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令和6年予算決算常任委員会文教福祉分科会 本文 開催日: 2024-03-06

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  1. 秦野市議会 2024-03-06
    令和6年予算決算常任委員会文教福祉分科会 本文 開催日: 2024-03-06


    取得元: 秦野市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            予算決算常任委員会・文教福祉分科会               午前 8時56分 開会 ◯福森真司座長【 1頁】 ただいまから、予算決算常任委員会・文教福祉分科会を開会いたします。  本日の会議は、タブレット端末に掲載した日程により進めてまいります。  開会に当たり、一言申し上げます。  当分科会の日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしたいと考えますので、御協力をお願いします。  これより議案の審査に入ります。  説明並びに質疑は、各会計予算及び予算説明書をはじめ、その他の提出資料等を参考にして進めることにします。  また、質疑につきましては、議事の整理上、タブレット端末に掲載した発言順位一覧表のとおり、区分して行います。  お諮りします。  各分科員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりといたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯福森真司座長【 1頁】 御異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  分科員1人当たりの質疑時間は、質疑及び答弁を含めて60分以内とします。  なお、兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行い、1分科会当たり10分以内とし、内容が重複しない範囲で質疑を行うこととします。  それでは、日程第1 「議案第2号・令和6年度秦野市一般会計予算を定めることについて」のうち、当分科会所管部分に関する審査を行います。  質疑を行う際は、事業名並びに予算書の該当ページについて述べるようにしてください。
     最初に、教育委員会及び教育費に係る文化スポーツ部に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  教育部長。 3 ◯教育部長【 1頁】 それでは、令和6年度の教育費予算の概要につきまして、市長が施政方針で説明いたしました以外の部分に関しまして、文化スポーツ部が所管する事業も含め、私から一括して御説明をいたします。  各会計予算及び予算説明書の該当ページは168ページから191ページとなります。  教育費の予算総額は44億2,111万8,000円で、令和5年度の当初予算額46億7,473万8,000円に対し、5.4%、2億5,362万円の減額となっております。  減額の主な要因としましては、小・中学校ICT環境整備事業費において、今年度、初期費用を投じて学校ネットワークシステムを更新したため、来年度以降は、ランニングコストに切り替わることによる経費の減額、また、小学校給食設備等の改修をはじめ、幼稚園や中学校施設の改修など、学校施設のハード事業費が減額となったことなどによるものです。  次に、主な取組を説明いたします。  学校DXの推進では、GIGAスクール構想の実現に向けて、大学、民間企業などとの連携・協働により、新たな学びのスタイルへの変革をさらに推進するとともに、タブレット端末などを用いて試験を行うCBTを実践段階に移行し、個別最適な学びと協働的な学びの充実を図ります。  教育委員会会議と公立幼稚園の運営につきましては、それぞれデジタル化を図るためのタブレット端末を導入するとともに、幼稚園においては、教職員の事務負担の軽減や効率化を図ることを目的に、保育・教育施設向け業務支援ツール「CoDMON」を全園に導入いたします。  また、歳入について御説明いたします。各会計予算及び予算説明書の該当ページは、34ページから35ページとなります。  14款、使用料及び手数料の1項、使用料、1、総務使用料の1行目、行政財産使用料を御覧ください。  小・中学校教職員の通勤車両の駐車に対する取扱いは、これまで学校ごとに異なっておりましたが、給食費の公会計化などを契機に、敷地内への駐車につきましても、行政財産使用料へ歳入するものとして改め、約1,500万円を見込んでおります。  続きまして、生涯学習の分野について御説明いたします。  文化財の保存・活用として貴重な文化財を後世に残すために、条例、要綱に基づき、蓑毛大日堂の木造仁王立像をはじめとする指定文化財の修繕や保存管理に対して補助金等を支給いたします。  また、公民館の維持管理につきましては、公民館利用者の安全性の確保と利便性向上のため、東公民館の屋上防水、堀川公民館の多目的ホールのブラインド改修のほか、各館にプロジェクターを設置し、講座や事業などでの利用の拡充を図ります。  以上が令和6年度の教育費の予算の概要となります。  よろしく御審査くださいますようお願い申し上げます。 4 ◯福森真司座長【 2頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 5 ◯石川潤分科員【 3頁】 おはようございます。よろしくお願いします。今日一発目で、ちょっと緊張しておりますけれども、よろしくお願いします。  私のほうから、教育費について数点あるのですが、まず、1点目として、予算説明書の173ページ、教育費の事務費の関係の150、学校業務改善推進事業費について、来年度が2万7,000円で、令和5年度に比べて99%という大幅な減額になっておりますけれども、理由について伺います。よろしくお願いします。 6 ◯福森真司座長【 3頁】 教職員課長。 7 ◯教職員課長【 3頁】 学校業務改善推進事業費の大幅な減額の理由について、お答えいたします。  学校業務改善推進事業費の取組の1つでありました、スクール・サポート・スタッフ、これは本市が令和元年度に、県下の市町村に先駆けて、市の単独事業として各校に配置してまいりました。  この事業は、教職員の負担軽減に対する効果が高いということから、その後、国や県においても、段階的に人数や配置時間数等が拡大されてきました。学校業務改善推進事業費については、その多くがスクール・サポート・スタッフの人件費で占められておりましたが、国や県の拡充が見込まれたことから、令和4年度から段階的に県の事業への移行を図ってまいりました。新年度は、これが全面的に移行することとなったことから、大幅な減額となったものです。  以上です。 8 ◯福森真司座長【 3頁】 石川分科員。 9 ◯石川潤分科員【 3頁】 今、スクール・サポート・スタッフが全面的に移行になったということで、令和元年度から令和5年度までの間のスクール・サポート・スタッフの配置による効果はどのようか、お願いします。 10 ◯福森真司座長【 3頁】 教職員課長。 11 ◯教職員課長【 3頁】 この間のスクール・サポート・スタッフの効果についての御質問にお答えいたします。  秦野市学校業務改善推進方針の中で、業務の適正化に向けた目標として、学校現場の時間外在校等時間の削減を掲げております。その時間外在校等時間について、直近、この1月の平均時間数を令和元年度と令和5年度で比較してみますと、小学校では、令和元年度が39時間39分であったものが、令和5年度は33時間22分と、1人当たりの時間外在校等時間が約6時間の減。中学校では、同じく令和元年度が48時間54分であったものが、令和5年度の1月では41時間44分と、約7時間の減と、着実に減少しているところが見られておりまして、スクール・サポート・スタッフの配置が学校の働き方改革や、教職員が児童・生徒と向き合う時間の確保に効果を上げる1つとなっているものと考えております。  以上です。 12 ◯福森真司座長【 4頁】 石川分科員。 13 ◯石川潤分科員【 4頁】 お答えありがとうございます。  効果によって教職員の時間外、これは残業ということでよろしいですか、を含めて時間が減ってきているという効果は、確認できました。  今、教職員の働き方で、ニュースなどで聞いておりますと、大分労働時間の問題、土日とかの部活動などで特に中学生が特に多いのですけれども、そういうものに時間を取られてしまうということがよく聞かれます。過労死につながる元になるということを防ぐ意味では、いいかと思うのですけれども、今、予算説明書のほうで、教職員が児童・生徒と向き合う時間を確保するということで、指導、支援を高めて発揮できる環境づくりを進めると言っております。一人一人について、この場で児童・生徒について理解して、心が通うようになっていただければと思っておりますので、これもどんどん実行していっていただきたいと。教職員の負担も減らしていっていただきたいと思っております。  こちらの質問は、これで終わりにさせていただきます。  次に、2点目なのですけれども、こちらは予算説明書の175ページ、予算資料の38ページになります。小学校教育費についてですけれども、令和6年度の事業費が、前年度と比較して約3,500万円増加するということになっていますが、その理由はどのようになっていますか、お願いします。 14 ◯福森真司座長【 4頁】 学校教育課長。 15 ◯学校教育課長【 4頁】 小学校教育費の増額の理由ということですけれども、指導者用教科書等の購入費の増額によるものとなっております。  小学校の教科書は4年ごとに採択替えが行われますが、小学校は今年度、採択替えが行われました。そのため、令和6年度から使用します指導者用の教科書や指導書については、全ての小学校において改めて購入する必要がございます。購入費用として3,428万9,000円の増額となっているものであります。  なお、児童が使用する教科書につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律などに基づきまして、国において無償で供与が行われることになっております。  以上です。 16 ◯福森真司座長【 4頁】 石川分科員。 17 ◯石川潤分科員【 4頁】 答弁、ありがとうございます。  大体3,500万円の増加について、ほとんど9割ぐらいが改めて指導者用の教科書になるということで、理解できました。  私のほうが初めてで、これがどういうことか分かっていなかったということもありますので、根拠を理解できましたので、これで終わりにします。  小学校については、今年度ということでありまして、今度は同じように、これは予定外ですが、中学校はいつ頃の予定になっているか、教えていただけますでしょうか。 18 ◯福森真司座長【 5頁】 学校教育課長。 19 ◯学校教育課長【 5頁】 中学校の採択替えについてお答えいたします。  小学校と1年ずれておりまして、令和6年度に採択替えをしまして、令和7年度の予算で、また、同じように、教師用の教科書、もしくは、指導書などを購入する予算を計上する予定でおります。  以上となります。 20 ◯福森真司座長【 5頁】 石川分科員。 21 ◯石川潤分科員【 5頁】 ありがとうございます。  これは、小学校、中学校で1年ずつずれて、小学校が先ということで、一応4年ごとということで、理解できました、これについては、以上で終わります。  次に、3点目になるのですけれども、3点目はひっくるめてでもよろしいでしょうか。  これは、予算説明書の175ページと179ページになるのですけれども、小学校の安全確保対策事業費と、中学校の安全確保対策事業費についてですが、両案とも事業費がすごく増額になっているのが気になりましたので、その理由をお伺いしたいと思います。 22 ◯福森真司座長【 5頁】 教育総務課長。 23 ◯教育総務課長【 5頁】 小・中学校の安全確保対策事業費につきまして、事業費が増額となっている理由についてお答えいたします。  昨年4月に、南が丘地内の市道におきまして、街路樹の桜の倒木事案が発生したことを受けまして、小・中学校においても桜の樹木点検を実施した結果、新年度に樹木医による診断を行うための委託料を計上したことにより、事業費が増額となるものでございます。  以上です。 24 ◯福森真司座長【 5頁】 石川分科員。 25 ◯石川潤分科員【 5頁】 南が丘の市道において街路樹が倒木したと今、お答えがありました。桜の樹木の診断を行うためということで、委託料を計上したということになります。  この事業については、全ての小・中学校で実施するということでよろしいでしょうか。 26 ◯福森真司座長【 5頁】 教育総務課長。 27 ◯教育総務課長【 5頁】 点検におきましては、全ての小・中学校で点検を行いました。その結果、樹木診断が必要となる学校につきましては、小学校では7校、樹木の数としては21本、中学校では6校の31本、ちなみに、幼稚園では2園の7本の樹木診断を行います。  以上です。 28 ◯福森真司座長【 5頁】 石川分科員。 29 ◯石川潤分科員【 6頁】 今、幼稚園のほうでも2園ということで、2園、7本が該当になるということで、ありがとうございます。  南が丘の市道で街路樹が倒れたということですが、これは私も3月4日に、弘法山のほうで木が倒れて、車に被害があったということを質疑させていただきまして、枯れ木など、例えば、校庭で遊んでいて、樹木のそばを通っているときに、たまたま倒れてしまったら死亡事故につながる可能性もありますので、桜のほうは早期に、樹木医に見てもらうということで、お願いしたいと思います。  この質問については、以上になります。  次に、予算説明書のほうの183ページになります。010の004、幼稚園の安全確保対策事業費について、お伺いします。  令和5年度の予算がゼロ円ということで、令和6年度に予算がつくことになりました。令和5年度がゼロということは、何も事業をやっていなかったということで私、ぱっと見で理解をするのですけれども、今まで何もやっていなかったのかどうかということを教えてください。 30 ◯福森真司座長【 6頁】 教育総務課長。 31 ◯教育総務課長【 6頁】 幼稚園の安全確保対策事業費につきましては、これまで何もやっていなかったということではなく、これまでも防犯カメラの設置ですとか、教職員用の防災ヘルメットの購入など、小・中学校と同様に安全確保対策を行ってまいりましたけれども、それらについて、令和5年度は経費を要するものがなかったため、予算計上を行わなかったものでございます。  また、新年度につきましては、先ほどの小・中学校と同様に、桜の樹木医による診断や新たな防犯カメラの設置を行うため、安全確保対策事業費を計上したものでございます。  以上です。 32 ◯福森真司座長【 6頁】 石川分科員。 33 ◯石川潤分科員【 6頁】 どうもありがとうございます。何もやっていなかったというよりも、今までもやってきていたのですけれども、令和5年度は経費を要するものがなかったということでよろしいですかね。  令和6年度については、先ほども言いましたが、桜の樹木医が対象になり、2園で7本ということで、桜のほうも樹木医に委託費ということで理解できました。こちらも、幼稚園生は特に、同じく倒木等があったときには、やっぱり幼稚園生のほうが体の大きさもありますので、深刻な状況になる可能性が高いと思いますので、こちらは同時にやっていただければと思います。  こちらの質問は、以上になります。  次に、もう1点お願いします。予算説明書189ページの公民館営繕工事費について、お伺いいたします。  今年度の予算が4,086万円ということで、令和5年度の予算額は2億6,805万円とついておりまして、比較しますと、こちらは85%も減額になっております。主な理由についてお伺いいたします。 34 ◯福森真司座長【 7頁】 生涯学習課長。 35 ◯生涯学習課長【 7頁】 公民館営繕工事費の減額の理由でございます。  令和5年度は、カーボンニュートラル対策としての公民館照明のLED工事と、あと令和元年度から実施してまいりました公民館の和式便座、また、洗浄機能のない便座を暖房付温水洗浄便座に改修するトイレ改修工事が完了したことによるものでございます。  以上です。 36 ◯福森真司座長【 7頁】 石川分科員。 37 ◯石川潤分科員【 7頁】 今、トイレの問題が出ましたけれども、そのほか、今年度の予算資料を見させていただきますと、自家発電設備とか屋上防水工事等が入っております。本町については、トイレの小便器の改修工事というものも入っております。あと堀川のほうでは、多目的ホールの電動ブラインドの更新工事ということも入っております。  まず、東公民館については、屋上防水工事の費用も入っているみたいなのですけれども、それについて何か理由があったかどうか、教えてください。 38 ◯福森真司座長【 7頁】 生涯学習課長。 39 ◯生涯学習課長【 7頁】 東公民館の屋上防水工事でございますが、こちらは360万円ということで計上しております。  公民館の施設に関しては、公民館の施設の更新計画に基づきまして、順次、改修を進めておりますので、それに基づきまして、屋上防水工事を実施するような形で予算計上をしております。  以上です。 40 ◯福森真司座長【 7頁】 石川分科員。 41 ◯石川潤分科員【 7頁】 今のことでは、更新計画ということで伺いました。特に、何か屋根の損傷とか、漏水があったわけではないですか。 42 ◯福森真司座長【 7頁】 生涯学習課長。
    43 ◯生涯学習課長【 7頁】 実際に現場を確認しましたら、公民館の事務室がございますが、その辺りで少し雨漏りが生じていたような状況は報告を受けております。  以上です。 44 ◯福森真司座長【 7頁】 石川分科員。 45 ◯石川潤分科員【 7頁】 では、これは雨漏りがあったということで、これも予算計上をしたということで、理解してよろしいですね。  次に、本町公民館についてですけれども、先ほど和式便座の暖房付温水洗浄便座への改修工事が完了したということで、お伺いしました。今度、本町公民館のトイレの小便器の改修工事が計上されていますけれども、こちらは何かの理由があるのでしょうか。 46 ◯福森真司座長【 8頁】 生涯学習課長。 47 ◯生涯学習課長【 8頁】 本町公民館の小便器の工事の関係ですが、実は、本町公民館については、トイレの改修工事を令和4年度に実施しております。小便器に関しては、今回、小便器についているセンサーの一部故障がございまして、流れにくい状態になっている便器があるという状況でございます。  令和4年度にトイレの改修工事を本町公民館で行った際には、センサー故障はしておりませんでしたが、今年度に入りまして、センサーの具合が悪い小便器があるという報告を受けまして、新年度に修繕の予算を計上したものでございます。  以上です。 48 ◯福森真司座長【 8頁】 石川分科員。 49 ◯石川潤分科員【 8頁】 御答弁ありがとうございます。  こちらのほうも、トイレ改修は計画の一部なのでしょうけれども、センサーが故障したため、計上したということで、理解できました。  次に、堀川公民館について、多目的ホールの電動ブラインドの更新工事も計上されていますけれども、こちらも電動ブラインドは更新年度に当たっているのでしょうか。お願いします。 50 ◯福森真司座長【 8頁】 生涯学習課長。 51 ◯生涯学習課長【 8頁】 更新年度ということではないのですが、堀川公民館はかなり利用件数が多い公民館でございます。利用されている中で、今回、多目的ホールの電動ブラインドの調子が悪いということもございまして、ここで更新するような予算を計上しております。一応306万円ということで計上しております。  以上です。 52 ◯福森真司座長【 8頁】 石川分科員。 53 ◯石川潤分科員【 8頁】 ありがとうございます。一応こちらも、簡単には故障の一環ということでよろしいでしょうか。分かりました。理解できました。  公民館営繕工事費については、大まかなことで理解できましたので、いろいろありがとうございます。  公民館は皆さんが多目的で利用しますので、これからも快く使えるように、更新計画に合わせて随時、工事を進めて、もっと快適に利用できるように、誰もが公民館を利用してよかったと言えるようになっていただければ、利用促進にもつながると思いますので、これからも計画的に工事のほうをお願いしたいと思います。  以上で、教育費についての私の質問は終わりにします。どうもありがとうございました。 54 ◯福森真司座長【 9頁】 これで、石川潤分科員の質疑を終わります。  桑原昌之分科員。 55 ◯桑原昌之分科員【 9頁】 おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、教育に関わるところをお願いいたします。  まず、予算説明書171ページ、みらいの学び舎づくり推進事業費について、お尋ねいたします。  この事業では、地域や学校関係者との協議のための指針を策定するということです。予算額が854万6,000円ということで、ちょっと高い。どういうものなのかということで、分かりませんでしたので、まず、予算の内容についてお伺いいたします。 56 ◯福森真司座長【 9頁】 教育総務課長。 57 ◯教育総務課長【 9頁】 予算額854万6,000円のうち、そのほとんどが地域との協議を進めていく上で必要な技術的な支援を受けるためのコンサルの委託料となっております。  そのほかは、広報はだの特集号に係る経費、また、事務用の消耗品となっております。  以上です。 58 ◯福森真司座長【 9頁】 桑原分科員。 59 ◯桑原昌之分科員【 9頁】 ありがとうございます。  委託業務ということですけれども、その業務の内容の詳細について教えてください。 60 ◯福森真司座長【 9頁】 教育総務課長。 61 ◯教育総務課長【 9頁】 委託業務におきましては、今後の学校づくりに向けて、教室の配置や施設規模、また、土地の活用方法や建築の諸条件の整理など、学校の建て替えに当たり、どういった空間づくり、施設づくりができるかという部分の技術的支援を中心に委託したいと考えております。  また、今後の協議において、具体的にどのような施設になるのかという点について、地域の方々がイメージできる将来の学び舎が可視化できるような、そういったものを提示できるようなパーツですとか、廊下などの作成も委託内容として予定をしております。  以上です。 62 ◯福森真司座長【 9頁】 桑原分科員。 63 ◯桑原昌之分科員【 9頁】 この業者を選定するに当たっての今後のスケジュール、内容はプロポーザルにするとかということがもし、決まっていましたら、教えてください。 64 ◯福森真司座長【 9頁】 教育総務課長。 65 ◯教育総務課長【 9頁】 現在、プロポーザルがいいのか、入札がいいのかというところについて検討しておりまして、新年度の早い段階に、業者を選ぶような選定をしていきたいと思っております。  以上です。 66 ◯福森真司座長【 9頁】 桑原分科員。 67 ◯桑原昌之分科員【10頁】 ありがとうございます。  コンサル業務は、いろいろ全庁的にお願いしているところがあると思うのですけれども、いろんなコンサル業者がいます。本当によく見ていただいて、選定していただけるとありがたいと思っています。  特に、学校関係は、他府県でもいろんなところのコンサル業者が入っていますけれども、デザインから建築まで非常に多岐にわたるものなので、慎重に選んでいただきたいと思っております。  次の質問に移ります。  予算説明書171ページになります。地域学校協働活動推進事業費について、伺います。  これについては、寺子屋事業の運営方法と利用児童・生徒数について、詳細を教えていただきたいと思います。 68 ◯福森真司座長【10頁】 教育指導課長。 69 ◯教育指導課長【10頁】 私からは、地域学校協働活動推進事業費について、お答えいたします。  地域に根差した寺子屋方式による放課後学習支援教室として、学校、公民館などの公共施設を利用した学習支援をしておりまして、学習支援につきましては、市で雇用している会計年度任用職員や教員OB、教育の仕事に従事した方に謝礼金を支払い、運営しております。  また、利用児童・生徒数につきましては、小学生参加登録者数は98人、中学生は37人となっております。  小学生を対象とする自学自習型教室、中学生を対象とするグループ別学習教室の小・中学生合計は135人で、個別支援型学習支援教室参加者対象登録者数は39人になります。  したがって、小学生を対象とする自学自習型教室、中学生を対象とするグループ別学習教室と個別支援型学習支援教室参加者対象登録者数の総合計は、174人となっております。  以上です。 70 ◯福森真司座長【10頁】 桑原分科員。 71 ◯桑原昌之分科員【10頁】 ありがとうございます。  放課後の子供たちの学習については、塾に行ける子と行けない子、いろんなことでこれから経済格差とかもあるので、ぜひ充実していただきたいと思っております。  同じように、学校を利用したものとして地域学校協働活動というものは、これからどのようにしていくのか。研究内容について、特に、コミュニティ・スクールとの関連についてお尋ねします。 72 ◯福森真司座長【10頁】 教育指導課長。 73 ◯教育指導課長【10頁】 地域学校協働活動の在り方の研究内容について、コミュニティ・スクールとの関連について、お答えいたします。  本市では、学校運営協議会制度の発足前から、地域と協働した学校支援の枠組みとして、子どもを育む懇談会事業を行ってきました。  その後、国のほうでは、学校の運営方針などに意見を行う学校のガバナンス機能である学校運営協議会制度と、御質問いただいた、学校への人的支援を行う地域学校協働活動の関係が整理され、本市においても、整理・統合していく考えで研究を行っております。  また、寺子屋事業については、地域学校協働活動の1つとして、持続可能な運営につなげてまいりたいと考えております。  以上です。 74 ◯福森真司座長【11頁】 桑原分科員。 75 ◯桑原昌之分科員【11頁】 ありがとうございます。  コミュニティ・スクールについても全市的に拡張していって、いろいろやっていくと思いますので、ぜひ連携をしていただいて、予算も上手に配分していただいて、今後、進めていただきたいと思います。  次に、移ります。  予算説明書175ページと179ページ、小・中学校にまたがりますが、ICT環境整備事業費について、お尋ねしたいと思っております。  予算資料の事業概要の中に、「新校務支援システムを最大限に活用し、教育の質の向上及び教職員の負担軽減に資する学校のデジタル化を推進する。」とあります。  まず、この新校務システムに関する令和6年度の予算額の詳細を、もう一度お願いしたいと思います。 76 ◯福森真司座長【11頁】 学校教育課長。 77 ◯学校教育課長【11頁】 新校務支援システムに関します令和6年度の予算について、お答えいたします。  校務支援システムは、学校ネットワークシステムとして、教職員が公務を行う上で必要な各種のサーバーやネットワーク機器などと一体的に調達をしておりまして、これらの機器のリース期間満了に合わせまして、今年度、全面的な見直しを行っております。  システムの更新作業自体は、令和5年度予算で実施をしておりまして、令和6年度予算では、学校ネットワークシステム全体の運用経費としまして、小学校ICT環境整備事業費で約3,042万円、中学校ICT環境整備事業費で約2,106万円、合計で約5,148万円を計上しております。そのうち校務支援システムに関する費用は、1,227万円となっております。  以上となります。 78 ◯福森真司座長【11頁】 桑原分科員。 79 ◯桑原昌之分科員【11頁】 私もこの業務を担当したことがありますので、非常に多額な予算がかかることは分かっているのですけれども、大きな予算額ですので、システムを利用するに当たっては、ただ導入しておしまいではなくて、しっかりと活用をしていかなければいけないわけですが、どのようにこれから学校の課題を解決して、教職員の負担が軽減されていくのかということ、そこも考えていただきたいと思っています。  今回のシステムの見直しに当たって、どのような検討を行って、この予算になってきたのかということをお伺いします。 80 ◯福森真司座長【12頁】 学校教育課長。 81 ◯学校教育課長【12頁】 今回のシステムの更新に当たりましては、GIGAスクール構想による学校のICT環境の変化や、現行システムを利用する中で学校が抱えている課題などに対応することを念頭としまして、取組を進めてまいりました。  そのため、令和4年4月に、次期システムの検討委員会を立ち上げまして、学校からは、小・中学校の校長先生の代表に参加いただくとともに、作業部会としまして、小・中学校の教頭先生、教務主任、養護教諭などの代表者に参加をいただきまして、学校における課題の整理や次期システムで実現を目指す基本的な考え方について、検討をしてきたところです。  また、並行して、最新の校務支援システムの機能を確認するために、事業者の協力を得ながら、複数の校務支援システムについてデモンストレーションを実施しまして、実際に学校で利用している教職員にも参加をしていただきながら、次期システムで導入する機能について検討をしてまいりました。  このような検討経過を踏まえまして、令和5年3月から4月にかけて、次期システムを選定するための公募型プロポーザルを実施し、その選定委員会には、教育委員会の職員のほか、小・中学校の校長先生の代表者にも参加をしていただいております。  また、プロポーザルのプレゼンテーション審査でのデモンストレーションにおきましては、実際にシステムを利用する教職員の代表者にも確認いただきながら、本市が必要とするシステムを選定いたしました。  導入するシステムが決定した後には、令和6年度からの本格稼働に向けて、全ての学校で安全かつ効果的に活用することを目的として、令和5年7月に、教育部長をリーダーとする秦野市学校DX推進会議を設置するとともに、その下部組織として、校務デジタル化検討プロジェクトチームと校務支援システム活用検討ワーキンググループを立ち上げております。  各会議体には、教育委員会職員のほか、DX推進会議には、小・中学校の校長の代表、プロジェクトチームには教頭の代表、ワーキンググループには全ての小・中学校からそれぞれ代表となる職員と養護教諭など、総勢65人の教職員に参加をいただきまして、システムの効果的な利用方法などについて、協議を重ねてまいりました。  このような検討の経過を踏まえまして、本年4月からシステムを本格稼働し、校務のデジタル化を推進したいと考えております。  以上です。 82 ◯福森真司座長【13頁】 桑原分科員。 83 ◯桑原昌之分科員【13頁】 ありがとうございます。  これほど細かく聞き取りをしていただいて、現場の声を反映してやっていただくということは、なかなか珍しいのではないかと思っていますので、引き続き、運用をしてからもしっかりと現場の声を聞きながら、細かな、かゆいところに手が届く、機能改善などに努めていただきたいと思っております。  1点、データは今度、だんだんクラウド化していくということで大丈夫でしょうか。 84 ◯福森真司座長【13頁】 学校教育課長。 85 ◯学校教育課長【13頁】 新校務支援システムにつきましては、クラウドで運用していきます。  以上です。 86 ◯福森真司座長【13頁】 桑原分科員。
    87 ◯桑原昌之分科員【13頁】 ありがとうございます。  今まで学校の中にサーバーがあったりとか、先生たちが大変な思いをしたり、停電したりして、それがクラウド化していくということは、とてもいいことだと思っていますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。  次に、移ります。予算説明書179ページです。小学校施設改修事業費のうち、東小学校体育館ボルダリング設置委託ということで、ボルダリングの設置が東小学校に行われるということですが、経緯について伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 88 ◯福森真司座長【13頁】 教育総務課長。 89 ◯教育総務課長【13頁】 東小学校につきましては、昨年、開校150周年を迎えまして、学校では150周年事業計画準備委員会を立ち上げまして、地域の方々と事業内容を検討する中で、地域との絆を深める事業として、体育の授業のみならず、体のバランス能力や思考能力を育むことができるボルダリングウォールの設置が検討されたものでございます。  なお、設置に係る財源につきましては、東財産区からの繰入金を充当するものとし、一般財源の負担はございません。  以上です。 90 ◯福森真司座長【13頁】 桑原分科員。 91 ◯桑原昌之分科員【13頁】 ありがとうございます。  150周年記念を迎える学校がぽんぽん出てきて、御意見を聞いていただいた上でということですので、いいなと思いつつ、本当に学校の体育館の壁は大丈夫かなという気もしていますので、強度も確認していただきながら、つけていただきたいと思っています。  県立秦野戸川公園にもクライミングパークがありますので、当然、ボルダリング、ボルダーについては、どんどん身近になっていくのかと思いますけれども、ふと思ったのは、例えば、北小学校ですとか、もうちょっと近いところで、ほかの学校から設置要望などが出てくるのではないかと思うのですが、他校への展開等は考えていますでしょうか。 92 ◯福森真司座長【14頁】 教育総務課長。 93 ◯教育総務課長【14頁】 今回の設置は、記念事業としての地域からの発案によるものでありますし、また、設置自体もこれからというところでございますので、現時点で、他校からの具体的な設置要望はありません。  また、過去に、他校でボルダリングウォールの設置要望を確認した経緯がございますけれども、その際にも積極的な設置要望はありませんでしたので、現時点では、他校への展開を検討する段階にはないと、このように考えてございます。 94 ◯福森真司座長【14頁】 桑原分科員。 95 ◯桑原昌之分科員【14頁】 ありがとうございます。  ボルダリングに限らず、学校現場からこんなものが欲しいと言われたときには、ぜひ一旦聞いていただいて、学校は本当にボールもなかなか買えないとか、いろんなことがございますので、何とかなるものは、よろしくお願いしたいと思います。  同じ項目ですが、予算要求書の事業概要の中に、アスベスト分析調査委託とありました。ちょっと気になっています。アスベスト対策というものは、大分前に学校のほうで調査をして、済んでいると認識をしていますが、この調査は一体なぜ行われるのか、伺います。お願いします。 96 ◯福森真司座長【14頁】 教育総務課長。 97 ◯教育総務課長【14頁】 新年度、小学校におきましては、渋沢小学校の渡り廊下の屋上防水工事をはじめとして、合計で5件の工事を予定しております。このうち4件につきましては、工事の中で、壁の補修や壁に穴を開けたりする工程が発生いたします。このことに伴いまして、大気汚染防止法の改正により義務化されました有資格者によるアスベスト調査を事前に行う必要があることから、各工事の執行に当たって調査を実施するものでございます。  以上です。 98 ◯福森真司座長【14頁】 桑原分科員。 99 ◯桑原昌之分科員【14頁】 ありがとうございます。  恐らくこれから校舎も建ってから50年と経過をしていく中で、いろいろなところで、今まで何とかやっていたけれども、何か危険なものなどが出てくる可能性もありますので、ぜひ調査等もしていただいて、今後も学校の施設維持に努めていただきたいと思います。ありがとうございます。  では、次に移ります。  予算説明書の187ページです。公民館維持管理費のところでお願いしたいと思っています。  公民館のデジタル推進対策として、各部屋で公衆無線LAN、いわゆるフリーWi-Fiが利用できる環境を整備するということで、よかったと思っているところなのですが、現状と今後の整備状況について、少し教えてください。お願いいたします。 100 ◯福森真司座長【15頁】 生涯学習課長。 101 ◯生涯学習課長【15頁】 現在、公民館における公衆無線LANについてでございますが、事務室の中にアクセスポイントを設置しており、事務室を中心にホールなどで利用できるようになっております。  しかし、各部屋において利用できないため、今年度、本町、堀川、北、大根の4つの公民館に、持ち運びが可能なWi-Fiを導入しまして、利用者に貸し出す形態を現在とっているところです。  令和6年度予算では、残りの7つの公民館に持ち運び可能なWi-Fiを導入する予定でございます。  以上です。 102 ◯福森真司座長【15頁】 桑原分科員。 103 ◯桑原昌之分科員【15頁】 ありがとうございます。  聞いたら、ソフトバンクのWi-Fiルーターを事務室に行って借りて、そこから各部屋に持っていけるので、一応全ての部屋で使えますという話だけれども、本来だったらば、全館きちっと、普通に入ったらそのまま使えるというほうがうれしいと思いつつ、これからWi-Fiがいつでもどこでも使えるようになれば、公民館も本当に一定の団体の人たちだけではなくて、いろんな人たちが入って使えるようになると思うのですけれども、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 104 ◯福森真司座長【15頁】 生涯学習課長。 105 ◯生涯学習課長【15頁】 桑原分科員おっしゃるとおり、例えば、商業施設やカフェなどのように、公民館の各部屋でもWi-Fiが利用できれば、利用者の増加や利便性の向上などにつながるような形だと考えておりますが、配線やアクセスポイント設置などの工事費、また、アクセスポイント使用料等の費用が当然、発生することから、公民館のWi-Fi整備については、デジタル推進課をはじめ、関係各課とも情報共有をして、また、連携しながら、セキュリティー対策等もございますので、安全で安心して利用できる環境整備については、検討を進めてまいりたいと考えているところです。  以上です。 106 ◯福森真司座長【15頁】 桑原分科員。 107 ◯桑原昌之分科員【15頁】 ありがとうございます。  