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2017年6月12日(月) 平成29年第2回定例会(第2日) 名簿
2017年6月12日(月) 平成29年第2回定例会(第2日) 本文

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  1. 南足柄市議会 2017-06-12
    2017年6月12日(月) 平成29年第2回定例会(第2日) 本文


    取得元: 南足柄市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1:◯議長〔内田克己議員〕       開議の宣告 ◯議長〔内田克己議員〕 おはようございます。  出席議員が16人で定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第2回市議会定例会第2日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元に配布の議事日程表により進めさせていただきますので、何分の御協力をお願いいたします。                                午前 9時00分 開議 ──────────────────────────────────────────       日程第1 一般質問 2:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 日程第1、一般質問を行います。  一般質問につきましては、発言時間は一人当たり、答弁を含め60分と申し合わせておりますので、御協力のほどお願いいたします。なお、これを超えた場合は発言を禁止することとなりますので、あらかじめ御承知おきください。  一般質問は通告制で順序も決まっておりますので、順次指名いたします。  質問内容が重複するもの又は質問の経過で理解できたものは取り下げるなどして、能率的にできるように御協力をお願いいたします。  なお、答弁は簡潔にお願いします。  本日は5人を予定しております。 ──────────────────────────────────────────
              ◇ 石 川 貴久雄 議員 3:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 はじめに、12番石川貴久雄議員の質問を許可いたします。  石川貴久雄議員。           (12番 石川貴久雄議員 登壇) 4:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 おはようございます。  通告により、12番石川貴久雄が一般質問をします。  本年度も議会内素浪人を続けることができるようになりました。つきましては、質問や提案という刀の切れ味と腕前にますますすごみを増すとともに、織田信長の鉄砲使用のような新しい方法も編み出していきたいと思っています。  本日はなくてはならない事業、やらなければならない事業について質問します。  加藤市政の基本ポリシーの一つは、弱者の方々の心情をおもんばかって、心温まる最大限の支援をすることだと確信しています。それゆえに答弁者は、できない理由を屁理屈を付けて口先だけでぺらぺら延々と述べることはやめて、どうすればできるのかを考えて誠実に朴とつに簡潔に答弁願います。  1、就学援助費について。  近隣2市8町で就学援助費を比較すると、他の費目は他市町とほぼ同じ支給額だが、本市の学用品費、通学用品費及び新入学児童生徒学用品費の支給額がかなり少ない。具体的には、学用品費、小学校、当市と1町が5,710円で他の8市町の半額、中学校、当市と1町が1万1,160円、他の8市町の半額、通学用品費、小中学校とも当市と1町が1,115円、他の6市町の半額、なお、他のもう2町はゼロ。新入学児童生徒学用品費、小学校、当市と6町は2万470円で、大井、箱根の半額。他の1町は2万300円。中学校、当市と6市町は2万3,550円で、大井、箱根の半額。他の1町は2万3,700円。なお、小田原市は補正予算で増額予定。この支給額がかなり低い理由を伺いたい。  2、高校生就学援助制度の見直しについて。  ふるさと寄附金で育英奨学基金は平成27年度は236万円、平成28年度は485万2,000円増加している。平成27年12月8日の都市教育常任委員会で教育総務課長は、育成奨学基金の要保護・準要保護児童・生徒援助事業への活用期間を2年若しくは3年に限定すると説明しています。そうすると、この基金は平成31年以降、年々増加します。育英奨学基金を取り崩して活用するならば、本来は一般会計で全部賄うべき義務教育の児童・生徒の就学援助費に活用するより、高校生の修学援助に活用すべきと小生は考えます。生活困窮世帯の高校生は、教科書代や学用品費、修学旅行費、交通費、制服、運動着等への支出にも大変苦労をしているようです。  小田原市は、高等学校等奨学金事業で100名を対象に一人当たりで年額で3万円支給しています。ほかにも神奈川県内市町でいろいろな支援の制度があります。南足柄市でも、育英奨学金条例の本来の趣旨にのっとり、生活困窮世帯の高校生に対する修学支援制度を早急に見直すべきと思うが、見解を伺いたい。  3、高齢者等の弱者の交通手段確保について。  平成27年の第2回定例会で、小生の交通弱者の通院や買物に対する支援策に関する質問における再質問に対し、これからの日本社会の地方の社会が置かれている状況を考えれば、いろいろな意味で公共交通の確保というのは重要であるので、しっかりと対応していく旨の市長の答弁があり、大変心強いものでした。あれからちょうど2年経過しましたので、この2年間の取組内容と進捗状況について伺いたい。  これにて壇上での質問を完了します。           (12番 石川貴久雄議員 降壇) 5:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 6:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 おはようございます。  それでは、石川議員の質問にお答えをしたいと思います。  最初の御質問の就学援助費についてと高校生就学援助制度の見直し等の御質問については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者等の弱者の交通手段確保についてのお尋ねでございます。  これから御自身で車の運転ができなくなる高齢者が増えてくるということが予想されるわけでございますが、何らかの移動手段を公共が確保していく必要が生じてくることは十分に認識をしておりますが、現在のところは具体的な検討は進んではおりません。過去には民間の路線バスの撤退等がありまして、当該地域の方々からの要望によりまして、平成21年度から23年度までの間、コミュニティバスを運行しておりましたけれども、利用者が減少したために廃止をした経緯がございます。そのため、まずは地域の方々の現状やニーズを正確に把握することが極めて重要であると考えておりますので、そうした調査結果を基にしまして、関係の各課が共同して検討していく体制を整えて、高齢者等の交通弱者対策に取り組んでいく考えであります。  また、交通に関する問題は行政だけで解決することは大変困難でございますので、市民の皆様、あるいは交通事業者をはじめとする民間企業などとも連携あるいは御協力を仰ぎながら、これを進めていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 7:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 8:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 議員からは就学援助費についてのお尋ねがありました。  まず、学用品費及び通学用品費につきましては、国基準額の2分の1の額を支給しております。これは財政が厳しい状況下において歳出の抑制を図るため、平成22年度から実施をしているものでございます。  次に、新入学児童生徒学用品費でございますが、従来から国の基準額と同額を支給してまいりました。平成29年4月1日に新入学児童生徒学用品費の国基準額が増加されたことに伴い、国基準額と同額とするため、過日提出をいたしました一般会計補正予算第1号で予算の増額を審議していただいているところでございます。  次に、2点目でございますが、高校生就学援助制度についての見直しについてのお尋ねがございました。  南足柄市育英奨学金は平成21年度まで、優秀な成績にもかかわらず、経済的理由のため就学困難な者に対し、県立高等学校の授業料相当額を給付してまいりました。その後、高等学校授業料の無償化に伴い、平成22年度に育英奨学金の給付を休止いたしました。平成26年度からは、高等学校授業料は無償化では無くなったものの、育英奨学金の給付対象世帯については、国の高等学校等就学支援金制度により、授業料を負担することはありませんので、現在も育英奨学金の給付は休止しております。  しかしながら、高等学校の就学に当たっては授業料以外の学資も必要であることから、高校生を対象とした育英奨学金につきましては、今後の財政状況や育英奨学金事業及び就学援助事業に関する基金の活用も踏まえた上で考えてまいります。  以上でございます。 9:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 10:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それでは、再質問をいたします。  順番は少し変えまして、高齢者の弱者の交通手段確保についてお伺いします。  具体的検討は進んでいないという答弁でした。松田町では買物移動自動車、小田原市は地域への新たな公共交通導入のルール、開成町のあじさいちゃん号、山北・大井町の循環バス運行等、近隣市町でも着々と交通弱者の方々への対策が実施されています。無為無策は南足柄だけだと思いますが、2年前、しっかり対応していくと答弁しながら、なぜ具体的検討が進んでいないのでしょうか。 11:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 12:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 そこのところは反省をしなければいけないところだというふうには思っております。当然、地域の声を吸い上げて、どういったところにどういうニーズがあるのかという調査をしなければいけなかったというところはございます。ある意味では、財政的な部分もあって、ちょっとそういった費用に充てることができなかったということがございますので、その辺はしっかり来年度には具体的な調査をしていきたいというふうには思っております。 13:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 14:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁はちょっと理解できないんですが、財政的なことをまた持ち出したんですが、調査とか今回やろうとしている庁内検討というのは、余り財政的なことはそれほど必要ないと思うんですが、それは対応しなかった理由にはならないですね。やっぱりやる気がなかったから対応しなかったんじゃないですか。その点、市長、いかがですか。 15:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 16:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 決してやる気がなかったということではございません。ただ、いろいろ優先事項を勘案して、ほかにちょっと優先すべき事項があったものですから、こちらのほうは少し後手に回ってということはございます。 17:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 18:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 なぜこのことが優先順位が低いのかよく分かりませんが、次の質問にします。  先ほどの答弁で、庁内組織的なようなものを作るとのことですけれども、いつ設立して、どんなメンバーで、いつまでに何をどのようにやるのか、リーダーは誰なのか教えてください。 19:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 20:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 30年度中には庁内関係各課による交通弱者対策検討会を立ち上げたいというふうには考えております。当然、公共交通の主管課であります企画部門がリーダーシップを執って行っていくようになると思いますけれども、道路関係の部門、それから都市計画関係の部門、それから福祉的な関係もございますので、そういった部門、それから日常生活だけのことではなくて、観光だとか経済だとか、そういった部門も関係してきますので、そういった部門からメンバーを選びたいというふうに思っております。  以上です。 21:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 22:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 すみません、質問にちゃんと全部答えてほしいんですが、まず今抜けていたのは、いつまでに何をどのようにやるのかというのと、リーダーというのが、聞いたことがほとんど抜けているんですが、ちゃんと答えてください。 23:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 24:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 リーダーは多分企画課長になるというふうに思っております。その現場部門での検討をしましたら、その上のクラスとしては、多分各部長で構成するようなメンバーで会議をしようというふうには思っております。それから、その先には当然行政の内部だけで検討した結果では全てではございませんので、例えば公共交通機関だとか、外部のそういう有識者等を入れて最終的な取りまとめをしていきたいと思っております。それは30年度中に何らかの方向性を出したいということでございます。  以上です。 25:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 26:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 30年度というと大分ごゆっくりなんですが、なぜ今すぐできないんですか。 27:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 28:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 先ほど地域の声を把握したいというふうなことをちょっと申し上げました。アンケート調査だとか、そういうものをする費用も来年度予算に計上して、そういった結果を基にやはり議論をしていきたいというふうに思っております。 29:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 30:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市長、どうでしょう。必要ならば、今予算のことをおっしゃられているんですが、9月で補正予算を組めばすぐ、そんなに大きい金額じゃなくて、本当にやる気があればすぐできそうなんですが、そういうやる気はありませんか。 31:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 32:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほども答弁させていただいたように、過去のいろいろな経過もございます。そうしたものをしっかりと踏まえまして、前提にしまして、まずはやはり市民の皆様方のそうした、それぞれ地域の特性もありますでしょうし、いろいろな諸状況の中でのこの現状あるいはニーズというものを正確に把握した中で、その上に立って具体的な方策を関係者あるいは関係機関とも連携して、堅実に進めていくというのが基本的な考えであります。 33:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 34:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の答弁で、調査をするとのことですけれども、いつまでにどんな内容でやり、その調査結果をどう生かすとお考えですか。 35:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 36:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 30年度の早い段階で、いついつまでということではございませんけれども、当然予算がお認めいただければ、すぐそういうものは執行したいというふうに思っております。なるべく交通不便地域を中心に、どういったニーズといいますか、御要望があるのか、実際にそういう利用の可能性があるのか、そういったことを含めて調査はしていきたいというふうに思っております。  それを現実にどう生かしていくのかということになりますけれども、調査結果が出ない中で、飽くまで想定のお答えになりますけれども、例えば公共がどういう支援、自ら何かバスを走らせるようなことになるのか、交通事業者にお願いをして、何か金銭的な支援をしていくことになるのか、その辺はまだまだ全然未明でございますけれども、そういった議論をしていくようになると思います。 37:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 38:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 これはお金が掛からないことなんですが、厚労省、国交省、経産省、農林省等の買い物弱者対策等補助金メニューがありそうです。小生は具体的には調査不足で把握していませんが、行政サイドでは、これはお金の掛からないことなので、当然調査研究はしていると思いますが、どの辺に補助メニューがありそうですか。 39:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 40:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 今の最新のそういう情報は集めてございませんけれども、国交省にそういうメニューがあるというのは、前々からのメニューでは知っておりますけれども、ちょっと最新の情報は入手はしてございません。 41:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 42:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 市長ね、聞いていてお分かりのように、今言ったようにお金の面とか、いろいろなことの言い訳をしていますけれども、結局はやる気がないんですよ。だからこういうことも調べていないんですね。高齢者の公共交通の確保は、高齢者の運転免許返納、更新せずにも大変役立つと考えています。それで、これはやっぱりそんなゆっくりやっていることではないんですよ。1日を争うほど重要なことだと私は認識しています。  そこで、2年前の質問の前も、この後もこのテーマについては是非実現してほしいとの声が続々と小生に寄せられております。高齢者等の弱者の交通手段確保について、有効な施策を作成、実施するための調査研究や検討の組織を、もう庁内でごちょごちょやっているんじゃなくて、庁内だけで。民間や専門家も入れて早急に立ち上げるべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 43:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 44:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 足元の、あるいは目の前のことについて御質問をされている部分については、今の現状はただいま答弁させていただいたような状況にあります。しかし、公共交通の問題については、既に皆さんも御承知のとおりでありますが、いわゆる団塊の世代が75歳になる2025年問題等、あるいはまた高齢者の運転免許返納、そうしたことの中で、どう生活の足を守っていくかということの認識は十分にしております。  だから、ここ1、2年の動きの中での我々の考え方というのは、それまでも塚原地域方面でもいろいろコミュニティバスを地域の方々とも、あるいは国からの補助金なども活用しながらやってきた経過があります。そうした中で、やはり利用者が少ない。あるいはバス路線の限界、あるいは廃止などの問題にもしっかりと向き合ってきましたけれども、そこには市の一般財源を相当投入しないと、利用者が一定の人数を、増えれば、損益勘定も黒字の方向には向かうんですけれども、そうしたいろいろな過去における状況もあって、今担当部長が説明したように、この問題についてはそういう将来に向けて重要な問題ではあるけれども、当面は今のような状況である。だからもって、そうした上に立って、これから一つ一つをステップ・バイ・ステップで前に進めていきたいというのが私の考え方です。 45:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 46:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 近隣の町の状況を見たって、そんな財政は豊かでないですよ。今、市長が言ったように、私は何も市のお金で全部やれなんて言っていません。民間と協力すればいいんです。知恵と工夫を出せばできるんです。他の町はそういうことができて、南足柄市はできていないということの現実はよく分かりました。これからの行動に期待して、次の質問に移ります。  高校生修学援助制度の見直しについてです。考えていきますという、よく分からない答弁でしたので、少し再質問します。  この寄附金の増額分、先ほどふるさと基金の増額分を申し上げましたが、この増額分を31年度以降は何に活用する予定ですか。 47:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 48:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 こちらの基金の目的自体が高校生育英奨学事業のものと併せて就学援助事業に関するものでございます。議員さんも御存じのとおり、就学援助につきましては3年間というところのある程度期限のものということで、御承認いただいているというか、お話しさせていただいているところなんですけれども、それを除きますと、議員さんがおっしゃるとおり、高校生の奨学事業に使ってまいりたいと考えているところです。 49:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 50:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 神奈川県の高校生修学援助の市町村の制度というホームページを見ると、神奈川県内の市町村で高校生の奨学金や修学援助金が掲載されていないのは、わずか6市町。近隣2市8町では南足柄市ともう1つだけが掲載されていない。市長、こういう状況は南足柄市として、私は恥ずかしいと思うんですが、どうお考えですか。 51:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 52:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 私どものほうもそれについては課題だと捉えております。先ほど教育長が答弁いたしましたように、こちらにつきましては、当然お金が関係することでもございますけれども、今後の財政状況とかも見ながら進めていきたいと考えています。 53:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 54:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の教育次長の答弁はおかしくて、先ほどの寄附金はこの高校生の修学援助に使うしか使い道がないじゃないですか。お金を考えながらじゃなくて、お金はあるんですよ。あとは、先ほどのこともそうですけれども、やる気だけなんですよ。考えますじゃなくて、いつから実施するか明言してください。 55:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 56:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 いつからというところは、申し訳ありません、ここの場ではお答えをちょっと控えさせていただきますが、おっしゃったとおり、私どもとしては内容を変更しながらでも、こちらの事業については復活したいと考えてございます。 57:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 58:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 やはりこれはこういう弱者の方に優しい市長のほうにお答え願いたいんですが、これはほかにお金の使い道もないし、お金はあるんですよ。やる気になれば来年度からできるんです。総合教育会議の主催者としての市長に伺います。これ来年度から是非実施してほしいんですが、いかがですか。 59:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 60:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 議員さんがおっしゃるとおり、こちらにつきましては育英奨学事業にしか使えない、若しくは就学援助事業に使うものという形には今基金になってございます。もちろん、今後の経費といたしましては、内容を変更して小田原市並みの内容で進めたといたしましても、年間450万程度掛かっていきます。そんな中で、寄附等があれば金額がまた増えていくことも十分考えられますけれども、毎年出していくだけでは無くなってしまうものでもありますので、そういった寄附金の状況とかも踏まえながら、この事業が何がどのような内容が一番適切なのか考えていきたいと思っています。今年度中に考えます。 61:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。
