海老名市議会 2023-12-22
令和 5年12月 第4回定例会-12月22日-05号
〔
鈴木さよ子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第70号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第70号
指定管理者の指定について(
海老名市立えびな
市民活動センター)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第2 議案第68号 海老名市
学校給食費に関する条例の一部改正について、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立中央図書館)、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立有馬図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)、以上3件を一括議題といたします。
この3件に関する委員長の報告を求めます。
戸澤幸雄文教社会常任委員会委員長。
〔
戸澤幸雄議員 登壇〕
◎(戸澤幸雄 議員) それでは、
文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第68号、議案第72号及び議案第73号について、12月13日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、いずれも賛成多数による
原案可決であります。
審査の中で、議案第68号では、1食当たりの単価の根拠と必要な栄養量について、物価高騰にかかる
学校給食費の令和6年度、令和7年度の公費負担について、保護者への周知方法について、
学校給食費の
保護者負担の考え方について、他自治体における
学校給食費の
公費負担状況についてなどの質疑がありました。また、令和6年4月に中学校の
完全給食が無事にスタートできるようしっかりとした事前準備をしていただきたい、令和7年度以降も継続して
特例措置対応、または
保護者負担の軽減、地産地消や
オーガニック給食の導入を検討していただきたい、食育の観点から、
学校給食無償化を検討していただきたいといった意見がありました。
また、議案第72号及び議案第73号では、
指定管理者の公募期間について、
指定管理者選定委員会の審査結果について、
指定管理応募者の提案内容について、
指定管理者職員の人員体制と司書数について、現
指定管理期間における
労働条件審査結果について、
指定管理応募者の財務状況について、
有馬図書館の開館時間の是非について、図書館2館の連携方法について、
図書検索システムの運用について、2館の市直営時の
維持管理経費と
指定管理者制度導入後の
指定管理料についてなどの質疑がありました。また、公募は1者だったが、民間によるノウハウを最大限駆使しつつ、新しい企画を取り入れた運営を期待する、
指定管理者が非正規職員を雇用することにより職員の入替えが多くなり、労働条件の悪化や個人の
プライバシー保護の不徹底が予見される点から反対する、商業施設に寄り過ぎている点や移動図書がない点、
購入図書費が減少している点から反対するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして審査結果の報告といたします。
〔
戸澤幸雄議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
これより議案第68号 海老名市
学校給食費に関する条例の一部改正についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(
吉田みな子 議員) 議案第68号 海老名市
学校給食費に関する条例の一部改正について、反対討論をいたします。
今回の条例改正は、来年4月から開始される
中学校給食が、
ミルク給食から
完全給食へと移行するため、中学校の給食費を定めることが一義的な目的であると認識しています。しかし、海老名市は昨今の物価高騰で食材費が高騰していることを理由に、小学校の給食費までも引き上げています。来年度1年間は現状と同じ金額に据え置く特例措置を設けています。保護者の負担軽減のためということですが、そうであれば、今引き上げる必要があるのでしょうか。海老名市は給食費以外での様々な
保護者負担軽減を取っていることは十分承知しています。小中学校全ての
子どもたちを対象にした
教材費無償化に期待する声もいただいています。今、本当に生活状況が厳しいのです。だから、少しでも
保護者負担が軽減されることがどれだけありがたいのか、切実なお話をお聞きすると、身につまされます。
給食費無償化ができたらどれだけいいでしょう。でも、そこは
地方自治体財政の限られた予算の中でのバランスです。今すぐ給食の無償化をとは言いません。ですが、この物価高騰と、賃金がなかなか上がらず、税金と
社会保険料で所得の約5割持っていかれる中、生活状況がどんどん厳しくなっていく状況で、給食費の値上げに踏み切るのはやめましょう。市として
保護者負担を軽減したい気持ちがおありでしたら、今値上げすべきではありません。来年また状況を見て特例の延長をするかもしれないのであれば、やはり今引き上げる理由はありません。来年4月からの
中学給食実施があるため、条例改正が必要であることは理解しますが、それに乗じた給食費の引上げはすべきではないことを改めて申し上げ、反対の討論といたします。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
鈴木さよ子議員。
〔
鈴木さよ子議員 登壇〕
◆(
鈴木さよ子 議員)
日本共産党議員団を代表して、議案第68号 海老名市
学校給食に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論を行います。
今回、食材費高騰による小
学校給食費の値上げ、中学校の
完全給食実施に伴う給食費の改定がありました。同じ条例で、附則第4項として、
学校給食費の特例の追加があり、
保護者負担の軽減が行われています。本来、値上げと特例措置は別々に判断すべきものであると考えます。給食の質を保つためには、物価高騰に従い、給食費も値上げせざるを得ないと考えますが、それは保護者だけが担うものでしょうか。私たちは、現在
保護者負担である食材費は本来無償であるべきと考えており、諸物価高騰、賃金の目減り、高い教育費の厳しい状況で子育てしている保護者も無償化に期待を寄せています。本来であれば、食材費全て市が負担すべきと考えます。食材費を保護者だけが負担する状態の改善を要望しつつ、今回の条例の一部改正に賛成いたします。
〔
鈴木さよ子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第68号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第68号 海老名市
学校給食費に関する条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立中央図書館)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。松本正幸議員。
〔松本正幸議員 登壇〕
◆(松本正幸 議員)
日本共産党議員団を代表して、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立中央図書館)について、反対の立場で討論を行います。
今回、
指定管理期間を令和6年4月から5年間、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社1者に管理を任せるものです。民間営利企業による
指定管理者制度移行後の市立図書館の在り方や運営に関しては、この間、多くの問題が発生し、市民利用者から多岐にわたる指摘、意見、要望が寄せられてきました。一定の個別具体的な改善、努力は行われてきたものの、運営主体や運営制度そのものの問題により、諸課題の根本的、抜本的な解決が図られておらず、その見通しを持つこともできません。中長期的な視点を持ち、安定した図書館運営、図書館づくりを進めるために、
指定管理者制度による5年ごとの不安定な運営ではなく、市が責任を持って直接管理運営する体制に戻すべきです。また、運営を民間企業に丸投げすることにより、市が持つべき図書館運営に対するノウハウや識見、意欲、それらを持つ人材が育たず、失われる点は大きな問題です。
