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平成14年 環境教育常任委員会 本文 2002-03-12
平成14年 環境教育常任委員会 名簿 2002-03-12

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  1. 厚木市議会 2002-03-12
    平成14年 環境教育常任委員会 本文 2002-03-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成14年 環境教育常任委員会 本文 2002-03-12 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式の切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 459 発言 / ヒット 0 発言 表示発言の切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯森屋騏義委員長 2 ◯森屋騏義委員長 3 ◯財政課長 4 ◯森屋騏義委員長 5 ◯関戸順一副委員長 6 ◯環境業務課長 7 ◯関戸順一副委員長 8 ◯環境業務課長 9 ◯関戸順一副委員長 10 ◯環境業務課長 11 ◯関戸順一副委員長 12 ◯総務部長 13 ◯関戸順一副委員長 14 ◯総務部長 15 ◯関戸順一副委員長 16 ◯森屋騏義委員長 17 ◯森屋騏義委員長 18 ◯保健給食課長 19 ◯森屋騏義委員長 20 ◯高橋徹也委員 21 ◯保健給食課長 22 ◯高橋徹也委員 23 ◯保健給食課長 24 ◯高橋徹也委員 25 ◯加納美奈子委員 26 ◯保健給食課長 27 ◯関戸順一副委員長 28 ◯保健給食課長 29 ◯関戸順一副委員長 30 ◯保健給食課長 31 ◯関戸順一副委員長 32 ◯森屋騏義委員長 33 ◯関戸順一副委員長 34 ◯保健給食課長 35 ◯関戸順一副委員長 36 ◯保健給食課長 37 ◯関戸順一副委員長 38 ◯保健給食課長 39 ◯関戸順一副委員長 40 ◯保健給食課長 41 ◯関戸順一副委員長 42 ◯保健給食課長 43 ◯関戸順一副委員長 44 ◯保健給食課長 45 ◯関戸順一副委員長 46 ◯保健給食課長 47 ◯関戸順一副委員長 48 ◯森屋騏義委員長 49 ◯森屋騏義委員長 50 ◯保健給食課長 51 ◯関戸順一副委員長 52 ◯森屋騏義委員長 53 ◯森屋騏義委員長 54 ◯予防課長 55 ◯森屋騏義委員長 56 ◯加納美奈子委員 57 ◯予防課長 58 ◯関戸順一副委員長 59 ◯消防総務課長 60 ◯関戸順一副委員長 61 ◯消防総務課長 62 ◯関戸順一副委員長 63 ◯消防総務課長 64 ◯関戸順一副委員長 65 ◯高橋徹也委員 66 ◯予防課長 67 ◯高橋徹也委員 68 ◯予防課長 69 ◯森屋騏義委員長 70 ◯予防課長 71 ◯森屋騏義委員長 72 ◯森屋騏義委員長 73 ◯森屋騏義委員長 74 ◯森屋騏義委員長 75 ◯保健給食課長 76 ◯森屋騏義委員長 77 ◯石井恒雄委員 78 ◯保健給食課長 79 ◯石井恒雄委員 80 ◯保健給食課長 81 ◯関戸順一副委員長 82 ◯保健給食課長 83 ◯関戸順一副委員長 84 ◯保健給食課長 85 ◯関戸順一副委員長 86 ◯森屋騏義委員長 87 ◯保健給食課長 88 ◯関戸順一副委員長 89 ◯保健給食課長 90 ◯関戸順一副委員長 91 ◯森屋騏義委員長 92 ◯森屋騏義委員長 93 ◯教育研究所長 94 ◯森屋騏義委員長 95 ◯高田浩委員 96 ◯行政管理課長 97 ◯沼田幸一委員 98 ◯教育研究所長 99 ◯沼田幸一委員 100 ◯加納美奈子委員 101 ◯行政管理課長 102 ◯加納美奈子委員 103 ◯行政管理課長 104 ◯加納美奈子委員 105 ◯教育研究所長 106 ◯関戸順一副委員長 107 ◯森屋騏義委員長 108 ◯教育研究所長 109 ◯関戸順一副委員長 110 ◯教育研究所長 111 ◯関戸順一副委員長 112 ◯森屋騏義委員長 113 ◯関戸順一副委員長 114 ◯総務部次長 115 ◯関戸順一副委員長 116 ◯総務部次長 117 ◯森屋騏義委員長 118 ◯森屋騏義委員長 119 ◯森屋騏義委員長 120 ◯森屋騏義委員長 121 ◯高橋徹也委員 122 ◯ごみ対策課長 123 ◯高橋徹也委員 124 ◯ごみ対策課長 125 ◯高橋徹也委員 126 ◯ごみ対策課長 127 ◯高橋徹也委員 128 ◯ごみ対策課長 129 ◯高橋徹也委員 130 ◯ごみ対策課長 131 ◯高橋徹也委員 132 ◯ごみ対策課長 133 ◯沼田幸一委員 134 ◯環境総務課長 135 ◯沼田幸一委員 136 ◯環境総務課長 137 ◯石井恒雄委員 138 ◯ごみ対策課長 139 ◯石井恒雄委員 140 ◯ごみ対策課長 141 ◯石井恒雄委員 142 ◯ごみ対策課長 143 ◯石井恒雄委員 144 ◯高田浩委員 145 ◯環境総務課長 146 ◯高田浩委員 147 ◯環境総務課長 148 ◯高田浩委員 149 ◯加納美奈子委員 150 ◯環境総務課長 151 ◯加納美奈子委員 152 ◯環境総務課長 153 ◯加納美奈子委員 154 ◯環境総務課長 155 ◯加納美奈子委員 156 ◯環境総務課長 157 ◯関戸順一副委員長 158 ◯環境総務課長 159 ◯関戸順一副委員長 160 ◯環境総務課長 161 ◯関戸順一副委員長 162 ◯森屋騏義委員長 163 ◯森屋騏義委員長 164 ◯環境部長 165 ◯森屋騏義委員長 166 ◯関戸順一副委員長 167 ◯環境総務課長 168 ◯関戸順一副委員長 169 ◯環境総務課長 170 ◯関戸順一副委員長 171 ◯環境総務課長 172 ◯関戸順一副委員長 173 ◯環境総務課長 174 ◯関戸順一副委員長 175 ◯環境総務課長 176 ◯森屋騏義委員長 177 ◯環境総務課長 178 ◯関戸順一副委員長 179 ◯環境総務課長 180 ◯関戸順一副委員長 181 ◯高橋徹也委員 182 ◯環境総務課長 183 ◯高橋徹也委員 184 ◯環境総務課長 185 ◯高橋徹也委員 186 ◯環境総務課長 187 ◯高橋徹也委員 188 ◯環境部次長 189 ◯加納美奈子委員 190 ◯環境総務課長 191 ◯加納美奈子委員 192 ◯環境総務課長 193 ◯加納美奈子委員 194 ◯環境総務課長 195 ◯加納美奈子委員 196 ◯環境総務課長 197 ◯石井恒雄委員 198 ◯ごみ処理広域化推進室長 199 ◯石井恒雄委員 200 ◯ごみ処理広域化推進室長 201 ◯石井恒雄委員 202 ◯ごみ処理広域化推進室長 203 ◯石井恒雄委員 204 ◯高田浩委員 205 ◯ごみ対策課長 206 ◯高田浩委員 207 ◯ごみ対策課長 208 ◯加納美奈子委員 209 ◯ごみ対策課長 210 ◯沼田幸一委員 211 ◯環境総務課長 212 ◯沼田幸一委員 213 ◯環境総務課長 214 ◯沼田幸一委員 215 ◯環境総務課長 216 ◯沼田幸一委員 217 ◯関戸順一副委員長 218 ◯環境総務課長 219 ◯関戸順一副委員長 220 ◯環境総務課長 221 ◯森屋騏義委員長 222 ◯関戸順一副委員長 223 ◯森屋騏義委員長 224 ◯森屋騏義委員長 225 ◯環境総務課長 226 ◯関戸順一副委員長 227 ◯森屋騏義委員長 228 ◯関戸順一副委員長 229 ◯財政課長 230 ◯関戸順一副委員長 231 ◯山上助役 232 ◯関戸順一副委員長 233 ◯環境部長 234 ◯関戸順一副委員長 235 ◯環境業務課長 236 ◯森屋騏義委員長 237 ◯沼田幸一委員 238 ◯ごみ対策課長 239 ◯沼田幸一委員 240 ◯ごみ対策課長 241 ◯沼田幸一委員 242 ◯加納美奈子委員 243 ◯警防課長 244 ◯加納美奈子委員 245 ◯警防課長 246 ◯加納美奈子委員 247 ◯警防課長 248 ◯加納美奈子委員 249 ◯警防課長 250 ◯加納美奈子委員 251 ◯石井恒雄委員 252 ◯森屋騏義委員長 253 ◯石井恒雄委員 254 ◯関戸順一副委員長 255 ◯石井恒雄委員 256 ◯森屋騏義委員長 257 ◯石井恒雄委員 258 ◯関戸順一副委員長 259 ◯消防本部次長 260 ◯関戸順一副委員長 261 ◯消防本部次長 262 ◯森屋騏義委員長 263 ◯予防課長 264 ◯関戸順一副委員長 265 ◯消防長 266 ◯関戸順一副委員長 267 ◯森屋騏義委員長 268 ◯消防本部次長 269 ◯関戸順一副委員長 270 ◯予防課長 271 ◯関戸順一副委員長 272 ◯予防課長 273 ◯関戸順一副委員長 274 ◯高橋徹也委員 275 ◯消防総務課長 276 ◯高橋徹也委員 277 ◯消防総務課長 278 ◯高橋徹也委員 279 ◯消防総務課長 280 ◯高橋徹也委員 281 ◯予防課長 282 ◯高橋徹也委員 283 ◯警防課長 284 ◯高橋徹也委員 285 ◯警防課長 286 ◯高橋徹也委員 287 ◯森屋騏義委員長 288 ◯警防課長 289 ◯高橋徹也委員 290 ◯森屋騏義委員長 291 ◯森屋騏義委員長 292 ◯高橋徹也委員 293 ◯教育総務課長 294 ◯高橋徹也委員 295 ◯教育総務課長 296 ◯高橋徹也委員 297 ◯教育総務課長 298 ◯高橋徹也委員 299 ◯教育総務課長 300 ◯高橋徹也委員 301 ◯学校教育課長 302 ◯高橋徹也委員 303 ◯学校教育課長 304 ◯高橋徹也委員 305 ◯学校教育課長 306 ◯高橋徹也委員 307 ◯学校教育課長 308 ◯高橋徹也委員 309 ◯石井恒雄委員 310 ◯学校教育課長 311 ◯森屋騏義委員長 312 ◯石井恒雄委員 313 ◯学校教育課長 314 ◯加納美奈子委員 315 ◯学校教育課長 316 ◯加納美奈子委員 317 ◯学校教育課長 318 ◯加納美奈子委員 319 ◯沼田幸一委員 320 ◯学校教育課長 321 ◯沼田幸一委員 322 ◯学校教育課長 323 ◯沼田幸一委員 324 ◯学校教育課長 325 ◯沼田幸一委員 326 ◯高田浩委員 327 ◯学校教育課長 328 ◯高田浩委員 329 ◯関戸順一副委員長 330 ◯森屋騏義委員長 331 ◯関戸順一副委員長 332 ◯学校教育課長 333 ◯関戸順一副委員長 334 ◯教育総務課長 335 ◯森屋騏義委員長 336 ◯関戸順一副委員長 337 ◯学校教育課長 338 ◯関戸順一副委員長 339 ◯学校教育課長 340 ◯関戸順一副委員長 341 ◯森屋騏義委員長 342 ◯学校教育課長 343 ◯関戸順一副委員長 344 ◯学校管理課長 345 ◯関戸順一副委員長 346 ◯学校管理課長 347 ◯森屋騏義委員長 348 ◯関戸順一副委員長 349 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当) 350 ◯関戸順一副委員長 351 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当) 352 ◯関戸順一副委員長 353 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当) 354 ◯関戸順一副委員長 355 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当) 356 ◯関戸順一副委員長 357 ◯加納美奈子委員 358 ◯学校管理課長 359 ◯加納美奈子委員 360 ◯教育研究所長 361 ◯加納美奈子委員 362 ◯教育研究所長 363 ◯加納美奈子委員 364 ◯教育研究所長 365 ◯加納美奈子委員 366 ◯教育研究所長 367 ◯関戸順一副委員長 368 ◯学校教育課長 369 ◯関戸順一副委員長 370 ◯学校教育課長 371 ◯関戸順一副委員長 372 ◯生涯学習課長 373 ◯関戸順一副委員長 374 ◯生涯学習課長 375 ◯関戸順一副委員長 376 ◯森屋騏義委員長 377 ◯森屋騏義委員長 378 ◯関戸順一副委員長 379 ◯森屋騏義委員 380 ◯教育総務課長 381 ◯森屋騏義委員 382 ◯学校管理課長 383 ◯森屋騏義委員 384 ◯学校管理課長 385 ◯森屋騏義委員 386 ◯関戸順一副委員長 387 ◯森屋騏義委員長 388 ◯沼田幸一委員 389 ◯保健給食課長 390 ◯沼田幸一委員 391 ◯保健給食課長 392 ◯沼田幸一委員 393 ◯北部学校給食センター担当課長 394 ◯沼田幸一委員 395 ◯森屋騏義委員長 396 ◯森屋騏義委員長 397 ◯森屋騏義委員長 398 ◯森屋騏義委員長 399 ◯環境業務課長 400 ◯森屋騏義委員長 401 ◯高田浩委員 402 ◯環境業務課長 403 ◯加納美奈子委員 404 ◯沼田幸一委員 405 ◯環境業務課長 406 ◯沼田幸一委員 407 ◯環境業務課長 408 ◯沼田幸一委員 409 ◯森屋騏義委員長 410 ◯森屋騏義委員長 411 ◯生涯学習部次長 412 ◯森屋騏義委員長 413 ◯加納美奈子委員 414 ◯生涯学習部次長 415 ◯加納美奈子委員 416 ◯生涯学習部次長 417 ◯加納美奈子委員 418 ◯生涯学習部次長 419 ◯加納美奈子委員 420 ◯生涯学習部次長 421 ◯加納美奈子委員 422 ◯生涯学習部次長 423 ◯加納美奈子委員 424 ◯生涯学習部次長 425 ◯森屋騏義委員長 426 ◯加納美奈子委員 427 ◯生涯学習部次長 428 ◯関戸順一副委員長 429 ◯加納美奈子委員 430 ◯関戸順一副委員長 431 ◯加納美奈子委員 432 ◯関戸順一副委員長 433 ◯高田浩委員 434 ◯石井恒雄委員 435 ◯生涯学習部次長 436 ◯石井恒雄委員 437 ◯生涯学習部次長 438 ◯森屋騏義委員長 439 ◯森屋騏義委員長 440 ◯石井恒雄委員 441 ◯加納美奈子委員 442 ◯生涯学習部次長 443 ◯加納美奈子委員 444 ◯関戸順一副委員長 445 ◯沼田幸一委員 446 ◯森屋騏義委員長 447 ◯関戸順一副委員長 448 ◯森屋騏義委員 449 ◯関戸順一副委員長 450 ◯森屋騏義委員長 451 ◯加納美奈子委員 452 ◯関戸順一副委員長 453 ◯森屋騏義委員長 454 ◯森屋騏義委員長 455 ◯教職員課長 456 ◯森屋騏義委員長 457 ◯教職員課長 458 ◯森屋騏義委員長 459 ◯森屋騏義委員長 ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯森屋委員長  ただいまの出席委員は7人で定足数に達しております。  当委員会に付託されました案件を審査のため、環境教育常任委員会を開きます。  本日の日程は、お手元に配付してあります日程表のとおりであります。  日程に入ります。 日程1 議案第13号 平成13年度厚木市一般会計補正予算(第6号)〔所管科目〕 2 ◯森屋委員長  日程1 議案第13号 平成13年度厚木市一般会計補正予算(第6号)所管科目を議題といたします。  提案者の説明を求めます。 3 ◯財政課長  ただいま議題となりました議案第13号 平成13年度厚木市一般会計補正予算(第6号)のうち当委員会所管科目につきましてご説明申し上げますので、補正予算に関する説明書の16ページをお開きください。それでは、歳入からご説明申し上げます。  初めに、使用料及び手数料でございますが、ふれあいプラザ使用料、廃棄物処理手数料につきまして、事業の実績に基づき、それぞれ増減いたすものでございます。  次に、国庫支出金でございますが、衛生費国庫補助金の低公害車導入推進事業費補助金につきましては、県及び日本ガス協会からの補助制度に変更したため、減額の措置をいたすものでございます。  次のページの消防費国庫補助金及び教育費国庫補助金につきましては、事業費の確定または実績などに伴い、それぞれ増減いたすものでございますが、学校給食施設整備費補助金につきましては、補助単価の改正が行われたことによる増額でございます。  次に、県支出金でございますが、民生費県補助金につきましては、留守家庭児童対策事業における事業費が減となりましたので、相当額が減額となるものでございます。  衛生費県補助金につきましては、低公害車導入推進事業費補助金を受け入れますとともに、消防費県補助金につきましては、補助制度の期間延長に伴いまして、地震災害消防対策事業費補助金を受け入れるものでございます。  次のページをごらんください。85款になりますが、諸収入の雑入のうち衛生費雑入及び次のページの教育費雑入につきましては、それぞれの事業の実績に応じまして増減の措置をいたしますとともに、秦野市、伊勢原市及び愛川町からのごみ処理金を新たに受け入れるものでございます。  次に、市債でございますが、消防債及び教育債につきまして、それぞれの事業の確定あるいは実績に基づきまして増額または減額の措置をいたすものでございますが、衛生債及び教育債の事業名の後に(借換)と記載してあります事業債につきましては、県貸付金の借りかえでございまして、手続上、残額分を償還し、同額を新たに借り入れる手法をとるため、措置をいたすものでございます。
     続いて、歳出につきましてご説明申し上げますので、32ページをごらんください。  民生費の児童福祉費のうち児童福祉総務費及び児童館費でございますが、事業の実績に基づきまして、施設運営費の賃金等を減額いたしますとともに、温水児童館建設事業に係る工事費が減となりましたので、差額を減額するものでございます。  次に、衛生費でございますが、次のページをごらんください。衛生費につきましても、事業の実績あるいは確定に伴いまして、それぞれの事業を減額いたすものでございますが、清掃総務費につきましては、ごみの減量化、資源化に係る報償費や業務委託料を減額いたしますとともに、ごみ処理広域化調査研究に係る負担金を減額するものでございます。  廃棄物処理費につきましては、施設の運転業務や保守点検業務、焼却灰等の処理業務、あるいは選別業務などの委託料、また光熱水費や業務用消耗品などの経費を減額するものでございます。  し尿処理費につきましては、受け入れ処理費の減による財源更正でございます。  次に、消防費でございますが、40ページをごらんください。消防施設費につきましては、防火水槽及び消防庁舎の工事費等が減となりましたことなどから、相当額を減額するものでございます。  次に、教育費でございますが、次のページをごらんください。教育費につきましては、各事業の実績や確定に伴いまして、それぞれの事業を減額するものでございますが、教育研究所費につきましては、印刷経費などの需用費を減額するとともに、情報教育充実支援事業に係る業務委託料を減額するものでございます。  次に、小学校費の学校管理費につきましては、維持管理事業における光熱水費などを減額するとともに、校舎等補強事業の設計委託料や工事費が減となりましたことから、相当額を減額するものでございます。  次に、教育振興費につきましては、小学校教育振興事業の実績により備品購入費を減額するものでございます。  次に、学校給食センター費につきましては、給食配送業務の委託料が減となりましたので、その差額を減額するものでございます。  学校建設費につきましては、厚木第二小学校の校舎建設に係る工事費等を減額するものでございます。  次に、中学校費の学校管理費、次の学校建設費につきましては、校舎の補強事業及び厚木中学校の体育館建設に係る工事費が減となりましたので、工事請負費等を減額するものでございます。  次に、社会教育費でございますが、公民館費におきましては、維持管理事業及び運営事業費における光熱水費や臨時職員の賃金などを減額するとともに、公民館整備事業費におきまして工事費の減及び土地所有者の事情により用地取得費を減額するものでございます。  次に、図書館費につきましては、図書配送業務委託料が減となりましたので、減額の措置をするものでございます。  次に、生涯学習振興費につきましては、(仮称)厚木市学習支援センターの設計経費などの減がございましたので、委託料を減額するものでございます。  次のヤングコミュニティセンター費では、臨時職員の賃金、次のシティプラザ公共施設維持管理費におきましては、施設維持管理における警備委託業務費や補修工事費などを減額するものでございます。  次のページの体育施設費におきましては、プール開放に係る監視業務委託費や体育施設の維持管理のための臨時職員賃金などを減額するものでございます。  次に、54ページをごらんください。継続費に関する調書でございますが、温水児童館建設事業及び次のページの厚木中学校体育館建設事業の減額補正をいたしますことから、本調書を変更するものでございます。  次に、58ページをごらんください。地方債の調書でございますが、それぞれの事業に基づく市債の最終額が変更になるため補正をいたしましたので、本調書を変更するものでございます。  なお、補正後の平成13年度末現在高見込額は、表の右下の欄になりますが、642 億8992万3000円となります。  以上で説明を終わらさせていただきます。よろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。 4 ◯森屋委員長  説明が終わりましたので質疑に入りますが、議事整理の都合上、最初に環境部を行って、後に消防本部と教育委員会というふうに入れかえがありますので、環境部に所管する部分だけ先にお願いいたします。質疑のある方はどうぞ。 5 ◯関戸副委員長  じゃ、どなたもないようなので1点だけ。今のご説明、歳入の中に低公害車導入推進事業費補助金がありましたけれども、これは環境部ですか。 6 ◯環境業務課長  この件につきましては、天然ガス車を清掃車の方に導入しておりますので、その補助金でございます。ですから、環境部でございます。 7 ◯関戸副委員長  ちょっと話が飛躍するかもわかりませんが、ごみ収集に関しましても、今、民間では、市の収集車規模、業務量で、2人乗員してやっているというような実態があちらこちらにありますね。そういった中で、環境部の方でも総務部の方でもでしょうか、いろんな考えをもう既に示されて、今後、定年退職の職員の方がいらした場合、その方の補充はしないで、業務に支障を来す部分、外部委託も検討していこう。もう既にやっているのかな。その辺、承知していませんが。そんなことを考えたとき、天然ガス車の導入とは相反していきませんでしょうか。全く次元の違う話ですが。 8 ◯環境業務課長  天然ガス車につきましても、ガソリンのディーゼル車、今やっておりますけれども、人員については、2トン車については2人乗り、それで4トン車については3人乗りということで、細い生活道路を収集しておりますので、4トン車の場合は3人というようなことになっております。というのは、収集時間を早くするためにそういうような形で、特に広い道路ということで、国道のバイパス等については、そういうところを大きい車で時間を早くするためにやっております。ですから、天然ガス車につきましても、普通のガソリンのディーゼル車につきましても、早く言えば、収集には人員とか、そういうのは直接は関係ないと考えております。 9 ◯関戸副委員長  済みません。私の質問の仕方が丁寧さを欠きました。何をお聞きしたいかというと、そのような環境に配慮した低公害車の導入は歓迎すべきことだと理解していますけれども、どんどん厚木市の公用車、ごみ収集車、清掃車を減らしていく方向ではなかったのかなという意味です。 10 ◯環境業務課長  一応厚木市に平成9年度に策定しました定員管理計画がございます。それに基づきまして、職員が早く言えば退職しますと、それに伴いまして不補充というようなことで、そういうような形で計画に基づいて職員組合と交渉しながら、退職者の補充ということで現在やっております。それで、原則としましては直営方式を基本としまして現在のところやっていくというような考えでございます。ですから、特別な委託できるものについては委託していくというようなことの考えのもとに現在進めております。 11 ◯関戸副委員長  わかりました。ただ、課長のご答弁は、過去の職員課所管の総務部長のご答弁とはちょっと食い違っているのかなという気もしないでもないんですけれども、総務部長、いらっしゃいますけれども、いかがですか。 12 ◯総務部長  今課長が申し上げましたとおり、特にごみ収集に関しましては、定年退職者はそのまま採用しないで不補充で、臨時なり、あるいはこの4月1日から始まります再任用、そういう関係を有効に活用していくということでございます。 13 ◯関戸副委員長  じゃ、最後に確認ですが、その前の環境業務課長のご答弁、現場の責任者としてのご答弁としては理解しますけれども、近未来はそうではなくて、総務部長の考え方が展開されていくということでよろしいですね。 14 ◯総務部長  今お答え申し上げましたけれども、私の答弁いたしましたのは、今、相当人数が環境センターには、いわゆるごみを収集していただくという形でおりますけれども、すべての職員を、これから1年に何人かずつ退職してまいりますけれども、それを不補充という形ではなく、今後また例えば行政改革等で方向づけの問題もあるかと思いますが、現在では当面そういう方向を考えながら進めていくということで、すべてに対して退職者を不補充という形で対応していくということではございません。現に昨年の9月にもごみの収集の作業員を2人採用してございますので、そういう形では必要に応じて採用はしてまいりたいというふうに考えてございます。 15 ◯関戸副委員長  ありがとうございました。 16 ◯森屋委員長  それでは、環境部についてはこの辺で終わります。説明員の交代をお願いします。  それでは、引き続き消防本部、教育総務部、生涯学習部の所管科目について質疑を行います。──別になければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。                (「異議なしとの声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第13号  採決───賛成全員で原案のとおり可決 日程2 議案第20号 厚木市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に           関する条例について 17 ◯森屋委員長  日程2 議案第20号 厚木市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。 18 ◯保健給食課長  議案第20号 厚木市立の学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の制定についてご説明させていただきます。  提案理由でございますが、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律が一部改正され、従来都道府県が行っておりました市町村の義務教育諸学校の学校医等の公務災害補償に関する事務が学校の設置者である地方公共団体が行うことになり、本条例を制定するものでございます。  では、裏面をお開きください。本条例の趣旨でございますが、厚木市立の小学校、中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務上の災害に対する補償の範囲、金額、支給方法その他補償に関し必要な事項を定めるものでございます。  第2条の実施機関は教育委員会で行います。  第3条の通知でございますが、その災害が公務中のものであるかどうかの認定を行い、公務上のものであると認定したときは、速やかに通知をするものでございます。  第4条は、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律に基づき、補償の範囲、金額、支給方法を定めたものでございます。  第5条につきましては、補償の実施のため必要があると認めるときは、報告等をいただくものでございます。  第6条は、この条例の施行について必要な事項は、別紙参考資料のとおり教育委員会規則で定める委任規定でございます。  附則1でございますが、この条例は、平成14年4月1日から施行いたします。  附則2でございますが、この条例の規定は、平成14年4月1日以降に支給すべき事由が生じた補償並びに同日前に支給すべき事由が生じた傷病補償年金、障害補償年金及び遺族補償年金で同日以後の期間において支給すべきものについて適用するものでございます。  以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 19 ◯森屋委員長  説明を受けて質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 20 ◯高橋委員  公務上という、その公務上の範囲というか、意味を再確認したいと思います。 21 ◯保健給食課長  学校医等の公務というものは、学校から所在地の学校までの期間を公務として認められております。 22 ◯高橋委員  今までの実績というか、その辺はいかがでしょうか。 23 ◯保健給食課長  この法が昭和32年に施行されておりまして、県下では今まで1件、全国的には28件というふうな実績というか、そういう災害補償をしております。 24 ◯高橋委員  わかりました。 25 ◯加納委員  決定に対して不服の申し出があったような場合は、それはどのようになるんでしょうか。 26 ◯保健給食課長  不服申し立ての方につきましては、行政不服審査法の規定に基づきまして、条例には規定しておりませんけれども、認定したときの通知をもって申し出ができる旨を記載する予定でございます。 27 ◯関戸副委員長  こういった条例は改正案ともに余り出てまいりませんので、この際ちょっと確認させておいていただきたいんですけれども、今の高橋委員の質問に対する説明で、学校への通勤といいますか、移動の途中が公務というご説明でしたけれども、もちろん在学校のときも補償の範囲内ですよね。それはご説明いただかなくてもよく理解しますが、学校医と学校歯科医に関しては理解しやすいんですが、薬剤師の在学校というときはどんなときにあり得るんでしょうか。 28 ◯保健給食課長  学校薬剤師の職務というのは、学校保健法に基づきまして、学校の環境の問題、年何回か規則で決まっているんですけれども、環境衛生検査、それから医薬品とか毒物とか劇物とかを保管する場合の指導、助言、そのようなことで職務として学校には規定に基づき学校薬剤師を置いております。 29 ◯関戸副委員長  わかりました。私の誤解かもわかりませんけれども、例えば学校薬剤師の任務だとされるプールの水質検査、サンプル水を採取している方も、そう何度となく見かけたわけじゃありませんが、学校の体育の先生とか、現場教員ないし学校関係者が採取している姿は見かけたことがありますけれども、あれは本当はそうではなくて、薬剤師が出向いて採取して検査をするということですか。  それともう1つ、理科室の劇物、薬物等の管理指導。管理をするわけじゃないんですよね。管理の指導をするわけですよね。それらは、そんなに年間何度も出かけていっているというふうにはちょっと見受けられないんですね。むしろ管理の指導は逆に集めているのではないか、学校の関係者を薬剤師が集めているのではないか、出向くのではなくて出向かさせているのではないかというような一部認識があるかもわかりませんけれども、その認識は誤っていますか。 30 ◯保健給食課長  ちょっと意味があれなんですけれども、薬剤師が主導的に学校の方に助言のために移動させるということですか。