    62:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 教育次長、ちょっと勘違いしているんじゃないですか。私の認識だと小田原は3万円で100人なんですよ。だから300万円。南はその半分もいかないと思うんです。半分でも150万円なんですよ。この寄附金が毎年同じぐらい入ってくれば、よく賄えるんですよ。今の答弁はおかしいので、教育長、ちゃんと答えてください。 63:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 64:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、次長のほうからお答えをさせていただきましたけれども、その寄附のこれから頂ける額というのは、まだ確定しておりませんので、そういう意味で次長のほうでお答えをさせていただきました。  以上です。 65:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 66:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 納得はいかないんですけれども、早い時期に是非市長も交えて実施していただけることを期待して、次の質問をします。  就学援助費です。  再質問の前に、教育長に、我が家の月めくりカレンダーの今月の標語について紹介しておきます。「欠点を認めても値打ちは下がらない、そこから向上が始まる」これをしっかりと受け入れて答弁願いたいと思います。  まず、この受給対象は平成28年9月時点では神奈川県の政令市を除く16市のうち7市では生保基準の1.5倍以内、本市はなぜ1.3倍以内なんでしょうか。 67:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 68:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 こちらにつきましては、1.3倍のほうが皆さんにとってみれば対象となりやすい、市民にとってはいいほうの基準だと把握しております。一時期1.5倍にした時期もありました。ですけれども、皆様方から、それは厳しいのではないかという意見を頂きまして、1.3に戻して追加交付した経過もございます。そんなところからも、それ以降1.3にしております。確かに国の基準等では1.5という数字が出てきておりますので、県内の16市でも1.3、1.5、様々ございますけれども、そのような形で進めているところではございます。 69:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 70:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私の認識が違ったら誠に申し訳ないんですが、私は1.5以内のほうのが支給者が広がると思いますが、この辺、福祉健康部長、いかがですか。専門じゃないんで分からないんですけれども。 71:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 72:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 すみません、今のお答えですけれども、ちょっと今こちらでは資料は用意してございません。特段ちょっとお答えは控えさせていただきたいと思います。 73:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 74:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 じゃ、あれですけれども、それにしても小田原市と本市の受給対象は生保基準の1.3倍以内で同じなんですが、小田原市は当該年度の生保基準なのに、本市は生活基準の引下げ前の平成25年度の生保基準を適用しております。そのために対象者は2%少ないと。これは任意協議会の資料に出ていたので、認識違いはないと思います。対象者を絞っている理由は何ですか。 75:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 76:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 1点、訂正をさせてください。  議員さんのおっしゃるとおり、1.3倍のほうが厳しくて1.5倍のほうが緩やかということでございます。今は生保基準の1.3倍にしているというところでは、厳しいというほうの形になっております。私のほうが先ほど勘違いいたしましたのは、生保の基準が25年度の基準で今数字をやっております。こちらにつきましては、25年度の基準のほうが、こちらのほうが市民にとっては幅が広くなるというところがございますので、そのまま先ほどの議員さんの御意見を頂いて、戻したというのはこちらの25年度の基準のほうでした。大変申し訳ございません。  そんなこともありますので、今は25年度の基準を使っているということがございます。 77:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 78:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうもこの辺の認識が私と一致しないんですな。この任意協議会に対象者が2%少ないと書いてあるのは、じゃ何なんですか。 79:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 80:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 すみません、今任意協議の資料を持ち合わせていないので正式なお答えはできませんが、少なくとも南足柄の場合は、財政状況が厳しい状況はございましたけれども、できるだけ市民の方に有為な部分も考えながら、かといってある程度の一定の財源の中という中で、いろいろ考えてきているところでございます。 81:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 82:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうも何か数字のところがしっかりしていないような答弁で、私も少し突っ込むだけの自信が今ないので、行政の方がそう言うんだから間違いないと思いまして、次の質問に行きます。間違いないですね。  学用品費、通学用品費について、先ほどの答弁では財政が厳しいということで、支給金額を減額したというようなことを伺いました。このときに、市の職員の地域手当、扶養手当、住居手当は国基準を大幅に上回っているんですね。市長、どうして市の職員の手当が国基準を大幅に上回っているのに、こういう弱者への方々の支給額を下げるんでしょうか。このときは、市長はまだ市長になっておりません。ですので、客観的に答弁をお願いいたします。 83:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 84:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今、石川議員がおっしゃったように、平成22年度の対応については、そうした事実関係でございます。23年度就任して以降、24年度に向けて職員の手当等について、国の基準にないものについては見直しをさせていただいたことは、議員も御承知のとおりでございます。 85:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 86:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 つまり市長の今の答弁は、順序が逆であったというような理解します。  次の質問に行きます。  育英奨学基金の条例を改悪して、平成28年度から1,500万円も取り崩しています。この取り崩した金額で学用品費、通学用品費を近隣の他市町並みまでに増額するというのであれば、少しは話は分かります。しかし、現実は近隣の市町の半額を継続しています。一般財源の補填に活用しているだけです。弱者に優しい加藤市長は、この状況をちゃんと把握して黙認しているのでしょうか。 87:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 88:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 まず、再質問でございました、2倍に増額する考えはないかということで、まず私のほうで御答弁させていただきます。           (発言する者あり) 89:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 他の市町並みに2倍にしていないということでおっしゃられたので、私のほうで手を挙げさせていただきました。その部分も含めて、じゃまずは私のほうで御答弁させていただきます。  学用品費、それから通学用品費の支給単価が国の基準額の2分の1であることは、私どもとしても課題として認識をしているところでございます。その一方で、今、議員もおっしゃられたように、今後は財政状況等を考え、見据えながら、優先順位、議員もおっしゃられたように優先順位等を考えて、今後国基準に引き上げることができるかどうか考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 90:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 91:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 どうも何か答弁ちぐはぐ、はぐらかされている。私そんなこと何も聞いていないですよ。市長はいつそういうことを認識されたのかと聞いているので、もう一度市長、このようなことをいつ認識されているのか御答弁願います。 92:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 93:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 この他市に比べて半分弱ということの認識ということでよろしいですか。  つぶさにいつの時点からというのは、余り私もはっきりと覚えておりません。予算の査定等で細かいところまで、この制度的なものも踏まえて検証するような観点を細部にわたってといいますか、すべからくではありませんけれども、特に教育に対してはどういう状況なのかなということを持ち始めたのは、2、3年前でしょうかね。  以上です。 94:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 95:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私も任意協議会の資料を見るまで、実はこの事実は知りませんでした。そこで、教育長に今度は伺います。  育英奨学基金を取り崩す、育英奨学事業に関する基金条例の改悪の際に、学用品費、通学用品費の支給額が近隣の他市町の半分であることを言明しなかったことはなぜですか。 96:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 97:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 そのときの育英奨学金条例の改正のときにつきましては、細かな内容というよりは、その基金を就学支援事業のほうに使わせていただきたいということでの条例改正だったと私のほうでは認識しております。そのときに、就学援助について細かな説明がなかったということの御指摘だとは思うんですけれども、そこまでの説明までには至りませんでした。 98:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 99:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 次長はそのときいなかったので答えにくいでしょう。ただ、私はこれは細かいことじゃないと思います。大変重要なことを、あえて議会に知らせなかったと思います。  ところで、2市8町で育英奨学基金を取り崩して小中学校の就学援助に充当しているところはありますか。 100:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 101:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 申し訳ありません。全て調べているわけではございませんが、少なくとも小田原市はやっていないと思います。 102:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 103:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 それこそ育英奨学基金を取り崩すときに、当然調べてあると思うんですね。教育長、いかがですか。 104:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 105:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 申し訳ありません。今そのときの資料は手元にございませんので、細かなところまでは分からないというところが正直なところです。  ただ、少なくとも5町はちょっと分かりませんけれども、県内の16市、横浜、川崎、相模原を除いた16市では、そういった条例の中に就学援助を対象にするというところはなかったと思います。 106:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 107:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 私もほとんどないんじゃないかなと思います。よく調べておいてください。  小生は、神奈川県下の近隣2市8町以外の23市町村をインターネットで調査しました。具体的金額が判明したのは10市2町でした。その中で、学用品費が南足柄市の2倍以上、これが9市2町。通学品費が南足柄市の2倍以上は8市2町という結果で、神奈川県の中でも本市の学用品費、通学品費が少ないことが判明しました。市長は、このような状況についてどう思われますか。 108:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 109:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 教育に係る制度は、余りそれぞれのいろいろな状況、条件等はあるにしても、子供たちにできるだけ均一な対応というのが一般的だろうと。ただ、なかなかその中でしっかりとした財源確保であるとか、あるいは事業の選択の入替えであるとか、そうしたものをやはり工夫しなければならないという、その基本的なところはあろうとは思いますけれども、教育に対してはできるだけ均一、均等なものであるべきだなとは思います。 110:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 111:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 さすが福祉の修平さんと言われている頃の市長を思い出しまして、温かい答弁を頂きました。  学用品費、通学用品費を2倍に増額したら、1年間で幾らその分必要ですか。 112:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 113:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 おおむね300万円程度の一般財源が必要だと試算しております。 114:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 115:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 持家に関わる住宅手当を今、国基準はゼロなのに月5,000円支給しています。これを国基準にしたら幾ら財源を捻出できますか。 116:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 117:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 すみません、今資料を持ち合わせておりませんので、お答えすることができません。 118:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 119:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 多分私の推定では1,000万円近く掛かっているんじゃないかなと思っていますが、そういう認識でほぼ合っていますか。もう一度答弁をお願いします。 120:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 121:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 およそそのぐらいの数字であるというふうに認識しております。  以上です。 122:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 123:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 そうすると、市長、職員の方が国基準の手当をもらいながら、一方こういう弱者の人々も支給金額が近隣市町の半額だというのが南足柄市の実態なんですね。大変僕は悲しいと思います。  そこで、次の質問をします。「中心市のあり方」に関する任意協議会第5回の協議第23号、補助金、交付金等の取扱いについての就学援助費の欄に、学用品費等の支給額が南足柄市は小田原市の2分の1の額であるため、小田原市の水準を適用することで援助を厚くすると記載されています。本件は、合併すればやる、合併しなければやらないというのでなく、すぐやるべきだと思います。学用品費、通学用品費を9月の補正予算で、300万円ですので増額すべきと思うが、市長の心温かい答弁をお願いします。 124:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 125:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 今、中心市協議のことを一つのケースにして、引き合いにしてお話しされましたけれども、これは例えばということで是非前置きをしていただき、調整方針案として、そういうことの議論があったということでありますので、やっぱり市民の方々がお聞きになっていますので、そこは正確におっしゃっていただいたほうのが、私はいいと思います。いろいろなものが混在をした議論は分かりにくいと思います。そういうことよりも、先ほど申し上げたような基本的な立場に立てば、できるだけもろもろの歳入の増、あるいは歳入の確保、要するに財源を確保ということも含めて、そういうことの中でできるだけこの改善に前向きに改善には努めたい、そう思います。 126:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 127:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 明確に9月と言えない市長の心中も察して、次の質問に行きます。新入学児童生徒学用品費についてです。  支給額については補正予算での増額で納得していますので、支給時期について再質問します。来年度から入学前の3月以前に前倒しで支給すべきと思いますが、いかがですか。 128:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 129:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 国の要綱が平成29年3月31日に一部改正をされました。就学予定者も支給対象となったところであります。このことから、児童に対する新入学児童生徒学用品費の入学年度の開始前の支給、いわゆる前倒しの支給が可能となりました。したがいまして、本市においてもできるだけ早い時期に小学校及び中学校の入学前における新入学児童生徒学用品費を支給したいと思っております。  以上でございます。 130:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 131:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 途中まで評価できる答弁なんですが、この時期がまたできるだけ早い時期という濁すところがよく分からないんですが、先ほど教育長もおっしゃっていたように、就学援助制度における新入学児童生徒学用品費の前倒し支給について、文部科学省は現在対象となっている中学校の入学前の者だけではなく、要綱改定後、小学校に入学する前の者も補助対象にできると本年3月22日の衆議院文部科学委員会で表明したとの情報もあります。  また、インターネットで新入学児童生徒学用品費、入学前という検索をすると、東京都あきる野市、愛知県知立市、三重県伊勢市とぞろぞろと3月以前にも既に支給している市町が出てきます。予算額も、今年度を例に取れば約400万円です。12月の補正予算で来年度分は計上して、もう来年度から前倒しで支給すると、こう明言していただきたいんですが、いかがですか。 132:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育次長。 133:◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 ◯教育次長兼教育総務課長〔杉田倫子〕 どうしても予算が絡むことがございます。ですので、ここで予算の審議のことに対して明確な答えはちょっと控えさせていただきたいと思います。  ただ、教育委員会、市長をはじめ、こちらの市長部局も含め、こちらについてできるだけ早い時期にやりたいという気持ちは持っておりますので、可能であれば12月補正、駄目であれば30年度、いろいろな方策を考えながら全体予算の中で優先順位を考えてまいりたいと思っております。 134:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 135:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 一定の前向きな答弁と捉えるんですが、ちょっと気に懸かるのは、我々せっかくこうやって事前通告しているんですね。それで事業をやるのは必ず予算が伴うんですよ。それで今のこの答弁のところでね、予算が関わるから答弁できないうんぬんかんぬん言われるのは、私は事前通告は何の意味にやっているのかなと。事業というのは当然今言ったように予算が掛かるのに、副市長この辺どうですか。今みたいな言い訳をされると、余り今後の質問するのにも張り合いがなくなってしまうんですけども。 136:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。
    137:◯副市長〔石田和則〕 ◯副市長〔石田和則〕 今、教育次長が答弁申し上げたのは、そういう考え方を示したということで、具体的な実施時期といいますか、条例改正時期はこの場では控えさせていただきたいということでございますけれども、やはり考え方というものをこういう場でお示しした以上、それなりの対応は至急にやっていきたいということでございますので、30年度に向けてどういう方向がいいかと。予算的には次の年度の予算をただただ前倒しするだけでございますので、予算が増額とか、そういう話にはならないところはありますので、実施に向けてはそんなに困難というような部分はないのかなというふうには思っております。 138:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 石川議員。 139:◯12番〔石川貴久雄議員〕 ◯12番〔石川貴久雄議員〕 今の副市長の答弁で安心しました。本日は一定の前向きな答弁があったことを感謝します。  まだ持ち時間がありますが、最短の時間で最大の成果を上げるのがレベルの高い仕事と考えておりますので、これにて完了いたします。どうもありがとうございました 140:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で石川貴久雄議員の質問を終了いたします。  ここで10時10分まで休憩といたします。                                休憩 午前 9時55分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午前10時10分 141:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 木 吉 勝 議員 142:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、2番高木吉勝議員の質問を許可いたします。  高木吉勝議員。           (2番 高木吉勝議員 登壇) 143:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 皆さん、おはようございます。ただいま議長の許可を頂きましたので、通告に基づき一般質問させていただきます。  今から56年前の1961年、第35代アメリカ大統領に就任したジョン・F・ケネディは、日本人記者団から「あなたが日本で最も尊敬する政治家は誰か」との質問に対して「それは上杉鷹山です」と答えたそうです。今から250年前の1767年、山形県米沢藩の藩主となり、わずか17歳で、100億円の借財を抱え危機にひんしていた米沢藩を藩政改革によって見事立て直したその人物が上杉鷹山公です。「なせばなる」という名言は有名ですが、ケネディが鷹山を尊敬した理由は、自助・互助の精神が豊かな美しい国づくりにつながることを実証した政治家であったからであろうと言われています。  本市では平成29年から3年間を行政改革の集中期間と定め、その初年度がスタートしました。市職員のみならず私たち議会においても、そして市民一人一人が自分はこのまちに対して何ができるかを考え、一歩でも半歩でもとにかく前に進んでいこうと行動を起こし前進する時を迎えていると思います。  これから様々な点について質問、提案をさせていただきますので、質問、提案に対しては真摯に、そして広く豊かな心で受け止めていただければと思います。  それでは、一般質問に入ります。  まず1点目、いじめの根絶に向けた取組について。  来年度から道徳の時間が特別の教科に格上げされます。頻発するいじめの対策の一つとして道徳を教科として位置付けるということです。  いじめを苦に自殺する悲しく痛ましい事件が後を絶ちません。希望に胸を膨らませてランドセルを背負い小学校に通っていた生徒、中学生になればいじめも無くなることを願い、中学校の正門をくぐった生徒、いじめられていることを誰にも言えず一人苦しむ生徒、これからの人生、多くの喜びと感動によりうれし涙を流し、全身を震わせることを幾度となく体験するであろうそんな若者が両親よりも先に逝くことを謝罪して旅立つその心情は、言葉では言い表すことのできない大変無念な気持ちだと思います。  そんな悲惨な悲しい出来事を、我が市においては絶対に起こしてはいけないことを強く決意して質問に入ります。  (1)本市におけるいじめの実態について。  ア、小学校、中学校それぞれの平成25年度から平成27年度までのいじめの認知件数の傾向はどのようになっているのか伺います。  イ、小学校、中学校のいじめ認知件数に対し、いじめの改善率、解消率はどのようになっているのか伺います。  (2)未然防止、早期発見、早期対応及び早期解決について。  ア、いじめ根絶に向けた未然防止、早期発見、早期対応及び早期解決について具体的にどのような取組を行っているのか伺います。  イ、未然防止、早期発見及び早期対応、早期解決の成果と課題について伺います。  (3)家庭・地域・関係機関との連携について。  ア、家庭・地域・関係機関との連携について具体的にどのような取組を行っているのか伺います。  イ、家庭・地域・関係機関との連携の成果と課題について伺います。  次に2点目、人材育成について。  「改革を進めるには人づくりが大切だ、人づくりを無視した改革は決して成功しない」と上杉鷹山は述べています。つまり、行政改革の成功は人材育成の成功に懸かっていると言っても過言ではないと思います。そのような観点で、人材育成について質問します。  まず、(1)職員研修による能力開発や意識改革について。  ア、南足柄市行政改革指針(案)の中で、柔軟な思考力を持ち、積極的に地域の中で課題解決に取り組む行動力のある職員を育成するため職員研修による能力開発や意識改革に取り組むとしているが、新たにどのような取組を行い、どのように育成していく考えか伺います。  