以上の理由で反対し、討論を終わります。
〔松本正幸議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。ありい
あいこ議員。
〔ありい
あいこ議員 登壇〕
◆(ありいあいこ 議員) 涼風の会のありいあいこです。議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立中央図書館)につきまして、反対の討論をいたします。
初めに、私は
海老名市立中央図書館、よく利用しております。この図書館は大変よい雰囲気で、居心地のよい空間となっており、魅力も感じております。また、興味深い企画を定期的に開催していることにも注目しており、哲学対話ですとか、プラネタリウム、有名作家のおはなし会など、私も幾度となく参加をしております。
しかしながら、中央図書館について幾つか懸念していることがあります。まず1つ目が、入り口を入って一番いいスペースで蔦屋書店とスターバックスが企業活動をしていることです。図書館という大変公共性の高い施設の1階がほとんど店舗として使われています。これは、今回、
指定管理者として継続指定されるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の特徴であり、もちろん
指定管理者制度の中で認められている自主事業ですので、法的に問題のあることではありません。しかしながら、商業施設に寄り過ぎていないだろうか、公共施設としてもっと有効な活用ができるのではないか、海老名市の中央図書館として果たしてこのままでよいのか、そのように考えております。
2つ目ですが、
指定管理者制度開始のときに、移動図書館が廃止され、そのままになっていることや、
指定管理者制度の開始後から図書購入費が減っていること、また、
指定管理者制度開始前に利用していた市民の方からは、レファレンス機能が弱くなっていると指摘もある中、やはり公共図書館としての機能が低下しているのではないかという懸念があります。また、市民の方からは、屋内に飲食できるスペースが欲しいとの要望が出ておりますが、改善が見られておりません。飲食はスターバックスか屋外のベンチなどに限られています。学生が勉強したり、長時間利用することも多いことから、大体の図書館には飲食できるスペースがありますが、中央図書館においては、やはりスターバックスの営業が優先されているように考えられます。このようなことからも、公共性よりも営利的な側面が優先されているのではないかと考えます。
もう1点、今回の募集に関して応募が1者しかなかったことについても、その理由について向き合う必要があると考えます。今の中央図書館の内装や棚の並び方、1階のカフェスペースや書店など、CCC以外の企業が参入しにくい形になっているのではないでしょうか。今後もしこの1者、CCCが図書館事業を撤退するですとか、そうなったときに、海老名市の図書館運営がどうなってしまうのか、海老名市として図書館を永続していくためにどのような考えを持っているかなど、そのあたりをしっかり見据えて考える必要があるのではないかと思います。図書館は選書を通じて長い年月をかけて蔵書を形成し、その蔵書によって、地域における図書館の果たす役割が決まってきます。図書館の性格は蔵書によって表れてきます。5年ごとに見直しが必要な
指定管理者制度が、このような公共図書館の長期的な運営に適しているかどうかということに疑問もあることから、図書館は市が直営で運営することも選択肢の1つとして今後検討していただきたいと願っております。
以上のような理由から、今回の
指定管理者の指定に関して、様々懸念があること、また、今後、図書館の運営について、もっと市民を巻き込んだ議論をしていくことを強く要望いたしまして、反対の討論とさせていただきます。
〔ありい
あいこ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第72号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立中央図書館)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立有馬図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。松本正幸議員。
〔松本正幸議員 登壇〕
◆(松本正幸 議員)
日本共産党議員団を代表して、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立有馬図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)について、反対の立場で討論を行います。
今回、
指定管理者としてTRCと相鉄企業に、令和6年4月から5年間運営を任せるものです。平成26年度より、市立図書館の運営が
指定管理者制度へ移行され、現在のCCC・TRC共同事業体による
指定管理者で中央及び
有馬図書館の運営が行われてきました。過去には平成27年にTRC社の離脱問題が表面化し、全国でも大きく注目され、市民の利用者に波紋や心配を生じさせました。市として5年間委ねた指定管理業務からの離脱を、一方的に外部に発表したTRC社の対応は、大きな問題です。様々な理由があるとはいえ、公的事業を担う適格性、責任感に明らかに欠け、引き続き、今回の
指定管理者の一員として加わっている点は同意できるものではありません。
以上の理由で反対し、討論を終わります。
〔松本正幸議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。ありい
あいこ議員。
〔ありい
あいこ議員 登壇〕
◆(ありいあいこ 議員) 涼風の会のありいあいこです。議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立有馬図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)につきまして、反対討論をいたします。
先ほども中央図書館で申し上げましたが、
有馬図書館については、私は自宅から遠いため、今までほとんど利用したことはございませんでした。しかし、今回の議案をきっかけに利用、訪問いたしましたところ、大変よい雰囲気で、居心地のよい空間となっており、魅力のある図書館であると感じました。また、興味深い企画をこちらも定期的に開催しており、SNSで積極的に告知をしたり、参加したくなる企画が多々あると感じており、一市民の立場からは、今後の活動に期待を持っております。
私が反対の理由として挙げたいのは、
門沢橋コミュニティセンターの費用のことです。直営で運営している他のコミセンに比べて、
門沢橋コミュニティセンターは、今、
指定管理者制度を導入しておりますが、運営費用が1000万円近く他のコミセンよりも多くなっているということについて、やはり市民に対して納得のできる説明ができていないこと、コミセンについてはやはり直営での運営が必要ではないかと、そのことも一度検討していただきたい、そのように考えております。
以上のような理由から、海老名市としての図書館運営、コミセン運営をどのようにしていくかについて、市民を巻き込んだ議論をしていくこと、これを強く要望いたしまして、反対の討論とさせていただきます。
〔ありい
あいこ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第73号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立有馬図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第3 議案第67号 海老名市住みよい
まちづくり条例の一部改正について、議案第71号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)、議案第75号 海老名市
土地開発公社の解散について、以上3件を一括議題といたします。
この3件に関する委員長の報告を求めます。永井浩介経済建設常任委員会委員長。
〔永井浩介議員 登壇〕
◎(永井浩介 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第67号、議案第71号及び議案第75号について、12月14日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、いずれも全員賛成による