恐らくインターネット環境とか、Wi-Fiとか、こういうネットワーク環境については、各部とか各課だけで考えると、工事費がすごく高くなってしまいますけれども、ほかのところと一斉にやると、ぐっと下がるなどということもあると思いますので、次期の更新時期などをよく見ていただいて、例えば、前倒しでやるとか、うまくやって、財政的にも優しい、一気にやれば安いみたいなことは絶対あるはずなので、お願いしたいと思っています。  特に、このWi-Fi環境については、次の図書館のこともそうなのですけれども、やはり子供たちが今、タブレット端末を1人1台持っているわけですよね。それをお家に持って帰って使うときにWi-Fi環境があれば、学びもできるし、調べることもいろいろできますので、ぜひうまくやっていただきたいと思います。  恐らくこういうものについては、国がデジタル化を推進しようとしているところがあると思いますので、補助金やら交付金やら、いろんなメニューがあると思いますので、皆さんでぜひめっぱっていただいて、探していただいて、うまく持ってきていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。  それでは、次に移ります。  予算説明書189ページになります。図書館資料等購入経費について、お願いいたします。  近年、図書館の充実を図る市町村が非常に増えているという認識でおります。この辺りでも、海老名市の中央図書館ですとか、大和市の図書館ですとか、わざわざ秦野の子たちが向こうまで行って、利用して、1日勉強してくるなどということもあります。図書館の充実というのは非常に大事だと思うのですけれども、この図書館資料の購入に当たって、まず、学校との連携についてお聞きしたいと思っております。  図書館において本を購入していただく際に、当然、子供たちのコーナーもあるわけですが、学校へ子供たちからのニーズを踏まえた本の選書などを行っていただいているのか否か、お答えいただきたいと思います。 108 ◯福森真司座長【16頁】 図書館長。 109 ◯図書館長【16頁】 図書館では、今後の図書館の在り方や取組についてまとめた秦野市立図書館基本計画におきまして、5つの基本方針を定めております。そのうちの1つに、子ども読書活動の推進を挙げ、読書活動等推進への支援と学校教育機関等との連携を重点項目に位置づけております。  現在、実施している学校と連携した図書館サービスとしましては、1回当たり300冊、6か月を上限に本を貸し出す団体貸出サービスや、図書館見学、職業体験などの受入れを行っております。  図書館で購入する本の選定に関して、現状では学校から要望等があって購入したような事例はありませんが、図書館司書が資料収集基準や市場の動向、図書館で所蔵している本のジャンルのバランスなどを総合的に考慮しながら、子供の読書推進が図れるような点も念頭に置いて、本の選定を行っております。  以上です。 110 ◯福森真司座長【17頁】 桑原分科員。 111 ◯桑原昌之分科員【17頁】 ありがとうございます。  実は、図書館の皆さんは、学校から、例えば、こんな学習をしたいと、落花生を調べたいと言ったら、落花生に関わる本を50冊とか30冊とか多分、規定があると思うのですけれども、配架といって学校に届けてくれるサービスをしてくださっていると思うのですね。そういう際にもうまく使えるように、学校とうまく連携をすれば、図書は子供たちにとっても非常に有益だと思っています。  というのは、学校についている予算の中で、図書は今年は幾らまでですよと言われて、先生たちがどれがいいですかと言われて、みんなでいっぱい探して、これをお願いしますと言って、何とかやるのだけれども、やっぱり図書室の本は古いままのことがほとんどなのですよね。なかなか新しくならない、学校図書室。なので、図書館とうまく連携してもらうことで、そこで子供たちの読書推進にもつながるのではないかと思いますので、ぜひ連携をとっていただきたいと思っております。  それにも関わることではあるのですが、電子図書館運営経費というものがございます。同じ189ページです。令和4年10月から運用開始した電子図書館というものがあるようですが、学校での電子図書館の運用については、どのような取組になっていますでしょうか。よろしくお願いします。 112 ◯福森真司座長【17頁】 図書館長。 113 ◯図書館長【17頁】 令和4年10月に導入いたしました電子書籍サービスですが、教育部及び学校現場と協働しまして、昨年の9月から読書活動推進校である小学校5校、中学校2校の計7校の全ての児童・生徒、並びに、教職員へGIGAスクールによって貸与されているタブレット端末を用いて読書を行えるよう、電子図書館のアカウント、IDとパスワードになりますが、これを一括で配付し、利用できる取組を開始しております。  令和6年度以降においても、この対象校を拡大していきたいという方向性もありますので、電子図書館を利用できるよう環境の整備を図るとともに、さらに、多くの児童・生徒の利用が見込まれることから、同時に、複数の児童・生徒がアクセスすることができる電子書籍がパッケージになっている読み放題パックを追加で導入するなどしまして、児童・生徒の読書活動の推進に寄与していきたいと考えております。  以上です。 114 ◯福森真司座長【17頁】 桑原分科員。 115 ◯桑原昌之分科員【17頁】 ありがとうございます。  本に関しては、版権の問題ですとか、いろいろある中で、読み放題パックとか、追加で購入するなどしてということで、ありがたいと思っています。  何せ1人1台高額な予算をつけて買っていただいているものです。これは1人当たり4万5,000円とかなのですね。これについては、もう4万5,000円どころではない価値が生まれるのがこのタブレット端末です。なので、ぜひ図書の充実も図っていただきたいと思っています。  以上で終わります。 116 ◯福森真司座長【18頁】 これで、桑原昌之分科員の質疑を終わります。  暫時休憩します。               午前 9時51分 休憩              ─────────────               午前 9時53分 再開 117 ◯福森真司座長【18頁】 再開します。  中村知也分科員。 118 ◯中村知也分科員【18頁】 予算説明書175ページ、179ページにある、小・中学校ICT環境整備事業費について、お伺いいたします。  予算資料では38ページとなるのですが、この予算資料の事業概要には、「『GIGAスクール構想』により整備した学習用端末及び校内ネットワークの維持管理を行う。」という内容と、「新校務支援システムを最大限に活用し、教育の質の向上及び教職員の負担軽減に資する学校のデジタル化を推進する。」といった記載があります。  この事業費では、小・中学校のICT関係の費用を対象にしていると思われますが、具体的にその内容はどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。 119 ◯福森真司座長【18頁】 学校教育課長。 120 ◯学校教育課長【18頁】 小・中学校ICT環境整備事業費につきましては、小・中学校での児童・生徒の学習に必要なGIGAスクール関係の費用と、教職員の校務に必要なICT環境の両方を対象としておりまして、主にハード面での環境整備に関する予算を計上しております。  その小・中学校を合算した内訳といたしましては、まず、児童・生徒の学習に係るGIGAスクール関係の経費としまして、学習用端末及び校内無線ネットワークの保守委託費用として約4,336万円、学習支援ソフトの利用料としまして約1,012万円、学習用端末の修繕、代替機の購入費用として約526万円、通信費用として約224万円、授業用大型モニターの購入費用として約194万円を計上しております。  また、教職員の公務用のICT環境に係る費用でございますけれども、学校ネットワークシステムの使用料及び関係経費としまして約5,789万円、校務用パソコン等のリース費用やウイルス対策費用、通信費用として約3,530万円を計上しております。  このほかに、各学校へ配当しますICT関係の消耗品費としまして約317万円も計上しているところです。  以上となります。 121 ◯福森真司座長【18頁】 中村分科員。 122 ◯中村知也分科員【19頁】 御答弁ありがとうございます。  児童・生徒のタブレット端末の利用に関する費用や教職員の事務処理に必要なパソコン関係の費用など、大変多岐にわたる分野で、大きな費用がICT環境について整備されていることが分かりました。  このように、システムを調達する上で、本当に必要なシステムを適正な価格で導入しているのか。事業者の言うままで、無駄な費用をかけていないのかといったことが危惧されます。  そこで、続けて伺いますが、教育委員会では、このようなシステムを調達するに当たり、専門的な知識を必要とする判断に対して、どのような形で妥当性を確保しているのか、お伺いいたします。 123 ◯福森真司座長【19頁】 学校教育課長。 124 ◯学校教育課長【19頁】 今年度実施しております校務支援システムを含む学校ネットワークシステムの更新作業におきましては、令和4年8月に、情報提供依頼、RFIといった手法によりまして、知見を有する事業者に対して広く情報を募りまして、各社のシステムが持つ機能や価格について比較・検討を行っております。  また、導入済みの先行自治体の事例を調査するとともに、システムの仕様について専門家のアドバイスをいただくなど、最適なシステム構成と適正価格の把握に努めてまいりました。  実際の調達に当たりましては、公募型プロポーザル方式による事業者選定を行っておりますけれども、機能の有無に加えまして、価格についても評価の対象となっていることから、調達価格の適正化が図られていると考えております。  一方で、事業者との各種の折衝の中では、システム関係の専門知識の必要性について、ある程度課題であるとは考えております。特に職員の異動などにより、専門性のレベルが低下することは防止する必要があると考えますが、そのために、日常の業務から複数の職員で対応することにより、知識を継承するとともに、デジタル推進課とも連携しながら、ICTに関する専門性の確保に努めているところです。  以上となります。 125 ◯福森真司座長【19頁】 中村分科員。 126 ◯中村知也分科員【19頁】 ありがとうございます。  御答弁いただきましたように、システムやICT機器を調達するには、一定レベルの専門知識が必要になることと思います。進歩の著しいICT分野で専門性を維持することは、大変困難なことだと思いますが、各方面の情報を収集し、引き続き、適正なシステムの調達に努めていただきたいと思います。  また、学校のICT環境の整備にどのような経費がどの程度発生しているのかを知ることができました。この予算規模が大きいのか小さいのかは、判断の分かれるところだと思いますが、導入をするからには、最大限に活用して、少しでも教職員の負担軽減につなげていただくことと、児童の教育に優位に働くことを要望して、この質問は終わりにいたします。  続けて、予算説明書173ページ、160、予算資料では36ページになりますが、学力向上推進事業費について、お伺いいたします。  事業費1,213万3,000円のうち、57万1,000円と表記の早寝早起き朝ごはん推進校事業費補助金というものがありましたが、こちらの事業の取組について内容はどのようか、お伺いいたします。  教育指導課長。
    127 ◯教育指導課長【20頁】 私からは、学力向上推進事業費、早寝早起き朝ごはんについて、お答えいたします。  本市では、秦野市教育振興基本計画において、基本方針1に、新たな学びを推進し、子供たちの生きる力を育むことを掲げ、施策内容の1-2では、健やかな体の育成を図ることとして、はだの元気っ子プランの推進を図っているところでございます。  具体的には、令和2年度より、独立行政法人国立青少年教育振興機構より委託を受けまして、子供たちの望ましい生活習慣の定着を目的に事業展開を行っており、これまで北中学校区や西中学校区をモデル地区としてまいりました。推進校には、運動遊び指導専門の外部講師を招いて、園児に指導いただいたほか、大学より有識者を講師に招いた子供の発達と生活リズムに関する講演会などを開催し、意識向上も図っております。  こうした取組は、市内で成果を共有しておりまして、令和5年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査では、小学校男女において、調査開始以来初めて神奈川県の平均を超えるなど、成果が出始めております。  以上です。 128 ◯福森真司座長【20頁】 中村分科員。 129 ◯中村知也分科員【20頁】 ありがとうございます。  御答弁により、独立行政法人国立青少年教育振興機構より委託を受けた事業で、目的は、子供たちの望ましい生活習慣の定着にあると理解をいたしました。  また、令和5年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査においては、県の平均を超える成果も出ているということでした。これは、県の平均を超えるということで、喜んでいいのかどうなのかということもありますが、令和6年度の事業展開はどのようになりますでしょうか。 130 ◯福森真司座長【20頁】 教育指導課長。 131 ◯教育指導課長【20頁】 早寝早起き朝ごはんの令和6年度の事業展開について、お答えいたします。  令和6年度につきましては、令和5年度からの取組を園小中連携の学びの連続性を視野に入れまして、西中学校区をモデル地区として、質のよい睡眠に着目した取組を進めるとともに、西中学校では、継続してICT機器と上手に付き合うための手法について研究を進めていくことを計画しております。  また、北中学校区では、幼小が連携して、運動習慣の定着等、体力の向上に向けた事業を重点的に展開し、公私園種を問わず、市内全ての園児教育、保育施設で共有するとともに、その成果を市内の小・中学校で共有していきたいと考えております。  以上です。 132 ◯福森真司座長【21頁】 中村分科員。 133 ◯中村知也分科員【21頁】 ありがとうございます。  令和6年度は、西中学校区をモデル地区とし、質のよい睡眠やICT機器と上手に付き合うための手法についての研究を進めていくということでした。質のよい睡眠は、子供の成長や健康にとって重要なものと考えます。また、ICT機器と上手に付き合うための手法について研究を進めていくとのことでした。  一般質問でも今回、ICT機器だとか、リテラシーということで質問をさせていただきますが、ICT機器は生活を豊かにする便利な道具でありながらも、使い方を誤れば、他人や使い手自身を滅ぼしてしまうような危険性のあるものであると私は考えます。  昨今では、様々な機器が人々の日常に溶け込み、意識をさせずにお手軽に使える反面、使い手には高い倫理感や知性が求められていると考えます。非常に重要な研究課題と思いますので、真剣な取組としていただきたいです。  今後も、望ましい生活習慣の促進や健やかな児童の育成と研究に注力していただくことをお願いいたしまして、この質問を終わりにいたします。 134 ◯福森真司座長【21頁】 これで、中村知也分科員の質疑を終わります。  川口薫分科員。 135 ◯川口薫分科員【21頁】 よろしくお願いします。  それでは、予算説明書の171ページ、みらいの学び舎づくり推進事業費ということで、本事業は、学校施設等一体化研究事業費という名称から変更したと伺っているのですけれども、まずは、その内容を含めて、どういう状況で変更になったか、お伺いいたします。 136 ◯福森真司座長【21頁】 教育総務課長。 137 ◯教育総務課長【21頁】 本事業につきましては、幼小中一貫教育の推進を踏まえ、今後の学校施設の建て替えに向けて、中・長期の視点に立った研究として、平成28年度からの総合計画に教育施設の一体的整備の研究を位置づけ、事業化し、着手をしてきたものでございます。  これまでハード・ソフトの両面から研究を行ってまいりましたけれども、令和3年5月に策定された秦野市公共施設保全計画によりまして、建築物の構造体の耐用年数が示されたことを受け、建て替え時期のおおよその目安が立ったことから、これまでの研究段階から一歩進んだ事業の推進段階に入っていく姿勢を示すという意味で、事業の名称を改めることとしたものでございます。  以上です。 138 ◯福森真司座長【22頁】 川口分科員。 139 ◯川口薫分科員【22頁】 ありがとうございます。研究段階から事業の推進段階に入ったということだと思います。  将来の学校施設の整備に向けては、教育方針とか理念といったものに基づいて、目指す教育のために必要な環境とか機能とか、そういう具体的な施設整備の内容が決まると考えております。本市ならでは、秦野ならではの特色を踏まえたものにしてほしいと思っているのですが、その点はどのように考えていられますか。 140 ◯福森真司座長【22頁】 教育総務課長。 141 ◯教育総務課長【22頁】 本市では、育ちと学びの連続性を確保しながら、発達の段階に応じて一貫した教育を展開する園小中一貫教育を全市的な取組として推進してまいりました。  幼稚園及び小・中学校が隣接、または近接していることによる利点を生かし、各中学校区の環境特性や学校風土に応じた交流活動、また、体験活動を10年以上にわたって展開してきたことは、本市の教育の特色であり、成果の1つであると考えております。  今後、これらの成果を引き継ぎ、新たな学びのスタイルへの対応はもとより、地域とともにある学校としてさらに発展させていけるよう、園小中一貫教育の次のステージとしての義務教育学校の設置も視野に、施設の一体的整備の可能性についての検討を進め、将来の学び舎の具体化に取り組んでいきたいと、このように考えております。  以上です。 142 ◯福森真司座長【22頁】 川口分科員。 143 ◯川口薫分科員【22頁】 ありがとうございます。  園小中一貫教育ということは、学びの連続性と地域との関わりの連続性ということから、非常に大事なことかと思うし、秦野の特徴として、幼・小・中学校、小・中学校がかなり近いところにあるという、旧中学校区でいうと、ほぼ一緒にある。本町小学校と本町中学校は離れているという気はしますけれども、そういう状況の中では、近い状況にあるので、そういうところをしっかりと、これが秦野の地域特性なのかと思うので、その辺を踏まえた中で、理念的な秦野らしい教育方針に基づいて、この計画を進めてほしいと思っています。  この質問は終わります。  続きまして、中学校給食なのですけれども、予算説明書の181ページ、ちょっと飛ぶのですけれども、中学校給食調理経費というところでございます。  令和6年度予算額が4億5,580万8,000円ということですけれども、食料購入費の額はその中で幾らを見込んでいるのか。また、地場産系が多いというのですけれども、野菜の購入額は幾らでしょうか、お伺いいたします。 144 ◯福森真司座長【23頁】 学校教育課担当課長。 145 ◯学校教育課担当課長【23頁】 令和6年度は、生徒、教職員分などを含め、4,321人分で、約2億4,240万9,000円を計上しております。  また、中学校給食における令和4年度の野菜の購入額は約3,375万円で、食材購入費の全体の約14%でした。令和6年度は、令和4年度や令和5年度の購入状況も踏まえ、3,500万円ほどを野菜の購入費として見込んでおります。  以上です。 146 ◯福森真司座長【23頁】 川口分科員。 147 ◯川口薫分科員【23頁】 ありがとうございます。  中学校給食の開始に合わせて、秦野市農業協同組合と協定を結んで、地産地消を推進していると。それによって、地場産品の使用率が上がっていると思うのですけれども、令和4年度の例では、地場産率、どのくらい使ったのか。また、それに伴って、残食、食べ残しの量と率を教えていただきたい。 148 ◯福森真司座長【23頁】 学校教育課担当課長。 149 ◯学校教育課担当課長【23頁】 令和4年度の中学校給食における地場産率は、43.6%でした。これだけ高い地場産率を達成できたのは、生産者と直接作付調整などができる秦野市農業協同組合に関わっていただいたことが大きな要因であると考えております。  また、令和4年度の中学校給食の残食率は、特にコロナ禍による欠席者も多く、約15.5%でした。  以上です。 150 ◯福森真司座長【23頁】 川口分科員。 151 ◯川口薫分科員【23頁】 ありがとうございました。  前年度からすると、かなり多いという気はするのですけれども、これは調理する過程での話ですが、調理する野菜のうち、ジャガイモだったり、タマネギだったり、ニンジンだったり、購入するときの量そのものが足りなくて、規格のそろわないものを購入して使用するといった状況はあるのか。  そして、規格のまちまちなものは過去入ってきていると思うのですけれども、使用するときの工夫というものがあれば、教えてください。 152 ◯福森真司座長【23頁】 学校教育課担当課長。 153 ◯学校教育課担当課長【23頁】 中学校給食を立ち上げる際に、秦野市農業協同組合と調理運営会社であるハーベストネクスト株式会社と、調理しやすく、使用しやすい大きさなどを考慮しまして、野菜ごとにそれぞれ規格を定めております。基本的には、規格に基づき納入していただいておりますけれども、地場産ということもあり、1人の生産者で賄えない場合には、複数の生産者から購入するため、大きさが違うことがございます。  また、規定量がそろわない場合には、秦野市農業協同組合から事前に相談を受けまして、残りを市場や市外からの購入品で賄っております。  なお、規格外の野菜を使用する場合には、秦野市農業協同組合から事前に相談を受けまして、納入の割合を制限したり、調理食数の少ない日に使用するように工夫をしております。  このように、時間の制約のある給食調理業務においても、地場産の野菜を無駄なく使用する工夫を凝らして、調理業務を行っております。  以上です。 154 ◯福森真司座長【24頁】 川口分科員。 155 ◯川口薫分科員【24頁】 ぜひ無駄のないようにやっていただきたいと思っています。  総合計画では、令和7年度までに、小・中学校合わせて、地場産消費率を50%と位置づけているようで、先ほど令和4年度の中学校で地場産率は43.6%と伺いました。  確かに高い地場産率でありますが、現在、本市でも生産者の高齢化とか、担い手不足が問題視されている中で、中学校給食の規模で大量の野菜の規格に合わせて、安定的に生産、供給できる農家がどれほどいるかというのは、疑問に思うところです。  そのような中で、この地場産の消費の取組はどのように進めていくのか、改めてお伺いいたします。 156 ◯福森真司座長【24頁】 学校教育課担当課長。 157 ◯学校教育課担当課長【24頁】 中学校完全給食の開始に当たっては、地産地消の推進も大きな狙いとなっており、特に野菜の購入については、農業振興の観点からも、秦野市農業協同組合とも連携することで、先ほど答弁いたしました、高い地場産率となっております。  一方で、本市では、野菜以外の肉や魚に関しては、地場産品の活用が難しく、もう一つの狙いとしております地域経済の活性化につなげるため、できるだけ市内の商業者から購入するよう努めております。  今後も、地産地消の取組に加えて、地域の商業者からの調達を推進していきたいと考えております。  また、こうした取組は、市場価格に左右されにくく、食材の安定供給や生産者との顔の見える関係にもつながると考えております。先日も、秦野産の小麦の生産者とオンライン交流をしましたが、生徒がふるさと秦野の魅力を再発見するなど、食育の効果も大きかったということで、学校長からも高い評価をいただいております。  また、規格外の野菜を夏休みを利用して加工しておいて、2学期以降の献立に使用するなど、献立の開発にも努めており、有識者や保護者代表も委員を務める学校給食運営審議会でも高い評価をいただいております。  引き続き、市民総ぐるみの学校給食を推進してまいります。  以上です。 158 ◯福森真司座長【25頁】 川口分科員。 159 ◯川口薫分科員【25頁】 ありがとうございました。  まずは中学校給食がこうやって進んでいくということは、非常にいいことだと思うし、その中で地場産率が上がるということは、非常にいいことだと思うのですね。やはり食育という観点からしても、非常に大事なことだと思っているのですけれども、そこに裏腹なところが、規格外とか、4,300人以上の給食を賄うとなると、ジャガイモ1つについても、何個分のものを機械でやらなければならないとか、そういうこともあるので、その辺は、秦野市農業協同組合とか、地場産品の提供業者と調整の上、しっかりと対応してほしいと思っています。  例えば、調理において出る残渣というか、そういうものの減少も非常に大事なことだと思っているのです。そういう点でも大事だし、あと1個1個の、例えば処理する機械なども、秦野市内でも卵スライス器など、食品加工用のロボットを作っているような会社があって、それはかなりいろんな世界というか、アジア地域に機械を出しているという会社もあるので、そんなところも紹介をハーベストネクスト株式会社のほうにしていただければ、そういう手間も少しずつなくなるというか、時間的な状況も削減できるのかと思います。  いずれにしても、しっかりとおいしいものを提供していただくということが一番かと思うので、よろしくお願いいたします。  この質問は、以上で終わります。  次に、予算説明書の173ページ、地域部活動推進事業費について、お伺いいたします。  学校部活動の持続可能な在り方について興味を持たれている生徒や保護者、または、市民の方々も多いと思うのですけれども、地域移行の状況はどのようか、お伺いいたします。 160 ◯福森真司座長【25頁】 教育指導課長。 161 ◯教育指導課長【25頁】 私からは、地域部活動推進事業費について、お答えしていきたいと思います。  令和5年度は、当初の計画どおり、市内中学校部活動の33.6%で休日の地域移行が実施されました。特に、全国的に見ますと、奈良県では、県として2026年(令和8年)、教職員による休日の部活動を廃止する方針が示されましたけれども、神奈川県では、県央八市を見ましても、モデル校の開始が1市のみで、それ以外は検討段階という状況でございます。  こうした中、本市では、全国でも数少ない文化部の地域移行も進んでおりまして、南中学校に続き、西中学校、東中学校では、吹奏楽部でも実証事業を進めているところでございます。  以上です。 162 ◯福森真司座長【26頁】 川口分科員。 163 ◯川口薫分科員【26頁】 ありがとうございます。  神奈川県では、非常に校数的には少ないという状況であるようです。移行において、人材ということで指導者とかサポーター、また、施設ということで、体育館とかグラウンドとか、また、吹奏楽部だとステージということ、また、資金的には、予算の財源ということになろうかと思うのですけれども、その辺の状況はどのようですか。 164 ◯福森真司座長【26頁】 教育指導課長。 165 ◯教育指導課長【26頁】 人材、施設、資金についてというお尋ねですので、お答えいたします。  事業開始当初より、人材の確保は課題となっておりまして、現在も地域や大学、関係各所と連携しながら、人材確保に努めているところでございます。  一方で、人材確保という視点だけではなくて、人材の育成という視点でも取組を進めておりまして、民間のNPOや東海大学などとも連携をして、新たな部活動の支援策も検討中でございます。  次に、活動場所についてでございますけれども、本市では、学校部活動の地域移行に当たり、部活動のガイドラインに従って、可能な限り、学校の施設の有効活用を図ることとしておりまして、特に、学校からは報告を受けてございません。  3点目の財源確保も大きな課題でございますけれども、本市では、これまで部活動に関しましても、数多くの有償ボランティアの方々に御支援をいただいておりまして、現在は、こうした財源や国県の補助金も活用しながら対応しております。  また、東中学校では、コミュニティ・スクールの人的支援組織となる地域学校協働活動による支援での地域移行も進めておりまして、こうした財源も活用しながら、全ての活動を一気に進めるのではなく、段階的に移行するということで、様々な視点での懸念や混乱を避けながら対応していく方針でございます。  以上です。
    166 ◯福森真司座長【26頁】 川口分科員。 167 ◯川口薫分科員【26頁】 ありがとうございます。  もう少し聞きたいのですけれども、移行中という状況の中で、学校では今まで部活動の顧問の方がやられると思うのだけれども、そういう人が地域移行になったときに、地域のクラブ活動の中で、関わり方、兼務とか兼職というところに抵触してしまうのか、その辺のガイドラインといいますか、ちょっと前は、中学校の部活動をやっていました。午後6時以降は名称を変えて、同じことをやっているのだけれども、地域クラブみたいなことでやっているのですよと、色を変えたみたいな、そんな状況でやっていたのだけれども、この移行という状況の中では、その辺のガイドラインが出てこないといけないのかと思うのですね。  その辺は、どのような状況ですか。 168 ◯福森真司座長【27頁】 教育指導課長。 169 ◯教育指導課長【27頁】 地域部活動になったときの教職員の待遇に対してお答えいたします。  一応教職員課とも連携をいたしまして、教職員の兼職・兼務というのは申請してきたところを認めさせていただいてという形で、今のところは進んでおります。  ですので、今のアンケートによりますと、3割ぐらいの先生方は、部活動をやりたいと思っておりますので、その先生方が申請をしていただいて、やってくださいという形になってございます。  以上です。 170 ◯福森真司座長【27頁】 川口分科員。 171 ◯川口薫分科員【27頁】 移行中ということで、いろいろ考えなければならないこととか、新たな課題も出てくるのかなと思うのですね。その辺をクリアしながら、学校のいろんな業務が大変だと、もう部活動にそんな専門性も私はないみたいな、そういう先生も現実にはいられる。片や、その部活動のために教員になったというと、ちょっと語弊があるかもしれないけれども、そういう思いを持って教員になられた先生も中にはいると思うのですね。そういう人にとっては、やる気のもとだと思うのですよ、先生も。  そういう点でも、移行に向けて、2025年度の移行という状況の中で、先生たち、また、地域との連携をとりながら、移行がしっかりと進むようにしていただきたいと思います。  この質問は、以上で終わります。  それでは、次に、予算説明書の179ページ、181ページの小・中学校の施設改修事業費というところで、御質問をさせていただきたいと思います。  小・中学校の施設の経年劣化によって、修繕や改修が必要な箇所が増えていると思うのですけれども、予算計上する内容の判断、過程はどのようか。また、予定していた内容に対して、修繕、修理が実際にできるのはどのようか、お伺いいたします。 172 ◯福森真司座長【27頁】 教育総務課長。 173 ◯教育総務課長【27頁】 予算計上する改修箇所の判断材料といたしましては、大きく3点ございます。まず、1点目は、各学校からの改修要望によるもの、2点目は、施設点検結果によるもの、3点目は、長期修繕計画によるものとなっております。  いずれの場合におきましても、現地の確認や学校へのヒアリングを十分に行い、安全面の確保を優先に、改修の緊急性を判断した上で、予算計上につなげているところでございます。  しかしながら、施設の経年劣化により発生する不具合が増えております。特に、今年度は、電気や水道、また、空調設備等の不具合が増えている状況にありまして、これらの不具合につきましては、児童・生徒の学習環境へ直接影響するものですので、素早い対応が求められます。  その結果、本来、予定していた各学校からの改修要望の内容を先送りせざるを得ない状況もございます。教育部では、昨年度から、予算編成の重点項目の位置づけの最上位を安全・安心な学校づくりに変更して臨んでいるところでございます。  川口分科員からも再三御心配をいただいておりますので、改めて、庁内関係各課とも連携して、対応してまいりたいと考えております。 174 ◯福森真司座長【28頁】 川口分科員。 175 ◯川口薫分科員【28頁】 ありがとうございました。  内容をしっかりと把握していただきたいと思うのですけれども、特に小・中学校の体育館は、学校のみならず、地域の会合や避難所ということで利用もされます。私も、学校開放の利用団体という状況の中で、各学校とか施設を利用させていただいているのですけれども、教育長にとっては耳だこになるかもしれませんが、末広小学校の体育館の雨漏りなど、かなりいろんなところで雨漏りが散見されているような状況があるのです。  そういうことの対応をどのようにされているのか。この間も聞いたら、職員の人が屋根に上がって、このように直したのですよということで、よくやっていただいているなと思うところもあるのですけれども、やはり業者に任せなければいけないところもあると思うので、その辺の対応はどのようにされているのか、教えていただければと思います。 176 ◯福森真司座長【28頁】 教育総務課長。 177 ◯教育総務課長【28頁】 末広小学校の体育館の雨漏りにつきましては、令和4年度に学校から初めて改修要望を受けまして、今、お話しいただきましたように、職員による部分修繕を行いながら経過観察を行っているという状況ですが、今年度に入りまして、雨天時には複数のバケツを置いて対応する状況となってございます。  屋上の防水シートの改修で対応できる陸屋根の校舎とは異なりまして、体育館は複数の部材を組み合わせた傾斜屋根で、雨の侵入経路の特定が難しいため、現在、公共建築課の協力を得ながら、屋根の調査や雨の侵入路を特定するために、侵入が疑われる箇所へのシーリング施工などを行って、侵入箇所、原因の特定に努めているところでございます。  雨の侵入経路ですとか、原因を特定することができなければ、具体的な修繕の設計ができないということで、現在、予算化に至っていないという状況です。  引き続き、事業者の協力も得ながら、早期の予算化に努めていきたいと、このように考えてございます。  以上です。 178 ◯福森真司座長【28頁】 川口分科員。 179 ◯川口薫分科員【28頁】 ありがとうございます。  体育館の関係ですけれども、体育館のバスケットボールとか、バレーボールとか、体育館の中には体育器具がたくさんあるわけですけれども、教育の目的という状況の中で設置されている状況もありますけれども、学校開放という子供たち、もしくは、ママさんたちとか、学生たちとか、いろいろな方々も利用されています。そういう状況の中で、体育器具の不具合とか劣化について、どのような対応をなされるのか、お伺いいたします。 180 ◯福森真司座長【29頁】 教育総務課長。 181 ◯教育総務課長【29頁】 体育器具の不具合につきましては、各学校からの報告のほか、年1回、専門事業者の点検によりまして、状況を把握しております。その結果を踏まえまして、安全面の確保を第一優先に、また、学校の意向、意見も踏まえながら、修繕、更新、また、場合によっては撤去という対応を行っているところでございます。  以上です。 182 ◯福森真司座長【29頁】 川口分科員。 183 ◯川口薫分科員【29頁】 いろんな形で対応をしておられると思うのですけれども、先ほど言った、部活動の地域移行なども含めて、小・中学校を含めて、そういう施設がしっかり整っていなければいけないと思います。そういう点でも、しっかりとした対応をしてほしいと思います。  あと使用者側の課題もあるかと思います。前は、通常の体育館内でフットサルをやっていたりして、そういう関係で照明が壊れたりとか、壁がということもあったりして、そういうことでも対応をしてもらったり、ある面では制限をかけたりということをして、大分そういう点ではいいのかなという思いもあります。  そうであっても、劣化しているものというのは、使う以上、物がある以上、劣化は必ず起こるのですよね、当たり前に。それをしっかり見据えて、また、各学校からの申出というか、これを直してほしいということも、末広小学校は令和4年に学校から初めて要望が出たという状況だけれども、学校側は教育委員会のほうに言いづらいのかなと。いろいろなところが壊れているのではないか。それを言っていいのではないか。要望は要望として上げて、その中で、危険度で優先順位とかという状況もあるのだろうから、それはそれで要望して、それをうまく対応してもらうようなこと、何かあってからでは本当に遅いと思うのですよ。  前にも話したのだけれども、本当に大きな事故につながるような、事故までにはならなかったのだけれども、そういう状況も起こったので、対応をうまくしていただければと思います。  この質問は、これで終わります。  最後です。予算説明書の173ページ、学校業務改善推進事業費ということで、お伺いいたします。  この取組はどのようなことなのか、お伺いいたします。 184 ◯福森真司座長【30頁】 教職員課長。 185 ◯教職員課長【30頁】 学校業務改善推進事業の取組の概要ということについて、お答えいたします。  本市では、教職員の業務の負担軽減を図るために、平成30年3月に秦野市教職員業務改善方針を定めました。さらに、令和元年には、市の再任用職員1人を業務改善担当として担当課に配置し、施策の推進を図ってきたほか、令和3年5月には、学校業務改善推進方針に改定、現在も学校と教育委員会が一体となって教職員の負担軽減を図っているところです。  主なものとしましては、県下に先駆けて、令和元年度より市費で導入したスクール・サポート・スタッフの全校配置、また、学校閉庁日の拡充、学校閉庁時刻の設定、それから、全国でも約3割程度の実施状況である小・中学校給食の公会計化、先ほどお話しの部活動の地域移行等、全部で4項目、24の取組を行っております。  以上です。 186 ◯福森真司座長【30頁】 川口分科員。 187 ◯川口薫分科員【30頁】 ありがとうございます。  スクール・サポート・スタッフということが出てきて、これは県費で今回はやっていただけるという状況だと思うのですけれども、4月から全校に配置されるのかどうか。また、どの程度の時間、配置をできるのか、その継続性について。例えば、令和6年度で終わってしまうということではなくて、これは一定程度の期間できるとか、その辺の見通しが分かれば教えてください。 188 ◯福森真司座長【30頁】 教職員課長。 