イ、職員数が少ないことなどを理由として、職員が研修などに参加したくても参加しにくい状況にあると聞くが、その対策を含めてどのように職員研修を進めていく考えか伺います。  (2)窓口業務に従事する臨時的任用職員の人材育成について。  窓口業務に従事する臨時的任用職員は市役所の顔でもあり、とても重要な人材である。窓口業務に従事する臨時的任用職員に対する育成はどのように行われているのか伺います。  最後に3点目、地方創生について。  本市の人口は、平成14年度、4万4,389人をピークに年々減少し続け、今から23年後の平成52年、2040年には、約1万人減少の3万4,846人を予想しています。住んでよかった、住み続けたくなる、住みたくなるまちづくりに向けた定住化促進について質問します。  (1)定住化促進について。  ア、移住・定住化を図るため、その具体的施策と効果について伺います。  イ、定住化の促進のためには市職員が南足柄市に積極的に移住する必要があると考えるが、見解を伺います。  以上で登壇しての1回目の質問を終わります。           (2番 高木吉勝議員 降壇) 144:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 145:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高木議員の質問にお答えをいたします。  最初のいじめ根絶に向けた取組の御質問については教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、人材育成についてで、職員研修による能力開発や意識改革についての新たな取組と育成についての御質問ですが、今年度も職員研修による能力開発や意識改革に引き続き取り組んでまいりますが、今年度は全てで77講座を計画しております。そのうち今年度新たに行う研修は3つあります。  1つ目は、自らの業務を改善していくためのスキルを身につける業務改善研修、2つ目は、仕事を取り巻く環境変化に順応できるよう、肯定的な思考や発想を通じて仕事に対する意欲を向上させる意識向上、いわゆるモチベーションアップ研修、3つ目は、管理監督者が部下とともに組織としてリスクに対応できる管理能力の向上を図るリスクマネジメント研修であります。これらの研修は、一般研修として市町村職員研修センターで実施をするものであります。  なお、積極的に地域の中で課題解決に取り組む行動力のある職員を育成するため、今年度も住民との協働研修やコミュニケーションスキルアップ研修などを計画しております。  職員研修以外の今年度新たに始めた取組としましては、総務防災部総務課による人材育成を考える庁内報「ともに成長」の発行があります。庁内報のテーマは「市職員の人材育成について」であります。限られた職員数の中でいかに職員のレベルアップを図れるか、意識改革につなげられるように取り組んでいるところであります。  また、市職員があしがら金太郎音頭をアカペラで歌いまして、観光客の方々をもてなす自主研究グループが新たに結成されました。そして、取組を始めました。この取組も積極的に地域に出ていくものでありまして、行動力のある職員の育成につながるものというふうに考えております。  次に、職員数が少ない中で職員研修に参加しにくいのではということと、今後の対策についての御質問でありますけれども、職員が希望する研修に参加できなかった理由としましては、一番多いのは研修受講日が自分の業務の繁忙期に当たってしまったということが挙げられます。  職員研修は、職員の能力開発と向上に不可欠であります。職員がより研修に参加できるようにする対策として、研修日程の周知や出席者の調整をできるだけ早目に行うようにしたいというふうに考えます。  また、職場全体で人材を育てる雰囲気作りも欠かせませんので、改めてその呼び掛けもしていきたいというふうに考えます。  次に、窓口業務に従事する臨時的任用職員の人材育成についてでありますけれども、市役所を訪れる方々にとって、窓口で対応する職員は常勤であろうと非常勤であろうと、その職にかかわらず全て市役所の職員としてもちろん捉えております。  このことから、窓口業務に従事する臨時的任用職員が来庁される方々に対して的確で気持ちの良いサービスを提供することは職員の一人として当然のことであり、大変重要だと考えております。  現状では、一般職の職員からOJTという形での研修を行い、窓口業務でしっかりとした対応ができるように取り組んでおります。また、情報セキュリティに関することや特定個人情報に関することなどの研修については、常勤の職員と一緒に研修を受講させております。今後は、窓口業務に従事する臨時的任用職員に対しても接遇研修を実施するよう検討してまいります。  次に、地方創生についてで、定住化促進についての具体的施策と効果についてでありますけれども、昨年度行った空き家調査では594軒の空き家を確認し、そのうち新耐震基準に合った空き家は138軒であることが分かりました。空き家の所有者に対しまして行った意向調査では、76名の方から空き家バンクを利用したい、又は活用を検討したいとの回答を頂いております。  今後は、庁内で組織している空き家等対策検討会において、空き家バンクへの登録も含め、今後の活用方法を検討してまいります。  また、昨年度は有楽町にありますふるさと回帰支援センターにおいて、本市のプロモーションを2回実施しました。成果として全てを把握することは難しい状況がありますが、実際に南足柄市へ移住したいと報告に来てくださった方もいらっしゃいます。このプロモーションの中では、本市への移住体験の募集も行い、13組40名の方に御参加いただきました。その参加者から集めたアンケート結果などを基にしまして、関連する市内事業者とも現在情報の共有をしているところであります。  こういった取組を踏まえ、今年度は民間事業者とも連携をしまして、空き家の活用を含めた本市への移住・定住促進施策に取り組んでまいります。  次に、定住化の促進のためには市職員が南足柄市に積極的に移住する必要があると考えるがとの御質問でありますが、定住化促進に向けては、市外に住む市職員が南足柄市内でアパートを借りる、あるいは自宅としての家を建てるということは大変望ましいことでありますが、それぞれの家庭等の事情もございます。新採用職員については、災害時の対応の観点からも、できる限り市内に居住するようにお願いをしているところであり、今後も引き続きそうしたお願いをしてまいりたいと考えています。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 146:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 147:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それでは、議員からいじめ根絶に向けた取組について、大きく分けまして3点、それぞれ小さな項目で2点のお尋ねがございました。  まず1点目は、本市におけるいじめの実態について、その中での平成25年度から27年度までの認知件数の傾向というお尋ねでございました。  小学校、中学校それぞれのいじめ認知件数は、平成25年度、小学校は27件、中学校は21件、平成26年度、小学校は15件、中学校は15件、平成27年度、小学校は26件、中学校は19件でございます。  また、千人当たりの認知件数で見ますと、国と比べまして、平成27年度は3ポイント程度低い現状になっております。  また、2点目のいじめの改善率、解消率についてのお尋ねがございました。  平成26年度、27年度共に改善率は100%で、解消率は70%程度となっております。現状の解消率は70%程度ではございますが、いじめの解決に向けては一定の解消が図られた後も継続的に子供たちを見守り、観察、指導していくことが重要だと考えております。  いじめが解決したと判断するよりも、まだ完全には解決していないかもしれないと捉え、子供の様子にきめ細かに継続して気を配る取組を推進してまいります。  2点目は、未然防止あるいは早期発見及び早期対応、早期解決についてのお尋ねでありました。  この中での具体的な取組についてのお尋ねでございますが、未然防止については、道徳観や規範意識などの教育を通じ、命を大切にする心や他者を思いやる気持ちを育む道徳教育の充実に取り組んでおります。例えば、道徳の授業においては、文部科学省が作成しました資料「私たちの道徳」等を活用しながら、道徳的判断力を高める指導を行っております。  早期発見につきましては、いじめの状況に応じた適切な対処ができるよう、教職員の資質や能力の向上を図る研修の充実に取り組んでおります。例えば、教職員の研修では、いじめの具体的な事例を提示して複数の教職員で話し合い、対応策を考えるなどの演習を取り入れた実践的な研修を行っております。  早期対応、早期解決に向けては、子供がいじめを受けていると思われるときは、適切かつ迅速に、学級担任だけでなく、管理職、児童・生徒指導担当教員、養護教諭や教育相談コーディネーター等の教職員が連携をし、組織的に対応しております。  2点目は、その成果と課題についてのお尋ねでございました。  成果といたしましては、いじめに対してきめ細やかな適切な対応が進められ、いじめ認知件数が多くなりました。また、教職員の認識や対応力が高まり、いじめの改善率や解消率も高くなっています。  課題として考えられますのは、教職員の指導力の向上でございます。年々、ベテランの教職員が退職をし、若手の教職員が増えております。そのような中で、ベテラン教員が持つ児童・生徒指導のノウハウを若手教員に継承していくことが挙げられます。  3点目は、家庭・地域・関係機関との連携についてのお尋ねでございました。  その中では、1点目として、具体的にどのような取組を行っているかというお尋ねでございましたが、家庭・地域との連携については、学校はいじめをより良く解決するために子供と保護者を支援し、家庭と連携して取り組んでおります。また、PTAや地域の関係団体等を通して連携して地域全体で子供を見守り、健やかな人間性の成長を促していく挨拶運動や地域活動を支援しております。  関係機関との連携については、いじめを受けた子供やいじめを行った子供に対して、医療や福祉、警察などの専門機関と、個人情報に配慮した情報交換や連絡会議を必要に応じて行っております。  次に、その成果と課題についてのお尋ねでございました。  成果といたしましては、家庭との連携について、子供のささいな変化を見逃さないよう、日頃から子供とコミュニケーションを取ることが自然に行われています。  昨年、市内中学生が作成したスマートフォン等の利用についてのルールとして、「インターネットの利用についての方針 自分と周りの人の幸せを守るための14か条」をいじめ防止フォーラムで策定をいたしました。  また、関係機関との連携については、平成27年度に設置した南足柄市いじめ問題対策会議に児童相談所、松田警察署の職員が参加することで、これまで以上に緊密な連携を図ることができるようになりました。  課題としましては、メールやSNS等のインターネットを介したいじめが全国的に増加している傾向がございます。小学生低学年の段階から、インターネットの利用について、学校の指導はもちろんでございますが、家庭での使用におけるマナーやルールの徹底が挙げられます。  以上でございます。
    148:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 149:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それでは、順番に再質問させていただきます。  まず、いじめの根絶に向けた取組について再質問させていただきます。  まず、いじめの実態把握という観点で、いじめの認知件数を今御報告いただきました。このいじめの実態把握、具体的にどのように、何をデータとしてこのような数値が出てきたんですか。その実態把握のやり方、どのように行っているのか教えてください。 150:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 151:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 議員さんのお尋ねの把握の方法ですけれども、市内の各小中学校におきましては、学期に1度は紙によるアンケート調査等で、子供たち一人一人に自筆で、自分の今のいじめを受けている状況とかそのような情報を学級担任は把握しております。  また、教員等も日頃から子供たちの様子、行動や表情等をきめ細やかに朝の健康観察等々をうかがって状況を把握するとともに、時には先生のほうから、最近何かちょっと表情が明るくないねとか、また、近況等を伺うような聞き取り等も行っております。  以上でございます。 152:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 153:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 もう一度確認ですが、基本的にはアンケートでとっていますと。それプラス担任の先生が子供の表情を確認しながら聞き取りを行って、認知件数として把握しているというふうなことでよろしいでしょうか。 154:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 155:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 議員さんのおっしゃるとおり、私たちの答弁のその内容と、更には子供たちも、実際何かあった場合は先生又は養護教諭等、そして家庭でも保護者の方が子供たちの様子を見て、ちょっとおかしいなというときは、子供にではなく学校の担任の先生等にも電話連絡や面談の申出等がありまして、そのような形で対応させていただいております。  以上でございます。 156:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 157:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 内容は分かりました。  それで、アンケートなんですが、これは具体的にどういうサイクルというか、年1回のアンケート調査という形で捉えているんでしょうか。 158:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 159:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 市内の多くの学校では学期に1回、本市においては2学期制をとっておりますので、年2回以上は行っております。  また、アンケート等をとった後、保護者を交えた三者面接、また二者面接等で子供を前にして、また子供の前ではないところでも、その紙面を活用した取組を行っております。  以上でございます。 160:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 161:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  平成26年度の文科省のいじめに関する調査結果で、いじめ発見のきっかけということで調べたデータがあります。アンケート調査など学校の取組による発見ということの内容が、小学校では55.5%、中学校では39.5%で一番発見率が高いという結果になっています。そういった意味では、いじめの実態把握、今いろいろとお話しされていましたけれども、アンケート調査というのがある意味ではかなりウエートが高いみたいですね。  そういった意味では、このアンケートのタイミング、今2回以上だというふうな話がありました。この辺も、神奈川県の児童・生徒問題行動等調査の結果で、アンケートの調査の回数が年2回以上やっているところが88%になっているんですね。そういう意味では非常に高い数値になっています。  この2回以上というのは、2回と限定じゃなくて、内容によっては3回、4回というのがあるということで理解してよろしいでしょうか。 162:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 163:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 今議員さんがお尋ね、また御指摘のとおり、2回以上ということでは、小さいもの、実は定期的に位置付けた全小中学校へのいじめアンケートは大体2回以上なんですけれども、各学校の実情に応じて、例えば自分の持ち物、所持品が無くなってしまった、隠されてしまったようなことが起こりますと、学年や学級単位で小さなアンケート調査等も随時対応として行っております。  以上でございます。 164:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 165:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 内容はよく分かりました。  同じく、問題行動等調査でいじめの改善率、先ほど教育長から御答弁いただきましたけれども、平成26年と平成27年で国や県では98%に対して本市は100%になっていますと。ただし、いじめの解消率、これは平成26年は70%、平成27年度は66.7%で、国や県の75から88%に対しては、そういう意味ではかなり低くなっているというふうに思います。  先ほどいろいろと解消の判断基準というお話がありましたが、この辺の数値が低いということに対してはどのように分析しておられますか。 166:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 167:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 議員さんが御指摘のように、県等と比べてみると、単に数値が低いということが分かると思うんですけれども、私たちにとりましては、いじめが認知された、これはもしかするといじめではないかということを高いアンテナを立て、たくさんの小さな事案でも私たちは拾い上げ対応していくという姿勢の中で、一定の解消が図られれば解消という言葉が正しいとは思うんですが、やはり先ほど答弁させていただいたように、もしかしてこれはもう解決だよということで事案を手放してしまうよりかは、継続的に担任や学年として子供たちに関わっていこう、見ていこうという姿勢の表れの中、結果的には年度末においては完全なる解消ということではなく、一定の改善を含めた形で報告させていただいております。  以上でございます。 168:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 169:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 いじめの解消についてですけれども、いじめの解消に3箇月を目安にという定義が最近、文科省から示されました。そのきっかけとなったのが、青森県で中学校2年生の女子生徒がいじめを訴えて自殺してしまったという大変痛ましい事件が発生してしまったんですが、その内容について、学校側は自殺の2箇月前に女子生徒からの相談を受けて加害生徒らを注意して、その時点でいじめは解消したというふうに判断してしまったんですね。しかし、実際にはいじめが続いていて、最終的には自殺に至ってしまったということで、そういう意味で、文科省が安易にいじめが解消したという判断をすることがないようにということで、3箇月という期限を切ったような形になっています。  今、教育指導課長が言われたように、本市においては、単にそうではなくて、より丁寧に、本当に解消したのかどうかということを突き詰めてやっていくということなんですが、具体的に率が出ているということは、解消したのかどうかという判断はどのような基準で判断しているんですか。 170:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 171:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 今、議員さんが御指摘のように、国等がおおむね3箇月、心理的又は物理的な影響を及ぼしているいじめ行為がなければということなんですけれども、いじめというのは表面的には無くなっても、また復活するとかいうことがございますので、子供たち、いじめを受けている側、又はかなりの子供たちについて一定期間を置いての面談や聞き取り等を繰り返しております。  そのようなことで、一番いいのは早期完全解決だと思いますけれども、いじめに関しての問題は、子供たちばかりではなく人間、大人の社会でもかなり根強く残るような、続くような本当に大きな課題、問題でございますので、私たちとしては継続的なきめ細やかな対応、それを心掛けております。  以上でございます。 172:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 173:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 非常にきめ細かく対応しているなという感じはしますが、もう一度その内容について確認なんですが、さっきも言いましたように、単に数箇月たったらいじめが解消したという判断ではなくて、本人若しくは加害者それぞれのいじめの内容について聞き取りをして、それでお互いがいじめはもうしていませんよ、されていませんよという形での結果から解消したというふうに判断しているということでよろしいでしょうか。 174:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 175:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 議員さんがおっしゃるとおりでございます。  また、子供たちの心は非常に繊細なところがありますので、いじめに特化した、いじめはしていないかとか、いじめは受けていないかという言葉ではなくて、学級担任が日頃から定期的な二者面接等を行っておりますので、そんな中で、最近どうとかいうような形の中から教職員は感じ取っていく、そのような姿勢で対応させていただいています。  以上です。 176:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 177:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ありがとうございました。  それと、いじめの実態についてということで、いじめの態様、平成27年に中学校で金品をたかられるという内容が1件報告されています。これについては、具体的にどのようなことなんでしょうか。 178:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 179:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 金額は大きなものではなくて、子供たちが休日や放課後の中で、ねえお金をおごってよと、そんな言葉が大人でも子供でもあるかと思うんですけれども、それが数回続いたということを伺っております。それは、いじめられた子供の訴え等、又は学級担任への申出等で、保護者を交えた形で返金されている、金額に関しては返されていると伺っております。また、その以後は、その子供たちの関係の中ではないと伺っております。  以上です。 180:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 181:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 金品に関しては、福島第一原発事故の例の横浜市の対応、自主避難してきた児童に対して、賠償金があるだろうということで脅されて、ゲームセンターなどで150万円支払わされてしまったという事件がありました。横浜市教育委員会では当初、これはいじめと認定できないというふうな発言をしていたんですが、最終的には世論から批判を浴びていじめと認定しました。  そういう意味では、金品をたかられる、その金額うんぬんではなくて、しっかりとそれに対してきめ細かな対応というのが重要だというふうに思うんですが、そういう意味では、いろいろと対応しておられて、それで最終的には、今、そういう意味では解決できているというふうな感じで話されましたけれども、その後、何かこれに対する対応というのはされておられるんでしょうか。 182:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 183:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 幸いにも、この件、金品という歴然と金額とか物がありますので、それについては解消がなされ、同じような行為はなされていないというふうに聞いております。  それ以外に、それよりも心理的な嫌がらせとかいじめ、こちらのほうは非常に解決が難解ですけれども、議員が今御指摘の金品の1件については解消しております。  以上です。 184:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木吉勝議員。 185:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  次は、トップの姿勢という観点で御質問させていただきますけれども、いじめ問題を解決するにはトップの姿勢、つまり学校のトップで、ある意味では校長先生が率先していじめ問題に取り組む姿勢が重要だというふうに言われていますが、この点についてはどのように思われますか。 186:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 187:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 議員おっしゃられるとおり、トップの姿勢は大変重要なものと思っております。例えば、大きな事案につながるまでもなく、私自身個人的にも思いますけれども、小さな事案があった場合でも、例えば全校集会であったり朝会等々の折に、子供たち全体の中で校長自ら指導することも必要でしょうし、また、職員会議等々あるいは研修会等を通して各教職員に、先ほど申し上げましたように、若手の職員が大変多くなりました。そういう意味では、職員の指導、職員の資質向上のための指導を行う中で、各担任が基本的には指導するものでございます。その補助的なものとして養護教諭であるとか、あるいは教育相談コーディネーター、スクールカウンセラー等もおりますので、連携をして継続的に指導していくことが大事だろうと思っております。  以上でございます。 188:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 189:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 小田原市の公立小学校では、校長先生の挨拶なり思いがホームページ上で述べられているんですね。ただし、本市では6校ある小学校のうちの南足柄小学校と福沢小学校しか、その挨拶なり思いが語られていない。他の小学校は、校長先生の思いなり挨拶などが一切述べられていないんですね。その辺はどういうことなんでしょうか。 190:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 191:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 今、議員がおっしゃられたのは、ホームページというふうな話でございましたでしょうけれども、学校通信であったり、あるいは校長の指導を通じた学級通信等によって行っておりますし、ホームページに掲載するか否かは別問題として、各小中学校、幼稚園等も含めまして必ず私はやっていると思っておりますし、その現場を私も、ホームページには出ておらなくても、やっている姿は見ておりますし、そういう面では、本市においては今のところ適切な指導が行われていると思っております。  以上です。 192:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 193:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 教育長として、そのような答弁をされるかなというふうには思うんですが、ただ、私たちが知る内容としては、ホームページ上で、例えば岩原小学校の校長先生がこうだとか、私はこの小学校をこうしたいだとか、そのような様々な思いをやはり同じような形で保護者に、また多くの生徒も含めて、もっともっといろんなツールを通して発信していくというのはとても重要なのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 194:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 195:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 1つのツールとして、ホームページでの公表ということはあるかと思いますが、例えば青少年健全育成会等々の中で、議員さんの中にも御出席いただいた皆さん方もおいでだと思いますけれども、そういう中でも発信しております。発信の仕方は様々あるかと思いますが、是非多くの学校のところに足を運んでいただいて御覧いただければ、やっているということが分かると思いますので、是非足を運んでいただければ有り難いと思います。  以上です。 196:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 197:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 じゃ、それは分かりました。  それと、早期発見という観点で、県の教育委員会では、早期発見、初期対応ということで、欠席した児童に対して、1日目は電話を掛けますと、2日目は手紙を出します。3日目は家庭訪問をしますという、それが一つの合い言葉になって、子供が休んでしまったその初めの時期に積極的に関わることが必要ですよというふうに述べられているんですが、その辺の初期対応はどのように本市はされているんですか。 198:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 199:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 本市におきましても、県の対応、1日目、2日目、3日目の対応をまとめたリーフレットを新採用職員等に増し刷りをしまして渡しながら、各学校で校内研修の中では、やはりこのような初期対応をやっていこうという確認と、そしてそのような動きを組織を挙げて取り組むということで行わせていただいております。  以上でございます。 200:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 201:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 内容は分かりました。  それと、いじめを見逃さないという点で、家庭用いじめ発見シートがあるというのは御存じかと思いますが、本市においてはそれの活用はされているんでしょうか。 202:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 203:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 今、議員さんの御指摘のようないじめのサイン発見シートというものがございまして、これを定期的に、年間の中でそんなに頻繁ではないんですけれども、このようなサンプルをお配りさせていただきまして御案内しているところでございます。  以上です。 204:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 205:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 そういう意味では、家庭いじめ発見シート、これがあったがゆえにいじめの早期発見につながったという何かいい事例みたいなのがありますか。 206:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 207:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 子供たちというのは本当に繊細なもので、いじめを僕は受けているんだということはなかなか言いづらいところなんですけれども、そんな中で、学級担任、そして第二については家庭からの、最近、子供の持ち物とか様子がおかしいんだけれどもという申出がかなり積極的に家庭のほうから学校へ連絡をしていただき、そして担任が認知していない場合においても、そのようなケースで対応させていただいていることも実際、多々ございます。  以上です。 208:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 209:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  では次に、道徳教育の観点で質問させていただきます。  平成28年4月19日全国学力・学習状況調査結果の中で「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思いますか」という質問に対して、本市の小学校、中学校は、共に全国に比べて、そうだよ、当てはまるよと答えた生徒が特に中学校では、全国では約75%あるのに対して、本市では65%だったんですね。このように低くなった原因としてはどのように分析されておられますか。 210:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 211:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 議員さんの御指摘の調査なんですけれども、生活質問の回答なんですけれども、私ども教職員、また委員会も、かなり子供たちが「当てはまる」「やや当てはまる」という肯定的なものをちょっと少な目にというんですかね、おかしいんですけれども、自分たちがやっている行動に対しては過少評価して回答しているところが見られるのかなと思っています。
     実際に、私たち南足柄市学校教育実態調査をまた別に行っておるんですけれども、実際のところ、「命を大切にし思いやりを持って生活しようとしている」という質問につきましても、おおむね肯定的な答えが85%ということで、私たち教職員等々の目から見ると、かなり前向きな回答とはなっているんですけれども、ちょっと少ないのかなというふうなところは私たちも感じております。  以上です。 212:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 213:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 そういった意味では、この平成28年4月19日の調査は、生徒自らが過少評価して、自分はそうじゃないけれども、自信がないからこのような形で「当てはまる」というふうなところに丸をしたというか、そういう判断。  実際に今、本市における小学校、中学校のいじめに対する、いじめはどんな理由があってもいけないことだよというふうに思っている生徒の割合というのは、具体的にはどのくらいの数値だというふうに分析しておられますか。 214:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 215:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 子供たちは、いじめはいけないんだということは、私はほとんどの子供たち、100%は思っているとは思うんですけれども、いざ自分たちの日頃の行動の中では、それがなかなか実践できていないところも、ちょっと友達に嫌な思いをさせてしまったり、ちょっと周りの子と一緒にからかってしまったりということがあるのかなということで、回答の数値が少ないのかなというふうには予想はします。  以上です。 216:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 217:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 ということは、この結果から判断して、具体的にどういうふうな施策なり対策を打つ上で、その判断内容によって全然違ってきてしまうんですね。これはある意味では、子供たちが100%、みんな、いじめは善くないと思っているよと。しかし、いろいろなことの関係性からなかなか断定できないところがあるんだよなのか、いじめは絶対駄目だよというふうに、まだまだ生徒は不十分だから、もっと対策しなければいけないなというふうに判断しているのか、それによって大きく分かれてしまうんですね。具体的にどっちなんですか。やっぱりもっと、いじめを何とかしなければいけないという、まだその理解度が十分ではないよというふうに認識しているのかどうか、その辺をもう一度教えていただけますか。 218:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 219:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 いじめの定義というところも、子供たちのほうには精神的、物理的な影響を受けて心身の苦痛を感じているものということを易しい言葉で説明しているところですけれども、子供たちの成長過程においては、いじめは絶対にいけないという思いがあっても、日々の中ではそのようなことで、からかってしまったり、冷やかしてしまったりということもあろうかと思います。  ただ、子供たちはいじめはいけないんだということは、日頃から学級指導又は全校での講話朝会等で時に触れて扱わせていただいております。  以上です。 220:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 221:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 それに関連する内容として、道徳教育をどう充実させていくかというところに行き着くところもあるんですが、教育長の答弁の中にもあったように、若手の教員の力不足という課題もあるかというふうに思うんですが、時間もないので、道徳教育に対して三重県の中学校の教員、現在、大学の准教授をされておられる渡邉毅先生がこのように述べておられるんですけれども、道徳教育は決して難しくつまらないものではないんだと。難しくつまらなくさせているのは、教師が生き方の手本をはっきり示してやらないからだ。生き方の手本は歴史の中に豊富にあるんだ。我が国の歴史は生き方の手本の宝庫なので、教師がそれを案内し、自らの人格の未完成や不完全性を自覚自省しながら生徒たちと共に学ぼうという姿勢で臨めばよいのだと。だから、先生方はどうか自信を持っていただきたいと。つまり、歴史上の人物から生き方を生徒とともに学ぶという、そのようなお話をされておられました。これに対しては、教育長、どのように思われますか。 222:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 223:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 いろんな議論というか考えがあるかとは思いますけれども、今、議員おっしゃられましたように、道徳教育の重要性は前から言われていることでございまして、今回の学習指導要領改訂の中でも、今まで以上に道徳の項目、大きく分けて、確か自分の記憶では4つ、小学校低学年では19項目から、中学年、高学年、そして中学校まで22項目の内容になっております。  そういう中で、いじめに関わる内容、例えばまず自分自身に関わること、それから他の者との関わり、それから集団との関わり、更には生命の尊重だったかな、4つぐらいありますけれども、そういうことを先生方に指導していくことで、今後そういう意識も高まっていって、それが子供たちの中に浸透していくというふうに信じております。  以上でございます。 224:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 225:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 確かに今言われたような内容はあるんですが、ただ、若い教員はなかなか十分な道徳教育がいまいち、この課題としてあるのかなと。その若い教育者、教員に対して、このようなツールがありますよ、生徒とともに学べば生徒は確実に変わりますよみたいな、そういった事例もあるんですね。是非そういったところを十分に研究していただきながら、若い先生でも自信を持って道徳教育に取り組んでいただきたいというふうなことを指導していただきたいんですね。その辺はどうなんでしょうか。 226:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 227:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 そのとおりでございまして、本市の指導主事だけではなくして、神奈川県教育委員会からの指導主事とも調整しつつ、各学校では必ず授業研究会等をやって、先輩の授業を見る、あるいは仲間の授業を見て、良かった点、あるいは改善すべき点、それぞれ工夫をしております。  さらには、本市の中でも国の行っています中央の研修会に出た者もありますので、中学校、小学校ともに研究会がございますので、そういう中で情報共有をしつつ、お互いの先生方が切磋琢磨して自分自身の資質が向上できればいいなと思っておりますし、その方向で努力をしてまいります。  以上でございます。 228:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 229:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 分かりました。  時間がないので、次の人材育成についての再質問をさせていただきます。  目指すべき職員像ということで、職員一個人の育成についてはいろいろと御説明いただきました。ただ、職員同士といいますか、仲間との信頼関係について、本市の場合にはなかなか積極的に述べられていないような感じを持ちます。  近隣の自治体として、秦野市では、職員づくり基本方針というのがありまして、その中に目指すべき職員像、職員のあるべき姿ということで5点ほど挙げているんですね。その中に、市民のために仲間とともに情熱を持って成し遂げるという熱い職員、常に仲間を思いやり支え合い、課題には共に情熱を持って取り組みますという仲間との関係性が明確に示されています。  それに対して本市の人材育成基本方針を見ますと、目指すべき職員像を4点挙げてありますが、全て仲間との関係性ではなくて、一個人としてどういう職員になるべきかという、そのような内容で示されていますが、その辺はもう一度、整理して御説明いただけますか。 230:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 231:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 ただいまの人材育成基本方針に基づく職員像、関係性ということでございますけれども、確かに職員像は示しておりますけれども、職場像みたいなものは示しておりません。  しかしながら、人材育成基本方針では、人を育てる職場づくりとして、職員の能力開発とか向上に当たっては、職場で上司や先輩から学び成長するという部分が大変に重要なものですから、そういったことを重視しまして、OJTですとか組織目標の策定、こうしたものを通じて職員同士がコミュニケーションを行って、ひいては職場の活性化につながると、そういったことで人を育てる職場づくりにつなげていきたいというふうなことで、そういったものは人材育成基本方針で定めております。  以上です。 232:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 233:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今言われましたように、よくよく中身を細かく読んでいけばそういうような文言も確かにあるのかなというふうに思うんですが、全面的に仲間との関係性についてうたっていないような気がしますし、さらに、今お話があったように、組織としてどうあるべきかということを本市の場合には全くうたっていないんですね。  先ほどもお話ししましたように、秦野市の場合には組織として、職員のあるべき姿のみならず、職場としてのあるべき姿も明確にうたっているんですね。協力して成果を出す職場、勇気をもって挑戦する職場、共に学び、成長し合える職場、意思決定が早い職場、そして明るくあたたかい職場と、このように5項目挙げて、このような職場を目指して皆さん、頑張りましょうみたいな形で明確に示されています。  本市の場合、その辺がいろいろと、確かに人を育てる職場づくりとかというふうな形で書いてはあるんですが、はっきりとした大項目としてそれが示されていない。その辺が何か不十分なような気がするんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 234:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 235:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 秦野市のほうでは、職場づくり、職場像というものを示しているということなんですけれども、本市におきましても、先ほど申し上げました人を育てる職場づくりとして具体的な取組方針というものを掲げまして、先ほどの繰り返しになりますけれども、OJTの推進ですとか、これはOJTマニュアルというものを作成しまして、上司と部下との関係性、そうしたものをもっと密にしていこうという取組も進めておりますし、組織目標として様々な、部長、課長、班長を中心にミーティングを行って意見交換をしながら、そうしたもので職場でのコミュニケーションを活発化させるということで、そういったいわゆる職場像というものを職員が共有化した中で人を育てる職場づくりを進めていこうという取組を進めておりますので、決して本市における職場像が不明確ということではないと思っております。  以上です。 236:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 237:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 あと、窓口業務に従事する臨時的任用職員の人材育成、これを質問させていただいたんですが、先ほどの市長の答弁で、窓口で対応する職員は、常勤、非常勤にかかわらず全て市役所職員として捉えていますというふうな御答弁を頂きました。ただし、人材育成になりいろんな内容を見ますと、全くそんなものは表現されていません。  秦野市の場合には、人材育成基本方針の中に明確に、「市民サービスの提供者である以上、常勤職員であっても特定職員や臨時的任用職員であってもその目指す職員像は変わりません」と明確に、いわゆるチーム秦野なんだよというふうにうたっています。  本市の場合には、確かに臨時的任用職員の方はみんな市の職員だよと言葉で言っても、文言として明確に示されていないというところを見ると、その思いが本当にあるのかなと勘繰ってしまうんですが、その辺はどうなんでしょうか。 238:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 239:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 臨時的任用職員の関係でございますけれども、確かに人材育成基本方針の中では、常勤の職員といいますか、そもそも総務省が策定しました人材育成基本方針策定指針の中では、時代の流れに対応できるような職員の育成というものを主眼に、そういったものを進めるということで策定指針には定めておりますので、そういったことに基づきまして、常勤職員を主な対象としまして人材育成基本方針を定めたところでありますけれども、これだけ臨時的任用職員が増えてきておりますので、目指すべき職員像につきましては、常勤、非常勤にかかわらず、やはり市長が申し上げましたとおり、市役所においでになる方は常勤、非常勤にかかわらず全て職員というような認識でいらっしゃると思いますので、そういったことで具体的な職員像というものは常勤、非常勤にかかわらず共通の認識で目指すべきものは同じということで認識しております。  以上です。 240:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員。 241:◯2番〔高木吉勝議員〕 ◯2番〔高木吉勝議員〕 今言われました人数比率ですけれども、正規職員数304人に対して、臨時的任用職員の非常勤、嘱託の数は347人なんですね。半分を超えているぐらいの数になっています。  そういった意味では、今いろんな形でチーム南足柄という形でのお話はあるんですが、やはりいまいち、外枠に置いているような感じがします。そういった意味では、いろんなところでどんどんその方に一緒ですよということを発信していくような形で対応していく、それによって本人のやる気なりが生まれてくるのかなという感じを持ちますので、その辺、もう一度御答弁いただけますか。 242:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高木議員に申し上げます。  質問時間が終了しましたので、直ちに質問を終了してください。  以上で高木吉勝議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 高 田 三 郎 議員 243:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、4番高田三郎議員の質問を許可いたします。  高田三郎議員。           (4番 高田三郎議員 登壇) 244:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 午前中の最後ですので、よろしくお願いいたします。無会派となっていますが、日本共産党の高田三郎です。  通告に基づいて簡潔に質問しますので、よろしくお願いします。  最初に、行政改革について。  行政改革の目的は、防災対策の強化、福祉・医療の充実、教育環境の向上、都市基盤の整備、更には将来を担う子供たちのために必要な財源を捻出することにあると言われております。捻出した財源を選択と集中により有効活用することで、新たな行政ニーズへの対応と持続可能な自治の営みを実現させますと言われていますが、そのために市民の生涯学習の場や集う場を奪ってはいけないと考えます。  そこで、1点目として、行政改革の取組についての質問です。29年度の施政方針に、時代の変化に迅速に対応できる身の丈に合った行政サービスに切り替えていくための行政改革を市民の皆様の御理解をいただきながら取り組んでまいりますとありますが、歳入及び事務事業の見直しについて市民の理解を得られているか見解を伺います。  2点目として、公共施設マネジメントの推進について。今後の公共施設などの数量の適正化や長寿命化、維持管理経費の削減などの効率的な運用に向けた管理運営に関する基本的な方針を定めるためとして、南足柄市公共施設等総合管理計画が策定されています。今後は、計画に定めた基本方針に基づき公共施設マネジメントの推進を図ることと思います。本計画に基づいて実施する市の公共施設マネジメントにおいて対象とする施設は、原則として市が保有する全ての公共施設等となっていますが、そもそも人口の半分を占める岡本地区に公共施設が少ないと思いますが、市長の見解を伺います。  次に、「中心市のあり方」について。  1点目として、小田原市・南足柄市「中心市のあり方」に関する任意協議会において、編入合併でのシミュレーションが進められていますが、協議会の進め方が早急過ぎると思われます。合併想定が最終段階とかの報道もあります。  また、小田原の市長も、両市の職員らが膨大な時間を割いて積み上げてきた各種事務事業調整などの段階がほぼ終わり、ここから先はそれらの成果をどのようにまとめ、新市の姿を両市民に分かりやすく描いていくかに作業と議論の焦点が移っていきます。協議会の議論の取りまとめに向け、気を引き締めて取り組んでいきますとも述べられています。  このように、1年を掛ける予定の任意協議会が、もう既に最終段階のようであります。これではいかにも早過ぎると思います。同協議会の進行を急ぐ理由をお聞かせください。  2点目として、市町村合併は最大の行政改革と言われていますが、財政が苦しい市町村が合併しても状況は変わらず、合併後5年度を経過した後は普通交付税が段階的に減少するため、市民が受ける行政サービスが減ることになると考えますが、見解を伺います。  3点目として、小田原市と合併した場合、足柄上郡5町との広域行政や連携はどうなるのか伺います。  以上で1回目の質問を終わります。           (4番 高田三郎議員 降壇) 245:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 246:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、高田議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、行政改革についてで、行政改革の取組についてでありますけれども、平成29年度に実施する行政改革の主な取組は、公共施設の使用料の引上げ、そして広報誌のお知らせ版の廃止などの事務事業の見直しであります。これらは、広報誌やホームページの活用、あるいは施設内に変更内容を掲示するなど、利用者の皆様や、あるいは自治会等に対しまして周知を図ってまいりました。  こどもセンターの廃止や福沢コミュニティセンターの用途の変更につきましては、利用者の方や地域の住民の皆様を対象にした説明会を開催しまして、取組の内容を説明させていただいた中で実施をしているところであります。  次に、公共施設マネジメントの推進についてでありますけれども、議員さん御承知のとおりでありますけれども、公共施設の建設に当たりましては、建設当時の市民の要望や社会的な背景、あるいは地理的利便性など様々な状況や必要な条件等を考慮しながら、市域全体でバランスを取って建設をしてきた経緯があります。岡本地区には、体育センターや市立図書館、中部公民館、公園など18の公共施設があります。公共施設の配置に大きな偏りはないというふうに認識をしております。  次に、「中心市のあり方」についてで、協議会の進め方が早過ぎると思われるとの御質問でございます。  任意協議会での協議が早急であるといった御意見でありますけれども、平成27年12月に任意協議会の設置を表明しましてから、平成28年10月の第1回目の会議を開催するまで、その間十分に準備期間を設けて進めてまいりました。そのため、現時点では任意の協議会としての取組について、当初お示しをした予定どおりに協議が進んでいると思っております。協議の状況次第では、会議の回数が増えることも想定をしております。  いずれにしましても、終盤に入っていく任意協議会におきまして、十分に議論を尽くしてまいりたいというふうに考えております。  次に、市町村合併は最大の行政改革と言われているが、合併後5年度を経過した後は普通交付税が段階的に減少するため、市民が受ける行政サービスが減ることになると考えるがというお尋ねでございますが、第7回の任意協議会で確認をしていただいたとおり、福祉分野など多くの市民サービスが向上することが推定されましたが、本市単独でこれらの市民サービスの向上を実現していくことは、現状では大変困難な状況であると思っております。  また、仮に合併した後も、生産年齢人口の減少による市税収の減収が想定されますが、合併により生み出されるスケールメリットによって、平成42年度までに約160億円の累積効果というものが推計をされました。  いずれにしましても、8月には、仮に合併した場合、合併しなかった場合に財政や市民サービスがどのようになるのかのシミュレーションがまとまってくるというふうに考えております。  次に、足柄上郡5町との連携についてでありますけれども、従来の連携をしっかりと続けたいと、そのように考えております。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 247:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 248:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、再質問させていただきます。  最初に、まず行政改革のところですけれども、市民に説明させていただいた中で実施しておるということなんですけれども、市民のほうは実際、関わりがないと関心を示さないとか、また関わりがあってもすぐ行政改革なんか言われても諦めてしまってとかいうところがあると思うんですけれども、これは引き続き市民に説明していってほしいと思います。  次に、2点目に再質問させてもらいます。  公共施設、岡本地区が少ないということで、ただ、答弁の中では、大きな隔たりはないと認識しているということなんですけれども、市が出している資料、計画を見ても、岡本地区は人口一人当たり2.0平方メートル、市の平均が3.5平方メートルということで、どうしても南足柄市の中心である南足柄地区に公共施設が多いわけなんですけれども、それでも岡本地区が人口の半分を占めているという中で、2.0平方メートルというのは少ないと思うんですけれども、その辺もう一度答弁をお願いします。 249:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 250:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 確かに数字から見れば少ないということでございます。人口の多い少ないもございますので、人口の少ないところに1つできれば、それだけ数値として上がってくるというふうなこともございます。ですから、一番大きい人口を抱えているというふうなこともあって数字的には少ないということでございますけれども、いろいろ役割分担の中ではスポーツ、レクリエーション系施設というのが群を抜いて岡本地区には多数設置をしております。
