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令和4年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2022-03-08

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  1. 秦野市議会 2022-03-08
    令和4年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2022-03-08


    取得元: 秦野市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            予算決算常任委員会・環境都市分科会               午前 8時54分 開会 ◯福森真司座長【 1頁】 ただいまから、予算決算常任委員会・環境都市分科会を開会いたします。  本日の会議は、タブレット端末に掲載した日程により進めてまいります。  開会に当たり、一言、申し上げます。  当分科会の審査日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしたいと考えますので、御協力をお願いします。  これより、議案の審査に入ります。  説明並びに質疑は、各会計予算及び予算説明書をはじめ、その他の提出資料等を参考にして進めることにします。  なお、質疑につきましては、議事の整理上、お手元にお配りした発言順位一覧表のとおり、区分して行います。  お諮りします。  各分科員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりといたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯福森真司座長【 1頁】 御異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  分科員1人当たりの質疑時間は、質疑及び答弁を含めて60分以内とします。  また、兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行い、1分科会当たり10分以内とし、内容が重複しない範囲で質疑を行うこととします。  それでは、「議案第1号・令和4年度秦野市一般会計予算を定めることについて」のうち、当分科会所管部分に関する審査を行います。  質疑を行う際は、事業名並びに予算書の該当ページについて述べるようにしてください。
     最初に、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  環境産業部長。 3 ◯環境産業部長【 1頁】 おはようございます。  それでは、環境産業部及び農業委員会事務局の令和4年度予算につきまして、一括して概要を御説明申し上げます。予算説明書の125ページをお開きいただきたいと思います。  最初に、第4款・衛生費の予算概要について御説明をいたします。  予算説明書125ページ、環境総務費のうち、事業コード070、環境基本計画推進事業費です。  秦野市環境基本計画に基づき、水とみどりに育まれた本市の魅力ある環境の保全・継承を図るため、環境学習エコスクールなど、人を育てる環境関連施策を実施いたします。  次に、127ページを御覧いただきたいと思います。  127ページ、公害対策費のうち、060、深層地下水浄化事業費でございます。  新年度は、神奈川県の第4期かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画の初年度となります。引き続き、地下水の水循環の促進及び水質改善を図るため、市内3地点における浄化事業及び水質分析を実施するとともに、観測用井戸を設置いたします。  次に、同じページ、緑化推進費のうち、040、蓑毛自然観察の森管理運営費です。  国登録文化財「緑水庵」を魅力ある地域資源の1つとして、利用者の利便性向上を図るため、駐車場の拡充等を検討するとともに、訪問者が気軽に散策できるよう、自然観察の森の整備に取り組みます。  次に、131ページを御覧いただきたいと思います。  131ページ、塵芥処理費のうち、030、生ごみ減量推進事業費でございます。  はだのクリーンセンター1施設での安定的な処理体制へ移行するため、可燃ごみに含まれる割合が最も多い生ごみの減量を進める手法の1つとして、好評である生ごみ処理機の購入に対する補助を集中的に進めます。  続きまして、同じページの100、可燃ごみ等収集運搬委託費でございます。  秦野市職員定員最適化計画に位置づけられるごみ収集業務の民間委託化を進めるため、新たに1コースを委託化し、民間活力の導入による市民サービスの向上と行政サービスの最適化を図ります。  続きまして、同じページの110、事業系一般廃棄物減量推進事業費でございます。  令和2年度、令和3年度にかけて実施している、市内全事業者に対する訪問調査の結果を基に、改善が必要な事業者への再訪問を実施するなど、継続した指導を行うとともに、秦野市分別・リサイクル優良事業所等認定制度等を活用し、認定事業所を拡大することで、事業系ごみの減量を推進いたします。  次に、133ページを御覧いただきたいと思います。  133ページ、し尿処理費のうち、040、公衆トイレ維持管理費でございます。日常の清掃及び修繕等による適切な維持管理に努め、利用者の利便性や公衆衛生の向上を図ります。  次に、第5款・農林費の予算概要について、御説明いたします。  同じく133ページ、農業委員会費のうち、010、農業委員会運営費及び020、農地利用調整経費でございますが、農地の権利移動や転用など、法令に基づく業務を適正に執行するとともに、担い手への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消等の農地等利用の最適化の推進に努めてまいります。  次に、137ページを御覧いただきたいと思います。  137ページ、農業振興費のうち、080、田原ふるさと公園管理運営費でございます。  地域農業の拠点施設として適切な管理・運営を行うとともに、表丹沢魅力づくり構想策定に係る施設利用者アンケートや、運営団体、地域住民を交えたワークショップにおける意見を踏まえ、直売・休憩施設を増設することで、田原ふるさと公園の魅力向上に取り組みます。  次に、同じページの下段、園芸畜産業費のうち、010、地産地消支援事業費の001、地産地消推進事業費でございます。  地産地消推進活動を行う団体への支援等により、都市農業の利点を生かした地産地消の推進を図ります。  また、有害鳥獣のジビエ利用の普及促進及び秦野市農業協同組合が実施する中学校給食への安定的かつ効率的な青果の供給体制に必要な物品の購入に対する支援を行います。  次に、139ページを御覧いただきたいと思います。  農地費のうち、040、鶴巻排水機場維持管理費でございます。  大根川ポンプ場の供用開始により機能廃止となった鶴巻排水機場について、まずは、河川占用をしているはけ口施設を撤去し、今後、地域の活動拠点等としての活用を図ってまいります。  次に、141ページを御覧いただきたいと思います。  141ページ、林業費のうち、030、里山保全事業費の005、森林セラピー推進事業費でございます。  5つのコースで、本市の地域資源である豊かな森林や里地里山を生かしたイベントを開催するとともに、森林セラピーガイドの育成、体験プログラムの充実を図り、観光や健康分野などとの連携を通じて、地域振興につなげてまいります。  続きまして、同じページの110、病害虫防除事業費でございます。  市内で被害が拡大しているクヌギやコナラなどのナラ枯れについて、観光地や羽根林道などで倒木した場合に危険な樹木の伐採を実施いたします。  次に、第6款・商工費の予算概要について、御説明をいたします。143ページを御覧いただきたいと思います。  143ページ、商工業振興費のうち、010、商工業振興対策事業費の004、商店街空き店舗等活用事業費でございます。  商店街の空き店舗を活用して開業した方に対して、経費の一部を補助することで、商店街における魅力ある個店の創業を支援し、商店街の空洞化の防止と4駅周辺の地域特性を生かした商店街づくりと活性化を促進いたします。  続きまして、同じページの070、中小企業信用保証料補助金でございます。  神奈川県信用保証協会の信用保証により、市の中小企業事業資金、または、県の中小企業制度融資の融資を受けた中小企業者等に対し、信用保険料の一部を補助し、中小企業の経営の安定や設備投資の促進を図ります。  続きまして、同じページの160、4駅にぎわい活性化推進事業費でございます。  住民、商業者、企業、関連事業者等と行政が一体となって、駅周辺市街地の活性化に取り組む機運の醸成と体制の構築を進め、小田急線4駅周辺のにぎわい創造に向けた、市街地活性化推進計画の検討に取り組みます。  次に、145ページを御覧いただきたいと思います。  145ページの070、鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費でございます。  利用者の安全性及び利便性の向上を図るため、施設の老朽化に伴う改修工事を実施するほか、新型感染症の拡大防止対策を講じた上で、名水はだの富士見の湯との連携イベントを開催するなど、集客増に向けて取り組みます。  次に、147ページを御覧いただきたいと思います。  147ページ、140、表丹沢魅力づくり推進事業費でございます。  表丹沢魅力づくり構想の表丹沢東エリアは、県道70号を中心に民間の施設をはじめ、多様な資源が点在しておりますが、十分な活用が図られていない状況にあることから、自然公園法の利用拠点整備改善計画の活用を見据えた、表丹沢東エリアの活性化に資する計画の策定に取り組みます。  以上、環境産業部及び農業委員会事務局が所管しております、令和4年度予算の概要を御説明申し上げました。  よろしく御審査いただきますよう、お願い申し上げます。 4 ◯福森真司座長【 4頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一分科員。 5 ◯吉村慶一分科員【 4頁】 各会計予算及び予算説明書125ページの1の080、地球温暖化対策事業費について、お伺いします。  2月8日付の神奈川新聞に、川崎市が地域エネルギー会社設立へということをやっているという記事が出ました。「2050年の二酸化炭素排出実質ゼロに向けて、川崎市は、2023年度に官民共同出資の地域エネルギー会社を設立し、市内のごみ処理施設の焼却熱を活用した電力の利用促進や再生可能エネルギーの普及に取り組む。市内の全公共施設に加え、一般住宅へ再生エネの供給を目的に、市民総ぐるみでエネルギー転換できる仕組みづくりを目指す。22年度一般会計当初予算に、準備費用として1,000万円計上した。」と。  こういうやり方は非常に参考になると思いますが、執行部の評価、御見解を伺います。 6 ◯福森真司座長【 5頁】 環境共生課長。 7 ◯環境共生課長【 5頁】 川崎市の地域エネルギーに関してでございますが、川崎市は、令和5年度に竣工します新たな清掃工場を加え、3施設体制となる予定です。そして、合計で172ギガワット/アワーの発電量を想定しており、これにより、市内全ての公共施設をカバーし、残りの120ギガワット/アワー、一般世帯2万7,200世帯分相当を希望する事業者などに地域新電力を通じ、販売、供給が可能であるという計画を立てております。  この地域新電力を市が出資して市域内に設立するということですが、これにつきましては、エネルギーの地域内循環、いわゆるエネルギーの地産地消にもつながるとともに、また、市の政策を反映するための発言権の確保にもなるといったメリットがございます。  ただ、一方で、地域新電力が継続的に経営を可能とするには、一定規模以上の再生可能エネルギーの仕入先が必要となってまいります。環境共生課では、今年度、地球温暖化対策実行計画策定に当たりまして、様々な可能性を探る中で、同様の事業についても、実績のある事業者からヒアリングを行いました。  この事業につきまして、域内に一定規模以上の再生可能エネルギー発電所が必要であるということで、本市の現状においては、地域新電力を設立するには再エネの発電所が不足していると、そういう見解を得ているところでございます。  以上です。 8 ◯福森真司座長【 5頁】 吉村分科員。 9 ◯吉村慶一分科員【 5頁】 年間120ギガワット/アワーというのは、発電出力に直すと、1万3,000キロワットぐらいなのですよね。さっき172ギガワット/アワーと言いましたので、1万6,000とか7,000キロワットになると思うのですけれども、やりようによっては、秦野市だけでやるのではなくて、近隣と提携したりすれば可能ではないと思います。  それで、市内にある株式会社織戸組の発電所は、1,000キロワットか、そのぐらいかと思いますけれども、株式会社織戸組は本社が川崎市なのですね。もしかすると、この川崎市の事業に発電事業を定款として決めていますので、参加しているかもしれない。するかもしれない。だから、株式会社織戸組に注目して、この地域内でも発電事業ができないかどうか、検討してみることは有益だと思いますので、そういうこともぜひお願いをしたいと思います。  広域で考えれば、あるいは、川崎市と組むとかというやり方を考えれば、できると思いますので、御検討をお願いします。  次に、各会計予算及び予算説明書147ページの140、表丹沢魅力づくり推進事業費ですが、事業の中に、次世代交通システムZipparの基礎調査っていうのがあって、この調査の内容にはZipparのネットワーク構築に向けた課題把握のほか、候補ルート、運行イメージの具体化に取り組むという記述があります。  それで、Zipparについては、3年後の大阪万博で、何らかの形でお披露目がされるというように聞いております。  その時点で、例えば秦野市のあるコース、私はカルチャーパークから県立秦野戸川公園が1番いいんじゃないかと思ってますけども、そういうコースの実現可能性調査みたいなものが終わっていて、それ大阪万博で発信してもらうと大いに秦野市の魅力づくりに貢献すると思うんですけども、いかがでしょう、お考えを伺います。 10 ◯福森真司座長【 6頁】 はだの魅力づくり担当課長。 11 ◯はだの魅力づくり担当課長【 6頁】 次世代交通システムZipparにつきましては、大変、可能性があるシステムだと捉えております。  ただ、年末にもZipparの代表と国土交通省にお伺いして、秦野市でも前向きに今、検討している中で、どういったことを御助言とかですね、御協力いただけるかというようなお話も進めているところです。今後も関係機関とお話しながらまずは、あとは実際にやるうえでも国土交通省の方からも地元の既存の交通事業者の方とのコンセンサスや市としての、行政計画としての位置づけとかそういったところの整理もまずはやらなければならないというところをいただいておりますので、課題をひとつひとつクリアしながら大変有意義なシステムだと思いますので、実現できるように努力していきたいと思っております。 12 ◯福森真司座長【 6頁】 吉村分科員。 13 ◯吉村慶一分科員【 6頁】 カルチャーパークの一番水無川沿いの場所から県立秦野戸川公園の川沿いのコースというのは既存のバス路線もないですし、カルチャーパークからちょっと足を伸ばして県立秦野戸川公園まで行ってみようかなというニーズはあるのではないかと。それで景観も相当良くなるんじゃないのかなと思いますので、まずは実現可能性調査、FSと言いますけれども、それをやることによって仮に秦野市で実現できなくてもおおよその経済性みたいなものを日本国全体が把握する助けにもなりますので、多分そういうことをやりたいと言えば、国土交通省の補助金つくと思いますよ。ぜひ御検討をお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書145ページ、4の070、鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費で、来年度は6,130万円の修繕等の工事費が計上されておりますが、私は、この鶴巻温泉弘法の里湯を指定管理に移行するならば、その前に修繕すべきところは全部やっておくべきだと思いますが、これで令和4年度に6,130万円の工事をやって、一応完璧にとは言わなくても、おおよそ全部必要な修繕はしましたよとするまでは、残りの工事費はどのぐらいかかるのでしょうか、お伺いします。 14 ◯福森真司座長【 6頁】 観光振興課担当課長。 15 ◯観光振興課担当課長【 6頁】 鶴巻温泉弘法の里湯において新年度に実施します修繕工事について、御説明をいたします。  今、分科員からお話しありましたとおり、総額では大体6,130万円という金額を計上しておりますけれども、実施いたします工事の内容といたしましては、まず、外壁の改修工事につきまして、外壁のモルタル部分のひび割れ等は全て補修をしまして、全面的な補修、吹きつけ塗装を行う予定です。あと鶴巻温泉弘法の里湯の1階外壁の一部に、1メートルほどの高さまで御影石が貼ってありますが、その石につきましては、割れたり、剥がれ落ちて破損している石のみを交換するという内容になっております。  続きまして、屋上の屋根防水工事についてですけれども、鶴巻温泉弘法の里湯の屋根構造は、瓦ぶきの勾配屋根部分とアスファルト防水の陸屋根部分を持つ複合的な構造となっております。新年度の工事においては、事前に現場の状態を確認した上で、勾配屋根部分の瓦につきましては、目立った損耗等もなく、現時点では交換の必要は低いということで、陸屋根部分の補修のみとしております。  続きまして、大浴場の浴室改修工事については、鶴巻温泉弘法の里湯には石造りの山湯とヒノキ造りの里湯という2つの浴槽をありますけれども、この2つの浴槽に使用されている石やヒノキ材につきましては、特に、現時点では損耗しているわけではないということから、山湯の石は一度剥がして、それを貼り直しまして、また、里湯のヒノキ材は、木材と木材の間のシーリング防水をやり直すという補修内容となっております。  また、給湯設備・配管更新工事につきましては、地下ピット内の給湯配管のうち、管の口径が65Aというサイズのメインの給湯管を更新するというものでございます。給湯の配管は、メインの給湯管からだんだん口径の細い枝管に分岐して、最終的には館内に立ち上がって、洗面所や浴室のカランやシャワーにお湯を給湯するという構造になっております。地下ピット内の各管の状態を確認したところ、やはり一番高温の温水が大量に流れるメインの給湯管が一番劣化をしておりまして、また、破損した場合に、全館のお湯の供給が止まってしまうなど、施設運営の面でも一番大きな影響があるこのメインの管は、新品に交換することといたしました。  一方で、枝管につきましては、メインの給湯管ほど劣化が進んでおらず、また、更新するとなると、館内の脱衣場や浴室内の壁を壊して補修するという内装工事も必要になるため、非常に費用が高額になること、さらに、仮に漏水が起きたとしても、枝管の場合には、影響が非常に限定的であるということから、現時点では更新せず、漏水等、早期発見できるような定期点検を実施するような形で、対応する予定でおります。  こうした形で、今回、更新をしない部分の工事がどのくらい金額があるのかという試算はしておりませんけれども、念のため申し上げますと、今回、給湯配管の更新工事につきましては、メインの給湯管を更新する工事については、予算額1,510万円で計上しておりますけれども、これを地下ピット内の管内の全ての給湯管を交換するという工事をした場合は、事前の試算では、それだけで約7,800万円、工事期間も大体4か月から4か月半ぐらいと伺っております。  以上です。 16 ◯福森真司座長【 8頁】 吉村分科員。 17 ◯吉村慶一分科員【 8頁】 これは、鶴巻温泉弘法の里湯の指定管理化を考えた場合に、追加的な不具合が発生して、営業ができない日が出てくると、それは、直ちに営業補償的な問題が生ずる元になると思います。  それと同時に、そういうおよそ7,000万円もかかるような給配管の工事について、必要度は不明なものの、いつかはやらなければいけないという問題があると、指定管理そのものの応募がなくなってしまうのではないのかと思いますが、その点、どう考えていますか。 18 ◯福森真司座長【 8頁】 観光振興課担当課長。 19 ◯観光振興課担当課長【 8頁】 今回、新年度に、鶴巻温泉弘法の里湯で実施します修繕工事につきましては、中・長期的な視点に立って、施設を維持保全していくための工事になりますので、そういった工事の場合は、どの時点でどこまで修繕をするのかという判断は非常に難しいものがございます。  鶴巻温泉弘法の里湯で新年度に予定している工事につきましては、昨年5月に策定されました秦野市公共施設保全計画と照らし合わせた上で、緊急性やコスト面なども勘案して工事内容を決定したわけですけれども、新年度では、修繕を実施しない設備等についても、いずれは劣化が進行して、修繕の必要は出てまいります。  鶴巻温泉弘法の里湯では、今、吉村分科員おっしゃられましたように、指定管理の予定がございまして、秦野市公共施設再配置計画第2期基本計画に基づいて、今後、指定管理者制度を導入するための準備を進めてまいりますが、例えば、カルチャーパークでは、指定管理者の募集要項において、大規模修繕の予定年度や、その予定箇所をあらかじめ明記し、また、文化会館では、募集要項において、修繕工事の規模や休館予定期間なども明記するなど、各施設の運営が指定管理者に移行しても、必要な時期に必要な修繕が行えるような方策をとっております。  鶴巻温泉弘法の里湯では、昨年8月に日帰り温泉施設としての市場性や、民間事業者の意向等を把握することを目的として、サウンディング型市場調査を実施いたしました。この調査に参加した事業者とは、現在も様々な情報交換や意見交換を行っておりますので、修繕工事に対する考え方などもヒアリングしながら、事業者の募集に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 20 ◯福森真司座長【 8頁】 吉村分科員。 21 ◯吉村慶一分科員【 8頁】 とにかく令和4年度で指定管理制度へ移す、いろんな事務をされるので、そのときに予定される修繕工事をどうするのかということをテーマの1つにして、金額だとか、それから、その間の休止の期間だとかということ具体的な条件を出していただいて、それで決めていただきたいと思います。お金に直結する話です。  今、たな子で入っておられる事業者は、公共施設の目的外使用という立場でお入りいただいているので、補償的なものはしないで済みますけれども、指定管理の場合はそれでは済まないと思うので、その辺、よくお考えいただきたいと思います。
     残りは要望ですが、127ページ、2の030、騒音振動防止対策費についてですが、新しい騒音計を63万8,000円でお買いになられると。せっかくお買いになられるわけですから、従来、これまでに騒音・振動等の苦情があったところについては、ぜひこれを持っていっていただいて、その騒音の状態を再確認するということを訓練の一環としてで結構ですので、ぜひやっていただきたいと思います。  次に、133ページ、3、050、し尿希釈投入施設管理事業費ですが、これは供用開始後13年たっていて、15年ぐらいが耐用年数だということですので、これもどの課がやられるのか知りませんが、更新計画をきちっと立てて対応していただきたい。管理が環境産業部で、置場が上下水道局という複雑な施設ですので、遺漏のないようにお願いいたします。  それから、139ページ、1の030、001、里山ふれあいの森づくり事業費ですが、これは過去にも質問しておりますが、現在、活動している40程度の市民団体の活動内容が、本当に山の施業という観点から見て合理的なものであるのか。市長が、CO2ゼロ発言をしましたので、樹木の更新ということが重要視されるようになりますので、そういう観点からも再考する必要もあると思います。専門家に全てのフィールドについて検討して、調査、評価をしていただくよう、お願いいたします。  以上でございます。 22 ◯福森真司座長【 9頁】 これで、吉村分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 23 ◯古木勝久分科員【 9頁】 それでは、よろしくお願いします。4項目にわたって質問をさせていただきます。  まず、1つ目は、各会計予算及び予算説明書143ページ、100、地域ブランド等育成事業費についてであります。  この事業は、はだのブランドのパンフレットを見るたびに、各事業者の皆さんお一人お一人が一生懸命やっていらっしゃる、取り組んでいらっしゃる姿が思い浮かぶわけであります。同時に、担当者もしっかりとそれに寄り添っている感じがいたします。  そこで、お伺いいたします。事業の開始から10年が経過しました。今年で10年目ですかね。毎年、新たな認証品が認証され、現在、45品目となっていると聞いております。認証品は今後、さらに増えていくものと思うのですけれども、今後の取組はどのようか、御説明をお願いします。 24 ◯福森真司座長【 9頁】 産業振興課長。 25 ◯産業振興課長【 9頁】 地域ブランド等育成事業につきまして、今後の取組についてでございますが、この事業については、平成22年8月30日にはだのブランド推進協議会が設立されまして、平成23年度にはだのブランド推進プランとはだのブランド基本戦略を定めております。  認証制度につきましては、その翌年の平成24年度から認証審査が始まりまして、令和3年度には、10回目の審査を行いました。これまでに延べ54品目を認証し、現在は45品目を認証品としております。  この地域ブランド等育成事業の目的としましては、ブランドの整備、ブランドの創出、ブランドの発信を進め、消費者の認知、信頼、愛着を深め、地域経済の活性化に結びつけていることと思います。  この10年間を振り返ってみますと、ブランドの整備から創出までに産みの苦しみがございまして、また、ブランドの発信にも時間を要し、ようやくここ数年で認知が進んできたところでございます。いよいよ本格的に地域経済の活性化につながるものになってきたのではないかと思っております。  そこで、今後の取組ですが、今までの10年間の取組をしっかり検証しながら、全国屈指の森林観光都市として本市のブランド化を進める中、そのブランドイメージにより、さらに価値が高まる商品やサービスの認証を進め、その認証品が出回ることにより、さらに、本市のイメージが向上するといったブランドに育成してまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯福森真司座長【10頁】 古木分科員。 27 ◯古木勝久分科員【10頁】 次々と新しい認証品を増やされて、発信するばかりではなくて、販売計画づくりをサポートするなど、市内外の消費に結びつけ、認証品のさらなるブランド力の向上を図るための支援が必要ではないかと思うところであります。一般的に製造することや、商品の発信の支援だけでなく、消費行動に結びつくような、消費行動を呼び込むというのですか、商品構成の演出や企画、取組が必要ではないかと思います。  よく言われている、舌をかみそうなのですけれども、マーチャンダイジングというのですか、これが必要かなと。つまり、行政が踏み込んで、消費政策、あるいは、商品化計画を支援していくような政策が必要になってくるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 28 ◯福森真司座長【10頁】 産業振興課長。 29 ◯産業振興課長【10頁】 消費に結びつけるための販売計画づくり等のサポートについて、その必要性は認識をしているところでございます。しかしながら、認証品の種類、認証事業者の規模などは様々であり、個別の相談につきましては、商工会議所をはじめとして、県その他の関係機関による支援制度を紹介し、事務局では、一律に販路拡大に向けた情報発信を行っているところでございます。  ブランド力の強化に向けては、情報発信と合わせて、販路のさらなる拡大や販売力の強化などに努める必要があると認識をしております。  また、事業を自立させていくという大きな課題もありますので、今後、どのような体制で続けることがよいかという点も検討をしてまいりたいと考えております。  以上です。 30 ◯福森真司座長【11頁】 古木分科員。 31 ◯古木勝久分科員【11頁】 実際、行政側が販売計画をつくって、販路を拡大するというのは、なかなか難しいのかなとは思います。  よその自治体で株式会社をつくって、地域振興に一役買っている例があります。これは10年前からやられているらしいのですけれども、栃木県大田原市では、これはブランドではないのですが、株式会社大田原ツーリズムという会社を推進しています。私も10年前に、たしかパンフレットなどを取り寄せて、今、ホームページも非常にきれいなものが出来上がっております。ぜひ御覧ください。  従来100%自治体が出資の、あまりいい表現ではありませんけれども、いわゆる第3セクターというイメージがあるのですけれども、経営状況を出資者がしっかりと監視し、コンプライアンスのガイドラインをつくっているようであります。このブランド事業などは、私は極めてふさわしい手法ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 32 ◯福森真司座長【11頁】 産業振興課長。 33 ◯産業振興課長【11頁】 今、御紹介ありました、ブランド事業を単体で事業化するということでございますが、この件につきましては、かなりハードルが高いのかなと感じております。  まちづくりを行うことを目的としたまちづくり会社などが、地域の商社となって、地域の商品の価値を高めてもらう可能性は、非常によいことだと感じております。  今後、公民の出資による会社組織等についても、検討ができていけばいいのかなと考えております。  以上です。 34 ◯福森真司座長【11頁】 古木分科員。 35 ◯古木勝久分科員【11頁】 自治体が発案して設置された株式会社は、国土交通省が進めている中心市街地の活性化事業、内閣府が進める地方創生事業に、稼げる自治体、稼げるまちづくり、今、100社以上あると聞いております。  私も12年ぐらい前だったと思うのですけれども、東京23区内にある自治体、1,000人ぐらいの規模の株式会社ですが、そこの社内報の編集と企画を依頼されました。秦野市内にあるタウン誌に結びつけたことがあります。今はやっていないみたいな感じですけれども、会社はやっています。  この会社は、公共施設等の清掃から設備の維持管理を請け負って、また、FM局などを運営している民と官との合同の株式会社です。極力、雇用と仕事を区外に流さないように、地元に資本を確保するためにできた会社であります。100の自治体があれば、100通りの会社が私はできるのではないかなと。公ではできないこと、限界性がある分野が、官と民の共同出資と共同責任で取り組んでいくことは、本市でも私は十分可能ではないかと思います。  昔は、よく昭和30年代、40年代、先輩などに聞くと、失業対策事業というのがあったらしいですね、自治体に。今、失業対策事業というのは、恐らくやっていないと思います。本市にふさわしい形、公では不可能だった創造的なことができるのではないかと思います。検討をされるという前向きな御答弁でしたので、ぜひ前に進めていただきたいと思います。  よろしくお願いいたします。  次に、143ページ、160、4駅にぎわい活性化推進事業費。この事業は、4駅周辺のにぎわい創造に向けた計画策定に取り組む新規の事業のようですが、予算総額2,158万1,000円のうち、委託料が2,052万3,000円で、ほぼ委託事業となっているようであります。  2月17日に議員全員に配られました、本市の組織改正の事務連絡を拝見すると、4駅周辺のにぎわい創造に向けたところに、中心市街地活性化基本計画の策定を進めるため、体制の強化を図りますと、このように書かれていました。計画策定に向けた委託ということでありますが、どのようなビジョン、プランでこの業務を発注していかれるのか、御説明をお願いします。 36 ◯福森真司座長【12頁】 産業振興課長。 37 ◯産業振興課長【12頁】 それでは、今の御質問にお答えをいたします。  秦野市の新しい総合計画はだの2030プランに定めるリーディングプロジェクト、小田急線4駅周辺のにぎわい創造プロジェクトの推進を図る方針といたしまして、昨年12月に、小田急線4駅周辺のにぎわい創造に向けた、中心市街地活性化推進方針を政策決定したところでございます。  これは、駅周辺市街地を利用する住民、商業者、企業、関連事業者等と行政が一体となって取り組む機運の醸成と体制の構築を進め、市街地に不足しているにぎわいや交流を醸成する、人が集まるところをつくり、駅周辺市街地における、歩いて楽しい、歩いて暮らせるまちづくりを推進することで、ハードとソフトの両面から、魅力ある都市を実現しようとするものでございます。  令和4年度は、全市的な機運の醸成を進めるとともに、令和8年度の完成に向け、拡幅に取り組む県道705号周辺を含む秦野北口周辺地区から体制を構築いたしまして、未来ビジョンの策定を進めていくところでございます。  この事業では、まちを使う人々の課題を整理し、誰がどのように、何を整備したら、歩いて楽しい、歩いて暮らせるまちになるかという視点で、まちの未来をイメージするところから始めてまいります。  委託の内容でございますが、そのために必要な、例えば、話合いの場で使用する資料づくりや、記録の作成、シンポジウムの開催や先進地事前調査や視察の手配、4駅の歩行者交通量や公共公益サービスのニーズなどの実態調査など、今後、続く計画の策定の基礎をつくるための業務について、委託をしていくつもりでございます。  以上でございます。 38 ◯福森真司座長【13頁】 古木分科員。 39 ◯古木勝久分科員【13頁】 今、昨年12月に、小田急線4駅周辺のにぎわい創造に向けた中心市街地活性化方針を政策決定したと御答弁されました。どのような方針なのか。また、この方針は、議会にお示しいただいていなかったと思うのですが、内容について簡単に御説明いただきたいと思います。  それから、関連なので、引き続き、質問をしてしまいますけれども、委託に関する仕様書を拝見させていただきました。この中には、シンポジウムの開催支援とか、あるいは、にぎわいのあるまちづくり協議会開催支援、先進事例視察、広報資料等の作成など、事業の進め方では重要な部分が含まれておりました。歩行者交通量調査や市民ニーズ調査、計画を策定するための基礎的な資料の作成ならば理解できるのですが、本来、本市の職員が直接実施すべき業務ではないかと思いました。というよりも、本市のビジョンを計画に盛り込むための重要な要素であり、ある意味、行政職員のまちづくりを創造する、やりがい、または、醍醐味になるようなビジョンに関わる要素ではないかと、私はそう思いました。あえて委託業者にお任せするのは、実にもったいない思いがしました。  さらに、委託事業に支援という表現がある、これは請負業務であるので、成果品を委託によって受ける事業であります。雇用関係が発生しないよう、つまり、偽装請負にならないように配慮が必要かと思うのですが、それぞれの具体的なお考えをお聞かせいただきます。 40 ◯福森真司座長【13頁】 産業振興課長。 41 ◯産業振興課長【13頁】 幾つか御質問をいただきました。ちょっと整理してお話しいたします。  まず、1点目の方針の決定方法でございますが、本方針は、総合計画に定めるリーディングプロジェクト、小田急線4駅周辺にぎわい創造プロジェクトのうち、にぎわい創造担当部局が中心となって今後、推進する取組の方向性を確認したものでございます。昨年12月9日に開催した政策会議で決定し、それに基づき、本日、御審査いただいている来年度の事業計画でございます。  2点目の議会への報告でございますが、所管部局の事務事業の執行方針であるため、議会への事前の提示はしておりません。  3点目の委託業務の内容でございますが、限られた職員数で、できる限り迅速に4駅にわたって事業を進めていくために、ノウハウを有し、多くの情報を持つ専門家に基礎的な調査や資料の作成を委託してまいりたいと考えております。  分科員御指摘のとおり、資料づくりから職員が行うことで、事業の理解を深め、やりがいにつながるということは、言うまでもございません。しかしながら、限られた人数と時間の中で事業を進めるに当たり、比較的時間を要する資料作成等は民間に任せ、その資料を基に、地域の皆さんと一緒にまちづくりについて語り合い、まちづくりを進めることが、職員にとって真の醍醐味だと考えております。  最後に、4点目の偽装請負にならないような配慮という御指摘でございます。この業務の発注につきましては、今後、契約事務を進める中で、成果物を明確にいたしまして、業務の過程、また、途中で変更する場合の対応についても受託者と協議の上、適切な執行に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 42 ◯福森真司座長【14頁】 古木分科員。 43 ◯古木勝久分科員【14頁】 4駅にぎわい活性化推進事業費の最後の質問をさせていただきます。  中心市街地活性化基本計画の策定との関係の問題と、あと今後のスケジュールはどうなるのか、簡単を御説明ください。 44 ◯福森真司座長【14頁】 産業振興課長。 45 ◯産業振興課長【14頁】 中心市街地活性化基本計画の策定とスケジュールということでございます。  この事業におきまして、まちの未来に向けたビジョンを固め、その実現に向けて取り組むべき事業計画として、整理をしてまいります。秦野駅北口周辺地区につきましては、令和4年度に体制を構築いたしまして、令和5年度にかけてビジョンを策定し、それを実現するための計画を取りまとめ、令和5年度末を目標に国の認定を受けられるように進めていきたいと考えております。  秦野駅南口や他の3駅につきましては、駅ごとに懇話会を開催いたしまして、課題の整理を進め、秦野駅北口の進捗に合わせ、順次、並行して進めていく予定でございます。  以上でございます。 46 ◯福森真司座長【14頁】 古木分科員。 47 ◯古木勝久分科員【14頁】 それでは、3つ目の質問をさせていただきます。  各会計予算及び予算説明書135ページ、多面的機能支払事業費についてであります。先般、農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」ということで、全国で271か所の棚田が選定されました。内容については省きますけれども、その中で、神奈川県で唯一、関東では7か所、本市内の名古木の棚田群が選定されました。  そこで、お伺いしますが、多面的機能支払事業として、今回、つなぐ棚田遺産に選定された名古木の棚田群の保全活動に対する行政の支援は、可能なのかどうか、御説明をお願いします。 48 ◯福森真司座長【15頁】 農業振興課長。 49 ◯農業振興課長【15頁】 名古木の棚田群に対する支援が可能かどうかという御質問ですけれども、まず、多面的機能支払事業ということで、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るための水路や農道の維持補修といった地域の共同活動に対して、国の助成制度がございます。現在、本市では、鶴巻地区の水田地域における活動に対して補助を行っているものです。  名古木の棚田群の維持・保全につきましては、これまで地域の農業者やNPO法人等が主体となり活動をしておりますが、特に、行政による農政上の支援は行っていない状況にございます。  なお、先ほど御説明しました国の多面的機能支払事業につきましては、農振農用地区域内にある農用地が対象となっており、名古木の棚田群につきましては、農用地ではないため、支援の対象とはなっていない状況にございます。  以上です。 50 ◯福森真司座長【15頁】 古木分科員。 51 ◯古木勝久分科員【15頁】 地域で主体的に活動されている人がいらっしゃるわけですけれども、将来の担い手の高齢化が一番心配です。よく市民力、地域力というけれども、なかなか代替わりしない。行政の方は、毎年毎年新陳代謝があって、入れ替わり、人事が替わっていくわけです。市民力の難しさというものがそういうところにあろうかということは、十分御認識されていると思うのですけれども、自然に新陳代謝されないのですね。そこには、行政と市民とのウィン・ウィンの関係がないと、なかなかこれは成立しないのです。  取組の継続性ということを非常に危惧するのですけれども、今回、他市での棚田が選定された地域の情報を収集してみると、いろんな行政の関わり、支援がある。例えば、地域おこし協力隊の活用といった取組を取り入れているところ、こんなところもあるのですね。あるいは、観光と結びつけて、そこに支援をしている。こういった支援を検討されたらどうかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 52 ◯福森真司座長【15頁】 農業振興課長。 53 ◯農業振興課長【15頁】 行政に対する今後の支援についてですが、棚田の保全は、農業生産のみならず、自然環境や良好な景観といった様々な機能を有しております。これらの多面的機能を維持・発揮させていくことが重要だと考えますので、この取組が継続できるよう、まずは地域の声を聞きながら課題について把握するとともに、今後の支援の在り方について調査研究をしていきたいと考えております。  以上です。 54 ◯福森真司座長【15頁】 古木分科員。 55 ◯古木勝久分科員【16頁】 市長は施政方針の中で、全国屈指の森林観光都市を目指してと、目指してというか、取り組んでという思いがあっても私はいいのかなと。目指すのは、何でも目指すのですよね。これは、日本一何とかを目指そうとか。棚田は、単に農業生産のみならず、やはり森林の下の里山の風景をつくり上げているところだと思うのですね。  農林水産省の農村景観を活用した取組の事例集などを拝見すると、観光振興につなげたり、あるいは、地域振興につなげていったり、その保全では、裾野の広い取組があるようです。この選定を契機に、様々な支援の輪を広めていくための仕掛けづくりをしていただきたいとお願いをして、この質問は終わります。  次に、各会計予算及び予算説明書141ページ、110、病害虫防除事業費について、質問を行います。  ナラ枯れについて、令和3年度の施政方針でも調査をすると記載されております。その結果はどのようか。 56 ◯福森真司座長【16頁】 環境共生課担当課長。 57 ◯環境共生課担当課長【16頁】 今年度のナラ枯れ被害の状況ですが、現時点で972本の被害を確認しており、昨年度の472本の2倍以上の被害が発生しております。  以上です。 58 ◯福森真司座長【16頁】 古木分科員。 59 ◯古木勝久分科員【16頁】 令和4年度の取組はどのようか。また、対策はどのような対策をやっていかれますか。 60 ◯福森真司座長【16頁】 環境共生課担当課長。 61 ◯環境共生課担当課長【16頁】 市内全域に被害が拡大しているため、専門家の被害が拡大した場合は、駆除が困難であるため、危険木を必要に応じ伐採したほうがよいという意見や、県のガイドラインを参考に、弘法山や震生湖、葛葉緑地の散策路や羽根林道において、倒木した場合に危険な木を伐採する安全対策を行います。  以上です。 62 ◯福森真司座長【16頁】 古木分科員。 63 ◯古木勝久分科員【16頁】 ナラ枯れ被害の拡大防止には、国は、早期発見、予防駆除が必要だと言っております。
