海老名市議会 > 2021-03-26 >
令和 3年 3月 第1回定例会−03月26日-05号

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  1. 海老名市議会 2021-03-26
    令和 3年 3月 第1回定例会−03月26日-05号


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    令和 3年 3月 第1回定例会−03月26日-05号令和 3年 3月 第1回定例会 令和3年3月26日(令和3年第1回定例会第5日目) 令和3年3月26日午前9時30分、第1回海老名市議会定例会海老名市役所議事堂に招集した。 1.出席議員   21名              吉田みな子議員    三宅紀昭 議員              黒田ミホ 議員    たち登志子議員              田中ひろこ議員    つつ木みゆき議員              志野誠也 議員    市川洋一 議員              福地 茂 議員    戸澤幸雄 議員              相原志穂 議員    葉梨之紀 議員              佐々木 弘議員    松本正幸 議員              倉橋正美 議員    森下賢人 議員              久保田英賢議員    宇田川希 議員              日吉弘子 議員    藤澤菊枝 議員          永井浩介議員 2.欠席議員   なし 3.議事日程   日程第1   議案第4号  海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
                                  (以上1件総務常任委員会報告)   日程第2   議案第3号  指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について          議案第5号  海老名市災害見舞金支給条例の一部改正について          議案第6号  海老名市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について          議案第7号  海老名市介護保険条例の一部改正について          議案第9号  海老名市奨学金条例の一部改正について          議案第10号 海老名市学校給食費に関する条例の一部改正について                             (以上6件文教社会常任委員会報告)   日程第3   議案第8号  海老名市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について               (以上1件経済建設常任委員会報告)   日程第4   議案第16号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第14号)          議案第18号 令和2年度海老名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)                             (以上2件予算決算常任委員会報告)   日程第5   議案第19号 令和3年度海老名市一般会計予算          議案第20号 令和3年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算          議案第21号 令和3年度海老名市介護保険事業特別会計予算          議案第22号 令和3年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算          議案第23号 令和3年度海老名市公共下水道事業会計予算                             (以上5件予算決算常任委員会報告)   日程第6   議員提出議案第1号 海老名市議会会議規則の一部改正について   日程第7   議案第24号 海老名市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて   日程第8   議案第25号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第15号)   日程第9   意見書案第1号 新型コロナウイルス感染症の収束に向けた継続的支援等を求める意見書   日程第10  意見書案第2号 緊急避妊薬へのアクセス改善を求める意見書   日程第11  意見書案第3号 子どもの視点に立った別居・離婚後の親子の関係に対する法整 備等を求める意見書   日程第12         議員の派遣について   日程第13         所管事務の調査・審査について 4.付議事件   議事日程に同じ 5.説明のため出席した者 27名   市長         内野 優       副市長        秦 恭一   副市長        萩原圭一       教育長        伊藤文康   理事兼財務部長    柳田理恵       都市建設担当理事   丸茂 悠   市長室長       江成立夫       市民協働部長     藤川浩幸   保健福祉部長     岡田尚子       経済環境部長     金指太一郎   まちづくり部長    谷澤康徳       消防長        二見裕司   教育部長       伊藤 修       文書法制担当部長   北 雄一   道路担当部長     栗山昌仁       市長室次長      中込明宏   財務部次長      告原幸治       市民協働部次長    小山仁克   保健福祉部次長(子育て担当)         保健福祉部次長(健康・保険担当)              内田拓亜                  小松幸也   保健福祉部次長(福祉担当)          経済環境部次長    松本友樹              鶴間由美子   まちづくり部次長   清田 聡       消防本部次長     青木利行   教育部次長      澤田英之       財務部・市民協働部専任参事   教育部専任参事    和田修二                  高田俊一 6.出席した事務局職員  4名   事務局長       小澤孝夫       事務局次長      浜田宏美   議事調査係長     左藤文子       主事         二見蔵人 7.速記員出席者     1名   株式会社 澤速記事務所   速記士        佐藤悦子 8.会議の状況                    (午前9時30分 開議) ○議長(倉橋正美 議員) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより令和3年第1回海老名市議会定例会第5日目の会議を開きます。  本日の議事日程及び専決処分報告は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。  お諮りいたします。田中ひろこ議員から、3月16日の本会議における発言について、誤認識があったとの理由で、会議規則第64条の規定により、発言の一部を取り消したい旨の申出がございました。この取消し申出を許可することにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって田中ひろこ議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。  なお、ただいま発言の取消しが許可された部分は、会議規則第79条の規定により会議録から削除いたしますのでご了承願います。  それでは、市長から、本日提案されます諸議案の一括説明を求めます。                 〔市長(内野 優) 登壇〕 ◎市長(内野優) おはようございます。それでは、本日提案いたします諸議案の提案理由について一括してご説明を申し上げます。  初めに、日程第7 議案第24号 海老名市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてでございます。現教育長の任期が令和3年3月31日をもちまして満了となりますので、再度任命いたしたいものでございます。内容につきましては後ほどご説明を申し上げます。  次に、日程第8 議案第25号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第15号)でございます。今回の補正は、第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億3688万1000円を追加いたしまして、予算総額を歳入歳出それぞれ692億7800万8000円とするものでございます。また、第2条で繰越明許費の追加及び変更を、第3条で地方債の変更をそれぞれお願いしたいものでございます。内容につきましては柳田理事兼財務部長から説明いたします。  以上、本日提案いたします諸議案の提案理由を一括してご説明申し上げました。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げまして、説明を終わります。                 〔市長(内野 優) 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより日程に入ります。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 初めに、 △日程第1 議案第4号 海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案に関する委員長の報告を求めます。志野誠也総務常任委員会委員長。                  〔志野誠也議員 登壇〕 ◎(志野誠也 議員) それでは、総務常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第4号について、3月8日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、全員賛成による原案可決であります。  審査の中で、今回見直す市立保育所嘱託医の報酬額の妥当性について、特別職報酬等審議会からの答申内容及び意見等について、新たに歯科医を非常勤特別職として位置づけることに関する医師会や歯科医師等からの意見について、嘱託歯科医の選定方法について、園児数に応じた報酬加算額の考え方についてなどの質疑がありました。また、報酬額について、適宜見直しを行い、他市との均衡等にも考慮しつつ、常に適正な水準の報酬となるよう注意を払うことを要望するといった意見がありました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔志野誠也議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第4号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第4号 海老名市非常勤特別職等の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第2 議案第3号 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第5号 海老名市災害見舞金支給条例の一部改正について、議案第6号 海老名市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正について、議案第9号 海老名市奨学金条例の一部改正について、議案第10号 海老名市学校給食費に関する条例の一部改正について、以上6件を一括議題といたします。  この6件に関する委員長の報告を求めます。市川洋一文教社会常任委員会委員長。                  〔市川洋一議員 登壇〕 ◎(市川洋一 議員) それでは、文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第3号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第9号及び議案第10号について、3月9日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、議案第6号は全員賛成による原案可決、そのほか5件は賛成多数による原案可決であります。
     審査の中で、議案第3号では、経過措置の内容、今後の進め方について、介護事業所への支援内容、研修実績についてなどの質疑のほか、施設系サービスで規定する人員等の規制緩和には賛同できないため反対する、内容が多岐にわたる制度改正であるため、市内事業所に丁寧に説明することを要望するといった意見がありました。  議案第5号では、災害見舞金制度の一部を廃止するに至った経緯について、これまでの条例改正の経過についてなどの質疑のほか、県内の自治体と比較しても充実した内容で行ってきた制度を後退させることになるため反対する、今回の改正を行っても他市と比べて高水準を維持できていることや、現在の社会情勢、申請の実情を考慮すれば理解できるため賛成するといった意見がありました。  議案第6号では、災害弔慰金等支給審査会で審議する内容について、審査会を設置することによる効果についてといった質疑がありました。  議案第7号では、介護保険給付費の見込み、推計方法について、地域区分が変更になることによる影響について、介護保険料が12段階になっている理由について、基金活用と今後の保険料推移の予測についてなどの質疑のほか、コロナ禍において収入減等の困難がある中で、今後3年間の介護保険料の負担増は適切ではないため反対する、高齢者の増加に伴い、保険料が増加していくことが予想されるが、保険料が急増しないよう給付費の精査や介護予防に取り組んでもらいたい、今後は保険料の多段階化も検討することを要望し、賛成するといった意見がありました。  議案第9号では、奨学金の額を規則委任とした理由について、改正後の資格要件、申請期間、申請見込額についてなどの質疑のほか、支給額を規則委任としたこと及びコロナ禍において制度の運用を変更することは性急に過ぎるため反対する、幅広く必要なときに必要な人に支給するためには必要な改正であるため賛成するといった意見がありました。  議案第10号では、魅力ある小学校給食の具体的なイメージについて、給食費を10年間据え置いた理由について、小学校給食費値上げの根拠及び今後の献立の変化について、来年度公費負担の割合と今後の公費負担についてなどの質疑のほか、コロナ禍において保護者の負担増となる値上げには問題があるため反対する、10年前からの物価上昇や魅力ある給食の提供のためには値上げはやむを得ない中で、保護者の負担軽減のための公費負担を行うなど対策も取られていることから賛成するといった意見がありました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔市川洋一議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  これより1件ごとに討論及び採決をいたします。  初めに、議案第3号 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第3号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第3号 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第5号 海老名市災害見舞金支給条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第5号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第5号 海老名市災害見舞金支給条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第6号 海老名市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第6号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第6号 海老名市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。佐々木弘議員。                  〔佐々木 弘議員 登壇〕 ◆(佐々木弘 議員) 日本共産党市議団を代表しまして、議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。  平成12年の介護保険制度開始以降、3年ごとの事業計画見直しのたびに、当市においては、これまでほぼ毎回保険料は引き上げられてきました。来年度から3年間の第8期計画でも、基準となる第5段階の保険料月額が従来の5120円から5180円への引上げを行う中身となっており、当条例一部改正は、それを受けた対応を行うものとなっています。これまでの消費増税、家庭系ごみ有料化などの負担増、その一方で、来年度から予定されている年金支給額の引下げや後期高齢者の医療費自己負担2倍化がもくろまれているなど、様々な負担増、そして、給付減が今後想定されます。こういった状況下、介護保険料は引き上げることなく、むしろ引下げを図るべきであり、この点から、当条例の一部改正に対し反対する立場を明確に述べ、討論を終わります。                  