介護保険課長 小黒 毅
地域包括ケア推進課長
大島みどり
障がい福祉課長 森川 浩次
国保医療課長 井上 雅文
こども育成課長 本木 大一 保育・
幼稚園課長 安齊 浩史
教育部長 伊藤 修 同部次長 萩原 明美
同部参事(学校施設担当) 教育総務課長
中込紀美子
吉田 聡
同
課施設係長 大澤 英和 同
課文化財係長 押方みはる
教育支援課長 和田 修二
7.
委員外議員 なし
8.傍聴者 (1)議 員 なし
(2)その他 2名
9.事務局 2名
議事調査係長 武井 慶博 副主幹 左藤 文子
10.付議事件 1.議案第16号 令和元
年度海老名市
一般会計補正予算(第7号)〔所管部分〕
2.議案第17号 令和元
年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
(以上2件令和2年2月26日付託)
11.会議の状況 (午後1時49分開議)
◎会長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立しましたので、これより
予算決算常任委員会文教社会分科会を開きます。
本日の
分科会日程はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
これより日程に入ります。
議案第16号 令和元
年度海老名市
一般会計補正予算(第7号)〔所管部分〕、議案第17号 令和元
年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、以上2案を一括議題といたします。
初めに、
一般会計補正予算〔
保健福祉部 所管部分〕について、
保健福祉部長の説明を求めます。
◎
保健福祉部長 それでは議案第16号 令和元
年度海老名市
一般会計補正予算(第7号)の内容につきましてご説明申し上げます。
保健福祉部関係の
歳入歳出予算につきまして補正額でご説明させていただきます。
10、11ページをお開きいただきたいと存じます。
歳入でございます。14
款国庫支出金1項
国庫負担金1目
民生費国庫負担金は1億344万円の増でございます。その内訳でございますが、1節
社会福祉費負担金は253万9000円の増でございます。説明欄の
国民健康保険保険基盤安定8万2000円の増は、令和元
年度交付額の決定に伴う増額でございます。なお、負担率は2分の1でございます。また、その下段の
自立支援医療等給付費245万7000円の増は、歳出予算の増額補正に伴う
国庫負担金の増額でございます。こちらの負担率は2分の1でございます。2節
児童福祉費負担金は1億90万1000円の増でございます。説明欄の
子育て支援施設等利用給付費は206万円の増でございます。こちらは幼児教育・保育の無償化に関し、私学助成を受ける幼稚園や
認可外保育施設等の保育料の軽減に充当する
施設等利用給付費について、積算方法の詳細が未定であったため、当初予算にあっては幼稚園の
基本保育料部分のみを計上しておりました。このたび幼稚園の預かり保育料や
認可外保育施設等についても積算方法が明らかになったため、当該部分について増額するものでございます。また、その下段の教育・
保育給付費は9884万1000円の増でございます。これは
民間保育所において当初見込みを上回る、定員を超えて入所したことによる増額及び平成31年度当初予算編成後に
保育所入所措置費の算出根拠となる公定価格の単価が改定され、公定価格全体が上昇したことにより、
保育所等に支払う額が増額となったものでございます。
次に、12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。14
款国庫支出金2項
国庫補助金2目
民生費国庫補助金のうち、
保育対策総合支援事業費は262万7000円の増でございます。こちらは、国庫補助である
保育対策総合支援事業費補助金の
交付要綱改正により
交付基準額が増額となったため、当該部分について増額するものでございます。なお、補助率は3分の2でございます。
15
款県支出金1項
県負担金1目
民生費県負担金は1601万3000円の増でございます。その内訳でございますが、1節
社会福祉負担金は8万5000円の減でございます。説明欄の
国民健康保険保険基盤安定131万3000円の減は、令和元
年度交付額の決定に伴う減額でございます。なお、
保険税軽減分の県負担率は4分の3、
保険者支援分の県負担率は4分の1でございます。その下段の障がい
者自立支援給付費122万8000円の増は
歳出予算増額補正に伴う
県負担金の増額でございます。
次に、14ページ、15ページをお開きいただきたいと存じます。2節
児童福祉費負担金は1609万8000円の増でございます。説明欄の
子育て支援施設等利用給付費は103万円の増でございます。こちらは、
国庫負担金部分でご説明しましたが、同様に当該部分の
県負担金についても増額するものでございます。また、その下段の教育・
