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令和 元年 9月 経済建設常任委員会−09月25日-01号

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  1. 海老名市議会 2019-09-25
    令和 元年 9月 経済建設常任委員会−09月25日-01号


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    最終取得日: 2021-08-07
    令和 元年 9月 経済建設常任委員会−09月25日-01号令和 元年 9月 経済建設常任委員会 経済建設常任委員会会議録 1.日時  令和元年9月25日(水)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎中 込 淳之介  ○宇田川   希   藤 澤 菊 枝          鶴 指 眞 澄   戸 澤 幸 雄   西 田 ひろみ          氏 家 康 太 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  35名          理事兼まちづくり部長                    武石 昌明          経済環境部長    谷澤 康徳   同部次長      松本 友樹          商工課長      安宅 靖典   同課商工政策係長  後藤  努
             同課にぎわい振興係長        農政課長      秦  芳生                    佐藤 直美          同課農業振興係長  矢吹 功太   環境課長      小川 隆太          同課収集業務担当課長        同課環境共生係長  蓬田  明                    吉沢 正樹          同課資源循環係長  倉橋 大典          まちづくり部次長(都市担当)     まちづくり部次長(建設担当)                    金指太一郎             栗山 昌仁          同部専任参事(まちづくり指導担当)  都市計画課長    佐藤 秀之                    平井 泰存          同課都市政策係長  佐々木良一   まちづくり指導課長 吉川  浩          同課まちづくり指導係長       住宅公園課長    得田 悟志                    今野 康宏          同課住宅政策係長  濱家 智一   市街地整備課長   東城 利治          同課市街地整備係長 鴨志田 将   同課駅周辺整備係長 佐藤 広明          道路管理課長    深谷 誠二   同課維持補修係長  西村  功          道路整備課長    関口 好文   同課幹線道路係長  稲子 幹人          用地課長      柏木  功   同課用地係長    尾山  剛          下水道課長     押方信一郎   同課計画経営係長  大川 惠子          同課工事係長    湯山 真一   農業委員会事務局長 中山 康一          同局管理係長    草薙 砂織 7.委員外議員  2名           松 本 正 幸   佐々木   弘 8.傍聴者  (1)議 員 0名        (2)その他 2名 9.事務局  3名         事務局次長     浜田 宏美   議事調査係長    武井 慶博         主事        二見 蔵人 10.付議事件  1.認定第1号 平成30年度海老名市一般会計歳入歳出決算認定について〔所管部分〕         2.認定第5号 平成30年度海老名市公共下水道事業会計決算認定について                         (以上令和元年9月4日付託) 11.会議の状況                              (午前9時開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより経済建設常任委員会を開きます。  本日の委員会日程はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。  お諮りいたします。本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって傍聴を許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時1分休憩                    午前9時2分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程第1 認定第1号 平成30年度海老名市一般会計歳入歳出決算認定について〔所管部分〕、日程第2 認定第5号 平成30年度海老名市公共下水道事業会計決算認定について、以上2件を一括議題といたします。  お諮りいたします。所管部からの説明を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって所管部からの説明を省略いたします。  これより質疑に入ります。  初めに、経済環境部、農業委員会事務局関係の質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 ◆藤澤菊枝 委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。私は4項目させていただきます。  1点目、決算書139、140ページ、決算説明資料は21ページの工業振興対策事業費についてお尋ね申し上げます。海老名市中小企業振興支援事業の内容の実績について伺いたいと思います。  2点目、粗大ごみ美化センター持ち込み処理手数料、平成30年度決算額は、予算額や平成29年度決算額と比較して急増していますが、これは粗大ごみ基準を改定したことが大きな要因として捉えてよろしゅうございますか。  3点目、決算書127、128ページ、決算説明資料14ページの環境美化推進事業費についてお伺いいたします。清潔で住みよいまちづくりを推進する事業費とありますが、具体的にどのような経費であるか、お尋ねいたします。  4点目、農業振興助成事業費についてでございます。決算書138ページ、決算説明資料が19ページでございます。農業振興助成事業費7375万6782円の中での農福連携の取り組みについての具体的な取り組み内容等をお尋ね申し上げます。  以上4点でございます。よろしくお願いします ◎商工政策係長 1点目、工業振興対策事業費のうち、海老名市中小企業振興支援事業の内容と実績についてお答えいたします。  中小企業振興支援事業は、市内で創業する中小企業の技術及び経営管理機能を向上させることにより、市内商工業の持続的な発展を図るため平成20年度から実施している補助事業でございます。平成30年度は8つの支援メニューを設定し、展示会等への出展費用や求人広告の掲載費用など34件の対象事業に対し合計648万8000円の支援を行いました。 ◎収集業務担当課長 2点目、粗大ごみ持ち込み処理手数料の増加の大きな要因としては、藤澤委員おっしゃるとおり、平成29年12月に粗大ごみの基準を改定しました。それが大きな要因と考えております。 ◎環境課長 3点目の環境美化推進事業費、どのような経費であるかというお尋ねでございます。こちらの経費は、市内4カ所、さがみ野駅、かしわ台駅、海老名駅、厚木駅を美化推進重点地区として指定しておりまして、この地区におけるポイ捨て等の啓発、清掃に係る経費でございます。あと、市民団体による清掃活動への支援、さらには不法投棄された処理困難物を処理するための経費となってございます。 ◎農政課長 4点目、農福連携の取り組みについて、また、その内容ということですが、農福連携につきましては、幾つかの取り組みを開始しております。予算がかかっていないものもありますが、収穫体験を実施する団体等に対して交付するふれあい農業開設奨励金の中で、農福連携の取り組みに補助項目を設けまして、平成30年度より実施しております。中新田営農組合が毎年開催している落花生の収穫体験におきまして、障がい者の方と協働で落花生の栽培を行いました。作業の時間に応じて、営農組合が謝礼金を障がい者の方に支払うという形でございます。作業を行った事業所は、中央三丁目にあります就労継続支援A型事業所ですか、リーブルという事業所になります。営農団体と事業所との関係構築が重要と考え、作業によってその事業所をかえるのではなくて、年間を通じて1つの事業所へ作業を発注したという形でございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。それでは各事業によりまして再質問をさせていただきます。まず1点目でございますが、前年と比べて実績数の変化はありましたか。 ◎商工政策係長 前年と比べて実績の変化ということですが、こちらの事業、平成29年度は21件の対象事業に対して合計488万円の支出でございました。よって、件数では13件、金額では160万8000円の増加となってございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ご説明のとおりですが、前年と比べて増加となった大きな要因は何があるのでしょうか。 ◎商工政策係長 増加の大きな要因ということですが、平成29年度には企業ニーズを的確に把握し、支援内容を見直すため、本事業の利用実績のある企業に対してアンケート調査を実施しました。その結果、人材確保に係る費用の一部助成を求める意見が多数寄せられました。また、海老名商工会議所からも同様の要望がありましたことから、平成30年度のときから広告媒体に従業員の募集記事を掲載する費用の一部を助成するメニュー、求人広告掲載事業を新たに支援メニューとして追加しました。この追加によって増加した、これが一番大きな要因であると考えてございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。この質問はこれで終わらせていただきます。  2問目の質問に再質問させていただきます。件数的にはどのくらい増加したのか、ちょっとお尋ね申し上げます。 ◎収集業務担当課長 粗大ごみの持ち込みの受け付け件数がどのぐらい変化したかというようなお尋ねだと思います。こちらにつきましては、平成28年度が1万7150件、それから粗大ごみ基準を改定しました平成29年度が2万2657件で、平成30年度が3万6995件ということで、粗大ごみ基準を改定した前年度の平成28年度と平成30年度の実績を比較しますと、115パーセントの増となってございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございます。粗大ごみがふえたということは、資源化が促進され、燃やせるごみが減量されたものとは思いますが、ごみの減量効果としては把握されているのでしょうか。 ◎収集業務担当課長 粗大ごみがふえたということで、ごみの減量効果はどうなのかというようなお尋ねだと思います。粗大ごみは重さではなくて、点数に対しての手数料となってございます。重量換算での正確な数値はお示しできませんが、これまで燃やせるごみとして出されていたものが粗大ごみになるというようなところで、減量効果としては、1つには、ごみとして出すことを控える発生抑制、それから2つ目は再生品としてリユースが図られるというような量がそのまま減量効果としてあらわれると考えております。また、再生できない木製家具についても、現場で分解して、RPF化というような形で燃料化して資源化を図っているので、その分も減量が図られるところです。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございます。では、この件については要望だけさせていただきます。粗大ごみの改定は燃やせるごみの減量化が目的で実施されたものでありますので、手数料の増加はごみの減量化への市民の皆さんの理解と努力の結果によるものと考えております。そのため9月30日からのごみの一部有料化による手数料収入も含め、今後は歳入に対する使途や減量効果を公表していくとともに、制度全般の検証や見直しを適時実施していかれるよう要望いたしまして、この質問は終わらせていただきます。  それでは3点目の再質問をさせていただきます。環境美化推進事業費についてでございます。ご説明はよくわかりました。市民団体による清掃活動への支援ということですが、どのような形で支援されているのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎環境課長 自治会等に対しては、美化デーという清掃活動を行っていただいておりまして、これに対するごみを分別する袋の提供を行ったり、あと任意団体、これは事前に登録が必要となりますが、こちらの任意団体が清掃活動を行った際に奨励金を交付するという形で、市民の清掃活動の支援をさせていただいているところでございます。 ◆藤澤菊枝 委員 わかりました、ありがとうございます。9月30日から家庭系ごみの一部有料化も開始されることに伴って、不法投棄や、それから危惧しているような声が多く寄せられておりますが、これらの声にどのような形でお答えしていかれるのか、お考えをお伺いいたします。 ◎環境課長 今まで、家庭系ごみの一部有料化、戸別収集に当たって、いろいろ説明会を開催した中で、またパブリックコメント等でも、不法投棄に対する危惧の声が多く寄せられました。今回、一部有料化を開始いたしますが、地域清掃などについては、それらのごみはこれまでどおり無料で収集するという形で現在進んでいるところでございます。 ◆藤澤菊枝 委員 ご説明はよくわかりました。では、ちょっと要望だけさせていただいて、この質問を終わらせていただきます。附帯決議にもお示ししておりますが、不法投棄対策の強化を行うこととしております。これまで以上に不法投棄への対策は強化していただくよう特に要望させていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。  それでは4番目の質問をさせていただきます。障がい者の方は実際にどのような作業を行っていられるのか、お尋ね申し上げます。 ◎農政課長 春から秋、年間を通じて栽培、収穫の作業ということで、初め種にするための落花生の皮むき、その後、播種、種まきですね。その後、除草の作業、最後に収穫の作業に対応していただきました。 ◆藤澤菊枝 委員 初めての取り組みということで、どのように捉えているのか、今後の予定とか、そういうことがわかられましたらちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎農政課長 事業所から毎回の作業で希望者が多いと。大体4人程度だったのですが、多くて、従事した方が生き生きとしているというような感想はいただいております。あと、営農組合側も、最初はやはり戸惑いがかなり見られた感じもありましたが、回を重ねるごとに障がい者の方となじみ、作業時のアドバイスとか補助なども次第に協力してやれるような様子も見られました。営農組合からは、作業レベルとしては未熟な面もあるが、次年度も続けていきたいという言葉があったものですから、今年度も実施しております。 ◆藤澤菊枝 委員 わかりました。大変よい経験だと思いますが、こういった点は障がい者の就労にもつながるのではないかと思いますが、その点お伺いいたします。 ◎農政課長 すぐに就労につながることは、まだ難しいかと考えておりますが、今後も障がい者の方が農業に携わる機会をふやして、経験や技術レベルを上げていくことで、障がい者の方への仕事の発注や就労につながるのではないかと考えております。 ◆藤澤菊枝 委員 私も一般質問で就労についてお伺いさせていただきましたが、ほかには何か農福連携の取り組みなどは行ったのでございましょうか。 ◎農政課長 1点、経費はかかっていないのですが、市の北部にある障害者支援センターあきば、その中にカフェはみんぐというところがございまして、そこで海老名の地場産の野菜の販売をちょっと試行しました。月に2回、第2、第4火曜日でございます。あと、認知度が上がって、それを目当てにカフェに来店する方も出てきたと作業所からは聞いております。あと、市の北部には直売所が少ないものですから、今年度も継続して実施しております。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございます。そういう身障者に対しての就労というのは、これからも大変な課題だと思いますが、少しずつでもこういった仕事をさせていただくということには大変敬意を表しております。今後もさまざま農業と福祉が連携していく機会をつくっていただければよいと思っておりますので、今後よろしくお願いいたします。ありがとうございました。これで終わります。 ◆戸澤幸雄 委員 それでは、4点ほど質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1点目ですが、決算書の84ページ、環境基本計画推進事業費ということで、さまざまなことをやられているとは思うのですが、中でも新規でカーボンマネジメント強化事業ということでやられているみたいですので、事業概要を教えていただければと思います。
     2点目ですが、決算書134ページ、(仮称)再生工房整備事業費でございます。これについては、今までのリサイクルプラザ及び美化センターの機能統合ということで、場所が元高齢者生きがい会館ということですので、事業統合ということで、どのような内容か、詳細を伺いたいと思います。  それから3番目ですが、決算書の138ページ、農業基盤整備事業費でございます。これもいろいろな事業をやられていると思うのですが、特に本郷地区農業基盤整備促進事業ということで、水路の整備を6カ年計画でやられているということで、令和2年度で完了というようなことですので、進捗状況も含めて事業内容等をお伺いできればと思います。  4点目、決算書142ページ、にぎわい振興事業費でございます。これについてはさまざま行われているのですが、あらあら概要等を説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◎環境共生係長 1点目、カーボンマネジメント強化事業についてのお答えになります。本事業については、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条に基づき策定しております海老名市地球温暖化対策実行計画を強化するため、環境省の補助金を活用して実施したものでございます。概要としては、市公共施設の省エネ診断を、9施設で予備調査を実施してございます。このうち設備改修等で高いCO2の排出量の削減が期待できると判断した5施設に対して詳細調査を実施するとともに、本市の実行計画の改定方針の素案を策定してございます。 ◎資源循環係長 2点目、機能統合の詳細でございます。これまでリサイクルプラザのほうで行っていた機能の1つとして、粗大ごみの電話の受け付け、また戸別収集といったものがございます。そちらと美化センターのほうでこれまで行っていた粗大ごみの持ち込みを統合させていただいたと、この統合した結果ですが、再生できる粗大ごみについては、美化センターに持ち込みをされていたものを、一旦リサイクルプラザのほうに運び入れというような形をしていたのですが、そのあたりが物の流れとして、1つの施設で全て完結できるような流れになってございます。 ◎農業振興係長 3点目、本郷地区において実施しております農業基盤整備事業の進捗状況と事業内容ということだったかと思います。進捗状況については、平成27年度より実際の工事が始まってございます。農業用水路の整備工事、それから農業用作業道路の整備を実施するといった事業でございます。  平成30年度については、水路の整備工事、水門の設置を実施しているところでございます。 ◎商工課長 4点目、にぎわい振興事業費の主な内容ということでお答えさせていただきます。昨年は、まず新たなイベントとして、海老名駅西口を会場とした新米、日本酒、おでんが楽しめるおでんナイトニッポンを開催いたしました。また、海老名のサービスエリアでの海老名魅力発信イベントもあわせて実施しております。ほかににぎわいキャッチコピーのPR事業として、小田急線の1車両のつり革に海老名市の写真とともにキャッチコピーを掲載する事業、また、にぎわいキャッチコピーを記載したエコバッグを作成しまして、イベントなどで配布し、PRを実施しております。さらには、名店・名産品認定事業者等の応援補助金を新設して、この補助金は名店・名産品の認定事業者等に対して、来店者の誘引事業やPR事業などとして活用していただいております。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。  1点目、環境基本計画推進事業費ですが、この部分のカーボンマネジメント強化事業ということで、CO2削減に関しての、これからの海老名市の戦略を練っていく計画なのかなと認識させていただきましたが、特に削減ができそうな新設5施設に関しては、内容的にはどういったところが新しいとか、削減できる幅があるとか、どういった内容なのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎環境共生係長 まず、詳細調査を実施した施設でございます。まず市役所本庁舎、次に門沢橋コミュニティセンター、有馬図書館、文化会館、こどもセンターとなってございます。調査内容、主なもの、やはり一番大きいものは空調設備、あと照明設備のほうでどれほどの削減効果があるかをコンサルティング業者とともに実地調査をして、施設に対しては、この設備を新しくするとこれだけ削減できますよというような試算をお渡ししてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。そうしますと、調査をして、これぐらい削減が可能ですよということで、その実行計画みたいなものは、また別ということなのでしょうかね。基本的な方向性だけを計画されたということなのでしょうか。 ◎環境共生係長 残念ながら当課で設備改修費は持ち合わせてございませんので、設備改修をする際の御提案という形にとどまってございます。 ◆戸澤幸雄 委員 提案しながら、全体的な総合計画とか、さまざまな市の取り組みの中でやられていくと。そして、その基本的なデータをそろえて、こうなったらこうなるのだよというような具体的な提案をされたということですかね。  もう1つ、これについては国の法が絡んでいるということですが、国際的な動きと国の動き、さまざまあると思うのですが、例えばSDGsとか、昨今、取り組みが強化されてはいると思うのですが、その辺の関係について教えていただければと思います。 ◎環境共生係長 現在行っております地球温暖化対策実行計画については、やはり2015年のCOP21、パリ協定を起点に始まってございます。パリ協定に基づき我が国においても2020年以降の温室効果ガスの削減目標を定めてございます。9月23日、ニューヨークのほうで気候サミットが開催されまして、ここで77カ国の中で、2050年までに温室効果ガスをゼロにするという表明がなされております。日本のほうはこちらのほうに参加はしてございませんが、当然のことながら日本にもこれから協力要請が強く求められてくるものと考えてございます。  あと、現在、国の動向ということでございます。国のほうは今回のカーボンマネジメント強化事業に代表される自治体や民間が行う削減計画策定もしくは新たな設備導入に対しての補助を実施してございます。近年、国が新たに提唱しているものが、気候変動適応計画、適応するという計画のほうにシフトしてございます。これは地球温暖化が引き起こす異常気象等に対応するためということになってございます。海老名市のほうはまだ努力義務という形になっております。これを受けて国の補助も、単なるLED等の導入に対する補助というよりも、非常時に電源供給が可能な太陽光発電設備等地域防災拠点施設に導入する際の補助のほうにだんだんとシフトしているところでございます。今後はこの傾向が続くのではないかと市では考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。さまざまな計画があるとは思うのですが、海老名市としては具体的な目標みたいなものは、今のところは考えていないということなのでしょうか。 ◎環境共生係長 まず、本事業を実施した大きな理由が、今回この事業で得られたデータ、成果を地球温暖化対策実行計画の改定に役立てたいと考えてございます。こちらについては同時並行して作業中の環境基本計画とあわせて改定をしたいものと考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございました。環境に対してCO2削減と温暖化に対する取り組みであるとか、時代の要請であると思いますし、海老名市もこれまでもしっかりと取り組んでこられていると思いますので、カーボンマネジメントに関しては、その施設などを実際に調べて提案をされているということなので、これからのどう生かしていくかはまた別の問題なのだとは思いますが、しっかり取り組んでいただければと思います。ありがとうございました。  2点目、(仮称)再生工房整備事業費ですが、これについては新施設になるということで、さまざまな効率化とか取り組みをされていると思うのですが、ここで働く方とか、その辺の今までとの違いは何かあるのでしょうか。 ◎資源循環係長 働く方の違いになりますが、これまでも粗大ごみの電話の受け付け業務とか、粗大ごみの受け付けといったものについては高齢者の方の活用をさせていただいておりました。新しい施設でも同様に高齢者の方に業務をお願いしているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。基本的には変わらないということでよろしいのでしょうかね。高齢者生きがい会館のところにできた施設なので、その辺のお考えもあるのかなとも思ったのですが、その辺はいかがですか。 ◎資源循環係長 こちらは市の課題の1つでございます高齢者の就労から見る生きがいづくりといったところで就労の確保や社会参加の支援といった面も重要だと思っております。 ◆戸澤幸雄 委員 そういった面でも取り組んでいるということですね。  もう1つは機能の効率化といいますか、さまざまな取り組みをされているとは思うのですが、例えば家具の再生、家具だけではないですね、再生品の加工とか、販売もしていくということなので、その辺の新しい取り組みは何か考えられているのでしょうか。 ◎資源循環係長 これまでリサイクルプラザで再生品の販売を行っていたのですが、現在新しい施設に移行したことによりまして、粗大ごみを持ち込みをされる方々が実際にその場で販売されるものを見るというところの効果が高くなっているかなとは考えているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 そういったところでは粗大ごみを持ってこられた方が見ていただいて、そういう新しい、広告とは言わないのかもしれないですが、告知されていくというようなことがあるということなのですね。  あとは、再生の仕方とか加工など、設備的には何か新しいものはあるのでしょうか。 ◎資源循環係長 再生の新たな取り組みというところですが、従前と同様な形の再生という業務で行っているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、設備的にも従前使っていたもの、古くなったものは取りかえたりはするのでしょうけれども、新しい機能を持った機械とか、そういう設備というものではないということですかね、従前の機能と同じものをそろえたということでよろしいですか。 ◎資源循環係長 はい、お見込みのとおりでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。機能統合されて、市民の方にももっともっと親しまれる施設にしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  3点目、農業基盤整備事業費については、進捗に関しては順調に推移しているということだと思いました。水路と水門ということでやられたということです。1つは、この基盤整備促進事業が完了したときにどのような効果があるのか、ちょっと教えていただければと思います。 ◎農業振興係長 本事業の事業効果ですが、この事業は水田作の耕作条件の改善というところで、水田作については農業用水の安定供給が大変重要になってまいります。今、水路の整備工事はコンクリート製の製品を敷設して水路の確保、それから農業用水路のしゅんせつや清掃といった日常の維持管理作業を容易とするといったところで、耕作条件が改善されて、水田作がよりやりやすいというか、作業の効率化の向上が効果として挙げられるところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。そうしますと、新しくされることで管理も容易になってくるというようなことなのでしょうかね。そして、実際に農業従事者の方も、やりやすくなってくる、その管理とか、それから農業そのもの、やっていくこと、水の管理でよいのですかね、そういうこともやりやすくなってくるということでよろしいのでしょうか。 ◎農業振興係長 そのとおりでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、結果的には収穫の量にも波及してくるというようなことはあるのでしょうか。 ◎農業振興係長 一概に収量が上がるという効果が得られるかはわからないところもあるのですが、こちらは農用地区域というところで指定されてございますので、将来にわたって保全していくといった意味でも本事業は効果が得られるというところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 今後の保全に関しても効果があると。そして、長い期間使うものですから、しっかりと整備をしていくということなのかなと思いました。今回は本郷地区を3つの工区に分けてやられているわけですが、今後のほかの地域での予定みたいなものはあるのでしょうか。 ◎農業振興係長 今回整備しています本郷地区以外について市内全域、農業基盤施設については大変老朽化が進んでございます。箇所づけは大変難しいところで、地域要望とか耕作条件等々をいろいろ検討しながら、これから箇所づけは研究してまいりたいと考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。そうしますと、要望は結構来ているというようなことなのでしょうかね。さまざまなところで、ここを新しくしてほしいとか、ここに支障があるというようなことは現在もあるということなのでしょうか。 ◎農業振興係長 整備の大小にかかわり、維持管理にかかわる部分も含めまして、市内各地域から毎年、ご要望はいただいているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。農業の保全とか、従事者の方々にとっては非常に大きな課題でもあるのかなと思いましたので、これからもしっかりと取り組んでいただいて、工事ですから、事故なく無事故でしっかりと終えていただきたいと思います。  4点目、にぎわい振興事業費ですが、これについてはさまざまやられていて、効果もさまざま出ているのだろうと思います。1点、名店・名産品認定事業者に対する支援事業ということでやられているのですが、これについていろいろなお店とかが参加されていると思うのですが、今のところの効果といったものがあれば教えていただきたいと思うのです。 ◎商工課長 名店・名産品認定事業者等応援補助金の効果ということでお答えさせていただきます。こちらを使っていただいて、今まで個店において、なかなかPRや販売などにお金をかけるということがなかったと思います。この補助金によってお店の後押しができたのではないかと思います。それによってまたPRができまして、お客様とかがふえてくる形になると思いますので、また、長い目で見るとお客様の増加につながると思うような効果ということで考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ふだんは余りPRをしていないようなものも、こういった形でPRをされて、売り上げも伸びてくるのだろうと思うのですが、実際にその補助を受けている方々からの今後の要望とか、こういうところが助かったというような声がありましたら紹介いただきたいと思うのです。 ◎商工課長 特に要望といったようなことはございませんが、先ほど申し上げたPR事業でお店のほうが宣伝できたということで喜びのお声はいただいてございます。要望はございませんが、申請に対してこういった事業が対象になるかというご相談を受けながら、寄り添って一緒にやっているような状況でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございました。しっかりやっていただきたいと思います。以上で終わります。 ◆鶴指眞澄 委員 それでは、私から5点ほど質問させていただきます。  まず1点目が、勤労者対策推進事業費、決算書134ページです。この事業の各項目の交付額の実績についてお伺いいたします。  次に2点目、勤労者資金融資事業費、決算書134ページです。この事業で預託額は例年同じようですが、どのようにして決められたのかについてお伺いいたします。  次に3点目、市民農園整備事業で、決算書の138ページ、平成30年度に新しく整備された箇所数と、市民農園は合計で何カ所あるのかについてお伺いいたします。  次に4点目、都市農業推進事業費、決算書138ページ、こちらも平成30年度に新しく実施された事業はあるのかについてお伺いいたします。  最後に5点目で、中小企業経営安定対策事業で、決算書の142ページ、この事業について執行率が79.0パーセント、不用額150万円となり、申請額が見込みより少なかったという理由としておられますが、対前年実績よりも大幅に減少していることについて、私は国内経済は低迷はしていない状況で、申請額が減少した理由が余りよく理解できないので、その減少した内容をどのように分析しておられるのかについてお伺いいたします。  以上、よろしくお願いします。 ◎商工政策係長 1点目、勤労者対策推進事業費の内容と実績ということですので、説明させていただきます。この勤労者対策推進事業費には、中小企業退職金奨励補助金と障がい者雇用促進奨励補助金と勤労者住宅資金利子補給金の3つの補助事業がございます。それぞれの実績でございます。平成30年度の各事業の実績については、中小企業退職金奨励補助金については63事業所、522名に対して251万1300円を交付してございます。続いて障がい者雇用促進奨励補助金については17事業所、57名に対して260万円を交付してございます。続いて勤労者住宅資金利子補給金は198名に対して293万2700円を交付してございます。実績は以上です。  2点目の勤労者資金融資事業の中央労働金庫に預託している件でございます。この事業では勤労者の資金需要に応えるため、勤労者のための金融機関であります中央労働金庫に対し、低利で運用しやすい融資を行い労働者の生活安定と充実を図ることを目的に預託を行ってございます。この預託金の決定の方法ということですが、毎年、中央労働金庫と協議をして、その結果、金額を固め、中央労働金庫と契約を締結して決定するといった流れでございます。 ◎農政課長 3点目、市民農園の新規の設置と農園数ですが、平成30年度中の新規の設置の農園はございません。あと、平成30年3月末現在ですが、農園数は市内23園、区画の合計数は580区画でございます。 4点目の都市農業推進事業の中で、平成30年度に新しく実施した事業は、海老名産米のはるみ、これはウルチですが、そのPRを新たに行いました。神奈川県産のはるみは、米の食味ランキングで2年連続特Aという評価を受けたのですが、まだ新しい品種で、まだちょっと皆さんご存じないのかなということで、広く知ってもらうためにPR事業を行いました。 ◎商工政策係長 5点目、中小企業経営安定対策事業費の減少の理由でございました。件数の減少には、借り入れを行う中小企業のさまざまな状況が考えられます。複合的な要素もあるものと認識してございます。政府系の金融機関でもあります日本政策金融公庫にあります中小企業向けの制度融資においても、ここ数年の融資実績は減少している状況でございます。公庫が行ったアンケート調査によりますと、中小企業の2018年業況判断は、2017年に比べて悪化、2019年も低下する見通しとなってございます。不安要素としては、人材の不足が1位で、国内の消費低迷、原材料燃料コストの高騰などが主な回答となってございました。さらに、小企業、これは20人以下の企業に限定しますが、これの調査でも、設備投資の目的は補修とか更新が約6割と最も多くて、売り上げ増加に伴う積極的な投資は25パーセントと低い伸びとなってございます。設備投資を実施しなかった企業の理由としても、事業の先行きに不安があるとか、借り入れ返済の負担が大きくなってしまうということから借り入れには至っていないといった状況が見られます。海老名商工会議所の経営指導員等にも意見を聞きましたら、やはり今の状況では借金のリスクを背負ってまで積極投資するというところがなかなか踏み込めないのではないかというような意見もございました。これらの状況から、中小企業の立場から見た景況感は、今のところまだ不安要素が大きくて、積極的な融資は、今見守っている状態ではないかといったようなところでございます。消費増税とか五輪特需などもございますが、その後を見据えているところで、今控えているのではないか、そのような状況だと思っております。 ◆鶴指眞澄 委員 それでは、順次再質問をさせていただきます。  最初の1点目ですが、それぞれの項目の内容がわかりましたが、この中で平成30年度は不用額が154万9000円出ましたが、この内容についてお伺いいたします。 ◎商工政策係長 ここで大きい要因としては、1つが、障がい者雇用促進推奨補助金についてが平成29年度と平成30年度で大きく減ったものが理由として考えられます。これの理由は、実は平成29年度に新規で障がい者雇用をしていただいた企業がありまして、これが平成29年度に大幅に伸びました。新規で障がい者を雇用していただいた場合の奨励金は、補助率が高くなってございます。2年目からは通常の補助率に戻るわけですが、この人数は平成29年度と平成30年度でほぼ同数なのですが、その平成29年度に新規ということで補助率が伸びた、実績が多かったことから、平成30年度はこれに対して補助率が下がったというところで、ちょっと予算の見込みよりも低くなってしまって不用額が発生したというところが理由でございます。 ◆鶴指眞澄 委員 そうしますと、平成30年度は障がい者の方の雇用については、新しい方はなかったという理解でよろしいでしょうか。 ◎商工政策係長 新規の雇用もございましたが、例年並みといいますか、それほど多くはなかった、平成29年度は多かったというところでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 あわせて、勤労者の住宅資金は、平成30年度については、対前年比で増減は、新しく申し込みがあったとか、そういったところはいかがな状況ですか。 ◎商工政策係長 住宅の利子の補給金のほうについては、平成30年度は若干ふえてございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。ありがとうございます。  次に2点目の勤労者の資金融資事業費の関係ですが、この資金について、勤労者が利用する場合の資金使途や金額などについての制限はあるのでしょうか、その辺をお伺いします。 ◎商工政策係長 こちらの制限についてですが、資金使途と金額について契約を締結させていただきますので、そこで定めがございます。資金使途については教育費、自動車購入費、賃金遅欠配・雇用調整休業費、育児・介護休業費、その他生活資金一般というような項目がございまして、これに対する費用ということで定めてございます。金額については200万円を上限として貸し出しを行うと定めてございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。ありがとうございます。  ちなみに、この中央労働金庫は、この辺ですと、どこら辺にあるのでしょうか。 ◎商工政策係長 最寄りですと、さがみ野駅のところにある座間支店がございます。 ◆鶴指眞澄 委員 民間の銀行などでは代理業務というのをいろいろやっているのですが、そういった業務の中には入っていないのでしょうか。 ◎商工政策係長 他の金融機関とこういった契約を結んでいるところがございませんで、今契約を結んでいるのは中央労働金庫1社のみとなってございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。そうしますと、海老名市民の方はそこの、先ほどの座間のところに行っていただくというふうな内容ですね。それで、平成30年度末で結構ですが、海老名市民が利用している人数と利用残高はどのくらいになっているのでしょうか。 ◎商工政策係長 それぞれの資金の用途がございまして、それぞれの項目に応じてお答えします。生活資金については、平成30年度は全部で3件利用がございます。平成26年度からの実績ですと、これは件数が若干減少しているといった状況でございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。それと、中央労働金庫から海老名市民が利用できる総合計金額は、1億3500万円預託していますが、この預託額の範囲内、トータルでの限度額については、私の予想では1億3500万円範囲内なのかなという感じがしているのですが、その辺はどうなっているのでしょうか。 ◎商工政策係長 この1億3500万円は、あくまで中央労働金庫から海老名市民に貸し出す上限ということではございませんで、中央労働金庫が融資を行うための原資として1億3500万円を預託しているものでございますので、これを超える場合には中央労働金庫の資金から貸し出しを行うというところですので、この範囲内ということに限ったものということではないということです。 ◆鶴指眞澄 委員 そうしますと、トータルの問題を言っているのですが、金額の限度がない、極端な話、トータル的には2億円とか3億円に行く可能性もあるという理解でよろしいでしょうか。 ◎商工政策係長 おっしゃるとおりでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。なお、この事業については、勤労者の方々が生活していく上で、お金が必要なときが多々あると思います。そのようなときに相談できる事業だと私は思います。これからもしっかりと支えていただき、広く市民に宣伝していただくこともお願いして、この件は終わります。  次に3点目の市民農園整備事業についてですが、市民農園の場所を利用したいという希望者は、利用の箇所数を上回っておられるのかどうなのか、平成30年度の実績で結構ですが、その辺の状況についてお伺いします。 ◎農政課長 区画数より応募者数のほうが多いのかというご質問でよろしいかと思います。各農園によってこれに違いがございまして、応募者数が区画数を上回っている農園は、23農園中12園でございます。約半数の農園が100パーセントを下回っているということで、トータルで見ると、応募者数のほうが若干少なく、約95パーセントという数字になります。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。ありがとうございます。  次に、市民農園として逆に土地を提供したいという方については、ふえておられるのかというふうなところをお伺いします。 ◎農政課長 ちょっと過去5年間の実績を見ると、ふえてはございません、横ばいといいますか、平成26年に相談数1件、平成27年4件、平成28年2件、平成29年1件、平成30年2件という形で、なくはないけれども、二、三件程度が多いという状況でございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。また、市民農園の利用料金は、平成30年度実績で幾らだったのか、お伺いいたします。トータルで結構でございます。 ◎農政課長 市民農園の利用料金のトータルは決算額で328万804円でございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。逆に、土地の所有者に払う地代については、平成30年度実績トータルでお幾らだったのでしょうか。 ◎農政課長 トータルで100万8756円でございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。そうしますと、トータル的には、この部分では収入が多いところですが、その部分はどのような方法で支出、お使いになっておられるのか、そこら辺をお伺いしたいのです。利用料金収入が地代のお支払いより多いですよね。その多い部分についてはどんな使い道をされているのか、お尋ねします。 ◎農政課長 恐らくそのほかの経費はどんなものがあるのかということだと思いますが、先ほどのは地代ですので、市民農園を維持管理していくには、当然維持管理をする作業が必要でございまして、例えば農園の巡回とか、あとは通路、共用部分の草刈りを行わなければいけないとか、あとは看板等の維持管理もしなければいけませんので、そういった作業をシルバー人材センターに委託しておりまして、約300万円ほど支出してございます。あと、通常の区画の整備ですね。3年で終了になりますので、3年間終わると、もう1回縄の張り直し、耕うんのし直し等を行いますので、その作業工賃となっております。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。  それから、高齢者や身体障がい者の方々が利用しやすくするために、市民農園の利用料を、こういった方々に若干減額するなどのお考えについてはいかがでしょうか。 ◎農政課長 現段階では減額等は考えてございません。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。高齢者人口も増加していることから、市民農園の利用は高齢者の健康づくりのためにも大変よいことなので、高齢者や身体障がい者が利用しやすい環境をつくっていただくことを含め、今後とも積極的に推進していただくことを要望させていただきます。  4点目、都市農業推進事業ですが、先ほどの都市農業推進事業の具体的な事業内容についてトータル的にお伺いしたいのです。 ◎農政課長 先ほど、お米のはるみのPRを行ったという話をしてございました。もうちょっと具体的に説明させていただきますと、市内の保育園児を対象にPRを行いました。子どもを対象としましたのは、食育の観点や、子どもだけでなく、その周囲にいる大人、保護者、保育園の職員へも波及効果があると考えたためでございます。内容としては、市内の公立2園、私立2園、計4園において、おやつの時間に食べるおにぎり用に海老名産のはるみの新米を提供して、おやつの時間に我々農政課の職員が赴き、お米のはるみとか、お米そのものについての説明などを行いました。また、田んぼが隣にある保育園2園に関しては、一応年間を通じての観察田という形で看板に絵を描いていただきまして、植え田の時期から収穫の時期まで、作業をやっている農家の姿等を散歩がてら見ていただけるような形で実施いたしました。
    ◆鶴指眞澄 委員 大変よい内容だったかと思います。またあわせて、その事業の効果についてはどのように捉えておられるのでしょうか。 ◎農政課長 効果としては、子どもの反応が非常によくて、はるみという名前をすぐ覚えたり、田園風景に興味を持ったりしていただきました。また、保育園の職員やその保護者からも、その特Aのはるみの購入の問い合わせなどがございました。あと、TVKからの取材も受けまして、子どもたちも喜んでいられたといったぐあいでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 すばらしい事業だったかと思います。  次に、トータル的にこの農業推進で、地産地消のPRは、平成30年度はどんなことをおやりになられましたでしょうか。 ◎農政課長 そのほかの取り組みとしては、これは従来からもやっているのですが、各種イベントにおける海老名産農産物の直売を実施しました。あと、地産地消実行委員会の事業の中で、市内の大型量販店における直売コーナーの合同直売会を実施しました。あと、海老名のイチゴのいちごフェアを開催しております。あと、2回目になりますが、小中学生を対象に地産地消をテーマとしたポスターコンクールを実施してございます。 ◆鶴指眞澄 委員 今後とも地産地消のPRを、他市に負けないよう継続性を持って積極的に展開していただくことを要望して、終わります。ありがとうございました。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午前10時9分休憩                    午前10時24分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆西田ひろみ 委員 それでは、質問させていただきます。全部で5問の予定です。  1問目でございます。決算説明資料の12ページ、環境基本計画推進事業費について、海老名市第三次環境基本計画には、再生可能エネルギーを導入するためのことが盛り込まれているかどうかをお聞きします。  2問目です。決算説明資料15ページの塵芥処理事業費です。家庭系可燃ごみの排出量の平成26年度からの推移について、全体の量、1人当たりの量についてお聞きします。  3点目、決算説明資料15ページの資源物処理事業費についてお聞きします。今年度の11月からリニューアルしたものが稼働しますが、その影響について、中間処理、資源化への影響についてお聞きします。  4点目、決算説明資料16ページ、廃棄物減量化等検証事業費についてお聞きします。執行率82.6パーセントの要因と、非常勤特別職員の役割とその効果についてお聞きします。  5点目、決算説明資料19ページ、農業振興対策管理事業費、農業ICT技術検証事業費として、国の地方創生交付金によるICT活用による農業を推進しているということですが、具体的にどんな事業の内容なのか、取り組んでいる農家数、つくっている作物の種類など、そして、この事業が市民に与えている影響についてお聞きします。 ◎環境共生係長 1点目、次期環境基本計画に関するご質問でございます。繰り返しとなりますが、本市では昨年度、カーボンマネジメント強化事業を通じて再生可能エネルギーに関するCO2の削減効果は十分認識してございます。現時点では、次期環境基本計画の詳細については策定中ですが、再生可能エネルギーの導入、普及の必要性、有効性については、現在、いずれかの形で計画へ盛り込んでまいりたいと考えてございます。 ◎収集業務担当課長 2点目、家庭系の燃やせるごみの過去5年間、平成26年度からの量の推移というようなところで、平成26年度については全量で2万164トン、1人当たりに換算しますと1日427グラム、同じく平成27年度が2万269トン、1人当たり425グラム、平成28年度が2万383トン、1人当たり428グラム、平成29年度が2万25トン、こちらで1人当たり418グラムで、平成30年度、こちらは速報値として捉えてほしいのですが、1万9660トン、1人当たりに換算しますと406グラムになります。 ◎資源循環係長 3点目、資源化センターが完成することによって中間処理による影響がどの程度出るのかというご質問でございます。こちらのほうは、現在、資源化センターで選別業務ができないものが全量、資源化センターが竣工することによって選別が可能になります。こういったことが中間処理への影響ということで、選別作業自体が新しい施設で全て可能になってくるということになります。 ◎環境課長 4点目、廃棄物減量化等検証事業費の執行率と非常勤特別職の役割と効果でございます。まず、本事業の内容については、非常勤特別職の報酬と旅費という形になってございます。その報酬については、ごみの減量化策についての審議を行っていただいた環境審議会の専門部会の開催に係るものとなっておりますが、予算時には家庭系と事業系合わせて10回開催と計上させていただきましたが、結果として8回の開催となったことによる執行率でございます。 ◎農政課長 5点目、ICTの技術検証の内容ですが、施設園芸における環境測定及び制御による農産物の品質向上や収量の増加、また、露地野菜栽培等においては、生産管理システムを活用し、栽培履歴の記録に基づく計画栽培、計画出荷等の実施に向けた検証事業でございます。その参加農家数ですが、現在24軒ほど技術の検証業務を行っております。品目としては、イチゴ、トマト、カーネーション、バラ、洋ラン等の花卉、あとは露地野菜に関してはレタス等でございます。あと、市民に与える影響ということで、直接、さっき言ったように品質の向上と収量の増加ということなので、品質の向上がよければ市民も品質のよいものが購入でき、収量が増加すれば地場に出回る農産物もふえるという形で地消の機会がふえるのではないかと捉えています。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。  1問目の環境基本計画推進事業費ということで、先ほど戸澤委員からもここについて質問がありまして、カーボンマネジメントから、今は地球温暖化の適応計画に重点が置かれているということでした。昨年、北海道の胆振東部地震直後、苫東の発電所が停止して、復旧までに45時間かかった、電源が切れてしまったというブラックアウトという問題がありました。それから、ことし9月10日の台風15号ですね。やはり千葉県ではかなり、県内の大部分が停電となって、それによって残暑の影響で、熱中症とかいろいろな問題が起きました。そういったところから電源とか送電の重要性、電気の重要性は私たちの生活に、もう本当に欠かせないものとなってきていると思うのですね。  しかし、先ほども言っていたように、地球温暖化のこととか、こういった化石燃料に頼らないことがこれからの電源には必要ではないかと思うのです。そして、私たちも経済建設常任委員会で視察に行くとき、再生可能エネルギーの視察に、昨年度もことしも行ってまいりました。そのときは九州でございましたので、昨年は九州のみやま市、ことしは荒尾市で、そこは気候が温暖である、晴天があるという条件に加えて、炭鉱の跡地をうまく利用してメガソーラーの発電による電源の確保もやっておりました。  でも、やはり海老名では休耕地とか農作放棄地とか、余りそういうものもないですし、そういうところで何ができるのかは、これから具体的に取り組んでいく必要があるかなと思います。  