〔佐々木 弘議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第7号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第7号 海老名市介護保険条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第9号 海老名市奨学金条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第9号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第9号 海老名市奨学金条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第10号 海老名市学校給食費に関する条例の一部改正についての討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第10号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第10号 海老名市学校給食費に関する条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第3 議案第8号 海老名市公共下水道使用料徴収条例の一部改正についてを議題といたします。  本案に関する委員長の報告を求めます。永井浩介経済建設常任委員会委員長。                  〔永井浩介議員 登壇〕 ◎(永井浩介 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。  当委員会では、議案第8号について、3月10日に審査を行いました。  採決の結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり、賛成多数による原案可決であります。  審査の中では、この条例改正案の提案に至った経過及び施行期日を令和4年4月1日とした理由について、諮問した下水道運営審議会での協議内容について、下水道使用料を改定しなかった場合の下水道老朽化対策の市の考え方についてといった質疑のほか、社会情勢を勘案し、改定時期を延長するのであれば、新型コロナウイルス感染症の収束が見えてからでも遅くはない、また、将来的に使用料収入の減収が見込まれるという理由で改定するのでは市民の理解は得られないと考えるため反対する。市民の方々は、消費増税や家庭系ごみの一部有料化、コロナ禍などにより経済的な影響を受けている、1万立方メートルを超える料金設定を工夫することも必要な中で、新たな市民負担は問題であり、反対する。海老名市は地形などが恵まれていることもあり、下水道使用料は改定後も他市と比べて低い水準である、また、市民のライフラインである公共下水道を中長期的に維持管理するために必要な条例改正であると考えるため賛成する。市民負担を避けるため、使用料の改定を先送りすればするほど災害発生時など必要なときの負担は大きくなる、使用料改定の必要性を理解してもらうよう努めるとともに、それ相応の市民負担によって中長期的にライフラインへの対応を取るべきと判断し、賛成するといった意見がありました。  議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。                  〔永井浩介議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。松本正幸議員。                  〔松本正幸議員 登壇〕 ◆(松本正幸 議員) 日本共産党市議団を代表して、議案第8号 海老名市公共下水道使用料徴収条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。  改正理由として、独立採算性の公共下水道事業における経営基盤の強化と適正な使用者負担を図りたいということです。一律10パーセント、4人世帯の平均的な使用量49立方メートルの場合、2か月で4404円を4837円へ引き上げるものです。新型コロナウイルス感染拡大で地域経済全体が疲弊している中で、一昨年のごみの有料化、消費税増税をはじめ、今後介護保険料の引上げ、年金引下げなどが予定されています。市民にとっては二重三重の負担増になります。海老名市の公共下水道運営審議会でも、「新型コロナ感染症による社会情勢への影響を勘案し、対応していただくことをお願いし」とあるように、値上げの影響が懸念されています。また、審議の中でも使用料区分の見直しについての指摘もされました。私たちの試算では、令和元年度の使用水量区分有収水量、金額で見ますと1万立方メートル以上の多量排出者に対して3万立方メートルまで5000立方メートル単位で事業用利用料金設定の見直しで1億7000万円の収入が見込まれます。一方、49立方メートル以下の一般家庭使用料の10パーセント引き上げた場合、9739万6000円の収入が想定されます。十分に95パーセント以上の一般家庭の使用料の据置きができ、新たな市民負担を抑えることができます。  以上の理由でこの提案に反対し、討論を終わりたいと思います。                  〔松本正幸議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。久保田英賢議員。                  〔久保田英賢議員 登壇〕 ◆(久保田英賢 議員) 政進会の久保田英賢でございます。ただいま議題となっております議案第8号について、会派を代表し、賛成の立場から討論をいたします。  公共下水道は、大雨による浸水被害を防ぐ機能や、感染症等に対する公衆衛生の向上、さらには河川や海などの水質保全を大きな目的としており、我々にとって最も重要な社会インフラの1つであります。本市の下水道事業は、我が国において公害問題が注目され始めた昭和40年代後半から事業を開始し、昭和50年代から平成10年代前半にかけて積極的に建設されてきました。現在の人口普及率は約96パーセント、ほぼ全ての市民がこの重要な社会インフラの恩恵にあずかっています。建設投資のピークはバブル経済期とほぼ重なる平和8年度の約32億円で、これは近年の投資額と比較すると約10倍にも上がり、今日まで投じた総費用はおよそ500億円余りとなります。一般的に下水道管路の寿命はおおよそ50年程度と言われており、海老名市が事業開始初期に敷設した管路はいずれも間もなくその寿命を迎えてまいります。また、今後は当時積極的に敷設してきた管路が一斉に寿命を迎えることから、そのための備えに今から着手しておく必要があります。  市では、下水道施設の延命化を図りながら、破損等の発生を未然に防ぎ、コストの平準化及び削減を図るため、公共下水道管路施設ストックマネジメント基本計画を平成29年度に策定されました。これによりますと、管路をいかに長もちさせるかが重要であり、寿命となる前に延命措置を図る管路の予防保全に取り組んでいく必要があることも十分に理解できます。  また、海老名市の下水道事業は、同じく平成29年度より、これまでの官庁会計方式から企業会計方式に移行し、財務会計のより一層の透明化と健全化に努めてこられました。さらに、令和元年度には、下水道総合計画基本方針に基づき、持続可能で効率的な下水道経営を図るため、公共下水道経営戦略を策定され、これによりますと、現在の経営状況は、類似する他の団体と比較しても健全な状況にあります。将来の経営環境の変化に対応していくためには、支払い能力を高める必要があるとされております。  このように健全経営に必要とされる様々な計画が策定され、確実に実施されておりますが、国内では人口減少が叫ばれており、今後、使用料収入の減少が想定されることから、先を見た経営は重要だと考えます。現段階において、海老名市はまだ幸いにも人口増で推移しておりますが、いずれは人口減少局面が必ずやってまいります。水道を使う人が減ることは、下水道使用料の減収に直結することとなります。また、節水機器の進化は、環境面においては効果があり、評価ができるものの、一方、下水道の経営面に対してはマイナスの影響をもたらすという面もあります。  使用料改定に当たっては、この間、下水道運営審議会において活発な議論がされたと伺っております。議論の主なものとして、ライフラインである下水道は積極的に維持管理すべき、ここで改定しないと、後年度負担が増加する、下水道の現状をもっと市民にPRすべきなどの意見が述べられました。私も、全く同じ思いであります。また、現状で、県内最低レベルの料金水準は改定後も下位レベルにとどまること、さらに、条例の施行は今般のコロナ禍の状況に鑑み、当初予定の令和3年から令和4年4月に9か月間延長されており、市民への周知期間も十分に図られているものと思います。
     委員会審査においても述べましたが、建設開始から約50年が経過する海老名市の下水道は、総延長約340キロ余りに及ぶ重要な社会インフラであります。建設後50年が過ぎた状況で、このままではよいはずがありません。今取りかからないと後年度負担がさらに増大することになります。近い将来、もし大規模災害が到来したとき、あのとき下水道施設を改修しておけばよかったということがないよう、今からしっかりと備えておくことが何より重要です。また、市民に対しても、この重要な社会インフラへの理解を深めていただく取組も今以上に重要なことだと考えております。先ほども述べましたが、昭和から平成にかけて積極的に更新してきた管路が一斉に更新の満期を迎えます。しかしながら、このままでの料金体系で管路更新時期を迎えると、数年で財務状況が悪化してまいります。  このように管路の更新がされず、下水道が機能しない社会を想像してみてください。ある程度の年齢の方々ならご存じだと思いますが、昔は道路脇の側溝をどぶと呼んでいました。どぶには米や茶殻などの生活排水が流れ込み、夏は悪臭を放ち、ハエ、蚊などの発生源でもありました。下水道の普及により最近ではこのような害虫を見ることもほぼなくなり、河川の浄化も進んでまいりました。目久尻川にアユの遡上が見られるほど、環境改善が進んできたことは大いに喜ばしいことです。下水道というこの重要な社会インフラをこれから先も持続可能なものとして将来世代に引き継ぐことが私たち世代の使命であります。そのため、今回の使用料改定には賛成するとともに、市当局におかれましては、下水道施設の重要性をより一層市民に周知をしていただきたいと考えます。  議員各位におかれましては、当会派の意見に賛同いただきますようお願い申し上げ、議案第8号の賛成討論といたします。                  〔久保田英賢議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第8号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第8号 海老名市公共下水道使用料徴収条例の一部改正については委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第4 議案第16号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第14号)、議案第18号 令和2年度海老名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)、以上2件を一括議題といたします。  お諮りいたします。この2件に関する委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってこの2件に関する委員長報告は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより1件ごとに採決をいたします。  初めに、議案第16号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第16号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第14号)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第18号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第18号 令和2年度海老名市公共下水道事業会計補正予算(第2号)は委員長報告のとおり原案可決することに決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第5 議案第19号 令和3年度海老名市一般会計予算、議案第20号 令和3年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算、議案第21号 令和3年度海老名市介護保険事業特別会計予算、議案第22号 令和3年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第23号 令和3年度海老名市公共下水道事業会計予算、以上5件を一括議題といたします。  お諮りいたします。この5件に関する委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってこの5件に関する委員長報告は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。佐々木弘議員。                  〔佐々木 弘議員 登壇〕 ◆(佐々木弘 議員) 日本共産党市議団を代表して、令和3年度各会計予算案に対する討論を行います。  今回、国民健康保険、後期高齢者医療の2事業特別会計及び公共下水道事業会計予算案に対して賛成しますが、一般会計及び介護保険特別会計予算案に対し、会派として反対する立場を明確にし、討論を行います。  まず初めに述べますが、今回の各予算案において、主に以下の諸点は当会派として評価することを表明します。今般の新型コロナウイルス感染症への必要な対応策が基本的に図られている点をまずは評価したいと思います。また、所得制限や一部負担金を設けない中学3年生までの子どもと重度障がい者への医療費助成の継続及び住宅リフォームや商店リニューアルに対する助成事業の継続、防災ラジオやブロック塀撤去に対する補助、急傾斜地等対策、市設置防犯灯の順次LED化などの災害、防犯対策、また、デマンド方式による高齢者等の外出支援実証実験の新規開始、高齢者、障がい者福祉施策の推進が図られる点です。また、教育の分野では、全員喫食の中学校給食復活のための予算計上が来年度ようやく新たにされたこと、少人数学級指導や青パトの体制確保、充実、充実した就学援助制度の継続実施や、小中学校の新入学用品費、野外教育活動における保護者負担に対する補助や、学童クラブやそこに通う保護者に対する支援も引き続き実施されるとなっております。これまで当会派が提案、要望した点も多く含まれており、これらの点に対しては、市長及び市当局の対応に大変評価と期待をしていることをまず冒頭に述べます。  しかしながら、主要な点で、以下の6つの点から、一般会計及び介護保険事業特別会計の両予算案に反対するものです。  まず、第1点目として、介護保険料の引上げを図る問題です。平成12年の介護保険制度開始以降、3年ごとの事業計画見直しのたびに、当市においては、これまでほぼ毎回、保険料は引き上げられ続けてきました。来年度から3年間の第8期計画でも、基準となる第5段階の保険料月額で、従来の5120円から5180円へ引き上げる計画となっており、来年度の同予算案もそれを受けた内容となっています。  この間の消費増税や家庭系ごみ有料化の実施、今後の後期高齢者医療費自己負担2倍化などの各種負担増がもくろまれている一方、新型コロナの影響による収入減少や雇用喪失に直面したり、来年度の4年ぶりの年金支給額引下げなど各種給付減も行われるなど、市民の家計と生活に大きな影響が生じ、日々と今後の暮らしへの不安が高まっています。  このような市民にとって厳しい状況下、介護保険料は引き上げることなく、むしろ引下げを図るべきであり、この点から、介護保険事業特別会計予算案に対し反対するものです。  次に、2点目として、家庭系ごみ有料化を継続する問題です。有料化と戸別収集が一昨年9月30日から開始され、1年が経過し、市民より様々な意見が出されています。今年2月、私たち日本共産党市議団が市内2万3000世帯に配付し、500通の返信が寄せられている「新型コロナ」対策、海老名市政に関するアンケートでも、有料化を元に戻してほしい、手数料が高過ぎるの声が、現状のままでよいを大きく上回り、税金の二重取りではないかなどといった声も具体的に寄せられています。また、ごみの減量化は、家庭系、事業系ごみ両方に対する対策をきちんと立てることが必要不可欠ですが、事業系ごみに関しては、市による事業所の訪問、指導等は取り組まれているものの、来年度においても減量化施策の具体化と本格的な実施が進む見通しが立てられていない点も問題です。現在の新型コロナ禍は、市民の暮らしを直撃しています。そのような状況下、来年度も引き続き有料化を継続していくことは問題です。  次に、3点目として、市立図書館の運営に関する点です。市立図書館においては、平成27年10月の中央図書館のリニューアルオープン後、様々な問題が露呈し、多くの市民、利用者からの声が上がっています。この間、それらの事態と声を受け、適宜対応可能な範囲での改善が図られていることは認められますが、公立図書館として抱えている基本的、根本的な問題の解決には至っていないのが現状です。それにもかかわらず、引き続き、カルチュア・コンビニエンス・クラブ社を含めた共同事業体による指定管理を来年度も継続することは認められません。そもそも5年間という短期間の指定管理期間で営利を追求せざるを得ない民間企業に公立図書館の運営を任せる指定管理者制度を適用することは、中長期的な視点での地域の文化、知の重要拠点としての発展や継続性を保障することができないという点を、この場で改めて再度明確に表明しておきます。  次に、4点目として、指定管理や業務委託などの拡大、推進による地方自治体としての公的役割、責任体制をめぐる問題点です。さきに述べた市立図書館にとどまらず、市民の暮らしと福祉を守る地方自治体として、重要かつ最前線である市民窓口や福祉窓口も民間営利企業に指定管理や業務委託により委ねる運営を来年度も続けるとされています。また、子どもたちの食の安全と健やかな成長を保障する学校給食に関して、近年、食育、地産地消を含め、社会的な関心や安心・安全面への配慮、関心が高まっている中、小学校の学校給食を作る食の創造館や、市内の学校で唯一自校調理場で行われている東柏ケ谷小学校や市立保育園、弁当併用方式による中学校給食の調理も引き続き業務委託による運営が継続されることとされています。また、引き続き指定管理による下今泉保育園の運営や勝瀬保育園の民営化に向けた準備が進められる点も問題です。行政にとって基本となる重要な業務に関しては、業者任せではなく、市の直接運営により、責任を持って安定して行うことが必要不可欠であり、また、それによって市職員が経験や知見、問題意識をさらに高め、よりよい行政運営、ひいては市民生活の向上と市のよりよい発展につながるものであり、その点からも認めるわけにはいきません。  