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平成31年産業建設常任委員会 名簿 2019-03-12
平成31年産業建設常任委員会 本文 2019-03-12

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  1. 伊勢原市議会 2019-03-12
    平成31年産業建設常任委員会 本文 2019-03-12


    取得元: 伊勢原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    1:             午前9時30分   開会 ◯委員長【小山博正議員】  おはようございます。ただいまから産業建設常任委員会を開催いたします。  本日は、3月6日の本会議において各常任委員会に付託されました平成31年度各会計予算について、所管部分を審査するものであります。なお、審査については、経済環境部、都市部、土木部の道路関係、下水道関係の順でお願いいたします。  ここで、市長にご出席いただいておりますので、ご挨拶をお願いいたします。 2: ◯市長【高山松太郎】  おはようございます。産業建設常任委員会におきましては、経済環境部、都市部、土木部、農業委員会事務局について、平成31年度予算案をご審査いただきます。  先日の施政方針で申し上げましたとおり、健康寿命の延伸、地域経済の活性化、都市の活力向上、子育て環境づくりの4つのリーディングプロジェクトを柱に市政推進を図ってまいります。  予算編成の基本的な考え方や主な施策につきましては、先日の総括質疑におきまして、私から総括的にお答えし、また、各部長からもご答弁を申し上げました。総括質疑のために、細部までお答えすることができなかった点もあろうかと存じます。本委員会におかれましては、具体的な事務事業を含めまして、細部にわたるご審査をいただき、ご理解賜りますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 3: ◯委員長【小山博正議員】  ありがとうございました。市長はほかに所用がございますので、ここで退席させていただきます。           〔市長(高山松太郎)退席〕 4: ◯委員長【小山博正議員】  審査の方法といたしましては、各部長から主要事業について総括的に説明願い、その後、順次質疑をお願いいたします。  それでは、経済環境部関係の審査に入ります。経済環境部長から総括的な説明を簡潔にお願いいたします。 5: ◯経済環境部長【辻雅弘】  改めましておはようございます。それでは、経済環境部が所管いたします平成31年度の予算案概要について予算審査資料に基づきポイントを絞って説明させていただきます。  なお、比較増減につきましては平成30年度当初予算額に対するものです。  資料の1ページをごらんください。経済環境部全体の予算総括表でございます。歳入予算総額は6億1766万1000円で、11.96%、6595万8000円の増、歳出予算総額は19億5060万7000円で、7.46%、1億3538万9000円の増です。  次に資料2ページをごらんください。款別の総括表になります。まず歳入です。14款使用料及び手数料は、マイナス1.52%、110万6000円の減で、実績による見直しから市営大山駐車場使用料犬猫死体処理手数料を減としたほか、事業系一般廃棄物の収集終了に伴い、塵芥処理手数料の減を見込んだものです。  15款国庫支出金はマイナス17.83%、104万2000円の減で、事業内容の見直しにより、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の減を見込んだものです。  16款県支出金は32.69%、3515万2000円の増で、交付対象者の減により農業次世代人材投資事業補助金を、また、事業量の減により水源環境保全再生市町村交付金を、さらには交付金対象事業費の減により新たな観光の核づくり促進交付金などの減を見込んだ一方で、事業量の増に伴う農村振興整備事業費補助金、さらには新たに大山山頂公衆トイレ用受水槽設置工事に伴う自然環境整備交付金などを見込んだものです。  19款繰入金はマイナス89.34%、188万6000円の減で、まちづくり市民ファンド寄附金積立基金からの繰入金の減を見込んだものです。
     21款諸収入はマイナス5.66%、1876万円の減で、比々多神社公衆トイレ利用チップ塔の新設に伴い、観光施設維持管理協力金の増を見込んだ一方で、国庫補助の終了に伴う日本遺産活用推進事業貸付金元金収入の皆減、さらには商工組合中央金庫預託金の減による中小企業融資資金等貸付金元利収入の減を見込んだものでございます。  続いて、歳出です。  4款衛生費は4.94%、5329万7000円の増で、秦野斎場の増築改修工事等の完了に伴う秦野市伊勢原市環境衛生組合負担金のうちの斎場分や、国民運動COOL CHOICE普及啓発事業の事業内容の見直しにより、環境保全対策推進事業費などが減となった一方で、伊勢原清掃工場残留焼却灰除去工事の延長による秦野市伊勢原市環境衛生組合負担金のうちの塵芥処理場分や剪定枝等の資源化事業の拡大に伴うごみ減量化・再資源化推進事業費の増などによるものでございます。  5款農林水産業費は40.83%、9070万2000円の増で、農業経営基盤強化対策事業費における農業次世代人材投資事業補助金の交付対象者の見直しや経営所得安定対策推進事業費における地理情報システムの構築完了、さらには森林法の改正に伴う林地台帳の整備完了等により、ふるさとの森づくり事業費が減となった一方で、農道、用排水路整備に伴う農村振興整備事業費や地元要望に伴う農業用施設整備事業費、さらには県事業の増による土地改良団体事業負担金の増などによるものでございます。  6款商工費はマイナス1.67%、861万円の減で、大山山頂公衆トイレ用受水槽設置工事に伴う観光施設維持管理費や、企業立地促進条例に基づく雇用促進奨励金の申請件数の増を見込んだことにより、企業立地促進事業費などが増となった一方で、商業振興事業プランの策定業務終了に伴う商工業振興対策事業費商工組合中央金庫預託金の削減等により中小企業金融対策事業費、さらには新たな観光の核づくり事業実施委託等の減による平成大山講プロジェクト推進事業費や国庫補助終了に伴う貸付金の皆減等による日本遺産活用推進事業費の減などによるものです。  10款災害復旧費は平成30年度と同額の30万円を計上させていただきました。  なお、資料3ページには所属別の歳入歳出予算を、資料4ページには中期戦略事業プランに計上いたしました18事業の内容を、資料5ページには新規事業等を、また、資料6ページには前年度と比較して増額が大きい事業を、また資料7ページから20ページには所属別の歳入歳出予算の明細書を添付させていただきました。時間の関係もございますので、内容の説明は省かせていただき、審査の中で対応させていただきたいと存じます。  資料21ページには参考資料として私ども経済環境部の執行体制と事務分掌を、同じく22ページには農林整備担当の主要事業箇所図を添付させていただいております。  以上で、平成31年度経済環境部の予算概要についての説明を終わらせていただきますが、あわせまして農業委員会事務局の予算審査資料もご提出させていただきましたので、ご審査につきまして、よろしくお願い申し上げます。  私からは以上でございます。 6: ◯委員長【小山博正議員】  ありがとうございました。説明が終わりましたので質疑に入ります。歳出の質疑のときに、関連した歳入の質疑もあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。なお、発言の際は挙手をして、委員長の許可を得てからお願いいたします。また、発言は簡潔明瞭に、委員の方には質疑のページと、質疑項目が多い場合には3項目程度に区切ってお願いいたします。なお、本日は平成31年度予算審査となりますので、審査外の質疑は行わないこと、また、答弁者は質疑項目を繰り返すことなく、答弁のみの発言とするようお願いいたします。   ────────────── ○ ──────────────      第4款衛生費、第1項保健衛生費中、第5目環境対策費 7: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、第4款衛生費、第1項保健衛生費中、第5目環境対策費について、132から133ページの質疑をお願いいたします。 8: ◯委員【舘大樹議員】  それでは、質問させてもらいます。133ページ、環境保全対策推進事業費についてまずお伺いします。COOL CHOICE普及啓発事業の見直しによって事業費104万円減となっております。見直した内容と減額の理由をお伺いいたします。 9: ◯環境対策課長【倉橋一夫】  ただいまのご質問にお答えいたします。COOL CHOICEによる普及啓発事業につきましては平成31年度で3年目となるため、今まで実施いたしました事業内容を再確認いたしまして、平成31年度には新東名伊勢原ジャンクションに続き、伊勢原大山インターチェンジの開通が予定されていることから、特に自動車に関連したエコカーの普及促進、エコドライブの推進、公共交通機関の利用促進に力を入れるとともに、好評であった事業については引き続き実施する予定としております。  平成31年度の実施予定事業数は8事業であり、今年度の実施事業数と同数を予定してございます。また、経費につきましては、今年度実施いたしました各事業が当初よりも低額で実施できたことから、今年度の歳出経費を参考に積算した結果、104万円の減となったものでございます。  以上です。 10: ◯委員【舘大樹議員】  ありがとうございます。なかなか難しい質問ですけれども、そうやって3年間推進してこられましたということで、これまでの成果についてどういうふうに見解をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。 11: ◯環境対策課長【倉橋一夫】  環境省におきましては、成果といたしまして、COOL CHOICEの賛同登録というのを求めております。その賛同登録がどのくらいかということで国のほうには報告してございますが、市独自といたしまして、アンケート調査を実施しておりまして、市民が各事業に参加して、そういったCOOL CHOICE事業の温暖化対策に対して啓発が実施されたかどうか、その辺のアンケート調査を毎回実施しておりまして、それで効果といいますか、その辺を確認してございます。  以上です。 12: ◯委員【舘大樹議員】  効果が確認されているということで了解いたしました。  次の質問をさせてもらいます。持続可能な開発目標SDGsについての見解をお伺いしたいと思います。2001年に策定されましたミレニアム開発目標、MDGsの後継として、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダにて記載された2016年から2030年までの国際目標がSDGsでございます。神奈川県などでは積極的な取り組みがなされております。伊勢原市での環境面での取り組みに対しての見解を伺いたいと思います。 13: ◯環境対策課主幹【高橋英紀】  それでは、SDGsと伊勢原市での環境面の取り組みについてご回答させていただきます。本市では、昨年11月、環境保全等の施策を総合的、かつ計画的に推進するためにSDGsや環境にかかわる国等の動向を踏まえ、第2次環境基本計画の見直しを行いました。こちらのほうの計画は環境教育学習、生活環境、循環型社会、エネルギー・地球温暖化、自然環境、都市環境の6つの分野に課題を整理し、その課題に対する取り組みなどを定めております。こちらのほうの計画とSDGsの関係でございますけれども、SDGs17あるゴールのうち12のゴールのほうがこの計画のほうに関係してございます。具体的には2番の飢餓をゼロに、3番のすべての人に健康と福祉を、4番の質の高い教育をみんなに、6番の安全な水とトイレを世界中に、7番のエネルギーをみんなにそしてクリーンに、8番の働きがいも経済成長も、9番の産業と技術革新の基盤をつくろう、11番の住み続けられるまちづくりを、12番のつくる責任つかう責任、13番の気候変動に具体的な対策を、17番のパートナーシップで目標を達成しよう、この12項目が市のほうの施策と関連しているということになります。  なお、神奈川県は、昨年9月にSDGs推進に取り組むために神奈川プラごみゼロ宣言を行いました。本市におきましても、プラごみを減らしていくことが重要ということがございますので、同宣言に賛同しております。  以上です。 14: ◯委員【舘大樹議員】  ありがとうございます。今答弁で計画の見直しをやっているというようなことでございましたけれども、具体的にSDGsという文言として記載がなされるのかどうかを教えてください。お願いします。 15: ◯環境対策課主幹【高橋英紀】  こちらの計画は昨年11月に改定を行っております。一番最初の「はじめに」というところにSDGsのことも触れております。  以上です。(「了解しました」の声あり) 16: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは予算書133ページ、第5目環境対策費、1の環境対策審議会運営費について質問します。平成30年度は10万8000円の予算でしたが、来年度は6万5000円ということで、4万3000円、減少しております。減少の理由としまして、審議会開催を年2回から1回に減らしたという説明がありますが、なぜ1回に減らしたのか、確認します。 17: ◯環境対策課主幹【高橋英紀】  環境対策審議会運営費のほうの減額についてお答えさせていただきます。平成30年度は第2次伊勢原市環境基本計画中間の見直しを審議していただくために、審議会を2回予定しておりました。こちらのほうが今年度完成しましたので、平成31年度はこちらのほうの計画の進捗状況を審議していただく1回のみという形にさせていただきます。ですから、1回の減ということになります。  以上です。 18: ◯委員【橋田夏枝議員】  1回に減らしたということで、審議会そのものの効果ですとか、質というのは落ちないということでよろしいんでしょうか。 19: ◯環境対策課主幹【高橋英紀】  審議会のほう、計画のほうの報告、そしてその内容の審議をしていただくというのも大事な役目でございます。こちらの1回で十分と考えております。  以上です。 20: ◯委員【橋田夏枝議員】  了解しました。  続きまして、同じページ、8番にあります環境保全対策推進事業費です。こちらは審査資料4ページの17番ですが、先ほどCOOL CHOICEの話が出ました。見直しをしたということでしたが、引き続き公共施設や商業施設の利用を促進して、クールシェアや、冬でしたらウォームシェアになると思うんですけれども、啓発事業というのを今後も行っていく計画なのか、お尋ねします。 21: ◯環境対策課長【倉橋一夫】  ただいまのご質問にお答えいたします。クールシェア及びウォームシェアの推進につきましては、継続して市民に普及啓発していく取り組みが必要と考えてございますので、平成31年度も実施する予定でございます。  以上です。 22: ◯委員【橋田夏枝議員】  クールシェア、ウォームシェアを徐々に浸透している、市民に周知されているのかと思う昨今でございますけれども、ことし7月から本市では公民館などのほとんどの公共施設が有料化されます。クールシェア、ウォームシェアを兼ねての公共施設ということになりますけれども、有料化するということは決定されておりますが、その辺、クールシェア、ウォームシェアを促進し、公共施設を利用していただく。ただし、有料というところもあるというところで、その辺のバランス、整合性をどうやって市民に説明するのでしょうか。 23: ◯環境対策課長【倉橋一夫】  クールシェア及びウォームシェアの推進につきましては公共施設や民間施設に設置済みの休憩スペースをシェアスポットとして有効利用し、市民に活用していただくことで、家庭でのエアコン等の使用を少なくする取り組みでございます。公共施設の休憩スペースにつきましては有料後も無料で利用できるスペースとなっておりますので、今年度と同様に普及促進が実施できると考えてございます。  以上でございます。(「了解です」の声あり) 24: ◯委員【越水清議員】  それでは、質問させていただきます。133ページの公害防止対策事業費について伺います。事業者への立入検査、水質検査、騒音調査、河川や地下水の水質調査等々、多彩な事業内容であるように思います。委託費が主な使途であると思いますが、自動車騒音調査の委託費の額、あるいは委託先及び調査内容を伺います。  もう1点、調査結果は県に報告するのだと思いますが、調査結果はどのように活用されているのか、伺います。  以上です。 25: ◯環境対策課公害対策係長【田中則行】  公害防止対策事業費のうち自動車騒音常時監視業務の委託費につきましては、平成31年度予算額は228万4000円です。  続きまして、委託先につきましては騒音測定、交通量等の測定及び情報処理と専門業務であることにより、入札資格者のうち、業種を選定し、指名競争入札を予定してございます。  続きまして、調査内容につきましては、市内の国道、県道のうち来年度につきましては県道63号相模原大磯線、板戸から三之宮区間、田中から西富岡区間と、東名高速道路の2路線を予定しておりまして、自動車の運行に伴う影響がおおむね一定と見なせる区間に分けた3区間を評価対象とし、道路の端で騒音測定と交通量調査などを測定し、その調査結果より道路端の50m以内に存在する住居ごとに対しまして、自動車騒音が伝播する音の大きさをシミュレーションすることによって環境基準に適合しているかを評価いたします。  続きまして、調査内容をどのように活用しているのかにつきまして答弁いたします。河川及び自動車騒音の常時監視の調査結果につきましては、「いせはらの環境」により市内の環境状況を周知し、環境啓発に活用してございます。  以上でございます。 26: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。そこで、さまざまな調査の中で騒音、あるいは悪臭等に関係する苦情が出たような場合、どのように対処されているのか、伺いたいと思います。 27: ◯環境対策課公害対策係長【田中則行】  市民より事業活動に起因する騒音や悪臭等の苦情の相談が市にあった場合につきましては、その内容により法令で規制が生ずる事案かどうか判断し、原則、現地確認を実施いたします。その現地確認の結果によって違反行為等が確認された場合につきましては、事業者に対し改善を指導いたします。また、確認の結果、規制対象でない場合の事案もございますけれども、先方にお困りの方がいる旨の苦情伝達をいたしまして、実質的な是正をお願いすることもございます。  以上です。 28: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございました。次に、別の質問ですが、鳥獣捕獲許可事業費につきましてですが、現在の本市の猿の群、そして被害状況、そして伊勢原市の非常勤職員となっております伊勢原市鳥獣被害対策実施隊員の人数と活動状況につきまして伺います。 29: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  本市の猿の群と被害状況についてお答えします。伊勢原市内のニホンザルの群は、日向群、大山群の2群に加え、厚木市域等を主な生息とする鐘ヶ嶽群と煤ヶ谷群を合わせ4群が生息しています。被害状況については、比々多地区や高部屋地区等のかんきつ類を中心に、昨年12月末の農業被害額ベースで約320万円が報告されており、さらには人への威嚇や人家への侵入といった生活被害も見受けられることから、県のニホンザル管理事業実施管理計画等に基づき、現在、大山群の全頭捕獲と日向群の個体数調整や追い払い等の被害防除対策に取り組んでいます。  続きまして、伊勢原市鳥獣被害対策実施隊員の人数と活動状況についてお答えします。鳥獣による農林水産業等にかかる被害の防止に取り組む本市の実施隊員は神奈川県猟友会伊勢原支部の会員のうち猟友会伊勢原支部長が推薦する者からなる民間隊員と市職員で構成しており、現在の隊員数は民間隊員が23人、市職員が12人、合計35人となっています。実施隊員は鳥獣の捕獲や、わなの見回り、追い払い活動等を行っており、本年度は昨年12月末までに民間隊員が延べ57件、市職員が延べ99件、合計156件の活動を行っています。 30: ◯委員【越水清議員】  隊員の活動状況も伺いました。ありがとうございます。それで、県の事業で、鳥獣捕獲に関連するハンター塾が年に3回程度開催されていると思いますが、本市からの参加状況につきましてわかりましたらお願いいたします。 31: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  かながわハンター塾への参加状況についてお答えします。かながわハンター塾では、現在、第一種狩猟免許等を所持している者で、狩猟経験が浅い方等を対象に、実猟体験を通じた有害鳥獣捕獲の担い手養成を行っています。受講対象者を現在の要件とした平成29年度以降の市民の参加実績はございませんが、狩猟免許等の所持を要件としない平成28年度以前では平成26年度、平成27年度と各2名ずつ、平成28年度は4名が参加したと聞き及んでおります。 32: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに質問はありませんか。(「なし」の声あり)よろしいですか。では、次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第4款衛生費、第1項保健衛生費中、第1目保健衛生総務費の      うち衛生委員会事業費補助金      第3目環境衛生費      第2項清掃費のうち所管部分 33: ◯委員長【小山博正議員】  第4款衛生費、第1項保健衛生費中、第1目保健衛生総務費のうち、1衛生委員会事業費補助金について、128から129ページ、第3目環境衛生費について、130から131ページ、第2項清掃費のうち、所管部分について、136から143ページの質問を行います。質問ある方。 34: ◯委員【越水清議員】  それでは何点か質問させていただきます。まず最初に秦野市伊勢原市環境衛生組合負担金の塵芥処理場分は3948万円の増となっております。また、斎場分は451万円の減となっておりますが、増減の要因について。  そして、次の質問は別ですが、ごみ減量化・再資源化推進事業費についてでございますが、ごみ減量化・再資源化の資源化推進事業費の予算増額の説明といたしまして、剪定枝等の資源化を、刈り草、落ち葉まで拡大とあります。事業の詳細について聞きたいと思います。この2点、よろしくお願いします。 35: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  それではまず環境衛生組合負担金の増減理由ということについてお答えします。  まず、塵芥処理場分の増額要因といたしましては、平成28年度から実施しております伊勢原清掃工場残留焼却灰等除去工事、こちらが当初除去する残留焼却灰の重量を1万3000tと見込んでおりましたが、除去工事を進める中で焼却灰の中に土砂等が多く含まれていた、こういうことから総重量が1万8400tに追加する見込みとなりました。この増加した5400t分を除去するために財政面あるいは除去工事の工程等を見直した結果、当初予定しておりました平成31年3月までの工期から平成31年12月までに、約半年、延長することにより負担金が増額となったものであります。  続きまして、斎場分の減額要因としましては、平成28年度から実施しております斎場の増改築工事が完了したため、減額となったものでございます。  続きまして、拡大する刈り草、落ち葉の事業詳細になりますが、現在、剪定枝の資源化事業におきましては、剪定した枝類を対象としておりまして、平成30年度の資源化量、年間約300tを見込んでおります。平成31年11月から開始を予定しております刈り草、落ち葉の資源化になりますけれども、これまでの剪定枝と同様、市内の資源化事業所に持ち込み、その後、山梨県、あるいは千葉県にある処理施設で主に堆肥として再生していきます。量的には月に40t、3月までの5カ月間で200tの回収を見込んでおり、330万円の処理費を予算計上しております。  以上です。 36: ◯委員【越水清議員】  それでは、今の環境衛生組合関係の再質問をさせていただきますが、今後の負担の見込みについておわかりになる範囲でお尋ねしたいと思います。 37: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  今後の負担金の見込みにつきましてお答えします。環境衛生組合のほうが推計いたしております平成34年度までの主な増額要因を説明いたします。まず塵芥処理場分につきましては、平成32年度に伊勢原清掃工場90tの焼却施設の大規模修繕を予定しており、バグフィルターのろ布、あるいは焼却用空気予熱機等の交換を行うため、負担金の増額を予定しております。また、斎場分におきましては新しい炉の建設から3年間の瑕疵担保期間が終了します平成32年度に炉の点検修繕のためこちらも負担金の増額を予定しております。そのほかの年度におきましては、おおむね今年度と同程度と環境衛生組合より聞いております。  以上でございます。 38: ◯委員【越水清議員】  続きまして、先ほど質問しましたごみ減量化関係の再質問でございますが、燃やすごみの削減につきましては、大きな課題であると理解しておりますが、それには排出する市民の協力をいただかなければ減量化につながらないと思うわけですが、そこで、市民の役割として燃やすごみのさらなる削減に取り組むにはどのようにしたらよいのか、お考えがあればお聞きしたいと思います。 39: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  燃やすごみのさらなる削減におきましては生ごみを減らす取り組みとして水切り、食べ切り、使い切り、この3切り運動、再利用可能な紙類、あるいは容器包装プラスチックの分別徹底など、従来からお伝えしている基本的なことをお一人お一人が実践することでさらなる削減につながるものと考えます。そのためには市や衛生委員が中心となり、市民の皆様に訴えていく必要があると考えております。  以上でございます。 40: ◯委員【越水清議員】  答弁ありがとうございます。次に、ごみ収集関係について、2点伺います。1つは、ごみ収集運搬委託費でございますが、ごみ収集運搬委託費は、平成30年度予算現額より312万円の増となっているように思います。ここ3年間で最も大きな増額でございますが、その要因をお聞きしたいと思います。  もう1点は、ごみ収集事業費のほうですが、平成30年度は前年に比べ271万7000円の増は新規収集車購入による増ということでしたが、平成31年度は平成30年度に比べ359万7000円の増となっておりますが、その要因をお聞きします。  以上です。 41: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  まず、ごみ収集運搬委託費の増額要因につきましてお答えします。