     ですから、市全体の中で役割分担をしながら施設についても設置をしておりますので、何々地区でこれだけというふうな考え方はしてございません。南足柄市全体で必要なところに必要な公共施設を適正に配置しているということでございます。 251:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田三郎議員。 252:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 どうしても南足柄地区が一番多くなるわけですが、その中で特に私が今回岡本地区を取り上げたのは、最初の質問でも言ったように、市民の生涯学習の場や集う場を奪ってはいけないということで、岡本地区にあるコミュニティセンターを30年度で廃止するというふうに打ち出されているわけなんですけれども、そういう中で岡本地区に公共施設が少ないと、そういう中でコミュニティセンターを廃止されたら困るということで、この質問で取り上げさせてもらっております。  そういう中で、コミュニティセンターを廃止しないで長寿命化を実施してほしいと思うんですけれども、そこのところの見解をお願いします。 253:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 254:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 岡本コミュニティセンターにつきましては、利用者の減少と施設の老朽化が課題となっておりますので、公共施設のマネジメントの推進に合わせまして、その在り方について検討していかなければならない施設であります。  そうした中で、5月28日に開校しました南足柄みらい創りカレッジの活動拠点の一つとなるなど、新たな活用が図られることになりましたので、当面の間は開館を続ける方向で調整してまいります。  以上でございます。 255:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 256:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 このコミュニティセンターは、確かに高齢化や何かであそこを使うサークルや団体が少なくなっているのは、それは承知しておりまして、人口減、それから高齢化、そういう中で本当に利用者を増やすのは難しいところなんですけれども、利用者を増やすという点では、市ももっといろいろ工夫していただきたいと思います。  また、近くのおかもと福祉館との共同でいろんな催し物をするとか、そういったことで工夫していただきたいと思うんですけれども、じゃ、当面はこのコミュニティセンターは廃止しないということで、おととしの広報ですか、30年度で廃止するというのがあるわけですけれども、その30年度廃止は無くなって、当面存続するというふうに理解してよろしいんですか。お願いします。 257:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 258:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 先ほど御説明しましたように、南足柄みらい創りカレッジの活動拠点の一つともなるということも踏まえまして、当面は開館を続けるということで御理解いただきたいと思います。 259:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 260:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 じゃ、当面は存続するということで、利用者に伝えたいと思います。  ただ、今度は利用者のほうも、壊れているところがあるとかいろいろ言っておりますので、今後はそういった修繕や何かもお願いしていきたいと思います。  次に移らせてもらいます。「中心市のあり方」についてなんですけれども、1点目と2点目、一緒くたになってしまいますけれども、順不同になってしまうんですけれども、いろいろ質問したいことがいっぱいありまして。  先ほどの答弁で、8月には、合併しなかった場合、合併した場合のシミュレーションがまとまってくると考えますというふうに答弁されたんですけれども、8月頃までに一定の結論は出す、任意協議会で結論を出すというふうに言われておりますが、その場合、それは飽くまでもシミュレーションなり想定の話の結論なんですけれども、その中で市長が一定の決断をするというふうに今まで説明があったと思うんですけれども、合併に向けてきちんとした市長の決断というのは任意協議会が取りまとめられた時点でされるんですか。そこをもう一度、答弁をお願いします。 261:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 262:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 任意協議会の整理ができたら、その方向性を示すというようなお話は、今までもしたことはありません。どういう姿になるのか、どういう整理になるのか、まず市民の皆様方にお示しをする。そして、市民の皆様方の声をしっかりと把握する。その上でどういう方向性にするかということを決めていきたいと思います。 263:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 264:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私としては、任意協議会が終わった時点で市長が、合併は仮の話じゃなくて、きちんと合併する、しないを決断するというふうに私としては思っていたんですけれども、最近の地方紙を見ましたら、住民に諮って、住民の意向を確認後、南足柄市長の意思表示がされるようなことが報道されていまして、じゃ、市長がはっきり合併しない、合併するんだと、そういった決断は8月、9月頃じゃなくて、市民の意思確認をしてから決断をするということなんですか。もう一度、お願いします。 265:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 266:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 高田議員さん、是非、前提は合併協議をしているわけじゃないですよね。中心市協議、目的が2つあって、そしてその手段、方法として3つある。その中の一つ一つを、調整方針案を基にして一定の整理をしているのが現状です。  そして、そうした整理をしたものを市民の皆様方に説明をしていく。そして、その中でも大きな主眼方法の一つである大きなテーマが合併であります。ですから、そうしたことについての市民の皆様方の考え方、声というものを把握した上で、最終的な方向というものを決めていかなければ、これは市民不在のことの進め方になると、私はそう思っております。 267:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 268:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 何か先ほどの、仮の話であっても、想定の話であっても、合併に関する協議をするということは、シミュレーションであっても、そういう協議をするということは、合併する意思がなければそういった協議はしないと普通思うんですよね。  特に、任意協議会の事務局は小田原市や南足柄市の職員が15人もいる。事務調整なんかでお互いに小田原市の管理職、南足柄市の管理職が行ったり来たり、相当膨大な手間暇、お金も掛かっていると思います。そういったことをやられている中で、市長が言った、合併ありきではないとか、意思表示は市民の意向確認の後とか、じゃ、南足柄市長は何を考えているんだよということで私なんかも言われるんですけれども、一体何を考えている、どのように判断したらよろしいんでしょうか。市長としては、まだはっきり合併する、しないとかいうことは決められないということなんでしょうか。もう一度お願いします。 269:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 270:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 そうした重いテーマを、今おっしゃられるようなありき論のような形でおっしゃられた、またそれをお聞きになっている議員さん皆さん方もどういうような思いなのかというふうに今思っています。極めて民主的に事を進めていこうというふうに真剣に考えております。  そして、これだけの量の議論を積み重ねたんだから、それはやらなければいけないだろうというような議論は極めて本末転倒であろうと思います。もしそういうことがあるべきだという議論になれば、政策推進であるとか、あるいは事務事業をどうしていくかということに手間暇掛けたけれども、市民の皆様に対してどうなのかということが重要なことであって、そのため時間を掛けた、これだけの量のものを作業したから、それはその方向で進むべきだという議論は、私はそれは当たらないと、適切なことではないと、そのように思っています。 271:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 272:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私もいろいろ資料なんか見まして、小田原市長が3月議会で質問に答えているんですけれども、8月に任意協議会が終わって結果を取りまとめると。それを受けて、小田原の市長として合併を実現すべきという判断に至った場合には、それから市民に資料なんかを提示して説明して、それから市民の意向確認なんかをするということで言っております。  私も南足柄のほうもそのように考えていたわけなんですけれども、それに対して、今の市長の答弁だと、南足柄市長として合併すべきという判断はしないまま、任意協議会の結果、いろいろできた資料などを市民に示して、市民の判断を仰ぐということになるんでしょうか。お願いします。 273:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 274:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 私は、市民の方々の判断を仰ぐとは一度も申し上げていません。 275:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 276:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 そうすると、任意協議会の後、取りまとめて市民にいろいろ説明する、市民説明会などを開くと。その後、市民の意向確認、どういう形態で合併するかも含めて市民の意向を確認するということになっていると思うんですけれども、南足柄市でも任意協議会が終わったらそういうふうな手順を踏んでいくと思うんですけれども、それでよろしいんでしょうか。お願いします。 277:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 278:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど来から申し上げているとおりです。 279:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 280:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私もだんだん分からなくなってきましたけれども、とにかく任意協議会が、今の予定で行くと、8月頃終わるということ、それで一定の取りまとめをするということで、今度は市民の皆様に資料を提示して、あとは市民の意向確認、そういうふうになるということで、そのような私の理解でよろしいのかどうか、もう一回お願いします。 281:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 282:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 あらあら方向性はそういうような取組が必要だと思っています。 283:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 284:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 これは神静民報に載っていたんですけれども、市長の意思表示のタイミングはなんて新聞に載っていましたけれども、南足柄の市長として合併するとかしないとか、そういった判断、意思表示をするというのはいつ頃になるんでしょうか。それをもう一度お願いします。 285:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 286:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 現在のところは、先ほど来から申し上げているような取組が進んでいく、そうした状況下の中でございます。 287:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 288:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私もはっきりしませんけれども。  その中で、今、市民からもいろんなことを任意協議会、言われておりまして、よく物を読んでいる人からすると、合併決まっているのかよとか、余り物を読まない人からすると、合併の話をしているのは知らなかったなんていう人も中にはいますけれども、そういう中で、どういう形であろうと、市民の意向確認は今後されるだろうということを皆さん思っているわけなんですが、市民の意向を確認される場合、住民投票だとか大掛かりな住民アンケートとかそういったものがあると思うんですけれども、市民の意向確認は住民投票で決めるべきだという声が結構私のところにも寄せられております。そういった意向確認の手段は何か考えていることはありますか、お聞きします。 289:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 290:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 今、議員さんがおっしゃられたような手法を含めて、今後検討していくということになります。 291:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 292:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 「中心市のあり方」ということで、任意協議会、そういう名前が付いて立ち上がっておるわけなんですけれども、中心市ということで、要は中核市になるということで、「中心市のあり方」というのは、言うなれば中核市になることだというふうに理解してよろしいですか。「中心市のあり方」と中核市というのが同時のように受け取れるわけなんですけれども、同時と同じものだというふうに考えてよろしいですか。お願いします。 293:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 294:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 同じということではございません。中核市は一つの手段でございますので、中心市というのは県西地域2市8町、あるいは上郡1市5町のそれぞれ今、小田原市、南足柄市が中心市としていろいろ努力をしてきたところがございます。そういったものの延長線上というふうなことでございますので、中核市はより市を強化していくための手段の一つというふうに考えております。 295:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 296:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 中核市でも合併して新しい市となって、中心市となっても、南足柄市は、小田原と南足柄市が合併すれば、県西地方じゃ中心市にはなるでしょうけれども、結局、南足柄は中心市の外れということで、中心市の中心にはなれないはずなんですけれども、南足柄は中心市の外れのほうを目指すというふうに受け取っている、私もそのように受け取ってしまうんですけれども、結局、南足柄も中心市の外れというふうになってしまうと思うんですけれども、そこら辺はどのような見解をお持ちですか。お願いします。 297:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 298:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 飽くまで中心市でございます。 299:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 300:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 私は、言うなれば小田原と南足柄が合併すれば、合併により中心市から外れた南足柄市域が寂れてしまうということを言いたいわけなんですけれども、ほかがいろいろ合併したところも、結局、中心地は大きなところに行ってしまうわけですよね。そうすると、例えば南足柄、この役所が無くなる、役所のここが本庁で無くなってしまうと。そういう中で、市役所、大雄山駅前周辺が寂れてしまうと、そういうのは目に見えていると思うんですけれども、例えば小田原と合併しても大雄山駅前、市役所周辺、南足柄地区の中心地を寂れさせない、そういったことは何か考えられるんですか。お願いします。 301:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 302:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 仮に合併したとしても、厳然とその地域に住んでいる方々がいられるわけですから、何か寂れるというのが、ちょっと私も想像がつきませんけれども、例えば南足柄市が市域全域で福祉サービスやインフラ整備などの行政サービスを提供しているのと同様に、仮に合併をした場合の新市におきましても行政サービスは市域全体に提供していくということが基本でございます。特定の地域のみ提供していくというふうなことなどはあり得ないというふうに思っております。  また、南足柄市の区域において、住民と行政の連携を強化するとともに、地域の振興策を審議し、新市の運営に意見を述べることができる地域審議会というものを設置するという方針が第7回目の任意協議会で確認をされました。仮に合併を選択した場合でも、このような制度を十二分に活用していくことが南足柄市の区域の発展に大変有効であるというふうに考えております。 303:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 304:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 審議会といっても名前だけのような感じもしてしまうんですけれども、余り権限はないように思います。だから、意見は聴いてもらえるということかもしれませんけれども。  今まで各地で合併したところで、市の役所を大きなところに譲ってしまうと、どうしてもそこに出入りする職員も減る。言うなれば人の流れが減ってしまうということで、吸収された側のほうは大体中心地が寂れてしまうというのが全国の例だと思います。そういう中で、例えば大雄山駅前でも、ピアゴがなくなった後、大分駅前が車の量も、私なんかは寂しくなったと思っているんですけれども、例えば小田原と合併して、役所も何も含めてみんな小田原が本庁となってしまうと、そういうことになると、ますます大雄山駅前、南足柄市役所は支所か分庁舎か何かになるんでしょうけれども、そういった場合、この周辺が寂れて、例えば大雄山駅前開発株式会社も存続できなくなるというふうに思うんですけれども、そういったことは大丈夫なんでしょうか。この答弁をお願いします。 305:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 306:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 各論における功罪の議論というのは、これは尽きないと、そのように思いますが、今回の中心市協議の目的が2つあることは、議員さんも十分御承知だと思います。  今提供させていただいている行政サービスをこれからも継続して実現できる、そうした体制をどう作るか、それが目的の1つ。そして、広域行政の圏域をどう強化できるか、これをどう達成するか、この2つが目的であります。そうした圏域も含めた中で中心市の在り方としてどういう役割を担えるか、そして継続してこれからも安定的な行政サービスが提供できる体制作りができるか、これが目的であります。 307:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 308:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 言葉で言うときれいに聞こえるんですけれども、市民からすると、うまく合併すれば中心は小田原のほうに行ってしまうんじゃないか、あと名前も南足柄市の名前が消えてしまうと。そういうことで、今は南足柄市だから市役所とか大雄山駅前周辺が中心と言えるわけなんですけれども、小田原のほうに中心が移ってしまったらどうなんだという、そういう心配の声が本当に多く上がっております。  そういう中で、3点目に質問しました小田原市と合併した場合、上郡5町との連携、広域行政はどうなるかということで、今までどおりという答弁でしたが、こういう中で、今まで南足柄というのは、町のときから足柄上郡ということで、上病院の関係、警察署の関係、そういった1市5町ということで、病院、それから警察の管轄になっていたと思うんですけれども、南足柄市が小田原になった場合、警察との関係とか病院との関係なんかは、これも心配している市民がおられますが、こういったことはどういうふうな関わりになるんでしょうか、もし分かりましたら答弁をお願いします。 309:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 310:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 もちろん神奈川県と協議調整、相談もしていかなければいけないことだと思っております、いろいろ管轄のエリアもございますでしょうから。  いずれにしても、そういったことも念頭に入れながら、今後、協議をしていきたいというふうに思っております。 311:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 312:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 とにかく病院とか警察との関係で、上病院を使っている人も結構いると思うんですよね。昔、上病院が無くなるとか、病院が民営化されてしまうとかということで、私なんかも運動した覚えがあるんですけれども、南足柄が小田原と合併したら、それこそ上病院なんか県立病院として廃止されてしまうだとか、そういう声も出てきております。  そういうことで、例えば小田原市と合併しても南足柄市民は上病院を使うんだと、今までどおり利用できるんだというふうなことでよろしいんですか。もう一度お願いします。 313:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 314:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 いずれにしても、神奈川県といろいろ調整をするということは原則は変わりませんけれども、市民サービス、市民生活にとにかく悪い影響が、又はサービスの低下にならないようにしていきたいというふうに思っております。 315:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 316:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 とにかく上病院については、県立病院で総合病院は上病院だけなんですよね。そういうことで、1市5町の中に総合病院なんかがないということで県立病院として総合病院が残されているというふうに私なんかもこれまで説明を受けてきました。そういう中で、南足柄が小田原市になったら小田原市立病院を使えばいいから上病院なんか廃止されてしまうということを言う人もいるわけで、そういうことで是非上病院も無くさないように、いろいろ努力してほしいと思います。  それで、私も材料が尽きてきたもので、この辺で質問を終わりにはしますけれども、最後に、任意協議会なり合併協議に対しての市長の考え、合併する、しない、そういった重大な判断、そういったのはいつ頃判断するのか、それを最後に聞かせてもらいたいんですけれども、そこだけどうもはっきりしなくて。それを最後に聞きたいんですけれども、答弁をお願いします。 317:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。 318:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 先ほど申し上げたとおりでございまして、現在進めているもろもろの協議事項の整理ができ、そうした作業の推移の中で民主的な取組をした中で一定の方向を考えていくと、そういうことであります。 319:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 高田議員。 320:◯4番〔高田三郎議員〕 ◯4番〔高田三郎議員〕 小田原市長と多少見解が違うと思うんですけれども、それはそれでいいということでよろしいんでしょうか。小田原市長のほうは、協議会が8月に終わって、その取りまとめと受けて合併すべきと判断、自分ですると。判断したら、それから市民に説明したりとか資料を提供したりしていくというふうに言っているわけなんですけれども、小田原の市長と見解が少し違うと思うんですけれども、それはそれでいいということなんでしょうか。もう一度、最後にお願いします。 321:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 副市長。 322:◯副市長〔石田和則〕 ◯副市長〔石田和則〕 その辺の最終的な小田原市長さんとの確認というのは、まだ取っておりませんので、そういう中でちょっと不確定的なものについては、事が重要なことでございますので、現段階ではちょっとお答えを控えさせていただきたいと思います。 323:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で高田三郎議員の質問を終了いたします。  ここで13時10分まで休憩といたします。                                休憩 午前11時58分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 1時10分