そして、5点目として、市の職員体制の問題です。神奈川県内の自治体において、政令指定都市を除く16市中でも、海老名市は引き続き、職員体制は少ない状況になっています。当市はこれまで長年、職員数で県内最少レベルの職員体制を続けてきましたが、従来の事業に加え、様々な新規事業も行われる中、人口増加も続いています。市役所と市職員の役割と市民からの期待は年々大きくなっており、この状況を続けることは問題です。また、今回、未曽有の危機である新型コロナウイルスの感染拡大といった事態や、一昨年の令和元年東日本台風など、いつ発生してもおかしくない各種大規模災害時等の対応にも不安があります。  そして、近年、国民の働き方をめぐる問題が社会的に大きな課題となっています。特に長時間労働は、働く人の心身の健康を損ない、家庭や地域社会など日本社会の健全な維持、発展の点でも大きな妨げになっています。当市においても疾病やメンタル不調を訴え、休職などの状況にやむなく追い込まれている職員が多く発生しています。市民の期待に応えられる職員体制が人的に確保されているとは言えず、この点でも来年度予算案には問題があります。  最後に、6点目として、個人番号制、いわゆるマイナンバー制度に関わる問題です。令和3年度も引き続き、マイナンバーカードの普及促進、利活用のための環境整備等を進めるとされています。私たち日本共産党は、同制度は、情報漏えいによるプライバシー侵害、なりすまし詐欺被害の危険など深刻な問題を抱えている制度であるとして、一貫して運用の中止と廃止を求めてきました。当市においても、現在約3割というマイナンバーカードの低い取得率から見ても明らかなように、同制度に対して莫大な公費が投入されていることも含め、多くの国民は同制度に対して疑念と危惧を抱いています。国が導入し推進している制度及び施策であり、地方自治体として対応せざるを得ないという面があるとはいえ、当会派としては同制度の公費支出及び事務執行を認めるわけにはいきません。  以上の問題点を指摘し、令和3年度の各会計予算案に対する討論を終わります。                  〔佐々木 弘議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。志野誠也議員。                  〔志野誠也議員 登壇〕 ◆(志野誠也 議員) 政進会の志野誠也でございます。議長のお許しをいただきましたので、政進会を代表いたしまして、ただいま議題となっております令和3年度一般会計予算、3特別会計予算及び1企業会計予算について、賛成の立場から討論させていただきます。  さて、「みんなが笑顔 〜えびなの元気を守る〜」と銘打った令和3年度予算案は、予算規模としては5年ぶりの減少となり、1年に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響は、市税収入の落ち込みなど、令和3年度の予算編成に多大な影響を与え、その編成においては大変苦慮されたのだなと感じております。  まず、歳入に目を向けますと、市税が前年度より19億5400万円、8.3パーセント減の216億7500万円ほどと、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく現れると想定されております。特に本来、最も安定した税収と考えられている固定資産税は、来年度が評価替えにより増収が見込めたところ、国による新型コロナウイルス感染症に伴う支援策として行われた特例的な評価額上昇に対する固定資産税の据置き措置により税収減が見込まれています。今後も市民税を含めて様々な要因での税収減も考えられ、会派としてもその影響については慎重に見定める必要があるものと考えております。  このような財源不足の中、当初予算から財政調整基金を繰り入れ、市債については、減収補填債や調整債の活用など、積極的な財源の確保を推進されたことは会派としても要望してきたものであり、評価に値するものと考えております。今後も、基金や市債については、一時的な残高の増減にとらわれるのではなく、将来を見据えたまちづくりの貴重な財源として、バランスに留意しながら活用していただきたいと考えております。  一方、歳出に目を向けますと、「健やかに暮らせるまち」では、来年度は何といっても新型コロナウイルス感染症収束のためのワクチン予防接種に向けた円滑な取組が重要だと考えております。市ではこれまでいち早くワクチン接種準備チームの立ち上げに取り組んでいただいたことは、市民の安心にもつながり、高く評価をいたします。その上で、ワクチン供給量やそれに伴う接種会場、接種方法など、まだまだ課題は山積しておりますが、スムーズな接種に向けて今後とも鋭意取り組んでいただくことを要望いたします。  加えて、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている生活が苦しい方々に対しては、今年度もスクールライフサポートやライフナビ・えびななど支援をいただいておりますが、引き続き、きめ細かな対応と支援を併せて要望いたします。  次に、「にぎわいがあり自然に優しいまち」では、令和元年度より始まった家庭系ごみ処理の一部有料化と戸別収集について、本制度の導入により、令和元年度の制度開始前と開始後との各1年間の比較で17.2パーセント減と大幅な減少となっていることは、市内にごみ処理場を有する海老名市でもあり、地元市民の方々の心情にも寄り添った大切な取組であったと高く評価をしております。加えて、不法投棄への対策についても様々取り組んでいただいていることは理解をいたします。引き続き、不法投棄や事業系ごみの減量化等の課題を1つ1つ丁寧に整理しながら、より一層の燃やせるごみの減量化、資源化の促進が図れるよう、大いに期待をしております。そして、地球温暖化対策にもしっかりと取り組んでいただき、快適環境都市えびなへの歩みをしっかりと進めていただくよう期待をしております。  次に、「便利で快適に暮らせるまち」では、一般保留区域に設定した市役所周辺地区について、特に中新田丸田地区は、地権者で構成された土地区画整理組合による土地区画整理事業の施行を前提とお伺いしております。今後は、対象地区の土地利用計画を盛り込んだまちづくりの基本方針を作成するなど、新市街地の形成を積極的に進めていただくよう要望いたします。  加えて、いよいよ再開発地区が形を変え始めた厚木駅南地区市街地再開発事業は、今後の厚木駅周辺のまちづくりに大きな影響を与えるであろうと考えます。この再開発事業が新型コロナウイルス感染症影響下でもしっかりと進められ、また、来年度も進められようとしていることは大変評価をしております。この事業がきっかけとなって、厚木駅を起点とした周辺のまちづくりや商工業の発展へとつながるよう、引き続き検討を進めていただくよう要望いたします。  次に、「豊かな学びを育むまち」では、GIGAスクール構想における児童生徒への1人1台端末の整備が順調に進んでいるとのことでした。新型コロナウイルス感染症拡大による学校の休校措置により、教育のICT化の必要性を多くの人が痛感してきたところです。ICTを活用していく上でセキュリティーの保護やプライバシーの保護の観点など課題も多いと考えられますが、児童生徒の安全を確保しつつ、オンライン学習の実施も含めて学習活動の充実が図れるよう要望いたします。  また、魅力ある給食のための給食費の適正化では、給食費が改正された初めての年度になります。特に今、新型コロナウイルス感染症の影響で、子どもたちにも黙食を強いており、給食はストレスの原因であるかもしれません。おいしい給食で子どもたちに笑顔を届けることは、今まさに必要なことであり、大変評価をしております。来年度は保護者負担の軽減もなされますが、おいしい給食でしっかりと保護者の納得も得られるよう期待をしております。  次に、「かがやきを創造するまち」では、公共施設再編(適正化)計画の個別計画策定が行われるとのことでした。個人的にも、公共施設老朽化問題に取り組んできた議員の一人としても、大変ありがたく、この新型コロナウイルス感染症下においても、将来の海老名市内公共施設の在り方を見据え、計画的に整備を進めようとする取組は大変高く評価をしております。全体計画と個別計画のすり合わせに加え、厳しい財政事情の中ではありますが、可能な限り粛々と進めていただくよう要望いたします。  そのほかにも、「充実して暮らせるまち」、「安全で安心して暮らせるまち」、「新たな発見ができるまち」にも多種多様な取組が実施される予定であり、こちらも大変期待をしております。  また、市制施行50周年記念事業では、先行して進められているプレミアム付商品券も好調とのことであり、記念誌や記念動画の作成など、とかく沈みがちな今を少しでも明るく盛り上げ、多くの市民がこれまでの海老名市を振り返りながらも、これからの海老名市に思いをはせる、そんな事業となるよう取組を進めていただきますよう要望いたします。そして、本市にとって大きな節目となるこの年を、市民の皆さんが笑顔で暮らせるよう取組には大いに期待しております。  しかしながら、まだまだ新型コロナウイルス感染症による混乱は続くことが想定されます。来年度につきましても、予算の積極的な組替えや臨時議会などをちゅうちょなく行い、柔軟かつスピード感を持った取組をお願いいたします。我が会派といたしましても、この難題を乗り越えるために最大限の努力をしてまいります。  最後に、令和3年度予算の編成に尽力されました市長はじめ職員の皆様方に心から敬意と感謝を申し上げ、賛成の立場での討論とさせていただきます。                  〔志野誠也議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。日吉弘子議員。                  〔日吉弘子議員 登壇〕 ◆(日吉弘子 議員) 公明党の日吉弘子でございます。議長のお許しをいただきましたので、公明党海老名市議員団を代表し、ただいま議題となっております令和3年度一般会計予算、3特別会計予算及び1企業会計予算について、賛成の立場から討論させていただきます。  新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの生活は様変わりし、巣籠もり需要をつかんだ業種は好調ですが、飲食業、宿泊業などをはじめ深刻な打撃を受けており、消費全体としては先行きが見えない状況が続いております。厳しい経済状況の中、本市では、「みんなが笑顔 〜えびなの元気を守る〜」というテーマで令和3年度予算が編成されました。  第1に「健やかに暮らせるまち」として、新型コロナウイルスワクチン予防接種実施の事業費が計上され、感染症の拡大を防止するため、接種の準備を進め、市民等に対し効率的にワクチン接種が実施されます。コロナ禍対策としては、他市に先駆け、感染症コールセンターの設置、PCR集合検査場の開設、ワクチン接種チームの設置、自宅療養者支援事業などが実施され、高く評価をしております。今後、ワクチン接種が開始されますが、市民の健康と命を守るための接種事業の円滑な取組をよろしくお願いいたします。  また、財政状況が厳しい中、子ども医療費助成の継続として、所得制限を設けずにゼロ歳から中学校3年生までの入院、通院費用を助成し、子育て世代の経済的負担を軽減します。また、新しい事業として、病中や病気の回復期の児童を対象に、一時的に児童を預かり、働く保護者を支援することで、子育て環境の充実を図ります。子育て世代を包括的に支援していくことは、将来の海老名の担い手育成のためにも重要でありますので、子どもたちの健やかな成長のためのさらなる事業展開を期待しております。  第2に「安全で安心して暮らせるまち」として、災害に強いまちづくりが不可欠であります。現在では、新型コロナウイルス感染症対策として、避難所スペースの充実が求められております。東日本大震災から今年の3月11日で10年が経過し、現在でも東北地方を中心に大きな地震が続いております。災害はいつ起きるかは予測できないだけに、3・11を風化させることなく、地震、風水害など様々な災害に対する備えが重要であると考えます。  「広報えびな」3月1日号では、「東日本から10年 大地震に備える」のタイトルで特集が組まれており、震度6弱から6強の大地震を想定した海老名市の被害予測が掲載されておりました。また、熊本市で発生した令和2年7月豪雨など、特に激甚化する自然災害では、高齢者や障がい者など災害弱者が逃げ遅れて犠牲になるケースの不安もあり、本市では土砂災害危険区域の要配慮者を対象に、国の消防庁から防災ラジオが100台無償貸与になる予定となっており、現在、準備が進められております。今後、ペットとの同行避難の体制、スマートフォンを活用した避難所状況などの分かりやすい情報発信、災害弱者のための個別計画作成の充実、さらに海老名市災害廃棄物処理計画が検討されておりますが、全庁的な連携と体制づくりを要望いたします。  第3に「かがやきを創造するまち」として、窓口案内混雑状況配信システムが新しく導入され、市民サービスや利便性の向上のため、窓口の混雑状況を来庁前にリアルタイムで確認できるようになります。本市では既にスマートフォンで専用アプリ、モバイルレジを利用し、市税などを納税することができ、また、市税納付の納期を過ぎてしまった方へショートメッセージサービス、いわゆるSMSを活用し連絡するサービスを行っております。デジタル社会の構築に当たり、デジタル機器に不慣れな高齢者への配慮が大切であり、身近な場所でスマートフォンの使い方やオンラインの行政手続などを高齢者らが相談、学習できるようにするデジタル活用支援員事業を総務省は2020年度から導入しております。デジタル市役所化に向けた一環として、市民がスマートフォンのアプリを使い申請し、本人確認はマイナンバーカードで行い、住民票や税証明書などが自宅に郵送されるというサービスが全国的にも開始されておりますが、これらにはマイナンバーカードの取得が必要となります。ウィズコロナを見据えた行政手続のオンライン化と業務の効率化を図り、市民のニーズを捉えながら、各世代に安心を届けられる取組を要望いたします。  第4に「豊かな学びを育むまち」として、小中学校での子どもたちへのサポートの体制づくりについてです。新たに学校給食調理施設の整備費や給食費の適正化と保護者負担の軽減、口座引落し手数料の公費負担など充実が図られます。感染症対策、GIGAスクール構想の開始など、様々な変化の中ですが、学びの保障とともに、子どもたちの心のケアのサポートも重要であると思います。そして、複雑化している家庭での問題やひきこもり、不登校対策のために、スクールソーシャルワーカーが増員され、チームでのサポートをしていただくことにより、子どもたちの心に寄り添った取組を望んでおります。  第5に、笑顔で暮らせるまちづくりの推進についてです。新規事業として、高齢者の交通対策のため、試験的に実施されるデマンド方式による移動支援事業が開始されます。高齢者や障がいのある方の社会的孤立を防ぐため、コロナ禍の中、声を上げにくい方々に行き届く支援が大切であると考えます。えびな高齢者プラン21(第8期)と海老名市障がい者福祉計画(第6期)に位置づけられた重層型相談支援体制に取り組み、社会福祉協議会をはじめ、ほかの機関や地域と連携した支援体制の構築を要望いたします。  最後に、令和3年度予算編成に尽力されました内野市長をはじめ全職員の皆様に心から感謝を申し上げ、賛成討論といたします。                  〔日吉弘子議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。藤澤菊枝議員。                  〔藤澤菊枝議員 登壇〕 ◆(藤澤菊枝 議員) 志政会の藤澤菊枝でございます。議長のお許しをいただきましたので、志政会を代表いたしまして、ただいま議題となっております令和3年度一般会計予算、3特別会計予算及び1企業会計予算について、賛成の立場から討論させていいただきます。  国内の新型コロナウイルス感染症は、第3波により多く広がり、累計の感染者数が40万人を超え、亡くなった方も高齢者を中心に8000人を超えています。本年1月7日に再び1都3県に緊急事態宣言が発令され、同月13日には、栃木県、愛知県、岐阜県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県が追加され、1都2府8県に拡大されました。そのような状況から、夜間の外出等を抑制した結果、一時期に比べれば下火になってきてはいますが、新型コロナウイルスの変異型が拡大傾向にあり、今後も予断を許さない状況が続いております。本市は、多くの報道機関で報道されたように、積極的にワクチン接種の準備をしていることを理解しておりますが、令和3年度には16歳以上の市民に対し、接種する事務については、想定外のことも起きることがありますので、遺漏のないようによろしくお願い申し上げます。  今定例会に提案された本市の令和3年度予算案を目を向けますと、「みんなが笑顔 〜えびなの元気を守る〜」と命名されております。新型コロナウイルスの影響により、社会経済情勢が大きく落ち込んだことから、コロナに負けず、市民の皆様が笑顔で暮らせるよう様々な施策を推進し、えびなの元気を守る取組が予算に反映されているものと認識しております。  まず、歳入に目を向けますと、市税が前年度より19億5400万円、8.3パーセントの減、216億7500万円ほどとなり、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく現れました。この大きな歳入減により、市財政当局をはじめ、各部におかれましては、予算編成に非常に苦慮したと理解しております。今後もコロナ禍の影響が続くと考えられますので、来年度以降の市税収入の見込みに気をつけながら、財政運営を行っていただきたいと思っております。  一方、歳出に目を向けますと、「健やかに暮らせるまち」では、新型コロナウイルスワクチン予防接種について、遂にワクチンの接種が始まりますが、市内公共施設での集団接種や市内医療機関での個別接種を基本とし、集団接種会場へ行くことができない場合には巡回型接種も視野に入れるなど、きめ細やかな配慮をしていただいているものと考えております。これからも正確な情報を市民や関係機関に発信しながら、1つ1つ丁寧に説明していただき、市民が安心してワクチン接種ができるよう期待しております。  また、小児、障がい者医療費助成制度について、子ども医療費助成事業は本市の子育て施策の中核を担うとともに、障がい者医療費助成事業の助成対象、内容も高く評価しております。今回の予算編成の過程で所得制限などの導入を検討した結果、新型コロナウイルス感染症の影響が市民の日常生活にも多大な影響を及ぼしていることから、制度が継続されたとお伺いしております。今後は、将来的な人口減少や税収減少を見据え、公費負担の適正化を含めた見直しも併せて検討していただくよう要望いたします。  次に「にぎわいがあり自然に優しいまち」では、ふるさと納税事業に係る本市への寄附額は近年増額しており、魅力ある返礼品も数多く提供していただいていることと思います。今後も財源確保のみならず、本市のPRや市内産業の活性化につながるよう様々な工夫を重ねて寄附者を確保していただきますよう期待しております。
