海老名市議会 > 2019-12-13 >
令和 元年12月 経済建設常任委員会−12月13日-01号

  • 都市計画道路(/)
ツイート シェア
  1. 海老名市議会 2019-12-13
    令和 元年12月 経済建設常任委員会−12月13日-01号


    取得元: 海老名市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-07
    令和 元年12月 経済建設常任委員会−12月13日-01号令和 元年12月 経済建設常任委員会 経済建設常任委員会会議録 1.日時  令和元年12月13日(金)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎志 野 誠 也  ○永 井 浩 介   市 川 洋 一          松 本 正 幸   日 吉 弘 子   黒 田 ミ ホ          吉 田 みな子 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  25名          理事兼まちづくり部長                    武石 昌明          経済環境部長    谷澤 康徳   同部次長      松本 友樹          商工課長      安宅 靖典   同課商工政策係長  後藤  努
             同課にぎわい振興係長        農政課長      秦  芳生                    佐藤 直美          環境課長      小川 隆太   同課収集業務担当課長                                      吉沢 正樹          同課資源循環係長  倉橋 大典          まちづくり部次長(建設担当)    同部専任参事(まちづくり指導担当)                    栗山 昌仁             平井 泰存          まちづくり指導課長 吉川  浩   住宅公園課長    得田 悟志          同課公園緑地係長  松本 晃子   市街地整備課長   東城 利治          同課市街地整備係長 鴨志田 将   同課駅周辺整備係長 佐藤 広明          同課施設管理係長  一杉 典子   道路整備課長    関口 好文          同課幹線道路係長  稲子 幹人   用地課長      柏木  功          下水道課長     押方信一郎   同課計画経営係長  大川 惠子          同課工事係長    湯山 真一 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 7名         葉 梨 之 紀   池 亀 幸 男   つつ木みゆき         佐々木   弘   た ち 登志子   宇田川  希         相 原 志 穂        (2)その他 8名 9.事務局  3名         事務局次長      浜田 宏美   議事調査係長    武井 慶博         主事         二見 蔵人 10.付議事件  1.議案第73号 指定管理者の指定について(海老名駅自由通路及び海老名中央公園)         2.議案第81号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第5号)〔所管部分〕                                (以上令和元年12月4日付託)         3.報告事項 海老名市プレミアム付商品券について         4.報告事項 海老名市公共下水道事業経営戦略の策定について         5.その他 11.会議の状況                            (午前9時6分開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより経済建設常任委員会を開きます。  本日の委員会日程はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。  なお、本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。委員長はこれを許可することといたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時7分休憩                    午前9時8分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  初めに、日程第1 議案第73号 指定管理者の指定について(海老名駅自由通路及び海老名中央公園)を議題といたします。  理事兼まちづくり部長の説明を求めます。 ◎理事兼まちづくり部長 おはようございます。それでは、議案第73号 指定管理者の指定について(海老名駅自由通路及び海老名中央公園)をご説明申し上げます。議案書の27、28ページをお開きいただきたいと存じます。  海老名駅自由通路は、平成22年8月から供用を開始した駅舎部に指定管理者制度を導入し、続いて平成27年10月からは、東口駅広部、中央三丁目方面、さらに供用を開始した駅間部、西口部を加え、現在の管理運営を行っており、令和2年3月末までが指定管理期間となってございます。  海老名駅周辺のまちづくりにより中心市街地のにぎわいが増す中で、海老名駅自由通路は安全・安心に利用できる海老名駅の東西を結ぶ施設として、多くの公共交通利用者、来街者の利便性を向上させております。  自由通路の指定管理では、広告事業収入も安定的に得られる状況であり、経費面を含めて民間事業者の管理運営による施設管理の効率化が図られており、令和2年度以降も海老名駅自由通路の指定管理を継続するものといたしました。  海老名中央公園は、昭和60年6月に供用を開始し、平成14年の再整備から現在の姿で供用しており、これまで市によって維持管理を行ってございます。本公園は、海老名駅東口において、周辺の商業施設とともに多くの来街者が訪れる施設であり、各種のイベントが開催され、さまざまな情報発信などにより市の魅力を高める場所となっております。  海老名駅自由通路と海老名中央公園は、2施設がつながっている連続性のある施設配置となっております。これらを一体管理することで、利用申請等の手続を統合することによる利用者サービスの向上と、2施設の維持管理業務などの類似性から、一体化によるスケールメリットや業務推進の効率化を考慮いたしまして一体的に扱い、指定管理者制度による管理運営を図りたいものでございます。  指定管理者選定の審査については、8名の指定管理者選定委員会で、応募団体から提出された事業計画書について、選定項目及び審査項目による評価を令和元年8月26日及び10月2日に行い、候補者を選定いたしました。市といたしましては、審査の結果を受け、小田急・相鉄グループを海老名駅自由通路と海老名中央公園指定管理者として指定いたしたいものでございます。  指定管理者として指定したい小田急・相鉄グループは、代表団体と3つの構成団体により形成されております。団体名及び団体の住所は28ページに記載のとおりでございます。また、指定管理の期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5年間でございます。  以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆市川洋一 委員 では、幾つか質問させていただきたいと思います。  1点目、今回、中央公園も含めて指定管理業務が行われる計画になりました。今までの中で、自由通路のほうの自主事業に対するメリットというものがあると思うのですが、そこら辺についてお聞きしたいと思います。  それとあと、特に公園側のほうで今までの委託から指定管理にすることによってのメリット、これは自主事業ということが中央公園のほうは余りなかったように思われるのですが、ここら辺のメリットを今後どういうふうに考えているのかをお聞きしたいということ。  2点目は、二次審査結果、100点満点換算で66点ちょっとしかありませんので、これがぎりぎりという線で、適切な事業運営ができるのかという評価をこれで下されているわけですが、評価が低い理由とそこら辺のこれからの見解をお願いしたい。  あと3点目は、今回、4社のジョイントベンチャー指定管理業務を受けられるということになっているわけです。こうしますと、この役割があるのかなというのが1つと、あとどの社がリーダーシップをとって今後全体をまとめていくのか、またはまとめないのか、そこら辺をお聞きしていきたいということ。  それと4点目は、中央公園の自主事業、先ほどありましたけれども、今後どういうふうにやっていくのかやっていかないのか。最初の質問とちょっとダブるところがあるのですが、それを確認させていただきたい。  とりあえず4点を確認させていただきたいと思います。 ◎市街地整備課長 1点目の自由通路における自主事業のメリットというところでご回答させていただきます。  参考資料の34ページを参考にしていただきたいと思うのですが、ざっくり言いますと、指定管理料というか、自由通路の維持管理につきましては1億円を超える額が実際かかってきております。その中で、自主事業収入ですが、大きくは、広告の事業、自由通路上に自動販売機を設置しておりますので、それに伴う収入がございます。これらを合わせますと9800万円を超える収入がございます。このほとんどが、この資料を見ていただきますと、自販機の収入が540万円をちょっと超えるという金額です。ほとんどが広告事業による収入ということになっております。この収入があるということで、差額分がちょうど指定管理料に該当するわけですが、全体で大体1億円を超える維持管理経費がかかるところを2000万円程度の指定管理料で済んでいる。自主事業については物すごく経済効果に役割を果たしているという認識でおります。 ◎駅周辺整備係長 2点についてお答えします。  選定時の点数というところで、資料にもおつけしておりますが、一次審査のときは77.25点、これは100点満点です。二次審査については200点満点で132.8点、約6割から8割近いところをとっていますけれども、今回、指定管理の選定に当たっては、現指定管理における課題というところも踏まえて、ある程度詳細な選定を行ったかなというふうには印象を持っていますが、基本的には、一番大事になるのが利用サービスの点、自主事業、事業者の体力、その辺について審査を厳しく行っていただいたということが印象にあります。  そういう意味では、事業者としての体力は十分に持っているという判断をいただいております。サービス向上についても提案がなされているところもありますので、今後、指定管理者としての最低基準はクリアしているところはありますので、問題ないという判断で選定されたという結果になってございます。 ◎市街地整備課長 3点目、業務における4社の役割分担ということでご説明させていただきます。  指定管理業務は大きくは3つに分かれると考えております。1つは利用承認業務、2つ目が維持管理業務、3つ目が自主事業業務と考えております。1つ目の利用承認業務については小田急電鉄、維持管理業務について小田急ビルサービスと相鉄企業、そして自主事業業務については小田急エージェンシーとなっておりまして、これらの統括を小田急電鉄が行うという役割分担になっております。 ◎住宅公園課長 1点目の指定管理者制度の導入のメリットとして、まず民間活力を活用した市民サービスの向上を図るという点と経費の節減の2点が大きくございます。この中で、中央公園につきましては、市民サービスの向上としましては、指定管理者が作成するホームページによる利用申請の受け付けや公園内で行われるイベント情報の発信など、また、売店その他の便益施設とかベンチなど共用施設の設置が考えられます。これらが市民サービスの向上という点になってございます。また、経費の節減としましては、民間ノウハウの活用による利用料金の増収や有料広告などによる収益が期待されるということになってございます。  4点目の中央公園での自主事業としましては、先ほどの自由通路と一部は同じようなというころもあるのですが、自動販売機の提案もいただいています。また、自転車の駐輪場であったり、有料広告物、そのような自主事業に対する提案もございます。また、参考資料の18ページの中でも、今後の自主事業の収益の還元提案という形で、中央公園で考えられる自主事業について選定候補者から提案がございました。 ◆市川洋一 委員 では、幾つか再質問させていただきたいと思うのです。  最初の自由通路の自主事業で相当の収益を上げていますということで、これを中央公園のほうも、今回指定管理にして、多少は上げていきたい。民間活力を活用して経費を下げて、市民にサービスするということで、自主事業も多少、自販機の設置等をやっていきたい、テーブルと椅子とかを配置していきたいというのですが、ここら辺は、公園の機能というものを優先してもらいたいなというのは民間としてはありますし、あと年間で、中央公園は行政のイベント等も行われるわけです。そういうふうなことで、民間が管理することによってどこまでメリットがあるかなというのは、私としてまだイメージが沸かないのですが、管理するというのは重要なことなので、それは民間でもいいのかな。自主事業そのものがどうなのかなというのが、中央公園のほうがまだ私としてわからないということなので、そこら辺についていま1度確認させていただきたいなと思います。 ◎住宅公園課長 自主事業についてですが、提案をいただいている主なものとしましては、中央公園、今現在、通過される方がかなり多くございます。そういう中では、公園の活性化ということで、公園にとどまっていただける、そういうような自主事業を行いたいというご提案がございます。その中で、これからの協議にはなるのですが、中央公園の中に人工芝を設置したりとか、テーブルやベンチなどを設置して、一般の利用者の方が公園の中でとどまって公園を利用していただく。そのようなことで公園の活性化を図りたいというような、公園本来の趣旨に準じた自主事業の提案というものをいただいてございます。 ◎理事兼まちづくり部長 市川委員の今の質疑の関係で、きっと今までの既存の団体が使われにくくなるのではないかというご心配があるかと思いますけれども、これまで中央公園を利用されていた団体、こちらには十分配慮いたしまして、自主事業をやるからといって、今まで使われていた方が制限されるようなことがないように、それは十分注意してまいります。 ◆市川洋一 委員 そのことに対して、市側も中央公園で、例えば商工フェアとかなんか年間スケジュールで打ち出していると思うのですが、そこら辺、事前にある程度、指定管理者が今後ホームページ等で受け付けてやるという話をしていますけれども、市側のイベントとの対応も必要かなと思っているのです。それは何カ月ぐらい前に申し込んで対応しているのかというのは、今の実態は行政が委託でやっていますが、今後どういうふうにするのかなというのが1つありまして、あと一般の団体が活用する場面もあると思うのですが、そこら辺との調整というのは、指定管理者がやるということでよろしいかと思うのですけれども、何カ月ぐらい前からやるのかなということをお聞きしたいなというのがあります。 ◎住宅公園課長 自主事業の関係と、あとは市の主催事業ということですが、市が主催または共催するような事業につきましては、おおむね次年度の事業がわかった段階で、事前に中央公園のスケジュールというものは押さえさせていただいてございます。その中で、民間の方がイベントをやる場合は、今のところは3カ月前からの申請となってございます。ですから、3カ月前の申請であっても、市の主催事業等が入った場合は調整をさせていただくということが前提になってございます。 ◆市川洋一 委員 わかりました。  あと、スケジュールを年間で組んで、イベントを各種行われるわけです。ただし、不可抗力でどうしてもそれぞれのイベントが中止になったりとかということが発生しているわけです。近年のいろいろな災害が多い、雨が多いだとかというときに。そこら辺は、不可抗力として両者がお互いに調整しますという共通仕様書の規定になっているのですけれども、ここら辺の損害賠償等が起きた場合に、この規定では、不可抗力の場合はお互い協議しますという話になっているわけです。例えば、あしたイベントが行われようとして、台風が来てしまったというときに中止になった場合、そこら辺の費用負担みたいなところは、協議事項で指定管理者との兼ね合いでなっているのですが、そこら辺、もし具体的にわかるようでしたら、協議事項をどのように考えておられるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ◎住宅公園課長 今お話にありました不可抗力ということであれば、前日、当日、また台風が予想されているようなときにつきましては、基本的には還付をさせていただいております。また、通常利用の中でも、5日前には、何らかの理由ということで、取り消し等の申請があれば、取り消しをお受けさせていただいていますので、まさに台風等の不可抗力であれば、こちらは還付をさせていただくということになります。 ◆市川洋一 委員 わかりました。  ではあと、先ほど選定時の問題で、二次評価がちょっと低いという話を私はさせていただいたのですが、ただ、大きな会社であり、体力があるので、大丈夫だろうという判断をされたようなのですけれども、いま少し具体的にその中身についてお話しいただきたいなと思います。 ◎駅周辺整備係長 二次審査の段階では、経営的な基盤ですとか労働分野に関する所見などを審査委員に審査していただいたのですけれども、実際に応募団体に提出させている資料の中で、経営状況を判断できる資料を、税理士とか社労士を含めた専門的知見のある方々にも審査していただいているという状況です。なので、この辺の専門的知見のある方の意見もいただきながら点数をつけていただいて、最終的には財政体力は十分にあって、安心して任せられるというご意見もいただいているところです。 ◆市川洋一 委員 わかりました。  あと、これは全体で、自由通路は当然指定管理で行われてきて、今まで大きな問題というのは、あそこは、裁判として通路としての自由度の話がありましたが、それ以外には特に大きな問題は、指定管理として起きていたのか、起きていなかったのかというのをいま1度確認させていただきたいと思います。 ◎市街地整備課長 自由通路の課題等についてご回答させていただきます。  通常の管理運営については適正にやっていただいているものと認識しております。また、先ほどのご回答と重複いたしますが、この制度の導入による経済的な効果がすごく大きいものですので、これを継続したいという考えです。  一方、課題ですが、利用者の増加ということもあるのですが、特に駅間部のウッドデッキに損傷が見られるという状況があります。これについてはさまざまな検証を現時点も続けておりまして、引き続き新しい指定管理期間に入った際においても、その取り組みは継続していくと考えているところです。 ◆市川洋一 委員 わかりました。大きな問題はなくて、ウッドデッキの破損等がちょこちょこあると。そこら辺は、では、今後指定管理をやるに当たって、そこの注意書きなり、注意点というのですか、何か起きたときには、ちゃんと張り紙をして、そこを通行禁止というのですか、そこに入れないようにするとかという対応策をして、早急に改善してもらうということを私としてはお願いします。  一応わかりました。指定管理の方向として今後検討していくということで理解いたしました。ありがとうございました。 ◆日吉弘子 委員 それでは、よろしくお願いします。  今、市川委員からの質問で、経費の削減等に関しましてはよく理解はさせていただきました。  あともう1つ、指定管理の制度の主眼であります利用者サービスの向上ということに関しまして、特に中央公園ですけれども、今までそういう利用者のニーズといいますか、声といいますか、それが市民の方から中央公園のほうに、もっとこうだったらいいなとかという声が上がっていたかということと、あと、これから特に指定管理になっていきますと、利用者のサービスの方のニーズをどのように把握していきながら業務に反映させていくのか、そこの1点をお伺いします。 ◎公園緑地係長 利用者サービスの向上ですが、市民の方から声が上がっていたかという点でございます。市への直接のお問い合わせ等により、公園に関する要望等については、中央公園について上がっていることもあるといったところでございます。内容につきましては、ハトの餌やりを注意してほしいとか、自転車が乗り入れしているが、危険ではないかといったお問い合わせもあることはございます。  指定管理者になりまして、これからどのようにそういった市民の声を把握していくかといったところでございますが、指定管理者のほうで内部で調整会議を行って情報共有を行っておりますので、随時そういったことについて連携して情報を共有いたしまして、反映できるところは業務に反映するようにいたします。