保育給付費は1506万8000円の増でございます。こちらも
国庫負担金部分でご説明しましたが、同様に当該部分の
県負担金についても増額するといったものでございます。
次に、20款諸収入4項雑入2目雑入のうち
園児給食費は、725万円の増でございます。こちらは、昨年10月より開始の幼児教育・保育の無償化の実施に伴いまして、
公立保育所の3歳児クラス以上の副食費を保護者より新たに徴収するため、増額補正をするものでございます。
以上が歳入でございます。
続きまして、歳出でございます。これも補正額でご説明をさせていただきます。20ページ、21ページをお開きいただきたいと存じます。
3款民生費1項
社会福祉費1目
社会福祉総務費は995万9000円の増でございます。こちらは
保険基盤安定繰出金を減額する一方で、
財政安定化支援事業繰出金を、所要額の確定により、その他
一般会計繰出金を
国保特別会計の
歳入歳出の調整によりそれぞれ増額するものでございます。2目障がい者福祉費は1237万9000円の増でございます。説明欄の障がい
者自立支援給付費等事業費の主なものとしましては、
更生医療費の社会保険や
国民健康保険、
後期高齢者医療保険において人工透析の件数が当初の見込みよりも大幅に増額したことに伴う増額補正をするものでございます。
3款民生費2項
児童福祉費2目
児童措置費は7894万2000円の増でございます。その内訳でございますが、説明欄の
子育て支援施設型給付事業費は6922万円の増でございます。これは先ほど歳入でご説明申し上げましたが、
保育所等へ支払う給付費が当初見込んでいた人数より想定を上回る定員を超えて入所したことによる増額、及び
保育所入所措置費の算出根拠となる公定価格が上昇したことにより、
保育所等に支払う額が増額となったものでございます。
次に22ページ、23ページをお開きいただきたいと存じます。説明欄の
子育て支援施設等利用給付事業費は581万6000円の増でございます。これは、先ほど歳入でご説明申し上げましたが、幼児教育・保育の無償化に関し、私学助成を受ける幼稚園や
認可外保育施設等の保育料の軽減に充当する
施設等利用給付費について詳細が未定であったため、当初予算にあっては積算方法が比較的明確であった幼稚園の
基本保育料部分のみを計上しておりました。このたび保育園の預かり保育料や
認可外保育施設等についても積算方法が明らかになったため、当該部分について増額するものでございます。その下段の
民間保育所運営費補助事業費は151万6000円の増でございます。こちらは、
認定保育施設補助金において、当初の見込みよりも
補助対象施設及び人数の増加が見込まれるため、保育所へ支払う補助金を増額するといったものでございます。さらに、その下段の
民間保育所施設補助事業費は239万円の増でございます。これは、先ほど歳入でもご説明申し上げましたが、国庫補助である
保育対策総合支援事業費補助金の
交付要綱改正によりまして、
交付基準額が増額となったため、保育所へ支払う補助金を増額するものでございます。
4款衛生費1項
保健衛生費2目予防費は1823万7000円の増でございます。その内訳でございますが、説明欄の
保健予防事業費1030万8000円の増は、乳幼児及び
高齢者予防接種の接種率の増加及び
診療報酬改定に伴う委託単価の値上げにより増額するといったものでございます。その下段の
健康増進事業費792万9000円の増は、
各種がん検診の特別健診受診者が増加したことや、健診にかかる費用の全額を市が負担する70歳以上の方の受診が増加してきているといったことによるものでございます。
次に28ページ、29ページをお開きいただきたいと存じます。10款教育費1項
教育総務費2目事務局費のうち、説明欄の
私立幼稚園支援事業費は126万4000円の増でございます。こちらは、幼稚園型の一時預かり事業において利用人数が当初の見込みよりも増加したため、幼稚園へ支払う補助金を増額するといったものでございます。
以上、大変雑駁な説明ではございますが、よろしくご審議を賜り、ご決定くださいますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
◎会長 次に、
国民健康保健事業特別会計補正予算について、
小松保健福祉部次長の説明を求めます。
◎
保健福祉部次長 それでは、続きまして議案第17号 令和元
年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の内容につきましてご説明申し上げます。
補正予算書の35ページをお開きいただきたいと存じます。
初めに、
歳入歳出予算の補正でございますが、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ1億2300万円を増額いたしまして、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ122億9834万円とするものでございます。