    31 ◯関戸副委員長  今2つお聞きしたんですけれども、それは後寄りの話ですが。 32 ◯森屋委員長  もう1度わかりやすく。 33 ◯関戸副委員長  じゃ、1つ目はプールの水質検査。水質というか、主に塩素ですか、その他もでしょうか、それらは本当に薬剤師がやっていますか。 34 ◯保健給食課長  学校保健法に定められたもののうち、学校薬剤師としてできる範囲って、失礼なんですけれども、保健センターの方で検査室を持っておりますので、そのできる範囲の検査は薬剤師にお願いしまして、あとの部分につきましては、それ以上の検査項目がある場合には委託等で対応しております。 35 ◯関戸副委員長  済みません。もっと丁寧に質問します。サンプル水を採取するのは薬剤師がやっていますか。 36 ◯保健給食課長  薬剤師及び教員がやっております。 37 ◯関戸副委員長  ですから、それをお聞きしたんです。及び教員は見かけたことがありますが、薬剤師がやるべきことなのか、教員に頼んでしまっていいことなのか。検査だけをまた薬剤師がというより別検査機関でやるんだったら、薬剤師は一体何なんでしょうかという素朴な疑問が出てきますね、1点目には。それはいかがですか。 38 ◯保健給食課長  今おっしゃっている内容もわかるんですけれども、根拠法令に基づくものと、あと通常の教室その他、採光とか、照明とか、日常的に換気の方法とか、そういうものも指導しておりますので、薬剤師さんによっては何回か学校に出向き、そういう指導をしていることを聞いております。 39 ◯関戸副委員長  わかりました。要するに、薬剤師がやるべきだけれども、ほかの方がやってもいいということですね、プールの水質検査──検査というよりもサンプル水の採取なんかは。  それと、2点目ですけれども、理科室の劇物の管理指導、これは指導ですから、なかなか難しいのかなと思いますけれども、やったというレポートは薬剤師ないし学校側から教育委員会へその内容まできちっと報告されているんでしょうか。 40 ◯保健給食課長  この管理につきましては、学校長の求めにより実施しておりますので、学校長の方で日誌等はございます。うちの方としては、それを提出をしなさいという指示はしておりません。 41 ◯関戸副委員長  じゃ、最後に、近未来に起こり得る問題としてどういうふうに認識を持ったらいいのか、お尋ねしておきます。学校医、歯科医、薬剤師の皆さんに関して、平時は今のような業務が淡々と行われていくかと思いますが、非常時、災害時等々、この方々が特別に帯びる任務はどのように取り決めされているんでしょうか、対学校に対して。  それが1点と、もう1つ、本会議提案時にも若干簡単に質問しておきましたけれども、明年4月1日には厚木市立病院が開院の予定です。いわゆる薬剤師も市の職員として数名の方が在籍されることになります。その際に、今ご説明いただいたような学校薬剤師の業務内容であるならば、市の職員である薬剤師が兼務することが十分に可能だと思いますけれども、それらは検討の範疇に入っているんでしょうか。その2点。 42 ◯保健給食課長  1点目のご質問の方の緊急時の対応でございますけれども、学校薬剤師等につきましては、学校医のもとで、伝染病予防に関する事業とか、そういう助言等を即校長の求めにより学校に出向くことになっております。  2点目の県立病院との絡みでございますけれども、委員さんがおっしゃるように、今後、担当課とも煮詰める必要があると思います。その点につきましては、薬剤師本来の病院の業務、それからうちの方のお願いする業務と調整を図りながらやっていかなければいけないなということは感じております。 43 ◯関戸副委員長  2点目はわかりました。ぜひ検討いただきたいと思います。  1点目は、何も薬剤師だけじゃなくて、むしろ薬剤師よりも学校医、学校歯科医は、緊急時、災害時、その他平時とは違う異常時に特殊の任務を担当する学校に対して負っているものなのか、全然負っていないものなのかということをお聞きしたんですが。多分現行では負っていないと考えられます。そのままでよろしいのかどうなのか。それは課長でない方がいいですか。 44 ◯保健給食課長  委員さんのおっしゃることもわかりますけれども、基本的には学校管理下の問題で処理しているんですけれども、そういう災害時に対しましては、学校医さんも薬剤師さんも学校に出向いてやっているということで、人として、そういうときに、災害があった場合には率先的に出向いていただけるとは思っております。 45 ◯関戸副委員長  最後にしておきますが、要するに、まだその辺のマニュアル──もちろんそのドクターなり歯科医の方は、校医、校歯科医以外に仕事をしていらっしゃるでしょうから、そのドクターとしての役割はもちろん負っていますけれども、対学校とは、そのときの取り決めは何もないということでいいですね。 46 ◯保健給食課長  全市的な災害に対しては今申し上げたとおりなんですけれども、学校給食等の災害の発生の場合のマニュアルにつきましては、薬剤師さんとか学校医さんとかが参加するような形でマニュアルづくりはしております。 47 ◯関戸副委員長  ありがとうございました。  じゃ、済みません。ちょっとくどくなっちゃいますが、一番冒頭の質問で、あいまいにしちゃいけないなと思いますので、さらに確認しておきますが、プールの水質検査をする際のサンプル水の採取、これは薬剤師でなくてもよろしいわけですね。ですから、例えば学校の先生方、学校の教員でも、法律上、条例上、ルール上、許されているわけですね。違法、脱法行為じゃありませんね。 48 ◯森屋委員長  この件はあいまいにしないで正確にした方がいいと思います。若干休憩をとります。確認をしてください。                 午前9時36分 休憩                ───────────                 午前9時41分 開議 49 ◯森屋委員長  再開いたします。  答弁を求めます。 50 ◯保健給食課長  ただいまの薬剤師の職務の関係でございますけれども、プールの水質検査をするには、薬剤師の指示に基づいてやっておりますので、先生等が採取しても構わないものと考えております。 51 ◯関戸副委員長  わかりました。 52 ◯森屋委員長  では、ただいまの答弁で、本議案は公務災害補償にかかわる問題ですから、もしそれ以上の疑問があったら別途調査を依頼してください。  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第20号  採決───賛成全員で原案のとおり可決 日程3 議案第29号 厚木市火災予防条例の一部を改正する条例について 53 ◯森屋委員長  日程3 議案第29号 厚木市火災予防条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  提案者の説明を願います。 54 ◯予防課長  ただいま議題となりました議案第29号 厚木市火災予防条例の一部を改正する条例につきまして提案理由をご説明いたします。  本案は、消防法の一部を改正する法律及び危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令が公布され、消防法で定める危険物のうち引火性液体の性状を有する物品で、引火点が250 度以上のものが指定可燃物に追加されたことに伴い、現行の火災予防条例の一部を改正するものでございます。  恐れ入りますが、1枚おめくりください。初めに、第31条の6第9号につきましては、引火点が250 度以上のものが指定可燃物に追加されたことに伴い、今後、指定可燃物を貯蔵、取り扱う移動タンクも予想されることから、政令と同様の技術上の基準を加え、整合性を図ったものでございます。  次に、第33条第1項第5号及び第6号の追加につきましても、引火点が250 度以上のものが指定可燃物に追加されたことに伴い、危険物の規制に関する政令で定める貯蔵及び取り扱いの危険物の類ごとに共通する技術上の基準との整合性を図ったものでございます。  続きまして、別表第8備考第7につきましては、引火性液体の性状を有する物品で、引火点が250 度以上のものを指定可燃物で定める可燃性液体類に追加するものでございます。  次に、附則でございますが、第1項の施行期日につきましては、平成14年6月1日から施行するものでございます。  続きまして、附則第2項の指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物の貯蔵及び取り扱いの届け出に関する経過措置でございますが、危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令に伴い、引き続き改正後の新条例、別表第8に定める数量以上の可燃性液体類を貯蔵または取り扱うものは、平成14年8月31日までにその旨を消防長に届け出するものでございます。  次に、附則第3項の経過措置でございますが、消防法の一部を改正する法律により、指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物を貯蔵または取り扱っていたもので、新条例の規定により届け出をすることを要しないこととなるものは、平成14年8月31日までにその旨を消防長に届け出するものでございます。  以上でございます。よろしくご審査賜りますようお願い申し上げます。 55 ◯森屋委員長  説明は終わりましたので、質疑を行います。どうぞ。 56 ◯加納委員  附則の2と3で、それぞれ対象となる施設というのはある程度把握されていらっしゃるんでしょうか。 57 ◯予防課長  現在、1事業所5施設ございます。 58 ◯関戸副委員長  この今回ご提案の条例改正案も含めてですが、条例のみならず、その根拠法律もどんどんどんどん改正されて、言葉を変えれば整備されていっていますが、実際にこれらを遵守しなければいけない私たち市民、国民というのは、このように矢継ぎ早に改正されていく条例なり法律というのをつぶさにリアルタイムで熟知するということは、今や非常に不可能な状態になっていますね。そこで大切なのが、地域においての法律の番人、条例の番人とも言える行政の皆さん。昨年暮れにも私は一般質問で取り上げましたが、例えば厚木市の消防行政のこういった分野でのウイークポイントというのは、いわゆる予防行政、これに実はかなりのウイークポイントがあったんだということが昨年の暮れには明らかになりました。  例えば、具体的に申し上げるならば、予防課の中でも、それらを監督、指導していく査察係のスタッフが厚木市には3名しか今年度存在していない。お隣の相模原市には、人口ははるかに多いんですが、人口比をもってしても3倍のスタッフがそれら法と条例と市民との間に指導担当者、監督担当者として存在している。そういったことを考えたとき、このようにどんどん条例が整備されたり、法律が整備されていっても、それらを市民に徹底、啓発していくスタッフが今の厚木の現状のような実態であれば、これは、こういった条例の心なり法律の心というのを徹底するのには非常に難しいのではないかというふうに考えていますけれども、ちなみに、今後、新年度当初予算の審議のときに申し上げてもいいんですけれども、予防課のスタッフの増員をどう考えていらっしゃるのか。もっと具体に言えば、査察の人員をどう考えていらっしゃるのか。はたまたこれからやろうとされている査察の目標件数は、新年度においては何件ぐらい検討されているのか。そういったものが明らかにされていかないと、このような条例改正案が、消防法改正になったとはいえ矢継ぎ早に出されても、現場を離れた空中を飛び交っているようにしか映らないと考えますけれども、いかがでしょうか。 59 ◯消防総務課長  ただいまの委員のご指摘でございますけれども、昨年の12月の議会のときに委員の方からご指摘がございまして、既に私どもも消防長が、査察につきましては、新年度でいろいろ消防本部内の全体を調整した中で、増員という形を考えております。 60 ◯関戸副委員長  今、非公式に委員長の方からも当初で質疑されたらどうかというアドバイスをいただきましたが、じゃ、当初では逆にやらないとして、ここでお聞きしておきますけれども、何人増員されているのか。ちなみに、私、相模原を何も倣えとは申し上げませんが、相模原は24名いらっしゃるという新聞報道でしたね。厚木は3名。厚木は相模原の人口比で考えると8名いらっしゃらないと、相模原と同様の消防予防行政は実施できない。いや、人数だけではないんだ、厚木の1人は千人力だとおっしゃれば別なんですが、その辺いかがなんでしょうか。 61 ◯消防総務課長  ただいまの委員のご指摘でございますけれども、いわゆる警防要員と、あとその他消防隊員の関係の警防要員と、それと……。 62 ◯関戸副委員長  いやいや、むしろ予防課ですね。 63 ◯消防総務課長  予防課につきましては、建築同意、危険物の関係、あと査察の関係、警防課、いわゆる火災の原因調査等々を含めまして、現在16名おりますけれども、査察に関係する担当職員は、現在ご指摘のとおり3名でございます。新年度につきましては、先ほども答弁しましたけれども、消防全体を調整した中で、何しろ人員がここのところ厳しいものでございますので、増員を図っていきたいと思っております。 64 ◯関戸副委員長
     わかりました。じゃ、当初予算ではっきり聞きます。査察を何人に増員されるのか。当初もきょう審議するんですよ。お願いしますね。ちなみに、相模原をまねろとは言いませんが、相模原の消防予防行政に対する考え方は、人口比にしたら厚木には8名置けということになっているんです。相模原を見倣うとしたらですよ。今3人。さあ、どこまでそれに近づかれるのか、また追い越すのか、当初のときにお聞きします。 65 ◯高橋委員  私、素人なのでよくわからないんですけれども、引火点が250 度以上の危険物というか、具体的にはどういうものがあるのか。  それから、いつも思うんですけれども、こういう条例制定だとか法律のいろんな用語が、一般市民にとって、それだけを聞いただけでは非常にわかりにくい、そういうケースが非常に多いというふうに思うんですけれども、そういった意味での市民への周知方、その辺は具体的に何かあるのか、ありましたらお伺いしたいと思います。 66 ◯予防課長  ただいまの高橋委員からのご質問、250 度以上のものはどういうものがあるのかというご質問かと思われますけれども、現在、250 度以上といいますと、これは動植物油類と第4類のギア油等々があるわけでございますけれども、第4類に関しましては、具体的なものは今ここでは細かくはございませんけれども、要するに、従来は、第4石油類と動植物油類につきましては、200 度以上が消防法の規制で許可施設になっておりました。それがここの改正によりまして250 度の上限を設けたということで、従来危険物施設として規制しておりました250 度以上のものは、ここで消防法の規制から外れまして、危険物ではないということで、それは火災予防条例の指定可燃物で規制をするんだということでございます。  それと、もう1点の動植物油類につきましても、動植物油類は200 度以上というような限定はございませんでしたけれども、第4石油類と同じく250 度の範囲をもって、250 度以上は火災予防条例で定める指定可燃物で、以下については従来どおり消防法の規制で対応をするということでございます。  2点目の市民に周知の関係につきましては、いろいろな外郭団体等もございます。春、秋の火災予防週間等々、その都度法令が改正されたときに、いろいろな媒体を利用させていただきまして周知をしてございます。 67 ◯高橋委員  ありがとうございました。具体的な品目というか、品名というか、それはなかなか言えないというようなお話でしたけれども、例えば動植物油の代表的なもの、1つ2つあったらちょっと教えてください。 68 ◯予防課長  菜種油、それから大豆油等々が250 度以上に該当いたします。第4石油類につきましては、ギア油ですとか、非常に引火点の高いと申しましょうか、量としましては、引火性ですけれども、すごく固体に近いようなものが該当するんじゃないかと思います。 69 ◯森屋委員長  ちょっと確認をしますけれども、つまり、この附則にもありますけれども、一般家庭、個人等の関係で言うと、今言われたような油類というのはないわけですよね。つまり、普通、家庭で言えば、せいぜい灯油程度だろうと思うんですけれども、それらの扱いについては、現行の届け出規定でいいという理解でいいんですか。 70 ◯予防課長  そのとおりでございます。 71 ◯森屋委員長  わかりました。  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第29号  採決───賛成全員で原案のとおり可決 72 ◯森屋委員長  10分間休憩します。                 午前9時57分 休憩                ───────────                 午前10時07分 開議 73 ◯森屋委員長  再開をいたします。 日程4 議案第30号 厚木市学校事故見舞金条例の一部を改正する条例について 74 ◯森屋委員長  日程4 議案第30号 厚木市学校事故見舞金条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。 75 ◯保健給食課長  議案第30号 厚木市学校事故見舞金条例の一部を改正する条例についてご説明をさせていただきます。  提案理由でございますが、日本体育・学校健康センター法施行令が一部改正されたことから、医療見舞金の支給期間を改めるため、本条例の一部を改正するものでございます。  裏面の新旧対照表をごらんください。厚木市学校事故見舞金条例の第4条第1項第1号中、「5年以内」を「7年以内」に改めるものでございます。  附則でございますが、平成14年4月1日から施行するものでございます。  以上でございます。よろしくご審査賜りますようお願いいたします。 76 ◯森屋委員長  説明は終わりました。質疑をどうぞ。 77 ◯石井(恒)委員  参考に聞かせていただきたいんですが、この事故の内容ってどういうのが多いんですか。 78 ◯保健給食課長  事故の内容としましては、児童・生徒の活発な活動中に起こるけがでございます。小学校の方を見ますと、主に挫創、挫傷、中学の方を見ますと骨折等が主なけがでございます。 79 ◯石井(恒)委員  以前、小学生の父兄から聞いたことがあるんですが、実は骨折をして、ただ、成長期に入っているのでということで、ちょっと様子を見た方がいいという話を1回聞いたことがあるんですが、そういうのも含まれているということですか。今まで5年という話がありましたけれども、それを7年ということの……。 80 ◯保健給食課長  今、委員さんがおっしゃったとおり、主に歯の部分が多いんですけれども、歯折ですか、その関係で、やっぱりあごの成長を見てから差し歯等をしないといけないという事例が全国的にありますので、日体健の方も5年から7年という対応をしておりますので、市の見舞金の方も、それに伴いまして、今の状況等を勘案して7年にするものでございます。 81 ◯関戸副委員長  今回、この改正によって5年から7年以上ということですけれども、この学校事故見舞金条例の、また日本体育・学校健康センター法の施行令の問題として、かねがね不審に思っていますことは、「事故」というふうに名前をつけていますけれども、この事故と、その他多い例えば交通事故と比較したとき、それらを支援する施策としてどこが違うのかと考えたときに、この学校事故は健康保険を使っているんですよ。社保とか国民健康保険とか。交通事故は使いませんね。これはどういうことかといいますと、例えば、皆さん役所にいらっしゃるから国保のことはお詳しいでしょうけれども、国保と対比してみますと、国保の場合、1カ月に同一疾病において6万数千円を超えたものに関しては高額医療として後日還付されてきますね。ご承知ですね。それが国保ですね。学校事故は健保を使うということはどういうことかといいますと、例えば、けがをしてお医者さんに治療費が9000円かかるとする。そうすると、国保を使ったら、窓口で支払うのは本人、保護者負担が3000円ですね。この学校事故見舞金によって実は4割戻されていますね。そういうことでいいですよね。本人たちは3割窓口で払ったけれども、後日、学校事故見舞金の方から4割戻されてくる。要するに、当然内訳は、そのうちの3割部分が治療費であり、余計な1割部分が見舞金として存在していますね。そこまでで私の認識は違っていますか。 82 ◯保健給食課長  今のご質問でございますけれども、日体健の方の災害給付の対象といたしましては、健康保険法により保険医療にかかる医療費のものが災害給付として負担されます。お見舞金の方はちょっと性格が違うんですけれども、それ以外のもの、要するに、自由診療というんでしょうか、日体健とうちの方の医療費とは性格がちょっと違いますので、お見舞金としての部分は、国保とは避けるような形でお見舞金の条例は制定しております。 83 ◯関戸副委員長  今のご説明がよく理解しかねるんですが、要するに、何が言いたいかといいますと、健康保険を使うがために重複支給が起こっているということですよ。言っている意味がわかりますかね。6万数千円を超えたものについては、例えば国保の場合、戻されているわけです。言っている意味がわかりますか。 84 ◯保健給食課長  わかります。委員さんのおっしゃっていることは、国保と日体健―─日体健と言わせていただきますけれども―─と重複しているんじゃないかというご質問だと思うんですけれども、医療費につきましては、先ほど申しましたとおり、重複を避けております。というのは、日体健の方は、学校管理下における保険医療分について日体健が支給をするという制定をしております。学校事故見舞金につきましては、簡単にそれ以外の部分でお見舞金として、医療費の算出基礎として、国保では賄われない部分の医療費を支給するというお見舞金の医療費の算出です。 85 ◯関戸副委員長  済みません。質疑がかみ合っていないようですが、何を言いたいかといいますと、交通事故であればはなから健康保険を使わないから問題はありませんけれども、国民健康保険の方も、いわゆる自損事故ならば何ら文句は言いませんけれども、対相手がいる場合、民法上の過失責任を負わなきゃいけない相手、例えば学校事故で考えられるのは、骨折したとか、窓ガラスにぶち当たったとかがありますけれども、それは友達が押したとか、また運動会で他人との対戦競技の中で対相手がいた。これは国保の考え方としては、民法上の責任をまず第一に問うてください、対相手を特定してください、その人にまず請求してくださいというふうに国保は言うんです。理解していただけますよね。当然のことですから。ところが、学校は、それを隠すんです。だって、それはそうですよ。教育現場でそういう学校事故があって、明らかな過失とかがない場合、この子を押し倒したのはだれなのかなんて、そんな犯人探しをやったら教育上の別の問題が起こります。したがって、そういう犯人探しはやらないわけです。だけど、国保は原則そういう犯人探しを求めてくるはずなんです。結果、学校の擁護の先生なり担任の先生は、その申請書類を自損事故のように偽って書く。その辺も、私は、双方見て見ぬふりをしている世界ですから、さわらなくてもいいかなと考えていましたけれども、やはりすっきりしませんので、はっきりしておいた方がいいんじゃないかというふうに思いますけれども、いかがですか。 86 ◯森屋委員長  医療保険と見舞いと明確に分けて答弁してください。 87 ◯保健給食課長  学校管理下の事故に伴う日体健の方の災害給付につきましては、法の趣旨上、偽って提出しているのかどうかという問題はまた別にして、また加害者、被害者ということは別にして、学校で活発に児童がやっている中で、不可抗力として起こってしまう事故に対しては精いっぱい給付していきましょうという法でございますので、ご理解いただきたいと思います。 88 ◯関戸副委員長  もちろん理解しています。ただ、その精いっぱいが健康保険をあくまでも使ってという前提に立つものですから、それで、健康保険側は白黒はっきりさせたいと思っていますから、そのギャップを言っているんです。 89 ◯保健給食課長  そういう実態はうちの方ではつかんでおりませんので、第三者被害とか加害行為とかという場合が生じた場合には、それなりに対応してまいりたいと考えております。 90 ◯関戸副委員長  わかりました。 91 ◯森屋委員長  今の副委員長の発言、若干決めつけの部分があったのかなというふうに思いますので、後で精査をさせていただきたい。そういう扱いをお願いしたいと思います。  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第30号  採決───賛成全員で原案のとおり可決 日程5 議案第31号 厚木市教育研究所設置条例の一部を改正する条例について 92 ◯森屋委員長  日程5 議案第31号 厚木市教育研究所設置条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  提案者の説明を求めます。 93 ◯教育研究所長  議案第31号につきまして提案説明をさせていただきます。厚木市教育研究所設置条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。  教育機関であります教育研究所の移転に伴いまして、厚木市教育研究所設置条例第2条で規定されております位置を「厚木市寿町3丁目1番1号」から「厚木市岡田3050番地」に改正するものでございます。  以上でございます。ご審査賜りますようよろしくお願いいたします。
