな施策といいますか、内容をうまく、これからその子供たちに合った、その現状に合ったものに変えていくことが大事であろうというふうに思っております。長くなりますが、中身について、それは変わらないということは承知しております。 270:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 271:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それを全く同じものをやるというのは、私は市民に対しても非常に恥ずかしいと思っています。  それから、最後になりますが、全国学力・学習状況調査の正答率全国平均以上とか、知識問題正答50%未満の児童・生徒ゼロ%という目標を掲げて、その具体策を講ずるべきと思いますが、総合教育会議の長である市長の見解を伺いたい。 272:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 273:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 一つ一つの取組につきましては、正に総合教育会議でいろいろな知見をそこに結集して検討したいと思います。 274:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で石川貴久雄議員の質問を終了いたします。  ここで13時10分まで休憩といたします。                                休憩 午前11時56分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時10分
    275:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 滝 本 妙 子 議員 276:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、5番滝本妙子議員の質問を許可いたします。  滝本妙子議員。           (5番 滝本妙子議員 登壇) 277:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 皆様、こんにちは。滝本でございます。  通告に従い、一般質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。  本日は議員3期目の最後の一般質問でございますので、やはり何と言っても子育て支援についてお尋ねしなければなりません。  まずは、今や共稼ぎを選択する家庭が多数を占めるようになりましたが、子育て世帯を支援すること、ひいては子育て世帯の定住、移住の促進を図ること、そして市政による安心とゆとりの子育てにより人口増につながることが期待されます。つまりは、子育てしやすいまち、子育てを温かく見守り応援するまちであることが目指すところでございます。  そこで、子育て支援についての1項目のみを質問いたします。  平成31年10月から消費税が10%になる予定であり、その使い道の1つは子育て領域とされております。また、人生100年時代を見据え、人づくりこそが時代を切り開く原動力として、国が掲げた人づくり革命の主となる教育の無償化の一環でもございます。国の消費税10%値上げに併せて、平成31年10月から幼児教育・保育の無償化が予定されております。実施されるとすれば、子育て世帯にとっては大変有り難い時代を画す制度改革となることでしょう。  そこで、このことに関わる本市への影響について伺います。  1)幼稚園、保育園の財源はどこが負担するのか。地方自治体も何らかの負担があるのか。  2)共働き、専業主婦家庭にかかわらず対象となるので、保育園、幼稚園の入園希望児童数が増加すると推測されるが、影響はどうか。  3)つかはらちびっこ共育園の定員増のための改修に伴う仮園舎として、岡本幼稚園の調理室等の改修が予定されておりますが、使用後の活用についてお考えがあるかお伺いいたします。  以上で第1回の質問といたします。でき得る限りの誠意ある御答弁を期待いたします。           (5番 滝本妙子議員 降壇) 278:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 279:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、滝本議員の御質問にお答えします。  最初に、平成31年10月から予定されている幼児教育・保育の無償化に係る影響についての本への財政的な影響についてでございます。  幼児教育・保育の無償化につきましては、国の方針として、消費税率引き上げ時の2019年10月1日からの実施を目指すとされています。具体的には、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無償化され、0歳から2歳までの子供たちの利用料については、住民税非課税世帯を対象として無償化される方針となっております。  御承知のとおりでございますが、この無償化については、昨年12月に国において閣議決定された施策であることなど、これまでの経緯を踏まえ、この新たな施策を行うための財源については、消費税の増収分を充てるとなっておりましたが、地方消費税の増収分を充てることなく、国の責任において国が全額負担すべきものと考えておりました。  そのような中、本年11月21日に内閣府で教育の無償化に関する国と地方の協議が開催され、無償化に係る国と地方の負担割合が示されました。国の案によると、公立の施設については100%市町村が無償化の財源を負担するなど、市町村の負担割合が想定よりもはるかに高いことが分かり、全国市長会等が国の案に対して強い異議を唱えていますが、私も全く同じ思いで、非常に困惑しているところであります。  示された案が適用された場合における本に与える影響ですが、が徴収する利用料が減少することによって歳入の減が生じるほか、利用料を自主徴収する施設に対しては、減収となる利用料分を補填するために給付費を増額して支給する必要があるなど、財政負担が大幅に増えることが予想されます。  ただし、平成31年度に限っては、10月から半年分について無償化に要する経費の全額を国費による負担とし、また、システム改修費等の初年度の導入時に必要となる事務費についても、全額を国費による負担とする案が示されております。想定される事務量についても、3歳から5歳までの利用料算定や徴収事務がなくなるなど事務の負担軽減が見込まれる一方で、認可外保育事業所や一時預かり事業所などを利用する子供さんたちに対する利用料の助成といった新たな事務が発生することになります。  次に、保育園、幼稚園の入園希望児童数への影響でございますけれども、幼児教育・保育の無償化が始まることによりまして、保育所等への入所希望者が増加することが考えられます。保育利用希望者の待機児童対策については、本市で策定しております子ども・子育て支援事業計画に基づき、保育所等を利用できない、いわゆる待機児童を解消するため、様々な施策を展開しているところであります。今年度及び来年度は、市内の私立保育所の増改築による定員増を民間事業者と連携して行っており、また、私立幼稚園の認定こども園への移行の促進なども行いながら、保育利用者の定員を増やし、待機児童を解消できるよう努めてまいります。  なお、幼稚園利用希望者につきましては、現在、北幼稚園を除く公立幼稚園4園では、利用定員以下での利用でございますので、更なる受入れは可能であると考えております。  次に、岡本幼稚園の改修後の活用についての御質問については、教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 280:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 281:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 岡本幼稚園の改修後の活用についてのお尋ねでございます。  今回、つかはらちびっこ共育園に貸し付ける部屋は、現在保育室としての使用はありませんが、1階は子供たちの遊び場として、2階は保護者のボランティア活動などで使用をしております。また、従来2階で実施しておりました未就園児対象の子育てひろばは、年度途中での実施場所の変更を避けるため、今年度当初から保育室等に実施場所を変更しております。  待機児童対策の観点から、また、貸付期間が短期間であり、園活動には影響を及ぼさないとの判断から、保護者の方々の御理解を得て、つかはらちびっこ共育園に貸し付ける予定でおります。  貸付期間終了後は、現在のところ、未就園児対象の子育てひろばや保護者のボランティア活動などの使用に戻す方向でいます。  したがいまして、現在のところ、岡本幼稚園を認定こども園にする考えはございません。  以上でございます。 282:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 283:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 私もちょっと情報が足りなかったようでして、公立の幼稚園、保育園、100%地方で負担しろということになったというふうなことを今お伺いしまして、びっくりしているんですが、全国知事会とかが地方に負担をさせないようにという要望書も出しているんですけれども、こういうふうなことでは、財政的に非常に厳しいところへ来て大変なことだなと思いますが、例えば、今現在本市で負担している幼稚園、それと保育園の財源額はどのくらいでしょうか。それぞれお教え願います。 284:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 285:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 公立幼稚園に関します利用者負担額等につきましては、現在、おおむね3,500万円程度ございます。今現在も国県の補助はございませんので、全てが地方の負担という形でやっています。そのうちの半分程度が入ってこなくなるというところが影響額、来年度の影響額と想定しております。 286:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 子ども課長。 287:◯子ども課長〔秋澤祐子〕 ◯子ども課長〔秋澤祐子〕 公立の保育園に関しましてお答えさせていただきます。  公立保育園の利用者負担額に関しまして、影響がある部分に関してお答えさせていただきます。公立保育園の利用者負担額に関しましては、支給額と利用者負担額を合わせると3,519万400円となっております。その外に運営費が別に掛かるというような形になってございます。よろしくお願いいたします。 288:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 289:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 そうしますと幼稚園、保育園とも、公立の場合ですが、両方合わせて7,000万円ぐらい負担増になるということでございますが、今般、預かり保育とかは無償になっていないので、そういう細かいところは除いてということでよろしいわけですね。少なくとも7,000万円影響があるということでございます。これは本にとってはかなり大きな額ではないかなと思います。  それにしても、手立てをするということはいろいろあると思うんですけれども、たしか10月から3月までは全額を負担というふうにおっしゃられたと思うんですが、いいんですが、その後、再来年度の予算編成にも影響するんではないかと思いますが、この辺についてはどのような手立てを考えておられるでしょうか。 290:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 291:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 無償化に掛かる財源負担でございますけれども、今現在もまだ国から正式に出ているわけではございません。案として出ているものでございますし、また、ここ数日来、新聞紙上でもにぎわしているんですけれども、新たな財源負担は国のほうでするというような、市町村の負担を軽減するという案も新聞では書かれております。  ですので、実際のところ、どれだけのものが正式に負担されるかというのが、まだ全然示されていない段階でございます。ただ、来年度に関しましては、国のほうが全額を負担するというふうな案が示されておりますので、まずは国のほうの状況を注視しながら、再来年度に向けての対策はこれから検討していきたいというふうには考えてございます。 292:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 293:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 公立幼稚園につきましては、先ほどもお答えしましたように、現在も国・県負担金等が入ってございません。ですので、単純に無償化になれば、その分を全て市費で賄うということ、先ほど、国のほうは来年度につきましては全額見ますよという対象外となっていますので、全てが税で賄わなければならないという形になります。 294:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 295:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 それでは大体のところは分かりました。  2番目の再質問にいきますが、共働き家庭、専業主婦家庭にかかわらず対象となります。一部を除いてですが、保育園、幼稚園の入園希望児童数が増加すると推測されますが、どのような具合でしょうか。 296:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 297:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 無償化が実施されますと、やはり入園希望者というのが必然的に増えるのではないかというふうに考えてございます。ただ、保育園に関しましては、今現在も待機児童がいる状況でございます。その解消に向けて、1つは民間保育所の建て替えによる定員増等を今進めているところでございます。その外にも、私立幼稚園の認定こども園化の促進を働き掛けていきながら、待機児童を解消するとともに、来年実施されるであろう無償化による入園希望者の増にも、できる限り対応していきたいというふうには考えてございます。 298:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 299:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 ある関西の町なんですが、幼稚園と保育園の無償化を先行実施した町があるんです。そうしましたら、ある程度人数を推測して増えるだろうなと、施設も整備したんですが、大幅にオーバーしてしまったという事実もございますので、相当人気が出て、みんな入れたいという親御さんたちが増えるんじゃないかと思います。その場合どうされるか、今からある程度予想して対策を立てておかれたほうがいいかと思います。  先ほど伺いました財源の問題もそうですけれども、例えば、今の状況で100%だったらどうなのか、50%ならどうなのかと、普通、国、県、の割合は2分の1、4分の1、4分の1が多いんですが、その場合だったらどうなのかとか、いろんなケースをシミュレーションして、試算をするというようなことはなさらないんですか。 300:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 301:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今、無償化を先行したら入園希望者が大変増えたというようなことでございますけれども、たしかこれは兵庫県明石だったような気がします。確かに国の制度とまた違う形での無償化というのを実施した中では、爆発的に待機児童が増えてしまったというようなことは、私どもも新聞記事等で承知しているものでございます。  そうはいっても、今のところはまだ、無償化に関してもはっきりしたものが国から示されていないというのが大前提でございます。対策を立てようにも、本当にこれからどうなるか、日々刻々と状況が変わっているというような状況でございますので、まずは国の動向を注視しながら考えていきたいというものでございます。  ただ、待機児童対策については、先ほども言ったように、民間保育所の建て替え、あとは私立幼稚園の認定こども園化の促進などによって、かなりの人数の待機児童が解消できるのではないかというような目論見もございますので、その辺で考えていきたいと思っております。 302:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 303:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 人口減の時代というふうに言われていまして、どの地方都市も人口を増やすことに必死になっております。