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令和 元年 9月 基地対策特別委員会−09月26日-01号

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  1. 海老名市議会 2019-09-26
    令和 元年 9月 基地対策特別委員会−09月26日-01号


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    最終取得日: 2021-08-07
    令和 元年 9月 基地対策特別委員会−09月26日-01号令和 元年 9月 基地対策特別委員会 基地対策特別委員会会議録 1.日  時  令和元年9月26日(木)午前9時開議 2.場  所  第1委員会室 3.出席委員  6名         ◎中 込 淳之介  ○松 本 正 幸   市 川 敏 彦          西 田 ひろみ   倉 橋 正 美   日 吉  子 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  6名          財務部長      柳田 理恵   同部次長      告原 幸治          企画財政課長    清田  聡   同課政策経営係長  川崎 宗一          同課副主幹     森谷 孝人   同課主任主事    杉野 豪紀 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 なし        (2)その他 なし
    9.事務局  3名         事務局次長     浜田 宏美   主任主事      増田 奈菜         主任主事      尾形 裕子 10.付議事件  1.報告事項 平成30年度基地対策概要について         2.その他 11.会議状況                            (午前8時58分開議) ○委員長 ただいまの出席委員は6名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより基地対策特別委員会を開きます。  本日の委員会日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。  これより日程に入ります。  初めに、日程第1 報告事項 平成30年度基地対策概要についてを議題といたします。  財務部長説明を求めます。 ◎財務部長 おはようございます。それでは、基地対策行政を所管する立場からご挨拶を申し上げます。  当市にとりまして最も深刻な基地問題は航空機騒音問題でございます。空母艦載機騒音は長年にわたりまして基地周辺住民生活に大きな影響を及ぼしているところです。当市では、県を初め基地関係市と連携しまして、国や米軍に対し繰り返し要請活動を行ってまいりました。平成30年、昨年の3月30日をもって、長年にわたり基地周辺住民が待ち望んでおりました空母艦載機移駐が実現をしたところでございます。  しかし、空母艦載機着陸訓練の恒常的な施設選定整備が行われるまでは、依然として厚木基地予備飛行場として指定される可能性が残っておりまして、抜本的な航空機騒音問題の解決には至っておりません。今後も引き続き注視をしていく必要がございます。今後も、議員の皆様とともに、県や関係市と連携しまして、引き続き基地問題の解決に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。  本日は、平成30年度の取り組みを「平成30年度海老名基地対策概要」に取りまとめましたので、そちらをご報告させていただきます。  資料につきましては企画財政課長から説明を申し上げます。よろしくお願いいたします。 ◎企画財政課長 それでは、報告事項 平成30年度基地対策概要についてご説明させていただきます。  お手元にお配りしております「平成30年度海老名基地対策概要」をごらんください。  1ページをお開きください。1ページは目次でございますが、こちらの冊子では、「1 厚木基地概要」、「2 基地が抱える主な問題と市の取り組み」、「3 国の基地対策」などについて順に解説する構成となっておりまして、平成30年度までの内容につきまして作成しております。  3ページをお開きください。3ページからは「厚木基地概要」について述べておりまして、「厚木基地沿革」につきまして表1−1に年表形式で取りまとめてございます。平成30年度分につきましては、ページが若干飛びますが、13ページの一番下に掲載をしてございます。  平成30年度の事案といたしましては、5月3日から5月13日まで硫黄島におきましてFCLPが実施されました。今後、基地周辺住民負担が真に軽減されるよう、全ての訓練硫黄島で実施し、決して厚木基地で行わないこと、あわせて厚木基地訓練予備施設として指定しないことを県や基地周辺市とともに、国や米側に対して引き続き粘り強く要請をしてまいります。  