37、38ページにつきましては、本会議で説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
39ページからは、
歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。42、43ページをお開きいただきたいと存じます。
歳入でございます。2
款県支出金1項県補助金1目
保険給付費等交付金1億1104万1000円の増は、
交付見込額の減に伴い
都道府県繰入金分を減額する一方で、
保険給付費の
執行見込みの増に伴い
保険給付費等交付金(
普通交付金)を増額することによるものでございます。
4款繰入金1項他
会計繰入金1目
一般会計繰入金995万9000円の増は、
保険税軽減対象となった被保険者数に応じて一定額を繰り入れる
保険基盤安定繰入金を減額する一方で、被保険者のうち高齢者数の割合等により一定額を繰り入れる
財政安定化支援事業繰入金においては、所要額の確定により、その他
一般会計繰入金においては
歳入歳出の調整により、それぞれ増額するものでございます。
6款諸収入3項雑入1目
第三者納付金250万円の増は、
第三者納付金が当初の見込みを超えるため増額するものでございます。同じく2目返納金50万円の減は、返納金が当初の見込みを下回るため減額するものでございます。
44、45ページをお開きいただきたいと存じます。歳出でございますが、こちらも補正額でご説明させていただきます。
2
款保険給付費1項療養諸費1目一般被
保険者療養給付費9600万円の増は、今年度の支出状況から不足が見込まれることに伴い増額するものでございます。同じく2目退職被
保険者等療養給付費900万円の減は、今年度の支出状況から執行が見込みを下回ることに伴い減額するものでございます。同じく3目一般被
保険者療養費300万円の増は、今年度の支出状況から不足が見込まれることに伴い増額するものでございます。同じく5目
審査支払手数料100万円の増は、今年度の支出状況から不足が見込まれることに伴い増額するものでございます。
2
款保険給付費2項
高額療養費1目一般被
保険者高額療養費3200万円の増は、今年度の支出状況から不足が見込まれることに伴い増額するものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議賜り、ご決定くださいますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
◎会長 次に、
一般会計補正予算教育部所管部分について、教育部長の説明を求めます。
◎教育部長 議案第16号 令和元
年度海老名市
一般会計補正予算(第7号)のうち、
教育部所管部分につきましてご説明いたします。
別冊補正予算書の4ページをお開きいただきたいと存じます。第3表
繰越明許費補正、1、追加の下から2段目からでございます。10款教育費2項
小学校費、上
星小学校ほか1校
屋内運動場大
規模改修工事1億7050万3000円、
有馬小学校冷暖房設備改修工事9356万2000円、5ページの最上段、
小学校構内LAN構築整備工事3億9000万円、同じく3項中学校費、
柏ケ谷中学校屋内運動場大
規模改修工事1億20万円、
中学校構内LAN構築整備工事1億8000万円は、いずれも国の
補正予算による
国庫補助金を活用することから、年度をまたいだ対応が必要なため、
繰越明許費といたしたいものでございます。
同じく4項
社会教育費、
相模国分尼寺跡用地補償1008万1000円は、所有者の
移転先決定等に不測の時間を要し、年度内に完了しないため、
繰越明許費といたしたいものでございます。
次に、
歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明させていただきます。
12、13ページをお開きください。1つ目の箱の3段目でございます。14款2項6目
教育費国庫補助金の2節
小学校費補助金2億5555万7000円の増は、国の
補正予算による
国庫補助金の交付を受けることにより、
情報通信ネットワーク環境施設整備費1億9500万円、
小学校施設改修事業費6055万7000円をそれぞれ増額するものでございます。
同じく3節
中学校費補助金1億1617万2000円の増も同様の理由により、
情報通信ネットワーク環境施設整備費9000万円、
中学校施設改修事業費2617万2000円をそれぞれ増額するものでございます。
次に、歳出でございます。少し飛びまして、28、29ページをお開きください。最下段でございます。10款2項1目
学校管理費の説明欄をごらんください。
小学校施設整備事業費6億5406万5000円の増は、国の
補正予算による
国庫補助金を活用し、
GIGAスクール構想の実現に向け、全小学校に高速大容量の
校内通信ネットワークを構築するための整備を行うとともに、上
星小学校と
中新田小学校の