     次に「豊かな学びを育むまち」では、食の創造館東側敷地に新たな学校給食調理施設を整備し、公設民営の手法を採用した公立中学校における完全給食の再開を行うこととされておりますが、今後も進捗状況については保護者に周知するとともに、説明責任を果たしていただきますよう要望いたします。  その他の事業もえびなの元気を守る事業として大いに期待しているところであります。  令和3年度予算に計上された各種事業が、内野市長の指導力と職員の皆様の1人1人の活躍により、計画的かつ早期に実施されるようお願いいたします。  最後に、財政状況の厳しい令和3年度予算編成に尽力された市長をはじめ職員の皆様に心から感謝を申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。                  〔藤澤菊枝議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。たち登志子議員。                  〔たち登志子議員 登壇〕 ◆(たち登志子 議員) 立憲民主えびなのたち登志子でございます。議長のお許しをいただきましたので、立憲民主えびなを代表し、ただいま議題になっております令和3年度海老名市一般会計予算並びに3特別会計予算、1企業会計予算について、賛成の立場から討論を行います。  先日の21日、神奈川にも出ておりました緊急事態宣言が解除になりました。しかしながらも、飲食店は感染防止のガイドラインを遵守した営業、若干緩和されたとはいえ時短営業が求められており、一部企業では6月までの一部の営業自粛を決めたところも既に出ているなど、コロナウイルス感染症の影響はまだまだ続くことが予想されます。これからも自治体の運営の厳しさは続いていくかと思われますが、その中でも海老名独自のよい事業は継続していっていただきたく思います。  「健やかに暮らせるまち」として、子ども医療費助成が所得制限を設けずに継続されること、これは高く評価いたします。これは子育て世代の経済的負担軽減という側面からも必要ですが、子どもを産み育てやすいまちづくりとしても、今後の海老名の未来を見据えても、この所得制限を設けない子ども医療費助成事業の継続は、今後も継続していただきたいと強く要望いたします。  また、コロナウイルス感染症拡大防止として各種イベントや講座が中止、縮小される中で、高齢者の健康促進活動が維持しがたい状況が続いております。健康寿命を延ばすこと、市民が健康で過ごせることに注力することは、これからますます必要になっていくかと思われます。バランスのよい食事、適度な運動、禁煙などで生活習慣病を防ぐことや、認知症予防のための体操など、コロナ禍の中でも配慮をしつつも市民の健康促進事業が停滞しないよう、一層の工夫をされて十分な介護予防に努めていただきたく思います。  そして、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、ワクチン予防接種の運びとなり、これは円滑に迅速に対応できるよう、市には様々な対策が求められます。国の動きが不透明な部分はまだまだありますが、接種の開始時には市民が混乱することのないよう、準備をしっかりと整えていっていただくことを期待いたします。  5年ぶりの予算総額減少となる中で、各所の努力での削減があり、結果、各事業に最小限の影響で済んだのではないかと思います。しかしながらも、コロナ不況はすぐに回復するわけでもなく、まだまだ時短営業や自粛が続く中で、自治体の運営の厳しさは続くかと思われます。この中で迎える市制施行50周年記念事業では、動画の作成や、えびな芸術祭の開催、えびな市民まつりでは予算増となっており、これはこの施策が今後の海老名にとってプラスに働く意味を持っていただくことが必須ではないかと感じます。海老名を知っていただき、住みやすい、住み続けたいと思っていただけること。特に市外へのアピールに使われる動画作成と、その動画の発信には最大限の効果を持つべく、新たな発見ができるまちとしてのシティプロモーションに期待し、マーケティングや調査をしっかりと行っていただき、効果的な事業となるよう取り組んでいただくよう要望といたします。  また、学校給食費に関して、昨今の食材などの物価上昇により給食費の見直しもやむなしという中、激変緩和として一部公費負担をされたことで一旦の保護者負担も軽減されました。しかしながら、コロナ不況と呼ばれる経済状況の中、収入が落ち込んだ子育て世代の家庭も少なくはなく、このコロナの影響は今後も続くのではないかと予想されます。来期も経済状況を見ながら緩和措置の継続を検討していただきたいと要望させていただきます。  さて、この定例会会期中に3月11日を迎え、東日本大震災から10年を迎えました。ともすれば、気が緩み忘れがちになってしまう災害への備えですが、安全で安心して暮らせるまちとして、市内の防災対策や時代に合わせた防災をアップデートしていくことが必要であるかと思います。東日本大震災時に子どもだった若者や、震災を経験していない子どもたちも多くなってきており、震災の教訓などを伝えていくことも大切な防災の1つかと考えます。そして、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営にも対応が進んでいるとのことで頼もしく思っております。今後も、デジタルを活用されるなどアップデートされた避難訓練の実施など、防災への積極的な取組を期待いたします。 これからも、海老名が魅力あるまちであり続け、元気と笑顔のまちとなりますよう、1つ1つの事業に大事に取り組んでいただきますようお願いいたします。  最後になりましたが、このコロナ禍の中においても海老名市民のために尽力いただき、市長はじめ職員の皆様には敬意を表します。  以上をもちまして、賛成討論とさせていただきます。                  〔たち登志子議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 次に、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより1件ごとに採決をいたします。  初めに、議案第19号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 起立多数であります。よって議案第19号 令和3年度海老名市一般会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第20号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 起立全員であります。よって議案第20号 令和3年度海老名市国民健康保険事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第21号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 起立多数であります。よって議案第21号 令和3年度海老名市介護保険事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第22号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 起立全員であります。よって議案第22号 令和3年度海老名市後期高齢者医療事業特別会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  次に、議案第23号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 起立全員であります。よって議案第23号 令和3年度海老名市公共下水道事業会計予算委員長報告のとおり原案可決することに決しました。  暫時休憩といたします。                            (午前10時56分 休憩)      ――――――――――――――――― ○ ―――――――――――――――――                            (午前11時10分 再開) ○議長(倉橋正美 議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、 △日程第6 議員提出議案第1号 海老名市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。宇田川希議員。                  〔宇田川 希議員 登壇〕 ◎(宇田川希 議員) それでは、議員提出議案第1号 海老名市議会会議規則の一部改正について、提案説明をさせていただきます。  賛成議員各位の氏名及び案文についてはお手元に配付のとおりでございますのでご高覧いただきたいと存じます。  本案は、男女共同参画の理念に基づいた議会活動を推進するため、本会議及び委員会の欠席事由について、第3条及び第83条に規定されている「出産」に加え、「育児、看護、介護及び配偶者の出産補助等」を具体的に例示として明文化するものでございます。  なお、出産による欠席期間については、産前産後の期間に配慮して、「出産予定日の6週間前または多胎妊娠の場合にあっては、14週間前の日から、出産後8週間を経過する日までの範囲内」とするため、所要の改正を行うものでございます。  また、第133条の請願書の規定において、請願書に求めている請願者の押印を「署名又は記名押印」に改めるものでございます。  附則でございますが、本規則は公布の日から施行したいものでございます。  以上でございますが、議員各位におかれましては、よろしくご審議いただきご賛同くださいますようお願い申し上げまして、提案説明といたします。                  〔宇田川 希議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって議員提出議案第1号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議員提出議案第1号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議員提出議案第1号 海老名市議会会議規則の一部改正については原案のとおり可決されました。                 〔教育長(伊藤文康) 退場〕      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第7 議案第24号 海老名市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  市長の説明を求めます。                 〔市長(内野 優) 登壇〕 ◎市長(内野優) それでは、日程第7 議案第24号 海老名市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて説明いたします。  本案は、現教育長の伊藤文康氏が令和3年3月31日付で任期満了となりますので、再度任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  伊藤氏の略歴につきましては参考資料のとおりでございます。教育長として最適任者であると判断し、提案させていただくものであります。  よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。                 〔市長(内野 優) 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第24号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第24号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第24号を採決いたします。本案に同意することに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員)
    ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第24号 海老名市教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについては、これに同意することに決しました。                 〔教育長(伊藤文康) 入場〕 ○議長(倉橋正美 議員) この際、教育長に再任されることが決まりました伊藤教育長が本席におられますので、ご挨拶をお願いいたします。                 〔教育長(伊藤文康) 登壇〕 ◎教育長(伊藤文康) ただいま市長より提案いただき、議員の皆様にご同意いただき、本当にありがとうございます。今は意を新たにしているというか、改めて教育行政を真摯に進めてまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。  今後の教育施策について、本議会の中で皆さんに説明さしあげてご議論いただいて、先ほど予算としても承認いただいて、私としては、責任を持ってこれを遂行するという思いでございます。  再任に当たって、1点だけ私は懸念がありまして、実を言うと、私、今、8年目に入っているのですけれども、私自身は海老名市の教職員として、また、教育行政で、40年以上、私はここでそれをなりわいとして教育を仕事として務めているのです。そういう中で、自分なりの教育哲学とか、自分なりの教育観があって、それを基に教育施策を展開するのですけれども、ただ、それが誤りである可能性もあるのではないか。もちろん常日頃、市長と意見交換をしますし、教育委員さん方との意見交換をして、それを是正しながら進めてはいるのですけれども、議員の皆様方には市民の代表として、これまでどおりご議論いただいて、私にもご助言いただいて、正しい教育行政を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、内野市政の下での私の教育行政を、子どもたち、保護者、教職員はもとより、市民の方々とともに進めてまいりたいと意を決していますので、よろしくお願いいたします。(拍手)                 〔教育長(伊藤文康) 降壇〕      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第8  △日程第25号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第15号)を議題といたします。  理事兼財務部長の説明を求めます。               〔理事兼財務部長(柳田理恵) 登壇〕 ◎理事兼財務部長(柳田理恵) 議案第25号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第15号)につきましてご説明申し上げます。  別冊補正予算書の2ページをご覧いただきたいと存じます。第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございます。各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  14款国庫支出金2項国庫補助金、5億1562万1000円の増は、追加交付がございました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などの増額でございます。  16款財産収入2項財産売払収入、4166万円の増は、公有地売払代の増額でございます。  20款諸収入4項雑入、9000万円の増は、プレミアム付商品券売上金の増額でございます。  21款市債1項市債、8960万円の増は、発行可能額の増額に伴います減収補填債の増額でございます。  歳入合計は7億3688万1000円の増でございます。  3ページをご覧いただきたいと存じます。歳出でございます。こちらも各款項の補正額とその主な内容につきましてご説明申し上げます。  4款衛生費1項保健衛生費、1億3421万5000円の増は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、国の補助金を活用し、市民などに対してワクチン接種を行うための業務体制のさらなる整備を図ることに伴います新型コロナウイルスワクチン接種事業費の増額によるものでございます。  7款商工費1項商工費、1億9500万円の増は、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けている市民の生活を支援し、地域経済の活性化を図るとともに、市制施行50周年記念を祝う機運を高めることを目的に、市内でのみ使用可能なプレミアム付商品券が好評であるため、発行額を増額することに伴います50周年記念プレミアム付商品券発行事業費の増額によるものでございます。  13款諸支出金2項基金費、4億766万6000円の増は、財政調整基金積立金などの増額によるものでございます。  歳出合計は7億3688万1000円の増でございます。  4ページをご覧いただきたいと存じます。第2表 繰越明許費補正の1 追加でございます。9款消防費1項消防費、消火栓設置負担金の翌年度繰越額40万7000円、消防署南文分署整備工事の翌年度繰越額630万円は、いずれも他機関との調整に不測の時間を要し、年度内完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものでございます。  次に、2 変更でございます。4款衛生費1項保健衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保業務は、国の補助金が追加で交付されることから事業費を増額するため、繰越明許費の限度額を1億3360万9000円から2億6782万4000円に変更するものでございます。  