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令和 2年 12月 定例会−12月21日-05号

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  1. 大和市議会 2020-12-21
    令和 2年 12月 定例会−12月21日-05号


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    最終取得日: 2022-12-12
    令和 2年 12月 定例会−12月21日-05号令和 2年 12月 定例会               令和2年12月21日(第5日) 1.本日の出席議員           3.本日の市側出席者   1番  古 木  邦 明 君     市長      大 木    哲 君   2番  福 本  隆 史 君     副市長     井 上    昇 君   3番  小 田  博 士 君     副市長     金 子    勝 君   4番  河 端  恵美子 君     政策部長    小 林    心 君   5番  金 原  忠 博 君     総務部長    齋 藤  園 子 君   6番  野 内  光 枝 君     健康福祉部長  目 代  雅 彦 君   7番  布 瀬    恵 君     総務課長    篠 崎  光 義 君   8番  山 崎  佐由紀 君   9番  山 本  光 宏 君    4.議会事務局職員出席者  10番  佐 藤  正 紀 君     事務局長    栗 栖  智 恵  11番  石 田    裕 君     事務局次長   田 口  健 一  12番  堀 口  香 奈 君     議事係長    久 保  諭 史  13番  井 上    貢 君     主査      今 泉  怜 子  14番  青 木  正 始 君     主査      土 屋  紀 子  15番  中 村  一 夫 君     主事      保 田    翼  16番  鳥 渕    優 君     主事      八 巻  祐 太  17番  山 田  己智恵 君
     18番  町 田  零 二 君  19番  古谷田    力 君  20番  国 兼  久 子 君  21番  安 藤  博 夫 君  22番  赤 嶺  太 一 君  23番  大 波  修 二 君  24番  高 久  良 美 君  25番  小 倉  隆 夫 君  26番  平 田  純 治 君  27番  木 村  賢 一 君  28番  吉 澤    弘 君 2.本日の欠席議員     な  し                  議  事  日  程                第5号                              令和2年大和市議会第4回定例会第27日                              令和2年12月21日(月)午前9時開議 日程第 1 議案第50号 大和市事務分掌条例の一部を改正する条例について 日程第 2 議案第51号 大和市市税条例の一部を改正する条例について 日程第 3 議案第54号 大和市火災予防条例の一部を改正する条例について 日程第 4 請願第 2− 1号 思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書 日程第 5 議案第61号 指定管理者の指定について 日程第 6 議案第81号 令和2年度大和市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 日程第 7 議案第82号 令和2年度大和市病院事業会計補正予算(第2号) 日程第 8 陳情第 2−16号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書 日程第 9 議案第52号 大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について 日程第10 議案第55号 工事請負契約の締結について 日程第11 議案第56号 工事請負契約の締結について 日程第12 議案第60号 指定管理者の指定について 日程第13 議案第64号 指定管理者の指定について 日程第14 議案第65号 指定管理者の指定について 日程第15 陳情第 2−17号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書 日程第16 議案第53号 大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例について 日程第17 議案第57号 損害賠償の額の決定について 日程第18 議案第58号 損害賠償の額の決定について 日程第19 議案第59号 指定管理者の指定について 日程第20 議案第62号 指定管理者の指定について 日程第21 議案第63号 指定管理者の指定について 日程第22 議案第66号 市道路線の認定について 日程第23 議案第67号 市道路線の認定について 日程第24 議案第68号 市道路線の認定について 日程第25 議案第69号 市道路線の廃止について 日程第26 議案第70号 市道路線の認定について 日程第27 議案第71号 市道路線の認定について 日程第28 議案第72号 市道路線の廃止について 日程第29 議案第73号 市道路線の認定について 日程第30 議案第74号 市道路線の認定について 日程第31 議案第75号 市道路線の認定について 日程第32 議案第76号 市道路線の認定について 日程第33 議案第77号 市道路線の廃止について 日程第34 議案第78号 市道路線の変更について 日程第35 議案第79号 市道路線の認定について 日程第36 議案第83号 令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第37 議案第80号 令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号) 日程第38 議案第87号 令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号) 日程第39 基地対策に関する事項についての中間報告 日程第40 議員提出議案第10号 年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議 日程第41 議員提出議案第11号 選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書 日程第42 議員提出議案第12号 安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書 日程第43 議員提出議案第13号 病児保育事業への一層の支援を求める意見書 本日の会議に付した事件 議案第50号 大和市事務分掌条例の一部を改正する条例について 議案第51号 大和市市税条例の一部を改正する条例について 議案第54号 大和市火災予防条例の一部を改正する条例について 請願第 2− 1号 思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書 議案第61号 指定管理者の指定について 議案第81号 令和2年度大和市介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 議案第82号 令和2年度大和市病院事業会計補正予算(第2号) 陳情第 2−16号 安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書 議案第52号 大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について 議案第55号 工事請負契約の締結について 議案第56号 工事請負契約の締結について 議案第60号 指定管理者の指定について 議案第64号 指定管理者の指定について 議案第65号 指定管理者の指定について 陳情第 2−17号 「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書 議案第53号 大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例について 議案第57号 損害賠償の額の決定について 議案第58号 損害賠償の額の決定について 議案第59号 指定管理者の指定について 議案第62号 指定管理者の指定について 議案第63号 指定管理者の指定について 議案第66号 市道路線の認定について 議案第67号 市道路線の認定について 議案第68号 市道路線の認定について 議案第69号 市道路線の廃止について 議案第70号 市道路線の認定について 議案第71号 市道路線の認定について 議案第72号 市道路線の廃止について 議案第73号 市道路線の認定について 議案第74号 市道路線の認定について 議案第75号 市道路線の認定について 議案第76号 市道路線の認定について
    議案第77号 市道路線の廃止について 議案第78号 市道路線の変更について 議案第79号 市道路線の認定について 議案第83号 令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号) 議案第80号 令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号) 議案第87号 令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号) 基地対策に関する事項についての中間報告 議員提出議案第10号 年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議 議員提出議案第11号 選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書 議員提出議案第12号 安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書 議員提出議案第13号 病児保育事業への一層の支援を求める意見書                  午前9時00分 開議 ○議長(井上貢君) おはようございます。ただいま出席議員は27で定足数に達しておりますので会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。 ○議長(井上貢君) 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。  この際申し上げます。9月の定例会に引き続き、今定例会も扉の開放や出席者を議員、市側ともに必要最低限に抑えるなど、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮した運営としてまいりますので、御理解、御協力のほどお願いいたします。 ○議長(井上貢君)  △日程第1、議案第50号、大和市事務分掌条例の一部を改正する条例についてから △日程第4、請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書まで、以上4件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は総務常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――27番、木村賢一総務常任委員長。                〔27番(木村賢一君) 登壇〕 ◎27番(木村賢一君) 去る12月2日に開催いたしました総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員8名の出席がありました。  まず、議案第50号、大和市事務分掌条例の一部を改正する条例についてを議題とし、傍聴3名を許可し、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、どのような面で市民の利益になるのか。答弁、道路建設などは快適な都市空間が整うまちづくりのために重要な役割を持つインフラであり、市民が道路行政、まちづくり行政の窓口として一つの部に伺うことができる。河川、下水も環境対策と密接にあるので、窓口の一本化も狙っている。  質疑、3部16課39係から2部15課35係とスリムになるが、人数はどうなるのか。職員の負担は増えないのか。答弁、人数は予算編成に向けて調整するので、詳しいことは申し上げられない。今の業務がそのままスライドするので、大きな負担にはならないと考えている。  質疑、この改正は第6次行政改革実行計画の中で示されている組織体制の見直しと捉えていいのか。答弁、そのとおりである。  また、意見として、市民がここに行けば分かるという体制を、レイアウトも含めて配慮した形での変更を要望するとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第51号、大和市市税条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、新型コロナウイルス感染等に係る寄附金税額控除の特例ということで、今回、新型コロナウイルスによってイベント等が中止になり、払戻しをしないに対しては寄附金控除の対象とすることだと思う。いつからいつまでのイベントが対象なのか。答弁、寄附金税額控除の期間は令和2年2月1日から令和3年1月31日までのイベントが対象になり、その寄附の申請については令和2年2月1日から令和3年12月31日までの寄附が対象になる。  質疑、第28条の3の所有者の変更で、相続、売買に関係する、または譲渡し関係だと思うが、登記所、税務署との連携を図る予定はあるのか。  答弁、登記所には登記されたものについての情報を取りに行っているので、それに基づいて登記の確認をし、随時情報を得ている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第54号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、改正後、一般市民などの消費者側と施設などを運営している供給者側の両方に対してのメリット、デメリットについて聞かせてもらいたい。また、電気自動車はどれくらいのワット数が必要なのか。答弁、利用者側のメリットは、高出力化によって利用が短時間になり、さらに効果的な充電ができる。火災予防上では、今回の改正はそれに安全を担保する部分を付加するので、設置者側にも安全が提供できる。電気自動車の容量は、現在50キロ・ワット・アワー前後の容量の自動車が普及している。今後、さらに超えるものが発売される見通しもある。  質疑、現在、大和市には50キロワットに対応する設備はあるのか。どのぐらいあるのか。答弁、50キロワットの設備は市内に3か所ある。  また、意見として、急速充電は市内で3か所の事業所が設置している。急速充電は災害時等でも効果が発揮できるので、民間と協定を結んで充実させている市もある。協定を結ぶなどして、市民の安全安心に資する施策等を考えていただきたいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書を議題とし、請願者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  意見として、日本とアメリカが完全に対等な立場だとは思わない。しかしながら、アメリカほどの超大国と完全に対等にできるような国は世界中ほとんどないと思う。対等な立場になるべきだと思うが、現実問題として完全に対等な立場は難しいと意見として申し上げるという意見と、岩国に移駐して、大きな音は確かに減っているが、健康被害を訴えている方もいる。大和市民としては自分たちの立場をわきまえ、実際に被害に遭っている市民の声として、おかしい協定はなくしていくべきだと声を上げるべきだと思い、賛成するという意見と、安全保障に関することであるが、これは国の専権事項であると思う。大和市議会で議論することではないと思うことを意見として述べるとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、反対討論として、外交、安全保障とは相手のあることで、相手の主張に耳を傾けつつも、我が国の国益を最大化するのがあるべき外交交渉の姿だと思う。しかしながら、この請願は、いわゆる思いやり予算を一方的に廃止することを求めるもので、とても現実的とは思えない。内閣府の世論調査によると、現状の日米安保体制の維持が望ましいとする意見は81.9%に達している。先般のアメリカ大統領選挙の結果を見据え、冷静かつ現実的な交渉を我が国政府にしていただきたいとの討論がありました。  また、賛成討論として、確かに安全保障上、思いやり予算を直ちに廃止せよというのは現実的ではないかもしれないが、現状が果たして現実的なのかどうか、しっかり検証して、私たち市民も納得するような税金の出し方をしていただきたい。また、常日頃、被害を受けている大和市民として、こういうことは困ると言っていかなければいけないという立場から、本市議会からこのような請願を出していくことは意義があると考え、賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成少数で不採択と決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第1、議案第50号、大和市事務分掌条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第50号、大和市事務分掌条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第50号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第2、議案第51号、大和市市税条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第51号、大和市市税条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第51号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第3、議案第54号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第54号、大和市火災予防条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第54号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第4、請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書について討論に入ります。まず賛成討論。――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◆23番(大波修二君) 日程第4、請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書について、賛成の討論をいたします。  日米地位協定は来年3月に期限が切れるため、交渉を再開していますが、思いやり予算在日米軍維持費は、日本に負担をかけないで、米軍が負担をすると明記した日米地位協定に反するものです。廃止が当然であり、増額など論外であります。1978年から2018年まで支出された思いやり予算は、本来、米国が負担をすべき駐留経費の7割にも上り、累計は7兆2685億円に上っています。アメリカが思いやり予算の大幅増を迫る背景には、日米安保条約が不公平な合意という認識があります。トランプ氏は、米国が攻撃されても日本は戦う必要がない、米国は多くの金を払っているなどと繰り返して不満を述べ、米国はアジア太平洋地域に戦力を集中させているとして、増額を求めているわけでございます。