屋内運動場大
規模改修工事、さらには
有馬小学校冷暖房設備設置工事を行うことによる増額でございます。
30、31ページをお開きください。2つ目の箱、10款3項1目
学校管理費の説明欄をごらんください。
中学校施設整備事業費2億8020万円の増も、
小学校費と同様の理由により、
GIGAスクール構想の実現に向け、全中学校に高速大容量の
校内通信ネットワークを構築するための整備を行うとともに、
柏ケ谷中学校屋内運動場大
規模改修工事を行うことによる増額でございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
◎会長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆池亀幸男 委員 それでは、3点お伺いいたします。
1点目、
有馬小学校のエアコンの工事なんですけれども、これは全ての教室の工事を行うのかどうかということが1点、2点目は、中新田小、上
星小、それから
柏ケ谷中学の体育館の補修ですけれども、これは補修の内容を、例えば床を補修するとか、壁とか、トイレだとか、あるいはステージだとか、その辺、3校ありますけれども、どういうふうな補修を行うかということが2つ目、それから3点目は、
情報ネットワークの工事ですけれども、これは小中全部で19校ありますけれども、19校を一斉に行うのか、それとも時期を決めて行うのか、どのくらいの期間が必要なのか、その期間は生徒の授業に支障はないのかと、その3点をお聞きいたします。よろしくお願いします。
◎
学校施設担当参事 池亀委員のご質問にお答えします。
1点目、
有馬小学校の
冷暖房設備設置工事につきまして、全ての教室に設置するのかということでございますが、こちらの工事につきましては、現在、
全館空調方式というような形の空調方式になってございます。今回の改修に伴いまして、教室、特別教室、また管理諸室、職員室、
校長室関係ですね。そういったところに個別の空調を設置するものでございます。
2点目、
屋内運動場大
規模改修工事の改修内容のご説明になります。こちらのほうにつきましては、内装関係、また建具関係、床関係、内部の老朽箇所の更新を行ってまいります。また、教育環境の向上ということで、空調設備の設置を行っていくことになります。また、それ以外に照明のLED化、
ステージ下の収納改修、
あと放送設備、
自動火災報知機設備、そういったものの改修工事を行ってまいります。
3点目、
GIGAスクール関連につきまして、19校を一遍に行っていくのか、また期間についてということでございますが、今回の工事については19校を令和2年度中に全学校に整備をするということで進めてまいります。この工事を一遍で行うか、分けて行うかということは、これから設計も行っていくことになりますので、その進捗ぐあいによって変わってきますので、ここはまた検討してまいります。また、学校への支障ということでございますが、学校のほうにつきましては、工事の内容としましては
校内LANの
ケーブル配線と、各教室への
アクセスポイントの設置といったことがございます。こちらのほうにつきましても学校と協議をしながら工事を進めてまいりたいと思っております。
◆池亀幸男 委員
有馬小学校のエアコンの工事ですけれども、これは体育館にはエアコンは入れないということでしょうか。
◎
学校施設担当参事 今回の事業につきましては校舎棟のみとなってございます。
◆池亀幸男 委員 体育館に入れるということになると、相当予算もかかると思いますし、大変だと思うんですけれども、ただ、現在、夏は非常に暑いですし、体育館は窓をあけても、風向きがいいと中に入ってくるんですけれども、そうじゃないと熱がこもってしまうと、熱中症等の心配もありますので、すぐにというわけにはいかないと思いますけれども、できるだけ早い段階でエアコンを全学校に入れるようにお願いしたいと思います。
あと、こういう工事はできるだけ工期を短くして、やはり学校は生徒の活動が一番大事だと思いますので、生徒の活動にできるだけ支障がないような形でお願いできればと思います。
◆つつ木みゆき 委員
GIGAスクール構想の実現に向けての取り組みについてちょっとお聞きします。文科省の
ロードマップによると、まず2020年度までに全小中学校で3クラスに1クラス分の端末を整備して、2023年度までに全学年で1人1台を達成するとありますが、海老名市では前倒し的に令和2年度までに
校内通信ネットワークを完備するとして、
情報通信ネットワーク環境施設整備費として
補正予算として5億7000万円計上されておりますが、海老名市の
ロードマップのほうを教えていただきたいと思います。
◎
教育支援課長 端末の整備ということでよろしいかと思います。現在、海老名市のほうは平成30年度より3人に1台の
タブレットを整備しようと、市の予算で整備を進めているところです。現在のところ1430台の
学習用パソコン、