    ◆日吉弘子 委員 自由通路に関しましては、快適、安全に皆さんが東西一体のまちづくりの中で通行するということがメーンの目的であるのではないかなと思いますが、自由通路のほうに関して何かあればお聞きしたいなと思います。 ◎施設管理係長 先ほどの説明と少し重複する部分もございますが、今回、中央公園と一体管理することによりまして、施設の清掃や警備業務など、同種の業務も多数あることから、経費の節減が期待できるものと考えてございます。また、利用者サービスの面では、両施設の利用申請や承認業務の窓口が一本化されることによりまして、リアルタイムでの予約状況の確認や、インターネットを利用した利用申請が専用ホームページの開設により可能になることなどから、皆様の利便性の向上というところには寄与できるものと考えてございます。 ◆日吉弘子 委員 先ほど市川委員の話の中でも課題等ということでちょっとお話がありましたので、それは省かせていただくのですが、海老名市のポテンシャルを高くするには、私は、中央公園であったり自由通路というのはとても意義のあるところだなというのを感じております。他市から、大和市、厚木市、綾瀬市、座間市の方からもよく言われるのですが、海老名市ほど駅の周りにああいうイベントができたり、東西一体の中で、西口もそうなのですけれども、イベントを行い、人が集客できる場所を持っているところはないので、とても海老名がうらやましいとよく言われます。  そういう意味では、中央公園も含め自由通路、また西口までの流れを一体化しているとても大事なところではないかなと思っております。私も平成28年第3回定例会のときに、鉄道3線を生かした、例えば展示の場所であったり、博物館みたいのをどうですかと一般質問で提案させていただきましたが、2年後にロマンスカーミュージアムもできるということで、また文化ゾーンもこれから開発といいますか、やっていくとなると、もっともっと役割が多くなるのではないかなということを感じております。  先ほど声ということでお伺いしましたのは、私も今まで駅周辺に関しまして3点市民の方から、例えば時計をつけていただきたいということ、待ち合わせの場所をつくってほしいということ、あと障がい者の方にも優しいバリアフリー化を進めてほしいということを言われてまいりました。おかげさまで時計もつけていただき、駅間のところに障がいの方が行ける車寄せもつけていただき、大型のエレベーターもつけていただきました。そういう障がい者団体であったり、高齢化も進みますので、いろいろな世代の方々の声を反映しまして、市民の方にとっては、駅周辺がすごくいいよねと言われることが一番ではないかなということを強く感じております。  そういう意味では、なかなか市民の声は、もちろん届くところと届かないところがあるのですが、その辺のところをまた積極的に市側としましても声の把握をしていただき、もちろんできること、できないことはあるとは思いますが、やっていただけたらなと思っております。これからやっていくことに対して課題も出てくるとは思いますが、1つ1つ協議会などを通してモニタリングなども行いながらやっていただけたらなと思っております。よろしくお願いします。 ◆松本正幸 委員 それでは質疑させていただきます。  最初は、新たに相鉄企業株式会社が加わって共同企業体で進めるということですけれども、海老名市は今まで直営でやっていたということですが、市は指定管理者制度が必要だと考えて、これを導入したのか、その辺、伺いたいと思います。 ○委員長 松本委員に申し上げます。もう少し詳しくお願いします。 ◆松本正幸 委員 要するに、直営から今度指定管理者ということになるのですけれども、市としては指定管理者がいいという判断で進めたのかどうか、伺いたいと思います。 ◎住宅公園課長 中央公園に指定管理者制度を導入することになったのかということについてお答えさせていただきます。  現在の中央公園の管理運営状況について点検を行わせていただきました。その中で、利用者である市民サービスの向上や効果的で効率的な管理運営のあり方、そういうものについて検討した結果、指定管理者による管理が適当であるという検討結果になったものでございます。  具体的には、利便性の向上としましては、中央公園を利用する場合、市役所の窓口まで足を運んでいただく必要があり、指定管理者制度の導入によって、ホームページでの受け付けや中央公園内のイベント情報の提供など、利用者サービスの向上が図れるという点、次に安全性ということになります。安全性につきましては、公園及びトイレの巡回パトロールなど、指定管理者が公園内を定期的にパトロールすることにより、利用者に与える安全・安心という形での向上が図れるという点がございます。また、最後としましてはにぎわいの創出になります。中央公園では各種イベントが開催されていますが、指定管理者制度を導入することにより、多様な自主事業の開催などによる東口のさらなるにぎわいが図れるということを考えてございます。 ◆松本正幸 委員 相鉄企業は海老名市内で複数指定管理業務を請け負っているということですが、公園については今回初めだと思うのですけれども、その点は大丈夫なのでしょうか。 ◎住宅公園課長 海老名の公園につきましては、運動公園等のスポーツ施設につきまして指定管理者制度が導入されてございます。その中の団体としまして相鉄企業が指定管理を行っているような実績がございます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。それで中央公園、私たちもよく使わせていただきます。使用の許可申請、市役所の中でも直接住宅公園課へ行ってとることもあります。また、ホームページでとる人もいると思うのですけれども、直接申し込んでとる、それしかできない人も中にはいると思うのです。その辺のサービスについてはどうでしょうか。 ◎住宅公園課長 こちらにつきましては、選定委員会の中でもご質問等があった項目になります。指定管理者側の説明では、ホームページによる使用承認ということがメーンとなってございますが、当面の間、そういう方がいられますので、電話での受け付けとかファクスでの受け付け、そういうものを継続してやっていくという回答をいただいてございます。 ◆松本正幸 委員 併用してやっていくということでいいですか。 ◎住宅公園課長 そのとおりでございます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。中央公園は今度指定管理をやるのですけれども、人数的にはどのぐらいの人数で、具体的な任務といったらおかしいのですが、わかればその辺も教えてください。 ◎住宅公園課長 中央公園の管理にかかわる人数ということですが、現段階で提示されている部分についてお話をさせていただきますと、維持管理業務に携わる職員の配置体制としまして、設備管理について3名、清掃業務について3名、警備業務について11名というご提案をいただいてございます。最終的な人数につきましては、本議会でのご承認をいただいた後に協議を行いますので、確定した人数ではございません。また、このほかにも利用承認業務や自主事業など、自由通路と兼務する職員もおりますので、1つの目安として考えていただきたいと存じます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。指定管理者制度指定管理者として利益を優先する余り、そこで働く人の労働条件の低下を招いて、不安定雇用につながりかねないと私たちは思っています。そういう点では、労働条件審査というのはどのように行われたのか、また、今後どういう形で進めていくのか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 指定管理者の選定に当たっては、社会保険労務士の方を入れて、そういった専門的な見地で審査をしていただいているところでございます。また、市の指定管理施設につきましては、指定期間が3年のものとか5年のものとかいろいろあるわけですが、指定期間5年の場合は、1年目と3年目に労働条件の審査を受けるということになっております。指摘事項等があった場合は当然是正報告が求められますので、ブラックな環境といった環境が強いられるということがないように、2年1度は必ず専門家によるチェックが入るという体制を整えております。今の指定管理者の状況ですけれども、直近では平成29年度に労働条件審査を行っておりまして、結果については良好であるという答えをいただいているところでございます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。  次に、自由通路のことについて伺います。今、自由通路では、音楽活動、署名活動、あと募金活動等が行われてきたと思います。そういう中で、指定管理期間中に指定管理者とのやりとりでトラブルとか何らかのそういう問題はなかったのか、伺いたいと思います。 ◎駅周辺整備係長 平成27年度から現の指定管理業務が始まっていますが、実際利用自体の申請というのも400件余りの申請があります。警備の中の巡回というところで、条例に反する方ですとか、注意を促さなければいけない事由がある場合についての件数についても180件程度毎年あるところです。苦情については、市のほうに直接メールなり電話なりお手紙をいただいたりというところもあるのですが、あとは直接指定管理者に問い合わせいただくこともあります。その辺の件数については、当初3年目ぐらいまでは年間二、三件だったものが、最近ですと、委員がおっしゃられるとおり、音楽活動というのも盛んになっている、利用の形態も若干変わってきているというところもありまして、今年度に入って約50件という増加を見ています。その辺はちょっと課題かなというところで今認識しているところです。 ◆松本正幸 委員 特にこれは重要な問題だなという大きいトラブルが具体的にあれば教えてください。 ◎駅周辺整備係長 重要なというところでは、今のところは認識はないのですけれども、苦情の主な内容というのが音量が大きい、例えばアンプを使われて、マイクで音楽活動をされている方ですとか、その音量によって、駅員に問い合わせをされている方が駅員との会話がなかなか聞こえない、もしくは音楽活動を見られている方がかなり広範囲に広がってしまっているときに、どうしても歩きたい方向が塞がれている、そういう事例が多い状況です。 ◆松本正幸 委員 わかりました。  続きまして、経費等の取り扱いについて伺いたいと思います。施設の修繕についてですけれども、これはたしか1件当たり50万円未満については指定管理者が行うということになっています。また、50万円以上でも、所有権が指定管理者にあるものについては指定管理者が行うとあります。指定管理者が50万円以上の所有権というのは具体的にどういうものなのか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 例えば、地下駐車場とかといった施設とか、施設によっては、指定管理者が持ち込んで設置したものがありますので、その場合については、例えば50万円を超えていても、所有者である指定管理者がやってくださいということになってこようかと思います。現時点で、自由通路と中央公園に関しましては、指定管理者の今回の候補者が所有しなければならないという物件はないものと考えております。 ◆松本正幸 委員 わかりました。それで、50万円未満については指定管理者が修理するということですけれども、以前、たしか自由通路の床材が破損して、穴があいていた事例がありました。この部分については、市か指定管理者か、どちらが修理したかというと、これは多分指定管理者が修理したと思うのですけれども、その辺はどういう状況だったのでしょうか。 ◎駅周辺整備係長 過去に大きな穴というのも、議会の場でも議論があったのですけれども、そのときには、通報いただいてから、できるだけ早くカラーコーンなりでそこを危ないですよという明示をした上で、指定管理者にすぐ対応の連絡を入れて、あと材料と人の手配をそろえた上で修繕したというところです。なので、修繕については指定管理者が行っています。 ◆松本正幸 委員 先ほども出ていましたけれども、あそこのウッドデッキ、この間も見に行ってきましたけれども、今、黄色と黒のテープでもうあっちこっちに張ってあるのです。そういう面では、立ち感で見たのですけれども、床が浮いているのです。ずっと歩いてみたのですけれども、その浮きを是正するためにテープで押さえつけているという状況なのです。いつからそういう状況が続いているのか、伺いたいと思います。 ◎駅周辺整備係長 ウッドデッキについては、新設した当時が平成27年3月に納入した部材ですけれども、それから施工され、10月に供用を開始されているという流れになっています。それから3年か4年たったぐらいのところから割れと浮きというところは少し見え始めて、今年度に入ってかなりふえているかなという状況になっています。  基本的には、ストック部材を使用して指定管理者が修繕しているという状況は続いていますけれども、当初今張っている黄色と黒のテープですとかなり目立つかなというところもあって、ガムテープ的な同じ茶色っぽいテープで張っていたのですが、逆に浮きがひどくなったときに見づらくなるので、管理側としては、修繕できるまでの仮補修という形をとっているのですけれども、直接はっきり見えたほうが歩いている方の安全にはなるのかな。穴があきそうなところがもしあれば、その辺はカラーコーンで物理的に通れないような形をとって、速やかに部材と人の手配ができた段階で順次修理していくという流れで今対応しているところです。 ◆松本正幸 委員 私も歩いてみたのですけれども、材が浮いている部分では、足が不自由な人はひっかけてしまう。そんな状況です。そういう危険な状況で、市は多分以前からずっと把握していたと思うのですけれども、指定管理者の方にはちゃんとそういう話がいっていたのか。その辺はどういう対応をとられたのか、伺いたいと思います。 ◎駅周辺整備係長 ウッドデッキに限らず、ほかの部材とかもそうなのですけれども、基本的には、まず指定管理者側の巡回している警備が施設の破損状況ですとかも含めて確認して回っている。それについては月1のモニタリングで報告をいただくというところもありますし、あと基本的には市の人間も、駅周辺に行くときには確認するように心がけて進んでいる。あとは、一般の方からもし通報をいただければ、指定管理者に連絡して速やかな対応を指示していくという体制をとっているので、基本的には指定管理者任せではなくて、お互いに情報共有しながら進めているという状況です。 ◆松本正幸 委員 海老名駅の周りはすごく立派です。立派なビルが建ってすばらしいと思いますけれども、あそこの床だけ見ると、本当にずさんな管理だなというのをつくづく感じます。黄色と黒のテープが、皆さんも多分見られていると思うけれども、あちこちに張られている。そういう状況を長期間放置して果たしていいのかな。そういう指定管理でいいのかな。そういうふうに私は強く感じたところですけれども、その辺はどういう見解を持っているのか、伺いたいと思います。 ◎市街地整備課長 私どももトラテープがべたべた張られている状況が望ましいものとは思っておりません。安全管理上、そこでけがをされてはいけないということで、暫定措置でやっているものです。全てその措置を指定管理者任せというわけではなくて、この原因、先ほどの苦情がふえているというのも含めて、利用者がふえたからなのか、部材に問題があるのか、さまざまなところを検証しなければいけないということで、製品も改良されてきているところがありますので、事業者にも協力をお願いしながら、ちょっと規模を広げたところで張りかえて、それは経年劣化で生じるものなのか、そうではないのかとか、そういうのも検証しながらやっていきたい。委員御指摘のとおり、見た目もきれいな形にしていきたい。ただ、目指すところは、一番は安全な通行をしていただかなければいけないというところはありますので、現状ああいう形になっているということでご理解いただきたいと思います。 ◆松本正幸 委員 安全の部分では、今現在でも床が浮き上がっている部分はあります。これはちょっと足の不自由な人とか障がい者の方は多分転倒すると思います。だから、早急にその部分では対処してほしいのですけれども、テープ自身も直近で張ったような感じではないのです。相当古い、以前張られたものがテープが傷んで持ち上がっている。そういう状況では、点検というのは不十分ではないかなというのを感じたのですけれども、その辺は再度お聞きしたいと思います。 ◎市街地整備課長 点検、あるいはご利用されている方からの連絡、我々が目視して確認した内容からああいう対応になっているということで、基本的に穴があいたり、通行するに当たって危険であるものについては速やかに交換をしていくという対応を基本としております。トラテープを張っているというのは、例えばひびが入っていて、通行上は問題ないのだけれども、万々が一という部分も含めて張っている部分もあります。ただ、それを放置しておくというのは見た目もよろしくないですから、それは順次かえていくということですが、今のところ、そこで大きな事故が発生しているということもないわけですから、安全上は当然留意しておりますし、そのような維持管理は継続していきたいと思っています。 ◆松本正幸 委員 今回、指定管理者の指定に当たって選定委員会を設けて検討されている。応募団体については合格と出しているのですけれども、果たしてそういうことでいいのかな、つくづくそう感じています。だから、今安全のことを言われましたけれども、それはとにかく本当に大事だと思います。安全が一番だと思います。それが今、けが人が出ていない、そういう事故が起きていないという前に、その指定管理者の姿勢を正さなければならないのではないかなと思うのです。その辺はどういうふうに感じていますか。 ◎市街地整備課長 当然警備とかそういうところで見逃すことはないようにということ、こちらが見つければ、速やかに対応してくれということは徹底しております。ですから、その姿勢というのは、次の指定管理がもしご承認いただけた場合についても当然継続していくということです。安全管理ということでいきますと、悪天候のときとかそういったときの対応も必要になってきますので、鉄道駅ということになると、悪天候時には鉄道利用者が滞留してしまうということも考えられますので、そういった部分も十分に対応を進めていってもらいたい。それは鉄道事業関係の応募者であるというところにもメリットがあるのかなと考えているところです。 ◆黒田ミホ 委員 委託費用が安いと感じましたが、広告や自動販売機の収入によるものと理解しました。光熱費などにかかわるコストを教えてください。  また今回、小田急・相鉄以外の候補がおりませんが、いろいろな業者が手を挙げられるように、どのような工夫を市ではされているのか教えてください。 ◎駅周辺整備係長 まず光熱費の関係ですけれども、光熱費については、今回、指定管理料の上限額を定めた募集を行いました。その際に額の考え方として、水道光熱費というのは、過去3年の実績をもとに算出して800万円前後の数字かなというところで試算したところでございます。  指定管理料が安いというイメージのところです。指定管理料は、委員おっしゃるとおり、確かに安いというところはあるのですけれども、なぜかというところですが、維持管理をしていく上で、管理経費というのが清掃、警備、機器類の保守点検など具体的にはあるのですけれども、過去の実績からすると、支出は大体1億円を超えるような施設でございます。ただ、これについては、自主事業という広告収入が主な事業ですけれども、その歳入を維持管理費に充てることによって、指定管理料を抑えられるというほかの箱物施設とはちょっと違った施設になっていますので、そういう意味ではかなり経費の削減が行える施設かなとは考えています。  最後に、1者の応募というところだったのですが、前回、現指定管理者が応募したときが平成27年度でした。その際には、鉄道駅をまたがる施設でもありましたので、鉄道の橋上の実績がある業者という絞り込みをして募集をかけていました。今回募集に当たっては、そこまで限定しなくても管理できるかなという判断をいたしまして、鉄道駅舎部分という限定を取りました。実は今回、現場見学会を行ったのですが、実際来ていただいた会社は5者あったところでございます。結果的に応募されたのが1者だったという経過でございます。 ◆黒田ミホ 委員 委託費用が安くてほかが手を挙げなかったということはないのでしょうか。  あと、ランニングコストなどによる経費がかさんでしまった場合は、委託業者の持ち出しということでよろしいでしょうか。 ◎市街地整備課長 指定管理料が安いから今の業者しか手を挙げられなかったかという1点目のご質問だと思うのです。これは繰り返しになってしまうのですが、あの施設につきましては、特に自由通路部分に広告収入を多く得られるものがありますので、それは極端な話、誰がやったとしても一定の収入は得られるということですので、特に指定管理料の多寡が手を挙げることに影響したかどうかということについては、問題はなかったと考えております。 ◎住宅公園課長 管理経費などの光熱費のコストの関係になりますが、今回募集をかける中で、共通仕様書というものを定めてございます。その中に負担区分という項目を定めておりまして、先ほどのご質問の水道光熱費につきましては、中央公園で言えば、指定管理者が責任を負うという位置づけをしています。また、自由通路であれば、東口の駅広部、中央三丁目方面につきましては市、それ以外の駅舎部、駅間部、西口部と分かれているこちらについては、指定管理者の負担という負担区分となってございます。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午前10時4分休憩                    午前10時19分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆吉田みな子 委員 それではまず、経費について質問いたします。市が提示した4400万円の積算の内訳と、債務負担行為、それぞれ中央公園と自由通路のほうで5カ年で組まれていますけれども、その債務負担行為の金額の内訳をお伺いいたします。 ◎駅周辺整備係長 まず1点目が、募集要項時点で上限額というのを定めました。これが5カ年で2億2000万円、年に直すと4400万円。今回、債務負担行為で上げた数字が指定管理者から提案のあった金額という形をとっています。最初に募集要項で定めた上限額の内訳については、まず過去3年の実績から、自由通路においては、管理経費、自主事業費、修繕費、その他、諸経費――保険料とか設備投資費も含めてですが、これらの合計と、あとは収入については、自主事業費として、広告業務を行うような収支、利用料金の収入、それらの実績をもとに算出した金額でございます。 ◎住宅公園課長 中央公園部分にかかわります債務負担行為の設定額についてでございます。中央公園におきましても、過去3年間の実績をもとに算出してございます。また今回、限度額を算定するに当たりまして、業務の見直しというものを一部してございます。  見直しをした項目につきましては、まず樹木の管理につきましては、現在、苦情等があったものについて対応していました。そこにつきましては、今回の指定管理の中では、公園にある樹木全体についての管理ということにしてございます。  また清掃につきましては、清掃の頻度の見直しをしてございます。現在は早朝に1度公園内の清掃をさせていただいていますが、指定管理の委託にあわせて午後も同様な清掃をしていただくような、トイレなどについては、利用前に1度しかしていなかったものですから、午後、ある程度汚れることも想定されますので、そういう中での清掃をしていただくということで、清掃頻度の見直しというものをしてございます。  また、追加業務というものもございます。追加業務につきましては、公園内の巡回業務は、今まで行っていなかったのですが、今回の指定管理にあわせて追加をさせていただいています。また、公園施設の日常点検も指定管理にあわせて追加をさせていただいています。  このような業務を積算した中で、今回の限度額というものを設定させていただいています。 ◆吉田みな子 委員 今のお話で限度額ですけれども、公園のほうは、年間で言うと2000万円ぐらい、自由通路のほうが2400万円ぐらいという考えでいいのですか。債務負担行為の金額と照らし合わせると、そういう形に見えますけれども、そういう形でよろしいのでしょうか。 ◎住宅公園課長 そのとおりでございます。 ◆吉田みな子 委員 では、後ほどまた詳しく聞いていきたいと思うのですけれども、経費のことについて、まず自由通路の5年間の指定管理料、入りと出であると思うのですが、市としてどういうような形で精査を図ったのでしょう。過去の実績からも積算を出されていますけれども、業務内容的に、先ほども質問がありましたけれども、ウッドデッキの補修などは、数年前から突発的にかなりウエートも占めていると思うのです。そういうように、現在業務上、課題になっている点などもあるかと思うのですけれども、今期と次期の指定で、金額の面で見直しを図った点、そして事業者は継続するかと思うのです。自由通路の部分は小田急がやっていかれると思うのですけれども、事業者が経費の面で見直しをかけてきた点というのはあるのでしょうか。 ◎市街地整備課長 まず、市の指定管理料を積算したときの大きなポイントですけれども、管理業務、細かく申し上げますと、保守ですとか清掃、警備といったところについては、充実を図っていく必要があるという認識を持っておりますので、金額にして850万円程度多く見積もっております。一方で、駅間部にありますデジタルサイネージですけれども、あれについても指定管理者にお願いをするということで、その部分も約400万円増額となっています。また、これに一部含まれるところですが、消費税の上昇分、それから人件費の労務単価の上がっていく上昇分も見込んだところです。一方で、自由通路については、指定管理者の重要な収入源になります有料広告のスペースですけれども、オリンピック等の広告で占用してしまう部分がありまして、その分指定管理者にしてみると収入が減ってしまうという部分も考えられますので、その部分については、逆にこれまでよりも少し少ないであろうという見込みで積算したものでございます。 ◆吉田みな子 委員 もう1点の質問の事業者が経費の面で見直しをかけてきた部分、提案金額の債務負担行為の部分になってくるかと思うのですけれども、今期の5年間と次期5年間で、事業者として経費縮減も含めた形で見直しをかけてきたものはありますか。 ◎駅周辺整備係長 今回、指定管理者の募集に当たって、提案者が見直しの前に、先に市のほうで修繕というのは手厚くしなければいけないと、先ほどいろいろ委員からも意見をいただいているところですけれども、そういうところで、まず選定委員の中で、修繕費を選定項目に提案させようというところで選定を進めました。今回、応募者からの提案について、修繕についてはこういう考えでいきますよという提案もいただいております。  基本的に指定管理者の選定に当たっては、細かい金額の内訳というのが、例えば修繕費のどこどこ修理費が幾らとか細かいものを提案しているものではなくて、市が提示した募集要項に基づいた、参考資料にもついてますけれども、清掃回数が何回ですとか警備の巡回が何回とか、そういう仕様に基づいた提案をいただいているというところですので、今回選定に当たっては、その辺の修繕への考え方も各委員からも判断をいただいたというところで、現指定管理よりも次の指定管理の中で充実されるという認識でいます。 ◆吉田みな子 委員 では今回、年間で言うと、約2400万円の中で、修繕費が幾らになったのかなというところです。報告書の中で、その他修繕、今はタイル修繕の部分が、私が持っているのは、まだ今年度は終わっていませんから、2018年度のものまでしか持っていないですけれども、修繕の部分がタイル修繕なのです。だから、ウッドデッキの修繕はこの数字にはなかなか見えてこない。では、ウッドデッキの修繕はお金がかかってきますし、市側が全面的に見直しを図るかどうかも、今調査している最中だと思いますから、今出せないとは思うのですけれども、でも、劣化が進んでいますから、修繕費はどんどんかかってくる。