     現在、市が行っている危険木の伐採は、あくまでも対症療法のような感じがしますけれども、本市の対応は、予防の視点ではどうなのか、その辺はお考えになっていらっしゃるのかどうか。 64 ◯福森真司座長【16頁】 環境共生課担当課長。 65 ◯環境共生課担当課長【16頁】 本市では、平成30年度に、頭高山において初めてナラ枯れ被害を確認し、98本の被害木について、薬剤による薫蒸処理を行い、被害の拡大防止に努めましたが、翌年以降、市内全域に被害が拡大してしまいました。  そのため、先ほど申したとおり、被害が拡大した場合は、駆除は困難であるため、危険木を優先、必要に応じて伐採したほうがよいという専門家の意見等を参考に、被害の拡大防止から安全対策に方針を転換し、危険木の伐採を行っているものです。  以上です。 66 ◯福森真司座長【17頁】 古木分科員。 67 ◯古木勝久分科員【17頁】 予防よりも、現状の被害に対してしっかりとした対策を講じていくという方針に、県と並行して、その考え方になっているという御答弁だと思うのですけれども、国が被害木の探査、それから、主にヘリ等での空中からの捜索など、駆除、健全木の保護等を国庫補助の対象としているほか、殺菌剤の幹への注入、実証事業を支援し、ナラ枯れ被害対策の推進を行っていると、国は言っております。  さらに、ナラ枯れの発生危険度予測に基づく総合的な予防手法の開発に取り組んでいると、このように、林野庁のホームページなどでも言っておりますけれども、独立行政法人森林総合研究所を中核とした防除手法の開発も進めているようですが、国の補助の活用はどうでしょうか。 68 ◯福森真司座長【17頁】 環境共生課担当課長。 69 ◯環境共生課担当課長【17頁】 ナラ枯れ被害に対する補助としては、国の補助金を活用した県の神奈川県森林病害虫等防除事業補助金があります。この補助金は、ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシを駆除するために行う樹木の薬剤による薫蒸、焼却、破砕等に要する経費の補助となります。  本市でも、平成30年度と令和元年度に、カシノナガキクイムシを駆除するために、薬剤による薫蒸処理を行った際に活用しましたが、現在、本市が行っている危険木の伐採等の安全対策は補助対象とならないため、活用しておりません。危険木の伐採についても、補助対象となるよう神奈川県に対して引き続き、要望してまいります。  以上です。 70 ◯福森真司座長【17頁】 古木分科員。 71 ◯古木勝久分科員【17頁】 先ほどから、私は、国は、国はと申し上げて、大変恐縮ですけれども、2009年頃から、林野庁などは、ナラ枯れについて都道府県に対策のための国の補助金を積極的に活用するように促しております。引き続き、今、要望されていくということなので、粘り強く、要望を続けていただきたいと思います。  さて、新たな都市像には、水とみどりに育まれたとあります。先ほども申し上げましたけれども、本市は、全国屈指の森林観光都市を目指しているわけであります。現在、ナラ枯れ対策は、様々な仕事のうちの1つかと思います。現在、環境共生課担当課長が担当されているのは、ナラ枯れだけではないと思うのですけれども、新年度のナラ枯れ対応は、どのような組織で、何人体制で取り組んでいかれるか、具体的にお示しいただけますか。 72 ◯福森真司座長【18頁】 環境共生課担当課長。 73 ◯環境共生課担当課長【18頁】 新年度から、環境共生課森林里山担当は、森林や里山の整備に加え、表丹沢魅力づくり構想と連携した森林セラピーの実施や、環境に配慮した森林資源の活用など、新たな取組を推進するため、森林ふれあい課となります。ナラ枯れ被害は大きな課題と認識しておりますので、担当を明確にして対応してまいりたいと思います。  また、里山で活動されているボランティア団体等との連携も必要となりますので、それぞれの担当が連携・協力する体系をとって、対応してまいります。  なお、引き続き、神奈川県や観光振興課、公園課等の庁内関係各課とも連携を図りながら、対応していきたいと考えております。  以上です。 74 ◯福森真司座長【18頁】 古木分科員。 75 ◯古木勝久分科員【18頁】 非常に難しい問題だなと。対応にしても、マンパワーも限られていますし、そういう中でやっていくわけですけれども、先ほど連携ということを言われましたが、これは本当に表丹沢魅力づくり構想であるとか、あるいは、環境共生とのつながりがどうしても欠かせないと思うのです。  先ほど申し上げましたけれども、本市の新たな都市像、水とみどりという看板があるわけですから、全国屈指の森林観光都市、こういった看板を掲げた以上は、不退転の決意で取り組んでいただきたいと思うわけであります。  現在、本市にとって、鳥獣対策だとかそういったものを含めて、ナラ枯れは最大の脅威の1つであると思いますので、体制づくりがネックにならないように、引き続き、前向きに取り組んでいただきたいと思います。  この質問は終わります。  まだちょっと時間がありますので、当初予定していた2問、147ページ、表丹沢魅力づくり推進事業費について、簡単に質問をさせていただきます。  表丹沢魅力づくり構想は、施政方針にある森林観光都市とどのように関わりがあるとお考えになっているのか、お答えいただけますか。 76 ◯福森真司座長【18頁】 はだの魅力づくり担当課長。 77 ◯はだの魅力づくり担当課長【18頁】 森林観光都市につきましては、施政方針において、「市域北側の表丹沢の魅力づくりと、南側の小田急線4駅周辺のにぎわい創造を一体的に進め、本市を全国屈指の森林観光都市へと押し上げてまいります。」と述べさせていただいております。  また、先日の代表質問の中でも、表丹沢魅力づくり構想のエリアにとどまるのではなく、小田急線4駅の南側の渋沢丘陵、東側の弘法山公園や鶴巻温泉といった地域資源を挙げるとともに、里地里山などの様々な森林資源にも光を当てながら、自然と都市機能が調和した持続可能なまちを創造していきたいという決意を森林観光都市という言葉に表したとの趣旨の答弁をさせていただいております。  表丹沢魅力づくり構想の対象エリアは、市域全体の半分以上を占めていることからも、市域全体を対象とする森林観光都市に関わる主要事業の1つであると認識しております。表丹沢魅力づくり構想の具現化を進める取組が、全て森林観光都市を実現していく一翼を担っていると考えております。  以上です。 78 ◯福森真司座長【19頁】 古木分科員。 79 ◯古木勝久分科員【19頁】 この表丹沢魅力づくり構想の中には、交流人口、関係人口が増えることを非常に重要視されているようですが、どのような効果を期待されているのか、御説明いただけますか。 80 ◯福森真司座長【19頁】 はだの魅力づくり担当課長。 81 ◯はだの魅力づくり担当課長【19頁】 総務省によりますと、交流人口とは、その地域に訪れる人々のことを、関係人口とは、移住した定住人口でもなく、観光に来た交流人口でもない、居住と離れた地域を行き来して、地域の人々と多様に関わる人々のこととしております。  また、表丹沢魅力づくり構想の魅力づくりビジョンの部分では、市外からの来訪者には、2度、3度と訪れていただく中で、都心や日常生活ではなかなか味わえない体験を通じ、親しみの持てる場所や第2のふるさととしての関係性を築き、交流人口や関係人口を創出することにより、地域の活性化にもつなげていきますと述べさせていただいております。  こうしたことからも、表丹沢魅力づくり構想では、観光に来た交流人口にとどまるのではなく、2度、3度と訪れていただきながら、関係人口を創出していくことで、年間を通じて多くの人に訪れていただき、それがまた、継続的な魅力の磨き上げと新たな魅力の創出にもつながり、さらに、より多くの人が訪れるという好循環にもつながっていくと考えております。  また、少子高齢化、人口減少が進む中でも、表丹沢の里地里山等の保全と活用に取り組む里山ボランティア団体の担い手不足などの課題解決につながることも期待しております。  このような取組を推進していくことで、表丹沢が将来にわたり、多くの人々にとって、ふるさと秦野を象徴する、誇れる地域資源としてあり続けることを目指していきたいと考えております。  以上となります。 82 ◯福森真司座長【19頁】 古木分科員。 83 ◯古木勝久分科員【19頁】 終わります。ありがとうございました。 84 ◯福森真司座長【20頁】 これで、古木勝久分科員の質疑を終わります。  今井実分科員。 85 ◯今井実分科員【20頁】 まず最初に各会計予算及び予算説明書127ページ、予算資料22ページの秦野名水利活用事業費についてちょっとお伺いをいたします。  予算が前年度と比べかなり増額になっていますけどもその要因、内容等についてまずお伺いしたいと思います。 86 ◯福森真司座長【20頁】 環境共生課長。 87 ◯環境共生課長【20頁】 秦野名水利活用推進事業費でございますが、令和3年度に比べ令和4年度予算、426万9,000円の増額となっております。  まず、この事業の主な増額の要因としましては、小田急線4駅周辺のにぎわい創造プロジェクトの一環としまして、曽屋水道関連の施設。これは、水源の一つであります紀伊ノ守水源の整備に206万8,000円。  また、単年度の事業としまして紀伊ノ守水源から葛葉川を横断する導水管の修繕が347万円でございます。  また、備品購入費としまして224万円を名水のPR、地球温暖化対策、プラスチックの削減等の目的のため、公共施設に1台、ウオーターサーバーを設置するものとして計上させていただいております。  以上です。 88 ◯福森真司座長【20頁】 今井分科員。 89 ◯今井実分科員【20頁】 ウオーターサーバーを、本庁舎にという話、244万円、これはもう、本庁舎に置く1台分のお値段ということでよろしいんでしょうか。 90 ◯福森真司座長【20頁】 環境共生課長。 91 ◯環境共生課長【20頁】 一応まだ場所は確定ではございませんが、一番効果的あるいは費用対効果含めて今後再検討をしていくわけですが、第一候補としましては、本庁舎1階ロビーという点でございます。 92 ◯福森真司座長【20頁】 今井分科員。 93 ◯今井実分科員【20頁】 それで、ほかの公共施設にも置く予定はあるでしょうか。一応、目的としては温暖化の対策ですとかプラスチックの対策ですとか、秦野の水の普及ということらしいですけども、ほかの施設にも置くといったようなお考えをお持ちでしょうか。 94 ◯福森真司座長【20頁】 環境共生課長。 95 ◯環境共生課長【20頁】 これは大きな目的としまして、今お話のありました秦野名水、特に日本一おいしい秦野の水道水、これのPR、それと地球温暖化対策に向けた適応を、熱中症予防であるとか、水分補給であるとか、またペットボトル等のプラスチック削減のため、マイボトルによる給水、こういった目的がございます。  そういう中で、まずは来年度、1箇所設置をしまして、そして、その利用状況であるとか、費用面も含めて今後できるだけ広げていきたいという思いもありますが、予算であるとか、あるいは、公共施設だけではなく、来年度から始まる地球温暖化対策実行計画における産業部門、事業者の方の協力という中で、事業所においての普及、こういったところもしていっていただければというふうに考えております。 96 ◯福森真司座長【21頁】 今井分科員。 97 ◯今井実分科員【21頁】 はい、ありがとうございます。  ゼロカーボンにも資する取組だということでございまして、順調でうまくいくようであればほかの公共施設にも、設置していただければいいのかなと思いますけども、先ほど日本一を目指すという話もありましたけど、うちの水は既に日本一でございまして、本来であればこれをもっと広く、外にアピールをしていくということも必要だと思うのですけども、今後そういった、我々もそうですけど日頃は秦野の中に住んでいますと、あえて日本一という意識はなく、普通に飲んだり使ったりしてるのですけども、そういった中でこの日本一というのを、今後どのように外に向けてアピールしていかれるのか、そんな取組があったら。 98 ◯福森真司座長【21頁】 環境共生課長。 99 ◯環境共生課長【21頁】 特に秦野名水、こちらにつきまして、ブランド力を高めていくため、この秦野名水という言葉は、市民共有の財産としまして、先人たちから受け継いできたこの誇りと、名水百選の地としての水の価値、これを表現したものでございます。  こちらは地下水だけではなく、水道水も含めた地下水を水源とする水全てを定めております。  また、この効果的な普及啓発のために、平成27年には、秦野名水のロゴマークをつくりまして商標登録をしております。  この認知度を高め継続的に利用するために利用した製品や、あるいは広告媒体等への使用の推進をしているところであります。  例をあげますと、御存じのおいしい秦野の水丹沢の雫のパッケージラベルであるとか、あるいは豆腐、あるいは麺類、こういった食品や農産物のパッケージなんかにもこちらのマークが使われております。  こういったロゴマークを使用してPRすることによりまして、市内外の方々が秦野名水の名称と、そして、秦野イコール名水の里、こういうイメージが全国に広がって、そして浸透していくものと考えております。  さらなる秦野の知名度の向上及び、地域経済の活性化を推進し、ブランド力の向上と、市民の郷土愛、地域アイデンティティー、こういったものの醸成を図るため、令和2年には秦野名水の活用戦略を策定をしまして、現在、戦略的に、この普及啓発に取り組んでいるところでございます。 100 ◯福森真司座長【21頁】 今井分科員。 101 ◯今井実分科員【22頁】 ありがとうございます。  自分も水商売というか飲食業をやっているんですけど、もう少しやっぱり我々商人達も、この秦野名水を使った何々とかってやっぱりそういう商品開発ですとか、やっぱりそういうことをあえて意識をしてやっていったほうがいいのかなと、今回ちょっとお聞きをしてそう思いました。  いずれにしましても、秦野の本当の本市の目玉であります秦野の名水を、今後とも一生懸命、利活用を進めていただければありがたいと思います。  この質問はこれで終わります。  次に、地産地消推進事業費に行きたいと思います。  地産地消推進事業費は、これも前年度と比べ大分増額になっておりますけれども、その要因等について、お伺いをいたしたいと思います。 102 ◯福森真司座長【22頁】 農業振興課担当課長。 103 ◯農業振興課担当課長【22頁】 地産地消推進事業費における主な増額の要因につきましては、令和3年12月からスタートしました中学校給食におきまして、青果の供給を担う秦野市農業協同組合では、1日最大4,500食分の地場産農産物を効果的に収集できる環境を整備する必要がございます。このため、秦野市農業協同組合が実施する収集のコンテナや台車などの資機材の購入に対し、その一部を補助するため、令和4年度予算額166万円を計上したことから、増額となっております。  以上です。 104 ◯福森真司座長【22頁】 今井分科員。 105 ◯今井実分科員【22頁】 中学校給食が始まりましたので、地産地消の推進ということで、それに関わるいろいろな資機材の購入に大分かかったという御説明だったのかと思います。  この中学校給食では、地産地消で野菜を使っていただけるのは大変ありがたいのですけれども、やはりお聞きすると、給食なので、そう高くはなかなか買えないと。ただ、まとめて買うので、箱で納めればいいので、手間はかからないので、その分がというお話もございました。  ただ、こういったところも、代表質問でも言ったのですけれども、もうかる農業に向けての地産地消の在り方というのもあっていいのかと思ったりもしています。  もう1点、最近、売りになっています、先ほども出ていましたジビエでございます。ジビエの今後の普及促進、そういった取組についてお考えがあったら、お伺いいたします。現状等についても、併せてお伺いいたします。 106 ◯福森真司座長【22頁】 農業振興課担当課長。 107 ◯農業振興課担当課長【22頁】 捕獲した鳥獣のジビエ利用につきましては、現在、松田町と伊勢原市の2か所のジビエ処理加工施設と委託業務契約を締結しまして、ジビエ処理加工肉は秦野産ジビエとして、市内2店舗の精肉店の協力の下、一般消費者や飲食店へと流通をしております。市内の飲食店だけではなく、市外のレストランやホテルでも使用されるなど、利用は広がっております。  また、同時に、アンケートも実施しておりますが、おおむね好評という評価をいただいております。  今後は、商工会議所と連携しまして、さらに、取扱い店舗を増やすとともに、SNSなどを積極的に活用し、広報宣伝をすることで、普及の促進に向けた取組を進めていきたいと考えております。  以上です。 108 ◯福森真司座長【23頁】 今井分科員。 109 ◯今井実分科員【23頁】 ありがとうございます。  松田町と伊勢原市の2か所で加工処理をしていただいて、これからは、市外のレストランやホテルにも利用が広がっているというお話がございましたけれども、こうやってジビエをどんどん積極的に活用して普及させようとすると、現在、聞いたところでは、30トンぐらい捕っておられるということですけれども、そうなると、安定供給ができないと、広がりというのはなかなかないのではないか。  そうすると、捕る頭数が増えてくれば、よその処理場ではなくて、秦野の町のどこかにあって、林道などもきちっと整備をしていただいて、秦野で捕れたものは秦野で処理をしていく。それで市内の飲食店、あるいは、市外でもいいのですけれども、供給をするというシステムも考えておかないといけません。使ってくれたらいいですというものではないと思いますので、こういった取組をするのであれば、そこまで考えて、できればやっていただきたいと思います。  おかげさまで、今、鶴巻でやっています「ようこそ鶴巻温泉へ~猪鹿鳥つるまきジビエキャンペーン~」も、地元のシカとか、イノシシの肉は使えているということで、これからそういう事情も増えていくと思いますので、そういうことを想定した、ちゃんとした準備といいますか、予測、想像をして取り組んでいただければ、ありがたく思います。  それから、ジビエの場合、やっぱり命をいただくという、重たい意味もあると思います。肉だけではなくて、皮とか骨とか、全て利用しようと思えばできるはずなので、SDGsなどという言葉もございますので、また、新たな産業というか、お店なども増えてくるのではないかと思いますので、ぜひそういうところも併せて考えていただければありがたいと思います。  それから、地産地消というのですけれども、代表質問でも言ったのですが、やはり秦野市というところは大変立地のいい場所にございまして、秦野市というエリアをくくってしまわずに、守りではなくて、もう少し攻めるという、もうかる農業に向けての地産外消といったような考えがあってもいいのではないかと思いますけれども、その辺について、もし何かあったら、お聞かせください。
    110 ◯福森真司座長【24頁】 農業振興課担当課長。 111 ◯農業振興課担当課長【24頁】 生産者の中には、自らインターネットなどを活用し、販路拡大に向けて努力している方もいらっしゃると伺っております。  今後、秦野市農業協同組合などの関係機関と連携しまして、本市の地域特性である都市近郊型農業の強みを生かし、市内外に向けて、地場産農産物の魅力を発信できる仕組みづくりを検討していきたいと考えております。  以上です。 112 ◯福森真司座長【24頁】 今井分科員。 113 ◯今井実分科員【24頁】 やはり農業協同組合は、秦野市農業協同組合なので、なかなか外へという意識はいかないのかもしれませんけれども、その辺はうまく、行政のほうがリードしてやって、多分、農家の皆さんたちは結構話に乗ると思うので、ぜひ前向きに御検討いただければありがたいと思います。  以上で、この質問を終わります。  続きまして、各会計予算及び予算説明書の143ページ、予算資料24ページになりますけれども、商店街空き店舗等活用事業費について、お伺いをいたします。  前年度と比べまして、これもかなり増額になっておりますが、その要因等についてお伺いをいたします。 114 ◯福森真司座長【24頁】 産業振興課長。 115 ◯産業振興課長【24頁】 予算の増額理由でございますが、直近3年間の秦野市商店街空き店舗活用事業補助金審査会への申込み件数を参考にいたしまして、新型感染症の収束による出店数の増加を見込みまして、令和4年度は、補助件数を昨年より1件多い7件として積算したことによる増額でございます。  以上でございます。 116 ◯福森真司座長【24頁】 今井分科員。 117 ◯今井実分科員【24頁】 そこでお伺いするのですけれども、予算は毎年組まれるわけであります。今年も少し、コロナとはいうものの、ちょっと増えるのではないかという想定で組まれたそうですけれども、そういった意味で、これからの事業予測、あるいは、そういう空き店舗対策を進めていく中で、にぎわいに対する期待などについて、市としてはどのように考えておられますか。 118 ◯福森真司座長【24頁】 産業振興課長。 119 ◯産業振興課長【24頁】 今年度の事業予測、それから、にぎわいに対する期待ということでございます。  令和3年度は、令和2年度より1件多い審査の申込みがございました。審査会を経て、5件の補助金交付決定事業者がございました。  いまだコロナ禍にありますが、一定数の開業者がこの補助事業を活用していると認識しております。この事業は、今後も続くと考えており、令和4年度も同程度、もしくは微増で審査申込みがあるものと予測しております。  次に、にぎわいに対する期待についてです。空き店舗が点在した状態の商店街では、にぎわいや活気は生まれません。商店街の魅力には様々なものがあると思います。その1つには、連続性というものがあると思います。やっぱり歯抜けの状態では、なかなか魅力を感じないと思います。  それから、スーパーのようにセパレートされたようなものではなく、意外性、隣に何があるのかなとわくわくさせるようなところがあるのが、商店街の魅力の1つだと思っております。商店街におきまして、様々な種類の店舗が充実することで、市民の利便性も高まると考えております。  このようなことから、コロナ禍にあっても、商店街空き店舗等活用事業の着実な推進は、先を見据えた商店街のにぎわいづくりにつながると思っております。  以上でございます。 120 ◯福森真司座長【25頁】 今井分科員。 121 ◯今井実分科員【25頁】 ありがとうございました。  確かに、歯抜けの商店街より、連続性のある商店会、また、いろんな店舗があるほうが当然、冷やかしながら歩いていても、大変楽しい商店街になるのではないかと思います。  やはりこれだけ空き家が増えてきますと、市長も、市全体となった活性化みたいなこともおっしゃっていますので、空き家などをうまく使えて、活性化に寄与できるような場所があったら、広い視野で御検討をいただければ、また、いい形で空き家が活用できるのかなと思ったりもしますので、駅周辺のにぎわいの商店街が中心かもしれませんけど、そういったところにも少し視点を広げていただけるとありがたいと、そんな感じがします。  あとこの事業概要を見ますと、手挙げ方式みたいな、やりたい人のほうからやりたいよみたいな形になってはいるのですけれども、今、産業振興課長がおっしゃったように、市のほうとして、4駅がありますけれども、こういう商店街のここにこんなものがあったらいいなとか、そういう市から見た空き店舗の活用の仕方とか、どんなお店があったらいいかということを考えて、あるいは、商店街にそういったことを御指導されたりとか、そういうこともあるのでしょうか。 122 ◯福森真司座長【25頁】 産業振興課長。 123 ◯産業振興課長【25頁】 審査会に対する申請ということで今、希望者が手を挙げているということでございますが、これにつきましては、現在、それぞれの特色を生かした商店街づくりを後押しするために、秦野市商店街空き店舗活用事業補助金審査会の前に、各商店会から希望業種を出していただいているという事業がございます。  これにつきましては、各商店会でしっかりと検討して、自分の商店街にどんな業種があったらいいかというところで提出をしていただいて、その結果を審査会におきまして、地域貢献性というところの評価を優遇することとなっております。  しかし、この希望業種については、各商店会内では十分な議論がされていないと感じるところもございます。今、今井分科員が御指摘いただいた、市としてどういうものがいいかというものではなくて、やっぱり地元として、どんな業種が欲しいのかということを真剣に考えていく必要があると思っております。  こんな状況におきまして、令和4年度につきましては、小田急線4駅周辺のにぎわいづくりに向けて、駅ごとに懇話会を設けまして、各地域の特色やにぎわいの創出について、関係者が膝を交えて話すことができる機会をつくってまいりたいと考えております。このような対話を通じて、より地域の実情を踏まえた希望業種の聴取ができるように、特色とにぎわいのある商店街づくりを図ってまいりたいと思っております。  以上です。 124 ◯福森真司座長【26頁】 今井分科員。 125 ◯今井実分科員【26頁】 ありがとうございます。  市からどうこうよりも、まずは、地元から熱い思いをという、そんなお話だったのかなと。確かにそうだと思います。例えば、空き店舗が埋まる、あるいは、何かいろんな事業をやって、決まる。それをやっていくのは、地元の商人、商店街なものですから、やはりその人たちが基本的にはしっかりと覚悟を持って取り組んでいただきませんと、幾らいいことやっても続かないと思いますので、これからはそういった、もう少し意識改革というか、本来の組織の在り方が変わっていかなければ、なかなかこういったことも続かないのかなと思っています。  そんな意味で、懇話会というお話も出ましたけれども、ぜひこの懇話会をいい形で運用していただいて、市のほうで全部セットして、市がやっていくということではなくて、できるだけ地元から発意して、地元の思いでやるという形の組織にしていっていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。  この質問は、これで終わります。  次に、各会計予算及び予算説明書143ページの商業デジタル化推進事業費について少しお伺いいたします。  新規事業ということでございますので、まずはこの事業の中身について少し、教えていただければありがたいと。 126 ◯福森真司座長【26頁】 産業振興課長。 127 ◯産業振興課長【26頁】 商業デジタル化につきまして御説明をさせていただきます。  商業デジタル化推進事業費では新年度、電子地域通貨の導入に向けた検討と、商店街や商業者の情報を広く発信するデジタル版メルカHADANOの改訂を行います。  電子地域通貨につきましては、これまで新型感染症の影響を受ける地域経済を下支えするため、各種経済対策を切れ目なく実施してまいりましたが、先を見据えた息の長い地域経済対策として導入に向けた検討を行います。  電子地域通貨はスマートフォンの専用アプリを使って、商品の購入やサービスの利用が特定の地域内でできるというものでございます。  電子地域通貨の導入をすることで、クーポン券事業のような施策を迅速に開始することが可能になるとともに、市外からの資金を市内にとどめ、さらに市内での資金循環の促進につながることが期待されます。本市の状況や特色に合った電子地域通貨の導入に向けまして、先行事例の研究を行うとともに、商業者や市民、関係団体による検討会やセミナーを実施してまいるつもりでございます。  続きまして、デジタル版メルカHADANOの改定につきましては、前回平成30年度に改定をいたしましたメルカHADANOの内容をより新しく魅力あるものに更新するものに加え、現在、紙媒体を主体としたものから、デジタル版を主体としたものに移行させまして、より幅広い方に情報を届け、市内商業の活性化につなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 128 ◯福森真司座長【27頁】 今井分科員。 129 ◯今井実分科員【27頁】 大変、活性化に向けてはいい取組じゃないかなって感じはしてるんですけど、これ、商業者、あるいは商店街、各個店においてこれをやることによって特に金銭的というか、そういった意味の負担はないんでしょうか。 130 ◯福森真司座長【27頁】 産業振興課長。 131 ◯産業振興課長【27頁】 今、検討しています電子通貨につきましては、スマートフォンを使ってQRコードを読み込むという方式を検討しております。  カードの読み込み機は必要がないものですから、比較的参加する事業者様は、負担のないものを検討してまいっております。  以上でございます。 132 ◯福森真司座長【27頁】 今井分科員。 133 ◯今井実分科員【27頁】 ありがとうございます。  できるだけ負担のないということで、もしそれが実現すれば大変いいことだなと思いますけども、この事業も大変いい事業ですけども、やはり、幾ら市役所がこういうシステムをつくっても、それを活用しないと全くその効果は出ません。  先だってのクーポンのときも商店を見てますと、商店街、あるいは個店でそのクーポン券をいかに集めようかというそういう取組を真剣になさって活動されたというのは、ほとんど見かけませんでした。  やはり、こういった取組をするに当たっては受益者である商業者、あるいは地域商店会、こういったところにしっかりこの意味を御理解いただいて、やはりこれを生かすという取組を自らやっていただく、またやっていただかなければ効果は出ないわけですから、ぜひそういったところですね、地域としっかり連携をとりながら、周知をしていただいて、また御理解をしていただいて、ぜひ活性化のために取り組んでいただければありがたいと思います。  この質問はこれで終わります。  次に、鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費、各会計予算及び予算説明書124ページになります。  先ほど吉村分科員のほうから質問が出ていまして、あと7,000万円ぐらい全部修繕にはかかるのだという話でした。今回も増えた予算は、また、修繕ということですけれども、これでいつ、どれぐらい時間をかけて修理をされる予定ですか。 134 ◯福森真司座長【28頁】 観光振興課担当課長。 135 ◯観光振興課担当課長【28頁】 今、鶴巻温泉弘法の里湯で、新年度に実施する工事につきまして、いつ頃、どれくらいの期間をかけて工事をするかという御質問でございました。  令和4年度は、1年間で一番、鶴巻温泉弘法の里湯の来館者数が少ないのが8月の暑い時期となっておりますので、今のところ、7月、8月の時期に2か月間臨時休館をして、工事を施工することを考えております。  以上です。 136 ◯福森真司座長【28頁】 今井分科員。 137 ◯今井実分科員【28頁】 ちょっと調べますと、鶴巻温泉弘法の里湯は、令和元年8月19日から31日まで12日間、令和2年3月から4月が丸々2か月、令和2年8月17日から9月18日まで32日間、令和3年10月24日から11月8日まで15日間、つい最近、直近で1月30日から2月7日の8日間と、これだけ休んで、工事をされたりされるわけですね。もう少し計画的にやっていただきませんと、もう正直、言葉になりませんね。  先ほど、売店とか飲食店は目的外だから、補償は要らないみたいな、あえて御確認をされたのでしょうけれども、そういった問題ではないです。施設というのは一体で運営していくわけですから、こんな無責任にちょくちょく休んでいたのでは、たまったものではないし、ましてや、お客さんに対して大変失礼だと思います。  もう少し集中的にしっかり配管でも、湯船でも、屋根でも、やっぱりチェックをしていただいて、いつ、どういうタイミングでやったら一番いいのか、できるだけお客さんに迷惑かけずにできるのか、そういった考えでやっていただきませんと、思いついたように、ここでやろう、ここでやればいいと。聞いたら、計画どおりやっていますという話だけれども、当然、パイプの耐用年数とか、あるいは、屋根の耐用年数とか、みんな違うから、時期はずれるのでしょうね。正直に、そのとおりやっていらっしゃるのですよ。だから、こつこつ休まざるを得ない。そうではなくて、やはり商売ですから、そこをうまく集約して、できるだけこの期間で、迷惑をかけないようにやろうという、そういう修繕をしていただきませんと、幾らだといったって、これではもうどうしようもないと思いますね。大変失礼な運営ではないか。  やっぱり一番考えなければいけないのは、お客様に御迷惑をおかけしないという大前提があって、そういう中で、修繕期間があると思います。当然、中にいるそういうテナントにも、できるだけ御迷惑をおかけしない、そういうことが必要なのではないかと思いますので、今後は、そういったこともしっかりと踏まえた中で修繕をしていっていただきたい。  後で時間があったら聞きたいのですけれども、公共建築課というのですか、そういうところでちゃんと公共施設のチェックをされたり、庁内の連携を取っておられるという話でございますので、とっていて、こういう状況になるのかというところはお聞きしたいと思います。  この質問は、これで終わります。  それから、各会計予算及び予算説明書147ページ、予算資料26ページ、表丹沢魅力づくり推進事業費、これにつきましても前年度と比べまして、かなり増額となっております。この要因、内容等について、内訳と評価をお願いします。 138 ◯福森真司座長【29頁】 はだの魅力づくり担当課長。 139 ◯はだの魅力づくり担当課長【29頁】 令和3年度は、表丹沢の資源や取組を集約しました情報プラットフォームとなる総合ホームページと、(仮称)表丹沢ツーリズム事業の構築及び、渋沢丘陵利活用方針などで1,114万5,000円の予算を計上させていただきました。  これに対しまして、令和4年度は、前年度に引き続き、総合ホームページと(仮称)表丹沢ツーリズム事業の構築等の事業のほか、新たな事業としまして、表丹沢の魅力づくりをさらに推進していくため、構想の表丹沢東エリアの県道70号を中心に点在する民間施設など、多様な資源の活用や、課題解決につなげるため、自然公園法の利用拠点整備改善計画の活用を見据えた、表丹沢東エリアの活性化に資する計画の策定に取り組みます。  また、昨年6月に連携協定を締結しました次世代交通システム、電動自走型ロープウェイZippar導入検討のための基礎調査の費用を計上させていただきました。  これらのことを主な要因としまして、令和4年度の表丹沢魅力づくり推進事業費は、対前年度比1,146万6,000円増の2,561万1,000円となっております。  以上となります。 140 ◯福森真司座長【29頁】 今井分科員。 141 ◯今井実分科員【29頁】 ありがとうございます。  市長うりの表丹沢魅力づくり構想の関連の事業ということでございまして、まだ始まったばっかりで今、いろいろそういった計画の策定なんかを一生懸命取り組んでおられる、そういう状況かなと思います。  先ほどZipparってロープウェイですかね、なんてお話も出てました。  市長も、いろんな公共交通というかイーバイクなんて、私の代表質問では、御答弁もありましたけども、やはりそういったいろいろな、何ていうんですかね、移動手段、公共交通なんかを含めて使って、表丹沢あるいは4駅周辺のにぎわいを関連づけて結びつけていくという、こういうことじゃないかと思いますけども、そういった中で、この事業につきましては、都心から近い、山岳里山アクティビティーの聖地としてのブランディングなんてこともおっしゃっておられます。  あるいは、構想の中では、地域循環共生圏の構築なんて、こういうお話もされております。  地域環境共生圏の構築っていうのは、自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立分散型社会の形成と、こういうことだなということでございます。  やはりそうすると、やはり表丹沢の周辺の、資源をできるだけ利用して、有機的にまたそれを結びつけてそこに誘客をつなげるという、そういうことかなと思いますけど、そうしますとやはり、アクティビティーといいますか、そういったものを、もう少しこう、いろいろなところに点在してたり、あるいは、そういった取組の中で、4駅に懇話会が出来て先ほどおっしゃってました。  それから何か渋沢丘陵のほうにも懇話会を設けるなんて話もありましたけど、その地区にもまたそういったものがあって、さっきおっしゃってました、地域の人々との連携なんてこともありますんで、いろんな意味で、そういう組織というか集まりみたいなのをつくっていただいて、アクティビティーの在り方ですとか、あるいは、そういう地域循環共生圏の構築なんかに向けてどうしていったらいいかっていうこともあっていいんじゃないかと思ったりもするんですけど、その辺について、いろんなアクティビティーがあると思うんですよね。  そんなのももうちょっと点在したら面白いなと思ったりもしますけど、その辺について何かお考えがあれば、お聞かせください。 142 ◯福森真司座長【30頁】 はだの魅力づくり担当課長。 143 ◯はだの魅力づくり担当課長【30頁】 アクティビティーに関しましては、今、表丹沢ツーリズムということで、様々なアクティビティー。アクティビティーといってもですね、体を動かすだけではなくてですね、観光農園とかですね、いろんなところを巡るっていうところも含めてなんですけども、そういったアクティビティーを年間通じて表丹沢で楽しめるような形で集約していきたいと考えております。  このツーリズムも今年度、構築いたしまして、来年度の表丹沢野外活動センターの指定管理制度移行の際には、指定管理者のほうにツーリズムの運用をしていただきたいと考えております。  その中で、定期的にアクティビティーに関わっていらっしゃる民間の方たちには意見交換する場もつくっていっていただきたいというところも仕様書の中に入れさせていただいておるような状況であります。  今、分科員のほうでおっしゃっていただいた協議会のレベルまでのものはちょっとハードルが高いんですけれども、まずは、様々なアクティビティーで活動してる方たちが意見交換できる場は、つくっていきたいと考えておりまして、それを発展的にそういった形でおっしゃっていただいた御提案のようなものに引上げていければ、持続可能な表丹沢の活用にもつながると思いますので、ぜひ検討させていただきたいと思います。 144 ◯福森真司座長【31頁】 今井分科員。 145 ◯今井実分科員【31頁】 ありがとうございます。  フィールドアスレチックなんかもね、あったら楽しいかなあと思ったりなんかもしますけど、いずれにしましても、アクティビティーの聖地というこういう取組だそうですから、今、はだの魅力づくり担当課長がおっしゃったような、そういう思いをぜひ実現できるように、頑張っていただいて、秦野日本一、また人増やしていただければありがたいと思います。  私の質問は以上になります。 146 ◯福森真司座長【31頁】 これで今井実分科員の質疑を終わります。
