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平成29年  2月 文教市民経済常任委員会−02月28日-01号

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  1. 大和市議会 2017-02-28
    平成29年  2月 文教市民経済常任委員会−02月28日-01号


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    平成29年  2月 文教市民経済常任委員会−02月28日-01号平成29年 2月 文教市民経済常任委員会 1 会議の名称   文教市民経済常任委員会 2 日時      平成29年2月28日(火)           午前 8時59分 開会           午後 8時51分 閉会 3 場所      全員協議会室 4 出席委員    中村一夫  古谷田力  古木邦明  河端恵美子           山崎佐由紀  石田 裕 5 説明員     井上副市長 教育長 市民経済部長 文化スポーツ部長 教育部長           市民活動課長 市民相談課長 市民課長 保険年金課長           生活あんしん課長 産業活性課長 文化振興課長           国際・男女共同参画課長 図書・学び交流課長 スポーツ課長           イベント観光課長 文化創造拠点開発準備室長 教育総務課長           学校教育課長 保健給食課長 指導室長 教育研究所長           青少年相談室長 その他関係課係長
    6 委員外議員   小田博士 二見健介 佐藤大地 高久良美 宮応扶美子           木村賢一 7 事務局出席者  齋藤局長   小日山次長   田口議事担当係長   阿部 8 傍 聴 者   別紙のとおり 9 付議事件    別紙のとおり 10 会議の概要   別紙のとおり                午前8時59分 開会                  議長あいさつ △日程第1 議案第10号、平成28年度大和市一般会計補正予算(第5号)(文教市民経済常      任委員会所管関係)                  市側より説明                 傍聴人1名を許可               ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(高久委員外議員) 戸籍住民基本台帳費にかかわって、委託料の減額要因を伺いたい。体制の見直しと聞いているが、具体的にどのように窓口業務を見直したのか。 ◎市民課長 平成29年2月から新規契約に当たる事業所選定を条件付き公募型プロポーザルで実施した結果、現行業者が選定され、準備段階における人材確保、研修の実施、教育、基準書の作成等、導入に係る費用がかからない分、落札差金が生じたため、委託料を減額する。業務委託する内容の変更は特にない。マイナンバー制度が導入され、特定個人情報の安全管理措置が義務づけられ、市と同様の安全管理措置が委託業者に求められるところを審査した。 ◆(高久委員外議員) 体制の見直しではなく、従前委託していたところと再度契約したので金額が下がったのか。 ◎市民課長 そのとおりである。 ◆(石田委員) 公民館費で、初度調弁のことを詳しく聞きたい。 ◎図書・学び交流課長 新しく開館したシリウスの学習センターでは、机、椅子等、会議室に置くものが初度調弁になっている。 ◆(石田委員) 図書館の4階に携帯電話を使える場所があるが、以前は何もなかった。そこに机等を置く予定はあるか。 ◎図書・学び交流課長 メモをとるための机がほしいと意見があったので検討しているが、まだ置いていない。 ◆(石田委員) 今回の予算に組み込まれていると考えてよいのか。 ◎図書・学び交流課長 今後買うものは平成29年度予算になる。 ◆(石田委員) 図書館管理運営事業の委託料の減額理由を伺いたい。 ◎図書・学び交流課長 旧図書館から新図書館に図書を搬出し、並べてもらうための委託で、入札により大きく減額した。 (歳  入) ◆(石田委員) 学習センター施設整備事業債で、桜丘学習センターの大枠は見えてきたが、大きく機能がプラスされることはあるのか。 ◎図書・学び交流課長 桜丘学習センターは昭和59年11月に開館しており、壁や電気設備等が古くなってきている。その部分を改修する。 ◆(石田委員) 外側の壁とか耐震のことも入ってくるのか。 ◎図書・学び交流課長 耐震は入っていない。内側のクロス等を張りかえる。 ◆(石田委員) 見ばえがよくなるイメージか。 ◎図書・学び交流課長 そのとおりである。 (繰越明許費補正)   な  し (地方債補正)   な  し                   質疑終結                  討論 なし                    採決         全員賛成 文教市民経済常任委員会所管関係原案可決 △日程第2 議案第11号、平成28年度大和市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)                  市側より説明 (歳  出) ◆(山崎委員) 一般被保険者療養給付費等支給事業で、当初見込みを上回る理由を教えてもらいたい。 ◎保険年金課長 当初1人当たり医療費を23万円で見込んでいたところ、一般医療費の高騰、医療の高度化等により1人当たりが25万円近くに見込まれる。 ◆(石田委員) 医療費の高騰は具体的にどういうものを指すのか。 ◎保険年金課長 ハーボニー、ソバルディ等、新たなC型肝炎の薬剤が承認されたことから見込んでいる。 ◆(石田委員) 抗がん剤のオプジーボは使える幅がふえたが、どうなのか。 ◎保険年金課長 皮膚がんには承認されていたが、肺がんに拡大され、薬価は約半分になったが、これも含めて算出している。 ◆(石田委員) 単価は下がったが、使える人の幅がふえたので、結果として増額になったのか、減額になったのか。 ◎保険年金課長 結果として増になると見ている。薬価の見直しは2年に一度であるが、国では期間を短くしようとする動きがあるので、注視していきたい。 (歳  入) ◆(高久委員外議員) 高額医療費共同事業負担金で、歳出では「高額医療費共同事業拠出金が、当初見込みを下回ることに伴う減額補正です。」とあるが、歳入では増額になっている。この仕組みはどうなっているのか。 ◎保険年金課長 高額医療費共同事業負担金は歳出の拠出金に基づき算定する。歳出の共同事業拠出金は、1件当たり80万円を超える高額医療費共同事業と1件当たり80万円を超えない保険財政共同安定化事業である。80万円を超える部分が国庫支出金の対象となり、増額になっている。保険財政共同安定化事業は当初見込みより少なくおさまったため歳出全体では減額になっている。 ◆(高久委員外議員) 関連して、高額療養費で自己負担限度額があるが、その限度額は何年程度で見直しているのか。 ◎保険年金課長 限度額は国により定められるもので、平成29年度は一部70歳以上の対象者を除き、変更はない。賦課の軽減判定基準が増額されるので、そういうところで国では毎年見直ししている。                   質疑終結                  討論 なし                    採決                全員賛成 原案可決 △日程第3 議案第15号、平成28年度大和市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1      号)                  市側より説明               ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(石田委員) 後期高齢者医療広域連合納付金事務で、増額の要因を教えてもらいたい。 ◎保険年金課長 平成28年4月、5月に納付された保険料を広域連合に支払うために増額補正する。本市の予算は広域連合の算定に基づき算出するルールとなっており、決算に伴い額が確定するが、出納整理期間中に納付されたものは翌年度に納付する形になるので、その部分を過年度分として扱うため繰越金とし予算計上するものである。 (歳  入) ◆(山崎委員) 繰越金で、納期限までに納付されなかった方と説明があったが、どれぐらいいるのか。 ◎保険年金課長 期間は1カ月か2カ月分である。 ◆(山崎委員) 全体の2カ月分か。 ◎保険年金課長 その部分が今回の補正額である。 ◆(山崎委員) どれぐらい払わなかった方がいるのか。 ◎保険年金課長 全体の収納率は約99%で、1%程度の方の納付がおくれているが、数は把握していない。 ◆(山崎委員) 納付がおくれる方は今までと比べてふえているのか、減っているのか。 ◎保険年金課長 上昇傾向である。
                      質疑終結                  討論 なし                    採決                全員賛成 原案可決                午前9時45分 休憩                午前9時47分 再開 △日程第4 議案第16号、平成29年度大和市一般会計予算(文教市民経済常任委員会所管関      係)                  市側より説明                午前11時06分 休憩                午前11時20分 再開                 傍聴人1名を許可               ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(石田委員) 海外友好都市交流事業で、本市にはさまざまな外国人がいるが、その国籍比率は出ているか。 ◎国際・男女共同参画課長 現在約6000人がおり、人口比率では2.6%ぐらいである。 ◆(石田委員) 国籍別の数字はあるか。 ◎国際・男女共同参画課長 中国、フィリピン、ベトナム、韓国、ペルーの順である。 ◆(石田委員) 今後人数の多い方々に向けた取り組みは考えているか。 ◎国際・男女共同参画課長 光明市とは友好提携を結んでから来年度で8年目を迎える。友好都市は距離が近く交流ができる意味合いで結んでいる。本市に住んでいる外国人は多文化共生の中で事業を進めている。他都市との友好交流事業はまだ考えていない。 ◆(石田委員) 人口割合の多い中国、フィリピン、ベトナムと友好都市の取り組みを今後進めてもらえればと思う。 ◆(山崎委員) 海外友好都市交流事業について、来る場合と行く場合で予算の違いを説明してもらいたい。 ◎国際・男女共同参画課長 光明市の青少年団体が来る場合、市内で過ごす宿泊費、食費、交通費等は本市が負担する。本市の青少年が光明市を訪問する場合、航空運賃は負担するが、光明市で過ごす滞在費は光明市側が持つ。今年度は公務員と合唱団が来たが、公務員は本市側が負担した。合唱団は民間団体であるため、光明市側が負担した。 ◆(山崎委員) 迎える場合と行く場合でそれほど予算に違いはないのか。 ◎国際・男女共同参画課長 迎える場合、歓迎会等の経費があるが、それほど大きな変化はない。 ◆(山崎委員) 前年度予算より減っているのは、決算を見て変えたのか。 ◎国際・男女共同参画課長 訪問したり迎えたりする頻度によって変わってくる。 ◆(河端委員) 海外友好都市交流事業で、本市には6000人以上の外国人が住んでいるが、市民レベルの国際交流はどのような活動をしているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 国際化協会へ委託して世界料理の屋台村を行ったり、国際化協会の自主事業で国際交流フェスティバルを大和駅東側プロムナードで毎年継続して行っている。 ◆(河端委員) 好評で大勢の方が来ていた。来る方はふえているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 両イベントとも毎年7000人ぐらいの人数で推移している。 ◆(河端委員) 近隣市の方たちにも周知して、もっと盛んに交流活動ができればいいと思っている。 ◆(石田委員) 海外友好都市交流事業で、韓国は政治的に今大変な時期になっている。今回行っていく上で影響は出てきているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 友好都市交流は、国と国との関係がどうあっても、自治体同士、人同士の交流であり、それが国際的な関係を救えるものと思っている。難しい状況は承知しているが、交流の中では互いを理解し合うことができており、友好都市交流をやった意味があると感じている。 ◆(石田委員) その活動がどのように伝わっていくかが重要だと思う。対外的な発信は具体的にどのようにしているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 ホームページ等で事業内容をオープンにしているが、CLAIR(一般財団法人自治体国際化協会)が韓国内で実際の事業をPRすることもある。 ◆(石田委員) 韓国の方が来たときの一連の活動を映像にし、本市はこんなことをしていると対外的に発信していくことを今後考えていってもいいのではないか。 ◆(中村委員) 海外友好都市交流事業について、来年度は韓国から来るが、本市から行くことはあるのか。 ◎国際・男女共同参画課長 青少年は隔年で行き来をしている。民間団体が今までも光明市に行っている。10月5日前後が光明市の市民の日で、体育大会、文化系のイベントがあるが、本市に招待が来ており、市長、副市長、部長等が行く。 ◆(中村委員) 光明市は、本市と友好都市を締結しているので、日本についても本市についても友好的だと思う。光明市の中や近隣で日本に対してよく思っていない方々が運動しているとか、送り出すのに危険になる可能性があるとか何か把握しているか。 ◎国際・男女共同参画課長 光明市民の日に随行で行ったり、青少年はホームステイをしているが、反日的な感情は余り感じていない。 ◆(中村委員) 来る方にも行く方にも何かないように、安全面での配慮もしてほしい。 ◆(古木委員) 中央林間分室新設事業で、3階に新設するが、工事期間は1、2階が閉まったりすることはあるのか。 ◎市民課長 工事の影響で1、2階の営業に制限がかかる等は把握していない。 ◆(河端委員) 中央林間分室新設事業で、連絡所から分室に変わり住民サービスが向上するとのことだが、まず連絡所と分室の違いは何か。 ◎市民課長 連絡所で取り扱っている業務は、住民票の写し、印鑑証明等各種証明書の交付、税等の収納、母子手帳の交付などが主なものである。分室は、今述べた業務に加えて、転入転出などの住民異動に関する届け出、戸籍にかかわる届け出、それに伴って、国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金、小児医療等の届け出の一部、また印鑑登録に関する事務も扱っている。 ◆(河端委員) 北中南で市民サービスの向上が図られることは評価する。 ◆(石田委員) 中央林間分室新設事業で、備品購入費が1200万円計上されているが、どういうものを買うのか。 ◎市民課長 記載台、ロビーの椅子、耐火金庫等を想定している。 ◆(石田委員) 既存の連絡所にはないので買うのか。 ◎市民課長 中央林間連絡所は待合スペースがほとんどなく、椅子もないし、記載台も小さなものであるため、規模に合わせた新たなものを購入する必要がある。 ◆(石田委員) 市民も忙しいので、機能が拡大されるのはいいことであり、評価する。 ◆(中村委員) 中央林間分室新設事業で、市役所の市民課窓口まで来ないとできないことは何があるのか。 ◎市民課長 中央林間分室の取扱業務はまだ確定していないが、市民課業務では、本庁でできて、存在する渋谷分室でできないものは基本的にない。DV等の支援措置対象者の管理は本庁のみで扱っている。あと外国人が絡む一部の戸籍の届け出は、本庁のみで対応している。 ◆(中村委員) 中央林間分室は渋谷分室と同じようなものと考えているのか。 ◎市民課長 基本的にはそうなるが、スペースの問題等もあるため、全く同じにできるかは、現時点で確定した事項ではない。 ◆(中村委員) 市役所まで来なくても分室で済むように機能の充実をしてもらいたい。 ◆(宮応委員外議員) 中央林間分室新設事業で、人員配置はどのように変わるのか。 ◎市民課長 今の連絡所は再任用と非常勤で運営しているが、今の人工以外に、届け出業務には職員が必要になるため、職員、非常勤、再任用を活用して、取扱件数の想定をもとにこれから詰めていく。 ◆(宮応委員外議員) 個人情報なので、きちんとした職員体制でやってもらいたい。  中央林間が分室になることで市民サービスにもいいのではないか。 ◆(山崎委員) 男女共同参画プラン策定・管理事業で、予算が去年からかなりふえているが、理由を教えてもらいたい。 ◎国際・男女共同参画課長 平成30年度まで第2次やまと男女共同参画プランが生きているが、更新の前段として市民意識調査に係る経費を盛り込んでいる。 ◆(山崎委員) アンケートのようなものか。 ◎国際・男女共同参画課長 市内在住3000人の市民を抽出して、質問票を送付してまとめる。 ◆(山崎委員) 前回行ったときの回収率はどれぐらいだったか。 ◎国際・男女共同参画課長 30数%だったと思う。 ◆(山崎委員) 回収率が向上するように工夫を要望する。 ◆(石田委員) 男女共同参画プラン策定・管理事業で、取り組みの具体的な成果は何かあるか。 ◎国際・男女共同参画課長 国、県と連動してつくっていくものではあるが、市民の意識、状況がわかるので、プランをつくる上で生きている。 ◆(石田委員) ニーズに従ってプランの作成をしてもらいたい。  男女共同参画意識啓発事業で、日本は家事や子育て労働が女性に偏っている。その部分に関する意識啓発は何か行っているか。 ◎国際・男女共同参画課長 男女共同参画フォーラムや市民セミナーで取り上げて意識啓発の事業を行っている。 ◆(石田委員) 男性と女性の条件をそろえていくのが大事な部分だと思う。市民や国民の意識啓発は大切になってくる。より力を入れてやってもらえればありがたい。 ◆(山崎委員) 国際化推進事業で、通訳・翻訳ボランティアの派遣はどういうところに行っているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 市立病院や教育委員会等に日本語が母語でない市民が来たとき、その言語ができるボランティアに行ってもらっている。入管等の手続で必要な場合に市民が国際化協会に出向き、相談するニーズにも応えている。 ◆(山崎委員) 来庁するときには予約するのか。例えばベトナムの方が来たら、ベトナム語に対応する方がすぐ行けるシステムになっているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 通訳員が詰めている日は決まっているが、それとは別に他の言語で必要な場合、調整してボランティアが出向く場合もある。 ◆(山崎委員) ファミリーサポートセンターでは最近外国人の依頼がふえている。最初の説明会は国際化協会から通訳を派遣してもらえることもあるが、実際のケアになったときは、日本語が全然できないので意思疎通に苦労している現場があると聞いている。そういうところにもボランティアの方が活躍できる場があるといいと思うので、要望をする。 ◆(河端委員) 国際化推進事業で、多文化共生会議はどういうメンバーで構成されているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 公募の外国人市民5名と日本人市民6名で構成している。 ◆(河端委員) 公募の条件のようなものはあるのか。 ◎国際・男女共同参画課長 特に決めはなく、外国人と共生していく意思があればと公募している。 ◆(河端委員) 多文化共生会議はどういうテーマを決めて行われているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 外国人に対する易しい日本語、多言語での情報提供、学校教育の問題、災害時の支援をテーマに行ってきたが、今までは市に提言を出すことが主体であった。今回は何をしようか議論してきたが、就学前児や小中学生の学習支援、日本語支援に関心を持っている委員が多いので、その辺のことを市や教育委員会にアプローチしている。外国人市民も支援される側から地域に参加しようとする方もふえてきているが、まだ支援が足らない部分があるため、何をしていこうか模索している状況である。 ◆(河端委員) 外国籍の方はどういうものが必要なのか、サービスに結びつけることにも関連してくるので、会議の内容を行政に提言するのは大事な視点だと思う。要望があれば提言してもらいたい。 ◆(石田委員) 国際化協会支援事業で、運営費補助金を3300万円計上しているが、具体的な事業とか前年度の成果を教えてもらいたい。 ◎国際・男女共同参画課長 外国人が自立していくために必要な日本語教室や日本語を教える方々を養成する講座、子供たちへの学習支援等の事業と、国際交流フェスティバル、国際理解のための講座、日本人の意識啓発事業を行っている。 ◆(石田委員) 国際化協会が一緒にやっていけば、いろいろな言語をリアルに学んでいける機会をつくれる。本市特有の強いところかと思うので、今後市からも言ってもらえればありがたい。 ◆(山崎委員) 平和都市推進事業で、語り部を学校に派遣する事業の平成27年度、平成28年度の実績を教えてもらいたい。 ◎国際・男女共同参画課長 平成28年度は各学校にアプローチしたこともあり、小学校9校、中学校3校に派遣し、936人の児童生徒が話を聞いた。平成27年度は、小学校7校、中学校ゼロで、687人だった。平成28年度は今まで訪問できなかった中学校に行けたことは大きな結果と思っている。 ◆(山崎委員) 語り部を学校に派遣する事業は非常にいいものだと思うので、これからも予算をきちんとつけて推進することを要望する。 ◆(古谷田委員) 関連して、語り部は授業になれていないため、意図して伝えたいものが伝えられない。担任と連携して行えたらいいのではないかと述べたことがある。今回の事業でその辺はどのようになっていたのか。 ◎国際・男女共同参画課長 語り部を学校に派遣する事業は学校の担当者が授業を立案しているが、平和都市推進事業実行委員会の委員が間に入って現場にも行っており、語り部が伝え切れない部分を伝える役割をしている。
    ◆(古谷田委員) 語り部は自分の思っていることを子供たちに伝えたいが、授業になれていないと伝わりづらい。子供たちと意思の疎通ができている担任が、途中で合いの手を入れるなりが重要である。伝えやすいような環境をつくってもらいたい。  ピースリングバスツアーは人が集まりにくいが、今回は人が集まったと聞いている。今回はどのような形で行ったのか。 ◎国際・男女共同参画課長 平成28年度は松代大本営跡地に行った。昨年は大河ドラマ「真田丸」がはやっており、告知した瞬間に大勢人が集まった。今まで行っていなかったので関心があったと思うが、今年度は行った意味があった。 ◆(古谷田委員) ピースリングツアーはいつも人が集まりづらいが、市民の関心を向ける取り組みの角度を変えたのは評価できる。市民がたくさん来るような企画を立案し反映してもらいたい。 ◆(石田委員) 平和都市推進事業で、語り部の講話を記録に残す事業はこれからどれだけ進められるかわからない中、大事な作業になってくる。どのように行っているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 次世代に戦争の記憶をつなげる条例に基づいて一般市民を公募しているが、従軍経験がある方は高齢で、戦争時に子供だった方々が今は多い。電話でヒアリングして、スタジオで収録している。30分程度の内容をDVDに記録し、各小中学校に送っている。学校ではそのDVDを参考にしながら語り部を選び、派遣につながっている。 ◆(石田委員) 費用はどのぐらいかかるのか。 ◎国際・男女共同参画課長 少し前まではボランティアが撮ったものをDVDにするため外注していたが、昨年からボランティアの大和映像サロンの方に来てもらっており、撮影からDVD作成まで外注しなくなった。費用はボランティア謝礼である。 ◆(石田委員) 貴重な映像を撮っているので、プロを雇ってもいいと思う。スタジオもいいが、聞いている人の表情も含めた映像にしていく方法もある。金を使ってしっかりとした映像をつくっていくことに力を入れてもらえればと思う。 ◆(中村委員) 国際化協会支援事業で、事業費の何割ぐらいを支援しているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 六、七割だと思う。 ◆(中村委員) 基準があって支援しているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 職員の人件費、基本的な管理費部分を出している。例年のベースを精査して出している。 ◆(中村委員) 事業を行い、財源確保に努めることに関して市とどのような協議をしているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 公益財団法人なので利潤追求ができにくい仕組みになっている。補助金と市からの業務委託料で9割程度の予算で、自主財源は、基本財産の運用益、賛助会員の賛助会費、参加者負担金である。市ができにくいところをフォローしてもらい、両輪でやっているところがある。財源確保は現状の仕組みの中では難しい。 ◆(中村委員) 平和都市推進事業で、平和都市推進事業実行委員会委員の人数、構成と、どういうところから選出しているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 委員は22名で、団体代表、公募委員、議員の各会派代表で構成されている。 ◆(中村委員) 市民公募は何人か。 ◎国際・男女共同参画課長 5名である。 ◆(中村委員) いろいろなことを提案しているが、平和都市推進事業実行委員会に伝える、そこで検討するとの答えである。委員がかわらないので、同じような事業になっている。全員公募でもいいぐらいだと思うが、決まった団体から選出する形をいつまでとっているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 平和都市推進事業実行委員会規約で団体の代表、市議会の各会派からの代表、公募と割り振りをしている。公募は毎年しているが、ここ一、二年応募がないため心がけていきたい。市内の団体は平和に深くかかわっているところもあるので、声を聞こうと思っている部分もあるし、議員にも議論に加わってもらっている。今年度、昨年度と広島に派遣する事業を行ったが、今後若い人たちが委員会に加わってもらいたいと議論している。 ◆(中村委員) 平和都市推進事業実行委員会の構成を見直してほしいと前から要望している。どこが見直すのか。 ◎国際・男女共同参画課長 平和事業は市と平和都市推進事業実行委員会が両輪で行っており、その辺で構成をどうするかは考えていこうと思っている。 ◆(中村委員) 事実上は国際・男女共同参画課が事務局となり、中心になって進めている。国際・男女共同参画課や文化スポーツ部が中心になって見直さないと、委員が委員会を見直し、全員を公募にすることはできない。平和の問題は大事なことなので、全員を公募に変えてほしいと思っている。そうでないと、固定化して新しい事業をやろうとしてもできない。平和都市推進事業実行委員会は構成を含めて見直すことを強く要望する。  平和意識啓発活動支援事業で、支援している平和活動団体は去年と変わっていないか。 ◎国際・男女共同参画課長 変わっていない。 ◆(中村委員) どうしてその団体だけに金銭的支援をしているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 昭和60年9月に核兵器の禁止等をうたった平和都市宣言をしている。その中で、原水爆禁止大和市協議会、原水爆禁止大和市民会議の活動経費を出すことを要綱で定めている。 ◆(中村委員) 1回決めたことをずっとやっているのではなく、見直しながら支援する団体も別の団体にしたり入れかえたりすることによって、平和意識の啓発がもっと広がっていくと思う。定期的な見直しをしながら進めることを強く要望する。                午後0時23分 休憩                午後1時25分 再開 ◆(石田委員) 市民活動推進事業で、具体的にどんな事業を取り組んできたのか。 ◎市民活動課長 平成28年度は、協働事業として、中央林間ツリーガーデン運営事業、ドッグラン管理運営事業、みんなの心をはぐくむ子育て支援事業等17事業を行っている。 ◆(石田委員) 市民事業ではどういう形になっているのか。 ◎市民活動課長 市民事業に対しては、市民活動推進に関する補助金制度があり、平成28年度は「ハウスメンテの担い手育成事業」に交付している。 ◆(石田委員) 提案事業はどうか。 ◎市民活動課長 提案事業は協働事業の市民提案という形で受けている。 ◆(石田委員) 市民活動がなかなか進んでこない中、新しい取り組みをしていくのは大事なことだと思っている。他市の取り組みを見ていると、ものづくり工房に専門家がいていろいろ教えてもらえる。プロの方とうまく絡めていく取り組みを今後進めていってもらえばいい。 ◆(古木委員) 地域防犯活動推進事業で、(仮称)健康防犯パトロール事業はどのようなものか。 ◎生活あんしん課長 ウオーキング、ジョギング、ペットの散歩にあわせてパトロールを行ってもらう。登録してもらい、その方たちにバンダナ等を配付し、パトロールをするときにつけてもらいながら、自覚を持って行ってもらう。 ◆(河端委員) 関連して、健康防犯パトロールは市民活動保険の対象になるのか。 ◎生活あんしん課長 保険の対象にはならない。 ◆(河端委員) 安心してパトロールしてもらうには損害保険を手厚くしていくべきではないか。 ◎生活あんしん課長 既にジョギング、ウオーキング等を行っている方がそれにあわせて、一人一人が自由な時間に行う事業であり、パトロールをしているかどうかの確認がとりづらく、ボランティア保険の対象としては難しい。 ◆(河端委員) 損害保険の対象にしているところもある。どうして対象にならないのか。 ◎生活あんしん課長 保険を適用することになれば、新たに別に保険を掛けていく形になる。 ◆(河端委員) 市民が安心して健康防犯パトロールができるように損害保険も考えてもらいたい。 ◆(山崎委員) 関連して、どのように登録を促す予定か。 ◎生活あんしん課長 周知を図りながら登録を促していく方向で進めていきたい。 ◆(山崎委員) 具体的にどういう方法で登録してもらう予定か。 ◎生活あんしん課長 生活あんしん課の窓口に申込書を提出し、登録し、身につけてもらうものを渡して、それをつけてパトロールしてもらう。 ◆(山崎委員) 例えば散歩をしている人が登録しようと思うか。自治会を通じて頼むとか、どういう方法を考えているのか。 ◎生活あんしん課長 広報で募集をかけて、後には自治会を通してか、警察の協力も得るなりして、一人でも多く登録してもらうことを目標にしている。登録してもらい、市民一人一人の防犯意識をさらに上げていくことが最終的な目標の一つでもある。そこを徹底してPRしていきたい。 ◆(山崎委員) より多く登録してもらえるように努力してほしい。 ◆(石田委員) 市民活動センター管理運営事業に関連して、地域包括ケアシステムが取り組まれているが、一番重要になってくるのが地域活動である。地域活動を進めていく上で地域包括ケアシステムとどのように連携していくかの観点はあるのか。 ◎市民活動課長 市民活動センターで市民団体と市民団体のマッチング事業を行っているので、その中で協力できる部分が出てくると思う。 ◆(石田委員) 母親で、今働いていないが資格を持っている方はたくさん点在している。そういう方々も地域活動の中にうまく取り入れて、積極的に地域包括ケアにかかわっていく観点を今後さらに持ってやってもらいたい。  市民活動センター管理運営事業で、利用者はどれぐらいいたのか。 ◎市民活動課長 平成27年度の来館者数は1万1247人で、平成28年12月末現在の登録団体は278である。 ◆(石田委員) 市民活動センターの名前はかたい。市民が親しみやすいような愛称をつけていくことも今後考えていいのではないか。 ◆(古谷田委員) 地域防犯活動推進事業で、自治会のパトロールへの保険対応はどのようになっているのか。 ◎市民活動課長 市民活動補償制度の保険対象になる。 ◆(古谷田委員) 健康防犯パトロールは市に貢献したい方が行うと思うので、これから考えていってもらえればと要望する。  健康防犯パトロールで事故事件に近いものに遭遇した場合、どのように通報するのか。 ◎生活あんしん課長 直面した場合、警察に連絡してもらいたい。 ◆(古谷田委員) 健康防犯パトロール中、道路が陥没していて事故につながりかねない場合の通報はどうするのか。あんしん・安全アプリは市民が発信を受け取るだけなのか。受け取った市民が市に発信することはできないのか。 ◎生活あんしん課長 市からの情報を提供することを考えているが、その辺の内容は調整している。 ◆(古谷田委員) 全国では市民の安全安心につながるようなことを見つけた場合、市にアプリで報告していくものもある。何かしら危ないことにつながるものがあれば、市民がアプリで発信でき、安全が図られればいい。これから話し合っていいものにしてもらいたい。 ◆(山崎委員) 関連して、歩く健康づくり事業が新しくできるが、そこと連携していく予定はあるのか。 ◎生活あんしん課長 健康防犯パトロールに登録した方で、健康ポイントとの絡みもできたら知りたいと思っており、現在調整している。 ◆(山崎委員) 歩く健康づくり事業は講演会とか普及活動も行っていくので、そういうところで防犯の事業も知らせていくと、登録者がふえるかと思う。横のつながりを大切にして、全体で推進できるようにしていってもらいたい。 ◆(中村委員) 市民相談支援事業で、犯罪被害に遭った方が相談したいと思ったら、どこへ行ったらいいのか。 ◎市民相談課長 市民相談では相談項目を決めていない。犯罪に係るような相談も乗ることは可能である。 ◆(中村委員) 犯罪被害者の団体の方と話をしたとき、基礎自治体が何を一番やってほしいかと聞いたら、相談体制の充実と言われた。身近な市役所で親身になって相談できる方を置いてもらうことがありがたい。犯罪被害者に対する支援体制をしっかりやってもらいたい。 ◆(古木委員) 防犯灯設置事業で、予算書には新設600灯、予算書付属説明資料には平成29年度から平成34年度で約2000灯設置するとある。どこに設置するか決まっているのか。 ◎生活あんしん課長 設置場所は未定である。