14ページをお開きください。14ページ、15ページにかけては、厚木基地の「現況」及び「海老名市内基地」について記したものでございます。  15ページの「海老名市内基地」につきましては、東柏ケ谷六丁目に相鉄本線から基地に至る貨物引き込み線の一部が基地用地として存在しておりましたが、平成29年6月30日の日米合同委員会合意によりまして返還が決定し、同年9月30日に返還されました。また、これまで本市には、国有提供施設等所在市町村交付金、いわゆる基地交付金が交付されておりましたが、この基地用地返還に伴い、平成29年度の30万円を最後に交付金対象外となりました。  16ページをお開きください。16ページ以降につきましては「基地が抱える主な問題と市の取り組み」となりまして、主な基地問題について記述しておりまして、特に被害の著しい「航空機騒音問題」及び「航空機事故」について取り上げてございます。当市におきましては、市民が安全に安心して暮らせる生活環境を確保する観点から、騒音被害航空機事故は極めて重大な課題であると考えております。平成29年度に長年にわたり基地周辺住民が待ち望んできた空母艦載機移駐が実現し、海老名市の最大の懸案である航空機騒音が軽減されました。しかし、空母艦載機着陸訓練の恒常的な施設選定整備が行われるまでは、依然として厚木基地予備飛行場として指定される可能性が残るため、抜本的な航空機騒音問題の解決には、恒常的な訓練施設選定整備が不可欠であると考えてございます。  また、18ページ以降は、これに対する市の取り組みについて掲載をしております。主な取り組みといたしましては要請活動航空機騒音測定がございます。  19ページをごらんください。要請活動につきましては、19ページの記載のとおり、主に各種協議会にて行っておりますので、市が加盟する協議会について表2−2にまとめてございます。  20ページをお開きください。中段の厚木基地騒音対策協議会につきましては、議長にも構成員になっていただいているところでございます。  21ページ、22ページについては航空機騒音測定について記述しております。航空機騒音測定につきましては、市が受けている騒音被害の実態を正確に記録し、要請活動に生かすために行っているものでございまして、22ページの表2−3のとおり、市では、東柏ケ谷小学校、上小学校大谷小学校杉久保小学校の4カ所に騒音計を設置しております。このほかに県が柏ケ谷小学校に設置しておりまして、これを含めた5カ所のデータは市のホームページにて公開しております。また、国が国分コミュニティセンター騒音計を設置しておりますが、こちらにつきましては防衛省南関東防衛局ホームページにて公開してございます。  なお、下のグラフにあるとおり、騒音被害については、移駐完了後、減少しておりますが、今後も引き続き監視が必要であると考えているところでございます。  23ページをごらんください。23ページ以降につきましては「国の基地対策」につきましてまとめております。  23ページから25ページに「米軍再編」、26ページから27ページにかけて「住宅防音工事」、28ページから29ページにかけて「生活保護世帯に対する空調機電気料助成」、「NHK受信料減免措置」、そして既に終了しておりますが、「耐騒音電話機の設置」、「市に対する財政措置」について記載されております。  23ページにお戻りください。下段の2段落をごらんください。昨年もご説明させていただいたところですが、空母艦載機岩国飛行場への移駐平成30年3月30日に完了した旨を記載してございます。  29ページをごらんください。「市に対する財政措置」につきましては、先ほどもご説明いたしましたが、海老名市の基地返還に伴い、平成30年度からはいわゆる基地交付金対象外となりました。なお、「市に対する財政措置」以外の各種助成制度につきましては特段の変更はございませんので、説明は割愛させていただきます。  飛びまして、33ページをごらんください。33ページは「基地との協力関係」でございます。基地と締結しております協定及び覚書について記載しております。厚木基地とは、昭和41年に相互消火援助協定を、平成22年には災害対応準備及び災害救援共同活動に関する覚書を締結してございます。  34ページをお開きください。「まとめ」でございます。厚木基地による騒音の問題は市民生活に支障を来す大きな問題でございます。一方で、大規模災害発生時における協力関係など、基地との新たな関係も構築されております。しかしながら、多くの人口密集地を抱える本県が全国的に見ても大きな基地負担を抱えているのは事実でございまして、厚木基地をめぐる情勢は米軍再編という大きなうねりの中にあると考えております。昨年3月には空母艦載機岩国基地への移駐が完了いたしましたが、依然として硫黄島での訓練実施に際しては、厚木基地が荒天時における予備飛行場として指定される余地が残っていることから、今後も厚木基地運用基地周辺騒音状況に引き続き注視していくとともに、市として国や米軍等に対し地元の声をしっかり伝えるなど、引き続き必要な対策の推進を図ってまいります。  