     暫時休憩します。               午前10時39分 休憩              ─────────────               午前10時51分 再開 147 ◯福森真司座長【31頁】 再開します。  横山むらさき分科員。 148 ◯横山むらさき分科員【31頁】 それでは、各会計予算及び予算説明書125ページ、080、地球温暖化対策事業費でお願いします。  現在、秦野市地球温暖化対策実行計画が策定されたところでありますが、特にCO2排出量の多い家庭部門で、足元から改善する取組について具体的働きかけはどのようか、お伺いしたいと思います。 149 ◯福森真司座長【31頁】 環境共生課長。 150 ◯環境共生課長【31頁】 地球温暖化対策実行計画におきまして、家庭部門、これは民生の家庭部門に当たりますが、2013年度比で2030年度の二酸化炭素排出量を66%削減という形で、各部門の中では最も高い数値となっております。  この家庭部門の削減のため、家庭でできること、取組としまして、具体的には、空調温度の設定に気をつけるであるとか、テレビやパソコンの画面の明るさ、あるいは、必要のないときに電源を切るなどの節電をはじめ、自動車利用を徒歩利用にするだとか、あるいは、物を購入する場合におきましても、価格だけではなく、輸送コストがかからない地場産品を選ぶなど、日常生活の様々な場面で意識して実践することができます。  このような取組につきまして、環境省が推奨しております国民運動、クールチョイスといいますが、これを活用して、広く市民に周知、呼びかけを行っていきたいと考えております。  具体的には、現在、広報はだのの2月1日号におきまして、表紙ではだのふるさと大使の合田雅吏さんが、このクールチョイスを呼びかける記事を掲載しております。また、同様に、ほかのはだのふるさと大使、加藤優さん、苅谷俊介さんにもお願いをしまして、今、ユーチューブでの動画配信も行っております。  引き続き、はだのふるさと大使、動画の活用など、多くの方に知っていただけるよう、意識していただけるよう、きっかけづくりをしていきたいと考えております。  また、具体的な市民のできる取組の1つとしまして、夏場の省エネ効果が非常に高いゴーヤのグリーンカーテンの普及につきましても、新たに、令和4年度、NPO法人に行政提案型の協働事業としまして、500株の苗を育ててもらいまして、それを配布できるよう、大幅な増産体制を整えている予定でございます。  こういったものを利用して、自宅、あるいは、事業所において、ゴーヤカーテンの設置の広く普及、呼びかけをしていきたいといったことを考えております。  以上です。 151 ◯福森真司座長【32頁】 横山分科員。 152 ◯横山むらさき分科員【32頁】 ありがとうございます。  国のクールチョイスというものを活用してということで、民生部門を少しでも進めていきたいということでありました。  そして、昨日の新聞記事で知ったのですけれども、脱炭素に向けたライフスタイルの転換をさせるために、人々の環境配慮に対して、グリーンライフポイントという制度が、国において補正予算で予算化されているそうです。ぜひ今のCOOL CHICEに合わせて、その活用の仕組みをつくっていただいて、市民の皆さんの行動の変化を促せるように取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、グリーンカーテンの普及は、もう10年以上前から、私ども公明党は訴えてきたわけですけれども、昨今は、本庁舎への取組が、耐震化できれいに白く外装されてから、本庁舎のグリーンカーテンをやらなくなってしまって、もう3年ほどたつかなと思うので、やはり市を挙げて取り組んでいるということを見える化していただきたい、本庁舎の取組も再開していただきたいと思います。成功のためには、良い土が必要だということを、そこが実るものは大事みたいなので、いいグリーンカーテンをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に各会計予算及び予算説明書127ページの005、001、秦野名水利活用事業費で伺います。  今回、秦野名水名人講を設立とのことですが、会員の人材育成の内容はどのようでしょうか。また、会員の活動の場はどのようなものが考えられているのか伺います。 153 ◯福森真司座長【33頁】 環境共生課長。 154 ◯環境共生課長【33頁】 秦野名水名人講についてでございます。  今年度、秦野名水や水道事業、秦野盆地の生い立ち、地下水汚染対策、またSDGsの目標6にある世界の水事情。  それと水源めぐりなど、5回の秦野名水名人講座を開催し、それを受講し、修了した18名の方が、秦野名水名人講に加入していただきました。  秦野名水名人講は、名水に対する保全意識の醸成を図り、次世代や市内外に普及促進することを目的とした、いわゆる伝える名人であります。  昨年11月の発足以来、ワークショップや会員が相互に案内役になるモニターツアーを実施したり、新年度は、より密度の高い、ステップアップ講座を開催するなど、会員のレベルアップを図ってまいります。  活動の場としましては、名水散歩を始め、秦野名水フェスティバル等の啓発事業、こういったものを中心に活動していっていただく。こういうことでございます。 155 ◯福森真司座長【33頁】 横山分科員。 156 ◯横山むらさき分科員【33頁】 ありがとうございます。  昨年、年5回、講座修了されて、名水名人となられた方が18名ということで、以前は秦野の水について学ぶような名水大学校のようなものは出来ないかと提案したことがあるんですけれども、講座終了のときにはね、修了証書として名水バッチを授与して、そういう意識をね、高めていただけるようお願いしたと思います。  今、実施されているのかと思うんですが、世間では資格ブームっていう感じで、どんどんこの名水名人を輩出していただきたいと思います。  ぜひ活躍の場を与えて、誇りを持って活動していただけるように、よろしくお願いしたいと思います。  それから、市民の方からちょっと要望されたんですけれども、今、弘法の清水まで水をくみに行くようになったそうです。護摩屋敷の水まで、前は行ってたんですけれども、高齢化とともにちょっと遠くて、身近なところでくむようになってということで、秦野の水がよくて、鶴巻に越してこられたという方でしたけれども、弘法の清水で水をくむんだけれども駐車場がないですねっていうことで、何とか駐車場整備してもらえないでしょうかっていうな、声があったんですが、その辺の駐車場整備についてはどのようにお考えかお伺いします。 157 ◯福森真司座長【33頁】 環境共生課長。 158 ◯環境共生課長【33頁】 親水施設、水くみ場での駐車場の整備でございますが、今、秦野名水マップ、こちら私どものほうで作っているマップになりますが、こちらに、公共的な水くみ場として、案内をしている場所というのが、13箇所提示してございます。  そのうち、駐車場がある場所っていうのは5箇所になっております。この水くみ場や、その周辺の立地上、やはりスペースがとれないことや、近くに公有地がない、こういったことの理由からですね、駐車場が整備出来ないというのが実情でございます。  車での御利用の方におきましては、やはり周辺のお住まいの方々への御迷惑とならないよう、近隣にある民間の駐車場や、あるいは、駐車場のある、南公民館のまいまいの泉など、こういったところをですね、御案内するようにしております。  以上です。 159 ◯福森真司座長【34頁】 横山分科員。 160 ◯横山むらさき分科員【34頁】 なかなか駐車場全てに整備してくださいというのは厳しいようですが、分かりました。またそういう駐車場のある、近場を御紹介したいと思います。  それから市外から来た方に、PRになるんじゃないかなと思うんですが、おいしい秦野の水を、水道水をマイボトルでくんで帰れるように、駅前に、ヨーロッパなどでよく見かけるようなデザイン性のある給水スタンドを設置してはどうかと考えますがいかがでしょうか。 161 ◯福森真司座長【34頁】 環境共生課長。 162 ◯環境共生課長【34頁】 駅前にウオータースタンドを設置する、こういった場合につきましては、まず給排水設備等の整備が必要になります。  また、1番の課題といたしましては、やはりオープンスペースにおける、衛生管理であるとか、さらには、1番問題となるのは、いたずらによる損壊対策、こういった問題があると捉えております。  そこで、先ほども少し答弁ありましたが、令和4年度におきましては、秦野名水のこういったPR、それと地球温暖化対策、脱プラスチック、こういった啓発の観点から、駅前ではございませんが、まずは管理のしやすい公共施設の中に、一つ、マイボトルによる給水をできるタイプのウォーターサーバーの設置を予定しております。  まずはここから始めて、調査研究をしていきたいというふうに思います。 163 ◯福森真司座長【34頁】 横山分科員。 164 ◯横山むらさき分科員【34頁】 わかりました。  ウオーターサーバーを設置されるということで、今後の皆様への周知、また利用状況、また見ていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書131ページ、050、資源分別回収推進事業費で伺います。  政府は、2022年度から、家庭から出るプラスチックごみを一括回収する経費の一部を地方交付税で手当てするとしています。プラスチックごみのリサイクルや削減、地球温暖化対策の推進を目的とした新法、プラスチック資源循環促進法が4月から施行予定であるわけですが、本市のプラスチック製品の分別回収については、どのように検討されているか、伺います。 165 ◯福森真司座長【35頁】 環境資源対策課長。 166 ◯環境資源対策課長【35頁】 プラスチック商品の分別回収に係る検討状況ということでございます。  御紹介いただきましたとおり、本年4月から、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律、いわゆるプラスチック資源循環促進法が施行されます。この法律につきましては、製品の設計から廃棄まで、プラスチックの一連の流れに関わりのある全ての事業者、自治体、消費者の相互連携によりまして、プラスチックごみの発生を抑え、使ったプラスチックはできる限り回収し、再資源化の取組を促進すること、こういったことを目的としてございます。プラスチック製品の分別回収につきましては、自治体の努力義務となります。家庭から排出されるプラスチックごみを一括して回収することが可能となります。  市町村の取組といたしましては、プラスチック製品の分別回収及び分別回収後の再商品化のための体制や施設整備、分別基準の策定など、必要な措置を講ずるよう努めなければなりません。また、これらにかかる経費につきましては、市町村が負担するということになります。  先日、国から通知がございまして、市町村が実施するプラスチック製品の分別回収、そして、再商品化に要する経費につきましては、特別交付税の措置を講ずるとのことでございました。しかし、まだ具体的な算定要領等につきましては、示されておりませんので、今後、示されるということでございます。  本市におきましては、容器包装プラスチックに限って、平成11年度から、容器包装リサイクル法に基づいて資源化を図っております。資源化対象品目には識別のマークが表示されておりますが、それ以外のプラスチックと区別がつきにくいということもありまして、市民からの問合せもいまだ多くございます。そのため、この容器包装プラスチックと製品プラスチックの一括回収については、市民の利便性につながるとともに、現在、本市が取り組んでおります可燃ごみの減量にもつながってまいります。  今後は、国や県内市町村の動向も注視いたしまして、資源化にかかる経費ですとか、回収方法、市民への周知など課題も多くございますので、プラスチックの一括回収につきましては、十分に検討していきたいと考えております。  以上です。 167 ◯福森真司座長【35頁】 横山分科員。 168 ◯横山むらさき分科員【35頁】 現在、はだのクリーンセンター1施設化に向けて、可燃ごみの減量を目指しているわけですが、バケツ、洗面器、ハンガーなどが分別されれば、かなり減量が進むなというイメージが湧きますので、よく検討していただきたいと思います。  次に、各地にストックハウスの設置が今、広がっておりますが、残念なことに、ストックハウスの前に不法投棄をされていかれて、困っているという声がありました。その課題解決に向けては、どのように対応していられるか伺います。 169 ◯福森真司座長【36頁】 環境資源対策課長。 170 ◯環境資源対策課長【36頁】 ストックハウスへの不法投棄ということでございます。  本市では、資源物の回収拠点として、市内14か所のストックハウスを整備してございます。また、今月末には、西地区の拠点といたしまして、西公民館の跡地に15か所目のストックハウスを整備する予定でございます。  こちらのストックハウスへの不法投棄の状況でございますが、公民館及び環境資源センター以外の4か所の拠点につきましては、常に無人の状態ということでございますので、委託事業者のほうから、可燃ごみですとか、粗大ごみ、また、事業系ごみなど、ルール違反のごみが持ち込まれる事例が報告されております。そのため、ホームページにおきまして、ルール違反の状況を示しながら、ストックハウスの正しい利用方法を周知したところでございます。  また、多くの事例が報告された南地区、それから、鶴巻地区のストックハウスにおきましては、昨年12月に、遠隔監視できるカメラを設置しまして、監視を強化したところでございます。さらに、環境美化指導員による巡回等も行っております。それに加えまして、今年度からは、委託の事業者による巡回、ルール違反ごみの回収、それから、清掃を新たに実施してございます。  こうした対策によりまして、南地区と鶴巻地区のストックハウスでは、徐々にですけども、改善が見られている状況にあります。それ以外の本町地区、大根地区、また、新たに整備する西地区のストックハウスにつきましても、こうしたルール違反ごみの持ち込みが多く発生するような場合には、監視カメラを設置して、監視を強化していくということで、不法投棄対策を行ってまいります。  また、広報はだのの特集号ですとか、ごみ減量通信を活用して、ストックハウスの正しい利用方法につきましても、周知をしていきたいと考えております。  以上です。 171 ◯福森真司座長【36頁】 横山分科員。 172 ◯横山むらさき分科員【36頁】 ストックハウスは、こちらも設置のお願いをしてきたものですから、苦情があって残念だなと思っているところですが、いろいろ今、対策をしてくださっていることがよく分かりました。大変ですけれども、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書135ページ、030、「農」の担い手育成支援事業費で伺います。  農業の担い手不足を補うために、新規就農者の確保・育成に取り組まれているとのことですが、どのような取組を行っているのか、伺います。 173 ◯福森真司座長【37頁】 農業振興課長。 174 ◯農業振興課長【37頁】 新規就農者の確保・育成については、本市独自の研修制度であるはだの市民農業塾のほか、神奈川県かながわ農業アカデミーの修了者等を認定新規就農者として認定し、新たな担い手の確保・育成を図っています。  この中で、一定以上の所得を目指す方には、就農後の農業経営の安定等を目的とした国の支援制度である、農業次世代人材投資資金を活用することで、一定期間、経済的な支援を行っています。  以上です。 175 ◯福森真司座長【37頁】 横山分科員。 176 ◯横山むらさき分科員【37頁】 はだの市民農業塾は、とても評判がいいところです。今、国では、みどりの食料システム戦略を策定し、環境負荷を軽減する有機農法を推進することとしておりますが、現在、農業を営んでいる方が、これから有機農業に転換するということは、大変難しいと感じております。  そこで、これから農業を始める新規就農者の方は、有機農業に取り組みやすいのではないかと考えますが、新規就農者への有機農業普及への支援などのお考えはどのようでしょうか。 177 ◯福森真司座長【37頁】 農業振興課長。 178 ◯農業振興課長【37頁】 有機農業についてですが、現在、はだの市民農業塾では、慣行栽培を指導しており、有機栽培の指導は行っておりません。この理由としまして、有機栽培が慣行栽培に比べ時間と労力がかかること、難易度が高いことや収穫量が少なくなることで、安定的な収入の確保が難しいことによるものです。  しかし、新規就農者の中には、有機農業者の下で研修を受けた方が就農しているケースもありますので、こうした方々には、国の農業次世代人材投資資金を活用した支援を行っております。  有機農業の普及については、国は、2040年までに農業者の多くが有機農業に取り組むことができるよう、次世代有機農業に関する技術を確立すると示しておりますので、中・長期的に有機農業を普及させることができる、効果的な施策が示されていくのではないかと考えております。  今後、秦野市農業協同組合や県など関係機関と連携しながら、有機農業の普及について検討してまいります。  以上です。 179 ◯福森真司座長【38頁】 横山分科員。 180 ◯横山むらさき分科員【38頁】 今、農業を志す若い方たちは、非常に有機農業に関心を示しておられるので、やはり指導者がいないと進まないかなと思います。そこが非常に今、難しいところだと思いますが、時代の潮流に遅れることなく、しっかり取り組んでいただけるようよろしくお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書141ページ、030、003、ふるさと里山整備事業費で伺います。  予算資料25ページに、「鳥獣被害やナラ枯れ等の課題解決に向けた里山整備を行う。」とありますが、予算額と具体的内容はどのようなものか、伺います。 181 ◯福森真司座長【38頁】 環境共生課担当課長。 182 ◯環境共生課担当課長【38頁】 令和4年度は、弘法山公園の整備費として1,873万1,000円を予算計上しております。  その内容ですが、今年度弘法山公園において、ドローンを活用したナラ枯れ被害等の森林状況調査と、調査に基づく整備内容の設計を行っております。  令和4年度は、その結果を基に、弘法山公園のナラ枯れ被害木の伐採等の森林整備と、その伐採木を活用した散策路のウッドチップ舗装等の環境整備を行い、観光客等が安全に秦野の里山に触れる機会を増やすとともに、散策路に人の流れを誘導することにより、有害鳥獣が近寄りにくい環境づくりを進めてまいります。  以上です。
    183 ◯福森真司座長【38頁】 横山分科員。 184 ◯横山むらさき分科員【38頁】 森林観光都市を宣言する本市としては、先ほど古木分科員も触れていられたかと思いますが、ナラ枯れの放置というのは、景観を損ないますので、非常にイメージダウンにつながるのではないかと思います。ハイカーの多い弘法山公園の整備からというところでありますね。  そこで、予算資料には、「市と森林所有者で協約書を締結し、市の委託事業により事業者による里山整備を実施する。」とありますが、里山整備を自伐型林業に取り組んでいる方の協力を得ることについては、どのようにお考えでしょうか。 185 ◯福森真司座長【38頁】 環境共生課担当課長。 186 ◯環境共生課担当課長【38頁】 自伐型林業は、適正規模の山林を確保し、毎年間伐をしながら、長期的に経営を安定させる林業で、農業や観光などとの兼業が基本となります。本来の自伐型林業の形とは違うかもしれませんが、里山整備に自伐型林業に取り組んでいる方の持つ専門的な知識や技術を活用することで、ボランティア団体では伐採できないような大きな木の伐採などの高度な里山整備を行うことや、里山の保全再生活動の新たな担い手としての活躍が期待できるのではないかと考えております。  また、自伐型林業に取り組んでおられる方のネットワーク等により、まきやほだ木以外での広葉樹の活用ができれば、本市の新たな森林資源の活用につなげることができると考えております。  以上です。 187 ◯福森真司座長【39頁】 横山分科員。 188 ◯横山むらさき分科員【39頁】 分かりました。  ボランティア団体のメンバーも高齢化してきていて、それが1つ課題であると思います。新たなネットワークを活用し、また、新たな手法を取り入れて、里山整備が後退しないように、取組をよろしくお願いいたします。  080、地場産木材活用推進事業費のところで、1つ要望をしたいと思います。  今回、(仮称)羽根スポーツ広場を森林資源活用拠点として、構想策定に取り組まれるとのことで、今後の事業展開を期待しております。  もう一つ、地場産材の活用推進ということでは、2019年に創設された森林環境譲与税が、新聞の記事によりますと、5割超使われていない実態があるという記事を読みました。県内都市部の使途に困っているところへ、大いに秦野産材の活用を提案してはどうかと思います。そのようなお話をしたところ、担当課で、今、職員不足で、売り込みには人が必要だということで、なかなか対応し切れない状況があるのだなと感じてしまいました。  そのように、今後、脱炭素に向けた取組には、森林づくり担当の陣容を増やさなければいけないのではないかと思いましたので、ぜひそういう秦野産材の売り込みをできるような職員配置を課題としていただきたいと思いますので、これは要望にしておきます。よろしくお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書143ページの150、商人魂お役立て講座事業費のところで、これはとてもいい事業だと思っているのですが、最近、講座の出展者のマンネリ化を感じるのですけれども、その辺、どのようにお考えでしょうか。 189 ◯福森真司座長【39頁】 産業振興課長。 190 ◯産業振興課長【39頁】 商人魂お役立て講座事業のマンネリ化ということについて、お答えをいたします。  この事業は、元は愛知県岡崎市が岡崎まちゼミということで、年2回実施している事業で、買手よし、売手よし、世間よしという近江商人の発想であるコミュニケーション事業ということで、本市では、商人魂お役立て講座という名前で、平成22年度から商業者の知恵、知識、技術を消費者に伝えることで、商店の魅力や商店主の人柄をPRして、将来にわたる顧客づくりを図るとともに、エリア全体のイメージアップにつなげるため、実施をしております。  講座の内容を工夫しながら実施している店舗がある一方で、新型感染症拡大の影響を受け、講座の実施を見合わせている店舗や、参加人数や時間等を制限して実施している店舗もございまして、開催店舗や内容が限られてしまっているという状況もございます。  この講座は、より魅力ある講座を開催するため、毎年年1回、実施店舗が一堂に会しまして、企画会議や反省会を実施しており、講座の反省点を共有しながら、改善に向けて話合いを行っております。しかし、令和2年度から、コロナ禍による実施ができていないという状況もございます。令和4年度は、感染症拡大の防止を図りながら、企画会議及び反省会を実施いたしまして、新規参加の促進も含め、講座のマンネリ化を防ぐとともに、店舗の魅力や商店主の人柄、技術、知識をより効果的にPRできる講座の開催を目指していきたいと考えております。  以上です。 191 ◯福森真司座長【40頁】 横山分科員。 192 ◯横山むらさき分科員【40頁】 商業者と消費者の出会いの場で、やはり会話をすることのチャンスになっていて、まず、人を知れば、また、そのお店に愛着も湧くというところで、ぜひ広げていっていただきたいと思います。  今、コロナ禍で難しいですので、コロナ後、大いに活発に展開していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、同じページ、160、4駅にぎわい活性化推進事業費、これも先ほど古木分科員の指摘がありました。予算資料に、「駅周辺市街地の活性化に向けたビジョンの共有とその実現に向けた計画策定」云々とあります。  秦野駅前通り、県道705号第2工区の拡幅工事が進んできた現在、私には、その後のにぎわい活性化のイメージがどうしても湧かないのですけれども、市としてビジョンはどのようなものを持っているのか、伺いたいと思います。 193 ◯福森真司座長【40頁】 産業振興課長。 194 ◯産業振興課長【40頁】 4駅にぎわい活性化推進事業費について、お答えいたします。  分科員御指摘がございました、県道705号の拡幅につきましては、令和8年度の完成に向け、国県事業推進課を中心に、県と協力をいたしまして、進めているところでございます。  拡幅後のビジョンにつきましては、地元商業者らを中心とする検討会におきまして、商店街の再結成に向けた検討が進められてきましたが、費用面などの折り合いがつかず、試算の段階で現在、断念をされて、今の状況が続いているというところでございます。県道705号沿道を含む秦野駅北口周辺から本町四ツ角までの商業地域につきましては、中心都市拠点との位置づけはあるものの、具体的に共有されるビジョンは、残念ながら、今のところないと言わざるを得ない状況でございます。  そこで、令和8年度までに、拡幅後の新たなまちの形を共有することができるようにするため、令和4年度から、まちの未来を共有するためのビジョンの策定に地域の方々をはじめ、関係者と共に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 195 ◯福森真司座長【41頁】 横山分科員。 196 ◯横山むらさき分科員【41頁】 共有されるビジョンは、今のところないということで、かなりショッキングなお言葉ですけれども、ゼロからのまちづくりということで、ある意味、非常に創造力が試される、エキサイティングでもあり、また、怖くもあるというところがあります。あと4年というところで、ぜひまちの未来を担う若者や子育て世代などの意見を幅広く取り入れるべきと考えますが、いかがでしょうか。 197 ◯福森真司座長【41頁】 産業振興課長。 198 ◯産業振興課長【41頁】 それでは、担い手ということでございます。  御指摘の世代の意見をうまく取り入れた例といたしまして、リノベーションまちづくりというところで、今、全国的に進めている方式がございまして、その先進自治体として、埼玉県草加市を私は視察をしてまいりました。埼玉県草加市は、都心のホームタウンとして外から移り住んだ方が多く、あまり地域のことに関心がなかった方でも、子供ができて、その子供にとっては、ここがふるさとになるということに気づくと、子供のふるさとのために、まちのことを考えようとする人が多く出てきているという話をお伺いいたしました。  秦野市も同じような状況でございまして、今、転入された方は7割を超えると言われておりますが、その方にとっては、第2のふるさとが秦野市、でもその子供たちにとっては、本当のふるさとは秦野だということに気づいていただくということも大切だと思っております。これからのまちのビジョンを策定するに当たっては、未来の担い手である若者の発想や、子育て世代の方々の思いも取り入れながら進めてまいりたいと思っております。  以上です。 199 ◯福森真司座長【41頁】 横山分科員。 200 ◯横山むらさき分科員【41頁】 分かりました。ぜひすばらしい絵が描けるように期待しております。  次に、170、商業デジタル化推進事業費、先ほど今井分科員が質問されましたので、一つだけ質問します。  コロナ禍で、非接触型の通貨への関心の高まりを感じておりますけれども、先ほどは今井分科員が商業者側の立場でお話しされましたが、私は、デジタル化の遅れと言われても、御高齢の皆さんがなかなかそれに参加できるのか、市民の皆様が参加できるのかというところが非常に気になるところです。  質問は一つだけにしますが、特に高齢者のデジタル化への抵抗感が払拭できるよう使いやすくて参加しやすい仕組みにしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 201 ◯福森真司座長【41頁】 産業振興課長。 202 ◯産業振興課長【41頁】 多くの方に利用していただけるようにという御指摘だというふうに思います。  電子地域通貨の普及、定着だけでなく、公平性の確保という観点からも、スマートフォン等の利用に慣れてない方や、デジタル化への抵抗感のある方も含め、誰にでも参加いただけるような工夫をしていく必要があるというように考えております。  他市の例では、高齢者等が簡単に電子地域通貨を使って買物ができるようにスマートフォンではなく、ICチップが組み込まれたリストバンドによって決済をするような、実証実験も始まっております。  秦野市が最先端を行っておりませんので、そういう先進事例で課題になっている点がございます。  その辺を十分に今後、検討いたしまして、皆さんが使いやすい、そして事業者も参加しやすい制度になるように、検討を進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 203 ◯福森真司座長【42頁】 横山分科員。 204 ◯横山むらさき分科員【42頁】 本当に新しい時代の、その潮流っていう、グリーン化とデジタル化っていうところで、そのデジタル化に市民の皆さんに慣れていただくツールになるのかなと思いますので、ぜひ丁寧に仕事を進めていただきたいと思います。  この間終わったクーポン券事業も、非常にアナログでしたけど、結構私は、商業者の方とお客さんで、とても会話が弾んだと聞きました。  消費者のほうも、とてもいい事業だったからまたやってくれないかなと、そういう声もありますので、それをシフトしていかなきゃいけないというところでね、皆さんから喜んで受入れられるような事業にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。期待しております。  それから、各会計予算及び予算説明書145ページ、これは通告しておりませんでしたので、要望させてください。  030、桜による誘客促進事業費で、今年、権現山の展望台へ提灯点灯をやってくださると、昨年、代表質問で要望させていただいたことなのですが、桜というのは平和の象徴だと思います。  現在、ロシアのウクライナ侵攻が問題となっており、一日も早い平和の訪れを願うところでありますが、できるかどうか分からないのですけれども、平和を願う秦野市として、黄色と青色の提灯でライトアップができれば、皆様が本当に一日も早い、平和を実現していきたいという、かの地の今、本当に大変な思いしている人たちのことを忘れないということが大事かなと。その上で私たちが桜をめでる、本当に幸せだなと思います。そういう事業はできないかなと思うところなので、これは要望しておきたいと思います。  もう一つ、これも要望させてください。ヤビツ峠周辺観光振興事業費で、各会計予算及び予算説明書147ページの101ですが、昨年3月に、ヤビツ峠レストハウスが建設されましたけれども、ちょうど1年たって、多くの登山客も訪れてくださっている、大分周知も進んできた施設であります。大切な観光拠点になっているところですが、既に1年たたずして、外のデッキの壁面、階段のところにもう亀裂が入ってきているということで、それに対しては早急に対処してくださったということでありますが、また、今後も、他の部分で不具合が出てこないかということを心配しております。施工業者としっかり密に連携していただきたいと思います。  また、階段のウッドチップの舗装も、足元が凸凹になってきてしまっておりますが、これも1年たってみて、時期的なものではないかと今、推測されておりますが、今後、対応、整備、また、手すりもつけてくださるということですので、気持ちのよい、親しまれる施設であってほしいと思いますので、対応をよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 205 ◯福森真司座長【43頁】 環境資源対策課長。 206 ◯環境資源対策課長【43頁】 すみません、答弁の訂正が1点ございます。  先ほどストックハウスの整備箇所につきまして、新たに西地区に整備するということで、15か所になると申し上げたのですけれども、現在、西公民館にあるストックハウスは廃止になりますので、数としては14か所のままということになります。  大変失礼いたしました。 207 ◯福森真司座長【43頁】 これで、横山むらさき分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 208 ◯横溝泰世分科員【43頁】 まず最初に、一昨年から続くコロナ禍、市民の安心・安全に向けて御尽力いただいている執行部の皆さんにお礼を申し上げておきたいと思います。また、まだまだ続いているわけであります。今、申し上げたような状況、市民が安心して生活ができるような環境づくりにさらに御尽力いただくことをお願いをしておきたいと思います。  それでは、質問に入っていきます。  まず、第1点目は、税収の関係で、既に資料を頂いておりますけれども、たばこ税の関係で、お話ししていきたいと思うのですけれども、このたばこ税は、毎年、10億円を前後に安定した収入となっているわけであります。たばこ税の問題については、昨年でしたか、代表質問で福森議員から若干触れていただいておりますけれども、過去にも、このたばこ税の税収をどのような形の中で、市民に寄与するような事業を展開することができるかということで、もう20年も以上前に話をしたことがありますけれども、また、特化して、質問するような、事業を行ったらどうかということも、私もたしかそういう質問をしたと思います。  この税収は、安定した税収なのですね。それで、市民税が経済動向によって、税収が落ち込んだり、また、高くなったりもしておりますけれども、やはり現実的に喫煙をする人もいますし、もちろん、吸わない方もおいでになります。正直言って、私は吸いますから、より以上に言うのかもしれませんけれども、やはり受動喫煙とか、そういったものは当然気を遣って対応をしています。  しかしながら、たばこを吸う方においては、役所の中にも、吹きさらしのところで吸わされてみたり、そういうことが、これだけたばこ税の税収がある中で、そういう環境でいいのかなと。喫煙と健康といいますけれども、それでは、たばこを吸っている人の健康問題を含めて、現実、そういった調査をしたことあるのかという形もあります。  余談的に言えば、たばこを吸う人に肺がんの率が高くなるとよく言われますけれども、たばこを吸わない人のほうが肺がんになっている人が多いのですよ、現実は。それは、疫学的にどうかというのも、私は学者でも、医者でもないから、何とも言えませんけれども、もう少し現実を見詰めた中における在り方、喫煙する人はいるのですから。  だから、そういう環境にしておくこと自体が、喫煙と健康でこうだからと、単なる上っ面の話になっているのが現状なのですよ。だったら、ちゃんと調査をして、こうだ、ああだ、だからこそ喫煙は困るのですよ、健康に影響しますよということ言ってください。それで、10億円前後の税収があって、それをどのように使っているか分からないけれども、入るものは拒まずで、何でも使えばいいというものではないです、そういうことで。