なので、次期の指定管理のときに修繕費は幾ら見込んで乗っかってきているのでしょうか。 ◎駅周辺整備係長 先ほどもちょっと触れましたけれども、修繕費という細かい項目の内訳は出させていないのです。修繕と水道光熱費などを含めた形で、仕様書に基づいて幾らというところの出させ方をしています。その項目について、ほかのものも若干含まれているところはありますけれども、5年間で約8500万円という数字をいただいています。 ◆吉田みな子 委員 自由通路の部分だけで5年間で8500万円……。 ◎市街地整備課長 今の約8500万円につきましては、5年間の自由通路と中央公園の合算額というご理解でお願いします。 ◆吉田みな子 委員 今のは全体のということですね。だから、2億2000万円のうちの8500万円が修繕費で一応内訳として出してきている。5年間で2億2000万円ではなかったですか。そういうことでしたかね。 ◎市街地整備課長 今のは、支出はほかにもいろいろ項目がありまして、支出額のうち修繕を含めたものが約8500万円ということで、2億2000万円というのは指定管理料になります。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。支出の部分が8500万円ですね。そうしたら、今2100万円ぐらいで指定管理料で自由通路を出しているかと思うのですけれども、次は2400万円ぐらい、純粋に300万円ふえているのだな。先ほどご答弁の中で、保守点検の部分が850万円ふえたとおっしゃっていたのかな。それから、デジタルサイネージが市ではなくて指定管理にするようになるので、400万円ふえたとおっしゃっていたと思うのですけれども、これは年間なのですか、それとも5年間でこれだけふえたということなのですか。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午前10時33分休憩                    午前10時34分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎市街地整備課長 年間額という理解でよろしくお願いします。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。年間額で、今期分と比べて1200万円ぐらい次期は純粋にふえている。さっきのご答弁だと、オリンピックなどもあるので、広告収入も減っているということだと、では、清掃業務とかにしわ寄せがくるのというとそうでもないと思うのです。その辺がなかなか見えないのですけれども、実際に来年度のほうが経費はふえている。でも、そこの伸びほど指定管理料はふえていない。その辺の精査はどういう形になっているのですか。 ◎市街地整備課長 基本的には、応募時のこちら側の仕様書に基づいて、これらの業務についてはこの程度のものがかかるでしょうという、指定管理者側からすると支出ですね。収入については、これぐらいの収入を得ることができるであろうという計算の中で指定管理者から提示された額、それがこちらの積算額よりも下回っていたので、下回っていれば全てオーケーというわけではなくて、個々の内容が適正であろうということを確認しつつ、その額を上限に債務負担行為を設定するという流れになっております。 ◆吉田みな子 委員 一言だけこの点について、答弁は求めないですけれども、今の説明だと、指定管理料は足りるのということになってしまうのです。清掃業務だって、これまでどおりやっていて、今だって仕様書、1回でいいですよと言っているところを3回清掃業務をやってもらっていられますね。そういう意味でも、指定管理者は頑張ってやっていられるのだなと思うのです。先ほども委員の中で、では、労働条件、どうなのという疑問点もありますから、その辺がよりはっきり、広告収入だって、では、本当に幾らかかっているのだろうかというところも疑問もありますので、その辺、はっきり見える形で、収入が多いから、指定管理料が少なくて済むのですよということをずっとおっしゃっているけれども、中身の部分がなかなか見えてこないですから、その辺をもう少し出していただきたいなと思って、これは答えを求めませんが、お願いしたい。それは今後の決算も含めてですけれども、ちゃんとしっかりとした数字を見せていただきたいなと思います。  中央公園のほうですけれども、直営のときよりも金額は大きくなっている。これは6月の議会の委員会のときにもそういうお話がありました。業務の見直しということもありますけれども、では、事業者が中央公園の部分で経費縮減を図っている特筆すべき点があれば、事業者の提案として、金額の積み上げとして、経費を縮減しているというところがあれば教えていただけますか。 ◎住宅公園課長 経費につきましては、自由通路と中央公園で一括した経費になっているものですから、あくまで提案を聞いた中でのお話となってしまいますが、今回、一体管理ということで、共通する部分の業務がございます。例えば利用承認に関する業務は、個々にお出しした場合は、中央公園側で申請業務を受け付けるもの、自由通路側で受け付けるもの、これが1者で受け付けることになりますので、その辺では経費の削減ができていると考えています。また、ホームページにつきましても、おのおのがつくるわけではなくて、自由通路、中央公園という形でのホームページも作成されますので、そういう部分でも経費は削減されているだろう。また、警備業務につきましても、周辺施設も含めて警備業務を行うというご提案もいただいていますので、そういうことについてもスケールメリット等が働いて経費の削減ができていると考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 今のご答弁で、最後の部分、周辺警備の部分で、周辺施設との連携みたいなことをおっしゃっていましたが、その周辺施設というのは、自由通路以外の周辺施設とということですか。 ◎住宅公園課長 こちらは、お手元にお配りした参考資料の中でも明記されているのですけれども、隣接するビナウォークの警備隊が管理を担当する、協力をするというご提案もいただいてございます。 ◆吉田みな子 委員 ビナウォークの管理の方も警備に加わってくるということですか。今のところはどこに書いてあるのか。もう少し詳しく説明していただけますか。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。ただいまの答弁がまさにそのことを答弁されたと思っておりますので、そういう理解でよろしいのではないかと思いますが。 ◎住宅公園課長 そちらの手元の参考資料の10ページに記載がされていますが、今回、鉄道関連の事業者が指定管理ということになるものですから、周辺に同様なグループを構成する団体の方が管理をしている施設もございます。そういう中で、連携した対応をしていきたいということでのご提案をいただいております。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。今の答弁で、これは素朴な疑問ですけれども、これは鉄道事業者のグループもあって、相鉄も小田急も海老名駅があって、関連の商業施設もあって、応援体制もある。そういう体制を組まなければ、今回のこの指定管理はなかなか受けられなかったのかな。これは素朴な疑問です。先ほどほかの事業者が手を挙げにくかったのですかというご質問もあったと思うのですけれども、体力も含めてそういうスケールメリット、大きな企業でないと、海老名にそういう拠点施設がない事業者でないと受けられないような指定管理という認識はお持ちでいられるのですか。それともたまたまそういう提案があってということですか。 ◎市街地整備課長 先ほどの回答と一部重複するところはあろうかと思うのですが、従前は鉄道関係の事業者と縛りがあったものはなくしているので、こちらとして鉄道関係の事業者でなければならないという公募の仕方はしていないです。それが手が挙がってきてもはねるということはないです。  ただ、これは私の勝手な想像みたいなところもあるのですが、今回の施設は鉄道駅に直結しているという特性があります。これも先ほど述べたところと重複してしまいますが、鉄道駅というのは、災害とか何かあったときに、駅に滞留する人とか混雑、それによるに2次災害みたいなものがあってはいけないとかということがあって、手を挙げる側の人も、そういったところを管理できるかどうかというのを慎重に検討していくと思うのです。その結果が今回のものだったと理解しております。 ◆吉田みな子 委員 私が聞いているのは、鉄道事業者以外は受けられなかったのですかではなくて、金額的に指定管理料がほかの事業者はなかなかやれないよという金額だったのかな。これは素朴に疑問に思うのですけれども、そういうわけではない。市としては、きっちりと指定管理料、5年間で2億2000万円出せば、やってもらえる。それは鉄道事業者でなくても、そういうスケールメリットも含めた、管理施設に常駐者を応援を迎えるような状況ではない事業者でも、できるような金額設定だったのかな。その辺はどういうふうにお考えですか。 ◎市街地整備課長 自由通路がベースになってしまいますが、広告事業ということで一定の収入が得られます。これは鉄道事業者ではなくても広告はできるわけですから、かなりの収入がそこに生まれるということですから、そこは鉄道事業者ではなくてもできるものと考えているところです。 ◆吉田みな子 委員 これは数年前の決算のときにも言ったかと思うのですけれども、広告収入、海老名駅で1日で10何万人往来をする。あそこは黙っていても、広告を出したいという方はきっといらっしゃると思うのです。そんなに頑張らないと広告が来ないようなそういう一等地、理事兼まちづくり部長もどうかなと笑っていられますけれども、でも、そういう意味では、例えば市が直営でやって、では、歳入も含めてやったときに、幾らぐらいでできるのかな。それでもやれるのではないですかということを言ったかと思うのですけれども、その辺の精査も含めて直営よりも指定管理が経費の面ですぐれているという点は、中央公園、2施設ありますが、どういうところがあるとお思いですか。 ◎市街地整備課長 広告事業を市ができるかできないかと言われれば、できないことはないとは思っております。ただ一方で、広告の収入を得るためには、広告はタイムリーに載せなければいけない。つまり、審査とかそういうものについても、適正に速やかにやっていかなければいけないということになると、市の職員よりか民間のノウハウを持った人を活用するほうが利益幅も大きくなるのかなと考えております。実際にそういう専門性があるからこそ、民間にも広告を専門にする企業があるというのは、まさにそこが証明しているのかなと思っているところです。
    住宅公園課長 公園のほうも、直営管理よりも指定管理ということでよろしいのですか。今回、直営でやる部分よりも指定管理のほうがというのは、中央公園につきましてはいろいろな施設がありまして、多岐にわたる委託関係なども発注をしてございます。こういうものが指定管理が一括して管理することによっておのおのの連携も図れる、また、公園の活性化につきましても、市のほうで今やっているイベント以外のところでも、指定管理者が中心となった新たな利活用というものを提案していただき、それがまた実現してくる。そういう部分を見まして、公園の活性化ということを踏まえた中では、指定管理を導入したほうがより皆様に利用していただける公園になるのではないかということから、指定管理者制度の導入にしてございます。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。今回の議案はあくまでも指定管理者の指定ということについてですので、指定管理者の是非についてというものは既に議論が終わっているところがございますので、そのあたりをお含みいただいて質疑を続けていただければと思います。 ◆吉田みな子 委員 私は指定管理の是非は問うていません。今回、指定で1者しか手を挙げていなくて、1者指定になっています。ましてや継続の事業者であり、6月の中央公園だって経費がふえているということについて議論がありました。だから、そこの部分ははっきりと出していかなければいけないと思っておりますので質問をしています。是非については、私は今述べているところではございません。  中央公園の部分ですけれども、経費の視点から、直営よりも指定管理のほうが実際に経費は上がっている。業務が追加されているのはわかるのですけれども、今のご答弁だと、指定管理者が本気を出してどこまで活性化していって、どういうふうに変わるのかということはすごく期待をしたいと思っているのですが、同じことをやったら、市の直営だと、もっともっと経費がかかる。そういうようなお考えだということでよろしいのですか。 ◎住宅公園課長 今回の指定管理者を募集する中で、限度額というものを定めさせていただいています。この限度額は、先ほどご説明したような追加業務や、今までやっていた保守点検業務、そういうものを積み上げた中で積算をさせていただいていますので、その金額内でのご提案ということですので、指定管理者のほうに無理に負担を強いているという考えはございませんし、当然委託であれば、市が発注します。そのときには仕様書を定めます。ですから、基本的には仕様書に定めのある業務しか委託業者は行っていただくことはできません。ですから、指定管理になりますと、管理業務自体が指定管理者の業務になりますので、指定管理者の責任がかなり重要になってきます。そういう中で、よりよい公園という部分についての取り組みをしていただけるのではないかという部分と、あと、そこからまた植栽管理については植栽をやる造園業者に発注されるのかもしれませんが、そういうところでの連携管理というものも、指定管理者が責任を持って実施していただけるということで、指定管理制度、民間活力を活用したほうがよりよい公園の管理ができると判断させていただいたものでございます。 ◆吉田みな子 委員 自由通路のほうで、経費の縮減の観点から質問させていただきたいのです。2018年度の収支実績で、警備業務1114万4412円とありますけれども、内訳を事業報告書から、通路内巡回が996万円になっているのです。この通路内巡回というのが1日7回、3から4時間置きに巡回をしているのですけれども、先ほど市街地整備課長がおっしゃったように、警備していて、必要なときにいなかったら、対応できるようにすると松本委員のときおっしゃっていましたけれども、実際に駅間のウッドデッキ破損に長時間気づかないということはありましたし、必要なときに会えないというのは何度もあるのです。次期の指定管理のときは、先ほどの答弁にもありましたけれども、こうした定期の通路内巡回についてはどういう形で改善をされていくのでしょうか。 ◎市街地整備課長 指定管理者と正式な協定を結ぶに当たって調整をしていくというのが結論になりますが、当然充実は図っていきたいと思っています。ただ、24時間べったりそこに人が張りついてというのは現実的ではないので、では、今よりどう改善していくかということになってこようかと思います。  あと、これは警備とは若干ずれるところはあるかもしれませんけれども、ご存じだと思いますが、自由通路には64基ほど防犯カメラを設置しておりますので、これも警備を補完する道具だとも思っているところです。 ◆吉田みな子 委員 警備業務の、特に通路内巡回の費用ですけれども、2017年度から2018年度にかけて倍ぐらいになっているのです。その理由も、それがウッドデッキの破損によるものなのかもあわせて、通路内巡回の必要性というのですか、もし倍になっている理由が今わからなかったら、これは特に関係ないので、後で教えていただければいいのですけれども、通路内巡回の必要性については整理が必要だと思うのです。人が回っているから発見するというのは、あれだけ長い距離で、多分お1人で回っていられるかと思うのですけれども、そうであれば、別の連絡体制を強化していくことのほうがいいのではないかと思うのです。たくさんの目がありますから、前もお話をさせてもらっていますけれども、鉄道事業者も含めて、商業施設の方も含めて、特に駅間の部分の破損は、理由もまだはっきりわかっていない状況ですし、危険も伴うということですから、そのあたりにお金を振り分けも含めてやっていったほうがいいのではないかとそれは思うのです。その点についてはどうですか。通路内巡回の必要性、効果も含めてきっちりとあると思われますか。 ◎市街地整備課長 手法はともかくとして、自由通路の状況がよりよいものになっていくとやっていく必要性は当然あると思っています。利用者が増加しているということ、特に駅間地区においては、新たな施設ができ上がってくるということになると、また状況も変わってこようかと思いますので、当初の協定のときだけで話を決めてしまうのではなくて、協定期間は5年間ありますので、都度都度そこは必要な見直しを図っていく必要はあると考えております。 ◆吉田みな子 委員 なので、指定管理料の使われ方というのは、事業者によるものが大きいと思うのです。だから、そこの部分で幾ら使っているかということが、実際のところがなかなか見えない。その中で企業努力があって経費縮減しているところもあるでしょうし、一概に言えないですけれども、そこの効果も含めて、指定管理料を支払っているということも含めて、きっちりと精査していっていただきたいし、上限ですから、協定するときは、本当に必要な経費は幾らなのかというのは、双方すり合わせていっていただきたいと思います。  指定管理料ですけれども、市が提示した年間4400万円、ほぼ同じ金額が債務負担行為、若干減っていますけれども、上限金額になっています。今回、自由通路と中央公園の一体管理でスケールメリットを生かしているとずっとおっしゃっている。それは6月からもそうおっしゃっているのですけれども、特に中央公園の部分、むしろふえていますから、経費の部分での縮減が見えないですし、スケールメリットがどう生かされているか、スケールメリットによる経費縮減がどう生かされているのか。それがなかなか見えないので、スケールメリットを生かした経費の縮減、具体的にどのようになされているのか、事業者から話があったかも含めてですけれども、お答えをいただけますか。 ◎住宅公園課長 中央公園の一体管理に関するスケールメリットでございますが、今回、限度額を算定する中で、利用承認等にかかわる部分の経費というものは、当初からスケールメリットを働かせるような形で算出をしていませんというか、それについては今回の限度額の中に含めてございません。ですから、最初の提示の段階から、明らかにスケールメリットが生じるだろう。要は、受け付け業務というものについては積算の対象とはしていないことがまず1点ございます。  それ以外につきましては、先ほどからご説明している部分と同じような形になるのですが、警備業務なんかにつきましても、巡回業務につきましても、改めて中央公園だけで行うよりは、関連する施設、自由通路と一体管理しますので、自由通路と一体的なものの管理をしていただくことでスケールメリットが働くのではないかとか、あとは、清掃関係、各種の保守業務というものは類似した業務になりますので、こういうところにスケールメリットが働くだろうということを考え一体管理としています。  また、提示していただいた候補者の方からも、その辺については、関連する業務であるという部分で、先ほどの警備ではないですけれども、周辺施設も含めた中でのスケールメリットを働かせていくというご提案はいただいているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 結局、金額が今回債務負担行為で、住宅公園課と市街地整備課の2本上がっているのです。だから、中央公園はどうしても2000万円ぐらいだと見えてしまうのです。自由通路は2400万円ぐらい、例年と変わらず、ちょっとふえたかなぐらいに思ってしまうのです。そうであれば、今の話だと、では、スケールメリット、警備や清掃も同じ事業者がやれば安くなるということが、この金額に生きているのと実際見えてしまうわけです。公園は相鉄企業で、自由通路の部分は小田急ビルサービスとおっしゃっていましたけれども、結局、清掃も警備も別の事業者がやるということですか、それとも同じ事業者がやるということですか、どういう整理をされているのですか。 ◎住宅公園課長 細かい内容については、今後詰めていくという部分はございますが、現在のところ、提案をいただいているものにつきましては、中央公園につきましては、メーンとなる企業としては相鉄企業ということはご提示をいただいています。また、警備業務については、両方の施設を踏まえた中で、小田急グループのビルメンテナンスサービスでやるというご提案はいただいているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 警備のほうは小田急、だから、自由通路の部分で少し延長していくと受けるのです。そうであれば、新たな追加業務というのが2000万円に乗っかってくるのだろうかという素朴な疑問なのです。だから、指定管理料って見えにくいというか、警備と清掃が自由通路と中央公園、スケールメリットを生かすから安くなるという考えはわかるのですけれども、でも、今のお話だと、中央公園2000万円、新たな警備業務が乗っかってお金を出していますが、実際に警備は、でも、小田急の自由通路の方がやる。だから、見えにくいというのですか、本当に経費縮減が図れているのか。コストはふえているのではないですかと見えるのですけれども、そうではない理由をぜひ教えていただきたいのです。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。先ほど来、答弁が恐らく繰り返されている部分が多いと思いますので、答弁を求めますけれども、質疑の論点を明確にして質疑をお願いいたします。 ◎市街地整備課長 回答になっているかどうかわからないのですが、一般的な指定管理導入施設というのは、市側がお支払いする指定管理料で全てを賄ってください、これが一般的なものだと思うのです。今回の自由通路と中央公園の業務につきましては、自由通路における広告収入の入りがすごく多い。ちょっと言葉は適切かどうかわかりませんが、維持管理にかかる支出と収入とを差し引きで差額が出る。その部分が指定管理料みたいなものになっているわけです。自由通路の大きな収入があるからこそ、自由通路の指定管理もでき、さらに中央公園も一体的に管理するメリットを見出してもらっているのかな。ですから、今後の課題にもなってくるのですが、業務開始からがまさに勝負なのですが、この業務の中で中央公園ににぎわいだとかそういうものがより創出されれば、そこが数字に出るかどうかはともかくとして、一体でやっていったスケールメリットなのかと。そういう部分もスケールメリットと考えたいと思っているところです。 ◆吉田みな子 委員 繰り返しませんけれども、自由通路は5年やっています。指定管理料も大体継続です。それはわかりました。中央公園はこれまで直営でやっていました。直営の金額は1000万円ぐらいでした。でも、今回、指定管理になって2000万円ぐらいになりました。実際はコストがふえていますねというお話をしているのです。  だから、それがどうしてスケールメリットを生かして経費縮減どころか、実際の直営のときよりもふえてていますね、そういうことがなかなか見えにくい。有料広告がどのぐらいあって、では、どのぐらい中央公園が有料広告の収入を差し引いて2000万円の指定管理料が必要か。それ以上にコストがかかるのだろうかという素朴な疑問もありますので、その辺が債務負担行為で、協定書を定めるときに、実際の指定管理料を決めてくると思いますので、警備や清掃が一体で管理することによって、コスト削減というか、経費縮減という部分も見える形が望ましいのではないか。直営のときよりもコストがふえました、費用がふえましたというのは、どうしても納得いかない部分がありますから、その辺は、ぜひ今後の協議の中で詰めていっていただきたいと思いますし、もちろん買いたたくようなことがあってはいけないと思いますから、その辺はしっかりと協議を進めていっていただきたいなと思います。  提案内容についてお聞きしたいのですが、駐輪場業務についてです。これは自主事業として費用が入ってくるようなものとして考えていられるのですか。 ◎住宅公園課長 中央公園での自主事業の中に駐輪場というご提案はございました。現在のところ、それに対する具体的な取り組み方法というものはまだ提示されていません。今後、設置についての協議をしていきたいと考えていますので、今のところ、収支がという部分での協議等はしてございません。 ◆吉田みな子 委員 無料の駐輪場ではなくて、有料の駐輪場を設置するという考えで、場所も含めてどういう形になっているのかなと、お願いします。 ◎住宅公園課長 現在のところ、実は駐輪場につきまして詳細な協議はしてはございません。こちらとしましては、当然公園利用者のための駐輪場という部分の位置づけがございますので、もし有料とした場合、時間貸しとした場合であっても、一定時間については無料での利用ができるようなことで、できれば指定管理者のほうと協議をしていきたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 駐輪場事業については、これは本当にすごい大事だなと思うので今質問させていただきたいと思うのです。中央公園、ただでさえそんなに広くない公園で、商業施設に囲まれて憩いの場にもなっていると思うのです。近隣に駐輪場はたくさん―たくさんでもないですけれども、あります。では、プラスで中央公園内に駐輪場を置くといったら、またスペースが少なくなる。それでも市はいいということですか。 ◎住宅公園課長 中央公園のところは、実は公園内に自転車の乗り入れというものに対する苦情も来てございます。また、地下駐車場のA階段といいまして、りそな銀行に近い階段のところが実はデッドスペースというものもございまして、そこに放置自転車等が発生することもございます。うちとしてはできれば、そういうように放置自転車が発生してしまうようなデッドスペースを生かすような形での提案がないかなということを考えてございますし、これから設置位置について協議する中でも、利用者について支障になるような場所ではなくて、公園として利活用が図れるような場所についての設置を協議していきたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 このあたりは今後になると思いますし、駐輪のスペースも、どういう形でラックを置くのかということも、固定にしてしまうのかということも含めてあると思いますから、その都度その都度臨機応変にやってみて、だめだったらなくすとかという方向でないと、市民の方も、ここは邪魔なのだけれども、賛否両論いろいろあると思いますから、その辺は市民の声も聞きながらやっていくことが必要だと思いますので、その辺は頭に置いて協議も進めていっていただきたいなと思います。  いただいた参考資料の18ページです。自主事業収益の還元と先ほども住宅公園課長もおっしゃっていましたけれども、この点ですが、読んでどういうことなのかとよくわからないのです。「中央公園の利用を促進させる取り組み等について」と書いてあって、「小田急電鉄では、社内及び地域の関係者と中央公園の利用促進に向けたアイデアを検討するワークショップに取り組んでいる」とあるのですけれども、実際に今、もうワークショップは取り組んでいるということなのですか、それとも今後取り組んでいくということなのですか。 ◎住宅公園課長 実は、この提案があったときに、提案者に確認をさせていただきました。その中で、応募された企業の中で、既に地元の関係団体等とワークショップを実施しているというお話を伺いました。ですから、その中で提案者は、今後の駅周辺を踏まえた中での利活用という中で、中央公園についても、このようなワークショップをされているという状況でございます。 ◆吉田みな子 委員 還元提案が、では、どういう形で生きてきて、企業主導で何かをしていくということなのですか、どういうことなのでしょうか。 ◎住宅公園課長 こちらの還元に対する提案ですが、今の段階では明確なものを提案者からも実は示されていないような状況でございます。今後、当然自主事業をやっていく中で、現在の利用者に支障にならないようにとか、そういう部分の協議を踏まえながら、今後実施のほうについて協議をさせていただく。主な提案としては、先ほどご説明したのですが、中央公園は今、通過される方が多い。そういう中では、人工芝とか、そういう休養施設的なベンチであったり、テーブルとかを設置しながら、公園にとどまっていただいて、公園を使っていただけるような提案をしていきたいという形でのお示しはされてはございますが、具体的には、何年度からこれをという形は今後の協議という形になってきてございます。 ◆吉田みな子 委員 ワークショップでシビックプライドの醸成、今割とはやっている言葉かと思うのですけれども、企業が海老名に根づいて、いろいろな市民の方と交流して、そこでいろいろなことをやっていきたい。いろいろな提案も取り入れて、市民の方に貢献したいというお気持ちがあるのは本当にすばらしいことだと思うのです。  ただ、理想的な公園とかというのですか、シビックプライドというのですか、市民の方が自分の地元を大事にする気持ちを育てていくということは市がやることであって、企業が主導してというのは、何かちょっと違和感というか、企業がやっていただくのはいいのです。でも、それが市の中央公園という場ですから、むしろそれは企業ではなくて、市が市民の声を聞きながらやっていったほうが、もっとオープンに呼びかけていったほうがいいのではないかと思うのですけれども、その辺はどうですか。還元提案が出されていますけれども、それは市全体として見ていったほうが、よりよい公園がつくられていくのではないかと思うのです。 ◎住宅公園課長 今、市としては、中央公園での主催イベントであったり共催イベントであったり実施してございます。ですから、市としての事業としては、中央公園を1つ舞台といいますか、イベントを行う場所として今現在も活用はさせていただいています。そういう活用を踏まえた中で、新たな提案というのですか、指定管理者からの提案を受けた中で、自主事業として新しいものに取り組んでいただきたいという部分もありますし、市がやっているイベントの中で共催してできるものであれば、そういうものもやっていきたいということもございますので、これは今後ご提案をいただく中で、市がかかわっていくものなのか、それとも指定管理者が中心になってやっていただくものなのかというのは、今後の協議によって決まってくるものなのかなと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 これも一言だけ言いたいのですけれども、還元事業というのは、繰り返しますが、企業がやっていただくということは本当にすばらしいことだと思うのです。でも、では、これが指定管理のメリットで、自主事業というと、どうなのだろう。海老名市としては、では、どうなのかということがまた先にあるべきであって、その辺が直営の時代も含めてやってこられたほうがよかったなと思います。  自主事業の公園のことについてです。有料広告のことも住宅公園課長はおっしゃっていましたが、中央公園にも有料広告を設置するということなのですか。 ◎住宅公園課長 現在のところ、中央公園について有料広告を設置し、その収入が幾らとか、そういうようなご提案というのは受けてはいませんが、できれば中央公園のほうも、そういう有料広告プラスイベントを周知するための掲示板的なものとか、そういうものが自主事業の中で取り組むことができますので、そういうようなことも踏まえたご提案をいただいているのかなと考えています。現在のところでは、具体的なご提案というのはないような状況でございます。 ◆吉田みな子 委員 市としては、公園内に有料広告があるのがいい、メリットになる、望ましいという考えでいいのですか。 ◎住宅公園課長 現在、公園については、民間の能力を活用した取り組みを取り入れるような方向性というものが国からも結構示されているところもございます。そういう中で、広告というものとか、先ほどの自転車駐車場というものについて、都市公園でできるような形に見直しがされてきているのです。そういう中を踏まえた中では、そういう提案があれば、利用に支障にならないような場所の中で設置というものは考えていきたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 公園内に有料広告があるということが、市民が望むのかなと思います。それは経費の部分でということはありますけれども、では、その経費の部分といったら、指定管理料2000万円、どうなのということに戻ってしまいますから、そこはちゃんと精査をしてほしいです。  あと、売店のことです。自主事業で、6月の委員会のときからも売店という言葉が出てきていたかと思うのですけれども、売店ということが、中央公園は周りを商業施設に囲まれていて、売店が必要なのかということは素朴な疑問と、いつも行政側は、民業圧迫、民業圧迫とおっしゃっていますけれども、あんなに商業施設があって、たくさんカフェとかもある中で、どういう売店を考えて、民業圧迫にならないような売店というのはどういうものなのでしょうか。 ○委員長 吉田委員に申し上げます。意見の部分はできるだけ省いていただいて質疑に集約していただくようにお願いをいたします。 ◎住宅公園課長 ここで言わせていただいている売店というのは広く捉えていただく部分がございまして、今回提案でいただいている自動販売機、こういうものを売店という形で、便益施設という形に含ませていただいています。ですから、店舗を構えるとかいうだけではなくて、夏場でしたら、では、アイスを売りましょうとか、そういうものであったりとか、こういう自動販売機であったりするもの、そういうものは全て売店類という形で考えさせていただいています。 ◆吉田みな子 委員 これは新規ですから、どういう形でやっていくか、5年間ですから、審議しなければならないと思うのです。自動販売機とおっしゃっていますが、では、今これだけプラスチックごみの話もして、海老名はごみを減らさなければならないと言っているわけです。自動販売機設置ということも含めた整理が今後必要だと思うのです。周りが商業施設に囲まれていて、水を飲む場所がないというのであれば、まだわかるのです。でも、そうではなくて、商業施設がある中で、本当に自動販売機設置が便益になるのかということなのです。本当になると思っていられるということでいいのですか。 ◎住宅公園課長 自動販売機の設置も自主事業として取り組んでいただくということがありますので、自主事業を取り組んでいただくのは、大前提としては市の承認が必要になります。ですから、提案を受けたものが全てできるわけではなくて、提案を受けたものを市のほうで精査して、承認したものを実施していただくということになりますので、指定管理者が自由に販売機とかそういうものを設置できるものではございません。あくまでも市の承認を受けたものという形になりますので、その中で精査をさせていただく考えでございます。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。ただいまの議案については、あくまでも指定管理者の指定ということになりますので、改めて注意をいただいて、質疑を絞っていただければと思います。 ◆吉田みな子 委員 指定ですけれども、債務負担行為も乗っかってくるわけですね。だから、収益がどのぐらいあって、今後どうするかということは非常に重要だと思っているのです。自主事業をやると言っているけれども、本当にやるのかどうか。今ここでの議論をする中で、では、自動販売機を五、六台とおっしゃっていたかと思うのですけれども、それが本当に五、六台置くのですかということを確認したいのです。行政が言うということは、実際に4月からそういうふうにやっていくのでしょうと思うわけです。だから、そこで本当にそれが必要なの、市としては自動販売機で便益になると思っているかどうかは問いたいと思っています。  もう1つ、これは提案ですが、これは自由通路のほうにもかかってくると思うのです。自主事業の面で、大体広告料がメーンだと思うのですけれども、テレビドラマ撮影とかもやっていますね。でも、実際今、条例で撮影は1日幾ら使っても1万円となっている。企業に対してかなり破格だな。一般市民の利用は平米650円ですから、20平米使ったら1万円を超えてしまうわけです。でも、企業は1万円とかなり安く使える。その辺をもう少し収益の部分で積極的に誘致も含めてやっていくという考えはないのですか。そのあたりはやりとりとかはされなかったのですか。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。ただいまの質疑の論点をもう少し明確にしていただいてよろしいですか。 ◆吉田みな子 委員 収入の部分で、広告収入が多いですけれども、そのほかの利用の部分で、ドラマ撮影など、今積極的に誘致すれば、そこでの収益は上がっていくのではないだろうかと思うのです。今実際に条例で1万円と決められていて、1万円でやっているけれども、そういう企業に対してはもう少し利用料を取って、また積極的に活用、誘致も含めてやれるのではないですか。その辺についてはどうお考えでしょうか。 ◎市街地整備課長 まずは提案内容の中からできるかどうかというものについて、本当に導入するかどうかというのは、協定に向けて精査をしていくということが必要だと考えています。確かに利用料金を稼ぐというのは、収入をふやすというのは重要な考え方だとは思うのですが、利用者がふえることが、自由通路で言うと歩行者に、公園で言うと、既存の利用者、あるいは一般の散策者を阻害するということにつながらないようにバランスも考えなければいけないということが1つと、あと条例で定められている金額がありますので、条例をいじるとなれば、議会の手続等も必要になってくるとか、そういうさまざまなところを含めて検証していく必要はあると考えております。 ◆吉田みな子 委員 これは全体的な議論が必要なところだと思うのです。条例のことにも触れられたので、自由通路に関して、これまでの課題の整理について最後聞いていきたいと思うのです。問題点の整理というのですか、利用の状況も含めて、条例の改正も5年間の中でありましたけれども、先ほども利用の状況で、自由に若い人たちが本当ににぎわっているのはすばらしいと思うのですが、でも、一方でいろいろ音量のこととか歩行の確保とかというところで苦慮されている部分もあるかと思うのです。その整理と今後の次期の指定について、どういうふうに指定管理者も考えて、市も考えていくのかお伺いいたします。 ◎市街地整備課長 条例については、現在の指定管理もそうですが、改正された内容に基づいて、具体的に申し上げますと、自由通路に関して言えば、利用承認の範囲をちょっと変えておりますので、それにのっとった管理運営をやっていただくということを今後も継続していくことになります。ただ、これも繰り返しになりますが、まだまだ海老名駅東口、西口、駅間地区というのは大きく変化していく可能性を秘めていますので、利用状況とかが変わってくる可能性があります。それに合った対応は、この次の指定期間内でもさまざま検証していく必要はあると思っております。 ◆吉田みな子 委員 自由通路は、路上ライブもそうですけれども、裁判もあって、憲法第21条の表現の自由をどう守られるかどうかどうかということがかなり争点になったわけです。積極的に活用していく、自由にやっていくのは喜ばしい。でも、一定のルールもどういう形で整理をしていくかということは今後の課題になってくると思うのです。  実際に条例が変わって、今、ビナワンのエスカレーターから上がって、小田急の改札に行くところ、通行の妨げになるから、この場所で音楽活動などを行わないでくださいというプラカードが張ってあるかと思うのです。確かにわかるのです。通行の妨げになるから、ここはちょっと遠慮してほしい、あそこは路上ライブをやって、多くの人が集まると、エスカレーターからなかなか上がっていけなかったりというところはわかるのですけれども、条例を超えた規制というのですか、一定条例の中では例外規定を設けていないと思うので、カードが張られていることで、そこは誰もやっていないですが、このことは市が判断するのか、それとも指定管理者が判断するのか、その辺はどういう形になっていますか。 ◎市街地整備課長 利用実績だとか、あと利用者からのご意見等は市にも入りますし、指定管理者にも入りますので、そこは調整をして決めていくということになります。自由通路に関しても、にぎわいが生まれるということは、こちらとしても望ましいことだとも思っています。ただ、利用がふえればふえるほど、さまざまな意見を持っている方がいられるので、そこをいろいろバランスをとらなければいけない。それから、駅直近のところになりますと、具体例を申し上げますと、目の不自由な方に対しての音声設備を用意していたりだとか、駅も駅員と利用者が会話をするとか、あるいはダイヤが乱れたときに、アナウンスというものが音楽活動で消されてしまうのは、それもまたまずい問題があるので、そういった面もバランスをとりながら、規制という意味ではなくて、適正な形に誘導していくという方向でやっていく必要はあると思っています。 ◆吉田みな子 委員 プラカードの部分は、では、市と指定管理者が協議をした上で張ったということでよろしいのですか。 ◎市街地整備課長 そのとおりです。 ◆吉田みな子 委員 おっしゃることはよくわかるのです。アナウンスの部分で、ダイヤの乱れとかきちんと伝えなければならないとか、人命にかかわることも含めてですけれども、あると。でも、一定そこの表現の自由を守らなければならない、規制を安易にかけてはいけない。そこの調整だと思う。だから、個別具体的に対応していくことがいいのだろうと思っているのです。やる側も節度を守りながらやって、うまく使っていくということにどうやっていったらなっていくかというのは、現場の方も頑張ってやっておられますけれども、ただ、プラカードの部分とか、では、条例に照らすとどうなのか、ここはやってはいけませんということが一定規制になるな。ルールづくりというのは、市民の皆さんと一緒につくっていったほうがいいと思うのです。だから、そこは指定管理者と市が決めて、では、やらないでくださいと書くよりは、個別に対応していくとしていく……。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。今回の指定管理者の指定についての議題外と聞き取れますので、質疑のポイントを明確にした上で、もう1度質疑をお願いできればと思います。 ◆吉田みな子 委員 しているわけですよ。この件、指定管理者、自由通路の裁判が起きたことをどういうふうに思っているのかというところなのです。そこから通行の邪魔ですよというやりとり、その場その場の判断だと思うのです。でも、指定管理者はそこの判断はなかなか難しい、現場の人は本当に苦慮されているわけです。自由に使ってほしい部分とそうではない部分と。だからこそ、開かれた場でルールをつくっていくことが必要だと思うのです。現場に押しつけるのは難しい。大変ですから、だから……。 ○委員長 吉田みな子委員に申し上げます。指定管理者の指定についてであって、指定管理者制度についての議案ではないと私は認識いたしますので、質疑を変えてください。 ◆吉田みな子 委員 ですから、そこはきっちりやっていっていただきたいと思っているのです。そのやりとり、次期5年間は、路上ライブ、若い人たちもたくさんいますけれども、どういう形で整理をしていくか。現場の方は悩んでいるという声も聞きます。どういうふうに対応したらいいかということ、押しつけてはならないとも思っていますから、その辺はどういう形で整理をしていくお考えと、指定管理者としてもどういうふうに考えているのか教えていただけますか。 ○委員長 吉田委員に申し上げます。今回の指定管理の指定に関してという部分で言いますと、今の質疑が今回の指定管理者をどこに指定するのかというものとは関係がなくて、指定管理者制度そのものに今議論が移ってしまっているように感じますが、だから、その点を説明した上で質疑をお願いいたします。 ◆吉田みな子 委員 小田急――指定管理者がまさに自由通路で、裁判のきっかけになったこともそのスタッフの方でした。だからこそ、現場の方は苦慮されているのです。こういうことがあってはいけないと思うわけです。だから、その辺がどういう形で5年間で整理をしていって、指定管理者も悩んでいることも含めて、どういう形でやっていくのか。その辺をぜひ示していただきたいと思うのです。 ○委員長 吉田委員に申し上げます。小田急が指定管理を受けたから、今のお話の事態に陥ったという解釈で今質疑をされているということですか。  暫時休憩といたします。                    午前11時28分休憩                    午前11時29分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎市街地整備課長 事業の展開につきましては、具体的な内容につきましては、ご承認を受けて、それに基づいて協定を結ぶ際に正式に詰めていくということにはなってまいります。  音楽活動について、特に現段階で何かを規制する、あるいは何か禁止にするとか、そんな考えは今の中に何もなくて、先ほどの箇所についても、条例で言う規制だとか罰則ではなくて、お願いとしてやっている。そういうふうにやってルールをみんなで適正に場所を使えるようにと働きかけているという状況です。 ◆吉田みな子 委員 条例の理解も含めてですけれども、あの自由通路が今なぜにぎわっているかということを絶えず原点に立ち返ったほうがいいと、私は立ち返ってほしいなと思っているのです。だから、あれがお願いということが―お願い文書を藤沢とかでも撤去している例もあります。だから、それをまたお願いと張ることが果たしていいのかどうかも含めた形で、より市民の皆さんとも議論していくことが私は必要だと思っていますので、今後に向けてぜひそこは広く議論もしていっていただきたいと思っています。  最後、自由通路の関係で、市民の皆さんが求めている駅ピアノについてですが、ストリートピアノ、駅ピアノ、今いろいろなところでやっています。これは指定管理者として自主事業等でやれることなのか、それとも、市長も前向きな答弁をされているような感じですけれども、市としてやっていくのか、その辺については事業者から何かいい提案とかがあったり、市としてどういうふうに考えているのか、お考えを伺えますか。 ◎市街地整備課長 まだ検討中の段階ですし、繰り返しになりますが、正式な調整は議決を受けてからということになるのです。こちらとしても、自由通路や中央公園で文化を発信していくというのは必要なことだと思っていますので、ピアノの活用というのは1つのツールだと思っています。ですから、それについては投げかけをしているところです。具体の私どもで検証している部分について申し上げますと、自由通路についてということになるのですが、物を置くということになると、それが歩く方にどの程度の影響があるのか、それから安全性、その上に子どもが乗って落っこしまってもいけない、あるいは指を挟んでもいけない、重いからないと思いますが、そんなものが上から落ちた、動いてしまったということになるとまずいとか、安全性の面も検証しなければいけないとかということは進めているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。これは議会の議決をもってですけれども、いろいろな課題があると思います。特に金額の部分への精査もそうですし、自主事業の精査もそうですけれども、詰めていっていただきたいと思いますし、特に自由通路の部分では、利用も含めてですが、市民の方の声を聞きながらぜひやっていただきたいと思います。 ◆永井浩介 委員 ほかの委員からもいろいろ質問がありましたけれども、私からも4点ほど質問させてください。1つ1ついきたいと思います。  今も質問がありました自主事業といいますか、中央公園部分についてですけれども、今までも市が直営でやっていた時代も、実行委員会に委託をしてえび盆だったり、主催だったり後援だったりでいろいろなこともやってきたと思っております。そういった中で、今回、参考資料を見ると、事業者は、写真を見ると、商工会議所青年部、青年会議所とか、そういった重立った市民団体の方々とともにワークショップを重ねながらということ、今までも市も、例えば青年部と、青年会議所と、一緒にシビックプライドの醸成ではないですけれども、ともに共催でいろいろな事業に取り組んできた経緯もあります。どちらにしても、事業者も、これは私の推測ですが、多分同じ思いで市民の方々とともに、市がJCだったり青年部と一緒に取り組んできたことも、これからも一緒にやっていきたいのだというイメージを持って、ワークショップもやられてきたのかなと思っている中で、1つの部分としては、近隣の部分、今でもビナステップのほうで小田急が毎週事業をやっていると思うのです。あれも1つの自主事業なのかな。  その中で、ビナステップの事業は、結局、今、中央公園部分にも人が結構集まっているではないですか。そういった観点も含めて、今後ビナステップ、もちろん同じ会社ではありますけれども、多分担当課が違うと思うのですが、近隣の部分と中央公園でこれからやる自主事業、そして今までの定期的に市民団体の方々がやっていた事業、これを優先順位で言うと、ほかの運動公園だったら、海老名市が最初、それで指定管理者の自主事業がきて、それで市民団体の事業という利用する順番というのか、優先順位があると思うのです。