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令和元年第3回定例会(第3号 9月 9日)

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  1. 三浦市議会 2019-09-09
    令和元年第3回定例会(第3号 9月 9日)


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    最終取得日: 2021-05-21
    令和元年第3回定例会(第3号 9月 9日)         令和元年第3回三浦市議会定例会会議録(第3号)                       令和元年9月9日(月曜日)午前10時開議  日程第 1  一般質問  日程第 2  議案第36号 三浦市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条                例  日程第 3  議案第37号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施                行に伴う関係条例の整備に関する条例  日程第 4  議案第38号 三浦市印鑑条例の一部を改正する条例  日程第 5  議案第39号 三浦市基金条例の一部を改正する条例  日程第 6  議案第40号 三浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正す                る条例  日程第 7  議案第41号 三浦市消防団条例の一部を改正する条例  日程第 8  議案第42号 損害賠償の額の決定及び和解について  日程第 9  議案第43号 字の区域の変更について  日程第10  議案第44号 平成30年度三浦市一般会計決算の認定について  日程第11  議案第45号 平成30年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認                定について  日程第12  議案第46号 平成30年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算
                   認定について  日程第13  議案第47号 平成30年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定に                ついて  日程第14  議案第48号 平成30年度三浦市市場事業特別会計決算の認定につい                て  日程第15  議案第49号 平成30年度三浦市公共下水道事業特別会計決算の認定                について  日程第16  議案第50号 平成30年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業                特別会計決算の認定について  日程第17  議案第51号 平成30年度三浦市病院事業会計決算の認定について  日程第18  議案第52号 平成30年度三浦市水道事業会計決算の認定について  日程第19  議案第53号 令和元年度三浦市一般会計補正予算(第2号)  日程第20  議案第54号 令和元年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算                (第1号)  日程第21  議案第55号 令和元年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算                (第1号)  日程第22  議案第56号 令和元年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第2                号)  日程第23  議案第57号 令和元年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第                1号)  日程第24  議案第58号 令和元年度三浦市病院事業会計補正予算(第1号)  日程第25  議案第59号 令和元年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)  日程第26  議案第60号 事務の委託に関する協議について  日程第27  議案第61号 事務の受託に関する協議について  日程第28  平成30年度三浦市決算審査特別委員会の設置並びに委員及び正副委員         長の選任 〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席議員(13名)    議 長  草 間 道 治     副議長  藤 田   昇   (4 番)            (11番)    1 番  石 渡 道 臣     2 番  蓮 本 一 朗    3 番  寺 田 一 樹     5 番  石 橋 むつみ    6 番  溝 川 幸 二     7 番  鈴 木 敏 史    8 番  長 島 満理子     9 番  出 口 正 雄   10 番  小 林 直 樹    12 番  神 田 眞 弓   13 番  出 口 眞 琴  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇出席説明員   市長           吉 田 英 男   副市長          星 野 拓 吉   教育長          及 川 圭 介   政策部長         木 村 靖 彦   総務部長         須 山   浩   市民部長         惣 田 昭 浩   教育部長         君 島   篤   経済部長         大 西   太   保健福祉部長       下 田   学   病院事務局長       佐 藤 安 志   都市環境部長       中 嶋 謙 一   上下水道部長       石 井 真 澄   コンプライアンス担当部長     坪 井 美 直   水産担当部長       田 中 健 治  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〇職務のため出席した議会事務局職員   事務局長         新 倉 真 澄   議会総務課長       松 下 彰 夫   議事グループリーダー      長 島 ひろみ   書記           根 本 絵 里  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後1時10分開議 ○草間道治議長  ただいまより本日の会議を開きます。  本日の会議録署名議員に、出口眞琴議員、石渡道臣議員、蓮本一朗議員を指名いたします。  これより本日の議事日程に入ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  日程第1 一般質問を行います。通告に従い、順次質問を許可いたします。  初めに、9番出口正雄議員の質問を許可いたします。              [9番出口正雄議員 登壇] ○9番出口正雄議員  自由民主党の出口正雄です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。質問の内容は発言通告書どおりですので、ご答弁よろしくお願いいたします。  初めに、防災についてお聞きします。  三浦市は8月に、油壺エデンの園と災害時に近隣住民が利用できる一時避難所のほか、避難生活に特に配慮が必要な高齢者等を受け入れる福祉避難所の開設の協定を結びました。高齢者やさまざまな障害をお持ちの方にとって、健常者と一緒の避難生活は精神的にも体力的にも厳しい環境になることは容易に想像できます。その点、有料老人ホームでは、高齢者等が生活していく上で必要なトイレや浴室など住環境が整っていて、本人もご家族も安心できる避難所となると思います。三浦市は県内一番の高齢化率が高い自治体で、今後も高齢化は速いスピードで進んでいくことが予想されます。  市内の皆さんも高い関心を持っていらっしゃいますので、何点かお聞きします。1点目は、油壺エデンの園が受け入れ可能とする人数はどれくらいなのか。2点目、受け入れの最大期間はどれくらいと想定しているのか。3点目、避難に係る費用負担はどうなるのか。4点目、これまでに他の施設が福祉避難所として高齢者等の避難者を受け入れたことがあるのか。5点目、避難する際の手続はどうなるのか。6点目、避難のための交通手段を持たない要避難者の送迎方法。7点目、介護が必要な市民のお世話は、三浦市の職員か、施設職員か、家族が行うのかをお聞きします。  次に、小中学校のブロック塀の安全対策についてお聞きします。文部科学省の調査によると、神奈川県内でブロック塀がある215校のうち172校で安全性が確保されておらず、点検の結果、安全性に問題がありながら対策を施していない小学校が19校あり、大阪府北部地震で塀が倒壊して女子児童が死亡した事故の教訓が十分に生かされていない状況が判明しました。三浦市では3校が、外見上は基準に適合しているものの、鉄筋の状況など詳細な安全点検が未実施とされていました。  30年以内の神奈川県内の地震発生確率は高く、いつ発生してもおかしくない状況と聞いています。今後の安全点検についての対応についてお聞きします。鉄筋の状況は、金属探知機の活用やレントゲン検査などの方法がありますが、子供たちの安全確保のために早急な対応が必要です。今後の対応、対策についてお聞きします。  次に、災害時のドローン活用についてお聞きします。急速に市民権を得たドローンですが、活用方法によっては善にも悪にもなります。兵器として使えば国民にとって大変危険な武器になりますが、イベントなどの警戒や災害時のアイテムとしては、活用できれば危険予知情報の収集や広報に、災害現場ではけが人などの早期救助や被害状況の把握、行方不明者の捜索では迅速な動きによって早期発見などに役立ちます。政府や各自治体などでは、特に災害時の活用方法についてさまざまな検討をしております。既に三浦半島の自治体でも、水難事故や地震などの災害時に救助隊や車両が進入できない場所にドローンを飛ばして、災害時の被害状況や負傷者の発見に活用しようと訓練を重ねていると聞いています。また、横須賀市の猿島では、ある企業がバーベキューの材料をドローンで運搬しようと実証実験をしています。三浦市は三方を海に囲まれ、水難事故などでも救助隊が近くに行くことができないしけでも、空からの捜索に役立てることが可能です。大規模火災時では、空中からの撮影などにより、鎮火後の現場検証がより正確になることが期待されます。  横須賀市は、来年度、消防局にドローンを配備する方針を発表しました。火災や捜索活動の前面に出るのは消防署で、消防は横須賀市に事務委託していますが、防災の面から三浦市にも配備が必要だと思います。大雨や大地震などでは、その活用方法は状況把握や斜面の亀裂確認などのために有効な手段だと思いますので、今後の導入などについて市長のお考えをお聞きします。  次に、城ヶ島区の自主防災マップについてお聞きします。行政が作成した防災マップは、もちろん必要な情報提供の手段と思いますが、城ヶ島区の取り組みの重要なことは、自分たちが歩いて目で見て危険箇所を洗い出し、避難経路の確認などをしたことです。いざ避難が必要になった場合には、マップを見なくても、どこが危険か、何が危険か、どこを通ってどこに避難すれば安全か、自分たちで確認したことは体が覚えているでしょう。災害時のパニックになりそうな状況下では、これが一番重要なことだと思います。ぜひ、全ての区に広げていきたいと思いますが、市長、いかがでしょうか。  次に、夏に行われたイベントについてお聞きします。  7月に三崎下町で行われた海南神社の例大祭は、小雨であったものの予定どおり行われたそうです。私はことしの例大祭を見て大変印象深かったのは、外国からの観光客の多さでした。これまでにない、家族連れなどで楽しんでいる外国の方の様子が印象的でした。三浦市にも、いよいよインバウンドが到来したかと内心喜びました。そして同時に、津久井浜で行われたウインドサーフィンの成果で、外国の方に三浦市のイベントの魅力が伝わったのかなと思いました。  ここ数年、市では外国人観光客の誘致に向け、さまざまな努力をしていると聞いています。しかし、8月の夜市では、多くの家族連れは来ていらっしゃいましたが、外国の観光客はほとんどわかりませんでした。三浦海岸の花火大会でも多くの観光客の姿はありましたが、外国の方の姿は多くありませんでした。この状況を、三浦市はどのように外国人観光客の誘致に向けた具体的な取り組みを行っているのかお聞きします。たまたま何らかの事業の結果、一時的に外国の方の観光がふえたとしたならば、東京オリンピック・パラリンピックも来年ですので、外国の観光客の誘致活動について何か検討されることがありましたら、市長にお聞きします。  次に、高齢者による交通事故の多発についてお聞きします。  高齢者の運転する車による交通事故が多く報道されていますが、その原因に、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる急発進の結果、重大事故になったと考えられるものが多くあります。横須賀市では、神奈川県内で初めてブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐ装置の取りつけ費用の一部を助成する制度を創設すると報道がありました。高齢者によるこの事故では、被害者、加害者ともに予期していない事故の結果であり、その対策は急務でした。三浦市は高齢化率が非常に高い都市です。農家などを中心に高齢者が運転をしている姿もよく見かけます。横須賀市と同様の対策を三浦市でも検討されてはいかがでしょうか、市長に見解をお聞きします。  次に、下町振興についてお聞きします。  最近の三崎下町を歩いていると、少しずつ活気が出てきた様子がうかがえます。これまで閉まっていたシャッターが開き、これまで三崎になかった形のお店などが営業しています。その多くが、三崎に移住してきた方や移住しなくても2拠点生活をしている方たちが三崎の魅力を感じて、その魅力を積極的に発信していると思います。そして、これまでと同様にマグロを中心としたグルメを目的にした観光客の方々も大変多くいらっしゃいますし、三浦市が取り組んできたトライアルステイなどの施策の効果が少しずつ出てきた結果とも言えます。  そんなときですから、改めてあらゆるジャンルの方々、さまざまなご意見をお持ちの方々が、批判ではなく将来に向けた発展的な意見を自由に発言できる、三浦市改革会議とも言えるような場の創設を提案しますが、市長のお考えをお聞きします。  三浦市は人口減少のペースは落ちていません。仮にすぐにはふやすことはできなくても、減少のペースを落とす工夫がこれからも重要だと思います。そのためには情報の収集と、意見を展開できる場所が必要です。観光客は増加しています。しかしながら、その目的は限定的です。その動線をつくり上げることで、グルメ、野菜、景観だけではない三浦市の新たな魅力の発見につながるのではないでしょうか。同じ人間ばかりの意見では、なかなか新たな発見は探せません。新しい目を向けた意見交換の場が重要と思いますが、市長、いかがでしょうか。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○草間道治議長  市長。               [吉田英男市長 登壇] ○吉田英男市長  出口正雄議員の1回目のご質問に関しまして、答弁をさせていただきます。  防災について、福祉避難所ですとかブロック塀の安全対策等につきましては、担当部長から答弁をさせていただきます。  ドローンのお話をいただきました。横須賀市消防局で、水難事故等における消防業務を遂行することを目的にドローンを配置する予定であるという旨は伺っています。大規模災害時におきまして、市内の被災状況を地上にいながらにして空から把握できることですとか、情報収集のツールの一つとしてドローンへの期待というものは大きいと思います。昨年の11月に県と合同で実施いたしました津波対策訓練においても、ドローンを所有する民間事業者にもご参加いただいて、この事業者と県と災害時におけるドローンの活用についての協定を結んでおりますので、ドローンが実際の災害発生時にどのように活躍するかということが注目されています。  導入の費用ですとかコスト、運用上の安全性、まだ幾つか課題はあろうかと思いますが、横須賀市の消防局と連携をしながら、三浦消防も横須賀市消防局でございますので、そういったことを今後も検討していくということになろうかと思います。民間のドローンの活用なども検討の視野に入ってくるのではないかというふうに思います。  城ヶ島区の取り組みも、あわせて担当部長から答弁をさせていただきます。  ことしの夏のイベントで、外国人観光客についてお話をいただきました。外国人観光客がちょっと少なかったんではないかというようなお話のようでございますが、ことし夏のイベントでは、みうら夜市とか三浦海岸の花火、こういったものがございました。みうら夜市は4万人を超える、一番多くのお客様にお越しいただいたということになっています。外国人のお客様の誘客、これは昨年からテーマの一つとして挙げられておりますので、実績は上がっていると思います。幾つか、ベースの皆さんへのアピールですとか、三浦市のALTの方に活躍いただいたり、そういったことなどもございますので、お客様の獲得にはつなげることができているんではないかというふうに市としては認識をいたしております。おっしゃるように、外国人の誘客、これはことしのラグビーワールドカップですとか、来年のオリンピック等につながるものでございますので、マラソンや桜まつり、こういったイベントにもさまざまな工夫を重ねていきたいというふうに思っています。  アクセルとブレーキの踏み間違いについての、助成のご質問をいただいております。担当部長から答弁をさせます。  下町振興に向けた意見交換の場について、ご質問をいただきました。新しい目を入れるべきだというお話でございます。そういった観点では、明治大学のなごみま鮮果の学生ですとか、昨年から横浜市立大学の学生さんも、下町に合宿に来ていただいたり、いろんな活動をしていただいています。そういった市外の若い人たちの目も重要でございますし、意見などもいただいています。
