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令和元年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2019-10-01

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  1. 秦野市議会 2019-10-01
    令和元年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2019-10-01


    取得元: 秦野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            予算決算常任委員会・環境都市分科会               午前 8時59分 開会 ◯横山むらさき座長【 1頁】 ただいまから予算決算常任委員会・環境都市分科会を開会いたします。  本日の会議は、お手元にお配りした日程により進めてまいります。  開会に当たり、一言申し上げます。当分科会の平成30年度決算審査の日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしてまいりたいと考えておりますので、御協力、よろしくお願いいたします。  これより、議案の審査に入ります。説明並びに質疑は、決算書、決算附属資料、主要な施策の成果報告書及び監査委員の決算審査意見書等を参考にして進めることにいたします。  なお、質疑につきましては、議事の整理上、お手元にお配りした発言順位一覧表のとおり、区分して行います。  お諮りいたします。各委員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯横山むらさき座長【 1頁】 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定いたしました。  分科員1人当たりの質疑時間は、質疑、答弁を含めて60分以内といたします。  また、兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行うこととし、1分科会当たり10分以内とし、内容が重複しない範囲で質疑を認めます。  それでは、「議案第34号・平成30年度秦野市一般会計歳入歳出決算の認定について」のうち、当分科会所管部分に関する審査を行います。  質疑を行う際は、極力、事業名と決算書、主要な施策の成果報告書、または、決算資料の該当ページについて述べていただきますよう、委員各位の御協力をお願い申し上げます。  最初に、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  環境産業部長。 3 ◯環境産業部長【 1頁】 おはようございます。  それでは、環境産業部及び農業委員会事務局が所管しております決算の概要について、一括して御説明いたします。
     初めに、環境産業部が所管いたします第4款の衛生費について、御説明いたします。  まず、主要な施策の成果報告書の118ページ、(31)環境基本計画推進事業費でありますが、児童・生徒を対象とする環境学習プログラムである、はだのエコスクールの実施や緑のカーテンなど、環境月間を中心としたさまざまな取り組みを通じて、広く市民の環境への意識啓発・高揚を図りました。  次に、123ページの(40)深層地下水浄化事業費でありますが、曽屋、富士見町、菩提地区の3地点に設置してある浄化装置により、地下水の水循環の促進と水質改善を図りました。また、125ページ、(44)くずはの広場管理運営費でありますが、葛葉緑地の保全と活用に努めるとともに、自然観察会等の自主事業を通じ、自然保護意識の醸成を図りました。また、より多くの方にくずはの家に親しんでいただけるよう、くずはの家20周年記念として、ふるさと寄附金を活用し、マスコットキャラクター「もりりん」の着ぐるみを作製しました。  次に、129ページの(54)資源分別回収推進事業費でありますが、はだのクリーンセンター1施設による焼却体制の移行に向けて、平成30年6月から本町、東、北の市内3地区で草類の分別収集を開始し、可燃ごみの減量と資源化を図りました。  次に、131ページの(58)粗大ごみ資源化事業費でありますが、これまでの木質系粗大ごみの処理体制を見直し、草類と一括処理することで効率的な資源化事業を進めました。また、家庭から出された粗大ごみを低価格で販売する「もったいないDay」を年3回開催し、市民のリユース意識の向上を図りました。  次に、133ページの(64)公衆トイレ維持管理費でありますが、駅周辺の生活環境の向上を図るため、鶴巻温泉駅南口周辺整備事業にあわせ、駅南口に公衆トイレを新築しました。  次に、第5款の農林費の決算概要を御説明申し上げます。  最初に、農業委員会関係につきまして、御説明申し上げます。  主要な施策の成果報告書の136ページ、(1)農業委員会運営費でありますが、農業委員会の運営、行政庁への要望を行ったほか、農業委員会の委員の選出方法について、新制度での委員の任名及び新設される農地利用最適化推進委員の委嘱に係る事務を行いました。  次に、同じページの(2)農地利用調整経費でありますが、農地法等の法令に基づく事務処理を行うとともに、農地の効率的な利用を図るため、利用権の設定を促進しました。  続きまして、環境産業部関係につきまして、御説明いたします。  まず、141ページの(10)農作物被害防除事業費でありますが、南地区及び東地区において、被害を防止するための防護ネットの改修等について支援するとともに、銃器駆除や捕獲おり等による捕獲を推進し、農作物被害の軽減に努めました。  また、146ページの(23)畜産環境衛生対策事業費でありますが、畜産業の振興を図るため、引き続き畜産農家が行う家畜伝染病の発生予防や臭気対策に対する支援を行い、地域住民の住環境を守るとともに、衛生的な営農環境の保持に努めました。  続きまして、林業関係としましては、148ページの(29)水源の森林づくり事業費でありますが、森林組合及び森林所有者と本市が協力協約を締結し、枝打ち・間伐等の森林整備に対して助成しました。  また、151ページの(38)地場産木材活用推進事業費でありますが、秦野産材の利用促進及び小学校児童の環境教育の一環として、北小学校の学習机の天板を秦野産ヒノキ机天板に交換しました。  最後に、第6款の商工費の決算概要について、御説明申し上げます。  初めに、商業関係としましては、主要な施策の成果報告書161ページ、(18)商店街後継者等育成事業費でありますが、これからの秦野の商業を担う若手商業者の育成や魅力ある個店づくりのため、若手商業者の集まりである秦野あきんど育成会が実施する研修会等に対し、秦野商工会議所とともに支援しました。  次に、162ページの(19)商人魂お役立講座事業費でありますが、商店主が講師となり37講座を開催し、店主の魅力や専門性、また大型店にはない個店の魅力を消費者にPRし、個店並びに商店街の活性化に努めました。  続きまして、工業関係につきましては、少しページを戻っていただきまして、158ページ、(10)工業活性化事業費でありますが、市内企業の製品・技術の情報発信や受注促進を図るため、テクニカルショウヨコハマに出展ブースを確保し、本市内から14社、1団体が参加し、製品・技術の広報宣伝に努めました。  次に、160ページの(16)中小企業人材育成事業費でありますが、商工会議所と共催で工業経営講座を開催するとともに、中小企業が実施する人材育成事業に係る研修経費の一部を補助し、中小企業の経営管理能力や技術力の強化を支援いたしました。  続きまして、労働関係につきましては、165ページ、(27)ふるさとハローワーク求職者就職支援事業費でありますが、求職者の円滑な就職を支援するため、公共職業安定所と連携し、求職者への情報提供、職業相談、職業紹介を行い、就労支援と雇用の促進を図りました。  次に、観光関係につきましては、165ページ、(29)たばこ祭補助金でありますが、平成29年度は第70回の記念事業であったため、補助額の増額がありましたが、昨年度は70回以前の額に戻っております。また、運営委員会での意見やウエブアンケート調査結果を踏まえ、たばこ音頭千人パレードの教則用映像を制作したほか、打ち上げ花火を過去最多の2,500発にふやすなど、原点回帰をテーマにイベント内容の見直しを行いました。  続きまして、167ページ、(35)鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費でありますが、お客様の安全確保及び利便性向上のため、非常放送設備更新工事や施設の修繕等を行うとともに、各種誘客キャンペーンを実施するなど、施設の利用促進に努めました。  最後に、168ページ、(37)震生湖周辺整備事業費でありますが、豊かな自然環境の保全及び良好な景観の創出により、震生湖の魅力向上を図るため、既存施設である老朽化した売店の撤去及びその用地取得を行い、あわせてその跡地の活用に向けて、整地並びに周辺の雑木処理を行いました。  以上、決算概要を一括して御説明いたしました。よろしく御審査くださいますよう、お願いいたします。 4 ◯横山むらさき座長【 4頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一委員。 5 ◯吉村慶一分科員【 4頁】 主要な施策の成果報告書118ページ、(30)の河川・水路浄化対策事業費でありますが、今も世界的にプラスチックによる海洋汚染が問題となっております。それに対応する本市としての直接の事業はここになってくると思います。先日、グルメシティ大根店の横の大根川沿いを50メートルぐらい歩いてみましたが、目についただけでペットボトルとか、レジ袋が大体10ぐらいあります。ああいう状況を常日ごろからなくしていけば、海洋のプラスチック汚染を防ぐことができると思います。本市は、おいしい秦野の水ということを1つの市としてのブランドイメージにしておりますから、一定程度の費用をかけても、秦野市はプラスチックの海洋汚染に熱心で、それに努力しているということを発信できるような状況をつくることが大切だと思います。私の考えでは、毎週1回ぐらいは全ての河川で誰かが清掃しているような状況をつくったらどうかと思いますが、お考えを伺います。 6 ◯横山むらさき座長【 4頁】 環境共生課長。 7 ◯環境共生課長【 4頁】 海洋プラスチックごみの関係についての御質問でございます。本市の状況で、先ほど大根川のごみの状況を委員みずから見てこられたというところでございましたが、大根川清掃を初めとして市内におきましては、毎年7月の河川浄化月間を中心に、各河川において地域のまちづくり委員会主催で河川清掃を実施しております。昨年、平成30年度は悪天候のため中止となった四十八瀬川を除き、水無川、先ほどの大根川、葛葉川、金目川の4つの河川で行いまして、可燃ごみで1,380キログラム、不燃粗大ごみにつきましては370キログラムを回収しております。回収状況を見ますと、この中には、やはりペットボトル、お菓子の袋などのこういったプラスチックごみが大変多く含まれております。  そして、回数というようなお話でございますが、この河川浄化月間の清掃活動のほかにも、自然観察等の活動をしている、くずはの家えのきの会による河川清掃のボランティア活動を初め、水無川緑地におきましては、公園清掃、そして定期的な活動が行われております。  それで、また、先日、28日、29日に行われました市内最大の観光イベントであります、たばこ祭におきましては、34万9,000人もの人が来場しまして、大変ごみも多く出ておりましたが、深夜に及ぶ実行委員会、職員によるごみの分別等、そして、早朝の日曜日、月曜日に行われました清掃ボランティアによる河川含めたごみの清掃、こういったものがございました。これにより、川のごみも朝、晴れていた中では何一つ落ちていないような大変きれいな状況が保たれるようになりました。  委員おっしゃられるように、毎日、毎週のようにごみの清掃ができれば、それによって非常にきれいな状況が保たれるということはあると思います。この件につきましては、清掃の回数の増加を含めてできる範囲で検討をしていきたいと考えますが、日常的にやはりきれいな状況を保っていくには、まずはこういった拾う活動、これも大事ですが、そもそも捨てないということへの意識向上が大切であると考えております。市としましては、これまでの河川浄化月間や環境月間などの機会を通じて、市民意識の向上に今後もより一層努めていきたい、そういうふうに考えております。  以上です。 8 ◯横山むらさき座長【 5頁】 吉村委員。 9 ◯吉村慶一分科員【 5頁】 現実に、要するに河川、あるいは河川敷のごみがいつ見てもほとんどないという状況をつくる。これは河川をきれいにするという本来の意味のほかに、秦野市の水というものに対する姿勢、これを世間にアピールする。それがおいしい秦野の水のアピールにつながるわけで、私は非常に経済効果を生むと思いますので、ぜひこれは、要するに経済政策だという観点から御検討をお願いします。  次に、130ページ、(57)粗大ごみ等自己搬入受入業務費、127ページ、(50)塵芥収集等委託費の関係ですが、粗大ごみを集めて回る費用は、塵芥収集経費約1億1,700万円、これの7分の2がその経費になります。トラック7台でやっていますから、2台分が粗大ごみです。計算すると大体3,000万円ぐらいかかっている。粗大ごみを集めてくる量が1万個少しですから、粗大ごみというのはトラックで収集に回ると1個約3,000円かかります。一方、持ち込みのほうは1,600万円程度で、年間10万個ぐらいかかっておりますので、焼却工場に持っていって焼却したり、何かする分も含めても1個約300円、10倍の差がある。そこで、持ってきてもらう数をふやし、とりに行く数を減らすような、この手数料の変更をしたらどうかと思いますが、いかがでしょう。 10 ◯横山むらさき座長【 5頁】 環境資源対策課長。 11 ◯環境資源対策課長【 5頁】 粗大ごみの自己搬入の手数料の改定についての御質問にお答えいたします。粗大ごみ処理手数料につきましては、算出根拠の適正性を確保するため、3年ごとに見直しをすることとしております。見直しにつきましては、これまでの粗大ごみの取り扱い実績や経費、また近隣市の手数料の状況などを参考に来年度に実施する予定でございます。 12 ◯横山むらさき座長【 5頁】 吉村委員。 13 ◯吉村慶一分科員【 6頁】 傾向として、持ち込み手数料を300円より安く、とりに行く分を650円より高くする方向性が大切だと思いますが、いかがでしょう。 14 ◯横山むらさき座長【 6頁】 環境資源対策課長。 15 ◯環境資源対策課長【 6頁】 それらも含めまして、来年度検討させていただきます。 16 ◯横山むらさき座長【 6頁】 吉村委員。 17 ◯吉村慶一分科員【 6頁】 これは、うまくいって収集の車両が1台減少するようなことができれば1,500万円ぐらいの経費の節減になるのですね。ぜひそういう観点からも検討していただきたいと思います。  次に、132ページ、(61)のし尿くみ取り委託経費ですが、これは決算額約2,294万円で、3つの業者が3台の車で収集している。そうすると、1台当たり平均すると収集経費が700万円ぐらいで済んでしまう。さっき、粗大ごみの収集経費を言いましたけれども、1台で1,500万円ぐらいかかるのですね。そうすると、倍半分の単価の違いがここで出てくるのですけれども、これはどうしてそうなるのでしょう。 18 ◯横山むらさき座長【 6頁】 生活環境課長。 19 ◯生活環境課長【 6頁】 塵芥収集委託及びし尿の収集運搬委託業務の委託料の積算根拠から御説明します。塵芥収集委託については、運転者や作業員の人件費、塵芥収集車両の経費や燃料費など、公共事業の積算単価により車両1台当たりの作業に要する費用に基づいて積算しています。し尿収集運搬委託につきましては、一般的なくみ取り世帯で用いる定額制、また工事現場などの仮設トイレの場合に用いる従量制などといった利用の形態に応じた単価を定めており、収集作業の回数、また量に乗じた額を用いて委託料として算定しています。このことから差が出ていると思います。 20 ◯横山むらさき座長【 6頁】 吉村委員。 21 ◯吉村慶一分科員【 6頁】 し尿のくみ取りの車も、2人乗車して仕事をしておられます。もしこの仕事に1日、朝から夕方まで7時間とか、8時間とかの時間がかかっているとすると、それが700万円少しの委託料でできるということになれば、ごみの収集の単価も全部そこまで下げることができると考えられるのですけれども、その辺の時間の問題はどういうふうに把握されていますか。 22 ◯横山むらさき座長【 6頁】 生活環境課長。 23 ◯生活環境課長【 6頁】 市のし尿収集委託とごみ収集委託では、今、説明しましたように、積算方法に差があります。し尿収集分が安いのか、ごみ収集分が高いのか、このことについては、実際に働いている実働、働いている時間、そういったものを含めて今後よく調べていきたいと思っています。 24 ◯横山むらさき座長【 6頁】 吉村委員。 25 ◯吉村慶一分科員【 6頁】 し尿のくみ取りの事業者は、車は変えるらしいですけれども、合併浄化槽の汚泥のくみ取りだとか、そういうものの仕事もやられていると。でも、そっちの仕事量も随分減っているということです。今、生活環境課長、言っていただきましたけれども、適正な価格、適正な委託費というものが時間の関係からも、労働の量と質の関係からも、確かにこの金額が妥当なのですよということをぜひ証明していただきたい。今のままだと、これは同じ時間でやっているとしたら、ごみのほうが高過ぎるという話、あるいはし尿のほうが安過ぎるという話になりますので、その辺の検討をよろしくお願いしまして、質問を終わります。 26 ◯横山むらさき座長【 7頁】 これで、吉村慶一委員の質疑を終わります。  伊藤大輔委員。 27 ◯伊藤大輔分科員【 7頁】 どうも新人の伊藤大輔です。4年間、よろしくお願いします。  まず最初に、成果報告書の122ページ、開いていただけたでしょうか。(39)地下水保全事業費に関してです。そこの、ごめんなさい、123ページのイですね。(ア)秦野盆地の水収支について。別にこの問題から質問しようと思っていたわけではないのですけれども、ちょっと運命的にも地下水の問題から質問させていただくことになったのですけれども、これ、平成30年度の1日当たりの水の収支の問題なのですけれども、3,175トンという数字を見つけていただけたでしょうか。この数字はやっぱり平成29年度をちなみに言うと約1万6,000トンなのですね。そこから一挙に3,175トンに下がったのですよね。まずこの理由というのをお伺いしたいなと思いまして、よろしくお願いします。 28 ◯横山むらさき座長【 7頁】 環境共生課長。 29 ◯環境共生課長【 7頁】 平成30年度の水収支、3,175トンに減った理由でございますが、これの主な原因としましては、降水量が平成29年度と比較して年間で191.5ミリメートル少なかった。これがございます。このように、この降水量の影響により、地下水かん養量が7,541トン、日量減少したことになります。また、一方では、河川の流出量が6,209トンと、こちらは増加しておりますけれども、それの差し引きトータルで日量1万3,750トンの減少となっております。いずれにしましても、この水収支のかん養プラス部分に当たるものにつきましては、降水量というものが非常に大きな影響がございます。過去112年間の中で平成30年度の降水量は10番目、そして、50年間で見ても6番目に非常に少なかったというのが主な原因となっております。 30 ◯横山むらさき座長【 7頁】 伊藤委員。 31 ◯伊藤大輔分科員【 7頁】 ありがとうございます。やっぱり地下水は生き物なんですよね。生き物で、そして、これ、戸川土地区画整理事業の問題もあったのですけれども、私がここで一つ言いたいのは、やっぱり6月の時点で水の収支に関する問題、どれだけ入って、どれだけ出ていくかという問題が重要だと思うんです、そこの数字が。それで令和元年第2回定例会のときに、環境共生課だったか、どなただったか覚えていないのですけれども、一般的な神奈川県にある飲料メーカーの工場が1日に使う水の量ですか、2,000トンから1万1,500トンとおっしゃっていたのですよね。何か、私はそれを外で聞いていまして、結局、地下水の問題は誰もわからないのですよ。誰もわからない、生き物だし、自然なので。ただ、それに対してどれだけ科学的なアプローチを検証していけるかというところで、やっぱりこの数字の議論がなぜ令和元年第2回定例会のときにできなかったのかというのは、私、少し外にいて感じたことです。本当、そこは感情的な議論ではないのですよ。賛成、反対の前に、まず科学的な見地を議会として求めていくという、そこの姿勢があってもよかったのではないかなと思います。  次、行きます。「秦野名水」の普及啓発について、ウです、123ページ。ここ、聞きたいのは、この秦野名水の普及活動のために、私は具体的に宣伝費とかとって、この予算の中に、決算額の中に宣伝費というのをとって活動しているのかとか、宣伝ということでどういった活動をされているのかなということを少しお伺いしたくて、よろしくお願いします。 32 ◯横山むらさき座長【 8頁】 環境共生課長。 33 ◯環境共生課長【 8頁】 本市の秦野名水の普及の宣伝についてでございますが、平成26年1月に策定をした秦野名水の利活用指針において、この市域に存在する地下水を水源とする水を秦野名水として定義をしました。そして、市固有の地域資源である秦野名水の普及啓発に努めているところでございます。  具体的な取り組みとしましては、平成30年度で、8月1日の水の日に行いました秦野名水フェスティバル、そのほか、秦野市内の湧水池をめぐる秦野名水さんぽ、春と秋とございます。また、小学生を対象とした秦野名水探検隊、そのほか、ことしもこの後、10月に行われます、今週、TANZAWA山モリ!フェスティバルとか、そういった機会、そのほか、はだのエコスクールで、小学校、幼稚園等を回りまして名水紙芝居や、名水かるたなどの環境教育を行うなどをして普及啓発をしております。  宣伝費用に関しましてですけれども、こういった啓発事業の大半は市の職員が直接行っているもので、人件費は職員がかかっておりますけれども、そのほか宣伝費用として、予算では啓発用の秦野名水てぬぐいの作製として10万3,680円、また秦野名水フェスティバルの経費としましては、ポスターの作成謝礼であるとか、保険代、そういった消耗品として2万9,018円というような形で、平成30年度は実質両方合わせまして宣伝費としては13万2,698円という形になっております。 34 ◯横山むらさき座長【 8頁】 伊藤委員。 35 ◯伊藤大輔分科員【 8頁】 ありがとうございます。私はカメラマンで広告業界にいるもので、宣伝は外に向かってやっていかなくては意味がないのですよね。盆地内の中だけで幾ら秦野名水というロゴを目にする機会があっても、宣伝効果という意味では余り高いと思えないのです。なので、これからは例えば、特に秦野を出たときに秦野名水のロゴとかがあると思うんですけれども、そういった外に行ったときに目にする機会をふやしてもらえると、割と東京で秦野は水がおいしいと知らない人はやっぱり多いのです。なので、まだまだ開拓しがいがあるというか、宣伝効果というのはまだまた見込めるのではないかなと思っています。  それで、環境共生課の取り組みとして、平成30年度決算資料の29ページ、流用のところです。27番を少し見ていただきたいのですけれども。ここに書いてある27番、流用、秦野名水の認知度を高める取り組みとして、グッドデザイン賞に応募するため、1万800円とあるのです。やっぱりグッドデザイン賞は結構有名で、私、こういった取り組み、こういったチャレンジというのですか、すごくいい取り組みだなと思っていまして、年に一度、こういったコンテストに応募して、これは多分グッドデザイン賞でもいろいろな応募の仕方があると思うんですよね。そこの何というのですか、昨年、どういった感じのプランでグッドデザイン賞に応募されたのかというのを少しお聞かせいただけたらと思います。 36 ◯横山むらさき座長【 9頁】 環境共生課長。 37 ◯環境共生課長【 9頁】 グッドデザイン賞の応募に関しましては、秦野名水の価値を高め、より一層の普及啓発を図るため、公益財団法人であります日本デザイン振興会が主催をするグッドデザイン賞に応募したものでございます。これは内容としましては、市民とともに育んでまいりました名水の保全と利活用に取り組んできました本市の取り組み、こういったものを1つのパッケージデザインというような形で応募をしたものでございます。 38 ◯横山むらさき座長【 9頁】 伊藤委員。 39 ◯伊藤大輔分科員【 9頁】 ありがとうございます。とにかくどんどん外に向かって宣伝していくべきだなと思います。そのためにグッドデザイン賞とかを予算をつけて応募する。ここに1万800円とありますけれども、これは一次審査を通ったら、もう少し費用もかかったりするのですよね。そういったその辺の予算は、現場の人間のモチベーションを上げるという意味でもすごく大切な取り組みかなと思っています。  では、次、128ページ、(51)環境資源対策課です。生ごみ減量推進事業費について。これをちょっと見させていただいて、今の世の中、すごくいい取り組みだと思うんですよね。秦野市もごみを減量していかなくてはいけないという話もお伺いしていまして、それで、生ごみは家庭のごみの30%、それでごみの種類でいったら、唯一自分で処理できるごみが生ごみなのですよね。それで、こちらの額を見ていただくと、予算額、決算額、執行率が少し低くなったとか、いろいろあるのですけれども、私はやっぱりこの数字で一番大事なのは、新規にどれだけキエーロなり、生ごみ処理機が普及したかということだと思うんです。そこの新規の件数について、少しお伺いしたのでよろしくお願いします。 40 ◯横山むらさき座長【 9頁】 環境資源対策課長。 41 ◯環境資源対策課長【 9頁】 生ごみ処理機購入費補助金の新規件数についてお答えいたします。平成29年度は補助件数73件のうち、新規補助件数は52件、平成30年度の補助件数70件のうち、新規補助件数は50件でございます。補助件数、新規件数とも横ばい状態ということでございます。 42 ◯横山むらさき座長【10頁】 伊藤委員。 43 ◯伊藤大輔分科員【10頁】 ありがとうございます。では、今後、普及するために何か具体的な案とか、もし考えていらっしゃいましたら教えてください。 44 ◯横山むらさき座長【10頁】 環境資源対策課長。 45 ◯環境資源対策課長【10頁】 今後、生ごみ処理機を普及させていくための具体策ということでお答えさせていただきます。本年4月から、生ごみ処理機購入費補助金の補助率を購入金額の2分の1から4分の3へ、上限額につきましても4万円から5万円に引き上げ、市民の負担を軽減することでさらなる普及促進を図っております。8月末現在ではございますが、既に59件の申請をいただいております。また、これまで実施してきましたキエーロの実演展示のほか、こども園の保護者や自治会、婦人会など幅広い年齢層を対象としました出前講座、各種イベントにおける啓発活動に加え、今後はイベント会場に多くの種類の生ごみ処理機を持ち込み、実際に目で見て体験していただくなど、新たなPRを行う予定でございます。また、本年8月から配信を開始しました、ごみ分別アプリのお知らせ機能、こちらの機能なども活用しまして、さらなる普及を図っていきたいと考えております。 46 ◯横山むらさき座長【10頁】 伊藤委員。 47 ◯伊藤大輔分科員【10頁】 ありがとうございます。こういった普及するときは、例えば少し前だったら、道でみんなたばこを吸っていたのですね。たばこを吸っていたり、最近になって、ペットボトルという問題を気にして、私なんかも水筒を買ったり、少し具体的に生活習慣を変えるみたいなことを始めたのですけれども、補助金の額を上げるということもすごく大事なのですけれども、こういった生活の習慣にかかわるようなことは、社会的なムーブメントみたいな感じの面はあると思うんですね。なので、やっぱりこういう生ごみとか、自然に対する意識が高い人たちに対して、まだまだ知らない人がいっぱいいますので、私もこの話を聞くまで全然知らなかったので、意識の高い人たちから、ターゲットに宣伝、普及活動をしていくことが大切かと思います。以上です。  では、次、農業振興課です。138ページの(6)「農」の担い手育成支援事業費ですね。この「農」の担い手不足の問題なのですけれども、これはやっぱり日本のどこにでもあるすごくローカルな、本当にどこにでもある問題だと思うんですよ。それで、やっぱり担い手がいないと畑も荒れますし、本当、少子高齢化の中、私は個人的にはこういう問題は最も深刻な問題なのではないかなと思っています。何も手を打たないと、状況が悪くなっていくばかりと。  そこで、1つ、お尋ねしたいのですけれども、秦野市のこれまでの新規就農者をふやすような取り組みを少しお聞かせください。よろしくお願いします。 48 ◯横山むらさき座長【11頁】 農業振興課長。 49 ◯農業振興課長【11頁】 新規就農者をふやすような取り組みという御質問でございます。国の制度といたしまして、年間150万円を5年間給付するという農業次世代人材投資資金を活用した支援方策がございます。本市におきましても、現在、9人の方がこの交付金を活用して営農に励んでいらっしゃいます。また、本市独自のシステムといたしまして、はだの市民農業塾を開催、実施しております。これは定年退職等をされ、また、年金などを受けながら、趣味としての農業を極め就農したいという方を対象として、いろいろな農業の技術等を講義等するものでございます。こういったなりわいとしてプロの農家を育てると言っては上から目線でございますが、そういったプロの農家となっていただくための方から、趣味の延長で農地を担っていただく方というところまで幅広く新規就農の確保に向けた取り組みをしているところでございます。  以上です。 50 ◯横山むらさき座長【11頁】 伊藤委員。 51 ◯伊藤大輔分科員【11頁】 隣の139ページに、実績として平成30年度対象者9人、8経営体が実際に、国の人・農地プランという名前なのですかね、対象者として、実績として挙げられているのですけれども、この定着率はどのぐらいなのですか。よろしくお願いします。 52 ◯横山むらさき座長【11頁】 農業振興課長。 53 ◯農業振興課長【11頁】 9人の方につきましては、全員が現在も営農していただいております。  以上でございます。 54 ◯横山むらさき座長【11頁】 伊藤委員。 55 ◯伊藤大輔分科員【11頁】 この9という数字が多いか少ないかというのは、私は、これは多いにこしたことはないのですよね、ここの9という数字に。もっとこの9という数字に真剣にみんな、各自注目して取り組んでいくべきだと思います。それで、この農業の問題を語ると、きょうは一般質問ではないので、時間がないので、きょう、私のちょっとしたビジョンというか、イメージの共有みたいな形で少しお話しさせていただけたらなと思っているのですけれども。具体的には、この農業の担い手がいないという問題に対して、では、秦野市としてどう取り組んでいくのかという問題なのですけれども、私は、過疎化の進む上地区に有機栽培を推奨するみたいな形で、有機栽培、今までの新規就農者支援に、その前に有機とつけるのですよね。有機栽培新規就農者支援みたいなのがいいのではないかなとすごく思っています。具体的には、移住就農者に対して空き家なり、空き地なり、そして、その後の農産物、有機農産物の買い取りを市が補助してあげるという姿勢が大事かなと思います。地元の農業を支援するという意味でですね。  それで、秦野は水がおいしいし、おいしい水からできた農作物がおいしいというのは、容易に皆さん想像できると思うんですよ。それにここは近郊農業なので、土地が一つ一つ大きくない。農業振興課も集積という形で田んぼ、畑をつなげていろいろな努力をされていると思うんですけれども、基本的にはそんなに大規模な農業には向いていない。なので、私は、有機農業というのは1つのすごくいい案なのではないかなと思っています。量より質ということですね。  それで、もう一つ、新規に農業につきたい、新しい就農希望者のうちの多くの人が有機農業ということに関心とか興味を示しているのですよね。あとはもう一つ、若ければ若いほどその率が高まってくる。つまり、若い人ほど有機農業とかに関心ある人が多いのですよ。そういったデータもあるのですね。でも、現実には、私の友達に秦野に移住してきて有機農業に挑戦している人がいますけれども、現実は厳しいのですよね、もちろん。農作物も100%出荷できるわけでもないし、厳しいという話をよく聞くのです。なので、少し話はずれるのですけれども、上小学校を来年、2020年度に特任校として認めて、少し先進的な教育を入れようかとかと、そういう何か上小学校の計画があるという話を私は聞きまして、先日も上小学校に視察に行ってきたのですけれども、このタイミングで秦野全体で有機農業ということを考えるとすごく大きい問題になって大変になるので、上地区というのを少しモデル限定地区みたいにして、この上小学校の先進的な農業を入れるタイミングで有機栽培を支援していくという考えはどうなのかなと思っています。  それで、具体的には、上小学校の給食を完全というのはやっぱり難しいのですよね。オーガニックなものに変えていく方向に持っていくと。そうすれば上地区、先進的な教育とオーガニックな給食ということで県外からの移住者もふえてくると思うんですね、農業をやりたい人も含めて。そういった好循環みたいなものを地区を限定することによって、あそこは人数も少ない過疎化が進んでいる地域ですので、上小学校への小学校給食の有機食材の提供ということで考えれば、それほどの量は要らないと思うんですね。そういったことを少し考えてみるのはいいのかなと思います。
