〇
出席議会事務局職員
事務局長 新 倉 真 澄
議会総務課長 松 下 彰 夫
議事グループリーダー 長 島 ひろみ
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午前10時13分開会
○
出口眞琴委員長 おはようございます。ただいまより
総務経済常任委員会を開会いたします。
本日、ご審査いただきます案件は、先ほど本会議で付託されました議案第1号でございますので、よろしくお願いいたします。
では、直ちに議案第1号 令和元
年度三浦市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
説明をお願いいたします。
○
木村靖彦政策部長 議案第1号 令和元
年度三浦市
一般会計補正予算(第4号)についてご
説明申し上げます。
議案書1ページをごらんください。
第1条、
歳入歳出予算の
補正でありますが、本
補正は
歳入歳出それぞれ4億3,415万1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を202億5,274万5,000円とするものでございます。
歳入歳出予算の
補正内容につきましては、
補正予算(第4号)に関する
説明書の4ページ、5ページをお開きください。
寄附金4億3,415万1,000円の追加は、
総務寄附金として
総務管理費寄附金4億1,887万6,000円の追加、
民生寄附金として
社会福祉費寄附金1,527万5,000円の追加を計上するものでございます。
次に、6ページ、7ページをお開き願います。歳出です。
総務費4億656万2,000円の追加は、
財政管理費として
基金管理事業2億2,766万7,000円の追加、
ふるさと納税活性化事業1億7,889万5,000円の追加を計上するものであります。
次に、
民生費1,527万5,000円の追加は、
社会福祉総務費として
社会福祉総務一般管理事業を計上するものでございます。
次に、
予備費1,231万4,000円の追加は、
ふるさと納税活性化事業によります
充用分を計上するものでございます。
以上で
説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
○
出口眞琴委員長 説明は終わりました。これより質疑に入ります。
○
長島満理子委員 よろしくお願いします。
寄附金についてなんですけれども、今回、約4億3,000万円の
補正額が出ているんですけれども、
総務管理費寄附金と
社会福祉費寄附金について、それぞれの
事業内容の
説明、なぜ2つに分けたのかの
説明をお願いします。
○
齊藤正史財政課長 この
補正予算の
寄附金については、全て
ふるさと納税の
寄附金でございます。
ふるさと納税は、
寄附者の方に使途を選択していただいておりますので、福祉のためのという目的で選ばれた方については、こちらの
社会福祉費寄附金のほうに区分してございます。
○
長島満理子委員 わかりました。それから、
予備費についてなんですけれども、今後の不測に備えるための
予備費としてあるんですけれども、
補正したこの額の理由を、
説明をお願いします。
○
齊藤正史財政課長 本
補正予算をお願いする前に、
ふるさと納税が多額に入ってまいりましたので、それに伴います
返礼品の
負担金の支出の請求がございました。これについては、当初予算をはるかに上回っておりますので、これについては
予備費を充用して対応しております。
○
長島満理子委員 じゃ、足りない分の……。今後という表現でも、今の
補正をしなき
ゃいけない分の対応ということで理解……。
○
齊藤正史財政課長 既に
予備費を約1,200万円ほど充用しましたので、その分を
予備費のほうへ戻すという形をとってございます。
○
木村靖彦政策部長 目的は、
委員おっしゃったとおり、今後まだ年度内、残っておりますので、その充用に充てるための
補正でございます。
○
長島満理子委員 あと、
ふるさと納税についてなんですけれども、前年度の総額と、今回の
ふるさと納税の
件数とかわかればお聞かせください。
○
齊藤正史財政課長 30年度決算の
寄附件数で申し上げます。7,290件でした。12月末の集計ですと、2万120件でございます。
○
長島満理子委員 あと、前年度はどのくらい、総額として。
○
齊藤正史財政課長 前年度の
寄附金額、
決算額ですが、約2億400万円でございます。
○
長島満理子委員 あと、この2万120件の中で、多い
返礼品というのを具体的に何点か挙げてもらっていいですか。内容を。
○
齊藤正史財政課長 記念品の
件数で申し上げますと、1番は
マホロバマインズの
宿泊券になります。2番は、天然
三崎マグロの
希少部位が入っております
背トロ、中トロ、赤身の
セット。3番目は、やはり同じく
三崎マグロの大トロ、中トロ、
赤身セット。
上位3つで申し上げますと、このようになっております。
○
長島満理子委員 このマホロバというのは、宿泊のみなんでしょうか。