例えば近隣では、大磯町では市民電力が、教会の屋上とか、工場の屋上とかに使われています。小田原市では、ほうとくエネルギーだとかが今有名になっているのではないかと思うのですね。  海老名市も、市独自もそうですが、そういったNPOとか市民事業とタイアップして、公共施設にソーラーパネルを建設したり、そういった電力の自給自足を図っていくことが必要だと思うのですが、そのことについては、市はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか、お聞きします。 ◎環境共生係長 現時点においても、市の公共施設では、障がい者自立支援施設のレインボードリームとかっぱ堂と市民交流施設のビナレッジで、施設の建築と同時に太陽光発電設備を設置してございます。既存施設への太陽光発電設備を導入する場合には、建物自体の躯体強度の関係もあるそうでございます。それと導入費用面ということで、全ての施設に直ちに導入するということは、やはり困難であると考えてございます。  しかしながら、市としても太陽光発電を初めとする再生可能エネルギーの公共施設への導入については、地球温暖化防止に大変有効であると考えてございます。このため、エネルギー政策を所管する当課としては、今後、カーボンマネジメント強化事業で作成した設備改修指針を、庁内で情報共有を図ってまいりまして、引き続き設備改修等に使用可能な国の補助の情報取得を行ってまいりたいと考えてございます。 ◆西田ひろみ 委員 先ほども、国の補助、助成が出るとおっしゃっていましたので、ぜひその辺を活用して、これからコミュニティセンターの改修なども、いろいろなところでさらに始まっていくと思いますので、課をまたいで連携して取り組んでいただきたいと思います。以上、要望いたします。  2点目、塵芥処理事業費でございます。本当に海老名市の家庭系ごみ、平成26年から平成30年はすごいですね。その目標である2万トンを割っている、それから1人当たりは平成31年度には1日当たり400グラムというところが、もう406グラムまで来ている。私は、すごい市民の皆さんの努力だなと、今聞いていて思ったのですね。でも、そういったところをさらに進めようとしてでしょうか、昨年度、有料化を実施する方針を出されました。そしてこの秋、9月30日から有料化を実施するということですね。  私はこれを見て一番驚いたのは、平成22年のときは2万419トンあったものが、平成26年では2万164トン、さっきの平成36年ではもっと少なくなっている。ですから、本当に家庭系ごみは、1人1人の市民が、これまでもすごく努力してきたのだなと思うのですね。ただ、それでも削減目標に、平成39年度でしたか、最終的な目標には、このまま行ったら達しないのではないかと市は思ったのだろうと思うのですが、そのため、市民のためにどういった協力を求めるための努力ですか、そういったところはどのようになされてきたのか、お聞きしたいと思います。 ◎収集業務担当課長 市民に対してどのような協力を求めてきたのかというようなところかと思います。当然、今、委員おっしゃられましたように、順調にというか、ごみの量は、1人当たりも含めて、目標値に近づいているというような状況は確かに認識してございます。ただ、平成39年度の最終目標までにはまだ達しないというようなところから、有料化も含めた新しい減量化策として、今後どうしていくかということで、市民への説明会、パブリックコメント等、いろいろな意見をいただきながら、また、要望にも応じながら説明はさせていただいて、理解を求めてきたというようなところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 本当にこの推移を見ていると、市民の努力がわかると思います。それで、お聞きしたいのは、座間市と綾瀬市、3市で高座清掃組合をつくって処理をしておりますので、ここの1人当たりの家庭系可燃ごみの排出量は、直近でわかる数字ではどのくらいになっていますでしょうか。 ◎収集業務担当課長 他市の清掃事業の概要から一応抜粋させていただいたのです。概要には、やはり1人1日当たり何グラムと載っていないところもあるものですから、量と人口で割ったというようなところで言いますと、直近で平成29年度が最新ですが、座間市が私の計算では441グラム、綾瀬市が464グラムとなっています。 ◆西田ひろみ 委員 他市に比べても、海老名市は、平成29年度は418グラムでしたから、市民がとても努力しているという状況がわかると思います。私は、やはりこれだけの努力を皆さんがしてきたところに、有料化を、押しつけるという言い方はちょっとあれかもしれませんが、それを実施していくということに、とても疑問を感じていましたので、このような質問をさせていただきました。  3点目の資源物処理事業費ですが、今回は中間処理から資源化への影響が、大分このリニューアルすることによって変わってくるだろうということですが、ことし11月から稼働しますが、そうしますと中間処理が全部容器リサイクル協会へ出すことができるということで、ここの事業費は減額されると思われますが、それはどのように考えられますか。 ◎資源循環係長 容リ協へ全量委託ができるようになれば、当然こちらの事業費は減額になるとは考えてございます。ただ、こちらの部分ですが、市民の皆様にご協力いただかないことには、全量、容リ協に排出することはできない。そういったものをなぜ容リ協のほうに全量できないかというお話ですが、やはり容リ協の基準がございまして、その基準を満たしたものでないと引き取っていただけないという事情がありますので、ぜひ市民の皆様にはご協力を今後も継続してお願いはさせていただきたいと考えてございます。 ◆西田ひろみ 委員 基準を満たしていないものは、ペットボトルとか、プラスチックごみとかでは、具体的にどのような引き取りがだめなのでしょうか。 ◎資源循環係長 具体的な基準にございます。こちらは、例えばペットボトルなどですと、縦潰れ、それから切り込みがあるもの、傷があるもの、キャップがついているものとか、そういったものが引き取りが不可能になっています。また、中に液体が残っているようなものも引き取り不可と言われています。また、容器包装プラスチックも汚れの度合いで、例えば固形物が残っているものは一切引き取っていただけないといった基準がございます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。ぜひそこのところを、これからも説明会とかをなさると思いますので、しっかり市民に伝えていただきたいと思います。やはり市民の努力でこの事業費もかからなくなればよいと思いますし、それをまた違うところに使っていただきたいと思いますので、ぜひそのところはよろしくお願いいたします。  4点目の廃棄物減量化等検証事業費で、ここでは審議会が10回の予定だったところが8回であったというところですが、ここでは専門部会、特に事業系ごみの専門部会は、昨年度は6回開催していますね。そして最後に、平成31年の2月でしたかに答申が出されて、市はその事業系ごみ専門部会の答申を受けて市の方針を出されていますね。そのところで、部会では事業系ごみの増加についてどのように捉えてこの方針を出したのか、そこのところを聞かせていただければと思います。 ◎環境課長 事業系ごみの増加の要因としては、1つとして、いわばまちのにぎわいというところがあろうかと思います。そういったところも踏まえて環境審議会専門部会で議論を重ねていただきました。事業系ごみについては、やはり業種業態で減量化策にかなり違いがあるということを踏まえまして、では、実際にどのような対策をとっていくかの審議をいただいたところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 事業系は多種多様なというところで、それは理解するところですが、第1回の環境審議会に出された資料によりますと、ごみ全体の焼却量と、家庭系ごみと事業系ごみの推移が書かれていました。平成22年度は、家庭系ごみは2万1456トンから、平成28年度は2万1244トンと212トン減っているのですね。それで0.99倍と、スタート時点から現在まで、ごみの焼却量の排出目標値に家庭系ごみは達していない状況です。そういった家庭系ごみの排出量を考えますと、それから事業系のほうは、平成22年度は6868トン、平成28年度は8336トンと1468トンもふえていて、1.21倍になっています。これはスタート時点から目標値を上回っている状況なのですね。ですから、よく家庭系ごみが多い、多いと言われますが、事業系ごみの増加のほうが著しく多いと、私はこの推移を見て、とてもそのように思いました。  そのところで家庭系ごみは皆さんが家庭から出すから、単一で、すごく処理しやすい、対策もとりやすいということで、家庭系ごみの有料化を進めたのかと思いますが、事業系ごみの対策として出されたところを、ちょっと具体的にお話しいただけますでしょうか。 ◎環境課長 専門部会でご審議いただいた中で、事業系ごみの対策ということで、まず1点目が啓発と指導が必要ではないかというところでございます。これについては排出事業者への指導強化だとか、講習会の強化、学習機会の開催、あと事業系ごみ適正処理のパンフレットの改定、あと各種団体との連携という内容について、海老名市の基本方針では示したところでございます。  また、2点目として支援策ですね。例えば生ごみ処理の購入の補助事業に対しても、大型のものを行うとか、多量排出事業者への対策、少量排出事業者への対策といったところがございます。  3点目として、可燃物は高座清掃施設組合に搬入されることから、やはり高座の搬入手数料も現在から研究が必要ではないかというところが出されたところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 今いろいろ対策が出ましたが、啓発指導、それから支援策、生ごみ処理のところは、啓発指導というところは、具体的なところが少し欠けているのではないか、うたい文句だけで終わっているのではないかと捉えられますし、支援策とか生ごみ処理のところは具体的なところが出ているかと思うのですが、私が前から言ってきた小規模事業者の排出に対して、審議会の議事録などを読んでも、結構その中で審議されていまして、有料ごみ袋によって回収しようではないかと結構いいところまで審議されていたのですが、それが具体化にならない大きな理由は何ですか。 ◎環境課長 まずは、現在、事業所のごみについては、海老名市が許可を行っている一般廃棄物の処理業者と契約を行って処理していただくことが大前提になってございます。ただ、少量排出事業所については、1週間の排出の量が決まっているという中で、なかなか頼みづらいというお話も聞きました。しかしながら、そちらのほうを、まずはその制度、事業所のごみを契約してやるというその制度をご存じない事業所も中には多数見受けられるのかなというところもございますので、まずはその制度を周知して、やらせていただくというところで、ただ、少量事業者については今後も検討は必要かなと思ってございますので、排出しやすいような方策、市でお手伝いできることが何かあればということで、今後も研究はしていきたいと考えてございます。 ◆西田ひろみ 委員 議事録によりますと継続審議となっていますから、今後も検討されるとは思いますが、やはり審議会の中でも事業者がごみ停に出しているという事実は皆さん認めて話していらっしゃいましたね。ですから、そういう事実をしっかりとつかまえて対策をとっていただきたいと思うのです。  もう事業系ごみのことについてはこのくらいにしますが、ぜひ事業系ごみのふえる量が家庭系ごみよりもすごいというところをしっかりと捉えていただいて、具体的な対策をとっていただきたいと思うのですね。家庭系ごみには有料化ということで具体的にしました。しかし、事業系ごみの具体的な対策がよく見えてこない現状です。それがまた市民が納得のいかない点でもあるのではないかと思いますので、ぜひそこのところをお願いして、私の質問とさせていただきます。(時間切れのブザーが鳴る) ◆氏家康太 委員 それでは、何点か質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。全部で5点になります。  まず1点目が決算書の84ページ、決算説明資料の12ページで、環境基本計画推進事業費です。この中で海老名市の第三次環境基本計画の策定作業がありまして、現基本計画を2年延長して、その中で昨年度と今年度で第三次環境基本計画策定作業を行うと思うのですが、事業系ごみについては、これから市の対策も進められていくということで、期待しておりますが、議会でも関心の高いその事業系ごみに関しては、この第三次環境基本計画の中では、突出した形で、この基本計画の中に織り込むような形で検討されているのかなということをお聞きいたします。  続いて2点目が決算書の134ページです。これは労働対策管理経費の中かなと思うのですが、精神・発達障害者しごとサポーター養成講座について、平成30年度の実績をお伺いいたします。  3点目が農政課です。決算書138ページで、農業活性化事業費について、津久井在来の大豆の生産をされているということですが、その実績と、あとは耕作放棄地の有効活用に対する貢献度、どのくらい役立っているのかをどう評価されているのかお伺いいたします。  4点目、商工課で、決算書140ページ、工業振興対策事業費について、まずは実績についてお伺いいたします。  5点目、同じく商工課の決算書142ページの魅力ある店舗づくり事業費について、実績と実施店舗に対する効果の評価についてお伺いいたします。  以上です。よろしくお願いします。 ◎環境課長 1点目、環境基本計画に事業系ごみ減量化策がどのような形で盛り込まれているかというようなご質問でございます。環境基本計画については、主に本市のこれからの環境保全に関する理念、方針を定めたものとなってございます。ご質問のごみの減量化に関しては、現計画においても市と事業者、そして市民の役割という形の位置づけで記載されております。環境基本計画の次期については、ごみの減量化の記載についても、現在のところ家庭系ごみ、事業系ごみというような個別項目を挙げるのではなくて、総合的に継続した、ごみの減量化の必要性というところで記載する方向で検討を進めております。事業系のごみの減量化策については、事業系のごみの減量化基本方針がございますので、こちらに基づいてさらに推進していきたいと考えてございます。 ◎商工政策係長 2点目、労働対策管理経費の中の精神・発達障害者しごとサポーター養成講座の内容と実績ということで説明させていただきます。  この講座は、一般の従業員を対象に、精神・発達障害等に関して正しく理解していただき、職場におけるサポーターとなっていただくための養成講座で、神奈川労働局、ハローワークが主催しているものでございます。平成30年度は県内各所で計12回開催されて、そのうちの1回を海老名市も共催で行わせていただいて、この市役所の会議室で7月5日に開催したものです。 ◎農政課長 3点目、農業活性化事業の実績でございます。この事業は耕作放棄地の予防ということで、つくり手がなくなっているような畑に大豆を栽培している。この事業自体は、海老名市農業活性化事業組合に委託して、大豆栽培を行っていただいております。  まず、面積が1.5ヘクタール、畑15枚分で、とれる収量が約2000キログラムで、できた大豆から、それを活性化組合が、中央農高と連携して、こうじを使いながら、みそに加工と。また、豆腐なども豆腐屋に卸して、学校給食用の豆腐に使う。そういった関係で、先ほどの貢献度といいますか、まずは耕作放棄地の予防をしながら、収益性の高い津久井在来の大豆を使って高品質な大豆をつくることによって、よい加工品ができ、それをいろいろなチームを組みながら、最終的には市民まつりや、ふれあい農業まつり、商工フェアを通じて販売して市民に還元されるといった貢献はしているのかなと思っております。 ◎商工政策係長 4点目、工業振興対策事業費の中の中小企業振興支援事業ということで実績ですが、平成30年度は8つの支援メニューで展示会や出展費用について、34件の対象事業に対して648万8000円の補助をいたしました。  5点目、魅力ある店舗づくり事業費でございます。この事業は、既存店舗及び空き店舗等の改装・改修工事に対する費用を助成するもので、海老名商工会議所が主体となってやっている事業でございます。実績については、平成30年度は、この制度を利用した件数は22件で、執行は1151万円となってございます。 ◆氏家康太 委員 ご答弁をありがとうございました。まず最初にした質問ですが、事業系ごみについては基本方針の中で取り組んでいくということで理解いたしました。ありがとうございました。  続いて2点目の精神・発達障害者しごとサポーター養成講座について、7月5日に行われたということですが、参加企業数とか参加者数はどのくらいあったのでしょうか。 ◎商工政策係長 平成30年度の7月5日に開催させていただいた講座ですが、当日は104名の参加がございました。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございます。この事業は毎年やっているのですか。 ◎商工政策係長 こちらの事業は、神奈川労働局、ハローワークが主催してございますが、平成29年度から始まったと聞いてございます。 ◆氏家康太 委員 では、まだ新しい事業ということで、例えば精神の病気とか障がいは身体の病気や障がいと同じようなものだと思いますし、最近はどうもふえているというような話も聞きますので、こういった精神や発達障がいのある方をサポートしながら職場になじんで働いていただくということが大事になると思います。そういった中で、今、参加者数等も聞きましたが、これが市内のさらに多くの企業に広まっていくことをご期待申し上げます。ありがとうございます。  3点目、農業活性化事業費ですが、そうしますと、この津久井在来の大豆を使った製品の、需要と供給というのでしょうか、バランスというのでしょうか、そのあたりはどうなっているのでしょうか。 ◎農政課長 津久井在来の大豆ですが、先ほどお話ししましたように、他品種の大豆、もちろん国産ですよね、大豆に比べても、高品質ということで、需要が多く、販売単価も高いため、需要は大いにあるということですね。あと、先ほどもお話ししましたように良質であることから、加工品も当然良質という形になってございます。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございます。そして、この事業は耕作放棄地全体のどのくらいの割合でやっているのですか。 ◎農政課長 現在の耕作放棄地になる手前の段階で作付をしているという形で、やはり畑のほうが水田よりも耕作放棄地になる可能性が多いので、それだけ手がかかるということで、やれない方は事前につくり手を探すのが普通ですが、なかなかつくり手があらわれない、または場所も市内に点在していますので、先ほどは1.5ヘクタールといった関係で、事前の防止策として借り手のいない農家がこの組合にお願いをしてやっているという形なので、耕作放棄地自体は1.3ヘクタールあるのですが、ここは1.5ヘクタールの作付をしているという形でございます。 ◆氏家康太 委員 わかりました。需要も大変あるということで引き続き事業を進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。  4点目、工業振興対策事業費ですが、市内においては、いろいろな技術を必要としている企業がお互いにあって、市内の企業同士でそういう技術提供だったり事業提供だったり協働事業というか、進めていければさらに市内の工業者の発展につながると思うのですが、この工業振興対策事業費では、市内企業同士の事業協力の仲介だとかマッチング等についてはどのように扱っているのかお伺いいたします。 ◎商工政策係長 企業間の連携やマッチングの支援については取り組みが必要だと認識してございます。中小企業振興支援事業という補助メニューはございますが、直接ここにメニューとしてはないのですが、例えば中小企業支援事業の中に展示会出展事業がございますが、これなどはまさに企業同士の出会いの場といったところに対する支援がございますので、自社のPRや販路拡大にも大きく貢献するものということも考えられますし、また、この事業は、市内の複数の企業が共同体として出展する場合にも利用できる制度となってございます。  加えて、本市では平成30年度に、えびなものづくりガイドというガイドブックを発行いたしました。このガイドブックは、掲載希望のあった市内製造業を中心に46社掲載してございまして、事業内容や製品サービスの情報を掲載したものです。平成31年度も昨年よりも掲載企業をふやして、改定版を進めているところですが、こういったものを通じてビジネス機会の創出ツールとして活用していただきたいと考えてございます。 ◆氏家康太 委員 わかりました。ありがとうございます。そういったツールを活用して、各企業の担当者がいろいろ探してもらえればよいと思うのですが、顔と顔というか、そういうのがさらに見えるようになれば、そういう声もかけやすいのかなと思うので、これは商工会議所との関連もあるでしょうけれども、引き続きよろしくお願いいたします。  5点目、魅力ある店舗づくり事業費ですが、こちらも商工会議所を通じての支援となりますが、実施店舗に対する効果について行政としてはどのように評価しているのか、お伺いいたします。 ◎商工政策係長 こちらについては、この制度を活用した店舗について、全店舗聞き取り調査等を行ってございまして、この中から売り上げが大幅に伸びたとか、来店客からの評判がよい、また、支援を受けた恩返しのつもりで商売に励みたいなどと声を聞いておりますので、皆さんにとって喜ばれている事業ではないかと認識してございます。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございました。よい効果が出ているということを確認できましてありがとうございます。以上で私の質問を終わりにします。ありがとうございました。 ◆宇田川希 委員 よろしくお願いします。私からは3点質問させていただきます。  1点目、決算説明資料の22ページ、にぎわい振興事業費をお伺いいたします。先ほど戸澤委員が事業内容について質問されておりましたが、事業内容の中で実証実験ツアー等も行われていたと思いますので、その実績と詳細についてまずお伺いいたします。  2点目、決算説明資料の15ページ、塵芥処理事業費についてお伺いいたします。これは今議会で自動車修理費の補正の要求等がされました。点検等の実施状況についてまずお伺いいたします。  3点目です。再商品化合理化拠出金についてであります。決算説明資料の10ページであります。この拠出金の支払い元とその内容について伺います。  以上3点、よろしくお願いいたします。 ◎にぎわい振興係長 1点目、実証実験ツアーの実績と詳細についてですが、平成30年度、3回のツアーを実施しておりまして、決算額については48万330円となってございます。1回目として、5月に海老名産のイチゴ満喫ツアーを実施して、イチゴ狩りやイチゴシャンプーの香りづけ体験、イチゴを使った和菓子づくりなどの体験ツアーをいたしました。また、2回目、3回目として、3月に、はとバスモニターツアーという形で実施しておりまして、市外の方に海老名に来ていただけるよう発着場所を東京の新宿として、工場見学や、ものづくり体験、名店でのお食事などの内容で海老名の魅力を満喫していただくツアーといたしました。 ◎収集業務担当課長 2点目、車両整備の状況ですが、当然公用車になりますので、法定点検、また車検等は計画的に行っております。また、日常的なふぐあいな箇所についても計画的な修理ということで予算措置をし、実行しているというようなところでございます。 ◎資源循環係長 3点目、再商品化合理化拠出金の支払い元とその内容でございます。この拠出金については容器包装プラスチック、それからペットボトル、瓶類等を分別したものに対して日本容器包装リサイクル協会というところから資源化を図った市町村に対して拠出されるものになります。支払い元としては容リ協になりますが、その原資については、それらを製造した事業者になります。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。それでは、順番に再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  1点目、にぎわい振興事業費について、イチゴ満喫ツアーと、はとバスモニターツアーということで、さまざまやられたと言われました。今お伺いしていて、聞いた中では非常にすばらしいツアーなのかなと思うのですが、実際ツアーは好評だったのですか。 ◎にぎわい振興係長 ツアーですが、3回ともツアーの募集人数を満たした参加者人数となっておりまして、参加者からは、見学や体験の内容がとても楽しかった、海老名市の魅力を知ることができた、また海老名に再来訪したい、などのご意見を賜っておりまして、大変好評でございました。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。大変好評だったということであります。好評であったということなので、事業自体も成功したのかなと私は思うのですが、こういったツアーを実施することによってどのような効果が得られたのかということでお伺いいたします。 ◎にぎわい振興係長 どのような効果が得られたかというご質問ですが、平成28年度から実証実験ツアーを3年間実施しておりまして、ツアーのアンケート結果から、海老名のツアーの魅力はイチゴ、見学、体験のパーツを組み合わせることが海老名市の魅力満載の企画となるということがわかりました。また、ツアーにより海老名市ならではの魅力をPRできる資源が多くあるということに改めて気づくことができましたので、さらには、今回はまた、はとバスのモニターツアーがきっかけとなりまして、はとバスの商品化へとつながっておりまして、平成31年度、バスツアーを実施しております。海老名市の魅力発信へ大きな効果があったと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。非常に効果があったということで、イチゴと見学と体験ということであります。今後も非常に期待していきたいと思いますが、執行率が54.8パーセントと、これは半分ぐらいなので、意外と低いかなと思うのですが、その辺の理由についてもお伺いいたします。 ◎にぎわい振興係長 執行率が低いというご質問ですが、名店・名産のガイドブックの改定版の作成費の削減をしたところと、あとは名店・名産の認定事業者の補助金の支援事業の執行残がございまして、そちらのほうで執行率が低くなってございます。 ◆宇田川希 委員 費用はどういったことで削減されたのですか。