実際の在日米軍の実態は、日本防衛を任務とせず、米国の世界戦略を遂行するということで、海兵遠征軍や空母打撃軍など海外殴り込み部隊が中心であります。  米軍駐留経費負担も米国の同盟国の中で突出をしています。安倍政権が決定した2020年度の予算では、思いやり予算が1993億円で、昭和53年から日米地位協定枠で在日米軍基地で働く基地従業員の福利厚生費などを負担しているわけであります。1954年度からは、隊舎だとか住宅など共用設備を追加しています。1962年以降は特別協定を結び、地位協定上は米軍が払うべき従業員の基本給、光熱水費も負担するとして、人件費は1164億円と6割強を占めるようになっています。日本の財務省の報告では、ゴルフ場やバーなど娯楽施設に勤務する従業員が約5800、その給料が主体になっているということであります。  菅内閣はバイデン大統領の選挙の関係で、来年1月の就任まで本格的な協議は行えず、予算編成に間に合わないので、政府はこうした状況を踏まえて、現行協定の内容変えずに1年延長する見通しであります。本格的な改定交渉は来年度に先送りをする、大幅な負担増は拒否しつつ、思いやり予算の枠組みの変革を提起する予定であるとしています。この問題は政府・与党の中からも異論が出ており、元外務事務次官である元駐米大使の村田良平氏は、思いやり予算について「問題の根源は、日本政府の『安保上米国に依存している』との一方的な思い込みにより、その後無方針にずるずると増額してきたことにある。米国は日本の国土を利用させてもらっており、いわばその片手間に日本の防衛も手伝うというのが安保条約の真の姿である以上、日本が世界最高額の米軍経費を持たねばならない義務など本来ない」と語っています。  さて、法外な額を要求されようとしている状態の中で、日本の経済はどういう状態にあるのかといいますと、格差と貧困が拡大し、さらに、社会保障費の削減が続けられてきたことにより、毎年大勢の自殺者が出ているなど、国民の暮らしは一段と厳しい状況になっています。医療、福祉や教育、農業、中小企業への財政支出の強化が切実に求められている今こそ、思いやり予算を削減、廃止して、米軍ではなくて、日本国民の暮らしを思いやる政治が求められています。  さて、世界の防衛費については、英国の国際戦略研究所が世界の軍事情勢を分析した年次報告書「ミリタリーバランス2020」を発表しました。これによると、2019年の世界の防衛費は1兆7300億ドル、約190兆円にも上り、前年比4.0%の伸び率を示しており、過去10年では最高額となったという形で発表しています。中国を含むアジア全体では、経済の急激な成長を反映して防衛力を拡大し続けており、過去10年間で1.5倍を超えた。また、米軍はトランプ大統領の下で防衛費増額をずっと続けてきており、2019年は534億ドル増、約6兆8700億円増の総額6846億ドル、約75兆3000億円という巨大な額がアメリカの防衛費に費やされてきているという状態であります。このアメリカと軍事同盟を結んでいる日本は、今後も同盟をさらに強化するということでバイデン氏と電話会談で約束しており、増額を考えていくようであります。日本は西南アジアの中国の軍事戦略に対して、アメリカの肩代わりをしていこうともくろんでいると言われています。これを絶対許してはならないと思います。  以上を述べて、賛成の討論とします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 賛成討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第4、請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書について、日本共産党市議会議員団を代表し、賛成の立場で討論を行います。  請願にもありますように「『思いやり予算』は、日米地位協定によっても、日本側には支払い義務のないものです」。米軍に対する思いやり予算、2019年度予算では1974億円です。米軍再編経費とSACO(沖縄に関する特別行動委員会)経費を合わせた、いわゆる米軍関係経費は3838億円で、5年連続で4000億円前後の規模となっています。思いやり予算は、日米地位協定第24条には、合衆国軍隊を維持することに伴う全ての経費は、日本国に負担をかけないで、合衆国が負担すると明確に規定されており、日本が負担する必要のない経費です。また、厚木基地も自衛隊と米軍の共同使用となっていて、基地の維持管理経費などの負担は日本が担っており、いわば米軍はただ乗りの状態で基地を使用している実態があり、自衛隊と米軍の共同使用の基地はほとんどが同様の状況にあります。  請願にあるコロナ禍による失業などの苦しい生活から見れば、思いやるのは米軍ではなく、市民、国民であり、根拠のない思いやり予算の廃止を求めるのは当然と考えます。  以上、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書への賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に反対討論。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより請願第2−1号、思いやり予算の廃止を求める意見書提出を求める請願書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立少数であります。よって請願第2−1号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君)  △日程第5、議案第61号、指定管理者の指定についてから △日程第8、陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書まで、以上4件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は厚生常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――18番、町田零二厚生常任委員長。                〔18番(町田零二君) 登壇〕 ◎18番(町田零二君) 去る12月1日に開催いたしました厚生常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員5名の出席がありました。  初めに、議案第61号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、障害者自立支援センターの指定管理について、選定委員会で課題等が出ているのであれば教えてほしい。答弁、様々な相談が多く寄せられ、公設の施設であるので、丁寧に対応するようにとの意見があった。  質疑、今回の指定で従来と変わった点があれば教えてほしい。答弁、年々増加する多様な相談に対応するため、相談員を1名増員する。  質疑、相談件数が増えているが、相談員数について今後どう対応する考えか。答弁、指定管理料に相談員1名の増員を含めている。また、すずらんの会の努力により、状況に応じ、市の提示する人数以上の人員が配置されている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第81号、令和2年度大和市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題とし、質疑に入りました。  まず、歳出について、質疑、介護保険課内庶務事務について、市県民税の制度改正に伴うシステム改修とは具体的にどのような内容か。答弁、制度改正に伴い、保険料算定をする部分と介護保険認定の有効期間が延びることに伴うシステム改修である。  続いて、歳入について質疑はなく、以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第82号、令和2年度大和市病院事業会計補正予算(第2号)を議題とし、傍聴1名を許可し、質疑に入りました。  質疑、特別減収対策企業債はいつから借りられるものか。答弁、令和2年度に資金が不足した額を借りるものである。  質疑、この借入れで資金が使えるようになるのはいつであるか。答弁、このたびの借入れは3月末を想定している。  質疑、病院全体の患者数の推移はどうか。答弁、4月から11月までの累計で、病床利用率は60.2%である。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書を議題とし、陳情者から意見陳述を受けた後、質疑に入りました。  質疑、地域医療構想について説明してほしい。答弁、国が中心となり、各地域の病床数や地域の実情を踏まえ、そのあるべき姿を考えていくものである。  質疑、地域医療構想は審議会等でも話し合われている。現在どのような状況になっているか。答弁、厚生労働省がワーキンググループで新型コロナウイルス感染症を踏まえた地域医療構想の考え方について議論している。  質疑、病院経営を健全に回していくためには、病床率は8割ぐらいで人員体制をつくっているのではないかと思うが、いかがか。答弁、当院は経営改善に努めているので、占床率に応じた採用としている。その目途の中では、最大80%になっても、1か月、2か月程度なら持ちこたえるような職員定数で管理している。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、可否同数となり、本件は委員会条例第16条の規定により、委員長は不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第5、議案第61号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結します。これより議案第61号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第61号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第6、議案第81号、令和2年度大和市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第81号、令和2年度大和市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第81号は原案のとおり可決されました。 ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第7、議案第82号、令和2年度大和市病院事業会計補正予算(第2号)について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第82号、令和2年度大和市病院事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第82号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第8、陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書について討論に入ります。まず賛成討論。――12番、堀口香奈議員。                〔12番(堀口香奈君) 登壇〕 ◆12番(堀口香奈君) 日程第8、陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書について、ただいまの委員長報告は不採択とのことでしたが、私は日本共産党市議会議員団を代表して、本陳情を採択すべきとの立場で討論を行います。  新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。政府が打ち出した勝負の3週間が過ぎましたが、新規感染者数、重症者数は増加傾向にあり、日本医師会などが懸念をしていた医療崩壊が現実のものとして迫ってきています。14日に菅政権はGo Toトラベルの全国一斉停止を発表しましたが、感染拡大を止めるには直ちに中止することが必要です。世論調査でも、政府の決定は遅過ぎる上、観光業や旅行業、飲食業への直接支援もない状況にあり、休業と補償はセットで行うことが強く求められています。そもそもGo Toはコロナの収束後の経済対策として打ち出されたものでしたが、結果的に感染も拡大することにつながりました。政府の責任は大変重いものと言わざるを得ません。  医療現場でも慢性的な人手不足の上、コロナ対策がどの現場にも求められ、いつまで続くのか、分からない状況の中で、身体的にも精神的にもぎりぎりのところで職務に当たっていただいています。現場の医師からは、コロナ対策の病院では感染対策の処置などの対応に通常より多くの手がかかり、一般の救急受入れを制限する動きが見られるとの声や発熱外来を行っている病院の医師は、感染予防への負担が大きい実態。クラスターを防ぐために、医療従事者や患者への社会的検査としてPCR検査の保険適用や行政検査として行ってほしいとの声も上がっています。看護師からも、コロナ患者やコロナの疑いのある患者に十分なケアができているのか、こういう看護でいいのだろうかと悩みながら対応していると、自らの感染リスクと家族への影響を考え、葛藤しながら患者さんと向き合っているとの声も寄せられます。  本来治療できる場所で治療できず、救える命が救えないことが医療崩壊で、それが今、現場では起こり始めています。病床を増やしてもマンパワー的に限界であり、人手不足を解消することは緊急的な課題となっています。今回、大和市では、補正予算(第7号)の中で休日夜間急患診療所運営事業として、年末年始の発熱患者受入れに対応するため、ドクターを増員し、体制充実を図っていただいていることは大変評価に値します。神奈川県も18日に、年末年始に新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関などへ協力金を支給することを発表いたしました。対象となるのは29日から来年1月3日までの間、新型コロナに対応する県内の医療機関や薬局、発熱診療等医療機関のうち、県の相談窓口を通した予約で患者を診察する施設には1日50万円、かかりつけの患者を診察する施設にも1日15万円を支給する。様々な条件がありますが、こうした経済対策が行われることは大変重要と考えます。  また、迅速に検査をし、感染が広がらないようにすることも大変重要です。後ほど審議をされる補正予算(第9号)でも、大和市として介護保険事業者に対するPCR検査の費用助成について打ち出していますが、これは大変歓迎するものです。しかし、万が一感染者が出た場合の体制が十分でない場合、検査自体をためらう事業者も多いのではないかと懸念するものです。安心して検査を受けられるようにするためには、休める体制も必要です。これまで改革の名の下で進められてきた医療費削減のための病院再編計画や医療体制、保健所体制の抜本的な転換が必要です。今回このような現場からの切実な声を真摯に受け止めて、国に必要な対策を講じていただくことを強く求めまして、本陳情への賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――22番、赤嶺太一議員。                〔22番(赤嶺太一君) 登壇〕 ◆22番(赤嶺太一君) 日程第8、陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書について、賛成の立場から討論いたします。  本陳情はこれまで毎年提出をされておりまして、私はこれまで賛成させていただいてきました。今回提出されている本陳情の陳情項目を読ませていただきますと、まず第1に「今後も発生が予想される新たな感染症拡大などの事態にも対応できるよう、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと」、2点目「公立公的病院の統合再編や地域医療構想を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ること」、3点目「安全・安心の医療・介護提供体制を確保するため、医師・看護師・医療技術職・介護職等を大幅に増員すること」、そして4点目「保健所の増設・保健師等の増員など公衆衛生行政の拡充を図ること。ウイルス研究、検査・検疫体制などを強化・拡充すること」、最後に5点目「社会保障に関わる国民負担軽減を図ること」としています。1点目から4点目までの要望事項、陳情事項は理解ができるものでありますが、最後の5点目がどうしても気になります。これだけ財源の確保と医療体制の拡充を求めておきながら「社会保障に関わる国民負担軽減を図る」ということは非常に難しく、また、陳情の内容に関しましても、その説明の中でどうすれば国民負担を軽減することができるか、触れられておりません。  皆様御存じのとおり、現在我が国はコロナ禍に見舞われており、本陳情項目の実行が求められているところであるということは間違いないと思いますが、そのために私たちは、その費用負担というものはしっかり行っていかなければならないのではないかと考えております。  最後に、これまで私はこの陳情に賛成をしてまいりましたが、次回提出時の陳情項目がどのようなものになるか、しっかりと見定めた上で今後の賛成を表していきたいと思います。  以上述べまして、賛成の討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより陳情第2−16号、安全・安心の医療・介護の実現と国民の命と健康を守るための陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立少数であります。よって陳情第2−16号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君)  △日程第9、議案第52号、大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてから △日程第15、陳情第2−17号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書まで、以上7件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は文教市民経済常任委員会に付託され審査されておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――5番、金原忠博文教市民経済常任委員長。                〔5番(金原忠博君) 登壇〕 ◎5番(金原忠博君) 去る11月30日に開催いたしました文教市民経済常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  当日は委員6名と委員外議員8名の出席がありました。  まず、議案第52号、大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。