     一方で、市内の新しい目で意見交換をする場、これは行政主導では特につくってはいませんが、例えば三崎・城ヶ島花火大会の実行委員会などは、若い民間の方たちが自主的に行動していただいています。意見交換をしながら企画を練り上げているというところでございます。新たに意見交換をする会議体の設置は特に考えていません。今後も若い人の視点や行動力は重要だというふうに考えておりますので、そういった若い人たちの意見をさまざまな場面で吸い上げて、活発な議論をしてまいりたいというふうに思います。  1回目、以上です。 ○草間道治議長  総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  出口正雄議員1回目の質問のうち、福祉避難所開設の実績等についてと、城ヶ島区作成の自主防災マップについてお答えをします。  まず、福祉避難所開設の実績等についてでございますけれども、介護付有料老人ホーム油壺エデンの園とは、災害時における一時避難場所としての使用並びに福祉避難所の設置及び運営に関する協定を本年8月1日に締結をいたしました。内容としましては、災害発生時において協定先の施設を一時避難場所として使用すること、これによりまして地域住民の安全確保を図ること、要配慮者の円滑な利用の確保及び要配慮者が相談し、また助言そのほかの支援を受けることができる体制の整備、そのほかの要配慮者の良好な生活環境の確保を図ることを目的としてございます。  福祉避難所が開設された後の施設への避難でございますけれども、これは原則として当該要配慮者のご家族などが行っていただくということになりますけれども、交通手段を持たない要配慮者への支援につきましては、必要に応じて市が行うこととしております。避難後の要配慮者へのケアについてでございますけれども、施設職員が行うこととしておりまして、福祉避難所の運営に要する費用として、食費や紙おむつなどの消耗品、そのほか必要となる資材の購入費等を市が負担することとなってございます。  次に、協定先の受け入れ人数等でございますけれども、今回協定を締結した油壺エデンの園が受け入れ可能としている人数につきましては、おおむね10名程度であるというふうに聞いております。受け入れの期間につきましては、ライフラインが復旧し、日常生活が再建可能となり、避難生活が必要なくなるまでとしておりまして、おおむね6カ月程度を目安としております。  次に、城ヶ島区が作成した自主防災マップに関して、区単位での取り組みを広げることについてお答えします。身の回りで災害時に役立つもの、また危険なものを地元の方々みずからが主体となって書き込んだ地図、これが自主防災マップでございます。この防災マップづくりを進める中で得られた経験、これを市全体に広げることは地域コミュニティーの活性化や災害に強いまちづくりに資するものというふうに期待をしております。今回は、城ヶ島区で自主防災マップを作成いたしましたが、この取り組みをほかの区へ広げるというふうにも考えてございます。区長会の総会などにおきまして、各区長さんに向けましてマップ作成の呼びかけを引き続き行ってまいりますけれども、特に低地や崖地が多く存在する、災害リスクの高いと思われる区に対しましては、自主防災マップの作成の重要性について十分な周知を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○草間道治議長  教育部長。              [君島 篤教育部長 登壇] ○君島 篤教育部長  出口正雄議員の1回目のご質問のうち、ブロック塀の安全対策についてお答えいたします。  剣崎小学校と三崎中学校のブロック塀は、令和元年度中に上部を取り壊し、地上高を低くする工事を職員が施すことを検討しております。  南下浦小学校のブロック塀は、取り壊し後にフェンスを設置する必要がございますので、令和2年度に予算化し、修繕工事をすることを検討中でございます。  以上でございます。 ○草間道治議長  市民部長。              [惣田昭浩市民部長 登壇] ○惣田昭浩市民部長  出口正雄議員の1回目のご質問のうち、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置の助成についてお答えいたします。  議員おっしゃるとおり、横須賀市が自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置に対し、その取りつけ費用の一部を助成する制度を創設することについては報道などで承知しております。これは神奈川県内では初の取り組みとなると聞いております。横須賀市のほかにも、東京都や福岡県うきは市、岡山県美作市など全国でも幾つかの自治体で、この装置の設置に対する補助制度を創設しております。また、国においても、今後製造される車に急発進防止機能を標準装備することを目標にする、そういった動きもあると聞いております。  今後、このような国の動向や横須賀市など他の自治体の事例も参考にしながら、助成制度も含めた高齢者全般の交通安全対策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○草間道治議長  9番。              [9番出口正雄議員 登壇] ○9番出口正雄議員  答弁ありがとうございました。それでは、2回目の質問をさせていただきます。  初めに、防災についてです。福祉避難所は、高齢者の方や障害をお持ちの方、災害時の避難場所として重要な場所です。この場所を確保するためには、提供者の負担の軽減も必要です。災害時の福祉避難所を利用する必要のある方の把握と、提供者への依頼と確保、どのような場合でも需要と供給のバランスは重要です。福祉避難所の開設は各自治体でも取り組んでいますが、その内容は一律ではないと思います。今後の福祉避難所の取り組みについて、改めて市長にお聞きします。  次に、ブロック塀などの安全点検についてです。災害時の安全な通学路や避難所の安全確保は、子供たちを災害から守るためには重要なことです。行政が行う学校敷地内の安全点検は早急に実施することが必要と思います。災害は時と場所を選びません。よろしくお願いいたします。  また、学校の敷地外でも危険箇所はあると思います。通学路には崖やブロック塀などの危険箇所は多くあり、第2回定例会でもお聞きしましたが、学校では定期的に巡回をして安全性を確認しているとのことでしたが、あくまでも視覚的な点検だと思います。専門家に委託し危険箇所を洗い出し、危険性が懸念されるブロック塀などの補修や撤去費用の補助制度など、災害時の総合的な安全確保を検討することが必要と思いますが、市長、いかがでしょうか。  次に、災害時のドローンの活用についてです。空から災害の被害者や行方不明者の捜索を行うことは、救助隊員の安全のためにも必要と思います。ことしの夏も水難事故が発生しました。迅速な救助活動や捜索活動が展開できるようになれば、生存率も向上すると思います。災害時に、孤立した方々の確認や救助物資などの運搬にも活用することが可能です。早期導入して訓練を重ね、さまざまな活動に取り入れて市民の安全につなげていっていただきたいと思います。消防だけではなく防災などでも生かせます。早期導入をお願いいたします。  次に、城ヶ島区の皆さんが一致団結して住民や観光客の皆さんのために作成した防災マップについてお聞きします。城ヶ島区は、住居地の多くが急傾斜崩壊危険区域に指定され、崩壊対策工事は進んでいるものの、近年の猛烈な大雨など土砂災害の発生が危惧され、また、周囲は海のため、プレート境界型地震では津波の発生も予測されるために、津波避難階段を設置するなどの対策をしているものの、観光客の皆さんには災害時の避難経路や避難所情報などが伝わりにくく、また、住民の皆さんが避難される際もブロック塀などの倒壊危険区域や崖崩れなどの危険な場所も多く、安全に避難するためには、地元の防災隊を中心として、自分たちが目で確認して自主防災マップを作成し、観光客にもわかるような場所に掲出し、住民にも配布したと聞きました。  この取り組みは、ことし6月に横須賀市で開催された国土交通省主催の土砂災害防止「全国の集い」で紹介され、パネルディスカッションでは住民の方がパネリストとして参加しました。この城ヶ島区の防災マップをつくるための、その住民の心意気は非常にいいと私は思っております。これをやはり、先ほども言ったようですが、各地に伝わるよう、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者による交通事故についてお聞きします。高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違い事故は、体の衰えがかかわっていますし、頭では理解していても体がついていかない、こんなことは高齢になれば多くの方が経験することだと思います。だったら免許証を返納すればいいという声も聞かれますが、核家族が進み、ひとり暮らしの高齢者が多くなっているなど、返納したくてもできない、車を手放せない事情のある方もおいでになります。これまで無事に暮らしてきた生活ができなくなる、また交通事故の当事者となって被害者も加害者も不幸になるようなことは避けなければならない。そのためにも、生活に支障が出ないよう高齢者の交通安全対策全般の充実が必要ではないかと考えますが、改めて市長のお考えをお聞きして、一般質問を終わります。 ○草間道治議長  市長。               [吉田英男市長 登壇] ○吉田英男市長  出口正雄議員の2回目のご質問に関しまして、答弁をさせていただきます。  防災につきましては、担当部長から答弁をさせていただきたいと思います。  アクセルとブレーキの踏み間違いの防止について、先ほど市民部長が答弁をさせていただきましたが、高齢者の交通安全対策の充実というのは、やはり今の時代の大きな問題であろうというふうに考えます。高齢ドライバーの体の衰えについて触れていただきましたが、加齢、年を重ねることによって起因するアクセルとブレーキの踏み間違いなどの事故防止、これは社会の大きな課題になっています。ご提案いただいた踏み間違い防止装置の普及、これは事故防止につながるものであるというふうに認識しておりますし、一方、事故防止のためにも、体力的な限界を感じる前に運転免許証を自主返納していただくということが理想であろうというふうに思います。  三浦市の交通事情を鑑みれば、自家用車は暮らしの中で非常に重要であろうと思いますし、車がなくても買い物などに不便が生じないような移動販売などの誘致などについても若干の施策を講じていたりしています。今後も、自家用車の運転をしなくても暮らしが不便にならないような必要な施策を検討していこうというふうに思います。スーパーなどでは、三崎地区などでは送迎バスを用意していただいているスーパーもございますので、そういったことの活用ですとか、踏み間違い防止装置の助成等については警察とも協議をしながら検討していかなければいけないというふうに思っています。  以上でございます。 ○草間道治議長  総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  出口正雄議員、2回目の質問のうち、避難所に関する新たな協定締結等の方向性についてお答えします。  自宅が被災した方々は、多くの場合、避難所となっている市内の各小中学校へ避難するということになりますが、一般避難所では、高齢者などが生活をしていく上での必要な設備が整っておらないため、不自由な点があるのではないかというふうに考えております。有料老人ホームには、高齢者などが生活していく上で必要なトイレや浴室など生活環境が整っております。一般避難所と比べて、本人や家族の方々も安心できる避難所と言えるのではないかというふうに思っております。ただし、福祉避難所につきましては、必ずしも自宅から近い距離にあるということではないこと、施設の事情で収容数に限りがあることなどから、現状では決して足りている状況にはないというふうに考えております。これらから、より多くの福祉避難所を確保するためには、積極的に民間事業者などと協力体制の構築に向け調整を行う必要があるというふうに考えております。  次に、城ヶ島区の自主防災マップを観光客等へ周知することについてお答えします。城ヶ島区では、先ほども申し上げましたけれども、身の回りの災害時に役立つもの、また危険なものを地元の方々みずからが主体となって書き込んで作成をいたしました防災マップ、これを各世帯へ配布いたしましたほか、区が自主的に公衆トイレや区民会館などの外壁にも防災マップを掲示し、観光客を含む多くの方々の目に触れるような工夫をしていただいております。また、作成した防災マップを観光協会のホームページへ掲載することや、観光客が立ち寄るような場所への掲示や配架、これらについては、現在、関係課と調整をしているところでございます。  以上でございます。 ○草間道治議長  教育部長。              [君島 篤教育部長 登壇] ○君島 篤教育部長  出口正雄議員の2回目のご質問のうち、ブロック塀の安全対策についてお答えいたします。  通学路における安全点検につきましては、3年に1度、学校関係者、教育委員会、道路管理者、交通管理者、これらが合同で実施しておるところでございます。また、各学校におきましては、集団下校時に地区担当教員が同行する際、通学路の危険箇所について日常的に点検、指導を行っており、危険と思われるブロック塀には近づかない指導を行っております。  通学路上で倒壊の危険性が非常に高いブロック塀等が発見された場合にあっては、児童の安全確保を最優先に考え、緊急避難的な対応として通学路の変更を行うことになります。  以上でございます。 ○草間道治議長  以上で、9番出口正雄議員の質問を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○草間道治議長  次に、11番藤田 昇議員の質問を許可いたします。            [11番藤田 昇議員 質問席へ移動] ○11番藤田 昇議員  公明・みうらクラブの藤田でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、一般質問を一問一答方式で質問させていただきます。内容は発言通告どおり、空き家対策について、PPP/PFI事業について、健康寿命の延伸について、教育行政について、順次お伺いいたします。  まず質問の前に、昨夜、深夜に上陸しました台風15号の、瞬間最大風速41.7メートル、過去最大の暴風雨により、けがをされた方や屋根が剥がされるなど建物被害や倒木被害に遭われた被災者の方々にお見舞いを申し上げます。  それでは、初めに、空家等対策計画について何点かお伺いいたします。初めに、施策の取り組み方針についてですが、空家等対策計画の策定を踏まえ、空き家対策を効果的に効率的に推進するためには、市の方針を掲げた後の具体的な施策が大変重要であると考えますが、どのような取り組みをしていくのか、市長のお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  空家等対策計画におきましては、発生の予防、適切な管理の促進、利活用の促進、こういった3点の方針に基づき具体的な取り組みを進めていく考えでございます。発生予防では、空き家の発生を未然に防ぐことが重要でありますし、情報提供等の空き家の発生を予防していく施策を行っていきます。適切な管理は、空き家の適切な管理をさまざま促進するような施策を展開していきます。利活用の促進では、不動産業界の皆さんとも連携しながら、空き家の利活用を促進するというふうに行ってまいる考えであります。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  次に、パブリックコメントについてですが、空家等対策計画(案)が作成された後に、それに対するパブリックコメントが本年3月29日から約1カ月間、実施されたと認識しております。現在、計画とともにパブリックコメントの内容がホームページにも公表されておりますが、改めてどのような内容の意見があったのか。また、これらの意見に対する市の考えや空家等対策計画における取り扱いはどのようにしたのかを、あわせてお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  パブリックコメントの意見ですが、幾つか紹介させていただきますと、最も多かった活用については、「空き家所有者ではなく、これから利用しようとしている者を対象に補助金を交付するべき」「空き家バンクを増加させるには、現行の手続等を使いやすいようにするべき」「法に基づく指導等のほか、市独自の条例化で空き家の発生予防や利活用を促進するべき」などがございました。また、予防に関しましては「高齢者がいる家族や相続人を対象に行政が助言するシステムを構築するべき」、管理につきましては「適切に維持管理しない空き家は、積極的に特定空家等に指定するべき」などがございました。  これらの意見につきましては、令和元年度第1回空家等対策協議会におきまして、新たに計画に追加や修正する事項はないものと市の見解を示して、計画内容とともにその場で了承されたところでございます。  なお、意見の中では、効果的な補助金制度の創設や、利用しやすい空き家バンクのシステムづくり、その他空き家の流通促進や有効活用に向けた具体的な提案などもございましたので、貴重な意見としまして、今後、計画に基づき実践する具体的な空き家対策の施策の中で研究し、活用していく予定でございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  そこで、具体的な空き家対策について、今後の具体的な空き家対策における項目から幾つかお伺いします。  初めに、補助制度の促進についてですが、利活用の観点より、パブリックコメントでも空き家を利用しようとする者に対して補助金を交付するべきであるという意見もあり、空き家に関する補助の必要性については、以前から私も何度も提案、要望してきておりますが、改めて今後の空き家対策における補助制度の仕組みについて、どのように考えていられるのかお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  空き家に対する補助金は、空き家の減少や利活用には効果があるものと認識しております。本計画におきましても、利活用の促進を図るため、空き家バンク利用等の条件を通じた耐震化、リフォーム等の改修に係る補助、空き家取得後の建て替えに伴います除却補助制度の実施を検討していくこととしております。今後、先行しております他市の補助制度の需要や効果を検証して、本市の状況に即した制度を具体的に検討していきたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  今も、市の状況に即した制度を具体的に検討していきたいとの答弁がありましたが、以前にも紹介しておりますが、横須賀市では2019年度、このような空き家の解体費用に対する補助制度、所有者等が実施する空き家の解体工事費用に対する2種類の補助を行っています。1つは、空き家解体費用補助金として、解体工事費用の2分の1で補助上限金額が35万円、補助件数が8件で先着順です。もう一つは、旧耐震空き家解体補助金制度で、旧耐震基準、昭和56年5月以前に建築された、過去5年以上使用していない空き家を対象に、解体工事の工事費の2分の1で補助上限金額を15万円とし、先着30件に補助を行う制度です。そこで、改めて三浦市においても具体的な空き家の補助制度の創設を要望しておきます。  次に、また、条例化の検討についてですが、これもパブリックコメントの意見にもありましたが、市独自の条例化で空き家の発生予防や利活用を促進するべきとあり、近隣の横須賀市や逗子市等の他の自治体でも独自の条例として策定をしております。事例を把握しておりますが、その効果を含めて、条例の策定について三浦市として今後どのように考えているのか、お考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  空き家対策に係る条例化につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法の特定空家等の手続が期間的に間に合わないときに、緊急安全措置として必要最小限の措置や、草木の繁茂等について市民の苦情に応じた軽微な措置を実施することに効果があるものと考えております。条例化につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法のみではとどまらない市の独自の規制等をすることができるものと捉えておりますが、法に基づくさまざまな運用を行いつつ、地域に合った独自制度などの必要性を勘案し、検討していきたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ここでは、今答弁にもありました三浦市に即した三浦市独自の条例の制定を要望といいますか、提案しておきます。  次に、苦情相談窓口の周知についてですが、適切な維持管理のされていない空き家については、近隣より市に苦情があり、現地調査や所有者調査をした後に文書等で指導しており、所有者等が指導に応じて改善されるものや、そうでないものもあり、対応に苦労していることは承知をしておりますが、そのような苦情対応や相談窓口については市民に余り伝わっていないのではないかと思います。周知についてはどのようにしているのか、改めてお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  市のホームページの中では都市計画課を空き家対策の担当部署として掲載しており、適切に管理されていない空き家の苦情等に対応しておりますが、議員のご指摘のとおり、相談窓口としては市民に広く浸透していないことも考えられます。