    ◎にぎわい振興係長 名店・名産のガイドブックですが、本来2回目に認定した方たちも含めて、新しいガイドブックを新たに作成しようと当初は考えておりましたが、2回目に認定した店舗が少なかったこともございますので、1回目のガイドブックに差し込む形で改定版を作成して、90万円ほど削減をさせていただいております。 ◆宇田川希 委員 わかりました、90万円ほど削減したということでありますね。  次に、この名店・名産品の認定事業者等の応援補助金の対象事業や補助額の内容について、改めて教えてください。 ◎にぎわい振興係長 補助金の内容についてですが、PR事業であるとか来店者誘引事業、その他発送についての送料の支援事業もございます。補助額については、対象事業費の経費の3分の1となっておりまして、1事業者につき上限の10万円としております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。内容について伺ったのですが、その補助金の実績の詳細、実績もお伺いいたします。 ◎にぎわい振興係長 申請件数ですが、平成30年度8件の事業者から申請をいただいております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。あわせて現在の名店・名産品の認定状況も教えてください。 ◎にぎわい振興係長 現在、3年間の実績ですが、18店舗、16品の合計34を認定してございます。 ◆宇田川希 委員 18店舗、16品の34ですね。わかりました。これだけ、着々と事業が毎年毎年されている中で、やはり執行率が、なかなか伸びていかないという部分があるのかなと率直に感じているところですが、今後の対策を何か考えているようであれば教えてください。 ◎にぎわい振興係長 店舗によっては、PR等にかける経費に違いがございまして、また、経営形態にもPRなど新たなことに時間が割けないといったご意見もいただいてございます。ただ、この補助金は店舗の支援を目的としている事業ですので、直接的な補助も維持しながら、市としては今年度も名店・名産のスタンプラリーを実施するなど事業もしておりますので、名店・名産品の普及に努めてまいりたいと考えております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。名店・名産品ということで、私も過去に名店・名産品のことで一般質問もしたことがありますし、こういった名店とか名産品に選ばれるということは事業者としても非常に誇らしいことであって、うれしいと思いますので、ぜひ今後も普及に努めていただきたいと思います。また、先ほどの戸澤委員への答弁のときにありましたが、西口のおでんナイトニッポンを開催したと。私もあれに行ってみたのですが、非常にすばらしい事業だと思いました。また、海老名サービスエリアとの名店・名産品のPR事業を行ったということですが、私も常任委員会とかで視察へ行っても、必ずサービスエリアを知っていますと言ってくるのですね。ですから、本当にこれは海老名の売りというか、テレビにもよく出るぐらいですから、もうサービスエリアとの連携は、魅力発信の場として、今後もぜひ調査研究をしていってもらいたいと思います。私も今後いろいろ研究して提案もしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。この質問は終わります。  2点目、先ほど塵芥処理事業費について答弁をありがとうございました。今回、規模の大きい修理が一度に発生したのですが、もうずばりというか、その要因をちょっと教えてください。 ◎収集業務担当課長 大きな要因、一遍にというようなところですが、まず今回の修理ですが、要はごみを投入する架装部内のひび割れ等を修理するための経費を補正予算要求させていただいたところです。こちらについては、当然生ごみ等が入りますので、水分により、まず溶接部分からさび始めまして、そういう腐食の部分に大きな荷重がかかる、また金属劣化等もあるというようなところが故障の原因ということかと思います。また、導入したのも、平成20年前後に導入した車両に同じような症状があったというようなところで、要因としては同時期のものなのかなと考えています。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。平成20年度前後ですから、10年ちょっと経過しているということであります。ごみの収集の業務には収集車は欠かせないと思います。ある意味、商売道具と言ってはあれですが、本当にこれは絶対に必要なものであります。維持管理のための日ごろのメンテナンスは必須であると思うのですが、職員による日常の点検はどのようにされているのか、そこもお伺いいたします。 ◎収集業務担当課長 日ごろの点検はどうかというようなご質問かと思います。当然出発前、運行前点検は毎日実施してございます。また、架装部についても定期的な洗車を行って維持管理を行っているという状況です。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。そうですね、実際にその収集車に乗る方たちが点検をされるということだと思いますが、点検をして、やはり当然、事務屋というか、管理者にも何らかの形で、書面なのか、口頭なのかあります。当然書面にも記録していくと思うのですが、そういった情報共有の場はどのようにされているのか、お伺いいたします。 ◎収集業務担当課長 日ごろの業務中とか、そういう点検時で発見されるようなふぐあい箇所については、一応車両担当がいますので、そちらに報告されるということで、事務方との情報共有は図られていると思っています。 ◆宇田川希 委員 事務方との情報共有は図られているということですが、確かに、何もなかったら、それはちょっと大問題ですから、あると思うのですが、そういった現場の声ですか、例えば現場の方ですから、非常に細部にわたって細かいことも言ってくるかもしれませんが、それをどのように受けとめて、要はそんなことを言ったってと、ある意味、作業者というか、その運転手の愚痴的な感覚でとってしまうのか、それとも、ああ、そうだよねということで、前向きに対応しなければいけないねということで、そういった現場の声を生かせているのか、それについても伺います。 ◎収集業務担当課長 収集業務自体は毎日、市民に一番近いところまで行って行う市民サービスであると思います。その現場の声は非常に重要なものと当然認識してございます。当然予算措置が必要な場合はございます。そういった場合も、一応内容精査は必要かと思いますが、できるだけ現場の意見を生かすような形で予算措置を行っているという状況で、また、今後も同じような対応をしていきたいと考えております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。こういった架装の補修に関しても、本当に現場と事務方のコミュニケーションが私は必要だなと思うのですね。民間もそうですが、やはり事務所のサイドと現場のサイドは、当然内容も違いますし、やはり感じ方も違うし、全然違うと思うのですね。やはり運転する人は、自分たちが運転するわけですから、その運転中にとか、収集中にとか、何かあったらまずいわけですよ。ですから、そういった意味で現場と事務方のコミュニケーションはとっていられるということですが、より一層その辺は密にやってもらいたいと思います。  何でそんなことを言うかといいますと、もう1週間もたたず、来週の月曜日から戸別収集も始まるわけです。先ほども10年前後の車という話もありましたが、点検はされているのだけれども、やはりよく実際に作業をやられている方たちの声を拾ってあげて対応してもらいたいと思います。先ほど答弁にもありましたが、当然、予算的に、それも現場でなかなか言えないことであろうかと思うのですが、予算的に厳しいことがあって、対応にも苦慮する面も当然あろうかと思うのですね。であれば、これをに、こういった架装の部分はしっかりと要求してもらって、予算をふやすなり何なりと私はやってもらいたいと思います。やはり今後、不法投棄とかという話もありますが、不法投棄以外に、必ず、というのも、やはり専決処分等でも結構事故は多いですし、この収集車が老朽化と言いますが、老朽化も、私は、多分何かしらまた出てくると思うのです。そのたびに補正ということは、こんなに大きな金額で、非常に見ばえが悪いですよ。ですから、その辺は十分対応を市でやってもらいたいと、これは私の要望とさせていただきたいと思います。  今回は、やはり座間市も綾瀬市もよく見ています。当然反対の方もいらっしゃいますので、きっちりと慎重にやってもらいたいと思います。要望させていただきます。よろしくお願いしたいと思います。  3点目、最後になります。再商品化合理化拠出金についてであります。ご答弁ありがとうございました。昨年度は、資源化センターは改修工事のために休止していたにもかかわらず、拠出金が支払われたということでありますが、支払われた理由についてお伺いいたします。 ◎資源循環係長 拠出金が支払われた理由でございます。委員おっしゃるとおり、資源化センターは休止してございました。休止していたものですが、容器包装プラスチック、ペットボトル、こういったものは休止はさせていただいていたのですが、瓶類の選別は継続して実施しておりました。その瓶類の分別に対して協力した対価と伺っております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。資源化センターが本格稼働する今年度からは、拠出金が改修工事以前と同額あるいは増額するという理解でよいのでしょうか。 ◎資源循環係長 事業者が支払う原資が昨年度並みであれば、拠出金は当然増加するというのが基本的な考え方とは思っております。 ◆宇田川希 委員 わかりました。資源化センターの大規模改修工事竣工後は、施設の安定的な運営に努めていただいて、拠出金の獲得に努めていただきたいと思います。以上です。終わります。 ○委員長 お諮りいたします。委員外議員の松本正幸議員から発言の申し出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって松本正幸議員の発言を許可することといたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◎松本正幸 委員外議員 委員外発言の許可をいただきまして、本当にありがとうございました。  それでは3点伺いたいと思います。最初1点目、決算書の130ページ、決算説明資料16ページの廃棄物減量化等検証事業費、環境課で136万1100円です。家庭系ごみの専門部会、あと事業系ごみの専門部会が平成30年度に何回行われたのか伺いたいと思います。  2点目、決算書140ページ、決算説明資料21ページの工業振興対策事業費、商工課だと思うのですが、2422万7473円です。執行率が低い要因について伺います。  続いて3点目、決算書の142ページ、決算説明資料21ページ、魅力ある店舗づくり事業費、商工課で1151万1000円です。執行率の低い要因について伺います。  以上3点、よろしくお願いします。 ◎環境課長 1点目の専門部会は平成30年度に何回行われたかということですが、家庭系ごみの専門部会については3回行われました。事業系については5回行ったところでございます。 ◎商工課長 2点目の工業振興対策事業費の中で執行率が低かったということでございます。こちらは、平成30年度実績において見込みより低かったものは、企業立地促進事業の企業立地奨励金でございます。平成30年度には1件の奨励制度適用企業が市内に立地して、当初は企業立地奨励金として3000万円の交付を予定しておりましたが、結果的には奨励金算定の対象経費が、投下資本額が当初の予定を下回ったことから1300万円の奨励金の交付となり、執行残額が生じた結果になってございます。  3点目、魅力ある店舗づくり事業費について、こちらも執行率が低かった理由でございます。こちらの事業は、ご存じのとおり商工会議所が主体となって実施している事業でございます。平成30年度は22件、1151万円の執行額となってございますが、制度を利用した事業者からは好評でありまして、平成31年度も補正予算を対応させていただいてやる見込みですが、当初予算においては申請件数を想定することが非常に難しいところでございます。また、この制度をより多くの店舗に活用していただきたいところではあるのですが、店舗の改装・改修は、資金調達や施工期間中の休業など、その事業者にとってとても大きな決断が必要になるということも伺ってございます。そういったことからも、今年度は少し申請が少なかったのかなというような形で考えてございます。 ◎松本正幸 委員外議員 どうもありがとうございました。それでは、順次質問させていただきます。  1点目、廃棄物減量化等の検証事業費について伺います。平成30年度の環境審議会から最終答申を受けて、海老名市家庭系ごみ減量化基本方針案が市として出されました。この基本方針案ですが、平成31年秋から家庭系ごみの有料化が明確に打ち出されています。この間、2017年4月に消費増税が10パーセント予定されていたのですが、国内の個人消費の低迷が続いているという理由で延期になった経過があります。当然この環境審議会においても、社会情勢、経済情勢も十分加味しなければならないと思うのですが、環境審議会ではその辺が十分検討されたのかどうか伺いたいと思います。 ◎環境課長 環境審議会におきましては、海老名市でごみの減量化が喫緊の課題であるというところから、平成29年に諮問させていただきました。当然、市民の皆様のご負担がふえるというごみの一部有料化等を審議する上では、負担がふえるということも考えられましたが、海老名市にとっては必要な施策であるということの答申というところでいただいているところでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 この経済状況、社会状況については、具体的にはどういう話し合いがされたのか、伺いたいと思います。 ◎環境課長 消費増税というようなところの具体的な話は特段出なかったですが、そういったものも含めて、市民の方の負担があるというようなことを踏まえた中でも、やはりごみの減量化が必要であるというところの審議でございました。 ◎松本正幸 委員外議員 環境審議会では、山谷部会長の提案で、有料化及び戸別収集導入の方向性として、有料化はごみの減量化策として持続性のある効果的な手法であり、戸別収集はその併用策として相乗効果が期待できると。そして、この手数料リッター2円は全国的にも高い手数料の水準であるが、確実にごみの減量効果が得られる水準でもあると言っているのですね。減量化のためなら市民には高い袋を買わせてよいのか、そういう判断をしたのかどうか、その辺を伺いたいと思います。 ◎環境課長 減量化をするに当たって、審議する中で、環境省が策定した一般廃棄物処理有料化の手引きというものもございました。手数料を設定する際には、ごみの排出抑制と減量効果が期待できる料金水準、また市民の受容性、そして周辺市町村の料金水準等を考慮する必要があるとされてございます。  また、料金水準については、やはりごみの減量化は喫緊とする海老名市におきまして、減量効果が高い料金設定が必要であろうということを踏まえた上で、手数料水準リッター2円ということで、周辺市町村もリッター2円から始めて、大和市は1.6円になりましたが、海老名市としてもリッター2円が望ましいというご意見をいただいたところでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 確かに近隣市の状況を踏まえてということですが、余りにも経済状況、社会状況が変わった中では、高い設定をするということは明らかに市民軽視というか、そういう形ではないかと思うのですが、その辺はどのように考えたのか伺いたいと思います。 ◎環境課長 先ほどもお話ししたように、環境省の手引きというものがございまして、それも踏まえた上でございます。そして、近隣市町村においても、大和市は下げましたが、ほかの3自治体についてはまだリッター2円でございます。リッター2円にしたときの減量効果、海老名市がごみに、まだ30パーセントの資源物が混入しているという中で、全てをゼロにすることはできないと思いますが、10パーセントから20パーセント、27パーセントという近隣自治体の減量効果を踏まえた上で、同じ料金設定ということが望ましいとされたものでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 これは1世帯4人家族で、概算で6720円の新たな市民負担がかかるということですが、この程度だったら全然問題ないという考えだったのか、それとももう少し値段がかかる、これは概算ですから、もっとふえる可能性もあると思うのですが、その辺はどのような考えだったのか伺いたいと思います。 ◎環境課長 概算で6720円という形で、近隣に聞き取りを行った結果、試算はさせていただきました。ただ、この負担が決して軽いとは思ってございません。ただし、ごみの減量化は喫緊の課題ですので、ご負担をいただきますが、ご理解、ご協力をお願いしたいというところでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 この家庭系ごみの減量化の基本方針案が決定後、市民説明会が7回開かれたと思うのですが、多分これは7回以上開かれていると思うのですが、それは実際に何回ぐらい開かれたのでしょうか。 ◎環境課長 今、基本方針案からの説明会ということでしたが、済みません、基本方針から、ちょっと今手元にないのですが、説明会については中間答申を環境審議会からいただいた、それから説明会は行ってございます。それについては合計で200回以上というところで、1万人を超える市民の方にご参加をいただいたところでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 この中では多くの市民の方が、質問時間が限られている、十分な生の声が直接聞いてもらえないと大きな不満が出ていると思うのですが、その辺はどう受けとめたのか伺いたいと思います。 ◎環境課長 確かに限られた時間のご質問でございました。ただし、その説明会の中でご意見がある方、当然聞かれなかった方もございますので、意見書等をお渡しして、その意見をいただく、あるいはパブリックコメント等も行いましたので、そういったところでなるべく多くの方の意見をいただいたところでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 平成30年度の家庭ごみの排出量は、推定で1万9660トン、平成39年度の目標値に達しています。そして1人当たりの排出量が406グラム、平成31年度の目標値400グラムに近づいています。こういう中で有料化の必要性はあったのか、必要性はなかったのではないですか、その辺は伺いたいと思います。 ◎環境課長 平成29年からいろいろと中間答申の説明等を行っていただいて、海老名市の現状、非常に多くご意見もいただき、把握もしていただいたところでございます。市民の皆様のご努力によりまして、今現在ごみは減っているというところは認識してございます。ただし、まだ最終の目標値にはそれぞれ達していないことから、さらなる減量は必要かと考えてございます。 ◎松本正幸 委員外議員 ごみの有料化は、市民にはいまだに納得されていないということで、この有料化は、やはりやめるべきだということを再度強く言って、この質問は終わっていきたいと思います。  2点目、工業振興対策事業費です。帝国データバンクの企業立地の調査では、自治体間の誘致競争の中で、交通の利便性や自治体の助成や補助金だけでなく、人材の雇用、育成といった人材面、あと大学との産官学連携などのほかに、災害などで緊急時に業務を継続する事業継続計画に基づいた視点など、よりきめ細かなアピールが必要となるということですが、そういう点ではこの見直しも考える必要があるのではないかと思うのですが、その辺はどういう見解を持っているか伺いたいと思います。 ◎商工課長 見直しの見解というところでございますが、ことし平成31年の4月に、また3年間延長させていただきまして、改正をさせていただきました。次には、また3年後、また改正をする可能性はございますので、またそのときに、いろいろな方面から模索させていただきまして、いろいろな情報を取り入れて検証していきたいと考えてございます。 ◎松本正幸 委員外議員 3点目、魅力ある店舗づくりの事業費ですが、これに関しては私たちも常に言ってきたのですが、この事業主体である商工会議所の会員でなければ施工工事ができないという制度運用となっていることは認識しているのですが、会議所の非加入の施工業者も市民にいる中では、公金である補助金を限定して支出することは、行政の公平性の面から改めるべきだと考えるのですが、その点の見解を伺いたいと思います。 ◎商工課長 今までも何度か申し上げさせていただいておりますが、本事業は地域商業の活性化を図りまして、にぎわいを創出することを目的としているため、助成対象業種を営む全ての事業者を対象としておりまして、会員、非会員問わず利用することはできるようになってございます。その上で本事業の実施主体であります海老名商工会議所としましても、本事業を会員増強や基盤強化につなげたいとの思いから、施工業者は商工会議所会員にしていると伺ってございます。これまでも商工会議所は事業を円滑に実施しておりますので、今後も商工会議所と連携して本事業を進めてまいりたいといった考えでございます。 ◎松本正幸 委員外議員 委員外発言、どうもありがとうございました。これで終わります。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって経済環境部、農業委員会事務局関係の質疑を終結いたします。  暫時休憩といたします。                    午前11時41分休憩                    午後0時59分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、まちづくり部関係の質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆藤澤菊枝 委員 よろしくお願いいたします。4項目ほど質問させていただきます。  1点目、決算書154ページ、決算説明資料は22ページのコミュニティバス運行事業費について、平成30年度の利用実績についてお伺いをさせていただきます。  2点目として住宅政策事業費でございます。決算書156ページ、決算説明資料23ページの海老名市魅力ある住宅づくり支援事業補助金について、まず平成30年度決算の概要についてお伺いをいたします。  3点目、決算書79、80ページ、決算説明資料14ページの自転車駐車場等維持管理経費について、平成30年度の決算の概要をお伺いいたします。  4点目、決算書147、148ページ、決算説明資料18ページの西口地区道路整備事業費の(仮称)上郷河原口線整備事業の内容についてお伺いいたします。 ◎都市計画課長 1点目、コミュニティバス運行事業費の利用実績についてでございます。コミュニティバスについては、現在、国分、上今泉、大谷・杉久保の3ルートを運行しております。平成30年度は国分、上今泉ルートで委託料、大谷・杉久保ルートでは負担金で予算計上し、事業を実施したところでございます。平成30年度の実績としては、国分ルートは約8万9000人、上今泉ルートは9万7000人、大谷・杉久保ルートは7万人で、合計約25万7000人のご利用がございました。平成29年度に比較しますと、全体で約5000人の増となっております。 ◎住宅政策係長 2点目、海老名市魅力ある住宅づくり支援事業は住宅リフォームに対する補助金ですが、平成29年度で休止していた住宅リフォームの一般分を再開したものです。事業の実施に当たり補正予算のご了解をいただき、経済対策の観点から、商工会議所と連携した事業として再開したもので、助成金についても8万円から10万円に増額し実施いたしました。商工会議所に対し1067万5000円の補助を行い、商工会議所が行った助成件数は94件でした。 ◎市街地整備課長 3点目、自転車駐車場等維持管理経費の平成30年度決算の概要でございます。自転車駐車場等維持管理経費は、有料自転車駐車場7カ所、原動機付自転車駐車場3カ所、無料自転車等置き場の4カ所の市営駐車場と駐輪・駐車場の維持管理に要した経費でございます。自転車等駐車場は、自転車と原付が併設されている施設もございますので、施設数としては市内合計で11施設となっております。平成30年度の主な支出ですが、施設の修理費約558万円、東口第2自転車駐車場の借地料約83万円などになります。修理費用のうち、そのほとんどは東口立体自転車駐車場の修理費用で、平成30年度は車両の出し入れ時に必要な伸縮駆動部の部品交換、それから機械の稼働を管理する制御盤の部品交換などを中心に行ったところです。 ◎幹線道路係長 4点目、西口地区の道路整備事業の中の上郷河原口線事業の内容についてですが、平成30年度は底版の補強、立坑掘削を終了し、軌道下の低土かぶり箇所の函体推進の施工に着手いたしました。現在、夜間作業で進めていますが、低土かぶりの箇所については10月末までに完了を目指し、11月からは昼間作業に移り、引き続き工事を進めてまいります。しばらくは軌道下の低土かぶり箇所の施工を行うため、軌道への影響に細心の注意を払いながら工事を進めてまいります。 ◆藤澤菊枝 委員 どうもありがとうございました。では、4点に対しての再質問をさせていただきます。  1点目、コミュニティバスのことですが、コミュニティバスの運行ルートの中でも国分ルート、そして上今泉ルートは利用者が大変多くて、時間や天候によっては非常に混雑していると聞いておりますが、コミュニティバスの運行改善についてどのような取り組みを行ったのか、ちょっとお伺いさせていただきます。 ◎都市計画課長 委員ご指摘のとおり、夏場においては猛暑の影響もありまして、通常よりも利用者が大変にふえて混み合っているような状況が見受けられます。この中で平成30年度におきましては、運行改編策について検討を行ったところでございます。具体的には、現在25人乗りの車両について、更新の時期に合わせて33人乗りの車両の導入を検討しております。この車両については本年度より1台導入することとなりましたが、全長が70センチほど長くなりますので、現在のルートで安全な運行に支障がないかどうかを検証しながら、今後運行に向けて使用していく考えでおります。また、このほかの課題としては、コミュニティバス運行ガイドラインにもあるように、運行経費と公費負担率の割合を維持することが大変重要と考えております。したがいまして、ますます皆様にご利用いただけますよう利用者のニーズを把握するとともに、効率のよい運行形態を取り入れて、バスの路線維持に努めたいと思っております。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。コミバスの車両が新しくなって、利用もしやすくなることは、利用者の方については増員になると思いますので大変喜ばしいことだと思います。私もコミバスに何度か乗らせていただいておりますが、これからまた利用させていただきたいと思います。その半面、夏場の混雑時には体調を崩すことも考えられますので、公費負担のバランスを考えると、増便という対応なのかなと、難しいと思いますが、私は、利用者の視点に立ち、安全面を最優先に考えていただき、引き続き運行の改善に努めていただきたいと思っております。要望とさせていただきます。  2点目の住宅政策事業費ですが、平成30年度の再開に当たって、商工会議所との連帯をしているとのことでしたが、施工者は商工会議所の会員が多かったのでしょうか。 ◎住宅政策係長 この事業を利用する際の施工業者の条件として、1つに商工会議所会員、2つに、市内に本社、本店を有する法人、または市内に住所を有する個人で、かつ事前にリフォーム事業所の届け出をしている者のいずれかであるということが条件となっておりまして、その施工業者を決めるのは、このリフォームの利用者である市民の方となっております。申請件数に対する会員、非会員の件数の内訳としては、会員の件数が58件、非会員の件数が36件でした。