     最後に言います。大切なのは連携だと思います、結局。農の担い手の問題を考えたときに、そこの一面的な問題だけで捉えるのではなくて、地産地消だったり、学校給食の自給率の問題だったり、少子高齢化による人口減の問題だったりを一緒に考えるのが大事なのではないかなと。それで人口の少ない上地区から始めていくのはどうかという提案です。  あと、この問題、先ほども言わせていただいたのですけれども、大きな問題なのですよ。これは政府の補助金とか、政府の政策を待っていたって何の解決にもならないのです。これからは、地域の特徴をきちんと理解した各自治体がいかに現実的な政策というのをつくっていけるかというところがすごくポイントだと思いますので、きょう、一般質問ではないので、本当にビジョンの共有、提案ということでお話しさせていただきました。  では、次、162ページの(20)商店街等ガイドブック作成事業費について。これは済みません、きょう、私は原本、雑誌を持ってくるのを忘れてしまったのですけれども、先日、ガイドブックを見させていただきました。約1,500万円という予算をかけて1冊のガイドブックとホームページの内容、ホームページに少し動画も載っていたりするのですけれども、約1,500万円かけてつくっているのですよね。基本的には、私は、これはすごい賛成で、いい取り組みだと思います。ただ、その約1,500万円ということに対して少し一般的な感覚とずれていないかなと。私、そういった業界にいるもので、やっぱりあの雑誌を見て、これが約1,500万円かかっているかと思うと、費用対効果と考えたときに果たしてどうなのだろうと純粋に思ってしまったのですね。その約1,500万円ということに対してどう考えていらっしゃるかというか、実際にどういったことにお金がかかって、結構すごい細かく取材もしているので、どういったことにお金がかかったのか、お教えください。よろしくお願いします。 56 ◯横山むらさき座長【13頁】 産業振興課長。 57 ◯産業振興課長【13頁】 4駅周辺のガイドブックにつきましては、地域資源や魅力情報を盛り込むとともに、地産地消を応援する環境産業部といたしましては、先ほど秦野名水のお話もございましたけれども、そうした本市の魅力あるPRをしながら、商店街でお買い物もできるような、そういうにぎわいづくり、創出のための一環として作成したものでございます。  ただいま委員から約1,500万円ということで、決算額1,491万2,521円が事業費でございます。その財源といたしましては、県費といたしまして神奈川県市町村自治基盤強化総合補助金を活用しております。それが598万1,000円でございます。その他の財源ということで、これは受託事業者から広告費を取るという形の中で150万円の寄附を財源という形で歳入をしていただいております。また、そのほか、他の財源は、ふるさと寄附金の一部を充当するということで743万1,521円を充当して作成しているものでございます。  ただいま委員から、費用対効果や、少し高いのではないかという御質問でございましたけれども、このガイドブックの中身を見ていただきますと、今回、ふんだんに地域の商店の皆さんの広報的な支援ができるようにということで、かなり力を入れて作成いたしました。そういった中では、各4駅周辺の商店会長さんの写真とか、あるいはそのコメントを掲載するのはもちろんのこと、幅広い年代、あるいは外からも来ていただきたいようなところということで幾つか御紹介させていただきたいと思います。  まず1点目は、先日、秦野たばこ祭で本市のふるさと大使にも就任していただきました秦野市出身の俳優の吉田栄作さんのインタビューなどを載せて、若者にも興味を持っていただけるということを仕掛けています。また、FMヨコハマの人気パーソナリティーによるまち歩きを、実際に秦野を知ってもらって、なおかつ、またそこを動画で閲覧ができるという仕組みを入れたりしております。そのほか、農業生産者が秦野産の農産物と商業者が連携するような取り組みを現地取材を交えて行っている。写真につきましては、約380点ほど実は取り入れておりまして、ふんだんな写真によってビジュアル化して、再び行きたいなとか、行ってみたいなと思わせるような取材を盛り込んでおります。  そのほか、スマートフォンでも閲覧できるように、インターネットのウエブサイトでも構築しているというようなことで、取材力に特に力を入れているというところがございまして、今回、このような費用がかかっているところでございます。  以上でございます。 58 ◯横山むらさき座長【14頁】 伊藤委員。 59 ◯伊藤大輔分科員【14頁】 ありがとうございます。これ、先日の総括質疑の際にも出た件で、その成果としてアクセス件数が約1万4,000件、そういったこともおっしゃっていたと思うんですけれども、あと、まず、このアクセス件数が約1万4,000件は別にそんなに驚く数字でも何でもないというか、個人でもこれだけの件数を稼がれる人も幾らでもいますし、成果としては上げられる数字ではないのではないかなと思っています。あと、ホームページへの動画の再生回数とかも、私は少しホームページをのぞいてみたのですけれども、8回だとか、結構、意外と少ない回数なのですね。  それで私が言いたいのは、この取り組み自体はすごい、やっていったらいいですよね。ただ、やっぱりそれに対して費用がすごく高過ぎる。これは委託業務という形でやられると思うんですけれども、これからはこのコンテンツの中身をもう少しきちんと吟味して、ホームページに載せている動画が本当に必要かどうかとか、予算はあれなのではないですか。宣伝したい内容というのはほかにもやっぱりいっぱいあるのではないですか、何か。ここの予算を少し削れることで、ほかの広告費に回したりとか、何か少しほかの宣伝費に回したりとかできる可能性というのはあるのかなと私のほうで思ってしまうので、できるだけ適正な価格で費用対効果ということを考えて、今後、取り組んで行っていただけたらと思います。ありがとうございます。  では、次、165ページの(29)、お願いします。たばこ祭補助金についてです。補助金についてというより、私は先日、市民のミュージシャンの人にお会いしまして、市役所西庁舎の前にステージがあるのですよね。そこの出演者に対して5,000円の出演料を市は取るようになったという話を聞いて、少し私は残念だと思ったのですね。それはやっぱり自分がパフォーマンスする側として、1年間なり何なり稽古を積んできた人間に対して5,000円という金額を取る。もちろんステージを組んだり、いろいろな費用がかかっているのはわかるのです。ただ、根本的には道で露店を出すお店とか、そういった人たちとは違って、別にこれは営利活動でも何でもないのですね、その人たちにとってみたら。それで、これはもちろん個人的なすごい感想は、幅があるかもしれないのですけれども、私はこの5,000円という金額を市民から取ることがすごいもったいない金額だなと。それで、20団体ですか。20団体出演されたそうなのですけれども、合計で言ったら10万円ですよね。その10万円のために、このお祭りというカーニバルのようなムードの中で出演者に対してお金を取る、どうお考えですか、それについて。よろしくお願いします。 60 ◯横山むらさき座長【15頁】 観光振興課長。 61 ◯観光振興課長【15頁】 それでは、秦野たばこ祭の御質問ということで、まずもって2日間、天候に恵まれ、また、皆さんのお力添えもありまして、無事に開催させていただきました。この場をおかりしてお礼申し上げます。  それでは、今、たばこミュージックフェスタの御質問。そこに参加団体から5,000円の出演料とおっしゃられましたけれども、花火協賛ということで花火協力金をいただくようになったという質問でございます。秦野たばこ祭の運営方法でございますが、まず、実行委員会というものがございまして、それは市長をトップに、こちらにいる市議会議長、それから環境都市常任委員長にも加わっていただきまして、多くの関係団体の皆様で組織をしております。また、その下に、下部組織として商店会長や市民の方々が参加する運営委員会というものがございます。  昨年、71回を開催するに当たりまして、その運営委員会の中で、今の秦野たばこ祭は、いろいろなものがあり過ぎて何をやっているかわからない、秦野たばこ祭らしさがなくなったという御指摘がございました。また、70回大会、一昨年になりますけれども、70回記念ということで秦野市が1,000万円の補助金の増額をいたしまして、特別2,000発の打ち上げ花火を実施いたしました。それが市民の方々に大好評で、実際に71回は、予算はもとに戻りますけれども、もう花火はもとには戻せないというようなことで、運営委員会としては原点回帰をテーマに大幅な見直しをさせていただきました。  御承知のとおり、昨年度、高額な経費がかかる青森ねぶたを廃止、また、河川敷でやっておりましたナイアガラ花火は来場者の安全を第一に、廃止をさせていただきました。それで、たばこミュージックフェスタにつきましては、出演者の発表の場としての色合いが濃く、高額な経費がかかるということで見直しの対象になっておりましたが、参加者、参加団体もふえてきており、そのことから、打ち上げ花火の維持拡大に御協力いただきながら、一緒に祭りを盛り上げていくという観点で、花火協力金をいただくこととして、継続して実施をさせていただきます。  文化・芸術の部分で費用負担が少ないということにこしたことはございませんが、みずからチラシをまくことなく、秦野たばこ祭という多くの観客が来るところで実質的に発表ができるということは非常にいいことだと私は思っております。今後も出演者には花火の御協力をいただきながら、この事業を続けていきたいと思います。要するに自分たちも楽しむ、そして、みんなにも楽しんでいただくと、そのような観点で参加をいただければと思っております。秦野たばこ祭は主催者だけではなく、協力者、参加者、それから出演者が一体となって、秦野たばこ祭を盛り上げる、そして、まちを盛り上げるということが大事だと思っております。  以上でございます。 62 ◯横山むらさき座長【16頁】 伊藤委員。 63 ◯伊藤大輔分科員【16頁】 ありがとうございます。これは先ほども申し上げたとおり、お店で例えばたこ焼きを売っているとか、そういうお店の人たちとは、たとえ花火協力金という形であれ、ステージに出て演技をしてくれる人は、種類が違うと思うんですね。少なくとも営利活動ではないと思うんですよ。ぶっちゃけ、ステージだけあっても成り立たないのですよ、中に演技してくれる人がいなければ。それで、ふだん練習している者にとって、そこにお金を払って出ることと少しそこは違うと思うんですね、感覚というか。お金を払って出る、自分がせっかく稽古したものをお金を払って出るというのは何か少し違うんですよ、そこは。  それで、私が言いたいのは、この5,000円という金額は小さい金額かもしれないですよ。でも、この5,000円という金額のために、20団体10万円のために、秦野市役所として、秦野市役所は営利団体ではないのですよ。営利団体ではない、決して。市民に愛される市役所というのが、お祭りがあったときにその10万円で水を差すようなことがあったら、もったいないのではないかなと思って。来年からは5,000円、これは小さい金額ですけれども、私は決して小さい金額だと思っていません。市民目線に立ったお金の使い方というのを考えていただきたいなと思いまして、よろしくお願いします。  以上です。 64 ◯横山むらさき座長【16頁】 これで、伊藤大輔委員の質疑を終わります。  川口薫委員。 65 ◯川口薫分科員【16頁】 それでは、よろしくお願いします。まずは、(39)地下水保全事業費についてということで、これは決算書だと133ページ、主要な施策の成果報告書だと122ページということでございます。新東名高速道路の工事によって地下水がどのように影響を受けているのかなと思っています。少し前に羽根トンネルの開通ということで出させてもらったときも、それほど見た目には水の影響、水脈の影響は余りないのかなという気がしていたのですけれども、やはり深井戸だったり、横井戸だったりという状況の中で何らかの影響は出ているのかなという懸念の声も聞こえていますので、その辺の状況はどうか、お答えをください。 66 ◯横山むらさき座長【16頁】 環境共生課長。 67 ◯環境共生課長【16頁】 新東名高速道路の建設に当たりましては、中日本高速道路株式会社に対しまして地下水の水質及び水量の保全策を講じるよう要望するとともに、工事による影響が発見された場合につきましては、早急な代替措置等をとるよう合意をとっているところでございます。  現在、工事現場近くの数カ所の浅井戸や横井戸等におきまして、この水位の低下などが見られますが、合意事項に基づき中日本高速道路株式会社が調査を行い、必要に応じて水の補給等の代替措置、こういったものを講じていると聞いております。 68 ◯横山むらさき座長【17頁】 川口委員。 69 ◯川口薫分科員【17頁】 ありがとうございます。この一定程度の影響ということはある程度段階があって、それがプラスだったり、マイナスだったりして影響という話だと思うんですね。私のおふくろの実家も戸川地区にありまして、よく子供のころというか、行かせてもらったのだけれども、そういうときに、今、思うと横井戸だったのかなと思うんですけれども、きょうはすごい水があふれているなとか、大分水位が下がっている状況の上下をかいま見ることがあったのですけれども、そういう状況をいろいろ考えてみると、現状の工事が始まって終息に、終わりかけているというような状況がありますよね。そのときの調査の事前の調査というのですか、そういうものがあって変化の状況を把握されているのでしょうか。 70 ◯横山むらさき座長【17頁】 環境共生課長。 71 ◯環境共生課長【17頁】 トンネル工事付近の状況につきましては、基本的には中日本高速道路株式会社でもう10年以上前から、地元に入りまして、各地域ごとに井戸の所有者、あるいは湧水箇所、そして、それらの水位であるとか、湧水量、こういったものの調査を行っております。また、市につきましても、工事計画区域の周辺におきまして湧水量等の調査を毎月行っておりまして、こういったものに大変大きな影響等が見受けられるような場合につきましては、先ほどの合意事項に基づき中日本高速道路株式会社に早急な対応について申し入れることとなっております。  また、双方に情報共有化を図るというようなことで、大体2カ月に1回、こういうような頻度で中日本高速道路株式会社と打ち合わせを行い、それぞれ情報の共有化、こういったものを図っておるところでございます。 72 ◯横山むらさき座長【17頁】 川口委員。 73 ◯川口薫分科員【17頁】 ありがとうございました。市としての対応状況ということでいろいろ教えてもいただきました。そういう中で、情報共有というところで、中日本高速道路株式会社と秦野市との情報の共通認識というのですか、そういう中で課題というのは出てきているのでしょうか。 74 ◯横山むらさき座長【17頁】 環境共生課長。 75 ◯環境共生課長【17頁】 この情報の共有の内容でございますが、中日本高速道路株式会社からは、通常モニタリングをしております箇所の水位の低下したところ、あるいは湧水量の少なくなったような、こういったところの状況や、それの対応について、また、工事の進ちょくを踏まえた今後の見通し、こういったものについて情報をいただいております。そして、それに対しまして、必要に応じて市から対応等のアドバイス、要望を行っているというようなところでございます。  また、市からは、市に寄せられた地域の方からのお話、こういった情報を提供して、そして、その対応等につきましても、お互いに情報共有化することによって、皆さん方に安心して地下水、こういったものを使っていただけるよう、より適切、迅速な対応について努めているところでございます。 76 ◯横山むらさき座長【18頁】 川口委員。 77 ◯川口薫分科員【18頁】 ありがとうございます。飲料水、生活用水含めて非常に地下水の保全というのは大事なことだとも思っています。地下水のかん養も含めてやると、考えると当然、水道水の影響、あの辺からの水をとるという状況もあるだろうし、農家の人にとってみたりすれば、生活水は経済活動に直結するような状況もあるので、ぜひ保全、大きな工事なので、いろいろなことがこの先も起こるかなと、トンネルだけではなくて、結構橋脚の地盤強化で、地耐力をつけるためにいろいろな造作を加えているではないですか。だから、そういう点でもこれからも影響が出てくるのかなということもあるので、特に地元の人たちと、またいろいろな関係者と状況を共有しながら進めてほしいなと思っています。  そして、地下水保全の関係で、地下水の利用についてということで、関連でお聞きをしたいと思っています。秦野は大変水の豊かな、きれいな、おいしいというキャッチフレーズで秦野を売っているというか、周知をしているような状況であると思うんですけれども、特に最近は、夏、非常に暑い状況があって、そういうところで地下水の活用として、人のたくさん集まる駅前とか、商業施設の大きなところに、そういうミスト型のシャワーというんですか、そういうものを設置することはできないのかなと思うんですけれども、どうでしょうか。 78 ◯横山むらさき座長【18頁】 環境共生課長。 79 ◯環境共生課長【18頁】 ミストシャワーの設置でございますけれども、イベント等におきまして一時的に水道水を使った快適なミストシャワー、こういったものを設置して行っていたりということは、今、もうやっております。それを、水源を水道水ではなく、地下水を啓発兼ねて使うということになりますと、基本的に地下水は消毒がされておりませんので、そのまま人の肌に触れたり、あるいは吸引される可能性のあるミストシャワーとして使うという点につきましては、少し問題があるのかなというようなことも感じております。  また、地下水は圧力がございませんので、それを送り出すポンプであるとか、電力設備、こういったものも必要になってまいります。非常に本当、近年の酷暑の際には、熱中症予防の観点からも、ミストシャワーというのは、本当一時の清涼感を味わえる大変いい施設でございます。効果的でございます。ですけれども、最近、水道につなげればすぐ使えるミストシャワーホースというようなものがホームセンターでも売られておりますので、まずは水道水の利用を促進する上でも、ミストシャワーについては、水道水の利用がまずは望ましいのではないのかなと考えております。  以上です。 80 ◯横山むらさき座長【19頁】 川口委員。 81 ◯川口薫分科員【19頁】 ありがとうございます。確かに消毒されていない水なので、ミストにするとという課題もあるのかなと少し別の意味で。驚きました。そういうことで言えば、湧水利用ということで、市役所西庁舎の前からの湧水利用ということもいろいろしていただいている状況があるのですけれども、やっぱりそういう何か、より秦野らしさというのですか、そういうものがしっかりと目に見える形でなるといいなと思っているのですけれども、そういうPRの具体的な状況というのはどうでしょうか。 82 ◯横山むらさき座長【19頁】 環境共生課長。 83 ◯環境共生課長【19頁】 湧水の利用として、そのPRでございますけれども、本市の地下水というのは柿田川湧水や忍野八海のような観光地とは異なりまして、非常に生活に密接した活用、こういったものが図られてきたもので、非常にPRが難しいという面がございます。そういう中でも、1つ、湧水の拠点としまして、今泉名水桜公園や、いまいずみほたる公園、あれは今泉あらい湧水公園といった、親水公園を随所に整備をしてまいりました。そして、また、平成26年には名水ロゴマークを設定しました名水の普及啓発もしてございます。最近では、本当、湧水をめぐる体験型の秦野名水さんぽであるとか、あるいは株式会社小田急トラベル主催のハダ恋みっけもんの旅などのイベント、またはだのエコスクール等の環境教育、そして、地下水の水脈、水循環をあらわしたプロジェクションマッピングなどといった新しいアイテム、こういったものも交えながら、今後も引き続きさまざまな機会を捉えて、秦野の名水、名水の里はだのをPRしていきたいと思っております。 84 ◯横山むらさき座長【19頁】 川口委員。 85 ◯川口薫分科員【19頁】 ありがとうございました。本当に湧水の活用というのは非常におもしろみがあるなと思うんですね。難しさもあるなということはあるのですけれども、例えば水無川が流れています。途中で枯渇しているのに、上側の市役所側の道路にはせせらぎが流れているというような非常にギャップがあったりして、おもしろい場所だな。その枯渇している水無川との、そのギャップをおもしろさに変えてPRするというのも1つの手なのかなとも思います。これはやはり特徴であり、売るための1つの要素になるのかなと思うので、ぜひ保全とともに、この活用を十分考えていただきたいなと思います。  地下水の関係は以上にいたします。  次に、(49)名水はだの富士見の湯管理運営費について、お伺いをいたします。主要な施策の成果報告書でいくと126ページとなると思うんですけれども、名水はだの富士見の湯ということで、はだのクリーンセンターの還元施設ということでつくっていただきました。そういう中では、このはだのクリーンセンターの余熱利用の非常に目に見えた活用を、はだのクリーンセンターのプラス活用というか、活用を考えてくれたなということで思っているのですけれども、まずは、その名水はだの富士見の湯の利用状況と経営状況はどのようか、お伺いいたします。 86 ◯横山むらさき座長【20頁】 観光振興課長。 87 ◯観光振興課長【20頁】 それでは、名水はだの富士見の湯の利用状況、経営状況について、お答えをいたします。当該施設は平成23年に秦野市と秦野市伊勢原市環境衛生組合及び御門自治会において取り交わされた、はだのクリーンセンター建設及び管理運営に関する協定に基づき平成29年10月にオープンいたしました。  利用状況につきましてですが、年度ではなく、わかりやすく平成29年10月から平成30年9月までを1年目とし、平成30年10月から令和元年8月までですが、2年目の比較としてお答えをさせていただきたいと思います。1年目の利用でございますが、利用者数は6万908人で、1日当たり172人の利用がございました。2年目につきましては、直近9月25日まで利用者数が出ておりまして、1年目より既に1万2,383人多い7万3,291人の利用で、1日当たり213人の利用でございました。  経営状況、売り上げにつきましては、1年目が約6,030万円、2年目が、これは8月末現在でございますが、1年目より約1,100万円多い7,140万円となっております。ことし2月に実施いたしました経営分析により指摘を受けた女性、子育て世代の来館者増加を目指したレディースデイの設定やレストラン収入の拡大を目指した宴会利用に対する営業活動、それから、入浴と食事をセットにしましたセット券ですね。8月で言うと冷やし中華の日ということで、セットで1,000円ということを企画して、それに加えまして、運営会社の自己努力による地道なPR活動により利用状況は改善しております。  しかしながら、当初目標の9万4,000人、来場者数、売り上げ1億1,300万円には至っていないのが現状でございます。  以上でございます。 88 ◯横山むらさき座長【20頁】 川口委員。 89 ◯川口薫分科員【20頁】 ありがとうございました。経営状況としては、当初目標としては少し至っていない状況というのは、少し残念な状況もありますけれども、少し話が違うのですけれども、本来は、あそこの施設は、あれ単体で、そこにお客さんを集客しようということでなくて、本当ははだのクリーンセンター周辺の関係でもう少し整備した中で、総合利用というのか、総合的な利用というんですか、そういうものをしていって利用客数が増加するということが望ましいのかなとは思ってはいたのですけれども、これは部をいろいろまたぐ状況なので、そこのところは置いておいて、現状、当初の目標からはやや至っていないという状況があるので、今後はどのようなことを、指定管理ということもあるのでしょうけれども、どのようにしていくのか。その辺は管理者とどういう話し合いをとっているのか、お伺いをいたします。 90 ◯横山むらさき座長【21頁】 観光振興課長。 91 ◯観光振興課長【21頁】 今後の経営改善というような御質問かと思います。これにつきましては、昨年度まで管理をしておりました環境資源対策課と運営会社との連携により、経営が徐々に改善をしてきておりまして、先ほど御説明したとおりでございます。また、この4月からは、観光振興課に所管が移されました。これにつきましては、2月に実施した経営分析をもとに、また観光資源としての活用、PRをもっともっとしていきたいと思います。さらに観光振興課が既に管理している弘法の里湯との連携したイベントなどの実施により、引き続き当初目標の達成に向けて努力をしていくとともに、まさしく地元の方々に愛される施設でなければいけない。そこが原点でございますので、そこのことは決して忘れずに、多くの方々が癒され、楽しむことができる施設運営を目指していきたいと思っております。  以上でございます。 92 ◯横山むらさき座長【21頁】 川口委員。 93 ◯川口薫分科員【21頁】 ありがとうございます。今後の経営ということではわかりましたが、この経営に絡んで、平成29年10月からオープン、3年間が指定管理だという期間なのですけれども、最終期を翌年に控えて、次の管理をどういうふうに決定するのか、そういうスケジュールがあれば教えてください。 94 ◯横山むらさき座長【21頁】 観光振興課長。 95 ◯観光振興課長【21頁】 次期指定管理の選定及びスケジュールということでございます。名水はだの富士見の湯の管理運営等につきましては、秦野市名水はだの富士見の湯条例に定められておりますが、条例第18条第1項及び第2項におきまして、指定管理者は、指定管理者候補を公募により選定し、議会の議決を経て指定管理者を指定するということになっておりまして、次期も再度公募して選定することになっております。選定におきましては、秦野市附属機関の設置等に関する条例第2条の規定により設置される秦野市指定管理者選定評価委員会の意見を聴くものとなっており、そのため、今年度、まだ日は決まっていませんが、10月下旬から11月上旬のころに第1回秦野市指定管理者選定評価委員会を開催いたしまして、次期指定管理者候補の公募等についての意見を聞き、11月に募集を開始し、12月上旬に第2回秦野市指定管理者選定評価委員会を開催して、応募者によるプレゼンテーション及び委員による審査を行い、選定する予定でございます。また12月下旬に選定の候補者について、市長に具申を行い、令和2年第1回定例会において指定管理者の議案を上程し、議決をしていただければというような予定でおります。  以上でございます。 96 ◯横山むらさき座長【22頁】 川口委員。 97 ◯川口薫分科員【22頁】 わかりました。あそこの場所の名水はだの富士見の湯の内容をよく知って、また、利用者の状況をよく知った、そして、うまく利用してくれるというか、運営してくれる。先をきちんと見据えて、今、経済的に指定管理の事業者が十分な利益を得ているのかなというと少しクエスチョンマークなので、その辺の先のいろいろな状況も話をしながら、向こう側のプレゼンテーションをしっかりと考えていただきたいな、いい運営をしていただきたいなと思います。  この質問はこれで終わります。  次に、これは主要な施策の成果報告書でいくと133ページ、決算書では139ページの(64)公衆トイレ維持管理費の関係なのですけれども、市内4駅に設置してある公衆トイレの維持管理についてはどうなっているのかということのお伺いなのですけれども、秦野市は、どこの市町へ視察に行っても、比較すると非常にトイレがきれいだな、整備されているなと思っているのですけれども、その辺において現状の維持管理はどのように行っているのか、お伺いをいたします。 98 ◯横山むらさき座長【22頁】 生活環境課長。 99 ◯生活環境課長【22頁】 生活環境課では、市内4駅、7カ所に設置した公衆トイレの維持管理を行っています。全てについて、駅前広場の維持管理とあわせた包括委託で行っています。駅前の公衆トイレの維持管理につきましては、快適に衛生的に利用できるよう、1日2回以上の清掃をしており、この作業は、利用者が多い朝と夕方の時間に合わせて、その時間前に行うこととしています。また、1カ月ごとの床面清掃及び便座を取り外しましての全面清掃、年1回の排水管内の洗浄なども行っております。  巡視監視につきましては、1日4回以上行うこととしており、設備の破損等の発見や、市への連絡、あわせてごみ拾い、落書きがあった場合には除去作業もお願いしています。また、連絡体制につきましては、設備の破損等を発見した場合、故障やいたずらを確認した場合は速やかに市に、担当者に連絡が入ることとしています。この際に簡易な修繕等で対応ができるものは、委託業者の判断での作業をお願いすることをしており、早期の対応ができ、利用者に不便をなるべくかけないようにしております。このように4駅の公衆トイレの維持管理をしているところであります。今後も清潔さを保つなど、利用者に気持ちよく使ってもらえるように努めていきます。  以上です。 100 ◯横山むらさき座長【22頁】 川口委員。 101 ◯川口薫分科員【22頁】 ありがとうございます。維持管理をしていってください。その中で各トイレなのですけれども、今の商品名で言うとウオッシュレット、シャワートイレというのですか、そういう設置状況というのですか、更新状況というのはあるのですか。 102 ◯横山むらさき座長【23頁】 生活環境課長。 103 ◯生活環境課長【23頁】 洗浄機能つきトイレということで説明します。洗浄機能つきトイレの設置の状況ですが、既に渋沢駅北口及び鶴巻温泉駅南口の公衆トイレには設置をしてあります。今後の設置の予定につきましては、秦野駅南口及び鶴巻温泉駅北口公衆トイレにつきましては、今定例会に補正予算として提案しています改修工事にあわせ、今年度に設置したいと考えています。秦野駅北口、渋沢駅南口及び東海大学前駅南口の公衆トイレにつきましては、今後の公衆トイレの改修にあわせて順次設置をしていきたいと考えております。  以上です。 104 ◯横山むらさき座長【23頁】 川口委員。 105 ◯川口薫分科員【23頁】 ありがとうございました。ぜひ先日、少しお伺いしたところによると、シャワートイレにするとまたいろいろないたずらをされるという状況もあったり、その辺の管理ということで御苦労もあるようですけれども、見回りというのですか、そういう状況も非常に小まめにやっていただいている状況も見えているので、ぜひその辺を汚くしていると、散らかしていると、やはりそこが、ごみがまた多くなったりとか、汚れがまた多くなったりという状況があるので、その辺は見回りの際にきれいを維持するということが非常に大事なのかなと思っています。これはプラスアルファなのですけれども、観光施設においてもトイレの状況はあると思うんですけれども、観光地のトイレの維持管理の状況はどのようか、お伺いをいたします。 106 ◯横山むらさき座長【23頁】 観光振興課長。 107 ◯観光振興課長【23頁】 観光地のトイレの維持管理という御質問だと思います。現在、観光振興課で設置・管理しているトイレは震生湖や弘法山など、12カ所ございます。また、県が菜の花台とヤビツ峠に設置したトイレにつきましては、小規模な修繕、鍵が壊れたとか、そういうものについてや、清掃について日常管理的なものは、秦野市が実施している状況でございます。  設置状況ですが、市所有のトイレにつきましては既に洋式化が完了しておりまして、県が設置している2カ所のトイレにつきましては、和式が残っておりますので、早期に洋式化への移行をお願いしているところでございます。  管理の状況ですが、春、秋の繁忙期につきましては週3回の清掃、それ以外の時期につきましては週2回の清掃を実施し、訪れた方が快適に使用できるように努めているところでございます。委員御指摘のとおり、清潔なトイレにつきましては、観光振興課としても魅力ある観光地とするための1つの手段だと考えております。今後も適切な維持管理に努めて、秦野市のリピーター、観光地のリピーターをふやしていきたいと考えております。  以上でございます。 108 ◯横山むらさき座長【24頁】 川口委員。 109 ◯川口薫分科員【24頁】 ありがとうございました。観光地のトイレ、お聞きしたところによると、いたずらがないということで、本当に壊れた、さっきも言った鍵の壊れとか、ドアのどうのこうのというのはあるようなのですけれども、本当にいたずらなく使っていただいているのだよという状況で、ああ、そうなのだと少しうれしい驚きを覚えました。ぜひ今後もしっかりとした管理できれいなのを売りに頑張っていただければなと思います。  この質問はこれで終わります。  最後の質問になります。決算書で言うと143ページになります。(11)ヤマビル被害防止対策事業費。主要な施策の成果報告書でいくと141ページですね。そこのヤマビルと鳥獣被害の関係、これは少し関連しますが、その辺を質問させていただきます。  まずは、ヤマビル被害防止対策事業、今どのようになっているか、概要をお伺いをいたします。 110 ◯横山むらさき座長【24頁】 農業振興課担当課長。 111 ◯農業振興課担当課長【24頁】 ヤマビル被害防止対策事業の概要についてでありますが、本市では平成24年度にヤマビル被害防止対策事業として、県のヤマビル被害対策事業費補助金を活用いたしまして、生産組合等の農業団体や自治会及び観光事業者の行う草刈り等の環境整備や殺ヒル剤の局所散布に対し補助金を交付することにより、ヤマビルの生息地域及び生息密度の抑制に努めているところでございます。  平成30年度の実績でありますが、ヤマビル被害防止対策として環境整備に取り組んだ団体は、丹沢山小屋組合を初め生産組合等の合計13団体となっております。また、並行しまして、市民に吸血被害への対応を含め正しい知識を持っていただくために、市のホームページや丹沢登山の玄関口である大倉バス停付近において注意喚起を行っているところでございます。