そのあたりは変わらないという認識でよろしいのでしょうか。ビナステップも含めて調整というか、ビナステップがやるから、市民団体からすると、いろいろ配慮しながら、ビナウォーク側と調整しながら市民団体もやっていたりするのですけれども、その認識というのは、市としてどのように捉えているのかお尋ねします。 ◎住宅公園課長 中央公園で行われる事業としましては、市が主催するもの、先ほど言われたように、実行委員会というものでやっていただくようなイベント、そういうものは優先した形でやっていきたいと考えています。また、その他のイベントにつきましては、今現在も重なったイベントがあれば、事業者間での調整というものはさせていただいていますので、同様な形で調整をしていただいた中で実施していただくという考えでございます。 ◆永井浩介 委員 となると、先ほどホームページで利用承認とかという話があると思うのです。今まで直営だと、担当課へ市民団体が来て、では、ここの部分はビナウォークと調整が必要ですよねということで、市民団体の方もビナウォークに行って調整したりということが、ホームページだとちょっとやりづらいなと思うのですけれども、そのあたりも、市民団体の方が民間の事業者とかほかの団体と調整できるようなことで、ぜひ配慮をする形で調整していっていただきたいなと思うのですが、今まで直営でやっていた時代と、そのあたりの認識というのはどうでしょうか。 ◎住宅公園課長 ホームページでの利用受け付けというのは、これからどのような形でやっていくのかというのは協議していくのですけれども、その中でも、中央公園として1つの施設ということではなくて、中央公園の中で、例えばステージとか、語らい、集いとか、そういうふうにブロック分けがされているのです。ですから、いろいろな場所での利用申し込みができるような形で、細分化するような形でも協議をしていきたい。また、そこについて重なるようなことがあれば、今度利用承認の業務をやっていただく方にちゃんと間に入っていただきながら、調整をしていただくような役割をしていただきたいと考えてございます。 ◆永井浩介 委員 本当に細かいところで言うと、ビナステップの事業と音楽のイベントをやるときに、周波数を変えないと、映画館にも音が飛んでしまうとかということが今までもあったみたいなので、指定管理者になられたら、そのあたりも調整をしながらリーダーシップというか、マネジメントをしてほしいなと思っておりますので、市も指導をお願いいたします。  また、デジタルサイネージ、もちろん指定管理者ですから、収益が入るような形が望ましいとは思うのですけれども、これは最後の質問にも絡んでくるのですが、今までも東口、そして西口があって、駅間とか、東西一体化のまちづくりで進めてきました。市も公益性を認める事業というのは協力的になっていただいて、シティプロモーション課だったりが、市民団体がやるような部分は広告料を抑えた形でデジタルサイネージで流してくれたりとか、さまざま協力してくださっているのですけれども、これが完全に民間に管理をお願いするとなると、公益性を持った部分で協力がなかなか得られないのではないかなという危惧があるのです。そのあたりの調整というのは、今後も市も同じように、この事業はなるべく公共性を持って市の方向性と、それこそワークショップでもやっているようなシビックプライドにつながるので、デジタルサイネージにも載せていただけませんかみたいな調整は、市も今後も行っていくという認識でよろしいでしょうか。 ◎駅周辺整備係長 デジタルサイネージ、駅間についている画面のものですけれども、現在運用としては、指定管理者が広告を得る部分と、あと行政枠を半分ずつに分けています。行政枠については、ある程度市からの発信する情報、この辺についての取り扱いはこれからも変わらないように考えています。 ◆永井浩介 委員 わかりました。  これは自由通路の部分になるのですが、先ほどもほかの委員もおっしゃっていました。私も、例えばこれは、選挙で考えれば、本当に駅前がすごい爆音で、多分通報の件数もすごかったのかな。それは我々にも責任があったりはした部分でありますし、私も音で市民の方に対して迷惑をかけるのかなと思っております。もちろん私の知り合いの子も今、自由通路のほうで毎週アーティスト活動をしている子も、中学校のころから面倒を見ている子とかもいたり、それこそ市内には、これは固有名詞を出していいのかあれですけれども、三浦風雅君とか、そういった海老名出身の有名なアーティストが来て、ライブをやってという本当にすばらしい取り組みもあるとは思うのですが、先ほど来から市街地整備課長が危惧しているというか、本当に課題の部分で、放送が聞こえないとかいうこともあると思います。  そういった中で、これから年度協定を結んで、そして年度ごとに見直していくと思うのですが、私もケース・バイ・ケースでといいますか、今後、それはないと思います。例えば本当に爆音でライブをやって、全然何も聞こえないけれども、それを注意する根拠となるものが何もないとなると、それは厳しいと思いますし、それこそ文化が発達をしている、フランスでもそうですし、東京都でも行われている、例えばヘブンアーティスト制度みたいな形で、もちろん自由通路全体を制限するのではなくて、一部のメーンのところはヘブンアーティスト制度みたいな形を設けるようなことも視野に、それはもちろん条例改正も視野に考えていただきたい。そして、年度協定も結びながら考えていただきたいとは思っているのですけれども、そのあたりの見解をお願いいたします。 ◎市街地整備課長 音の問題ですけれども、音は全て悪いというわけではなくて、にぎわいを創出する中では必要な要素でもあるとは思っているところです。直接所管する法律ではないのですが、騒音規制法ですとか、これとダブるのかしれませんが、医療機関とかがある場合は、そこから何メートルは音がここまでだよとか、そういうさまざまなものがあると思います。それについてはこれまでどおり遵守しつつ、今後、先ほどの質問ともかぶりますが、どこでどういう活動をすることがいい、悪いとかということについては、5年間、1回のルールで契約をするとかという話ではなくて、年度協定というのを結ぶルールにもなっておりますので、その中で必要な見直しは図っていく。そういうやり方でやっていきたいと思っております。 ◆永井浩介 委員 ぜひとも年度協定で柔軟な対応で、指定管理者となられたら、市の思いを伝えながらやっていって、そこには市民の声というのがありますので、駅前が今カラオケ大会になっているみたいなような声も聞いたりはします。これは事実としてあるという部分もありますので、年度協定の中で、何が一番いいのかというのも市民の声も聞きながら進めていっていただきたいなと思います。  最後です。これは市の思いという部分で伺いたいのですが、先ほど申し上げさせていただきました、今回は東口の中央公園の部分、そして自由通路といいますか、駅間の部分、最終的に西口、東西一体化ではないですか。そういった中で今、西口はエリアマネジメントが指定管理者としてやっているということ。東西一体のまちづくりというのは本当に難しいと思うのです。多分自由通路を含めて、中央公園を含めて、何かを一緒にやろうということは、それこそ先ほど来申し上げさせていただきました商工会議所の青年部とか青年会議所もチャレンジして、なかなかたどり着けなかったということもあると思うのです。  そういった中で、今後決まって、年度協定も結んだ上で、エリマネと指定管理者がどうやって連携をとりながら一緒にやっていくのかということも考えていっていただきたいな。これは個人的な思いなのですけれども、これは来年の指定管理者の更新の時期ですね。その部分もあると思うのですけれども、今回、中央公園の部分が指定管理になりますというところで、市として東と西をどのように一体化したまちづくりというのを考えているのか、市街地整備課長の思いをよろしくお願いします。 ◎市街地整備課長 海老名駅周辺は、東口、駅間、西口と大きく3つのエリアがあると思ってます。こうであるという考えではないのですが、それぞれの地区が個性を持って競い合うという要素も必要だと思っています。ただ一方で、この3地区をつなぎ合わせる機能を持たすものが自由通路であって、それを市が整備したわけですから、競い合って個性を発揮するということと、自由通路という貴重な財産を使ってつながる、連携する、協調するということも非常に重要、ちょっと相反する要素かもしれませんけれども、その2つをバランスをとったまちづくりが必要だと思っています。おっしゃられるとおり、次年度以降、西口も指定管理者の選定にも入っていきますので、東口、駅間の動きも変わってくるところが出てくると思います。そこで起きた内容について、次の西口についても必要な要素は取り入れて公募をしていくとか、そういうことも考えていければなと思っております。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
     次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。 ◆松本正幸 委員 この議案については反対します。  その理由の1つとしてはウッドデッキの管理です。現在、床材が盛り上がっているところに黄色と黒のテープで板を押さえている場所が至るところにあります。中には、テープが剥がれて段差になっている場所もあり、歩行者がつまずいてけがをすることも想定され、利用者の安全性が一番求められる自由通路管理者としての役割が果たされていません。また、海老名市の顔と言える駅のウッドデッキに黄色の黒のテープで応急措置の対応は極めて不十分な管理と言わざるを得ません。  2つ目としては、自由通路に関して、2017年に表現の自由をめぐって、海老名駅の自由通路訴訟の問題が起こりました。条例に基づいた問題が起こらない正しい対応が何よりも必要だと思います。そういうためにも市の直営管理運営が必要です。  3つ目は、指定管理者制度は5年間という期間が決められ、駅利用者の要望や要求、声を聞き、改善するためにも、中長期的な視点に立った市直営管理が必要だと思います。  以上の理由で反対の意見といたします。 ◆吉田みな子 委員 この議案について反対の立場で意見をいたします。  そもそも自由通路は他市でも指定管理をやっているところがほとんどない。自由通路がそもそも指定管理になじむかどうかということは絶えず議論があったと思うのです。特に自由通路訴訟がある中で、指定管理者の方が対応できるかどうかも含めて、しかも過料つきの条例ですから、その辺の判断ということもあって、これは直営でやっていくことが私は望ましいと思います。  さまざまな業務は分割委託等もして、清掃業務なんかは、障がいのある方とかいろいろな方が入っていくような形も含めてやっていけるのではないかと私は思っています。そういう意味でも、自由通路を指定管理ということへの見直しはぜひやっていただきたいと思っています。  中央公園については経費の部分です。経費が直営時代よりもふえている。一体管理がメリットということも、実際のところは、今の審議の中でのご答弁を聞いても、なかなか見えてきません。中央公園に皆さんが求めていることは何だろうと思ったときに、あそこで滞留をしてベンチで座ってということなのだろうか。むしろそれは、6月でも言いましたけれども、市民の声をまず聞いてあり方を決めるべきではないかと思っています。  ただ、今回、指定管理者が指定をされて、5年間、指定管理になったとしたら、これの債務負担行為の限度額がほぼ市が提示した金額と一緒。でも、協定を結ぶ段になって、本当に指定管理料を幾らにするかというところはきっちりと精査していただきたいのです。収益が幾らあって、支出が幾らあるか、その辺も明示をしていただければ、ああ、なるほど、これの指定管理は必要だねとなりますし、これは指定管理は必要ではないねということも言えると思うので、その辺は、きょうの議論もありました自主事業のこともそうですけれども、協定書をつくる段のときには、やりとりをしっかりしていっていただきたいと思います。 ◆市川洋一 委員 私は賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。  自由通路は、数々の小さい問題はあります。特に今問題となっているのはウッドデッキの破損等の問題、これは相当通行者もふえているし、外部に露出している部分がありますので、そこら辺は、どちらかというと、指定管理の問題というよりも、通路の構造上の問題のほうが大きいのかなと私は思っています。ですから、指定管理そのものをここで反対するわけではなくて、あれは設備としてちゃんと見ていってほしいなという先ほど来の意見がありましたので、通行上の妨げにならないような、材料なのか、天候の耐性なのか、わかりませんけれども、そこら辺をよく調べてもらって、早急に対応していっていただくというのが1つ大きな課題ではないかなと思っていますので、指定管理そのものについては賛成でございます。  それとあと、公園のほうも、これから指定管理をしましょうということで今提案が出てきているわけですけれども、これも一体管理である程度自由通路とともに管理できそうだということなので、これは――経費の部分というのが反対する理由として一部上がっていますが、十分突き詰めてもらって、そこを展開していただきたいということから、賛成という立場で表明をいたします。 ◆日吉弘子 委員 私も賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  今、市民の多様なニーズに対応していくためには指定管理が必要であると考えます。今まで例えば自由通路が指定管理にそぐわないとかというご意見もありましたが、海老名の顔となっている自由通路、また中央公園、そして西口というのは、鉄道が3線あるという特徴もあると思います。これが海老名の資源でもあると私は思っています。それを最大限に生かしながら、海老名に来ていただくきっかけをつくり、またそれは定住につながっていくのではないかなと考えております。  あと、公園のあり方もそうですが、海老名市も小さい公園も含めて175ぐらいあると認識しておりますが、公園のあり方も今変わってきております。場所によっては、子どもよりもシルバー世代の方のほうが多いという公園もありますし、公園のあり方自体、先ほど言いましたバリアフリー、災害に強いところ、また外国人対応、多言語対応とか、いろいろな課題もあると思います。そういうことを含め、ぜひ民間のノウハウを生かしていただきたい。  先ほども言いましたように、この企業体は鉄道に関する海老名の特徴を生かしてかかわっていただいているということは、あそこの一帯がスムーズにいけるのではないかなと認識しております。課題は多々あるとは思いますが、年度協定も結んでいただけますので、1つ1つ進めていただければと思います。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより議案第73号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。 (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第73号 指定管理者の指定について(海老名駅自由通路及び海老名中央公園)は原案のとおり可決されました。  少数意見の留保をされる方はこの際申し出を願います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 暫時休憩といたします。                    午前11時58分休憩                    午後0時59分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第2 議案第81号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第5号)〔所管部分〕を議題といたします。  初めに、経済環境部所管部分について、経済環境部長の説明を求めます。 ◎経済環境部長 それでは、議案第81号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第5号)のうち、経済環境部所管部分についてご説明申し上げます。  補正予算書の6ページをお開きください。第2表 継続費補正、1 変更でございます。4款衛生費2項清掃費、資源化センター整備事業費につきましては、資源化センター大規模改修工事が完了したことに伴い、総額及び令和元年度の年割額を2349万円減額するものでございます。  7ページをごらんください。第4表 債務負担行為補正、1 追加でございます。3段目、指定収集袋作成委託でございますが、ごみの一部有料化に伴う指定収集袋について、翌年度以降の作成業務を年度内に契約し、年度をまたいで事業を実施したいものでございます。債務負担行為の期間を令和元年度から令和2年度とし、限度額は1億1687万1000円でございます。  次に、12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。2 歳入でございます。  2つ目の箱になります。13款使用料及び手数料2項手数料2目衛生手数料8290万円の増は、家庭系ごみの処理に係る指定収集袋の販売数が想定より多くなると見込まれることから清掃手数料を増額したいものです。  16ページ、17ページをお開きください。  15款県支出金2項県補助金4目農林水産業費県補助金240万4000円の増は、台風15号により被害を受けた農業用施設の撤去や再建等の費用に対する国と県の支援分を合わせた被災農業者経営体育成支援事業として県からの補助金でございます。  次の箱、17款寄附金1項寄附金4目ふるさと振興寄附金2億5000万円の増は、ふるさと納税に係る指定寄附について、9月補正をお願いしたところでありますけれども、さらにその想定を上回る寄附が見込まれることから増額するものです。  次に、3 歳出でございますけれども、24、25ページをお開きください。  2款総務費1項総務管理費9目企画費1億2509万9000円の増は、歳入で申し上げましたふるさと納税指定寄附につきまして、寄附実績が想定以上に好調であることから、これに伴う返礼品調達及び送付等の手続に係る支援業務の委託料等を増額したいものでございます。  36、37ページをお開きください。  4款衛生費2項清掃費2目塵芥処理費976万2000円の増は、指定収集袋の販売数が想定より多くなると見込まれることから、販売店舗に支払う販売手数料を増額したいものでございます。  その下、4目資源対策費735万7000円の増は、家庭系ごみ一部有料化に伴う制度導入前の駆け込み排出と思われる増加等により、もともと資源化センター以外で処理していた資源物の処理量が増加したため、委託料を増額したいものでございます。  さらにその下、6目リサイクル費は1413万5000円の減でございます。これの内訳としましては、資源化センター大規模改修工事の影響等により外部に委託していた資源物の処理量が増加したため、資源化センター維持管理費を935万5000円増額するとともに、その一方で、先ほど説明しました資源化センター整備事業費の不用額2349万円を減額したいものでございます。  38、39ページをお開きください。  6款農林水産業費1項農業費3目農業振興費315万6000円の増は、台風15号の被害による農業用施設の撤去、再建等に対する農業者への支援として、歳入にある国、県の負担金に市の協調分を含めた補助を行うため増額したいものでございます。  以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○委員長 次に、まちづくり部所管部分について、理事兼まちづくり部長の説明を求めます。 ◎理事兼まちづくり部長 議案第81号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第5号)のうち、まちづくり部所管部分につきましてご説明申し上げます。  補正予算書の6ページをお開きいただきたいと存じます。第3表 繰越明許費でございます。  1段目、8款土木費2項道路橋りょう費、市道307号線歩道整備工事2112万円、その下の段、市道47号線用地・補償2403万8000円は、翌年度の事業を前倒しして執行し、早期完成を図るため、繰越明許費を設定するものでございます。  その下の段、4項都市計画費、厚木駅南地区市街地再開発事業公共施設等整備負担金12億9832万9000円は、他機関との調整に不測の時間を要し、年度内完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものでございます。  その下の段、4項都市計画費、国分排水区水路用地法面工事詳細設計委託492万8000円は、他機関との調整に不測の時間を要し、年度内完了が見込めないため、繰越明許費を設定するものでございます。  次に、7ページをご覧いただきたいと存じます。第4表 債務負担行為補正、1 追加でございます。4段目、海老名中央公園指定管理委託9919万円、その下の段、海老名駅自由通路指定管理委託1億1881万円は、指定管理者指定に向けた協定を年度内に締結したいため、令和元年度から令和6年度を期間として限度額を定めるものでございます。  次に、14、15ページをお開きいただきたいと存じます。2 歳入でございます。  上段の箱、14款国庫支出金2項国庫補助金7目交付金1節社会資本整備総合交付金4億9356万2000円の増は、国から交付金の配分を受けたこと、事業の進捗状況により補正するものでございます。各事業の補正額につきましては、道路事業分1451万9000円の増、都市再生整備計画事業分(都市再生整備事業)3億8475万円の増、住環境整備事業分(住宅・建築物安全ストック形成事業)434万8000円の減額、住環境整備事業分(市街地再開発事業)9864万1000円の増額でございます。  次に、40、41ページをお開きいただきたいと存じます。3 歳出でございます。  上段の箱、8款土木費2項道路橋りょう費3目道路新設改良費の13節委託料、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費は290万円の減、西口地区道路整備事業費600万円の減は、執行内容を精査したことから残額が生じたため減額するものでございます。  また、西口地区道路整備事業費の15節工事請負費3200万円の増は、交付金の配分を受け、泉一、二丁目地内の市道307号線において、翌年度の事業を前倒しして早期完成を図るため増額するものでございます。  道路用地購入事業費の13節委託料200万円の減、22節補償3000万円の減は、中河内地内の市道8号線などにおいて、用地交渉に時間を要し、年度内の契約に至らないことなどから減額するものでございます。  また、道路用地購入事業費の17節公有財産購入費1541万1000円の増は、交付金の配分を受け、門沢橋五丁目地内の市道47号線において、翌年度の事業を前倒しして執行し、早期完成を図るため増額するものでございます。  次に、42、43ページをお開きいただきたいと存じます。  下段の箱、4項都市計画費1目都市計画総務費、住宅耐震改修等事業費1487万円の減は、マンション耐震診断の実施が難しくなったこと、木造住宅の耐震診断や改修工事などの補助申請が当初の想定よりも少ない見込みとなることから減額するものでございます。  公共下水道事業会計繰出金159万2000円の減は、公共下水道事業会計への繰出金の減額によるものでございます。  厚木駅周辺整備事業費11億8432万9000円の増は、厚木駅南地区市街地再開発事業の早期推進を図るため、国費を活用し、要綱に基づく組合に対する補助を行うことから増額するものでございます。  9目都市排水路費、都市排水路維持補修費704万円の増は、台風15号により水路用地のり面の一部に崩壊が起こり、早急にのり面保護の検討を行う必要があることから、委託料を増額するものでございます。  以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆市川洋一 委員 では、順を追って質問させていただきたいと思います。  1点目は16ページ、ふるさと納税返礼品ということで、寄附金で2億5000万円、あと返礼品のほうで1億2500万円強ありますので、ここら辺、当初の計画から大分ふえているのかなと思いますので、その理由というのが、それだけの額、市外の人が興味を寄せていただいているととれるのですが、その理由が何なのかというのを大きくお知らせいただきたいということ。  