主な要因といたしましては、消費税率が10月から10%に引き上げられる見込みであることが大きな要因です。また、予算編成の軽油の燃料単価設定が1リットル当たり107円から125円に引き上げられたこと。この2つが増額の主な要因でございます。  続きまして、ごみ収集事業費の増額要因になりますが、要因としては3点ございます。1点目はリース車両2台を新規に入れかえによるリース料の増。2点目といたしましては清掃車両20台分の燃料でありますガソリン、あるいは軽油の単価アップによる燃料費の増。3点目といたしまして収集作業を補助する臨時職員の単価見直しによる賃金の増。この3点が大きな増額要因となっております。  以上です。 42: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。それでは、今お答えいただきました2点につきまして再質問させていただきます。まず1点目の運搬委託費の件ですが、ことし5月、ゴールデンウイーク、大型連休になるようですが、ごみが出せないで困ってしまう市民も多数出るのかなと想像するんですが、大型連休中のごみの収集はどのようになるのか、聞きたいと思います。  もう1点のごみ収集事業費につきましての再質問としては、専決処分の報告で、清掃車両の物損事故の報告がございました。今回の事案を含めて、日ごろからどのような対策をとっているのか、再質問としてこの2点伺います。 43: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  それでは、まず大型連休中のごみ収集につきましてお答えします。ごみ及び資源の収集におきましては、市民の良好な生活環境の保全、公衆衛生を維持するため、不可欠な業務であるとの考え方に基づきまして、従来から平日はもちろんですが、日曜日と年末年始を除く土曜日、祝日においても市民生活に影響のない範囲で収集業務を行っております。この考え方は今回の大型連休においても同様に考えておりまして、日曜日を除く8日間、こちらはごみ及び資源の収集を全て行いたいと考えております。  続きまして、物損事故における対策と日ごろからの対策ということでございますが、今回の清掃車両の物損事故については事故発生後、現業者職員と安全対策に関する協議を行い、車内への注意喚起表示、道路傾斜など危険が見込まれる収集箇所を抽出し、コース図へ強調した表示、車どめの徹底をするなど、再発防止の対策を講じております。また、日ごろからの取り組みとしては朝の朝礼時に行う安全標語の唱和、また月1回ほど開催しております安全衛生委員会などでの安全対策に取り組んでおります。今後も声出しや指差しなど、職員相互の安全確認や基本動作を確実に行うとともに、事故の再発防止に向けたさらなる取り組みを進めてまいります。  以上でございます。 44: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。了解いたしました。  次に、41ページでしょうか。塵芥処理手数料につきまして、歳入の塵芥処理手数料は37万4000円の減額となっております。理由は事業系一般廃棄物収集終了と説明されておりますが、どのようなことなのかをお尋ねいたします。  もう1点、ふれあい収集事業費でございますが、平成30年度は前年比271万7000円の増は新規収集車購入による増ということでございました。平成31年度は平成30年度に比べまして70万9000円の増となっております。その要因について伺います。  以上2点、お願いいたします。 45: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  まず最初に、事業系一般廃棄物収集終了の内容につきましてお答えします。平成30年度、今年度ですが、1日平均10kgを超える事業者のごみを市が収集運搬及び処分を行い、手数料として1者のみ徴収しておりました。この事業者が平成31年度から民間の収集運搬許可業者へ委託を開始することになりましたことから、歳入予算の減となったものであります。  もう1点、ふれあい収集の関係でございます。ふれあい収集の業務につきましては、ほろつき小型トラックを使用しております。この車両は平成22年度に導入いたしましたが、エアコンの故障またはほろの破れ、こういう経年劣化により業務に支障が生じてまいりました。このため、平成31年度予算で車両更新を予定しておりましたが、3月に前倒しで新規車両へ更新したことに伴い、リース料が増額になったもので、増車ではございません。  次に、過去3年の対象者の推移につきましては、平成27年度が197世帯、平成28年度が224世帯、平成29年度が219世帯、そして現在204世帯と大きな変動には至っておりません。
     以上でございます。 46: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。最後に1点、質問させていただきたいと思います。今のふれあい収集事業費が70万9000円の増額で、理由としては賃貸料で、ふれあい車両新規リースと説明されておりますが、対象者がふえ、1台増車したのかと思いますが、その確認と過去3年の対象者数の推移を聞きたいと思います。 47: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  申しわけございません。先ほど答弁した内容で、同じでございます。  以上です。(「了解です」の声あり) 48: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは、私のほうからも予算書の131ページ、2の公衆便所維持管理費ですが、平成27年から平成29年では、某会社の3年間契約が終了し、現在は平成30年から平成32年の3カ年で、入札による長期継続契約を結んでいると思いますが、引き続き同じ業者が担当しているのか、昨年の予算審査のときには、4月からの委託業者は未定であるというご説明でした。改めて入札後の現在の状況についてお尋ねします。 49: ◯環境美化センター主幹【小菅賢一】  公衆便所維持管理費のご質問にお答えします。初めに平成30年4月から3カ年の長期継続契約を締結した事業者につきましては、委員ご指摘のとおり、前回と同様の事業者となります。  次に入札の状況についてのご質問ですが、入札にかかる業務は管財契約検査課の所管となります。当該契約については一般競争入札で行われ、参加申し込みが4者、うち1者が辞退しました。このため、3者による入札を行った結果、唯一予定価格以下で入札した事業者が落札し、契約を締結しております。  以上です。 50: ◯委員【橋田夏枝議員】  入札そのものについては管財ということで、こちらも失礼いたしました。  続きまして、ごみ減量化・再資源化の件ですけれども、先ほどの委員からも刈り草、落ち葉が200tということで説明がありましたけれども、こちらの200tと見込んでいるのには単純に燃やすごみが200t減少すると見込んでよろしいということなんでしょうか。 51: ◯環境美化センター資源循環係長【石川知行】  燃やすごみの削減に向けてというご質問でございますけれども、燃やすごみが200t単純に減少するのかということに対しましては、全く全量ということにはなりませんけれども、おおむね燃やすごみの削減分に当たるのではないかと考えております。  以上です。 52: ◯委員【橋田夏枝議員】  ごみの減量化というのは本当に大きなテーマで、また、難しい問題ではあるのですが、この観点からもう1つ質問したいんですけれども、ことし4月から出入国管理法が改正されて、外国人労働者の受け入れの拡大というものがふえて、伊勢原に住む外国人が現在2500人近くいらっしゃるんですが、さらに今後ふえていくだろうと思います。現在でも実は日本に住んで間もない外国人だとごみの分別がわからないということも、聞いたり、見たりしていることはあるんですけれども、やはりそういった分別が進まないということになると、ごみの減量も難しくなってしまうし、皆さんの手間暇もかかってしまうのかなということで、伊勢原に住む外国人のごみの分別方法ですとか、ごみの出し方というものについて、こちらは取り組んでいくというお考えがあるのか、お聞きします。 53: ◯環境美化センター所長【石田康弘】  外国人への分別指導、あるいは排出の仕方の指導はどうするのかというご質問に対してお答えします。現在、美化センターのほうでは、外国語の分別ガイドを6種類ほど作成しております。また、カレンダーにおきましてもホームページから4カ国語がダウンロードできるような取り組みをしております。またさらには、平成30年度9月だと思いましたが、外国人が多く集まる集会がございまして、そこで分別の話をさせていただく機会を設けさせていただくなど、外国人のところに直接行って指導することも多々行っております。  以上でございます。 54: ◯委員【橋田夏枝議員】  先ほど答弁にありました説明というのは、ベトナム人が300人集まって。私も、実はその現場にいたという経緯もあるんですが、非常にいい取り組みだとは思っています。ただ、あそこはベトナム人が大勢集まったところであるので、こういった集会というのは、今後設けていく必要があるということで、共通認識を持ちました。  以上です。 55: ◯委員【八島満雄議員】  ただいまの橋田委員の外国の問題につきましては重ねてよろしくお願いします。私どもの地域も外国の方への配慮というものが十分なのかどうかというのは議論されていますけれども、なかなかうまくいかない状況がありますので、よろしくお願いします。  私のほうから質問を2点ほどあるんですが、簡単ではありますが、衛生委員会事業費補助金。衛生委員会の方々が大変な思いで働いておられますが、毎年補助額が同額である。年々仕事量というか、活動量といいますか、呼び出し量ともよく地域では話されますが、呼び出されて大変なのはありますが、そういう量が多いのに同額というのはどのような理由なのかなということと、その他もあるでしょうけれども、まずこの点を1点お尋ねします。 56: ◯環境美化センター資源循環係長【石川知行】  衛生委員会の事業補助金についてのご質問にお答えいたします。衛生委員会の補助金は地域のごみ収集場所の清掃美化やマナーの指導啓発などの活動に対しまして補助を行っているものでございます。収集場所の清掃に使用する用具を購入するなど、活動に伴う経費の一部に対して補助を行っているものとなっています。この補助額でございますが、市の補助金にかかる見直しを重ねておりますけれども、若干の金額の調整を図ってまいりましたが、平成27年度以降、現在の額となっているものでございます。  続きまして、活動の内容になりますけれども、衛生委員は収集の場所にかかる日常的な業務に加えまして、市民総ぐるみ大清掃に使用するごみ袋であったり、ごみカレンダー等の配布、不法投棄のパロール等の活動を多岐にわたってしていただいております。  以上です。 57: ◯委員【八島満雄議員】  それでは、その先わかったら教えていただきたいんですが、要するに、ごみ収集場所は網が必要になりますが、網等々についてはうまくいただいているところと破れたままの形であるところと、住居が急に定まって急にごみが出てしまったというところで、網が足りないよという話で、そちらのほうにもお願いが行くと思うんですが、網の在庫量などはあるんでしょうか。 58: ◯環境美化センター主幹【小菅賢一】  うちのほうで在庫として一定はご用意しております。ただし、この網ですけれども、購入したものではなくて、リサイクルしたものになります。不要となった網を私どものほうでいただいて、それを皆様に提供しているという形で、一定量必ずご用意できるものではありません。  以上になります。 59: ◯委員【八島満雄議員】  細部への心遣いありがとうございます。市民にとってはすぐに応急的な処置ができますので、また、さらなるそういうリサイクル的なものがありましたら、またよろしくお願いします。  2つ目の質問です。公衆トイレ維持管理費等についてお尋ねします。これは簡単ですが、私がこの書類を見て、1000円の増額と書いています。勘違いなのかどうかわかりませんが、その辺のところ。  あるいは、市からの管理委託などは幾つあるのか。前にも質問しましたけれども、そのような方々への指導についてはどのようにされているのか、その点だけよろしくお願いします。 60: ◯環境美化センター主幹【小菅賢一】  私から3点お答えします。1点目、前年度予算から1000円を増額した理由につきましては、主な増額要因としては排水の詰まりなどの修繕費や本年10月から消費税率が10%に引き上げられることなどに伴う増を見込んでおります。その一方で、先ほども申し上げました巡回清掃業務委託が平成30年度から3カ年の長期継続契約の初年度となるため、入札を行った結果、設計金額から減したことによって締結しました。そのため、対前年度予算費で1000円の増額となっております。  2点目、管理委託の事業者数については1者のみで清掃及び巡回等の業務を担っていただいております。  3点目、業者への指導につきましては仕様書において毎日4回以上の定期的な清掃と巡回、便器は洗剤等を使用して洗浄する。また、照明器具の点検、また電球の速やかな交換など、具体的な作業の指示を行って、公衆便所を衛生に保ち、安全に安心して利用できるよう維持管理に努めております。  以上になります。 61: ◯委員【八島満雄議員】  再度質問になると思うんですが、入札行為は1者だけですか。それは応募をかけても1者しか来ないのか。あるいは他者があってもそこだけになるのかというのが、ちまたではありますので、その辺、お答えをお願いします。 62: ◯環境美化センター主幹【小菅賢一】  入札につきましては一般競争入札で4名の事業者の応募がありました。そのうち1者が辞退して3名の入札になります。3者の入札した結果、予定金額以下で入札した方が落札しておりまして、その1者と契約になっております。(「了解」の声あり)   ────────────── ○ ──────────────      第5款農林水産業費      第10款災害復旧費、第1項農林水産施設災害復旧費 63: ◯委員長【小山博正議員】  それでは次に第5款農林水産業費について、142から151ページ、第10款災害復旧費、第1項農林水産施設災害復旧費について、210から211ページの質疑をお願いいたします。 64: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは、私からは第5款農林水産業費についてです。予算書の145ページになります。まずその9番ですが、みかんの木オーナー制度推進事業費について質問いたします。昨年の予算審査の際、平成27年度以降、新規募集が行われていないという回答をいただいたと記憶しております。理由としては高齢化や天候不順などが挙げられますが、ことしの実績がどうであったのか、お尋ねします。 65: ◯農業振興課長【熊澤信一】  みかんの木のオーナーの新規募集につきましては、今年度はみかんの木を提供する環境が整いましたことから、栗原、善波、両地区で募集を行いました。栗原地区では22本、善波地区で13本、計35本分の新たなオーナーが決まってございます。  以上です。 66: ◯委員【橋田夏枝議員】  ことしに関しては22と13なので、計35本が新たにそういった契約が決まったということで、実績を上げているわけですけれども、そもそもみかんの木オーナー制度が始まって長いと思うんですけれども、本事業の本来の目的について再度確認いたします。 67: ◯農業振興課長【熊澤信一】  みかんの木オーナー制度につきましては観光農業の推進によりまして、消費者や観光客との交流促進及び栗原、善波地区の農業経営の安定化を図るといったことを目的としてございます。  以上です。 68: ◯委員【橋田夏枝議員】  日向や善波、栗原など、一部のミカンの農園というのは、ご苦労されながらも、何とか今日まで継続しているわけですが、背景には高齢化や後継者不足といった問題があり、市内のミカン農園というのは年々減少していると聞きます。現状についてご説明いただきたいことと、ミカン山での鳥獣被害の報告というのはあるのか、確認します。 69: ◯農業振興課長【熊澤信一】  まずは、みかんのオーナー制度の現状につきましてお答えいたします。委員、ただいまご指摘いただきましたように、農業者の高齢化でありますとか、後継者不足によりまして、オーナー制度に参加する農業生産者は減少傾向にございます。具体的には栗原地区の現在の会員数は15人でございまして、過去5年間で4名減っております。さらに善波地区につきましては、現在の会員数5人でございまして、過去5年間で2名の減少となってございます。また、みかんの木の提供本数につきましては現在栗原地区が487本、善波地区では67本となってございまして、今年度は新規募集により増加したものの、中長期的には会員数の減少等を受けまして、こちらも減少傾向にございます。  続きまして、ミカン山での鳥獣被害につきまして答弁をいたします。ミカン山での鳥獣の被害についてですが、JAいせはらからの報告によりますと、昨年12月までの農業被害総額は1846万円ございました。そのうち今年度のミカンの農業被害につきましては約970万円と報告されてございます。  以上です。 70: ◯委員【橋田夏枝議員】  今答弁にありました1846万円の被害のうちの約半分がミカン山、ミカンに関する被害ということで、非常に驚きました。こういった現状を踏まえまして、本市として伊勢原市のミカン山をどのように守っていくというお考えなのか、お尋ねします。 71: ◯農業振興課長【熊澤信一】  農業従事者の高齢化ですとか、後継者等の担い手不足はミカン栽培を主としました農業経営における大きな課題であると認識してございます。このため、本市では、本事業によりまして、観光農業の振興を図りますとともに、鳥獣被害対策でありますとか、地域の担い手の育成支援等を推進いたしまして、ミカン栽培における農業経営が継続できる環境を整えてまいりたいと考えます。さらに今後につきましては、ミカン栽培を営む農業者等に対しまして、将来の営農意向などを聴取した中で今後の対策をより深く整理してまいりたいと考えてございます。  以上です。 72: ◯委員【橋田夏枝議員】  ぜひ伊勢原の観光名物の一つであるミカンを守っていただきたいと思います。  続きまして10番の有害鳥獣対策事業費についてですが、昨年秋、イノシシによる被害が多数発生しております。特にサツマイモの収穫のころにサツマイモを全部やられてしまったなんていうのも聞いています。近年の鳥獣被害の傾向と来年度以降新たに取り組む計画の事業があるのか、お尋ねします。 73: ◯農業振興課長【熊澤信一】  今年度の鳥獣被害につきましては、委員ご指摘のとおり、イノシシによる被害が多い傾向にございます。先ほど申し上げましたように、昨年12月までの農業被害総額1846万円のうちイノシシによるものが約950万円と、50%以上を占めてございます。このほか、鹿によるものが約380万円、さらに猿によるものが約320万円となってございます。このため来年度の新たな取り組みにつきましては伊勢原市有害鳥獣対策協議会とも連携した中で農作物の食害に遭いにくい作物の研究を進めますとともに、近年はカラスを初めとします鳥類による農業被害や生活被害も深刻化してございますので、そういった対策を研究しまして、施行に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上です。 74: ◯委員【橋田夏枝議員】  イノシシが全体の被害の半分を占めるということで、これも非常にびっくりしておりますけれども、さらなる対策を講じていただきたいと思います。  続きまして、次の11番ですが、農業用廃棄物適正処理対策事業費5万円の予算についてです。こちらは新規事業ということですが、審査資料は5ページに説明がありまして、農業者から排出される廃ビニール、廃ポリ容器等の適正処理リサイクル対策という説明がありますが、具体的にどういう事業で、どういった目的なのでしょうか。なぜ来年度新規事業として必要だったのか、お尋ねします。 75: ◯農業振興課長【熊澤信一】  順次お答えいたします。本事業につきましては、農業生産の過程で排出されます廃棄物を安全で確実に処理できますように環境に負荷がかからない農業生産管理工程を促進するための事業となってございます。具体の事業内容につきましては、伊勢原市農業協同組合が行います農業用廃棄物回収事業に対しまして支援を行うことで不適正処理により危惧されます農産物等への悪影響を未然に防止する取り組みとなっております。  次に、本事業に新たに取り組む理由についてお答えをいたします。本事業につきましては平成14年度から平成29年度まで取り組んだ経過がございまして、平成30年度につきましてはその実施効果を見きわめるために、一時事業を見送ってございました。こうした中、農業者等からの農業分野におけます広域的な環境負荷軽減対策の要望を受けまして、改めて実施したいと考えてございます。  以上です。 76: ◯委員【橋田夏枝議員】  了解です。  続きまして次の質問です。12番の農産物ブランド化推進事業費についてです。平成29年は30万円の予算、ことしが200万円、来年は30万円にまた戻るということで、交付金の減少に伴い、平成29年度予算の水準に戻ったという形ですが、30万円と大きく減り、限られた予算の中でどういったことを行おうとしているのでしょうか。 77: ◯農業振興課長【熊澤信一】  お答えいたします。本事業では、本市のさまざまな農畜産物の販売促進イベントへの出店でございますとか、報道機関を通じたPR活動、さらには女性農業者が行います普及啓発活動への支援を行いまして、市内外への農畜産物全般のPRと農業所得の向上を図ってまいりたいと考えてございます。なお、今年度に立ち上げました地域ブランドであります日本遺産のまち伊勢原うまいものセレクト、こちらの認定品の販売促進等につきましては、これまで農業振興課の本事業費と商工観光課所管の日本遺産関連事業費により取り組んでまいりました。平成31年度の本ブランドにかかります事業費につきましてはその販売促進費用等を商工観光課所管の事業費に整理統合することといたしまして、なお実施段階につきましてはこれまでどおり、両課が密接に連携することで地域ブランドの推進に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 78: ◯委員【橋田夏枝議員】  商工観光課と連携して進めていくということで了解しました。  続きまして、予算書は149ページになります。第2項林業費第1の林業振興費、3のふれあいの森キャンプ場維持管理費ですが、平成29年度が470万円、平成30年度が480万円、平成31年度が526万円という推移ですが、日向ふれあい学習センターというのは今月末で閉館する予定ですが、日向キャンプ場の事務管理に影響が出てくるのか。農業振興課が所管していると思いますが、どのように今後管理するお考えなのか、お尋ねします。 79: ◯農業振興課農林整備担当課長【樋口明】  それでは、キャンプ場の事務管理についてご答弁いたします。ふれあいの森日向キャンプ場の管理は、利用期間内においては業務委託業者が、利用期間外においては日向ふれあい学習センターが行っておりました。日向ふれあい学習センターの3月末での閉鎖に当たり、平成31年度の利用期間外の管理につきましては、予約受付などの利用者の利便性を考慮し、業務委託により予約受付業務及び施設の見回り業務を委託業者にて行う予定でおります。  以上です。 80: ◯委員【橋田夏枝議員】  利用者に迷惑のかからない、利便性を考えての措置だと思いますが、よろしくお願いします。  また、キャンプ場ですが、ふれあいの森キャンプ場が、長期の計画では閉鎖という計画がございます。閉鎖に向けての今後の計画についてお尋ねします。 81: ◯農業振興課農林整備担当課長【樋口明】  キャンプ場の閉鎖に向けての計画についてご答弁いたします。これにつきましては、伊勢原市公共施設等総合管理計画において平成32年度までに廃止、民間活用の検討を行うこととなっております。現在までにレジャーサービス業など、6事業者に学習センター、森のコテージも含め、3施設の説明、現地の状況を確認いただき、検討をお願いしているところですが、いずれも厳しい状況にあります。平成32年度に最終的な判断を行う必要があるため、引き続き民間活用の検討を行っていく予定です。  以上です。 82: ◯委員【橋田夏枝議員】  平成32年度までに廃止という方向で進めていることを確認しました。  最後の質問になります。今回、農業に関係する質問をしましたけれども、TPP11が昨年末に発効し、世界のGDPの13%を占める巨大な自由貿易圏が誕生しました。これにより、海外から価格の安い牛肉や乳製品等が入ってきて、日本の酪農家たちはこれまで以上に厳しい競争にさらされることとなります。本市の酪農業は県下でも有数で、最も盛んであるがゆえに、今後、伊勢原の酪農を守っていかなければならないわけですが、市としてどのように支援するお考えなのか、お尋ねします。 83: ◯農業振興課長【熊澤信一】  今後の支援につきましては、まずは市内酪農業への影響を見きわめつつ、国等によります支援策に関する情報収集、事業者への情報提供に努めてまいりたいと考えます。さらには事業者からの意向に応じまして、収益向上に向けた取り組みが推進されますように、畜産クラスター計画に基づきます個別事業、こちらの実施等を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 84: ◯委員【越水清議員】  それでは質問させていただきます。農林水産業費の中で2点、1つは農業委員会運営費につきまして143ページにございますが、農業委員会法の改正によりまして、平成30年度より新たな組織構成で運営されておると思いますが、運営と活動状況について伺います。  もう1点、145ページの市民農園の管理運営事業費につきまして聞いておきたいと思います。現在の利用状況、そして、現状において課題があれば伺いたいと思います。  以上2点。 85: ◯農業委員会事務局長【小瀬村正宣】  初めに農業委員会法の改正による新しい組織構成での運営と活動状況についてお答えさせていただきたいと思います。昨年4月の農業委員の改選におきまして、農業委員10名、農地利用最適化推進委員12名、計22名の体制と移行させていただきました。農業委員会法の改正により、農業委員会業務の重点化といたしまして、担い手への農地利用集積、集約化、耕作放棄地の発生防止・解消、新規参入の促進といった農地等の利用の最適化の推進が必須業務となり、新たに農地利用最適化推進委員を設置することとなりました。  農地利用最適化推進委員は、担当地区での農地利用の最適化業務に特化しますが、農業委員にも許認可業務に限らず、農地利用の最適化について、農地利用最適化推進委員と連携して取り組んでおります。また、月1回、総会の前に農業委員、農地利用最適化推進委員とで全員協議会を行い、情報の共有を図るとともに、総会の前には当月の案件について現地確認を行っていただいております。さらに農業委員会法に定められています農地等の利用の最適化の推進に関する指針を12月の総会において決定したところであり、今後はこの指針に沿って遊休農地の発生防止・解消、農地の利用集積、新規参入の促進等について、1月、2月の人・農地プラン座談会等にも出席させていただきました。  以上です。 86: ◯農業振興課農業政策係長【長嶋全】  市民農園の現在の利用状況についてお答えします。平成31年1月末における利用は、提供する238区画のうち109区画が利用されており、利用率は約46%となっております。  以上です。 87: ◯委員【越水清議員】  特に現状における課題等はございませんか。 88: ◯農業振興課農業政策係長【長嶋全】  現在の課題についてお答えいたします。市民農園、八幡谷戸ふれあいガーデンですが、こちらにつきましては一部排水性の向上が必要な区画があることから、今年度から当該エリアの耕運整備などを行っております。こうした影響もあり、市民等への提供が困難な区画がある中、利用率の向上を図っていくことが課題となっております。  以上です。(「了解」の声あり) 89: ◯委員【舘大樹議員】  それでは、まず有害鳥獣対策費、145ページです。伺いたいと思います。先ほど他委員からもお話がありました、ごみの関係でお話があったんですけれども、カラスとの共生が伊勢原市では大きな課題になっていると私は感じております。平成31年度の駆除の予定と、そもそもカラス問題についての伊勢原市としての見解をお伺いいたします。  あともう1点、お願いします。147ページの農業用施設整備事業費についてです。西部用水にかかる支線高森用水路整備工事、支線池端用水路整備工事が新規事業として計上されております。内容の詳細をお願いいたします。  以上です。 90: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  私のほうから来年度のカラス駆除予定とカラス問題に対する見解についてお答えします。  平成31年度におけるカラスの駆除対策につきましては、民間事業者による市の捕獲許可に基づいた有害捕獲が予定されています。また、伊勢原市有害鳥獣対策協議会を通じて、引き続きカラスのえさになる誘引物の除去等を農業者に促してまいりたいと考えています。  カラスによる被害につきましては、農業被害に加え、騒音やふんによる生活被害など被害の内容が多岐にわたっているものと認識しています。こうしたことから、来年度におきましては、地区有害鳥獣対策協議会との連携のもと、他都市の先進事例を含め、効果的なカラス対策の手法を研究し、試行に向けた取り組みを行いたいと考えております。  以上です。 91: ◯農業振興課農林整備担当課長【樋口明】  それでは、私からは農業用施設整備事業費の2つの工事についての詳細についてご答弁させていただきます。まず最初に西部用水支線高森用水路整備工事につきましては、高森地内の西部用水本線の鎌田牧場付近から歌川広町橋の東側の水田に送っている用水路です。その経路の途中にある暗渠になっている箇所です。延長にして約70mになります。現状につきましては、カメラ調査の結果から管の老朽化による漏水が激しく、受益地への用水量の減衰や隣接する住宅地への沈下等の被害を招くおそれがあります。このため、暗渠管の漏水を修繕する管の更生工事を行い、用水量の確保と用水管理の万全を図るものです。  また、西部用水支線池端用水路整備工事につきましては、池端地内の白百合幼稚園の東側になります。この用水路の整備工事につきましては、昨年9月に小田急線軌道内の水路閉塞工事を実施した際に新たに切り回した用水路として施工済みであります。来年度につきましてはその用水路を施工した部分の用地取得になります。  以上です。 92: ◯委員【舘大樹議員】  西部用水については了解いたしました。