7款商工費1項商工費、50周年記念プレミアム付商品券発行業務は、商品券の発行額を増やすため、繰越明許費の限度額を22億1512万8000円から24億1012万8000円に変更するものでございます。  5ページをご覧いただきたいと存じます。第3表 地方債補正の1 変更でございます。減収補填につきましては、発行可能額の増額に伴いまして地方債の限度額1億4390万円を2億3350万円といたしたいものでございます。  次の7ページから17ページまでは歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。また、18ページは補正予算給与費明細書でございます。後ほどご高覧いただきたいと存じます。  以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。               〔理事兼財務部長(柳田理恵) 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより質疑に入ります。吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) それでは、質問いたします。  まず1点目ですが、プレミアム付商品券の増額部分です。3月19日に申込みが締め切られたと思いますが、申込みの確定数、分かればお伺いいたします。また、今年度もプレミアム付商品券、実施しておりますが、申込み数と、取りに来られなかった方、いわゆるキャンセルというのですかね、そういった方もいらっしゃったと思うのですが、キャンセル割合が実績としてどのぐらいあったのか、そのことについて伺います。  もう1点が、ワクチン接種についてです。今回、国が交付金を倍にして増額したということは、本当に喜ばしいことですし、当然ということでもあろうかと思うのですが、でも、実際のところ、ワクチン接種については、まだ始まっていない状況でして、一体これから幾らかかるのか、この交付金で足りるのか足りないのか、そういったこともまだ分からない状況ではあろうかと思いますが、現時点でのワクチン接種の現状についてお伺いしたいのですけれども、接種券の発送準備、今もうできているのかについて伺いたいのと、発送時期がどのようになっているか、また、ワクチン開始時期が今どのようになっているかについて状況をお伺いいたします。 ○議長(倉橋正美 議員) それでは、最初の質問に関して経済環境部長。 ◎経済環境部長(金指太一郎) 2点のご質問をいただきました。申込みの状況ということでございます。今、議員からもお話がありましたように、申込み期間は2月22日から3月19日まででございまして、約5万8700件の申込みをいただいています。共通券については大体1件当たり平均4.67冊の申請をいただいていますので、トータルとして27万4000冊程度になります。また、発行部数が30万冊ですので、その範囲内になっているという状況でございます。一方、個店限定券については、1人1件当たり平均4.46冊ということで、おおむね26万2000冊となり、発行数の20万冊を上回るという状況でございました。  あと、2点目のキャンセルということでございますけれども、ちょうどこの3月いっぱいで換金が終わる、現在行われておりますプレミアム付商品券でございますが、おおむね1.4パーセント程度のキャンセル、キャンセルではないですね、申込みの重複や書類の不備なんかがあると。さらにキャンセルについては、実際にはエントリーをしたのだけれども、当日、例えば10冊申し込んだけど、2冊にしたいとかという方も多々いらっしゃいますので、この数字については出ていませんが、そんな状況でございます。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) 2点目について小松保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(小松幸也) ワクチン接種についての接種券の発送準備ということですが、接種券の印刷等についてはもう既に済んでおりまして、接種券の発送時期でございますけれども、まずは高齢者施設の入居者から接種をすることとなりましたので、施設入居者分につきましては4月の上旬に発送予定でございます。また、それ以外の65歳以上につきましては、まだワクチンの供給時期等ちょっと不明確なところがございますので、注意いたしまして、適した時期に発送したいと考えておりますが、現在ですと、4月の下旬あたりが発送になるのではないかということで、現段階では想定しております。  あと接種の開始時期につきましては、高齢者施設、4月に県のほうからワクチンが2箱来るということですので、その限られた、4月の中旬以降、高齢者施設のほうで接種を予定しております。それ以外の65歳以上につきましては、まだ供給スケジュール、明らかになっておりませんが、5月の中旬以降から始めたいと考えておりますが、これはまだ不確定な、早くても今のところ想定ですと5月の中旬以降になってしまうのではないかということで想定はしております。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 分かりました。  プレミアム付商品券についてなのですが、3月19日時点で5万8700件の申込みということで、冊数についてはこれから確定等もなってくるかと思いますし、先ほど共通券が4.67冊、個店券が4.46冊が平均ではないかと、そのあたりは、その数字の根拠というのですかね、確定数ではなく、実績ベースということでよろしいのか、その点についてご答弁をいただきたいと思います。  プレミアム付商品券なのですが、2月の臨時会で補正予算が上程されたときも、私も賛成しましたが、今、コロナで疲弊している地域経済を底上げすることですとか、市民の方たちが今生活が厳しい状況において、必要な施策と思っているところでもありますし、自治体レベルがこうした経済対策を積極的にやっていくということは今本当に必要なことだと認識しています。ただ、新年度のことで、2月の臨時議会で補正を組んで、今、1か月ちょっとしかたたないうちに増額補正ということでして、各所管課がかなり予算編成が厳しい状況の中でつくってきたという状況において、確定も含めて、共通券が27万冊で、まだ若干余力というのですか、ある状況で、もう少し確定というのですかね、冊数も含めてきちっと状況が出てから対応するということも方法としてあったのではなかろうかと思うのです。議会最終日の補正というやり方そのものについては、私は若干疑問が残るのですけれども、そのあたりの考え方、市長に聞いたほうがよろしければお答えいただきたいのですが、その点についてお伺いしたいのと、また、今、コロナ、緊急事態宣言がようやく明けましたけれども、地域に飲食店など客足が本当に戻っていない状況もあります。県の協力金第5弾もまだ振り込まれない店舗もたくさんあって、支払い、どうしようという声もたくさん聞いています。そういった意味では、プレミアム付商品券に限らない、さらなる支援ということも必要だと思いますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。それがプレミアム付商品券の質問です。  ワクチン接種についてなのですが、状況は分かりました。65歳以上、基礎疾患のある方などは、5月中旬以降になっていく、それもまだはっきりしないという状況ではありますが、それ以降になるということで理解はしています。また、これからの状況、変わってきた時点で、随時情報発信等もしていただければと思うのですが、1つ集団接種の会場について、ビナレッジを中心にまずはやっていくと承知しています。5月中旬から集団接種が始まるのではなかろうかということですけれども、医療従事者の方もビナレッジでの集団接種を行うと、そういうふうにも聞いています。実際に医療従事者の接種がどのようになっているかということと、当初予算の審議では、ビナレッジの利用を4月から、一般の市民利用、月曜日、火曜日のみで、そのほかは休館するとおっしゃっていましたが、実際のところ、ワクチン接種が5月になっていくということで、市民利用等についてはどのようになっているでしょうか、お伺いをいたします。それと、個別接種のクリニックの箇所数、現時点ではどのぐらいになっているのか、お伺いをいたします。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) 商品券の今回の販売というか、それが確定はもうしているのですね。3月19日の段階で今回。よって、確定しているからこそ、ここで補正予算を出しています。そこで問題は、今言われて、じゃ、2月に出したものがまた3月に何で出したのだと。出さなければ抽せんになってしまいます。個店限定券の関係が。その見込みはどうかというと、初めてやったことなのですね。個店限定券と共通券を分けてやったのは初めてなのです。今までは一緒にしないと個店限定券が売れないという形で一緒にしてまいりました。だけど、それをやると、プレミアム率が合算になってしまう。分けることによって地域の人たちの個店限定券を厚くしていきたいということで、プレミアム率を個店限定券を100パーセント、共通券は25パーセントにした。そのことによって、売れ行きがすごかった。それを抽せんできるかといったら、できないわけですよ。それだけのニーズがあるわけですから、そこで追加の補正予算を出させていただいたという形でございます。これは当然だと思います。じゃ、吉田議員が言うとおり、出さなければ、抽せんで、当たらない人も出てくるわけでありますから、当然、こういった部分については、地域経済活性化という意味で、議会に上程をさせていただいているという形でございます。それが、3月の当初で上げられるかというと、3月19日が締切りだったという関係がありますので、ここで出させていただいたという形でございます。それがまた4月に入ってできるかというと、そうではありませんから、当然発送しないといけませんから、そういった関係でご容赦をお願いしたいと思います。  もう1つ、ワクチンの関係ですけれども、私ははっきり言って、ワクチン接種を最優先と考えております。施設がワクチン接種によって使用できないという場合はしようがありません。少なからず、ワクチン接種によって、その利用者に対して大変ご迷惑をかけますけれども、これはワクチンを接種することによって感染予防が図られるということもありますから、それを最優先にやるという形であります。よって、使用するところについては、運動公園は、小体育室と多目的室を使います。よって、大体育室等は利用できます。しかし、北部公園体育館は、2階にありますから、1階にプールとかジムがあるわけで、来る方が混乱します。よって、慣れるまでの間は、当分の間は、休館せざるを得ないという形です。ビナレッジは、基本的には、1階が接種場所、2階が待機場所になりますから、そういった部分で、市民等の混乱を避けるために、一定期間の使用ができない。じゃ、いつからできないかというのは、先ほども何回も言いますけれども、ワクチンが来なければ分からないのですよ。ワクチンのスケジュールが。みんな、どこの自治体もいらいらしているわけ。だから、それを担当に聞かれても、いつ発送するのだと。ワクチンの供給スケジュールがすごく遅れてしまっているわけです。よって、今、医療機関の従事者については、総合病院等は始まっていますけれども、一般病院は、私が聞くところによると、まだ始まっていない状況で、いつやるかということもはっきりしていないと。それだけワクチンの供給が遅くなっているという現状であります。よって、スケジュールが来れば、それにのっとってやっていきたいと思っています。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 小松保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(小松幸也) 医療従事者についての接種の状況でございますが、まず、医療従事者のワクチン接種の実施主体は神奈川県でございますので、分かる範囲でお答えいたします。  医療従事者の接種場所については、県が調整したディープフリーザーが配置される基本型接種施設がございます。それ以外に連携型の接種施設のAとBがございます。連携型の接種施設のAは、自分の医療機関の従事者とほかの医療機関の従事者の接種を行う施設で、Bについては自分の医療機関の従事者だけの接種を行う施設となっております。この連携型の接種施設Aについては10から15の医療機関ということで聞いております。個々の医療機関では、経過観察を行う場所などに限りがございますので、それほど多くの方の接種を行うことができないため、これを補完する意味でビナレッジで集団接種を行い、できるだけ短時間で多くの医療従事者を接種したいと考えております。  また、4月、ビナレッジを押さえていたということなのですけれども、先日の市の対策本部のほうでも決定いたしまして、早くても集団接種については5月中旬以降ということですので、4月の部分については一般市民に開放していくような形で所管の市民協働部とも調整を行っているところでございます。  また、個別の医療機関、何機関ぐらいあるかということでございますが、個別接種、実施していただける医療機関は、現在、医師会を通じてアンケートを行っている状況でございます。また、決定しましたら「広報えびな」とかホームページ等で周知等してまいりたいと考えております。 ○議長(倉橋正美 議員) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(金指太一郎) プレミアム付商品券の関係ですけれども、緊急経済対策については、危機感とスピード感を持って対応してきたところでございます。そういった中、先ほどお話もございましたけれども、緊急経済対策についてはこれまでも切れ目なく行ってきているということで、今回、第7弾としても、同じように切れ目なく市民に緊急経済対策を講じてまいりたいと考えてございます。また、今回増刷する商品券については、個店限定券ということで、先ほどちょっとお話がありましたけれども、飲食店などを中心に市内中小企業を対象とするものでございますので、そういった面からも、即効性があって、スピード感があって、直ちに現金がそういった方々に、商店の皆様に、飲食店の皆様に届くような仕組みだと考えてございます。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) プレミアム付商品券のことなのですが、市長に、さらなる支援については、どういうふうにお考えなのかということをぜひご答弁いただきたいということ、今、経済環境部長が、経済対策第7弾とおっしゃいましたけれども、それをもう少しご説明いただけますか。それがどういうようなことなのかについて、ぜひお願いいたします。  ワクチン接種なのですが、ビナレッジの利用が4月は市民利用ができるようになっていくだろうということで安心をいたしました。5月以降も割と市民利用もできるような形で調整に入っているようでもありますので、そのあたりは本当によかったと思います。ただ、市民の皆さんは、4月以降、月曜日、火曜日しか使えないということが一定浸透もしてきていますので、改めてその利用については、細やかな周知と、もし利用者が分かるのであれば個別にご連絡もなさったほうがいいかと思いますので、その辺はぜひお願いしたいと思います。  それと、今、医師会を通じて、個別接種を受けていただけるところを含めたアンケートをやっておられるということでしたけれども、接種券はもう印刷済みということで、基礎疾患のある方や65歳以上の方には、お手元に届くときには個別接種ができる会場は入れられないということ、担当も話をしておりました。先ほど広報やホームページなどでも周知をしていくということでしたけれども、本当に今、65歳以上の方、基礎疾患がある方が、自分はどこで打てるのだろうかということをお問合せも多くいただいています。自治会の回覧板等も使いながら、積極的に個別接種、どこで受けられるかとか、接種の在り方も含めて確定した時点でお知らせをいただきたいのですが、その点についてはいかがお考えでしょうか。  以上、終わります。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) 今のところ、私ども、プレミアム商品券が1つの支援という形、生活支援と中小企業というか、影響がある飲食店等、小売店に対する支援という形で考えておりまして、ほかの支援については、今のところ考えておりません。よって、国、県が、今、いろいろな協力金とかをやっていますから、その成果がどれだけ出ていくかによってまた違いますので、そういった部分で、国の動向を注視し、あるいは県の動向を注視しながら、検討に入っていきたいと思っています。今のところは考えておりません。  それから、先ほどから疾患がある人の話なのですけれども、ほとんどの方は疾患があれば、かかりつけ医がいるのですよ。かかっている先生がいるから疾患が分かるのですから。いないというのは、転々とする人もいらっしゃるけれども、大体決まっています。そこの先生が接種するかしないかの問題なのですよ。接種が、そのお医者さんでできない場合は、そこの先生が紹介してくれます。こういうところへ行ったほうがいいよと。なぜかというと、基礎疾患がある人は、接種して副反応は恐ろしいですから、そういった部分ではあると思います。しかしながら、基礎疾患がなくて、接種に対する副反応に不安がある人なのですね。それが集団接種より個別接種を望む場合については、そういった部分ではコールセンター等にお問合せ願えれば、近くの病院を紹介するという形になっています。  今問題は、1つだけ大きな問題は、海老名は医療機関が多いのですけれども、綾瀬とか座間は、海老名の病院にかかっている人が多いのですよね。基礎疾患がある人は、個別接種をやりたいと言ったら、海老名で受けたいと言っても、住所地以外はできないのです。そこがほかの近隣から比べると、そういった話題になっています。だから、よって、今後、どうするかという問題です。国の関係では。住所地という限定をしていますけれども、効率的だったら、例えばの話、リコー等は6000人ぐらい勤めているわけで、リコーの会社でやってしまったほうが早いわけではないですか。そうすると、東京とか横浜に住んでいるけれども、そこでできるわけです。そういった柔軟な接種方法がやっぱりこれから国に求めていくことだと私は思っています。だから、私どもは、かかりつけ医のある部分については、そこの話をさせていただいて、いない場合については紹介していきたいと思っています。