189 ◯教職員課長【30頁】 まずは、令和6年度のスクール・サポート・スタッフについての御質問にお答えいたします。  令和6年度のスクール・サポート・スタッフの配置については、お話しのとおり、県の事業として4月から全校に配置し、教職員の負担軽減に資することができるように、現在も準備を進めているところです。  また、時間数につきましては、昨年度よりも増加しまして、週でいうと22時間、それから、52週を上限に配置できる見通しとなっております。  また、令和7年度以降の事業につきましては、国や県もこの効果を認めているところですので、引き続き、あるのではないかと見通しを持っております。  以上です。 190 ◯福森真司座長【30頁】 川口分科員。 191 ◯川口薫分科員【30頁】 ありがとうございます。  なるたけ県費でやっていただけるところは、長くやっていただければ、助かると思っているところです。  学校業務改善提案制度というものがあると伺っているのですけれども、その取組を教えてください。 192 ◯福森真司座長【31頁】 教職員課長。 193 ◯教職員課長【31頁】 学校業務改善提案制度について、お答えいたします。  こちらは、教職員の働き方改革ですとか、事務改善の意識、意欲を高めるために、平成30年度から取り組んでいるものとなります。  概要としては、教職員一人一人が日々の業務の中で感じている改善の方策を募りまして、校長や事務職員も含む学校業務改善推進検討委員会の中で、これらの提案を評価、優れた取組を表彰しまして、実践につなげていこうという取組です。令和5年度につきましては27の提案があり、それを今後、6提案について表彰していく予定でおります。  組織的な大きな取組もそうなのですが、一人一人のこうした地道な取組も、働き方改革の意識を高めることにつながっていくと考えております。  以上です。 194 ◯福森真司座長【31頁】 川口分科員。 195 ◯川口薫分科員【31頁】 ありがとうございました。ぜひいろんな提案をしていただきながら、業務改善を進めていただければと思っています。  私の質問は、ほぼ働き方改革に関して、部活動が多忙化ということの課題の一丁目一番地という感じで、取り上げられてしまうというのが、質問の大きなポイントにあって、そういうものをなくすためにはどうしたらいいのかということが自分の中でテーマとしてあったので、その関連で4つを質問させていただきました。  どの事業も、子供のため、また、教えていただいている教職員のため、もしくは、それに関わる業務員のためにあると思うので、しっかりと進めていって、働きやすい状況の中で改革を進めていただければと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 196 ◯福森真司座長【31頁】 これで、川口薫分科員の質疑を終わります。  暫時休憩します。               午前10時41分 休憩              ─────────────               午前10時49分 再開 197 ◯福森真司座長【31頁】 再開します。  小菅基司分科員。 198 ◯小菅基司分科員【31頁】 それでは、よろしくお願いいたします。  まず、副市長、皆さんの質疑を聞いていて、答弁が非常に長いというのが感想です。私より期の長い先輩も多分、そう思っているのではないかと思っているのですね。昔、予算決算特別委員会のときに答弁書などなかったですよね。副市長も課長時代、こんな答弁書を作ったことはなかったと思うのです。その辺のこともしっかり教育してもらいたいなと。聞いていても、議員のほうが端的に聞くしかない。自分の思いはあまり語れなくなっているのではないかと思います。  我が会派も、代表質問、そして、一般質問で、幼稚園の3年保育について質問をさせていただきました。私、たまたまいろんな集会に行ったら、幼稚園の先生に会って、幼稚園の先生になぜ3年保育をやらないのですかと聞きました。そうしたら、小菅さん、何を言っているのですかと、私たちはそれを望んできたのですよ。ちょっと待ってくださいよ。私たちも議場で、3年保育、延長保育、給食をやったらどうだと、石井式国語教育も導入したらどうだと、全てスルーされてきました。では、どこが原因なのだと。教育委員会ですか、市長ですか。大きく問いかけられたというのが私の事実であります。  ぜひ真剣に考えていただいて、秦野の伝統ある幼稚園をしっかりと守り抜いてもらいたいと思います。  数々、3年保育については、民間を圧迫してしまうという理由を前面に出しておりましたが、ここまで園児が減っている現状を見て、市外の幼稚園にバスに乗って通うお子さんがたくさんいる中、そういったことはもうないと思いますので、将来、どういった幼稚園が望ましいのかということもしっかり考えて、そして、幼稚園教育が発達すれば、小学校、中学校の教育も伸びるというのは事実だと思います。  特に、石井式国語教育を導入している先進的な幼稚園を私はたくさん見てきた中で、高学歴の子がたくさん生まれております。ぜひそういった導入をしていただいて、そして、体育というものも同時に、水泳をやらせたり、ラグビーをやらせたりしている幼稚園がたくさんありましたので、中には、姉妹幼稚園で将棋を実際にやらせている幼稚園もありましたので、これは意見として述べさせていただきたいと思います。  私も、なかなか公式の場で発言する機会がありませんので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  そして、気になるのが、市長がマニフェストの中に、教育水準の向上としっかりとうたっているにもかかわらず、市長が自ら教育を語ることがいまだにないというのは、私は不思議だと。公式の場ではないところでも、ぜひ発言をしてほしいと言ってきたのですが、いまだに返事がないまま、スルーされているのが現状であります。  一般会計においても、太陽光も少し問題があるのではないかとか、カーボンニュートラルについても疑問がありますよといったことも、提言、提案をさせていただいておりますが、返事がないまま、事業だけが進んでいっているというのが私の感想でありますので、ぜひ考えを持ってもらいたいと思います。今日も朝起きて、正直、あまり期待をしないでいこうと思った感想であります。  それでは、早速、予算説明書の171ページ、みらいの学び舎づくり推進事業費について、お伺いしたいと思います。  先ほど何人かの分科員からありました。その中で、同じ敷地内にある北、東、鶴巻などというのは、別段問題はないだろうと。先ほど川口分科員から本町は問題だという話がありました。  もっと問題なのは西地区だと思うのですけれども、小学校を3つ抱えて、同じ敷地内に1校もないという現状を踏まえて、どんな協議をこれからしていかれるのか、お伺いしたいと思います。 199 ◯福森真司座長【33頁】 教育総務課長。 200 ◯教育総務課長【33頁】 今、御指摘ありましたように、西中学校区は、1つの中学校に対し、複数の小学校を要する地区となっておりまして、こういった中で今後、学校をどのようにしていくのかというところは非常に難しい問題があるかと思っております。  また、こういった地区につきましては、学校の統廃合につながるのではないかという印象を持たれることも想定されるために、慎重に進める必要があると考えております。  しかしながら、今後の児童・生徒数や学級数の見通しを地域にお示しをし、また、現状と課題を共有する中で、地域の核となる学校施設が今後、どうあるべきかということをきちんと話し合うということが必要だと考えております。  ですので、新年度は、そのための指針を策定いたしますので、それを基に、地域としっかりと話合いを進め、それぞれの地域でどのようにしていくかということを検討していきたいと、このように考えております。 201 ◯福森真司座長【33頁】 小菅分科員。 202 ◯小菅基司分科員【33頁】 西地区は、合併が一番遅かった地域であります。そして、その前は、上地区を併合した西秦野町になって、私は市内の中でも、西地区がところどころで他の地域に比べて遅れているところがあると思っておりますので、学力で差がつかないように、ぜひお願いしたいと思います。
     関連になると思うのですが、予算説明書の173ページ、乳幼児教育センター運営費についてですが、これからの秦野市の乳幼児の推進体制を図る大切な役割と考えておりますが、このセンター設置に至る取組、経緯はどうだったのか、お伺いいたします。 203 ◯福森真司座長【33頁】 教育研究所長。 204 ◯教育研究所長【33頁】 乳幼児教育センター運営費について、お答えします。  まず、この設置の経緯についてですが、これまで本市が推進してきた幼小中一貫教育は、公立園が中心となっておりましたが、本市の小学校就学児童の約6割が民間園となる現状から、秦野の子供たちの育ちと学びの連続性を考えまして、公私園種の枠を超えた、幼児教育・保育施設を対象とした園小中一貫教育の推進を図っているところです。  これまで、こうした取組の中で、民間園にも研修等への参加を呼びかける取組をしておりまして、近いところでは、例えば、令和5年2月に実施した、防災研修会に民間園9園、計14人の参加がありました。また、昨年11月には、県立秦野高等学校の公開授業にも民間園からの参加があるなど、こうした取組に対する民間園の理解が深まっていると感じております。  こうした取組を踏まえまして、教育振興基本計画、また、幼児教育・保育環境整備基本計画に基づきまして、園小の幼児教育推進体制の構築整備として、園小接続の強化を図ることで、市全体の幼児教育・保育の質の向上につなげるための新たな中核機能として、乳幼児教育センターを設置するものです。  これまでの取組としましては、文部科学省の地方教育アドバイザーの助言を踏まえ、園小接続カリキュラムのモデル園等の試行を進めるとともに、大学や研究機関との連携等、推進体制を構築してまいりました。  昨年8月には、秦野市教育研究発表会での報告や、既存の幼保連絡協議会等により、市民を含む教育機関の方や園・小学校の教職員に向けて周知をしてまいりました。さらに、既存の幼保連絡協議会の組織体制の見直しを図るなど、庁内でも議論を進めてまいりまして、公私園種の枠を超えた横軸のつながりを強化し、円滑な小学校との接続による縦軸の連携を深め、子育ての支援の充実につなげていきたいと考えております。  以上となります。 205 ◯福森真司座長【34頁】 小菅分科員。 206 ◯小菅基司分科員【34頁】 ぜひ教育水準の向上のために取り組んでいただきたいと思うのですけれども、園小中一貫ということを言われて、結構期間が長いのですけれども、ぜひ目に見える形で事業を行っていただきたいと思います。  今、上小学校の中に上幼稚園が存在しているのですけれども、いかんせん、上幼稚園では規模が小さ過ぎるので、ほかの学校と幼稚園で、モデル的な学校と幼稚園をつくっていただいて、ぜひ研究をしていただきたいと。そうすれば、市民の方々も、園小一貫だなということも分かってくると思いますし、幼稚園生が小学校に上がるときのギャップというものも少なくて済むのではないかと思うので、期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、予算資料の38ページ、小・中学校教育費について、お伺いしたいと思います。  コロナ禍前の日常生活にだんだん戻ってきて、学校においても、遠足、そして、修学旅行など、校外活動を以前のように実施していると伺っておりますが、これらに係る必要な費用はどのように予算措置されているのか、お伺いしたいと思います。 207 ◯福森真司座長【34頁】 学校教育課長。 208 ◯学校教育課長【34頁】 修学旅行や遠足等の校外行事につきましては、その下見や実施に当たって、教職員が必要となる経費のうち、費用弁償の対象とならない経費を小・中学校教育費において予算措置をして、教職員の負担軽減を図っております。  対象となる費用としましては、拝観料や入館料、有料駐車場の使用料、また、行事にかかる保険料などでありまして、小学校においては41万7,100円、中学校においては54万7,600円を計上しております。  費用の積算に当たりましては、各校へ翌年度の予定や必要な費用を照会しまして、その回答を基に予算要求を行っているところです。  以上となります。 209 ◯福森真司座長【35頁】 小菅分科員。 210 ◯小菅基司分科員【35頁】 それでは、今年度、各校の小学6年生と中学3年生の遠足と修学旅行はどの方面に行っているか、お伺いいたします。 211 ◯福森真司座長【35頁】 学校教育課長。 212 ◯学校教育課長【35頁】 今年度、現在までに教育委員会に届出があった校外行事のうち、小学6年生の修学旅行先は、日光方面、また、校外学習として国会議事堂へ訪問をしております。  また、中学3年生では、修学旅行として、京都・奈良方面が5校、それから、広島・京都方面が2校、広島・京都・大阪が1校、山梨・長野が1校となっております。  また、中学3年生の校外行事ですけれども、東京ディズニーランド、富士急ハイランド、さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト、ふじてんスノーリゾートへ訪問しているということを聞いております。  以上となります。 213 ◯福森真司座長【35頁】 小菅分科員。 214 ◯小菅基司分科員【35頁】 ここで気になるのが1校だけ、中学校で、修学旅行が山梨・長野方面という学校があるのですけれども、そろそろ、京都とか広島とか、そっちの方面に戻してあげたほうが、高校に進学して、何でそっちに行ったのだという話になりかねないので、ぜひ努力していただきたいと思います。  そして、遠足で行くところについて、提案をさせていただきたいと思います。まず、海上保安庁の資料館横浜館ですが、北朝鮮の沈められた工作船が展示されております。そして、領土・主権展示館、これは東京都千代田区ですけれども、日本の領土の本来の姿、歴史が展示されておりますので、参考にしていただきたい。そして、産業遺産情報センター、これは東京都新宿区です。明治からの産業をどうやって日本人がつくり上げてきたかという歴史が見られますので、ぜひ行き場所にしていただきたいと思います。  そして、1月28日の産經新聞「特攻の衣装を通し平和教育」と、これは組合がやっている教育研究全国集会で発表されたという記事であります。神風特別攻撃隊を取り上げるレポートが報告されたと。その心情を精微に分析し、想像させることで、子供たちに平和の尊さを教える授業の工夫が見受けられたと。長崎県の中学校教員は、特攻基地があった大刀洗陸軍飛行場の歴史を伝える福岡県筑前町立大刀洗平和記念館への修学旅行に先立つ事前学習の授業で実践例を報告したといったことがあります。  私は東京に行って、靖國神社へ度々行きます。最後の鳥居の手前の左側の掲示板、そこには、毎月、特攻隊員の遺書が掲示されております。ペーパーでももらってこれるのですね。行くたびに、それを読みながら、当時の人たちの苦労を感じて帰ってくるわけですけれども、どんな年代でもいいですから、遠足で行ってみて、遊就館の歴史の展示物なども見ていただいて、皆さんの遺書もたくさんありますので、勉強の場にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと歴史人物学習館というNPO法人があります。例えば、このインターネットに掲載してある二宮尊徳のところに行きますと、小田原市の教育委員会が作成したユーチューブが見られるようになっております。歴史的な人物がたくさん登場して、いい勉強ができると思います。  遠足の事前の勉強だとか、例えば、夏休みの読書ではなくて、動画を見て、歴史人物の感想文など、そして、このサイトには、授業で活用方法の御案内というものも出ておりますので、ぜひこういったものも活用していただきたいと要望をしておきます。  続きまして、予算資料の38ページ、小・中学校ICT環境整備事業費について。今、様々な意見がありましたけれども、具体的な効果はどのようだったのか、お伺いしたいと思います。 215 ◯福森真司座長【36頁】 教育研究所長。 216 ◯教育研究所長【36頁】 ICT活用の効果について、お答えいたします。  学習用タブレット端末については、各学校において現在、日常的な活用が進んでおります。令和5年度の全国学力・学習状況調査の生徒質問紙では、中学3年生が、中学1、2年生のときに受けた授業でPC、タブレット端末などのICT機器をどの程度使用したかの質問に対しまして、週に3回以上活用していると回答した割合が69.5%となっておりまして、全国平均を大きく上回っております。  また、日々の活用から情報活用能力が育まれ、AIドリルアプリ等による個別最適な学びの充実と同時に、授業支援アプリ等を活用した協働的な学びの充実も進められてきております。  さらに、令和4年度は、オンラインでの対応により、コロナ禍による学級閉鎖はゼロだったと、オンラインを活用した学習支援に取り組むこともできておりまして、学びの保障にもつながったと捉えております。  以上となります。 217 ◯福森真司座長【36頁】 小菅分科員。 218 ◯小菅基司分科員【36頁】 しっかりと役に立てていただきたいのですが、こういった新しい事業に取り組むときには、ぜひ疑いの目を忘れずに持っていただきたいと思います。  聞くところによると、グーグルアカウントは安全ですよという説明を受けましたけれども、9年間も同じアカウントで通すというのはいかがなものかと思います。  また、1月27日の産經新聞なのですが、先ほどの組合の全国集会で、小・中学生一人一人に配られたタブレット端末などが発生する電磁波の危険性を訴えるレポートが発表されたという記事もありました。最近の子供は休みがちで、熱中症なども多く、電磁波の懸念があることははっきりしており、学校環境調査の項目に入れるべきだというレポートであります。  しかしながら、環境省などは問題ないと言っているようですが、様々な場面にあり、疑いを持って事業を進めていく必要があると思いますので、その辺を忘れずにお願いいたします。  続きまして、予算説明書177ページ、教育研究費であります。  この中で、道徳関連の事業はここだと聞いたので、お伺いするのですが、度々最近ニュースで、ユーチューブなどで、例えば回転寿司に行って、一旦、お寿司をなめて、また戻してしまったなどということが報道されて、威力業務妨害で数千万円の賠償金を払ったなどということもありますけれども、そういったことも、考えてみると、道徳の低下だなと私は感じています。  その中で、教育研究において、道徳の現状はどうなのか。また、学校においての研究はどうなのかということをお伺いしたいと思います。 219 ◯福森真司座長【37頁】 教育指導課長。 220 ◯教育指導課長【37頁】 道徳教育の現状ということで、お答えいたします。  学習指導要領では、道徳教育につきましては、学校の教育活動全体を通じて行うものと示されておりまして、そのほか、特に、内面的資質である道徳性と道徳的実践、これは具体的な行為を示しますけれども、この両面の指導が大切だとされています。  一例ですけれども、いじめを例にしますと、いじめをしないようにする道徳的な実践を育てる支援と、いじめをしない道徳性、これは規範意識などが当たりますけれども、こうした内面を育てる支援を各校で重点化するよう、指導、助言を行っているところでございます。  私からは以上です。 221 ◯福森真司座長【37頁】 小菅分科員。 222 ◯小菅基司分科員【37頁】 私は公益財団法人モラロジー研究所に所属しております。今は、モラロジー道徳教育財団といいますが、そこで毎月『ニューモラル』という小さな50円で買える冊子があります。ぜひそういったものも教育の場で使っていただきたいと思うのですが、最近は、「ニューモラル」という動画配信を始めました。授業でも役に立つと思いますし、また、親御さんたちにもぜひ見てもらいたいような内容があります。ひきこもりになりやすい子供からの発信を親がしっかり受け止められなくて、こういうことは言っては駄目だよみたいな、参考になるものもあるので、まだ始めて間がないので、全部見たとしても大したことはないと思うので、ぜひ活用していただきたいと思います。  続きまして、予算説明書185ページ、たけのこ学級開催経費ですが、令和6年度予算が前年度に比べて減額した理由について、お伺いしたいと思います。 223 ◯福森真司座長【38頁】 生涯学習課長。 224 ◯生涯学習課長【38頁】 たけのこ学級につきましては、義務教育を修了した知的障がい者の生涯学習社会参加の機会の提供を目的として、障害福祉課と共催で、平成2年度から実施しているところです。  予算の減額理由についてですが、例年9月に開催する運動会の会場を表丹沢野外活動センターから、はだのこども館に変更しまして、会場までの交通手段でありました中型バスを取りやめたことによります。  以上です。 225 ◯福森真司座長【38頁】 小菅分科員。 226 ◯小菅基司分科員【38頁】 それでは、運動会の会場を変えた理由について、お伺いしたいと思います。 227 ◯福森真司座長【38頁】 生涯学習課長。 228 ◯生涯学習課長【38頁】 事業開始から30年経過している中で、現在34人の学級生がおりますが、学級生をはじめとするボランティア、保護者の高齢化が進むなど、運動会を表丹沢野外活動センターで開催するに当たり、借り上げバス以外の交通手段の確保が難しいなどという課題がございまして、バスや徒歩でも行きやすい会場に変更したような形になっております。  以上です。 229 ◯福森真司座長【38頁】 小菅分科員。 230 ◯小菅基司分科員【38頁】 長い歴史のあるたけのこ学級で、今、少し問題点みたいなものが出ましたけれども、課題等についてお伺いしたいと思います。 231 ◯福森真司座長【38頁】 生涯学習課長。 232 ◯生涯学習課長【38頁】 たけのこ学級の事業運営についての課題になりますが、事業開始から、先ほど申し上げたとおり、30年が経過しておりまして、学生やボランティアが高齢化している状況があるという中で、今も随時、ボランティアや学級生の募集はしているところでございますが、今後も、人材確保が事業継続の鍵になっていると考えております。  今年度につきましても、学級生が新規に2人、ボランティアが6人という登録をいただいております。学級生の募集やボランティアの募集に当たっては、できる限り、いろんな手段、媒体を使いまして、幅広く協力を求めていきたいと考えております。  以上です。 233 ◯福森真司座長【38頁】 小菅分科員。 234 ◯小菅基司分科員【38頁】 障がい者の生涯学習を支援する事業というのは、なかなかないと思うので、課題を克服して、継続できるように頑張っていただきたいと思います。  続きまして、予算説明書の185ページ、PTA連絡協議会補助金について。コロナ禍でなかなか事業ができなかったのだろうと思いますが、令和6年度の補助金交付額が令和5年度と同額になっていますが、最近のPTA連絡協議会の活動状況はどうなのか、お伺いしたいと思います。 235 ◯福森真司座長【39頁】 生涯学習課長。 236 ◯生涯学習課長【39頁】 市のPTA連絡協議会は、子供の健やかな成長のため、学校行事や学校生活のサポートをするため、日々活動されています。  コロナ禍においては、会議を書面開催したり、インターネットやSNS等を活用して情報共有をするなど、対面以外の方法を取り入れながら、活動事業の継続をされてきたと伺っております。  令和5年度、今年度につきましては、新型感染症の位置づけも変わりまして、4年ぶりに対面で総会や大会を開催され、参加者からは、やはり対面ですと意思の疎通がしやすいなど、コミュニケーションのよさを実感しているということと、学校以外、家庭以外の場で地域のつながりができるなどという感想、日頃感じたことを私どももお伺いしております。  一方で、全国的にもPTAの負担軽減というのは大きなテーマとなっておりまして、教育委員会とも連携した支援が必要と考えております。新年度も引き続き、市PTA連絡協議会が、今年度と同様に事業を継続できるような形で、一応現時点ではお話をお伺いしております。  以上です。 237 ◯福森真司座長【39頁】 小菅分科員。 238 ◯小菅基司分科員【39頁】 なかなか役のやり手がいなくなってしまったという現状があると思います。  しかしながら、私も、単位PTA、市PTA、県PTAの役員をさせていただきましたけれども、いまだにその仲間と、たまには一杯やろうかといって集まって、わいわいにぎやかにやっている、いい仲間づくりの場でもあると思います。  中には、私が市PTAの会長をやっているときに、大きな声で市PTAなど要らないと、解体しろと言っている方もいました。そういったことを言っていた方も、数年後、ある校長先生の送別会に行ったときに、PTAの仲間と共に、楽しそうにやっている姿がありました。きっとどこかで、その方は気づいたのだと思います。そういうこともありますので、時代に合わせて、変化していくことも大切であると思いますので、いい支援をしてやっていただきたいと思います。  続きまして、予算説明書185ページ、生涯学習推進費の中で、親子川柳大会について。昨年の決算の中で、表彰式が少し寂しいのではないかということで、その工夫をしてもらいたいと要望したのですけれども、新年度はどのように行っていくのか、お願いいたします。 239 ◯福森真司座長【40頁】 生涯学習課長。 240 ◯生涯学習課長【40頁】 教育委員会では、秦野の特色ある教育活動として、ふるさと科のカリキュラムの策定に着手されている中、学校教育と社会教育の連携の下、親子川柳とこども短歌については、カリキュラムへの位置づけを検討されているという報告も受けております。  親子川柳大会の表彰式につきましては、同じ部内の図書館が同時期に開催する夕暮記念こども短歌大会の表彰式との合同開催ができないかなど、教育委員会等とも連携しながら、より多くの方に集まっていただけるような開催方法を現在、検討しているところでございます。  今年度につきましても、小・中学校の協力の下、過去最多の1,428作品という御応募をいただきました。そういうものを含めまして、今後、市制施行70周年もありますので、学校の授業での活用なども考えながら、現在、入賞作品を使ったPR動画の作成も検討しているところでございます。  なので、表彰式の開催方法につきましては、子供たちの作品を作る楽しみを実感してもらって、励みになるような表彰式の開催について、引き続き、検討してまいりたいと思います。  以上です。 241 ◯福森真司座長【40頁】 小菅分科員。 242 ◯小菅基司分科員【40頁】 私もこの発表をいつも楽しみにしております。思わず笑ってしまうような、にっこりとするような作品が多くて、こういうものが全国的に広まればいいなと思っておりますので、ぜひにぎやかな中で、たくさんの人に祝福される場を提供してやっていただきたいと思います。  それで、報徳サミットについても、ぜひ市制施行70周年で全国大会を誘致してほしいというお願いをしております。それなりに頑張ってくれていると思うので、次の全国大会のときには決まると聞いておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、予算説明書187ページ、桜土手古墳公園・はだの歴史博物館管理運営費。令和2年11月に、桜土手古墳展示館からリニューアルして3年が経過しておりますが、入館者等の推移はどうなのか。また、隣接する桜土手古墳公園を含めた取組はどうなのか、お伺いいたします。 243 ◯福森真司座長【40頁】 生涯学習課長。 244 ◯生涯学習課長【40頁】 はだの歴史博物館をリニューアルした後となります令和3年度の来館者数でございますが、年間4万1,037人、令和4年度には4万3,810人、令和5年度については、現時点では約4万7,000人になる見込みで、順調に来館者数は増加しておりまして、また、最近では、学校教育と社会教育の連携の下、ふるさと秦野の歴史文化を学ぼうという形の中で、博物館や公園に見学に来られる小・中学校や幼稚園も増えている状況でございます。  リニューアル後は、常設展示に加えまして、年間8回ほど企画展示を開催するなど、多くの方に秦野の歴史文化に触れていただくような、また、ふるさと秦野の郷土愛を育んでいただけるようなところに努めているところでございます。  集客の取組としましては、昨年度から、新たにキッチンカーなどを出店する飲食の提供や物販のイベント、あとは子供たちに向けたクイズラリーなど、ほかには、公園の芝生を会場としてヨガ教室などを実施しておりまして、来年度につきましても、引き続き、集客に努めてまいりたいと思っております。  以上です。
    245 ◯福森真司座長【41頁】 小菅分科員。 246 ◯小菅基司分科員【41頁】 ぜひたくさんのお客さんが来るように頑張っていただきたいと思うのですけれども、この公園周辺の企業の敷地の中に、古墳がそのままの状態で残っているところがあるようでございます。私も散歩をしているときに、大手有名自動車メーカーの隣を歩いていたのですが、板張りの塀からフェンスになったのですね、格子の。そこからよく見てみたら、秦野市教育委員会の当時の看板があって、これは何ですかと生涯学習課長に問い合わせたところ、古墳なのですよという返事で、たしか6基残っていると聞いております。  たまには、そういったものもじかに見られるような、企業に協力してもらうような事業を考えたらどうかと思うのですけれども、どうでしょうか。 247 ◯福森真司座長【41頁】 生涯学習課長。 248 ◯生涯学習課長【41頁】 今、小菅分科員がおっしゃられましたとおり、企業の敷地内に6基ということで、古墳がございますが、企業の敷地でございますので、常時の一般開放の見学は難しい状況ではございますが、機会を捉えながら、その活用の方法を検討しまして、桜土手古墳群の紹介、広めるという形の中で研究してまいりたいと考えております。  以上です。 249 ◯福森真司座長【41頁】 小菅分科員。 250 ◯小菅基司分科員【41頁】 ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、ちょっと戻って、予算説明書181ページ、特別支援学級経費について。私が監査委員をやらせていただいたときに、学校監査で各学校を全部回りました。そのときに、支援級に入っている子供が非常に多くて驚いたのですけれども、最近の増加の推移などをお聞かせ願いたいと思います。 251 ◯福森真司座長【41頁】 教育指導課長。 252 ◯教育指導課長【41頁】 支援級在籍の児童・生徒が増えているのか、その推移についてお答えいたします。  小菅分科員の御指摘のとおり、特別支援学級の在籍の児童・生徒の数は近年増えてございます。増加の推移は、10年前の平成25年度は299人、令和5年5月1日現在、599人と、10年で約2倍となっております。  以上です。 253 ◯福森真司座長【42頁】 小菅分科員。 254 ◯小菅基司分科員【42頁】 その原因はどのように考えていますか。 255 ◯福森真司座長【42頁】 教育指導課長。 256 ◯教育指導課長【42頁】 幾つかの原因が考えられます。障害の認知や理解が進んだことが増加の背景にあると考えられております。個に応じた適切な支援を提供する特別支援教育の重要性を親御さんも認識されたことが増加につながっているとも考えております。  以上です。 257 ◯福森真司座長【42頁】 小菅分科員。 258 ◯小菅基司分科員【42頁】 多分、はっきりした原因は、誰にも分かっていないのだと思います。  私は昭和40年生まれで、小学4年生のとき、昭和50年に初めて特別学級というものができました。当時、400人以上いた西小学校で、それに該当する子供は四、五人だったと記憶しております。それにしても多過ぎると、なぜ社会問題にならないのかと私は思います。  そして、関連するのは、予算説明書173ページのアレルギー対策事業費であります。非常にアレルギーも多いと感じております。アレルギー対策事業費については、事業費は少額ですが、事業の内容はどのようなものか、お伺いいたします。 259 ◯福森真司座長【42頁】 学校教育課担当課長。 260 ◯学校教育課担当課長【42頁】 中学校給食を導入する際に、各校から寄せられた不安として、このアレルギー対応が挙げられております。現在も、各校で丁寧な対応を求められております。  この事業の内容ですが、例年、新採用の小・中学校の教職員、幼稚園の教諭などを対象にして、食物アレルギーへの理解を深めること、それから、アレルギー症状が起こった場合の対処法などを学び、子供たちの命を守ることを目的として、平成25年度から10年以上継続して実施しているものでございます。  今年度は、部局の垣根を越えた取組として、新たに、児童ホームの職員も参加する体制を整えまして、神奈川病院の専門医を講師に招き、講義形式で実施しているものでございます。  この講義の中では、治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和させて、ショックを防ぐためのエピペン、こちらの使い方をエピペントレーナーというデモ機器を使用しまして、全職員が練習するほか、講師が期限切れではありますが、本物のエピペンを持ってきてくださって、実際に太ももにエピペン注射を打つのですが、そのときの衝撃を体験する機会もございます。  本市では、長い間、小・中学校や幼稚園の教諭全員が、この研修を受講する体制を整えており、子供たちに症状が出た場合に、即座に対応できる状況となっております。  以上です。 261 ◯福森真司座長【43頁】 小菅分科員。 262 ◯小菅基司分科員【43頁】 知識を共有できるということが、公民でできる事業だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、アレルギーを持っている子供たちは、本市で何人いるのか、その割合はどの程度なのか、お伺いいたします。 263 ◯福森真司座長【43頁】 学校教育課担当課長。 264 ◯学校教育課担当課長【43頁】 学校教育課で把握している人数は、小学校で276人、割合で申しますと3.8%、中学校では91人、割合では2.4%となっております。  以上です。 265 ◯福森真司座長【43頁】 小菅分科員。 266 ◯小菅基司分科員【43頁】 かなり多いと思います。私の子供の頃、給食でアレルギー対応というのは多分なかったと記憶しております。  どのようなアレルギー対応を実施しているのか、お伺いいたします。 267 ◯福森真司座長【43頁】 学校教育課担当課長。 268 ◯学校教育課担当課長【43頁】 本市の中学校では、特定原材料の7品目である卵、乳、小麦、そば、落花生、エビ、カニを除いた完全除去食、それから、小学校では、卵と乳の2品目を除いた完全除去食を提供しております。  しかし、アレルゲンは個人によって異なるため、これ以外の原材料が対象の場合には、給食を食べずに、お弁当を持ってくるなどの対応をお願いしております。  家庭で毎月の献立表を確認していただく中で、完全除去食を食べる日、それから、お弁当を持って行く日など、保護者にも確認していただきながら対応しているところです。  ただ一方で、中学校では、成長する段階において、事前の聞き取りからは確認できない対象となる除去7品目以外のアレルゲンからアレルギー反応が出ることもあり、引き続き、各校と連携しながら未然防止に努めているところでございます。  以上です。 269 ◯福森真司座長【43頁】 小菅分科員。 270 ◯小菅基司分科員【43頁】 突然アレルギー症状が出るお子さんなどもいると聞いております。そうしたときに、先ほどのアレルギー対策事業費が役に立つのだと思います。  しかし、発達障害の子供も非常に多く、アレルギーの方も非常に多いと、何が原因なのか分かっていないと。私個人的なものはあります。多分これではないかというものがあるのですけれども、それはそれとして、何が原因なのか、社会現象を起こすような取組をぜひしていただきたいと思います。  最後は、要望にしておきます。  まず、部活動の話ですが、川口分科員からもありましたけれども、今、少年野球の指導者は、ただ野球経験者だからといってできなくなってきております。3日間の講習を受けた後でないと、監督、コーチにはなれません。  少年野球などですと、やはりお父さんコーチ、監督が多くて、大きな声でどなったり、夢中になってしまうなど、注意する点などが多々あるという勉強だと思いますので、そういったことも取り組んでいただきたいと思います。  そして、私が議員になった20年ぐらい前には、たしか理科教材が不足しているのでという要望だったか、陳情が出ていたような時代があります。ノーベル賞の始まりの分野だと思いますので、その辺の事業費の確保、振興費の向上をお願いして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 271 ◯福森真司座長【44頁】 これで、小菅基司分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 272 ◯横溝泰世分科員【44頁】 お疲れさまです。  最初に1点、お願い、また、今の現状を含めて、お伺いできればと思っているのですが、実は、毎年こうした予算決算常任委員会をされて、それぞれの事業についての総括、決算の状況もありますけれども、それを踏まえて、また、予算に対して質問をしたりもいろいろとされているのですが。  これはもう10年ぐらい前になるのでしょうか。教育委員会教育行政点検・評価報告書というものがあります。これは政策に基づいて、また、計画に基づいての報告書になっているのですけれども、願わくば、各事業、予算・決算でもそうなのですが、特に予算については、そこの点検評価というものが項目ごとに並べられていくと、非常に見やすい中で、予算というものがどうあるべきかということも今後、次年度に向けての、そういったものは、自分自身も勉強しやすいなと単純に思いました。  特に、この点検評価というのは、10年間変わらず来ているのですよね。ですから、今、申し上げたような状況を踏まえて、今後、改善の余地を持っていただけるかどうか、その点について。難しければ、別にその問題は、私はさらに申し上げませんけれども、私どもが見るに当たって、見づらいなと思っていますので、その辺についてお考えを伺いたいと思います。 273 ◯福森真司座長【44頁】 教育総務課長。 274 ◯教育総務課長【44頁】 点検評価の所管としてお答えいたします。  