2点目、38ページ、農業振興助成事業費のほうで、これは国の補助も出て、台風15号の影響だと思うのですが、315万円ほどの補正が上がっています。この辺の中身を確認させていただきたいです。  3点目、まちづくり部のほうで、6ページ、繰越明許費。市道307号線と47号線ですが、ここら辺が繰越明許せざるを得ない理由というのと、具体的な内容をお知らせいただきたい。  4点目、6ページ、まちづくり部のほうで、厚木駅南地区市街地再開発事業費用として12億9800万円強の繰越明許を上げられて、あと歳出予算も、43ページの厚木駅周辺整備事業ということで11億8400万円ほど使用されるのですけれども、ここら辺との兼ね合いということでご説明をいただきたいということ。  以上、4点お願いいたします。 ◎商工課長 ふるさと納税の関係で補正を組む理由ということでお答えさせていただきたいと思います。  まず、8月に常磐自動車道で起きましたあおり運転の事件以来、ドライブレコーダーの申し込みが増加したことと、また9月には、消費増税前に駆け込み需要と思われる申し込みが予想を上回りまして、多くの寄附をいただいたことによる補正でございます。また、7月より新規に楽天のポータルサイトを入れまして、その申し込みが好調であるため、寄附が増加しております。歳出につきましても、それに伴いまして返礼品の送付作業等であわせて増額したものでございます。 ◎農政課長 315万6000円の補助金の中身というご質問でございました。先ほど委員、お話があったように、台風15号によって農業施設が被災した生産者に対して、災害施設の復旧または倒壊した施設や瓦れきの撤去にかかわる費用の補助を行うものでございます。該当施設が3棟ございまして、1つが野菜温室、これはビニールハウスですが、これは全倒壊しまして、これの撤去と再建で202万4000円の事業費に対して補助金を出すものでございます。2棟目が花卉のガラス温室が、ガラスがかなり割れまして、事業費が60万9889円、3棟目が酪農の堆肥舎、堆肥化する施設が被覆材、屋根等の外壁、特に被覆材が破れまして、この瓦れきの撤去と、あと修繕に対する事業費が112万2000円、合わせて375万5889円の事業費のうち、先ほどお話ししましたように、国の補助金10分の5または10分の3、県費を10分の2、残り市費を10分の2使って、この3名の生産者に対して補助する合計金額でございます。 ◎道路整備課長 3点目の市道307号線歩道改良事業の繰越明許費についてお答えいたします。  こちらは、国から社会資本整備総合交付金の追加配分がありまして、これに伴って来年度予定している事業を前倒しして、交付金の有効活用と早期完成を図るものでございます。工事箇所は、今泉小学校の南側の交差点から南側にございます水路をボックス化して、歩道の拡幅整備を図るものでございます。 ◎市街地整備課長 厚木駅南地区再開発事業に係る歳出予算と繰越明許の内容についてご説明させていただきます。  まず歳出予算ですが、当初予算では、組合設立後、早期かつ確実な実施が見込まれる施設建築物と公共施設に係る詳細設計、それから権利変換計画作成等に対する補助金相当額を計上させていただきました。令和元年6月21日におかげさまで組合が認可されまして、その前後において権利者の調整が順調に進められたということもありまして、移転補償や解体除却等に係る工事についても年度内の着手の見込みが立ったということから、事業の早期推進を図るために、当該業務に対する補助対象予算を国費の内示額にあわせて増額補正させていただくというのが歳出の増額分でございます。  なお、これらの事業は、組合設立認可を受けたのですが、この後、再開発事業ですと、大きな節目となるのが令和2年2月に予定しております権利変換計画の認可ということになるのですが、その後に執行していくこととなってまいりますので、そのため補償費の支払いが次年度にまたがることも想定されることから、当初予算を含めまして繰越明許費として計上させていただきたいものです。 ◎用地課長 3点目のうち市道47号線用地・補償でございますが、用地の関係ですので、私からお答えさせていただきます。  今回の補正でございますが、国からの交付金を追加配分を受けられることによりまして、翌年度買収を予定していた部分、未整備区間の用地買収を前倒しで行い、歩道の早期完成を図るために用地費を増額し、繰越明許費を設定するものでございます。市道47号線につきましては、JR相模線門沢橋駅の南方、門沢橋五丁目地内に位置する路線でございます。住宅密集地であるため、歩道の必要性が高く、過年度から用地買収、歩道整備に取り組んでおりまして、今年度の通学路整備の要望もございます。そういった箇所で用地を前倒しで取得するために、ここで繰越明許費を設定させていただきました。 ◆市川洋一 委員 少し再質疑をさせていただきたいと思います。  ふるさと納税のほうですけれども、ドラレコが非常に有効な手段として、交通安全上のツールになって、それのためにふるさと納税がふえているという話ですが、ふるさと納税はドラレコだけではなくて、ほかにもあるのだと思うのです。これが際立って今回ふえてしまったということは、それは危険運転防止のための道具として使われているのだと思うのです。あと消費税の駆け込みですか、そこら辺で予測以上にあった。これは毎年補正が次から次へ出ているわけですけれども、ここら辺は思い切って相当分を計画として組み込めないものかどうかというのが1点目、ふるさと納税に対する質問ですが、そこら辺はどうなのかということを聞きたいなと思います。 ◎にぎわい振興係長 ふるさと納税の予算を組ませていただくときに、過去の実績を見ながらというところで、余り思い切った予算の見込みが立たない状況ではあるのですけれども、あとはあおり運転の事件とかもございましたし、今回台風とかもございまして、そういう社会の情勢であるとかというところで、私どもの返礼品にかかわる部分で大きく寄附に変動が出ていると感じておりますので、大枠で捉えることがなかなかできない状況でございます。 ◆市川洋一 委員 ふるさと納税というのも、きのうあたりのいろいろなテレビなんかのあれだと、今までふるさとを盛り上げるために、物で寄附金に対して返礼しているということ。このごろは事というのですか、そんなようなものもふるさと納税の中に入ってきているみたいな、または使用目的を限定しないで、対象市に対して使ってほしいというのがふえてきていると聞いているのですけれども、そこら辺というのはどうなのですか。海老名市はドラレコで非常にあれしてしまっているのですけれども、余り指定されないで、福祉を充実してくれだとか、子育てにやってくれとかというものは余りないものなのかどうか、そこら辺をお聞きしたいのです。 ◎にぎわい振興係長 委員おっしゃられるとおり、物というよりも、事、消費というところで、体験型であるとか、市内で役務を提供するような形の返礼品というのが全国の市町村でもふえてまいっておりますので、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆市川洋一 委員 そうすると、今は物だけの返礼品ということを考えて、ふるさと納税を考えていますということでよろしいですね。わかりました。  次に進ませてもらいます。台風被害ですけれども、今3棟の対策ということで、もっと細かいところを見れば、多分もっと大きな被害があったのかなと思います。ただ、それが補助を出すまでもないようなことだったのかなと思うのですが、そこら辺の見解はどうだったのか、お聞きしたいと思います。 ◎農政課長 施設に関しての台風被害に限定させていただければ、委員おっしゃるように、当然3棟だけではございませんで、農政課とJAとで把握した数が大なり小なり含めて21件ございます。ビニールが1平米分ぐらい剥がれたようなものもありますし、ガラスが2枚、1枚程度のものから、ガラスが100枚割れたといった大なり小なりの被害はございました。ただ今回、原状に復旧するとか、あとは同じ場所で農業を継続するという条件もございますので、そういった形でこの補助の申請をされた方は3名だと考えていただければと思います。 ◆市川洋一 委員 海老名市は、幸いにして台風15号、19号、こういった言い方は失礼かもしれない、よそと比べると、それほど大きな被害はなかったのかなと思うのです。これは聞いているところだと、台風15号が対象だと聞いているのですけれども、19号の影響ということもちゃんと調べられて、今後こういう国の補助が出れば対応もされるのかどうか、そこら辺をお聞きしたいと思います。 ◎農政課長 台風19号でございますが、委員おっしゃられるように、15号よりは若干件数が少ないのですが、被害が出ていることは把握しております。先ほど話しましたように、国の支援措置ということで、19号に関しましても、国が支援を行うことが決定されました。ただ、国と県の予算の成立が11月末ごろだったもので、今回の議会には補正の提出はさせていただいていないのですが、何らかの形での支援は現在も考えております。 ◆市川洋一 委員 では、台風19号、もしあるようでしたら、また追加で出てくる可能性は高いと見ておいたほうがいいということですね。わかりました。
     では、あと先ほどの今泉小の307号線ですか、道路を拡幅して歩道を確保するということで、そこら辺は、水路が流れていて、今泉小のところは、確かに新しいいい道に、今泉小よりも南側はよくなったなと思っているのですけれども、あそこ辺が拡幅されて、歩道が十分確保されるということは非常にいいことなのですが、あの水路というのは、そういうふうにふたをしてしまうと、中の問題というのは、点検とかなんかということは何か考えておられるのか、それともふたしてしまって、永久に歩道としてだけの使い方にするのか、そこら辺の見解というのは、水路ということで重要な要素があると思うのですけれども、そこら辺をお聞きしたいなと思っているのです。 ◎栗山 まちづくり部次長 307号線の水路の部分、今回、ボックス化をしているところはもともとの307号線の部分なのです。ららぽーとのほうから真っすぐ新しい道路をつくったところと、水路の交差点のところまで、ここから今泉小学校までの間を今回ボックス化して道路を広げて、歩道を整備するような形、その前後について、上流、下流については、今のままの3面張りの水路のことを今考えております。 ◆市川洋一 委員 水路にふたをしてしまうと、何か不都合が起きる可能性というのをどういうふうに考えておけばいいのかなという質問です。 ◎栗山 まちづくり部次長 中間のボックスの部分にも点検をできるような入り口をつくってあります。それと、前後が開渠になりますので、そこからも十分点検ができるような形になります。 ◆市川洋一 委員 これは要望ですけれども、水路をふたするというのはいいことだと思うのですけれども、それと点検はわかるのですけれども、中は水が流れているわけですが、前後は流れ込まない防止みたいな、鉄格子みたいなものとか、それが必要かなと。安全のために、大きな水路に対してそこら辺はどうなのか。ぜひそこは検討していっていただきたいなと私は思っているのです。 ◎栗山 まちづくり部次長 委員、今ご提案の部分についてはよく調査検討していきたいと考えています。 ◆市川洋一 委員 ぜひお願いしたいと思います。  あと、市道47号線は、門沢橋の狭い道が、材木屋の横を通っている道だと思うのですけれども、拡幅していかないと、交通上、交通路としていいことかなと思っているので、ここはぜひ進めていただきたいと思います。  それといま1個、最後、厚木駅再開発の費用ですけれども、繰り越しで12億9000万円ほど上がって、あと実際に費用で11億8400万円ですか、そこら辺は今十分使われるということですが、6月に組合が設立され、進度が大分スピードアップされているかなと私は認識しているのです。権利者が明確になって、そこら辺の権利を変換するよということが、組合で行っている作業なので、我々はわからないですけれども、国費も充てられてできそうだということで、今やられているということなのです。そこら辺の状況をいま1度確認させていただきたいのですけれども、何か課題があるのかないのか。なければいいのですけれども。 ◎市街地整備課長 先ほどの回答と重複する部分があるのですけれども、組合認可前後で権利者調整が順調にいっているということで、今回補正させていただくことにもつながっているという状況であります。課題ということであえて挙げさせていただくとすれば、以前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、権利者の方はかなり高齢な方が多いという状況でして、万々が一のことがあったときには、権利者が相続人にかわってしまうということがありますので、そこでまたさまざまな手続が発生するとかということも多分に想定される部分がちょっと気になるところではあります。 ◆市川洋一 委員 それは仕方ないことでして、手続上は、これは法律上の問題がありますから、相続が明解になってからの権利移動になると思うのですけれども、それは課題といえば課題なのかもしれません。  あと、繰越明許も12億9000万円ほど上がって、ここら辺を上げることによって、国との関係もあるし、大きく前進するのかなと思うわけですけれども、国との関係とかなんかでは、補助率も決まっていますから、それはもう十分に充当できると思っていいのでしょうか、そこら辺を確認します。 ◎市街地整備課長 全国で再開発事業を検討している地区は複数あると思うのですが、再開発事業の具体性が見えているところについて、国費を手厚くつけていただいているという状況がありますので、海老名市についても、動いているということが評価されて高い国費をつけていただいていると理解しているところです。 ◆市川洋一 委員 わかりました。厚木駅再開発は海老名市で初めての再開発事業だと思いますので、課題も幾つかあるかと思いますけれども、明解にスケジュールにのっとって進めていただきたいと思います。  以上で私からの質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ◆日吉弘子 委員 2点お伺いいたします。  1点目が、今もお話がありましたが、補正予算書の25ページのふるさと納税関係事業費に関してでございます。ことしの8月3日だったと思うのですが、新聞報道に、全国的にもふるさと納税が最多で、6年連続過去最多を更新して、2018年度は1.4倍の5127億6000万円ということで目にしました。海老名市でも、今お話がありましたように、年々伸びているのかなというのは認識しておりますが、28年から海老名市は始まったと思いますけれども、寄附額と返礼品、28年、29年、30年でお伺いしたいと思います。  2点目が補正予算書の43ページ、住宅耐震改修等事業費でございます。先ほどのご説明で、1487万円のマイナスではございますが、申し込みが予想より少なかったということでお話がありました。詳細をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎商工課長 過去28年から3年間の歳入歳出、実績ということでお答えさせていただきます。  歳入、受けた寄附額になりますが、28年度が1億324万5000円になります。返礼品等の歳出になりますが、こちらが4787万3840円です。29年です。歳入が1億5232万4000円です。歳出ですが、7458万9843円です。30年、昨年度、歳入になりますが、1億4202万円です。歳出が7086万4315円となってございます。 ◎まちづくり指導課長 2点目の住宅耐震改修等事業費の詳細ということでございます。  まず実績ということでご説明させていただきたいと思います。今年度11月末日までの補助金の交付実績ということですけれども、木造住宅の一般耐震診断費が3件ございまして、補助額としては15万円です。それから、木造住宅の一般耐震計画書の作成でございますが、こちらも3件でございまして、15万円。それから、木造住宅の耐震工事、そちらの工事の立ち会い費のほうですけれども、こちらは2件でございまして、186万円。それから、ブロック塀等の撤去費に関する補助につきましては10件ございまして、こちらは60万1000円の補助金を交付しております。合計しまして276万1000円の補助金ということになりますけれども、このほかに防災ベッド、マンションの診断については申請はございません。 ◆日吉弘子 委員 1点目のふるさと納税のほうですけれども、先ほどドライブレコーダーの話がありましたが、今、海老名市としてほかにある返礼品の事業の内容といいますか、品物というのですか、そういうのをもしよかったら具体的に教えていただけたらと思います。 ◎商工課長 返済品の品物の種類ということでございますが、今も出ていたとおり、ドライブレコーダー、そのほかにモバイルバッテリーやカメラ、飲料水などがございまして、そういったものが返礼品として選ばれた形になってございます。 ◆日吉弘子 委員 そのような品物をどういう形で決めていっているのか、お伺いしたいと思います。 ◎商工課長 品物でございますけれども、事業者からこういったものはいかがかなというところもございましたり、また、私どもで市内企業でつくっていられるところにお伺いしたりしまして、返礼品等を選ばせていただいているのが現状でございます。 ◆日吉弘子 委員 先ほども話がありましたけれども、返礼品の内容も、いろいろ時によって変わってきたりはしてくると思います。ふるさと納税自体の事業はいい事業なのですけれども、市としての何か課題というものがもしあれば教えていただけたらなと思います。 ◎商工課長 先ほどからも出ていたのですけれども、毎年ふえているような形でございます。寄附者の見込みがなかなかとれないところでありますので、そういったところの予測をつけるところも今後の課題かと思います。また、品物も皆様に魅力のあるものを、先ほどの事、物ということでありましたので、そういったところも検討していかなければいけないなということを考えているところでございます。 ◆日吉弘子 委員 わかりました。今回、また補正で組まれましたけれども、今後の見込みということで、予算立てするのもなかなか難しいだなというのはもうよくわかっているのですが、今年度、来年の3月までの見込みというのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎商工課長 3月までの見込みということで、今も年末に入りまして、年末までの申し込みが非常に多いところで、今月いっぱいの申し込みがかなり多くなることが予想されます。また、今月に入りまして、こちらの型が落ちまして、新たな後継品みたいな形で新商品を入れているのですが、そういったこともございますので、1月以降もまたふえていくものと予想してございます。 ◆日吉弘子 委員 聞くところによりますと、仕事納めとか終わって、ちょっと時間ができたときに、年末からやる方も多いというのもよく伺ったりもしております。そういうことを考えると、また来年の3月までの間にもふえてくる可能性というか、条件もあるのかなと思っております。ふるさと納税をしていただくということはとてもいいことだと思いますが、先ほどもあったように、全体的に返礼品もいろいろと考えていただきながら、そこでまた海老名の魅力を伝えていっていただけるような形でやっていただけたらと思います。これは要望です。  あと2点目ですが、先ほど詳細を伺いました。正直、ことしは特に水害が今クローズアップされておりますが、先日も北海道でも震度5の地震があったということで、災害というのは、地震も水害もいつ起こってくるかわからないという意味では耐震というのですか、地震に対する対策もとても必要ではないかなと思います。災害になりますと、種類によって一過性になってしまうところもあるのかなと思っていますので、災害をもしものことではなくて、普通の日常的なことなのだという意識をまた市民の皆様にもよく理解していただいて、自助でできるところはやっていただくという意味でも大事なことではないかなと思います。先ほども言いましたように、1487万円がマイナスということは、先ほど件数と金額もお伺いしましたが、どういう理由でこういうふうに差が出たのかということをお伺いしたいかなと思います。 ◎まちづくり指導課長 理由ということでございますけれども、まずマンションの耐震診断につきましては、マンションの管理組合に診断の実施に向けた促しといいますか、働きかけを行いました。当初予算化するときには事前の確認では、したいということがありましたけれども、今年度、管理組合の中で合意が得られずに、今年度の申請は難しいというお話をいただきましたので、今年度の申請は難しいということでこちらの執行はないという見込みとなりました。それから、住宅の耐震診断ですとか工事につきましては、当初の見込みよりも申請の数が少なかったということもありますが、各申請の補助額の金額が補助の限度額に満たないものが多かったということで、いわば小規模なものが多かったということで、補助金の実績額が低くなったというものでございます。 ◆日吉弘子 委員 今お話がありました、特にマンションの耐震の診断とかということはとても大事だとは思うのですが、管理組合とかその中でどうしていくか、個人ではどうしても決められないということもありまして、その辺も課題かなと私は認識はしております。今、海老名市でも駅付近に12棟ぐらいマンションが建ち、6000人ぐらい転入すると伺っていますが、今のマンション自体は、タワーマンションは、もちろんその辺の免震であるとかということで、地震対策は完璧ではあるのかなと考えますが、今もお話がありました、それ以外の今までの建築の中でのマンションというのは、そういう形で申請がなければ、それで市としては、いいと思っていないのですが、その辺の周知の充実であるとか働きかけであるとか、その辺はどのようにお考えなのか、危機管理課になるのかわからないので本当に済みません。その辺は、ただ、予算はこちらなので、どうでしょうか。 ◎まちづくり指導課長 マンションの耐震診断等のPRですけれども、こちらにつきましては、まずマンションの管理組合にそういう制度がありますよということを役員等にお伝えしながら、また活用してくださいということを働きかけを行っております。これは毎年毎年、予算編成の前のタイミングと、新年度に入って、組合等が総会をやるとき、そういうところへ働きかけを行っております。そのほかに木造住宅等の耐震診断等につきましては、市のホームページに掲載するですとか、あとは広報掲載もしております。そのほかにも、自治会に年に数回、回覧のお願いをしております。今年度も何回かしております。ただ、そういった中でも申請の数がなかなか少ないということで、今年度新たな取り組みといたしまして、海老名駅の駅間のデジタルサイネージにPRの周知を流すですとか、あとはコミセンまつり等に資料を置かせていただいて配布するということを今年度秋以降行っております。 ◆日吉弘子 委員 わかりました。もしできましたら、さっき言いました危機管理課とかとの連携で、耐震をしたほうがいいのにまだやっていらっしゃらない方とか、あと高齢化も進んでおりますので、その辺の詳しい状況は、私、済みません、まだ承知はしていないのですが、例えば防災訓練のときであるとか、そういうときに防災講話とかもやっていますので、そういうところでPRなどもしていただきながら備えていただけるように、またよろしくお願いします。要望とします。 ◆松本正幸 委員 それでは、1点だけ伺います。  25ページのふるさと納税関係事業費です。これは寄附がたくさんされたということで、その補正が組まれたということだと思うのです。一方、海老名市からほかの自治体へ寄附して、市税が減収というのはどのぐらいあるのか、伺いたいと思います。 ◎商工課長 市民税課のほうで調べさせていただきまして、控除額のほうが2億3169万円ほどになってございます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。それで、ふるさと納税については、返礼品が過度の期待となっていて、税のゆがみも生まれています。国が地方を疲弊させた責任をとらないで、自治体間での地方税の奪い合いをさせて、税の移動をさせている。こういうふるさと納税のあり方というのは非常に問題だなと思うのですけれども、市としてのふるさと納税への見解を伺いたいと思います。 ○委員長 松本委員に申し上げます。議題の内容がずれているようにも感じます。答弁は求めますけれども、この後の質疑については注意をお願いいたします。 ◎経済環境部長 国の制度でございますので、この制度にのっとって我々は粛々と事業を進めさせていただく。