    324:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 安 藤   進 議員 325:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、15番安藤進議員の質問を許可いたします。  安藤進議員。           (15番 安藤 進議員 登壇) 326:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 ただいま議長の許可を得ましたので、通告に基づき一般質問をいたします。  1、防犯・交通安全対策について。  最近、子供たちが犯罪の被害に遭うケースが増えています。子供を犯罪から守るためには、警察だけでなく地域の住民や暫金時隊の皆様をはじめ、学校関係者等の皆様と相互に連携し、子供たちを見守り、安全で安心した地域や環境作りが大切だと考えています。また、最近、不審者情報もよく流れています。情報の最後に、「身の危険を感じたら、その場からすぐに子ども110番の家に逃げましょう」とあります。  岩原小学校区のこども110ばんのプレートが長年の風雨により色があせているとともに、文字が消えかけているプレートを多く見受けられます。また、御商売をやめたため、シャッターが閉まっている箇所にもプレートが付いています。  (1)こども110ばんについて伺います。  ア、こども110ばんプレートが設置されている箇所の調査は行われていますか。  イ、こども110ばんプレートが古くなり劣化や破損をした際の交換方法を教えてください。  ウ、学校では、こども110ばんについて、子供たちにどのように説明をしていますか。  エ、子供たちが危険を感じ、駆け込み助けを求めた場合のこども110ばんのいえの対応方法が周知されていますか、伺います。  岩原小学校区では、地域の環境・特性を考慮し、地域ぐるみで子供たちの登下校を見守っています。見守り活動は、やはり暫金時隊の皆様が中心になり、子供たちと挨拶を交わしながら見守り、危険な横断歩道には、緑のおばさんが子供たちに声を掛け、通学の様子を見ながら、子供たちが安全で安心して通学できるよう、安全の確保に努めています。  (2)として、グリーンベルトの整備と横断歩道の補修整備について伺います。  ア、岩原小学校区のグリーンベルトの補修について伺います。  イ、グリーンベルトの新規整備計画について伺います。  ウ、岩原小学校区入口のバス停先の横断歩道、広域農道の変電所入口の横断歩道の白線が剥げて薄くなっていますが、補修整備ができないかお伺いいたします。  次に、福祉についてお伺いいたします。  本市の第五次総合計画の重点事業、また地方創生総合戦略の具体的な施策として位置付け、昨年4月からスタートした出産・子どもネウボラは、子育ての世代の不安解消をするため、妊娠段階から出産・就学前までの子供とその家族を切れ目なく支援する事業を行っています。少子化が進む中、若い世代が安心して子供を産み育てる支援や環境作りは非常に重要な事業と考えます。  (1)として、出産・子どもネウボラについてお伺いします。  ア、出産・子どもネウボラの平成28年度の実績を伺います。  イ、出産・子どもネウボラにおける要支援者に対してのネットワークについて伺います。  (2)として、地域包括ケアシステムについて。  第3次南足柄市地域福祉計画では、少子高齢化が進展しており、これまで地域福祉を担ってきたボランティア団体や自治体活動などの担い手も高齢化が進み、新たな担い手の確保が課題となっています。  こうした現実を踏まえ、地域を支える担い手作りや安全・安心に暮らせるための地域づくりなど、地域社会のつながり、支え合いの強化を市民と一体となって進める必要があると思います。  高齢者や障害者が住み慣れた地域で暮らすには、様々な生活課題を地域全体で取り組む相互の支え合い、助け合いの仕組み作りや福祉サービスの充実など、住民と行政が協働、連携により地域福祉の向上を図ることが大切だと考えます。  アとして、地域包括ケアシステムの構築に向けたこれまでの取組状況を伺います。  イ、ごみ出しや買物支援などの生活支援サービスの具体的な内容について伺います。  以上で壇上での質問を終わります。           (15番 安藤 進議員 降壇) 327:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 328:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、安藤議員の御質問にお答えいたします。  まず最初の防犯・交通安全対策についてのこども110ばんにつきましては教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いをいたします。  次に、グリーンベルトの整備、そして横断歩道の補修整備についてで、岩原小学校区のグリーンベルトの補修あるいは新規整備の計画についてのお尋ねですが、グリーンベルトの補修につきましては、劣化状況を確認しながら順次、この線の引き直しを進めているところであります。  岩原小学校区のグリーンベルトの補修につきましては、既に実施済みの岩原小学校周辺の650メートルのうち、劣化状況が著しい350メートルの区間について、平成27年度に引き直しを実施したところであります。また、新規のグリーンベルト整備につきましては、市そして松田警察署、あるいは小学校などの関係機関が合同でこの点検を実施したその結果を踏まえ、順次進めているところでありまして、岩原小学校区の新規整備につきましては、平成30年度に、市道岩原・沼田線の西念寺付近から沼田ストア付近までの約550メートルを実施する予定であります。  次に、岩原小学校入口バス停先横断歩道及び広域農道小田原・南足柄線変電所入口交差点、横断歩道の白線の補修整備についてでありますけれども、当該地域については登下校時の交通量が増加している状況にあり、登下校時は交通整理員が通学路の横断歩道の場所で、児童などの通学の安全を確保するための交通の整理、誘導を実施しております。そして、横断歩道の現状から見ますと、補修整備は必要というふうに考えております。  そこで、横断歩道の白線の補修につきましては、各自治会からの要望として受け付けておりますが、自治会要望の提出期日にかかわらず、今回の案件のように緊急度あるいは危険性の高い要望につきましては随時受付をしております。  なお、横断歩道の白線の補修は神奈川県公安委員会の権限となりますので、市では松田警察署を通じて要望を提出しております。  今後も安全で安心して暮らせるまちづくりを目指しまして、地域の皆様の御意見や御要望を広く伺いながら、松田警察署を通じて交通安全に対する要望を形にしていけるように努力をしていきたいと考えております。  次に、福祉についてで、出産・子どもネウボラについての平成28年度の実績についてですが、子育て不安の解消を図るため、妊娠段階から出産、育児まで切れ目なく子供とその家族を支援する目的で、出産・子どもネウボラを平成28年4月1日に開設し、1年が経過したところであります。  平成29年度の事業の実績ですが、母子健康手帳の発行については265件で、妊娠届出と同時に、保健師、助産師と面接を行っております。また、転入された妊婦の方との面接は28件でございました。カルテの作成については、これまで出産後に乳児のカルテのみを作成しておりましたけれども、産前産後の切れ目ない支援を行うため、妊娠届出後に妊婦の名前で作成し、相談業務に役立てております。作成件数は293件であります。  相談事業については、新たに妊婦健康相談を月2回実施しております。また、乳幼児健康相談は月1回から原則月2回に、臨床心理士によるところの個別心理相談は、年4回から月1回に実施回数を増やしております。相談件数は、妊婦健康相談が2件、乳幼児健康相談が858件、臨床心理士による個別心理相談は16件でございました。乳幼児健康相談については、実施回数を増やしたことによって、待ち時間が減った、時間を掛けて相談をすることができたなど、好意的な御意見を数多く頂いているところであります。  また、この出産・子どもネウボラを実施するに当たりまして、専任の保健師や助産師を配置したことで妊産婦と接する機会が増えたため、より良い関係を築くことができ、各種事業への勧奨もしやすく、勧奨、いわゆる勧め奨励していく、そうした状況も作りやすくなりました。これにより、既存事業のママパパクラスや離乳食講習会の参加者についても前年度より増加している状況であります。  次に、出産・子どもネウボラにおける要支援者に対してのネットワークについてでありますけれども、要支援者に対してのネットワークについては、毎月1回健康づくり課、子ども課、福祉課、市民協働課の担当者による四課会議を開催しまして、母子健康手帳交付時の面接で、支援が必要と判断される方の情報の共有を図り、必要な支援について検討をしております。現在までのところ、緊急性のある手厚い支援を必要とするケースはございませんが、そのようなケースが生じた場合には、児童相談所や臨床心理士などの関係機関と連携したケース会議を開催する体制を常に整えているところであります。  次に、地域包括ケアシステムについてのこれまでの取組状況についてでありますが、地域包括ケアシステムの構築に向けたこれまでの答申については、まず平成27年4月に、岡本地区にお住まいの皆様がより身近な場所で相談が受けられるよう、これまで市内1箇所で運営していました地域包括支援センターを分割しまして、岡本地区に地域包括支援センターを開設することによって支援の強化を図ってまいりました。  そして、今年の4月に、医療と介護の関係者の相談窓口である足柄上地区在宅医療・介護連携支援センターを、足柄上郡5町と共同で足柄上病院内に開設しまして、在宅医療と介護サービスの効果的な提供が図れるよう、支援を開始したところであります。  また、地域包括ケアシステムの構築には、住民が主体となって行う支え合い、助け合いによる生活支援も必要でございます。そこで、昨年2月から岡本地区で検討を始めた住民主体の助け合い組織については、今年の4月、おたがいさまネットおかもととして本格的に活動を開始したところであります。  市といたしましては、こうした住民主体の活動を継続的に支援するため、昨年度、介護予防・日常生活支援総合事業補助金制度を創設しまして、おたがいさまネットおかもとの準備に対して財政的支援を行ってまいりました。また、今年の4月から直営の南足柄市地域包括支援センターに生活支援コーディネーターを配置し、住民主体の活動を活性化させるよう、地域資源の把握や関係者間のネットワークの構築を進めております。  さらには、地域包括ケアシステムを住民の皆様に知っていただき、多くの方々が支え合い、助け合いの活動に参加していただけるよう、今年1月17日、文化会館大ホールにおいて講演会を開催し、地域包括ケアシステムの考えの普及啓発に努めてまいったところであります。  次に、生活支援サービスの具体的な内容についてでございますが、高齢者の生活を維持するためには、介護保険制度で提供される身体の介護あるいは家事の援助のサービスの対象とならない見守りやごみ出し、話し相手など、多くの生活支援サービスを提供する必要があります。これら生活支援サービスには、見守り、掃除、洗濯、外出支援、配食などがあります。  今年4月に活動を開始した岡本地区のおたがいさまネットおかもとにおいても、電球交換、家具の移動、買物、話し相手、ごみ出しなどを生活支援サービスとして実施しております。また、誰もが気軽にお茶飲みやおしゃべり、介護予防体操やレクリエーションなどの健康増進や楽しみにつながるようなサロン活動も生活支援サービスの一つであります。  現在、市内で活動の確認ができているサロン活動につきましては、17地区の地域福祉会と2つのボランティアグループが定期的にサロン活動を行っている状況でございます。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 329:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 330:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 こども110ばんについてのお尋ねがございました。  1点目は、設置されたプレートの調査、そして劣化した場合の交換の方法についてということでございましたけれども、こども110ばんプレートについては、平成13年度に、市PTA連絡協議会が自主事業として市の補助金を活用し作成をいたしました。その後、市PTA連絡協議会事務局においてプレート配布先名簿を作成し、設置場所や在庫等の管理を行っていきました。プレート設置後の確認、現況の確認や調査は行っていないと認識しています。  市といたしましても、PTA連絡協議会と連携協力をしながら、今後の対応について取組を図っていきたいと考えております。  なお、古くなりましたプレートの交換方法については、市PTA連絡協議会事務局から児童・生徒を通じてお渡しをさせていただいたり、教職員が直接お届けをさせていただいたり、設置者が直接学校へ取りに来ていただいたり、それぞれ学校の実情に応じて対応をしております。  また、学校でのこのこども110ばんについての説明でございますけれども、学校では、全校朝会や防犯安全講話、学級指導におきまして子供たちに、こども110ばんのいえは、何かあったときに大人に助けを求めることができ、身の安全を守ってくれると説明をさせていただいております。  次に、助けを求めた場合の対応の方法の周知、そして助けを求められた場合等の連絡の対応というようなことでございますが、市PTA連絡協議会事務局において、新規にこども110ばんを設置していただける方には、お礼状とともにマニュアルをお渡しさせていただき、子供たちが助けを求めてきた場合の対応等について周知しております。  また、市のホームページにおいても、こども110ばんプレート設置のお願いや、こども110ばんについてお知らせし、子供たちが助けを求めてきた場合の対応について周知をしております。  具体的に、助けを求められた場合の対応については、まず落ち着かせて、どのような状況なのかを聞くことになっております。次に、子供の名前、学校、自宅の電話番号を聞き、学校に連絡することになっています。状況によっては警察や、けが等があった場合は、救急車あるいは御家庭に連絡をすることになります。その後、保護者又は学校の職員が迎えに行きますので、それまで子供を保護することになっています。  なお、こども110ばんプレートを設置していただいている方が不審者に直接関わることはございません。  以上でございます。 331:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 332:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 それでは、再質問をさせていただきます。  まず最初、こども110ばんのいえについて再質問をさせていただきます。  このこども110ばんのいえということで、インターネットで調べましたら、神奈川県の警察本部生活安全総務課のほうでは、子ども110番の家とは「子どもや女性、高齢者等、地域住民が「誘拐や声かけ、ひったくり、ストーカー」など、何らかの犯罪被害に遭い、または、遭いそうになって助けを求めてきた場合などに、「子ども110番の家」において、その様な人たちを、保護するとともに、警察、学校、家族等へ連絡する措置を行うボランティア活動です」というような形が書いてございまして、やはりこども110ばんのそのプレートを掛けている以上は、それなりのことが大切、保護も含めてですね、大切になってくると思います。  先ほどのお話ですと、この事業については、市のPTA連絡協議会事務局が行っているということではございますが、市としてもやはりこういう防犯の中身、対策の一つとして行うべきではないかと思いますが、いかがですか。 333:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 334:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 議員さん御指摘のとおり、市PTA連絡協議会に任せるだけでなくて、市といたしましても一緒になって連携、協力しながら、この辺の事業を進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 335:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 336:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 では、続きまして、こども110ばんプレートは、何枚かぐらい付いているかというのは、市では把握していないということですか。その辺をもうちょっと教えてください。 337:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 338:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 市PTA連絡協議会のほうからの報告というか状況ですけれども、今までに設置というかプレート自体は3,100枚ほど作られているようです。そのうち、今、在庫が約200枚あるというふうに聞いておりますので、差引きしますと約2,900枚くらいが市内に設置された、あるいは交換されているというような状況でございます。  以上です。 339:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 340:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 そうしますと、その南足柄市の世帯数から考えると、どのくらいですか、2割ぐらいの家に付いているというような形なんでしょうかね。  その辺はいいんですが、やはり青少年育成会、センター辺りで、この不審者情報は市内、松田警察署管内含めてどのくらい起きているんでしょうか。事象が発生しているのか、お伺いいたします。 341:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 生涯学習課長。 342:◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 ◯生涯学習課長兼青少年育成センター所長兼中部公民館長兼福沢コミュニティセンター所長兼岡本コミュニティセンター所長〔由井英彦〕 28年度は34件と承知をしております。ただ、情報の出どころが警察、教育委員会等、集計を独自に青少年育成センターのほうで行っておりますので、数としては独自の数ということになります。  以上です。 343:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 344:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 今、数字が34件、28年度は発生しているということでございますが、そこで、子供とか女性とか被害に遭いそうになった人たちが、このプレート、こども110ばんのいえに駆け込んだというような事例は起きているんでしょうか。 345:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 346:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 市のほうで把握している状況では、こども110ばんに駆け込んだという事例はないというふうに聞いております。 347:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 348:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 それは、28年度にないということですか。今まで通してそういう事例はあったんですか。 349:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 350:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 これも承知している範囲内なんですけれども、こども110ばんのほうに駆け込んだというようなことは、市のほうとしては承知しておりません。
     以上です。 351:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 352:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 子供が駆け込みをしていないということは、それなりの大きな被害が出ていないというような形ですが、実際は件数から見ると、私は非常に多い件数だというふうに思っております。  それと、先ほど説明の中で、子供が駆け込んだらという説明がございました。ただ、今の説明をどれほどの人が把握しているのか。といいますのは、私ども地域で、看板、プレートを付けているとか、どちらかというと高齢者が多いところでございます。そういうところにプレートが設置されております。もう退職をして、高齢でお二人で住んでいるところが逆に多いような形がいたしますが、そういう人たちに、先ほど御説明があった、子供を落ち着かせて、それからお話を聞いて、安全な場所に、家の中でも動くというような形なんですが、そういうようなマニュアルといったらおかしいんですけれども、そういうものが一緒に配られて配布されているのか。  実際、私が思うには、今、先ほどのお話ですと、子供が駆け込んだ例がないというようなお話でして、もし駆け込んだ場合の対応はどういうふうなのか。逆に、そこの家の家庭の人がびっくりしてしまって何にもできなかったりとか、どうしよう、どうしようとか、そういうふうな形にはならないような方法を何か考えていますか。 353:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 354:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 プレートを新規に設置したときには、先ほど教育長のほうからも答弁させていただきましたけれども、礼状とともに、このマニュアルも一緒にお渡ししていますけれども、平成13年から大分年数がたっておりますので、その辺のところも含めて、市P連のほうと市と一緒になりまして、今後どういうふうにしていったらいいのかというのを詰めていきたいというふうに思っています。  以上でございます。 355:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 356:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 やはり、今、お話があったとおり、市P連に任せるのではなくて、お金を出してプレートを買うだけではなくて、一緒に何ができないのかということを考えてやるべきだと思います。  今の答弁の中でも、一緒にやっていきたいということなんですが、いつまでにということは難しいかも分かりませんけれども、なるべく早くやってほしいですが、どういうふうに考えているか、もう一度お伺い。 357:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市民部長。 358:◯市民部長〔保田 暁〕 ◯市民部長〔保田 暁〕 この件に関しましては、市独自で進めるというわけにもいきませんので、その辺は市P連事務局と十分調整を図りながら、議員さんのおっしゃるとおり、なるべく早目に対応ができるようにしていきたいというふうに、市としては考えております。  以上でございます。 359:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 360:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 次に、横断歩道、松田署にお話をして、なるべく早く付けていただくというふうな答弁がございました。  実は、交通整理をしていただいている緑のおばさんという交通整理員と一緒に、私も時間があると小学生の登下校を挨拶しながら見ているんですけれども、そのときに交通整理の人から、半分以上消えている横断歩道で子供たちを誘導していくのが、何か指導、教えにくいというような話があったので、これは是非早急にやっていただきたいというふうに考えます。  やはり交通、子供たちの安全もそうなんですけれども、教えるほう、交通指導員の皆さんが一生懸命やっているんですから、子供たちが渡る、通る通学路については、やはり市のほうでもチェックをしながら、進んでそういうことをやっていただきたいんですが、その辺をどういうように考えているか教えてください。 361:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 総務防災部長。 362:◯総務防災部長〔小林俊之〕 ◯総務防災部長〔小林俊之〕 横断歩道の白線につきましては、自治会要望として既に受け付けて松田警察署のほうに要望を提出しておりますので、緊急性が高いということで、松田警察署のほうに、なるべく早く補修を進めるように要望してまいりたいと思っております。  以上です。 363:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 364:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 やはり市のほうが、大切なところは強く警察のほうに伝えてほしいと考えています。  次に、福祉について再質問をさせていただきます。  出産・子どもネウボラの再質問をいたします。  先ほどの答弁の中で、保健師2名と助産師1名、子育て世代の不安解消をするため、1人の保健師さんが1組の母子を出産から就学までの6年間見守り、気軽に相談できる環境作りを整えています。保健師さん2名、助産師さん1人、計3名と関係機関との連携を取りながら、多くの母子を支援し、相談事業も行っています。その中で、保健師さんや助産師さんが支援をしている皆様から、多分いろいろな問題点が出てくると思います。何か問題点や苦労した点がありましたらお伺いいたします。 365:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 366:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 保健師、助産師が支援していく上で苦労している点について御質問がありました。  