この点検評価の報告書につきましては、外部の委員にも携わっていただいて評価をしている中で、やはり見づらいという御意見をいただいているところもございます。そういった意見を踏まえまして、これまでも少しずつ見直しを図ってきているところではありますけれども、また、今、御意見をいただきましたので、5年スパンでやっておりますので、次のときに、また、そういった御意見も踏まえながら、様式、見せ方を考えていきたいと、このように考えております。  以上です。 275 ◯福森真司座長【45頁】 横溝分科員。 276 ◯横溝泰世分科員【45頁】 ありがとうございます。  5年後は、私は分かりませんけれども、いずれにしても、そういったところで、こういった予算審査をするに当たって、見やすい形でお互いにその点を精査していくことができればと思っていますので、ぜひお願いしたいと思います。  それでは、項目に入らせていただきますが、予算説明書173ページのコミュニティ・スクール研究実践事業費について。これももう何十年となく、30年近くやっていますか。名称が変わって、日本語が横文字になったぐらいのものかなと。現実、中身的には同じだと思うのですけれども、地区によっては、地域で御意見が出たものを返しながら、そして、一体となって子供たちの支援などもされているように伺ったりもします。  こういったところの問題を含めて、今日までの状況等も含めて、お答えいただければと思います。 277 ◯福森真司座長【45頁】 教育指導課長。 278 ◯教育指導課長【45頁】 コミュニティ・スクールの現状について、お答えいたします。  地域とともにある学校づくりの仕組みとなるコミュニティ・スクールの研究実践事業では、教育委員会では、地域の実情や各校の意向を尊重し、自治会の役員、保護者代表の方、公民館長、有識者などに委員の委嘱をしてございます。  コミュニティ・スクールでは、学校運営協議会の設置に伴い、学校運営協議会では、各校の学校運営方針の承認のほか、教育活動全般に対する意見を述べることを大きな役割としております。  研究実践の具体的な内容といたしましては、年2回、コミュニティ・スクールの連絡協議会を開催し、各校の教育活動の実践の情報共有の場として、活動の充実につなげております。  以上です。 279 ◯福森真司座長【45頁】 横溝分科員。 280 ◯横溝泰世分科員【45頁】 結論的に言えば、情報を地域の方々も踏まえて共有化していくと、そういう中で支援していくということも、1つの要因としてあるのだろうと思いますけれども、ただ問題は、フリーに、ここで言えば、そういった協議会の中で、議論、また、御意見などを出し合えるような環境があればいいと。別に委嘱してどうのこうのの問題ではないと思うのですよね、堅苦しくやらないで。もっとラフな形でやっていくことによって、もっと身近な問題になってくるのではないかと思っています。  その辺を含めて、今後、また、そういったところも1つの要因、また、素材にしていただければと思います。それはそれで結構です。  先ほどからも出ておりますけれども、同じく173ページ、学校業務改善推進事業費の関係であります。これは先ほどもお話しありましたように、職員の改善提案もあったりしているようでありますけれども、どの程度、このことによって軽減されてきているのか、その辺、もう一度、先ほど答弁されていると思うのですけれども、重複するかと思うのですが、お願いしたいと思います。 281 ◯福森真司座長【46頁】 教職員課長。 282 ◯教職員課長【46頁】 学校現場での事務作業等の負担軽減ということについて、お答えいたします。  先ほどの学校業務改善提案制度もそうですけれども、例えば、スクール・サポート・スタッフでは、教育委員会でそれを最大限活用するために、業務依頼書等を作成しまして、その中で印刷、とじ込み、集計、回答、入力など、スクール・サポート・スタッフの活用の参考となるような形にして学校におろしています。  実際に、その成果と指標となる直近1月の1人当たりの時間外在校等時間は、令和元年度と比較しまして、小学校では約15.8%、中学校では約14.7%減少しております。  以上です。 283 ◯福森真司座長【46頁】 横溝分科員。 284 ◯横溝泰世分科員【46頁】 これも1つの働き方改革の一助をなしているとは思いますけれども、私自身、改善提案というものは大切なことだと思うのですね、企業においても、何においても。しかしながら、それだけで物事が進むということではないと思うのですけれども、これは率直に言って、失礼な言い方をすると、先生方の業務量における対応の在り方によっても大分差がついているところも漏れ伺ったりしているのです。  これは、年寄りの身で物事を言うのも恥ずかしながら、昔だったら、お互いに協力し合って、そして、一緒に帰るような、この市役所もそうなのですけれども、そうした環境がある。今、パソコン時代になって、個々の仕事になって、そこで終始して、それで帰ってしまう。手伝うという頭が働かないといったところもなきにしもあらずなのだろうと、このように思う自分がいるのです、皆さん、どう思われるか分かりませんけれども。  一番大事なのは、改善提案は大切なことなのですけれども、そういったところの職員間の連携、また、お互いに助け合っていく中で、それぞれの情報もそういったところから共有化できるし、さらに教育に対する前向きな形もできなくはないだろうと、このように思っています。  今、御答弁いただいたような状況からして、軽減は図られているのですけれども、まだまだ学校によっては夜遅く帰られるような状況もあります。そういったところに対する対応はどのようにされていますか。 285 ◯福森真司座長【47頁】 教職員課長。 286 ◯教職員課長【47頁】 再度の質問にお答えいたします。  指標としております時間外在校等時間の中で、帰りの遅い職員、上限を超えている職員の把握に努めておりまして、そうした職員に対して、心身の健康状態の確認ですとか、改善の見通し等について、学校長にこちらからも働きかけまして、学校長による面談ですとか、横溝分科員おっしゃるような校内での支援体制の構築などを検討していただいているところであります。  また、先ほどの学校業務改善提案制度等も通して、現場の足元から実践を広げていけるような取組も大切にしていきたいと考えております。  以上です。 287 ◯福森真司座長【47頁】 横溝分科員。 288 ◯横溝泰世分科員【47頁】 どの方々でもそうだと思うのですけれども、先生ばかりではないと思うのですが、それぞれのモチベーション、または感性などからして、業務に対する苦手意識もあったり、いろいろとするような状況もあると思うのです。  ですから、今、カウンセリング的な形で校長が対応をしているということでありますけれども、何をもってその仕事をこういう時間までやらざるを得ないのかというところを、もう少しつぶさにして、その業務を一般的にはできるにもかかわらず、できなかったりする方もおいでになるのだろうと、現実的には。それはいてもおかしくないし、ですから、そういったものをどうやって、ワーキンググループではないけれども、全体の形にしながら、それを平準化していくような形をつくっていくことも大切だと思うのです。  私は、決して先生がメンタル的にどうのこうのであるとは思っていないのです。やはり業務を一生懸命やっているのだけれども、なかなか自分の知識を踏まえて進んでいかない状況も中にはあるだろうと。ですから、それをさらけ出した中で、お互いに共有化して、業務を皆さん一緒にしていってもらえるような環境にしてもらえばありがたいと思うのですね。それこそが一番、働き方改革というのは、いろんな意味で精神的な問題もありますでしょうし、そういった大所高所から、そういった問題に対して気を遣っていただくことができればと思うのです。  先生方も、相当生徒に対するプレッシャーもあるだろうし、そういったストレスなどもありますでしょうし、過去にはストレスチェックもやっていますよね。ですから、ストレスチェックなども踏まえながら、整合性を持った中における先生方の働きやすい環境が本来の働き方改革の一因になるのだろうと。業務を減らしたから云々ではないですね、できる者はできるのですから。  だから、でき切れない弱さを持っている方もおいでになるわけだから、どういう職種の中でも。そういったところに補っていくような環境づくりを、要するに、職場環境をもっと風通しのよい環境にしていくことによって、そういった方はできる人に少し援助してもらったりとか、そういう言葉の発信もできると思うのですね。これは精神的な問題もありますでしょうから、そういう環境をぜひつくっていただくことができれば、令和6年度に向けて少し、教職員課長のほうからもそんなお話をしていただいてもいいのだろうと思いますので、よろしくお願いします。  同じ173ページの、060、訪問型個別支援事業費、この内容を少し事業の現況等々を教えていただけますか。 289 ◯福森真司座長【48頁】 教育研究所長。
    290 ◯教育研究所長【48頁】 訪問型個別支援事業費となります。この事業につきましては、不登校児童・生徒の中で発達に特性があり、また、心理的・情緒的要因等により登校しない者、または、登校したくてもできないという児童・生徒に対して支援を行うことを目的としております。  支援の内容としましては、児童・生徒1人に対して、支援員2人体制を基本としまして、まずは、人間関係を築いていくことから始めまして、その上で、コミュニケーションをとる中で、児童・生徒の課題や学びたいことを理解しながら、支援内容を決めていき、個々の一人一人に寄り添った支援を行うということを行っております。  以上となります。 291 ◯福森真司座長【48頁】 横溝分科員。 292 ◯横溝泰世分科員【48頁】 教育研究所長、もっと自信を持って言ってください。やっているのだったら、やっているなりに。それこそ、ここと同じような人になってしまいますよ、ある意味では。  私は、この事業をゼロだとは全然思っていないです。ただ、もう30年ぐらい前からか、私はこのことを言うのですよね。今回、珍しく取り上げておりますけれども、「つばさ」とか、そういった昔、登校拒否と不登校という言葉を教育委員会は使われていたのです。そのとき、私は、登校拒否というのは、精神医学的なところから来る登校拒否でしょうという議論を、前の金子教育長などが指導室の頃、議論をしたことがあるのです。  結果的に、それを言ったからということではないまでも、今、不登校で全部集約された。それはそれでよろしいのですけれども、それぞれの精神的な問題ではなく、家庭環境の問題も結構あるかと思うのですけれども、学校の問題も多少はなきにしもあらず。過去に新聞報道をよくされていたのですけれども、学校は、最初は悪くて、その次に家庭が悪いという、要するにいじめとか、そういった問題がクローズアップされていたときに、だから、新聞報道を私はあんまり気にしないのですけれども、やはり自分でそういった方々に会ったときに、また、親御さんと面と向かったときに、判断するようなタイプですから、先生方もそういうことでやっていると思うのですけれども。  今、余談をしましたけれども、先生方がその日常業務で、不登校、学校になかなか前向きに行くことができ得ない人たちに対して、具体に今、お話しあったかと思うのだけれども、どういう支援をされているのか、もし、事例があったら、お願いできますか。 293 ◯福森真司座長【49頁】 教育研究所長。 294 ◯教育研究所長【49頁】 「つばさ」における具体的な支援について、お答えいたします。  基本的には、児童・生徒と相談しながら活動をしておりますが、例えば、ボードゲームを通して支援員と会話をしたり、あるいは、イラストを描きながら支援員に自分の好きなことを話したり、外に出る機会がない子は、拠点が上地区にありますので、上地区を散歩しながら、例えば、近くの生き物の里にいる生き物を観察するなどの自然体験活動などを行っております。  以上となります。 295 ◯福森真司座長【49頁】 横溝分科員。 296 ◯横溝泰世分科員【49頁】 子供たちが自由に、その側面から支援をしているということでしょうけれども、教育研究所長、学校に行けない不登校の子供たちというのは、結果的には「つばさ」に行けているのでしょう。出ることはできているのです、取りあえずは。ただ、学校なのか、「つばさ」なのか、その違いだけなのです。  そのときに、好きな絵を描かせたりとか、散歩しているとか、何と言ったらいいのか、私は言葉がいつも悪いから、公の席で言いづらいのですけれども、もう少し付加価値のある支援をしたらどうかと思っています。  私が言うから、それに付加価値があるかどうかというのは別問題として、例えば、私は過去にもお話をして、金子教育長のとき以降か、指導室にいられた頃から、教職員もそうなのですけれども、そういった子たちに対して、障害福祉事業所に行って、自分と自然体の中で心の中で対比する力があるのですよ。だから、対比する力があれば、その中における個々のストレングス、内在する力を引き出してあげることが支援として一番大切だと思う。今、聞いている範疇の中だと、私は資格を全部失効してしまったからあれだけれども、資格などなくても全然できるよねと単純に思ってしまう私がいるのですけれども、そうでないところもあると思うのですね。  ですから、そういったところからして、過去にもそういった対応をしていただいたときもありますけれども、やはり自分と対比できるところ、そして、そこから学ぶこと、いつも一般教育の中で言われているように、いろんなことが先ほども出ていましたけれども、体験して、その感想など書いてもらうような、その力はあるのですから、それらを今度は、支援員の先生方と共有できるような形を含めて、それをもっと幅広く子供たちに対する支援ができる環境づくりができるのだろうと思うのです、私は。見解の相違もあるかもしれませんけれども、私の今までの経験からすれば、それは多分としてあるのです、障がい者同士でもそうなのです。  ですから、好きで不登校になっているわけではなくて、家庭の中の要因とか、また、子供同士の関係とか、いろいろとあると思うのです。ですから、その環境を打破していくためには、いろいろな経験をさせて、散歩をいつもやってもしようがないですよ。駄目だということではないですよ。散歩も大切かもしれませんけれども、自然に触れる、風に触れるということで、感性がそこに培われるということもありますから。  ですから、そういった事業所、いろんな事業所がありますね、法人の。高齢もいいのです、児童もいいのです。そういったところへ進んで、やはり体験をしていただきながら、その感想を含めて共有化しながら、子供たち同士でも、先生とでもいいのですけれども、それを今後、令和6年度の中でやっていく気持ちというか、気持ちというよりも、考え方はありますか。 297 ◯福森真司座長【50頁】 教育研究所長。 298 ◯教育研究所長【50頁】 ありがとうございます。今、横溝分科員からいただきました内容についても、今後、活動の中に含めて考えていくようにしたいと思います。  ただ、その活動については、その活動をするということがありますが、それだけではなくて、そこで、そのときの表情とか、あるいは、保護者とも連携をしまして、そういったものは記録として整理をしておりますので、それを基に支援検討会議というものを開きまして、一人一人の様子を共有しまして、より充実した支援が行えるように努めておりますので、引き続き、そういった取組を含めまして、やっていけたらと思っております。  以上です。 299 ◯福森真司座長【50頁】 横溝分科員。 300 ◯横溝泰世分科員【50頁】 その辺も検討しながら、今後、その対応を図れるような環境づくりしていくということで。  今、教育研究所長のほうからお話しありましたように、やはり支援員の方々というのは、私なども偉そうなことは言えませんけれども、個々の感性、それぞれが日々生活している中で、ちょっとしたことも出るのですよね。ですから、そういったところの支援員としての在り方として、やっぱり先生方としては、気づきというのは大事なのですね。  だから、そういった気づきの中から、子供たちの心の安定剤になってみたり、そこから少し前向きになったり、いろんな環境ができる。そうすると、今度フィードバックして、家庭の中で親御さんとの話も少し明るくなってきて、明るくなると、より以上に前に出ていきたいという連動性があるのですよね。  ですから、私も専門家ではありませんから、一概にこうだとは言えませんけれども、そういったところにおける要因の1つとして、そういうことがあるだろうということも、今後のもう一つの素材にしながら、積極的な地域に出ていくような環境づくりもぜひやっていただければと思うのです。  法人関係みんな協力してくれると思いますから、その辺は、社会福祉法人としての公益事業的なものも制度化されておりますから、そういったところからすれば、積極的にでき得る環境にあるということも頭に置いておいてください。これはお願いしておきます。  次に、予算説明書175ページの、最初に、050、通学路安全対策事業費について、これはお願いしておきますけれども、これでいいと思うのですが、これは警察OB等々に1人お願いして、地域での指導員、ボランティアの方々の指導をされるために雇用されているということですけれども、全体的に全市を見て、その方がパトロールをされて、その問題や課題などを全部拾い上げて、フィードバックされているのでしょうか。もし、御答弁いただければと思います。 301 ◯福森真司座長【51頁】 教育指導課長。 302 ◯教育指導課長【51頁】 情報共有ということでございますけれども、スクールガードリーダーの派遣を教育委員会といたしましては行っておりまして、警察のOBの方に委嘱してお願いをしてございます。  子供の安全を見守る体制の整備であるとか、地域や関係機関と連携した登下校の安全確認の指導を行っているのですけれども、各学校に行っていただく、あとは、地域の方とも触れ合うことがございますので、その段階でお話を伺って、定期的に教育委員会といたしましても、お会いをして情報共有をさせていただいております。  以上です。 303 ◯福森真司座長【51頁】 横溝分科員。 304 ◯横溝泰世分科員【51頁】 当然、私が質問がすることもないのだろうけれども、やはりそういったところの問題、課題が出てくるわけでしょうから、一人でパトロール全体をされて、それが全体のものになるかどうかというのは非常に難しいなと。今のお話しのように、ボランティアの方に指導、助言などもされているとも伺っておりますけれども、しかし、そういったところだけではなかなか物事は進まないところもなきにしもあらずなので、それは、ボランティアの方々にもひんしゅくを買わないような形をとってやったらどうかと思ったりもしています。  過去には交通整理をしてくれる、ママさんパトロールがあったでしょう、予算がついていて。内田副市長は知っていますよね、古い人は。けれども、今、そういった方々に全てお願いしなければならない状況ではないですか。また、後で話しますけれども、そちらのほうに向かって。その辺も含めて今後、充足させていただければありがたいと思います。  次に、同じ175ページ、010の002、施設維持補修費、これはそちらでよろしいですね。これは小・中学校一緒で質問します。  先ほど川口分科員のほうからもいろいろとお話がありました。個別に言えば、事例としていろいろとあるのでしょうけれども、実態として。  これは単純に数えて、現在、小学校が116か所あって、中学校が72か所もあるのですよ。このうち、令和6年度に対応を予定しているところが数か所あるのですけれども、併せて、これは平成25年から継続して、ずっとそのままになっているのもあったり、いろいろとしているのですね。中身を見ていくと、物すごく単純なものは、何でこれはできないのかと思ってみたりとか、いろいろとしているのですよ。  今後、こういったものは積み重ねてきているので、過去にやらなかった、やらないということではない、言葉に語弊があると思うのですけれども、学校建設公社か忘れましたけれども、その頃の基金が3億円あって、その中できちんとやってくれれば、何か所もなくなるだろうと。今度、一般会計にいってしまったから、何とも言えないのだけれども。だから、その辺を含めて、今後の計画とか、そういったものをもう少し事細かにやられたらいいのだろうと。  もう一つ、小修繕などは、PTAなどと校長または園長などが友好的にされているところなどは、お願いしてやっていただいたり、プロがいたりもするので、その辺は修繕などもされたりしておりますけれども。  しかし、この中で見てみますと、まだまだ細かいものがいろいろあったりもしているのですが、早々に、学校現場でありますから、先ほど生涯学習課長の話で、公民館は市民直結ですから、すぐできるような環境があるのですよね。予算的にあの辺が考えているかどうか分からないけれども、小学校はなかなか進まない。小学校は教育の現場だから、そこを第一義的に考えてあげることも必要だと思います。  今、申し上げたようなところでの計画的な問題も含めて、ざっくりで結構です。お願いします。 305 ◯福森真司座長【52頁】 教育総務課長。 306 ◯教育総務課長【52頁】 施設維持補修費ということでございますけれども、毎年、このような要望がたくさん寄せられている状況でございます。  これを現地確認もした中で、何から手をつけていくかというところで、課内でも話合いをして予算化につなげているという状況です。それが建設事業費として、施設改修事業費に大がかりなものはのっていきますし、細々としたものは、この施設維持補修費の中で、大枠の予算をいただく中で、順次、対応しているというところでございます。  しかしながら、学校の状況としましては、この要望以外に、日常的にあそこで不具合が生じた、ここで不具合が生じたという要望が毎日のように寄せられております。今年度でいいますと、頂いた大枠の予算のうち、7割程度が日常的に寄せられる、今日ここが壊れてしまった、そういった修繕のために予算を使っているというのが現状でございます。  そのため、要望書として出されたものに手が回らないという状況になっております。それが現実というところで、この要望書に書かれる内容が累積しているというところはございます。  そういった状況もありますけれども、おっしゃられるとおり、子供たちの学習の場ですので、計画的に実施できるように、考えてやっていきたいと思います。  以上です。 307 ◯福森真司座長【53頁】 横溝分科員。 308 ◯横溝泰世分科員【53頁】 先ほど、川口分科員ではないけれども、この基準を御答弁されていましたけれども、そこは速攻でやっていただくことが大事だろうなと思って、もう何年も置き去りにされるのではなくて、今、お話しあったように、大きな問題は別予算立てで予算化されますけれども、修繕とかそれに類するものですと、ここはのせると。  学校からの要望だと、特別教室とか、そういったところにもエアコンがないから云々ということもあったりするのですね。これは修繕とか、そういった金額の中でできないものですよね。だからといって、そちらのほうの予算についていないわけであって、やはりエアコンとか扇風機とも出ているのです。  扇風機などは、エアコンをつける前に、二宮市長のときも扇風機なのですよ。これがちゃんとできていない。その後、国の予算がついて、補助がついて、エアコンになったと思うのですけれども、これらをもう少し整理した中でやっていかなければ、これも財政でお金を出してくれないのか。  いずれにしても、その辺は財政のほうとしても大変だと思うのですけれども、すみ分けもきちんとした中で、もう少し担当部局と話し合って、必要なものは早々に対応したほうがいいと思うのですね。700からある事業を財政のほうで切ったり、増やしたりとか、いろいろと大変な仕事、業務だと思うのですけれども、子供たちの関係については、速攻性を持ってやっていただいたほうがいいだろうと思うのです。  見解を伺いたいのだけれども、これは別の問題になりますから、聞きませんけれども、いずれしても、財政のほうにそういうことを、教育長も力を入れてやってください。  このことについては、細かいものがまだありますけれども、これをやったら、もうお昼になっているので、やばいので。よろしくお願いします。  あと婦人会の、あれは何ページだったか、婦人会の関係がありますよね。予算説明書185ページです。030の001、地域婦人団体連絡協議会補助金です。この婦人会の組織というのは、脈々と70年から活動をされてきて、今年度で終わりと伺いました。予算は執行しなければいいのでしょうけれども、ここで内田副市長にお話ししておきたいのは、生涯学習だけではないので。  いろんな事業に携わってくれた婦人会はなくなる、老人クラブは減少する、自治会は減少する、子ども会はなくなるみたいな、こういう中で、法的に2年前になった、重層的支援の、要するに地域コミュニティーの一助をなしていく、こうした団体がどのような形で、自助、共助、公助の形を標榜している行政がやっていかれるのかと思うのですね。  だから、その辺を含めて、ただ、生涯学習のほうとしてなくなりますよということだけではなくて、やはり生涯学習というものは、基本的には、地域コミュニティーの一助をなしている事業ですから、事業に携わるところですから、その辺は各課とまたがった中にありますけれども、今、申し上げていますように、重層的支援の地域コミュニティーの在り方というものを再度、平に白紙に戻した形で、そういった在り方を検討していく要素として多分にあるのだろうと。ましてや、社会情勢、社会の環境からしても、やはり我が道を行くだけの人たちが多くなってきているとも伺っております。昔と違うコミュニティーがあるわけでありますから、その辺は十分、今の人たちに合わせた中におけるコミュニティーというものがどうあるべきか。  ただ、好きな者同士の、テニスならテニスが好きな者同士のコミュニティーはありますけれども、地域コミュニティーは、その分崩壊しているような状況もかいま見えるところがあります。ですから、その辺を標榜しているようなところを踏まえて、今後、コミュニティーをどのように再構築していくかというところを、生涯学習もそう、福祉もそう、どこもそうなのですけれども、横断的に、内田副市長、その辺も全体的に検討していけるような環境づくりをしていただくことができればと思います。  もちろん、政策部のほうとしても、今まで政策の在り方として、その辺も大局的に物事を見て、各課、各部に援助していくような環境づくりをしていただければありがたいと思います。  そのことを申し上げて、私の質問は終わります。 309 ◯福森真司座長【54頁】 これで、横溝泰世分科員の質疑を終わります。  暫時休憩します。               午後 0時07分 休憩              ─────────────               午後 1時07分 再開 310 ◯福森真司座長【54頁】 再開します。  間地薫分科員。 311 ◯間地薫分科員【54頁】 よろしくお願いいたします。4つ質問をさせていただきます。  予算説明書173ページ、110、国際理解教育推進事業費についてお伺いをいたします。  上智大学短期大学部と連携した小学校外国語支援として、実践的な言語体験活動を実施した結果はどのようか、お伺いをいたします。 312 ◯福森真司座長【54頁】 教育指導課長。 313 ◯教育指導課長【54頁】 国際理解教育推進事業費についてお答えいたします。  平成19年に本市と上智大学短期大学部が提携を結び、平成21年より児童英語教育ボランティアとしてイングリッシュフレンドの活動が始まりました。学生が小学校へ出向き、英語の授業支援を行ってきましたが、今年度より市内の小学校6年生を対象に、上智大学短期大学部のキャンパス内で言語活動を行うソフィアイングリッシュ・デイキャンプを実施いたしました。  英語による話す、聞く、読む、書くの4技能を活用する必然性のある言語活動が設定されておりまして、児童は少人数のグループで活動を行っております。参加した98%の児童が、活動に積極的に取り組み、楽しむことができたと答えております。また、89%の児童が、活動の中で英語を使うことができたと答えております。  児童からはもっと英語を勉強したい、英語が分かった、伝わってうれしかったとの前向きな感想が多く寄せられております。  以上です。 314 ◯福森真司座長【55頁】 間地分科員。 315 ◯間地薫分科員【55頁】 ありがとうございます。  今、お聞きしました、参加した98%の児童が楽しかったといううれしい言葉が聞けてよかったです。  続きまして、具体的に活動内容はどのようか、お伺いをいたします。 316 ◯福森真司座長【55頁】 教育指導課長。 317 ◯教育指導課長【55頁】 具体的な活動ということですけれども、学習指導要領に沿った、話す、聞く、読む、書くの4技能を活用する必然性のある言語活動なのですが、文字を書き写して掲示物を作成する活動、学生との英語でのやり取りを通して自分の気持ちを伝える活動、キャンパス内にある文字探しのワークシートの答えを探すという活動など、子供たちが興味を持って取り組んで、学んだ英語を使う場面がたくさん設定されておりました。  以上です。 318 ◯福森真司座長【55頁】 間地分科員。 319 ◯間地薫分科員【55頁】 ありがとうございます。  うちの息子もそうなのですが、英語の苦手意識というのが物すごくありまして、児童が英語に親しめるように、引き続き支援のほど、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。  続いて、予算説明書173ページ、160、学力向上推進事業費についてお伺いいたします。  予算が増加した理由は何か、お願いします。 320 ◯福森真司座長【55頁】 教育指導課長。 321 ◯教育指導課長【55頁】 学力向上推進事業費についてお答えいたします。  学びの基盤プロジェクトを増額しております。本プロジェクトは、児童・生徒の学習意欲の基盤となる非認知能力とともに、学習の定着度合いや成長の伸びが指標で示される全国学力・学習状況調査を活用した取組であり、プロジェクトの参加については希望のあった学校のみとし、学校の意思を尊重して展開しております。  令和5年度は15校でしたが、令和6年度は22校全校から参加希望があったことから、全校での実施を予定しております。そのため増額となっております。  以上です。 322 ◯福森真司座長【56頁】 間地分科員。 323 ◯間地薫分科員【56頁】 ありがとうございます。全校実施ということで、分かりました。
     学びの基盤プロジェクトについて、もう少し詳しく現状を教えてください。 324 ◯福森真司座長【56頁】 教育指導課長。 325 ◯教育指導課長【56頁】 本プロジェクトの最大の特色は、学びの主体を教師から児童・生徒に移すという授業改善の取組だということです。  特に、教師が行っている授業が児童・生徒にどのように受け止められているか視覚化されますので、教員個々に受け入れられるものと判断しております。  他の市町では、県や市の単位で教育委員会が主導して実施しておりますけれども、本市では、開始から4年目、希望により全校の実施となり、今後も各校と協働して効果的に活用してまいりたいと考えております。  以上です。 326 ◯福森真司座長【56頁】 間地分科員。 327 ◯間地薫分科員【56頁】 ありがとうございます。  今、お話しいただきました最大の特色は、学びの主体を教師から児童・生徒に移すということで、分かりました。  先日、渋沢公民館の学習発表会に参加をさせていただいたのですが、生徒たちがSDGsについて自分たちで調べて発表している姿に、もう大変に感動いたしました。引き続き、学びの基盤プロジェクトを何とぞよろしくお願いいたします。  質問は以上で終わります。  続きまして、予算説明書173ページ、060、訪問型個別支援事業費についてお伺いいたします。  予算が前年より増額をしておりますが、その理由は何か。また、不登校の問題は大変深刻なものだと考えられますが、この予算額について十分であるとお考えでいらっしゃるか、お伺いいたします。 328 ◯福森真司座長【56頁】 教育研究所長。 329 ◯教育研究所長【56頁】 訪問型個別支援事業費についてお答えいたします。  前年度より208万円の増額につきましては、訪問型個別支援教室「つばさ」の支援員の稼働日数の増加及び室長の勤勉手当の増額、また、医療的支援において支援を必要とする児童・生徒の人数が昨年度より増加した分が増額されております。  予算は十分かという部分につきましては、不登校の状況が全国的に増加傾向にある中、本市においても同様に増加傾向にあり、教育委員会としてもこの状況を重く捉えております。  この訪問型個別支援教室「つばさ」については、不登校の児童・生徒一人一人にとってどのような支援が最もよいのかを考える中で、不登校の子にとっての学びの場の一つとして設置しておりますが、不登校の支援に関しましては、本事業以外にも施策展開をしておりますので、各施策を効果的に運用して、支援の充実につなげてまいります。  以上です。 330 ◯福森真司座長【57頁】 間地薫分科員。 331 ◯間地薫分科員【57頁】 ありがとうございます。  訪問型個別支援教室「つばさ」について、通えるようになるまで一定の期間を要するということをお聞きしております。不登校と一口で言っても、状況については様々な要因があって、支援の形もその子供さんによってそれぞれ変わってくるかと思いますが、子供たちの笑顔のために、今後も支援をよろしくお願いいたします。  質問は以上です。  最後になります。予算説明書177ページ、020の002、小学校給食設備等維持管理費についてお伺いいたします。  小学校の給食調理室には、現在、エアコンの設置がなく、衛生面からも窓を開けることができないため、近年の猛暑により、調理場の中が暑く、調理員さんには苛酷な職場環境となっております。  夏場の調理員さんへの暑さ対策はどのようか、お伺いいたします。 332 ◯福森真司座長【57頁】 学校教育課担当課長。 333 ◯学校教育課担当課長【57頁】 現在、小学校13校の給食調理室には、エアコンの設置はございません。調理場内は、ガスの使用や近年の猛暑もあり、午前中の気温は30度以上、また、湿度も70%を超える日が多くなっております。調理を担う職場であるため、火の使用は避けられませんが、衛生管理の面からも、虫やほこりといった混入を防ぐために、調理中の窓の開閉は制限されております。  そこで、職場環境を整えるため、以前に専門業者に相談したところ、熱の発生を最小限に抑える調理機器に入れ替えるなど、根本的な改善を図らないと、エアコンを設置しても効果が発揮されず、快適な職場環境の改善にはつながらないとの回答でした。  調理場内の環境を改善するためには、多額の費用がかかるほか、相当の工事期間も必要となるため、根本的な改善が難しい状況となっております。しかし、職場で働く調理員の体調管理や職場環境の改善に配慮する必要があることから、すぐにできる対策としまして、控室にエアコンを設置し、快適な環境で休息をとることができるようにしております。  また、各調理場に1台ずつ移動式のスポットクーラーを配置しまして、クールダウンができるようにしているほか、暑さ対策としましては、保冷剤をポケットに入れて着用できるアイスベストを配布して、熱中症対策を図っております。  しかし、近年は気温の上昇が著しく、保冷剤の消耗も激しいことから、令和6年度予算では、保冷剤をすぐに交換できるよう予備を購入する費用として19万8,000円を計上しているところでございます。  調理室の構造上、根本的な改善は難しいところですが、現場の調理員さんの体調を第一に考え、調理員さんなどの意見も伺いながら、できることから対応してまいりたいと考えております。  以上です。 334 ◯福森真司座長【58頁】 間地分科員。 335 ◯間地薫分科員【58頁】 御回答ありがとうございます。  調理員のお仕事をされている方からお聞きしたのですけれども、アイスベストは、仕事しているときに、それでなくても調理器具とか物すごく重い中で、そのアイスベストをつけ、そしてすぐ溶けてしまうということで、ベストをつけるのがしづらいというお話をお聞きしました。  事業概要にも、給食は安心・安全なものを提供するために、施設設備等の適正管理と計画的な改修を行うとあります。本当に例年、猛暑が続いております。子供たちにおいしい給食を届けていただくためにも、調理員さんの方々の健康面をさらに一層、対策を講じてもらえるように希望して、終わります。  質問は以上です。ありがとうございました。 336 ◯福森真司座長【58頁】 これで、間地薫分科会の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 337 ◯吉村慶一兼務員【58頁】 なし。 338 ◯福森真司座長【58頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 339 ◯福森真司座長【58頁】 質疑なしと認めます。  以上で、教育委員会及び教育費に係る文化スポーツ部に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後 1時19分 休憩              ─────────────               午後 1時22分 再開 340 ◯福森真司座長【58頁】 再開します。  次に、福祉部及びこども健康部に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  こども健康部長。 341 ◯こども健康部長【59頁】 福祉部及びこども健康部が所管いたします令和6年度予算の概要について申し上げます。  概要説明に先立ちまして、まず、おわびをさせていただきます。  予算資料に誤りがあり、3月4日に皆様のタブレット端末に正誤表を配信させていただきましたこと、委員の皆様には大変御迷惑をおかけいたしましたことをおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。  それでは、概要説明に入らせていただきます。  予算につきましては、一般会計のうち、民生費と衛生費の一部、また、国民健康保険事業等、3つの特別会計を所管しております。特別会計につきましては、後ほど御審査をいただきますので、ここでは一般会計について概要を説明いたします。  初めに、予算説明書102ページをお開きください。  このページの下段から121ページの中段までが民生費となります。  