南足柄市議会 > 2018-06-11 >
2018年6月11日(月) 平成30年第2回定例会(第2日) 名簿
2018年6月11日(月) 平成30年第2回定例会(第2日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2018-06-11
    2018年6月11日(月) 平成30年第2回定例会(第2日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕      開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年第2回市議会定例会第2日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり、答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名をいたします。  質問内容が重複するもの又は質問の過程で理解できたものは取り下げるなどして、能率的に質問できるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いいたします。  本日は5人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 加 藤 洋 一 議員 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、11番加藤洋一議員の質問を許可いたします。  加藤洋一議員。           (11番 加藤洋一議員 登壇) 4:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 皆さん、おはようございます。11番加藤洋一です。  議長の許可を頂きましたので、通告に基づき、平成30年第2回定例会の一般質問をさせていただきます。  1、定住人口を増加させる施策について。  本市の財政状況も好転が見られず、今後も厳しい行財政運営が続くと思われます。そこで、交流人口の増加も大事ではありますが、それより定住人口を増加させる施策を早急に打ち出すべきと考えます。定住人口を増加させることにより、市民税、固定資産税などの増収、また市内の小売店、飲食店等の活性化なども期待できます。  定住人口を増加させる施策として、転入者用住宅の建設、転入者への助成金等の支給などといった本市の財政負担が大きく増えるような施策ではなく、南足柄市の豊かな水、空気、緑等の自然環境を生かしたり、子育て支援や学校教育を充実したりするなど、現市民の福祉の向上を目指しながら定住人口増加施策を実施すべきと考えますが、市長の見解を伺います。  2、行財政改革について。  星崎副市長の就任をはじめ、4月1日の人事異動から2箇月余りになります。  市長は、星崎副市長や新たに異動された職員との意見交換をしてきた中で、現在本市が実施している施策について改善すべき点がないのか、市長の見解を伺います。  3、本市北部地区の鳥獣被害対策について。  神奈川県は今年度、県内で出没が相次ぐイノシシの抜本的対策として、初の管理計画策定に向けた本格的調査に乗り出すとのマスコミ報道がありました。本市、特に北部地区ではイノシシや鹿等による農作物等への鳥獣被害が見られています。  また、県道731号、南足柄市と箱根町を連絡する道路の拡幅工事が現在進められております。この工事の完了後には、本市北部地区は箱根町との玄関口になるとともに、観光客の増加が見込まれています。  そこで、本市北部地区の鳥獣による農作物や観光客等への被害対策を今後どのように進める考えか、市長の見解を伺います。  以上でこの場での質問を終わります。簡潔で明快な答弁をお願いいたします。           (11番 加藤洋一議員 降壇) 5:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  加藤洋一議員の御質問にお答えいたします。  最初に、定住人口を増加させる施策についてでありますけれども、定住人口の増加については、地域産業、地域経済の活性化によって経済循環が起こり、そして良好で安定した雇用環境の下で、住環境整備や子育て支援などの取組を進めることが必要だと考えます。  そうした中で、具体的には東部工業団地に新たな企業であります守山乳業株式会社が南足柄市へ進出をされ、2019年、平成31年の本稼働に向けて、現在、本社工場の建設が着々と進んでいるところであります。今後、平塚工場から本市の本社工場に勤務となる従業員の方もいらっしゃいますので、積極的に南足柄市をPRしまして、市内に定住していただけるよう、現在、働き掛けをしております。せんだって、6月8日にもプロモーションビデオ等を用いて、この企業のほうにも出掛けているところでございます。  2020年には、神奈川県が整備する南足柄市と箱根町を連絡する道路が開通いたします。この開通と相まって、東箱根の玄関口、南足柄のランドマークにもなる(仮称)道の駅金太郎のふる里は、県西地域の入口として、足柄地域の観光資源と箱根が持つ行楽施設や宿泊施設といった観光資源を有機的に連携させ、回遊性の高い観光地化を図り、足柄地域の資源を結ぶその入口拠点としてこのゲートウエー化を図ることによって、本市の活性化のみならず、足柄平野の県西地域の活性化を図り、雇用や就労の機会を拡大させ、定住人口の増加を図ってまいりたいと考えております。  今後も、都市的機能を享受しながらも、議員からも御指摘があったように、豊かな自然などを体感できる本市を県内外に広くPRするとともに、子育てがしやすく、子供が健やかに成長できる環境を整え、交流人口の増加とともに定住化の促進を図ってまいりたいというふうにも考えております。  次に、行財政改革についての御質問ですが、私は、行財政改革は歳出の削減だけでは限界があり、新たな産業の誘致であるとか地域経済の活性化によって歳入の確保を図るなど、歳入歳出両面での取組を進めていく必要があるというふうに考えております。  行財政運営に当たっては、官民連携、市民協働、地域間連携を基本に置いて、将来の投資や既存資源の活用について積極的に検討を進め、将来の南足柄市の発展の基盤を造ってまいりたいと思います。  星崎副市長を任命し今日まで、副市長とは行財政運営の方針を共有しておりまして、官民連携、市民協働、地域間連携を基本に置いて、引き続き本市が成長するための施策を着実に推進し、地域の産業と経済の活性化を図っていきたいというふうに考えております。  次に、本市北部地区の鳥獣被害対策についての御質問でございますが、市では生産者の営農意欲が低下しないように、有害鳥獣対策を神奈川県、また猟友会、あるいはJAなど関係機関と連携しまして、被害の軽減を目指しております。  被害の拡大を防ぐには、地域ぐるみでの取組が何よりも重要であると認識しております。平成26年度に南足柄市鳥獣被害防止計画を作成しまして、3年ごとに見直しを行っております。  具体的対策は、国の交付金を活用し、地域からの要望に対しての侵入防止柵の支給や、南足柄市鳥獣被害対策実施隊による捕獲強化を図っております。また、市民等への鳥獣被害防止柵等資材購入費の支援も行っております。さらに、今年度から、わな猟免許取得助成金制度を始めたところであります。また、県道731号、いわゆる南足柄市と箱根町を連絡する道路の2020年3月までの開通に向けて、県に対しまして、動物飛び出し注意などの標識といいますか、そういう注意喚起の看板設置の要望もしているところであります。県からも前向きに検討したいとの回答も頂いているところでございます。ハイカーに対しましても、ホームページや注意看板によって周知をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 8:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 3本について御答弁いただいたんですけれども、私の第一印象としては本当に抽象的な答弁で、もっと具体的なものが欲しかったなというようなことを感じているわけですけれども、それではその辺について、具体的なことについて順次再質問させていただきます。  時間配分の関係で、まず3番の鳥獣被害対策について、まず始めさせていただきます。  北部地区の鳥獣被害対策については、同僚議員ももう前々からいろいろ質問していることは私も十分知っておりますけれども、私が今回問題にしたいのは、この南箱道路、これが開通する、あと2年後に開通する。それまでの間により強力な鳥獣被害対策を実施すべきだろうという思いから、今回のこの質問をさせていただくわけでございます。  今、この3番については抽象的なことばかりで、県だとか、そこと一生懸命連携していく等々のそのような抽象的な答弁だったんですけれども、今実際に地元の人たちに聞いてみると、イノシシだとか鹿の被害によって、もう耕作意欲も無くなってくる。耕作意欲が無くなってくると、どうせ作っても食べられちゃうんだからというような思いでいると、それが荒廃農地とか耕作放棄地につながっていく。景観上の問題ですよね。  私はそのことについてお聞きしたいんですけれども、市長もよく言われますよね、南足柄は箱根の東の玄関口だと。今度、この地蔵堂、矢倉沢地区というのは、箱根との玄関口なんですね。箱根から来た人がまず見るのは地蔵堂、次に少し下りていって矢倉沢、それで苅野と、北部地区。そこが今度、箱根の観光客が初めて見る景色なわけです。そのことについて、この鳥獣被害対策、もっと具体的な例がないのかお伺いします。 9:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 10:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 議員さんの御指摘のように、箱根の道ができれば玄関口、入口になってこようかと思います。  そういう中で、北部地域、やっぱりいろいろな手をやっているところでございますが、一番何といっても地域ぐるみでの取組、こちらのほう、先ほど申しましたが、これが何しろ一番の重要ということで、地元と連携を取りまして、侵入の防止柵、これが第一にやっているところでございます。  今年も大雄町、矢倉沢、内山、地蔵堂地域におきましては、侵入防止柵をまず設置いたしまして、結構な距離にもだんだんなってきましたので、まずそこからやるのが第一だというふうに考えております。 11:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 12:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 部長から熱のこもった答弁を頂いたんですけれども、私はちょっとそれでは認識が甘いと思っているんですよね。  確かにそうですよ、自治会で協議会を作って、自治会で柵を設置すると、それが第一原則、それは十分分かっていますよ。分かっているんだけれども、地蔵堂、矢倉沢、あの辺は例外でしょうと。他の地域が鳥獣被害対策があったから自治会で協議会を作って柵を設置しましょう、してください、100%補助を出しますよというんじゃなくて、市があそこは景観上、地蔵堂、矢倉沢は、箱根から来たお客さんに桜で皆さんを迎えるんだ、花を植えて皆さんをお迎えするんだという、これはもう環境経済部だけの問題じゃなくて、企画部を含めた市全体のイメージ、箱根から南足柄に来たときに、おお、すごい花が咲いているよ、景観上きれいだよということで、市の施策としてやるべきでしょうということを言っているんですけれどもいかがですか。 13:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 14:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市の施策として、あそこは重点地域というふうにも考えておりますので、地元とも協力しながら、御意見を聴きながら施策を進めていきたいというふうに思います。 15:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 16:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 そうすると、抽象的な話だからもっと具体的に言うと、市が率先して、地蔵堂、矢倉沢には設置していくと、そのくらいの覚悟はあると理解していいですか。 17:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 18:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 飽くまでも地元とよく連携して、御意見を伺いながらやっていきたいというふうに思います。 19:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 20:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 私は人の言われることはよく取るほうなので、前向きに市として積極的に対応していくというふうには理解をいたします。  もう一度考えてみてくださいね。あの南箱道路をずっと箱根から来るんですよ。きれいな芦ノ湖を見終わった人たちがざあっと来たときに、そこに荒廃農地が広がっていくか、そこに花やきれいな農作物が植わっている地域が広がっているかで、南足柄のイメージって違うじゃないですか。そのことを言っているんです。だから、他の地域、いろいろ鳥獣被害対策に悩んでいる地域があると思います。それとこの地域は私は別だということで、今回この質問をさせていただいているんですね。よろしく対応をお願いします。  次に、今度は車。車と動物との衝突です。  今、答弁の中では、動物飛び出し注意という標識設置を要望しますなんて書いてあるんだけれども、私は地元の人があの道路を使ってきて、たまたまイノシシとぶつかってしまった、鹿とぶつかってしまったというんだったら、そこからタクシーを呼んでもそんなに遠くない。でも、今回、首都圏の方が箱根から帰ってこられて、南足柄にずっと来られたときに、たまたま動物とぶつかってしまった、鳥獣とぶつかってしまったときに、簡単にタクシーを呼んで東京、横浜まで帰ればというわけには行かないから、もう少し強力な観光客の被害対策、これを打ち出すべきなんじゃないのかと思うんですけれども、この辺はいかがなんですか。もうこれしかできないんですか、標識の設置しか。 21:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 22:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 都会から観光客を誘致したいというのは、当然考えていることですので、その辺はまた県とも協議しながら、積極的に看板等、ホームページ、いろんなものの手段を使って、積極的に考えていきたいというふうに思います。 23:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 24:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 じゃ、この点についても、いいように市が検討しているという私は理解をさせていただきます。  3つ目なんですけれども、昨年度、県が進めていたジビエカー、車の中でそのまま動物を処理できるというんですかね、車。これが神奈川県においては、昨年度それができなかったということなんですけれども、もし南足柄で導入した場合、単独で導入した場合のメリット、デメリット、メリットは大体分かるような気もするけれども、デメリットってどういうことがあるんですか。 25:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 26:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ジビエカー、デメリットといいますか、単純にいきますと、まずジビエカーの一番最初にありますのは購入費用が掛かるということ、それと、ジビエカーでやる場合、今回も県の主体に県西地域2市8町及び猟友会とJAで共同で協議会を作りまして検討してきたところなんですが、その中で対応してもいいという業者さんもいられたようですけれども、その中で一番問題になったのは、鉄砲で撃ったとき、すぐにジビエカーが行かないと、何時間もしてから行ったのでは有効利用ができないというタイムラグの問題がやっぱり一番ございまして、その辺の効率性の良さ悪さが、今回の導入が難しかった原因の一つということで、業者さんからも言われています。業者さんはそういうことで、採算の確保がとてもでないけれども取れないということで、今回辞退の理由になっております。  市としても、市が導入したとしても、そういうデメリットは非常に大きいのかなというふうには考えております。 27:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 28:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 当事者でございましたので、すみません、お答えせざるを得ない立場でございますけれども、当初、やはり民間の力を活用するということで、最近、若干はやってきています鹿あるいはイノシシのお肉を有効に活用するという。今、部長からも答弁がありましたように、2時間以内に処理をしなければいけない、こういうことでございまして、そうしますと、一つの拠点を設けているだけでは、山の中にはなかなか取りに行けないということで、じゃ、ジビエカーというものを用意させていただいて、取れたらそこに行って、そこで一次処理をするという構想で、某社が一緒になってやりましょうというお話がございました。ところが、最終的に蓋を開けてみますと、やはり二次処理をしないと最終的な加工品にはなっていかない。そうしますと、二次処理の工場をどういうところと一緒になってできるのかということになりますと、既存のお肉屋さんですとか、そういうところも探させていただいたんですけれども、難しい状態だったということが1点。  それから、地元の方々と相当協力体制が取れませんと、わなを仕掛けて捕まったという情報を素早くそこの事業者さんに入れていただかないといけないという状況でございました。当時の想定とすれば、そこの事業者さんの特性に応じて、電子的な格好で捕まったという状況が素早く分かり、そこに行っていただけるものというふうに思っていたんですけれども、残念ながらそういうことはちょっとできないというお話でございまして、そうしますと相当なお金が掛かってくると。二次加工場も御自分で建てるということになれば相当なお金が掛かってくるということで、その辺でなかなか採算性が取れないというようなことで、御撤退に至ったという状況でございます。  市がやろうとしても、全くその条件は一緒でございまして、ある程度民間の事業者さんがその販路を拡大する格好の中で御協力いただけるということでないと、なかなか市単独では難しい状況だというふうに認識してございます。 29:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 30:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 神奈川県の事例は私も若干は知っているんですけれども、だから、今、部長からの答弁、副市長からの答弁で、2市8町で1台しかジビエカーがなければ、それはどこかでイノシシが取れたといって、そこまで行くのに2時間掛かる。だから、私は南足柄で導入したときのデメリットを教えてくださいと言ったんです。南足柄のどこからどこを走れば2時間掛かるんですか。南足柄で導入したときのデメリットを聞いているんですよ。 31:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 32:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 今のお話、2時間以内というのは、刺殺といいますか、刺し止めをしてから2時間以内でございまして、ですので、わなが掛かったらその情報を基に、移動車が、ジビエカーが行って、そこで刺し止めをして処理をするということでございますので、広域であろうが何だろうが、そこに行けば2時間以内で処理ができるということでございますので、南足柄単独であろうが、2市8町であろうが同じ問題だというふうに考えてございます。 33:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 34:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 先ほどの新聞のマスコミ報道によると、神奈川県はもう昨年、山の中に4箇所の監視カメラ付きのおりを設置しているということですよね。だから、監視カメラ付きのおりがあれば、入ったのはすぐ情報として分かるわけで、この監視カメラ付きのおり、幾らか分からないですけれども、これは南足柄にはなくて、監視カメラ付きのおりって幾らするんだか、分からなきゃ結構ですけれども、南足柄にあるのかというのと、幾らするのか、分かったら教えてください。 35:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 36:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 申し訳ございません。南足柄には設置状況は分かりませんのと、金額も併せて承知してございません。 37:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 38:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 ジビエカー、そもそも私、この辺はちょっと調べていないのでお聞きしたい。ジビエカーって1台幾らぐらいするんですか。 39:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 40:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 オーダーメードでございまして、2,000万程度というふうに承知しています。 41:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 42:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 道の駅を建設するよりははるかに安い金額なので、だから小山町でシシ鍋とか今やっている。  変な話、鳥獣被害、今、厄介者なんですよ。厄介者なんだけれども、私が考えるのは、それをうまく南足柄の特産品だとかに転用できる方法はないかと、皆さん方の答弁は、駄目駄目、そんなこと駄目、ジビエカーを入れても駄目、これも駄目と言っているんだけれども、そこをどうにかみんなで知恵を出して、これをだから厄介者と言ったら動物に失礼だけれども、その動物を南足柄の産業に生かせないかという私は知恵を皆さんにお聞きしているんだけれども、何かうまい方法って考えたことないんですか。 43:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 44:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 実際にそういうことをやっている、ジビエカーの導入を検討している中に、松田町のほうでは民宿の方が、これは猟友会の方でございますけれども、解体の施設を造られまして、その中で御自分で流通をさせていくというようなことで、もう既に始まってございます。  ですので、市の中で、仮に猟友会さんの方が一番よろしいのかなというふうには思うんですけれども、そういった施設を造っていただけるということであれば流通はできるというふうに考えてございますし、今でも御自分で食べる分には当然皆さんやられているわけでございますけれども、特産品ということになりますと、やはりきれいな格好でやっていかなければいけませんので、できたらそういう形で施設を整備していただけると非常に有り難いなというふうには思ってございます。  以上でございます。 45:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 46:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 3番はこれで終わりますけれども、とにかく地蔵堂、矢倉沢地域は箱根町との玄関口で、景観上でも大事なところなんだと、この鳥獣被害、鳥獣をうまく南足柄市の産業に生かせないのかということをもう一度検討をお願いしたいと思っております。  続きまして、また順番が変わりますけれども、次は2番、行財政改革に入ります。  先ほどの答弁、全く抽象的で、この中で質問しようかなというようなことはございませんので、全く新たに私のほうから質問させていただきます。  市民の皆さんに行財政改革案を募集しておりますけれども、何人から何件ほど出てきたんですか。 47:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 48:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 17名の市民の皆様とあと4つの団体から約200項目、こちらは既に行革案として実施をしているものですとか、アイデアベースのもの等々、それから他の方の御意見と重複しているようなものも合わせて200項目にわたる御意見を頂いております。 49:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 50:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 大変有り難いことですよね、200件も行政改革案を出していただき、内容は別にしても、市民も非常に関心があるということだと思っております。  そこで、今回異動された星崎副市長はじめ部長さん方から一人ずつお聞きしてもいいですけれども、まず先に、星崎副市長から見て、南足柄市の財政というのを今どういうふうに、県の幹部職員をやられていたので、県内市町村のいろいろな行財政状況というのは見てこられていると思うんですけれども、本市の財政状況をどのように認識されているのか、もしよろしければお答えいただきたい。 51:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。
    52:◯副市長〔星崎雅司〕 ◯副市長〔星崎雅司〕 県下の全体もそうですけれども、やはり財政状況というのはどこもかなり厳しい状況でございます。  特に本市が厳しいというか、そういう状況があるのかということになりますと、下のほうと言ってはあれでございますけれども、厳しい状況ではありますけれども、全国的な状況から見るとまあ頑張っているほうかなというふうには思ってございますし、この間、かなり行政改革を、特に職員の減少といいますか、これは神奈川県なんかもそうですけれども、職員を減らして生み出しているというような状況もあるかというふうに承知してございます。  以上です。 53:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 54:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 ありがとうございます。  それでは、市のほうから具体的な施策というものがないので、私のほうから何点か具体的な施策について質問させていただきます。  私、もうかねてから市民課の窓口業務の民間委託を見直すべきなんじゃないかとか、南足柄市くらいの人口で、2箇所の子育てセンターが本当に必要なのかと、統合するほうがいいんじゃないかというようなことは提言させてきていただいております。この子育て支援センターは統合をされてきたと、あと、市民課の窓口業務の民間委託、これも若干縮小はされてきているというふうに聞いております。  そんな中で、今まで私が提案してきたものについて、今、状況的にどうなっているのかというのをちょっとお聞きしますね。  本市、各種計画を作っております。私が指摘したかったのは、コンサルタントへの丸投げの計画策定。1件数百万で、計画の規模によって違うんでしょうけれども数百万の規模。私はこれを自前でやるべきなんじゃないのかと。やれば、当然行財政効果もあるんだけれども、職員の資質が上がるから、各種計画、いろんなスポーツ関係だとか、農業関係だとか、いろんな計画は自分たちで、そんなに厚い、50ページも100ページもあるものじゃなくたって、本当に数ページでいいのかなと私は思っているんですけれども、その辺、今現在の状況、この30年度だけで結構なんですけれども、計画をどのくらい作ろうとしていて、自前で作るという計画は何本あるんですか。それとも全て丸投げ、コンサルタントに、その辺どうなんですか。 55:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 56:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 私、担当しております行政改革につきましては、行政改革の指針、ある意味計画ですけれども、自前で作ろうというふうに考えております。 57:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 58:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 自分のところしか分からないの。  ちょっと見ると、コンサルへ委託というのが結構出てきたような気がするんだけれども、その辺把握していないのですか。正確な数字じゃなくたっていいですよ。本会議場だから、正確な数字で間違えたら訂正なんて、そんなことしなくたっていいから、アバウトでいいので、どのくらいの件数なのかお聞きしたい。 59:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 60:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 アバウトでも把握はしていないんですけれども、自前で作るものと、コンサルへ委託するものとを混ぜてあります。委託するものにつきましては、できるだけ職員でやろうというものも、当初考えていたりもするんですけれども、どうしても職員が、今少ないというのが現状でありまして、やろうと思うところについては、専門性がどうしても必要なところは委託せざるを得ないというところで、委託するにしましても、基礎的な知識は職員も持ちながら、一緒に業者と関わって、専門性の高いところは関わって作っていて、その次に作るときには職員自ら作っていこうと、そういうふうな考えで今行っていますので、最初の導入部分についてはコンサル委託というのでやらせていただきたいと、そんなように考えてございます。 61:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 62:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 もちろん専門的、お医者さんの考えだとか、そういうものがないとできない計画というのは、それはそういうコンサルに頼まなくてはいけないんでしょうけれども、自分のことを言うのもなんですけれども、私が子ども課にいたときに、子ども・子育て計画で見積もりを取ったら200万ぐらいだったのかな。でも、結局私は自分で作って、印刷代だけ、30万円の予算だけで作ったというような経験があるんです。でも、それが結構いい勉強になってはいる。でも、そういうようなことですよね。  だから、この辺は今、ちょっと私も急な質問というか、事前通告はしてあったけれども、急な質問なので数字は分からないんだけれども、企画部長として財政も担当しているんだから、この辺はよく、予算計上で上がってきたら、これ自分でできないのかということで、その辺は精査をしていただきたいと思っております。部長が言っていた職員の数が足りない、それは関係ないので、お願いします。  次、今度民間委託の中で、清掃工場ですね、あそこは今まで職員だけでやってきたけれども、今、業者さんが入って、その業者さんの制服を着た人が元清掃工場のOBの人がその業者さんの制服を着て作業されていると。だから、そうやって民間委託するんだったら、直接市が清掃工場OBを雇えばいいと思うんだけれども、その辺はどうなっているんですか。今でもまだ清掃工場って、民間委託でやっているのか。 63:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 64:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 御存じのように、清掃工場の運転、管理業務は2交代制、7時半から16時15分までの勤務と、14時15分から23時までの2交代制でやっておりまして、業務委託している部分は、後半の14時15分から23時までの部分を委託業務で出しております。  現在、清掃工場の職員ですけれども、正職員が3名で、再任用が2名、臨時職員として、職員の休暇もありますので、そういうときの場合で、臨時職員1名で何とかやっているところでございます。  そういう中で、業務委託しているいわゆる2直と言われる部分ですけれども、そこのほうは委託しておりまして、確かに議員さんの言われるように、結構年を取ったという言い方は失礼ですけれども、再任用も終わって、かなり御高齢と言っては失礼ですが60代後半の方が委託の業者さんの中で働いているというところはございます。ただ、管理運転業務、なかなか市の職員だけでというのは、今の現状からしますとかなり難しいと、1直の部分だけを何とか賄うのがやっと精一杯というところで、委託の業務は必要かというふうに思っております。  今後、広域のごみ処理場の建設も予定されておりますので、今の体制で何とかやっていきたいというふうには考えております。 65:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 66:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 ちょっと長過ぎて何を言っているんだか分からないんだけれども、私が言うのは、だから清掃工場のOBだけで賄えなんて言っていないんですよ。第一、民間委託にしたときに、民間委託で初めての運転をする人だっているわけですよ。肉体労働をするんじゃないんですね。こうやって操作ですよね、あそこのクレーンの操作をする。民間業者だって最初は初めてなんだから、市でアルバイトを雇って、この清掃工場でそういう運転業務をやってくれる方はいませんかという募集をしたほうが安いでしょう。  これはたまたま私は清掃工場を出しているけれども、そういうのって市内に一杯あるんですよ。民間業者に民間委託で出さなくても、職員OBとか市のアルバイトさんで賄えるんじゃないのかという考えで私はいるわけですね。  たまたま今清掃工場を言ったんだけれども、この辺も全体的に、企画部長、どうなんですか。この辺、民間委託のもう一度徹底的な見直し。先ほどの答弁の中では、削減だけでは限界だなんか言っているんだけれども、私が見る限りまだまだそうじゃないのかなという気もするんですけれども、部長はどう思うんですか。 67:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 68:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 委託の関係につきまして、全体の委託しているものを予算のときにも精査しながらやっているんですけれども、アルバイトさんでできるものかどうかというのもあるんですけれども、そういったことと、委託をしたときの経費的なもの、あと、職員の負担とかそういうのを含めて全体的で考えて、精査してやっていきたいと、そういうように思ってございます。 69:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 70:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 続いて、職員の時間外勤務に関係する時差出勤の導入の提言を、私は前にしているんですね。時間外勤務をすれば、時間外勤務手当を出すのは、それはもう当然のことで、出さなければ社会的な大きな問題になる。それはそうなんですけれども、前から私が言っているのは、例えば市長がいろいろな公民館等に回る市政懇談会等、集中的に一度で6箇所、7箇所回るような市政懇談会のときに、多くの一般職員も付いてくると。そうすると、大体終わりが9時だと。そういうときには、時差出勤でその職員は午後の1時に出勤してくださいと。午前中に業務があれば、また話は別ですよ。1時に出勤して、そのまま8時間勤務をしてもらうと。そういう時差出勤の導入というのは、もう一般職員でも始まっているのかどうかお伺いします。 71:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 72:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 時差出勤の関係でございますけれども、現行、勤務時間の割り振り変更という制度がございまして、そういった中でもできることはできるんですけれども、議員おっしゃられているような時差出勤といいまして、1日の労働時間を変えずに、そういった後ろ側にシフトするようなことは、制度的には南足柄市は導入してございません。 73:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 74:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 私の知っている限りだと、先ほどの清掃工場の職員が時差出勤をしていたり、図書館、6時閉館だから多分時差出勤をしている、あと保育園、その辺の職員は、分からないですよ、私が時差出勤していると思うんだけれども、一般職員で時差出勤が導入できない理由というのはどこにあるんですか。 75:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 76:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 議員が今おっしゃられたような保育園ですとかそういったところは、勤務時間の割り振り変更ということで、既にそういった形では導入しております。  時差出勤といいますのは、全職員といいますか、そういった1日の勤務時間の中で、始業の時間を後ろにずらして、1日7時間45分勤務を基本にそういった時差による出勤ということで考えておりますけれども、そういったことは、要綱等で労使合意の上、そういったものを定めましてやっていけば導入は可能でございます。  以上です。 77:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 78:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 この時差出勤って、行財政改革で時間外勤務手当を減らすという意味じゃなくて、午後から出勤、あなたは明日9時まで会議があるから午後から出勤してくださいというと、その職員は午前中、例えばふだん行けない銀行に行って、事務ができたり、いろんな事務ができて、職員の福利厚生上、非常にいいことだと思うんですね。だから、今、まだ組合との交渉、もちろん組合とのこれから交渉が必要なんでしょうけれども、もうこれは私が提案して結構な年月がたっているような気もするんですけれども、その辺の早期の話合い。  そして、一つの課で9時まで会議をやるのが年間何回あるか、そんなにないのは十分承知していますよ。でも、そういうところから積み上げていかないと、全職員で行けば、夜9時まで会議等をやっている職員というのはそこそこの数がいる、その人たちの5時から9時までの分、4時間分が削減できるというようなメリット、あと職員の福利厚生上のメリットを考えて、組合との早急な話合いが必要だと思うんですけれども、部長、いかがですか。 79:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 80:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 時差出勤に限らず、フレックスタイム等は、国家公務員のほうでは平成26年度から本格的に拡充をされているという背景もございまして、時差出勤につきましても、近隣等の状況を踏まえて、現在研究をしております。様々なやり方もございまして、また一方で、メリットもあればデメリットもあるということでございますので、そういった近隣の状況等もよく研究しながら、議員おっしゃるとおり、働き方の見直しといいますか、ワークライフバランスの観点からも、そういった制度については柔軟な働き方につながる有効な制度だと思いますので、前向きに研究を続けてまいりたいというふうに考えております。 81:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 82:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 先ほどのジビエのところでもあるんですけれども、何か新しいことをやろうとすれば必ずデメリットはあるわけで、そのデメリットをいかに少なくするか又は無くすかということで改善という、そうしていかなければ改善はないわけで、よろしくお願いいたします。  この2番で最後の質問になります。  このことについては初めて提言するのか、前に提言したのか忘れたんですけれども、歳入を増加させるために、ネーミングライツの導入ですね。施設の名前を売り出すということで、全国の有名なサッカー場だとか野球場は企業名が冠してございます。南足柄も文化会館だとか、運動公園等々ありますけれども、これをネーミングライツを検討されたことは、これはあるんですか。 83:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 84:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 過去の行革の中で検討したことがございます。ただ、そのときは、横浜市等の大きな施設であっても、なかなか企業側の応募がないといった状況がありまして、実際には公募等、募集をするような結果にはなりませんでした。 85:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 86:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 だから、そこを勇気を持って、例えば文化会館で、ここを年間1億で、そんな企業はいないですよ。例えばそれが、金額は分からないけれども、まさか50万って、ここで具体的な金額を私が出すのもあれだけれども、それだってないよりはいいわけで、私はいいのかなと思っているんですね。そうすると企業とタイアップもできると。ここで企業名は出しませんけれども、運動公園についてもあれだけの施設だから、どこかで金額によっては是非うちでやらせてくださいと言われる企業が出てくるかもしれない。体育センターはちょっと古いから厳しいかもしれないけれども、この2つの施設等々、あと丸太の森についても、何となくいないのかなと。名前を売って、企業とタイアップして、収入的にはそんなでもなくても、やはり後々企業とのつながりというのは大事になると思うんですけれども、是非やってほしいと思うんですけれども、いかがですか。 87:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 88:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今、いろいろと御提言を頂きました。  最後におっしゃられた企業のいわゆるネーミングライツについても、その頂戴できるお金が、例えば100万でも、50万でも、10万でも、それは本当に一つ一つの歳入増の積上げになっていくというふうに思います。今までもそれについては、いろいろと営業といいますか、そういったこともした経過はございますが、なお、どういう形なのか、あるいはどのような切り口に持っていけるのかも含めて、これは努力してみたいと思います。  それから、先ほど来からおっしゃっていらっしゃった、例えば計画等の図書類、それのコンサルの丸投げというふうなお話がございましたけれども、それも、議員も経験されてきた子ども課でのお話もありました。私も都市計画、福祉、企画、総務等々でいろいろな行政計画も作りましたけれども、ほとんど職員がそれに関わりました。したがって、委託の仕様書の在り方というんでしょうか、そうしたものも、もちろんそうした業者さんの持っていらっしゃるいろんな広範なデータも活用しなければいけないでしょうし、作り勝手はやっぱり南足柄なりのものでなければいけないわけで、南足柄の状況を分かっているのは、部長であり、課長であり、班長であり、職員でありますから、そうしたところにどう関わって、その分の金額がどの程度縮減できるのかというような形も考えなけりゃいけないと思いますので、改めて仕様書の在り方、そうしたものも検討する必要があろうと思いますし、それから、先ほど清掃工場の事例で、民間の委託、これについても従前どおりということではなくて、必ずそれをゼロベースでもう一度その必要性、有効性、効果等々についても検証して、そうしたことを積み上げないと、行革はなり得ないというふうに職員にも申し上げておりますので、そうした面で改めて対応していきたいと、そのように思っています。  それから、職員の時差出勤についても御提言がございましたけれども、朝8時半に開庁して、来庁される市民の方のニーズにどう応えていくかということがやっぱり重要だとも思いますので、そのときに、午前中に何人かの職員がいなくて、まず第一に優先すべき市民ニーズに、あるいは来庁者ニーズにどう応えるかということも含めて、しっかりと検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 89:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 90:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 市長、ありがとうございます。全ての件に前向きにお答えいただきましてありがとうございます。  最後です。1番に戻りまして、定住人口ですね。  答弁の中では、守山乳業さんの稼働、これはうれしいことで、私も大変喜ばしいことだと思いますけれども、それ以外には道の駅ということになっていますが、特にこれは私はこれじゃなくて、独自のほうの質問をさせていただきます。  よく定住人口の増加、市町村で行うと、人口の奪い合いだとよく言う言い方もされる方がいますよね。人口の奪い合いは良くないよと。だから、先ほど近隣でもやっていますような、転入者用の住宅を建てるだとか、転入してきてくれた世帯に50万、100万渡すというような、本当に転入者だけしかメリットがない、私はそれはちょっと私も奪い合いの施策だなというふうに思うんですけれども、今の市民の福祉、教育だとか生活も向上しながら新住民を呼び込む施策をもっとすべきだと。  その具体例でいきますけれども、例えば南足柄にはたまたま豊富な施設があります。体育センター、運動公園、丸太の森等々ございますけれども、小学生以下は全部無料でいいから、南足柄市民はうんと遊んでくださいと。体育センターで卓球をやるのも、バドミントンをやるのも、バレーボールをやるのも、学校が終わったらただでいいから遊びなさいと。そのくらいの意気込み、今一人110円ですか、子供から取ってやるよりも、丸太の森の中を駆け回れというような、もっと遊べという発信をする。施設を新たに造るんじゃなくて、今ある施設をもっと有効活用する、子供たちに使ってもらうという、そんな施策というのはどうなんですか。それが市外の人から聞いたら、南足柄市民は遊ぶのが全部ただでできるのという逆にイメージにつながっていくじゃないですか。その辺いかがなんですか。 91:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 92:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 あらゆる手立てといいますか、あるいはあらゆる魅力作りというんでしょうか、いろいろな考え方があろうと思います。また、公共施設でありますので、公共施設を設置するに当たっては、市民の、納税者の皆さん方の御負担もあり、またその施設の目的的な利用という面もありましょうし、どういうところまでが可能なのかということを含めて、この可能性を追求しながら、少しずつ考えさせていただきたいと思います。 93:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 94:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 まだまだこれから何件か提言しますので、それらも含めて、じっくりと御検討いただきたいと思います。  実は、みなみ学童、今南中に入っていますみなみ学童なんですけれども、ここではたまたま支援員さんたちがいろいろ考えて、学童の子たちに川遊び、学童保育時間中ですよ、川遊びをやってみたり、山遊びに行ってみたり、あと1リットルのパックを加工して上からボールがころころ転がるようなゲームを作ってみたり、料理教室で作ってみたり、石焼き芋を作ってみたりという、こういうようなことをやっていて非常に人気があると、この4月の学童入所者も非常に増えたと。今、もう80人、定員一杯一杯で、来年4月はもう待機児童が出るんじゃないかというような話を聞いております。  私は待機児童の話をしたいんじゃなくて、そういうように学童保育を、保育の質を上げると、私が聞いた話では小田原市の教育委員会の教育長も視察に来られた等と話も聞いておりますけれども、そういうことによって、市外の人もみなみ学童保育所に入れたいわというような方も出てきているという。だから、私は定住人口というのは本当にそのようなもの、あともう一つ、私は前々から教育長に言っていますけれども、基礎学力が習得できる、学校が終わった後、放課後30分でも1時間でも先生に補習をしてもらって、基礎学力だけですよ、基礎学力まではできる教育、そういうのをやれば、今塾のお金が月幾らなのか、1万なのか、2万なのか、ちょっと私も今の状況は分かりませんけれども、それが浮くというような状況ですね。だから、そういう子育て支援、あと学校教育の充実をすれば、特に施設を造るとか新たなものをやらなくても定住人口は増える、子育て世代が入ってくるというようなことなんですけれども、この辺は福祉関係でも、教育関係でもいかがなんですか。やるつもりはないんですか、そういうことで定住人口を増やそうというお考えは。 95:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 96:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 定住人口を増やしていくということは、先ほども御答弁を申し上げましたけれども、交流人口を増やしにぎわいを作るということも含めて、そうした上に立って、この足柄平野は住みいいところだな。こんな自然環境のいいところだな等々思っていただく、その中で南足柄にも定住していただくような方向になればというような答弁もさせていただきましたが、今、議員のほうからもおっしゃられておりますけれども、正に豊かな自然環境もあり、子供たちが伸び伸びと健やかに育っていく環境を十分に持っているこの南足柄市をはじめ足柄平野、県西地域であろうとそのように思っておりますので、そうした教育の観点、あるいは子育ても含めた福祉の観点、あるいは高齢者や障害者の方々が生きがいを持って生活環境の良いところでこの生活を送っていただけるというようなことも含めて、いろいろな分野にわたっての可能性の中で、それぞれに最終的にこの地域が活性化していく方向になるように、一つ一つの事業、施策に取り組んでいくことが重要かなと思っております。 97:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 加藤洋一議員。 98:◯11番〔加藤洋一議員〕 ◯11番〔加藤洋一議員〕 もう時間もないので、どこまでお話しできるか分からないんですけれども、佐賀県にあります武雄市、ここの前の市長さんが市長になったときに、固定資産税を下げるぞと言ったときに職員が大反対したというようなことをお聞きしております。そうしたら税収が減っちゃいますよと。そうしたところ、その前の市長は、いいんだ、入ってくる人が増えれば固定資産税総額は増えるんだから、固定資産税は下げるんだというような政策を打ち出したと聞いております。最終的には、その前の市長が言うのには、行政は掛け算なんだと。単価掛ける人数だから、その掛け算の合計が増えれば、その施策、税収は上がるんだという考え。私は非常に感動しました。確かに固定資産税を下げれば税収は減ると一般的には思いますけれども、人口を増やせば固定資産税も増えるんだと。だから、安くなった固定資産税で入ってくる人もいるかもしれないというような考えですね。  非常に私は参考になるんですけれども、その辺のことは、南足柄ですぐやれとは言いませんけれども、そういう検討、施設の料金を下げて利用者を増やすのかという、その辺の考え方についてのお考えをお聴きしたい。 99:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 100:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今のお話は一つの事例だと思いますが、要するに投資ということについては、税金の減額もある意味では投資かもしれません。その次の成果を生み出すためということかもしれませんし、あるいは、今ここで新たな投資をすることがどうかという議論についても、それは将来に向けてのまた成果を、収入を増やすということにもつながるという意味で、投資ということのいろいろな含みのある部分を十分に認識する必要があるだろうと、そんなふうに思います。 101:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で加藤洋一議員の質問を終了いたします。  ここで10時20分まで休憩といたします。                                休憩 午前10時02分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時20分 102:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 池 田 真 一 議員 103:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、14番池田真一議員の質問を許可いたします。  池田真一議員。           (14番 池田真一議員 登壇) 104:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 おはようございます。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき一般質問をいたします。  3月には平成30年度予算が可決いたしました。広報みなみあしがら5月号には、その概要が報告されておりました。そこに書かれていた内容は、平成29年度の記載とほぼ同じ形式でまとめてありました。昨年の2市協議会は、財源不足を市民に訴えるもので、平成30年に2億3,000万円、平成31年度には2億9,000万円の財源不足を想定しておりました。昨年2市協議会を行い、多大な労力を費やしていたその危機感が広報誌の中からは感じ取ることはできません。財源不足の解消方法として、どのような努力、工夫を積み上げて平成30年度予算が成立したのか、もう一度確認しておきたいと考えた次第であります。  広報誌に書かれているのは、歳入については、市税収入が減少しています。歳出については、各重点施策に幾ら幾ら使います、財政調整基金を2億円取り崩します、市債残高は確実に減らしてまいりますというような内容でございます。  特に財政調整基金においては、平成29年度末には、28年度末よりも3億7,000万円増えます。そして2億円を取り崩しますと書かれています。増加分を取り崩すので、危機感は余り伝わってきません。これでは、市民の皆さんが本市の財政状況が厳しいと理解するには難しいのではないでしょうか。小田原市の5月の広報では、行財政改革を当初予算説明の前に特集しており、5年間で14億5,000万円の改革実行計画を示しています。行政改革と予算の連動した記事によって、市民に財政への理解を促進させることができるのではないかと私は思いました。
     本市においても、市民に財政難の理解を求めるために、広報誌の構成にも工夫が必要と感じております。  それでは、大項目の1として、昨年6月に発表した南足柄市行政改革指針においても、その目標として、平成30年度の財源不足額2億3,000万円の解消を掲げておりました。  そこで、平成30年度一般会計予算が成立したわけですが、当時の財源不足の想定に対して、これを解消できたと捉えてよいのか、また、その具体的な解消策は何だったのかを伺います。  大項目の2、2つ目の質問になります。南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略についてであります。  本市では平成27年10月に、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しています。地方創生を掲げて政府が旗を振って、地方自治体はこの総合戦略を作り、交付金の獲得に躍起になりました。政府予算は年間で1,000億円です。その制度も5年の期限付きであると理解しております。平成31年度末までにそれなりの成果を出す必要があると考えています。  本市の当該総合戦略では、基本目標の達成に向けて、毎年PDCAサイクルを導入しますと明記してあります。29年度が終わり、残り2年間で基本目標が達成できるのか、正にチェックをして対応策を計画し直さなければならない時期だと思い、質問いたします。  (1)本市の総合戦略には4つの基本目標があり、その成果目標を数値化して表記しています。4つの基本目標とは、1)南足柄にしごとをつくる、2)南足柄に人の流れをつくる、3)若い世代を応援し希望をかなえる、4)時代に合った地域づくりであります。これらの成果目標に対して、平成29年度を終えての中間数値を伺います。  (2)として、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた4つの基本目標の達成に向け、地方創生関係交付金が活用されていますが、当該交付金の平成27年度から29年度までの3年間の合計金額と、その主な使途及びその成果について伺います。  大項目の3、特別養護老人ホームの整備について伺います。  平成29年度で終了した第6期南足柄市高齢者福祉計画・介護保険事業計画において、特別養護老人ホームの整備事業は、未整備で終了しました。当該事業は、平成30年度から32年度までの第7期計画に先送りされています。第6期の期間中には、土地利用について、さらに、建設図面など準備が行われていたはずです。内容が変わらないのに、3年間の最終年度に開設するという第7期計画となっております。すぐにでも取り掛かればもっと早く開設でき、入所を待ち望んでいる高齢者やその家族のために大変喜ばれるものであると考えます。なぜ積み残された事業が3年間も先送りになるのか、その理由を伺います。  以上で壇上での質問を終わります。市民に分かりやすい明快な答弁をお願いいたします。           (14番 池田真一議員 降壇) 105:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 106:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、池田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、行政改革の取組についてでありますが、南足柄市行政改革指針の目標に掲げてございます南足柄市財政計画の収支予測で示しました財源不足額の解消についてでございますけれども、これについては、平成30年度に見込まれていた2億3,000万円の不足額のうち約1億円を行政改革の取組によって解消しているところであります。一方で、収支予測を行った時点よりも市税の減少や投資的経費あるいは扶助費の増加などの変動が大きく、行政改革の効果を反映しても、なお不足額が約3億円に及ぶ見通しとなったことから、平成30年度の当初予算の編成に当たっては、前年度からの繰越金と財政調整基金からの繰入金によってその不足分を補う対応を取ったところでございます。  次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略についてで、4つの基本目標の中間達成状況、あるいは当該目標の達成に向けた今後の取組についての御質問でございますが、基本目標1の「南足柄にしごとをつくる」の達成目標は、市内従業員数のこの維持でございますが、目標値は、国の経済センサスの数値を使用しておりまして、このセンサスが、この次回の実施が平成31年度の予定となっております。そうしたことから、平成29年度の数値については求めることができないという状況でございます。  雇用の確保という取組では、昨年、東部工業団地に守山乳業株式会社による本社工場建設が始まりました。2019年の本稼働に向けて工事が進められておりまして、本稼働時には多くの市内在住者を採用していただけるよう働き掛けるとともに、平塚工場から本市の本社工場のほうに勤務となる従業員の方もいられますので、積極的に南足柄をPRし、市内に定住していただけるよう働き掛けをしております。  また、足柄産業集積ビレッジ構想の推進や、2020年には、神奈川県が整備する南足柄市と箱根町を連絡する道路が開通をいたします。この開通と相まって、東箱根の玄関口、南足柄のランドマークにもなる(仮称)道の駅金太郎のふる里は、県西地域の入口として足柄地域の観光資源と箱根が持つ行楽施設や宿泊施設といった観光資源を有機的に連携させ、回遊性の高い観光地化を図り、足柄地域の資源を結ぶ入口拠点としてゲートウエー化を図ることによって、地域産業の活性化や6次産業化を推進し、雇用や就労の機会を拡大させてまいりたいと考えております。  基本目標2の「南足柄に人の流れをつくる」、そして3の「若い世代を応援し、希望をかなえる」、そして4の「時代に合った地域づくり」の3つの成果目標についての中間達成状況は目標値を下回っている状況でございます。  今後も、官民連携、市民協働、地域間連携を常に念頭に置いて、新たな発想で新しい価値を作り出して、合理的で効果が大きい市民サービスの実現と産・学・民・官が連携したまちづくりの実現を目指して、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた四つの基本目標に取り組んでまいりたいと、そのように考えているところでございます。  次に、地方創生関係交付金の平成27年度から29年度までの3年間の合計金額と主な使途、その使途、そしてその成果についての御質問ですが、基本目標1の「南足柄にしごとをつくる」では、3年間で約8,600万円の地方創生交付金を活用しまして、足柄産業集積ビレッジ構想の竹松壗下地区整備プログラム検討事業や南足柄市新産業整備に向けた検討事業などを実施してきました。地権者の意向確認や事業説明会の開催、企業誘致ニーズ調査などを行い、今年度は北側区域の先行整備を進め、基本設計や事業計画書の素案を作成する予定です。あわせて、権利者との合意形成を図るために説明会や勉強会を実施し、組合設立準備会の発足に向けて取り組んでまいります。  基本目標2の「南足柄に人の流れをつくる」では、3年間で約7,100万円の地方創生交付金を活用しまして、金太郎のふる里再生事業や南足柄みらい創りプロジェクト推進事業などを実施しました。夕日の滝遊歩道の整備や、地蔵堂地域住民との意見交換やワークショップの開催などを行いまして、地蔵堂地域の活性化に向け継続して取り組んでいるところであります。  また、南足柄みらい創りプロジェクトが、約2年間の地域との関係性強化とプロジェクト活動を経て、平成29年4月5日に一般社団法人南足柄みらい創りカレッジを設立し、5月28日に開校式を行ったところであります。  基本目標3の「若い世代を応援し、希望をかなえる」と基本目標4の「時代に合った地域づくり」については、地方創生交付金を使った事業はございません。  次に、特別養護老人ホームの整備についての御質問ですが、第7期南足柄市高齢者福祉計画・介護保険事業計画に反映させた社会福祉法人足柄福祉会が運営する特別養護老人ホーム草の家の増床については、事業者側での建設用地の取得はもとより、農振農用地の除外、開発許可申請等の手続が必要となっております。こうした状況から、建設用地の取得並びに農振農用地の除外、開発許可申請等の協議や手続などに時間を必要とするということが考えられるため、平成32年度の開設として計画に位置付けをしたところでございますので、よろしくお願いいたします。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 107:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 108:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 答弁ありがとうございました。  時間の関係上、3つ目の質問のほうから再質問をさせていただきたいと思います。  南足柄市民で、特別養護老人ホームに入所を希望し、待機されている方の人数を伺います。 109:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 110:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今年の4月1日現在で、特別養護老人ホームを対象に調査を実施したところ、県に報告した実績としては、待機者数は135人となっております。 111:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 112:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その人数ですが、昨年6月に開所した地域密着型特別養護老人ホーム29床の効果で減少しているんでしょうか。 113:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高齢介護課長。 114:◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 ◯高齢介護課長〔渡辺 修〕 待機者数については、減少しているような状況は見受けられません。  以上です。 115:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 116:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 29床も増床して、今、満床状態だというふうに伺っています。にもかかわらず、待機、入所希望者が減っていないということであれば、そういう希望、ニーズは年々増えていっているというふうに解釈してよろしいのかと思うんですが、平成32年度、今まで多少なり準備していた手続等、それを素早く今からやれば32年度まで待たなくてもよろしいのではないかというのが、ちょっと単純な考え方なんですけれども、もう一度御説明ください。 117:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 118:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そうですね、確かに市、県のほうで、いろいろな許認可がございます。素早い手続等がやれればいいんですけれども、まずは建設予定地、これを確定しなければいけません。これは事業者側のほうでその土地を取得していただく必要があるんですけれども、今現在はまだ地権者との交渉を行っていて、建設地は確定していないという状況を聞いております。  ですので、これから、先ほど言いましたように、農振農用地の除外、開発許可等の手続、おおむねやっぱり1年半から2年ぐらい掛かるのではないかということで、どうしても竣工が32年度になってしまうのかなというふうに考えております。 119:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 120:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その第7期の老人ホームの整備について、多床室で整備するということで考えていたんですが、多床室で整備することを認めている経過措置を延長する神奈川県の条例改正は承認されたのでしょうか。 121:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 122:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 昨年度で、市長会等を介しまして、県のほうに要望活動をしてまいりました。その結果、県において平成30年3月27日に特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則の改正を行いまして、多床室の整備につきましては、プライバシーの配慮等の条件が付いて、4人以上までを認める経過措置を平成33年3月31日まで延長されました。 123:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 124:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 それはよかったなと思います。  現時点で、第7期計画にある整備を行う上で、問題点や課題は何だというふうに捉えていらっしゃいますか。 125:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 126:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 先ほど来、老人ホームへの待機者がいるということで、早急にこれの解決を図っていきたいというふうには考えておるんですけれども、先ほども言いました135名が今待機しているという状況ではございますが、ただ、この人たちが今日、明日にでも入りたいというふうに希望しているというのではないところもございます。施設のほうで空きがあると、待機している方に順次連絡を取るんですけれども、いかがでしょうかと言うと、うちはまだ大丈夫という方も結構いらっしゃるという話も聞いております。  ただ、どうしても、本当に待機している方もいるのは事実でございます。ですので、まず、今期に関しては、草の家さんに増床していただき、できる限りに待機者を減らしていきたいというふうに、そのために市としては支援をしていきたいというふうに考えてございます。 127:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 128:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その135名が、緊急性があるかないかという部分については、私も分かります。予約的に応募している方もいらっしゃるというか、早目に予約しているという方もいらっしゃるというのはあるというふうには認識しておりますが、これからまだ高齢者の数は増えていきますので、間違いなく増加していくと思います。その中には、本当に切羽詰まった方もいらっしゃると思いますので、この計画が着実にいくように、また私も追っ掛けていきたいなというふうに思います。  それでは、最初の行政改革の件で再質問させていただきます。  まず、財政推計と当初予算との差異について伺いたいと思います。  昨年3月に作成されました平成30年度の一般会計予算の財政推計は、歳入が132億2,600万円、歳出が134億5,600万円でした。この差額から、先ほどから申し上げている財源不足2億3,000万円が導かれています。  しかし、実際、30年度の一般会計予算は137億円の予算が成立しております。1年前に立てた財政推計と実際の予算の差額は、歳入で4億7,400万円、歳出で2億4,400万円上ぶれしています。率にすれば、歳入では3.6%の誤差、歳出では1.8%となります。  財政推計という制度、財政推計を制度という観点で捉えたときに、この数%の差異についてはどのように考えているのか、行政の認識を伺います。 129:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 130:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 推計と実際の予算との差なんですけれども、ベースでいくと、歳出のほうが一番近い形になるかと思います。  歳入のほうの開きの部分は、推計時は繰越し、繰入れ、そういったものを除いてベースでやっています。それに対しての歳出を考えているわけなんですけれども、一般財源ベースで考えて歳出は見ています。それにプラス補助金とか、市債とか加わって総額の予算になっていますので、歳出もベースのほうの、開きが1.8%ぐらい、このくらいが開くのは、かい離はどうやっても出るのかなというふうに考えています。  さらに、これに補助金がある事業が1億補助金交付がありました。その事業を1億やりますとかいう場合には、歳入歳出共に加わりますので、更にかい離は、数値は開くというふうに考えていますけれども、一般財源の基礎のベースで考えれば、1%台でかい離があるものというふうには見てございます。  以上です。 131:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 132:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 このような数字上のばらつきは、どうも許容範囲と捉えているように受け止めました。我々も、これからそういった面で捉えていかなきゃいけないのかなというふうに考えます。  それでは、昨年の3月、今、お話ししました財政推計から、昨年6月に南足柄市行政改革指針が作られて、その目標値も導かれております。そして、行政改革は平成29年度から31年度を集中期間として進めるとなっています。  その実行組織として、1つ、行政改革推進委員会、2つ目、行政改革推進会議、これをもって進めるとしてあります。本市のホームページを調べますと、平成28年度の議事録、29年2月16日の議事録が最終版となっております。行政改革の集中期間なのに、この行政改革推進委員会が開催されていないようであります。実際はどのような状況でしょうか。 133:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 134:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 29年2月16日以降やっていないということなんですけれども、29年度中は、2市協議会の協議がございました。それをやっておりまして、行革のほうの委員会に掛ける新たな案件がなかったということで、29年度中はやってございません。  今後は、新たな行革案ができてからこの推進委員会のほうには掛けていきたいと考えています。なお、行革推進会議については庁内の会議でございますので、数回検討は行ってございました。  以上です。 135:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 136:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 どうもその辺を聞きますと、限られたマンパワーの中でいろいろな会議を実行するというのは、非常に大変だというのは分かりますが、財政推計をもって我々は財政について危機感を共有したというつもりになっているんですが、去年一度もそれについての会議が開かれていない。その点については少々がっかりしております。  その行政改革推進委員会も、その財政推計を基に議論しているようであります。平成30年度の予算が成立後の新たな財政推計は作成しないのか、今後の推進委員会でも、また我々議会においても大変重要な資料だと思いますが、財政推計の今後の作成はどのような予定になっていますか。 137:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 138:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 財政推計でございますけれども、現在、南足柄市財政計画に平成31年度までの推計を出させていただいています。その後の32年度以降につきましては、今後、期間をどのくらいにするとか考えるんですけれども、きちっと出したものを財政計画については作っていきます。それができましたら、また庁内の行政推進会議を経て、この行政改革推進委員会にも諮っていきたいと、そのように考えてございます。 139:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 140:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうしますと、31年度、2億9,000万円の財源不足という想定は、引き続き生きていくというふうに捉えてよろしいわけですね。 141:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 142:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 31年度の財源不足なんですけれども、南足柄市財政計画のローリング版を29年度末に出しています。それによりますと、31年度の収支予測は、不足額3億1,000万円ということで、財政計画を出させていただいています。  以上です。 143:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 144:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 3億1,000万円と、ちょっと数字を今確認できないんですが、引き続き財源不足の認識を変えないということのようであります。  その南足柄市行政改革指針の中に、本市は人口一人当たりの公共施設の延べ床面積が3.5平米であり、神奈川県内の平均値と比べると1.5倍も多い状況だと解析しております。施設総量の削減を図ることを南足柄市公共施設等総合管理計画に定めたともしています。今日は、これらの公共施設の土地についてお伺いします。  平成28年度決算の資料に、決算に係る主要な施策の成果及び実績報告があり、市有施設敷地料の一覧表があります。全部で49の施設敷地に年間1億3,394万円を支払ったという決算になっております。  そこで、これらの敷地料の契約は、誰がどのように契約しているのかを伺います。参考までに、平成30年度予算では、50の施設に年間1億3,260万円の予算となっております。もう一度言いますが、敷地料の契約は誰がどのように契約をしているのかを伺います。 145:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 146:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 まず誰がですが、市長が契約、土地の所有者に対して契約を結んでいます。実際、具体的には各施設の担当課がございます。その担当課が年間1年の契約で、1年じゃない、各それぞれの施設ごとの契約期間で契約を結ぶようになっております。 147:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 148:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その契約期間というのは、何年が標準ですか。 149:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 150:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 多くが30年で、更新をする場合は、現在のところ20年契約に切り替えております。 151:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 152:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 やっぱり随分長い契約ですね。  本年の6月の広報誌には、「未来の南足柄のために 公共施設のあり方を考えよう」という特集ページがありました。今後40年間に721億円の更新費用が掛かるというふうに見込んでいます。この更新費用には、施設敷地の費用は含まれていますか。 153:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 154:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 改修あるいは大規模改修、それから建て替え等の費用でありまして、敷地料については含まれておりません。
    155:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 156:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 であれば、その40年間という維持をしていくという試算の中には、年間約1億3,000万円掛ける40年間、つまり約52億円を積み上げて説明しなければ合わないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 157:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 158:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 そのとおりになりますけれども、借地の考え方につきましては、以前より、十数年前より、返還できるところは積極的に返していく、それから今後将来、永続的に公共施設として使うような土地についてはできるだけ買取りを進めていく、そういった基本的な考え方を持って進めております。その考え方をベースに、この公共施設マネジメントにつきましても、現在も契約期間等を十分に意識しながら、その統廃合等を検討しています。返せるところは返す、それから公共施設として必要なところは買取りを進めていくという考え方は、今も今後も変わらずやっていきたいと思っております。 159:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 160:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その施設敷地の賃貸契約というんですかね、それは更新の場合は20年としているということですが、もっと短くするだとか、そういったような契約ができないのか、法的に何か制限があるのかを伺います。 161:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 162:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現在の法律は、借地借家法になります。そこでは、契約期間は30年以上、最初の更新が20年以上とされております。ただ、所有者と市の間で相談の上、それぞれの都合において契約期間を変えることは可能ですので、条件が合えばそういった契約年数の変更はしていきたいというふうには思います。 163:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 164:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 条件が合えばということですが、余りにも長い契約だと動きを拘束されるので、随時、その公共施設マネジメントと照らし合わせながら契約をするという、漫然と前年と同じように契約を進めていますという答えはやめていただきたいというふうに思います。  そういった中で、小学校、中学校の統廃合も今後の視野に入れて、再三議会でも議論されているところでありますが、どうも市長はと、又は行政はということで、市民に不評な施策については、極めて時間を掛けて、後ろに後ろに延ばしているのではないかというふうに見えてしまいます。  この施設敷地一覧表によれば、北小、南小、福小は敷地料を払っています。向田、岡本、岩原の3校は敷地料を払っておりませんので、市有地のようであります。同様に、南中、岡中は敷地料を支払い、足柄台中は市有地のようでありますが、この認識は正しいですか。 165:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 166:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 認識は正しい、そのとおりでございます。 167:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 168:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 現時点で、小中学校の統廃合に関して、校舎又は敷地の後利用についてどのようなお考えを持っているのか伺います。 169:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 170:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 現在、小中学校、幼稚園含めまして、その統廃合について検討しているところです。その最終的な結論をもって統廃合するとなれば廃校という形になりますので、そこのところの土地利用についてはもちろん考えていきたいと思います。市有地につきましては、できるだけ売却をしていきたいという方向で考えております。 171:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 172:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 小中学校の統廃合を検討する場合に、その校舎と敷地をどうするのか、これも当然検討していただいていると思って、今の答弁で検討していただいているということですのでよかったんですが、例えば廃校となった校舎と敷地を次に民間に貸し付けるのか、又は更地にするのか、又は土地を売却するのか、いろいろな損得勘定ができるように思います。一番もったいないのが、使わずに敷地料を支払い続けるということでございます。そういった部分について、敷地の後利用を考えて十分に検討するべきだと思いますが、もう一度お考えを伺います。 173:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 174:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 十分に総合的に考慮しながら検討させていただきたいと思います。 175:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 176:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 統廃合の案が出るときには、その辺の後利用についても十分考えたという御説明を付けていただきたいなというふうに思います。  それでは、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略について伺いたいと思います。  この第2回定例会の直前の5月31日に、平成27年度、平成28年度のまち・ひと・しごと創生総合戦略と地方創生交付金に関する勉強会を開催していただきました。その場で報告された成果項目は、先ほどの市長の答弁と同じように、交付金を頂いてそれを使ったというのは、基本目標の1)と2)に関することだけでした。3)と4)、もう一度繰り返します。3)は若い世代を応援し、希望をかなえる、4)は時代に合った地域づくり、この二つの基本目標については地方創生交付金を全くつぎ込んでいないということでありますが、先ほどの成果の中間報告の答弁では、どちらも目標値に届いていないという説明でございました。なぜ地方創生交付金をつぎ込まないのか、大きな疑問を感じております。この点について御説明ください。 177:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 178:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 基本項目3と4につきましては交付金が使われていないということですけれども、これらの2つの基本目標の施策については、待機児童ゼロの実現ですとか、小児医療費助成の拡大、インクルーシブ教育の推進事業、それと地域防災力の向上などがあります。地方創生交付金につきましては、国の指針では、自治体の自主性、主体的な取組、先導的なものに支援するということになってございますので、いわゆる先駆的な事業、これが必要でございます。  ということで、市で今行っている事業につきましては、市単独でやっているものということで、他の市町村でもやっている事業ということと捉えていまして、この事業にプラス先駆的なものを加えないと、この交付金が使えないということで、この申請もできないということですので、現状では3と4については市の一般財源で事業は行っているというところで、交付金については使われていないということでございます。  以上です。 179:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 180:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 交付金の使い方はそういう制限があるということのようですが、そうすると3)、4)の施策というのは先駆的な事業じゃないということなので、前例もあるわけで、どういうふうに進めればいいかということが、ただ事例があるはずですね。そういった事例を調査して、基本目標を達成しようという努力をされているかどうか伺います。 181:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 182:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 当然、交付金を申請するに当たっては、市の事業と、やっているものプラス何かできないかということも考えて、この申請には当たっているところでございます。他市も、先駆的なものは調べ、それよりも更に先駆的なものというのが、だんだん推進交付金を申請するに当たっては必要となってございますので、今後も使えるものがこの推進交付金に該当するものをできる事業が、今、基本目標3と4に当てはまる事業でできるかどうかも検討しながらやっていきたいと考えてございます。  以上です。 183:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 184:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 繰り返しになりますけれども、前例があると先駆的でないということであれば、やるかやらないかだけの問題だというふうに考えます。やる気があるのかどうかという部分だと思います。  ちょっと話は変わりますけれども、神奈川新聞の「首長の動向」という欄によれば、5月8日、加藤市長は内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の参事官に面会されております。ここではどのような話をされたのか伺います。 185:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 186:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 内閣府については、特に今、御質問がありますとおり、地方創生について継続的な取組も南足柄市もしておりますし、またさらに、正に地方創生の眼目である官民連携、地域間連携、あるいは政策間連携、そうしたものに加えて、先駆性のあるというのは、先ほど来担当からも説明をしているところでございますが、そうした取組について、先進事例なども含めて、この御教示を、あるいはまた御指導を賜りたいというようなこと、また重ねて申し上げれば、継続している事業については更なる御支援をよろしくお願いしたいというようなこと等々についてお話をしてまいりました。 187:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 188:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 その席で、29年度末までの3年間の成果とか、PDCAサイクルを回してどのように進めていますかと、進めておりますと、その結果、目標はかくかくしかじかですというような報告はされておられないのでしょうか。 189:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 190:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そうした具体性を持った話はしておりません。参事官も次から次へと面会が来ておりまして、本当に15分、20分の時間を頂戴するのも大変に苦労しているところでございます。  いずれにしても、基本目標の3、4については、先ほど来企画部長も説明しているとおりの状況がございますので、これから正にそうしたものの交付金を活用させていただきながら、先進事例に学びながら、南足柄市の取組についてもしっかりと対応していきたいと思います。 191:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 192:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 参事官という方々は忙しくて、どなたにお会いしたのか、2、3年たつと忘れてしまうというようなことが実態じゃないかと思いますけれども、そこで、本市のその創生総合戦略の取組具合が遅れているだとか、そういった指摘はなかったんでしょう。だとしても、5年後にはまた改めて、やった結果どうでしたよという報告をすることがあると思うんですが、それについてはいかがですか。 193:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 194:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 この計画が31年度まででございます。その終わった段階では、各KPI、目標値についてどうだったかという結果は出させていただいて報告をさせていただくということでございます。 195:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 196:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 先ほどから申し上げている4つの基本目標のその下に、具体的な施策として15項目を設定されております。それらには重要業績評価指標という数値目標が設定されておりまして、略称ではKPIというふうに称しております。平成31年度末のあるべき状態を目標としていますが、そのKPIという考え方は、まち・ひと・しごと創生総合戦略の肝となる国の考え方であります。残り2年となった今、これら15の施策の中間状況を伺いたいと思います。15項目全て聞いていると時間が無くなってしまいますので、例えば基本目標の1の中に、農産物加工品のオリジナル商品数を平成31年度末までに50種類にするという目標があります。50種類というのがKPIの数値になっています。  この課題に対しましては、第1回定例会の同僚の関連質問の中で、5事業者10商品が開発されているという答弁がなされております。また、基本目標3の中に、待機児童数を平成31年度末にゼロにするとされております。これについても、同僚関連質問の中で、4月1日時点では31名というふうに答弁されております。この辺は数字の報告があったというふうに認識しておりますが、例えば基本目標2の空き家バンク利用世帯を平成31年度末に40件とする課題があります。また、基本目標4の自治会加入率を平成31年度末に80%にするという課題があります。  この2つの課題について、それぞれ中間状況を伺いたいと思います。 197:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 198:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 空き家バンクにつきましてですが、確かに目標値には達してございません。すみません、大変申し訳ないんですが、手元に今詳細な数字がなくて、10件いっていない数字かと思っておりまして、ただ、現在、議員も御存じかと思いますが、空き家につきましては、基本方針を作りまして、今年度、空き家対策計画の策定を進めていく考えでおります。こういった中で、しっかり空き家について十分な検証、検討を行った上で、空き家バンクの登録も一層高めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 199:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 200:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔岩田佳恵〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔岩田佳恵〕 2つ目の御質問の自治会加入率についてでございますが、こちらについても、平成31年度の目標値については80%ということになってございますが、平成29年度の実績値ですが72.1%となっているところでございます。  現在、自治会加入促進のための転入手続の際に散らしを配るなど活動を行っているところですが、今年度につきましては検討委員会を設けまして、自治会加入の促進を図ってまいりたいと思っております。  以上です。 201:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 202:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 空き家バンクにつきましては、40件というのは利用世帯数となっておりますので、登録数じゃございませんので、実際にお使いいただいた件数が40ですので、相当ねじを巻かなきゃいけないのかなというふうに思います。  そして、自治会の加入率ですが、目標を立てた平成26年は加入率が75.2%となっております。時代の流れで加入率が減少していくというのは理解してはいますが、目標を80と掲げたにもかかわらず、お金を掛ければいいというものではないと思いますけれども、そういった予算もなく、何をどうやって80%にしようとしているのか、今後2年間、またよく観察させていただきたいというふうに思います。  どうも、この基本目標の達成具合は低調であります。そういった中、KPIの目標値の進捗などを、PDCAサイクルを毎年度回していくというふうに総合戦略に明記されています。行政としては、このサイクルをどのように回しているのかを伺います。 203:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 204:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 これにつきましては、毎年4月には各担当課から企画部のほうに前年度の実績を上げさせて、進捗状況について報告を受けてございます。  担当課のほうでは、前年度の課題などを考慮しながら、その年度で、前年度の実績上がって、次の年度、できるものはそこで対応すると。また、予算に関係する財源が必要なものにつきましては優先順位を付けて、予算の中で計上できるものについては、次年度に予算計上して改善をさせていくということで、PDCAを回しているというところでございます。 205:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 206:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そのPDCAのサイクルを回しているということですが、28年度の結果、29年度の結果をまとめて報告していただいたんですけれども、毎年度、毎年度やっていたということで間違いないですか。 207:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 208:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 毎年やっておりました。  以上です。 209:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 210:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 そうしますと、29年度の結果ももう出ているというふうに思ってよろしいですか。 211:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 212:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 29年度の結果は、庁内では出ています。それを基に集計いたしまして、これからは、それを外部有識者の評価委員会とかに掛けまして、それを検証して評価を受けて、また議会のほうにも報告をさせていただくということでございます。 213:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 214:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 29年度の結果を受けて報告書の形で整えるには、多少の時間は掛かると思いますけれども、それに対する対策ですとかアクションは、既にもう動いていると思ってよろしいですか。 215:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 216:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 対策はこれからでございます。 217:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 218:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 対策がまとまらないと、それをドゥーして結果を出すまでにまた時間が掛かるわけですね。どんどんその行政の仕事のやり方のサイクルをスピードアップして、もっとフットワークよく回していかなければ今の時代の要請には応えられないと思うんですが、次に、その29年度の報告をするときには、29年の結果はいいですが、30年度は今、こういうアクションをしています、また行動をしていますという報告が一緒に付いてくると有り難いと思うんですが、いかがでしょうか。 219:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 220:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 そういった体制も庁内でシステム化してスピードアップ化を図っていきたいと思います。30年度の現在動いている事業についても、その報告のときに併せてさせていただきたいと考えています。  以上です。 221:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 222:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 是非期待しております。  ちなみに、本市の各種計画の中で、PDCAサイクルを回すと言っている計画というのは何本ぐらいあるか教えてください。 223:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 224:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 全ての計画を把握しているわけではないですけれども、ホームページ上である計画は、現在、33各種計画がございます。それらについては、当然にPDCAを回して計画を進行しているということでございます。 225:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 池田真一議員。 226:◯14番〔池田真一議員〕 ◯14番〔池田真一議員〕 それでは、今、他のPDCAのサイクルについてはちょっと質問できませんけれども、29年度の結果については、あらゆる計画について答えがすぐに求められる状態ですよというふうに認識してよろしいわけですね。 227:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 228:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 各種計画の結果については、求められる事業になっていると考えてございます。 229:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で池田真一議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 石 川 貴久雄 議員
