海老名市議会 > 2024-03-22 >
令和 6年 3月 予算決算常任委員会経済建設分科会-03月22日-01号

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  1. 海老名市議会 2024-03-22
    令和 6年 3月 予算決算常任委員会経済建設分科会-03月22日-01号


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    最終取得日: 2024-09-18
    令和 6年 3月 予算決算常任委員会経済建設分科会-03月22日-01号令和 6年 3月 予算決算常任委員会経済建設分科会 予算決算常任委員会経済建設分科会会議録 1.日時  令和6年3月22日(金)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎永 井 浩 介  ○星   伸 一   田 中 ひろこ          三 宅 紀 昭   藤枝 ふみひこ   たいら   学          森   英 之 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  39名          都市建設担当理事  松本 潤朗          理事兼経済環境部長 金指太一郎          理事兼まちづくり部長                    谷澤 康徳
             経済環境部次長   吉沢 正樹   商工課長      山田 敦司          同課課長補佐    後藤  努   同課商工政策係長  河野 静江          同課にぎわい振興係長        農政課長      矢吹 功太                    今野まりこ          同課農業振興係長  栁本  巌   同課地産地消推進係長                                      大澤 英和          環境政策課長    小野寺智子   同課環境共生係長  杉浦 裕樹          同課廃棄物政策係長 寺本 創太   資源対策課長    高島 常康          同課収集業務係長  市川慎一郎   同課副主幹     鍵渡 幸夫          農業委員会事務局長 秦  芳生   同局管理係長    尾山  剛          まちづくり部次長(都市担当)    同部次長(建設担当)                    清田  聡             佐藤 秀之          同部専任参事    東城 利治   同部参事(都市計画担当)                                      高橋  学          都市計画課長    本多  浩   同課都市政策係長  諸星 智章          同課交通政策係長  木内 俊之   同課交通政策係主査 山下 友紀          住宅まちづくり課長 得田 悟志   同課まちづくり支援係長                                      小澤 勇治          都市施設公園課長  佐藤 広明   同課総務係長    小菅舞夕子          同課施設整備係長  金子 英介   市街地整備課長   佐々木良一          道路管理課長    西村  功   道路整備課長    今野 康宏          同課幹線道路係長  清  秀樹   用地課長      湯山 真一          下水道課長     川崎 宗一   同課経営係長    中島 純一 7.委員外議員  2名          松 本 正 幸   吉 田 みな子 8.傍聴者  (1)議 員 なし        (2)その他 1名 9.事務局  4名          議事局次長     中島 真二   議事調査係長    左藤 文子          副主幹       田代 貴之   主査        江﨑 英俊 10.付議事件  1.議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算〔所管部分〕         2.議案第31号 令和6年度海老名市公共下水道事業会計予算                              (以上2件令和6年3月1日付託) 11.会議の状況                              (午前9時開議) ○会長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより予算決算常任委員会経済建設分科会を開きます。  本日の分科会日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。  なお、本委員会を傍聴したい旨の申出がありました。会長はこれを許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時1分休憩                    午前9時2分再開 ○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第26号 令和6年度海老名市一般会計予算〔所管部分〕、議案第31号 令和6年度海老名市公共下水道事業会計予算、以上2件を一括議題といたします。  お諮りいたします。所管部からの予算説明を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって所管部からの予算説明を省略いたします。  これより経済環境部、農業委員会事務局関係の質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 ◆森英之 委員 一問一答方式で行わせていただきます。1点目、説明資料21ページ、予算書179ページ、工業振興対策事業費について、2点目、説明資料3ページ、予算書280ページ、債務負担行為のオフィスビル等入居奨励事業補助金について、3点目、説明資料19ページ、予算書173ページ、農業振興対策管理事業費、4点目、説明資料16ページ、予算書は165ページ、塵芥処理事業費、5点目、説明資料13ページ、予算書103ページ、ふるさと納税関係事業費、6点目、説明資料15ページ、予算書165ページの環境美化推進事業費、以上6点についてです。  まず1点目の工業振興対策事業費についてお伺いいたします。市内に立地する企業に対する支援策の具体例等をお聞かせください。 ◎商工課長 新たに市内に立地する企業に対する支援策ということで、企業立地促進事業オフィスビル等入居奨励事業、大きく分けますと2点ございます。  まず、企業立地促進事業につきましては、6つのメニューがございます。立地した企業の投下資本額の10パーセント、上限3000万円を交付する企業立地奨励金、そして2番目に、立地に伴い新規雇用した場合、雇用する時期に応じて交付する雇用奨励金、そして3つ目として、太陽光発電や屋上、壁面緑化など、環境施設を設置した場合の費用の環境施設奨励金、そして4番目、工事の施工、機械設備を取得する際に市内の事業者に発注した場合の市内企業活用奨励金、4つがございます。また、税の軽減としましては、固定資産税、都市計画税の3年間の軽減とともに、本社機能を立地した企業において法人市民税の法人税割を3年間軽減するというものがございます。  そして、オフィスビルの入居奨励制度については、市内のオフィスビルへの優良企業の入居を後押しするということで、月額賃料の2分の1、最大300万円を補助するものでございます。以上、具体的な例でございます。 ◆森英之 委員 とても手厚いように思いますが、企業立地促進事業に当てはまらない企業に対しての支援策等ありますでしょうか。 ◎商工課長 市内の企業を後押しするというような事業で、市内で1年以上継続して同一事業を行っている事業者に対する補助制度で、海老名市中小企業振興支援事業がございます。これは市内で創業する中小企業、個人事業主の方が持続的に発展することを目的としまして、ホームページの作成や求人広告の掲載など9つのメニューを毎年1つ選んでご申請いただける内容となってございます。 ◆森英之 委員 私が企業のスタートアップ出身というところで、そちら側にどうしても目が向いてしまって、海老名市のスタートアップの支援みたいなところを見てしまうのですが、どうしても予算にはスタートアップに特化したようなメニューが見受けられないかなというふうに思うので、海老名市の利便性とか地域性とか活力みたいなものを考えると、スタートアップとしての事業は非常にしやすい環境だと思っています。なので、現在の企業への支援ももちろん必要だと思いますけれども、スタートアップに関する事業も研究、検討をいただければと、来年度、今年度、補正も含めて検討いただければと思っていますので、要望として挙げさせていただきたいと思っています。  2点目、オフィスビル等入居奨励事業についてでございます。ここの中に優良企業という言葉が出てきますけれども、優良企業の定義についてお伺いします。 ◎商工課長 優良企業の定義につきましては、単に1つの項目において評価できるものではなくて、様々な視点からの評価が必要かと思われます。私どもが所管している企業立地促進事業においては、税理士や中小企業診断士など企業を総合的に評価できる専門家によって組織された審査会に諮問して、優良企業であるとの意見を基に立地企業として認定しているところがございます。認定した企業の多くは企業市民であるとの意識も高く、地域貢献や環境対策に積極的に取り組んでいただき、特に市の事業への積極的な協賛や参加についてもお願いしているところでございます。このようなことから、税収面、地域貢献、環境対策など様々な視点から見まして、本市における立地された企業の貢献度が高く、立地していただいてよかったというような企業が私どもの優良企業というところの定義なのかと思っております。 ◆森英之 委員 分かりました。そうなると、先ほどと同じように、優良企業の定義に当てはまらない部分のところもあると思うので、スタートアップについて、例えばもうちょっと資金を出してみたり、要件を緩和したりして、スタートアップの現状に合わせた事業の要件の変更の可能性みたいなものをお伺いしたいと思います。 ◎商工課長 今お話ししました企業立地促進事業オフィス等入居奨励事業につきましては、令和6年度に見直しを行っていきたいと思っております。市役所周辺の開発状況やニーズなどを十分踏まえた上で、委員お話がありましたスタートアップについても研究してまいりたいと思います。 ◆森英之 委員 ぜひ前向きにご検討をお願いします。要望になってしまうのですけれども、どうしても今のスタートアップは、少人数で最初から行われることが多くて、例えばインスタグラムは最初2人で行われていたし、ユーチューブも同様で、グーグルの買収はガストで行われたということを言われています。小さく始めて大きい会社に買収されたりとか、大きくなっていって、それは普通なので、10人とか15人とかでやるところは、機動力がなくなって、やらないことが多いです。なので、どうしても少人数でオフィスビルを借りれるような、それに対して奨励金を出すようなものにしていただくと、とても若者も集まりやすくて、活気のあるまちにできるのかなと思っていますので、研究、決断をよろしくお願いいたします。  3点目、農業振興対策管理事業費についてでございます。予算説明資料19ページに書いてありますスマート農業の目指す方向性や目的についてお伺いしたいと思います。 ◎農政課長 海老名市で行われておりますスマート農業をご紹介させていただきますと、園芸施設で栽培されておりますトマトやイチゴなどといったものの施設を自動制御することによりまして、作業の省力化、これに伴います生産者の負担軽減、収穫されました収穫物の高品質化、それから、収穫量の増加といったものを目指す方向にして取り組んでいるところでございます。また、目標につきましては、今申し上げました省力化等々とともに、環境測定といった機器を用いまして、各温室、ビニールハウス内の作物の栽培環境を見える化することによりまして、技術継承を容易にするといったことと、就農間もない新規就農者であっても、それほど期間をかけずに、ある程度成果が上げられるといったところを目標に取り組んでいるところでございます。 ◆森英之 委員 どうしても農業は勘みたいなものになってしまうので、そういうデータを可視化できるのはすばらしく事業承継にも貢献するかなと思いますので、続けていっていただきたいのですけれども、もうちょっと研究の内容についてお伺いしたいと思っております。いかがでしょうか。 ◎農政課長 スマート農業研究会という組織を立ち上げまして、この方々が経営されている園芸施設に先ほど申し上げましたように環境制御の機器ですとか、環境測定の機器を設置いたしまして、各ハウスの栽培データ、栽培に関わるノウハウ、そういったものを蓄積しまして、そのデータを基に、各作物や施設に合った栽培環境がどういったものかといった研究を行っているところでございます。 ◆森英之 委員 その研究内容の海老名市の実現可能性とか、実現開始時期についてお伺いしたいと思います。 ◎農政課長 実現の可能性とその時期といったところです。現在のところは明確にいつといったところはございません。なぜかといいますと、スマート農業技術は日々進化してございますので、海老名市の農業に合った形でどのようなものかというのを、今スマート農業研究会の会員の皆様とともに、蓄積されたデータが今後どのように活用することが有効なのかといったことも含めまして、実現の可能性について協議を行っているところでございます。 ◆森英之 委員 これは要望になってしまうのですが、そういう研究は非常に重要かと思いますし、海老名市の農業の発展についても、農業だけではなくて、これは先ほども申し上げたスタートアップの力の活用であったりとか、データの会社の活用であったりということで、幅広く連関ができると思うので、ぜひ積極的に取り組んでいただければと思っています。加えて、今、ドローンとかで肥料を散布したりとか、自動運転で耕運機を動かしたりというところも出てきているようなので、そのあたりも前向きにご検討いただいて、既存の農業のやり方でやられているところもいらっしゃるので、それは丁寧にやりながら、今のものに固執しないように、次の道に進めるような形でぜひ研究していただければと思っております。応援しています。  4点目、塵芥処理事業費でございます。車両運行管理システムの更新とあります。どういったシステムで、更新費用はどれぐらいかかるのかというのをお伺いしたいと思います。 ◎収集業務係長 車両運行管理システムは、地図情報と車両位置情報を活用したクラウド型のごみ収集支援システムでございまして、車両用のタブレット端末と管理用のパソコンで構成されております。収集車両はあらかじめ決められた収集コースに沿って収集することができ、管理側では、車両の現在地、収集状況をリアルタイムで確認できるため、市では、安全かつ安定的に収集を行うため、本システムを活用した収集の一元管理を行っております。なお、令和元年度に納入した本システムが今年9月末で5年のリース期間が満了となるため、更新費用として、令和6年度が半年分で概算で200万円ほど、5年リースで2000万円ほどと見込んでおります。 ◆森英之 委員 DXの取組として、そのシステムを落ち葉、雑草の資源化というふうに導いていくという感じなのでしょうかね、そこをもうちょっと詳しくお伺いしたいと思います。 ◎収集業務係長 現時点では、このシステムを活用した落ち葉、雑草の資源化に向けた収集は計画はしてございませんけれども、今後、実施、検討していく上では、市民の利便性を考慮し、戸別収集として効率よく、かつ安全な収集方法を研究していく必要があると考えております。そのため、落ち葉、雑草の分別収集を実施している他自治体を参考に、DX推進所管部署にも協力を求めながら、本市に合った取組を進めてまいりたいと考えております。 ◆森英之 委員 行政のDXや取組のDXは市民にとってかなり利便性というか、便利だなと、そもそも実感できるものだと思います。積極的に進めてほしいんですけれども、そのために多くの費用を出して、かつ効果が半減してしまうみたいなことがよくありがちと思うので、そういうことにならないように、費用対効果をしっかりと考えて、海老名DXモデルみたいなものをしっかりとコンセプトをつくった上で、いい方式を検討してほしいと思っています。これは要望です。  5点目、ふるさと納税関係事業費、3億5046万9000円についてお尋ねです。ふるさと納税の増強ということなのですけれども、今後どのような返礼品を設定するのかの研究方法とその進捗を教えてください。 ◎にぎわい振興係長 ふるさと納税の増強ということで、来年度は商工課だけでなく、全庁的な取組としてプロジェクトチームを立ち上げる予定です。その中で、若手や他部門の視点で新たな返礼品を掘り起こしたり、寄附のリピートにつながる施策を検討していきたいと考えております。スケジュールとしましては、新年度になってから動き始めたいと考えております。 ◆森英之 委員 全庁的に取り組まれるというところで、すばらしいなと思っています。たくさんの人の声があれば、発掘するものも多いと思うので、ぜひ取り組んでいただければと思いますが、昨年の10月から、総務省の関係で、かなり基準が厳しくなったとお伺いしています。その辺で増強が、果たして全庁的な取組でできるのかという、見込みをお伺いしたいと思っています。 ◎にぎわい振興係長 返礼品増強の見込みとしましては、今年度も積極的に行っているところですが、体験型の役務の提供ですとか、既に返礼品の事業者になっているところに声かけをして、さらに新たな返礼品がないかなど、そういった追加のものも調整しているところです。本市及び市内産業のPRにもつながりますので、今後も積極的に新たな返礼品を発掘しまして、地場産品をオール海老名で増やしていきたいと考えております。 ◆森英之 委員 ぜひ返礼品、いろいろなものを発掘して、ふるさと納税に活用できればと思っています。よろしくお願いいたします。  6点目、環境美化推進事業費についてでございます。まず、これはどのような事業を推進しているのかお教えいただきたいと思っています。 ◎廃棄物政策係長 環境美化推進事業費では、市内の清潔な環境の保持を目的とした事業を実施しております。まず、地域の美化推進のために、地域で行われる美化活動の支援としまして、美化デー用のごみ袋の配布や登録団体への奨励金の交付といった事業を行っております。さらに駅周辺地区の美化推進のため、美化推進員による巡回を行いまして、ポイ捨てを行った者や路上喫煙禁止地区内で路上喫煙をした者、こういった者に対しまして、ポイ捨てをしないことや、指定の喫煙所で喫煙をすることなどの指導をするほか、美化推進重点地区内の清掃活動をすることで、市民や来街者のマナー向上とともに、清潔な環境保持を図っているというところになります。 ◆森英之 委員 よく分かりました。喫煙所の話が出ましたが、喫煙所、多くの人が海老名市でも利用いただいていると思っています。それをメディアとしてポスターを掲示したりとか、周知啓発に利用することはそもそも可能なのでしょうか。 ◎廃棄物政策係長 現在、喫煙所の灰皿に、英語を併記した喫煙所エリアの地図や、喫煙マナーを掲載した案内などをポスター等掲示して啓発を行っております。喫煙者のみの利用する場所となりますので、こういった喫煙にかかる周知、今現在、そういったものをやっているところではございますが、その他の周知啓発についても活用できるものと考えております。 ◆森英之 委員 その他の周知啓発というところで、これは要望になってしまうのですけれども、海老名市は10億円弱、たばこ税をいただいているというところがあって、たばこをぜひ海老名で買うようにという啓発ができればと思っておりますので、そういうのを出せるようにできればと思っています。とても大事な収入源だと思いますので、ぜひご検討のほどよろしくお願いします。 ◆藤枝ふみひこ 委員 7点について、一問一答方式でお願いします。1点目は経済環境部の説明資料7ページ、EV急速充電設備整備費補助金について、2点目は説明資料11ページ、次世代自動車充電インフラ普及プロジェクト権利金について、3点目は説明資料12ページ、充電インフラ等導入促進補助金について、4点目は説明資料13ページ、環境基本計画推進事業費について、5点目は説明資料19ページ、都市農業推進事業費について、6点目は同じく19ページ、農業活性化事業費について、7点目は説明資料20ページ、農業振興助成事業費についてです。
     それでは、1点目です。EV急速充電設備整備費、100万円の詳細についてご説明願います。 ◎環境共生係長 こちらのEV急速充電器補助金ですけれども、急速充電器の整備に関する神奈川県が行う補助事業による補助金を見込んでいるものです。本庁舎前にあります急速充電器ですけれども、これを更新するに当たりまして、県の補助金を活用したいということで、歳入を見込んでいるものです。補助率については3分の1、補助上限額は、充電器の容量により異なりますけれども、現在想定している50キロワット規模のものである場合には100万円までというふうになっております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 2点目、次世代自動車充電インフラ普及プロジェクト権利金、47万6000円の詳細についてご説明をお願いいたします。 ◎環境共生係長 こちらも急速充電器に関するものでございますけれども、急速充電器の利用状況に応じて、充電に関する課金ネットワークサービスを提供する株式会社e-Mobility Power(イーモビリティパワー)から市のほうへ支払われる電気使用料に相当する金額でございます。本庁舎前の急速充電器は、利用者の利便性を考慮して、同社が提供する汎用性の高い課金ネットワークサービスに加盟しておりますために、充電利用者の利用料金自体は市の歳入とはなりません。ですが、電気使用料は設置者である市のほうが負担しておりますので、その分が同社から後から支払われるといったものでございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 よく分かりました。  3点目、充電インフラ等導入促進補助金、528万6000円の詳細についてご説明をお願いいたします。 ◎環境共生係長 充電インフラ等導入促進補助金につきましては、経済産業省が行う間接補助事業による補助金を見込むものでございます。先ほどの県の補助金同様、本庁舎前の急速充電器の更新に当たりまして補助金を活用したいというものでございます。補助額は機器代の2分の1、対象工事費の全額となっております。間接補助事業のため、間接補助事業者から支払いを受けるものでありまして、国庫補助でありますけれども、雑入の科目で計上しているところでございます。なお、令和5年度は一般社団法人次世代自動車振興センターというところが間接補助事業者として補助事業を行われております。令和6年度につきましては未定ですが、間もなく公表される見込みとなっております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 4点目ですが、まず、急速充電器に関連する歳入についてはそれぞれよく理解できました。ありがとうございます。最後に、この事業の概要についてご説明をお願いいたします。 ◎環境共生係長 本庁舎前の急速充電器につきましては、電気自動車の普及の妨げとなっている、充電場所が少ないという問題を解決することで、電気自動車のさらなる普及を図ろうという目的で、平成26年に整備したものでございます。電気自動車の充電器は、7時間から8時間の充電で8割から9割程度充電できる普通充電器と、30分の充電で約6割程度充電できるとされる急速充電器というものに大別されます。本庁舎前におきましては、利用者の滞在時間等を考慮しまして急速充電器を選択しているところでございます。令和4年度に保守対応期間が終了し、修理をしつつ利用してまいりましたが、修理の部品を入手することが困難になってきたというところ、それから、依然、利用回数が多くて、廃止することは影響が大きいだろうというところもありまして、新しい機械に更新をしたいというものでございます。この急速充電器は、普通充電器に比べて費用が高額になりますので、先ほどご説明しておりますけれども、経済産業省の補助事業のほか、県の補助金については、これまで地方自治体は補助対象とはなっておりませんでしたけれども、要望活動等を通じて、新たに補助対象と認めていただいて、これも活用することで市の費用負担を最小限にするように努めているところでございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 補助金も全額ではない以上、市の費用負担が発生するものと思います。費用対効果を考慮しまして事業実施をすることが求められると思います。目標を数値化して進めることが必要と考えますが、その点はどのように取り組まれていくのでしょうか。 ◎環境共生係長 間接的に電気自動車の普及を目的とした事業でございますので、新車導入台数等が数値の目標としては考えられるところではありますけれども、海老名市に限っての電気自動車の導入台数は公表されていないところであります。神奈川県においては2030年までに、県内で販売する新車を全て電動車――電気自動車やハイブリッド自動車などにするというふうに表明されておりまして、また、国のほうでも、2035年までに、同様に新車販売を全て電動車にするという姿勢を打ち出されているところですので、普及については今後進んでいくものと見込まれております。市としましては、毎月の利用状況、利用回数等を監視しながら、設置の効果を見定めていきたいと考えているところです。 ◆藤枝ふみひこ 委員 神奈川県が2030年までに、県内で販売する新車を全て電動車にということなのですが、あと6年しかないわけです。最後に、ご説明、大変丁寧にいただきまして、よく分かりましたが、要望になります。EV急速充電設備はゼロカーボンシティの実現に向けて1つの手段として必要であると考えます。EV車の普及を目指すのであれば、充電設備のよりよい有効な活用として、今、市役所前に設置してございますが、さらに利用される可能性の高い設置場所で、例えばビナレッジなどをお考えいただければと思います。また、来年度の地球温暖化対策実行計画の見直し実施では、ご存じのことと思いますけれども、EV自動車も含めまして、ライフサイクルの観点から、様々な手段でゼロカーボンの実現に向けていただくことを強く希望させていただきます。  5点目、都市農業推進事業費について、事業内容をお伺いいたします。 ◎地産地消推進係長 都市農業推進事業費の内容について、主なものについてご説明させていただきます。こちらは基本的には海老名産の農産物のPRや消費拡大に関する事業を行っております。例えば海老名の農業や海老名産の農産物に対する児童生徒の理解を深めるために、市内小中学校への花育授業や、実施希望のある小中学校へのイチゴ苗の提供事業を実施しております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 お聞きしてみないと分からないことがたくさんありました。こういった事業を行っているということをすばらしいと感じております。  予算が減額となっている理由をお伺いいたします。 ◎地産地消推進係長 花育授業として、市内の小中学校への花卉提供の内容を見直したための減額でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 減額の理由ということでございますが、最初の事業ですばらしい事業と感じておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  6点目、農業活性化事業費、事業内容についてお伺いいたします。 ◎地産地消推進係長 事業内容についてご説明させていただきます。こちらにつきましては、耕作放棄地の有効活用の一環としまして、海老名市農業活性化事業組合へ、津久井在来大豆の栽培の委託を平成27年度から行っております。また、こちらにつきましては、連作障害の対策としまして、同じく小麦の栽培も行っております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 津久井在来大豆の収益性についてお伺いいたします。 ◎地産地消推進係長 こちらの津久井在来大豆につきましては、ほかの品種に比べまして販売単価が高く設定されているため、収益性はあるものと考えております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 継続して、よろしくお願いいたします。  7点目、農業振興助成事業費の事業内容につきましてお伺いいたします。 ◎農業振興係長 事業内容でございますが、農業団体等が行います施設の整備や農業用機械の購入等にかかる経費の一部を助成しております。また、市民との交流であったり、触れ合いを通じて、地産地消や地場農産物の消費拡大に寄与するような事業を実施する農業団体に対する助成も併せて行っているところです。事業費の内訳につきましては、郵便料及び補助金となってございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 それでは、補助金の交付の事業効果についてお伺いいたします。 ◎農業振興係長 農業振興助成事業費の補助金事業の中で、主な補助事業の事業効果、目的についてご説明させていただきたいと思います。まず1つ、園芸施設整備事業費、これは生産者の負担の大きいビニールハウス等の整備だったり、修繕等にかかる費用を補助することによりまして、収益性の高い施設園芸を推進し、農業経営の安定化が図られるといったところを目的としてございます。  もう1つ、園芸施設加温等事業というものがございますが、こちらはビニールハウス内を温めるということですけれども、これには燃料費がかかりますので、この燃料費を補助することによりまして、生産者の負担軽減、また、燃料や重油を使ったりしてございますが、燃料の価格変動がございますので、そういったところの影響の緩和につながるといったところ、それにより農業経営の安定化が図られるということを目的としてございます。  農業用機械の購入事業費というものがございますが、こちらは収穫用の機械等の購入にかかる経費を補助することによりまして、農業従事者の高齢化と後継者不足がございますので、これらの負担を軽減し、農作業の効率化及び生産性向上が図られることで、離農の抑制だったり、農地の保全、こういったことを目的としてございます。  あと、農用地営農事業というものがございますが、こちらは農業上の利用を確保すべき土地として指定されております農用地区域がございますが、この農用地区域内における営農、農業をすることに対して支援することで、営農環境の整備だったり、農用地区域の効率的な利用が進みまして、農用地区域の拡大だったり、維持及び保全が図られるということを目的とした事業でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 海老名駅周辺では大変発展しておりまして、今まで想像もしなかったような光景になってきておりますが、駅から一歩離れると、こういった農業の田畑があるということで、心の癒やしというものも海老名の1ついいところであると思います。そして、ご説明がありましたビニールハウスの補助とお聞きしますと、イチゴの生産が思い浮かびます。地産地消の1つとして、イチゴ生産の実態をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎農政課長 イチゴは海老名市園芸協会という組織がございまして、その中に専門部会が何部会かございます。その中で苺部会、大体10名ぐらいいらっしゃるのですけれども、そちらの皆様で共同で出荷しているといったところで、その出荷量につきましては県内で1位を誇っているといった状況でございます。それ以外、苺部会に入っていられない方につきましては、観光農園的な農園というのを開設されて経営をされているといったような状況でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 要望となりますが、安定した地産地消と、それから、継続した離農の抑制をお願いしまして、終わります。 ◆たいら学 委員 一問一答方式でお願いします。1点目、環境政策課のほうで13ページ、環境基本計画推進事業費について、2点目、14ページ、環境保全対策支援事業費についてお伺いしたいと思います。  1点目、環境基本計画推進事業費の概要についてもう1度お聞きしたいと思います。 ◎環境政策課長 こちらの事業費は、環境に対する意識の高揚を図るとともに、SDGsの理念を踏まえた上で、市民、事業者、行政がそれぞれの役割を担いながら、地球環境及び地域環境の保全と創造を進めるための事業を実施するものでございます。各種SDGs啓発や環境啓発事業を実施し、市民や事業者のSDGsの理解促進や温室効果ガスの排出の削減に向けた意識の高揚及び省エネルギー活動の推進を図っております。 ◆たいら学 委員 支出の内訳を教えてもらいたいと思います。 ◎環境政策課長 まず、関係団体等の研修会、会議出席のための旅費として1万3000円、次に、環境展等のイベントで使用する消耗品等需用費として34万7000円、次に、電気自動車の急速充電器の電気料として104万円、次に、事務室にあるファクス等の回線使用料等役務費として25万7000円、次に、地球温暖化対策実行計画の見直し等にかかるコンサルタントへの委託料ですとか、環境SDGs啓発イベント業務委託費、SDGsに関する職員研修費用など委託費として684万円、次に、複写機借料、SDGs達成状況評価システムの使用料及び賃借料として78万7000円、次に、市役所前の急速充電器の更新に関わる工事費として1200万円、最後に、協議会等の負担金として4万5000円、以上でございます。 ◆たいら学 委員 今、急速充電器の更新に対して1200万円とありましたが、残りのうち800万円、900万円程度の管理費ということになるのでしょうか。 ◎環境政策課長 直接的な管理費といいますか、かかってくる費用としましては、急速充電器の電気料金として104万円がかかってまいります。その他、保険料ですかね、保守料金がかかってまいります。 ◆たいら学 委員 保守料金が、その差額、700万円から800万円と思われるのですけれども、保守料金、保守に対して内訳みたいなものはありますか、教えてください。 ◎環境政策課長 確認して後ほどご回答させていただきます。 ◆たいら学 委員 分かりました。よろしくお願いします。  続いて、設置の工事費なのですけれども、前回、急速充電器をつけた際の工事費について教えてください。 ◎環境政策課長 平成28年の工事になりますので、現在、手元にはございませんが、大体同額程度というふうに聞いております。 ◆たいら学 委員 今後の増設の予定などはお考えでしょうか。 ◎環境政策課長 現在のところ、市役所本庁舎にあります施設の更新を予定しておりますが、新規の増設等は予定しておりません。 ◆たいら学 委員 故障やメンテナンス費用が年間で今どれぐらいかかっているのか、お聞かせください。 ◎環境政策課長 令和5年度の実績につきましては、故障等に関する工事費等はかかってございません。 ◆たいら学 委員 年間のランニングコスト的なものはどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎環境政策課長 手元に数字がございませんので、詳細な数字についてはお答えしかねますけれども、電気料金が令和6年度の計上料金と同程度かかってまいります。 ◆たいら学 委員 先ほどe-Mobility Power(イーモビリティパワー)の課金のほうで取り組んでいるということでしたが、それで市の電気料金等は賄えているものなのでしょうか、お聞かせください。 ◎環境政策課長 e-Mobility Powerからの権利金というものが大体半額程度歳入として戻ってまいります。 ◆たいら学 委員 そうすると、半額は負担ということでよろしいでしょうか。 ◎環境政策課長 電気使用料のうち、大まかに半額は市の負担となっております。 ◆たいら学 委員 1日何台程度の充電がされているのか、月で平均何台ぐらいになっているのか、お聞かせください。 ◎環境政策課長 1日平均というのは出していないのですけれども、月平均にしますと大まかに200台程度の利用となっております。 ◆たいら学 委員 200台程度の充電でどれぐらいの電気料がかかるのか、お聞かせください。 ◎環境政策課長 その使用頻度によって異なりますので、電気代については今手元にございませんが、年間にすると、先ほど申し上げた104万円程度予算計上しておりますので、その程度の負担になっているかと存じます。 ◆たいら学 委員 今後、EV車が増えてくるということですので、予算もすごくかかるみたいな取組を、今、されているので、その辺の台数の予測ないしこれからの金額面も含めて、しっかりと見直すというか、取り組んでいってほしいと思っております。  2点目、環境保全対策支援事業費の概要についてお聞かせください。 ◎環境政策課長 地球に優しい社会の実現に向けて、市民のライフスタイルや環境に配慮する意識と省エネ効果を高めるため、市民、市内事業者を対象に平成12年度から行っている、環境に配慮した設備の導入経費の一部を補助する事業となっております。補助の対象である太陽光発電設備やリチウムイオン蓄電池等は、温室効果ガスの排出を抑制するだけでなく、災害時における非常用電源としての活用も可能であることから、災害対策の観点からもさらなる普及を図る必要があると考えてございます。 ◆たいら学 委員 それでは、支出の内訳をお願いします。 ◎環境政策課長 支出の内訳についてご説明いたします。まず、事務に関わる消耗品等として需用費が5000円、次に、太陽光発電施設等の環境配慮設備への補助金として2200万円でございます。この補助事業の内訳としては、太陽光発電施設に対する補助が、発電能力1キロワットにつき2万円、上限が20万円、定置用リチウムイオン蓄電池が1設備につき上限7万円、エネファームが1設備につき上限6万円、Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)、HEMS(ヘムス)が1設備につき1万円、電気自動車が1件当たり上限15万円、燃料電池自動車が1件当たり上限40万円、Vehicle to Home(ビークルトゥホーム)、電気自動車受給電設備といいますV2H(ブイツーエイチ)について1施設当たり上限3万円、また、スマートハウス加算として、ヘムスを太陽光発電施設等と同時に導入した場合、1件当たり2万円加算をしております。 ◆たいら学 委員 ちょっと重複するかもしれませんが、こちらの環境配慮設備というものの何に該当するのか、もう1度全て種類をお聞かせください。 ◎環境政策課長 種類についてお答えいたします。まず1つ目が太陽光発電施設、2つ目が定置用リチウムイオン蓄電池、3つ目がエネファーム、4つ目がヘムス、5つ目が電気自動車、6つ目が燃料電池自動車、7つ目がV2H、Vehicle to Home、最後にスマートハウス加算になります。 ◆たいら学 委員 予算説明資料の主な内容に「脱炭素社会の実現に向け」とありますが、予算減になった理由をお聞かせください。 ◎環境政策課長 令和5年度と比較しまして50万円の減となっておりますが、補助のメニューに対する補助件数、内訳の見直しをいたしまして、若干の減となっております。 ◆たいら学 委員 補助金に対して今いろいろあったと思いますが、それをどのように周知されていくのか、教えてください。 ◎環境政策課長 現在、ホームページのほか、市広報に定期的に掲載いたしまして周知啓発を図ってございます。 ◆たいら学 委員 今後、企業も補助金が使えるようになるのか、その辺のお考えを教えてください。 ◎環境政策課長 こちらは個人だけではなく、市内の事業者も対象となっております。また、商工課のほうで行っている中小企業への補助金というので同様の補助もございます。 ◆たいら学 委員 要望になるのですが、取組としては非常にいいものであると思います。ただ、周知という部分では知られていないものがたくさんあるのかと思っていますので、これからも周知徹底して、市民に対してどんどん発信していってほしいと思っております。 ◆田中ひろこ 委員 4点伺います。1点目、説明資料7ページ、新規就農者育成総合対策事業費補助金、2点目、19ページ、都市農業推進事業費、3点目、13ページ、環境基本計画推進事業費、4点目、15ページ、清掃総務管理経費、以上4点を一問一答でよろしくお願いします。  1点目、新規就農者育成総合対策事業費補助金なのですが、この事業の内容について伺いたいと思います。 ◎農業振興係長 新規就農者育成総合対策事業費の事業内容についてでございますが、こちらは次世代を担う農業者の育成、確保を行うために、経営が不安定な就農直後の経営確立に資する資金を交付するために必要となる国の交付金でございまして、県を経由して補助されるものとなっております。 ◆田中ひろこ 委員 新規就農者を育成する事業は農業支援センターでも行っているような気がするのですけれども、その違いと、それから、育成する対象にはどういう要件があるのかということと、事業開始から新規就農者の人数はどのぐらいになっているのか、その点について伺いたいと思います。 ◎農業振興係長 農業支援センターのほうで補助しているものは2つございまして、1つは簡単な少額な機械だとか、そういうものの購入の補助、もう1つは、海老名市内に住んでいる方が多くいらっしゃいますので、そちらの方の家賃の補助というようなものを、金額としてはそんなに大きくないのですけれども、そういったものを農業支援センターのほうで補助しております。  新規就農者育成総合対策事業費の補助金の対象となる新規就農者の要件についてということでございますが、これは国の要綱で定められておりまして、自営就農時の年齢が原則50歳未満の認定新規就農者、この認定新規就農者というのは、農業経営基盤強化促進法という法律がございますけれども、それに基づく青年等就農計画――どういった就農の計画を立てるかというような新規就農者の計画がございまして、それが認定されたもので、次世代を担う農業者となることに強い意欲を有していることなど、そういった要件が定められているところでございます。  補助の対象となっている新規就農者の数についてでございますが、令和4年度については2名、令和5年度については2名という形で今まで補助をさせていただいております。 ◆田中ひろこ 委員 新規就農者、2名、2年間で4名ということでよろしいですよね。現状、市内の農業従事者というのはそもそも減っているのかどうか、その辺のところと、これは市長に聞くことなのかもしれませんけれども、新規就農者を育成して増やすということは、海老名の農業をどう考えていくかということなのだと思うのですが、この事業に限って言えば、課題はどのような課題が挙げられますか。 ◎農業振興係長 まず、市内の農業従事者がどのような推移をたどっているかというところでございますけれども、市で農業従事者数等についての統計調査というものは実施しておりませんので、農林水産省が所管する調査で農林業センサスというものがございますので、そちらの結果を引用させていただきますと、農林業センサスは5年ごとに実施されておりまして、直近の調査、2020年となっております。その農林業センサスによりますと、2015年から2020年の5年間にかけまして、市内の農業従事者は968人から792人に減少しております。この調査においての農業従事者という定義は、15歳以上の世帯員のうち、調査期日前の1年間に自営農業に従事した者ということになっております。  もう1点、課題でございますけれども、先ほども、補助金の目的自体が、そもそも新規就農の方は、基本的な機械だったり、そういった設備が、農業の後継者と違って、何もないところからスタートするというところがありますので、そういったところの経営の資金を補助するというもので、離農を防ぐためにそういった支援をしているというところと、農業学校だとか、神奈川県の農業アカデミーとか、出てはいるのですけれども、実態として栽培のノウハウというのは、新規就農したからといって、機械等があったからといって、すぐできるものではないので、なかなか実態と違うというところに対して、市としても農業支援センターとしても、就農するだけではなくて、就農の後、手厚くサポートして、できるだけ離農させないというところが課題でもあるのかとは思っております。 ◆田中ひろこ 委員 農業は本当に厳しい労働だと思うし、自然災害、自然の影響もすごく受けるので、大変だと思うし、その支援をするのはすごく大事なことだと思っています。農業関係者の方に聞いたところ、若い人がこれから増えていくには、定時に帰れたり、今までの農業のあるべき姿というか、そういうものから外れて、土日は休みたいとか、そういうものがあるのではないかということですね。そういうのがないと若い人はなかなか農業に携われないのではないかなというふうに聞いたのですけれども、それには法人が参入する必要があるのですが、ここで聞いていいのか分かりませんが、その法人の参入については何か分かることはありますか。 ◎農業振興係長 全国的に見れば大規模経営をするような農業法人が、雇用という形で新規就農者を雇って、事業をされているといったところもあるとは思いますが、海老名市内でも過去農業分野に参入するということで、農業法人の方からご相談がございましたが、海老名市内は、耕地面積、要は畑だったり田んぼだったり、耕作する面積が少ないといった理由がございまして、面積が少ないと、大規模で法人経営をする場合に採算性が取れないというところがありまして、参入を断念されたという経緯がございます。 ◆田中ひろこ 委員 なかなか大変だと。海老名市の独自のやり方でこういう事業は進めていかなければいけないのだということがよく分かりました。  ここからは要望なのですが、農ガール、農業をやる女性、それを特別に特化して増やす、そのような要望をしたいと思うのですね。女性が農業をやるには、農家に嫁がないと農業がなかなかできない。その後継者として女性が生まれてもそれに携わる人はなかなか少ないと言われています。1人で女性が農業をやって生計を立てようとすると、本当に難しいということも聞いています。先ほど商工課のほうでもスタートアップということを挙げられていて、この事業も農業に関してスタートアップの支援をしていくということになると思うのですが、女性農業者に特化して増やすような考え方というのはすごく大事だと思う。それはなぜかというと、女性は体力的に劣っていたり、農業をやるにはなかなか難しいと言われている中で、機械化もすごくされてきた、それで、できることも増えてきたと思っています。女性ができるということは男性の農業者にもすごく手厚い支援ができるのではないかと思うのですが、そのようなことをちょっと要望したいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎農業振興係長 女性農業者に特化した新規就農者の確保という支援策というものは現時点では特段講じてはおりませんけれども、委員おっしゃるとおり、担い手の1つの形として、女性が参入していくということは、全体の後継者不足等の問題もありますので、1つのやり方なのかなとは思っております。市の女性農業者への支援ということでございますけれども、市内には女性農業者で結成しました農業者グループというものがございまして、そちらの団体が行う農業生産だったり直売イベント等、先ほどの機械の導入費なども経営の拡充に向けた取組に対して市としても支援を行っているところでございます。 ◆田中ひろこ 委員 ぜひ支援を続けていただきたいと思います。よろしくお願いします。  2点目、都市農業推進事業費です。これはさっき事業内容を説明されていましたので、市内の農産物を増やしていって、消費をしてもらうと、それが目的の事業だというふうに受け取りました。都市農業を安定的に継続するという内容の事業なのですけれども、そもそも都市農業というのはどういうことで、既存の農業との違いというのはどういうふうに捉えておられるでしょうか。 ◎地産地消推進係長 都市農業とはどのようなものかということでございますが、市街地及びその周辺の地域において行われる農業でありまして、大消費地に近い立地特性を生かした農業になっております。 ◆田中ひろこ 委員 今までの従来の農業とはちょっと違ってくるよ、環境も違ってくるよということだと思うのですが、私の周りもサラリーマンの方たちが多いのですけれども、農業をあまり知らない方たちからは、ウクライナとかパレスチナの戦争で食料危機が叫ばれているので、市内の農業充実が大事なのではないのと、すごく漠然とした意見が多いのですね。そこで私は聞きたいのですけれども、食料難に対応できるような農業というのをこの都市農業推進事業費では目指しているのか、それはどういうふうに考えているのか、その点について伺いたいと思います。 ◎農政課長 委員言われるように、海老名市だけで全国の食料危機が救えるかというと、なかなか難しいと思うのですけれども、その一助ではないですが、当然、地産地消を進めまして、海老名で生産された農畜産物を消費していただくこと、生産すること、それがひいては、これは国策になってしまうのか分からないのですが、食料危機にも貢献できるものではないかと考えております。 ◆田中ひろこ 委員 そうですね、食料難に対しての皆さん恐怖を考えて世界中を見ていても感じていらっしゃるので、そのお答えはすごく励ましになるような気がします。  それでもう1点だけ伺いたいのは、中学校の給食が4月から始まりますよね。地産地消を進めるチャンスだと思うのですね。どうやって効果的に都市農業の推進につなげるのかということを聞きたいのですけれども、地産地消の野菜を給食センターの献立メニューとマッチングさせる、それが本当に大変なのかなというふうに私は受け取っています。地産地消率を上げることが求められていますが、今、学校給食の地産地消率は14パーセントと伺っています。とても少ないと思っています。少しでも割合を増やすために、農業支援センターと連携したりしていかれると思うのですけれども、この点についてはどのような取組をされるか、その点について伺いたいと思います。 ◎地産地消推進係長 中学校給食が始まるということで、これまで以上に、海老名農産物の量や品目が増えるように、今後、市と教育委員会と農業支援センターの3者で連携しながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆田中ひろこ 委員 ぜひ進めていただきたいと思います。  3点目、環境基本計画推進事業費です。この事業については、市のSDGs推進に係る事業費というふうに説明されています。説明資料には「地球温暖化対策実行計画の見直し」とあります。この見直しというのがどのような見直しなのか伺いたいのですが、私が分かっているところでお話しすると、現在の地球温暖化対策実行計画は、2030年(令和12年)までに温室効果ガスの40パーセント削減が目標とされていると。ところが、令和4年度に、国が26パーセントから46パーセントの削減に転換したことによって、海老名市は目標を上げなければならないということで、それで見直しに取り組んでいると私は受け取っているのですが、それでいいかどうかというのと、それから、再生可能エネルギー導入可能性という調査をしている、ポテンシャルという言葉がしょっちゅう出てきますけれども、可能性がどれだけあるかという調査を今実施していると、令和7年度に地球温暖化対策実行計画を改定する予定だと聞いていますが、その内容について確認したいのですが、それでよろしいでしょうか。 ◎環境政策課長 まず、地球温暖化対策実行計画については、今、田中委員おっしゃっていたとおり、令和2年度に策定いたしましたけれども、国がその後、令和3年4月に、2030年度において温室効果ガス、マイナス46パーセント削減ということを表明いたしました。また、海老名市としても、令和4年11月に、海老名市としてのゼロカーボンシティを宣言したところでございます。こちらのもともとの地球温暖化対策実行計画策定が令和2年度であったことから、現在、目標値等の見直しが必要となっておりまして、来年度、見直しを予定しているところでございます。また、ポテンシャル調査なのですけれども、今年度、令和5年度について行いまして、また、その調査結果を受けて、令和6年度、来年度の計画改定に対して調査結果を反映した見直しを行う予定でございます。 ◎経済環境部長 1点補足させていただきます。現在の地球温暖化対策実行計画につきましては、目標値40パーセントというお話がございましたけれども、これは海老名市役所として1事業所としての目標値になります。国は、公共施設だけではなくて、オールジャパンとして設定していますので、目標値自体の捉え方が違うということもご理解いただければと思います。