自治会から上がってきたものも含めて、場所を決めて設置していきたい。平成30年度以降も要望を聞いて設置していきたい。 ◆(古木委員) 自治会からの要望で計画を立てるのか。 ◎生活あんしん課長 基本的には自治会からの要望を中心に考えていきたい。 ◆(古木委員) 個人的な声を聞くことはできるのか。 ◎生活あんしん課長 自治会を通しているのが現状である。 ◆(山崎委員) コミュニティセンター管理運営事業で、昨年の決算審査のとき、証紙を買えなかったと発言したが、改善されたか。 ◎生活あんしん課長 証紙を販売しているところをふやしたいが、コミセンによっては周りに商店がなかったりする。できるだけ近辺で協力が得られるところに依頼しながら、今後もできるだけ数をふやしていきたい。 ◆(山崎委員) 私の経験では、扱っていると公表しているところに行ったら証紙がなかった。管理をしっかりしてもらいたい。 ◆(宮応委員外議員) 防犯灯設置事業で、昨年の会議録には25メートルに1基の設置を目指すとあったが、達成率はどれくらいか。  基地の南北は街路灯がないが、北側は利用者がかなりいる。このあたりへの防犯灯設置はどうなっているか。 ◎生活あんしん課長 25メートル間隔は目安である。達成率は出していない。25メートル間隔に近づけたいと、この何年間かで相当数の防犯灯を設置していきたい。  基地北側の件であるが、直接自治会から上がってこないような部分もあると思うので、防犯灯数をふやしていく中で少し見ていければと思う。暗いと思う部分には自治会からの要望がなくても、今後本数をふやしていく中で対応していけると考えている。 ◆(宮応委員外議員) かつて中央森林地帯も自治会がないため暗かったが、今は改善されていると感じているので、よろしく願いたい。 ◆(石田委員) 自治会活動支援事業は約190万円減額になっているが、理由を伺いたい。 ◎生活あんしん課長 ここ数年、自治総合センターのコミュニティ助成事業を活用して、自治会連絡協議会事務局を通した自治会活動の支援物品購入の補助をもらっていた。平成29年度は自治会連絡協議会の要望が特になかったため助成金が減っている。 ◆(石田委員) 今後、行政サービスが受けられなくなってくると、地域でどのように受け皿をつくっていくかを考えなければいけなくなる。そのとき核になっていくのは自治会である。市側からもこういうことをやってほしいと人員配置をしたり、予算を振り分けることを積極的にし、できるだけ環境を与えていかなければ、自治会は今の役割を担うだけでいっぱいである。市からも後押しをしてもらいたい。 ◆(中村委員) 自治会活動支援事業で、自治会活動の支援として重要なものの一つは会員の加入率向上と、役員のなり手である。加入率向上と役員のなり手をどうやって確保していくか、具体的に応援していく施策はあるか。 ◎生活あんしん課長 役員のなり手が少ないと話があった自治会には効率よく活動できるアドバイスをしたりしている。自治会連絡協議会全体としては、平成27年度に組織を変えて、15ブロックに分けて理事を出して、月1回会議を持つようにしている。これをやれば加入がふえると言えるものはないのが実情ではある。例年、加入促進は自治会連絡協議会と一緒にキャンペーンをしたり、転入者が多くなる毎年度末には、市民課フロア前で自治会加入促進をしているが、ことしは3月15日から3月いっぱい、市民課から転入者に自治会加入促進をしていることを周知していきたい。それ以外は、自治会役員が戸別訪問したり、今後もそういうところを強化していきたい。 ◆(中村委員) 自治会は任意の地域コミュニティー団体であるが、実際行政サービスを市民の一番身近なところで行っている。自治会側が言うには、いろいろな仕事が最近ふえて負担が大きくなっている。役員のなり手がいない一つの大きな理由は高齢化である。負担を軽減しつつ、持続可能な自治会とはどういうものか、これからもいろいろ研究しながら進めてもらいたい。 ◆(山崎委員) 人権啓発事業で、先日、シリウスでの講演会があり、その中で中学生の作文コンテストがあったが、学校に偏りがあるように思う。募集の仕方はどのようになっているのか。 ◎国際・男女共同参画課長 市内全校に頼んでいるが、全生徒に書かせるところ、学年に書かせるところがあり、応募する学校の事情によって違ってくる。 ◆(山崎委員) 人権問題を子供たちに考えてほしいところもある。教育委員会と協力して、より多くの子供が書くように啓発してもらいたい。 ◆(石田委員) 人権啓発事業の予算が約180万円減額されているが、その理由は何か。
    ◎国際・男女共同参画課長 厚木・西湘二宮人権啓発活動地域ネットワークが各市持ち回りで人権の花運動を行っている。今年度は市内4保育園に花の苗を植える活動をしているが、平成29年度はない。 ◆(石田委員) 活動を縮小したのではないのか。 ◎国際・男女共同参画課長 そうではない。 ◆(中村委員) 人権相談支援事業で、何を相談しに行ったらいいのかわからず行かない方が結構多いと思う。わかりやすく啓発することを決算のときに要望したが、その後工夫したことはあるか。 ◎国際・男女共同参画課長 6月1日の人権擁護委員の日にイオンとヨーカドーの間のデッキで案内チラシを配ったり、冬の人権週間に同様のことをやった。総合的に広く人権を相談する窓口と考えており、その中で詳細な相談が市民相談であると思っている。月2回の定例相談日は広報でPRしている。 ◆(中村委員) 人権相談は何を相談するのか。 ◎国際・男女共同参画課長 自分の人権が侵害されていると思われる事例について相談する窓口と広く捉えている。 ◆(中村委員) 広く捉えているからわかりにくい。もっとわかりやすくしたらどうかと提案している。いじめや差別的な扱いをされていることも相談できるのか。 ◎国際・男女共同参画課長 そのとおりである。 ◆(中村委員) そういうものを例示したらいいのではないか。相談する人の身になって、議会承認された人権擁護委員が時間をとって相談に乗ってくれるので、自分がそこに相談に行くべきかわからず、行かなかったらもったいない。次年度はもっとわかりやすい説明をしてもらいたい。 ◆(山崎委員) 文化芸術振興事業が約250万円減っているが、理由を伺いたい。 ◎文化振興課長 平成28年度シリウスの開館に当たり、及川氏の大型イラストパネル掲示にかかった費用の部分が減額になっている。 ◆(石田委員) 文化芸術振興事業で、YAMATO ART100の実施1回とあるが、内容を詳しく教えてもらいたい。 ◎文化振興課長 YAMATO ART100は、毎年9月から12月までの約100日間を対象期間として、市内各所で開催されている市民の文化芸術イベントを結びつけて、発信力の強化と文化の薫りのまちの創出を目的に実施している。100日間で100団体の催し物ができればいいと考えている。 ◆(石田委員) アートの分野、芸術的な分野を伸ばしていくのはこれから大事になってくると思うので、引き続きよろしく願いたい。  ダンスフェスティバルの開催は、若い人たちが市の催し物に積極的にかかわれる数少ない分野だと思う。成果はどうだったのか。 ◎文化振興課長 平成28年度の参加は19グループであるが、予選会があり、応募は37組であった。 ◆(石田委員) アートの部分で動いていく人間が本市の中で育っていくのは先が明るいことだと思う。今後も継続的にやってもらえればと思う。 ◆(古谷田委員) ダンスフェスティバルに関連して、DVDで選考して出場するチームを選ぶのか。 ◎文化振興課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) ダンスがまだ初心者であるが、舞台で踊りたい子供たちがいると思う。うまい子供しか出られない大会ではなく、初心者で下手でも踊りたい、それを見たい保護者等もいると思う。そういう受け皿をつくっていくのが市の仕事ではないか。 ◆(石田委員) 文化創造担い手育成事業で、神戸市に視察に行ったとき、描いた絵を市役所の中で展示していたが、人となりを少し書いた作品となっていた。イラストデザインコンペを開催して見せるとき、描いている人の人となりが紹介されたりするのか。 ◎文化振興課長 平成28年度は、ダンスフェスティバル、YAMATO ART100、文化祭、さくら文芸祭等のポスター、チラシのほか、シリウスに向かう東側プロムナードの街路灯にあるフラッグは、コンペの入賞者の作品となっている。 ◆(石田委員) 作者の人となりが作品の横に添えられているのを他市で見た。そういう取り組みはまだしていないのか。 ◎文化振興課長 名前を出してほしくない方もいるので、今はあくまでも作品の活用を考えている。 ◆(石田委員) 文化創造拠点シリウス管理運営事業で、シリウス全体の維持費はどれぐらいかかっているのか。 ◎図書・学び交流課長 全体の指定管理料は年間7億9800万円である。 ◆(石田委員) それ以外市は一切払っていないのか。 ◎図書・学び交流課長 建物の維持管理に必要な金額はある。文化創造拠点シリウス管理運営事業は指定管理料ではなく、建物の修繕、清掃等にかかわる予算である。指定管理料は施設の各所管課で計上している。 ◆(石田委員) これからシリウスにどれぐらい金がかかっていくのか知りたかった。細分化されて見えづらい部分があったので、その辺を教えてもらいたい。 ◎図書・学び交流課長 文化創造拠点シリウス管理運営事業に計上しているのは、共有部分の光熱水費と修繕に係る積立金である。それ以外に指定管理料の7億9800万円である。 ◆(石田委員) テナントで入っているスターバックスやローソンの賃料は幾らか。 ◎図書・学び交流課長 後ほど答弁する。 ◆(石田委員) どれぐらいの収支が上がっているかも教えてもらいたい。 ◎図書・学び交流課長 ローソンは店舗部分になり、把握していない。 ◆(河端委員) 美術鑑賞推進事業で、ガイドスタッフは現在何名で、足りているのか足りていないのか。 ◎文化振興課長 当初の登録目標は50名で、現在の登録人数は50名である。主婦層が多いので、活動の休止を余儀なくされる方が十数名おり、実質三十五、六名で活動している。募集をかけて安定を図っていきたい。 ◆(河端委員) 美術鑑賞推進事業は好評なので、継続してもらいたい。 ◆(山崎委員) 関連して、12月に市民向け講座があったが、ああいう事業は今後も続けていく予定か。 ◎文化振興課長 平成29年度は美術館に行く学校を2校ふやす。今言われた事業の企画展開についても、委託業者と協議を進めていきたい。 ◆(山崎委員) 12月のときに参加したが、たまたま絵を見に来ている方も参加して、スタッフの声かけにより顔が輝いてくるのを体験した。そういう方たちからボランティアになろうとする方も出てくると思うので、ボランティアをふやす目的のために推進してもらえたらと思う。 ◎図書・学び交流課長 さきほどのスターバックスへの貸付金額について回答する。年間358万9813円で、収支は把握していない。 ◆(石田委員) 相当な人数が入っている。今後好調が続けば、市からも賃料の見直しを言っていく必要性が出てくると思うが、どうか。 ◎図書・学び交流課長 スターバックスの賃料は市に直接入るので、見きわめてやっていきたい。 ◆(山崎委員) 芸術文化ホール管理運営事業が約1億5000万円減っている。平成28年度は余り期間がなく、平成29年度は丸1年あると思う。ここら辺の意味がよくわからないので説明願いたい。 ◎文化振興課長 平成28年度で備品を全部買いそろえたので、平成29年度予算に備品は入っていない。指定管理料と光熱水費である。 ◆(山崎委員) 指定管理料は平成28年度分と平成29年度でどれぐらい差があるのか。 ◎文化振興課長 指定管理料は平成32年度までの債務負担になる。平成28年度と平成29年度は同額である。 ◆(古谷田委員) 図書館施設改修事業で、部室を整備するが、どのような団体に、どのような形で貸すのか。 ◎市民活動課長 青少年センターを利用している団体、旧生涯学習センターを利用していた団体、市民活動センターに登録している団体の利用が見込まれる。 ◆(古谷田委員) 規約はあるのか。 ◎市民活動課長 現在規約等はないが、募集に当たっては、募集要領、利用要領を整備したい。 ◆(古谷田委員) ある団体が何十年も使い続けるのではなく、公平にみんなが使えることも規約なりで盛り込んでほしい。 ◆(石田委員) 文化創造拠点シリウス管理運営事業に関連して、指定管理者が清掃を何社かに委託していると思うが、何社ぐらいか。 ◎図書・学び交流課長 1社である。 ◆(石田委員) 清掃会社で労働問題は起こっていないか。 ◎図書・学び交流課長 人数が多い中ではちょっとしたトラブルがあると聞いてはいる。その都度指定管理者で解決していると、報告は受けている。 ◆(石田委員) 厳しい状況があると相談があった。清掃会社で何人を配置すると決まっていると思うが、足りていない状況ではないか。 ◎図書・学び交流課長 把握していない。ベテランの方がやめると、ふなれな方が来て、最初のうちは戸惑うことはあると聞いている。清掃はきれいにされており、業務に問題はない。 ◆(石田委員) 20名必要な中、9名ぐらいで回しており、いろいろな弊害が出ている。労働的にも厳しい状況になって、悪循環になっていると耳にしている。清掃自体にも悪影響が出てくることも実際あるようなので、市でもしっかり見ていく必要があると思うが、どうか。 ◎図書・学び交流課長 管理運営上支障がある場合、指定管理者に改善を促したり、どのような状況になっているか確認しながら行っていきたい。 ◆(石田委員) 市の施設で労働問題が起こってくるとよくないと思うので、今後よろしく願いたい。 ◆(山崎委員) 旧図書館施設等維持管理事業で、「適切に維持管理します。」とある。平成29年度は工事中だと思うが、こういう事業が出てくる意味がよくわからない。 ◎図書・学び交流課長 工事は平成29年12月に終わり、1月から新たな建物ができるので、その維持管理を計上している。 ◆(河端委員) 芸術文化ホール管理運営事業で、土日はすごい来客数で、自由に読書をしたりするスペースに机、椅子が足りないと聞いている。増設する予定はあるか。 ◎図書・学び交流課長 図書館の読書室、6階のフリースペースなどでは、館内800を超す多くの椅子、机を用意しているが、あれだけの人が来ているので足りなくなる。今は受験シーズンで足りない状況はあるが、6階のフリースペースは三十数席ふやした。ふやせるところはふやしていきたいと考えているが、席が不足する日は利用者に迷惑をかけている。 ◆(河端委員) 今後もそういう声に真摯に向き合い、検討もしてもらえるのならよろしく願いたい。 ◆(石田委員) 芸術文化ホール管理運営事業で、メインホールの長くつながっている中央の席は、満席になると、トイレに行くときに長い間人をかき分けて行かなければいけない。災害時には逃げづらい環境である。何か対策は練られているか。 ◎文化振興課長 消防法上、特に問題のない施設であるが、利用者は健康な方ばかりではないので、スタッフがついて様子を見ているようにはしている。災害時も指定管理者が状況に応じて配置するような形に協議している。 ◆(石田委員) 災害時にセンターに通路があるかないかでかなり違いが出てくる。利用者の使い心地を優先して、今後検討してもらいたい。 ◆(山崎委員) 諸証明交付事務で、現在コンビニエンスストアで住民票等を入手している方の割合はわかるか。 ◎市民課長 直近1月の交付数は589通である。自動交付機時代の月平均交付数は640通には追いついていないが、利用時間の拡大、全国で5万店舗、マイナンバーカードの普及と相まって、今後件数は確実に伸びていくと想定している。 ◆(山崎委員) 諸証明交付事務の予算が少し減っているが、理由はどういうものか。 ◎市民課長 窓口業務委託の契約金額の確定に伴い減少した。 ◆(河端委員) 関連して、3月、4月は、転入転出、入学手続等で住民票をとる方が多くなると思う。コンビニで交付できることを周知願いたい。 ◆(石田委員) 個人番号カード等交付関連事務で、199人の個人番号データが漏れた自治体があり騒がれたが、本市の管理システムは今後も変わらないのか。 ◎市民課長 個人番号カード交付事務、通知カードの交付、住民登録からマイナンバーの付番に利用するシステムは、地方公共団体情報システム機構で厳格な規定に基づき管理している。個人番号カード申請から交付に至らず市に保管しているカードは、鍵のかかるキャビネットに保管している。 ◆(石田委員) また個人番号が取られたような話が出てきたときには、個人番号カードシステムを今後どうするか、ゼロベースで考えていく必要性がある。 ◆(宮応委員外議員) 個人番号カード等交付関連事務で、賃金はどういう仕事のもので、何人分か。  市に保管されている個人番号カードは何件分か。  個人番号カードを交付したのは何人か。  中小事業者は従業員の個人番号をシステム上載せるには金がかかるので、何もしていないケースが結構ある。いろいろな書類に個人番号を書くよう指導があり、書けないとき、自治体から誰々の番号はこうであると通知しているところがある。本市はどうなのか。 ◎市民課長 賃金は、当初個人番号カードの交付事務に人材派遣を利用して特別な体制を組んでいた。現在落ちついた状況にあり、非常勤職員で窓口対応を図っている。その非常勤職員の賃金12人分と、通知カードの住所書きかえ作業に対応する非常勤職員3名分、計15名分のものである。  個人番号カードの保管は約5000件である。  個人番号カードの交付は1月末現在2万4128件で、対人口で10.3%である。  事業所に番号を提供していることはないと思う。 ◆(河端委員) 関連して、保管されている5000件は、通知カードか、個人番号カードか。 ◎市民課長 個人番号カードである。 ◆(山崎委員) 関連して、申請したうち5分の1がとりに来ていないが、管理は金庫などに入っているのか。 ◎市民課長 鍵のかかるキャビネットである。 ◆(山崎委員) とりに来るような通知は出しているのか。 ◎市民課長 市にある状態は望ましくないと思うが、国からはできる限り保管するように通知が出ている。昨年6月時点でとりに来ていない方約1万件に勧奨通知を送り、その後本年1月以降、順次その時点でとりに来ていない方に通知を出している。新たに申請した数よりも交付している数が上回っており、徐々には減ってきている。当初御年配の方々で、申請を出さなければいけないものであると勘違いをし、必要性はないが、申請が出ている方々も現実的にはいる。最終的には市の判断で処分も可能ではあるが、現状は国の通知により保管している。 ◆(山崎委員) 今の状況を聞くと、そのまま亡くなる方もこれから出てくることも予想される。管理体制を決めておく必要があると感じた。 ◆(石田委員) 個人番号カード等交付関連事務で、個人番号カードは返納可能か。 ◎市民課長 個人番号カードは希望により申請し交付を受ける。交付後、必要がなければ廃止届を出してカードを返還することは可能である。 ◆(石田委員) 返されたカードの扱いはどのようになるのか。 ◎市民課長 市でシステム上の処理を行った後、現物は廃棄処理を行う。 ◆(石田委員) 後期高齢者人間ドック助成事業で、前回は何人受けたのか。 ◎保険年金課長 平成27年度は124名である。 ◆(石田委員) 放射線を使って行うものがかなりあると思う。海外の知見では、がんがふえたりするリスクがかなり言われており、その辺も考えて今後進めてもらいたい。