     カラスの関係ですけど、課題についてお話しいただいたんですが、とにかくごみというか、カラスの数、頭数がそもそもふえているという話があって、それはお伝えもしていますけれども、新東名の関係の工事で山が削られて、その山にすんでいたカラスが里におりてきてみたいな話があると。明らかにごみの散乱のいたずらがすごいのと、数が多いので、カアカア、カアカアすごいんですね。東海大の近辺とか、特に住民の方がたまらないというような話もあるので、効果的な対策という話があったんですけれども、宇都宮大学の先生が音で会話ができて、退散させられるみたいな新しいような機械とかもあるようなので、そういうところでぜひ効果的な対策を研究していただきたいと思います。  もう1つ質問させてもらいます。149ページです。山業人づくり事業費の関係で、林地台帳の完成による事業費減となっております。この林地台帳の整備の状況についてお伺いしたい。  あと国民病と言ってもいいと思いますけれども、杉やヒノキの花粉症にかかります切実な問題でございますけれども、林業施策の展開の有無をお伺いしたいと思います。  あともう1点、野生動物出没抑制目的で集落周辺の森林整備を予定されておりますけれども、詳細な内容をお願いします。  以上です。 93: ◯農業振興課農林整備担当農林管理係長【吉野雅彦】  回答いたします。まず、林地台帳の状況についてです。平成28年度の森林法改正に伴い、市町村は森林の土地に関する情報の活用の促進を図るため、森林の土地所有者や境界測量の有無などの森林に関する情報をまとめた林地台帳及び森林の土地に関する地図を作成し、平成31年度から公表することが義務づけられています。このため、今年度平成30年7月になりますが、林地台帳作成業務を発注し、今月末の完成、平成31年4月1日からの公表に向け、現在事務を進めている状況です。  次に、杉、ヒノキ花粉症にかかる林業施策の展開の有無についてですが、花粉症は多くの方が悩まれている社会的な問題であることから、広域的な取り組みとして平成20年度から9都県市花粉発生源対策10カ年計画を策定し、広範囲に飛散する花粉を発生させる杉林を減少させるなど、花粉発生源対策を9都県市共同で行っていただいております。この9都県市ですが、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市になります。また、この対策を前進するため、平成30年4月には神奈川県が独自に、神奈川県花粉発生源対策10カ年計画を新たに策定するとともに、9都県市においても、第2期9都県市花粉発生源対策10カ年計画を策定し、花粉発生源対策を進めている状況です。  主な対策としては、杉及びヒノキ林を間伐し、針葉樹と広葉樹がまじる混交林化を進めること。また、杉及びヒノキ林を伐採し、その跡地に花粉症対策苗木を植栽するものです。伊勢原市としましても、野生動物出没の抑制に効果がある集落周辺環境整備において、目標とする林形を針広混交林化とし、事業を進めております。  最後に、集落周辺環境整備の詳細な内容についてですが、この事業は住居や畑等からおおむね100m以内の集落周辺における手入れ不足による荒廃した森林の整備を行うもので、平成29年度から5カ年計画に基づき行っております。先ほども述べましたとおり、この事業は野生動物出没の抑制に効果があることから、野生動物が頻繁に出没している大山地区の整備を優先的に行っており、平成31年度においても、大山地区仁ヶ久保林道入り口東側及び龍泉寺西側などの約4.65haの森林整備を行う予定です。  以上です。(「了解です」の声あり) 94: ◯委員【前田秀資議員】  農業委員会についてお伺いいたします。ご存じのように農業委員会の体制も大きく変化したわけで、事務局もいろいろご苦労があると思うんですが、それらに対応する職員の体制等、どのように考えておられるか、伺います。 95: ◯農地利用担当部長【松浦宏聡】  農業委員会組織につきましては平成30年4月から改正農業委員会法に基づきまして、従来からの農業委員に加えまして、農地利用最適化推進委員が設置されております。業務につきましても農地利用の最適化が新たに必須業務に位置づけられるなど、その取り組む範囲は拡大しております。従来からの農地の権利移動に係る許認可事務を適切に執行しつつ、新たな業務をこなしていくこととなる中、農業委員会事務局の果たす役割はますます重要になっているものと認識しております。このため、県農業会議等が開催する研修会等に積極的に参加して、職員のスキルアップを図るとともに、近隣市との情報交換を密にして効率的な業務執行に役立てているところでございます。また、総会資料等の作成に当たっては正確を期すため期限に余裕を持って作業に着手するよう励行しているほか、事務局内でのクロスチェックを徹底しております。今後はさらに農業委員会事務局経験者と情報交換を行う場を設けるなどして、限られた人員の中で適正かつ効率的に業務が行えるよう体制を整えてまいります。  以上でございます。 96: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。クロスチェックされているなんていうと、非常に万全の体制をとっているという、考え方としてはそうだと思うんですが、それでもまだなかなか万全の対応ができないとしたら、職員の配置、人員等に問題があるんじゃないでしょうか。考え方を伺います。 97: ◯農地利用担当部長【松浦宏聡】  職員の配置ですとか、数、そういったものはもちろん根本的な課題としてはあるかもしれませんが、ただ、限られた人員の中でやっていかざるを得ないという状況が現実としてあると思います。そういった中で、一番は地道にスキルアップを図っていくということにまずは努めていく必要があるのではないかと考えております。 98: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。私も考え方としてはわかるんですが、同席されていますので、副市長にもちょっとお考え方が別にあるのでしたらお伺いします。 99: ◯副市長【武山哲】  市役所全体が今非常に人員が過去に比べると減ってきている中で、限られた人員の中でもろもろの仕事をこなしていかなきゃならない。そういう中で、必ずしも十全な成果を上げ得ない所属が中には生じるという現実もあると受けとめています。そういう中で、基本的にはまず第一義的には担当部長申したように、現有体制のスキルアップ、それからいろいろな仕組みを組み合わせることによってミスを低減させていく。そういった努力が第一義的に求められ、あと理論的にはなおかつそれで十全な成果を期待できなかった場合、人員の配置等も次の選択肢としてあり得るかなというふうには受けとめております。  以上です。 100: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。なかなか言うは易しという部分だと思うんですが、一歩一歩改善していただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 101: ◯委員【八島満雄議員】  それでは、質問させていただきますが、3の農業経営基盤強化対策事業費は昨年と比べると159万8000円の減になっていますが、次世代人材の投資の事業補助、こういうのはどんな内容を持っているのかというのが1点。  募集状況とか、あるいは予測される実施例、先ほどありましたように、絶対的に後継者が減っているんだと。あるいは農業を継続する人が減っているんだという絶対的な中でだめなのかという発想じゃなくて、もっとグローバルに展開していただきたいという意味で、市の次世代育成への総合計画の中での意思を聞きたい。どんな思いで今捉えているのか。先ほどみたいに減っていますからだめですというんじゃなくて、どんな手を打っているのかというところをちょっとお話しいただきたい。 102: ◯農業振興課農業政策係長【長嶋全】  順次お答えさせていただきます。  まず、農業次世代人材投資事業補助金の内容についてお答えします。農業次世代人材投資事業は、次世代を担う農業者となることを志向する新規就農者に対し、就農直後の経営確立を支援する資金として……。(「もう少し高く言ってください」の声あり) 103: ◯委員長【小山博正議員】  もう少し大きな声でお願いいたします。 104: ◯農業振興課農業政策係長【長嶋全】  農業次世代人材投資事業は、次世代を担う農業者となることを志向する新規就農者に対し、就農直後の経営確立を支援する資金として年間150万円を上限とし、最長5年間交付するものです。なお、交付金は生計が安定しない就農後5年間の支援、いわば生活支援であり、交付金の使途は定められておりません。  次に、本事業の募集状況とどのように次世代を担う農業者を発掘するのかについてお答えします。来年度の交付については、平成27年度から市内で花きを栽培する認定新規就農者1名を対象者とし、交付を行いたいと考えております。また、対象者の発掘については、県内で新規就農を希望する者の総合的な相談窓口となる、かながわ農業アカデミーを通じ、本市への就農をあっせんしてもらうなど、関係機関と連携し、新規就農者の確保に努めています。なお、今後はJAや農業委員会などの関係機関が、組織の垣根を越えて相談機能の一本化を図りつつ、それぞれの専門性を生かした相談対応を行うワンストップ相談窓口の創設に取り組み、新規就農を希望する者などに対する支援機能の強化を図りたいと考えております。  本市の次世代育成についての総合計画上の位置づけについてお答えします。第5次総合計画後期基本計画では施策に地域とつながる都市農業、森林づくりの推進を掲げております。本施策の方針の一つとして、農業基盤の整備や農地の集積・集約化、新たな担い手の育成確保などにより、農業経営の安定化を図ることを掲げており、具体の事業として青年就農者の経営確立支援、すなわち農業次世代人材投資事業を含む農業経営基盤強化事業を位置づけているところです。  以上です。 105: ◯委員【八島満雄議員】  今ご説明いただいたことは私なりにも理解しているんですね。いろいろな意味での、簡単に言えばこちらから市側から農業従事者、あるいはこれからやろうとしている次世代人材の発掘についての意気込みを感じられなかったんですけれども、今のお話ですと、部屋の中で待っているのかなという感じがするんです。その辺の誤解はないんでしょうか。ちょっとお願いします。 106: ◯農業振興課長【熊澤信一】  市といたしまして、先ほどから申し上げておりますように、農業従事者の高齢化でありますとか、担い手不足、こちらは大変大きな課題でありますことから、新規就農者を市内に呼び込むという取り組みはこれから積極的に進めていかなければいけないと認識しております。こうしたことから、来年度につきましては新規就農したいという方がより伊勢原で就農しやすくするように、先ほどお答えいたしましたが、JAでありますとか、農業委員会とも連携した中で、新たにワンストップの窓口を構築した中で、さらに新規就農者の方の相談性の利便の向上などを図った中で、新たな農業者の獲得、確保を図ってまいりたいと、積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上です。 107: ◯委員【八島満雄議員】  ありがとうございます。テレビ等でも過疎地、あるいは農業地等につきましても、市内に関係なく、県外でも全国からグローバルに呼び込んでいる。私は宮城県出身ですが、私のふるさとにも熊本の方が私の家に来ています。私の家は留守になりましたので。そうやって農業をしている。どうしたんですかと言ったら、やはり町、あるいは市のアピール、募集要綱を見てきたということになるんですね。ですから、そういった意味ではやる人はいるんだろう。その取り組みをどうするのか。具体性のある取り組みをぜひ期待しておりますので、よろしくお願いします。  2つ目、4番目の3目の農村広場維持管理費。毎度毎度お騒がせしていますけれども、毎年同額の28万7000円。東富岡自治会等の草刈りですか。等々ありますが、私が見ている範囲ではあそこを譲っていただいたというよりも、使わせていただいている団体が、自分なりで時間を利用して草を刈っているように思います。いつ見てもきれいになっていますので、そういったものを基本的から考えるとかなりの経費が浮いているように私は思うんですね。そういう意味では、るるお話を要望してきましたけれども、あそこに水洗施設、要するに、トイレ等、手を洗う場所。私どもも共進会で行った後、牛にさわった後、手を洗うところ、ずっと向こうじゃ、ちょっと洗わなくてもいいかなとそのまま手袋をしたりしていますけれども、昔は昔で、私は犬や牛、馬、全然関係ない。今はどうも感じましたね。洗わなくて手袋していいのかなとか思うので、水洗施設は必要なんじゃないか。  もう1つは、前からお話ししていた、野球少年たちがあそこで使っているなら感染性のものがもし発生したらどうするのかなと。市長が謝るのはいいんですけれども、謝るスタイルはテレビだけにしておいていただいて、事前設備は欲しいなと。そういう点で、再度、市民要望をバックにしてお尋ねします。いかがなものでしょうか。 108: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  順次お答えしたいと思います。まず北三間農村広場の関係につきましては、委員がお話しありましたように、広場の除草作業が必要となっている草刈り委託と、共進会等で実際のときしか使わない水道基本料金の予算計上の同額を毎年計上させていただいております。広場の維持管理につきましては、共進会等の開催に支障を来さないよう、必要最低限の環境維持に努めているところでありまして、また、このお話につきましては地元自治会から機能強化に関するお話、要望をいただいた経過がございますが、現在、農村広場としての利用を前提としております。当面の間は市民等への利用を考えておりまして、将来的には公共施設等、総合管理計画に基づきまして、中長期的に整備方針を決定していきたいと考えております。  以上です。 109: ◯委員【八島満雄議員】  建前はわかるんですよ。でも、そんなことではなくて、現実の世界が展開しているわけです。総合管理計画もわかります。私もそれに携わったものですから、それはそれなりにわかるんですけれども、緊急性を要するというふうに考えてないということですか。 110: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  委員からお話がありました件につきましては、現段階では必要最低限の水道料金と草刈り委託のほうを計上しておりまして、全く考えてないというわけではありませんが、当面の間は現状維持ということで考えております。  以上です。 111: ◯委員【八島満雄議員】  苦しいことは本当に申しわけないんですけれども、スポーツ等々で市内の方々が市外の方々と少年交流をしているわけですね。確かにあれは農村広場だから、そういう内訳はないと思うんですけれども、現実展開していることを認めろというんじゃなくて、伊勢原市が他市から来る子どもたちを取り込んで伊勢原でスポーツしようよと。そういう現実があるわけですね。あそこもことしは40人ぐらい応募が入って、相当な団体で他市交流しているわけです。私にも代表の方が余り言わないでくれと。ここ、使われなくなったら大変なんだという。恐ろしさの陰で日々心配しているんですよ。でも、私は違うだろうなと。子どもたちが動いて働いてスポーツで汗を流しているのに、ここにいる我々がその設備はできないというのは何なんだろうな。その辺だけを本当に強く意見を申し上げますので、何とかああいうスポーツ交流、市内外を取り込んだスポーツ交流について心の届く手当てをしていただきたい。これは意見であります。よろしくお願いします。  もう1点、最後の質問をさせていただきます。10番目の、再度出ていますけれども、有害鳥獣対策事業費は昨年度よりもふえているという話は、前から9万9000円ぐらい増ですか。何度もお話が出たんですが、聞き違っているのかどうか確認したいんですが、4群の猿がいますけれども、それはどこかの団体を駆除したら、あいたところに猿は移動しないのかどうか。その辺を私も思うんですが、あそこが駆除されていなくなったら、例えば、日向がいなくなったり、大山の猿がいなくなったら、そこにほかの団体が来るんじゃないのかなと。そういうイメージが私は田舎育ちですから、そうだったんですね。鳥なんか全くそうなんです。カラスもそうでした。そういった意味での1点。そういう追い払いは果たしていい成果を生むのか。今後いい成果を生むのかどうか。どうしようもなくて、ただやっているのか。それを1点お尋ねしたい。  広域獣害防止柵が私は大事だと。厚木市のほうから見ますと、20キロに及ぶんでしたか、柵をつくられたんですが、厚木には行かないけれども、その柵から行けなかったのがみんな伊勢原に来るんじゃないかと思うんですけれども、その辺のことについてはいかがなものですか。2点ほど。 112: ◯農業振興課鳥獣・営農係長【神戸泰明】  伊勢原市内に主な猿については4群の猿がおります。現状としましては、昨年、子易群といいまして、子易地区にいた猿が全頭捕獲できました。そうしたことによって日向群というのが高部屋地区中心におりまして、その猿が最近市民からの通報等がありますと、大山地区の子易のほうにまで移動している状況であります。県と連携して大山街道より南下しないように、猿の追い払い隊員と協力して、南下しないように取り組んでいる状況です。  広域獣害防止柵につきましては、はっきりした数字は覚えてないですが、平成10年代に県のほうで設置したものが市のほうに来ておりまして、どうしても天候、大雨とかによって、山の管理をしてないことによって、木が倒れたりすることによって柵が壊れている状況等があります。そういったものの修繕を中心的にやっておりますし、鹿、イノシシによって柵の下を、土を掘ってしまって、穴をあけてしまう場合については補修といいますか、強化という形で取り組んでおります。  以上です。 113: ◯委員【八島満雄議員】  地元の方だけでなくて、話の中できちっとしたアンサーをしたいと思ってお尋ねするんですけれども、猿を子易のほうの大群が駆除されて、ほかから移動して、下におりないようなことを工夫していますというけれども、具体的にはどんなことをされているんですか。これがちょっとわからない。 114: ◯農業振興課長【熊澤信一】  猿の追い払いについてでございます。追い払いにつきましては高部屋、大山、そういった地区ごとに協議会組織を立ち上げてございまして、そういった組織を中心として定期的な追い払い活動を行ってございます。さらには伊勢原市のシルバー人材センターに市が委託をした中で猿のパトロールを定期的に、こちらは週5日間やっていただいてございます。そういった中で、猿の群を発見した際には煙火等を使いまして追い払い活動をするといった取り組みをしてございます。こういった取り組みにつきましては、そもそもニホンザルの捕獲対策につきましては神奈川県が定めておりますニホンザルの管理事業計画に基づいて一定程度の群については、捕獲をするのではなくて、管理をしながら農業被害の軽減を図るといった方向性が現段階では示されてございますので、そういった計画に基づいた取り組みとなってございます。  以上です。(「了解」の声あり) 115: ◯委員長【小山博正議員】  よろしいですか。  それでは、ここで暫時休憩いたします。            午前11時20分   休憩            ─────────────            午前11時33分   再開 116: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、再開いたします。   ────────────── ○ ──────────────      第6款商工費、第1項商工費中、第1目商工総務費~第4目観      光費      第10款災害復旧費、第3項その他公共施設災害復旧費 117: ◯委員長【小山博正議員】  第6款商工費、第1項商工費中、第1目商工総務費から第4目観光費について、150から155ページ、第10款災害復旧費、第3項その他公共施設災害復旧費について、212から213ページの質疑をお願いいたします。 118: ◯委員【前田秀資議員】  それでは3点ほど質問したいと思います。まず1点目が観光で本市を訪れる人が市内で飲食したり、土産物を購入するなど観光と商業、さらに挙げれば農業も密接な関係があると思います。平成31年度に観光事業に関連した商業事業の取り組みとして何を予定されているか、お伺いします。 119: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  お答えいたします。日本遺産活用推進事業の日本遺産協議会への補助金の中で日本遺産ブランド商品開発販促事業として新たな商品開発に取り組み、また、商工業振興対策事業費で平成31年4月1日からスタートします商業振興事業プランの取り組みに基づき、市内商業者等と連携して商品の企画、開発を行います。また、商工会や商店会等への補助金交付によりまして、各団体が実施するイベントで市民の消費を喚起するとともに、観光客の受け入れを行い、商業振興につなげる取り組みを進めてまいります。  以上です。 120: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。ちょっと確認いたしますが、当市は第二東名を初めジャンクションとか、インターチェンジも整備されて、近々大きく交通体系も変わるわけなんですが、その辺も意識した取り組みというのは現在されているんでしょうか。そうじゃないんでしょうか。確認します。 121: ◯商工観光課長【大町徹】  今のご質問でございます。既にジャンクションが開通いたしまして、来年には伊勢原インターチェンジが開通を予定しているわけでございますけれども、現在、都市部とも連携を図りながら、そういった新たな商業施設を迎え入れられるような、そういったことについても連携しながら話し合いを進めているところでございます。  以上でございます。 122: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。今後、市内の多くの方が期待される部分だと思いますので、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。  次に2点目をお伺いします。平成31年度に計画している本市の中小企業支援策の中で現場で事業者に評価が高い支援策は何でしょうか。お伺いします。 123: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  事業者の評判のいい中小企業支援策の主なものにつきましてお答えさせていただきます。まずは企業立地促進事業費の見本市等出展事業補助金です。これは東京、横浜、幕張などで開催されます大規模な展示会などへの出展にかかる経費の一部を補助する制度です。この制度をきっかけに出展を始めた企業があり、また、出展により多くの契約を獲得し、成果を上げた企業もございます。  また、今年度から制度が始まりました先端設備等導入計画に係る設備導入への支援も好評でございます。企業の先端設備の導入に対して市が事業者の設備導入計画を認定することによって導入する設備の固定資産税が3年間にわたって減免になるなど優遇措置を受けることができるものです。  このほか、中小企業金融対策事業費の各融資制度の利子補給金制度等も好評です。  主な支援策については以上でございます。 124: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。今、答弁の中にありました伊勢原の中のいいものを、簡単に言えば外に発信していくような取り組みがあるようです。従来、伊勢原というのはいいものがある、いいことがあるといっても、なかなかその辺が弱いところでしたので、今後もよろしくお願いしたいと思います。  続いて3点目、質問いたします。伊勢原市ふるさとハローワークの運営に関してお伺いします。