     ヤマビルは主に鹿、イノシシに吸血し、鹿、イノシシが運搬役となって人里近くの農地に生息域を広げている状況にあります。補助金の交付による環境整備対策に加えて、農業者や関係機関と連携をしまして、鹿、イノシシの積極的な捕獲を進めることで生息域の拡大を防止していきたいと考えております。 112 ◯横山むらさき座長【24頁】 川口委員。 113 ◯川口薫分科員【24頁】 ありがとうございます。このヤマビル被害問題ですけれども、私も今回、5期目なのですけれども、1期目のときにそのような話をし始めて、もうかなりたつんですけれども、なかなか生息を抑制するということが難しい課題というか、事業かなとも思っているのですけれども、ヤマビル生息というか、ヤマビルを運んできてしまうものがやっぱり鹿とイノシシということからすると、鳥獣被害の関連ということは当然頭に浮かぶわけで、その鹿にしても、イノシシにしても地域を選ばないということで、議員の中でも、秦野を初め東側には相模原までの連携をした議連をつくってそういう話し合いをして、研修などを行っているのですけれども、ここでそういう鳥獣の駆除状況というのですか、そういうものもお聞きをしたいとは思うんですけれども、まず、市と県の管理捕獲計画というのがここで見直しをされるのではないかなと思うんですけれども、その辺はどのようになっているのか、見通しをお聞かせください。 114 ◯横山むらさき座長【25頁】 農業振興課担当課長。 115 ◯農業振興課担当課長【25頁】 県は県域で著しく増加している状況にある鹿、イノシシについて、長期にわたって適切な生息密度水準への維持、誘導を図るため、鹿につきましては、平成29年度から令和3年度までの5年間を計画期間とする第4次神奈川県管理計画を策定しております。  鹿の対策については、300メートル以上の中小広域を主に県が事業主体となって対策に取り組んでおりまして、山麓部につきましては、市町村等の地域が主体となって対策に取り組んでいるところでございます。  また、イノシシにつきましては、昨年10月に、県が神奈川県イノシシ管理計画を作成をいたしまして、県は各市町村からの生息状況、被害状況、対策の課題等の報告を受けて、広域的、専門的な視点から市町村を支援する位置づけとなっております。本市では、平成29年度に平成30年度から令和2年度までの3年間を計画期間とする鳥獣被害防止計画を作成をいたしまして、鳥獣被害対策に取り組んでおりますが、イノシシの対策につきましては、市の計画策定後に、昨年、県が計画を作成した経過がありますが、今年度、平沢小原地区が県の重点取り組み地域に指定を受けるなど、県の支援を受けているところでございます。今後も県と緊密な連携をして、より効果的な鳥獣被害対策を行っていきたいと考えております。  以上です。 116 ◯横山むらさき座長【25頁】 川口委員。 117 ◯川口薫分科員【25頁】 ありがとうございます。やはりしっかりとした保護管理計画というのが必要かなとも思っているのですけれども、そういう中でいろいろな補助金の交付の対象者、対象メニューはあるとは思うんですけれども、なかなか鳥獣対策のほうも進んでいかない、そして、ヤマビルもふえてしまうという状況からすると、そういうことの中で耕作をやめてしまうという状況があって、補助対象なんて言うと、グループというか、組合という形で、複数人数事業者で構成をして組合というのをつくって、そこに補助金、交付金がおりるというような形をつくっていると思うんですけれども、耕作者がいなくなると、今まで3人でいたよというようなところが2人になり、1人になりになって、結局、補助対象から外れてしまうという状況も見て、これもやれることがイノシシとか、鹿とかで荒らされて、もうそういう鹿柵とか、いろいろな防除、補助の対象から外れたので農業を続けられるかななんて心配する声もいろいろなところで聞こえているのですけれども、そういうことへの対応というのはどのようですか。 118 ◯横山むらさき座長【26頁】 農業振興課担当課長。 119 ◯農業振興課担当課長【26頁】 現在、生産組合を初めとした団体が実施する環境整備活動を補助金の交付対象としているということで、高齢化等により地域の担い手が減少することは、有効な対策を継続していくための懸念材料の1つであります。環境整備活動は、ヤマビルの生息が見られる地域住民の共同による民的な対応、対策の実施が有効であると考えますが、対策を継続していくためのマンパワーの確保や補助金の交付対象のあり方も含め、委員御指摘のとおり対策を練ってきた意欲のある方が取り残されることがないよう、研究をしていきたいと考えています。  以上です。 120 ◯横山むらさき座長【26頁】 川口委員。 121 ◯川口薫分科員【26頁】 ありがとうございました。いろいろな方向、考え方があるなと思うんですね。高齢化で農業を離れなくてはならないというのもあるし、鳥獣被害の関係でということもあるとは思うんですけれども、ぜひ秦野の農業をしっかり支えるような政策ができればいいかなと思っているので、ぜひよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 122 ◯横山むらさき座長【26頁】 これで、川口薫委員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。               午前10時40分 休憩              ─────────────               午前10時54分 再開 123 ◯横山むらさき座長【26頁】 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  大野祐司委員。 124 ◯大野祐司分科員【26頁】 それでは、何点かお尋ねさせていただきたいと思います。  まず最初に、衛生費の中の環境費、公害防止対策事務費になります。決算書で言うと133ページ、成果報告書で123ページの(41)になろうかと思います。記憶に新しいところで、佐賀県の集中豪雨があったときに油が流出したという環境事故がありましたが、あれは何で油が流出したかというと、熱処理をする過程で油を使うのですよね。まず金属を1回高温にした後に急激に冷ますということをすると、その金属が粘性が高まったりだとか、強度が高まったり、そういうことができるのですけれども、その熱処理で使っている油が流出したというところで、その回収のために油の吸着シートというのですか、そういうのを大量に使って回収したという記憶が新しいところがあるのですが、この公害防止対策という角度からお伺いさせていただきますけれども、例えば自然災害を起因する環境事故等の未然防止に向けた取り組みといったところで見ると、秦野市では今、どのような取り組みをされているでしょうか。 125 ◯横山むらさき座長【27頁】 生活環境課長。 126 ◯生活環境課長【27頁】 災害発生時における環境事故に対しての対応について御説明します。本市では、神奈川県生活環境の保全等に関する条例に基づき工場及び事業所の立入調査を行っており、環境保全上の支障を防止するために規制、監視、また指導を実施しています。立入調査に当たっては、条例等に定められた基準の遵守状況を確認するため、排水処理施設などを対象に行っております。  災害時に備えた対応としては、災害発生時に職員が迅速かつ適切な行動がとれるように定めた秦野市地域防災計画職員行動マニュアルにおいて、生活環境課では有害物質の安全確保と公害防止施設調査を行うこととしています。平成21年に市地域防災計画の職員行動マニュアルが実践できるよう市内の事業所を対象に調査を行い、そのうち化学物質項目、使用量などから32事業所を抽出し、立入調査を行い、化学物質の保管場所、排水処理施設の確認を行っています。この調査から災害時における対象事業者リストを作成しています。この備えにより、平成23年3月の東日本大震災の際にはリストをもとに被害状況を速やかに把握し、事業所による環境汚染がないことを確認することができました。このように事業所への立入調査や対象事業所リストの活用により、災害時の環境事故がないように努めています。 127 ◯横山むらさき座長【27頁】 大野委員。 128 ◯大野祐司分科員【27頁】 丁寧な説明、ありがとうございました。佐賀県の例で言うと油の上にふたがしてないのですよ。どぶ漬けの状態でやるような工程だったらしくて、それで、そこに雨が入り込んできて、雨水が入り込んできて流出したというような話を伺ったところでございます。  このようなことをやってみたらどうかなということで、1つ、御提案をさせていただいて、この質問については終わりにしたいと思うんですけれども、秦野市では洪水ハザードマップというのをつくっておりますが、その中には浸水が懸念される地域が色分けして載っていると思うんです。例えばそこのエリアの中に熱処理をしているような工場があるようなのか。あるのか、ないのかとまず御存じなのかどうかわかりませんが、あるようだったら、そうしたところに対しての確認だとか、検証だとかをまずやってみたらどうかなという御提案をさせていただいて、この項目については終わりにしたいと思います。  次に、塵芥処理費、決算書で言うと137ページ、成果報告書で言いますと129ページの(54)資源分別回収推進事業費に関係してお伺いいたします。ことしは選挙イヤーでしたので、さまざまな市民の皆様のお声を聞く中から、こういったお声がありました。ぜひとも容器包装プラスチックの回収は今、隔週でやっているのだけれども、それを毎週にできないかというようなお話がございまして、少し確認したいのですが、仮に毎週にするとしたら、幾らぐらいのお金が必要なのか、教えていただければと思います。 129 ◯横山むらさき座長【28頁】 環境資源対策課長。 130 ◯環境資源対策課長【28頁】 容器包装プラスチック類の収集日をふやしたためにどれだけの費用がかかるかというような御質問でございます。現在、本市の収集体制は、市内を半分の区域に分けまして、月曜日と木曜日、それから火曜日と金曜日に可燃ごみを収集しまして、水曜日に容器包装プラスチックを回収しております。このため、容器包装プラスチック類の収集日をふやす場合、土曜日の収集を行うか、容器包装プラスチック類の収集日のみ車両や人員を倍にするなど、収集方法の大幅な見直しが必要となっております。当然これに伴ってくる委託料も増加しております。以前に試算した数字によりますと、およそ4,000万円から5,000万円ほどふえるとなっております。  そのため、現在、通常の収集日以外に容器包装プラスチック類などを持ち込むことができるようにストックハウスの拡充などをしております。今後、全ての品目が受け入れられるストックハウスを各地区に拡充するために、現在、自治会長、自治会連合会とも相談しながら事業を進めておりまして、年内の完成を予定しております。今後も多くの方にこちらを利用していただけるよう、周知を図りながら利便性を高めていきたいと思っております。  以上でございます。 131 ◯横山むらさき座長【28頁】 大野委員。 132 ◯大野祐司分科員【28頁】 環境資源対策課では、今、さまざまなごみの減量化に向けた取り組みをされていまして、草類の分別であるとか、あるいは生ごみの減量といったことを市民の皆様に求めていらっしゃいます。言ってみれば、あれやってくれ、これやってくれというお願いはいっぱいするのだけれども、市民の方のささやかなお願いをちっとも聞いてくれないというような印象しか受けないので、ぜひとも御検討いただくようにお願い申し上げて、この資源分別回収推進事業費について、もう一つ、お伺いしたいと思います。  このもともと平成30年度予算というのは、この予算編成段階で業務運営費の10%削減をしていくということでスタートして、予算編成が始まったものでございます。どこの事業で聞いてもよかったのですけれども、たまたま環境資源対策課長と目が合いましたのでお尋ねしたいと思うんですが、その10%の削減に対してどのようであったのか、また決算ベースではどのような結果になったのか、お示しいただきたいと思います。 133 ◯横山むらさき座長【28頁】 環境資源対策課長。 134 ◯環境資源対策課長【28頁】 資源分別回収推進事業費の業務運営費につきまして、平成30年度当初予算額のうち、業務運営費は2億4,473万7,000円で、前年度の2億6,577万7,000円に対しましてマイナス7.9%となっております。また、平成30年度の決算ベースで言いますと、業務管理費は2億1,823万2,389円で、マイナス10.8%でございました。 135 ◯横山むらさき座長【28頁】 大野委員。 136 ◯大野祐司分科員【29頁】 当初予算ベースで10%求められていたのが決算を締めたらマイナス10.8%、目標を達成したとある意味言えるかと思うんですが、ちなみに、財政部門の方もいらっしゃいますので、秦野市全体では結果どうなったのか、参考までにお知らせいただければと思います。 137 ◯横山むらさき座長【29頁】 財政課長。 138 ◯財政課長【29頁】 一般会計全体における業務運営費についてお答えいたします。業務運営費は、いわゆる事務費のほか、各種団体等への補助金、交付金も含んでおりまして、金額にしますと約75億円で予算総額の約15%を占めております。予算編成において政策的経費に財源を振り分けるために、業務運営費の縮減が必要であるということで、前年度予算に対しましてマイナス10%を掲げました。しかし、予算要求時点ではまずプラス1.7%にとどまりまして、査定を経た上で当初予算の段階でもマイナス4%にとどまっております。マイナスが達成できなかった分、金額にしますと約4億5,000万円ほどございますが、その他の歳出の抑制であるとか、財源調整を行った上で予算編成をしたという状況でございます。  決算ベースになりますと、結果としましてマイナス7%程度に全体としては落ちついておりますが、あくまで予算編成の段階で圧縮できないと政策的経費に財源を配分することができないといった現状でございます。  以上でございます。 139 ◯横山むらさき座長【29頁】 大野委員。 140 ◯大野祐司分科員【29頁】 環境資源対策課のこの資源分別回収推進事業の中では十分達成できたと思うんですけれども、秦野市全体を考えると、残念ながら少し足りなかったのかなと感じるところでございますので、ぜひ設定された目標は必達するのだという意気込みで今後の仕事の進め方に御注意いただければなと思います。  では、次の質問に移りたいと思います。決算書の141ページと143ページにもかかわりますかね。それから、成果報告書の140ページ、主には多面的機能支払事業費の中に入るのかなと感じているのですが、農地の関係ですけれども、平成7年に秦野市内の水田は176ヘクタールあったと聞いておりますが、平成27年になると112ヘクタールに減少したと。平成7年との比較で約63%になっているということになります。マイナスの数字で言うと64ヘクタールが減少したということになるわけですが、これを保水力という視点から見てみると、1ヘクタールというのが100メートル掛ける100メートルなので、それに水田ですと畝の高さがありますが、これを仮に27センチメートルとした場合、どれだけの水を保水できるかというのが単純に計算できると思うんですね。100メートル掛ける100メートル掛ける0.27としますと2,700立方メートル。1ヘクタールで2,700立方メートルの保水が可能になるはずだと。2,700トンという言い方もできますけれども、それだけだと。それを64倍すると17万2,800立方メートルになります。つまり、17万2,800トンの水が何も入っていない状態から満杯になったときにはそういう可能になっていたのが、保水力が減ったという見方ができると思います。もちろんこれは全てがなくなったわけではなくて、ただ単に田んぼとしての耕作をしなくなったというだけであれば、下は地面だから、ある程度の水は浸透していくでしょうということもありますが、ただ、多くは河川に流れてしまうのではないかというようなところを懸念しているところでございますが、そうした面からの地下水へのかん養であるとか、雨水として河川に排出されることによる影響とかいったものは心配ない範囲なのでしょうか。 141 ◯横山むらさき座長【30頁】 環境共生課長。 142 ◯環境共生課長【30頁】 水田の耕作面積の減少に伴う地下水への影響というようなことですので、環境共生課からお答えをさせていただきます。秦野市地下水総合保全管理計画の中で地下水の水収支というものを計算しておりますが、山地を除く平野部のかん養面積が昭和45年、神奈川県温泉地学研究所が当初、計算したときでございますが、そのときは17平方キロメートル。そして、平成15年の計画策定時におきましては15平方キロメートルとして計算をしてきております。  かん養面積の大部分は市街化区域にあるため、委員おっしゃられている水田の割合というのは余り高くはなく、水田面積の減少によります影響、または水田から畑に切りかえられた場合につきましては、水田ほどではありませんけれども、雨水が地下浸透しますので、全体的にはそれほど大きな影響はないと考えております。また、開発によって、そういう耕作地が宅地化されたような場合につきましては、かん養面積が減少してまいります。雨水として流出する場合が多くなりますので、そういった部分を補うために、建築面積が500平方メートル以上の環境創出行為につきましては、地下水開発のための、屋根に降った雨水を地下に浸透させます雨水浸透施設の設置が義務づけられております。また、家庭用の御自宅の屋根につきましても、雨水浸透桝の設置補助を上下水道局で行っているなど、人工的な水循環系により、地下水、失われたかん養面積の部分を補完するような対策を講じているものでございます。  いずれにしましても、地下水かん養の割合というのは、全体で河川からのかん養が47%ございます。一番多く、また、田や畑などからのかん養というのは35%程度という形でございます。そのため、この川の水源となる森林を適正に管理するということが地下水かん養を確保することにもつながりますので、この緑のダムと言われる森林の保水力を高める森林整備等、こういったものにも力を入れているところでございます。 143 ◯横山むらさき座長【30頁】 大野委員。 144 ◯大野祐司分科員【30頁】 わかりました。緑のダムということで積極的に進めてほしいと思いますし、かん養ももちろん進めていただきたいと思うところですし、また、大きな影響はないという話でしたが、雨水として河川に流れる割合がかなりふえてくることは間違いないと思うので、例えば今後の中で上下水道局でも何とかビジョンをつくったりとか、そういったことがあると思いますので、そちらの部門との連携をとりながら、確認、調整をしていただければと思いますので、その1点、お願い申し上げまして、次の項目に移ります。  決算書の147ページでございます。林業事務費の関係です。台風17号のときに、千葉県において山武杉という杉が使われていて、それはスギ非赤枯性溝腐病ですね。倒木被害がたくさん報道されておりました。本市では同様の杉、つまり山武杉を使っているとスギ非赤枯性溝腐病の危険性があるのではないかなと思うんですけれども、本市の状況はどのようなのでしょうか。 145 ◯横山むらさき座長【31頁】 環境共生課長。 146 ◯環境共生課長【31頁】 このスギ非赤枯性溝腐病というのは山武杉特有の病気と聞いております。チャアナタケモドキ菌というのが原因で、幹が腐って空洞化して、それで先日のような風雨によって倒れやすくなるというような病気でございます。  本市におきましては、森林組合に確認をしましたところ、これまでスギ非赤枯性溝腐病の被害報告はなく、また、本市の杉につきましては、山武杉ではないというような回答をいただいております。 147 ◯横山むらさき座長【31頁】 大野委員。 148 ◯大野祐司分科員【31頁】 まずは安心させていただきまして、本当にありがとうございます。ただ、何で千葉県が山武杉をわざわざ植えたのか、よくわからないのですけれども、ということは、特定の病気に対して脆弱性が高い木というのがあるということが千葉県で証明されたと思うんですね。となると、秦野市で今後、どうしていくかということを考えたときにも、そういった脆弱性のある木を選択しないという方法を選んでいかなくてはいけないと思いますので、そういった面にも、今後、気を配ったり、目を配ったり、あるいはお金をかけたりしていただければと思います。  では、この項目についてはこれで終わります。  次に、商工業振興費の中の商工業振興対策事業費や中小企業人材育成事業費に関連してお伺いしたいと思います。商工業振興だとか、人材育成だとかの考え方にまだ生産性向上に向けた取り組みという視点が少し不足しているのではないかというような印象を受けています。今後の事業展開の中で生産性向上に係る取り組みを取り入れるべきではないかなと感じているのですが、その辺はいかがでしょうか。 149 ◯横山むらさき座長【31頁】 産業振興課長。 150 ◯産業振興課長【31頁】 生産性向上ということで、昨今、人口減少、あるいは少子高齢化が進行する中で働き方改革というのが求められ、また、長時間労働の是正、業務の効率化など、労働力不足への対応が求められているところでございます。今、委員からお話がございましたけれども、昨今、特に民間企業ではIoTとかAIの普及、技術の革新によって、国際競争力の1つとして、さまざまな観点から労働生産性というのが言われております。そういった意味におきましては、私どもも、中小企業等を支援するに当たっては労働生産性に資するような取り組みの支援の仕方というのが重要だと考えているところでございます。  一例で言いますと、製造業や飲食業、サービス業といった業種によって、生産性の取り組みの支援のあり方とか、取り組みの仕方というのは、多少相違はあると思うんですけれども、本市におきましては、ソフトとハードの両面からこの生産性向上を捉えるべきだろうと考えております。ソフト面では中小企業の人材育成事業、先ほど御紹介がございましたけれども、本市におきましても、例えば中小企業者の小規模なところでは人材育成とか、研修とか、高度な技術・技能の研修、こういったものについて独自でやるのは非常にコストがかかる。こういったところにつきましては、市でこの育成にかかる費用を一部補助しております。ちなみに、平成30年度には76件の支援をして、182万400円の支援を補助としてしているところでございます。  一方、ハードの側面から捉えますと、今、中小企業が生産効率を高めたり、付加価値の高いものを生み出していこうという中には、ロボット化とか、あるいはハイテク機器の導入というものをしていくわけでございます。そうしたときに、中小企業が金融機関から、そうしたものを導入するのには融資が円滑に受けられるようにということで、中小企業融資資金として預託を市が金融機関にしておりますし、また、利子補助というところも市ではしてございまして、そういう意味におきまして生産性向上に寄与しているのではないかと思っています。  また、昨年6月に、生産性向上特別措置法というものが国のほうで施行されたことに伴いまして、本市の市税条例を一部改正いたしまして、市内の中小企業者が本市が策定する先端設備等導入計画に基づいて新規にそういう設備を導入された場合については、固定資産税、いわゆる償却資産でございますけれども、3年間、固定資産税を減免するということを設けてございまして、平成30年度に17件の設備投資がなされ、その取得価格は5億8,000万円ぐらいの設備投資がされておりますので、そういう意味におきましては、この生産性向上のほうに市も施策的に寄与しているのではないかと考えているところでございます。 151 ◯横山むらさき座長【32頁】 大野委員。 152 ◯大野祐司分科員【32頁】 御答弁、ありがとうございました。国際的な比較を労働生産性の中でしてみると、日本というのは大体先進国の中で最下位、28位とかいうデータもありますし、アメリカの70%ぐらいしか生産性がないというようなデータも出ているようでございます。まだまだ生産性向上の伸びしろは十分にあると感じておりますし、また、さらには、大企業ほど生産性が高いというような指摘もされます。つまり、中小企業になればなるほど生産性が低くなって、その生産性の低さが賃金に反映しているのではないか、相関があるのではないかというような指摘もされているところでございますので、ぜひこの生産性向上に向けた取り組みを秦野市としても積極的に展開されることをお願いいたしまして、この項目については終わりにしたいと思います。  最後になりますけれども、観光費の関係で、決算書の153ページ、あるいは主要な施作の成果報告書165ページ、167ページにも関連してくるかと思いますが、観光施設維持管理費、それから、桜による誘客促進事業費、それから、花のある観光地づくり推進事業費を絡めてお伺いいたします。これはトイレをつくったりとか、桜の花をライトアップしたりだとか、ハイキングコースに花を植えたりだとか、大変すばらしい取り組みをまずはなされていると思うところでございます。ただ、これも、ここで観光に訪れた方がこういうリアクションをするだろうなと想像してみるのに、トイレができて、ああ、助かったなのですね、多分。それから、ライトアップの桜を見て、ああ、美しいな。外国人の方だったら、ビューティフルと言うかもしれませんが、あるいはまたハイキングコースを歩きながら、ワンダフルと言うかもしれませんけれども、そこではお金を落とさないですよね。すごいと思うけれども、お金は使わない。例えば日本に訪れる外国人の方が最初に驚くのは、電車の時間が正確だと、バスの時間が正確だと大変驚かれるそうですけれども、だからと、JRとか、小田急線とか神奈中バスにドネーションだと言って1,000ドルくれるわけではないですよね。びっくりしておしまい。それは十分に自慢できることではあると思うんだけれども、観光を業として捉えたときには、成り立っていないのではないのかと感じるところでございます。そうした面から見ると、秦野市でも、今後の中では訪れた方にお金を使っていただく施策を強化していったほうがいいのではないかと思うんですけれども、御見解があればお願いいたします。 153 ◯横山むらさき座長【33頁】 観光振興課長。 154 ◯観光振興課長【33頁】 観光施策と経済の活性化というような御質問であると思います。本市の観光客が消費する金額は、観光消費額というのは公表しておりまして、平成28年で一人当たり535円、平成29年が387円と非常に低いのでございます。近隣の厚木市は5,000円を超えております。伊勢原市が1,200円ということでございます。一方で、平塚市でございますが、平塚市は本市と同じような300円と同様の結果になっております。この差は観光的な要素を持った施設での消費額ですので、宿泊者数とかが多いと比較的多くなっているという傾向がございます。少し余談になりますが、平成30年、ちょうど時期がよろしいのですが、ここで県の指針が変わりまして、比較的日帰り客の多いゴルフ場の利用者も観光消費額に算入できるということで、本市では新東名高速道路が開通する前後できちんと比較ができるように、この時期に見直しを図りまして、本市内の4カ所のゴルフ場や民間の温浴施設、直売所などを新たに加えまして、消費額が1,348円と公表しております。  しかしながら、この金額は観光施策の成果ということではなくて、施設をふやした結果でございますので、あくまでもスタートだと捉えております。委員御指摘のとおり、いろいろな整備をしてきておりますが、経済活性化と直接結びつくような視点が大変不足していたとは思っております。先ほどのとおり観光消費額を上げていくだけでなく、まずは宿泊を含め観光客の滞在時間をふやすということが大切だと思っております。ビューティフルだけではなくて、見るだけ、歩くだけではなくて、体験したり、食べたりというデリシャスの部分も含めて観光資源をしっかりと発信し、経済活動に結びつけていく必要があると考えております。  以上でございます。 155 ◯横山むらさき座長【34頁】 大野委員。 156 ◯大野祐司分科員【34頁】 これは直接聞いた話ではなくて、また聞きで申しわけないんですけれども、石油産出国の王様が日本とかに旅行に行こうと思ったときにどういう宿泊先を選ぶかといったら、ほぼ日本にはないそうですね。こういった方々が泊まるホテルというのは1泊500万円と。1泊ですよ。1泊500万円とか、900万円とか、そういうホテルを選択されるそうです。ですから、普通に考えれば、アラブの石油王が秦野市に観光に訪れることはないということになるわけですね。巨額のお金を落としてくれることはないということになろうかと思います。あるいはまた、どこかの会社の前会長がベルサイユ宮殿で結婚式を挙げたということもありましたけれども、あの場合、75億円とか、そういう形ですね。私の基準から言うと、住宅ローンを抱えて、教育ローンも抱えている私の身からすれば、金持ちというのはすごいのだなというのが正直な感想なのですけれども、世の中にはそういう消費の仕方をする人もいるということなので、ぜひとも秦野市でもそのことを忘れずに、1泊500万円でなくても、30万円でも40万円でもいいと思うので、お金を使ってもらえるような施策を一層強化していただくことをお願いいたしまして、終わりにします。どうもありがとうございました。 157 ◯横山むらさき座長【34頁】 これで、大野祐司委員の質疑を終わります。  阿蘇佳一委員。 158 ◯阿蘇佳一分科員【34頁】 おはようございます。2年ぶりに質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、決算書の129ページ、美化推進事業費であります。この問題は何回か委員会質疑、あるいは一般質問させていただいておりますけれども、私が訴えたいのは、千代田区方式をなぜ秦野市はやらないのかという問いかけです。688万2,988円の決算をしていますけれども、例えば東京都千代田区、もう既に10年以上前からやっていますが、罰則、過料2,000円、昨年1年間で4,303件の罰則がありました。または神奈川県でも主な観光地は熱心に取り組んでおります。例えば横浜市も同じく罰則2,000円で、昨年は1,753件、そのように、金を集めるのではなく、やはりきちんとしたルールをつくろうということがオリンピックを控えて、今、日本が取り組まなくてはいけない、あるいは秦野が水清く、まさに山青く、環境が大変美しいのですよというのは大きな売りだと思いますけれども、駅に着いたら、たばこのごみ捨てがされている。あるいは、そのようなときは激怒しますけれども、平気で車のドライバーがぽいっと捨てる。そういう場面を見て、やはりもっときっちりとこの美化運動について、あるいは秦野市がメッセージを出すべきである。なぜ出せないのか、教えていただきたいと思います。 159 ◯横山むらさき座長【35頁】 環境資源対策課長。 160 ◯環境資源対策課長【35頁】 違反者に対し過料を適用しない理由について、お答えいたします。本市では、まちの美観を損ねている空き缶や空き瓶の投げ捨て、たばこのポイ捨てなどの迷惑行為に対しまして、平成8年度に罰則つきの秦野市ごみ散乱防止等に関する条例を制定いたしました。罰則つきの禁止条例ではございますが、罰することが目的ではなく、市民がポイ捨てや不法投棄をしないための動機づけをし、マナーの強化を図ることを目的としております。  具体的な取り組みといたしまして、各駅周辺及び水無川緑地など、6カ所を環境美化重点区域として指定し、環境美化指導員による定期的な巡回指導、また平成25年度からは市内4駅の喫煙所を設置し、喫煙者のマナー向上を促すとともに、環境美化重点地区を拡大し、指導の強化に努めてまいりました。さらにポイ捨ての最も多い駅前につきましては、平成26年度以降、各駅広場の清掃を包括委託に順次切りかえを行い、通常の定期清掃のほか、1日5回以上の巡回によりまして、ごみを放置しない清潔な状態を維持しております。そのため、駅前広場におけますポイ捨てはほとんど見受けられなくなったと感じております。このようなことから、本市における吸い殻を含みますポイ捨てのマナーは確実に向上していると思います。しかし、今後も環境美化指導員による巡回指導や啓発活動などによりまして、きれいなまち秦野を維持していけるよう努めていきたいと思っております。 161 ◯横山むらさき座長【35頁】 阿蘇委員。 162 ◯阿蘇佳一分科員【35頁】 反論ではなく、その成果はあるのかもしれませんけれども、まだまだ足りない。それと同時に、今、言った秦野市は環境を大きな売りにするわけですから、そういう啓蒙活動といいますか、秦野市はこう取り組んでいます、そういうPRが必要ではないのか。同時に、今、環境美化重点地区と言いましたけれども、例えば秦野駅周辺にも、ごみ捨てだめですよ、ポイ捨て禁止ですよという表示はされていましたけれども、秦野駅の駅前も、それもほぼ消えています。だから、ごみが半分、ポイ捨てが減ったよで喜ぶのではなく、やはり限りなくゼロを目指す。少なくともそういう表示が消えているということに対しても、私はいかがなものか。やはりオリンピックを控えて、国を挙げて、今、美化という環境問題に取り組んでいるわけですから、秦野市も率先してそういうPRをしていただきたい。この問題は実現するまで、ポイント、ポイントで千代田区方式を述べていきたいと思います。  また、きのうは東京都町田市で東海大学の集まりがあって行ってきましたけれども、東京都町田市も大変若い人が集まる場所ですけれども、駅周辺のポイ捨て禁止のマーク、あるいはそういう啓蒙活動を非常にしっかりとやっていました。ぜひ秦野市、そういう運動展開をしていただきたいと思います。  続いて、同じく決算書の地球温暖化対策事業費、131ページですけれども、これは、私が申すまでもなく、毎日、テレビでこの地球温暖化の問題が取り上げられています。国がなくなる、あるいは島がなくなるということや、この台風は15号、16号、17号、ずっと続いて各地域で大きな被害が発生しています。私はライオンズクラブで何か災害があったときには、駅頭に立って募金活動をお願いしますとするのですけれども、今はできないですね。毎回やっているからです。毎回、市民の皆さんにお願いするのはできないわけですけれども、そのぐらい災害が多発している。しかしながら、対応が、市民が、地方自治体が、国ができているのか。それに対して大変疑問に思っております。  先日も国際会議でスウェーデンの少女、16歳の方が抗議活動を行いました。今のトップリーダーは何をやっているのだ。経済成長、持続可能なと言いながら、地球全体がおかしいのではないか。このままでは地球は滅びるよということを16歳の少女が訴えております。この大事なところで日本のきちんとしたメッセージが伝わっていない。そういう中で、先ほど言いました、秦野市は環境問題にしっかり取り組んでいるわけでありますけれども、私もこの2年間、議長という立場でいろいろな会合に出ましたけれども、例えば3・11の後は、きょうは暑いよね、部屋の中が、28度設定でしたから。