原案可決であります。
審査の中で、議案第67号では、転回広場を削除する意図及びその背景について、条例の施行から現在までの大規模開発事業に位置づけられるワンルーム共同住宅の件数について、条例改正が行われた場合の事業者、周辺住民などへの影響について、ワンルーム共同住宅という名称が単身者世帯向け共同住宅という名称に変更となる理由について、今後の基準見直しの考え方についてといった質疑のほか、事業区域面積が500平方メートル以上となることによって実効性のあるものになることを望む、また、周辺住民への説明の機会を増やし、近隣トラブルを事前に防ぐための改正となることを期待するといった意見がありました。
議案第71号では、選考の際の参加事業者数について、事業者から提案された新規の取組について、
指定管理者から納付される納付金の今後の見通しについて、施設の修繕における
指定管理者と市の負担について、多くの事業者が公募に参加してもらえるための取組についてといった質疑がありました。
議案第75号では、公社の休眠期間が長期であった理由について、解散に至った背景の詳細について、
土地開発公社が売却した土地の詳細についてといった質疑がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして審査結果の報告といたします。
〔永井浩介議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
これより議案第67号 海老名市住みよい
まちづくり条例の一部改正についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(
吉田みな子 議員) 涼風の会の
吉田みな子です。議案第67号 海老名市住みよい
まちづくり条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。
住みよい
まちづくり条例が制定され5年が経過し、実情に合った改正をするという趣旨は理解をいたします。しかし、ワンルーム共同住宅の基準が1戸当たりの専用床面積35平米未満になったことは、実情に合った点で評価するものの、面積要件を500平米と入れることで、近隣住民への説明が必要と思われる小規模なワンルーム住宅が適用されなくなってしまうため、後退と言わざるを得ない状況になっています。
そもそもワンルーム住宅を一定の条件の下で大規模開発事業とみなすようにしたのは、ワンルーム住宅において近隣住民とのトラブルが多くあることから、一定の規制、条件を設け、良好な環境を保つことを目的にしていたからであるはずです。確かに改正前の1戸当たりの専用床面積20平米未満というのは現実的な数字でなかったと、条例制定時、審議をしていた議員の1人として大いに反省するところです。しかし、実績がないからと、これまで面積要件がなかったのに新たに入れる必要性はありません。なぜなら、現在、海老名市内において、敷地面積500平米未満で24戸のワンルーム住宅が建設されており、まさに近隣トラブルを抱えている実情があるからです。ワンルーム住宅の各玄関前に目隠しがなく、プライバシーの観点から、隣地の住民が設置を求めるも、応じてもらえていないということです。500平米未満である小規模なところにこそ、住民への説明が必要であることが示されている事案ではないでしょうか。もし条例改正で面積要件がなく、20戸以上、専用床面積35平米未満であれば、今申し上げたワンルーム住宅は条例適用対象になります。そうすれば、事前に説明が行われ、意見書を提出することができ、トラブル抑制につながります。
そもそも当初、都市計画審議会へ諮問したときは、専用床面積の変更であり、500平米という事業面積については論点になっていません。当初案は20戸以上、25平米以上、40平米未満であり、そのままのほうがよかったのではないかと思わずにはおられません。面積要件ではなく、戸数の要件を残した上で、20戸が妥当かどうかの議論が必要だったと思います。トラブルを抱えやすい物件を条例の対象外とすべきではなく、守るべきは市民の良好な住環境であり、そのための改定でなければ、条例が生きたものにはなりません。
東京都小金井市では、小金井市住宅開発等指導要綱に基づくワンルーム形式の共同住宅の建設に関する指導指針を持っており、「事業者の責務」として以下のように書かれています。「事業者は、周辺の良好な環境及び円滑な相隣関係を維持するため、次に掲げる事項を遵守するとともに、建物完成後は入居者に周知徹底させるものとする」、「事業者は建設計画に際しては、近隣住民に迷惑をかけないよう設計上の配慮をするとともに、工事中における防音及び防振等の対策を講じるものとする」、そして、「建設に関する事項」としては、「事業者は、ワンルーム形式の共同住宅には、原則として管理人室を設けること」、「開放廊下及び屋外階段の床面並びに各戸の玄関は、床面をクッション材等で仕上げ防音に努めることとし、玄関扉は、開閉に伴う衝撃音を和らげる構造とすること」、「近隣住民のプライバシーに配慮し、視線を遮る配慮をすること」などが明記されています。住民の住環境を守るということは、市として事業者に対し責任を果たすよう求め、指導することです。市として住環境を守っていくという姿勢を強めていくことが、開発が進む海老名市にとって必要です。住みよい
まちづくり条例を生かすためにも、条例適用対象を広げ、市民の住環境を守るものにしていただくよう求めます。
そして、この12月議会で議論がなされてきた開発事業者への保育園整備を求めることを条例で明記する改正こそ、今最も必要であると思います。検討していただくことを強く求めまして、討論を終わります。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第67号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第67号 海老名市住みよい
まちづくり条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第71号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第71号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第71号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第75号 海老名市
土地開発公社の解散についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第75号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第75号 海老名市
土地開発公社の解散については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第4 議案第78号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第10号)、議案第79号 令和5年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第80号 令和5年度海老名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第81号 令和5年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第82号 令和5年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)、以上5件を一括議題といたします。
お諮りいたします。この5件に関する
委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって本件に関する
委員長報告は省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。松本正幸議員。
〔松本正幸議員 登壇〕
◆(松本正幸 議員)
日本共産党議員団を代表して、議案第78号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第10号)について、反対の立場で討論を行います。
