◆
吉田みな子 委員 私としては、やはりまだまだ国が出す分は足りないかなと思っていますし、実際にどのぐらい歳出を
コロナ対策として出したかにもよってくると思うのですが、まだできることはあるし、やっていっていただきたいとは思うのですが、これは財調の今回11億円積んだということもそうですが、
コロナは、私はある意味、災害のような状況だと思っているのですが、市として今11億円積んで、25億円ぐらいあるかと思うのです。年度末と比べたらそれよりも積み増していると理解をしているのですが、今後の財調の取崩しの
考え方と、この
コロナ対策、もっとやれることはあるかと思うのですが、その辺については、もちろん十分とは思っていないと思いますが、
コロナ対策として今後
事業予算として組んでいくようなお考えは、どのようにお持ちでしょうか。
◎
企画財政課長 先ほどもご答弁申し上げましたが、
財政調整基金については、
標準財政規模の10パーセント、
海老名市の場合ですと約25億円程度を確保したいと考えてございます。その金額を目安に、
コロナ禍というようなこともございますので、もちろん
地域経済への影響等、
市民生活が困窮するなど、
問題点も出てきておることは事実でございます。今後そのような
コロナの状況を見ながら、
財政調整基金の活用をしていきたいと考えてございます。
◆
吉田みな子 委員 ぜひそこは、介護とか医療現場の方へのPCR検査の補助とか、感染リスクの高い医療従事者の方とか救急隊の危険手当のことなども、議場でも市長も含めて言っていらっしゃったと思いますので、そうしたこともぜひやっていただきたいと、また
財政調整基金の取崩しと確保という部分については、議会に対しても
市民に対しても分かるように示していただきたいと思います。
5点目、
オリンピック・パラリンピックの
事業費の1000万円についてまず確認したいのですが、今年3月に
事業予算を1500万円組んで繰越明許をしたかと思うのです。それは議決をしたと思っているのですが、実際のところ1500万円は
予算として落ちていたということだと理解するのですが、その辺の繰越ししたはずではなかったかというあたりは財務としてどのように位置づいて処理されているのですか。
◎財政係長 6月の議会で繰越
予算については、全て議会のほうに報告させていただいております。その中で今回の、先ほどのオリパラの関係の繰越
予算についてはゼロという形で報告させていただいておりますので、
繰越額としては、ないというような形となっております。
◆
吉田みな子 委員 繰越計算書に載っていなかったなということは確認して分かっているのですが、でも、明許として議決を3月の時点でしていたので、それが落ちているということは、何かしら報告はなかったのかなとは思うのですね。だから、報告はありましたか、確認していいですか。
◎財政係長
繰越明許費は、あくまでも
限度額ですので、
繰越額は幾らであったと6月議会で報告しているということになると思います。
◆
吉田みな子 委員 結果的には報告としてゼロだったから載っていないということだとは理解するのですが、やはり1500万円繰越明許して議決をして、今回実は繰越ししていませんでしたということは、えっ、どういうことということは、まずありますので、そのあたりは、やはり
説明もしていただきたいですし、やらなかったので、もう1回出し直しますという形のご
説明よりは、もう少し丁寧なことをまずしていただきたいということは、財政当局に求めておきたいと思います。
なので、1500万円
予算計上はしたけれども、繰り越していなかったので、もう1回、今回は1000万円で出し直しているということで理解をしているのですが、
コロナ対策等で500万円縮減されているかと思うのですが、その500万円減った内容、内訳についてはどのようになっていますか。
◎
市民協働部専任参事 昨年度は1500万円で、今年度が1000万円、500万円の
減額の理由ということですが、こちらについては、大きな要因としては、当初、昨年の段階では、市内の小中学校全児童生徒を沿道応援させたいということから、徒歩圏内は別として、例えば東柏ケ谷とか、南のほうへ行けば有馬とか、電車とかバスの用意が必要であった、その部分において生徒の移送費が
減額できたというところが一番大きな要因でございます。
◆
吉田みな子 委員 では、そのほかの部分については、見直したり、今
コロナ感染で第3波とも言われています。本当に世界各国、日本以上に感染がもっと広がっているところもある中で、本当にどうなるか分からないということは、私は率直な感想として持っているのですが、