    ◆田中ひろこ 委員 分かりました。分かりましたというか、そうすると、市は40パーセントを目標にしているけれども、国は全体、オールジャパンとして46パーセントの削減ということ、市は、そうすると、どういう目標値にしていかれるのか、その辺はどうでしょうか。 ◎環境政策課長 それがまさに令和6年度に実行計画を計画する上での策定する目標値になってございまして、来年度、パブコメですとか、環境審議会の諮問を経て、目標値についても定めてまいりたいと思ってございます。 ◆田中ひろこ 委員 そうすると、来年度1年間でポテンシャル調査が出た結果を踏まえて計画を策定していくということで、来年度は大変な正念場ということだと思うのですが、そこでお聞きしたいのが、目標値を定めた計画にするには、事例の検討が必要になってくると思うのですね。計画策定業者に依頼すると思うのですが、丸投げではやってはならないと思って、市独自、市が推進していく計画ですから、その点の事例検討もすごく必要になってくると思うのです。例えば先日、陳情が出ていたと思うのですが、再エネ電力の切替えについて、それはその事例の1つとして計画に入ってくるのだと思うのですが、その点についてはどのように考えているか、伺ってもよろしいでしょうか。 ◎環境政策課長 再エネの導入については、脱炭素の手法の1つとして非常に重要なものだと認識してございます。脱炭素についてはほかにも様々な手法がございますことから、調査、研究してまいります。 ◆田中ひろこ 委員 ぜひ計画に取り入れていただきたいと要望いたします。再エネだけではなく、省エネの取組も重要だということで、先ほどいろいろな取組が必要だということをお聞きしましたが、断熱化の取組についても、私は12月の議会でも、それは学校の施設ということで聞いたのですけれども、これも事例の1つとして挙げられると思うのですが、断熱化についてもぜひ研究して、計画に入れることを検討していただきたいと要望します。  それと、先日、市長のタウンミーティングで、住民の方がナガエツルノゲイトウという植物の駆除を市長に訴えられたのですね。市長はすぐに、自分はそこは分からないので、担当課に伝えるというふうにお伝えされていました。その参加者の方は、やってくださるのだな、なかなか取り組んでくれなかったんだけれどもというふうな感想を言っていらしたですけれども、そういう市民からの声は、環境対策ですごく大事だと思うのですね。先日も、去年、オオキンケイギクという黄色い花なんかも、本当は環境破壊の外来植物なのだよということで、駆除をするようにホームページにも上げていただきまして、ありがとうございました。予算を取ってやることではないかもしれないのですけれども、環境に対して市民の意識を高めていく、そのことがすごく重要だと思うのですが、その点についてはどのようにこれから計画の中で取り上げていくおつもりなのか、その点について伺いたいと思います。 ◎環境政策課長 特定外来生物について、計画で取り上げていくということではございませんが、今までの取組について申し上げますと、オオキンケイギクについては、委員おっしゃっていただいたとおり、広報、ホームページ等に掲載して周知を図ってございました。また、今現在、市民参加型の生物多様性への取組として生きもの大調査というのを行っておりまして、身近な生き物をイラストや写真に撮って報告してもらうイベントを行っております。今、特定外来生物が現在約160種類ほど指定されておりますが、アメリカザリガニですとか、アカミミガメなど要注意の外来生物については、パンフレット等を配架して周知に努めております。おっしゃっていたナガエツルノゲイトウについては、主に水辺などに繁茂するため、市民からのご連絡をいただいた場合には、河川ですとか、その土地の所有者、管理者に連絡をしております。 ◆田中ひろこ 委員 これは大変な事業だなと思いますが、ぜひ、若い世代のためにもやっていただきたい、頑張っていただきたいと思っています。今おっしゃったような、外来生物なんかについても市民からいろいろな意見が出てくると思うのですが、写真を撮ってそれを送るような、今、道路管理のほうでも進めていると思うのですが、この道路を修理してほしいというので、写真を撮って送るということもだんだん増えていくと思うので、そういう市民からの声を見える化するような形で進めていただきたいと要望します。それと、気候市民会議というのが全国でどんどん広がっていますので、審議会も確かに重要かもしれませんが、いろいろな市民の方の声を拾い集めて、そして、これを環境対策につなげていく、そのような対策にしていただきたいと要望いたしておきます。  4点目、清掃総務管理経費です。これは私が気になったのは、ごみの分別ガイド、刷新と、全戸配布ということで、市民が使いやすいように意見を取り入れる必要があると思っているのですが、有料化になって、資源化されることも市民にとってすごく意識化されて、大変重要な事業だと私も受け取っています。どのような市民からの意見があって、これからどのような刷新をしていくのか、その点について伺いたいと思います。 ◎廃棄物政策係長 分別ガイドに関しましては、分別のご意見だったりとか、表現のご意見をいただくこともございます。そういった内容については、今までの分別ガイドでもそうなのですけれども、その内容を受けて表現方法だったりとか、イラストなど視覚的な情報を対応させていただきまして、できる限り修正させていただいて、それを積み上げたものが現在の分別ガイドになっております。  今回、修正に関しては、内容もそうなのですけれども、デザインも一新した、本当に全部刷新というような形で考えております。現在想定している内容としましては、以前、リサイクルプラザで行っていました再生家具販売を第二高齢者いきがい会館に移しましたので、そういった内容だったりとか、あとは使用済みペットボトルを製品ペットボトルに生まれ変わらせる事業をコカ・コーラボトラーズジャパンと協定を結びましたので、そういったものの周知をさらに行う、また、ごみの分別に関する五十音の修正、そういったものを考えております。  また、今回は分別ガイドと一緒に、冷蔵庫に貼ることができるようなコート加工の分別カレンダー、これに関しても全戸配布を予定しております。こちらに関しては、分別はやはり市民の皆様の協力なくして、することはできません。そのためにも、分別ガイドの内容はできる限り分かりやすく、かつ、分別がより促進されるものを目指して作成していきたいと思っております。 ◆田中ひろこ 委員 私が一番気になっているのは、燃やせないごみ、缶とか瓶とかは分かるのだけれども、家庭用の金物類とか、そういうものが大変面倒くさいなと思わせてしまう、そうならないようなガイドに刷新していただきたいと要望して終わります。(時間切れのブザーが鳴る) ○会長 暫時休憩といたします。                    午前10時16分休憩                    午前10時30分再開 ○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆三宅紀昭 委員 全部で5点あります。一問一答方式でお願いいたします。1点目、説明資料9ページ、庁用車売払代、2点目、16ページ、塵芥処理事業費、3点目、19ページ、農業振興対策管理事業費、4点目、20ページ、農業基盤整備事業費、5点目、21ページで、工業振興対策事業費になります。  それでは、1点目の庁用車売払代から行きたいと思います。まず、この事業の流れなど仕組みについてお伺いします。 ◎資源対策課長 庁用車売払の流れでございます。令和6年度につきましては、軽トラックを新たに導入する予定でございます。それに伴いまして、導入後、これまで使っていた古い車両を売却するに当たりまして、買取り業者から見積りを徴取して売却していきたいと考えてございます。 ◆三宅紀昭 委員 令和5年度は50万円に対して令和6年度は5万円、この差は何でしょうか。 ◎資源対策課長 令和5年度、6年度の差額でございます。先ほど申し上げましたとおり、令和6年度につきましては軽トラックの更新に伴いまして古い軽トラックを1台売却することで、売払い額として5万円を見込んでいるものでございます。対しまして、令和5年度につきましては、荷下ろし用の昇降機付、いわゆるテールゲートと言われる2トントラック及びダンプ型の2トントラック、この2台を売却する予定でございましたので、1台当たり25万円、2台ということで50万円の予算を計上しました。この差額ということでございます。 ◆三宅紀昭 委員 令和5年度については、車両のそのものが違うということで理解いたしました。今回、軽トラックを1台ということで、業者名は伏せてもいいのですけれども、どういった形で売却の見積りを取られているのでしょうか。 ◎資源対策課長 市内の例えば自動車販売業者であるとか、そういったところに見積りを取って売却する方向で考えでございまして、ただ、歳入の予算額につきましては、市況が大分変わることが予想されます。これまでの例から判断して5万円と見込んでございます。 ◆三宅紀昭 委員 昨年来、軽トラックの需要が非常に高いということを報道でも私は承知しておりまして、恐らく行政側も報道を見る限り、軽トラックの値段は上がっています。単に売却するということでなくて、市場の価格に合わせた価格で、市民の公有財産ですから、できるのであれば高額で売払いをお願いしたいと思います。  最後に、年数はどのくらいでしょうか。 ◎資源対策課長 売却に当たっては当然複数の業者に見積りを取って、その中で最高額を出した者に対して売却していくことを考えてございます。車両に関しましては、今使用している車両は16年経過してございます。 ◆三宅紀昭 委員 16年ということですけれども、それでも海外へ持っていけば相当な金額で売れます。ヤフー検索してみてください。アメリカでは高価格で売られていますので。  2点目の塵芥処理事業費に行きたいと思います。何点か、ほかの委員と重複しているところがありますけれども、これの概要をお聞きしたいと思いますが、違った切り口で概要説明をお願いいたします。 ◎資源対策課長 塵芥処理事業費でございますが、こちらは家庭から排出される燃やせるごみの戸別収集ですとか、粗大ごみの持込み受付等を行っている事業費でございまして、正しいごみの分別方法ですとか、集積所の適正な維持管理について市民周知、不法投棄物の収集を行うことで、市民が安心して暮らせるよう生活環境の保全を図っていくものでございます。予算の内訳としましては、市職員の収集員が使う被服であるとか、あるいは車両の修理費であるとか、あとは車両の維持管理に伴う保険料であるとか、そういったものが主になってございます。あるいは収集に関しましての委託費用、粗大ごみの持込みの受付等も委託してございますので、そういったものを含んだ事業になってございます。 ◆三宅紀昭 委員 詳細、ありがとうございます。前年度と比較して15パーセント減になっております。理由としては、箱型車両の納入完了ということが挙げられておりますけれども、お聞きしたいのが、戸別収集前と比較しまして、塵芥車等の車両の増減はどのくらいでしょうか。 ◎資源対策課長 車両の台数の関係でございます。現在、市直営の燃やせるごみの戸別収集に業務している車両につきましては12台でございます。対しまして、戸別収集を開始する前となる平成30年度の運用台数なのですけれども、こちらも12台でございました。ということで、市直営の燃やせるごみの収集に関しましては、車両自体は特に増減はございません。なお、先ほどもお話ししましたが、令和5年度に導入した箱型車両につきましては、不法投棄物ですとか、地域の美化デーごみ、あるいは粗大ごみの搬出用の車両ということで更新したものでございまして、先ほど申し上げた12台という数の中には含まれてございません。 ◆三宅紀昭 委員 戸別収集前と比較して、行政側の自前での収集台数は変わらない、そうであれば、外部委託している金額等々、外部委託側の台数が増えているかと普通は考えますが、いかがでしょうか。 ◎資源対策課長 戸別収集に当たりまして、委託している事業がございまして、そちらにつきましては、車両台数については全部で9台ございます。委託費につきましては、戸別収集の事業費になってございますので、一概にはお答えできないのですけれども、委託、2000万円ぐらいが増額になってございます。 ◆三宅紀昭 委員 分かりました。  3点目、農業振興対策管理事業費なのですけれども、まず、事業概要についてお伺いします。 ◎農業振興係長 この事業費は、本市農業の特徴でございます、立地条件を生かした都市型農業を持続的に発展させていくために、農業後継者の育成等をはじめとした事業を行うものでございます。令和6年度には、良好な農地を保全するとともに、農業振興のための各種施策を計画的に実施するため、市が定めます総合的な農業振興の計画となる農業振興地域整備計画の見直しに向けた基礎調査を実施するとともに、農業の集約化に向けた取組を加速するため、将来の農地利用の姿を明確化する地域計画の策定に取り組んでいくところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 令和5年度予算と比較しまして202パーセントの増となっております。この理由についてお伺いします。 ◎農業振興係長 増額の理由につきましては、先ほどご説明いたしました、令和6年度に農業振興地域整備計画の見直しに向けた基礎調査というものと、地域計画の策定というものを取り組んでいくために、委託費用、コンサルの費用として730万円を計上していることで、増額となっているところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 分かりました。そうしますと、令和6年度を含めて、それ以降の展開の予定と考え方についてお伺いいたします。 ◎農業振興係長 事業の概要でもご説明しましたが、農業後継者の育成等をはじめとした事業を引き続き行いまして、農業の従事者を増やしていくとともに、令和6年度に行います農業振興地域整備計画の基礎調査を通じて、今後、農業振興地域整備計画を改定していくのでございますけれども、それとともに地域計画を策定しまして、農地を効率的に使うような集約化といった取組と、あと、農地を効率的に使って、農地をいかに保全していくかということに取り組んで、海老名市の農業が持続的に発展していくような取組につなげたいと考えております。 ◆三宅紀昭 委員 4点目の農業基盤整備事業費、令和5年度と比較して390パーセントの増加率、この理由などについてお伺いします。 ◎農業振興係長 増額の理由でございますけれども、まず、農業基盤整備事業費の事業概要について簡単に説明させていただきますと、この事業費は本郷地内の農用地区域において国の交付金を活用しながら農業用の用排水路、水田の暗渠排水の設置、農道の整備などを行うなど、農業を継続できる環境を整えるために必要な基盤整備を行っていくための事業費となっております。今回、農道の整備の事業に取り組んでおるのですけれども、令和5年度に農道の整備に必要な用地の買収をやってございまして、令和6年度も引き続き用地の買収は進めていくのですが、令和5年度に用地を取得した部分について、令和6年度に行っていく工事費用を今回計上させていただいたことで、予算が増額になっているところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 私は昨年にも農業関係、農道関係、排水路を含めて質疑しましたけれども、本郷地区方面がこういった改良が多いようですが、北部の上今泉方面、国道246の周辺にも田畑が多いですけれども、それと比較して本郷地区に何か力を入れていらっしゃるのでしょうか、お伺いします。 ◎農業振興係長 まず、この事業費、なぜ本郷地区が対象になっているかというところでございますけれども、今回、平成24年度あたりから、本郷地区の農業用排水路についての暗渠排水の事業を、大規模な基盤整備をこの地区では行っておりまして、この大規模な基盤整備を行うに当たって、市の単独事業では難しいところがあるので、国の交付金を活用して事業を実施しているところでございます。国の交付金を活用するためには、農用地区域、農業上の利用しかできないような区域指定というものを受けていたところが補助金の交付対象地となるところでございますので、そういったところは市内で全体で89ヘクタールあるのですけれども、本郷地区がここに指定されているというところもございますので、本郷ではこのような大規模な事業を行っている。先ほど委員おっしゃいました北部のほうにも、水田だとか畑がございます。このようなところは、水路の維持補修であったりですとか、圃場の整備については、市の単独事業費で行っているところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 理解いたしました。つまり、本郷地区については、海老名市では国の区域指定を受けているのが89ヘクタールで、全て本郷地区ということでよろしいですか。 ◎農業振興係長 農用地区域というものは市の指定になりまして、市内全域で89ヘクタール、なので、本郷以外にも下今泉であったり、あとは海老名高校の周辺だったり、点在はしておるのですけれども、集団的にある農地というところで、本郷、今回やっているところが、農道の整備ができていなかったり、耕作を今後やっていくために整備が必要だろうというところで、耕作条件を改善する事業という国の交付金を使っておるのですけれども、まず、そこの本郷からやっているというところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 区域指定は市の指定ということで、失礼しました。おっしゃられるように、本郷地区につきましては、碁盤の目のようなきっちりと区切られた田んぼが割と少ないというふうに私も理解しておりますので、海老名市の農業振興を行うためにもやっぱり田んぼはものすごく必要ですし、そういった大規模な耕作地が非常に重要だと考えております。本郷以外にも区域指定はあるとおっしゃられました、海老高のそばですとか、そういった方面については割と整備されていると私も認識しておりますので、まだ整備が行き届いていないと言われている本郷地区については、今後も強化をしていただきたいと思います。  5点目、工業振興対策事業費ということで、先ほど委員からありましたが、違う切り口で概要説明をお願いしたいと思います。 ◎商工課課長補佐 工業振興対策事業費の事業の内容ということで、主に3つの事業がございます。1つ目として、市内で創業する中小企業が持続的に発展されることを目的とし、毎年ご利用いただける9つのメニューを備えた中小企業振興支援事業、2つ目として、市外から本市に新たに立地を行う企業及び既に市内で創業し、市内において事業拡大を図ろうとする企業に対し奨励金の交付や税の減免を行う企業立地促進事業、3つ目として、市内のオフィスビル等に入居する企業に対しその家賃を補助するオフィスビル等入居奨励事業、この3つの補助金が主な内容でございます。 ◆三宅紀昭 委員 そういった優良企業の市内誘致を行ったり、市内企業の育成のためにも、ぜひこの奨励金については今後とも継続していただきたいと考えます。市内企業ということですけれども、数名で行っている店舗も含めてということで、同様に、毎年、海老名市で行っているえび~にゃ商品券、これも重要な市内企業の育成ですとか、市内経済の発展にもつながるかと思います。ところで、えび~にゃ商品券の予算はこの事業費とはちょっと離れますけれども、いかがでしょうか。 ◎商工課課長補佐 今年度、当初予算につきましては、商品券の事業費は計上してございません。今後の支援につきましては、国、県の動向とか、市内経済を十分に勘案して、海老名商工会議所と協議して進めてまいりたいと思います。 ◆三宅紀昭 委員 いずれにしても、市内企業の経済育成と支援にはつながる事業費でございますので、今後ともお願いしたいということを先ほども申し上げました。ホームページの制作、リニューアル等について、全体事業費では5年度、5100万円、今回は9800万円、約1億円近い予算を立てられておりますけれども、申し上げたホームページ等々の引き合い、申請等については、昨年の話になりますけれども、いかがでしょうか。 ◎商工課課長補佐 先ほど申し上げましたとおり、この工業振興対策事業費につきましては、補助金のメニューは3つの種類があるということでございまして、そのうちのホームページのほうというのは、その中の中小企業振興支援事業というメニューの中のさらにその1つのメニューということでございます。令和5年度については18件、企業から申請をいただいて、補助しているところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 ご説明ありがとうございました。お話の中で、企業立地促進事業費の奨励金、これは増額となっておりますけれども、海老名市にも法人向けのスペース、賃貸物件が駅周辺にも多数立地しておりますので、ぜひ奨励金についても今後とも進めていただきたいと思います。 ◆星伸一 委員 私からは一問一答形式で、6問させていただきます。まず1点目、予算説明資料7ページ、新規就農者育成総合対策事業費補助金、2点目、11ページ、市民農園利用料、3点目、13ページ、環境基本計画推進事業費、4点目、14ページ、犬猫等管理事業費、5点目、15ページ、清掃総務管理経費、最後6点目が15ページ、環境美化推進事業費になります。  1点目の新規就農者育成総合対策事業費補助金について、令和6年度当初予算で750万円と出ておりますけれども、その内訳についてお伺いさせていただきます。 ◎農業振興係長 750万円の内訳でございますけれども、新規就農者5名に対しまして1名当たり150万円を見込んでおります。この制度は、経営開始から最長で3年度分まで経営資金の交付を受けることができるような仕組みになっておりまして、新規就農者5名のうち、先ほどご説明させていただきましたけれども、令和4年度から交付を受けている者が2名と、令和5年度からが2名、それから、残りの1名につきましては、令和6年度に新規で交付申請を行う者の合わせて5名で750万円というような内訳になってございます。 ◆星伸一 委員 経営開始資金の使途は限定されているのか、お伺いをさせていただきます。 ◎農業振興係長 経営開始資金の使途についてでございますけれども、農業経営に必要となります経費全般が対象になっているところです。