本市では必死さが余り見受けられないという感じはいたします。とにかく試算をする必要はあると思うんです。予算編成に関しても、その前の前の年辺りから、じゃ施設整備はどうしたらいいかとか、いろいろ問題が出てくると思うので、何もしていないというのはちょっと信じられないんですけれども、どうなんですか。 304:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 305:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 何もしていないというわけではございませんけれども、予算編成上は、今のところはまだ具体的なものが示されていないというような状況も含めながら、今は国の状況を注視しているという段階でございます。 306:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 307:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 予算の関係で御質問がありましたので、財源的にどうするかというのは、完全に地方の負担が決まったところで考えていくわけですけれども、予測できないものについては、現在、財政調整基金の積立てを行っております。そういった不測の事態に備えて、財政調整基金の積立てで賄えるというふうに考えておりますので、こういったものについては対応できるというふうに考えております。  以上です。 308:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 309:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 これは不測の事態じゃないですよね。不測の事態ではありませんので、やはりある程度の見通しは立てておくべきだと私は思います。  それで、今お伺いしているのは、今から試算でも何でもして対応策を考えないのかということを伺っているわけですが、財源に関しても負担割合についても、分からないからという御答弁だったんですが、ちょっと納得いきかねますね。  それから、もう一つ重要なのは、保育園と幼稚園の入園希望児童数、それがどのくらいになるか試算されましたか。 310:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 311:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 増えるであろうということは予想がつきますけれども、実際どのくらい増えるのかというのがちょっと想定しづらい面もございますので、その辺のところはまだ具体的な人数の想定は出してございません。 312:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 313:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 現在、毎年どのくらいの園児が入園しているか実数は分かりますよね。それに関して、例えば5割増しとか、明石の場合は最高に増えた場合、例えばその年に生まれた子供さんがいますよね、お子さんの人数、分かりますよね。そのうちのどのくらいの方が入園するか、そこら辺もやっぱり考えるべきだと思うんですけれども、いかがですか。 314:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 315:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 子供の出生数も今のところ年々減っているというような状況もございます。実際のところ、どれだけの方が幼稚園、保育園に入園を希望するかというところは、どうしても今のところではつかめていないのが現状でございますので、申し訳ございませんけれども、今現在では想定はまだできていないということでございます。 316:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 317:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 公式なものは出せないかもしれないですけれども、福祉健康部内あるいは子ども課内とか、そういうところである程度の目安は付けてもいいんじゃないかと思うんですけれども、それに関して、今年度保育園の定員が30人増えました。それはこの無償化を見据えて増やしたわけですか。 318:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 子ども課長。 319:◯子ども課長〔秋澤祐子〕 ◯子ども課長〔秋澤祐子〕 先ほど来、入園数のニーズというような形でお話がございましたけれども、今年度、子ども・子育て支援に関するニーズ調査を今現在行っているところでございます。来年度、子ども・子育て支援計画が改定の年になりまして、そのところで見込み数等については考えていきたいというふうに思っているところでございます。  それと、先ほど言いました30人の定員増につきましては、特に幼児教育・保育無償化というようなことではなく、元々の子ども・子育て支援計画の中で想定していた計画になってございますので、御承知おきください。  以上です。 320:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 321:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 ありがとうございます。今、そのニーズ調査をされているということなので、それが終わると大体のニーズ数が分かるということでございますね。  それから、つかはらちびっこ共育園の定員増30人というのは、通常の待機児童対策であるということでございますが、それを超える部分が多分発生するんじゃないかなと私は思っているんですけれども、そこまで全然、その前から無償化というのは分かっていたと思うんですが、そこまで考えなかったということですか。 322:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 323:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 考えなかったわけではございませんけれども、今のところ定員増を図っていただくのは、どうしても私立保育園に頼るところがございます。また、公立の保育園ももちろんあるんですけれども、今のところは定員がいっぱいでございますし、これ以上増築等をして教室を広げるというような計画も今のところございませんので、無償化の計画はもちろん承知はしておりましたけれども、現在のところでは民間の保育所に頼らざるを得ないというような状況でございます。 324:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 325:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 非常にお寒い状況だなと私は思います。人口増を図る、それから子育て世帯の定住化、移住化を望んでいるに違いない本が、こういう体たらくでいいのかなと私は思います。心配じゃないですか、どうなるんだろうって。
    326:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 327:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 来年の10月からの無償化が実施された場合、本当にどうなるかというところは確かに心配なところはございます。そのためにも、今進めている施策、民間保育所の建替えをスムーズな完成に導くのと、私立幼稚園の認定こども園化の促進を図りつつ、待機児童が出ないような方策に導いていきたいというふうに考えてございます。 328:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 329:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 来年10月から無償化が始まります。そこから入園希望を募るわけですよね。11月ですか、募るわけですよね。そうしますとお母さん方はどうしますか。無償化だよって、それ入りたいといって、どこの町に行ったら入れるんだろうとなるでしょう。本は空きがない。全然用意が、準備ができていないとなったら誰も来ませんよ。困るじゃないですか。どうですか。 330:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 331:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 この無償化の話は今日、12月3日、関係閣僚が全国市長会の会長とこのことについてはしっかりと懇談すると、そして2019年度分については全て国費で賄うとか、今まで3分の1の分を2分の1に引き上げて国が負担するとか等々の見直し案というか、そうしたものを今日示して、打合せといいますか、方針を伝えるという話になっておりますので、その結果を踏まえて、また更に具体的なものが出てくると思います。全国市長会からもすぐそうした情報については流れてきます。  そんな中で、財政、財源的なことも一つのシミュレートとしてこれは検討すべきものであり、また、入園入所のニーズに対しても、今までのトレンドであるとか、受入れのキャパがどのぐらいあるのか、そして希望ニーズがどのぐらい想定されるのかなど、これは南足柄だけの問題ではありませんので、全国全ての市町村に関わる問題でありますので、少なくとも神奈川県内の市町村、みんな同じ課題を抱えているというのが現状でありますので、そうしたところとも連携しながら、どのような想定をしていくのか、そうしたことに対応してまいります。 332:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 333:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 いみじくも市長がおっしゃられました。この問題は全国的な問題で、神奈川県下の自治体も同じような課題を抱えているとおっしゃいましたけれども、同じような課題を抱えていても取り組み方が違うと、やっぱり市民は考えますよね。同じだからこそ、あっちの町のほうがいいよ、こっちの町のほうが子育てしやすいよということになるわけですので、そこを重々考えていただいて、早目に対策を取っていただきたいと私は思いますが、いかがですか。 334:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 335:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そういう前提で私は答弁しました。 336:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 337:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 それでは3番目の、つかはらちびっこ共育園の定員増のための改修に伴う仮園舎として岡本幼稚園を貸し出すということに関して、今、改修の補助金は繰越明許になっておりますね。それの経緯を教えてほしいんです。 338:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本議員に申し上げます。これは補正予算の質問になってしまいますので、ここでは質問できないというふうになりますので、よろしくお願いします。  滝本妙子議員。 339:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 では繰越明許の件は補正予算に譲りますが、貸し出すということですので、賃料なんかは取るんでしょうか。 340:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 341:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 徴収の予定でございます。 342:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 343:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 差し支えなければ金額をお教え願いたいんですが。 344:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 345:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 一箇月当たり39万4,000円を想定してございます。 346:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 347:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 この金額で岡本幼稚園の2棟目を全棟お貸しするということですね。そこへ調理室等改修をかけて、つかはらちびっこ共育園の60名の方が移動してこられるということでよろしいですか。 348:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 子ども課長。 349:◯子ども課長〔秋澤祐子〕 ◯子ども課長〔秋澤祐子〕 今、60名ちょっといますけれども、その全員が引っ越しをしてくるということの想定です。 350:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 351:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 そうしますと、つかはらちびっこ共育園のほうにお伺いしましたところ、3月から準備段階に入って、来年度、31年度に仮園舎のほうに移動するということでございます。その前にいろいろ改修とか調理室なんかは造らなきゃいけないんだろうと思うんですけれども、その予定は御存じですか。 352:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 子ども課長。 353:◯子ども課長〔秋澤祐子〕 ◯子ども課長〔秋澤祐子〕 岡本幼稚園の仮園舎改修工事の予定なんですけれども、今現在、入札等を行っておりまして、本当の工事期間の予定に関しましては、2月1日から3月23日ということで伺ってはおります。こちらに関しまして、岡本幼稚園の保護者に対しまして、12月5日に説明会等を行う予定でおります。  以上です。 354:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 355:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 そうしますと、その工事が順調に進めば移動できて、短期間、1年だけ、つかはらちびっこ共育園の児童が岡本幼稚園に移動すると、その間につかはらちびっこ共育園のほうが改修をされるという予定でございますね。分かりました。ありがとうございました。  それから、最後の質問にありました、ここを借りて、改修が済んで、つかはらちびっこ共育園の児童が帰った後、その後の利用はどうするのかと、活用しないのかというふうに伺いましたら、保護者のボランティア活動や未就児童の活動に使うということでございまして、特段の活用とは言えない、今までどおりということに伺いましたけれども、せっかく調理室ができたので、調理室があるということは保育園ができるということだと思うんですけれども、そうすると、幼稚園の定員数は4分の1ですよね。丸々こっちの棟は空いているんですが、そこと、せっかく調理室ができたので、それを使って認定こども園とか、できなくはないと思うんですが、それに関して、借りたほうが造った施設というのは、この場合はいろいろ改修したものとか調理室なんですが、それは返すときにどういうふうにされるんですか。そのままにしていただくのか、壊してから返してもらうのか、どうされるんですか。 356:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 357:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 施設につきましては原状復帰ということを原則としております。ただ、お互いの協議の中で若干調整が入ることも想定されますが、原則論といたしましては、原状復帰で考えております。 358:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 359:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 そうしますと、私が伺いました認定こども園化というお考えはまるっきりないわけですよね。どうでしょうか。もう一度お願いします。 360:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 どういう質問ですか。もう一度お願いします。 361:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 認定こども園化の考えはないのかということなんですが、認定こども園というのは、いろんな型がありますけれども、保育園と幼稚園が一緒に一つの園の中で経営できるという方針なんですけれども、それができませんでしょうかというふうに伺っているんですが。 362:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 最初の質問でされましたでしょう。その件に関しては一番最初に。それに対して答えている。 363:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 だから、もう一度お願いします。 364:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 365:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 そうですね、最初の答弁のとおりにはなってしまいますけれども、現在のところ認定こども園にする考えはございません。  先ほど滝本議員の1回目、2回目等の質問の中にもありましたように、公立の部分につきましては全額国県が入りません。ここを認定こども園にしたときの金額、もちろん試算はしておりませんけれども、そこに対する人の手配、施設に対しての給食の提供、そういったものを全部税金でやらなければなりません。その辺りが捻出できるかどうか、いろいろな課題もあります。そんなところもありますので、再度となりますが、現在のところは考えておりません。 366:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 367:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 本は、元々直営で保育園をやる気持ちはさらさらないまちでございますから、そうなるんだろうと思いますけれども、先ほどもいろいろ議論に上ったわけですけれども、ニーズの増大ということがありまして、それに対応するためには一つの考えではないかなと私は考えるんですけれども、その際に問題になるのは公共施設マネジメントなんですよね。  これが決まっていないと何をするにもさわれない、だから従前どおりになるのかなとも考えますけれども、今やそういうことも言っていられないので、先ほどの一番最初の渡辺議員のときの御答弁の中に、公共施設マネジメントは31年度の早いうちに作りますよというお答えがありましたけれども、それが決まれば何か使い道があるのかなとも考えますけれども、個別計画はできているはずなんですが、残念ながら全体計画ができていないですよね。  そうすると、本として保育園、幼稚園あるいは教育関係の施設はどういうふうに考えて、将来像はどうなのかということがまだ決まっていませんので、何事もさわれないんだろうと思いますが、いかがですか。 368:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 369:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 先ほどの幼児教育・保育の無償化等も含めまして、状況は刻々と変わってきてございますので、そういうものも含めまして、公共施設マネジメントについては並行して進めさせていただき、早い時期に方向性を出させていただければと思います。 370:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 371:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 副市長がそう言われるように、早くしないと間に合わないんですよね、本当に。下手すると園児を逃がす、子育て世帯を逃がすということにもなりかねませんので、是非、想像でも妄想でもいいですからとりあえずやってみてください。それがいい結果を生むと思いますので、いかがでしょうか。 372:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 373:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 繰り返しになるかと思いますけれども、基本的に今の4、5歳児については、保育所あるいは幼稚園、必ずどちらかには行かれているというような状況でございますので、無償化の動向、0歳児からやるのかどうかというところも含めまして、シミュレーションをかけて検討していきたいというふうに思います。 374:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 375:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 とにかく公共施設マネジメントができない限り、いろんな面で支障が起きていまして、例えば体育センターの温水プールのチラーの問題とか、外にももろもろさわれない部分がありまして、それが決まらない限りできないと。それから、あともう一つ大変な、一番大きなものは指定管理ですよね。指定管理も3年ということで、そのうちにやらないといけないということで、幼稚園、保育園関係も良い方向に持っていくためには、マネジメントが出来上がっていないとできないということですので、是非頑張っていただきたいと思います。  神奈川県下で一番最初にお母さん方が行きたいと言ってくれるような保育環境を作っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 376:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 ただいまの発言は質問ですか。 377:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 質問です。 378:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 誰に。 379:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 市長にお願いいたします。 380:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 381:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 総合的な責任がある市長として、そういう気概で頑張ります。 382:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 383:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 最後に、公共施設マネジメントに関していかがでしょうか。 384:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 ただいまの発言は質問ですよね。趣旨を明確にしてください、質問でしたら。  滝本妙子議員。 385:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 幼稚園、保育園の無償化に関して対応するには、例えば新しい施設を造るとか、それから民間に何とかしてもらうとか、いろいろな方法があると思うんですけれども、公共施設をさわる場合とか、あるいは新しく展開していく場合とかは、どうしても公共施設マネジメントが決まっていないとできませんので、そこら辺は十分承知の上で公共施設マネジメントを作っていただけますでしょうか。 386:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 387:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 公共施設の在り方の中には、機能をどうしていくのか、あるいはその施設に多機能の複合化であるとか、いろんな観点がありますので、今御質問されている分野についていえば、福祉と教育、そうしたものの機能をどうそこに網羅していくのかという観点というのは当然出てきますので、そういう意味も含めて先ほど、総合的な形の中で気概を持って頑張りますと申し上げました。 388:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本妙子議員。 389:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 そういう計画についてできたとなると、総合計画の位置付けとか、そういうものに位置付けることはお考えですか。 390:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 滝本議員、何を総合計画に、その趣旨を明確に質問してください。  滝本妙子議員。 391:◯5番〔滝本妙子議員〕 ◯5番〔滝本妙子議員〕 幼稚園、保育園の無償化に関して、どうしても関係するのが公共施設マネジメントでございますので、そういうことをひっくるめた、市長も言われたような意味で作るんですが、それを総合計画に位置付けるお考えはありますかということです。 392:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 393:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 先ほど来から、無償化を含め、社会ニーズですとか、市民のニーズに応えた形で、また、より良い保育・教育をしていくという観点で、公共施設マネジメント、統廃合というもの考えております。ですので、もちろん再編計画ができた際には、そういった視点も含めて、公共施設マネジメントを計画的に実行していくというようなことは、総合計画に位置付けていきたいと思います。 394:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で滝本妙子議員の質問を終了いたします。  ここで14時15分まで休憩といたします。                                休憩 午後 1時56分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 2時15分 395:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 木 吉 勝 議員 396:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、2番高木吉勝議員の質問を許可いたします。  高木吉勝議員。           (2番 高木吉勝議員 登壇) 397:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 皆さん、こんにちは。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき一般質問させていただきます。  平成30年、2018年も残り28日となりました。今年の10大ニュースを挙げるとすれば、平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりに見事金メダル連覇を成し遂げた羽生結弦選手ではないでしょうか。4箇月ぶりの実戦がフィギュアスケート男子66年ぶりの連覇をかけた五輪。痛めていた右足首もまだ癒えてはいない、そんなはかり知れない重圧と不安に立ち向かい、見事打ち勝ち、右手の指で1を作って天に突き上げた最後のポーズが目に焼き付いています。とても感動しました。そして、同じ日本人として大変誇らしく思います。その羽生選手が語った名言の1つに「今しかできないことを全力でやる」があります。とてもとても重みのある言葉だと思います。  それでは一般質問に入ります。  1、観光振興の取組について。
     (1)魅力ある観光地づくりについて。  団体旅行から個人旅行へ旅行形態の移行が進み、来訪客の志向も、物見遊山型の観光から体験・テーマ型のいわゆる着地型観光に変化してきている。そのような状況を踏まえて、本市の観光振興の目指すべき方向性についてどのように考えているのか、見解を伺います。  (2)(仮称)観光基本計画の策定について。  南足柄第五次総合計画前期基本計画の重点事業として、(仮称)観光基本計画の策定を掲げ、昨今の観光事業や本を取り巻く環境の変化に対応した市域全体の観光構想とエリアごとの観光計画を策定するとし、平成29年度中には策定するとしているにもかかわらず、いまだ策定されていない。  そこで、(仮称)観光基本計画の策定の現在の進捗状況について伺います。  (3)観光推進体制の強化について。  昭和36年4月に任意団体である南足柄観光協会が設立され、その体制によって今日まで本の観光振興を推進しているが、観光振興を更に推進していくためには、推進体制の強化、同協会の法人化が必要と考えるが、見解を伺います。  (4)広域連携について。  ア、県西地域との連携について。  南足柄第五次総合計画前期基本計画の観光の振興の現況と課題として、県西地域一体の中で回遊性のある観光に取り組む必要があるとしているが、その具体的な取組状況について伺います。  イ、箱根町との連携について。  2020年春には、南足柄と箱根町を連絡する道路が開通する予定であるが、箱根町との観光に対する連携の取組状況について伺います。  以上で登壇しての1回目の質問を終わります。           (2番 高木吉勝議員 降壇) 398:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 399:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高木議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、観光振興の取組についての魅力ある観光地づくりについてでございますが、人口の減少や少子高齢化が進み、地域経済が縮小していく中で、交流人口の拡大による地域活性化は、まちづくりにとって重要な取組であります。そのための事業を市民協働や観光協会、商工会あるいは鉄道会社などとの官民連携で進めているところであります。  観光振興を念頭に置いた地域づくりについては、南足柄らしさを特色としたオリジナリティーやローカリティーを生かした観光地域づくりが重要であると考えております。観光地域づくりは、南足柄らしさや特色を生かす取組を通して、自分のまちを、地域を愛し、誇りを持つことになり、人々の生きがいややりがいを作ることにつながるものであると考えております。併せて、市外から訪れる人々との地域間交流は、地域の知名度が上がり、地元に人がとどまることや、経済的効果をはじめ様々な効果に結び付くと考えます。  本市においては、地域住民が主体となって地域の資源を活用し、都市住民との交流を目指した観光が始まっています。代表的なものは、千津島地域の酔芙蓉まつりやハナアオイまつり、狩川沿いや一の堰ハラネ、そして洞川沿いの桜まつり、里地里山を利用した大雄町、矢倉沢、内山地域などのざる菊まつりなど、花を生かした祭りがございます。これらの祭りには年間3万人以上の方に来ていただいております。  平成28年から始まった市民との協働事業であります天狗のこみちマラソンには、関係者も含め1,000人以上の参加者があり、首都圏からも多くの方に来ていただいております。  また、2020年春の開業を予定している(仮称)道の駅金太郎のふる里は、国内外の観光客や都市住民に、東名高速大井松田インターで降りていただいて、県西地域の観光スポットや農業体験などに誘導することによって、圏域観光の周遊化の拠点として整備を進めております。  道の駅によるにぎわいの創出とともに、地域住民が主体となった活動を基に、恵まれた自然環境や歴史的文化遺産などの魅力を最大限に引き出して、地域の生活、農業など地域資源を活用することによって、観光客のニーズに対応した着地型観光も進めていきたいと考えております。  交流人口の拡大や地域の活性化につながる、このような自発的な交流のまちづくり活動を今後も積極的に支援し、南足柄の自然、歴史文化、食、暮らしなど、地域やまちの雰囲気を五感で楽しんでいただけるよう、観光地域づくりを進めてまいりたいと考えます。  次に、(仮称)観光基本計画の策定についてでございますが、(仮称)観光基本計画は、交流人口の拡大、地域経済の活性化を図り、地域が持続的に発展していくために、本市の観光を軸にしたまちづくりを戦略的に進めていくための方針を示すものであります。  平成29年度までは、各種イベントや観光キャンペーンでのアンケートの実施、各市町の観光基本計画の調査等を行ってきました。今年度は、観光基本計画の柱となる基本方針を示した骨子案を事務局で作成したところでございます。これをたたき台として、観光協会からも(仮称)観光基本計画の策定に向けて御意見を伺う予定であります。  次に、観光推進体制の強化についてでございますが、現在、南足柄観光協会は、観光に関係する事業者の方々やボランティアの方などで構成し、理事は17名でございます。