     質疑、基礎控除が10万円上がることによりどのような影響があるのか。答弁、条例改正による国民健康保険税への影響は、給与所得者、公的年金の雑所得者に影響はない。一般的には、一部、営業所得の方、事業所得の方などは軽減が受けやすくなる結果になる。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第55号、工事請負契約の締結について及び議案第56号、工事請負契約の締結についてを一括議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、鶴間中学校大規模復旧防音・改修工事について、工事スケジュールの12月に各種検査(内部)とある。この1か月は、シックスクール対応として、室内環境を測定し、低減措置期間を設けるために取っているのか。答弁、各種検査には、契約上の検査、設備関係の動作確認等がある。現在、ホルムアルデヒドが発生する資材はほとんどないが、物によりその可能性があるため、揮発性のあるものがどのくらいあるかどうかを含めた検査と捉えている。  質疑、本工事により延命化を図るが、コンクリートで50年対応となるのか。答弁、耐用年数60年を想定しているが、鶴間中学校は既に46年経過している。全面リニューアルすることにより、さらに30年使用できるようにする。  以上で質疑を終結し、日程に従い討論、採決を行いました。  まず、議案第55号、工事請負契約の締結について、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で同意されました。  次に、議案第56号、工事請負契約の締結について、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で同意されました。  次に、議案第60号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、やまと芸術文化ホール、図書館、生涯学習センター、屋内こども広場、中央林間、渋谷各図書館、北部文化・スポーツ・子育てセンター、つきみ野、桜丘、渋谷各学習センターの指定管理について応募が1者しかなかったのはどうしてか。答弁、今回の公募は、新型コロナウイルス感染拡大時期に重なり、公共施設の運営の先行きがなかなか見えない時期であったため、各事業者が応募にちゅうちょした可能性はあると考えている。  質疑、やまとみらいに入っているのは大手企業6社で、運営の維持、コスト削減等の知恵を持っていると思う。企業努力の知恵を出してもらい、情報共有して切磋琢磨するような会議が実現できるのか。答弁、館長レベル、担当者レベルの会議は毎週、毎月あり、密接に連絡を取り合っている。情報交換を通して刺激し合って運営していける部分はあるのではないか。  質疑、指定管理料は、コロナ対応の運用をしていくことを考慮していないと実際の運営に支障が出るのではないか。答弁、内容を精査して、指定管理者側の意見も聞きながら、今年度中には整理したい。今回のものは令和3年度以降なので、令和2年度中に休館中のプラス、マイナスも含めてしっかりと精査していきたい。  質疑、評価基準に基づいて審査したということだが、どのような視点で審査しているのか、審査員は何か。答弁、審査報告書をホームページで公開している。細かく審査項目を設けて7名の文化創造拠点等運営審議会で審査している。5名が市内在住で、公募市民も1名含まれている。  質疑、シリウス5階でSDGsの特設コーナーを設置し、今はこども図書館でも設置されている。それは各施設に巡回していくことはできるのか。答弁、SDGsの関連に限らず、あのような展示を地区館で行うことは不可能ではない。要望があれば指定管理者も検討するのではないか。  以上で質疑を終結し、賛成討論として、やまとみらいには公共施設を管理している認識を再度徹底してもらいたい。シリウスは本市を代表する施設であり、市民の評価も非常に高い。指定管理者には、本市のシンボルであるシリウスを含む公共施設の管理者であることに誇りと責任を持って取り組んでもらいたいとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成多数で原案のとおり可決されました。  次に、議案第64号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、スポーツセンター、草柳庭球場、下福田野球場、桜森、下福田各スポーツ広場の指定管理について、5か所の施設管理を実際に行っているのは誰か。答弁、大和市スポーツ・よか・みどり財団の職員である。  質疑、全体の指定管理料を伺いたい。答弁、5施設まとめて年間2億1000万円である。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第65号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、郷土民家園の指定管理について、大和市スポーツ・よか・みどり財団が指定管理を担うようになってどれくらいたつのか。答弁、平成18年度からである。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、陳情第2−17号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書を議題とし、質疑に入りましたが、質疑はなく、賛成討論として、今の最低賃金では、8時間働いても月11万円から14万円の手取りにしかならず、生活保護費は1世帯で12万円ぐらいである。最低賃金を引き上げることにより、生活をきちんと保障していく対策が必要かと思うとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は賛成少数で不採択と決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第9、議案第52号、大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第52号、大和市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第52号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第10、議案第55号、工事請負契約の締結について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第55号、工事請負契約の締結についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は同意であります。本件を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第55号は同意されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第11、議案第56号、工事請負契約の締結について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第56号、工事請負契約の締結についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は同意であります。本件を同意することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第56号は同意されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第12、議案第60号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◆23番(大波修二君) 日程第12、議案第60号、指定管理者の指定について反対の討論をします。  この議案は、大和市文化創造拠点に関わる指定管理者を指定するものです。施設は、大和市立図書館、やまと芸術文化ホール、大和市生涯学習センター等10か所の指定管理を1つに集約して、やまとみらいを指定管理者にするものです。市はコスト軽減を図るためと評して、個々の指定管理者をまとめたと説明しています。競争力をなくして、対等な価格競争を排して、独占的に指名権を獲得しようとしているように見えます。公平かつ自由な競争を妨げる行為です。市民の立場から見ると、一般的には、市場において企業間競争がなくなってしまうと、より安い商品やよりよい商品を選ぶことができなくなるという形で、消費者のメリットが奪われてしまうような現象であります。  全国的にも自治体が勝手に有利な方法で規則を改正する動きがあり、公平かつ透明性を確保して、市民や議会の理解や合意を得ながら、複数の候補の中から行政処分として行われることが今求められています。特別な理由で特定団体を指定管理者にすることができる制度でもあると思うし、しばしば指定に関して疑念が生ずるケースが散見されるといいます。まさに今回の例はそれに当たるのではないかと思うものです。  私は、さらに、図書館が指定管理者にされて運営することに対して異論があるので、反対討論を述べていきたいと思います。  図書館の指定管理を継続することについてであります。公立図書館は住民が持っている基本的な知る権利や様々な文化的な要求に応え、地方公共団体の責任において直接管理運営し、住民の権利である知る権利を保障することが求められています。図書館の役割は本を貸し出すことだけではありません。自分の力で考え、個人を育てること、自分や市民とともに人間として成長していくこと、地域の文化を発展させること、それを次代に残すこと、地域のコミュニティーをつくり上げていくこと、社会教育における学習の機会を利用して行った学習の成果を活用して教育する活動であるということであります。そして、完全にプライバシーを守ること、その他の活動の機会を提供し、及びその提供を奨励することによって常に成長する組織体であること。図書館はまさに有機的な組織体、未来に向かって成長する可能性そのものであります。図書館はそういう意味において大和市の頭脳であり、その頭脳をどのように発展させていくのかが問題視されなければなりません。  そこで、私は、指定管理者を指定することにおいての問題点を述べてみたいと思います。  まず、指定管理者の指定期間の設定ですけれども、おおむね5年と短く、次回も指定されるとは限らないために、一般的な管理側の職員の雇用期間も時間によって更新をされるということが多く、安定した身分の確立が保障されず、サービスの維持向上を果たす上で職員の精神上における影響が避けられません。  2つ目、指定管理者は民間の利益を目的にした企業であります。公務員の基本的な全市民に対する奉仕の精神はないのであります。そのような団体に24万の大和市民の心を預けることが果たして適当なのかどうかということであります。  3番目、指定管理者には、職員の人材育成である研修だとか、あるいは教育だとか、そういうことが必要でありますけれども、限られた利潤を削って、その時間を果たして指定管理者はつくることができるのか。その点から考えて、図書館の専門知識、経験を有する自治体職員がまさに適当である、必要だと私は考えているわけであります。  3番目、全国的な図書館における指定管理者について、専門的な機関はどのように考えているかということであります。まず、図書館協会は、我が国の今後の公立図書館の健全な発達を図る観点から、公立図書館の目的、役割、機能の基本を踏まえ、指定管理者制度での運営は図書館にはなじまない。これまでの図書館への導入状況を見ると、導入の手続方法や図書館の運営、職員の雇用など多くの問題を抱えていると言っております。  また、国はどのように見ているのか。文部科学省が示した指定管理者の導入に関して、社会教育推進協議会からは次のような異論が出ております。まず1点目、民間事業者における経営や経費節減等により受益者負担の増大になる。2番目、図書館協議会、博物館協議会など住民自治のシステムの後退につながる。3つ目、営利目的の企業の営利性、効率性優先による学習の侵害に当たる。4番目、指定管理者の指定期間設定における社会教育事業の継続性を否定するものである。5番目、社会教育施設で働く職員の労働条件の切下げと専門性の後退につながる。以上の5項目は、公立図書館への指定管理者の導入については様々な形でそのような問題点が発生するということで、指定管理者制度導入について反対の声明を出しています。  4番目、指定管理者関係、その他についての問題点を含めた関連の事柄でありますけれども、やまとみらいの組織に入っている図書館関係の指定管理者は、図書館運営の実績、事業提案の内容、企業の安定性があるということで、大手の書籍流通系の民間企業が入っているわけであります。さて、公立図書館の指定管理者制度の全国における状況はどういう状況かといいますと、2015年度には、347自治体で3249館、全体の10.7%が指定管理者として図書館の運営に当たっていると言われています。現在の指定管理者の管理体制では、虹の会の石田議員が一般質問で市の職員の経験者がどのぐらい働いているのかということで質問した際、市は2だということで、どういうところに配置をされているかという答弁はありませんでした。2は極めて重要な統括責任者と、それに準ずる部署に配置をされている。これは何を意味するのでしょうか。  以上を述べて反対討論とします。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に反対討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第12、議案第60号、指定管理者の指定について、日本共産党市議会議員団を代表し、反対の討論を行います。  この議案は、やまと芸文ホール、大和市立図書館、大和市生涯学習センター、大和市屋内こども広場、大和市立中央林間図書館、大和市立渋谷図書館、大和市つきみ野学習センター、大和市北部文化・スポーツ・子育てセンター、大和市桜丘学習センター、大和市渋谷学習センターを一括し、指定管理者として令和3年4月1日から令和8年3月31日まで、引き続きやまとみらいを運営管理の指定管理者として指定するものです。  平成28年にシリウス誕生とともに、図書館や学習センターへの指定管理者制度の導入が行われ、やまとみらいによる管理が行われ、間もなく5年が経過しようとしています。文教市民経済常任委員会の審議では、図書館、学習センターなど多数の施設を一括して管理できるのは経験のあるやまとみらいだけで、新規事業者は参入しにくく、競争が働かないのではとの意見、また、審査判定の内容を市民に分かりやすくする改善を求めた意見がありました。私は一般質問でもこの問題を取り上げましたが、全国で図書館に指定管理者制度を導入している自治体は少数です。図書館には無料の原則や図書館の自由という市民の知る権利を保障するなど、社会教育の立場で、自治体職員、学者、文化がともに、地域住民と関わり合いながら文化を創造していく取組を求めるものです。  以上、議案第60号、指定管理者の指定についての反対討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第60号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議案第60号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第13、議案第64号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第64号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕
    ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議案第64号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第14、議案第65号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第65号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第65号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第15、陳情第2−17号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書について討論に入ります。まず賛成討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第15、陳情第2−17号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書について、日本共産党市議会議員団を代表し、賛成の討論を行います。  消費税の10%増税による景気の低迷に加え、新型コロナ感染症拡大による景気の落ち込みは2008年のリーマンショックを大きく上回り、政府の統計でも7万を超える失業者、また、自殺者の増大を招いています。陳情にもありますように「コロナ禍を克服し、日本経済の回復を進めるためには、GDPの6割を占める国民の消費購買力を高める必要があります。そのためには、最低賃金の改善による底上げが必要です。日本の最低賃金は、都道府県ごとに4つのランクに分けられ」「最も高い東京は時給1013円、神奈川県は1012円、最低の7県は792円です。これでは毎日8時間働いても月11万〜14万円の手取りにしかならず、個人が自立して生活することすら困難です」。陳情で求めている時給1500円以上、月22万円から24万円(税込み)にすることが必要と考えます。  最低賃金の引上げには中小企業への支援が必要で、下請単価の引上げや政府による助成や融資が必要です。労働者と国民生活の底上げで購買力を増強することで、国内景気を引き上げていくことが必要と考えます。リーマンショックのときも、日本以外の国では国民所得を引き上げることで乗り越えてきましたが、日本は所得が上がらず、低迷しているのが実態です。100年に一度と言われる感染症拡大による経済危機を乗り越えるためにも、抜本的な引上げが必要と考えます。  以上「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書についての賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより陳情第2−17号、「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」の採択を求める陳情書を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔少数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立少数であります。よって陳情第2−17号は不採択と決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君)  △日程第16、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例についてから △日程第36、議案第83号、令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号)まで、以上21件を一括議題に供します。  ただいま議題となりました案件は環境建設常任委員会に付託され審査をされておりますので、この際同委員長に審査の経過と結果についての報告を求めます。――3番、小田博士環境建設常任委員長。                〔3番(小田博士君) 登壇〕 ◎3番(小田博士君) 去る11月27日に開催いたしました環境建設常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  当日は委員全員と委員外議員3名の出席があり、審査に入る前に傍聴1名を許可し、道路議案の現地視察を行った後、審査に入りました。  初めに、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とし、市側から説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、市民への広報が不十分な点を危惧している。市内に約290か所ある大和市広報PRボード等を活用し、市民へ市全域で路上喫煙禁止である旨を啓発周知すべきではないか。答弁、広報やまと等への掲載はもちろん、路面標示、看板についても工夫しながら拡充していきたい。また、ポスターを作成し、大和市広報PRボードや駅舎への掲出等の要請をしていきたい。あわせて、条例施行直前となるが、案内チラシの全戸ポスティングを予定しているので、可能な限り周知に努めたい。  質疑、路上とは道であり、私有地、民地は範囲外と解釈してよいか。答弁、民地は対象外となる。  質疑、本条例改正案は市内の全ての道路や公園、駅前広場等での喫煙を禁止するものであるが、どのぐらいの自治体で先行して条例を制定しているのか。また、改正案を策定する際、どのような点を工夫したのか。答弁、市内全域を対象としている自治体は、新宿区、文京区など、若干の条件を付している自治体は全国で15、県内では本市が初めてとなる。全国では歩きたばこや灰皿のない場所での喫煙を不可とする旨の条件を付している自治体が大半であるが、本市では、火の危険性も併せ持つことから、市全域を対象とした路上喫煙禁止の条例改正とした。  