三浦市議会 2019-06-13
令和元年第2回定例会(第1号 6月13日)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治議長 日程第2 一般質問を行います。
通告に従い、順次質問を許可いたします。
初めに、8番
長島満理子議員の質問を許可いたします。
[8番
長島満理子議員 登壇]
○8番
長島満理子議員 おはようございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、自由民主党の一員として、
令和元年最初の一般質問をさせていただきます。質問は
発言通告書どおりです。どうぞよろしくお願いいたします。
初めに、
市民交流拠点整備事業についてお伺いいたします。5月24日に、ようやくベイシア三浦店が
グランドオープンを迎えました。県立三
崎高等学校跡地の整備については、市長就任前から検討されてきたお話であり、市長就任後も、県から用地を取得して以来、2度の
事業者募集において
契約候補者の選定に至らず、また、3度の
事業者募集の結果、平成27年2月に
株式会社ベイシアと基本協定を締結した後も、
交通処理計画や許認可手続における
関係機関協議に時間を要するなど、紆余曲折の結果の開業であったと思います。私が平成27年に
市議会議員となったときから、常任委員会で議題とされてきた案件でもありました。
当初は平成29年12月に
開業開始予定でしたが、ようやくベイシアが5月に開業し、三浦市に新たな商業の流れ、人の流れが生まれてきます。市長の思いをお聞かせください。
次に、観光振興について、
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会についてお聞きいたします。ことしで3年目を迎えました
ウインドサーフィンワールドカップですが、ことしから横須賀・三浦大会として名称も変わり、先月、5月10日より開催されました。津久井浜の会場には、多くの飲食ブースや企業ブース、観光案内などが例年同様並び、にぎわっていました。また、
ウインドサーフィンの体験やレースを近くで見ることができる海上観覧船など、さまざまな形で会場に工夫が凝らされていたようにも感じました。
三浦海岸会場でも、土日には
ビーチスポーツ体験、ビーチアクティビティ、フラダンスのギネスに挑戦など開催されていました。このように至った経緯をお聞かせください。
そして、
三浦海岸会場には、ほかに子供を中心とした砂浜での宝探しやビーチサンダル飛ばしなど、
ファミリー層を中心としたイベントも実施されていました。また、
津久井浜会場と
三浦海岸会場を結ぶ取り組みに、
みうらレンタサイクルの
無料貸し出しなどもされていました。期間中、海岸線を走る
レンタサイクルをよく見かけました。私もお借りし、会場まで利用させていただいた1人ですが、
電動アシストつき自転車のため移動も快適で、大変よい取り組みだったと思います。このような取り組みについての結果もお伺いいたします。
次に、
三浦海岸海水浴場についても、例年では海水浴場の開設に合わせて設置されている
OTODAMA SEA
STUDIOですが、
ウインドサーフィンワールドカップに合わせて5月11日よりスタートしました。当日は
オープニングライブのほか、音霊でも大会関係者が集まり、大会に協力していただいているようでした。海開き前にスタートした
OTODAMA SEA
STUDIOですが、ことしの状況や特別な催しがあればお聞かせください。
また、昨年より、海水浴場内に
ビーチスポーツを楽しむ新たな仕掛けとしてSAMMY BEACH FIELDが設置され、多くの海水浴のお客さんが
ビーチサッカーや
ビーチテニスを楽しんでいました。5月22日には民間企業のCSR活動として
ビーチクリーンが開催されていました。海岸清掃、分別、また
ビーチクリーナーという機械で砂浜の釘を掘り起こしていました。
以前に、一般質問の際、
ビーチスポーツの取り組みについて、
観光協会三浦海岸地区や民間の
ビーチスポーツの団体の意見を伺い、一体的に
ビーチスポーツが展開されるように新たな体制づくりを進めている、民間企業のCSR活動も積極的に誘致することにより話題性と実施効果が高まるというご答弁をいただきました。三浦海岸に
ビーチスポーツのイメージの定着、砂浜の活用と新たな観光客の誘致を進めていくことに評価するところでもあります。今後もSAMMY BEACH FIELDは開催されるのか、また開催されるのであれば、どのような内容が計画されているのかお伺いいたします。
次に、
子育て賃貸住宅等整備事業についてお伺いいたします。前回の一般質問では、今後の計画として
導入可能性調査業務委託を実施し、
PFI事業で実施することでの効果があるとの結果が得られたと伺いました。本年度は、まず
PFI事業者選定アドバイザリー業務委託を発注し、PFI法に基づく実施方針案をまとめ、公表していくと聞いていますが、現在の進捗状況についてお伺いいたします。
以上で、1回目の質問を終了いたします。よろしくお願いいたします。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 おはようございます。
長島満理子議員の1回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
まず、
市民交流拠点整備事業についてでございます。ベイシアの開業について、私の思いということでご質問いただきました。県立三崎高校跡地の整備につきましては、三浦市にとって長年の懸案でございました。このたび、A地区にベイシア三浦店のオープンを迎えることができたということでございます。
県立三
崎高等学校跡地の整備につきましては、私が市長に就任する以前から検討されてきたものでございます。私の市長就任後も、県から用地の取得をして以来、2度の
事業者募集を実施するも
契約候補者の選定に至らず、また、3度目の
事業者募集の結果、
株式会社ベイシアとの基本協定を締結した後も、
交通処理計画ですとか許認可の手続など関係機関の協議に時間を要するなど、さまざまな課題に直面をしてきております。しかし、常に試行錯誤を繰り返して、事業推進のために一歩一歩、着実に前進してきたということの結果が実を結んだものであるというふうに考えております。
ベイシア三浦店の開業は、三浦市の中心地、真ん中の地点でございますので、
市民交流拠点と位置づけたこの場所に新しい人の流れをつくって、にぎわいのある地区として今後発展していくために、民間の力もおかりして、新たなスタートとなるものというふうに考えております。
市民交流拠点の整備につきましては、まだ道半ばでございます。今後、B地区の整備に向けて、積極的に取り組みを進めていくという思いを新たにさせていただいたところでございます。
次に、観光振興についてでございます。
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会についてご質問いただきました。この
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会につきましては、第1回大会から三浦市も実行委員会に参画をしてきております。今大会から、メーン会場がある
津久井浜海岸に隣接する三浦海岸も
イベント中心のサブ会場として利用するということで、会場エリアを拡大して、名称も横須賀・三浦大会に変更がされております。
第1回目から横須賀市と三浦市は連携をさせていただいております。今年度は海岸全体の活用ですとかイベント性の向上など、バージョンアップをしたものであるというふうに認識いたしております。これは自治体同士が広域連携を図って、
マリンスポーツのすばらしさを三浦半島全体で発信していこうということで、より効果的であるというふうに考えてのことでございます。
大会の実施結果でございますが、三浦海岸はサブ会場として、土曜、日曜の2日間に限りまして、ビーチバレーですとか
ビーチテニスなどが楽しめる
ビーチスポーツの体験ですとか、熱気球体験ですとか、夏の三浦海岸の
定番コンテンツでございます
OTODAMA SEA
STUDIOを設置するなど、来場者に対する遊びの多様化を図って大会を盛り上げるということができたと思っております。
また、当日はメーン会場でございます
津久井浜海岸とサブ会場でございます三浦海岸をつなぐ会場間交通として、
シャトルバスですとか、
みうらレンタサイクルを用意してきたこともございまして、多くの方々に2つの会場を往来していただくということもできたと思います。さらに、大会期間中、三浦市に教育旅行でお越しいただいた
日本大学第一高等学校の学生さんに、大会の見学ですとか
ビーチスポーツ体験をしていただくなど、学校側からも大変喜ばれる取り組みになったという例も挙げられます。
また、今大会、5月10日から15日までの6日間の
目標来場者数は7万人でございましたが、実際は予想を上回る8万8,000人の方にお越しいただくということができております。うち、三浦海岸2日間の来場者は7,200人ということでございます。
海水浴場に関連しまして、
OTODAMA SEA
STUDIOですとかSAMMY BEACH FIELDにつきましては、担当部長から答弁をさせていただきたいと思います。
子育て賃貸住宅の状況につきましても、担当部長から答弁させていただきたいと思います。
私からは1回目、以上です。
○
草間道治議長 経済部長。
[大西 太経済部長 登壇]
○大西 太経済部長 おはようございます。長島議員の1回目の質問のうち、海水浴場の関係、まず
OTODAMA SEA
STUDIOにつきましてお答えさせていただきます。
OTODAMA SEA
STUDIOが三浦海岸で開催されるのは、ことしで3年目となります。昨年は約3万5,000人の来場者でにぎわいました。特に今年度は、5月11日から
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会のイベントとタイアップして、ミュージシャンのライブを中心にスタートし、その後も三浦海岸で行われる
国際ビーチテニスツアー大会などの
スポーツイベントと合わせて、毎週、土日限定で開催をさせていただいているところでございます。このことにより、
海水浴場開設期間前にもかかわらず、多くの方に三浦海岸にお越しいただいていると認識をしているところでございます。また、6月27日より
三浦海岸海水浴場が開設されますが、7月8日以降は例年どおり平日も公演がなされ、9月末まで行われる予定でございます。
さらに、本年は音楽だけではなく、8月9日に
OTODAMA SEA
STUDIOと
東京ガールズコレクションがプロデュースをしますガールズ・ビーチフェス「TGC BEACH 2019」が開催される予定でございまして、音楽だけではなく、新たなイベントの開催も予定していると伺っております。このように本年も多くの方にお越しいただき、音楽等を通じて新たな三浦海岸の創出が期待できると考えているところでございます。
続きまして、SAMMY BEACH FIELDについてでございます。昨年、
サミー株式会社さんに、
三浦海岸海水浴場で
ビーチサッカーや
ビーチテニス等が体験できる
ビーチスポーツグラウンド「SAMMY BEACH FIELD」を開設していただき、期間中、約1万人の来場者がございました。この取り組みは、
三浦海岸海水浴場の遊びの多様化において、
OTODAMA SEA
STUDIOとともに重要な役割を担うものであると認識をしているところでございます。本年も
サミー株式会社さんにより、
ビーチサッカーや
ビーチテニスを中心にSAMMY BEACH FIELDの開設がなされる予定となってございます。また、本年も
ビーチスポーツイベントの開催時以外は無料開放することとなっておりまして、より多くの方に
ビーチスポーツを気軽に楽しんでいただく環境が提供されると考えております。
さらに、小中高生を対象とした
ビーチサッカークリニック等の
ビーチスポーツイベントなどは、三浦市だけではなく横須賀市の学校などへも参加を依頼する予定でございまして、多くの地元のお子さんに、ぜひ
ビーチスポーツを体験していただきたいと考えております。
以上でございます。
○
草間道治議長 総務部長。
[須山 浩総務部長 登壇]
○須山 浩総務部長 おはようございます。
長島満理子議員、1回目の質問のうち、
子育て賃貸住宅等整備事業の今までの経過についてお答えします。
議員より、現在の進捗はどうかということをお伺いになりましたけれども、
PFI事業者選定アドバイザリー業務委託につきましては、今年度5月――先月でございますけれども、三浦市の示す条件に合致したすぐれた提案を得るため、
公募型プロポーザル方式により実施をいたしたところでございます。プロポ―ザルには2者の事業者の参加がございまして、策定する実施方針や要求水準書のほか、
事業者公募資料などの作成に当たりまして、
PFI事業として確実かつ効果的に事業を実施するために整理する事項やポイントなどについての提案がありました。
この業務委託では、
民間PFI事業にとって十分なインセンティブ、これと積極的かつ良質な提案を誘導する事業体系の構築を目指しまして、すぐれた提案を引き出すことが重要だというふうに考えております。これらを見据えた
アドバイザリー業務を受託する事業者として審査を行ったところでございますけれども、実施計画、提案内容などを点数方式で実施いたしまして
契約候補者が決定いたしました。審査結果の通知の後に、6月11日に契約の締結をいたしたところでございます。今後は、受託者とともに