    94 ◯森屋委員長  質疑に入ります。 95 ◯高田委員  これはルリエからテレコムに移るということですけれども、その必要性と、あと発案はどこからなんでしょうか。 96 ◯行政管理課長  今、高田委員さんの必要性と発案というようなお話がございましたので、その点につきまして行政管理課からお答えしたいと思います。  その必要性につきましては、現在の庁舎、第二庁舎を含めまして、狭隘でというような形がございますので、その狭隘化を解消する意味で、市民に影響の少ないセクションにつきましてを他のところ、要するにアクストの方に移転をお願いしたという形で、その発案につきましても、それは行政管理課が事務室配置を担当していますので、こちらの方でその考え方を示させていただいたという状況でございます。 97 ◯沼田委員  教育委員会とたしか上下ということで、いろいろと連絡とか、教育関係お互いがそういう状態の中であって、私はすごくいい配置だと思っていたんですけれども、こういうふうにアクストの方へ移ることによって遠くなるわけですね。インターネットを利用すればそういう問題は解消するから大丈夫だというお考えもあろうかと思いますけれども、その辺ちょっと心配な点があるんですけれども、その辺いかがですか。 98 ◯教育研究所長  ご心配いただいている点なんですが、教育研究所といたしましては、研究所の事業そのものは調査研究事業が中心というふうな形で、直接一般の市民の方、あるいは一般の先生方等に対する窓口的な業務はほとんどないものというふうに考えております。ただ、1点、教育委員会全体といたしまして、組織的に動くときに、物理的に離れますので、その点だけは遺漏がないような形で進めていかなければいけないというふうに考えております。 99 ◯沼田委員  その辺が私は一番心配だったところで、ひとつ支障のないようによろしくお願いしたいと思います。 100 ◯加納委員  この教育研究所が移転しただけで手狭さというのはすっかり解消したんでしょうか。 101 ◯行政管理課長  全体的に解消したかというようなご質問でございますけれども、教育研究所が移転したことだけで解消したという形にはなりかねます。今後、組織改正ですとか、そこら辺の関係で事務室配置を考えて、なるべく改善の方向で検討していきたいと思います。 102 ◯加納委員  じゃ、今後また手狭になったりすると、市民に余り関係ないようなところからどんどんテレコムの方に移るような事態は十分考えられるんでしょうか。 103 ◯行政管理課長  すべてが事務室配置でテレコムの方に移るかという形のお話だったんですけれども、それにつきましては、現在の事務室、現状の中で組織配置ができるかどうかを先に検討させていただきまして、そのことによりまして市民サービス、また移ることによって市民サービスが滞るとか、そういうことのないような形で検討していきたいと思います。 104 ◯加納委員  ありがとうございます。沼田委員の質問にもあったんですが、連携のところなんですけれども、当面は今のところ課題はない、うまくいくようになっているということで解釈してよろしいでしょうか。 105 ◯教育研究所長  現在、私どもは、特に大きな支障はないというふうに考えております。当初、当然、物理的に離れたところに行きますので、学校あるいは関係機関等に周知徹底が認知されるまでは多少迷惑がかかるかと思いますが、認知される時間をいただければ、事業そのものの執行等につきましては影響がないものというふうに考えております。 106 ◯関戸副委員長  2つの視点からちょっと確認させていただきます。最初の視点は、私の勘違いかもわかりませんが、当初予算で触れてもいいんですけれども、この設置ですけれども、かつてあったプランは、正式名称はちょっとあれですが、南毛利に生涯学習施設としてつくる学習支援センターでしたっけ、そこへ研究所は移転するんだと言って説明を受けたような気がしております。間違ったら訂正いただきたいんですが。しかしながら、さきの本会議、この条例改正案提案にあっては、別途、初めての答弁でしたけれども、テレコム支援の意味合いもあるんだと。そんな答弁もありましたから、それはそれで理解しますけれども、先寄りに申し上げた南毛利に建設する学習支援センター、ここへの入居はもうなしで、じゃ、そう予定していたところがあきますが、どうなるんだろうという素朴な疑問が起こりますが、いかがでしょうか。 107 ◯森屋委員長  ちょっと外れますので、前段の部分だけご答弁いただいて、あとは当初予算でやってください。前段の部分だけ答えてください。予定があったかどうか。 108 ◯教育研究所長  当初、生涯学習支援センター、生涯学習部の方で生涯学習施設として設置されるというふうなことで、教育研究所もそちらで一緒にどうかというふうなお話があったことは事実でございます。ただ、その後、いろいろ見直し等精査が行われまして、生涯学習施設として一般市民の方々を対象に事業を展開している。もう1点は、南毛利小学校の児童・生徒が供用できるような形で施設を整備していくというふうな形に整理されてきておりますので、その時点で教育研究所がそこに入らなければいけないという理由は特にございませんでしたので、現在のような形で教育研究所がアクストの方に行くという形になっております。 109 ◯関戸副委員長  わかりました。それ以上深い部分は当初でまたお聞きします。事前に通告しておきます。  2点目の視点ですけれども、ここへ移動されることによって、ここに──テレコムのことですね──通勤される職員の皆さん、駐車場はどうされるんでしょうかね。  それと、ここへはたしか無料のバス運行がありましたね。本厚木からですか。正確に認識していませんが、たしかあると思います。その際、ここへ通勤される方、実は情報センターの職員の方もそうなんですが、通勤手当はどういう扱いをされるんでしょうか。 110 ◯教育研究所長  まず1点目の職員の通勤の駐車場につきましては、こちらで対応していたのと同じように、必要があれば近隣の民間の駐車場をお借りするというふうな形で、通勤に車両を利用する職員については対応を考えております。  次のもう1点の厚木アクストと本厚木駅のシャトルバスの利用についてなんですが、これは通勤で使う場合は、交通料、要するにバス運賃、定期代を支払うという形で話を聞いておりますので、通勤手当をもらって、ただのバスに乗るという状況はないものと考えております。 111 ◯関戸副委員長  済みません。またちょっとそれちゃうかもわかりません。委員長から指摘があるかもわかりませんが、そのバス利用は、通勤と通勤でないは、だれがどうやって区分けするんですか。これは総務部長ですか。職員給与手当。 112 ◯森屋委員長  わかれば答えてください。わからなければいいです。 113 ◯関戸副委員長  でも、ここに設置したら手当も変わったりして当然ですよね。ただ、そういう仕組みがあるかどうか。 114 ◯総務部次長  本厚木からアクストまでの通勤の関係につきましては、職員の通勤手当につきましては、公共の交通機関の定期代3カ月分の3分の1、1カ月分が通常支払われるわけでございまして、そこの部分の定期が必要ということがはっきりすれば支払うというのは当然でございます。 115 ◯関戸副委員長  じゃ、最後にしておきますが、1つの仮説ですけれども、例えば、そのシャトルバスに通勤なのか一見の用なのかが果たしてだれが監視しているだろうかと考えたときに、区分けがどうもできない。もしここに勤務される職員の方々が通勤でそのシャトルバスを使った場合、通勤の手当はされるけれども、支出は伴わないということがあり得るという考え方でよろしいんでしょうか。  それと、車で通勤しても公共交通機関に換算した手当が支給されると思いますけれども、無料のシャトルバスがあろうがなかろうが関係なく支給されるという考え方でいいんでしょうか。実はこれは教育研究所だけじゃなくて、もう既に情報センターでしたっけ、名称は変わりましたっけ、そこの職員の方も同じことが言えるんですが。 116 ◯総務部次長  例えば車の通勤の場合も、委員さん今おっしゃったように、バス等に換算をした形の通勤手当を支給させていただいています。今回のこの件につきましては、事実の確認をさせていただきまして、認定をさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 117 ◯森屋委員長  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第31号  採決───賛成多数で原案のとおり可決 118 ◯森屋委員長  ここで説明員交代のため、暫時休憩します。                 午前10時34分 休憩                ───────────                 午前10時36分 開議 119 ◯森屋委員長  再開いたします。 日程6 議案第32号 平成14年度厚木市一般会計予算〔所管科目〕 120 ◯森屋委員長  日程6 議案第32号 平成14年度厚木市一般会計予算所管科目を議題といたします。  議事整理の都合で、質疑は1人3項目以内として順次行います。  なお、質疑の際は、ページまたは所管課を指定してお願いをいたします。  最初に、環境部、消防本部の所管科目について質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 121 ◯高橋委員  不法投棄についてお伺いをしたいんですけれども、155 ページですね。昨年4月ですか、家電リサイクル法が制定されました。その結果、負担金を嫌がって非常に不法投棄が特に家電4品目に関してふえているというふうに思いますけれども、一般質問等でも何人かの議員が質問されておりますけれども、その辺の実態はどうでしょうか。 122 ◯ごみ対策課長  今、委員さんお尋ねの不法投棄の家電4品目の実績でございますが、施行前の平成12年度は、4月から2月の実績が4品目を合わせて80台でございました。施行後の平成13年度の4月から2月の実績は250 台と170 台ふえておりまして、約3.1 倍の増加がされております。 123 ◯高橋委員  場所的にはどういうところが多いのか。 124 ◯ごみ対策課長  不法投棄の多発場所といたしましては、山間部及び河川の道路際とか、そういったところが多発場所でございます。 125 ◯高橋委員  その回収作業、その辺は具体的にどのようにされていますか。 126 ◯ごみ対策課長  こちらは常時不法投棄の処理に当たる職員、正規職員1名と臨時職員が処理に当たっておりまして、大量な場合、それと処理困難物がある場合等におきましては、業者に委託をしております。 127 ◯高橋委員  そこで、関連になりますけれども、不法投棄の防止対策のために、あわせて雇用創出ということで新たな事業を実施する。新たにそういうことをやってパトロール等をされるのか、実効が上がるのか、その辺のねらいはどうなんでしょうか。 128 ◯ごみ対策課長  今の不法投棄の防止対策事業としましては、現在、不法投棄の夜間警備を民間警備会社に委託をしております。そして、今お尋ねの雇用創出の関係の部分も、やはり民間の警備会社に不法投棄の防止の緊急対策として、特にこちらの方は3月とか12月、人の移動の多い、また引っ越しごみなどの不法投棄が多い時期を集中的にパトロールをお願いしまして、不法投棄の防止に努めてまいりたいと思っております。 129 ◯高橋委員  そうすると、雇用創出という意味での具体的な関連性というか、特に強く打ち出せる方式というのは具体的にはどういうことなんですか。 130 ◯ごみ対策課長  現行やっているものと、それから雇用創出の違いということでございますけれども、雇用創出の方は場所を特定しておりまして、相模川、中津川の堤防道路の周辺を集中的に12月と3月に30回、ですから、1カ月に1日置きということで、重点的な方法でやっていきたいと思っております。そして、こちらは常勤の職員1人と、それから緊急雇用の職員を3人ということで、1班2人で、箇所も多く回れるということで、3人の雇用の創出でございますけれども、そういうことで少し雇用創出に寄与ができるかなと、そういうふうに考えております。 131 ◯高橋委員
     さっき聞き忘れたんですけれども、家電4品目だけじゃなくて、放置車両、その辺は実態はどうでしょうか。 132 ◯ごみ対策課長  平成13年度の現在までの実績でございますけれども、投棄車両は19台、重さにしまして23.60 トンということでございます。不法投棄を処理しました。 133 ◯沼田委員  同じく155 ページの災害時動物救援事業費、たしかこれは昨年まではなかったように思うんですけれども、具体的にはどんなことか、内容を説明してください。 134 ◯環境総務課長  ご説明いたします。この事業は、現在、犬と猫に代表されるペットが人間と密接な関係となっておりまして、家族同様な地位を占めております。しかし、災害時には、避難誘導や命令がなされたときには人間が優先でありまして、犬、猫の対応がなかなか十分でないという状況でございますので、災害時に犬や猫が飼い主と一緒に避難ができるように、ぼうさいの丘公園の備蓄倉庫に所要の犬と猫の食料と収容用のゲージを備蓄するとともに、避難場所として一部の駐車場を利用できるように整備し、汚物等の処理のために槽を設置しようとする所要の経費を用意したものでございます。 135 ◯沼田委員  そうしますと、犬、猫を飼っていられる家庭が多くてということですけれども、いざ有事の際に、それだけの犬、猫が飼えるような想定をしていられるでしょうか。何匹とか何頭とかというふうに。その辺どうなんですか。 136 ◯環境総務課長  現在、犬1万1000頭、それから猫が1万1000頭ぐらい登録されております。そのうちの何頭ぐらいが来るかということでは把握できませんけれども、かなりの量が来るということで想定されます。そういうことで、駐車場を利用できれば、そこに汚物等がホース等で洗い流せて、その洗い流したものが便槽へ流れ込むというふうな形で考えております。かなり鳴き声や、あるいは汚物等のにおいというものが、人間に近いところに一緒にいるというのはなかなか無理な状況でございますので、非常時には駐車場のコンクリートを使わさせていただいて、そのときに汚物等が洗い流せるような形で考えて、相当数が収容できるようにというふうに考えております。 137 ◯石井(恒)委員  先ほどの高橋委員の質問とダブっちゃうんですが、不法投棄の関係でもう1度確認させていただきたいんですが、それと、あとちょっと視点を変えた形で聞きたいんですが、まず、この不法投棄の事業の主たる取り組みというのは先ほどの監視だけですか、それ以外に何かあるんですか。 138 ◯ごみ対策課長  不法投棄の夜間監視業務のほかに、平成12年の10月に不法投棄物等の情報提供ということで、郵便局、タクシー会社、新聞販売店、それから森林組合という外勤のお仕事を持っていられる事業所というんですか、そういう方を対象に、不法投棄物の情報提供、そういった覚書を締結いたしました。それから、不法投棄は広範囲にわたるものですから、県と市で毎年1回合同パトロールをしまして、不法投棄の実態の調査、それから不法投棄を防止するにはどうしたらいいかというようなことで、市民団体や行政が協働して不法投棄の現状把握と未然防止を図っております。また、そのほかに市民による監視活動の実施もしておりまして、不法投棄の方はそういうふうな状況に現在のところなっております。 139 ◯石井(恒)委員  この不法投棄に対して、自治会といいますか、そういうところと話し合ったことというのはあるんですか。 140 ◯ごみ対策課長  自治会等と話し合ったということでございますが、実際に市長との対話の中でも、不法投棄につきましては各自治会からいろいろお話が出ております。また、地区に環境美化部長さんですか、各自治会にはおられます。それから、あと自治会長さん等から不法投棄物の情報提供をいただいております。 141 ◯石井(恒)委員  先ほど主に捨てられるところというのは山間部だとか河川だとかというのが主たるところということなんですが、例えば荻野川の方では、ここのところをさくをつけて車が入れないようにしちゃったらいいんじゃないかとか、逆に相模川の下の方へ行くと、とりあえず表示みたいなのでどうだろうかという話を時々聞くんですが、そういったことの取り組みというのはいかがなんでしょう。 142 ◯ごみ対策課長  今の委員さんのお話でございますけれども、不法投棄が多い場所につきましては、警告の看板とか、それから不法投棄をされないような環境づくり、それからさくにつきましては、関係課の道路部等と協議をいたしまして、さくを既に設置しているところもございます。 143 ◯石井(恒)委員  いずれにしても、地域によっていろいろ事情も違いますし、一番よく知っていられるのが地元の方だと思いますので、そんなところの意見も入れて、ぜひより細かい取り組みをしていただければありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 144 ◯高田委員  155 ページのあつぎの鳴く虫復活調査事業費なんですけれども、これはどのような結果を目標にしているんでしょうか。 145 ◯環境総務課長  平成13年度は生息調査ですとか、どんな虫がどこにどういう状況にいるかというのを調査していただいて、報告書がこれから上がってきます。次年度につきましては、そういう鳴く虫が鈴虫を除いて繁殖が可能なのかどうか、そのようなところをお願いしていく予定でございます。それから、市民に向けまして鳴く虫の聞き会ですとか、あるいはそういうふうなイベントも少しやっていきたいと思っております。 146 ◯高田委員  この調査結果は県に報告していますか。 147 ◯環境総務課長  平成13年度から始めましたものですから、まだ報告はしておりません。必要があれば報告をしていきたいと思います。 148 ◯高田委員  ちょっと離れるかもしれませんけれども、この場のやりとりになじまないかもしれませんけれども、ぜひ県に報告していただきたい。相模川総合整備事務所とか、そういったところに報告もしていただきたいと思います。 149 ◯加納委員  同じく155 ページの6の新たな事業として里山マルチライブプラン事業というのが上がっているんですが、これの目的と、事業の具体的な内容を教えていただきたいと思います。 150 ◯環境総務課長  では、ご説明いたします。里山として山間地の自然観察、自然体験を行う拠点として、比較的市街地から離れた地域、具体的には谷戸田の休耕田を利用したいと思っておりますが、地域を整備いたしまして実施したいと思っています。内容につきましては、地元生産組合や、あるいは地元自然環境団体等に委託をしてやっていきたいと思っております。それから、谷戸田での耕作作業や、上流部での水生動物や水生昆虫の観察や育成、それからシイタケ原木をつくったりしたシイタケ栽培、それから周辺環境の森の下草刈りとか、そういうふうな形の里山体験を考えております。それから将来的には、農家の移築とか、あるいは再現とかを踏まえて、そういう施設をつくって里山体験の拠点としていきたいと思っております。 151 ◯加納委員  この前の一般質問で猿害のことも出たんですが、これは事業としては、いわゆる保護というよりも市民に自然体験をみたいな、そちらの方がやっぱり重点的なんでしょうか。 152 ◯環境総務課長  里山では、こういうところをやりますとイノシシや猿、あるいはシカの害もあろうかと思いますけれども、そういうものも実際にまちの市民の方々が体験していただいて、野生動物との共生というものも体験をしていただきたいと考えております。 153 ◯加納委員  単に自然を体験するとかだけじゃなくて、里山の空間全体を守っていく。体験もさせて、保全もしてということで、先ほど農家の移築という話もあったんですけれども、例えばそういうふうな全体的な総合的なというか、そういうところも視野に入れての事業を始めたということでいいですか。 154 ◯環境総務課長  委員さんにおかれましては、日本テレビのDASH村、4チャンネルだと思うんですが、そういうような形をイメージしていただいて、あれはタレントが里山体験をするわけですけれども、それを市民、家族に体験をしてもらったというようなイメージで考えております。 155 ◯加納委員  高田委員が質問された、その下の項目のあつぎの鳴く虫復活調査事業との関連などもやはり当然あるんでしょうか。 156 ◯環境総務課長  そういうふうな昆虫の育成とかいうノウハウもこちらの方に入れて、里山マルチライブプランの中でいろいろやっていきたいと思っております。 157 ◯関戸副委員長  それじゃ、今155 ページに集中していますので、私もそこから3点ほどお聞きします。1点目は、先ほど沼田委員が質問されました災害時動物救援事業費、なるほど、これは本当に至れり尽くせりの、さすが優秀な厚木市担当職員の方の予算取りだなと感心しておるんですけれども、素朴な疑問としまして、災害時を想定したこういう事業費だと思いますけれども、384 万5000円、1000円のけたまで明確に数字が振ってありますけれども、これは一体何を想定しているんだろう。先ほど犬、猫等々の救援頭数なんかは答弁されましたけれども、どういう季節、どういう時期に、どういう場所をもって、またどのようなスタッフがその任に当たっているのだろうか。結果、5000円のけたまで予算見積もりができるのだろうかというのが1点と、それに関して2点目ですが、当然この予算執行は、予算立てがあっても決算期にはいつも使われなかったというのが望ましいのかなと思いますけれども、そのような予算のとき、当然、災害絡みのものは、使おうが使われまいが、いや、むしろ使われない方がいいに決まっているわけですけれども、毎年予算立てをしていくわけですけれども、こういった金額で推移していくのか。また、冒頭申し上げたような予算立て編成見積もりの根拠なんていうのをこの際ちょっと示しておいていただきたい。 158 ◯環境総務課長  384 万5000円の内訳でございますが、需用費といたしまして動物の保管用の食料、これが犬、猫350 食ずつ計700 食、3年間保存できるというのが一番長いようでございますので、これを大体単価で120 円というような形で聞いております。それで、700 食で8万9000円ほど。3年ですので、これは3年間700 ずつで2100ということになりますものですから、大体1割ぐらいかなということでございます。初年度ですから700 食という形で用意させていただきました。それから保管場所の設計委託料、先ほど言いましたように1トンクラスの便槽を設置したいと考えておりますので、その工事費と、それからどんな形の設計をしたらいいかという部分で設計料が100 万円と、工事費がとりあえず200 万円、計300 万円あります。それから、あと備品費として収容する動物のおりとかゲージというものを2セット、75万6000円、これは円形のものですけれども、とりあえずそういうものを用意をするということで、駐車場のコンクリートの上にそういうゲージを置いて収容しようというふうに考えております。それから、当分、駐車場の中ですけれども、つなぐためのリングとかが必要になるかなと思いますが、そのような形も考えていきたいと思っております。 159 ◯関戸副委員長  わかりました。それで、なおちょっとお聞きしておきたいのは、どういう災害を想定した準備なのかということと、逆に個人災害、市民の火災とか、それに類するような、いわゆる動物を飼育できないような状況が個人的に起こってしまった場合にも対応してしまうのか、しないのかの辺も含めて、このための災害は何を想定されているのか明らかにしておいていただけますか。 160 ◯環境総務課長  個人の火事ですとかの災害、体育館を使ったり、一時避難することがあると思うんですけれども、そういうものでは考えておりません。個人の火事とかの住まいがないというようなところの部分の動物には貸す予定はございません。大規模な地震が起きまして、市内に大きな災害がありまして、住むところがないというときに、ぼうさいの丘公園とかが避難場所になるわけですが、そのようなときに、当然、こういうまちですから、犬や猫も一緒に連れてくるだろうということで、そのときには一緒に避難場所に人間も犬もというわけにいきませんものですから、隔離をして収容しようという形に考えております。 161 ◯関戸副委員長  これに関しては最後にしますが、となると、今のご答弁ですと、3年に1度この備蓄する食料というか、えさを更新していくんでしょうね。そうしたら、更新時には700 食一切使われなくても、有効な利用の仕方をぜひお願いしておいて、2点目へ移っていいですか。 162 ◯森屋委員長  ここで10分間休憩します。                 午前11時00分 休憩                ───────────                 午前11時10分 開議 163 ◯森屋委員長  再開をいたします。 164 ◯環境部長  先ほど里山マルチライブプランの中で、古民家の移設もということでご答弁を環境総務課長の方からいたしましたが、これにつきましては、まだ庁内的にオーソライズされた部分ではございませんので、今後の後期計画等で形づけていきたいというふうに思います。それほどこのプランに対して大きな夢を抱いているということで、答弁の中に思いのたけが入ってしまったということですので、ひとつご了解をいただきたいと思います。 165 ◯森屋委員長  じゃ、そういうことで了解をしてください。 166 ◯関戸副委員長  先ほどの続きですが、155 ページにあと2点あるものですから簡単にお聞きいたします。その2点目ですが、落書き等防止対策事業費、これも138 万円の見積もり編成がなされておりますけれども、どういった過去の実績に基づいてこの予算立て見積もりがなされたんでしょうか。 167 ◯環境総務課長  落書き等防止対策事業でございますが、昨年の4月にこの事業をスタートいたしまして、6月19日に落書き防止対策連絡会議を立ち上げました。それで、現在までの事業の内容でございますけれども、原材料の支給が8カ所、8件でございます。それから、キャンペーンを7月24日に実施いたしました。それから、補助金の関係でございますが、商店街で1件20万円を申請をいたしました。それから、現在協議中のものが1件、補助金の関係でございます。それで、暮れには落書き防止の小さな標語のポスターをつくりまして、一番街とか被害が激しい商店街に「落書きは犯罪です。見つけたら110 番を」というようなものをつくりまして配布いたしました。  それから、今回の事業でございますけれども、補助金の部分ですが、修復してもすぐにまたやられるという状況で、現時点もかなり被害がありますけれども、落書きをされる対象物は全部個人の所有物でございますので、それが2分の1補助にしても、2分の1負担しなきゃいけないものですから、すぐにシャッター等をやりかえるというのはなかなか難しいというような状況を今認識しております。 168 ◯関戸副委員長  わかりました。それで、私がこの1年で感じましたことは、今回こういう予算立て見積もりがなされていますけれども、まだまだこういった予算立てがされた、こういった事業が創設されたということが余り市民の皆さんに伝わっていないのではないかなというのが1点と、もう1つ、これはスタート時からそうでしたけれども、何が対象になるのかという部分に少々あいまいさがいまだにあるのかなという部分がありますが、新年度予算がこうやって我々の前に提案されたことによって、その辺の問題はあるのかないのか、もしあったならばどう解決されていこうとされているのか、お答えいただきたいと思います。 169 ◯環境総務課長  今、我々の運動といたしましては、PRは商店街、それから自治会さんに、こういう制度がありますということで、原材料の支給と、それから補助制度がありますということで、何回も出向きまして、打ち合わせのときにお願いしてまいっております。  それから、対象でございますけれども、民間の、要するに商店街のシャッターですとか、あるいは個人の建物の壁ですとか、塀だとか、そのようなものと、あと公共的な色彩の強い例えば東京電力所有の電力関係のボックス、郵便ポスト、警察の信号機を調整するボックス、あるいは電柱とかというものがあるわけですが、公共的な色彩のあるものは、東電さんですとか、あるいは郵便局には、こちらからそういうものへ行って、費用で予算化して消していただきたいという要請をしております。そういうことで、東電のボックスにつきましては、年度末に一たん塗りかえたんですが、ビブレの前あたりの分は、きのうパトロールした段階で、またすぐやられてしまったというような状況でございます。ですから、公共的な色彩のある所有物については、私の方から、そういうところで自前でひとつ消去をお願いしますよという形で動いております。 170 ◯関戸副委員長  この点に関しては最後にしますが、私、そもそもこの対策事業というのは、厚木にあっては市街地商店街を想定したんだろうなというふうに推測しておりますけれども、実は商店街というのは──街と言っていいかどうか知りませんが、商店というのは、あるいは商店でなくてもですが、郊外、市街地外にも多数存在しておりまして、もちろん商店が連檐していても商店街組織のない地域もあったり、また商店街といっても、組織はあっても店街というほどの連檐性もないような地域、はたまた何が商店で、要するに個人消費者を顧客にしないところは商店でないのかあるのか、事業者ではあるけれども、商店でないのかあるのかとか、その辺がかなりあいまいかなと思いますけれども、きちっと整理できているんでしょうか。 171 ◯環境総務課長  整理できているかということですけれども、とにかく防止ということで、犯人というか、その犯罪を取り締まってほしいというところもあります。そういうものも防犯関係あるいは警察と調整をして、警察にもお願いをしているところでございます。  それから、あと整理をしているかということでございますけれども、街道沿いのガードレールや、あるいは街道沿いの閉店をしたガソリンスタンド、そういうようなところについて、いち早く落書きをされてしまうということも認識をしております。ただ、そういう個人の建物に公的な補助ができるかというところの限界がございますので、その辺の把握はしております。 172 ◯関戸副委員長  私の理解力が弱いのか、何だかまだはっきりしない部分がありますが、このページの3つ目に移ります。あつぎの鳴く虫復活調査事業、先ほども高田委員でしたっけ、取り上げていらっしゃいましたけれども、これは環境部で予算計上されておりますけれども、多分実施主体は教育委員会というか、学芸員がどこにいるのかなと考えたときに、郷土資料館とかになるのかなというイメージを持ちますが、いかがですか。 173 ◯環境総務課長  このあつぎの鳴く虫復活調査事業でございますが、これは厚木の農大の昆虫学教室にお願いして、学術的な面からやっていただいております。そういう形で調査した結果を1月中に市民ロビーに展示したりして、市民の方に見てもらったりしております。博物館的なアプローチもありますけれども、こちちは環境部として、そういう鳴く虫の方の調査、それから育成、繁殖というようなものをやっていきたいと思っております。 174 ◯関戸副委員長  それでですけれども、いつの年も潤沢な予算があれば、どんどん各セクションごとにさまざまなアイデアを持って予算執行に当たっていただきたいと思いますけれども、これは極めて教育委員会の事業に接近しているんですね。環境部がやっていけないということは絶対思っておりません。思っておりませんけれども、連携をとる必要はあるだろうなと。それで、より中身の濃い、それでいて、なおかつ、もちろん農大のスタッフの方々に手伝っていただけるのであれば、より深みを増すために手伝っていただけばいいけれども、やはり今いる職員の方でも十分に、いや、むしろ教育委員会の方でも、今この場に教育委員会は入っていないから同時にお聞きすることはできませんけれども、すり合わせていくことが──そうすると、両方の予算を足すと、もっともっとすごい成果が出せるのかなというふうに思うのが1点と、もう1つは、この予算審議にあって、ばらばらとは言いませんけれども、それぞれにこういう予算科目を提案されてきますと、審議も非常にやりづらいといいますか、悪い言い方をすると、予算マネーロンダリング、そこまでは言いませんけれども、カモフラージュしてしまう可能性がありますので。これは金額がわずかですから、そこまでは言い過ぎですけれども、そんな懸念を持っていますので、これはご答弁というよりも、教育委員会でもぜひ連携を深めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 175 ◯環境総務課長  理念としましては、みんなでつくる人と自然が共生した環境に優しいまちの一環、それからふるさといきものふれあいの里事業の一環という形で、環境の方からアプローチしております。こういう大学との連携事業でございますので、特にそういう調査結果、あるいはそういう調査をしているものについては、教育委員会と調整して、有効に事業が活用されればということでやっていきたいと思います。 176 ◯森屋委員長  先ほどの副委員長の質疑の中で、落書き防止で、区分けが明確になっているのか。つまり、個人の例えば立派な建物とか何かがいたずらされたとき、それも補助の対象になるのか、商店街というふうに限定しているのか、その区分けについてははっきりしなかったんですが、わかれば答弁してください。 177 ◯環境総務課長