予算総額は273億8,073万1,000円で、前年度と比較いたしますと17億1,901万1,000円の増額となっております。  続きまして、民生費の主な事業について説明いたします。  105ページをお開きください。中段の110、生活困窮者自立支援事業費では、物価高騰の影響などにより家賃の支払いが困難な世帯に対し、住居確保給付金の支給を行うとともに、自立相談により相談者の生活課題に応じた支援体制につなぐなど、切れ目のない支援に努めます。  1枚おめくりいただきまして、107ページの中段の030の010、地域生活支援拠点事業費では、「ぱれっと・はだの」で行っている地域生活支援拠点としての機能を強化し、障がい者等の生活を地域全体で支える障害サービスの提供体制の整備に努めます。  次に、109ページの下段の110の003、生活支援体制整備事業費では、地域における支え合いの体制づくりを推進していくため、引き続き、移動支援や通いの場の創出など、生活支援サービスの充実に取り組むほか、生涯現役フルライフはだのが担っている就労支援事業を引継ぎ、相談窓口の設置、運営をシルバー人材センターへ委託します。  次に、111ページ下段の010、保健福祉センター経費では、保健福祉サービスの総合的な施設として安全性の確保と快適性の向上を図るため、老朽化した施設等の計画的な更新に取り組みます。  続きまして、113ページ中段の020の001、こども相談事業費では、全ての妊産婦や子育て世帯、さらには子供からの相談を受け付ける相談窓口として、こども家庭センターを設置し、母子保健・児童福祉の連携・協働による切れ目のない支援に努めます。  そのすぐ下にございます020の002、こども医療費助成事業費では、子育て世帯の経済的負担の軽減を図り、安心して医療を受けられる環境を整えるため、本年10月から助成対象年齢を18歳まで拡大するとともに、名称を「小児」から「こども」に改めます。  さらに下段にございます070、放課後児童健全育成推進事業費では、対象学年を6年生まで拡大した放課後児童ホームの環境整備や運営体制を再構築し、円滑な運営に努めるとともに、多様な保護者ニーズに対応できる民間学童保育が安定的な運営ができるよう支援いたします。  次に、115ページの中段の020の001、民間保育所等支援事業費では、民間保育所等における保育士の負担軽減を図るため、新たに1歳児の保育士配置を改善するための補助事業を実施するなど、保育の質の向上に努めます。  続きまして、120ページをお開きください。  このページの下段から125ページの上段までが衛生費の保健衛生費となります。  123ページの最後の狂犬病予防等事業費を除きます全てがこども健康部が所管いたします保健衛生費となりますので、予算総額は15億9,401万7,000円で、前年度と比較して1億2,204万9,000円の減額となっております。  次に、保健衛生費の主な事業について御説明をいたします。  まず、121ページの下段の020、救急医療事業費では、安心して身近な場所で医療が受けられるよう、休日夜間における診療体制を維持するとともに、老朽化している休日夜間急患診療所の建替えを含めた検討を進めてまいります。  続きまして、123ページ、下段の010の005、不妊・不育症治療支援事業費では、医療保険の適用とならない不妊治療を受けた方を対象に、先進医療としてかかった費用を新たに助成することで、安心して妊娠・出産できる環境づくりを推進いたします。  以上、福祉部及びこども健康部が所管いたします一般会計の事業概要について御説明を申し上げました。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。 342 ◯福森真司座長【60頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入るのでございますが、議事の整理上、区分して行わせていただきます。  まず、こども健康部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 343 ◯石川潤分科員【60頁】 よろしくお願いします。  予算説明書の123ページ、010の005、不妊・不育症治療支援事業費について、詳しい内容をお伺いしたいと思います。 344 ◯福森真司座長【60頁】 こども家庭支援課長。 345 ◯こども家庭支援課長【60頁】 不妊・不育症治療支援事業費のうち、特定不妊治療への助成事業の取組についてお答えいたします。  特定不妊治療助成事業ですが、従前は全ての特定不妊治療につきまして保険適用がされておりませんでしたので、病院等で支払った特定不妊治療費に対しまして、神奈川県の補助事業に市が上乗せ補助する形で助成事業を実施してまいりました。その後、令和4年4月から特定不妊治療の一部が保険適用となりましたので、経過措置を含め、本年9月末をもって、市への申請期間を終え、事業としては終了しております。  しかしながら、特定不妊治療のうち、先進医療による治療につきましては、現在も全額自己負担となってございます。そのため、新年度は、妊娠を希望するものの不妊症に悩む夫婦に対しまして、不妊治療の先進医療にかかった費用の一部を保険適用と同程度助成することといたします。  助成額は、上限額を5万円としまして、不妊症に悩む夫婦の経済的な負担軽減を図るものでございます。  以上でございます。 346 ◯福森真司座長【61頁】 石川分科員。 347 ◯石川潤分科員【61頁】 今、県負担で上限5万円ということでお伺いしました。この事業は県の補助事業となっているようなのですけれども、上限5万円の割合についてはどのようになっていますか。お願いします。 348 ◯福森真司座長【61頁】 こども家庭支援課長。 349 ◯こども家庭支援課長【61頁】 不妊治療に対する先進医療にかかった費用のうち、保険適用と同程度の3割につきましては自己負担となります。残りの7割につきまして、神奈川県と市で2分の1の負担割合で、先ほど申し上げました上限5万円を補助するものでございます。  以上でございます。 350 ◯福森真司座長【61頁】 石川分科員。 351 ◯石川潤分科員【61頁】 ありがとうございます。
     この事業を行うことによる効果をどのようにお考えになっているでしょうか、お伺いします。 352 ◯福森真司座長【61頁】 こども家庭支援課長。 353 ◯こども家庭支援課長【61頁】 当該事業につきましては、既に海老名市で先行して本年4月から実施をしている事業でございます。  その内容につきまして、電話での聞き取り調査の結果、特定不妊治療に対する先進医療助成の申請者の約4割が妊娠の届出に結びついているということでございましたので、事業として大きな成果を期待できるものと考えてございます。  以上でございます。 354 ◯福森真司座長【61頁】 石川分科員。 355 ◯石川潤分科員【61頁】 今、海老名市の調査で4割の届出があったとお伺いしました。  今後、市で実施していくわけで、子供を望む家庭はたくさんいらっしゃると思います。海老名市で4割ということなので、秦野市でもやっていただいて、ぜひ海老名市以上の効果を出すようにしていただけるのと、効果を十分に認める事業だと思っております。  あと、新規事業ですので、まだ知られていないと思いますので、効果的な周知方法に改めて努めていただければと思っております。そうすればもっと広がって、子供を望む家庭の助けになると思いますので、そのようにお願いしたいと思います。  こちらについての質問は以上で終わりにいたします。  もう1問ございます。予算説明書の115ページになります。保育所等整備事業補助金についてお伺いしたいと思います。  予算額が3億3,334万7,000円ということになっておりますが、前年度の4,818万5,000円から2億8,516万円2,000円ということで、今回大幅な増額になっております。内容、内訳についてお伺いします。 356 ◯福森真司座長【62頁】 保育こども園課長。 357 ◯保育こども園課長【62頁】 まず、予算額3億3,334万7,000円の内訳ですが、堀川幼稚園のこども園化に係る工事で3億593万2,000円となっておりまして、全体の約92%を占めております。  なお、この金額につきましては、国の補助メニューを活用することから、上限額として国の交付要綱に記載されている交付基準額に基づいた金額としています。  残りの約8%は、既存の民間保育所3園についての空調設備や外壁などの修繕に係る工事で、2,741万5,000円となっております。  以上です。 358 ◯福森真司座長【62頁】 石川分科員。 359 ◯石川潤分科員【62頁】 御答弁ありがとうございます。  全体の予算額の92%が堀川幼稚園のこども園化に関わる工事ということになっております。かなり割合が高いのですけれども、今度は、堀川幼稚園の整備内容をお伺いしたいと思います。 360 ◯福森真司座長【62頁】 保育こども園課長。 361 ◯保育こども園課長【62頁】 堀川幼稚園のこども園化に係る整備内容ですが、現在、幼稚園として使用している園舎をこども園として使用することから、保育機能を新たに追加するための整備となります。  主な整備内容としましては、ゼロ歳児の乳児クラスから5歳児の幼児クラスまでの6クラスが使用できるように改修するほか、全ての園児に対し給食が提供できるよう給食調理室を新設するなど、こども園化するに当たり必要な施設整備を行うものでありまして、市はその整備に対し、支援を行うものです。 362 ◯福森真司座長【62頁】 石川分科員。 363 ◯石川潤分科員【62頁】 御答弁ありがとうございます。  今年1年かけて、令和7年度の開園にしっかり間に合うように支援を行っていただきたいというのも必要なのですけれども、先ほど間地分科員から、小学校の給食調理室のエアコンがないということで、調理員さんが大変苦労されているという話もありました。  要望としては、給食調理室を新設するということですので、調理員さんが快適にできるように、先ほどもベストを着ててもすぐ溶けてしまうとかという暑さ対策の問題もありますし、秦野市は盆地で、夏は非常に暑くなるというのも目に見えていますので、その辺をきちんとしていただきたいということです。  あと、幼稚園と別にこども園化をすることに当たりまして、今度、ゼロ歳児からの受入れということもありますので、今度また園全体の安全性の確保が大分必要になってくるかと思います。結構全国的なニュースで、預けたのはいいのですけれども、事故が起きて亡くなりましたとかというのをよく耳にしますので、そういうことがないように配慮して、改善の施設整備を行っていただいて、預ける保護者に対しても、堀川に預けてよかったと、市内でも堀川が一番いいんだと、そのくらい言われるように、ぜひ施設整備と支援を行っていただきたいと思います。  私はこれで終わります。 364 ◯福森真司座長【63頁】 以上で、石川潤分科員の質疑を終わります。  桑原昌之分科員。 365 ◯桑原昌之分科員【63頁】 よろしくお願いいたします。  まず初めに、ここにお集まりの皆様におかれましては、ゼロ歳から20歳に至るまで、本当に子育ての大事な幼年期から青年期までを支えていただける皆さんかと思っております。そういった意味で、皆さんで子供をしっかりとど真ん中でいろいろ考えられたらなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、質問に移ります。  まず、予算書の113ページです。こども相談事業費についてお伺いいたします。  要保護児童等への相談支援に係る現状と今後の見通し、今の状況をまず教えてください。 366 ◯福森真司座長【63頁】 こども若者相談担当課長。 367 ◯こども若者相談担当課長【63頁】 初めに、相談支援に関わる現状についてでございますが、児童虐待などのおそれのある要保護児童、養育に支援の必要な要支援児童や妊婦に関する適切な支援に関して協議する要保護児童対策地域協議会の支援対象児童は、年間を通じて、おおむね280人程度となっております。  また、児童虐待の新規相談の状況につきましては、令和4年度の新規相談は155人で、令和3年度と比べ23人の増加となっており、今年度についても昨年度と同等の人数で推移をしてございます。  支援が必要な家庭の中には、複雑化、複合化した課題を抱えている家庭の対応もあり、1人の子供に対して、その保護者等への支援、保育所や学校等、子供の所属への対応、児童相談所をはじめとした関係機関との連携など、その対応は多岐にわたっております。  今後の見通しにつきましては、改正児童福祉法の施行に伴い、こども家庭センターの設置により、さらに切れ目なく、漏れのない対応が求められ、個々の家庭の課題やニーズに応えるため、支援対象者それぞれに対してサポートプランを作成するなど、業務量が増加してまいります。そのため、手厚い支援を安定的に維持していくために、専門相談員に負担が偏らないよう組織運営をしていくとともに、状況に応じた人員配置等を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 368 ◯福森真司座長【64頁】 桑原分科員。 369 ◯桑原昌之分科員【64頁】 ありがとうございます。  相談業務は全庁的にいろいろあると思うのです。当然、要保護児童に関わるところも、御家庭がまず非常に難しかったりとか、いろんなことがありますから、大変な業務なのではないかなと思っています。  一つの意見なのですけれども、全庁的にある相談業務というものを例えばコールセンターのようにまとめるとか、そういうことはできないかなとちょっと思っております。というのも、相談員さん自体が重たい案件をいただいてしまったときに、病んでしまうということもやはりあって、お互いのつらさを分かち合えるようなところがあってもいいのではないかなと思います。  分庁舎だったりとか、いろいろなところで相談を受けるわけですけれども、本当に相談員さんが倒れるのではないかという心配な点も多々ありますので、ぜひその辺の検討も組織的に対応としてお願いをしたいと思います。  次に移ります。  予算説明書115ページになります。子どもの未来応援事業費ということです。子ども食堂等々に関わるところだと思いますけれども、予算の増額について、その理由についてお尋ねいたします。お願いいたします。 370 ◯福森真司座長【64頁】 子育て総務課長。 371 ◯子育て総務課長【64頁】 この事業の予算額が増額している理由でございますが、本事業では、子ども食堂や子供を対象とした学習支援、遊び、見守り等の子供の居場所を運営する市民団体に、子どもの居場所運営事業費補助金を交付しております。  補助金の交付につきまして、申請の要件、補助金額などを要綱に定めておりますが、これまで年額2万円としておりました1団体当たりの補助上限額を、新年度からは5万円に見直すため、増額したものでございます。  以上です。 372 ◯福森真司座長【64頁】 桑原分科員。 373 ◯桑原昌之分科員【65頁】 ありがとうございます。  こういう団体の皆様にとっては、補助額が大体下がってしまうということがよくあるのですけれども、上げていただけるということは非常にありがたいなと思うのですが、これだけ一気に上げていくわけですから、何かしら効果を期待していると思うのですが、内容についてお尋ねいたします。 374 ◯福森真司座長【65頁】 子育て総務課長。 375 ◯子育て総務課長【65頁】 支援を拡充することについての効果でございますが、子ども食堂などは、以前は子供の貧困対策という役割が大きくありましたが、近年では、多世代交流、また、子供の見守り、地域での食育の推進など、その役割が多様化しております。子供が気軽に子ども食堂等に行けるよう、身近な場所での実施が求められています。  こうした活動を運営する市民団体の活動費は、主に参加者の食事代、寄附等によって賄われておりますが、いずれも不確定なものとなっております。活動を継続するためには、運営基盤の安定が必要となりますので、支援の拡充によって、現在の活動中の団体が、その取組を発展、そして充実でき、また、新たに取り組もうとする団体へのサポートとなることで、子供の居場所づくりが地域に広がり、また、継続されることを期待するものです。  以上です。 376 ◯福森真司座長【65頁】 桑原分科員。 377 ◯桑原昌之分科員【65頁】 ありがとうございます。  子供の居場所は、寺子屋事業もそうでしたけれども、本当にとても大事だと思っています。  東京都府中市などでは、子ども食堂で各団体がネットワークを組んで、全市で取り組んで、広報ふちゅうの中でも1面に取り上げられるぐらいの活動をしているところがあります。  ぜひお願いなのですけれども、先行的に子ども食堂とかをやっているところもあると思います。ですけれども、やりたいという人たちに対して、きちんと公平感を持った形で支援をしていただきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ひいては、子ども食堂を例にとって言えば、子供だけではなくて、そこに集まるその支援をされる皆様のコミュニティー、いわゆる地域コミュニティーの活性化のためにもつながりますので、ぜひ、その辺の充実をよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。  同じ予算説明書115ページになります。保育所等整備事業補助金について、先ほど石川分科員からも質疑がありましたが、少し掘り下げていきたいなと思います。  堀川幼稚園のこども園化に対する予算として大きな割合を占めているということですけれども、この補助金全体を予算積算するということの中で、どのようなプロセスで進められてきたのかということをお尋ねいたします。よろしくお願いします。 378 ◯福森真司座長【66頁】 保育こども園課長。 379 ◯保育こども園課長【66頁】 保育所等整備事業補助金の予算の積算に当たりましては、例年予算編成に間に合うよう、9月頃に民間の保育所などへ照会させていただき、補助金を活用する意向がある場合には、予定している工事概要を御報告いただいております。  その後、国の補助メニューも活用しておりますので、工事内容が補助対象に該当するかを確認した上で、総事業費が確認できる工事見積りを提出していただきまして、再度、保育こども園課において精査した上で、予算計上しているところです。  以上です。 380 ◯福森真司座長【66頁】 桑原分科員。 381 ◯桑原昌之分科員【66頁】 ありがとうございます。  ほかの民間園とかにも拡充して、この補助金自体をきちんと聞いていただいているということですけれども、なかなか大変で、手間もかかったりして、うまく修繕等に手を挙げられていないところもあるのではないかと思いますので、丁寧に聞き取っていただきたいなと思っております。  どうしても今回は堀川幼稚園のこども園化に予算が偏ってしまうわけですが、まだまだほかの民間保育所等の修繕もこれから多分出てくると思うのです。古くからやっているところもたくさんありますので、その辺についてはしっかりと対応できる体制が整っているのかを教えていただきたいと思います。 382 ◯福森真司座長【66頁】 保育こども園課長。 383 ◯保育こども園課長【66頁】 新年度予算案では、堀川幼稚園のこども園化が大きなウエートを占めておりますが、全ての保育所などでの安心・安全な保育環境を整備していくことも重要となりますので、補助金の活用意向があった保育所などについては、老朽化などの状況を確認し、修繕の必要性などを精査した上で、必要性のある工事について予算化するよう努めております。  実際に新年度予算案に入れております堀川幼稚園のこども園化を除く修繕などの案件につきましては、補助金の活用意向があった3園全てを対象としておりまして、書類確認のほか、現地確認やヒアリングを通して、その必要性を確認させていただいております。  ほかの園に関しても、安全・安心な保育環境を整備するために、各保育所からは中長期的な修繕予定なども伺っております。適時適切に必要な支援を行っていきたいと考えております。  以上です。 384 ◯福森真司座長【66頁】 桑原分科員。 385 ◯桑原昌之分科員【66頁】 ありがとうございます。引き続きお願いしたいなと思います。  どうしても施設ですから、小・中学校とかも同じですけれども、地域性とかもあるかと思います。優先順位とかをしっかりと見極めていただきながら、サポートしていただければ幸いに存じます。よろしくお願いいたします。  次に移ります。  予算説明書117ページ、はたちのつどい経費についてお尋ねしたいと思います。  成人の数自体は、恐らく今年度と比べて一気に増えるということはないと思うのですが、大きな経費がかかっているということで、ほぼ倍増ですか。この理由についてお尋ねいたします。 386 ◯福森真司座長【67頁】 こども育成課長。 387 ◯こども育成課長【67頁】 まず、20歳の方が増えているかということですけれども、今年の対象者は1,601人でありまして、前年度とほぼ横ばいの状況でございました。  そのうち参加者は1,059人、出席率で言いますと66.1%でした。来年1月のはたちのつどいの対象者、また、参加者につきましても同程度を見込んでおります。  令和6年度予算が増額した理由につきましては、例年開催していましたクアーズテック秦野カルチャーホールの大ホールが天井の改修工事に伴いまして、令和6年7月から休館となるために、代替施設としまして、メタックス体育館はだのメインアリーナでの開催を予定していることにより、会場設営や仮設ステージの設置などに係る経費220万円を計上したものでございます。  以上です。 388 ◯福森真司座長【67頁】 桑原分科員。 389 ◯桑原昌之分科員【67頁】 ありがとうございます。  ぱっと考えたときに、確かに文化会館はもう最初からステージがあるわけですけれども、当然音響についてもだと思うのですが、小学校でさんざん卒業式をやってきた私としては、そんなに経費がかかるのという感じがするのですけれども、何か開催方法に違いがあったりとか、そういうもの、何か体育館ならではこうなってしまうのですよということを説明いただけると助かります。 390 ◯福森真司座長【67頁】 こども育成課長。 391 ◯こども育成課長【67頁】 過去には、体育館ではたちのつどい、以前ですと成人式になりますけれども、そちらを開催しておりました。  当時は20歳のパフォーマンスというライブ演奏ですとかダンスを行うコーナーがございまして、メインアリーナの音響や照明にも力を入れた高額なステージを設置しておりまして、参加者は立ち見での実施となっておりました。しかし、立ち見であることで参加者がアリーナ内には入るものの、友人とのおしゃべりに夢中で、来賓の方の話ですとかパフォーマンスを聞く体制ではないという課題がございました。  そこで来年度は、二部制での開催とはなりますけれども、既存のアリーナの客席とアリーナ内の体育館内のせり出し型の客席を合わせまして、七百、八百席になると思うのですけれども、全員が着席できる方法を考えております。また、簡易なステージや音響等を設置して開催する予定としております。  式典の内容ですとか、ステージの詳細につきましては、例年どおり8月から10回程度開催いたしますはたちのつどい実行委員会で決定していくため、予算の範囲内で多少の変更はあると思いますけれども、現段階での実施予定としてはお伝えしたとおりとなります。
     以上です。 392 ◯福森真司座長【68頁】 桑原分科員。 393 ◯桑原昌之分科員【68頁】 ありがとうございます。  体育館になると、いろいろ追加の予算措置が必要になるのだなということがよく分かりました。  昨日も総務分科会の中で出ていたと思うのですけれども、体育館でやる行事については、どうしてももう1回お金がかかってしまうということがあるかと思うのです。もし可能だったらば、例えば同じ業者に委託するようなことが分かるのであれば、何か一緒に執行の段階でちょっと割引をお願いするとか、そういうことができるのではないかなと思うのです。音響も何かこう時期的なものとして。それを総体として、何かうまく減額してもらえるようなことがあったらうれしいのではないかなと思ったりしています。ぜひ予算を使い切ることがないように、うまくやってほしいなと思っています。  次の質問に入ります。  今度は予算説明書119ページです。児童センター維持管理費についてお尋ねしたいと思います。  逆にここのところは、令和5年度に比べ、令和6年度の予算が大幅に減少しているのです。その理由についてお尋ねいたします。お願いします。 394 ◯福森真司座長【68頁】 こども育成課長。 395 ◯こども育成課長【68頁】 令和6年度予算額が今年度と比較しまして大幅に減少している主な理由についてですが、今年度は、曲松児童センターのLED導入工事費用として1,577万円を計上していたために、予算額が増加をしております。  令和6年度は大きな工事等の予定はないため、例年と同様の予算となっております。  以上です。 396 ◯福森真司座長【68頁】 桑原分科員。 397 ◯桑原昌之分科員【68頁】 ありがとうございます。  今回、施設に関するところでいうと、LEDのところとかでこれだけお金がかかるのだなということも分かるわけです。電球だけ替えればいいだけの話ではないということは承知していますので、こちらもぜひ一気にやるとか、何かそういう形でできたら、もうちょっと安くなるのではないかなという気もしますので、ぜひ御検討ください。  その肝腎の曲松児童センターですけれども、LEDにこれからするということですが、LED化するだけの価値があるのかということを含めて、利用状況はどのようでしょうか。 398 ◯福森真司座長【69頁】 こども育成課長。 399 ◯こども育成課長【69頁】 本市では、児童の心身ともに健やかな育成並びにその体力の増進及び創作活動の場とするとともに、児童と地域住民との交流の場とすることを目的としまして、平成13年度から曲松児童センターを設置しております。  曲松児童センターは、1階、2階に遊戯室、創作活動室、図書室など児童館機能を有している箇所と、3階の一般の方も御利用いただける貸室がございます。  曲松児童センターに来館される利用者についてですが、10年前はおおむね年間2万人前後で推移をしておりましたが、令和元年度からは新型感染症などの影響によりまして、令和元年度が約1万6,000人、令和2年度が約7,000人、令和3年度から徐々に回復傾向にございますけれども、令和3年度が約9,500人、令和4年度が約1万人となっており、ここ数年は1万人前後で推移している状況にございます。  以上です。 400 ◯福森真司座長【69頁】 桑原分科員。 401 ◯桑原昌之分科員【69頁】 ありがとうございます。  やはりどこの施設も利用者は減少傾向なのだなと思うのです。子供の数はますますこれから減少していくわけですが、児童センターだけでなく、児童館とか児童室も含め、子供を対象とした施設がいっぱいあるのですが、これからこの施設の在り方について、今のところの何かお考えがあれば教えてください。 402 ◯福森真司座長【69頁】 こども育成課長。 403 ◯こども育成課長【69頁】 児童センターだけでなく、児童館等を含めて考えていかなければいけないことだと認識しております。  今後の在り方ですけれども、秦野市公共施設再配置計画第2期の基本計画におきましては、新たに地域コミュニティーの拠点機能を維持する必要がある場合には、公民館の分館的な施設としての建替え等を検討すると位置づけられております。  これまでも児童館になりますが、沼代児童館につきましては、児童室としての機能を残しつつ、自治会館として地元自治会に無償譲渡しております。  また、老朽化していた千村児童館につきましては、開放型自治会館として建替え、その中で児童室としての機能を残すなど、地域のニーズに合った形で運営をしております。  そのため、地元の方々の意見を聞きながら、沼代や千村児童館のように地域ニーズに合わせた活用方法などを探りまして、児童センター、児童館一つ一つの方向性を考えていきたいと思っております。  以上です。 404 ◯福森真司座長【70頁】 桑原分科員。 405 ◯桑原昌之分科員【70頁】 ありがとうございました。  本当に公共施設の再配置は難しいことだと思います。学校の統廃合の話などもさっき出ていましたけれども、ぜひ皆さんで考えていただきたいなと思います。今後もいろいろ我々もちょっと考えながら、意見等を届けられたらなと思っております。  次の質問に移ります。  予算説明書の123ページです。自殺予防対策事業費についてです。  パブリックコメント等でもこの辺の部分は出ていると思うのですけれども、重要な施策であると思うのですが、予算が減額となっていて、一体これはどういうことなのだろうかと思っております。内容について教えてください。 406 ◯福森真司座長【70頁】 健康づくり課長。 407 ◯健康づくり課長【70頁】 減額の主な理由につきましては2つございまして、1つ目は、今年度、自殺対策計画の改定のため、審議会を通常年1回のところを3回開催したことに伴って、委員報酬や交通費を増額しています。  2つ目の理由としましては、「こころの体温計」というメンタルヘルスチェックシステムの改修費用によるものです。自殺対策には、LGBTQに関連した悩みへの対応も重要であり、性別に関する質問項目に、男女のほか、その他を追加する改修を行いました。新年度予算はこれらのことに係る予算を減額しているものになります。  新年度では、自殺予防キャンペーン、ゲートキーパーの養成講座や出張による普及啓発、委員会等による事業の進行管理に要する予算は確保できております。自殺対策に関連する庁内各課の事業系協力も含めまして、県の補助金を活用しています。第2期計画の策定に向けて、「生きる」を支えるはだのこころの健康プランと、サブタイトルを改めて、誰も自殺に追い込まれることのない基本方針に合わせて、自殺死亡者数、自殺死亡率ゼロを長期目標としています。  本市における過去10年間の自殺者は、緩やかな減少傾向にはございますが、全国的にハイリスクと言われる女性や若年層、本市では高年齢の方への支援を強化し、関係課や関係各課と連携し、今後も引き続き、他人事ではないということとして、広く市民へ普及啓発に取り組む予定でおります。  以上です。 408 ◯福森真司座長【70頁】 桑原分科員。 409 ◯桑原昌之分科員【70頁】 ありがとうございます。  皆さん御承知だと思いますけれども、2022年、全国の小・中高生の自殺者数がついに500人を超えているということです。これは年々増えているのです。子供が減っているのに増えているわけです。それだけ苦しいのかなというところもあります。  「こころの健康」という言葉がここにも出てきましたけれども、この本当にぎりぎりのところに至る前のところで、市民の皆さんを含め、我々もですけれども、健康的に暮らせるような施策を打っていかなければいけないのではないかなと思いますので、ぜひ各課連携の上、いろいろと御支援いただければと思っております。  そしたら、最後です。予算説明書123ページ、妊娠・出産包括支援事業費についてお願いいたします。  先ほど拡充というお話があって、うれしいわけなのですが、産後ケア事業の利用回数の上限を3回から7回へ拡充されるということは非常にありがたいなと思うのですけれども、1人の上限が7回で本当にいいのかという話もありますし、人によっては7回を超えてでもフォローしなければいけない妊産婦さんがいらっしゃるのではないかなと思うのですが、その辺の対応です。要はイレギュラーな対応としてどんなことが考えられるか、教えてください。 410 ◯福森真司座長【71頁】 こども家庭支援課長。 411 ◯こども家庭支援課長【71頁】 産後ケアに対する御質問でございます。  産後ケア事業は、安心して出産を迎え、子育てができるよう、心身の不調が現れやすい出産直後に、育児に対する不安やサポート等のきめ細やかな支援を行う目的で実施をしてございます。  新年度は、支援を必要とする方がより多く利用できるよう産後ケアを一部公費で利用する場合の回数を3回から7回へ拡充しまして、サポート体制の充実に努めていくものでございます。  利用の上限を超えてさらにフォローが必要な方への対応についてとの御質問でございますが、産後ケア事業は、産婦1人当たり7回を上限として拡充いたしますが、その上限を超える利用の希望がある場合は、自己負担での御利用となります。しかしながら、産後ケア事業以外のサポート体制といたしまして、日々の相談などから産婦が不安に思っていることなどを丁寧に聞き取り、乳幼児期の健康診査や育児相談、食育セミナー等の機会を活用して、保健師や助産師、管理栄養士などがそれぞれの専門性を生かしながら必要な支援を行い、場合によっては、専門機関へつなぐなどの支援を行ってまいります。  引き続きそれぞれの家庭での子育ての不安に寄り添い、伴走型の支援に努めることで必要な支援が切れ目なく届けられるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 412 ◯福森真司座長【71頁】 桑原分科員。 413 ◯桑原昌之分科員【71頁】 ありがとうございます。  7回でおしまいだけれども、その後、きちんとフォローしてくださるということがすごく大事かなと思っています。どうしても制度の枠組みにはまらない場合に、そこで終わってしまうから、諦めて苦しくなってしまって、逆に余裕がなくなって、虐待みたいなことも起こったりするわけですよね。そうならないようにサポート体制があるということは本当にありがたいなと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。  終わります。 414 ◯福森真司座長【72頁】 これで、桑原昌之分科員の質疑を終わります。  中村知也分科員。 415 ◯中村知也分科員【72頁】 よろしくお願いします。  では早速、予算説明書113ページになります。こども医療費助成事業費についてお伺いいたします。  現在の中学3年生までとしている対象年齢を、令和6年10月からは18歳まで拡大するということですが、制度拡大に伴う医療費の助成額の見込みについて教えていただけますでしょうか。 416 ◯福森真司座長【72頁】 子育て総務課長。 417 ◯子育て総務課長【72頁】 制度拡大に伴う医療費の助成額ということですが、今回の制度拡大による対象者は約4,000人で、それに対する医療助成費は年間約8,000万円と見込んでおります。  令和6年度の10月から実施しますので、半年分の4,000万円を今回計上しております。  以上でございます。 418 ◯福森真司座長【72頁】 中村分科員。 419 ◯中村知也分科員【72頁】 長らく待望されていた制度の拡大だと思います。  子育て家庭は経済的な安心につながり、大変ありがたいことだと思います。しかしながら、一方で、医療機関を受診することのハードルが下がり、市民の健康意識の低下や油断などが起こることも懸念されます。  子供の医療費助成に限ったことではないと思いますが、医療費の自己負担額がなくなることで、受診が増加するというデータもあると言われております。適正受診や日頃の健康管理に対する普及啓発も必要であると考えますが、本市ではどのようにお考えでしょうか。 420 ◯福森真司座長【72頁】 子育て総務課長。 421 ◯子育て総務課長【72頁】 子供は、成人に比べまして抵抗力も弱いので、急な体調不良を起こしやすく、また、小・中学生、高校生などになるとスポーツなどによってけがなども起こしやすくなります。このため、安心して医療を受けられる体制を維持する必要性がございますので、子育て世帯の皆様におかれましては、まず、お子様の健康管理、また、御家族の健康管理について相談できるかかりつけ医を持ち、日頃から御自身ともに御家族の健康管理を心がけていただけるよう、こども医療費助成事業のパンフレット、また、子育てサポートブック等を活用しまして周知を行い、健康の意識に対する向上に努めていきたいと考えております。  以上です。 422 ◯福森真司座長【73頁】 中村分科員。 423 ◯中村知也分科員【73頁】 ありがとうございます。  市民が安心して医療を受けられるようにするためには、それを支える医療機関の負担が軽減されていくことも重要だと思います。まずは市民自らが健康向上への意識を持ち、関連した知識を学び、自分の体を自分自身で守ることが重要であると考えます。  そうした努力が前提にあることが、制度を維持していく上でも重要な、望ましいことなのではないかと考えます。しっかりと啓発に取り組んでいただくことをお願いいたしまして、質問を終わります。  以上で終わります。 424 ◯福森真司座長【73頁】 これで、中村知也分科員の質疑を終わります。  川口薫分科員。 425 ◯川口薫分科員【73頁】 それでは、予算説明書の113ページ、放課後児童健全育成推進事業費についてお尋ねをいたします。  本市では、市が運営する児童ホームと民間学童があると思いますが、児童ホームの対象学年が拡大するということで、民間学童の令和6年度の申込み状況はまずどうであったか、お伺いいたします。 426 ◯福森真司座長【73頁】 こども育成課長。 427 ◯こども育成課長【73頁】 本市の児童ホーム、民間学童の状況でございますが、令和5年4月現在で公立が29教室、民間が21教室、合わせて50教室でございます。  また、児童数は、公立が1,090人、民間が472人で、合計1,562人となっており、公立が横ばいであるのに対しまして、民間学童は増加傾向にございます。  令和6年度の民間学童の申込み状況ですが、令和6年4月に実績報告があるために、現時点では詳細は把握できておりませんが、本年2月に民間学童事業者と意見交換を実施し、各事業者から令和6年度の申込み状況等について情報共有をしたところでございます。  民間学童7事業所の代表者に申込み状況を確認したところ、おおむねこれまでと同様の申込み状況であったと聞いております。  以上です。 428 ◯福森真司座長【73頁】 川口分科員。 429 ◯川口薫分科員【73頁】 ありがとうございました。  民間学童の7事業所、今年は少なかったという情報提供があったよということですけれども、実際に5、6年生までが児童ホームを利用することによって、民間学童への影響が出ているのではないかと当然考えるのですけれども、市は民間学童との状況をどのように把握されているのか、お伺いいたします。 430 ◯福森真司座長【74頁】 こども育成課長。 431 ◯こども育成課長【74頁】 民間学童事業者につきましては、これまでも連携強化や情報共有を図るために、国、県、市からの情報や、新型感染症などの新たな対応等について積極的に情報共有を行うとともに、民間学童のサービスの内容を適宜把握し、申込み相談時に保護者の意向によっては民間学童を紹介するなどを行ってまいりました。  令和6年4月からの児童ホームの対象学年拡大については、民間学童に早い段階で検討していることを周知いたしまして、児童ホームの拡大を踏まえた運営を考えていただくよう情報共有するなど、定期的に意見交換の場を設けてきました。今後も意見交換等を定期的に行いまして、情報共有に努めてまいります。  以上です。 432 ◯福森真司座長【74頁】 川口分科員。 433 ◯川口薫分科員【74頁】 ありがとうございました。