タブレットも含めて整備しているところですが、これを市の予算では、3人に1人分は市の整備、3人に2人分は今回の
GIGAスクール構想の補助で順次パソコン、
タブレットの台数をふやしていって、令和5年度までに整備を完了したいと考えております。
◆つつ木みゆき 委員 ありがとうございます。そうなると、
高速無線LANの
アクセスポイントが各教室、体育館など校舎内で何カ所ぐらいになるのでしょうか。
◎
学校施設担当参事 アクセスポイントにつきましては校舎内の職員室から各教室、特別教室、そういったところへの設置になります。また、体育館にも
アクセスポイントを設置することになります。台数につきましては、これから設計を行いますので、設計が終わらないと、ちょっと台数までは出てこないという形です。
◆つつ木みゆき 委員 ありがとうございます。具体的に工事はいつごろからと予定されていますか。
◎
学校施設担当参事 工事につきましても、これから設計を行っていきますので、各学校ごとに設計を行っていって、早期発注に心がけていきたいと思っております。また、19校を令和2年度中に整備ということで考えております。
◆つつ木みゆき 委員 ありがとうございます。文科省の
構築パッケージによると、ローカル5Gということで、海老名市でも5Gを将来的に活用していかれるのでしょうか、お聞きしたいと思います。
◎
学校施設担当参事 ローカル5Gというのは、総務省と
文部科学省で構築していくということになりますので、今後そういったことを活用しながら
情報ネットワークを学校に生かしていきたいと思っております。
◆つつ木みゆき 委員 5Gと言いますと、今スイスとかベルギーでは、やはり
身体的健康面でちょっと問題視されていて、中止をしているところもあるんですけれども、そういうものを
子どもたちが使うのに活用されるのは、そういう健康への懸念がされていくのではないかと思うのですが、そういうところは保護者とかにはどういうふうにご説明されるのでしょうか。
◎
教育支援課長 現在、
ICT活用が児童生徒の健康面に与える影響を国が調査した結果でございますけれども、テレビやゲーム、携帯の視聴の影響等も考えられる中で、一般的な児童生徒の生活習慣を踏まえると、学習に
タブレット端末を使用するだけで健康面に大きな影響を与えるとは言えないのではないかというふうにあります。今後どのような状況に変わってくるかはわかりませんけれども、現時点ではそのように捉えています。
しかし、視力の低下、それから姿勢の悪化などの懸念はありますので、教室の明るさや使用するときの姿勢等について、学校だけではなく、家庭へも呼びかけていく必要性を認識しております。
◆つつ木みゆき 委員 どうもありがとうございました。
◆佐々木
弘 委員 一般会計のほうで伺っていきたいと思います。
まず、
屋内運動場への
エアコン設置について伺っていきたいと思います。ここのところで、今後の見通しということで、来年度の本予算のほうでは特にこの体育館への
エアコン設置は計上されていないのですが、これは当面はこの3校のみをやっていくという考えなのか、また、市内19校ありますが、将来的にどうしていく考えなのか、基本的な方向性を伺いたいと思います。
◎
学校施設担当参事 屋内運動場の大
規模改修工事のご説明ですが、空調設備の設置について、見通しというか、来年度の当初予算には計上されていないということでございますが、学校施設再整備計画にのっとって、今後も進めていきたいということで考えてございます。また、来年度につきましては、そのために計上はしていないということになってございます。
◎教育総務課長 少し補足させてください。今回の
補正予算に関しては、国の
補正予算がついた関係で、前倒しという形で補正を出させていただいております。ですので、令和2年度に予定していた工事をここで
補正予算として上げさせていただいておりますので、決して今後進めていかないということではなく、今回は補正でお願いしているところです。ですので、財政当局のほうとも協議は必要になっていきますが、今後改修が必要な体育館につきましては進めていきたいと考えております。
◆佐々木
弘 委員 今後の方向性という点で伺いたいのですけれども、児童生徒数が増加する今泉小学校、また中学校のほうですが、ここは前回も
補正予算で教室のほうを増築するということで、議会としても認めたのですが、エアコンの設置はもうある意味、体育館への
エアコン設置は後回しにならざるを得ないといった考えは今の時点であるのかどうか伺いたいと思うのですが。
◎
学校施設担当参事 今泉小学校、中学校につきましては、現在のところ校舎のほう、教室関係、そういったところをまず第一優先という考えでおります。体育館につきましては、また大規模改修、そういった時期になりましたら考えてまいりたいと考えております。
◆佐々木
弘 委員 今後の
エアコン設置の進め方について伺っていきたいと思うんですけれども、この