     個人が自分の塀等を落書きされたということで、個人で申請された場合は補助いたしません。商店街あるいは自治会、ボランティアをやっているような団体が複数の被害を受けたものをみんなで消そう、あるいは塗りかえようというような事業のところに出すということでやっております。 178 ◯関戸副委員長  私も本当はそこまでお聞きして話を詰めちゃおうかなと思ったんですが、途中で引きましたけれども、実はそこに、今もうおっしゃったからあえて言いますが、非常に不公平感が漂っているんですよ。商店組織とか、別途組織でもいいですけれども、そういったところの意見は聞くけれども、同じ商店であっても、同じ事業者であっても、そういう組織に加入していない場合は物申せないというか、そういう言い方は語弊ないと思いますけれども、逆に、そんなあいまいさがあるから担当課も精いっぱいのアピール、広報をされていないのかなという、そんなうがったところまで思ってしまうんですけれども、いかがでしょうか。 179 ◯環境総務課長  ボランティア団体、俗に言うNPOというような形でやっていただければ出せると思っておりますので、そういうきれいにするボランティアを組織していただければ出せると思っております。 180 ◯関戸副委員長  わかりました。 181 ◯高橋委員  今の落書きの問題なんですけれども、私も駅前の商店街の人であるとか、いろんな方から、本当に困ったもんだということで、いろいろお話を受けていますけれども、これはイタチごっこなんですね。予算書に計上されていますように、これは落書き等防止対策事業費ということだと思うんです。ということは、先ほども話が出ていましたけれども、要するに、悪い連中に落書きをされた、それをきれいに塗り返すというようなところに議論が集中していまして、これは対症療法だと思うんですね。そうじゃなくて、この予算に計上されているのは予防ですよと。火災じゃないけれども、やっぱり予防対策を徹底すべきだというふうに私は思うんですけれども、そういう視点から、さっき関戸委員が個人、公共物等の不公平感だとか、いろいろおっしゃっていましたけれども、それもありますけれども、そうじゃなくて、景観を損なうのは、被害を受けるのは市民みんなであって、個人であろうが公共物であろうが関係ないんです。私は、厚木市のまちの景観を損なう、非常に心もすさんでくるような、そういう影響性があると思う。そういった意味で予防対策が一番大事だというふうに思うんですね。さっき話が出ていました警察との連係プレーという中で、その辺をもっと具体的に詰めているのか、それをまずお伺いしたいと思います。 182 ◯環境総務課長  不法投棄防止のパトロールの中に市街地の夜間のパトロールも月4回入れていただいて実施しているものもあります。それから、警察の防犯、地域課へ行きまして、よろしくお願いしたいということでお願いをしております。ただ、現実的には、スプレーで落書きをしている者というのは、夜間、それも2時とか明け方とか、そういうところでございます。それから、すっとやって逃げていってしまうという、ちょっとテロ的な要素があるようなところで、非常に困っているというのが現実でございます。その防止という部分に対しては、まちの中が非常に環境が悪くなっているということ自体は承知をしておりまして、今いろいろ手だてを考えているところでございます。 183 ◯高橋委員  特に、ことしは夏にアジア太平洋ハーモニカ大会等が開催されますね。そういうことを控えていながら、さっき予算のことで、従来と比較して今回の予算は多いのか少ないのか、特にその辺の意味合いが含まれているのか、その辺はいかがなんですか。 184 ◯環境総務課長  補助事業につきましては減にしました。それから、原材料費の支給については同程度を考えております。あと防止の方については、じゃ、何か予算をするかというものがとりあえずなかったものですから、防止のためのというものは、警察との連携、防犯協会、あるいは防止対策連絡会等でいろいろ協議をしていきたいと思っておりますし、夏に向けて、あるいは春休みもそうなんですが、各自治会さんとかには要請をしまして、地域から、落書きはしない、あるいはさせないという形でお願いをしていきたいと思っております。 185 ◯高橋委員  アメリカの方では、ニューヨークなんかでは、テロ騒ぎの結果かどうかわかりませんけれども、落書きが非常に減少してきたというような報道を聞いているんですけれども、そういった中で、さっきの最初の話に戻りますけれども、まず予防という視点で、行政が非常に強い姿勢を示すということが肝心じゃないかなというふうに私は思うんですけれども、1つのアイデアとしては、具体策としては、前から私は思っているんですけれども、要するに懸賞金制度、これを導入したらどうだろう。衆人環視というか、大勢の市民が昼だろうが夜だろうが見ているよというあれがあれば、なかなかやりにくいということもありますし、懸賞金がそれこそ見つけたら10万円だ、50万円だ、多ければ多いほどいいんですけれども、そういうアイデアを持って対処したら、私は絶対に激減するというふうに確信を持っているんですけれども、いかがでしょうか。 186 ◯環境総務課長  環境総務として、懸賞金制度を予算に盛るというのはなかなか難しいのかなと考えておりますが、もし商店街とか商店街連合会、被害を受けている方たちでやっていただければ応援はできるのかなと思っております。 187 ◯高橋委員  ぜひ考えていただくことを要望して終わります。 188 ◯環境部次長  今の問題なんですけれども、ただいままちづくり条例というものを考えておりまして、その中で落書き防止については、要するに何か罰則等を入れて今検討中でございますので、よろしくお願いします。 189 ◯加納委員  159 ページの上の水質汚濁調査事業費のことなんですけれども、今度特例市に移行してということで、予算も平成13年度より1200万円以上上がっていると思うんですけれども、特例市に移行するということで、改めてこの水質汚濁調査に対する厚木市の方針というか、そこを聞かせてください。 190 ◯環境総務課長  特例市にかかわるものでご説明をさせていただきます。予算上は今委員がおっしゃったように1372万4000円増いたしました。水質汚濁防止法につきましては1242万7000円の増でございまして、相模川ほか3カ所の河川水質調査を行います。それから、市内20カ所の特定事業所の水質検査を実施いたします。それから、地下水汚染の状況調査といたしまして市内15カ所の水質調査を行います。以上、水質汚濁防止法の関係で厚木市が事業がふえる部分でございます。 191 ◯加納委員  改めて方針というか、そういうものは特に……。 192 ◯環境総務課長  今まで県がやってきた業務を厚木市が受けるわけでございます。また、水質汚濁防止法につきましては、今度は主体的に厚木市がやるわけでございますが、そういうような水質の事故があった場合について、基本的に厚木市が主体的となって関係機関へ連絡し、事故のマニュアルを10月につくりまして実施をしています。また、4月1日から権限が移譲された段階について、新たに案をつくって検討しているところでございます。ですから、そういうふうな水質の事故が起きた場合、どこへ連絡し、どういう対処をとるとかという部分を今やっているところでございます。 193 ◯加納委員  厚木は水資源の豊かな、そういう特性を持っているところなので、例えば、厚木市独自の自主基準というか、独自の基準を設定するというか、そういう考えはお持ちでしょうか。 194 ◯環境総務課長  とりあえず権限移譲をしっかりやるということで、基準についても県がやってきた基準をしっかりやって、平成14年度は遺漏ないようにやっていきたいと思っております。 195 ◯加納委員  平成14年度はそういうことだそうですけれども、将来的には自主基準をつくっていきたいとか、そういう考えは今のところは特にないんでしょうか。 196 ◯環境総務課長  今のところはそこは考えておりません。 197 ◯石井(恒)委員  161 ページですが、ごみ処理の広域化の関係なんですけれども、住民説明会ということで、平成13年度、14年度にまたがってやっていくということでよろしいですか。 198 ◯ごみ処理広域化推進室長  先般、2月に各市町村で1度ずつ説明会を開かせていただいていますけれども、平成14年度においては、それぞれの市町村が今度は各地域に入りまして、継続して説明会を行っていくという予定でございます。 199 ◯石井(恒)委員  この住民説明会のねらいというのは何なんですか。 200 ◯ごみ処理広域化推進室長  住民説明会のねらいは、まず住民に現状を知っていただくことが1つございます。焼却場がかなり厳しい状況になっていることと、相変わらずごみ量がふえているということもございます。そういう現状を知っていただくことが1つと、あとこの広域化を進めていく、3市町村が1つの施設をつくっていくということを認識していただくということが大きな目的でございます。 201 ◯石井(恒)委員  2月15日にシティプラザですか、あそこで行われたとき、私も参加させていただいたんですが、説明資料にプロジェクターをうまく駆使されまして、本当にわかりやすい説明資料をつくられていたんですが、今、説明会のねらいを言われましたけれども、残念ながらその辺のインパクトがちょっと弱いのかなと。参加者、自治会長さんですとか、そのほか来られていたんですが、何人かにお聞きしたんですが、厚木も広域化ということでやっているよというのはわかったよということはあったんですが、じゃということで、本来のねらいの現状と課題といいますか、その辺についてはということで若干お聞きしたんですが、やっているよというのはわかったよということだったんですけれども、その辺の反響というか、意見というのは何か上がっていますか。 202 ◯ごみ処理広域化推進室長  先般行いました住民説明会では、特別市民の方からはご意見は今のところいただいていないというのが現状でございます。現在、広域化へ向けた基礎調査を進めておりますので、これが今月末にはまとまってまいりますので、これらをもちまして住民の方によくご説明、情報提供を進めさせていただいて、これから進めていく広域処理の関係についてご意見を伺っていきたいと、そのように考えてございます。 203 ◯石井(恒)委員  私も、なぜそういう話が伝わっていなかったのかなという感じで受けとめていたんですが、この資料も確かに簡潔にまとめられて、一見わかりやすい資料なんですが、ただ、今、現状こんな状態なんだよというところにいくと、ちょっとインパクトが弱いのかなと。名古屋市は西区の埋立地が中止になったことから緊急課題ということで、ごみの減量なり、現状をどうするかということで取り組んでいられるんですけれども、市民に対してかなり現状というのをアピールされているというのがあるんですね。ですから、そういった面で、今後、説明会の中では、もう少し現状と課題というのを駆使されるといいのかなということをお願いしておきます。 204 ◯高田委員  157 ページの9なんですけれども、駅周辺環境美化推進事業費なんですが、内容、取り組みですけれども、これは前年度と違いはありますでしょうか。 205 ◯ごみ対策課長  駅周辺環境美化推進事業費でございますけれども、(1) と(2) にありますように、本厚木駅周辺をきれいにする会と愛甲石田駅周辺をきれいにする会にそれぞれ補助金を出しております。それから、あと本厚木駅を掃き掃除、ごみ箱のごみの掃除等で毎日清掃をしております。それから、あと日曜日にボランティア団体が、先ほどの2団体、本厚木の場合につきましては本厚木駅周辺をきれいにする会のごみ等の処理のために日曜の収集、運搬をしております。それの経費でございまして、平成13年度と内容的には変わりはございませんが、アジア太平洋ハーモニカ大会が7月30日から8月4日にございますので、そのときには従来の清掃を初め、ボランティアの方々による美化活動、実際に清掃活動と、それからポイ捨てを防止するキャンペーンを実施いたしまして、あと職員による不法投棄物のパトロールを実施して、ごみの回収を行っていきたいと、このように考えております。 206 ◯高田委員  ごみを駅前に限らず道路だとか、あるいは河川敷に不法投棄だとか、本当にいつの間に日本はこんな国になってしまったのかなと思いますけれども、先ほど高橋委員もおっしゃっていたことなんですが、高橋委員がおっしゃっていたのは落書きのことですけれども、ごみを捨てない意識づけ、そういった工夫をしている他の自治体の例を研究なさってみてはいかがかなと思うんですが。というのは、例えば、たしか去年だと思ったんですけれども、渋谷区で人気のある歌手を呼んできて、渋谷駅でごみを捨てないという訴えをしたんですよね。実際渋谷駅の周辺でごみが減ったかどうかわかりませんが、その後、追跡調査だとか、渋谷区の議論だとか確認していませんから知りませんけれども、少なくともそういう意識づけをねらったんだとしたら知るだけでも価値はあるかなと思うんです。いい例だと思うんですが、同じことをしてはどうかとは言いませんけれども、それは今1つの例ですが、他の自治体でごみを捨てないという意識づけをしている例をぜひ研究していただきたいと思うんですが、そういったことは内部で研究なさっていますでしょうか。 207 ◯ごみ対策課長  意識づけの面では、厚木市もポイ捨て防止のキャンペーンということで、市民にご協力いただきまして、毎月本厚木駅等でキャンペーンを繰り広げているところでございますが、啓発物品等を配布しておりまして、若い方も受け取ってくれて、ポイ捨てをしないというふうに言ってくれたりする場合もあります。それで、今、他市の状況はどうかということですが、これから研究して、ポイ捨てをされない意識づくりを考えていきたいと思っていますし、あと他市の場合ですと、ポイ捨て防止条例を制定されるところが多いようですけれども、厚木市もまちづくり条例の中でその辺のところを考えていっておりますので、それに合わせて今後また研究してまいりたいと思っております。 208 ◯加納委員  同じく今のところ、157 ページの9なんですけれども、本厚木駅周辺環境美化推進経費で2500万円以上上がっているんですけれども、この市役所のすぐそばの商店街でも、日中でもごみ袋がずっとありますよね。あれはもちろん厚木市の人たちにも不評なんですけれども、市外の方からも、あれは何というのがすごくあるんですね。例えば夜間だと、出ていても夜の収集ということもあるし、いいんですけれども、日中からずっとあると、例えば先ほどのご答弁にあったように、ボランティアの方が毎日掃き掃除をされていらっしゃるということなんですけれども、それをされていても、やっぱりごみ袋がまち中に日中からあるというのは、ボランティアされている、その行為すらも意味がなくなるような、美観的にも本当に損なうものだと思うんですけれども、その辺はどういうふうにとらえていらっしゃるでしょうか。 209 ◯ごみ対策課長  今の委員さんのお話の件は、こちらの方に予算づけではございませんけれども、事業系ごみの対応ということで、環境部内で研究会を持っておりますので、私の方からその経過につきましてご説明申し上げます。事業系ごみの取り組みといたしましては、平成13年度に環境部内の職員で検討会組織を設置いたしまして、本厚木駅周辺の排出量の多い地区を中心とした適正排出を検討してまいりました。検討内容といたしましては、先進地であります東京の三鷹市を初め各市の状況調査、それから現地調査等の資料をもとに、9回にわたります検討会でいろいろな方面から検討してまいりました。特に飲食店等を中心とした小規模事業者が集中しております本厚木駅周辺の事業系ごみ対策といたしましては、地元の商店会とか廃棄物の許可業者さんのご協力と、それから集積所の廃止、見直し等いろいろな角度から検討を重ねてまいりましたが、今のところ最終的に結論には至っておりません。  また、2月22日の金曜日に厚木警察署のご協力を得まして、環境部職員21名によりまして、本厚木駅周辺で特に小規模事業者が集中して、かつごみの量が多く、排出状況の悪い集積所での夜間の立ち会い指導を実施いたしました。この実施結果につきましては、違法排出者115 人に直接対面指導をすることができまして、一応成果が得られたものと理解しております。なお、今後の予定としましては、指導による結果を踏まえまして、一般廃棄物手数料の関係ともあわせ、引き続き14年度も検討をしてまいりたいと考えております。 210 ◯沼田委員  159 ページの4のところの合併処理浄化槽普及促進事業費なんですが、昨年7280万円ですか、同額なんですけれども、平成13年度は間に合わなくなってしまったというようなことを耳にしているんですけれども、大分普及してきたというようにも聞いているんですけれども、現在、普及率はどの程度いっていますか。 211 ◯環境総務課長  対象世帯としましては平成9年の対象世帯を持っていまして、6332世帯でございます。浄化槽全体の整備率が4550基で、これが71.9%でございます。それから、合併浄化槽だけの整備率というのは、今まで1819基整備しまして、これが28.7%ということで数字をとらえております。 212 ◯沼田委員  市街化区域におきましては、既に公共下水道が普及、ほとんど100 %に近いというふうに数字は聞いていますけれども、どうしても市街化調整区域は合併浄化槽に頼るところが大きいわけですけれども、そういう中で、昨年と同じ予算金額がここに出ているんですけれども、間に合わないから来年度に回してくれなんていうのを事業者さんからも聞いていたり、一般の現実的に工事をされたところで、もう終わったんだから早く完成報告というんですか、その報告書を出したいんだけれども、ちょっと待ってくれなんていうのをよく聞くんですが、増額されているのかなと思ったら数字的に昨年と同じなので、その辺、大丈夫なのかなという心配があるんですけれども。 213 ◯環境総務課長  年度末の取りかかりにつきまして完成が4月にずれるというところの部分がございますので、そのようなところの部分については新年度でお願いするというところがあったのが誤解をされているのだと思います。必ずしも年度末に受けたものは必ず年度末に支払うということではやっておりませんので、工事がずれ込んだものについては新規のものでという形をやっておりますので、業者さんにあってはそのようなところが誤解をされているのかもしれません。予算上については130 基ということで盛っております。 214 ◯沼田委員  今、業者さんの方の話が出ましたけれども、市内の業者さんはほとんど周知されているようですけれども、市外の業者さんも当然入られますよね。そういう市外の業者さんあたりの指導はどんなふうにされますか。 215 ◯環境総務課長  窓口に申請行為がございますので、その辺のところで十分環境総務課の担当員が説明をしていると思うんですが、これからもそういうことがあれば十分説明をして、誤解ないようにしていきたいと思っております。 216 ◯沼田委員  よろしくお願いします。 217 ◯関戸副委員長  消防本部にも何点か質問がありますが、まだその前に環境部にも四、五点質問させていただきたいので、順次環境部の方から質問させていただきますけれども、159 ページ、公害対策事業、この中でもとりわけ地盤沈下と、それの要因とされる地下水のくみ上げの問題なんですけれども、これは今回も従前のような予算が地盤沈下調査事業としては上がってきておりますけれども、これと特例市へ移行した場合の公害対策事業、変化があるんでしょうか、変化がないんでしょうか。 218 ◯環境総務課長  この地盤沈下調査でございますけれども、地盤沈下の生じるおそれのある区域として県条例により指定された区域内に設置してある水準点40カ所の変動量の調査をいたしまして、地盤沈下の状況を監視するということでございます。ですから、測量を主とした委託という形で事業をしております。ですから、ここの部分については、今回の水質ですとか、そういうようなことの権限移譲としては来ていない事業でございます。 219 ◯関戸副委員長  ああ、そうですか。残念なことです。といいますのは、私、直近のデータは承知しておりませんけれども、かつて、今もそうではないかなと思っておりますが、当時の環境庁の方へこういった調査データを報告しますね。環境庁は全国比較をしますね。そういったものが我々のところへ戻ってきたりして見ているとき、極端な年は、全国の地盤沈下最大の場所が、当時は、今もそうかもわかりませんが、新潟市。要因は地下水でもって雪を解かす融雪に地下水を大量にくみ上げて、ちょうど今の時期でしょうか、道路とか、そういったところの雪を解かす。そんなこともあってか新潟市が群を抜いて毎年毎年の地盤沈下が激しい地域で、実は、その二番手だったか三番手に厚木市が着順としてついてしまった時期も複数回あったんですね。決して厚木はそんな地下水を融雪目的で大量にくみ上げなきゃいけない理由もないのに、特に中心市街地においては相当な地盤沈下が起こっているという状況がありました。今、その後、変化は起こりましたでしょうか。 220 ◯環境総務課長  指定区域というのは、国道129 号線及び国道246 号線から東側の区域内と、その周辺の区域の精密水準点を調査しているわけでございますが、特に大きな変化はないという形で承知しております。 221 ◯森屋委員長  簡潔に。 222 ◯関戸副委員長  わかりました。要するに、今、特例市によって変化が起こらないという答弁をいただきました。そして、今おっしゃった変化が起こらないという意味は、相変わらず地盤沈下が進んでいるという意味なのか、一定のところで食いとまっているというのか、そのどっちかを次の答弁で答えていただきたいんですが、時間がないのでつなげますけれども、神奈川県条例も、皆さんご承知のように、その条例施行前に事業体として存続していて、地下水をくみ上げている事業所は、いまだに、その条例があっても、既得権じゃありませんけれども、認められていますね。今、現時点では、一定の地下水をくみ上げるような事業主なり──個人ももちろんですが──は、今のご答弁のように、国道246 、129 バイパスより東側はもう一切認められていません。認められないけれども、さきに申し上げたように、その条例施行前のところは特例的に認められているんですね。これも水の問題ですから、上水道が来ていないならばいたし方ないという理解もしますけれども、もう今や、いや、もう相当前に、厚木のこの市街地は上水が行き渡っています。神奈川県企業庁の水道が。にもかかわらず、事業ランニングコストの節減のためか、いまだに大量に既得権を持ってくみ上げている事業主体がありますね。そういったところへの監視と勧告と、また権限がないまでも是正アドバイスというのはしていかないんでしょうかね。 223 ◯森屋委員長  質疑の途中ですが、これで午後1時まで休憩します。                 午前11時55分 休憩                ───────────                 午後1時00分 開議 224 ◯森屋委員長