質疑、現在コロナの影響により閉鎖されている駅周辺の喫煙所の扱いはどのように考えているのか。答弁、市で設置している各駅の喫煙場所は、それぞれの受動喫煙の度合いなどを見ながら、継続の可否を検討したい。  質疑、現行条例での路上喫煙禁止区域は「重点禁止区域」「禁止区域」「路上喫煙をしないよう努める」の3層となっている。従来、過料は伴わないが、禁止区域としていた駅や小中学校周辺の扱いは今後どのように整理されるのか。答弁、重点禁止区域である大和、中央林間両駅の扱いは従来どおりとし、変更はない。従来、禁止区域としていた学校周辺、重点禁止区域以外のそのほか駅周辺は、今回の改正では同一レベルの区域と考えてほしい。  以上で質疑を終結し、賛成討論として、自治体や企業がSDGsに取り組むことは今や世界の潮流であり、市条例の拡大は期待とともに歓迎し、条例制定後の環境整備にも着目したい。企業が受動喫煙に関する取組をしていくことはイメージのアップにもつながると思うので、しっかりと市内事業者とも協議してほしい。よりよい環境整備、健康都市やまとの促進を祈り、賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第57号、損害賠償の額の決定について及び議案第58号、損害賠償の額の決定についてを一括議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、倒れた木の重さ、太さ、大きさ等を教えてほしい。答弁、樹種はエノキ、高さは約20メートル、根元付近の幹回りで2.7メートルである。上空で枝が開いていくようなケヤキに似た樹形である。  質疑、水路内の樹木は保険の対象外とのことであるが、同様のケースは市内に多数あるのか。答弁、法定外公共物と言われる水路内に生えている樹木は、意図して植えたような、機能として必要なものではない。地元で植えたもの、自然発生的なものを含め、多数生えていると思うので、まずは本2件のような事故が起きないよう、樹木の健康状態の把握から始めていきたい。  質疑、下水道施設賠償保険の対象外とのことであるが、交渉が成立しなければ裁判に委ねることになるのか。答弁、本2件は保険の対象内であるとの市の意見に変更はない。市顧問弁護士とも相談し、まずは被害者に賠償金を支払うことで市の損害が確定した後、その損害を保険会社に求償させるための交渉を進めたい。  また、意見として、公共物も含め、樹木が風水害等による悪影響を受けないよう、まずは日頃からしっかりと点検願いたいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、日程に従い討論、採決を行いました。  まず、議案第57号、損害賠償の額の決定について、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第58号、損害賠償の額の決定について、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第59号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、柳橋ふれあいプラザにおける指定管理者の仕事内容を教えてほしい。答弁、受付業務、浴室管理、利用者への対応等、施設全体の維持管理を含めた管理運営を任せている。  質疑、本件の応募事業者は1者のみなので、最低基準を満たしていれば、シンコースポーツ株式会社が指定されるものと思うが、プレゼンテーションなどを受け、どのような点で応募事業者を評価しているのか。答弁、本市での指定管理者としての実績はないが、県内では、横浜市、厚木市など、多くの指定管理を行っている。特にスポーツ関係に強く、介護事業等も手がけている。プレゼンテーションでは、年齢、男女問わず、地域でのスポーツによる健康増進、介護関係の教室開催等の提案を受けているので、従来以上に地元住民の福祉及び健康増進に力を入れてもらえるものと考える。  質疑、当該施設には浴室もある。水質管理はしっかり行われるのか。答弁、レジオネラ菌を含め、浴室の水質検査は最低年2回以上、採湯検査は1日3回以上との条件をつけている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第62号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、つきみ野1号公園、引地台公園、宮久保公園、引地台温水プール立体駐車場の指定管理について、3つの公園に対し、指定管理候補者は、自主事業として緑化推進活動の普及啓発等に力を入れる方針を示しているが、その実績と市としてのチェック体制の在り方を教えてほしい。答弁、引地台公園では緑がかなり茂っているので、暗くなりがちな園路沿いの樹木を間引いたり、剪定している。また、剪定した木の枝は園内でウッドチップとしての再利用など、定期的に報告を受けている。引地台公園には公園管理事務所があるので、担当職員と財団職員で現地立会いの下、適宜行っている。  質疑、なぜ本件は、公募でなく、指名としたのか、改めて説明願いたい。答弁、3つの公園は、野球場、スポーツ施設、特に引地台公園には温水プールもあるため、施設ごとに専門的な知識と豊富な経験を有している団体が管理することが望ましいこと、また、スポーツ施策をさらに充実させるためには、会場を管理する指定管理者の協力が不可欠であることから、指定管理者は市の施策を十分理解し、市と連携して施策展開を図ることができる事業者とする必要があることから、今回は公募によらず、財団を指名した。  質疑、各施設の特徴を生かし、より専門的で意欲的な取組をしようとした場合、3つの公園をワンパッケージとして管理させることは足かせとなるのではないか。答弁、3つの公園とも野球場があるので、平等な市民利用に供するのであれば、同じ考え方で同じ管理とすることが市民にとっても最善と考えた。特徴としての切り口ではなく、公平な管理という切り口から3つの公園として束ねている。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第63号、指定管理者の指定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、多胡記念公園の指定管理者について、大和市スポーツ・よか・みどり財団は結構手広く事業を展開している。職員の賃金、報酬は市職員並みなのか。答弁、多胡記念公園は職員1名以外はアルバイト数名であるが、財団の組織、人数等は把握していない。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  続いて、議案第67号、議案第68号についても、同様に説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第69号、市道路線の廃止についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、本路線を廃止した場合、どこに帰属するのか。有償で払い下げるのか。答弁、本路線はその家庭以外は使わない通路なので、払下げし、一体的に使っていただくことでほかの市民が困ることはない。有償となる。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第70号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、本路線は、債務負担行為補正の生活道路整備工事費の対象と認識してよいか。また、工事の施工はいつからか。答弁、そのとおりである。令和3年度予算なので、来年4月早々に工事に着手したい。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第71号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  続いて、議案第72号から議案第78号までについても、同様に説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号、市道路線の認定についてを議題とし、市側より説明を受けた後、質疑に入りました。  質疑、本件は土地区画整理事業に伴うものと聞いているが、土地区画整理事業自体、本来はもう少し早く終わる予定だったのではないか。大分延びたとの印象があるが、なぜなのか。答弁、事業が約1年延びた理由は、新幹線の区画整理事業境の管理用柵に関するJRとの協議に非常に時間がかかったためである。  また、意見として、新幹線の下の箇所について、下福田中学校の保護者等から、上に逃げる階段があるとはいえ、行き止まりとなっているので、防犯の観点から通れるようにしてほしい旨の意見があることを伝えておきたいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号、令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号)を議題とし、質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第16、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――28番、吉澤 弘議員。                〔28番(吉澤 弘君) 登壇〕 ◆28番(吉澤弘君) 日程第16、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例について、公明党を代表して、意見、要望を付して討論いたします。  この条例は、受動喫煙防止を含めた路上喫煙防止対策の一層の推進を図るため、市内全域において路上喫煙を禁止する改正等を行うためのものです。  9月定例会において受動喫煙防止対策を含めた条例改正について質問し、改正が実施されたことは高く評価いたします。しかしながら、コロナの影響もあり、町なかに喫煙ができる場所がほとんどなくなってしまい、喫煙者からは悲鳴の声が上がっております。また、駅周辺においては、ポイ捨てたばこの散乱も多くなっております。こうしたことから、受動喫煙防止に配慮した喫煙場所の設置や民間事業者などと連携を図り、受動喫煙にならないハード面の対応も必要と考えられます。今後はたばこ税の予算の活用を含め、東京都の事例などを参考に健康都市の実現に向けた受動喫煙防止の取組を要望して、賛成の討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――1番、古木邦明議員。                〔1番(古木邦明君) 登壇〕 ◆1番(古木邦明君) 日程第16、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例に対して、自由民主党を代表し、若干の意見、要望を申し上げ、賛成の立場で討論いたします。  本市は、平成20年10月に、たばこの火の危険などから市民を守り、快適な生活環境の保持に資することを目的として、大和市路上喫煙の防止に関する条例を施行し、条例に基づき、小中学校や駅周辺を禁止区域とするとともに、特に人通りの多い大和駅、中央林間駅を重点禁止区域と定め、路上喫煙の防止に努めてきました。この条例の施行によって、重点禁止区域における路上喫煙の減少が確認されるなど、一定の効果は見られたようです。この条例の制定から10年以上経過し、世の中も大きく変化しています。これまでも健康増進法によって、他人のたばこの煙にさらされる受動喫煙を防止する措置は努力義務として定められていましたが、2018年に健康増進法が改正され、望まない受動喫煙防止への対策が義務化されました。改正健康増進法は、施設の種類に応じて段階的に施行されてきましたが、2020年4月に全面施行され、行政機関や公共施設、オフィス、飲食店など、あらゆる屋内施設で原則として喫煙が禁止されました。  そうした中、本市における路上におけるたばこの煙に関する苦情も多く寄せられるようになり、多くの議員から受動喫煙を防止するための要望も上げられてきました。我が自民党からも、大和市路上喫煙の防止に関する条例を受動喫煙による健康被害を防止することをその目的に組み込むよう改正するか、新規に受動喫煙防止条例を制定するよう要望してきたところであります。今回の条例の一部改正で市内全域で路上喫煙禁止となるわけですが、パブリックコメントを実施した結果、寄せられた意見で「喫煙場所を確保・整備した方がよい」が一番多かったようです。今回の条例改正が市民から喫煙の自由を完全に奪ってしまうものではなく、喫煙者も、非喫煙者も、お互いが思いやりを持って共存するためにも、何らかの形で必要な場所に喫煙ができるスペースが必要だと考えます。本条例第1条に追加される「受動喫煙の機会の低減に寄与」するよう十分配慮いただいた上で、喫煙できるスペースの確保について引き続き調査研究していただくことを要望し、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例に賛成します。
    ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――9番、山本光宏議員。                〔9番(山本光宏君) 登壇〕 ◆9番(山本光宏君) 日程第16、議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例について、大和正風会を代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。  この条例は、受動喫煙防止を含めた路上喫煙防止対策の一層の推進を図るため、市内全域において路上喫煙を禁止する改正等を行いたい必要により提案するとのことです。平成20年に制定された大和市路上喫煙の防止に関する条例により、大和市内の、特に重点禁止区域における路上喫煙は減少をしました。しかし、この条例はたばこの火から市民などの身体や財産を守ることを目的としており、受動喫煙被害に対してはあまり有効な条例ではありませんでした。また、今年4月には改正健康増進法が本格施行され、全国的に屋内での喫煙も規制が強化されましたが、屋外の受動喫煙防止については直接的な規制はなされていません。本条例改正案は、条例の目的として「受動喫煙の機会の低減に寄与」を加えることをうたっています。これは、前述の問題解決に資するものであると大変評価できるものであります。施行は来年4月1日からで、その効果のほどは運用により大きく違ってきます。ぜひとも効果的な運用と、明日からでも積極的に広報をしていただきますようお願いいたします。  以上をもって大和正風会を代表いたしましての賛成討論とさせていただきますが、この受動喫煙の問題、私、山本光宏は、10年以上前の大和市議会議員になる前から訴えてきたものでございます。また、さきの選挙におきましても、私はこの問題の解決を選挙公約の一つとして大きく取り上げさせていただきました。また、この右胸のイエローグリーンリボンを見ていただければ分かりますように、これは受動喫煙の機会低減を目指す訴えを発している、その象徴のリボンであります。こういった大いなる思いを込めたものであります。  そこで、大木市長に一言、万感の思いを込めた言葉を贈りたいと思います。あんたは偉い。  御清聴ありがとうございました。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 議員番号11番、虹の会、石田裕。賛成の立場で討論を行っていきます。山本議員の大変熱い討論の後にちょっと気が引けるのですけれども、しっかりと討論をしていきたいと思います。私は、しばらくやめたこともありましたけれども、基本的に喫煙者なので、喫煙者の立場として少しお話をしていきたいなと思っています。  昔、僕が議員でなかった頃なんかは、こういう議会の中でもスパスパ、議員の先輩方がたばこを吸っているという状態が常態としてあって、控室なんかでもどんどん吸っていたということで、そういう時代から一気に今は、飲食店の中でも吸える店と吸えない店があったりだとか、どんどん分煙が進んでいるというところでは、100%喫煙者の立場で考えれば、ああ、たばこが吸いづらくなったなと率直に感じているところであります。しかし、一方で、受動喫煙が健康被害につながっていくですとか、昨今コロナの問題で呼吸器系の問題とも直結してくることから、こうしたことが進んでいくということはすばらしいことだなと感じています。  一方で、懸念をしているのは、たばこのポイ捨てだとかは、大和市の駅前とか周辺とかは、関係団体の皆さんですとか市の皆さんの努力によって非常に減ってきた経緯がありますけれども、要は町なかでたばこを吸える場所というのが本当に限られている状況があります。そういう状況の中で、家に帰って吸えばいいだろうというところなんですけれども、やはりそれで収まらない方々もいらっしゃるようで、たばこのポイ捨てがどんどん増えていくことなんかも懸念されますので、受動喫煙を防止するためにそういったスペースというのをしっかりと設けていく必要性があるのではないかなと感じているところです。  また、まだまだ民間のスペースの中では、コンビニですとかの前のところで灰皿なんかが置いてあったりとか、パチンコ屋さんの前とかに置いてあったりとかということで、民間スペースまでにはなかなか踏み込めていないという状況があると思いますので、そういった部分も、しっかりパブリックに分煙できる環境をつくれば、そういった場所で吸うようになっていただけると思いますので、そういった意味でも、しっかりとたばこを吸う方々にも一定配慮していただければありがたいなと感じているところです。  何にせよ、たばこ税というのも実は大和市の独自財源になる財源なので、僕ははっきり言って、財源だからといって、たばこを吸ってくれとは思わないのですよ。はっきり言って、たばこを吸ってしまうたちは、僕もやめたいなと思うけれども、なかなかやめられないところとかもあって。というのは、何でかというと、やはり依存性があるのです。国は依存性があると分かり切っているものに税金をたっぷり乗せて販売しているわけではないですか。それで依存して吸っているたちがいっぱいいて、受動喫煙だ何だということが問題になっている。僕は、これだけ健康被害があるのだったら、もう気持ちよく、国が全部禁止してもいいのではないかなと思うのです。その分の税金の問題だとか雇用の問題というのがありますから、その辺はフォローしていかなければいけないと思うのですけれども、そういったもろもろの思いというのは、大きな受動喫煙ですとか、たばこにまつわるルールが大きく変わるところでは、しっかりとこういった場で訴えておきたいなと思いましたので言わせていただきました。  何にせよ、こういった分煙ですとか受動喫煙の防止ということが進んでいくこと自体は、喫煙者である私にとっても非常に前向きに捉えられるものですし、たばこを吸っているが悪いイメージで見られるのは嫌なので、しっかりと分煙できる環境整備というのをやっていただきたいという思いを込めて、賛成の討論とさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) ほかに討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第53号、大和市路上喫煙の防止に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第53号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第17、議案第57号、損害賠償の額の決定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第57号、損害賠償の額の決定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第57号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第18、議案第58号、損害賠償の額の決定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第58号、損害賠償の額の決定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第58号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第19、議案第59号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第59号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第59号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第20、議案第62号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 議員番号11番、虹の会、石田裕。