例えば肥料であったり、農業用の資材、種苗等が考えられるところでございます。 ◆星伸一 委員 2点目、市民農園利用料についてお伺いさせていただきます。農園の数とか、区画数、空き状況についてお伺いさせていただきます。 ◎地産地消推進係長 現在、市内で22か所、525区画が開設されている状況でございます。農園の開設につきましては、市街地に近く、農園利用者が徒歩や自転車で来園できる農園の利用率が高い傾向にありまして、今年の3月14日現在で空き状況につきましては20区画が今空いている状況です。 ◆星伸一 委員 市民ニーズについてはどのように把握をされているか、お伺いさせていただきます。 ◎地産地消推進係長 市民ニーズにつきましては、3年間で更新になりますので、毎年度、利用の更新を迎えた方を対象にアンケートを実施していまして、令和5年の2月に更新をされた140名の方を対象にアンケートを実施しています。このアンケートを通じて、今後も利用者のニーズを把握しながら市民農園を運営していきたいと考えます。 ◆星伸一 委員 市民農園を運営している中での問題点や課題についてお伺いをさせていただきます。 ◎地産地消推進係長 市民農園を利用する際には、農機具等を自身の区画以外に置かないことといった幾つかの制限を設けていますが、これらが守られていないケースが幾つか散見されておりまして、これが問題点と考えております。このような利用マナーを周知徹底することが現状においての課題と考えます。そのために、利用の更新の際には、利用者に対して利用説明会を開催しまして、使い方やマナー等の周知を行っております。 ◆星伸一 委員 3点目、環境基本計画推進事業費についてお伺いさせていただきます。急速充電器の更新費用が計上されていますけれども、現在の充電器の利用状況とニーズ傾向、また、市内で他の充電設備がどの程度あるか、把握していればお伺いさせていただきます。 ◎環境共生係長 急速充電器の利用状況等についてでございます。これは年度の集計ができております平成27年度から令和4年度までの実績となりますけれども、月平均約200件程度、年平均で2400件から2700件程度の利用がなされている状況でございます。傾向といたしましては、夏場と冬場の充電が多いこと、これは恐らくバッテリーの消費が激しくなるというところと関連があると思われます。また、月に複数回同じ方が充電する方が多いというような特徴がございます。  市内の充電器の整備状況につきましては、市で現在把握している限りにはなりますけれども、一般道から乗入れできない高速道路の海老名サービスエリアを除きますと、市内に約14か所整備されておりまして、うち急速充電器が4か所整備されていると把握しております。 ◆星伸一 委員 4点目、犬猫等管理事業費についてお伺いをさせていただきます。説明資料に「猫の不妊及び去勢手術費用の一部助成により野良猫の増加や猫の被害を防ぎ、人と動物との調和がとれた共生社会の実現を目指します」と記載がございます。地域猫に関する市民の関心は様々だと思いますし、野良猫のふん尿被害等に悩まされている方にとっては、野良猫が増加しないよう、不妊また去勢手術を行う活動は本当に感謝される活動だというふうに思っております。そこで、この猫の不妊及び去勢手術費用や助成金の実績についてお伺いします。 ◎環境共生係長 飼い犬は、登録件数が現在6200頭程度という把握ができているのですけれども、猫は登録制度がないために、市内の猫の飼養実態については把握できておりませんが、飼い犬の状況がその程度であるということで、猫の飼養数はそれ以上ではないかというふうに予想しております。海老名市では、飼い主のいない猫を増やさない取組として、平成27年度からTNR活動について補助を行っております。飼い主のいない猫を捕獲し、避妊または去勢手術を施し、元の場所に戻すという、これらの英文字の頭文字を取ってTNR活動と呼んでおりますけれども、これに補助を行っているところでございます。  飼い猫の不妊・去勢手術費用への補助金の実績でございますけれども、令和3年度が167頭、68万7000円、令和4年度が146頭、58万2300円、令和5年度が、3月15日までの時点の情報になりますけれども、149頭、60万7000円でございます。また、TNR活動に関する補助金の実績は、令和3年度が75頭、37万5000円、令和4年度が68頭、34万円、令和5年度が、同じく3月15日時点になりますけれども、26頭、13万円という状況でございます。 ◆星伸一 委員 それでは、令和6年度の不妊・去勢補助金や、先ほどご説明いただきましたTNR活動、この予算措置状況についてお伺いさせていただきます。 ◎環境共生係長 令和6年度は、飼い猫やTNR活動に関する猫の不妊及び去勢手術費用補助金の総額を111万1000円としておりまして、令和5年度から56万9000円の減となっております。 ◆星伸一 委員 補助金の予算が前年度比では減となっている理由についてお伺いします。 ◎環境共生係長 飼い猫向けの不妊・去勢手術の実績数及びTNR活動の補助実績数の減少を見ての予算計上となっております。飼い猫向けの実績の減につきましては、理由を全て確認したわけではございませんけれども、TNR活動による補助件数が減少していることについては、TNR活動の継続によって、市内の野良猫が減少している、また、未実施の野良猫が減少しているという状況があってのことと考えられておりまして、前向きに捉えているところでございます。 ◆星伸一 委員 5点目、清掃総務管理経費についてお伺いをいたします。ごみの分別ガイドが刷新されますけれども、前回の刷新から約5年が経過しておるものと思います。変更内容の概要については先ほどお答えいただきましたけれども、それ以外でこの5年間で取り組んだ家庭系ごみの施策等あれば教えていただければと思います。 ◎廃棄物政策係長 まず、令和元年11月に資源化センターの大規模改修工事が終わりまして、資源物の処理能力を増強しております。次に、令和4年4月に、ごみの集積所の管理状況改善のための手続を規則に明文化いたしました。こちらにより、適正な集積所維持管理に努めております。また、非電動式生ごみ処理機の補助金上限額の引上げ、有料化戸別収集のアンケートの実施と、あと制度の見直しの検証の開始、リネットジャパンとのパソコンリサイクルに関する協定の締結や、海老名市公式ユーチューブへの動画投稿など啓発活動の開始など、様々取組を行っているところになります。 ◆星伸一 委員 刷新する分別ガイドは全戸配布ということですけれども、全戸配布後に転入してきた方への周知方法についてお伺いさせていただきます。 ◎廃棄物政策係長 転入者等への周知ですが、転入届提出に際しまして、転入に係る冊子の1つとして、分別ガイドを必ず配布して周知を行っております。また、集合住宅につきましては、管理会社等が、転入者に分別ガイドをお渡ししているところもございます。当課の窓口でも分別ガイドを配布を行いまして、周知の啓発を行っています。さらに市のホームページ、市の公式LINE(ライン)など、ごみのフォームを作成しておりますので、こちらを使っていただいて、最新の分別ガイドの状況を確認できるようにしており、デジタルの活用も行いつつ、できるだけ皆様に周知ができるよう活動を行っているところでございます。 ◆星伸一 委員 私も市の公式LINEでごみを打ったときがあるのですけれども、すぐ、ぱっと出てくるような感じでしたので、ぜひこれからも活用していければというふうに思います。  日本語の読めない外国籍の方が適切にごみを出すために分別ガイドは必要だと認識しておりますけれども、外国籍の方たちへの周知方法等を教えていただければと思います。 ◎廃棄物政策係長 現在、9か国語に翻訳しました分別ガイド概要版を紙の冊子で用意しまして、窓口にて配布を行っている状況です。今後は多言語翻訳に対応する庁内部署へ翻訳を依頼し、同様に窓口にて冊子を配布することを考えております。また、今後はデジタルを用いた多言語翻訳の取組に関しても検討しており、多角的な外国籍の方への周知に取り組んでまいりたいと考えております。 ◆星伸一 委員 よろしくお願いいたします。  6点目、環境美化推進事業費についてお尋ねします。説明資料の主な内容のところに「清潔で住みよいまちづくりを推進」という記載がございますけれども、ちょっと抽象的なところもありますので、具体的な内容についてお伺いさせていただきます。 ◎廃棄物政策係長 本事業費につきましては、市内の清潔な環境の保持を目的としまして、各地域と、あとは駅周辺の美化推進を実施しています。  まず、各地域の美化推進としましては、きれいなまちづくり事業といった内容の奨励金交付事業を実施しております。こちらは、自治会、老人会、子ども会、PTAなどの登録団体が月に1回以上、美化活動を行うことで、これに対して月額2000円の奨励金を交付する事業となっております。令和5年度につきましては、登録団体が42団体、登録団体のほとんどが毎月事業を実施しています。  また、地域で行われる美化デーについても支援をするため、ごみ袋の無料配布を現在行っておりまして、地域の美化活動の輪が広がっているという状況となっております。  次に、駅周辺の美化推進です。美化推進重点地区の定期清掃のほか、美化推進員による駅周辺の巡回や、ポイ捨てや路上喫煙禁止地区内での路上喫煙者に対して指導を行いまして、市民や来街者のマナー向上を図っています。美化推進員による指導件数の合計ですけれども、令和4年度では958件ありましたところ、令和5年度の2月末現在になりますが、728件と減少傾向にあり、継続した事業の実施による市民等の制度の理解が深まったものと考えております。  現在も、転入者や来街者が増加している状況にはございますが、その方々も含めまして、皆さんに清潔で住みよいまちづくりとすることを理解していただけるよう、引き続き取り組んでまいります。 ◆星伸一 委員 多角的に行われている事業だなというふうに思っております。引き続き、よろしくお願いいたします。  美化推進重点地区と、あと路上喫煙禁止地区、この詳細についてお伺いをさせていただきます。 ◎廃棄物政策係長 美化推進重点地区につきましては、海老名市の路上喫煙防止及び美化推進に関する条例により、空き缶等や吸い殻等の散乱を防止し、まちの美化を推進することが必要な地区として美化推進地区を告示により指定しております。現在は海老名駅、厚木駅、かしわ台駅、さがみ野駅の4つの駅周辺を指定しています。  路上喫煙禁止地区も、先ほど申し上げました条例により、路上喫煙を行うことを禁止する地区としまして、美化推進重点地区と同様、告示により地区を指定しておりまして、こちらは海老名駅周辺のみとなっております。なお、路上喫煙禁止地区で喫煙をした者につきましては、指導等の手続を踏まえまして、手続が進めば、最終的には過料2万円が適用される場合もございます。 ◆星伸一 委員 今、路上喫煙での過料という話がありましたけれども、ポイ捨て等に罰則等はあるかどうか、お伺いさせていただきます。 ◎廃棄物政策係長 ポイ捨てに関しましては、先ほど申し上げました地区にとらわれず、海老名市全域において、ポイ捨てをしたときには、同条例により2万円以下の罰金に処されるというような規定になっております。 ◆星伸一 委員 市民等へ指導とか命令を行うという美化推進員の方の業務は大変だなというふうに思います。美化推進員はどのような方が任命されているのか、お伺いをさせていただきます。 ◎廃棄物政策係長 美化推進員の職務である指導等の実施につきましては、直接市民等に相対するという業務となっておりますので、そのような業務にたけております警察OBを主に任命させていただいております。 ○会長 お諮りいたします。委員外議員の松本正幸議員から発言の申出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○会長 ご異議なしと認めます。よって松本正幸議員の発言を許可することにいたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◆松本正幸 委員外議員 委員外議員の発言の許可をいただきまして、ありがとうございます。  それでは、2点について、一問一答方式でお願いしたいと思います。1点目、予算説明資料の16ページ、廃棄物減量化事業費です。環境政策課。2点目、21ページ、工業振興対策事業費、商工課についてお伺いしたいと思います。  最初、1点目、廃棄物減量化事業費について伺いたいと思います。事業系ごみの減量化について、さらなる減量化に向けて削減に取り組むということです。以前は多量排出事業者訪問などを行っていたのですけれども、来年度、具体的な取組として何か考えていることはあるのかどうか、伺いたいと思います。 ◎廃棄物政策係長 いろいろとごみの減量化施策というものはございますけれども、事業系ごみを減らすためには、実際に事業者の状況がどうなっているか、それを把握することが非常に大切になってくると考えております。そのため、事業所訪問というものは継続していきたいと考えておりまして、こちらに関しましては、市の条例及び規則で定める、毎月1トン以上、また、年間12トン以上の一般廃棄物を排出する事業者である多量排出事業所を訪問する形にしております。令和4年度につきましては、多量排出事業所が92件ありましたが、23件の事業所を訪問しており、おおむね3年に1度の目安で各事業所を訪問して指導を実施していくという状況で考えております。訪問指導の内容につきましては、各事業所の廃棄物責任者から聞き取りを行いながら、評価シートを用いて評価、現場写真を撮影しつつ、分別の方法や、混入がある場合は、その場で指導しまして、それこそ、ビニールだったりが混入している場合には、それを取り出してビニールのほうに入れるようなことも実際に行っております。また、高座清掃施設組合の事業系搬入手数料の改正が行われましたので、それを踏まえた上での廃棄物コストを示した指導を今年度も来年度もそうなのですけれども、実施していきたいと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 依然、事業者の訪問を続けるということで、コロナ等でなかなか進まなかったということは理解しているのですけれども、実際、今聞いたら、92件中23件回っているということで、かなり時間がかかると思うのですが、実際もうちょっと増やすということはできないのでしょうか。 ◎廃棄物政策係長 件数も、全部ができれば非常に理想的ではあるのですけれども、その中でも、ある程度限らせていただければと考えております。しかしながら、多量排出事業所も、ごみの排出量は事業所ごとにそんなに大きく変動するものではございませんので、定期的に回るということは、ある程度理解はしていただいていますので、定期的に、ある意味では監査されているようなことを認識していただきながら、ごみを減量化していく、そういった仕組みをこういった形でつくっていくことが大切なのかと考えておりますので、今のところは指導件数を推移させていただければと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 多量排出者の意識づけがすごく必要だと思うのですけれども、実際訪問して、話を聞いてくれる人、聞いてくれない人、様々いると思うのですが、今まで回った感触としてはどういう状況なのか、伺いたいと思います。 ◎廃棄物政策係長 いろいろと指導する内容は多岐にわたります。事業所によっては生ごみが出るところもあれば、事務所みたいなペーパーしか出ないところも当然ございます。そういったところに応じた指導になりますけれども、近年だと、実際に3年前に回って、改めて回ってみると、ごみの減量化としてこういったやり方をやりましたということをお話ししていただける事業者もございました。そういったことを聞きますと、実際に指導した効果があったのかなと感じる部分もあります。それができる事業所、やはりコスト的な面もございますので、できるかどうかというのは事業者次第にはなってきますけれども、こちらは草の根活動ではないのですが、定期的に回ることで、事業者に意識づけをより持ってもらうところが大切だと思っていますので、引き続き、続けていきたいと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 分かりました。人口増加に伴って、ますます事業系のごみの量は増えると思います。そういう点では、訪問活動を強めるということは本当に必要だと思うので、今後とも必要に応じてできるだけ多く指導していただくようお願いしたいと思います。  2点目の工業振興対策事業費について伺いたいと思います。この事業は優良企業の市内誘致、市内企業の再投資を奨励するということは理解しているところです。令和6年度の市内に誘致する企業は何社ぐらい考えているのか、伺いたいと思います。 ◎商工政策係長 令和6年度の予算につきましては、前年度比4724万円の増となってございます。企業立地促進事業については、昨年7月と10月に合計3社から事業計画の申請がございまして、認定をしたところでございます。3社の企業立地奨励金を含む奨励金が約7610万円ということでございます。3社を予定しております。 ◆松本正幸 委員外議員 分かりました。今まで誘致された企業で、雇用奨励金、環境施設奨励金、市内活用奨励金の中で、一番多く支払われた奨励金はどれになりますか、伺いたいと思います。 ◎商工政策係長 これまでに17社を認定しておりますが、環境施設奨励金が予定も含めまして4社、雇用奨励金につきましては1社でございます。 ◆松本正幸 委員外議員 海老名に誘致するということで、地元の雇用というのはすごく増やしてほしいというのが感想です。しかし、これはあくまでも地元の人を採用したということで奨励金が出るのですけれども、企業誘致に対して、積極的に雇用をつくっていくということも条件に入れる必要があるのではないかと思うのですが、その辺の見解を伺いたいと思います。 ◎商工政策係長 雇用奨励金につきましては、今申し上げたとおり、1社の申請でございますけれども、令和3年度にそれまで認定しました13社にアンケートを取りましたところ、立地前から令和3年1月1日までの従業員を比較しますと、13社合計で3633人増加してございます。そのうち、中小企業の10社、合計で284人が増加している状況でございます。このことから、雇用奨励金に限らず、市内雇用の拡大、それから、市内経済の活性化に寄与しているものと認識しております。 ◆松本正幸 委員外議員 引き続き、市内の雇用は本当に重要だと思いますので、それも含めて意識づけをぜひしていっていただきたいと思います。 ○会長 お諮りいたします。委員外議員の吉田みな子議員から発言の申出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって吉田みな子議員の発言を許可することにいたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◆吉田みな子 委員外議員 発言のご許可をいただきまして、ありがとうございます。  それでは、1点目、説明資料14ページ、公害対策事業費、2点目、説明資料13ページ、環境審議会関係経費について、一問一答で質疑いたします。  1点目、公害対策事業費について伺います。2011年の3・11の原発事故後、海老名市でも放射線対策をされ、放射線対策事業費として予算化されていましたが、来年度からは公害対策事業費に一本化されるということです。放射線対策としての取組、考え方をまずお伺いいたします。 ◎環境政策課長 令和5年度まで放射線対策事業費として単独で予算措置されておりました事業につきましては、令和6年度から公害対策事業費の中に組み込まれますが、予算措置の内容としては、令和5年度と変更なく継続する予定でございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 2011年、空間線量が0.23マイクロシーベルトを超えたところが海老名市内各所であり、空間線量が高く出た側溝の土砂などをさらい、消防署南分署で現在保管しています。南分署で保管している土砂の放射能濃度を測定しており、最初の測定は2016年度(平成28年度)で、その後、昨年度、今年度と測定をしています。これまで測定した土砂の数値の最低、最大の値等調査している各種をお聞かせください。 ◎環境政策課長 消防署南分署に保管されている土砂について、放射性濃度測定を行った結果につきましては、把握している限りでは、令和4年度においては最小値が550ベクレル、最大値が6153ベクレル、令和5年度においては最小値は502ベクレル、最大値は3583ベクレルであり、いずれも環境省の示す基準である8000ベクレル・パー・キログラムを超過する濃度の検体はございませんでした。放射線各種につきましては、放射性ヨウ素、放射性セシウム、CS134、CS137と、科学的参考値とするために放射性カリウムを測定しております。 ◆吉田みな子 委員外議員 2016年度の数値はお持ちではないですか。 ◎環境政策課長 現在把握してございません。 ◆吉田みな子 委員外議員 それは廃棄されているということでしょうか、どうですか。 ◎環境政策課長 今現在は不明でございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 庁内で数字についてはどうなっているか、ぜひ改めて探していただきたいのですね。これ、事前にできれば数値を出していただきたいとお願いもしていましたので、数値の経緯というのは非常に重要ですので、そこについては改めて調べていただきたいと思います。  今、各種についてご答弁がありましたが、ヨウ素については半減期が8日と短く、原発事故から13年たった今、検出されることはほとんどないかと思います。むしろ半減期が長く、アルファ線、ベータ線を出し、体内に取り込まれる内部被曝の危険性が高い放射性物質の測定が必要と考えます。例えば骨にたまりやすいストロンチウムや毒性が強いプルトニウムも調査対象に入れていただきたいですが、ご見解はいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 そちらについては調査、研究してまいります。 ◆吉田みな子 委員外議員 ぜひお願いしたいと思います。先ほど環境省の8000ベクレル以下ということでしたけれども、6000、3000ということで、値としては低くない数字がやはり出ていますので、半減期の長い各種もあって、調べているのも、セシウムとヨウ素、カリウムということなので、原発由来の放射能汚染はやっぱり終わっていないということを改めて認識をいただきたいと思います。引き続き、測定管理の徹底をぜひ求めたいと、そのことをお願いいたします。やっぱり放射線対策事業費がなくなって、公害対策事業費として一本化されて、なかなか見えにくくなっていますので、引き続き、測定と管理については改めて強く求めたいと思います。  2点目、環境審議会関係経費について、令和6年度は報酬費用のみの予算計上です。これまで審議会で出していたお茶代がなくなっていると思いますが、その経緯や理由についてお伺いいたします。 ◎環境政策課長 環境審議会関係経費の需用費の減は、おっしゃるとおり、年間通算4回開催予定である環境審議会及び年間通算7回程度開催を予定しておりますEMSなど環境審議会専門部会の開催に伴う食料費、お茶代でございます。賄い費でございました。これについては、令和5年度、環境審議会を開催した際に、委員のほうから、ペットボトルの提供が環境負荷があるため、水筒持参としたいというご提案をいただきました。令和5年度中の会議については試行的に水筒持参とさせていただき、令和6年度については継続してマイボトル化に取り組むために減額したものでございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 委員のほうから水筒持参ということが提案があって、環境政策を進めていく環境政策課から率先して進めていくことをぜひ私は応援したいと思っています。ちなみになのですが、例えば今、農政課とかがありますけれども、農業委員会の会議などでお茶は出している、環境審議会だけがなくなっているという理解でいいのでしょうか。 ◎環境政策課長 ほかの審議会については把握しかねておりますけれども、開催時間の長い会議等については提供している場合もあるかと存じます。 ◆吉田みな子 委員外議員 農業委員会はいかがですか。 ◎農業委員会事務局長 農業委員会、毎月1回の定例会にはお茶をお出ししております。時間帯は大体約3時間になります。 ◆吉田みな子 委員外議員 ペットボトルを使わないということは、これから環境負荷をかけないという、委員のおっしゃるように、行政として主導して行っていく方向性になっていくのではないかと思っています。ぜひとも市の方針として今後広げていっていただきたいと思うのですが、このことについては、ぜひ部長のお考えをお聞かせいただきたいのですが、いかがですか。 ◎経済環境部長 市の方針ということでございます。先ほど議員からもお話がありましたように、環境審議会の委員の皆さんは非常に意識が高い方がいらっしゃるという私どもの印象です。その中で、自ら率先して進めていこうということにつきましては、我々、経済環境部、特に環境政策課の中では、それを真摯に受け止めさせていただいて、今回の予算化に結びついたというふうに考えてございます。