オリンピックの開催、
オリンピックに観客を入れてできるかどうかについてですが、そういう意味ではこの
コロナがはやっている、感染が拡大しているという状況の中で、昨年の3月に審議した内容と変わっているものはありますか、それでも3月で議論したことはそのまま踏襲とお考えなのでしょうか。
◎
市民協働部専任参事 昨年との比較ということですが、先ほど申し上げたとおり500万円の
減額の理由として、生徒の移送費が
減額になりました。当初、全校の児童生徒を沿道応援させるところだったのですが、当初はかなりの人数、1万人を超える児童生徒がいますので、道路上で応援できないかということを組織
委員会に調整を図っておったところですが、やはり道路上での応援は無理だということになりました。それにより、今度歩道に全児童生徒を並べると、概算で1平米当たり4人入らなければいけない、非常に密な状況になるということから、これは
コロナ対策として、先ほど申し上げた移送費の
減額が、今回は一応徒歩圏内の学校に絞って沿道応援をさせようではないかということで今回変更、それによっておおむね6校、今、観戦していただきたいと思っておりますが、これにより1平米1人ということで、ある程度のソーシャルディスタンスを図れた上での観戦が望めるのではないかというところがまず1点です。
2つ目としては、シティードレッシング、まちの装飾の部分ですが、今回新たに購入するものとしては、のぼりと横断幕ですが、これは組織
委員会が出している公式なもので、これを新たに購入する予定です。昨年既に購入しておりますフラッグ、懸垂幕、横断幕については日付が変わったということがあるので、ここの修正だけをして再利用して掲出するというところなどが変更点でございます。
◆
吉田みな子 委員 では、3月の補正で記念碑等の設置、作成も出ていたかと思うのですが、そうしたものはそのまま実施をしていくというお考えでよろしいですか。
◎
市民協働部専任参事 そのとおりでございます。
◆
吉田みな子 委員 3月の
委員会でも、実行
委員の、具体的に体育協会とか障がい者団体というお話は出ていたと思うのですが、その辺の変更点とか実行
委員会の組織については、また固まってきているのかと思うのですが、いかがですか。
◎
市民協働部専任参事 実行
委員会の編成、構成員ということですが、基本的にはスポーツ協会、あるいは障がい者団体の皆様方にご協力をいただきたいと思っております。それと、できますれば、当然交通関係もありますので、交通指導員さんとか、その辺にもぜひご協力をいただきたいと思っておりまして、おおむね10名程度で組織できればいいかと思っております。
◆
吉田みな子 委員 実施していくということはよく分かるのですが、この
コロナの状況で、感染対策も含めて、本当に人員確保とか、フィジカルディスタンスと言うのですか、その間隔の確保等もしていかなければならないと思うのですが、そこにかかる人員ですか、ボランティアも300人ぐらいの方を募りたいというお話もありましたが、この
聖火リレーとか、その後のミニセレブレーションだとかイベント等もあるかと思うのですが、そこにかかる人員、動員はどのような形でされて、その人数も含めてお聞かせいただけますか。
◎
市民協働部専任参事 動員の規模といいましょうか、人数といいましょうかということですが、基本的には総勢650名程度を今考えてございます。そのうち
市民ボランティアを300名、
市職員を200名程度、あとは先ほど言ったスポーツ協会とか各種団体にご協力いただいて150名程度を募りながら、総勢650名、これについては、やはりイベントを実施する際の国からのガイドラインにもございますが、
コロナ対策として誘導員をしっかり置きなさいということで、密にならないように、その誘導員が注意できる状況をつくっていきたい。あとは当然、消毒液の配置や、その辺についても、マスクの必須、あるいは当然スタッフも、来場される方も、当日の検温をお願いするなど、この辺についてはしっかりと対策を講じてまいりたいと考えております。
◆
吉田みな子 委員 今のお話だと、いわゆるスタッフに650人動員するということで、感染予防とか事故のないように取り組んでいきたいということだと思うのですが、では、実際に沿道とかで応援なさりたい方とかもいらっしゃると思うのですが、そのあたりの制限とかは今のところはお考えになっていないですか、何かしら考えていることとかはありますか。
◎
市民協働部専任参事 基本的には組織
委員会からの指示により、それに基づいて我々も対策は講じていきたいとは考えてございますが、今現状、昨年の段階では、もうマックスに、すし詰め状態でも、ぜひ皆様方に見ていただきたいという思いはありましたが、やはりこの