今回の補正予算は、市民生活に必要な事業も含まれていますが、法改正に伴い、住民票、戸籍附票、マイナンバーカードの氏名振り仮名を表記するシステム改修費1600万円が入っています。いわゆるマイナンバー関連です。この間、健康保険証の廃止などを定めた改正マイナンバー法が国会で成立した後も、マイナンバーカードをめぐるトラブルが次々と明らかになっています。保険証の誤登録は、命を危うくしかねない重大な問題です。そのほかにも、なりすましや、国民のプライバシー権侵害のリスクをはじめとした様々な問題をいまだに抱えています。国が導入し、推進している制度及び施策であり、地方自治体として対応せざるを得ないという面はあるとはいえ、海老名市における同制度の行為、支出及び事務執行は認めることはできません。
以上の理由で反対し、討論を終わります。
〔松本正幸議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(
吉田みな子 議員) 涼風の会の
吉田みな子です。議案第78号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第10号)について、反対の立場で討論いたします。
今回の補正予算は、小学校の体育館へのクーラー整備の予算なども含まれており、必要なものがあることは認識しております。しかし、補正予算では、中央図書館では5年間で15億7084万8000円、
有馬図書館、6億5093万円、門沢橋コミセン、1億4551万1000円、海老名
市民活動センター、9億6806万5000円の
指定管理料が含まれています。特に門沢橋コミセンでは、市長は、今後、
指定管理期間の途中でも有料化はあり得るとの答弁を本会議初日にされています。今の市長でしたら、本当に今後数年後、有料化をしていくのだろうと非常に強い危機感を持っています。そうであるからこそですが、有料化を
指定管理期間の途中でした場合、
指定管理料の算出の妥当性が失われてしまい、今までの審議指定の前提が崩れます。
指定管理料は事業計画と収支計画の下、算出されているものです。有料化をしたら利用者の動向、増減はどうなるか試算しているのでしょうか。利用料収入分、
指定管理料は縮減されるというのでしょうか。
指定管理者の計画、収支、どこにも示さずに有料化はあり得ないということを改めて申し上げ、
一般会計補正予算について、反対の討論といたします。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決をいたします。
初めに、議案第78号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第78号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第10号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第79号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第79号 令和5年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第80号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第80号 令和5年度海老名市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第81号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第81号 令和5年度海老名市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第82号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第82号 令和5年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第5 議案第83号 海老名市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
保健福祉部長の説明を求めます。
〔
保健福祉部長(伊藤 修) 登壇〕
◎
保健福祉部長(伊藤修) それでは、議案第83号 海老名市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正についてご説明申し上げます。
議案書の47ページをお開きいただきたいと存じます。提案理由につきましては先ほど市長から申し上げたとおりでございます。
先般、全世代型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が公布され、産前産後期間における
国民健康保険税の減額措置を定める地方税法の一部が改正されました。子育て世帯のさらなる負担軽減のため、出産する被保険者の方を対象として、単胎妊娠の場合は出産予定月の前月から出産予定月の翌々月までの4か月間、多胎妊娠の場合は出産予定月の3か月前から出産予定月の翌々月までの6か月間における
国民健康保険税のうち、所得割額及び均等割額を減額するものでございます。なお、正常分娩のほか、死産、流産につきましても、85日以上の分娩であれば減額の対象となるものでございます。
この改正に伴い、産前産後期間における
国民健康保険税の減額に係る規定を追加するため、所要の改正を行いたいものでございます。
それでは、改正文に従いましてご説明申し上げます。
48ページをご覧ください。海老名市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部を改正する条例でございます。
第24条第3項として、産前産後期間における
国民健康保険税の減額に係る規定を新たに設けるものでございます。
第1号及び第2号において基礎課税額の所得割額及び均等割額から減額する額を、49ページにまたがりますが、第3号及び第4号において後期高齢者支援金等課税額の所得割額及び均等割額から減額する額を、第5号及び第6号において介護納付金課税額の所得割額及び均等割額から減額する額を定めるものでございます。
次に、第27条の3は、納税義務者が、出産する被保険者の産前産後期間における
国民健康保険税の減額措置を受けるための届出書、添付書類、届出時期を定めるものであり、第4項において届出の省略ができる場合を定めたいものでございます。
附則でございますが、第1項で本条例の施行期日を令和6年1月1日とするものでございます。
第2項では、改正後の条例の規定は、令和5年度分の
国民健康保険税のうち、令和6年1月以降の期間に係るもの及び令和6年度以後の年度分の保険税について適用し、令和5年12月以前の期間に係るもの及び令和4年度分までの保険税については従前に例によるとするものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔
保健福祉部長(伊藤 修) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより質疑に入ります。
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) それでは、質疑に入ります。