たばこを吸う人だって、軒下も何にも作ってもらえない中で、雨が降ったときには、傘を差して吸っているという問題ですよ。  たばこを吸わない人はいいですよ。たばこを吸っていた人がまた、煙いとか何とか、いろんなことを言うのですけれども、それはそれで分かりますけれども、そこで吸わなければいいのだから、吸う人は。そんなことをいろいろと注意しながら、喫煙をしているのですけれども、税収だけはもらい得的な形の予算執行をしないでください。やっぱり吸っている人は現実にいるのだから、そういった人たちのためにはどうしたらいいかということを考えてください。市長がいたら、また、言うけれども、市長も吸っていたことがあるけれども、自分が吸わなくなったらこうだということではないのです。本当に、そういうもらい得的な形の予算執行をしないでください。私なんか、身を挺して税収のために頑張って吸っているのだから。  いずれにしても、たばこ税というものが、今までこうした議論というわけではないのですけれども、あまり話に浮上してこなかったのも、これは吸っている人だって、やはり吸わない人に対する受動喫煙的な形はさせたくないと思うからこそ、また、そういったことで、どうなのかということもあったりするから、あまりこういう議論をしてこなかったのだけれども、現実的に、税収がこれだけあるということは、財政、少しその辺をよく考えてもらいたい。  各予算についても、予算要求をしても、予算化するときには、減額させた中における予算計上だと思うので、その10億円というのは、また、別格の形の中における、それぞれのセクションの事業に対するプラスアルファ、予算要求に対してつけるようなことをやるような、単純な言い方をすれば、たばこ税の税収については、そういう見方でやっていただいてもいいのではないかと思うのですね。一番多いのですよ、間接税的には。そうですよね。  いずれしても、ふだん、私が思っていることを今、申し上げましたけれども、政策部を中心に、その辺は十分承知していただいて、副市長もそうですけれども、ぜひそういった環境づくりも含めて、対応していただきたいと思うのですね。  たばこを吸うようにと奨励しているわけではありませんけれども、言うだけ言っておきますから、真面目に捉えておいてね、どっかでやるかもしれませんから、改めて。  まず、各会計予算及び予算説明書131ページ、可燃ごみ等収集運搬委託費ですけれども、行政経営課から資料を頂いて、ありがとうございました。推計なども見させていただいたりもしておりますけれども、ここ数年、民間委託で今日に至っているわけでありますが、数字上では、効果額がはっきりと出ているわけであります。  現実的に、この可燃ごみの収集業務に当たっては、これまで職員、過去には3人体制で、そのとき1人には運転手手当が出て、運転オンリーでやっていましたけれども、2人が降りて、また、収集をして、それもスリム化といったらスリム化ですけれども、私の言い方からすれば、合理化をされたということであります。要するに、働き方改革からすれば、逆バージョンできているということです。  ですから、その中から考えて、今後、さらに残業方式をとっていかれるわけでありますけれども、現実的に、市民サービスへの対応の在り方からすれば、民間委託をしたことにおいて、やっぱりそこに問題、課題が生じてくるというのは、これまで議論がされたときもあると思うのですが、その辺を含めて、今後、さらに、市民サービスを含めた中における提言といったらいいのか、少なくさせていくということでどうなのかと思うのですが、現場サイドとして、今後、常勤職員を何人置いて、あとは委託にするとか、非常勤とかと、いろいろあると思うのですけれども、その辺の考えがあったら、お示しいただければありがたいと思うのですが、いかがですか。 209 ◯福森真司座長【45頁】 環境資源対策課長。 210 ◯環境資源対策課長【45頁】 ごみ収集業務の民間委託化ということですけれども、今後の予定につきましては、令和元年8月5日に施行いたしました、技能労務職員に係る任用等の方針におきまして、退職者不補充による完全委託化を推進する中で、収集業務員が10人程度となる令和8年度までの間で、民間への委託可能性を検討するとともに、他の技能労務職の人数ですとか、年齢構成を勘案した上で、採用についても併せて検討することにしているということで、行政経営課から確認をしております。  以上のことから、ごみ収集業務の民間委託化につきましても、行財政改革を所管する行政経営課と調整して、計画に位置づけられている他の民間委託化業務と併せて、総合的に判断するものと考えております。  以上です。 211 ◯福森真司座長【46頁】 横溝分科員。 212 ◯横溝泰世分科員【46頁】 ありがとうございました。  いずれにしても、これは行革の関係でありますから、現場サイドのお気持ちも今、こうだということで言い切れないところもあろうかと思います。ただ、現実的には、やはり市民サービスからしたら、常勤職員の市民に対する対応というものと、民間委託をしたときの対応とは違うということは、当然出てきます。  併せて、先ほど申し上げましたように、効果額という額で当たり前の話で出てきますが、ただ、サービスにおける効果はどうかというのは、別問題です。実際上は、効果額で言われますけれども、やはり社会、要するに経済の動向によって、民間の賃金のベースアップがあったときに、常勤職員の方は市の職員ですから、人事院勧告で左右されます。  そうしますと、極論で言いますけれども、民間の賃金が上がったときは、それだけの委託費を、また、そういった方向性を持って、そこに予算化しなければいけない、逆の効果額が出てくるという可能性もなきにしもあらず。ですから、こうした問題というのは、今、言ったようなサービスの問題と効果額の問題の二面性があるということを現場サイドとしても十分承知しておいていただければありがたいと思います。  そういうことで、ちゃんと理解してもらえばありがたい、両副市長。お願いしたいと思います。  次に、予算資料の43ページで、農業も林業も商工も1つのものとして御質問をさせていただきたいのですが、国や県からの交付金に伴って、様々なメニューにおける予算執行をされているということは、十分承知するところでありますけれども、ただ、自治体によっては、そのメニューの選択によって特化した形における自治体の差別化を図った中に、差別というのはいい意味で、差別化を図った事業の展開を図るというのも、その自治体のそれぞれの個性、カラーを生かした形で予算執行をするものとして、私は受け止めているのですね。それが全部が全部、同じような国のメニューだけで定まってやるというのは、基本的には当然かもしれませんけれども、その辺を含めて、これまでどのように精査されてきたのか。そしてまた、今後、どうされていくのかよく分からないのですけれども、いずれにしても、旧態依然の事業メニューが何十年も続いているというところに、私もクエスチョンなのですね。  ですから、新たなる事業メニューにおいて、プラスアルファをしたような秦野市としての事業に転換していくことが必要ではないかと思います。それがグローバルな言い方をしましたけれども、もし、お答えいただければ、いただいておこうかと思うのですが。 213 ◯福森真司座長【46頁】 農業振興課長。 214 ◯農業振興課長【46頁】 農政の補助金につきましては、非常に多岐にわたって補助メニューがある状況にございます。  分科員がおっしゃられたように、国の支援等を活用しながら、市独自の特化した支援をしていくべきではないかという意見もございました。農業における課題につきましては、他の産業も同じかと思いますが、一朝一夕に解決できるという事業がなかなかない中で、継続的な支援が必要なものが多くございます。そのような中、これまでも社会情勢の変化等に応じて、適宜見直しを図ってきたところでございます。  今後も、分科員の意見等も踏まえて、市の独自性も出した中で、効果的な支援ができるよう見直しを検討してまいりたいと考えております。  以上です。 215 ◯福森真司座長【47頁】 産業振興課長。
    216 ◯産業振興課長【47頁】 横溝分科員の御指摘は、多岐にわたる補助金ということでございます。  商工業につきましては、国の経済対策で、単発的な国の交付金がたくさん来ることもございますが、継続して来ている交付金等は少ないというところでございます。  しかしながら、分科員御指摘のとおり、商工業も日々変化しておりまして、走りながら支援をしているという状況でございます。その点で、ちょっとダブっているような、見方によるとそんな補助金もあるのかなと、そんな施策もあるのかなと思っております。しっかりと今後、体系をつくった中で、効果的に商工業者を支援していけるような事務執行をしてまいりたいと思っております。  以上です。 217 ◯福森真司座長【47頁】 横溝分科員。 218 ◯横溝泰世分科員【47頁】 ありがとうございました。  もちろん、御回答いただいたところが1つとして当然あることは、私も承知しています。ただ、細分化した事業展開で、現実的な事業が充足されてきているのかというところを考えますと、果たしてどうかというのが私の疑問の1つです。言葉は失礼ですが、似たりよったりの事業だったら、統括、集中と選択ではありませんけれども、その中での事業展開を図ることによって、さらに充足された事業、また、そういった事業がそれぞれ促進されてくるのだろうと思うのですね。事業のメニューによっても違いますけれども、今、御回答いただいたように、走りながらということですから、それもそれとしてあると思うのです。  ですから、それは否定はしませんけれども、やはりその事業が本当に必要だと思うならば、細分化された事業が必要だったら、旧態依然の予算の在り方ではなくて、つけるところはちゃんとつけて、もう少しこういったものについては、効果を上げようという予算の作り方もあると思うのです、計上の仕方も。  ですから、今後、令和4年度の予算化されている中で、そういったことをもう少し見極める中で、令和5年度に向けた予算化に向け、努力していただければいいなと、御検討いただければと思います。全て否定して言っているわけではなくて、大事なものは大事なのですけれども、やはり予算の活用の仕方といったらいいのでしょうか、その辺は検討の余地があるのだろうと思いますので、よろしくお願いします。  次に、秦野産材について、先ほど横山分科員から要望されていたのですが、これは実績に基づいて予算化されたことだと思うのですね、ある意味では。決算になれば、また、この成果表が出てくるから、それはそれで分かりますけれども、現実的に、担当のほうとして、この秦野産材を本当に市内で消費していこうという頭があるのかどうか、ちょっと分からないのですよ。  というのは、これだけの予算で、申請が少ないからとか多いからではなくて、その辺はどのようにお考えでこういう予算をつけられたのか、教えていただけますか。 219 ◯福森真司座長【48頁】 環境共生課担当課長。 220 ◯環境共生課担当課長【48頁】 快適な住まいづくり補助金は、秦野産木材の利用促進を図ることで、森林業の活性化ですとか、森林整備を促進することを目的としております。木材を利用していただくことで、木を植えて、育て、使うという森林整備と、木材利用の循環サイクルが構築されますので、さらに、地元の木材を地域の皆さんに使っていただいて、地域に根づいた建築物として、市民の皆さんに愛着を持ってもらえる建築物を造ることで、地域経済の活性化ですとか、森林の保全につなげていきたいと考えております。 221 ◯福森真司座長【48頁】 横溝分科員。 222 ◯横溝泰世分科員【48頁】 秦野産材の関係では、専門家がいますから、私からはあまりわけの分からないことを言うなと言われるのかもしれませんけれども、私の知る限りの中でお話ししているのですが、今のお話は、林業にも寄与するということは分かります、そのサイクル的に、理解するけれども、ここでは、予算資料43ページのそのままをうのみにして言えば、秦野産材を活用して住宅を建設しようということでしょう。それが主立ったことでしょう。林業もというのだったら、林業なら林業のほうに予算化してあげればいいではないか。秦野産材を活用して家を建てようと思っても、結果的に高くつくのですよ。こんな予算でなんか、できっこないではないですか。  だから、私が言いたいのは、本当に秦野産材を使って、秦野市内を自分たちのまちは自分たちでつくるという意味合いを込めて言えば、もっとこのところに力を入れたらどうですか。財政部局に切られたのでしょう、かわいそうに。  こういうところの事業を私はぜひ評価をしたいのです。評価はしたいけれども、現実が伴っていないような予算の在り方はどうだということを言っているのですよね。だから、今後、もっともっと検討していただいて、本当に秦野産材を活用して、家を建ててもらおうというPRも含めて、財源的にも、もっとここには投入すべきですよ。何のためにこれはやっているのですか、この事業。名目はきれいだよ、秦野産材を使ってなんて。  環境産業部長、その辺、どうですか。 223 ◯福森真司座長【49頁】 環境産業部長。 224 ◯環境産業部長【49頁】 今、横溝分科員から様々な御意見を頂戴したところでございます。  やはり秦野にとって、この秦野産材というのは、地域の環境を守っていく上でも活用しなければなりませんし、やはり緑の中にある都市として発展してきています。これからSDGsとか環境問題を考える中でも、これは二酸化炭素の吸収源としても更新をしていくということは、非常に重要なことですので、今、おっしゃったとおり、しっかりと力を込めて、進めていきたいと思います。  その上で、これは全体の予算規模の問題もございますので、今、いただいた御意見も踏まえて、今後、財政サイドともしっかりと協議しながら臨んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 225 ◯福森真司座長【49頁】 横溝分科員。 226 ◯横溝泰世分科員【49頁】 ありがとうございました。  いずれにしても、こういった、自分たちのまちは自分でつくるような、この秦野産材を活用してやるということで、こういった事業は、私はいい意味で評価をしたいのです。どっちにしろ、財源的に厳しいことは分かるのです。だから、財源として10億円のたばこ税を使えばよいと思う。  だから、そういった、本当にここに力を入れようと言うときには、そういったお金を投入していくということが必要なのです。10億円なら10億円をそのまま平らにあっちだ、こっちだと配っているからいけないのです。せっかくこういう税収があるのだから、間接的に、これはこうやって使おうよという意気込みがなくては、こんな予算なんか誰だってできますよ。失礼なことを言えばですよ。  だって、踏襲していけばいいんだもん。新しいのは取りあえず、こうやろう。言い方はきつい言い方で、失礼な言い方かもしれないけれども、政策部長、やっぱりそういう見極めの税収の在り方、そして、税収のあったものをどのような予算に力を入れていくかというところに、そういったお金をすみ分けしながら活用していくということにあってしかるべきだと思う。  ぜひこの秦野産材、県からは県材を使ってくれとかよく言われているのですけれども、県などは当てにならないから、秦野市としてもう少し力を入れてやっていただければありがたいと思います。  先ほど環境共生課担当課長から御回答いただいたように、林業というものもあるが、それはそれですみ分けするかどうかは別にして、もっと力を入れればいいではないですか、それを特化して。でも、それを秦野産材の活用でトータル的にやっているわけですから、こんな予算で何ができるのですか。もう少し予算化、事業をこうしたからこうだということではなくて、実のあるものにしてほしい。そんな実のあるものでない限り、こんなものをつけたって、くその役にも立たない、私からすると。言葉が田舎者だから悪いのですけれども、あまりにもナンセンスではないかと思うのですね。  その辺は、副市長、今後の予算執行に当たっては、検討をする1年間にしてもらいたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 227 ◯福森真司座長【50頁】 横溝分科員、引き続きの質疑を午後からとさせていただきたいと思います。  よろしいでしょうか。  横溝分科員。 228 ◯横溝泰世分科員【50頁】 はい。 229 ◯福森真司座長【50頁】 暫時休憩します。               午前11時58分 休憩              ─────────────               午後 0時57分 再開 230 ◯福森真司座長【50頁】 再開します。  質疑を行う際は、事業名、並びに、各会計予算及び予算説明書の該当ページについて述べるように、改めてお願い申し上げます。  横溝分科員。 231 ◯横溝泰世分科員【50頁】 予算資料の44ページでお願いしたいと思うのですけれども、商店街販売促進事業補助金でありますけれども、内容を若干触れていただけますか。 232 ◯福森真司座長【50頁】 産業振興課長。 233 ◯産業振興課長【50頁】 商店街販売促進事業補助金についてでございますが、この補助金につきましては、商店街等が実施する商業者相互の協調、商店街団体の宣伝及び活性化を図るために実施するイベントの事業について支援を行っているものでございまして、現在、各商店団体が実施する販売促進事業の見直しについても、いろいろ実績に応じて実施しているというところでございます。  事業としては段階がございまして、21万円未満の事業については、事業費の3分の1を補助しております。そのほか、21万円から50万円につきましては、7万円、51万円から75万円の事業については、10万円、75万円から100万円の事業については、15万円、100万円を超える事業については、20万円の支援をしているところでございます。  以上でございます。 234 ◯福森真司座長【50頁】 横溝分科員。 235 ◯横溝泰世分科員【50頁】 ありがとうございました。  要は、今、上限を設けた中における活性化、活性化に向けた事業補助だと思うのですけれども、コロナ禍ですから、なかなかそういった事業、イベントなども大変な御苦労をいただくのだろうと思います。  いずれにしても、前年度の実績を踏まえてプラスアルファになっていますけれども、そういった事業が、さらに活性化の意味を含めてできるような予算措置もしっかり今後、していくべきだろうと思うのですね。  ただ、活性化、活性化といろんなところで言われていますけれども、何をもって活性化なのか議論をしなければいけない。やはり本市にとって一番大切なところにおいて、どうなのかというところを議論していただくことが肝要だと思うのですね。ですから、旧態依然としたこの予算の在り方ではなくて、もう少し集約した形の中における活性化に向けた補助の在り方というものを、先ほど総括的に申し上げたようなところも踏まえて、今後、予算措置できるように検討していただくことをお願いしておきたいと思います。  同じく取引機会等創出応援事業補助金、デジタルトランスフォーメーションのことですけれども、これも触れていただけますか。 236 ◯福森真司座長【51頁】 産業振興課長。 237 ◯産業振興課長【51頁】 取引機会の拡大というところの事業でございます。  これにつきましては、工業の営業活動がコロナ禍で非常に制限されているという状況がございます。毎年、横浜市で開催されているテクニカルショウヨコハマに出展はしているのですが、今年度もコロナ禍の下で、直接の出展はできなかったと。その分、企業のPR動画を作って、インターネットを通じて、各企業に取引の機会を、要するに営業をかけていくというところもございます。  来年度の事業につきましては、この動画をさらに充実させていくというところでございまして、企業がつくる動画の一部を補助させていただくと。また、それをサイトとして運営する秦野商工会議所に、まず、サイトの立ち上げに関するイニシャルコストについて支援をしていく。その後の運営につきましては、秦野商工会議所のほうでしっかりと運営をしていただくというところでございまして、言わばバーチャル工場見学という形になりますが、いろんな秦野の物づくりの動画が多くなることによって、企業の営業活動だけでなく、教育の分野、特に今、子供たちにタブレット端末が配られております。そんな中で、秦野の物づくりの内容を見ることができるということで、秦野の工業の発展にもなると思っております。  以上でございます。 238 ◯福森真司座長【51頁】 横溝分科員。 239 ◯横溝泰世分科員【51頁】 ありがとうございました。  この事業そのものは、昨年、福森議員からも質問されたりしていましたから、そのときにちらっと聞いて、ああそうかぐらいにしか聞いておりませんでしたけれども、いずれにしても、こういうコロナ禍は特にそうでありますけれども、経済動向等々非常に厳しい状況下にあると思うのですね。特に中小企業、零細を含めてそういった支援をしていくことが一番肝要だと思います。  これが成功すればいいと思うのですが、これと併せて、同じ予算資料の中の45ページの福利厚生の向上についても、やっぱり零細のところにおいては、非常に厳しい環境があるので、人材不足から何から、全てに関わってくるところもあります。それらを網羅しながら、ひとつ御尽力いただければありがたいと思うのです。  専門家ではありませんから、議員という立場では、評論でしか言えませんけれども、ぜひお願いしたいと思います。  次に、同じ44ページの商店街店舗魅力アップ事業補助金です。事業的に何となくは分かるのですけれども、現実的にどういう事業をもって進められているのか、ひとつ御説明いただけますか。 240 ◯福森真司座長【52頁】 産業振興課長。 241 ◯産業振興課長【52頁】 商店街店舗魅力アップ事業について、御説明をさせてきます。  この事業につきましては、2つに分かれておりまして、1つは、商店街の中にある店舗の改装、なかなか魅力のあるお店づくりというのは難しいもので、ソフトだけでは難しいというところで、店舗の改装費用について補助をしていくという制度が1つ。もう一つは、もう少し商店街を面的に捉えるというところで、秦野商工会議所にお願いをいたしまして、秦野商工会議所が点を線に、線を面につなげていくような、具体的には、はだのにぎわいランチフェスティバルというものがございまして、市内一斉に商店街だけではなくて、ランチを提供するところを回ってもらって、商店の宣伝をしていただく。  それから、今はやりのSNSを使った店舗の紹介というところに力を入れていただいて、それに対する支援をしていただく。  また、今、農業の鳥獣対策でもありますジビエの活用というところで、何とか秦野でジビエを生かしていけないかということで、秦野商工会議所が研究している事業に支援をしているところでございます。  以上でございます。 242 ◯福森真司座長【52頁】 横溝分科員。 243 ◯横溝泰世分科員【52頁】 この商店街店舗魅力アップ事業は、商店の人たちがみんな事業を展開していると思うのですけれども、御主人を中心として。やはりこういう魅力をアップしていくに当たっては、私は素人的に物を申しますと、買物をしていくのには、やっぱり奥さん方が、女性の方々が御主人を連れていくとか、そういう環境の中にあると思うのですね、従来。そういったことを考えると、やはりこういった会員の方々の女性陣を中心として協議会みたいなものを立ち上げながら、魅力アップにおいて、どうあったら女性の視点からそういった魅力アップができるかということも、令和4年度の中では、そういう環境づくりをしていただくことができるかどうか、その辺はお答えいただけますか。 244 ◯福森真司座長【53頁】 産業振興課長。 245 ◯産業振興課長【53頁】 新たな枠組みでの商店街の検討というところだと思います。  先ほどもお答えいたしました、小田急線4駅ごとに、商店街の活性化に向けた懇話会をつくっていこうということで、来年度はそれに向けて進めていくのですが、今、分科員御指摘の女性の意見というのは、非常に活性化に大切だと思っております。  ふだん買物とか、食事をされる機会が多い女性の意見がなかなか反映されていないというところがございます。今まで商店街のいろんな検討会についても、男性の方がほとんど出席をされて、意見を述べられているというところで、新たな枠組みの中では、今、御指摘の、女性の会のようなものも設置することを検討していきたいと思っております。  以上です。 246 ◯福森真司座長【53頁】 横溝分科員。 247 ◯横溝泰世分科員【53頁】 よろしくお願いします。  いろいろな角度から模索していくことも大切だと思いますから、一方通行の魅力アップということだけではなくて、様々な環境づくりをしながら、ぜひとも今、お答えいただいたような環境も、試行的にでもやってみていただければと思いますので、よろしくお願いします。  同じく予算資料の45ページですけれども、障害者雇用奨励補助金であります。これは、多くなったり、下がったり、また、こういったコロナ禍でありますから、障害を抱える人たちも言葉を悪く言いたくないのですが、やっぱり辞めざるを得ないような状況があったりもしていると思います。そういった中で、今回の予算は、前年度に比して減額にもなっているわけであります。  この補助金は、これはこれで全国一律なのかは別にしても、私からすると、これは秦野に特化したような感じでやられていると思うのです。これももう30年ぐらい続いているかと思うのです。これはこれで、本当に喜ばしいことであって、また、事業所の改修などは別格の中で補助金が出ていますから、それはそれでいいのですが、今、まさに、障害を抱える人たちの就労ということが叫ばれているところであります。  そういった中で、この障害者雇用奨励補助金というのは最たるもので、やはりそういったところにおいて、事業所のバックアップ体制としてはよろしいのではなかろうか。現実的には、いろんなところで評価もされているわけでありますから、こういった就労に向けて、また、事業者のほうのバックアップ体制でやっているのですけれども、各セクションとの連携を図りながら、また、各事業所、秦野商工会議所を通じてかは別にしても、PRしていくべきだろうと思うのですが、その点について、次年度においては、前年度より減額になっておりますけれども、ぜひそういった方向で進めていただければと思うのですが、いかがですか。 248 ◯福森真司座長【53頁】 産業振興課長。 249 ◯産業振興課長【54頁】 障害者雇用奨励補助金についてでございますが、各セクションとの連携ということだと思います。今までも、障がい者の就労支援につきましては、様々に連携はしているところでございますが、目に見えてこれをやっていますというところではなく、お互いができることをやっているという状況でございます。  ただ、就労支援につきましても、この補助金は障がい者御自身に支給されるものではない、企業に支給をして、なるべく雇用をしていただくという趣旨の補助金でございますので、障害福祉課等の自立支援担当と一緒に、企業側にアプローチするときに、この補助金があるということをしっかりPRしながら、連携を深めて、障がい者の雇用の充実に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 250 ◯福森真司座長【54頁】 横溝分科員。 251 ◯横溝泰世分科員【54頁】 ありがとうございます。  ちょっと余談になりますけども、私どもの団体も、そういった事業があるということを一緒になって各企業回りをするときには、そういうお話をさせていただいています。いずれにしても、そちらの関係団体と連携を図って、また、企業の方々が容易に採用できるような環境づくりに向けて、御尽力いただければと思いますので、よろしくお願いします。  次に、表丹沢の関係でこれちょっと要望的な形なんですけれども、魅力づくりということで過去にも4駅周辺のにぎわい創造というのも、いろいろなとこ出てきますけれども、やはり、小田急線4駅あるわけですけれども、各駅のやっぱりアイデンティティー、要するにその個性を尊重した中における、にぎわい創造というものをつくり上げていくことが必要だろうと、過去にもこれ話をさせていただいていただきました。  簡単な言い方すると一つとして言えば鶴巻温泉の温泉街はもうちょっと少なくなってしまって、駅を降りたら、プロムナード方式で、そこで散策しながら、温泉に入っていくとか、帰りもそうなんですけどもそういった一つのですね、漠然とした魅力ということじゃなくて、それぞれの個性に沿った中における魅力づくりというものをですね、つくり上げていっていただければと思います。  幸いにして秦野というのは、渋沢そのもの登山もし、そして、秦野駅そのものは、中心的なところにありますけども、大根は学生街、鶴巻は温泉、秦野はそういった意味からすると、特色ある駅が四つあるということでありますから、その辺の魅力を最大限、生かしていかれるような、やはり、秦野市全体の魅力づくりにですね、寄与していただくことができればというふうに思うんで、ひとつそのことをよろしくお願いしたいと思います。  最後になりますけども、各会計予算及び予算説明書145ページちょっと戻ってしまっておりませんが、花のある観光地づくり推進事業費ということもありますけれども、過去、国民体育大会のときに、それぞれ御家庭の中で、花を植栽して、またその花壇をということでいろいろ用意していただいて、また沿道にいっぱい植えています。花をたくさんということでありますけれども、そういった環境も今やっていただいてますけども、さらに助長してくれるような環境づくりも魅力全体の魅力づくりと並行した形で、事業展開を図っていただくことも一つの在り方だろうと思いますんで、それは別に、補助金どうのこうのじゃなくて、自らの手で自らのお金で出来なくないところもありますから、その辺はうまく、誘導できるような環境づくりでやっていただければと思います。  以上で終わります。 252 ◯福森真司座長【55頁】 これで、横溝泰世分科員の質疑を終わります。  八尋伸二分科員。 253 ◯八尋伸二分科員【55頁】 それでは、よろしくお願いします。  質問に当たりまして、お願いがございます。質問の数を少し欲張り過ぎたようで、たくさん質問をさせていただくことになります。御答弁を丁寧にされたいとは重々に分かりますが、できるだけ簡潔に御答弁いただくよう、よろしくお願いしたいと思います。  また、聞き取りをしていただいた中で、時間切れとなり、質問ができなくなる可能性もありますので、よろしくお願いしたいと思います。
     まず、各会計予算及び予算説明書125ページ、030、野生動物保護推進事業費。本市は、鳥獣被害で野生動物を駆除したいといった話はよくお聞きするのですけれども、本事業はどのような野生動物をどのように保護しているのか、お答えください。 254 ◯福森真司座長【55頁】 環境共生課長。 255 ◯環境共生課長【55頁】 この野生動物保護推進事業費における野生動物の保護でございますが、野生動物のうち、カラス、ハクビシンなどの有害鳥獣や、野生動物に属さない野良猫やペットなどを除く、けがをした野生動物が保護の対象となっております。市民等から通報があった場合に、保護できる状況であれば保護し、厚木市七沢にあります県の自然環境保全センター、あるいは、市内の動物病院へ持ち込んで保護するものでございます。 256 ◯福森真司座長【55頁】 八尋分科員。 257 ◯八尋伸二分科員【55頁】 ありがとうございます。  絶滅危惧種を保護するということでございますが、目標など、定量的なものというのは設定されているのでしょうか。 258 ◯福森真司座長【55頁】 環境共生課長。 259 ◯環境共生課長【55頁】 絶滅危惧種などは、個体そのものを保護するのではなく、生息している市やその場所を把握し、生き物の里のように、その環境の保全に努めることが主な役割であると考えております。  したがって、絶滅危惧種の定量的な保護目標というものはございませんが、令和3年度に策定した生物多様性地域戦略に基づく市内の水田、雑木林、河川などで定期的に調査を実施しております。  なお、野生動物保護推進事業としての定量的な予算上の目標設定としましては、傷病鳥獣の治療を行う秦野市獣医師会に対し、予算の範囲内で治療の3分の1を上限として補助する傷病鳥獣保護補助金の継続を図るため、その財源の確保を目標として定めております。 260 ◯福森真司座長【56頁】 八尋分科員。 261 ◯八尋伸二分科員【56頁】 それでは、78万円という予算ですが、これで十分な保護ができるのでしょうか、お答えください。 262 ◯福森真司座長【56頁】 環境共生課長。 263 ◯環境共生課長【56頁】 こちらの78万円の内訳としまして、19万円がオオタカ調査団交付金、56万円が傷病鳥獣保護補助金で、ほぼこの2つで全てとなってございます。  獣医師会への補助は、実績により年ごとによって異なりますが、これらの補助金等の活用により、市民の野生動物保護の意識を育てることで、身近な生き物から里地里山、丹沢の生き物の保護につながると考えております。 264 ◯福森真司座長【56頁】 八尋分科員。 265 ◯八尋伸二分科員【56頁】 それでは、NPOなどの市民団体との連携などはされているのでしょうか。 266 ◯福森真司座長【56頁】 環境共生課長。 267 ◯環境共生課長【56頁】 先ほどの予算にもありました秦野市オオタカ調査団や秦野市獣医師会には補助金等を交付しておりますけれども、その活動は、自然愛護の精神に基づくボランティアによるところが大きいと思っております。  また、NPO法人野生動物救護の会とは、市民の日に啓発ブースを出展するなどの連携を図っております。  そのほか、くずはの家のボランティア団体であるえのきの会等とも、情報の提供や調査などで連携を図っております。 268 ◯福森真司座長【56頁】 八尋分科員。 269 ◯八尋伸二分科員【56頁】 最後に質問しますが、来年度のあるべき姿というのはどういった形なのか、お答えください。 270 ◯福森真司座長【56頁】 環境共生課長。 271 ◯環境共生課長【56頁】 来年度も引き続き、秦野市オオタカ調査団や秦野市獣医師会の協力をいただきながら、事業を継続するとともに、緑の中のまちに暮らす市民の野生動物保護の心を醸成し、生息状況の調査等を通じ、生物多様性を育む自然の保全に努めてまいります。 272 ◯福森真司座長【56頁】 八尋分科員。 273 ◯八尋伸二分科員【56頁】 それでは、要望をさせていただきたいと思います。  市民には、今、御回答いただいたような内容の、どの動物が対象になるのかというところが非常に分かりにくい部分がございますので、市民に分かりやすく伝えていただくよう、要望したいと思います。  次に参ります。  各会計予算及び予算説明書127ページ、030、くずはの広場管理運営費で、質問させていただきます。  管理運営費ということで、約1,000万円という予算は、少し多いように感じているのですが、主にどのような事業を行っているのでしょうか、お答えください。 274 ◯福森真司座長【57頁】 環境共生課長。 275 ◯環境共生課長【57頁】 計上した1,016万1,000円のうち、720万5,000円が人件費で、くずはの広場と施設の維持管理費152万3,000円とを合わせて、約9割が継続的に必要な経費となっております。残りの143万3,000円がこの事業費となっているところでございます。  くずはの家では、所長1人、指導員4人、作業員3人全てが会計年度任用職員で運営をされております。また、ボランティアとして、100人程度のくずはの家「えのきの会」、30人程度のボランティアの会と、多くの人とのつながりによって、月例の観察会であるとか、春・秋の集い、または指導員の養成講座といった事業を行っており、人が財産の施設だと考えております。 276 ◯福森真司座長【57頁】 八尋分科員。 277 ◯八尋伸二分科員【57頁】 分かりました。  ほとんど人件費に費やされているということで、これまでの成果というものをどのように評価されているのか、お答えください。 278 ◯福森真司座長【57頁】 環境共生課長。 279 ◯環境共生課長【57頁】 これまでの成果でございますが、くずはの広場におきましては、児童・生徒の環境学習と地層見学やエコスクールなど課外学習の場として、また、定年後の方々の生きがいの場として、さらには、専門的な知識、情報の集積地となる博物館的な施設としても様々な機能を有しております。  また、神奈川県立生命の星・地球博物館のほか、大学や他市の学芸員、多くの有識者との交流があり、市外の専門家からも、秦野の自然については、くずはの家に聞けば大体分かるという評判も得ているところでございます。  自主事業として、春と秋の集いのほか、月例観察会、夏休み自然教室、指導員養成講座などを実施しており、新型感染症の影響がある中ではございますが、令和2年度は、例年に比べると減少したものの、自主事業67回、合計1,333人の参加があり、また、来場者の合計としましては、1万6,697人という実績でございます。 280 ◯福森真司座長【57頁】 八尋分科員。 281 ◯八尋伸二分科員【57頁】 分かりました。かなり多い方々が訪れていると、参加されていると思いました。  これまでの評価をどのように来年度に反映されているのか、お答えください。 282 ◯福森真司座長【58頁】 環境共生課長。 283 ◯環境共生課長【58頁】 全体の活動の評価につきましては、年2回、学識経験者や自然関係の有識者、公益社団法人かながわトラストみどり財団等の10人で構成をしております、葛葉川ふるさと峡谷保全研究会を開催しまして、自主事業や今後の方針、課題等について報告をし、御意見をいただいております。  また、自主事業におきましては、毎回、アンケート調査を実施し、次回の事業に反映することで、毎年内容の見直し、改善を図っており、そのことにより、リピーターの方も多く御参加いただいております。  このような外部評価や参加者の意見を翌年事業に反映させるとともに、自主事業に参加された方が、今度は担い手となるよう、指導員養成講座を開催し、ボランティアの後継育成にも力を入れるなど、常に協力者の参入が絶えないことからも、人が集い、多くの方に大切にされている施設、こういったところにも反映がされていると感じております。 284 ◯福森真司座長【58頁】 八尋分科員。 285 ◯八尋伸二分科員【58頁】 この場所ですけれども、シーズンになると、蛍が見られるということで、検索したところ、秦野市蛍スポットの1つになっていると思います。  にぎわいづくりという意味で、最適な商材だとも考えるところではあるのですけれども、一方で、人が集まると環境が破壊されるということで、積極的に人を集められないという話もされていたと思います。環境を破壊せずに、人を集めるという方法はないのでしょうか、お答えください。 286 ◯福森真司座長【58頁】 環境共生課長。 287 ◯環境共生課長【58頁】 今、御紹介いただいたように、くずはの広場におきましては、蛍が多く観察できる6月初旬に、くずはの家主催の観察会を行っております。  ただ、駐車場にも限りがございまして、あまり大々的に宣伝がされますと、周辺への迷惑駐車であったり、いろんな方が多く来場されますので、マナーといった問題で、蛍は非常に光を嫌います。