近年は社会的背景の中で職につくのもなかなか大変だし、また採用する側も大変という状況が続いています。その中で、ハローワークの実績及び伊勢原市に施設があることのメリットをお尋ねします。 125: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  まずは伊勢原市ふるさとハローワークの直近の3年間の職業紹介等の実績について、年集計でございます。平成28年、相談件数が6485件、紹介件数が3310件、就職件数が570件でした。平成29年は相談件数が6579件、紹介件数が2764件、就職件数は570件でした。そして、平成30年は相談件数が6361件、紹介件数が2603件、就職件数は555件です。  また、本市にハローワークがあることのメリットとしましては、身近に就業相談ができる施設があるということによって、市民にとって利便性が高まるといったこと。そして、市内企業を集めましたミニ面接会や就業セミナーなど、ハローワークと連携した専門性の高い事業を本市で実施できることなどが挙げられます。  以上でございます。 126: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。私などもよく市民から就職のご相談を受けることがあります。どちらかというと、こういう弾力性が失われた社会の中で1人の人がきちんと職業について働くということは、本当に大きな価値観があると思うんです。それに対する重要なお取り組みなので、これからもよろしくお願いいたします。  以上です。 127: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは、私からも第1項商工費、2商工業振興費について質問します。企業立地促進事業費ですが、予算書153ページになります。こちらは188万円から308万円と、120万円の増額となっております。審査資料の16ページに企業立地促進条例に基づく雇用促進奨励金の申請見込みが2件分あると説明が書かれておりますが、詳細についてお尋ねします。 128: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  お答えをいたします。雇用促進奨励金は企業の立地に当たりまして、市民を新規常用雇用従業員として雇用した場合に、雇用した人数に応じて市が奨励金の交付を行う支援制度でございます。平成31年度では、平成30年度に企業立地促進条例に基づく奨励措置の適用の決定を受けた2つの企業が対象になり、条例規則の立地後1年3カ月を経過した以後、3カ月以内に申請するという規定によりまして、平成31年度中の申請が見込まれます。その企業に対象者数を確認しましたところ、1社が7名、もう1社が3名の申請を予定しております。なお、奨励金の額につきましては5名までが1人当たり10万円、5人を超えた場合は6人目から1人当たり20万円を交付します。2社の合計の見込額が120万円になるということでございます。  以上です。 129: ◯委員【橋田夏枝議員】  市内の雇用促進が図られるということで、さらにそちらをふやしていっていただきたいと思います。  続きまして、今年度、大山こま階段のところで信州大学と歩行支援ロボットの2回目の実験が行われましたが、今回の実験検証と今後の見通し、また、信州大学への協力支援計画などがあればお聞かせいただきたいと思います。 130: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  今年度のロボットの実証実験事業は大山と市内特別擁護老人ホームで下肢支援ロボットの歩行実験を行いました。大山での実証実験におけるロボットを装着した場合と装着しない場合の歩行の比較結果でございますが、こま参道におきましてはロボットの装着による優位性はありませんでしたが、阿夫利神社下社前の急勾配の階段の昇降におきましてはロボットの装着によって心拍数と運動負荷が軽減されたという効果が検証されました。  平成31年度の取り組みにつきましては今回の実験の結果を踏まえた改善等を行い、引き続き大山観光での下肢支援ロボットの活用をめざす取り組みを進めるとともに、日常生活での普及も視野に入れまして介護福祉施設等での実験も検討する予定です。  また、今後の信州大学への協力支援につきましては、神奈川県や市商工会等と連携しまして、開発中の下肢支援ロボットの製品化に向けた支援等の取り組みを継続していく予定でございます。  以上です。 131: ◯委員【橋田夏枝議員】  信州大学への協力支援ということで、県、市商工会とということですが、恐らく信州大学としては研究開発に多大なる費用を要していると思いますので、市に対して資金的な援助、支援というものも求めてくるのかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 132: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  資金的な支援につきましては信州大学のほうも研究に、伊勢原に長野から来るというようなこともありますので、交通費が必要であったり、宿泊費が必要であったりということもございます。そういったところの経費を望んでいるところもあるんですけれども、それについては市及び神奈川県に相談していただいているところでもございますので、その中で必要な経費の算段をしていきたいと考えております。  以上です。 133: ◯委員【橋田夏枝議員】  了解しました。  続きまして次の質問に移ります。3の労政対策費の5の障害者雇用奨励事業費120万円について質問します。今年度から障害者法定雇用率がアップして45.5人以上の事業者が対象となったわけですが、対象となる事業者が市内にどのくらいあるのでしょうか。昨年、予算審査の際に質問したところ、50人以上から45.5人以上にということで現状のところでは把握できてないという回答でした。ですので、改めてお聞きしたいと思います。また、これまでの実績についてもお尋ねします。 134: ◯商工観光課産業振興係長【増田啓介】  市内の対象事業者数につきましては担当でございます神奈川県労働局に確認しましたが、平成30年度の対象事業者数は、現在、集計中でありまして、新年度に入るころに確定するということでございました。ですので、情報が入り次第、改めてお知らせをさせていただきます。  そしてまた、今年度を含みます障害者雇用奨励補助金の交付実績でございますが、平成28年度は7社で9人、決算額が54万円、平成29年度は10社で15人、決算額が90万円、そして平成30年度は9社で13人、決算額が78万円です。  以上です。 135: ◯委員【橋田夏枝議員】  法定雇用率を上げなければならないというのもありますし、ますますこれからも障がい者の雇用促進というのが本市でも進んでいくのかなと期待したいところでございます。
     続きまして、第4目観光費についてです。5の大山駐車場運営費ですが、駐車場満車・空車の表示板設置の予算だと思いますが、どのぐらいの費用が発生する予定でしょうか。お尋ねします。 136: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  市営大山駐車場の満空表示板につきましては、今年度、県の交付金を活用した中で市営大山第一、第二駐車場内及び大山駅バス停付近の3カ所に設置いたしまして、設置にかかる工事費は540万円でございました。なお、設置後につきましては維持管理、ランニングコストとして、今後、保守管理費と通信運搬費が別途費用として発生してまいります。  以上でございます。 137: ◯委員【橋田夏枝議員】  これからはランニングコストの部分がかかってくるということですが、そもそも大山の駐車場が平日も含めて一律1000円という価格設定なんですけれども、高過ぎるのではないかという声をよく耳にします。平日、休日、日中、夜間によってもう少し料金の融通をきかせることができないものなのかと思うんですが、駐車場利用率を高めるためにもそういったことをするお考えというのはないんでしょうか。 138: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  順次お答えいたします。市営大山第二駐車場の普通車料金につきましては、大山地区の民間駐車場料金より安く、それによる駐車場待ちの渋滞が慢性的に発生していたことを受けまして、大山地区の民間駐車場の料金に合わせることで慢性的な渋滞の解消を図ることを目的に平成27年5月に1日1回当たりの料金を600円から1000円へと改定した経緯がございます。料金設定につきましては、現行のシステムにおきましては日ごとの料金を設定する場合は都度の設定が必要となりまして、また、時間単位による設定はできない仕様となってございます。近年では平日においても満車による渋滞が発生している状況が見受けられることなどを考慮いたしますと、日や時間ごとによる料金設定は現状では困難であると考えております。  また、駐車場利用率を高める工夫につきましては、駐車場の案内業務をシルバー人材センターに委託しておりまして、駐車場内の誘導とあわせてハイキングマップなどの観光情報を提供することや、前段で申し上げました満空表示板による視覚的な事前案内など来訪者へのおもてなしを図り、さらにリピーターの確保に努めているところでございます。  以上です。 139: ◯委員【橋田夏枝議員】  今、料金に関しては見直すお考えはないということでしたけれども、私たちが、まち中で目にするのは、民間の会社の駐車場を見ていると、平日と夜間で全然価格が違ったり、そういったところが民間の発想なのかななんて思ったりもするんですが、なかなか平日、満車の日はあるとは言いながらも少ないのではないかと思うので、その辺、利用実態のデータもしっかりとりながら見直していっていただきたいと思います。  続きまして、7の森のコテージ維持管理費です。予算書155ページ、審査資料は17ページになります。インターネットLAN設置による通信費の増という説明ですが、設置理由についてお尋ねします。 140: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  御所の入森のコテージにかかる期間外受付につきましては、これまで日向ふれあい学習センターにおいて受付事務を行ってまいりましたが、平成31年3月をもって当該センターが閉館することに伴い、受付事務に必要であるパソコン環境などの整備が必要となったためでございます。  以上です。 141: ◯委員【橋田夏枝議員】  今月末で日向の学習センターが閉鎖するということで、そういった費用がかかってくるということで承知はしましたけれども、段階的に森のコテージも、先ほど日向キャンプ場の質問もしましたけれども、閉鎖する方向で進めているというところを聞きます。また、こちらに関しても閉鎖に向けての計画というのがあると思いますので、お尋ねします。 142: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  先ほどご答弁した内容と同様となりますが、市の公共施設等総合管理計画において、平成32年度までに廃止または民間活用の検討を行うこととなってございます。これまでレジャーサービス業など6事業者に学習センター、森のコテージも含めた3施設の説明、現地の状況を確認していただきまして、お願いしているところでございます。いずれも厳しい状況でございます。今後また最終的な判断を行う必要があるため、引き続き民間活用の検討に向けて取り組みを行ってまいります。  以上です。 143: ◯委員【橋田夏枝議員】  先ほどの日向キャンプ場と同じ回答で、平成32年度に閉鎖。つまり、日向キャンプ場と森のコテージを同時に閉鎖する方向で進めていると思うんですが、来年度にインターネットのLANを設置するということでは、平成31年、平成32年の2年間だけ使って、その後は設置しないという、暫定的な措置ということでよろしいんでしょうか。 144: ◯商工観光課長【大町徹】  平成32年度に最終的な判断を行う必要があるんですけれども、まだ引き続き民間活用の検討は諦めず行っていく予定でございますので、確かに閉鎖ということであれば2年間の暫定的な利用になってしまうんですけれども、引き続き民間活用ができる可能性を探ってまいりたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。よろしくお願いします。 145: ◯委員【橋田夏枝議員】  ぜひ無駄な予算にならないように有効に使っていただきたいと思います。  続きまして、10の平成大山講プロジェクト推進事業費ですが、比々多魅力再発見事業費205万円についてです。手書き地図ワークショップ等で実施業務のための増加とありますが、具体的にどういった業務でどういった費用がかかるのか、日向地区振興にどのように役立つのかというところをご説明いただきたいと思います。 146: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  伊勢原手書き地図ワークショップの業務内容につきましては、各地域に点在する観光資源を再発見、再評価し、それらを発信、活用していくために地元や工房による参加者の皆様と一緒にフィールドワークやワークショップなどを開催し、手書き地図を作成していくものです。費用につきましては当該フィールドワークやワークショップなどにかかる講師料やマップのデザイン料、製作費、その他事務経費等が挙げられまして、事業全体では委託業務として執行しております。これらの業務を進めることにより地域の魅力を再発見、再評価、またPRなどの発信活用もしていく中で、地域の活性化につながるものと考えております。  以上です。 147: ◯委員【橋田夏枝議員】  どういったふうに当たるか、私はまだ完全にイメージができ上がってないんですけれども、ぜひそれを見ていきたいと思います。  続きまして、11の日本遺産活用推進事業費についてです。今年度で国からの補助金が終了し、今後は協議会が自立していくということが求められていくと思います。来年度は500万円の予算と半減しておりますが、その中でどういった事業を展開する計画なのでしょうか。また、協議会では秋に日産駐車場を利用して日本遺産イベントを行ったこともあると思いますが、引き続き来年度も行う方向でいるのでしょうか。その場合、市はどのように支援するのでしょうか。  また、協議会が自立することが理想なわけですが、そのためには何が足りなくて、どうあるべきだと考えますでしょうか。 148: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  来年度の日本遺産活用推進事業につきましては、教育旅行誘致促進事業と日本遺産ブランド商品開発販促事業の2事業をメーンとして取り組んでいき、教育旅行のさらなる誘致と日本遺産のまち伊勢原うまいものセレクトの発信や新たな商品の開発などを推進してまいります。協議会事業としてこれまで実施してきました日本遺産イベントの一つに商店街と連携した樂市樂座が挙げられます。落語や大山豆腐、仙人鍋など、日本遺産の普及啓発などを図ってまいりました。来年度におきましては当該イベントの開催予定は現段階では未定でございますが、市としては地域主体による自発的なイベントとして開催され、また、継続した取り組みとなるよう側面的な支援を行ってまいりたいと考えます。  協議会の自立に向けましては、収益につながる事業展開が必須であり、それに向けては民間主体の基本とする体制づくりや地域全体の盛り上がりが図られることが必要であると考えます。  以上です。(「了解です」の声あり) 149: ◯委員【舘大樹議員】  2点お伺いいたします。  まず審査資料の4ページになります。平成大山講プロジェクト推進事業費の中の日向魅力アップ事業費についてでございます。2018年行った日向観光地区基礎調査の成果についてお伺いいたします。  あともう1点、155ページの観光施設維持管理費についてです。公衆トイレの維持管理の状況、特に清掃の回数についてお伺いいたします。 150: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  日向地区観光基礎調査の成果につきましては4回にわたりまして、地元の皆さんを含めた交通事業者、関係事業者の皆様と意見交換を行わせていただきまして、今後の日向について日向の里山の原風景を大事にしたものとして、今後活用、取り組みを進めていこうという結論になりました。今後は皆様のご意見をいただいた中で日向の活性化に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。  公衆トイレの清掃でございます。現在、本課で管理しております観光地の公衆トイレにつきましては現在13施設ございまして、委託業者による清掃作業を実施しております。清掃回数につきましては平均して週3日程度実施しており、大山モータープール公衆トイレについては毎日の清掃を実施しております。県内第4の国際観光地をめざす取り組みを進める中で、誰もが使いやすいトイレの整備は大変重要であると考えておりまして、平成29年度より公衆トイレの改修工事を行った箇所につきましては順次暖房便座の仕様に切りかえているところですが、その他既存の公衆トイレにおきましては今後さらなる充実に向けて、県や国の補助金の活用などを見据えた中で、さらなる設備の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 151: ◯委員【舘大樹議員】  まず公衆トイレの関係ですけれども、週3回、あるいは毎日やっているところがあるというお答えでございましたけれども、市民から鈴川リゾートというのかわからないですけれども、大山の鈴川リゾートの公衆トイレの関係で、冬の寒さで便座が冷たくて使えない。大山なので寒いということで、そういうお声がありました。あと汚れが残ってて、清掃が全然行き届いていないじゃないかというお声もありましたので、これは意見としてお伝えさせていただきたいと思います。  質問に入りますけれども、日向の関係で、いろいろ意見交換をして取り組みを進めていくということになったというお話がありました。日陰道の関係なんですけれども、その意見交換でご意見が出たかどうかわかりませんが、日陰道というのは山の奥のほうに行けば行くほど道が細くなって、雰囲気が増してくるのはご案内のとおりかと思いますけれども、雰囲気が増すのとともに、林に囲まれてきて、暗い場所が出てきて、いかにもヤマビルが出そうな雰囲気の場所があったりですとか、あと標高が一番高いところ、崖の上になりますけれども、日向川の上のほうになりますけれども、道の脇が崩壊してて、カラーコーンがあって、危ないですよと啓発なされていますけれども、そういった場所がありますというところで、こういった課題に対しての解決ということで、整備とかの考え方があればお伺いしたいと思います。 152: ◯商工観光課観光係長【小巻泰之】  まずヤマビル発生に対する対応についてでございます。地元の観光振興団体でありますたかべや緑の里振興会によりヤマビルの駆除に向けた月1回程度の落ち葉かき、草取りなどの清掃作業と、それに合わせた形で3カ月に1度、農業振興課と連携したヤマビル用薬剤の散布も実施しております。また、ハイキングマップや観光パンフレットなどにおきましても、ヤマビルに対する注意喚起の発信を行っております。  日陰道の崩壊箇所につきましては、農業振興課農林整備担当などの関係部署と連携を図りながら状況に応じた整備を行ってまいります。  以上です。 153: ◯委員【舘大樹議員】  もう1回質問しちゃいますけれども、状況に応じた整備というよりも、抜本的に、根本的に今割と獣道みたいなところになっているような状況があるかと思うので、ちゃんとした観光地としての、観光道としての整備の考え方をあればお伺いしたいと思います。 154: ◯商工観光課長【大町徹】  日陰道も日本遺産のほうの予算を使いながらこれまで看板、案内サインを整備した経過もございます。そういった意味におきまして、日向地区におけるとても魅力ある散策路だと考えておりますので、先ほど係長から話がありましたけれども、庁内連携的に現地調査いたしまして、必要な整備等を今後行っていきたいと考えております。  以上でございます。(「了解です」の声あり) 155: ◯委員【八島満雄議員】  1点だけ。10番目の4目の細目361の2の大山日向地域活性化推進事業費についてお尋ねします。先ほど来から新たな観光の核づくり等々については説明いただきましたけれども、もう少し具体的に何をするのかということで、実施委託費及び負担金の減で1341万6000円減になっていますが、どのような事業としてでき上がったものなのか、詳細を知りたいということと、負担金の団体は今後どのような展開をするのか、よろしくお願いします。2点ほど。 156: ◯商工観光課長【大町徹】  今お尋ねの大山講プロジェクトの具体的な事業ということで、まず、本事業費の減少にかかる主な原因といたしましては、委託料では県の新たな観光の核づくり促進交付金の採択事業であります交通情報提供システム整備業務の終了に伴う減。満空表示でございます。また、負担金補助及び交付金では同じく県の新たな観光の核づくり促進交付金の採択事業でありますスマホで大山めぐり事業実施負担金の減でございます。さらに工事請負費につきましては日向薬師公衆トイレにおけるトイレ利用協力金のチップ塔の設置完了並びに市営大山駐車場満空表示板の設置完了に伴う減が挙げられてございます。  また、負担金が今後どのような展開事業としてあるのかというところでございますけれども、負担金補助金の拠出団体におけます今後の活動内容につきましては、まず大山観光振興会では大山観光に資する宣伝事業や美化清掃業務事業、また、交通対策事業などを計画してございます。  次に、富士箱根伊豆国際観光テーマ地区神奈川県協議会におきましては、台湾を初めといたします海外への観光展への出展に伴います本市を含む神奈川県の魅力発信事業のほうを計画してございます。なお、その他拠出先につきましては県の新たな観光の核づくり促進交付金の採択事業への負担金等でございまして、当該事業が平成31年度をもって終了となりますことから、今後の負担金の拠出は現段階においては終了する見込みでございます。  以上でございます。 157: ◯委員【八島満雄議員】  いろいろ拡大されているのを確認いたしました。ありがとうございます。  確認ですけれども、そうすると、情報基地の県の指針が外れたということは、情報基地がなくなるということですか。確認です。 158: ◯商工観光課長【大町徹】  情報提供システムにつきましては今年度をもちまして一旦終了となります。ただ、データがございますので、そういったデータを積み上げながら今後渋滞回避のほうの方策につなげてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 159: ◯委員【八島満雄議員】  細かく詳細にクエスチョンすればよかったんですが、成果があったんだけれども、終了したというふうにとどめおいていいんですか。 160: ◯商工観光課長【大町徹】  今回、ゴールデンウイーク、秋の紅葉シーズンには随分この情報が役に立ちまして、こういった情報を得ながら回遊ルート、車が来るルートを確認しながら臨時駐車場のほうを開設いたしまして、うまく回すことができて、実は今年度につきましても大きな渋滞の発生はなかったということが成果でございます。  以上でございます。(「了解」の声あり) 161: ◯委員長【小山博正議員】  ほか、よろしいですか。(「なし」の声あり)以上をもちまして、経済環境部関係の質疑等が終了いたしました。  それでは、ここで職員入れかえのため暫時休憩いたします。経済環境部の皆様、ご苦労さまでした。              午後0時9分   休憩             ────────────             午後1時10分   再開 162: ◯委員長【小山博正議員】  それでは再開いたします。  都市部関係の審査に入ります。都市部長から、総括的な説明を簡潔にお願いいたします。 163: ◯都市部長【重田浩光】  それでは、都市部の平成31年度予算審査につきまして、配付いたしました予算審査資料に基づきまして、総括的にご説明させていただきます。  審査資料の1ページ目をごらんください。会計別の予算総括表になります。まず、上段の表、一般会計の歳入歳出予算についてでございますが、平成31年度の歳入額は4億9698万3000円で、前年度と比較して1億8643万7000円の増となっております。歳出額につきましては6億6040万5000円で、前年度と比較して2億3399万4000円の増となっております。  次に、下段の表になります。用地取得事業特別会計の歳入歳出についてでございます。平成31年度は歳入歳出とも2900万円で、前年度と比較して2700万円の増となっております。主たる内容については後ほどご説明いたします。  2ページ目をごらんください。(2)アとして一般会計の款別歳入歳出でございます。まず、下段の歳出についてですが、大きな増減内容についてご説明いたします。7款土木費につきましては、主な増減理由欄でございますが、1行目、都市計画推進事業費として、都市計画道路見直し業務やツインシティ関連2軸の設計業務委託の減などにより、前年度と比較して1073万3000円の減額となってございます。  総合運動公園維持管理費につきましては、平成31年度より再生修復整備工事に着手することから、前年度と比較して2億8430万円の増額となってございます。  中段、地域公園整備事業費として(仮称)桜台方面公園の事業費が減となることから、前年度と比較して3727万3000円の減額となってございます。  伊勢原駅北口市街地整備推進事業費につきましては、駅北口の暫定バス乗降場及びタクシー待機場の整備が完了したことによる減はあるものの、後ほどご説明いたしますが、特別会計への繰出金が増加したことにより、前年度と比較して2500万4000円の増額となってございます。  産業用地創出推進事業費につきましては、組合設立に向けた委託事業費の減により、前年度と比較して1122万6000円の減額となってございます。  最下段、市営住宅長寿命化対策事業費につきましては、改修対象事業の減により、前年度と比較して4394万2000円の減額となってございます。  以上、土木費としては6億6018万2000円となり、前年度と比較して2億3399万4000円の増額となってございます。  8款消防費及び10款災害復旧費につきましては、前年度と同額を計上してございます。  次に、上段の歳入についてでございますが、歳出でご説明した各事業の増減により特定財源が増減しておりますが、特に総合運動公園再生修復事業の増に伴い、15款国庫支出金の増減理由の2つ目の社会資本整備総合交付金の都市公園等事業費と22款市債の地域公園整備事業債などが大きく増額となってございます。また、21款諸収入において、総合運動公園再生修復整備工事の造成に伴い受け入れる約1万m3の建設発生土の受入金を2000万円、さらに新東名高速道路に伴う通過市町村への関連公共施設等整備助成金について、通過延長等により、算定した8084万円が皆増となってございます。  3ページ目をごらんください。イとして用地取得事業特別会計でございますが、伊勢原駅前線の平成29年度における用地取得に伴う都市開発資金等の借入金に対する利子や償還元金を計上しております。