日程第20、議案第62号、指定管理者の指定について、反対の立場で討論を行っていきます。  こちらの議案第62号は、つきみ野1号公園ですとか引地台公園、宮久保公園、引地台温水プール立体駐車場、以上の公園施設を一括でスポーツ・よか・みどり財団に、公募なしで、指名で指定をするという旨の議案であります。  指定管理者制度の本来の趣旨に照らし合わせていくと、民間の活力というのを使っていきたいと。民間の活力とは何かというと、やはり競争原理というのは外せないと思うのです。指定管理者制度そのものに対しても様々な是非はありますが、この場では申しません。しかし、指定管理者制度を運用する以上、様々な事業者と切磋琢磨があって、その中でいいサービスというのが生まれてくると思います。それが指定管理者制度を使っている意味だと思うのです。そうではなくて、市のほうでしっかり管理をしてやっていきたいということであれば、直営でやっていくことのほうがふさわしいと感じます。  そうした中で、こうした4つの施設というのを一括でスポーツ・よか・みどり財団のほうにしていくということ。しかも、公募ではなく、指名で行っていくというのは、本来の指定管理者制度をやる意味というのが失われてしまう懸念があるのではないかということを強く感じております。本議案だけではなく、先ほどシリウスのほうでも少し大波議員も触れてくれましたが、10施設にも及ぶ公共施設というのを、実質ほかの事業者が手を挙げることができないような条件を設定し、議案として出して指定管理者を一応公募し、結局やまとみらいがまた替わらずなっていったという状況の中では、しかも、やまとみらいも、私も一般質問で述べましたが、元市の職員さんが何ぐらいいて、どういう役職の方がいるのですか、どういう役職で今働かれているのですかということを質問したときに、市のほうでは人数しか言いませんでした。ですが、一方で何で役職を言わなかったのかなという話なのですけれども、委員会等でもう既に言っていますから、内容としては統括責任者に1の方がなられていると。それほど市の管理というのをかなり強めている状況の中で、確かに市の政策と合致させたりとかすることに関しては非常に利便性がいいでしょうけれども、一方で、民間事業者の柔軟な事業運営というのができるのかどうか、今、実態としてそのようになっているのかどうかというところに関しては非常に疑問符がつくところであります。  こういった市の今の指定管理の在り方というのをやはり私は問題視しておりますので、特にこういった一括の指定管理に関しては反対する立場を取らせていただきます。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第62号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議案第62号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第21、議案第63号、指定管理者の指定について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第63号、指定管理者の指定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第63号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) お諮りいたします。日程第22、議案第66号、市道路線の認定についてから日程第35、議案第79号、市道路線の認定についてまで、以上14件を一括して討論、採決を行いたいと思いますが、これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 異議なしと認め、さよう決します。  これより議案第66号外13件について一括討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第66号、市道路線の認定についてから議案第79号、市道路線の認定についてまで、以上14件を一括して採決いたします。  議案第66号外13件に対する委員長の報告は原案可決であります。議案第66号外13件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第66号外13件は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第36、議案第83号、令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号)について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第83号、令和2年度大和市下水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議案第83号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 暫時休憩いたします。                  午前10時55分 休憩                  午前11時15分 再開 ○議長(井上貢君) 再開いたします。 ○議長(井上貢君)  △日程第37、議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)を議題に供します。  本件は総務常任委員会を主査として関係常任委員会に付託され審査をされておりますので、この際各委員長に審査の経過と結果について報告を求めます。まず――27番、木村賢一総務常任委員長。                〔27番(木村賢一君) 登壇〕 ◎27番(木村賢一君) 総務常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)総務常任委員会所管関係を議題とし、質疑に入りました。  まず、歳入について質疑はなく、続いて、債務負担行為補正について、質疑、ホームページ再構築委託料について、来年の当初予算でもいいと思うが、このタイミングで行うのはなぜなのか。答弁、コロナ禍の影響もあるが、ホームページから情報を取得するニーズが非常に高まっている。今後、行政手続のオンライン化を進めていく中では、市のホームページはその入り口となることから、今後はより一層閲覧ニーズが高まっていくと感じている。本市の現在のシステムはパソコンで閲覧することを前提としてつくられているが、スマートフォンで市のホームページを見る方に対してもより使いやすいページとなるように、スピード感を持って取り組んでいきたいと考え、今回の補正予算で計上する。  続いて、総括について、質疑、地方創生臨時交付金について、現在どのぐらいの残額があるのか。答弁、一次交付、二次交付合わせておよそ16億8100万円の交付額となっている。それに加え、今後、三次交付ではおよそ8000万円が交付される見込みとなっている。現時点で16億2000万円予算計上しているので、残額はおよそ1億4000万円となっている。  また、意見として、コロナの感染者数が急増している。高齢者の施設でクラスターが発生したり、高齢者が住んでいる住居の中でも感染者が出ているので、高齢者の命を守るための対策に地方創生臨時交付金を活用していただきたいとの意見がありました。  以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件所管関係は全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 続いて――18番、町田零二厚生常任委員長。                〔18番(町田零二君) 登壇〕 ◎18番(町田零二君) 厚生常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  本件厚生常任委員会所管関係を議題とし、質疑に入りました。  まず、歳出について、質疑、児童扶養手当受給者への臨時特別給付金給付事業について、今後の給付に至るスケジュールを教えてほしい。答弁、1月に対象者へ通知、辞退の申出を受け付けた後、2月中旬頃に支給したい。  質疑、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金補助金返還事務について、何人が受給されたのか。その周知方法を伺う。答弁、100に支給した。現況届を対面で受け付ける際に、該当者には申請を促した。各対象者に通知もし、ホームページ、広報でも周知した。  質疑、児童扶養手当受給者への臨時特別給付金給付事業について、コロナ対策に係る交付金を活用する理由を教えてほしい。答弁、コロナ禍で、特に独り親は子育て、家事、生計維持を一で担う非常に困難な立場であるため、このように判断した。  質疑、休日夜間急患診療所運営事業について、コロナへの対応はどのような体制になっているか。答弁、休日夜間急患診療所では発熱患者も含め対応しているが、コロナの疑いがある患者は、県などへ連絡の上、適切な医療機関を受診してもらっている。  質疑、担当医が専門外である場合、どのように対応するのか。答弁、初期診療としては対応しているものと考える。  質疑、今回、補正を組んで増員を図るのは何のためか。答弁、年末年始については、新型コロナウイルス感染症、季節性インフルエンザによる発熱患者が増えることが懸念され、対応に万全を期するためである。  続いて、歳入について質疑はなく、以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、本件所管関係は全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 続いて――5番、金原忠博文教市民経済常任委員長。                〔5番(金原忠博君) 登壇〕 ◎5番(金原忠博君) 文教市民経済常任委員会における審査の経過と結果につきまして御報告いたします。  本件文教市民経済常任委員会所管関係を議題とし、質疑に入りました。  まず、歳出について、質疑、個人番号カード等交付関連事務で、今回、さらに補正予算を組んで窓口を充実させるが、どの程度充実するのか。答弁、12月から来年3月にかけて、カード未取得者にQRコード付申請書を送付する通知があった。総務大臣からも同じような通知が出ており、それに対応すべき窓口を充実したい。  質疑、マイナンバーカードの交付事務手続は、国が手続を指定しているのか。市の判断で簡略化などの変更ができるのか。答弁、国の指示に従って手続をしている。市の工夫できる部分は窓口の受付の仕方で、現在、一次受付として、本人が確かに来ているのか、書類は全て記載されているか、再交付の申請か、事前に調べて、二次受付として、国のネットワークでの手続を素早く行えるように工夫している。  質疑、本人のスマートフォン、パソコンだけで手続ができないのか。答弁、申請は個人がスマートフォン、パソコンでできるが、カード自体は、市役所に本人が来て、窓口でパスワード等の設定をして受け取る。パソコンの申請だけでカードが手元に届く仕組みにはなっていない。  質疑、個人番号カード交付体制の充実であるが、1日何に対応できるのか。答弁、実際窓口に来る方が1日平均200件で、250件以上の対応ができるように体制は組んでいる。  続いて、歳入について質疑はなく、債務負担行為補正について、質疑、GIGAスクールICT支援業務委託料について、ヘルプデスクの業務もあると聞いているが、伺いたい。答弁、機器の使い方、不具合への対応ができるように半年間ヘルプデスクをつけようと考えている。  以上で質疑を終結し、賛成討論として、マイナンバーカードは、単純にパソコンで申請して、郵送すればいいと簡単なものではないことは、むしろしっかり個人情報が管理されていることを裏づけているものである。時間短縮はしてほしいが、一定の時間がかかることは理解している。交付体制を充実させ、市民サービスを向上させる今回の補正予算を高く評価しているとの討論がありました。  また、反対討論として、マイナンバーカードを持つ、持たないは個人の判断によるもので、12月から3月に行われる総務省の申請書送付に関わるものは今回はないが、今後、そういう業務が市に来ることは予測される。カード普及に莫大な費用を使っていくことには反対せざるを得ないとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、本件所管関係は賛成多数で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 続いて――3番、小田博士環境建設常任委員長。                〔3番(小田博士君) 登壇〕 ◎3番(小田博士君) 環境建設常任委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。  本件環境建設常任委員会所管関係について質疑に入りましたが、質疑、討論はなく、採決の結果、本件は全員賛成で原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。 ○議長(井上貢君) 各委員長の報告が終わりました。ほかに他の委員から補足報告があれば発言を許します。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) なしと認めて進行いたします。これより質疑に入ります。  ただいまの各委員長報告に対して質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。まず反対討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第37、議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)について、日本共産党市議会議員団を代表し、反対の討論を行います。  補正予算のコロナ対策などの予算には賛同できますが、マイナンバーカード普及拡大に関わる予算には反対します。  政府は、コロナ対策とは直接には関係しない行政のデジタル化やGIGAスクールを前倒しで促進するとしています。マイナンバーカードの普及には、テレビなどの派手なコマーシャルに加え、今後は、まだ取得していない方全員を対象に取得のための申請書を送付するなど、莫大な経費を投入するとしています。マイナンバーカードにひもづける個人の情報に健康保険証、運転免許証に加え、医療や所得、資産など多くの個人情報を加えることや、その情報をビッグデータとして大企業に提供するなど、経済の活性化にも活用しようとしていますが、情報の漏えいによるなりすまし犯罪の危険、個人のプライバシーが大企業などの利益獲得に活用されることには問題があると考えます。マイナンバーカードを持つ、持たないは個人の選択であり、持たざるを得ない状況をつくり出そうとすることも問題と考えます。  以上、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)についての反対討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――5番、金原忠博議員。                〔5番(金原忠博君) 登壇〕 ◆5番(金原忠博君) 日程第37、議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)について、公明党を代表し、賛成の立場で討論いたします。  今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対策を踏まえ、児童扶養手当受給者への臨時特別給付金給付事業や休日夜間急患診療所運営事業に係る経費などを増額補正するほか、自転車利用環境整備事業などに債務負担行為の追加をするものであります。総務費、民生費、衛生費、土木費の経費の増額補正であります。補正額は2億5368万7000円であります。主に国庫支出金の7822万円、そのほかに県支出金9242万円、繰越金6369万1000円、使用料及び手数料1935万6000円の予算であります。  総務費の個人番号カード等交付関連事務は9月定例会に上程された補正予算(第6号)に引き続き、マイナンバーカードの交付体制を充実するための増額補正であります。待ち時間の短縮や1か月の交付枚数増加も図られ、評価できるものであります。また、カード未取得者への取得手続を促す施策を国が進めていきます。本市のカード未取得者は約18万6000であります。今後、市民の方で窓口がさらに多くなることも想定できます。デジタル化による行政手続のオンライン化の進捗にもよりますが、新たな場所を設けることの検討を要望いたします。  次に、民生費は補正額9125万9000円であります。児童扶養手当受給者への臨時特別給付金給付事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、子育てと仕事を一で担う低所得の独り親世帯の経済的基盤が弱く、生活実態が依然として厳しい状況にあることを踏まえ、1世帯当たり5万円、児童2目以降、1につき3万円の年度内支給を目指す事業であります。本市独自の事業であり、迅速なこと、大変に評価するものであります。  次に、衛生費は補正額1億3821万6000円であります。休日夜間急患診療所運営事業は、12月29日から来年1月3日の年末年始の発熱患者の受入れに対応するため、医師を増員するなどの体制を充実させるための増額補正であります。体制としては、発熱患者とそのほかの患者の動線、待合室、診察室を分けて双方に対応し、発熱患者についてはインフルエンザとコロナの検査を同時にできる体制を整えるとのこと。診療に訪れる市民には一つの安心材料となり、評価いたします。また、発熱患者が増えること、コロナの陽性患者の発生に備え、保健所との連携やバックアップ体制を整えていただくこと、要望いたします。  予防接種事業は、65歳以上に季節性インフルエンザワクチン接種を促し、予防を図ることであります。接種者が昨年同時期のおおよそ3.5倍に当たる方が受けており、評価するものであります。接種を希望される方が全てできるようにしていただくこと、要望いたします。  次に、債務負担行為補正の自転車利用環境推進事業と生活道路整備事業については、昨年度から導入され、今年度も補正予算で上程のゼロ市債であります。今年度中に債務負担行為を設定することで、来年度の4月当初から工事の着工ができるようにするもので、公共工事の施工時期の平準化の一環として、市内事業者の経営の安定、工事の担い手の働き方改革につながっていくものであり、評価するものであります。  以上申し述べ、賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 議員番号11番、虹の会、石田裕。日程第37、議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)に対して、賛成の立場から討論を行っていきます。虹の会は本議案に関して賛否が分かれますが、私、石田裕として賛成の立場で行っていきます。よろしくお願いします。  こちらの補正予算、全体で約2.5億円ほどを追加する補正予算であります。全体のボリュームとして2.5億円ほどであります。その中で幾つも事業がありますので、主立ったものから意見を述べて、その上で賛成の立場を取らせていただきたいと思います。  