なお、事務局は職員が担当しております。  観光協会の独立については、以前から課題となっておりますが、収入の確保などの経費の問題や、専任職員など人材確保の課題等によって難しい状況が続いております。観光協会においても、平成25年に法人化について検討をしましたが、同様に人材の確保、継続的な収益事業の見込みなどの点から、法人化することは難しいとの結論に至っているところであります。  人口が減少し、高齢化も進む中で、国内の観光客数は少なくなることが危惧されつつありますが、一方で観光客の要望は多岐にわたっております。今後の地域の観光の在り方、考え方を見直し、観光協会がどのような役割を担っていくべきかの検討が必要と考えております。法人格そのものが観光協会の在り方を左右するものではないと考えますが、観光地としての経営を担う観光協会としての強化が必要と考えております。  観光振興の推進のためどうあるべきか、今後も観光協会の皆さんと様々な観点から話し合って、観光協会がの観光振興を担う組織となるよう支援をしてまいりたいと考えます。  次に、広域連携についてで、県西地域との連携についてでありますけれども、広域連携の取組は、県観光協会が事務局となって、小田原、湯河原町、真鶴町との23町で構成する西さがみ地区観光事業推進連絡会や、同じく23町で構成する西さがみ観光協会、また、県が事務局を務め、15町で構成するあしがら観光協会のほかにも、あしがらローカルブランディング推進協議会などと連携し、取組を行っております。  西さがみ地区観光事業推進連絡会では、横浜駅や新百合ヶ丘駅の首都圏へ観光キャラバンを行い、旅行会社へ県西地域の魅力を伝えるとともに、駅ではパンフレットを配布するなど、県西地域の観光PRを行っております。  あしがら観光協会では、昨年度は足柄上地域共通の観光ガイドブックを作成し、成田空港や小田原駅などに配架し、広く県西地域の魅力をPRしたところであります。また、今年度は、鉄道の駅や観光施設など12箇所を回遊し、スタンプラリーを楽しむスマートフォンゲーム、いわゆる「駅メモ!」の取組を、県、そして足柄上地域5町と連携で実施しております。大雄山線においてもオリジナルヘッドマークを作成し、電車に付けるなど、御協力もいただいております。また、11月22日現在では、8,865名のキャンペーン参加を得ておりまして、チェックポイントである大雄山最乗寺には、2,500名を超える方が訪れていらっしゃいます。  次に、箱根町との連携についてでございますが、箱根町とともに行っている取組とは、県観光協会が事務局となって、小田原、湯河原町、真鶴町との23町で構成する西さがみ地区観光事業推進連絡会や、同じく23町で構成する西さがみ観光協議会において、首都圏への観光キャラバンを行うことで観光PRを実施し、遠方から箱根などへ観光する旅行者を本市へ呼び込む取組を行っております。  2020年には、南足柄と箱根町を連絡する道路が開通する予定でございますので、箱根広域観光圏を意識して、今までの活動のほかにも、箱根町と連携し、箱根町の観光客を誘客するようなツアーの実施など、回遊性のある広域的な観光の振興に努めていきたいと考えております。  また、同時期に(仮称)道の駅金太郎のふる里の開業を予定しておりますので、南足柄と箱根町を連絡する道路の箱根側の入口には、道の駅の案内標識を設置していただくよう県にも要望をしていきたいと考えております。  南足柄と箱根町を連絡する道路の開通と(仮称)道の駅金太郎のふる里を戦略的に位置付け、箱根町と連携して、広域周遊観光を推進していきたいと考えているところであります。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 400:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 401:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。それでは、1番目から順次再質問させていただきます。  まず、(1)の魅力ある観光地づくりについてというところですが、本市の第五次総合計画第一次実施計画の中の観光の振興のところに、「めざす姿」として、「市民一人一人が、自らの地域に誇りと愛情を持って、だれもが訪れたくなる地域づくりに取り組んでいます。」「南足柄の自然や伝統文化などの魅力が広く市内外の人々に知られ、年間を通じて多くの観光客が訪れています。」というふうに書かれております。  それで、この「めざす姿」に向かって平成27年度から取り組んでいるかと思うんですが、最初に書かれた「市民一人一人が、自らの地域に誇りと愛情を持って、だれもが訪れたくなる地域づくり」、そのようにうたっている具体的な施策をもう一度御説明いただけますでしょうか。 402:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 403:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 地域の市民一人一人の活動についてですけれども、地蔵堂地域においては、御存じのように、平成28年度に夕日の滝の遊歩道を整備するとともに、29年度には、地場産品加工施設を金太郎遊び石休憩所として整備、開業したところでございます。それに併せて、地域の人、地蔵堂の方々が、周辺の畑に農産物や花を植えた景観づくりをしたり、休憩所で夕日の滝の水源を使ってコーヒーなどを販売し、また、観光マップやジオパークの資料を置いて、観光拠点としての役割を進めているところでございます。  これらの取組によって、夕日の滝では観光客数が増えまして、28年度9万7,000人だった、およその数ですけれども、それが29年度には16万人に増えております。  また、観光協会では、平成26年度から街角観光案内所事業を実施しておりますので、こちらの事業は、市内の商店主が自ら観光客に対して観光地の案内やパンフレットを配布していると、このような事業でございます。このような事業が、地元市民一人一人の意識や、いわゆるおもてなしという部分だと考えてございます。  としては、このような市民一人一人の活動を支援していきたいというふうに考えているところでございます。 404:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 405:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございます。  JTBの本社の日本版DMOサポート室長、現在、内閣府地域活性化伝道師という役を担っておられます山下真輝さんがこのようにお話しされているんですが、観光力は人間力であると、地域の一人一人の人間力こそが観光資源であり、地域活性化の原動力なんだと。自分たちの地域を誇り、まちの活性化のために行動できる人を育てることこそ、地域活性化にとっても最も重要だと。さらに、地域振興の最初のステップは郷土愛に火を付けることだと、そのようなことをお話しされております。  今、部長のほうから夕日の滝中心の話をされたんですが、ある意味では、自然発生的な形で地域の方々一人一人が立ち上がって行うという部分もあるかとは思うんですが、併せて、やはり行政として積極的に地域に働き掛けて観光振興を盛り上げていく、そういった働き掛けも併せて行っているんでしょうか。その辺のことをもうちょっと具体的に教えていただけますか。 406:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 407:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 働き掛けというより、どちらかというと協力という部分になろうかと思いますけれども、御存じのように、矢倉沢自治会や大雄町自治会でやっているざる菊まつり、ああいうところにも入らせていただいて、いろいろな御意見を述べさせていただいて、一緒になっていろんなものを考えて、ざる菊まつりに合わせて観光客を呼び込むような、イベントというまではいきませんけれども、お団子作りをやってみたり、そういうような活動もさせていただいてございます。  議員さんがおっしゃるように、地域の人のおもてなしをいかに醸成していくかというのもの役割だと思っていますので、その辺を積極的に支援していきたいというふうに考えております。 408:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 409:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今お話にありました矢倉沢のざる菊まつりだとか、それ以外にも、大雄町のざる菊まつりとか、いろんな形で地域の方が積極的に行ってはいるんですが、さらに行政がそこにどう関わり合いを持っていくかということで、先日、都市教育常任委員会で栃木県佐野に行政視察に行ってまいりました。  佐野といえば、佐野厄除け大師で有名なんですが、佐野の事業として、町会、うちでいう自治会みたいなところなんですが、町会お宝調査事業というのを推進しております。それはどういうことかといいますと、市内の167全ての町会、自治会を全ての部局のの職員が一人ずつ担当して、その自治会、町会の名所なり神社なり仏閣なり文化財なり、地域の誇れるものを全員で調査しようと、我が地域はこういったものが誇れるものだというような形で、それを通して地域愛や誇りにつなげているというふうな説明がありまして、そういう事業もあるんだというようなことで大変感心したんですが、そういった意味で、行政が積極的に地域に入って、地域とともにその町の誇れるものを作り出していく、調査していく、そういった事業をしておりました。  是非そういった形で、確かに、今いろいろとお話しされた内容で、積極的に地域おこしをしているんですが、さらに行政も積極的に加わるような形で、そういう事業もあるんだということで参考にしていただきたいなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 410:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 411:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ありがとうございます。おもてなしの考え方はいろいろあろうかと思いますけれども、人が人と接しておもてなすという一般的な部分と、そのような歴史や物を整備して、来る人をおもてなすという考えもあろうかと思いますので、佐野のような取組は参考にしていきたいというふうに思います。 412:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 413:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございます。  それと、2020年東京オリンピック・パラリンピックが、誰しも知っているように開催されるということで、そういう意味では、観光振興という点では非常に今がビッグチャンスなところではないかなというふうに思うんですが、そういった意味で、このチャンスを本としては何か具体的な施策として行っているんでしょうか。 414:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 415:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 おっしゃられるとおり、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので、当然、外国人の方が日本に観光に多くの方が来られるだろうということは推測されておりますので、少しでも外国人の方に本に来ていただくという、こういう政策は当然重要視していかなければいけないなというふうに思っております。  そういう中で、よく言われる、外国人の方は日本の伝統、歴史、文化、そういうのに魅力を感じているということでございます。本にもそういうものはあるというふうに思っておりますので、外国人を呼びたいと思っているんですが、本市単独では残念ながらちょっと難しいかなというふうに考えておりますので、広域連携の中で対応は考えていきたいというふうに思っています。  そういう中で、じゃ広域連携でどんなことをやっているのかというと、少し具体的に例を挙げさせていただきますと、小田原や箱根町など県西地域になりますけれども、23町で構成されております西さがみ観光協会、こちらのほうでは、海外のSNS等で大きな影響力を持つと言われているタイ人ブロガーを招いて、記事や画像をSNS上に投稿していただいて、県西地域の認知度の向上を図ったりしてございます。  そのとき、タイ人ブロガーからは、この地域は、南足柄は東京に近くて隣接して、大きくなくて落ちついた雰囲気のあるまちなどと御意見を頂いてございます。投稿していただいたブログには、冬の夕日の滝、天狗伝説の大雄山最乗寺、アサヒビール工場などを掲載していただいたところでございます。  その外にも、今年度、神奈川県に観光魅力創造協議会という組織がございまして、ここが主催する出前セミナーを活用いたしまして、外国人の方に最乗寺やアサヒビールなどの観光ルートを実際に観光していただいて、意見交換もしたところでございます。大雄山最乗寺では写経の体験、アサヒビールでは工場見学、BIOTOPIAでは健康測定などを行っていただきました。  意見交換の中では、インバウンドが求める日本の魅力は、大雄山最乗寺のような古いお寺、多くの樹木、こういうのに心が癒やされるという御意見を頂いております。南足柄にも外国人が求める魅力があるということを再認識したところでございます。  また、ちょっと具体的な例が多くなりますけれども、昨年度から、商工会、最乗寺、鉄道会社などと連携して、南足柄の名刹大雄山最乗寺に対する観光誘客事業委員会を設立しまして、大雄山最乗寺への訪日の外国人の誘客の増を図るために取組を行っております。主な取組としては、インバウンド向けのパンフレットなども作ってございます。  このような活動を通して圏域で連携を図って、SNS等による情報発信力の強化を図ってPRしていきたいというふうに考えております。  以上です。 416:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 417:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 大変長い説明をしていただきまして、時間も限られておりますので、もうちょっと手短にお答えいただけると有り難い。  西さがみ観光協会の件は、後で広域連携についてでまた取り上げていきたいというふうに思いますが、別の観点でちょっと質問させていただくんですが、オランダと姉妹都市交流を行っている福島県郡山、その活動内容を御紹介いたしますと、福島県郡山では、オランダのブルメンと30年にわたり姉妹都市交流を継続しているそうです。  そのつながりを活用して、東京オリンピック・パラリンピックの選手団の事前合宿を誘致していると。産業経済分野の連携につなげようとしているという形で、そういった意味で積極的な活動を行っているんですが、本もオランダのティルブルグと、平成元年、1989年6月に姉妹都市提携を行っているということで、来年30周年を迎えるということです。  それとあと、本市に、かつて全国的にも名をとどろかせた富士フイルムのバレーボールチームが日頃練習に励んだ練習コートが今でもあります。そういった意味では、日本の女子バレーボールチームと実力的にほぼ互角なオランダの女子バレーボールチームの事前合宿誘致を考えていっていいんじゃないかなというふうな感じを持つんですが、その辺の議論というのはあったんでしょうか。 418:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 419:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔大津貴裕〕 姉妹都市交流の観点で、11月17日から23日までに、オランダ・ティルブルグから交流団が10名参った実績がございます。その中で、来年30周年を迎えるという当事業につきまして、先方のほうでは、ジャパンデーなどという新たな催しをやっていただけるというようなことを交流の中で伺いました。  また、今御提案のオリンピック・パラリンピックの内容につきましては、企画部担当部長のほうからお答えさせていただきます。よろしくお願いします。 420:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 421:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 オリンピック・パラリンピックの事前合宿の件なんですけれども、これは2年ほど前に一度検討させていただいています。  南足柄の場合、一番大きい体育施設は南足柄体育センターですけれども、あそこの規模であっても、オリンピック協会のほうが示しています合宿ができる基準に達しておりません。そういったことと、あと、宿泊する場所が練習場所から何キロ以内でなければならないとか、いろいろな条件がございますので、合宿所としてお呼びすることはできないという結論になっております。 422:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 423:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 2年前に検討されたということで、その場所には適していないというような形で残念だったんですが、そういった意味で、せっかくの姉妹都市の連携を図っているオランダといろんな形で交流を図っていく。このオリンピックを通して、事前合宿を誘致していくというふうなことはとても重要だと思うので、それ以外にも、オランダチームを事前合宿に誘致しているところが、埼玉県のさいたまだとか三芳町だとか、千葉県館山、流山と、非常にいろんなところがこのビッグチャンスを生かして事前合宿の誘致を図っております。  そういった意味では、先ほどバレーボールの話もしたんですが、体育館以外にもいろんな形で是非積極的な形で、そのことで諦めることなく、引き続き何か検討するようなことというのはしなかったんでしょうか。 424:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部担当部長。 425:◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長兼企画課長〔瀬戸淳子〕 バレーボール以外にも、例えば外でできるような陸上関係の種目で誘致ができないかということも検討いたしました。ですが、なかなかそういう適当な場所が見つからないといいますか、基準に合うようなところがございませんでした。  ただ、オリンピック・パラリンピック事前合宿として、選手団を誘致するということだけではなくて、交流といった視点で、合宿中あるいは合宿前後のときに本を訪れていただくような、そういうことも考えられると思います。具体的にどういうことをしようというのはまだございませんけれども、オリンピック・パラリンピックの前、それから後も含めて、そういう交流の機会が持てるようなことを是非考えていきたいとは思っております。 426:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 427:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 合宿に来られなかったとしても、せっかくのオリンピックに来られている方々に交流を図っていただくような形の企画を是非考えていただきたいなというふうに思います。  それとあと、魅力ある観光地を目指すためには、観光客の入込数、この具体的数値目標もかなり重要かというふうに思うんですが、観光客入込数のKPI目標が、平成26年の94万人の基準に対して、平成31年では200万人、これを目標に掲げて取り組んでいるかというふうに思うです。平成31年200万人、あと1年です。この目標達成の具体的な施策、これは具体的にどういうことをされているんでしょうか。 428:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 429:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 平成31年200万人ということで目指しているところでございますが、今現在では約90万人。そういう中で、31年、32年の春になりますが、箱根への南箱道路の開通も春には見込めます。また、道の駅も春には開業してきますので、そういう中で、できるだけ箱根からのお客さんを呼び込み、また道の駅でも観光客を呼び込み、合わせた中で200万人に近づけていけたらというふうには考えております。 430:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 431:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 何か目標値が希望値なり期待値なり、達成できたら良いけれども、できなくてもいたし方ないなみたいな、ある意味、非常に軽い数値になっているように感じます。目標値の重み、その辺はどう感じておられるんでしょうか。 432:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 433:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 目標値、ただ目標値というふうに考えているわけではございません。南箱道路が開通しますと、箱根の入込観光客数が約2,000万人と言われております。そのうち自家用車で約60%と言われておりまして、そうしますと1,200万人。それの一部、5%程度でも南箱道路を通って南足柄に来ていただいて、道了さんだとか夕日の滝だとか観光施設に行っていただければ、これを5%程度と計算しますと、単純計算ですが、約60万人にもなります。
     道の駅開業による年間観光客数、道の駅に来られる方の何割程度が観光客数かという問題もございますけれども、そういうもろもろの、90万人、60万人、そして道の駅の回遊による年間観光客数を入れますと、200万人には届かなくても、それに近い数字に届くという仮定の下に、200万人という目標値を考えているところでございます。 434:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 435:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 先ほどもほかの議員のほうから話があったかというふうに思うんですが、目標値を掲げたらそれで終わりだというふうな形で、具体的にどう実現に向けて行動し、また、実現が厳しければ更に何かの手段を打っていくという、そういった方向でやっていかない限り、なかなか前進しないのかなという感じがします。  ちょっと時間もないので、次の再質問にいたします。2番目の(仮称)観光基本計画の策定についてというところで再質問いたします。  (仮称)観光基本計画の策定について、平成27年度中に調査を行って、平成28年度中に分析して、そして、平成29年度中に策定というふうな全体的な計画があったかというふうに思うんですが、そういった意味でかなり計画から遅れている、この最大の原因というのはどういうことでしょうか。 436:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 437:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 言い訳になってしまいますけれども、なかなか今の状況の中で、職員の力だけで一生懸命作っておりますが、そこの力が及ばなくて、正直言いまして遅れているという状況でございます。 438:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 439:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それと、平成28年第4回定例会で、観光基本計画の策定の進捗状況ということで先輩議員から質問がありました。その際に市長のほうから、観光客のニーズや南足柄の知名度、最乗寺の知名度などを調査するため、平成28年10月に新宿駅でシティプロモーションを実施してアンケート調査を行ったと。引き続き市内の観光キャンペーンや各種イベントの機会を捉えてアンケート調査を実施すると。そして、観光客のニーズや動向など現状分析をする。その結果を基に関係者と意見交換を行い、観光振興の基本方針の方向性を定めていきたいというふうな答弁がありました。  それで、調査をする項目的には、具体的に明確になった形で調査を進めているのでしょうか。 440:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 441:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今言われたとおり、各種イベントや新宿でのシティセールスをはじめ、そういう実施時にはの知名度などの一般的なアンケートは行ってございます。そのアンケートの内容といたしましては、大雄山最乗寺などの観光スポットを知っているかとか、また、南足柄に行ったことがあるかなどという南足柄の知名度、こちらを確認するような項目が主な項目でございます。  今後、基本計画を作成するに当たりましては、現時点ではアンケートの実施も含めて調査項目なども明確になってございません。今までのアンケートをやってきた結果、また、かながわ西観光コンベンションビューローのほうが収集しているデータ等もございますので、こちらのデータを活用して、策定に当たっては検討していきたいというふうに考えております。また、その際、更なるデータが必要となれば、基本計画の策定の検討をしていく中で、必要に応じてアンケートの実施も含め調査項目なども考えていきたいというふうに思っております。 442:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 443:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ちょっと驚いたんですが、調査項目が明確になっていないという、明確になっていないにもかかわらずアンケート調査を行ったということについて、非常に場当たり的といいますか、そんな感じもするんですね。  実際に、本の目指す観光振興はどのようなものなのか、その目標に対して現状はどうなのか。その現状を引き出すためのアンケート調査、その中から具体的に、本の目指す観光振興については、こういうふうな形でアクションを起こしていかなければいけないみたいな形につながるというふうに思うんです。  このアンケート調査の必要性というか、アンケート調査の項目を考えるのは誰が考えるんですか。 444:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 445:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 基本計画たたき台を作りまして、観光協会や商工会等からも御意見を伺いたいというふうに考えております。そのような中で、かながわ西観光コンベンションビューローなどが収集しているデータも活用させていただくんですが、それで足らないというときには、そういう調査項目、事務局のほうで判断して、アンケートをするかどうかも含めまして検討していきたいというふうに考えております。 446:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 447:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ということは、行政と観光協会とか、かながわ西観光コンベンションビューローの関係する方々と議論して調査項目を作るのか、その辺の内容が今一よく分からなかったんですが、調査項目、アンケートをすることによって、そういった労力を掛けることによって、今後の本の観光振興について生かしていくんだというふうな形のアンケート調査になるわけですね。そういった意味では、アンケート調査の項目というのはとても重要になってくると思いますし、それをどういう形で誰がいつまでに作るのかというのが非常に不明確になっているのかなというふうに感じるんですが、その辺は具体的に誰がいつまでに作るのか、もう一度教えていただけますか。 448:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 449:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 議員おっしゃるとおりでございまして、今、素案という格好ではございますけれども、全くの事務局のたたき台という格好でございまして、その目指すべき目標がしっかりと議論がされませんと、何がそれに向かって必要なのかという調査そのものも無駄になってしまうということだと思ってございます。  幸い、かながわ西観光コンベンションビューローのほうでは、広域のDMOでございますので、いろいろなデータは収集させていただいているわけですけれども、データはデータでございますので、私どもとして、それをどうやって生かしていくのかというのは、観光協会を中心にたたき台のほう、早急に意見調整をさせていただきながら調べていきたいというふうに考えてございます。 450:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 451:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非そのようにお願いしたいなというふうに思います。  それで、時間の関係で、先に広域連携についての再質問をさせていただきます。  平成28年5月に、足柄地域の観光振興策をより効果的なものにすることを目的に、本市と中井、大井、松田、山北、開成、15町であしがらローカルブランディング推進協議会を発足させたというふうになっているかと思うんです。先ほど市長からも、あしがらローカルブランディングを通して15町の連携を図っていくというふうなお話もありました。「あしがらで、心まで素足になる」といったことで、とてもすてきな動画をユーチューブで公開しているんですが、それも見たんですが、とてもすてきなユーチューブでした。  5町では、それぞれ自治体のホームページに、あしがらローカルブランディングのサイトが載っています。本市のホームページ、このどこを見てもあしがらローカルブランディングのサイトは見つかりませんでした。この辺はどういうことなんでしょうか。 452:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 453:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 確かに、本市のホームページにあしがらローカルブランディングは掲載されておりませんでした。申し訳ございません。直ちにのホームページに掲載を図ったところでございます。 454:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 455:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに、最近ホームページを見たら、しっかりあしがらローカルブランディングが出ていました。  発足してから既に2年もたっております。そのサイトが本のホームページに載っていないことに気が付かない、指摘して初めて気が付いたという、とても残念なことになっているんですが、そういった意味で、本当に15町でやっていこうというふうに、ほかの5町はしっかり足並みそろえて進んでいるにもかかわらず、本がそんな体制では非常にふがいないなというふうな感じも持ちますので、是非意識的に、意識が行動に反映してくると思いますので、その意識をしっかりと持って、15町が連携していくんだということでやっていただきたいんですが、このあしがらローカルブランディングでの本の役割、これはどのようになっているんですか。 456:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 457:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 あしがらローカルブランディング推進協議会の目的は、統一されたコンセプトの下、足柄エリアの地域イメージの浸透を図ること、各市町の枠を超えて地域全体の活性化に寄与すること、個別の観光振興策ではなくて連携してより効果的なものにすること、こういうことを目的として平成28年にスタートしたものでございます。このエリアは、豊かな自然、豊富な農産物はあるんですけれども、残念なことに知名度が低いことから、市町の枠を超えて、地域の特性や個別の観光振興を15町が協力してやっていこうとするものでございます。  あしがらローカルブランディング、今、幹事は大井町にやっていただいておりますが、足柄上地域全体の活性化に向けて、15町が連携して活動していくことが重要であると考えておりますので、としても、5町の連携の中でしっかりとブランディングの活動を進めていきたいというふうに思っています。 458:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 459:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それと、DMOの組織として、かながわ西観光コンベンションビューローの構成員にも本はなっているかというふうに思うんですが、この組織の中で本はどのような役割を果たしておられますか。 460:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 461:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 かながわ西観光コンベンションビューローは、平成28年6月に設立されて、本は平成29年4月1日に参加したところでございます。  お尋ねのとしてのこの中での役割は、その構成員として、まずは各団体との情報交換があるというふうに考えております。