増加要因としては平成29年度に取得した、つゆきビル用地の財源として公共用地先行取得等事業債を借り入れておりますが、1年据え置きで平成31年度から元金の返済が始まることから、償還元金が前年度と比較して2768万円の皆増となってございます。  4ページ、5ページ目をごらんください。各会計別の歳入歳出につきまして所属別に主な増減理由と増減額が記載してございますので、ご確認いただければと思います。  6ページ目をお開きください。中期戦略事業プラン計上事業についてでございます。各事業の当初予算状況と増減額、事業内容を記載してございます。都市部では後期基本計画において15事業を掲げています。増減の大きい事業につきましては歳出でもご説明いたしましたが、8番、総合運動公園再生修復事業となります。また減額の大きい事業につきましては6番の防災公園整備事業や14番市営住宅長寿命化対策事業となります。  7ページ目をごらんください。新規事業、廃止事業、見直し事業はございません。下段には前年度と比較して200万円以上の増減がある事業について記載してございます。主たるものは土木費や中期戦略事業でご説明した内容と同様でございます。  8ページ目以降には、所属別の明細、参考資料といたしまして、17ページ目以降からは主たる事業の説明資料を添付しておりますので、ご確認いただければと思います。  以上、都市部の平成31年度予算について、総括的にご説明させていただきました。審査のほど、よろしくお願いいたします。以上でございます。 164: ◯委員長【小山博正議員】  ありがとうございました。説明が終わりましたので、質疑に入ります。歳出の質疑のときに、関連した歳入の質疑もあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。なお、発言の際は挙手をして、委員長の許可を得てからお願いいたします。なお、本日は平成31年度予算審査となりますので、審査外の質疑は行わないこと、また、答弁者は質疑項目を繰り返すことなく答弁のみの発言とするようお願いいたします。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第4項都市計画費中、      第1目都市計画総務費のうち所管部分      第2目土地区画整理費 165: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、第7款土木費、第4項都市計画費中、第1目都市計画総務費のうち、所管部分及び第2目土地区画整理費について、166から169ページの審査をお願いいたします。 166: ◯委員【八島満雄議員】  質問については4つほどですので、一つずつよろしくお願いします。  167ページの3番の細目398の、みどりのまち振興財団公益事業推進費、これは前年度と比較して37万5000円の減額ですが、その理由と今後の財団廃止に向けての手続、市に移管の予算対応等についてお答え願います。 167: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  それでは私のほうからお答えさせていただきます。  まずみどりのまち振興財団公益事業推進費の平成30年度比較で減額の理由についてでございます。この予算は伊勢原市公益事業の推進に関する補助金交付要綱に基づき、財団が実施する公益事業にかかる経費として補助金を交付しているものです。  予算の減額理由でございますが、財団はこれまでも経営改善計画に基づき取り組みを続けてきております。あわせまして市も団体補助金の見直しに向けた取り組みを続けております。こうした中、財団と協議をいたしまして、一層の経費の縮減の工夫を図るとし、前年度に対して5%でありますが、37万5000円の縮減を図り、補助金交付の要望をいただいたものでございます。  なお、財団の事業自体は縮減することなく継続して実施していく予定でございます。  次に、みどりのまち振興財団の解散に向けた手続でございます。昨年8月でございますが、理事、並びに評議員の合同会議におきまして、平成31年度末をもって財団を解散し、事業を市に移行する方針を決定いたしました。平成31年度は解散に必要な定款の改正を理事会、評議会に諮りまして、解散の期日及び事業の移管に伴う譲渡先を定款に定めてまいります。また、解散及び円滑な事業の移管に向けまして、市と連携を密にして取り組むことといたしております。  なお、解散後は法に基づき、理事が清算人につくことになりますが、おおむね半年ほどで清算が完了する予定で考えております。  次に、市に移管の予算の対応でございます。財団は平成4年に設立し、ボランティアの皆さんのお力添えをいただきながら育ってきた組織でございます。切れ間のない円滑な移行を進めたく、また、市が継続して事業を実施することとなりますので、必要な事業経費の確保に努めてまいりたいと考えております。また、財団の事業は公園緑花まつりや花いっぱい運動など自主事業と、花壇整備や自然散策路の草刈りなど市からの受託事業がございます。事業の内容を見きわめながらこれまでどおり実行委員会形式で実施するもの、市がボランティアとともに実施するもの、民間など外部委託により実施するものなど、精査を行い、必要な予算の編成に臨みたいと考えているところでございます。  以上でございます。 168: ◯委員【八島満雄議員】  ご説明了解しました。さらなる予算対応、市に移管した場合の漏れのないように対処していただきますよう要望します。  次の質問に移らせていただきます。9番のほうを先に行きます。9番の細目の407ですが、都市計画推進事業費、これもやっぱり減額で1073万3000円の減額。田中笠窪線等々の着工、進捗が遅々として進んでいないように思うわけですが、延長が3.63kmのうち、0.6キロの完成率と。私の捉え方ですので、もし違いましたらお答えいただきたい。工事請負費の増というものについてはどのように図っているのか。また、どのような具体性が出てきたのか。さらに用地の補償減額とはどのように理解していったらいいか。道路の脇の周辺の区画整理はどのように取り組むつもりかについて。減額の工事に及ぼす影響はないのかという点でよろしくお願いします。 169: ◯都市部参事【飯田裕一】  それでは、事業費の減額理由についてお答えいたします。都市計画推進事業費でございますが、この事業費は伊勢原市都市計画マスタープランで示す将来都市像の実現に向けまして、都市計画を適切に策定する上で必要となる調査費等を計上しているものでございます。平成31年度においては、平成30年度に引き続きツインシティ関連道路である伊勢原大神軸、平塚愛甲石田軸の設計協議等、また、立地適正化計画策定にかかる調査費などを予算計上しているものでございます。  平成31年度における調査内容につきましては、平成30年度成果をベースに、いわゆる仕上げ的な内容が中心となるものでございます。こうした内容であることを踏まえ、必要となる経費を見積もった結果、平成30年度に比較し、予算計上額が減少したものでございます。
     なお、後段のご質問でありました田中笠窪線の整備事業費と、この事業費とは関連性がございません。  以上でございます。 170: ◯委員【八島満雄議員】  了解しました。そのことはまた別件のところで質問させていただきますが、次の質問に移らせていただきます。  6番の開発指導一般事務費10万6000円、東部第二区画整理事業からの反省なのかもしれませんが、行政の先導的ということも含めた意味で構いませんが、とりあえず開発指導一般事務費等についてご説明お願いします。 171: ◯建築住宅課長【藤堂勝彦】  それでは、開発指導一般事務費についてでございます。本予算の内容としましては、伊勢原市地域まちづくり推進条例、平成20年10月1日施行の運用にかかる事務費となっております。本条例においては開発事業に伴う手続及び基準等を定めておりまして、主には民間の開発に関する協議手続が業務内容となります。参考に、平成29年度の実績として条例協議というのが56件ございます。したがいまして、予算の内容としては主に消耗品を計上させていただいている内容でございます。  以上でございます。 172: ◯委員【八島満雄議員】  ありがとうございます。今56件、民間のお手伝いをしているということですが、重立ったものでは例えばどのようなお手伝いができたのかということについてお話はできるんですか。 173: ◯建築住宅課長【藤堂勝彦】  協議対象総数として例年50件程度の協議をさせていただいているということでして、具体的には宅地造成が多いのかなという状況です。マンションは件数的には少ないといったような状況でございます。 174: ◯委員【八島満雄議員】  なかなか含みのある言葉ですが、それ以上、私のほうも突っ込むことができませんので、よろしくお願いします。  次の質問に移らせていただきます。12番の景観まちづくり推進事業費、これは今年度の予算としてはかなりのものだと思っているんですけれども、話として私どもは聞いていますけれども、この景観は大山街道だけなのか、それがもっと広がるのか。これについてお答えいただけますか。 175: ◯都市部参事【飯田裕一】  お答えいたします。大山地区景観重点地区の指定の取り組みをこれまでご報告させていただいているところでございますが、これにつきましては、伊勢原市景観計画の基本方針の一つである景観の顔をつくる景観のまちづくりの基本方針に基づいて進めているものでございます。この方針の中では大山地区のほか、伊勢原大山インターチェンジ周辺、また、伊勢原駅周辺地区などが示されており、大山地区の取り組みが完了した段階において、必要性や優先順位を見きわめながら新たな取り組みを展開してまいりたいと考えてございます。  以上です。 176: ◯委員【八島満雄議員】  ということは、大山地区等々が進めば全市的に景観まちづくりについては施行していくと捉えていいんですか。 177: ◯都市部参事【飯田裕一】  伊勢原市におきましては平成26年4月に伊勢原市景観計画、それから、伊勢原市景観条例を施行してございます。こうした中では伊勢原市全域が景観区域となっていて、景観条例、景観法の適用区域になっています。そうした中で、建物を建築する際には届け出とか、協議とかが必要になっておりまして、伊勢原市全域を対象として景観まちづくりに取り組んでいる。これが大前提でございます。  あと重点地区の指定については、先ほど景観計画の中でおおむねの位置というものを示しておりますが、これはそのほかの地区について、重点地区の指定を進めていくことを妨げているものではございませんので、その辺については先ほどお話ししたとおり、必要性や優先順位等を踏まえながら、順次取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。(「了解」の声あり) 178: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは予算書の159ページ、第7款土木費、第4項都市計画費中、第1目、都市計画総務費の8番、公共交通対策事業費について質問いたします。 179: ◯委員長【小山博正議員】  橋田委員、ごめんなさい。何ページですか。今166から169ページです。 180: ◯委員【橋田夏枝議員】  済みません。167ページです。8の公共交通対策事業費ですが、市内の交通不便地域に対してどういった対策を図るお考えなんでしょうか。また、高齢等の理由により免許を返上した高齢者に対して市はどのように支援していくのか。福祉的な観点もあるのですが、お答えできる範囲でお願いします。 181: ◯都市部参事【飯田裕一】  それでは順次お答えさせていただきます。  まず、市内交通不便地域に対しての対策についてでございます。平成30年5月に公表した伊勢原市公共交通網形成計画において、鉄道駅から半径1キロ、バス停から半径300mの範囲外にある地区を公共交通空白地として、また、平日昼間に駅等に向かう便が時間1本以下で、かつバス停からの距離が半径300mの範囲を公共交通不便地区と定義し、該当する地域の抽出作業を行っているところでございます。その結果、上谷、小稲葉、東富岡などの地域などがこうした条件に該当する地区となっております。こうした地域は、主に市街化調整区域に位置しているため住宅も点在しているとともに、人口密度が低い傾向にございます。そのため、既存公共交通による交通事業が成立しがたい状況にあります。こうしたことを踏まえ、伊勢原市公共交通網形成計画では多様なニーズに対応した地域公共交通の仕組みづくりを施策の一つに掲げ、交通事業者や市民等との連携と協働により、地域住民みずからが地域の移動手段を確保する方策や既存公共交通の有効な活用方策などの仕組みづくりを検討していくこととしております。  2点目の高齢等の理由により免許を返上した高齢者に対し、市の支援についてお答えいたします。こちらについては、まずは既存の公共交通を利用していただくことを前提として考えていく必要があると考えています。そのためには現在の公共交通網ネットワークの維持、充実に努めていく必要があると考えています。また、誰もが安心して、安全に利用できる交通環境とするため、ノンステップバスやユニバーサルデザインタクシーの導入促進を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 182: ◯委員【橋田夏枝議員】  公共交通、神奈中ですとか、そういったところをイメージしていると思うんですけれども、民間の会社ですから、収益が上がらなければ本数を減らす。これは仕方がないところでありまして、そういったところで、市がどこまで手助けできるのかというところが今後の課題かと思っています。  続きまして、10番の産業用地創出推進事業費1305万円についてです。平成30年度は2430万円でしたが、1124万円の減少となっております。北インター周辺地区まちづくり推進事業費が大幅に減少しておりますが、減少の要因についてご説明をお願いします。 183: ◯新産業拠点整備課長【足立勝巳】  それでは都市部資料25ページ、資料8をごらんいただければと思います。北インター周辺地区まちづくり推進事業につきましては、減額の要因としましては下段の事業スケジュール表のとおり、事業の進捗に応じた経費を計上しているためでございます。平成31年度は組合設立認可に向けた関係機関協議及び認可申請資料の作成や、地元組織支援にかかわる組合設立認可前の業務費を計上してございます。なお、平成30年度は事業計画案の作成や地元組織支援などの業務を執行しているところでございます。  以上です。 184: ◯委員【橋田夏枝議員】  こちらの25ページに、確かにスケジュールは載っているんですけれども、今ご説明がありましたが、平成30年度よりも平成31年度のほうがお金の部分でかからないということの理解でいいのか。多分、平成31年度の最終的には組合設立認可申請までを目標としているのではないかと思うんですけれども、済みません、もう少し詳細についてご説明をお願いします。 185: ◯新産業拠点整備課長【足立勝巳】  詳細につきましては先ほどお答えしたとおりの内容でございまして、それにかかる費用としましては、業務委託費としまして各項目に対する積算をして、それにかかる費用を計上しているところでございます。取り組み内容は先ほどの答弁のとおりでございます。  以上です。 186: ◯委員【橋田夏枝議員】  わかりました。  続きまして、12の景観まちづくり推進事業費です。先ほど他委員からもこの件では質問がありましたが、4月から運用が開始されます大山バイパス周辺広告景観形成地区の指定というのがあるわけですが、それと本事業費との関係について1点確認します。 187: ◯都市部参事【飯田裕一】  お答えさせていただきます。大山地区広告景観形成地区は神奈川県屋外広告物条例に基づき指定されたもので、神奈川県平塚土木事務所が申請許可の窓口となります。当該地区制度の運用に当たっては、本市も連携協力していくことになりますが、必要経費は生じないため、この事業費の中で予算計上等はしてございません。  以上でございます。 188: ◯委員【橋田夏枝議員】  県が主体となってやっているのが大山バイパス周辺広告景観形成地区ということで、これについて予算と直接はここに含まれていないというお話でしたが、そもそも景観形成地区ではポスターや看板の規制等も行われているのでしょうか。また大山周辺の色のコントロールというのはあるのか、必要だと考えていらっしゃるのか、市がイメージカラーとしているものはどういったもの、景観まちづくりにおいてのイメージカラーというのはどういったものなのか、確認したいと思います。 189: ◯都市部参事【飯田裕一】  それでは2点のご質問について順次お答えをさせていただきます。  まずポスターや看板の規制についてでございますが、広告物としての張り紙については、1枚1m2以内とすること。同一のものを連続して表示しないこと。容易に除去できる方法によることといった基準があります。また、看板については、のぼり旗、立て看板などは自己の営業の内容を自己の店舗等の敷地内に表示または掲出するもの、年中行事等で時限的に設置するもの以外は規制の対象となっております。なお、他法令の規定により設置されるものや、選挙運動のための張り札、ポスターの類の広告物はこうした規制の中には入りません。  次に、色のコントロールについてお答えします。町並みの色彩には、まちの成り立ちや背景となる景色、風景と調和することが大切です。大山地区には歴史、文化、自然といった特徴があり、建築物等の色彩計画に当たっては、地域の土地利用や長年かけて培われてきた風土にふさわしい色彩の選択が適切に行われることが求められていると考えています。色は個人の嗜好が強くあらわれがちな側面もあり、時として周辺から突出した色彩が用いられ、風景に違和感を生じさせてしまうこともあります。特定の色彩への誘導ではなく、そうした違和感が生じないよう、建築物の色彩誘導を行っていくことが重要であると考えています。  以上でございます。(「了解です」の声あり) 190: ◯委員【越水清議員】  それでは167ページの8番、公共交通対策事務費、先ほどご質問もございましたが、私からは平成30年の予算審査の際にバス路線の安定的かつ継続的な運行には一定の利用者が必要であると認識しているというご答弁がございました。利用者数と利用促進の状況につきまして伺いたいと思います。 191: ◯都市部参事【飯田裕一】  お答えいたします。路線バスの年間利用者数、平成28年度は945万6813人でございましたが、平成29年度は938万742人となっており、7万6071人の減となっております。これは1年を365日として1日200人強の減少となっております。平成30年度においてはこの年度末に数字が確定しますので、こうした推移が平成30年度どうなるのか、見きわめていく必要があると思っております。  それから、利用促進の状況としては平成30年5月に公表いたしました伊勢原市域公共交通網形成計画に基づき、児童を対象としたバスの乗り方教室の開催、公共交通利用促進ノベルティの配布、公共交通利用チラシの作成などを行っております。  以上でございます。 192: ◯委員【越水清議員】  ご答弁ありがとうございます。この件に対しまして、今後の課題があれば聞きたいと思います。 193: ◯都市部参事【飯田裕一】  お答えいたします。バスの安定的かつ継続的な運行には一定の利用者数が見込まれることが必要となります。一方で、今後、人口減少社会が進展していくことを踏まえると、通勤通学などの定期乗車数が減少し、大量集約輸送需要の減少により、公共交通事業を取り巻く環境は厳しさを増していくものと考えております。こうした中にあっては、公共交通を市民みんなで支えていくという意識の醸成とともに、公共交通による移動を中心としたライフスタイルへの転換を促していくことが重要であると考えております。こうした行動を促していくためにも、公共交通対策事業の中において利用促進活動は今後も重要な位置づけになるものと考えております。  以上でございます。(「了解」の声あり) 194: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「はい」の声あり)それでは、次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第4項都市計画費中、第5目公園費のうち所管部分      第6目緑化推進費      第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、      第3目その他土木施設災害復旧費 195: ◯委員長【小山博正議員】  第7款土木費、第4項都市計画費中、第5目公園費のうち、所管部分及び第6目緑化推進費について、170から175ページ。第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、第3目その他土木施設災害復旧費について、212から213ページの審査をお願いいたします。 196: ◯委員【舘大樹議員】  順番に質問してまいります。171ページ、公園維持管理費の関係でございます。総合運動公園の維持管理費についてであります。総合運動公園再生修復整備工事が平成31年度実施予定でありますけれども、その整備スケジュールをまずお伺いしたいと思います。 197: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  平成31年度の総合運動公園再生修復整備事業の予定している整備スケジュールにつきましてお答えさせていただきます。整備は、まず子どもの広場及び駐車場の基盤となります盛り土の造成工事を行います。準備工事も含めまして、4カ月ほどの工期を見込んでおります。なお、全体の工程もありますので、平成31年6月ころには着手したいと考えているところでございます。特に体育館東側のレクリエーション広場でございますが、子どもの広場の基盤をつくってからその上段の展望広場や子どもの広場の遊具整備工事に入る予定でございます。このため、レクリエーション広場は工事に着手してから年度内は使用できないことになります。また、遊具の整備工事につきましては工場での製作の期間があり、その後、遊具の基盤をつくり、設置する工事となりますので、現場では平成31年度の後半に整備することとなります。工事に際しましては安全管理を徹底しながら、適切な工程管理を行いまして、円滑な工事の推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 198: ◯委員【舘大樹議員】  整備スケジュール、了解しました。  次の話に移ります。公園の維持管理の関係になるんですが、ここ最近ですけれども、不法投棄ですとか、公園の周辺の住宅などで、例えば、車が傷つけられるといった事件が頻発しているやに聞いております。不法投棄についてはご担当でその都度、通報に対応していただいておりまして、感謝を申し上げたいと思いますけれども、しかしながら、ばんたび通報して対応してでは通報するほう、されるほうもたまったものではないのかなと思います。まず公園でのそういう不審者の目撃ですとか、事件の発生件数など、過去のデータがあれば、お伺いしたいと思います。 199: ◯みどり公園課長【陶山晃】  公園における不審者目撃数の過去のデータにつきましては平成30年度に1件、内容といたしましてはホームレス、平成29年度に8件、これは主な内容としましてはホームレス、平成28年度に4件、主な内容としては落書き、不審者という内容となってございます。事件の件数につきましては、平成30年度に1件、これは樹木火災でございます。平成29年度に7件、これは自動販売機のいたずらでございます。平成28年度に2件ということで、自動販売機、トイレットペーパーの盗難という内容となってございます。  以上です。 200: ◯委員【舘大樹議員】  ありがとうございます。なかなか公園というと、件数としては今お話しいただいたように、そんなにないやに感じましたけれども、人目につかないようなところもあったりして、周りの住んでいる方とかにとってみたら、結構不安な部分があるのかなと思っております。そういった意味で、そういう犯罪の抑止力とか、犯罪が起こってしまった場合に力を発揮するのが防犯カメラというものがありますけれども、そういうものの設置の考え方についてお伺いしたいと思います。 201: ◯みどり公園課長【陶山晃】  それではお答えいたします。防犯抑止に関しまして有効であることにつきましては認識してございますが、防犯カメラの設置の考え方については、公園施設が複数回にわたり器物破損、その他の犯罪が行われたことによりまして、その機能または一部が機能不全に陥り、解決のために防犯カメラ設置以外の合理的な方策がない場合などに考えていくものと考えてございます。  以上です。(「了解」の声あり) 202: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは私からも公園費について、公園維持管理費のうち総合運動公園維持管理費について質問します。予算資料21、22ページになります。先ほどもご説明がありましたとおり、来年度は子どもの広場及び駐車場の造成工事、展望台広場の修復整備、トイレの増設などを行う計画で、工事の工程表もこちらに示されておりますが、工事中の公園利用における影響、先ほどこの期間使えないというのがありましたけれども、ある程度、工事期間中は利用者に影響が出るということは仕方がないと思っています。ただ、その利用制限等はいつ、どのように利用者たち、市民に伝えるお考えなんでしょうか。 203: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  それでは、工事中の公園利用による影響をどのように想定しているか、それから利用制限について、利用者にどのように伝えるかという2点についてお答えさせていただきます。  まず工事中の利用者への影響でございます。基本的には公園を供用しながら工事を進めてまいりたいと考えております。現在の大型遊具があります芝生広場では大型遊具親子広場などの設置工事に入る際には工事に必要な範囲を囲いながら工事を行いたいと考えております。極力利用者が多い夏や秋の時期には排水管の整備など局所的な工事にとどめ、年度の後半であります冬場に整備を行ってまいりたいと考えております。  次に利用制限の周知でございます。工事の施工者が決まりました後に詳細の工程を組み立てまいります。体育館や市のホームページ、広報によりまして、工事の予定や使用制限などについてご理解とご協力をいただくよう市民にお知らせしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 204: ◯委員【橋田夏枝議員】  近年、大型遊具が芝生広場にできてからは親子連れですとか、お弁当を持ってのピクニックとか、そういった風景も見受けられます。非常に子育てファミリーに受けているところでもあるので、なるべくそういったところで影響を最小限にしていただきたいと思います。これに関連しまして、これまで大型バスは上にとめておりました。今回の第2駐車場というのは大型バス等の駐車スペースも用意する計画なのでしょうか。また、駐車場整備もする中で、身障者優先駐車場等もつくるお考えがあるのか、確認します。 205: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  第2駐車場の計画の内容でございます。