     再開をいたします。  答弁を求めます。 225 ◯環境総務課長  先ほどの関戸委員の質問にお答えいたします。平成12年度における水準点の測量調査では、すべて10ミリ以下の変動でありまして、鎮静化しております。  それから、地下水利用の事業所におきましては、神奈川県と一緒に立入調査を実施しておりまして、くみ上げ量の抑制をお願いしておるところでございます。 226 ◯関戸副委員長  わかりました。皆さんは法律、条例を根拠に仕事をされるお立場ですから、それが整備されていない以上、その辺が限界なのかなと。しかしながら、できる範囲のことはお願いしたいなというふうに思います。続けていいですか。 227 ◯森屋委員長  どうぞ。 228 ◯関戸副委員長  じゃ、なるべく手短に、といってもこの次の問題は手短にならないかもわかりませんが、163 ページとか161 ページとかにかかわる事業、予算措置ですけれども、金田地区環境保全委員会交付金とか、上古沢環境整備委員会交付金とか、163 ページの上長谷地区衛生プラント環境保全委員会交付金、この辺一まとめで質問させていただきますけれども、ずばりこれは、以前にもちょっと取り上げましたけれども、事実上の債務負担行為でしょうか。 229 ◯財政課長  今の各地区の委員会等への交付金ということでございますけれども、うちの方で掌握している内容につきましては、それぞれ毎年度交付金の協定といいましょうか、そういうものを交わしていらっしゃいまして、それに基づく交付金というようなことを担当課の方からは聞いておりまして、そういう範囲では債務負担行為には当たらないというふうに判断をしております。 230 ◯関戸副委員長  私がお聞きしたのは、事実上の債務負担行為でしょうかというふうにお聞きしたんですね。そういう言い方もあり得ないのかもわかりませんが、事実上の債務負担行為になっていますね。とりわけ私の調査ではっきりしていることは、このうち上長谷地区衛生プラント環境保全委員会交付金に関しては、明らかに債務負担行為だとされる一番最初の当該地区環境保全委員会という団体との約束文書を交わしているんですね。今度公文書公開等々で市民がそれを請求した場合は出てくるはずなんです。そのときに上長谷については、衛生プラントに関しては、債務負担行為ではないんだというようなことをもう言えなくなるんですね。実はその契約書は、ずっとそこに存在する限り永久に支払うという内容が書かれているわけですよ。非常に古い文書ですけれども。これはもう取り交わしていますから、廃棄できない、どうしょうもない事実なんですね。そうした場合に、やっぱりしかるべき措置をしなければならないのではないかというのが1点と、もう1つは、違う視点ですが、金田、上古沢、上長谷、これらは非常に私たちの生活にとって必要な施設です。しかし、悲しいかな、多くの市民からは迷惑施設として嫌がられている施設でもあるわけです。実際に実害がある、なしかかわらず、迷惑施設として位置づけられているわけですね。なお、ジャンルを変えて言えば、ソニー裏の斎場、これからまた建てようとする斎場等もそれに類する施設になるわけです。しかしながら、ソニーの裏の斎場には、このような交付金、このような手当てするお金というのはないんですね。その辺の整理というのも、次年度には無理にしても、やはり真剣に考えていく必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。その2点。  これは委員会のように通告もなく質問すると、重要な問題ですけれども、答弁の方も、そんな「はい」というふうに答弁しにくい問題かなと思います。一般質問のように通告をもってしてもなかなか説得力ある答弁が難しいかなと思いますが、この委員会でできる範囲での答弁というのをお願いしたいんですけれども、助役ですかね。どなたでもいいんですが。 231 ◯山上助役  それぞれ施設建設当時の経過の中で、こうした歴史をしょっているわけでございますが、そうした点で、改めて現時点で何をどうするということはなかなか難しい問題を抱えておりますが、そういう点で、今後どういうことが可能性があるのか、そういった意味では研究はしてみたいと、このように思います。 232 ◯関戸副委員長  そうですね。これで今のところ秩序が保たれていますけれども、これでよしとはしていただかない方がいいのかなと。まして先ほどのような文書が公文書公開にのっとって、多くの市政に関心を示す市民が見たときに、もう我々は既に見ていますが、それで我々の立場で議会活動の中でそういったことも取り上げておりますけれども、きょうも取り上げておりますけれども、余り野放図にされない方がよろしいというふうに思います。  加えて、これらを検討していただくに当たっては、これは金額のばらつきがそれぞれ3施設ありますね。これもそういう歴史的経緯、経過をもって、こういう金額のばらつきが出ている。現に斎場の方は予算措置ゼロですから。ゼロから114 万5000円までの差があるわけです。ゼロの地域の人たちは、こういう実態を知ったらば本当に黙っているかなという疑問点が1点ありますね。  加えて、皆さんというより我々市民の側からしても、こういったものを永久に行政に望んでいくというのは、どこかの時点で改めていかなきゃならない。  もっと言うならば、上長谷に関しては、ついぞ近年、建てかえたわけですよ。建てかえて、従来施設よりも数段に環境配慮、周辺配慮がなされた施設に生まれ変わったわけですよ。ところが、その時点をもって行政と当該団体はどういう交渉をしたかと言えば、この交付金の値上げに行政は応じて、当該地域団体は値上げを要求してきたわけです。行政はそれをのんだわけです。こんなばかな話はありませんよね。過去の老朽した施設で、そんなに実害は出していなかったけれども、新築なった今の方がはるかにもっと実害どころか何ら影響を与えていない。どんなに施設改良しても精神的な苦痛とか嫌悪感というものはぬぐい去れないにしても、それにしても、そういう時点で金額を上げるなんていうことは、行政の皆さんは自分の財布からお金を出していないから簡単に応じてしまうのかなという、そういう懸念を持っていますが、その辺もこの際きちっと答弁いただきたいんですけれども。 233 ◯環境部長  今の点につきましては、いみじくも平成12年度の決算審査の中でも同様の意見が出されてございます。そういう中で、私の方から、すぐにというわけにはいかないですけれども、将来的には検討して、結果を出していきたいというご答弁を申し上げております。全くそういう考えでおります。 234 ◯関戸副委員長  わかりました。本当はもっと具体的に詰めたいんですが、この場ではこの程度にします。環境部にあと最後に簡単に1点いいですか。  同じく161 ページで、廃棄物収集車両等維持管理事業費とか廃棄物収集車両整備事業費とかが盛り込まれております。これはごみ収集車の更新とか、その維持管理費ではないかと思っておりますけれども、最近、幾つかの複数の他自治体の事例で、この中でも車両のタイヤ交換というのがほぼ定期的になされていると思うんですが、再生タイヤを利用する。ごみ収集車なんかはレース場でレースをやるわけじゃありませんから、高機能、高性能タイヤというよりも、要は一定の安全が確保できて、なおかつ経済的にもてばいいという思想であるならば、再生タイヤというのも、これはただ単に経済的だから再生タイヤを利用しようではなくて、要するに、環境、リサイクル、保全というような思想に立ったならば、再生タイヤの使用というのも十分に検討する余地があると思いますけれども、これは早速この予算年度、次年度から検討にかかっていただくことはできませんでしょうか。 235 ◯環境業務課長  再生タイヤにつきましては、今後、研究していきたいと思います。 236 ◯森屋委員長  先ほどの関戸委員の債務負担行為の問題、これは私が記憶する限りでは、もう随分昔、渡辺作良さんのころ決算委員会でも指摘されたことがあるんですね。ですから、ぜひきちっと整理をして、今、関戸委員が言われたような点もあるので、対応していただきたいと思います。 237 ◯沼田委員  155 ページの不法投棄の問題で、先ほど来多くの委員さんからさまざまな意見が出ておりましたけれども、その中で、この不法投棄に関しては、新聞屋さんとか、それから郵便局の配達員さん、こういう方々もご協力いただいているわけですけれども、そうした中で、また雇用創出事業として今年度上がってきているわけですけれども、これについては、それぞれ監視といいましても、ああいう河川等におきまして、どこまで、どういうふうにしてやっていただいているのかというのは、ちょっと把握しづらい面もあるのかななんていう懸念もあるんですけれども、その辺、報告とか、こんなふうにやったというのは、どんなふうにして把握していられますか。 238 ◯ごみ対策課長  実施方法につきましては、市が指示した場所において、2人1組の編成で同一場所の連続監視、それから異なる場所の巡回とか一定期間の停留監視、必要に応じてカメラや携帯電話、無線機、双眼鏡等の機器を使用しまして、もし不法投棄の行為者を発見した場合は、車のナンバー等を記録していただいて、直ちに所轄の警察署に通報していただくということでお願いしております。それから、極力トラブルは避けていただくように、相手の故意または過失により損害を受けた場合も、当事者間で解決していただくという形で取り決めております。それから、警備の結果の報告につきましては、業務の完了後7日以内に報告書を提出していただいて、写真も添えていただいております。 239 ◯沼田委員  やはり見えないところでやっていただくので、その辺のいろいろなチェック機能というんですか、その辺が一番大事なことになろうかと思いますので。 240 ◯ごみ対策課長  それにつきましては、1カ月のうちに週末大体4回ぐらい行っておりますけれども、1カ月に1回か2カ月に1回ぐらい、職員が、ずっとというわけにはいきませんけれども、何時間かパトロールを一緒にさせていただいて確認させていただいております。 241 ◯沼田委員  よろしくお願いします。 242 ◯加納委員  203 ページの5の警防事業費なんですけれども、(2) に応急手当普及啓発活動事業費とあるんですが、小・中学校などに対する取り組みはどのようになっているでしょうか。 243 ◯警防課長  小・中学校につきましては、応急手当の講習会で、対象者として主に一般講習を受けていただいております。ちなみに一般講習につきましては、ことしの年度末までに延べで9434人、この中に学校関係者が含まれております。なお、普通救命講習にも参加をしていただいている学校もあります。 244 ◯加納委員  学校関係者ということは大人の方ですよね。 245 ◯警防課長  父兄、学校の先生も含まれております。 246 ◯加納委員  私の聞き方が悪かったんですけれども、小・中学校というのは、小学生とか中学生とか対象の取り組みがどうなっているかということです。 247 ◯警防課長  厚木市では今のところ高校生以上ということで、まだ中学生、小学生までには及んでおりません。 248 ◯加納委員  特にこれからは、厚木は川が多いし、水難事故などもあるというところで、特に人工呼吸などは一通り一応体験した方がいいんじゃないかと思うんですね。9月、それぞれの自治会で防災訓練ということで、地区ではやっていますけれども、そこに小・中学生が参加するということは、私の地域に関してはまずないということで、やはり小・中学生対象にもそういう応急手当を一通り学ばせる。それも毎年毎年何年生とかいうふうに対象でやっていった方がいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 249 ◯警防課長  小・中学生と言われましたけれども、小学生、中学生については、人工呼吸、心肺蘇生、そういったものについては、胸部圧迫とか、そういった例がありますので、強く押したりとか、中学生になるとかなり力もありますので、部位が違うところを押したりすると、あばらの骨折、そういった点も注意しなければならないので、今後、救命士等も応急手当ての講習の中で取り組んでいきたいと思います。 250 ◯加納委員  もちろん小学校の低学年に人工呼吸とは思えないんですけれども、例えば中学生以上とか、それぞれの年齢に合った応急措置を一通り学ばせるという姿勢で取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 251 ◯石井(恒)委員  消火器の関係なんですが、どこに当てはまるかってよくわからないんですが、市内に配備しています消火器なんですが、これは全体で幾つぐらいあるかわかりますか。 252 ◯森屋委員長  街頭消火器ですか。 253 ◯石井(恒)委員  ええ、街頭消火器。 254 ◯関戸副委員長  防災対策室。 255 ◯石井(恒)委員  これは防災になるんですか。 256 ◯森屋委員長  総務だ。 257 ◯石井(恒)委員  総務になっちゃうの。じゃ、結構です。 258 ◯関戸副委員長  それじゃ、消防本部に移りましたので、3点ぐらいお聞きします。1点目は、午前中にちょっと通告しましたが、いろいろな消防予防行政予算がこの予算書にも計上されておりますけれども、具体的に予防課の、その中でもとりわけ査察係というんですか、どういう名称か知りませんが、新年度においては何人ふやしますか。それと、その方々によって平成14年度中に何件の査察を実施されますか。当然こうやって次年度予算案が出されているんですから、その辺が不明確だったら非常な心配があります。したがって、補正のときにも質問したことですけれども、明確に答えていただきたいと思います。1点目。 259 ◯消防本部次長  査察執行体制の確立ということでございますけれども、午前中からも消防職員の立入検査につきましてご質問いただきました。消防の予防査察は、消防法に定める中で、予防行政の根幹をなすものということで、関戸委員さんからも12月議会でご指摘をいただいたところでございますけれども、現在、査察は予防課を中心に実施をしておりますけれども、その中で、現在、査察規程の見直しをやっております。査察につきましては、予防課だけではなくて、消防署の職員も予防課の職員もすべてできるように、現在、査察規程を見直しまして、平成14年度から新しい査察規程で、ご指摘いただきました厚木消防の査察率が低いということで、これらの改善に向けまして、現在鋭意努力をしているところでございますけれども、その査察規程の中では、例えば特定防火対象物、ちょっと難しい言葉ですけれども、いわゆる不特定の者が入る建物、火災が発生した場合には危険な建物については毎年ですとか、あるいはその他一般の例えば事務所ですとか、あるいは共同住宅ですとか、そういった比較的消防用設備が緩やかな対象物については2年に1回とか3年に1回とか、そういったいわゆる査察をどうするかというのを現在査察規程の見直しの中で実施をしております。したがいまして、平成14年度から、それができましたら、それに基づきまして査察の強化というものに努めていきたいというふうに考えてございます。 260 ◯関戸副委員長  意気込みは非常にわかりました。びんびん伝わってきました。具体的にお聞きしているんです。査察係は今現在係長以下3名いらっしゃるんですか。次年度は何名にされるのか。それと、次年度は年間通じて──目標です──何件査察をおやりになろうとしているのか。ちなみに、それは査察すべき対象物の何%なのか。 261 ◯消防本部次長  まず、第1点目の人員の関係でございますけれども、先ほど1名増員なんていう話が出ましたけれども、これは、現在予防課の職員16名おりますけれども、査察は消防職員全体の中で1名か2名配置できればというふうなことで話しまして、そのために1人採用するとか、そういうことではございませんで、現行の中で査察担当を強化していく。実際に査察をする職員は、先ほど言いましたように、消防職員全体で実施をするということでございまして、あと査察の経費でございますけれども、これは予防課長の方からさせていただきます。 262 ◯森屋委員長  経費というか、どのくらいの割合でできるのか、件数というふうに言われましたけれども、その辺わかったら答えてください。 263 ◯予防課長  何件の査察が次年度に実施できるかということでございますけれども、現在、去年の消防年報に合わせてみますれば8043棟の──これは150 平米以上の消防用の設備を設置した対象物でございますけれども、その中で去年は二百八十何件、全体では4.8 %の査察率ということで、大変おしかりを受けたわけでございますけれども、今、消防次長がお話しをされましたように、消防全体でクリアすれば少なくても10%ぐらい。何棟とは申しませんけれども、委員指摘されましたところは十分承知いたしまして、12月以降、現在3月でございますが、それ以来、あらゆる機会をとらえながら、消防隊もそうですけれども、せんだって行われました春の火災予防運動におきましても80棟の査察をいたしました。ですから、そういうことを勘案すれば、相当数の実績にはなろうかと思いますし、また、4月から査察規程を実施すれば、全体では相当の積み上げが期待できるんじゃないかと思います。ですから、何棟と言われましても、なかなか目標が絞りにくい面はあると思いますけれども、鋭意努力をいたします。 264 ◯関戸副委員長  わかりました。ありがとうございます。今のご答弁を整理するとこういうことですね。今年度は査察係長以下3名のスタッフだけれども、最低でも次年度は4名、場合によっては5名にでき得る。しかしながら、人員配置はそうだけれども、年間通じては特別査察等をうまく利用して、過去よりは10%ぐらいアップした査察率といいますか、査察は確かに先方にアポをとって行っているようですから、何件なんて言えませんよね。でも、10%ぐらいアップを目標に頑張っていただける、こういう理解でいいですね。じゃ、それはそれでお願いします。  というのは、人員の問題は総務部に聞けという話になるかもわかりませんけれども、ひょっとして委員長からそういう指示が今出ちゃうかなと思って冷や冷やしていましたけれども、出なかったので続けましたけれども、というのは、私は既に総務部職員課の方にもいろいろレクチャーを受けまして、そうしたら、ここ近年は、消防のスタッフ、人員は、ふやすことはあっても、1人も減らしていませんよと。ここ近年は、消防職員は減らしていませんよと。どこに何人配置するかは消防本部の方のご意向というのを尊重しているというのが職員課の回答でした。ということは、これは総務部が絡んでいるというよりも、総務部は、ある意味では、こういうご時世でも消防本部の人員削減なんていうことにはメスを入れていない。そういう中では、消防長以下、皆さん執行部がどういう思想を持っているかによって、どこに何人かが決まるんですね。そういった意味で、ぜひよろしくお願いします。  2点目、午前中の、消防に限らずですが、環境部なんかへの答弁が詰まった段階で、環境部の方からあった答弁は、それは今、実は企画で着々と策定されているまちづくり条例に含めて対応していきたいと思いますというようなご答弁が環境部から幾つかありました。幾つかのシーンで。実は消防本部にも、そのまちづくり条例、企画で今進んでいますけれども、ぜひお願いしておきたいのは、やはり昨年12月にもちょっと指摘、お願いさせていただいた空中ケーブルです。もちろんほうっておいても今の企画はバリアフリーという視点で、いろんなそういった障害物に着目しているのは事実です。しかし、私の調査では、私が質問するまでは空中にまでは思いが及んでいなかったようです。また、道路部にあっても、あくまでも空中ケーブルのとらえ方は、それを支える電柱が道路にあるので、道路上のバリアフリーという考え方は持っていて、電線地中化とか電柱を撤去することに関して、道路平面でのバリアフリーは道路部にもそういう考え方があって、それは企画部と道路部は連携がとれているようでした。  じゃ、ちょっと待てよと。その電柱に支えられて、地上高いところで12メートル辺にある6000ボルトの高圧線から下は5メートルのところにある各種通信ケーブル、このところはだれも見ていないんですよ。我々市民も、見ても、ああ、これは景観を損ねるな、できればこういったものは将来的には地下なり、要するに目線に触れないところに持っていって、まちの景観を保ちたいなという市民は大勢います。特に外国旅行なんかをした人は切実にそんな思いを持っているようです。しかし、消防の皆さんにぜひ意識していただきたいことは、12月でも取り上げましたように、実は12メートルにある6000ボルトは、消火活動の──今のところ大事には至っていませんけれども、非常に困難が予想されているという状況がありますね。消防長、ぜひ消防本部の方から企画の方へ現場の声というのを届けてほしいんですね。 265 ◯消防長  昨年の12月の議会におきまして、関戸委員から空中ケーブルの関係のご指摘がございました。その際、私どもといたしましては、対応の方法につきましてはお話しをさせていただきましたけれども、その関係については企画の方と担当課の方でどの程度まで話しているのか、まだ私の方は把握してございませんけれども、企画の方と調整できるところは調整をしてみたいというふうに考えております。 266 ◯関戸副委員長  いやいや、一朝有事のときですが、地上12メートルの6000ボルトがいかに皆さんの活動を妨げるかということは、残念ながら企画の皆さんにはわかりませんよ。だから、これは皆さんしか知らない情報なんですよ。だから、皆さんが口を開かなきゃ、企画の皆さんは、どんな優秀だって、そこまで考え、思いが及んでいませんから、調整ができればじゃなくて、どんどん言っていただかないとわからない。いかがでしょうか。 267 ◯森屋委員長  つまり、美観上の問題と、それから消防の作業上の障害、支障が消防本部で果たしてそういう認識になっているのかどうなのかという点もあるから、その辺も含めて、じゃ、答弁してください。 268 ◯消防本部次長  空中ケーブルにつきましては、これは私の方でも、はしご車の架梯に障害があることは当然でございまして、現在でも、いわゆる中高層を建てる場合には、開発指導要綱、建築指導要綱の中にそういった項目がございます。これからできるまちづくり条例につきましても、そういった開発関係のことが入るかと思いますけれども、そういった中にそういった消防の今おっしゃいました、いわゆるはしご車の支障になるようなことが入るかどうかは、企画の方と十分協議をしたいというふうに考えてございます。 269 ◯関戸副委員長
     よろしくお願いします。  じゃ、3点目、手短に、205 ページ、厚木市防火安全協会補助金というのがあります。これは14万円の予算計上ですが、過去どのような実績に基づいて14万円を決定されたのかということと、その過去の実績において、この決算内容を正確に詳しくご報告いただきたいと思います。 270 ◯予防課長  ただいま関戸委員の方から厚木市の防火安全協会の補助金の内容についてというお尋ねでございましたけれども、この補助金につきましては、昭和47年ごろですか、厚木市の厚木地区危険物安全協会、それと3年前にいろいろな合理化がございまして、防火協会という2団体がございました。それを統合しまして、現在、厚木市の防火安全協会というような名称になって、そのときにはおのおの10万円ずつの補助金をいただいて、いろいろ合理化という形で1つの団体になって、それで6万円ほど減額されて、現在14万円というような形で推移しているわけですけれども、これらの協会の団体といいますのはどういうような団体かといいますと、1部から4部会員までございまして、まず1部会員につきましては市内のガソリンスタンドを経営されている事業者、それから2部会員はプロパンガス等を供給しておりますプロパンガス業者、3部会員につきましては危険物施設を保有する事業所、4部会員につきましては旅館、ホテル等々を経営されている方々の団体でございまして、それについての補助金でございますけれども、事業内容といたしましては、1年間を通しまして、危険物の災害予防の広報、危険物取り扱い試験にかかわる受験準備講習会、火災予防に関する啓発活動、それから火災予防運動や消防出初め式に従事していただくための補助等々に使わせていただいておるのが現状でございます。 271 ◯関戸副委員長  補助金ですから詳しい決算報告は受けていらっしゃらないのかもわかりませんが、わかりますか。何に幾ら払って、何に幾ら使われているか。もっと言えば、きちっと今予防課長がおっしゃったとおりに使われているかどうか。 272 ◯予防課長  平成13年度の予算のことでお話ししますと、防火安全協会の全体の予算としましては317 万7956円でございまして、比率とすれば全体の4.4 %というような形になっておりますが、14万円の内訳につきましては、今、細かい詳細がございませんので、これは5月に総会を開くときに細かい収支が出てくるわけなんですが、全体プールで組み入れをさせていただいていますので、主に使わせていただいているものについては、例えば大きな出初め式等があるときには、寒い中、皆さんにご観覧していただくということで、ずっと出初め式以来そういう補助金を利用させていただきまして甘酒の提供をしている、そういう経費が4万円ぐらい、それとあと4月に行われます新入社員の防災体験研修会がまたことしも新年度に計画されております。そういう各事業所から見えられました方にジュース等を提供したり、また防火安全協会の後援で行われます厚木市の自営消防隊協議会等々の経費に使わさせていただいているのが現況でございます。 273 ◯関戸副委員長  わかりました。 274 ◯高橋委員  207 ページの水槽付消防ポンプ自動車購入費5500万円ございますけれども、どういう消防車なのか具体的なご説明をお願いします。 275 ◯消防総務課長  ただいま委員のお尋ねでございますけれども、この車につきましては、現在北署に配置しております水槽車がございますけれども、これの更新という形で、水槽付の5トン以上の水を積んだ水槽車、これを10トンシャーシーのベースで作成したいという考えでございます。 276 ◯高橋委員  こういう種類の消防車は初めての購入ですか。 277 ◯消防総務課長  水槽付ポンプ自動車はございますけれども、5トン以上水を積む車両については初めてでございます。 278 ◯高橋委員  わかりました。  それで、最近、厚木は非常に高層住宅というか、マンションが物すごい勢いでふえていますね。かつても相模大橋のすぐわきのマンションが火災がありましたね。要するに、高層住宅、マンション火災の場合の対応がきちっとできるはしご車、この辺はきちっと配備されているのかどうか、その辺をお伺いしたい。 279 ◯消防総務課長  ただいま委員ご指摘のはしご車の関係でございますけれども、現在、厚木市内には30メートル以上のはしご車が合計3台ございます。いわゆる厚木市の基準においては満足しております。  なお、先ほど言いました相模川のそばのビルにつきましては、はしご車が届かない関係もございますけれども、それらにつきましては消防設備的な関係がございますので、そちらの方は私の方の所管とはまた違いますので、よろしくお願いします。 280 ◯高橋委員  そういうはしご車があっても対応できないというふうに懸念されるマンションというのはどのくらいあるのかどうかわかりますか。 281 ◯予防課長  当然、はしご車で届かない対象物については、これは31メートルを超える対象物ということで、現在、厚木には70棟を記憶しておりますけれども、一番高いのはご存じのとおり岡田にある建物でございますけれども、そのような建物につきましては、消防設備上、11階以上のものにつきましては、それ相当の消防設備の強化が図られております。例えば非常コンセント設備、連結送水管設備、それから消火栓設備等々、それにつきましては、消防隊が消防活動上必要な施設ということで、非常用エレベーター等も11階以上には装備をしなければいけないという形になっておりますので、はしご車の届かないものにつきましては、住民そのものも防火意識は持ってもらうのは当然のことながら、11階以上の建物に火災が発生したならば、消防隊が非常エレベーターを使って、それでホース等を担いで、上の設備を使って有効に消火をする。その間に共同防火管理者であります住んでいられる方々が消防用設備に従って避難誘導をしてもらうのが1つの建前になっておりますので、その辺のところは、住んでいられる方々、それと消防隊が一体とならなければ災害がなかなか防除できないという観点から、消防隊と住んでいられる地区住民の方と消防力が強化されておりますので、そのような形で予防上指導をしておるのが現況でございます。 282 ◯高橋委員  上の方は大体わかりましたので、下の方を見て、開発行為に伴う貯水槽、この貯水槽の維持管理についてお聞きしたいんですけれども、かなりの貯水槽が、できてから年数がたてばたつほど中がヘドロ状態になっていることもあり得るんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 283 ◯警防課長  開発行為に伴うところの設置していただいた施設の防火水槽につきましては、有害を条件としてふたをつけておりますので、またビル等の地下に入っているもので、ヘドロ等は入っていなく、点検していても水の濁り等は今のところございません。 284 ◯高橋委員  じゃ、そういう点検は消防署の方でやっているんですか。 285 ◯警防課長  民間の自主管理については事業主にやっていただいております。 286 ◯高橋委員  そういう民間の貯水槽ですけれども、いや、やっていないよというような声を圧倒的に聞くものですから、その辺はどうなのかなという意味でお聞きしたんですけれども。要するに、いざという場合に使えない、あるいは水が入っていないとかいうこともあるんじゃないかなという、その辺まで懸念するんですけれども。 287 ◯森屋委員長  じゃ、その辺は正確に。 288 ◯警防課長  治水利調査というのを消防でやっていまして、民間の施設であっても、採水口とか普通のマンホールのふたをあけさせていただいて、定期的に点検を行っております。 289 ◯高橋委員  わかりました。 290 ◯森屋委員長  じゃ、ここで10分間休憩します。その間、入れかえをお願いします。                 午後1時45分 休憩                ───────────                 午後1時55分 開議 291 ◯森屋委員長  再開をいたします。  引き続き教育委員会、2部の質疑を行います。質疑のある方はどうぞ。 292 ◯高橋委員  総論的なことをまずお聞きしたいと思うんですけれども、211 ページ、教育改革推進事業費として240 万円ほど予算を組まれておりますけれども、これは具体的に内容をまず教えていただきたいと思います。 293 ◯教育総務課長  これにつきましては、(仮称)教育改革推進会議の開催の経費として、報償費、それから調査研究のための旅費、そして需用費と、あと事務作業のまとめの委託料等が内容でございます。 294 ◯高橋委員  「予算の概要」を見ますと、厚木らしい教育改革論議を進めるために(仮称)教育改革推進会議を設ける。なおかつ研究その他ということが書いてありますけれども、一般質問あるいは本会議等で厚木らしい教育という議論が大分されましたけれども、まず、このねらい、根本的な目標というか、それは何を目指しているのか、その辺をお聞きしたい。 295 ◯教育総務課長  これにつきましては、教育全般、いわゆる市民のライフサイクルに着目をいたしまして、その時々の揺りかごから墓場までですか、こういった生涯学習の中で、あらゆる点から教育に関する関係を見直していこう、また研究をしていこう、そういった内容でございます。 296 ◯高橋委員  じゃ、その目標に向かって、それなりの目標をきちっと立てるんでしょうけれども、(仮称)教育改革推進会議を設定する。そのメンバーはどういう方々を構成要員として考えているのか。 297 ◯教育総務課長  まだこういった方々というような具体的なものはございませんが、予算を編成する段階では、知識層というふうなことで、大学の先生とか、そういった関係を想定して予算化をいたしました。 298 ◯高橋委員  その(仮称)教育改革推進会議の開催頻度であるとか、あるいは最終的な目標等を仕上げるという、その辺の日程というか、予定はどうなっているのか、その辺をお聞きしたいと思います。 299 ◯教育総務課長  今のところ、予算の編成の段階では5人という形を予定いたしましたが、まだこれから検討によっては人数が変わるかと思います。それで、(仮称)教育改革推進会議の開催につきましては、年6回予定をしております。