エアコン設置の方式はいろいろなやり方がありまして、市が直接工事をして設置する方式もあれば、あるいはリース方式を利用している自治体もあります。また、そのエアコンの動かし方の点でも、動力と言うのでしょうか、燃料を電気や、あとはガスを使っているといったところもあると思います。市としては今後どういったやり方でやっていくつもりなのか伺いたいと思います。
◎
学校施設担当参事 屋内運動場の空調設備の設置につきましては、
文部科学省の交付金を活用して行っていくことになっておりますので、今のところはリースでは交付金の対象外になってございます。そういったところで工事で設置していくという考えでございます。また、空調設備の熱源につきまして、燃料につきましては、学校によってガスがあったりなかったりということがございます。そういったところを比較検討をしながら、また効率的によいものを比較検討して、各学校の空調熱源を決めていきたいと考えてございます。
◆佐々木
弘 委員 次に、
GIGAスクール構想について伺っていきたいと思うのですが、こちらは導入に当たって、国のお金が今回2分の1ですか、出るのかなとは思うのですが、これを、ネットワークもそうですし、あと端末を導入した後、このランニングコストの負担はほぼ全額、今後、市の負担になってしまうということはないのかどうか、引き続き国はそういったところも一定の面倒を見るよというふうな仕組みになっているのか、その点はいかがでしょうか。
◎教育総務課長 ランニングコストにつきましてはまだ示されておりませんので、今後国や県からの情報収集に努めたいと思います。
◆佐々木
弘 委員 こちらのGIGAスクールということで、これが全面的に展開される場合、やはりプログラミング教育も導入されるということで、これだけでも現状、結構現場の先生方は大変かなとは思うのですが、さらに端末をより全面的に活用するとか、ネットワークも活用するという点になると、やはり先生方の負担がふえるのではないかとは思うのですが、そういったことに対して何か対応とか研修なりするのかどうか、今の時点での運用について予定を教えてもらえればと思います。
◎
教育支援課長 児童生徒1人1台端末環境が近い将来整備されます。そうすることによって学校教育は劇的に変わることになります。当然、教員のほうもそれに対応するスキルを身に着けなければいけません。平成30年に導入して以来、これまで教員向けの
タブレット研修等を3回行ってきました。それはスキルに応じて、研修1では基本操作、研修2では授業支援アプリ、研修3では実際の活用方法等、先生方のレベルに合わせて研修を行って来ました。今後も教員スキル向上のフォローアップはやっていきたいと考えております。
◆佐々木
弘 委員 そういった取り組みをこれまで進めてきたし、今後さらに強めることになるかなとは思うのですが、やはり現場の先生方は非常に疲弊しているというのでしょうか、とにかく人手が足りない、人数をふやしてほしいという中で、やはりこういった新たなことを、国の施策であるとはいえ、ちょっと現場に強いるということは、市としても考えてもらう必要があると思うのですが、その点に関して何か認識はあるでしょうか。
◎
教育支援課長 委員おっしゃるとおり、現在、教員が非常に多忙であるということは言われております。ただ、やはり
子どもたちの将来の情報活用能力のスキルを上げるということは教師の本分でありますので、そこは校内、または市内等で情報活用にとても秀でたスキルを持った先生方と連携をしながら、活用事例等も報告しながら、全体のスキルアップに努めたいと考えております。
◆佐々木
弘 委員 では次に、国保の特別会計も一緒でいいのですよね。ちょっと伺っていきたいと思います。歳出のほうで、これは見立ての関係だと思うのですが、一般被保険者の療養給付費、これは9600万円と、そして、一般被保険者の
高額療養費が3200万円ということで、やはり1億円を超える額のちょっと補正をしたいということで、これは見通しとか、そういった点で、もうちょっと精査ができなかったのかどうかと、市としての認識を伺いたいと思います。
◎
国保医療課長 一般被
保険者高額療養費の増の要素といったところでご説明をさせていただきたいと思います。国保全体、被保険者そのものについては減少しておりまして、療養給付費総額自体は下がっております。しかしながら、高齢化の進展というものがございまして、
高額療養費は70歳未満と70歳以上の方で負担の金額が異なります。そういったところから、やはり高齢化が進展して、1人当たりの療養給付費等の伸びがある、1人当たりがふえていて高齢化が進行しているということで、このような形で増額の傾向が出ているといったところでございます。
◆佐々木
弘 委員 こういうものの見立てというのでしょうか、見通しというものは確かに難しい点ではあると思うのですが、金額が金額なものですから、もう少し精度を上げるというのでしょうか、そういうことは難しいという認識でよろしいのでしょうか。
◎