第2駐車場につきましては子どもの広場の横に配置する駐車場でございます。99台の乗用車の駐車ますと2台の車椅子など利用者用の駐車ますを整備してまいりたいと考えております。また、マイクロバスを含む大型駐車場でございますが、この総合運動公園の進入路の途中にバスロータリーがございますが、バスロータリーの反対側に縦列駐車となりますが、6台分の大型の駐車場を整備する予定でございます。  以上でございます。 206: ◯委員【橋田夏枝議員】  ということは、これまで第2駐車場で野球ですとか、サッカーとか、そういった団体のスポーツクラブチームなどのバスをとめていたんですが、今度はそれをやめて下のほうにとめられるということですね。  もう1つあります。総合公園、再整備を大胆にやっていくんですが、現在よりも利用者がふえると見込まれますが、利用者数でいくと、最終的に完成したときにどのぐらいの利用増というのを見込んでいらっしゃるのでしょうか。 207: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  利用者数の見込みということでございます。体育館や野球場、自由広場の利用者数は施設の利用方法から年間21万人から23万人が利用されておるところでございます。第5次総合計画後期基本計画の都市力におきまして、総合運動公園の有料公園部分以外の利用者数の増加を指標といたしているところでございます。現状値、平成28年度年間7万3000人に対しまして、平成34年度の目標値を年間14万6000人といたしております。有料施設の利用者と合わせまして、年間35万人以上の来場者をめざしているというところでございます。  以上でございます。 208: ◯委員【橋田夏枝議員】  じゃ、倍増という計画だと思うんですけれども、来場者が多ければ、トイレの必要性も出てくると思います。トイレも増設する計画だと思いますが、確認したいんですけれども、現在公園内にあるトイレの数と今回新設するトイレの数を確認したいと思います。また、写真だとクルリンの絵が描いてあるトイレのイメージ図があるんですが、これはみんなのトイレですとか、ユニバーサルトイレというのも設置計画があるのか、確認いたします。 209: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  総合運動公園に現在ありますトイレの数と整備する数、みんなのトイレの計画についてお答えします。箇所といたしましては、体育館、野球場内のほかに屋外では野球場の中央広場に面するところに男子トイレ、女子トイレ、みんなのトイレがございます。また、自由広場南側上段でございますが、さくらの園がございまして、その向かいとなります野球場のスコアボードの下に男子トイレ、女子トイレがあるという状況でございます。ですから、屋外では現在2カ所ということでございます。新たに今回の整備に伴いまして、平成31年度は現在の芝生広場に1カ所、平成32年度に予定しておりますが、水景施設を整備します現在の池の横、自由広場に面しまして1カ所整備する予定でございます。これによりまして、屋外では4カ所のトイレが配置される計画となります。この整備いたしますトイレにつきましては、いずれも男子トイレ、女子トイレ、みんなのトイレ、3つの区画で構成する施設を整備してまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 210: ◯委員【橋田夏枝議員】  みんなのトイレ設置ということですが、当然子育てファミリーも大勢いらっしゃる中で、当然だと思うんですけれども、おむつがえですとか、そういったお子さんを休ませる、着がえさせられるような、そういったところも配慮、要は赤ちゃんとかに配慮したようなトイレというのもお考えなのか、1点確認します。 211: ◯みどり公園課みどり再生整備担当課長【吉田俊】  まず芝生広場に設置しますトイレでございますが、こちらは親子広場、小さなお子様と親が一緒に遊べるような広場をつくるわけですが、その隣にトイレをつくります。そういう中で、議員おっしゃるように、みんなのトイレにはおむつ交換台をつくるとともに、小さなお子様が利用できるような小さな便器、そういうものを考えてまいりたいと、予定しているところでございます。  以上でございます。(「よろしくお願いします」の声あり) 212: ◯委員長【小山博正議員】  ほかによろしいですか。(「なし」の声あり)では、次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第4項都市計画費中、第7目国県事業整備促進費 213: ◯委員長【小山博正議員】  第7款土木費、第4項都市計画費中、第7目国県事業整備促進費について、174から175ページの審査をお願いします。 214: ◯委員【越水清議員】  それでは175ページ、国県事業整備促進費につきまして質問いたします。まず、その中で広域幹線道路推進事務費につきまして140万7000円は昨年度当初予算60万6000円に比べまして80万1000円の増となっておりますが、その理由について伺います。  続きまして、国県事業関係ということで、広域幹線道路の高架下の利活用についての進捗状況。まずその2点について伺います。 215: ◯都市部参事【有上悟】  それでは2点のご質問に対しまして順次お答えいたします。  まず昨年度当初予算に比べ80万1000円増加した理由でございますが、平成31年度に予定されております新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジまでの開通に合わせ実施予定の開通前イベントにかかる費用を当初予算に計上したことによる増額でございます。具体的には参加者の誘導警備費用としまして約17万円、仮設トイレの設置及びレンタル費用としまして約48万円及び簡単な記念品費としまして約15万円を計上したものでございます。  次に、高架下の利活用についての進捗状況でございますが、新東名高速道路高架下の利活用につきましては新東名高速道路の開通後、速やかに高架下利用施設の整備に着手できるよう、事業者であります中日本高速道路株式会社と検討協議を行ってきたところでございます。その中で成瀬ブロックの消防団車庫待機室、成瀬第二ブロックの中央備蓄倉庫と公園駐車場、宮下ブロックのフットサルコート等のスポーツ施設及び子易ブロックの大山観光拠点駐車場の4施設につきましては、平成31年1月に独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構により策定されました高速自動車道国道第二東海自動車道横浜名古屋線(伊勢原市区間)高架下利用計画において、伊勢原市において高架下を利用する範囲として位置づけられました。現在、新東名高速道路の厚木南インターチェンジから伊勢原ジャンクション間が今月3月17日に開通いたしますので、その区間に計画されております成瀬ブロックの消防団車庫待機室、成瀬第二ブロックの中央備蓄倉庫と公園駐車場につきましては施設担当課と連携し、占用申請に必要となる図面などについて中日本高速道路株式会社と協議調整を行っており、準備が整い次第、占用申請を提出し、占用許可後、順次各施設担当課により整備が行われることとなります。  なお、成瀬第二ブロックの新産業拠点関連駐車場につきましては、土地区画整理事業による企業立地に伴い、主要地方道横浜伊勢原線において搬出入待機車両の路上駐車がふえ、沿道環境の悪化が生じるのではないかというような懸念もあり、高架下を利用した駐車場の設置を検討してまいりましたが、市が設置管理するのがよいのか、または土地区画整理事業地に立地した企業などの民間企業により設置管理するのがよいのかという点も含め、今後の土地区画整理事業地に立地した企業が稼働した後の主要地方道横浜伊勢原線を含めた沿道状況等を確認しつつ、判断していく必要があることから、引き続き関係各位との調整、検討を行ってまいりたいと考えております。  今後も占用申請手続等が円滑に進むように中日本高速道路株式会社と調整を図るとともに、施設整備におくれなどの影響を与えないよう取り組んでまいります。  以上です。 216: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。どうぞ利活用に関する流れが円滑に進むようお願いしたいと思います。  続いて国県事業ということで、2点質問させていただきます。まず県道611号線、大山バイパスの残り約1400mの整備状況について伺います。  もう1点は平塚伊勢原線の電線地中化の進捗状況につきまして伺いたいと思います。
    217: ◯都市部参事【有上悟】  それでは、大山バイパスの整備状況についてお答えいたします。大山バイパスは、大山への唯一のアクセス道路である県道611号のバイパスとして神奈川県により整備が進められております。龍泉寺入口から県道612号上粕屋南金目との交差部までの区間、約1.4kmで整備が進められております。現在の整備状況でございますが、用地取得につきましては全て完了いたしました。また、工事につきましては開通目標であります平成32年度に予定されている新東名高速道路の全線開通に合わせ進められており、平成30年度は道路改良工約240mが行われております。市としましても、本路線の開通が新東名高速道路の全線開通に間に合うことが重要であると認識しておりますので、神奈川県に対しまして着実な整備推進を要望するとともに、県と連携し、地元調整など引き続き対応してまいります。  次に、県道61号平塚伊勢原の電線地中化事業の進捗状況ですが、県道61号、平塚伊勢原のうち国道246号伊勢原交差点から武道館入口交差点までの約530mを第1期区間とし、整備が進められております。事業の支障となる宅地から県道の側溝に接続されている排水管や水道管などの既存の埋設物の移設が第1期区間については平成28年度までにほぼ完了し、順次、電線共同溝設置工事が行われ、今年度は国道246号から近藤歯科医院までの東側、約280mの区間で工事が行われました。去る3月4日には沿線自治会と商店会連合会で構成された電線地中化整備協議会が開催され、事業者であります神奈川県から新たに工事に着手する区間の工事内容などについての説明が行われ、地元との情報共有を図りながら、工事が進められております。  以上でございます。 218: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「なし」の声あり)では次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第4項都市計画費中、第8目市街地再開発費のうち      所管部分 219: ◯委員長【小山博正議員】  第7款土木費、第4項都市計画費中、第8目市街地再開発費のうち、所管部分について、174から177ページの審査をお願いします。 220: ◯委員【橋田夏枝議員】  それでは私から第7款土木費、第4項都市計画費中、第8目市街地再開発費について質問いたします。  まず1番の伊勢原駅北口市街地整備促進事業費についてです。こちらは来年度は大幅増額したわけですけれども、予算が増額した要因についてまずお尋ねします。 221: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  それでは、増額の要因につきましてお答えいたします。要因につきましては用地取得事業特別会計への繰出金でございます。具体的には平成29年度に取得いたしましたつゆきビル用地の取得に借り入れしました公共用地先行取得等事業債の元金償還が平成31年度から始まることから、これまでの利子分に加えまして、元金償還分の予算を計上させていただいたことが増額の要因でございます。  以上でございます。 222: ◯委員【橋田夏枝議員】  繰出金が主ということですが、来年度の北口再開発の具体的な事業計画、何か進展はあるのでしょうか。 223: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  来年度の具体的な事業計画につきまして来年度の予算の内容も含めましてお答えさせていただきます。伊勢原駅北口周辺地区の整備につきましては、これまでの用地取得の取り組みによりまして課題でありました交通環境も段階的でありますが、改善してきております。こうした取り組みによります効果を踏まえまして、この機を逃すことなく、着実に前へ進めていくためにも、道路用地の取得のみならず、駅前の市街地としての整備の方向性を考えていかなければなりません。駅前整備というと大きな事業になります。当然多額の事業費を必要とします。また、関係権利者の生活再建は重要な課題であると思っております。平成31年度の取り組みとしましては、駅前に求められる機能や施設の需要等の検討及び民間事業者へのヒアリングなどを進めまして、事業性の検証を行います。事業性検証後は事業として成立する施設計画案や事業計画案を作成していき、関係権利者の合意形成を高め、早期事業化へとつなげていくように取り組んでいく考えでございます。  以上でございます。 224: ◯委員【橋田夏枝議員】  暫定バス乗降場ができて、約半年経過したわけですが、バス乗降場の半年間経た利用状況について市はどういった見解をお持ちなのか、お聞きします。 225: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  暫定バスの利用状況について整備効果等についてお答えいたします。暫定バス乗降場の整備前は、委員もご承知のとおり、道路を一時的に封鎖して、1日およそ240回バスを折り返していたわけでございますが、暫定バス乗降場にその機能を移行したことで道路の通行も円滑になりまして、整備した一定の効果はあったものと考えております。暫定バス乗降場は、乗降場に出入りするバスが歩道を横切ることになります。そのため、歩行者への安全対策として、警報装置等を設置し、バスが通過する前に音声等で注意を促しております。また、バス事業者におきましては、さらなる安全対策として交通誘導員を配置いたしまして、歩行者の安全対策を講じていただいております。開設から約5カ月が経過いたしますが、現在のところ、乗降場における課題等はありません。  以上でございます。 226: ◯委員【橋田夏枝議員】  その1日240回、折り返していた部分がなくなって、確かにスムーズに自動車や歩行者の通行もできるようになったというのは私も実感しているところです。伊勢原駅北口の課題として、ゴールデンウイーク、大型連休のころの大山を訪れる観光客のバスの利用というのが年間の中でもピークを迎えていくと思うんですけれども、毎年行列というのが名物になってしまうぐらいバスの長蛇の列ができるのですが、こういった暫定バス乗降場ができてからはバスの乗客の列というのはどういった感じになると予想していますでしょうか。 227: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  ゴールデンウイークの繁忙期になりますけれども、乗り場につきましては従来と変わりません。繁忙期には臨時バスの増発などでバスの台数も多くなってきます。降車する場合、道路上にお客様を今までおろしておりましたけれども、今回、暫定バス乗降場はある程度スペースがありますので、降車スペースも確保できます。またバスの台数がふえましても、待機台数も調整できることから、そこでの活用が図られるかと考えております。  以上です。 228: ◯委員【橋田夏枝議員】  小田急線の駅の改札口というか、南口まで行っちゃうときもあるので、その辺もうまく列の調整等もできたらと思っています。  もう1つ、4番ですけれども、都市再生整備計画事業推進費についてですが、こちらは今年度が221万円だったのに対し、来年度は19万円ということで、200万円の減となっています。減額の要因と本事業の詳細について確認したいと思います。 229: ◯都市部参事【飯田裕一】  それでは、2点についてお答えいたします。  まず、本事業の詳細についてでございますが、都市再生整備事業とはまちづくりの目標を定めた上で必要となる各種事業等を記載したもので、旧まちづくり交付金に該当するものでございます。平成22年度から社会資本整備総合交付金に統合され、同交付金の基幹事業である都市再生整備事業として位置づけられました。現計画は、計画期間が平成26年度から平成30年度までとなっており、公園の防災施設整備、防災無線のデジタル化整備、雨水幹線改修整備などが交付金対象事業として位置づけられております。  次に、減額の要因です。平成30年度は現計画の最終年度に当たるため、国の社会資本整備総合交付金交付要綱に基づき義務づけられている当該事業の事後評価の実施年度に当たるため、事後評価分析にかかる業務委託費などを計上しておりました。平成31年度はこうした業務が完了いたしますので、比較して200万円余りの減額となっているものでございます。  以上でございます。(「了解です」の声あり) 230: ◯委員【前田秀資議員】  済みません。私も駅前整備について2点ほどお伺いしたいと思います。というのは市民から聞かれまして、私自身うまく説明することができませんでしたので、その点についてお聞きしたいと思います。  名前が難しいんですね。暫定バス乗降場ですか。市民の方から暫定とついているんだけれども、いつまでという話で、どういう概念なんだということでございます。  もう1点が、確かに他委員との質疑で言われたように、できてから、利便性は非常に向上してよかったと思うんですが、夜間、照明的な部分でちょっと暗いんじゃないかという声がありましたので、その点についてまず1点伺います。 231: ◯市街地整備担当部長【高尾知幸】  暫定バス乗降場の暫定がいつまでというご質問でございます。先ほど加藤課長から来年度の取り組みのお話がございました。来年度事業計画案を策定するのを目標としております。そういった策定をした上で具体的な整備スケジュールが見えてくると思います。そして、駅前広場の整備がされますれば、暫定バス乗降場が駅前広場に移りますので。ですから、具体的にこの段階ではいついつまでに移るというのは明言できませんけれども、早期にこういった駅前広場が整備されるように取り組みを進めていきたいと考えております。  もう1点、夜間照明ですね。確かに暗いという声も耳にしておりますので、今後そういった状況を確認しながら、また地域の方からもお話を聞きながら、明る過ぎても付近からはいろいろな話もございますので、そういった声も聞きながら、今後検討していきたいと思っております。  以上でございます。 232: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。1点目につきましては暫定的によくわかりました。  2点目につきましては、その辺ご調整の上、よろしくお願いしたいと思います。  2つ目でございますが、駅前整備について、確かにバスの乗降等は少しはよくなったと思うんですが、1つ大きな問題が残っておりまして、駅前に当然ご家族とかが電車で着くわけですね。そうすると、そこに車でお迎えに来られる方がたくさんいらっしゃいます。すなわち一般市民、企業もそうですけれども、特に一般市民の車が駅前に来られた場合、もちろんドライバーがいての話ですが、車をとめておく場所が余りないんですね。それは時間帯によって、相当とまる台数も多いわけですから、夕方等のお迎えの時間ですね。それがまた具体的には鳥居の前等にたくさんとまっちゃって、車の流れとかなんかに支障がある。あるいは安全性に問題があるということですが、その辺の解消の手だては、何か考え方があるのかどうか、確認したいと思います。  以上でございます。 233: ◯市街地整備担当部長【高尾知幸】  今のご質問にお答えしますけれども、北口の大きな課題の一つとして交通環境の改善というのがございます。そのためには先ほどから申しましたように、暫定のバスの乗降場、こういう公共交通のそういった機関の交通改善というのは暫定ですけれども、ある程度はできたのかな。先ほどご指摘がありました残る一般車両、これも銀行前のそういった停車、そういったものがまた一つ大きな課題だとも考えております。これについては用地がもう少し買収用地といいますか、ありますれば、そういった一般車のそういう一時停車場所というのも検討できるんですけれども、現状、そこまでのスペースとか、購入している、用地買収した用地につきましては、市有地ということで道路用地、道路扱いになっていませんので、そういった中では長時間駐車等のおそれもありますので、現状の中ではなかなか一般車へのそういう停車場の提供といいますか、そういうのは一つ大きな今後の課題になっているのかなと考えています。 234: ◯委員【前田秀資議員】  ご答弁ありがとうございます。おっしゃる話は大体よくわかるんですね。現状ですぐつくれ、すぐ設定しろというのはないものねだりと言われるかもしれませんが、ただ、駅前の機能としては当然あってしかるべきものだし、もう一つは、伊勢原市を代表する他市からの玄関口ですから、その辺のことを念頭に置きながら、今後の整備をよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 235: ◯委員【越水清議員】  それでは、私も伊勢原駅北口整備推進事業費に関連した質問をさせていただきます。  まず1点は、整備に関連する伊勢原駅北口周辺整備協議会、あるいは土地利用検討部会という組織があるのでしょうか。この辺の現在の取り組み状況が1点。  この資料にもございますが、予算の中の委託料1500万円ですか。出ていますが、この委託料の内容、あるいは委託期間等について質問いたします。 236: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  それでは、地元の取り組み状況につきましてお答えいたします。北口地区は平成2年、都市計画決定しました市街地再開発事業の事業主体としまして、再開発組合が設立されましたが、事業が中止となったことから、現在は組合活動を休止している状態でございます。ただ、北口周辺地区の整備の必要性があるということから、組合にかわる地元組織として組合と同じメンバー構成になりますが、任意組織として伊勢原駅北口整備推進協議会が平成21年度に設立いたしました。さらには、街区ごとの土地利用検討をそれぞれ行うということで、推進協議会を母体にしました街区ごとの土地利用検討部会が平成28年4月に発足いたしました。取り組み状況ですが、平成30年におきましては、全体会を2回会合しております。主に検討部会での検討内容の報告、市からの情報提供などを行い、意見交換を進めております。土地利用検討部会の取り組み状況ですが、考える事業手法等の勉強会などを行ったり、地権者間での情報交換や意見交換を行っております。このような会議を行っておりますが、ご商売などでなかなか集まる人数が少なくなってきているのも事実でございます。こうしたことから個別に話を聞く機会をつくりまして、市との信頼関係を築いていくためにも個別訪問を主に進めているのが現状でございます。さらには関係権利者のみならず駅前に関係する商店会の方々などとも情報交換や意見交換の場を設けまして、北口整備の事業化に向けたご意見などもお聞きし、参考とさせていただいているところでございます。  もう1点、1500万円の委託料の内容と期間でございますが、委託料につきましては先ほどもご答弁しましたように、北口整備の事業化に向けまして、事業性の検証を行うものでございます。北口に求められる機能や設備需要についての市場調査を行いまして、資金計画や事業性の高い施設計画案、事業計画案を作成していくものでございます。また、期間でございますが、適正な時期に適正な期間を設定しまして発注していきたいと考えております。  以上でございます。 237: ◯委員【越水清議員】  今のお話ですと、適正な時期に適正な期間というのは、現在、委託期間という特定の期間は決まってないわけですね。(「はい」の声あり)  先ほどの地域の整備推進協議会、あるいは土地利用検討部会等、お聞きしていると、なかなか順調に進めにくい部分もあるようですけれども、そういった地元の地権者、関係者との共通理解を積極的に進めていかないと、これから先の進展が難しいのかなと思いますので、その辺をひとつよろしくお願いしたいと思います。  以上。 238: ◯委員【八島満雄議員】  4項目ぐらい、全部、他委員の質問で了解しました。ただ1つだけ、先ほどの市民との話し合いの中でちょっと答えにくいなと誰かも言いましたけれども、私もそうですが、簡単に言うと、この平成31年4月から来年3月までに北口はどのような姿に変わるのか。変わらないという話も事業計画は来年かけるというんですが、その辺はどのように私らは考えたらいいか、そこだけもう一度、確認です。 239: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  来年度は先ほど申しましたように、事業計画案を作成していくということでございますので、現場の動きは特にございません。事業性の高い事業計画案を作成しまして、関係権利者の合意形成につなげまして、早期事業化へ向けて取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。(「了解」の声あり) 240: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第1項土木管理費中、第1目土木総務費のうち      営繕一般事務費      第5項住宅費      第8款消防費、第1項消防費中、第4目防災対策費のうち      建築物震後対策推進事務費      用地取得事業特別会計 241: ◯委員長【小山博正議員】  次に第7款土木費、第1項土木管理費中、第1目土木総務費のうち、4営繕一般事務費について、156から159ページ、第5項住宅費について、176から179ページ、第8款消防費、第1項消防費中、第4目防災対策費のうち、8建築物震後対策推進事務費について、182から185ページ、用地取得事業特別会計について、277から290ページの審査をお願いいたします。 242: ◯委員【前田秀資議員】  それでは、私は市営住宅と用地取得事業特別会計について1点ずつお伺いしたいと思います。  まず市営住宅運営管理費ですが、予算額2111万4000円ですが、前年度に比べて824万2000円の増額となっていますが、その内容についてお伺いします。  続いて、市営住宅長寿命化対策事業費について、改修工事等対策は計画的に進めていく必要があるわけですが、これまでの経過と来年度予定している改修工事の内容をお伺いいたします。  以上です。 243: ◯建築住宅課長【藤堂勝彦】  それでは市営住宅運営管理費の増額の理由についてでございます。主に修繕料が953万1000円ふえておりまして、具体的には火災報知機になりますけれども、来年で耐用年限10年を過ぎますので、対象となる4団地140戸分を交換するもので、これによる増額が450万円余りとなります。もう1点は空き室の修繕でして、これは退去された住戸を新たに入居募集するためにきれいに清掃修繕するものでございます。空き室となった池端住宅の2戸につきましては、1つは39年、もう一つは25年間住み続けられたということで、傷みが激しいことから、床、壁、天井の内装を全部屋改修、営繕器具など備えつけのものは全て交換が必要となります。