PFI事業として事業化に向けて必要な各種業務について進めてまいります。
以上でございます。
○
草間道治議長 8番。
[8番
長島満理子議員 登壇]
○8番
長島満理子議員 ご答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。
まず、
市民交流拠点整備事業についてです。ベイシアの開業は三浦市の
市民交流拠点と位置づけ、新しい人の流れをつくり、にぎわいのある地区として発展していくための新たなスタートとなることに期待をいたします。
また、
ベイシア選定に当たっては、観光情報の発信、農水産物のPR、販路拡大など、地域活性化の波及効果が期待できるということでしたが、オープン時のベイシア三浦店の状況を見ますと、このような取り組みに対して、まだまだ物足りなさを感じます。審査においても、「1都13県の
店舗ネットワークを活用し、三浦市の観光情報や農水産物のPR・販路拡大を図る提案であり、地域活性化への波及効果が大いに期待できる」とのことが選定理由にもありました。
平成27年2月にベイシアと基本協定を締結して4年以上の時間があった中、観光情報の発信、農水産物のPR、販路拡大にかかわる取り組みについて市がどのようにかかわったのか、経過をお伺いいたします。また、A地区の整備が完了し、今後はB地区の利活用に向け、取り組みを進めていくものと思いますが、今後の計画についてもお伺いいたします。
次に、引橋交差点の道路改良の今後の計画について、引橋交差点は三崎口駅方面から三浦海岸駅方面への左折レーンが設置される計画であり、県において実施する電線地中化事業をあわせて、交差点の道路改良を実施していただくよう協議を進める考えであると伺っていますが、今後の計画についてお伺いいたします。
次に、市民交流センターについてお聞きいたします。6月9日に市民交流センターがオープンしました。私も施設を見学させていただきましたが、オープンな感じで、よい雰囲気でした。これから市民の活動が市民交流センターで活発に行われ、にぎわいが生まれていくのではないかと期待するところであります。市民の関心も高く、施設利用の予約も多くあるのではないかと思います。開設に当たり、市長の思いをお聞かせください。
次に、
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会についてお聞きいたします。自治体同士が広域連携を図り、
マリンスポーツのすばらしさを発信していく取り組みは理解いたしました。新たに設置された
三浦海岸会場において実施された各種イベントがきっかけで、多くの来場者によるにぎわいを見せ、昨年までには見られなかった会場間を移動する
レンタサイクルの利用も多く見られるなど、また、イベントを通じて教育旅行でお越しいただいた学生たちに大会の見学や
ビーチスポーツを体験していただき、新たな来場者の掘り起こしと回遊性の向上につなげたことは理解いたしました。こうした取り組みは今後も継続して取り組んでいただきたいところであります。
次の大会に向け、これまで以上にイベントの周知を急速に、かつ効果的に実施することで、
ウインドサーフィンにかかわるイベントを、市内に向け一層の周知に取り組んでいただき、
マリンスポーツの楽しさを三浦市民に届けていただきたいと思います。
また、地元の海で開催された
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会は、三浦の子供たちにとって郷土三浦の自然に触れる大変いい機会と考えます。観戦体験等を通じて海への関心を高め、郷土三浦への愛着を育てることが子供たちの教育においても必要だと思います。親子で楽しめるのもマリーンスポーツのいいところだと思っております。子供たちへの教育について、お考えをお伺いいたします。
次に、海水浴場についてお伺いいたします。
OTODAMA SEA
STUDIOでは、5月から土日の開催ではありますが、週末は若者が訪れ、海岸もにぎわっているように私も見受けられました。また、SAMMY BEACH FIELDもことしも設置され、さまざまな層の海水浴客が来ることに期待するところでもあります。
ことしも三浦海岸納涼まつり花火大会が8月6日に開催される予定です。昨年は天候不順で延期され、人手も減少してしまいましたが、現在はどのような状況かお聞かせください。
次に、
子育て賃貸住宅事業についてお聞きいたします。今後の業務として計画されている実施方針の策定に当たっては、市民や事業者の意見を広く求め、必要に応じ実施方針案を修正し、精度を高めていくと聞いています。この意見や声については、今後どの段階で聞いていくのかを伺います。南下浦市民センター利用者は、この事業に関して関心が高くなっています。市民説明会などは多くの利用者の声を聞いていただくことを要望させていただきます。市民センターは市民の交流の場でもあります。地域のコミュニケーションづくりには欠かせない場なので、よりよい方向で事業を進めていただきたいと思うところでもあります。
また、
子育て賃貸住宅の整備に向け、事業着手までの大まかなスケジュールはどのようなものになるのかも、あわせてお伺いいたします。
以上で、2回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 長島満理子議員の2回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
市民交流センターのオープンについてでございます。この6月9日に市民交流センターがオープンを迎えることができました。私もオープニングセレモニーやテープカットに参加させていただきまして、関係者の皆様、来賓の皆様、多くの市民の皆様とともに新しい公共施設の門出に立ち会えたということは、大変感無量でございました。
新たなスタートを切った
市民交流拠点のシンボル的な存在として、広大な施設ではございませんが、この市民交流センターは不可欠な施設であろうというふうに思います。この施設は、市民の自発的な活動を活発化させ、地域や年代を超えた人々の交流を育むための施設として設置をされています。市民の自発的な活動や地域資源を最大限に活用した情報の受発信によりまして、地域や年代を超えた人々が触れ合い、交流し、市民に笑顔があふれ、新しい文化が醸成される場を目指して運営していきたいというふうに思います。
市民交流拠点整備事業について、その他の項目等につきましては担当部長から答弁させていただきたいと思います。
次に、観光振興に関連いたしまして、
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会についてでございます。横須賀・三浦大会の機運を醸成すべきだということでございます。議員のおっしゃるとおり、次回大会では今まで以上に周知を強化して大会開催の機運を高めてまいりたいというふうに考えます。また、サブ会場でございます三浦海岸の多目的活用、これは今後の地域の皆様と連携した取り組みを検討してまいりたいというふうに思っています。
そして、子供たちの観戦体験についても、さまざまな検討をしてまいります。詳細は担当部長から答弁させていただきます。
次に、海水浴場、三浦海岸納涼まつり花火大会についてでございます。三浦海岸納涼まつり花火大会につきましては、8月6日(火曜日)の開催に向けて、現在準備を進めさせていただいております。開催に当たりましては、設備ですとか警備関係の予算の高騰など、毎年、運営費について苦慮しているという状況でございます。三浦市は他市よりも財政が厳しゅうございますので、花火大会への支援を充実させるということは大変厳しい局面でございますが、民間企業の力もおかりしながら伝統ある花火大会を継続していくということが必要だと思っています。
そんな中、SAMMY BEACH FIELDや三浦海岸桜まつりで協力をいただいております、
OTODAMA SEA
STUDIOの親会社でございます
サミー株式会社さんへ三浦海岸納涼まつり花火大会への協賛の話をさせていただいておりまして、大筋了解をいただいております。現在、細部の調整を行っているということでございます。詳細につきましては調整中でございますが、花火の内容については、迫力があって、三浦海岸の独自の演出なども考えて、ぜひ見に来ていただいている方々に喜んでいただいて、地域の活性化につながる花火大会にしたいというふうに考えております。
次に、
子育て賃貸住宅等整備事業についてでございます。詳細は担当部長から答弁させますが、この
子育て賃貸住宅等整備事業につきましては、南下浦市民センターの公民館の機能も含めたことで計画をしていきます。限られた予算の中で、地域の皆様のご意見を取り入れ、効果的なものにしていきたいというのが目標となっております。
私からは、以上です。
○
草間道治議長 政策部長。
[木村靖彦政策部長 登壇]
○木村靖彦政策部長 おはようございます。
長島満理子議員の2回目のご質問のうち、
市民交流拠点の整備に関するご質問にお答えいたします。
ベイシアの開業に係りまして、観光情報の発信、農水産物のPR、販路拡大などに係る市のかかわりの経過についてでございます。
株式会社ベイシアと基本協定を締結した後、ベイシアの店舗開店に向けまして、
交通処理計画の問題への対応ですとか、これに伴います基盤整備、またベイシア建築に伴う許認可に係る調整を中心に協議を進めてまいりました。その後、店舗の展開内容がおおむね固まった段階から、観光情報の発信、農水産物のPR、販路拡大に係る取り組みについても協議いたしました。
株式会社ベイシアにより、農水産物のPR、販路拡大に係る取り組みを進めていただくため、商工会議所や農協との協議について、市もかかわりながら進めてまいりました。商工会議所に関しましては、ベイシアとの商談会が開催され、その結果、複数者と商談が成立していると伺っております。また、農産物に関しましても、ベイシアと農協との取引が始まっております。なお、ベイシアによりますと、三浦店の地場産品の展開は、ほかのチェーン店と比較しては多いとのことでございます。
次に、B地区の利活用に向けた今後の計画についてでございます。B地区につきましては、
市民交流拠点のコンセプトに沿いました民間施設の誘導を図りつつ、図書館等の整備を計画しております。また、市役所の移転候補地として検討することとしておりまして、現在、市役所がある城山地区の利活用とセットとした場合の活用可能性を検討することとしております。B地区と城山地区、2地区をセットとした場合の活用可能性につきましては、昨年度から地域プラットフォーム形成支援事業によりまして検討を進めており、本年度も引き続き検討を行うこととしております。
また、B地区の利活用を図るためには造成が必要な状況でございまして、本年度は造成工事の詳細設計を実施し、基盤整備計画を立案する予定でございますが、地元住民の方々の意見もお伺いした上で策定作業を進めていきたいと考えております。なお、造成はほかの公共事業から発生する建設発生土を受け入れて実施することとなるため、並行して関係機関との調整を進める予定でございます。
次に、引橋交差点の道路改良の今後の計画についてであります。引橋交差点につきましては、現在、神奈川県により電線地中化事業の詳細設計業務委託が発注されており、現在、関連する事業者等との調整が開始されております。今後も、電線地中化事業の進捗状況を的確に把握しつつ、引橋交差点の改良を県において実施していただけるよう協議を行っていきたいと考えております。
以上でございます。
○
草間道治議長 教育部長。
[君島 篤教育部長 登壇]
○君島 篤教育部長
長島満理子議員の2回目のご質問のうち、
ウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会に関しまして、子供たちの観戦体験について答弁いたします。
子供たちが地域の自然や文化、行事などに触れ、改めて地域のよさに気づくことで地域への愛着を育てること、これは大切なことであると考えております。このことは市内全校で取り組んでおります海洋教育においても意識しているところでございます。海に親しむことを狙いとして、総合的な学習の時間の単元計画に取り入れたり、宿泊行事の中に組み入れたりすることで、シーカヤックやアクセスディンギーなどの
マリンスポーツ体験や、企業と連携した海洋塾を行っている学校もございます。
令和2年度には、
オリンピックでセーリング競技が相模湾で開催されます。東京湾の
ウインドサーフィンワールドカップ、相模湾の
オリンピック、どちらも一流選手の技術を目の当たりにできる機会であると認識してございます。この貴重な機会に
マリンスポーツに触れることで海への関心や地域への愛着が増すよう、教育委員会としても働きかけてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
草間道治議長 総務部長。
[須山 浩総務部長 登壇]
○須山 浩総務部長
長島満理子議員、2回目のうち、
子育て賃貸住宅等整備事業について、市民などの意見の聴取、それから今後のスケジュールについてお答えします。
まず、実施方針案でございますけれども、今年度10月をめどにまとめを行い、公表することを予定してございます。議員から、南下浦市民センターの利用者、これは関心が高いぞということをお伺いいたしました。もちろん、この利用をいただいている皆様を含みます市民の皆様、それから事業者からの意見や声、これを広く求めることにつきましては、実施方針案を公表する前後に説明会を開くということを考えております。その中でいただきました意見等を踏まえまして、必要に応じた修正を行ってまいりたいと考えております。