暗い中、足元が悪いところを観察場所まで歩いていくような場合、懐中電灯の明かりなどが非常に蛍に影響を及ぼすという、こういう見学マナー、いろんな問題がございます。  そういう中で、いろんな多くの人に蛍を見ていただきたい。こういったことをやっていくには、くずはの広場だけではなく、市内各所、秦野駅南口のほうですと、いまいずみほたる公園であるとか、そのほか、市内、柳川、千村、南矢名、あるいは、菩提、葛葉川の上流であるとか、田原ふるさと公園といった、秦野の地域、本町、南、東、北、大根、西、上といったように、どの地域でも蛍は見ることができます。  こういった地域性もうまく活用して、また、観光振興課等とも連携を図りながら、自然の状況を守りながら、多くの人に蛍を感じて、見ていただければ、こういったところも今後、研究していきたいと思います。 288 ◯福森真司座長【59頁】 八尋分科員。 289 ◯八尋伸二分科員【59頁】 ありがとうございます。  観光振興課は、今、後ろのほうにいらっしゃいますので、ぜひ今回、来年度予定している春のはだの桜キャンペーン2022という、これは市内タクシー事業者と連携しながらやる事業だと思っております。これは限定をして、数量限定は、市民とか、市外の方も弱いので、そういった方々を呼んで、蛍鑑賞、蛍巡りタクシーみたいな、そんなものができるといいのではないかと思いますので、お願いをして、次に参りたいと思います。  各会計予算及び予算説明書の137ページの050、鳥獣対策事業費について質問をさせていただきます。  これまで鳥獣被害は増加しているということでしたが、自治体などの体制整備によりまして、鳥獣駆除の数も増加しているとお聞きをしているところですが、具体的な数字はどのようになっていますでしょうか。 290 ◯福森真司座長【59頁】 農業振興課担当課長。 291 ◯農業振興課担当課長【59頁】 令和2年度と令和3年度の第3四半期までの捕獲実績を比較しますと、令和2年度、ニホンジカ捕獲数122頭に対し、令和3年度、152頭、令和2年度、イノシシの捕獲数116頭に対し、令和3年度、28頭となっております。  以上です。 292 ◯福森真司座長【59頁】 八尋分科員。 293 ◯八尋伸二分科員【59頁】 来年度の事業としまして、今年度も同様の内容の形を継続するという状況でしょうか。お答えください。 294 ◯福森真司座長【59頁】 農業振興課担当課長。 295 ◯農業振興課担当課長【59頁】 鳥獣対策事業費のうち、野生鳥獣保護管理事業費につきましては、本市へのニホンザル侵入防止のための追い払い及び管理捕獲を実施するとともに、ツキノワグマの追い払いに伴う消耗品等を購入しております。  農作物被害防除事業費につきましては、環境整備、防除、捕獲の3つの基本施策を総合的に推進するための事業を実施しております。  まず、環境整備としましては、ドローンを活用した重点対策事業において、市内3地域を選定しまして、地域の実情に合った対策を実施します。  防除に関しましては、令和4年度新規事業としまして、広域獣害防護柵全体補修委託業務を実施し、張り替えをすることで、侵入防止機能の向上を図ります。  また、捕獲に関しましては、秦野市農業協同組合が実施している駆除に加えまして、秦野市鳥獣被害対策実施隊により、市が直接銃器捕獲を実施することで、捕獲圧を継続して高めることにより、獣害に強いまちづくりを推進します。  以上です。 296 ◯福森真司座長【60頁】 八尋分科員。 297 ◯八尋伸二分科員【60頁】 ありがとうございます。  秦野市内は山が多い部分もございますが、鳥獣の全体的な数が増加しているという情報をよく耳にするのですけれども、個体数というのは把握されているのでしょうか。 298 ◯福森真司座長【60頁】 農業振興担当課長。 299 ◯農業振興課担当課長【60頁】 ニホンジカの個体数の把握については、県が収集しました捕獲数と生息状況の調査結果を用いて、個体数の推計をしておりまして、平成26年度末時点では、丹沢山系における生息数の予測値は、4,289頭となっております。  ニホンザルにつきましては、現在、本市に生息しているニホンザルはおりませんが、伊勢原市に生息し、本市に侵入のおそれのある日向群のモニタリングを県が実施しております。  ツキノワグマにつきましては、平成24年度、県の調査時の数値として、推定40頭程度となっております。  その他の鳥獣に関しましては、県及び市では統計を取っていないため、個体数の把握はしておりません。  以上です。 300 ◯福森真司座長【60頁】 八尋分科員。 301 ◯八尋伸二分科員【60頁】 おおむね把握をされているということで、分かりました。  現在、農業従事者の年齢が高くなっているということもありまして、ICTを活用したわなシステムの運用では、設置や誤動作対応などで運用がスムーズではない状況があるとお聞きしました。鳥獣駆除を進めるには、里山の地権者や財産区、そして、農家の協力を得て、わなを仕掛けるフィールドの提供が必要なのではないかと考えているところですが、どのようにお考えでしょうか。 302 ◯福森真司座長【60頁】 農業振興課担当課長。 303 ◯農業振興課担当課長【60頁】 現在、わなによる駆除は、秦野市農業協同組合の捕獲許可申請に基づき、農業者が主な担い手となり、実施しております。  原則としまして、自己の所有する農地、または、所有地にわなを仕掛けることとなっております。その他河川等の緑地は、市が直接わな捕獲を実施することにより、市内全体をカバーしております。  分科員御提案のとおり、地権者の協力の下、フィールドの提供をしてもらい、その場所でわなを仕掛け、駆除を進めることは効果的と考えております。  一方、運用上管理できるわなの数にも限界がありますので、新たな担い手が必要になることや、銃器駆除を実施している場所に隣接する場合は、猟友会とも調整が必要となることから、今後、秦野市農業協同組合や猟友会も含め、調査研究してまいりたいと考えております。  以上です。 304 ◯福森真司座長【61頁】 八尋分科員。 305 ◯八尋伸二分科員【61頁】 ぜひ調査研究をしていただきたいと思います。  機器補助金、そして、体制の整備が非常に大事だなと私は思っています。わなを仕掛け、捕獲するフィールドを増やすことによりまして、先ほど他の分科員からも話が出ておりますが、ジビエの確保といったものにもつながっていくのかと思いますので、よろしくお願いをしまして、次に参りたいと思います。  各会計予算及び予算説明書の137ページ、田原ふるさと公園管理運営費で、質問をさせていただきます。  この施設は、農業振興課の所管で管理されている施設で、地場産の農作物を販売するなど、東地区の農業振興のランドマークという位置づけだと思いますが、予算資料には、「施設利用者アンケートや運営団体、地域住民を交えたワークショップにおける意見を踏まえ」とありますが、どのような結果が得られたのでしょうか。その中に、集客を目的とした意見は出ているのでしょうか。また、来訪者の推移などがありましたら、お聞かせください。 306 ◯福森真司座長【61頁】 農業振興課長。 307 ◯農業振興課長【61頁】 まず、施設利用者アンケートにつきましては、施設の来訪者に対して、令和元年10月に実施しております。この中で、田原ふるさと公園のよいところ、満足したこととして、直売所での野菜等の購入、おいしい食事どころ、園内周辺の自然環境のよさが挙げられており、これは田原ふるさと公園の強みであると捉えています。  一方で、施設を利用した中での不便や不満としまして、直売所やお土産の品数が不十分だった、園内が寂しい、施設が使いづらいといった意見が多くありました。  また、地域の方々とのワークショップは、令和2年度に3回開催しており、施設の事業実施3団体や地域住民を交えて実施しました。その結果、ハード面の施設改修として、直売所や食事どころを生かした集客力向上や、滞在時間の延長を図ることができる環境整備を求める意見を多くいただきました。
     その他、先月行った本市のウェブアンケートの結果では、田原ふるさと公園に何度も訪れたいと思えるようになるための改善点として、直売所の充実、食事どころの充実、ゆったり過ごすことができる空間の整備が上位の意見となりました。  これらを踏まえ、田原ふるさと公園の強みを生かしながら、ウイークポイントを補うための取組として、半屋外の販売休憩施設の整備は効果的であると考えております。  なお、来訪者については、直売所及び食事どころの来客者数で集計しておりますが、令和2年度が約5万4,000人、令和元年度が約6万6,000人であり、これは新型感染症により大きく落ち込んでいるものと考えております。  平成12年度の開設以来、おおむね年間8万人を超えて推移しておりましたが、平成29年度以降は8万人を下回っており、減少傾向にあることからも、田原ふるさと公園の魅力を向上させ、集客の増加を図るものです。  以上です。 308 ◯福森真司座長【62頁】 八尋分科員。 309 ◯八尋伸二分科員【62頁】 ありがとうございます。少しずつ来訪者も減っているという御回答だったと思います。  これは所管が異なるのかもしれないのですけれども、以前、私の一般質問で、源実朝公御首塚を活用した歴史観光スポットとするなどの情報提供をさせていただきました。今回の管理運営費には、その趣旨の予算というのは含まれているのでしょうか。 310 ◯福森真司座長【62頁】 農業振興課長。 311 ◯農業振興課長【62頁】 令和4年度予算においては、特に、周辺の歴史・文化資源を生かすための予算は計上しておりませんが、他の部署等で行うウオーキング等の中で、田原ふるさと公園にも立ち寄っていただくことで、来客者の増加につながっていくものと考えております。  以上です。 312 ◯福森真司座長【62頁】 八尋分科員。 313 ◯八尋伸二分科員【62頁】 ちょっと残念ではありますが、ぜひ連携していただければと思います。  今NHKで、「鎌倉殿の13人」という大河ドラマが放映されております。これは、何かしらコラボレーションするということを検討されたりしているのか、お考えをお聞かせください。 314 ◯福森真司座長【62頁】 農業振興課長。 315 ◯農業振興課長【62頁】 本市の観光協会では、大河ドラマを踏まえ、周辺の観光マップを作成しており、ふるさと伝承館でもこれを配布しております。その他、源実朝公御首塚や田原ふるさと公園にのぼりを設置する予定でおります。  田原ふるさと公園は、強みを持ちながらも、その強みを生かし切れていない面もございますが、大河ドラマをきっかけに、訪れていただく方々が増加すると見込まれますので、新たに魅力を知っていただけるチャンスだと捉えております。  また、令和3年6月第2回定例会の一般質問で、分科員から情報提供いただきました、源実朝公の高熱を下げたと言われている丹沢の水についてですが、田原ふるさと公園では、本市の地下水をくむことができますので、例えば、源実朝公の高熱を下げた水がくめる場所としてウオーキング等に活用することで、ストーリー性も生まれてくるのだと考えております。  今回の大河ドラマを契機に、今後、生涯学習課とも連携し、周辺の文化財等も生かした田原ふるさと公園の魅力向上に取り組んでまいります。  以上です。 316 ◯福森真司座長【63頁】 八尋分科員。 317 ◯八尋伸二分科員【63頁】 参考にしていただきまして、ありがとうございます。  これは要望ですけれども、2月17日金曜日、先月ですが、最後の将軍ということで、この大河ドラマの源実朝役を柿澤勇人氏が務めるという発表がされました。どのような内容が演じられるのか、繰り広げられるのかというのは、私も全く分からないので、注目をしていきたいと思っているのですけれども、先ほども御回答いただいたように、はだの歴史博物館などとぜひ連携をしていただきながら、少し落ち込んでいる来訪者を、コロナを吹き飛ばして、来ていただくような形にしていただければと思います。  次に、参ります。  各会計予算及び予算説明書137ページ、秦野落花生生産支援事業費で質問をさせていただきます。  この事業は、令和2年度の決算審査でも質問をさせていただいた内容です。これに変更はございますでしょうか。 318 ◯福森真司座長【63頁】 農業振興課担当課長。 319 ◯農業振興課担当課長【63頁】 事業内容の変更はございません。  以上です。 320 ◯福森真司座長【63頁】 八尋分科員。 321 ◯八尋伸二分科員【63頁】 いろいろ御答弁いただく形で予定をしていたのですけれども、質問を飛ばしていきたいと思いますが、この補助金は、耕作をすることに出していただいていると思うのですが、例えば、高額で販売されるジャンボ落花生おおまさりという品種ですが、これに特化して補助金を出すというお考えはないのでしょうか。 322 ◯福森真司座長【63頁】 農業振興課担当課長。 323 ◯農業振興課担当課長【63頁】 秦野市農業協同組合が集荷している品種は、改良半立や郷の香で、おおまさりやその他の品種は一部の農家のみが栽培し、直接業者に出荷しているものとなります。  おおまさりにつきましては、人気の品種ということもあり、秦野市農業協同組合がうでピーにできないか検討したことがあったようですが、産地から種の供給が不安定であったり、従来の品種より空さやになりやすいため、断念したとのことです。  分科員御指摘のとおり、収益の高い品種を栽培することは、農家所得を上げ、また、新たなブランド化、商品化を図ることができると考えておりますので、本市に適した品質につきまして、県や秦野市農業協同組合などの関係機関と協議していきたいと思います。  以上です。 324 ◯福森真司座長【64頁】 八尋分科員。 325 ◯八尋伸二分科員【64頁】 ぜひ検討をしていただきたいと思います。  千葉県の情報ですけれども、落花生の作付面積、収穫量ともに国内の約8割のシェアがあるということで、実は、現地の地方銀行と民間企業が連携しまして、民間企業が保有する製造、物流、そして、販売網を生かして、適正な相場による買取り補償を行うということで、生産に必要な収穫機、作業機械を生産者へ貸与したり、品質向上へのアドバイスの実施などを行うプロジェクトを実施しているという事業を探しました。  今、お答えいただいたとおり、高い値段で買取りを補償するというのは、よく今井分科員が言われていたように、高く売れるところにうまく流通を持っていく、そういった試みを金融機関だったり、物流機関が連携してやったほうが、落花生を作ることによって補助金を出すというよりも、非常にいいことなのではないかと思っておりますので、こちらにつきましても、ぜひ検討、研究していただけると助かります。  次に、参ります。  各会計予算及び予算説明書の143ページ、150、商店街店舗魅力アップ事業補助金ということで、多くの分科員の皆さんが質問をされました。  この事業は、「店舗の内外装改修に要する一部を補助するとともに、秦野商工会議所と連携した商店街の魅力づくりの事業を支援」と予算資料には書いてございますが、連携した事業というのは、具体的にどのような事業でしょうか。 326 ◯福森真司座長【64頁】 産業振興課長。 327 ◯産業振興課長【64頁】 商店街店舗魅力アップ事業における秦野商工会議所と連携した事業ということでございますが、先ほどもお答えいたしましたが、秦野商工会議所が実施しているはだのにぎわいランチフェスティバルという、商店街だけではなくて、いろんな店舗が参加して、いろんなところ回って特典があるという事業、それから、SNSを活用した店舗の魅力・情報発信事業、もう一つは、ジビエで秦野をPRしていこうという、ジビエに対する支援でございます。  以上でございます。 328 ◯福森真司座長【64頁】 八尋分科員。 329 ◯八尋伸二分科員【64頁】 失礼しました。重複していたようで、申し訳ありません。  要望させていただきますが、この事業につきましては、来年で終わりと、コロナが先に延びなければ終わりという形ですので、しっかりとはだのにぎわいランチフェスティバルやSNS、ジビエ、こういったものが後押しになって、これから先、どんどん自力で進んでいくような形にしていただけるといいのかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  各会計予算及び予算説明書の143ページ、170、商業デジタル化推進事業費について質問をさせていただきます。  今回この電子地域通貨に特化して質問しますが、地域経済の活性化として、私は働く世代について非常によい取組なんだろうなというように思います。  そこで質問をさせていただくんですけれども、導入により、地域経済の活性化は当然なんですけれども、それ以外にも得られるものっていうのはあるんでしょうか。 330 ◯福森真司座長【65頁】 産業振興課長。 331 ◯産業振興課長【65頁】 電子地域通貨導入における、経済活動以外の効果ということでございますが、電子地域通貨は地域経済の活性化だけでなく、付加する機能によって、様々な、地域課題の解決に活用できる可能性があると思っております。  先進自治体では地域活動や地域コミュニティーへの市民の参加、健康増進への参加を促進するため、行政ポイントを付与する取組などを実施しております。  付与する行政ポイントの原資は地域に再還元できるというものでございまして、電子地域通貨の大きな強みでございます。  そのほかにも、電子地域通貨を使って、施設使用料の支払いや、市税の納入ができる自治体もございまして、行政分野での活用も期待出来ます。  ここでちょっと他市のですね、ユニークな取組を御紹介させていただきますが、電子地域通貨のアプリ内にあります歩数計機能、万歩計みたいな機能を活用いたしまして、そのアプリのユーザー全員の歩数が目標に達したとき、この自治体はですね、月まで歩こうというような取組で、3億5,000万本ぐらい、だそうですが、それが達成したときには、子供食堂に地場産の食材を寄附するというようなイベントを実施した例がございます。  このイベントには多くの学生も参加したと聞いており、工夫次第で、地域の一体感が生まれるだけでなく、若い世代の地域活動への参加を促すことも、できるというふうに感じております。  またこの子供食堂への支援と組合せたことで、人としての豊かさの提供や、困ったときに助け合える地域社会づくりなどへの関心を高めるといった、地域経済の活性化だけでない様々な効果も得ることが出来ます。  そのようにですね、本市の状況やですね、特色にあった電子通貨の在り方を、新年度ではしっかりと協議することで、将来にわたり、地域経済の活性化もちろんのこと、市民生活の利便性の向上等に寄与するものを導入できるよう、しっかりと検討してまいりたいと、こういうふうに思ってます。  以上です。 332 ◯福森真司座長【65頁】 八尋分科員。 333 ◯八尋伸二分科員【65頁】 ありがとうございます。  検討によってはいろんなことができるという、ユニークな、電子通貨にぜひしていただきたいなというふうに思います。  地域通貨ですけれども、市外在住者、通勤されてくる方等々いらっしゃると思うのですが、この方々は利用できるんでしょうか。 334 ◯福森真司座長【66頁】 産業振興課長。 335 ◯産業振興課長【66頁】 市外在住、どういうような方の御利用ですが、多くの方に利用していただくことで、多くの資金を市内に循環させるということが目的です。  より地域経済の活性化が図れると考えていますので、市内在住者だけでなく、市外在住でも市内で仕事をされた方が、在学されている方にも利用できるようなものを想定しております。  また、本市に山登り、観光客等で訪れる方々にも活用してもらうということで、さらに市外の資金を市内に取り込み、それを市外に流出させないというようなこともお伝えされております。  実際に先進事例では、全国のセブンイレブンでチャージができるというようなシステムになってるんで、地元でチャージをして、それを秦野で使っていただくと。秦野で歩くことが多いので、ハイキングをすると、歩数計が上がっていくと、また畑に来ていただくというような取組ができるんではないかというように感じております。  以上です。 336 ◯福森真司座長【66頁】 八尋分科員。 337 ◯八尋伸二分科員【66頁】 ありがとうございます。どんどんもうかっていただければうれしいなというふうには思ってます。  先進事例ということで千葉県木更津市、これを参考にしていただいたと思うんですけれども、木更津市の人口が13万6,000人ぐらいだったというふうに思いますが、今、木更津市が昨年の10月時点の数字が出ておりましたが、1万9,000件、これを超えたという情報がございます。  秦野市の公式LINE、これは何人かというと登録は、先ほど調べたら2万597件、ということで、同じぐらいな感じかなというふうに思いますが、これを超えるようにですね、ぜひお願いをしたいなというように思います。  そして先ほども少し触れていただきましたが、自治会の活動とかにも、ぜひポイント、たくさん活動したり、加入がたくさんあった、そういったところには少し差別化をして、競争意識を持たせるっていう形ではないんですけれども、ポイントをアップしてあげるとか、そういった御検討もぜひお願いをしていただきたいというように思います。  この質問は終わり次に参ります。  各会計予算及び予算説明書の147ページ、観光事務費ということです。この事務費はどのような内容のものか、御説明ください。 338 ◯福森真司座長【66頁】 観光振興課長。 339 ◯観光振興課長【67頁】 観光事務費について、お答えいたします。  内容といたしましては、県内広域の観光振興や、本市をはじめとする近隣自治体共有の観光資源であります丹沢・大山の自然を保持し、宣伝するなど、必要な事務を円滑に行うため、各種協議会へ積極的に参加いたしまして、また、入り込み観光客数の調査におきまして、年間の観光客数及び消費額を調査しております。  この調査では、市内49か所の観光施設に対して、年間の利用者数や消費額の報告を依頼するとともに、県により指定された標準日には、市内9か所の主要な観光地点に調査員を配置いたしまして、観光客の状況ですとか、実質調査といったところを実施しているところです。  さらに、山小屋組合や鶴巻温泉組合など、観光関係団体への支援を行うほか、各種イベントでのチラシのデザインですとか、資料の送付準備など、担当職員の補助を目的といたしまして、会計年度任用職員を雇用いたしまして、それにかかる費用を予算計上しております。  この事業の目標でございますけれども、年間の観光客数としておりまして、令和4年度は、新型感染症の影響が出始めた令和元年度の値である、入り込み観光客数の447万人を目標としているところでございます。  以上でございます。 340 ◯福森真司座長【67頁】 八尋分科員。 341 ◯八尋伸二分科員【67頁】 ありがとうございます。ぜひ、447万人、達成してください。  この事業ですけれども、例年、実施されている内容だと思いますが、成果はどのようにはかっているのですか。今、447万人という話も出ましたが、そのほかにもあるのであれば、お聞かせください。 342 ◯福森真司座長【67頁】 観光振興課長。 343 ◯観光振興課長【67頁】 成果ということでございますけれども、各種協議会への参加や観光関係団体の支援につきまして、入り込み観光客数の調査におきまして、大倉、ヤビツ峠、鶴巻温泉のエリア別や飲食店、山小屋、宿泊レジャー施設など、こういったところに業種別に細分化いたしまして、入り込み調査を実施しております。  この調査結果を勘案いたしまして、翌年の事業に反映しているといったところでございます。  以上でございます。 344 ◯福森真司座長【67頁】 八尋分科員。 345 ◯八尋伸二分科員【67頁】 ありがとうございます。  この事業については、先ほど1問目のときに回答していただいた、チラシのデザイン、こういったものをしている人件費が主に入っているのだろうということで、聞き取りのほうではお話をお聞きしました。その方は、会計年度任用職員だということで、お聞きしております。  事務のほかに、チラシのデザインやロゴの作成などをされているということでは、ロゴのデザイン料は幾らぐらいで実際、市場ではされているのかということで、検索をしたところ、1つ当たり6万円から15万円程度ということで、かなり質の高い仕事をしていただいている、いわゆる専門職に近い仕事をしてもらっているのかなと思います。  今回、ここの中には人事課の方はいらっしゃいませんが、この会計年度任用職員の給料で、この仕事をたくさんしていくというのは、非常にいいことではないのかと思いますし、例えば、任用期間がかなり長くなれば、面接等で正規職員に採用されるとか、非常に専門的な仕事になってきたら、そういう対応をするとか、そういうことをぜひしていただかないと、この観光に携わる事務が回っていかないのではないかと思いますし、例えば、これを他の事業者に委託するとなると、期間とか、費用が倍以上になってしまうところがあると思いますので、ぜひ検討をしていただければとお願いをして、質問を終わります。  ありがとうございました。 346 ◯福森真司座長【68頁】 これで、八尋伸二分科員の質疑を終わります。
     次に、兼務員の質疑を行います。  佐藤文昭兼務員。 347 ◯佐藤文昭兼務員【68頁】 なし。 348 ◯福森真司座長【68頁】 質疑なしと認めます。  風間正子兼務員。 349 ◯風間正子兼務員【68頁】 2点ほどありますが、10分ということですので、よろしくお願いしたいと思います。  各会計予算及び予算説明書131ページ、リサイクル推進事業費について、お伺いいたしたいと思います。  ごみ収集の状況についてお伺いします。ごみ収集の場所については、また、新たな分譲アパートなどの新築に伴いまして、ごみの収集場所も増えていると思いますが、現在、市内に収集場所は何か所あるのか。また、その維持管理はどのように行われているのか、管理の状況についてどのように把握し、状態の悪い場所の改善を行っているのかどうか、お聞かせください。 350 ◯福森真司座長【68頁】 環境資源対策課長。 351 ◯環境資源対策課長【68頁】 ごみ収集場所の数、そして、維持管理の状況の把握、また、市の対応ということでございます。  ごみ収集場所の数ですけれども、現在、市内には、本年3月1日時点で、4,226か所のごみ収集場所がございます。  また、ごみ収集場所の維持管理につきましては、それを利用される市民の皆様にお願いをしているところでございます。  自治会におきましては、廃棄物減量等推進員及びリサイクル指導員を設置していただきまして、ごみの減量、資源化の推進に取り組んでいただいているところでございます。  ごみ収集場所の維持管理の状況につきましては、管理状態の悪い収集場所について御連絡をいただくことがございます。収集の際に、違反ごみが出されているときには、貼り紙をするなどして注意をしておりますが、中には、そのごみの中から、ルール違反をされた方が分かるようなものが出てくることがあります。その際には、直接その方に指導することによって、適正に利用されるように対応をしているところでございます。  以上です。 352 ◯福森真司座長【69頁】 風間兼務員。 353 ◯風間正子兼務員【69頁】 ありがとうございます。  管理状態の悪い箇所については、出す人のマナーの問題ですので、引き続き、根気よく指導されるようお願いしたいと思います。  また、一方で、収集場所の維持管理につきましても、ごみ出しのマナーが徹底されずに、猫やカラスによる被害を防ぐための工夫なども、マナーの向上や常にきれいにするための努力をされている場所もあります。このような管理が徹底されている場所については、例えば、優良ごみ収集場所のような表彰を行うこと、また、広く周知することで、正しいごみのマナーや管理方法が広がっていくと思うのですが、いかがでしょうか。  県内でも、横浜市では、磯子区などでこのような制度を設けているところがありますが、本市でもごみの収集場所にこのような表彰制度を設けたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 354 ◯福森真司座長【69頁】 環境資源対策課長。 355 ◯環境資源対策課長【69頁】 ごみの収集場所の表彰制度ということでございます。  現在、ごみ収集場所の維持管理における優れた取組、こういったものにつきましては、廃棄物減量等推進員及び自治会長を対象といたしました、廃棄物減量等推進活動説明会におきまして、ごみ収集場所を清潔に維持管理している取組などを紹介し、日頃、苦労されている点ですとか、活動に当たってのポイントなどをスライドを交えながら、事例発表をしていただくことで、他のごみ収集場所の取組の参考となるように周知を行ってございます。  また、広報はだの特集号ですとか、自治会に全戸配布しておりますごみ減量通信でも、維持管理の優れたごみ収集場所の取組を紹介しておりまして、このような取組が多くのごみ収集場所に波及するよう、周知を図っているところでございます。  御提案の表彰制度につきましては、現在、取り組んでおります事例発表ですとか、広報活動による周知に加えまして、実際に取り組んでいられる自治会の皆様の声を聞きながら、多くのごみ収集場所がきれいな形で維持管理されるよう、御提案いただきました横浜市磯子区の事例なども研究しながら、引き続き、研究を続けていきたいと考えております。  以上です。 356 ◯福森真司座長【70頁】 風間兼務員。 357 ◯風間正子兼務員【70頁】 ありがとうございます。  秦野市も今、1施設になるということで、前倒しでやろうとしているところですので、必ずごみってリバウンドするのですよね。ですから、心配なので、できれば、こういうことで励みになるように、出しては駄目ということではなくて、励みになるようなものも1つ必要かなと思いましたので、質問させていただきました。  ありがとうございました。  もう一つ、各会計予算及び予算説明書の145ページ、予算資料24ページ、花のある観光地づくり推進事業費についてお伺いしたいと思いますが、令和4年度では、遊休農地にさらに栽培地を拡大していくということが出ておりましたが、現在の状況、また、拡充はどのようにされるのか、時間がないので、短くお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 358 ◯福森真司座長【70頁】 観光振興課長。 359 ◯観光振興課長【70頁】 栽培地の状況ということで、お答えいたします。  本事業は、ハイキングコース沿いの遊休農地等に花を背景とした美しい自然環境を創出することで、市外からの誘客を図るとともに、市民に安らぎの場を提供することを目的に実施しております。  事業内容といたしまして、本年度は、震生湖をはじめ、田原ふるさと公園周辺、頭高山、蓑毛、水無川の平和橋上流など、9か所において地権者や団体と委託契約を締結いたしまして、春は菜の花やポピー、それから、夏から秋にかけては、ヒマワリやコスモスを咲かせております。  栽培地の延べ面積でございますけれども、ここ数年では、平成30年度が3万6,584平方メートル、令和元年度が3万1,775平方メートル、令和2年度が3万862平方メートル、本年度は3万4,081平方メートルを栽培しておりまして、おおむね3万平方メートル以上を推移しているところでございます。  面積の拡充につきまして、令和4年度は、ハイキングコースとして人気のある秦野駅南口から震生湖、頭高山へと続くルート沿いにおいて、既存の栽培地に加えて、新たな栽培地の候補となる土地の地権者に働きかけ、栽培地の拡充を図りたいと考えております。  震生湖につきましては、令和5年に誕生から100年を迎えますので、栽培地の拡充に向けて、周辺の地権者に御理解と御協力をお願いいたしまして、訪れた方に花による景色を楽しんでいただけるといったおもてなしを提供いたしまして、100周年を契機に、一層の誘客が図れるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 360 ◯福森真司座長【71頁】 風間兼務員。 361 ◯風間正子兼務員【71頁】 ありがとうございます。  年度に分けて、新規の委託先を探すということのようですね。大変これは難しいなと思いました。というのは、お花というのは、一帯で見られる。国営ひたち海浜公園もそうですね。これは松田町のコキアの里ですが、先日は八重桜ということで、松田町に行ってきましたけれども、やはり一帯で見えるというところがお花の魅力ではないかと思うので、そういうときに、部分的に本当にお借りできる、できないとなったら、それはなかなか難しいのではないか。  例えば、それを計画的に、面積を3,000平方メートルで、その実態を市としてお借りする。そのためには、5年とか10年かかりますよ。お花というのは、そういうものですよ。ですから、そういう計画を立てないと、場当たり的に、毎年ここにあって、ここに作ってというのは、お花としてどうなのだろうということを感じますので、全体をもう一回見直してください、お花をやるために。  例えば、これがいいかどうか分かりませんが、この前、歩いていたら、県立秦野戸川公園に市の未利用地もいろいろあるではないですか。そういうところなども活用できないか。農地のみではなくて、そういうことを考えることが大切なところだと思いますので、答えは要りませんけれども、未利用地を使っていくということも、こうやって一帯で見られるというのはすばらしいと思うのですね。ですから、できたら、お花は、秦野市のどこかいい傾斜で、一帯的に見られるような場所があったら、最高にいい、お客様がお見えになるのではないかと思います。  また、これから、表丹沢魅力づくり構想で歩きますので、そういうところがところどころに春夏秋冬あったとしたら、やっぱりお客さんを呼べるいいチャンスではないかと私は考えますので、そういう意味で、一帯に広がるお花畑のインパクト、そういうものをぜひ考えていただいて、これからの花のある観光をぜひ成功させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  もう1点、要望があります。  先ほどから地産地消の木材の活用ということで、森林資源の活用ということがございますが、そこで働く人が足りません。今回、職員で1人だけ入ったと言っていましたが、ここは重要な場所ですので、ぜひ内田副市長、人を増やしてください。そして、この秦野市の森林をぜひ売ってください。いい材木ができてくるのであれば、それをPRしない方法はありませんので、ぜひそこに人をつけていただくよう要望して、終わりにいたします。  ありがとうございました。 362 ◯福森真司座長【72頁】 これで、風間正子兼務員の質疑を終わります。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 363 ◯福森真司座長【72頁】 質疑なしと認めます。  以上で、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後 2時07分 休憩              ─────────────               午後 2時10分 再開 364 ◯福森真司座長【72頁】 再開します。  次に、都市部及び建設部に対する質疑を行います。  お諮りします。審査の参考とするため、所管外の説明員として、総合政策課長の出席を求めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 365 ◯福森真司座長【72頁】 御異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  暫時休憩いたします。               午後 2時11分 休憩              ─────────────               午後 2時11分 再開 366 ◯福森真司座長【72頁】 再開します。  執行部の概要説明を求めます。  都市部長。 367 ◯都市部長【72頁】 本日はよろしくお願いいたします。  それでは、都市部、建設部の令和4年度予算の概要につきまして、私から一括して御説明いたします。  各会計予算及び予算説明書146ページからの土木費について御説明いたします。土木費の予算額は60億389万7,000円で、前年度に対し、2億2,711万3,000円の減額となっております。  まず、147ページ、土木総務費の事業コード010、土木管理業務費では、市道を適正に維持管理していくため、令和4年度から移管が始まる新東名高速道路の整備により、築造された道路を含む市道の認定、変更、道路台帳の更新及び地籍調査を行うとともに、道路管理システムを活用した窓口業務の電子化の拡充に取り組み、業務の効率化、市民サービスの向上を推進します。また、秦野駅北口周辺のにぎわい創造のため、県が進める県道705号の拡幅事業への協力支援を行います。  050、公共建築維持保全業務費では、設置から30年を超え、老朽化している公共施設のエレベーターをリニューアルするための調査を行います。  次に、151ページ、道路維持費の事業コード010、市道維持補修費では、市道6号線ほか27路線、延長3,815メートルの舗装打ち換えなどを行います。  020、交通安全施設整備費では、通学路安全対策事業として、市道59号線ほか7路線、延長約1,733メートルのグリーンベルト整備などのほか、市道71号線の用地補償などを行います。  050、国庫関連歩道設置事業費では、市道9号線の用地補償を行います。  060、はだの桜並木魅力向上事業費では、市道23号線及びみずなし川緑地の樹木の点検診断を基に、剪定や植え替えなどを行い、桜並木の魅力向上に努めます。  同じページ、道路新設改良費の事業コード010、市道改良事業費では、市道75号線ほか4路線、延長約400メートルの改良工事を行います。  次に、153ページの事業コード020、国庫関連市道改良事業費では、曽屋一丁目4号線と県道705号との交差点及び市道14線の水無瀬橋南側交差点の改良工事のほか、通学路安全対策事業として、市道菩提32号線の改良工事を進めます。  030、秦野丹沢SA関連道路施設等整備事業費では、戸川地区周辺における(仮称)戸川堀山下線及び矢坪沢の整備に向けた測量及び詳細設計等を行います。また、新東名高速道路の周辺道路を活用するため、市道1号線と2号線を結ぶ側道の整備工事を中日本高速道路株式会社へ委託するほか、市道3号線と53号線との交差点の改良事業を行います。  同じページ、橋りょう維持費の事業コード020、橋りょう長寿命化・耐震化事業費では、引き続き、南矢名陸橋の修繕、耐震補強のほか、3橋の修繕工事を行います。  次に、155ページ、河川維持費の事業コード010、雨水排水施設等管理事業費では、堀水路の暗渠上部にある廃棄物の撤去や上流部の補修工事などを行います。  同じページ、河川改良費の事業コード010、河川改修事業費では、浸食による法面崩壊への対応や未然防止のため、準用河川室川の護岸整備を行います。  次に、同じページ、都市計画総務費の事業コード030、都市計画策定事務費では、新市街地ゾーンにおける市街化区域編入や、(仮称)戸川堀山下線の都市計画手続を進めるとともに、都市計画基礎調査等を行います。  040、開発行為等事務費では、ポストコロナに対応した行政サービスの実現に向けて、開発区域台帳の電子化を進めます。  050の002、建築物耐震改修等補助事業費では、旧耐震基準の既存建築物に対する補助制度を継続して行い、耐震化の促進を図ります。  070、公共交通推進事業費では、新型コロナウイルス感染症により、利用者が減少している乗合タクシー等の運行を支援するとともに、公共交通の利用促進を図ります。  土地区画整理費の事業コード010、秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業費では、仮換地指定に基づく建築物等の補償調査を行うとともに、移転補償、街路築造及び宅地造成工事などを行います。  020、インター周辺整備事業費では、戸川地区及び西大竹地区における土地区画整理準備組合を支援し、組合土地区画整理事業の事業化を促進します。  次に、159ページ、公園費の事業コード030、都市公園長寿命化事業費では、国の交付金を活用し、むろまち公園ほか、7公園の遊具の改修工事などを行います。  040、NITTANパークおおね(おおね公園)管理運営費では、老朽化が進むスケーティング場の改修工事を行います。  060、カルチャーパーク施設管理費では、メタックス体育館はだののサブアリーナなどの音響設備装置の更新及び陸上競技場の公益財団法人日本陸上競技連盟の第3種公認継続に向けた改修工事を行います。  なお、カルチャーパーク及びおおね公園については、4月1日から指定管理者制度へ導入します。  次に、161ページ、住宅政策費の事業コード010、空家等対策事業費では、空家等の適正管理に関する条例に基づく処置を行うとともに、新たな補助制度を設け、所有者による適正管理及び活用を促進します。  020、移住定住促進事業費では、新たに住宅を取得する若者世帯等への補助制度を設けるとともに、移住希望者に対する情報提供や相談対応等を行います。  以上、都市部及び建設部が所管しております令和4年度予算の概要を御説明いたしました。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。 368 ◯福森真司座長【74頁】 執行部の説明は終わりました。