    230:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、12番石川貴久雄議員の質問を許可いたします。  石川貴久雄議員。           (12番 石川貴久雄議員 登壇) 231:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 こんにちは。石川貴久雄が通告に基づき一般質問します。  我が家のカレンダーの今月の標語は、「積極的に取り組んだとき、仕事の中に喜びと知恵が生まれる」です。この言葉を念頭に、建設的、前向きな議論を行いたく、よろしくお願いします。  1、生産緑地に対する本市の基本的な考え方と方策について。  生産緑地法は1949年に、農林漁業との調整を図りつつ、良好な都市環境の形成に資することを目的に制定されました。その後、1992年に法改正が施行され、30年間の営農を条件に生産緑地に指定できるようになりました。生産緑地に指定された農地は、農業を営むために必要となる施設等以外の設置ができません。そのため、固定資産税や都市計画税の減額、相続税や贈与税の納税猶予といった税制上の優遇を受けることができます。  2022年に、多くの生産緑地が期限を迎えます。いわゆる2022年問題です。そこで、2018年4月1日施行の法改正が行われ、面積要件の緩和、建築規制の緩和、特定生産緑地制度が導入されました。これらの経緯を鑑み、本市が生産緑地を指定している目的及び2022年以降の生産緑地に対する市の基本的な考え方及び方策について伺いたい。また、本市の生産緑地の指定箇所数、対象人数及び対象面積について伺いたい。  2、精神障害者等への交通費助成について。  精神障害者保健福祉手帳のサービスには、公共交通機関等の交通費の減免などの割引制度はありません。就労継続支援事業所に通所されている方々の中には、毎月の工賃よりも交通費負担が重く、通い切れない方もいるようです。精神障害者の方々にとって、市から交通費の補助が受けられると、社会参加の機会も増え、自立に向けて地域で生活していく大きな糧になります。近隣2市8町で、交通費補助がないのは南足柄市等2市町だけです。是非、精神障害者施設通所交通費助成等の制度を創設すべきと考えるが、見解を伺いたい。  3、南足柄市健全な財政に関する条例について。  南足柄市健全な財政に関する条例は、総務福祉常任委員会で作成し、本年第1回定例会に提出して全会一致で可決され、本年4月1日から施行されました。当該条例に対する市長の評価と同条例の遵守及び取組に対する基本的姿勢について伺いたい。  以上で壇上にての質問を完了します。           (12番 石川貴久雄議員 降壇) 232:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 233:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、石川議員の御質問にお答えいたします。  最初に、生産緑地に対する本市の基本的な考え方と方策についてでありますが、本市の生産緑地地区は、平成3年の生産緑地法の改正に伴い、市街化区域内農地について、農林業と調和した良好な都市環境の形成に資するため、法の指定要件を満たす農地等について、所有者の意向を踏まえて、平成4年11月に生産緑地地区として指定をしているところでございます。御承知のとおりでございます。  現在の生産緑地地区につきましては、告示から30年が経過する2022年に、所有者は市長に買取りの申出が可能となります。こうした状況にある中、都市の緑空間の保全・活用によって、潤いのある豊かなまちづくりを推進するため、平成29年5月に都市緑地法等の一部を改正する法律が公布され、これに伴い、生産緑地法の一部が改正されました。  改正の主な内容は3点でございまして、1点目として、生産緑地地区の面積要件について、条例で300平方メートルまで引下げ可能とする面積要件の緩和、2点目として、生産緑地地区内に直売所や農家レストラン等の設置を可能とする建築規制の緩和、3点目として、生産緑地の所有者の意向を踏まえて、市町村は当該生産緑地を特定生産緑地として指定できる特定生産緑地制度の創設の3点でございます。この改正に伴って、生産緑地の所有者は、2022年に、生産緑地の指定の解除、継続、特定生産緑地の指定のいずれかを判断する必要があります。  市といたしましては、生産緑地地区の所有者に、生産緑地法の改正に伴う説明を丁寧に行い、そして現在指定されている生産緑地について、2022年以降、どのように判断されるのか、所有者の意向を把握してまいります。  この意向を十分に踏まえた上で、法改正の趣旨を勘案して、庁内関係部署間で調整、連携を図りながら、対応策の検討をしてまいります。  また、本市の生産緑地地区の指定状況でありますけれども、平成29年度末時点で、指定件数は175地区、対象人数は162名、対象面積は22.7ヘクタールとなっております。  次に、精神障害者等への交通費助成についての御質問でございます。  精神障害者に限らず、障害者にとって社会参加の機会を増やすことは、自立に向けて地域での生活をしていく上で重要なことであると認識しております。  市では、平成7年度に制定をした南足柄市障害者施設通所交通費助成事業要綱に基づいて、精神障害者だけではなく、身体障害者、知的障害者の方を対象に、施設通所に係る交通費助成事業を行っておりました。しかしながら、平成18年度に施行された障害者自立支援法により、事業者が送迎を行った場合、給付費に送迎加算を算定できるようになったため、障害者自立支援法への移行期間が終了する平成23年度末で廃止をいたしました。  こうした経緯等を踏まえますと、この制度の創設は現時点では難しいというふうに考えておりますが、施設通所利用者の送迎対応をされていない事業者に対しては、送迎対応をしていただくようお願いしてまいりたいというふうに思います。  また、精神障害者の交通費については、身体障害者や知的障害者に実施されている各種交通運賃の割引について、制度から除外されているために、国や交通事業者への働き掛けを、県を通じて、個々継続して要望をしておりますし、また要望もしてまいります。  次に、南足柄市健全な財政に関する条例についてでございますけれども、この条例は、御質問のとおり、議会の総務福祉常任委員会における活発な調査研究の成果として制定に至ったものであると認識しております。その目的に沿って、健全な財政運営の確保に向けて、その責務を果たしていきたいと考えております。  以上です。           (加藤修平市長 降壇) 234:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 235:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、順次再質問します。  まず生産緑地についてです。  対象の所有者へ、指定から30年が経過した生産緑地地区について、市に対する買取り申出等の選択肢の説明を十分に時間を掛けて行うべきと考えますが、どのような周知活動をいつまでに行うのか教えてください。 236:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 237:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 生産緑地地区の所有者の方々への説明でございますが、先ほど市長も答弁させていただきましたとおり、十分に御理解いただくことが重要と考えております。  まず、今年度中には、市のホームページですとか広報誌等を活用しまして、法改正の内容について周知を図っていく予定でございます。また、JA等との農業団体の協力の下、生産緑地を所有する方々に回覧等の対応もお願いしていきたいと、このように考えております。  また、生産緑地は、税制度、農地としての継続と事業等、いろんな様々な分野に関連するものでございます。こういった関連部署とも連携しながら、31年度以降、説明会の開催ですとか相談窓口の設置などについて対応していく考えでございます。  その後、2020年、平成でいきますと32年になろうかと思いますが、32年、2020年ぐらいまでにはしっかりと所有者の意向把握を完了して、特定生産緑地に移行される所有者につきましては、その後の指定に向けた手続に入ってまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 238:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 239:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今、答弁にありましたけれども、もう一回、農協との相談協力体制はどうなっているのか詳しく伺いたいんですが。 240:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 241:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 今後、協力の依頼をしてまいりまして動いていこうという予定でございます。 242:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 243:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 小田原市は既にJAとも相談していますし、ダイレクトメールも今年の2月現在でしています。この点について、他の仕事と同様で、少々動きが、仕事のスピードが遅いように思うんですが、いかがでしょうか。 244:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 245:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 確かに、法律が改正されて、この4月から施行されている状況でございまして、当市としても十分な時間を掛けて説明する必要がございます。そのためには早く動き出すことが何より大切かと思いますが、現状、限られた人員体制の中で、様々な課の業務をやり繰りしている中で、そういった中でできる限り早く動き出したいというふうに考えております。  以上でございます。 246:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 247:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 人員が少ないから仕事が遅いというのは、余り言い訳にならないと思うんですが、市長、いかがですか。 248:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 249:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そうした背景はあるにしても、そういうことが理由の前面に出るものではないと思いますので、対応すべき仕事については真摯に向き合い対応する、そういう姿勢が必要だと思っています 250:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 251:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 30年が経過した生産緑地地区における土地所有者の選択肢は、先ほどの答弁にあるように、3つです。そこで、市の政策の良し悪しにより、耕作放棄地の増加や空き地の増加の要因にもなると思います。  そこで、現状の生産緑地のうち、農地として継続してもらう割合、買取り対象の割合等を織り込んだ市としての基本的な計画を早急に策定すべきと考えますが、見解を伺いたい。 252:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 253:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 指定から30年が経過しました生産緑地地区につきましては、今、議員がおっしゃられた3つの選択肢若しくは市長答弁で答弁した3つの選択肢の判断をいただくことになります。  この3つの選択肢につきまして、農地としての継続や買収対象の割合等、市としての基本的な考え方につきましては、所有者の意向を十分に把握する必要があると思っておりまして、その上で、庁内関係部署とも連携を図りながら、今後策定していくことが必要であると考えております。  したがって、この意向を十分に把握するため、今後の周知、説明会などを丁寧にしっかりと行っていくことが重要と考えております。  以上でございます。 254:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 255:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 肝心な点に答えてもらいたいんですが、私はいつまでに策定するかを聞いているんですよ。そこの目標がないと、今言ったようなプロセスはできないと思うんです。まず、いつまでに作成するか、この肝心な点について、ぼやかさないで答弁してください。 256:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 257:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 今後は、生産緑地のこの考え方につきましては、議員も御存じのとおり、皆様に説明をして、意向を把握した上で、その上で庁内関係部署等とも方針を見定めた上で、またそれに基づいて所有者の判断をいただくという形になろうかと思います。  ここで、具体的に、期限としては平成34年11月、2022年11月が30年の期限になりますので、それに間に合う、それに余裕を持って所有者が御判断いただけるようなスケジュールの中で考えていく必要があろうかと考えておりまして、市の方針といたしましては、その中で見極めていく必要があると思いまして、遅くとも平成33年ぐらいまでの間には確定すべき事項だと思っております。 258:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 259:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市長に伺いたいんですが、またこの仕事も非常にスピード感がないんですが、何でこんなゆっくりやらなきゃいけないんですか。確かに、所有者の方々の意向を十分確認したとか、そういう丁寧なプロセスは必要だと思うんですが、それと、そんなにゆっくり仕事をするということは一致しないんですが、少なくとも31年度中ぐらいに策定する気概がどうしてないのか、市長にお伺いしたいんです。 260:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 261:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 31年度中ということがここでお約束ができるかどうか、また別としまして、ともかく土地の所有者、地権者の将来に向けた土地利用の考えというものをしっかりと把握した上で、そして権利者のお考えをしっかりと把握した上で、そこはしっかりと時間を掛けたいと思います。その方向で整理したときに、どういう選択肢があるのかということについては、スピード感を持ってできるだけ早く作ってあげたい、作り上げたい、そう思います。 262:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 263:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 生産緑地地区の面積要件の加減を、市町村が条例を定めることにより、500平方メートルから300平方メートル以下に引き下げることが可能になりました。生産緑地の道連れ解除を防ぐためにも、本市でも条例をすべきと考えるが、その条例をいつまでに制定するのか伺いたい。 264:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 265:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 条例の考え方につきましても、市全体の生産緑地に対する基本的な考え方の中に包含される事項と考えておりまして、農政の所管部局ですとか、土地利用の部局、連携を図りながら、その基本計画が定まる段階で、条例は定めてまいりたいと考えております。 266:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 267:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 あのね、そんなことぐずぐずやっていたら、道連れ解除になっちゃうんですよ。そういう事例が発生しちゃうんですよ。  ちなみに、神奈川県下で調べてみても、川崎市、茅ヶ崎市、伊勢原市、それから横浜市、相模原市、今年の3月あるいは4月に施行や制定がされています。鎌倉市も平成30年7月に制定の予定です。  このように、市長、何度も言いますけれども、仕事のスピードが遅くてしようがないんですけれども、もっと早く条例を制定しないと、先ほど言ったように道連れ解除の事例が発生しちゃうと思うんですが、そんなにゆっくりやっていてよろしいんですか。 268:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 269:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 道連れ解除、そうしたことがないように、これは先進事例も今お示しをされているところでございますので、そうしたことも十分に参考にしながら、できるだけスピードアップをするように私から指示します。 270:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 271:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 是非お願いします。このまま都市部に任せていたら、神奈川県で一番最後の、3周遅れぐらいになっちゃいますので、よろしくお願いします。  ところで、本市の道連れ解除となる可能性がある生産緑地地区の指定箇所数は幾つあるのか伺いたい。 272:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 273:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 先ほど申し上げましたとおり、生産緑地としましては、市全体で、一団の生産緑地としまして175地区指定しております。この中には、複数の所有者で所有している生産緑地もありまして、当然その中で、個々の御意向によって解除の仕方が変わってこようかと思いますので、そういった数字の確定というのはなかなか難しいのかなと思っております。 274:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 275:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 確定ではなくてもいいんですが、調べてあれば、概算でいいですから教えてください。 276:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 277:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 おおむねという前提でございますが、20件程度というふうに考えております。 278:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 279:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次に、これに関する固定資産税について伺います。  本市の場合、生産緑地の固定資産税の一平方メートル当たりの評価額は一律なのかどうか、まず伺います。 280:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 281:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 本市の生産緑地の固定資産税の一平方メートル当たりの評価額は、田と畑に区分され、それぞれその額は一律でございます。 282:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 283:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 一律とのことですけれども、それでは、田と畑について、一平方メートル当たりの評価額を教えてください。 284:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 285:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 田のほうが107円、畑のほうが78円となってございます。 286:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。
    287:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 生産緑地が解除された場合は、固定資産税は宅地並みの評価になると思われますが、平成30年度の本市の市街化区域の宅地の固定資産税の一平方メートル当たりの平均の評価額がどのくらいかお伺いします。 288:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 289:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 平成30年度の市街化区域の宅地の評価額の一平方メートル当たりの平均は4万5,300円でございます。 290:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 291:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今お聞きしましたように、ざっとですけれども、田と比べても400倍以上の評価額が上がるということで、こういったことも一刻も早くやっぱり市民にお知らせする必要があると思うんですが、南足柄市の場合は、いまだに広報等で一言もお知らせがないんですが、これについてはいつ頃までに周知をするつもりか教えてください。 292:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 293:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 法の改正の話、税制面の話でございます。極力早くやろうと思っておりますので、夏ぐらいまでにはしっかり、まずできることはやっていきたいと思っております。  以上でございます。 294:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 295:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今お話を聞いていると、事が終わった後じゃないとお知らせができない、周知ができないみたいな都市部長の答弁なんですが、こういうことは刻々と分かる情報を周知するのがやっぱり市の行政の役割だと思うんですね。それを、何か物がまとまらないとできないというのは、ちょっと他の市町に比べてもやり方がおかしいと思うんですが、秘書広報課長、この辺のやり方についてはどうお考えですか。 296:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 297:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔岩田佳恵〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔岩田佳恵〕 速やかに情報を流すというのが広報の使命であると思っておりますので、全庁的に内容について確認しまして、早い段階で広報のほうに掲載させていただけたらと思っております。 298:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 299:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうも都市部は、その全庁的な使命が分かっていないので、御指導をよろしくお願いします。  それと、農業振興計画等の見直しも、もしかしたら必要になると思いますけれども、具体的に見直しが必要な計画とその時期について伺いたいんですが。 300:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 301:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 農業振興基本計画の変更は、生産緑地が解除された場合でも必要はないというふうに考えております。 302:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 303:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 この質問の最後に市長に伺いたいんですが、今お聞きになっていて分かるように、周知活動とか計画立案、条例の制定、極めて仕事のスピードが遅いんですね。これは他の仕事もそうは感じているんですが、今回のこれを通じて、ますますそういうふうなことに心配を感じているんですが、市長、このスピード感のない仕事の仕方について、今回の件も含めて、どうお感じになるのか、最後に御見解を頂きたいんですけれども。 304:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 305:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 まずその前に、生産緑地地区に関係するのは、たしか緑の基本計画との関連もありますので、その辺はしっかりと考慮していきたいと思っております。  それから、スピード感がないということで、非常に強調されて、ある意味では危惧の念、心配のお言葉だと、そのように理解しております。  そうした、特に生産緑地の場合、その地権者がどういう判断をしていくかというか、その権利者の方々の財産の将来についての判断をしていただく、そうしたベースの部分というのは、これはできるだけ早く、可及的速やかにそれをお示しする、そして市民の皆さん方の意向を聴いていく、そして市の取組の方向性を決めていくということになろうと思いますので、そうしたことの考え方をすべからくの事業に投影して対応していきたいと思っています。 306:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 307:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは次に、精神障害者等への交通費助成についての再質問をします。  答弁を聞いて、正直がっかりしました。そこで再質問ですが、これは2市8町の中で、ほかの1市7町は継続しているようなんですね。南足柄市ともう1つの町だけやっていないんですが、これは何で南足柄市はやらない、継続しなかったんですか。ほかがやっているのに、ほかとのバランスで余りにもアンバランスなんですが、その辺について伺います。 308:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 309:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 平成7年度に制定しました南足柄市障害者施設通所交通費助成事業につきましては、先ほど来、市長が答弁いたしましたが、平成18年度に自立支援法の施行がされまして、この事業の助成事業に該当するのが、この自立支援法以前の旧法適用の施設のみが対象施設だったということでありました。また、先ほど来も言いましたが、自立支援法において、適用施設については、利用者の送迎を行った場合は、事業者に対して給付費を払うんですけれども、その給付費に送迎加算が算出できるようになりました。  そのような中で、この助成事業につきましても、平成21年度に事務事業の見直しを行政改革推進会議で検討しました結果、自立支援法への移行が完了する平成23年度をもって廃止するということを決定いたしました。 310:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 311:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 経緯を聞いているんじゃないので、的確に答えていただきたいんですが、聞いているのは、ほかの1市7町は行政改革をやっていますよね。