     当然影響は出るよなという感じですし、コロナが過ぎて、またどんどん働いてもらうような状況があるし、共働き世帯という状況の中で、そういう学童に預けたいなということがあって、市も5、6年生に拡大をした状況もあると思うのです。  民間とのやり取りの中で、情報共有とか、それぞれの強みを生かしたとか、特徴あるような状況の中で連携を強化して、お互いウイン・ウインの関係になるようにしていただきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。  この質問はこれで終わります。  次に、予算説明書の117ページ、青少年団体育成補助金についてお伺いいたします。  この補助金ですけれども、全体としてどの団体に補助しているのか、また、補助金の額が減額という状況になっていると思うのです。このような状況からすると、やはりコロナ禍ということもあって、事業がやりたくてもできないというような状況もあったりして、そういう中で減額という状況も出てきていると思うのですけれども、その辺の状況と理由が分かれば教えてください。 434 ◯福森真司座長【74頁】 こども育成課長。 435 ◯こども育成課長【74頁】 青少年団体育成補助金の交付先ですけれども、一つは秦野市こども会育成連絡協議会、2つ目に秦野スカウト会、この2団体に補助金を交付しております。  減額の理由につきましては、秦野市子ども会育成連絡協議会の補助金額を令和6年度予算から5万円減額しております。  減額の理由といたしましては、令和3年度、また、令和4年度と補助対象事業を予算時の計画どおりに実施することができなかったために、補助金の返還が生じたことによるものです。そのため、実際の補助事業の経費に見合った補助金額に見直したことによりまして、減額となっております。  以上です。 436 ◯福森真司座長【75頁】 川口分科員。 437 ◯川口薫分科員【75頁】 ありがとうございました。  先ほど言いましたように、ここ何年か、令和3年度、令和4年度はコロナ禍ということもあって、事業そのものの自粛を余儀なくされてしまったということだったりして、昨年も、かなりその事業的には、コロナ禍という状況からすると、コロナの扱いも変わってきた状況はあるけれども、やはり懸念する状況があって、できなかったということもあると思うのです。だんだん令和6年、令和7年という中で、やはりこの事業を復活させたいと思っているような状況があると思うのです。そういうふうな中で補助金の増額というか、今までどおり例年に戻すという状況はあるのでしょうか。 438 ◯福森真司座長【75頁】 こども育成課長。 439 ◯こども育成課長【75頁】 補助金を元に戻したらどうだということですけれども、あくまでも補助対象の中には、補助対象経費の対象となるものがございます。その上、事業内容が増えてくれば、限られた予算の中ではありますけれども、元に戻すということを考えていかなければいけないと考えております。  以上です。 440 ◯福森真司座長【75頁】 川口分科員。 441 ◯川口薫分科員【75頁】 ありがとうございます。状況に応じて対応してほしいなと思っています。  子ども会についてなのですけれども、子ども会の中の子供たち、それぞれあるとは思うのですが、地域との関わり、地域社会との関わりということからすると、一番最初に地域と関わる状況であると思うのです。いろいろ見守っていただいたりしている中、また、地域の中での活動の中で、社会の1人として、一員であるという自覚もそこで受けてくると思うのですけれども、そういうふうな中では、しっかりとこの担当課で、引き続き支援をしていってほしいなということを思っています。  また、最近ちょっと思うことは、今まではかなり担当課として、子ども会に対しての支援の仕方というのがかなりこう積極的だったのかなと思っているのです。ここでコロナを乗り越えた状況の中で、いろんな事業が変化をさせなければならないなという状況を各子ども会、全体の秦野市の子ども会も思っているし、地域の子ども会も思っていると思うのです。そういう中で、どういうふうな変化をしたらいいのかなというアドバイスもしていただきたいなという状況なのですけれども、感じとすると、何かこうだんだん、担当課がバックギアを入れて、フェードアウトするような雰囲気が何か出てしまっているのかなという気がするのですけれども、私の個人的な感覚なのかもしれないのですけれども、ちょっとそういうふうなところで、もう少し支援をしていってあげられればなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 442 ◯福森真司座長【76頁】 こども育成課長。 443 ◯こども育成課長【76頁】 子ども会育成連絡協議会への補助金による支援につきましては、今後も継続して実施し、運営をサポートしてまいります。  補助対象事業は、団体の自立を促すという意味で、自主運営での実施が前提とはなりますけれども、本市としてもできるだけの協力はしたいと考えております。  これまで子ども会が果たしてきた地域を基盤として、活動を通して成長を促す子ども会のコミュニティー活動というものは、遊びを通じて社会の一員としての必要な知識、技能、態度を学ぶ重要なものであると認識しております。  少子高齢化の中で、会員の確保やリーダーの養成、また、専門指導者の確保等が課題となっておりますが、市の事業への御協力及び地域ごとの特色を生かした活発な活動を継続し、本市の子供たちの健やかな成長のために、今後も御協力いただきたいと思っております。  以上です。 444 ◯福森真司座長【76頁】 川口分科員。 445 ◯川口薫分科員【76頁】 ありがとうございました。  ぜひ引き続きの支援と手厚さでよろしくお願いしたいと思うのですけれども、やはり先ほども言いましたように、子ども会の子供たちにとっては、やはり社会との関わりの一番最初だと思うので、ぜひその辺も考えていってあげてほしいなと思っています。  いろんな課題があって、それは市の問題ではないよということも中にはあると思うのですよ。いろんな団体意向で、だんだん小さくなっていって。だけれども、その食い止める手だてというのは、やはりいろんな方面からアドバイスをもらうことも大事だなと思っています。  こども育成課長もいろんな事業の中で、来ていただいて、顔を見せていただいて、いろんな場面を見ていられると思って、それはもう本当に感謝をしている部分なのですけれども、ぜひそういうとこからもアドバイスをいただければと思っています。  以上、私の質問を終わります。ありがとうございました。 446 ◯福森真司座長【76頁】 これで、川口薫分科員の質疑を終わります。  小菅基司分科員。 447 ◯小菅基司分科員【76頁】 では、よろしくお願いいたします。  まず最初に、予算説明書123ページ、感染症等予防事業費。来年度はコロナの担当課がなくなるということで、これはこども健康部長に聞きたいのですけれども、たしか決算のときに、コロナ被害があるかもしれないので、接種した方々にアンケート調査してほしいというお願いをしたのですけれども、そういったことは検討されたのかどうか。 448 ◯福森真司座長【76頁】 こども健康部長。 449 ◯こども健康部長【76頁】 ただいま御質問いただきました。確かに昨年9月の予算決算常任委員会の文教福祉分科会で大阪府泉大津市の事例を出していただきまして、研究をというお答えをさせていただきました。  その後、泉大津市の担当にも電話で確認をいたしました。泉大津市ではアンケート調査をしておりますけれども、その集計結果を公表するにとどまっているというお話もございました。  それから、そのときに少し触れられました支援制度についても確認をしたところ、3人程度の申請があったという声も聞いております。  いずれにしましても、神奈川県と同様、本市においても国の支援制度についても十分であると考えております。  アンケートにつきましては、国でアンケートは既に実施をしておりまして、1月下旬に中間報告がされております。その報告内容を早速本市でもホームページで皆さんに閲覧いただけるようにしております。  また、副反応だとか後遺症の問題というのは、やはり地域性ということは特にないと言われておりますので、これから接種をされる市民の方、9月にまた秋開始接種がございますので、秦野市民の皆様にもこのアンケートに市民の声ということでぜひ参加をいただいて、国への情報提供をしていただければと思います。  秦野市としても、引き続き市民の皆様に正確な情報をお届けすることに徹していきたいと考えております。 450 ◯福森真司座長【77頁】 小菅分科員。 451 ◯小菅基司分科員【77頁】 このワクチンというのは、必ず100%安全ではないという情報提供を以前から市民にしていただきたいとお願いしてきたわけですけれども、アンケートをもらった時点で、まだワクチンの副反応による体の症状の変化に気づかない人が多分いると思うのですよ。聞くところによると、帯状疱疹の方が市役所の中でも非常に増えたと。もしかしたら、私はワクチンの影響があるのではないかなと。テレビでは、帯状疱疹、50歳以上はワクチンを打て、打てと。マッチポンプになっているのではないかなと、非常に怖いなと。  ちなみに、私はワクチンを1回も打たないで、感染しないでここまで来ています。  私の知り合いで何人かいたのですけれども、ついこの間、皆さんも知っている人が打っていなかったけれども、コロナにかかってしまったという人が1人いただけで、ほとんどの方がワクチンを打たないほうが多分感染率は低かったなと。多分、免疫力が下がるおそれがあって、多分そういったことが影響して、かかる人が多かったのではないかなと思いますので、引き続き、各種ワクチンは決して安全なものではないということのアナウンスは常日頃お願いをしたいと思います。  続きまして、予算説明書113ページ、こども医療費助成事業費。来年度から18歳まで年齢を引き上げるということで、県内でも19市中11市が18歳まで対象になると。本市を含めて、6市が令和6年度から対象年齢を拡大ということであります。  東京都23区に行くと、20歳とか、大学卒業する年度とか、やり過ぎなのではないかなと思うような都市間競争にはまっているのですけれども、本来であれば、これは政府が行う事業だと思うのですが、そういった政府の仕事ではないかと、政府でやってくれというような要望活動はどのようにされているのか、お伺いいたします。 452 ◯福森真司座長【78頁】 子育て総務課長。 453 ◯子育て総務課長【78頁】 こちらの制度につきまして、私ども本市としても同じ考えでおりますので、これまで全国市長会などを通じて、国の制度として創設するよう国に対して要望してきました。  昨年1月には、神奈川県を中心に、県市長会、県町村会と連名で国に要望したところですが、現時点でその実現に至っておりません。そのため、引き続き国へ要望していきたいと考えております。  以上でございます。 454 ◯福森真司座長【78頁】 小菅分科員。 455 ◯小菅基司分科員【78頁】 ぜひそうなればと思いますし、私たちも努力しなければいけないなと思います。  副市長、やはり給食費の無償化もひたひたと迫ってきているのではないかなと。同じような要望をぜひしていっていただきたいし、少しずつ増えていくことで、秦野市もやらざるを得ないのが迫ってきていると思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、予算説明書113ページ、放課後児童育成推進事業費について。高学年のニーズは未知数なところがあると思いますが、実際拡大をした5、6年生の申込み状況等を教えていただきたいと思います。 456 ◯福森真司座長【78頁】 こども育成課長。 457 ◯こども育成課長【78頁】 対象学年拡大の本格実施に当たりまして、令和5年4月1日時点の各児童ホームの利用者数及び試行実施しております末広小学校児童ホームの現状を踏まえまして、令和6年度の5、6年生の利用者数の推計値を試算した数値が128人と想定をしておりました。  実際には、令和6年度の本年2月1日時点での申込み状況になりますが、5、6年生の申込みが全体で98人、8.4%となっております。全国的に見ましても、5、6年生の割合は全体の9%から10%で推移していることから、本市においても同様の傾向であったと考えております。  以上です。 458 ◯福森真司座長【78頁】 小菅分科員。 459 ◯小菅基司分科員【78頁】 放課後の預かりなのですけれども、一つの空間で1年生から6年生まで一緒にいるという何か難しさというものがあるのではないかと思いますが、児童ホームの質の維持向上を図るために、今後どのような対応をしていくのか、お伺いしたいと思います。 460 ◯福森真司座長【79頁】 こども育成課長。 461 ◯こども育成課長【79頁】 対象学年の拡大に伴いまして、もちろん支援員の人材育成等は大きな課題の一つであると考えております。そのために、令和4年度から人材育成にも重点を置き、研修会や講演会、支援員同士のワークショップ等を開催するなど、研修制度の充実に努めております。  また、全児童ホームの代表者を集めた会議などにおいても、開催回数を増やし、支援員の負担や不安を軽減するため、意見交換や情報共有を行っております。  令和6年度も引き続き研修制度の充実に努めるとともに、新たにおのおのの児童ホーム間での交流勤務などを実施しまして、連携強化や質の向上を図っていきたいと考えております。  以上です。 462 ◯福森真司座長【79頁】 小菅分科員。 463 ◯小菅基司分科員【79頁】 官民の情報共有等をしていただいて、質の高い仕事をしていただきたいと思います。  時代は変わったなと思います。私らの頃は、家に帰ってお留守番をする子供たちは鍵っ子なんて言われて、それを楽しむ子供が結構多かったです。私なんかも家に帰って親がいないと、コーラをがぶがぶ飲んで、ポテトチップスをばかばか食べてという、カウチポテトと言われた時代で、ちょっと時代の変化を本当に感じるような事業でありますけれども、ぜひ事故等がないようにしっかりとやってください。  続きまして、予算説明書117ページ、こども館管理運営費です。この中で、親子でお仕事体験という事業をやっていて、昨年、私も議長として議場に親子を呼んで、議員体験みたいなものを一緒にやらせてもらって、いい経験を私もさせてもらったなと思います。  令和6年度はどのような事業内容で進めるのか、お伺いいたします。 464 ◯福森真司座長【79頁】 こども育成課長。 465 ◯こども育成課長【79頁】 まず、今年度のお仕事体験について、子供たちや保護者を対象に、今、御紹介がありました市議会議員の体験、また、エンジニア、消防士、美容師など、8つの職業を市内事業者の協力をもとに体験をしていただきました。  令和6年度はこれに加えまして、ゴルフ場スタッフなどの新たな職業体験ができるように企画をしております。  また、令和元年度まで実施しておりましたお仕事体験バスツアーを再開いたします。このツアーに関しましては、市外の工場や施設を見学するツアーとなりまして、例えば国会議事堂ですとか、JALの機体整備工場などの見学を実施しておりまして、子供たちに人気のあった事業となります。  これらのお仕事体験が、参加した子供たちにとって将来なりたい職業を考えるきっかけの一つになればと考えております。  以上です。 466 ◯福森真司座長【80頁】 小菅分科員。 467 ◯小菅基司分科員【80頁】 夏休みの事業ということで、子供たちも大変忙しく過ごしている中、応募方法などはどういった工夫をされているか、お伺いいたします。 468 ◯福森真司座長【80頁】 こども育成課長。 469 ◯こども育成課長【80頁】 応募方法等につきましては、今年度より電子申請による申込みを開始いたしました。電子申請によりまして、申込み数が5倍に増加したこと、また、体験の名前を、ネイルだったらネイル体験という簡単なものから、ネイリストになってネイルチップをデザインしてみようなど、体験内容がイメージしやすいものに変更した結果、全体申込者数は前年に比べて、先ほど申した5倍の増加となっております。  また、電子申請の導入は、参加者の増加につながるとともに、事務の効率化といった効果もあったことから、令和6年度も同様の広報宣伝や申請方法を続けていきたいと考えております。  以上です。 470 ◯福森真司座長【80頁】 小菅分科員。 471 ◯小菅基司分科員【80頁】 ぜひ、たくさん事業をやっていただきたいと思います。  中には、将来が変わる、生活が変わるようなこともあるかもしれません。本市の中にはたくさん優良企業がありますので、たくさん協力してもらえる企業を募って、やっていただければと思います。  以上で私の質問を終わります。 472 ◯福森真司座長【80頁】 これで、小菅基司分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 473 ◯横溝泰世分科員【80頁】 お疲れさまです。  まずは、予算説明書113ページ、090の病後児保育事業費についてでありますけれども、予算的には前年度から比較してそんなに高くはなっておりませんが、今回、この病後児保育の関係について、予算が若干増額になった理由をまずはお伺いしたいと思います。 474 ◯福森真司座長【80頁】 保育こども園課長。 475 ◯保育こども園課長【80頁】 病後児保育事業についてお答えいたします。  この事業は、児童が病気の回復期にあって、集団保育や家庭での保育が困難な場合に、看護師と保育士が付添い、専用の病後児保育室で一時的に預かる事業となりますが、この看護師及び保育士についての給与改定による増額と、この事業を実施する上で職員の定期的な細菌検査が必要となりますので、その手数料単価が上がったことなどにより、増額となったものです。  以上です。 476 ◯福森真司座長【81頁】 横溝分科員。 477 ◯横溝泰世分科員【81頁】 ありがとうございました。
     そういう中で、やはりこの病後児保育というものは、これまで感染状況の中にある利用度の問題とかを考えてみますと、ここ2年でまた上がってきているという状況でありますけれども、今後のありようについて、若干お答えいただければと思います。 478 ◯福森真司座長【81頁】 保育こども園課長。 479 ◯保育こども園課長【81頁】 この事業は、コロナ禍前の令和元年度には84人の利用がありましたけれども、令和2年度は、横溝分科員がおっしゃるとおり、3人に少なくとどまっております。その後、経済活動が少しずつ回復するに伴いまして、令和3年度は45人、令和4年度は35人、そして令和5年度は先月の2月末までに61人の利用となっております。  次期子ども・子育て支援事業計画の策定時期がまいりますので、それに伴いまして、保護者ニーズについて改めて整理をしまして、この事業の在り方などを検討するとともに、この事業は保護者にとって必要な事業でありますので、しっかりと事業を継続して実施していきたいと考えております。  以上です。 480 ◯福森真司座長【81頁】 横溝分科員。 481 ◯横溝泰世分科員【81頁】 今、実績などもお答えいただきました。  少子化の中で、こうやって病後児保育の関係が増えているというのは、私などは専門家ではないから分かりませんけれども、非常に核家族化の中で、そして、今の社会、世相を反映しているのかなと思っているのです。  病後児保育そのものというのは、子育て支援でいろいろと施策をとられておられますけれども、これは子育て支援に一番必要な最たるものだと思うのです。今、申し上げたように、核家族化の中ではね。  ですから、そういった意味では、今もお話しいただいたかと思うのですけれども、今後、そういった少子化の中における子育て支援のありようも、こういったものも含めて、さらに充足させていかれるように御尽力いただければと思いますので、よろしくお願いします。  次に、予算説明書121ページの、通称、薬乱協というみたいなのですけれども、この名称そのものが薬乱しているのかと思った。この関係で、現状をちょっとお伺いしたいのですが。 482 ◯福森真司座長【81頁】 事業名をお願いします。 483 ◯横溝泰世分科員【81頁】 030の004、薬物乱用防止指導員協議会補助金、正式名称みたいなのですけれども、通称を今申し上げて、分かっていながらもこうやって指摘を受けるのはちょっと悔しいね。そのところの状況をお伺いしたいと思います。 484 ◯福森真司座長【82頁】 健康づくり課長。 485 ◯健康づくり課長【82頁】 薬物乱用防止指導員協議会補助金について御説明いたします。  こちらは県の薬物乱用防止指導員協議会がありまして、県の保健福祉事務所管内と、県内には37支部あるということで、指導員は保護司や薬剤師を中心に構成されている団体となっております。  秦野・伊勢原支部の活動には、県、伊勢原市と本市からの補助金を活用されて、例年、両市のお祭りやイベントでの薬物乱用防止運動、小・中学校からの依頼による薬物乱用防止教室などがあります。  また、特に小田急線の駅周辺での薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」というキャンペーンによって、熱意のある多くの会員により普及啓発に取り組んでいただいているような状況です。  以上になります。 486 ◯福森真司座長【82頁】 横溝分科員。 487 ◯横溝泰世分科員【82頁】 こうした薬物関係については、今、世相を反映しているかなと思うのですけれども、議会の議員の人もこういった問題に熱心に取り組んでおられる方もおいでになります。こうした問題は、社会の風潮を表している一助としてあるのかなと思っていますけれども、非常に危険度の高いものであります。  今、お話しいただいておりますように、秦野・伊勢原支部の中でやられていることで聞いておりますが、活動実態として非常に大変なところにあるという方も、そういうお話をいただくところがあるのですけれども、そういった活動、ほぼほぼ手弁当でしょう。予算からしたら、伊勢原市と秦野市の両方で5万円ぐらいでしょう。それでいうと、年間を通じての活動実績などを考えてお伺いすると、非常に大変な活動をされているようであります。この辺を、ほかのところも補助金の、20年ぐらい前かな。忘れましたけれども、補助金を全部見直しされたということがあるのですけれども、そこと何ら変わりなくずっと来ているのですよね。変わったのもありますけれども。そこの上にあるような食品衛生とか、健康衛生とか、いろんな補助金がそれぞれありますけれども、私も実態というものをあまり知っておりませんから何とも言えないのですが、この程度で大体活動ができているのかなと思う。実際上は、その協議会のお気持ちでやっているような活動ではないですか。だけれども、この事業そのものは非常に大切な事業なのですよね。毎回毎回こういった薬物の乱用問題を含めて、摘発されたりいろいろとしている状況などを考えると、県下でもやはり非常に多くなっているようなことも伺ったりもしていますから、その辺は市として、今後そういった団体に対して、活動をもう少し付加していただくかどうかは別にしても、それはそれでいいのですが、その辺を含めて、そういった団体に対する対応の在り方についてお答えいただければと思います。 488 ◯福森真司座長【83頁】 健康づくり課長。 489 ◯健康づくり課長【83頁】 市としての対応ということですが、薬物乱用防止の協議会に限らず、いろんな支援団体がございます。それぞれの会とは情報共有を十分に図って、また、関係機関からの情報収集も行い、活動に対して、特に薬物乱用防止指導員協議会に対しましては、実際に若い方々の検挙率なども上がっているような実態もございますので、その場に応じた状況を情報共有して、新たな取組が必要となった場合だったり、活動を増やしていくということも踏まえて、県の平塚保健福祉事務所秦野センターや伊勢原市とも相談をして、活動に必要な額を見直すことについても検討する必要があると考えております。 490 ◯福森真司座長【83頁】 横溝分科員。 491 ◯横溝泰世分科員【83頁】 とにもかくにも、この薬物関係については、もう何年か前からも非常に重視されて、問題視されているところでもあります。これらの団体の方々にも、実態をいろいろと聞いた上で、今、お答えいただいたような状況も対応していただければと思います。  この薬物乱用防止指導員協議会の皆さんというのは、いろいろな団体と連携して活動されているようでありますから、その中心的な役割は担っておられるということであります。ですから、その辺も精神的なプレッシャーとか、いろんなことも含めながら、一生懸命努力していただいているのだろうと思います。そういったところに対して、もう少し事情をよく聞いた上で、それぞれの団体と連携した環境づくりをさらに充足してもらいたいと思っています。  次に、福祉部はこの後ですよね。ここでやると時間がないですね。  これはお願いしていきたいのですが、予算説明書123ページ。私がお話ししたいところと直接は関係ないのかも分かりませんけれども、実は議会としても、秦野赤十字病院に要望をしたり、執行部としても要望したり、いろいろしているところもあるのです。内容的に、秦野赤十字病院の経営に対して。そういったところを本当は聞きたいのだけれども、今回はそういったものも含めて、もっともっと秦野赤十字病院側に対して力強く言ってもらいたいのです。  なぜかといったら、1億円から出しているのは、これは当初の建設関係のお金ですから。その後の医療体制なんかも行政としていろいろと支援しているところで、当然必要だから支援しているのですけれども、やはりいろいろと秦野赤十字病院の体制の結構補助を出している状況もあるので、やはり行政もそうなのですけれども、執行部もそうなのですけれども、議会においても、市民本位の中における要望もやっているのですから、この辺も踏まえながら、きちんとしっかりとした形で秦野赤十字病院に伝えてもらいたいのです。もう市民病院という位置づけで、新秦野赤十字病院をつくるときにはそういう位置づけでやってきているわけだから、それらがきちんとされていないのではないかなと。弱腰ではなくて、もっと力強くやってもらいたいと思う。私、個人的には出す気持ちは何もないから。  もう1点は、同じページの070、自動体外式除細動器(AED)管理費です。これは前もお伺いしているのですけれども、公共施設にはほぼ設置されているということですが、それと、コンビニエンスストアについていたのは外されたりも聞いたりしていますけれども、その実態把握はされていますか。 492 ◯福森真司座長【84頁】 健康づくり課長。 493 ◯健康づくり課長【84頁】 AEDについてお答えいたします。  市役所の敷地にありますコンビニに対してのAEDの設置は、近辺にAEDが重なってあるということから見直しを行った結果、今は撤去するような形となっております。  ただ、ほかの地域でも偏りがあったりということがございますので、配置については、十分見直しを今後も続けてまいりたいと思います。  以上です。 494 ◯福森真司座長【84頁】 横溝分科員。 495 ◯横溝泰世分科員【84頁】 今、御回答いただいたのですけれども、単純に言えばざっくり型の話なんだけれども、それと、実際、秦野市内にどれだけのAEDが、どのような形で設置されているかということを分かっていないわけですよね。今のところはポイントをついてお話しいただいただけですから、それは調査するのも大変だと思うのです。私の地域の中ではAEDをつけたりもしていますから、今の話では、コンビニがないところからすれば、つけているのだから、そういった企業も含めて、どれくらいの、メッシュ方式でもいいですから、メッシュの中で、やはりどれくらい、箇所数もきちんと整備したほうがいいのだろうと思うのです。また、要請、お願いしたりもして。ですから、その辺も含めて、今後の令和6年度はその一つの課題にして、ちょっと努力してみてくださいね。  以上、終わります。 496 ◯福森真司座長【84頁】 これで、横溝泰世分科員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。               午後 2時47分 休憩              ─────────────               午後 2時59分 再開 497 ◯福森真司座長【84頁】 再開します。  休憩前に引き続き質疑に入ります。  間地薫分科員。 498 ◯間地薫分科員【84頁】 よろしくお願いいたします。  予算説明書113ページ、020の001、こども相談事業費についてお伺いいたします。  こども家庭センターについて、令和6年4月の改正児童福祉法の施行に伴い、こども家庭センターの設置が求められておりますが、センターの概要についてお伺いいたします。 499 ◯福森真司座長【85頁】 こども若者相談担当課長。 500 ◯こども若者相談担当課長【85頁】 こども家庭センターとは、こども家庭支援課こども若者相談担当に設置している児童福祉分野を担う子ども家庭総合支援拠点と、親子健康担当に設置の母子保健分野を担う子育て世代包括支援センターが有してきた機能を引き続き生かしながらも、一体的な組織として、子育て家庭に対する相談支援を実施することにより、母子保健、児童福祉の両機能の連携、協働を深め、子育てに困難を抱える家庭に対して、切れ目なく、漏れなく対応することを目指す機関でございます。  新たに責任権者としてのセンター長と、一体的な支援の調整役として統括支援員を配置し、これまでの取組に加え、妊娠届から妊産婦支援、子育てや子供に関する相談を受けて支援につなぐまでのマネジメントや、民間団体と連携しながら多様な家庭環境等に関する支援体制の充実強化を図るための地域資源の開拓を担うことで、さらなる支援の充実、強化を図ってまいります。  なお、センター設置日は令和6年4月1日を予定しております。  以上でございます。 501 ◯福森真司座長【85頁】 間地分科員。 502 ◯間地薫分科員【85頁】 御回答ありがとうございます。  センターの設置予定日は令和6年4月1日とお伺いいたしましたが、設置に向けての準備状況等についてどのようか、お伺いいたします。 503 ◯福森真司座長【85頁】 こども若者相談担当課長。 504 ◯こども若者相談担当課長【85頁】 他市町村の中には、母子保健及び児童福祉の両拠点が整備されていないところもある中、本市においては、同一部署内に設置されており、国が求める体制は既に整っております。  そのため、センター設置に伴う新たな執務室の確保や組織の変更等がないことから、比較的に負担が少なく準備が進んでいる状況ではございますが、新たに個々の家庭の課題やニーズに応えるために、支援対象者にサポートプランを作成することや、母子保健と児童福祉の両担当で支援の方針を検討する合同ケース会議の開催については、今までの取組を充実させた対応となるため、具体的にどのように進めていくのが効果的であるかなどを今後しっかりと検討し、引き続き必要な準備を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 505 ◯福森真司座長【85頁】 間地分科員。 506 ◯間地薫分科員【85頁】 ありがとうございます。  本市では、既に母子保健と児童福祉が連携、協力をして、支援が必要な家庭に関わっているとのことで、大変心強いと感じました。  こども家庭センターの設置後は、これまでの取組を生かしつつ、本市ならではの視点で運営をしていただきたいと思います。ありがとうございました。  次に、予算説明書113ページ、020の002、こども医療費助成事業費についてお伺いをいたします。  先ほども質問でありましたが、制度拡大に伴う対象者は4,000人ぐらい、現行の対象者と合わせて、その人数はどのぐらいか。また、こども医療費の交付手続や、その時期はどのようか、お伺いをいたします。 507 ◯福森真司座長【86頁】 子育て総務課長。 508 ◯子育て総務課長【86頁】 制度拡大に伴う対象者数となりますが、現在の対象者数につきましては約1万6,000人となっております。今回の制度拡大の対象者と合わせまして、合計2万人が対象となる予定でおります。  こども医療証の交付手続についてですが、新年度の早い段階で対象者の世帯に申請書など必要書類を送付する予定でおります。その申請に基づきまして、お子様が加入している健康保険などの確認を行い、9月中旬以降に医療証を発送する予定でおります。  以上です。 509 ◯福森真司座長【86頁】 間地分科員。 510 ◯間地薫分科員【86頁】 ありがとうございます。  申請書を送付するとのことでございますが、電子申請での受付けは可能か、お伺いをいたします。 511 ◯福森真司座長【86頁】 子育て総務課長。 512 ◯子育て総務課長【86頁】 電子申請での受付けが可能かということでございますが、現在もお子様が誕生した場合の申請ですとか、あとは医療証の再発行など、電子申請での受付けを行っております。  今回の制度拡大に伴う手続においても、電子申請での受付けができるよう、現在準備を進めているところです。  以上です。 513 ◯福森真司座長【86頁】 間地分科員。 514 ◯間地薫分科員【86頁】 ありがとうございます。  電子申請ができるようになると大変に助かります。どうぞよろしくお願いいたします。  次に、予算説明書113ページ、070、放課後児童健全育成推進事業費についてお尋ねをいたします。  令和6年度から放課後児童ホームの対象学年を、これまでの4年生から6年生までに拡大するとのことでございますが、児童ホームの申込み状況はどのようか、お伺いをいたします。 515 ◯福森真司座長【87頁】 こども育成課長。 516 ◯こども育成課長【87頁】 放課後児童ホームの対象学年拡大につきましては、令和5年9月、第3回定例月会議で条例改正の議決をいただきまして、10月から対象学年を6年生まで拡大する旨の周知を始めております。  令和6年度の申込みにつきましては、11月1日から30日までを1次申込み、12月1日から28日までを2次申込みの期間とし、それ以降、現在も随時受付けをしている状況にございます。  本年2月1日時点の新年度入室申込者数は1,173人となっており、今年度の申込者数と比較すると、約1割程度の増加となっております。  以上です。 517 ◯福森真司座長【87頁】 間地分科員。 518 ◯間地薫分科員【87頁】 ありがとうございます。  対象学年拡大に伴いまして、児童ホームの利用者数が増加したということでございますが、既存の教室でスペースは足りていらっしゃるのでしょうか。また、待機児童が出ることはないのか、お伺いをいたします。 519 ◯福森真司座長【87頁】 こども育成課長。 520 ◯こども育成課長【87頁】 全児童ホームにおける対象学年拡大に当たり、令和6年度の利用者数の推計値を試算したところ、既存の教室数では受入れ可能人数を超過する可能性があった児童ホームは、南、堀川、鶴巻小学校の3校と考え、申込者数が大幅に増加した場合の検討を教育委員会と進めておりました。  南小学校では、令和6年2月1日時点で224人の申込みがあり、既存教室の受入可能人数を上回る見込みであったため、南幼稚園の園舎の1室を借りし、令和6年度の新たな教室の開設に向けた準備を進めているところでございます。  一方で、堀川小学校では、見込みより少ない人数となりました。  また、鶴巻小学校の申込み人数は、推計値に近い人数とはなりましたが、利用率が約50%ということで、利用状況等を踏まえ、既存の第1から第3教室で運営できると判断をいたしまして、令和6年4月時点では、新たな教室を開設する予定はございません。そのため、現状では、待機児童を出すことなく運営できる状況にございますが、引き続き、申込み状況や運営状況を把握し、希望者全員が利用できる受入体制の整備に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 521 ◯福森真司座長【87頁】 間地分科員。 522 ◯間地薫分科員【87頁】 ありがとうございます。