まず、マイナンバー、個人番号カード等交付関連事務に関して、予算の全体としては委託料で2213万4000円計上されております。こちらのマイナンバー、今コロナ禍でデジタル化がどんどん進んでいるような関係もあってか、一気に申請を求める方々が増加している傾向があります。昨年はそんなに少なくなかったのですけれども、かなり、もう倍増以上の勢いで増えているという状況です。そうした中、市のほうも対応に追われて、今回の補正予算で対応する人数を12増やすような方向性で組まれています。私はこれに対しては、人数を増やす前に、まずは予約体制を整えるとか、要するに避けなければならない一番のリスクというのは、こういった感染症が危惧されている中で大勢の市民の方が押しかけてしまって、密な状況ができてしまう。同じような場所に、長い時間、がとどまってしまうという状況を最も避けなければならないと思います。そうした中で、対応する人数を増やしていって、回転を速くするというのも一つの手でしょうが、その前に、よく飲食店なんかでもやられていますけれども、時間で何処理できるという機能、能力というのは市のほうでも把握できているわけですから、その人数に合わせて、何時には何というふうに枠をつくり、予約をしっかり受ける。その中で予約どおり来ない方ですとか、いろいろいらっしゃると思いますけれども、そういった場合には来られている方に対して対応していくというふうな柔軟な対応ができると思うんですね。だから、まず、こういった予約体制をつくっていく。その上で対応する人数を増やしていくことが必要ではないかと思いますので、これは意見として述べておきます。  次に非常に高く評価しているのが、大和市が独り親家庭に対して、約1600に5万円を2月以降に支給していくと。これに関してはもう本当に何の文句もございません。こういった判断をした大和市、大木市長に対して強く尊敬するとともに、本当に厳しい状況で苦しんでいる独り親家庭に対してこういった市の手が伸びていく。さらに加わって、今回は国のほうでも給付が行われていくということで、こういったことがあるとないとでは、今自殺なんかも子供が増えています。特に女性と子供の増加率が非常に著しいですから、こういった最も経済的な問題、負担がしわ寄せされやすいコミュニティーに対して、しっかりと給付をしていくということは高く評価したいと思います。  次に、インフルエンザの予防接種に関してですが、重症化を防いでいくためにしっかりと対応していく、接種のほうを支援していくということなのですけれども、じゃ、今のインフルエンザの感染というのがどういう状況なのかということをしっかりと見なければいけないと思うのです。昨年ですとか、これまでのインフルエンザの感染の波がグラフでありますけれども、今年の2020年11月までのグラフに目を通してみますと、ほとんど下に張りついている状態。ほとんどインフルエンザというのが出ていない状況なのです。こういう状況下の中で、果たしてこの事業は優先順位が高いのか、限られた財源の中でもう少し振り分けるところがなかったのかということを私は感じるところであります。  また、最後に、債務負担行為でありますが、こちらの債務負担行為で、市民の方、皆さんに対して非常に影響の大きい補正がございます。ホームページ再構築委託料ということで3762万円の債務負担行為がされております。こちらは、市がホームページを一新し、令和4年から公開していくに向けて、ホームページの再構築をしていくための委託料であります。こういったことを進めていくときに非常に重要だと思うのは、実際にホームページを使っている市民の皆さんから広く意見を公募したりだとか、一緒に考えていく場というのをつくっていって、真に市民の皆さんにとって使いやすいホームページの構築が進んでいくためのホームページの構築工程を組んでいただきたいと思います。  以上の理由から、特に独り親家庭に5万円給付というのを市が率先して、独自ですぐに判断した自治体というのは、私が知っている中では明石市ですとか、多分かなり限られている。そういう中で判断をした大和市というのは本当に高く評価できると思いますから、こういった部分を大きく評価して、今回の補正予算に賛成させていただきたいと思います。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第80号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第7号)を採決いたします。  本件に対する各委員長の報告は原案可決であります。本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議案第80号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) お諮りいたします。ただいま補正予算案が可決されましたが、その数字等整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 異議なしと認めます。よって数字等の整理は議長に委任することに決しました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君)  △日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)を議題に供します。  直ちに提案理由の説明を求めます。――市長。                〔市長(大木 哲君) 登壇〕
    ◎市長(大木哲君) ただいま議題となりました付議事件につきまして提案理由を御説明申し上げます。  議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5418万1000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1064億8498万5000円とするものでございます。  補正の内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を踏まえまして、市内の介護関連施設におけます利用者の方への感染防止を図るため、施設を運営する事業者の従業員に係るPCR検査費用の助成に必要な経費を増額するものでございます。  財源といたしましては、繰越金を充当し均衡を図ったところでございます。  以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(井上貢君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  本件について質疑はありますか。――3番、小田博士議員。                〔3番(小田博士君) 登壇〕 ◆3番(小田博士君) 一議員として質疑を行います。この補正予算の中身は、新型コロナウイルス感染症対策という、大変重要で、住民の関心の高いテーマでございます。予算の増額補正に当たり、定例会閉会後に専決処分をするのではなく、議会に提案するというプロセスは、当然ではありますが、多とするところでございます。  本定例会においては、14日の本会議冒頭でも別の補正予算を即決しています。会期中に議案の追加提案が相次ぐのは異例のケースだと捉えております。提案理由の説明だけでは分からない点もあります。この問題については報道も出ておるところでございますが、公開の場である本会議の質疑として伺います。  1、PCR検査費用を助成する制度の詳細について、2、対象を介護保険事業者とした理由について、3、このタイミングで緊急に上程した理由について、以上3点でございます。 ○議長(井上貢君) 答弁を求めます。――健康福祉部長。              〔健康福祉部長(目代雅彦君) 登壇〕 ◎健康福祉部長(目代雅彦君) 小田議員の御質問にお答えいたします。  介護保険事業者等に対するPCR検査費用の助成について御質問がありました。1点目、PCR検査費用を助成する制度の詳細についてお答えいたします。  この制度の助成対象となるのは、市内に所在する介護保険事業者等の従業員などで無症状の方がPCR検査を受けるための費用について、1当たり3000円を上限として助成するものでございます。制度開始は1月初めを予定しており、3月末までの間で、1名につき4回の検査まで助成対象となります。検査を行う民間検査機関は介護保険事業者等が任意に選ぶこととなりますが、本制度は、介護保険事業者等に従事する方に幅広くスクリーニングとしての検査を受けていただくことを目的としており、医療機関での検査は対象外となります。検査を受けて陽性の疑いとなった方がいた場合には、当該介護保険事業者や本人などから、速やかに厚木保健福祉事務所大和センター、保健所に連絡をしていただき、その後は、同センターが行政検査として対応していただくことになります。介護保険事業者等に対しては、説明会などを通じて丁寧に説明し、適切な対応が図られるよう周知してまいります。  2点目、対象を介護保険事業者とした理由についてと、3点目、このタイミングで緊急上程した理由については、関連がございますので一括してお答えいたします。  全国的に新型コロナウイルス感染者が拡大している中、11月下旬以降、本市においても急激に感染者が増加しており、市内の介護施設ではクラスターも発生しております。特に御高齢の方は、重症化リスクのみならず、死亡率も高いとされており、厚生労働省の資料によると、12月16日時点で年代別に見た死亡者数の陽性者数に対する割合は、40代に比べ50代は3倍、60代は14倍、70代は48倍、そして80代以上では120倍となり、このデータはいかに御高齢の方のリスクが高いかということを物語っております。今後、さらなる感染拡大も危惧されており、御高齢の方の中でも特に介護を要する状態にある方々は、持病をお持ちの方が多いほか、お体が弱く、重症化リスクがより高いものと捉えており、御高齢の方と接する機会が多い介護保険事業者などの従業員をしっかりチェックしていくことが重要となります。  このような状況下において、危機感を持って対策を講じる必要があると考えている中、ごく最近になって廉価なPCR検査機関が出そろってきたことなどを踏まえ、至急検討を重ね、ここでおおむね制度として整ったため、このたび上程したものでございます。御存じのとおり、12月に入ってからは、市内の感染者数が1日で10以上となる日もあるばかりか、月別では既に最多となるなど、感染拡大に歯止めがかかっておりません。この事業により、介護サービスを受ける高齢の方々への感染防止が図られるほか、安心して介護サービスが提供できる体制が整えられることとなり、さらには、介護を受ける方々の安心、そして、命と健康を守ることにもつながるものと考えております。 ○議長(井上貢君) ほかに質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件については会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 異議なしと認めます。よって本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。まず反対討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)に対して、反対の立場で討論を行っていきます。議員番号11番の石田裕でございます。  こちらの介護施設で働く従業員が受けるPCR検査の費用を助成するという本事業は、端的に理由を述べますと、メリットよりもデメリットが大きいのではないかと私は考えています。  まず、事業の具体的な内容や実施に至る経緯ですが、今回の市の補正は、特に新型コロナに感染した場合、リスクの大きい高齢の方々の感染リスク低減の必要性が、11月に市内の高齢者施設でもクラスターが確認されたことなども受け、より増したことから、介護施設で働く従業員に検査機関でのPCR検査を受けていただく介護保険事業者に対して1回3000円、期間内14回まで助成をしますと。対象人数は約9000で、本事業の補正予算総額は5418万1000円と、これから財政難を迎える大和市にとっては非常に貴重な財源であると思います。  注目すべきは、本事業は保険適用になり得る症状のある方は対象外で、主に無症状の方を対象にした検査に助成するというものなので、検査の対象になる集団の中に感染者がいる確率、つまり感染率が低いことが想定されます。昨今、東京都が抗体検査を行ったときの抗体陽性率というのが0.1%だったことを参考に考えると、さらに無症状の方に絞って検査を行う本事業の対象群というのは、より低い感染率の集団であろうと思います。最近だと体操の内村選手が陽性と診断され、検査を再度すると陰性だったということが報道されましたが、PCR検査の精度は種類によってもばらつきがあり、当然絶対という検査は、PCR検査以外を探してもありません。今回の本事業に関しては、介護保険事業者の任意によって検査機関を選択することになっておりますから、こういったPCR検査の精度に関しても非常にばらつきが出るのではないかなと思われます。  日本疫学会の新型コロナウイルス感染予防対策についてのQ&Aでの「新型コロナウイルス検査は、どのくらい正確なのですか?」という設問で「今回のコロナウイルス感染症については、実際に感染していることの把握が難しいことから、実際の感染者に対してPCR検査がどれほど正しく診断できているかについての正確性の計算がまだできていません。いくつかの研究では、PCR検査は新型コロナウイルス感染症を完全には診断できていないのではないかと報告するものもあります。例えば、中国・温州医科大学附属病院のファンらの研究(文献1)では、新型コロナウイルスに感染する状況にあった症状のある患者51に対してPCR検査を実施しました。症状が出てから平均3日の時点で行われた検査では、36(71%)が陽性で、その後のPCR検査では、最終的に全員が陽性となりました。また、中国の武漢市にある華中科技大学の医学院附属病院のアイらの研究(文献2)では、新型コロナウイルス感染が疑われ、肺炎の検査のための胸部CT検査と新型コロナウイルスのPCR検査の両方を受けた1014のデータについて分析を行ったところ、最初にPCR検査を受けた際に、陽性だったのは59%(601/1014)であり、その後、PCR検査を繰り返したところ、最初にPCR陰性だった15名の患者さんがPCR陽性になるまで平均で5.1日を要したと報告しています。このように、新型コロナウイルスに既に感染していると考えられるのに、感染から日数が経っていない場合、60〜70%くらいしかPCR検査が陽性にでない可能性が報告」されており、さらに、症状が出る前という状況だと、またさらに下がっていくという報告も耳にしました。PCR検査の真の感染者を検出できる、いわゆる感度というのは6割から7割とのことです。  では次に、検査で陰性を正しく陰性と診断できる特異度については諸説あります。しかし、これは非常に重要な部分でして、この精度が低いと大量に偽の陽性者をつくり出してしまい、検査のデメリットを強めてしまうのですね。日本医師会COVID−19有識者会議のホームページでは「岩手県は7月29日まで陽性者が存在せず、1,438検体の検査で、陽性者ゼロと報告されていた」ことを引き合いに出し「適切な方法で検査が実施された場合、偽陽性率は、0.1%よりも低い、すなわち、特異度は、0.999よりも高い」と、PCR検査というものは精度が非常に高いのだと言っている一方で「新型コロナウイルスのPCR検査について、英オックスフォード大学の研究チームは、死んだウイルスのかけらを陽性として検知している可能性があると指摘した。英BBCが7日までに、研究結果を報じ」検査の脆弱性も指摘されているところであります。  こういった数値というのを参考にして、幾つか仮定をシミュレートしてみました。1万の無症状の集団にPCR検査をします。感染率は0.1%と仮定をして、実際この1万の中には10感染者がいます。それ以外の9990は健康です。こういう集団に対して検査をかけていきます。PCR検査の感度は、先ほど言った中で高めに設定して70%。特異度――陰性のを正しく診断できる確率に関しては99%と仮定をします。感度は70%なので、見つけられる真の陽性者は10中7ですね。一方で、陰性の正解率は99%なので、100に1間違えますので99.9、便宜上100の偽の陽性者というのをつくり出してしまいます。  神戸大学が1万を対象に、新型コロナウイルスで感染したことを示す中和抗体の有無を検査した結果、検出されたは0.15%だったと発表しました。神戸大学の研究チームは、今年8月から10月にかけて医療機関などから約1万分の血液を集めて、新型コロナウイルスに感染したことを示す中和抗体の有無を検査しました。研究チームによると、中和抗体が検出されたは0.15%で、この結果を血液を提供した病院がある兵庫県南部の人口約450万に当てはめると、10月1日時点で7000近くが感染していたという計算になるそうです。しかし、当時の感染者の数は、兵庫県内全体でも2700だったということから、研究チームは無症状の感染者が相当数いるという可能性を指摘しています。  今、把握されている陽性者の中でも、3割から5割の無症状の方がいる。そういう意味では、先ほどお示ししたとおり、PCR検査をやることによって、感染者がいっぱいいる集団に対してやるときには非常にメリットが高まるのですが、感染者が少ない集団に対してPCR検査を広くやってしまうと、少ない感染者を見つけるというメリットよりも、大量のたちに対して間違って偽陽性の判断をしてしまうことがあり得ると。先ほど1万でやった場合には、実際10いる中で7しか見抜けなくて、偽の陽性者を100ほどつくってしまうというリスクがあるということです。今回9000の対象が全員受けるとは思えませんし、現在、陽性者として判断をされた場合に、介護施設やそこで働いている従業員の方々に対する十分な支援制度ということは全く整っていない状況ですから、恐らくこの制度を始めようとしても、受ける介護事業者というのは限られるのではないかなと思います。  こうした一連のことを考えていくと、私は貴重な5418万1000円という予算をこうしたリスクを多くはらむことに使うよりは、高齢者施設で働いている方々。中には時給やパートの方もいらっしゃいます。こういった方々が少し体調が悪いかな、休もうかなと考えたときに、でも、休むと支払いがきつくなるし、現場は少ないから迷惑をかけてしまうなというふうになってくると、休まないという判断をする方は相当いらっしゃるはずなのです。こういった方々に対して、ちょっと体調が悪いなというときには迷わず休むことができるような、例えば休業補償をしていくですとか、また、が休んで減ったときに対しては直ちに新しい人材を補填できるような体制を取るとか、こういったことにこの5418万1000円ですとか、先ほどのインフルエンザワクチンですか。今はほとんどインフルエンザははやっていませんから、そういうところに使っていくほうが、無症状の方がうつすリスクよりも、症状を持っていることを認識している方のほうが明らかに、圧倒的にウイルス量が多いはずですから、うつすリスクも高いと思うのです。こういうところに対してフォローしていくということがまず優先度としては高いのではないかなと感じるところです。  以上の理由から、私、今回の補正予算に対しては反対の立場を取らせていただきます。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――4番、河端恵美子議員。                〔4番(河端恵美子君) 登壇〕 ◆4番(河端恵美子君) 日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)について、公明党を代表し、賛成の立場で討論を行います。  本補正予算は、新型コロナウイルス感染症に感染した場合、リスクが高い高齢者に関わる介護保険事業所等の従業員などを対象にPCR検査の費用を助成するというものです。実施内容は、令和3年1月から令和3年3月31日の期間に、市内の介護保険施設や高齢者施設に加え、通所系や訪問系のサービスを提供する328事業所の職員など約9000に対し、無症状の職員が自費で受ける民間のPCR検査費用を1につき1回3000円を上限に、最大4回まで費用助成するというものです。  