それで、全体といたしましては2年間をかけてということで、1年目に中間報告をいただき、そして2年目にまとめというような、そういった計画といいますか、考え方を持って当たっております。 300 ◯高橋委員  わかりました。  それで、ちょっと関連するあれで、221 ページにありますまなびをひらく学校づくり推進事業等予算を組んでおりますけれども、これは厚木らしい教育改革と関連するんですか。その辺はいかがでしょうか。 301 ◯学校教育課長  これにつきましては、学校教育、平成14年度から新しい教育課程が始まります。こういう中で、学校教育も、平成13年度学校教育充実プランということで、厚木市で初めて教育理念を策定いたしまして、まなびをひらくという理念のもとに、今年度各学校でどのように学校の特色をしたらいいかということで研究をしていただいております。いよいよこの実践が平成14年度から始まります。そういう中で、特色のある学校づくり、そして校長先生がリーダーシップを持って、今までできなかったような学校づくりができるような予算ということで、学校に交付金を出しまして、それぞれ学校の実態だとか子供の実態に即して36通りの学校づくりをしてもらおう、そういう趣旨でつくったものでございます。 302 ◯高橋委員  具体的にはどういう内容なのか、再度お伺いしたいと思います。 303 ◯学校教育課長  この学校教育充実プランの大きな柱が3本ございまして、子供がまなびをひらく。まなびをひらくということにつきましては、生きる力と同様でございます。もう1本は、地域、社会、または保護者は持っている地域の教育力をすべて子供にひらいていく。もう1本は、学校がそれぞれ学校の持っている情報、さまざまなことを地域、社会にひらいていく。この中で、子供が楽しい学校づくり、多くの人たちとの出会いのある学校づくり、子供と教員だけの学校でなくて、さまざまな学校づくりをそこでやっていこう、そういうことでございます。よろしくお願いします。 304 ◯高橋委員  いまいちわからないんですけれども、要するに、この予算を使ってどういうことをなされようとしているのか、もう1度。 305 ◯学校教育課長  大きな柱の1つは、総合的な学習の時間が平成14年度から完全実施をされます。今までは移行期でございまして、それの助走をしてございました。いよいよそれの本番が始まります。そういうようなことで、今までより時間数がふえますし、多くの充実した部分をしなきゃいけません。それの大きな部分での予算がそれに加わります。もう1つの大きな柱につきましては、地域の教育力、外部指導者、これをさまざまな形で導入していこう。これが大きな柱でございます。もう1点につきましては、今、学校だより、それから学級通信だけの地域への情報伝達から、ITを使った情報伝達だとか、さまざまな情報手段を構築していこう。それが大きな柱でございます。あとは個性・感動・感激・感謝とか、そういうことを子供に持たせる教育の実現だとか、さまざまなことを計画してございます。 306 ◯高橋委員  要するに、今おっしゃったことが厚木らしさの教育につながっていく。要するに、つなげていかなければいけないという認識でよろしいですか。  同じように、中学校の方でも予算を計上されていますね。この中学校に対しての具体的な事業内容はいかがでしょうか。 307 ◯学校教育課長  小学校と中学校につきましては、その教育の領域につきまして若干相違がございます。中学校につきましては、小学校プラスすることに部活動がございます。もう1つは進路指導がございます。また、もう1点は生徒指導というものがございます。この3本が小学校にはない中学校の大きな活動になってございます。その3本が小学校にない部分でございまして、それ以外につきましてはほとんど一緒でございます。 308 ◯高橋委員  わかりました。 309 ◯石井(恒)委員  関連の質問なんですが、今のまなびをひらく学校づくり推進事業なんですが、各学校で企画立案してといった形というのはこれからですか。 310 ◯学校教育課長  今、すべての36校に研究委託をしてございまして、どういうような形で子供たちの教育をしていこうか研究中でございます。平成14年度からいよいよ実践ということで、平成14年度から始まる。今、既に試行をしているところがあるんですけれども、試行のお話もすればよろしいでしょうか。 311 ◯森屋委員長  具体的に一例でも。 312 ◯石井(恒)委員  そうすると、各学校によって平成14年度の実施計画というのはもうできているということでいいんですか。 313 ◯学校教育課長  これからこの予算をここでご審議いただきまして、学校にお示しするわけでございます。それにつきましては、学校の中では今研究をしてございますので、大体の研究につきましては学校の中で実際にやってございます。
    314 ◯加納委員  同じくまなびをひらくのところなんですが、今年度中に企画立案されるということでいいのかということと、あと企画立案するのは、例えば小学校だと子供、地域、あと学校自体の3本柱ということなんですが、そのいわゆる3本柱のそれぞれの人たちが一緒に企画立案するのか、先ほど校長がリーダーシップとおっしゃったので、校長が中心になって企画立案を進めるのか、その2点をお願いします。 315 ◯学校教育課長  これにつきまして、後段の部分でございますが、これは学校の中に管理職以外に、若い職員にも有能な職員がたくさんいらっしゃいます。そういう職員を入れまして、とかく今まで管理職のみで決定したという部分がございますので、そういう中で、必ずそういう若手の先生方を入れていただく。それをまなびをひらく創造委員会ということで、企画立案の役を今それにお願いしようと思ってございます。そういう中で、企画立案したものを全員の先生方で、学校の実態に応じてそれを具現化していく、そういう部分で今お願いをしているところでございます。 316 ◯加納委員  その創造委員会の中で、地域の人は入らないんですかということと、例えば上がって企画立案できたものが、どこの学校も割と似たようだったら、いわゆる独自性が出ていないということで、もっと独自性を出せと、もう1回戻すようなことってあるんですか。 317 ◯学校教育課長  その分につきましては、今年度から全校に評議員制度を導入してございます。各学校で評議員さんが学校のいろんなことにご提言をいただくことになってございます。そういうような評議員さんのご提言も中に当然入ってくると認識してございます。 318 ◯加納委員  意見は入るけれども、メンバーには入らないんですね。 319 ◯沼田委員  213 ページ、13の心の教育事業、昨年はこの中に心の教育推進事業費という項目があったと思うんですけれども、ことし入っていませんね。その辺ちょっと説明してください。 320 ◯学校教育課長  今年度この心の教育推進事業につきましては3本ございまして、統合させていただきまして、学校教育充実交付金というのがございます。よりよく学校で使いやすいようにということで、これに統合させていただきました。今、たくさんの補助金等ございますので、そういう中で、統合するという形でさせていただきまして、より学校で使いやすい、学校の中で環境づくり、例えばパンジーの花を植えるだとか、学校環境、特にそういう部分で統合させていただいて、名称を変更させていただいて、学校充実プランということで一括させていただきました。 321 ◯沼田委員  今のことでわかりましたけれども、それに関連しまして、次の215 ページの(2) の人づくり演劇教室で、昨年は492 万円ですか、ことしこういうふうに100 万円以上増額してあるんですけれども、学校数がふえたとか、そういう関係なんですかね。ちょっとこの辺。 322 ◯学校教育課長  これにつきましては、今現在、小学校が23校ございます。そのすべての学校で実施をするということで、その分で増額になってございます。 323 ◯沼田委員  そうしますと、昨年私もちょっと行かせていただいて、大変感動を覚えたんですけれども、ぜひこの事業は継続していただきたいという思いがいっぱいなんですけれども、昨年は何校でしたか。 324 ◯学校教育課長  昨年度につきましては、全部で17校だと思います。 325 ◯沼田委員  わかりました。 326 ◯高田委員  213 ページなんですが、英語指導助手派遣事業費なんですけれども、これは去年JETプログラムをやめましたよね。それで、違う方式にしましたよね。その点についてお尋ねしたいんですが、JETプログラムをやめて、1年間違う形にしましたけれども、それの皆さん方の評価というか、ほかから聞こえてくる声でも現場からの声でもいいんですが、いかがだったでしょうか。 327 ◯学校教育課長  こんなことをこの場で言っていいかどうか、ちょっとわからないんですが、JETプログラムにつきましては、風邪を引いてお休みします、腹が痛いので休みます。その日は、すべてその先生は行けないことになります。それは代替が対応ができないということでございます。民間で今委託しておりますところにつきましては、前日にそういうことがございましたらすぐに代替が配置されます。1回も学校をあけることがなく実施できます。そういう中で、ネイティブスピーカーもすごく好評で、今度小学校でも、あの先生は評判で、よこしてください、そういうようなこともございまして、各学校にお聞きいただいても結構なんですが、すごくいい評判をいただいてございます。 328 ◯高田委員  そこまで言うと、かつての総理大臣が気分を害すかもしれませんので、以上で結構です。 329 ◯関戸副委員長  相当件数お聞きしたいんですけれども、1つずつ。教育委員会とはいっても、まず最初に、学校教育セクションの方からお聞きしたいんですが、新年度予算で今年度までの予算と大きく違っている、いや、大きく違わなきゃいけない予算として、週5日制に対応する予算というのが幾つか盛り込まれているんですけれども、私もチェックしたつもりですけれども、この際、どれが5日制に対応する対策予算なのか、対応予算なのか、すべて指し示していただけますか。 330 ◯森屋委員長  じゃ、総括してできますか。それとも個別でやりますか。どっちでも結構です。それぞれが自分の所管するところだけでも結構ですし、総括してできればそれでもいいし。 331 ◯関戸副委員長  まさか何もないなんていうことはありませんよね、これだけの大変革期に。先ほどのもそうでしょう。 332 ◯学校教育課長  まなびをひらく学校づくり推進事業につきましては、子供のことについてはすべてよろしいということになってございますので、土日にその学校の子供たちが何らかの活動をした場合に、当然その分につきましては、その分使用してもいいということでご了解いただきたいと思います。 333 ◯関戸副委員長  ほかにはないんですか。それだけですか。前もってずっと長く言われてきましたので、心の準備は我々市民もできていますけれども、ここへ来ていよいよ実施されるに当たって、教育委員会の学校教育セクションの対策予算といいますか、対応予算はそれ1点だけですか。 334 ◯教育総務課長  個々にはいろいろあると思うんですが、教育改革推進事業等につきましても、対象としては生涯学習全般について協議をするというようなことでございますけれども、やはりそこの学校週5日制の問題についても、ここでは議論があろうかと思います。そういった意味では、これも該当するかと思います。 335 ◯森屋委員長  関戸委員、具体的にあれば具体的に聞いてください。 336 ◯関戸副委員長  わかりました。結構です。もっとぼんぼんぼんぼん出てくるのかなと。要するに、従来予算の中でも、今回のそういった学校教育の変化に当たって、運用とか、そういうことも含めれば、本当にばんばん皆さんご答弁いただけるのかなと思ったんですが、残念ながら期待薄でした。でも、じゃ、学校教育課長おっしゃった、それに焦点を当てて申し上げますが、これは全学校一律予算ですよね。名称は何でしたっけ。小粋な名前がついていましたけれども。 337 ◯学校教育課長  考えまして、まなびをひらく学校づくり推進事業ということで命名をさせていただきました。これにつきましては、小学校で平均150 万円、中学校で平均200 万円ということで、小学校で100 万円がすべての学校、あとの50万円につきましては児童の均等割ということでさせていただいております。中学につきましては、すべての学校で150 万円、あと50万円につきましては生徒の均等割ということになってございます。児童・生徒数割でございますので、若干学校の規模によって差がございます。 338 ◯関戸副委員長  私は、そのお話を聞いて思いますことは、言葉が過ぎるかもわかりませんが、極めて無責任な予算計上ではないかなというふうに……。それと、教育委員会の熱いものが感じられないんですね。もっと簡単に言っちゃえば、いわゆるつかみ予算なわけですよ。週5日制が実施されますと、各学校がそれぞれに学校長さんを中心に、そこでまた地域、さっきの評議員制度云々がありましたけれども、いろんな地域の協力、また保護者の協力も得ながら、来るべきいまだ経験のない週5日制にどう臨んでいこうかといういろんな現場の知恵があるんです。しかしながら、それらをすべて個々銘々に教育委員会が聞いて、理解をして予算措置をしたら、これはまた大変な事務量、作業になりますね。そういったことを排するために、100 万円なら100 万円、150 万円、これでよろしく、過不足あってもこの範囲内でよろしく、使い残してもこの範囲内でよろしく、足らなくてもこの範囲内でよろしくって、極めて横着な──言葉が過ぎたら後で訂正しますけれども、横着な予算編成で、過去こういったことは、ほかのところにも事例がありました。例えば学校教育で言うと、ちょっと名称は忘れましたが、部活だとか。そうではなくて、本当に1人の児童・生徒に焦点を当てて、また1つの学校に学校長さんを中心とした経営に期待を持たせていくんだったらば、初年度だからやむを得ないとしても、言葉は悪いかもわかりませんが、このようなつかみ予算というのは、この新年度を最初で最後にしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。言い過ぎでしょうか。 339 ◯学校教育課長  これの金額の策定ということにつきまして今お話をいただきました。これにつきましては、総合的な学習、移行期ということで現在進めておるんですが、それが今、中学校ですべての学校で年度内で大体の学校ができたんですが、平均で大体25万円から30万円、総合的な学習が現在使用してございます。学校の学級数にもよるんですが、そういう分でございます。そういう中で、授業数の増加等を見込みまして、その総合的な学習につきましては、平均で50万円ぐらい学校で外部指導者等の導入で必要になるだろう。外部指導者につきましても、学校で五、六人、多いところで10人ほど出るんじゃないか、そういうことを今考えまして策定をさせていただいたんですが、委員さんのお話のように初年度ということで、これで実際やってみまして、来年度からまたよりいいものにしていきたいと思ってございます。 340 ◯関戸副委員長  私は、こう言うと理想論になっちゃうかもわかりませんが、現場の学校経営をお任せしている学校長さんがそれぞれいらして、その学校長さんは、もちろん個人差はありますが、それなりに教員の世界で実績を重ねられて今の学校長の立場にあるんですね。いろんなアイデアもおありになるでしょうし、ご自身のいろんな考えもおありになるでしょう。だから、学校によって予算が違っていいと思うんです。必要なところにはいっぱいあげて、必要ないところにはあげなくてもいいと思うんです。そうじゃなくて、予算が先になると、現場の学校長さんで、余りご熱心でないところは、その予算消化をどうしようかというふうに、教育委員会の心とは違った、不純とは言いませんが、何だか順番が逆のような事業なり、そういったものを考えられる。そういったところに市民の税金を──いや、かわいそうなのがそんな学校に行かなきゃならない子供たちですけれどもね。しかしながら、そんな不見識な校長さんはいないという前提でお話し申し上げるならば、学校長さんの本当にさまざま──学校長さんだけじゃないですね。学校関係者の本当に熱心なものに手当てしていけるような予算というものをぜひ考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 341 ◯森屋委員長  遠慮なくしっかり答えてください。 342 ◯学校教育課長  今のお話でございますけれども、平成14年度につきましては、そういう形で交付させていただきたいと思っておるんですが、学校でどういうようなことを考えていくのか、創造教育をどういうふうにしていくのか、この1年間よく見きわめまして、今のような委員さんの意見も既に私どもの指導主事の間からも若干お話がございますので、それを十分配慮させていただきます。 343 ◯関戸副委員長  わかりました。よろしくお願いします。  2点目ですが、幼稚園、211 ページに私立幼稚園就園奨励事業費、その中にいろんな細目、補助金等々が新年度も計上されてきました。ここで、皆さん本当に先刻来承知されているはずなんですが、健康福祉部の所管ですけれども、保育所というものがあります。この保育所というのは、もちろんご承知のように、ずっと待機乳幼児がどこの時点をとってしても驚くような数がいます。ところが、皆さんが所管されるこの私立幼稚園の方は、少子化に比例して、本当に毎年度毎年度入園児童が減っていく。厚木の場合、私立だけですが、いろんな幼稚園は、その子供集めに相当エネルギーを使っていらっしゃる。幼稚園、保育所、全然趣旨の違うものですけれども、同じ児童教育、保育の社会的な社会資本といいますか、そういった意味では非常に類似していますし、幼稚園で保育はできますし、保育園で幼児教育はできないかもわかりませんが、少なくとも幼稚園では保育ができるんですね。そうすると、そこで、何も私だけじゃなくて、大勢の方がいろいろおっしゃっている幼保連携という発想が出てくる。そのことによって幼稚園の経営も安定するし、一方で健康福祉部が悩んでいる保育の待機児童解消にもつながる。これは国の厚生省──今度名称が変わりましたが、厚生省だ文部科学省だのの動き、児童福祉法によるのか学校教育法によるのかなんていう部分じゃなくて、現場の知恵で、皆さんの知恵で、教育委員会の働きでいろいろ先進事例がいっぱいあるわけですね。要するに、幼稚園で保育をやるという部分です。厚木の場合、この辺はどういうふうに考えていらっしゃるんでしょう。幼保連携。 344 ◯学校管理課長  今ご指摘いただきました点につきましては、幼稚園につきましては、学校法人の許可を得て、県の許可になっております。そういう意味で、市がどうこうというわけではございませんけれども、今問題になっております待機乳幼児、この点について、幼稚園の中で、俗に言う預かり保育、この辺の実施を各幼稚園に声かけをしているところでございますが、ある程度そういった中で推進することによって、保育所の待機幼児の解消に一役買う部分もあろうかと思います。これについても、ひとつ幼稚園とも私の方から呼びかけをしながら、研究してまいりたいというふうには考えてございます。 345 ◯関戸副委員長  もっと具体的なご答弁をいただけるかと思ったんですけれども。というのは、皆さん今教育委員会にいらっしゃるけれども、健康福祉部にもいらした方がいっぱいいらっしゃる。保育園のことを知らないわけではないわけですよね。要は、健康福祉部が保育できると認めるような幼稚園があったならば、また、そういう幼稚園を引き受けてくださる幼稚園経営者がいたならば、健康福祉部が保育園へさまざまな支援をしている、それを学校教育の立場から幼稚園へ支援していけば、幼稚園の経営者によっては容易に保育を引き受けてくださることが私の個人的な取材でも調査でも複数名いらっしゃいました。その辺への対応というのはどうなんですか。この予算では新年度から無理ですけれども、これらを受けた形で……。それで、この話はもう長い歴史を持っているんですよ。これをいつまでも我関せずみたいな感じじゃなくて、せめて今年度この予算が議決されたらば、これを執行していく段階にあって、そういったことを検討していくというアクションはどうなんでしょう。起こしていただけませんでしょうか。 346 ◯学校管理課長  今のお話のように、特に福祉との連携もとりながら、また、各幼稚園でこういった預かり保育を実施していく上において、設備の面、部屋の面、それから先生方でしょうか、保母さん、こういった面で、やはりそれなりの充実をしていかなきゃならないということで、幼稚園によっては大変な面があるというふうなことを聞き及んでございます。そういった中で、預かり保育についてはなかなか難しい点もある。それと保育の時間の問題もあるというふうな点で、やはりなかなか取り組んでいけないというところがあるようでございます。これについては、健康福祉部の方ともひとつ連携をしながら、いろいろご意見、それから実態等を把握しながら研究して、幼稚園等ともお話しをさせてもらうような努力をひとつさせていただきたいというふうに思います。 347 ◯森屋委員長  政策的な問題だからその程度に。 348 ◯関戸副委員長  よろしくお願いします。今私が申し上げたことは、別に私が申し上げなくともですけれども、みんな関係者が幸せになる方法なんです。福祉行政はもちろん、教育行政はもちろん、幼稚園経営者はもちろん、保育園関係者はもちろん、もちろん保護者も乳幼児本人も、だれも不幸にならない話なんですよ。税を負担している一般市民も。ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。  じゃ、引き続いて213 ページ、地域改善事業費、288 万7000円が計上されました。この内容をご説明ください。 349 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当)  地域改善事業のこの予算の内容の主なものは、教職員を初めとする教育委員会関係職員の人権・同和教育に対する研修会、それとあと諸啓発、いわゆる生涯学習部門におきます啓発冊子と、啓発に対する研修会等に対するものを含めての情報誌を一応出しております。生涯学習の方の事業そのもの自身は生涯学習課の方で位置づけておりますけれども、教育委員会全体としての教職員に対する研修、関係情報の提供等、それと研修会等への参加旅費等になっております。 350 ◯関戸副委員長  わかりました。今のご説明からして、どこが地域改善事業になっているんですか。 351 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当)  地域改善事業というものは、率直に申し上げれば、一番最初は同和対策から一応発祥しております。同和対策事業法という法律に基づきまして、昭和44年に行われてきたんですけれども、現在はこの事業名称が地域改善対策事業というふうになっております。この地域改善対策事業の中で、社会的反映もありまして、最近注目されておりますけれども、人権という大きな枠の中で同和問題も含めて行うという形で、現在では地域改善事業という中で同和対策、それから一般的に言われています子供、女性、障害者等、外国人を含めての、そういう人権教育というものを含めて地域改善事業の中で対応させていただいているということです。 352 ◯関戸副委員長  だから、おかしいんですよ、それ。現在は──現在はというより、ことしの3月31日まではおっしゃるとおりですよ。そうですよね。だって、厚木市はもうやらないんですよ、個人施策。ここで我々が審査、審議させていただくこの予算は、次年度、新年度予算なんです。ここではやらないんです。人権問題対策はやっていきます。同和対策というのは終了したという認識ですね。また、国も合意ができて、そのような法律改正がなされました。平成13年度が最終年度です。ここでの私たちの審議、審査させていただいているのは平成14年度予算なんです。この事業名は何なんだという素朴な疑問になりますね。もちろん正確に言えば、そういった対象者の方への住宅貸付資金というのは、20年、30年ローンが組まれていますから、回収とかの業務はありますけれども。また、教育委員会の予算かどうか、専修学校なんかへ就学している人たちで、まだ次年度も引き続き在学する方は、その種の支援予算というのはあるのは承知しますけれども、そうでないんだったら、これはおかしな予算になりませんか。 353 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当)  率直に申し上げます。確かに現在の地対財特法は、この3月31日をもって切れます。この法律の趣旨自身は、同和地区に指定された特定事業に対する関係法律でございます。したがいまして、今まで申し上げれば、生活環境面の道路、下水、急傾斜地の崩壊防止、それとあと関係者に対するいろんな自立への支援事業、いわゆる個人施策と申します。こういう特定事業の法律がここで切れるという形でございます。したがいまして、同和対策は、この法律が切れるから同和対策が終了するんだということではございません。特定事業に対するいろんな補助事業というものが終了しますと、これからは地域のそれぞれの状況に応じて一般対策へ移行して、それぞれ地域の状況に合った施策を展開するということでございます。したがいまして、一言で言えば、法律は切れるというのは、特定事業に関する部分が切れるのであって、同和対策事業というものは、これから差別、偏見等がある限り続けていく、こういうことでございます。 354 ◯関戸副委員長  違いますよ。この3月31日をもって日本各地にある同和地域というのはなくなるんですよ。ただ、でも、そこではそんな簡単にいかない、まだまだ根強い結婚云々とかの差別等も存在しています。それらはどうしていくかといったら、人権擁護対策としてやっていくんです。同和地域というのはなくなるんです。そういうご認識はないんですか。じゃ、4月1日以降、どこが同和地域ですか。 355 ◯教育総務部参事(人権・同和教育担当)  同和地区という観念を申し上げます。同和地区といいますのは、昭和44年にできました同和対策事業法、これに基づいて、先ほど申しました生活環境面等の道路とか何かの事業を行う場合において、ある一定の補助率がございます。同和地区に指定されるということになりますと、その事業ができるわけです。ただ、いろんな社会的状況で、被差別地域があっても、逆に指定されることによって自分たちの地域がわかってしまうとか、そういうような状況で、すべての被差別地域が同和地区という特定事業地区という形にはなっておりません。したがって、あくまでも同和地区というのは、一言で申し上げれば、特定事業を行う地区の行政用語と、このようにお考えいただければよろしいんじゃないかと思います。 356 ◯関戸副委員長  違いますね。まあ、しかし、いいでしょう。ただ、いずれにしても、ちょっと話を戻しますけれども、地域改善事業をやっていない、人権啓発活動をやる目的の予算ですから、名称も考え直された方がよろしいと思いますよ。もうそのぐらいにとどめておきます。 357 ◯加納委員  211 ページの6なんですが、小中学校通学区域再編成委員会運営費が昨年度では予算の額では199 万円で、倍以上の予算がついているんですが、これは何か変化があったということでしょうか。 358 ◯学校管理課長  これにつきましては、学区再編成委員会、今、厚木市の小・中学校については1校1学区制をとってございます。そういった中で、今、学校選択制というんでしょうか、そういう問題ですとか、1校1学区じゃなくて、ブロック制をとるとか、そういうふうな形を学校へ行かれる父兄の方、子供たちも望んでいる部分もございます。そういった点をひとつ今回教育改革の中でも検討していくということでございますので、そういった勉強会的な面を含んで検討してみてはどうだろうかということで、この学区再編成委員会の開催を例年よりか3回ほど多くしたという形で増加になったということでございます。 359 ◯加納委員  私、額を1けた間違って言ったと思います。済みません。わかりました。  215 ページの16の(3) のコンピュータ教育サポート要員派遣事業費なんですが、これは雇用創出対象事業ですが、このサポート要員というのは全校に派遣される予定なんでしょうか、その辺をお願いいたします。 360 ◯教育研究所長  ただいまご質問がありましたコンピュータ活用教育のサポート要員の派遣事業ですが、委員さんのおっしゃるとおり、これは国の緊急雇用創出事業の一連のものでございます。一応平成14年度小・中全校、36校を対象に10人、年間で延べ20人になる計算になりますが、派遣をする計画でございます。派遣の内容等につきましては、小学校長会長あるいは中学校長会長等の方にも相談を持ちかけまして、どのような形で派遣したらより児童・生徒の教育活動に反映できるかというふうなことも含めまして、現在調整を進めているところでございます。 361 ◯加納委員  10人で全校ということで、それぞれ学年もあるので、どれぐらいの頻度で1つの学校に入っていくような形に──そこまでは出ていますか。 362 ◯教育研究所長