今回の改正については、地方税法の改正によるものであるということは理解をしています。国保税の所得割額、均等割額が、それぞれ子どもが単胎妊娠のときは4か月、多胎妊娠の場合は6か月、減額減免になっていくということです。議案書の49ページの届出について確認をさせていただきたいと思います。今回、出産に関して、6か月前から届出ができるというふうに読み取れます。一方で、27条の4項の中で届出の省略ということも明記されています。届出をしなくても適用可能だということと理解していますが、届出した場合と届出しなかった場合の減免のタイムラグというのですか、そういったものはどのようになっているでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) ただいまの質疑のとおり、今回の減額措置につきましては、届出が不要でも適用可能となっております。今回、届出が不要な場合には、例えば我々のほうで把握する方法としては、出生届が提出された、また、それに伴って出産育児一時金の申請等が出された場合には、我々、国民健康保険制度の運営の中で把握することができるというふうに考えています。ただ、その把握で若干遅れるケースといたしましては、出産育児一時金の申請について、病院側に受領委任をした場合に、その申請が病院から国保連を通じて海老名市に来る場合がありますので、そういった場合には通常のパターンより1か月から2か月程度遅れるケースがございますけれども、それ以外の場合については、客観的な事実を把握した段階で速やかに減額措置を講じることができるというふうに認識しております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 今のご答弁では、1か月、2か月ぐらい遅れることもあるけれども、そこまで大幅に遅れることもないというふうに理解をいたしました。そうであれば、出産後、心身ともに不調になったりすることもおありだと思いますので、できるだけ、届出しなくても適用できるというようなことが周知されていくといいかなとは思います。条例上、届出をしなければならないと書いている以上、しなくてもいいですよとはなかなか言いにくいかとは思うのですけれども、周知についてはどのようにされていくお考えでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 周知につきましては、一般的に考えられます、例えば市の広報ですとか、ホームページを通じて周知するのはもちろんなのですけれども、今回の減額措置については、不特定多数の市民の方を対象とするものではなくて、国民健康保険に加入していて出産を予定している方というふうに、特定の方が対象になる制度ですので、例えば母子手帳の交付に来られた際ですとか、我々のほうで出産・子育て交付金を支給しておりますので、そのときに妊娠の届けを行った際に、我々のほうから制度の周知のチラシを配るようなことも可能かと考えております。いずれにいたしましても、周知についてはしっかりしつつ、一番大事なのはやはり妊婦の方が必ず来なければいけないということではなくて、届出をしなくても減額措置を講じるというのが大事だと思っておりますので、様々な点で客観的事実を把握した段階で、適切に対処してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 今の
保健福祉部長の答弁を聞いて、非常に安心するというか、基本的に母体の状態も考慮しながら、届出がなくてもできますよという姿勢をお持ちだということで、とても伝わってきました。ただ、文章等の書きぶりの中で、届出が必要ですよというような書き方をすると、皆さん、真面目でいらっしゃるので、何とか行かなければいけないと思ったりもなされると思いますので、そのあたりの書きぶりの工夫というのですか、必要なことは伝えつつも、配慮した形で、安心できるような書きぶりも含めてお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 先ほど申し上げたように、出産・子育ての交付金を受ける際に、直接我々のほうの相談員等が相対いたしますので、その際にもしっかりと丁寧に説明して、妊婦の方の負担にならないように対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員) ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第83号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第83号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第83号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第83号 海老名市
国民健康保険税賦課徴収条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第6 議案第84号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
なお、市長から資料配付の申出があり、この申出を許可しておりますのでご了承願います。
財務部長の説明を求めます。
〔財務部長(藤川浩幸) 登壇〕
◎財務部長(藤川浩幸) それでは、議案第84号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第11号)につきましてご説明申し上げます。
別冊補正予算書の2ページをご覧いただきたいと存じます。第1表
歳入歳出予算補正の歳入でございます。各款項の補正額とその内容につきましてご説明申し上げます。
12款分担金及び負担金1項負担金、89万4000円の減は、消防指令センター維持管理負担金の減額でございます。
14款国庫支出金2項国庫補助金、7億9750万円の増は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(低所得世帯支援枠分)の増額でございます。
15款県支出金2項県補助金、196万9000円の増は、市町村地域防災力強化事業費の増額でございます。
18款繰入金2項基金繰入金、252万5000円の増は、財政調整基金繰入金の増額でございます。
歳入合計は8億110万円の増でございます。
3ページをご覧いただきたいと存じます。歳出でございます。こちらも各款項の補正額とその内容につきましてご説明申し上げます。
3款民生費1項社会福祉費、7億9750万円の増は、エネルギー、食料品価格等の物価高騰による負担感が大きい低所得世帯を支援するため、住民税非課税世帯に対して国の補助金を活用して1世帯当たり7万円を支給することに伴います、生活支援臨時給付金支給事業費の増額によるものでございます。
9款消防費1項消防費、財源更正によるものでございます。
10款教育費3項中学校費、360万円の増は、季節性インフルエンザが極めて異例の流行状況となっていることを踏まえ、今後もインフルエンザワクチンを接種する生徒の増加が予想されることに伴います、中学校健康管理事業費の増額によるものでございます。
歳出合計は8億110万円の増でございます。
4ページをご覧いただきたいと存じます。第2表
繰越明許費補正の1 追加でございます。
3款民生費1項社会福祉費、住民税非課税世帯への生活支援臨時給付金支給事業の翌年度繰越額、7億9750万円は、国の補助金を活用し、年度をまたいで実施したいため、
繰越明許費を設定するものでございます。
第3表
債務負担行為補正の1 変更でございます。
県央東部(大和市・海老名市・座間市・綾瀬市)消防指令システム等の更新に係る調達支援コンサル業務は、大和市を含めた4市での消防指令システム等の運用について、連携、協力することとなったことから、名称を含めた契約内容を変更する必要が生じたため、
債務負担行為の名称を消防指令システム等の更新に係る調達支援コンサル業務から変更したいものでございます。
次の5ページから13ページまでは歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。
また、14ページは補正予算給与費明細書でございます。後ほどご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔財務部長(藤川浩幸) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより質疑に入ります。たち
登志子議員。
◆(たち登志子 議員) 私からは、海老名市生活支援臨時給付金支給事業について質疑させていただきます。
家計急変世帯に関してなのです。非課税世帯と同じ程度の事情にあると認められる世帯には、前回の物価高騰対策としての給付金事業では対象者となっておりました。今回の扱いについて、対象者としては外れているのですけれども、それに至った経緯を教えていただけますでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 今回、補正予算といたしまして、給付金の本体といたしまして7億7000万円計上させていただいております。こちらについては約1万1000世帯で、1世帯当たり7万円ということで計上させていただいておりますけれども、今回、国から示されている内容におきましては、今回の7億7000万円の中には、家計急変世帯については含まれないという形になっております。今後、国から追って出た情報では、今回は住民税の均等割の非課税世帯の方が対象で1万1000人となっておりますけれども、均等割のみ課税の方については、また今後新たな措置が講じられるというような形になっております。また、扶養されている18歳未満の方への5万円の追加支給ということも今国のほうで報道されておりますけれども、その辺についてはまた今後我々といたしましても情報収集して適切に対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員) たち