                   午後3時02分 休憩                午後3時16分 再開 ◆(山崎委員) 障がい者雇用促進支援事業で、雇用を働きかける活動は行っているのか。 ◎産業活性課長 国、県から情報が流れてきたときに紹介している。 ◆(山崎委員) 先日の新聞に、神奈川労働局が障害者を積極的に雇用している企業を見学して、いい面を説明していると記事が載っていた。障害者を積極的に雇用している企業は業績を伸ばしているところから、補助金を出すのもいいが、そういう観点でやっていくのも大事かと思う。 ◆(石田委員) 私の知り合いの経営者でも障害者を雇用したいと思っている方はいるが、手続面で煩雑な部分があると言っていた。障害者を雇用するときの条件はどういうものがあるのか。 ◎産業活性課長 障害者の状況に応じて働きやすい環境を整えていくことで、労働契約上の条件はない。 ◆(石田委員) 雇用契約を結べば補助金を受けられるのか。 ◎産業活性課長 中小企業で、市内で1年以上操業していること、障害者を1年以上常用雇用していることが条件である。 ◆(山崎委員) 勤労福祉会館運営事業で、清掃等は委託しているのか。 ◎産業活性課長 指定管理者が清掃等の発注をしている。 ◆(山崎委員) 昨日、保健福祉センターに行ったら、部屋のレースのカーテンが茶色かった。そういうものがあるのはどうかと思う。勤労福祉会館ではそういうことがないよう管理上目を光らせるように願いたい。 ◆(古谷田委員) 勤労福祉会館運営事業で、工事はどういうことをやるのか。 ◎産業活性課長 エレベーターの修繕工事を行いたい。 ◆(山崎委員) 勤労者教育講座事業で報償費3万円とあるが、各市で分担しているのか。 ◎産業活性課長 専門家を招いてセミナーを開いているが、その講師謝礼である。 ◆(山崎委員) 本市で呼んでいるのか。 ◎産業活性課長 本市で呼んで、会場を整えて講座を開催している。 ◆(山崎委員) 勤労者教育講座事業は謝礼にだけ使われているのか。開催の広報等は別立てか。 ◎産業活性課長 市の事業なので、広報はホームページや広報やまとを活用している。 ◆(河端委員) 若年者就労支援事業で、委託料はハローワーク大和に対してのものか。 ◎産業活性課長 カウンセリング、セミナー等を開催するNPO法人に委託料を支出している。 ◆(河端委員) 昨年体験型セミナーに参加して就職に結びついた方は何名か。 ◎産業活性課長 NPO法人を通じて追跡調査を行っているが、受講者から報告が返ってこない場合が多く、正確な数字は把握していない。 ◆(河端委員) どのぐらいの方が就職できたか集計をとることは、課題等を出して就職に結びつけられるようにするために必要だと思う。より丁寧に進めるように要望する。 ◆(中村委員) 湘北建築高等職業訓練校支援事業の9万3000円はどういうものか。 ◎産業活性課長 湘北建築高等職業訓練校に補助金として支出している。 ◆(中村委員) 9万3000円を湘北建築高等職業訓練校に支出することにより、建築産業に従事する技能後継者の養成と育成にどのように反映してくるのか。 ◎産業活性課長 湘北建築高等職業訓練校は3年間の授業が行われており、平成28年度は市民が1名参加している。その訓練に係る費用の一部を支出している。 ◆(中村委員) 資格を取りたい人に補助金みたいものを創設して出したほうがわかりやすい気がする。学校に9万3000円を出すことによって、その人は授業料が免除されたり安くなったりするのか。 ◎産業活性課長 県内各市で補助金を出し合って運営に充てている。 ◆(中村委員) 湘北建築高等職業訓練校はどういう種類の学校なのか。 ◎産業活性課長 神奈川県立産業技術短期大学の中に湘北建築高等職業訓練校が設置されている。 ◆(中村委員) 近隣市で負担金を出し合って県立学校の運営をサポートしているのか。 ◎産業活性課長 職業訓練校に近隣自治体で補助金を出し合っている。 ◆(中村委員) 一般的にある話なのか。 ◎産業活性課長 訓練校がある場所が県立産業技術短期大学の中で、訓練校自体を運営しているのは神奈川県建設労働組合連合会である。 ◆(中村委員) そこに近隣自治体が補助金を出し合っているのか。 ◎産業活性課長 湘北地区の自治体が補助金を出し合っている。 ◆(中村委員) 多くの方に資格を取る機会を与えてほしいが、建設のいろいろな技術を教える学校はこれだけではない。この学校に毎年公金を支出しているのがよくわからない。一般的な話なのか。 ◎産業活性課長 大工の技術を身につけることに取り組んでいる訓練校である。 ◆(中村委員) 補助金を支出しないと、本市の建築の資格を目指す人が行かれないのか。資格を取りたい人の受講料等を助成したほうが助かると思う。これからも補助金を出し続けるのか。個人的に補助する制度を今後つくっていく考えはあるか。 ◎産業活性課長 今のところ、訓練校に引き続き支出していくが、個人への支援は近隣市の状況を調べていきたい。 ◆(高久委員外議員) 勤労福祉会館運営事業で、保健福祉センターの駐車場を使っているが、その一角に軽自動車がずっととめられており、そこで生活しているような感覚にも見える。駐車場が混んでいるときはイオンのほうに入れることは可能であるが、早く解決してほしい。駐車場の管理は指定管理者か、市か。 ◎産業活性課長 駐車場の管理は市で行っている。 ◆(高久委員外議員) 軽自動車がずっと放置されたような状況になっているので、早く対処してもらいたい。 ◆(山崎委員) 関連して、保健福祉センターの駐車場は、鶴間駅に向かうところから入るとき、入ってからでないと満車であることがわからず不便である。交差点のところからわかるような表示方法を考えてもらいたい。 ◎産業活性課長 保健福祉センターの駐車場の所管は、健康福祉部である。                午後3時36分 休憩                午後3時38分 再開 ◆(石田委員) 若年者就労支援事業で、ヤングキャリアカウンセリングは具体的にどういうものを行っているのか。 ◎産業活性課長 障害があって、働いている会社でいろいろ言われてしまうので、転職したい、応募書類の書き方をどのようにしたらいいか、どのように面接に対応したらいいか等の相談が寄せられ、実際カウンセリングが行われている。 ◆(石田委員) こういう仕事ならいいのではないかと勧めていくのか。 ◎産業活性課長 カウンセリングで事業所の紹介を行うことはできないので、ハローワーク等の求人票の紹介をしている。 ◆(石田委員) 就職だけではなく、コストをかけないで起業していく方法もある。新しい提案も入れながら相談に乗ってあげられればと思う。 ◆(古木委員) 商店街共同(設備整備等)支援事業で、大和銀座商店街協同組合他3商店会が実施する施設整備事業、千本桜商店会が実施する空き店舗有効活用支援事業は、それぞれどういう事業か。 ◎産業活性課長 施設整備事業は、フラッグの設置、街路灯のLED化、千本桜商店会の空き店舗有効活用事業は、空き店舗を活用した高齢者のサロンづくりに対しての助成である。 ◆(石田委員) 商店街共同(設備整備等)支援事業で、商店街の支援事業をしていくとき、今はどのように取り組んでいるのか。 ◎産業活性課長 次年度予算を策定する時期に各商店会にどのような設備改修等を行うのか聞き取りを行っている。 ◆(石田委員) 商店会の上の方々と若い方々との意思疎通がうまくいかないところがあると思うが、好転させていくような取り組みは何かやっているか。 ◎産業活性課長 商店会長を初め商店会員とコミュニケーションをとっており、出てきた課題等は対応している。 ◆(石田委員) 活性化してやっている商店会の取り組みでおもしろいと思ったのは、若い人たちが事業を考えて、上の人たちに提案していくのがとてもいい取り組みになっていた。こういう観点も含め商店会の活性化を進めていくときに考えてもらえればと思う。 ◆(古木委員) 企業活動促進支援事業で、予算書付属説明資料に「市内企業の健康への意識を啓発するため、健康企業応援補助金を設置します。」とあるが、どういうことか。健康企業とはどういうものか。 ◎産業活性課長 健康都市として進んでいる本市として、企業支援の中にも健康のキーワードを入れていく。健康増進に積極的に取り組んでいる企業を健康企業と位置づけ、広報やホームページで紹介する。産業人表彰での表彰であったり、融資を伴う補助金の優遇を行ったり、健康企業が開発した健康関連商品等のPR費用の一部を健康企業応援補助金として交付していきたい。  経営者を初め従業員が定期健康診断をしっかり受けていることであったり、企業として歩いて通勤するとか運動機会を創出していたり、受動喫煙防止の取り組み等、健康増進にかかわる取り組みを行っている企業を健康企業として位置づけていきたい。 ◆(古木委員) 健康にかかわる商品やサービスを提供している会社だけではなく、健康にかかわる活動をしている企業も含むのか。 ◎産業活性課長 経営者の高齢化が進んでいる事業所も多い中、みずからの健康と、社員がみんな健康であると、事業の生産性も向上していくところから、従業員の健康に取り組んでいる企業を広く紹介して、健康の取り組みを啓発していきたい。 ◆(石田委員) 関連して、健康食品を売っている自然食品店や有機農業等、コストパフォーマンスが難しかったり、負荷が多いところを支援していく考え方はないのか。 ◎産業活性課長 言われたところが健康企業応援補助金の内容になるが、そのためにはみずからが健康企業になってもらいたいことを条件として考えている。 ◆(古木委員) イベント観光協会支援事業で、前年度より約270万円マイナスであるが、この理由を伺いたい。 ◎イベント観光課長 イベント観光協会がシリウスに移る引っ越し代と、大和駅に入っていたときの賃料がなくなった。 ◆(河端委員) 観光促進支援事業で、かなり減額されているが、その理由を伺いたい。 ◎イベント観光課長 平成27年9月からヤマトンを一般の方に貸し出しており、平日と祝日にPR活動をすることが少なくなるため、非常勤1名の減額である。 ◆(山崎委員) 関連して、ヤマトンを貸し出すのに100万円かかっていたのか。 ◎イベント観光課長 ヤマトンをPRするに当たり、平日の時間外、祝日出勤の時間外等、非常勤の賃金が100万円程度減額になる。 ◆(山崎委員) 職員ごと貸し出していた理由は何かあるのか。 ◎イベント観光課長 自治会、保育園、幼稚園等に貸し出しているが、そこの方に入ってもらうことで、ヤマトンに入ることが少なくなったので非常勤1名分が減額になる。 ◆(石田委員) 起業家支援事業で、前回の一般質問でさまざまな形で起業支援していく提案もあったが、今回の予算計上で議論はなかったのか。 ◎産業活性課長 起業家にとって魅力ある空間になるよう先進事例等も参考に準備を進めていきたい。 ◆(石田委員) 今後も膨らませていく可能性はあるのか。 ◎産業活性課長 予算の中で対応していく。 ◆(中村委員) 起業家支援事業で、ソフト面の準備はどのようにしているのか。相談に乗ったりサポートしてくれる人材が重要であるが、どういう形で専門家集団の協力を仰いでいこうとか協力を求めていこうとか、そういう準備も並行的に進めているのか。 ◎産業活性課長 専門的な相談は、金融機関、商工会議所、神奈川産業振興センター、市が商工相談で契約を結んでいる中小企業診断士を中心に検討している。 ◆(中村委員) 12月定例会では仙台市のアシスタを視察し提案した。会派で宮崎市へ視察に行ったが、個室スペースにしてしまうと、なかなか人が出てこない。起業家は基本的に孤独なので、自分と同じように頑張っている人が近くにいるのが励みになると、フラットなスペースにしたとのこと。これからも参考になる事例を取り入れていいものにしてもらいたい。  観光促進支援事業で、ヤマトンのゆるキャラグランプリへの参戦はまだ続けるのか。 ◎イベント観光課長 今年度から出場していない。今後もする予定はない。 ◆(中村委員) 今後ヤマトンをどのように活用していくのか。 ◎イベント観光課長 ゆるキャラグランプリは対外的なものであったが、市内で行うイベントに極力力を入れていこうと考えている。 ◆(中村委員) シティーセールスでゆるキャラグランプリにも出ていたと思うが、どれほど効果があるのか疑問なところもあった。ヤマトンは子供に大人気で、ヤマトンが来るだけでイベントが盛り上がり、人も大勢集まるし、子供たちは喜ぶ。地域密着型の愛されるキャラクターとしてこれからも活用してもらえればと思う。  イベント観光協会支援事業で、イベント観光協会はどういう団体なのか。 ◎イベント観光課長 一般の団体である。 ◆(中村委員) 任意の団体か。 ◎イベント観光課長 そのとおりである。 ◆(中村委員) 観光協会を一般社団法人にしているところもあるが、今後一般社団法人にしていく考えはないか。 ◎イベント観光課長 イベント観光協会のあり方、協会と行政の連携を調整しながら、必要であれば一般社団法人も考えていく。 ◆(中村委員) 団体としての独立性を保つためにも一般社団法人にしたほうがいいと思うので、提案する。
    ◆(石田委員) 観光促進支援事業で、イベント観光協会として大和市をPRするような動画をユーチューブ上にアップしたりしているのか。 ◎イベント観光課長 本市のイベント情報を集めたDVDを作成し、できるようであればユーチューブにアップすることも考えていきたい。 ◆(石田委員) いろいろな市でこれ行政の動画かというような意外性があるものが見られて、観光にも力になっている。観光に資する動画をつくっていくことはメリットが大きいと思うので取り組んでもらいたい。 ◆(山崎委員) うまいもの市開催事業、さがみロボット産業特区促進支援事業は予算額が上がっているが、理由を伺いたい。 ◎産業活性課長 うまいもの市開催事業は、来年度参加団体の増加が予定され、会場も大和駅東側、西側双方のプロムナードを使用していく。イベントが拡大するに伴い費用が増加している。  さがみロボット産業特区促進支援事業は、昨年度予算には補正された事業費が計上されていない。シリウスでの介護ロボット展示、市内中小企業のロボット産業育成に向けた支援を行っていく。 ◆(山崎委員) うまいもの市開催事業、さがみロボット産業特区促進支援事業ともこれからも拡大していきたいと考えているのか。 ◎産業活性課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) ゆとりの森スポーツ施設管理運営事業で、指定管理はどこがやっているのか。 ◎スポーツ課長 日産・相鉄・ベルマーレ共同事業体である。 ◆(古谷田委員) 前に指定管理をやっていた日産・相鉄・ベルマーレ共同事業体がそのまま移行してきたのか。 ◎スポーツ課長 現在は、それに公益財団法人大和市スポーツ・よか・みどり財団が加わっている。 ◆(古谷田委員) ゆとりの森スポーツ施設管理運営事業3824万円は、芝生グラウンドとかテニスコートとかそれぞれの整備に割り振りされているのか、指定管理者の裁量で使っているのか。 ◎スポーツ課長 芝生グラウンド、テニスコート、中規模多目的スポーツ広場、大規模多目的スポーツ広場、スポーツハウスと分けて積算している。それぞれの施設が適正に維持管理できるように仕様を結んでいる。 ◆(古谷田委員) 芝生グラウンドは、養生期間の12月から4月まで使っていないとはいえ、1日何試合もやるので、芝生が削れている。整備がきちんとできているのか心配しているが、もう少ししっかりとした整備をしてほしいと指定管理者に指導できるのか。 ◎スポーツ課長 指定管理者とは定例で会議を行っており、その都度市民の声、協会の声は話して改善している。芝生グラウンドはでこぼこの状態が続いており、今年度に入って砂入れを数回やっている。毎週土日、サッカー等で使っており、管理が難しいのが現状である。 ◆(古谷田委員) 平日にグランドゴルフで使っている方からも、ボールがすごいところにはねてしまうと言われている。  利用時間が厳しすぎる。夜間照明は9時まで使えるが、利用者がまだいるにもかかわらず9時で鍵を閉められてしまう。スポーツセンターでは9時までの利用である場合、9時で鍵を閉められることはない。市民の声を幅広く聞いて指導してもらいたい。 ◎スポーツ課長 指摘の内容は市にも声が寄せられており、申し入れて改善させた。 ◆(中村委員) 大和スタジアム・つきみ野野球場・宮久保野球場施設管理運営事業で、大和スタジアムの指定管理の中にはイベント等の誘致、運営も入っているのか。 ◎スポーツ課長 施設管理運営事業には入っていない。 ◆(中村委員) 昨年も大和スタジアムでイースタンリーグの試合を観戦する企画があったが、どこが主催か。 ◎スポーツ課長 平成28年度は2試合やっているが、1試合は市からの委託事業、1試合は指定管理者の自主事業である。 ◆(中村委員) イースタンリーグの選手は一流か。イースタンリーグは支えるスポーツだと思っている。1軍選手のプレーが見られるようなことを指定管理者には企画してもらいたい。 ◆(古谷田委員) イースタンリーグでやっている人たちも一流の選手である。甲子園球児が見ても感動するプレーである。見るスポーツとしてもふさわしいものである。 ◆(河端委員) ゆとりの森スポーツ施設管理運営事業で、昨年シルフィードの試合がゆとりの森であったとき、軽食を販売する車が来ており、喜ばれていた。ゴールデンウイークのときに軽食を販売する車に来てもらえないか、指定管理者に伝えてほしいと要望を聞いているが、どうか。 ◎スポーツ課長 公園内での販売は業者が申請し許可を出している。市民の要望があることは指定管理者と調整していきたい。 ◆(河端委員) 公園内にもパンとかおにぎりを買うところはあるが、市民の要望は満たされていない。何かそういう企画ができればいいのではないか。 ◆(山崎委員) 大和スタジアム施設改修事業で、システム改修はされるのか。 ◎スポーツ課長 電光掲示板のシステムは新しくする。 ◆(古谷田委員) 大和スタジアム施設改修事業の概要を説明してもらいたい。 ◎スポーツ課長 スコアボードの改修であるが、スコアボード自体は変更ないが、システム、電光掲示板を全てかえる。 ◆(古谷田委員) トイレ改修は和式から洋式に全部かえるのか。 ◎スポーツ課長 全てを洋式化する予定である。 ◆(古谷田委員) 高校野球の神奈川県予選会場に使われているが、表示が消えて使いづらいとなると、本市としてもマイナスになってしまう。今雨漏りもしていると聞いているので、利用団体とか管理のところに話を聞いて、すばらしい球場にしてもらいたい。  ドカベンスタジアムという愛称が浸透していない。もう少し売りにしていったほうがいいのではないか。 ◆(宮応委員外議員) 関連して、引地台中学校の横にあるドカベンスタジアムの看板と、球場の前にある山田太郎と里中智のブロンズ像は撤去するのか。 ◎スポーツ課長 撤去の予定はない。 ◆(宮応委員外議員) 大和スタジアムとドカベンスタジアムとその並列なのか。 ◎スポーツ課長 あくまでも名称は大和スタジアムであるが、その中にドカベンの銅像があったり、イラストがあったりする。 ◆(古谷田委員) ドカベンスタジアムがもう1つあったらしいが、大和スタジアムが唯一ドカベンの名前を使っていいと水島新司先生の公認をもらっている球場である。しっかり応えてもらえればと思う。 ◆(宮応委員外議員) 教育委員会運営事務で、教育委員会定例会の傍聴者がかなり多いと聞くが、傍聴者はどれぐらいか。  定例会の前に協議会を行っていると聞いた。その実態はどうか。協議会の会議録は公開されないのか。 ◎教育総務課長 傍聴者は4人から5人である。  協議会を開催しているが、会議録はとっていない。クローズした中で審議について詳しく説明したり、率直に議論する場と捉えており、公開する予定はない。 ◆(宮応委員外議員) 傍聴者から、クローズされた協議会で話がされるので、定例会になると、余り活発でないと感想を聞いた。教育委員会が活発であってほしいので善処願いたいが、どうか。 ◎教育総務課長 4人の教育委員が活発な意見を交わし議論しているが、傍聴者に議員ご指摘の意見があることは真摯に受けとめ、教育委員に伝えていく。 ◆(中村委員) 教育委員会運営事務で、教育委員会定例会で傍聴者に資料が配られるが、帰りに返さないといけない。個人名が入っている資料は傍聴者にそもそも配られない。資料を回収する必要はないと思うが、なぜ回収しているのか。善処してほしいが、予定はあるか。 ◎教育総務課長 人事に関するものは非公開で、資料も配っていない。政策形成過程にある予算や議決事件関係が含まれるので、市民参加推進条例施行規則に準じて、会議終了後は返却してもらっている。今後もそういう形でやりたい。 ◆(中村委員) これから変わるかもしれないものなので渡すことができないと理解していいのか。 ◎教育総務課長 そのとおりである。 ◆(宮応委員外議員) 児童生徒学籍管理事務で、行方不明の児童生徒、気になるケースはあるか。 ◎学校教育課長 外国籍の子供で本国に帰ったかどうかわからないケースが気になる。 ◆(宮応委員外議員) 他の自治体から来たり、本市にいないのに転籍届も出ていないケースはないか。あった場合はどのように追跡調査をするのか。 ◎学校教育課長 昨年度もわかる限りの情報で調べたが、居所不明はいなかった。DV等で住所を動かさないで学籍を起こすケースはあるが、教育委員会同士でやりとりして確実に把握するように努めている。 ◆(宮応委員外議員) 徹底してやってもらいたい。 ◆(山崎委員) 通学区域設定・変更事務で、渋谷小学校、大野原小学校に通学指導員を配置している理由を教えてもらいたい。 ◎学校教育課長 渋谷小学校は、下和田小学校を廃校にしたとき、下和田小学校に通っていた児童が国道を渡って渋谷小学校に通うことになったため、自治会からの要望もあり、配置をした。大野原小学校は、鶴間1丁目にできたマンションを大和小学校から大野原小学校に学区を変えた関係で踏切を渡ることになったので、配置をしている。 ◆(山崎委員) 危険防止の観点から配置していると理解していいか。 ◎学校教育課長 通学路の安全対策の一環である。 ◆(山崎委員) 通学指導員は市で雇用しているのか。 ◎学校教育課長 市で雇用している。 ◆(河端委員) 通学区域設定・変更事務で、光丘中学校へ通学する生徒の保護者に通学定期代の補助をするが、まほろば教室に通学している方への補助は出ているか。 ◎学校教育課長 3キロ以上ある場合は補助対象にしている。 ◆(山崎委員) 奨学金給付事業で、生活保護の方を含んでいるのか。それ以外の方か。 ◎学校教育課長 成績優秀で、学校長の推薦があり、所得が一定金額より低い方全てに給付している。 ◆(山崎委員) いつ支給されるのか。 ◎学校教育課長 在学証明書を送ってもらったり、所得判定をする関係があるため、8月から9月の間に給付している。 ◆(山崎委員) 更新は2年生とか3年生で再度申請してもらうと考えていいのか。 ◎学校教育課長 そのとおりである。 ◆(河端委員) 就学時健康診断事業で、耳鼻科健診はオージオメーターを使用した検査をしてほしいと一昨年12月定例会で一般質問したが、現状はどのような形になっているか。 ◎保健給食課長 オージオメーターは各学校にあるが、就学時健康診断はタイトなスケジュールで進めている関係から使っていない。 ◆(河端委員) 健診に使うように要望する。 ◆(山崎委員) 就学時健康診断事業で、体のこと以外にことばの教室に通ったほうがいいような子供も見つかると思うが、そういう方は対象になっているのか。 ◎保健給食課長 健康診断後に事後面談を行い、気になる子供は確認しながら、その後につないでいく材料として取り扱っている。 ◆(山崎委員) 必要性があることをよく説明するように要望する。 ◆(石田委員) 奨学金給付事業で、以前「クローズアップ現代」では、子供の貧困のことで、学費を払わなければいけない時期に金がないため、借金をしなければいけないと言っていた。その辺のことはどのように感じているか。 ◎学校教育課長 国や県の事業で、県立高校に通う場合、所得の低い方は学費がかからないで済むようになっている。文部科学省の子供の学習費調査で高校生が1年間で使う学習費は約4万円であり、奨学金として4万円を支給している。 ◆(石田委員) 海老名市では家賃補助と奨学金支払いの補助を新年度から取り組む。本市でも取り組んでもらえればと思う。 ◆(中村委員) 奨学金給付事業で、奨学金を受けて高校に進学し、その後2年生、3年生で更新しないで、途中で給付を受けなくなる方はいるのか。 ◎学校教育課長 やめてしまうケースもあるため、案内を出しても在学証明書が返ってこないことはある。 ◆(中村委員) 割合的にはどのぐらいか。 ◎学校教育課長 割合は出していないが、更新81人は2年生と3年生の分なので、それだけ減ってしまっている。 ◆(中村委員) 1年生に入るときは50人に出しているのか。 ◎学校教育課長 平成28年度の1年生は50名である。平成27年度の1年生は41名、平成26年度は28名で、50名に満たないケースもある。 ◆(中村委員) 平成27年度、平成26年度は、経済的に給付を受けなくても高校に通えると判断して申請がなかったのか。 ◎学校教育課長 周知徹底が少し足りなかった気もしている。平成27年度、初めて全3年生にチラシを配り、平成28年度は50名を超えている。 ◆(中村委員) 給付金を受けて高校に通って、上の学校に行く方もいるのか。 ◎学校教育課長 3年生にはアンケートを配っており、感謝の言葉と大学進学ができる言葉も入っていたりする。 ◆(中村委員) 子供たちが勉強したいのであれば、勉強できるような環境を今後ともいろいろな形で支援してもらえればと思う。給付型はいい制度なので、今後ともよろしく願いたい。 ◆(山崎委員) 関連して、成績優秀の条件は具体的にどういうものか。 ◎学校教育課長 5段階評定で平均3.5が目安である。 ◆(山崎委員) 成績がそこまで到達していない方に該当者が多いと考える。本当に必要な方が給付型奨学金を受けられることを考えて続けていってもらいたい。  学校薬剤師検査室運営事業で、学校薬剤師はどのように選任しているのか。 ◎保健給食課長 各学校で検査するために必要な消耗品、備品等を置いて、その場所で必要な検査を行う部屋である。 ◆(山崎委員) 学校ごとに違う薬剤師か。 ◎保健給食課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 学校が運営して、選任をしているのか。 ◎保健給食課長 学校薬剤師が運営している部屋である。 ◆(山崎委員) 外国人児童生徒教育推進事業で、「就学前の外国につながる子どもたちへ、入学準備の支援を協働事業として実施します。」とあるが、具体的にどういうことをしているのか。
    ◎指導室長 AJAPE(特定非営利活動法人日本ペルー共生協会)と協働で、50日間、日本語が困難な子供たちへ日本語支援を行っている。 ◆(山崎委員) 平成27年度決算では公立高校全日制に22人進学した。日本のシステムを周知している保護者はいいが、高校を卒業した後のことを考えると、高校を選ぶとき、キャリアカウンセラー的なことも留意しているのか。 ◎指導室長 進路に関するさまざまな面談、子供たちを対象にした講演会等も含めて、いろいろな選択肢があることを保護者にもわかってもらうように伝える努力はしている。 ◆(山崎委員) 保護者に伝えることも大切だと思うので、よろしく願いたい。  関連して、「楽しい学校」が8カ国語で出ているが、保護者から質問があった場合はどうしているのか。 ◎指導室長 「楽しい学校」は、初めての日本語、学習について、生活についての3つをテーマにし、3冊を1セットとして8カ国語を用意しており、必要な家庭には配付している。協働事業で日本語支援をしている団体にも配っており、就学前の家庭へはそれを使いながら説明している。編入してきた家庭にはそれを手渡すだけになってしまうので、質問があれば、教育委員会や通う学校の教師に聞くことが基本になる。 ◆(山崎委員) 日本語が不自由な保護者は、進路相談はどうしているのか。                午後4時51分 休憩                午後4時52分 再開 ◎指導室長 9言語18名の通訳を雇用しているが、同時期に同じような相談が入り、時間を調整しながらやっていくこともある。それ以外にも国際化協会のボランティアに頼んだり、県の関係団体にも依頼する。個人情報が絡んでくるようなことになると、誰でもいいわけではなく工夫はしている。 ◆(山崎委員) 丁寧に対応している現状がわかって安心した。卒業に当たっては将来のキャリアにかかわる大切なことでもあるのでよろしく願いたい。 ◆(古木委員) 指導図書等整備事業で、採択検討委員会とはどのようなものか。 ◎指導室長 平成30年から小学校の道徳が教科化されることに伴い、どのような教科書を使っていくか決定していく会である。 ◆(河端委員) 英語教育推進事業で、「夏休みにイングリッシュ・デイを開催します。」とあるが、詳しく教えてもらいたい。 ◎指導室長 昨年度から始めたが、小学校5年生、6年生を対象として、林間小学校を会場に、指導室で雇用しているALT(外国語活動指導助手)、AET(英語指導助手)10名、青山学院大学の学生ボランティア十数名に来てもらい、英語を使いながら自己紹介したりゲームをしたり、いろいろな活動を行った。 ◆(河端委員) 子供だけが対象で、保護者は来られないのか。 ◎指導室長 保護者は引率で来る。一緒に入った保護者もいたが、遠慮するようには言わなかった。 ◆(河端委員) 林間小学校1カ所だけではなく、何カ所かで行ってもらえたらと思うが、どうか。 ◎指導室長 幅広く場所を考えたり、前回はゲームを中心に行ったが、違うようなことをテーマにできるといいと考えている。 ◆(河端委員) これから企画するようであれば、何カ所かで開催できるように進めてもらいたい。 ◆(石田委員) 英語教育推進事業で、体験型英語教育が本格的に進んできたと高く評価している。国際化協会が外国人のイベントを数多くやっているので、既存のものをうまく組み合わせていく取り組みもおもしろいと思う。体験型英語教育の推進はもっと進めていってもらいたい。 ◆(古谷田委員) 指導図書等整備事業で、男鹿市では、道徳の時間に親も来てもらい、気づかせの場にもなっている。授業参観日に道徳をやり、親も気づかされるようなことをやったらどうか。 ◎指導室長 そのようなことも広げていけるといいと思う。それをやりなさいと教育委員会から課せるところまではいかないが、先進市の情報はいろいろな機会を通して発信していきたい。 ◆(古谷田委員) 男鹿市は全国1位、2位を争う教育市なので、参考にしてもらえればと思う。 ◆(中村委員) 英語教育推進事業で、厚木基地内の子供たちと交流し、生きた英語を勉強することができないか以前にも提案した。そういう取り組みをやっていく考えはないか。 ◎指導室長 そういう機会をつくっていきたいと思っている。現在市内2校が交流を図っているが、1校は慈緑庵を使いながら、シャーリーランハム・エレメンタリースクールの子供たちに来てもらっている。もう1校は同じ学年で行くのと来るのをやっている。500円玉を持たせて何か買ってくるような活動ができるといいと思って、そういう提案もしている。さらに広げていきたいが、シャーリーランハム・エレメンタリースクール1校しかない中では、教育課程等もありなかなか受け入れてもらえない。夏休みは国に帰ってしまう習慣もあるため、いろいろハードルがある。 ◆(中村委員) 身近にアメリカがあるので、うまく活用して英語教育にも役立ててもらえばと思う。 ◆(高久委員外議員) 指導図書等整備事業で、道徳が教科化され、評価がされる。評価も記述式と聞いている。評価についてどのような検討がされているのか。 ◎指導室長 国、県からおりてくる資料をもとに検討している段階である。評価は文書記載で、数字的なものでは出していかない。さまざまな価値観を議論しながら、より新しい考えを子供たち一人一人がつくっていくことを目指しながら、正しい道徳観をつけさせていきたい。 ◆(高久委員外議員) 30人なり40人なりの子供たち全員に記述式で書かなければいけないことになると、多忙な教員がますます多忙になる。どのように解決していくのか。 ◎指導室長 すばらしい子供を育てていくためにも、教員の仕事かと思う。                午後5時04分 休憩                午後5時20分 再開 ◆(山崎委員) 特別支援教育推進事業で、決算のとき、指導室長は予算策定の段階で要望していきたいと答弁していたが、どのように反映されたのか。 ◎指導室長 要望は引き続きしているし、平成29年度予算も要望は出したが、930円で対応していきたい。 ◆(山崎委員) 906円だったので上がっているといえば上がっているが、最低賃金が930円なので、上がっていないといえば上がっていない。放課後児童クラブのヘルパーとの差もかなりあると思うし、これからも要望していってもらいたい。 ◆(河端委員) 特別支援教育推進事業で、「医療的ケアの必要な児童・生徒に対応するために、パイロット校1校に看護師を派遣します。」とあるが、医療的ケアの必要な児童生徒は何名いるのか。 ◎指導室長 一瞬足りとも目を離せないような医療的ケアの必要な子供が来年度初めて入学してくる予定であることに対応する措置である。これまでも四六時中つかなくてもいいような子供はいたが、人数は把握していない。 ◆(河端委員) たんの吸引とか経管栄養とか、そういう子供を把握していないのか。 ◎指導室長 数名いるが、保護者が時間を決めて学校に来たり、大きくなると、自分でもできるようになり、大人のケアが必要なくなる子供もいる。 ◆(河端委員) 保護者の負担はかなり大きい。大阪では10年前から医療的ケア児に看護師を派遣する事業も行っており、国からも人件費の補助が出ると聞いている。看護師を派遣する事業を拡大してもらいたい。 ◆(石田委員) 特別支援教育推進事業で、ハンディキャップのある子と一般の子を分けてしまうところに問題がある観点を持っている。そういう視点は持っているか。 ◎指導室長 インクルーシブ教育の中で自立させていきたいことはある。自立するためにみんなと一緒に過ごしているだけで駅に行って切符が買えるようになるかといえば、当然できない。その子その子の発達に応じた特別な支援は必要である。それだけをやっていていいかといえば、そうではない。通級で普通のクラスにも入りながら学習をともにしていることで対応している。 ◆(石田委員) 五体満足で普通に話すこともできる子たち側から考えても、ハンディキャップのある子たちとかかわって、生活の中で普通に困っていることをやってあげたり、ありがとうと言われ気持ちよくなったりして、互いに自己肯定感が高まり合う環境づくりは子供たちだけでは難しい。いろいろな媒体を積極的に子供たちに見せて、共存に向けた意識啓発を具体的に投げかけていかないとなかなか浸透していかない。その取り組みに力を入れてもらえればと思う。 ◆(山崎委員) いじめ・不登校等対策事業で、学級集団アセスメントテストを実施するが、何月に行って、結果はいつごろ出るのか。 ◎指導室長 6月と11月を基本として実施している。個人にかかわること、集団にかかわることを含めて、市内全小中学校で、小学校は5年生、中学校は1年生を対象に行っている。6月の結果は夏休み、11月の結果は12月に返ってくる。専門性を持った方がその結果をもとに子供の状況、集団がどのような方向で今動いているかを含め解説や手当てを話してくれる。学校ではその後の活動に生かしている。 ◆(山崎委員) せっかく行うので生かせるようなものにしてもらいたい。  児童支援中核教諭の効果は学校内でどのように感じているか。 ◎指導室長 校長、教頭の評価も非常に高い。県内全ての市町村で行っているわけではなく、県の主管課長会議で話すと、配置していない市町村からは非常にうらやましがられる。児童支援中核教諭も、支援、児童指導に関して中心になりながら動いている。小学校では担任がクラスを離れて動くことができないところで、家庭訪問に行ったり、取り出して丁寧に話をしてあげたり、有効に機能している。 ◆(山崎委員) いじめのない学校にするようにこれからも努力願いたい。 ◆(石田委員) いじめ・不登校等対策事業で、いじめについても先進的な取り組みをしているが、多くの取り組みはいじめが起こっていないか見張る観点が強いと感じる。なぜ子供たちがいじめをしたくなってしまうかに目を向けた取り組みを進めていかなければいけないと感じる。その方向性での対策は何か考えているか。 ◎指導室長 いじめ問題は、未然防止、いじめが起こってしまったときの対応、その後どうしていくかの3つが必要だと思う。未然防止の部分では、互いを思いやる気持ちであるとか、通級する特別支援の子供たちにかかわってあげることもそうであるが、それ以外にもさまざまな教育の場面を通して各学校がいろいろな取り組みを工夫してやっている。教員が中心になりながら、子供たちが主体になって進めていくことが必要である。加えて言うと、解決した後、そこからまた取り組んでいかなければいけないものもある。全てをきちんとやっていくことが必要だと思う。 ◆(石田委員) なぜ子供たちがいじめてしまうのか。そういう環境が学校にあるのではないかとの観点を持っていくことが大事だと思っている。最近見たもので興味深かったのは、いじめが起こるときの環境はまず閉鎖されており、その中で人間関係が固定していく。関係性が固定していくことによりいじめが発生するのが学術的に見えてきているようである。そういう観点から、学年でやることが一つの大きな環境要因だと考えると、学年を無理に分ける必要はないのではないか。こういう観点はどうか。 ◎指導室長 とてもいいと思うが、日本の教育制度では、教科の学習で学年をばらばらにするのは難しい。小学生に多いのは縦割り活動といって、上級生が下級生の面倒を見ながら一緒に遊ぶとか、行事の取り組みでリーダーになるとか、中学生では、総合的な学習の時間で、3年生がリーダーになって、1、2年生を引っ張っていくとか、そのような活動もある。上級生が責任感を感じてリーダーシップを発揮するので、そういう取り組みも効果があると捉えている。 ◆(石田委員) 社会に近い環境で勉強や暮らしをしていく環境を整えていくのは重要だと思う。その観点でいじめ対策に取り組んでもらいたい。  不登校の子供たちには復学させる観点で支援を行うのか。 ◎指導室長 不登校にはさまざまな背景を持っている子供、家庭環境がある。それぞれの状況を把握して、今どういう対応をするのが一番いいのかを探りながらかかわっていく必要はある。 ◆(石田委員) 藤沢市でひきこもりになった中学生の支援をやっている方と一緒に支援に当たったこともあったが、信頼関係を築くには別に学校へ行かなくてもいいところからの入りだった。介護施設とかに入り、コミュニティーの中で自分の肯定感を復活させ、少しずつ社会復帰をしていくようないろいろな方向性がある。復学ありきではなく、さまざまな角度で支援していく必要がある。 ◆(河端委員) いじめ・不登校等対策事業で、いじめの報告は、学校から教育委員会へ小さいものから大きいものまで全てするような仕組みになっているのか。 ◎指導室長 認知があったものは全て報告することになっている。 ◆(河端委員) いじめが解消された判断は何かつくっているのか。 ◎指導室長 文部科学省が行っている問題行動等調査の中に一定の解消が見られたとの判断が示されているが、当事者同士の関係でいじめ的な行為の継続性が見られなければ、一定の解消が見られたとなるが、1カ月でいいとか2カ月でいいと明確には出ていない。 ◆(河端委員) 1回いじめに遭うと長期化するような傾向もある。経過をしっかり見て、丁寧な対応を願いたい。  自分の子供がいじめに遭っているとか、保護者のアセスメントテストみたいなものはあるのか。 ◎指導室長 把握していない。今子供の状態はどうかとチェックをつけるようなものは配付している。 ◆(河端委員) スマートフォンでいじめを匿名で通報できるアプリもあるらしい。そういうものも活用してみてはどうかと聞いた。検討の中に入れてもらえればと思う。 ◆(石田委員) いじめ・不登校等対策事業で、本市にも福島から来ている子供がいると思う。ニュースでは、原発由来のことでいじめられ、転校した経緯が報道されているが、本市ではそういう子供たちに何か支援しているのか。 ◎指導室長 小学校では12名、中学校では6名いるが、注意深く観察している中では、いじめ的な事案は一切ない。 ◆(石田委員) しっかり対応しており、今のところそういうことは見られないと確認がとれたので安心した。今後もよろしく願いたい。 ◆(中村委員) 児童生徒安全対策事業で、メール配信だけか。ほかには何かあるのか。 ◎指導室長 メール配信だけである。 ◆(中村委員) 子どもの外遊びに関する基本条例が上程されているが、安全面が一つ大きな心配である。子供の安全対策をよりしっかりやってもらいたいが、何かあるか。 ◎指導室長 児童生徒安全対策事業は、やまとPSメールを保護者にも提供しながら行っているもので、それに係る費用計上だけである。安全対策は今後検討していきたい。 ◆(中村委員) いじめ・不登校等対策事業で、教師が生徒をいじめている事件があちこちである。それを未然に防ぐため、どういう対策をしているのか。 ◎指導室長 人権的問題として捉えていかなければいけない。今年度から指導主事が小学校19校、中学校9校全校に回りながら、児童生徒指導に関する研修会を持っている。いかに子供に対して愛情を持ってやっていく必要があるかを中心に話しており、それも対策の一つかと捉えている。 ◆(中村委員) 子供に聞いてみるのがわかりやすい。聞きにくければ、子供は家に帰って親に言うので、親の中でそういう話が出ているかどうかある程度調べる必要があると思った。本市の教師は若い人が多いので、人間として成長過程にある方もいると思うので、その辺は引き続き対処を願いたい。 ◆(河端委員) 教育用コンピュータ整備事業で、電子黒板の普及はどのような形で進んでいるのか。 ◎指導室長 小学校は、全普通教室、特別支援教室に1台、中学校は特別教室に入れている。 ◆(河端委員) 南林間中学校へ視察に行ったとき、特別支援学級4クラスのうち1クラスしか入っていなかった。特別支援学級には全て整備してもらいたい。 ◆(山崎委員) 関連して、壊れている電子黒板があると聞いたことがある。メンテナンスは把握しているか。 ◎指導室長 ふぐあいが生じているような場合は学校から報告を受け、業者委託したり、指導主事が行って見たり、教育研究所の職員が行ったり、さまざまな形で対応している。安い値段で電子黒板的な機能も含めたものも出てきそうなので調査している。 ◆(山崎委員) 学力向上対策推進事業で、中学校の放課後寺子屋やまとはここに入っているのか。 ◎指導室長 中学校の学習支援としてここに入っている。 ◆(山崎委員) 説明には中学校の放課後のことが書いていないようである。今年度もモデル校があり、4月から全校になると思うが、そこを詳しく教えてもらいたい。 ◎指導室長 中学校の学習支援は2本の柱があり、1本目の柱は中学校1年生の数学、英語を対象に少人数指導、2本目の柱は、今年度9月から行っている放課後時間を有効活用する学習支援である。パイロット校1校で行っているので、日にちをテスト前に集中させたり等、いろいろな形を試してきた。来年度全校実施に当たっては、スクールアシスタント的な活動も含めて、放課後の時間を中心にした学習支援に拡大していきたい。 ◆(山崎委員) 部活との兼ね合いではどのように運用していくのか。 ◎指導室長 希望する子供たちを集めて支援していく。テスト前1週間であったり、部活に行く前の短い時間とか部活の休みの日とか、そういう中でも進めていきたい。 ◆(山崎委員) 中学校は受験が入ってくるが、パイロット校ではどのように運用して、どのような効果が出たのか。 ◎指導室長 ここでやったから受験の問題が全部解けたとかそういうところまではいっていない。研究の余地がある。教育研究所が入れているeライブラリーなどを使うと、全国の高校の入試問題も検索できたり、一から学び直せるようなプログラムにもなっているので、かなり可能性が広がっていくのではないか。 ◆(山崎委員) 少しでも喜ぶ子供がふえるといいと思う。中学校の受験学習支援は世間の注目度も高い。一人でも多くの子供が放課後の学習ができるよう努力してもらいたい。 ◆(中村委員) 学力向上対策推進事業で、子どもの外遊びに関する基本条例担当のこども部と学力向上を担当している教育委員会で、どういう形で広報していくのかしっかり話をしていかないと、保護者も子供も混乱する。外で遊ばせることと勉強させることのバランスをどのように指導していこうと考えているのか。 ◎指導室長 子供にとって学習も遊びも両面大事だと思う。小学校では、放課後寺子屋やまとと放課後広場と両方やっているが、遊ぶなとは一言も言っていない。こども部も寺子屋へ行くなとも言っていない。ただ勉強してから遊ぼうと言っている。 ◆(中村委員) 子供たちと家庭が混乱しないようによろしく願いたい。  中学校の学習支援で、奨学金を受けるためにはある程度学力が優秀でなければいけない。進学したいが、学力が追いついていない生徒がいた場合、奨学金の対象になれるように学力を持ち上げる指導もしてあげられたらいいと思う。どうか。 ◎指導室長 勉強ができることはそこに喜びがあり、知的な活動の中でもさらに高い課題があったとき、互いに議論していく中での新しい発見も有効な学習手段の一つだと思っている。できるだけそういう位置まで高められるように、小学校では寺子屋、中学校でも学習支援を通しながら力をつけていきたい。 ◆(中村委員) 秋田県男鹿市には、光通信を利用して予備校の授業を配信している事業を視察に行った。受験に合格するためにどういう勉強をしたらいいのかに参考になる話ではないか。高校受験をクリアする指導方法を予備校とか塾の先生から学べることがあるのであれば、そういうことも積極的に取り入れて参考にしたらいいのではないか。
    ◆(宮応委員外議員) 学力向上対策推進事業で、少人数指導非常勤講師2人、学習支援コーディネーター1人、学習支援員1人の4名を配置するが、中学校9校で36人ふえるのか。その費用が5300万円になるのか。 ◎指導室長 約5000万円が中学校の学習支援に係る人件費になる。 ◆(宮応委員外議員) 報酬が約5000万円、賃金が約8100万円とあるが、報酬と賃金は36人のどこにどのように割り振られるのか。 ◎指導室長 小学校のコーディネーターは非常勤特別職なので報酬になる。ほかの方々は賃金として払っていく。 ◆(河端委員) 不登校児童生徒援助事業で、昨年9月の決算委員会でフリースクールの話を聞いたところ、本市でフリースクールは確認していないと答弁があった。もう一度聞きたい。 ◎青少年相談室長 本市にはフリースクールはないが、座間市にはあすなろ、厚木市には星槎教育研究所がある。相模原市にも幾つかフリースクールがあり、本市の児童生徒も活用している。 ◆(河端委員) フリースクールガイドには本市西鶴間のIDEA educationが載っている。県央地区のNPOの情報を見ると、ほかにもある。不登校児童生徒の保護者に情報提供はどのような形でしているのか。 ◎青少年相談室長 不登校の児童生徒に対する説明会が県央等で行われているので、その中で情報として上がることがある。青少年相談室に不登校、ひきこもりの相談が上がったときには、施設等を調べて情報提供している。 ◆(河端委員) フリースクールとの横の連携はどのような形でとっているか。 ◎青少年相談室長 青少年相談室として連携をとることは現段階でないが、学校がフリースクールとやりとりし、情報の共有化はしていると思う。 ◆(河端委員) 情報提供も含めて横の連携は今後進めてもらいたい。 ◎教育長 教育機会確保法で学びの保障に対する姿勢が変わってきている。不登校の子供を含めて多様な教育機会を紹介していくことが今始まろうとしており、言われたことはこれからの課題と捉えている。  市内のフリースクールに通っていることを出席として認定している経過もある。保護者との話し合い、フリースクールとの話し合いの中から、藤沢市や相模原市のフリースクールに通っている子供を指導室の判断で出席の扱いをしてきた経過はあるが、個々のケースに応じて判断してきた。これからは教育機会確保法が成立した背景をもとに、統一的な判断を持ちながら対応を迫られていると認識している。これからの課題として対応をしっかりしていきたい。 ◆(中村委員) 不登校児童生徒援助事業で、不登校の理由はどういうものが多いのか。 ◎青少年相談室長 家庭環境によるもの、友人関係のトラブル、学業不振等が原因として上がっている。 ◆(中村委員) いじめが原因で学校に行けなくなるとすると、転校は考えられないのか。環境を変えて学校に通えるようなことはできないのか。 ◎指導室長 教育的配慮を要する子供に対して対応しているケースはある。どういう状況かを聞き取り、その学校にいることがその子供にどう影響するか見きわめながら、学区外に就学することはこれまでもある。 ◆(中村委員) 友達とのトラブルであれば、環境を変えて別の学校へ元気に行けることもあると思う。これからも臨機応変に対応してもらえればと思う。 ◆(石田委員) 不登校児童生徒援助事業で、食習慣と不登校に関連性があると言われている。そういう観点は対策の中で持っていないか。 ◎指導室長 そこまでの統計データはとっていない。平成26年、平成27年、平成28年と県の委託研究で、大野原小学校、文ケ岡小学校で食生活の調査を行った。不登校とのクロス集計はしていないが、そういうことはデータとして若干残っている。新たに発見できるようなことがあれば、そういう視点を持ちながら見ていきたい。 ◆(石田委員) 罪を犯して施設に入る未成年の子供たちの更生の仕方として、食習慣をしっかり教えた者と教えなかった者で、施設に戻ってくる割合が大幅に違ったデータがアメリカにあった。不登校になったり、いじめをしてしまう子供と食習慣がどうかかわっているのか、そういう観点の調査を今後継続的に続けて、見えてくるものがあれば、積極的に施策に生かしていく方向性を持ってもらえればと思う。 ◆(山崎委員) 小学校学用品等就学援助事業で、昨日、平成29年度就学援助制度のお知らせをもらった。全部に振り仮名が振ってあるのは外国の方に対応しているのか。 ◎学校教育課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) その観点で読むと、わかりやすくない印象を受ける。認定の限度額となる所得の合計額とあり、一般的な観点として、所得と収入の違いを全員が理解しているのか、外国の方が理解しているのか疑問がある。「楽しい学校」にも就学援助のお知らせは入っているのか。 ◎学校教育課長 「楽しい学校」に入っているか記憶にないが、外国籍の方は、入学するために学校教育課へ手続に来るので、そのときに説明している。