だけれども、なぜほかは、1市7町は継続していて、南足柄市だけやらないのかと聞いているんですから、もっとポイントを得た的確な答えをお願いします。  南足柄市ともう一つの町のことは、どうでも、ちょっと対象外だと思いますけれども、なぜ南足柄市がやっていないのか、そこを簡潔に教えてください。 312:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 313:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 どのような経緯で、他のところが継続しているのかちょっと分かりませんが、うちとしましては、法の趣旨にのっとって、事業者側で送迎をやっていただきたいということがありましたので、そちらのほうを促していきたいということで、市で行っている助成制度を廃止したということでございます。 314:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 315:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうも質問と答弁がかみ合わないんですが、じゃ確認しておきますが、2市8町で、ほかの1市7町はこの制度を継続しているという私の認識で間違いないですね。 316:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 317:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 そのとおりでございます。 318:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 319:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 だから、どう考えても、市民の人から見れば、あるいはもっと対象者の方から見れば、ほかがやっていて我々のところができない、やっていないということは、納得性がないんですよ。だから、市長、納得性のあるやっていない理由を教えてください。 320:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 321:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 納得性、市会議員に対して納得性、あるいは市民に対して納得性ということでしょうけれども、今の御質問に対しての納得性にストレートに答えられるかどうか分かりませんが、3障害を対象とした助成があった、でも、自立支援の中で、その事業者に給付加算がされるというようなこの状況が整っているということの中で、今、精神障害の方を対象とするものについては、その対応がなされていないという状況があるというふうに認識しております。  したがって、今、他の障害をお持ちの方々の通所に係る交通費の助成については、事業者がそれ相応の対応をされているわけでございますから、まずは段階を追って、その精神障害に関わる事業所の方々にそうした対応ができるかどうかをしっかりと協議をさせていただくということになろうと思います。その上で、この障害者全体の公平性の中で、次の段階に検討をしてまいりたいと思います。 322:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 323:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私は、これは精神障害者の方だけじゃなくて、等と申しますので、その点お間違いないようにしていただきたいんですけれども、最後に、今、市長から大分前向きの答弁があったんですが、やっぱり弱者に優しい加藤市政にしてみれば、このほかの大半の市があるものを無くしているということは、非常にそういう、弱者に優しい福祉の加藤市長だということに対しても、障害にそれこそなってしまうと思うんですが、もう一度、新規に制度を創設していただきたいんですが、答弁をお願いします。 324:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 325:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 その福祉というのは、正に弱い立場の人の立場に立ってどう対応していくかということが一番の基本だと思っております。  今回、この御質問を頂いて、即ここでにわかに、じゃ、対応しましょうというわけにはまいらないところがございますので、総体的な事業の中で、そして福祉の観点、例えば教育でいえば教育的な観点を、そうしたものも十分にその中にしん酌しながら判断していきたいと思います。 326:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 327:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 大いに期待しながら、もしできなかった場合はまた質問しますので、よろしくお願いします。  次に、南足柄市健全な財政に関する条例について、各条文について再質問します。  まず第5条で、中期財政計画と整合性を図り、予算を編成するものとする旨の規定がありますが、市長は必ずこれを遂行するとお約束していただけますか。 328:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 329:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 この条例については、遂行する責務があると考えています。この条例の中期財政計画につきましては、この条例が30年4月1日以降の施行ということで、まず、この新たに今後中期財政計画を策定して、それ以降の予算編成について整合を図っていくとそういう考えでございます。  以上です。 330:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 331:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 約束していただいたと受け止めて、次の再質問にします。  すみませんが、時間の関係でちょっと条文の後先が前後するかもしれませんので、よろしくお願いします。  その次は、第12条第2項に、多額の事業費が必要となる新たな事業について、資金を積み立てるための基金の設置を検討しなければならない旨を規定していますが、清掃工場、千苅線、産業集積ビレッジ等につき、基金設置の検討をいつするのか教えてください。 332:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 333:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 第12条の関係でございますけれども、この条例、30年4月1日施行ということで、継続の事業については現状の財源の中でやっていくということで考えてございます。これから以降の新規のものについては、今後、適宜その必要性を考えて検討していきたいと、そのように考えてございます。 334:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 335:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁は、私が言った3つのものについては、基金設置をしないという答弁だと思うんですけれども、別に新規じゃなくて既設のものでも、基金設置をしていたほうが、財政上やりやすくなると思うんですが、その辺はなぜそういう区分を付けるのか教えてください。 336:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 337:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 当然、今言われている大きい事業がございますけれども、すぐに基金を設置してというところで、現状、その積み立てる財源もどうするのかということで、今後検討していきたいというふうに考えてございます。 338:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 339:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 じゃ、少し納得はいかないまま、次に行きます。  第15条第3項に、市長は、主な事業の経費を明らかにするとともに、当該事業による市民の利益と負担との関係を明らかにするように努めるものとすると規定していますが、道の駅、清掃工場、千苅線、産業集積ビレッジ等については、いつまでに市民の利益と負担との関係を明らかにするのか教えてください。 340:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 341:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 それぞれの事業の完成年度というものがございます。スタートの時点で、この事業をやるというところで、その費用がどのくらい掛かるか、事業費は説明させていただきます。その事業の必要性もそのときに説明させていただいて、予算計上のときに、それぞれの事業についての財源そして必要性、そういったものを説明させていただいて、市民の皆さんに公表していきたいと、そのように考えてございます。 342:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 343:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、道の駅については、当初予算にも計上しましたし、今回の補正予算にも計上されていますけれども、いまだに私としては説明されていないような気がするんですが、この場で説明してください。 344:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 345:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 道の駅の事業につきましては、その事業の必要性、そして財源について、当初予算でも計上時には説明させていただきます。そして、今補正予算等提案のときにも説明させていただいているというところでございます。 346:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 347:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 できなければ後でもいいんですけれども、御担当じゃないので。  ここに市民の利益と負担との関係とありまして、それについては私の認識では、一切されていませんよ。もう一度強調しますけれども、市民の利益と負担ですよ。これは是非今回の委員会で説明していただきたいんですが、お約束できますか、市長。 348:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 349:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 道の駅の、その利益というか、利点あるいは負担等についてということでございますけれども、道の駅は、この神奈川県の県西地域活性化プロジェクトの重要な役割を担う施設として位置付けられています。これと整合して、この道の駅金太郎のふる里は、農業を振興して、農業をベースに、加工業、商業等の活性化を図って6次産業化を支援して、これを実現しようとするものであることは御承知のとおりであります。  地域の農産物、あるいはそれらを生かした6次産業の直売のみならず、地域の企業との連携、事業所等との連携によって、地元の特産品を生かした新しい商品の開発を図るなど、そのノウハウをいかした新たな事業を生み出すことを考えているわけでございますから、これは地域全体への利益、市民への利益にもつながると思います。  こうしたことで、雇用であるとか、就労の機会であるとか、あるいはそうしたものの拡大、あるいは定住人口の増加にもつなげていきたいということでは、南足柄市全体の利益、活性化につながるだろうと思っております。  また、この本市の活性化のみならず足柄平野、この県西地域全体の活性化に、この道の駅は、その役割を果たしていく、そういう機能を持っているところであります。  こうした地域振興施設として、市民はもとより、県西地域の住民をはじめ、首都圏からの観光客にも利用される施設を目指して事業を進めてまいる、これが道の駅の考え方であります。また、道の駅が持つその立地特性、そうしたものを生かして、南足柄の観光資源の一つである最乗寺であるとか、あるいはまた夕日の滝、あるいはこの、広域的にいえば、大井町にあるビオトピア、あるいは開成町の瀬戸屋敷などの県西地域の資源も有機的に連携していく、そうした魅力のある道の駅となっていくんだろうと、そういうことも、これも利点だろう、そのように思っています。こうしたこれらの波及効果を作っていくことが極めて重要であると。  また一方で、負担についてといいますか、でございますけれども、この財政負担については、道の駅は収益性の高い施設にしていきたいと考えておりますので、一旦、一つの投資として、そしてその後のその投資に見合った成果を市民に、地域に、圏域にこれを作っていくと、こういうことを考えているところでございます。 350:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 351:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 ここの条については、これ以上は避けます。  というのが、そういうことを書いたつもりじゃないんですよ。もうちょっと、できれば数字も入れた具体的なものについて、市民に分かりやすく説明してくださいよという意味で、私、少なくとも私としては条文作成に関わっていますので、今の市長のような抽象的なことは前々からやられていることなので、あえてこういう条文を作る意味が、それじゃ無くなってしまいますので、その点もうちょっと深く理解していただきたいなと思いますので、次の条文に行きます。  第7条、使用料等、第9条委託料、第10条補助金等に、定期的に見直しを行わねばならないと規定しますが、何年間隔で見直しを行うつもりか教えてください。 352:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 353:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 見直しの期間ですけれども、3年から5年というふうに考えております。 354:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 355:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それは妥当な答弁だと思いますが、昨今の状況及び状況の変化の速さ、それから今の財政状況、これからすれば、当面は3年間に一度ぐらいが適当だと思うんですが、いかがですか。 356:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 行政改革担当部長。 357:◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 ◯企画部担当部長〔瀬戸淳子〕 使用料の見直し、こちらにつきましては、使用料、手数料の設定、それから改定基準がございます。そこに、3年から5年の間で計画立てて起債をしていきたいと思っておりますが、確かに使用料につきましては、見直しをするのは3年に一回が現在の財政状況上、適当かと考えております。  検討させていただきたいと思います。 358:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 359:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、次の条文に行きまして、第12条の財政調整基金に関し、標準と言われている標準財政規模の10%の確保継続、これはいつまでに行う予定かお願いします。 360:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 361:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 現状の財政計画では4億4,000万円となってございます。すぐにということは難しいんですけれども、できるだけ早くということで考えていますけれども、現状でいくとプラス3年は頂きたいと考えてございます。 362:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。
    363:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 あと3年ということは、33年と考えてよろしいですね。 364:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 365:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 31年度が終わって、プラス3年ということで頂ければと思います。35年度です。 366:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 367:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 すみません、失礼しました。じゃ35年度と受け取りました。  次は、第12条第3項に、市長は、行政財産の適正な管理及び修繕のため、計画的に基金への積立てを行うように努めなければならないと規定しますが、これについては、こういうことをやる気はあるかどうか伺います。 368:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 369:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 当然、この条例にある限りはやっていきたいと考えています。公共施設修繕基金がそれに該当すると思うんですけれども、状況は、予算時にどれだけ修繕が上がってきて、その年度できなかったのは積み残してございます。そういったものを把握しておきながら、翌年度はどのくらいの修繕費が必要かというものを考慮しまして、決算がありましたら剰余金が出ますと考えていますんで、それの一部をここに積立てをしていきたいと、そのように考えてございます。  以上です。 370:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 371:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 第13条に、地方債の発行に際し、将来の市民負担の妥当性及び後年度の財政運営に与える影響について検討しなければならないと規定していますが、清掃工場、千苅線、産業集積ビレッジについてはいつまでに検討するのかお伺いしたい。 372:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 財政課長。 373:◯財政課長〔玉野雅夫〕 ◯財政課長〔玉野雅夫〕 御質問のほうは、個々の事業についてというような御質問になってございますけれども、私どもの地方債の発行に関する条文に関しましては、その将来の妥当性、財政運営への影響を検討しなさいということでございますので、全体の地方債の発行を現在でも行っていますけれども、財政規律をもちまして、現在、毎年度償還する元金以内に借入れをする額を抑制している状況でございます。  こういった取組の中で、確実に地方債の残高が下がっている状況がございますので、個々の事業と捉えずに、予算編成に当たって、全体の起債の推移をどうしていくのかという視点で、ここの条文をしっかりと守っていきたいというふうに思っています。 374:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 375:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それは、ちょっと行政側に少々都合のいい解釈だなと思っているんですよ。元々、この財政健全化条例を作ったのは、こういった言い方は失礼かもしれませんが、決して今の市長のことを言っているわけではありませんが、市長によっては思い付きの事業をやる人がいると。要は、そういうことを抑制するためにも作ったわけですよ。  ですから、全体でそういう、ぼやかしてやるんじゃなくて、やはりそういう思い付き事業を防ぐためにも、個々の事業について、そういう地方債の発行をする場合には、やってくださいよという趣旨で規定しておりますので、今の答弁は少々都合がいい解釈だと思いますので、もう一度答弁をお願いします。 376:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 377:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 地方債の発行ですけれども、今、財政計画上は10億というふうなことで規律を設けています。それに伴って、発行するに当たっては、償還額以内で地方債を発行するというのが前提となってございます。  個々の事業を積み上げまして、当然起債がどのくらいかということが出てきますので、それは、個々の事業についてはそれぞれ優先順位を付けまして、できるかどうかというのは、予算の編成のときに精査してやっていきたいということで考えてございます。 378:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 379:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 そうはいいましても、例えば今回の補正予算で計上されている道の駅整備事業、これが認められたとしたら、今おっしゃった、平成31年度には地方債の限度額の10億円というのは、かなり超えなければ予算編成難しいですよね。ということは、やっぱり個々の事業について、そういうことをちゃんと精査しながら、やるかやらないかを決めなければいけないわけですよ。  だから、現状においても、現実にもうその10億の枠が守れないじゃないですか、31年度は。他の投資事業を全部やめちゃうんですか。そうじゃないとやりにくい、できないですよね。そういうことも考えれば、個々の事業について、やっぱりこれをやっていかないとできないと思うんですが、もう一度答弁をお願いします。 380:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 381:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 10億というのは、臨時財政対策債含めて10億ということでございます。投資の事業については、事業費で5億というのが今の財政計画上の考えでございます。それに、5億ありますけれども、国庫が付いた、1億付いたら、事業費もプラス1億、6億になると、そんな考えでございますので、一般財源を抑えるための財政計画というものができています。  市債については、道の駅、例えば道の駅をやった場合に、全てが起債ではないです。国庫も入ります。他の補助金も入ります。そういったもので、市債は全体の事業費を積み上げた中で、優先順位を付けて予算の中で組み立てていきたい、そのような考えでございます。 382:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 383:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今、言われたように、臨財債を入れて10億ですよね。ということは、毎年度臨財債は約7億5,000万ぐらいありますから、道の駅を単純に半分市債でやるとしても、そこだけでもう満杯になっちゃいますよね。  そうした点からも、やはり個々で検討しなければやっていけないじゃないですか。それとも、ここで他の事業は一切やらないですよと宣言するのかどうか分からないですけれども、ですから、言いたいことは、別に道の駅うんぬんじゃなくて、そういう個々の事業のときに、そういう全体のことも考えて個々の事業を判断するためにこの条文があると思うので、やっぱり個々の事業について、そういうことをちゃんと考えていただかなければいけないと思うんですが、もう一度答弁をお願いします。 384:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 385:◯企画部長〔飯田泰範〕 ◯企画部長〔飯田泰範〕 当然に、個々の事業、どのくらい掛かるかというのも把握しながら、財政規律を守るというのは大前提で現在考えているんですけれども、その年度だけの投資事業ではなく、財政計画上、31年度で終わってしまうんですけれども、今回は。次の年度との相関、全体の中で、例えば31年度、超えてしまう場合は32年度で、総額で10億以下にするとか、なるとか、そういう計画を立てた中で、その年度を組み立てていかなければならないと思うんです。  予算を作るその31年度にどうしてもやらなければ、事業を執行しなければならないものについては、そこは超えますけれども、翌年度、それは下がりますとか、その数年間のスパンで考えて事業を作っていきたい、やっていきたい、財政計画もそのように考えて、この条例も遵守していきたい、そのような考えでやっていきたいと思います。 386:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川貴久雄議員。 387:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁にあるように、正に今度は31年度で守れなかったら32年度で補填するだとか、そんなことをやっていたら、今度32年度も守れなかったら33年度でやると言って、やっぱり1年1年をそういうふうに自らを規律していかないと、財政状況なんかちゃんと良くなりませんよ。そういうためにこの健全化条例を作ったので、正に今の企画部長の答弁は、この精神にすごく反していると思います。  やはりそれには、私は、個々の事業について、何年度か先のことも考えて、地方債の発行について考えなければならないという、この規定なんですね。その点について、結局、今の答弁を聞いていると、そういうことをやらないから、31年度はもう地方債の発行の10億円ということは守れないよというようなことを宣言しているように思うんですよね。そんなことをしていたら、南足柄市の財政は全然良くならないと思うんですが、市長、最後に、その辺の自分を律する、規律することについての御見解をお願いします。 388:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 389:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 行財政運営、行財政改革全てに通じますが、やはり収入・支出両面で考えていかなければいけないと思いますし、大局の流れの中では、細かな波の部分もあるでしょう。したがって、13条には、将来の市民負担の妥当性及び後年度の財政運営に与える影響について検討しなければならないということがあります。  ですから、今議員のおっしゃるように、一つ一つを単年度で、きちっきちっとやっていくことも重要だと思いますが、全体の大局観の中でそうした状況を踏まえ、今度は統制、後年度の財政運営、そして行財政運営、まちづくり、全体の中で、この影響について、好影響、悪影響両面について検討しなければいけないというふうに、私はそう考えております。 390:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で石川貴久雄議員の質問を終了いたします。  ここで13時20分まで休憩といたします。                                休憩 午後 0時16分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時20分 391:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 木 吉 勝 議員 392:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、2番高木吉勝議員の質問を許可いたします。  高木吉勝議員。           (2番 高木吉勝議員 登壇) 393:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 皆さん、こんにちは。  ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき一般質問させていただきます。  今、本市においては、保育園、そして小学校、中学校の運動会、体育祭が行われています。私も幾つかの学校に応援に参加させていただきました。そこで見る子供たちの純粋な笑顔、一生懸命走る姿、勝ったときの喜ぶ姿、負けたときの悔しさを表す姿など直接拝見させていただきましたが、将来この社会を担っていくこの子供たちが、漏れなく全員が夢と希望を持って粘り強く自分の道を切り開く子供たちに育っていってほしいと心から願いました。そして、その願いは御両親、御家族にとってはとても大きな願いとして込められているものと思います。  アメリカの文化人類学者のマーガレット・ミードは、「未来とは今である」という名言を残しています。未来とは今の行動の積み重ねで決定されるということですが、この子供たちのために大人の果たす役割、責任、そのことをかみしめながら今回一般質問を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、一般質問に入ります。  1、教育行政の基本方針について。  (1)確かな学力の向上について。  ア、基礎学力の向上について。教育委員会においても基礎学力の習得、強化の必要性を認識しているが、その具体的な実施内容について伺います。  (2)豊かな人間性の育成について。  ア、道徳教育の推進について。南足柄市学校教育振興基本計画において、子供たちが将来の夢や希望を持ち健やかに成長するためには、豊かな人間性を育んでいくことが大切です。自らを律し、他者と協調し、他人を思いやるといった道徳教育の必要性について述べられているが、具体的にどのような教育を行っているのか伺います。  イ、読書活動の推進について。子どもの読書活動の推進に関する法律では、その基本理念として、子供が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであると定めている。  本市でも、自ら本に親しみ、読書を楽しむ心豊かな子供の育成を目指して、南足柄市子ども読書活動推進計画(第二次)が作成されているが、その成果と課題について伺います。  (3)家庭教育の充実について。  南足柄市学校教育振興基本計画において、家庭教育は子供の基本的な生活習慣や生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的倫理観、自立心や自制心、社会的なマナーなどを身に付ける上で重要な役割を果たすものであるとし、家庭教育の大変大きな役割について述べられているが、本市における家庭教育の推進内容及び課題について伺います。  以上で登壇しての1回目の質問を終わります。           (2番 高木吉勝議員 降壇) 394:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 395:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高木議員の御質問にお答えをいたします。  教育行政の基本方針についての御質問でございます。  私からは基本的なことについて御答弁を申し上げ、その後、個々の御質問については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず、教育行政の基本方針でございますが、南足柄市教育大綱の基本理念であります「ふるさとを愛する心を育み、一人一人の個性を大切にする教育」を目指していることは御承知のとおりでございます。  生きる力を育む教育の実現や学びを社会で生かせる生涯学習の環境の実現などに向けて、様々な施策に現在取り組んでいるところでございます。  御質問にある確かな学力の向上、豊かな人間性の育成、家庭教育の充実は、教育大綱に掲げている基本方針の一つ一つであり、教育委員会のみならず市長としても本市の教育に関わることの責務を感じているところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それでは、教育長、お願いいたします           (加藤修平市長 降壇) 396:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 397:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それでは、教育行政の基本方針について、その中で確かな学力の向上についてというお尋ねがございました。  教育委員会では、教員の指導力向上を通して、子供たちの基礎学力の習得、強化を図っております。そのために指導主事と各学校の研究主任で組織をします学びづくり推進委員会を設置し、各学校の学力向上策を持ち寄り、方向性を共通理解しながら教員の指導力を高める指導を行っています。また、大学教授等の講師を招へいし、研究会、研修会の充実を図っております。  平成29年度全国学力・学習状況調査の結果分析において、小学校算数については特に基礎学力の定着に課題が見られることから、平成30年2月には全市一斉に計算テストを実施し、学習指導の改善に取り組んでおります。また、平成30年度からは、小学校4年生、5年生を対象に国語と算数の総合学力調査を実施しております。  次に、豊かな人間性の育成について2点のお尋ねがありました。  1つ目は、道徳教育の推進についてでございます。  今年度から小学校で、来年度は中学校において一般の教科と同じように「特別の教科 道徳」が実施をされ、道徳教育の一層の充実に取り組んでおります。道徳の授業では、教科用図書を使用することはもちろんのこと、映像メディア、写真、紙芝居など、多岐にわたった教材等を活用しながら、道徳的な価値について考えを深められるよう学習の工夫を行っております。  このように、学習意欲を高める授業づくりを通して、お互いの気持ちを考え、伝え合う力が高まるよう、対話を大切にし、自分自身のより良い生き方を考えることを重視した道徳教育を行っております。  2点目に、読書活動の推進についてのお尋ねがございました。南足柄市子ども読書活動推進計画(第二次)でございますが、これは平成26年度からおおむね5年間の施策を計画いたしました。  その中で、第二次計画の重点施策として3点を掲げております。1点目はファミリー読書運動の推進、2点目は学校への配本サービス事業の実施、3点目は出前おはなし会サービス事業の実施でございます。  1点目のファミリー読書運動の成果といたしましては、子育て中の保護者向けに様々な角度から読書の大切さについて発信できました。参加者からは、大人が心を込めて絵本を読むことで子供たちと様々な気持ちを共感できたなど感想がありました。  2点目の学校への配本サービスの成果については、昨年度、図書館に近い岡本小学校を除く小中学校8校に対して、延べ25回1,583冊の配本をいたしました。読みたい本を取り寄せて読めるので子供たちから喜ばれております。  3点目の出前おはなし会サービスの成果については、学校やサークルからの依頼を受けて、各ボランティア団体が出前おはなし会を実施し、子供の読書への関心を高め広げております。  課題につきましては、学校への配本サービスの利用者数が前年度より増加したものの、導入当初に比べて伸び悩んでいることでございます。今年度、本計画の数値的な成果と課題を図るため、児童・生徒向けアンケートを実施し、結果を分析して更に詳しく検証する予定でございます。  次に、家庭教育の充実についてのお尋ねがございました。  家庭教育について、市では乳児期、幼児期など、子育ての段階に応じて親子が共に学び合い育ち合うことができるよう様々な事業を展開しております。また、学校においてもPTA総会、学級懇談会等において子供たちの基本的な生活習慣や学習習慣の確立に向けて、保護者に対して情報発信を行っております。  課題といたしましては、仕事での理由や様々な事情により研修会や懇談会への参加が難しい保護者に対して、家庭教育の重要性をどのように伝えていくかが挙げられます。  以上でございます。