本計画では、空き家問題の解決に当たって都市計画課が総合窓口となり、市民からの空き家に関する相談に応じて、関係部署等と連携を図れる体制を構築し、問題の解決を図ることとしております。本計画とともに、相談や苦情対応を含めました空き家の総合窓口の担当課について、市のホームページや広報紙などを通して、わかりやすく市民に広く周知していきたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  先日も空き家の近隣の方より、樹木の繁茂で困っているなど相談が同僚議員に寄せられるなど、市民の方々が、相談窓口が都市計画課にあることを余り知られていない状況だと感じます。今後も、周知のほうもよろしくお願いしておきます。  次に、苦情相談の取り組みについてですが、適切な維持管理のされていない空き家の近隣からの苦情相談について、市内では特に三崎地区において増加傾向であることは理解をしておりますが、改めて昨年度と現在までの空き家の苦情相談の件数及びその対応状況はどのようになっているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  空き家の苦情相談件数につきましては、平成30年度は30件であり、今年度、令和元年8月末時点では既に18件となっております。  その対応状況につきましては、平成30年度は屋根や外壁の破損が12件、草木やつたの繁茂が9件、倒壊の危険が6件となっており、全体の9割を占めております。また、今年度は、草木やつたの繁茂が7件、害虫の駆除が4件、建物解体の相談が2件で、全体の7割を占めております。これらの空き家につきましては、所有者等に対して建物や敷地の改善や解体などの適正な措置を求め、平成30年度は4件の改善と5件の解体を行い、今年度は2件の改善と1件の解体を行っております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  今、答弁にもありましたが、苦情相談が平成30年度で30件、今年度は8月末で既に18件寄せられており、対応についても、平成30年度は4件の改善と5件の解体を行い、今年度はもう既に改善2件と解体1件を行っていることは非常に評価をしますが、年々、空き家の件数も増加傾向にあり、また苦情相談件数も増加していることもあり、都市計画課だけのマンパワーでは大変厳しい状況であると思います。そこで、人員の増強や庁内での協力体制の整備など、ここでは要望、提案をさせていただきます。  次に、また発生予防の取り組みについてですが、具体的な施策の取り組みの一つにもありましたが、空き家はその発生を未然に防ぐことが重要であり、情報提供や啓発活動の実施が必要と思いますが、空き家の発生を予防するためにどのように取り組んでいるのかお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  空き家は、その発生を未然に防ぐことが必要であると捉え、ひとり暮らしの高齢者が亡くなられた際に、居住していた自宅が空き家になることを未然に予防するため、死亡届が提出された方を対象に空き家の情報冊子を配布しております。冊子では相続登記の必要性や空き家バンクのさらなる登録促進に関する記事を掲載し、空き家の発生予防の一環として現在取り組んでいるところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  以前にも提案をしておりますが、相続問題等の相談で金融機関に訪れる方が多くいると聞いております。そこで、市が金融機関や関係機関と連携することで、空き家の発生予防の取り組みが促進できると考えます。具体的な取り組みをここではお願いをしておきます。  次に、相談会の実施についてですが、市民が所有する空き家の維持管理や利活用などに関して、どのようにしたらよいのかわからず悩んでいる方が多いと認識をしておりますが、そのような所有者等を対象としたセミナーや相談会の開催などを積極的に行うべきと考えますが、市としてのお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  都市環境部長。 ○中嶋謙一都市環境部長  市内に空き家を所有している方が、空き家となった実家を処分したい、現在住んでいる自宅を空き家となる前に何とかしたい、所有している空き家を活用したいなど、さまざまな悩みを抱えられていることは意向調査などにより把握しております。空き家に係る諸問題への対処法などのセミナーや、空き家に関係する専門家相談員による相談会の実施は、空き家所有者や今後所有するおそれのある方に、空き家の発生予防や適切な管理の促進等に大変効果があると考えております。本計画におきましても民間団体と連携した空き家セミナーや相談会の開催を掲げており、空き家の情報提供や諸問題の解決につながる場を積極的に設けていき、空き家の減少につなげていきたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ぜひ、空き家に悩んでいる方への相談会とかセミナーの開催をお願いしておきます。  次に、PPP/PFI事業について、子育て賃貸住宅等整備事業について何点かお伺いします。
     初めに、PFI事業者選定アドバイザリー業務委託についてですが、今年度はPFI事業者選定アドバイザリー業務委託を発注し、まずはPFI法に基づく実施方針を策定していくと伺っています。アドバイザリー業務委託は6月に契約されたと伺っていますが、その後の業務の進捗状況はいかがですか、お聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  新たに契約をいたしましたPFI事業者選定アドバイザリー業務委託受託業者とは、昨年度までの導入可能性調査業務の内容を正確に理解していただくことと、共通の認識を図るために、契約直後から打ち合わせを実施しております。現在、実施方針の策定に向けて実施方針案の作成を行っておりまして、10月末の公表を目途に進めておるところでございます。また、この作業と並行して、本事業をPFI手法にて行うことの妥当性について再検証するという目的で、改めてVFMの算定を進めているところでもございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  PFI法における事業方式についてなんですが、実施方針は、案として10月末に公表し、今後、民間事業者等の声を聞きながら修正、見直しを行っていくとのことですが、現時点において想定している内容について、具体的に何点か伺います。  まずは事業方式についてですが、現在はPFI手法におけるBTO方式であると伺っていますが、今後の検討を進めていく中で、この方式が変わる可能性があるのかお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  PFI手法におきましては、複数の民間事業者がコンソーシアムを組みまして、SPCと呼ばれる特別目的会社を設立した上で事業契約する事例が多いというふうに聞いております。このSPCの設立に当たりましては一定度経費がかかるということから、全体事業費における民間資金調達分の割合が極めて小さい場合には、SPCを設立することが割高となってしまうということがございます。そのため、SPCを設立しない形での事業契約を望む民間事業者も存在するというふうに聞いております。民間事業者からよりよい提案を受けるためには、VFMの再算定の結果から、民間資金が極めて小さくなった場合にSPCを設立しない事業方式の検討も含める必要があり、その場合、BTO以外の手法となる可能性もあり得るというふうに捉えております。いずれにしても、三浦市にとって財政的に有利でありまして、事業目的に沿った最良な手法を再検討していくというふうに考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  しっかり民間事業者にも利益が及ぶような手法の検討をこれからしていくと思うんですが。そこで、民間事業者が得る収入についてですが、民間事業者が得る収入は、PFI手法における事業スキームにより、さまざまな種類のものがあります。例えば、設計、建設、維持管理及び運営業務の対価として公共が民間事業者に支払う、いわゆるサービス購入型と呼ばれる収入であります。また、民間事業者が施設利用者から利用料等の形で直接収入を得るといった料金徴収型と言われるものもあります。本事業においては、民間事業者が得る収入としてどのようなものを想定しているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  本事業では、民間事業者が得る収入として3種類の収入を想定してございます。1つ目は、議員がおっしゃられたサービスの対価として民間事業者が市から受けるというもので、事業契約書に基づき、事業期間中にあらかじめ定める額を三浦市が民間事業者に支払うものでございます。2つ目は、これも議員おっしゃられました、市民センターの利用料として民間事業者が利用者から直接得るという収入でございます。3つ目は、民間事業者みずからの提案によりまして独立採算の事業を実施して、それにより民間事業者が得るという収入でございます。いずれも、市側にとって財政的負担が少ないということや本事業の目的に合致する範囲内であることが条件でございますけれども、事業者収入は民間事業者側にインセンティブが働く要因の一つであることから、慎重に検討してまいりたいというふうに考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ぜひ、民間事業者も潤うような形の検討をお願いしておきます。  そこで、民間事業者の選定についてなんですが、民間事業者の選定についてもさまざまな手法があり、その選定の基準やプロセスも大切であります。先ほどの答弁でもありましたが、実施方針案では民間事業者の選定方法についても載せていくものとありましたが、現時点においてどのように考えているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  民間事業者の選定方法につきましては、現時点では、平成31年第1回定例会におきまして議決をいただいた条例に基づき設置をされました三浦市子育て賃貸住宅等PFI事業審議会におきまして、まず選定基準の案を審議いただきまして選定基準の決定を行います。決定された選定基準をもって公募型プロポーザル方式を進めまして、審議を経て事業者の選定に至るということを考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  また、本事業における地元企業の参画についてなんですが、PFI手法における事業では、地元企業が他の民間事業者とコンソーシアムを組成し参加している例が見受けられます。広島県広島市における財務省公務員宿舎建て替えのPFI事業では、地元の中小企業が中心となってSPCの代表企業となり、大手企業を配下において参画した例もあります。このように地元企業が中心となることができるのもPFI事業の特色であり、地元ならではの強さを発揮することも期待できます。地元企業の参画については以前にも伺っていますが、現時点においてどのように考えているのか改めてお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  議員おっしゃるとおり、PFI事業におきましては地元企業が積極的に参加している事例が多く見受けられていることは認識をしてございます。地元企業の参画により、地域の実情を踏まえた、よりよい提案が生まれる可能性も考えられます。新しい施設での活発なコミュニティーにつながっていくといった期待感もございます。本事業におけるさまざまな形での地元企業の参画につきまして、想定される事項を精査いたしまして実施方針の中で示していくことを考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  民間事業者等の声の聞き方についてなんですが、実施方針案を公表後、民間事業者等の声を広く聞いていくということですが、具体的にどのような方法で行っていくのかお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  実施方針案の公表後は、民間事業者とのヒアリングを実施し、意見を伺うという予定でございます。その際には、メールなどによる質問や意見であっても受け入れるということで、手法は問わず広く声を拾い上げていきたいというふうに考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ぜひ、広く声を吸い上げていっていただきたいと思います。  また、国や他自治体の動向について、平成11年にいわゆるPFI法が施行され、全国の地方公共団体においても公共事業へのPFI手法の導入が増加をしています。さまざまな事例の整備が実現しており、本市としても大いに参考とすべきと考えます。また、政府のPPP/PFI推進アクションプランは毎年改定されており、手法や進め方についてまとめたガイドライン等も常に新しく示されている状況であります。このような国や他自治体の動向については常に注視し、進めていくことが大切だと考えますが、本市の状況はいかがですか、お聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  議員おっしゃるとおり、国や他自治体の動向を注視し、進めていくことは重要であるという認識でございます。本年8月には自治体職員、議員、民間企業を対象とした公民連携地域創生セミナーが衆議院議員会館で開催をされまして、PPP/PFIにおける情報収集及び知識の向上のために本市担当職員を参加させたところでございます。このセミナーでは、PPP/PFIにおける国の取り組みの最新情報、それから、他の自治体の整備事例につきまして情報提供がなされたところでございます。引き続き国、他自治体の動向の注視のほか、最新情報の把握に努めてまいりたいと。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  また、今後のスケジュールについてですが、今後、実施方針案を公表し、民間事業者や市民の声を聞きながら公募に着手すると伺っています。事業の契約まではPFI法に基づく手続を踏まえる必要もあると思われますが、今後の事業契約締結までのスケジュールについてお聞かせください。 ○草間道治議長  総務部長。 ○須山 浩総務部長  実施方針案の公表とともに、広く民間事業者等の声を聞きながら必要に応じた修正を行い、令和2年1月を目途に実施方針を公表したいというふうに考えております。また、これと並行しまして募集要項や要求水準書などの公募関係書類の作成を進め、令和2年4月には公募を開始することを目指しております。公募開始後には、参加を表明された民間事業者からの提案の受け付けを行いまして、令和2年8月ごろに公募型プロポーザル方式による相手方からの提案の評価を行うことを予定しております。その後、審議会による審議の結果により決定をいたしました優先交渉権者と、基本協定の締結を経て仮契約に至りまして、令和2年12月には事業契約の締結といったスケジュールで進めたいというふうに考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  スケジュールについては理解しました。  また、新たなコミュニティーの実現についてですが、本事業は南下浦市民センターと子育て賃貸住宅の複合施設の整備であり、子育て世代の方々のみならず多世代の人々が集う場所となると思います。また、本事業にて発注する業務内容は、施設の設計、建設といった、いわゆるハード面の整備だけではなく、施設完成後の維持管理や運営といったソフト面での業務も含まれると伺っています。市と利用者を含めた市民、また民間事業者が一体となったコミュニティーのための取り組みが行われるものと期待をしておりますが、新しいコミュニティーの実現に向けて、市長のお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  この施設は、おっしゃるように市民センターと新たな子育て賃貸住宅の複合施設で、したがいまして、この施設に期待する声は多々あると思います。事業の推進に当たりましては、やはりコミュニティー形成のための事業になるようですとか、地元を知る企業の強みですとか、そういったことが期待されることであろうと思います。新たな子育て世代が入るということで、そういった皆さんのコミュニティーと従来からの南下浦市民センターを利用していただける多世代のコミュニティー、こういったものも複合的に融合していただくということが大きな地域活性化の目標になるというふうに思います。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  また、三浦市への新しいひとの流れをつくる取り組みについてですが、本事業は本市における人口増加、抑制対策の取り組みであり、子育て世帯の転入促進・転出抑制を図るものであります。三浦市の温暖な気候やすばらしい自然を生かした、三浦市ならではの子育て環境というものを、この施設を足がかりとして広く発信していただきたいと考えています。三浦のよさを多くの人が知っていただき、本市の重点的に取り組む施策の一つである「三浦市への新しいひとの流れをつくる」の目標につながればと考えますが、市長に改めてお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  賃貸住宅の規模はさほど大きくはございませんが、こういった新しい取り組みをやることによって、三浦市への新しい人の流れをつくるという目標の一助になるということを期待をいたしております。南下浦市民センターというコミュニティー施設との複合施設という意味合いからも、こういった取り組みを広く発信していくということが重要であろうと思いますし、実のある計画になるように頑張っていきたいと思います。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ぜひ、よろしくお願いしておきます。  次に、健康寿命の延伸についてですが、人生100年時代を迎え、寿命が延びることは大変喜ばしいものと思います。しかし、年齢を重ねるほど抱える疾患がふえ、身体機能も低下していくのは人の常であります。日常生活に支障のない健康寿命を少しでも延ばすには、疾病予防と介護予防を組み合わせることが重要であると考えられます。  7月31日に、平成31年1月1日現在の神奈川県年齢別人口統計調査結果が公表されましたが、本市の状況を見ますと、老年人口は1.1ポイント上昇し39.2%であり、老年人口は来年にも40%台になり、2.5人に1人は高齢者となるものと予測されます。高齢者の方がいつまでもお元気で、この風光明媚な住みやすい三浦市に暮らしていただくためには、医療と介護の連携は大変重要なものと考えています。そこで、健康寿命を延伸することについて何点か伺ってまいります。  初めに、医療と介護の連携、また保健事業と介護予防事業の連携について、本市で行っている取り組みについてお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  平成30年度から三浦市医師会に委託をいたしまして、医療・介護関係者を対象に研修会を開催いたしました。そのほか、ICTを活用した医療・介護の連携を図るために、三浦市医師会と市の職員が協議を行っております。また、保健衛生委員全体研修会及び医師会委託の健康管理事業のテーマの一つとして、在宅医療・介護の三浦の現状に関しまして医師会や介護職による講演会を行っております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  未病改善の取り組みについてですが、厚生労働省の調査によると、2018年の日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳で、ともに過去最高を更新しています。一方で、日常生活を健康的に過ごせる期間を示す健康寿命は、2016年時点で男性が72.14歳、女性が74.79歳と、平均寿命との差に男性がマイナス9.11歳、女性はマイナス12.53歳の開きがあり、今後さらに高齢化が進むことが予想され、介護や医療の社会保障費の増加が見込まれています。  