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2018年9月12日(水) 平成30年第3回定例会(第4日) 名簿
2018年9月12日(水) 平成30年第3回定例会(第4日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2018-09-12
    2018年9月12日(水) 平成30年第3回定例会(第4日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕       開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第3回市議会定例会第4日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり、答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合、発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力お願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いいたします。  本日は3人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 池 田 真 一 議員 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、14番池田真一議員の質問を許可いたします。  池田真一議員。           (14番 池田真一議員 登壇) 4:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 皆さん、おはようございます。  ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に従い、一般質問をいたします。  今年の夏は高温な日々が続き、先日来の一般質問でも、同僚議員の皆様から小学校のエアコン設置に関する質問がありました。私も平成28年第1回定例会の関連質問において、福沢小学校に設置後の外、小学校5校への設置の見込みを伺いました。そのときは、教育環境の不平等を懸念して質問させていただきました。それに対して、予算獲得と年次計画をもって進めていくとの教育長の答弁がございましたが、丸2年経過しても進んでいないという状況であります。命に関わるとのマスコミ表現が頻繁に流れ、市民からの要望も市長に寄せられているこの状況は、ずるずると先延ばしすることは許されない状況になっているということを共有したいと思います。  また、平成28年第4回の定例会の一般質問で伺いましたが、優秀なスポーツ選手に対する返済不要な奨励金に関しては、教育委員会では検討しないとの答弁でございました。当時は学生であった選手に支援をする方法は無いのかという気持ちで質問いたしました。年がたち、その選手は今年の8月の世界大会、具体的にはU-20女子サッカーワールドカップ大会に出場し、優勝しました。世界一になるまで成長したということをお伝えしたいと思います。ゴールドメダリストが誕生しております。既にプロ選手でございますから、教育委員会の範ちゅうは外れていますが、その選手が今後本市にどのような影響を与えてくれるのか、とても楽しみであります。  参考までに、スーパーボランティアと称賛された尾畠様、早速大分県日出町では功労者表彰を贈っております。  さて、今日は大項目として、3点の質問をいたします。  1つは、マイナンバー制度について。2点目は、第7期高齢者福祉計画介護保険事業計画について。3点目は、スポーツ推進計画についてであります。  質問の背景には、本市単独で市政を運営すると市長が判断されたのであれば、本市の特徴を強化し、市民が誇りを持ち、住み続けたい、住んでみたいと思うまちづくりにつながることを願っての内容であります。さらには、市の財政状況が厳しい中、扶助費や特別会計への繰出金を抑制するためには、市民の健康増進や健康寿命の延伸が欠かせないとの考えから質問をいたします。  一般質問3日目となりましてお疲れとは思いますが、前向きで夢が持てる答弁をお願いいたします。  では、第1項目め、マイナンバー制度についてです。  平成27年からマイナンバー制度が施行され、28年1月から利用開始となり、マイナンバーカードの申請、発行がスタートしました。既に3年が経過しています。その間、金融機関からマイナンバーの提示が要求されたり、今年の確定申告ではマイナンバーの記載が必要になっています。これらの環境の下で、本年7月から行政間での個人情報の連携が拡大されたということであります。この間、個人情報を扱う行政機関の内部では、特定個人情報の取扱いに関して整備がされてきたことと思います。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、すなわちマイナンバー法の第28条第4項の規定により、行政機関の長は特定個人情報保護に対する評価書を公表しなければならないとされています。  そこで、(1)特定個人情報保護評価について。  本市ではどのように公表しているのかを伺います。また、内容の変更があった場合の見直しはどのようにしているのかを伺います。  (2)情報連携の状況について。  本年7月から、情報提供ネットワークシステムにより、情報連携できる項目が拡大されたとのことだが、情報連携の仕組み及び拡大された内容について伺います。  (3)市民サービスの向上について。  情報連携が拡大して、行政側の事務が軽減又はスピードアップすると思われますが、マイナンバーの導入によって、市民の行政手続の利便性がどのように向上したのかを伺います。  (4)マイナンバーカードの交付申請促進について。  本市のマイナンバーカードの交付率を伺います。  次に、大項目の2つ目、第7期高齢者福祉計画介護保険事業計画についてであります。  (1)エイジフレンドリーシティについて。  本年度からスタートしました当該計画の基本目標1、いつまでも健やかで、生きがいを持って暮らせるまち、第1節、健康の保持・増進における施策の方向性、5、健康寿命を延ばす取組・未病関連施策の内容として、エイジフレンドリーシティ行動計画の策定が挙げられております。そこで、本市では具体的にどのような施策を計画し、どのような成果を求めているのかを伺います。  大項目の3として、スポーツ推進計画について伺います。  (1)スポーツ推進計画の進捗状況について。  平成26年度から平成35年度を計画期間とするスポーツ推進計画は、本年度に中間点を迎えますが、同計画に掲げられている三つの基本目標の進捗状況はどうなのかを伺います。  基本目標とは、1、健康づくり、生涯にわたるスポーツ活動の推進。2、仲間づくり、スポーツをキーワードにした多彩なコミュニティづくりスポーツ活動を支える仕組みづくり。3、まちづくり、スポーツの力による地域の活性化とまちづくりであります。  (2)南足柄市スポーツ推進審議会について。  条例により設置された南足柄市スポーツ推進審議会の開催状況について伺います。  以上で登壇しての質問を終了いたします。よろしくお願いいたします。           (14番 池田真一議員 降壇) 5:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、池田議員の御質問にお答えをしたいと思います。  最初に、マイナンバー制度についてで、特定個人情報保護評価についてでございますが、特定個人情報保護評価とは、御承知のとおりでございまして、特定個人情報の取扱いについて明確な情報を事前に国民に知らせることによって、国民の信頼性を得ることを目的として公表しているものであります。  評価書は、個人情報保護委員会へ提出しまして、同委員会のホームページで公表をしております。また、本市のホームページでも、全ての項目について公表をしております。  評価書の見直しは、内容の変更があった場合においては、重要な変更に該当する事項については事前に見直しを行っております。なお、内容の変更がなくとも、年に一度の見直しを行っているところであります。  次に、情報連携の状況についてでありますけれども、市民の方の各種手続の際に、他の自治体との間での個人情報のやりとりを行うという情報連携の仕組みについては、変更は生じておりません。本年7月の主な改正内容は、課税情報の照会が可能となった事務が拡大されたことであります。具体的には、国において、7月からの試行運用の状況を確認の上、10月以降に保育園の利用の申請などの事務に関して、窓口での課税証明書の提出が不要になる見込みであります。  次に、市民サービスの向上についての御質問ですけれども、マイナンバーの導入によりまして、課税証明書、住民票の写し、生活保護受給証明書などの窓口における添付書類の省略化を進めることができたために、市民の行政手続の簡素化が図られたと考えております。  次に、マイナンバーカードの交付申請促進についてで、交付率についての御質問ですけれども、本年7月末現在の住民基本台帳人口4万2,461人から算出した交付率は13.2%となっております。交付枚数で申し上げれば5,596枚という状況であります。  次に、第7期高齢者福祉計画介護保険事業計画についてで、エイジフレンドリーシティについての御質問でございます。  エイジフレンドリーシティとは、世界保健機関が主導する、高齢者に優しい地域づくりに取り組む自治体等の国際的ネットワークでありまして、世界37箇国の500もの市町村が参加をしております。本市を含めた県内の19市町が参加申請を行い、平成29年10月に開催された「ME-BYOサミット神奈川2017in箱根」において、世界保健機関から参加承認がされたところであります。  エイジフレンドリーシティに係る今後の取組といたしましては、参加承認後、行動計画を策定して、世界保健機関に提出することとなっていることから、平成31年10月をめどに、行動計画を策定してまいります。  行動計画は、世界保健機関が提唱する屋外スペースと建物、交通機関、住居、社会参加、尊厳と社会の構成員としての取り込み、市民参加と雇用、コミュニケーションと情報、地域社会の支援と保健サービスのこの8つの分野ごとに策定をしていく予定であります。また、行動計画は、市の既存の計画を活用することも可能となっているために、エイジフレンドリーシティを推進するために新たな施策を計画するのではなくて、第五次総合計画前期基本計画や第7期高齢者福祉計画介護保険事業計画に位置付けた施策を基本としながら、既存の計画とも連動させて策定を行いまして、各種事業を進めてまいります。  行動計画に先行して取り組んでいる具体的な施策といたしましては、地域福祉会や老人クラブ、岡本地区で活動を展開しているおたがいさまネットおかもとなどの住民主体による助け合い活動の活性化を図る取組などを中心にした地域づくりなどであります。  行動計画に求める成果につきましては、計画策定後、実施、評価、改善のサイクルで、5年ごとに見直しを行い、継続的な取組を行うことによって、高齢者に優しいまちであることのアピールや、高齢者の生きがいづくり、社会参加などを通した総合的な健康づくりの推進、さらには、高齢者向けサービス等の産業振興の促進が図られるものと考えております。  次に、スポーツ推進計画の進捗状況についてでございますが、御質問のとおり、本市スポーツ推進計画では、「スポーツをつうじた「ひと・まち・くらし」の輪による元気なまち南足柄~市民一人1スポーツを目指して~」を基本理念とし、基本目標としては、健康づくり、仲間づくり、まちづくりの3つを位置付けております。  3つの基本目標の進捗状況でありますが、健康づくりとしては、学校体育施設の開放による場の提供やスポーツ吹き矢など、誰でも気軽にできるニュースポーツの推進を図っております。仲間づくりとしては、指導者育成のために、スポーツリーダー研修会を実施しております。また、少年スポーツ連絡協議会との協働によって少年スポーツ大会を開催するなど、各種スポーツ団体との協働の推進に努めております。まちづくりとしては、市制記念駅伝大会市総合体育大会金太郎ウォークなどの大会やイベントを開催し、市内外の交流を深めております。また、プロスポーツなどの見るスポーツの誘致として、フットサルのFリーグを誘致しているほか、今年は大相撲の巡業、南足柄場所も開催されます。  各年度とも、スポーツ推進計画を基に計画した取組について、おおむね予定どおりに進んでいる状況であります。なお、市のスポーツ推進に対する満足度などの目標達成の指標値につきましては、平成30年度末で計画の中間点を迎えますので、平成31年度の早い時期に、達成状況等を調査する予定でございます。  次に、南足柄市スポーツ推進審議会についてのお尋ねでございますが、スポーツ推進審議会は、スポーツ推進計画、その他のスポーツの推進に関する重要事項を調査審議するために設置しております。スポーツ推進審議会の開催状況は、平成26年度に開催をして、その後は開催をしておりません。今年度は、平成31年度に行う目標指標の達成状況を確認するための方法や内容を審議するなど、スポーツ推進審議会を開催する予定でございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 8:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 ありがとうございました。  それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、特定個人情報保護評価についてですが、余り表に出てこない内容でありますので、その手続を確認の意味で述べさせていただきます。  マイナンバーを介して、個人情報を行政機関の間でネットワークを介してやりとりをする情報連携を進めるに当たり、何の事務のどのような内容において、どのような情報システムにある何という個人情報ファイルを扱うのか、また、その扱う法的根拠はどこにあるのか、さらに、取り扱う担当部署と所属長などを示しております。さらに、個人情報の開示、訂正、利用停止請求などの宛先なども記されているものであります。また、その事務における特定個人情報の対象者人数と情報ファイルを扱う行政側の人数などによって、本市は基礎項目評価書を作成することになっております。この基礎項目評価書を作成し、国の第三者機関である特定個人情報保護委員会に報告し、その後公表することがマイナンバー法に定められているものであります。  そういう理解の下、再質問いたします。  本市の特定個人情報保護評価は、確かにホームページで公表されております。非常に深い位置に入っていまして、トップ画面から行きますと、5回ほどクリックしていかないとそこにたどり着かない、そういったところに公表されているわけですけれども、それによりますと、本市では17の事務について評価書を作成しておりました。  まずは、評価実施の担当部署の項目について、部署と所属長の内容が最新の職員構成表とは違っております。特に、5番目の国民健康保険に関する事務においては、所属長の氏名も示されておりません。この点についての説明を求めます。 9:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 10:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 評価書の中で、部署と所属長の内容が最新の職員と違っているという御質問ですけれども、現在、ホームページにあります評価書は、そのときの公表日における所属長の氏名が記載されております。この所属長の変更というのは、4月に人事異動がありまして、それですぐ変えているというわけではありません。それは、所属長の変更につきましては、特定個人情報保護評価に関する規則第11条、これに規定します特定個人情報の漏えいその他の事態の発生の危険性及び影響が大きい変更として指針で定めるもの、これの対象外となっておりますので、事後修正ということが認められております。ですから、今後行います年1回の評価の見直しに合わせて修正をしているところです。  