今はどの会合に行っても、夏場は22度とか23度、快適と言えば快適だけれども、地球温暖化に対する省エネとか、そういうことが全くなくなったのではないのか。そういう意識がなくなったのではないのか。例えば商工会議所に行っても、会社に行っても、非常によく言えば涼しい。でも、私は、夏はこの暑さに耐え、冬は寒さに耐えてこそ人間も健康だし、地球も大きな災害を生まないのではないか。そういう中で秦野市の省エネ、あるいは温暖化に対してどういう取り組みをしているのか教えていただきたいと思います。 163 ◯横山むらさき座長【36頁】 環境共生課長。 164 ◯環境共生課長【36頁】 地球温暖化の対策につきましては、大変地球規模の大きな問題でございます。しかしながら、秦野市、秦野市民としましてできることというのも多々あると感じております。まずは、各家庭においてできることから取り組んでいただく。これが非常に重要だと考えております。事業としましては、日常でできる身近な省エネ活動などを推進するエコチャレンジシートの配布のほか、12月の地球温暖化防止月間や2月の省エネルギー月間、こういったものを通じて親子で参加できるロケットストーブづくりやまきづくり体験等のこういった事業を実施してきております。また、今後も含めてなんですが、平成30年度に策定をいたしました秦野市再生可能エネルギーに関する基本指針、これに基づきまして木質バイオマス等の再生可能エネルギーの活用の推進を図るとともに、家庭や事業所においてはグリーンカーテンの設置であるとか、LED電気の交換、エアコンのオート設定等、こういったものの配慮、こういったものが誰もが実施できる身近な省エネ、資源化の事業だと思っております。今後も今までのこういったイベント等における啓発に加えまして、新たな呼びかけを工夫していきたいと考えております。 165 ◯横山むらさき座長【37頁】 阿蘇委員。 166 ◯阿蘇佳一分科員【37頁】 地球温暖化はもちろん一地方都市だけで解決する問題ではないのですけれども、やはり先ほど言った市民参加ということであれば、やはり地方自治体がしっかりと市民に訴える。また、同時に、先ほど言いましたように、商工会議所なり、会社なり、この市役所もそうですけれども、そういうところが見本になって温度設定なり、そういうものをきっちりしなくてはいけない。緑のカーテンということも、市役所も、3・11以降はそういう緑のカーテンに挑戦していたこともありましたけれども、最近、そういう姿勢も全く見られないと思うんですね。やはり3・11を忘れずに、同時に地球規模でいけば3・11後のトラブルが、災害が世界で起こっているわけですから、もっと私たちは環境問題に真剣に取り組まなくてはいけないと思っております。そこは要望にしておきます。  次に、決算書の137ページですけれども、減量推進事業費。ごみの処理の現状と有料化についてですね。ごみ処理、約18億円かかっていますけれども、市民はそういう実感が余りないと思いますね。それから、秦野市がいろいろなごみの問題で、ごみを減らしてくださいという新聞といいますか、折り込みを出しますけれども、金額が書いてない。ごみ減らしてくださいだけではわからないのですね。ごみの処理に約18億円もかかっているのだよ。だから、もちろん有料化は、市民は好まないわけですけれども、今のままではそういう方向に行かざるを得ないという、もっと切実な訴えがなければ、市民はわからない。何でも無料で、出せば持っていってくれる。そのほうが一番助かるわけですけれども、そのようなことはないわけですね。ごみが出ればお金がかかる。また、そのごみの処理を他県に持っていったり、また御迷惑もかける。  そういう中で、私は北海道出身ですけれども、北海道はあれだけ大地がありますけれども、10年ぐらい前からごみの有料化が各都市で行われ、今、ほぼ100%に近い形で進んでいます。それはごみの減量と同時に北海道の大地を守る、そのためには、ごみを出した方にはその負担を負っていただく。そういう啓蒙活動も含めて10年近く前からほぼ今は行われています。  もちろんでありますが、有料化というのは何も推薦することではありません。市民からも嫌われるということは承知していますけれども、今、全国で約6割が有料化。神奈川県でも33自治体のうち、7市町が有料化をしている。また、近くの海老名市も9月30日から実施されるということでありますけれども、まずごみのそういうPRの仕方、あるいは啓蒙の仕方、あるいは各地区が有料化にかじを切っている面が大変多いわけですけれども、秦野市は現状ではどうお考えなのか、教えてください。 167 ◯横山むらさき座長【38頁】 環境資源対策課長。 168 ◯環境資源対策課長【38頁】 まずごみの現状と、それから、資源化の状況についてお答えいたします。令和7年度末までに、はだのクリーンセンター1施設による焼却体制に移行するためには、平成29年度の可燃ごみの実績に対しまして約5,400トンの減量をしなければなりません。そこで、本市では、草木類の分別収集、分別の徹底、生ごみの減量、事業系ごみの減量を4本の柱に据え、それぞれに減量目標を設定し、事業を展開しております。目標達成に向けて平成30年6月から減量効果が期待されます草類の分別収集を市内3地区で開始し、現在、剪定枝と合わせ、草木類として市内全域に拡大しております。  また、本市のごみの現状や減量目標について、ごみ減量通信や広報はだの、また各種団体を対象としました出前講座などで広く周知を図ってまいりましたが、昨年からごみの現状や減量目標に加え、ごみ処理にかかる経費などをわかりやすく掲載したパネルを市役所本庁舎ロビーを初め各公民館に常設し、最新の情報を提供しております。そのほかにも、家庭用生ごみ処理機の普及や各家庭での水切りの徹底、資源物の品目の追加や紙袋を利用した出し方の簡素化などによりまして、計画的に可燃ごみの減量を進めてまいりました。
     これまで実施してきましたこのような減量施策によりまして、平成30年度は平成29年度と比較しまして約1,600トンの減量、計画値よりも約1,300トン上回るペースで順調に減量が進んでいる状況でございます。しかし、減量目標を達成するためには、計画的かつ着実にさらなるごみの減量を進めていく必要がございます。今後もごみの現状や減量目標、またごみ処理にかかる経費などをより多くの方に知ってもらい、減量に協力していただけるよう、周知啓発を図り、可燃ごみの削減に努めてまいりたいと思います。  次に、有料化を行った場合の市民の負担についてお答えいたします。有料化の先行事例によりますと、先ほど阿蘇委員からもございました県内では33自治体のうち、7市町が有料化を開始いたしました。その有料化の先行事例によりますと、4人家族で1回の収集につき約35リットル排出している世帯を仮定した場合、月額約600円、年間で7,200円程度の費用がかかっているようでございます。また有料化の効果といたしましても分別の徹底による排出量の削減や費用負担の公平性などの確保などのメリットがある反面、市民負担の増加や不法投棄が多発するなどのデメリットも考えられます。本市の有料化の考え方でございますが、現在の秦野市ごみ処理基本計画では、中間目標年度であります令和3年度までに可燃ごみの減量が計画どおり進まない場合には、家庭ごみの有料化に向けた検討を進めることとしておりますが、家庭ごみの有料化は市民の皆様に大きな負担をお願いすることとなります。本市といたしましては、はだのクリーンセンター1施設体制の移行が計画どおりに進められるよう、市民、事業者、行政が一体となった活動を全市的に展開していきたいと考えております。 169 ◯横山むらさき座長【39頁】 阿蘇委員。 170 ◯阿蘇佳一分科員【39頁】 今、説明がありましたように、令和7年度に向けて令和3年度に判断をする。あと2年後。今、市民はあと2年以内にごみの減量化の流れの中で有料化にかじを切るのか、あるいは市民の皆さんの協力で今の体制でできるのか。そして、現状で約18億円かかっている、あるいはまさに今、全世界の問題でプラスチックのごみが大量にふえている。横浜市ではプラスチックのごみの抑制計画をきっちりとつくって、プラスチックのごみは出さないように、使わないようという運動展開をしております。  それから、やはり大きな今、問題になっているプラスチックのごみをどう減らすのか、あるいは古紙の紙も中国が受け取らないとか、そういう中で、地方都市としてやはりやることはやる。同時に、何度も言いますように、令和7年度に有料化の実行が行われるかもしれない。それは令和3年度までの段階で決断するのですよということを多くの市民は知らない。もっと積極的にこのごみの抱えている課題を、私は市役所の下に絵を張ったり、そういう努力は、一定の努力は認めますけれども、多くの市民は知らないわけですから、もっときちんと現状をPRをして市民にわかっていただいて、協力を仰ぐ、そういうことをしっかりとやっていただきたいと思います。お願いして、この問題は終わります。  次に、決算書の149ページの商店街空き店舗等活用事業費であります。市長も4駅の活性化、我々議員も鶴巻温泉駅がきれいになった、駅舎がきれいになった。駅の周辺の活性化ということを訴えるわけですけれども、これも例えば鶴巻温泉駅がきれいになった。でも、そのときに、小田急線の駅の中のそば屋が閉まった、売店が閉鎖した。そして、幾つかのお店が閉まった。私自身は、駅をきれいにする。そして、周辺整備はとても大事だけれども、その中で空き店舗をどう減らすのか。4駅ありますけれども、どの駅もきれいになったけれども、駅の前のきれいなビル、何と言いましょうか、入る人はいませんかという広告がよく目立ちますけれども、本末転倒であると思っていますね。これは各地方都市の中でも、駅をきれいにする、周辺整備と訴えるけれども、駅はきれいになった。ビルも建った。でも、お店があいているということが、もちろんこれは秦野市だけではなく、地方都市の大きな課題だと思っております。  114件、空き店舗があると聞いております。もちろん執行部も商店の方々と協力して、それを埋めるべく、あるいは商店が入るように努力していることはわかっていますけれども、先ほど言ったように少子高齢化の中で、さっき、大野委員もお金を使ってもらうという話をしていましたけれども、お金がない人が、使える金額が減っている人が圧倒的に多いのですね。きのう、伊勢丹相模原店が最終日で、私もちょうど買い物をしながら見てきましたけれども、本当に経営の方々が残念ですという言葉を言っていました。そういう中でまさに駅周辺整備、空き店舗対策、まちの活性化には大きな成果があるわけですから、その対策をどう考えているのか、教えていただきたいと思います。 171 ◯横山むらさき座長【40頁】 産業振興課長。 172 ◯産業振興課長【40頁】 ただいま空き店舗という部分、あるいは4駅の駅舎がきれいになった中で、商業環境というものが充実していないとやはりそのまちがだめになってしまう。これは本市のみならず、地方都市においてはさらに加速しているというようなお話をいただいたところでございます。先ほど114件という話がございましたが、この件数は平成27年度に商業実態調査というものをやった数字でございます。市内の4駅を中心に、今、駅勢圏に商店街に入っている店舗と加盟していない店舗を含めて約1,300店舗あるうち、平成27年度に実態調査をしたときに114件ございました。そうした中で、現在の状況というのはなかなか把握しにくいところが、流動化しておりますのであるのですけれども、鶴巻地区でも空き店舗が出て、また、そこに今、2つほど入ったりもしていたりしております。そういった中で今年度、実は今、準備しているのですけれども、4年に1回程度、商業実態調査をまたやる予定でございます。そこで、この辺の傾向も含めて把握し、また、空き店舗の中にも、長らく現在もそこに住みながら空き店舗にしている。1階に居間があり、2階も住んでいるという中に、所有者がなかなかそこをお貸しすることは拒むというようなことがございますので、そういった所有者の意向把握も可能な限りやっていければなと思っております。  いずれにいたしましても、本市におきましては空き店舗活用の補助金もございますので、なくなったところに新しい若い方々が起業し、それを空き店舗の賃料とか、あるいは改装費、宣伝広告費等を助成する制度として空き店舗活用補助金がございますので、できる限り新たに起業する方を発掘していくというのが重要だと思っております。いずれにいたしましても、商店街とか、商業の活性化というのは、にぎわい創造の面から、大型の今、いわゆるスーパーとか、デパートが地方都市のみならず、中心市街地においても費用対効果の中で撤退してしまうという状況がございますが、本市のように、長らく地元の商業をしっかりと地域と連携して開いている個人の商店というのがやはり重要だと思っていますし、重要な社会資本整備の1つでございますので、引き続き現状を把握しながら新たな活用もできるような環境づくりに努めていきたいと思います。  以上でございます。 173 ◯横山むらさき座長【40頁】 阿蘇委員。 174 ◯阿蘇佳一分科員【40頁】 産業振興課長の答弁が大変いい答弁だと思います。というのは、原稿は目を通すことが大事ですけれども、原稿を始めから終わりまで読んでいるのではなく、やはり自分の考えや原稿をもとにしっかりとした声で言うと。最近、字が見えないとか言っていますけれども、声が小さい人が多いし、原稿を始めから終わりまで読んではだめ。やっぱり自分の思いを、あるいは議員からの思いをしっかり受けとめて、自分の思いで答える、そういうふうにお互いに努力したいと思います。  店舗が114件のあきがあった。平成30年度補助金を活用して新規に開業した空き店舗は3店舗だけと聞いておりますけれども、114件のうちの3店だけでは活性化につながらないと思います。また同時に、空き店舗に入った方々も大変御苦労はあるでしょうけれども、そういう方に対して、くじけないようにいろいろなアドバイザー、あるいは支援体制があろうかと思いますけれども、現在、こういうことをやっているのだよ、もう少し待ってくれということがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 175 ◯横山むらさき座長【41頁】 産業振興課長。 176 ◯産業振興課長【41頁】 決算の資料のほうに昨年度は3件ということで、少し例年に比べると少ない状況でございます。当初見込みは9件ほどを目標に掲げたのですけれども、この原因は、空き店舗に開業しようという方々が年度末に集中したということで、実績としては3件でございます。ちなみに、今年度に入りまして既に2件の方々が空き店舗に補助金を活用して開業されている。ここで実は今月、審査をまた開くのですけれども、6件の希望が出ているのと、並行して4件の相談を受けているという状況もございます。  そういった中で、少しでも駅周辺、あるいは空き店舗を活用しながら、地域の商店街と一緒になって継続的に頑張っていただける商業者を応援していきたいと思っています。また、なおかつ、単純に開業はしたけれども、すぐにやめてしまうということがあってはいけませんので、これは市の費用負担の中で、開業してから1年後、そして2年後、ここについては経営診断士とか、そういうアドバイザーを市の負担で受講していただきます。当初、空き店舗を活用して入ったときの事業計画とどれだけ乖離があり、あるいはどういったところに経営改善の伸びしろがあるのかというアドバイスをすることによって、末永く地域に根差して新しい参入ができるということを支援していきたいと考えております。  以上でございます。 177 ◯横山むらさき座長【41頁】 阿蘇委員。 178 ◯阿蘇佳一分科員【41頁】 お互いに、我々もそうですけれども、活性化とか、にぎやかなまち、憩いのまちということを述べるわけですけれども、本当にやはり空き店舗が114件、3店舗入った。今年度はもう少しふえる可能性がある。そう言いますけれども、いろいろなところでやはり店を閉めるというケースが大変目立っているなと思います。それは小企業の人たちもそうだし、きのう、元気のある相模大野店の伊勢丹が閉店する。そういう中で、秦野市の中でどう空き店舗対策を進めていくのか、大変課題はあろうかと思いますけれども、皆さんの御期待にぜひ頑張っていただきたいなと思います。  もう一つは、小田急電鉄株式会社が大変大きな力を持ってやっているわけですけれども、先ほど言いましたように、鶴巻温泉駅だけではなく、東海大学前駅も売店を閉める。今言ったように、そば屋を閉める。そういうことに対して、やはり小田急電鉄株式会社はいろいろな、今、各都市でかなり積極的にまちづくりに貢献していますけれども、ぜひそういう小田急電鉄株式会社とか、力のある民間企業に対しても積極的に働きかけをして、秦野市のまちづくりにそういう力も活用しながら、元気なまちづくりにともに努力していきたいと思います。  終わります。 179 ◯横山むらさき座長【42頁】 これで、阿蘇佳一委員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。               午前11時54分 休憩              ─────────────               午後 0時59分 再開 180 ◯横山むらさき座長【42頁】 それでは、再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  原聡委員。 181 ◯原聡分科員【42頁】 皆さん、こんにちは。令和元年第3回定例会の予算決算常任委員会で、初めて質疑を行わせていただきます。創和会の原聡と申します。何分にも初めてのため、ふなれな点、多々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、決算書141ページ、また、主要な施策の成果報告書137ページ、138ページをお開きいただければと思います。こちら、(5)都市農業活性化推進事業費について質問させていただきたいと思います。  はだの都市農業支援センターにおける秦野市の職員及びJAはだのの職員の人員や業務分担の状況はいかがでございましょうか。よろしくお願いします。 182 ◯横山むらさき座長【42頁】 農業振興課担当課長。 183 ◯農業振興課担当課長【42頁】 はだの都市農業支援センターは、市農業委員会及び農協が農業支援に関する機能の一本化を図り、それぞれ専門性を生かし、効率的かつ効果的な農業支援の実施を目的に、平成17年12月に設置をされました。平成30年度からは、鳥獣被害対策をはだの都市農業支援センター内に一本化しまして、現在、市職員が6人、農業委員会事務局職員が1人、農協職員が2人、計9人で運営をしております。  業務の分担でございますが、市とJAはだのが連携する主な業務は、農業の担い手の育成に係るはだの市民農業塾、観光農業及び体験農業の促進、鳥獣被害対策に関すること等でございます。  また、市が担当する主な業務は、優良農産物の認証、地産地消の推進、荒廃・遊休農地の利活用や畜産の生産振興に関すること、あと、国、県の補助事業を活用した各種補助金に係る事務等のほか、農業委員会が行う事務でございます。  農協職員が担当する主な業務は、農協の地域農業振興計画の実践管理、省力機械の受託事業、農業労災等の労働対策等でございます。  以上です。 184 ◯横山むらさき座長【42頁】 原委員。 185 ◯原聡分科員【42頁】 御説明ありがとうございます。  業務の内容を御説明いただいた中で、やはり市の職員の業務量の割合が、若干といいますか、かなり多いように感じました。業務上の工夫や役割分担の変更など、どのように改善していくか、そのような計画がございましたら、お答えいただければと思います。 186 ◯横山むらさき座長【43頁】 農業振興課担当課長。 187 ◯農業振興課担当課長【43頁】 業務上の工夫や役割分担の変更というような御質問でございます。  市の要綱に基づく事務や国や県の補助事業など、市の会計を経由する補助事業についての役割分担を見直すことは難しいと考えております。ただ、それ以外の業務につきましては、できるだけ農協職員と協力していきたいと考えております。特に、新たな直売や観光農業等、農業の所得向上につながる内容や、葉ニンニクのように営農指導や販路の拡大を必要とする農作物の対応につきましては、農協職員に積極的にかかわりをお願いしていきたいと考えております。  以上です。 188 ◯横山むらさき座長【43頁】 原委員。 189 ◯原聡分科員【43頁】 御説明ありがとうございます。  市職員、農協職員それぞれの役割分担があると思いますが、連携して農業者や地域の方に農業支援をお願いしたいと思います。  最後に、要望ですけれども、畑や果樹園、また荒廃農地での放置残渣、そういったものが有害鳥獣に対しての餌づけとなってしまう状況、鹿、イノシシ、カラス、これらの防除のために設置されている電気柵が、一定の時期しか通電していない状況、また、カラスの対策など鳥獣被害対策において、組合員等の意識改革が必要な内容もあると思います。  鳥獣被害対策は、市の職員と農協職員、また地域の方で連携する必要があると思いますので、農協と最も大きなつながりの中での、はだの都市農業支援センターの中での大きなつながり、農協とまず連携していただいて、こういった問題に意識改革の方法や周知を要望いたしまして、私のこの質問を終了させていただきます。ありがとうございます。  続きまして、主要な施策の成果報告書141ページ、決算資料は143ページとなります。(10)農作物被害防除事業費について質問させていただきます。  農協が事業主体となり、こちらの資料では、大型鳥獣の捕獲のおりが76基設置されているようでございます。それらの稼働状況をお聞かせいただけますでしょうか。よろしくお願いします。 190 ◯横山むらさき座長【43頁】 農業振興課担当課長。 191 ◯農業振興課担当課長【43頁】 平成30年度の実績ですが、市全体で76基、地区別では、本町地区2基、東地区19基、南地区2基、北地区16基、西地区10基、大根地区5基、上地区22基の捕獲おりが設置され、生産組合を中心とした農業者による捕獲が実施されております。この取り組み等によりまして、鹿は71頭、イノシシは54頭を捕獲しております。  また、捕獲おりの稼働状況の確認のため、毎年5月と12月、年2回、県の職員あるいは猟友会と連携をして、捕獲おりの現地検討会を実施しております。  以上です。 192 ◯横山むらさき座長【44頁】 原委員。 193 ◯原聡分科員【44頁】 御説明ありがとうございます。  私も現役の生産組合長でありまして、現地検討会、多々、多くの研修会に参加させていただいております。地域によっては、捕獲おりが毎日のような点検がなされていないとか、また、猟友会の方々によるとめ刺し後の埋設処理が負担となり、捕獲おりを閉めたままにして、お飾りになっているという、そういった状況があると耳にしております。  効率的な捕獲を進めるために、捕獲おりの設置を柔軟に対応していく必要があると考えますが、いかがお考えでしょうか。また、新しい制度も発令されたようですので、そちらのほうの説明をよろしくお願いいたします。 194 ◯横山むらさき座長【44頁】 農業振興課担当課長。 195 ◯農業振興課担当課長【44頁】 地域に設置された捕獲おりの中には、餌の設置やおりのメンテナンスが不十分である状況や、また、捕獲おりが単に置かれているだけといった状況についても聞いておりました。特に深刻な状況であると認識をしましたのは、委員御指摘の、捕獲後のとめ刺し後の埋設処理が負担となり、捕獲おりを閉めたままにしているところがあるということでした。  このような状況を改善するため、ことしの6月から、猟友会を主な隊員とする秦野市鳥獣被害対策実施隊を組織いたしまして、捕獲おり等により捕獲された鹿、イノシシのとめ刺しを含めた埋設処理等について対応しております。この対応により、農業者が積極的に捕獲おりを活用することにより、捕獲数をふやしていきたいと考えております。  また、捕獲おりの移設につきましては、農協と連携して、新たな設置希望等の相談に対応をしているところでございます。  以上です。 196 ◯横山むらさき座長【44頁】 原委員。 197 ◯原聡分科員【44頁】 御回答ありがとうございます。  状況はいろいろ変わってきているようで、少しでもいい形で進めていただければと思います。  最後に、この質問に対しての要望といたしまして、農業者が捕獲した鳥獣を自治体がとめ刺しや埋設処理を行うように変わっていただいて、地域の農業の方々は喜んでいると思います。よい制度だと思います。  ところで、鳥獣被害に苦しむ農家の被害対策を支援していくには、年2回の捕獲おりの現地検討会に加え、捕獲への意欲や負担の軽減も視野に入れた取り組みが必要であると考えます。具体的に申し上げますと、現在の捕獲おりを管理する生産組合に対し、捕獲おりの稼働状況や増減の意向についてアンケート調査、こういったものをしっかりと実施し、意向を把握する必要があると思います。  また、農業者がより効率的な捕獲や被害対策に積極的に取り組めるよう、地村の日立ITエコ実験村で行われているICTを活用した新たな捕獲機の活用など先進技術の導入も検討していく必要があると考えます。  以上2点、捕獲おりを管理する生産組合への意向調査と効率的な捕獲に向けたICTを活用した新たな捕獲機の活用の検討を要望いたします。  以上で、こちらの質問は閉じさせていただきます。  続きまして、決算書143ページ、主要な施策の成果報告書143ページ、そして、補足として決算資料の29ページ、39、流用、冷凍冷蔵庫の故障の欄を参考に見ていただければと思います。(14)田原ふるさと公園管理運営費について質問させていただきます。  こちらの田原ふるさと公園、地域の農業の拠点としても歴史も長く、農業の活性化、農業と都市住民との交流の活性化などを目的に、平成12年に完成した施設であると伺っております。20年近くが経過した今、さまざまなメンテナンスも必要となってくるかと思います。  主要な施策の成果報告書143ページには、施設管理費用として光熱水費、燃料費、修繕費が合わせて230万2,375円と報告されておりますが、そのうちの修繕費についてはどれくらいかかっているのでしょうか。その内訳もあわせてお聞かせください。 198 ◯横山むらさき座長【45頁】 農業振興課長。 199 ◯農業振興課長【45頁】 田原ふるさと公園につきましては、ふるさと伝承館、親水広場、農村広場、駐車場などからなる約1.1ヘクタールの公園でございまして、地域住民を中心に、さまざまな用途に利用、活用されている、市民にとりまして有益な施設であると考えております。しかしながら、開設から相応の期間が経過をしておりますので、修繕の必要も生じ、毎年度予算計上をさせていただいている現状にございます。  平成30年度の修繕費の合計でございますが、13万2,381円となっております。内訳を御説明いたしますと、そば処東雲や農産物直売所が入っておりますふるさと伝承館の浄化槽ファンベルトの修繕に4,536円、同じく伝承館の排水管修繕に3万7,800円、同じく伝承館の雨漏りの調査と修繕に6万480円、漬物用冷蔵庫の修繕に1万4,040円、ミカンなどが詰まったことが原因となって故障いたしました子供広場内の公衆用トイレの水洗交換修繕に1万5,525円となっております。  以上でございます。 200 ◯横山むらさき座長【45頁】 原委員。 201 ◯原聡分科員【45頁】 御説明ありがとうございます。  やはり20年使用してくると、いろいろな修繕が必要になってくる。特に木造の建物ですので、計画的に大きな修繕が必要になってくるころかと思います。  また、決算資料の29ページにありますように、急な流用も必要になってくる、そういった事態も発生しているところであります。今後、十分な予算立て等をお願いしたいと思います。  また、こちら、先ほど御紹介いただいた親水広場内の水車ですけれども、1年以上正常に作動していない、稼働していないということを確認しておりますけれども、その状況をいかがお考えでしょうか。 202 ◯横山むらさき座長【46頁】 農業振興課長。 203 ◯農業振興課長【46頁】 水車が1年以上正常に動いていないということでございます。当然、我々も承知しております。ここ数年来、何度か軽微な修繕を繰り返してまいりましたが、現在、木製の水車、木造の水車でございますが、躯体そのものが水を多く含んでしまって、少しぶよぶよな状態になっております。老朽化が深刻化してきたため、軽微な修繕では対応ができないという状況となっております。  以上でございます。 204 ◯横山むらさき座長【46頁】 原委員。 205 ◯原聡分科員【46頁】 御説明ありがとうございます。  確かに水車が正常に動いていなくても、来場者の安全確保等に深刻な影響を与えることはないと思いますが、こちらの資料にも書いております、そば打ち体験を通して、都市住民との交流に努めた、そういう形でも記載されております。おそばを食べながら、窓越しに停止している水車を見たら、お客様は少し違和感を覚えると思います。  先ほど農業振興課長は、田原ふるさと公園は地域にとって有益な施設とおっしゃいましたが、私もよく西側の広場でボール遊び、そして、幼稚園児のお散歩、そして、市民のゲートボール、ドッジボール、そういう遊びをしている様子を見かけたことがあります。その意味で、田原ふるさと公園の、農業の拠点としてだけではなく、地域のコミュニティーの維持や発展にも大きく寄与している、そういった施設であると思っております。  また、こちらの資料にもございますが、直売施設で約5万4,000人、そば施設で約2万1,000人、そば打ち体験約1,000人、合わせて約7万8,000人の来場者があったということです。こちら、市外からのお客様を呼び込むための観光拠点の一つとしても、十分その役割を果たしていると思います。水車が回っていたほうが公園の風景全体としてなじむと思いますし、財政が厳しいことは承知しておりますが、何とか対応していただけないでしょうか。  また、技術も上がってきております。水車を無理に木製でつくらずとも、FRPやアルミ、ステンレスなど、そういった長もちする部材で恒久的に使えるような、ノーメンテナンスで長く使える、そういった形のことも今後、対応いただけないでしょうか。よろしくお願いします。 206 ◯横山むらさき座長【47頁】 農業振興課長。 207 ◯農業振興課長【47頁】 水車以外にも、場内にございます木製のベンチ、あるいは池の橋なども老朽化が進んでおりまして、それらへの対応も必要でございます。そのような中、令和3年度には、新東名高速道路が開通いたします。それを契機として、交流人口の増加等も期待できるような状況になりますので、表丹沢の拠点施設といたしまして、田原ふるさと公園の魅力を高めるために、来年度予算に向けた修繕計画を策定した上で、また、今、委員よりいただいた御提案等も考慮、調査・研究いたしまして、対処してまいりたいと考えております。  以上です。 208 ◯横山むらさき座長【47頁】 原委員。 209 ◯原聡分科員【47頁】 御回答ありがとうございました。