登志子議員。
◆(たち登志子 議員) では、今後のところでまた注視されて見ていかれるということなのですね。前回の給付金事業で、家計急変の申請をされた世帯というのはどれぐらいおられたのでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 20件前後となっております。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員) たち
登志子議員。
◆(たち登志子 議員) 20件前後という形で、今回も家計急変世帯、前回とはまた違った形でおられるのかと思われます。先ほども国からのお話もあったのですけれども、今後は市として家計急変世帯に対して市独自とか何かで考えられていることというのはあるのでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 現在、補正予算で計上させていただいている内容につきましては、あくまでも国の制度にのっとった形で考えております。今後についても、国から示される内容をしっかり把握した上で、国の制度にのっとって対応してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員) ほかに――
鈴木さよ子議員。
◆(
鈴木さよ子 議員) 1つだけ質問させてください。消防指令システムなのですけれども、高機能消防指令システムの更新の時期はいつ頃になるのでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員) 消防長。
◎消防長(大野公彦) 消防指令システム等の更新の時期は、令和8年10月を予定しております。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員) ほかに――
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) それでは、質疑したいと思います。
生活支援臨時給付金支給事業ですが、一般質問でも質問をしたときに、どうしてもちょっとよく分からないなと思っていたのが、今回、表に示していただいたので、まず、年内に振り込まれる方は生活保護世帯で口座が分かっている方に至急振り込むということで理解をしました。それ以外の方については、来年、振込予告通知を出されるということで承知しているのですけれども、その方も一緒に併せて年内に予告通知を出すということは難しいのでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 今回、資料を配付させていただきまして、その中では、パターン1からパターン3として、それぞれ所得の把握の状況、また、銀行口座等の把握の状況等によって類型分けして説明させていただいておりますけれども、パターン2の場合ですと、現在想定されている世帯数が約6200世帯ということで、現在、このデータの抽出、対象者の抽出を行っております。その後に、今日、補正予算を提出させていただいておりますので、補正予算可決後に予算の執行が可能となりますので、予算の執行が可能となった段階で通知をお出しするということになります。そのようなことから、現時点では1月の上旬に通知を発送する予定となっております。その後、発送した後に、国からの通知では、約2週間の期間を置きなさいということになっておりますけれども、その2週間の中で受領しませんよという意思が示されたり、あと、口座番号が違うよという意思が示されなかった場合には2週間後に振込を行います。ここで、その2週間を待たずとも、ファストパスといたしまして、LINE等を使って意思が示された方に関しましては、2週間を待たずに振込を行うという形で、このような形で分類分けしながら、それぞれ可能な限り速やかな支給に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) パターン2の6200世帯の方というのはどういう方で、口座把握者というのはどういう方でいらっしゃいますか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 今回、パターン2につきましては、既に3万円の商品券の支給の対象となっていた方であって、かつ、これまでの給付金等の受け取りの実績から、受け取りの口座が明らかである方というのがこのパターン2となっております。
以上でございます。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 前の答弁の中で、今、パターン2の方を抽出している作業だとおっしゃっていました。今日、補正予算が可決されれば、予告通知を発送するというふうに
保健福祉部長は答弁されていたと思いますが、年内に振込予告通知はパターン2の方にも出されるということでよろしいですか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) 分かりづらくて申し訳ございません。今、データの抽出を行っておりまして、そのデータの抽出が完了して発送できるようになるのが、こちらにお示ししたとおり、1月の上旬という形となっております。1月の上旬に発送して、郵便事情等ございますけれども、そこから2週間を置いて何もアクションがない方については、振込が可能になりますので、1月中の振込が可能だという形になっております。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 分かりました。やっぱり抽出に少し時間がかかって、来年、年明けになっていくということですね。ただ、生活保護世帯の方で、可能な限り、分かる方には速やかにということは、本当によかったなと思っていますし、期待されている方もいらっしゃるので、ぜひお願いしたいと思います。
ファストパスなのですが、非課税世帯の方には、高齢世帯の方が多いのかなというふうに認識しているのですが、皆さん、可能な限り早く振り込んでほしいという願いもあると思うのですが、分かりやすい周知の仕方といいますか、そのあたりは現時点でどのようにお考えですか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) ファストパスをご案内する際には、当然、ファストパスの申請の仕方等については、可能な限り分かりやすく説明をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) ファストパスという言葉を使わざるを得ないのかもしれないのですが、片仮名は非常に分かりにくいですので、電子申請をすれば早く振り込めるとか、相手の立場に立った形でぜひお願いしたいと思いますし、8月に届いた手紙は、非常に文字もたくさんあるし、分かりにくいというお声を私も聞きましたし、市のほうにもお声もたくさん上がっていると思いますので、時間との関係もあろうかと思いますが、ぜひそのあたりは書き方については分かりやすくやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員)
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長(伊藤修) このファストパスというのも、国が言い出した言い方で、実は我々の窓口のほうに、岸田首相が12月末までに振り込むから、何とか市としても振り込むのだろうみたいな方がいらっしゃったりしていて、その方に対してはちゃんと丁寧に説明を行っているのですけれども、いずれにしても、我々としては、周知の仕方としては、可能な限り分かりやすく説明するのが我々の責務だと思っておりますので、そのような考えで取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 分かりました。ぜひお願いしたいと思います。もちろん私もいろいろな問合せがあれば対応していきたいと思っていますので、引き続きといいますか、丁寧な対応をよろしくお願いします。