    398:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 399:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。  それでは、順番に再質問させていただきます。  まず、確かな学力の向上の基礎学力の向上についての再質問をさせていただきます。  今年の第1回定例会の代表質問でもお話ししましたが、昨年、平成29年11月15日の教育委員会第11月度定例会で、当時の教育指導課長から、やはり算数は基礎学力の積み重ねで、3年生、4年生を中心とした延長線上に5年生、6年生があると。3年生、4年生の習得で積み残された状況であると、5年生で幾ら頑張っても厳しいと。まず、基礎学力の習得、強化の取組が必要であると捉えているというふうなお話がありました。  今回、守屋教育指導課長に代わられたわけですが、まずこの点について同じ認識だというふうに理解してよろしいでしょうか。 400:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 401:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 私、小学校のほうからこの4月、教育委員会のほうに来ました。3年生、4年生という基礎学力の部分のところは、確かに言われるとおりで、ここで基礎をしっかりと身に付けることがその後の中学校、高校と順番につながってくることを改めて認識しております。  以上です。 402:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 403:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それは分かりました。  それで、ここ十数年ほどの間にできる子とできない子の学力差、それが拡大してきて二極分化の形で学力低下が大きく進行してきているというふうに言われているんですが、本市の平成28年度の全国学力・学習状況調査の算数と数学の正答率40%以下の人数割合、これが出ておりまして、小学校では8.5%、中学校では21.5%というふうになっております。これは平成28年度のデータなんですが、平成29年度、この辺はどういう割合なんでしょうか。 404:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 405:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 小学校算数の知識問題でございますが、数と計算の領域においては正答率40%を下回った児童の割合は8.5%でございました。一方、中学校のほうでございますが、数学の同じような知識問題、数と計算の領域においては正答率40%を下回った生徒の割合は26%でございました。  平成28年度と比較をしますと、40%を下回った割合は小学校では横ばい、中学では若干増えているのが現状でございます。  以上でございます。 406:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 407:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 本市において、この割合の目標、この辺はどの辺に置いていられますか。 408:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 409:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 基本的には、まずは全国平均を目指したいというふうに思っておるところでございます。しかしながら、目標はそれぞれの学年、あるいは子供たちの様子によって違うものでございますので、そうはいいながらも、私たちは常に全国平均をまずは目指して努力していこうという気持ちでおります。  以上でございます。 410:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 411:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 全国平均というよりも、この40%以下の割合、本市においてはどの辺を目標として置いているのかということなんですが、小学校は横ばい、中学校は若干増えているよということなんですが、これをゼロというか、より分かる、いわゆる40%以下を下げる、その目標レベルというのはどの辺に置いていますか。 412:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 413:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 私の解釈が違って申し訳ございません。  実はこのときの中学校3年生から6年生の段階での評価の違いがたまたま見える学年になりました。そういった意味では、中学校に入ってこの数は減っているかというふうに思いますけれども、まずは小学校6年生のときと比べてそれを上回るような、逆に言うと、この数を減らすような形にしなければいけないと思っています。  ですので、昨年度受験をしたといいますか、学力・学習状況調査を受けた子供たちの数値が当然あるわけですので、それを3年後に見据えて、その数をまずはアップさせていこう。そのために小学校、中学校共に連携を図っているところですので、情報共有等をしながら、子供たちが少しでも頑張っていく姿の応援を我々はしていきたいと思っております。 414:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 415:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 そういった意味では、具体的な目標はないけれども、なるべくそのレベルを下げていきたいということのようなんですが、実は昨年の都市教育常任委員会で、基礎学力の向上をテーマに、東京都大田区に所管事務調査に行ってきました。その際、東京都では小学校の6年間で基礎的な学習内容を全員が達成して中学校に進学するために、東京ベーシック・ドリルというものがあります。それをクリアするという、ある意味明確な目標があるんですが、本市においてはそういった意味で小学校を卒業するまでに全員がこのレベルをクリアさせようといった具体的な目標はどのようになっていますか。 416:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 417:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 本市にはそういった大田区でやっていらっしゃるようなベーシック・ドリル的なものはありませんので、先ほど冒頭申し上げましたように、総合学力調査、これを30年度から実施して、それで子供たちの学力の状況を把握して、そしてそれに合った指導をしていくことでレベルは少しでも上げられるのではないかと思っております。 418:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 419:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに平成30年度から小学校4年生、5年生を対象に、国語と算数の総合学力調査、それを実施していこうというふうなことで取り組もうとされておられるんですが、やはりある程度具体的な目標レベル、これがないとなかなか教える側も、また受ける生徒側も、じゃ何を目指していいのかということが分からないのかという感じもします。  よくマラソンでゴールが見えないでただ走っているだけでは疲れるのと同じように、ここがゴールなんだと、それを目指して頑張ろうということになれば希望も湧くし、力も湧いてくる。そういったことを思うと、東京大田区のベーシック・ドリルを是非、このベーシック・ドリルは御存じですか。 420:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 421:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 承知しておりません。 422:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 423:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非参考にしていただいて、どういう内容で取り組んでいるのか。それを全員がクリアする、それで初めて中学校に行けるんだというふうな目標が明確になっているわけですね。是非それを参考にしていただきたいなというふうに思います。  それと、今年の第1回定例会の代表質問の場で、反復学習についてお話をさせていただきました。それは、小学校の最大の責任はどの子にも基礎学力をしっかり身に付けさせることであり、そのためにまず読み、書き、計算、この反復学習を徹底するという、そのような内容をお話しさせていただきました。  この反復学習については、昨年の本市の教育委員会の11月度定例会で伊東委員が同じことを話されているんですね。どういうことをおっしゃっているかというと、特に算数ですが、スポーツと非常に近いところがございまして、基礎的なトレーニングをしてしっかり段階を踏んで活用問題にいかないと身に付かない、計算はやはり繰り返し何回も何回もやらなければ身に付かないと反復学習の必要性を話されています。これについては、教育長は御存じですか。 424:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 425:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 定例の教育委員会で伊東委員からの発言については、私もそれは承知をしているところでございます。確かに高木議員おっしゃられるように、反復をした学習は非常に重要だというふうに思っております。  ただ、学校現場の中には授業数も大変増えまして、必ずしも反復だけを、繰り返し漢字練習だけ、計算練習だけをやっているわけにはいかないのが現状でございます。そういった意味では、議員のおっしゃられるところは私も重々承知はしておりますけれども、子供たちの現状を見ながら、やはり繰り返し繰り返しやらせるのはいいんですけれども、でもそれだけではいけない、様々そこで何らかの工夫をしなければいけないというふうに思っております。  例えば、今回、学力・学習状況調査を受けるに当たって、我々教育委員会の指導主事も、今議員おっしゃられるように、繰り返しということの中で過去の問題をやらせて、そして子供たちに力を付けさせよう、さらに、問題の中身も分析をして、こんな漢字、こんな計算が出るだろうということで、今までの数年間の分析をして作問して学校のほうで配ったところですが、実際には今度出た問題は全く傾向が違うということであります。ですので、その力は付いたかもしれないけれども、また新たな問題の中で新たな課題を見付けていって、子供たちの学力を付けることが大事であろうというふうに思います。 426:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 427:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今教育長のお話しされた内容、正に第1回定例会で話された内容と同じという感じもするんですが、教育長が第1回定例会でお話しされた答弁は、反復学習は重要だと思っておりますと。しかし、学校の中において時間的縛りがあって、同じことを何度も何度もやることはなかなか難しいというふうな答弁を、今正にされておられます。  長い間、教育界に携わっておられて、多くの生徒さんと接して、今も御尽力されておられる教育長に対して、単なる1回生議員の小生、大変失礼かというふうには思いますが、教育長の答弁をお聞きすると、できない理由を、またやれない理由、またやらない理由を言葉並べて話されているように、正直、申し訳ありませんが感じてしまいます。  そういった意味では、確かにいろいろな課題、いろいろできない状況があるかというふうに思うんですが、何でもやってみるということを、いろいろと今回やろうとされておられるということなんですが、やはりその根底には反復学習という重要性をもう一度、調査なり検討なりをしていただきたいというふうに思うんですが、それはどう感じておられますでしょうか。 428:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 429:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 できない理由を並べるということも、もちろん今議員さんはそういうふうにお感じになられたかもしれませんけれども、私たちは常に前向きな形の中で、どうやったらできるのかということでまずは努力をしているところでございます。  でも、おっしゃられるとおりでございまして、反復の学習をすることによって、当然それは身に付くものであると思いますので、その時間はできる限りの範囲内で取ってやらせていきたいというふうに思っております。  そういう中では、後ほどのお尋ねにもありましたけれども、家庭教育等々の関連も当然あると思いますので、そういうところを全部見渡さないとそのお答えには到達できないんじゃなかろうかというふうに思います。 430:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 431:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに、今教育長の言われた家庭の内容についてもとても重要ですので、その辺はまた後ほどいろいろと質問させていただきますが、第1回定例会でもお話しさせていただきましたが、基礎学力で教育再生ということを訴えてこられた富山市立五福小学校の校長先生、杉田先生が話されたことをもう一度紹介させていただきますと、どの子にも基礎学力をしっかり身に付けさせることが私の信念であり使命だと思っています。子供たちに基礎学力を付ける上で効果がありそうなことは何でもやってみると。良いと思われるものは何でも積極的に取り入れてみると。やってみて効果のないものは見直すと、それが本校の取ってきたスタンスです、このように話されております。  つまり、全ての子に基礎学力を身に付けさせたいんだと、そのために何でもやってみようと、駄目ならまた直せばいいと、そういうふうな形で、やはり根底には子供たちに対する情熱なり熱意なり、そういったことがこの文言に込められているのかなというふうに感じますが、教育長、どうでしょうか、その辺は。 432:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 433:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、高木議員おっしゃられていることは学力に特化した内容だというふうに思います。学校というのは学力だけではなくして、文科省の言うところの生きる力であるところの確かな学力、豊かな人間性、そして健康・体力、これをバランスよく育てていくことが学校教育の重要な点だと思っています。その一つの中に今おっしゃられた部分があろうと思いますので、そういうことも総合的に踏まえて、私たちも努力させていただきたいと思います。 434:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 435:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 世の中には、学力の平均点を上げようと努力することに対して、それは点数主義だとか点数にこだわるべきでないという、正に教育長が言われるような言葉がよく出てきます。教育長は正に、学力だけについつい目が行ってしまいがちですけれどもといった答弁をされますが、この点についても杉田先生はこのようにおっしゃっていますね。  どの子にも良い点数を取らせて自信と達成感を持たせたいんだと、そのことだけです。点数は教育したことの結果を客観的に示す資料であり、授業改善に役立てていくために点数を重視するのは当然のことと考えますと明確に反復学習を通して基礎学力の向上を訴え、そしてまた子供たちの生きる力や人間としての総合力の向上にこれは確実につながるんだというふうに確信されています。  ですから、学力を上げる、そのことがどれだけ生徒に自信と生きる力を与えているか。全てそこにつながっているんですね。その辺、もう一度しっかりお考えになっていただきたいなというふうに思うんですが、その辺どうなんでしょうか。 436:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 437:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 ですから、私も高木議員の言っていらっしゃることを否定するわけではございません。一つの指標として大切にしなきゃいけませし、子供も90点よりも92点が、92点よりも95点をもらったほうがやっぱりうれしいと思います。そういう達成感を味わわせることは大変大事なことだと思います。  そういう中で、先ほど議員からも御指摘がありましたけれども、二極化が進んでいるということで、だから先ほどの評価のパーセンテージの話もありましたけれども、底辺層と同時に上位層もやはり上がっているということもあります。ですので、私自身はその底辺の部分の下位層の子供たちをいかに得点ですか、正答率ですか、これを上げていくことが大事なことだろうなと思っております。 438:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 439:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非、教育委員会の伊東委員もおっしゃっておりますように、反復学習について、もう一度よく研究なり検討していただきたいなというふうに思います。  では次に、豊かな人間性の育成についての道徳教育について御質問させていただきます。  本市の小学校3年生、4年生の時間割表を頂きました。道徳の時間、これがどこに組み込まれているのかよく分からないのですが、これはどこに組み込まれているのでしょうか。分かりますか。 440:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 441:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今のお尋ねが私もよく分からなかったんですが、週の時間割の中には道徳という時間、年間最低35時間の割合の中で組み込まれていると思いますが、今僕の手元にはその時間割がないので分かりませんけれども、全ての学校の中で道徳の時間、年間35時間、それは増して新たな「特別の教科 道徳」になった以上、量的な問題も含めて全ての学校でそれは、本市では平成19年から、19、20、21が文科省指定の研究開発学校、その後3年間が教育課程特例校、この中では特別な教科「きらり」という教科でありましたので、そのときには道徳はうちはやっておりません。道徳的な授業はしておりました。でも、私がここに来てからは、それは全て変えておりますので、35時間の時間は全て確保されております。 442:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 443:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 資料としていただいたのが、3年生、4年生の時間割表で、全ての小学校の時間割表が記載されているんですが、ここには道徳というように明記されていないんですが、でもここのどこかに入っているということなんですかね。 444:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 445:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今教育指導課長がおりますので、現場におった者がおりますので、その辺お答えさせていただきますが、29コマだと思いますが、その中には必ず1週間の中で道徳教育が位置付けられております。もし足らなかったら教育指導課長が答弁します。 446:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 447:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 じゃ、それは分かりました。  それと、文科省から道徳教育を各担任任せにせず、道徳教育推進教師を中心とした指導体制が構築されるよう校長がリーダーシップを発揮していく必要があるというふうにあります。この道徳教育推進教師、これは配置されているんでしょうか。 448:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 449:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 全ての学校に道徳教育推進教師は配置をしております、指定をしております。そして、基本的には県教委、教育事務所単位の中で研修を行って、その成果を各学校の中で情報提供、共有をして道徳教育の推進に努力しているところでございます。 450:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 451:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 その内容は分かりました。  それと、やはり文科省から道徳教育の全体計画と道徳時間の年間指導計画の作成が指示されているかというふうに思いますが、それも全て作成されているということですか。 452:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 453:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 これは従前から各学校でカリキュラムを作っておりますので、ただ項目が新しい「特別の教科 道徳」になって、内容の項目が小学校でいきますと19項目から22項目だと思います。そうしますと、単純計算で年間35週の道徳の時間を実施しようとしますと、仮に19の項目ですと当然35足りませんよね。そうしますと、1時間の授業、1つの資料を2時間扱いでするとか、場合によっては3時間扱いにするとか、手を変え品を変え的な転換を図るような努力をしております。 454:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 455:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それと、今回特別教科ということで、考え議論する道徳を目指しているんだというふうな文科省の指導があるというふうに思うんですが、御回答の中にもいろいろと議論する、話し合う、伝える、そういった内容が書いてあるんですが、その辺についてもう一度、考え議論する道徳、これをどのように展開しようとしているのか教えていただけますか。 456:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 457:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 先ほどの算数や数学のように、1つの答えに到達するという問題ではございません。道徳教育は、学校教育全体の中でするものであります。でも、この度の「特別の教科 道徳」になって、道徳科ですので、その中で特に特化した中で道徳教育を進めていこうということです。  当然今までも道徳教育は全ての教科、領域の中で実施をしているところでございますが、「特別の教科 道徳」になったことで、よりそれの中身が充実できるものというふうに思っておりまして、我々もその指導は続けております。 458:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 459:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 この道徳教育について、原則的には担任の教員が担当するということなんですが、前にもお話しさせていただいたと思うんですが、若手の教師、若手の先生が道徳教育を教えるというのはなかなか難しいのかなというふうに思うんですが、教える側の教師の育成、これはどのようにされているんですか。 460:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 461:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 昔から道徳というのは、例えば月曜の1時間目辺りとか何かに持っていって、よく潰されちゃうことが昔は多かったですね。でも、ここ10年、20年の間にそれはほとんど無くなって、授業は全ての時間を確保するようにしております。  そういう中で、若手の教師は先輩の教師の授業を見させていただく。基本的には道徳は担任がするものです。特に小学校にあっては、教科担任制ではありません、自分のクラスしか見ません。中学校においては教科担任制ですので、自分の専門の教科プラス道徳を見るわけですけれども、でも、そういう中にあっても若手の先生方が先輩の授業を見ることによって、あるいは複数で研修会等をすることによって、お互いにどこの場面のあの発言は良かっただろうか、悪かっただろうか、どうやって発問すれば子供たちがもっとお互いに話し合う、学び合う機会ができたんだろうか等々、そんな授業展開をすることによって研修会を進めておるところでございます。 462:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 463:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 その内容は分かりました。  以前にこの本会議場で教師の道徳教育の進め方ということで、これも御紹介させていただきましたけれども、皇學館大学の渡邉毅准教授が、生き方の手本は歴史の中に豊富にあるんだと、我が国の歴史は生き方の手本の宝庫だと、教師はそれを案内して生徒たちと共に学ぶ姿勢で臨めば心配することはないんだというふうなお話をされておられます。  道徳教育を進める上で、歴史上の人物から生き方を学ぶということについてはどのように思われますか。 464:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 465:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 正に今、中学校の道徳の教科化が始まる中で、私も道徳の教科書を3分の2ぐらい読み終えているところでございます。