その上で、市全体の方針については、例えばそれぞれの所管部署によっても現段階では違ってくるのかなと思っていますので、共有ということまではいかないだろうなと思っています。ただ、この方向性というのは、環境負荷の低減という意味では、非常にいい取組だと思いますので、今後、先ほど環境政策課長からも話しましたけれども、こういったものを取り組んでいるということについては周知をしながら、広げることができればなというふうには考えてございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 環境政策課が主導して全庁的に広がっていくということは非常に大事だと思います。様々な課もあるので、いきなり変わるということは、委員の負担とかも大きいと思いますが、水筒持参ということも環境審議会でやっていますよということも広げていただきながら、ペットボトルを使わないということを広げていただきたいと思います。また、改めて、市全体、職員全体として、今、自販機もたくさんありますが、給水スポットなど、ペットボトルを使わない取組も市全体で環境政策課が主導して進めていただきたいと思いますが、その点についてはお考え方はいかがでしょうか。 ◎環境政策課長 環境審議会については、参加の委員より主体的にご意見があったため、実行に移すことができましたけれども、ほかの審議会ですとか会議等でもチラシなどで呼びかけていくことを検討したいと考えております。 ◆吉田みな子 委員外議員 温暖化対策の実行計画の見直しなどもありますので、できることから環境負荷低減に向けて進めていただきたいということを申し上げて終わります。 ○会長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって経済環境部、農業委員会事務局関係の質疑を終結いたします。  暫時休憩といたします。                    午前11時29分休憩                    午後0時59分再開 ○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、まちづくり部関係の質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 ◆森英之 委員 一問一答方式でお願いいたします。1点目、説明資料19ページ、予算書191ページ、都市計画推進事業費、2点目、説明資料22ページ、予算書195ページ、景観推進事業費、3点目、説明資料22ページ、予算書197ページ、空き家等対策事業費、4点目、説明資料24ページ、予算書199ページ、街区公園等整備事業費の4点でお願いいたします。  1点目、都市計画推進事業費の予算の詳細なのですが、こちらを教えてください。 ◎都市計画課長 都市計画推進事業費につきましては、将来の円滑な都市活動と良好な都市環境を確保するため、都市計画に関わる必要な協議、調整に関する事業費でございます。現在、市街化区域と市街化調整区域を区分する、いわゆる線引き見直しの第8回目の取組を進めていることから、令和6年度は、これに関わる資料の修正業務等委託業務費が主なものとなっております。その他といたしましては、海老名市の都市計画全般を掲載しております都市計画図の印刷製本費や、都市計画の情報システム運用事業費を予算として計上させていただいております。 ◆森英之 委員 都市計画の推進ということで、海老名市のまちづくりをどう進めていくかの重要な予算かとは思います。近年、特に海老名駅の周辺で発展が著しくなっていると思いますが、海老名駅周辺のまちづくりは今後どうしていくのかの方向性をお聞かせください。 ◎都市計画課長 まちづくりの方向性についてでございますが、本市では都市の将来像を描き、その実現のための都市づくりの方向性を総合的に示した海老名市都市マスタープランを策定しております。この中で、海老名駅周辺は商業や業務、行政サービス、生涯学習、文化、医療、福祉等の様々な機能が集積し、多くの人が集まり、交流する都市交流拠点に位置づけております。このことから、海老名駅東口、西口、駅間、自由通路等整備を進め、さらには、市役所周辺地区の市街化区域への編入、自由通路の延伸事業等を推進し、将来に向けて持続可能な都市経営に取り組み、駅周辺に機能を集積したコンパクトシティーの実現を図ることとしております。 ◆森英之 委員 西口の話が出ましたが、西口の土地区画整理事業をした地区のさらに西側について新たな土地利用を検討しているというふうにお伺いしています。この土地利用、この地区に関してどのようなまちづくりを引き続きイメージしているのか、どんな建物が立地するかなどの市の計画はあるのでしょうか。 ◎都市計画課長 本市の都市マスタープランでは、海老名駅西口の土地区画整理事業を実施した地区のさらに西側について、上郷地区(海老名駅西口地区西側)と位置づけています。当該地区は、市街化区域への編入や地区計画制度の活用による都市的な土地利用の必要性について検討する土地利用検討地と定めておりまして、第8回線引き見直しにおいて将来的な都市的土地利用を図るための取組を進めているところでございます。まちづくりの方向性でございますが、住宅地を主体に、商業、業務等の複合的な機能を兼ね備えた地域特性に応じた市街地の形成を検討するとしております。 ◆森英之 委員 複合的なまちづくりということでございました。要望としてなのですけれども、海老名市と近隣市、そして、それ以外の地区の皆さん、市町の皆さんが集まって文化的な交流とか、文化の触れ合いができるような施設、建造物とか、さらに新たな海老名の風景になるようなものをぜひまちづくりの中核にしてつくっていただければと思います。1点目については要望として終わります。  2点目に行きたいと思います。景観推進事業費についてです。この予算の概要を教えてください。 ◎都市政策係長 予算の概要でございます。本市では、海老名市景観条例を策定しまして、良好な景観の形成に関する重要事項、例えば大規模な建築物等の建築が計画された場合には、景観審議会を開催し、審議することとしております。景観推進事業費の大部分が当該景観審議会の委員への報酬となっております。その他、独自配布用パンフレット作成などの消耗品費でございます。 ◆森英之 委員 その中で、海老名市のまちづくりの中において、先ほども少し要望で申し上げたのですけれども、風景づくりとか、景観についての方針はどのようにお考えかをお伺いしたいと思います。 ◎都市政策係長 市の方針についてでございます。本市には、景観資源といたしまして、丹沢、大山への遠景の眺望、九里の土手の田園、水田の緑、相模川の雄大な流れ、駅周辺等のにぎわいの景観、その他歴史的資源や市民が育てている樹木や花壇などの身近な生活景観、こういった景観を有しておりまして、市民にも親しまれているものと考えてございます。こういった、これまで積み上げてきました生活、歴史、自然を基調とした景観形成を尊重した景観づくり、風景づくりを目指しているところでございます。 ◆森英之 委員 最新の全国学力・学習状況調査によると、海老名市の小中学校の子どもたちは、全国平均と比べて、地域への関心が低めに出ています。このような事態はどうしても変えたいというところで、景観や海老名の原風景をちゃんと残し伝えることが、故郷、ふるさとへの愛着を深めることとなると思います。その点の考慮とか、計画への反映等を行う予定かどうかをお伺いしたいと思っています。 ◎都市政策係長 本市ではこれまで、海老名駅周辺におきまして、東口周辺の整備でしたり、西口における土地区画整理事業、東西をつなぐ自由通路の整備、駅間地区における民間開発事業など、海老名駅周辺東西一体のまちづくりを推進してまいりました。このまちづくりによって、全国的に人口が減少している中でも、引き続き人口が増加するとともに、魅力ある海老名の中心市街地が形成されていると認識しております。その一方で、中心市街地から少し離れた地域には水田が残りまして、大山や富士山を望むことができる、のどかな田園風景が広がっております。市民の皆様にも親しまれております、ちょっと都会、ちょっと田舎という、本市ならではの地域特性は今後も残すべきものと認識しておりますので、子どもたちに伝えていきたいと考えてございます。 ◆森英之 委員 ぜひお願いします。海老名小の校歌にも、大山、丹沢、富士の山という歌詞がありまして、私の子どももよく口ずさんでいるので、その風景がなくなってしまうと、子どもたちも、見えなくなってしまったりすると、海老名小の校歌の意味もなくなってしまうかなと思いますので、ぜひ残していけるよう、今後、都市計画によって、もちろん開発もとても重要なのは分かっていますが、それも重要なのですけれども、同時にこのような風景をどうやって残していけるかというのを十分に考慮して、構想と計画の策定をお願いしたいと思っています。要望です。  3点目に行きたいと思います。空き家等対策事業費についてです。この事業費の中での空き家の定義と今の海老名市の状況、空き家になった理由を、多いもので構いませんので、分かる範囲で教えてください。 ◎住宅まちづくり課長 空き家の定義からお答えさせていただきます。本市は、住宅マスタープランの個別実行計画として、海老名市空き家等対策計画を策定してございます。この計画の対象となる空き家につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法により定義しております「建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地」としてございます。  次に、空き家の状況でございます。市内の空き家数は、令和4年10月時点でございますが、1116軒でございます。また、市内を6地域に分けて空き家数を管理しております。地域別の空き家数でございますが、東柏ケ谷地域が150軒、北部地域、上今泉、柏ケ谷地区が155軒、海西地域、下今泉、上郷、河原口、中新田などになりますが、126軒、国分地域、国分、中央、望地、勝瀬でございますが、223軒、大谷、国分寺台地域、大谷、国分寺台、浜田町が237軒、南部地域、社家、今里、杉久保、中野、門沢橋などになりますが、225軒でございます。  また、空き家になった主な理由といたしましては、空き家に関する苦情等が市に寄せられた場合は、謄本を取得し、所有者等を調査してございます。この調査の中で、空き家を取得した主な事由が相続であり、所有者が亡くなられたことにより空き家となっていることがうかがえます。また、令和3年度に空き家所有者を対象に行ったアンケートでは、所有者の転居、所有者以外の居住者の転居などを理由とする回答がございました。 ◆森英之 委員 空き家の発生の抑制と利活用の実績、あと、それらをさらに促進するための方法の検討を教えてください。 ◎住宅まちづくり課長 空き家の発生抑制に対する取組といたしましては、高齢者世帯などを対象といたしました、わが家を空き家にしないための無料相談会の実施、また、中古住宅の取得に対する補助事業を実施してございます。空き家所有者への取組といたしましては、空き家活用のための無料相談会の実施、全国空き家バンクへの登録制度の運営、耐震性のない住宅の改修や解体工事に対する補助事業などに取り組んでございます。  空き家の利活用のまず実績といたしましては、児童福祉法に規定する放課後児童健全育成事業を実施する施設、いわゆる学童保育クラブとして利用されている事例等がございます。  主な取組といたしましては、所有者に対する周知、働きかけ等を実施しているような状況でございます。 ◆森英之 委員 確かに学童に利用したりするのはとてもいいかなと思います。先ほどちょっと答弁の中で出ました、空き家バンクの利用活性化についての方針をお伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎住宅まちづくり課長 現在、空き家バンクへの登録件数はございませんが、ホームページでの周知のほか、昨年8月、過去に実施したアンケートで、空き家バンクへの登録意向を示されました所有者に対しましてチラシを送付するなどの周知を行ってございます。また、空き家バンクの活用が進まないこと自体は、県内自治体共通の課題でもございます。売却や賃貸など、活用意欲のある所有者は民間不動産店などを選ばれているのが実情でございます。自治体が運営する空き家バンクにつきましては、活用に消極的な所有者を対象にしているため、制度のほか、自治体ならではの安心感等を伝えるなど、周知方法に工夫が必要と考えてございます。そのため、他自治体の事例等を研究して取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆森英之 委員 ほかの市町の事例の研究、ぜひ行っていただければと思っていて、バンクに登録するとインセンティブが発生したりとかする事例もあるというふうにお伺いしていますので、それがどれだけコストパフォーマンスにつながるかというところも含めて研究いただいて、抑制と利活用の促進をぜひ進めていただければと思います。今聞いた中では、学童に利用するのはとてもいいなと思っていて、絶対に、今、保育園が足りないという状況は、イコール、それが数年後には学童が足りないという状況に結びついていくので、うまく市全体としてそういう流れを抑制するような形で活用できればと思っていますので、そのあたりも行政として何か動けることがあればぜひやっていただければと思います。  4点目、街区公園等整備事業費についてなのですが、今、(仮称)大谷・杉久保公園整備事業の進捗の状況と、令和6年度の事業の内容についてを詳しく教えてください。 ◎施設整備係長 令和5年度は、公園の基本構想、基本計画の委託業務を進めております。これまで法的整理、現状把握、アンケート調査や交通量調査、民間活力導入可能性調査を行い、必要とされる公園施設の検討を進めてまいりました。また、並行して関係機関との協議を進めているところでございます。令和6年度は、本事業の進捗を図るため、都市計画決定に必要な図書の作成、予定地の既存物件に関わる補償調査を行うとともに、基本計画及び官民連携支援業務を予定しております。公園計画の深度化を図るため、官民連携手法の実現性を市場調査等により検討してまいります。 ◆森英之 委員 公園の管理においてなのですが、パークPFIと言われるものであったりとか、効果的な手法を様々今研究開発されていると思いますが、海老名市では今どのような手法を研究して考えておられるかをお伺いしたいと思います。 ◎施設整備係長 ご質問のとおり、パークPFIは、昨今、公園の整備や管理運営における事業手法として活用されていることが増えてきております。事業手法におきましては、導入する施設への整備費のみならず、管理運営費を含めた検討が必要であることから、令和6年度に予定しています官民連携支援業務委託の中で、よりよい事業手法を検討してまいりたいと思っております。 ◆森英之 委員 いろいろな手法があると思われますので、最も効果的で効率、パフォーマンスが出る手法をぜひ選んでいただければと思っています。  公園に関連してなのですけれども、公園の遊具が今ぼろぼろになっていたりとかするところも多いと思っています。公園の遊具の長寿命化や改修工事において、老朽化した公園遊具の対応策をお伺いしたいと思っています。 ◎施設整備係長 公園施設長寿命化計画に基づき、劣化状況等の調査を行い、劣化や老朽化が見受けられる遊具を対象に更新を行っております。この事業につきましては、国の補助金を活用しており、令和6年度は12公園、13遊具の更新を予定しております。 ◆森英之 委員 子どもたちを連れて公園に遊びに行くと、よくボール遊び禁止とか、聞いた話なのですけれども、自転車の練習も禁止ですみたいな看板とかがかかっている公園もあるというところで、その運用、もともと禁止条件があったりするのかとか、どういう要望でそういうふうに決まっているのかとか、もし運用状況みたいなものが分かれば教えていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。 ◎施設整備係長 ボール遊びや自転車の練習等の乗入れにつきましては、地域ごとに課題があるということは認識しております。隣接する住宅や他の利用者への配慮など仕組みづくりが必要であり、今後は利用者ニーズに合った公園ごとの機能分担や再整備を進めることにより、利用しやすい公園づくりを目指していきたいと考えております。 ◆森英之 委員 これも要望になってしまうのですが、公園というのは遊びに行くところで、多分皆さんも放課後に集まって野球しに行ったのではないですかね。それができなくなってしまうというのが多分今の実情だと思っていまして、子どもたちも、どこの公園へ遊びに行っていいか分からなくなっていたりとかしています。なので、公園を通じてコミュニケーションして、子どもたちはけんかしたり仲よくなったりすることが多いので、ぜひそのあたりの機能分担といいましょうか、ここは近隣があれだからボール遊びできないけど、鬼ごっこならいいよとか、ここはボール遊びができるよとか、そういうのを分かりやすく示したりとか、周知していただければ、子どもたちも遊びやすくなるのではなかろうかと思っています。この予算審査、一貫して、子どもたち、子どもたちと言っていますけれども、海老名の未来を背負っていく子たちだと思うので、ぜひ子どもたちを応援していければと思っています。 ◆藤枝ふみひこ 委員 5点について、一問一答でお願いいたします。1点目は、まちづくり部の説明資料7ページ、市営住宅使用料について、2点目は、説明資料13ページ、余剰電力売払金について、3点目は、説明資料27ページ、市営住宅維持管理経費について、4点目は、同じく27ページ、借上型市営住宅運営費について、以上が市営住宅についてです。5点目は、説明資料15ページ、放置自転車対策事業費について。  まず1点目市営住宅使用料の詳細についてと、減額分、129万3000円の内訳をお聞かせください。 ◎住宅まちづくり課長 市営住宅の使用料の内容からでございます。本市の市営住宅は、7団地、117戸ございます。市営住宅の使用料、いわゆる家賃は、世帯収入に応じた額となってございます。令和6年度の使用料の算定に当たりましては、入居世帯の令和4年度の収入状況を申告していただき、控除額等を差し引いた月額の収入により使用料を決めてございます。令和6年度につきましては、災害等で一時的に入居を可能とする住戸を2戸確保するなど、空き住戸があることにより、前年度予算から減額となってございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 全部で117戸ということでお聞きしておりますが、入居希望者に対しまして総数は足りておりますでしょうか。 ◎住宅まちづくり課長 現在といいますか、令和5年度も実は空き住戸について募集をかけてございます。今年度につきましては、6月と12月に実施してございますが、応募状況で言いますと、倍率的には実は1倍を切っている状況でございまして、6月も空き住戸が発生しました。また、12月につきましても空き住戸が発生してございます。こちらの住戸につきましては、先着順という形で募集を実施させていただいているような状況でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 2点目、余剰電力売払金ですが、こちらは太陽光発電の売電収入ということでございますが、太陽光発電の設置住宅が限定されている背景について、ご説明いただければと思います。 ◎住宅まちづくり課長 発電設備がついている住宅でございますが、市営上河内住宅に太陽光発電による設備が設置してございます。上河内住宅につきましては、平成26年度に建設した住宅でございまして、計画時から太陽光発電施設の設置を検討してございました。他の直営の市営2住宅、国分北三丁目と中新田にございますが、こちらの住宅につきましては、平成5年と平成9年の建設でございます。太陽光発電施設が普及し始めた頃でございまして、公共施設等への設置がまだ求められていなかったことなどにより設置されていないような状況でございます。また、借上型の市営4住宅につきましては、建設に当たり、公営住宅等整備基準への適合を条件としてございましたが、建設当時の整備基準では、まだ太陽光発電設備の設置を求めていないことなどから、設置されている住宅がないような状況でございます。
    ◆藤枝ふみひこ 委員 そうしますと、今後は、太陽光発電設置はご検討の余地はあるかどうかというところはいかがでしょうか。 ◎住宅まちづくり課長 こちらは実は2021年になりますが、国・地方脱炭素実現会議を受けて、地方公共団体が保有する建築物等に太陽光発電の導入を目指すということで、目標といたしましては、2030年度までに50パーセント、2040年度には100パーセントを目指すということになってございます。このことから、先ほどご説明しました公営住宅等整備基準も見直しをされてございまして、今後整備する市営住宅につきましては省エネ対策、太陽光発電等の設置を検討していくことになると考えられます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 承知しました。  3点目になりますが、予算資料27ページ、市営住宅維持管理経費ですが、こちらの明細並びに増額分、933万円についてご説明をお願いいたします。 ◎住宅まちづくり課長 維持管理経費の内容ですが、主にエレベーター等の住宅設備の保守点検費、入居者情報等を管理するシステムの賃借料、管理業務等の委託料、住宅設備の修繕等の工事費などでございます。  増額の理由といたしましては、海老名市市営住宅等長寿命化計画に基づきまして、国分北三丁目住宅の給排水設備等の更新に向けた調査設計費約700万円を計上してございます。こちらが主な増額理由でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 そうしますと、これから長寿命化のために今後も予算が必要になってくるということで考えて間違いないでしょうか。 ◎住宅まちづくり課長 市営住宅につきましては、今後も安定して供給していくためには、こちらの長寿命化計画に基づいた事業を適切なタイミングで実施していくことが求められると考えておりますので、大きく長寿命化計画に基づく事業があった年度については費用が増額になると考えてございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 4点目です。同じく27ページ、借上型市営住宅運営費の賃借料と市営住宅使用料の差額についてご説明、お願いいたします。 ◎住宅まちづくり課長 まず使用料は、先ほどご説明しましたとおり、毎年度、家賃をいただいてございます。こちらの借り上げにつきましては、契約期間20年間の賃貸借契約を締結しておりまして、この借り上げ4住宅の1年当たりの賃借料がこちらの予算額になります。賃借料につきましては、民間賃貸住宅としてオーナーが貸し出した場合の想定家賃で借り上げているという状況でございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 よく理解できました。ありがとうございます。  それでは、最後、要望になりますけれども、安全で住みやすい居住性と長期的な維持管理の実現には、少子・高齢化など様々な要因があって苦慮される点があることは理解しております。所得が低水準であるため、安定した生活を確保できない世帯に対して、一定水準の住宅供給、管理の適正化を引き続きお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  5点目、放置自転車対策事業費の内容など、詳細についてご説明、お願いいたします。 ◎総務係長 こちらの事業は、主に各駅の周辺における放置自転車を防止することで、まちの美観を保ち、良好な生活空間を保持、併せて災害時における防災活動の確保を目的に、放置されている自転車の移動、保管、返還業務と、保管場所の維持管理を行っており、その業務をシルバー人材センターへ委託しているものでございます。具体には、市内各駅周辺に自転車等の放置禁止区域というものを設定しておりまして、この区域をパトロールし、放置された自転車が1時間以上その場にあるということが確認された場合には、その自転車等を保管場所に移動しまして、移動した旨の告示を行うとともに、所有者へ引取りの通知を発送しているものでございます。 ◆藤枝ふみひこ 委員 どういった内容であるかというのは分かりました。しかしながら、予算が令和5年も6年もともにほぼ同額であります。放置自転車は減少してきているということもお聞きしておりますが、ほぼ同額の予算ということは、固定費というようなイメージをどうしても持ってしまいます。事業費の中で削減可能となりそうなものは今後ございますでしょうか。 ◎総務係長 こちらの予算の中の多くは、シルバー人材センターに対する委託費でございます。こちらの委託費は、週に何回巡回をしてくださいであるとか、決められた業務をしていただくものになりますので、撤去された自転車、放置された自転車の数とは関係なく、固定費として支出しているものでございます。