○
齊藤正史財政課長 この、一番人気が集中いたしました
マホロバマインズさんのものは、1泊2食の
ペア宿泊券というふうになっております。
○
長島満理子委員 あと、全国的に
ふるさと納税の
利用者が多い中、
三浦市でも利用している人は多いと思うんですけれども、
三浦市の市民が利用している
件数というか、把握していますか。
○
齊藤正史財政課長 三浦市民の
ふるさと納税件数については把握してございません。こちらにつきましては、これから
確定申告の時期を迎えます。また、
税控除を受けるに当たりまして、
確定申告を選択しなかった方、これは
ワンストップ特例制度というのを利用される方ですけれども、
ワンストップ特例については、私どもにいただいた県外の
寄附の方は、ついせんだって、各お住まいの
自治体のほうに
データをお送りしました。
確定申告についてはこれからになりますので、この
データを把握するのは各市・町の
税務担当になります。そちらから、我々としていただく部分と控除される部分というのを決算に向けて把握していくと、こういうふうになっていくと思います。
○
長島満理子委員 わかりました。あと、最後になんですけれども、
返礼品は
寄附金額の3割になって、
予備費とかの
事務費を計算すると今回はどのくらいの、結果プラスというか、市の収入としてはどのくらいになるとかは計算されていますか。
○
齊藤正史財政課長 記念品の
返礼割合というのは3割というふうに国で決められておりますので、3割の範囲内でおさめております。その他、
ふるさと納税活性化事業に係る経費について、概算でございますけれども、国のほうから50%以内という規定がありますので、昨年の
決算ベースで申し上げますと、この範囲内におさまっております。
○
長島満理子委員 わかりました。ありがとうございます。以上です。
○
小林直樹委員 ふるさと納税、いっぱい
寄附していただいて、
寄附してもらったということでは歳入で
補正、
返礼品を返さなきゃいけないということでは
事業としての支出なんていうので
補正なんですけれど、これは年末にかけてかなりの
件数がふえたということなんですけれど、その辺のところを少し
説明していただけますか。
○
齊藤正史財政課長 寄附金の増加に係る、
増加要因というのは不確かであると思います。今年度につきましては、制度の見直し前の
駆け込み需要ですとか、一部
自治体に集中していた
寄附の分散というのが考えられます。ただ、
令和元年12月時点の
神奈川県内における
寄附受け入れ件数は約90億2,500万円というふうに伺っています。これは前年同期と比較しますと、49億1,400万円、約2.2倍というふうになっています。本市につきましても、12月一月だけで約3億4,400万円の
寄附が寄せられておりますので、こういった2つの要素が大きくかかわって、本市についても
寄附金額が大きく伸びたのかなというふうに推察をしているところです。
○
小林直樹委員 なぜ12月に3億円以上のものがというのは、なかなか要因というのを突きとめることはできないんでしょうけれど、いただけるということでは非常にありがたいなというふうに思います。
それと、
ふるさと納税でいろいろ
サイトを利用しているかと思うんですけれど、その辺のところの
説明をしていただけますか。
○
齊藤正史財政課長 現在、
三浦市では5つの
ポータルサイトで運営しております。
○
小林直樹委員 件数、先ほど聞いたんですけれど、その中で
最高額というのは幾らなんですかね。
○
齊藤正史財政課長 寄附金の
最高額につきましては、お一方200万円が
最高額となっております。
○
小林直樹委員 非常に高額を
寄附していただけるということなんですね。
それと、これだけ
件数が多いと、
返礼品を送るというのもなかなか大変になって、市のほうで受けて、それで
事業者は何件ぐらいの
事業者にお願いをしているんですか、
返礼品は。
○
齊藤正史財政課長 令和2年1月末の
タイアップ事業者数ですけれども、49
事業者になります。
○
小林直樹委員 ニュースなんかで見ると、例えば、
お節料理が正月に届かないとか、内容なんかについてもちょっと違うんじゃないかなんていうようなこともあるかと思うんですけれど、
三浦市の場合、
返礼品、例えば、返礼する時期がおくれているとか、ちょっと物が違うのが送られちゃったとかなんていうトラブルはないですか。
○
齊藤正史財政課長 クレームという形でのお
問い合わせ、かなり
件数がございます。一番多いのは、やはり
マグロを扱っておりますので、筋が多いというのが一番多いです。あと、お送り先ですとか期間につきましては、人気のある
記念品につきましては、もう
ポータルサイト上で、この商品は3カ月待ちですとか6カ月待ちですとか、そういったことで期限をあらかじめご案内しておるので、そういったところについては少なくなっています。ただ、異送付というのがありまして、
寄附をされた方が別の方にお送りするような手続をされたときに、決まったところに記載がございませんと、その内容が