     小学校にあっては、今議員がおっしゃられたような、いわゆる歴史上の偉人の例が多かったように思いますが、やっぱり今どきの子供たちの様子を見てみるときに、もちろんその偉人の例もあるんですけれども、それ以上に今頑張っている、今努力をしている、例えばスポーツマンであるとか、今頑張っている政治家はいなかったと思うんですけれども、歴史上の者はいたと思うんですが、いろいろな様々な生き方から自分たちが何を学ぶのか、全ての1つのテーマにあって、全て網羅できるものではありません。それぞれの分野にあって活躍された方々を扱っている教科書が多いように思います。特に中学校にあっては、歴史上の人物は小学校に比べて少ないように、私自身は感じました。  以上です。 466:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 467:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 じゃ、ちょっと時間の関係で次に移らせていただきます。  次に、読書活動の推進について再質問させていただきます。  平成23年の南足柄市子ども読書活動に関する調査、これは小学校5年生と中学校2年生を対象に調査したということらしいんですが、1箇月に1冊も本を読まない児童・生徒の割合、小学校で5.6%、中学校で9.3%というふうな結果になったということです。このような結果については御存じでいらっしゃいますか。 468:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 469:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 承知しております。高校生のことも含めまして、先般の新聞報道等にもありましたので、そこは承知をしております。 470:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 471:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 じゃ、これに対してどのような改善策を施しておられますか。 472:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 473:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 現在の状況ということでございますが、基本的に本市にあっては各学校の児童・生徒は朝読書等の取組を行っておりますので、本市にあっては1箇月に1冊も読まない児童・生徒はいないものと認識しております。  これまでも、1箇月に1冊も読まない児童・生徒がいなくなるように、例えば学校では朝読書の工夫をして、そしてさらには読書手帳を本市では配布をしておりますし、併せて本に子供たちが親しむことができますように図書館の団体の貸出し等も、先ほども若干触れさせていただきましたがやっております。さらには子供たちも、特に小学生がそうですけれども、調べ学習等々でその補助資料としても図書を利用しますので、そういう面では、今議員が心配される点はうちには何%というか、むしろゼロ%に近いと思っております。 474:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 475:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 南足柄市子ども読書活動推進計画では、1箇月に1冊も本を読まない児童・生徒、いわゆる不読率の割合が出ています。それで、平成23年度7.5%、平成30年度3%になっているんですが、これなぜ増えているのかよく分からないんですけれども、不読率の割合の目標値、それはどのようになっていますか。 476:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 477:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 不読率、目標値は基本的にはこれはゼロでございます。朝読書を全ての学校で実施をしますので、これからは何も1冊も読まないという子供はいなくなることが大きな目標でございます。  ちょっと今、手元にそれがないので、もし教育指導課長が持っていたらお答えをさせていただきます。 478:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 479:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 この読書プランのところに、平成30年度は3%というふうに目標を立てておりますが、既に学校のほうでは朝読書、それから読み聞かせ等々の小学校で取組をされています。  また、中休み、昼休み、放課後等でも図書室を利用するなどしながら、子供たちが自主的に読む、そういう習慣も付けるようになってきています。 480:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 481:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 失礼しました。  不読率7.5%が3%に平成30年度にはしたいという目標を掲げて、第二次の子ども読書活動推進計画が立てられております。  ほとんどの生徒は読んでいるんじゃないかというお話を教育長はされているんですが、具体的にさっき申し上げましたように、5.6%、9.3%というふうな不読率があるんですが、それは現在ではどのような形になっているんですか。それは数値的に把握されていますか。 482:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 生涯学習課長。 483:◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 ◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 この数値につきましては、前回のプランのときは、プランを作成するためにアンケート調査を行って出したものでございます。今回は、今年度このアンケートを行う予定ですので、数値的なものは現在のところはございません。  以上です。 484:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 485:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに以前、アンケートということで、今度またアンケートを取ろうというふうなお話を先ほど答弁で聞きました。  じゃ、まだその辺の数値がどう改善されているのかよく分からないということなんですが、併せて昨年の第1回定例会で先輩議員から、本市の学校図書館の図書標準達成率の指摘があったというふうに思います。具体的には、平成28年9月30日現在で、小学校が63.3%、中学校が36.3%と大変低い達成率。この辺の目標は、南足柄市子ども読書活動推進計画(第二次)では、平成30年度までに80%にしたいというふうなことの目標を掲げています。平成30年ということは、もうあと半年なんですが、この辺の達成状況はどうなっているんでしょうか。 486:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 487:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 平成29年度の充足率の関係をお話しさせていただきます。小学校が74.6%、中学校が42.8%となっております。  以上です。 488:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 489:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 小学校74.6%、中学校が42.8%ということで、80%にするにはまだまだ先だなと。具体的に80%、これはいつまでに達成しようと計画していますか。 490:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 491:◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔守屋亜津砂〕 今高木議員さんがおっしゃられたように、確かにまだ到達しておりません。ただ、74.6%というのは昨年度に比べると6、7%伸びている小学校であります。80%には行っていないんですが、是非80%を目指して、ここ何年かのうちで取り組んでいけたら、できるだけ早く取り組んでいけたらと思います。  また、中学校に対しては、大分廃棄ということを進めた関係で、かなり本が今学校に42%という状態の中で、できるだけ廃棄を少なくして、できるものは増やしていく。これだけ市の一般会計、それから横溝先生の教育基金等を入れまして、寄附又は補助金等を使いながら是非是非伸ばしていきたいなと思っております。中学校のほうはかなり難しいところはありますけれども、取り組んでいきたいと思います。 492:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 493:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、教育指導課長から答弁させましたけれども、現実問題として、80%の到達は、特に中学校は大変難しいというふうに私も思っております。そうはいいながらも様々な団体の方々等から、あるいは個人からも御寄附を頂いておりますので、一歩一歩着実に伸ばしていきたいと思っております。  ただ、教育指導課長が申し上げました本の廃棄の話ですが、前も議会の中で御答弁申し上げましたが、やっぱり古い本は廃棄をしていかなきゃいけないし、子供たちに興味がない本、読まない本はやっぱり廃棄をする必要があると思っています。そうはいいながらも、様々な諸事情がありますので、我々も予算獲得に努力をさせていただいて、充足率が上がるように努力をしてまいります。 494:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 495:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 その内容は分かりました。  それと、先ほど教育長から朝読の話をされておられました。各小学校における読書の実施状況をちょっと調べたんですが、週5日実施しているのが北足柄と岩原小学校、週2日が南足柄小学校、週1日が福沢、岡本、向田小学校になっています。子供の読書活動は、子供が言葉を学び感性を磨き表現力を高め想像力豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものというふうに、本市においても生きる力を育み伸ばしていくためには読書は必要だというふうにうたっているにもかかわらず、読書というのは毎日行うのが基本なのかなというふうに思うんですが、週5日実施しているのが6校中3分の1の2校、しかも半分の3校が週1回しか読書活動をしていない、この辺の実態をどのように感じておられますか。 496:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 497:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 様々な教育課程は学校長に編成権があるわけでございます。先ほども申し上げましたけれども、新たな学習指導要領の全面実施に向けて時間数も大変増えてまいりました。小学校では1単位時間が45分、中学校では50分ではありますけれども、45分の1つのユニットの授業ができないがために15分を3つに分けて授業展開するなど、様々な工夫をしております。  例えば、今議員がおっしゃられた大きな学校では、例えば朝会一つをするにしても移動等に大きな時間を要する場合が当然ございます。ですので、毎日毎日やるんではなくて、与えられた15分なら15分、20分なら20分の間をいかに充実した読書活動にするかということが学校に課せられた課題であろうと思っております。  以上です。 498:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 499:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かにいろいろと理由をおっしゃっていられますが、とにかく読書は毎日やるという、それが基本だし、毎日やることによって習慣化されていく。そこをしっかり考えていただきたいなというふうに思うんですが、教育書としては異例な120万部の大ベストセラーとなった「見える学力、見えない学力」の本を書かれた岸本裕史先生がこのように述べておられます。  学力の土台は言語能力です。その言語能力を育てる最も効果的な方法は、子供を読書好きにすることにおいてほかにありません。だから、塾へ行かせる時間とお金があれば、それは読書に注ぐべきですと、見えない学力が読書によって豊かに太くなっていくというふうに、このようにおっしゃっているんですね。  大ベストセラーになった「見える学力、見えない学力」、この本を教育長は御存じですか。 500:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 501:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 読んでおりません。 502:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 503:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 教師の必読書みたいなものらしいんですが、読書に対する必要性、重要性が書かれておりますから、是非読んでいただきたいなというふうにも思いますので。  そういう中で、やはり読書の時間、時間のやり繰り、時間割表の中で大変難しいかというふうに思うんですが、是非週5日を目指して取り組んでいただくということをお願いしたいというふうに思います。  最後に、家庭教育のほうに移らせていただきます。  子供たちの学校から帰っての勉強の姿勢というものが、本市にあってはパソコンやゲーム機を使って遊んでいる時間が非常に長いというというふうに、本市における子供たちの家庭教育の実態、これを教育長は述べられております。そのような問題に対して、具体的な改善策はどのようにされておられますでしょうか。 504:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 505:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 実際のところ、先ほど申し上げましたけれども、家庭教育の充実に当たっては保護者の方々、場合によっては地域の方々が家庭教育に携わっていただくような場合もありますので、御家庭でこれを理解していただけなければ大変難しいと思います。  ですので、生涯学習等々を通じて、PTAや学級懇談会等々でもお話をしているところですけれども、私たちが本当に理解していただきたいという方々が御家庭の様々な事情でおいでにならないということがありますので、例えば学校としては学校だより、あるいは学級通信等々で各教職員、学校長を通じて努力はしておりますけれども、実際忙しい方々はそれも読まないという場合もあるんではなかろうかと思います。  ですので、それこそ繰り返しの学習ではありませんけれども、繰り返し繰り返しそういうのをお伝えすることによって御理解をしていただくことが肝要であろうと思います。 506:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 507:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 また先進事例の紹介をさせていただきますけれども、秋田市立城南中学校の先生が家庭学習についてこのように述べています。  家庭学習は個人のものと思われがちだが、団体戦で取り組むべきだと思っています。周りが勉強する雰囲気になっていれば自分もやる気になると、そしてまず取り組んだのが学習の手引の作成だというふうなことをおっしゃっております。  この家庭学習の手引、本市も平成24年に作成したというふうに思うんですが、この手引についてどのように生かしていられますか。 508:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 509:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 家庭学習の手引については、今議員おっしゃられたように、家庭学習の充実を目的として平成24年に作成させていただいたところであります。この家庭学習の手引をベースにして、各学校が独自で作りました手引を各家庭に配布をしているところであります。  私たち教育委員会としても、27年度に家庭学習の取組例、これを作成しまして、各学校に配布し、各家庭でお取り組みいただく学習課題の作り方等を情報提供させていただいたところであります。そういうことによって、家庭学習、家庭教育の取組の共有ができたのではないかなというふうに思います。  以上です。 510:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 511:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それと、やはり城南中学の例ですが、生徒の家庭学習に対する意識を高める取組として家庭学習ノートというのを活用して、そのノートには学級担任が褒めたり励ましたり、そういったコメントを入れて、生徒はこのコメントを楽しみに毎日記入しているということです。この秋田の家庭学習ノートは御存じですか。 512:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 513:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 存じておりません。 514:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 515:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 失礼いたしました。  家庭学習ノートの意義ということをちょっと話させていただきますが、家庭学習の習慣付けには生徒と学級担任の信頼関係が欠かせません。家庭学習ノートに1行日記などを書かせて、悩みや進路の不安をふだんは言葉に出さない生徒が家庭学習を通して心の声を打ち明けるということがある。生徒の心の状況を把握し、信頼関係を深めるきっかけになりますということで、家庭学習ノートの意義を述べています。  このように秋田では精力的に全体に家庭学習ノートを展開しているということですが、今でこそ全国学力テストの常に上位にいる秋田なんですが、1960年代初頭では全国学力テストは40位台に低迷していたという中で、それをこのような家庭学習ノートというふうなことをきっかけに大きく改革していったということなんですね。  確かに教育改革はすぐに結果が出るものではないんですが、しかし改革に向けて出発しなければ何も始まりませんので、家庭学習ノートや規則正しい生活習慣、家庭学習のある意味で秋田のような先進事例を是非調査研究して、いいものはどんどん取り入れていくというふうなことを進めていただきたいというふうに思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 516:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 517:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 いい御示唆をいただきましてありがとうございます。私も調査をしたいと思いますが、いろんな形があると思いますので、本市は本市なりのいいところを見付けていくことが必要であろうと思いますし、先進事例に学ぶということは大変大事なことだと思いますので、勉強させていただきたいと思います。  以上です。 518:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 519:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 是非子供たちのために、より良いものは何でも取り入れてチャレンジしてやってみると。駄目ならまた修正していけばいいというふうな方向で、是非当初申し上げていた反復学習、そしてまた道徳教育、そしてまた読書活動、そして家庭学習、それぞれ内容についていろいろと提言させていただきました。それらの内容を是非受け止めていただいて調査研究していただきたいというふうに思いますが、もう一度最後、教育長、よろしくお願いします。 520:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 521:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 本市でも独自のものが幾つかあって、子供たちの基礎学力の充実だけじゃなくて、家庭教育等も充実しているところであります。  例えば家庭用のパソコン、スマホ等でできるeライブラリー、これは本市独自のもので、全児童・生徒が活用できるように努力させていただいて、IDやパスワード、子供たちがパソコンを結構使えるようになりました。保護者の家庭でも多くの家庭が使えるようになりました。パソコン等がない家庭については、本市の教育研究所の指導主事は幸いパソコンにたけている者がありまして、買取りをしました105台のパソコンを全て直して、いつでも貸し出せるような、そんな努力をしています。  是非本市でもそういうことをやっているんだということを議員にも御理解いただいて、我々も今後も努力させていただきます。 522:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で高木吉勝議員の質問を終了いたします。  ここで14時35分まで休憩といたします。                                休憩 午後 2時17分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 2時35分 523:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。
    ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 田 三 郎 議員 524:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、4番高田三郎議員の質問を許可いたします。  高田三郎議員。           (4番 高田三郎議員 登壇) 525:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 では、無会派となっていますが、日本共産党の高田三郎です。通告に基づいて簡潔に質問しますので、よろしくお願いします。  最初に、下水道の普及について。  1点目に、下水道事業については1977年の事業開始以後、様々な計画の変更が行われてきていますが、現在の全体計画、事業認可を受けている面積及び計画の進捗状況についてお聞きします。  2点目に、南足柄市下水道中期ビジョンの後期計画に定期的な使用料体系の見直し等を行い、安定した使用料収入の確保が必要とありますが、どういうことか伺います。  第2に、市街化区域における合併処理浄化槽に対する補助金について。  市街化区域内において、公共下水道の整備に時間を要する地区に住んでいる方が合併処理浄化槽に切り替える場合に補助金を出すべきだと考えますが、見解を伺います。  第3に、幼稚園に対する幼児教育無償化による影響について。  1点目、2018年4月から公立幼稚園の保育料が改定され、国の方針を反映した所得階層に応じた負担の導入となり、多くの保護者にとっては値上げとなっているかと思いますが、幼児教育無償化が2019年10月から全面実施される方向であるとも言われています。その場合、公立幼稚園の利用者負担額及び保育内容はどうなるのか伺います。  2点目に、幼児教育無償化が全面実施された場合、子ども・子育て支援新制度に移行していない民間幼稚園の保育料はどうなるのか伺います。  第4に、市民課の戸籍住民窓口業務委託の変更について。  2018年6月1日から市役所1階市民課戸籍住民窓口の窓口業務を民間委託から市職員による対応に変更しています。受付後の入力業務、郵送業務等については引き続き委託業者が携わることとなっていますが、業務委託に関わる契約の内容を変更した主な理由についてお聞きします。  以上で1回目の質問を終わります。           (4番 高田三郎議員 降壇) 526:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 527:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、下水道の普及についての現在の全体計画、そして事業認可を受けている面積及び計画の進捗状況についてですが、本市の下水道事業は昭和51年度に酒匂川流域関連南足柄下水道事業として全体計画を策定し、昭和52年度に下水道法の事業認可を受けて事業着手し、平成元年度に供用開始をしました。現在の全体計画面積は1,026.5ヘクタールであり、事業認可面積は769.2ヘクタールであります。  進捗状況につきましては、平成29年度末における処理区域面積は621.88ヘクタールでありまして、事業認可面積に対する処理区域面積の割合を示す面的整備率は80.8%でございます。  次に、南足柄市下水道中期ビジョンの中に定期的な使用料体系の見直し等を行い、安定した使用料収入の確保が必要と記述してあることについての御質問ですが、本市の下水道使用料体系は、基本使用料と、基本使用料が適用される水量を超えた場合に、その水量に応じた使用料となる2部使用料制となっております。水量に応じた使用料においては、水量の増加に伴い使用料単価が高くなる累進使用料制を採用しています。使用料見直しの際には、この使用料体系も見直すことを示しているものであります。  使用料体系の設定に当たっては、安定した収支の均衡を確保することに留意するとともに、人口の増減や大口排水者に影響される排水需要の変動なども考慮する必要があります。現行の下水道使用料の体系については、平成27年3月に下水道事業運営審議会から答申が出されておりまして、平成28年4月から、それらに基づいて実施しています。  なお、答申の附帯意見としまして4つございまして、1つが積極的な広報、2つ目に積極的な整備工事、3つ目に経費削減と事業の合理化、資本費の軽減などの経営努力、そして4つ目に定期的な検証及び使用料の見直しの検討を御意見としていただいているところであります。  収支の均衡を確保するには、費用増大分を補う収入が必要となります。そのためにも定期的な使用料の見直しは必要だと、そのように考えているところであります。  次に、市街化区域における合併処理浄化槽の設置に対する補助金についてでございますが、本市の生活排水処理基本計画では、市街化区域の生活排水処理は公共下水道で処理をし、公共下水道事業認可区域外の生活排水処理は合併処理浄化槽で処理することを基本としております。この基本方針を踏まえ、市街化調整区域を対象に単独の浄化槽などから合併処理浄化槽へ切り替えるときに補助金を交付しております。  なお、新たに家を建てる場合、浄化槽につきましては、建築基準法で合併処理浄化槽の設置が義務付けられておりますので、補助金は交付しておりません。御質問の市街化区域内において公共下水道の整備に時間を要する地区につきましては、公共下水道の整備を優先に進めていくことを考えております。  今後も、市街化調整区域を対象とした基本方針に沿って、補助金の交付を進めていきたいと考えております。  次に、幼稚園に対する幼児教育無償化による影響についての公立幼稚園の利用者負担額及び保育内容については教育長が答弁しますので、よろしくお願いをいたします。  次に、子ども・子育て支援新制度に移行していない民間幼稚園の保育料についてでございますが、子ども・子育て支援新制度に移行していない民間幼稚園については、園児の保護者が当該幼稚園に対して保育料を直接支払っており、その保育料はそれぞれが独自に決定しています。そのような中、市では保護者の経済的負担を軽減するために、保護者の所得に応じて一定金額を補助金として交付する私立幼稚園就園奨励費補助制度を設けて、それを実施しております。幼児教育無償化が全面実施された場合の民間幼稚園の保育料の取扱いについては、現在具体的に国から示されておりませんので、現時点では具体なお示しをすることができない状況であります。  次に、市民課の戸籍住民窓口の窓口業務委託の変更についてでございますけれども、戸籍住民窓口業務委託は平成25年10月から行っているところであります。委託事業者は仕様書及び判断基準書に基づき事務を行っていますが、判断基準書に記載していない事例があった場合は、委託事業者自身で検討して、その結果を市職員に示し、当該事務を市職員が引き継ぎ、再検討して市職員が事務を執行しなければならないことなど、導入時には想定していなかった時間を要する事案が生ずることがありました。  また、市民課の戸籍住民窓口には、住民票等の発行や民間に委託できない個人番号カードの交付等の業務があり、住民票等は委託事業者が発行し、個人番号カードは市職員が発行しなければならない状況がありました。こうした状況を改善して、更なる市民サービスの向上を図ることが、今回の委託内容を変更した理由でございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 528:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 529:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 幼稚園に対する幼児教育無償化による影響についてのうち、公立幼稚園の利用者負担額及び保育内容についてのお尋ねがございました。  幼児教育保育の無償化策について、政府の方向性が示されました。公立幼稚園に関係する内容は、2019年10月から全ての園児の保護者に係る利用者負担額を無償化するというものでございます。従来の考え方から推測すると、利用者負担額の上限額がゼロ円、無償で改正されますと、本市の公立幼稚園に係る利用者負担額は国の上限額以内で設定することになりますのでゼロ円、無償となります。保育内容については現在と変わることなく、引き続き安全で安心な保育環境の維持向上に取り組んでまいります。  以上でございます。 530:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 531:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 では、順番どおり再質問させてもらいます。  最初、下水道の普及についてですが、今回下水道のことを取り上げることにしましたのも、私が今までも何回か取り上げてきて、最初は平成22年度に完成するとか、その後10年延びて平成32年とかなっていましたけれども、先ほどの答弁で、この進捗状況でいつまで、今のこの計画だと下水道はいつ完成するのか、答弁はなかったと思うんですけれども、そこのところをもう一度お願いします。 532:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 533:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 今事業認可を取りまして、計画区域の中順次進めているところでございますが、その年ごとの整備量というのが、年によってまちまちでございますし、過去には1年間でかなり進捗できた年もございますし、現状では、過去、平成元年から20年の頃に比べての進捗ほど今進んでいない状況でありますので、具体的にまだあと事業区域内でも約150ヘクタールが計画区域ですが、すみません、残っておりますが、そこの完成の予定については特に現在のところ予定しているというものはございません。 534:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 535:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 ある程度の平成40年とか、ある程度の完成する年を答弁されるのかと思っていたんですけれども、今現在いろんな事業計画とか全体計画があって、現在の計画だと私が見ている資料だと平成42年に完成というふうになっているんですけれども、そういったことで今計画を進めているんじゃないんですか。答弁お願いします。 536:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 上下水道課長。 537:◯上下水道課長〔小澤 肇〕 ◯上下水道課長〔小澤 肇〕 議員のお尋ねの42年というのは下水道の全体計画を示しているものでありまして、目標年次は確かに全体計画として42年を定めております。  以上です。 538:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 539:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 だから、先ほども部長もいつになるか分からないような答弁だったんですけれども、今、課長から平成42年という計画になっているということなんですけれども、要はこの平成42年度まで完成する当てもないということなんでしょうか。それとも、42年度まではできるというのか、又はできそうもないというのか、もう一度お願いします。 540:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 上下水道課長。 541:◯上下水道課長〔小澤 肇〕 ◯上下水道課長〔小澤 肇〕 先ほど部長も答弁しましたけれども、認可区域の中で約150ヘクタール残ってございます。私が先ほど42年というのは、その事業認可市街化区域の外の部分を含めた調整区域の部分の整備全体計画、1,026ヘクタールですか、を42年というふうに捉えております。  以上でございます。 542:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 543:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そうすると、私もらっている資料の中で、一番新しい計画だと、この全体計画が平成42年度ですか、目標年度。その中で市街化区域のことは確かに書いていないですけれども、その前、今ある計画の前の計画のときは全体計画が平成32年度までできると。そういう中で、じゃ市街化区域はいつできるんだと私が質問したときに、大体その4、5年前、平成28年辺りまでできるというふうに私は聞いていたんですよね。その後10年延びたということで、全体計画平成42年度になったんですけれども、でも市街化区域はその前に終わっていなきゃならないですから、市街化区域はその前、42年より前に完成するはずなんですけれども、要は市街化区域、今事業認可取っているところだと思うんですけれども、その市街化区域はいつ頃までにできるか、そこはお約束できますか、お願いします。 544:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 545:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 先ほど課長からも申し上げたとおり、全体区域の完成年次は42年度と定めてございまして、市街化区域については具体的な目標年次はございませんが、国のほうから市街化区域……、失礼しました。現時点で市街化区域の年度が定まっているものがないので、ここでいつまでというお約束というのはできるものではございませんし、その年年の整備量等もありますので、そこの部分については明確な年度をお示しするというのは難しい状況でございます。 546:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 547:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 要はいつできるか、全然予想付かないような答弁じゃないかと思うんですけれども、市街化区域はその全体計画より先にできなきゃならないでしょうし、今事業認可取っているのが市街化区域プラスグリーンヒル辺りのもの、それが事業認可取って769ヘクタールですか、そうだと思うんですけれども、それでいくと市街化区域は全部事業認可取っていると思うんですけれども、その認識でよろしいですか。もう一度お願いします。 548:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 549:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 おっしゃるとおりでございます。 550:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 551:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 下水道についてはいろいろ勉強しますと、事業認可取ったところは、その事業認可取って、そうするとその後5年から10年程度で事業認可取ったところは整備されると、そのようなことも聞いているんですけれども、今南足柄の市街化区域全部事業認可取っているけれども、まだそれでもいつできるか分からないということなんでしょうか。