今後、自転車等少ないということであれば、引取りの窓口などの縮小ですとか、できることについて研究してまいりたいと思っております。 ◆藤枝ふみひこ 委員 内容もよく分かりました。放置自転車の光景というのは、長年、目にしておりまして、たまにはドミノ倒しのような光景も見受けられますけれども、放置と撤去の追いかけっこかなというような印象を受けております。管理の効果があって、放置自転車が減っているということですが、一方で、駐輪場の値上げ、そして、西口第1、第4の2か所でございますが、一時使用の廃止もあります。そういったことで、放置自転車の増加が懸念されるのではないかと思いますが、実際に駐輪場が新しくなって、その後どうなるかということでないと分からないとは思いますが、撤去、保管、返還業務に伴う1300万円という費用は決して安い額ではないと思いますので、ぜひ根本的な対策をいま1度お願いして、終わらせていただきます。 ◆たいら学 委員 一問一答方式で3問、お願いします。下水道課で説明資料20ページの公共下水道事業会計繰出金について、2点目、都市施設公園課の説明資料15ページ、自転車駐車場等維持管理経費について、3点目、都市施設公園課で、説明資料26ページの地下駐車場改修事業費についてお伺いしたいと思います。  1点目、公共下水道事業会計繰出金の概要についてお伺いしたいと思います。 ◎経営係長 公共下水道事業は、公共性と経済性を発揮しつつ、独立採算で行うことが原則でございまして、事業に必要な経費というのは、下水道使用者に支払っていただく、下水道使用料によって賄うこととされております。ただし、浸水対策などのように、事業の効果が下水道使用者だけでなく、広く全市民に及ぶ事業につきましては、本来、公費で負担すべき事業という考え方の下、負担した費用を一般会計に求めることとされております。この繰出金については、下水道事業会計が支払った、本来、公費で負担すべき事業について、一般会計から下水道事業会計に支払う額を計上したものでございます。 ◆たいら学 委員 次に、支出の内訳についてお願いします。 ◎経営係長 毎年、総務省のほうが繰り出し可能な事業の内容や計算方法についても定めておりまして、本市もこの通知に基づき計上しているところでございます。主な内訳としまして、雨水の処理に関する経費がございまして、予算の2億3500万円のうち約7割の1億6400万円ほどを占めておる状況でございます。雨水施設の維持管理経費のほか、これまで雨水の施設を整備するために借り入れた企業債の償還の元金に相当する額ですとか、また、利子を合わせた額となってございます。また、このほか大きなものとしましては、汚水の処理にかかる経費についても、そのうち水質保全を目的とする事業、例えば水質調査、そういったものについては経費の一部を一般会計に求めることが認められておりまして、計上しているところでございます。 ◆たいら学 委員 支出で、今、維持管理費はどのぐらい使われていて、この先、どんどん増えていく予想とかはありますか。 ◎経営係長 雨水処理に関する経費、このうち維持管理経費でございますが、令和5年度に比べてやはり増額となってございます。具体的には、調整池や排水路の草刈りの費用ですとか、汚泥のしゅんせつのための費用が増額となっておりまして、計上しておるところです。今後についても、雨水の用排水路の整備等を行っていけば、さらに雨水管理にかかる維持管理費用というのは増えていく可能性があると認識してございます。 ◆たいら学 委員 今の話でいくと、これから予算もどんどん増えていくと思うのですが、今後の課題とその対策についてどのようにお考えでしょうか。 ◎経営係長 経営の観点で申しますと、こちらについては、今後増えていく可能性は確かにございます。収入についても、今後、もう少し人口が増えていくだろうと見込んでおりまして、下水道使用料は少し増えていく、一方で、歳出、費用のところで言うと、今抱えている借金も少しずつ減っていくという状況がありまして、経営のほうは安定してくるというふうに考えてございます。繰り出しについては、少し一般会計のほうからの負担は続くものと認識してございます。 ◆たいら学 委員 総務省が定める基準とは何か、少し具体的にお願いします。 ◎経営係長 総務省が掲げている基準というのは、繰り出し可能な事業の内容と、また、その繰出額の計算方法を定めているものでございます。先ほど申し上げました一般会計、本来、公費で負担すべき事業が載っておりまして、先ほど申し上げた雨水処理に関する経費ですとか、水質調査に関する経費等が載ってございます。また、先ほどお伝えしませんでしたが、このほかで言うと、職員の児童手当に関する経費等もこの内容に含まれてございます。 ◆たいら学 委員 そうすると、収入については人口増加を見越してこれから進めていきたいということだと思いますが、その認識でよろしいでしょうか。 ◎経営係長 お見込みのとおりでございます。 ◆たいら学 委員 そうすると、人口増加も含めてなのですけれども、増加しなかった場合のことも考えていくと、今後、例えば下水道管を延命させるとか、そういう技術とかを導入する考えはあったり調べたりしているのでしょうか、お聞かせください。 ◎経営係長 国のほうから共同化、広域化、PPIですか、民間活力の導入という通知は来ておりまして、市のほうも情報収集に努めているところでございます。 ◆たいら学 委員 2点目、自転車駐車場等維持管理経費の概要についてお伺いしたいと思います。 ◎総務係長 自転車駐車場等維持管理経費の概要でございます。海老名駅周辺には現在有料自転車等駐車場が7か所ございまして、こちらにかかる維持管理や修理費、保険料、借地料というものがまずございます。そのほかにかしわ台駅、社家駅、門沢橋駅に現在無料置場を設置してございまして、こちらにかかる電気料などの経費、基本的には毎年必要となる、いわゆるランニングコストに当たる部分になってございます。 ◆たいら学 委員 それでは、支出の内訳を教えてください。 ◎総務係長 まず、一番大きいものといたしまして、緊急で何かあった場合に行う工事、それから、古くなったラックなどを改修する補修の工事が一番大きく、700万円となってございます。それから、現在、東口第2と東口第4の有料自転車駐車場が借地でございますが、こちらの借地料が約200万円となってございます。そのほかは、消耗品や電気料といった雑多なものがございます。 ◆たいら学 委員 補修工事の内容についてお聞かせください。 ◎総務係長 予定といたしましては、令和5年度に東口第2のラックの改修工事をしてございまして、こちらの利用者の使用感を伺いながら、これが好評のようでしたら、このまま続けてラックの改修などを行っていきたいと考えております。 ◆たいら学 委員 ラックの改修とありましたが、その場合、壊れたものから改修という見方でよろしいのですか。 ◎総務係長 金額にもよるのですけれども、30万円以下は指定管理者のほうで補修工事をするということになってございますので、壊れたものが30万円以下であれば、市の予算ではなくて、指定管理者の持ち出しになるかと思います。それ以上の壊れたものであるとか、壊れていなくても、今、角度が急なもので使いづらいラックがございますので、そちらを順次改修していきたいと考えております。 ◆たいら学 委員 細かいことになるのですが、使いにくいものに関しては、指定管理者なのか、市なのか、どちらが替えるのか、教えてください。 ◎総務係長 今、具体的に予定しておりますのは、東口第2というところのラックでございますが、こちらについては市の工事として発注する予定でございます。 ◆たいら学 委員 このラックなのですけれども、一度替えると何年もつとか、その辺の耐用年数をお聞かせください。 ◎都市施設公園課長 現在使っているラックというのが、ほとんどが平成元年ぐらいに供用開始されたもので、30年以上使っています。今度のラックについては、鉄部の塗装もよくなっていますから、それ以上はもつのではないかという見込みでつけさせてもらっています。 ◆たいら学 委員 ラックの補修工事なり、必要な施設は何か所あるか、お聞かせください。 ◎総務係長 有料自転車駐車場、7か所となってございます。 ◆たいら学 委員 今後、大幅に補修工事が見込まれるとか、そういったことは何年後かにあるのでしょうか、お聞かせください。 ◎総務係長 現在、7か所の中には、平置きの部分がございまして、そちらについては特に補修等の必要はないかもしれないのですけれども、ラックの入っている部分、こちらについては、東口第2と東口第3にラックが入ってございますが、こちらについては、両方とも老朽化が進んでございますので、計画的な補修が必要と認識しております。 ◆たいら学 委員 ぜひ計画をしっかり立てて取り組んでいただきたいと思います。  3点目、地下駐車場改修事業費の概要についてお伺いしたいと思います。 ◎施設整備係長 予算の概要でございます。地下駐車場において、施設利用者に支障のないよう、予防保全を図るため、長期修繕計画に基づき、耐用年数が経過した換気設備、これ、ディリベントファンユニットと申しますけれども――の改修工事を行う予算でございます。 ◆たいら学 委員 支出の内訳を教えてください。 ◎施設整備係長 内訳としましては、今の換気設備に関わる工事費のみとなっております。 ◆たいら学 委員 ファンユニットという話でしたが、ダクトの工事等々は含めないでしょうか。 ◎施設整備係長 ダクトの工事ということなのですけれども、もともと今、既存でダクトがありまして、今回、そのダクトと換気設備全体を撤去しまして、新たに新規の換気設備を設置する工事となっております。 ◆たいら学 委員 今、答弁のほうで、ダクトの工事、全面撤去とありましたが、建物全面ということで間違いないでしょうか。 ◎施設整備係長 地下駐車場は地下1階、地下2階ございますけれども、その全体となります。 ◆たいら学 委員 改修工事が終わった後に、耐用年数とかはどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎施設整備係長 換気設備の耐用年数自体は、各メーカー等問い合わせているのは約15年というのが平均としてありますので、耐用年数としては15年なのですけれども、ほかの設備もございますので、長寿命化を図ったり、今後、維持管理してまいりたいと思っています。 ◆たいら学 委員 工事費の増額でダクト工事、換気に関わる工事なので、重要かとも思いますが、耐用年数が15年で、2300万円というところで、工事費用としては内訳ですね、労務費、材料費というのはどの辺になってきますか。 ◎施設整備係長 今、細かい内容については持ち合わせておりませんので、後ほどお答えさせていただきます。 ◆たいら学 委員 あと、地下駐車場に関して、換気の改修工事以外にどのような改修工事が今後見込まれているか、教えてください。 ◎施設整備係長 地下駐車場、平成7年に供用開始しておりまして、随時、換気設備等は施設改修を行っております。令和4年度で言いますと、壁面の側溝防水であったり、令和5年度であると、出入口のシャッター部分の改修工事、令和6年度は換気設備となっております。来年度以降も引き続き、長期修繕計画に基づいて、施設の改修であったり、更新を行っていきたいと思っております。 ◆たいら学 委員 業者との取決めのときに、材料のバリューエンジニアリングとかはどのように行うのでしょうか、教えてください。 ◎施設整備係長 工事自体はまず入札で行っておりますので、その後、バリューエンジニアリングといいますか、材料承諾という形で、材料の承認を得るような形になりますので、その中で確認していきたいと思っております。 ◆たいら学 委員 今、バリューエンジニアリングのことをお聞きしたいのですが、今、物価が上がってきていて、材料費がかなりかかってくるというところで、市としてもバリューエンジニアリングの提案だったりはしたりするのでしょうか、お聞かせください。 ◎施設整備係長 競争入札で行いますので、仕様はございますけれども、バリューエンジニアリングの提案というのはございません。 ◆たいら学 委員 最後、全体的な要望となるのですが、今後、施設の老朽化や物価高で予算が結構圧迫されていくのかと、膨らむことも予想されるので、新しい技術なり、取り入れながら、今後、費用対効果も含め、長期の計画を立てて、予算を抑える努力を引き続き行っていただきたいと思い、私の質疑を終わりにさせていただきたいと思います。 ○会長 暫時休憩といたします。                    午後1時53分休憩                    午後2時9分再開 ○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆田中ひろこ 委員 4点伺います。1点目は、16ページ、道路維持管理経費、2点目が、17ページ、幹線・準幹線道路新設改良事業費、3点目が、27ページ、市営住宅維持管理経費、4点目が、19ページ、都市計画推進事業費です。一問一答でよろしくお願いします。  1問目、道路維持管理経費、この事業の概要と、減額理由について伺います。 ◎道路管理課長 道路維持管理経費の概要についてでございます。道路管理全般の経費になりまして、道路照明灯の修理費や電気料などの需用費と、あと、道路パトロールや道路施設の修繕を行う維持作業業務、あと、道路樹木の剪定や草刈りなどの委託料、それとあと、区画線の補修や舗装の修繕、改修工事などの工事請負費が主なものになっております。  減額の主な理由につきましては、道路照明灯の電気料の高騰分の見直しを行ったものと、あと、海老名市舗装維持管理計画に基づいて計画的に行っている舗装改修工事箇所の路線数や施工範囲の違い、減によるものが主な減額の理由になってございます。 ◆田中ひろこ 委員 説明、ありがとうございます。この事業の質問をしたいと思ったのは、LINE(ライン)の登録事業みたいなものが始まったということで、市民がLINEから投稿して、この道路は修理が必要だよとかということを市に伝える事業だと思うのですけれども、その事業を始めたきっかけを教えていただきたいと思います。 ◎道路管理課長 LINE通報システムの目的と導入のきっかけというところでお答えさせてもらいます。本市はデジタル化の推進と市民サービスの利便性向上のために、令和5年4月1日にえびなスマデジ宣言を行っております。これに伴いまして、電話やメールで今まで通報を受けていたのですが、それに代わる手軽な手段としまして、市のLINE公式アカウントを利用した通報システムを開始させていただいたところでございます。 ◆田中ひろこ 委員 このLINE通報システム、すごくいいなと思って、以前に私、市長がごみ収集に結構行っていらして、ごみ収集する中で、道路を通っていたら、ここの道路が壊れているよ、ここ、修理したほうがいいよと、市長が気になって、結構そういう指摘をしてきたと、そういうことを聞いたものですから、私もこれは、市長がというよりも、市民がそれを通報できるような形というのは提案させていただいたことがあります。実際にこの実績、やられてから1年ですかね、どのような実績と効果があったか、そのことについて伺いたいと思います。 ◎道路管理課長 まず、実績についてでございます。令和6年2月末までの期間としまして、約11か月間、この間、63件の通報を受けております。通報の内容につきましては、舗装の穴であったり、側溝の溝蓋の破損のような、市が補修に対応するもののほか、信号機の向きであったりとか、あと、区画線、横断歩道の引き直しなど、海老名警察署へ情報提供するようなものがございました。効果としましては、LINE通報システムでは、現場の写真、あと、位置情報の添付が可能になっておりますので、現場の状況の把握が容易になってございます。その点で、準備であったりとか、対応に要する時間の短縮が図れているというところが効果というふうに考えております。 ◆田中ひろこ 委員 63件もあったということで、多分、道路の修理だけではなくて、先ほどもおっしゃったように、警察に届けるものもあったのかなと、むしろ仕事が増えてしまうというか、担当課としては大変な事業になっていくのかなと思いますけれども、市民にとっては本当にありがたいシステムだなというふうに思っています。  ただ、実は私の知り合いからは、やり方が複雑で、そこに入っていって、また行かなくてはいけなくて、使いにくいということをちょっとお聞きしたのですけれども、そのような意見とかというのはお聞きしていますか。それとあと、課題はどのような課題があるか、伺います。 ◎道路管理課長 まず課題という点なのですけれども、こちらのシステム、令和5年4月1日号の「広報えびな」でシステムを開始しますというものを掲載させていただいて、その後、令和5年12月にホームページに操作手順をアップしております。また、令和6年1月には、LINEのプッシュ配信やフェイスブックを使ってPRをさせていただいているところなのですが、市民周知というか、そのあたりが今課題だと思っております。  操作しづらいというご意見なのですけれども、これまで市にお問合せいただいた件数というのはございません。ただ、手軽な通報手段となるためには、利用者の方のご意見も伺いながら、見直しであったり、改善は必要になってくると思っております。 ◆田中ひろこ 委員 クレームはほとんどなかったということで、これがもっと周知されて、皆さんが使えるようになっていくと、また変化もしてくるのかと思いますし、実は午前中の環境対策のほうでもお伝えしたのですけれども、植物で外来種でという、市民がこういうのはやっぱりよくないといったときに、写真で届けられるような、市民が参加するシステムは行政はなかなか難しいと思うのですけれども、そういうのが今回このシステムによって、またほかの担当課でも参考にしていただけるといいなと思っています。応援していますので、よろしくお願いいたします。  2点目、幹線・準幹線道路新設改良事業費です。これの事業概要と増額理由について伺います。 ◎道路整備課長 市内の幹線・準幹線を主に整備するということで、この予算額を取っております。増減のところですが、宇治山第二踏切の拡幅という事業をやってございます。踏切の拡幅については、さがみ縦貫道海老名ジャンクション建設に伴い閉鎖された2か所の踏切の機能回復として、令和5年度にJRと協定を締結し、令和6年度までの2か年継続事業として、現況幅員3.5メートルの踏切を6.5メートルに拡幅する事業です。令和5年度は、踏切拡幅に関する設計や工程の調整を実施しており、令和6年度は工事に着手する予定でございまして、この分の金額が増えたということでございます。 ◆田中ひろこ 委員 道路が6.5メートルですかね、結構拡幅するということですよね。実は社家の運動公園の駐車場のそばのJRのところを工事されていて、私も見たのですけれども、とてもきれいになっていました。あそこの道路は通過台数はそれほど多いとは思えないのですが、拡幅するときの条件とか、そういう要件というのはあるのでしょうか。 ◎道路整備課長 当該宇治山第二踏切に関しましては、先ほど申した、ジャンクション建設によって踏切が2つ閉鎖されている、それに対しての機能回復ということで進めている事業で、地元からもその路線を拡幅してほしいというところを受けまして展開している事業です。 ◆田中ひろこ 委員 そうすると、自治会からも要望があったということだと思うのですけれども、JRのほうはそのまま狭いままで、道路だけが広がっているのですけれども、JRの踏切のところは広げられないのかということと、それから、北側にもう1本踏切があるのですけれども、あちら側のほうは要望というか、そういうものはないのかについて伺います。 ◎道路整備課長 市道53号線という路線で今年度拡幅したところを先ほど見ていただいたところでございます。そこに横断している踏切道、これを令和6年度の工事で拡幅するという計画でございます。ですので、そこは拡幅いたします。もう1つの北側の市道、これは489号線となっていまして、貫抜川沿いの運動公園の駐車場の北側の出入口のところの東西方向の市道かと思います。現況の幅員が5メートルから5.5メートルで、拡幅整備済みでございます。また、JR相模線と交差する下柳原踏切、ここの踏切道は幅員約2.5メートルでございますが、ここの路線及び踏切の拡幅に関しましては、先ほど来申している縦貫道路の建設に伴う機能回復の要望箇所にはなってございませんので、現時点では拡幅整備の予定はございません。 ◆田中ひろこ 委員 今後も、住民が使いやすいような道路にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  3点目、市営住宅維持管理経費、市営住宅、7団地、117戸あると先ほど答弁されていました。私の知り合いも、お連れ合いの方がけがをして、自分の住んでいるマンションだとエレベーターがなくて、市営住宅に入れて本当に助かったというお声を聞いています。これから高齢化もするし、生活困難者が増えるのではないかと心配していますので、やっぱり市営住宅、すごく利用価値が増すと思います。  ここでお伺いしたいのは、先ほど説明がありました930万円増額分がありましたけれども、これにはエレベーターの保守とか、維持管理が、長寿命化ということで説明があったと思うのですが、何かこの中で入居者の負担が軽くなる、軽減されるような支援というものがあるのかどうか、その点について伺いたいと思います。 ◎住宅まちづくり課長 公営住宅の共用施設につきましては、入居者が協力して管理することを基本としてございます。本市も同様な考え方を基本としていますが、新年度予算につきましては、3点ほど、入居者の負担軽減のための予算を計上してございます。  1点目としましては、市営住宅の敷地の除草作業、こちらにつきましては、入居者が行っていましたが、入居者の高齢化等により除草作業が困難になっている状況が最近見受けられています。このことから、新年度予算につきましては、市が委託事業として実施することを考えてございます。  2点目としましては、共用施設の光熱水費、排水管の清掃費などにつきましては、入居者が共益費を集め料金等の支払いをしています。空き住戸がある場合は、1戸当たりの負担額が増加します。このため、空き住戸にかかる負担分を市が補助するための予算を計上してございます。  3点目としまして、共益費について、入居者の中から選ばれた管理人が集金や口座を開設し、管理を行っています。新年度は住宅の管理委託先である海老名市宅建業者協力会、こちらの業務内容を見直しまして、住宅ごとの口座を作成していただき、入出金の一部を管理するなど、管理人業務の負担軽減に取り組むことを考えてございます。 ◆田中ひろこ 委員 市営住宅に入る方は、先ほど言いましたように、生活にも困窮されている方も多いと思うので、こういう利用者にとっての3つの負担軽減をしていただくというのは本当にありがたいと思うのですけれども、これについては今まで、そういうご意見とかがあったのでしょうか、要望とかはあったのですか。 ◎住宅まちづくり課長 今ご質問がありました電気料金などにつきましては、ここのところ、やはり高騰しているような形がございます。そういう中で、空き住戸等ある場合、1世帯当たりの負担が増加してしまうというようなご相談は今年度受けてございまして、そういうご意見を踏まえた中での予算計上としてございます。