     これより質疑に入るのでありますが、議事の整理上、区分して行います。  まず、都市部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。  吉村慶一分科委員。 369 ◯吉村慶一分科員【74頁】 1点伺います。各会計予算及び予算説明書161ページ、1の030、ミライエ秦野維持管理費についてですが、この費目の中に外壁改修工事費が入っておりますが、その金額と、ミライエ秦野供用後の時間と、それから、外壁工事をやらなければいけない原因についてお伺いします。 370 ◯福森真司座長【74頁】 暫時休憩します。               午後 2時22分 休憩              ─────────────               午後 2時22分 再開 371 ◯福森真司座長【74頁】 再開します。  公共建築課長。 372 ◯公共建築課長【74頁】 貴重なお時間をいただきまして、すみませんでした。  まず、5年目で工事をするような話になっているところでございますけれども、通常使用される塗料の膨れが生じてしまったところが現れております。外壁改修工事で通常利用される塗料の耐用年数としましては、通常5年から20年と言われておりますが、劣化が始まるものも少なからずございまして、施工後数年で部分的に不具合が出てくるものの例もございます。工事に伴い、足場をかけて原因調査を行い、再発防止に努めてまいりたいと思っております。  また、御質問の内容で、工事監理の不手際というところにつきましては……              〔「そんなこと聞いてないよ。金額を聞いたんだ。             金額を聞いたの」と呼ぶ者あり〕 373 ◯福森真司座長【75頁】 交通住宅課長。 374 ◯交通住宅課長【75頁】 申し訳ありません。ミライエ秦野の来年度予算、外壁工事の工事費でございますが、1,190万7,000円を計上してございます。  以上でございます。 375 ◯福森真司座長【75頁】 吉村分科員。 376 ◯吉村慶一分科員【75頁】 原因がよく分からないと事前に私は説明を受けましたが、そうだとすると、やはりこれ、今日見てきましたけれども、異様な膨れようで、まず専門家に事前に診断をしてもらって、その後、事業者の選定に当たってはプロポーザル方式を採用したほうがいいのではないかと私は思ったんですが、いかがですか。 377 ◯福森真司座長【75頁】 公共建築課長。 378 ◯公共建築課長【75頁】 事前に専門家ということの中で、塗装業者の方、また、塗料メーカーの方に症状を見ていただいております。それらの見解につきましては、水の回り込みといったものの可能性が高いということのお話をいただきましたけれども、まだ現在では特定はされておりません。  したがいまして、今回の膨れの原因が特定されていない中では、なかなかこれという断定もできませんので、今後の工事に合わせて、足場をかけてしっかり調査を行って、原因究明を進めて、再発防止に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 379 ◯福森真司座長【75頁】 吉村分科員。 380 ◯吉村慶一分科員【75頁】 これは、そうすると工事事業者を入札で決めてしまうということですよね。入札で一番安い値段を入れた事業者が必ず直せるという保証はあるんですか。それで、それがまた5年でこんなふうにならない保証というのはあるんですか。 381 ◯福森真司座長【75頁】 公共建築課長。 382 ◯公共建築課長【75頁】 なかなか保証というのは難しいところがございます。防水工事というのは、これといった原因が確定できないところが非常に多いもので、先ほども申し上げたとおり、足場をかけてしっかり調査をしていくという形を考えております。  また、再度こういった形にならないようにということであれば、現在使っている塗料ですとか、施工方法、施工要領の内容につきまして、見直しをしてまいりたいという形で考えております。  以上です。 383 ◯福森真司座長【76頁】 吉村分科員。 384 ◯吉村慶一分科員【76頁】 だから、そういう技術的な側面があるときの事業者の選定の方法がプロポーザル方式でしょう。現場を見てもらって、私だったらこういうやり方でこうしますよというのをそれぞれから出してもらう方法が一番適していると思うのですよ。これは答弁を求めても出ないと思いますから、ただ単に値段だけの入札というのは、今回は適さないと思いますよ。  それと、最初に、5年前に改修工事をやったときのやり方が、本体内部の改修、外壁改修、機械工事、電気工事、外構工事と分離発注でやっていて、施工管理も専門の設計会社に頼まずに、市の職員が直接やったと。私、一級建築士に聞いてみましたけれども、そんなことを引き受ける一級建築士はいないよと。そういうのは、一級建築士だって、プロの設計士だって嫌だよという中身だそうですが、そのときのやり方がまずかったのではないかと私は思うんですけれども、いかがでしょう。 385 ◯福森真司座長【76頁】 公共建築課長。 386 ◯公共建築課長【76頁】 工事監理の委託を発注すべきだったのではないかというお話ですが、今回のミライエ秦野の改修につきましては、内部改修、外壁改修、屋上防水、通常直営で工事監理をしている内容の組合せでございまして、確かに金額的には大きな工事ではございましたが、直営での監理は可能と判断し、委託はしなかったという形のものでございます。  以上です。 387 ◯福森真司座長【76頁】 吉村分科員。 388 ◯吉村慶一分科員【76頁】 その結果がこういうふうに、この外壁工事は、当初4,000万円ぐらいですよね。その4分の1にも当たるのが5年でまたやらなければならない。今日私は見に行ったのですけれども、今回発注される反対側の西面の5階分ぐらいのところにも、もう既に膨れてしまっている跡が見えるけれども、あれはどうされますか。 389 ◯福森真司座長【76頁】 公共建築課長。 390 ◯公共建築課長【76頁】 今お話しのとおり、西面にも一部現れているところがございます。こちらにつきましても、足場のかけかた等を考えた中で、改修をしていきたいと考えてございます。  以上です。 391 ◯福森真司座長【76頁】 吉村分科員。 392 ◯吉村慶一分科員【76頁】 それは今回の一千百何十万円の中に入っているのですか。 393 ◯福森真司座長【76頁】 公共建築課長。 394 ◯公共建築課長【77頁】 そこの部分も含まれてございます。  以上です。 395 ◯福森真司座長【77頁】 吉村分科員。 396 ◯吉村慶一分科員【77頁】 では、今回もうほぼ全体というか、足場としては、あの周り全部組むだけの予算が入っているということですか。 397 ◯福森真司座長【77頁】 公共建築課長。 398 ◯公共建築課長【77頁】 まず、東側の部分につきましては、屋外階段部分になりますけども、そこの部分は含まれてございます。  また、今、分科員お話しいただきました西側の部分につきましては、棚足場等を考えた中で、その部分の金額を考慮してございます。  以上です。 399 ◯福森真司座長【77頁】 吉村分科員。 400 ◯吉村慶一分科員【77頁】 通常分離発注で、職員がじかに施工監理するということをやってきたということですけれども、今回のこの件を例として、きちっと総括して報告書を出してもらいたいのですが、いかがでしょうか。 401 ◯福森真司座長【77頁】 公共建築課長。 402 ◯公共建築課長【77頁】 まず、現時点で原因が特定されていない中でなかなか難しいところがございますけども、今回の工事につきまして、報告書というお話ですが、そこにつきましては、内部のほうで検討した形で対応していきたいという形で考えてございます。  以上です。 403 ◯福森真司座長【77頁】 吉村分科員。 404 ◯吉村慶一分科員【77頁】 5年で当初の施工費の4分の1の工事をやり直さなければいけないという状況なのですよ。都市部長、こういうのは必ず後に一つの歴史を残さなければいけませんから、きちっとした報告書を出してもらいたいのですけれども、いかがですか。 405 ◯福森真司座長【77頁】 都市部長。 406 ◯都市部長【77頁】 ただいま所管の課長から御説明させていただいたように、まだ原因につきましては分からない状況ですので、来年度の工事を発注する前にも、いろいろな業者に話を聞きながら、想定されるような事象、原因等をしっかり聞き取りをしながら、その原因究明というのもやっていきたいと思っています。  それに合わせて、それに対応する施工方法を、その発注も含めて、検討していきたいと思いますけれども、その中で報告すべきような、しっかりした報告書にまとめる必要があれば、その時点で検討はしていきたいと思っております。  以上でございます。 407 ◯福森真司座長【77頁】 吉村分科員。 408 ◯吉村慶一分科員【77頁】 私は一議員として、ぜひ読みたい。あなたがつくらないなら、私がつくろうと思いますから、ぜひつくってください。  終わります。 409 ◯福森真司座長【78頁】 これで、吉村慶一分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 410 ◯古木勝久分科員【78頁】 なし。 411 ◯福森真司座長【78頁】 暫時休憩します。               午後 2時31分 休憩              ─────────────               午後 2時46分 再開 412 ◯福森真司座長【78頁】 再開します。  今井実分科員。 413 ◯今井実分科員【78頁】 よろしくお願いします。  午前中も申し上げればよかったのですけども、やはり私も質問項目が多いもので、全部質問できないかもしれません。よろしくお願いしたいと思います。  まず最初、ちょっとやりづらいのですけども、各会計予算及び予算説明書147ページ、公共建築維持保全事業費でございます。予算的には、大分増額になっております。149万7,000円から900万8,000円ですか。その要因あるいは内容について、あるいは劣化度調査という文言も載っていますけれども、これはどういったものか。 414 ◯福森真司座長【78頁】 公共建築課長。 415 ◯公共建築課長【78頁】 まず、その要因というお話でございますけども、事業費内訳としましては、旅費が9,000円、消耗品などの需要費が4万3,000円、委託費がシステム運用管理委託業務費ということで145万6,000円、劣化度調査委託費が750万円となります。総額で900万8,000円となります。  つまり、昨年度と比較しまして、新たに実施する劣化度調査の委託料が増額の要因でございます。  劣化度調査などの内容につきましては、設置後30年を経過している4つの施設、こちらは本庁舎、ミライエ秦野、図書館、鶴巻公民館、この4つの施設についておりますエレベーターを対象に劣化度調査をして、最適な更新手法と更新の優先順位の検討を行ってまいりたいと思っております。  以上です。 416 ◯福森真司座長【78頁】 今井実分科員。 417 ◯今井実分科員【78頁】 劣化度調査をやっていて、これはエレベーター4基だそうですけれども、総額900万円かかる。大変かかるものだなと。この劣化度調査というのは、エレベーターだけではなくて、要は、公共施設全てに劣化度調査はきちっとやっているという理解でよろしいのでしょうか。 418 ◯福森真司座長【78頁】 公共建築課長。 419 ◯公共建築課長【79頁】 劣化度調査につきましては、名称的にも、以前、コンクリートの劣化度調査ということでやらせていただきましたけれども、こちらのほうの劣化度につきましては、通常耐用年数等を迎えているようなエレベーターですとか、保全計画を立てる中で必要になったコンクリート、こういったものを劣化度調査ということで、一律同じ名称でやらせていただいております。  以上です。 420 ◯福森真司座長【79頁】 今井分科員。 421 ◯今井実分科員【79頁】 先ほどの吉村分科員の質問も大変な質問だったのですけども、ここにいろいろ書いてありまして、保全計画、管理手法、あるいは庁内でのそういった情報の共有化、あるいは適切に保全していくための体制づくりなどという文言が書いてあるのですが、こういった取組はどのようにされているのですか。 422 ◯福森真司座長【79頁】 公共建築課長。 423 ◯公共建築課長【79頁】 現在、公共建築課では、システムを活用した公共施設の維持管理を推進しておりますが、保全計画の進捗管理につきましては、システム内において、保全計画の基礎資料となる来年度に実施する工事の内容や、見送られてしまった工事の内容など時点修正を行い、最新の情報に修正していく進捗管理を行ってございます。  また、管理手法につきましては、公共施設を適切に管理するため、施設を管理する部署と連携方法など、この辺の検討を行っていくものでございます。  庁内の情報の共有化につきましては、システム内に公共施設保全計画の対象である86の施設の保全情報のデータや維持補修計画が入力されております。そのシステムは、昨年の8月から、庁内の職員個人用のパソコンで閲覧できるようになってございます。庁内での情報共有は構築ができてございます。  今後につきましては、共有できる情報の充実を図り、施設所管課の協力を得ながら、システムの有効活用をし、全庁的な共通認識の下で、公共施設の老朽化対策に取り組んでいく体制としていきたいと考えてございます。  以上です。 424 ◯福森真司座長【79頁】 今井分科員。 425 ◯今井実分科員【79頁】 システムですとか、いろいろ情報の共有をされているということですけれども、自分の場合は、秦野市鶴巻温泉弘法の里湯で言わせてもらえば、先ほど言いましたように、とにかくやたら修繕が多い。直近でいうと、昨年の夏、お休みになりました。そのときはたしか水回りか何かの修繕だという話ですね。この間お休みになったのは、入り口の受付とかげた箱を直すと。例えば、こういうのを一緒にはなぜできないのかなと思ったりもするのですよ。だから、こういうデータですとか保全情報をみんなで共有しているとかといろいろ言われるのですが、実際、そういうのが本当に機能しているのかなというのがすごく疑問に思うのです。そういうのを一緒にやればできるじゃないという感じがするわけですよ。だから、去年の夏に休んだときなども、トイレの水回りとか、お風呂の水回りとかをやっているから、周りは変わらないわけですね。そうすると、地元の皆さんは何かと思うと、再オープンしたときに、1か月も休んでいるならもっとこの辺をきれいにしたり、ガラスを磨いたりなんかできないのかとか、いろいろな意見が出るわけですよ。  だから、やはり1か月あるいは2か月休むのはしようがないと思うんですよね。それは定期的に何年かに1回とか、そのときにできるだけ効率的にやる。そういったためのデータ収集だとか、情報の共有だとか、そういうのが必要だと思うのですけれども、その辺についてはどのようにお考えですか。 426 ◯福森真司座長【80頁】 公共建築課長。
    427 ◯公共建築課長【80頁】 今、お話しいただきましたように、確かに工事を行うということは、各施設利用者の方にも大変な御迷惑をおかけしますので、そういった情報の共有は図ってまいりたいと思っております。  以上です。 428 ◯福森真司座長【80頁】 今井分科員。 429 ◯今井実分科員【80頁】 せっかくそういったいろんな情報ですとか、データですとか、システムをおつくりになっているわけですから、それが実際機能を果たすように、ぜひ活用を図っていただいて、無駄のない公共施設の維持管理に努めていただければありがたいと思います。  この質問は終わります。  次に、各会計予算及び予算説明書157ページ、インター周辺整備事業費でございます。  これは、予算が1,752万9,000円から111万9,000円とかなり減額になっていますが、その要因等について、お聞きいたします。 430 ◯福森真司座長【80頁】 都市整備課長。 431 ◯都市整備課長【80頁】 本市ではこれまで秦野市戸川土地区画整理準備組合への技術支援の一環として、委託業務を発注してきました。昨年末、業務代行予定者が決定され、来年度から本格的に補償調査や換地設計などについて業務代行予定者が実施することになったため、予算が減額となったものです。  以上になります。 432 ◯福森真司座長【80頁】 今井分科員。 433 ◯今井実分科員【80頁】 業務代行予定者が決まったので、それで予算が減りましたという話でございます。そうは言っても、今後、市としても引き続き、早期の事業化に向けて、準備組合を支援していくとおっしゃっているわけでございます。  そこでお伺いしますけれども、支援していくとは言っても、正直、組合の設立が遅れているのも同意率がなかなか上がらないといった状況があります。このインター周辺整備というのは、やはり時間との勝負だと思っていまして、新東名高速道路も御存じのように、この4月16日にオープンするタイミングで、本来であれば、きちっと形になっている、あるいは、きちっとそういう姿が見えているような状況でなければいけないと思うのですけども、これで遅れてしまった要因ですとか、この事業の遅れについて、担当課としてはどのように思っていらっしゃいますか。 434 ◯福森真司座長【81頁】 都市整備課長。 435 ◯都市整備課長【81頁】 事業の遅れについてですが、主に住宅権利者から仮同意がいただけていない状況となっております。大手飲料メーカー進出案における住宅移転問題に端を発していると考えております。  住宅移転対象者に対する事前調整不足により、事務局である本市を含む準備組合に不信感を抱いているため、合意形成に時間を要しており、このことが事業の遅れにつながっていると考えています。  また、仮同意率については、土地区画整理事業を進めるために必要となる3分の2以上になかなか達しなかったこともあり、関係機関との協議調整に遅れが生じている状況となっております。  今後は、業務代行予定者が当事業に参画し、補償内容などについても、各権利者と個別、具体協議調整ができることから、合意形成が進むことを期待しております。  準備組合を支援する市としましても、準備組合、業務代行予定者と三位一体となって、しっかりと協力して、取り組んでまいります。  以上です。 436 ◯福森真司座長【81頁】 今井分科員。 437 ◯今井実分科員【81頁】 とにかく御苦労をされていることは、私は承知しているのです。承知はしているのですけれども、やはり、なかなか進まないというか、行ったり来たりというか、そういう状況が長く続きますと、だんだんお互いに不信感が増してくるような状況になってしまうのか。よく私の会派で言っていたのですけれども、あんまり長引くと、賛成している人だって反対に回ってしまうのではないかみたいな、やはりある程度、スピード感を持って進めなければいけないと思っています。  この事業がうまくいくかどうかというのは、本当に我が秦野市にとって大変大きな転換点。市長も言いますように、新東名高速道路の最大活用ということをおっしゃっています。大変なダメージを与える事業であると思っていますけども、今後の進み具合、今年度、準備組合というか、業務代行予定者が決まったということなので、少しはペースが上がるのかなと思ったりもしています。  それから、聞くところによると、大変反対をされていた人の中にも、賛成に回るような人が出てきたという話も聞いていまして、大分雰囲気も変わってきたのかなと思うところでありますので、ぜひともそういうチャンスを捉えて、少しでも早く同意率を上げていただいて、事業の進捗を図っていただきたいのですが、その辺はいかがでしょうか。 438 ◯福森真司座長【82頁】 都市整備課長。 439 ◯都市整備課長【82頁】 まず同意率を上げることが、事業を進めるために第一に優先することだと考えております。本市としましても、その事業の遅れを少しでも取り戻せるよう、準備組合としっかり連携を図って取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 440 ◯福森真司座長【82頁】 今井分科員。 441 ◯今井実分科員【82頁】 いずれにしましても、大反対されていた方が賛成に回ったという話もありますので、ぜひそういった人の力も借りて、反対されていた人に何とか御理解をいただいて、曲っていたへそが戻るように、少しでも早く、多分劇的に変わる可能性もありますので、御努力をお願いしたいと思います。  この質問はこれで終わります。  続きまして、移住定住促進事業費のところを少しお聞きしたいと思います。これ新規の事業のようでございますけどもこの取組内容、または事業に取り組むに当たりまして、移住定住、どの程度のものを想定されて事業を始められるのかお伺いします。 442 ◯福森真司座長【82頁】 総合政策課長。 443 ◯総合政策課長【82頁】 この新規事業のはだの丹沢ライフ応援事業につきましては、総合政策課が主体となって制度設計をしておりますので、私からお答えいたします。取組内容ですが、40歳以下の世代につきまして、戸建て住宅やマンションを購入したときに、基礎額として20万円、そして、市外からの転入、子育て、結婚5年以内などの加算要件を加えると最大60万円助成するというもので、本市への移住定住を誘導するものです。年齢要件の考え方としましては、将来にわたって担税力がある世代としております。  なお、秦野市空家バンク登録物件やさと地共生住宅の購入の場合は、地域コミュニティーの維持を最優先に考えまして、そちらは年齢要件を外したいと考えております。次に想定している件数でございますが、令和2年の実績に、コロナ禍による動きや、本事業の効果を踏まえて、予算としては274件分を計上しております。  以上です。 444 ◯福森真司座長【82頁】 今井分科員。 445 ◯今井実分科員【82頁】 分かりました。担税力ある世代、若い世代でという、お気持ちはよくわかります。お気持ちはよく分かるのですけども、うちだけがこういう事業に取り組んでいるわけじゃなくていろんな町、いろんな市でおやりになっていると思います。最近では厚木市が住みたいまちのナンバーワンとかって話もあります。  なんか最近不景気になって鶴巻、秦野あたりまでが通勤圏じゃなくて、厚木あたりが限界だなって話もあるので、余計そういう状況かなと思ったりもするのですけども、そういった意味でこういう取組のですね、情報提供ですとか、あるいは相談対応に対する取組なんかはどのようにお考えになっていますか。 446 ◯福森真司座長【83頁】 総合政策課長。 447 ◯総合政策課長【83頁】 まず、情報提供につきましては、現在、A5版で12ページで構成する、移住定住ガイドブックを作成しております。  これを市内観光施設や、小田急線各駅への配架、そして、東京都千代田区有楽町にあるふるさと回帰支援センターなども活用して、PRに努めたいと考えております。  また、都心部のタウン誌などへの掲載もし、多くの方に御覧いただきたいと思います。  次に、相談対応ですが、これまで、移住定住に特化した窓口はなく、住まいだけでなく、子育て施策や教育環境なども含めた全般的な相談を総合政策が受けておりました。  しかし、コロナ禍になり、自然環境に恵まれた住まいへの関心が高まり、相談件数も増えてきましたので、この事業の創設に併せ、交通住宅課の体制を強化し、一本化したいというように考えております。  今後は、ミライエ秦野や、移住お試し住宅などの施策とあわせて、住まいに関するワンストップ相談体制を整えてということになるとなります。  以上でございます。 448 ◯福森真司座長【83頁】 今井分科員。 449 ◯今井実分科員【83頁】 これからは組織を一本化して、強化をしてワンストップ体制で相談体制を整えるという御答弁でございました。  ぜひ、そういった取組を進めていただきたいなと思うのですが、今コロナが最中でございまして、そういう中で、地方分散の流れみたいな、そういう話も出てますけども、コロナ禍におけるですね、社会状況、あるいはまた、移住定住のニーズ、このまま進むものなのか、どういうように考えておられますか。 450 ◯福森真司座長【83頁】 総合政策課長。 451 ◯総合政策課長【83頁】 少し数字を申し上げます。  本市の人口は、12年前の平成22年9月、約17万人をピークに減少に転じております。出生数と死亡数の差の自然動態は、マイナス傾向が続いておりますが、転入と転出の差の社会動態は、ここ3年では、年平均プラス約200人となっておりまして、それまでの3年間の年平均のマイナス300人と比べて、差引き約500人増加しております。  これは首都圏一極集中から地方分散へという流れが出てきた中で、自然環境に恵まれているにもかかわらず、東京都や横浜市などへの大都市への通勤だけでなく、伊豆や富士山などへ日帰りで行けるアクセスのよさが選ばれているのではないかと考えております。  さらにこれは、本市の価値が上がれば変わっていくと思いますが、現時点では、土地の価格も県内では、手が届きやすいエリアということもあるかと思います。  明確な移住定住のニーズの数字は持ち合わせておりませんが、この大きな潮流を認識しつつ、本事業を活用される方にアンケートを行い、さらなるニーズの把握に努めたいと考えております。  以上です。 452 ◯福森真司座長【84頁】 今井分科員。 453 ◯今井実分科員【84頁】 分かりました。  当然、このニーズなんかもあんまり当てになりませんのでね、やはり、皆さんの知恵と努力、これしかないと思ってます。  藤沢市と横須賀市、同じ海のある町でもですね、大分、横須賀市から藤沢市に、人が動いちゃったりして市長同士でバトルやったなんて話も聞いてますんで、やはり本当に都市間競争は厳しいんだと思います。そういったところをしっかり頭に入れていただいてですね、出生数のうち大変少ないものですからそういった意味では、この事業ってのは大変、本市の人口増には寄与すると思いますので、よろしくお願いします。  私の質問は以上で終わります。 454 ◯福森真司座長【84頁】 横山むらさき分科員。 455 ◯横山むらさき分科員【84頁】 1点だけ、今井分科員からありました各会計予算及び予算説明書161ページ020、移住定住促進事業費で伺います。  若い世代の移住を促す新たな制度を設けたということで、ただいま今井分科員から情報提供、ワンストップで相談体制を整えるとお話ありました。十分な周知が必要だと思います。  さらに、他市では居住補助だけではなく、市内での就業や起業、創業支援などを合わせて、移住相談に乗って成功につなげているところがあるということで、制度内容にもう1ひねり必要ではないかと思いますがその辺のお考えはいかがでしょうか。 456 ◯福森真司座長【84頁】 総合政策課長。 457 ◯総合政策課長【84頁】 本市が、少子高齢社会において、基礎自治体として、持続していく中では、現在、表丹沢の魅力づくり、小田急線4駅周辺のにぎわい創造、さらには、子育て教育など日々の暮らしに密接な、様々な分野の施策を総合的に推し進めることで、人口減少の抑制につなげていきたいというふうに言えることが重要であるというように考えております。  そこで、人口減少の抑制と社会動態の増加につなげるために、まずは今回の制度では、本市に住んでいただくことを最優先に考えまして、制度としましては、3年間取組を進めた上で、アンケート結果などを踏まえて評価していきたいと思います。  現在考えている中では、就業支援などは行っておりませんが、また3年間取組を進めていく中で、今後さらに存続が必要である制度というように認められる場合、例えば、この制度を活用する方が就職の支援を必要とされるかどうかも含めて、また市内企業に就職している方の加算など、そういうことも、効果が見込めるようであれば、今後も検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 458 ◯福森真司座長【85頁】 横山分科員。 459 ◯横山むらさき分科員【85頁】 雇用を生み出さないと、いけないかなと思うところであります。  大変言いたいところでありますが、努力していただきたいと思います。  それで1点、先日報道であったんですが気になるところは、今のテレワークの普及で2拠点居住っていうんですか。そういう方が増えているということでした。  そのような場合で、こちらに移転してこられても、人口増と税収増にはつながらないんじゃないかと心配するところですがその辺はいかがでしょうか。 460 ◯福森真司座長【85頁】 総合政策課長。 461 ◯総合政策課長【85頁】 現在、テレワークやワーケーションといった働き方が定着しつつある中で、御質問ありました都内に居住しつつも、本市でセカンドハウスのようなものを購入する方もいらっしゃると思います。  ただ、今回のこの助成する制度は、住民登録と3年以上の居住を要件といたしますので、御質問の場合は補助対象とはならないというように考えております。  投資効果としましては、人口の確保に加えまして、本市に長期的にお住まいいただくことでの税収効果を見込んでおります。  以上でございます。 462 ◯福森真司座長【85頁】 横山分科員。 463 ◯横山むらさき分科員【85頁】 274件分ですか、非常に大きな対象になっております。神奈川県では、藤沢市や茅ヶ崎市など海のある湘南エリアが非常に、そういう、移住の人気のあるところだという活況を呈しているようですが、秦野はね、山もあり、海にも近いというところも、PR、ぜひするべきじゃないかなと。  そうすると、こちらにもちょっと目を向けていただけるんじゃないかなと思いますので、ぜひ、成功させていただきたいと思います。  以上です。 464 ◯福森真司座長【85頁】 これで横山分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 465 ◯横溝泰世分科員【85頁】 各会計予算及び予算説明書155ページ、002、建築物耐震改修等補助事業費のことですが、既に先に資料をいただいておりますから、それに沿ってまた質問していきたいと思うのですけれども、この耐震補強の関係では、それぞれ事業費としてそれぞれの予算を出されているのですが、耐震診断において10分の10ということで、そしてまた補強設計、そして、工事それぞれ2分の1、管理費も出されております。それぞれ限度額はありますけれども、この直近の5か年の中での実績なども見させていただいているのですが、年々少なくなっているのですが、その傾向というのはどういうところにあるのでしょうか。 466 ◯福森真司座長【86頁】 建築指導課長。 467 ◯建築指導課長【86頁】 制度を利用される関心の減少ということでございますけれども、平成28年には熊本大地震がございました。そういったことも相まって、市民の方々の関心はあったと思われますが、徐々にそういった大地震がないことによる関心の薄さ、記憶とともに薄れているところ、また、高齢者の方々における財政状況の関係等々におきまして減少傾向が続いていると、このように判断をしてございます。  以上でございます。 468 ◯福森真司座長【86頁】 横溝分科員。 469 ◯横溝泰世分科員【86頁】 秦野市の住宅戸数からして、件数的には非常に少ない状況下にあると思うのです。新築住宅は別にいたしましても、居住というか、住居を建設されてから何年かというところもあると思うのですが、そういった調査などもしながら、こことの差違を見定めていく中で、耐震性の補助というものを予算化することも一つの考え方かと思うのです。  秦野市は、災害関係には、特にそんなに来ないような状況もあって、私など古い人間は、そんなにいつも台風が来てもそんなにならないよという感覚でいますから、地震でもそんなではないよとか、関東大震災のときは別にしましても、東日本大震災についても、うちのほうはそんなでもなかったからと、私自身、意識的にはちょっと低いのかもしれないです。そんなことを考えますと、耐震性について10分の1、8万5,000円の中で、できるできないのもありますけれども、この辺もやはり予算化をもう少し多めにして、秦野市全体に行き渡るような環境づくりも必要かと思うのですが、その点についてはいかがですか。 470 ◯福森真司座長【86頁】 建築指導課長。 471 ◯建築指導課長【86頁】 補助制度の見直しについていかがかという御質問だと思います。  一度、想定時につきましては、改修事業費を50万円とさせていただいた経過もございまして、途中見直しまして、75万円と増額をさせていただいている経過もございます。  また、近隣の神奈川県内の市町村等々につきましても、若干のばらつきではございますが、同程度の補助額とされているところが多いところもございます。  また、いろいろな促進の関係からも、今後につきましては、見直しを視野に含めまして、検討を進めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 472 ◯福森真司座長【86頁】 横溝分科員。