必要であれば、担任や事務職から直接説明して、足りない部分は補っている。 ◆(山崎委員) 日本人が読んでも、直ちにわかりやすいか疑問がある。書き方を検討してもらえたらと思う。  ホームページを見ると、所得が幾らだともらえるのか書いていない。「限度額は学校より配布される制度のお知らせをご覧ください」と書いてあるだけである。転入してきたり、急に所得が低くなったとき、自分の家庭が対象かどうかホームページ上では把握できない。一般の市民が市役所に行って、自分はどうかと聞くのはハードルが高いように感じられる。川崎市ではホームページで目安が見られるようになっており、そこを確認して初めて市役所に行くことができる。ホームページ上に目安となる所得と収入が書いてあるとわかりやすい。必要とされる方が受給できるような工夫をもう少ししてもらいたい。 ◎学校教育課長 9月の委員会でホームページの話を聞いたので、申請書はホームページ上からダウンロードできる。そこから限度額がわかるようになっているが、フェイスページは丁寧でなかったので修正したい。 ◆(山崎委員) 誘導できるのであれば、わかりやすいように願いたい。できれば収入も書いてあるといいとは思う。  教材費は学校によって違う。小学校1年生の教材費は、引地台小学校は370円であるが、南林間小学校は4970円と違いがあるが、就学援助費に反映されているのか。 ◎学校教育課長 全市統一である。 ◆(山崎委員) 小学校6年生は、草柳小学校は7800円、大野原小学校は2100円と5000円以上の差がある。就学援助は教材費等を補助するものだと思うので、ここの観点も入れてもらいたい。 ◆(石田委員) 児童健康管理事業で、腎疾患、糖尿病の子供は何人ぐらいいるのか。 ◎保健給食課長 後ほど答弁する。 ◆(中村委員) 小学校学用品等就学援助事業の受給見込者数2794人は全体の何%か。 ◎学校教育課長 24%ぐらいである。 ◆(中村委員) 生活保護世帯も入っているのか。 ◎学校教育課長 入っていない。 ◆(中村委員) 生活保護世帯も入れると、どのぐらいが給食費等を援助されているのか。 ◎学校教育課長 生活保護家庭は各学年30人前後である。 ◆(中村委員) 生活保護世帯も含めると、給食費等の援助を受けている子供は全体の何%ぐらいか。 ◎学校教育課長 要保護児童数は所管外で数を把握していない。 ◆(古谷田委員) 小学校教材等整備事業で、サッカーゴールをスチールからアルミにかえていく考えはあるか。 ◎指導室長 サッカーゴールがどれだけスチールかはわからないので調査したい。持ち運び、転倒も含めて、より安全なものを提供できるようにしていきたい。 ◆(古谷田委員) サッカーゴールはスチールからアルミにかえてもらいたい。 ◆(石田委員) 小学校医療費等就学援助事業で、医療券等とあるが、あと何があるのか。 ◎保健給食課長 眼鏡、検眼料である。 ◆(石田委員) 対象になっている子供は何人ぐらいか。 ◎保健給食課長 平成27年度、検眼料と眼鏡245件、医療券8件である。 ◆(石田委員) 平成29年度もそれぐらいを想定した予算か。 ◎保健給食課長 過去分を参考に設定している。 ◆(河端委員) 小学校大規模改修事業で、文ケ岡小学校へ防火シャッターの可動座板式挟まれ防止装置の視察に行った。点検等はしているのか。計画的に設置を進める予定か。 ◎教育総務課長 消防用設備維持管理委託として点検調査は毎年1回行っている。シャッターが老朽化しているので、モーターにふぐあいがある箇所等を優先して改修している。文ケ岡小学校は増築事業があったので一斉に改修した。平成29年度は渋谷小学校の大規模改修があるので、防火シャッターを全部挟まれ防止機能のあるものに改修した。他の学校については、段階的に改修していく計画である。 ◆(河端委員) 何年間でと予定は立てているか。 ◎教育総務課長 何年までに全て挟まれ防止機能のあるものにする計画はまだ立てていない。 ◆(河端委員) 子供の安全が第一なので、計画をしっかり立てて推進してほしい。 ◆(古木委員) 北大和小学校増築事業で、増築校舎はどの辺にできるかも含めてどういう増築事業になるのか。 ◎教育総務課長 現在西側にあるプレハブのところに4階建て校舎を増築し、1階は特別教室、2階、3階は普通教室、4階は特別教室を配置する予定である。 ◆(山崎委員) 関連して、学校とかPTAからこのようにしてほしいと要望があったと思う。その話し合いはどのように行われたか。 ◎教育総務課長 平成28年7月にPTAから北大和小学校増築工事意見書案として何点か意見があった。学校と協議して対応した。 ◆(山崎委員) 要望は反映されているのか。 ◎教育総務課長 職員室を拡大してほしい要望は、既存棟は耐震工事を行っており改築できないので、増築棟に職員室をつくる。普通教室を1、2階にする要望は、特別教室を1階と4階にし、普通教室を2階、3階にした。校庭側に廊下を持ってきてほしい、防球ネットを開閉式にしてほしい等、設備的に無理なことは難しいと答えている。 ◆(山崎委員) 説明会が行われなくなったような事例があったと思うが、その後PTAに説明会は行ったのか。 ◎教育総務課長 PTAに説明し、理解願った。 ◆(山崎委員) 使う側の意見も重要なので、真摯に聞いてもらいたい。 ◆(石田委員) 北大和小学校増築事業で、工事中、グラウンドでできることが制限されることは出てくるのか。 ◎教育総務課長 基本的に校庭は狭くなるので、安全に配慮しながら対応していく。渋谷小学校でもプレハブを建てて大規模改修をしているが、安全に注意しながら対応するので、同じような形でやりたい。 ◆(石田委員) 同じようによろしく願いたい。 ◆(高久委員外議員) 北大和小学校増築事業で、増築によりプールがなくなると聞いている。どういう対応を考えているのか。父母からはどのような声があったのか。 ◎教育総務課長 北大和小学校規模適正化に向けた協議会では、学校側の意見として、1年間を通じて学校内にプールがあることにより、限られた敷地内で使えないスペースができてしまうことを考えると、他の施設で代用して、あいた土地等を子供たちの運動に常時使える形がよいのではないかとあり、理解願った。 ◆(高久委員外議員) 小学生は、夏休みはプールを使いたい希望もあると思うのでよろしく願いたい。 ◆(山崎委員) 関連して、どこが代替プールになるのか。 ◎教育総務課長 近くの民間プールと協議している。 ◆(山崎委員) 非常に混んでおり、調整は大変だと思うが、よろしく願いたい。 ◎保健給食課長 児童健康管理事業の腎疾患、糖尿病について答弁する。  平成26年度実績で受診勧告は、小学校21人、中学校19人である。 ◆(石田委員) 糖尿病の子供が小学校では21人と捉えていいのか。 ◎保健給食課長 1次、2次の尿検査を行って、最終的に受診勧告した数字である。 ◆(山崎委員) 中学校学用品等就学援助事業の予算が下がっている理由を伺いたい。 ◎学校教育課長 今年度から入学準備金を支払うようになった関係で、新中学校1年生に対する新入学学用品費が減額されている。認定率も下がってきている。 ◆(山崎委員) 平成28年度に払ってしまったからか。 ◎学校教育課長 他市から転入してもらっていない場合もあるため、新入学学用品費も予算として残しているが、今年度9月定例会で1000万円ほど増額補正し支払いをした。その分小学校費に移行したので、これからこの額でいく。 ◆(山崎委員) 今後はこの額ぐらいになるのか。前倒しになるだけなので、額の変化はないかと思ったりする。補正で組んだ分が減ったのか。 ◎教育部長 中学校に入るときの新入学学用品費は中学校費で支給していたが、9月定例会で補正を組んだ結果として、今後は6年生のときに払うので、小学校費で組まれている。中学校費では計上しない。 ◆(山崎委員) 小学校費で組んでいるのか。 ◎教育部長 小学校6年生に支払うので、小学校費である。 ◆(中村委員) 中学校学用品等就学援助事業で、受給見込者数1416人は全体の何%か。生活保護世帯を含めて給食費等の援助を受けている生徒は全体の何%か。 ◎学校教育課長 要保護生徒数は所管外で把握していない。受給見込者数は約26%である。 ◆(山崎委員) 中学校部活動等支援事業で、地域指導者は何人いるのか、幾ら払われているのか。 ◎指導室長 30名で、1回につき3500円、52回分まで予算立てしている。 ◆(山崎委員) 何時間までとか規定はあるのか。 ◎指導室長 特にない。 ◆(山崎委員) 教師の負担が問題になっているので、地域で指導してくれる方がいるといいと思う。その方が地域にいると、子供たちも卒業した後もいろいろな交流も生まれると思うので、推進してもらいたい。 ◆(石田委員) 中学校地域教育力活用推進事業で、学校に謝礼品を支給するとあるが、よくわからない。どういう仕組みなのか。 ◎指導室長 出前授業等で学校に出向いた方へ謝礼を払ったり、図書カードを渡す。あとは学校評議員への謝礼である。 ◆(石田委員) 地域の力を使って授業の質を上げていく取り組みは今後大事になってくると思う。積極的に地域とうまく連携してやっていく取り組みは今後とも進めてもらえればと思う。 ◆(古谷田委員) 中学校部活動等支援事業の減額理由を伺いたい。 ◎指導室長 今年度は第50回神奈川県中学校総合体育大会県央ブロックへ負担金約90万円を出したが、それがなくなった。 ◆(古谷田委員) 部活動にはもう少し予算をつけてもらいたい。  地域指導者は学校長の決裁でできるが、プラス資格やモラルの審査もしていったほうがいいと思う。
    ◎指導室長 地域指導者は、学校に入りながら校長に承認してもらう方と、教育委員会を経由して部活動支援ボランティアバンクに登録する方と二通りある。指導室を経由した方は、部活動とはどういうものか、学校との関係づくりの研修を受けてから頼んでいる。 ◆(石田委員) 中学校地域教育力活用推進事業で、プロと触れ合うことはいいことである。仕事で一定の地位を確立している方と組み合わせると最高の社会見学になる。そういう観点も加えてもらえればありがたい。 ◆(古谷田委員) 中学校大規模改修事業で、大和中学校の防球ネットと捉えているが、簡単に説明願いたい。 ◎教育総務課長 4メートルの防球ネットはあるが、ハンドボールとサッカーではそれを越えてしまうため、北側と南側の防球ネットを10メートルのものにする。校舎から市役所に向かって長さ60メートルで10メートルのものを1カ所、南側のクラブ室から30メートル、防球ネットをするので、サッカーとハンドボールが校庭から外に出ることの対応はこれで済むと思う。 ◆(石田委員) 社会教育啓発事業で、これまでどんなDVDを使っていたのか。 ◎図書・学び交流課長 平成28年度は、若年性の認知症、同和問題、LGBTを扱った「光射す空へ」を購入した。 ◆(石田委員) 社会の中で生きるために必要な知識、技能などの教育を行う観点は大事なことで、今の教育の中で少ない部分だと思っている。今の社会の実態に即したことをもっと子供たちに教えていくことは必要なことだと思う。直接映像を見せるのはわかりやすいので、積極的に取り組んでもらいたい。 ◆(山崎委員) 社会教育啓発事業で、どこで、どのように、誰に見せるのか。 ◎図書・学び交流課長 貸し出しもするし、シリウスの講習室で上映会を開いている。 ◆(山崎委員) 一般市民に対して広報を出しているのか。 ◎図書・学び交流課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 市民の意識が高まるようによろしく願いたい。 ◆(中村委員) PTA連絡協議会支援事業で、年度末になり、一番大きな問題は新年度の役員である。PTAはペアレント・ティーチャー・アソシエーションなので、前々からティーチャーにも役員をやってもらったらいいのではないかと思っている。教員にも本部役員にかかわってもらえれば、もっとPTAの支援になるのではないかと思うが、どうか。 ◎図書・学び交流課長 PTA自体、任意参加団体なので、参加にもいろいろな問題があることは認識している。年1回のPTA連絡協議会でいろいろな協議をしているので、そういう意見があったことは伝えたい。 ◆(中村委員) 教員にも少しかかわってもらえると、より子供たちのためになるのではないか。考えてみたらどうか。 ◆(山崎委員) 地域文化振興事業に関連して、林間学習センターはどうなるのか。 ◎図書・学び交流課長 中央林間の旧緑野住宅跡地に平成30年8月オープンで施設整備を進めている。子供の施設、スポーツ施設、学習センターの機能が集約されたものになるので、林間学習センターの機能を移す。その時点で林間学習センターは廃止になる。 ◆(山崎委員) りんぶん村の芝居小屋等、林間学習センターで継続してやっている方にはどのように周知するのか。 ◎図書・学び交流課長 林間学習センターは4室しかないが、新施設では多くの部屋をつくる予定なので、活動がより活発になると思う。歴史のあるものもあるので、その辺は考慮してやっていきたい。 ◆(石田委員) 図書館管理運営事業にシリウスの図書館の委託料等も含まれているのか。 ◎図書・学び交流課長 指定管理料、光熱水費が含まれている。 ◆(古谷田委員) 図書館管理運営事業で、中央林間地区に新しい図書館とあるが、図書館なのか、図書室なのか。 ◎図書・学び交流課長 図書館として整備する。 ◆(山崎委員) 関連して、林間学習センターの図書は中央林間地区の新しい図書館に移るのか。 ◎図書・学び交流課長 そのとおりである。 ◆(中村委員) 学習センター施設整備事業は桜丘学習センターの改修工事であるが、利用者がどのように他の施設を使ったらいいか、どのように案内しているのか。 ◎図書・学び交流課長 改修があることは周知したが、登録団体はどこの学習センターでも使えるので、システム上であいた部屋を探してと説明している。 ◆(中村委員) 工事で使えないので、あとは自分たちで何とかしてほしいとの話か。 ◎図書・学び交流課長 現在はそのようになっている。休館が9月から3月と長いので、シリウスを含めたほかの地区館で対応してほしいと説明している。 ◆(古木委員) 図書館管理運営事業に関連して、図書館と図書室はどう違うのか。 ◎図書・学び交流課長 図書館は図書館法に基づく施設であり、著作権法により本をコピーできる。学習センターにあるのは図書室で、学習センター機能の一部として運営しており、複写等はできない。 ◆(古木委員) つきみ野学習センターにあるのは図書室か。 ◎図書・学び交流課長 図書室である。 ◆(石田委員) 学習センター施設整備事業で、桜丘学習センターはかなり古いが、耐震性は大丈夫なのか。 ◎図書・学び交流課長 耐震は大丈夫である。 ◆(宮応委員外議員) 図書館費について、新図書館の来場者は市内、市外でどうなのか。  視察等はどのようにあったのか。 ◎図書・学び交流課長 市内、市外の来館者は調べていない。  議員、行政、民間図書業者等、いろいろなところから多くの視察が来ている。 ◆(宮応委員外議員) 視察への対応は、図書・学び交流課長がするのか、指定管理者がするのか。 ◎図書・学び交流課長 全体の運営に関する部分は指定管理者が対応する。シリウスは再開発事業で整備したので、市が絡む事業は所管課が対応している。 ◆(宮応委員外議員) 指定管理者の司書は何人いるのか。休館日は12月31日と1月1日のみで、どのようなローテーションでやっているのか。 ◎図書・学び交流課長 図書館職員は五十数名いるが、30名ほどが司書資格を持っている。その中でローテーションを組んでやっている。 ◆(宮応委員外議員) 賃金はどのような契約になっているのか。 ◎図書・学び交流課長 賃金が幾らかは把握していない。 ◆(宮応委員外議員) 資料請求すれば出せるか。 ◎図書・学び交流課長 指定管理者に確認しないとわからない。                午後7時11分 休憩                午後7時12分 再開 ◆(山崎委員) 無形文化財保護事業で、「無形民俗文化財の映像記録を作成します。」とあるが、具体的にどういうものか。 ◎文化振興課長 福田神社囃子獅子舞の記録を予定している。 ◆(山崎委員) 平成28年度はどういうものをやったのか。 ◎文化振興課長 稲荷講について何年かやっていた。 ◆(山崎委員) 保健体育費に関係するかわからないが、大和市版オリンピックをすると情報があった。どの事業費か。 ◎スポーツ課長 事業は平成30年8月になる。 ◆(古谷田委員) スポーツ教室開催事業で、スポチャレを行った評判はどうか。それを踏まえて1回ふやして4回なのか。 ◎スポーツ課長 スポチャレは1日に複数種目を体験できるもので、主に小学生を対象にしている。平成28年度は3回実施しており、全て定員を超える申し込みがあった。実績を踏まえて翌年度の実施は検討している。 ◆(古谷田委員) スポチャレは続けていってもらいたい。  総合型地域スポーツクラブはどれぐらいあるのか。 ◎スポーツ課長 現在2クラブあり、3月に1クラブが設立する。 ◆(古谷田委員) どういう団体か。 ◎スポーツ課長 1つは大和シルフィード・スポーツクラブで、サッカーを中心にしたスポーツクラブであるが、ヒップポップダンス等もやっている。3月にオープンするところは、フリスビーを使う競技、陸上競技、ダンス競技をやっているところである。もう1つは大和スポーツクラブで、野球を中心にしているが、ダンス、防災教室もやっている。 ◆(古谷田委員) 大和スポーツクラブは防災教室を行っている。スポーツ大会の開会式で防災を呼びかけることを取り入れたらどうか。 ◎文化スポーツ部長 危機管理課防災管理担当とも調整する。 ◆(古谷田委員) スポーツ大会で集まった際に、危機管理の意識を少しずつ芽生えさせていければと思う。                午後7時20分 休憩                午後7時35分 再開 ◆(古谷田委員) スポーツセンター施設管理運営事業で、体育会館は空調整備を行ったが、利用者の反応はどうか。 ◎スポーツ課長 競技をやっている方からは喜ばしいとの声しか聞いていない。床冷暖房システムで行ったので、卓球、バドミントンのような風が影響するようなスポーツ団体からは特に喜ばれている。 ◆(古谷田委員) 空調整備を行って料金が改定された。利用率はどうなのか。 ◎スポーツ課長 7月から12月の6カ月間では昨年同時期より5%ほど落ちている。 ◆(古谷田委員) 市内と市外で料金を変えたのか。 ◎スポーツ課長 7月に料金改定を行い、市外の個人または団体は倍額となっている。 ◆(古谷田委員) それにより5%下がったのか。 ◎スポーツ課長 6カ月間なので、市外を倍額にしたことが原因かは断定できない。 ◆(古谷田委員) 第1体育室に輻射式冷暖房が入ったことにより電気代がかかっていると思うが、どのぐらい変わったのか。 ◎スポーツ課長 7月から12月までをならすと、光熱水費は1カ月60万円ほどアップしている。 ◆(古谷田委員) 市外利用者を倍額にしたことにより相殺するとどうか。 ◎スポーツ課長 スポーツセンターだけでは6カ月間で利用料金が約320万円アップしている。光熱水費が上がった分は利用料金で相殺できている。 ◆(古谷田委員) 利用件数が下がっても、市外を倍額にしたことによりプラスマイナスゼロか。 ◎スポーツ課長 快適になっている分、市内の方も利用料金が若干上がっているので、相殺できている。見込んだとおりである。 ◆(古谷田委員) 光熱水費を加味して指定管理料も上げていかなければいけないのか。見通しはあるか。 ◎スポーツ課長 利用料金アップによる利用収入のアップ、光熱水費がアップしたことによるマイナスがどうなるのか、今後指定管理者と協議していく。 ◆(古谷田委員) 利用者からは評判のいいことしか聞こえてこない。これから検証が出ると思うが、それを加味してしっかりした運営ができるように配慮してもらいたい。 ◆(河端委員) スポーツセンター施設管理運営事業で、夏は空調温度をもう少し下げてほしいとの声が届いている。温度は固定されてしまうものなのか、どのような対応をしているか。 ◎スポーツ課長 温度設定は臨機応変に変えられる。そういう声も聞くが、運動していない方には適温である。外が32度、34度あるときにも、室内は28度ぐらいにしており、それ以上下げていないが利用者には理解してもらっている。 ◆(河端委員) そういう声がたくさんあれば臨機応変に対応しているのか。 ◎スポーツ課長 そのとおりである。 ◎文化スポーツ部長 運動すると体温が上がり暑くなるが、休憩をしたりする中で、体は冷え切ってしまう。また、温度設定は気をつけないと、けがが確実にふえる可能性が大きい。その辺は見きわめながらやっていく。 ◆(河端委員) 要望している方にはそのように伝えたい。  スポーツ広場管理運営事業で、下福田スポーツ広場を利用している方から広場を示す表示がなくなってしまっていると聞いた。わかりやすいような表示をつけてもらいたい。  球場の前は私有地なのか、水が余りはけない状況があり、簡易な舗装をかけてもらうことは厳しいのか。 ◎スポーツ課長 表示も雨水のたまりぐあいも確認して対応したい。 ◆(古谷田委員) 地域スポーツ推進事業で、トップスポーツ観戦デーをふやすべきではないかと提案したが、今回の予算に変化は見られるのか。 ◎スポーツ課長 今年度市と指定管理者の事業でイースタンリーグを2回行ったが、複数種目にしたほうがいいのではないかと意見があったので、複数種目にできるように少し考えていきたい。 ◆(古谷田委員) ほかの種目でトッププロの見るスポーツを行っていくのか。
    ◎スポーツ課長 そのとおりである。 ◆(古谷田委員) 3月11日、12日にバレーボールVリーグ1部の入れかえ戦がある。告知してもっと人が来てもらえるとありがたい。  女子サッカー推進事業の減額理由は何か。 ◎スポーツ課長 今年度はリオオリンピックがあり、出場した場合、パブリックビューイングを実施しようと考えて予算計上した。来年度はそういうものがないので、その分の減額である。 ◆(古谷田委員) 女子サッカーのまちを取っかかりにして健康都市を目指す形になっているので、予算が減らされているのは心配だった。今後も応援してもらえればと思う。 ◆(石田委員) 学校給食管理運営事業で、野菜の洗浄に何か薬品を使っているか。 ◎保健給食課長 薬品は使っていない。 ◆(石田委員) 関連して、牛乳アレルギーを持っている子供は何人ぐらいいるか。 ◎保健給食課長 平成25年度では、小学校22人、中学校9人である。 ◆(石田委員) 友達に上げていると保護者から聞くが、実態は把握しているか。 ◎保健給食課長 具体的な数字は把握していない。 ◆(石田委員) 1人で3個、4個飲んでいる子供もいると聞いているので、内在的に飲めない子供が多いと捉えている。今後選択制を考えていく方向性は持っていないのか。 ◎保健給食課長 飲めない子供は飲まないようにする。代替品の考えは特にない。 ◆(石田委員) 無理やり飲ませていく必要性はない。代替的栄養を補完していくことを考えていく必要は今後ある。 ◆(河端委員) 給食費管理事務が増額されている。給食費未納世帯がふえ、督促等の予算になるのか。 ◎保健給食課長 各学校に非常勤の給食事務補助員を配置しているが、時給単価が906円から930円に上がった分の増額である。 ◆(河端委員) 未納世帯がふえているのではないのか。 ◎保健給食課長 未納世帯はふえていない。 ◆(山崎委員) 学校給食管理運営事業で、放射能の検査はどうなっているのか。 ◎保健給食課長 毎月実施し、ホームページで公開している。 ◆(山崎委員) 保護者で心配している方がまだいるので、今後もよろしく願いたい。 ◆(中村委員) 給食費管理事務で、払うべき家庭で未納は何%ぐらいか。 ◎保健給食課長 平成27年度の未納額割合は0.27%である。 ◆(中村委員) 未納理由に経済的なものはかなりあるのか。 ◎保健給食課長 学校で面談の後、足を運んで話を聞くと、支払う方が結構いる。必ずしも経済的問題だけではない。それ以上のことはわからない。 ◆(中村委員) 子供の貧困が深刻であるとマスコミでも言われている。家庭の食事が難しい家庭もあると聞いているので、給食の重要性が大きくなってきている。中学校まで給食が実施されているのは評価すべきことである。これからも子供たちの栄養を考えた献立をしっかり実施するようによろしく願いたい。 ◆(石田委員) 学校給食食育推進事業で、学校給食講習会を実施するとあるが、どういう内容か。 ◎保健給食課長 各学校からPTAの希望者28人に集まってもらい、5回の講習会をやっている。 ◆(石田委員) 保護者に向けたものか。 ◎保健給食課長 そのとおりである。 ◆(山崎委員) 関連して、5回と答弁があったが、5日間コースと書いてある。1人の方が5日間受けるのかと思ったが、そうではないのか。 ◎保健給食課長 1人が全部で5回受講する。 ◆(山崎委員) 給食に対する理解のためだけにやっているのか。 ◎保健給食課長 学校給食について理解してもらうため、具体的にどのようなことをしているのか、考えてやっているのか、調理場も見学し、給食を実際に食べてもらったり、幾つかのパターンで5回ある。 ◆(山崎委員) 参加者はどのぐらいか。 ◎保健給食課長 全校のPTAから1人ずつ、28人に参加してもらっている。 ◆(山崎委員) 参加者は学校に戻って広報活動をするのか。 ◎保健給食課長 体験したことを報告してもらえればと頼んでいる。 ◆(石田委員) 学校給食食育推進事業で、食育推進計画を進めていくため、課題がどういうものか、適切にわかっていく必要がある。事業を具体的につくっていくときにどういう課題意識があり、その課題をどのようにあぶり出していったのか。 ◎保健給食課長 学校給食をいかに情報発信していくか、児童生徒の保護者に学校給食を知ってもらうなどの観点で3つの事業を実施している。 ◆(石田委員) 学校給食を知ってもらうことが食育と捉えているのか。 ◎保健給食課長 学校給食を提供していくに当たって気をつけるところ、食材のこと、残さず食べること、食に関する取り組む姿勢、食育につながる内容をいろいろな形で絡ませながらそれぞれ進めていく考え方である。 ◆(石田委員) 市民がどういう課題を持っているか知らないと、適切に計画を実行していくことができず、一方的なものになってしまう。食習慣等の意識調査をこれからやっていく必要性がある。これに取り組んでもらいたいが、どうか。 ◎保健給食課長 検討していきたい。 (歳  入) ◆(山崎委員) 学校施設使用料(学校開放)で、使用料は幾らか。 ◎スポーツ課長 校庭は1時間当たり75円、体育館、武道場は、5時までが200円、5時以降9時までが275円、校庭の夜間照明は750円である。 ◎図書・学び交流課長 特別教室は、午前9時から午後5時までが1時間150円、午後5時から午後9時までが1時間250円、調理室は、午前9時から午後5時までが1時間700円、午後5時から午後9時までが1時間850円である。 ◆(山崎委員) 調理室の午前9時からは夏休みを想定しているのか。 ◎図書・学び交流課長 夏休み、土曜日、日曜日である。 ◆(石田委員) 教育使用料で、シリウスの駐輪場、駐車場は幾ら収入があったか。 ◎文化振興課長 指定管理者が把握している。 ◆(石田委員) 報告書はもらわないのか。 ◎文化振興課長 定期的にもらう予定であるが、この時点ではもらっていない。 ◆(石田委員) 近くのセブンイレブンに自転車が並んでいるが、把握しているか。 ◎文化振興課長 把握していない。指定管理者からそこにとめている人に指導することはないと思う。 ◆(中村委員) 社会教育使用料の建物使用料は下鶴間ふるさと館の座敷使用料と説明があったが、予算は1000円である。どういう見込みなのか。 ◎文化振興課長 1時間300円で、使用するのが4時間程度である。余り使われないので、最低限のところで計上している。 ◆(中村委員) 下鶴間ふるさと館は指定管理か。 ◎文化振興課長 直営である。 ◆(中村委員) 1年間で1000円計上するぐらいしか使用されないのであれば、地域の方に無料で気軽に使ってもらってもいいのではないか。 ◎文化振興課長 これからフィルムコミッション等の活動も出てくるので、下鶴間ふるさと館も広く使ってもらいたい気持ちはある。使用料を無料にする考えはない。 ◆(中村委員) 最初は無料にしていろいろな人に使ってもらい、使い勝手がよく大勢の方が利用するようになったら、そこから使用料を考えてもいいのではないか。ほとんど使われていない状況で年に1000円予算計上することにどれほど意味があるのか。無料で使ってもらったほうがいろいろな人に知ってもらえていいのではないか。検討願いたい。 ◆(山崎委員) 不用物品売払収入で、学校で空き缶等と説明があったが、まとめる業者がいるのか。 ◎保健給食課長 学校給食調理場のアルミ食器、段ボール、空き缶等の売り払い代金で、取り扱う業者がいる。 ◆(山崎委員) 1社に頼んでいるのか。 ◎保健給食課長 それぞれの業者でやっている。 ◆(中村委員) ことばの教室運営事業債で、運営をなぜ市債で行うのか。 ◎教育総務課長 渋谷小学校は大規模改修事業を行っており、ことばの教室も大規模な改修を行うため、その分の起債を上げている。 ◆(中村委員) 運営よりも建物の話か。 ◎教育総務課長 そのとおりである。 ◆(中村委員) ことばの教室の運営自体は一般財源か。 ◎教育総務課長 普通に事業として行っている。 (継続費)   な  し (債務負担行為)   な  し (地方債)   な  し                   質疑終結                  討論 なし                    採決         全員賛成 文教市民経済常任委員会所管関係原案可決                午後8時19分 休憩                午後8時20分 再開 △日程第5 議案第17号、平成29年度大和市国民健康保険事業特別会計予算                  市側より説明               ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(山崎委員) 加入者は何人を想定しているか。 ◎保険年金課長 平成29年度の被保険者数は5万7462人である。 ◆(山崎委員) 加入率の変化はここ数年であるのか。 ◎保険年金課長 平成23年度をピークに減少している。 ◆(山崎委員) 何か理由はあるのか。
    保険年金課長 75歳到達で後期高齢者医療保険に切りかわること、社会情勢の好転等で社会保険に切りかわる方が多くなっていると分析している。 ◆(山崎委員) 収納率はどのぐらいか。 ◎保険年金課長 収納率は、平成27年度は、現年度分88.87%、滞納繰越分20.29%である。平成29年度の積算では、現年度分90.50%、滞納繰越分22.21%と見込んでいる。 ◆(山崎委員) 滞納者がさらに払えないとどうなるのか。 ◎保険年金課長 法で定められている督促状を送付し、電話催告、臨戸訪問等をしている。督促状を送付しても払えない方は年3回催告書を送っている。それでも納付が確認できない場合は、収納課で資産調査し、相談に応じないなど場合によっては差し押さえ処分等をしている。賦課側も窓口での滞納相談で収納課に納付相談するように案内をしながら、収納率向上に努めている。 ◆(山崎委員) その間治療が必要になった場合はどうなるのか。 ◎保険年金課長 保険証は使用してもらい、納付は計画を立てながら進めている。 ◆(石田委員) 高額医療費共同事業医療費拠出事務は前年度よりふえているが、高齢化が大きいと捉えてよいか。 ◎保険年金課長 それも一因として捉えている。医療の高度化で高額な薬剤が承認されていることもあると分析している。 ◆(山崎委員) 特定健康診査事業で、受診見込者数1万7160人は加入者からすると3割ぐらいである。平成27年度、平成28年度は55%とか50%を想定していたが、平成29年度の想定は何%か。 ◎保険年金課長 受診率は、39%を予定している。本市の法定報告値は平成27年度34.8%で、実績に合った率を計上している。 ◆(山崎委員) 実施期間が短い。9月以降に延びない理由は何かあるのか。 ◎保険年金課長 医療機関との調整がある。期間を12月まで実施したり、1年間実施している市町村もあるが、本市と同じような期間で実施している市が県内の受診率の上位に入っている。PR等のやり方によっては受診率が向上するのではないかと考えており、期間の延長は今後の課題と理解している。 ◆(山崎委員) PRをよろしく願いたい。 ◆(中村委員) 人間ドック助成事業で、1人幾らの助成で、何人を見込んでいるのか。 ◎保険年金課長 基本分5万円のうち2万5000円を補助し、429人を予定している。 ◆(中村委員) 32万5000円減額されている理由は何か。 ◎保険年金課長 全体の被保険者数が落ちているので、それに合わせてと、実績等を考えて429人とした。 ◆(中村委員) 市立病院で人間ドックをやらなくなったことは影響があるか。 ◎保険年金課長 窓口でPRし、他の協力医療機関を紹介していることから、特段大きな影響はない。 ◆(中村委員) PRが大事だと思うので、よろしく願いたい。 (歳  入)   な  し (債務負担行為)   な  し                   質疑終結                  討論 なし                    採決                全員賛成 原案可決 △日程第6 議案第21号、平成29年度大和市後期高齢者医療事業特別会計予算                  市側より説明               ( 質 疑・意 見 ) (歳  出) ◆(山崎委員) 対象者数を伺いたい。 ◎保険年金課長 平成29年度の被保険者数は2万5000人と見込んでいる。 ◆(山崎委員) ふえているのか。 ◎保険年金課長 例年約7%程度の上昇である。 ◆(山崎委員) 毎年7%ふえているのか。 ◎保険年金課長 約7%程度である。 ◆(山崎委員) 収納率はどうなのか。 ◎保険年金課長 平成29年度は現年度分99.29%を見込んでいる。平成27年度決算は現年度分99.15%であった。 ◆(山崎委員) 滞納者には督促していくと思うが、その間に医療を受けられなくなることはないと考えてよいのか。 ◎保険年金課長 滞納しているから医療給付を受けられないということはしていないが、あわせて納付は促している。 ◆(石田委員) 諸支出金は本年度と前年度が全部同じ数字であるが、どういう仕組みでこうなったのか。 ◎保険年金課長 保険料還付金は、被保険者が亡くなったり転出により年度途中で保険料が変わってしまう場合がある。異動分は把握できないため、実績から見越している。 ◆(石田委員) 見越してやっているので、同じであろうと計上しているのか。 ◎保険年金課長 そのとおりである。 (歳  入)   な  し                   質疑終結                  討論 なし                    採決                全員賛成 原案可決                午後8時51分 閉会...