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。やはり非会員の方がもしこれで商工会議所の会員になっていただけると、会議所のほうはうれしいのではないかなということも感じますので、住宅リフォームに関するニーズは高いと大変思いますが、今年度も1回目の申請が終わっており、多くの申請があったと聞いております。定住促進ばかりでなく、市内の経済対策に寄与する事業であることは理解していますので、今後ともこの事業をぜひ継続していただいて、皆さんに喜ばれるような事業にしていただきたいと思います。これは要望とさせていただきます。  3点目ですが、自転車駐車場等維持管理経費ですが、海老名駅周辺の自転車等駐車場の収容台数や利用率はどのような状況なのかお伺いさせていただきます。 ◎市街地整備課長 海老名駅周辺には7カ所の自転車有料駐車場がございます。東口に3カ所、西口に4カ所といった状況です。東口は3カ所合計で2318台が収容できます。平成30年度の年間利用率は3カ所平均で102パーセントでした。西口は4カ所合計で1425台が収容できます。年間の利用率の平均は約96パーセントという結果になっております。なお、収容台数が一番多い駐輪場は東口第2自転車駐車場で1032台、平均利用率が一番高かったのは西口第4自転車駐車場で124.1パーセントとなっております。駐輪場ごとにあき状況に応じて随時利用者の募集を行っておりまして、東口、西口ともに年間平均で95パーセント以上の利用率となっております。年間を通じて一定の利用がされている状況にあると認識しているところです。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。自転車の利用数は大変利用していらっしゃることが本当によくわかります。もう建物もとても古くなっているということもわかっております。駐車場の中でも東口立体自転車駐車場の修理料が大変高くなっているようですので、その理由についてもお伺いさせていただけたらと思います。 ◎市街地整備課長 東口立体自転車駐車場は供用開始が平成16年ということで、海老名駅周辺の駐輪場の中では一番新しい駐輪場なのですが、年数はかなりたっているという状況です。唯一機械式の駐輪場であるため、施設の老朽化に伴って部品交換等の頻度が必然的に上がっているため、修理費用が高額になっているという状況になっております。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。今後の東口立体自転車駐車場の維持管理費についてはどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いさせていただきます。 ◎市街地整備課長 機械式であります東口立体自転車駐車場については、運用の根幹というか一番重要な部分である制御システム等が耐用年数を迎えつつある状況です。その交換経費も多額になることが想定され、あと、例年500万円前後の修理費を要しているという状況もあります。今後も機械式の駐輪場としてあるべきかなど、あり方や方向性について検証していきたいと考えている状況です。自転車等駐車場については、海老名市公共施設再編(適正化)計画の中でも、施設のあり方を検討していく施設として位置づけられているところです。駅周辺においては新たな駐輪場用地の確保が難しいといった課題もあります。今後の検証については自転車等駐車場の整備計画等を作成した上で、民間駐輪場との連携とか周辺環境、それから利用者のニーズに沿ったもの、そういったものを含めて検討を進めていきたいと考えております。 ◆藤澤菊枝 委員 それでは、ありがとうございました。要望ですが、海老名駅周辺においては、まちのにぎわいとともに環境や景観の観点からも、駐車場のニーズは継続するものと考えております。効率的な維持管理方法や利用者の利便性向上、まちの美化等に配慮した駐車場のあり方を研究し、一定の方向性を導き出していただきたいと要望させていただきます。ありがとうございました。  それでは4点目の西口地区道路整備事業費ですが、上郷河原口線については、軌道下の函体の推進工事を進めているとのことでしたが、軌道下の土かぶりが少ない箇所については事故のないように慎重に進めていただきたいと思いますが、そう言いましても、市民は早期完成を望んでいるのではないかと思います。現在進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 ◎幹線道路係長 現在の上郷河原口線の進捗状況ですが、現在事業区間としているのが約700メートルの区間と定めております。そのうち既に210メートルが完成しているところですが、今年度に北側の県道51号から市道61号線までの約150メートル区間の道路新設工事を発注いたしました。今年度末のこの区間の供用を予定しております。全体の進捗率としては、年度末にこの区間が完成すれば51.4パーセントというような予定をしております。 ◆藤澤菊枝 委員 ありがとうございました。上郷河原口線の進捗状況は51.4パーセントということで今お聞きいたしましたが、約半分程度の進捗ということでよろしゅうございましょうか。あと残り半分ということですが、今後の工事予定、開始時期についてもお伺いさせていただきたいと思います。 ◎幹線道路係長 今後の予定ですが、鉄道下の函体部の完成後、引き続き前後のアンダー部のアプローチ部分の道路工事に着手してまいります。その後、令和2年度、鉄道下の函体推進工が完了した後、前後のアプローチ部に着工していきますが、令和3年度、令和4年度とアプローチの工事を続けていき、令和4年度内に工事完了し、供用開始を予定としていきたいと考えております。
    ◆藤澤菊枝 委員 大変よくわかりました。ありがとうございます。(仮称)上郷河原口線は、海老名駅西口の区画整理事業が始まったときから東西一体のまちづくりの一環として取り組んできた事業でございます。この道路の完成により海老名駅周辺の利便性が向上し、交通渋滞の緩和につながるものと大きく期待を寄せているところでございます。大変な工事だとは思いますが、鉄道事業者の関係者の機関とよく連携を図りながら、十分な安全管理のもと、早期完成に向けて進めていただきたくお願いいたしまして要望といたします。以上で私の質問は終わります。 ◆戸澤幸雄 委員 5点にわたって質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず1点目ですが、決算書88ページ、若者定住家賃助成事業費でございます。これに関しては事業概要と実績を教えていただければと思います。  それから2番目ですが、決算書148ページ、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費でございます。これについては事業概要と進捗状況を教えていただければと思います。  3点目ですが、決算書148ページ、(仮称)上郷河原口線整備事業費でございます。今、藤澤委員からも質問がありましたので、これについては、進捗状況も伺いましたので、実績として執行率がこういう結果になっているという理由を教えていただければと思います。  4番目ですが、決算書154ページ、都市政策事業費についてはさまざまやられていて、都市マスタープランの改定の事業費ということで新規事業でやられているのですが、今、都計審などでもやられているところですが、これの内容と申しますか、事業概要を教えていただければと思います。  5点目、決算書の156ページ、住宅改修等助成事業費、今、藤澤委員からもありました。ほかに3世代の住居とか施策がございますので、事業概要と実績を教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ◎住宅公園課長 1点目、若者定住家賃助成事業の概要と実績についてお答えいたします。若者定住家賃助成事業については、平成29年1月2日以後に海老名市に転入した30歳未満の学生に対して家賃の助成をしているものであり、毎年度10件の申請を想定してございます。平成30年度の申請件数ですが、新規の件数は7件、平成29年度からの継続件数が6件、新規と継続を合わせた申請件数は13件で、274万円の助成をいたしました。 ◎道路整備課長 2点目、市道62号線並木橋歩道橋架設事業の事業概要についてご説明いたします。並木橋歩道橋架設工事は複数年にわたる事業でございます。このため市と鉄道事業者との全体施工に関する協定の締結を行いました。当該年度においては小田急電鉄株式会社及び相模鉄道株式会社と年度協定を締結し、歩道橋梁の架設に支障となる鉄道敷地内の電力柱の移設や通信施設の仮設及び防護対策等の準備工事を実施したところでございます。進捗状況についてでございます。本年の6月に仮設や防護対策は完了して、7月からは海老名方の歩道橋本体の下部工を鉄道敷地内に構築するため、夜間作業での基礎部分の掘削施工に入っているところでございます。工事進捗ですが、8月末時点で約5パーセントの進捗でございます。このまま順調に進みますと、年度末には20パーセント程度の進捗率を予定しているところでございます。 ◎幹線道路係長 3点目、西口地区の執行率としてお答えさせていただきます。基本的に西口地区については、逓次繰越の上郷河原口線、市道307号線、62号線の繰り越しということが主な理由になってございますが、上郷河原口線については鉄道事業者との、鉄道下の施工になりまして、平成30年度は鉄道下の直下の部分の工事ということで、慎重にやらなければならない区間が主な事業の中で、執行としてなかなか執行率が伸びなかったということが主な理由なのかなと考えております。今後は、昼間の施工に移っていきますので、施工のスピード、施工時間の制約も大分緩和されてくると考えておりますので、進捗のほうはもう少し伸びてくるのかなと判断しております。 ◎都市政策係長 4点目、都市マスタープラン改定の事業概要についてご説明いたします。都市マスタープランについては都市計画法第18条の2に位置づけられる計画であり、土地利用や道路、公園、緑地等の都市基盤の整備などの方針を示したものとなってございます。また、策定に当たっては、市の総合計画との整合や、道路マスタープランや緑の基本計画といった関連計画との連携も求められております。現在の都市マスタープランは平成22年9月に改定したところですが、改定後の市のまちづくりの進展、社会情勢の変化などに対応するため、平成30年度、令和元年度の2カ年で改定作業を進めているところでございます。平成30年度については基礎調査として市民アンケート調査の実施や関連計画の整理、現況課題の整理などを行い、全体構想の素案を作成したところでございます。今年度は市民や都市計画審議会でのご意見等を伺いながら、全体構想や地域別構想を取りまとめ、今年度中の改定作業完了を目指しているところでございます。 ◎住宅政策係長 5点目、住宅改修等助成事業費の実績についてご説明いたします。3世代同居支援リフォームについては19件の申請をいただきまして332万9000円の助成を行いました。また、空き家利活用促進リフォームについては4件の申請をいただきまして188万3000円の助成を行いました。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。  まず1点目の若者定住家賃助成事業費ですが、これについては当初予定よりも、申し込みに関しては少ないということなのでしょうかね。ちょっとその内容を教えていただければと思います。 ◎住宅公園課長 当初予定件数よりも少ないということなので、どのような周知方法をしているのかということでお答えさせていただきます。周知としては、市のホームページへの掲載、海老名駅自由通路のデジタルサイネージによる周知のほか、小田急沿線の学校に職員が訪問し、海老名市が取り組んでいるこの助成事業の説明を行い、各学校にチラシの配架をお願いしてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 若者定住の施策に関しては、ほかにもやられているわけですが、住宅の家賃助成ということでこれには取り組まれていて、全国的に見ても非常に新しい取り組みなのかなとも思いますし、それから、若い方たちがこういう政策をきちんと知る場所と申しますか、周知方法としては、電車の中づりとかもやられていて、私なども相鉄線に乗って、ああ、しっかり出ているなと感想を持ったのですが、そういった中で、まだ周知としては足りないと思われているのか、今後新たな周知方法とか、今実際に家賃助成を受けている方の感想とかもありましたらお伺いできればと思います。 ◎住宅公園課長 まず、周知の方法ですが、平成30年度については小田急線沿線の各学校に訪問してございました。令和元年度については、新たに相鉄線沿線の学校についても訪問をさせていただいております。また、助成を受けた学生からの意見、感想については、この事業を利用された方にはアンケートを実施しています。そのアンケートの中でいただいた意見になりますが、とてもありがたい制度で、海老名市の魅力の1つとして他市に住んでいる友人にアピールしている、この制度のおかげで住みたかった海老名市に住むことができた等、おおむね好意的な意見をいただいております。また、海老名市に対する意見としては、住みやすい、買い物など日常生活が便利、などのご意見をいただいてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 若者定住については、若い方たちを市内に呼び込むというような都市間競争の激化も今後あるのだと思います。そういう中では長いスパンで見たときに、やはり海老名の安定的な市政運営であるとか、活力を失わないためにということでも非常に有益な政策だと思います。新しい施策でありますので、その周知がなかなか行き渡らない部分はあると思うのですが、例えば若い方たちがこれを知って問い合わせというか、そういった件数としてはあるのでしょうか。 ◎住宅公園課長 一応こちらの問い合わせについては、応募された段階で確認している中では、やはり県外からの転入者の方で、ホームページとか、そういうところでこういう制度を知ったということもございますし、また、先ほど言われたとおり、電車の中づりなどが効果を発揮して、このように応募されるということにつながっていると思います。ただ、また、アンケートをとった中では、やはり知人友人からの紹介が一番多くなっていますので、こういう面からすれば学校にこういう活動を周知して、学校を通じながら応募をしていただくような活動をしていきたいと考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。友人、知人からの紹介も多いということで、補助条件として、SNS等を利用したシティプロモーションまたは市のイベント等への参加を年1回以上ということでやられてもいるので、そういったところで友人関係とかにつながっていくというか、そういうこともあるのかなと思います。今後、子育て支援とか若者定住に対する取り組みは市の将来に対して非常に重要な取り組みになってまいると思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。  2点目、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費ですが、これに関しては、今のところ進捗状況としては問題なく進んでいるかと思うのですが、これが終了したときの効果に関してですが、どの程度のものを考えていらっしゃるのか、ちょっと教えていただければと思います。 ◎道路整備課長 事業の効果でございます。まず、歩道橋梁の整備による効果で、条例において歩道幅員は、バリアフリーを考慮して、車椅子がすれ違うことのできる2メートル以上を原則としておりますが、現状は片側歩道しかなく、幅員は1.5メートルとなっているところでございます。残念ながらバリアフリーに対応できているとは言えない状況でございます。  今回の整備では、両側歩道になりまして、歩道幅員は両側とも2.5メートルで、車椅子のすれ違いにも余裕を持った幅員となります。  次に両側歩道となることにより利便性が向上し、歩行者数が分散されることによって、横断歩道を渡る歩行者数も減り、安全性の向上につながってまいります。  また、歩道橋梁として車道とは完全に分離されるため、安全性は数段高くなるものと考えております。  それから、車道の整備による効果でございます。現在の並木橋の車道幅員は5.5メートルとなっておりますが、現況交通量に対応できる幅員ではございません。今回の整備によりまして片側3メートルに路肩50センチを設けて、片側3.5メートルで、全体幅員7メートル、2車線で7メートルの車道を整備することで、車両の走行性と安全性に寄与するものでございます。  また、車両の走行性の向上と両側歩道による歩行者数の分散によりまして、横断歩道を渡る横断歩行者によって阻害されていた左折車両への影響も半減されるため、並木橋から海老名駅方面に延びる渋滞についても、若干ではございますが、緩和につながるものと期待しているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。並木橋に関しては車が非常に集中するところでありまして、歩行者に関しても危険だという声もありましたし、これができることで大きく改善されるのかなと思うのですが、ちょっと執行率ですが、工事自体は順調に進んでいるのかなと思うのですが、進展に関してはおくれが生じているということなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◎道路整備課長 進捗のおくれということですが、平成30年度の予算においては、継続費全体予算の13億5000万円のうちの1億円が準備工事として計上されております。その中の7748万5800円、約77パーセントが逓次繰越となっているところでございます。この逓次繰越分は、この当該年度だけで見ると77パーセントということで大きくおくれていると感じられますが、全体予算13億5000万円から見ると約5パーセント程度のおくれとなりますので、今年度に入り、主要工種である下部工や上部工の橋桁製作といった大幅に進捗が図れる作業に入ってまいりますので、全体工程の中で進捗を図っていき、完成時期におくれることがないように進めていく予定でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。工事の進捗によって、かかるお金も波があるということなのかなと思います。非常に進むときもあれば準備の時間がかかるところもあるというようなことかなと思いますが、これに関しては鉄道も絡みますので、安全に関してはしっかりとやっていただければと思いますので、令和4年ですか、開通に向けてしっかりやっていただければと思います。  3点目の(仮称)上郷河原口線整備事業費ですが、これについては、この辺もちょっと執行率について教えていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎幹線道路係長 執行率の件ですが、上郷河原口線においても先ほど同様、こちらはJRと相模鉄道の下をくぐるというような工事内容になっていまして、先ほども申し上げましたが、現在、軌道下の一番近いところ、軌道の枕木の下約1メートルから1.1メートル程度のところを、函体工の施工を行っていて、ここが鉄道事業者も非常に神経を使って、軌道への影響を一番及ぼしやすい場所というような認識の中で、お互いに仕事を進めているわけですが、そういった仕事の中で、やはり無理な施工もできない中で、日々、夜間の線路閉鎖をとれた時間に、深夜帯に施工を行っているというところが、なかなか執行率が上がっていかないというような主な理由なのかなと。  ただし、上郷河原口線のこの事業に関しても、月に1度、私ども市とJRと相鉄並びに施工会社が集まって定期的な定例会を開催し、毎月ですが、進捗についての報告や工程管理などを行いながら適宜対応しているということで、工事全体の工程の完成時期は、おくれの出ないように適宜現在対応して進めているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。これも鉄道が関係しているので、非常に大変な工事だと思います。お話を聞いていると、工事も佳境に、非常に難しい部分であるのかなとも思いますし、しっかりと神経を使っていただいて、これは時間をかけても安全にしっかりと行っていくということで認識させていただきましたので、よろしくお願いいたします。  それでは4番目の都市政策事業費ですが、これに関しては都市マスタープランということで、今、今後の都市計画を策定していく段階にあるというようなことですが、過日と申しますか、またその都市マスタープランに先駆けて立地適正化計画などもありまして、国としては、地方の人口減少に向けて、これを地方としてどう迎え入れていくのか、そこにどう対応していくのかということで、国のほうでは、人口減少したときに、その立地適正化、どのように持っていくのかということで、地方創生と絡みながら、補助金なども立地適正化計画をつくった上で、その補助金をというような流れもあって、海老名市としては、全国のほかの地方と比べると、人口減少に関しては、まだもうちょっと先ほどの課題であると、現時点では大きな課題とはなっていないのかなと思いますので、これについては当然、いずれ来ますので、準備は必要なのでしょうけれども、今については人口増の段階で、この人口増と、それから高齢化している地域差も出てきまして、ここにどう対処をしていくのかが主眼なのかなとも感じております。  都市マスタープランについては、今後大体20年ぐらいというようなことも言われておりますので、その考え方としては、海老名市として今後、人口減少を抑えていくことと、それから都市の発展をしっかりと考えていくことと、地域差を解消していくことと、何か方向性としてほかにもありましたらお教え願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎都市政策係長 まず、都市マスタープランの考え方についてお答えさせていただきたいと思います。人口減少が進む中では、やはり将来的には社会資本投資の余力の減退とかということが考えられますので、積極的な都市づくり等ができなくなってくるというところがございます。そういう時代においても、持続可能なまちづくりを進めていくためには、今は人口も伸びて元気な、この今のうちに備えることも大事であるということから、今、都市マスタープランのほうでは総合計画の目標人口もございますので、そういったものを踏まえながら、各駅を一応中心とした各拠点の整備とか交通ネットワークの充実、産業とか住宅用地の確保などを考えているといったところです。  一方、立地適正化計画については、やはり人口減少を見据えた中で、市街化区域の中をどうしていくか、その中でどのように居住を配置するのか、都市機能を配置するのかというところの、まずは方針という意味で、目指すべき方針、いずれ迎えるところの方針を示したというような内容となっているところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 まさに海老名の将来をこれからつくり上げていくものだと思いますので、市民の皆さんの意見を吸い上げながらしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  5点目、最後になりますが、住宅改修等助成事業費に関しては、まず3世代、それから空き家ということで伺ったのですが、これについては今後伸びていくと思われているのか、重要な施策だとは思うのですが、現状、ちょっと課題とかがありましたら教えていただければと思うのです。 ◎住宅政策係長 3世代同居支援リフォームにしても、空き家利活用促進リフォームにしても、見込みの件数よりは、決算額としては少なくはなっておりますが、今後、定住促進という観点から考えましても、この事業は重要な事業だと認識しておりますので、この事業は引き続き継続してまいりたいと思っております。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。若者定住とかと並行して非常に大事が政策ではあると思います。申し込み件数が見込みより若干少なかったのかなとは思うのですが、その辺は、やはり周知の仕方とか、そういった意味でまだ今後の課題ということなのだとは思うのですが、何かお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ◎住宅政策係長 現在、周知の方法としては、ホームページ、広報などを利用しておりますが、引き続きこの周知の方法を進めていきたいと思っております。 ◆戸澤幸雄 委員 地道な取り組みが大事だと思いますので、よろしくお願いします。  藤澤委員からも出ていたのですが、関連して住宅リフォームですが、こちらは申し込みが非常に殺到したというようなことだと思いますし、補正などでも対応されているのですが、こちらについては今後どのようなお考えでやられていくのか、ちょっとだけお聞かせいただければと思います。 ◎住宅政策係長 今、委員お話しのとおり、今年度についても予算を超える応募がありました。抽せんになるぐらいのニーズがありましたので、引き続きニーズがまだある、高いという判断をしておりますので、事業は引き続き行っていきたいと思っております。 ◆戸澤幸雄 委員 ありがとうございました。より効果的な事業をやっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。(時間切れのブザーが鳴る) ◆鶴指眞澄 委員 それでは私から、ちょっと欲張って8点ほどお伺いしたいと思います。  最初に1点目が、歳入面で市営住宅使用料、決算書28ページ、予算対比約300万円の増加と、よいことだと思いますが、増加となった理由についてお伺いいたします。  2点目、水路用地管理事業、決算書144ページです。この事業で支出した項目と金額についてお伺いいたします。  3点目、狭あい道路用地等購入事業、決算書148ページですが、執行率44.9パーセントと大変低い率ですが、その理由についてお伺いいたします。  4点目、道路用地購入事業費、決算書148ページについては、平成30年度購入が完了した道路は何路線あるのかについてお伺いいたします。  5点目、橋りょう長寿命化対策事業費、決算書149ページ、決算説明資料によると点検工法の変更に伴う経費削減とありますが、変更内容と、それにより幾ら削減されたのかについてお伺いいたします。  6点目、住宅耐震改修等事業費で、決算書154ページ、平成30年度のそれぞれの事業項目と交付実績についてお伺いいたします。  7点目、空き家等対策事業、決算書156ページについて、決算額4万1609円の具体的な使途内容についてお伺いします。  8点目、空き家見守り・活用促進事業、これは決算書に載っていなかったのですが、決算説明資料で24ページ、平成29年度及び平成30年度、いずれも決算額がゼロですが、これについての所見をお伺いいたします。  以上、よろしくお願いします。 ◎住宅政策係長 1点目、市営住宅使用料の300万円の増についてご説明いたします。杉久保住宅の住みかえに伴いまして使用料が増額したことに伴いまして、入居者の負担を軽減するために使用料を徐々に本来の使用料に合わせていく激変緩和措置を行っております。その関係でこの約300万円が増額したものでございます。 ◎道路管理課長 2点目、水路用地管理事業費の支出した項目と金額についてでございます。