そこで、5番目の国民健康保険に関する事務、これにつきましては、氏名が無いということなんですけれども、これは今年の5月に個人情報保護委員会のほうで、この評価書の様式の変更がなされました。そこで、その内容の変更は、今までが所属長、○○課長、誰々と氏名が記載されてありましたのが、新しい様式では、所属長の役職名、○○課長というふうな表記に変更になっています。したがいまして、この5月以降に評価見直しを行ったものについては、所属長の氏名が無いものとなっています。ですから、5番の国民健康保険に関する事務については7月6日に公表しておりますので、氏名が無い形で新しい様式での公表となっておりますので、そういった違いがあるということでございます。  この外の評価書につきましては、今後順次見直しをかけていきますので、5番の国民健康保険に関する事務と同様に、所属長のみで氏名は無いものとなっていくものでございます。  以上でございます。 11:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 12:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 様式が変わったということで、氏名を表記する必要がなくなったということは分かりました。先ほど市長の答弁では、年に一度の見直しを行っていますということでございましたので、例えば4月の人事異動で、もう9月ですから約半年たっておりますが、本市では何月に見直しをする予定でいるのか、伺います。 13:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 14:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 各事務、17の事務が公表で評価表を公表していますけれども、その事務ごとに順次見直しをかけていますので、大体が9月末ぐらいになるかと思います。物によっては7月にやったものも、国保のように、先ほどの国民健康保険に関する事務はもう7月に行っています。それ以外のものは、大体9月末頃だというふうに捉えています。  以上です。 15:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 16:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 これもよく言われるPDCAのサイクルを回すとか、そういった部分に当たると思いますので、各部署ごとに変更をかけるのか、それとも、例えば企画部の号令によって各署で一斉に変更をかけるのか。私としては一斉に号令をかけて見直して、重要でない事項については一斉に変わるというようなスタイルがいいのではないかと思いますが、その変更の主体は、又命令とかは、指示はどのようになっているのか、伺いたいと思います。 17:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 18:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 評価書の変更は、各部署、事務ごとに各所管で変更をかけます。それで、その確認の上、企画課のほうにまとめて来まして、企画課のほうでは個人情報保護委員会への提出を行っているところでございます。  以上です。 19:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 20:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 それだと、何となく漏れがあって、やらないところはそのまま放置されるようなことが危惧されますが、是非確実な運用をしていってほしいなというふうに思います。  それでは次に、情報連携をして、特定個人情報をネットワークで授受する内容は、主に所得証明や課税証明といった内容が考えられます。そういった中で、7番の後期高齢者医療制度に関する事務、8番、国民年金に関する事務、これらが情報連携をしないというふうに、その評価書のほうに書かれております。その情報連携しない理由を教えてください。 21:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 22:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 まず、マイナンバー制度におきまして、評価書を作ってある事務が17、本市にあります。それは、マイナンバーを利用する範囲というのは、国のほうで、法律で限定されているということで、まずマイナンバーを使う事務がある場合は、番号法といいまして、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法と言っていますけれども、この第9条、この別表一というのがあります。そこに限定された事務が記載されています。そこで、その事務をまず、そこに記載されている事務でないとマイナンバーが使えないと。そこの事務を本市がやるという場合には、先ほど言いました、評価をして評価書を作って公表するというのが、これが第28条でうたわれていまして、今17の事務が本市では評価表を公表しているというところでございます。  ただ、この17の事務の中でも、特定個人情報保護評価の実施が義務付けられていないものが限定されています。それは、市の場合ですと、人事、給与、福利厚生に関する事務ですとか、手作業だけで作るファイル、あとは対象人数が1,000人未満、そういった事務については、この評価表まで作成の義務付けがないということであります。まず、それがマイナンバーを使うほうの法律です。その次に、情報連携はまた別の考えでして、これも番号法のほうで第19条というのがありまして、そこに別表第二というのがあります。そこに事務が限定されています。そこに載っていない事務は、法律で根拠がありませんのでできないということで、先ほどの後期高齢者医療に関する事務、国民年金に関する事務はその第二表にありませんので、法的な根拠がないので連携ができないということで、情報連携は実施しないと評価表のほうではなっているということでございます。  以上です。 23:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 24:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 ちょっとよく分からないんですけれども、私の勉強不足もありますけれども、一応法的にいろいろ確認されているというようなことだと理解します。  昨年の9月に、本市は、南足柄市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例というものを制定しております。議会でも承認したわけですけれども、その第4条に、個人番号の利用範囲等が載っておりまして、これから述べる3つの事務について、本市独自で情報提供ネットワークシステムを使用するということになっております。3つの事務と申しますと、南足柄市小児医療費助成条例による小児に係る医療費の助成に関する事務であって規則で定めるもの。2つ、ひとり親家庭等に対する医療費の助成に関する事務であって規則で定めるもの。3つ、重度障害者に係る医療費の助成に関する事務であって規則で定めるものと、3つ挙げられております。この3つの事務は、先ほど来の特定個人情報保護評価、17ある評価のどの業務というんですかね、どの事務に定めてあるのかを伺います。 25:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 26:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 3つの事務がどこの評価表にあるかということですけれども、まず1つ目の、南足柄市小児医療費助成条例による小児に係る医療費の助成に関する事務で規則で定めるもの、これにつきましては、評価書番号17番、一番最後にありますけれども、そこで公表をしております。評価表を作成して、公表しているところです。2つ目のひとり親家庭に対するこの事務と、3つ目の重度障害に係る医療費の助成に関する事務、これにつきましては、特定個人情報保護評価を義務付けられました対象人数、これが1,000人未満ということになってございますので、評価表の作成はしておりません。ただ、ひとり親家庭に属するほうの対象人数は現在806人、重度障害のほうは829人ということで、1,000人未満ということになっています。ただ、評価の義務付けがないということですけれども、他の業務と同様に、この事務の取扱いについては適切な管理をしているというところでございます。  以上です。 27:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 28:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうしますと、対象人数が1,000人未満だと評価書を作らなくてもいいということですね。これは、1,000人超えた時点では即座に作る、又は対応することができますか。 29:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民課長。 30:◯市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長〔井上伸行〕 ◯市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長〔井上伸行〕 評価書のほうは、毎年人数のほうを確認しておりますので、1,000人を超えた時点で、すぐこの部分には作成できるような状態になっております。 31:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 32:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 即座にできるということは、新たな18番目の評価書というものができるということでしょうか。 33:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民課長。
    34:◯市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長〔井上伸行〕 ◯市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長〔井上伸行〕 評価書のほうは、先ほどの1,000人未満という部分がありますので、1,000人を超えるという想定ができた時点で作成をしなければならなくなりますので、その時点で即作成という形になると思われます。 35:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 36:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうしますと、次、行きます。  子育てや介護保険、後期高齢者医療等々の手続において、マイナンバーの提示によって住民票や所得証明の提出が省略できる、そういうようなことが市民サービスの向上だというふうに理解しておりますが、そういった内容が、本市のホームページや手続のパンフレット等に、省略できる旨、又は適切な現状に合った表記がされているのか、変更されているのかを伺います。また、その評価というか、漏れなく全て訂正されているのか、どなたがチェックしているのか、それを伺います。 37:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 38:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 まず、子育ての手続の関係ですけれども、児童手当や児童扶養手当等の事務手続につきましては、平成29年10月から情報連携を開始しております。マイナンバーを提示及び記入していただきますと、他市町村からの転入等をした場合に、必要であった所得証明書が省略することができるようになりました。このことはホームページですけれども、所得証明書に代えてマイナンバーを持参していただくように変更をしております。このほか、保育園の入所申請のマイナンバー利用につきましては、本年10月から運用を開始する予定でございます。こういった運用を開始する際には、ホームページの内容の変更を随時しているところでございます。なお、ホームページ等の更新につきましては、各事務ごとに所属長の責任の下、実施しているところでございます。  その外の児童手当の申請ですとか、介護保険の40歳から64歳までの、いわゆる2号被保険者の方が要介護認定申請を行う際に、マイナンバーの提示によって医療保険証を省略できるとされているところでございます。ただ、これは現在、情報提供ネットワークシステムによっては、できる状態になっていないということで、現在は医療保険証の確認をさせていただいているというところでございます。  以上でございます。 39:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 40:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 先ほどの本市独自で番号を使うという条例について、昨年9月と申し上げましたけれども、平成27年9月の制定だということでございますので、訂正させていただきます。  マイナンバーカードの交付についての質問をさせてください。  マイナンバーカードの交付率、先ほど13.9%でしたっけ。           (発言する者あり) 41:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 13.2%という御報告を頂きました。神奈川県の全体が、昨年の12月末でも12.9%、全国で10.2%ということを考えると、本市の交付率は高いというふうに思われます。また、平成27年の国勢調査における本市のインターネット回答率、そういったものが公表されていますが、何と51.2%で、神奈川県で一番高いインターネット回答率であります。これは、南足柄市民のポテンシャルの高さを示していると私は理解したい。パソコンやスマホ等の装置の普及や、それを使いこなす技術を保有しているということで、高いレベルにあるというふうに受けとめて良いのではないでしょうか。このような特徴を本市のまちづくりにいかすべきだというふうに私は考えます。  平成29年度末には、500を超える自治体において、マイナンバーカードを使った住民票等のコンビニ交付が実施されていると聞いております。本市はまだ実施されておりません。本市がインフラの準備をするということを期待しつつ、一方では、マイナンバーカードの申請を強力に進めておくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 42:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 43:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 議員のおっしゃるとおり、マイナンバーカードの申請は進めておくべきだと考えています。このマイナンバーカードは、1枚で個人番号と本人の確認ができるため、窓口でスムーズなサービスの提供ができるものだと考えております。また、このマイナンバーカードを利用することで、インターネットを用いて、確定申告などの電子申請の手続を自宅にいながら行うことができます。また、国におきましては、マイナンバーカードのより一層の普及促進に向けて、積極的に取り組んでいるところでございますので、本市においても、ホームページや広報を通じて普及に努めています。  この普及率を向上させる、そのためには、マイナンバーカードの紛失時の不安など、こういったものを取り除くために、マイナンバー制度の安全性について丁寧に説明して、そして市民の理解を得ていく必要があると考えております。