    473 ◯横溝泰世分科員【86頁】 ありがとうございます。  これ以上の形で耐震診断したときに、補強なり何なりしなければいけないということになると、財源的な問題もありますけれども、新築にされる方、建て直される方も多々あるようにも伺っています。その瀬戸際にある方々、財源的な問題もありましょうけれども、やはり改修するのに精いっぱいのところもあるわけでありますが、いずれにしても、震災、またはそういった災害等々に対処するためにも、秦野市民が安心して生活できる、そういった環境づくりに向けて、一つの行政としての役割としてあるのだろうと思いますから、今、御回答いただいたことも踏まえて、現実に沿った対応を図っていただくことをお願いしておきたいと思います。  次に、市営住宅審議会経費の関係なんですけれども、実はちょっと余談で大変恐縮なんですけれども、過去に、二宮元市長時代にですね、市営住宅の建て替えで、警察署建設するときに同時にね、市営住宅を建てるんだっていう話あったんです。  計画が、そもそも、結果的には今ないんですけれども、それというのは、確かに220戸が今200戸ぐらいなってるのかもう少し少なくなってるかな。  住宅の建て替えをしないままに、数が非常に減ってきている状況。  これって市民の、やっぱり困窮してる方々に対する対応としては非常に、問題があるんだろうと思うんですけれども、こうした住宅についてですね、審議会等々で、住宅困窮者を中心とした審議をする、また協議していくような審議会だろうと思うんです。  市営住宅について、それらは、本来事務局がテーマとして投げ出さなければ、審議会というのはなかなかそれに沿って、また議論は出来ないだろうと思うし、そしてまた審議会のメンバーからそういった提案なんか、されたことありますか。 474 ◯福森真司座長【87頁】 交通住宅課長。 475 ◯交通住宅課長【87頁】 市営住宅の在り方的なお話でございますけれども、実は、今年度、専門の委員、今7名で構成はさせていただいておりますが、市営住宅審議会、3回ほど開催をさせていただいております。  その中で、これは、市のほうからテーマとして投げかけをさしていただいたんですが、今後の市営住宅の在り方というところで、今後のいろいろな考え方を、委員には、紹介をさせていただいたところはございます。 476 ◯福森真司座長【87頁】 横溝分科員。 477 ◯横溝泰世分科員【87頁】 その中からですね、生活困窮者等々の市営住宅の在り方で議論をしていただくようなところであればよろしいんですが、ミライエ秦野なども、いろんなことあるんですけれどもまた、今、ちょっとこれ余談になりますけども薬師原住宅などはですね、5階、4階か、いないですよ、あんまりね。  これ若者が入るような形をとったりもされてるんですけれども、だから到底生活困窮者というのは、高齢化してる中でね、非常に厳しい状況下に置かれてるというところもあります。  民間だとなかなか、貸していただけないような状況もあったりもして、4階、5階そのところへエレベーターつければみんな入るような色もあるんでしょうけれども、それと相まっての形になるかもしれませんけどもそういった環境づくりをしていく中において、市営住宅の数の問題や、今の空き家になってるところの問題の解消とか、そういった方向も含めての議論なんかされてるんですか。 478 ◯福森真司座長【88頁】 交通住宅課長。 479 ◯交通住宅課長【88頁】 そういった内容につきましてはですね、今年度3回開催をしたと申し上げましたけれども、その中で、分科員から御意見を、現にいただいてるものもありますし、今後もいただく予定もございますので、今、分科員がおっしゃったような内容についても、今後、分科員から御意見などを承りたいと考えています。 480 ◯福森真司座長【88頁】 横溝分科員。 481 ◯横溝泰世分科員【88頁】 そういうね、本当に審議会の中で議論をされてきてるということであれば、総合計画のほうにも、多少なりともね、ゼロじゃないですよ。  記載はされておりますけれども、もうすこし明確にした形の中における市営住宅の在り方というものは、総合計画にも出てきてんだろうという思うんです。  しかしそういったところは、なかなか希薄な状況の中での切り口になってるんで、心配するとこなんですね、やはり本当に安心して、誰しもが、この地にね、住んでよかったというような状況という関係というものを、やっぱりそこにつくり上げていかなきゃいかんだろうなと思っております。  ですから、先ほど来から申し上げているようなことを考えますと、もう少し見えるような、やはり市営住宅の在り方というものを、審議会の中で、もっともっと議論してもらったほうがいいと思うんです。  今、交通住宅課長からお話あったようなことで、審議されてるということであれば、本来ならば私なんかにも、見えるはずなんですよ。  でもそれを議論したことは、形になってあらわれてきてないというこの何十年って。そういう状況です。  ですから、審議会の中においてはそういった問題も含めてね、非常に議論していただく環境でね。  進めていただければそれに伴って、やはり執行部としてもですね、市営住宅の建設、どういう形とするか別にしても、空き家になってるところも踏まえてね、満杯になってそしてまた市営住宅等も足りなければそういう環境をね、過去のような戸数に戻してもらえるような、状況をつくってもらえればありがたいなというように思うんで、今後審議会の皆さんに期待しておきます。  以上です。 482 ◯福森真司座長【88頁】 これで横溝泰世分科員の質疑を終わります。  八尋伸二分科員。 483 ◯八尋伸二分科員【89頁】 よろしくお願いします。  各会計予算及び予算説明書の161ページ、ミライエ秦野維持管理費ということで、先ほど吉村分科員のほうから、内訳の1,100万円が外壁修繕の費用だということで御回答いただいておりますが、それ以外の費用はどのようなものなのか。それから、これまでどのような成果が出ているのかということで、お答えをいただければと思います。 484 ◯福森真司座長【89頁】 交通住宅課長。 485 ◯交通住宅課長【89頁】 ミライエ秦野の新年度の増額の関係でございますが、先ほど少し御説明させていただいたように、主な増額の内容は、先ほどの外壁工事の1,100万円というのが主なものでございます。  それ以外の内容につきましては、ミライエ秦野の入居の状況ですとかのものについては、令和4年3月1日現在では40世帯が入居してございまして。              〔「質問に答えていないよと呼ぶ者あり〕 486 ◯福森真司座長【89頁】 もう少し大きな声でお願いします。  交通住宅課長。 487 ◯交通住宅課長【89頁】 内容につきましては、維持管理の経費につきましては、ほぼ前年と同じような内容で、主に維持管理、修繕、清掃、それから、法定点検、そういったものが含まれてございます。  今年度、特に変更になったものにつきましては、外壁の工事を追加させていただいたという内容でございます。  主な内容につきましては、以上でございます。              〔「効果についての質問」と呼ぶ者あり〕 488 ◯交通住宅課長【89頁】 効果につきましては、先ほど40世帯の入居があったということでお話しをさせていただきましたが、ミライエ秦野全体では57戸ございます。今まで平均目標を80%とさせていただいておりましたが、今年度若干下がってございます。  これにつきましては、ミライエ秦野のオープンが平成29年2月からとなってございます。こちらについては、5年間の入居期間という条例上の決まりがございますので、ちょうどこの5年に達する方々がここで大変多くなっておりましたので、退去する方が一時的に多かったために、少し入居率が下がってきたと考えてございます。  また、令和2年度から市内の方を優先入居とさせていただいておりますけれども、今年度、コロナ禍の中、オープン当初を除いた平成30年度以降では、最高の17世帯の方が入居していただいてございます。また、今年度退去者は21世帯でございましたが、そのうち市内への定住者は19世帯、市内の定住率は90%という成果を上げてございます。  また、その中で住宅を購入された方も12世帯となっております。これはいずれも事業を開始して以来、最高の数値となってございます。  以上でございます。 489 ◯福森真司座長【90頁】 八尋分科員。 490 ◯八尋伸二分科員【90頁】 事業の内容としましては、すばらしい成果を上げているのかなと思っています。  先月23日だったと記憶しておりますが、ホームページを確認させていただいたところ、全57部屋あるところに対しまして、47部屋に入っているということで、今現在75.44%ということで、これは先ほど御説明があったとおり、5年ちょうどたったところで、持ち家を検討している方々が結構いらっしゃって、出た方とか調整をしている方とか、そういった方々がいるのでこういう状況になっているという御説明だったと思います。ある一定の効果が出ているのではないかなと思っているところです。  今年度どのような感じで進めていかれるのか、お考えがあればお示しください。 491 ◯福森真司座長【90頁】 交通住宅課長。 492 ◯交通住宅課長【90頁】 今後、新型コロナウイルス感染症の関係もございまして、生活のスタイルも大きく変わっていると承知はしてございます。東京23区の転出も超過となっております。周辺人口は流出している状況でございます。この機会を逃さずに、入居者の確保に取り組んでいきたいと考えてございます。  今年度も実施しておりますが、引き続き、新年度も都内の小田急線の各駅へのチラシの配架の依頼ですとか、都内での情報誌への掲載、こういったことをミライエ秦野だけではなくて、本館を取り込む、新年度は特に移住定住関係も一緒に取組を行いますので、こういったものをセットで宣伝して、取り組んでいきたいと考えてございます。  以上です。 493 ◯福森真司座長【90頁】 八尋分科員。 494 ◯八尋伸二分科員【90頁】 ありがとうございます。しっかりと取り組んでいただければと思います。  次に参ります。各会計予算及び予算説明書の161ページ、010、空家等対策事業費です。  予算資料には、空家等の適正管理に関する条例に基づく処理を行うとともに、新たな補助制度を設け、所有者に適正管理及び活用の促進を図ると書かれていますが、現状を把握している不適切な空家の件数というのはどの程度あるのか、お聞かせください。 495 ◯福森真司座長【90頁】 交通住宅課長。 496 ◯交通住宅課長【90頁】 令和元年に実施をしました空家の実態把握調査では、約1,100件の空家のうち、何らかの管理不全が見られる空家は約4割に当たる460件ございました。  以上でございます。 497 ◯福森真司座長【90頁】 八尋分科員。 498 ◯八尋伸二分科員【90頁】 460件、非常に多い印象にあります。  適正管理ができるということを目指す形ですが、これはできるだけ所有者が行う、それがベストなのだろうと思いますが、今、現状の原因とか、そういったできていない課題とかがありましたら、お考えをお聞かせください。 499 ◯福森真司座長【91頁】 交通住宅課長。 500 ◯交通住宅課長【91頁】 今、分科員からお話もありましたように、本来であれば、所有者が行うべき責任、このことにつきましては、昨年条例も施行させていただいて、定義づけをさせていただきましたが、その主な原因としましては、所有者の意識の問題というのがあるところでございます。  それから、相続の問題、また、遠方に住んでいて管理ができない、いろいろな事情があるとは承知をしておりますが、一番大きな原因としては、経済的な負担が大きいということを考えております。  以上でございます。 501 ◯福森真司座長【91頁】 八尋分科員。 502 ◯八尋伸二分科員【91頁】 いろいろ原因がある中で、今回、1,390万円という予算の中でどのようなことを狙われているのかお答えください。 503 ◯福森真司座長【91頁】 交通住宅課長。 504 ◯交通住宅課長【91頁】 新たに適正管理促進補助金と活用促進補助金、この2つを設けまして、課題となってございます所有者の経済的な負担の軽減を図りまして、適正管理と活用、その両面を進めていきたいと考えてございます。  また、この2つとも、いずれも秦野市空家バンクの登録を要件とさせていただいております。令和2年度から秦野市空家バンクを運営してございますが、空家を利用したいという御相談が年々増えてございます。利用したいという声に対して、登録の物件が足りていない状況にございます。そのため、この補助金を設けることで、秦野市空家バンクの登録も増やして、利用者のニーズに対応できるようにしていきたいと考えてございます。  以上です。 505 ◯福森真司座長【91頁】 八尋分科員。 506 ◯八尋伸二分科員【91頁】 ありがとうございます。  今、御回答いただいたとおり、ニーズというのがどんどん増えているこのタイミングに、しっかりと秦野市空家バンクに住める物件が増えないといけないということだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  空家バンク、現在お聞きしたところ、アパートといったものも大分入っているということですので、アパートにはなかなか都会から住み移ってくるというのは難しい部分がありますので、戸建て、そういったもののニーズに合うようなものをどんどん増やしていただきたいということを要望しまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。 507 ◯福森真司座長【91頁】 これで、八尋伸二分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  佐藤文昭兼務員。 508 ◯佐藤文昭兼務員【92頁】 なし。 509 ◯福森真司座長【92頁】 質疑なしと認めます。  風間正子兼務員。 510 ◯風間正子兼務員【92頁】 なし。 511 ◯福森真司座長【92頁】 質疑なしと認めます。  各分科委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 512 ◯福森真司座長【92頁】 質疑なしと認めます。  以上で、都市部に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後 3時31分 休憩              ─────────────               午後 3時33分 再開 513 ◯福森真司座長【92頁】 再開します。  次に、建設部が所管する事業について分科員の質疑を行います。  吉村慶一分科員。 514 ◯吉村慶一分科員【92頁】 なし。 515 ◯福森真司座長【92頁】 質疑なしと認めます。  古木勝久分科員。
    516 ◯古木勝久分科員【92頁】 各会計予算及び予算説明書155ページ、010雨水排水施設等管理事業費について、堀水路に関連する事業についてお尋ねをいたします。  まずこの事業費で、暗渠の上の測量に50万円。それから、廃棄物処理に900万円。その他の工事費に1,350万円、合わせて2,300万円の予算を計上していただきました。  堀水路の安全対策を講じていただけることに、まずもって、改めて感謝をし、この取組を評価させていただきます。  昨年3月に暗渠上の廃棄物の処理では、暗渠内の約30平方メートルのところから、約120立方メートル、推定で約220トン。  一般廃棄物、産業廃棄物を分別し、公共残土を約125万円かけて、搬出をされています。  今回の事業では、対象面積と残土量、それから廃棄物量など、想定をされているのでしょうか。 517 ◯福森真司座長【92頁】 建設管理課長。 518 ◯建設管理課長【92頁】 対象面積と排出残土量を、廃棄物量についてお答えさせていただきます。  まず、対象面積でございますが、旧堀大橋から下流、新橋までの水路区域、約5,000平方メートルを予定しております。  次に、残土及び廃棄物の量のことですが、現地の測量や、試験掘りの結果を基に推計させていただきたいと考えております。  以上でございます。 519 ◯福森真司座長【93頁】 古木分科員。 520 ◯古木勝久分科員【93頁】 ありがとうございます。  残土量、あるいは廃棄物量の推計は難しいということは理解をしました。  令和2年度だったと思うんすけど、何月かちょっと私も記憶ないんですけども、少なくても、令和3年3月までに、この掘水路の暗渠上に、公共残土などが、運び込まれていたと思います。  他の雨水排水施設等に、今後、令和3年以降に、どこに、配送されて運び込まれているのか、その辺はおわかりになっていらっしゃるでしょうか。 521 ◯福森真司座長【93頁】 建設管理課長。 522 ◯建設管理課長【93頁】 まず、今年度でございますけども、他の事業、建設工事等ですね、残土につきましては、一般的に設計上、ちゃんと指定する処分地がございます。そこのほうに、開発してございます。  具体的に申し上げますと、清川村と山北町、公共残土は持込み、それから、産業廃棄物、アスファルト混合物だったりとか、コンクリート殻ですね、それにつきましては、近場で言いますと、三屋にあります有限会社森環境開発というところに指定処分として持ち込んでいる状況でございます。 523 ◯福森真司座長【93頁】 古木分科員。 524 ◯古木勝久分科員【93頁】 今後は、適切な処理をされるという理解をしました。  それでは、これも織り込み済みの話ですけれども、暗渠を設置されたときの図面が、いわゆる文書管理規程で、保存年限が過ぎていたので、関係文書が廃棄されていたわけなんですけど、今回は、測量も入っております。保存年限については、どのように考えられるのか、御見解を承りたいと思います。 525 ◯福森真司座長【93頁】 建設管理課長。 526 ◯建設管理課長【93頁】 保存年限のことでございますが、まず、文書の保存年限でございますが、秦野市の文書等の取扱いに関する規程に基づきました分類表によりまして、1年から永年と定めてございます。  したがいまして、今回の堀水路の案件につきまして、工事関係書類ですが、保存年限は3年となってございます。  以上でございます。 527 ◯福森真司座長【94頁】 古木分科員。 528 ◯古木勝久分科員【94頁】 この問題とは関係ありませんけど、以前、鳥獣の広域防護柵について質問をさせていただいたときに、これは、市、貸借に関するような文書、あるいは県から移譲を受けたときの図面、これも廃棄されてしまっていました。  現存するものに対して、基本的に文書管理は、しっかりしていただかないと、やはり、道路台帳と同じですよね。  ボックスカルバートの中に埋め込んで、しかも、ところどころにマンホールがあって、安全管理のためには、やはり、図面というのはきちっと、その構造物が残っている以上は、やはり残していただくというのが本来の文書管理の在り方かなと。  随時廃棄、あるいは1年、3年、5年、あるいは10年、いろんな決め方はあるでしょうけど、基本的には現存主義で、文章化にしていただきたいと思いますけれども、今回の測量に関しては、測量した結果、その文書は、そうすると、永年という理解でよろしいんでしょうか。  ちょっとその辺、もう一度、はい。 529 ◯福森真司座長【94頁】 建設管理課長。 530 ◯建設管理課長【94頁】 今回の測量の関係でございます。  今回、文書の保存年限は、3年になります。  以上でございます。 531 ◯福森真司座長【94頁】 古木分科員。 532 ◯古木勝久分科員【94頁】 なかなかお答えにくいと思うんですけど、やはり、これは存続する以上は、やはり残していただくのが筋なのかなと思います。  この事業に先立って、地元説明はどのようにされるのか、また非常にデリケートな話ですけれども、これ住民の皆さんの要望にもございますけれども、現場の確認ですよね。  昨年の7月12日に県の皆さんと、それから、建設管理課の皆さんが、一応、現場確認をして、状況はどのようになってるかっていうのを現場調査をされてます。  それに対して、地域の方々は、やはり、現場を確認したいというような要望が出て、それに対して、対応されるかと思うんですけど、それがちょうどこの暗渠の見分に当たるのかなと思うんですけど、どのようにされるのか、御説明をお願いします。 533 ◯福森真司座長【94頁】 建設管理課長。 534 ◯建設管理課長【94頁】 地元の住民の方への説明、確認ということでございますが、まず地元の皆様には再調査、それから、廃棄物等の撤去に当たりまして、事前にですね、説明は行いたいと考えております。  また、その方法につきましては、検討を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 535 ◯福森真司座長【95頁】 古木分科員。 536 ◯古木勝久分科員【95頁】 令和元年の10月12日の第19号台風ですか。これが、端を発して、この問題ずっと、皆さんには、いろんな角度から、質問をさせていただいて、随分いろんな、御迷惑をかけているかと思うんですけれども、やはり住民の皆さんは、そこから、あるいは、その前の平成25年12月の、当時の市町村への要望書が出てきたときから、やはりここの地域の問題は、まだまだ解決されてないと思います。  工事に当たっても、丁寧な事前説明、そして工事遂行のときも、しっかりとした、御説明、ボタンのかけ違いのないように、よろしくひとつお願いをいたします。  終わります。 537 ◯福森真司座長【95頁】 これで、古木勝久分科員の質疑を終わります。  今井実分科員。 538 ◯今井実分科員【95頁】 時間がないので、多分1問ぐらいしかできないと思います。  各会計予算及び予算説明書159ページ、予算資料30ページのNITTANパークおおね(おおね公園)管理運営費について、少しお尋ねさせていただきます。  予算が4億1,600万円から1億1,000万円と大分減っておりますけども、恐らくこれは課題でございました温水プール棟の熱源機器更新が令和3年度で終わったということなのかなと思いますが、その辺のことと、あと、引き続きまして、まだおおね公園もいろいろとあちこちやらなければいけないところがあると思うのですけれども、この令和4年度の取組などを教えていただければありがたいと思います。 539 ◯福森真司座長【95頁】 公園課長。 540 ◯公園課長【95頁】 NITTANパークおおねの来年度の施策についてお答えいたします。  NITTANパークおおねには、温水プール、多目的広場、テニスコート、スケーティング場などのスポーツ施設のほか、わんぱく広場内のターザンロープ、ローラー滑り台など遊具施設があり、市民の皆様をはじめ、広く利用していただいております。  本公園は開園して約20年がたち、公園施設の老朽化が生じてきております。利用者の快適性の向上を図るには、計画的に施設の修繕及び改修を行う必要がございます。令和3年度、スポーツ施設では、今、分科員がおっしゃったような温水プール棟の熱源機器更新という大きな事業がそろそろ終わろうというところでございます。また、それに伴った屋上防水工事、さらにはテニスコートの亀裂の改修等を行いました。わんぱく広場の遊具につきましても、令和3年度までの3年間でターザンロープなどの遊具の更新と複合遊具の改修を行ってきたところでございます。  令和4年度予算では、スケーティング場の通称バンクと呼ばれる滑走施設のうち、現在、滑走面の損傷などにより使用を停止しているセクションDと言われるバンクがございます。こちらの改修を進めていく予定でございまして、この改修をもって、令和元年度より実施してきました4つのセクション、こちらの改修全てが完了する予定でございます。  今後も、NITTANパークおおねのスポーツ施設、わんぱく広場内などの遊具など、公園の施設が老朽化あるいは耐用年数を迎える中、市民の安全安心な利用と利便性を図るため、指定管理者と連携を図りながら、計画的に施設の修繕及び改修を図っていきたいと考えております。  以上です。 541 ◯福森真司座長【96頁】 今井分科員。 542 ◯今井実分科員【96頁】 ありがとうございます。  温水プールが何とか4月から始まるという話も聞いております。おおね公園の目玉の施設で、この寒い時期に本当なら一番なきゃいけない温水プールが11月から5か月もないというのもいかがなものかと思うのですけれども、やはり今後はそういったところもしっかりと、そういうことのないように取り組んでいただければありがたいなと。  それから、この令和4年度で、また引き続き悪いところを直していただけるようですけれども、このセクションDというのは、例のスケートボードの、ずっと使えなくて、悲惨な状態だったの一番大きい台のことをおっしゃっているのでしょうか。 543 ◯福森真司座長【96頁】 公園課長。 544 ◯公園課長【96頁】 おっしゃるとおり、一番メインとなっているバンクでございます。一番しっかりできているコンクリート製のものの表面が、今、非常に損傷しておりまして、令和2年12月から使用禁止処置を取っているところでございますので、こちらをやっと直せるという状況でございます。  以上です。 545 ◯福森真司座長【96頁】 今井実分科員。 546 ◯今井実分科員【96頁】 本当に懸案のあれも危惧でございまして、とにかくオリンピックでスケートボードも話題になりまして、大変人気のあれなんですよね。いろんなところから、藤沢市など、本当に遠くからお見えになってやってらっしゃいますので、やはり機器の傷みも早いと思います。これから指定管理という形もありますけれども、利用者ともう少しコミュニケーションもとりながら、やはりああいう施設の適切な運用の仕方というのも検討されていったらいいのではないかなと思います。  そういった意味で、4月から指定管理になるのですけども、その思いというか、期待を少し一言いただきたいと思います。 547 ◯福森真司座長【96頁】 公園課長。 548 ◯公園課長【96頁】 おおね公園に限らず、カルチャーパークも含めまして、今、指定管理者のほうと、鋭意、引継ぎの事務を進めているところでございます。引継ぎのためで、月1回の会議、あるいは各部門ごと、部門といいますのは、おおね公園あるいは総合体育館、カルチャーパークという3つの施設を抱えておりますので、そちらの各施設ごとの部会と、あと全体の会議ということでやっておりますけども、来年度以降、そういった枠組みを維持しながら、今後も連携を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 549 ◯福森真司座長【97頁】 今井分科員。 550 ◯今井実分科員【97頁】 行財政調査会も指定管理するのが目的ではないのだと。やはり市民に利用される、利便性の向上ですとか、さらなる発展ということでございますので、よろしくお願いします。 551 ◯福森真司座長【97頁】 これで、今井実分科員の質疑を終わります。  横山むらさき分科員。 552 ◯横山むらさき分科員【97頁】 それでは、各会計予算及び予算説明書147ページ、030、駅前広場等管理費で伺います。  一応、1月の市長選の最中、東海大学前駅の広場のタクシー乗り場付近で、高齢者のためにベンチ設置をお願いしたいという御婦人の声がありました。以前、バス停にもベンチ設置をしてほしいという希望があって、高齢化とともにニーズが非常に高まっていると感じますが、駅前広場におけるベンチの整備についてはどのようなお考えなのか、伺いたいと思います。 553 ◯福森真司座長【97頁】 建設総務課長。 554 ◯建設総務課長【97頁】 駅前広場におけるベンチ設置の考え方でございます。  これまでベンチの設置につきましては、駅前広場の整備時、また、さらには交通事業者が設置をされたり、いろんな団体の皆様から寄贈いただいて、設置をしてきたといった経過がございます。  現在、特に新たにどこかに設置するという考え方、具体の計画というのはないのが現状なのですけれども、誰もが利用しやすい駅前広場の整備と環境整備の観点から、そういったベンチの設置というのも、ひとつ重要なことではないかなと考えております。  ただ一方、ベンチの設置に当たりましては、特に歩行者、点字ブロックだとか、歩行者の動線の確保ということが一つ問題となってきます。あともう一方、ベンチの安全面の確保といったような課題があると思いますので、こういったことを整理しながら、また、これまで寄贈いただいた事例だとかもございますので、またそういったお話をいただいた場合には、速やかに設置できるように、関係機関のほうと協議をさせていただきたいと、そのように考えております。  以上です。 555 ◯福森真司座長【97頁】 横山分科員。 556 ◯横山むらさき分科員【97頁】 駅前広場だけではないと思うのですけれども、高齢化とともに、結構ウオーキングされている方も、この辺にベンチがあればなとかという、やはりベンチの必要性というのは感じるのですが、今のお話聞くと、やはり管理とかいろんなことも総合して考えていかなければいけないので、市全体で、これは駅前のお声からですけれども、また検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、各会計予算及び予算説明書155ページの010、雨水排水施設等管理事業費でお伺いしたいと思います。  先ほど、古木分科員が触れていらっしゃるところではあるのですが、予算資料に、近年多発する集中豪雨による被害防止のため適切な水路の維持管理とありますが、先ほどは今年度予算、堀水路の自然災害対策工事を行うという予算でしたが、ほかの河川等、どのように維持管理されるのか、伺いたいと思います。 557 ◯福森真司座長【98頁】 建設管理課長。 558 ◯建設管理課長【98頁】 雨水排水施設等管理事業費の中で、河川等の維持管理のことでございますが、堀水路の関係のほかに、河川水路の草刈りとか、それから、しゅんせつ等を行っていくような状況でございます。  以上です。 559 ◯福森真司座長【98頁】 横山分科員。 560 ◯横山むらさき分科員【98頁】 昨年、一般質問でも触れましたが、生涯学習課主催の講演会で、秦野の地形から考える気象災害についてという中で、川幅の狭い中小河川が本市は多くあり、洪水とか氾濫が起きやすいとの話がありました。民家が迫る大根川エリアを指摘されたのですけれども、ほかにもそういうところはあると思いますが、浸水被害が起きやすい地形ということで、大根川などを見ると、非常に河川の川床が低いというか、その辺でしゅんせつ工事みたいなことはしないのか、伺いたいと思います。 561 ◯福森真司座長【98頁】 建設管理課長。 562 ◯建設管理課長【98頁】 大根川のしゅんせつのことでございます。  大根川につきましては、南矢名にございます中央橋から上流が秦野市の管理ということになってございまして、そこから下流につきましては2級河川ということで、大根川の管理者でございます神奈川県のほうで管理するような状況となってございます。  本市の取組につきましては、先ほども申し上げましたが、護岸法面等につきましては、年間を通して、除草とか、草刈りとか、川床整理をやっている状況でございますが、川床の整理、堆積した土砂の撤去というのは計画的にはやっていない状況でございます。ただし、建設部で定期的に道路パトロール、水路パトロールを実施しておりますので、その中で異常というか、危険信号が見つかった場合には、しゅんせつをしていく。それから、市民の方から情報提供をいただいた際には、しゅんせつをしていくという状況でございますので、大根川につきまして定期的にやっているかというと、そういうことではないということでございます。  以上でございます。
    563 ◯福森真司座長【98頁】 横山分科員。 564 ◯横山むらさき分科員【99頁】 地域との連携が必要ということで、水害は地域防災対策ともセットかと思いますので、しっかりまた連携をとって、管理していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、最後に各会計予算及び159ページ、010、都市公園及び緑地管理費で伺います。  昨年12月第4回定例会の委員会質問で、公園の管理について伺いました。200ほどある都市公園の整備、管理は、多くの方の手を借りて、維持していただいている状況です。各地域から1年を通し、公園管理への要望や苦情が寄せられていると思いますが、先日、公園樹木の剪定のボランティアをこれまでされてきた方が、もう高齢のため、これ以上お手伝いは続けられないという声もありました。また、作業中に高いところから落ちて入院されて、おけがをされているような高齢者の方もいらっしゃいます。また、樹木そのものを根本的に伐採してくれないかと。公園内の大きくなった樹木は、枝を払うだけではなくて伐採してほしいという要望も私は聞いております。それらの要望にどのように対処しているのかを伺いたいと思います。 565 ◯福森真司座長【99頁】 公園課長。 566 ◯公園課長【99頁】 日常の公園等の管理の方法ということで、お答えいたします。  本来であれば、今、1例を出していただいたような、皆さんからのお声を聞かずとも、公園パトロールとか、そういった、いわゆる職員の手によってまずは発見してというところが、本来のあるべきところなんですけれども、実情はなかなかそれができない状況でございます。このような中で、実際には、地元市民あるいは自治会からの情報提供というか、今、言ったようなお声の中で、その樹木等が支障を来しているということを知ることが多いです。また、要望された樹木全ての対応は、直営の職員数あるいは予算といったところに限りがあるため、難しいのも事実でございます。このため、発生している支障の度合い、樹木が植栽されている場所などを勘案しまして、優先順位を判断させていただくことで対応しております。  一部、ボランティアの方のお話もございましたけれども、そういった公園愛護会あるいは公園アダプトの皆さんのお力をこれからもお借りをして、また、直営作業、これは職員によるものですけれども、あるいは専門業者への委託業務というところを効率的な実施に努めまして、1件でも多くの要望に応えていきたいと考えております。  以上です。 567 ◯福森真司座長【99頁】 横山分科員。 568 ◯横山むらさき分科員【99頁】 ありがとうございます。  今年度予算では、どのくらいの公園に剪定委託などを予定されているのでしょうか。また、公園の選択はどのように行われるのか、伺いたいと思います。 569 ◯福森真司座長【99頁】 公園課長。 570 ◯公園課長【 100頁】 令和4年度の剪定や伐採の対象の予算をお答えいたします。  令和4年度には522万円を計上しており、これは全て委託料となっております。  予算上で予定されている公園等は、剪定で4か所、伐採も4か所程度でございます。あと、この中で、今言ったような突発的な御要望、情報提供、そういった地元要望にも応えていく予定でございます。  剪定や伐採が予定されている、今、お話ししました合計8か所の公園ですけれども、令和3年度に要望いただいた公園の中で、直営作業では行えないような高木、あるいは専門業者に委託する必要があるケース、こういったものを捉えております。この8か所の公園は、令和3年度のそういった中での予算で対応できなかったために、令和4年度の対応とさせていただきました。  以上でございます。 571 ◯福森真司座長【 100頁】 横山分科員。 572 ◯横山むらさき分科員【 100頁】 以上で結構です。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。終わります。 573 ◯福森真司座長【 100頁】 これで、横山むらさき分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 574 ◯横溝泰世分科員【 100頁】 なし。 575 ◯福森真司座長【 100頁】 質疑なしと認めます。  八尋伸二分科員。 576 ◯八尋伸二分科員【 100頁】 それでは、よろしくお願いします。  各会計予算及び予算説明書の147ページ、010、土木管理業務費で質問させていただきます。  毎年12月定例会に、寄附及び開発行為により移管された道路を市道認定するための議案が提出をされています。昨年12月第4回定例会では、17路線を認定したと記憶をしております。  昨今の開発道路は、宅地が造成されるとともに、市の基準に準拠した道路として、開発完了と同時に、市に寄附され、常任委員会で審査を経て、認定されます。市道の移管を受ける際、図面などが必要となると思いますが、どのように管理をされているのか。また、これらの情報は、今後、開発等を行う際に必要となる情報だと思いますが、市民や事業者にどのような形で提供しているのか、お答えください。 577 ◯福森真司座長【 100頁】 建設総務課長。 578 ◯建設総務課長【 100頁】 市道認定の議案につきましては、毎年12月議会に上程させていただきまして、環境都市常任委員会の皆様に審査をいただいているところでございます。  その際に、移管に必要な図面といたしましては、境界確定図や地積測量図などの提出をいただいているところでございます。こうした図面の管理方法並びに市民や事業者の方へ公表する方法といたしましては、まず電子化されているもの、市のホームページで公表したり、私ども建設総務課の窓口で公表させていただいている道路台帳や道路線網図などのもの、あともう一つ、紙媒体でいまだ保管をしておるような境界確定図、そういったような2つに大きく分かれているような現状です。  以上です。 579 ◯福森真司座長【 101頁】 八尋分科員。 580 ◯八尋伸二分科員【 101頁】 道路関係の地図情報は、電子化され公表されているもの、それから、紙媒体で管理して窓口で交付しているもの、こういうふうに分かれているということだと思います。  施政方針で市民が必要な情報を取得できる環境を整えるため、手続のオンライン化を進めると言われていましたが、地図情報の電子化について、どのような形で考えて、進めていくのか、お考えをお聞かせください。 581 ◯福森真司座長【 101頁】 建設総務課長。 582 ◯建設総務課長【 101頁】 地図情報のデジタル化でございますけれども、市民や事業者の皆さんが来庁することなく、自宅や事業者のほうから、それぞれの必要な情報を入手できる環境を整備するということは、市民の皆様の利便性の向上だけではなく、私たち職員の負担軽減にもつながるようなことだと考えております。  現在、令和3年度からの3年計画で、現在、紙ベースで保存しております境界確定図の電子化の委託業務というのを進めております。令和5年度に全庁的に予定をしております統合型、公開型GISの更新に合わせて、私どもが現在進めております境界確定等の電子化業務も計画的に進めていきたいと、そのように考えております。  以上です。 583 ◯福森真司座長【 101頁】 八尋分科員。 584 ◯八尋伸二分科員【 101頁】 令和5年に向けて、しっかりとデジタル化を進めていただいているということだと思います。先ほど言われていた職員の負担もかなり減ると思いますので、しっかりと進めていただくよう、よろしくお願いをします。  次に、参ります。各会計予算及び説明書の149ページ、001の街路樹管理等委託費で質問させていただきます。  街路樹の適正な状況を保つための委託費だと考えますが、この費用で計画的な剪定などに費やされる費用と、市民や市職員、道普請とか、通報による剪定などがあると思いますが、その辺の比率とか把握はされているんでしょうか。 585 ◯福森真司座長【 101頁】 建設管理課長。 586 ◯建設管理課長【 101頁】 街路樹の剪定の内訳でございます。  計画的に剪定費用としまして1,200万円ほど、それから、市民からの要望等とか突発的な対応として600万円ほど計上してございます。その比率は2対1ということになってございます。  以上です。 587 ◯福森真司座長【 102頁】 八尋分科員。 588 ◯八尋伸二分科員【 102頁】 ありがとうございます。  そしてまた、街路樹の基準というのがあるかと思うのですけれども、これは緑化基準などとも関係があるのかなということもございますが、その辺のところをお聞かせください。 589 ◯福森真司座長【 102頁】 建設管理課長。 590 ◯建設管理課長【 102頁】 街路上の基準でございますが、私ども、道路をつくったり、維持管理するに当たりましては、公益社団法人日本道路協会発行の道路緑化技術基準・同解説というのがベースでございます。本市では、それをベースに、平成29年7月に街路樹における植栽計画及び管理に関する更新というのをつくってございます。少し長くなりますが、すみません。それで緑化基準につきましては、開発等の中で用途地域別にパーセンテージ等を定めてございますが、今、言った道路の関係につきまして、直接的には関係ないものと考えてございます。  以上でございます。 591 ◯福森真司座長【 102頁】 八尋分科員。 592 ◯八尋伸二分科員【 102頁】 この街路樹なのですけれども、これは私個人の意見かもしれませんが、非常に景気のいい時期にかなり多くの街路樹が整備され、そこからかなり時間がたち、非常に大型化しているというのが今の状況だと思います。近隣の方々からも、何とかならないのかという話であったり、最近、大雨とかが降ると、すぐにそこのちょうどグレーチングのところ、そういったものを塞いでしまって、水があふれるという話がございます。  現在、少子高齢化が進みまして、財政的にも非常に厳しい状況になっていると思います。これは聞き取りのときに聞いたら、今、いろいろ調査をしていただいているとお聞きしておりますので、未来も財政的に問題なく適正管理ができるように、ぜひ、今後、計画等を策定していただくことをお願いしまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。 593 ◯福森真司座長【 102頁】 これで、八尋伸二分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  佐藤文昭兼務員。 594 ◯佐藤文昭兼務員【 102頁】 予算資料の28ページ、秦野丹沢SA関連道路施設等整備事業費。  秦野丹沢スマートインターチェンジから、中心市街地へのアクセス性向上を図るため、戸川堀山下線及び矢坪沢整備に向けた詳細設計等を実施するということだが、どのようか伺います。 595 ◯福森真司座長【 103頁】 道路整備課長。 596 ◯道路整備課長【 103頁】 新年度における矢坪沢、都市計画道路の整備につきまして、予算は、測量委託費等、あと、水路整備の詳細設計の予算を計上してございます。  以上です。 597 ◯福森真司座長【 103頁】 佐藤兼務員。 598 ◯佐藤文昭兼務員【 103頁】 矢坪沢の整備の件ですが、詳細設計等というのはあるのですけれども、市民への計画の説明会の開催はされたのですが、地元住民との意見交換会などの開催はどのようになるのか伺いたいと思います。 599 ◯福森真司座長【 103頁】 道路整備課長。 600 ◯道路整備課長【 103頁】 事業に必要となる地権者等への工事説明会については、市のほうで開催を実施していく予定になるかと思います。  意見交換会につきましては、昨年度も地元の要請にお答えし、意見交換会へ出席してございます。引き続き、そういった要請があれば、市の職員が行きまして、丁寧な説明をしていきたいと思ってございます。  以上です。 601 ◯福森真司座長【 103頁】 佐藤兼務員。 602 ◯佐藤文昭兼務員【 103頁】 終わります。 603 ◯福森真司座長【 103頁】 これで、佐藤文昭兼務員の質疑を終わります。  風間正子兼務員。 604 ◯風間正子兼務員【 103頁】 なし。 605 ◯福森真司座長【 103頁】 各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 606 ◯福森真司座長【 103頁】 質疑なしと認めます。  以上で、建設部が所管する事業に対する質疑を終わります。  以上で、議案第1号のうち、当分科会所管部分の質疑を終結します。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第1号のうち、当分科会所管部分に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 607 ◯福森真司座長【 103頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 4時12分 休憩              ─────────────               午後 4時15分 再開 608 ◯福森真司座長【 104頁】 再開します。  次に、「議案第2号・令和4年度秦野市水道事業会計予算を定めることについて」を議題とします。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 609 ◯上下水道局長【 104頁】 令和4年度秦野市水道事業会計予算の概要について、説明します。  お手元の各会計予算及び予算説明書の215ページから261ページまでとなります。  まず、215ページをお開きください。第2条の業務の予定量は、給水戸数7万9,000戸、年間総給水量1,934万1,000立方メートル、1日平均給水量5万2,989立方メートルを目標として取り組んでまいります。  次に、第3条の収益的収入及び支出につきましては、収入額28億5,828万8,000円、支出額26億8,088万円を計上しました。  なお、当年度の純利益は、252ページの損益計算書に記載しておりますが、消費税を除き、8,546万円を見込みました。