次に、今後のスケジュールでございますけれども、大まかなスケジュールとなりますが、実施方針策定後、PFI法に基づく特定事業の選定を行います。公募及び事業者選定の手続を進めまして、令和2年度中には事業契約の締結を目指しまして、また事業着手となるよう進めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、三浦市において初めての
PFI事業でございます。複合施設を併設いたしました先導的な案件でもございます。難易度の高い事業というふうに考えてございますけれども、市民や事業者の声を広く、また可能な限り傾聴いたしまして、慎重かつスピード感を持って進めてまいります。
以上でございます。
○
草間道治議長 8番。
[8番
長島満理子議員 登壇]
○8番
長島満理子議員 ご答弁ありがとうございました。3回目の質問をさせていただきます。
市民交流拠点整備事業について、関係団体との調整の経過は理解いたしましたが、実際の農水産物の常設コーナーの占める割合や観光情報発信の充実度など、まだまだであると感じます。また、販路拡大についても、ベイシア全店、1都13県に及ぶネットワークの活用がされれば、市内経済への波及効果、市民、特に生産者への波及効果ははかり知れないものではないでしょうか。農水産物の常設コーナーの拡大やイベントの開催、販路の拡大などの、ベイシアの今後の事業展開について市長の考えをお伺いいたします。
次に、B地区の利活用についてです。B地区の利活用について、今後の計画については理解いたしました。基盤整備計画策定に当たっては、地元住民と十分調整を図るとともに、スピード感を持って事業を進めていただきたい。また、引橋交差点の改良についても、本市の財政状況を踏まえ、県において実施していただけるよう協議を進めていただきたいと思います。
次に、市民交流センターについて、市長からの思いを聞かせていただきました。市民交流センターが目指していく方向も伺いましたが、市民交流センターの利活用についてはどう考えているのでしょうか。また、指定管理者が特定非営利活動法人YMCAコミュニティサポートと聞きましたが、どのような取り組みをしていくのか。
市民交流センターの中の小網代の森インフォメーションスペースも稼働し始めましたが、あのスペースの運営はどこが行っていくのか。地域資源の一つである小網代の森の魅力を発信していくため、どのような企画を展開していくのか。市民を初め、市外からも小網代の森への散策に来る方は増加しているように見えます。利用しやすい施設づくりに努めていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
以上で、一般質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 長島満理子議員の3回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
市民交流拠点整備事業について、ベイシアに関連するご質問をいただきました。観光情報の発信ですとか地域活性化について、ちょっと足りないのではないかというようなお話もございました。観光情報の発信ですとか農水産物のPR、販路拡大など、地域活性化への波及効果については大変重要なものでございますし、今までもそれを視点に取り組んできています。ベイシアさんはまだ開業したばかりでございますので、今後さらに充実したものとなるよう、農水産業の関係団体ですとか生産者、観光協会、商工会議所にも協力要請を行いながら、ベイシアの持つネットワークを活用すべく積極的に取り組んでいきたいというふうに思います。
ベイシアさんも、そこはご理解をいただいておりますので、大量仕入れ、廉価販売を充実させようということでの大手のスーパーでございますので、三浦市の農産物の直接仕入れですとか三崎の魚市場の利用、こういったことも視点に入れていただいていますけど、価格面での折り合いですとか、そういったことでいろいろな点が課題となるということは認識をいたしております。いずれにいたしましても大手スーパーとして神奈川に初進出をされましたので、三浦市としても地域のさまざまなPR、販路拡大につなげていきたいというふうに思っております。
次に、市民交流センターについて、それぞれの機能についてのご質問をいただきました。詳細につきましては、担当部長から答弁させていただきたいと思います。
以上でございます。
○
草間道治議長 市民部長。
[惣田昭浩市民部長 登壇]
○惣田昭浩市民部長
長島満理子議員の3回目のご質問のうち、市民交流センターの利活用などについてお答えいたします。
市民交流センターの利活用に関しましては、2つの大きな柱がございます。1点目は、市民活動の支援、そして市民の皆さんなどとの交流の促進に関することでございます。市民交流センターは、三浦市では待望の市民活動支援施設となります。市民の皆さんの活動が活発化し、地域の課題への取り組みが進んでいくよう支援を行ってまいります。具体的には、無料で使用していただける打ち合わせ広場、あるいは団体での学習会や実習にご利用いただける大中小3つの研修室、多様な印刷に対応する機器を備えた印刷室、月決めで貸し出しを行いますロッカーなどの活動の場の提供と、そして市民活動を支援するための講座の開催などのソフト事業を行っていく予定でございます。2点目は、地域資源等に関する情報の受発信に関することでございます。小網代の森に代表される三浦の豊かな自然資源や、地域の歴史や人々の営みなどの人文資源、三浦の豊かな食など、三浦の魅力の受発信を市民活動グループや各種団体などと連携して取り組んでまいります。
また、指定管理者の取り組みについてですが、指定管理者の特定非営利活動法人YMCAコミュニティサポートは、他市の市民活動支援施設を運営している実績がございます。その経験を生かした運営の提案をいただいているところでございます。具体的には、大学生の活動を市民交流センターで行う、仮称ですが三浦キャンパス企画がございます。近隣に所在する大学のゼミなどに呼びかけまして、地域活動や市民交流センターの運営の体験などを行ってもらうものです。
また、企業と市民活動グループのマッチングイベントの開催も予定しております。地域課題を解決する方法を模索する市民団体と、CSR活動を行う企業が有する技術や知見等を提供し、協働する場を創出するものでございます。神奈川県がここ数年、提唱し、各地で実施が進んでいる事業でございます。現在、三浦市での開催を目指して企画を進めていると指定管理者からは伺っております。
以上でございます。
○
草間道治議長 都市環境部長。
[中嶋謙一
都市環境部長 登壇]
○中嶋謙一
都市環境部長 長島満理子議員の3回目の質問のうち、小網代の森インフォメーションスペースの運営と今後の企画展開についてお答えいたします。
小網代の森インフォメーションスペースは、市民交流センターの一部であるため、照明の点灯や消灯、清掃などの一般的な管理項目に関しましては指定管理者による管理を受けることになります。一方で、地域資源でございます小網代の森の魅力発信に関しましては、特別な知見が必要になるため、環境課が窓口になりまして、小網代の森の保全活用を進めております公益財団法人かながわトラストみどり財団が小網代の森インフォメーションスペースに出展をし、小網代の森の中で保全活動を展開しているNPOの協力を得ながら、映像の放映やパネル展示、週末を中心としました解説員の配置などを行ってまいります。多くの方々に小網代の森の魅力を発信することができるよう、トラストみどり財団やNPOと力を合わせて、小網代の森インフォメーションスペースの運営を図っていきたいと思います。
今後の企画の展開につきましては、小網代の森のよりよい魅力発信を継続していくため、環境課、トラストみどり財団、NPOによる運営会議をおおむね月1回程度、開催していくことを予定しております。初めて小網代の森インフォメーションスペースを訪れる方々だけではなく、リピーターの方にも楽しんでいただけるよう、映像コンテンツの更新を図っていくほか、現在、テーマを持った企画展の実施や小網代の森来訪者が参加できます写真展などを検討しております。今後の実施に向け、運営会議等で詳細を決定していきたいと考えております。
以上です。
○
草間道治議長 以上で、8番
長島満理子議員の質問を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治議長 次に、6番溝川幸二議員の質問を許可いたします。
[6番溝川幸二議員 登壇]
○6番溝川幸二議員 ただいま議長の許可をいただきましたので、公明・みうらクラブの一員として質問をさせていただきます。質問は発言通告どおりとなります。どうぞよろしくお願いいたします。
初めに、三浦市の医療・福祉サービスの利用について質問をさせていただきます。現在、生活を不自由なく暮らすために、介護保険サービスは多種多様な形態があります。例えば、サービスをどのように利用すればよいのか、ケアプランを作成していただく居宅介護支援事業所、食事、入浴などの日常生活上の支援を日帰りで行いますデイサービス、生活が居宅では困難な方が入所されます介護老人福祉施設サービス、入所して在宅復帰できるようリハビリテーションを中心としたケアを行います介護老人保健施設サービスなどなど、まだまだほかにもたくさんあります。
これらのサービスを利用するときに、サービスを受けたいのだけれども、どこに相談すればいいのか、また、どのようなサービスを受けられるのかなど、よく耳にします。そこで、1つ目の質問として、サービスを受けるまでの市民への周知、これをどのように行っているのかお伺いいたします。
また、私は、医療・福祉サービスを利用する人へとわかりやすく整理してつないでいく、このつなぐということをテーマに持っております。私の父は脊髄を痛めて車椅子の生活になっております。また、母は認知症の症状を患っております。そのときに私はどのように行動すればよいのか、誰に相談すればよいのか、非常に悩んだ時期がありました。そのときに、わかりやすい冊子など、案内などあればいいなと思ったところであります。恐らく市民の皆様も、大なり小なり私と同じような悩みをお持ちではないかと思います。そこで、医療・福祉を利用したい人へ簡単に説明できるようなフローチャートなどの作成や啓発活動について、市としてはどのようにお考えなのかお伺いいたします。
次に、三浦市自殺対策計画、今後の具体的な取り組みについてお伺いいたします。三浦市の自殺者の現状についてですが、世界保健機関の調べによりますと、人口10万人当たりの自殺死亡者数をあらわします自殺死亡率ですが、2015年時点では日本は主要先進7カ国の中でも最も高い値となっております。日本の自殺者数は平成24年に3万人を下回り、近年は減少傾向が続いていますが、いまだに日本の自殺死亡率は高い水準にあります。このような中で三浦市でも平成31年3月に三浦市自殺対策計画が策定されました。計画に記載されている三浦市の自殺死亡率は、神奈川県や全国平均と比べても高い値となっております。そこで、三浦市の自殺者の直近の状況をお伺いいたします。
次に、三浦海岸から菊名、金田、松輪、毘沙門、この三浦市の東側海岸方面にあります観光拠点の回遊性向上についてお伺いいたします。観光客の回遊性の向上を図るために、市の東側海岸線をもっと活用することで観光客が回遊することはできないかと考えております。例えば、観光拠点として、東側海岸線に三浦海岸の桜まつりで有名な河津桜を植樹することなどはできないかと考えております。市として観光客の回遊性の向上のために、東側の海岸線の活用をどのようにお考えなのかお伺いいたします。
以上で、1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 溝川幸二議員の1回目のご質問に関しまして答弁させていただきます。
医療・福祉サービスの向上につきましては、詳細は担当部長から答弁をさせます。
自殺対策についてでございます。議員のおっしゃるとおり、残念ながら三浦市の自殺死亡率、これは神奈川県や全国の平均と比較すると高い水準にございます。自殺は、精神保健上の問題だけでなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って、最終的に追い込まれたものというふうに言われております。三浦市の現状を改善し、最終的に自殺者のいない三浦市を実現していくためには、3月に策定いたしました三浦市自殺対策計画に基づいて、三浦市全体での積極的な取り組みが非常に重要であると認識いたしております。
直近の状況につきましては、担当部長から答弁させていただきます。
次に、地域経済の展望について、東側の観光の回遊性についてご質問いただきました。東側の観光の拠点、これは通勤や通学でも利用の多い三浦海岸駅が観光の起点というふうに考えます。そこから三浦海岸の海水浴ですとか京急沿線の桜まつりが観光のスポットとなっておりますが、東側の海岸線の観光スポットとしては金田湾の桜まつりなどがあるものの、まだまだ活性化が必要であるというふうに考えております。
溝川議員よりご提案のあった河津桜の植樹については、三浦海岸まちなみ事業協議会を中心として地域のボランティアや市内関係団体の皆さんが一体となって取り組んでいるとともに、京急さんを初め、多くの企業の皆様からもご支援をいただいております。これらのことを総体的に考えると、回遊性の向上のための東側海岸線の活用としては、新たな観光スポットづくりに河津桜の植樹というものも一つの手ではございますが、今ある自然豊かな景観を生かした手法も大変重要であるというふうに考えます。