マイナンバーカードを取得、利用するメリットや、安心してマイナンバーカードが利用できるように、ホームページや広報を用いて普及活動に努めてまいります。  以上でございます。 44:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 45:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 これから努めていただけるというふうに理解しました。  広報誌には、マイナンバー関係の記事は3回ほどしか載っていません。そこではまだまだ強力に進めるというふうなことはちょっと受け取れません。例えば、マイナンバーカードの交付促進策について、全国トップクラスの交付率を誇る宮崎県都城市は、無料でタブレット端末を利用した写真撮影を行ってあげ、そのカード申請を手伝っているということであります。そこの交付率は25%を超えております。また、宇都宮市では、企業と連携して、市の職員が4日間ほど企業に出向いて、マイナンバー申請を受け付けたということです。その4日間の実績が630名というふうなことを聞いております。本市でもいかがでしょうか。このような積極的に行動することを検討できませんか。 46:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 47:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 今後、普及率の高い自治体等を参考にさせていただきながら、今後も普及率の向上に努めてまいりたいと思います。  以上です。 48:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 49:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 マイナンバーカードに最後こだわるんですけれども、マイナンバーカードを使ったマイナポータルサイトという運用が、昨年の11月から始まっております。マイナポータルサイトでは、自分の個人情報が、いつ、誰が使ったのかという履歴が確認できるそうであります。また、子育てに関する様々なサービスをオンラインで申請することができます。それは、子育てぴったりサービスと称しているそうですが、この近隣2市8町の状況では、箱根町はもう既に電子申請が可能な状態になっております。小田原、中井、大井、松田、山北、湯河原、これはオンラインで申請用紙が印刷できるようになっております。南足柄市と開成町、真鶴町、この3つは、サイトを検索することまでしかできません。見ることまでしかできません。そういった意味でも、そういうサービスの展開状況によって後れをとっているという状態が見てとれます。さらに、マイキープラットフォーム構想などがございまして、例えば、図書館利用カードや体育館利用カードなど、行政発行カードを兼用したりすることができます。そういう事務は、逆に省略することもできます。また、民間各種ポイントカードの未利用分を商店街のポイントに変換して、その商店街で使うことができる、そういう仕組みまで考えられております。  マイナンバーカードを普及させ、それによって市民の利便性を向上すること、また行政の業務が減ること、そういうことが可能でございますので、ポテンシャルの高い南足柄市民はこれを多分使いこなすんじゃないかということを期待して、マイナンバーカードの普及促進を更に進めていただきたいものだというふうに考えております。  次に、大項目の、高齢者福祉計画介護保険事業計画についてでございますが、この高齢者福祉計画介護保険事業計画の中にエイジフレンドリーシティ行動計画の策定、これが目標として、又課題として挙げられております。31年10月をめどに行動計画を策定すると、先ほど市長の答弁がございましたけれども、高齢介護課でこの行動計画を策定するのかを伺います。 50:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 51:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 行動計画を取り上げる分野につきましては、先ほど答弁で申し上げたとおり、8部門の福祉部門だけではなく、全庁的に横断的、継続的に取組が必要となっているところでございます。各部課のその専門性をいかしながら進めることによって、大きな効果が得られるものと考えていることから、企画部と常に連携をしまして、庁内横断的な部署により構成される策定委員会等を組織しながら、各部課が所管します事業の課題や超高齢化社会に起因するもの等を、課題等を抽出しまして、既存の計画と整合性を図りながら、企画部と福祉健康部、ほかの部、課を交えながら策定を進めていきたいと考えております。  以上です。 52:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 53:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 今の御答弁でも、高齢介護課がある程度責任を持って作っていくというふうに聞こえるんですけれども、このエイジフレンドリーシティのその8つの分野、例えばバリアフリー化の促進だとかコンパクトシティだとか、そういったようなまちづくり、都市づくり、そういった部分も十分含まれてくる内容なんですね。その取りまとめを高齢介護課がメーンになってまとめるというのはちょっと無理があるように思うんですが、いかがでしょうか。 54:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 55:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 この取りまとめにつきましては、企画部のほうで中心になってやっていきたいと考えております。  以上です。 56:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 57:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 企画部のほうでやっていただけるのであれば、また第7期の計画が終わるときに、この計画はどうなっていますかという質問はなるべくしたくないなと思います。来年10月のその行動計画をしっかり確認させていただきたいなというふうに思います。  次に、スポーツ推進計画について伺いたいと思います。  平成26年度からスポーツ審議会は開催されていないということでございますが、とても残念な内容でありまして、そもそも南足柄市スポーツ推進審議会条例、これには何を検討する、又審議するのかということが書かれておりません。審議会の目的は何だったのか伺いたいと思います。 58:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 59:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 スポーツ推進審議会の所掌事項でございますが、スポーツ推進計画、その他スポーツの推進に関する重要事項を審議する審議会となってございます。  以上です。 60:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 61:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 今の答弁の内容は、条例の中には書かれておりませんと思います。であれば、当該推進計画期間の中間点を迎えるに当たり、その条例を見直して、審議会そのものの意義を定義するべきだと考えますが、いかがでしょうか。 62:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 文化スポーツ課長。 63:◯文化スポーツ課長〔日下裕司〕 ◯文化スポーツ課長〔日下裕司〕 スポーツ推進審議会の条例の中では、スポーツ基本法、申し訳ございません、ちょっと今条項が出てこないんですが、スポーツ基本法の第31条の規定に基づきということで、スポーツ基本法の第31条の中には、スポーツ推進計画その他スポーツの推進に関する重要事項を調査審議するという、一応スポーツ基本法にのっとって審議会を設置してあるというような形になってございます。  以上です。 64:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 65:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうですね、スポーツ基本法の第31条で、スポーツの推進に関する重要事項を調査審議させるために、そのスポーツ推進審議会を置くことができるというふうに書いてありまして、それにのっとって設置されたんだろうというふうには思いますが、この条例の中の第1条の趣旨には、この条例は、スポーツ審議会の設置、委員の定数、任期に関し、必要な事項を定めるものとするということで、形づくりのことは書いてあるんですが、何を審議するのかということは直接は読み取れないので、これだけを見ると、何を話し合う審議会なのかよく分かりません。そういったこともあって、恐らく何も開かれていないというふうに解釈させていただきますが、そのスポーツ推進審議会というのは、やはりPDCAを回すというようなサイクルの図が載っていまして、そのやりとりをするのはスポーツ推進審議会であるというふうになっております。開催されていないということは、このスポーツ推進計画自体、5年間ですかね、PDCAのサイクルは回っていないというふうに解釈してよろしいでしょうか。 66:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 67:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 確かに、スポーツ推進計画の中には、スポーツ推進審議会のほうで進捗状況等の審議検討を行うというふうに示されております。スポーツ推進審議会にはちょっと開催は、26年度に開催してから開催されていないんですけれども、それで計画上はちょっと違う内容なんですけれども、社会教育委員会議というのがございまして、その中にスポーツの計画ですとか実績等をお諮りいたしまして、御意見を頂いているところでございますが、スポーツ推進計画の中では、スポーツ推進審議会の意見を聴けというふうに記載されてございますので、今年度以降は毎年開催していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 68:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 69:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 見直してやり直すということであれば、またこういう議論をする価値があるのかなというふうに思います。  スポーツ施設の老朽化対策というものも、ほかの公共施設の統廃合等の課題とともに検討されることになるんだろうというふうには思います。しかし、昨今の対応を振り返りますと、例えば体育館の温水プールの壁、天井のカビ等の汚れについては、私が本会議で御指摘させていただき、翌年のゴールデンウイークのときに整備していただきました。しかし、全体の半分程度であります。また、今年の温水プールの温水チラーの修繕も、停止してしまうかもしれないというぎりぎりのところまで、放置という言葉が適切かどうか分かりませんが、放置されていた結果だと思います。  先ほど市長は、フットサルのFリーグを誘致したとおっしゃっておりますが、その体育館の床も、プロスポーツを実施するには適していないというふうな話も聞いております。どうも場当たり的な対応しかされていないように感じます。このスポーツ審議会で、その整備計画等をしっかり立案して、実行していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 70:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 71:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 その辺の施設の修繕のことにつきましても、スポーツ推進審議会の委員さんの意見を聴きながら進めていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 72:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 73:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 今までそういう意見を聴く機会、場が無かったんだろうと思いますので、このような場当たり的に見える対応になっているというふうに推察しますので、是非サイクルを回してほしいなというふうに思います。  スポーツに親しむということで、市民が御自身の健康管理をすることはもちろん、スポーツを通じ、世代間を超えたコミュニティーづくりや郷土愛の醸成も期待され、障害者や高齢者との共生社会の実現等も促進されるものと思います。その結果として、健康な市民が増え、扶助費の削減、特別会計繰出金の抑制という歳出の削減対策につながるものであるとも考えます。もう一度、南足柄市スポーツ推進計画を正に推進していただきたいと思いますが、見解を伺って、終わりとします。 74:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 75:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 また、昨日もこのスポーツ振興の重要性、まちづくりの活性化、そうしたことについての認識を示させていただいたところでありますので、ただいまの池田議員さんの思いというのは共感をいたしますので、その方向で、そうしたものをベースに持ちながら対応を進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 76:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で池田真一議員の質問を終了いたします。  ここで10時15分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時00分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時15分 77:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 田 久 良 議員 78:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、13番石田久良議員の質問を許可いたします。  石田久良議員。           (13番 石田久良議員 登壇) 79:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 議長の許可を頂きましたので、通告に基づいて3項目の質問をいたします。  私は、この6月から議会選出の監査委員に推挙いただきました。監査委員制度は、地方自治法に基づいて設置される執行機関であります。その中で、監査委員の服務として監査委員が知り得た秘密を漏らしてはならず、守秘義務を課せられています。議会選出監査委員が知り得た秘密に属する事項について本会議で質問するなどの活動に制限があるため、本会議では具体的な数値についての質問を避けて、市政に関する市長の考え方、方針あるいは方向についてお伺いいたします。  質問の1項目めは、2市の合併検討解消後の本市の行財政運営について。2項目めは、新・行政改革の始動について。3項目めは、公共施設のマネジメントについての3項目を質問します。  それでは、1項目めは、2市の合併検討解消後の本市の行政運営について伺います。  昨年、小田原市と南足柄市の2市協議会において、2市の在り方について多角的に協議を重ね、検討してまいりましたが、2市の合併問題は市民の意見や市民のアンケートの結果、あるいは市民懇談会等の総合的な判断の下に市長が決断され、合併問題は解消されました。  市長決断による合併の解消後、今日で約半年が経過いたしましたが、これから先は本市が合併しないで単独で独立した行政運営が求められます。そのためには、本市が将来に向けて市民サービスの向上のために財政面の裏付けが必要不可欠になってまいります。  安定した財源の確保のためには、歳入増をいかに図るかと同時に、歳出の削減のための行財政改革が求められ、自主自立できる財政運営が必要となります。  2市の合併を解消後の小田原市においては、早速11支所を廃止する行革案が提示されました。本市においても、行政運営は地域力の活用と誘導が必要だと考えます。効率と効果を求める行政改革の鍵となるものは、この地域に本来ある地域力です。地域力とは、お互いの顔の見える関係であり、それによって真に住民が望んでいる行政サービスがより温かい形で提供されます。  これからの公共サービスの形は、これまでの公助として行政が多くを担い、自助・共助・互助の役割は小さい状況でしたが、これからはその役割が逆転して、公助の役割は小さく、自助・共助・互助の役割が大きなウエートを占めてまいります。地域に本来ある地域力をいかに活用し誘導していくかにかかっています。  そこで、本市の行政運営についてお伺いいたします。  その1点目は、合併をしない本市の自主自立に向けた今後の行財政運営の最重点施策と課題についてお伺いいたします。  2項目めは、新・行財政改革の始動について伺います。  その1点目は、新・行政改革の始動についての地域市民懇談会について伺います。  南足柄市は、今年度、新・行政改革を打ち出して、市の広報誌8月号にその記事が大きく載せられ、PRされました。  今後の公共施設の在り方を市民と一緒に考えるため、地域市民懇談会が本年10月から12月頃に開催を予定しております。これをどのように進めていくのかをお伺いいたします。  3項目めは、公共施設のマネジメントについてお伺いいたします。