委員おっしゃられましたとおり、市民税控除額も市にとっては痛手でありますし、また交付税の関係もございますけれども、今回、幸いにして寄附額がふえていて、非常にありがたいところでございますけれども、制度に関しては、いろいろと解決していただかなければいけない問題もあるのかなとは思ってございます。 ◆松本正幸 委員 ふるさと納税関係事業は引き続き続けていくということでいいのですか、その辺伺いたいと思います。 ◎経済環境部長 ただ海老名市民の方がほかの市に寄附していることだけを見守るということはできないと思いますので、この制度がある以上、我々はこの事業は続けていくということです。 ◆黒田ミホ 委員 私からは都市排水路維持管理経費と並木橋の補正予算についてお伺いします。  まず1点目、都市排水路維持管理経費について、704万円の住宅ののり面の補修についてお伺いいたします。大きな台風が続いて土砂崩れの心配もあります。あそこの土砂が流れることで鉄道がとまる心配もありますが、具体的にどのような工事が行われるのか、この部分の予算の詳細を教えてください。  2点目、並木橋の補正予算について、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費290万円の減額ですが、これは減額の補正予算ということですが、なぜ減額になったのか確認させてください。お願いします。 ◎下水道課長 今後の工事に関してということなのかなと思うのですが、今回の補正の中では委託費ということで、現状は、9月の台風15号の中で倒木がございまして、のり面がちょっと削られてしまって、それの崩壊を防止するという形では、今応急的な形での復旧はしております。ただ、今後補強をしていくというところで、今回の補正に関しましては、それをどうやっていくかという形で設計を組むために、ここで委託をかけさせていただきたいという形ですので、その委託の中で設計を組んでいきまして、その中でどんな工事をしていくのかなというのが今後わかってくるのかなと思います。 ◎幹線道路係長 並木橋歩道橋架設事業の委託料290万円の減額の理由ということでございますが、並木橋の歩道橋架設に当たりまして、実は周辺家屋の事前調査費ということで調査を行いました。調査を行うに当たり、現場の施工計画等を踏まえたところ、当初の予定していたよりは影響は大分少なく工事を進めることができるというところの判断をしたことから、事前調査の内容を精査して調査委託を発注させていただいた結果、委託費の減額が生じたということでございます。 ◆黒田ミホ 委員 のり面の補修につきましては、台風などに備えた前向きな整備をぜひお願いします。  並木橋のほうにつきましては、補正で減額されましたが、事業の進捗状態には問題がないということでよろしいでしょうか。現在の進捗状況についてお伺いします。 ◎幹線道路係長 事業の進捗についてですが、今回の委託費については、まず並木橋歩道橋架設の本体工事費を減額するものではございません。あくまでも工事前に実施する事前調査委託費の内容を見直したものということで、その予算で減額が生じたものでございますので、本体の工事への影響ということはまずございません。  それと、現在の進捗状況ということでございますが、並木橋の歩道橋架設事業は、現在は海老名方の歩道橋の下部工の基礎部を工事を進めているところでございます。11月末時点の進捗でございますが、約16パーセントの進捗ということとなっております。海老名方の歩道橋の架設については、令和2年度に供用を一部開始、引き続いて横浜方については、令和4年度の供用開始を目標として工事を今順次進めているところでございます。 ◆黒田ミホ 委員 工事の完成見通しにまだかなり時間がかかると感じたのですが、並木橋付近は線路をまたぐ車の交通量が多く、大きな渋滞ポイントですが、市として渋滞の解消に向けて、今後の工事の完了までにどのような取り組みをされていくのでしょうか。 ◎幹線道路係長 海老名方の歩道橋をまず先行して架設していくことについては、並木橋の信号交差点がございますが、そこで現在、横浜方にしか歩道がございません。そうすると、坂の下から上がってきて左折で並木橋方面に入ろうとすると、どうしても人と車が交差せざるを得ないという状況が見受けられます。これを回避することは歩行者の安全性が増す一方、左折して並木橋を渡る車両が通行しやすくなるといった利点もございます。こういったことから、車が円滑に通行できるということで、渋滞緩和に一役担うのではないのかなと考えております。このことから、海老名方の歩道橋の早期完成に向けて、現在も進めていますが、鉄道事業者並びに施工業者と協力しながら、早期完成に向けて現在取り組んでいるというところでございます。 ◆吉田みな子 委員 まず、まちづくり部のほうからまとめてお聞きしたいのですが、厚木駅の再開発の関係です。もう工事が進んでいく、来年の4月以降にということは、地元の説明会でも説明があったと思います。地権者合意が9割以上ということで前もお答えはいただいているのですが、まだ100パーセントではないと思います。本格的に工事、解体も含めて道路がつくられるということになっていくと思うのですが、同意されていない地権者の方は、実数でいいのですが、今実際何名いらっしゃるかということと、工事を進めていくに当たって、同意されていない方への対応というのがどのようにされていくか心配されるところでもありますので、お伺いをいたします。  それともう1点が、国分排水区ののり面の擁壁のことですが、詳細設計ということで、これからだとは思うのですけれども、工事もそうですが、時期的にはいつぐらいから始まるかということと、あと高さと幅がどのぐらいの規模のものの擁壁がつくられるか。今後詳細設計を詰めていくという段ではあるのですけれども、ざっとした内容を教えていただけますか。 ◎市街地整備課長 厚木駅の工事の関係と地権者の合意についてのご質問に対してお答えさせていただきます。  まず工事については、本格的な工事は、これまで申し上げているとおり、来年度に入ってからということで、今年度はそれに関係した移転補償の支出があるのかなという想定でございます。  それから、地権者の合意の状況ですが、組合設立の認可の時点では3名の方が未同意という状況でございました。いずれも代替地を希望している方でして、要は、移転先がまだ納得いくもの、合意まで達していなかったということが原因でございます。うち1名につきましてはきょう現在で既に同意をいただいておりますので、残り2名ということになりますが、そのうちの1名については今月中に取得ができるのではないかといった状況でございます。そうすると、あと1名ということですが、その1名の方につきましても、事業を進めていく中でご理解を求めていくという形になります。  では、具体的に工事にどのようにかかわってくるかとかいうあれですが、個人情報もあったりするものですから、余り具体にはお話できないのですが、たまたまそんなに工事に支障のある箇所ではないと今のところ理解しているところです。 ◎下水道課長 委託の詳細ということと今後の発注について、どれぐらいの規模かといったところでございますが、規模といたしましては、今回、木が1本倒れたところで、縦5メートル、横5メートル、25平米程度ののり面が崩壊をしてございます。全体的なのり面の広さとしては約140平米というところの規模でございまして、今回、補正予算をご承諾いただければ、年明けには委託を発注させていただきたいというところで、5月ぐらいまでには詳細設計など、そういったところを完了いたしたいなと考えております。その後の補強工事等に関しましては、詳細設計にて実施するのり面の改修方法で決定した工法で工事を実施したいと考えておりまして、どういった工法になるかというのはまだ不明でございますが、平成2年度中には着手できるような形で検討を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 厚木駅の関係は本当に丁寧にやっていっていただきたいと思います。  のり面の工事についても、台風がまた来年来る前にはしっかりと対応ができるような形で進めていかれるかなと思いますので、その辺はお願いしたいと思います。  経済環境部の補正のほうで質問をしていきたいと思うのです。まずふるさと納税の関係で質問がたくさん出ていますが、委託料の1億2500万円の内訳と、今現在の返礼品の商品数がどのくらいかということと、企業数がどのぐらいあるかということ、あと地場産品、名産品もあるかと思うのですけれども、こういったのがどういったものがあるか、また、全返礼品に対する海老名の地場産品、名産品や特産品の割合というのが大体どのぐらいかということをお聞きしたいのと、あと今回、あおり運転等の報道でドライブレコーダーが人気になってきたということもありましたけれども、今年度、返礼品希望が多い商品、上位3つぐらいと、その商品が全体に占める割合というのはどういったものがあるのか、お伺いできますか。 ◎にぎわい振興係長 まず1点目のふるさと納税の歳出の部分、1億2509万9000円の内訳でございますけれども、1億2500万円が委託費、申し込みのポータルサイトであるとか支援業務委託費、返礼品の代金の委託費となってございまして、9万9000円が受領証明書を発送する業務がございますので、こちらの封筒の印刷費となってございます。  もう1点目の事業者の数と返礼品でございますけれども、現在25事業者ございまして、169品目を返礼品としております。名産品のご提供いただいている数でございますけれども、現在7事業者にご協力をいただいております。あと上位3位の返礼品は、11月末までの実績でございますけれども、1位が特定保健用食品の指定を受けている飲料水、2位がワイヤレスイヤホン、3位がモバイルバッテリーという形となってございます。あと申し込み件数、11月末までで1万179件となっておりまして、上位の1位についてはそのうちの7.3パーセント、上位の2位が6.7パーセント、3位が6.6パーセントとなってございます。 ◆吉田みな子 委員 返礼品の希望は、メーカーとか挙げられないと思うので、そういうお答えの仕方になるのかなと思うのですけれども、割と皆さん知っている、特保の飲料水ということだったり、イヤホン、バッテリーなのです。ドライブレコーダーが人気になったというだけで、今のところ、そんなに上位に上がってきていないのですか。ふるさと納税のポータルサイトを見たのですけれども、ドライブレコーダーの取り扱いが見当たらなかったのです。前にお聞きしたら、今3つのサイトがあって、そのうち2つが取り扱っていないとお伺いしていたのですけれども、何で取り扱いがないのかということと、サイトによってドライブレコーダー以外にも返礼品の取り扱いが違ってくるような品物というのはあるのでしょうか。 ◎にぎわい振興係長 ポータルサイトの会社によって運営形態が違いますので、考え方も違うというところがありまして、今ドライブレコーダーを載せさせていただいているのは1つのポータルサイトであるとなっております。 ◆吉田みな子 委員 そのほかの商品でも、サイトによっては取り扱ったり取り扱わなかったりということですか。 ◎にぎわい振興係長 そのとおりでございます。 ◆吉田みな子 委員 なるほど。その辺が見えてこないというのはあります。市としても、先ほどもありましたけれども、物と事、あとはふるさと納税の返礼品に対する考え方というのですか、そのあたりの精査もぜひ進めていっていただきたいと思いますし、私なんかは海老名でしか買えないものというのはあると思うのです。特保のお茶がだめとかそういうことではないのですけれども、海老名でないとというところをもっと全面的に出していったほうがいいのかなと思うのです。トップスリーを見て、シェアもそうですけれども、その中での工夫というのは今後もぜひしていただきたいなと思います。  次はごみ袋の関係で、債務負担行為ですけれども、1億円ちょっとまた債務負担行為で出ていますが、ちょっと高過ぎるのではないかなという印象は、私はあるのです。有料化をやっている鎌倉市を調べて、17万4000人都市で、年間によって推移がありますけれども、年間700から800万枚ぐらいごみ袋をつくっていられる。ごみ袋の実績も6000万円前後で推移しているというのもお聞きをしているのです。だから、そういう意味では、海老名市は1億円を超えてくるということも高いかなと思ったりはするのですけれども、どういうような積算でこの数字を出されていますか。 ◎環境課長 有料化、戸別収集は実施して間もない制度でございまして、積算根拠ですけれども、昨年度も債務負担行為を組ませていただいた中で進めさせていただきました。今年度も基本的に考えは変わらずに、単価は昨年度の単価というところで積算はさせていただきました。枚数についても、まだ安定がなかなかしない、制度導入前にかなり買われてしまってストックがあるという中で、今後どのような形でその在庫を使っていって、ご家庭の中からごみ袋を使う頻度、そういったものが安定してくれば、枚数も安定してくるとは思うのですけれども、今現在見えない中で、今まで先行4市の事例もございます。そういったお話を聞きながら枚数も積算させていただいたところでございます。 ◆吉田みな子 委員 単価は市のほうで出していますか、それとも単価そのものを入札等で決めていますか。 ◎環境課長 今回の債務負担行為をさせていただいたのは債務負担行為の積算の根拠で、市のほうで出してございます。今回お認めいただいたら入札をかけるので、そちらのほうで実際に単価契約する単価についてはこれから決定していくような形になります。 ◆吉田みな子 委員 市が積算した単価は幾らで出していますか。 ◎環境課長 積算根拠でございますけれども、リッターで袋の大きさが違うので、それで違うのですが、5リッター袋で1枚7円程度、10リッターで8円程度、20リッター10円程度、40リッター14円程度ということで積算をさせていただいたところでございます。 ◆吉田みな子 委員 そうですか。それは燃やせるごみも燃やせないごみも同じで、こういう単価を出しているということですかね。積算でやっていられるのですね。なので、その辺は細かくはしていないということなのですかね。というのも、今年度燃やせるごみ、燃やせないごみは単価が違いますから、そういうようなことの細かなものでやっているのかなと思っています。5リッター7円で出すというのはかなり高目の設定をしていますね。実際7円は高いと思います。鎌倉市なんか4円前後だったりしますから、その辺の単価がなぜ高いかということは気になるところですけれども、その辺はなぜこういう単価を出してきていますか。 ◎環境課長 繰り返しになるのですけれども、昨年初めて債務負担行為をやらせていただいた中で単価を設定させていただきました。今回もまだ袋の枚数等、安定していない中で、昨年同様の単価を設定させていただいたところでございます。 ◆吉田みな子 委員 枚数も含めて安定しないというのはわかるのですけれども、そこら辺の精査も含めて、市側が高目に出すと、入札も含めて高く出てきたりということもなくはないと思いますし、実際今年度を見ても、5リッター、燃やせるごみ5.65円、燃やせないごみ6.90円ですから、割と高いなという感じがしますから、その辺の工夫は今後ぜひしていっていただきたいと思います。  それと、ごみ袋をやっていっての課題はたくさん出てきているかな。私も聞いているのですけれども、市側としてごみ袋そのものの課題とかどういうふうに認識されていますか。 ◎環境課長 市としてまず第1に考えたのが、手数料として頂戴するものですから、頑丈でなくてはいけない。すぐ破れてしまうような素材ではいけないということは第1に考えました。燃やせないごみについては、瀬戸物等が入る関係で多少厚目にするというところも考えてやってきたところでございます。そんな中、さまざまな意見もあるのですけれども、袋がちょっと厚いのではないかとともに、袋が薄いという意見もいただいて、意見はさまざまでございますので、そういったご意見を参考にしながら、今意見の集約等を進めているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 例えば、市民の方から、ごみ袋、小さいのではないのというお声は私も聞いていますし、市のほうにもいかれたということでご存じかと思うのです。5リットル相当袋と書いていて、実際にお水を入れていて5リットル入るのだけれども、口が縛れない。口を縛ったら水が出てしまうということで、縛ったら入らないのではないかというお問い合わせが実際あるわけです。そういうあたりも含めて、有料になってきっちり入れたいし、きっちり縛るように指導もされているから、縛ったら入らない。そういう問い合わせもありますから、そういうことも今後の課題だと思いますし、あと視覚障がいの方が、可燃、不燃がわかりにくい。穴が1個、2個あいていることもなかなか見えない。もともと先天性の方もいれば、中途失明の方もいらっしゃる。特に中途失明の方は指先でなかなか難しい。点字も本当は難しいのだという方もいらっしゃるので、何度も出して恐縮ですが、鎌倉市は1種類、燃やせるごみも燃やせないごみも同じ袋で出す。そうすれば、どっちで出せばいいかということも解決しますし、もし分けるにしても、もっとわかるような形にしていかないと、市民の方が困ってしまう状況になりますから、その辺の対策は急務だなと思うのですが、来年度に向けてのごみ袋での見直しというのは、その辺はできるのでしょうか。 ◎環境課長 今現在の状況ですけれども、取っ手ではなくて、真ん中のべろに穴が1つあいているのは燃やせるごみ、取っ手のところに1個ずつ穴があいているのが燃やせないごみ、それを収納している、10枚1組、5枚1組で売っていますけれども、その袋については、下のほうに穴が1個あいていれば燃やせるごみ、2つあいていれば燃やせないごみという形で、今現在は小売店で販売させていただいているという形です。  当然導入するに当たって、先行都市だとかの事例を参考にさせていただきながらやらせていただいたところはございます。実際に制度を導入されましたから進めていく中で、これも使用していく中でさまざまな意見をいただくと思うのです。そういったところはすぐ改善できるものは改善する。ただし、版の問題もありますから、そういったところでころころ変えるというところのない部分については、次回改善するところで検討材料の1つとして考えさせていただく。  いずれにしても、使用される方が使いやすいということが第1なのかなと考えてございますので、今ご意見をいただいた視覚障がいの方についてのご意見だとか、福祉部門がございますので、そういったところで情報提供を受けながらいいものをつくってまいりたいとは考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 来年度は、もう版があるからちょっと対応ができないということで受けとめていいのだなと思うのです。でも、ごみ袋、毎日ではないかもしれないです。でも、頻繁に使うことで、特に視覚障がいの方の本当に困り感というのは直接聞いているのです。いつもいつもどこだっけとやらなければいけない。買うときだって、どこを見ればいいかということになりますから、しかも、そのことを知らない方も実際いらっしゃる。当事者の方も実は知らなかったということも聞いているのです。だから、そういう周知も含めてですし、それこそ始まったばかりですから、お金がかかってしまう。その辺は非常に心苦しいのですけれども、見直せるところはどんどん見直していただきたいとは思っています。  債務負担行為で、前は版が入っていてだと思うのですけれども、今回は版が入らないということだと思うのですが、今1億円出していますけれども、来年度はもう少し安くなるという見込みがあるということですか。 ◎環境課長 実際に販売してみないと何とも言えないですけれども、先ほど鎌倉市の例もございますので、そういったところの単価も情報収集しなから、今後、海老名市についても、その辺の費用については精査していきたいなとは考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 対応できるところがあれば、ぜひ来年度からやっていっていただきたいと思います。この件については以上で終わります。  もう1点が資源化センター維持管理経費の増額について、委託料935万5000円、この増額の内訳をお願いいたします。 ◎環境課長 資源化センター維持管理経費935万5000円のうち、資源物にかかるものについてが容器包装プラスチック、小型家電が合わせて600万円少々、あと資源物が大量に出されたことによって選別作業が必要になりますので、そちらにかかる金額が300万円少々という形になってございます。 ◆吉田みな子 委員 600万円という容器プラと小型家電は、資源化センターから処理業者に排出されるその委託料が600万円ぐらいふえたということでいいのですね。それと、選別にかかる費用ということがよくわからないのですけれども、選別にかかる費用というのはどういうところの委託料の増額になるのですか。 ◎環境課長 資源化センターで、現在資源協同組合が行っていただいていますけれども、そちらで資源化センターに搬入された資源物を選別する作業を行ってございます。駆け込み需要に伴いまして、処理量が増加したことによって、通常より時間を多く作業する必要がありました。時間外をして作業をしていただいたところによる費用という形になってございます。 ◆吉田みな子 委員 資源協同組合の選別業務というのは、海老名市資源物収集選別等業務委託でいつも委託をしているその関係かなと思うのですけれども、今年度全体の委託料は幾らなのかということと、これは変更契約で対応するのかというところはどうなっていますか。  計算したら後で教えていただければと思うのですけれども、委託料を計算していただきたいのですが、間違いでなければ、私、資源化センターの前年度の契約書を持っているのです。前年度3億4000万円ぐらいの委託契約をやっているその契約と同じということでいいのですか。今回は変更契約をされるということでよろしいのですか。300万円ぐらい上げるという変更契約なのですか。 ◎環境課長 そのとおりでございます。 ◆吉田みな子 委員 委託料は計算して後で教えていただきたいのですけれども、今わかれば教えていただきたいのですが、不燃ごみがふえる―後でお願いしたいのですが、駆け込みでとおっしゃって、9月なのかなと思うのですが、有料化をやるというのは随分前からわかっていたことで、経済環境部を挙げてやってきたと思うので、予測は大体でも立てられたのではないかなと思うのです。9月にはごみ量がふえる。それが委託にどういうような形で反映というか、加味はされていないのか、それともそれを上回るようなものになってしまったのか、どういう形になっていますか。 ◎環境課長 有料化というのは、資源化センターがリニューアルされて、ライン等もふえますから、そういったところは予算的に見込んでいるところではございました。ただ今回、想定をかなり上回る駆け込み排出があった関係で、この処理に係る部分については、時間外で対応せざるを得ないというところの中で算出をさせていただいたところでございます。