水路用地管理事業費は、機能を有していない水路の売り払い等の申請に伴う不動産鑑定料及び水路の境界確定に伴う水路台帳の作成委託費になります。平成30年度の決算概要ですが、不動産鑑定料が3件で35万6400円、水路台帳作成委託費等として250万200円を支出したものでございます。 ◎用地係長 それでは3点目の狭あい道路用地購入事業費の執行率についてでございます。狭隘道路における用地買収については、狭隘道路に接する土地で住宅等の建築があり、建築基準法に基づく道路後退を行う義務が生じた場合の用地が対象となっております。このことから、建築主である土地所有者からの売り渡し申し出書をいただいて買収の手続を行うものとなっております。執行率が低い理由については、平成30年度の買収実績が6件と、過年度の実績からの見込みよりも少なかったためでございます。  次に4点目、道路用地購入事業費の平成30年度分の用地買収の件ですが、平成30年度の用地買収における契約完了実績については全部で12路線ございます。主な路線としては、国分北三丁目地内の市道3号線、中河内及び本郷地内の市道8号線、上郷地内の市道2671号線と市道61号線、本郷地内の市道757号線などがございます。 ◎維持補修係長 5点目の橋りょう長寿命化対策事業費、点検工法の変更内容と削減額についてお答えいたします。  変更内容については、橋梁点検の補助業務として、本郷の東海道新幹線にかかる2橋のうち、小田原方の204号橋について足場の設置を計画しておりましたが、鉄道事業者と点検業者の協議により、橋にロープを伝わせる簡易的な工法での点検が可能となり、架設工法に変更が生じたものになります。また、相鉄線にかかるかしわ台跨線橋及び並木橋についても、鉄道事業者と点検業者の調整により、効率的に軌道上の点検が可能となり、当初の予定よりも点検日数の短縮が図れたことによる経費の削減が図れております。204号橋の工法変更に伴う削減額は、協定額885万6000円に対して精算額50万1924円となり、差額の835万4076円が削減額となります。かしわ台跨線橋及び並木橋については、協定額2556万円に対して精算額は1787万円となり、差額の769万円が削減額となります。削減額の合計額については1604万4076円となります。 ◎まちづくり指導課長 6点目、住宅耐震改修等事業費の事業概要と交付実績でございます。平成30年度は木造住宅の無料耐震相談会を実施したほか、耐震診断に対する費用に対する補助を実施いたしました。平成30年度の補助金の交付実績ですが、まず1つ目として木造住宅一般耐震診断費が11件で52万円、木造住宅一般耐震計画書作成費が10件で50万円、木造住宅耐震工事及び立会費として、こちらは8件で629万8000円です。それから、ブロック塀等の撤去費として、こちらが14件で92万6000円でございます。なお、防災ベッドの設置とマンションの耐震診断については、相談はございましたが、申請はされずに、実績としてはございません。 ◎住宅公園課長 7点目、空き家等対策事業費の決算額の内容についてお答えいたします。空き家等対策事業費については、空き家対策関連の会議等へ出席するための旅費、関連図書の購入費、空き家所有者に対する通知等の郵便料になります。  続いて8点目、2年続けて執行額がゼロでありますが、この辺についての所管としての考え方でございます。この事業については平成29年4月、海老名市宅建業者協力会と締結した空き家対策に関する協定により、協力会からの提案に基づき、空き家が解消された場合に支払う謝礼を予算化しているものでございます。現状では、提案に基づき所有者とのマッチングは行っているものの、売買、賃貸の成約に至ったものはございませんが、将来的には売買等に関する相談件数の増加など、専門知識を有する宅建業者協力会との連携する機会が必要になってくると考えてございますので、宅建業者協力会との連携を継続し、空き家対策に取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆鶴指眞澄 委員 ご答弁ありがとうございました。それでは順次、再質問させていただきます。  1点目についてですが、市営住宅全体の入居者数と入居率についてお伺いいたします。 ◎住宅政策係長 市営住宅全体の入居率と入居者というご質問ですが、市営住宅管理戸数が現在117戸ございます。8月末現在にはなりますが、117戸全てご入居していただいておりますので、入居率は100パーセントとなっております。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。  それから、借り上げ住宅の入居者数と入居率についてお伺いします。 ◎住宅政策係長 先ほど申し上げたのは市営住宅全体の戸数を申し上げさせていただきました。そのうちの借り上げ分に関する入居状況ですが、借り上げの管理戸数52戸に対して51世帯がご入居されております。しかし、8月に公募して応募がありましたので、実質的な入居率は100パーセントになっております。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。そういった中で、とりあえず区分けして単純に、要は借り上げ住宅を除いた市営住宅と、それから借り上げ住宅を比較した場合に、その費用対効果はどちらがよろしいのか、その辺についてお伺いします。 ◎住宅政策係長 費用対効果というご質問ですが、海老名市の借り上げ型市営住宅は、平成19年度に最初の住宅を建設しましたが、その導入の際に、直接建設と借り上げ型との費用対効果を検証いたしました。一番大きな違いとしては、用地費と建設費の違いとなります。直接市が建設する場合には、建設する用地を市が買収等により用意する必要がありますが、借り上げの場合は、オーナーが用意すれば建てられますので、市は用地費がかかりません。工事費についても同じような形になります。また、借り上げ型住宅の借り上げ期間については20年間としておりまして、その間に市営住宅の必要戸数が少なくなった場合には、借り上げ期間満了後にはなりますが、管理戸数を減らすことが可能となります。これらのことを総合的に判断して、平成19年度から平成23年度にかけて4つの住宅を借り上げ型として市営住宅にしております。しかし、全ての市営住宅を借り上げ型にした場合、借り上げ期間の満了後にオーナーから返却を求められた際には、市営住宅の管理戸数が減ってしまうことになりますので、直接建設の市営住宅とのバランスを考えながら戸数管理をしていく必要があると考えております。 ◆鶴指眞澄 委員 詳しい説明をありがとうございました。しっかりやっていっていただきたいと思います。  次の2点目の水路用地管理事業費に入らせていただきますが、まずはこの事業の水路には、私が単純に思うのは、雨水排水とか、あるいは農業用水路とかあるのですが、この事業の水路はどんな水路を対象にしておられるのですか。 ◎道路管理課長 どのような水路を対象にしているかということで、下水道で管理している水路、農政課のほうで管理している水路、その他の水路を含めて、一応全ての水路を対象にしております。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。  それから、水路用地の調査というようなことをおやりになっていますが、その内容についてお伺いいたします。 ◎道路管理課長 水路用地の調査の内容ですが、先ほど説明しました売り払い等や水路台帳の作成、さらに境界ぐいの管理を含めた現況調査、測量調査になります。 ◆鶴指眞澄 委員 それで、機能を有していない水路用地の売り払いとありますが、この内容をもう少し詳しく説明いただきたいと思うのです。 ◎道路管理課長 機能を有していない水路というのは、形態がない水路とか、使用されていない水路等で、水路として必要のない用地ということになります。 ◆鶴指眞澄 委員 水路用地の調査は年度ごとに計画的に実施しておられるのかどうなのかお伺いします。 ◎道路管理課長 水路用地の売り払い等や境界ぐいの管理については、隣接地権者等からの申請や依頼により対応を図っております。また、水路台帳の作成については、前年度水路境界を確定した水路について台帳を作成しておりますので、計画的に進めているものではありません。 ◆鶴指眞澄 委員 そうしますと、機能を有していない水路用地について、地権者等からの希望で実施されると。逆にそういう要望がないところはそのまま放置されっ放しになるでしょうか。そこら辺はどうお考えですか。 ◎道路管理課長 隣接地地権者等からの申請に基づいて行っている行為ですが、要望がないところについては、現地調査する機会があれば、そういう中で必要に応じて隣接者のほうに払い下げ等のご希望があるかどうかという対応をする場合もございます。 ◆鶴指眞澄 委員 近年、要は市街化区域がかなり住宅等の増加に伴って、調整区域が市街化区域に変更されたりした区域が、私の地元の社家地域も多くあるのですが、そういうところはかなりこういう機能していない水路があります。ぜひ今おっしゃられたような形で今後とも進めていっていただきたいということをお願いさせていただきます。  3点目、狭あい道路用地等の購入事業ですが、この狭隘道路の整備計画はしておられるのかどうなのかについてお伺いします。 ◎用地係長 狭隘道路の整備計画についてですが、狭隘道路の用地買収については、建築基準法第42条第2項に基づく対応として買収を行っているものでございます。買収に際しては、海老名市狭あい道路拡幅整備促進計画に基づいて、国の住環境整備に対する社会資本整備総合交付金を活用し、市内全域を計画区域として、土地所有者からの申請により買い取りを行っております。 ◆鶴指眞澄 委員 そうしますと、狭隘道路の中でも、要は2項道路等の指定がない狭隘道路もあるはずですが、そういったところについての拡幅についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎用地係長 そういった道路については、自治会からの要望を受けて整備箇所及び整備内容を精査の上取り組んでいるところでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。  狭隘道路は市民にとっては生活道路として利用しています。狭い道路を車両が往来したりして歩行者は危険であります。また、防災面からも拡幅が必要であります。市民は狭隘道路の改善などに対し、市はどのように考えているかということも全く知りません。拡幅整備計画などをしっかり立てていただき、市民にしっかり周知していただくことを要望させていただきます。  次に4点目の道路用地購入事業費に入ります。この中で、先ほど来から質問がありました路線、要は市道2671号線、上郷河原口線の用地取得状況についてお伺いします。 ◎用地係長 市道2671号線の用地取得状況ですが、平成31年3月末日現在、取得面積1万335.03平方メートルに対して取得済み面積が8792.44平方メートルです。取得率にしますと約85パーセントとなります。その翌月ですが、新たに2名の地権者と用地売買の契約が調いまして、最新の数字ですが、取得率91.51パーセントとなっております。 ◆鶴指眞澄 委員 取得率は大分進んでいるようですが、残りの部分についての見込みなどはどのように捉えておられますか。 ◎用地係長 今現在ですが、全地権者36名中33名の方からご契約をいただいております。残り3名の方についてですが、今現在粘り強く交渉を行っております。また、相手からの要求とかいったものを一生懸命、可能な限り対応している次第でございます。ですので、今後も粘り強く交渉のほうは行っていくといった考えでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 おっしゃられたとおり、しっかりと粘り強く、私は根気が必要だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。  それから、繰越明許費3400万円の内訳と繰り越しに至った経緯についてお伺いいたします。 ◎用地係長 繰越明許費についてですが、物件補償費を繰越明許させていただいたもので、内訳としては市道3号線で2件、市道8号線で1件の合計3件でございます。これらを繰り越させていただいた経緯としては、3権利者とも既に平成30年度内に用地補償の契約はできてございます。ですが、地権者が行う移転先の建築に係る関係機関との協議とか、工場及び事業所等の取り壊し作業などに時間を要しまして年度内の完了が見込めなかったためでございます。なお、現状ですが、どの地権者も既に移転先の建築や現場の取り壊しを進めておりますので、年度内には完了が見込める状況でございます。
    ◆鶴指眞澄 委員 わかりました。大変ご苦労さまでございます。この道路用地購入事業を計画どおり進めることや、前段で申し上げた狭隘道路の整備計画なども問題なく進める上においても、私は庁舎内に建築主事を置く必要があると思います。置くことによって、その他の関係する事業も庁舎内でスムーズに、かつ明確に進めることができたり、市民に対する利便性の向上にもなります。過日、私、一般質問で、その中で市長は、人口15万人以上の市でないとといった答弁がありましたが、現在では人口の制約はないはずであります。現に身近なところで静岡県の三島市は特定行政庁ですが、人口は10万9000人です。それ以外にも多くの市が特定行政庁になっております。庁舎内に建築主事を置き、特定行政庁となることを強く要望させていただきます。  5点目、橋りょう長寿命化対策事業費ですが、平成30年度は何カ所実施されたのかについてお伺いいたします。 ◎維持補修係長 平成30年度の実施箇所については、東海道新幹線、相鉄線、小田急線にかかる橋梁5橋を含む117橋の点検業務と、永池川にかかる2橋の補修工事を行っております。 ◆鶴指眞澄 委員 この点検を踏まえた今後の維持管理についてどのように進めていかれるのかについてお伺いいたします。 ◎維持補修係長 今後の維持管理についてですが、平成26年度から平成30年度までの間に市道認定している全橋梁220橋の点検を実施しております。点検結果については、構造に支障が生じ、直ちに補修を要する橋梁はございませんでした。また、今年度、調査結果に基づき、優先順位、対策内容、対策費用等を検討し、長寿命化計画の策定を行ってまいります。今後については、長寿命化計画に基づき必要な対策を適切な時期に実施するとともに、定期的な点検、補修履歴等の記録を活用して、橋梁の安全確保を推進してまいります。 ◆鶴指眞澄 委員 ぜひしっかりと進めていっていただきたいと思います。  6点目、住宅耐震改修事業費ですが、この事業についての執行率が45.8パーセントになった理由についてお伺いします。 ◎まちづくり指導課長 こちらの執行率が低かった理由でございます。こちらについては、当初見込んだ数よりも申請が少なかったこと、それからもう1つが、各申請に対する補助額が、それぞれの補助事業の上限額に満たない小規模な申請が多かったということでございます。 ◆鶴指眞澄 委員 そういった中で執行率が低かったというようなことですが、私思うのに、対象の住宅が、毎年実施しているわけですから、絶対値が徐々に狭まってくることもあるのかなというふうな感じがいたしますが、そこら辺についてはいかがお考えでございましょうか。 ◎まちづくり指導課長 毎年耐震診断等をやることによって、また、住宅が新しくなることによって、対象の建物は減るかとは思います。しかしながら、この耐震診断等に対する補助については、いつ来るかという地震に対して、やはり準備をしておかなければいけないと思っております。そういったことから、申請に対する補助ではありますが、申請行為ということで、なかなかその辺の想定は難しいものと考えております。そのようなことから、やはり必要な措置をして市民の方の要望に対して対応できるようにしなければいけないと考えております。 ◆鶴指眞澄 委員 よろしくお願いしたいと思います。  次に移りますが、質問の7点目、空き家等対策事業と8点目の空き家見守り・活用促進事業、関連しますので、一括で質問をさせていただきますが、先ほど業界と進めていかれるというふうなところですが、今までとは違った方法などは取り入れておられるのでしょうか。 ◎住宅公園課長 こちらの協定の関係になると思いますが、一応こちらの協定の目的が、空き家の状況確認と、この空き家等の不動産取引の促進ということになってございます。こちらの見守りの関係といいますか空き家の状況確認が、主に見守りが必要な空き家について年2回ほどのパトロールをしていただくという内容になってございます。また、もう1つが空き家の解消ということで、その見守りが必要な空き家についての取引ですか、(時間切れのブザーが鳴る)そういうものをしていただくということが目的となっている事業ですので、特にこの2つの事業について、今後も力を入れていただくという考えでございます。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午後2時18分休憩                    午後2時33分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆西田ひろみ 委員 質問させていただきます。  1点目が決算説明資料の18ページ、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費についてお聞きします。これは施行協定の繰り越しを行ったため、執行率22.5パーセントと説明にありますが、その具体的な理由についてお聞きします。  それから2点目です。決算説明資料の18ページ、(仮称)上郷河原口線整備事業費、何人かの方が今までも説明していただきましたが、特に私が気になっていますのは、これはJR線の鉄道の下をアンダーで抜けるということですので、大雨のときの安全対策について、どのようなところを考えられているかお聞きしたいと思います。  3点目が決算説明資料22ページの住宅耐震改修等事業でございます。その中で特にブロック塀の撤去に対しての補助が出ているかと思いますが、これは昨年度の後半からということの補正予算でやっているところですが、その補正予算に対します執行率についてお聞きしたいと思います。  それから4点目が、決算説明資料22ページのコミュニティバス運行事業費についてお聞きします。公共交通の不便地域の解消を目指して平成16年度から本格運行になっていますが、今3コースありますが、昨年度の公費負担率について伺います。  5点目、決算説明資料23ページの海老名駅北口広場用地取得等についてお聞きします。具体的に場所や広さについて、また、用地取得は完了しているのかをお聞きします。  6点目、決算説明資料11ページにある公有地売払代についてお聞きします。西口多目的用地の不動産売却代金が、これは入札不調で収入率がゼロとなっていますが、売却価格の考え方について、当該地は不整形地ですが、入札における価格は不整形地で見たのでしょうか、そのことについてお聞きします。 ◎道路整備課長 1点目、市道62号線並木橋歩道橋架設事業費の逓次繰越の理由についてでございます。平成30年度は歩道橋梁本体架設に支障となる鉄道敷地内の電力柱の移設や通信施設の仮設と防護対策が主な工事内容でございました。これは列車営業線に接して行う工種が非常に多く、線路閉鎖を伴う夜間作業であったことが大きな原因となっております。当該箇所については鉄道2線をまたぐ工事ということで、それぞれの鉄道事業者の夜間における軌道点検の日程が異なるため、それぞれの点検日を避けての工程調整や必要電力の停止を必要とする作業など、さまざま工程への制約があったことによるものでございます。 ◎幹線道路係長 2点目、アンダーパス構造による大雨時の対策ということでございます。上郷河原口線についてはアンダーパス構造の鉄道下に潜る道路というところですが、道路排水については道路排水用のポンプを設置していきます。ポンプの能力としては10分間降雨強度で時間110ミリの降る雨水を排水できるものとしております。また、ポンプの台数も3台のポンプを設置して道路排水をしていきます。なお、ポンプの異常や道路冠水等が発生した場合の緊急時の対応ですが、電話回線による通報システムからの通報などを市もしくは担当課のほうに受けて、職員が現場に急行し、道路通行どめの必要があれば通行どめを行い、道路の迂回措置という対応をしていくというような考えでおります。 ◎まちづくり指導係長 3点目、住宅耐震改修等事業費のうち、海老名市ブロック塀等撤去費補助金の実績ということでお答えいたします。本事業は、昨年10月2日から施行した交付金要綱に基づき実施しております。300万円の補正予算をいただきまして、そのときの内訳としては15件の申請を見込んでおりました。実績としては、申請が14件、補助金交付額が92万6000円となりまして、約30パーセントの執行率となりました。 ◎都市計画課長 4点目、コミュニティバス運行事業費の公費負担率でございます。コミュニティバスについては、先ほども申し上げましたが、現在、国分、上今泉、大谷・杉久保の3ルートで運行しております。平成30年度の公費負担率は、国分ルートが43.7パーセント、上今泉ルートが40.3パーセント、大谷・杉久保ルートが55.8パーセントで、全体では46.6パーセントでございます。 ◎駅周辺整備係長 5点目、海老名駅北口広場用地取得等(明許分)でございます。北口駅前広場事業用地の取得の場所については、相鉄線海老名駅の横浜方ホーム先端部に隣接するクリニック及び民営駐輪場の場所となります。広さについては取得面積の合計で874.74平方メートルとなります。なお、用地取得について所有権移転登記まで全て昨年度中に完了しております。 ◎市街地整備課長 6点目の公有地売払代の、まず売却価格の考え方ですが、平成30年度に売却を検討した当該市有地は、海老名駅西口土地区画整理事業の中で市が換地を受けた多目的用地内の1475平米の一部、約866平方メートルの土地となります。この1475平方メートルの土地については、平成28年に鑑定評価を行った経過がございます。平成30年度の予算編成に当たりまして、その時点での鑑定評価をもとに、鑑定士に現時点における当該地のおおむねの価格についてヒアリングをさせていただいたところ、大きく2つの意見をいただきました。  まず1つが、もとの1475平方メートルの土地ですが、民地を東側、西側、南側の3面を取り囲んで、なおかつ相鉄線の貨物線に沿って通路が延びているという、ちょっと複雑な形状の土地になっています。それをここで分筆して売却しようとしている866平米は、それに比べれば、まず大きく形状がよくなっているということ、それからもう1つが、平成28年時点の鑑定時に比べますと、近傍の地価も大きく上昇してきているよというご意見をいただきました。これらの意見を参考に、売却による歳入の見込み額を、平成28年時点の鑑定評価よりも多少上積みさせて、上乗せして、平米18万円として積算したところでございます。  2つ目ですが、入札における価格は不整形地として考えたのかというご質問ですが、先ほど言いましたとおり分筆した866平米は、形は多少はよくなってきているのですが、今度は民地の東側と南側に接する逆L字形と言うのですか、そういう形状の土地になっています。売却に当たりまして2社の不動産鑑定士から鑑定を取得したところですが、当該地については、この逆L字形の土地単独ではなくて、隣接する民有地との一体利用を踏まえて考えるべきであるというご助言もいただきまして、隣接民有地との一体利用を前提とした、限定価格という評価額により評価をさせていただきました。これに基づいて不動産評価委員会の審議を経て、最終的には不調にはなりましたが、入札を実施したという経緯でございます。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございました。それでは順次再質問させていただきたいと思います。  1点目、市道62号線並木橋のところですが、先ほどから何人かの方が質問していらっしゃいまして、私もここを毎日通るものですから、とても気になっていまして、本当に交通量が多くて、安全に工事ができるか心配しているところですが、やはり鉄道事業者と運行している状況を見ながら、いろいろ工夫してやられているのだなということがよくわかりました。そして、現在のこの並木橋の道路から両方に新しく1本ずつ、合計2本の歩道橋ができるわけでして、先ほどから、それで幅が広くなる、車の通る幅も広くなる、そして歩行者の歩道がちゃんと確保できるということで、交通安全対策としてはすごく望まれるところですが、歩行者、それからもう1つ大きな問題としては、今、自転車の通行がとても危ない状況です。現在の並木橋にはそういった分離がはっきりできておりませんので、その1.5メートルの歩道のところに自転車が乗りながら走ってくる、本当に交通ルール違反なのですが、そういうのがたくさん見られるということで、本当に地元の方から、歩いていても安心できない、ベビーカーなどとても通れないというような声をいただいています。ですので、この歩行者と自転車と車の通行分離をどのように考えていらっしゃるのか、そこのところをお聞かせいただきたいと思います。 ◎道路整備課長 並木橋の道路の歩行者、また自転車等の通行の考え方ということでございます。基本的に歩道の上に自転車が通行できない、これは道路交通法で自転車通行可の標示が法的にされた場所でないと通行はできない形になります。海老名市道路の構造の技術的基準を定める条例によりますと、原則として幅員3メートル以上が自転車、歩行者が通れる自転車歩行者道という形になります。ここは2.5メートルという形になりますので、基本的には自転車はこの歩道上の通行は不可ということで考えてございます。自転車に関しては、今後、車道が7メートルになりますので、車道の左側に自転車通行用のブルーの矢羽根、通行方向と、あと、その通行側、左側にキープレフトということで走っていただくような形で矢羽根の標示、また、自転車のピクトグラムの標示ということで、車道への通行を誘導していく方向で考えているところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。歩道の幅が2.5メートルになるということですよね。ですから、本当に車椅子の方も安全に行き交いができるという幅で、それはすごくよいと思うのですが、それだけの幅があると、絶対に自転車が入ってくると思うのですね。これは本当に、先ほどからその自転車の通行帯、矢羽根で示すというところですが、通行帯と言えるのかどうか、ちょっとわからないのですが、その通行帯はどのくらいの幅になるのですか。 ◎道路整備課長 今の通行帯の幅ということですが、このブルーの矢羽根や、また自転車のピクトグラムについては、自転車通行帯による通行区分の幅員が確保できない場合、通常1.5メートル確保しなさいという形になっているのですが、確保できない場合に、このようなブルーの矢羽根、また自転車のピクトグラムで道路に標示をして、自動車の運転者がここの左側には車道上を自転車が共存して通りますということで、通行幅員としてはありませんが、同じ車線を車と自転車が共存して安全を確保しながら進んでくださいというような誘導、注意喚起をしていく、そういう標示という形になります。実際に通行帯をとろうとすると、これにさらに1.5メートルの幅員の確保が必要になりますので、現状の橋の状況では通行帯まで確保することは難しいというところでございます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。自転車の通行帯を確保することは難しいということですが、車と自転車が譲り合いながら通行するような標示になるということでよろしいのですかね。