具体的には、行政からは最新の地域の観光情報等を提供する、民間の団体からは、市場の動向やインバウンドのニーズの傾向などの情報を提供していただき、お互いに情報を共有した中での活動をしているところでございます。  これらのデータを活用して、コンベンションビューローの構成員として広域的な観光連携を進めて、集客量の向上につなげていくことが本の役割というふうに考えてございます。  以上です。 462:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 463:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 このかながわ西観光コンベンションビューローの構成の中に、ほかのは観光協会が加わっているんですが、本市においては南足柄観光協会が入っていないんですが、この理由は何なんでしょうか。 464:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 465:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 南足柄観光協会がかながわ西観光コンベンションビューローに入っていない理由はというお尋ねだと思います。  平成28年当時、コンベンションビューローの事務局からお話を頂いた中で、観光協会の理事会のほうで検討しました。そのときの意見の中で、南足柄観光協会がその時点で、今でもしてございませんが、法人化していない任意団体なのに、法人化されているDMO、そのときお誘いがあったときに、DMOに入ると同時に、理事にもなっていただけないかと、同時に併せて御要望いただいたものですから、入るのと併せて理事についても検討したという中で、法人化されているDMOの理事になるのはどうなのかということが検討されております。その中で、法人の理事となれば、法律上の責任もいろいろ発生するのではないかという、役員会の中でそういう議論がされてございます。  そういう中で、これは経費の面になってしまいますけれども、行政はコンベンションビューローに入ると会費は免除ですが、観光協会は会費を取られますので、細かい話ですけれども、そういうものを考慮した中で、その時点では入会は見送ろうということで、観光協会の理事会で決定したものでございます。 466:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 467:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 28町全体で盛り上げていこうという流れに、ある意味では逆行するような形なのかなと。本当に28町全体で連携して盛り上げていこうという意識があるならば、様々な障害を乗り越えて、南足柄観光協会と一体となってDMOを進めていくというのが本来の姿なのかなというふうに思うんですが、理事が選ばれてしまうから、会費が取られてしまうからというような形で、入会をしないということ自体が、全体の広域連携という観点では非常に弱いのかなという感じもしますので、もう一度、是非前向きな形で検討していただきたいなというふうに思います。  それとあと、箱根町との連携についてに移るんですが、先日、箱根町への行政視察を都市教育常任委員会で行いました。そのとき、箱根町観光協会との意見交換で、南箱道路が開通されるということで、箱根町としても、回遊性として南足柄との連携を強化していきたいんだというふうな話を頂きました。  そういった意味では、本も、箱根広域観光圏のまちづくりという形で、いろいろなお話をされているんですが、その点についてもう一度、箱根町との連携について、本としてはどういうふうに積極的にアタックしているのか、教えていただけますか。 468:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 469:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 先ほど広域連携の中でお話しさせていただきましたが、箱根町とは、小田原等も含めて広域で観光客誘致を共同で行っているところでございます。  そのような中で、議員さんの御指摘のように、箱根との南箱道路が開通いたします。箱根町も今、日帰り客が多くなって、1泊2日あるいは2泊3日というような観光政策も考えて進めているというところですので、我々もその辺の、何といっても箱根町は世界の箱根ですから、南箱道路を使いまして、箱根町と周遊性のある観光地域づくりを進めていきたいというふうには考えております。 470:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 471:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 箱根広域観光圏のまちづくりを進めていきたいというふうなお話をされているんですが、具体的に本としてどんなアタックを箱根町にされているのか、その辺をもうちょっと詳しく教えていただけますか。時間も余りないので簡潔に教えていただけますか。 472:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 473:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今のところ、直接的な箱根町との交流はございません。 474:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 475:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  それと、話を戻すんですが、調査項目のアンケートの内容について、秦野の活動紹介をさせていただきたいんですが、秦野では、観光に対する市民の意識調査として、秦野のネット調査会社に登録している2,000人以上の方々から400人を対象にインターネット調査を行って、9項目にわたる調査を実施していると。さらに、秦野のみならず、神奈川県、東京都にも420名、秦野の認知度なり来訪経験なり6項目にわたる調査をしております。  是非そういったものがあるんだということを調べていただいて、通告のときにもお話ししたかというふうに思うんですが、是非その辺を調べていただいて、今後のアンケート調査の中に生かすことができれば生かしていただきたいんですが、その点についてどうですか。 476:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 477:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 秦野の事例も見させていただきました。南足柄のほうにも以前から、市民向けにホームページの一角に、ちょっと名前が今出てこないんですが、登録していただいて、いろんなアンケート調査をする手段、ホームページの中に備えてございますので、そういう部門のインターネットの手段も使いながら、秦野を参考にしていきたいというふうに思います。 478:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 479:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 2020年東京オリンピック・パラリンピック、これはそういう意味では観光に対してのビッグチャンスだというふうに思いますので、しかも2020年春には南箱道路が開通されるという、そういった絶好の機会を迎えているわけなので、先ほどの羽生選手、冒頭にお話しさせていただきましたけれども、今しかできないことを全力でやると、そのことを是非肝に銘じて、決意を新たにして前進していただきたいなというふうに強く強く要望したいんですが、最後に市長、どうでしょうか、その辺について。 480:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 481:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 これからの南足柄の産業、経済を活性化、発展させていく一つの大きなファクターが観光振興だというふうにかねがね思っております。現状の御答弁も差し上げましたけれども、大変申し訳ない状況であろうと認識しております。これからは、やはり戦略的に観光を考えていく、そしてそのためのマンパワー、専門的にそれを牽引する人材、マンパワーをしっかりと市長としては考えていきたいと思っておりますので、いましばらくお時間を頂きたいと思います。 482:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で高木吉勝議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 田 三 郎 議員 483:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、4番高田三郎議員の質問を許可いたします。  高田三郎議員。           (4番 高田三郎議員 登壇) 484:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 では、本日の最後になりますが、無会派となっていますが、日本共産党の高田三郎です。通告に基づいて簡潔に質問しますので、よろしくお願いします。  最初に、小児医療費助成制度について。  小児医療費の通院助成の対象は、昨年9月までは小学4年生までだったものが10月1日から中学3年生までに拡大されています。しかし、中学生は保護者が市町村民税非課税の場合のみ対象となっています。今年7月1日からは、就学援助世帯などの準要保護世帯の児童に変わりましたが、対象者はごくわずかであります。せめて小学生並みの所得制限とし、ほとんどの中学生が通院の助成を受けられるようにすべきと考えますが、見解を伺います。  第2に、健康寿命の延伸について。  1点目に、南足柄げんき計画は、子供からお年寄りまで、全ての市民が心も体も健康で元気に過ごせることを目指した計画です。平成27年4月からの第2次南足柄げんき計画の基本目標には、健康寿命の延伸が掲げられており、「健康寿命の延伸分が平均寿命の延伸分を上回ることを目指します」としていますが、本市の平均寿命、健康寿命は、全国又は神奈川県平均と比較してどのようになっているか伺います。  また、本における最新の平均寿命、健康寿命についてお聞かせください。  2点目に、第2次南足柄げんき計画においては、健康診査、特定健診、がん検診等の受診率の目標が掲げられていますが、これまでの推移をお聞きします。  第3に、公立幼稚園の園児確保策について。  来年度の公立幼稚園の園児募集を行っていますが、公立幼稚園の園児の増減の傾向について伺います。  第4に、足柄産業集積ビレッジ構想について。  1点目に、足柄産業集積ビレッジ構想の区域内において、壗下竹松北地区の地権者による土地区画整理組合設立準備会が発足していますが、同地区内の地権者の賛同書を取りまとめたとは思いますが、どのくらいの賛同、また同意が得られているのか伺います。  2点目に、この地区の土地区画整理組合の設立時期及び事業完了時期について伺います。  以上で1回目の質問を終わります。           (4番 高田三郎議員 降壇) 485:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 486:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高田議員の御質問にお答えします。  最初に、小児医療費助成制度についてでございますが、小児医療費助成事業の中学生に係る所得制限につきましては、保護者の経済的負担軽減を図るため、所得制限を小学生と同様にすることをできるだけ早い時期に実施したいと考えております。財源を確保し、実施に向けた最大限の努力をしてまいります。  次に、健康寿命の延伸についての本の平均寿命、健康寿命は全国あるいは県平均と比較してどのようになっているか、また、本における最新の平均寿命、健康寿命についてのお尋ねですが、第2次南足柄げんき計画で基準としております平成22年度の平均寿命と健康寿命の数値は、平成24年度厚生労働省労働科学研究費補助金による健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究班によって示された算定方法を用いて算定しております。  この算定方法による本の平均寿命と健康寿命と全国及び神奈川県の平均との比較、また、本における最新の平均寿命、健康寿命についての数値等の詳細につきましては、福祉健康部長が申し上げますので、よろしくお願いをいたします。
     次に、健康診査、特定健診、がん検診等の受診率の目標値に対するこれまでの推移についてのお尋ねですが、第2次南足柄げんき計画では、平成25年度のはつらつ健康診査、特定健診、がん検診の受診率を基準としております。  この平成25年度の基準値と平成29年度の実績を比較しますと、はつらつ健康診査と特定健診では受診率が増加しているものの、各種がん検診については全体的に受診率が減少しておりますので、受診勧奨に努めるなど、目標達成に向けて更に力を入れてまいります。  なお、具体的な数値につきましては福祉健康部長が申し上げますので、よろしくお願いいたします。  次に、公立幼稚園の園児の確保策につきましては教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、足柄産業集積ビレッジ構想についてで、壗下竹松北地区の地権者の同意の状況でございますが、足柄産業集積ビレッジ構想については、構想地区内に産業集積を進め、この地区を核として足柄地域全体の発展、活性化を図っていくことを目的に取り組んでいるところであります。  これまで関係する権利者の皆様とともに、構想の実現に向けて検討してまいりました。こうした中、平成29年度には権利者を対象とした説明会などを行い、早期の事業化実現や産業用地創出に向けて、県道78号御殿場大井より北側の地区であります壗下竹松北地区において、土地区画整理事業を活用して先行的に整備する方針案を取りまとめました。  平成30年度に入りまして、この方針案に基づき取組を進めた結果、土地区画整理組合設立準備会を設立し、具体的な検討を進めていくことについて、当該地区に9割の地権者から賛同が得られたため、本年10月28日に、当該地区の地権者による土地区画整理組合設立準備会が発足したところでございます。  次に、土地区画整理組合の設立時期及び事業完了時期についてでございますけれども、今後のスケジュールにつきましては、平成30年度は、神奈川県等の関係機関との調整を図りながら、概算の事業費や減歩率などを算出するところの事業計画素案を策定する予定でございます。  平成31年度以降も、引き続きまして関係機関との協議を進めまして、次回の線引き見直しまでに、土地区画整理組合の設立と市街化区域編入を目指してまいります。  組合設立後は工事の実施となります。そして、その後のスケジュールにつきましては、設計等を経ないと詳細が明らかにはなりませんが、おおむね5、6年は掛かるものというふうに想定しているところであります。  今後とも、足柄産業集積ビレッジ構想についてはの重点的な取組として、地権者の皆様と協力して推進してまいりますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 487:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 488:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それでは、公立幼稚園の園児の確保策についてのお尋ねがございました。私のほうからこの部分だけ先に御答弁申し上げます。  園児の増減の傾向でございますけれども、平成31年度の入園願書提出状況は、北幼稚園については前年度と同じ数の願書提出状況ですけれども、他の4園については、いずれも前年度の入園児数を下回っております。  以上でございます。 489:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 490:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 それでは私のほうから、先ほどの健康寿命の延伸について、これの具体的数値等についてお答えしたいと思います。  まずはじめに、健康寿命と平均寿命の数値でございます。第2次南足柄げんき計画で基準としております平成22年の平均寿命と健康寿命の数値ですが、男性の平均寿命につきましては、全国が79.64歳、県が80.36歳に対しまして、本は80.47歳であり、全国より0.83歳、県より0.11歳上回っております。男性の健康寿命につきましては、全国が78.17歳、県が78.78歳に対しまして、本は79.22歳であり、全国より1.05歳、県より0.44歳上回っております。  女性の平均寿命につきましては、全国が86.39歳、県が86.74歳に対しまして、本は86.64歳であり、全国より0.25歳上回っておりますが、県より0.1歳下回っております。女性の健康寿命につきましては、全国が83.16歳、県が83.28歳に対しまして、本は83.46歳であり、全国より0.3歳、県より0.18歳上回っております。  