東側の海岸線は、海岸がメーンの自然豊かな景観が魅力となっております。それらを十分に体感していただくためには、自動車よりも自転車ならではの景観を楽しんでいただきたいというふうにも考えます。三浦市では、現在、多くの来遊客が
みうらレンタサイクルを利用していただいています。最近では、お子様から大人までが赤い
電動アシストつき自転車を利用して市内を回遊する姿が目につくようになってきております。三浦海岸駅前には、
みうらレンタサイクルのポートがございまして、自転車を利用して風光明媚な東海岸線の景観を感じながら、三浦の食と自然を堪能していただければというふうに考えております。今後は、
みうらレンタサイクル運営協議会ですとか三浦市観光協会とともに、東側海岸線の活用について具体的な検討をしてまいりたいというふうに思っております。
1回目、以上です。
○
草間道治議長 保健福祉部長。
[下田 学
保健福祉部長 登壇]
○下田 学
保健福祉部長 溝川議員の1回目の質問にお答えをいたします。
まず、医療・福祉サービスの利用方法改善について、市民への周知についてでございます。周知方法の一つとして、65歳に達した月に郵送いたします介護保険証とともに介護保険ミニガイドを同封しております。この介護保険ミニガイドには、要介護認定を受けるまでの流れや利用できるサービスなどを紹介しております。また、要介護認定の結果の通知を送る際には、介護保険証とともに、ケアプランを作成できる事業所と利用できるサービスの種類を明記したチラシを同封しております。
さらに、相談をお受けした方には、「高齢者福祉と介護保険のあらまし」という冊子を市役所、南下浦出張所、初声出張所に置き、配布をしているところでございます。電話のお問い合わせをいただいた場合には、要介護認定の申請をされていない方には申請の案内を行っているほか、要介護認定結果が出ている方には、ケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談するようご案内をしているところでございます。そのほか、市のホームページでも広報を行っている状況でございます。
次に、フローチャートの作成や啓発活動についてお答えいたします。市民の皆様にわかりやすく説明することは、あるいはわかりやすい啓発をすることは重要な業務であると認識をしております。市民の皆様には情報をしっかりとお伝えし、選択肢をふやすことが必要だと考えており、市の広報紙やホームページで、その都度、ご案内をしているところでございます。しかし、市民一人一人、困っていることや悩んでいることは異なります。そこで、一概にフローチャートにするには若干難しい点もあるかなと今は考えております。今後も、市民の皆様からの問い合わせにつきましては、個別のニーズをしっかりと把握し、的確にご案内できるよう努めてまいりたいと考えております。
また、啓発活動の一つとしては、市民の皆様に医療、介護、予防、住まい、生活支援についてなどを包括的に知っていただくために、平成28年度に「医療と介護の資源マップ」と題しまして冊子を全戸配布しておるところでございます。これからも印刷物や市のホームページなどを活用いたしまして、啓発活動に努めてまいりたいと考えております。
次に、三浦市自殺対策計画、今後の具体的な取り組みということで、三浦市の自殺の現状についてお答えいたします。三浦市自殺対策計画では警察庁自殺統計の平成29年までのデータを利用しておりますが、計画策定後、平成30年度の確定値が公表されております。これによりますと、平成30年の三浦市を居住地とする自殺者は10人で、人口10万人当たりの自殺者数を指します自殺死亡率は22.50となっております。計画に掲載した自殺者数の推移では、平成21年度以降では平成22年の17人が最も多く、それ以外の年はおおむね10人前後で推移をしているところでございます。平成30年度も同様の状況が続いております。
以上です。
○
草間道治議長 6番。
[6番溝川幸二議員 登壇]
○6番溝川幸二議員 ご答弁いただき、ありがとうございました。それでは2回目の質問をさせていただきます。
まず、医療・福祉サービスの向上についてのうち、医療・福祉サービスの利用方法改善についてお伺いいたします。近年、高齢化が進んできて、マスコミでは高齢者にまつわるさまざまな報道がなされております。また、既に高齢者の4人に1人は認知症、またはその予備群とされ、今後も認知症の人は高齢化の進展とともに大幅に増加すると見込まれていると伺っております。国のほうでも超高齢化に向けて厚生労働省が打ち出しました認知症施策――新オレンジプランを推進してきましたが、この問題を直視し、さらに踏み込んだ対策を検討して速やかに実行していく必要があると政府全体で取り組みを始め、近日中には大綱が策定されるものと伺っております。
また、認知症は、本人はもちろんのこと、家族や地域にも大きな影響を与えるものと思っており、私自身も非常に悩んだ時期がありました。市民の皆様も誰に相談したらよいか、私と同じように悩んでいらっしゃる方がいると思います。そこで、市としては、この悩みをお持ちの方に対して、現在どのように取り組んでいるのか、また改善すべきビジョンをお持ちなのかをお伺いいたします。
次に、三浦市自殺対策計画から三浦市の自殺者の現状についてお伺いいたしましたが、高齢者に対する自殺対策についてもお伺いいたします。本年4月6日に南下浦市民センターにおきまして開催されました「ひとはなぜ、自殺するのか」という講演会の中で、若年層の自殺者が目立つように感じるが、自殺者の4分の1は70代以上の高齢者であるというお話があり、大変驚かされました。高齢者が自殺をする原因の多くは健康問題であるということでしたが、誰にも相談できず行き場を失った高齢者が自殺をするなどということは、いたたまれない現実を突きつけられていると感じております。三浦市も高齢化率が非常に高く、高齢者に対する自殺対策も重要であると考えますが、市としてはどのような対策を考えているのかお伺いいたします。また、高齢者対策以外の今後の取り組みについてもお伺いいたします。
自殺という悲劇を少しでも減らして、市民が安心して暮らせる、地域で支え合って生活できる、そのような仕組みづくりにも取り組んでまいりたいと考えておりますが、3月に策定されました三浦市自殺対策計画でも、「誰も自殺に追い込まれることのない三浦市を目指して」、これを基本理念として、自殺の背景、原因となるさまざまな要因について、生きることの包括的な支援として自殺対策に取り組むことや、関連施策の連携の強化を推進することなどが掲載されております。この計画には施策や事業についても記載がありますが、身近な人の自殺のサインに気づき、その人の話を受けとめて、必要に応じて専門相談機関などにつなぐなどの役割が期待されますゲートキーパーの養成研修や、自殺予防の普及啓発など、三浦市としての今後の具体的な取り組みについてお伺いいたします。
次に、観光拠点の回遊性向上については要望となりますが、三浦市は3方向を海に囲まれた風光明媚な土地柄でありますので、京浜急行電鉄のご協力や関連する団体やボランティアの皆さんなどと連携して、魅力ある三浦市の情報発信などにも力を入れていただき、来遊客がスムーズに観光スポットを回れるような活用方法もお考えいただきたいと思っております。
以上で、2回目の質問を終わらせていただきます。
○
草間道治議長 保健福祉部長。
[下田 学
保健福祉部長 登壇]
○下田 学
保健福祉部長 溝川議員の2回目の質問にお答えいたします。
初めに、医療・福祉サービスの利用方法改善について、認知症施策に対する取り組みや改善すべきビジョンについてお答えいたします。現在、地域包括支援センターに委託している認知症地域支援推進員及び市では、個別事案に対応しているほか、悩んでいることなどを気軽に話ができる場づくりとして、認知症地域支援推進員が主体となって認知症カフェ、認知症家族の会などを行っております。しかし、認知症カフェや認知症家族の会の参加者が少なく、参加者をふやすことが課題となっており、啓発活動が重要であると認識をしておるところでございます。
その上で平成30年8月に、医療・介護を切れ目なく利用できるよう記した手引であります認知症ケアパスを作成し、医療機関、警察、老人クラブ、民生委員などに配布いたしました。今後は、さらに広く周知するために、スーパーやコンビニエンスストアなどに配架いただけるよう交渉していきたいと考えております。また、国の認知症施策の動向を注視して、認知症施策の推進を図ってまいりたいと考えております。
次に、三浦市自殺対策計画、今後の具体的な取り組みについて、高齢者に対する自殺対策についてお答えいたします。三浦市は高齢化率が神奈川県や全国平均より高く、また60歳以上の年齢区分の自殺死亡率も高くなっており、高齢者への支援は三浦市自殺対策計画でも重要施策の一つとして挙げております。高齢者は、退職などを契機に、それまで属していた社会とのかかわりが途絶え、孤立、孤独に陥り、閉じこもり状態になりやすいと言われております。高齢者への支援の具体的な施策としては、高齢者の状況の把握、高齢者の居場所づくり、高齢者の社会参加の機会の提供に取り組んでまいります。
高齢者の状況の把握につきましては、民生委員や地域包括支援センターが、訪問や地域からの相談などにより、閉じこもりなど何らかの支援が必要な高齢者の状況を把握しており、今後は、その情報を市を含めた関係機関と円滑に共有することに努めてまいりたいと考えております。高齢者の居場所づくりについては、老人福祉保健センターやふれあいサロンなど事業を実施して、気軽に集うことができる場所の提供を行い、孤立、孤独の予防を図ってまいりたいと考えております。高齢者の社会参加の機会の提供については、公共施設や地区の会館などで定期的に運動を行う元気アップ教室など、健康維持や介護予防に役立つイベントを開催して健康問題に対する支援を行い、また、老人クラブやシルバー人材センターへの補助を行い、さまざまな場面で社会参加の機会の提供を支援してまいりたいと考えております。高齢者への支援では、このような居場所づくりや社会参加の機会をふやす取り組みを行い、地域の中で元気に生きがいを持って生活できる地域づくりの推進が重要であると考えております。
次に、高齢者対策以外の今後の取り組みについてお答えいたします。三浦市としての今後の具体的な取り組みについては、三浦市自殺対策計画の施策展開に沿って進めてまいりたいと考えております。ご質問にあったゲートキーパー養成研修につきましては、ここ数年、実施することができておりませんでしたが、今年度につきましては7月に消防団員を対象として実施する予定となっており、それ以降も継続してさまざまな方を対象に実施していきたいと考えております。
自殺予防の普及啓発については、三浦市自殺対策計画の策定を契機として、自殺予防に関する知識や相談窓口などが市民に普及するよう、市のホームページを更新したほか、これまでにも自殺予防週間などに実施している自殺予防キャンペーンを継続して実施し、市民の自殺予防への関心を高めていくよう努めてまいりたいと考えております。
また、昨年度、計画策定に向けて、保健・福祉・医療、警察など関係機関や庁内の関係の強い部署の参加により三浦市自殺対策会議を開催し、意見交換を行っております。「誰も自殺に追い込まれることのない三浦市を目指して」という計画の基本理念を実現していくためには、今後も会議を継続して開催し、構成員から施策について意見を求めるとともに、行政、関係機関の連携を図り、行政だけではなく三浦市全体で自殺対策を推進していくことが重要であると考えております。
以上です。
○
草間道治議長 6番。
[6番溝川幸二議員 登壇]
○6番溝川幸二議員 お答えいただき、ありがとうございました。それでは最後に、お答えいただきましたことを踏まえて要望をさせていただきます。
最初にお伺いいたしました医療・福祉サービスの向上についてですが、医療・福祉サービスは利用方法がわかりにくいことが現状であるかと思います。周知方法の一つとして、利用手引の作成やガイド誌の配布、また認知症カフェの開催告知、家族会への参加募集、医療・介護を切れ目なく利用できるように記した認知症ケアパスなどを作成していただいているとのことではありますが、市民の皆さん誰しもが利用していく可能性のあることでありますから、いざ利用するときに滞らないよう、今後も利用する市民の方へ周知努力を行っていただきたいと思っております。
次に、三浦市自殺対策計画、今後の具体的な取り組みについてですが、7月に消防団員の皆さんを対象としたゲートキーパー養成研修が行われたり、ふれあいサロンの開催などで高齢者の居場所づくりなども行われているとのことですが、自殺対策は非常に重要な取り組みであり、三浦市自殺対策計画も新たに策定されましたことから、今後も保健・福祉・医療、教育など関係機関の連携をより強めていただき、自殺予防へ積極的に取り組んでいただきたいと考えております。
以上で、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
草間道治議長 以上で、6番溝川幸二議員の質問を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治議長 次に、5番
石橋むつみ議員の質問を許可いたします。
[5番
石橋むつみ議員 登壇]
○5番
石橋むつみ議員 それでは、日本共産党の一員として一般質問を行います。