     その1点目は、公共施設の統廃合等について伺います。  これからの公共施設は、公共施設の役割を再検討する時代になってきました。例えば、教育・福祉・行政事務・インフラの基幹専用施設の見直しによるコンパクト化と一部転用の検討や、図書館・公民館・コミュニティセンター・スポーツ施設等々の交流汎用施設等の複合化と多機能化等を発想の転換による活用が求められております。  その2点目は、公共施設マネジメント推進委員会についてお伺いします。  これからの公共施設の役割の再検討をどのようになされるのか。公共施設マネジメントの考え方、原則において、施設ありきから機能重視へ、今後は、機能はできるだけ維持し施設は減らしていく機能重視型の発想に転換し、行政が施設を所有するのではなく民間施設の利用や複合化なども進めていく必要があると考えます。  そこで、本市では、専門家の委員による公共施設マネジメント推進委員会の設置が予定されておりますが、専門家はどのような人をお考えでいるのか、お伺いいたします。  以上3項目、登壇しての質問を終わります。           (13番 石田久良議員 降壇) 80:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 81:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、石田議員の御質問にお答えいたします。  最初に、2市の合併検討解消後の本市の行財政運営についてで、本市の自主自立に向けた今後の行財政運営についての御質問でございますが、全国の多くの自治体は、人口減少あるいは少子高齢化などに伴うさまざまな課題に直面しておりまして、本市も例外ではございません。御承知のとおりでございます。  人口減少と少子高齢社会の進行は、労働人口の減少や地域経済の縮小などによる市税収入の減少といった影響を生じさせるだけではなく、一方で、社会保障費などの扶助費の上昇を招いております。高齢者を支える方々や地域コミュニティーの担い手が不足することも懸念され、これまでの地域社会のシステムそのものが機能しなくなることも想定されるところであります。  人口減少と少子高齢社会に起因するこれらの多くの課題に対処していくためには、その対策を実施できる財源を確保し、安定した行財政システムに転換していくことが肝要であると、そのように考えます。そのためには、これまでも地域経済の活性化策として投資をしてきました足柄産業集積ビレッジ構想と(仮称)道の駅 金太郎のふる里を核とした6次産業化に向けた各種施策を今後も継続して推進するとともに、企業誘致にも努力するなど、市税収入の増加を図っていく必要が、まずはあります。  また、大規模災害や今後も更なる少子高齢化を想定して、防災設備の充実や健康づくり事業の充実を図るとともに、市民の皆様が地域で相互に支え合って子育て支援や高齢者の生活支援、災害時の助け合いができる共生社会の構築にも重点的に取り組んでいかなければならないと考えております。  道路や水路などのインフラ施設を含め、公共施設の老朽化も大きな問題でございます。公共施設マネジメントを計画的に進め、人口減少や少子高齢化、社会の変化に対応できる新しいまちづくりを市民の皆様とともにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。いずれにいたしましても、南足柄市の将来を見据え、まちの発展の基盤づくりには投資をしていくことも必要であります。全ての政策の中心には、市民協働、官民連携、地域間連携を据えまして、自主自立に向けた行財政運営に取り組んでまいりたいと考えます。  次に、新・行政改革の始動についてで、地域市民懇談会についての御質問でございますが、地域市民懇談会では、公共施設の老朽化の状況や将来の財政負担、人口減少による利用者の減少、市民ニーズの多様化など、公共施設を取り巻く諸状況を客観的なデータに基づいて御説明を申し上げ、まずは、本市の公共施設の現状と課題を市民の皆様としっかり共有していくことが大事だと考えております。  そして、従来からの説明会形式というものではなく、市民の皆様と対話をしながら将来の公共施設に求めるサービスや適正配置などについて市民の皆様のお考えを十分にお聴きしたいと考えております。  次に、公共施設のマネジメントについてで、公共施設の統廃合等についての御質問でございますが、南足柄市公共施設等総合管理計画においては、施設の統廃合等による総量の削減を公共施設マネジメントの原則としており、市民ニーズの変化や少子高齢化社会の進展に伴って、公共施設の量や質が需要と見合っているかという視点に立って再配置あるいは統廃合あるいは複合化などについて検討をしてまいりたいと思います。  次世代、次の世代につなぐ公共施設を考えるワークショップでは、市が掲げている市民協働、官民連携、地域間連携の基本的な考えの中で、満足度の高い行政サービスの実現、また持続可能な施設量の適正化、さらに将来世代のためのコストの縮減と平準化の視点から、公共施設の再編案を作成していただきたいと思っております。  具体には、満足度の高い行政サービスの実現は、これまでの施設ありきの行政サービスではなく、民間への移行や市民が主体となるサービスの提供等を検討してまいりたいと思います。  持続可能な施設量の適正化では、市民の皆様のニーズも踏まえて、複合化や集約化による施設の統廃合や地域間連携による施設の共有化を検討して、市の将来人口や財政規模に見合った施設総量を検討したいと思います。  将来世代のためのコストの縮減と平準化では、施設の維持管理費や修繕費が将来世代に大きな負担とならないよう、維持する施設の整備手法について市民協働や官民連携も含めた最適な方法を検討したいと思います。  以上の考え方で作成したワークショップの公共施設再編案や公共施設マネジメント推進委員会からの意見を参考にして、再配置あるいは統廃合あるいは複合化などなど、公共施設の適正配置について検討を進めたいと考えております。  次に、公共施設マネジメント推進委員会のメンバーのお尋ねですが、公共施設マネジメント推進委員会は、平成31年度に策定する公共施設再編計画について、専門的見地から御意見を頂くために設置いたします。  委員には、大学教授や企業等の資産を管理運用するファシリティマネジャーなどを予定しているところでございますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 82:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 83:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、再質問させていただきます。  1点目の合併検討解消後の本市の行政運営についての再質問の1点ですが、中心市の在り方に関する協議結果について、2市協議会結果について、市が市民の皆様への御報告の中で、合併をしない場合の財政再建の考え方として、今、市長が一部述べられましたけれども、歳出の面では、法に基づいて実施している事業と、市民の生命・財産、これに関わる事業以外は原則、縮小・廃止する、2つ目として、公共施設の大規模な統廃合に早急に取り組む、3つ目として事業の縮小や廃止に伴い、職員数を更に減らすなどして人件費を削減するというふうにされておりますが、現在の取組状況が、もう少し具体的にどうなっているのかお聞かせください。 84:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 85:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 事業の廃止ですとか縮小につきましては、これまでの行政改革でできることはやってまいりましたので、なかなか大きな財源を生むことができていないのが現状でございます。  昨年度から今年度にかけましては、補助金の見直しですとか受益者負担の原則の徹底、委託料の精査、それから臨時的任用職員の採用の抑制ですとか、住居手当の廃止などの歳出削減に取り組んでまいりました。もちろん、今後の財源状況に応じては、市民サービスの低下が伴うような事業の廃止にも切り込んでいかなければならないというふうには思いますが、まずは、公共施設の統廃合、こちらに力を注いで財政再建のための財源を作ってまいりたいと思っております。 86:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 87:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そうしますと、今お話ありましたように、まだ今まで手付かずであったものをこれから、今お話ありましたように、補助金の削減だとかあるいは受益者負担、こういったものの在り方だとかということで出されていくということですが、これは、今まで2市で協議された中で、南足柄が取り組む、そういった内容のものの延長線というふうに考えてよろしいのか、お伺いします。 88:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 89:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 2市の合併の協議、そこで合併をするにしてもしないにしても、南足柄市としては、行政改革は常に続けていかなければならないというふうに捉えておりました。ですので、延長といいますか、行政として安定的な行財政運営を進めるために必要な改革を進めようというものです。 90:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 91:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味で、私はそれでよろしいかと思うんですが、ただこれが、期限をどういうふうに区切って、全て一遍にやれるものではないし、この中でやっぱり優先していくものもあるでしょうし、そういった工程といいますか、行革を進めるに当たってのそういった工程というものをどういうふうに考えているのか、お伺いします。 92:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 93:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 先ほども申し上げましたが、まずは公共施設の統廃合が最優先だというふうに思っております。ただ、併行して、やはり必要でなくなった事務の見直しなども進めてまいります。 94:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 95:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 こういった行政運営の中で、具体的な施策を行うとするときに、具体的な財源の確保が必要不可欠であるわけです。したがいまして、財源無くして計画だけということになると、思うようには進まないというふうに考えております。  そういう意味で、具体的な財源確保、これからどのように具体的にしていくのか、そういう意味で、自主自立に向けた今後の行財政運営の財政計画というんですか、そういった計画をどのようにされていくのか、伺います。 96:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 97:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 まず、具体的な施策が、これからどういった事業があるかというような計画の中で盛り込んでいくものなんですけれども、まずは、歳入をベースに考えていきます。その後に、経常的な経費、そしてそれに伴って、各年度で投資的な事業、そういったものを組み込んでいきまして、歳入に見合った歳出、そのようなことで健全な財政運営をしていくということで財政計画は作っていく予定でございます。  以上です。 98:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 99:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 考え方については了解しましたけれども、要は、歳入を図るというのは非常に難しい問題だろうと思うんです。いろいろ提案させていただきました。ふるさと納税の在り方だとか、また企業に特別な、そういった企業誘致、こういったものによっての収入拡大とかいうことを話しましたけれども、非常に具体的なところ、分かる範囲で結構ですが、一つは今、企業がビレッジ構想の中に来られるということもあるでしょうし、収入を増やす方法、これは先ほど言いましたふるさと納税、こういったものもあると思うんですが、何かほかに考えられているものがあればお教え願います。 100:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 101:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 現状では、すぐにというのはふるさと寄附、そういったものが現実的な歳入にできるものだと思います。そのほかには、今後行う投資的な事業で、足柄産業集積ビレッジとか道の駅、そういったもので投資的な事業を行って市税の増収につなげていくということで見ていきたいと考えております。  以上です。 102:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 103:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それで、今お話ありましたそういった投資的な経費、こういったものについて今お話がありましたけれども、例えば今、特に緊急に課題となってくるのは小学校のエアコンの設置だとか、こういったものも繰り上げて実施しようというような状況にあろうかと思います。