国保医療課長 委員おっしゃるとおり、この給付の部分につきましては、これまでも1つ大きな流れ等で、薬価についてもそうですが、1つ流れが変わりますと医療費がはね上がるという傾向がございまして、なかなかこれを読み切るということが難しいところでございます。しかしながら、平成30年度の県域化によりまして、これまでは、市が保険者のときには、この給付リスクも負っていたのですが、県域化に伴って、この給付の部分については県が支出をします。その財源となる納付金というものを市に求めてきて、その納付金を納めるために保険税をいただくという流れに、平成30年度の改革以降、変わってございます。ですので、財政面だけで言えば、この歳出と歳入というのは10分の10、かかった分について歳出計上しておけば、その分を県のほうが歳入面で面倒を見ていただけるという流れになっているところでございます。
◆たち登志子 委員 よろしくお願いいたします。先ほどからちょっとお話が出ています小学校、中学校の体育館の件でお伺いいたします。内容については先ほどご説明があったとおりかと思いますが、やはり小学校、中学校で大規模工事の中での安全基準というものがあるので、守らなくてはいけない部分だと思いますが、それはどういった形で保障をされているのかお伺いさせていただきます。
◎
学校施設担当参事 屋内運動場大規模改修の安全基準ということですが、まず工事関係については、法的なところでの各基準がございます。また、環境的なところでいきますと、内装の塗料や材料といったものについてフォースターという規格の塗料、材料を使うことになります。それについてはシックハウス症候群の対策といったところでのホルムアルデヒドの放散量のないものまたは少ないものということで、フォースターの材料を使ってまいります。また、それらの工事が終わった段階では、室内環境測定を行いまして、指針値以内になっていることを確認して引き渡しという流れになってございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。この工事が終わった段階での測定も含めての今回の予算になっていますでしょうか。
◎
学校施設担当参事 そういった測定も含めての予算となってございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。スケジュールや工事の期間、先ほどもお話があったのですが、これのめどがついたときには、どのような形で近隣に伝えていくのかというところもお話しください。
◎
学校施設担当参事 工事の発注のめどがついたところで、学校、また近隣自治会といったところへの周知を行ってまいりたいと考えてございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。近隣も恐らく体育館を使う団体もありますので、早目にお知らせをいただければと思っております。
もう1点なんですけれども、私立幼稚園の件に関してです。私立幼稚園は利用がふえているという形で、今回、
補正予算があがっているという話だったのですが、これは利用者数がふえているというお話で理解してよろしいでしょうか。
◎保育・
幼稚園課長 私立幼稚園支援事業費126万4000円増の理由ということだと思いますが、委員おっしゃるとおり利用人数が当初の見込みより増加したことによる増額でございます。
◆たち登志子 委員 その私立幼稚園は、偏りがあったりはしないのでしょうか。利用者は満遍なくいろいろな幼稚園でふえたということなのでしょうか。
◎保育・
幼稚園課長 こちらの事業につきましては施設型給付に移行した幼稚園、あと認定こども園を利用している預かりの部分でございまして、昨年度の実績に比べて今年度は若干ふえているようなところで増額するものでございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。今後も私立幼稚園の利用者はふえていく予想なのでしょうか。
◎保育・
幼稚園課長 昨年10月から幼児教育・保育無償化がスタートして半年近くたつわけでございますが、実質、来年度4月の入所については、保育園については昨年の11月から願書の受け付けを開始しております。施設のほうに確認したところ、それほど差異がない状況で、増減はあまりないとお聞きしております。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。
◆戸澤幸雄 委員 それでは、何点か質問させていただきます。
まず学校関係で、教育環境の充実に関して前倒しで多くの施策が上がっております。これについては
子どもたちの教育環境を充実していくということで、非常に歓迎をしております。その中で
屋内運動場、体育館の改修ということと、冷暖房というところがあるんですけれども、まず改修に関して、小学校、中学校の体育館については災害時には避難所となりますし、非常に重要な施設であると思うんですけれども、改修に当たって何か今までと違うところとか、そういったところがあるのかどうか、それとも構造上のものであるとか、強固なものを目指して改修をするということであるのか、ちょっとお聞きをしたいと思うんですけれども。