     機械的に考えますと、4校に1人が年間つくというふうな形なんですけれども、例えば小学校だけで4校グループをつくった方がいいのか、中学校ブロックで1人配置というふうに考えていった方がいいのか、その辺のところもメリット、デメリットが両面にありますので、その辺のところは今担当の方といたしまして早急に詰めているところでございます。なお、これは学校等のご意見も伺いながら詰めさせていただいているところでございます。 363 ◯加納委員  少し関連するかもしれませんが、その上の(2) の学校教育IT化推進事業費、これは新たな事業ということなんですが、これを具体的に説明をお願いします。 364 ◯教育研究所長  学校教育IT化推進事業費の件でございますが、内容といたしましては、具体的に各学校の36校、ホームページの立ち上げをするというふうな内容の予算でございます。各学校に全くゼロの状態で、さあ、ホームページを立ち上げてくださいと言っても学校の負担が大変大きくなりますので、各学校の基本的な柱となるようなものをこちらの方で作成いたしまして、各学校にお渡しするような形で進めていきたいというふうに考えております。学校のそれぞれ独自のものを発信していくというふうなものは、それに乗せやすくしていく形で、ホームページの基本的な柱になる部分を各学校のものをつくって、児童・生徒がインターネット等を通して広く外部の者と、あるいは外部の情報を受発信できるような形を整えていきたいというふうに考えております。 365 ◯加納委員  目標というか、目的というか、それとしては、小・中学校全部、子供たちがみずからホームページを作成できるというところで考えているというような感じでいいですか。 366 ◯教育研究所長  将来的な目標といたしましては、児童・生徒が実際にコンピューターを使って直接いろいろな外部の情報等を受発信できるような方向が今求められておりますので、そのような方向に向かっていくというふうに考えております。 367 ◯関戸副委員長  じゃ、あと2点ぐらいにしておきます。221 ページ、全国珠算教育連盟神奈川県支部補助金というものが新年度も5万円上がってきました。この5万円で何を期待されているんですか。 368 ◯学校教育課長  これにつきましては、最近、珠算が学校の方で見直されている部分もございまして、学校の中で計算──そう言われましても、ちょっと詰まるところなんですが、日本の珠算ということで、学校の中で子供たちがそれを学ぶということには十分意義があると。苦しい答弁なんですが、そういうふうに理解しております。 369 ◯関戸副委員長  これは会議録になるとだめですけれども、今のこの生の質疑を聞いていたら、ああ、もうそのニュアンスでいいかなと思いましたけれども。実は、こういったたぐいの予算は、厚木市で言えば経済部、特に農業対策なんかに過去──あっ、今もかな──相当数見られたんです。確かに所期の目的、趣旨はあるんだけれども、余りにも細かく、余りにも少額で、一体これで何を期待しているの、どうなってほしいのと。交付する側の思いは、交付を受ける側に何を期待したいの、どうしてほしいのと。結果、経済部の方、各種対策予算もいろいろリストラクションが、まだまだですけれども、なされています。先ほどの学校教育課長の答弁でも、学校へのさまざまな交付金を一元化したとか、いろんな工夫をされています。それは、この補助金を当時決定するに当たってはそれなりのねらいがあったでしょうよ。そのねらいがもし今も継続しているとしたならば、果たしてこれでできるのか。また、この程度のものじゃねらいも余り期待できないのであれば、野放図に毎年毎年同じものを同じ──金額が同額だったかどうか、そこまで確認していませんが、毎年毎年義務経費かのように、それこそ債務負担行為のようにというのは、これはどうなんですか。ちょっと考えた方がいいんじゃないですか。 370 ◯学校教育課長  1つメリットと言えば、小学校の3年生に珠算の補助教材をいただけるという部分でございます。そういう中で、補助教材をいただけるということが1つあるんですが、これは毎年定額の部分なんですけれども、今年度はこれを計上させていただきましたけれども、近隣の市町村にも同じような形で全部こういうので補助金が出ております。そういうことも1つ含めまして、また検討させていただきます。 371 ◯関戸副委員長  よろしくお願いします。とにかく補助金を全部切れと言っているんじゃないんですよ。意味を持たせていきましょうよというふうに申し上げているんです。意味を持たなくなったらリストラクションしましょうよという話です。  続いて、235 ページ、午前中補正でお聞きしたんですが、改めて。235 ページでいいですよね。厚木市学習支援センター、これは南毛利の件ですよね。違いますか。もしそうであれば、ここに当初教育研究所を引っ越していただくという想定の設計だったと思いますが、教育研究所は諸般の都合で、ここへは来ないということにどうもなるようです。どうされるのか。 372 ◯生涯学習課長  確かに関戸委員おっしゃるように、当初はそういう話もなかったわけではございませんけれども、この施設につきましては、そういう生涯学習の支援施設、あるいは学校教育、社会教育の指導者の研修施設ということで、企画立案についてはこちらの教育委員会の方でやりまして、ここは事業展開の場にするということで、現在のところは管理要員を配置する、そういう形で現在は考えてございます。 373 ◯関戸副委員長  今のご答弁にはありませんでしたけれども、本来目的は、これは大規模校対策なわけですよね。しかしながら、大規模校を解消するに、じゃ、もう1つ学校をつくるか。そうしたら国もいろいろ支援があるでしょうけれども、でも、相模原市のように、今でも児童がどんどんふえていて、まだ学校建築なんていうことが議会に出てくるような市と違って、厚木市の場合は、先を読んだときに、どんどん子供は減っていくだろうな。あるスポットにあって、非常にマンモス校ができてしまっている現状対策として、皆さんがいろんな知恵を出されて、学校教育施設ではなくて生涯学習施設として建てて、学校教育として利用して、学校教育の用がなくなったらば生涯学習施設として有効に利用していこう、これはそういう思想ですよね。違いますか。 374 ◯生涯学習課長  先ほどの答弁でその学校の部分を抜かしましたけれども、今、委員さんおっしゃったとおり、隣の南毛利小学校の普通教室不足ということで、こちらに特別教室に使えるような施設をつくっていく。それ以外については生涯学習という中で活用する、そんな形でございます。 375 ◯関戸副委員長  実は、私にもここの利用の仕方、幾つか個人的にアイデアがあるんですが、きょう、この場では申し上げるのはやめて、諸般の事情で教育研究所は来ないということですから、ぜひ有効な使い方をしていっていただきたいと思います。 376 ◯森屋委員長  10分間休憩します。                 午後2時55分 休憩                ───────────                 午後3時05分 開議 377 ◯森屋委員長  再開をいたします。  この際、委員として発言をしたいので、暫時副委員長と職務を交代させていただきます。 378 ◯関戸副委員長  それでは、暫時委員長の職務を行いますので、よろしくお願いします。 379 ◯森屋委員  まず最初に、全般的な問題として、議論になりましたけれども、教育元年ということで(仮称)教育改革推進会議を立ち上げて議論するというお話がありました。本会議でもありましたけれども、なぜこの時期にこういう形でやるのかというのがいまいち鮮明になっていない気がしたんですね。どこでこれを立ち上げていこうという議論があって、結果としてこういうふうになったのか、そこをもう少し詳しくご説明いただけませんか。 380 ◯教育総務課長  この関係につきましては、平成8年から各種審議会からいろいろな改革に関する答申が出されてまいりました。そういう中で、教育委員会といたしましては、ここで新しい学習指導要領、そして、また学校週5日制というような──去年には法律の改正等がございましたが、そういった中で、出発するについては、このところが1つの大きな節目で、また、この週5日制の問題にかかわって、生涯学習とか、いろんな面でも関連して検討しなきゃならない、そういうものが出てくるだろうというようなことから、この機をとらえてというような、そういったことになろうかと思います。 381 ◯森屋委員  ご説明はわかりますけれども、大変苦しいんじゃないかなというふうに思うんですね。つまり、法律は、もうことし4月から今おっしゃったように施行するというのはわかっているわけですから。しかも、これから立ち上げて、2カ年でやるというわけでしょう。確かに常に改革の心構えで、そういう視点から物事をとらえていくというのは大事なことだから、そこは別に否定するものじゃありません。ですけれども、何で私はこの時期にやるのかなと。政治的に見れば意味合いはよくわかります。来年が長の改選時期ですから、十分そういうことがあって、これだけ教育問題、今、厚木を見れば、薬物の問題から援助交際だとか含めて子供たちがむしばまれているような実態があって、恐らく政治的にも大問題になるだろうなという時期ですから、教育改革を掲げるという政治的意味はわかるけれども、先ほど来のご説明をいただくと、例えば学校教育課長、まなびをひらくなんていうすばらしいことをもう既に実践に、今までの経験からどんどん新しいことをなさるわけですから、殊さらここで取り上げてやるのがいかがなものかなというふうに思ったものですから。しかも、具体的にどんなものを諮問するかということはこれからでしょう。答申はきちっと受けるということですから。そうしてみると、意気込みはわかるけれども、ねらいがいまいち、やっぱり政治的かなと言わざるを得ないと。これは議論すると長くなりますから、指摘だけしておきたいと思います。  それから、1つ具体的な問題で、先ほども議論がありましたけれども、市長の施政方針の中で、待機児童の関係で「学校施設を活用する分園方式の導入を検討してまいります」というふうになっているんですけれども、これは教育委員会では、こういうものについてはきちっと議論した上で、こういう表現になっているんだと思うんですが、先ほどの関戸副委員長からの幼稚園との関係で言うと、待機児童との関係では余り議論していなかったのかなという気がするんですが、これはどういう内容ですか。 382 ◯学校管理課長  保育園の分園のお話でございますけれども、実はその話が福祉担当の方から私どもにございました。それで、今、余裕教室という言葉を耳にするかと思うんですけれども、余裕教室の定義につきましては、将来的にわたりましてその教室を教室として使わない。要するに、子供たちが減ってきて、そして余裕ができた教室、教室として将来的に使わない教室、こういった形を余裕教室というふうに私どもは呼んでいるんですが、実際には、厚木市内の各学校におきましては、そういった余裕教室というものはございません。というのは、空き教室が出てきたときについては、学校で何らかの方法で学校のために、子供たちのためにその教室を活用していくということで、一時的余裕教室というふうな形で私ども呼ばさせていただいているんですけれども、そこを一時的に転用をしていくというふうな形でなら考えられるでしょうと。ただ、私ども、その中でもいろいろ課題等があると思います。1つの校舎の中に小さな子供たちが入ってきたときにどうか、そういった環境面、そうした面もいろいろ検討していただけないだろうかというふうな形でお話しはしてございますけれども、言ってみれば、そういった余裕教室を一時的に転用させていくというふうな考え方で検討を進めていくというふうな形になろうかというふうに思います。 383 ◯森屋委員  現実問題として、そんな利用ができるわけないでしょう。それは市長部局からそういう要請があったのかもしれないけれども、今まで私どもは空き教室というか、余裕教室の学童保育なんかの問題でもやったときに物すごくガードがかたかったのが、市長から言われれば、そんなことを、じゃ、わかりましたなんて施政方針に入るくらい、そんな簡単なものなのかと私は率直に疑問を持ったんですよ。もう少し教育委員会としての自立性を持ってほしいと。ですから、先ほどの(仮称)教育改革推進会議だってそうだけれども、今さらそんなものを立ち上げなくたって実践でもうやっていますよと。私はそのぐらい言ってほしいなという気持ちを持っているんですね。それ以上申し上げませんけれども、ぜひその辺は、私はもっと、教育を考えるんだったら、原点の話が本会議でもありましたけれども、対応の仕方を考えてほしいと思っているんですよ。  例えば、社会教育が生涯教育とかという言い方を盛んに強調されるでしょう。例えば生涯教育なんていうのは、教育委員会が音頭を取らなくたって、民間でどんどんやれるんですね。いろんな団体がいろんな活動をしているわけですよ。ところが、学校教育、小・中学校について言えば、教育委員会が責任を持ってやらなきゃ推進できないでしょう。その肝心の部分がやっぱり私はまだ不十分じゃないかなと思っているんですよ。それは不登校やいじめや、あるいは学習不適応で十分ついていけないとか、本来の基礎学力をしっかりつける、生きる力をつけていくという分野こそ、それは教育委員会が責任を持ってやらなきゃいけない分野なんですね。一般的に生涯教育というふうに言っていれば、それは教育委員会は揺りかごから終えんの場までと幅広いんですと言っていれば済むかもしれないけれども、教育委員会でなければできないところは教育委員会にしっかりやっていただきたいということを特に強調しておきたいと思うんですね。  それからもう1つ、具体的な点で、就学援助についてちょっと伺っておきたいんですが、流れの問題で確認をしたいんです。今、入学の時期に全校生徒に案内は出していると思うんですね。それから、昔のように民生委員さんの証明だかサインだかは要らないというふうになって、保護者の口座に振り込まれるような形にはなっていると思うんですが、就学援助については、公立義務教育諸学校の学級編制及び職員定数の標準に関する法律というので定められている中で、就学援助の適用の方が1学校100 人以上でしたっけ、それから25%ぐらいになると職員を加配するという規定もあると思うんですね。実際に現場で聞いてみると、管理職の先生方、あるいは担任の先生方が給食費を立てかえているとか、そういう話も結構聞くんですね。その辺は事務職の仕事と教職の仕事ときちっと分けていただかなきゃいかぬだろうと思っているんですけれども、実態がどうなっているのか、わかる範囲で結構ですが、就学援助について伺っておきたいと思います。 384 ◯学校管理課長  就学援助につきましては、要保護世帯、それから準要保護世帯、生活保護世帯、それに準ずる世帯、そういう方たちに支給をさせていただいているわけでございますけれども、学用品のあれですとか、修学旅行の援助ですとか、そういう形で対象に支給をしてございますけれども、一応そういった意味で学校で事務職の方がやっておるというふうなところも聞き及んでいます。これについて改善すべき点もあるのではないかと思いますけれども、1つの学校の行事、それから一連の学校教育の中でということで、事務職の方にお願いしているのが実態だというふうに認識しているところでございます。 385 ◯森屋委員  実態をよく調べてほしいんですよ。1つは教職員の過重負担の問題、それから事務職、厚木市内では何校かふえる。つまり、1学校で100 人以上その対象者がいた場合は、たしか1人ふやすことができるという施行規則の4条か何かにありますよね。ですから、そんなこともあるんでしょうけれども。それから、今度は利用する側の保護者もしくは児童の側から言わせると、例えば、新学期になってすぐ修学旅行というのがあるでしょう。そうすると、その事務処理は、行って後から支給という形になると思うんですね。あるいは眼医者さんとか、その実態が、本当に生活保護に準ずる世帯、要保護の世帯が実際に困難を抱えているような状況にあるのに、支出行為を先に本人にやらせておいて、後からというのは実態に合わないんじゃないかということなんかも含めて、改善できるところは私は早めに改善していただいた方がいいと思いますので、よく実態をつかんでいただきたいと思うんですね。これはまた別な機会にやらせていただきます。  あと幾つかあるんですけれども、陳情審査がありますので、指摘して、この程度にしておきます。 386 ◯関戸副委員長  それでは、委員長席を委員長と交代します。 387 ◯森屋委員長  引き続き委員長の職務に戻ります。 388 ◯沼田委員  221 ページですけれども、既に単独調理場が上荻野、飯山、厚木第二ですか、それから依知でしたかね──飯山はこれから始まるのか──という中で、この食材についてですけれども、ネットワークができている地域がもう既にあるようですけれども、そうでなくて単独で、グループで遊休農地を利用しながら一生懸命耕作して、こういった食材をぜひ使っていただけないかなんていう要望もありますけれども、確認だけなんですけれども、今後、単独校化がされていく中で、その辺どのようにお考えになっているか。確認だけお願いします。 389 ◯保健給食課長  ただいま委員さんのご意見でございますけれども、単独調理場が稼働しまして半年以上たちました。その中で、物資の安定供給の面から、地域の食材とか、それから今おっしゃった地域の特産品でしょうか、そういうものは徐々にうちの方でも研究をしながら導入してまいりたいと考えております。  なお、地場産につきましては、議会等の答弁の中でもご答弁さしあげたとおり、今、地域の農業団体の方の組織化がご協力によりまして進められておりますので、一歩ずつ導入に向けてやっていきたいと思います。 390 ◯沼田委員  わかりました。じゃ、ぜひ、皆さん一生懸命そういう方向でやっていられますのでお願いしたいと思います。  それで、そうなってまいりますと、北部学校給食センターが、毎年毎年北部の方から手をつけていかれるということですから、2校ずつですか、少なくなっていくんですけれども、ここに(2) のところで施設運営事業費というのがありますけれども、年々こちらの方の額も減少していくのかなと思うんですが、済みませんが、この内容だけ説明していただけますか。 391 ◯保健給食課長  何ページですか。 392 ◯沼田委員  済みません。221 ページの北部学校給食センター費の施設運営事業費。だんだん学校の数が減っていく中で。ですから、その内容です。 393 ◯北部学校給食センター担当課長  施設運営事業費でございますが、給食調理員の補助のための臨時職員を雇用しております。それから、運営を行うためのランチのお皿、汁椀、食缶などの消耗品、ボイラー用の燃料、灯油、プロパンガスなどの燃料費などが上げられております。 394 ◯沼田委員  わかりました。 395 ◯森屋委員長  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。         議案第32号  採決───賛成多数で原案のとおり可決 396 ◯森屋委員長  ここで説明員交代のため少々お待ちください。  暫時休憩します。                 午後3時20分 休憩                ───────────                 午後3時23分 開議 397 ◯森屋委員長  再開いたします。
    日程7 陳情第1号 ゴミ収集業務の改革についての陳情 398 ◯森屋委員長  日程7 陳情第1号 ゴミ収集業務の改革についての陳情を議題といたします。  書記に本件を朗読させます。                   (書記朗読)  理事者から本件に対する意見、説明がありましたらお願いいたします。 399 ◯環境業務課長  陳情第1号につきましてご説明申し上げます。陳情項目1でございますが、厚木市のごみ収集業務につきましては、現在、動物死体収集、運搬業務等特別な業務を除きまして、市が直営で行っております。今後におきましても、基本的には現行の方法で実施していく考えでございます。  次に、陳情項目2でございますが、現在、必要に応じて厚木公共職業安定所等を通じ臨時職員を採用しております。  次に、陳情項目3でございますが、ごみ集積所は平成13年4月現在で4095カ所あり、排出されるごみを収集するため、月、水、金と火、木、土に分けて、ごみ収集業務員128 名、45台のごみ収集車で収集しております。収集方法を個別収集にした場合、約8万3000世帯を巡回し、ごみを収集することになり、大幅なごみ収集車の増車と職員の増員が必要となり、ごみ収集経費も増大します。このため、厚木市としては、現在の収集方法を維持してまいりたいと考えております。  次に、陳情項目4でございますが、厚木市のごみ収集につきましては、直営方式を基本としておりますので、ごみ収集業務員を他の業務に配置がえすることは考えておりません。 400 ◯森屋委員長  説明が終わりました。質疑もしくは意見、お出しいただきたいと思います。 401 ◯高田委員  要するに、外部委託という意味で、アウトソーシングの時代ですから、陳情項目の1は、そういった意味ではいいかなとは思うんですけれども、ただ、先ほどおっしゃった陳情項目の4なんですが、これは法的には可能なんでしょうか。 402 ◯環境業務課長  法的には可能でございます。そのかわり許可ということで、要は収集業務の許可が必要でございます。 403 ◯加納委員  陳情項目の3については、ごみの収集方法を改革するという意味では、それは今後必要になってくるだろうと思いますけれども、では、どういうふうに改革するかということについては、市民も含めて議論の余地があると思います。  陳情項目の1については、民間委託ということは、やはり将来的には必要になってくるかなと思いますが、現段階、今の時点ではちょっと厳しい面があるかなと考えています。 404 ◯沼田委員  陳情項目の2のハローワークを通じて臨時職員を採用しているということで、何人ぐらい採用していられるんですか。 405 ◯環境業務課長  現在、臨時職員については17名でございます。 406 ◯沼田委員  年齢的には。 407 ◯環境業務課長  年齢的には、ごみ収集業務というのは、きつい厳しい業務でございますので、どちらかというと30代前後というような形だと思います。中には、ベテランの方は定年退職して1年、2年というような形でたっている方もおられますけれども、それはそれなりにベテランの収集業務員というようなことでございます。 408 ◯沼田委員  わかりました。 409 ◯森屋委員長  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。            陳情第1号  採決───賛成なしで不採択 日程8 陳情第2号 森の里児童クラブの公設民営での存続を求める陳情 410 ◯森屋委員長  日程8 陳情第2号 森の里児童クラブの公設民営での存続を求める陳情を議題といたします。  書記から本件を朗読させます。                   (書記朗読)  理事者から本件に対する意見、説明がありましたらお願いします。 411 ◯生涯学習部次長  それでは、陳情第2号についてご説明申し上げます。本市では、留守家庭児童対策といたしまして、平成8年度より公設公営を基本に運営してまいりましたが、平成11年度より2カ所を試行的に公設民営で運営してまいりました。昨年の9月でこの公設民営の試行期間が2カ年を迎えましたので、市民による留守家庭児童クラブ検討委員会を設置し、検討していただいた結果、すべての児童クラブを公設公営でとの提言をいただきました。さらに、教育委員会におきましても請願がございまして、公設公営という結論が出ました。これらを踏まえ、青少年の健全育成、男女共同参画社会に対する環境づくり及び少子化に対応するため、市内小学校全校すべてを公正、公平の観点から公設公営で設置していくことを市として決定いたしました。その結果、残りの8校につきましても、平成14、15年度の2カ年で設置していくことになりました。平成14年度の予算につきましても、これらを踏まえて対応しているところでございます。 412 ◯森屋委員長  説明が終わりました。質疑あるいは意見等ございましたらお出しください。 413 ◯加納委員  公設公営と公設民営があったわけなんですけれども、そのそれぞれの特徴はどういうふうにとらえていらっしゃいますでしょうか。 414 ◯生涯学習部次長  内容的には、公設公営も公設民営も運営方法等については同じですが、公設ですと指導員については臨時職員ということになりまして、公設民営はその地域から選ばれた人ということで、そこいらが若干違うということで、基本的には双方ともそう大きな変わりはないと認識しております。そんな関係で、今回はすべての学校を公正、公平という観点を考えたということでございます。 415 ◯加納委員  基本的には余りないということですけれども、公設民営については、前の一般質問でも一定の評価ということが部長答弁でもあったんですけれども、市としては一定の評価をしたということでよろしいですよね。 416 ◯生涯学習部次長  基本的には、運営等については、2カ年やってこられましたので、それなりの評価はあったと思いますが、市内全校を公設公営ということで公平化ということでございますので、評価をしながらも公設公営にしていきたいということでございます。 417 ◯加納委員  小泉首相も去年5月の所信表明で、いわゆる子育て支援というか、保育所についても学童保育についても待機児童を減らしたり、留守家庭児童対策として増設の意向がある。留守家庭児童のいわゆる学童保育についても、1万5000ふやしていく中で、それをどういう形でやっていくかということで、NPOや企業の力を活用する、また運営に関しても民営のところを生かしていくというふうに答えています。それを受けてということもあるし、また社会の状況の中でも、民間の力、地域の市民の力を生かしていくというのが今進んでいるわけです。厚木としても既に2校、公設民営ということで運営されてきて、それぞれ地域特性はあると思いますけれども、やってきた中で、検討委員会の中では、厚木小に関しては、いわゆる保護者負担が公設公営に比べて2000円高いというところで不満の声があるというのは出ていますけれども、森の里については特にないという、それが地域特性かなと思ったんですけれども、そういうことがある中で、一定の評価も得て、それぞれが運営もやっている中で、あえて公設公営にそろえる必要はないんじゃないか、もう既にそこで地域の中に溶け込んで自主的にやってきて、地域でも評価を得てやっている中で、何の課題もないのに、まるで時代に逆行するかのように、十分な協議も経ていなくて打ち切るというのは、今の時代の情勢についても反しているものであるし、民主主義の点からも十分な協議をなされていないということもありますし、私はちょっと解せないんですが、その辺はいかがでしょうか。 418 ◯生涯学習部次長  今、問題ないというようなこともお話しされていますが、請願の中に保護者会のアンケートがございまして、6000円では高いというような方もおられますので、そこいらも当然検討の1つに入ると思いますので、当然、公正、公平であるのが旨としますので、特に厚木市の場合は公設公営が基本でございましたので、とにかく全校やるということで、それが1校だけ6000円のところがあっては公平さに欠けるというようなこともありますので、こういうことにしたわけですけれども、ほかの市町村を見ましても、それぞれまちまちでございまして、直接やっているところもあるし、委託のところもあるし、厚木市としては公設公営でいきたいという結論を出したわけでございます。 419 ◯加納委員  今回、公設公営でやるという方針は、6000円、それだけがキーポイントになっているんですか。 420 ◯生涯学習部次長  特にそれだけということじゃなくて、検討委員会でも公設公営がいいというようなこともありますし、さらに、教育委員会でも請願を不採択にし、公設公営でいこうという結論が出された、そこらを踏まえて公設公営でいこうということにしたわけでございます。 421 ◯加納委員  この前の教育委員会の定例会の中でも、今あるものがあって、それに何ら問題もないのに、方針がこうなったからということで、ブルドーザーでつぶすような、そういうやり方があっていいのかという意見もありましたし、先ほどおっしゃったアンケートの結果なんですけれども、確かに高いという声がありましたけれども、たしか1人でしたよね。そういう中で、公設公営に無理やりやるというところが私はやはり解せない。それで、当事者との協議もなされていないですよね。2月15日に初めて説明会を持ったというところで、この前の一般質問の答弁にもあったんですけれども、時間的に余裕がなくて、2月の説明となって、合意をとるというよりこっちの説明はした。こちらの決定事項は説明したけれども、納得したかどうかは別としてという答えがありました。  その前に、今村議員の一般質問の答弁のときに、市民部の部長の方は、何か市民と委託契約をしている場合に、変更があった場合は細かく対応しているということで、「県のたより」が折り込みになったからという、その1つの事例を挙げて、結局、各自治会に諮ったら、やっぱり今までどおりになったという、そういう経緯も披露してくださいました。市民と委託契約をして何らかの変更があったときは、その変更の発信が市民側であっても市の方であっても、やはりそこには十分協議して何らかの答えを出す、そういうとにかく協議の場というのが必要だと思うんですけれども、今回は全くなされていないですよね。