     それでは、次の質問に移らせていただきます。  決算資料が145ページ、主要な施策の成果報告書も145ページをお開きいただければと思います。こちら、(22)畜産活性化支援事業補助金について、また、関連のある(23)畜産環境衛生対策事業費について質問させていただきます。  現在、こちらの畜産活性化支援事業補助金の事業内訳として、畜産施設等衛生対策事業及び畜産環境衛生対策事業費の事業内訳として衛生対策事業がありますが、そちらの具体的な内容はどのようになっておりますでしょうか。よろしくお願いします。 210 ◯横山むらさき座長【47頁】 農業振興課長。 211 ◯農業振興課長【47頁】 現在、家畜等の防疫衛生対策の取り組みといたしましては、畜産活性化支援事業におきまして、伝染病等の発生予防のための各種予防接種や、施設の区域に関係者以外が立ち入らないよう啓発するための看板設置に対する経費の一部を補助させていただいているほか、畜産環境衛生対策事業におきまして、畜舎等の消毒のための消石灰の購入費用、あるいは、ウイルスを媒体するハエ等の害虫駆除に要する経費の一部を補助するなど、市内の畜産農家が日常的に実施する防疫衛生対策に対する支援をしております。 212 ◯横山むらさき座長【47頁】 原委員。 213 ◯原聡分科員【47頁】 御説明ありがとうございます。  昨今、ニュースを騒がせているように、また、最近の市役所からの情報提供メールでもありましたように、急速に豚コレラが広まっておりまして、また、姉妹都市の韓国・坡州市でもアフリカ豚コレラが流行しているということで、来日を断念されたと伺っております。  昨年9月に、岐阜県において、国内で26年ぶりに豚コレラの発生が確認され、以後、東海中部地方を中心に、急速に感染が広がっている、拡大している次第でございます。また、去る9月13日には、関東地区で初めて山を、アルプスを越えて、埼玉県において豚コレラの感染が確認されました。今後、関東地方においても感染が拡大することが懸念されますが、本市における豚コレラ対策、また、先ほど農業振興課長からも説明がございましたが、もう少しプラスして危険性を述べさせていただくと、カラス、ネズミ、そちらのほうの感染も疑われていると5月22日の農協の新聞報道で少し触れておりましたので、またよろしく御回答いただければと思います。 214 ◯横山むらさき座長【48頁】 農業振興課長。 215 ◯農業振興課長【48頁】 豚コレラにつきましては、イノシシにも感染をいたしまして、野生のイノシシが媒体要因となりまして、国はウイルスの拡散防止対策として、野生イノシシに対する経口ワクチンを、豚コレラに感染したイノシシが確認された地域に限定して散布することとしております。しかしながら、イノシシは移動範囲が広いこともありまして、なかなか感染を食いとめることができない状況にあります。  このような状況を踏まえ、国は本年7月に、全国の養豚場に防護柵の設置を義務化する方針を打ち出し、設置費用の一部を助成するとともに、つい先日には、豚コレラが発生した地域に限って、養豚場の豚にワクチンを接種する方針を打ち出したところでございます。  本県におきましては、幸い現時点で発生はしておりませんが、野生イノシシによる感染を防止するため防護柵の設置に取り組んでおりまして、本市に1軒ございます養豚場につきましても、今後、設置をする予定となっております。  以上でございます。 216 ◯横山むらさき座長【48頁】 原委員。 217 ◯原聡分科員【48頁】 御回答ありがとうございます。  万が一、本県、また近隣の都市において豚コレラが発生した場合の防疫体制はいかがでございましょうか。 218 ◯横山むらさき座長【48頁】 農業振興課長。 219 ◯農業振興課長【48頁】 万一、豚コレラが発生した場合には、国が定める豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づきまして、県が主体となりまして、発生農場の飼育豚の、残念でございますが、殺処分や焼却等、移動制限区域の設定及び発生農場周辺の消毒や主要道路への消毒ポイントの設置等を実施することとなるものでございます。 220 ◯横山むらさき座長【48頁】 原委員。 221 ◯原聡分科員【48頁】 御説明ありがとうございます。  この質問の最後に、要望ですけれども、昨今の飼料を買うことによるコスト増に加えて、TPP11、日欧のEPA協定の発効により、養豚農家、農畜産物の興業部分のところの養豚業の農家の方の経営が大変厳しいと伺っております。他県では、豚コレラの発生により、畜産業、家畜業の再建を諦めた、そういった農家もあると耳にしております。  現在、秦野では、たった1軒、されど1軒でございます。こちらの大切な産業を守り、また、その活性化を図るためにも、ぜひ防疫の主体である県と連携して、感染予防に万全を期していただきたいと思います。ありがとうございます。  続きまして、衛生費について質問させていただきたいと思います。  不法投棄の関係ですので、決算資料は129ページ、そして、主要な施策の成果報告書のほうは116ページの(26)、不法投棄防止対策費について質問させていただきたいと思います。  こちらの対策費用257万4,859円となっておりますが、不法投棄防止対策、こちらの啓発の取り組み、それの関係はいかがになっておりますでしょうか。よろしくお願いします。 222 ◯横山むらさき座長【49頁】 環境資源対策課長。 223 ◯環境資源対策課長【49頁】 不法投棄防止の取り組み状況について、お答えいたします。  本市の不法投棄は、山間部などの人目につきにくい場所から、ごみ収集場所や公園、空閑地や路上など生活圏に移ってきております。不法投棄防止のための対策といたしまして、啓発看板の設置や職員による巡回パトロールのほか、昨年からは、以前から不法投棄が頻発している場所に、防護柵とあわせ、移動可能な録画カメラを設置し、一定の効果を確認しております。  また、関係団体などと合同で、市民や観光客に啓発物品を配布しながら、ごみのポイ捨て防止を呼びかけるなど美化意識の向上にも取り組んでおります。 224 ◯横山むらさき座長【49頁】 原委員。 225 ◯原聡分科員【49頁】 個人的には、不法投棄をなくすためには、投棄されてからでは遅いと感じております。先手を打つ必要があると考えておりまして、若い世代への教育や、ドローンによる昼夜問わずの活用などで先手を打つ必要があると考えますが、市としては今後どのような対策を検討されているか、お答えいただければと思います。 226 ◯横山むらさき座長【49頁】 環境資源対策課長。 227 ◯環境資源対策課長【49頁】 今後の対策について、お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、防護柵とカメラを併用することで一定の効果が得られております。今後、不法投棄が頻発する場所へのこれらの活用のほか、草木が生い茂るなど人目につきにくい場所、こういった場所が不法投棄をされやすい場所となっておりますので、こういった場所の環境づくりをしていく予定でございます。  原委員の御提案いただきました若い世代への教育についても重要であると考えております。現在、環境教育の一環としまして、小学4年生を対象に、ごみの現状や資源化に関する環境学習を実施しております。今後は、不法投棄の現状やまちの美化につきましても学習の中で触れ、美化意識の向上を図っていきたいと思います。  また、警察と連携した防止対策やドローンの活用など、啓発活動の可能性を探っていきたいと考えております。 228 ◯横山むらさき座長【50頁】 原委員。 229 ◯原聡分科員【50頁】 御回答ありがとうございます。  最後に、要望といいますか、提案ですけれども、いろいろと対策はされているようなのですけれども、まず、看板とか啓発ポスターですか、そういったものをたまに新調するであるとか、少し目立つものにするであるとか、あとは録画している防犯カメラなど、もしも公開できるレベルのものがあればどんどん公開していただいて、犯罪抑制につなげていただければと。そこは、警察の方とかと協力していただければと思います。  また、今、市内外問わず大規模工事が、犯罪を犯しやすい距離というのですか、距離感といいますか、年間30日訪れるまちであるとか、あとは、自分の拠点から半径6キロメートル圏内、ちょうど秦野盆地と同じサイズ、大体ですけれども、そういったものを意識されたりとか、あと、いろいろ予算立てをしていく中で、特に触れませんけれども、決算資料の中で、31、32、33、34、36の流用、組みかえ、そういったものが、啓発活動を今後、強めていく中で、余り多発しないような形で、確認とシミュレーションと、関連や関係のある部署や類似例を実行した部署、近隣都市でもあると思いますので、情報共有等をしっかり進めていただいて、午前中も多くの委員の方が、水清らかな心のまちといいますか、そういった環境都市をつくり上げていくのだという形の発言を多くされております。ぜひそういったものの実現に、こちらの関係のところからも働きかけをしていただければと思います。  余談ではありますけれども、防犯カメラ、やっぱりトイレとか駅とか、観光のところで、川口委員もおっしゃっておられましたけれども、そういったところで、少し抑止力を丁寧な形で発揮していただければなと思います。やっぱりきれいな広報をして、環境の都市というところをしっかりと発信していただきたいと思います。  以上で、質問を終わらせていただきます。 230 ◯横山むらさき座長【50頁】 これで、原聡委員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  露木順三委員。 231 ◯露木順三兼務員【50頁】 それでは、決算資料の29ページ、流用についてお伺いしたいと思います。  33の7,337円、2人体制で行っている粗大ごみの電話受付について、特定職員の任期が切れ、1人体制となる間、臨時職員を雇用して対応したため流用したということです。  お聞きしたところ、10日間の臨時採用の職員が、10日間でしたが、1日ふえたと。11日間にしたということです。特定職員は2月で切れるのがわかっていたと。私の質問は、なぜわかっていたのに、その部分の予算をどうして組めなかったのか。本来組めるはずだと思いますが、それをお伺いしたいと思います。 232 ◯横山むらさき座長【51頁】 環境資源対策課長。 233 ◯環境資源対策課長【51頁】 3月中に2人の特定職員の任期が切れるために、不在期間が重ならないように調整をしまして、不在期間中はなるべく職員で対応するという当初予定でございました。その予定でしたが、次年度から始まります草類の市内全域での収集開始などにあわせて問い合わせが多くあり、なかなか職員での対応が困難となりまして、実際に、環境資源対策課に臨時職員として任用しておりました職員の勤務日数のほうをふやしてこの対応をしたために、予算に不足が生じたものでございます。 234 ◯横山むらさき座長【51頁】 露木委員。 235 ◯露木順三兼務員【51頁】 ぜひ、もう任期が切れるのはわかっているわけですから、当初予算にそういうものを組み込んでいく。当然だと思います。そういう形でお願いしたいと思います。  それでは、28の流用です。秦野盆地の地下水の構造調査の一環としてカルチャーパークで実施したボーリング調査について、当初の予定より深部まで調査が必要になったと。その間に、微動アレイ探査を実施するために52万4,570円追加したということです。いろいろ聞きましたら、実際、210メートル、調査結果としては150メートルから200メートル調査しようと思ってやったところ、地質調査の異常ですね。地層がそこまで行かなかったということだと思うのです。これに、全体で言えば約2,700万円かけていると思うのです。これがむだになったのではないかと私は思っていますけれども、その辺等です。微動アレイの探査に約300万円かかっている。これを、今回の平成30年の地下水モニタリング調査の予算1,630万円から流用したと思うのですが、それでお伺いしたいと思います。 236 ◯横山むらさき座長【51頁】 環境共生課長。 237 ◯環境共生課長【51頁】 平成29年度に行ったカルチャーパークでのボーリング調査でございます。これによって、今まで秦野の市域の基盤となる丹沢層群の部分が、大体150メートルから200メートルと予測していたものが、300メートルよりも深いところというところがわかった。これは、今までの秦野の歴史の中の学術的な調査結果を、いわば一部分で覆す結果ともなったもので、非常に重要な価値ある調査だったと思っております。  ですが、そのとき、カルチャーパークでは、その点の一点のみでの深さですので、この平成30年度に微動アレイ探査というものを、水源環境保全税を使いまして市内7地点で行いまして、点から面への基盤の深さの調査、こういったものを行ってきたものでございます。 238 ◯横山むらさき座長【51頁】 露木委員。 239 ◯露木順三兼務員【51頁】 今、そういうお話ですけれども、実際、約2,700万円かけて300メートルまで地層が確認できなかったということであれば、最初、当初予定が150メートルから200メートルにあるのではないかということだったと思うのです。それが1つの試金石になったと思いますけれども、実際、そうであれば、本来で言えば、もっとお金をかけてボーリング調査をするべきだと私は思うのですね。それは簡易的な調査で微動アレイにしたということだと思いますので、本来は徹底的な調査が必要だと思います。  以上、終わります。 240 ◯横山むらさき座長【52頁】 これで、露木順三委員の質疑を終わります。  次に、古木勝久委員。 241 ◯古木勝久兼務員【52頁】 では、よろしくお願いします。  主要な施策の成果報告書146ページです。(23)畜産環境衛生対策事業費であります。  今泉堆肥化施設の臭気については、この六、七年、質問をさせていただいたわけですけれども、一般質問、あるいは予算決算常任委員会で一番お願いしていた点、堆肥の成分分析をどうしてもやっていただきたいと。平成30年度、それが実現をして、この7万3,440円、ありがとうございます。結果はどういう結果が出たのでしょうか。御説明をお願いします。 242 ◯横山むらさき座長【52頁】 農業振興課長。 243 ◯農業振興課長【52頁】 堆肥の成分分析につきましては、委員から再三御指摘をいただいているところでございまして、平成31年3月に、愛川町の施設から運ばれてまいります発酵堆肥「想いのままさ」、それと、それを副資材として活用いたしまして、今泉堆肥センターで牛ふん等を混ぜられ生成される堆肥土力、この両者につきまして、専門業者に成分分析を委託しております。  その結果、「想いのままさ」につきましては、含水量が70.4%という結果が出ております。これは、通気性をよくし、堆肥化を進行させると一般的に言われております55%から70%といった値を若干上回っておりまして、比較的高いという報告があったものでございます。なお、土力のほうにつきましては、含水量が51.8%と問題ないという結果でございました。  以上でございます。 244 ◯横山むらさき座長【52頁】 古木委員。 245 ◯古木勝久兼務員【52頁】 今の御答弁ですと、水分調整、堆肥をつくる上で非常に重要な要素になってくると思うのですけれども、愛川町から持ち込まれる「想いのままさ」、いわゆる発酵堆肥というものは水分が多いと。70%以上と。この堆肥のつくり方、前にも一般質問で、これを書かれた方は、県の農業総合研究所の方で、大学の教授もやった方で、南地区にお住まいの方ですけれども、やはり50%から60%が妥当だろうということを所見で述べておられます。水分が70%を超えると、やはり嫌気性発酵が進んで、臭気が非常に強くなるという御見解を述べられております。  この分析をもとに、70%の結果が出たわけですけれども、どのような対策を図られますか。 246 ◯横山むらさき座長【53頁】 農業振興課長。 247 ◯農業振興課長【53頁】 従来、愛川町から運ばれてまいりました発酵堆肥「想いのままさ」につきましては、今泉堆肥センターの南側の施設の保管ヤードにおきまして、大体2週間程度寝かせてからセンターへ搬入し、牛ふん等と混合させるという工程をとっておりましたが、これの結果が出た後、令和元年8月から、「想いのままさ」の約3分の2の量につきまして、保管ヤードに投入する前に、蛇かご約20のロットに分けまして、場内に積み上げた状態で1週間程度置いてから、保管ヤードでさらに1週間程度寝かすという工程に変更をしてもらいました。  これにより作業時間は増加しておりますが、蛇かごは6面が編み目の立方体であることから、通気性が格段に上昇いたしますので、においが一番拡散すると言われております攪拌の回数を減らしながら含水量を減少させることができると考えております。  以上でございます。 248 ◯横山むらさき座長【53頁】 古木委員。 249 ◯古木勝久兼務員【53頁】 この本にもそのようなことが書いてあって、課題は、嫌気性の発酵に対しては通気性をよくすると。酸素をたくさん入れていくというようなことが書いてあります。ぜひ、課題が見つかったわけですから、取り組んでいただきたいと思います。  次に、臭気測定地域であります。南が丘地区でも臭気測定をやっていただきたいということをお願いしていたのですけれども、南が丘でやっていただいたようなお話を聞いております。結果はどうだったでしょうか。 250 ◯横山むらさき座長【53頁】 農業振興課長。 251 ◯農業振興課長【53頁】 南が丘地区における臭気測定でございますが、8月27日に実施をいたしております。結果でございますが、定量下限値であります10未満という臭気指数の結果でございました。なお、この測定は、今後、10月下旬にも行う予定でございます。  とはいえ、件数は減ってはございますが、工程変更以後も臭気の指摘を受けることがあります。牛ふんの扱いにつきましても、含水量に影響を与えるふんと尿の分別、あるいは消臭剤の使用などもより徹底していただくよう、改めて指導を行いながら状況を注視してまいりたいと思っております。  以上です。 252 ◯横山むらさき座長【53頁】 古木委員。 253 ◯古木勝久兼務員【53頁】 南が丘地区は、場所と測定時間はどの辺でやられましたか。 254 ◯横山むらさき座長【53頁】 農業振興課長。 255 ◯農業振興課長【53頁】 場所は、当日の風下、要は、今泉堆肥センターの風下に位置します南が丘小学校と南が丘公民館の間の道路でございまして、16時ごろ行っております。  以上です。 256 ◯横山むらさき座長【54頁】 古木委員。 257 ◯古木勝久兼務員【54頁】 南が丘小学校と南が丘公民館の間というのは、比較的においが少ないところなのですね。むしろ、中井町の砂口から少し坂を上って、県立秦野総合高校、それから、南が丘中学ですかね。南が丘団地の1号棟とか、あるいは、住区で言うアベリア、あの辺が一番強くて、今も、きのうもにおっていましたけれども、午後6時から8時、この時間帯が非常にきついのかな。今、午後4時と言われましたよね、たしか。時間がやはり少しずれているのかなと。委託をされているでしょうけれども、場所と時間に関しては、やはり、10月にやられるということですので、その辺は情報を収集されれば、一番高いところ、それを調査していただきたいなと思います。  案ずるより産むがやすしというか、成分分析の結果、水分が多いと。それが1つの課題。それに、工程に変化を加えて、いかに効果的な堆肥をつくっていくかというのが最大の目的です。  私、もう一つ少し心配することがあるのですけれども、消臭剤ですかね。かねてより消臭剤、これ、薬剤、薬品ですけれども、2種類をお使いになっていらっしゃると思います。メーカー名は避けますけれども、この効果というのは、ここに、紹介したさっきのこの方は、バイオマス事業で平成16年に出発したこの事業、余りよくないのではないかなというお話も聞いております。せっかく有機堆肥をつくっているわけですから、そこに発酵菌だとか腐敗菌を、いわゆる消臭剤で滅菌してしまうと。矛と盾の関係ではないかというようなことをおっしゃられました。その使い方に関して、私は問題あるのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 258 ◯横山むらさき座長【54頁】 農業振興課長。 259 ◯農業振興課長【54頁】 委員おっしゃった2種類の消臭剤につきましては、それなりのデモンストレーションといいますか、トライアルというか、そういったものを経て効果が出たというように一応判断して、使用しているものでございます。いろいろな複合的な要素がありまして、一時よりは臭気はおさまっていると思っておりますが、そういった中にどの程度その消臭剤が果たした役割があるのかというのも再度調査等をいたしまして、見直すとまでは言いませんけれども、研究をしてまいりたいと思っております。 260 ◯横山むらさき座長【54頁】 古木委員。 261 ◯古木勝久兼務員【54頁】 臭気が一番の問題ではないと思うのですね、本来は。だから、周辺の方のことをおもんばかって消臭剤を使われるというのはわからないわけではないのですけれども、やはり目的は循環型農業。いい堆肥をつくる。そこがポイントなわけですから、本末転倒にならないように、臭気を消すのではなくて、やはりいい堆肥を、そして、いい農業をしていくというのが1つの目標です。よろしくお願いします。 262 ◯横山むらさき座長【54頁】 これで、古木勝久委員の質疑を終わります。  各委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    263 ◯横山むらさき座長【55頁】 質疑なしと認めます。  以上で、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。               午後 1時48分 休憩              ─────────────               午後 1時51分 再開 264 ◯横山むらさき座長【55頁】 再開いたします。  次に、都市部、建設部及び上下水道局に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  都市部長。 265 ◯都市部長【55頁】 平成30年度の決算概要について、御説明いたします。  関係する款としましては、土木費のほか、総務費、農林費がございます。主な関連部署としては都市部、建設部でありますが、私から一括して御説明いたします。  まず、総務費の執行状況は、決算書及び決算附属資料の82ページ、83ページ及び90ページから95ページになります。  82、83ページの企画費のうち公共建築課が所管する公共施設等保全計画策定事業費並びに90、91ページのカルチャーパーク費のうち公園課が所管する総合体育館管理費等、及び92ページからの体育施設費のうち、ページは変わりまして、公園課が所管するおおね公園維持管理費等につきまして、合わせて予算額4億6,226万5,246円に対し、支出済額は4億3,827万7,183円で、執行率は94.8%となっております。  農林費の執行状況は、決算書及び決算附属資料の144ページ、145ページになります。  農地費の水路補修事業費等につきまして、予算額4,226万4,000円に対し、支出済額は3,821万570円で、執行率は約90.4%となっております。  土木費の執行状況は、決算書及び決算附属資料の154ページから171ページになります。予算額60億1,709万4,600円に対し、支出済額は52億4,039万5,820円で、翌年度への繰越額3億1,709万2,110円を除いた執行率は91.1%となっております。  次に、主な事業の概要について、款ごとに御説明いたします。  まず、総務費の概要につきましては、主要な施策の成果報告書の31ページ、42ページ、43ページ、50ページ、51ページに記載しております。  (25)公共施設等保全計画策定事業費では、計画策定に向けて、7施設のコンクリート構造物の早期劣化についての調査等を行いました。  カルチャーパーク費では、総合体育館の非常用自家発電設備の修繕や、ペコちゃん公園はだのの遊具の改修工事を行い、おおね公園では監視カメラ設置工事などを行いました。  次に、農林費の概要につきましては、主要な施策の成果報告書の146ページ、147ページに記載しております。  このうち、(26)農とみどりの整備事業については、県からの補助金を活用し、戸川地区と上大槻地区の農道整備工事を行いました。  土木費の概要につきましては、主要な施策の成果報告書の170ページから189ページに記載しております。このうち、170ページのほうをごらんください。  まず、道路の適正な維持管理として、市道の新規認定等を実施し、認定市道は2,873路線、その総延長は約646キロメートルとなりました。  道路舗装については、国からの交付金を活用し、市道4号線など4路線を、また、市単独事業として市道7号線など23路線、延べ27路線の打ちかえ工事を行いました。  また、通学路等の安全対策として、市道63号線など3路線のイメージ歩道を整備いたしました。  橋りょう長寿命化・耐震化事業では、才戸橋など8橋の修繕事業を行いました。  生活関連道路等の整備推進につきましては、日常生活の基盤となる道路について、国からの交付金を活用し、市道9号線など3路線の歩道設置事業及び市道6号線など3路線の市道改良工事を行いました。また、市単独事業として、市道80号線など26路線の市道改良事業及び市道6号線など3路線の歩道設置事業を行いました。  秦野サービスエリア(仮称)の周辺整備では、中日本高速道路株式会社と工事に伴う協定を締結し、スマートインターチェンジへのアクセス道路の工事を行うとともに、周辺道路の安全対策の工事も行いました。また、新たな産業系土地利用を図るため、土地区画整理準備組合を支援するとともに、周辺道路や水路の設計を行いました。  次に、171ページをごらんください。  地域まちづくりの推進につきましては、秦野駅前通り周辺地区において、まちづくり検討会活動の支援や土地利用の検討を進めました。  また、秦野駅北口の大秦ショッピングセンター建て替え事業を支援するとともに、駅前広場の下りエスカレーター及び自転車駐車場に接続するペデストリアンデッキの工事を進めました。  立地適正化計画の策定では、コンパクト・プラス・ネットワークの実現に向け、計画策定作業を進めました。  公共交通の確保では、民間事業者による乗合タクシーの運行を引き続き支援するとともに、バス事業者のノンステップバス導入に対して助成し、乗合バスのバリアフリー化を促進しました。  秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業の推進では、減価買収、仮換地指定に伴う移転補償、整地工事などを行いました。  引き続き、172ページをごらんください。  公園整備の推進では、都市公園長寿命化事業として南が丘公園及び立野緑地のトイレ建てかえを行うとともに、公園施設長寿命化計画を策定しました。  鶴巻温泉駅南口周辺の整備では、平成25年度に着手した駅南口の周辺整備が完了しました。また、小田急電鉄株式会社が、秦野産材を使用した駅舎整備と一体化をして、駅北口広場の通路の整備を行い、その費用の一部を負担しました。  老朽化木造戸建市営住宅集約事業の推進では、桜塚住宅1戸、浄屋第1及び第2住宅の4戸の合計5戸を解体するとともに、桜塚住宅及び浄屋第2住宅それぞれ1戸の住みかえ移転が完了しました。  以上、決算概要について御説明いたしました。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。 266 ◯横山むらさき座長【57頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一委員。 267 ◯吉村慶一分科員【57頁】 なし。 268 ◯横山むらさき座長【57頁】 質疑なしと認めます。  次に、伊藤大輔委員。 269 ◯伊藤大輔分科員【57頁】 新人の伊藤です。よろしくお願いします。  私のほうから、主要な施策の成果報告書の181ページ、(26)都市計画策定事務費まちづくり計画課のアの戸川地区の構想路線道路予備設計等委託業務、この項目に関する質問ですけれども、ここの委託業務の中に、道路をつくるだけではなく、矢坪沢の整備があるということを私、お聞きしまして、この間の戸川の問題のときに、住民の説明会のときにも、矢坪沢をどうするかという、どう利活用していくかという問題があったと思うのですけれども、ある住民の方が、あそこを、今、市の計画だと両側をコンクリートで埋め立てて、まちにどこにでもあるような、私、言葉が少し思いつかなくて適切かどうかはわからないですけれども、どぶ川というか、そういった計画にするというのを住民の方にも説明されていたのです。でも、一般の住民の人たちの意見の中には、あそこの矢坪沢、私も一周して回ってみたのですね。そうしたら、やっぱり昔のまま森というか木も残っているし、昔から住んでいる人は、奥が掘れてしまっているのですけれども、すごい希少価値がある微生物とかもいるから、遊歩道にしてくれないかみたいな意見があるのです。遊歩道に。環境を破壊するのではなくね。  まず、そこに関して、その遊歩道にするということに関して、できない理由はいっぱいあると思うのですよ、どんな計画にしたって。そうではなく、それを市民の方が望まれているというように仮定して、実行していく上で何が支障になるのかというのを少しお聞かせください。よろしくお願いします。 270 ◯横山むらさき座長【58頁】 まちづくり計画課担当課長。 271 ◯まちづくり計画課担当課長【58頁】 ただいま、矢坪沢の整備について御質問がございました。  矢坪沢の整備に関しましては、新東名高速道路の秦野サービスエリア(仮称)に設置予定のスマートインターチェンジと中心市街地を結び、また、現在、実現を目指している産業利用促進ゾーン、こちらの土地利用を誘導するため、新たな都市計画道路を矢坪沢沿いに計画しております。その道路の整備に際して、蛇行している矢坪沢もあわせて整備のほうをする計画となっております。  そういった中で、矢坪沢の整備予定区間、こちらには現在、砂防法に基づく砂防指定地、それから、森林法に基づく保安林、こういったものの指定がなされており、土地の改変には、それぞれの法律に基づく基準に従った形での整備が必要となります。スマートインターチェンジ周辺のまちづくりを進めるに当たり、矢坪沢を取り巻く環境が大きく変化する中で、砂防指定地や保安林の許認可権を有する関係機関との協議においても、整備の実現に向けた調整を図ってきたところです。  水無川のような大きな断面での水路整備が可能であれば、今、委員がおっしゃられたような散策路等のスペースも確保できると考えておりますが、下流側のように、既に護岸整備が完了している区間の状況を踏まえても、矢坪沢のような小規模河川において、水辺近くに散策路を配置することは、安全面を含め困難と考えております。  以上です。 272 ◯横山むらさき座長【58頁】 伊藤委員。 273 ◯伊藤大輔分科員【58頁】 これは、もちろん私も専門的なことはわからないので、どこまで実現可能かとか不可能かというのは、私の判断だけではできないですよ。でも、基本的に、ここの問題で私が少し言いたいのは、やっぱり市民の人が、そういった遊歩道みたいなことを求められている。そういった話があるときに、今までのステレオタイプのような開発の選択しかなく、先ほども地下水の水量のことでも言わせていただいたのですけれども、そういった実現可能かどうかわからないときに、第三者の意見を、専門家の人を呼んで、どういった可能性があるのかということも含めてヒアリングするという、そこは、結構感情論ではなくて、どういった可能性があるのかという。  やっぱり長く都市計画とかやられている人だと、どうしてもこういう選択肢しかない。保安林の解除だったり砂防指定の解除、これ、砂防指定の解除は、例えば神奈川県知事とかに許可をとったりするのですかね。私、少しインターネットで調べたところ、砂防指定を解除するには、何か神奈川県の知事の許可が必要とかといろいろ手続上の問題もあると思うのですけれども、私が言いたいのは、本当に最初から諦めるわけではなく、まず市民の人の声に耳を傾けて、その上でチャレンジして、ゼロか百の議論でなくていいと思うのですよ。保安林をやっぱり完全伐採できないから、そのまま残していくか、それとも、百といったら全部刈り取ってなくすとか。今のようにコンクリートを両側にして、少し1問、質問いいですか、ごめんなさい。両側をコンクリートにするという場合、一応保安林は解除するという手続は今、進めているのですか。質問です。 274 ◯横山むらさき座長【59頁】 まちづくり計画課担当課長。 275 ◯まちづくり計画課担当課長【59頁】 ただいま、保安林の解除に向けた手続についてということでの協議の状況ですけれども、今、私どものほう、この構想路線と矢坪沢の整備に関しまして、保安林の解除に向けた協議というか下調整、事前調整のほうを関係機関の神奈川県と行っております。  以上です。 276 ◯横山むらさき座長【59頁】 伊藤委員。 277 ◯伊藤大輔分科員【59頁】 では、砂防指定のほうについてはどうですか。 278 ◯横山むらさき座長【59頁】 まちづくり計画課担当課長。 279 ◯まちづくり計画課担当課長【59頁】 同じく砂防指定につきましては、解除ではなく、今、水路のつけかえというのでしょうか、改変を予定しておりますので、現在の水路に沿った砂防指定から、今度、整備後の水路に沿った砂防指定へのつけかえというのでしょうか、変更に向けた協議のほうを進めております。  以上です。 280 ◯横山むらさき座長【59頁】 伊藤委員。 281 ◯伊藤大輔分科員【59頁】 ぜひ専門家の意見を聞いて、ほかの選択肢があるのかどうかということも議論に入れた上で、この計画自体を考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上です。 282 ◯横山むらさき座長【59頁】 これで、伊藤大輔委員の質疑を終わります。  川口薫委員。 283 ◯川口薫分科員【59頁】 よろしくお願いします。  まずは、決算書の157ページ、主要な施策の成果報告書の173ページですけれども、(2)駅前広場等管理費ということで質問したいと思います。  駅前広場、特に秦野駅南口広場と渋沢駅北口広場に飛来する鳥のふん害というのですかね、それが非常に目立つし、かなりの数の鳥が来ているし、騒音的にも、時間的には夕方ですかね、非常に状況がよくない。秦野市に帰ってくる人、または来る人の玄関口としても非常によくない状況があるのではないかなと思うので、その状況の把握と対策はということと、同じふん害の関係ですけれども、国道246号、あれは秦野大橋の下、また、まほろば大橋ですかね、あれの橋脚のところに、巣くうというのではないですけれども、やっぱりとまりに来ているのかなと思うのですけれども、その辺で、ふん害対策、または飛来する鳥の対策というのはどのようになっているか、お聞かせください。 284 ◯横山むらさき座長【59頁】 建設総務課長。 285 ◯建設総務課長【60頁】 駅の鳥の対策について、お答えいたします。  今、委員の御紹介ありました場所といたしましては、秦野駅南口の駅前広場、渋沢駅北口駅前広場ではないかと認識しておりますが、こちらにありますケヤキとかシラカシなどの高木が植えられておりますが、ムクドリは6月ごろから群れをなして、市街地の街路樹をねぐらといたしております。ハトは、ペデストリアンデッキの屋根に群がり、ふんなどの被害が発生いたしております。  駅前広場でのムクドリやハトなどの鳥のふんに関する苦情は、毎年、数件寄せられているというようなことで把握いたしております。  対策といたしましては、年1回の樹木の剪定、鳥よけ用のスパイクの設置、駅前広場の維持管理を委託している業者による、ハトが近づかなくなる効果があるジェルの塗布、塗ることですね、広場内に付着したふんを清掃いたしております。特に樹木の剪定は、ねぐらとなる枝がなくなることから一定の効果がありますが、時間の経過とともに再び飛来することから、決定的な解決には至っておりません。  このようなことから、苦情が寄せられた際には、現場に常駐しております委託業者による即時の清掃や、市による定期的な高木の剪定などを行い、利用者の不快感の解消に努めております。また、効果的な対処方法についての事例収集、研究を心がけております。本市の玄関口としてふさわしい空間となるよう、スピード感を持って、駅前広場の維持管理に努めてまいります。  また、今、御紹介いただきましたが、国道246号の秦野大橋の高架下につきましては、遊歩道がありまして、市民の憩いの場として親しまれておりますけれども、ハトによるふん害があることから、管理する横浜国道事務所厚木出張所において、平成29年11月、水無川の橋下の鋼材にスパイクを設置し、ハトの侵入を防ぎ、ふん害対策を実施していただきました。現況を確認いたしましたところ、低水路と高水敷の間にハトが侵入し、遊歩道にハトのふん害があることを確認いたしております。再度、管理する横浜国道事務所厚木出張所に報告し、追加の対策を要望したところ、早期に材料手配、河川協議等を準備し、対策を行うということでございます。  また、まほろば大橋につきましては、現状、確認ができておりませんので、今後、対策を、必要ならば施していくということでございます。  以上でございます。 286 ◯横山むらさき座長【60頁】 川口委員。 287 ◯川口薫分科員【60頁】 ありがとうございます。  本当に悩ましい事例ということで、こっちで追い払えば、向こうへ逃げて、向こうで追い払えば、またこっちに来てしまうというような状況ですけれども、やはり追い続けなければしようがないなと思っているのですけれども、述べられたように、剪定とかスパイクとかジェルとかというような物理的な方策もあるのでしょうけれども、よくネズミなんかもそんなのがあると思うのですけれども、超音波とか、また、猛禽類の声というのを、うちのそばにも結構そういう事例があって、自分でタブレットで猛禽類の声みたいなのがあって、少しやると、やっぱり多少の効果はあるなと思うのだけれども、そういう継続的に流せるような音波的なもので追い払うということ、居つかせないようにするということが必要なのではないかなと思うのだけれども、その辺の新たな対策、いろいろなところで研究をしているところに対応してもらうようにはしているのでしょうけれども、その辺の考え方というのはありますかね。 288 ◯横山むらさき座長【61頁】 建設総務課長。 289 ◯建設総務課長【61頁】 先進的な事例ということでございますが、お答えいたします。  いろいろ調べている限りの話ですと、今、委員、紹介にありましたようなことですと、特殊波動方式の防除装置というようなものが存在しているようです。それから、猛禽類につきましては、声もさることながら、実際には、タカ等による現場での追い払いというのをやっているということも確認しております。  この辺の対策につきましては、やはりメリットのほうを考えながら、あと費用対効果を考えながら、必要に応じて、やるべきときにはやらなければならないと考えております。  以上でございます。 290 ◯横山むらさき座長【61頁】 川口委員。 291 ◯川口薫分科員【61頁】 いろいろな方法があると思うのですけれども、本当に効果のあることをまずはいろいろ試していただきたいなと思います。  鳥獣対策の中でもイノシシとか鹿とかで、こんな例があるのだというのを、そういう会議に出たときに、イノシシのおしっこを何か成分抽出して、それを一定のパッケージに、ペンシル状のものに入れてぶら下げるみたいな、それが鳥に効くかどうかは別ですけれども、そういうふうな思いもよらないというか、そんなものも何かあるので、いろいろなところから情報を収集して、効果のあるものを見つけていただければなと思います。特に駅という状況や、たくさんの人が集まる状況の中では、やっぱり大事な場所をきちんと守るということが必要かなと思うので、ぜひよろしくお願いします。  次に、決算書の159ページ、主要な施策の成果報告書の175ページ、交通安全施設整備費、(10)国庫関連通学路整備工事費で質問をさせていただきます。  通学路整備ということですけれども、ここ何年か、イメージ歩道ということで整備をしていただいています。なかなか分離帯というのですかね、そういうことができないところでは、そのイメージ歩道ということで、グリーンベルトのようなものを使って区分してもらうということは、通学している子供、登下校のときに、非常に目安になっていいなと。やっぱり小さい子なんかはいろいろなところに出てしまって歩いているのですけれども、そういう目安があることで、整然と通学をしているなという姿が見受けられるので、非常にいいことかなと思っています。  そういう中で、どのような箇所を検討しながら設置を行っているのか、お聞きいたします。 292 ◯横山むらさき座長【62頁】 建設管理課担当課長。