それから、先ほども言いましたように、2.5メートルの歩道は、現在あるのが1.5メートルですから、それよりも1メートル広くなるということで、かなり広くなったなと思うのですね。そして独立した橋になるわけですよね、歩道橋ということになるのですかね。そうすると、私は、やはりそこに自転車がどうしても入っていってしまうのではないかと思うのですね。その標示とか、その対策、そこのところはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎道路整備課長 基本的にこれはもう道路交通法上の違反行為になってまいりますので、交通管理者に対し取り締まりの強化を依頼することが大前提だと思いますが、自転車の車道への通行の誘導、また歩道通行禁止の注意喚起等の対策も必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 ◆西田ひろみ 委員 それは、ぜひお願いいたします。  2点目、大雨のときのアンダーパスの道路の安全対策を今お聞かせいただきましたが、それは対策としてあると思うのですが、平常時の訓練などもしっかりしていただいて、いざというときには実行できるような状況につくっていただきたいと思います。これはもう要望としておきます。  3点目、住宅耐震改修工事のブロック塀のところです。ブロック塀については通学路の点検ということで、昨年の後半、結構やられたかと思うのですが、やはり今、通学路以外の一般道路でも、日常、生活していると、危ないなと思われるところがあると思うのですね。海老名市としてはこういった助成があるのだよというところをぜひ市民にも知らせていただきたいなと思うのですが、市民からの問い合わせがどのくらいあるのか、そして、そのときはどのような対応をとっていらっしゃるのかお聞きします。 ◎まちづくり指導係長 ブロック塀撤去に関する市民からの問い合わせと、それに対する対応ということでお答えします。問い合わせについては、昨年の6月、大阪でのあの地震があった以降、この要綱を制定して施行するまでの間も含めて、地震があると皆さん関心を持つというような状況があるようでして、それに応じて電話などの問い合わせ等が増減するという状況がございます。昨年度は年度後半半年で、先ほど申しましたように14件の申請があったのですが、今年度これまでの新年度になってからの申請件数は今のところ8件でございます。問い合わせについては、電話とか、あるいは直接窓口に来られるお客様もおります。そういった場合は場所を確認して、現地を確認するということも含めて、申請の手続、申請をしていただくようなガイドをして対応しております。 ◆西田ひろみ 委員 例えば自分の塀が危険かどうかをチェックするような、簡単ということにはいかないかもしれませんが、市民がチェックしやすいようなシステムはあるのですか。 ◎まちづくり指導係長 市のホームページには、国土交通省が発行しておりますブロック塀の点検チェックポイントというものを掲載しております。問い合わせに対してこのチェックポイントのシートを紹介して、みずからまず外見とか、これまでの維持管理、つくった年度などをご確認いただいて、そのチェックシートでまず確認をしていただくというご案内をしております。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございます。まだ私たちから見ると危険だなと思われるところもございますので、その辺もぜひしっかりとPRしていただければと思います。  4点目、コミュニティバスのほうに行かせていただきます。コミュニティバスの公費負担率の考え方ですが、せっかく身近な市民の足となっています。誰でも乗れる身近な市民の足ということですから、これは継続されることが一番だと思うのですが、公費負担率とその運行の継続性のかかわりについてお聞きします。 ◎都市計画課長 コミュニティバスの公費負担率を超えた場合の対応についてということでお答えいたします。コミュニティバスについては、海老名市コミュニティバス運行ガイドラインに基づき運行を行っております。このガイドラインでは運行を継続するための条件として2点定めております。1点目については、各路線の1年間の運行実績が公費負担率60パーセント未満であること、2点目としては、路線全体の1年間の運行実績が公費負担率50パーセント未満であることということになっております。このどちらかの条件を満たさない場合については、運行の検証、見直しを行い、利用促進及び利便性の向上を図るとしておりまして、2カ年連続でこの条件を満たさなかった場合については、原則見直し対象として、路線を休止もしくは廃止することとしております。なお、運行を取りやめる場合については代替措置を検討するということとしております。ただし、運行継続の条件を満たしていない場合においても、利用者が増加傾向にあるというような場合、これを延長することで、運行継続条件を満たす見込みがあると判断される場合については運行を継続することとしております。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございます。そのコースによって60パーセント未満の公費負担率であるということでしたが、先ほどの3コースのうち、大谷のコースは昨年度55.8パーセントと、ほとんど56パーセントなのですが、これが今もう少しのところかなと思いますが、先ほど課長の説明によりますと、増加が見込まれるというのは、例えば近所に大型の団地ができたとか、学校ができたとか、そういったようなことですか。 ◎都市計画課長 事例として、今、委員がおっしゃったような地形的な変動とか、人口的な変動といったものが含まれると思いますので、かなり大きなものとは判断できると思いますが、事例としてはそういったことが対象になると考えております。 ◆西田ひろみ 委員 そして、2年間なるべくその60パーセント未満になるよう、そしてそういうことをするためにいろいろなことをこれから試行錯誤しながらやるのかと思うのですが、廃止の場合は代替措置を検討するということですが、これは具体的にはどんなことが考えられるのでしょうか。 ◎都市計画課長 具体的に示されているものは基本的にはございません。ただし、今後、今使っているバスが25人乗りとかいうバスになりますので、バスを小さくするとか、今後違う形で、今、地方でもデマンド形式の交通形態をとっているところとか、今、海老名市の南部地域で実証運行を行っておりまして、これは9人乗りの車になりますので、こういったものを使用するとか、考えられるとすればそういったものになっていくとは考えられます。 ◆西田ひろみ 委員 わかりました。ぜひ継続して市民の足として確保していきたいのですが、市民からもコミバス、こうだったらよいなというような意見が結構上がっているのではないかなと思います。私が住んでいるところですと上今泉コースなのですが、1時間20分に1本という状況なのですね。ですから本当に使いやすいコミバスにするにはどうしたらよいかなというようなところもこれから考えていかなければいけないかと思うのですが、どのような声が今上がっていますか。 ◎都市計画課長 近年では利用者アンケートは実施しておりませんが、市長への手紙やメール等において、利用者の方々から幾つかの要望をいただいております。要望の内容としては、経路延伸を伴うバス停の追加が3件、そのほかに増発や日よけの設置などの要望もございました。この要望に対する市の対応としては、バス停の追加や増発については、運行経費とか運行時間の兼ね合いから実施が困難であり、また、日よけ等については、コミバスの運行する路線の道路上に設置が難しいということもございまして、対応はできておりません。  しかしながら、ルートやバス停の追加など改善策については、自治会の要望により実施した事例がございます。また、各バス停の利用状況を確認するために乗降調査を実施しておりまして、利用状況を把握するとともに、今後のルート改善などに役立てたいと考えております。いずれにしましても、ルートやバス停の位置、時刻等のそれぞれの変更については、地元の多くの利用者の方に影響が出るということもございます。また、公共交通という性格から、なるべくなら自治会などから要望をいただくことが望ましいと考えております。 ◆西田ひろみ 委員 コミバスを導入するときは、公募による総合バス交通システム検討市民会議というのがつくられまして、市民と行政の協働によってこのコミバスが運行されたと聞いています。よく地元の声といいますと、すぐ自治会とかいうことになりますが、さまざまな市民の層の意見を入れるためにも、私はこういった市民会議みたいなものの設置が有効かと思うのですが、そういったことについてはどのようにお考えですか。 ◎都市計画課長 現在のところ、市民会議等を今改めてつくって、ルートを変更するという考えはございませんが、今後このコミバス自体の路線継続が難しくなった場合とかについては、そういったこともつくるというようなことも考えられなくはないと考えております。ただ、今のところ一番の路線継続というのは、やはり利用者の増加が一番だと思いますので、こちらを優先的に考えていきたいと考えております。 ◆西田ひろみ 委員 公共交通ということのコミバスですが、これから高齢化の問題とか、いろいろなところでは、やはり福祉的な面も総合的に判断していく必要があるかと思いますので、ぜひ自治会だけではなく、市民全体がそこにかかわれるような、そういった総合会議みたいなのを検討していただきたいと思います。以上でこの問題を終わります。  5点目、海老名駅北口広場の取得ですが、これは明許分として挙がっていますが、当該事業費の予算化、用地取得までの経過、取得にかかった総額についてお聞きしたいと思います。 ◎駅周辺整備係長 北口駅前広場用地取得費の関係で、予算化については、この予算は平成29年度に補正で予算化していただいております。用地買収における権利者との協議とか、あと、税務署協議のタイミング等を見据えて、平成29年度補正予算で対応いたしました。そのほか補正予算として対応した理由としては、国費の有効活用という面もありましたが、明許については税務署協議等の進捗状況からも、平成29年度内で移転登記までの完了が見込めなかったことから明許をさせていただいて、平成30年度中に完了したものでございます。なお、用地取得に要した費用としては総額で3億1698万3360円となります。 ◆西田ひろみ 委員 ありがとうございます。北口駅前広場は相鉄線の北口改札と関連しておりますので、ぜひこれを早期に供用できるように、相鉄とか鉄道事業者とよく話し合って進めていただきたいと思います。(時間切れのブザーが鳴る) ◆氏家康太 委員 それでは、4点ほど質問させていただきます。  1点目、決算書の80、82、30ページとなると思うのですが、放置自転車対策事業費等についてです。まず放置自転車対策事業費については、放置自転車等の撤去・保管・返還業務等に要した経費ですということで1160万円ほどかかっております。それに対して返還するときの手数料の収入が21万円ぐらいですか、そんな感じで放置自転車のために結構税金を使っているなという感じがしているのですが、その実情と、あとは放置自転車の防止のための啓発活動をされていると思うのですが、こちらのほうが美化推進・放置自転車等防止巡回推進事業費になるかと思うのですが、この内容についても教えてください。  2点目が道路管理課の道路維持補修費の通学路のカラー舗装について、実績と、やるべき全体に対してどのくらい終了しているのか教えてください。  3点目が都市計画課の、決算書が156ページ、都市計画費の中の屋外広告物景観推進事業費と景観推進事業費ですか。こちらについては審議会の実績と、違反屋外広告物の現状と除却協力員の実績等について教えてください。  最後に4点目が住宅公園課になると思いますが、決算書が156ページ、住宅政策事業費の空き家等対策事業費について、審議会が開催されなかったということですが、それは海老名市には特定空家がなかったということに関連してなのか教えてください。  以上です。 ◎市街地整備課長 1点目、放置自転車関連で3点ほどあったかと思いますが、まず1つ目ですが、放置自転車対策事業費について1000万円以上の経費がかかっているということですが、内容についてです。放置自転車対策事業費ですが、放置禁止区域を回り放置自転車等の撤去を行うほか、保管場所での保管、返還業務を行うために要する経費でございます。具体的には、3人1組での放置車両の撤去移動と、保管場所での事務作業を、ローテーションを組んで毎日行っているというものでございます。業務は委託で行っておりまして、委託先はシルバー人材センターで、事業費のほとんどが事務委託経費となっております。そのほかは保管場所の光熱費、券売のリース料となっております。市内の放置自転車数は年々減少傾向にあります。駅周辺の放置禁止区域から路上駐車などを追放し、快適な歩行空間及び生活環境の維持を図るため、啓発の意味合いを込めて今後も継続していくべき事業であると考えているところです。  2つ目、この事業に関連した歳入の関係でございます。放置自転車の移動、保管は大谷保管場所で保管中の自転車等を引き取りに来た際に納めていただく移動保管料で、保管場所で保管している自転車等は市内各駅周辺6カ所に設定しております放置禁止区域内及び市内4カ所、かしわ台、社家、門沢橋の西側、門沢橋駅の東側の無料自転車等置き場に放置されていた自転車及び原付自転車でございます。平成30年度の撤去台数は、自転車・原動機付自転車を合わせた合計が491台です。内訳は自転車471台、原付20台という内容です。返還台数は合計で157台、自転車は145、原付12台、そのうち盗難届の出ているものは免除となります。これは自転車24台、原付4台ですが、徴収件数は129台、徴収金額は先ほど委員からもありましたが、20万9000円でございました。  そして3つ目の放置自転車の防止巡回ではどのようなことをしているかというような業務の概要でございます。予算的には美化推進・放置自転車等防止巡回推進事業費に該当しますが、放置自転車等防止巡回推進事業では、放置禁止区域内での放置自転車等に対する啓発及び指導を行う業務でございます。具体的には、警告書の張りつけ及び放置状況の確認等を行っておりまして、平成30年度は巡回員として4名の方を非常勤特別職として委嘱を行いました。2人ローテーションで従事していただいております。なお、平成30年度の警告書の張りつけた件数ですが、626枚で、そのうちの467枚、割合としては全体の約75パーセントが海老名駅周辺で張られたものという結果になっております。参考までに平成31年度からは、この美化推進・放置自転車等防止巡回推進事業の委託範囲と先ほど申し上げました放置自転車対策事業の委託範囲の内容と業務が重複するということから、この業務の委託は行っていないという状況になっております。 ◎維持補修係長 2点目の道路維持補修費、通学路のカラー舗装の全体のうちでの進捗及び平成30年度の実績についてお答えいたします。通学路の路肩のカラー舗装については、全小学校のおおむね500メートル以内の歩道の設置されていない通学路を対象に、約9500メートルの路側帯のカラー舗装を計画しております。計画期間は平成30年度から令和2年度までの3カ年で、全体事業費として3000万円程度を見込んでおります。平成30年度の実績については、東柏ケ谷小学校、柏ケ谷小学校、杉本小学校、上星小学校、門沢橋小学校の5校を対象に約3000メートルを実施しております。 ◎都市政策係長 3点目の1つ目になります、景観審議会の実績についてご説明いたします。景観審議会については海老名市景観条例に基づき設置されております機関となってございます。学識経験者、市民委員の7名により構成されています。景観審議会では、景観法及び景観条例の規定により届け出されたもののうち、15階建てを超える建築物や建築面積が3000平方メートルを超えるような大規模な建築物、また周辺の景観へ影響が大きいものが諮問され審議が行われております。平成30年度については審議会を3回して、3件の審議を行ってございます。  次、2つ目になります、屋外広告物の違反広告物の現状というところになってございます。違反広告物については、市に登録していただいております除却協力員とか市道路管理課から委託を受けた業者によるパトロールによって発見された違反広告物の除却を行っている状況になってございます。平成30年度の除却件数は51件となってございまして、平成29年度と比較すると30件程度減少している状況です。主な除却広告物の種類は張り紙となってございます。  また、3つ目になります、除却協力員の登録数の実績になってございますが、除却協力員については、現在、平成30年度時点で25名の方に登録していただいております。除却協力員の方には、みずからご自身で除却をしていただいたり市にご連絡をいただいたりすることによって除却活動をしていただいているといったような状況になってございます。 ◎住宅公園課長 4点目、空き家等対策審議会の開催がなかった理由についてでございます。空き家等対策審議会の審議事項は、管理不全な状態となった空き家等に対する措置に関する項目及び空き家等の適正な管理の確保に関する事項について審議していただくものでございます。平成30年度については、そのような空き家がなかったことから開催はしてございません。また、特定空家についてですが、現在、海老名市には特定空家とされる空き家はございません。 ◆氏家康太 委員 ご答弁をありがとうございました。では、順次再質問させていただきます。  1点目の放置自転車の件ですが、状況はわかりました。指導においては張り紙を626枚されたりということで、行政としてはできる限りのことをやっていただいていると思うのですが、まだまだ市民の方の意識が足りない部分もあるのかなと感じました。特に海老名の駅前において張り紙の枚数が467枚、全体の約75パーセントということですので、駅を利用される方はもう少し考えていただきたいなと感じました。でないとこういった部分で税金が使われるということは少しどうなのかな、市民の方に考えていただきたいなと感じております。ご答弁ありがとうございました。  2点目、通学路のカラー舗装ですが、3カ年のうち約3分の1終わったということで、順調に行っていますよということでよいのでしょうか、確認させてください、お願いします。 ◎維持補修係長 延長ベースではおおむね3割ということで、計画どおり実施しております。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございました。では、これも引き続きよろしくお願いいたします。  3点目、屋外広告物関係ですが、まず景観審議会のほうですが、15階建て以上もしくは床面積が3000平米以上ということで、かなり大規模な建物かと思うのですが、それでも昨年は3件あったということで、例えば平成29年とか、そのあたりは何件ぐらいあったのでしょうか。 ◎都市政策係長 平成29年度については4件ございました。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございます。海老名市も大変注目されているまちということで、そういった意味ではまちづくりが進んでいく中で、こういった物件も出ているのかなと感じました。  続いて、違反屋外広告物ですが、除却協力員制度を始めていただいたときには本当に、まち中に違反屋外広告物が、あふれてとまで言いませんが、かなり目について、例えば電柱に巻かれているようなものは、東電と立ち会いのもと、それまでは外せなかったものが、この除却協力員制度をつくっていただいたおかげで、東電が立ち会わなくても協力員の方で外せるということで、海老名市の景観のためには大変よい制度をつくっていただいたと思っております。  ただ、広告手法も、今はインターネットに変わりつつあるのかなということで、平成29年は30件減少したということで、すごいと思うのですが、まだまだ51件もあったのですねということで、もう少し少ないかと思っていたのですが、そういう中では、まだまだ除却協力員にご活躍いただかなければいけないかなと感じました。こちらのほうも引き続きよろしくお願いいたします。  4点目、空き家等対策事業費ですが、住民の方からの要望も私、いろいろ聞いておりますが、行政の方が的確に対応していただいて、例えば敷地内に雑草が繁茂しているとか、樹木が繁茂しているというようなものも、持ち主の方がある程度対応していただいているようで、現状よいのではないかなと思っております。また、特定空家が海老名市にないということですので、この状況を今後もぜひ維持していってください。  以上です。ありがとうございました。 ◆宇田川希 委員 よろしくお願いします。私からは5点質問させていただきます。  1点目、決算書の160ページ、決算説明資料25ページの街区公園等整備事業費についてですが、まず平成30年度の決算の概要についてお伺いいたします。  続いて決算書155ページ、156ページ、決算説明資料23ページの、さがみ野駅前整備事業費について、平成30年度決算の、こちらも概要についてお伺いいたします。  3点目、駅総合改善連携事業費、決算書158ページ、決算説明資料24ページ、現在の進捗状況についてお伺いいたします。  4番目、鉄道関連整備事業費について伺います。決算書の147ページ、148ページ、決算説明資料17ページです。JR東日本と厚木第2踏切構造改良工事の施工協定を締結し、昨年度から繰り越しをして施工しておりますが、繰り越しした理由をお伺いいたします。  5点目、決算書の362ページ、決算説明資料20ページの汚水管渠整備事業費について、まず平成30年度の決算の概要についてお伺いいたします。  以上5点、よろしくお願いいたします。 ◎住宅公園課長 1点目、街区公園等整備事業費の決算概要についてお答えいたします。決算の概要ですが、まず委託事業として高木伐採等の業務約490万円になります。また、改修工事としてブロック塀改修工事が約270万円、公園施設等の長寿命化改修工事が2950万円、東柏ケ谷近隣公園調整池改修工事が約7790万円でございます。 ◎市街地整備課長 2点目、さがみ野駅前整備事業費の平成30年度決算の概要です。過年度に行いましたアンケートなどによりまして、さがみ野駅周辺の課題を駅南口駅前広場の公共交通と一般車、現在は混在しているわけですが、これの分離、それから東柏ケ谷近隣公園方面への歩行者動線の確保及び駅南北の終日通行、この3つにまとめたところです。事業展開の方向性や事業手法、整備エリアの絞り込み等を行ったところです。 ◎駅周辺整備係長 3点目、駅総合改善連携事業費でございます。この予算については、海老名市地域公共交通協議会を主体とした相鉄海老名駅の改良事業に対する市の負担分となります。事業の進捗については、昨年度については、くい打設準備工であるホーム床及び屋根の仮設化、作業床の補強工事、くい打設部の口元鋼管の設置を完了しました。また、本設ぐいについては、上ぐい補強鋼管の設置が14本完了し、今年度も引き続き施工し、一部鉄骨工事にも着手しております。参考に、来年度については仮設の駅務室を設置して既存駅舎解体工事と進んでいく予定です。 ◎道路整備課長 4点目、鉄道関連整備事業費の繰り越し理由でございます。こちらはJRの厚木第2踏切の関係でございます。軌道内の掘削段階におきまして、相模線全体の運行を主に管理する制御ケーブルや厚木駅構内を制御している連動装置のケーブルが、想定していた深さより浅い位置で敷設されており、拡幅工事に支障することから、このケーブル及び附帯設備の移設、切り回し等を実施する必要が生じたことから、当初の協定期間である平成31年3月31日に竣工することが困難となりまして繰り越しをしたものでございます。 ◎下水道課長 5点目、汚水管渠整備事業費の決算の概要についてでございます。平成30年度においては杉久保地区、上郷地区、中新田地区、社家地区、大谷地区、門沢橋地区、中河内地区の7地区において、次年度以降の工事発注の基礎となります詳細設計並びに基準点等の測量調査を実施いたしております。また、工事においては、大谷地区、中新田地区、杉久保地区、中河内地区、門沢橋地区の5地区において、管渠延長で約1.2キロの整備を実施しております。これによりまして平成30年度末における汚水処理人口普及率は95.9パーセントとなってございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。それでは順番に再質問をさせていただきます。