しつこいようですけれどもお願いします。 552:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 上下水道課長。 553:◯上下水道課長〔小澤 肇〕 ◯上下水道課長〔小澤 肇〕 事業認可は過去に8回変更しております。先ほど部長が申しましたとおり、平成元年から供用開始いたしまして、平成20年頃まで年間に20ヘクタールほどやって事業の拡大に認可を面積の拡大を含めながら事業認可をしていました。ただ、最近年は年間の整備率がその頃より結構少ないので、その期間に終わらないと。議員がおっしゃっているのは、今までの認可は確かに1年に整備している面積が多かったからという格好だと思います。最近は整備率が年々多くないと、そういう状況でございます。 554:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 555:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 この後の合併処理浄化槽のことの再質問とも関係するんですけれども、要は市街化区域でまだ未整備になっている下水道ですね。これが一体いつになったら来るのか、来るのか来ないのか、そこら辺をはっきりしてほしいんですけれども、それはなかなかはっきりできないということなんですか。この件についてお願いします。 556:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 557:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 毎年度の事業につきましては、当然投資効果の高い箇所等、計画を作って順次今進めているところでございまして、具体的にどこの場所をいつと全ての場所を年次決めているものではなくて、おおむね今後数年でやっていくべき箇所というのは、当然箇所を決めて今順次国の交付金なんかも活用しながら事業を進めているところでございます。 558:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 559:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、次に移りまして、次は合併処理浄化槽の前に使用料体系の見直しのことですね。料金のこと、これ先ほどちょっと答弁の中で使用料体系も見直すこともあるというふうなことで、例えばこの累進使用料制を見直すということで、大口のほうはちょっと安目になるとか、そういうことなんでしょうか。そこをもう一度お願いします。 560:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 561:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 場所によって高くなる、安くなるということではなくて、基本の水量があって、それを超えた場合に、その使う量が多くなればなるほど高くなっていくという、そういう体系を御説明したものでございます。 562:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 563:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 この使用料体系が、最近は公共料金、3年ごとに見直すとかいろんなことをあちこちで言われていますので、この下水道のビジョンを見たときに、こういうことが書いてあったもので、定期的な値上げを考えているのかなということで質問させてもらったんですけれども、この下水道というのは道路や何かと同じで、相当税金投入しなきゃいけないものだと思うんですよね。そういうことで、市街化区域に住んでいる人は固定資産税も高く払っているし、都市計画税も払っているわけですから、やたらとお金が掛かるから定期的に値上げするなんていうことを考えられても困るんですけれども、そこら辺定期的に値上げすることを考えているのかどうか、もう一度お願いします。 564:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 565:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 先ほど市長からも答弁させていただきましたとおり、現行の料金、今の料金になったのは28年4月からでございまして、この際に下水道の運営審議会から頂いた答申の附帯意見としまして定期的な検証、あと3年後の使用料の見直しを検討ということで、やはり定期的に使用料については検証していくべきという付帯意見を頂いてございます。下水道事業は企業会計でございまして、当然、下水道事業としての経営の安定化を図る、確保するためには事業の収支を確保するというのが重要でございまして、当然費用増大分というのは収入として賄っていかなきゃならない。そのためにもやはり一定の使用料見直しは必要だと考えてございますし、そこに至っては、また当然のことながら、下水道運営審議会のほうにもお諮りして、その辺の内容を決めてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 566:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 567:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そういうことを言われると、これから人口も減るし、企業も市民も節水など心掛けていますので、そうすると使用料収入が減って、それが逆に今度値上げになるみたいな、そういう心配もされますけれども、これは後でまた議論するとしまして、合併処理浄化槽のほうにちょっと再質問を移ります。  これは合併処理浄化槽なんですけれども、現在年間3件ほどしか予算が組まれていませんけれども、以前はもっと一杯あったような気がするんですけれども、これは市民からの要望がないということなんでしょうか、それをちょっと答弁をお願いします。 568:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 569:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市民の方からの申出に沿って予算化計上しております。去年は申請が2件だけだったということで、今年は取りあえず3件分予算を計上してございます。 570:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 571:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これは合併処理浄化槽の補助金は平成元年からやられていると思うんですけれども、最近いろいろ基準が厳しくなって申請する人が少なくなっているのかなとは思うんですけれども、それは以前よりこれは厳しくなっているんですか。その補助金の中身、お願いします。 572:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 573:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 そのようなことはないと思っております。 574:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 575:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、この下水道と関連して、私が今日どうしても言いたいこと、それは合併処理浄化槽、例えばその市街化区域の下水道整備ですけれども、これが以前から下水道が来る来ると言いながら、なかなか来ないと。その間に家が古くなってリフォームや何かして、それで単独処理浄化槽も具合が悪くなってなんていって、そういうことで合併処理浄化槽にすると補助金くれないと。調整区域は行くのに、市街化区域でまだいつ下水道が来るか分からないような地域のところは補助金がもらえないということで、私も苦情を言われたことがあるんですけれども、いつ下水道が来るか分からないようなところには合併処理浄化槽も補助金を出すべきだと思うんですけれども、そこの見解をもう一度お願いします。 576:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 577:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市街化区域内の公共下水道整備に時間が要する地域に補助金をという御質問だと思いますが、市街化区域内は飽くまでも公共下水道の整備を優先して進めていきたいと思います。当然、市街化区域内に補助金を出してしまいますと、下水道整備を進めている市の政策と二重の投資にもなりますので、基本は公共下水道の整備を優先という考えでおります。 578:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 579:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 その二重の投資になるという答弁は、私も何年か前に質問したときもそういう答弁があったんですけれども、確かに下水道がすぐ来るなら合併処理浄化槽に補助金を出して、その後下水道が来たら合併処理浄化槽は必要無くなるわけですから、余分な投資ということになってしまいますけれども、先ほど下水道担当とのやり取りの中でも、市街化区域いつ整備されるか分からないような状態の中で、それでこの市街化区域に住んでいる人が、もう単独処理浄化槽も耐用年数も過ぎて具合が悪い。またリフォームしたい、そういうときに合併処理浄化槽にしなきゃならないわけですけれども、下水道が来なきゃね。そういったところに補助金を出さないというのは、それは市のほうからすると二重投資になるというかもしれませんけれども、市民のほうからしても調整区域より高い固定資産税なんか払って、そのほかに都市計画税なんかも払って、そのほかにそれなのに合併処理浄化槽に補助金もらえないといったら、市民のほうも二重、三重の無駄なお金を使うことになると思うんですけれども、そこはもう一度答弁をお願いします。 580:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 581:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 市街化区域内は、飽くまでもやっぱり公共下水道の整備を優先して進めていきたいと考えております。できるだけ早く公共下水道の工事が進むように努力していきたいというふうに思っております。
    582:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 583:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これは例えば公共下水道の計画区域内で下水道の整備がなかなか見込まれない区域に合併処理浄化槽の補助金を出しているところ、そういう自治体はほかにもあると思うんですけれども、例えば国や何かがそういったところに補助金を出しちゃ駄目とかなんとか言っているんですか。それともこれは市の判断だけでやっているんですか。そこのところ答弁をお願いします。 584:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 585:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 各市町の状況は把握していないところでございますが、基本的には南足柄市と同じような基本方針の下で、各市町も進めているものというふうに思っております。 586:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 587:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私も質問通告した後、いろいろインターネットでやっていましたら、相模原市などは下水道の整備が原則として7年以上見込まれない区域には合併処理浄化槽の補助金が出るというふうになっているんですけれども、あと国や何かも公共下水道の計画区域内であっても、なかなか5年、10年と整備が見込まれない区域は、そういう合併処理浄化槽の補助金を出してもいいということになっていると思うんですが、こういったことですから、南足柄の場合はあと10年先になるんだか20年掛かるんだか分からないような先ほどの答弁だったんですけれども、そういうところにはこの補助金を出すべきだと思うんですけれども、ほかのそういう出している市もありますから、そこのところをもう一度答弁をお願いします。 588:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 589:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 そういう地域について、またこちらのほうで調べさせていただきたいと。どちらにしましても、公共下水道のほうの整備の計画との整合性を持ちながら、この基本方針を考えていきたいと思っております。 590:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 591:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、私としては、公共下水道が来れば、その受益者負担も払わなきゃならないし、使用料が水道料と同じような額、使用料が掛かりますよね。そういうことで来なきゃ来ないでいいのかもしれませんけれども、ただ、それぞれ単独処理浄化槽にも耐用年数がある。それから家や何かがリフォームしたりしなきゃならないと、そういう場合に、お宅のところは下水道が行く地域ですから、そういう補助金は出ませんなんて言われると、一応市街化区域で都市計画税も払って、それなりに道路とか下水道が整備されないとなれば、非常に不満が募るということになると思うんですが、そういう点で都市部長のほうに下水道いついつまで市街化区域完成させるというようなことは言えないんでしょうか。このことで下水道について最後の質問にします。 592:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 593:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 まず先ほど申し上げたように、全体計画としては42年度の目標でやっています。当然その前には市街化区域を完成させるということにはなると思うんですが、なかなか進んでいない地域もあります。  じゃ、未普及のところをどうやっていくのかという、そういった未普及対策については今年度しっかりと少し委託業務の中で効率的な整備方針などを立案しながら、より効率的な整備をしていけるようなものを検討して、少しでも早く下水道整備が進むような、そういったものをしっかりと検討してまいりたいと思っておりますので、そういった形での御理解をいただければと思います。  以上でございます。 594:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 595:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、今の部長の答弁を聞きまして、次に再質問移ります。  幼稚園の幼児教育無償化になった場合、公立幼稚園だと一応今の保育料がゼロ円となると思うんですけれども、保育内容は変わらないということなんですけれども、ここで私が聞き取りの中でも言いましたけれども、私としては保育内容について変わることはないということなんですけれども、是非変わってほしいと思っております。というのは、この公立幼稚園、今児童も減っていると思うんですが、3年保育なぜできないのか。この幼児教育、民間も安くなるわけですよね。そうするとそういう中で公立と民間幼稚園、その保育内容に余り差があっては良くないと思います。そういう点で、公立幼稚園でも3年保育を民間と同じようにすべきだと思うんですけれども、そこのところお考えをお聞きします。 596:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 597:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 現在、北幼稚園では3年保育を行っているところでございます。3年保育を始めるに当たっては、市内にあります民間の幼稚園や保育園との協議を重ねてきたという経緯がございます。その中で、園児数を30人とすること、3歳児学級については10人を上限とすること、他の園に3年保育を拡大しないこと、以上の3つの条件の下、北幼稚園の3年保育について了承いただいたところでございます。このようなことから、現在のところ他の園において3年保育を実施する予定はございません。  以上でございます。 598:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 599:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 公立幼稚園の3年保育については、私何度か質問してきたんですけれども、要は民間幼稚園のことを考えて3年保育しないということだと思うんですけれども、北幼稚園のことに関しても、つまり民間との話合いの中で、北幼稚園のことを全体に広げないということだと思いますが、なぜそこまで民間のことを考えて公立幼稚園のほうを犠牲にしなきゃならないのか、どうも理解できないんですけれども、そこのところもう一度お願いします。 600:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 601:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 その件については、まず北幼稚園について、多分あれは平成21年の行革から始まった話ではないかなと思いますけれども、北幼稚園を休園にしていこうという動き、そういう方向がありました。地域の北足柄をはじめ、あるいは北や苅野地域から北方面の皆さん方にしてみれば、北足柄中学校が統廃合されて北中が無くなった。そして北幼稚園もという地域状況、社会状況があったことは、恐らく高田議員さんも御承知だと思います。  そうした中で、どう北幼稚園を存続させられるか、あるいは北幼稚園の周辺の環境、あのような幼児教育の環境、豊かな自然が整ったところで、そうした幼児教育の展開ができるかというようなことの中で、この3年保育にして、そして市内のどこからでも北幼稚園には希望があれば入園していただけるような方策を練ったというところがございます。そうした中で、やはり公立幼稚園と私立幼稚園の区別化というか、公立幼稚園がこれ以上3年保育を展開、導入されると、民間の幼稚園にしてもいろんな面で影響が出るので、この北幼稚園については認めますというようないろいろな交渉を重ねて、その現在の状況がありますので、その上に立って、そうした背景を十分に御理解いただいた上での議論でないと、今北幼稚園が3年保育だから、公立幼稚園をすべからく3年保育を導入したらどうかという議論は、なかなかこれは難しい議論であると、そのように思っています。  私はその23年当時、当時の教育委員会と大変そういう部分では、説明をし、いろんな形で民間の方々にも御理解いただく努力をしましたので、そういうことで御理解いただきたいと思います。 602:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 603:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 北幼稚園にはいろいろ事情あるのは承知しております。ただ、それとはまた別に3年保育のことで質問、今までもしたときに、民間幼稚園の経営のことを考えるとかいうこと、何度かそういう答弁をもらっているんですけれども、民間幼稚園といっても民間幼稚園、南足柄に1つですか。あと認定こども園が1つありますね。あとはこの小田原のほうから私が見ている限りでも、2台くらいの2園のバスが市役所の上のほうまでお迎えの車が来て、小田原のほうに園児を連れていっていると、送迎しているということでね。民間幼稚園といったら、小田原の民間幼稚園の経営のことを考えてやっているのかなんて、私なんか思っちゃうんですけれども、南足柄の民間幼稚園だけじゃなくて、小田原のこの民間幼稚園の経営のことも考えて3年保育はしないということなんでしょうか。ちょっと嫌味のように聞こえますけれども、もう一度お願いします。 604:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 605:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 その当時、平成23年4月から市長に就任させていただいていたので、その当時のことを承知しているのは、今は多分この教育委員会でもいないと思いますので、私のほうから記憶の範囲で申し上げますが、そうしたことはありません。市内の中でどうあるべきかということです。 606:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 607:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私なんか議員になって、岡本幼稚園の卒業式にも参加していますけれども、参加して年々減ってきて、今はもう1クラスになっちゃって、それも20人くらいになっちゃっているということでね。このままいったら幼稚園が無くなってしまうと。そうすると、市のほうとしてはチャンスとばかり統廃合しちゃうのかなんていう、そういうふうにも考えてしまうんですけれども、園児が減少傾向という中で、じゃこの幼稚園どうしていくのかと、園児確保はどうしたらいいのか、何か考えていることがあったら答弁をお願いします。 608:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 609:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 正直、子供の数が減っているという事実があるということは議員さんもよく御存じだと思います。幼稚園の入園の児童が減っているということだけではなくて、保育園に入園する児童も横ばい傾向です。そういったことを鑑みますと、今子供の数が減ってきているという事実があります。そのような中で、一つの事例として統廃合ということも今おっしゃいましたけれども、まだそこについて何も検討しているという形では、結論が出ているということはございません。  ただ、やはり適正配置、何人くらいが一番いいのかと、そういったところについては教育委員会の中でも検討はしていきたいと思っています。 610:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 611:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私も8時半頃うちを出ると、小田原のほうから2台の送迎バスが来て、それぞれ園児が乗って行くんですよね。その後、華綾幼稚園も来ますけども、私のうちの周りだと、小田原のほうに行っている子のほうが多いんじゃないかと思います。それでいて岡本幼稚園はどんどん減っているということになると、小田原のほうに行かないで、何とか岡本幼稚園辺りに児童を集められないのかなんていう、そのようにも思います。そういう点で、是非この園児確保のために頑張ってほしいと思います。答弁はいいです。  次、2点目の教育無償化で新制度に移行していない民間幼稚園の保育料ですね。各幼稚園で保育料を決めているということなんですけれども、国の方針を見ると最大で2万5,700円ですか、月の保育料、そこまで補助金が出るらしいんですけれども、そうすると保育料は無料になって、あとはバス代とか給食費とか施設維持費なんていう、そういうものの負担ということ、そんな感じになるんでしょうかね。分かっていたら答弁をお願いします。 612:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 613:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今、議員さんがおっしゃられたとおり、今、国のほうの出ている方針としましては、月に2万5,700円、これが上限額という方針は出ております。ただ、これを超える部分、給食費ですとか、送迎のバス代だとか、そういうものは含まれないということになっておりますけれども、その辺の取扱いについて、具体的にどうなるかというのがまだ示されておりませんので、うちとしても保護者が一旦それを払うのか、払わずにどうするのかとか、そういうことまではちょっと今は分からない状況になっております。 614:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 615:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そこで一番肝心なのは、この答弁にもありました私立幼稚園就園奨励費補助制度ですね。これは予算を見ますと、市でも年間1,300万くらい出していますけれども、この幼児無償化になった場合、この就園奨励費、これはどうなるんでしょうか。これをお願いします。 616:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 617:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 この辺もまだ国から具体的なものが示されておりません。一旦保護者のほうが園に全額支払って、その全額を市のほうで補助するというふうになるのか、保護者のほうはもう全く払わないでいいようになるのか。そうするとその財源についてはどうなるのかということも、今のところ何も示されていないので、現段階ではお答えすることができません。 618:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 619:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 奨励費を出さなくて済めば市は助かるわけなんですけれども、ただ、民間幼稚園のほうが保育料2万ちょっとの保育料が安くなるということで、ますます民間に行ってしまったら困るということで、是非公立幼稚園の園児確保では頑張っていただきたいと思います。  それで、最後に市民課の窓口業務委託の変更について再質問します。  結局マイナンバーですか、個人番号カードの交付等の業務が新たに加わって、それで民間に委託できなくなったというような、そんな話も聞いているんですけれども、もっと詳しく、市がじかに窓口業務をやらなきゃならなくなった事由をもうちょっと詳しくお願いします。 620:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 621:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 個人番号カードについては、国からの通達がございまして、委託できない業務になっておりますので、市の職員が直接やっていたという状況でございます。  以上でございます。 622:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 623:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これは、以前は民間委託する前は、市がやっぱりじかにやっていましたよね。市の職員がじかにやっていて、それが臨時職員か何かに窓口業務をやってもらっているというふうに聞いていたんですけれども、ここで言う市の職員というのは正職員なのか、また、パートとかそういった臨時職員なのか、ちょっとそこをお聞かせください。 624:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 625:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 民間委託をする前と同様に、臨時職員と市の正規職員により対応してございます。  以上でございます。 626:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 627:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そうすると、正職員よりは人件費は安くて済むわけですけれども、そうすると民間委託と大して変わらないような額でできるということだと思うんですけれども、そうしたら入力業務とか郵送業務とかなどは今までどおり委託でやるというふうになっているんですけれども、こういった入力業務なども市がじかに臨時職員などを雇ってやればいいんじゃないかと思うんですけれども、そこはどうなんですか。答弁をお願いします。 628:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 629:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 郵送業務は置いておきまして、特に戸籍の入力業務につきましては、非常に専門的知識を必要とするものでございますので、入力業務につきましては効率化が図られていることから、引き続き委託をしていきたいというふうに考えてございます。 630:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 631:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 専門知識か何か必要だということなんですけれども、今でも業務委託ということで、市民課の中に一応枠みたいなのを作って、別会社ということですか、そういうことになっていると思うんですけれども、入力業務だけそういう市の職員じゃない民間の人がいたらややこしいことになると思うんですけれども、だから私としては窓口業務、市が直接やるなら入力業務も市が直接やったほうがいいと思うんですが、そこのところをもう一度お願いします。 632:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 633:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 先ほどもちょっと答弁させていただきましたが、入力はやっぱり専門的な知識が非常に必要な部分でございます。ただ、市民からしてみれば、入力が市の職員がしていようが、業者の方がしていようが、余りそんなに影響はないのかな。窓口がごちゃごちゃになっちゃうと、ちょっと市民の方にも、これはどっちなんだということで分かりづらいですけれども、取りあえず窓口、お客様と接する部分については臨時職員と市の職員で対応させていただいて、裏方の部分で委託できる部分だけを業者のほうにやっていただいているというようなことですので、そんなに混乱は生じていないと思いますので、御理解いただきたいと思います。 634:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 635:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 何となく25年10月から民間に業務委託されてから、最初は混乱したわけですけれども、専門知識が必要と言いながら、例えば市の臨時職員はもう3年も4年もいる職員もいるというふうに聞いたことがあるんですけれども、その今の民間の会社ですか、1年も定着していないとかいう話も聞いていますけれども、ああいう契約社員か何かでそういう1年ももたないで替わっていたりすると、専門的な知識が生かされるのかどうか。だから、そういう契約社員みたいなのでころころ替わるより、市側のじかにやったほうが、そういう専門的な知識も生かされるというか、そうなると思うんですけれども、だからもういっそのことそういう民間に任せないで、市がじかにやるべきというように思うんですけれども、それを最後の質問にして答弁をお願いします。 636:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 637:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 確かに議員さんのおっしゃるとおり、市の職員が全てやることも可能ではあります。ただ、費用対効果とか、その辺を考えたときに、果たしてそれが最少の経費で最大の効果を上げられるというと、ちょっと疑問がありますので、現状では裏方の部分、入力の部分については委託をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 638:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で高田三郎議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 639:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 本日の一般質問は予定者まで全部終了しましたので、これをもって散会といたします。  次の本会議は6月12日午前9時から、本日に引き続き一般質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 3時33分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....