そういう意味で、本市の財政規律の在り方、これについてお伺いします。  本市の財政規律において、投資的経費の上限額の設定ということや市債の借入額の抑制など、財政規律を守るために借入れは今まで返済額以内として運用されてきました。おおむね、年間その金額が約10億円以内を目標にやってこられました。今日まで市債の残高もそういった努力のおかげで減少し、抑えられてきましたけれども、今後、行政運営に当たって、昨日の市長答弁で、財政規律については柔軟に対応して市債の発行も考えている旨、発言があったと考えております。  今後のための確認の意味で、今回の小学校のエアコンの設置、あるいは急きょ、外の面でも計画を繰り上げ変更せざるを得ない事態の発生が考えられますが、緊急に財政の出動が求められる課題に対し、市長は今後も柔軟な市債発行、あるいは財政規律の変更について、今後どのように基本的には考えていくのか、お伺いします。 104:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 105:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 従来から一つの方針として今、議員さんがおっしゃられたようなことについて十分に配慮しながら対応してきております。しかし、もろもろのその市民生活、あるいは将来の南足柄のこのまちづくりの上で必要であるというような必要性の極めて大きいもの、そうしたものが、状況があった場合には、総体的にやはり一定の方針に見合う形で考えていきますが、それを若干上回るような場合には、総合的に考え、あるいは年次的に平準化できるような考え方を持って、そこは弾力的に対応すべきだと思っております。  私が市長に就任させていただいてきた当時、財調も1億、2億ということで、行ったり来たりの大変厳しい状況がありました。今、第3回定例会での補正でも提案させていただいておりますが、財調の積み立てを、これをすることができますと、約8億5,400万ほどという財調の積み立てにもなってまいります。そうしたことを総合的に市民に対してできることは柔軟に対応すべきと、そう思っています。 106:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 107:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ありがとうございます。  そういう意味で、今まで市長が貫いてきた財政規律はしっかり守っていこうという考え方は、これは変わらないと。それに対して、今言った、どうしても必要なものは総合的に見て柔軟に対応していくという考え方で、優先はやっぱり規律をしっかりまず守るという考え方でよろしいですか。 108:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 109:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 基本的な考え方とその必要性に応じたときの対応は、先ほど申し上げたとおりでございます。 110:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 111:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、全国の地方公共団体における行政改革の取組状況と本市の行革の取組についてちょっと再質問させていただきますが、本市の行政改革指針の実施期間は、平成29年度から平成31年度までの3年間としておりますが、この3年間で目標を達成するということは、期間が若干短いんじゃないかという意味で、達成が非常に厳しいというふうに推測するんですが、この3年間での目標達成に向けた状況というのはどういうふうに捉えているのか、お伺いします。 112:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 113:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現在の行政改革指針は、平成29年度から平成31年度の3箇年間ですが、平成32年度以降の行政改革指針についても、現在策定中でございまして、この指針が最終、ここで途切れるというものではまずございません。それで、今回の行政改革指針の目標は、3点お示ししております。  1点目が経常収支比率ですけれども、これは財政計画の目標値でもあります。94%というのを目標に置きました。ですが、市税収入に左右されまして、達成は厳しいと思われます。  それから、2点目の財源不足ですね、各年度、財政推計において推計した財源不足、こちらにつきましては、行政改革だけでは全てを埋めることは毎年できておりません。予算編成であったりとか、あと繰越金を充てるなどして手当をしてきたという状況です。  3つ目の公共施設の総量削減に向けたロードマップを作成しているといった目標につきましては、平成31年度に作ります公共施設の再編計画、こちら、策定ができると思っておりますので、達成の予定でございます。 114:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 115:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味で、3つの柱を行革の中で進めているということですが、2つ目に話された財源不足、これは長期の財政推計、こういうものを見ると、29、30、31が非常に、その後も厳しいのが続いていくわけですけれども、そういう意味での集中期間といいますか、この3年間を何とか集中していこうということですが、平成29、30、31の中で、30年もここまで進んできて、南足柄の財政が当初予定したとおり、29年が財政不足が2億3,000万ぐらいですかね、30年が2億9,000万ですかね、1年ずれていたと、そういったような状況なんですけれども、その見込みについて、財政不足、現時点でいかがなのかどうか、聞くところによると、これは大手企業が計画納税というようなことも実際にはされているようでもありますけれども、現時点での財源不足、これについてお伺いします。 116:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 117:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 平成31年度の財源不足の見込み額は、3億1,000万余不足額と見込んでおります。  以上です。 118:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 119:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それに対して、30年、現時点で、それを推計される3億1,000万は分かるんですけれども、現在、非常に皆さん方努力されて、経費の削減だとか進められてきて、財政不足がこのままスイッチしちゃうのか、途中で、現時点で見たときに、計画よりいい方向に来ているのかどうか、その辺をちょっとお伺いします。 120:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 121:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 今の3億1,000万円の不足というのは、南足柄市財政計画で、30年3月の時点で予算編成後に見込んだ額でございます。それで、今、29年度の決算が出ました。それで、繰越金が6億円ちょっと増えています。そういったこともあるんですけれども、逆に市税等が今後は落ちていくということで、30年度も、現年の予算が上回るかどうかという、そういったところで見ていますので、31年度も落ちていくという見込みなので、現状のところではまだ3億1,000万円解消できるという見込みはできてございません。 122:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 123:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 了解いたしました。  少しでも、財源不足解消、大いに期待しているところでございます。  それでは、行政改革の目標を達成する、そのために、行政改革の方針だとか考え方、取組の項目と、いろいろ今まで話されてきておりますけれども、行革の推進は、市民の理解と納得、協力が不可欠であるというふうに私は考えております。ですから、行政が一生懸命こうやってやるということは大変重要ですけれども、じゃ、市民の協働という形の中で、市民に求めていくもの、こういったものは何を求めていくのか、お伺いします。 124:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 125:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 市民の皆様には、8月1日号の広報誌で、なぜ行政改革が必要なのか、それからこれまでの行政改革の取組、これからも行政改革の考え方、視点、スケジュールなどにつきましてお知らせをしたところです。  今後も、公共施設マネジメントを中心にしていきたいとは思っておりますけれども、こういった広報誌などを通じて、市の状況、また公共施設の状況といった情報の共有化に努めていきたいと思っております。また、それによって市民の方にも御理解をいただいていきたいというふうに思っております。 126:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 127:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味では、考え方の面で市民に浸透しているということは、大変重要だというふうに考えます。そういう意味で、随時、時間を得ながら、また是非PRをしていってほしいというふうに考えますが、現在の段階で、市民に聞いても、市民はまだ理解、納得しているわけございませんので、市民の反応というのはほとんどないというふうに考えます。  ですから、今後はそういった新しい行革というものをPRしていくわけですけれども、その逐次、その実績といったらおかしいんですが、目標に対してこういうものが現時点でこういうふうに達成できてきたというようなPRをすることによって、市民も理解して協力が仰げるんじゃないかなというふうに考えるわけです。  昨日も、家庭系ごみの量の目標500グラムというようなこともありますけれども、そういう一つの、何か市民が目標を持って具体的に行革の中で協力できるというような方向付けが必要じゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 128:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 129:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 そうですね、広報誌の紙面の状況もございますけれども、ほかの手法も工夫をしながら、積極的に細かな情報も御提供していきたいと思っております。 130:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 131:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、2項目めの新・行政改革の始動という形の中で、今話ありました8月の広報、これから私自身が感じたことを質問していきたいと思うんです。  広報の中で、まず知らせたと、それで、市民からどういった意見が出るか、今の段階じゃ非常に分かりづらいところもあるんですが、今後として、市民から出た意見をどのように反映していくのか、この辺についてお伺いします。 132:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当課長。 133:◯企画課担当課長〔松岡 武〕 ◯企画課担当課長〔松岡 武〕 地域市民懇談会の意見をどのように反映させていくかという御質問だと思いますけれども、地域市民懇談会で頂いた御意見につきましては、平成31年度に策定いたします公共施設再編計画の参考にしていきたいと考えております。  以上でございます。 134:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。
    135:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ありがとうございます。  そうすると、そういった方向付けがはっきり市民懇談会で出されれば、市民も積極的に意見が出てこようかと思いますので、その辺をしっかり酌み上げてやっていっていただきたいというふうに考えます。  さらに、お聞きしたいのが、行政改革、新を付けることがいいかどうか分からないんですが、市民が、先ほど言いました、幅広く使用できるそういった方法だとか、使い勝手の良い方法、こういうものを行政改革の中で求めていって、幅広くしよう、あるいは使い勝手がいいというのが、特に公共施設関係になってこようかと思うんですが、そういった使い勝手のいい方法、こういうものを求めるために、現在ある規制や規則、こういったものを見直して、使用目的、こういったものももう少し幅広くしていかなくちゃいかぬだろうと思うんですが、いずれにせよ、こういった新しい行政改革を始動するに当たって、よその市の先進事例、よそがどんなことをしているのか、こういうものを市民に提示いただいて、それをたたき台に議論すべきと考えますが、いかがでしょうか。 136:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当課長。 137:◯企画課担当課長〔松岡 武〕 ◯企画課担当課長〔松岡 武〕 確かに、行革全般につきましては、さまざまな場面で先進事例を参考に、こちらの市もいろいろな取組をふだんからどんなことができるかという形で検討はしているところでございます。  ただ、今回の御質問いただいている地域市民懇談会、これにつきましては、この懇談会というのは、市の計画に対して意見を聴く場ではございませんで、公共施設の現状と課題を市民の皆様と共有した上で、予断を持つことなく市民の皆様が考える公共施設の在り方について御意見を頂きたいと思っておりますので、あえてここでも行政案を提示するということは考えておりません。  ただ、議員がおっしゃったような先進事例といいますか、施設の統廃合の削減のための他市が取り組んでいるような施設の複合化とか、そういう事例につきましては、必要に応じてお示しをしていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 138:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 139:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 それでは、3項目めの公共施設のマネジメントについての再質問を行います。  公共施設のマネジメントについて、専門家の委員による公共施設マネジメント推進委員会の設置が予定されていますけれども、アドバイザー、こういった人たちの専門家の知恵、こういったところに出てきた知恵をどのように活用していくのか、市民から出る知恵というのもあるでしょうけれども、こういったものを複合的に考えたときに、アドバイザーの専門的な知識、これをどのように活用するのか、お伺いします。 140:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 141:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 公共施設マネジメント推進委員会の委員さんには4名の専門家の方の委嘱を考えています。