それともう1点、インフルエンザ予防接種についての拡大なのですが、冬を待たずにインフルエンザがはやってきているということもあって、多くの方が予防接種を受けられている状況があるのかと思うのですが、今の接種の状況を教えていただけますか。
○議長(
森下賢人 議員) 教育部長。
◎教育部長(中込明宏) 今年2学期ということで、8月の後半から、今日が最終日でございますけれども、インフルエンザと、あと集団風邪、これで学級閉鎖が、まず小学校46クラス、それと中学校が7クラス、学年閉鎖が、小学校が4学年で、中学校はございませんでした。昨年の同時期と比較しますと、昨年は全てゼロでございましたので、非常に増えているなという状況でございます。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 接種率というのですか、今、接種が、今年度、中学生全学年で広がっているかと思うのですが、そのあたりの接種、今の現状の状況を教えていただけますか。
○議長(
森下賢人 議員) 教育部長。
◎教育部長(中込明宏) 大変失礼しました。10月で、今現在、562名ということで、接種率15.2パーセントでございます。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員)
吉田みな子議員。
◆(
吉田みな子 議員) 今後増えていくということでの補正ということですよね。今回、定期接種ではない中学生全学年対象ということで、効果というものは、やっぱり検証していかなければならないのかなと思います。小学生はなぜ補助が出ないのかとか、その辺の議論も必要かと思うのですが、やっぱり税金を使って補助を出すという以上、一定の効果検証ということも必要かと思うのですが、今、現時点での状況というのですか、接種をすることでかかりにくくなっているとか、そういうようなことは見受けられていますでしょうか。
○議長(
森下賢人 議員) 教育部長。
◎教育部長(中込明宏) まず、小学生はなぜなのかということでございますけれども、これはあくまで中学生が高校生活、次のステップに進むための応援ということで中学3年生と、今回については非常にリスクが増えてくるということで、1、2年生を全学年まで9月に対象を拡大させていただいたという状況がございます。葉梨議員がいらっしゃる前で大変恐縮でございますけれども、このワクチン接種の主な効果としましては、感染リスクの低下とか、あるいは重症化の予防、感染拡大の予防、こういったことが挙げられるかと思います。私ども、予防接種を10月から実施してございますけれども、先ほど申し上げたように、10月の実績が562名ということで、昨年は132件だったものでございますから、4.25倍ということでございます。ただ、多くの方が打っていただいているということで、今後、効果は現れてくるというふうに考えてございますし、(時間切れのブザーが鳴る)発症しても軽症ということになるのであれば、この事業の効果、意義は非常にあるというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(
森下賢人 議員) ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第84号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第84号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。たち
登志子議員。
〔たち
登志子議員 登壇〕
◆(たち登志子 議員) 立憲民主えびなのたちです。私、今回の補正予算、賛成の立場にて意見等々述べさせていただきたく、こちらでお話をさせていただきます。
先ほども質疑でお話をさせていただきました、海老名市生活支援臨時給付金支援事業についてです。一刻も早い支援を望まれている方、安心して年越しを迎えていただきたいなと私も思っております。その中でも、先ほどもお話をさせていただいたのですけれども、やはりセーフティーネットという観点から見ると、家計急変世帯の方々も何らかの支援が必要ではないかと私は思っております。今回、給付金事業では、家計急変世帯へは支給がされないということなのですけれども、今後、市として何かしら、家計急変世帯へと支援していただきたく、こちらのほうは私の要望としてお話をさせていただきつつ、今回の補正予算、賛成とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
〔たち
登志子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第84号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手全員であります。よって議案第84号 令和5年度
海老名市一般会計補正予算(第11号)は原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第7 意見書案第4号
日本国政府に対しイスラエルとハマスの両者に戦闘の即時停戦を働きかけるよう求める意見書を議題といたします。
提出者の説明を求めます。ありい
あいこ議員。
〔ありい
あいこ議員 登壇〕
◆(ありいあいこ 議員) 涼風の会のありいあいこです。ただいま議題となっております意見書案第4号
日本国政府に対しイスラエルとハマスの両者に戦闘の即時停戦を働きかけるよう求める意見書について提案説明をさせていただきます。
賛成
議員各位の氏名及び案文につきましては、お手元に配付のとおりでございますので、ご高覧いただければと存じます。
皆様もご承知のとおり、ガザ地区が危機的な人道状況となっております。子どもや女性、医療従事者などを含む多くの民間人が犠牲になっていることに対し、国際社会でも、この状況を見過ごすことはできないとの懸念が高まっております。日本においても既に70の自治体で、ガザでの停戦を求める決議または意見書を採択しています。この意見書を作成した当初、12月初旬には、犠牲者数は約1万7000人と報道されていましたが、最新の情報だと2万人を超えるとの報道もあります。そのうち約8000人が子どもだということです。このように数字になってしまうと、犠牲者の数は統計として扱われてしまいますが、そこには1人1人の人生があり、未来があったはずです。そのことについて、同じ時代を生きる1人の人間として重く受け止めるべきであると思います。歴史的な背景や宗教観など、国際政治における複雑な事情においては、様々な見解があることと思います。しかしながら、人道的な観点で考えたときに、今、ガザ地区で起きている危機的状況を何とかしたいと願うことは、どのような立場の人であっても共通して連帯できるところではないかと思います。平和都市であることを宣言している海老名市の議会として、あらゆる暴力に対して断固反対の姿勢を示し、平和を願う思いを表明すること、これは大きな意味を持つと考えます。
そこで、日本政府に対して、パレスチナ・ガザ地区における人道上の危機がこれ以上拡大しないことを最優先の課題として捉え、双方の様々ないきさつや責任を問わず、即時停戦と速やかなる人質の解放をするよう、イスラエル及びハマス両当事者に強力に働きかけることを求めたいと思います。
今回、こちらの意見書提出に当たり、合議に向けた段取りが不十分であったとのご指摘をいただいております。そのことについては、私の認識不足があったということは真摯に受け止めております。今後に生かしていこうと思っております。合議に向けて、全会一致に向けて、時間の制約などある中で、私としては、このような意見書を出そうと思っているということを各会派の皆様、また、無会派の方も含めてご説明に上がり、また、その後、意見書の案ができた段階で各会派の皆様に提出をし、内容を確認してほしいというところまでは努力をしましたが、会派の代表の方としっかりと話合いを持ち、調整をしていく、そこまでに至ることはできませんでした。ですので、段取り不十分であったとの部分は認識しております。
議員各位におかれましては、どうぞご賛同くださいますようお願い申し上げまして提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
〔ありい