長年住み続けられた住戸はどうしても費用がかかってしまうということで、1戸当たり280万円余り、2戸分で560万円余りが増額となっております。以上が昨年度に比べて増額となった理由でございます。  もう1点、市営住宅長寿命化対策事業についてでございます。まず対象施設としては都市部審査資料26ページの表にありますように、市内で管理します市営住宅5団地、建物8棟、管理戸数全体で164戸となっております。伊勢原市市営住宅長寿命化計画を平成22年3月に策定しておりまして、この計画については可能な限り耐火コンクリート構造の耐用年限、国の基準の70年までを活用していくことを目的としております。建物耐久性にかかわる屋根と外壁の改修と、あわせて給水方式を経済的な水道直結方式への改修を、古い建物から順番に進めております。計画に基づく改修工事の実施状況については資料の表にお示ししますとおり、最も古い1の欄、池端住宅が昭和52年建設、築42年、ここを平成26年に着手し、順次進めておりますが、3の欄、峰岸住宅については交付金の配分が減ったことから調整いたしまして、本年度は2号棟のみとなっております。来年度の工事につきましては引き続き峰岸住宅の3号棟における屋根防水及び外壁の改修工事を予定してございます。  以上でございます。 244: ◯委員【前田秀資議員】  ご説明ありがとうございます。ちょっと疑問に思いますので、伺いますが、長寿命化対策のほうですが、伊勢原市の場合、市全体として人口はまだ微増ぐらいの状態ですね。ただ、全国的な流れで少子高齢化といって人口が減るんだと。空き家等もいろいろな理由でふえてきている。その中において、ものを大事にして長く使うのは大事なことだと思っているんですが、そういった社会的な背景と照らし合わせて、長寿命化対策の持っていき方というのを基本的にどのように考えているか、ちょっと確認したいと思います。 245: ◯建築住宅課長【藤堂勝彦】  長寿命化計画の基本的な考え方でございます。先ほど申し上げましたように、耐用年限の70年をめざして計画的に改修していくということになりますので、よく言われていますが、ライフサイクルコストが1つポイントになります。高い材料を使えば修繕周期は長くなる。要するに、修繕回数が減ると。安い材料を使えば逆のことになります。そこをどう組み立てていくのか。スケジュール、工法、材料の種別をどう組み立てていくのかというのが実は来年度委託の中で検討させていただくというのが1つと、社会情勢に応じて高齢化が進んでおりますので、お住まいになられている方のニーズも把握しながら、住宅としてどうあるべきかというのもあわせて検討させていただきたいと考えてございます。  以上です。 246: ◯委員【前田秀資議員】  ありがとうございます。一応基本的な考え方を確認させていただきました。  次に、用地取得事業特別会計のほうでございますが、用地取得事業特別会計について返済が始まることから、返済金額を計上されたことは理解しましたが、先日の総括質疑の答弁において、2つの貸付金を活用しているという答弁がありました。それぞれの貸付金の返済の仕方等についての違いをお示しください。 247: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  それでは、貸付金の詳細についてお答えいたします。これまでに取り組んできました都市計画伊勢原駅前線の用地取得にかかる財源としまして、貸付金につきましては、都市開発資金と公共用地先行取得等事業債の2つの貸付金でございます。  まず、都市開発資金は通常行われる街路整備事業の事業認可を得る前に用地取得を進めていく場合の貸付金でございまして、事業認可を得るまでのつなぎ資金として国が貸し付けを行っているものでございます。この都市開発資金の償還、いわゆる返済につきましては、元金が4年間据え置かれるという制度のものでございます。都市開発資金の貸し付けを受けたのは平成27年度分からでありますので、平成27年度分からでありますので、平成27年度分の元金の償還は4年間据え置かれまして、平成32年度から償還が始まります。したがいまして、平成28年度分は平成33年度から、平成29年度分は平成34年度から償還が始まります。  一方、つゆきビル用地の取得に要しました財源につきましては、公共用地先行取得等事業債になりますが、この貸付金も同様につなぎ資金でございますが、元金の償還が1年間据え置かれるものであります。したがいまして、つゆきビル用地の取得は平成29年度行っておりますので、元金を1年据え置かれ、平成31年度からの元金償還となることから予算計上させていただいたものでございます。  以上でございます。 248: ◯委員【前田秀資議員】  ありがとうございます。もう1点だけ追加でお聞きします。これまでに先ほどからお話に出ているように、数カ所の用地取得を進めてきています。役所のお仕事の中でも、用地買収というのはなかなか大変なことらしいんですが、まだまだ取得する対象地があると思いますが、現在、取得はどの程度、説明できる分で結構でございます、進んでいますか。お聞きします。 249: ◯まちづくり推進課長【加藤真一】  用地取得の進捗についてお答えいたします。駅前線は、オーケーストア前の伊勢原駅入口交差点から平塚伊勢原線までの延長約300m、道路の幅員が18mで、駅前広場を含む都市計画道路でございます。整備に当たりましては、まずオーケーストア前の伊勢原駅入口交差点から延長約140m区間を市街地再開発事業とは別に切り離し、平成3年度から事業を進め、用地取得が完了し、一部整備が終わっている状況でございます。ご質問のこれまで進めてきました用地取得がどの程度進んでいるのかということですが、面積によりまして、取得率でお答えさせていただきます。先ほど申し上げましたように、先行して整備しました140mの区間を除きまして、市街地再開発事業区域での未整備区間、延長160m残っておりますけれども、その面積を用地取得対象地としますと、これまでの取り組みで、用地取得率は約48%という状況でございます。  以上でございます。 250: ◯委員【前田秀資議員】  ご説明ありがとうございます。歴史的な流れを見ても、実は、私、30年ぐらい前に聞いたことがあるんですが、伊勢原市の中央道の駅から大神宮までに至る部分ですね。拡幅するときにも大変ご苦労があって、担当者が体を壊されたというようなことも知っております。本当にその辺もありますので、もろもろ気をつけながら進めていただくようよろしくお願いいたします。  以上でございます。 251: ◯委員【越水清議員】  それでは1点、木造住宅耐震化促進事業費につきまして伺いたいと思います。神奈川県では平成32年度95%の耐震化目標を立てているようですが、本市の現在の対象住宅数と耐震化率の推移と目標について、まず伺います。 252: ◯建築住宅課営繕担当課長【松木努】  それではお答えいたします。住宅・土地統計調査により推計している数値になりますが、平成15年度住宅総数3万5940戸、耐震化率77%、平成25年度住宅総数3万7700戸、耐震化率84%で、固定資産税データを参考にした最新の推計では平成30年1月現在で住宅総数4万258戸、耐震化率89%となっています。平成28年に改定した伊勢原市耐震改修促進計画でも、平成23年度に耐震化率95%とする目標を設定しております。  以上です。 253: ◯委員【越水清議員】  本市の状況は……。 254: ◯委員長【小山博正議員】  越水委員、少々お待ちください。 255: ◯建築住宅課営繕担当課長【松木努】  済みません。失礼しました。先ほど申し上げました伊勢原市耐震改修促進計画の目標としているのは、平成23年度と申し上げてしまったんですが、平成32年度の間違いです。申しわけございませんでした。 256: ◯委員【越水清議員】  ありがとうございます。そこで、耐震診断を該当する家屋はやると思うんですが、どんなふうな診断の内容なのか、改めて伺いたいと思います。 257: ◯建築住宅課営繕担当課長【松木努】  それでは、耐震診断の方法についてご説明いたします。耐震診断とは、住宅が地震の揺れによってどのくらいの被害を受けるのか。地震に対する強さの度合いを調べることです。耐震診断の方法は、建築時の設計図面や現地調査により、壁、柱の耐力と配置状況、住宅の劣化ぐあいなどを確認した上で計算、評価を行うことになります。住宅の耐震化のためにはまず耐震診断の実施を図ることが必要であり、現在の耐震基準は1981年に改正されたもので、その前に建てられた住宅は耐震診断の実施を促進する必要があると考えております。  以上です。 258: ◯委員【越水清議員】  耐震診断はそれなりの専門家か、あるいは業者がいらっしゃると思うんですが、そういうようなことでよろしいんですか。その辺を説明してください。どういう人がやるんですか。 259: ◯建築住宅課営繕担当課長【松木努】  通常であれば耐震診断を行っていただくのは建築士の資格を持っている方、1級建築士、2級建築士、木造建築士等の方に行っていただくのが通常となっております。  以上です。 260: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「なし」の声あり)  それでは、以上をもちまして、都市部関係の質疑等が終了いたしました。ここで、職員入れかえのため暫時休憩いたします。都市部の皆様、ご苦労さまでした。
                午後2時39分   休憩             ────────────             午後2時53分   再開 261: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、土木部関係の審査に入ります。土木部については、道路関係と下水道関係を分けて審査いたします。まず土木部長から総括的な説明を簡潔にお願いいたします。 262: ◯土木部長【小川博志】  それでは、土木部の平成31年度予算審査につきまして、よろしくお願いいたします。  まず最初に資料の1ページをごらんください。会計別の予算総括表になります。まず上段の表、一般会計の歳入歳出予算についてでございますが、平成31年度の歳入額は15億7934万5000円で、前年度対比8.8%、1億2896万6000円の増となっております。歳出額は29億159万4000円で、前年度対比3.4%、9766万3000円の増となっております。  次に、下段の表、公共下水道事業会計についてでございます。企業会計が適用初年度のために前年度対比につきましては表記してございません。収入はa、収益的収入と、c、資本的収入の合計で54億6237万6000円で、支出はb、収益的支出と、d、資本的支出の合計で61億868万円でございます。企業会計では発生主義をとるとともに、減価償却費は支出に、過去の補助金などは長期前受金戻入として収入に計上するなど、現金の収入、支出が伴わないものを計上いたします。また、収入と支出の計は一致しない特徴がございます。  2ページから4ページをごらんください。それぞれの会計ごとに款別に主な増減理由と増減額を記載してあります。内容につきましては、後ほどご確認をお願いいたします。  5ページから7ページをごらんください。こちらは、各会計別について所属別に主な増減理由と増減額を記載してございます。内容につきましては、後ほどご確認をお願いいたします。  続きまして、8ページをお開きください。中期戦略事業プラン計上事業についてでございますが、各事業の当初予算状況と増減額、そして増減理由を記載してございます。土木部では全部で7事業ございます。前年度対比で増額となっているのは3事業ありまして、そのうち増額の大きい主な事業は、ナンバー3の橋りょう長寿命化対策事業、ナンバー4、公共下水道地震対策事業、ナンバー7、下水道長寿命化対策事業でございます。一方、前年度対比で減額となっているのは4事業ございまして、減額の大きい主な事業は、ナンバー1の安全な歩行空間整備事業、ナンバー2の都市計画道路田中笠窪線整備事業、ナンバー5の公共下水道浸水対策事業、ナンバー6の公共下水道整備事業でございます。  続きまして、9ページをごらんください。新規事業でございますけれども、一般会計、公共下水道事業会計ともに該当事業はございません。  続きまして、10ページをお開きください。廃止(休止)事業でございますが、こちらも一般会計、公共下水道事業会計とも該当事業はございません。  11ページも同様に見直した事業でございますが、一般会計、公共下水道事業会計ともに該当はございません。  続きまして、12ページをお開きください。前年度と比較して200万円以上の増減がある事業につきまして記載してございます。一般会計においては全部で15事業ございます。前年度対比で200万円以上の増額となっているのは9事業でございます。そのうち増額の大きい主な事業は、ナンバー1の公共下水道事業会計補助金、ナンバー2の公共下水道事業会計出資金、ナンバー3の公共下水道事業会計負担金、ナンバー4の鋪装打換事業費、ナンバー5の市道改良事業費、ナンバー6の橋りょう維持管理費でございます。一方、前年度対比で減額となっているのは6事業ございます。そのうち減額の大きい主な事業としましては、ナンバー12の歩道設置等整備事業費、ナンバー13、栗原川整備事業費、ナンバー14、都市計画道路田中笠窪線整備事業費、ナンバー15、下水道事業特別会計繰出金でございます。  13ページをごらんください。公共下水道事業会計におきましては全部で15事業ございます。前年度対比で200万円以上の増額となっているのは9事業ございます。そのうち増額の大きい主な事業はナンバー1の減価償却費、ナンバー2の終末処理場整備事業費、ナンバー3のポンプ場整備事業費でございます。一方、前年度対比で減額となっているのは6事業ございまして、そのうち減額の大きい主な事業はナンバー13の下水道一般事務費、ナンバー14、消費税及び地方消費税、ナンバー15、管渠整備事業費でございます。  なお14ページ以降には、所属別の明細、参考資料といたしまして、土木部の執行体制などが記載してございますので、後ほどご確認をお願いいたします。  以上で、土木部の一般会計並びに公共下水道事業会計について、総括的にご説明いたしました。  それでは、審査のほどよろしくお願いいたします。 263: ◯委員長【小山博正議員】  ありがとうございました。説明が終わりましたので、質疑に入ります。歳出の質疑のときに、関連した歳入の質疑もあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。なお、発言の際は、挙手をして、委員長の許可を得てからお願いいたします。なお、本日は平成31年度予算審査となりますので、審査外の質疑は行わないこと、また、答弁者は質疑項目を繰り返すことなく、答弁のみの発言とするようお願いいたします。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第1項土木管理費のうち所管部分 264: ◯委員長【小山博正議員】  それでは第7款土木費、第1項土木管理費のうち、所管部分について、156から159ページの審査をお願いいたします。 265: ◯委員【八島満雄議員】  それでは1点だけご質問いたします。  157ページの3番で、道路用地受け入れ事業費ですが、これは1528万2000円ですが、アップ率として2万円。ただの2万円なのかということの理由をお尋ねします。  もう1つは、道路用地受け入れにつきましては道路の安全性、あるいは歩道空間の安全性にはとても市民の関心が強いと思われるところで、昨年度の事業の箇所等ありましたらお知らせいただき、その面積というか、長さというのか、距離というのか、その点についてお尋ねします。  以上お願いします。 266: ◯土木部参事【古尾谷栄一】  それではご質問のありました道路用地受け入れ事業費についての2点、答弁させていただきます。  まず、事業費が上がったことにつきましては需用費の公用車の燃料費の増でございます。これは新東名高速道路等に伴って現場等の確認等がふえた。これによっての増でございます。  2点目といたしましては、平成30年度の事業実績ということですが、これはいわゆる狭隘対策事業、建築行為に伴って後退する部分について助成金を与えるものでございますけれども、平成30年度は1526万2000円を計上しておりました。助成件数30件の後退整備部20件でしたが、交付申請額に対する交付率が約50%ということで、772万6000円ほどになってしまったと。その結果、助成件数15件、後退部分整備6件ということで、後退部分の整備が162mというような結果になっております。  以上でございます。 267: ◯委員【八島満雄議員】  ありがとうございます。今のデータからすると、平成30年度のデータをいただきましたけれども、これはグラフにすると、上がっているんですか、下がっているんですか。来年はまた下がる方向なのか、上がる方向なのか。それだけ1点、確認。 268: ◯土木部参事【古尾谷栄一】  来年度の予測ということですけれども、一般的に消費税が上昇する中で、確認の件数が本来、前年度に上がってくる見込みだったんですが、4月以降の住宅取得の贈与税等の限度額が上がることで、今年度実質的には現状確認件数は減っております。ですから、4月以降ふえる可能性がありますので、結果的にはふえるのではないかという予想をしております。  以上です。(「了解」の声あり) 269: ◯委員【舘大樹議員】  1点だけお伺いをいたします。3月定例会の議案第19号、第20号の関連になります。先般の議案審議で第19号、第20号についてでございますけれども、市道630号線の廃止と認定が採決されたところでありますけれども、この道路が新東名高速道路の側道になるやに聞いております。審議の際に前田委員から交通安全上の調整の現状などについて質疑があったかと思いますけれども、改めて市道630号線を含めた側道の関係、あるいは周辺の交通安全上の協議がどのように進捗していくのかということについてお伺いいたします。 270: ◯土木部参事【古尾谷栄一】  ご質問のありました部分について回答させていただきます。新東名高速道路等の広域幹線道路事業に伴う、いわゆるつけかえ道路につきましては、道路事業者である国交省、神奈川県、中日本高速道路と計画の段階で協議を行い、地元の要望等を踏まえ、神奈川県警と協議を行っております。また、工事実施段階において必要があれば、地元に再度説明して、改めて県警と協議を行っているというような流れでございます。現在、平成31年の伊勢原大山インターチェンジの供用開始により交通量が増加することが想定される中、従来の機能を確保するために整備されたつけかえ道路が、いわゆる抜け道となる可能性があるのではないかというような懸念ではないかと思っておりますが、現在、市道認定するに当たって、事業者と手続について具体的な協議を行っております。市道630号線につきましては、事業に伴って既存の道路の機能がなくなるという中で既存の道路を廃止し、新たな市道認定をして、機能を確保したと。現在、供用開始に向けて交通安全の観点から現地確認を行い、中日本高速道路と協議を行っております。インターチェンジの開通等が、供用開始が終わらなければ、全体の交通量、また車の流れというものは把握できない中で、部分的な供用開始を行わざるを得ない中、事業者と協議の上必要な対策を行って安全確保の上で市道認定、供用開始を行っていく考えでおります。  また、供用開始後の安全対策については、必要によっては、ある意味、伊勢原市が道路管理者になっている前提ですけれども、神奈川県警と協議を行った上、対応していく考えでおります。  以上です。 271: ◯委員【舘大樹議員】  ありがとうございます。まさに同じ認識でございまして、この周辺の住民がすごい心配されているということでお伝えさせていただきました。結局、あえて言いますけれども、神奈川県警の対応が住民の要望に沿ってくれない部分が、私としてそうやって認識していますので、ぜひ引き続き協議をお願いしたい、検討をお願いしたいと思います。  以上です。 272: ◯委員【越水清議員】  それでは質問させていただきます。157ページ、土木総務一般事務費につきまして、平成30年度から47万円の増でありますが、光熱水費の増とあります。街路灯の電気料とか、光熱費の増が主な要因かなと思いますが、それを確認させていただきます。  もう1点は、街路灯の現在数、そして、大雨等の際のアンダーパスの排水するポンプの台数と現在の状況について伺います。  以上です。 273: ◯土木部参事【古尾谷栄一】  それでは1点目の土木総務一般事務費の増についてですけれども、まず、1点目は街路灯等の光熱水費が前年比18万6000円の増となっております。それともう1つが委託料でございます。これは元号の改元に伴いまして、私ども道路台帳システムで諸証明を発行しております。このシステムを変更する上での委託料の増、この2点でございます。  それと2点目の街路灯及びアンダーパスの排水ポンプの状況ですが、現在街路灯については537灯、うちLEDが8灯、それと小田原厚木道路などのアンダーパスの雨水等の強制排水のポンプが9カ所、それと道路情報提供装置11カ所が内訳でございます。  以上です。 274: ◯委員【越水清議員】  その辺はよく理解できました。  もう1点質問させていただきます。備考2の道路管理推進事業費、3241万円余りですが、2年間続けて500万円前後の減額があるように思います。平成29年度には東海大学病院南東の進入路が完成して、平成30年度予算は前年より530万円、減額になっておりました。平成31年度予算では平成30年度に比べさらに482万円の減額となっておりますが、その要因について伺います。 275: ◯土木部参事【古尾谷栄一】  道路管理推進事業費の減についての内容ですけれども、委託料の道路台帳補正業務の減でございます。平成30年度は延長約1430m。これは開発行為とか、狭隘道路、それに伴っているものも含めたもので、近いところで言いますと、伊勢原スイミングの南側、201号線ですか。その部分を平成30年度行っております。平成31年度につきましては延長約1100m、これにつきましては伊勢原小学校西側の部分とか、田中笠窪線の部分を計上しております。この延長の減によって委託料が減になったものでございます。  以上です。(「了解」の声あり) 276: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「なし」の声あり)それでは次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第2項道路橋りょう費      第4項都市計画費中、第3目街路事業費のうち      都市計画道路田中笠窪線整備事業費      第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、      第1目道路橋りょう災害復旧費 277: ◯委員長【小山博正議員】  第7款土木費、第2項道路橋りょう費について、160から165ページ、第4項都市計画費中、第3目街路事業費のうち、1都市計画道路田中笠窪線整備事業費について、168から171ページ、第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、第1目道路橋りょう災害復旧費について、210から211ページの審査をお願いします。 278: ◯委員【舘大樹議員】  それでは質問いたします。まず161ページ、鋪装打換事業費についてであります。鋪装打換事業として池端、下糟屋にかかる市道900号線がこの事業の中で予定されております。当該の箇所はご案内のとおり、大雨が降りますと、排水が機能せず、道路上は道が川のような状態、冠水状態になります。この鋪装の打ちかえによってうまく排水がなされるような工夫をということで従前から要望させていただいておりますけれども、改めて考え方をお伺いいたします。  もう1点、163ページの市道改良事業費の関係です。市道464号線、三ノ宮ですけれども、木津根橋でありますけれども、464号線について、この改良事業については、し尿等希釈投入施設条件整備となっております。事業自体の内容についてお伺いいたします。 279: ◯道路整備課長【石井渉】  それでは順番に答えさせていただきます。鋪装打換事業のうち、平成31年度に予定しております市道900号線鋪装打ちかえ工事につきましては、2級河川渋田川にかかります道灌橋から伊勢原駅方向に鋪装打ちかえ工事を約500m実施するものでございます。鋪装打ちかえ工事は、道路改良とは異なり、傷んだアスファルト鋪装を打ちかえるものでございます。このため、鋪装の損傷や、たわみ等を原因とします水たまりや振動などについては改善いたしますけれども、大雨時の冠水は河川や水路、また、地形などに起因しますことから、鋪装打ちかえ工事により対応することは難しいと考えてございます。しかしながら、道路冠水が発生する状況につきましては、市としても承知してございます。少しでも状況が改善いたしますよう、今回の打ちかえ工事に合わせ、路面水が速やかに道路側溝に流入するよう別途集水ますを造成する工事を実施する予定でございます。  続きまして、市道464号線市道改良事業についてお答えいたします。市道464号線につきましてはし尿希釈投入施設建設における三ノ宮地区の地区条件路線で、現状は未舗装で砂利道、道幅も狭いという状況でございます。整備計画は、アクアクリーンセンターに向かいます市道80号線の木津根橋付近から小田急線方向に約330mでございまして、計画幅員は5mで歩道の計画はございません。平成26年度までに計画線形について地元関係者との合意が得られましたことから、平成30年度には路線測量を実施しまして、平成31年度は用地測量と詳細設計、土質調査を予定してございます。平成32年度には用地取得に入りたいと考えてございまして、用地取得が完了した後に道路改良工事を実施する計画でございます。  以上です。(「よろしくお願いします」の声あり) 280: ◯委員【橋田夏枝議員】  私からも橋りょう維持管理費に関して質問いたします。橋りょう維持管理費が平成31年は9768万円ということで増額しておりますが、来年度の工事計画の詳細についてお尋ねします。 281: ◯道路整備課長【石井渉】  橋りょう維持管理費が増額となりました理由でございますけれども、事業の進捗によるものでございます。橋りょう定期点検が完了いたしまして、橋りょうの修繕、耐震工事が増となったことによるものでございます。具体的には、平成30年度に市が管理する全ての橋りょうを対象とした定期点検が完了しましたことから、平成31年度は点検結果を公表するとともに、国の交付金を活用して、橋りょう長寿命化修繕計画を策定いたします。あわせて橋りょうの修繕耐震設計を1橋、橋りょう修繕耐震工事を2橋、予定してございます。  以上です。 282: ◯委員【橋田夏枝議員】  今年度で点検が完了して、来年度は公表し、また計画実施に至るということですが、計画というのは何年計画で推移する予定でしょうか。 283: ◯道路整備課長【石井渉】  計画自体は基本的に法定点検になっていまして、5年に1度点検するということになりますので、5年に1度計画のほうも見直しをかけていくということになると思います。 284: ◯委員【橋田夏枝議員】  ということは5年に1度の点検ということで、点検が完了したものに対して全て橋りょうの耐震化対策というのは来年度の平成31年で終わるという見通しでしょうか。今年度で点検が完了して、5年に1度の計画ということで、耐震化対策は来年度で完了するということですか。