1つ目は、ごみと環境についてです。
私たちが暮らせば、ごみは必ず出ます。ごみ処理の仕方は私たちの暮らしに密接に結びついています。ことし、横須賀市とのごみ処理広域化が始まります。自区内処理――自分の住んでいる、なるべく小さい範囲で処理をすることが一番いいと思っておりますけれども、三浦市と横須賀市で協力をしながら処理の共同作業、進められてきました。三浦市のごみ行政にとって、まさに節目の年となるのではないかと思います。ごみ処理基本計画についても、広域化のスタートに合わせる形をとっているので、本年度中に新たな計画が策定される予定なのではないかと思います。まず、新たなごみ処理基本計画の基本方針や計画期間、また策定までのスケジュールなどについてお伺いをいたします。
小さい項目の2番ですけれども、ごみダイエットアクションプログラムです。広域の新たなごみ処理体制がスタートするまでの間は、引き続き三浦市の一般ごみは横須賀市南処理工場で処理、焼却してもらうわけですけれども、今年度の「プラ混入NO! 水切り徹底!」を掲げて、ごみダイエット大作戦に取り組む、これは続けてやるのかなというふうに思います。
この間、5月15日に今年度のごみダイエット大作戦アクションプログラム、これをいただきました。中を見てみましたけれども、27項目にわたって今年度取り組む事項が書いてあります。議会でも、また市民の間でも今までさまざまに提案されたり話し合われてきたこと、ごみ懇談会やさまざまな場所で取り組まれてきたことなどが、だんだん少しずつこの中に反映されているなというふうにも思いながら見ました。
例えば、私、ずっと言ってきました生ごみの処理、キエーロの活用です。知っている方は「あ、また言っている」って思われるかもしれない。笑っている方も……。なんですけれども、モニター制度などを始めて少しずつ広まってきて、とにかく水、生ごみ、それをお金をかけて処理しないで土に返してやろうという考えというか、そのやり方に同感をして協力をする。生き方として、それを使う、広めるという方もふえてきています。そのようなことも、この中に入っているなと思いました。それから、マイバッグ、マイボトル。使い捨てのものをなるべく受け取らない。3Rのほかに、4Rでリフューズといって、すぐ捨てるものは「要らないよ」って断る。その言葉は入っていませんけど、そのようなことも、17番とかね、入っています。いっぱいあるんですけれど、そのように今まで……、都市厚生の委員会で函館に視察に行ったときの、食べ切り協力店のホームページへの記載なども中に入っていますね。ですから、議論してきたことが少しずつ生かされているな、もっと頑張らなければな、頑張ってほしいなという思いでこれを見ました。
長年課題となっている水分率について、今どんな状況になっているのかをまずお聞きします。また、さっきもちょっと言いましたけれども、今年度のアクションプログラムのうち、キエーロ普及に関するプログラムと、それから事業系ごみの水分率削減。事業系ごみって、まとめて出されるので、なかなか中身を調べたりするのが難しいのかなと思いますけれども、ここできちっと取り組めば、うんと減るんじゃないかなと思いますので、この2つについて具体的な内容を教えていただきたいと思います。
3つ目の小さな項目ですけれど、プラスチックごみについて伺います。プラスチックごみについては、環境汚染の問題として、昨年夏に鎌倉由比ヶ浜で打ち上げられたクジラの赤ちゃんの胃の中からプラスチックごみ、レジ袋だとかさまざまなものが出てきた。そのようなことをきっかけに県内でも、鎌倉市は昨年10月に「かまくらプラごみゼロ宣言」を行いました。県と連携しながらレジ袋の利用廃止、回収などを進めるとともに、新たな取り組みとしてプラスチック製ストローだとか市役所に設置している自販機のペットボトル、これをできるだけ廃止していく取り組みを進めるなどという宣言をしています。
今、国際的な問題にもなってきています。神奈川県のSDGs、持続可能な社会を目指す、この流れ、この考え方とも一致をしていくかなと思いますけれども、三浦市ではまだまだ取り組みが少ないのかなと思います。市民まつりなどでも、プラスチックごみ海洋汚染、海洋ごみのことなどのパネルが展示されたこともあって、海岸で来遊客が置いていってしまうごみももちろんあるんですけれども、それよりも、海のごみの7割は川から流れてくるプラスチックごみだという問題も今大きく取り上げられてきています。このような環境汚染の問題について、三浦市としてどのような姿勢で取り組んでいくのかお伺いをいたします。
2番目の大きな項目は、学童保育についてです。
学童保育というのは、お父さんやお母さんが仕事をしていて昼間、家にいない、子供たちが帰ってきたときに子供だけになってしまう、小学生の保育園とも言えるようなものですけれども、三浦市は大変、学童保育については40年以上、古い歴史を持っています。そして、学校のある日は放課後の時間、ここで過ごすわけですけれども、長期休暇の場合も、土曜日や夏休み中の長期休暇中は朝から夕方までの1日を過ごすこともあるわけで、大変、子供たちにとっては第2の居場所とも言える、第2の家庭とも言える大切な施設です。そして、異年齢がいる、過ごす場所でもあります。その役割を持っている学童保育についての現状をまずお聞きします。
また、本年度、初声の
放課後児童クラブひまわりが初声小学校に移転をする予算が3月に審議されて、通りました。現段階での進捗状況、スケジュールについてどうなっているのかを、まずお聞きします。
3つ目の大きなテーマは、選挙についてです。
ことしは12年に1度、統一地方選と参議院選挙が重なる、いわば「選挙の年」とよく言われる年です。ところが、普通選挙になってから随分たつわけですけれども、選挙の投票率、各種選挙でだんだんだんだん下がってきているように見受けられます。まず、ことしの4月の選挙の投票率について、三浦市の場合どうであったのかをお伺いいたします。
2番目の小さな項目ですけれども、選挙公報についてお伺いをいたします。選挙公報というのは、皆さんもご存じだと思いますけれども公職選挙法、また三浦市の条例にも規定を、選挙公報の発行に関する条例という三浦市の条例もあるわけですけれども、それに記載をされていますけれども、「選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して、選挙の期日前2日までに配布するものとする」と書かれて、大変大きな役割を持っているものです。候補者全体の政策を見比べながら見る、いろいろなことを知ることができる情報媒体としては重要だと思います。
以前、2年ほど前にも一般質問で私も取り上げました。三浦市は、新聞折り込みによる配布をやっているかと思いますけれども、年々、一方で新聞の講読世帯、月決めの新聞をとっている講読世帯は減少してきています。市民に選挙公報が行き渡っていないのではないかと思われるんですけれども、2年前の質問のときに、何とか全所帯、きちっと届けるように工夫してほしい、考えてほしいということも投げかけましたが、その後どのようなことをしてこられたのかをお伺いいたします。
もう一つは、投票所についてです。投票所の中には大変狭い場所があったり、「坂道を登らないと行かれない場所にあるので、とても行かれないよ」、そんな声を聞く場所があったり、幾つか声を聞いています。バリアフリーの問題もあります。歩いて来る方や駐車場――車で来る方の駐車場の問題などもあるんですけれども、この投票所についてのさまざまな市民の要望、それについて市としてどんな対応や、どのような策を講じておられるのかをお伺いをいたします。
以上で、1回目の質問を終わります。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 石橋議員の1回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
まず、ごみ処理基本計画についてでございます。横須賀市との広域化がスタートを迎える今年度でございますが、市のごみ処理基本計画についても新たな計画を策定することになります。しかし、新たなごみ処理計画においても、これまでの減量化と再資源化という大きな基本方針は変わらないというふうに思います。計画期間につきましては、国が示す策定指針の中で10年から15年が目安となっておりますが、総合計画や横須賀市のごみ処理基本計画との整合なども考慮に入れながら決定していきたいというふうに考えます。策定スケジュールとしては、まず素案を固めて年内にパブリックコメントを行って、その後、必要な修正を加えて、広域処理が本格稼働となる3月までに策定作業を完了させたいというふうに考えております。
ごみダイエットアクションプログラムについてでございます。水分率の現状でございますが、一般ごみの水分率の状況につきましては、平成30年度の年間平均値において57.3%という状況でございます。例年と比較しても、いい数値があらわれております。特に直近の3月の結果が52.3%だったということで、目標が水分率50%でございますので、その目標が少し見えてきた状況ではないかと感じております。
広域処理のスタートに伴いまして、南処理工場での焼却については10月末までとなります。ごみダイエット大作戦という形では今年度が最後となりますが、5月30日の三浦海岸駅及び三崎口駅における駅前キャンペーンにおいても皆様に呼びかけさせていただいたように、引き続き市民の皆様には水切りの徹底について協力をお願いしていきたいというふうに考えております。
具体的なプログラムにつきましては、担当部長から答弁をさせていただきます。
プラごみについてでございます。神奈川県が平成30年9月に「かながわプラごみゼロ宣言」を発表した後、三浦市を含む県内の多くの自治体がこの取り組みに賛同する旨を公表しております。今後は、神奈川県を中心としてSDGsを目指した取り組みが広がっていくのではないかと期待をいたしております。本市においても、先日実施した駅前キャンペーンの中で、かながわプラごみゼロ宣言の関連グッズやチラシの配布などをあわせて行っておりまして、今後も県とも連携をして啓発活動などを行っていく考えでございます。
学童保育や選挙につきましては、担当の部長並びに局長から答弁をさせていただきたいと思います。
○
草間道治議長 都市環境部長。
[中嶋謙一
都市環境部長 登壇]
○中嶋謙一
都市環境部長 石橋むつみ議員の1回目の質問のうち、アクションプログラムの具体的な内容についてお答えいたします。
まず、キエーロの普及に関する取り組みでございますが、これまではモニター事業という形で、市が作製しましたキエーロをモニターに配布しまして、実際に生ごみの削減効果を実感していただくということを実施してきました。今年度は、キエーロを市民の皆様にご自身でつくっていただくような取り組みを実施していきたいと考えております。キエーロのつくり方を広報等で紹介するだけではなく、できれば市民ボランティアの方々の協力もお願いしながら作製講座などを実施できればと考えております。
次に、事業系ごみの水分率削減に関する取り組みでございますが、今年度も三浦商工会議所等のご協力をいただきながら、特に生ごみを多く排出します飲食店や民宿などを中心に、生ごみの水切りについて協力をお願いしていきたいと考えております。
以上です。
○
草間道治議長 保健福祉部長。
[下田 学
保健福祉部長 登壇]
○下田 学
保健福祉部長 石橋議員の1回目の質問のうち、市内の学童保育の状況と
放課後児童クラブひまわりの移転の状況についてお答えいたします。
まず、市内の学童保育につきましては、4施設6クラスで、児童数は188名おります。
次に、
放課後児童クラブひまわりの移転の状況ですが、日常の授業に影響が出ないように、夏休み中に移転先である小学校――初声小学校の工事をする計画でありまして、9月中の移転に向けて調整をしているところでございます。
以上です。
○
草間道治議長 選挙管理委員会事務局長。
[岡部隆二
選挙管理委員会事務局長 登壇]
○岡部隆二
選挙管理委員会事務局長 石橋議員のご質問のうち、選挙についてお答えをいたします。
初めに、投票率についてでございます。今回の神奈川県知事選挙の投票率につきましては25.32%でございました。前回、平成27年執行の神奈川県知事選挙の投票率24.27%と比較しますと、1.05ポイント上昇してございます。
次に、今回の
三浦市議会議員選挙でございますが、投票率につきましては45.37%でございました。前回、平成27年執行の
三浦市議会議員選挙の投票率46.13%と比較をしますと、0.76ポイント減少してございます。ただ、4月に執行されました議会議員の選挙、神奈川県内では14市・町において執行されましたが、前回、平成27年と比較をしますと、本市を含めて11の市・町で投票率が減少してございます。
次に、選挙公報についてでございます。選挙公報の配布方法については新聞折り込みを基本としておりますが、新聞を講読されておらない世帯等につきましては、本人からの請求により郵送で対応している状況にございます。1度請求のあった方々につきましては、引き続き選挙公報については郵送で対応してございまして、今回の選挙におきましても、平成29年の市長選挙と比較いたしますと、1件増の8世帯に対し、選挙公報を郵送しております。
その他の手段としまして、本市のホームページへの掲載を行ってございますが、先日の
市議会議員選挙の選挙公報につきましては、告示日の翌日に、夜になりましたけれども翌日にホームページへの掲載を行い、また市内の公共施設や駅、市立病院、高齢者施設、高等学校、郵便局等々へ配架しております。これも平成29年の市長選挙時と比較をいたしますと、県から指定を受けた老人ホームなど不在者投票施設3カ所がふえまして、今回47カ所に配架してございます。