タイアップ事業者に行かないことがございます。こういったことでの
クレーム、
問い合わせというのはかなり出ているところでございます。
○
小林直樹委員 クレームについては、市のほうに
クレームが来るわけですよね。
事業者に来る場合もあるんですかね。
○
齊藤正史財政課長 大半は市のほうにお
問い合わせをいただいております。
○
小林直樹委員 それに対しては、どういう対応をしているんですかね。
○
齊藤正史財政課長 私どものほうから
タイアップ事業者さんにご連絡をとりまして、直接
タイアップ事業者さんから
寄附をいただいた方へご連絡いただいて、内容の
説明をさせていただいているところです。
○
小林直樹委員 あと、先ほどの、高額な
寄附をしていただいている方なんかは、特別に、もちろん
返礼品はお返しするんですけれど、
お礼状だとか、何万円以上だとというのもなかなか難しいのかもしれないですけれど、そういうことはしていないんですか。
○
齊藤正史財政課長 お礼状につきましては、
寄附金額を問わず、全ての
寄附者の方に
お礼状のほうは送付しております。
○
小林直樹委員 わかりました。納税してもらう、
寄附してもらうということなので、やっぱり丁寧に対応していただきたいというふうに思います。
以上です。
○
石渡道臣委員 先ほど、昨年12月には、昨年度の3倍程度ふえてきましたということでお話がございました。先ほどの質問でも、
返礼品は3割ということだったんですが、昨年、6億円を超えたということで、今言われました
お礼状とか、そういう微々たる経費もかかると思うんですが、実質、
三浦市の利益はどのぐらいあるんでしょうか。
○
齊藤正史財政課長 寄附金をいただきまして、
寄附金の約50%程度を経費として支出しておりますので、残る金額としては50%というふうになります。
○
石渡道臣委員 半分。金額は結構ですけど。
以上です。
○
寺田一樹委員 ふるさと納税の中で、
寄附する方が
使い道を選べるじゃないですか。その中で、例えば、
みうらっ子応援プロジェクトなんかは、もう明確に、このものに対して
寄附額を使います。そのほかに、あとは
項目ごと、
文化伝統だとか何だとかあったと思いますけど、そういったことに指定をできるというようなことですけども。その中で1つお聞きするのは、
みうらっ子応援プロジェクトの中で、実際に
寄附をいただいたもので
目標額を達成しました。それで、実際にこういうものをつくらせていただきましたといったときに、その辺は
ホームページなどで公表とかをするということでよろしいですか。
○
齊藤正史財政課長 そのとおりでございます。
○
寺田一樹委員 そのほかに、
項目ごと、8個だったか、あったと思うんですけど、それについて、例えば、ここで言えば
社会福祉に充てますとかあると思いますけど、その辺って、
社会福祉の中でもどういったものに充用しましたということは、公表とかされていますか。
○
齊藤正史財政課長 それぞれの目的に従いまして、基金のほうに一旦積みます。当初予算のときに、その
基金のほうから繰り入れをして
歳出事業のほうに充当しております。何の
事業に使いましたというのは、先ほど申し上げたとおり、
ホームページ上で公表させていただいているところでございます。
○
寺田一樹委員 一番気がかりというか、
使い道を選ばない
寄附、それが
財政調整基金に繰り込まれるというのかな、というようなことなんですけど、
財政調整基金には、
ふるさと納税で
寄附してもらった以外にも入ってくると思うんです。お金に色はないということはあれですけども、
財政調整基金から今度、
次年度とか
一般会計のほうに繰り入れて、どういった
事業に使ったというのも、その辺も公表されていますか。
○
齊藤正史財政課長 基本的に、
ふるさと納税の
寄附をいただいて、
基金に
積み立てをして、繰り入れた
事業というのは
ホームページ上で公表させていただいているところでございます。ただ、
使い道を特定してこなかった
寄附、「おまかせ」というのを選択したものについては、
委員おっしゃるとおり
財政調整基金のほうに
積み立てをして、繰り入れるときは、私
たち財政のほうの裁量で、何の
事業に充てるかというところは検討させていただいているところでございます。
○
寺田一樹委員 財政調整基金から繰り入れるということで、どの
事業にというのが難しいと思うんですけれども。私個人としては、
寄附してくれた方のことも考えた中で、
財政調整基金の中でも、色はついてないけども、こういうのに充てましたよ、皆さんのおかげで
寄附を活用することができましたということが何か公表できればベストだと思っているので、制度的に可能かどうかわからないですけれども、そういうこともできればいいなというふうに思っているところであります。
もう一つ。12月に3億円を超えるような
寄附額をいただいたというようなお話でした。その前の4月から、年間を通してということで