都市計画やまちづくりを専門に研究して実践をされている方、それから地域教育学といったものを研究、実践をされている方、公共施設マネジメントですとか指定管理者制度などの研究をされている方、また国の検討委員会の委員などもその方はされております。それから、ファシリティマネジャーの資格をお持ちで、実際に公共施設につきましてもコンサルティングなどをしている方を予定しております。  それぞれの御経験がございますので、その御経験を南足柄市の公共施設マネジメントの方針ですとか再編計画の内容を中心に活用させていただければと思っております。 142:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 143:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 今、メンバーを聞いて、大変広範囲に、また専門的な人がメンバーになるんだなという感覚を受けましたけれども、そうすると、推進委員会のそのメンバー、専門家はそういうふうにしてあれするんですが、市民の参加というのはどのように考えているのでしょうか。全く市民は別個なのか、その中にも一応入って聴かせてもらえるのか、その辺をお聞きします。 144:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 145:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 公共施設マネジメント推進委員会の委員さんの4名の方は全て専門家の方で、市民はその中には入っておりません。 146:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 147:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そうしますと、推進委員会でいろいろ検討されたものを市民はどういった組織へ受け取るんですかね。この、先ほどの市民の懇談会みたいなところへ落としてくるのか、あるいは何人か選任してそこへ組織を作って落としていくのか、その進め方についてちょっと教えてください。 148:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 149:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 順序としまして、まず市民のワークショップ、もう開催始めておりますけれども、そちらとあと市民懇談会ですね、そちらで市民からの御意見というのをお聴きしてまいります。その後、再編計画の案を、行政側の考えも含めて作らせていただいて、この公共施設マネジメント推進委員会、専門家の方の目を通していきたいと思っております。 150:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 151:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 よく分かりました。それが機能するように願っております。  それでは、また再質問の中で、今後、公共施設の統廃合等の整備計画が検討される中で、行政の組織内、今、縦割り行政の中でこういった公共施設に関わる部署というのはたくさんあろうかと思うんですが、これについて、複数の公共施設の関係部局といいますか、各部といいますか、各課となりますか、それの連携と公共施設の整備計画や複合化する各施設の計画・管理・運営の方法、これを、別々にあったものを計画・管理・運営という形の中で、串を横に刺して組織をまとめてアイデアの集積や合意形成ができるようにするということが大事だろうと思うんですが、そういった行政内部のその連携体制、これについてお伺いします。 152:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 153:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 まず、再編計画の策定に当たりましては、市民の皆様の御意見、専門家の皆様の御意見をお聴きしながら作るわけですけれども、行政内部としての考え方も当然含めてまいりますので、それは施設を担当する各課を集めまして策定していきたいと思っております。  その再編計画が成案となった後の施設の統廃合等、また維持管理ですけれども、これはやはり施設管理の担当課が責任を持って進めていくという形になろうかと思います。ただ、行政改革担当の私どもが、今回の成案となった再編計画についての進捗管理はしてまいります。 154:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 155:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 そういう意味では、方向付けもきちっとされていくんだろうというふうに受け取ります。  そこで、もう少し具体的になっていきますけれども、岡本コミュニティセンター、これが今、使い方については一つの方向が付いて動いているわけですけれども、この岡本コミュニティセンターの稼働率といいますか、利用率といいますか、こういったものの向上ということが大変重要になってくると思うんです。  コミュニティセンターの利用について、今、やっている方法、方向、今のままというのは、いろいろいいところ、悪いところもあると思うので、いま一度市民の広い意見を聴いて、市民満足度の高い利用方法というものを検討すべきと考えますけれども、いかがか伺います。 156:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 157:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現段階では、岡本コミュニティセンターにつきましても、その在り方については、市民の皆様からゼロベースで御意見を頂こうと思っております。  ただ、今、利活用とおっしゃられましたが、もし岡本コミュニティセンターを存続させるといった場合には、やはりこれは市民が運営するであったりとか、利用者の拡大を図るような機能を高めるであったりとか、そういったアイデアというのは必要になってくると思いますので、そういったところも含めて市民の皆様には御意見頂いてまいりたいと思います。 158:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 159:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ちょっと時間が迫ってきちゃって申し訳ないんですが、そういう意味で、やっぱり市民と協働になって、今ある、我々が呼んでいるのは、汎用の公共施設と呼んでいますけれども、学校が機関の公共施設であれば、そういったいろいろな人が使える汎用のそういった公共施設、これは非常に価値のある、また南足柄市がよその市に比べて非常に恵まれているというふうに私は考えるわけです。  その施設の活用というのが非常にこれから大事になってきますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  それで、よその事例でございますけれども、もう既に御存じだと思うんですが、武雄市、ここでは図書館、こういったものは公共施設であったわけですが、そこにTSUTAYAが入ってきて、そしてコーヒーを飲みながら本を読んだりということはもう御存じのとおりだと思うんです。また、函館の蔦屋、こんなところも、施設を、例えばイベントを年3回くらい開いて誘客していると。セミナー、こういったものも、例えば市民の関心のある化粧品のセミナーだとか、自動車のそういったものに対するセミナーだとか、いろいろな市民の関心のあるものを導入して、非常に人が来ているというような形で、人口5万のところ、実際にレジを通過した人を見ると300万人、年間というふうなことも言われています。この実数がどうかは別ですけれども、そういうふうにして公共施設をうまく使うことによって、こういった市民が非常に利用しやすくなるということで、好事例はまだたくさんあるわけですけれども、よその好事例に習って、参考にして、その汎用の公共施設の在り方、今後どういうふうにして今、コミュニティセンターの話も聞きました。非常に、それと類似するかもしれませんが、その辺をお伺いします。 160:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 161:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 公共施設のマネジメント、あるいは今後の公共施設の在り方に対する私の基本的な考え方というのは、人口が増えていて現在の少子高齢化とは逆の時代に、やはり公共施設が市民の要望に応えながら行政も議会と一緒になっていろいろな整備を進めてきたという時代がありました。  そうした中で、この近年のこうした人口減少であるとか少子高齢化の中で、やはり公共施設の利用率が低いものの実態等々をしっかりと検証して、より利用度の高いものに、そしていろいろな手法を、要するに再編等も含めてですけれども、公共施設のこのクオリティを高めていくといいますか、分散して投資をするのではなくてというようなこともしっかり念頭に置かないとはいけないかなと思っております。  ですから、統廃合ありきとか、これを、一方的な対応をすれば、これはこうした行財政改革、公共施設の在り方というのは失敗すると思います。そういうような、まず思いがあります。  そして今、少子高齢化が進む時代の中で、やはり今までまちづくりや、あるいは納税者として大変貢献をしてこられた、いわゆるリタイア世代といいますか、この高齢者の方々、あるいは新たな支援を必要とする現役世代、子育て支援等々を必要とする、そうしたそれぞれのニーズにどう応えていくかということが、市民の皆様方、要するに市民力も含めて一緒になって考えていくことが必要だと思いますし、公共施設のマネジメントといいますか、正にこれは、公共施設の再生というような観点でいかないといけないんじゃないかな、つまり市民のニーズに沿って施設を生まれ変わらせていくというような、そうした気持ちで利用実態を把握しながら、そして市民の皆様方もそれを共有して、どうするかという市民の皆様方も自らそうした考え方も示していただくことを尊重しながら進めていかないといけないのではないかなと思っています。  したがって、その利用状況に対応した公共施設の在り方であるとか、公共施設の老朽化対策というのは、正にこれからまちづくりの原点、あるいはこれからの未来を考えていくとても重要な取組ではないかなと思っております。 162:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石田久良議員。 163:◯13番〔石田久良議員〕 ◯13番〔石田久良議員〕 ありがとうございます。  市長が最後まとめてくれたような感じで、私、正にそこが一番大事だろうというふうに感じております。  今までの公共施設の在り方、確かに今までは数量、規模、こういったものも非常に頭の中にあった中で、その機能といいますか、公共施設の中の機能、こういったものを重視されたりすることが大事で、今、高齢者の方々の話が出ましたけれども、ある市なんかでも、そういった公共施設の中で、ただ公共施設にその目的のために来たんじゃなくて、そこに、例えば休憩してお茶飲みをして交流の場にしたりして、ある施設では何時からはビールもいいですよと、そういう施設の中でアルコールも出すというような柔軟な施設も実際には出てきていると。そういう意味で、今、市長言われたように、そういった利用率を高める意味でも、そういった市民のニーズ、こういったものを是非取り入れてほしいというふうに考えます。  そういった基本的なところで、今後の行財政改革を進めていただければというふうに考えます。  時間も来てしまったので、行政が公共施設の運営、これを今まで担っていただいて、非常にノウハウを蓄積されてきたということについては、大変重要であり大事でありますけれども、今、市長も言われた施設の複合化、ある施設にほかの事業も取り入れたそういった複合化、あるいは運営を指定管理者を前提に考えるべきであるというふうに私は考えて、南足柄市も10の公共施設が、指定管理者が入っていますけれども、まだまだやりようによれば、市民の反応はどうか分からないんですが、前に反対になった図書館だとか、あるいは幼稚園だとか、そういったものをどういうふうに検討していくのか、これからの課題ということになると思いますが、その辺の御答弁をよろしくお願いします。 164:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 165:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 指定管理者制度を前提においての議論というのは、議論が偏ってしまう可能性がございますので、検討の前提にはいたしませんけれども、指定管理者制度ですとか、市民や団体などへの委託といったところは、今回の視点でもございます市民協働、それから官民連携、それにつながってまいりますので、そういった意味での検討は進めていきたいというふうには思っております。 166:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で石田久良議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 和 田 洋 一 議員 167:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、16番和田洋一議員の質問を許可いたします。  和田洋一議員。           (16番 和田洋一議員 登壇) 168:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 こんにちは。議長の許可を頂きましたので、一般質問をさせていただきます。  地域経済の活性化について、今回は質問させていただきます。  100歩、歩くと100円落とす、この落とすというのは、紛失するということではなく、お金を使うという意味です。また、旅先では、ふだんの3倍のお金を使う。これらは、消費という欲求を満たす経済行為と考えます。  市民の消費が増え、観光・ビジネス等々、交流人口が増加するこれらは、ささいなきっかけによっても起こることと考えます。  質問に入らせていただきます。  1つ目として、乾杯条例について。  この条例は、地域で生産された飲み物等により集会や会合等で乾杯をすることにより消費を増やし、地域を盛り上げることを目的として、全国各地で広まりつつあり、近隣の松田町、大井町では既に条例化している。  本市においても取り入れるべきと考えますが、見解を伺いたい。  2つ目として、未病改善について。  本市では、県西地域活性化プロジェクト等により、地域の観光資源等を活用した未病対策を地域経済の活性化も視野に入れ計画しているが、進捗状況を伺いたい。  3つ目として、ウォーキングコースの整備について。  本市は、山、谷、平坦地あり、自然と文化、歴史に恵まれた地域である。既に整備されているハイキングコースや既存のウォーキングコースに加え、体力に合うコースを選択できる整備が必要であると考えるが、見解を伺いたい。  登壇での質問は以上です。明確な答弁をお願いいたします。           (16番 和田洋一議員 降壇) 169:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 170:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、和田議員の御質問にお答えいたします。  最初に、地域経済の活性化についてで、乾杯条例についての御質問ですが、乾杯条例は、御質問のとおり、地域で生産された農産物を使用した地酒であるとか、あるいはワインなどで乾杯することによって地元産の飲料等の普及促進を目的に制定されているというふうに認識しております。  