現在新型コロナウイルス感染症の第3波により、感染の拡大に歯止めがかからず、家庭内感染が増加していることから、高齢者施設などへ連鎖していると懸念されているところです。このような中、介護サービスを提供している各施設、事業所等において、緊張感の中、感染予防対策を徹底し、業務の継続に御努力いただいていることに深く感謝申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、全国でも、本市においても、高齢者施設等での利用者、職員の感染例が報告され、クラスターも発生しています。新型コロナウイルス感染症対策分科会からの政府への提言においても、新型コロナウイルスに感染した場合、高齢になるほど重症化しやすく、基礎疾患を持っていることで死亡のリスクも高くなるため、高齢者施設等において積極的な検査によるクラスターの早期封じ込めについての施策の必要性についても述べられており、重症化のリスクを抱える高齢者施設等でのクラスターの発生を予防する対策は喫緊の課題と考えておりました。  なお、新型コロナウイルス感染症の検査は、一般的には感染者と濃厚接触者以外は検査が不要と判断されるため、無症状でも感染しているかもしれないとの不安を訴える声が我が党に届いておりました。無症状でPCR検査を受ける場合は自己負担となるため、感染者の早期発見への足かせとなっていることも考えられ、公明党から高齢者の大事な命を守るための対策を要望しておりました。一たび高齢者施設等でクラスターが発生すれば、介護サービスの提供が難しくなり、利用者と家族などの負担が増すことにもなります。この事業を実施することは、感染拡大に対する不安も軽減されるため、介護従事者等が安心して働ける環境を整備することにもなり、さらには、医療機関の負担軽減にもつながるものと考えます。このようなことからも、高齢者施設等でのクラスター対策に有効な取組がなされることを高く評価いたします。高齢者の命を守る市長の英断に深く感謝申し上げます。  県内では、障害者施設等においてもクラスターが発生した事例も出ていますので、今後の感染状況を注視した上で、対面や身体接触が伴う障害福祉サービスなどへの拡大も必要だと考えます。これからこの事業について介護保険事業所等に説明会などで周知がなされると思いますが、その際、感染症の対応等でストレス状態に置かれている介護従事者の皆さんに、県において、医療機関・福祉施設従事者専用こころの相談電話が開設されていることも併せて情報提供していただくことをお願いいたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――7番、布瀬 恵議員。                〔7番(布瀬 恵君) 登壇〕 ◆7番(布瀬恵君) 日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)につきまして、神奈川ネットワーク運動を代表して、賛成の立場から意見を付して討論いたします。  新型コロナウイルス感染症の第3波と言われる状況下において、高齢者になるほど重症化や死亡するリスクが高くなることから、主なサービス利用者が高齢者である介護事業者に対し、無症状の方への検査費用を助成するというのがこの補正予算です。利用者の減少など経営状況の厳しい中、衛生材料を購入し、細心の注意を払いながら感染対策を行ってサービスを提供しているというのが介護現場の実態です。そこで働かれている方々の精神的負担はとても大きいと感じています。現場の方にこの事業に対する意見を聞きましたが、決して肯定的に受け止めてはいませんでした。陽性者が出た場合の現場の混乱を考えると、検査をしようとはならないということです。例として、価格の安い検査を受けると、判定までに1日から2日必要な場合が多いようです。検査を受けた職員は無症状のため、検査後も勤務していて、結果、陽性となった場合、その2日間の接触者や家族などを割り出し、事業所を休業してはいけないなどというような事態にもなりかねません。陽性者が出た場合の事業者などへの休業補償や利用者の介護補償がない場合、安易に検査を受けてみようということにはならないのではないでしょうか。また、検査をした翌日に感染する可能性もある中で、無症状のときに検査をする意義はあるのかと考えます。  しかし、一方で、現在無料で行われているPCR検査は、症状が出ているか、濃厚接触者と判断されない限り受けることはできません。例えば、陽性者が出た施設で濃厚接触者と認められなかった方に対し、事業者が独自で検査したい場合もあります。また、複数の施設を運営している法人の一つの施設で陽性者が出た場合、施設間を行き来する管理職は検査対象となっても、残りの施設の職員は検査対象にならなかった場合、事業所が自主検査することもあります。  以上のような事例などから、この助成は、事業者の経済的負担軽減とともに、職員が安心して働くことにつながると考えます。事業者は様々な自助努力で、持ち込まない、広げない、持ち出さないの感染対策を行っています。しかし、陽性者が出た場合の事業者、職員、そして、利用者への支援体制についても検討していただきたい。この事業の対象になっていないエッセンシャルワーカーの方々への支援も検討していただきたいと最後に述べ、賛成討論とします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――24番、高久良美議員。                〔24番(高久良美君) 登壇〕 ◆24番(高久良美君) 日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正(第9号)について、賛成の立場で討論を行います。  先ほどの小田議員の質問の答弁にもありましたように、今市内でも感染者が急増している。そういう下で、無症状の方も含め、介護事業者などへの従業員に対しPCR検査を実施するということは、今の日本の大きな課題の一つかと思います。こういったPCR検査に対し、国は半分しか助成を出していないのですね。大和の場合、全額市の負担ですが、感染症防止を濃厚接触者だけに限って後追いしている状況ではなくて、いわゆるエッセンシャルワーカー、医療や介護、そして保育やごみの収集の方も含めて、積極的に検査をして感染を防いでいくという方向に大きく変えていくことが必要かと考えます。特に無症状の方が多いわけですから、これを抑えていくということに国がもっとしっかり責任を果たすこと。そういう問題も含めて、大和市が積極的にこのことに取り組んだことを評価したいと思います。  以上、賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――26番、平田純治議員。                〔26番(平田純治君) 登壇〕 ◆26番(平田純治君) 日程第38、議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)に対して、自由民主党を代表して、賛成の立場から討論いたします。  本補正予算では、新型コロナウイルス感染症が拡大をしている。その状況を踏まえて、介護事業者が従業員にPCR検査を実施した場合の費用を助成するために5418万1000円を追加して、予算総額を1064億8498万5000円とするものでございます。  新型コロナウイルス感染症はいまだ収束することなく、最近は第3波と言われております。本市においても、このところ感染者数が増加してきております。市民においても不安が高まっており、特に高齢の方や基礎疾患を持っている方が感染いたしますと、重症化しやすいと言われております。高齢者に感染させないためには、高齢者と接する機会のある方々が感染していないことが重要であると考えます。今回の補正予算は、高齢者を介護する方々の感染の有無を確認することと、高齢者、その家族の方々にも安心感を持っていただけると思われます。市側におかれましては、本補正等が成立いたしましたら、今回の施策をしっかり広報していただき、多くの介護事業従業者にPCR検査を行っていただき、新型コロナウイルス感染症の予防を進めていただきたいと思います。  以上をもって、賛成の立場からの討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議案第87号、令和2年度大和市一般会計補正予算(第9号)を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議案第87号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 暫時休憩いたします。                  午後0時17分 休憩                  午後1時20分 再開 ○議長(井上貢君) 再開いたします。 ○議長(井上貢君)  △日程第39、基地対策に関する事項についての中間報告を議題に供します。  本件については、会議規則第46条第2項の規定により基地対策特別委員会からお手元に配付してありますとおり文書による中間報告がありました。  中間報告に対し質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。本件は中間報告につき、以上をもって終結いたします。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君)  △日程第40、議員提出議案第10号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議から △日程第43、議員提出議案第13号、病児保育事業への一層の支援を求める意見書まで、以上4件を一括議題に供します。  直ちに提案理由の説明を求めます。まず、議員提出議案第10号について、――23番、大波修二議員。                〔23番(大波修二君) 登壇〕 ◎23番(大波修二君) 議員提出議案第10号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議につきましては、お手元に配付してありますとおりでございます。  過去には、三が日関係なく飛んでいるような状況が結構ありました。アメリカは、正月休みというのは大みそかと1日だけらしいです。したがって、もう2日から飛んだり、3日から飛んだりということで、日本国民の感情を全然無視した行動が結構あったということでございますので、きちんとやはり文書で要請したほうがいいのではないだろうかと思っているわけでございます。  賛成の御賛同を得たいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(井上貢君) 続いて、議員提出議案第11号について、――28番、吉澤 弘議員。                〔28番(吉澤 弘君) 登壇〕 ◎28番(吉澤弘君) 日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書について、案文については既にお手元に配付したとおりであります。
     なお、政府の第5次男女共同参画基本計画案において「選択的夫婦別氏制度の導入」の文言が「夫婦の氏に関する具体的な制度のあり方」という表現となりましたが、「司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」と明記されておりますことを申し述べておきます。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(井上貢君) 続いて、議員提出議案第12号及び議員提出議案第13号について、――15番、中村一夫議員。                〔15番(中村一夫君) 登壇〕 ◎15番(中村一夫君) 議員提出議案第12号、安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書と、議員提出議案第13号、病児保育事業への一層の支援を求める意見書に関しまして、案文はお手元に配付させていただきましたとおりでございます。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(井上貢君) 提案理由の説明が終わりました。これより質疑に入ります。  ただいま議題となっております議員提出議案第10号外3件について質疑はありますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議員提出議案第10号外3件につきましては会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 異議なしと認めます。よって議員提出議案第10号外3件は委員会付託を省略することに決しました。これより日程に従いまして討論を経て採決してまいります。  日程第40、議員提出議案第10号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第10号、年末年始における航空機の飛行自粛を求める決議を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議員提出議案第10号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書について討論に入ります。まず反対討論。――9番、山本光宏議員。                〔9番(山本光宏君) 登壇〕 ◆9番(山本光宏君) 日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書について、大和正風会を代表し、反対の立場で討論させていただきます。  まず、我が会派内には、選択的夫婦別姓制度の導入に賛成の議員もいることを踏まえてお聞きください。  お断りをしておきますが、私どもは、様々な政策課題について、言論の府である国会においての議論は大いに行うべしと考えております。我が国の国是とも言うべき五箇条の御誓文におきましても「広く会議を興し万機公論に決すべし」としております。さらに言えば、我が国は、十七条の憲法においても話合いをよしとしており、古来から話し合い、議論を行ってきた国柄であることは広く世間に知られているところです。夫婦の姓につきましては、これまで政府・与党内において慎重な議論が交わされており、既に一定の結論に達しています。12月17日の東京新聞において「公明党は17日、男女共同参画推進本部などの合同会議を開き『選択的夫婦別姓(別氏)』の文言が削除された政府の第5次男女共同参画基本計画案を了承した。公明党は、選択的夫婦別姓制度の導入に前向きな立場を取るが、賛成派と反対派が対立した自民党内の議論が3回の修正の末に決着したことを受け『努力を尊重しなければならない』と与党間の手続きを進めることを優先した。政府は来週にも閣議決定する」との報道がありました。公明党が自民党に努力を尊重すると述べているこのタイミングで、議論を進めることを本市議会から求めるべきなのでしょうか。まずは今後の推移を見極めることが肝要であると考えます。  また、一部の反対意見として、仮に選択的夫婦別姓制度が実施され、夫婦が別々の姓を選択した場合、その夫婦の子供は必ずどちらかの親とは別姓となります。つまり選択的夫婦別姓制度と称する制度は親子別姓を強いる制度、つまりは強制的親子別姓制度となることが指摘されているということも申し述べて、反対討論とさせていただきます。 ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――15番、中村一夫議員。                〔15番(中村一夫君) 登壇〕 ◆15番(中村一夫君) 日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書に対して、賛成の立場で討論いたします。  本意見書の趣旨は、最後に記されている「夫婦別姓制度について、様々な意見や社会情勢を踏まえた上で、深く慎重に議論するよう強く求める」、この一文に集約されていると思います。夫婦が同姓であるべきか、別姓でもよいか、原則どちらとするべきか、子供の姓はどうするのかといったことは実に大きな問題であり、我が自民党内でも様々な意見があります。  我が党内の意見を大きく分ければ、3つに分けられると思います。その1つは、選択的夫婦別姓を積極的に支持するという意見、その2は、選択的であれ何であれ、夫婦別姓は反対とする意見、そして3としては、稲田元防衛大臣が主張している婚前氏続称制度であります。これは、結婚して同姓となりますが、3か月以内に届け出れば旧姓を使い続けられるとしたもので、従来の通称使用より法的な根拠性が強く、賛成意見と反対意見の中間的な立ち位置ではないかと思います。  日本国憲法第24条第1項は「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」となっていますが、結婚は単に夫婦2の問題として完結するわけでもありません。夫婦別姓についても、当事者同士はそれでよいとしても、双方の両親がそれを納得しない場合もあるでしょう。また、子供が生まれた場合、子供の姓はどうするのか。父の姓にするのか、母の姓にするのか、それを巡って夫婦双方の親が争ったりして、夫婦関係にも影響が及んでしまうかもしれません。子供にしても、両親と姓が違うこと、自分も父、母いずれかの姓と違う姓を名乗っていることについて、何とも思わない子供もいるでしょうし、悩む子供もいるかもしれません。夫婦別姓を積極的に推進したいと思っている方も、親や子供が何を思おうが、何を感じようが、自分さえよければそれでいいのだなどとは思っていないと思います。つまり、何が言いたいかといいますと、夫婦別姓については、当事者だけでは完結できない問題を将来に向けて内包しているということです。それゆえにこの問題は奥が深く、また、悩ましい問題であると言えます。だからこそ、結論を急いで拙速になることなく、本意見書が言うとおり、慎重に議論することが必要だと思います。  先ほど申し上げましたとおり、我が党内にも様々な意見があり、国会内でもこの問題についての関心が高まってきているように感じております。ぜひ国におかれましては、様々な意見に注意深く耳を傾けながら、慎重に議論いただけることを切に願っております。  以上の意見を申し述べ、本意見書に賛成いたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――12番、堀口香奈議員。                〔12番(堀口香奈君) 登壇〕 ◆12番(堀口香奈君) 日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書について、日本共産党市議会議員団を代表して、意見を付して賛成の討論を行います。  結婚したら、どちらか一方の姓を名乗らなければならない夫婦同姓を法律で義務づけているのは、世界でも日本だけとなっています。姓を変えるのは96%が女性で、外国人との結婚や離婚の際には姓を選択することができますが、日本人同士の結婚では同姓が強制的義務とされたままです。  1996年に法制審議会が選択的夫婦別姓制度導入を含む民法改正を答申してから24年も経過しています。日本も批准をしている女性差別撤廃条約第16条には、夫及び妻の同一の個人的権利として姓を選択する権利も含まれています。国連女性差別撤廃委員会から、再三にわたり国は法律改正の勧告を受けているところです。  2015年、夫婦別姓を認めるよう求めた裁判で最高裁は、民法を合憲としたものの、裁判官15中5が違憲と表明し、国会で論ぜられ、判断されるべきとしました。2018年には、共産党も含め、野党が改正法案を提出しておりますが、審議はされておりません。現在策定が進んでいる男女共同参画第5次基本計画において、当初の政府案には、国民の強い要望を背景に、選択的夫婦別氏制度への政府として必要な対策、対応を進めるとされていました。しかし、自民党内の反対意見が噴出し、検討を進めると、大幅後退する動きとなっています。2000年代、計画に盛り込まれていた選択的夫婦別氏制度という言葉さえ消えようとしています。  策定におけるパブリックコメントでは、この選択的夫婦別姓の導入に多くの意見が寄せられていますが、反対の意見はありません。