財政課のほうで担当されているということですけれども、12月が事務のほうもすごい忙しくなったと思うんですけど、その辺の職員の対応はいかがだったのか聞かせてもらっていいですか。
○
齊藤正史財政課長 対応につきましては、専属で
非常勤職員を1名雇用しております。あとは、
ふるさと納税の担当で。12月というよりは、年が明けまして1月に
ワンストップ特例制度の
申請書が多数送られてきます。この対応のほうが、12月よりは大変だというふうに思います。
○
寺田一樹委員 じゃ、今現在も大変な時期が続いているということなのかな。それとも、大変は峠を越したという理解なのか。
○
齊藤正史財政課長 ワンストップ特例の締め切りはもう終了いたしまして、ついせんだって、
寄附をいただいた各
自治体にeLTAXということで
情報提供をしておりますので、今は少し一段落しているところです。
○
寺田一樹委員 財政課の中で、1年を通して業務で大変な時期というのが、この1月にあったと思うんですけど、その辺が対応できていればいいんですけども、もしそれが対応できなくなったとき、ほかの職員の中でうまく、
ワンチームじゃないけども、そういうようなことでぜひ対応してほしいと思っていたので。でも、できているというから……。
○
齊藤正史財政課長 全庁的な
応援体制とまではいきませんけれども、一つは
政策部内での応援もいただいております。それから、
総務部の応援もいただいて、
ワンストップ特例の対応に当たったところでございます。
○
寺田一樹委員 来年度以降も、
寄附額がこういうふうに多くなってもらえればいいと思います。その中で、そうすると、やっぱり1月になると事務のほうも忙しくなると思いますので、その辺もしっかりと対応していただいて、
三浦により多くの
寄附がもらえるような形をうまくつくってもらえればいいと思っていますので、よろしくお願いします。
○
出口眞琴委員長 他に。
○
溝川幸二副
委員長 大口で最高200万円ということだったんですけども、一般的にはどれぐらいのところが一番多く、3万円、5万円、10万円といろいろあるかと思うんですけども、どれぐらいが一番多く
寄附されているかというのは、おわかりになりますか。
○
齊藤正史財政課長 寄附金額の実績で多いのは、1万円以上の
寄附が約7,800件となってございます。2番目につきましては2万円以上の
寄附でございまして、こちらは6,000件ぐらいになった。3番目につきましては、先ほど、
マホロバマインズの
記念品に集中したというふうにお答えしましたが、5万円以上の
寄附が約3,600件、こういうふうになっております。
○
溝川幸二副
委員長 全体的な平均、今、12月末時点で2万120件で、全体的な平均とかというのはおわかりになりますか。
○
齊藤正史財政課長 約3万円ぐらいです。
○
溝川幸二副
委員長 ちなみに、前年度もそれぐらいだったりするんですか。余り変わらずだったのか。
○
齊藤正史財政課長 傾向といたしましては、やはり1万円の
寄附が一番多いです。
○
木村靖彦政策部長 昨年度の平均は、約2万8,000円でございます。
○
溝川幸二副
委員長 じゃ、ほぼ変わらないぐらいという形ですか。ありがとうございます。
サイトの件なんですが、今、5件ほど、
ふるさとチョイスとか楽天を多分使っていらっしゃるかと思うんですけども、どこが一番多く申し込みがあるとかというのはおわかりになりますか。
○
齊藤正史財政課長 5つの
ポータルサイトのうち一番
利用件数が多いのは、やはり
ふるさとチョイスさんです。
○
溝川幸二副
委員長 全体的に同じような形の
サイトだなとは思うんですけども、今後も力を入れていただければなと思っております。
最後に、今後1月、2月、3月と、まだ今年度、ちょっとありますけれども、ここの見通しとかというのがあれば、お伺いできればなと思うんですが。
○
齊藤正史財政課長 12月末時点で約5億8,000万円の実績がございました。
補正予算でお願いしているのは約6億3,000万円でございますので、この1月、2月、3月につきましては、この
伸び率を試算いたしまして、昨年の
件数に今年度の
伸び率を乗じまして、見込みというふうに立てて、
補正予算のほうをお願いしているところでございます。
○
溝川幸二副
委員長 わかりました。以上です。
○
出口眞琴委員長 他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第1号の質疑を打ち切ります。
これより討論及び採決に入ります。
議案第1号について討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。
お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
[
賛成者挙手]
○
出口眞琴委員長 挙手全員であります。よって、
全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもって、本日の
委員会を
散会いたします。ご苦労さまでした。