これを目的にして多くの自治体が乾杯条例に類する条例を制定しておりますけれども、こうした乾杯条例等については、個人のしこうに関わる分野でもありますので、首長の提案で制定するということについては、なかなかこれは難しいのではないかというふうに思っているところでございますので、よろしくお願いをいたします。  次に、未病の改善についての取組状況についての御質問ですが、神奈川県の策定した県西地域活性化プロジェクトでは、3つの柱の一つに、未病でつなぐ地域の活性化を掲げ、未病産業などの集積促進や未病を通じた観光魅力アップなど、地域経済の活性化につながる各種プロジェクトに取り組んでおります。  本市の主な取組としましては、平成27年度、そして28年度に、神奈川県の県西地域活性化プロジェクト推進交付金を活用しまして、丸太の森の遊歩道と薬草園を整備しました。これによって、ハーブやヨガ体験、散策やノルディックウォークなど、森の中で癒やしや運動を体験できる未病改善プログラムが充実して、健康づくりもできる観光施設として丸太の森の魅力が高まりました。また、県西地域活性化プロジェクトの新たな観光の核づくり等促進交付金を活用しまして、観光案内やウォーキングコースのガイドなどができる観光ARアプリ、ココシル南足柄を導入しました。スマートフォンやタブレットから手軽に南足柄市の魅力を知ることができるために、年間約1万件近くの閲覧数を上げております。  県西地域活性化プロジェクトの楽しく歩く地域づくりプロジェクトでは、神奈川県と連携して大雄町・花咲く里山コースと矢倉沢里山さんぽコース、また内山・棚田清流さんぽコースに道標を整備しました。  未病を改善するリーフレットやSNSなどの神奈川県の広報ツールを活用して、ウォーキングコースのPRを行っております。さらには、地域の魅力を体感する観光開発プロジェクトには、道の駅の整備促進がまちをつなげる交通ネットワーク整備推進プロジェクトには、南足柄市と箱根町を連絡する道路がそれぞれ位置付けられておりまして、神奈川県や県西地域の各市町との緊密な連携により事業を推進しております。  足柄産業集積ビレッジ構想につきましても、企業立地による経済の活性化を目的にした産業の集積促進プロジェクトの中で進めておりまして、神奈川県と企業誘致に関する情報の共有を図り、未病産業の誘致に取り組んでおります。  今後も、未病の改善と観光をリンクさせた事業を充実させていくとともに、南足柄市と箱根町を連絡する道路の開通と(仮称)道の駅金太郎のふる里の開業、足柄産業集積ビレッジ構想地区への未病産業の立地などによって、未病の戦略的エリアとして周辺地域の経済の活性化をリードできるよう、この圏域全体の活性化をリードできるよう引き続き取り組んでまいります。  次に、ハイキングコース等についてでございますが、本市にはハイキングコースが9箇所ございます。初級者から中・上級者までのコースに分かれております。  また、ハイキングコースとは別に史跡をめぐる市内散策コースが7コースございます。これらは、南足柄市観光パンフレットにコース案内と併せて、歩行の時間や距離なども掲載しておりますので、体力に合ったコースを選ぶことができます。  また、神奈川県と連携し作成しました県西地域ウォーキングガイドには、市内の里山散歩コースなどが掲載されており、歩行時間や高低差などが分かりやすく表示してあります。  本市の観光パンフレットには、手軽に楽しめるようなウォーキングコース等につきましては、詳細な御紹介をしておりませんが、市内の観光の案内や市民の健康づくりなどの観点から、皆さんが自分の体力に合わせて楽しめるコースを御紹介できるよう、今後検討していきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 171:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 172:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 答弁ありがとうございました。  本日は楽しい質問ですので、お互いリラックスしながら本音でお話をさせていただきたいと思います。  今の答弁の中で、乾杯条例についてでありますけれども、私、趣旨に対しては大いに賛成だなと、市長も乾杯が嫌いなほうじゃないんで、というよりも、南足柄ではずば抜けて乾杯をされているほうなんでね、そう感じたわけでございますけれども。これも確かにおっしゃること分かりますけれども、私の考え方は、今回の質問は、議員発議ということもありましたけれども、やっぱり行革もそうなんですけれどもね、今までの固定観念を取り去ってもらって積極的に行政のほうから主張してほしいんですね。やっていっていただきたいなという考えでこれを質問させていただきました。  条例は単なるきっかけでございまして、地域を元気にしたい、地域の食文化と連携して、観光産業を活性化させたいことが目的なんです。飲み物等とありますけれども、全国、これ始まったのが、趣旨としては、確かに、日本酒、ワインもそうなんですけれども、地酒であったり、それを使っての乾杯条例、山形県では県条例になっていますかね、新潟でも市単位で、町単位で、そしてホームページを見ますと、大阪国税局管轄では、やっぱり滋賀県が県レベル、京都は京都市というような形で、松田町では当然先ほど申し上げたように、松田町、大井町というのもございます。これらは、特に松田町の条例見ていただいているかと思うんですけれども、アルコール、地酒に限らず飲み物、いわゆる、酒類だけではなく飲料類、ノンアルコールですね、南足柄市においても、地元で生産されたお茶を使った足柄茶、足柄茶も緑茶だけではなくウーロン茶も現在販売されております。守山乳業、これもまさしく今度誘致しました、コーヒーとか牛乳、そういうものを使って、又は幅広く考えますと、岐阜県多治見市では、美濃焼、焼き物の器を使って飲む、これも一つのありだと、条例というと、かた苦しいことになりますけれども、飽くまでも市民、利用者に対してのお願いでございますので、その辺を酌んでいただいて、ちょっと頭を切り替えていただいたらどうかなという質問なんですけれども、改めていかがですか。 173:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 174:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 地域には、それぞれの地元産品を売り出したいという思惑の中から、京都辺りだと伏見があったりして、お酒を、日本酒をということで乾杯条例があるというふうには聞いてございますが、先ほども答弁させていただきましたが、乾杯条例はやっぱり個人のしこうに関わる分野ですので、条例を制定することは難しいというふうには考えてございます。ただし、この乾杯条例といったこのネーミング、ロゴに関しては、一つの人を引き付ける魅力といいますか、インパクトはあるかと思いますので、今後の観光をPRする戦略の一つとして、こういった人を引き付けるロゴとかネーミングについては、参考にしていきたいというふうに思っております。
     また、地域の食文化と観光を結び付ける一つの方策かなと思いますので、市内には南足柄ブランドなどの食文化ございますので、こういうのも活用して、観光と地域の活性化につなげていきたいというふうには思います。 175:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 176:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  こちらにも、何か乾杯の好きな方が答弁していただいて、私の気持ちがよく御理解いただけたような気がするんですけれども、ここにおられる皆様、市民の方々ももちろんですけれども、南足柄に訪れた方々が、今、部長がおっしゃったように、何かこう発信できる消費を促すような形で条例も必要じゃないかなということで、この市内の小売業、居酒屋さんもそうですし、先ほどの飲料、お茶、牛乳、いろいろありますけれども、特に飲食店、これについては、今、食品衛生協会加盟店だけでも100店舗近くありますので、恐らく市内で百数十軒の飲食店あると思うんですけれども、その飲食店が少し元気になりますと、当然仕入れとしまして酒類、飲料水はもちろんですけれども、材料とする肉、魚、野菜、その他、原材料を仕入れると、これが、はかり知れない経済普及効果が発生すると思うんです。そういう意味で、頭を切り替えていただいて、切替えと言ったら失礼ですけれども、切り替えていただいて、今までの固定観念は抜いていただいて、この条例もありかなと。そして、もう一度申し上げますと、飲食店においては、部長もおっしゃったとおり、南足柄市は訪れる観光客に、南足柄市も乾杯条例ができましたと、是非御利用くださいみたいな、客を誘導するようなことができればいいかなという気持ちでございますので、もう一度、市長、ちょっとこのことに関してお気持ちを、一言で結構ですから。 177:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 178:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 議員さんが冒頭おっしゃられました、ちょっとしたきっかけが交流人口をすごく増やすと、そんなふうなこのまちがにぎわいを作るというようなことをおっしゃっていました。  正に、今、南足柄もそういうものを、きっかけを作って圏域全体を元気にして、交流人口を増やして、地元の商業者の皆さん方もそれを一つのまたビジネスチャンスにして、それで活性化をしていく、産業経済を動かして、そしてそれがまたまちの発展にもなる。  また、ひいては、歳入の増にもなっていくと、そんなふうな構図を持っておりますので、是非、そういう面では、和田議員さんとは気持ちは共有しているんじゃないかなと、そう思っておりますので、いろいろな可能性を含めていろいろなものにチャレンジして、それをみんなで育てていくと、そしてこの地域を良くしていくと、圏域を良くしていくということの取組は全く、気持ちとしては同じでございます。  そこで、その乾杯条例については、先ほど申し上げたようなこともあるので、ここは、議員さんと、あるいは議会の皆様方とも協調しながら、どういう形が一番こう適正なのかというようなことも含めて、また対応していく必要があるのかなと、そんなふうに思っています。ただ、基本的に交流人口を増やしてまちをにぎやかにする、圏域を、この足柄平野全体を元気にしていくということは、全くもって同じだと思います。 179:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 180:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  趣旨に賛同していただいたのは、有り難いと思います。  あと、これから、これが終わったり議会が終わったりしますと、また市長も乾杯する機会があると思いますので、何度か乾杯しているうちに、やっぱり俺が作ろうという気持ちになることを期待したいと思います。  2つ目の未病の改善について再質問させていただきます。  先ほど、平成27年から28年にかけて県西地域活性化プロジェクトの推進交付金を活用したとありますけれども、私の記憶が間違いでしょうか、平成25年度ぐらいからこの未病に対して始まったと思うんですけれども、そのときはお金が動いていないのかと思いますけれども、今までの時代、この始まった25年度から、補助金も含めてどのぐらいの投資をされたのか、一つ伺いたいと思います。 181:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 182:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 補助金を活用した事業ということなんですけれども、先ほど市長が答弁いたしました平成27、28年度で、県西地域活性化プロジェクト推進交付金を活用しまして、丸太の森の遊歩道と薬草園を整備した事業がございます。これは、足柄森林公園丸太の森の駅整備事業でございまして、約2,700万円でございます。これは、総事業費で、補助率も10分の10でございます。  あとは、この同じ交付金を活用した事業としましては、平成27、28年度で(仮称)道の駅金太郎のふる里運営体制確立支援業務としまして、約460万円、総事業費でございます。これらの事業を実施しておるところでございます。  以上です。 183:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 184:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  道の駅はまだ進んでいませんので置いておいて、2,700万円の100%補助金というのは、非常に有り難いような気がしますけれども、補助金とはいえ、元々血税でございますので、ちょっと伺いたいんですけれども、その歩道の整備、薬草園の整備をしたという答弁の中で、未病の改善に向けたソフト事業に取り組んだわけですね。その具体的な内容と、参加人数というんですかね、とを教えていただければと思います。 185:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 産業振興課長。 186:◯産業振興課長〔中村英二〕 ◯産業振興課長〔中村英二〕 未病ソフト事業と参加人数につきましては、平成27年度につきましては、薬草ハーブ講座、これを2回開催いたしまして、第1回目には12名、2回目には6名の参加をしていただいております。  また、28年度につきましては、ノルディックウォークを2回開催いたしまして、それぞれ20名の参加を頂きました。同年の、28年ですけれども、森のヨガ教室、これは1回開催しておりますが、20名の参加をしていただいております。その森のヨガ教室では、加工しない生の食材を用いた、いわゆるローフードというものでございますが、それのお弁当の試食もしていただいております。  また、昨年、平成29年度につきましては、ノルディックウォークに10名、薬草料理に7名の参加をしていただいております。また、森のヨガにつきましては、参加人数が開催人数にちょっと満たなかったため、中止をしてございます。  以上でございます。 187:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 188:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 なかなか未病改善というインパクトがあるような無いようなところでの事業でございますので、思うようにいかないところはあると思いますが、南足柄の魅力アップにつなげるという意味で、入り込み客数の増加につながっているのかということをどう考えているのか、伺いたいと思います。 189:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 190:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 未病改善の事業が入り込み観光客数にどのような影響があったかという御質問でございますが、直接、どのようにあったかというのは難しいところでございますが、ちょうどこの活性化プロジェクトが始まった27年と29年度の入り込み観光客数を、単純に見ますと、27年では約75万6,000人だった観光客数が29年度では89万、約ですが6,000人程度、7,000人程度になってございますので、未病のこの事業が入り込み客数に直接つながっているかどうか分かりませんが、ある一定の効果もあって観光客数が若干でございますが、増えたのかなというふうには思っております。  参考に、丸太の森でも、倍近く29年度は増えていますが、これはどちらかというと、パカブの効果もあったのかなというふうに思ってございます。  いずれにしても、様々な観光PRなどによって、入り込み観光客数は増えているのかなというふうには思ってございます。  