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(金指太一郎) 緊急経済対策の第7弾についてということでございましたけれども、これまで、先ほど申し上げましたように、海老名市では、緊急経済対策として、昨年の4月の中小企業信用保証料補助金の補助の上限引上げを皮切りに、5月には第2弾として中小企業等事業継続支援金、1事業者当たり上限30万円の支援、それから、中小企業の資金の融資制度の拡充、商工会議所との合同相談窓口の設置、また、6月には中小企業等事業継続支援金の対象の拡大、また、7月にはプレミアム付商品券の発行、これ、14億円ですけれども、続いて、8月に商品券の追加発行、これが第5弾、第6弾として、先日の2月1日の臨時会にてお認めいただきました50周年プレミアム付商品券、さらには、今回の増刷として第7弾の経済対策を講じるという状況でございます。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに――葉梨之紀議員。 ◆(葉梨之紀 議員) 1点だけお伺いしたいのですが、ワクチンのことです。今まで予防接種なんかをやる場合に、何か事故が起こった場合とか、副作用でひどい後遺症が残った場合とか、大体、保険会社の保険をかけているのですが、そういうことがどうなっているか、ちょっとお聞きしたいのです。 ○議長(倉橋正美 議員) 小松保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(小松幸也) 健康被害に関する補償につきましては、国で補償する制度になっておりまして、製薬会社というところもあるのですが、製薬会社に代わって国が補償するというふうに決まってございます。もしあった場合には、申請を市にいただいて、国に提出して、市でも調査会というのはあるのですが、それを経て国に提出しまして、それが認められて国から補償がされるというような形になっております。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) 葉梨之紀議員。 ◆(葉梨之紀 議員) それは分かるのですけれども、僕は日本医師会で医療事故の担当をやっていたものですから、やった医者が訴えられるということが原則としてあるのですね。それで、そういう製薬会社とか、国なんかが同時に賠償を求められるということがあるのですが、やっぱり訴えられると、かなり負担が大きくて、通常の医療にも差し支えることがよくあるのですね。開業をやめてしまった先生もいます。ですから、そういうことが起こらないかなというのは、変異株が大分出てきているものですから、それを心配でお聞きしました。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) あってはならないと思いますけれども、分かりません。そういった部分では、議員が言われたとおり、訴えるほうの問題がありますから、お医者さんを訴える可能性もありますから、そういった部分、現状の中で、国が主体でやっていますので、細部にわたってそういった部分を、お医者さんが安心して従事できるような体制づくりを進めるに当たって、確認するべきことはしっかり確認した上でやっていきたいと思います。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 葉梨之紀議員。 ◆(葉梨之紀 議員) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに――松本正幸議員。 ◆(松本正幸 議員) それでは、質問させていただきます。  プレミアム付商品券のことについて伺いたいと思います。プレミアム付商品券が非常に好調だということで、発行額を増額するということなのですけれども、今回、もう1つの目的は、市制施行50周年記念を祝う機運を高めるという、そういう目的もあります。ただ、プレミアム付商品券、買える人はいいのですけれども、買えない人もたくさんいると思います。そういう人の支援というか、そういう支援も考えたのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) 買えない人というのは、じゃ、ふだん、生活、何でしているのですか。食料品を買うわけで、生きるためには食べないといけないわけではないですか。何か買うわけでしょう。だから、買うということは、1冊でも2冊でも買う人は買えるわけですよ。今回、意外と、常任委員会で200円券が批判を浴びました。批判を浴びたのは、一般市民が使いにくいという問題より、一部の小売店がこれだけ判こを押すのは大変だという部分があると。だけど、高齢者の人が2人しかいないので、団子を2本買って、500円券出したら、200円で300円のお釣りくれないのですよ。例えば700円買って、500円券2枚出したら、300円分買えなくなる。200円券だったら3枚出してあと100円でオーケーです。だから、そういった部分で、生活をするに当たって、食料とかを買うわけですから、その商品券で買っていただくという形でございます。買えないという方は、食料とか、そういうのをどこかから支給されているのですか。あり得ないでしょう。生活する以上は、どこかで食料の買い物をして、それを食べているわけですから、当然、商品券は有効だと思って、私どもはやっています。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 松本正幸議員。 ◆(松本正幸 議員) もう1つ、プレミアム付商品券、商工会議所のアンケート、意見を聴取して、プレミアム付商品券が経済的に一番有効だと言われているのですけれども、もう1つ言われているのは直接支援という、アンケートの中でも高かったと聞いています。今、プレミアム付商品券、選択したというのは確かに市内経済に大きな活性化ができるという、そういうこともあって選ばれたと思うのですけれども、直接支援というのは考えられたのかどうか、伺いたいと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) 先ほど吉田議員にも答弁したとおり、今のところ、国の支援金が遅れているとか、協力金が遅れている、それは国、県の問題であって、それは私ども、言うべきことはしっかり言っていきたいと思っています。そういった部分では、そういった効果がどうあるか。例えばの話、下手すると、6万円の協力金で休業した場合、ふだん、売上げが6万円ないところもあるわけですよ。もうかってしまうところもあるわけです。現実に。小さなところは。そういった部分を考えると、どういう効果があるかということをやっぱり県、国が見きわめて。私は、このコロナの関係はずっと続くと思います。はっきり申し上げて、第4波は来ると私は思っています。そういった部分では、私ども、自宅療養者、感染者の関係の支援も続けてまいりますし、県にも情報提供をお願いしたいということで、強くやっております。そういった部分では、お金を直接渡す時代ではなくて、どうやって今後コロナの中でやっていくかという問題です。よって、国、県のそういった状況を見ながら対応していきたい。今のところ、考えておりません。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 松本正幸議員。
    ◆(松本正幸 議員) 確かに直接支援というのは必要だと思います。ただ、プレミアム付商品券の場合、かなり限られていると思います。仕事の内容によっても全然、買えるものと買えないものがあるし、飲食店関係、主にそういう部分だと思うのですけれども、そういう点では、プレミアム付商品券はどうしても偏ってしまうということになると思うのです。どうしても幅広く工業に活性化するという部分では、直接支援が一番有効だと思うのですけれども、その辺を最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) つい最近、そば屋に行ったら、商品券発行、喜んでおりました。しかしながら、今の関係で、売上げが伸びていないのに、協力金をもらうと。しかし、中間に入っている、エビとか、いろいろ、仲卸という方たちが大変だという話がありました。考えてみると、海老名は仲卸の大きな会社はないのですよ。見てください。エビを卸しているとか、いろいろなところ、あまりないですよね。そういった部分では、市内の影響というのは少ないと思いますけれども、だけど、そのときに話したのは、ここで商品券を発行することによって消費が戻ってくる、それ以上に戻ってきたときに、今度は、仲卸の人たちだってまた活性化するという形になりますから、どんな形であっても、お金を配るという形、いわゆる商品券自体もお金でありますから、その部分では、当然、どういう効果があるかというと、現金を配れば使わない人は、貯金をしてしまったり、たんす貯金になってしまう。だけど、商品券というのは期限があるから使わないといけない。使うことによって経済が回っていくという形だと私は思っています。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに――佐々木弘議員。 ◆(佐々木弘 議員) 質疑したいと思います。  今、同僚の松本議員が取り上げたプレミアム付商品券に関して、私たちは決して否定とか批判とか、反対するつもりもありませんので、その点に関しては冒頭言っておきたいと思います。  それで、最後にありました質疑の点で、私たちが気になるのは、先ほど経済環境部長からも、今回のプレミアム付商品券に関しては、飲食店や小売店を中心に効果があるということで、それに関しては本当にそのとおりだと思っています。ただ、一方で考えないと駄目なのは、例えばだけど、町工場とか、そういったところというのは、プレミアム付商品券を持ってきて、ねじを下さいとか、そういうことはないと思うので、やはりそういった点では、飲食とか小売店以外のところへの支援策に関しては、商工会議所等からも要望がありますけれども、要望は強いと思います。まず、その点に関しての認識を伺いたいという点と、あと、12月以前のプレミアム付商品券の関係も含めて、市のコロナ経済対策という点で、今後の状況を見きわめて、例えば直接給付、それは市民に対しても、中小企業者に対してということも、それも状況を見ながら、全く否定はしないというふうに市長が答弁されたのかと認識しているのですけれども、そういった理解でいいのか、考えは変わっていないのかをまず確認したいと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) 市長。 ◎市長(内野優) 基本的に中小企業とか、そういった問題というのは、国、県が主体となってやっていくものだと思っています。しかしながら、市内に中小企業ということの中で、海老名は比較的、企業の数は少ないのですね。法人市民税を見てもそうでありますけれども、厚木なんかは物すごくあります。よって、厚木は特別支援をやり始めたという経過があります。海老名より綾瀬のほうが企業は多いのですよ。そういった関係で考えていくと、海老名でやれることを十分考えた形の中で、今回、プレミアム付商品券であります。否定は私もしませんけれども、はっきり申し上げて、現金を一律配ることはどうなのかという問題は疑問を持っています。だから、国の動向とか、県の動向を見ながら、県が、国が、どういった手を打ってくることによって市としてできることはどういうことかということを考えてやっていきたいと思います。しかしながら、一律に現金を、昨年、交付しましたけれども、売上げの何パーセント、しかしながら、そういうやり方もあろうと思いますけれども、現金を配るということが、余計何か違う問題だろうと私は思っています。全般的に考えることは、今の日本の97パーセントは中小企業ですから、国がどういった手当てをしていくかです。先ほど工場でねじを商品券で。買えっこないですと。それは極端な話。私が言っているのは、その方たちもねじを売っている人、それから、ねじを買う人も生活をしているわけですから、商品券を買っていただければ生活支援になるという形でございます。  以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 佐々木弘議員。 ◆(佐々木弘 議員) 次に、ワクチン接種事業費について伺っていきたいと思います。1.3億円に関してです。今回の議会で市長も、議会の冒頭ですかね、おっしゃったと思うのですけれども、ワクチン接種に関しては、集団接種会場に行きづらいという方のために、バスかマイクロバスを出す方向も検討していると、こういったことを表明されておりました。今日まで予算審議してきましたけれども、来年度の当初予算の中にはそういった費目は入っていないということでした。今回の補正予算の中にそういった中身が入っているのかどうか、また、これに関して、入っている場合は、例えばほかの県内の自治体でも、バスではなくて、例えばタクシー券を交付して、それで集団接種会場に行ってもらうという、そういった対応もしようと議決されたところもありますけれども、そういったことは考えていないのかどうか。あと、マイクロバス等で移動する場合、感染予防策というのは、先ほど市長も言われましたけれども、第4波というのは私も今後来ると思います。そういった点では、接種に当たって、バスの送迎の中で感染しないということを徹底することが大事だと思うのですけれども、例えばバスの定員を半分にするとか、そういった対応はしていくのか、現時点での考えを伺いたいと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) 小松保健福祉部次長。 ◎保健福祉部次長(小松幸也) 今回の補正の中で、送迎バスの委託費ということで、こちらは予算計上しております。また、タクシー券につきましては、個人で負担したものを市の公費からという部分につきましては、国のほうで補助対象となっていないことから、現段階では予算化はしておりません。個人で使用したタクシー券で補助をするというところは現在考えておりません。また、バスの中での感染症予防ということですが、大型バス等の場合には、席を空けるとか、座る方の距離を取るなど、感染予防、マスクをちゃんとするとか、そういったこともしながら、バスの車両の中も、できる限りの感染予防をしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第25号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第25号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより議案第25号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって議案第25号 令和2年度海老名市一般会計補正予算(第15号)は原案のとおり可決されました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第9 意見書案第1号 新型コロナウイルス感染症の収束に向けた継続的支援等を求める意見書を議題といたします。  提出者の説明を求めます。宇田川希議員。                  〔宇田川 希議員 登壇〕 ◎(宇田川希 議員) それでは、意見書案第1号 新型コロナウイルス感染症の収束に向けた継続的支援等を求める意見書について提案説明をさせていただきます。  賛成議員各位の氏名及び案文については、お手元に配付のとおりでございますのでご高覧いただければと存じます。  短期間で感染が広がった新型コロナウイルス感染症は、世界的な感染拡大が今も続いており、世界での死者数は260万人を超えるに至っております。さらに世界的にも問題となっている種々の変異株が日本でも数多く確認されており、ワクチン接種は少しずつ始まっているものの、1年に及んできた感染症対応のさらなる長期化が懸念されています。対応の長期化は、市民の生活や地域経済にも大きな影響を及ぼし続けていることから、国及び地方自治体による継続的な支援の実施と新型コロナウイルス感染症収束に向けたさらなる取組が必要であると考えます。  そこで、国に対して、国産ワクチン及び治療薬等の研究開発、治験の促進並びに医療体制の維持などの新型コロナウイルス感染症対策を進めるとともに、市民の生活を守ることを最優先に、1つ、飲食店関連産業に加えて、その他の新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業、小規模企業者や個人事業主に対して経済的支援を実施すること、1つ、市内中小企業、小規模企業者や個人事業主の経済的支援に向けた地方自治体への財政的支援策の拡大、充実を図ること、1つ、固定資産税の評価替えに伴う課税額上昇に対する税額の据置き措置による税収の減少に対して、コロナ特例と同様に、普通交付税に算入することなく自治体への補填措置を実施すること、1つ、保健所機能を持たない市が行う新型コロナウイルス感染症陽性者の自宅療養支援に向けた感染者情報の積極的、直接的連携のための法改正を含めた環境整備を行うこと、1つ、社会的PCR検査の一般への拡大を含むさらなる拡充や、一般に広まったPCR検査の感度等正確性に対する不信感の払拭及び民間事業者が保健所を介さずに実施しているPCR検査結果の公的活用手段の検討、実施を行うこと、1つ、新型コロナウイルス感染症陽性者への財政的支援の実施及び今後問題となる可能性の高い新型コロナウイルス感染症の後遺症に対する医療的支援の実施等の検討を行うこと、1つ、住居確保給付金の期間延長等を含む生活困窮者支援策の特例を継続、拡充すること、以上7点を強く求めるものであります。  議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げまして提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。                  〔宇田川 希議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより提出者に対する質疑を行います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております意見書案第1号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第1号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより意見書案第1号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 全 員) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手全員であります。