委託契約の中にも、ちゃんと疑義が生じたときは云々というのが第9条に書かれてあるんですけれども、協議を持った結果、どうなるかは別として、まず協議するということが大前提だと思います。市長も施政方針の中にも市民との協働とか、民の活用とか、そういうことをおっしゃっている中で、委託契約の契約書というのは大事なものだと思うんですね。それを全く無視して、方針がこうなったからということで、全く当事者との協議の場を持たずに一方的に押しつけるというのは、これから市は市民と協働する意思があるのか、あるいは市の方針が変わったときは、そういう市民や組織や団体と何の協議も持たずに押しつけてやっていくのか。つまり、そこには、市民を信用していない、あるいは市民と信頼関係を持つ必要はないと私は受け取れるんですが、どうでしょうか。 422 ◯生涯学習部次長  今、何もないということでお話しされましたが、うちの方で1回運営委員会にお話をしたいという話をしたんですけれども、まだそちらの準備が整っていないということで、1回断られた経緯もありまして……。 423 ◯加納委員  逆じゃない。 424 ◯生涯学習部次長  いや、それがあったんです。それで、そんなこともありまして若干日にちが過ぎてしまいましたが、一応運営委員会にも説明に行っておりますし、納得をしてもらうことでお話しをしておりますので。さらに、検討委員会の中にも当事者の指導員もおられましたので、十分協議がされて、納得して公設公営になったと私たちは理解しているんですが。 425 ◯森屋委員長  ここでお諮りをいたします。本日の会議時間をあらかじめ延長したいと思いますが、ご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認めます。 426 ◯加納委員  先日の一般質問の答弁になるんですけれども、そこでも部長は、12月中旬に森の里からの説明の派遣要望に対して市が断ったのは、最終結論が出ていなかったためではないか、推測だがというふうに答えていますので、要望に対して断ったのは市の方じゃないでしょうか。 427 ◯生涯学習部次長  12月のは確かにまだ結論が出ていないので断ったと思うんですけれども、その後、青少年課から説明に行きたいという話をしたんですけれども、そちらの方の運営委員会のあれが整っていないということで、1回断られた経緯もございます。 428 ◯関戸副委員長  陳情審査ですので、もちろん行政の采配に対しての陳情ですから、行政の皆さんに我々がわからないところ、認識のないところ、私もそういう部分はお聞きしますけれども、陳情審査ですから、自分の意見を申し述べることに主眼を置きたいと思うんですけれどもね。いや、かといって加納委員の行政への質問をさえぎるつもりはありませんけれども、陳情審査というのはそうあるべきだというふうに理解しています。  私も、このような陳情が出されたことによって、それなりに、それまで認識の薄かったこの森の里児童クラブ、いかような組織であるのかというのを可能な範囲で調べさせていただきました。意見ですから。それによりますと、ここの児童クラブでも、今回このようなアクションを起こされるに当たって、その背景にアンケートをとられたように伝え聞いております。このアンケートは、このまま民営で続けたいですかとか、負担金6000円は高いですかとか、保育時間は8時半-18時半としてほしいですか──現行、公営は18時までですけれども──民営でなく、他の公営と一律にしてほしいですかというような質問がアンケートによって投げかけられたようです。  その28人のうち26のアンケート回収がなされたと伝え聞いておりますけれども、うちこのまま民営でよろしいと答えた方が何と25人、いいえと答えられた方が1人いらっしゃると聞いております。また、6000円が高いかどうかに関しては、25人の方がこのままでよい、高いと答えた方はわずか1人であると聞いております。また、保育時間の延長に関しては、18時半とか、場合によっては18時45分ぐらいまで延長してもらえればというふうに答えた方が24人いると聞いております。ノーというふうに答えられた方はわずか2人だったそうです。民営でなくて、他の公設と一律にしてほしいですかという問いに対して、イエスと答えた方は4人だと聞いております。ノーと答えた方が21人だと聞いております。  このようなアンケートが背景にあるならば、今回のようなこのような陳情は当然の行動だろうなと、そこまでは理解しましたが、しかしながら、この児童クラブは6000円というものを利用者負担によっているようですけれども、ちなみに公営クラブは4000円ですが、当然これは公設民営ですから、高いからいけないなんていう、そんな意見は申し上げるつもりはありません。当然高くてさもありなん。当然だろうなというふうに理解しています。問題なのは、その6000円がどのように使われているかというところに一部関係者の方にも熟慮いただかなきゃいけない問題があるのではないかなというふうに考えます。  というのは、公設クラブは4000円、その重立った使い方は、子供たちのおやつ代に3000円使われている。教材費に1000円使われている。合わせて4000円だということになっております。人件費等々、諸雑費は公費支援、負担ですね。一方で森の里に関しては、子供のおやつ代は1400円。公営クラブが3000円に対して1400円。教材費は公営が1000円に対して森の里は500 円で、別途人件費に2600円、その他の経費に1500円。いわゆる子供たちを指導、育成してくださる方々が4100円取っていると言ったらちょっと語弊がありますが、子供たちには1900円支出されているけれども、そこのスタッフには4100円の中で動かれている。長々申し上げましたが、こういった使途明細、実態をちゃんと情報開示されて28人の方がアンケートを記入されたら、果たしてどういう回答が出たのかなという素朴な疑問にぶつかりました。そういった意味において、もし情報開示されていたとしても、ほかの公営クラブ、民営クラブは他に1カ所あるようですけれども、そことも比較ということがなされた後のアンケートかなと思ったら甚だ疑問に思っております。  さらに細かく言うならば、公設公営のところと、公設民営が他に1カ所、厚木クラブがあるようですけれども、ここにおいては入会金というのはもちろん無料なわけですけれども、森の里に関しては1000円徴収されている。役員手当、もちろんこれは公営クラブには存在しませんし、他の1つの民営クラブ、厚木クラブというんですか、そこももちろん無料。ところが、森の里では、幾らか存じ上げませんが、役員手当なるものが支給されている。  もっと細かいことを言うならば、公設公営のところの皆さんの指導員の時間給ですか、それが指導員の方は830 円、森の里の方々については、最高890 円、870 円、850 円と、いわゆる経験年数等によってそのように区分けされている。わずかですけれども、数段に高い。もちろんもっと正確に言うならば、公設公営には主任指導員という方がいらして、その方は910 円であるようですけれども、もちろん少数であるわけですね。
     そんな状況下を考えたときに、今、厚木市教育委員会が多分一生懸命やってくださっているのは、学童保育といいますか、放課後児童の対策として取り急ぎやらなきゃいけないことは、まず市民にとって公平性を欠くだろう一部の学区には設置してあるけれども、一部の学区にはないという、この現状を早急に解消していかなければ不公平感は漂いますね。そういったものが整備された後に、このような森の里のようないろんな考え方を持っていらっしゃる方がいらっしゃいます。そういった段階において、また質等、学童クラブ、放課後児童の対策保育を検討していくというのは、私は前向きに考えていっていいと思いますけれども、まずは質よりも量といいますか、もちろん同時並行できればそれにこしたことはありませんけれども、現状においては、まずはやはり全学区に早急に普及することであり、さっき言いましたように、ここの方々のアンケートにも出ていますね。今、18時までの公設に関して、18時30分まで延長してほしい、ないし可能であれば18時45分まで延長してほしい、こういったものには真摯に耳を傾けて、とにかくまずは公設公営で格差なく、各学区に急いでいただきたいというふうに思うんですね。そういった中で成熟するだろう放課後児童保育対策というものの中に森の里のような方のご意見というのも重々に加味して、またいろんな形の放課後児童の保育というのは考えていくべきだと、そういうふうに思っております。まだほかにもいろいろ意見はありますが、とりあえずそのように考えています。 429 ◯加納委員  今の関戸委員の意見に誤解があるかなと思ったので、ちょっと言わせていただきたいんですけれども、お金のところで、アンケートに回答した保護者の人が知っているかどうかというお話があったんですが、私もそこは調べました。イメージとしては、子ども会のいわゆる育成会をイメージしていただければいいかなと思うんですけれども、子ども会も会費を取って、予算、決算を出して、年に1回総会をしていますけれども、この森の里の学童クラブも、やはり保護者が中心になって予算立てもして、総会でちゃんと承認も得て決算もしてというふうになっているということですので、自分たちの子供を預けている学童クラブのいわゆる会計を知らないということは当然あり得ないということです。情報公開ということでいろいろ資料は持っていますので、ほかと比較していないとか、そういうことはないということで、そこはわかっていただければと思います。  もう1つ、質よりいわゆる量で、とにかく急いで、早くに全市域に学童保育をつくっていくということは、それは私もそう思います。ただ、平成8年に公設公営でできた中で、5年たった中でもまだ全域にいっていないわけです。そのような中で、公設民営とか民設民営というものができて、いわゆる公設公営のないところの補完をしているということをとらえれば、公設民営、民設民営の役割というのはとても大きいものだと思っています。ですから、早急であるから公設公営にという考えは、私はむしろ逆じゃないかなと思っています。 430 ◯関戸副委員長  実は、ここまで意見として申し上げるつもりは当初なかったんですが、そういうふうにおっしゃるんだったら、あえて申し上げておこうかなと思うんですが、先ほど森の里児童クラブから存続の請願ですか、そんなものが教育委員会に出されたようだに聞いておりますけれども、ことしの2月7日かな、間違ったら訂正してください。ところが、私が非常に気になったのは、これは2月7日です。2月7日に初めて森の里児童クラブの皆さんが声を出されたといいますか、具体的なアクションを起こされている。いろいろあったでしょうよ。しかし、それより先んじて、1月23日に厚木生活クラブ運動グループ地域福祉協議会なる方が代表名をもって、やはり教育委員会に請願を出されている。これは何なんだと。誤解があったら訂正しますけれども、神奈川ネットワーク運動というローカルパーティーと言っていいんですか、加納委員なんかが所属されているようですけれども、その主たる支援グループに生活クラブ生協さんですか、その辺、詳しく正確には知らないんですが、その外郭に地域福祉協議会というのがおありになるのかなと。間違っていたら訂正ですが。話の趣旨はそこにありませんので。何でそういう厚木生活クラブ運動グループの地域福祉協議会なる方々が、森の里の方々が声を出していないうちに声を出されるのかなと。  まして今回、陳情者は、言い方が思いつきませんが、神奈川ネットワーク運動の組織構成員の方なのか、そうでないとしたならば、さきに一般質問でも今村議員がおやりになりましたけれども、また、この場でも冒頭いきなり加納委員が行政に対してただすかのような質問を矢継ぎ早に述べられておりましたけれども、それ自体が私たち市民から負託を受けている議員の審査に果たしてなじむのかな。また、こういうスタイルはいいのかな。また、この陳情文書に関しても、1項目めにはあるまじき記載、「平成14年度も森の里運営委員会と民営での委託契約を結ぶこと」。行政の執行権限であるところの契約を、市民団体といえど「契約を結ぶこと」、こういう陳情というのは許されるんでしょうかね。良識の問題として。今の私の意見に対して何か反論があれば、私も不見識なところがありますから指摘いただければありがたいんですが。 431 ◯加納委員  私ですか。 432 ◯関戸副委員長  いやいや、どなたでも。 433 ◯高田委員  反論じゃなくて同意でもよろしいですか。先ほどからいろんな意見が出ておりますけれども、私も基本的にはいろんな形態があっていいと思っているんですね。それで、公設公営、公設民営、いろんな形態があっていいし、むしろ、先ほどの陳情でアウトソーシング、外部委託という言葉を使いましたけれども、そういった時代であると思いますので、だとしたら公設民営でできるんだったらその方がいいと。むしろ行政はそれを支援するというか、公設民営で頑張ってくださいという立場だとは思うんですが、だとしても、この陳情の項目1、今、副委員長がおっしゃった点ですけれども、これは議会としては「そうですね」とは認めることはなかなかできないのではないかと、この陳情文書を見て思いました。それこそ何を例えにしましょうか。株式会社関戸と契約しろとか、そういう種類のことを議会が認めるということと同じですから、この陳情項目1については、これはなかなか認めることはできないと思いました。 434 ◯石井(恒)委員  加納委員からいきなり違った視点で質問されていきましたから、僕はちょっと違った視点で質問させていただきたいと思うんですが、平成8年から2カ所を試行的にということで、厚木クラブと森の里という形で、2年経過したのを契機にということがあるんですけれども、多分検討委員会では、これを踏まえてという検討はされたということだと思うんですが、検討委員会の過去4回の、特に11月30日に行われています運営形態の関係の中身についてちょっとご説明いただければありがたいんですが。 435 ◯生涯学習部次長  内容的には、ちょっと読まさせてもらいますのであれですが、同じ公設にかかわらず、公営と民営では保護者負担、時間運営などが異なるのは、利用者に不公平感を与えることから改善すべきであるというような意見があり、さらに公営の方がクラブ運営に対して保護者の負担が軽減される、それから指導員が雑事から解放されて児童の指導に専念できるということ、4つ目としましては、公設であることから全市的な事業展開を図るべきであるというような4つの意見が出されておりました。 436 ◯石井(恒)委員  この検討結果に基づいて、12月13日、提言書という形に結びついたということでよろしいですか。 437 ◯生涯学習部次長  そのとおりでございます。 438 ◯森屋委員長  じゃ、10分間休憩します。                 午後4時00分 休憩                ───────────                 午後4時10分 開議 439 ◯森屋委員長  再開いたします。  引き続きどうぞ意見をお出しください。 440 ◯石井(恒)委員  今、2クラブの状況と、それと検討委員会の内容を聞かせていただきましたけれども、私としては、検討委員会の結論というのを尊重したいというふうに思っています。 441 ◯加納委員  先ほどの関戸委員の意見について言いたいところが1つあるんですけれども、市民の側からの声というのが先に出ていないというお話だったんですが、12月28日に出しています。それがテーブルに乗らないというのがこちらの方でもわかりましたので、それで、先ほど関戸委員がいろいろ言いましたけれども、地域福祉協議会の方で出したという経緯がありますので、いきなりというのではないんです。そこだけは……。  それともう1つ、6000円、4000円だけがクローズアップされているんですけれども、それに関して森の里の方で、自分たちも4000円でやっていけるからという提案をしたそうなんですけれども、市の方で、いや、それは、いわゆる民営だから差があっていいんだよということで、6000円から4000円に変えようという森の里のいわゆる提案というか、あれを、差し戻すという言葉は的確でないけれども、いいということで返事されたということは確認していますので。それでいいですね。 442 ◯生涯学習部次長  今の件は、6000円を4000円にしていいというのは確かに言われたようですけれども、その分、人件費として上げてほしいという後の話がありまして、ですから、公設公営と同じ金額だったら運営できるよという話だったそうです。 443 ◯加納委員  市としては、公設民営、いわゆる民間の力を支援していくという方向であれば、税金投入についても、例えば公営の予算では500 万円のところが民営だと350 万円ということで、税金の投入のところでも、1クラブについて、それだけでも随分な貢献をしているわけですから、保護者負担の方、そういう提案があったのであれば、人件費のところで市が支援するという姿勢があっても私は当然よかったのかなと、それについては思っています。今言いましたけれども、税金については、公設民営というのは、申し上げたように、税の使い方ということでも貢献しているということは、ここで一言言っておきたいと思います。 444 ◯関戸副委員長  私だけじゃなくて、ほかの委員、議員そうだと思うんですが、毎年こういう時期、年度末、初め辺の時期に──でなかったかな、ちょっと正確さを欠きますが──正式名称はあれですが、連絡協議会からその総会のご案内をいただいて、私なんかもまめに、可能な限りその総会に参加させていただいています。森の里児童クラブの皆さんも、そういう高邁なご意見なり、過去のキャリアに基づいた見識にのっとってご意見があるならば、こういう問題で悩んで、さらに発展させていこうという、ほかの児童クラブ関係者がいる総会にぜひ参加されて、まず、身内という言い方は変ですが、そういった中でそれぞれの意見をすり合わせされてやっていったらいいと思いますね。森の里ですばらしいと森の里の方が思っていらしたら、それは自分たちだけでいいんだではなくて、そういった連絡協議会にもどんどん出ていっていただいて、同じような問題で同じように苦慮して、例えば、18時を18時30分にしよう、18時45分にしようとか、具体なアンケート結果、意見も出ているわけですね。そういったものもぜひ皆さんと共同して……。よく加納委員なんかも市民、市民という言葉を多用されますが、もちろん森の里の児童クラブの関係者の方は市民です。しかし、その数倍の多くの方々がそういった連絡協議会に集まって、それぞれの立場を踏まえて、児童クラブの今後の展開、発展、また行政への要望を取りまとめられているわけです。我々もそんなときに案内していただいて、そういったご意見を拝聴して、微力ですけれども、議会へ戻ってきて、また行政との中でさまざまな折衝を重ねて、一歩一歩一緒に、それこそ1人が10歩じゃなくて、10人が1歩ずつという感覚でやっておりますので、ぜひこの陳情者の方々にもそういう仲間に加わっていただいて、貴重なご意見というのを今後ともいただいていくべきだと思いますね。意見です。 445 ◯沼田委員  要望書の中に「森の里地区で生まれた」と。「住民自身で考え、行動を起こしていく、運動、組織は」と云々書いてありますけれども、これは別に森の里地区に限ったことでなくて、厚木市全体のとらえ方でなくちゃいけないと思いますし、一番忘れちゃならないというのがその部分だと思うんですね。ですから、厚木市の中の1つということをやはり基本理念に置いていただきながら、私は、そういう意味合いから、協議会の方の考えでいきたいと思います。 446 ◯森屋委員長  この際、私も委員として発言をさせていただきたいと思います。委員長の職務を交代させていただきます。 447 ◯関戸副委員長  委員長にかわって職務を代行させていただきます。 448 ◯森屋委員  学童保育の問題は、私も二十数年前からかかわってきて、つくってきた者の1人として発言させていただきたいと思うんです。先ほど関戸委員から学童クラブの連絡協議会の話がありました。私も可能な限り出席をさせていただいて、その都度必ず皆さんに言っているのは、せっかくこういう組織ができているんだけれども、まだできていない学校があるんだから、ぜひ、自分たちのことだけじゃなくて、一日も早く全学校にできるようにということを繰り返し申し上げてきました。  それから、以前のことを言えば、私たちの願いというのは公設公営を目指して運動してきたんですね。ただ、当時、児童館だとかという形でいろんな制約がありましたので、1つだけにしないで多様な運営形態で、とにかく保護者の要求にこたえてほしいということで運動してきたわけです。  それで、実は本件について、陳情者から資料等もいただきました。これは12月28日付で教育委員会に出したものの写しを私どもにもいただきました。私、これを読ませていただいて大変寂しい思いをしたんですよ。というのは、私たち心ある市民はという書き方をされて、以下ずっと続いているんですが、私たち公設公営をずっとやってきた人間にとってみると、私たちは心ある人間だと。じゃ、私たちは心ない立場なのかなと非常に寂しい思いも実はしたんですね。その後で、ずっと下の方に来て、厚木市の多様な運営を評価しています。これはこれで皆さん方はそういうふうにごらんになったんだろうと思います。教育委員会には申しわけないですけれども、私たちの立場から言わせていただくと、非常に長い期間なかなかガードがかたかったということを思い起こしてみると、そんなに素直に実はよかったというふうには思っていないんです。いろんな方々が議会にも何遍となく陳情したということもありますので、そういう思いもあります。  それから、もう1つの教育委員会に出された本年2月7日付の要望書の中で、最後に指導員の側から見た民営であることのメリットということで、運営の裁量が任されているので、保護者、指導員の意識が高いとか、5項目あります。じゃ、公設公営の方々はこういうメリットを持っていないのか。これも含めて私は寂しい思いをしたんですね。公設公営の方々だって一生懸命指導員も頑張っているし、保護者も頑張っているし、意識だって高いんです。それがあたかも民営であることがメリットであるようなご主張をなさることはご自由ですけれども、ちょっと寂しいなという気持ちがしています。  それから、私が一番お願いをしたいなと思っているのは、今皆さん方は民営でなければとおっしゃっていらっしゃるようだけれども、それじゃ、公設公営にして皆さん方の要求がかなえられないんだろうか、そういう立場に立って全体を前進させるという立場に立てないんだろうかというのがちょっとわからないんですね。連協に入るか入らないかは別としても、少なくとも、じゃ、皆さん方が民営でやりたいとおっしゃっていられるんだけれども、それが公設公営で全く不可能なのか。保育時間の問題とか、いろんな自主的な活動ができないのか。私はそうではない。もしできないとすれば、それは公設公営の中で改善を求めていく。先ほど関戸委員もおっしゃったけれども、そういう立場に立ってこそ全体が前進していくのではないかなというふうに思っているんですね。なぜ私たちのところだけというふうに固執されるのかが逆にちょっとわからないんですよ。ですから、そういう点を踏まえてみると、私どもはずっと公設公営が悲願としてやってきたし、すべての小学校区にできるということが本当にありがたいし、これからもできた段階で満足するんじゃなくて、さらに多様な要求にこたえていただきたいと思っている。だけど、それは全体の中で議論しながら、いい方向に進めていっていただきたいというふうに思っていますので、そういう意味では教育委員会の方針を私は支持をしたいというふうに思っています。 449 ◯関戸副委員長  委員長の席を交代します。 450 ◯森屋委員長  じゃ、引き続き職務に戻ります。 451 ◯加納委員  公設公営だから悪い、公設民営だからいいという短絡的なあれじゃなくて、公設公営だと、やはり市ということで制度に縛られやすいというところで、民営の方が柔軟な運営ができる。開設の時間も、8時半とか18時半までというような柔軟な対応をまずやったのは民営だからこそだったと思っています。そのようなところで民営のよさというのは出ているので、それは必ずしも公営を否定しているというものではないと私は考えています。そういう柔軟さということと、あと公設公営で平成8年に始まっても、おっしゃったようになかなか全校まではいかないというところで、やはり税金の投入額が低いというところで貢献しながら、少しでもいわゆる留守家庭児童たちの学童クラブの充実というところで、公設民営や、あるいは民設民営のやってきた努力と評価は、私は一定してあると思っています。民だけがというわけじゃなくて、民の力を生かして、これからの少子高齢化の中で、地域の力、民の力を生かして、それこそ市長がおっしゃるような協働というものをつぶさないで、手を携えていくという姿勢を市としてはとっていただきたかったなというのは、今回非常に残念に思っています。 452 ◯関戸副委員長  済みません。ご意見があると、またすぐ言いたくなっちゃう性格なものですから。加納委員のご意見は、まるで主体者かのようなリアルなご意見でした。加納委員は、ここでは市民の声の代弁者だと思いますから。本当に森の里の方々がそういうふうにすばらしい世界をご自分たちでもう既に築かれたなら、何でほかの公設公営へ啓発していかないのか。市民運動というのはそういうものなんですね。それで、その方々のご意見がだれをも共感を覚えるようなものであれば、自然に拡大されていくでしょう。ここで強引に──こんな陳情を初めて見ました。くどいようですが、契約を迫るようなね。これは極めて強引な陳情ですね。そうではなくて、2年間営々としてやっていらしたならば、そんな短絡的にやらないでも、長い運動の中で今の公設公営というのがあって、一部公設民営というのが今存在しているわけです。本当にそれがすばらしい、だれをもの共感を受けるんだったら広がっていくわけですから。だから、そういう手続、手順をきちっと踏まえられた方がいいと思います。まして我々議員が、理解者であっても、その主体者じゃないわけですから、こういう公の委員会の場で、さも主体者かのような発言というのは公平さを欠くという誤解を与えますね。それだけ意見として申し上げておきます。 453 ◯森屋委員長  ほかになければ質疑を終結し、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。            陳情第2号  採決───賛成少数で不採択 日程9 陳情第12号 体罰教師が受けた死亡叙勲の取り消しを求める陳情 454 ◯森屋委員長  日程第9 陳情第12号 体罰教師が受けた死亡叙勲の取り消しを求める陳情を議題といたします。  書記から本件を朗読いたします。                   (書記朗読)  理事者から本件に対する意見、説明がありましたらお願いをいたします。 455 ◯教職員課長  陳情第12号についてご説明申し上げます。本件につきましては、平成8年9月11日、平成9年12月25日に実兄の体罰に対する謝罪と叙勲取り消しとの陳情が教育委員会へ出され、その当時の調査で体罰発生に関する書類が教育委員会並びに関係学校に存在しておりませんでした。また、当事者の履歴書類に体罰によって県教育委員会から処分を受けたとの記載もありませんでした。したがいまして、陳情者にはご意向に沿うことができないとの回答をした経緯がございます。  議会に対しての陳情は、平成11年11月30日と、今回で2回目でございます。改めて調査したところ、体罰の発生並びに県教育委員会からの処分について確認することができませんでした。 456 ◯森屋委員長  説明がありました。質疑あるいは意見等をお出しいただきたいと思います。  今ご説明があって、議会にも平成11年12月に陳情が出されていますね。この陳情の趣旨の中でも「昭和30年のことになりますが」ということで書かれていて、今ご説明があったように、当時の書類がない、事実関係の調べようがないということなんでしょうか。そういう理解でよろしいですか。 457 ◯教職員課長  そのとおりでございます。 458 ◯森屋委員長  いかがいたしましょうか。意見等ございますか。前回、平成11年の12月議会では、同様の5項目の陳情が出されて、結果は賛成なし、不採択というふうになっています。ほぼ同趣旨の陳情というふうに理解していいのかなと思っていますが、特に意見はございませんか。(傍聴席にて発言する者あり)一応趣旨は了承しておりますので。厚木の会議規則で陳情者からの意見陳述というものがありませんので、ご了解をいただきたいと思います。  特に質疑がなければ質疑を終結して、討論を省略することにご異議ありませんか。               (「異議なし」との声あり)  ご異議なしと認め、採決いたします。            陳情第12号  採決───賛成なしで不採択
    459 ◯森屋委員長  以上で本委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  これをもって環境教育常任委員会を閉会いたします。                               (午後4時27分 閉会) 発言が指定されていません。 Copyright © Atsugi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...