議員ご指摘のとおり、新聞の購読世帯数は減少傾向にあると聞いておりますが、現在、本市では新聞折り込み以外に短時間で多くの世帯に配布できる方法が他にない状況でございます。これにつきましては、今後、他市の取り組み状況等を参考にしながら検討してまいりたいと考えてございます。
次に、投票所の関係でございます。幾つかの投票所につきましては、道路が細くて行きにくいですとか駐車場が狭いですとかといったご意見を市民からいただくことがございます。選挙管理委員会としても、他の要件もございますが、投票所の地区内で最も……極力といいますか、一番行きやすい施設を投票所としてまいりたいと考えてございます。各投票所地区内で今の投票所よりも条件のよい施設ができまして、市民からの要望が多ければ、これについては前向きに検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
草間道治議長 5番。
[5番
石橋むつみ議員 登壇]
○5番
石橋むつみ議員 それでは、2回目です。
新たに策定されるごみ処理基本計画には、広域処理に伴う施設整備の内容や、変更される分別区分等について盛り込まれるのではないかなと思います。ほかにどのようなことが盛り込まれるのかをお聞きいたします。今、持続可能な環境を次の世代に手渡していくために、ごみ処理の基本、先ほどの答弁にもありましたけど、減量と資源化が基本だよということには変わりがないと考えます。減量と資源化というより、むしろごみをつくらない、ごみにしない暮らし方、これを事業者も市民も真剣に考え、行動する必要があるのではないかとも考えています。このごみ処理基本計画に、先ほどお答えになった内容のほかにどのようなことを盛り込まれていくのか、この町のあり方も含めてお聞きをいたします。
ごみダイエットアクションプログラムについてです。キエーロは、何回も申し上げますけれども、土に返す。生ごみそのものを、水、水分をごみとして排出しない。お金をかけて水を処理するというのはとても、やってはいけないことではないかということで、そこに基づいてやってきているわけですけれども、減量化や水分率の課題についても非常に効果的であるというふうに考えております。アクションプログラムの中で、モニター事業の結果などを踏まえて、講座ですとか、市民の方と一緒にキエーロをつくるといったことも考えているという話がありましたけれど、事業系の水分率削減プログラムと組み合わせて、飲食店や施設など生ごみを多く排出される事業所に対して、生ごみの資源化、キエーロの活用を含めて、ごみの問題を投げかけてみてはいかがかなと思いますが、どうでしょうか。
続いて、学童保育について伺います。子供たちが安心・安全に過ごすことができるためには、まず施設の場所の確保、安全な場所が確保できることが大切です。初声小学校に隣接するひまわり、遊び場との関係や下校時の動線などはとてもいいんですけれども、施設が非常に古く、築50年、木造家屋を学童クラブとして使っています。老朽化で一部使用できない部屋もあって、国の基準である児童1人当たりの面積1.65平米を確保できていない。裏に急傾斜面があって標高も低い場所ですから、土砂災害や出水などの心配。豪雨のときは初声市民センターへ子供たちともども避難しているんですよ、そんなお話も今まで何回も聞いてきました。
初声小学校の4階、移転の方向で予算が組まれ、学校や学童や担当部署との協議のもと、設計、工事などもろもろ段取りが進められていると考えます。また、小中学校のエアコンの整備事業も今進められているときです。昨年は、温暖化の影響とも言われますが、7月から異常な高温の日々が続きました。どちらの事業も並行して、しっかり調整をしながら、子供たちにとって安心・安全に過ごすことができる場所を、より早く、より確実に充実させるよう要望しておきます。
もう一つ、子供たちが安心・安全に過ごすことができるためには、指導員さんの果たす役割は非常に大きいと考えます。学童クラブは、1年生から6年生までの異年齢の児童が放課後、「ただいま」と帰ってきて、ともに過ごす、第2の家庭とも言われます。学年によっては、学校の教室にいる時間よりも長い時間を学童クラブで過ごすことになる場合もあります。長い夏休みとかじゃなくても、学校よりもクラブのほうが長いよという学年もあります。
三浦市
放課後児童クラブ連絡協議会と議員の懇談会が、ここ何年でしょうかね、毎年開かれていますが、そこでいただいた資料から引用しますと、指導員の仕事、役割は重要ですとあって、幾つか項目が出ているんですけれども、子供の安全、健康、衛生を確保する、子供の安定した生活を保障する、遊びやその他の活動、行事などの豊かな生活を保障する、おやつを提供する、施設外保育に努める、外出、地域との交流に努める――これはクラブの中というか、関係していることですけども。そのほかに、家庭との連絡、協力を図る、また関係機関、行政や地域との連携を図るなどと書かれています。いっときに学校の先生であったり、保母さんであったり、給食調理員さんであったり、保育士さん、そしてお父さんやお母さんのかわりもしている。何役も担っているのが学童保育の指導員です。
三浦市の学童クラブは、国・県・市からの補助金と保護者の支払う保育料を運営費として保護者会が運営を行っています。共働き、ひとり親、介護や病気療養などの状況にある家庭にとって、学童クラブの運営を担うことは大きな負担に違いないという側面もあります。しかし、保護者同士が、また指導員の方々と一緒に子供たちにかかわり、よりよい環境をということで今までつくってきたものかと思いますけれども、時には運営協議会などを通じて地域の方々も交えて、自分の子供も周りの子供たちも一緒にかかわっていくことで、親自身、保護者も学ぶことが多かったという声をたびたび聞きました。
保護者は、子供たちが卒業したら代がわりします。でも、継続的に専門的に安定して学童クラブにかかわる指導員さんがいなかったら、代がわりしたたびに、どうしたらいいんだろう、何をやればいいんだろうという状況になってしまう。それほど指導員の確保は大切で大事な仕事だと思います。雇用形態や条件、研修の機会の保障など、運営者は保護者会であっても市の支援は必須です。そこで、指導員の処遇改善が、仕事に見合うだけのきちっとした支援が必要。その意味で処遇改善の状況、今どういうふうになっているのかをお聞きいたします。
続いて、選挙についてです。先ほど、選挙公報は新聞折り込みで届けているというお話がありました。いろいろ質問したときに、やはり国政選挙だと期間が長いですけれども、市議選などだと1週間ですから、投票日の2日前までに届けるとなると、新聞折り込みが一番早くていいのかな、仕方ないのかな。個別配達も検討してみたらどうですかという話をしたこともありましたが、なかなか三浦市ではそれを請け負う業者が見つからなかったり、誰か頼んでといっても、町によってはシルバー人材センターに依頼をしているというところなどもありましたけど、なかなか難しいというのも理解をしてきています。ただ、今、月決めの新聞をとる世帯が減ってきているという話も聞いています。実際に販売店さんなどからも聞きました。そこで、今、三浦市は新聞折り込みでどれくらいの部数を、何紙に折り込んで配布をしているのかをお聞きします。
次に、選挙のしおりについて、ちょっとお聞きをします。たまたま横須賀市の選挙管理委員会と横須賀市明るい選挙推進協議会が出している選挙のしおりを見る機会がありました。2018年と書いてあって、表紙に子供たちに募集をした標語、「考えてその一票で変わるんだ」とか「投票し自分の意見を伝えよう」。これ、入選した子供たちの、明るい選挙標語の入選作なんですけど、それ以外もところどころに作品が挟み込まれていて、ページ数もなかなか多い冊子です。選挙制度のあゆみ、男性しか選挙、投票ができなかった時代から、税金の額で投票する人が、投票権が決まっていた時代から、選挙のあゆみも書いてある。また、選挙の原則だとか、どんな種類の選挙があるか。いっぱい項目があるんですけどね、各種選挙の任期満了日ですとか、選挙人名簿というのはどういうものだとか、それから不在者投票はどんなふうにするのか、選挙運動はどんなことをするのか。さまざまな項目で、とても丁寧に書いています。豆知識ということで、票数が同数だったらどうするんだとか――じゃんけんという例が神奈川県内にもありましたけれども、供託金はとか、ドント方式って何、さまざまなものが盛り込まれている冊子です。これ、ずっと置いておいて見てもおもしろいな、三浦でもこのようなものがどこかにないかなというふうにも思いました。
横須賀市の選挙管理委員会の担当に問い合わせをしたんですけれども、どうやってつくっているんですか、どういうふうに発行しているんですか、いつごろからやっているんですかとお聞きしました。そうしましたら、この標語を載せるために毎年12月ごろ、市内の市立小学校のうち、教育委員会から推薦のあった学校2校――学校いっぱいあるので、きっと2校ごとに毎年、標語の募集を行っているんだと思うんですけれども、応募のあった標語について、審査会を経た上で受賞作品を決定して、それをしおりに掲載して骨子の選挙の説明をするために、時期的に12月になっているというお話でした。平成3年度からずっと発行しているという話です。これ、最後のところに1,500部発行しているということですから、もし最初から部数、ずっと同じだとすると、平成3年から20何年ですよね。そうすると大変な数になるな。それが子供たちの標語とともに市民の中に行っているんだなというふうに思いました。活用をどのようにしているのかな、伺いましたら、出前授業などの啓発の活動の際に対象者に配布をしています、小中学校から高校生ぐらいの方に出前授業をやっていますというお話でした。
紹介をしたんですけれども、三浦市ですぐにこれをつくるというのは、選管の体制もあってなかなか難しいだろうなとは思うんですけれど。ただ、選挙啓発になかなか、皆さんに興味を持ってもらうためにも参考になるのではないかなと思いますので、それについてのご意見をお伺いいたします。
以上で2回目、終わります。
○
草間道治議長 石橋むつみ議員の質問の途中ですが、暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。
午前11時52分休憩
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
午後 1時00分再開
○
草間道治議長 再開いたします。休憩前に引き続き一般質問を継続いたします。
休憩前の質問に対する市側の答弁を求めます。
都市環境部長。
[中嶋謙一
都市環境部長 登壇]
○中嶋謙一
都市環境部長 午前中の
石橋むつみ議員の2回目の質問のうち、ごみ処理基本計画と事業者へのキエーロ活用の働きかけについてお答えいたします。
ごみ処理基本計画ですが、広域で整備いたしますごみ処理施設の概要や、分別区分について記載していくことはもちろんでございます。そのほかに、ごみの減量化や再資源化の目標値について盛り込む予定でございます。また、現在進めておりますごみ収集業務の委託化の方針や、中継施設や清掃事業所のあり方等も記載する考えでございます。
キエーロ活用についてでございますが、キエーロで処理できる生ごみの量には限界がございますが、生ごみを大量に排出しています事業者であっても、お金をかけて処理する生ごみを少しでも減らしていくという考え方に賛同していただけるのではないかと思いますので、キエーロを活用していただける事業者がいないかどうか、働きかけは行っていきたいと思います。
以上です。
○
草間道治議長 保健福祉部長。
[下田 学
保健福祉部長 登壇]
○下田 学
保健福祉部長 石橋議員の2回目の質問のうち、処遇の改善についてお答えいたします。
指導員の処遇につきましては、子ども・子育て支援交付金交付要綱に基づきまして、処遇改善加算を平成30年度から行っているところでございます。この加算は週の勤務日数に応じまして、処遇の改善として加算がつくものでございます。今年度におきましても同様にこの加算を実施しておりまして、指導員の給与に反映をされているものでございます。
以上です。
○
草間道治議長 選挙管理委員会事務局長。
[岡部隆二
選挙管理委員会事務局長 登壇]
○岡部隆二
選挙管理委員会事務局長 石橋議員の質問のうち、選挙についてお答えをいたします。
初めに、選挙公報についてでございます。新聞折り込みによります選挙公報は、前回の
市議会議員選挙におきまして2万部を7紙で配布してございます。
次に、選挙のしおりについてでございます。議員のほうからお話のありました横須賀市が作成しております選挙のしおり、これに類する冊子は本市独自では作成してございません。冊子ではございませんが、平成30年度の啓発事業としまして、三浦初声高校の3年生に対しまして、当市で作成したチラシ、こちらと明るい選挙推進協会作成のリーフレットを配布しまして選挙啓発を行ってございます。また、市内の小学校6年生を対象としました、せんきょ入門教室、こちらで独自で作成をしたチラシを使用しまして、子供たちに選挙について理解してもらえるよう啓発を行ってございます。
石橋議員のほうからご提案のありました選挙のしおり作成につきましては、横須賀市を含めて他の先進市・町の事例も参考にして、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
草間道治議長 5番。
[5番