    293 ◯建設管理課担当課長【62頁】 通学路のイメージ歩道についての御質問にお答えいたします。  通学路の安全対策はさまざまありますが、この事業で行っている主なものとしましてイメージ歩道がございます。通学路の安全対策につきましては、各小・中学校から寄せられる整備要望箇所を、教育委員会を初めとする関係部局及び警察署等の関係機関が学校と合同で点検し、情報を共有するとともに具体的な安全対策を検討しております。なお、この合同点検は、毎年、行っております。  この事業では、そうした要望箇所のうち、道路幅員の確保等の条件を満たし、安全対策としてイメージ歩道の整備が効果的と判断した箇所を重点的に整備しております。平成30年度は、末広小学校の通学路となっている市道63号線、同様に、鶴巻小・中学校の市道64号線、南が丘小・中学校の西大竹41号線の3路線に、延長1,251メートルのイメージ歩道を整備いたしました。  以上です。 294 ◯横山むらさき座長【62頁】 川口委員。 295 ◯川口薫分科員【62頁】 ありがとうございました。  イメージ歩道の整備、いろいろなところの意見を聞きながらしているということですけれども、設置を始めてもう10年以上たっているよという状況があると。いろいろな状況の中で、きちんと緑のベルトが張りついているところもあれば、やっぱり10年たっているから、経年劣化というのですかね、剥がれ始めているところもあるし、車の通行の多いところは結構剥がれが見えたり、道路状況の中では、畑のそばなんていうと、結構黒っぽくなっていて、余りはっきりとした区分ができないななんていうところもかなりあるので、その辺の補修とか更新とかという計画というのは予定されているのですか。 296 ◯横山むらさき座長【62頁】 建設管理課担当課長。 297 ◯建設管理課担当課長【62頁】 イメージ歩道は、委員の御指摘のとおり、平成20年度前後から整備しております。おっしゃるとおり、整備から10年以上が経過している路線もございます。このため、車両の通行量などにもよりますが、路線によっては、経年劣化による色が薄くなっている箇所、あるいは塗料が剥がれている箇所も散見されるようになってまいりました。  イメージ歩道は、視認性の向上による歩行者及び運転者の双方に対する注意を喚起し、通学路の安全性向上に効果がありますので、老朽化した路線については、カラー舗装の再施工などを検討し、適正な維持管理に努めたいと考えております。限られた予算ではございますが、新規路線の整備と維持補修のバランスをとりながら、今後も将来を担う児童・生徒が安心して登下校できる通学路にできるよう努力してまいります。  以上です。 298 ◯横山むらさき座長【63頁】 川口委員。 299 ◯川口薫分科員【63頁】 まずは、それをよろしくお願いします。  本来、グリーンベルトというか、イメージ歩道だけでは安全を確保できないと思うのですよ。だから、安全整備の中では、危なっかしいところにはきちんとポールを立てるなり何なりのそういうところも必要かなと思うので、ぜひ場所とその状況を見ながら適切に整備してほしいなと思うのと、あと、意見の収集組織の中で学校協議会というのもあるから、いろいろなところから声を聞くのも、聞かれているかもしれないですけれども、そういうところにも耳を傾けてあげてほしいなと思っています。  この質問は以上で終わります。  次に、主要な施策の成果報告書180ページ、(24)都市計画審議会運営費の関係ですけれども、立地適正化計画についてお伺いしたいと思います。  立地適正化計画の策定に向けた検討として、秦野市立地適正化計画居住誘導区域策定委託業務を執行されていると思うのですけれども、その前年の平成29年に、都市機能誘導区域の委託業務があったと思うのです。これらの誘導区域の検討状況、及びその検討とあわせて、土地の高度利用につながる容積率の見直しが検討されているか、お伺いいたします。 300 ◯横山むらさき座長【63頁】 まちづくり計画課長。 301 ◯まちづくり計画課長【63頁】 立地適正化の誘導区域の検討状況並びに容積率の見直しという御質問でございます。  立地適正化計画における区域の設定につきましては、委員からもお話がございました、都市機能誘導区域と居住誘導区域の検討がございます。都市機能誘導区域につきましては、病院、店舗などの生活に必要な施設を誘導する区域となってまいります。平成29年度の委託業務において、小田急線4駅を含む、地域の生活を支える施設を中心といたしました区域案を検討してきたところでございます。  また、居住誘導区域につきましては、生活サービスや地域コミュニティーを維持していくため、一定の人口密度を確保できるような居住の形成を図る区域となります。平成30年度の委託業務におきましては、生活利便や地域の特性などを考慮して区域案を検討してきているところでございます。  現在は、これまでの検討経過を踏まえまして、本市の特色を捉えた計画とするよう、さらなる検討を加えてございます。計画策定に向けて、現在、取り組んでいるところでございますが、この計画につきましては、おおむね20年後の都市の姿を展望していく長期ビジョンでございます。計画策定後、直ちに市民生活に影響が出るものではなく、長い時間をかけて緩やかに誘導していくものと考えてございます。  容積率の見直しということでございますが、今後、コンパクトシティの形成には時間を要すると思っているところでございますが、活性化も含めて、その過程において、検討のタイミングを図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 302 ◯横山むらさき座長【64頁】 川口委員。 303 ◯川口薫分科員【64頁】 ありがとうございます。  特に秦野駅北口ですけれども、いろいろ都市計画の図面を見ると、容積率の状況が見てとれるわけですけれども、容積率の緩和によって経済効果も、いろいろな状況があると思うのですよ。それをやったことによって、都市計画税とか固定資産税とかの評価も上がってしまうという状況もあるので、その辺はいろいろバランスが難しいなと思うのですけれども、実際、余りお金をかけずに経済効果が得られる施策なのではないかなと思うので、その辺、どうかなと思っているのですけれども、特に、ちょうどタイミングとすると、駅前通りの拡幅があるという状況の中で、このタイミングがいいのではないかなと思っているのですけれども、それを含めて、経済効果、この辺の関係をお聞かせください。 304 ◯横山むらさき座長【64頁】 まちづくり計画課担当課長。 305 ◯まちづくり計画課担当課長【64頁】 今、秦野駅北口の容積率等に関して、また、経済効果等の観点に関しまして、都市計画の観点からお答えいたします。  秦野駅北口周辺は、本市の中核をなす商業拠点として位置づけております。商業地域に指定している水無川の北側、四ツ角周辺までの約10ヘクタールについては、容積率の上限を400%、駅前広場周辺と水無川の対岸の道路沿いの約2.6ヘクタールについては、500%と定めております。現在のところ、一部高層の建築物はあるものの、こういった街区単位では、指定されている容積率に対しての使用率というのでしょうか、充足率はおおむね5割程度の活用にとどまっております。  このような状況においては、直ちに容積率の見直しに着手するのではなく、本市の表玄関である秦野駅北口周辺のまちづくりの動向やコンパクトシティ形成の状況など、将来を見据えたまちづくり全体を視野に入れた検討が必要と考えております。  以上です。 306 ◯横山むらさき座長【64頁】 川口委員。 307 ◯川口薫分科員【64頁】 容積率を含めた今の課題ですけれども、経済効果をやっぱり見据えて、いろいろあの辺は検討してもらわなければいけないと思っているのですけれども、一番最初にまちづくり計画課担当課長にお話ししていただきました使用率というのですかね、充足率というのではないな、そういうところでは50%ぐらいだよと言うのだけれども、実際には、容積率が上がっていれば、そういうところに張りつく事業者というのですかね、人も、お金を出してもそこへ建物を建てて、経済効果を得るということもあると思うのですね。そうすると、鶏が先か、卵が先かという話なのですけれども、お金をかけずに、まずそういう効果が狙えるということも大きな検討材料ではないのかなと私は思うのですけれども、秦野としての大きな玄関口であり、発展する要素のある場所で、これから非常に期待の持てる地域なので、ぜひその辺を見据えながら前向きな検討をしていただくよう申し上げまして、私の質問を終わります。  以上です。 308 ◯横山むらさき座長【65頁】 これで、川口薫委員の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。               午後 2時28分 休憩              ─────────────               午後 2時44分 再開 309 ◯横山むらさき座長【65頁】 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  大野祐司委員。 310 ◯大野祐司分科員【65頁】 それでは、3点ほどお伺いいたしたいと思います。  まず、橋りょう維持費の中の決算書でいうと161ページ、主要な施策の成果報告書の178ページになりますが、(19)橋りょう長寿命化・耐震化事業費に関連してお伺いいたします。橋は、地域と地域を結ぶ重要な交流のための必要なものだと思いますけれども、順調に長寿命化・耐震化が進んでいると基本的には理解しているところでございます。  その上でお尋ねしたいと思いますけれども、秦野市内には東名高速道路の上にも橋がかかっておりまして、諸般の事情により、今、先送りになっているのではないかというイメージで捉えております。例えば、東名高速道路上にかかっている橋が落橋したりしますと、重大な事故になりかねない、あるいは緊急の車両が通るというところになろうかと思いますので、少し心配だなと思っているところですが、その辺はどのような展開になっているのでしょうか。 311 ◯横山むらさき座長【65頁】 建設管理課担当課長。 312 ◯建設管理課担当課長【65頁】 東名高速道路にかかっている橋りょうの長寿命化・耐震化についてお答えいたします。  本市で管理している東名高速道路の上にかかっている橋りょうは、全部で9橋あり、このうち耐震化が終わっているものは2橋で、残りの7橋に対しては、委員の御指摘のとおり、耐震化がいまだ図られておりません。  また、東名高速道路は、緊急輸送路に指定されている道路であり、委員の御指摘のとおり、大規模地震時に通行できなくなる等支障が出た場合、復旧作業や支援物資の輸送等、災害応急活動に大きな影響が出るものと想定されます。  こうした状況を踏まえ、この9橋に関しましては、耐震化するべき橋りょうとして優先度を高く位置づけておりましたので、平成26年度に、中日本高速道路株式会社と9橋の耐震化工事の基本協定を締結しました。  しかし、中日本高速道路株式会社が発注した工事が、橋りょうの専門業者の不足を主な原因とする入札不調となったため、2橋以外の7橋は耐震化工事を行わず、協定を平成29年度に一部解除した経緯がございます。専門業者の不足につきましては、東日本大震災と熊本地震の復興、あるいはオリンピック、新東名高速道路の工事により、橋りょうに関する工事が多く発注されていたことが要因とされております。  中日本高速道路株式会社との協議におきましては、工事の費用について本市の想定する経費より高額な費用を提示されたことなどから7橋の耐震化を見合わせ、河川橋や小田急線の跨線橋のうち、優先度が高い橋りょうの耐震化を行うという方針に変更いたしました。  今後も、橋りょう工事の工事需要の状況など情報収集に努め、また、中日本高速道路株式会社と協議を継続し、適正な時期に適正な経費で耐震化を図ることができるよう努めてまいります。  以上です。 313 ◯横山むらさき座長【66頁】 大野委員。 314 ◯大野祐司分科員【66頁】 これは、秦野市の意思で特段後回しにしているわけではなくて、取り巻く諸般の環境がどうしてもそうなってしまうという受けとめ方をするところですが、やはりこれ、先ほどおっしゃられたようなリスクが大いにありますので、順調というのですか、計画どおりにできるだけ早く、長寿命化あるいは耐震化というのを進めていただけるように要望させていただきたいと思います。この項目については、これで終わりにいたします。  次に、都市計画総務費の中のまちづくり推進経費で立地適正化計画の策定ということでお伺いいたします。川口委員の御質問とはなるべくかぶらないようにさせていただきたいと思いますが、これ、例えばコンパクトシティという考え方が1つにあって、あともう一方で、いわゆる自由権と言われる中の居住移転の自由というのが憲法で保障されているということになっているので、無理やりこっちに住み込んでくれというのはなかなか難しいと思うのです。  となると、コンパクトシティでの考え方と自由権とのバランスというのが非常に重要になるだろうし、その間の調整というのを十分配慮しなければいけないと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えなのでしょうか。 315 ◯横山むらさき座長【66頁】 まちづくり計画課長。 316 ◯まちづくり計画課長【66頁】 立地適正化計画における居住地選択の自由に関する御質問でございます。  立地適正化計画につきましては、これまでも御説明させていただいておりますけれども、住宅や病院、店舗などの生活に必要な施設がまとまって立地する、拠点となるエリアを位置づけまして、公共交通ネットワーク等がその拠点間を連結することで、あらゆる世代が安全・安心、快適に生活できる集約型の都市構造であるコンパクトシティの形成に向けた取り組みを推進するものでございます。  この計画におけるコンパクトシティの形成につきましては、誘導区域内への強制的な集約ではなく、長い時間をかけた緩やかな誘導と考えてございます。居住地の選択の自由につきましては、そういう点でも保障されていると考えてございます。  今後につきましては、人口減少の中にあっても、生活サービスや人口を維持していくために一定の人口密度を確保していくことが重要となってまいりますので、本市の居住実態を踏まえ、調和のとれたコンパクトシティの実現に向け、取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 317 ◯横山むらさき座長【67頁】 大野委員。 318 ◯大野祐司分科員【67頁】 基本的な考え方はわかりました。  先ほどの川口委員に対するお答えの中で、20年を1つのスパンに考えていらっしゃるというようなことだったのですが、現実の姿というのは多分もっとかかるのではないのかなと思います。  どういうことかというと、いつまでも住みなれたところに住み続けたいという、特に私たちよりも人生の先輩の皆さんなどはそう思われるのではないかなと思います。もしかしたら、1世代が30年だとしたら30年、60年、90年、それぐらいかかるような事業として捉えたほうがいいのではないかなということも含めておいていただければありがたいということを申し上げて、この質問を終わりにいたします。  次に、住宅管理費、決算書の169ページ、成果報告書でいうと189ページの(42)ミライエ秦野維持管理費についてお伺いいたします。まず、ミライエ秦野は今、幸いにして満室だと聞いているところですが、平成30年度末までに退去した方というのは何人ぐらいいらっしゃったのでしょうか。 319 ◯横山むらさき座長【67頁】 交通住宅課長。 320 ◯交通住宅課長【67頁】 お答えいたします。  平成29年2月より入居開始となりましたミライエ秦野につきまして、平成30年度末の時点でございますが、退去者は25世帯となってございます。 321 ◯横山むらさき座長【67頁】 大野委員。 322 ◯大野祐司分科員【67頁】 ざっくりしたイメージでいうと、ミライエ秦野57世帯中、半分が市内の居住の方で、残りの半分が市外からというイメージで捉えさせていただいているところですけれども、この退去された25世帯の方々のうち、市外からミライエ秦野に入居して、それで市内に自宅を購入された方というのは何人ぐらいいらっしゃったのでしょうか。 323 ◯横山むらさき座長【68頁】 交通住宅課長。 324 ◯交通住宅課長【68頁】 お答えいたします。  市外からミライエ秦野に入居しまして、市内に家を建てた者、こちらにつきましては、平成30年度末で退去者25世帯のうち6世帯でございます。また、住宅の購入を行わないのですが、引き続き入居された方は、ほかにも2世帯ございます。  以上でございます。 325 ◯横山むらさき座長【68頁】 大野委員。 326 ◯大野祐司分科員【68頁】 ミライエ秦野に求められる役割と責任というのは、秦野市の定住人口をふやすことなのではないかなと、それが最もいいことなのだろうなと感じておりまして、そうした中で退去された25世帯のうち、秦野市におうちを構えていただいた方が6世帯ということですので、少し正直、割合としては少ないのではないのかなという感じも受けるところでございます。  それぞれ退去された25世帯のうち、それぞれの御事情で退去されたのだと思いますけれども、例えば転勤のために退去されたという方も多くいらっしゃるのではないかと思いますけれども、そうした6世帯という結果を見てみると、もっと市外からミライエ秦野に入っていただける方をふやすような施策が今後一層必要になってくるのではないかと考えますが、何か戦略なり作戦なりはございますでしょうか。 327 ◯横山むらさき座長【68頁】 交通住宅課長。 328 ◯交通住宅課長【68頁】 ミライエ秦野につきましては、委員おっしゃったとおりでございます、定住化促進住宅ということでございます。  今後は、本市の自然とか生活環境などに興味がある方や、転勤などで秦野にお越しになる方、そういった方々に対してPRなどを関係部局と調整しながら、市外の若者世代の入居をふやせるよう、今後、予算編成に向けて検討していきたいと考えてございます。  以上です。 329 ◯横山むらさき座長【68頁】 大野委員。 330 ◯大野祐司分科員【68頁】 秦野市から他の市へ出られる方、あるいは他の市から秦野市に転入されてくる方、地域を少し調べてみると、割と近場の方が多いのですね。近場で行ったり来たりしているという傾向があろうかと思います。  一方、横浜市とか川崎市とか、あっちのほうから転勤、あるいは転出という方もいらっしゃるようなので、できれば、近場同士の戦いではなくて、一回り外側のほうとの誘導を図られたほうが合理的なのではないのかなという思いも一言言わせていただきまして、終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 331 ◯横山むらさき座長【68頁】 これで、大野祐司委員の質疑を終わります。  阿蘇佳一委員。 332 ◯阿蘇佳一分科員【68頁】 それでは、決算書の157ページ、駅前広場等管理費、また同じく157ページの市道維持補修工事等経費で、関連がありますので、2つ続けて質問したいと思います。  鶴巻温泉駅の北口広場、先ほど言いましたように鶴巻温泉駅がきれいになって、大変登山客、利用客がふえているのかなと思いますけれども、交番の前の広場、かつては、きれいな石を、御影石のような石を並べて、大変きれいであったわけですけれども、あれから20年たって、非常に高齢者の方が、朝市とか、通勤とか、高齢者の方が散歩したりして、つまづいて転ぶというトラブルが何件か発生しています。  私は、自分がやはり71歳になって、かつて、何でそんなところでつまづくのかなと思っていたんですけれども、やはりつまづく、転ぶ、そこから最悪の場合は寝たきりになるということが多いなと。ですから、私は、美観はとても大事なことだと思います。美観はとっても大事だけれども、やはり一番大事なのは安全を確保すること。それから、傷んだならば、その補修をどうするかということが大切だなと思います。  関連がありますので、もう一つの同じ157ページの市道維持補修工事等経費、これは今、言ったところの斜め前、中栄信用金庫鶴巻駅前支店とかがあるところの道路ですけれども、非常にでこぼこといいますか、ここも、そこから渡るときにつまづいて転んだ。そこで事故がなくてよかったわけですね。転んで車にひかれてしまったら大変な事故だったわけですけれども。  そのように、まちをきれいにすること、とっても大事なことだと思っています。しかしながら、このでこぼことか、つまづく、まちの安全性というものが今、大変問われているな。そういうことで当然、市はパトロールなり、また、市民からの苦情で精査をしていると思いますけれども、対応が遅いのではないのか、大きな事故があったのでは遅いと思いますが、いかがでしょうか。 333 ◯横山むらさき座長【69頁】 建設総務課長。 334 ◯建設総務課長【69頁】 まず、駅前広場の管理についてからお答えさせていただきます。  今、委員の紹介がありました鶴巻温泉駅の北口広場につきましては、歩行者の安全確保と交通機能の円滑化を重点とするとともに、広場が個性的で魅力ある都市空間となるよう、その当時、整備いたしております。これは、その当時の完成式のパンフレット等にも示されていることでございます。  このようなコンセプトの中、委員から御指摘いただきました箇所につきまして、景観を重視した整備をいたしておりますが、平成8年の供用開始から20年以上経過し、石が欠けて目地の凹凸ができてしまう状況にあることから、部分的な修繕は行っておりますが、全体的な改修は行っておりません。
     高齢化社会の中、鶴巻温泉駅北口広場の公共空間としての安全の確保を踏まえた上で、よりきめ細やかな維持管理に努めてまいります。  以上でございます。 335 ◯横山むらさき座長【70頁】 建設管理課長。 336 ◯建設管理課長【70頁】 私からは、市道維持補修工事等経費のうち市道8号線、鶴巻温泉駅北口の市道8号線についてお答えいたします。  今、委員からの御指摘のとおり、市道8号線につきましては、既設のボックスカルバートが埋設されておりまして、その関係で舗装部とその周辺部が段差が生じている状況でございます。そこの工事につきましては、今年度発注の予定がありまして、段差を解消する補修工事を発注する予定でございます。それにつきまして、ことし中に契約に至るような状態で現在、進めているところでございます。  また、この場所につきましては、地盤が余りよろしくないということなので、工事完了後も適切なパトロール等をいたしまして、駅前広場と同様、きめ細やかな維持管理を進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 337 ◯横山むらさき座長【70頁】 阿蘇委員。 338 ◯阿蘇佳一分科員【70頁】 的確なお答えをいただいて、ありがとうございます。  日ごろ私も感じることは、先ほど言いましたように、きれいなまちをつくることは大変すばらしいことです。しかしながら、何度も言いますように、高齢化社会を迎えて、やはり安全なまちという視点をさらに強くしていただきたい。それから、もちろん予算が伴うことですから、けがをしたからすぐ直せと、そうはいかないと思いますけれども、やはりそういう危険なところはできるだけ速やかに安全対策ということを行っていただきたい。  もちろん鶴巻地区だけではなくて、いろいろなところで同じ現象があろうかと思いますので、そういう皆さんの声をできるだけ早目に対応していただきたいということをお願いして、この項目を終わらせていただきます。  次に、決算書の159ページ、国庫関連通学路整備工事費。先ほど川口委員からもありましたので、イメージ歩道の設置については、意見を割愛して、まさにイメージ歩道は大切だと思うけれども、有効な、大きな事故を避ける、大きな対策にはならないと思うのですね。イメージ歩道は大事だと思います。ぜひイメージ歩道はイメージ歩道としてやっていただきたいんですけれども。  これは通学路、幼稚園のことですけれども、連日テレビで報道されて、今も、きのうも滋賀県大津市の園児の死について、亡くなった方が2人ですけれども、けがをしたお母さんがテレビのインタビューで答えていました。2歳の子供ですから、骨が折れて歩くのがよちよちですけれども、精神的にまちへ出ていけない。車を見ると、歩けない、言葉を失うという状態で、生き残ったけれども、非常に2歳にして大きなハンディをしょっているな。そういう中で大津市も県と提携して、5月に事件があって、6月に防護柵をつくった。さらに安全対策をするということでありますけれども、非常になぜか余りにも子供の事故が多過ぎるなと。  そういう中で今、言ったイメージ歩道も大切ですけれども、お金がかかることですから、すぐ全てをやれということは不可能ですけれども、やはり機が熟すといいましょうか、このように子供たちの命を守ろう、安全な歩道をつくろうという市民意識が高いときに、きょうは副市長も政策部長もおられますので、どこがどうこうではなくて、教育委員会も警察もそういう協議をしながら、イメージ歩道プラス安全対策について積極的に取り組んでいただきたい。  その中でもやはり秦野市は子供を守るのだ、安全、歩道に対してしっかりと対策を打つのだ、そういう姿勢を示していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 339 ◯横山むらさき座長【71頁】 建設管理課担当課長。 340 ◯建設管理課担当課長【71頁】 通学路整備に関しましての御質問だと思います。  先ほどの川口委員に対しての答弁と重複する部分がございますが、まず、通学路の安全対策につきましては、教育委員会を初めとする関係部局及び警察署等の関係機関が各小・中学校から寄せられる整備要望箇所を合同で点検し、情報を共有するとともに、具体的な安全策を検討しております。  なお、この合同点検は毎年行っておりまして、その中で我々、道路管理者、いわゆる建設部のほうでは道路管理者となりますが、道路管理者である建設部としましては、歩道の設置やイメージ歩道の整備のほかに、現場状況により、歩行者の横断待機場所の整備、あるいは交差点マークや路側線などの路面標示の設置、あと今、委員がおっしゃっていただいたことにもつながるかと思いますけれども、転落防止柵、あるいは車どめ等の交通安全施設の整備をすることがございます。  こういった道路管理者が行う安全対策のほか、関係部局や警察が行う対策の中から、その現場に合った、一番いい対策を選択して検討していくこととなります。  以上です。 341 ◯横山むらさき座長【71頁】 阿蘇委員。 342 ◯阿蘇佳一分科員【71頁】 ぜひ、それぞれの役割があると思いますけれども、どうも縦社会と言われるように連携がうまくできていないケースがありますけれども、子供の命を守ることに対しては、ぜひ垣根を越えて連携を強化して、通学路の安全対策をしっかりと行っていただきたいと思います。  次に、決算書169ページの鶴巻温泉駅南口周辺整備事業費、これも同じく安全対策ということですけれども、鶴巻温泉駅南口も大変きれいになったのですけれども、鶴巻温泉駅のブリッジをおりてエスカレーターができて、大変高齢者の方や、少し体が不自由な方は感謝しています。  しかしながら、駅をおりて、エレベーターをおりて、すぐ目の前、歩道はありますけれども、すぐ目の前で車が駅からばーっとダッシュで走っている車が多い。そのときに、おりてすぐ車が猛スピードで行っていますから、おりて、目まいがするといいますか、危険性を非常に感じるという悩みを訴える方が何人か、私に相談がありました。  今、先ほども子供の事故も多いですけれども、高齢者のドライバーが、高齢者だけではありませんけれども、高齢者のドライバーがぶつかったとかそういう事故が大変多発しているものですから、エレベーターをおりて、目の前が歩道で何も柵がありません、小さな柵はありますけれども、非常にそこで目まいといいますか、怖さを感じるということの訴えが幾つかあったのですけれども、今、鶴巻温泉駅南口もまだ整備をしていますので、道路整備とか、幾つか安全対策の対策があろうかと思いますけれども、そういう問題を捉えて、早目に地元の自治会なり、そういう方々に、こういう安全対策を考えていますよ、そういう安心の、先ほど言いましたように快適さ、美的なことは大事なのです、と同時に安全対策を打ち出していただきたいと思いますが、これについての対策があれば教えていただきたいと思います。 343 ◯横山むらさき座長【72頁】 都市整備課長。 344 ◯都市整備課長【72頁】 鶴巻温泉駅南口広場につきましては、市で施行しておりまして、平成30年度で工事は終わっております。  今、委員おっしゃられているところは、県道の歩道の部分、あと、車道の部分、まだ工事中でございます。県平塚土木事務所に確認したところによりますと、最終的には、あの辺を安全施設対策をしっかり検討していくと、施工していくというお話を聞いておりますが、現在の中ではまだ、今年度の工事がこれから発注予定ということを聞いております。  ですから、当面の間は、仮の安全施設、ポストコーンといって、仮によく緑とか赤でやっているんですけれども、そういった対策をまず年内にやっていただけるということを聞いております。最終的には、しっかりした歩行者の安全対策を今、やっていくということでお話を聞いておりますので、もう少し時間がかかると思いますが、そういったところで御理解をいただければと思います。  以上です。 345 ◯横山むらさき座長【72頁】 阿蘇委員。 346 ◯阿蘇佳一分科員【72頁】 当然、何らかの工事は行われるのだろうと推測しておりますけれども、現在、何も見えないわけですね。だから、もちろん県の仕事、市の仕事、いろいろな区分けがあろうかと思いますけれども、そこを利用している市民は、そんなことはよくわからないし、何とか今の危険性に対して対策を打っていただきたい。  ですから、順次行うのでしょうけれども、ここは市役所のよいところであり、困ったところですけれども、よく言えば慎重、悪く言えば展開が遅いということになろうかと思いますけれども、先ほど言ったように、命に関すること、安全に関すること、このように予定していますぐらいは、少なくとも議会とかそういうところに早目に、こういう対策を考えていますということは打ち出していただきたいということをお願いして終わります。 347 ◯横山むらさき座長【73頁】 これで、阿蘇佳一委員の質疑を終わります。  原聡委員。 348 ◯原聡分科員【73頁】 よろしくお願いいたします。  主要な施策の成果報告書の176ページをお開きください。こちら、(11)交通安全施設整備等経費ということで、建設管理課ですけれども、交通安全の件と、その維持の工事の関係で質問させていただきたいと思います。  本市が発注した工事は、なるべく市内の業者が受注するべきだと考えております。