    ◎資源循環係長 今年度の選別、回収にかかわる予算ということだと思います。年間で3億5400万円ほどになっております。 ◆吉田みな子 委員 かなり大きな額の委託料ですね。実際に委託なので、直接雇用ではないですから、誰がどう働いて、幾ら残業でということがなかなか見えない。今回300万円って、本当にその300万円の変更契約は、実際にその残業代全部に300万円充たるのというのだって、直接雇用ではないですからわからないわけです。だから、想定を上回りましたよ、ああ、そうですかというのは、なかなかそうはいかないな。実際にどのぐらい残業されて、何人ぐらいの方が何日ぐらいオーバーワークなさっていたか、その辺は具体的にお知りになっていらっしゃいますか。 ◎環境課長 確認しているところですけれども、8月18日から10月4日までの期間、時間外が発生したというところでございます。延べ人数でいくと564名、1日平均21名ほど、平日ですと17時から19時の2時間、時間外勤務をしていただいたと聞いてございます。 ◆吉田みな子 委員 この方たちが毎日2時間残業をしないと処理が追いつかなかったということですか。不燃物の分別作業が大変多かったということですよね。資源化センターの不燃物の選別は、銅線とかいわゆる有価物になるものも分けているかと思うのです。不燃物だけをより分けているというよりは、どちらかというと、有価物を仕分けしている。見たところも、この間行ったときもそうでしたけれども、そういうような実態があると思うのです。業務が通常よりも多いというときに、通常どおり有価物を分ける作業をしていたのか、それともかなり不燃物も多かったと思うのです。トン数とかも後で教えていただきたいのですけれども、前年度比で何パーセントぐらいふえていたかと教えていただきたいのですが、緊急事態だったら、不燃物は有価物を分けなくても、一定、陶器とかガラスとかで袋で分けているではないですか。それを高座清掃施設組合に持っていって破砕ということもできたのではないの。素朴に思うのですが、その辺は、通常業務どおりやっていての残業だったのですか、それともそういう緊急事態に対応した業務の内容にしていたのですか。 ◎資源循環係長 委員から今、高座清掃施設組合へというご提案があったかと思うのですけれども、高座清掃施設組合でも、不燃物の搬入基準というのがございます。一緒に集めているものは、高座清掃施設組合に入れているものと、その他には家電類ですとかその他のプラスチックですとか、そういったものも全て不燃という扱いで収集はさせていただいています。不燃のラインにはそういったものが全て入ってきますので、その中から高座清掃施設組合へ搬入できるもの、できないものという最低限の仕分けは必要な作業になってきますので、当然業務的には、その分は必要な業務という形で認識し、私どもで指示をさせていただいて、業務を携わっていただいたということになります。 ◆吉田みな子 委員 小型家電とかも全部まとめて一袋に入れて出していましたかね。回収日は同じだったかと思いますのですけれども、袋を分けてと指導していたような気がするのです。その辺でもう少しやり方とかあったのかどうかというところなのですが。 ◎資源循環係長 確かに委員おっしゃるとおり、各袋に種類ごとに分けて排出してくださいとお願いはさせていただいています。ただ実情は、集積所には、例えば1つの家電類の中にほかのものが一緒に入っていたりですとか、そういったことは多々ございます。その仕分けの作業というのは、どうしても資源化センターでは必要な作業という形で日々やっていただいている作業の一部になります。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。今のご答弁というのは、通常どおりやりましたよ。選別をしましたよ。だから、あのときはもう不燃棟ができていますね。不燃棟ができていますから、そうはいっても、全部がさっとやって、またより分けるよりも、その対応も含めてあったのか、なかったのかというところです。別の委員会でも、変更契約ということは基本的にない状況の中で、3億5000万円ありますよ。その3億5000万円、本当にそこでのみ込めないのか、本当に疑問に思うわけです。300万円の変更契約って、えっ、どうしてって、この数字からいっても思ってしまうわけです。  経済環境部長、6月の議会のときに、業務って繁忙と閑散期があって、契約書の仕様書に書いてあることを年間通じてやってもらえばいい。これは別の粗大ごみの収集のときおっしゃったのは経済環境部長なのです。駆け込みがあれば、落ちつくのは当然であって、可燃ごみもそうではないですか。9月は3割ぐらいふえているけれども、10、11月は3割弱減っている。それは行政が言っていることです。落ちつくわけですね。一定不燃物も同じだと思うのです。駆け込みでかなり不燃は出たと思うのです。でも、この間、資源化センターへ行ったときも、不燃は本当になかったですね。全然なくて、実際はわかりませんけれども、しばらく落ちつくのではないかなと思うのです。  忙しいとき残業で出すのはわかるのです。でも、そういう意味では落ちつくというところもあって、年間を通じて押しなべてといったときに、本当にその300万円が残業代できっちりと払われるか。その辺がよくわからないというか、委託の中でわからないのですけれども、もう少しその辺、ご説明いただけますか。 ◎経済環境部長 過去の答弁のお話が出ましたので、私からお答えさせていただきます。  まず基本的に総量がかなりふえているということで、具体的な数字をもしあれでしたら後ほど聞いてもらえばいいです。  あと、雇用の仕方もあろうかと思うのですけれども、前回、第二高齢者生きがい会館の関係の話をしましたときは、日当的な扱いが多くて、限られた時間で、決められた時間で単価を積算してという形ですけれども、今回の部分は、日当というよりも、分別の作業員の時間単価のような積算になっているということでございますので、それに見合った時間外を今回見るという形になってございます。 ◆吉田みな子 委員 私、何度も言うように、直接雇用だったらわかるのです。時間外が出てくると。委託だって、人件費というのが実際に人数で出しているわけではないではないですか。人件費は充てているかもしれないですけれども、正規何人とかということで、必ずこの人数がいるお金ではないはずなのです。そうであれば言ってほしいのです。この人数の人件費、きっちりこの中に入っていると言っていただければいいのですけれども、積算というのはそういうことではないと思うので。だから、その辺で300万円の残業代というのが捻出できない。どうしてもできないということがわからない。総量がふえるのはわかります。でも、年間を通じて、暇だから帰ってくださいと言えないのはわかりますけれども、でも、そうではないのはわかるのです。でも、それで300万円変更契約というのは不自然だなとどうしても思ってしまうのですけれども、その辺はどうなのですか。残業代に300万円全部きっちり支払われるその確認はするということなのですか。 ◎環境課長 実際に作業員の給与明細という話ではないと思いますけれども、今回、作業の部分でふえたことは間違いなくて、そちらのほうの人数、時間で積算をしているというところでございますので、そちらに充てていただけるものということで考えてございます。 ○委員長 吉田委員に申し上げます。求めている答弁が繰り返しになっている部分がございますので、注意をした上で質疑を継続してください。 ◆吉田みな子 委員 答弁ではなくて、聞いたことに対して同じ答弁をしているだけであって、繰り返しの答弁を求めているわけではないのです。違う答弁を求めているわけです。だから、それは……。 ○委員長 吉田委員に申し上げます。発言が不適切だと思います。質疑の仕方を変更してください。 ◆吉田みな子 委員 不適切かどうか、何が不適切かわかりませんけれども、もうこれで終わりたいのですが、さっきの委託金額、今年度の3億5400万円ですね。9月、忙しくなるだろうというのは加味されていたのですか、なかったのですかということをもう1回教えていただけますか。繁忙期というか、一定時期的にふえるだろうというものが人件費に乗せているということはあったのですか、なかったのですか。 ◎資源循環係長 想定できなかったというのは正直なところです。先ほど答弁を求められていた不燃物の収集量ですけれども、9月、前年度は83トン、これが今年度の9月に関しては320トンです。ですので、今回導入させていただいた不燃物の処理というのは7トンの処理機械ですから、そうすると、月間で320トン分を処理するということは非常に困難な数字なのです。ですので、時間外でやるしかなかったというのが正直なところです。 ◆吉田みな子 委員 不燃物の7トンの処理機というのは、ベルトコンベヤーの乗る量ということですね。だから、もう少し違う対応も含めてできなかったかということですし、300万円ということも含めて、出すのであれば、きっちりと本当に支払われたかということにならないと、委託契約そのものがきっちり出してくるのですかということになるわけです。閑散期は、では、どうなるのということにもなってきますから、そういうようなことも今後ないようにしていかなければならないですし、契約とかもいろいろの中で、忙しかったら下さいということにはなかなかならないではないですか。その中での300万円ということについては、今後こういうことがないようにしていただきたいと思います。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。 ◆松本正幸 委員 今回の補正予算では、9月30日からトップダウンで始まった家庭系ごみの有料化に関連するごみの手数料、塵芥処理事業費976万2000円に伴う補正ですので、これには反対したいと思います。 ◆吉田みな子 委員 意見ですけれども、さっきのごみ袋の対応については、来年度で対応できるところはぜひ対応していっていただきたいと思うのです。版をもう1回つくり直すかどうかは整理が必要かとは思うのですけれども、課題が出てきていますし、実際に今の袋では使いにくくて困っているという方もいる。そういう中で、見直しは早急にかけていただきたい。その辺は整理をしていただきたいと思います。  先ほどの変更契約については、ここの部だけではないのです。だから、そういう変更契約は基本的にはあってはならないと思うし、もちろん残業代を支払わなければならないというのはありますけれども、委託という中でなかなか見えてこない、いろいろなものが乗っかって乗っかって委託料を算出されているという中で、具体的に今回だけ300幾ら残業代が足りませんというのは変だねと思ってしまうので、その辺はやり方も含めてもう少し考えていただきたいですし、計画をつくる設計の金額をつくるときも、そういうことも織り込みながらでないと、自転車操業ですかとなってしまうわけですから、そうではないようにぜひしていただきたいなと思っております。これは意見です。 ◆市川洋一 委員 今回の一般会計予算の補正について賛成の立場から意見を言わせていただきます。  1つは、ふるさと納税がふえているという実態、あと台風被害で困っている人がいるという実態、あと厚木駅周辺再開発事業という海老名市にとって最初の内容であるということ、ここら辺を加味しまして私は賛成として意見を言わせていただきました。 ◆永井浩介 委員 私からも意見を言わせていただきます。  市川委員からも今ありました、本当に早急に手をつけなくてはならない対応の補正予算、そして今進めているものに対して追加をしなくてはならない予算等々もございます。そういった意味でも賛成の立場を表明させていただきますが、1点だけ、厚木駅に関して意見を述べさせていただきますと、これまで歴史上のさまざまな職員の方々も、地権者の方々に対していろいろなアプローチをして、本当にご尽力をして、そして今回の組合設立、事業の本格化を進めていかれると思います。  そういった中で、これから都市マスタープランもこれからはパブリックコメントをとったりとか、都市マスタープランも新しいものができる中で、どちらにせよ、厚木駅というのはある意味1つの海老名の大きな拠点、そういった中で、海老名駅と本厚木駅、大きな商業施設がたくさんあるような駅に挟まれた厚木駅ということで、どういった拠点になっていくのか、コミュニティの拠点になっていくのかということが大切でございますので、市としてもしっかりとした思いを持って、組合の方々、地権者の方々とともにまちづくりを進めていっていただきたいということを要望させていただいて、意見とさせていただきます。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより議案第81号の採決に入ります。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第81号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第5号)〔所管部分〕は原案のとおり可決されました。  少数意見の留保をされる方はこの際お申し出願います。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 お諮りいたします。日程第1及び日程第2の委員会審査報告書の案文につきましては、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については正副委員長一任と決しました。  暫時休憩といたします。                    午後2時42分休憩                    午後2時54分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第3 報告事項 海老名市プレミアム付商品券についてを議題といたします。  経済環境部長の説明を求めます。 ◎経済環境部長 それでは、報告事項の海老名市プレミアム付商品券についてご報告させていただきます。  国では、消費税増税の影響を緩和するため、非課税者及び子育て世帯を対象にプレミアム付商品券を発行することとしましたけれども、海老名市では、これに加えて全市民を対象にした独自の制度をとり、市内で利用可能な商品券を発行いたしました。現在、2次販売まで終了したところでございますけれども、引き続き当初計画した14万冊の販売を目指し取り組み、地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えてございます。  販売状況等の詳細につきましては商工課長から説明させていただきます。 ◎商工課長 それでは、海老名市プレミアム付商品券についての詳細につきまして、お手元に配付いたしましたA4資料に沿ってご説明させていただきます。  1の事業概要でございます。本事業は、各種商品・サービスの値上げが相次ぐ中、市民生活を支援するとともに、消費増税に伴う消費の落ち込みを抑制し、地域経済の活性化を図るため、市内で利用可能なプレミアム付商品券を発行しているものでございます。  本日は、新しい委員の方がいらっしゃいますので、商品券の概要について簡単にご説明させていただきます。資料最下段の参考をごらんください。  商品券は1冊4000円で販売しており、5000円分の買い物ができるものとなっております。  使用できる店舗は事前に登録した市内約900店舗で、商品券の使用期限は令和2年3月31日となっております。  次に、2の商品券の販売についてでございます。表にも記載のとおり、当初計画において、商品券14万冊の販売を目指し取り組んでまいりまして、現在まで1次及び2次販売が終了し、合わせて約9万5000冊を市民の皆様に販売させていただいたところです。しかしながら、国の制度設計に基づき用意した国対象分の7万5000冊の販売は当初計画に達しない状況にございます。販売が見込めない国対象分の商品券については、そのうちの約3万冊を市独自分として追加販売し、当初計画した14万冊の経済効果を発揮させるものでございます。  続きまして、3のその他でございます。国対象分は随時販売しておりますため、対象者への今後の販売を考慮し、約1万5000冊の商品券を確保してございます。2次募集の際は、多くの市民の皆様にご応募いただき、約1万人の落選者が残念ながら出てしまうこととなりましたが、応募いただいた人数からも、商品券の需要が高く見込まれていると考え、市独自分の追加販売対象者を2次募集落選者全員とし、1人当たり3冊を上限として販売することといたしました。したがいまして、合計販売見込みは、国対象分が約4万5000冊、市独自分が約9万5000冊の14万冊として、当初計画いたしました14万冊分の経済効果を確実に発揮させ、より一層の市民サービスの向上と地域経済の活性化を図りたいものでございます。  以上、大変雑駁ではございますが、海老名市プレミアム付商品券についてのご報告とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 1点だけ、国対象分、いわゆる低所得の方とか子育て世帯の方とかだったと思うのですけれども、どういった見込みを持っていられるかということと、実際に国対象分の方は何名の方がプレミアム付商品券を買われていったか教えていただけますか。 ◎商工政策係長 国対象分の方の見込みということでございますけれども、今も随時販売は行っているところでございますが、聞かれる意見といたしましては、1度にお金を用意できないという方もいらっしゃいますし、1人5冊買えるのですが、1冊ずつ小分けにして買うことも可能でございます。そういったことからも、随時販売をしている中で、きょうは1冊とか、また次に行って1冊とか、そんなような買われ方もしているところが見受けられます。  今販売している数ということでございますが、見込みもございますが、14万5000冊を見込んでおりまして、この随時販売の―売れた人数でございますが、約5500人、冊数は約2万8000冊でございます。 ◆吉田みな子 委員 国対象の方は今2万8000冊ぐらい買われているということで、実際1度にお金が用意できないという声とかもあるということで、なかなか厳しいなというのが実感ですので、買いたい方が、特に国対象の方ですけれども、買えるような配慮は引き続きやっていってあげていただきたいなと思います。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますので、ご了承願います。  次に、日程第4 報告事項 海老名市公共下水道事業経営戦略の策定についてを議題といたします。  理事兼まちづくり部長の説明を求めます。 ◎理事兼まちづくり部長 報告事項 海老名市公共下水道事業経営戦略の策定についてご説明申し上げます。  公共下水道事業は、公共の福祉を増進するとともに、都市の健全な発達と公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質保全に資することを目的としております。  本市の下水道事業は、昭和48年3月に事業着手して以来、計画的かつ効率的な整備を行うとともに、安定した財政運営に努めてまいりました。しかしながら、節水機器の普及等に伴う下水道使用料の減少、保有する下水道施設の老朽化に伴う更新需要の高まり等、事業を取り巻く環境は大きく変化しています。将来にわたりサービスの提供を安定的に継続できるよう、総務省から中長期的な経営の基本である経営戦略を令和2年度までに策定するよう要請されています。本市においても、総務省の要請に基づき経営戦略を策定いたしましたので、その概要について報告するものでございます。  なお、お手元に参考資料をご用意させていただきました。詳細につきましては下水道課長から説明いたします。 ◎下水道課長 お手元にお配りいたしました資料に沿ってご説明をさせていただきます。  まず、経営戦略の構成でございますが、1点目に事業の概要、2点目に将来の事業環境、3点目に経営の基本方針、4点目に投資・財政計画、5点目に経営戦略の事後検証・改定等に関する事項、この5つの構成となってございます。  本日の資料につきましては、最後のほうに用語集という形で参考としてつけさせていただいてございます。  また、計画期間でございますが、令和元年度から令和10年度までの10年間としております。  1ページ目上段をごらんください。経営戦略の趣旨でございます。本経営戦略は、節水機器の普及等に伴う下水道使用料の減少や下水道施設の老朽化に伴う更新需要の高まり等、経営環境が厳しさを増す中、将来にわたって安定的に下水道サービスを持続していくため、経営基盤の強化と財政マネジメントを目的とした中長期的な計画でございます。  中段をごらんください。1点目の事業概要でございます。経営戦略を策定する上で、本市の下水道事業の概要をお示しさせていただくとともに、下段のほうでは現状の経営分析を行ったものでございます。現状の経営分析におきましては、毎年総務省による地方公営企業決算状況調査をもとに、経営分析表として市のほうでも行っておりまして、毎年これは市のホームページ等で公表しているものでございます。  2ページ目をごらんください。2点目の将来の事業環境でございます。この後のページでお示しする投資・財政計画の策定のため、現状の分析だけでなく、将来の事業環境についても推計するものでございます。このうち、下水道使用料は、節水機器等の普及等による有収水量の減少に伴い、減少する見込みでございます。  2ページ目下段をごらんください。3点目の経営の基本方針でございます。現状分析や将来推計の検討を踏まえ、公営企業として事業経営を行う上での基本理念や基本方針を定めるものでございます。海老名市公共下水道事業経営戦略では、基本理念を「文化的生活の確保と公共用水域の保全に向けて」といたしました。これは安全・安心かつ生活環境、自然環境に配慮した循環型社会を持続、継続するということを表現してございます。また、将来にわたって持続可能な事業経営を行うとともに、着実に下水道事業を推進していくため、基本方針として「安全・安心のまちを支える下水道」、「豊かな自然環境を守る下水道」、「持続可能で効率的な下水道」の3つを柱としてございます。  3ページ目をごらんください。4点目の投資・財政計画でございます。将来にわたり持続可能な下水道事業の経営が可能となるよう、施設整備等に関する投資の見通しを試算した投資計画と、財源の見通しを試算した財政計画のバランスを図るものでございます。先ほど申し上げました3つの基本方針に基づき、下水道事業が重点的に取り組む事業といたしましては、管路施設の地震対策、台風等の大雨に対する浸水対策、下水道未整備区域の生活排水対策、下水道処理区域内の水洗化対策、下水道施設の老朽化対策、雨天時増水対策、経営基盤の強化対策の7つを掲げております。このうち、経営基盤の強化対策を財政計画、残りの6つの事業を投資計画に位置づけ、各事業の計画期間内における投資額及び設定目標を定めてございます。  5ページ目でございます。計画期間内における公共下水道事業会計全体の収支の見通しを示しているものでございます。収益的収支においては損益が黒字で推移すると見込んでございます。また、資本的収支においては収支不足分を留保財源で補填できる見込みであり、今後においても安定した事業経営が可能であると考えております。  5ページ目下段をごらんください。5点目の経営戦略の事後検証、改定等に関する事項でございます。本経営戦略は、策定して終わりではなく、適宜評価、検証を行いながら、必要に応じて見直しを行ってまいります。  6ページ目でございます。こちらは収益的収支、資本的収支の10年間の投資・財政計画をまとめたものでございます。  7ページと8ページにおきましては、本経営戦略のうち使用している用語をまとめたものでございます。  最後となりますが、策定に当たり、経営戦略案のパブリックコメントをことし10月1日から10月28日までの28日間実施いたしました。提出されたご意見はございませんでしたので、案のとおり、先月、11月に策定をさせていただきました。  以上、大変雑駁な説明でございますが、海老名市公共下水道事業経営戦略の策定についての報告とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。
    ◆吉田みな子 委員 1点だけ、特にここには書いていないのですが、今、下水道の民営化というのですか、PFI等の導入自治体等も出てきたり、市民の意見でそれがストップしたりしていますけれども、市としては、今後の経営という形でそういう民営化ということは、今後の10年間の中では特に位置づけたり考えていないということでよろしいですか。 ◎下水道課長 PFI等そういった委託関係に関しましては、本市におきましては、現状としましては、処理場ですとかポンプ場といった施設等はございません。そういった意味では、神奈川県、都道府県単位で取り組んでおりますが、広域化、共同化に対して取り組んでございまして、そういったところで、場合によってはPFIだとか、あと広域的な契約をして経費削減、そういったことを図って、今後の維持管理の費用を抑えていく方法を検討していくという形で考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 今のご答弁だと、市単独では特に考えていないけれども、県を通じた広域的なポンプ場とか、そういう下水処理場の関係で民営化になっていくこともあるかもしれない。それは県主導でやっていく可能性もあるということですか。 ◎下水道課長 県という形と、あと市町村全体で検討会を組織しておりますので、その中での議論という形になっていくかと思います。 ◆吉田みな子 委員 これで終わりにしますが、上水道ではなくて、下水道の関係で県や市町村でもそういう検討会も始まっている、そういう議論もあるということでいいですか。それだけ確認をお願いします。 ◎下水道課長 そのとおりでございます。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。  本件は報告でありますので、ご了承願います。  次に、日程第5 その他ですが、各委員から何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 各部長から何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして経済建設常任委員会を散会といたします。                                     (午後3時12分散会)...