◎
学校施設担当参事 避難所ということでの
屋内運動場の大規模改修ということではございませんが、大規模改修をやるに当たって、避難所機能としてプラスになるようなことも考えてございます。避難所の開設用の物品を保管するとか、そういったことも考えてございます。また、先ほどから言っている教育環境の向上ということでの空調設備の設置、そういったことが今までの
屋内運動場とは違うところでございます。
◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。いろいろ考慮するところはあるのだと思うのですけれども、体育館の冷暖房については、これまで要望もさせていただいていたので、非常に喜ばしいのですけれども、夏の暑いときの冷房であるとか、それから冬の寒いときの暖房と、例えば避難所になったときには、夜の、そこで寝泊まりをするというようなことも考えられるので、教育上のことではないのですけれども、そういったことも関連して考えていったほうがよいのかなと思うのですが、例えば体育館ですと、非常に広いスペースでありますし、これを冷暖房していくということは、かなり大きな機械といいますか、容量が必要なのかなと思うのですが、今回やられる工事についてはどの程度のものになっていくのか。例えば真夏でも
子どもたちがその中で快適にできるような冷房容量をとっているのか、その辺、わかりにくいとは思うのですが、答弁できましたらよろしくお願いいたします。
◎
学校施設担当参事 屋内運動場の冷暖房設備につきましては、まず建物での冷房、暖房の負荷計算というものを行いまして、それに基づいて機器の能力を決めております。ですから、快適とまではいかないかもしれませんが、それなりの冷暖房のききぐあいになると思います。
◆戸澤幸雄 委員 教育上では、真夏の体育館は非常に暑いですので、先ほども熱中症というような文言がありましたが、そこの風が吹いているところは涼しいというところでも非常に有効だとは思いますので、しっかり進めていただければと思います。
それから、
GIGAスクール構想なんですけれども、これについても国の指導性もあって、ここで一気に進んでいくのだというような感想を持っておりますけれども、
子どもたちがこれから成人して、社会に旅立ったときに、この社会というのは私たちの想像のつかないぐらい変わっている可能性がございますので、今もアクティブラーニングでありますとか、積極的な、みずから学んでいくというような姿勢であるとか、それから、先ほど出ましたプログラミング教育であるとか、さまざまなことが教育に関しても変わってくるのだと思いますが、そのためのインフラづくりとして、これは一気に推し進めようということだと思います。
まず補正については、LAN工事をしてということで、インターネットの回線の充実をということであるのですが、最終的には
子どもたちに1人1台の
タブレットが渡って、その
子どもたちが、教育自体がどういうふうに変わっていくのかということはまだ言えないと思うのですが、今回、この
タブレットを活用して、
子どもたちが一斉にネットにつなげても大丈夫なような工事を行うということなのかなと思うのですが、そこら辺はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
◎
学校施設担当参事 今回、補正で上げさせていただいたGIGAスクールの工事につきましては、委員が今言われたように、1人1台
タブレットということで、児童生徒1人1人が
タブレットを使用できるような環境づくりといったことで
校内LANの整備を行ってまいります。
◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。
子どもたちが
タブレットを活用して、教育がもっともっと充実したものになっていくことをお願いいたしまして、要望とさせていただきます。
◎会長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎会長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎会長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
以上で当分科会で審査する案件の審査は全て終了いたしました。
なお、分科会審査報告については正副会長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎会長 ご異議なしと認めます。よって分科会審査報告については正副会長一任と決しました。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして
予算決算常任委員会文教社会分科会を散会といたします。大変お疲れさまでした。
(午後2時44分散会)...