以上です。 191:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 192:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 今の答弁ですと、期待よりも参加者が若干少ないかなというふうに感じられてしまうんですが、増えなかった理由というんですか、観光PRということも部長のほうから出ましたけれども、観光戦略とかPR戦略に何か問題があったんですかね、いかがですか。 193:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 194:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 観光戦略とか観光PRとかに問題は、南足柄市全体の丸太の森とか未病の事業に限らず、市全体の観光の観点から答えさせていただきますと、今、市では、御存じのように、ホームページ又は観光協会のホームページ、ARアプリなどで南足柄市への魅力などをPRさせていただいているところなんですが、議員の御指摘のように、入り込み観光客数、微増じゃないかと、それほど思うように増えているのかよと言われると、そういう部分もあるのかなというふうには考えてございます。  未病改善をキーワードに、地域の観光資源もいかしていきたいというふうに進めているところですが、そうした中で、なぜ増えないのかというところで、今後強化していかなければいけない点もあるのかなというふうには思ってございます。  まず、現代では、若者を誘客するためには、SNSなどのIT技術を使った発信力の強化、それと首都圏の人たちから来ていただかなければいけないので、首都圏での観光プロモーションの充実を図っていきたいというふうには考えてございます。  また、なかなか南足柄市という小さなまちだけでは観光PRは無理なので、広域連携でPRを強化していきたいというふうには考えてございます。そういう中で、以前ちょっと説明させていただきましたが、昨年度、タイ人のブロガーを呼んで、インバウンド対策も練っているところでございます。先ほど答弁にもありましたけれども、(仮称)道の駅金太郎のふる里がオープンする2020年の春以降、道の駅のポテンシャル、情報発信のポテンシャルは高いので、こちらも利用して地域の活性化、観光のPRをしていきたいというふうに考えております。  いずれにしても、弱いんではないかという御指摘ですが、いろいろな新しい戦略も取り入れながら、観光PR、地域の活性化に取り組んでいきたいというふうに思っております。  以上です。 195:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 196:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 議員御承知のように、入り込み客数というのは、各施設の入り込みの集計というようなことでございまして、その統計のものしか頼ることが無いので、ちょっとなかなか全体像は見せられないのかなというふうには思ってございますけれども、未病の戦略的な地域というようなことで、各施設のところに、先ほど答弁にもございましたように、例えば丸太の森でいきますと、森の駅というようなことで指定をさせていただいて、それに沿った形でそのものを整備していくと。それで、市のほうでやらせていただいたのは、その遊歩道ですとか薬草園とかと、こういう格好でやらせていただいているわけですけれども、駅そのものを指定させていただいたことによって、あそこの指定管理者のアグサさんといろいろお話をさせていただいた中で、パカブというような格好で、運動の施設、これも正しく未病に改善されるものだというようなことで、やはりある程度投資をしていただけると、丸太の森単体で見ますと、27年度、2万8,000人だったものが、29年で5万3,000人というような形になってございますし、夕日の滝のほうはちょっと指定はされていませんけれども、あそこも遊歩道等を整備させていただいたというようなことで、8万4,000人から16万人というようなことで、やはりある程度の目新しさといいますか、投資をしていただく、そういうもののつなぎ合わせということでココシル南足柄というものを使わせていただいて、また道の駅、そういうもので情報発信していくと、こういう戦略でいってございまして、個々を見ればその効果は上がってきているというふうな思いがございますが、全体として、先ほどの、全体のこの入り込み客数の統計でいくと、微増というような格好になってございます。  以上でございます。 197:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 198:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 副市長、ありがとうございました。  私も、どうやって結び付けようかと思ったんですけれども、県で登録されたこの森の駅とか、いろいろな駅、私もあちこちに駅をという名前を付けたらどうなんですかというのを数年前から提案はしていたんですけれども、確かに、21世紀の森が森の駅であって、本市において、丸太の森も森の駅と、これ、神奈川県で森の駅と付けたんですけれども、これからその森の駅という名称ですね、どうやってアピールしていくんですか。私、これを教えていただいたときにふと感じたのが、えっ、どこに森の駅って、看板も無いねという、あっちこっちにも無いねという──地図には落としているんですけれども、その辺はちょっと、全く無知なんで、伺いたいと思います。 199:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 200:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 私がちょっと答弁するのは、この立場でどうかなというふうには思いますけれども、統一的なパンフレット等作らせていただき、あるいは県全体として情報発信をさせていただいているというような状況ではございますが、道の駅のようにオーソライズされたものといいますか、まあ公共的なものではありますけれども、いわゆる法律に基づいたようなものではございませんので、例えば、道路標識に付けるとかそういうことはなかなかできないというような状況でございます。  そういう意味で、それぞれの地図ですとか、そういったものでPRを、市と県と協働して図っていく必要性はあるというふうに思ってございます。 201:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 202:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 余計な質問で申し訳なかったんですが、市の範ちゅうじゃないんで、たまたま副市長が精通していられるんで、森の駅と出ちゃったんで質問させていただきましたけれども。  先ほどの市長の答弁の中で、足柄産業ビレッジの構想の中で、企業誘致、未病産業というところですね、答弁いただいたんですけれども、具体的に何件ぐらい、何企業ぐらいを声掛けたというか、アプローチされたんですかね。           (「未病の件」との声あり) 203:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 伺います。 204:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 205:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 すみません、ちょっと手元に今、正確な数値持ち合わせていないんですけれども、企業アンケートですとか企業訪問を28年度、29年度と実施しておりまして、今年度も実施する予定でございまして、すみません、ちょっと正確な数字を今、手元に数値ございませんので、御容赦いただきたいと思います。 206:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 207:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 突然の数字のことで申し訳ありませんでしたけれども、でも重要なことですからね、頭の片隅にあるかと思ったんですけれども。  じゃ、対外というか誘致のほうは分かりましたけれども、市内にも、昨日のお話にもありましたけれども、800ほどの企業ありますけれども、そちらへの新規参入というんですかね、今まで違ったことをやっていたんだけれども、この未病に関してアプローチしたいなんていう企業、そういうところへの周知ですか、その辺はどうなっていますかね。 208:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 209:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 足柄産業集積ビレッジに関する企業誘致で申し上げますと、市内企業、当然市内、あと県内、また県外企業含めて一定の資本金の規模の中で抽出して、この地域に進出意向あるか等々の意向調査を行っているというのが実情でございまして、特定の業種に限ってというわけではなくて、やっぱり多様な産業集積を図るというのが足柄産業集積ビレッジの目的でございますので、未病産業も含めた多様な企業に、いろいろ抽出された企業にアンケート調査なり訪問して意向を伺ってきたのが現状でございます。  以上でございます。 210:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 211:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 ありがとうございます。  未病というと、先ほど丸太の森とかそういうところで運動したりというところでもありますし、地元の大手企業もそれを研究していると、具体的には申し上げられませんけれども、他の市内の企業にもそういう紹介を積極的にして、手を挙げていただくのも一つの方法かと思います。これは質問ではありません。  次の、3つ目のハイキングコース等についてというところで再質問させていただきます。  手軽に歩けるハイキング・ウォーキングコース等々、先ほどの答弁の中で、9つと7つで16コースありますよということですけれども、今回、私が提案させていただいたのは、飽くまでも平坦地ですね、平坦地のいわゆる散策ですかね、そういうコース、体力に合わせたという答弁も頂きましたけれども、杖をついて歩いたり、車いすだったり、又は杖をつかずにもう歩けるんだけれども、1キロメートルは無理だよと、山坂も無理ですよと、もう体力の維持というんですかね、そういうものも含めて、またそういうものを求めて市外から来るお客さんを誘致するというようなコースについて、これはコースというわけではありませんけれども、長野県の小布施町で、町民の皆さんから観光地以外、いわゆる観光スポット以外を聞いて日常の小布施マップを作られたそうです。一つの例でございますけれども。これが、たまたま観光客にも好評だったと、漫画みたいな絵を描いて、距離感も少し入れたほうがいいと思うんですけれども、ここには珍しい穴があるよとか、ここにはこんなお店があるよとかいうのを作って、健康にまちを歩きマップというんですかね、健康にもよく、素顔の地域を知ることができると、観光客の誘致にもつながったということですので、その辺の検討はどういうお考えですか。 212:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 213:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 今、小布施町ですか、あれなんですが、参考に御意見頂いたところですが、先ほど答弁させていただいた市内のハイキングコースなどは、若干高低差があるようなコースになっているのかなというふうには思います。  体力に合ったというところでは、ちょっと体力的に自信の無い方にはちょっと厳しいコースもあるのかなというふうには思います。  議員さんがおっしゃっていたような体力に合ったマップですか、市民の方の御意見とか市民の皆さんから聞いた、ふだんのそういうマップ、まち、一般的にはよくまち歩きマップなどと我々は言うところかなというふうには思います。  南足柄は、仮にあの土手沿いとか春木径ございます。また、大雄山沿線なども面白いかなというふうに思いますし、福沢地域の花紀行の地域もありますので、そういうところを落とした優しいマップ、ただ体力的には、そういう平地ですので歩きやすいマップ作り、コースは決めないでというような解釈かなというふうには思いますが、こういうのも一つの魅力的なマップだと思いますので、観光協会にもこういうマップ作ったらどうかと提案させていただきながら、一緒に考えていきたいというふうには思います。 214:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田洋一議員。 215:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 部長、ありがとうございました。  部長のおっしゃるとおり、福沢地区においては、班目、千津島、壗下、竹松とこう平坦なのどかな雰囲気が続いております。それで大雄山線沿線、私が一番言いたかったのは、狩川沿い、今回は整備ということで質問させていただきますので、整備ということです。  ハード部分は行革担当部長もいられますけれども、行革が優先すべきと考えますので、お金を使うのは、行革がきちんと、これを行革に含めてもいいんですけれども、行革という中で、一歩行革が先に出たときで、また次回に質問したいと思いますけれども。いずれにしましても、狩川、これ文化として、川というのは非常に発展した歴史があります。これをやっぱり使うことによって、地域の活性化、昔、歌でリバーサイドホテルなんていう曲もありましたけれども、やっぱりそこに人が集まれば民間の商業施設もできます。ホテルもできるでしょう。そういう発展を促すという、また、ウォーキングすることによって体力の維持、先ほど、また何度も申し上げています癒しとか体力の維持。  それで、昨日ですね、昨日も質問がありました。水害、土手の整備、これらを含めた中で、近い将来には、この凍結したんだかしていないんだかよく理解はできないんですけれども、狩川遊歩道計画を復活させていただきたいかなという思いをお伝えして、今日の質問は終わりにしたいと思います。  ありがとうございました。 216:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 和田議員、質問じゃないの。 217:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 質問じゃありません。ごめんなさい。通告してありませんので。 218:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 質問で終わるようにお願いします。 219:◯16番〔和田洋一議員〕 ◯16番〔和田洋一議員〕 気を付けます。 220:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 御苦労さまでした。  以上で和田洋一議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 221:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  これをもって散会といたします。  次の本会議は、9月21日午前9時から開きます。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 0時00分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....