よって意見書案第1号 新型コロナウイルス感染症の収束に向けた継続的支援等を求める意見書は原案のとおり可決されました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第10 意見書案第2号 緊急避妊薬へのアクセス改善を求める意見書を議題といたします。  提出者の説明を求めます。志野誠也議員。                  〔志野誠也議員 登壇〕 ◎(志野誠也 議員) それでは、意見書案第2号 緊急避妊薬へのアクセス改善を求める意見書について提案説明をさせていただきます。  賛成議員各位の氏名及び案文につきましては、お手元に配付のとおりでございますのでご高覧いただければと存じます。  短期間で感染が広がった新型コロナウイルス感染症は、世界的な感染拡大が今も続いており、世界での死者数は260万人を超えるに至っております。そのような中、新型コロナウイルス感染症対策に伴う外出自粛の影響は、女性や子どもへの虐待の急増など、社会的弱者に対する暴力という形で現れてきております。日本でも同様の問題が見られ、若年層における意図しない妊娠や性暴力に関する相談の増加に対して厚生労働省が調査に乗り出すなど社会問題化してきております。  しかしながら、現在、性暴力、生虐待被害者においては、避妊せずに行われた性交などによって望まない妊娠につながるおそれがあり、性被害者へのさらなる精神的、肉体的負担へとつながっております。望まない認識を避けるためには、性行為から72時間以内に内服することで高い確率で妊娠を避けることができる緊急避妊薬、通称アフターピルに容易にアクセスできることが重要であります。このことは、令和2年12月に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画において、緊急避妊薬への言及がなされていることからも、必要性について論をまたないものと考えます。また、意図しない妊娠を防ぐことは、児童虐待及び虐待死の減少に加えて、女性の社会参加促進にもつながります。  そこで、緊急避妊薬へのアクセス改善は喫緊の課題であると考え、国に対して、1つ、緊急避妊薬が適切かつ安全に使用される環境づくりを確実に推進すること、1つ、緊急避妊薬の対面診療及びオンライン診療の提供体制を整備、強化及び周知すること、1つ、早期に緊急避妊薬を薬局において薬剤師の責任の下、処方箋なく購入できるようにすること、1つ、緊急避妊薬へのさらなるアクセスの改善に関して早急な審議、検討を行うこと、以上、4点を強く求めるものであります。  議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げまして提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。                  〔志野誠也議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより提出者に対する質疑を行います。田中ひろこ議員。 ◆(田中ひろこ 議員) よろしくお願いします。3点伺います。そもそも、緊急避妊薬というものがどんなものなのか知らない、分からない人が多くおられると思いますので、この薬がどんな目的で、主に誰が使い、どんな作用をする薬なのか説明していただけますでしょうか。簡単で結構です。  2点目なのですが、現在の制度では、緊急避妊薬を入手するにはどのような手続が必要なのでしょうか。また、未成年の場合もあると思いますので、その際は保護者の同意が必要なのでしょうか、現状を伺います。  3点目、入手する際の費用や服用後の副作用などで課題はどんなことがありますか、よろしくお願いします。 ○議長(倉橋正美 議員) 志野誠也議員。 ◎(志野誠也 議員) 田中議員のお尋ねにお答えいたしますが、その前に、これは国に対しての意見書ということもありまして、私自身がこの分野の専門家というわけでもございません。できる限り調べた内容で、事前にお伺いもしておりましたので、お答えをさせていただきます。  先ほど簡単にということではございましたが、ちょっと長文になってしまいます。  まず1点目、緊急避妊薬がどんな目的で、主に誰に使い、どんな作用をする薬なのかという点についてですが、緊急避妊がWHOの定義によれば、避妊なしの性行為後から数日以内、または望まない妊娠を回避するための避妊方法の失敗時に、女性が実施可能な緊急的な避妊方法である。なお、実施される緊急避妊法は、日常的な避妊方法としては適していないとされていることからも、あくまでもレイプや強要された性交後の女性の主体的避妊方法として使用されるものと考えます。  どんな緊急避妊薬がどのような作用をする薬かについてですが、グッドマン・ギルマン薬理書によれば、作用機序としては、複数の機序がこれらの薬物の効力に寄与すると考えられるが、それらの正確な寄与については不明である、幾つかの研究では、排卵が抑制されるか、あるいは遅延することが示されておりますが、関与すると考えられる他の機序には以下のものがある、すなわち着床に対する子宮内膜の受容性の変化、妊娠を維持する黄体機能の妨害、精子の進入を減少させる頸管粘液の産生、精子、卵子や受精卵の卵管輸送の変化、あるいは受精への作用である、しかし、緊急避妊は、着床が成立した後の妊娠を中断しないとしているそうです。また、日本における緊急避妊薬といえば、レボノルゲストレルが認可されておりますが、WHOによれば、レボノルゲストレル緊急避妊薬は排卵を抑制する、排卵後に投与した場合は、子宮内膜や黄体ホルモンレベルに検知可能な効果は認められない、レボノルゲストレル緊急避妊薬は、着床成立後は有効性を認めず、妊娠を中断しないとのことです。  現在の制度での緊急避妊薬の入手方法についてです。現在、緊急避妊薬は処方箋医薬品であり、診療科を問わず、医師の対面診療による処方が行われてきております。また、2019年7月、オンライン診療の適切な実施に関する指針が改訂され、要件つきで緊急避妊薬のオンライン診療が認められました。2020年4月より、新型コロナウイルス感染症の拡大に際して時限的、特例的取扱いが実施され、要件を満たさなくても医師の判断の下、電話やビデオ通話等で緊急避妊薬の診療が可能ともなっております。お尋ねの未成年の件ですが、保護者同意、同伴は不要とのことです。  ただし、ここで、課題として、対面診療による処方のハードルが高いことから、SNS等での緊急避妊薬のネット違法販売という課題が現実に出ているということでございます。そこで、意見書の中では、まず現状に対してアクセス改善策として緊急避妊薬の診療提供体制を整備、強化を行い、情報を医療関係者や一般市民に周知することを求めてもおります。  続きまして、入手する際の費用や服用後の副作用などの課題ということでございますけれども、入手する際の費用につきましては、ホームページ上でいろいろな金額が提示されているのですが、およそ8000円から1万5000円程度のようです。服用後の副作用につきましては、WHOによれば、レボノルゲストレルには、重篤な副作用や持続的な副作用はないとされております。一部の女性、およそ5人に1人以下ということですが、軽度で短期的な副作用が認められます。最も一般的な副作用は月経不順で、そのほかに疲労感、腹部不快感、吐き気などがあるということでございます。  以上でございます。 ○議長(倉橋正美 議員) 田中ひろこ議員。 ◆(田中ひろこ 議員) ありがとうございます。私自身も、私が若い頃はこういう薬が開発されていなくて、こういう薬がどんどん出てきて、どうなっていくのだろうというところで質問させていただいています。今のお話では、女性がレイプですか、強姦されたり、性被害に遭った場合の対処と、それから、避妊に失敗して、子どもを産めないというときの対処ということが大きいのかと思うのですけれども、その際に、その薬を入手するときに、対面だと医者から説教をされたり、そんなことをしてとか、それから、名前を大きな声で呼ばれたりということがすごく抵抗があって、そして、そういう抵抗の下になかなか受診できないとか、それから、金額も、先ほどおっしゃったように、8000円から1万5000円、2万円ぐらいだということもあるようなのですね。そのようなことがあって、こういう動きができてきているのではないかと私もだんだん分かってきました。今は、2019年からオンラインで入手することができるようにもなっていると、そんなようなお話だったと思うのですね。  2点目なのですけれども、先ほども教えていただいたので、流産させる薬ではなくて、着床しないようにする方法だということはよく分かりました。  もう1点だけ、ここは聞きたいのですけれども、緊急避妊薬が、先ほどの意見書の中には、これから薬局でも手に入れられるようにしたいということで、そうなると、手に入りやすくなるわけですね。ハードルが下がって。そうなると、無防備なセックスが増えたり、性感染症が増えるのではないかという心配が挙げられているのですけれども、そのことについては、志野議員に聞いても困るかと思いますが、現状では、どういう意見が出ているかということが分かれば教えてください。 ○議長(倉橋正美 議員) 志野誠也議員。 ◎(志野誠也 議員) 田中議員のお尋ねにお答えいたします。確かに私が、じゃ、どこまで分かるのかと言われると難しいところもあるのですけれども、どのような議論がなされているかというところを中心にお話しさせていただきますが、心配の部分ですね、まず、忘れてはならないのが、今回の意見書は、緊急避妊薬のアクセスを改善するというものであります。日常的な避妊のための避妊薬についてではありません。また、日常的な女性が主体的に行える避妊法としては低用量ピルがありますけれども、これについても、低用量ピルが出回ることによって性感染症が増えるという議論、過去はあったのですが、結果的にその後の研究によって、欧米ですが、否定をされているということであります。  ただし、今回、含めておりませんけれども、緊急避妊薬のスイッチOTC化、これは薬剤師の面前とか、そういう話ではなくて、市販薬として緊急避妊薬を販売するというようなものになるのですが、このスイッチOTC化について、厚生労働省で検討されました第2回医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議の中で、女性の理解力の問題などを主とした視点から同様の懸念が示され、パブリックコメントでのスイッチOTC化への賛同の声が実は圧倒的多数であったにもかかわらず、スイッチOTCは見送られているということであります。  その点については、WHOによれば、幾つかの研究においては、レボノルゲストレル単独の緊急避妊薬を緊急ではない状況で手に入れた女性は、必要なときに使用し、最も効果的な性交後12時間以内に服用する可能性が高かったことが示されているとのことです。また、イギリスでの研究では、若年層の緊急避妊薬に対する知識や、手に入れやすさと性的活動が活発になる可能性との間には相関関係がないことが示されているとのことでもありました。残念ながら、検討会では、これが海外の事例であり、海外では低用量ピルが避妊手段として定着していることが理由であるとして、スイッチOTC化は見送られております。結果的に対応手段として、今、男女共同参画基本計画でも進めようとされているのは、薬局での薬剤師の説明を受けた上で、対面での服用、その場で渡してその場で飲むことを前提として、第5次男女共同参画基本計画では記載がなされております。そういった点も含めて、意見書におきましては、少なくともその点の実現を早期に進めること、あくまでも計画にしかまだ載っていませんので、それを早期に進めるということを求めております。さらに、その先のアクセス改善については、意見書において早急な審議、検討としておりますが、課題としてご指摘の部分の解決の必要があるだろうと想定するところであります。  以上でございます。 ○議長(倉橋正美 議員) 田中ひろこ議員。 ◆(田中ひろこ 議員) ありがとうございます。こういう避妊薬が濫用されたり、それから、転売されることの危機感というのが多分日本の中では意見が出ているのだと思うのですね。スイッチOTC化ですか、薬局で薬をそのままただ買えるということはなかなか進んでいかないのかなとちょっと思っていて、薬剤師が対面でやっていくということで、それを進めていくことを若い人たちが運動でやっていらっしゃるのかと思うのです。  3点目なのですね。日本の刑法では、性交同意年齢が13歳とされているそうなのです。これは明治時代から100年も続いていて、刑法が改正されていないのですね。性交同意年齢という言葉、ちょっと難しいのですけれども、性交や性的な行為の意味を本人が理解して、そして、性行為を行うか行わないかを自分で判断できるとされている年齢のことなのです。13歳と言えばまだ中学生ですよね。その法律によって、性暴力被害者がもし13歳以上の場合、強制性交等罪が適用されるのは、殴ったり、暴行や脅迫を伴うことが要件となっているのです。性交同意年齢の引上げが今議論されているのですけれども、私は、意見を言ってはいけないのですけれども、緊急避妊薬のアクセスの改善というのは、自分の体は自分のものだと、イエス、ノーは自分が決めるのだと、そして、人との境界線や同意についてを学校や社会が性教育も含めて教えることと両輪で行われるべきだという意見があるのですね。そのことについて、また、ここを志野議員にお聞きしても困るかもしれないのですけれども、そのことについては今現状はどんなふうになっているか、教えてください。 ○議長(倉橋正美 議員) 志野誠也議員。 ◎(志野誠也 議員) 緊急避妊薬のアクセス改善は性教育という両輪で行われるべきではないかというお尋ねについてお答えいたします。  緊急避妊薬のスイッチOTC化について、先ほども述べましたけれども、厚生労働省で検討された第2回医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議の中でも、性教育の遅れが課題だという議論が出ていることは承知しております。個人的には性教育に課題があるとも認識しておりますけれども、そういった部分も含めて、意見書の1項目めの緊急避妊薬が適切かつ安全に使用される環境として確実な環境づくりを求める必要があると考え記載しております。ただし、対象が義務教育での性教育など広範囲なものとなってくると話は変わってくるのかと考えております。性教育そのものは、これも本当にセンシティブな問題であり、考え方も様々です。意見書として提出するに当たっては、性教育については、本意見書とは全く別の論点での議論であると私は考えております。  理由ですが、今回の意見書、あくまでも繰り返しになりますけれども、緊急時の避妊であります。考えるべきは、レイプや強制性交、同意のない性交において避妊がなされなかったときの女性の尊厳などをいかにして守るのかだと考えております。もし緊急避妊薬を使用できなかったら、もし間に合わなかったら、その場合に起こる可能性があるのは妊娠であります。つまり、この後、人工妊娠中絶を考えなければならなくなります。  日本産婦人科医会のホームページからの抜粋ではありますけれども、人工妊娠中絶は、妊娠12周目までは、子宮内容除去術として掻爬法や吸引法が行われます。子宮口をあらかじめ拡張した上で、ほとんどの場合は静脈麻酔をして、機械的に子宮の内容物を除去する方法であります。通常は10分から15分程度の手術で済み、痛みや出血も少ないので、体調などに問題がなければ、その日のうちに帰宅できます。妊娠12から22週未満では、あらかじめ子宮口を開く処置を行った後、子宮収縮剤で人工的に陣痛を起こし、流産をさせる方法を取ります。個人差はありますが、体に負担がかかるため、通常は数日間の入院が必要になります。入院12週以降の中絶手術を受けた場合は、役所に死産届を提出し、胎児の埋葬許可書をもらう必要があります。中絶手術はほとんどの場合、健康保険の適用にはなりません。妊娠12週以降の中絶手術の場合は手術料だけでなく入院費用もかかるため、経済的な負担も大きくなります。したがって、中絶を選択せざるを得ない場合は、できるだけ早く決断したほうがいろいろな負担が少なくて済みますとのことです。  考えるべきはこの点ではないかと思っています。レイプ等によって肉体的にも精神的にも打ちのめされた女性がほかの人に打ち明けて緊急避妊薬にたどり着くこと自体がハードルの高いことであります。しかし、そこを逃してしまうと妊娠をしてしまう。次は産婦人科での人工妊娠中絶だとなると、さらに精神的な負担がのしかかるのではないでしょうか。その結果、誰にも相談できずに公園のトイレで出産に行き着く人も出てくる。どうすればこの状況を避けられるのか。この件を考え合わせますと、性教育と両輪という議論は、こと、意見書という限られた手法の中ではそぐわないものと考えております。