この平均寿命と健康寿命の差を縮め、市民の皆さんがいつまでも元気で暮らせる健康寿命を延ばしていくために、神奈川県を中心に、病気の予防よりもさらに一歩踏み込んだ未病改善の取り組みが推進をされています。そこで、本市として未病改善に関する取り組みが重要だと考えますが、どのように取り組んでいるのかお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  30年度には健康測定器を購入いたしまして、市民一人一人が自分の健康について関心を持ってもらうために出張型の健康相談を開催いたしました。また、12月に三浦市民ホールで未病を改善する勉強会を開催し、210名の参加がございました。  食の取り組みにつきましては、健康レシピを広めるために、地域の皆さんから集めて作成したレシピ集を市内小学校及び民生委員等に配布をいたしたところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  また、健康寿命の延伸を図るための、医療と介護の連携した今後の取り組みについて、市のお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  本年9月より、健康相談の中で、生活習慣病のみならずフレイル予防の内容を含めた健康生活への意識向上などについて働きかけていく考えでございます。また、今後、後期高齢者医療広域連合と連携を図りまして、保健事業と介護予防事業の一体化に向けて準備をしてまいりたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  これまで以上に医療と介護の連携は高まってくると思います。ぜひ、縦割りの状態から横断的に進めていっていただきますことを、ここではお願いしておきます。  続いて、フレイル予防です。フレイルとは虚弱という意味です。健康な状態と要介護状態のちょうど真ん中の状態のことであり、フレイルチェックを行うことで自分の状態を把握し、健康な状態に戻していくというものでありますが、本市において平成29年度より取り組んでいると伺っていますが、現在の取り組み状況についてお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  フレイルチェックにつきましては、介護予防普及啓発事業の「いきいきシニア講座」で行っております。平成30年度には、フレイルチェックの講座を1回、フレイルチェック・フォローアップの講座を2回行っております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  フレイルチェックを行うに当たっては、フレイルトレーナーやサポーターが必要ですが、現在、市内にそれぞれ何人いるのか、またサポーターを養成するためにどのような取り組みを行って、またサポーターの活躍する場づくりをどのように設けているのか、あわせてお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  フレイルトレーナーは三浦市社会福祉協議会の職員が1名おりまして、フレイルサポーターは平成31年3月末現在で38名おります。フレイルサポーターを養成するに当たりましては、社会福祉協議会においてフレイルサポーター養成講座を開催しているところでございます。フレイルサポーターの活躍する場づくりとして、フレイルチェックの講座で活動をしていただいている状況でございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  サポーターの方が38名、育成をされているということですが、フレイルチェックは、ただ受けるだけはなく、その結果から自分自身の状況を把握し、介護予防活動へとつなげていくことが重要ですが、市としてどのような支援を行っているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  本市で行っております、元気アップ教室やふれあいサロン事業の案内を行っているところでございます。また、フレイルチェックの講座に参加して6カ月以上経過した方への再チェックを促しているところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ぜひフレイルチェックを継続して、自分自身の状況を把握できる機会を設け、参加人数をふやし、予防事業につなげていただくとともに、サポーターをふやし、支えられる側のほうがより安心できる体制づくりをお願いしておきます。  また、フレイルを予防し、健康長寿を達成するためには、栄養(食とお口の健康)、運動、また社会参加という3つの柱が重要と言われております。初めに、栄養(食とお口の健康)、いわゆるオーラルフレイル、口の機能低下、食べる機能の障害に対する本市の取り組みについてお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  元気アップ教室の各会場で年1回ずつ、管理栄養士によります低栄養に関するミニ講話と、歯科衛生士がオーラルフレイル健口推進員とともに口腔機能向上のための健口体操を行っております。「健口」というのはお口の健康という意味で、健康の健に口と書いて健口という体操になります。そのほか、健康相談では、口腔機能測定器を用いまして口腔の機能評価を行い、結果をお知らせするとともに健口体操のご案内を行っております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  東京大学の高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授は、口の筋力の衰えにも注意を促しています。1つ、残っている歯が20本未満――8020といいますが80歳で20本、2番目にかむ力がやや弱い、3番目に舌の力がやや弱い、4番目に滑舌の低下、5番目にかたい食品が食べづらい、6番目にむせがふえてきた、これらの項目のうち3項目が当てはまる人をオーラルフレイルと定義し、正常な人と4年間比較する調査を行っております。その結果、オーラルフレイルの人は要介護認定や死亡のリスクが2倍以上だったそうです。口の筋力が衰え、かめない食品がふえると、食べる食品が偏り、低栄養になってしまう、そのことが身体の他の機能の低下にもつながります。  また、栄養面では、タンパク質の摂取が重要です。中高年までは肥満状態にあることが病気のリスクを高めることが知られておりますが、高齢者の場合は、痩せ型の人のほうが死亡のリスクが高いという調査結果も出ています。加齢に伴ってタンパク質から筋肉をつくる機能が低下するため、高齢者はしっかり食べることが大切ですと言われております。今後、歯科医師会などの協力をいただくなど、幅広くオーラルフレイル予防の取り組みの推進も図っていただくことを、ここではお願いしておきます。  また2番目の、筋力が衰える――身体的フレイル予防、運動についてですが、筋力の衰えを防ぐことはとても大切です。サルコペニア(筋肉減少症)対策は、フレイル予防の重要な柱です。飯島教授は、2週間の寝たきり生活は7年分の筋肉を失わせると強調し、体を動かさないことで筋肉がどんどん減ってしまう危険性を訴えており、筋力が減少すれば転倒や骨折をしやすくなったり、外出の頻度が下がってしまうため認知症のリスクを高めてしまうなどの悪影響があります。  そこで、運動についてですが、本市では元気アップ教室を行っていますが、何会場で幾つのコースで行っているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  現在、元気アップ教室につきましては、市内の11会場で14コース行っております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  市内の11会場で14コース行っているということですが、元気アップ教室は大変人気があり、会場もふえてきておりますが、また、これから会場数をふやしていく予定はあるのか伺います。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  第7期三浦市介護保険事業計画の期間内におきまして、毎年度1会場ずつふやしていきたいと考えております。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  人員の問題もあるかもしれませんが、年々増加をしてきておりますので、会場数とともにコース数もふやしていただくことを要望しておきます。  また、3番目の社会的フレイルについてですが、社会参加、就労や余暇活動、ボランティア活動など、また友達と一緒に食事をとるなど、フレイル予防には人とのつながりが重要であると言われておりますが、そこで、本市でもふれあいサロン事業などを行っていると思いますが、現在の取り組みについてお聞かせください。 ○草間道治議長  保健福祉部長。 ○下田 学保健福祉部長  現在、ふれあいサロン事業として、老人福祉保健センターや両地域包括支援センターで、それぞれ3会場の計7会場で行っております。また、脳の健康教室を三浦合同庁舎及び南下浦市民センターで開催し、平成30年度には60回、延べ560人の参加をいただいております。そのほか、傾聴ボランティアや介護予防サポーター養成講座を開催し、傾聴活動やイベントでの補助活動等を行っていただいている状況でございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  厚生労働省では、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に向けたプログラム検討のための実務者検討班において中間取りまとめ案を示されました。最大のポイントは、高齢者が集まって運動や会食、趣味などを楽しむ、通いの場を中心とした介護予防の取り組みの強化のことです。三浦市においても元気アップ教室、またふれあいサロン等、また脳の教室等行っておりますが、これからますます高齢化が進展すると予想される中で、保健事業と介護予防事業を縦割りで考えず、横断的に事業を展開するべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  おっしゃるとおりだと思います。令和元年5月に法が変わりまして、医療保険のデータと介護保険のデータを連結して解析することですとか、高齢者の保健事業と介護事業の一体的な実施が求められるようになっています。高齢化率の高い三浦市にとって、この制度の改正というのは大変いい効果を生むように、我々としても縦割りでなく各部署が連携をして取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  よろしくお願いしておきます。医療と介護の連携で、市民の健康寿命の延伸が図られる、一体的な推進を図るための通いの場を中心とした介護予防対策の推進は非常に重要だと思っています。これから団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題を初め、ますます高齢化が進展してくると予想される中で、健康寿命の延伸が具体的に図られるように、さらなる疾病予防、介護予防の普及を進めていただくことを要望しておきます。
     次に、児童・生徒の安全対策について、何点か伺います。  初めに、学校のエアコン設置工事についてですが、進捗状況について。市内の中学校では8月29日に、小学校では9月2日に新学期が始まりました。令和元年の夏は前年と違い、7月は長雨の影響で気温が低い状況が続き、比較的過ごしやすい気候でしたが、8月に入ると気温は上昇し、猛暑日が続き、テレビや新聞からは連日、熱中症への注意喚起の声が聞かれました。本年9月9日は、暦の上では秋を迎えておりますが、まだまだ残暑が続いております。  三浦市では平成30年度の補正予算で、国の臨時特例交付金を利用して、長年の懸案であった小中学校の普通教室へのエアコン設置費用が計上され、令和元年度への繰り越し事業とされました。猛暑化が続く中、学校へのエアコン設置を望んでいた児童・生徒、保護者からは大きな喜びをもって迎えられたエアコン設置の事業化でした。公明党としても、地方自治体の学校施設の整備費負担が少しでも少なくなるよう国政レベルでの活動を行っており、臨時特例交付金の創設と、それを三浦市が活用し普通教室へのエアコン設置を事業化できたことは、私としても喜ばしいことです。  エアコン設置について、平成30年第4回定例会の一般質問でお聞きしたところは、夏休み中に工事ができるよう事業を進めていきたいとのご答弁でしたが、令和元年第2回定例会の質問へのお答えでは、夏休み中の工事は難しい状況になったとのお答えでした。少し残念な状況になっておりますが、9月現在のエアコン設置工事の進捗状況は、どのような状況なのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育長。 ○及川圭介教育長  エアコンの工事の進捗状況ということでありますけれども、直営設計を行った4小学校のうち剣崎小学校、南下浦小学校、上宮田小学校につきましては設置工事中でありまして、そのうち剣崎小学校につきましては、この2学期から試験運転を開始しているという状況にあります。直営設計を行ったもう一つの学校、三崎小学校につきましては、現在、入札参加者を募集中でありまして、今月中旬には受注事業者が決定するという予定になっております。また、設計委託を行った他の7校につきましては、10月上旬までに受注事業者を決定するという予定でおります。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  今後の予定についてですが、現状はわかりました。答弁に、直営設計を行った4小学校のうち、剣崎小学校、南下浦小学校、上宮田小学校が設置工事中であり、剣崎小学校が、試験運転でありますが2学期からエアコンを使用した授業が行われていることは喜ばしいことです。しかし、他の小中学校が、残暑厳しい中で去年までと同じ状況での授業とならざるを得ない状況は、大変残念です。  教員の方々は、気温だけでなく湿度などを勘案した暑さ指数(WBGT)をもとに熱中症への危険度を判断し、水分補給や外での授業の実施の可否などを行い、全ての児童・生徒の健康状態の把握に努めていると以前お聞きしておりますが、くれぐれも事故のないよう十分気配りをしていただくとともに、教員自身の健康にも留意していただくようお願いしておきます。  また、今後の予定についてですが、工事中の2校、その他の8校についてですが、夏季の利用が厳しい状況はわかりましたが、エアコン設置工事完了の見込みについてお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  機器等の供給不足等の不測の事態を想定し、全ての工事において契約上の工期は令和元年度末までとしてございますが、工事の完成につきましては、できるだけ早期を目指しております。しかしながら、夏季休業中に設置工事が終了しなかったことから、学期中に工事を行うこととなり、平日は学校の授業などを優先すること、連続した2~3日の停電を伴う工事が必要であることから、2学期中に全ての学校の工事が完成することは難しい状況となってございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  2学期中の工事が難しい状況となったということですが、エアコン設置工事は、国が平成30年度補正予算で確保した、先ほども言いましたが臨時特例交付金を活用しての事業実施です。市も30年度に予算化し、繰り越し事業としているからには、令和元年度に言うまでもなく事業が完了しなければならないと規定されていると思いますので、くれぐれも今後の事業執行については、そごのないようにお願いしておきます。  また、工事の発注方法についてですが、工事については、なるべく多くの事業者が参加し、工事期間が短く済むよう、学校ごとに分けて発注する予定であると以前の質疑の中で確認しておりますが、多くの学校が2学期中に工事を行うこととなる現状でも、その方針に変更はないのかお伺いします。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  これまでの一般質問でお答えしましたとおり、1校ごとに工事発注を行う考えでございます。入札参加者の募集は、三浦市内に本店がある事業者を対象に行っているところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  先ほど言いましたが、国の臨時特例交付金を活用してのエアコン設置ですから、令和元年度内に事業を完了しなければならない制約があります。発注は学校ごとに行い、なるべく早く工事が終わるようお願いしておきます。  そこで、発注事業者についてですが、入札参加者の募集を三浦市内に本店がある事業者を対象に行っているとのことですが、今までのところ市内事業者が応札しているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  現在までに工事契約が終了しております3校につきましては、三浦市内に本店がある事業者が受注しておるところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  市内事業者が応札している状況だと。そこで、市内の経済効果についてですが、工事の発注を全て市内事業者がした場合の経済効果はどのくらい想定しているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  約6億円の事業費を予算計上しておるところでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  先ほど言いましたように、エアコン設置事業について、工事事業者の募集は市内に本店がある事業者を対象に行われていること、今までは全て市内に本店がある事業者が受注していること、工事費として事業者に支払われる工事費用が約6億円であることがわかりましたが、事業費の6億円は大変大きな金額です。令和元年度予算における教育費の総額は約8億円ですから、1事業に要する金額としていかに大きなものであるかがわかります。しかしながら、児童・生徒の安全確保のためには欠くことのできない予算であり、なおかつ設置工事を請け負う事業者が市内事業者であれば、事業実施が市内経済に及ぼす好影響は大きいと言えます。エアコン設置事業は二重の意味で意義のあるものだと考えます。また、事業費は多くが起債で賄われており、市民に後年負担をいただくわけですが、設置される学校のエアコンは有意義に活用していっていただきたいと思います。  次に、学校の改修についてですが、本市の学校は全ての校舎が老朽化しており、屋上防水、水回り、壁面など大規模な改修が必要な状況です。教育委員会としては、国の学校施設環境改善交付金の採択が受けやすくなる施設の長寿命化計画を作成した後に計画的に改修を進める考えであると、今までの一般質問の中で確認をしてきました。国は、公共施設の個別更新計画としての長寿命化計画は令和2年度までに策定することを求めています。教育委員会も国の求める期限までに長寿命化計画を策定するとしていますが、今般、三浦市学校教育ビジョンが策定され、小学校を現在の8校から3校に統合し、1中学校区1小学校体制を目指す考えが示されました。このことにより、今まで考えていた長寿命化計画の策定に影響はあるのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  長寿命化計画は、令和2年度までに統廃合などの計画がない全ての学校を対象に策定することとされてございます。今後設置する地域協議会から、令和2年度中に統合後の小学校はどこに置くべきかについて市に答申がされた場合には、統合後の小学校のみ長寿命化計画を策定することとしたい考えでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  統合の答申がなされた場合には、地区協議会等でどこの小学校を使うかと。