昨年度は、この事業で発注した工事について、市内の事業者が受注した件数の割合はどのようか、また、その中での下請業者の方が市外業者だった件数の割合はどのようになっておりますでしょうか。よろしくお願いします。 349 ◯横山むらさき座長【73頁】 建設管理課担当課長。 350 ◯建設管理課担当課長【73頁】 交通安全施設整備等経費についてお答えいたします。  この事業で発注した工事の件数は、全部で18件ございます。そのうち市内業者が受注したのは半数の9件でした。また、その9件のうち、市外業者が下請として施工した工事は3件となっております。  以上です。 351 ◯横山むらさき座長【73頁】 原委員。 352 ◯原聡分科員【73頁】 お答えありがとうございます。  それでは、市外業者が受注した件数が半数の9件、市外業者を下請としている工事と合わせると12件と多いようですが、その原因は何でございましょうか。 353 ◯横山むらさき座長【73頁】 建設管理課担当課長。 354 ◯建設管理課担当課長【73頁】 市外業者が受注した9件の工事は、全て30万円未満の小規模工事で、主に道路ライン標示の工事です。これは、市道の安全性向上のために早急に施工する必要のある現場を発注したもので、道路ライン標示を実際に施工することができる市外の専門業者に発注することで、効率的な執行を図ったものでございます。  また、市外業者が下請となっている3件につきましても、道路ライン標示等の専門業者による施工が必要な工事のため、市外の下請業者による施工となったものでございます。  以上です。 355 ◯横山むらさき座長【73頁】 原委員。 356 ◯原聡分科員【73頁】 御説明ありがとうございます。専門性やさまざまな技術的なところの条件もあるようでございます。承知いたしました。  その中であえて申し上げますと、ここの課のお話ではないのですけれども、秦野赤十字病院も血液内科が外に出ていってしまった。お金も事業もやっぱり私は血液だと思っておりまして、秦野市の中でしっかりと循環するような、そういった思いが少しありますので、この場で述べさせていただきたいと思います。いざというときには、遠くの親戚よりも近くの他人という言葉もございます。逆の言葉として、血は水よりも重い、濃い、そういった言葉もございます。  しっかりと事業の中で子供たちを守るイメージ舗装、これは今、平成20年度から始まって、間もなく改修がいろいろと始まっていく状態であると、多くの委員からの質疑で御回答をいただいております。そういった面も十分考慮しながら、子供たちの安全のため、そしてまた、地域住民の安全のために、こちらの事業を滞りなく進めていただきたいと思います。私の質問、こちらの土木費の関係の質問は1度閉じさせていただきます。ありがとうございます。  続きまして、主要な成果報告書の183ページから184ページをお開きいただければと思います。(31)公共交通推進事業費というところですけれども、こちらのページをめくっていただいて、ウのはだの交通スリム化推進事業について質問させていただきたいと思います。こちらのはだの交通スリム化推進事業等委託業務、300万2,400円とありますが、この内容について少し詳細なものをお答えいただければと思います。よろしくお願いします。 357 ◯横山むらさき座長【74頁】 交通住宅課長。 358 ◯交通住宅課長【74頁】 それでは、交通スリム化推進事業の委託業務の内容につきまして御説明させていただきたいと思います。  平成30年度の主な委託業務の内容としまして、交通スリム化教育の実施、それから、交通スリム化キャンペーンはだのの開催に伴う業務を行ってございます。  まず、交通スリム化教育では、市内小学校6校におきまして5年生が対象ですが、二酸化炭素排出量の削減、それから地球温暖化防止などを目的に、将来において車だけに頼り過ぎないよう、公共交通や自転車、徒歩で移動することを考えてもらい、賢い車の使い方を学ぶ授業を実施してございます。こちらで交通利用の意識啓発を図ってございます。この中で教材の作成ですとか、授業の補助、いろいろなアンケートの作成、印刷等々を委託業務で行ってございます。  また、交通スリム化キャンペーンはだのにつきましては、市内の事業所と市民団体を対象に、マイカーによる通勤を控えるノーマイカー通勤、時差出勤、こういったものを呼びかけをさせていただきまして、そういった取り組みにより二酸化炭素の削減効果、この評価、検証を委託業務で行ってございます。  以上でございます。 359 ◯横山むらさき座長【74頁】 原委員。 360 ◯原聡分科員【74頁】 御説明ありがとうございます。  補足として、はだの交通スリム化推進事業の目的についてお答えいただければと思います。 361 ◯横山むらさき座長【75頁】 交通住宅課長。 362 ◯交通住宅課長【75頁】 スリム化推進事業の目的でございますが、マイカー出勤を控えたり、時差出勤に取り組む、こういった事業所自主参加型のエコ通勤デー、こういった実施ですとか、賢い車の使い方を学ぶ教育、こういったものを通じまして交通渋滞の緩和、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量の削減、こういったものを図ることを目的にしてございます。  以上です。 363 ◯横山むらさき座長【75頁】 原委員。 364 ◯原聡分科員【75頁】 先ほど、地球温暖化防止のためのCO2、二酸化炭素の排出量の削減の取り組みですけれども、具体的な成果を教えていただければと。 365 ◯横山むらさき座長【75頁】 交通住宅課長。 366 ◯交通住宅課長【75頁】 具体的な成果でございますが、はだの交通スリム化推進事業におきます二酸化炭素の排出量の削減効果、年間を通じて実施します事業所の自主参加型エコ通勤デー、それから、これは平成30年度、昨年度は11月3日から10日までの8日間実施しましたが、交通スリム化キャンペーンはだの、2つの取り組みがございます。  こちら、年間を通じた取り組みである事業所参加型のエコ通勤デーでは、市内の工場等が参加していただきまして、12事業所、ノーマイカー通勤者が3万7,520人、時差出勤者が1万5,697人、こちらは過去最高だったのでございますが、延べ5万3,217人に参加していただきました。二酸化炭素の排出量の削減量は、想定でございますが、約98トン、こちらにつきましては、落葉広葉樹約140本分を植樹した場合の年間の二酸化炭素の吸収量に相当してございます。  また、11月上旬に、先ほど御説明した交通スリム化キャンペーンはだのでございますが、こちらは28の事業所、それから6市民団体が同様の取り組みを行いまして、延べ3,204人が参加していただきまして、CO2の削減は、想定で週当たり約5.7トンとなってございます。こちらを仮に同様の取り組みを毎月実施すると、その効果は落葉広葉樹約98本分を植樹した場合の年間の二酸化炭素の吸収量に相当いたします。  以上です。 367 ◯横山むらさき座長【75頁】 原委員。 368 ◯原聡分科員【75頁】 樹木に換算しての説明で、大変わかりやすいものであったと思います。  それでは、地球温暖化防止対策の件はとても重要だと思いますが、はだの交通スリム化推進事業の、ただいま説明していただいたことの啓発などはどのように行っておりますでしょうか。 369 ◯横山むらさき座長【75頁】 交通住宅課長。 370 ◯交通住宅課長【76頁】 啓発活動でございますが、市民や事業者の方々にイベント型の取り組みでございます交通スリム化キャンペーンはだの、こういったものへの参加の呼びかけをさせていただいております。  また、市内の工場、こちらは16事業所で構成するはだの交通スリム化協力事業所懇談会というものを通常年2回ほど開催しております。この中で交通渋滞の緩和、二酸化炭素排出量の削減につきまして意見交換を行いまして、事業所によりますノーマイカー、エコ通勤デーに取り組むとともに、顕著な事業所や、それから学校などにつきまして表彰、こういったものの推薦などを行ってございます。  ほかにも、広報またはホームページなどを活用したPR、それから主な箇所におきます横断幕の設置、さらには市民の日、こういったもので行政コーナーの中でこのような取り組み、啓発等を行ってございます。  また、学校におきましては、先ほど御説明させていただきました小学校5年生に対して交通スリム化教育を行っておりますが、これは子供たちだけではなく、アンケートやいろいろな冊子を使いまして保護者の方への意識啓発も図っているものでございます。  以上でございます。 371 ◯横山むらさき座長【76頁】 原委員。 372 ◯原聡分科員【76頁】 先ほどのこちらの資料にもございますが、(オ)のところ、交通スリム化教育の具体的な内容を教えていただきたいと思います。 373 ◯横山むらさき座長【76頁】 交通住宅課長。 374 ◯交通住宅課長【76頁】 交通スリム化教育の内容でございますが、昨年度、小学校6校、5年生を対象に、車の便利さ、車ばかりを使うことの問題点など、いろいろな問題につきましてスライドを使ったりした学習、それから、電車やバス、徒歩などにより、目的地までの移動手段を自分たちで考えてもらう行動プランの作成、こういった授業を実施しております。  こういったことによりましてアンケートも実施してございます。授業を受ける前と後でいろいろ子供たち、それから親御さんの意識も変わってきてございます。こういったことによってアンケートの結果ですが、車を控える意識というものが約24%向上するといった結果も出てございます。このようなことで賢い車の使い方に対する意識の向上が図られたものと感じております。  以上でございます。 375 ◯横山むらさき座長【76頁】 原委員。 376 ◯原聡分科員【76頁】 いろいろ御説明ありがとうございます。  環境の面からも車のスリムな利用方法ということで、秦野盆地内の全ての経済活動の稼働率が上がったりとか、そういった幼児教育から中等教育、小学生を初めとする教育の中で、いろいろそういった環境や、こういった経済のことも少し学んでいただいて、環境問題にも十分対応したまちを、水も空も、そしてまちの中もしっかりとしたまちになってもらいたいなと私も思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。いろいろな説明をありがとうございます。この質問で一旦失礼させていただきます。ありがとうございました。 377 ◯横山むらさき座長【77頁】 これで、原聡委員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  露木順三委員。 378 ◯露木順三兼務員【77頁】 なし。 379 ◯横山むらさき座長【77頁】 質疑なしと認めます。  各委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。  伊藤委員。
    380 ◯伊藤大輔分科員【77頁】 成果報告書181ページ、先ほどと同じ(26)都市計画策定事務費ですけれども、こちらのアの戸川地区、少しお開きください。これ、構想路線道路予備設計等委託業務281万円ですか、事前にお伺いして、前払金だというお話をお伺いしたのですけれども、これは委託業務先が昭和株式会社ということでお伺いしているのですね。私、戸川土地区画整理事業とかも昭和株式会社だという話をお伺いしていまして、先ほど私、矢坪沢の開発についてもステレオタイプではなく、クリエーティブな方法とか、いろいろな専門家を呼んで、いろいろな可能性があるのではないかみたいな話をさせていただいたのですけれども、この委託先がよく昭和株式会社とお取引されているということで、昭和株式会社を選ぶ理由というのをお聞かせください。よろしくお願いします。 381 ◯横山むらさき座長【77頁】 暫時休憩いたします。               午後 3時28分 休憩              ─────────────               午後 3時30分 再開 382 ◯横山むらさき座長【77頁】 再開いたします。  まちづくり計画課担当課長。 383 ◯まちづくり計画課担当課長【77頁】 ただいまのこの都市計画策定事務費の戸川地区構想路線道路予備設計等委託業務につきましては、プロポーザル方式によりまして契約を結んでおります。  以上です。 384 ◯横山むらさき座長【77頁】 伊藤委員。 385 ◯伊藤大輔分科員【77頁】 何かプロポーザルのプレゼンのときに、やっぱり昭和株式会社が目立ってよかったということですか。その選ばれた理由というか、それはお聞きできない、ここでは。私、単純に何で昭和株式会社を選ばれるのかという話を聞いているのですよ、この委託業務先として。このときに入札が1者しかなかったのか、もしくは3者ぐらいあって、その中で昭和株式会社を選ばれたら、それなりの理由ってやっぱりあるはずなのですよ、こちらが選んでいるわけだから。その理由を少し聞いているだけです。よろしくお願いします。 386 ◯横山むらさき座長【78頁】 暫時休憩いたします。               午後 3時31分 休憩              ─────────────               午後 3時33分 再開 387 ◯横山むらさき座長【78頁】 再開いたします。  まちづくり計画課担当課長。 388 ◯まちづくり計画課担当課長【78頁】 委員の貴重な時間を頂戴し、申しわけございませんでした。  プロポーザルの選定に当たりましては、1者の応募がございまして、1者のプロポーザルによる審査を行った結果での契約となっております。  以上です。 389 ◯横山むらさき座長【78頁】 伊藤委員。 390 ◯伊藤大輔分科員【78頁】 それしかなかったということですね。  以上です。終わります。 391 ◯横山むらさき座長【78頁】 これで、伊藤委員の質疑を終わります。  他にございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 392 ◯横山むらさき座長【78頁】 質疑なしと認めます。  以上で、建設部、都市部及び上下水道局に対する質疑を終結いたします。  以上で、議案第34号のうち、当分科会所管部分の質疑を終結いたします。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第34号のうち、当分科会所管部分の認定に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。              〔賛成者起立・挙手〕 393 ◯横山むらさき座長【78頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  暫時休憩いたします。               午後 3時34分 休憩              ─────────────               午後 3時38分 再開 394 ◯横山むらさき座長【78頁】 再開いたします。  次に、「議案第35号・平成30年度秦野市水道事業会計決算の認定について」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 395 ◯上下水道局長【79頁】 それでは、水道事業会計決算の概要について御説明申し上げます。  決算書及び決算附属資料では、221ページから272ページに記載しております。  それでは、決算書242ページ、平成30年度秦野市水道事業報告書をごらんください。(1)の総括事項ですが、有収水量は、一般家庭の節水機器の導入に加え、ライフスタイルの変化や人口減少の影響による水需要の減少が続いた結果、前年度より約24万立方メートル減少し、給水収益も前年度に比べて約900万円の減収となりました。一方、前年度よりも増加した経費もございましたが、受水費の削減や事務的経費の抑制などの企業努力に加え、新東名高速道路建設に伴う補償費収入などの収益により、3億5,461万2,242円の純利益を得ることができました。  建設改良事業につきましては、水道施設整備計画に基づき、事業を進めておりますが、県事業の進ちょくに合わせた建設改良繰り越しなどがあり、やや進ちょくにおくれが生じております。国の交付金制度を初めて活用して導水管などの基幹管路の耐震化を行うほか、重要給水施設への配水管の耐震化及び老朽管の適切な更新を行いましたが、新東名高速道路建設事業に合わせた布設がえや配水池の統廃合による基幹管路延長を減じた結果、平成30年度末の管路の耐震化率は基幹管路で34.0%、配水管を含めた全水道管路で23.2%となりました。  続いて、243ページ3行目のアの給水の状況をごらんください。平成30年度末の給水戸数は7万7,455戸で、前年度に比べ447戸の増加、給水人口は16万5,126人で、559人減少いたしました。  総給水量は、1,975万1,755立方メートルで、前年度に比べ25万2,821立方メートル減少しました。  県水受水量は416万7,030立方メートルで、給水量の21.10%となり、前年度より0.43ポイント下降いたしました。  また、料金収入となります年間有収水量は、1,849万3,365立方メートルで、前年度に比べ23万9,018立方メートルの減、有収率は0.01ポイント下降し、93.63%となりました。  次に、イの経営の状況でございます。収益的収入及び支出は、収益が26億9,910万526円、費用が23億4,448万8,284円で、3億5,461万2,242円の純利益となりました。  その9行下でございます。1立方メートル当たりの給水原価は114円66銭、供給単価は120円49銭でしたので、5円83銭の販売利益を得ることができました。  また、資本的収入及び支出は、収入が2億3,236万1,976円、消費税込みでは2億3,237万9,441円、支出が10億7,157万5,890円、同じく税込みでは11億906万8,485円となりました。この収入額と支出額の差額、税込みで8億7,668万9,044円は、企業会計のルールに従い、過年度分損益勘定留保資金などで補いました。  また、本年度末における企業債の未償還残高ですが、70億5,631万5,210円で、前年度に比べ2億9,262万2,270円減少しております。  次に、剰余金処分計算書について御説明いたします。決算書の231ページをお開きください。  表の右側から2列目、未処分利益剰余金の当年度末残高4億5,461万2,242円のうち、3億5,461万2,242円を減債積立金と建設改良積立金に積み立ていたしまして、残額1億円を翌年度繰越利益剰余金として繰り越すものでございます。  また、表の一番右側のその他未処分利益剰余金変動額のとおり、2億2,329万円を全額自己資本金に組み入れるものでございます。決算の認定に合わせて御議決賜りますようお願い申し上げます。  以上、平成30年度秦野市水道事業会計決算の概要について申し上げました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 396 ◯横山むらさき座長【80頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一委員。 397 ◯吉村慶一分科員【80頁】 なし。 398 ◯横山むらさき座長【80頁】 質疑なしと認めます。  次に、伊藤大輔委員。 399 ◯伊藤大輔分科員【80頁】 なし。 400 ◯横山むらさき座長【80頁】 質疑なしと認めます。  川口薫委員。 401 ◯川口薫分科員【80頁】 なし。 402 ◯横山むらさき座長【80頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司委員。 403 ◯大野祐司分科員【80頁】 それでは、何点か、お尋ねしたいと思います。  まず、県水の関係ですけれども、県水は相当のお金を払っていると思うのですが、例えば、県水は緊急用にのみ使用するということにして、通常はもう使わないということにして、とりあえず設備だけは残しておくという方法にしたら、従量制の部分を払わなくてもよくなるのではないかなと思うんですけれども、そういうのは無理なのですか。 404 ◯横山むらさき座長【80頁】 経営総務課長。 405 ◯経営総務課長【80頁】 県水に関する御質問でございますけれども、まず、県水の大事な役割として、今、委員もおっしゃったように、災害時、緊急時などに自己水を保管するという大切な役割がございます。  実は先日の台風15号でも取水場が停電で3カ所停止しておりました。その間は県水で賄ってきたわけですが、また、過去をさかのぼりますと、東日本震災の際にも、地下水に濁りが生じたときには県水で賄ったという話を聞いております。ですから、委員のおっしゃるとおり、緊急時の用水として確保しておく必要は必ずあると。  それとともに、本市の場合、大根・鶴巻地区、盆地の外側になるのですが、非常に自己水源の乏しい地区になります。ですから、こちらへの水道水の供給が今、ほとんどが県水に頼っている状況にあります。これを地下水で賄うためには、送水ルートの整備なども必要になりますので、現状程度の県水の給水は受けざるを得ないのかなというところでございます。  この受水費のうちの88%が基本料金でございまして、残りの12%、6億円ぐらいが従量制の料金ということでございますので、6億円、大きな金額ではございますけれども、今、言ったような事情の中で県水を減らしていくことというのはなかなか難しいのかなと考えております。  以上です。 406 ◯横山むらさき座長【81頁】 大野委員。 407 ◯大野祐司分科員【81頁】 そこまで丁寧に御説明いただいてしまうと、これ以上、突っ込むのもとめるので、わかりましたとお答えさせていただきたいと思います。  次の質問に移りますが、設備利用率だとか最大稼働率とかの関係ですけれども、設備利用率でいうと55.7%で、最大稼働率が61.6%ぐらいかな、これを見ますとほぼ半分しか使っていないという見方ができるのではないかと思いますし、平成29年度の比較で見てみると、相当、秦野市内、各市と比べて悪いほうだという位置づけの状態だと思うんですけれども、これをもっと稼働率を上げる、言い方を変えたら設備をもう一回考え直すということが必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 408 ◯横山むらさき座長【81頁】 経営総務課長。 409 ◯経営総務課長【81頁】 確かに今、委員おっしゃったように非常に率が低いという形になります。この原因が、実は、この数値を出すための分母に1日の配水能力というものを使います。この1日の配水能力は、県水を最大で受水した際、これは日量4万2,900トンですけれども、それが含まれた上での計算ということになっております。実際は、平成30年度の平均では、県水の日平均の受水量は1万1,435立方メートル、最大量の4分の1程度でおさまってしまっていますので、見かけ上は非常に低いような感じを受けますけれども、実態としては設備をそんなに余らせているわけではないということになります。  ただ、今後、給水量というのは人口減少に伴ってずっと減っていくと思いますので、施設の更新などの際には、今、委員から御提案をいただいたような、いわゆるダウンサイジング、こういったところへしっかり気をつけながらやっていきたいと考えております。  以上です。 410 ◯横山むらさき座長【82頁】 大野委員。 411 ◯大野祐司分科員【82頁】 ダウンサイジングをお考えだということでございますが、そうしたら、一般会計でやった、例えば公共施設白書だとか公共施設再配置計画という考え方も同様の考え方で、今後の設備をどうしていくかというのを検討できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 412 ◯横山むらさき座長【82頁】 経営総務課長。 413 ◯経営総務課長【82頁】 実は、上下水道に関してもそういった似たようなものを持っております。再配置の方針に該当するものは、いわゆる水道ビジョンと下水道ビジョンで、再配置計画に該当するものは事業計画となっておりますけれども、ちょうどこちらを今、見直しの作業を進めております令和3年度から10年間の新たな事業計画と、さらにその先まで見据えたビジョンへと今、改定作業を進めているところでございますので、そういった中でしっかり将来を見据えた内容にしていければと考えております。  以上です。 414 ◯横山むらさき座長【82頁】 大野委員。 415 ◯大野祐司分科員【82頁】 ありがとうございます。  それでは、最後に1点お伺いいたします。決算審査意見書、これは監査委員がお出しいただいているものですが、その12ページ、給水原価と供給単価のグラフがございます。これを見ると、平成28年度に料金改定を行った後は供給単価が給水原価を上回っているということで、3年間、その状況が続いているということになっております。  差し引き損益を見てみますと、平成30年度が5.83円であったのは既に御報告いただいておりますが、その前年、平成29年度は7.12円で、平成28年度は5.65円というぐあいで、ほぼ供給単価が給水原価を上回った状況が続いておりまして、それもそこそこいい状況で推移しているのかなと思います。  今後の料金改定の時期というのを、恐らく、間もなく控えていると思うのですが、この状況が推移するならば、例えば料金改定の時期をおくらせるだとか、料金改定の割合を変える、少なくすると、そういったことが可能になるのではないかと推測いたしますが、いかがでしょうか。 416 ◯横山むらさき座長【82頁】 経営総務課長。 417 ◯経営総務課長【82頁】 水道料金の改定につきましては、現行料金に改定した際に、次回の改定を仮に8%という数値に置きかえて事業計画を説明させていただいているところです。具体的な中身につきましては、令和2年度から上下水道審議会の中でそのあり方を本格的に議論を進めていくことになろうかと思います。  ただし、ここで余裕があるからといって改定を縮小する、あるいは先送りする、こうしたことも考え方の一つとしてあろうかと思うのですが、そのことがやはりもたらす結果というのは、老朽化対策が進まなくなったりですとか、先送りになったりとかそういったものもございます。水道管の老朽化も大分進んでおりまして、これ、過去、損失が出ていたころのツケといいますか、積み残しのような状態で今を迎えているのではないかなと思うんですけれども、やはりそういった全体の状況も踏まえた上で料金改定の内容については考えていきたいと思います。  以上です。
    418 ◯横山むらさき座長【83頁】 大野委員。 419 ◯大野祐司分科員【83頁】 ハードルが高いなと最初は思っていたんですけれども、最後には走り高跳びのような状況になっておりまして、大変厳しいようなことですが、丁寧な経営を続けていれば、恐らく値上げの割合を下げるだとかそういったことも可能になるだろうと推測いたしますので、ぜひとも前向きな御検討をお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。 420 ◯横山むらさき座長【83頁】 これで、大野祐司委員の質疑を終わります。  阿蘇佳一委員。 421 ◯阿蘇佳一分科員【83頁】 なし。 422 ◯横山むらさき座長【83頁】 質疑なしと認めます。  原聡委員。 423 ◯原聡分科員【83頁】 なし。 424 ◯横山むらさき座長【83頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  露木順三委員。 425 ◯露木順三兼務員【83頁】 それでは、決算書及び決算附属資料255ページの秦野市水道管路への減圧弁等設置工事の施行に関する協定、協定書をいただきました。協定書の金額、約1,300万円、この施工した工事の契約金額が約1,186万円、この差異は何かお伺いしたいと思います。  それと同時に、どうして中日本高速道路株式会社と協定書を結んで工事を行わなければいけなかったのか。本来でいえば、市内業者がいらっしゃるわけですから、入札ができなかった、理由をお伺いしたいと思います。  それと、工事に関しての完了確認届はいつだったのか。また、その後の精算の調書の提出はいつだったのか、お伺いしたいと思います。 426 ◯横山むらさき座長【83頁】 経営総務課長。 427 ◯経営総務課長【83頁】 まず1点目の差額についてでございますけれども、予定金額と実績額の差ということになります。  なぜ中日本高速道路株式会社に任せたのかという点でございますけれども、当初、秦野市が、秦野市上下水道局が施行する予定でおりましたけれども、中日本高速道路株式会社の工事のおくれによって計画的にできなくなったと。そこで、中日本高速道路株式会社に合わせてお願いをするほうが時間的にも費用の面でも安価だということで、中日本高速道路株式会社にお任せしたということになります。  精算調書の提出ですが、平成31年3月27日ということになっております。  以上です。 428 ◯横山むらさき座長【84頁】 露木委員。 429 ◯露木順三兼務員【84頁】 完成はいつですか。完了届の提出。 430 ◯横山むらさき座長【84頁】 暫時休憩いたします。               午後 3時56分 休憩              ─────────────               午後 3時56分 再開 431 ◯横山むらさき座長【84頁】 再開します。  経営総務課長。 432 ◯経営総務課長【84頁】 完了届の提出は3月22日でございます。 433 ◯横山むらさき座長【84頁】 露木委員。 434 ◯露木順三兼務員【84頁】 本来は、市内に業者がいらっしゃるわけですから、早くやるのも当然だと思いますけれども、市内業者を優先に考えなければならないと思っています。 435 ◯横山むらさき座長【84頁】 これで、露木委員の質疑を終わります。  各委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 436 ◯横山むらさき座長【84頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第35号に対する質疑を終結いたします。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第35号の認定に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。              〔賛成者起立・挙手〕 437 ◯横山むらさき座長【84頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  暫時休憩いたします。               午後 3時58分 休憩              ─────────────               午後 3時59分 再開 438 ◯横山むらさき座長【84頁】 再開いたします。  次に、「議案第36号・平成30年度秦野市公共下水道事業会計決算の認定について」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 439 ◯上下水道局長【85頁】 公共下水道事業会計決算の概要について御説明申し上げます。  決算書及び決算附属書類では、275ページから324ページに記載しております。  それでは、決算書294ページ、平成30年度秦野市公共下水道事業報告書をごらんください。(1)の総括事項ですが、平成27年度に汚水事業の管きょ整備をほぼ完了したため、平成30年度の整備は1.7ヘクタールであることから、下水道への新規接続は以前より少なくなっており、事業の主たる財源である下水道使用料収益は、水需要減少の影響もあり、前年度に比べ約1,000万円増の約21億1,100万円にとどまりました。  一方、動力費の上昇や修繕費の増などはありましたが、前年度に引き続き、薬品費や委託料、事務経費の抑制などの企業努力に努めた結果、8億6,495万9,334円の純利益を得ることができました。  しかし、地方公営企業法を適用して3年目であることから、資本的収支の不足額には純利益の一部を補填する予定ですので、8億1,931万2,008円の利益剰余金を見込んでおります。  建設改良事業につきましては、社会資本整備交付金の内示額が満額ではなかったことから、一部の事業の執行を停止しましたが、おおむね公共下水道事業計画の建設投資計画に従い、浄水管理センター汚泥処理棟の耐震化と設備更新に着手し、収益増が期待できる新東名高速道路サービスエリアの接続に向けての整備を含めて、汚水管きょの整備を進めた結果、汚水整備面積は2,437.5ヘクタールで、全体計画に対する整備率は94.5%となり、供用開始面積は2,180.5ヘクタールとなりました。  一方、雨水管きょ整備事業も同様に、計画の着実な実施に努めました。  次に、295ページのアの公共下水道の普及状況をごらんください。平成30年度末現在における処理区域内の人口は14万2,174人、水洗化人口は12万8,147人で、処理区域内人口に対する水洗化率は90.1%となりました。また、公共下水道に接続すべき水道メーター数は7万9,036個、公共下水道接続済み水道メーター数は6万9,337個で、接続率は87.7%となりました。  続いて、イの汚水の処理状況です。浄水管理センターで1,135万7,355立方メートル、大根・鶴巻処理区においては、伊勢原終末処理場で303万37立方メートル、西部処理区においては、酒匂川流域下水道で43万4,145立方メートル、合計1,482万1,537立方メートルの汚水を処理しました。  浄水管理センターにおける水質は、下水道の放流水の基準を満たし、金目川の水質保全に努めることができました。また、平成28年度に国の革新的技術実証事業により設置された電熱式乾燥機の活用により、汚水の処理に伴い発生する汚泥の排出量を大幅に削減するとともに、乾燥汚泥のうち、419.1トンは燃料の原料として売却し、その他の脱水及び乾燥汚泥の合計4,956.6トンの処分方法としては、全量の再資源化を行いました。  次に、ウの経営の状況でございます。収益的収入及び支出は、収益が54億1,113万9,880円、費用が45億4,618万546円で、8億6,495万9,334円の純利益となりました。  