平成31年度で完了するということでしょうか。 285: ◯道路整備課長【石井渉】  平成30年度、具体的には平成28年度、平成29年度、平成30年度の3カ年で定期点検を行いました。それをもとに平成31年度はその結果の公表と今後の計画策定が平成31年度ということになります。平成31年度にも修繕の設計と耐震化工事も2橋させていただくということでございます。 286: ◯委員【橋田夏枝議員】  わかりました。別の質問に行きます。  それでは、土木費第4項都市計画費中、第3目街路事業費のうち1番の都市計画道路田中笠窪線整備事業費について質問いたします。平成31年度は4億7125万円ということで、今年度よりも7708万円減となります。平成34年度供用開始に向けて現在動いているところではございますが、来年度行う事業計画についてお尋ねします。 287: ◯道路整備課長【石井渉】  都市計画道路田中笠窪線整備事業費が減となった理由でございますけれども、事業の進捗によるものでございます。具体的には用地買収が進みましたことから、公有財産購入費と補償補填及び賠償金が大きく減となってございます。一方、道路築造工事や電線共同溝工事を実施いたします工事請負費が増となりましたことから、全体としましては減ということでございます。現時点の進捗状況といたしましては、第5次総合計画の目標でもございますけれども、平成34年度の開通に向け計画的に事業が進んでいるものと考えてございます。 288: ◯委員【橋田夏枝議員】  現在、計画どおりに進んでいるという答弁でしたが、田中笠窪線、周辺自治会の協力なしには進められない事業ではありますが、どのように周辺自治会と連携を図っているのでしょうか。 289: ◯道路整備課長【石井渉】  事業を実施するに当たりましては、地元自治会を初め関係者のご理解が不可欠と考えております。具体的な対応といたしましては、事業の着手前や用地買収に入るタイミング、また、用地買収が済み、工事が始まるタイミングなど、事業の節目に合わせて地元説明会や現地説明会などを開催しております。また、測量委託調査とか、工事を実施するに当たりましては、関係者へ個別説明や地元回覧、お知らせ看板などによる事前周知に努めているところでございます。  以上です。 290: ◯委員【橋田夏枝議員】  ぜひ複数の自治会にまたがる田中笠窪線ですので、うまく周辺自治会と連携していっていただきたいと思います。  続きまして、田中笠窪線に関連しての質問ですが、田中笠窪線は、皆さんご承知のとおり、シティプラザや中央公民館、市役所に至るまでと本市の中心的な公共施設を通る道路ということで非常に重要な道路になってくると思うんですが、一方でそこをまたがるときには、小中学生、あるいは高校生の通学路としても利用されているところを横断するような形になります。そういった意味で、通学路としての安全対策も含めての田中笠窪線の開発ということで、非常に難しい部分もあると思うんですけれども、そこについてはどのように進めているのでしょうか。 291: ◯道路整備課長【石井渉】  現在、田中笠窪線整備事業を実施するに当たりましては、その施工段階の交通安全も含めまして、警察、公安委員会のほうと調整をさせていただいております。そういった中で、通学児童や通学路が基本的になりますけれども、安全対策が図れるような通学路を確保するような形で調整を進めさせていただいております。 292: ◯委員【橋田夏枝議員】  警察と進めていっていただくということですが、あと、地形上の問題でいきますと、高低差があると思うんですね。それで、そういった設計を組んでいるということですけれども、高低差がある中でバリアフリーの道路をめざしているというのも聞いているところではございますが、そういったところを技術的に克服していけるのか、可能であるのか、確認します。 293: ◯道路整備課長【石井渉】  都市計画道路田中笠窪線につきましては、防災上も重要な路線だと考えてございます。そういった意味合いからもバリアフリー化を全て図るような形で、現在、進めてございます。 294: ◯委員【橋田夏枝議員】  最後の質問になりますけれども、田中笠窪線、開通してからの問題かもしれませんけれども、周辺の土地利用についての市の見解というのを、これはもしかしたら副市長がよろしいかと思うんですけれども、ご答弁いただけたらと思います。 295: ◯副市長【武山哲】  田中笠窪線周辺というお話ですけれども、延伸の話も昔からありますね。そこら辺については現時点では研究段階ということで、公にできるようなアイデアというのは現在のところございません。  以上です。(「了解です」の声あり) 296: ◯委員【越水清議員】  道路維持管理費のところで鋪装打換事業費についてお聞きしたいと思います。ともかく安全・安心と車両の円滑な通行のためにも老朽化による鋪装打ちかえは、ぜひ順次実施していただきたいと思います。道路につきましても老朽化対策に対しましては、完了ということがないと思いますけれども、ここ8年間で最高額だった平成30年度に比べまして、さらに平成31年度予算は1億700万円の増となっていると思います。そして、初めて4億円を超えたのではないでしょうか。そういう意味でも本事業の内容とこれからの見通しにつきまして1点伺います。 297: ◯道路整備課長【石井渉】  それでは鋪装打換事業についてお答えいたします。鋪装打ちかえ事業は、老朽化が著しい路線の鋪装打ちかえを計画的に、修繕計画に基づき、国の交付金を活用しながら実施しているものでございます。財源でございます国の交付金の要望額に対します内示率は近年低い状況が続いておりまして、予定していた鋪装打ちかえが実施できない状況が発生しており、交通安全の面からも早急な対応が求められておりました。こうした状況から鋪装打換事業費を増額し、計画的な鋪装打ちかえを着実に実施することにより、道路環境の向上や交通安全を確保しようとするものでございます。事業の内訳としましては、国の交付金を活用する工事が6路線、市の単独工事が12路線で、平成30年度と比較しますと、単独工事を6路線増という形でございます。  今後の見通しでございますけれども、平成31年度予算は鋪装修繕計画に基づいて必要な額を計上したものでございます。年ごとに増減は生じるとは思いますけれども、継続的に増加していくものではないと考えてございます。 298: ◯委員【越水清議員】  了解いたしました。  もう1つ、先ほどもご質問がございました田中笠窪線について、1つだけ確認させてください。用地取得が進んではいるんですが、全て完了しているのかどうなのか。そこだけ伺います。 299: ◯道路整備課長【石井渉】  田中笠窪線の用地買収に関する進捗状況でございます。2月末時点になりますが、現時点で申し上げますと、第1期区間の用地買収率が99.8%でございます。第2期区間の用地買収率は93.4%でございます。現状では以上でございます。(「了解」の声あり) 300: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。(「なし」の声あり)よろしいですか。  以上をもちまして、土木部道路関係の質疑等が終了いたしました。  それでは、ここで職員入れかえのため、暫時休憩いたします。土木部道路所管課の皆様、ご苦労さまでした。             午後3時30分   休憩             ────────────
                午後3時35分   再開 301: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、再開いたします。  土木部下水道関係の審査に入ります。歳出の質疑のときに関連した歳入の質疑もあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。なお発言の際は挙手をして委員長の許可を得てからお願いいたします。なお、本日は平成31年度予算審査となりますので、審査外の質疑は行わないこと、また、答弁者は質疑項目を繰り返すことなく答弁のみの発言とするようお願いいたします。   ────────────── ○ ──────────────      第4款衛生費、第2項清掃費中、第3目し尿処理費のうち      し尿等希釈投入施設維持管理費      第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、      第2目河川災害復旧費 302: ◯委員長【小山博正議員】  第4款衛生費、第2項清掃費中、第3目し尿処理費のうち、3し尿等希釈投入施設維持管理費について、140から141ページ、第10款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費中、第2目河川災害復旧費について、210から211ページの審査をお願いいたします。 303: ◯委員【越水清議員】  それでは141ページでございますが、し尿処理費の説明3、し尿希釈投入施設維持管理費につきまして質問させていただきます。平成31年度の運転管理費は3カ年の長期継続契約の最後の年度となるのだと思いますが、平成30年度は平成29年度当初予算と比較して、301万3000円の減額で、委託料と光熱水費の減によるものということでした。過去4年間、続いて減額の当初予算でございましたが、平成31年度につきましては201万9000円の増となっております。これは委託料の増のためと思うわけですが、その内容につきましてお尋ねしたいと思います。 304: ◯下水道整備課下水道施設担当課長【杉崎友則】  主な理由は委託料の増によるもので、運転管理委託料の中に含まれている定期修繕によるものです。し尿等希釈投入施設は、し尿及び浄化槽汚泥を破砕ポンプで細かく砕き、希釈して公共下水道へ放流しています。破砕ポンプの中に砕くための歯があり、歯は当然磨耗するため、1年に1回、磨耗した歯の肉盛り加工と5年に1回の歯の交換が必要となります。平成30年度は磨耗した歯の肉盛りを行い、平成31年度は歯の交換時期となるため、平成30年度より約200万円の増額となりました。  以上でございます。(「了解」の声あり) 305: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「なし」の声あり)それでは次に移ります。   ────────────── ○ ──────────────      第7款土木費、第3項河川費      第4項都市計画費中、第4目下水道費 306: ◯委員長【小山博正議員】  第7款土木費、第3項河川費について、164から167ページ、第4項都市計画費中、第4目下水道費について、170から171ページの審査をお願いいたします。 307: ◯委員【橋田夏枝議員】  第7款土木費、第3項河川費について質問いたします。予算書は167ページになります。栗原川整備事業費についてです。こちらのほうはことしよりも大幅減になっているんですが、平成25年から行い、国道246号の上の部分に関しては今年度で完成予定だと思いますが、予定どおり今月で完了する予定なのか、確認したいと思います。 308: ◯土木部参事【芦川友広】  栗原川につきましては今年度3月末には終わる予定でおります。 309: ◯委員【橋田夏枝議員】  私が数週間前に通ったときにはまだ突貫で一生懸命やっていらっしゃったんですけれども、今月も残すところ2週間くらいとなりましたので、今月中には完了ということでわかりました。  国道246号の下流部分については未整備区間だと思うんですが、今後どのように検討するお考えなのか。栗原川の国道246号の下流のほうの部分についてお聞きします。 310: ◯土木部参事【芦川友広】  栗原川の下流につきましては2級河川の鈴川までの間が1060m程度ございます。その中の整備が終わっているところについては429mと。未整備区間が631mと。中間の串橋の部分は整備が終わっているんですけれども、上下の部分が未整備ということで、実際、行っていくのは2級河川鈴川が東橋の未整備区間の約422m部分を今後検討していきたいということで考えております。  以上です。 311: ◯委員【橋田夏枝議員】  東橋の422m区間をということでしたが、来年度の予算にはまだ載せてないと思いますので、それ以降、平成32年度以降ということでよろしいんでしょうか。 312: ◯土木部参事【芦川友広】  来年度につきましては、その部分については1回調査をしないといけないということで、現地調査と、それから用水路とか、いろいろありますので、その辺の状況を確認した中で、再来年度以降、どのように行うか検討していきたいと考えております。 313: ◯委員【橋田夏枝議員】  栗原川についてはそういった調査を行うということでしたけれども、市内のほかの河川について未整備であって、整備が今後必要という河川はあるのでしょうか。 314: ◯土木部参事【芦川友広】  伊勢原市が管理しております準用河川につきましては2カ所ありまして、1つは栗原川、先ほど言ったところですね。それからもう1つが善波川という川があります。善波川につきましては1時間当たり50ミリ程度の整備は終わっております。被害についてもございませんので、今後については栗原川を重点的に行っていきたいということで考えております。  以上です。(「了解です」の声あり) 315: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「進行」の声あり)   ────────────── ○ ──────────────      公共下水道事業会計 316: ◯委員長【小山博正議員】  それでは次に公共下水道事業会計について、359から393ページの審査をお願いいたします。 317: ◯委員【前田秀資議員】  まず最初に先日もご説明がありました公共下水道事業会計についてお伺いいたします。まず公営企業会計になるわけですが、それによって経営成績や財務状況が明確になるとのことですが、明確になることによってどのような反映があるのか、お尋ねします。それが1点。  2つ目にそれらのことが市民に、私が聞いた分には煩雑に、難しく思いましたので、どのように周知していくのか、お伺いいたします。 318: ◯下水道業務課長【石井茂】  公営企業会計について明確になることについてですが、公営企業会計適用により下水道整備、いわゆる投資とそれによる利益がどの程度見込めるのかが明確になってきます。従前の官庁会計では減価償却費の考え方がなかったことにより、各年度の収益の獲得に役立ったと考えられる部分が不明瞭でした。しかしながら、公営企業会計制度では事業による費用対効果がより明確になることが期待でき、おのおのの下水道整備事業に対して利益が出るのかがより明瞭となってきます。今後、下水道の全体計画を見直すに当たりましては、投資に対する利益の効果を分析して、計画見直しに役立つことが期待できます。  続きまして、市民にどのように周知していくのかにつきましてですが、経営成績等の業務の状況につきましては毎年4月1日から9月30日までの業務の状況を説明する書類を11月30日までに、10月1日から翌年の3月31日までの業務の状況を説明する書類を5月31日までに作成していきます。業務の状況を説明するため、業務の概要、概況、経理の状況、その他経営状況を明らかにするための書類を作成します。また、11月30日までに作成する書類におきましては、前事業年度の決算の状況を、5月31日までに作成する書類におきましては当該年度の予算の概要及び事業の経営方針をそれぞれ明らかにしていきます。これらにつきましては本市の広報やホームページで公表してまいります。  私からの説明は以上でございます。 319: ◯委員【前田秀資議員】  ご説明ありがとうございます。もう一歩進んでお聞きしますが、広報とか、ホームページで説明しますよとお言葉がありました。私などからすると、システム自体がなかなか複雑ですから、それ自体を中心にして、仕組み自体を、会計のシステムを解説したような資料というのは用意するつもりは、おありなんですか。 320: ◯下水道業務課長【石井茂】  業務の状況のホームページや広報での周知につきましては、ただいま先行他市でのものを研究しておりまして、なるべく市民にわかりやすいものをつくっていこうと考えてございます。  以上です。 321: ◯委員【前田秀資議員】  一応了解いたします。  今度2つ目でございますが、予算書の376ページですか、減価償却費を見ると、構造物の減価償却率が3.4%、機械及び装置の減価償却率13%と数字に大きな違いが生じていますが、予算書の378ページの固定資産の主な耐用年数を参照しても、ここまで大きい差があるとはちょっとびっくりいたしました。どのような資産状況なのか、ご説明を伺います。  以上です。 322: ◯下水道業務課長【石井茂】  構築物の資産の内訳は、大部分が下水道管渠であり、耐用年数が50年と長いですが、機械及び装置の内訳では機械等の平均が15年で、電気設備のシークエンサー中央監視装置については7年から10年と短く、耐用年数が10年以下のものが多いため、減価償却率にこのような違いが生じております。  以上となります。 323: ◯委員【前田秀資議員】  先ほどのあれと重なるんですが、その辺も全く一般市民、あるいは我々素人では、なかなかわからない部分なので、丁寧なご説明をお願いしたいと思います。  最後にもう1点、予算の概要の24ページ、下水道長寿命化対策事業について伺います。今年度、下水道ストックマネジメント計画を策定することになっていますが、平成31年度から、要するに、これから具体的にどのような事業を実施することになるのか、ご説明、お願いします。 324: ◯土木部参事【芦川友広】  下水道ストックマネジメント計画につきましては、市内全体の下水道施設の持続可能な下水道事業の実現を目的に行っております。内容としましては、施設の状況を把握し、評価し、長期的な施設の状況を予測しながら下水道施設を計画的、かつ効率的に管理するための策定ということになっております。この策定を行うことによって国の補助金等も活用できるということになっております。この計画によっておおむね5年から7年程度の修繕、改築の優先順位を設定して、修繕、改築を行っていくことになります。今後の修繕と改築については具体的には管の耐久年数が50年ということから、供用開始から40年たっている部分、箇所ということで、その部分につきまして改修を行っていくということで、場所としましては、石田地区、高森地区、鈴川地区、下落合地区、東富岡地区、この5カ所ということで、これについて行っていく。平成31年度につきましては管更生を行うと。管の入れかえにつきましては来年度実施設計の委託を出しまして、再来年度から整備を行っていくということになっております。  以上です。 325: ◯委員【前田秀資議員】  その工事内容ですが、今、部分について管の入れかえをとおっしゃいましたが、どうでしょうか。私も専門的なことでわかりませんが、管自体を入れかえないで、中側を覆ってしまうような、そういう工法もあるかのように聞いているんですが、その辺の方法論についてはどうでしょうか。 326: ◯土木部参事【芦川友広】  先ほども申したとおり、来年度行う工事としては、委員おっしゃったとおり、管更生ということで、管の周りを更生して、要は管の中をコーティングして、管の強度を高めると。管の状況によってそれができる場合と、明らかに管が潰れているとか、クラックして、管更生ではできないというところについては入れかえという形で状況によって必要に応じてやっていくという形になります。 327: ◯委員【前田秀資議員】  頭文字が間違っているかもしれませんが、SPR工法とか何とかいうやつですか。 328: ◯土木部参事【芦川友広】  そのとおりですね。そういう工法とか、いろいろありますので、その工法で経済性を考えながらやっていくという形になります。 329: ◯委員【前田秀資議員】  適正な効率のいい方法でよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 330: ◯委員長【小山博正議員】  ほかに。よろしいですか。(「なし」の声あり)  それでは以上をもちまして、土木部下水道関係の質疑等が終了いたしました。武山副市長、土木部下水道所管課の皆様、ご苦労さまでした。  採決の前に、委員からご意見をお伺いします。それでは、挙手をお願いいたします。 331: ◯委員【舘大樹議員】  それでは、平成31年度予算審査に当たりまして、賛成の立場から意見を申し上げます。  多くの行政課題がある中で農業用施設整備事業や鋪装打換事業など多様で複雑化する市民の声、要望に対し、その解決に向け予算の範囲の中で適切に応えられているものと判断をしました。  一方で課題解決という実務に加えて、夢や希望ある伊勢原市政を創造していくという面ではどうだったでしょうか。世界では2030年までの国際目標としてSDGsにかかる取り組みを行おうと日本政府としても強力に推進されるなど、理想や夢の実現に向けた歩みが始まっております。価値観は市民それぞれと言えますけれども、伊勢原市政としても元号が変わる平成31年度、2019年という節目を境に夢や希望として本気で市民に共有されるような目標づくりが問われているのではないか。そのために惰性を排し、少しの背伸びしたチャレンジが必要だと考えます。行政の皆さんにはそんなことをお願いいたしまして、賛成の意見とさせていただきます。  以上です。 332: ◯委員【橋田夏枝議員】  平成31年度予算審査について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  今回が平成最後の定例会予算審査となったわけですが、国だけでなく、本市でも激動の変化のあったこの平成の時代が今終わろうとしています。来年、伊勢原大山インターチェンジが完成し、ようやく新東名が開通する運びとなりました。新東名開通後、今よりもっと多くの車や物、人の流通が激しくなることが予想されます。高部屋地区、成瀬地区等の景観が大きく変わり、失われた自然や景観もありましたが、本市が未来を見据えて、産業基盤を築き、経済が発展していくためには国や県と連携したインフラ整備を整える必要があります。  農業分野では農業従事者のさらなる高齢化、担い手不足、鳥獣被害の拡大、また、TPP11が発効し、海外から安い肉や乳製品などが国内に入ることによる競争の激化といった問題が進みました。伊勢原の農業をどう守るのか、しっかりとした対策を講じる必要がございます。また、ことし秋には伊勢原農協と湘南農協が合併し、本社が伊勢原の本所に来る予定なので、これまで以上に農協と強固な関係を築き、ともに協力していっていただきたいと思います。  大きく変化した部分もあれば、伊勢原駅北口周辺のように30年前と余り変化がなく、停滞している事業もあります。地権者との調整に時間を要するために、ゆっくりと慎重に進めているのかもしれませんが、近隣自治体は多くの人が利用する駅周辺などに予算をかけて、急ピッチで開発を進めております。本市が選ばれるまちになるためにも、さまざまな方策で攻めの姿勢を大切に行政運営をしていただくことをお願い申し上げます。  産業建設常任委員会所管の平成31年度予算について、本市の進むべき方向性を確認し、理解しましたので、賛成といたします。  以上です。 333: ◯委員【越水清議員】  それでは、意見を申し上げます。  平成31年度は平成から新たな時代への改元の年、このようなときに本市に初めての新東名伊勢原大山インターチェンジが年度内開通予定でございます。市政発展には何よりの好機とすべき年であると思います。国は、景気は緩やかに回復しているとのことでございますが、市民や自治体にはまだ実感として感じられないところがある中、少子高齢化社会の進展に伴う社会保障関連経費の増加が必至と言われています。そのような状況下、財政健全化を進めながら、直面する諸課題に取り組むとともに、市債残高、公社債務の縮減や特別会計等に対する繰出金等を縮減し、財政の健全化を進める平成31年度予算であると理解いたします。  平成31年度は第5次総合計画後期基本計画の2年度目となります。本日審査いたしました東部第二土地区画整理推進事業、北インター周辺地区まちづくり推進事業、ごみ減量化・再資源化推進事業、都市計画道路田中笠窪線整備事業、あるいは総合運動公園再生修復事業、公共下水道関係の事業などを初めといたします当委員会所管関係事業を着実に進めていただきまして、しあわせ創造都市いせはらの実現に向けての力強い前進を期待し、所管する各会計予算に賛成いたします。  以上です。 334: ◯委員【八島満雄議員】  平成31年度予算に当たり、審査をいたしまして、意見を申し上げたいと思います。  いろいろな意味で課題を残したものとしては田中笠窪線等、あるいは伊勢原駅北口の開発については課題は残しましたけれども、チャレンジ精神を持つという意味では前向きの姿勢をいただいたので、私はこれを理解し、支援していきたいと思っています。  なお、大山や日向や周辺の観光の開発、あるいは次世代育成の農業経営基盤、強化につきましても本腰を入れたような方針が確認できました。  なお、道路の安全歩行、あるいは下水道会計も公営会計に移行したことへの尽力なども財政の明るい見通しというふうに投資として受けとめましたので、今後の伊勢原のありようについては明るい見通しでありたいという願いを込めて、賛成の意見といたします。  以上です。 335: ◯委員長【小山博正議員】  それでは、ただいまから採決いたします。  議案第1号、平成31年度伊勢原市一般会計予算のうち、当委員会の所管部分については、可決することに賛成の方の挙手を求めます。           〔挙手全員〕 336: ◯委員長【小山博正議員】  挙手全員。よって、議案第1号、平成31年度伊勢原市一般会計予算のうち、当委員会の所管部分については、可決することに決定いたしました。  次に、議案第3号、平成31年度伊勢原市用地取得事業特別会計予算については、可決することに賛成の方の挙手を求めます。           〔挙手全員〕 337: ◯委員長【小山博正議員】  挙手全員。よって議案3号、平成31年度伊勢原市用地取得事業特別会計予算については、可決することに決定いたしました。  次に議案第6号、平成31年度伊勢原市公共下水道事業会計予算については、可決することに賛成の方の挙手を求めます。           〔挙手全員〕 338: ◯委員長【小山博正議員】  挙手全員。よって議案第6号、平成31年度伊勢原市公共下水道事業会計予算については、可決することに決定いたしました。  以上で本委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  なお、委員長報告の作成につきましては、正副委員長にご一任願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり)
    339: ◯委員長【小山博正議員】  ご異議ございませんので、正副委員長で作成の上、3月定例会の最終日に報告いたします。  本日は長時間にわたりまして、大変ご苦労さまでした。  以上をもちまして、産業建設常任委員会を閉会いたします。             午後4時2分   閉会  上記会議録は事実と相違ないので署名する。  平成31年3月12日                     産業建設常任委員会                     委員長  小 山 博 正...