要は、統廃合後に使用しないこととなる小学校の改修についてですが、長寿命化計画を策定しない学校にも修繕が必要な箇所は多々あり、中には危険と思われる箇所もあると認識をしておりますが、まず計画を策定しない小学校の修繕はどのように考えているのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  長寿命化計画を策定しないこととした学校におきましても、児童の学校生活の安全は確保されなければならないと考えてございます。したがって、現在の機能を維持するための修繕は引き続き行っていくこととなります。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  現在の機能を維持するための修繕は引き続き行っていくとありました。  また、危険箇所についてなんですが、学校施設の状況については市議会の視察や市民から寄せられる情報、また私も学校に出向いた際に実際に確認をしています。平成28年度には市議会から改善要望も市に対して提出されています。毎年度、予算編成時に合わせて行われるPTAからの改善要望や学校からの改善要望をあわせると、約100以上の数の修繕が要望されていることを確認しております。例えば、岬陽小学校体育館脇のテント、トラスの支柱、三崎小学校体育館や旭小学校の壁の剥落など、心配な状況の箇所もあります。部長答弁で今もありました、機能維持のための修繕は行うとのことですが、児童の安心・安全のためには、今後使用する年月に関係なく必要な修繕もあることをしっかりと認識していただき、対応を図っていただくことをここでは要望しておきます。  また、統合された小学校の改修についてですが、次に、環境改善のための修繕についてなんですが、長寿命化計画を策定しない小学校については、機能維持のための修繕を実施するとのことですが、そのほかの小学校、中学校については、現在の環境を改善するための改修であるトイレの洋式化とか照明のLED化、網戸の設置などに取り組む必要があると考えます。長寿命化計画の策定により改修が必要となるであろう防水工事や壁面などの改修とともに、学校の環境改善は実施されるのか、実施される考えなのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  学校の機能改善でございます、トイレの洋式化や照明のLED化などにつきましては、以前より長寿命化改修時に取り組む考えを持ってまいりました。長寿命化改修全体で必要な予算額にもよりますが、教育委員会としましては積極的に取り組む考えでございます。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  今の、教育委員会として積極的に取り組む考えだと部長の答弁をいただきました。施設の長寿命化を図るには、水回りの改修が必須です。それに合わせてトイレの洋式化は必要であると考えていますし、照明のLED化は、エネルギー対策、地球温暖化対策としても必要な改修だろうと考えます。また、太陽光、風力など再生可能エネルギー利用なども、地域の防災拠点としても利用される学校の大規模改修時には検討していただきたい事項です。老朽化した建物の改修には多額の費用がかかります。現在の機能を将来も維持し続ける、最小限の改修だけであっても多くの費用がかかると予想しますが、子供たちが学ぶ環境を改善する改修もあわせて実施するとなると、三浦市にとって大きな負担になると思います。しかし、教育投資は将来の三浦市にとって決して無駄になることはないと考えます。国の補助等を適切に上手に活用し、取り組んでいただくことを強く訴えるとともに、子供たちのための改修を必ず取り組んでいただくことをここでは要望しておきます。  通学路の安全確保についてですが、既に個別の案件についての質問がされておりますので、私からは全体的な対策についてお聞きします。前回の定例会で、平成24年度から引き続き改善が必要とされていた箇所についての対策は令和元年度で完了し、平成30年度の学校関係者、教育委員会、道路管理者、交通管理者との合同による通学路の安全点検において、通学路対策が必要な箇所が19あるとお聞きしています。現段階ではまだ整備は進んでいないと思いますが、今後、19箇所の改善がどう進んでいくのか、また改善が終了するまでも19箇所には危険が潜んでいるわけですから、どのような対策を教育委員会としてとっていくのかお聞かせください。 ○草間道治議長  教育部長。 ○君島 篤教育部長  さきにも質疑がございましたが、平成30年度点検により選定された箇所の整備といたしましては、初声小学校通学路の旧放課後児童クラブひまわり前の歩道拡張整備を令和元年度から実施する計画と聞いております。対策が完了するまでの間は、集団登校班会議や集団下校の際に危険箇所の周知及び安全な登下校の仕方について教職員が指導しているほか、学期の初め1週間程度、危険と思われる箇所に教職員が立ち、児童・生徒に安全な通行方法について直接指導を行ってまいります。 ○草間道治議長  11番。 ○11番藤田 昇議員  ここまで子供たちへの安全対策についてお聞きし、要望も幾つかいたしました。  最後の質問になりますが、子供たちのための安全対策について、三浦市の学校教育、教育行政は教育委員会事務局や教職員が知恵や労力、努力を惜しまず発揮することによって支えられていると感じております。学校では児童・生徒たちが元気に学び、遊び、有意義な体験をしています。そんな中でも少子化は進んでしまい、これ以上の学校の小規模化は適切な義務教育を提供することに対してよくない影響が出てしまうとの考えから、今般、三浦市学校教育ビジョンが策定され、1中学校区1小学校体制をつくること、小中一貫教育を実施することを目指すことが打ち出されました。このビジョンが今後、市民のご理解を得て推進されていけば、三浦市の学校教育は充実したものになっていくと感じております。  三浦市の教育環境には、それを支える人々、先ほども申しました教育委員会、教職員はもとより、PTAや地域の方々の努力と協力が十分になされているという大切な土台があります。しかしながら、長年、緊縮財政下での運営を余儀なくされている結果から、児童・生徒を取り巻く学校施設や通学路、周辺道路などの環境には、改善すべき点が多々見受けられる状況です。学校教育ビジョンが目指す、未来をたくましく、しなやかに生きる子供を育むためには、人が提供できる育みとともに物質的な部分で安心・安全に、快適に学校生活を営める環境の提供といった育みも必要であると考えます。  物質的な環境整備には、必ず予算が必要です。予算的な制約で、「すべては子どもたちのために」、この理念を空虚なものにしてしまうことは避けなければなりません。同じことを何度も申しますが、たとえ多額の予算が必要であっても一定度の整備を進め、子供たちのために、よりよい教育環境を提供すべきであると強く要望しますが、最後に教育長のお考えをお聞きし、一般質問を終わらせていただきます。 ○草間道治議長  教育長。 ○及川圭介教育長  ただいまのご質問にお答えする前に、先ほど通学路のことでご質問いただきましたが、その中で教育部長から、ひまわり前の歩道の拡張工事につきまして令和元年度というふうにお答えしましたけれども、令和2年度からということで訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  ただいまご質問いただいた部分ですけれども、議員がおっしゃるとおり、「すべては子どもたちのために」ということを基本理念といたしまして三浦市学校教育ビジョンを策定しております。この基本理念を設定するに当たりましては、教育に携わる者が常にこの理念に立ち、職務に当たるべきであること、全ての大人が子供たちの未来を考えるとき、常にこの言葉を心にとめ、最善を尽くしていくべきであるということを強い思いとして込めております。  現在、教育環境、特に施設設備面におきましては、さまざまな改善を要する課題があるということにつきましては認識しております。全てを解決するに当たりましては多額の予算が必要となりますけれども、「すべては子どもたちのために」というこの基本理念のもと、庁内関係部署と連携協力するとともに、市民の皆さんのご理解をいただきながら、未来を担う子供たちのために一つ一つ改善していきたいと強く思っているところであります。 ○草間道治議長  以上で、11番藤田 昇議員の質問を打ち切ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  次に、12番神田眞弓議員の質問を許可いたします。              [12番神田眞弓議員 登壇] ○12番神田眞弓議員  自由民主党の神田です。ただいま議長さんのお許しを頂戴いたしましたので、一般質問を行わせていただきます。一般質問もきょうが最後ですので、済みません、あとしばらく……。  まず、農業行政についてお聞きします。毎年開催され、独身の農業後継者と都会に住む女性との、いわゆる婚活イベント、アグリdeデートについて、今年度の事業概要やいつごろ開催されるのか、さらに募集期間、婚活イベントの内容や工夫された点などについてお伺いいたします。  続いて、福祉と教育についてお伺いいたします。まず、子供を産み育てたくなるまちづくりについて、妊産婦医療費助成制度の設置についてお伺いいたします。ご答弁よろしくお願いいたします。  先般、児童福祉法、母子保健法が一部改正され、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援の方針が打ち出されました。三浦市では平成30年6月、子育て世代包括支援センターが設置されました。保健師さんなど専門職の方が常時、妊産婦などの状況を的確に把握され、必要に応じて支援プランをつくるなど、オールラウンドに活躍し、妊産婦に対して文字どおり切れ目のない支援を開催されております。この場をおかりいたしまして、職員の皆さんにお疲れさまと、一言お礼を述べさせていただきます。また、平成30年8月からは、母親の体と心のケア、赤ちゃんの健康状況のチェック、さらに育児相談などを行う産後ケア事業に取り組み、育児の不安解消につながる事業を実施しています。  今後は、妊婦の医療費について、子育てのように何か助成を行うべきではないかと思いますが、三浦市としてどのような取り組みをされているのでしょうか。1年間の妊婦さんはどのくらいの人数がいらっしゃるのでしょうか。また、妊娠中に多い病気についてもお伺いいたします。ご答弁よろしくお願いいたします。  続いて、下町活性化についてお伺いいたします。私も、みうら夜市に参加した下町住民として、何点かお伺いいたします。ことしで11回目を迎え、今では夏の三崎下町を代表する風物詩に成長した夜市ですが、ことしも職員の皆様には大変お世話になり、ご面倒をおかけいたしました。ことしの夜市ですが、8月13日、14日、両日開催され、多くの方々においでいただきました。今回の特徴的なことがあればお答えください。  4点目、防災についてお伺いいたします。近年、日本各地では過去に例を見ない規模で、地震、津波、台風、集中豪雨、洪水などの自然災害が発生しております。昨夜も、三浦市でも非常に大型の台風が上陸し、雨や風で市内全域で被害が拡大したと思われます。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また、横浜でもゲリラ豪雨に見舞われた市内の様子がテレビや新聞で紹介され、まさに自然災害の怖さ、すさまじさを痛感しました。  このような災害を目の当たりにし、市民の防災に対する関心が一段と高まっております。また、行政に対する市民の期待が増す中、多様化する自然災害に対する三浦市の防災、そして減災への取り組みについてお伺いいたします。  これで1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○草間道治議長  市長。               [吉田英男市長 登壇] ○吉田英男市長  神田議員の1回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。  農業行政、福祉と教育につきましては、担当部長から答弁をさせます。  下町のイベント、みうら夜市についてでございます。ことしは悪天候も予想されましたが、2日間とも開催に支障のない天候となりましたので、4万人を超える過去最高のお客様にお越しいただくことができました。  今回の特徴といたしましては、お子様が楽しめる企画と、外国人のお客様へのPR、アンケートの実施、こういったものが挙げられます。出店者や来場者の方々からは、外国人のお客さんがふえてきたとか、お子様連れのお客様が多い、こういった感想も聞かれました。取り組みは一定度効果を得たというふうに思っています。  そして、アンケートもさせていただいています。どちらからいらしたのか、夜市の開催を何で知ったのか、こういったアンケートを2日間で300人を超える方からいただいております。現在、集計させていただいておりますが、実行委員会で来年に向けたさらなる集客につなげていきたいというふうに考えています。  防災についてでございます。最近の災害報道を見るたびに、同規模の災害が身近で起きたらどのように対処すべきか、常に考えさせられています。けさの台風被害も、市としては万全の体制で準備をさせていただいておりましたが、やはり強風被害、過去最大ということで、市内各地で大きな被害があった次第でございます。議会の皆様にもご理解いただいて、本日は午後から議会の開催ということでお願いをさせていただきました。ちょうど1年前にも北海道の胆振地区、胆振東部地震ですね、大変大きな被害がございました。巨大インフラが、停電などがあると、やはり広範囲にわたって日常生活が危険にさらされます。災害対策の難しさを痛感させる出来事であったと思います。  あらゆる備えに対しまして、やはり市民の皆さんや事業所、市・県、あらゆる防災機関の皆さんと連携をして、これからも災害対策を進めていかなければいけないと思っています。民間企業の皆様との連携というのがやはり重要でありましょうし、協定なども積極的に進めていきます。最近実施しました訓練、締結した協定等につきましては、担当部長から補足させたいと思います。  私からは1回目、以上です。 ○草間道治議長  経済部長。              [大西 太経済部長 登壇] ○大西 太経済部長  神田議員の1回目の質問のうち、農業婚活イベントにつきましてお答えいたします。  今年度で10年目を迎える農業婚活イベントは、アグリde恋来、アグリdeデートを開催する予定で準備を進めていると実行委員会から伺っております。アグリde恋来が11月9日(土曜日)に開催予定で、募集期間は9月12日から10月15日までの期間を予定しております。また、アグリdeデートが令和2年2月22日(土曜日)に開催予定でございまして、募集期間は12月23日から令和2年1月24日までの期間を予定しております。例年、農業体験を取り入れまして、三浦市の農業、農作業に直接触れることで、三浦市の農家へ嫁ごう、嫁いでいただこうという企画でございました。  昨年は大根の収穫体験と、その収穫した大根を使用しましてピクルスづくりを体験していただき、大変好評であったと伺っております。ことしは新たな仕掛けといたしまして、ジャムづくりを取り入れていると聞いております。11月のアグリde恋来では、ミカン狩りとミカンジャムづくりを、また2月のアグリdeデートは、イチゴ狩りとイチゴジャムづくりをそれぞれ体験していただく予定でございます。  以上でございます。 ○草間道治議長  保健福祉部長。             [下田 学保健福祉部長 登壇] ○下田 学保健福祉部長  神田議員の1回目の質問のうち、子供を産み育てたくなるまちづくり、妊産婦医療費助成制度の設置についてお答えをいたします。  現在、妊婦への助成といたしましては妊婦健康診査事業を実施しておりまして、1回目の健診につきましては1万円、2回目から14回目までを4,000円ずつ、合計で6万2,000円の助成を行っております。また、本年度、令和元年度からは、妊婦健康診査事業のほかに新たに産婦健康診査についても4,000円の助成を行っておるところでございます。  なお、平成30年度の妊娠届け出者数は178名でございました。  妊娠中に多い病気につきましては、妊娠性糖尿病、高血圧、貧血、尿路感染症、血栓塞栓症などがございます。  以上です。 ○草間道治議長  総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  神田眞弓議員、1回目の質問のうち、多様化する自然災害に対する防災・減災の取り組みについてお答えします。  防災関係機関との連携を図るため、本年8月24日に旧三崎中学校グラウンドで行われた陸上自衛隊第31普通科連隊による災害対処訓練のサポートをさせていただきました。この訓練は、本市の区域を管轄する第31普通科連隊と地元市民の皆さんが顔の見える関係となるよう企画されたもので、当日は約50名の皆様にご参加をいただきました。会場では、軽装甲機動車や大型輸送トラックなどの災害対応車両やエアジャッキなどの災害対応機材の展示が行われたほか、映像による自衛隊の平素の活動や災害時の活動の紹介が行われました。  事業者との協定につきましては、これまで災害時における生活物資等の供給協力に関する協定を民間企業など17社と締結してまいりましたが、新たに本年8月1日に株式会社ベイシアと締結し、災害時におけるベイシアが保有する食料品、飲料水、日用品等の提供についての協力体制を確保いたしました。また、災害時における一時避難所としての使用並びに福祉避難所の設置及び運営に関する協定を、本年8月1日に社会福祉法人聖隷福祉事業団介護付有料老人ホーム油壺エデンの園と締結し、災害時における要配慮者の良好な生活環境の維持を図りました。  今後も防災対策を進めるため、必要な訓練の実施、民間事業者との協定の締結に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○草間道治議長  途中でございますが、暫時休憩いたします。午後3時30分より再開いたします。                午後3時01分休憩
     ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後3時29分再開 ○草間道治議長  再開いたします。休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。  12番。              [12番神田眞弓議員 登壇] ○12番神田眞弓議員  それでは、2回目の質問をさせていただきます。ご答弁ありがとうございました。  農業の婚活イベントについて、今年度も新たな取り組みや工夫などが盛り込まれ、実施されるとのことでした。地元の農産物を生かした体験を通じ、三浦市のすばらしさを体感していただき、縁あって三浦の農家に嫁いでいただくことが、三浦の基幹産業である農業の基礎を支えることそのものであると思います。イベントの中で、昨年のピクルスづくり、新たな取り組みのジャムづくりなど地産地消の一環だと思います。  ことし4月、市民交流拠点に開店しましたベイシア三浦店の売り場にも地場野菜のコーナーが開設され、好評だというお話も伺いました。さらに、うらりマルシェのやさい館など、三浦野菜を積極的に売り込むという新しい仕掛けが注目されています。この会は農家8人で構成され、うらりマルシェのノウハウを最大限入れたものだそうです。季節を代表する農産物を並べ、買い物客の心をゲットしたいというベイシア側からの出店を打診され、快諾したというお話をお伺いいたしました。そこでお聞きします。最近の地産地消の取り組みについてお答えください。  福祉と教育の、2回目の質問です。妊婦健診や産婦健診の取り組みについては理解させていただきました。妊娠中に見られる病気には、胎児に影響が及ばないよう、また早産などを予防するための治療が必要になる病気もあると思われます。子育て世代の経済的負担をできるだけ軽減するため、現在、中学3年生までを対象とした小児医療費助成制度のような、妊婦が病院にかかる際の医療費についても無償化すべきではないでしょうか。また、不妊治療に対しても助成を行うべきではないかと思いますので、ご答弁お願いいたします。  下町振興について、2回目の質問です。まず、11月3日に開催されます三崎港町まつり、三崎木遣みこしパレード、全国朝市サミットin三崎朝市についてお聞きします。3つのイベントが合体し、それぞれの持ち味を全面に押し出し、今から開催が期待されていますが、現在の準備状況などはどうなっているのか、お答えいただきます。  防災についてであります。防災関係機関との連携を図るため、本年8月24日、旧三崎中学校グラウンドで行われました陸上自衛隊第31普通科連隊との訓練に私も参加させていただきました。会場では、災害対応車両やエアジャッキなど機材の展示ほか、映像による自衛隊の活動等が紹介され、改めまして災害時の自衛隊員の協力に感謝したところです。そのほか、事業者との協定もさまざまな面で進んでいるということで、今後も必要な訓練の実施や民間事業との協力を進めていただきたいと思います。  さきの定例会でも取り上げさせてもらいました災害時子供・乳幼児用ミルク、いわゆる液体ミルクについてお伺いいたします。液体ミルクの国内販売が解禁され、国内企業による販売がこの春から始まりました。常温で保温でき、お湯で溶かす必要がないので、日常でも、そして災害時でも液体ミルクの有用性をより多くの市民の方々に知っていただきたいと考えていますが、市のお考えはいかがでしょうか。  これで2回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○草間道治議長  経済部長。              [大西 太経済部長 登壇] ○大西 太経済部長  神田議員の2回目の質問のうち、地産地消につきましてお答えいたします。  昨年の2月に、横浜市、横須賀市の京急ストア2店舗に三浦野菜の販売コーナーを常設で開設していただきました。大変好評であると伺っております。ベイシアの地場産野菜コーナーの開設に当たりましては、三浦市農業協同組合や地元農業者との調整を重ね、現在の形で開店を迎えたところでございます。1年を通じまして品ぞろえを充実させていく必要性を感じてはいるものの、生産者の新しいものに取り組む姿勢、意気込みは増していると感じております。  開店2年目を迎えております、うらりマルシェのやさい館にも多くの買い物客が訪れていると伺っております。昨年の同時期、4月から7月までを比較しますと、来遊者3万1,835人、売り上げ3,162万円に対しまして、ことしは来遊客3万4,876人、売り上げ4,146万円で、来遊客で約3,000人、売上金額で984万円の増と伺っております。  これらのことに鑑み、三浦市農業協同組合との協議の中で、三浦野菜の直売所の売り上げも重要な収益源であるとの共通認識を持ってございます。また、農家レストランの計画を希望されている方もいるとのことで、いずれも県外、市外の来遊客をもてなす上で、地産地消の拠点として行政も期待しているところでございます。また、市場を通しまして、北海道、東日本を中心に、京都府、大阪府など近畿方面まで食されて多くの方々に愛されております三浦野菜ではございますが、三浦市内でも実際に触れて、食べて、よさを十分に堪能していただき、リピーターになっていただくことが非常に効果的であると認識をしております。  先ほどもご紹介したとおり、農業婚活イベントでも地産地消を取り入れまして、参加者に三浦の農作物のすばらしさを堪能していただき、ぜひ三浦市の農家へ嫁いでいただけるよう、支援を継続してまいりたいと考えております。  続きまして、下町のイベントについてお答えいたします。三崎木遣みこしパレードは、花暮の岸壁付近からスタートしまして、三崎公園、「うらり」前を経て、三崎の魚市場付近をゴールとするルートで予定しており、現時点では山車が1基、みこしが9基の合計10基が参加予定であると伺っております。また、これまでに警察を初め、関係各所との協議を行いまして、開催に向けて必要な許認可等の準備を整えつつあると伺っております。  全国朝市サミットは、全国の朝市が三崎に集結し開催される一大イベントでございまして、三崎下町活性化の契機になるものとして期待できるものでございます。現時点では、全国でも有名な函館の朝市や輪島の朝市を初め14団体が参加をしまして、通常の三崎朝市が開催される会場におきまして準備を進めていると伺っております。  三崎港町まつりは、例年、三崎の魚市場を会場として開催をさせていただきましたが、ことしは市場の改修工事もございまして、会場を「うらり」先の荷さばき所に移しまして実施する方向で準備を進めていると伺っております。  今回、例年実施しております三崎港町まつりに、三崎木遣みこしパレードと全国朝市サミットの各イベントを同日開催することで、より多くの来場者で会場及びその周辺がにぎわい、地元住民の意識を高揚させ、三崎下町を大いに活性化させることができるものと考えております。このような市民の有志が企画、運営するイベントにつきまして、その思いを酌み取りながら、今後とも市として必要な支援をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○草間道治議長  保健福祉部長。             [下田 学保健福祉部長 登壇] ○下田 学保健福祉部長  神田議員の2回目の質問のうち、子供を産み育てたくなるまちづくり、妊産婦医療費助成制度の設置についてお答えをいたします。  妊婦医療費助成制度は、小児医療費助成制度と異なり、全国的に見ても実施をしている都道府県は少なくなっております。4自治体のみの実施になっております。現状では神奈川県の助成はないため、これを実施した場合には、市の財政負担としましては非常に大きなものとなる状況にございます。また、小児医療費助成制度のように全国的な制度ではないため、システム構築にかかわる費用、また国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金など診査支払機関などとの調整など、ハードルの高い課題も多くなっております。三浦市単独での取り組みは厳しい状況にあると言わざるを得ず、今後、県の助成制度とするよう要望することも検討をしてまいりたいと考えております。  また、不妊治療に関する助成については、本市の助成制度はございませんが、県の助成制度があり、特定不妊治療の保険外費用について、1回の治療につき15万円または7万5,000円を上限に助成する制度がありますので、さらなる周知に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○草間道治議長  総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  神田眞弓議員2回目の質問のうち、災害時子供・乳幼児用食料となる液体ミルクについてお答えします。  液体ミルクの災害用備蓄につきましては、本年第1回定例会におきまして、液体ミルクが普及し流通量がふえることになれば、備蓄の候補になり得るというふうに考えておりますというふうに答弁させていただいたところでございます。備蓄物資の選定に当たりましては、導入コストも大きな判断材料になります。残念ながら液体ミルクは、まだ発売後、間もないこともあり、粉ミルクと比べ保存期間は短く、約2倍の価格であるというふうに聞いております。  ただ、即座に与えられるなど使い勝手のよさを考えますと、今後普及していくことは十分考えられます。そこで、まずはご家庭で液体ミルクのローリングストックを行っていただきたいということと使い方、その利便性をご理解いただくことから始めることが、まずはよいのではないかというふうに考えております。  備蓄する際には、その物資の必要性の高さ、保存性のよさ、価格の安定性など、これらを考慮しながら、その上で不足が予測される部分を補完できるよう、効率的かつバランスのとれた備蓄に努めたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○草間道治議長  12番。              [12番神田眞弓議員 登壇] ○12番神田眞弓議員  ご答弁ありがとうございました。3回目は要望ですので、ご答弁は結構でございます。  まず、地産地消の取り組みについてでございます。新しい販路の創設や、農家の皆さんが従来の生産にとどまらず、新しい挑戦を行っているということでした。また、直売所や農家レストランなど、非常に前向きで夢のある構想を持っていること、農業委員を務めさせていただいている私としても非常に頼もしく感じております。今年度中に開通が予定されている三浦縦貫道路Ⅱ期区間、北部部分の終点付近は、高円坊、和田地区という三浦農業の北部をカバーする優良な農地が整備されております。来遊客を受け入れ、おもてなしをする準備を並行して進める必要があるのではないかと存じます。今後は、初声地区の観光拠点になることを期待しております。  直売所へ市外や県外から来遊客の皆さんに来ていただくことももちろん大切ですが、いかに農産物を購入していただき、いかに召し上がっていただくかが重要だと考えております。また、三浦は食材の宝庫であると言っても決して過言でなく、三浦市の海の幸、山の幸、言うなれば、ほれてもらい、最終的には三浦市に移住していただけるよう、積極的に仕掛け、取り組んでいくことに大いに期待を寄せたいと思います。  昨年の第4回定例会の一般質問で、SDGsの取り組みについて質問した際、はっぴー子育て応援団の「つながるジャム」を紹介させていただきました。昨年度は、姉妹都市長野県須坂市のリンゴと三浦市のサツマイモがコラボした、姉妹都市交流がジャムに変身したものでした。ことしはさらに、国際姉妹都市ウォーナンブール市から蜂蜜を頂戴し、つながるジャムのインターナショナル版を準備しているということです。SDGsの目標に直結する目的ではないと思いますが、三浦市の基幹産業でもある農業の持続性のある取り組みは、いずれSDGsの目標達成に寄与するものと確信しております。市内の既存の取り組みを継続して推進することが非常に大切だと思います。今後もすばらしい農業行政が推進、展開していくことを要望させていただきます。  福祉と教育についてでございます。2回目で質問させていただき、妊産婦医療費助成制度はハードルの高い課題があることは理解いたしました。しかし、かつて乳幼児医療費助成制度は、少数の自治体でスタートし、それが瞬く間に全国へと広がりました。今風に表現すれば、SNSの拡散とでも言えるのでしょうか。今や全国の自治体で導入され、我が三浦市でも、吉田市長の大変英断で、厳しい財政状況にもかかわらず毎年1学年ずつ引き上げられ、昨年度は一気に中学3年生まで拡充され、大きな成果を上げることができました。子育て世代の経済的負担を少しでも減らしたいという市長の思いに、母親たちを代表してお礼を申し上げます。  成育基本法に掲げる、妊娠・出産・子育ての切れ目のない包括的支援において、これまで十分ではなかったと思われる妊娠や出産への支援、妊産婦への支援がされるべきであると思います。これは国・県の施策でありますが、三浦市医師会の強い要望でもございます。したがいまして、実施に向けた前向きなご検討をお願いいたします。また不妊治療についても、県の制度には、経済的な理由で断念しなければならない、年齢や回数などの制限があります。他市で実施されているような助成制度の上乗せを図ってはいかがでしょうか。子供を産み育てたくなるまちづくりとして、既存の妊婦健診費用の助成についても、さらなる充実を要望いたします。  下町イベントの3回目です。三崎下町の活性化は、本市にとって大きな、そして重要な課題の一つであることは以前から申し上げてまいりました。今後、地域がより主体的に提案して行動し、持続可能な地域振興を目指していくべきだと考えますが、行政は、こうした市民のまちおこしにかける情熱をご理解いただき、受けとめていただきたいと切にお願いいたします。また、積極的に、そして継続的にご支援をしていただくことをお願いいたします。  まちおこしや町の活性化は、市民と行政の共同作品であることは当然でございます。今回のみこしパレードは、祭り好きの市民が提案し、仲間を次第にふやし、行政や関係団体が後押しして実現されようとしております。下町住民の熱い思いをぜひとも酌んでいただき、今後もさらなるご支援をお願い申し上げます。  防災についてでございます。赤ちゃんにとって母乳が最良であることは誰しもが認めることですが、災害時の心理的ショックやストレスで母乳が出ないこともあります。また、災害時などは飲料水の確保や、お湯を沸かすことができにくい状況が想定されます。こうしたとき、粉ミルクが使用できないとき、液体ミルクは乳児の命を守る切り札なのです。3月議会でも質問し、ご提案させていただきましたが、消費者庁が江崎グリコと明治乳業の製品について、健康増進法に基づく表示許可がおり、晴れて商品として販売できるようになり、今はスーパーなどの店頭でも並んでおります。行政として液体ミルクを災害用に備蓄することは財政的に難しいということですが、乳児の3カ月健診、6カ月健診などでも紹介するなどして、各家庭でマイミルクとして備える必要があるかとも思います。行政として備蓄が難しいものであれば、こうした製品があることだけでもお知らせをしてほしいと思います。  これで、私の一般質問を終わります。 ○草間道治議長  以上で、12番神田眞弓議員の質問を打ち切ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  次に、13番出口眞琴議員の質問を許可いたします。            [13番出口眞琴議員 質問席へ移動] ○13番出口眞琴議員  ただいま議長の許可をいただきましたので、自由民主党の一員といたしまして、一問一答方式で質問を行います。  まずは、観光振興についてです。三浦の夏の観光事業の主力事業であります海水浴場についてです。今夏の海水浴場は天候に恵まれなかったと認識しておりますが、今夏の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  ことしの海水浴場は、6月27日を皮切りに市内5カ所で開設され、三浦海岸海水浴場を除く4カ所の海水浴場は開設期間を終了しておりますが、おっしゃるとおり、梅雨明けがおくれたことや台風の影響などの天候不順により、全体的に大きく影響を受けていると認識をしているところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それでは、入込客数の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  三浦海岸は現在も開設中でございます。他の海水浴場も現在集計中でございますが、特に天候が悪かった7月の三浦海岸海水浴場の入込客数は前年比の約半数でございます。8月も7月ほど天候は悪くはございませんが、7月の不振をカバーできるほどではなく、全体として昨年を下回ることが予想されております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  確かに、7月の天候不順や8月のお盆時期の台風の影響などが考えられます。  そういう中で、夏の海水浴場で最も気をつけることは、海水浴場での事故です。これに対してどのように対応しているのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  残念ながら8月に三浦海岸海水浴場で1件、大浦海水浴場で1件の死亡事故が発生しております。各海水浴場におきましては各開設者が注意喚起や監視をしているところでございますが、今後開催する三浦地区海水浴場対策協議会におきまして、改めて安全対策について議論や協議を行っていくことになると考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  確かに、海水浴場の死亡事故、さまざまな事故に関しましては、事前の注意や監視不足、熱中症なども考えられます。ここは徹底したいところでございます。  続きまして、海水浴場のごみ対策についてですが、海水浴場では毎年課題になります、来場者のごみです。特に海水浴場内に限らず、海水浴場周辺や海岸線等のバーベキューのごみなどが課題となっていると思いますが状況はいかがでしょうか、お聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  この海水浴場期間におきましては、観光商工課には特に公衆便所周辺へのごみの投棄などの通報が数件ございまして、回収などについて対応させていただきました。これらのことは現在のところ有効な手段等ございませんが、公衆便所等には啓発等の張り紙をしており、こうした利用者、来客者のマナーに関係団体等と連携しながら引き続き働きかけてまいりたいと思っております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  そうですね。やはりごみ対策、きれいな観光地ということで目指していきたいと思います。  続いて、観光地には公衆トイレが必要不可欠だと考えます。三浦市への来遊者は毎年増加している中、障害者対応のトイレや外国人対応のトイレ――洋式トイレですね、さまざま課題があると思いますが、三浦市は今後、公衆トイレについてはどのようにお考えなのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  これらトイレのことにつきましては、観光地としてマイナスなイメージとなってしまっていることは否めないと思っております。今後の公衆トイレのあり方につきましては、三浦市公共施設等総合管理計画に基づき、今後策定する予定の公衆トイレに関する個別施設計画におきまして、トイレの計画的な解体ですとか維持管理方法等について位置づけをさせていただく予定でございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それでは、この夏、7月、8月にかけてのイベントの状況です。7月、8月でさまざまなイベントが開催されたと思いますが、ことしの状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  まず、8月6日開催の三浦海岸の花火大会でございますが、8万8,000人でございました。続きまして、8月13日、14日のみうら夜市が4万人以上の来場者で、昨年よりも多く、盛況であったということでございます。また一方、8月15日開催予定でございました三崎・城ヶ島花火大会につきましては、台風10号の影響により残念ながら中止とさせていただいたところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  今、答弁にもありましたように、三崎・城ヶ島の花火大会については台風の影響で中止になったということですが、今後の開催についてはいかがでしょうか。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  台風10号の影響で中止になってしまいました。花火については、冬の花火もすばらしいという意見もあるようでございます。実行委員会としても、ぜひ開催したいという意向がございますので、市としてもサポートしていきたいというふうに思っています。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  ぜひとも、シーズンオフにも人を集める手段といたしまして、楽しみにしております。  続きまして、来遊者の回遊性についてです。今人気のレンタサイクルですが、8月26日から油壺に新しいポートが設置されました。このレンタサイクルの現在の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  こちらにつきましては、年々利用者が増加してございます。平成30年度の貸出件数は1万1,532件でございます。前年度比較で申し上げますと、2,254件の増加となってございます。  また、三崎口駅、「うらり」、城ヶ島、三浦海岸駅の4カ所のポートに加えまして、おっしゃるとおり、8月26日より油壺ポートが開設をされました。このことは利用者のさらなる利便性の向上が図られるとともに、油壺地区への回遊の増加が期待できるものとして認識しているところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それで、先月、民間事業者によりまして、新たな回遊性向上になるのではないかと期待しますタイの三輪自動車――トゥクトゥクのレンタルが始まりました。新たな移動手段による市内の回遊を主軸とした地域活性化が狙いで、利用者からも開放感があると好評と聞いておりますが、レンタサイクルもそうですが、この三輪自動車――トゥクトゥクですね、三浦を回遊するためにも東海岸線の活用などが効果あると思いますが、東海岸線ルートを活用し回遊することが必要であると思いますが、いかがでしょうか。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  こちらのルートにつきましては、景観という点ではポテンシャルが高いと認識しております。先ほども申し上げましたとおり、みうらレンタサイクルで、車では見ることのできない東海岸線ルートの景色を自転車で回遊して見ていただけるような誘導を今後も図ってまいりたいと考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  また、東海岸線とは別に西側の、初声地区ですね。初声地区の回遊性についてもお聞きいたします。三浦海岸、城ヶ島、三崎下町、油壺など、三浦の観光スポットとしては発信が非常に多いんですが、初声、三戸エリアは、黒崎の鼻や三戸浜、和田浜など絶景スポットがありますが、観光発信については少ないなと、他地域に比べて少ないなと思いますが、この点についてどのようにお考えなのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  こちらの地区といたしましては、三戸や和田の海岸から見る富士山や夕日など、すばらしい景観を見ることができるスポットがあると認識をしているところでございます。東海岸ルートの回遊性向上の繰り返しになりますが、みうらレンタサイクルで、自転車で回遊をしていただきますよう、三崎口駅ポートなどと誘導を図ってまいりたいと考えております。 ○草間道治議長  13番。