     以上でございます。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに――吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) それでは、質問いたします。  緊急避妊薬、アフターピルは、緊急的な妊娠回避薬であり、レイプなど性犯罪、性暴力被害に遭った方が速やかに服薬できるようにすること、緊急避妊薬への知識、情報が広く行き渡ることは重要であり、アクセス改善をすることは必要と考えます。しかし、意見書では、「意図しない妊娠を防ぐことは、児童虐待及び虐待死の減少に加えて女性の社会参加促進にもつながります」と締めくくられており、緊急避妊薬を女性の社会進出に絡めることについてとても違和感を覚えます。女性みずから避妊をし、出産をする、しないも含め、人生をコントロールして生きる方法は既にあり、先ほどご答弁があったように、副作用の少ない低用量ピルや子宮内避妊具など主体的に選ぶことは可能です。むしろ低用量ピルなど、女性の自己実現にとって有益な情報と思われるものも、情報を得ようとしなければなかなか知ることができないことが課題であると考えます。そのことを踏まえて質問いたします。  緊急避妊薬が女性の社会参加促進に具体的にどのようにつながるとお考えでしょうか。緊急避妊薬は緊急的に妊娠を回避するものと私は理解をしていますが、提出者のお考えをお聞かせください。 ○議長(倉橋正美 議員) 志野誠也議員。 ◎(志野誠也 議員) 吉田みな子議員のお尋ねにお答えをいたします。  女性の社会参加にどのように具体的に資するのかということでありますけれども、やはりこれについては、女性にとっての主体的な手法の1つがしっかりと伝わること、これによって、様々なリスクから回避ができるという部分になってくるのかと私は考えております。そういったことが前提にあるからこそ、WHOのほうでも、この緊急避妊薬について、この新型コロナウイルス感染下において、世界各国に対して、この緊急避妊薬をしっかり使えるような環境を整えましょうというような勧告もなされていると承知しております。そういった意味では、この社会参加にどのようにということに関しましては、この緊急避妊薬に対してのアクセスが悪いことによって社会参加へつながっていない部分があるという、その逆説的な部分において必要な部分であろうと私は考えております。  お答えになっているかどうかちょっと難しいですが、以上であります。 ○議長(倉橋正美 議員) 吉田みな子議員。 ◆(吉田みな子 議員) 続いて質問いたします。  2017年に内閣府男女共同参画局が行った調査では、女性では13人に1人、男性では67人に1人が無理やりに性交等をされた経験があると答えています。そのうち、配偶者や友人など面識のある人からの被害が86.5パーセント、性暴力を受けたことを相談できた人は4割ほどしかありません。繰り返しますが、緊急避妊薬は、特にレイプなど性暴力被害の犯罪に遭った場合に女性を守るために有効な手段であり、被害に遭った女性を少しでも救うために緊急避妊薬のアクセス改善は待ったなしであるという認識を私も持っています。 しかし、性暴力の被害をなくすには、相手の同意のない性行為は許されないというルールを明確にしていくこと、性行為は互いの同意を前提とする上で行っていくことを公教育の場で教えていくことが重要であり、緊急避妊薬のアクセス改善とともに進めていかなくてはならないはずです。性暴力被害をなくしていくために、双方の性的合意、互いを尊重することができる社会にしていくことが必要であり、今回、市議会で意見書を出すに当たっては、緊急避妊薬へのアクセス改善のみならず、互いを尊重し合える社会に向けて十分な性教育を行うことも国に求めていくことが望ましいと考えますが、ご見解をお聞かせください。  先ほどの繰り返しのご答弁になるかもしれませんけれども、今回、意見書だからこそ、私は、緊急避妊薬のアクセス改善だけではなく、どういった社会が望ましいのか、そのことを市議会として挙げていくことが望ましいと考えておりますが、性教育の充実などに触れられなかった理由についても改めてお聞かせください。 ○議長(倉橋正美 議員) 志野誠也議員。 ◎(志野誠也 議員) 吉田みな子議員のお尋ねにお答えをいたします。  性教育と両輪でなければならないと考えるという部分についてでございますけれども、先ほどの答弁とまるっきりかぶる部分になるかと思っています。今回、意見書に関しての考え方という意味では、ここは考え方の相違であると言う以上、言い方がないところでありまして、私は今回の意見書につきましては、性教育まで含めてしまうと趣旨がぼやけてしまう、緊急避妊薬ということに特化して意見書として提出するべきであると考えております。また、その理由としましては、先ほど中絶に至るというご説明もさせていただきました。緊急時に使うものという部分での議論であって、低用量ピルについての議論を行っているという認識はございませんので、そういった部分で、今回、緊急避妊薬につきましては、緊急避妊薬に対するアクセス改善という意見書になっているということでご理解をいただければと思います。 ○議長(倉橋正美 議員) ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております意見書案第2号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第2号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより意見書案第2号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって意見書案第2号 緊急避妊薬へのアクセス改善を求める意見書は原案のとおり可決されました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第11 意見書案第3号 子どもの視点に立った別居・離婚後の親子の関係に対する法整備等を求める意見書を議題といたします。  提出者の説明を求めます。志野誠也議員。                  〔志野誠也議員 登壇〕 ◎(志野誠也 議員) それでは、意見書案第3号 子どもの視点に立った別居・離婚後の親子の関係に対する法整備等を求める意見書について提案説明をさせていただきます。  賛成議員各位の氏名及び案文については、お手元に配付のとおりでございますのでご高覧いただければと存じます。  我が国では、平成24年に民法が改正され、同法第766条で、「父母が協議上の離婚をするときは、子の監護をすべき者、父又は母と子との面会及びその他の交流、子の監護に要する費用の分担その他の子の監護について必要な事項は、その協議で定める。この場合においては、子の利益を最も優先して考慮しなければならない」と定められました。しかし、面会交流の取決め状況は相変わらず低く、面会交流の頻度も非常に低いのが現状です。結果、別居や離婚の背景によっては、子どもの最善の利益を考慮した面会交流の実施が困難な場合があります。一方で、面会交流の機会が十分に確保されない場合に、子どもの健やかな成長に影響を与える可能性があることも指摘されております。  そこで、国に対して、別居、離婚後の面会交流が子どもに与える影響や実態を考慮し、現行法での対応や必要な法制上の措置を含めた速やかな環境整備として、1つ、親権、監護権の獲得において、子どもの連れ去りの原因となる継続性の原則だけではなく、寛容性の原則も十分に考慮した親権者、監護者の決定が行える整備を行うこと、1つ、配偶者虐待を警察捜査の対象とするための法整備、精神的虐待への客観的基準による専門家の判断体制の導入の検討及び親権、監護権の獲得などを目的とした配偶者虐待被害者への支援制度の悪用防止を目的とした制度の検討を行うこと、1つ、未成年の子どもがいる夫婦の離婚において、強制執行が可能な形での養育費の取決めを含む共同養育計画の作成を離婚の成立要件とするための整備、問題のある親の親権、監護権の停止などを前提とした子どもと離れて暮らす親への共同養育の原則義務化、及び子どもの成長に必要な面会交流の実施に向けた法整備とその支援の充実を図ること、1つ、養育費の履行確保のための強制徴収制度、取立て支援、公的立替払い制度、相談体制及び行政型ADRを含む紛争解決制度の拡充、促進などの公的支援策の充実、強化を速やかに検討すること、1つ、子どもの権利擁護を基本とした養育、暫定監護権の在り方、子どもの連れ去り防止などの仕組み及び公的支援の在り方についての議論をさらに進めること、以上5点を強く求めるものであります。  議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げまして提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。                  〔志野誠也議員 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) これより提出者に対する質疑を行います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております意見書案第3号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書案第3号については委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、反対意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 次に、賛成意見の発言を許します。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。  これより意見書案第3号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○議長(倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって意見書案第3号 子どもの視点に立った別居・離婚後の親子の関係に対する法整備等を求める意見書は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の送付先等の取扱いについては議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よって意見書の送付先等の取扱いについては議長一任と決しました。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第12 議員の派遣についてを議題といたします。  神奈川県市議会議長会では、令和3年4月23日、厚木市において第206回神奈川県市議会議長会定例会を予定しております。本市議会から、議長会の会員となっております副議長の戸澤幸雄議員、そして私、倉橋正美が参加することになります。  お諮りいたします。会議規則第160条の規定により、戸澤幸雄議員を派遣することについてご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。      ――――――――――――――――― ○ ――――――――――――――――― ○議長(倉橋正美 議員) 次に、 △日程第13 所管事務の調査・審査についてを議題といたします。  お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申出がありました。  よって本件については議会閉会中も調査・審査できることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。  以上で本日の議事は全て終了いたしました。  閉会に当たりまして、市長からご挨拶をお願いいたします。                 〔市長(内野 優) 登壇〕 ◎市長(内野優) 令和3年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  議員の皆様におかれましては、2月25日から本日まで、会期30日間にわたり、提案いたしました諸議案を鋭意ご審議いただき、厚くお礼申し上げます。  さて、東日本大震災から10年の月日がたちました。しかしながら、被災地では、今もまだ復興に向けての取組が続けられております。そのような中、先月13日に福島県、そして今月20日には宮城県と、東北地方で大きな地震が発生いたしました。私は、地震発生時に自宅におりましたが、あの10年前の記憶がよみがえりました。海老名市では常に最悪の事態を想定して災害の備えに取り組んでおりますが、市民の皆様におかれましても、災害への備えについて、いま1度ご家庭で話し合っていただければと思います。  次に、1月8日に発出された新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が3月21日をもって解除となりました。しかしながら、感染拡大はいまだ収束しておらず、決して油断できない状況でございます。市といたしましても、市医師会等と連携し、市一丸となってコロナ禍の収束に向け、引き続き取り組んでまいります。今月4日には、市医師会との合同で集団接種会場の運営シミュレーションを実施いたしました。ワクチン接種が開始された際に迅速かつ的確に市民の皆様が安心・安全に接種できるよう準備に取り組んでいるところでございます。ワクチンを接種することで、発症予防と重症化を防ぐ効果があると言われておりますが、感染拡大を防ぐためには、これまで以上に個人個人が感染予防の意識を高め、実践していくことが大切であります。市民の皆様には引き続き、新型コロナウイルス感染症に関しての正確な情報提供と冷静な対応を呼びかけてまいりますので、議員各位におかれましてもご協力をいただきますようお願い申し上げます。  そのような状況ではございましたが、延期しておりました成人式を今月21日に開催しました。出席していた新成人の皆様の笑顔、この晴れ舞台が開催された喜びと将来への夢と希望に満ちあふれた表情が大変印象的でありました。  少し話は変わりますが、本日3月26日、プロ野球の開幕であります。今年、昨年と2年続けて、市内の少年野球、リトルシニアチーム出身からプロ野球選手が誕生いたしました。今年は藤井選手が東北楽天ゴールデンイーグルスから、昨年は井上選手が埼玉西武ライオンズからドラフト指名を受けました。初日のマスクは楽天でありました。今日はライオンズのマスクでやっています。しかしながら、私は、応援するのはベイスターズでございます。大きな夢と希望を持ってプロ野球の世界に進んでいったことに違いありません。お2人の活躍を心から願っております。  また、19日から開催されております選抜高校野球大会においても、海老名市出身の選手が出場すると聞いております。スポーツだけではなく、芸術、文化等、多方面でも活躍する若者がこの海老名から多く出てくれればと願っております。こうした活躍している若者たちを見ることで、海老名の子どもたちがたくさんの夢や希望を抱いてくれることを期待しております。それがこれからの海老名市の力にもつながると考えております。  さて、本定例会に上程いたしました諸議案に加え、本日上程いたしました一般会計補正予算(第15号)につきましても、全ての議案について可決していただき、心から感謝申し上げます。令和3年度予算におきましては、予算決算常任委員会各分科会での活発なご議論といろいろな意見をいただきました。いただきましたご意見を事業執行の中に生かしてまいりたいと考えております。  いよいよ来週から新年度がスタートいたします。市でも4月1日付で人事異動がございます。新採用職員33名を迎えるとともに、退職される職員もいらっしゃいます。この議場では、私とともに道路行政にご尽力いただきました栗山まちづくり部道路担当部長が定年退職となります。議員の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。栗山まちづくり部道路担当部長に代わりましてお礼を申し上げます。4月から新たな執行体制となり、海老名市政の発展のために、職員一丸となってしっかりと取り組んでまいります。  終わりに、議員の皆様におかれましては、新年度を迎えるに当たり、健康には十分留意いただき、ますますご活躍いただきますよう祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)                 〔市長(内野 優) 降壇〕 ○議長(倉橋正美 議員) 閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。  2月25日から本日まで、会期30日間にわたり、議員各位におかれましては、各案件の審議に終始熱心に取り組んでいただきました。本日ここに無事閉会の運びとなりましたことを議長として厚く御礼申し上げます。  本日、この本会議場、この席に座らせていただいて、私の正面の議席が1つぽっかりと空いております。誰だろう。2月28日に死去されました、我々同僚議員であった池亀幸男さんの訃報を、この定例会が始まってすぐに皆さんにお伝えをしなくてはいけないという非常にショッキングなスタートとなったのが、この3月定例会でございました。あの池亀議員のまちづくりに対する熱き思いをそれぞれの議員がお持ちになって、今定例会、予算審査にも議案審査にも立ち向かっていっていただいたのだろうというふうに確信をいたしております。  東日本から10年という歳月も流れました。あの当時を振り返ると、海老名にも多くの駅滞留者の方たちがいらっしゃいました。その対策にも、また、計画停電が実施されたことによる対策にも、当時の行政、経験をしたことのない緊急事態ということで対策を練り、そして、実施がなされ、多くの市民の皆さんの自信になったかと思います。そういったことを踏まえた中で、まさにコロナという目に見えない相手と昨年より闘い続けているわけであります。私ども、市議会としても、昨年から臨時議会を何度となく実施し、市民のための予算、国からの予算をしっかり市民に伝えるのだという部分で行政とともに議員の皆さんのご協力を得ながらここまでやってまいりました。しかし、まだまだコロナの収束が見えないのも現状であります。海老名市は、このコロナ対策、ワクチン接種事業も、そして、何よりも陽性患者の自宅待機の皆さんへの援助事業もいち早く取り組み、職員の皆さんは、自分の仕事をしながらそういったワクチンの準備事業、そして、陽性者への支援体制の仕事と、二重三重の仕事をしながら、この令和3年度の予算を組んでいただきました。心から感謝を申し上げるとともに、その皆さんがつくり上げたその予算に対して、しっかりと我々も今回は議論をさせていただいたつもりでおります。  市長をはじめ皆さんが考え出した、「みんなが笑顔 〜えびなの元気を守る〜」、この実現に向けて、これから1年間、しっかりとその予算を執行していくことにぜひ期待をさせていただきたいと思いますし、我々、議会としても、協力をしながら、13万6000市民のまちづくりに邁進してまいりたいと思っております。  最後になりますけれども、今月をもって退職される多くの職員の皆さんがいらっしゃると思います。長年にわたり本市の発展にご尽力いただきましたことをこの場をお借りいたしまして感謝申し上げたいと思います。大変にありがとうございました。今後もぜひ皆様には十分に健康に留意されて、まだまだ海老名のためにご尽力願うことをお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。どうもお疲れさまでございました。(拍手)  これをもちまして令和3年第1回海老名市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。                            (午後0時57分 閉会)      ――――――――――――――――― ○ ―――――――――――――――――  以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。    令和3年3月26日
                 海老名市議会議長   倉 橋 正 美               同   副議長   戸 澤 幸 雄               同  署名議員   志 野 誠 也               同  署名議員   市 川 洋 一...