     1点目、街区公園等整備事業費です。これは東柏ケ谷近隣公園のことですが、私の事務所が目の前にありますから、よくわかっているつもりではあるのですが、改めてこの改修前と改修後ということで、どういった部分が変わっているのか、それについて改めてお伺いいたします。 ◎住宅公園課長 今回の調整池の改修工事がどのような工事内容であったかについてお答えします。  東柏ケ谷近隣公園内調整池については自由広場の北側に位置してございます。こちらの調整池は、公園内雨水の流出抑制施設として整備したものであり、昨今の台風などの豪雨に備えて、調整池の貯水機能を充実させるために改修を行いました。また、調整池の上部の有効活用として、地域住民が利用することができるようにデッキ橋を設けるとともに、ミストなどを設置したものでございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。本当に調整池はリニューアルといいますか、1億円ぐらいかかっているのですね、まずは、外見的に非常にすばらしくなったなと感じているのですが、今、答弁の中で、調整池の上部の利用ということでしたが、デッキの開放時間とミストの噴射時間のタイミングといったことについてお伺いいたします。 ◎住宅公園課長 まず、デッキについては出入り口を3カ所ほど設けてございます。開放時間は、5月から9月については朝8時半から18時まで、10月から4月については朝8時半から17時までとなっております。また、ミストの噴射時間については朝9時から17時までの時間内で気温が30度を超える場合、約2分間噴射されます。また、間隔については5分間隔での噴射となってございます。 ◆宇田川希 委員 そうですね、私も朝、時間があるときは近隣公園を散歩するときがあるのですが、散歩すると、8時過ぎにあけているようなことを何度か見ております。そういった中でミストシャワーということですね。これはミストシャワーと言っても、今、デッキの床下のほうから下のほうに向かって噴射しているように思うのですが、毎回ではないのですが、意外と風に流されて、隣接するベンチというか、側溝もそうですが、目の前で結構高齢者の方たちが休憩していることがあるのですね。そういったことで、いろいろあの辺の影響というものがあると思うのですが、例えばあの噴射の方向といったものを、今は下に向かっているのだけれども、上に向けるとか、改良というのですか、そのようなことは可能なのでしょうか。 ◎住宅公園課長 ミストシャワーについては、現在、いたずら防止等の観点から、デッキの下に隠れるように設置してございます。ご質問のとおりミストシャワーがデッキ上部に届かず滞留しているような、また、風に流されているような状況を確認しております。上向きにすることについては、現在の位置では、デッキの床下に向かってミストシャワーを噴射してしまうようなことになりますので、できましたらミストシャワーの噴射する角度、向き等の調整も含めて今後検討していきたいと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。そうですね、一度現場のほうも見に行っていられるということですから、ちょっと研究は必要かなと思います。私はせっかくよいものをつくったと思っていますので、やはり皆さんが興味が湧くような施設になってもらいたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いてデッキの件に移りますが、デッキがあると思うのですが、これの安全対策ですね。通路とフェンスのすき間についてはネットが設置されているのですね。そして安全対策が図られているのですが、縦のフェンスについてはどのような安全を意識した対策をしているのかお伺いいたします。 ◎住宅公園課長 フェンスについてですが、調整池内のデッキの周辺については、高さ1.8メートルの格子状のフェンスを設置してございます。これは子どもがフェンスに足をかけて登れないように考えて設置したものでございます。また、格子の間隔については、幼児、主に3歳程度を対象と考えまして、防護柵の設置基準を参考に、150ミリ以下としてございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。本当に、やはり3歳程度という話がありましたが、お子さんによっては体の大きい方も、小さい方もいらっしゃいますので、その辺は十分注意してもらいたいと思います。  今150ミリという話でしたが、今言ったように、やはり子どもですから、体の大きさによっては狭く感じたり広く感じたりは結構差があると思うのですが、あのデッキがオープンした後、市でフェンスの工事を改めてしていたと思います。したということは、安全対策をさらに施したということだと思うのですが、このすき間について、どういった部分が改善されたのかについてお伺いいたします。 ◎住宅公園課長 フェンスの改修工事の関係だと思います。こちらについては、フェンスの最大間隔は150ミリというものを意識したものになっていますが、中格子、フェンスの格子と格子の間隔については125ミリの製品を使用してございます。6月に行ったフェンス工事の内容になりますが、支柱の両端部、先ほどご説明した150ミリのすき間を、中格子の間隔である125ミリ以下とする改善工事を実施しました。この改善工事により、幼児に対する安全対策がさらに向上したと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。続いて、調整池の中の部分に話が行くのですが、調整池の中の清掃は、改修前に比べると、何も雨とか降らないときは非常にきれいなのですが、当然あそこに水をためるのですから、当然水がたまる。ただ、そうはいっても、やはり風だったり、この間の台風15号などはそうですが、非常に枯れ葉だったり、ごみがわさあっと入ってきてしまうのですね。ですから、掃除の実施の時期というか、その辺について市ではどのような対応をしているのかお伺いいたします。 ◎住宅公園課長 調整池の清掃については年2回程度を予定してございます。今年度については、5月のオープン前に1度清掃を実施いたしました。また、2回目の清掃については今月中の実施を予定してございます。また、今後については落ち葉等の状況により、年度内に3回目の実施も検討してまいりたいと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 一応、状況に応じて回数は、大変かもしれませんが、検討してもらいたいかなと思います。  ちょっと先ほどのミストのシャワーの話になるのですが、あれは下からという話でしたが、今なっていますが、お金のかかることなので、そうしてくれという話ではないですが、上のほうからといった考えは当初はなかったのですかね。 ◎住宅公園課長 当初は、今のミストシャワーにプラスして、下のほうから水を吹き上げるようなことを検討した経緯もございます。そのような状況から、デッキの下部からミストまたは噴水的なものを吹き上げるということで計画したもので、また、噴水等については、計画段階で見直しによってミストだけという形になったものですが、今の橋のデッキの状況を考えますと、フェンスのほうも1.8メートルで、ここからまたミストを上からシャワーとして噴出するには、さらにその上に、屋根とは言いませんが、噴出口をつくらなければいけないということもございましたので、今のようなデッキ下部からミストを噴射するような形の構造とさせていただいたものでございます。 ◆宇田川希 委員 わかりました。今後、東柏ケ谷近隣公園、あの調整池というのは非常に有効な施設だと思いますので、ぜひ掃除等も含めてきちんと行ってもらいたいと思います。また、あのように変わってから、昔は、改修前は、少年野球チームなどがボールを転がして、入ってしまって、でも、前はしようがないかなと諦めがついたのですが、最近は結構見えるから、ボールがちょっととれるのではないかなどということがありますので、もしボールを見つけたら出しておいてください。  2点目、さがみ野駅の整備事業費についてに入ります。再質問ですが、委託については継続して実施してきていると思うのですが、確認のため、再度、昨年度までの業務の内容についてお伺いいたします。 ◎市街地整備課長 この業務は平成28年12月に、駅周辺の地権者アンケートを実施しております。平成29年1月と2月には、駅利用者を対象に街頭アンケートを実施しております。それらの結果を踏まえて平成29年5月に周辺地権者を対象に意見交換会を実施、あわせて周辺の測量や意見交換会で要望された検討図というものを作成した経過がございます。平成30年3月に第2回の意見交換会を実施して、作成した検討図をお示ししましたが、その際には、ちょっと活発な意見交換には至らなかったという経過がございます。その際に詳細アンケートを配布して、後日回収というようなこともしております。それらを今後の参考の資料としております。これら経緯を踏まえて、昨年度も行った業務検討へと進んでいるといった流れになっております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。あわせて、今後の進め方についてもお伺いいたします。 ◎市街地整備課長 課題として、駅前広場、歩行者動線、南北の通行と整理させてもらったのですが、まず駅前広場については、その規模、位置、交通処理といったところを見きわめていかないと用地交渉には当たれないと考えているところです。ですから、この規模とか位置とか交通処理を精査して、有効かつ実現可能な駅前広場というものを見きわめていきたいと考えているところでございます。  次に、近隣公園方面への歩行者動線ですが、これは駅広ともつながっていくということを考えますと、やはりまず駅前広場の位置を定めることで、あわせて検討していきたいと考えているところです。それから南北の駅の通行については、鉄道事業者とのかかわりもありますので、課題を整理し、検討を進めたいと考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。私もこの件については、一般質問もそうですが、委員会のほうでも何度か取り上げてまいりましたが、先ほど課長もおっしゃっていたとおり、さがみ野駅周辺の、特に南口のほうを考えますと、駅前広場の交通と一般車両が入っていくるところの分離と、あと東柏ケ谷近隣公園のほうに抜ける、綾瀬市大上方面の歩行動線確保だったり、私も今すごくこれは注視している南北の終日通行ということだと思います。そういったことが、さがみ野駅の一番の、一般質問でも、部長答弁でもあったと思いますが、堅牢な建物が多いのですね。厚木駅とは大分違って、やはりいろいろ注意して見ていくと、あの堅牢な建物を、地権者と話して、あれだけのものを壊すということは、なかなか難しいところがあろうかと思ってもいますので、ぜひその辺は、市もそうですし、相鉄もそうですし、地権者もそうですし、関係者の方も皆さん含めて話し合っていただきたいと思っております。  そういった中で南北の24時間の通行、この辺に関しても、この業務の中でどのように整理されたのかお伺いいたします。 ◎市街地整備課長 駅の24時間の南北通行ということについては、必要性は高いであろうということは整理させてもらっているところです。ただ、これをやるに当たっては、委員もご存じだと思うのですが、幾つか課題が出てこようかと思います。整備の手法としても幾つかパターンがあろうかとは思うのですが、1つ考えていることは、工法としては既存の駅舎の通路部分を使用するという可能性について考えているところでございます。現在の駅舎は、ご存じだと思いますが、鉄道の運行が終わると、南北の階段上部でシャッターで閉鎖されてしまう状況になっています。例えばそのシャッター位置を変更するとか、ちょっと議会答弁でも、一般質問等でもさせてもらったかもしれませんが、電源が、今、鉄道電源で管理しているというものもありますので、商用電源に切りかえる等、先々の維持管理方法について、ちょっと鉄道事業者とも調整をしたり、実際、費用もかかってまいりますので、その辺について調整をさせてもらっているというところでございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。私も本当にそのとおりだと思いますし、期待をしておりますので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。あの駅周辺は、本当に相鉄線の利便性だったり、厚木基地関係の騒音の緩和といった面で、環境面も以前に比べると大分向上していますので、この次は駅前の整備だと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。この質問は終わります。  続いて、駅総合改善連携事業費についてお伺いいたします。昨年度に事業費の増額、供用開始時期の2年延長の報告がありましたが、今後の計画についてどうなっているのか、お伺いいたします。 ◎駅周辺整備係長 この事業計画において、昨年12月に交付対象事業費の増額、期間の2年延長という報告をさせていただいております。現時点でその後の変更というものはありません。工程、供用開始の目標時期も変わっておりませんが、令和4年度春に供用開始できるよう進めております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。変更がないということですが、駅舎の改良事業においては、予算の執行状況はどうなっていたのか、その辺についてもお伺いいたします。 ◎駅周辺整備係長 この事業は、国の補助メニューである鉄道駅総合改善事業を活用して、補助対象事業費のうち、国、市、鉄道事業者がそれぞれ3分の1ずつを負担するという制度でございます。負担する金額については要綱で定めた国との協調補助ということで予算の調整を図りながら執行しております。代表質疑でもありましたが、進捗としては約40パーセントというところでございます。しかしながら、今年度、国の予算の内示額が想定より低かったというところもありますので、その辺は国の補正予算による対応ということも聞いておりますので、その辺の予算対応をしていきたいとは思っております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。相鉄線については、先ほどのさがみ野駅ではないですが、本当に11月30日からJRの乗り入れもスタートして、渋谷方面へとつながっていきます。ますます利便性が高まってまいります。その始発駅でもある海老名駅の魅力、重要度も高まってくると想像されると思います。安全な鉄道の運行、駅利用と並行しての工事を進めていくことは大変であることも理解しているのですが、令和4年度の早期に供用開始できるように、市としても適正な支援の継続をお願いしたいと思います。この質問も終わります。  3点目、鉄道関連整備事業費です。こちらは現在の踏切改良の進みぐあいについて、どのくらいなのかお伺いいたします。 ◎道路整備課長 鉄道関連整備事業費の現在の進捗状況でございます。現在の進捗状況ですが、9月末時点で進捗率は約65パーセントになろうと想定しているところでございます。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。そうしますと、今後の工事予定と供用時期、いつごろになるのか、その辺もお伺いいたします。 ◎道路整備課長 今後の工事予定ですが、踏切内の舗装ブロックの設置等、また遮断、警報の移設工事及び電柱移設等の工事を行う予定でございます。今年度末までには踏切前後を含め、踏切内の歩道の供用を開始する予定となっております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。厚木駅の第2踏切は、駅近であることもありますし、歩行者も多いと思います。私も意外にあの辺は車で利用することも多いので、本当に危ないと思っています。早期の供用を要望したいと思います。この質問も終わります。  4点目、最後の汚水管渠整備事業費についてお伺いいたします。新規に行った事業とかがありましたら、その概要についてお伺いいたします。 ◎下水道課長 汚水管渠整備事業費の新規事業ということですが、通常は汚水管渠の整備等を行っているのがこの事業費の一番の事業ですが、昨年度は災害時の福祉避難所にトイレを確保するためにマンホールトイレシステムの設置にかかわる詳細設計を行わせていただきました。マンホールトイレに関しては、設置に関して3つのタイプがございまして、その選定と設置場所、設置場所については、総合福祉会館と、わかば会館がございますので、そちらの整備条件などを考慮した形で詳細設計を行ってございます。トイレのタイプとしては、ボックスタイプと言われているもので、どうしてもトイレの場合、水の確保が必要となりますので、そういうところを考慮したタイプといたしました。なお、設置に関しては、今年度設置をしたいという形で、こちらについては国の補助金などを利用できますので、その補助金を利用して設置していきたいと予定しております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。今言われていた設置予定の総合福祉会館とわかば会館には、いつ設置する予定で、何基ずつ設置するのか教えてください。 ◎下水道課長 設置の時期については今年度、総合福祉会館に設置する予定で、(時間切れのブザーが鳴る)総合福祉会館には4基、来年度、わかば会館に6基設置するということで、全て車椅子等での利用が可能なものとする予定でございます。 ○委員長 お諮りいたします。委員外議員の佐々木弘議員から発言の申し出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって佐々木弘議員の発言を許可することといたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◎佐々木弘 委員外議員 ありがとうございます。5点伺いたいと思います。  まず第1点目は、決算説明資料の20ページの雨水管渠整備事業費、下水道課になると思うのですが、国分、河原口、社家排水区の平成30年度の事業の進捗状況について説明いただきたいと思います。  次、2点目は決算説明資料22ページの住宅耐震改修等事業費、まちづくり指導課になると思うのですが、この中のブロック塀撤去費用等に対する補助についてです。平成30年度途中から始まった事業ですが、事業所、例えば商店とか事務所、また空き家とか空き地にあるブロック塀は補助の対象ではないと理解していますが、こういったところも補助の対象として、少しでも市内から、特に危険なブロック塀を減らしていくという方向でやっていくべきだったのではないかと思うのですが、この点に関しての検討研究は、平成30年度、したのか、また、平成30年度の事業を通して、今後そういう方向性を持つことはないのか、伺いたいと思います。  次に3点目で、決算説明資料22ページのコミュニティバス運行事業費で、都市計画課になると思うのですが、上今泉ルートの終点、また始発になっている海老名駅の西口バス停についてです。こちらは屋根とかベンチが設置されていないということで、悪天候時とか、特に猛暑の夏とか、利用者が非常に大変な思いをされているということで、平成30年度、この状況はどうだったか、また、何かしらの対応については検討したのかについて伺いたいと思います。  4点目、決算説明資料25ページの街区公園等整備事業費、また同じく維持管理経費で住宅公園課になると思うのですが、各公園にある健康遊具、大人の、特に高齢者の方が使われることを想定した健康遊具ですが、これで一部撤去された公園もあるのかなと認識しているのですが、この点に関して平成30年度の状況はどうだったかと。一定の利用がありますので、健康増進を進めるという点で、きちんと維持して整備していくべきではないかとは思うのですが、この点の認識をお願いします。  最後、5点目で決算説明資料23ページの駅前施設整備調査等事業費2億5000万円と、同じページの海老名駅北口広場用地取得等(明許分)3.1億円、市街地整備課になると思います。こちらは執行率が60.5パーセントで、要因としては、物件移転が平成30年度内に完了しないで繰り越しをしたからということになっています。この、おくれて繰り越しをせざるを得なかった要因と、また、北口開設の事業に関する全体のスケジュールへの影響はなかったのか、あるいは何かしらの影響が出てしまったのか。  以上5点をよろしくお願いします。 ◎工事係長 1点目、雨水管渠整備事業費の中の平成30年度の工事の実績についてご答弁させていただきます。平成30年度の工事については、本郷地区、河原口地区、社家地区、国分地区の4地区において幹線工事を約120メートル、枝線工事を440メートル施工してございます。合計で申し上げますと延長で560メートル分の工事を実施させていただきました。整備面積では約4.3ヘクタール分となりました。 ◎まちづくり指導課長 2点目、ブロック塀の補助についてということで、商店等が対象か、ならないのかというご質問ですが、まず、商店とかアパートの事業所については、基本的には、要は収益目的の建物ということで、所有者の責任でやるべきものと考えております。また、もう1つ空き家ですが、こちらについては、今現在は、補助要綱としては対象ではございませんが、昨年度15件の予算に対して14件の申請があったということで、現在は、ある一定の効果は得られていると考えております。  ただ、委員のご意見がありましたように、今後、ご意見を参考にしながら研究をしていきたいと考えております。 ◎都市計画課長 3点目、コミュニティバスの上今泉ルートの西口のペデストリアンデッキのおりたところのバス停の件ということでお話をしたいと思います。現状、委員のおっしゃられているように、炎天下とかいった中では、待つのに苦労されているというような状況は把握しております。ただ、コミュニティバスという性格から、バス停の移動等もかなり頻繁にしたりする、先ほど言いましたようにルート変更なども可能性があるところもございまして、ハード的な部分については、現在のところ予定はしておりません。ただ、そこのバス停のすぐ横に公園がございまして、ベンチ等も設置してありますので、余りにも長い時間お待ちになるということがあれば、そういう公園などを有効に利用していただけると我々も非常に助かるというところもございますので、ご協力いただければと考えております。 ◎住宅公園課長 4点目、健康遊具を含む平成30年度の再整備の実績についてお答えいたします。公園施設については平成26年度に公園施設の長寿命化計画を策定し、この計画に基づき、健康遊具を含む公園施設の改修及び再整備を実施しております。遊具については、安全点検に関する調査を毎年実施してございます。この調査に基づき、改修が必要と判断された遊具について優先的に工事を実施してございます。健康遊具の再整備についても、平成30年度に東柏ケ谷近隣公園に設置されている健康遊具について再整備を実施いたしました。 ◎駅周辺整備係長 5点目、駅前施設整備調査等事業費のうち、物件補償の関係だと思いますが、この物件補償については昨年12月で補正予算をいただいて進めております。移転補償については、その後、契約へと進みまして、移転するには新築、建物をつくってからでないと移転できませんので、その年度内に全てが完了する見込みがなかったところから、明許とさせていただいて、今年度粛々と進めているところでございます。  これについては、相鉄が進めている駅舎への影響というところだったのですが、昨年12月に駅舎の工期延期の説明をさせていただきました。このときについては地下埋設物、施工方法の再検討のようなところから約2年おくれますということで、令和4年の春供用開始に向けて進めているというところですが、それに伴った物件補償については十分間に合うと考えています。おくれる要因という形の影響は全くございません。 ◎佐々木弘 委員外議員 では、順次再質問していきたいと思います。  1点目、雨水管渠のほうですが、昨年度こういう工事が進められたという点は大変よかったかなと思っています。今シーズンの大雨のときも、特に国分北のほうの当該地域もほとんど問題は解消されてよかったと、地域住民の皆さんも喜んでいますので、そういう点でぜひ今後も計画どおりに事業を進捗していただけるようによろしくお願いしたいと思います。  3点目、コミュニティバスのほうですが、先ほどベンチのことはわかりました。確かにすぐ近くにありますので、座っていただけると思うのですが、問題は屋根のほうで、特に雨とか炎天下という場合は、場合によっては、あそこでぐあいが悪くなってしまうとかいうこともあると思います。やはりそういう点では、これは早急な手を打たないと、たまたま大きな事故とかがなかったからよかったかもしれませんが、異常気象が続いています。こういう点では屋根に関して、例えばその公園のところに屋根を設置するとかいうことも含めて検討していく必要があると思うのですが、その考えは今後ないのでしょうか。 ◎都市計画課長 現在、そういった状況で検討している状況はございませんので、今後そういったものが本当に必要なのか、それから、実際のところ、先ほど言いましたようにコミバスのバス停自体も移設する可能性が全くないというところはございませんし、現状見ていただくと、道路上の一部のところにバスが一時的にとまって乗りおりをしているというところを考えますと、今のところそういったものでハード的に整備するという考えは持っておりません。 ◎佐々木弘 委員外議員 となると、今後例えばバス停の移動とか、確かにあの地域は今後どうなるかわかりませんので、そういう点では、例えばどこにバス停を置くかを決める1つの要因として、こういう屋根、ベンチが確保できるかどうか、またあるいは、結構永続的に、もう比較的長くコミバスのバス停を設置するとなる場合は、必要な屋根とかベンチの設置もするということは検討するのかどうか、考えはいかがでしょうか。 ◎都市計画課長 今こちらの西口のことでお話ししておりましたが、現実的にコミバスのバス停は、ほとんど道路上にあるものですから、実際のところコミバスが走れる道路は細い道路という意味で、小さいバスを走らせています。そういうことから、道路上にベンチを置くとかいうことは基本的には考えづらいと考えております。例えば、もし民地の中で若干セットバックしていただいて、そこを自由にお使いくださいというようなことがあれば、そういったものは考えられなくはないのですが、現実的にコミバスを待っているときに、話し声がしてちょっと迷惑なのですよというお声も中にはございますので、なかなかそういう意味で、ちょっと長く待っていただくことは仕方ないのですが、そういった意味では余り、ちょっとこちらに座りながらお話をされてしまうと、実際のところ、住宅地の中では難しい部分があるとは認識しております。 ◎佐々木弘 委員外議員 4点目、健康遊具の件に関してです。先ほど今回の平成30年度において近隣公園で整備したということがあります。この健康遊具は、例えばお話を伺ったところでは、朝のラジオ体操に、結構年配の方がいっぱい来られて、それで終わった後とか、何かそういう体を伸ばしたりとかという有効活用を結構されているそうですので、こういう点では今後、公園整備、また、いろいろ設備の更新とかというときは、きちんと位置づけて整備維持していく必要があると思うのですが、その基本的な考えに関してはいかがでしょうか。 ◎住宅公園課長 公園は幼児から高齢者の方まで幅広く利用され、憩いのある場所となってございます。このようなことから、設置する遊具については、安全対策として、遊具の周辺に一定の空間を設けることが基準等で定められてございます。ご質問の健康遊具についても、安全対策として一定の空間を設ける必要がございます。このため設置に対する要望やご意見、また再配置に伴う他の公園施設等との状況などを考慮した上で、設置等について検討する必要があると考えてございます。 ◎佐々木弘 委員外議員 わかりました。  5点目、海老名駅北口の関係で伺いたいと思います。たまたま相鉄の駅舎の関係が2年おくれるということで、全体には影響はないということだったのですが、ただ、そういったことがなければ、ちょっとタイトな日程になっていた可能性も十分あると思います。そういう点では、平成29年の12月議会でも、議会でも取り上げて、市の答弁もありましたが、今回の事例に関しては、移転するクリニックから代替地を探してほしいという要望があったということで、市もそれに関してはきちんとかかわってやってきたということですが、そういう点では市の代替地を探すといった点で、ちょっと取り組みが弱かったのではないかと思うのですが、その点に関しての認識はいかがでしょうか。 ◎駅周辺整備係長 どうしても移転する先については、やはり事業協力していただいた方の希望もありますし、クリニックという営業をする商圏と言いますか、(時間切れのブザーが鳴る)患者等の通院の経路とか、いろいろなことを考えなければいけないというところも踏まえて、かなり慎重に考えなければいけない事業かなとは思っています。そういう意味では期間も少し必要になったのかなという印象であります。 ○委員長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よってまちづくり部関係の質疑を終結いたします。  暫時休憩といたします。                    午後4時5分休憩                    午後4時21分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  討論を省略し、直ちに採決に入ります。  初めに、認定第1号を採決いたします。本件について認定することに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○委員長 起立多数であります。よって認定第1号 平成30年度海老名市一般会計歳入歳出決算認定について〔所管部分〕は認定することと決しました。  次に、認定第5号を採決いたします。本件について認定することに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○委員長 起立全員であります。よって認定第5号 平成30年度海老名市公共下水道事業会計決算認定については認定することと決しました。  お諮りいたします。日程第1及び日程第2の委員会審査報告書の案文については、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については正副委員長一任と決しました。  以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして経済建設常任委員会を散会いたします。                                    (午後4時23分散会)...