    ○13番出口眞琴議員  初声地区は、これから縦貫道の開通に伴って流れも変わっていくと思います。東海岸線同様、初声地区への回遊もさまざまな形で誘導していくことが必要だと思います。  続きまして、来遊者の増加の取り組みについて、まず営業方面と手法についてお聞きいたします。特に三浦市へお客様を呼ぶための誘客営業を実施していると思いますが、特に重点を置いているような地域ってあるのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  教育旅行につきましては、中学校の修学旅行でリピーターとなっております北海道、名古屋、滋賀、兵庫といった関西地方を中心に営業活動を実施させていただいております。今年度は、またそのエリアに加えまして、小学校の修学旅行で多くの実績がございます埼玉県や群馬県などといった北関東方面にも積極的な営業活動を実施しているところでございます。  また一方で、大学や企業の研修等も視野に入れまして、同じように営業活動を実施させていただいております。  国内のバスツアーにつきましては、日帰りができて多くの実績を誇る、これも同じ北関東や甲信越を中心に営業を実施させていただいております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  市が積極的に重点地域を定めて誘客営業をしていることは承知いたしましたが、より効果的な営業手法について、現時点で工夫していることはどういうことがあるのか、お聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  本年度から、より効果的な営業手法の一つといたしまして、三浦市の観光協会、三浦海業公社、また三浦市の三者による営業の誘客活動がございます。7月には山梨、群馬に営業をさせていただきまして、今後は埼玉方面への営業を予定しているところでございます。三浦市全体の観光資源や1年を通じてのイベントの事業等につきましては三浦市の観光協会が、バス旅行の誘客に係る特典やインフラ対策等については三浦海業公社が、そして教育旅行や三浦国際市民マラソン、桜まつり等につきましては三浦市が説明するというスタイルでプロモーションを実施させていただいております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それで、三浦市の観光協会、三浦海業公社、三浦市で共同誘客営業を実施した際に、営業先の事業者の反応というのは、これまでとどう違いますかね。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  多くの事業者からは、三者が協力して説明やPRをしていただける自治体はこれまでに経験がない、観光資源からイベントの事業、バスのインフラ対策等に至るまでを同時に意見交換できるので大変ありがたいという言葉をいただいております。今後も、より成果が見込まれますよう推進してまいりたいと考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それで、観光シーズンになりますと、やはり渋滞及び駐車場対策が言われておりますが、特に三崎地区において駐車場待ちなど渋滞が発生しております。市と海業公社が連携し、二町谷埋立地を臨時駐車場として開放していると聞いておりますが、本年の7月、8月の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  7月と8月の7日間で、利用台数は411台でございました。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  それでは、イベント時については、どのような状況でしょうか。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  イベントの開催状況や規模によりさまざまでございますが、例えば8月のみうら夜市などでは、二町谷埋立地を臨時駐車場として開放したり、パンフレットに東海岸線のルートを記載するなどして、駐車場及び渋滞対策を行っているところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  三浦では、さまざま大きなイベントがあります。三浦海岸桜まつりを初め、さまざまなイベントで旅行会社が大型バスのツアーを組んでこちらへ来られますが、イベント時の大型バスの駐車場対策の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  現状は、イベント時に大型バスに対する駐車場が大きく不足しているとは考えておらず、三浦海岸桜まつりでは、大型バスの駐車場につきましては、三浦海岸周辺に3台、三崎口周辺に3台、それぞれ民間の敷地を借用しまして予約制で対応しております。そのほかにも高円坊の民間施設の活用ですとか、海岸の有料駐車場を電話等でご案内などをしているところでございます。また、三崎港町まつりや年末のビッグセールなどにつきましては、三浦海業公社が受け入れをしたり、臨時駐車場として二町谷埋立地を活用しているところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  今後、先ほどお話もしましたように、誘客活動等により、さまざまなツアーなどにより大型バスもふえてくると思いますが、今後の大型バスの対応について市はどのように考えているのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  経済部長。 ○大西 太経済部長  今後、さらにこうした大型バスの駐車場のニーズがふえてきた場合には、駐車場用地の確保には限界がございます。市内関係機関や地元観光事業者などと協議をしながら、対応を考えてまいりたいと思っております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  渋滞対策と駐車場対策については、地域によっても大分苦慮しておりますので、地域との検討も行いながら、行政も協力して解消に向けて進んでいきたいと思います。  続きまして、二町谷地区の海業振興についてお聞きいたします。この質問に関しましては2日目にも出ておりました。水産関連施設事業用地についてなんですが、ここには地元三浦の株式会社鈴木水産に普通財産貸し付けが決定しているとのことですが、このほかに水産関連事業用地の未活用用地における現在の企業誘致の状況についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  水産関連施設事業用地の未活用用地につきましては、協議中を除きますと2,669.03平米でございます。現在、未活用用地の一部につきましても、1者と協議を行っている状況でございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  2日目の質問ですと、鈴木水産さんほか2者というふうに答弁したのは……、それについていかがでしょうか。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  協議中を除きますと、ほかに1者という意味でございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  今後の活用の可能性についてお聞きいたします。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  引き続き随時募集による企業誘致を行いまして、未活用用地の利活用が図られるよう取り組んでまいります。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  続きまして、基本協定、締結から1年以上たちました。浮き桟橋の建設について、みうら漁協と協議が行われておりますが、浮き桟橋の設置については、みうら漁協とはどのような協議になっているのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  みうら漁業協同組合との協議につきましては、現在まで6回行ってきておりますが、浮き桟橋の設置に関して同意がいただけない状況がございました。しかしながら、三浦市といたしましても、特に北公園側の浮き桟橋設置につきましては、株式会社安田造船所の事業を実現するために必要であると考えておりまして、みうら漁業協同組合との協議、調整を継続してまいりました。今般、8月23日に行われましたみうら漁業協同組合の役員会におきまして、二町谷における海面利用についてが議題として諮られました。北公園側の浮き桟橋設置も含めて同意する旨の議決がされたところでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  その協議の中で、どのような点が問題になったのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  ご同意をいただけていなかったことにつきましては、北公園側の浮き桟橋の設置についてでございます。北公園側は、漁場のほか主に航路として利用がされております。そのため、浮き桟橋が障害となるとのご意見が多く聞かれた状況でございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  役員会で決議をいただきました。今後どのように進めていくのか、お聞きいたします。 ○草間道治議長  政策部長。 ○木村靖彦政策部長  役員会で議決いただきましたので、今後は浮き桟橋設置の詳細な点を協議により定めていくこととなります。具体的に申し上げますと、浮き桟橋の規模ですとか設置方法、船舶係留方法や安全確保策などについてでございます。株式会社安田造船所とともに、みうら漁業協同組合のご意見を十分に伺いながら、円滑に協議を進めてまいりたいと考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  続きまして、スーパーヨットの誘致についてです。7月31日ですか、株式会社リビエラリゾートほか13の関係団体によりまして、三浦市スーパーヨット誘致委員会が設立されましたが、どのような目的を持って設立したのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  スーパーヨットというのは、一般的に世界の超富裕層などが個人所有する大型クルーザーでございます。世界的にスーパーヨットの隻数も増加傾向にあります。一般的に滞在期間が長く、停泊先の地域への経済効果が非常に高いということで、日本国内でスーパーヨット誘致に向けた動きが広がっています。ラグビーワールドカップですとか東京オリンピック・パラリンピックといった世界的イベントが開催されますので、神奈川県内へのスーパーヨットの寄港が期待をされます。このような機会を活用して、三崎漁港へスーパーヨットを誘致することによる地元経済の活性化のために、三浦市スーパーヨット誘致委員会を設立したということでございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  この取り組みなんですが、特に漁港においての誘致は先進的な取り組みであると思いますが、ほかの自治体やほかの地域での同様な取り組みについてお聞きいたします。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  市町村が漁港へのスーパーヨット誘致に取り組む事例というのは、確認はできておりません。民間団体の取り組みとしては、一般社団法人スーパーヨット誘致会議・日本が横浜港へスーパーヨットを誘致した事例がございます。これは、昨年の4月にロシアの富豪が全長120メートルのスーパーヨットに乗船して2週間停泊した実績がございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  この事業ですが、今後どのように事業を進めていくのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  市長。 ○吉田英男市長  令和元年度は、少なくともスーパーヨット1隻の受け入れを行う予定でございます。受け入れに当たりましては、調整団体でございますリビエラリゾートさんや安田造船所の2社が、海外から寄港するスーパーヨットのワンストップ窓口としてニーズを把握するということでございます。その後、三浦市スーパーヨット誘致委員会に設置をします受入調整会議において調整をしながら、受け入れ環境を決定していくという予定でございます。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  わかりました。  続きまして、海上交通の取り組みについてお聞きします。神奈川県では、この秋に海上タクシーの実証実験を実施するとありましたが、本市では海上交通についてはどのような取り組みがされていくのかお聞きいたします。 ○草間道治議長  水産担当部長。 ○田中健治水産担当部長  議員おっしゃるとおり、三浦市の観光拠点を結んで観光客の回遊性向上を図る施策が必要とは考えております。県が行う海上タクシーの実証実験は、予約制の運航により県内の漁港、港湾、マリーナを結ぶもので、海の魅力を体験できる海上交通の試みとなっております。  三浦市の取り組みとしては、現在、三浦海業公社等が、うらりゲストバースとシーボニアマリーナを結ぶ体験クルーズの試行を準備しており、揺れに強い双胴船ヨットを使用し、三崎港町まつり等が開催される11月3日、あとは三浦海岸桜まつりの期間の2月の土日の5日間の計6日間の実施を予定しております。この体験クルーズでは、ふだん見ることができない海からの景色を堪能できることから、単なるアクセス手段にとどまらない新たな観光資源になる可能性を有しており、事業化も期待できると考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  さまざまな体験クルーズなど、海を使った交通が言われておりますが、この中で、現在、三浦市の漁業船や遊漁船などで出漁しない日がありますが、そのような船を、観光拠点を結ぶ海上交通に漁船等を利用することはできないのか、お聞きいたします。 ○草間道治議長  水産担当部長。 ○田中健治水産担当部長  海上交通における漁船等の利用につきましては、以前、三崎漁港のゲストバース試行に合わせて、三浦海業公社と三崎地区の漁業者が共同で漁船を利用した城ヶ島への渡船等に取り組んだことがございましたが、計画的な運航が困難であったこと等から、事業化に当たっては三浦海業公社が船舶を所有して運航を開始したという経過がございます。  また、観光客を乗船させる場合の安全性確保の問題も考慮すると、海上交通に使用する船舶は、安全性や快適性の高い、専用の船舶によって運航することが望ましいと考えております。 ○草間道治議長  13番。 ○13番出口眞琴議員  この三浦は、陸から見える景色がすばらしいというところもたくさんありますが、海から見える景色も絶景です。今後、このような海上交通の取り組みというのも1つ、観光アイテムとして考えていかなきゃいけないと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上で、私の質問は終わります。 ○草間道治議長  以上で、13番出口眞琴議員の質問を打ち切ります。  以上をもって一般質問を終結いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  日程第2 議案第36号から日程第27 議案第61号までの26件を一括して議題といたします。  市側より提案理由の説明を求めます。総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  ただいま議題となりました各議案につきまして、順次ご説明申し上げます。  初めに、議案第36号 三浦市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例については、地方公務員法等の改正に伴い、本市における会計年度任用職員の給与及び費用弁償について定めるものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第37号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例については、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う必要な規定の整備等を行うため、関係条例の改正及び廃止を行うものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第38号 三浦市印鑑条例の一部を改正する条例については、住民基本台帳法施行令の改正に伴い、印鑑登録等の事務について、旧氏による登録、証明を可能とするため必要な規定の整備等を行うものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第39号 三浦市基金条例の一部を改正する条例については、三浦市森林環境譲与税基金を設置するほか、必要な規定の整備を行うものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第40号 三浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例については、災害弔慰金の支給等に関する法律等の改正に伴い、災害援護資金の償還金の支払猶予又は償還免除に係る報告等について必要な規定の整備を行うものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第41号 三浦市消防団条例の一部を改正する条例については、消防団員の欠格条項について見直しを行うほか、所要の規定の整理を行うものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