296ページの4行目をごらんください。資本的収入及び支出は、収入が9億4,057万4,340円、消費税込みでは9億4,062万6,911円、支出が29億9,205万3,719円、同じく税込みでは30億5,411万6,961円となりました。この収入額と支出額の差額、税込みで21億1,349万50円は、企業会計のルールに従い、当年度分損益勘定留保資金などで補いました。  また、本年度末における企業債の未償還残高ですが、321億1,006万622円で、前年度に比べ14億229万231円減少しております。  次に、剰余金処分計算書について御説明いたします。決算書の284ページをお開きください。  表の右から2列目、未処分利益剰余金の当年度末残高は、10億6,495万9,334円で、このうち、8億6,495万9,334円を減債積立金に積み立てまして、残額を翌年度繰越利益剰余金として繰り越すものでございます。この積立金を6億5,154万245円使用して、当年度の資本的収支の不足額を補填いたしましたので、一番右側の列、その他未処分利益剰余金変動額のとおり、6億5,154万245円を全額自己資本金に組み入れるものでございます。決算の認定に合わせて御議決賜りますようお願い申し上げます。  以上、平成30年度秦野市公共下水道事業会計の決算の概要について申し上げました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 440 ◯横山むらさき座長【86頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  吉村慶一委員。 441 ◯吉村慶一分科員【86頁】 この決算書の165ページに、一般会計から公共下水道事業会計に繰り出している繰出金の金額が載っております。21億2,500万円。それを受けて301ページの下水道事業会計の事業収入に、それが雨水処理負担金、それと他会計補助金、それと多分、この受託事業収益というのもこの繰入金から出ているものと思いますけれども、そういう形でこの事業会計の収入になっております。  この一般会計から繰り入れる21億2,500万円のうち、法律で決まっていて繰り入れなければいけない金額というのと、そうではなくて、秦野市が、あるいは秦野市として任意に決めている繰入金、補助金があると思いますが、その区分はどうなっていますか。 442 ◯横山むらさき座長【86頁】 経営総務課長。 443 ◯経営総務課長【86頁】 法律で決まっているというよりも、総務省の定めた繰り出しの基準というものに従って繰出金を計算するわけですけれども、この金額のうち、雨水処理負担金4億9,160万1,764円と、分流式下水道等に要する経費のうち10億4,349万4,000円、それ以外のものも加えて9,383万1,000円を加えまして、トータルといたしますと、いわゆる総務省の定めた繰り出し基準の外となる金額の全体は5億296万1,024円ということになっております。 444 ◯横山むらさき座長【87頁】 吉村委員。 445 ◯吉村慶一分科員【87頁】 その5億円何がしという金額を是とするといいますかね、それだけ、総務省の基準にはないけれども、秦野市としては一般会計と下水道事業会計で相談してその金額を決められると思うんですけれども、どういう過程を経てその金額は決まるのでしょうか。 446 ◯横山むらさき座長【87頁】 経営総務課長。 447 ◯経営総務課長【87頁】 まず、上下水道局で翌年度の繰出金の額というのを計算させていただきます。それに基づいて予算要求をさせていただきまして、あと、支出の予算として一般会計には計上されてまいりますので、通常の予算査定の流れに沿って最終的な金額が決定されていくということになると思います。 448 ◯横山むらさき座長【87頁】 吉村委員。 449 ◯吉村慶一分科員【87頁】 要するに、予算査定の中でその基準外の約5億円というのが認められるということですが、ここに財政当局も、きょういらっしゃいますからお伺いしますが、総務省の基準にもないような約5億円というお金をお認めになる理由は何でしょうか。 450 ◯横山むらさき座長【87頁】 財政課長。 451 ◯財政課長【87頁】 ここで公共下水道が企業会計に移行している中で、この基準外についてもまだ必要だということで予算査定をしております。  以上です。 452 ◯横山むらさき座長【87頁】 吉村委員。 453 ◯吉村慶一分科員【87頁】 何で必要なのですか。その必要だと判断される根拠は何ですか。 454 ◯横山むらさき座長【87頁】 財政課長。 455 ◯財政課長【87頁】 こちらの全体の公共下水道事業の今後の見込みであるとか、翌年度予算の執行の見込みというものをしっかり聞いた上で判断しております。  以上です。 456 ◯横山むらさき座長【87頁】 吉村委員。 457 ◯吉村慶一分科員【87頁】 私は、下水道使用料を余り上げたくないからという政治的な配慮以外の理由は思いつかないんですけれども、そういうことではないですか。 458 ◯横山むらさき座長【87頁】 財政課長。 459 ◯財政課長【87頁】 一般会計の立場からでは、まだ公共下水道使用料のその是非については申し上げる立場ではございません。  以上です。 460 ◯横山むらさき座長【87頁】 吉村委員。 461 ◯吉村慶一分科員【87頁】 申し上げる立場の人もいらっしゃると思うので、同じ質問をします。基準外の約5億円、なぜ出す必要があるのですか。 462 ◯横山むらさき座長【88頁】 副市長。 463 ◯副市長【88頁】 水道もそうですし、下水道も市民生活にとっては欠かせないインフラでございます。基準に沿って、あるいは必要な額を一般会計から繰り出しをしようと、すべきまだ段階であるということで繰り出しているということでございます。 464 ◯横山むらさき座長【88頁】 吉村委員。 465 ◯吉村慶一分科員【88頁】 そうすると、その段階を超えてこの約5億円も減らしていいやというときというのは、めどとしては、どこまで行けばこの基準外の約5億円というのは減らせるのですか。 466 ◯横山むらさき座長【88頁】 経営総務課長。 467 ◯経営総務課長【88頁】 今、どこまで行けばというお尋ねでしたけれども、実はこの基準外の繰り出しがあっていいものとは私どもも認識しておりません。これは徐々に段階的に解消していくべきものだと。
     ただ、私どもの下水道事業会計は、まだ企業会計に移行して3年目でございます。そういう中でまず、経営基盤の強化を最優先させていただきたいと。それとともに、単独の処理場を維持しなければいけないという非常なデメリットを抱えた中での事業経営になります。そういったデメリットがありますので、現状でも下水道使用料というのは神奈川県下でも3番目に高い金額となっております。当然、繰り出しの解消を図るためには見直しというものも必要になろうということは、それは認識は同じでございますけれども、これ以上の引き上げを短期間で行っていけば、住みよいまちどころか、逆に住みにくいまちにもなりかねないというところで、一般会計が苦しいことも十分に理解しているつもりです。そういった調整の中で最終的な査定で御判断いただくということになっております。  段階的に解消したいということを先ほど申しました。実は、平成30年度のこの決算額よりも、平成31年度の予算額というのは繰出金の額は少なくなっております。ですから、これを継続していって、経営基盤の強化とともに両立させていきたいというのが私どもの考えでございます。  以上です。 468 ◯横山むらさき座長【88頁】 吉村委員。 469 ◯吉村慶一分科員【88頁】 いただいた決算資料の42ページに、水道の県内各市経営状況というのが書いてありまして、一覧表ですね。水道事業をやっている市、全ての市ではないですね。この欄の一番下から2番目に、家庭用20立方メートル当たりの水道料金が書いてあります。秦野市は1,836円で、断トツに安い南足柄市に次いで2番目に安いのですね。  同じこの資料の52ページに、今度は下水道事業をやっている市の一覧表が載っております。秦野市は、20立方メートル当たり、一番下の欄を見ると2,424円ということで、これは安くない。真ん中よりちょっと上。  だけど、市民が水道料金、下水道使用料を払うときは、両方合算で支払います。その金額を計算してみますと、秦野市は4,260円になります。これはやっぱり下水道使用料も断トツに安い南足柄市の3,313円を除くと、この水道と下水道を両方ともやっている7つの市の中では安いほうから2番目になります。  どのぐらい安いかといいますと、秦野市より合算で高いほうの市5つ、南足柄市を除いて5つの市の合算の平均は、秦野市より420円高い。そうすると、秦野市が合わせて4,260円ですから、他の5市は水道と下水道を合わせると秦野市より1割高い。一番高いのは、横須賀市、合わせると4,979円。秦野市より719円も高い。  こういう状況が皆さんがおつくりになった資料から計算できるわけですけれども、これを見ると、秦野市の今の状況は、料金の改定、値上げをできない状況には私は思えないのだけれども、先ほど、暮らしよくないまちになってしまうとかと経営総務課長は言いましたけれども、まだ約5億円も基準外のお金をもらうような決算をするより、幾らか下水道使用料、1割かそこらは、240円ですから上げても、上がるのではないかと思いますが、いかがですか。 470 ◯横山むらさき座長【89頁】 経営総務課長。 471 ◯経営総務課長【89頁】 今、委員のおっしゃるとおり、合計をしても、今、委員のおっしゃった資料の中には地方公営企業法を適用していない自治体は含まれていませんので、それを適用されていない自治体まで含めますと、上下水道を月20立方メートル使ったときの料金の合算では、安いほうから4番目ということになります。県下19市のうちですね。最も高いのは三浦市の5,924円ということになるのですけれども。  確かに、ここに5%、10%という数字、これを上乗せした場合ですけれども、下水道使用料だけを5%、単純に改定したというシミュレーションをしますと、それでも安いほうから5番目です。仮に10%上げたとしますと9番目、ちょうど真ん中あたりの額になるかなということでございます。約5億円を一挙に解消しようとすれば、使用料収入を25%ぐらい上げると解消できるわけですが、そういたしますと完全に高いほうから3番目ということになってまいります。  ですから、使用料の改定をしないということは考えておりません。必要な改定作業は行っていかなければいけないと思いますけれども、いろいろな要素がございます。今後の業務量がどうなるかですとか、そういったものを全部踏まえながら、これは水道料金のときにも御説明いたしましたとおり、来年度の上下水道審議会の中で、この公共下水道使用料のあり方についても審議をしていきたいと考えております。 472 ◯横山むらさき座長【89頁】 吉村委員。 473 ◯吉村慶一分科員【89頁】 これは一般会計の話になりますが、政治的な事情で中学校給食をやることになった。3億3,000万円ぐらいの新たな支出が確実に再来年から出てくる。これも政治的な事情ですが、この後、議案が出てきますけれども、審議しますけれども、会計年度任用職員、あれで1億5,000万円ぐらいの追加的な支出は一般会計でも確実に出てくるのがわかった。あと、高齢化だとか、いろいろな要素がまだまだありますから、公共下水道事業会計よりも一般会計のほうが全然厳しい状況になっていると思うのですね。  その中で今、経営総務課長から答弁がありましたけれども、この料金改定については、来年、上下水道審議会で、再来年からというスケジュールを守らなければいけませんか。私は、今から上下水道審議会をやって、来年値上げでもいいと思うんだけれども、いかがでしょうか。 474 ◯横山むらさき座長【90頁】 副市長。 475 ◯副市長【90頁】 上下水道審議会のお答えはまた経営総務課長からさせますけれども、確かに委員が言っておられますように、本市の財政状況は大変厳しいことは間違いございません。そういった中で、これからいろいろな行政課題もふえてまいります。中学校給食、あるいは会計年度任用職員の増減、そういったことに対応するために、健全な財政運営を継続するためにも策は考えなければいけないということは間違いありません。  ただ、下水道使用料、水道料金もそうですけれども、下水道使用料の値上げを直ちにというと、当然市民の皆さんに痛みをお願いする事案でございますので、その辺のところは慎重にして、ただ、委員の御提案は検討材料の一つとさせていただきたいと思います。 476 ◯横山むらさき座長【90頁】 経営総務課長。 477 ◯経営総務課長【90頁】 上下水道審議会の件をお答えいたしますけれども、この使用料というのは、やはり令和3年度からのビジョンあるいは事業計画と連動するものでございます。ですから、同時並行で作業を進めさせていただきたいと考えておりますので、令和2年度の上下水道審議会において、そのあり方を検討を進めていくと、そのようにさせていただきたいと考えております。 478 ◯横山むらさき座長【90頁】 吉村委員。 479 ◯吉村慶一分科員【90頁】 私の好きな経済学者でミルトン・フリードマンという人が、もうかなり前に亡くなったんですけれども、この間、その本が偶然出てきて、懐かしいなと思ってぱっと見たら、世の中にただ飯はないと、そのように書いてある。ただ飯ってないのですよね。誰かがどこかで負担するのですね。  市町村は、税金で上げられるのは都市計画税だけですね、市町村が自分で税率を決められるのは。あとは料金ですね、上げられるのは。料金ででかいのは下水道使用料と水道料金だから、どこかで費用を発生させたら、それを、ただ飯はないのだから誰かがどこかで負担しなければいけない。そうでなければ借金で先送りするか、貯金を取り崩すか、それしかない。そうすると、手元にあるのは水道料金と下水道使用料しかない、都市計画税と。そのどこかを上げるしかない。それでなければ、よっぽどの行政改革でコストを減らしてしまう。  今のこの公共下水道会計の決算の状況というのは、確かに、これまではこれでよかったのかもしれないけれども、今の市長が中学校給食をやると決めたときに、もうこの考え方では立ち行かないと、それが運命づけられたと私は思います。1年、2年早くやるか遅くやるかの違いは後で幾らでも取り返しができますから、次の改定は、厳しい改定、ぜひ、そのようにしなければ借金を残すだけですから、皆さん、よろしくお願いいたします。  次に、水洗化率、300ページに水洗化実績というのがありますけれども、資料をいただきましたが、接続件数が転換と書いてありますから、要するに新規ではない接続件数のことだと思いますが、平成28年622件、平成29年645件、平成30年531件という数字ですけれども、これは水道、下水道の包括委託をやった割には数字の伸び方が大したことがないとも理解できるのですが、どのようにごらんになっていますか。 480 ◯横山むらさき座長【91頁】 営業課長。 481 ◯営業課長【91頁】 今、委員から平成28年度からの件数のお話がございましたが、平成28年度まで、下水道の整備のエリアが平成27年度までふえていた部分がございます。それから、平成29年度以降はエリアがそれほど大きくふえていないという状況もございますので、そういったことを踏まえますと、実績としては努力している部分なのかなと思ってございます。  ただ、それだけではいけませんので、目標に向かって、計画に向かって努力していきたいと思っています。 482 ◯横山むらさき座長【91頁】 吉村委員。 483 ◯吉村慶一分科員【91頁】 いただいた資料だと、平成28年度が622件で当年度増収額800万円、次年度増収額2,100万円。この平成28年度というのは、包括委託していなくて、この数字が上がったということですか。 484 ◯横山むらさき座長【91頁】 営業課長。 485 ◯営業課長【91頁】 そのとおりでございます。 486 ◯横山むらさき座長【91頁】 吉村委員。 487 ◯吉村慶一分科員【91頁】 そうすると、例えば、平成30年度は転換の接続件数は531件で、次年度以降の収入額1,800万円という予測なのですね。包括委託の委託料がこの年、651万円かかっていると。そうすると、包括委託をしないときのほうが成績がよくて、包括委託をした後は少し中だるみというか、少し漸減しているということになると思うんだけれども、そういうことではないですか。 488 ◯横山むらさき座長【91頁】 営業課長。 489 ◯営業課長【91頁】 数字的には1,800万円という見込みでございますが、先ほども少しお話ししましたけれども、平成28年度の時点で、下水道に接続できる量水器のふえている数が1,900個ほどございました。平成29年度は700個ちょっと。それから平成30年度については500個弱という状況でございますので、包括委託する前との状況でエリアの部分としては少し状況が違いますので、数字的には1,800万円にとどまったというところでございます。 490 ◯横山むらさき座長【92頁】 吉村委員。 491 ◯吉村慶一分科員【92頁】 平成28年の接続件数は転換ということだから、要するに新規に下水道を整備されて、そこにメーターをつないだという数字ではないでしょう、これ。ないですね。そうすると、だから、包括委託をして委託料、平成29年490万円、平成30年651万円、これの成果が数字上は全然ないというように読めてしまうのですね。これから出るのかどうか、わかりませんけれども、今後、これはどのようになると予測していますか。 492 ◯横山むらさき座長【92頁】 営業課長。 493 ◯営業課長【92頁】 包括委託が平成29年7月からということでございます。この下水道の普及率の総合計画の計画の中でも、令和2年度が94.8%という水洗化率の目標がございますので、そういった部分に向かって市と包括委託の業者と連携しながら対応していきたいと、努力していきたいと思っております。 494 ◯横山むらさき座長【92頁】 吉村委員。 495 ◯吉村慶一分科員【92頁】 これ、今後、例えば今年度も来年度も600件とかという数字が上がって、毎年毎年上がっていくと期待してよろしいのでしょうか。 496 ◯横山むらさき座長【92頁】 営業課長。 497 ◯営業課長【92頁】 努力していきたいと考えております。 498 ◯横山むらさき座長【92頁】 吉村委員。 499 ◯吉村慶一分科員【92頁】 この包括委託をやる前に、これさえやれば決定打だと、我々が聞いたのはたしか、水洗化率が5%上がって下水道使用料収入が1億円ふえます、そういう説明を受けました。だけど、現実には包括委託の効果が見えないのだけれども、包括委託をして、本当にこういうところがよくなって、こうだからこの数字が出たのですよというような、もっと詳細な、包括委託を総括した報告書みたいものはできますか。 500 ◯横山むらさき座長【92頁】 上下水道局長。 501 ◯上下水道局長【92頁】 ただいま委員から、水洗化普及についての取り組みが、包括委託という有効な方法をとったにもかかわらず、その成果が見えてこないということについて御質問、厳しい御意見をいただいていると思っております。  正直申しまして、当初、戦略的に進めていくという形の中でシステムを設けまして、どういったターゲットを絞って普及促進をかけていくかということの策を練りながら進めてきたわけですけれども、なかなか、やはり交渉に行っても有効な成果に結びついていかないというのが今のところの現状でございました。  そのため、今年度当初、包括委託の事業者とともにもう一度戦略を考え直そうということを考えまして、例えば築15年以上の浄化槽施設が老朽化している家屋、あるいは共同住宅の中でも今度の更新をかけそうな住宅地、こういったところを重要戦略拠点対象といたしまして、そこを中心にターゲットを絞って進めていく、そういったことをもう一度作戦を練りまして、現在、取り組みを進めているところでございます。  この結果につきましては、報告書という形ではなくても、決算の報告の中で報告できるようにしていきたいと考えております。  以上でございます。 502 ◯横山むらさき座長【93頁】 吉村委員。 503 ◯吉村慶一分科員【93頁】 そうなると、ますます県が持っている浄化槽に対する管理の情報というのがうんと有益になるのではないかと私には思えます。浄化槽管理の権限移譲を県はしたいらしいですから、これを機会にそっちのほうにも手を伸ばしていただいて成績を上げていただきたいと、期待しております。終わります。 504 ◯横山むらさき座長【93頁】 これで、吉村慶一委員の質疑を終わります。  伊藤大輔委員。 505 ◯伊藤大輔分科員【93頁】 なし。 506 ◯横山むらさき座長【93頁】 質疑なしと認めます。  川口薫委員。 507 ◯川口薫分科員【93頁】 なし。 508 ◯横山むらさき座長【93頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司委員。 509 ◯大野祐司分科員【93頁】 なし。 510 ◯横山むらさき座長【93頁】 質疑なしと認めます。  阿蘇佳一委員。 511 ◯阿蘇佳一分科員【93頁】 決算書299ページの第1号公共下水道大根第10雨水幹線整備工事について、まさに大変長い工事で、私もその間、水害対策委員長として、あるいは地元自治会長としていろいろな交渉をさせていただきましたけれども、上流側の工事からあわせると約6年間工事を行っております。地下の工事ですから、市民から見ると何をやっているのだと、いつまでかかるのだということで大変お叱りを受けながら、つらい6年でありましたけれども、しかしながら、大変大きな工事をいろいろな難問があったと思いますけれども、大枠、当初の9月17日から延びて12月16日、17日ですか、に本体の工事は一応終了すると聞いておりますけれども、総事業費、かなりの金額がかかったわけですけれども、その辺の詳細を教えていただきたいと思います。  また、年内に本工事は終わるわけですけれども、その後、いろいろな細かな工事、あるいは最終の舗装工事までしばらくまだ時間やお金がかかると思いますけれども、その流れを教えていただきたいと思います。というのは、見えない工事ですから、市民はよくわからないのですね。ですから、適宜、このくらいの予算でこういう計画がありますよ、これがこの年度でできますよ、その次の工事はこうですよ、最終的には、申しわけないけれども、少しおくれるけれども、こうですよという丁寧な説明が大変必要だと思いますけれども、そういう中で、こういう議論を通しながら、私も地元の地域に報告したいと思いますので、詳細な説明をお願いいたします。 512 ◯横山むらさき座長【94頁】 下水道施設課長。 513 ◯下水道施設課長【94頁】 大根第10雨水幹線整備工事につきましては、先ほどお話がありました上流側の新川橋を平成26年度から着手しまして、現在、工事を行っています塩貝橋付近、これが今年度完了する予定です。2つの事業をあわせますと、先ほどお話がありましたように事業期間は6年となります。  事業費につきましては、現在、工事中のため、確定はしておりませんけれども、今、やっているものについては、予算額は6億5,800万円でございます。上流側の新川橋付近の決算額と合わせた事業費につきましては、約12億4,000万円でございます。  続きまして、本体工事完了後、これはどのようになっていくのかということですけれども、今、本体工事をやるために移転しましたガス管、それと電柱などを復旧する工事が残っておりまして、これは今年度実施します。その後、最終的な舗装工事を来年度早期に発注し、来年度、令和2年の夏の完成を目指しているところでございます。  以上です。 514 ◯横山むらさき座長【94頁】 阿蘇委員。 515 ◯阿蘇佳一分科員【94頁】 ざっくりと12億4,000万円、そして令和2年の夏、約1年弱、かかるのかなと思っております。  しかしながら、地元の私も水害対策委員長を長くやりましたけれども、この工事に大変期待をいたしております。ただ、台風、あるいは普通の豪雨で多くの被害が日本全国で発生いたしております。その中で、もちろん費用対効果の中で全ての災害に完璧に備えるということは人間の力としては無理があるわけですけれども、この工事が長年かかった。しかし、市民は、この工事によって鶴巻地区の水害は解消されるだろうと大変期待をしているわけですけれども、あくまでも工事は時間50ミリメートルという雨を想定していますけれども、今、残念ながら、いろいろな災害の中で時間50ミリメートルの雨量を超えた災害が発生しております。  そういう中で、この事業が完成して、もちろん自然相手ですし、この工事の効果がこれから証明されるわけですけれども、現在、これだけのことはできるだろう、また、このような雨が降ったときには心配があるねと私も思っていますし、専門の皆さんはさらにその辺のシミュレーションができているかと思いますけれども、どの程度期待ができるのか、あるいは、この豪雨の中で心配はこういうことがあるのかということをお聞かせ願いたいと思います。 516 ◯横山むらさき座長【95頁】 下水道施設課長。 517 ◯下水道施設課長【95頁】 これまで塩貝橋からひかり橋までの区間、水路の断面が不足していたということから、大雨が降ると塩貝橋付近の水路から水があふれ、道路冠水などが発生しておりました。本工事が完了することにより、上流から雨水の流れが円滑になり、下流の大根川ポンプ場の機能が計画どおり発揮されることで、鶴巻地区の浸水被害の解消が図られるものと考えております。  先ほど時間50ミリメートルのお話があったかと思うんですけれども、本市の下水道の雨水整備は時間50ミリメートルの降雨に対する施設の整備を行っており、現在、進めております大根第10雨水幹線についても同様の整備を行っております。  しかしながら、最近では、お話にあったように50ミリメートルを超えるような、100ミリメートルといった豪雨が全国各地で発生しております。このような状況では、ハード事業としての整備だけでは限界があるというところは事実だと思います。そこで、避難などソフト面での対応も重要であると考えておりまして、くらし安心部と連携して、その対応をする必要があると考えております。  以上です。 518 ◯横山むらさき座長【95頁】 阿蘇委員。 519 ◯阿蘇佳一分科員【95頁】 先ほどから議論がありましたように、大変財政の厳しい中、鶴巻地区の水害対策に多額のコスト、あるいは皆さんの苦労をかけたことを、地域を代表して心から感謝を申し上げます。  今、答えがありましたように、これで大丈夫なのか、大変不安もあるわけですけれども、またそういうことを含めた安全対策にもしっかりと取り組んでいただきたい、お願いをして終わります。 520 ◯横山むらさき座長【95頁】 これで、阿蘇佳一委員の質疑を終わります。  お諮りいたします。  本日の時間は、議事の都合により延長したいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 521 ◯横山むらさき座長【95頁】 異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  次に、原聡委員。 522 ◯原聡分科員【95頁】 引き続き、よろしくお願いいたします。  質問でございます。こちら、決算附属資料の300ページ、また、295ページにも関係しているところですけれども、各会計決算書の300ページ、一番下のほうの汚泥の発生の部分、こちらの発生量が平成29年度に対して約707トン、率にして約12%の減少、また、汚泥処分費が1,746万円、率にして14%減少しているということで、295ページで説明がございましたが、改めて御説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。 523 ◯横山むらさき座長【96頁】 下水道施設課担当課長。 524 ◯下水道施設課担当課長【96頁】 汚泥の量、そして処分費が減少した理由とのことです。  浄水管理センターから発生する汚泥ですが、以前は脱水処理を行った状態のままで処分しておりました。  現在は、平成27年度に国土交通省で行っております下水道革新的技術実証事業、いわゆるB-DASHプロジェクトと言っておりますが、このプロジェクトに、本市も下水道汚泥を効率的に乾燥処理する実証事業に応募いたしまして、これが採択されましたことから、平成28年度、平成29年度の2カ年で乾燥処理の実証実験を行いまして、平成29年7月からこの乾燥設備を使用しております。  平成30年度は年間約1万トンの脱水汚泥が発生いたしました。このうち約3分の2に当たる約6,500トンの汚泥を乾燥処理いたしまして、重量を6,500トンから1,900トンに減少させることができました。この結果、全体の汚泥の重量を、ここに書いてございます5,375.7トンに減らすことができました。
     流入する汚水に含まれる汚泥量の増減などもございますが、処分する汚泥の重量が減少したことが、平成29年度に対して平成30年度の汚泥の発生量及び汚泥処分費が減少した主な理由です。  以上です。 525 ◯横山むらさき座長【96頁】 原委員。 526 ◯原聡分科員【96頁】 いろいろと厳しい情勢の中ではありますが、非常によい数字だと思いましたので、改めて質問させていただきました。  続きまして、こちら、汚泥の全体の3分の2が乾燥処理、搬出ということですけれども、汚泥全てを乾燥処理しないのはなぜなのか、お答えいただければと思います。 527 ◯横山むらさき座長【96頁】 下水道施設課担当課長。 528 ◯下水道施設課担当課長【96頁】 なぜ全量を乾燥処理しないかということですが、汚泥を乾燥処理するために使用しております、先ほど申しましたB-DASHプロジェクトで設置いたしました乾燥設備、こちら、平成28年、平成29年の実証実験で、その能力は確認されております。  しかし、本市では、この機械を平成30年度から国から無償で借り受けまして稼働させておりますが、現在はまだ実証段階の検証を行っている状態でございます。現状ではまだ設備の信頼性が確保されておりませんので、機械にふぐあいが生じた際などには迅速な対応を行うために、職員や設備メーカーが休みとなる土曜日、日曜日に乾燥設備を稼働させることはリスクが伴います。  また、設備をとめて状態確認を行いたい場合もございますので、乾燥設備を休止する必要がございます。そして、その乾燥設備をとめている間、脱水汚泥の状態で処分せざるを得ないというか、処分しております。  ほかにも、乾燥汚泥だけに頼らず、脱水汚泥で受け入れ体制を確保することは、汚泥の搬出に対するリスクの分散にもつながります。  このようなことから、現状の乾燥処理をする汚泥の量は、汚泥全体の約3分の2ということになっております。  以上です。 529 ◯横山むらさき座長【97頁】 原委員。 530 ◯原聡分科員【97頁】 御説明ありがとうございます。  非常によい技術のようですので、今後また可能性を進めて、可能性をどんどん持ち上げていただければと思います、利用のところを持ち上げていただければと思います。  最後に、要望ですけれども、水道、また、上水道、下水道ともに、さきの台風等で千葉県は被災されて、電源が大変苦労されたということを伺っております。こちらの施設も当然、電気がなければ動かないということで、電気のしっかりとした確保というものや、やはりライフラインをしっかりと確保するという形で、こちらの上水道、下水道の管理を今後ともよろしくお願いいたします。  また、こちらの汚泥も販売も一部始まっているという説明を受けておりますので、こちらもいろいろな可能性とか、時代が変わればまたいろいろな可能性が生まれてくると思いますので、情報収集やアンテナをしっかりと張っていただいて、健全な運営を心がけていただきたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。 531 ◯横山むらさき座長【97頁】 以上で、原聡委員の質疑を終わります。  各委員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 532 ◯横山むらさき座長【97頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第36号に対する質疑を終結いたします。  これより、予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第36号の認定に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。              〔賛成者起立・挙手〕 533 ◯横山むらさき座長【97頁】 賛成全員であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  暫時休憩いたします。               午後 4時51分 休憩              ─────────────               午後 4時52分 再開 534 ◯横山むらさき座長【98頁】 再開いたします。  以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了いたしました。  なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例会最終日に開催する予算決算常任委員会において報告いたします。  また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があればここでお伺いし、それらをもとに素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 535 ◯横山むらさき座長【98頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りいたします。  以上で、当分科会の日程は全て終了いたしました。  これで環境都市分科会を閉会いたします。               午後 4時53分 閉会 Copyright © Hadano City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...