コロナ禍においては様々な制約は出てくると思います。そういうものが具体的に出てきたら、またその段階で私どももそれに十分対策を講じていきたいと考えております。
◆
吉田みな子 委員 子どもたちの沿道応援のことについて、今1平米当たり1人の計算でとおっしゃっていましたが、今、極力2メートル空けましょうということは学校とかでも指導されているところだと思うのですが、そのあたりについては、学校現場での懸念の声とか、協議も含めてですが、そういうやり取りはなされていますか。
◎
市民協働部専任参事 教育部との連携ということですが、基本的にはこの
オリンピック・パラリンピックに向けて、今、庁内で各部から次長職プラス1名という形で、各部2名程度でプロジェクトチームを組織してございます。そういった中で教育部とも常に連携を図りながら、この沿道応援についても教育部のお知恵をお借りしながら、今こういう状況で
予算要求をさせていただきました。
ただ、それが全て、では、保護者までとか、児童生徒まで
説明が行っているかと言ったら、今の段階ではそこまでに至っていない状況です。
◆
吉田みな子 委員 それともう1つ、
予算の中で400万円ほどが子どもたちの
オリンピック観戦も含めた形の、うちわとか、涼感タオルの
予算が出ているかと思います。実際に日本政府も、IOCも含めて、
オリンピックは開催で、観客を入れたいという強い意向も示されているということは理解するのですが、一方で、東京都の医師会の尾﨑会長が10月に記者会見をやられているときに、
オリンピックは無観客という形で実施するのが妥当な線ではないかというお話もされています。開催側は観客も入れてということと、あと医療現場等では、なかなか厳しいのではないかという見方もある中で、では、今この1000万円の中の400万円、子どもたちに観戦させたいという
予算が含まれていると思うのですが、そのことについてはもう少し後から、年度当初
予算も含めてですが、そうした形の
予算計上ということは考えられなかったのでしょうか。
◎
市民協働部専任参事 吉田
委員のおっしゃられるとおり、要は決まっていない情報ばかりですよね。来年6月29日が
聖火リレー通過日になりますが、その時点、今誰一人、多分その現状は分からないと思います。本大会は7月以降に始まります。これもどういった状況になっているかは誰もが分からない。そういった中では、我々は今、
メディア等で報道されているように実施の方向で動いている、これに伴っても我々も、基本的に実施する方向で、万全な体制を整え、最善の準備をすることが重要であると考えていることから、ここで
予算を計上させていただきました。
◆
吉田みな子 委員 意見も含めて最後にしたいとは思うのですが、やはり本当に今おっしゃったように、どうなるか分からないが最善でやりたい、そのために準備をされたいと、そのことは承知はするのですが、例えばその記念碑とか、子どもたちのタオルとか、そのようなものとか、規模の縮小も今のところあまり考えていらっしゃらないということもあると思うので、今
コロナ禍で、皆さん職員の給与が
減額されたり、法人税が減ったりという中で、本当にもう少し見直しという形が必要なのではないか、その最善というものが、その時々の状況によって変わってくると私は思うのですが、そのあたりについては、最後、お考えはいかがですか。
○会長 最後というご発言でしたので、恐らく繰り返しの答弁になりそうな質疑ではありますが、一応、お願いします。
◎
市民協働部専任参事 現状できることとして最善の準備をする、そして今後、情勢が変わってくると思います。いろいろ日々変わっていますので、その時々に応じた対応をしていきたいと考えております。
◆三宅紀昭
委員 お願いします。オリパラの話になるのですが、先ほどのやり取りの中で、
令和2年の3月
補正予算のときにフラッグを購入されていたということで、
補正予算は、またゼロに戻したということで、費用は実際には発生されていなかったのでしょうか。
◎
市民協働部専任参事 3月補正での1500万円の
繰越明許費の
繰越額はありませんでした。ただ、その前段で
聖火リレーの通過市と決定したことによって、これをPRしていこうではないかということで、12月補正で約100万円を計上して、その中でフラッグ、横断幕等を購入させていただいております。
◆三宅紀昭
委員 承知いたしました、失礼しました。今回、