     次に、議案第42号 損害賠償の額の決定及び和解については、狭塚川の転落防止柵の一部が破損したことによる人身事故に対する損害賠償の額を決定し、及び相手方と和解するため議会の議決を求めるものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第43号 字の区域の変更については、三浦市金田太々久保土地改良区における換地計画の策定に際し、三崎町六合字往古山及び浅水作、南下浦町金田字太々久保並びに南下浦町毘沙門字西岩堂の字の区域をそれぞれ変更するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  市長。               [吉田英男市長 登壇] ○吉田英男市長  平成30年度三浦市一般会計、企業会計を含む各特別会計の決算を市議会の認定に付するに当たり、その大要をご報告申し上げます。  本市の平成30年度決算は、一般会計、企業会計その他の特別会計を合わせ、歳入決算額で前年度対比2.9%、歳出決算額で前年度対比3.0%のそれぞれ減となりました。  以下、会計ごとに順次ご説明を申し上げます。  まず、一般会計でございますが、歳入歳出決算額は歳入で174億9,201万2,775円、歳出は170億4,197万9,449円であり、翌年度へ繰り越すべき財源1億1,691万5,623円と基金繰入額1億6,655万9,000円を差し引いた1億6,655万8,703円が令和元年度への繰越金となりました。  次に、国民健康保険事業特別会計の決算でございますが、歳入で64億3,628万1,694円、歳出は64億3,202万7,133円であり、基金繰入額425万4,561円を差し引いて、令和元年度への繰越金はゼロ円となりました。  次に、後期高齢者医療事業特別会計の決算でございますが、歳入で7億5,087万8,576円、歳出は7億1,224万9,226円であり、3,862万9,350円が令和元年度への繰越金となりました。  次に、介護保険事業特別会計の決算でございますが、歳入で51億2,565万3,490円、歳出は50億2,575万3,637円であり、基金繰入額4,995万円を差し引いた4,994万9,853円が令和元年度への繰越金となりました。  次に、市場事業特別会計の決算でございますが、歳入で4億2,194万9,291円、歳出は4億1,720万8,414円であり、翌年度へ繰り越すべき財源474万877円を差し引いて、令和元年度への繰越金はゼロ円となりました。  次に、公共下水道事業特別会計の決算でございますが、歳入で11億1,307万3,854円、歳出は11億1,021万1,878円であり、翌年度へ繰り越すべき財源286万1,976円を差し引いて、令和元年度への繰越金はゼロ円となりました。  次に、第三セクター等改革推進債償還事業特別会計の決算でございますが、歳入歳出はそれぞれ5億4,386万866円となりました。  次に、病院事業会計の決算でございます。収益的収支でありますが、収入は26億3,909万8,431円、支出は26億7,562万7,926円となりました。また、資本的収支では、収入3億3,487万1,278円に対し、支出は4億5,140万8,411円となり、収入が支出に対して不足する額1億1,653万7,133円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填しました。  次に、水道事業会計の決算でございます。収益的収支でありますが、収入は12億7,844万1,415円、支出は14億1,588万3,748円となりました。また、資本的収支では、収入3億1,484万5,837円に対し、支出は5億5,792万63円となり、収入が支出に対して不足する額2億4,307万4,226円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填しました。  以上、平成30年度決算の大要についてご報告申し上げましたが、細部につきましてはお手元の決算附属資料及び主要な施策の成果説明書をご参照いただきたいと存じます。  なお、今後の財政運営に当たりましては、本決算に係る監査委員のご意見並びに議会における審査の段階でのご意見を十分に尊重し、対処してまいります。  今後とも市議会並びに市民皆様の一層のご理解とご協力をお願いいたしまして、平成30年度の決算報告といたします。 ○草間道治議長  政策部長。              [木村靖彦政策部長 登壇] ○木村靖彦政策部長  次に、議案第53号 令和元年度三浦市一般会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。  まず、第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、本補正は歳入歳出それぞれ1億685万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を194億8,236万4,000円とするものであります。  補正の主な内容につきまして、歳入からご説明申し上げます。  地方譲与税171万9,000円の追加は、森林環境譲与税を計上するものであります。  国庫支出金1,125万3,000円の追加は、衛生費国庫補助金1,109万1,000円等の追加を計上するものであります。  繰入金1,699万9,000円の追加は、財政調整基金繰入金を計上するものであります。  諸収入6,508万2,000円の追加は、受託事業収入を計上するものであります。  市債1,180万円の追加は、衛生債を計上するものであります。  次に、歳出についてご説明申し上げます。  総務費178万6,000円の追加は、基金管理事業費172万円等の追加を計上するものであります。  民生費1,231万円の追加は、広域連合負担金事業費1,214万8,000円等の追加を計上するものであります。  衛生費9,173万2,000円の追加は、広域施設整備事業費を計上するものであります。  農林水産業費39万9,000円の追加は、三崎漁港(二町谷地区)水産物流通加工業務団地汚水処理施設管理事業費を計上するものであります。  商工費62万6,000円の追加は、みうら誘客プロモーション事業費を計上するものであります。  次に、第2条、継続費の補正でありますが、最終処分場建設事業の総額及び年割額の変更を行うものであります。  次に、第3条、債務負担行為の補正でありますが、三浦市例規集データベース管理業務の消費税率引き上げに伴う増額分ほか17件を追加するとともに、生活保護システム利用料の限度額を変更するものであります。  次に、第4条、地方債の補正でありますが、広域施設整備事業費の限度額を変更するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  保健福祉部長。             [下田 学保健福祉部長 登壇] ○下田 学保健福祉部長  次に、議案第54号 令和元年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。  本補正は、債務負担行為として、国民健康保険税のコンビニエンスストア収納事務の消費税率引き上げに伴う増額分について、期間及び限度額を設定するものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第55号 令和元年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。  本補正は、債務負担行為として、後期高齢者医療保険料のコンビニエンスストア収納事務の消費税率引き上げに伴う増額分について、期間及び限度額を設定するものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第56号 令和元年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。  本補正は、債務負担行為として、介護保険料のコンビニエンスストア収納事務の消費税率引き上げに伴う増額分について、期間及び限度額を設定するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  上下水道部長。             [石井真澄上下水道部長 登壇] ○石井真澄上下水道部長  次に、議案第57号 令和元年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。  本補正は、債務負担行為として、企業会計システム利用料ほか1件について期間及び限度額を設定するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  病院事務局長。             [佐藤安志病院事務局長 登壇] ○佐藤安志病院事務局長  次に、議案第58号 令和元年度三浦市病院事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。  補正の内容でありますが、債務負担行為としてデジタルラジオグラフィー機器保守業務の消費税率引き上げに伴う増額分ほか5件を設定するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  上下水道部長。             [石井真澄上下水道部長 登壇] ○石井真澄上下水道部長  次に、議案第59号 令和元年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。  補正の内容でありますが、債務負担行為として水道料金等徴収事務の消費税率引き上げに伴う増額分ほか1件を追加するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  総務部長。              [須山 浩総務部長 登壇] ○須山 浩総務部長  次に、議案第60号 事務の委託に関する協議については、三浦市の区域内における一般廃棄物の処理のうち運搬及び処分に関する事務の委託に関し、横須賀市と協議することについて、議会の議決を求めるものであります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  次に、議案第61号 事務の受託に関する協議については、横須賀市の区域内における一般廃棄物の処理のうち埋立てによる最終処分に関する事務の受託に関し、同市と協議することについて、議会の議決を求めるものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○草間道治議長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。(「なし」の声あり) なければ、以上で26件の質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  日程第28 平成30年度三浦市決算審査特別委員会の設置並びに委員及び正副委員長の選任を議題といたします。  お諮りいたします。議案第44号から議案第52号までの9件については、8人の委員をもって構成する平成30年度三浦市決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。  ただいま設置されました平成30年度三浦市決算審査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第6条第1項の規定により、お手元の名簿のとおり指名いたします。  お諮りいたします。委員会条例第7条第2項の規定により、委員長に出口眞琴議員、副委員長に藤田 昇議員をそれぞれ指名することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり)  ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり選任することに決しました。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――   特別委員会の委員名簿                          (委員会条例第6条第1項)  ┌──────────────────┬────────────────┐  │     委 員 会 名      │     委 員 名      │  ├──────────────────┼────────────────┤  │平成30年度三浦市決算審査特別委員会│    出 口 眞 琴     │  │                  │    藤 田   昇     │  │                  │    蓮 本 一 朗     │  │                  │    寺 田 一 樹     │  │                  │    石 橋 むつみ     │  │                  │    鈴 木 敏 史     │  │                  │    長 島 満理子     │  │                  │    神 田 眞 弓     │  └──────────────────┴────────────────┘  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  この際、付託表及び日程表を配付させます。
                  [付託表・日程表配付] ○草間道治議長  ただいま配付いたしました付託表のとおりそれぞれ担当委員会に付託いたしますとともに、本日以降の今期定例会の日程につきましても、日程表により招集通知にかえさせていただきます。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                  付 託 表  ┌─────────┬────────────────────────────┐  │ 委 員 会 名 │        付 託 案 件             │  ├─────────┼────────────────────────────┤  │総務経済常任委員会│議案第36号、議案第37号、議案第38号、議案第39号、│  │         │議案第41号、議案第43号、議案第53号        │  ├─────────┼────────────────────────────┤  │都市厚生常任委員会│議案第40号、議案第42号、議案第54号、議案第55号、│  │         │議案第56号、議案第57号、議案第58号、議案第59号、│  │         │議案第60号、議案第61号               │  │         │陳情第14号、陳情第15号、陳情第16号        │  ├─────────┼────────────────────────────┤  │平成30年度三浦市│議案第44号、議案第45号、議案第46号、議案第47号、│  │決算審査特別委員会│議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第51号、│  │         │議案第52号                      │  └─────────┴────────────────────────────┘                  日 程 表  ┌──────┬──┬───────────────┬─────┬─────┐  │  月 日 │曜日│    会  議  名    │開議時刻 │ 場 所 │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月10日│火 │   総務経済常任委員会   │午前10時│第一会議室│  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月11日│水 │   都市厚生常任委員会   │午前10時│第一会議室│  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月12日│木 │    (予 備 日)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月13日│金 │   平成30年度三浦市   │午前10時│第一会議室│  │      │  │   決算審査特別委員会   │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月14日│土 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月15日│日 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月16日│月 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月17日│火 │   平成30年度三浦市   │午前10時│第一会議室│  ├──────┼──┤               │     │     │  │ 9月18日│水 │   決算審査特別委員会   │     │     │  ├──────┼──┤               │     │     │  │ 9月19日│木 │               │     │     │  ├──────┼──┤               │     │     │  │ 9月20日│金 │               │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月21日│土 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月22日│日 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月23日│月 │    (休   会)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月24日│火 │ 三浦国際市民マラソン事業  │午前10時│第一会議室│  │      │  │ に関する調査特別委員会   │     │     │  │      │  ├───────────────┼─────┼─────┤  │      │  │    全員協議会      │午後1時 │第一会議室│  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月25日│水 │    (予 備 日)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月26日│木 │    (予 備 日)    │     │     │  ├──────┼──┼───────────────┼─────┼─────┤  │ 9月27日│金 │     本 会 議     │午前10時│議   場│  └──────┴──┴───────────────┴─────┴─────┘  本日程表をもって招集通知にかえます。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――草間道治議長  以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしました。  本日は、これをもって散会いたします。どうもご苦労さまでございました。                午後2時41分散会  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――  地方自治法第123条第2項の規定による署名            三浦市議会議長     草 間 道 治            会議録署名議員     出 口 眞 琴            会議録署名議員     石 渡 道 臣            会議録署名議員     蓮 本 一 朗...