石橋むつみ議員 登壇]
○5番
石橋むつみ議員 それでは3回目です。
ごみ処理基本計画の中に盛り込む内容、また減量化や資源化の目標値など、目指していく内容を盛り込んでいくというお話がありました。やはり今度の9月から始まる、ごみ説明会などでも、ただ分別の仕方が変わりますよというだけではなくて、将来に向けての減量化、資源化、あるいはごみをつくらない暮らし方、持続可能な社会に向けて、この町がどうやっていかなければいけないかという視点も含めて取り組んでいただきたいと思います。
そして、この機会を利用して、多分、200回を目標としているということですから、いろいろなご意見が出たり、いろいろな場面があったりすることと思いますけれども、市民一人一人がごみの問題を自分の問題として考えることも大事になってくる、そういう機会にするために市としても頑張っていただきたいと思います。今回のアクションプログラムの中に職員が、担当の職員、環境の担当の職員だけではなくて、職員全体でそれに取り組んでいくためにアクションするんだということも含まれていました。やはり担当だけではなくて、そういうところでもやっていくことが大事だと思います。
それから、このアクションプログラムの中にはありませんけれども、今、分別の仕方がなかなか難しい、介護の必要な方ですとか高齢の方たちに対してどのようにしていくかなど、今回はアクションプログラムに基づいて質問しましたので、それについてのお答えとか考えはあれしていませんけれども、今、とても地域では問題になっているというか、どうやって解決したらいいんだろうか、ごみ屋敷になりかねないお宅をどうやってサポートしていったらいいんだろうかとか、いろんな話が、相談や話が出てきています。分別の仕方をただ説明するだけではなくて、そういう方へのサポートをどういうふうにしていくのかなということも今後考えなければならない課題かなということは申し述べておきます。
先ほど答弁いただきましたけれども、プラスチックのことに関しては、すぐにごみゼロ宣言、この町でできるかどうか難しいですけれども、今、世界のニュースを見てますと、レジ袋を廃止すると国が決めたところですとか、チリだとかカナダのトルドー首相のニュースなども飛び込んできました。やはり環境を大事にする自然環境のいい町、この町をこれからどういうふうにしていくか。大切にして次の世代に渡すというところでは、ごみゼロ宣言に類するようなというか、どうしたらそれを先進的に三浦でやっていけるかということも含めて考えていっていただきたいと思います。
2つ目、学童保育です。今、処遇改善の事業、基準、市の算定基準でということでしたけれども、国の算定基準にまだ追いついているのかな、追いついていないのではないのかなとも思います。やはり先ほど来の話、2回目の質問でも申しましたけれども、指導員の仕事って本当に多岐にわたっていて、大事な役割を果たしている。その質の確保という言い方がいいのか、それはとても大事なことだと思います。この間、昨年の12月ですとか、ことしに入ってからも、さまざまな新聞で学童保育の現場、目配りできる人数が減っていったら危険がいっぱいだよ、学童保育の職員1人体制では大変じゃないかというような記事がたくさん出てきています。その中で、やはり人材をしっかり確保することと指導員の質の確保のためには、処遇をしっかりしていくことが大切だと思います。市としては市の基準というか、条例をそのまま踏襲していくということですけれども、今まで議会も市もずっと支えてきた学童保育です。質の確保が図られるような適切な対応を今後もよろしくお願いをしておきます。
3つ目、選挙についてです。選挙公報のことで何部配布、新聞折り込みしているんですかという質問に、2万部、折り込みをしていると言われました。でも、三浦市の世帯数は1万7,000世帯。新聞をダブってとっている方、月決めの日刊紙をダブってとっている世帯もあるとは思いますけれども、本当にちゃんと届いているのかなというのはとても心配です。
新聞協会ですとか、それからマスコミ……マスコミというか調査によれば、2008年から2018年の10年間で98%から――片一方の統計調査では88%と書いてありましたけど、9割近く月決めの新聞を講読していたという所帯数が、今、2018年の統計では7割になっている。69.幾つとか7割とか、幾つか、2つほどの統計でそんな数字が出ています。
三浦市にそれがそのまま当てはまるかどうかは何とも言えないんですけれども、もし1万7,000所帯のうち3割のおうちが……、5月時点で1万7,530所帯でしたか、3割のおうちが新聞をとっていないとすると、折り込みによって公報が届かなかったおうちが5,000所帯くらいあるという計算にもなります。具体的にどうなのかというのは、なかなか販売店の方にも聞いてみなければわからないのかなと思いますけれども、販売店の方に聞きましたら、本当に今、新聞を月決めでとるおうちが減っていますよ、経営も大変なんですなんていう苦労話もお聞きしました。最近です。もとの課題に戻って、そのようなことも含めて、公報がしっかり有権者のところに届く、届けるということをやはり市としてもきちっと取り組んでいきたい、取り組み続けていっていただきたいと思います。
届かないおうちには、郵便申し込みしてくだされば郵送しますよという話でした。でも、前回聞いたときが7件、1件ふえて8件になったという話ですね。新聞講読していないので公報を届けてくださいという電話の申し込みとか、そういうのをどうやってしたらいいのと言って、知らせていますと言うんですけど、これ、選挙のたびに出されるお知らせです。これは4月7日、4月21日の分ですけれども、この一番下のところに、選挙公報は新聞折り込みで配布します。その下のほうに、新聞未講読の方は郵送もできますので、選挙管理委員会までお申し出くださいって小さく書いてあります。しかも、このお知らせは区の逓送ではなくて、新聞折り込みだそうです。ということは、新聞をとっていない人は、なかなかここを読めないのかな。「三浦市民」って市の広報にも言っていますのでということですから全然知らせていないということではありませんけれども、もうちょっと積極的にアピールしてほしいな。郵送申し込みを1回した人には、次回からは申し込みしなくても届けているそうです、三浦市も。ということも含めて、きちっと知らせてほしいなと思います。
それから、公報を今まで、以前はホームページを利用できなかったんですが、今回はホームページに翌日上げたということなので、それについては印刷よりも早くホームページに上げることができたということは、早くてよかったなというふうに思います。そのことも含めて、やはりまだ検討の余地や研究の余地があると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
選挙のしおりについてです。これと同じものを三浦ですぐつくってくれとは言いませんけれども、結構話題の中で……、市民の話題の中で関心のあることが散りばめられています。大いに参考になると思いますし、先ほど横須賀市のことや、横須賀市に限らず、このような啓発冊子の充実について研究をしながら、前向きに研究するというふうに答えてはくださいましたので、ぜひそれを引き続きよろしくお願いしたいと思います。子供たちにとっては本当に、自分の標語が載っていたら、これ、大事にしてずっと読むんじゃないかなって思いました。
そのことも含めて要望して、私の一般質問を終わります。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 石橋議員の3回目のご質問に関しまして答弁させていただきます。
ごみ処理基本計画についてでございます。広域処理に伴って変更する分別区分ですとか収集曜日の内容を説明するために、9月からごみの説明会を開催させていただく予定でございます。おっしゃられたとおり、減量化ですとか再資源化ですとか、そういったことの必要性やプラスチック汚染の環境問題、こういったものも市民の皆様一人一人にごみの問題を考えていただくいい機会であろうというふうに思います。お話にございましたように、予定では各区や団体の皆さん向けに200回程度の説明会を開催させていただくことになるというふうに思っておりますが、1人でも多くの方にご参加をいただいて、三浦市のごみ行政が節目を迎える今年度でございますので、市民の皆様とともに新たなごみ処理体制をスタートさせる年にしていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
○
草間道治議長 以上で、5番
石橋むつみ議員の質問を打ち切ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
○
草間道治議長 次に、1番石渡道臣議員の質問を許可いたします。
[1番石渡道臣議員 登壇]
○1番石渡道臣議員 会派は、明日の三浦でございます。地元のことばかりで申しわけありませんけど、それでは始めさせていただきます。
地元の初声地区の諸課題についてということで、CCRC構想についてお伺いします。まず最初に、事業者への要望事項についてということでお聞きします。我々、まだCCRC構想というものが、言葉が出る前に、平成20年ごろに地元の区長、入江地区開発委員会というのを立ち上げました。今では初声高校も加わって6地区になっております。その中でプロパスト、スマートコミュニティと私はかかわってまいりました。平成18年には、初声町入江地内土地利用方針というのが三浦市より出されております。これは、当該土地で開発事業を計画するには三浦市の目指すまちづくりにご協力くださいというもので、三浦市のいろいろな思いが込められておりました。
一部、報道発表を引用させていただいておりますが、入江地区と申しましても、皆さんご存じの、今カインズホームがございます。カインズホームから後ろに向かって、海のほうに向かって広大な土地が今あいております。その辺のところを入江地区と申します。その、あいている大型開発事業については、平成19年に西武鉄道からプロパストに売却されました。(仮称)プロパスト計画として、住宅1,522戸、タワー型マンション、これは地上28階地下1階、あと140の客室を備えたリゾートホテル、マリーナ、商業施設、公園等を整備する超大型開発事業でございました。市で試算された計画人数はおよそ3,000人以上と、それにこういう施設を利用する交流人口も加えましたら相当な人数になると思います。それには三浦市の定住促進とか地域活性化に大きな期待が寄せられておりました。
平成20年度に、皆さんご存じのとおりサブプライムローンとかリーマンショックとか、そのようなものがございまして、プロパストのほうも事業者の都合により中断に至り、それからほったらかし状態というんですか、3年間、塩漬け状態でそのままになっておりました。その後、平成28年にスマートコミュニティという千葉の会社に売却され、この三浦版CCRC構想の実現化に、また新たな開発事業が行われるとも伺っております。
それを踏まえて、CCRC構想について幾つかお伺いしたいと思います。平成29年の初声地区のトーク&トークでは、市長みずからCCRC構想の説明をいただいております。これも、地元の皆さんからもいろんな意見を伺っていると。地元では、プロパストと約束したことは、きちんと継承していただきたい。また、南北につながる道、これは矢作と黒崎という地でございますが、カインズホームの後ろの広大な土地、左側が黒崎、右側が矢作となっております。そういうところに道路を必ずつくってもらいたいこととか、開発区域以外に所有地がございました。そこには一定度の地域貢献ができるもの。黒崎地区には子供が遊ぶ公園がございません、そういうものを含めて検討してもらいたいとか、そういうことは聞いておりますというご返事をいただいております。そういったものを踏まえて、今、設計の段階と答えられております。
我々はプロパストとは、開発事業を進める中で地元の要望を取り入れてもらい、協力を得ながら事業を進めてきましたが、途中で中断してしまっております。三浦版のCCRCの実現化に向けて開発事業を行う予定のスマートコミュニティ、これはプロパストに対する地元の要望をそのまま実現化していただけるのか、まず最初にお伺いしたいと思います。これが第1回目の1つの質問でございます。
続いて、同じくCCRC構想の、地域社会との協働についてお聞きします。平成27年度に三浦版CCRC構想検討調査事業というのが報告書に、三浦版CCRC構想のイメージが出ておりました。その中には、地域社会との協働という項目があります。三浦市版のCCRCとスマートコミュニティのCCRCとでは、コンセプトの違いがあるのではないかと。具体的な我々のイメージとしましては、CCRCに住む人たちと地元の市民たちとの交流を認識しております。交流を深めるには、CCRCに住む人たちが施設の内外で活躍できるだけでなく、市民がCCRC内においても活動し、お互いに交流を深めるということで考えられると思うんですが、その辺のところもお伺いしたいと思います。
続きまして、3つ目になります。三浦版CCRC構想の進捗状況についてお伺いしたいと思います。三浦版CCRC構想の新たな開発計画、現在の進捗状況はどのようになっているのかを伺いたいと思います。また、今後はまたこの事業は展開されていくのかどうかお伺いしたいと思います。