補正予算で1000万円、先ほどからの話で、来年の6月は、まだどうなるか分からないといういろいろなお話がありますが、費用が発生するリミットはいつごろとお考えなのでしょうか。
◎
市民協働部専任参事 経費が発生する段階ということですが、基本的にはこの
補正予算をお認めいただいた後は、来年早々にでも実行
委員会を組織して立ち上げていきたいと思っております。そういった中で様々なご助言等もいただきながら、あるいは様々なご協力もいただきながら内容について詰めていきたいと。先ほども申し上げたボランティア300名についても、やはりこの
コロナ禍という状況の中で、皆様方も不安な部分もあろうかと思います。なので、この辺についても早めに募集をかけ、確保していかなければ、そのイベントが成り立たない部分もございますので、この辺についても早々に募集をかけていきたい。そして、
予算がかかるとすれば、実行
委員会の飲み物代とか、その辺については組織されれば当然必然的に発生すると思います。あとはそのボランティアの300名応募があった段階で、300名の方にはそのユニフォームとしてポロシャツを購入していきたいと考えてございます。こちらについては納品までにおおむね1か月から1か月半ぐらい時間がかかると言われております。なので、なるべく早めに募集をかけ、そして、そこもぎりぎり待てる段階まで、やはり経費の無駄遣いのないようにしていきたいとは考えておりますが、なかなか期限が、お尻が決まっているというところもありますので、全く手つかずにというわけにはいかないだろうとは思っております。
◆三宅紀昭
委員 今のお話で、ボランティア300名にお配りするポロシャツ、発注のリミットとしては5月の連休明け頃かと推測されますが、何分どうなるか分からないという事態で、なるべくこの1000万円の
予算についても無駄のないような使い方をぜひぜひお願いしたいということで、私の質問を終わります。
◆相原志穂
委員 すみません、2点確認だけさせてください。1点目が、21ページの
人事研修事業費857万5000円の減です。先ほど、
必要最低限の
研修はしていますということだったので、一応やっておかなければならなかった
研修で、できていないものがあるのか、ないのかだけ教えてください。
◎
職員課長 コロナ感染症の状況がありますので、恐らく
研修をしたいという気持ちの職員は多いと思います。なので、これがやっていなければいけないというものを、私どもも判断はちょっと厳しいのですが、ただ、先ほどもご
説明しましたが、
資格等が必要、要するに、この資格がなければ業務に支障があるというものについては
研修をしておりますので、そこはできている、しなければならないものはちゃんとクリアされているかなと考えております。
◆相原志穂
委員 ありがとうございます。そこが確認取れればと思いました。
次年度、絶対的に資格とか取らなければいけないものもあると思いますが、職員さんたちがやりたい
研修もあると思いますので、
コロナ禍でありますし、できないものが出てくると思うのですが、そのあたりはできるだけ
予算を確保していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2点目、これも本当に確認です。45ページの防災対策
事業費です。817万6000円の減です。防災無線のリースの遅れということでしたが、所管の聞き取りで、計上は4月からだったけれども、いろいろ
コロナ禍で遅れてしまって、1月からのリースになってしまったということはお聞きしているのですが、当初予定していた中身に変化はあるのでしょうか。前回も一応質問しているので、その内容はそのままなのでしょうか、教えてください。
◎
危機管理課長 今ありましたように、リースの遅れで期間が後ろへずれたというところですが、仕様に関しては当初の予定どおりという状況でございます。
◆相原志穂
委員 仕様ですね、ありがとうございます。その仕様が一緒だということが確認を取れれば結構です。ありがとうございました。
○会長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
以上で当
分科会で所管する部分の審査は終了いたしました。
なお、
分科会審査報告については正副会長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ご異議なしと認めます。よって
分科会審査報告については正副会長一任と決しました。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして
予算決算常任委員会総務分科会を散会といたします。
(午前11時58分散会)...