    ◆田中ひろこ 委員 きめ細かい支援というのがすごく大事だと思うのですが、こういう負担を肩代わりするというか、市がやってくださるというのは、他市でも同様な支援の取組というのはあるのでしょうか。 ◎住宅まちづくり課長 県内の状況でございますが、除草の作業につきましては、三浦市と松田町が実施している状況がございますが、その他の市町では入居者が行うものとしてございます。また、共益費に対する補助につきましては、川崎市が建て替え等に伴い、空き家としている、政策空き家と申しますが、こういう場合については補助対象としているような状況がございます。また、共益費の徴収業務などの負担軽減に取り組んでいるような市町というのは、県内では他に事例はございません。 ◆田中ひろこ 委員 ほかになかなか事例がない中で、市が取り組んでくださるのは本当にありがたいと思います。市営住宅のニーズというのは、先ほども言いましたように、これから増すと考えられるのですが、市ではこれから市営住宅を増やす予定はありますか。 ◎住宅まちづくり課長 現在の市営住宅、117戸ございます。基本的には現状の戸数を維持することを住宅マスタープランの中でも定めてございます。また、市内には県営住宅が510戸ございます。こちらにつきましても神奈川県が、神奈川県住生活基本計画の中で、現状の戸数を維持するとしてございます。市内の公営住宅となりますと、627戸ございますので、今現在、公営住宅を増やす計画はございません。 ◆田中ひろこ 委員 最後の質問になりますが、市としてはこれから増やすつもりはないと、そうなると、住宅困窮者がこれから増えていく可能性もあると思うのですが、どういう支援を海老名市ではしていらっしゃるか、それから、考えていらっしゃるか、伺います。 ◎住宅まちづくり課長 先ほどお話ししましたが、住宅マスタープランの中で、将来的に住宅に困窮する世帯の推計を行ってございます。その推計では、令和22年時点で約800世帯が住宅に困窮するというような結果が出ております。これを踏まえまして、将来的な必要数への対応の方向性といたしまして、住宅マスタープランでは、民間賃貸住宅等の活用促進に取り組むとしてございます。また、国では、住宅確保要配慮者を対象に、民間賃貸住宅の活用に対する家賃補助など、様々な支援制度を設けております。本市も、国の制度の導入を検討するなど、不足が想定される戸数につきましては、民間賃貸住宅等の活用に取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆田中ひろこ 委員 マスタープランに基づいて民間賃貸住宅の活用促進とか、家賃補助をしていかれるということなのですが、今後、ぜひ住宅困窮者に対しての支援を手厚くしていただけますよう、よろしくお願いいたします。  4点目、都市計画推進事業費です。第8回線引き見直しに伴う委託業務費という説明だったと思うのですが、これはもう既に議会でも度々報告されているので、確認するまでもないのですけれども、市街化区域の候補地ということでこれを見直していくということでよろしいのでしょうか。 ◎都市計画課長 線引き見直しにつきましては、市街化区域と市街化調整区域の区分を見直すというところでございます。 ◆田中ひろこ 委員 区分を見直すということで、私は素人なので、よく分かりにくいのですが、第8回線引きの対象になる地域はどこかということは伺ってよろしいですか。 ◎都市計画課長 まず、市内全域が都市計画区域になりますので、市内区域全域という形になります。 ◆田中ひろこ 委員 分かりました。自分がよく分かっていないのがよく分かりました。申し訳ない、専門用語がすごく多くて、都市計画の専門的な方たちが、都市計画審議会もそうですけれども、議論されている。本当に市民がこのまちづくり、自分のまちをどうやってしていくのだということが分かっていく必要があると私は思うのですね。先ほど森委員も言っていましたけれども、ふるさと、この海老名がどういうふうになっていくかというのは、市民1人1人の、ある意味、権利でもあると思うのですね。それを知ること、それから、行政がやっていることに、ただただ、ああそうなのだと言うだけではなくて、それは大事なことだと思うので、この都市計画について、もっと市民に分かりやすく説明が必要だと私は思っているのですが、その情報発信の工夫についてはどのようなことを考えていらっしゃるか、そして、課題は何か伺います。 ◎都市計画課長 都市計画に関しましては、専門用語が多く分かりづらい、難しいといったご意見があることは認識しております。市といたしましても、市ホームページへの掲載、市広報、各種説明会や意見交換会での制度周知、独自でのご説明など、市民への情報提供や共有を行う際は、易しく分かりやすい表現に努めているところでございます。しかしながら、やはり分かりづらいというところもありますので、まずは市民の皆様へ都市計画が身近となるように、引き続き丁寧な対応を心がけていきたいと考えております。 ◆田中ひろこ 委員 心がけてくださっているのはよく分かるのですが、分からない人に対しては、何だよ、分からないのかよというふうに言わないように、言っているつもりはないと思うのですけれども、分かるように話していただきたい、そして、身近なまちづくりを心がけて進めていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  質問を終わります。 ◆三宅紀昭 委員 全部で6点ありまして、一問一答でお願いします。まず1つ目、説明資料5ページ、路面復旧監督費、2つ目、15ページで、自転車駐車場等維持管理経費、3つ目、17ページで、市道3号線道路災害防除事業費、4つ目、17ページで、幹線・準幹線道路新設改良事業費、5つ目で、18ページ、道路用地購入事業費、6つ目、21ページで、公共交通対策推進事業費ということで、1つ目の路面復旧監督費から行います。まず、予算事業の概要についてお聞きします。 ◎道路管理課長 路面復旧監督費は、海老名市道を道路管理者以外の者が行う道路占用工事で、道路を掘削する場合に、占用許可に係る事務などの経費として、海老名市道路管理規則に基づき、占用者に負担いただいている費用になります。 ◆三宅紀昭 委員 申請件数増加によって来年度は約200万円の増加、過去数年さかのぼりまして、大体このような数字で維持されているのでしょうか。 ◎道路管理課長 これまでの経過というところでお答えをさせていただきます。これまでの路面復旧監督費の決算額になりますが、令和3年度は約1300万円、令和4年度は約1500万円という決算額になっておりまして、今年度は200万円の増額を見込んでいるところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 分かりました。  2点目、自転車駐車場等維持管理経費、先ほども話がありましたので、違った切り口から予算の概要についてお願いします。 ◎総務係長 予算の概要の説明につきましては、分かりやすいように最適化に努めてまいっておりますので、ちょっと難しいのですけれども、例えば基本的にはランニングコストの費用というふうに申し上げておりまして、その中で大半を占めるのが緊急補修工事の700万円というお話を差し上げました。こちらについては、その多くがラックの改修工事につきまして、ご利用者様から多く要望をいただいている止めやすいものにしてほしいというものがございまして、現在のラックがなかなか力がないと、上段ラックに止めるのが難しいようなものになってございます。こちらをご要望にお応えするような形で使いやすいものに順次入れていく経費となってございます。今定例会に料金改定を提案してございまして、こちらにつきまして、料金、増額した分がこういった利用のしやすさによってご理解が得られるようなものになるように努めてまいるものでございます。 ◆三宅紀昭 委員 違った切り口ということで。よく分かりました。先ほど来から話が出ておりますけれども、今回の増額分ですね、ラックの改修費がほとんど。つい先週、市民の方と話をしたときに、現状の古いタイプですね、約30年ぐらい使っていらっしゃると先ほどご答弁がありましたけれども、確かに角度が急で、持ち上げるのに結構角度が要るという話がありました。そこで、新しいものについては、用水路の延長線上の手前のところ、そこが替えたところですね、角度的には従来のものと比較していかがでしょうか。 ◎総務係長 感覚で、上の段としては、半分ぐらい、下の段は、1回持ち上げてタイヤを入れるのですけれども、入れた後は水平となってございますので、大分入れやすくなってございます。 ◆三宅紀昭 委員 相当改善されているということで、分かりました。今回、議案の中で、自転車駐車料金の値上げ、先ほども話がありましたけれども、先ほど例に挙げた市民の方で、角度が急なんだよねという話の次に、値上げするのであれば、全部改修し終わってから値上げするのなら分かるのだけれどもという意見がありました。そこは市民の方の意見としてこの場で申し上げたいと思います。  今後とも、改修される際には、市民の方々が自転車を止めやすいラックで交換されていかれることと存じ上げております。  3点目、市道3号線道路災害防除事業費ということで、3号線について、今、傍聴されている、ライブで見られている市民の方にも分かりやすいように、口頭でいいですので、場所の説明からお願いいたします。 ◎道路管理課長 市道3号線の場所は、国分北三丁目になりまして、県道杉久保座間と相鉄線が交差する、かしわ台1号踏切という踏切があるのですけれども、そちらの東側で、相模鉄道の北側に並行に走っている市道が市道3号線になりまして、そちらの市道3号線に面している北側の斜面になります。工事の範囲としましては約100メートル、斜面の高さとしましては道路面から約12メートルの自然斜面になっております。そちらの自然斜面の安定化を図る事業を行うものになります。 ◆三宅紀昭 委員 斜面の上側には保育所なりがあるところですね、あそこの場所は大分急な斜面であると私は認識してございます。この数十年間、安全対策がなされなかったことがちょっと不思議なぐらいなのですけれども、この場所に関連して、もう少し東側に行ったところに、恐らく住宅を造成しようとしていた跡がありまして、コンクリートの構造物、そこの部分は含まれないのでしょうか。 ◎道路管理課長 今回の工事範囲につきましては、ちょうどそのコンクリート構造物がある西側の斜面を工事範囲としておりまして、そちらのコンクリート部分の上部の斜面については工事範囲には含まれておりません。 ◆三宅紀昭 委員 その延長部分だと私は思いますけれども、それは何か私有地の占有なり、その辺の利害関係があるのでしょうか。 ◎道路管理課長 今回につきましては、海老名市が所有する土地の斜面を対策するものでありまして、ボックスカルバートの上部につきましては、市が所有する部分と、そうでない部分とございます。それで、今回、工事エリアを決めるに当たりましては、やはり道路と斜面との離隔、道路側に土砂が崩壊してくるおそれがある範囲ということを精査しまして、今回の工事エリアを設定しております。 ◆三宅紀昭 委員 市の占有部分のあるなしで区分けすることが分かりました。この事業、3か年継続事業開始に伴う増額ということで、今回、5700万円ほどの増額、3か年の合計の事業費について確認いたします。 ◎道路管理課長 3か年の事業費ということですけれども、こちらの事業、工事請負費と委託料として積算業務であったり、現場監督料を見込んでおります。継続費予算の3か年の合計としましては、工事請負費としまして3億1700万円、委託料としまして2600万円、合計で3億4300万円の継続費の予算となってございます。 ◆三宅紀昭 委員 この場で改めて確認させていただきました。今後とも、市民もたくさん通る相鉄線の隣の市道ですから、早い事業の完成を期待したいと考えます。  4点目、幹線・準幹線道路新設改良事業費についてお伺いします。先ほどもお話があったのですけれども、増額、踏切の関係ですよね、この改良整備、何か年計画で行う予定でしょうか。 ◎道路整備課長 宇治山第二踏切、ここの拡幅の事業としましては、令和5年度から6年度の2か年で、令和5年度は設計業務等をやっておりまして、令和6年度から工事に着手し、令和6年度中に完了させたい、そういうスケジュールで進めております。 ◆三宅紀昭 委員 その際の迂回路が発生するかと存じ上げますけれども、そういった周知については、地元住民等々に関して、もしくは市の広報ですとか、具体的に何か周知は考えていらっしゃるでしょうか。 ◎道路整備課長 JRに対する施工委託ということで、JRのほうが工事業者を決めるということで進んでいきます。当然、市のほうにもそこの情報を確認する中で、工事が着手される前に地元への工事の周知を図っていくものになります。ここは鉄道の軌道の中の踏切内の工事ですので、夜間工事が前提となります。大多数は夜間工事で進むということで、そこも含めまして、近隣に周知を図っていきたいと考えております。 ◆三宅紀昭 委員 周知の徹底と、あとは、夜間工事ということですから、騒音面とか、ぜひ安全対策を市のほうも監督しながら、進めていただきたいと考えます。  5点目の道路用地購入事業費に移ります。増減の理由として、対象路線見直しに伴う増額ということで、増額になる区域、場所ですとか、主な事業内容についてお伺いします。 ◎用地課長 それではまず、事業概要のほうからご説明させていただきます。道路用地購入事業費につきましては、幹線・準幹線、歩道整備及び一般生活道路の新設並びに拡幅改良等に必要な用地を購入し、市内における交通の円滑化、住環境や利便性の向上、安全な歩行動線を確保するための事業費となってございます。増減の理由についてでございます。令和6年度におきましては、市役所周辺地区の市街化編入に起因する道路整備や、歩行者の安全対策に重点を置く事業が多く、用地費並びに物件補償費が令和5年度を上回るというところで増額となってございます。 ◆三宅紀昭 委員 対象路線、市役所の周辺道路ほか、南部、北部区域についてはございますでしょうか。 ◎用地課長 ちなみに令和5年度につきましては、市内全域において4路線の用地の取得をさせていただきました。令和6年度では、市内の6路線の地区において用地の買収を予定してございます。詳細な内容につきましては、まず幹線・準幹線では国分北二丁目の市道3号線、中央二丁目地内の市道332号線、歩道整備の中では中河内地区の市道8号線、本郷地区の市道616号線、大谷北三丁目の横須賀水道路、最後、一般生活道路につきましては中新田地内の市道15号線ということで、6路線を予定してございます。 ◆三宅紀昭 委員 詳細に場所のご説明、ありがとうございました。その中で1つ、旧横須賀水道の水道路ですね、今の株式会社アツギのところ、そこは道路舗装もきちんと、拡張もされまして、そこから東に上っていくところから先、まだ車両も入れないところもありますけれども、そのあたりについてはどうなのかということと、今おっしゃられた横須賀水道路、どのあたりのところを指されるのか、お伺いいたします。 ◎用地課長 歩道整備の一環として行う用地の取得でございますけれども、場所につきましては、市道1号線と横須賀水道路が交差する十字路があるかと思うのですけれども、そこから東に約30メートルの部分、ちょうど1軒の民家があるかと思うのですが、その部分の用地の取得ということになります。 ◆三宅紀昭 委員 詳細にご答弁、ありがとうございました。横須賀水道路につきましては、今申し上げたアツギのところは整備されておりますけれども、そこからずっと東に行って、大谷の消防団のところがある、そこから先もまだまだ整備されておりませんので、これは県のほうとの協議もあるのかな、早い整備をお願いしたいと考えております。  6点目、公共交通対策推進事業費、約7800万円ほどですけれども、予算事業の概要についてからお伺いいたします。 ◎交通政策係長 本事業は、鉄道関係の各種同盟会等の負担金ですとか、法令等に基づく会議の開催に係る委員謝礼等を計上している経費でございます。令和6年度につきましては、小田急線海老名駅のホームドア設置に係る補助金を計上しているため、令和5年度より大幅に増額となっております。なお、当該補助金につきましては、令和4年度予算において、3か年の債務負担行為として計上しており、同年度中に交付決定済みとなっております。 ◆三宅紀昭 委員 増減の理由が、小田急海老名駅に伴うホームドア工事ということで、こちらの工事予定等について確認いたします。 ◎交通政策係長 小田急電鉄によりますと、現在、令和5年度に関しましては、ホームドアの製作ですとか、それに附帯する電気関係の工事、そういったところを行っていると聞いております。令和6年度につきましては、ホームドア製作等と継続しながら、下期にそのホームドア設置にかかると聞いているところでございます。 ◆三宅紀昭 委員 費用負担の割合なのですけれども、海老名市、小田急電鉄側、国と思います、県のほうもある場合、それぞれの負担割合と金額を簡単にご答弁いただきたいと思います。 ◎交通政策係長 まず総整備費が22億5000万円程度かかっております。この中で各者の負担割でございますけれども、小田急電鉄が金額としてはおよそ18億円、パーセンテージとすると81パーセント程度負担しておりまして、次に国でございますが、国が2億6000万円程度で約12パーセント、県と市、これは同額になるのですけれども、金額として7824万円、パーセンテージとしては3.5パーセント弱というところになっております。 ◆三宅紀昭 委員 海老名駅は非常に利用者が多い中で、以前にも人身事故がありました。そういったことを防ぐためにも、早く安全なホームドアの設置をお願いしたいと考えまして、終わりにいたします。 ◆星伸一 委員 11点を一問一答方式でさせていただきます。1点目、説明資料4ページになります。債務負担行為の道路施設維持管理・パトロール業務委託、2点目、15ページ、放置自転車対策事業費、3点目、15ページ、美化推進・放置自転車等防止巡回推進事業費、4点目、15ページ、合併処理浄化槽整備助成事業費、5点目、16ページ、道路維持管理経費、6点目、20ページ、まちづくり支援事業費、7点目、22ページ、空き家等対策事業費、8点目、24ページ、街区公園等整備事業費、9点目、25ページ、住居表示整備事業費、10点目、18ページ、西口地区道路整備事業費、11点目、公共下水道事業会計、6ページ、下水道台帳謄写手数料になります。  1点目、道路施設維持管理・パトロール業務の概要についてお伺いをさせていただきます。 ◎道路管理課長 道路施設維持管理業務につきましては、道路施設の部分的な補修や市民要望に対する現場対応などを目的に日常的な維持管理業務を民間業者に委託しているものになります。パトロール業務につきましても、交通の支障となる障害物の発見や処理など、通行者の安全確保を目的に、同じく民間業者に委託しているもので、どちらの業務も1日当たりの単価を契約しているものになります。1週間ごとに、作業の日程であったり、業務の内容を業者に指示を出して実施しているものになります。業務の体制なのですけれども、道路施設維持管理業務は、作業員4人と交通整理員2名の6名体制で、週に2日程度、道路パトロール業務につきましては、作業員2名の体制で、週に1日程度の頻度で実施している業務になります。 ◆星伸一 委員 限度額が4400万円になっていますけれども、その内訳についてお伺いをさせていただきます。 ◎道路管理課長 道路施設維持管理業務は3150万円、道路パトロール業務は1250万円の合計4400万円となります。 ◆星伸一 委員 債務負担行為を設定する理由についてお伺いをさせていただきます。 ◎道路管理課長 これらの業務につきましては、年間を通じて切れ目なく行う必要がありますので、年度の切替え時に円滑に業務を行いたいことから、債務負担行為を設定して、翌年度事業の準備をしていきたいというものになります。債務負担行為の期間、令和6年度から7年度としておりまして、令和7年4月1日から業務が行えるように、令和6年度中に入札等の準備を行いたいものになります。 ◆星伸一 委員 これまでの実績と予算の見込みについて簡単にお伺いをさせていただきます。 ◎道路管理課長 これまでの実績につきましては、道路施設維持管理業務の業務日数は年間約100日程度、対応件数は約280件、道路パトロール業務の業務日数は約75日、パトロール延長は延べ約3100キロメートルになっております。 ◆星伸一 委員 2点目、放置自転車対策事業費について、放置自転車のこれまでの撤去台数がどう変化しているのか、お伺いさせていただきます。 ◎都市施設公園課長 放置禁止区域内の自転車等の撤去台数は、現在把握できている数字としましては、平成15年前後ぐらいには、当時3700台から3800台ぐらいありました。その後、駅周辺の開発や基盤整備が進むとともに、放置自転車数は減少しております。5年前の平成30年度におきましては239台まで減少し、令和4年度は112台でありました。近年の傾向から、おおむね下げ止まりであるのかなというふうには考えておりますが、今後も放置自転車の減少に向けて啓発活動等を努めてまいりたいと考えております。 ◆星伸一 委員 3点目、美化推進・放置自転車等防止巡回推進事業費の概要と無料置場の方向性についてお伺いをさせていただきます。 ◎都市施設公園課長 この事業は、かしわ台駅、社家駅、門沢橋駅の3か所にある無料自転車置場に駐輪している自転車等の整理や駐輪指導をシルバー人材センターに委託している委託費となります。無料自転車置場等の今後の方向性につきましては、3か所とも同じように言えるのですけれども、現在、海老名駅周辺にある有料自転車駐車場も有料化をずっと進めてきております。同様に、有料化がいいのか、今後、利用状況に対して現在の規模がいいのか、現在の位置、設備や運営方法、総合的に検証し、今後の取扱いについては研究していきたいと思います。 ◆星伸一 委員 4点目、合併処理浄化槽整備助成事業費の概要についてお伺いをさせていただきます。 ◎下水道課長 この助成制度は、生活系排水による公共用水域の水質汚濁及び生活環境の悪化を防止するために、市街化調整区域のうち下水道整備が相当期間が見込まれない区域の住宅で単独処理浄化槽またはくみ取式便槽から合併処理浄化槽へ設置替えする方に対して費用の一部を補助し、河川等公共用水域の水質保全を図るものとなります。この85万6000円の予算内訳としましては、6から7人槽の浄化槽1基分の設置費、宅内配管工事、撤去費等が含まれております。 ◆星伸一 委員 単独浄化槽と合併処理浄化槽の違いについてお伺いをさせていただきます。 ◎下水道課長 違いということですが、単独処理浄化槽はし尿のみを処理するのに対して、合併処理浄化槽は、し尿と生活雑排水を合わせて処理する点にあります。両浄化槽は、沈殿分離や微生物の作用により処理を行って、河川などの公共用水域へ放流する仕組みとなっております。また、単独処理浄化槽は台所や洗濯、風呂場などの生活雑排水は処理されず、水路、あるいは河川等に流すことになるため、悪臭とか水質汚濁の原因になる場合があります。単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ入れ替えることで、河川等の水質に与える影響を大幅に軽減させて、水質の保全を図ることができると思います。 ◆星伸一 委員 環境に配慮したすばらしい制度だと思うのですけれども、これまでの実績はいかがだったか、お伺いさせてください。 ◎下水道課長 令和5年度中は、まだ年度の途中になりますので、確定実績はございませんが、ここ最近のところで申し上げますと、令和元年度以降の申請実績はございません。 ◆星伸一 委員 今のお話で、実績はないようですけれども、何か理由があればお伺いをさせていただきます。 ◎下水道課長 補助の対象自体が、市街化調整区域のうち下水道整備が相当期間見込まれない区域ということで、さらに加えて、単独処理浄化槽またはくみ取式便槽から合併処理浄化槽へ転換したものと対象が限定されております。これが原因の1つと考えております。しかし、公共用水域の水質保全の面からは必要な事業と考えておりますので、引き続き、当事業を行っていきたいと、ホームページ等で水質の保全のPRとともに周知を図っていきたいと思っております。 ◆星伸一 委員 5点目、道路維持管理経費、市民から様々な要望が寄せられていると思いますが、要望内容とその対応状況についてお伺いをさせていただければと思います。 ◎道路管理課長 まず、市民からの要望ですけれども、年間約1300件程度、毎年いただいているような状況になります。内容としましては、アスファルトの破損であったりとか、あと樹木の剪定や草刈り、あとカーブミラー、道路照明灯に関すること、道に捨てられたごみの回収など様々なご要望をいただいております。これらの対応につきましては、先ほどご質問をいただいた道路パトロールであったり、道路維持作業で行うほか、舗装工事であったり、側溝清掃であったりというものは、別にまた年間で単価契約で業者と契約しておりますので、そういったもので迅速な対応に努めているところでございます。 ◆星伸一 委員 私も数多く課のほうに言わせていただいて、すぐ直していただいて、いつも感謝させていただいております。今後ともよろしくお願いいたします。  6点目、まちづくり支援事業費、ここに文中で「道路里親制度」と書いてあるのですが、その事業概要をお伺いさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 こちらの制度は平成21年度より開始した制度になりまして、市民で構成されましたボランティア団体が市道の里親となりまして、道路の清掃であったり、植栽の管理など、美化活動及び保全活動等を実施しているものとなります。 ◆星伸一 委員 里親と聞くと、言葉が、イメージが違ったりしたので、教えていただいてありがとうございます。活動団体数とその内訳を教えていただければと思います。 ◎まちづくり支援係長 今年度実績でありますけれども、今年度実績で7団体ございます。昨年度比で1団体増えております。内訳になりますが、地元有志が4団体、自治会関係が2団体、老人会関係が1団体となっております。 ◆星伸一 委員 続きまして、この主な活動場所等、あと支援内容についてお伺いさせていただければと思います。 ◎まちづくり支援係長 まず、活動場所となりますけれども、道路内に設けられております花壇であったり、街路樹、また、未舗装となっております道路などが主な活動場所となっております。続きまして、支援内容でございますけれども、花の苗であったり、草刈りを行う際の資機材の購入など、活動に必要な経費に対する補助金の支給、また、現地に設置いたします活動表示看板の支給などの支援を行っております。 ◆星伸一 委員 ボランティアということになりますので、けが等も考えられるかと思いますけれども、けがに対する保険等がありましたらお伺いをさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 保険につきましては、海老名市市民活動補償制度の対象となっておりまして、活動中、予期せず発生しました事故などに対しましては、こちらの制度によりまして補償を行うこととなります。 ◆星伸一 委員 来年度の計画等ありましたらお伺いさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 道路里親制度というものは、毎年度、年度ごとに申請していただきます。そのため、既存団体に対します活動継続の周知を行うとともに、新規団体の創出に向けましては、ホームページであったり、広報などで啓発活動を行っていきたいと考えております。 ◆星伸一 委員 7点目、空き家等対策事業費の事業概要についてお伺いをさせていただければと思います。 ◎住宅まちづくり課長 事業概要でございます。空き家等の審議を行う空家等対策協議会の運営に係る費用、空き家対策に関する協定を締結している不動産団体の提案により空き家が解消されたときの謝礼、空き家等の所有者に対する適正管理を促す通知発送等に係る費用などでございます。 ◆星伸一 委員 今、一番最後に、適正管理を促すとありましたけれども、通知発送の件数実績についてお伺いをさせていただきます。 ◎住宅まちづくり課長 こちらの令和4年度の実績でございますが、通知実績は47件、令和5年度につきましては、2月末時点でございますが、32件でございます。 ◆星伸一 委員 空き家等の適正管理に向けた課題等がありましたらお伺いいたします。 ◎住宅まちづくり課長 市内の空き家は増加傾向ではございますが、空き家を放置することで周辺の住環境等に著しい悪影響を与えます特定空き家等、こちらは少ないと考えてございます。本市の課題としましては、現状では特定空き家等に該当していませんが、適正な管理がされないことで将来的には特定空き家等になる可能性のある管理不全な状態にある空き家に対する取組だと考えてございます。昨年12月に空家法が改正されまして、以前は特定空き家等が法に基づく指導対象となってございましたが、改正法施行後は、将来的には特定空き家等になる可能性のある空き家、管理不全空き家等、こちらに対する指導も可能となりました。今後につきましては、改正法による指導を適切に行うため、指導対象となる空き家の判断基準を作成し、適正管理を促す取組を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆星伸一 委員 8点目、街区公園等整備事業費の概要になりますけれども、教えていただければと思います。 ◎都市施設公園課長 この事業は、新規公園整備事業ですとか、既存公園施設の改修及び遊具等の再整備を行う経費となっておりまして、主な事業としまして、(仮称)大谷・杉久保地区公園整備事業に伴う基本設計、官民連携支援業務を令和6年度予定しております。併せて、補償調査や都市計画決定図書の作成等の委託業務、そのほか、近年、台風等で倒木被害等も見受けられることからも、風水害対策としまして、樹木伐採等の環境整備、それから、公園遊具の長寿命化改修工事というメニューを予算計上させていただいております。 ◆星伸一 委員 こちら、要望になるのですけれども、12月の一般質問で私のほうからもインクルーシブ遊具であったりとか、シャワーミストであったりとか、温湿度計、温暖化のところもありますけれども、この部分を挙げさせていただきましたので、ぜひ前向きにご検討いただければ幸いと思います。  9点目、住居表示整備事業費になります。事業概要をお伺いさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 住所の表記を分かりやすくすることで、目的地が明確化され、緊急車両の円滑な到着などに有効であることから、本市におきましては、昭和49年より住居表示を実施しております。現在、柏ケ谷地区及び市役所周辺地区では、令和6年9月予定で住居表示実施に向けての今整備を進めております。住居表示整備事業費は、現地調査や付番作業を行う委託事業、住基管理システムや消防指令システムの改修事業などの予算となっております。なお、柏ケ谷地区及び市役所周辺地区での住居表示整備事業は、令和5年度からの継続事業となっております。 ◆星伸一 委員 柏ケ谷地区以降の予定についてお伺いさせていただきます。
    ◎まちづくり支援係長 柏ケ谷地区以降の予定でございますけれども、現在進めております柏ケ谷地区の整備をもちまして、市街化区域における住居表示は完了となります。今後におきましては、劣化などによりまして表示が不鮮明となった街区表示板の交換作業など、既に住居表示を実施している地区の管理業務が主となります。 ◆星伸一 委員 劣化に伴い街区表示板の更新をしているとのことですけれども、残りの地区についてお伺いをさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 昭和49年の住居表示実施以降、これまでに市内では25地区で住居表示を実施しており、そのうち街区表示板の交換が必要な地区は10地区ございまして、昨年度までに15地区を完了しております。残りの地区といたしましては、杉久保地区など5地区があるような状況でございます。 ◆星伸一 委員 住居表示、既に実施した地区で新築された住宅等はどうなりますでしょうか、お伺いさせていただきます。 ◎まちづくり支援係長 既に住居表示が実施された地区での新築された住宅なのですけれども、住居表示実施地区で住宅を新築であったり建て替える際には、建築物異動届というものを提出していただきまして、各住宅ごとに付番の作業を行っているところでございます。 ◆星伸一 委員 10点目、西口地区道路整備事業費になります。(仮称)上郷河原口線のアンダーパス工事のところかなと思いますけれども、令和7年3月で供用予定ということですが、今後どのような工事になるか、お伺いをさせていただきます。 ◎幹線道路係長 市立図書館西側で現在施工中であります上郷河原口線については、鉄道を横断する本線部と、海老名駅駅間へ行くため及び周辺土地の接道として必要な側道部、2つに分かれております。今回、両方やるのですが、本線部の施工内容については、道路の側溝の整備、舗装を行い、道路照明灯、それと、アンダーパスになっていますので、水がたまったりだとかとしたときに、通行止めをするような形の電光掲示板の設置、あと、一番南側、県道横浜厚木との交差点の部分になりますが、そちらの改良と、そちらの改良に伴って、今ある信号機の移設を行います。あと、鉄道の北側、市道59号線との交差点においては、今年の1月に補正予算で認めていただきました拡幅工事の中で交差点改良を行うのですけれども、その中で、神奈川県警のほうで信号機の新設を交差点でやる予定でございます。  次に、側道についてなのですけれども、鉄道の北側の本線の側道といたしまして、幅員約7メートルの道路の整備を予定しております。施工内容といたしましては、側溝の整備、それと、田んぼの中になりますので、用水の関係がございます。そちらの復旧、歩道の設置、道路の舗装を行う予定でございます。あと、今回、上郷河原口線の整備に伴いまして、めぐみ町方面から県道横浜厚木へアクセスができなくなります。そのことから、過年度より機能回復道路として、鉄道に沿って道路を新設してございます。今回、施工内容といたしましては、一番西側なのですけれども、市道14号線に接続する工事と、そこにある用水の切り回し、あと舗装工をやる予定となっております。 ◆星伸一 委員 11点目、下水道台帳謄写手数料についてになります。今年度、30万円ということで予算見積りしておりますけれども、その内容についてお伺いをさせていただきます。 ◎下水道課長 下水道台帳図には、汚水と雨水、それぞれの台帳図がございますが、現在、窓口でそれぞれ謄写1枚300円で交付しております。令和6年度は、汚水、雨水、合わせて1000枚の台帳図の交付を見込んでおります。また、窓口交付と並行いたしまして、ウェブ上での台帳図公開を行っております。こちらについては無料で公開しておりまして、収入予算としては見込んでおりません。なお、台帳図の窓口交付につきましては、引き続き手数料を頂戴させていただきますが、行っていきたいと思っております。 ◆星伸一 委員 下水道台帳、リニューアル公開ということになると思うのですけれども、以前と比較して変わった点について教えていただければと思います。 ◎下水道課長 下水道台帳図のウェブ公開は、令和4年11月から始めさせていただいております。公開以前は窓口での閲覧と台帳図の交付のみを行っておりました。こちらを利用者の利便性向上やDX化の推進などの観点から、時間や場所に制約されず閲覧できるようにウェブ公開を始めました。これまでのウェブですが、市域をブロック分けした283枚をPDF形式で公開しておりましたが、これを完全に電子化しまして、先日、3月18日になりますけれども、下水道施設マップという名前で、名前も新たにリニューアル公開を行いました。主な変更点としましては、探したい場所を直接住所から検索が可能になり、また、利用者が選択した任意の範囲を自由に印刷できるなど使いやすいものに変えました。内容としましては以上です。 ◆星伸一 委員 ウェブ利用が増えると手数料収入も減ると思いますけれども、独立採算制を取っている下水道会計に影響があるかどうかだけ、最後、お伺いさせていただきます。 ◎下水道課長 手数料収入が減収するのではないかということですが、下水道事業全体の収入規模で見ますと、ほぼ影響ないというふうに考えております。逆に、窓口における交付件数の減少は、紙資源の削減と経費の節減となりまして、さらにはSDGsにも寄与していると考えております。このほかに、職員の窓口における対応時間が減ったということで、他の業務の作業へ時間を振り分けることが可能になるなど、事務の効率化に逆につながっているのではないかと考えております。 ◆星伸一 委員 DX化につながっているのだと思います。以上で終わります。 ○会長 お諮りいたします。委員外議員の松本正幸議員から発言の申出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって松本正幸議員の発言を許可することにいたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◆松本正幸 委員外議員 委員外発言の許可をいただきまして、ありがとうございます。  それでは、2点伺いたいと思います。1点目、21ページ、海老名駅東口周辺整備事業費、市街地整備課、2点目、18ページ、西口地区道路整備事業費、道路整備課について、一問一答方式でお願いしたいと思います。  最初、1点目ですけれども、海老名駅東口周辺整備事業について伺いたいと思います。令和6年度、自由通路延伸の基本計画を策定するということなのですけれども、自由通路の延伸を実施していくという前提で進めていくという認識でいいのか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 自由通路の延伸につきましては、都市マスタープラン等にも記載されている事業となっておりまして、市としても重要な事業でございます。こういった面からも、今、延伸を進めていくということで検討を進めているところでございます。 ◆松本正幸 委員外議員 事業概要調書で、基本計画を検討するということで、上部工、下部工、基礎工、景観とあるのですけれども、どのような形で検討していくのか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 これまでは、既存のこれまでの事例とか、そういったものをベースに、その場所にどういう形で整備できるかということを検討してきましたが、基本計画の段階では、実際に現地、海老名市のあの場所に合った構造ですとか、そういったものを調査し、計算しながら、詳細に検討を進めるといったことでございます。 ◆松本正幸 委員外議員 検討して、これはちょっと無理だと、計画を変更しないと駄目だと、そういうこともあり得るのかどうか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 その辺につきましては、今後、詳細に検討を進める中で精査してまいりたいと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 平成27年に示された自由通路事業費の概算では、事業規模が最大の場合、14億7000万円を上回るとされています。これはあくまでも概算であり、実際に事業を進める場合、事業費が莫大になるのではないかと思うのですけれども、その辺の現時点での費用というのは考えているのかどうか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 事業費は工事費のほかに、事業用地を取得するための用地費ですとか、土地にある建物、工作物等を移転するために要する物件等の補償費、また、店舗等が支障になる場合には営業損失補償する営業補償費など、また、埋設物とか、そういったものが想定されますので、これらの内容につきましては、自由通路の規模とか整備位置とか、詳細に検討していかないとなかなか大きな振れが生じてしまいますので、今後、令和5年度に調査検討を進めましたので、この結果を踏まえまして、今後、詳細な検討を進めていく中で精査してまいりたいと考えているところでございます。 ◆松本正幸 委員外議員 今、物価高、人件費の高騰、資材の高騰、本当に大変な高騰が続いている中で、実際、自由通路をつくるのは大変な金額になると思うので、その辺も十分考慮に入れながら考えていっていただきたいと思います。この件については終わりたいと思います。  2点目、西口地区道路整備事業費について伺いたいと思います。これは私は一般質問でやったのですけれども、西口地区の渋滞を解消するためにどのような対応策を考えているのか、また、具体的なものがあれば示していただきたいと思います。 ◎道路整備課長 西口地区の交通渋滞対策ということでございます。この西口地区の予算、事業費では、道路交通の円滑化と利便性の向上を図ることを目的として、道路拡幅整備及び新設道路整備を進めております。令和6年度は(仮称)上郷河原口線の本線部の供用開始を目指し、鉄道部のアンダーパス部分のほか、鉄道の脇の側道部の整備を予算計上しておるところでございます。ご指摘の西口の交通渋滞対策に関しましては、この上郷河原口線本線部の供用開始により交通が分散され、現状の改善が図られるものと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 西口地区の慢性的な渋滞はららぽーとに起因しているというふうに考えているのですけれども、直接、ららぽーととの話合いが必要と感じています。しかし、既に話合いが行われたと聞いています。何回ぐらい行われたのか、どのような話合いが行われたのか、伺いたいと思います。 ◎道路整備課長 ららぽーとに対しての市の対応ということでお答えさせていただきます。オープン当初から、ららぽーとの対策部署と調整を図っておりまして、これまでに駐車券の手渡しや、比較的空いている道への出庫を誘導するなど、ららぽーとのほうではいろいろ工夫をして対応しているというふうに、今般も担当のほうに確認しておるところでございます。 ◆松本正幸 委員外議員 市長も、ららぽーとの入り口の変更や歩道の改良が必要というふうに認識していると言われました。そして、駐車場に入る場所も、ある程度変更すれば緩和されるというふうに、私も思いますし、皆さんも、使われている人もそう言われているのですけれども、そういう方向でららぽーと側にも協力を強く求めると、そういうことが必要ではないかと思うのですけれども、その辺の見解を伺いたいと思います。 ○会長 松本議員に申し上げます。令和6年度予算の審査でございますので、それも踏まえて質疑をしていただければと思います。 ◎道路整備課長 ららぽーとに対する市の取組というか、対応ですけれども、駐車場の入り口変更という案を示されておりますが、民間の建物に対して構造等を変えるということでの出入口の位置変更を市から指導することはできないと考えています。海老名市の取組といたしましては、西口の周辺道路の整備を確実に進めるということで、周辺の交通網の構築による交通対策を図っていきたいと考えております。 ◆松本正幸 委員外議員 慢性的な渋滞を解消するために様々な協力もしながら、令和6年度は進めていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。これで終わります。 ○会長 お諮りいたします。委員外議員の吉田みな子議員から発言の申出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって吉田みな子議員の発言を許可することにいたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◆吉田みな子 委員外議員 委員外議員の発言、ご許可いただきまして、ありがとうございます。  説明資料19ページ、都市計画推進事業費と、24ページ、街区公園等整備事業費の2点について、一問一答方式で質疑いたします。  まず都市計画推進事業費について伺います。都市計画における市街化調整区域から市街化区域への変更、いわゆる線引き見直しについて、先ほど、来年度の取組について答弁がありましたので、今後、人口増加の受け皿として市街化編入を考えている地域をまずお伺いいたします。 ◎都市政策係長 検討地についてでございます。都市的土地利用の転換を検討していく保留の候補地についてでございますが、本市の都市づくりの方向性を示した海老名市都市マスタープラン、本計画との整合や土地所有者等の意向調査等、そういったところから地域の検討を進めております。具体的には、本市と座間市との市境に位置する上今泉三、四丁目の周辺、今泉小学校や消防署の西分署が立地している周辺地区、また、先ほど来出ております海老名駅西口土地区画整理事業を実施しました、さらに西側の上郷、河原口の周辺、最後に、こどもセンターが立地している中新田周辺と市役所西側の勝瀬の周辺でございまして、神奈川県等とこういった部分につきまして、協議、調整を進めている段階でございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 現在、市が市街化編入を検討している地域、特にこどもセンター周辺ですね、市役所南側のほうの地区の住民の方から、市街化編入がなされることへの不安感、率直にやめてほしいという声や、該当地区以外の近隣の住民の方からも、田んぼがなくなることへの不安の声も聞いています。市には、こうした市街化編入に対し、不安や懸念を持っている市民の声は届いているでしょうか。 ◎都市政策係長 実際に都市計画を進めていくことに当たりましては、土地利用の規制等変更することから、今、ご意見をいただいたように、不安など様々なご意見があろうかと認識しているところでございます。現在は、第8回線引き見直しにつきまして、協議や調整を進めている段階ですので、今後も引き続き、丁寧な説明など心がけながら対応してまいりたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 今、都市政策係長から、そうした声も認識しているということでしたけれども、やっぱり実際に市にも届いているということでいいのでしょうか。 ◎都市政策係長 説明会等で様々なご意見を頂戴しているところでございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 今、人口は伸びていても、これから人口減少のフェーズにもなっていきます。気候危機も非常に深刻化している中で、田んぼを守っていくという観点が本当に必要だと思っています。都市計画における線引きはまちづくりの根幹をなすと言われています。田んぼが失われていくことになって、気候変動をはじめとする気候危機の観点からも、これまでのようなまちづくりの延長ではない、持続可能性を前提とした、市民全体的な議論が必要と考えますが、その点については、ぜひ部長か理事かのお考えをお聞かせいただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎理事兼まちづくり部長 今、第8回線引きの手続を含めてのご質問をいただいておりまして、線引きの中で、いきなり市街化調整区域から市街化区域にするという話ではなくて、市街化区域の候補地に位置づけるという形です。保留と言っていますけれども、そちらの中で具体的なまちづくりが決まっていく、それが確実になった段階で、市街化区域に編入するというような制度になっています。ですから、その中では、市民の方、特に地権者の方がどうやって考えるかというのが一番大事なところですので、そういったところをきちんとお聞きしながらまちづくりを進めていくと。それから、田んぼを守ることのお話がございました。海老名市の農耕地は非常に大事な面もあります。その辺は、これは市街化区域、市街化調整区域といったところにもいくのですけれども、そういったところのバランスをしっかり考えていかなければいけない。それには人口の面もありますし、産業の面もありますので、そういったところを踏まえながら、都市計画のほうでそういった位置づけをきっちりしていくということで進めていくべきものと思ってございます。 ◆吉田みな子 委員外議員 おっしゃるように、すぐ市街化区域になっていくというわけではなく、時間をかけながら、ちゃんと丁寧に丁寧に熟議を重ねていくことが非常に重要だと私も思っています。環境を守るということは、公有財産というのですかね、そういう観点も非常に重要になってきていると思います。もちろん地権者の方の私的な財産権というのもあるのですけれども、気候危機に対応するためにも、公共の市が主導して、今後のまちを持続可能性も含めて、SDGsの観点もそうですが、そうしたことを取り組みながら、自然を生かし、どう守っていくかもぜひ先進的な知見も取り入れながら進めていただきたいということを申し上げます。  2点目、街区公園等整備事業費についてなのですが、まず、公園遊具更新で、先ほど12公園、13遊具の遊具の更新を来年度行っていくと答弁がありました。実際、遊具の更新は国の補助金を活用している関係で、ブランコだったらブランコ、滑り台だったら滑り台と、同じものでなければならないような縛りがあると聞いています。ですが、設置当時と比べて、利用されている年齢層や目的も変わってきています。遊具更新の考え方を見直すことの検討も必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ◎都市施設公園課長 遊具の更新という自体、利用者の安全性を図ることから、国が都市公園における遊具の安全に関する指針を出されています。それに基づいて、遊具の安全に関する基準が追っかけてつくられたものでありますので、あくまでもここで言う遊具というのは、子ども向けが主になっていますので、何歳から何歳までという基準がございます。昨今、遊具による事故等も増えてきていることからも、基準がかなり厳しくなってきておりまして、遊具を設置する際には安全領域という範囲が示されております。その範囲内に堅い構造物がないようにしなさいですとか、ほかの施設が重複しないようにしなさいとかというのは、それを守らなければいけない。新たに設置する場合におきましては、同じ場所に置けないという事例も多々あると思いますので、その辺は我々としては安全な遊具というところを踏まえて、その基準を満たしたものを設置して、国費を活用しながら進めていくということを考えております。 ◆吉田みな子 委員外議員 少し伝わりにくかったかもしれないのですけれども、安全対策ということはもちろん前提で分かるのですが、例えばお子さんが減ってきて、特に高齢者の方がメインで使われるような公園も市内増えてきていると思うのですよね。そうすると、今まで鉄棒だったものが少し高齢者の方向けの遊具に転換するとか、そういうような既存の遊具を更新するだけではない形で今後は考えていくことも予算化も含めてなのですけれども、必要ではないかと思うのですが、その点についていかがですか。 ◎都市施設公園課長 この予算事業はあくまでも長寿命化改修工事でございますので、その他、例えば新設の公園ですとか、既存の公園の再整備という別の事案の事業においては、その辺は考えていけるのかと考えます。 ◆吉田みな子 委員外議員 分かりました。使われる公園ということで、予算との兼ね合いも含めてですけれども、ぜひ使われる公園遊具設備をお願いしたいと思いますし、今年度も地域住民の方の声も聞いていただいていると思いますので、来年度も引き続き、丁寧に寄り添った説明等をお願いしたいと思います。 ○会長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よってまちづくり部関係の質疑を終結いたします。  以上で当分科会で所管する部分の審査は全て終了いたしました。  なお、分科会審査報告については正副会長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○会長 ご異議なしと認めます。よって分科会審査報告については正副会長一任と決しました。  以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして予算決算常任委員会経済建設分科会を散会いたします。                                    (午後3時45分散会)...