内閣府の調査で、選択的夫婦別姓に賛成は43%、法律を改める必要はないの29%を上回り、50歳代以下では賛成が半数を超えています。直近の各種調査においての賛成は7割、高校生を中心とした調査、学校総選挙プロジェクトでは9割が賛成を示しています。こうした調査からも、国民は、選択できる社会、個々の人格や多様性が認められる社会を望んでいます。1988年の最高裁においても、氏名はが個人として尊重される基礎であり、その個人の人格の象徴と判断をしています。旧姓と新姓の論文が同一人物の成果とみなされず、正当な評価が得られない。姓が変わったため、取得した資格が消滅、再取得が必要となった。事実婚では一方の親権がないなど、同姓強制で多くの不利益が起きています。名字を変えることによるアイデンティティーの喪失感、結婚や離婚などの個人情報の事実上の公開、パスポート等変更手続等の労力と経費など、どちらか一方の性に重い負担がのしかかっており、一刻も早い解決が必要となっています。  制度導入反対の意見として、家族の一体感がなくなるとの主張をよく聞きます。しかし、内閣府の世論調査では、別姓で家族の絆が弱まるというは3割で、影響ないとの回答はその2倍の6割となっており、国民の認識とのずれは明らかです。同姓だから絆は壊れない、別姓だから絆は崩れるということに何の根拠もありません。日本の伝統とも言われますが、夫婦別姓の義務は、1898年に公布をされた明治民法で、家長よる男性優先の家族内序列がつくられ、女性は法的無能力とされた男尊女卑の社会で定められたものです。このような時代錯誤は通用しませんし、人権の観点から改める必要があります。  菅総理は、過去に選択的別姓に賛成を表明しています。その際、不便さや苦痛を感じているがいる以上、解決を考えるのは政治の責任だとも述べています。このことは、先月、我が党の小池晃参議院議員が質問した際、政治家としての責任があるとの答弁も行っております。家族の在り方は多様であって、当事者の自由な選択に任されるべきです。それが憲法が規定している個人の尊厳ではないでしょうか。最後まで一定の反対意見が残ったとしても、選択的ですから、誰もこれによって不利益を被ることはありませんし、選択的夫婦別姓制度を導入しない理由にはなりません。国は別姓を選択する自由を認める選択的夫婦別姓制度の導入を求める声に応え、急ぎ実現すべきと考えます。  今回の意見書はあくまで慎重審議を国に求めている内容ですが、国民の声を真摯に受け止めて、改善に向けた議論が進むことを期待し、賛成の討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――11番、石田 裕議員。                〔11番(石田 裕君) 登壇〕 ◆11番(石田裕君) 議員番号11番、虹の会、石田裕。日程第41、議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書に対して、賛成の討論を述べていきたいと思います。  端的に申し上げて、結婚して、姓を一緒にしたいというは一緒にすればいいのです。変えたいというは変えればいいのだと思います。名前というのは本人のアイデンティティーですとか思いがすごい込められているものなので、その部分を変える、変えないというところで、結婚したら一緒に、どちらかにしなければいけないということを強制される制度というのは、価値観が多様化している中で、普通に考えて反省する点が多いということはよく分かります。一方で、いや、これまでそうだったのだから変えたくないという方もいていいと思うので、どちらの価値観も尊重される選択的夫婦別姓制度があったほうがいいというのは、様々な統計からも分かっていることかなと思います。  私の家の話になるのですけれども、私の家の中でも、姓は元のやつがいいということで、形式上離婚しようかという話が出てきているぐらいで、私は非常に実害を受けている一であります。本当に深刻な問題であります。紙上で縁を切ってしまって、奥さんが元の名字に戻したい。やはりそこにはアイデンティティー、自分のもともと持っていた名前に対する思いですとか、女性の権利なのだと何度もたくさん言われています。  特に名字を変える側というのは圧倒的に女性が多いと思うのです。賛成、反対の意識調査の中で、その選択的夫婦別姓制度の導入に賛成が42.5%で、導入に反対が29.3%ということなのですけれども、これは僕の思い込みかもしれませんが、恐らく反対しているのかなりの割合が男性なのではないかなと思います。なぜなら制度によってそんなに負担を受けない。負担を受ける側が嫌がる傾向が強いでしょうから、やはり女性が名前を変えることによって、例えば資格を幾つか持っているは、あちこちに行って名前を変えるとか、結構いろいろな事務負担がかかったりとかするということも、実際に結婚しているパートナーさんがやっているのを目の当たりにして、ああ、苦労をかけるな、申し訳ないなという気持ちがあります。特に現在、名前というものですとか家というものの感覚、価値観が変わっている中で、選択的夫婦別姓を求めていくということをしっかり国会でも、国のほうでも議論してくれということを求めていく意見書というのは――できればもうちょっと明確に意思を示していただきたいですけれども、やはり合意形成を議会の中で広く図っていくために、こういった形に意見書を落ち着けたということに関しても理解できますので、賛成していきたいなと思います。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第11号、選択的夫婦別姓制度についての議論を求める意見書を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議員提出議案第11号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第42、議員提出議案第12号、安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――10番、佐藤正紀議員。                〔10番(佐藤正紀君) 登壇〕 ◆10番(佐藤正紀君) 日程第42、議員提出議案第12号、安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書について、若干の意見を申し述べ、賛成の立場で討論いたします。  本意見書案には「近年、国防上重要な施設の周辺の土地を外国資本が計画的に買収しているといった実態が問題視されているが」と書かれています。この件について、産経新聞グループの経済情報サイトSankeiBizの今年10月26日付の記事には「外国資本による土地買収では、長崎・対馬で海上自衛隊基地の近接地を韓国資本が買収したことが知られる。北海道では中国資本が水源地を含む山林を大規模に買収。農林水産省によると、昨年1年間の外国資本による森林買収は31件163ヘクタールで、うち北海道が26件154ヘクタールを占めた」と書かれています。本意見書案のとおり、安全保障上重要な土地に関して、過度な私権の制限にならないよう留意しつつ、何らかの規制が必要なのは当然と考えます。  しかしながら、外国資本や国籍のみを強調すべきではないと考えます。日産や三菱自動車はフランスのルノーから資本提携を受けており、厚木基地周辺に日産や三菱の工場や販売店が建設できなくなるならば、違和感を覚えます。また、お菓子メーカーのロッテの創業者は在日の1世ですが、私の感覚から言えば、ロッテは日本の会社であり、厚木基地周辺に進出できなくなるのならば、やはり違和感を覚えます。逆に日本国籍であっても、例えば中核派や革マル派、かつてのオウム真理教のような安全保障上非常に問題のある団体が簡単に土地取得できるならば、明らかにバランスを欠いた法律になりかねないと思います。  また、先ほどの記事には基地と水源地の問題が書かれていましたが、安全保障上重要な施設はほかにもあり、原子力発電所など、その他の施設も含むべきだと考えます。大和市内に原発はありませんが、原発の燃料を運ぶトラックが走っていた東名高速道路があり、化学工場もあります。  以上、特段国籍にこだわるよりも、どうすれば市民が安心安全に暮らせるかの観点からこの問題に対応すべきと申し上げて、討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第12号、安全保障上重要な土地の外国資本による売買に関して、政府が指定した区域においては土地購入者の国籍等を事前に届け出ることを義務づける法整備において、厚木基地周辺の土地をその対象とすることを求める意見書を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔多数起立〕 ○議長(井上貢君) 起立多数であります。よって議員提出議案第12号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) 日程第43、議員提出議案第13号、病児保育事業への一層の支援を求める意見書について討論に入ります。まず反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。――21番、安藤博夫議員。                〔21番(安藤博夫君) 登壇〕 ◆21番(安藤博夫君) 日程第43、議員提出議案第13号、病児保育事業への一層の支援を求める意見書について、大和正風会を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。  病児保育事業は、病児本人はもとより、保育所を利用しながら働く子育て世代の親御さんたちにとって欠かすことはできません。子育て支援に積極的に取り組む本大和市は、他市に先駆けて市内3か所に病児保育室を設置しております。しかしながら、病児保育室の運営には、人的かつ財政的にも多くの困難があるのも現実であります。このような状況を打破し、安全に安心して病児を保育するためには、本意見書のとおり、病児保育室の広域的な利用率の向上を図り、継続的、安定的な事業運営を進めていく必要があります。それには、国及び神奈川県による財政的支援をはじめ、広域的自治体としての県が周辺市との広域連携を推し進めることが必要不可欠であります。  以上、意見を述べ、大和正風会として、本意見書への賛成討論といたします。 ○議長(井上貢君) 次に反対討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 次に賛成討論。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 討論を終結いたします。これより議員提出議案第13号、病児保育事業への一層の支援を求める意見書を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔全員起立〕 ○議長(井上貢君) 起立全員であります。よって議員提出議案第13号は原案のとおり可決されました。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) お諮りいたします。ただいま可決されました意見書、決議についての提出先、方法等については議長に一任させていただきたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上貢君) 異議なしと認め、さよう決します。         ――――――――――――― ● ――――――――――――― ○議長(井上貢君) ここで、市長から発言の許可を求められておりますので、これを許します。――市長。                〔市長(大木 哲君) 登壇〕 ◎市長(大木哲君) 議長の御配慮により、発言の機会をいただき、ありがとうございます。  毎年年末の御挨拶をさせていただいておりますが、今回につきましては、議会からの御要望もありましたので、本市が取り組んでまいりました新型コロナウイルス感染症対策についての総括も含めまして、年末の御挨拶とさせていただきます。  今年を振り返ってみますと、新型コロナウイルス感染症対策一色と言っても過言でないほど特別な年になり、まさに世界の歴史に残るような事態に立ち向かう年となりました。本年1月、新型コロナウイルス感染症が国内で初めて確認されて以降、これほどまでに広く、そして長く続くなどとは、誰もが思いもしなかったのではないでしょうか。国内で感染が拡大していた4月7日、政府は緊急事態宣言を発出し、との接触機会を減らすことや、国民一が自らを感染から守り、そして、周囲に感染を拡大させないために取り組むことを呼びかけました。皆さんも御存じのとおり、感染症対策につきましては、一義的には法令に従い、国や県が広域的な観点から行っております。このため、テレビ等の報道において、例年になく、東京都知事や大阪府知事など都道府県知事の顔を見る機会が多かったのではないでしょうか。  このような状況の中、本市の感染者が増えていく中にあって、多くの市民の皆さんは、感染者の情報について、例えば北部、中部、南部それぞれの地域ごとの陽性者数や市内の介護施設や学校における感染者の情報も当然市が知っているであろうと考えると思いますが、実際のところ、このような情報は市に提供されていないのが実情であり、本市にできる役割は極めて限定的なものになっております。市では、限られた状況であるものの、市民の皆様に最も近い基礎自治体として、市民の健康を守る観点から、機を逸することなく、最も効果的と思われる施策をスピーディーに進めてきたところでございます。  本市の取組を振り返ってみますと、国内で感染が広がる以前、1月30日には市民の皆様にいち早く注意を喚起するため、大和市内全域でマスクの着用や手洗いのポイントのほか、相談窓口を記したチラシを配布させていただきました。その後、次亜塩素酸水の配布や4月には全国初となるおもいやりマスク着用条例を制定したほか、国内でも極めて早い段階で、また、保健所を設置していない県内の自治体においては最も早く、大和市医師会と協力して大和ウォークスルーPCR検査プレイスを設置したところでもございます。さらには、大和綾瀬歯科医師会にもお声がけをし、PCR検査プレイスへの歯科医師などの派遣に関する協定を全国で初めて締結するなど、PCR検査体制の充実を図ったところでもございます。また、特に罹患すると重症化しやすいと言われている80歳以上の方に対しましては、感染予防に関するお願いのお手紙の送付や専用の相談電話を開設したほか、御寄附いただきました不織布マスクの送付も行ってまいりました。先ほど健康福祉部長も答弁しましたけれども、80歳以上の方の亡くなる確率というのは、先ほどの数字ですと40歳以上の約120倍、また、90歳以上になりますと160倍というように非常に高い死亡率となるわけでございます。  さて、さらにはインフルエンザの流行に備えまして、65歳以上の方を対象といたしましたインフルエンザの予防接種の無料化などの取組も進めているところでございます。  一方、自宅にいることが多くなった子供たちを支援するため、ゼロ歳から18歳の市民を対象に5000円の図書カードを配付する取組も行いました。図書カードを受け取った子供たちから私宛てにお礼のお手紙をいただき、コロナ禍における読書活動の一助になっていることを大変うれしく感じたところでもございます。  そして、経済の面におきましても取組を進めてまいりました。緊急事態宣言が発令される前の3月の段階で、新型コロナウイルスの感染拡大により、本市の事業者の経営にも多大な影響を及ぼしていると考えられることから、市の融資制度を利用する際の補助金の拡充を行ったところでございます。また、感染拡大の防止を図り、市民の雇用を守っていくため、大和市新型コロナウイルス感染症拡大防止及び雇用維持給付金の支給を始めるとともに、市内中小企業の様々な不安を少しでも和らげるよう相談体制を充実させ、国や神奈川県が行う経済対策の周知を行ってまいりました。  市内の商店等への支援策といたしましては、商店において使用できるプレミアム付商品券の発行を行い、地元消費の拡大、地域経済の活性化を図っております。本市の商品券につきましては、定数を超える非常に多くの方からの申込みがあり、競争率は3倍と大変好評をいただいているところでございます。商品券の利用につきましては令和3年2月15日までとなっておりますので、お持ちの方は期限内に御利用いただければと思います。  コロナ禍において、大きな影響を受けている独り親家庭を支援するため、本年7月には市独自の給付金として1世帯当たり2万円を支給したところでございます。新型コロナウイルス感染症の流行が収束の兆しを見せないことから、前回を上回ります1世帯5万円を追加支給する予算案を今定例会において御審議いただきました。本市独自に2回の給付を行うことで、独り親世帯への支援の充実を図ってまいります。  また、今月1日にはちょっと話そう「もしもし電話」を開設いたしました。新型コロナウイルス感染症予防のために外出を自粛する中で、社会や人々との交流が減少し、話したくても話せない、話す機会がないという方々が増えております。そうした状況の中、日常生活で起こったちょっとした出来事を誰かに話せることで心に安らぎを感じ、健康的な生活を少しでも送っていただけるものと考え、誰でも気軽におかけいただける専用窓口を開設いたしました。市民ボランティアのもしもしサポーターが、皆様の楽しかったことやうれしかったこと、愚痴や不安など様々なお話をお伺いしますので、お気軽にお電話いただきたいと思います。  また、先ほど追加の補正予算として御審議いただきましたが、介護サービスを受ける高齢の方への感染防止を図るため、市内の介護関連施設の事業者が従業員に対して民間のPCR検査を実施した場合に、その費用の助成を新たに実施してまいります。  以上のように様々な取組を進めてまいりましたが、市が実施する施策や新型コロナウイルス関連情報を市民の皆様に分かりやすく伝えていくことが大変重要であると考えております。このことから、やまとニュースやチラシを作成し、市内全戸に配布するほか、ポスター等を全国的には非常に珍しい市政PRボード、大和市は約250か所ばかり作っておりますが、他の自治体にはあまりないことであります。このポスター等を今述べさせていただいた市政PRボードに掲出するなど、あらゆる広報手段を駆使しながら、できるだけ分かりやすく市民の皆様にお伝えしているところでございます。自治会の掲示板はあると思いますが、市の独自の掲示板、PRボードというのは、先ほど述べさせていただいたように全国の自治体でも非常に珍しいところであります。今これが、コロナ禍という中においてはリアルタイムで、広報やまとや何かですと時間が非常にかかってしまいますけれども、こういったところにポスターを貼ったりすることによって、市の最も早い情報というものを提示することができる。そういったシステムをつくったことによって、今非常に役に立っていると感じているところでもございます。  さて、新型コロナウイルスの感染者は今また増加傾向にあり、収束の見通しが立ちません。御存じのように、先週は1日の感染者数が10を超えた日が2日間もありました。現在、今までになく感染者の数が非常に激増している状況にあるわけでございます。市民に最も身近な基礎自治体として、可能な限り新型コロナウイルス感染症拡大防止や市民の皆様の感染予防のため、感染者数の動向も注視しながら、引き続き様々な取組を行うとともに、市民の皆様にとりましても大切な情報をしっかり見極めながら、発信してまいりたいと考えております。  最後になりますが、新年が皆様にとってすばらしい年となりますことを祈念申し上げ、年末の挨拶とさせていただきます。この1年間、本当にありがとうございました。 ○議長(井上貢君) これにて本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。よって令和2年12月大和市議会第4回定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。                  午後2時08分 閉会   上記会議のてんまつを記し、その相違ないことを証するために署名する。          大和市議会議長  井 上   貢          署 名 議 員  佐 藤 正 紀             〃     国 兼 久 子             〃     大 波 修 二...