続いて、初声地区の観光振興についてということでお伺いします。私どもが5年ほど前に立ち上げた「初声」という会がございます。初声と書いて「うぶごえ」と読んでおります。この会は、地元の活性化や観光に少しでも役立てばということで結成されたものであります。初声高校と協力して、三崎口から黒崎の鼻へ向かう案内板や現地の観光説明の看板などを作製してきました。また、農協の直売店がなくなったのをきっかけに、地元の要望もあり、カインズ内において週2日から3日の、野菜や卵の販売を行っております。ことしは初声高校と協力して、初声歴史案内マップを今作成中でございます。このような小さな地元おこしを地元の皆さんとやっております。
そこで、初声地区の観光資源等についてお聞きしたいと思います。三浦市内の観光資源について、三崎地区は、観光の拠点として「うらり」やマルシェ、自然豊かな城ヶ島があり、あと昭和港町の風情やグルメなどにより、みうら夜市などが開催されております。また、南下浦地区では、三浦海岸において海水浴場や花火大会、河津桜による桜まつりなどが開催されて多くの来遊客が訪れております。初声地区においては、少しおくれているような感じがいたします。初声地区における観光資源はどのようなものがあると捉えられているのか、お聞きしたいと思います。
続いて、ノジマ電気の関係でございますが、開発事業の周辺住民への周知というところで、三浦市初声町入江に、本来カインズのところですが、あそこにノジマ電気が出店が予定されております。周辺住民の間でも出店を知らない方もいたようです。三浦市のまちづくり条例や大規模小売店舗立地法では周辺住民への説明会、この開催についてどのように求めているのかをお伺いしたいと思います。
以上で、1回目の質問は終わりです。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 石渡議員の1回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
まず、初声地区の諸課題として、CCRC構想についてご質問をいただいております。私からは、三浦版CCRC構想の地域社会との協働ということについて答弁をさせていただきます。
地域社会との交流・協働の考え方、これは平成27年度に三浦版CCRC構想検討調査事業報告書というものがございまして、そこに記載がございます。報告書では、地域社会との交流・協働とは「元気な高齢者が地域に溶け込み、地元の高齢者や若者、子育て世代と積極的に交流・協働し、地域の担い手として活躍できるような仕組みづくりを目指す」というふうにされています。交流、協働とは、そもそも双方向のものでございます。交流、協働する場所も含めて、さまざまな形態が考えられるというふうに思います。
一方で、CCRCに住む方々はCCRC内の施設の費用を負担しておりますので、市民が費用負担なしでCCRCの施設等を使用して交流、協働するということは多少難しい面もあるとも考えます。つまり、CCRCに居住者のご負担で成り立っている施設と公共的なコミュニティースペースとして考えられる施設、そういったものが区分けされなければいけないというふうにも考えます。いずれにいたしましても、今後、スマートコミュニティの事業計画が固まり、地域社会との交流・協働について具体的な協議ができる段階になりましたら、石渡議員ご指摘の件も含めてスマートコミュニティとの協議を行っていきたいというふうに思います。
初声地区の観光振興についてでございます。お話にございましたように、初声地区には三崎地区にあります、うらりマルシェのような集客施設はございませんので、海岸線を中心とした豊かな自然が多く残されているという認識でございます。例えば、遠くに見える富士山とのマッチングが絶景と言われます黒崎の鼻などの景勝地や、昨年は4万7,000人の方が訪れたプライベートビーチ感覚も味わえます和田海水浴場などがございます。こうした海岸では、海の家などの施設も利用して海水浴やカヌーなどの
マリンスポーツが楽しめたり、夕日のスポットとしても人気がある場所となっております。また、三戸地区には教育旅行の受け入れに協力的な民宿の皆さん方が、教育旅行においては、民宿のおかみさんと生徒とのふれあいタイムや、おかみさんの指導による干物づくり体験など、三浦市でしか味わえない教育旅行の思い出づくりに一役買っていただいています。特にふれあいタイムでは、おかみさんが生徒の恋愛話ですとか将来の夢などに、時には辛口な、時には生徒の背中を押すコメントを寄せるなど、貴重な時間が過ごせるとして学校側からも大変喜ばれています。
このように、初声地区ではランドマーク的な施設はございませんが、自然景観や人情味あふれる地域の方々が観光資源であるというふうに考えております。
CCRC構想に関する詳細につきましては、担当部長から答弁させていただきたいと思います。
1回目、以上です。
○
草間道治議長 都市環境部長。
[中嶋謙一
都市環境部長 登壇]
○中嶋謙一
都市環境部長 石渡議員の1回目の質問のうち、CCRC構想の事業者への要望と進捗状況、そしてノジマ電気出店の周辺住民への周知についてお答えいたします。
当該大型開発事業のプロパスト三浦計画は、カインズホームに接する道路整備の第1工区が平成25年に完了しましたが、その後は第2工区とされる残りの全体事業は着手できないまま、長期間中断しておりました。 平成28年5月には、株式会社プロパストから株式会社スマートコミュニティへ売買により土地の所有権が移転され、市が掲げております三浦版CCRC構想の実現化を図るため、株式会社スマートコミュニティがこの地区において新たな事業構想を立ち上げたものと認識しております。
当該開発事業地は早期事業展開が望まれる重要な地域であり、新たな事業構想を紹介する目的から、平成28年10月に地元区の代表者を対象に、三浦版CCRC構想を初めとして、株式会社スマートコミュニティ自体の事業構想などについて、市も参加した説明会を行っております。この説明会におきまして、地元関係者の方々から「株式会社プロパストの約束事項を承継してもらいたい」「南北へつながる道路は、できるだけ早期に通行できるようにしてもらいたい」「開発区域外の所有地に、地域へ貢献する施設を建設してもらいたい」「地域発展のために開発計画が実現することを望む」などのさまざまな意見が出されております。これらの要望事項につきましては株式会社スマートコミュニティも受けとめており、今後の具体的な開発事業に向けました計画内容の検討や地元との協議を行っていく中で、実現化に向けた調整を図っていくものと考えております。
次に、進捗状況でございますが、株式会社スマートコミュニティは、開発事業用地の取得後、株式会社プロパストの開発事業の経過や内容確認、都市計画の制限など、今後の開発事業に向けました、計画内容の検討に向けました市との相談を行ってまいりました。その後、平成30年9月には株式会社スマートコミュニティより、開発敷地を取得したことを理由としまして三浦市まちづくり条例に基づきます承継承認申請書が出され、事業の全体承継とともに開発事業の名称を(仮称)スマートコミュニティ三浦計画に変更しております。現在は、事業承継した開発計画を踏まえ、具体的な事業計画を整理、調整し、新たな計画策定に向けて取り組んでいると聞いております。今後、計画案の具体化に応じまして三浦市まちづくり条例に基づきます市との手続が開始されていくものと捉えており、入江地区の発展のためにも、三浦版CCRC構想の早期実現化に向けて計画が策定されることを期待しております。
次に、ノジマ電気出店の周辺住民への周知に関しまして、(仮称)ノジマ三浦店新築工事に関する開発計画は、株式会社ノジマから平成31年4月26日付で三浦市まちづくり条例の規定に基づきます開発事業事前相談書が提出されております。開発事業区域は現在のカインズ三浦店の駐車場内に位置し、敷地面積は3,774.82平方メートル、鉄骨造の1階建ての建築物を予定しております。
まちづくり条例では、開発事業区域面積が5,000平方メートル以上の大規模開発事業の実施に当たりましては、開発事業区域の境界線から30メートルの範囲内、5,000平方メートル未満の特定開発事業の実施に当たっては、境界線から15メートルの範囲内の住民等を対象とした説明会の開催を求めております。本件につきましては5,000平方メートル未満の特定開発事業に該当することから、開発事業区域の境界線から15メートルの範囲内の住民等を対象に令和元年5月15日に説明会が開催されており、地元区長も含めて出席されたことが報告されております。
なお、大規模小売店舗立地法では店舗面積が1,000平方メートルを超えるものを適用対象としておりますが、本件の店舗面積は993平方メートルで適用対象外のため、法に基づく説明会の開催は予定されておりません。
以上でございます。
○
草間道治議長 1番。
[1番石渡道臣議員 登壇]
○1番石渡道臣議員 それでは、2回目の質問に入らさせていただきます。
同じくCCRCの関連ですけども、入江地区の南北を結ぶ道路の整備についてということでお伺いします。プロパストの開発事業が開始される前には、黒崎区と矢作地区を南北に結ぶ道路と橋梁がございました。工事中断とともに橋梁が撤去され、それが現在にまで至っている状態でございます。市民の生活道路として利用もされておりました。また、防災や観光の観点からも実現化を図ってもらいたいと考えていますが、いかがでしょうか。
次に、初声地区の観光振興について。三崎地区や南下浦地区など多くの観光客が訪れていると思いますが、初声地区にも多くの観光客が訪れるようになってほしいと思っております。今後、初声地区の観光振興について、市はどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
続いて、ノジマ電気出店の関係でございますが、2回目の質問で、開発事業の児童・生徒への配慮ということについてお伺いします。出店予定地周辺には小学校、高等学校がございます。児童や生徒の通学や学習に支障が生じないような配慮が必要だと考えております。事業者にはどのような配慮を求めていくのかお聞きしたいと思います。
以上で、2回目の質問を終わります。
○
草間道治議長 市長。
[
吉田英男市長 登壇]
○
吉田英男市長 石渡議員の2回目のご質問に関しまして答弁をさせていただきます。
CCRCの建設地に関連すること、ノジマ電気出店については、担当部長から答弁をさせます。
初声地区の観光振興についてお答えをいたします。初声地区は、若宮の初声っ子相撲大会ですとか三浦市の市民まつりなどの会場で使われたり、そういったことで大変、市民の皆さんが集う大きなイベントがございますが、三崎地区や三浦海岸地区など、多くの観光客の皆さんが訪れるようなイベントが行われていない状況がございます。自然が豊かで、比較的穴場的なスポットとして人気がございますので、また、それぞれの地区においても、その地区の皆さんならではのさまざまな対応をしていただいておりますし、魅力もございます。多くの観光客に訪れていただくことも大変重要でございます。こうしたそれぞれの地域のよさ、特色を損なわないよう、お客様にお越しいただけるようなことも検討していきたいと思います。
今、観光振興ビジョンを策定しております。この作業、ちょっとおくれておりますが、市内の観光振興のビジョンを策定しております。その作業の中で一般社団法人三浦市観光協会の各地区の意見なども伺って、取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
○
草間道治議長 都市環境部長。
[中嶋謙一
都市環境部長 登壇]
○中嶋謙一
都市環境部長 石渡議員の2回目の質問のうち、入江地区の南北を結びます道路整備について、そしてノジマ電気出店における周辺教育施設への配慮についてお答えいたします。
当該道路整備は、株式会社プロパストの開発計画において将来的に実現化する道路となっておりましたが、議員おっしゃるように現時点では開発事業の中断により見通しが立っていない状況でございます。黒崎区と矢作区を結ぶ、入江地区を南北に横断する橋梁を含めた道路整備は防災や利便性の観点から必要と捉えており、地元でも早期の実現化を望まれると認識しております。今後、新たな開発事業者であります株式会社スマートコミュニティには、地元からの要望を含め、当該道路の必要性、重要性を改めて市からも説明してまいりたいと考えております。
ノジマ電気出店の関係ですが、令和元年5月15日に開催されました先ほどの住民説明会では、出席者から工事車両や店舗従業員の車両の出入りに当たって十分な安全確保を図るよう意見があり、事業者も承知しております。また、事業者からは、施工業者が決定次第、周辺住民に対して工事開始について周知するほか、学校へも工事説明を行う旨の回答がなされております。本件につきましては、三浦市まちづくり条例の規定に基づく今後の手続においても、周囲の交通安全の確保や工事に伴う騒音防止等について事業者に指導していきたいと考えております。
以上です。
○
草間道治議長 以上で、1番石渡道臣議員の質問を打ち切ります。
この際、お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明14日午前10時より本会議を開き、本日の議事を継続することにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。
本日はこれをもって延会いたします。どうもご苦労さまでございました。
午後1時41分延会
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地方自治法第123条第2項の規定による署名
三浦市議会議長 草 間 道 治
会議録署名議員 石 橋 むつみ
会議録署名議員 溝 川 幸 二
会議録署名議員 鈴 木 敏 史...