また、本における最新の平均寿命と健康寿命につきましては、平成27年の数値になりますが、男性の平均寿命は84.94歳、健康寿命については83.45歳であり、平成22年の数値と比較すると、平均寿命が4.47歳、健康寿命が4.23歳延びております。女性につきましては、本市の平均寿命は88.7歳、健康寿命につきましては85.57歳であり、平成22年の数値と比べて、平均寿命が2.06歳、健康寿命が2.11歳延びております。  続きまして、健康診査、特定健診、がん検診等の受診率の推移についてお答えいたします。  平成29年度におけるはつらつ健康診査の受診率は26.8%であり、第2次南足柄げんき計画の基準としている平成25年の受診率24.5%を2.3%上回っております。  また、平成29年度における特定健診の受診率は、現在のところ速報値になりますが、30.8%となっており、同じく基準としている平成25年度の受診率28.9%を1.9%上回っております。  一方、がん検診につきましては、肺がん検診が平成25年度の受診率21.9%から平成29年度は19.9%と2%の減、同じく胃がん検診が8.6%から6.7%と1.9%の減、大腸がん検診が21.4%から17.2%と4.2%の減、子宮がん検診が16.3%から11.2%と5.1%の減、乳がん検診が15.8%から12.5%と3.3%の減となっております。  以上でございます。 491:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 492:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 それでは、順番どおり再質問させていただきます。  まず、小児医療費助成制度ですけれども、最初、1回目の質問の中でちょっと私も触れたんですけれども、中学生の市町村民税非課税から準要保護世帯に対象者が変わりましたけれども、この変わった意味も私はよく理解していないんですけれども、対象者は増えたんですか。これをもう一度答弁をお願いします。 493:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 子ども課長。 494:◯子ども課長〔秋澤祐子〕 ◯子ども課長〔秋澤祐子〕 非課税相当の対象者数になりますと11人程度の児童数だったと思いますけれども、就学援助の対象者数になりましてからは44人ということで、全体の4%ほどの人数に変更となっております。  以上です。 495:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 496:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、少々増えたということなんですけれども、ただ44人、4%といっても、まだまだほんのわずかだと思います。  そういう中で、いろいろのホームページなんかを見て、申請方法なんか見ますと、準要保護世帯でも就学援助費とともに申請してくださいということが書いてあるわけなんですけれども、いうならば就学援助の一つのメニューみたいな感じで、医療費無料化、中学生の場合されるということで、これは医療費無料というか、就学援助費のメニューが1つ増えたみたいな感じを受けるんですけれども、そこら辺はそういう理解でよろしいんでしょうか。もう一度答弁をお願いします。 497:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 498:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 就学援助のメニューが増えたという観点では考えてございません。飽くまでも手続上の中で、就学援助の対象者について小児医療費が該当するというふうに考えてございます。 499:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 500:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 この小児医療費無料化は私も何度も取り上げているんですけれども、市長の公約でも中学3年生まで無料化というのを掲げていまして、私もそれに期待していたわけなんですけれども、今、神奈川県内の自治体のいろんな施策の比較なんかでも、小児医療費の無料化は、南足柄は中学生まで実施ということになっているんですよね。でも、所得制限があって、小学生の場合も所得制限があるんですけれども、この所得制限はほとんどの小学生が対象になるわけなんですけれども、南足柄の中学生の所得制限は相当きつくて、対象になるのはほんのわずかで、ほとんどが対象にならないという形になっています。  そういう点では、中学生まで無料化とはとても言えないわけなんですけれども、1回目の答弁で、財源確保に努力するということで、毎回同じような答弁なんですが、これでいくと、もう間もなく来年は選挙なわけで、市長の今期中には、中学生まで完全無料化ですか、そういったことは実現しないということになるとは思うんですけれども、そこら辺は今期中に実現することは難しいんでしょうか。もう一度答弁をお願いします。 501:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 502:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど答弁したとおりでございます。実施しないということは一言も申し上げておりませんので、できるだけ早い時期に実施をする、そのための財源確保に最大限の努力をしてまいります。 503:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 504:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 ここ1年以上同じような答弁を聞いてきたような気もしますが、それでは次に移ります。  健康寿命の延伸について、私も質問の仕方がちょっとまずかったかなとは思うんですが、細かい資料をいろいろ聞きまして、私も答弁を聞いていて、数字が余り細かいもので、私もちょっと分からなくなってしまったんですけれども、要は南足柄の平均寿命、健康寿命とは、県平均や全国平均と比べて良い値が出ているというふうに理解してよろしいんでしょうか。もう一度答弁をお願いします。 505:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 506:◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 ◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 先ほど答弁にありましたとおり、健康寿命が延びている部分と平均寿命が延びている部分は、県平均に対しまして延びている部分、良いところと、あと逆に悪い部分があったというふうに、御答弁させていただいております。  以上です。 507:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 508:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 平均寿命も延びて健康寿命も延ばすためには、健康診断とか、げんき計画に基づいていろんなことをやっていかなきゃならないわけなんですけれども、そうやって元気で長生きできれば、かえって医療費も安くて済むということで、とにかく平均寿命、健康寿命を延ばすことには、本当にを挙げて取り組んでいかなきゃいけないと思っています。  そういう中で、次の健康診査ですか、そういう点で、さっき29年度で、特定健診の場合30.8%という答弁がありました。これは今までというと、27年度が30.3%、28年度が30.2%とかということで、29年度は、ほかの資料では30%という資料があったので、今30.8%と答弁があったんですが、30.8%というのは、29年度の結果、特定健診の受診率なんでしょうか。もう一度答弁をお願いします。 509:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 510:◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 ◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 先ほど答弁にもございましたけれども、これは飽くまでも29年度の暫定数値でございます。この後にしばらくすると、29年度確定数値が出てきますので、そのときはまた御説明させていただきたいと思います。  以上でございます。 511:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 512:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 特定健診に限って言いますと、35年度まで、南足柄は40%目標になっております。そういうことで、これは大体目標に向かって順調に進んでいるというふうに理解してよろしいんでしょうか。もう一度お願いします。 513:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 514:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 健診につきましては、これまでもあの手この手でいろいろと受診勧奨しております。個別に電話をしたりですとか、それこそ個別にお宅まで伺って勧奨しているというようなところまでやっております。目標の40%に向けて、少しずつではございますけれども受診率が伸びるように、今努力をしている最中でございます。 515:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 516:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 国の特定健診の目標は35年度までに60%ということになっているわけなんですけれども、は控え目に、独自に目標も設定できるということで40%となっているので、是非この40%は実現させていきたいと私も思っております。  そういう点で、もいろんな努力をしているわけなんですけれども、実際、私なんかもこういう質問を何度か取り上げるので、積極的に健診を受けるようにしているんですけれども、大分混むんですよね。集団健診なんか、申し込んでも大分先のほうしか予約できないんですけれども、そういう点で個別健診なんかもありますけれども、集団健診など保健医療福祉センターとか公民館などで行っていますけれども、健診する場所とか枠、そういったものは足りているんですか。そこら辺答弁をお願いします。 517:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 518:◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 ◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 枠ということですけれども、年間を通して、実績を通して次の年度の開催日数とか場所とかも、いろいろ考えながら決めてございますので、特に不足しているというふうには思ってございません。  以上でございます。 519:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 520:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私も来年忙しくなるので、今年は真っ先に申し込んだら、意外と大分先しか予約できなかったもんで、足りないこともあるのかなと思っていました。  最近は特定健診を受けるためにいろいろ催促もしているということは承知しております。そういう中で、日曜日とか土曜日なんかもやっていると思うんですけれども、普通の日の昼間じゃなくて、休んでいる人が多い土曜日とか日曜日とか祭日とか、そういうときの申し込みの枠は足りているんですか。そこもお願いします。 521:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 522:◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 ◯健康づくり課長〔磯崎哲也〕 土日の健診とか、例えば女性だけの健診とか、いろんな工夫をしてございます。限られた日にちではございますけれども、全てが満員になるわけではございませんので、十分足りているかなと思います。  ただ、限られた日数が、果たして受診したい方の希望に合った日にちになっているかどうかは、そこは調べてございませんけれども、健診する間口というか機会を広げて対応していきたいというふうに思ってございます。  以上です。 523:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 524:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 是非健診の受診率を上げて、健康で長生きして、それが医療費が安く済むということで、健康保険料なんかも安く済むわけで、そういう点じゃ是非頑張っていただきたいと思います。  それでは、次に移ります。  公立幼稚園の園児確保、先ほどの答弁で、昨年より下回っているということで、そうなってくると、むつみ幼稚園とか岡本幼稚園ですか、昨年大分少なくなっちゃっているわけですよね。それよりまた下回っているということになると、本当に心配しちゃうわけなんですけれども、園児を確保するためにどのようなことをされているか、今のままでは、園児が1クラス20人以下になったりしてしまえば、それこそ教育とか保育が難しくなってくると思うんですけれども、園児確保のための努力、何かしていることがあったらお聞きします。 525:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 526:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 園児の確保策としまして、公立幼稚園の全ての園では、地域や園の特色を生かしながら、園児にとってより良い教育環境を作ることができるよう努めているところであります。教育委員会では、幼児の主体な活動が確保されて、幼児期にふさわしい生活が展開されるよう、指導主事が園訪問をして指導、助言を行うなど、教師の指導力向上に向けた支援を行っております。  また、幼児の生活経験がそれぞれ異なることなどを考慮して、各園に2名ほどの介助員、これを配置させて、幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した支援を行うことができるよう、きめ細かい支援に努めております。  その外にも、未就園児がいらっしゃいます保護者に園を開放するなど、公立幼稚園の魅力を積極的に発信する取組を行っております。  以上でございます。 527:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 528:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 公立幼稚園の魅力を発信する努力をしているということなんですけれども、今年もまた希望者が下がっているということなんですけれども、公立幼稚園を取り巻く環境も余り、幼稚園の保育料ですか、これが国の方針で保育料が応能負担になって、ある程度の収入がある人は公立幼稚園の保育料が上がっておりますし、来年10月から無償化なんていうことになると、ますます民間に流れていくのが多くなってしまうんじゃないかと、そういうことを心配しております。  そういう中で、北幼稚園を見ますと、昔は1人くらいになっちゃって休園したこともあるくらいなのが、今のところは、あそこは定員が30人ですか、30人からいるわけですよね。それに対して、岡本とかむつみ幼稚園は定数に対して2、3割ですか、少なくなってしまっているということで、この先どうなってしまうのか本当に危惧しているわけなんですが、公立幼稚園を存続させるために何か思い切ったことをやってほしいとは思うんですが、北幼稚園のように思い切ったことは考えられませんか。答弁をお願いします。 529:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 530:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 御案内のとおり、平成24年度から北幼稚園での3年保育を始めるに当たりましては、市内の民間幼稚園、保育園との協議を行いまして、北幼稚園以外の園に3年保育を拡大しないことで御了解を頂いたところであります。こうしたことから、現在のところ、他の園についての3年保育を実施する予定はございません。  以上でございます。 531:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 532:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これも毎回同じような答弁なんですが、教育長の答弁を聞いていますと、子供が減っていますから、保育園に行く人も多くて、民間の幼稚園も園児が減っているとは思うんですけれども、これでいくと、民間の幼稚園の経営のことを考えて、公立幼稚園は無くなってもいいというふうに聞こえてくるんですけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。答弁をお願いします。 533:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 534:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 無くなってもいいなんて、そんな簡単には私ども当然考えてはおりません。ですけれども、お父さん、お母さん、保護者の方々が両方とも働いておられたり、片親の家庭もおいでになられると思いますけれども、絶対数の子供の数も減っております。そういう状況を踏まえて、現状、私たちも努力はしているところでございますけれども、そこら辺のところは、今数が減っているというところで、それから保護者の方々の就労状況等々が異なってまいりますので、今、議員がおっしゃられた無くなってもいいという考えは、私たちとしては持っておりません。  以上でございます。 535:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 536:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 無くなってもいいとは考えていないということなんですが、今、むつみ幼稚園も岡本幼稚園も合わせて40人くらいですか、来年度になるともっと少なくなるような先ほどの答弁だったと思うんですけれども、そういうことになると、本当にこのままいったら無くなってしまうんじゃないかと心配されるわけであります。  それで、民間の幼稚園では当たり前の3年保育、何で公立幼稚園ではできないのかというのが本当に不思議でしようがないんですけれども、園児が減っているのは公立も民間も同じだと思うんです。民間のほうでは、認定こども園への移行とか何とかいろいろされているわけなんですけれども、公立幼稚園で今では当たり前の3年保育がなぜできないのか。民間との約束があるとか何とかということで、民間の3年保育を保障するために公立はやりませんなんて言っているように聞こえるんですけれども、同じ幼稚園なら、何で公立で3年保育をやってはいけないのか、そこら辺、もう一度答弁をお願いします。 537:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 538:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 基本的な考え方といたしまして、これからの施設の適正配置等に当たっては、市民協働あるいは官民連携、地域間連携というような形の中で、しっかりと機能を持たせた中で見直しを図っていきたいというのが基本的な考え方でございまして、現在、そういう考え方の下、市民の方々からもいろんな意見を頂いているというような状況でございます。  先ほどの保育料あるいは使用料の無償化というお話もございますので、動向を見極めた上で、より良いサービスをするためにどういう形の体系がいいのか、あるいはニーズがどこにあるのかというのは、しっかりと議論していきたいというふうに思ってございます。 539:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 540:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 現実として、むつみ幼稚園が一番建物が大きくて園庭も広いですよね。ああいうところに40人しかいないと。岡本幼稚園だって、今のところ合わせて40人くらいしかいないということになると、例えば幼稚園に関係ない市民からすると、少ししかいないんだから廃園してもいいんじゃないかとかということになってしまうわけで、といって、近くにあった幼稚園が無くなると、これから子供を産み育てようとする人たちは、公立幼稚園が無くなってしまったら、民間は高いし、無償化になったとしてもバス代だとか給食費だとか、民間の場合はお金が掛かるわけで、そういうことで、公立幼稚園に通わせたいと思っている人は確かにいるわけであります。
     でも、このままいくと、は存続させる意思はあるのかと本当に言いたくなっちゃうような状態で、そういう点では、幼稚園に関しては最後にしますけれども、とにかく公立幼稚園は絶対存続させるということで答弁をもらえないでしょうか。もう一度お願いします。 541:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 542:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 設置者のほうとしてお答えさせていただきますけれども、繰り返しになりますけれども、そういった状況の中で施設の統廃合等を考えていきたいというふうに考えてございますし、また、利用者の負担の部分でございますけれども、無償化ということになりますと、相当影響があるのかなというふうには思ってございますが、基本的な考え方としては、渡辺議員からの御質問もあったように、やはり受益者負担、どういう格好でやっていくのかというのはしっかりと見極めて、応分な負担というものは欠かせないと。これは民間であっても行政が行う部分であっても同じだというふうに考えてございます。  以上です。 543:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 544:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 今、応分の負担とか何とかって、幼稚園とか幼児教育は無償化、国は消費税を取って、それで幼児教育は無償化なんて狙っているわけなんですけれども、そこら辺で受益者負担となると、これまたややこしいことになるとは思うんですけれども、それは次に移したいと思います。  では次に、産業集積ビレッジ構想のほうに移りますが、準備会が10月に発足しておりますけれども、先ほど9割ほどの賛成というか同意があるという答弁だったんですけれども、この同意とか賛同者というのは誰が取りまとめたんでしょうか。の職員が集めたのか、それとも地権者のグループがやったのか、そこら辺、答弁をお願いします。 545:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 546:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 この同意書を取りまとめたのは、地権者の方々が主体的になって立ち上げた、この準備会を立ち上げるためのまちづくり推進委員会というものを組織しまして、そこのメンバーの方々が中心になってこの同意書を取りまとめたものでございます。  以上でございます。 547:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 548:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 都市計画六法とか何とか法律を見ますと、準備会みたいなものを立ち上げるときは、7人いれば立ち上げることができるということで、ある程度1つの地権者のグループができれば、ほかの地権者の同意を取り付けたり、また準備会を立ち上げることができるということだと思うんですけれども、この準備会が、見たら事務所がになっていますよね、の担当課ですか。そういうことで、と準備会ですか、土地区画整理組合の準備会、この事務所がのビレッジ担当課ですか、そこになっておりますけれども、との関係はどのような関係になるんですか。お願いします。 549:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 550:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 もちろん地権者の皆様方で立ち上げていただいた準備会ではございますが、としても当然、いろんな場面で支援していかなきゃいけない部分がございまして、事務局的な事務作業的なものは、のほうで一体となって支援、協力してやっているものでございます。  以上でございます。 551:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 552:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、は支援するということで、事務局というか、そういうことでお手伝いするということだとは思うんですが、そうなってきますと、準備会があって、その後、正式に土地区画整理組合というのを立ち上げることになると思うんですけれども、そうすると、土地区画整理組合を立ち上げて事業完了時期というのは、午前中の質問に答えての答弁で、組合を立ち上げると5、6年で完成とか何とか答弁されたと思うんですが、こういった土地区画整理組合を立ち上げるのは2年後くらいになるんですか。そこをもう一度答弁をお願いします。 553:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 554:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 午前中にも答弁させていただきましたとおり、これから県を含めた様々な関係機関等との協議を進めて、基本的な設計を進めていって、事業計画素案、事業計画を策定していく中では、そのくらいの期間、年数を要するかと思っております。  以上でございます。 555:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 556:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そうすると、土地区画整理組合を立ち上げたときの先か後か、とにかく市街化区域に編入されると思うんですけれども、市街化区域に編入されても、土地区画整理組合が立ち上がって、実際それから工事や何かがやられるわけで、そうなってくると農業もできない、また、土地を売ったり建物を造ることもできないということになるんですけれども、そういった場合、俗に言う固定資産税、そういったものはどうなりますか。それを答弁をお願いします。 557:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 558:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 一般的には、土地区画整理事業の固定資産税につきましては、使用収益を開始するまでの間の土地に関しましては、従前の地目ですとか、形状ですとか、接道状況によって評価を行いまして、面積は従前の登記簿に記載されたものとなります。  ただし、市街化区域農地となるため、固定資産税の上昇ですとか、新たに都市計画税が課税されることになりますが、固定資産税などの急激な上昇を抑えるために、市街化区域設定の翌年度から4年間の減免を受けることができるようになっております。  以上でございます。 559:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 560:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 固定資産税、3年くらいは9割軽減で、4年目辺りは軽減が少なくなるみたいなんですけれども、先ほどまでのいろんな答弁の中で、組合設立してから事業完了時期まで5、6年掛かるという話なんですけれども、それと固定資産税が4年で軽減が無くなるみたいなことになると、その差は、完成する前から土地を売ったりなんかできるんですか。その2年の差は、分かりましたら答弁をお願いします。 561:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 562:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 工事完成5、6年というお話は飽くまで想定でございまして、工事のやり方等によってその時期がどうなるか、また、その状況がどうなるかによっても、その年数というのは変わってくると思われますので、飽くまで想定の中で申し上げている年数でございます。 563:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 564:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 壗下怒田のときも大分延びて、固定資産税の軽減を延長したりなんかしていましたけれども、いうなれば工事とか土地区画整理の事業が遅れると、固定資産税や何か、工事をやっているのに市街化並みの税金を取られたら地主も困るわけで、そういった場合は軽減措置がまた延長されるということになるんですか。そこをお願いします。 565:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 566:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 現段階では、その辺のことについてはっきりとした御答弁は避けたいと思いますが、確かに壗下怒田区画整理地域の場合には、使用収益が開始できないまでの間、一部固定資産税を減免した経過がございます。  以上です。 567:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 568:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これから先、組合ができると、現在、準備会のときは事務局がとなるんですけれども、組合が立ち上がった場合は、現地に組合の事務所ができたりなんかして、から事務局がそちらの現地の組合事務所に移るとか、そういうことになるんですか。 569:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 570:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 そのときの状況によって、の体制もございますので、そこについては、近くなった時点での対応になろうかと思っていますので、今の時点でそれがどうなるか明確な答えはできません。  以上でございます。 571:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 572:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 ではそろそろ最後にしますけれども、この区画整理のこと、今のところ9割同意を得ているというのも、これも少ないと思うんですけれども、土地を減らしたり、また換地したりということで、地権者にとっては切実なやつを進めるわけで、本当に同意を取るのは大変なわけなんですけれども、ただ、同意が不十分なまま進むと、後ですったもんだして途中で頓挫するということにもなりますので、特に地権者のほうも、総論賛成だけれども、各論になってくると途中で反対に回るということもありますので、そういう点では、本当に地権者全員が納得いくように進めてほしいと思いますが、そこのところの答弁をもらいましておしまいにします。お願いします。 573:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 574:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 議員おっしゃるとおり、10割皆さんが賛成していただけることが何よりも、もちろん一番いい話だとは思うんですが、区画整理事業、これまでの例の中でも100%同意というのは、今までの例で余り聞いた例はございません。ですが、やはり皆さんが納得できるように、今後も丁寧な説明をしっかりとしていって、皆さんによく理解していただくということが何よりも重要かと思っておりますので、鋭意頑張っていきたいと思います。  以上でございます。 575:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で高田三郎議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 576:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 本日の一般質問は予定者まで全部終了いたしましたので、これをもって散会といたします。  次の本会議は、12月4日午前9時から、本日に引き続き一般質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 4時05分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....