     続きまして、216ページを御覧ください。第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入額6億439万4,000円に対し、支出額は19億5,982万1,000円で、13億5,542万7,000円の不足が生じますが、本文括弧内に記載しておりますとおり、当該年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額以下の資金をもって補填いたします。  以上により、予算規模は37億4,900万円、本年度に比べ5億1,900万円、16.1%の増となっております。  続いて、収益的収支のうち、主なものについて御説明いたします。  222ページを御覧ください。まず、収入ですが、給水収益は、本年度に比べ1億270万円増の23億7,640万円を計上しました。  226ページを御覧ください。次に、支出です。目の配水給水費ですが、本年度に比べ2,130万9,000円増の3億1,386万1,000円を計上しました。説明欄の配水管等維持管理費では、修繕費の増により増額となりますが、引き続き、予防保全型の維持管理に取り組みます。  続きまして、資本的収支のうち主なものについて御説明いたします。  236ページを御覧ください。まず、収入ですが、企業債は5億6,680万円を計上していますが、本年度スタートしたはだの上下水道ビジョンの事業計画に基づき、プライマリーバランスを確保した借入額としています。  238ページを御覧ください。次に支出ですが、4点を重点として取り組みます。まず、第1点としては、目2の管路耐震化・更新事業費です。7億6,666万3,000円を計上いたしました。説明欄の基幹管路耐震化・更新事業費では、幹線管路として位置づけた県水送水ルートについて、約510メートルの送水管等の耐震化を行うことにより、基幹管路の耐震化率は約48.7%となる見込みです。  第2点としては、一つ下の配水管路耐震化・更新事業費ですが、約390メートルの老朽化している水道管の布設替と耐震化を行います。  240ページを御覧ください。第3点としては、目4の第5次拡張等整備事業費ですが、1億2,834万6,000円を計上いたしました。説明欄の配水管拡張事業費ですが、約350メートルの配水管の拡張を行います。また、芹沢取水場整備事業費では、機械や電気工事等、取水場の整備工事を行うとともに、寺山配水場整備事業費では、詳細設計に取り組みます。  第4点としては、目5の災害対策整備事業費ですが、1億744万4,000円を計上しました。非常用自家発電設備整備事業費では、停電時の電源確保を確実に行うため、非常用自家発電設備の更新を行います。  令和4年度は、令和3年度からスタートした水道事業施設整備計画及び財政計画の2年目として、着実に施設の耐震化や整備に取り組み、ライフラインを提供する公営企業として、引き続き、安全な水の安定供給と事業経営に努めてまいります。  以上、よろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。  以上です。 610 ◯福森真司座長【 105頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一分科員。 611 ◯吉村慶一分科員【 105頁】 各会計予算及び予算説明書233ページの7、資産減耗費の、030、たな卸資産減耗費について伺います。  棚卸しというのは私も企業にいた経験があって、聞いたことあるんですけども、私の解釈だと、商品等の在庫調査のことを棚卸しというと思います。  それで、予算要求書のこの事業の概要を見ると、陳腐化及び劣化により不用となった貯蔵品を処分する際に発生する費用、それから、全体計画のところには、陳腐化及び劣化により不要となった修繕用材料のほか、耐震的な問題により使用不可となったものを処分するということがあって、要求額の増減の理由のところに、実地棚卸しに基づく増と書いてあります。  令和3年度予算では、この金額が31万5000円でした。  それが令和4年度になりますと、3,470万円ですから、約100倍に、この予算要求の増減理由にある実地棚卸しという行為は、これは毎年きちんとやられているんでしょうか。 612 ◯福森真司座長【 105頁】 経営総務課長。 613 ◯経営総務課長【 105頁】 実地棚卸しという行為自体は行っておりますが、それが不十分であったがゆえに、今回のこの大きな金額の計上であったということになります。  以上です。 614 ◯福森真司座長【 106頁】 吉村分科員。 615 ◯吉村慶一分科員【 106頁】 実地棚卸しのやり方について、国土交通省とか、あるいは、公益社団法人水道協会とか、そういう国あるいは県等の公共の基準みたいなものってのはないんですか。 616 ◯福森真司座長【 106頁】 経営総務課長。 617 ◯経営総務課長【 106頁】 特に文書で明示されているものではございませんけれども、全ての材料の在庫をしっかりと数えるのは実地棚卸しだというふうに理解をしております。 618 ◯福森真司座長【 106頁】 吉村分科員。 619 ◯吉村慶一分科員【 106頁】 そうすると例えばですね、この来年度予算では、241ページに第5次拡張等整備事業費で、材料費が300万円計上されております。ここで材料買ったのか。  もし、余るようなことがあれば、在庫になって、年々それを棚卸しの際に、確認をするようなことがやられると思うんですけども、この結果によると、本来であれば、使った後の材料費から計算して使った後の棚卸資産の合計が3,470万1,000円。なきゃいけないのか。  その分が、もう材料、実物の材料がどっか行っちゃってわかんないということですか。 620 ◯福森真司座長【 106頁】 経営総務課長。 621 ◯経営総務課長【 106頁】 材料の購入自体はですね、217ページにございます。  棚卸資産購入限度額、1,174万4,000円のうち、500万円を充てることができるとなっております。  御質問にありましたとおり、令和2年度決算ではおよそ300万円弱の材料をここから購入してるわけですけれども、毎年、その数百万円程度の出入りはこの棚卸資産の材料の中では多く起きているということになろうかと思います。 622 ◯福森真司座長【 106頁】 吉村分科員。 623 ◯吉村慶一分科員【 106頁】 そうすると、要するに、棚卸資産といっても公共の水道料金等で支えられている。公共の事業の財産ですから、その管理が不十分だったということになると、コンプライアンス上の問題が生じると思いますがいかがですか。 624 ◯福森真司座長【 106頁】 経営総務課長。 625 ◯経営総務課長【 106頁】 事務処理の小さな漏れ、ずれが、数十年にわたって積み重なった結果がここにあらわれているというように考えております。  コンプライアンスの問題でございますけれども、言ってみれば、誤字脱字、こういうものが繰り返されている。そういう内容ではないかと思います。  金銭的な、損害というものはどこにも与えていないというように考えておりますので、その事務処理の徹底を図るという点では、しっかりと、今後もやっていかなければいけないことではないのかなというように考えております。 626 ◯福森真司座長【 107頁】 吉村分科員。 627 ◯吉村慶一分科員【 107頁】 普通の企業では、帳面が合わなかったら、合うまで居残りさせられますよね、経理部は。役所はそういうことは、損害がなきゃいいんだよと。そういうことを今、経営総務課長はおっしゃられたと思うんだけども、そういうことで上下水道局長よろしいですか。 628 ◯福森真司座長【 107頁】 経営総務課長。 629 ◯経営総務課長【 107頁】 金銭的な実害がないからこそ、おろそかにされてきたんではないのかなというように考えております。ただ、それをよしとしない。ですから今回予算を計上させていただいたということになります。 630 ◯福森真司座長【 107頁】 吉村分科員。 631 ◯吉村慶一分科員【 107頁】 この棚卸し。資産を購入して帳面が合わないっていうことは、どこ行っちゃったかわかんないってことですよね。どうなっちゃったかわかんない。場合によると、職員が家持って帰っちゃったかもしれない。証明が出来ないでしょ。  そういうことっていうのは、金銭的な被害が生じたっていう可能性は全然ゼロですかね、本当になぜゼロなんでしょう。 632 ◯福森真司座長【 107頁】 経営総務課長。 633 ◯経営総務課長【 107頁】 持って帰って何かできるという性格のものではないと思います。水道の材料ですので、持って帰って売却ができるかといえば、一つ一つの材料については金銭的価値の余りないもの。  いっときに大量に金銭的価値が生じるような持ち出し方をすれば、当然誰かが気づいたであろうものだというように考えておりますので、どうして解離が起こったのかを、100%今説明することは出来ませんので、その可能性は100%ないとは言い切れませんけれども、在庫のずれ方を見ている限りではそういう可能性は極めて低いものというふうに捉えております。 634 ◯福森真司座長【 107頁】 吉村分科員。 635 ◯吉村慶一分科員【 107頁】 この件について、詳細な調査の報告書を議会に提出していただきたい、議会が無理なら私に提出していただきたいですがいかがですか。 636 ◯福森真司座長【 107頁】 経営総務課長。 637 ◯経営総務課長【 107頁】 予算に計上した以上は令和4年度中に詳細をきちっと、全容を把握したいというように思っておりますが、原因の把握というのはもう今となっては不可能だというふうには考えております。  ただ、実際にどれぐらいのずれが起きたのかということに関しての最終的な数字というのは、決算審査までには把握をしておきたいというように、今、考えております。 638 ◯福森真司座長【 108頁】 吉村分科員。 639 ◯吉村慶一分科員【 108頁】 企業の経理部っていうのは、そういうもんじゃないですね。普通の場合は、帳尻が合わないっていうことは企業の信用にかかわりますから、私は今の経営総務課長の答弁をこれ例えばね、議事録を一般の人が、読んだりしたら、非常な不信感を、抱くと思いますよ。  あなた、もう答弁しちゃったんだけどそれを訂正するつもりはありませんか。 640 ◯福森真司座長【 108頁】 経営総務課長。 641 ◯経営総務課長【 108頁】 企業の経理がなぜそこまでするのかというのは、金銭的な実害が出るからだというように思います。  では、繰り返しになりますけれども、今回、金銭的な実害が出るというものではなかったからこそ、おろそかにされてきたものであり、そのことが判明した以上私はそのままにしておくことは出来ないという考え方で、あえて予算をしっかりと計上させていただいたということになります。  ですからこれからは、おっしゃるように、企業の経理と同様な、しっかりとした経理を行っていきたいと考えております。  以上です。 642 ◯福森真司座長【 108頁】 吉村分科員。 643 ◯吉村慶一分科員【 108頁】 あなたの報告書が出た後に私が自分で再調査をさせていただきます。その結果、また議論したいと思います。  終わります。 644 ◯福森真司座長【 108頁】 これで、吉村慶一分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 645 ◯古木勝久分科員【 108頁】 なし。 646 ◯福森真司座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  横山むらさき分科員。 647 ◯横山むらさき分科員【 108頁】 どこで伺ったらいいか分からなかったので、各会計予算及び予算説明書の229ページ、020、量水器取替費でのスマートメーターのことを伺いたいと思います。  先日、日本経済新聞の記事にこのようなものがありました。各家庭などの水道利用料が遠隔で自動的に把握できるスマートメーターを導入する自治体が増えている。訪問による検針をなくすことで業務負担が減るほか、高齢者宅の使用状況を家族にも伝える見守りサービスとしても活用、新型コロナウイルス禍で親族間の対面機会が減る中、コミュニケーションの増加につながる効果も期待されるということで、スマートメーター導入自治体増という記事が出ておりました。  そこで、本市としては、このようなスマートメーターの導入を来年度、量水機器の中で導入を検討したか、また、スマートメーターに対してどのようにお考えかだけお伺いしたいと思います。 648 ◯福森真司座長【 109頁】 営業課担当課長。 649 ◯営業課担当課長【 109頁】 スマートメーターにつきましての御質問にお答えさせていただきます。  スマートメーターの最大の利点は、使用者の利便性の向上でございます。利用者の状況の見える化や、料金収納のサービスの高度化もありますが、今、おっしゃられましたとおり、一定の時間に水が使われなかった場合には、居住者に何か異常があるのではないか知ることができ、早期の安否確認につながる見守りサービスの実現等がございます。  さらには、2か月に1度、検針をバイク、車等で実施して、紙ベースでそのデータを投函したことが削減でき、これがCO2削減の効果にもつながります。また、新型コロナウイルス感染症から職員や検針員を守る有効な手段でもございます。  しかしながら、このような効果がある中で、最大の課題といたしましては、メーター器本体の価格が従来とを比較いたしますと、6倍から10倍程度あるといった費用面の点がございます。また、他の電気ガスのメーター器とは違い、水道メーターといいますのが、どうしても地下、地中にあるものですから、通信環境によりまして、不具合が生じる可能性がございます。  いずれにいたしましても、水道メーターの効果につきましては、その有効性を認識しているところでございますが、その導入につきましては、費用対効果を検証しながら、また、他の水道事業体の動向も注視しまして、水道利用者のサービス向上につながりますように検討して、取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 650 ◯福森真司座長【 109頁】 横山分科員。 651 ◯横山むらさき分科員【 109頁】 今、独居高齢者が増えてきて、また、親族とつながりがない方もいらして、孤独死、孤立死される方もいらっしゃったりして、そういうところで、行政がそのような状態を把握するのに、このスマートメーターは大変、福祉的な目的、活用になってしまいますけれども、非常に有効かなと思ったものですから、いろいろな意味で、今、お話を聞いて、有効な部分もあるようですので、ちょっと金銭的なハードルがあるということですが、ぜひ今後とも検討していただきたいと思います。  以上で終わります。 652 ◯福森真司座長【 109頁】 これで、横山むらさき分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 653 ◯横溝泰世分科員【 109頁】 なし。 654 ◯福森真司座長【 109頁】 質疑なしと認めます。  八尋伸二分科員。 655 ◯八尋伸二分科員【 110頁】 なし。 656 ◯福森真司座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  佐藤文昭兼務員。 657 ◯佐藤文昭兼務員【 110頁】 それでは、水道事業、予算資料の58ページ、(1)収益的収入及び支出、(ア)の1、水道事業収益について。  水道料金の滞納について伺いたいと思いますが、現状の給水停止の執行状況はどのようかお伺いいたします。 658 ◯福森真司座長【 110頁】 営業課長。
    659 ◯営業課長【 110頁】 現在の給水停止の件数で御説明します。  令和4年2月末現在になりますが、137件が給水停止としています。  以上です。 660 ◯福森真司座長【 110頁】 佐藤兼務員。 661 ◯佐藤文昭兼務員【 110頁】 2月で137件。実際に執行したのは何件ですか。 662 ◯福森真司座長【 110頁】 営業課長。 663 ◯営業課長【 110頁】 令和3年4月から令和4年2月末までの給水停止の執行の延べ件数は、1,006件です。  以上です。 664 ◯福森真司座長【 110頁】 佐藤兼務員。 665 ◯佐藤文昭兼務員【 110頁】 資料では783件、そのうち、現在も給水停止されているのは137件と聞いています。回答が違うのですが、どのようか伺いたいと思います。 666 ◯福森真司座長【 110頁】 営業課長。 667 ◯営業課長【 110頁】 大変申しわけありません。兼務員に御説明した後、数字を精査しまして、件数が変更になっております。件数は1,006件です。 668 ◯福森真司座長【 110頁】 佐藤兼務員。 669 ◯佐藤文昭兼務員【 110頁】 事前に聞いているので、その分かった段階で連絡していただかないと、正確な議論ができないではないですか。そのようなことでお願いします。  こういう中に137件という世帯、私はこういうふうに聞いていましたから、これでいきますけれども、給水停止になると、水が使えないと。そういう状況は暮らしに困るということが当然あります。収入が今、少ない中で、水道料金も払えないという状況があると思うのです。実際、生活に困っていながら、そのような方に対して、生活実態を把握する対応はどのようか、伺いたいと思います。 670 ◯福森真司座長【 110頁】 営業課長。 671 ◯営業課長【 110頁】 給水停止中の対象者につきましては、定期的に訪問及び連絡をとっております。その納税相談の中で、生活実態の把握ができますので、分割納付に応じていただくことや、支払い猶予の制度がございますので、そちらを説明し、利用することで、支払いにつなげています。  また、はだの地域福祉総合相談センター「きゃっち。」の案内をするなど、取り組んでおります。  以上です。 672 ◯福森真司座長【 111頁】 佐藤兼務員。 673 ◯佐藤文昭兼務員【 111頁】 実際に生活が困って、特に私は、高齢者の方が食べるだけで精いっぱいという方もいるんです、実際、独り暮らしで。そういう方が給水停止をしたからといって、水道料金が払えるかといったら、なかなかそうなっていかないと。これは、本来ならば、福祉の部分だと思うのですよね。月当たり2万円で食べていったり、家賃を払ったり、そういう人がいるのですよ、実際。年金を1万8,000円ぐらいしかもらえていない。そういうふうな方々には、やはり猶与といっても、なかなかそうなのですけれども、減免制度を取り入れるべきだと私は思うのですね。  「きゃっち。」を案内して、生活保護に行くでしょう。そうすると、減免にはならないのですよ。その生活保護費から水道料金を払うという形になっているのですね。そういうことがあるんだけど、生活保護を受けられれば、食べるということは困らないと思うのです。あと医療と家賃と。そういうふうな点では、ぜひ、「きゃっち。」というよりも、この方は「きゃっち。」に行ったら、また時間がかかると。もう生活援護課に連れていったほうがいいという方はいると思うのですよ。その営業サイドの判断で、そのようなことができるかどうか伺いたいと思います。 674 ◯福森真司座長【 111頁】 営業課長。 675 ◯営業課長【 111頁】 納税相談を通じて生活実態が分かりまして、必要があれば、「きゃっち。」への案内、また、生活保護の案内をする考えはあります。しかし、実際のところは、水道料金のお支払いが困って、納税相談の場において、生活保護や「きゃっち。」を御案内する以前に、福祉のほうで幅広く見守りをしていますので、そちらで相談されたり、生活保護につながっているので、水道料金の支払いが困難というきっかけで生活保護を御案内する方はいません。また、「きゃっち。」のほうについては、2名という本当に少ない人数になっています。  これまで水道料金のほうで納税相談をしていないからでなくて、それ以前に、福祉の見守り、目配せが十分できているかなと思っています。  以上です。 676 ◯福森真司座長【 111頁】 佐藤兼務員。 677 ◯佐藤文昭兼務員【 111頁】 実際に、本当にそういう方が、この高齢化の中で、本当に出てきているのですよ。福祉部の中でも、介護保険とか後期高齢者医療とか、そういう保険料も払えないと。水道料金も当然連鎖していますから、料金の関係は。そういうことが、実際には給水停止になった生活実態の、営業課が直接行っているのか分からないですが、包括委託のセンターが訪ねていったり、営業課が直接行っているのか、その集金の実態を伺いたいと思います。 678 ◯福森真司座長【 112頁】 営業課長。 679 ◯営業課長【 112頁】 包括委託の事業者が納税相談等に行っています。営業課の職員が行くことは、包括委託業者からの要請があれば行きますが、基本的にはございません。  以上です。 680 ◯福森真司座長【 112頁】 佐藤兼務員。 681 ◯佐藤文昭兼務員【 112頁】 あと二十何秒なので、そういうことが起きたときには、営業課も出かけていって、この人はどうなのかというのを判断してほしいと思うのです。助けるつもりで、福祉の増進というのはそこなのですよ。よろしくお願いします。  終わります。 682 ◯福森真司座長【 112頁】 これで、佐藤文昭兼務員の質疑を終わります。  風間正子兼務員。 683 ◯風間正子兼務員【 112頁】 なし。 684 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑が終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 685 ◯福森真司座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第2号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第2号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 686 ◯福森真司座長【 112頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 4時47分 休憩              ─────────────               午後 4時48分 再開 687 ◯福森真司座長【 112頁】 再開します。  お諮りいたします。  本日の会議時間は、審査の都合により延長したいと思います。  これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 688 ◯福森真司座長【 112頁】 御異議なしと認めます。  次に、「議案第3号・令和4年度秦野市公共下水道事業会計予算を定めることについて」を議題とします。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 689 ◯上下水道局長【 113頁】 令和4年度秦野市公共下水道事業会計予算の概要について説明します。  お手元の各会計予算及び予算説明書の265ページから313ページまでとなります。  まず、265ページをお開きください。第2条、業務の予定量は、水洗化戸数6万1,700戸、年間総処理水量1,525万9,000立方メートル、1日平均処理水量4万1,805立方メートルを目標として取り組んでまいります。  次に、第3条の収益的収入及び支出につきましては、収入額52億2,196万円、支出額47億9,884万7,000円を計上いたしました。当年度の純利益ですが、304ページの損益計算書に記載しておりますが、消費税を除き3億6,404万6,000円を見込みました。  続きまして、266ページを御覧ください。第4条の資本的収入及び支出につきましては、収入額13億7,614万1,000円、支出額34億2,622万1,000円で、収入額に対して20億5,008万円の不足が生じますが、本文括弧内に記載しましたとおり、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額以下の資金をもって補填いたします。  以上により、予算規模57億700万円で、本年度に比べ4億6,000万円、8.8%増となっております。  272ページを御覧ください。続いて、収益的収支のうち、主なものについて御説明いたします。まず、収入ですが、下水道使用料は、本年度に比べ4,533万3,000円増の23億567万3,000円を計上いたしました。  次に、一般会計からの繰入金ですが、公営企業会計予算では目的や性質によって区分しており、収益的収入の雨水処理負担金と他会計補助金、基本的収入の他会計補助金を合わせますと、合計の記載はありませんが、16億9,200万円となります。そのうち、福祉減免に伴う下水道使用料の減収分に対する一般会計からの補填876万2,000円を除くと、本年度に比べ7,009万2,000円減の16億8,323万8,000円となります。  276ページを御覧ください。次に、支出です。目3の処理場費ですが、本年度に比べ2,885万1,000円増の8億3,751万7,000円を計上しました。説明欄の処理場管理事業費では、汚泥処分に係る委託料の増などにより増額となりますが、引き続き、浄水管理センター適切な維持管理に取り組みます。  続きまして、資本的収支のうち、主なものについて御説明いたします。286ページを御覧ください。まず、収入ですが、企業債は9億3,750万円を計上していますが、今年度スタートしたはだの上下水道ビジョンの事業計画に基づき、プライマリーバランスを確保した借入額としております。  288ページを御覧ください。次に支出ですが、3点を重点として取り組みます。第1点としては、目2の管きょ整備事業費ですが、4億3,480万円を計上しました。まず、説明欄の汚水管きょ整備事業費では、今泉の土地区画整理事業地内の整備を進めるとともに、未整備となっている箇所の事業を進めます。  次に、一つ下の雨水管きょ整備事業費では、西地区等において室川第9雨水枝線整備事業、また、大根地区においては、大根第9雨水枝線整備事業などを実施し、市民の安心・安全を守るため、引き続き、浸水対策を着実に進めてまいります。  第2点としては、目3・管きょ耐震化・更新事業費ですが、8,860万円を計上しております。不明水対策として、曽屋地区の既設管きょの更新事業など、引き続き、管路の耐震化・更新を進めてまいります。  第3点としては、目4の施設耐震化・更新事業費ですが、7億1,683万円を計上しております。浄水管理センターなどの基幹施設の設備更新を着実に進めてまいります。  令和4年度は、令和3年度からスタートした公共下水道事業施設整備計画及び財政計画の2年目として、着実に施設の耐震化や浸水対策に取り組み、ライフラインを提供する公営企業として、引き続き安定的な汚水処理と事業経営に努めてまいります。  以上、よろしく御審査いただきますよう、よろしくお願いします。  以上です。 690 ◯福森真司座長【 114頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一分科員。 691 ◯吉村慶一分科員【 114頁】 各会計予算及び予算説明書277ページの3の010処理場管理事業費について伺います。  この事業費の中に、B-DASH事業、国土交通省下水道革新的技術実証事業が、入っていると思います。  令和2年及び3年に、機械が大分故障をしたと聞いておりますが、その故障した、日数回数、及びそれによる本市への影響はどのようだったか伺います。 692 ◯福森真司座長【 114頁】 下水道施設課担当課長。 693 ◯下水道施設課担当課長【 114頁】 故障して休止した日数でございますけども、平成28年度、平成29年度の2か年による実証実験を経て、平成30年度からは国からこの設備を無償で借受けまして、現在実用段階での検証を行い、今年度で6年が経過いたします。  使い始めから5年目の令和2年度に乾燥機内の伝熱管に亀裂が発生しまして、その修理のために、合計で31日間休止しました。  今年度もですね、同じく伝熱管の亀裂によりまして、合計で38日間休止いたしました。  それによる影響でございますけども、経費のほうなんですけども、乾燥機の休止によりまして、電気、ガス、こういった光熱費は減りますが、脱水汚泥が乾燥出来ないことによりまして、汚泥の処分量が増えるため、全体といたしましては、増額となります。  ただですね、令和元年度までの、毎年、約4,000万円程度の削減が出来ていましたので、経費増えるというよりは、削減額が少し減るという表現のほうが適切かと思います。  金額としましては、概算額となりますが、令和2年度が800万円、言えば今年度が約1,000万円、削減額が減額になります。  以上です。 694 ◯福森真司座長【 115頁】 吉村分科員。 695 ◯吉村慶一分科員【 115頁】 国土交通省が推奨する実験ですから、本市のような規模のまちに合わせた新技術ということで、お手伝いをする価値は十分にあると思います。  しかし、これの電気代がすごくかかるわけですね。教えていただいた電気代が年間大体、電力費が4,000万って、この4,000万円っていうのが、下水道全体で、電力動力費っていうのが1億8,000万円ぐらいですから、20%強ぐらいかかると。  ゼロカーボンシティを標榜する本市として、金銭的にとするからといって、こういう電力を使う機械は入れる価値があるのかどうかっていうことが問われると思いますが、その点はどう考えておられます。 696 ◯福森真司座長【 115頁】 下水道施設課担当課長。 697 ◯下水道施設課担当課長【 115頁】 ゼロカーボンシティを表明しているのに使っていくのかということでございますけども、経過年数とともにこの削減額の額が年々減少はしております。  ただですね、機械が、設備が国からあと2年間無償で貸していただけるといった中では、この2年間につきましては、継続して使っていたほうが、市としましても経済的な効果が得られて、有利になるのかなと。少なくとも2年間につきましては、継続していく考えております。
     以上です。 698 ◯福森真司座長【 115頁】 吉村分科員。 699 ◯吉村慶一分科員【 115頁】 下水道施設課担当課長から答えていただけなかったんで私のほうから言いますけども、要するに、電力費はかかるけど、このパンフレットによると、汚泥の取扱い性や衛生的保存性が向上すると。  要するに、大きな災害等があったときに、下水汚泥の脱水ケーキを今、何箇所かのところに持っていっているわけですけども、それは困難になるような事態になったときには、電気さえ無事なら、これはうんと役立つっていう効果があるという説明があります。  ただそういうことを考えたとしても電気代っていうのは、今はどうかわかりませんけども、昔は夜間電力って安かった。  余剰電力だから、夜間だけの運転をして昼間は休むっていうような、実験をしてもらえないかと。  そういう実験というのは、温度が高くなったり低くなったりすると、収縮しますから、傷が壊れやすい実験なんですけども、そういうのをやってみたらどうですかっていうふうに国土交通省に提案してみたらどうかと思うんですけどいかがでしょう。 700 ◯福森真司座長【 116頁】 下水道施設課担当課長。 701 ◯下水道施設課担当課長【 116頁】 夜間のみというお話だったかと思うんですけども、実はですね、この機械につきましては、月曜日から金曜日まで、24時間、5日間分として連続で120時間、ずっと稼働しております。  土曜日、日曜日につきましては機械を休めるという意味で、休止はしてるんですけども、そういった意味で、夜間の電力を使うとか昼間電力を使うというよりも、もう24時間、1週間でトータル、連続して121時間、継続運転してますので、その中運転に切替え云々つきましては、ちょっと今のところ、考えてはおりません。 702 ◯福森真司座長【 116頁】 吉村分科員。 703 ◯吉村慶一分科員【 116頁】 ちょっと考えてみてください。  夜間電力は、要するに余剰電力的な要素がありますから、それを使ってこれができるならば、いわゆるゼロカーボンとも矛盾しないという考え方が成り立つと思いますので、あと30秒ですので要望一つを言いますけども、最近田んぼダムっていうのが、いろんなとこでやるようになりました。  大根川ポンプ場管理事業費とか、雨水排水施設等管理事務費の関係になりますが、ちょっと研究をしてみたらどうかなと思いますので、これは要望としておきます。  終わります。 704 ◯福森真司座長【 116頁】 これで、吉村慶一分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 705 ◯古木勝久分科員【 116頁】 なし。 706 ◯福森真司座長【 116頁】 質疑なしと認めます。  横山むらさき分科員。 707 ◯横山むらさき分科員【 116頁】 すいません、もし分かったら教えてください。  各会計予算及び予算説明書273ページ、その他雑収益というところで、入るかどうか分からないのですけれども、マンホールカードを秦野市で発行されているようですが、作成費用とか、売上げが見込めるのか。それから、これまでニーズがどのくらいあったか、分かれば教えていただきたいと思います。急に言っても、ちょっと無理ですかね。 708 ◯福森真司座長【 116頁】 営業課担当課長。 709 ◯営業課担当課長【 116頁】 今、マンホールカードのお伺いですけれども、マンホールカードは今、1枚税抜で20円、税込みでいけば22円と聞いております。  分科員の御質問の何枚ぐらい売上げているかということつきましては、現在そのデータは用意しておりません。 710 ◯福森真司座長【 117頁】 営業課長。 711 ◯営業課長【 117頁】 マンホールカードの販売についてはしておりませんで、平日は上下水道局のお客様センターで、休日はたしか秦野駅前の観光案内所にございます。 712 ◯福森真司座長【 117頁】 横山分科員。 713 ◯横山むらさき分科員【 117頁】 サービスしていただいているということで。  ありがとうございました。 714 ◯福森真司座長【 117頁】 これで、横山むらさき分科員の質疑を終わります。  横溝泰世分科員。 715 ◯横溝泰世分科員【 117頁】 なし。 716 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  八尋伸二分科員。 717 ◯八尋伸二分科員【 117頁】 なし。 718 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  佐藤文昭兼務員。 719 ◯佐藤文昭兼務員【 117頁】 なし。 720 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  風間正子兼務員。 721 ◯風間正子兼務員【 117頁】 なし。 722 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  各分科委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 723 ◯福森真司座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第3号に対する質疑を終結します。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第3号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 724 ◯福森真司座長【 117頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 5時06分 休憩              ─────────────               午後 5時07分 再開 725 ◯福森真司座長【 118頁】 再開します。  以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了いたしました。  なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例会月会議の最終日に開催する予算決算常任委員会において報告させていただきます。  また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があればここでお伺いをさせていただきまして、それらを基に素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 726 ◯福森真司座長【 118頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りさせていただきます。  以上で、当分科会の日程は全て終了いたしました。  これで予算決算常任委員会・環境都市分科会を閉会させていただきます。               午後 5時08分 閉会 Copyright © Hadano City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...