     本市の状況は分かりました。全国的にも児童ホームの利用者数は増加傾向にあり、希望しても利用できない児童もいるとお聞きいたします。  そこで、県内他市の待機児童の状況はどのようか、お伺いをいたします。 523 ◯福森真司座長【88頁】 こども育成課長。 524 ◯こども育成課長【88頁】 令和5年12月にこども家庭庁が発表しました令和5年放課後児童健全育成事業の実施状況では、全国の児童ホーム登録児童数が過去最高を更新し、約145万8,000人となっている一方、児童ホームを利用できなかった児童数も増加傾向にあり、約1万6,000人いるとのことでございます。  県内の状況ですが、令和5年5月1日時点にはなりますが、利用できなかった児童は813人おり、各自治体によってその要因や状況は異なるため、様々な対策を講じて、待機児童解消に向けた取組を進めております。  近隣市で申しますと、伊勢原市が120人、厚木市が79人、座間市が52人となっております。待機児童が出ている自治体に確認をいたしますと、待機児童は全ての学校で出ているのではなくて、地区によってばらつきがあり、学校によっては空きがあるということでございました。  本市も他市の状況を捉えながら、待機児童を出さないよう、環境整備に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 525 ◯福森真司座長【88頁】 間地分科員。 526 ◯間地薫分科員【88頁】 ありがとうございます。  令和6年度はどのような環境整備に取り組んでいく御予定でいらっしゃるのか、お伺いをいたします。 527 ◯福森真司座長【88頁】 こども育成課長。 528 ◯こども育成課長【88頁】 今後の環境整備についてですが、既存の教室では受入可能人数を超過する可能性がある児童ホームであります堀川、鶴巻小学校を中心に、適宜、申込み状況や運営状況を検証するとともに、利用児童の保護者にアンケートを実施しまして、ニーズや今後の動きを把握していきたいと考えております。  また、対象学年拡大によってこれまでと異なる幅広い学年の児童をお預かりすることになるため、人材育成や運営方法などを検討いたしまして、児童ホームの質の維持、また、向上を図っていきたいと考えております。  以上です。 529 ◯福森真司座長【88頁】 間地分科員。 530 ◯間地薫分科員【88頁】 ありがとうございます。  今後も待機がなく、そしてスタートしてみて気がついた、その環境の整備についてもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  最後になります。予算説明書117ページ、060の002、表丹沢野外活動センター管理運営費についてお尋ねいたします。  指定管理者に移行後の利用者の状況はどのようか、お伺いをいたします。 531 ◯福森真司座長【89頁】 こども育成課長。 532 ◯こども育成課長【89頁】 指定管理者に移行後の利用者の状況につきましては、数値が確定している令和5年12月までの実績を基に前年度と比較しますと、利用者数は前年度比約147%と増加しております。  市内、市外の利用者別では、市内が前年比107%とほぼ横ばい、市外が前年比210%と約2倍に増加しております。  施設を利用した方のアンケート結果では、きれいで利用しやすかったなど、おおむね満足といった評価をいただいております。  今後の課題といたしましては、市内向けの利用を促進する必要があると考えておりまして、令和6年度は市民向けの認知度向上のための無料利用デーとして、秦野市民特別利用日の導入などを予定しております。  以上です。 533 ◯福森真司座長【89頁】 間地分科員。 534 ◯間地薫分科員【89頁】 ありがとうございます。  令和6年度に計画している新たなサービスがあればお伺いをいたします。 535 ◯福森真司座長【89頁】 こども育成課長。 536 ◯こども育成課長【89頁】 令和5年度は、キャッシュレス決済やキャンプ場探索予約サイト「なっぷ」を利用したインターネット予約を導入するなど、サービス向上と利用促進を図りました。  令和6年度は新たなサービスといたしまして、ピザ窯の設置や、キャンプサイトにAC電源の設置、また、キャンプ場利用者向けの冷蔵庫の設置などを計画しております。  また、予算計上しましたLED照明設備への更新工事ですとか、シカ柵設置工事、展望台の修繕工事といった施設の改修や維持保全を併せて実施することで、さらなる安全・安心の確保を前提とするサービスの向上を図り、表丹沢魅力づくり構想における山岳・里山アクティビティの拠点施設として、円滑な管理運営を指定管理者とともに進めてまいります。  以上です。 537 ◯福森真司座長【89頁】 間地分科員。 538 ◯間地薫分科員【89頁】 ありがとうございます。  このたび秦野市民特別利用日の導入を予定されているということで、うれしいです。本市の魅力を市外の方だけではなく、市内の方にも、こんなにいいところがあるんだということを、今後も周知をよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 539 ◯福森真司座長【89頁】 これで、間地薫分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 540 ◯吉村慶一兼務員【90頁】 予算説明書115ページ、児童保育費、020の001、民間保育所等支援事業費について伺います。  予算要求書の記述には、令和6年度から1歳児の保育士配置改善を盛り込んだ新たな要綱を適用し、補助金を交付するとありますが、この補助金の対象者として雇用される保育士さんのおよその数の概要と、そのための補助金の額が幾らなのか、お伺いします。 541 ◯福森真司座長【90頁】 保育こども園課長。 542 ◯保育こども園課長【90頁】 まず、保育士の対象人数ということになりますけれども、1歳児の特別配置改善分につきましては、保育所の規模に応じて4対1にするために、1人につき補助を支給させていただくものとなりますので、保育所の規模によって1人から3人までの保育士を基本的には対象とした補助となります。  また、定数外保育士雇用費として、現行の制度で対象人数ということになりますけれども、こちらが1園につき1.5人までという形になります。  次に、その対象額ということになりますけれども、総額につきましては、1歳児特別配置改善分として8,737万9,200円、1歳児以外分で5,838万6,000円、合計で1億4,576万5,200円となりまして、今年度の予算額である9,261万円から5,315万5,200円の約57.4%の増となっております。  以上となります。 543 ◯福森真司座長【90頁】 吉村兼務員。 544 ◯吉村慶一兼務員【90頁】 新しく要綱を改正してやる部分だけの保育士さんが増える数と、それが50人なのか、60人なのか知りませんけれども、それとそれをやるから、これだけ予算が増えるのですよということを知りたいのですけれども、出ませんか。後ほど教えてください。  それで、補助制度は使いやすく、効果が上がることが大切だと思います。この支援をした結果として、保育士が本当に必要なだけ採用されるのかどうかということを私はちょっと心配しています。要するに雇おうと思っても人が集まらない。これは数を、何十人か分かりませんが、その数だけは採用できるという確実な見込みというのはあるのですか。 545 ◯福森真司座長【90頁】 保育こども園課長。 546 ◯保育こども園課長【90頁】 今回、保育現場などからの声を鑑みまして、現行制度と比べ、よりよい見直しをさせていただいたところです。  最大限活用していただきたいと考えておりますが、定数外保育士を多く配置している園もある一方で、離職者などが多く、保育士が足りないという状況もあると聞いております。業界全体でも保育士不足となっている中で、できるだけ民間園での必要な保育士配置が進むように、就職相談会の開催や、人材確保のための広報誌作成など、様々な取組を民間園と連携しながら進めて、民間園での必要な保育士配置ができるだけ進むよう取り組んでまいりたいと考えております。  新たにこの補助制度の対象となる保育士数は、合計で41人となります。  以上です。 547 ◯福森真司座長【91頁】 吉村兼務員。 548 ◯吉村慶一兼務員【91頁】 そうすると、41人で、お金は新たに5,000万円支出ですよと。予算要求書には他のところで、限りある財源を効果的に採用していくためには、補助対象とすべき保育所等の経費を見極め、適切な補助額を設定する必要があると記述もあります。  せっかくの補助金が現場に回らず、結果として役員報酬の増額につながってしまうようなことがあっては困ります。市は、社会福祉法人の決算は監査しているようですが、全ての保育所の決算を監査し、議会にも情報を公開していただきたいと思いますが、いかがですか。 549 ◯福森真司座長【91頁】 保育こども園課長。 550 ◯保育こども園課長【91頁】 まず、園全体での決算、つまり、経営状況ということかと思いますけれども、その開示ということになるかと思います。  国のこども未来戦略におきまして、費用の使途の見える化に向けて、事業者が施設ごとの経営情報などを都道府県知事に報告することを求めることになっております。また、報告された経営情報などの分析結果等の公表を都道府県知事に求めることなどを法定化することが今回のこども未来戦略において示されておりますので、そのような状況も踏まえながら、市の対応について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 551 ◯福森真司座長【91頁】 吉村兼務員。 552 ◯吉村慶一兼務員【91頁】 陳情などもあって、一つの制度ができたのだけれども、しっかり機能して、それで行き渡るべきところにお金が行き渡るようにマネジメントをしっかりしてほしいと思います。  議会にも情報をください。こちらはこちらでチェックさせていただきます。  終わります。 553 ◯福森真司座長【91頁】 これで、吉村慶一兼務員の質疑を終わります。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 554 ◯福森真司座長【91頁】 質疑なしと認めます。  以上で、こども健康部に対する質疑を終結します。  暫時休憩いたします。               午後 3時20分 休憩              ─────────────               午後 3時23分 再開 555 ◯福森真司座長【92頁】 再開します。  次に、福祉部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 556 ◯石川潤分科員【92頁】 よろしくお願いします。  予算説明書105ページの120、福祉避難所環境整備事業費についてですけれども、どのような事業か、お伺いします。 557 ◯福森真司座長【92頁】 障害福祉課長。 558 ◯障害福祉課長【92頁】 福祉避難所環境整備事業費について、お答えいたします。  この事業は、大地震発生時の災害時において、一時避難所では特別な介助が得られない要配慮者となる障がい者等の二次的な避難所として、市内11施設と協定を締結している福祉避難所に対して、避難所開設時に避難者の生活を支援するための水や食料品等の災害物資を整備するための事業費となっております。  各避難所では、避難物資の保管スペースの大きさなどから、受入れ可能な人数の3日分の食料、飲料水を確保することとし、4日目以降の生活支援を想定して、カルチャーパーク内の倉庫に予備の避難物資を保管しています。  以上でございます。 559 ◯福森真司座長【92頁】 石川分科員。 560 ◯石川潤分科員【92頁】 御答弁ありがとうございます。  令和6年度の予算額が大分増額しているみたいですけれども、その理由は何かということで、お伺いします。 561 ◯福森真司座長【92頁】 障害福祉課長。 562 ◯障害福祉課長【92頁】 今年度予算額と比較して、新年度の予算額が増額している理由ですが、各避難所における備蓄品については、消費期限があります食料品や飲料水などを中心に、順次、入替えを実施する必要があります。新年度は、消費期限のサイクルなどから入替え対象の物資の購入量が多くなるため、予算額が増額となったものです。  なお、この事業は、今まで市の単独事業として実施していましたが、県補助金の市町村地域防災力強化事業費補助金の対象となるため、新年度は、この補助金を活用することにしました。  このため、事業費では、今年度の49万7,000円に対し、新年度は95万8,000円となっておりますが、一般財源ベースでは、3.6%減の47万9,000円となっております。  以上でございます。 563 ◯福森真司座長【92頁】 石川分科員。 564 ◯石川潤分科員【92頁】 先ほど4日目以降はカルチャーパーク内の倉庫に保管していますと言ったのですけれども、カルチャーパークのどの辺りに保管しているかということです。 565 ◯福森真司座長【93頁】 障害福祉課長。 566 ◯障害福祉課長【93頁】 野球場のバックネット裏の倉庫に保管してあるということです。  以上です。
    567 ◯福森真司座長【93頁】 石川分科員。 568 ◯石川潤分科員【93頁】 了解しました。先ほどカルチャーパーク内と言われたので、ちょっと広かったので、どこに保管しているのか私も分からなかったので、お伺いしました。  今回、この事業については理解できました。取りあえず、3日分まではということで、4日目以降はカルチャーパークのほうに、延びた場合は、野球場のバックネット裏のほうに保管をして、そこに取りに行って引き出すという形ということでよろしいですか。分かりました。  この事業については理解できましたので、引き続き、お願いしたいと思います。  次に、もう1問、質問させていただきます。予算説明書の109ページの020、見守りキーホルダー登録事業費についてですけれども、見守りキーホルダーにつきましては、認知症の方が多分、高齢者などがいらっしゃると思うのですけれども、例えば、外出先で徘回やけがなどが起こった場合に、例えば、救急搬送されるという可能性が出てくると思うのですけれども、キーホルダーをつけることによりまして、身元が分かるようになっているということを目的にされていると思うのですが、平成30年度に始めたと伺っていますけれども、現在のトータルの登録者数はどのくらいいらっしゃいますでしょうか。 569 ◯福森真司座長【93頁】 高齢介護課長。 570 ◯高齢介護課長【93頁】 見守りキーホルダーは、高齢者の総合相談窓口である地域高齢者支援センターが申込みを受け付け、交付しています。御本人の情報、御家族などの連絡先を記載し、消防署や警察と情報共有することに同意をいただいた上で、申し込むこととなります。  登録者数は、毎年700件ほど増加していて、令和6年2月末日現在では、4,415人となっています。  以上でございます。 571 ◯福森真司座長【93頁】 石川分科員。 572 ◯石川潤分科員【93頁】 ありがとうございます。  今、毎年約700件増加しているということで、お伺いしたのですけれども、例えば、緊急時に、第三者がこのキーホルダーを見て、身元確認のために実際に連絡したとか、連絡するケースがあるかどうかについて、お伺いしたいと思います。 573 ◯福森真司座長【93頁】 高齢介護課長。 574 ◯高齢介護課長【93頁】 緊急時の連絡先である地域高齢者支援センターからの市への報告義務は定めていないため、毎年の記録は取っておりませんが、令和4年度には、徘徊者を保護した際の連絡や、救急搬送時の確認のための連絡が合わせて10件程度あったことを確認しています。  また、休日・夜間の連絡先である警察にも連絡があることを把握しており、実際の件数はもう少し増えるものと考えております。  以上です。 575 ◯福森真司座長【94頁】 石川分科員。 576 ◯石川潤分科員【94頁】 ありがとうございます。  こちらのキーホルダーをつけていることによりまして、もしものときの安全、例えば、認知症の方ですと徘回もありますし、認知症でない方でも、本当だったら、所持できるようになれば、もっと緊急事態のときに連絡が取れるということになるかと思います。今後、普及啓発に努めていただきたいということを要望します。  例えば、高齢者は、徘回している方がキーホルダーの制度について、御存じない方もまだいらっしゃると思うのですよ。見落としたりして、連絡はしないということも考えられると思います。高齢者の方が中心になると思うので、高齢者以外の方への周知にももっと力を入れていただければと思います。  私の質問は、これで終わります。 577 ◯福森真司座長【94頁】 これで、石川潤分科員の質疑を終わります。  桑原昌之分科員。 578 ◯桑原昌之分科員【94頁】 よろしくお願いします。  まず、予算説明書109ページ、老人ホーム入所措置費について、お伺いいたします。  老人ホーム入所措置とは、どのような場合に実施されるかをお尋ねいたします。 579 ◯福森真司座長【94頁】 高齢介護課長。 580 ◯高齢介護課長【94頁】 老人ホームへの入所措置は、要配慮高齢者への虐待による分離保護の判断がされた場合や、養護者である同居家族の急病などにより、生命保護が必要な状況に陥った場合に、老人福祉法に基づき実施されます。  対象者を特別養護老人ホーム等の施設へ入所させることにより、高齢者の安全を図ります。  以上でございます。 581 ◯福森真司座長【94頁】 桑原分科員。 582 ◯桑原昌之分科員【94頁】 ありがとうございます。  これから高齢者を支える環境はすごく難しくなると思うのですけれども、大切な制度だと思っているのですが、新年度予算では、事業費が半分に減額されているということで、この理由についてお尋ねいたします。 583 ◯福森真司座長【94頁】 高齢介護課長。 584 ◯高齢介護課長【95頁】 老人ホーム入所措置費については、事業実績に基づき、数年前から徐々に予算額を調整しています。  虐待等により施設への入所が必要なケースは、毎年一定数ありますが、本人の身体、経済状況等に応じ介護保険適用施設や、公費が発生しない軽費老人ホームなどを活用できることから、事業費は抑制される傾向にあります。  そのため、令和6年度は、最近の実績を勘案した必要最低限の予算を算定し、それ以上の支出が発生する場合は、補正予算等で対応することとしました。  以上でございます。 585 ◯福森真司座長【95頁】 桑原分科員。 586 ◯桑原昌之分科員【95頁】 ありがとうございます。補正予算で対応していただけるということで、ちょっと心配になりましたので、いざというときに入所できないということになると、安全を守れない。これから多分、物すごく増えることだと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  では、次に移ります。  同じ予算説明書109ページ、民間社会福祉施設整備費補助金について、お尋ねしたいと思います。  この補助金について、詳しい事業概要をお伺いします。 587 ◯福森真司座長【95頁】 障害福祉課長。 588 ◯障害福祉課長【95頁】 民間社会福祉施設整備費補助金について、お答えします。  この事業は、障がい者の日常生活を支える障害福祉サービス事業等の充実、拡充を図り、障がい者の入所施設等から地域生活への移行を推進するため、障がい者施設の整備を行う市内の社会福祉法人等に対して補助金を交付するものです。  また、この補助金は、神奈川県の障害福祉施設等施設整備費補助金交付要綱の補助対象となる事業や施設整備に対して補助するもので、国の要綱に基づき、国が補助基準額の3分の2、県が3分の1、市の補助額は、県の補助額の4分の1を交付することになっているものです。  今回の補助対象法人は、市内で障がい者支援施設による身体障がい者の入所事業を中心に、居宅・通所・就労支援などの障害福祉サービス等を幅広く展開、運営しております社会福祉法人です。  施設概要ですが、相談支援事業所を中核に、生活介護や就労継続支援事業等を備え、また、障がい者の虐待通報、相談機能にも対応した、障がい者の日常生活を包括的に支援する地域における生活支援拠点施設として整備される予定です。  なお、場所は市内北地区の三屋で、令和6年度に工事に着手し、年度内に完成する予定です。  以上です。 589 ◯福森真司座長【96頁】 桑原分科員。 590 ◯桑原昌之分科員【96頁】 ありがとうございます。  こういった施設は土地も必要ですし、あったらあったですごくありがたいと思うのですけれども、この補助金について、法人格を持っていれば、どんな法人でも申請できるものなのでしょうか。 591 ◯福森真司座長【96頁】 障害福祉課長。 592 ◯障害福祉課長【96頁】 この補助金は、障害者総合支援法第79条第2項に基づく障害福祉サービス等の事業を実施する法人であれば、社会福祉法人のほか、公益社団法人、一般社団法人、公益財団法人、一般財団法人、また、NPO法人や株式等の営利法人も申請することができます。  この補助金の交付申請のスケジュールでは、事業実施年度の前々年度において、国に対して事前相談の申出をする必要があり、3か年計画で事業を実施することになります。補助金交付の要件について毎年度、県の募集要項において障害福祉施設等整備方針が示され、その方針に合致した事業として決定された、国・県の補助制度に合わせて補助金を交付し、施設整備等を支援することになっております。  以上です。 593 ◯福森真司座長【96頁】 桑原分科員。 594 ◯桑原昌之分科員【96頁】 こういう公益性のあるところは、あまり株式会社というのはなかなかないかと思うのですけれども、これも入っているということで、今後、もし手が挙がるようなところがあったら、ぜひ積極的に補助金を考えていただけたらと思います。  この質問は、終わりにしたいと思います。  次に、予算説明書109ページ、広畑ふれあいプラザ管理運営費について、お願いいたします。  まず、広畑ふれあいプラザは1,800万円の増額があります。その理由についてお願いいたします。 595 ◯福森真司座長【96頁】 高齢介護課長。 596 ◯高齢介護課長【96頁】 広畑ふれあいプラザの来年度予算増額分については、リーディングプロジェクトの一環として実施する照明設備のLED化工事が主なものとなります。  そのほか、施設開設から20年以上経過し、老朽化により部品の交換が必要となったエレベーター修繕費用を臨時的経費として計上したことが、事業費の増額理由となっております。  以上でございます。 597 ◯福森真司座長【96頁】 桑原分科員。 598 ◯桑原昌之分科員【96頁】 ありがとうございます。  今日、同じような質問を先ほどもしたのですが、やっぱりLED化にはすごくお金がかかるということと、エレベーターは非常に大変だと思いますので、お金をかけるわけですから、ずっと広畑ふれあいプラザを使っていただけるとうれしいと思っています。  昨年11月ですけれども、カムカムひろはたフェスタというものがあって、私も行って、折り紙などを楽しませていただいたのですけれども、来年度もやるのでしょうか。 599 ◯福森真司座長【97頁】 高齢介護課長。 600 ◯高齢介護課長【97頁】 世代間交流事業については、令和元年度までふれあいのつどいとして、主に市内の高校生や高齢者団体に演奏や踊りを発表していただく形で開催していましたが、令和2年度以降は、コロナ禍により中止を余儀なくされました。  令和5年度からは、カムカムひろはたフェスタとして、折り紙、切り絵の体験教室や、紙芝居などの懐かしい遊びにより、高齢者と子供たちが多世代間で交流が生まれるイベントを開催しました。来年度も開催を予定しておりますので、近隣の小学校に対する周知の充実や、開催時間の検証など、今年度の反省も生かしながら、より多くの方に楽しんでいただけるよう、検討いたします。  以上でございます。 601 ◯福森真司座長【97頁】 桑原分科員。 602 ◯桑原昌之分科員【97頁】 ありがとうございます。  会場に行ったら、過去のアルバムがずっとあって、非常ににぎやかだったということがあります。なかなか多世代が交流できるようなイベントがないので、ぜひ今後ともよろしくお願いしたいと思っています。  これで終わります。 603 ◯福森真司座長【97頁】 これで、桑原昌之分科員の質疑を終わります。  中村知也分科員。 604 ◯中村知也分科員【97頁】 なし。 605 ◯福森真司座長【97頁】 質疑なしと認めます。  川口薫分科員。 606 ◯川口薫分科員【97頁】 なし。 607 ◯福森真司座長【97頁】 質疑なしと認めます。  小菅基司分科員。 608 ◯小菅基司分科員【97頁】 3問用意しておいたのですが、5分しかありませんので、くじ引で1つだけ。  予算説明書119ページ、被保護者就労支援事業費、生活保護事務費について。物価高騰の影響などで、生活保護受給者が増加傾向にあるというお話を聞きました。  生活保護になるには、ほかに理由として、高齢によるもの、障害や病気により働くことが困難になったこと、あとは、失業などにより一時的に収入がなくなってしまったことなどがあるようですが、本市における生活保護を受給する世帯の状況について、伺いたいと思います。 609 ◯福森真司座長【98頁】 生活援護課長。 610 ◯生活援護課長【98頁】 生活保護受給世帯の状況ですが、本市における生活保護受給者数は、令和6年1月末時点で1,664世帯、1,990人です。また、世帯類型別の受給者数ですが、高齢者世帯が895世帯、965人、母子世帯が54世帯、151人、障がい者世帯が281世帯、313人、傷病者世帯が174世帯、198人、いずれにも属さない、その他の世帯が260世帯、363人という状況でございます。  以上です。 611 ◯福森真司座長【98頁】 小菅分科員。 612 ◯小菅基司分科員【98頁】 過去には、子供が多くて、多額の生活保護受給者がいたということで、議員のほうもびっくりしたことがありましたけれども、現在では、そういったものも徐々に解消されてきていると伺っております。  生活保護を受ける方々には確実な支援をしていただきたいと思いますけれども、働ける方については、就労するための努力をしていただき、就労して自立していただくのが重要だと考えますが、就労支援事業の取組の実績などをお伺いしたいと思います。 613 ◯福森真司座長【98頁】 生活援護課長。 614 ◯生活援護課長【98頁】 就労支援の取組についてですが、16歳から64歳までの就労可能な方を対象に、就労支援員による個別指導、相談指導での就労支援を実施しているほか、一般的な就労活動が困難な方につきましては、就労活動に必要な知識等を習得する場として、就労準備支援事業を実施しているところでございます。  次に、就労支援の実績でございますが、就労者数は、令和3年度が83人、令和4年度が62人、今年度は、令和6年1月末時点で、72人です。  また、就労による生活保護廃止数は、令和3年度が23世帯、31人、令和4年度が29世帯、35人、今年度は、令和6年1月末時点で、17世帯、23人であります。
     以上です。 615 ◯福森真司座長【98頁】 小菅分科員。 616 ◯小菅基司分科員【98頁】 就労していただく事業の成果が上がっていると思います。  一人でも多くの方が生活保護から脱出して、自立した生活が送れるよう、この事業を推進していただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 617 ◯福森真司座長【98頁】 これで、小菅基司分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 618 ◯横溝泰世分科員【98頁】 お疲れさまです。時間がほとんどないので、前もって資料を頂いたりもしていますけれども、質問ができなくなったら、御容赦ください。  まず、1点目は、先に時間がかかりそうなものを申し上げていきたいと思うのですが、予算説明書107ページの介護給付・訓練等給付費事業費について。これは過去にも一般質問等々でお話をさせていただいて、現状認識をしていただいたところでありますけれども、改めて復習的にお話しします。  どこでもそうだと思うのですけれども、B型事業所において、工賃単価のランクづけがされて以降、一昨年でしたか、また、それが細分化されたということで、工賃が多ければ、それだけ給付金がプラスアルファのポイント数がつく。そこから引き下がると、また、それがマイナスになる。そういった状況の変動制ではないけれども、非常に不安定なポイント数になっているのですが、それによって職員の処遇改善というものが非常に厳しい。あと玉突きで処遇改善の形で時限立法的な形でありますけれども、しかし、安定した職員の定着に影響してくるわけですよね。そんなことを考えていきますと、いまだに非常に厳しい環境に置かれています。  御承知のように、来年度は、今の世相を合わせて多少でも上がる環境にはなっておりますけれども、それでも民間企業との賃金体系からすると、七、八万円ぐらいは差がついている状況であります。やはり法人関係、要するに福祉系について、先ほどもお話ししたか、3Kと言われているような状況もあります。児童も、介護も、そういった中で人材難の問題も、先ほどからいろいろと御質問があったりもしております。やはり定着率も少ない中で、職員処遇というものはしっかりとしていかなければいけないと思っているのです。  そういう中で、今、前段で申し上げたような状況から、いきなりポイント数が減ったところもあります。しかしながら、そういったところで何とかして運営していかなければいけないようなところもありますし、また、運営するに当たっては、その職員処遇の関係をよりよくしていかなければいけない。アンバランスの中に運営の状況の不安定さがあるわけでありますけれども、本来、制度的な問題でありますから、市のほうに云々ということもいかがかなと思うのですが。  ただ、私も素直に考えますと、児童の関係も、1事業所事務費として補助金がおりているような状況もあります。1か所600万円近くですか、間違っていたら、また指摘していただいて結構ですが、そんな状況を考えると、少なからずも決算状況を市のほうが監査されているわけですから、その状況を見ながら、平均化をするのか、決算の状況を見て補助するのか、何らかの市としての対応策が必要ではないかと思うのですが、その点についてお考えがあれば、お願いします。 619 ◯福森真司座長【99頁】 障害福祉課長。 620 ◯障害福祉課長【99頁】 介護給付・訓練等給付費事業費は、国が定めた障害福祉サービス等の報酬単価に基づいて提供されているサービスの対価として、障害福祉施設や事業所に支払っている給付費です。  この報酬単価ですが、3年に一度改定が行われており、今回の改定は、この4月から適用されます。国の報酬改定におきましても、障がい者が希望する地域生活の実現や、質の高い支援体制を主要事項としておりますが、介護職の人材不足や事業運営が大変厳しいという状況、障害福祉施策全般の課題としておりまして、毎回、処遇改善などの見直しが行われております。  今回の改定でも、この報酬自体の改定率全体で1.12%のプラス改定で、そのほか、福祉・介護職員等処遇改善の加算を含めますと、1.5%まで引き上げられることになっております。  しかし、就労支援におきましては、障がい者の工賃を一般就労に近づけたいという考えもあることから、障がい者に支払う平均工賃が高い事業者は、報酬単価が引き上げられた一方で、低い賃金の事業所は、引き下げられてしまうという改定内容になっております。  本市としても、この就労継続支援B型などの福祉事業所は、単に就労に必要な知識や能力の取得訓練だけではなく、障がい者に社会へ参加することへの喜びを感じてもらい、自立を促進するという役割を担っていただきたいと考えております。  また、障害のある方が働くということは、地域や社会で役割を果たすということであり、お金だけでははかれない価値があります。賃金や工賃だけでなく、社会参加への支援やコミュニティーの推進という視点は、多様な評価をしていくことが必要ではないかと思っております。  現在、資格を有している職員や常勤職員の割合で評価する福祉専門職員配置等加算も設けられておりますが、実際には、福祉人材の報酬は、他の分野と比較すると、まだ低い状況であると認識しております。  そのような中で、今回の報酬改定では、人員配置基準に基づく基本報酬単価が、現行の7.5対1から6対1と、手厚くした場合の単価の引上げが新設されるなど、施設側にプラス要因となる見直しも行われております。  国も引き続き、処遇改善の実態把握や経営実態調査を行い、現在の報酬について検証を行うようですので、市が独自に補助を設けるというよりは、市が把握している地域の実情を国や県にしっかりと伝え、事業所や施設が質の高い障害福祉サービスを安定的に運営できるような報酬体系となるように要望していきたいと考えております。  以上でございます。 621 ◯福森真司座長【 100頁】 横溝分科員。 622 ◯横溝泰世分科員【 100頁】 細かくありがとうございました。  この問題は、過去からも私はお話しさせていただいておりますけれども、現状、職員の処遇からすると、非常に厳しい環境というものが今のお話のようなところもあって、障害者総合支援法から、さらに、民間が参入するような状況になってきまして、非常に厳しい状況になってきている。  ただ、単純に厳しいということではなくて、民間の株式会社と法人との意識の差は大分あるのですよね、実際。そういう中で、民間の場合、株式の場合は、事務的なところのものは結構省かれたりいろいろしているのですが、法人の場合は、次から次へと事務が煩雑化していく。職員そのものは、やはり一般職の仕事、そして、現業の仕事、総合職的な形の中でやっている。そういう中で定着率が悪くなるのは当たり前で、そういったことを考えると、日々日常業務として、当初は残業をやってはいけないという指導だったのですね。でも、残業をやらなかったらケース記録は書けないのです、それまで支援をしている。そういったことが徐々に解消されて、元に戻ったり、毎年毎年変わっている。  障害福祉課長も御承知のように、県でいろんな問題、虐待とかいろいろ出ているではないですか。県がああいったことをやっていて、それを今度、県はマニュアルを作るのです。今度、マニュアルを作ったものを法人のほうにメールで送ってくるような、それだけなのですけれども、自分たちの反省を我々の反省みたいな形でやってきている。虐待の関係もみんなそうなのですよね。  だから、国もそうなのですけれども、毎年、法の制度の改正をちょこちょこやって、翻弄されるのは現場なのです。大きいも、小さいもみんな法人は同じですから、ですから、そんなことを考えていくときに、職員の業務の密度というものが年々高まってきている。  そういう中で、役員は別にしても、やっぱり職員が安定して定着していくことによって、しっかりとした支援ができ得ていく環境というものを、やはり現場としてはやりたいではないですか。しかし、そういった処遇からしたら、なかなかでき切れない要素としてある。風通しのよい形をとらなければいけないし、職員間の情報の共有とか、お互いに理解し合って、支え、職員同士で、やっぱり補い合ってやっていかなければいけない。そうでないところというのは、大概虐待とか、事故とかがあるような、いつも出てくるのです。  だから、そういったことをきちんとしっかりしてやっていかなければいけないと思いますから、何としてでも、市のほうのそういった処置が必要だろうと思うので、今後、検討課題にしておいてください。  それから、あと30秒以内で1つだけ言っていきます。成年後見の関係で、今年度4月から無償でやらせられていたものを、要綱の改正によって有償にしていただいたことに対して、これはお礼としてお話ししていきます。ありがとうございました。  あとほかのところは、最初に申し上げたように、まだ質問したいのですけれども、時間がなくなりましたので、割愛しますけれども、ぜひ事前にお話ししたことを理解していただいて、今後、それなりにしてもらえばありがたいと思うので、よろしくお願いします。  以上で終わります。 623 ◯福森真司座長【 102頁】 これで、横溝泰世分科員の質疑を終わります。  間地薫分科員。 624 ◯間地薫分科員【 102頁】 よろしくお願いします。  予算説明書105ページ、110、生活困窮者自立支援事業費、こちらの予算の内訳はどのようか、お伺いいたします。 625 ◯福森真司座長【 102頁】 生活援護課長。 626 ◯生活援護課長【 102頁】 生活困窮者自立支援事業費の予算の内訳でありますが、まず、生活困窮者自立支援法に基づく自立相談支援事業、就労準備支援事業、家計改善支援事業の予算額が合計約4,000万円でございます。  また、離職などにより住居を喪失した、または、喪失するおそれのある方に、家賃相当額を支給する住居及び就労機会の確保に向けた支援を行う住居確保給付金支援事業の予算額が210万円です。  最後に、新規事業として、生活困窮者等への食料支援体制の充実を図るため、フードバンクを実施するNPO法人に対して、フードバンクの開設に必要となる備品等の購入の一部を支援するための予算額が50万円です。  以上です。 627 ◯福森真司座長【 102頁】 間地分科員。 628 ◯間地薫分科員【 102頁】 ありがとうございます。  それぞれ支援も違う中、自立のためにあらゆる支援を実施していただき、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。  続きまして、予算説明書105ページ、150、地域共生推進事業費について、お伺いいたします。  住民の方が生活困窮や障害などの複合的な課題を抱えている場合に、どこに相談していいのか分からずに、困り事を抱えたままになっていることがあります。このような場合に地域共生支援センターでは、相談者の抱えている課題を受け止めて、解きほぐし、時には必要な手続に同行されるなど、相談者に寄り添った支援を行っていただいておりますが、現在の地域共生支援センターの職員体制はどのようか、お伺いいたします。 629 ◯福森真司座長【 102頁】 地域共生推進課担当課長。 630 ◯地域共生推進課担当課長【 102頁】 地域共生支援センターの令和4年度の職員体制は、常勤職員1人、再任用短時間職員1人、会計年度任用職員1人の3人体制でしたが、今年度は、常勤職員2人、会計年度任用職員1人の3人体制とし、常勤職員については、障害福祉や生活保護などの相談業務の経験がある職員を配置することにより、職員体制の充実を図りました。  以上です。 631 ◯福森真司座長【 103頁】 間地分科員。 632 ◯間地薫分科員【 103頁】 ありがとうございます。  相談業務経験のある常勤職員2人と、会計年度任用職員1人の3人とのことでございますが、相談者に合った福祉サービスにつなげるまでにさぞ多くの時間とスキルが必要なのではないかと思っております。複合化、複雑化する相談が増える中、職員体制をさらに充実させる必要があると考えますが、いかがでしょうか。 633 ◯福森真司座長【 103頁】 地域共生推進課担当課長。 634 ◯地域共生推進課担当課長【 103頁】 地域共生支援センターでは、今年度から、自ら支援を求めることが難しい人に必要な支援を届けるアウトリーチ事業を行っており、より適切に対応していくためには、さらなる体制の強化は必要であると考えています。  そのため、新年度からは、現在、事務補助員である会計年度任用職員についても、社会福祉士の資格を有する包括的相談支援員とすることで、体制を強化したいと考えています。  また、地域共生支援センターの体制強化に加え、関係各課の職員がそれぞれの立場を超えて相談を受け止め、適切な支援につなげられるよう、事例を通じた研修会を横断的に実施するなど、スキルアップを図っています。  今後も、相談者が必要な支援を受けることができ、より迅速な課題解決が図られるよう、関係各課や相談支援機関などと連携し、包括的な相談支援体制の充実に努めてまいります。  以上でございます。 635 ◯福森真司座長【 103頁】 間地分科員。 636 ◯間地薫分科員【 103頁】 ありがとうございます。  少ない人数で、お一人の仕事量は大変なものかと思いますが、引き続き、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  次に、予算説明書107ページ、030の007、日中一時支援事業費について、お伺いいたします。  この事業はどのような事業か、お伺いいたします。また、令和6年度の見込みも含め、利用者数の推移について、お伺いいたします。 637 ◯福森真司座長【 103頁】 障害福祉課長。 638 ◯障害福祉課長【 103頁】 日中一時支援事業について、お答えいたします。  日中一時支援事業は、障がい児・障がい者の日中における居場所を確保することにより、家族の就労支援や日常的に介護をしている家族に一時的な休息をとってもらうというレスパイトなどを目的に実施しています。  国の法定事業である障害福祉サービスのように、全国一律の基準ではなく、サービスの内容は市町村の判断で定め、地域の実情に合わせて実施する地域生活支援事業の1つで、法定の障害福祉サービスでは対応できないサービスの隙間を埋めることにより、障害の程度や特性に応じて柔軟に、きめ細かにサービスを提供することになっているものです。  次に、利用者数の状況につきましては、利用ニーズが高く、年々増加傾向にあり、いずれも障がい児と障がい者を合わせた実利用者数になりますが、今年度末で310人、令和6年度では320人を見込んでおります。  以上でございます。 639 ◯福森真司座長【 104頁】 間地分科員。 640 ◯間地薫分科員【 104頁】 御答弁ありがとうございます。  令和6年度予算額が前年度と比較しまして、639万2,000円の増となっておりますが、その理由は何か、お伺いいたします。 641 ◯福森真司座長【 104頁】 障害福祉課長。 642 ◯障害福祉課長【 104頁】 令和6年度予算額が増額した理由ですが、大きく2つございます。1つ目は、利用者数の増加に伴い、報酬額である事業費が伸びたこと、2つ目は、令和6年度から報酬体系、加算項目等の見直しを行ったことによるものです。  1つ目の利用者数の増加につきましては、利用者が年々増加していることにより、高い利用ニーズがあると判断し、引き続き、事業費の伸びを見込んでいます。  2つ目の報酬体系等の見直しについてですが、日中一時支援事業のサービスの内容は、地域の実情に合わせて市町村が定めて実施しており、報酬単価や加算も本市が独自で決めて運用しています。令和3年度に、秦野市障害者支援懇話会福祉サービス部門において実施した事業所へのアンケートから、朝夕など、利用時間帯によっては収入に対する歳出、特に人件費にかかる負担が大きいという意見がありました。  また、現在の報酬額では、看護師の配置は難しく、医療的ケアを必要とする重度障がい児・者の受入れが難しいという声もありました。  これを受けて、今年度事業所における日中一時支援事業の収益率や利用者ニーズの状況を把握するため、市内外の18事業所に対して業務量調査を行い、17事業所から回答がありました。その結果、利用時間の単位区分を3区分から6区分に細分化するとともに、看護師配置加算の創設、障がい児加算の年齢要件の拡充などの見直しを行い、障がい児・者やその家族の利用ニーズに応じた支援の充実を図ることとしたものです。  このため、利用者数の増加に伴う影響額と報酬体系の見直しに伴う影響額の合計639万2,000円が増額となったものです。  以上でございます。 643 ◯福森真司座長【 104頁】 間地分科員。 644 ◯間地薫分科員【 104頁】 ありがとうございます。  とても大切な事業だと思います。引き続き、よろしくお願いいたします。  最後になります。  次に、予算説明書107ページ、040の002、障害児早期療育推進事業費について、お伺いいたします。  ことばの相談室の現在の待機期間はどのようになっているか、お伺いいたします。 645 ◯福森真司座長【 105頁】 障害福祉課長。 646 ◯障害福祉課長【 105頁】 ことばの相談室の現在の待機期間について、お答えします。  ことばの相談室では、心理士等が言葉が遅い、落ち着きがないなど、就学前の子供の言葉の発達に関する相談に応じ、必要に応じて発達検査を実施し、保護者に対して、子供の発達段階や特性を踏まえた助言を行っています。  ことばの相談室を利用するまでの流れですが、まずは、障害福祉課の療育相談員が、保護者から子供の発育・発達の様子や、子育てをする上での保護者の悩み等について聞き取り、心理士に伝えています。その後、ことばの相談室の心理士が保護者に連絡し、心理士による面接や発達検査の日程調整をしております。  ことばの相談室の利用申請から発達検査の実施までの待機期間についてですが、令和6年2月末現在で、前月1月申請分までの発達検査の日程調整ができており、現在は、ほぼ待機がない状態で、心理士から保護者へ相談できている状況となっております。  以上でございます。 647 ◯福森真司座長【 105頁】 間地分科員。 648 ◯間地薫分科員【 105頁】 御答弁ありがとうございます。  ほぼ待機がないという状況とのことで、大変ありがとうございます。保護者の方も利用されるまで不安等を抱えながら待たれていると思います。引き続き、お世話になりますが、よろしくお願いいたします。  質問は以上です。ありがとうございました。 649 ◯福森真司座長【 105頁】 これで、間地薫分科員の質疑を終わります。