35ページ以降につきましては、資料として各種データ掲載しておりますので、ご高覧いただきたいと思います。  以上、大変雑駁ではございますが、平成30年度の基地対策概要として説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑意見に入ります。質疑意見のある方はどうぞ。 ◆西田ひろみ 委員 説明ありがとうございました。本当に騒音問題、それから飛んでいるというところで、落下物がいつ起きるかという不安の問題もあるかと思うのですが、特に騒音のところは、岩国移駐したということで大分少なくなってきているとは思うのですけれども、騒音の44ページ、「平成30年度における騒音レベル別測定回数」というのがあります。  ここの中で100デシベル以上とか90デシベル以上というのは結構うるさい騒音だと思うのです。100デシベルというのを調べてみたら、電車が通るときのガード下の音だというところで、それが何分か続いているということは、東柏ケ谷小柏ケ谷小にとっては結構な影響を受けているのではないかと思うのです。特に室内であれば、空調も完備していますけれども、子どもが外で遊ぶ休憩時間とか、あるいは体育の時間なんかはかなり大きな問題ではないかなと思うのですが、その辺は学校とかPTAとか保護者から何かご意見とか要望とか届いていますか。 ◎企画財政課長 特に学校等から我々のほうに直接そのような苦情というのは届いてございません。 ◆西田ひろみ 委員 海老名のほうは今そうなのかなと思うのですけれども、大和とか近隣の市に行きますと、本当に小学校の真上を飛んでいるようなところもありましたので、そのような教育の施設、保育園もあるかと思いますので、特にその辺は、声が聞こえなくても時々聞き取るようなこともしていただければなと思いますので、要望とさせていただきます。  以上です。ありがとうございます。 ◆松本正幸 委員 では、平成30年度でオスプレイ機、かなり飛来してきたと思うのですけれども、平成30年度はどのくらい飛来してきたのかということと、あと市はどういう対応をしたのかということを聞きたいと思います。 ◎政策経営係長 平成30年度は8回ほど飛来しています。市の対応としましては情報収集に努めました。 ◆松本正幸 委員 防衛省南関東防衛局抗議というか、そういう声を届けたのかどうか、それはなかったのですか。 ◎企画財政課長 オスプレイの飛来につきましては、南関東防衛局から事前に市のほうに連絡が入ります。ただ、これは連絡というのも直前であったり、場合によっては直後であったりというところで、非常に時間がない状況で行われております。ただ、オスプレイが飛来するということに関しましては、それをもって抗議という形は行っておりません。 ◆松本正幸 委員 今言われたように、飛行訓練等があったら、多分事前に通告があると思うのですけれども、オスプレイというのは人口密集地、そういう上空を飛んでいるということで、海外のほうではかなり規制が厳しいという状況になっているのです。1つは危険だということもあると思うのですけれども、そういう面では抗議というか、密集地を飛ぶなという部分は要請したほうがいいのではないかと思うのですが、その辺の見解を伺いたいと思います。 ◎企画財政課長 オスプレイ安全性については、確かに新聞等でもいろいろと報道されているところがあるというのは認識しております。ただ、オスプレイ運用につきましては日米合同委員会等で一定の基準が設けられておりまして、具体的に申しますと、例えば、低空飛行は150メートル以上にすることであるとか、住宅密集地飛行は避けること、可能な限り海上を飛行すること、学校とか病院とかそういったところの上空飛行は避けること、いわゆる可変翼といいますか、プロペラの形態が変わるような特殊な機構を持っておりますけれども、そういう可変につきましては、垂直離着陸モードというのですけれども、それは米軍施設内で行うことというルールが定められております。そのルールの範囲内で行われているというところをもって、我々としては情報収集のみに努めてございます。 ◆松本正幸 委員 わかりました。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑意見もないようですので、質疑意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑意見を終結いたします。  本件は報告でありますのでご了承願います。  次に、日程第2 その他に入ります。各委員から何かございますか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 部長から何かございますか。 ◎財務部長 ございません。 ○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして基地対策特別委員会散会といたします。                                     (午前9時13分散会)...