昨年度、平成28年度から母子健康手帳の交付時に、同時に面接を行ってまいりました。妊婦の方の利便性を考慮しまして、サービスセンターでも母子健康手帳の発行をしております。この場合、後日面接をしたり、電話等でいろいろな内容の聞き取りなどを行っておりますけれども、サービスセンターで休日、土日等、休日に届出がされた妊婦の方については、平日の昼間は仕事などで連絡が取りにくいのが現状でございます。そのため、夜間に電話連絡をしていますが、なかなかつながらずに初回の面接をするまでに時間を要してしまうというようなケースが多くありました。また、特に大きな病気などの既往歴のある妊婦や精神疾患を抱える妊婦や、経済的な不安を抱える妊婦への対応には細心の注意を払う必要があると、現場では常に感じているところでございます。  しかし、出産・子どもネウボラの開設によりまして、保健師等の人員体制を整えたために、利用者一人一人に手厚く対応ができ、困難な事例には複数人で対応できるようになるなど、円滑な事業が今現在はできている状態でございます。  以上です。 367:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 368:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 やはり、若い世代、妊娠をしている女性の方、いろいろな悩みがあると思います。一つは、子供が生まれてもよく聞くのは、育児の不安、育て方の不安とかいうような形も多く出てきておりますが、その中で、先ほど夜間に連絡をというようなお話があったんですが、逆に、夜間に連絡を取れるようなことはできるんでしょうか。例えば、子育て、こういうことをすごく悩んでいるということで、誰かに聞いてもらいたいとか、どうしたらいいのか分からないとか、そういうときにこの窓口が使えるのかお伺いします。 369:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 370:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 夜間の対応でございますけれども、今現在は、24時間体制で何か相談に当たるという体制は、市ではできてはございません。  ただ、神奈川県のほうで、幼児の救急ダイヤルというような取組もやっております。これは年中無休で、夜間、何か子供が病気で困ったとか、病院に連れていったほうがいいのかとか、そこまでは、救急車を呼ぶほどでもないんですけれども、これはどうしたらいいのか、誰にも相談できないようなときに、ここのほうに電話していただくと、県のほうで夜間対応して相談に乗ってくれるというような事業もやっております。  以上です。 371:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 372:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 そういうところの連絡先のステッカーとか、一緒に母子手帳と一緒に配っているかお伺いします。母子手帳に、そういう連絡先が載っていますかというのをちょっとお伺いしたいんですが。 373:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 374:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今の件に関しましては、全世帯に配布しております健康カレンダー、ここの中に全部載っておりますので、それを見て連絡していただければと思っております。また、ホームページ等でも周知しております。 375:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 376:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 分かりました。  次に、先ほどお話の中で出ました四課会議で、特に問題はないというような、今までのところ緊急性のある手厚い支援を必要とするケースはありませんがという形で、その辺はケースが生じた場合、児童相談所や臨床心理士などの関係機関と連携したケース会議を開催する体制を常に整えていますというような御答弁がございました。  今のところそのようなケースがないということですが、そういうことが起きた場合の担当者同士のマニュアルというのができているんでしょうか。 377:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 健康づくり課長。 378:◯健康づくり課長〔鈴木一郎〕 ◯健康づくり課長〔鈴木一郎〕 先ほど申し上げましたように、ケース会議に至るまではないんですが、そうしたことも生じた場合には、対応ということで、マニュアルというよりも、どう動いたらいいかというようなことは、内部でのものはできてございます。  以上です。 379:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 380:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 分かりました。  いつ、どういうようなケースが起こるか分からないので、そういうためにはやはり誰が対応しても分かるようなマニュアルのようなものが私は必要であると思っています。それに対しての勉強会等も含めてやっていく必要があるのかなというふうに考えております。  すみません、次に高齢者のほうにお伺いをいたします。  先ほどの地域包括ケアシステムの回答、答弁を頂きました。  その中で、高齢者が安全で安心に暮らせるための保健、医療、福祉、介護の連携、適切な支援につなげる体制作りが今後の取組の中で必要となっておりますが、当市のその体制作りはどのようになっているか教えてください。 381:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 382:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今の保健、医療、福祉、介護の連携作りについてでございますけれども、本市におきましては、これまで地域住民やボランティア団体、医療関係、介護サービス事業者などの支援、協力を得ながら、保健、医療、福祉、介護の各施策を効果的に連携させてサービスの提供に努めてまいりました。とりわけ、在宅医療が必要なケースにつきましては、在宅医療の要となる訪問看護ステーション、介護や生活支援の総合的な窓口となる地域包括支援センターの連携を密に図り、サービスの提供につなげております。  特に、本市は訪問看護ステーションや地域包括支援センターを直営で運営しているところもありまして、在宅医療のケアについてはこれまで重点的に実施してまいりました。また、先ほど市長の答弁にもありましたように、今年の4月から、足柄上病院内に足柄上地区在宅医療・介護連携支援センターを開設いたしました。センターの業務内容の中には、切れ目のない在宅医療と介護の協定体制の構築、在宅医療・介護連携に関する相談支援などがございます。  今後は、これまで続けてきたサービスの提供の連携の中に、足柄上地区在宅医療・介護連携支援センターを加えまして、更なる医療と介護の連携、情報の共有を図りまして、切れ目のない在宅医療・介護サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 383:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 384:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 今、医療と介護と連携を取ってやるというようなお話を頂きましたけれども、それには、私はやっていただく人が必要だと思っております。  先ほどのお話の中に、私の話した中に、やはり担い手についてお伺いしたいんですが、今、自治会内もそうなんですが、ボランティア活動をしていただく皆さんもそうなんですが、高齢者が多くなってきて担い手がだんだん少なくなってきております。  そういう中で、福祉の担い手となる人材教育の取組を、市としてはどのように考えているかお伺いいたします。 385:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 386:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 地域包括ケシステムの構築に当たりましては、介護、医療、予防といった専門的なサービスを前提といたしまして、生活支援とか福祉といった分野が重要になってございます。とりわけ、ボランティアなどの支援、地域住民の取組、いわゆる互助ですね、互助を強化することが必要になってまいります。  このような中で、平成28年度に実施いたしました南足柄市高齢者福祉計画・介護保険事業計画アンケート調査の結果では、高齢者の社会参加のニーズが高く、高齢者の地域の社会的な活動への参加は、活動を行う高齢者自身の生きがいや介護予防になるために、高齢者が福祉の担い手となるよう、居場所や出番作りなどの取組を今後進めていく必要があるというふうには考えております。 387:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 安藤議員。 388:◯15番〔安藤 進議員〕 ◯15番〔安藤 進議員〕 私もそのように思っております。  先ほど出た、おたがいさまネットおかもとの事業に参加している人は、私は65歳以上の高齢者がすごく多いなというふうに感じております。  モデル事業をやるときに、市のほうの御協力があったということで、これからもこういうようなネットワークを広げる必要があるというふうに思います。  最後に、市としては、このおたがいさまネットおかもとのような組織の拡大をどのように考えているのか教えていただきたい。 389:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 福祉健康部長。 390:◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 ◯福祉健康部長兼福祉事務所長〔大塚幸夫〕 今年の4月に開始いたしましたおたがいさまネットおかもとの準備過程や、今後行われる実際の活動状況などを踏まえまして、地域の方々と協働しまして、地域に不足するサービスを新たに作り出すことや、担い手の掘り起こしなど、おたがいさまネットおかもとのような生活支援サービスの取組を市内全域に広げていきたいというふうに今考えてございます。  また、おたがいさまネットおかもとをはじめとした住民主体の生活支援サービスの活動を持続的に行っていただきたいと考えておりますので、その運営経費に対しても継続的に補助を行っていきたいというふうには考えております。  以上です。 391:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で安藤進議員の質問を終了いたします。  ここで14時15分まで休憩といたします。                                休憩 午後 1時57分 ──────────────────────────────────────────                                再開 午後 2時15分 392:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 再開いたします。 ──────────────────────────────────────────           ◇ 星 崎 健 次 議員 393:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 次に、8番星崎健次議員の質問を許可いたします。  星崎健次議員。           (8番 星崎健次議員 登壇) 394:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 ただいま議長より質問の許可を頂きましたので、通告に従いまして、南足柄市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略について4項目を質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  平成26年9月に、人口減少克服、地方創生という大きな課題に対し、各地域がそれぞれの特徴をいかした自立的で持続的な社会を創生できるよう、内閣総理大臣を本部長とするまち・ひと・しごと創生本部が設置され、平成26年12月27日にまち・ひと・しごと創生長期ビジョン及びまち・ひと・しごと創生総合戦略が閣議決定されました。  本市としても、地方総合戦略の策定に当たり、地域の強み、弱みなどの特性を踏まえることが重要であり、自らの産業構成や人口変動、観光の人の流れなどの現状実態を正確に把握することが前提となります。  国の総合戦略では、4つの基本目標と基本的方向が示されています。  1つには、地方における安定した雇用を創生する。2つには、地方の新しい人の流れを作る。3つには、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる。4つには、時代に合った地域を作り、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携することで、明るい豊かな南足柄を作るために必要な施策だと思いますので、是非とも計画以上の成果を達成してほしいと願っております。  そこで、1項目めに、若い世代を応援し、希望をかなえる取組についてお伺いいたします。  少子化が急激に進行する中で、人口減少に歯止めを掛けるためにも、若い世代が安心して子供を産み育てることができる地域作りをすることが重要です。  そこで、アとして、安心して出産、子育てができる環境作りとして掲げられている小規模医療モールの開設に向けた取組状況についてお伺いいたします。
     次に、イとして、教育の分野では、芸術、文化、スポーツ、食育、金融等のプロフェッショナルが学校に出向き、子供たちが本物を体験することで、豊かな想像力、知的好奇心を育む環境を整えるとなっており、本物体験教室の実施、アウトリーチの取組を行うと計画があります。これは本当に重要な取組で、このような事業を通じて、夢や生き方を変えるきっかけになることが絶対にあると思います。  そこで、本物体験教室、アウトリーチの取組状況についてお伺いいたします。  次に、時代に合った地域づくりの取組についてお伺いいたします。  地域課題の解決のためには、住民自らが積極的にまちづくりに参加することが必要で、まちづくり活動団体が、団体間相互や地域住民、自治会、行政と連携して、地域作りに取り組むことができる仕組みを用意することは、行政の役目だと思っております。  本市の計画では、提案型協働事業の充実として、市民活動団体や企業などを含む市民と行政が協働して地域課題を解決していくために、多様な主体が地域課題と協働の仕方を提案する提案型協働事業を推進することとなっております。  そこで、この事業について、平成28年度の実績及び今後の展開についてお伺いいたします。  3つ目に、南足柄市にしごとをつくるについてお伺いいたします。  私の同世代をはじめ、特に若い世代は、近くで働く場所がなく、市外で働く人の割合が増えているとすごく実感しております。地元で働けるということは、通勤ラッシュ、渋滞などのストレスの軽減になります。自然豊かな環境で生活でき、リフレッシュする環境ができます。家族や友人がそばにいる安心感があり、お互いに助け合うことができます。実家に住むと貯金もできます。地域でコミュニティの輪を広げられるなど、本人にとっても好循環が生まれます。若い世代が、生まれ育ったこの南足柄市に家を構え、働けるという環境を整えることが必要だと思います。  そこで、アとして、雇用の場を創出するための取組状況についてお伺いいたします。  次に、イとして、6次産業化の進捗状況についてお伺いしたいのですが、市長は就任以来6次産業化を語っており、私も6次産業化が地域の活性化の力となることを思っております。生産・加工・販売の段階で、どの段階でも南足柄にお金が落ちるなど、成功を収めることができれば、本当に地域の活性化につながると思います。しかし、しっかりとした準備をしなくてはならないという課題も多くあると思います。衛生面の知識の習得や宣伝の仕方、在庫リスクなどもあります。  そこで、6次産業化の進捗状況について、計画、KPIどおりに進んでいるかお伺いいたします。  最後になりますが、南足柄に人の流れをつくるについてお伺いいたします。  基本方針の背景にありますように、流出している人の流れに歯止めを掛け、新しく転入してくる人の流れが必要だということ、南足柄市の知名度を高め、豊かな自然と観光資源などの地域の強みをいかし、交流人口を増加させることが必要だと私も思います。  そこで、アとして、移住・定住の平成28年度の進捗状況、成果及び平成29年度の取組についてお伺いいたします。  イとして、シティプロモーションの取組状況と今後の施策についてお伺いいたします。  以上で登壇での質問を終わります。よろしくお願いいたします。           (8番 星崎健次議員 降壇) 395:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 市長。           (加藤修平市長 登壇) 396:◯市長〔加藤修平〕 ◯市長〔加藤修平〕 それでは、星崎議員の御質問にお答えをいたします。  最初に、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略についてで、若い世代を応援し、希望をかなえるについての小規模医療モールの開設に向けた取組状況についての御質問ですが、南足柄市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定する際、人口減少に歯止めを掛けるためには、若い世代が安心して子供を産み育てることができ、誰もが身近なところで医療が受けられるよう、地域の医療体制を充実していく必要があるとの課題認識がありました。  そこで、大雄山駅前の商業ビルなどに多種多様な診療を扱う医療機関を集積させ、小規模な医療モールとなるよう、医療機関の誘致を行うことを総合戦略に掲げたところであります。  現在、ヴェルミのビルの中には、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科、泌尿器科、内科の医療機関や調剤薬局がありますが、これらに加えて6月23日には調剤薬局も兼ねるドラッグストアが開業いたします。また、7月3日には、内科と透析科の医療機関が開院する予定であります。なお、この医療機関の開院につきまして、星崎議員さんからは情報提供など多くの御支援がありました。ここに心からお礼申し上げます。  大雄山駅周辺では、一定規模の医療機関の集積がございますので、今後も市域全体で地域医療体制が充実するよう取り組んでまいりたいと考えております。  次に、本物体験教室、いわゆるアウトリーチの取組状況につきましては教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。  次に、時代に合った地域づくりについての提案型協働事業の平成28年度の実績及び今後の展開についてでございますが、この提案型協働事業の制度は、行政だけでは解決することが困難な地域の課題について、市民活動団体の新しい発想、そして柔軟性などをいかした提案を募集いたします。  提案団体と市が対等な立場で適切な役割分担の下、双方の責任において協働して事業に取り組むことで相乗効果を発揮し、地域の身近な問題解決や市民サービスの向上を図ることを目的としております。  これまでの実績といたしましては、当該制度を平成28年12月にスタートさせてから本年5月までの間に、市民活動団体等から御相談いただいたのは2件でございます。現時点では、事業実施にまで至った案件はありませんが、そのうちの1件は現在もまだ調整中でありますので、実施に向けて関係者へ積極的に働き掛けをしてまいります。  今後の展開については、改めて市民活動団体等へのこの制度の周知を図るとともに、協働事業のもう一方のパートナーとなる行政内部の各部課への周知を再度徹底してまいります。  そうした中、早い段階で一つでも事業実施に結び付け、これを先進事例の一つとして、更なる周知、情報発信等に努めてまいりたいと考えております。  次に、南足柄にしごとをつくるについての雇用の場を創出するための取組状況についてでありますが、雇用の場の創出を図るための重点事業であります足柄産業集積ビレッジ構想の推進につきましては、足柄産業集積ビレッジ構想事業推進協議会を、昨年、平成28年5月に設立し、まちづくりの検討と企業誘致の取組を進めております。  足柄産業集積ビレッジ構想は、今年度も地方創生の対象事業に採択されました。平成29年度は、整備方針の検討や権利者との情報の共有化を図るなど、更なる推進に向けた取組を行ってまいります。  企業立地の促進に当たっては、指定産業集積地域等において、新たに立地する企業や拡大再投資を行う企業に対する奨励措置の活用等によって、守山乳業株式会社の本市への進出が決まったところであります。  6次産業化の推進による地域に根差した農業と産業の活性化に向けた取組につきましては、道の駅の運営体制を確立するために、平成27年度から直売農家育成プロジェクト、特産品開発プロジェクト、都市と農業との交流プロジェクトの3つの市民参加組織を立ち上げまして、関係者によるワーキングや検討会を開催しているところであります。  次に、6次産業化の進捗状況、KPIについてでありますが、まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略の中で6次産業化を推進するため、企業・農業生産法人の参入促進、食と農によるビジネスの創出、農産物の地域ブランド化の促進、販売農家の人材育成事業の4つの施策を位置付けております。  企業・農業生産法人の参入促進では、かながわ農業アカデミーや農業委員会と連携し、農業参入を希望する企業に農地をあっせんしています。現在は5社が企業参入しています。約2.15ヘクタールの農地をあっせんし、企業参入の促進を図っているところであります。  食と農によるビジネスの創出では、市内の農業生産法人などの事業者が耕作地の拡大を図り、農産物を近隣スーパーや飲食業者などへと販路を広げ、収益の拡大を図っております。  農産物の地域ブランド化の促進につきましては、平成28年度に8品目の地域ブランドを認定し、産業フェアやシティプロモーションなどでのPR活動を実施してきました。今後も引き続き認定事業を進めてまいります。  販売農家の人材育成事業につきましては、平成28年度に(仮称)「道の駅金太郎のふる里」運営体制確立支援業務として、直売農家育成部会において、出荷者育成に向けた野菜の栽培講習会を開催してまいりました。内容としましては、地域の中核的な農業者が講師となって、兼業農家等45名の方が参加しまして、「直売向け野菜の栽培と販売で大切なこと」をテーマに講習会を開催し、直売農家の育成を図ったところであります。  重要業績評価指標、いわゆるKPIとして、平成31年度までの累計で農産物の加工品のオリジナル商品数50種類を目標として掲げているところであります。  今後もこの目標を目指して、農産物をはじめとした地域ブランド品の認定や掘り起こし、PRを進めるとともに、農家の育成、企業・農業生産法人の参入の促進を図り、6次産業化を推進してまいる考えであります。  次に、南足柄市に人の流れをつくるについての移住・定住の平成28年度の推進状況、成果、そして29年度の取組についてでありますが、昨年度行った空き家調査では594軒の空き家を確認し、そのうち新耐震基準に合った空き家は138軒あることが分かりました。空き家の所有者に対して行った意向調査では、76名の方から空き家バンクを活用したい、又は活用を検討したいとの回答を頂いているところであります。  今後は、庁内で組織しております空き家等対策検討会において、空き家バンクへの登録も含め、今後の活用方法を検討してまいります。  また、昨年度は有楽町にございますふるさと回帰支援センターにおいて、本市のプロモーションを2回行いました。その成果として、全てを把握することは難しいのでありますが、実際に南足柄市へ移住したいと報告に来てくださった方もいらっしゃいます。  このプロモーションの中では、本市への移住体験の募集も行い、13組40名の方に御参加いただきました。その参加者から集めたアンケート結果などを基に、関連する市内業者とも現在情報共有しているところであります。  こういった取組を踏まえ、今年度は民間事業者とも連携し、空き家の活用も含めた本市への移住・定住促進施策に取り組んでまいりたいと考えます。  次に、シティプロモーションの取組状況と今後の施策についての御質問です。  シティプロモーション活動については、日頃から庁内各課や関係団体等と協力、連携し、情報収集や情報発信に取り組んでおります。更に効果的な推進を図るため、市民、行政、民間団体等で組織をしたシティプロモーション推進委員会を今年の1月に設置したところであります。  この推進委員会においては、今後のシティプロモーション活動について検討し、お互いに連携して取り組んでいくこととしておりまして、その取組の一つとしては、今年10月には都内でのシティプロモーションイベントの実施を予定しております。また、今年の4月に、金太郎つながりで防災協定を結び、友好都市交流をスタートした兵庫県川西市とは、お互いの観光やシティプロモーション活動でも交流を深めていく考えであります。  このほかにも、同じく防災協定を結んでいる岩手県遠野市や茨城県守谷市など、本市には協定や連携をしている都市がありますので、今後はそのような都市とのつながりも活用して、本市の魅力を発信してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。           (加藤修平市長 降壇) 397:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 398:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 それでは、本物体験教室、いわゆるアウトリーチの取組状況についてのお尋ねがございました。  子供が本物を体験することは、とても大切なことであります。南足柄市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略の中でも、プロフェッショナルから学ぶ教育、本物体感教室の実施として掲げております。例えば、地域の茶道や華道、あるいは筝の先生によります実演や指導を受けたり、第一線で活躍しておられます弁護士が、ゲストティーチャーとして中学校の社会科授業を行ったりしていただいております。また、命の授業として、かつて大病を経験されましたプロのフットサル選手の全校生徒に向けた講演を実施し、命の大切さを学ぶ機会となりました。  専門家から学ぶ教育や体験は、子供たちの将来への夢や期待を膨らませ、学習やスポーツ、文化、芸術への意欲が高まる大切な取組であると考えております。  以上でございます。 399:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 400:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 それでは、順次再質問させていただきます。  まず最初に、若い世代を応援し希望をかなえるについて、小規模医療モールの開設に向けた取組ということで、確かに大雄山の駅前のところにいろいろ集まってきたなというところで、その目的は図られているのかなという部分はありますが、この題名のところに「若い世代を応援し」という部分に関わってくると、やはり小児科や産婦人科といったところが一番求められるのかなと。やっぱり通うのも大変ですし、この「若い世代を応援し」という分野に小規模医療モールが入っているならば、やっぱり小児科、産科という部分を、早くそういう整備をしたいなと思うんですけれども、そこら辺というのは今お考えや取組状況がありましたらお願いします。 401:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 402:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 正におっしゃるとおりでございます。市といたしましても、特に産科、産婦人科の医院の誘致をしたいということで、これはちょっと場所は、例えば大雄山駅前のそのビルに限ったことではございませんけれども、市内全域の中で、何とか誘致できないかということで、昨年から今年に掛けてずっと動いてきたという経緯がございます。なかなか、実現にはまだ至っていないということでございますけれども、具体的にちょっと場所は申し上げられないにしても、土地開発公社、旧土地開発公社の土地を一つの候補地として、いろいろ御相談できるところと御相談をしてきたという経緯がございます。ただ、なかなか実現は今のところ難しいような状況でございますが、今後も引き続いてそういった取組には力を入れていきたいというふうに思っております。 403:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 404:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そうやって今当たってくださっているということを聞いて安心したんですけれども、それは直接、例えば今ある産婦人科さんのところに行って、ちょっと南足柄でも開業してくれないかという御相談をさせていただいているのかなと思いますけれども、そこら辺で課題というか、話している中で、なかなか南足柄に出してもらえないというのは、どういう理由なんですかね。それが分かれば、それに対して対応ができるかなと思うんですけれども。 405:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 406:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 たまたま今回御相談させていただいていた案件は、市外のところからということで、不動産の事業者を介して、そういったお話を頂いた中で、具体的に詰めていこうとした中では、やはりその病院の部分と、実際に産科ですと緊急性だとかいろいろございます。ですから、自宅の確保だとか、そういったところがセットで考えられるというような、今回の案件に限ってはですけれども、そんなことがありましたので、ちょっとそんなところが少し課題があったかなというふうには捉えております。 407:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 408:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 例えば、従業員の人が住む家とかに関しては、空き家バンクとかそういったところもあるので、是非ともそういったところを平成29年度もちょっと動いていただきたいなと思います。それに関しては、また違う場で質問させていただきますので、よろしくお願いします。  次に、本物体験教室で、アウトリーチの取組ということで、先ほど幾つか事例は紹介してもらいました。そんな中で、地域にやっぱりそういうプロの人っていると思うんですよね。何かそういう人をまずは募集というか情報提供というか、大工さんだってプロだったらいろんなところにできたりとか、いろいろできるので、まずはそういう人を把握して、何かそういうふうな取組につなげてほしいなと思うんですけれども、今はどのようなつながりでこういう先生とかを呼んでいるのかというところをお願いします。 409:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育長。 410:◯教育長〔飯山敏明〕 ◯教育長〔飯山敏明〕 なかなか予算的なもの、プロといいますとお金も掛かります。そういう中では、今議員おっしゃられたように、地域の方々の中にもそういう素晴らしい人材がおられるわけで、そういった意味では地域の人材バンク等々を活用することを一つと考えております。  また、一方で、国や県の予算がゼロで支援をしていただけるようなものもありますので、そういうところに応募して、必ずしも当たるとは限らないんですけれども、ちなみに、今年度、市内の小学校の中で、文化庁の芸術の体験教室等がうまくヒットしまして、こういうところの事業の中で音楽を体験できるというものもありますし、市内の企業さん、地元の企業さんの中で、小学校1年生だと記憶しておりますけれども、国語の教科の中で「はたらくくるま」というものがありますので、子供たちは結構、子供たちは働く車が好きですので、地元の建設業の会社のほうから、そういう働く車を派遣していただいて、子供たちに実際触らせてもらったり、あるいは乗せてもらったりというようなことで、安全を考えながら展開をしていきたいと考えております。  以上でございます。 411:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 412:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 今答弁いただいた中だと、今ある制度の中で今やり繰りされているようなんですけれども、せっかくなので、例えば学校間で情報共有とか、今度こういうプログラムをやろうよとか、一応年間計画を立てて、そういう先生を何とかしてとかというような取組というか、組織というか、そういうものを作ったほうが、これ目標でいうと、平成31年までに36回実施するというのがKPIの中でなっていて、これを実施するには、スポーツ分野で何人ぐらいで、文化の分野で、芸術で何人ぐらいでとか、そういうようなある程度の計画というかスケジュールとか、それに向かって、じゃどういうつてで人を探そうかとか、僕やっぱりこの体験してもらうと、何かきっかけとなって、将来の職業だったり、人に対する思いだったりとかって変わると思うんですね。だから是非実施してほしいなと思うんですけれども、今の答弁だと、今ある制度の中で、人材バンクとかあるんですけれども、人材バンクとかも、やっぱり人材バンクを見てするだけじゃなかなか進まないと思うんですよね。ちょっと一工夫必要かなと思うんですけれども、そこら辺について何かお考えがあったらお願いします。 413:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 414:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 今、議員さんの御指摘のように、地域にたくさんの素晴らしい人材がいらっしゃるということで、私たちの事業の中で地域学校支援事業、それはいわゆるスクールコーディネーター、各学校に1名、中学校においては2名配置させていただいているんですけれども、その方々に、地域の素晴らしい人材と、そして学校の先生たち、又は授業の要望等を聞き合いながら合致させて事業展開をしている、いわばスクールコーディネーターがつなぎ役として活躍していただいております。また、各年度初めでは、今議員さんがおっしゃられたような、その学校自体の年間指導計画を作るに当たっては、年度初めに市内の9小学校、9つの小中学校学区、そして幼稚園の5園を含めたスクールコーディネーターが一堂に会した年度初めの会議を行っております。その中で、会議後半では様々な情報交換をしながら、要望に合ったような人材を他学区からでも派遣できるような取組、情報交換をしているところでございます。  以上です。 415:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 416:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 今の答弁ですと、じゃスクールコーディネーターさんがそうやって、もともとスクールコーディネーターさんはそういう仕事だと思うんですけれども、その方が本当にそういう、この目的であるプロのというか本物を体験させるような人たちとつながっていくってなかなか難しいのかなと思うので、やっぱり広く募集なりなんなりしていただき、僕だってちょっとは紹介できる人がいたりするので、何かそういうような仕組みをちょっとまた考えてほしいと。スクールコーディネーターさんがそこまでつなげるかなと、僕結構難しいかなと思うので、何かそういう人材を発掘できるような仕組みを、例えば小田原市との交流も含めて、市内だけだと厳しいと思うので、小田原とか近隣のところと交流しながら、逆に南足柄のそういう方がいたら、他の地域にも出向いてもらったりとかできると思うので、そういった交流も含めて発掘するような仕組みを作ってほしいなと思うんですけれども、そこら辺はいかがでしょう。 417:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 教育指導課長。 418:◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 ◯教育指導課長兼教育研究所長〔加藤丈之〕 今、議員さんが御指摘のように、全く1つの小さな学区とか地域ではなく、広域的にそのような人材、また本当に予算化がなかなか厳しい中なんですけれども、非常にいろんな方の人脈の中で御紹介していただいていることも幾つかございます。また、星崎議員のおっしゃられるようないろいろなお知恵を各界から賜りながら、事業をもっと充実させていきたいなと考えております。  以上です。 419:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 420:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 是非とも、このKPIに掲げた36回というのを、それ以上に達成できるように、私も何かあったら言いたいと思います。先生がいたら是非御紹介したいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、提案型協働事業、実績等をお伺いしたんですけれども、今のところまだ始まったばかりの制度なので、なかなか少ないなというところなんですけれども、今実施に向けた中で、課題というか、何でなかなか増えないのかなというところは、もっとPRの部分なのか、やっぱり事業的にもう少し改善が必要なのか、せっかくなので、みんなが一緒に参画して解決していくということは大事だと思うんですよね。だから、是非とも増やしてほしいんですけれども、そこら辺の考えがありましたら。 421:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 企画部長。 422:◯企画部長〔荒井健氏〕 ◯企画部長〔荒井健氏〕 まずはPRのところで力を入れていかなければいけないかなというふうには感じております。ただ、PRがこういう制度がありますというだけのPRだと、なかなか市民活動団体の方、ボランティア団体の方もイメージができないかなというふうに思っていますので、少し他市の先進の事例なんかを詳しく調べまして、そういったものを少しPR活動の中に入れていきたい。本当でしたら、市内の中で1つ早く例示を作って、そういったものをお示しするのが一番皆さんにダイレクトに届くんじゃないかなとは思っておりますけれども、まずはPRに力を入れていきたいというふうに思っております。 423:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 424:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 部長のおっしゃるとおりだと思うので、是非ともよろしくお願いします。  次に、雇用の場を創出するための取組ということで、本当にこれに関しては是非とも、そんな大きい、今回は守山乳業さんとか来てくださるにしろ、本当に小さい企業、南足柄で仕事を始めたいなとかと、そういう小さなところでも夢をかなえられるようなまちになるといいなと思っています。例えば、小田原市では起業スクールというのを開催していまして、経営、収支計画、ビジネスプランの作成などを学んだり、企業を後押しするようなことを行っているんですよね。  本市においても、南足柄市の創業支援事業計画、この計画があって、いろんな銀行さんとか商工会とかと取組されていると思うんですけれども、これの今取組状況というか実績というか、お分かりになりましたらお願いします。 425:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 426:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 創業支援事業計画についてですが、こちらのほうは御存じのように、産業競争力強化法に基づいて、市町村ができる創業、小さな形の支援事業を作りなさいということで、昨年作らせていただいて認定いただいたところでございます。  御存じのように、商工会、さがみ信用金庫、横浜銀行、日本政策金融公庫、こちらのほうと今までは個別に対応していて、そういう中で連携して、相談窓口とか、商工会さんがやっているセミナーの紹介だとか、信用保証料の補助だとか、それぞれ創業を希望される方はニーズが大分違っておりますので、市のほうで窓口を設けまして、そちらのニーズを聞きまして、それぞれに適応するようなところを御紹介するということで、体系的、総合的に創業家を支援していこうよということで、昨年作らせていただいた制度でございます。  昨年は、産業フェアの中で一部ブースを頂きまして、窓口PRをさせていただいたところでございますが、今のところ残念ながら問合せ等はないような現状でございますけれども、様々な形で、こちらもそうなんですけれども、PR等いろんな形で、イベントとかそういう場も活用しまして、PRを今後も積極的にしていきたいというふうに考えております。 427:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 428:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 ここら辺に関してのPRなんですけれども、やっぱり市内でPRしても、市内に住んでいる若い世代の人が、起業しようかなという人はすごく限られていると思うんですよね。やっぱりこういう事業をやるならもっと外で、南足柄はこういうことができて、こういうことができる、次のシティプロモーションにもつながってくるかもしれないんですけれども、外でPR活動しないと、ホームページをわざわざ見ることもないだろうし、やっぱり東京とか東京圏と呼ばれるところで、そういうPRって必要なのかなと思うんですけれども、そこに関しては今後やっていく予定とかというのはありますか。 429:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 430:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 同じように、各市町村もこのような計画を持っているとは思いますけれども、当然シティセールスとかイベントとか、商工観光事務局を担っております商工観光課では、様々なところでシティセールス等をやってございますので、併せた中で、そういう創業化、創業に向いた場所だよという、南足柄はいいところだよというようなところもPRしていければいいなというふうに考えております。
    431:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 432:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 どこの市町村も同じような取組というか、やっているので、やっぱりもっと積極的に、僕は今の御答弁なんかを聞いていると、ちょっと本当にこの先行くのかなという、例えば小田原市は、先月の5月31日に、東京ガーデンテラスで、小田原に移住し、好きなことで起業している人とか、小田原を盛り上げているプレーヤーなどをゲストにして、暮らし方、働き方、今起きている面白いことなどを、小田原市の魅力をPRして、そういったところで創業とか起業に関して積極的に、これはヤフージャパンと共催しているので、多分人も集まったと思うんですけれども、市内で起業したい人を応援するのはもちろんですけれども、やっぱり外から呼び込んでというところを、是非とも積極的に、こういうのってやっぱり本当にどれだけ積極的に行けるかというところだと思うので、是非とも今後、外での活動をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 433:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 434:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 小田原市さんをはじめ、先進事例をちょっと勉強させていただいて、積極的にやっていきたいと思います。 435:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 436:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そういうので成功しているところもありましたので、是非よろしくお願いします。  次に、6次産業化のところなんですけれども、今までも何回か聞いていて思っている、感じていることが、今までのこの3部会とかの取組のこの進捗状況の中で、ここに掲げてある、KPIで掲げてある50種類というのは、本当にこの状態で行くのかなと。僕、やり方とかメンバーとかも含めて、やっぱりフレキシブルに変えていかないといけないのかなと思うんですけれども、この取組というのは今後も今のメンバー、今の頻度とか、打合せの回数とかも含めて続けていくというようなことなんでしょうか。 437:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 環境経済部長。 438:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 議員さんのおっしゃっているのは、道の駅の部分の検討部会の部分……。           (「50種類」との声あり) 439:◯環境経済部長〔露木隆夫〕 ◯環境経済部長〔露木隆夫〕 50種類、はい。道の駅の検討部会のほうでも、そちらの南足柄市独自の特色のある商品の開発を進めてございますけれども、それと併せて南足柄市のブランド認定等をさせていただいております。昨年度は8種類ということで、必ずしも農産物の加工品というふうに限ったものではございませんが、今年度、29年度は、1次産品もちょっとブランド認定をしていきたいというふうに考えてございます。1次産品をブランド認定いたしますと、例えばかんきつ類を南足柄市のブランド認定にすれば、皆様方の御意見を伺えば、そこからジュースができたり、ゼリーができたり、いろんなものの加工品が生まれてくるのではないかというふうに考えておりますので、今年度は1次産品を中心にブランド認定だったり、道の駅の検討部会のほうでもいろいろ様々な種類を開発して、50品目を目指して頑張っていきたいと思っています。 440:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 441:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そこを少しずつ変えながらやっているということなので、そこも注視していきたいと思います。  次に、南足柄に人の流れをつくるというところで、空き家の状況でいろいろ御答弁いただきました。近隣の山北とか松田では空き家ツアーを開催していて、それが結構好評で、そこから実際にというところもあって、本市でも多分それはやられていると思うんですけれども、そこら辺、空き家ツアーみたいなことというのは、企画とかは今されているんですかね。 442:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 443:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 本市におきましては、現時点でそういったツアーのほうの計画は、今のところございません。  以上でございます。 444:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 445:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 せっかく、今空き家がさっきの報告で138軒、そのうち76軒の方が空き家バンクを活用したいというところで、せっかく76名の方のその思いをどうやって達成していくかというところはすごく大事だと思って、そんな中、今ある空き家を、そうやって体験ツアーで見ていただいて、これいいね、あれいいねと見てもらうのも一つだし、逆に南足柄に来てみて、ここがもう少しこうなれば住みたいかもなというニーズとかを把握してもらって、空き家のところをリノベーションするというような取組というのもすごく大事なのかなと思うんですけれども、今は多分見てもらうだけなんですけれども、そうやってリノベーションして、ニーズに応えていくというような取組というのは、今後されていく予定とかあるんでしょうか。 446:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 447:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 現時点で、先ほど市長からも答弁させていただきましたとおり、76名の方から空き家バンクを活用したいですとか、検討したいという御意向がございました。私どもとしてはこういった方々に対して、空き家のパンフレットかリーフレットを作成してお送りして、積極的な活用についての御案内をまずさせていただきたいと。今空き家バンクの活用状況は、今登録は2軒という状況ですので、まずはそこから掘り起こして、そこからニーズをつかんだ上で、そういった議員おっしゃるような部分も少し検討していく必要があるのかなと感じております。  以上でございます。 448:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 449:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 ありがとうございます。私もそう思います。まずは、じゃそこをちょっと増やしていただいて、そこからというところで、そのリノベーションというところでいうと、熱海市がすごく積極的にリノベーションによるまちづくりというのをやっていまして、そういった取組もちょっと今後参考にしてもらって、遊休化した物件を持つ不動産屋さんとか、そういったところも、不動産屋さんとかも巻き込んで、こういうような組織とか、そういうようなまちづくりとかというのを、今そういう組織があるんでしょうか。 450:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 都市部長。 451:◯都市部長〔久保暁俊〕 ◯都市部長〔久保暁俊〕 具体的に、その不動産屋さん等を巻き込んだ組織は今のところないんですが、ちょっと今後やろうと思って予定している取組の中で、宅地建物取引業協会さんと2市8町を連携した空き家バンクの取組なんかを、少し広域的に進めていこうと、こういったものを今検討しているところでございます。  以上でございます。 452:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 453:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 分かりました。今後そういうような取組をされるという方向なので、今後も注視したいと思います。よろしくお願いします。  最後になりますけれども、シティプロモーションのところなんですけれども、今は庁内とか、庁内での組織等で動いていると思うんですけれども、この辺って、元プロの方とか、コーディネーターとか、そういった人、専門分野の人が入って、東京とかいろんな人とつなげていただいてやっていくことも必要なのかなと思うんですけれども、そこら辺に関して今後の取組とかをお願いします。 454:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 455:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔磯崎哲也〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔磯崎哲也〕 議員のおっしゃることも十分検討する部分はあると思いますけれども、現在、市長の答弁にもございましたけれども、シティプロモーション推進委員会を設置してございます。このメンバーの中には、市民の方等7名、それから庁内4課のメンバーで構成してございます。例えば、御紹介しますけれども、観光ボランティアで元広報レポーターをしている方、それから商工会の代表者の方、観光協会の代表者の方、それから実際に市内へ移住されてきた自営業者の方などもいらっしゃいますし、あとホームページ等市のプロモーションサイトを立ち上げていただいた会社員の方などもいらっしゃいます。そういった専門性を持っている方もいらっしゃいますので、まずはそういった方たちと一緒に、今後どうしていくかというところを検討していきたいというふうに思ってございます。  以上です。 456:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 星崎議員。 457:◯8番〔星崎健次議員〕 ◯8番〔星崎健次議員〕 そのメンバーはかなり心強いメンバーだと思うんですけれども、そこら辺、そのメンバーでもんだ後に、やっぱりシティプロモーションって結局、東京圏のところでPRしないとやる意味がないので、そういったつながりを持てるようなメンバーとか、ということは、今の段階じゃなくて、こっちでこういうことをしたいとか、またキャッチコピーとかも全て、「何とかのまち南足柄」とか、キャッチコピーとかも作り上げた後に、そういったようなちょっとプロとつなげてくださる専門の方を是非とも入れていただいて、来年度、再来年度になるかと思いますけれども、そういった取組もしてほしいなと思うんですけれども、それで最後の質問となります。 458:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 秘書広報課長。 459:◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔磯崎哲也〕 ◯秘書広報課長兼消費生活センター長〔磯崎哲也〕 一応、今年度の取組については、これからどうするかといった取組をまず考えてから、当然最終的には検証とかしていきます。その段階で、そういったプロの意見等々が必要でございましたら、また次年度について考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 460:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 以上で星崎健次議員の質問を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────       散会の宣告 461:◯議長〔内田克己議員〕 ◯議長〔内田克己議員〕 本日の一般質問は予定者まで全部終了しましたので、これをもって散会といたします。  次の本会議は6月13日午前9時から、本日に引き続き一般質問を行います。  本日は大変お疲れさまでした。                                午後 3時02分 散会 このサイトの全ての著作権は南足柄市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Minamiashigara City Council, All rights reserved....