     次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 650 ◯吉村慶一兼務員【 105頁】 なし。 651 ◯福森真司座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 652 ◯福森真司座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  これで、福祉部に対する質疑を終結します。  以上で、議案第2号のうち当分科会所管部分の質疑を終わります。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第2号のうち、当分科会所管部分に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 653 ◯福森真司座長【 106頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 4時07分 休憩              ─────────────               午後 4時09分 再開 654 ◯福森真司座長【 106頁】 再開します。  次に、日程第2 「議案第5号・令和6年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 655 ◯福祉部長【 106頁】 令和6年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算の概要について、御説明申し上げます。  予算及び予算説明書は、321ページから367ページまででございます。  最初に、予算説明書の331ページ、332ページを御覧ください。  歳入歳出予算総額は、165億9,100万円で、前年度と比較し5億500万円、3%の減となっております。  次に、331ページの1、総括を御覧ください。  歳入の主なものですが、国民健康保険加入世帯から徴収する1款、国民健康保険税が33億1,184万5,000円で、前年度と比較し3,030万1,000円、0.9%の減となっております。  また、県が保険給付費等交付金として交付する3款、県支出金につきましては、116億1,474万円で、前年度と比較し2億566万8,000円、1.7%の減となっております。  次に、332ページを御覧ください。  歳出の主なものですが、2款、保険給付費が113億7,879万4,000円で、前年度と比較し3億3,958万4,000円、2.9%の減となっております。  また、県が市町村の医療費水準等に応じて算定した額を収めます3款、国民健康保険事業費納付金につきましては、46億3,689万2,000円で、前年度と比較し1億9,007万円、3.9%の減となっております。  国民健康保険事業特別会計につきましては、医療の高度化や国民健康保険加入者の高齢化などにより、1人当たりの医療費が増加していることから、財源不足が見込まれております。  このため、4月から国民健康保険税率を改定するよう、提案させていただいておりますが、引き続き、特定健康診査及び特定保健指導による生活習慣病の予防、糖尿病性腎症の重症化予防、ジェネリック医薬品の使用促進を進め、医療費の適正化を図ってまいります。  以上、予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますようお願い申し上げます。 656 ◯福森真司座長【 107頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 657 ◯石川潤分科員【 107頁】 では、よろしくお願いします。  予算説明書の359ページになります。一般被保険者保険税過誤納還付金の件についてですけれども、令和5年度と比較して予算が増額していますが、増額になった理由についてお伺いしたいと思います。 658 ◯福森真司座長【 107頁】 国保年金課長。 659 ◯国保年金課長【 107頁】 一般被保険者保険税過誤納還付金の予算額が前年度と比較し、増額となった理由について、お答えいたします。  令和6年度は、2年に一度の保険証の一斉更新が行われる年であり、保険証が届くことで、社会保険との二重加入状態に気づき、遡って資格喪失を行う被保険者が多くなるため、増額しています。  以上でございます。 660 ◯福森真司座長【 107頁】 石川分科員。 661 ◯石川潤分科員【 107頁】 今、社会保険との二重加入に気づく方がいらっしゃるという答弁がありましたけれども、二重加入について、何か対策などを行っていますでしょうか。 662 ◯福森真司座長【 107頁】 国保年金課長。 663 ◯国保年金課長【 107頁】 社会保険との二重加入の対策について、お答えいたします。  神奈川県国民健康保険団体連合会から提供される社会保険と国民健康保険の資格重複一覧を基に、一定期間ごとに被保険者本人に対し、国民健康保険喪失月の勧奨通知を行っております。  直近の通知件数は、実績でございますが、先月2月に86件の勧奨通知を行っています。  以上でございます。 664 ◯福森真司座長【 107頁】 石川分科員。 665 ◯石川潤分科員【 107頁】 どうもありがとうございます。  きちんと通知を行っているということで、安心しました。中には、二重加入ということに本当に気づかない方がいらっしゃるという事例を私も聞いたことがあって、遡って還付金をお支払いしたと、ほかのところの例もあるのですけれども、そういうことも経験しておりますので、これは通知を必ずやっていただきたいと思います。  以上で終わりにします。 666 ◯福森真司座長【 108頁】 これで、石川潤分科員の質疑を終わります。  桑原昌之分科員。 667 ◯桑原昌之分科員【 108頁】 なし。 668 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  中村知也分科員。 669 ◯中村知也分科員【 108頁】 なし。 670 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  川口薫分科員。 671 ◯川口薫分科員【 108頁】 なし。 672 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  小菅基司分科員。 673 ◯小菅基司分科員【 108頁】 なし。 674 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 675 ◯横溝泰世分科員【 108頁】 なし。 676 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  間地薫分科員。 677 ◯間地薫分科員【 108頁】 よろしくお願いいたします。  予算説明書351ページ、出産育児一時金。令和5年度と比較しまして、予算が減少しておりますが、出産件数の推移についてお伺いいたします。 678 ◯福森真司座長【 108頁】 国保年金課長。 679 ◯国保年金課長【 108頁】 国民健康保険における出産件数の推移について、お答えいたします。  出産件数は、令和3年度が94件、令和4年度が、前年度と比較しまして、マイナス15件の79件でした。  減少の要因は、少子化や国民健康保険の被保険者の減少に伴い、減少傾向が続いているものと考えております。  令和5年度の出産件数は、令和6年2月末時点で58件でございます。  以上でございます。 680 ◯福森真司座長【 108頁】 間地分科員。 681 ◯間地薫分科員【 108頁】 国民健康保険の被保険者に対して、出産への補助はどういったことを実施されているのか、お伺いいたします。 682 ◯福森真司座長【 108頁】 国保年金課長。 683 ◯国保年金課長【 108頁】 国民健康保険の被保険者に対する出産への補助でございますが、出産育児一時金として、令和5年3月の定例月会議で、国民健康保険条例の一部を改定いたしまして、令和5年4月1日から、1件当たり42万円から50万円を支給しております。  国民健康保険税については、出産する被保険者の所得割額と均等割額の産前産後期間、単胎妊娠の場合は4か月間、多胎妊娠の場合は6か月間、免除される制度が令和6年1月から開始しております。  以上でございます。 684 ◯福森真司座長【 109頁】 間地分科員。 685 ◯間地薫分科員【 109頁】 御答弁ありがとうございました。分かりました。  次の質問に移ります。  予算説明書355ページ、一日人間ドック事業費。令和5年度と比較しまして、予算が減少しておりますが、人間ドック受診者の推移について、お伺いいたします。 686 ◯福森真司座長【 109頁】 国保年金課長。 687 ◯国保年金課長【 109頁】 人間ドック受診者の推移について、お答えいたします。  人間ドックの受診者数は、令和3年度が2,680人、令和4年度が2,493人でした。  減少の要因でございますが、国民健康保険の被保険者の減少に伴うものや、費用負担が1,500円と人間ドックと比べ低い特定健康診査への移行等により、減少傾向となっているものと考えております。  なお、令和5年度の受診者数は、令和5年12月末受診までで1,474人となっております。  以上でございます。 688 ◯福森真司座長【 109頁】 間地分科員。 689 ◯間地薫分科員【 109頁】 御答弁ありがとうございました。分かりました。
     次の質問に移ります。最後になります。  予算説明書354ページ、特定健康診査等事業費。令和5年度と比較しまして、予算が増加しております。特定健康診査受診者の推移について、お伺いいたします。 690 ◯福森真司座長【 109頁】 国保年金課長。 691 ◯国保年金課長【 109頁】 特定健康診査受診者の推移について、お答えいたします。  特定健康診査受診者は、令和3年度が5,867人、31.6%、令和4年度が5,934人、前年度と比較しまして、プラス67人の33.2%でございました。  受診者が増えた要因についてでございますが、未受診者に対して実施している郵送や電話による勧奨や、集団検診の実施など、未受診対策により受診者数が増加したものと考えております。  なお、令和5年度の受診者数は、令和5年11月診療分までの数値で、3,424人となっております。  以上でございます。 692 ◯福森真司座長【 109頁】 間地分科員。 693 ◯間地薫分科員【 109頁】 医療費削減のために健康診断の受診率を向上させることは、大変重要なことだと思います。向上させるためにどのようなことに取り組む御予定なのか、お伺いいたします。 694 ◯福森真司座長【 110頁】 国保年金課長。 695 ◯国保年金課長【 110頁】 健康診断の受診率向上のための取組について、お答えいたします。  受診率向上のため、引き続き、未受診者へのはがき、電話などによる勧奨や、平日に受診できない方向けの集団健康診査の実施に取り組んでまいります。  また、特定健康診査の受診などで、ポイントを集めた方に抽せんで健康グッズなどをお贈りする健康ポイントラリー事業についても実施してまいります。  神奈川県国民健康保険団体連合会からのデータを分析しましたところ、生活習慣病にかかっている方の1人当たりの医療費は、4年間連続で、特定健康診査を受診した方と未受診者の方を比較すると、約40万円の差があるという結果が出ております。  今後も、医療費削減のために、広報特集号での周知や各種イベントでの啓発活動など、特定健康診査の受診率の向上のつながりにしっかりと取り組んでまいります。  以上でございます。 696 ◯福森真司座長【 110頁】 間地分科員。 697 ◯間地薫分科員【 110頁】 御答弁ありがとうございます。受診していただくためにいろいろな工夫をしていただき、ありがとうございます。引き続き、啓発、周知のほう、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 698 ◯福森真司座長【 110頁】 これで、間地薫分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 699 ◯吉村慶一兼務員【 110頁】 なし。 700 ◯福森真司座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 701 ◯福森真司座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第5号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第5号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 702 ◯福森真司座長【 110頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  次に、日程第3 「議案第7号・令和6年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 703 ◯福祉部長【 111頁】 令和6年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算の概要について、御説明申し上げます。  予算及び予算説明書は、415ページから440ページまででございます。  最初に、予算説明書の423ページ、424ページを御覧ください。  歳入歳出予算総額は、32億3,900万円で、前年度と比較し3億8,200万円、13.4%の増となっております。  次に、423ページの1、総括を御覧ください。  歳入の主なものですが、1款、後期高齢者医療保険料が26億4,373万9,000円で、前年度と比較し3億3,929万2,000円、14.7%の増となっております。  また、2款、繰入金につきましては、5億5,565万円で、前年度と比較し4,074万5,000円、7.9%の増となっております。  次に、424ページを御覧ください。  歳出の主なものは、2款、後期高齢者医療広域連合納付金で、30億9,487万2,000円、前年度と比較し3億8,258万3,000円、14.1%の増となっております。  後期高齢者医療制度の運営につきましては、急速な高齢化の進行や医療の高度化等により医療費は増大していますが、県内全ての市町村が加入する神奈川県後期高齢者医療広域連合と連携を図りながら、健全な運営に努めてまいります。  また、引き続き、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に関係課と連携して取り組み、高齢者の自立した生活を実現し、健康寿命の延伸を図ってまいります。  以上、予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 704 ◯福森真司座長【 111頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 705 ◯石川潤分科員【 111頁】 なし。 706 ◯福森真司座長【 111頁】 質疑なしと認めます。  桑原昌之分科員。 707 ◯桑原昌之分科員【 111頁】 なし。 708 ◯福森真司座長【 111頁】 質疑なしと認めます。  中村知也分科員。 709 ◯中村知也分科員【 111頁】 なし。 710 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  川口薫分科員。 711 ◯川口薫分科員【 112頁】 なし。 712 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  小菅基司分科員。 713 ◯小菅基司分科員【 112頁】 なし。 714 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 715 ◯横溝泰世分科員【 112頁】 なし。 716 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  間地薫分科員。 717 ◯間地薫分科員【 112頁】 なし。 718 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 719 ◯吉村慶一兼務員【 112頁】 なし。 720 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  以上で、議案第7号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第7号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 721 ◯福森真司座長【 112頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  最後に、日程第4 「議案第6号・令和6年度秦野市介護保険事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 722 ◯福祉部長【 112頁】 概要説明に先立ちまして、おわびをさせていただきます。  予算資料に誤りがございまして、3月4日に正誤表をタブレット端末に配信をさせていただきました。委員の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。誠に申し訳ございませんでした。  それでは、令和6年度秦野市介護保険事業特別会計予算の概要について、御説明申し上げます。  予算及び予算説明書につきましては、371ページから412ページまででございます。  最初に、379ページ、380ページを御覧ください。  歳入歳出予算総額は144億9,200万円で、前年度と比較し5億2,400万円、3.8%の増となっております。  次に、379ページの1、総括を御覧ください。  歳入の主なものですが、1款の第1号被保険者の保険料が35億9,389万8,000円で、前年度と比較し4億8,337万9,000円、15.5%の増となっております。  また、7款の一般会計や介護保険給付費等準備基金からの繰入金につきましては、24億3,455万2,000円で、前年度と比較し2億5,563万円、9.5%の減となっております。  次に、380ページを御覧ください。  歳出の主なものですが、歳出全体の約95%を占めているのが2款の保険給付費で、137億5,785万3,000円、前年度と比較して4億9,167万円、3.7%の増となっております。  介護保険事業特別会計では、地域支援事業において、運動機能向上や栄養改善などの介護予防事業に関する講座を実施するほか、認知症の方やその家族などの視点を反映した施策の企画・立案、認知症サポーター養成講座の開催などにより、認知症の方が安心して暮らせる地域共生社会の実現に努めてまいります。
     また、ケアプラン点検を強化するなど、適正な給付とサービスの提供体制の確保に努め、安定的で健全な介護保険事業の運営に取り組んでまいります。  以上、予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 723 ◯福森真司座長【 113頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  石川潤分科員。 724 ◯石川潤分科員【 113頁】 では、1点だけ質問いたします。予算説明書の397ページになります。  介護予防サービス等給付費についてですけれども、増額になっている理由はどのようになりますでしょうか。 725 ◯福森真司座長【 113頁】 高齢介護課長。 726 ◯高齢介護課長【 113頁】 介護予防サービス等給付費は、要支援認定を受けた人を対象とした保険給付で、訪問看護や訪問リハビリテーション、通所リハビリテーションなどのサービスに対するものです。  要支援認定者数は、令和5年11月現在で1,627人ですが、前年同月比でおよそ12%増加しており、認定者数の増加に伴い、給付費も伸びているため、実績に基づき増額したものであります。  以上です。 727 ◯福森真司座長【 113頁】 石川分科員。 728 ◯石川潤分科員【 114頁】 ありがとうございます。  要支援認定者が12%増加したということで、実績に基づいてということが理解できましたので、これで質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございます。 729 ◯福森真司座長【 114頁】 これで、石川潤分科員の質疑を終わります。  桑原昌之分科員。 730 ◯桑原昌之分科員【 114頁】 よろしくお願いいたします。  予算説明書401ページになります。在宅医療・介護連携推進事業費について、お尋ねいたします。  医療と介護が必要な高齢者やその家族に対し、医療機関や介護事業所の情報を一括に提供する仕組みが現在あるのか否か、教えてください。 731 ◯福森真司座長【 114頁】 高齢介護課長。 732 ◯高齢介護課長【 114頁】 高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるよう、在宅医療と介護を一体的に提供する体制の構築を目的とした事業ですが、高齢者やその御家族が医療機関と介護事業所の情報を確認する場合、健康カレンダーや事業所一覧の冊子を入手していただくか、秦野市ホームページから確認していただいているのが現状です。  また、地域高齢者支援センター等では、地域資源データベースシステムを活用して、インターネット上で市内の医療機関や介護事業所の内容を確認することができ、利用者等の説明にはそれを活用しております。  ただ、来年度につきましては、関係機関との情報共有などに、この使用している地域資源データベースシステムを機能拡張し、一般の市民の方にも公開することで、地図上に表示されるデータから、例えば、訪問診療をやっているかとか、その医療機関ごとにマップ上の場所をクリックすれば、医療機関の内容が確認でき、介護事業所の内容を確認することができるよう、現在、準備しております。  以上でございます。 733 ◯福森真司座長【 114頁】 桑原分科員。 734 ◯桑原昌之分科員【 114頁】 ありがとうございます。  これからどんどん国のほうは、在宅とか居宅とか、そちらのほうに来ているわけですよね。なので、一生懸命情報を医療とか介護につなぐという仕組みはすごく大事だと思うのですけれども、電子だったり、そういうサービスだとなかなか難しいかと思いますので、ぜひ広報も含めてしっかりとお届けいただきたいと思います。  と同時に、この事業に関しても、恐らく目標等も設定していると思いますので、引き続き、充実を今後、図っていただきたいと思います。  終わります。 735 ◯福森真司座長【 114頁】 これで、桑原昌之分科員の質疑を終わります。  中村知也分科員。 736 ◯中村知也分科員【 115頁】 それでは、介護認定審査会費について質問いたします。予算説明書の395ページになります。  高齢人口の増加等の理由により自立が難しくなり、介護を必要とする人が増えていることと思います。また、それらの事由により、介護認定申請も増加していることと思いますが、そのような変化の状況の中で、要介護状態や要支援状態にあるかどうかを認定するために行われている介護認定審査会は、どのように開催、運営されているのでしょうか。 737 ◯福森真司座長【 115頁】 高齢介護課長。 738 ◯高齢介護課長【 115頁】 まず、秦野市における介護認定審査会は、医療、福祉及び保健に関する学識経験者五、六人で構成する7つの合議体に分かれており、毎週3回から4回、年間にして約170回程度の審査会を開催しています。1回の審査会では、輪番制により4人の審査会委員が出席し、35人ほどの申請者の方の審査を行っております。  要介護、要支援のリスクが高い75歳以上の高齢者の増加に伴い、認定のニーズも上がり、増加傾向にある審査件数の対応は急務ですが、合議体を増やすことは、委員の人材確保が難しいため、現在は、臨時の審査会を設けたり、1回当たりの審査件数を可能な限り増やしたりすることで対応しています。  以上でございます。 739 ◯福森真司座長【 115頁】 中村分科員。 740 ◯中村知也分科員【 115頁】 ありがとうございます。  それでは、増加傾向にある審査件数に対して、今後の取組についてお伺いいたします。  この先も審査件数は増加傾向にあると想定されていますが、業務の品質を落とさぬことを第一にした今後の対応ですが、先ほど人員を増やすことは難しいということで、業務の効率化が求められていることと考えます。このような要求に、本市はどのように対応されていくのでしょうか。今後の取組について、お伺いいたします。 741 ◯福森真司座長【 115頁】 高齢介護課長。 742 ◯高齢介護課長【 115頁】 令和6年度から、新たに介護認定審査会にICTを活用して、審査の効率化を図ります。現在の審査会は、主治医意見書と認定調査の資料、コンピューター判定となる一次判定の結果を基に審査するため、審査会の委員には、事前に資料に目を通していただくよう、100枚以上となる紙資料を開催の1週間前に届くよう、郵送しています。そこで、この膨大な紙資料を廃止し、新たに、ペーパーレス会議システムのアプリを入れたタブレット端末を各審査会委員に配付します。これにより、市は、デジタル資料をクラウドに登録した時点で、委員はタブレット端末で閲覧、確認することができ、また、当日はタブレット端末を使用して、オンライン形式で参加しながら議論することや、委員の事前判定データを使って審査会進行を効率よく進めることで、参加のための移動時間や審査時間を短縮できます。  審査会終了後には、回収及び破棄が必要だった資料は、クラウド上で削除するのみとなります。このように負担軽減を図ることで、審査会の効率化を図り、増加傾向にある審査件数に対応してまいります。  以上でございます。 743 ◯福森真司座長【 116頁】 中村分科員。 744 ◯中村知也分科員【 116頁】 御答弁、ありがとうございます。  今後は、各審査員にタブレット端末を配付して、膨大な紙資料の配付や回収、破棄といった手間が削減されることと、審査会をオンライン化することで、移動時間の短縮や審査時間を短縮し、効率を図るということで、理解いたしました。  今回の令和6年度予算は、令和5年度予算よりも増大することになると思いますが、この増大分がデジタル化に使われるという認識でよろしいでしょうか。また、今回のデジタル化を用いた効率化によって、先ほど1回に35人の審査をされているとお答えがありましたが、どの程度まで対応可能となるのでしょうか。  よろしくお願います。 745 ◯福森真司座長【 116頁】 高齢介護課長。 746 ◯高齢介護課長【 116頁】 効率化を図ると、現在35人なのですが、最大でプラス5人、大体1時間ぐらい審査会を開催しておりまして、現在35人なのですが、40人程度可能。特に大きな、1週間前に委員に届けなくていいという、郵送の手間とか、そういった部分もありますので、実際、法律では、申請から1か月以内に審査をしなければならないのですが、秦野市は36日程度かかっています。これは全国的にはまだ短いほうなのですが、こういった課題を少しでも解消するために、今回のICTを活用した取組をしてまいります。  以上でございます。 747 ◯福森真司座長【 116頁】 中村分科員。 748 ◯中村知也分科員【 116頁】 ありがとうございます。  近年、様々なものがオンライン化され、効率化されておりますが、オンライン会議にはデメリットなどもあると聞きます。対面コミュニケーションの不足など、やはり非言語コミュニケーションの部分が不足することによって、そういった弊害もあるのかとは思いますが、こういったことは議論されているのでしょうか。 749 ◯福森真司座長【 116頁】 高齢介護課長。 750 ◯高齢介護課長【 116頁】 この認定審査会の判定人につきましては、個人の名前は伏せて判定をするのですね。主治医の意見書、また、一次判定はコンピューターで判定します。その方の体の状態、どれだけ介護が必要かという、名前を伏せてやりますので、例えば、お医者さんもいられるのですが、知っている方だったりすることもなくはないのです。あと介護の事業所に勤めている方も委員としていられますので、そういった公平性を確保するために名前を伏せてやっておりますので、コミュニケーションもあくまでもその方の状態で判断しておりますので、コミュニケーションとか、そういった問題はないかと思っております。  以上です。 751 ◯福森真司座長【 117頁】 中村分科員。 752 ◯中村知也分科員【 117頁】 審査する方というのは、顔を合わせて、一緒に相談されながら審査をされるものだとイメージしたのですが、そういった場面において、コミュニケーションの不足で、何か支障があるようなことはないのかということでした。 753 ◯福森真司座長【 117頁】 高齢介護課長。 754 ◯高齢介護課長【 117頁】 審査会自体は4人程度が一緒にやるのですが、それはオンラインでやりますので、それぞれの立場で意見は申し上げることができるので、それを皆さんは聞きながら、それに対してどうということもあるでしょうから、この方の介護度はこの程度でいいのではないかと、それぞれ意見が出ますので、その辺ではコミュニケーションはできていると思っております。  以上です。 755 ◯福森真司座長【 117頁】 中村分科員。 756 ◯中村知也分科員【 117頁】 すみません、急な質問をさせていただいて、お答えいただき、ありがとうございます。  今後も、適切な介護認定審査会の運営に努めていただくよう、お願いいたします。  これで質問を終わります。 757 ◯福森真司座長【 117頁】 これで、中村知也分科員の質疑を終わります。  川口薫分科員。 758 ◯川口薫分科員【 117頁】 なし。 759 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  小菅基司分科員。 760 ◯小菅基司分科員【 117頁】 なし。 761 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 762 ◯横溝泰世分科員【 117頁】 なし。 763 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  間地薫分科員。 764 ◯間地薫分科員【 117頁】 なし。 765 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 766 ◯吉村慶一兼務員【 118頁】 なし。 767 ◯福森真司座長【 118頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 768 ◯福森真司座長【 118頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第6号に対する質疑を終結します。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第6号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 769 ◯福森真司座長【 118頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 4時42分 休憩              ─────────────
                  午後 4時43分 再開 770 ◯福森真司座長【 118頁】 再開します。  以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了しました。  なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例月会議最終日に開催する予算決算常任委員会において報告します。  また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があれば、ここでお伺いをし、それらを基に素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 771 ◯福森真司座長【 118頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りします。  以上で当分科会の日程は全て終了しました。  これで、予算決算常任委員会・文教福祉分科会を閉会します。               午後 4時44分 閉会 Copyright © Hadano City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...