あいこ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております意見書案第4号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第4号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより意見書案第4号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 少 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手少数であります。よって意見書案第4号
日本国政府に対しイスラエルとハマスの両者に戦闘の即時停戦を働きかけるよう求める意見書は否決されました。
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○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第8 所管事務の調査・審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申出がありました。よって本件については議会閉会中も調査・審査できることとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。
閉会に当たりまして市長からご挨拶をお願いいたします。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) 令和5年第4回
海老名市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様におかれましては、12月6日から本日まで会期17日間にわたり提案いたしました諸議案につきまして慎重なるご審議をいただき、厚くお礼申し上げます。本定例会では、海老名市一般職の
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部改正について、並びに
一般会計補正予算(第10号)をはじめとする諸議案について様々なご意見をいただきました。また、
海老名市立えびな
市民活動センターをはじめ4件の
指定管理者の指定につきましては、施設の設置目的に沿って、より効果的、効率的な管理運営を行い、市民サービスを向上させることができるよう、引き続き
指定管理者制度の活用に積極的に取り組んでまいります。議員の皆様におかれましては、上程されました全ての諸議案について可決いただき、心より感謝申し上げるとともに、ご理解、ご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
今回の一般質問では、57項目の質問をいただきました。いただきました様々なご意見やご提案を参考にしっかりと市政運営を進めてまいります。しかし、政策的な相違については、相容れないことを要望されても、できないことを理解していただきたいと思います。
また、今回の一般質問で、10名の新人議員の方が初めて一般質問をされました。私も40年前を思い起こすと、この議場ではありませんでした、旧庁舎で初めてやったときに、足がふらつき、頭が真っ白という状況でありました。それはなぜかというと、議場は民主主義の根幹であります。私どもの立案した政策について決定するのは議会であります。その決定機関は最高の民主主義の基だと私は思っています。議論はいろいろあろうと思います。相容れないもの、激論もあるでしょう。やじも飛ぶことはあるでしょう。いろいろなことがあります。そういったときに、議会のこの議場というのはやっぱり崇高なる場所であると私は思っております。
そういったときに、私は新人議員のときに、議員バッジをつけないと、おまえ、出ていけと言われました。服装もしっかりして来いと言われました。そういった部分では、権威がある議会というのは、皆さん方が1人1人の認識によってつくるものだと私は思います。これは私が市長としてではなくて、16年間やってきた先輩としてお願いすることであります。私を含めた市職員は、しっかりとその辺を踏まえ、常に緊張感を持ってこの議会に接しております。そういった面では、市の職員も緊張しております。様々な答弁に不手際があることもあろうと思います。そういった部分についてはお許しいただきたいと思いますし、あるいは補足していきたいと思っています。そういった面で、これからも新人の皆さん、頑張っていただきたいと思います。未来を担う皆さんでございますので、よろしくお願いしたいという気持ちを持っております。
本定例会終了後に来年度予算について本格的な編成作業に入ります。大変厳しい予算編成でありますが、将来を見据えながら、海老名市にとって今何が必要なのかしっかりと精査し、めり張りのある予算編成に努めてまいります。
さて、市では、市内の消防において顕著な協力を行った個人や団体に対して表彰しております。先月、火災の早期発見や消火活動等を行っていただいた市民の方2名に消防一般表彰を贈呈させていただきました。これは9月に市内で発生した車両火災に際し、市内在住の女性と男子中学生が協力し、迅速かつ的確な消火活動で火災を最小限にとどめた行動に対するものでございます。この2名の方の、勇気ある行動に対して、改めて感謝申し上げます。このような地域のつながりや、顔の見える関係が重要であると実感しているところでございます。また来年1月14日には消防出初め式を行います。今回の出初め式では、世界空手道選手権大会で3位に輝いた目代結菜さんを特別消防団長に任命し、消防団一斉放水の指揮や空手の演技披露を予定しているところでございます。冬場は空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節でございます。これから年末に向けて、市民の皆様には火の元にご注意をいただきたいと思います。
話は変わりますが、メジャーリーグで大活躍してMVPを獲得した大谷翔平選手がドジャースへ移籍し、来シーズンから新天地の第2章がスタートします。私も6期目が12月24日からスタートします。第2ステージがスタートという気持ちで、所信表明でも述べたとおり、市民との連携、企業、団体との連携、他市との連携を積極的に進めてまいります。市の発展に終わりはありません。これからもより一層、「みんなが笑顔 住みやすいまち えびな」の実現に向けて、職員一丸となって取り組んでまいりますので、議員の皆様におかれましても、ご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
師走に入りましたが、日中の気温が例年に比べ高い日があり、朝晩との寒暖差が大きくなっております。議員の皆様におかれましても、健康に十分留意され、すがすがしい新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げまして、本定例会閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
12月6日から本日までの会期17日間にわたり、
議員各位におかれましては、各案件の審議に終始熱心に取り組まれ、心より厚くお礼申し上げます。
11月の改選、議長就任後初めて迎えました定例会が、
議員各位並びに市長をはじめ職員各位の格別なご協力によりまして、本日閉会できますことに対し、心より感謝を申し上げます。
また、この定例会において各議員から表明されました要望等について、十分に検討され、市政発展と市民福祉の向上に役立てていただきますようお願いをいたすところでございます。
今年も残すところあと10日ほどとなりました。年末年始は、コロナの騒動前に戻ったように思いますほど、お忙しい時期を迎えると思います。皆様方におかれましては、健康にはくれぐれもお気をつけいただき、新しい年を迎えるよう祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
これをもちまして、令和5年第4回
海老名市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
(午前11時24分 閉会)
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以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。
令和5年12月22日
海老名市議会議長 森 下 賢 人
同 副議長 松 本 正 幸
同 署名議員 さ の る み
同 署名議員 藤枝 ふみひこ...