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平成29年度決算審査特別委員会( 9月25日)

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  1. 三浦市議会 2017-09-25
    平成29年度決算審査特別委員会( 9月25日)


    取得元: 三浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-21
    平成29年度決算審査特別委員会( 9月25日)      平成30年9月25日      平成29年度三浦市決算審査特別委員会記録(5)   〇場  所  第一会議室 〇案  件  議案第48号~第56号 〇出席委員        委員長           神 田 眞 弓        副委員長          小 林 直 樹        委員            下 田   剛                      石 橋 むつみ                      長 島 満理子                      出 口 正 雄                      藤 田   昇                      草 間 道 治 〇出席説明員        市長            吉 田 英 男        副市長           星 野 拓 吉        教育長           三 壁 伸 雄
           理事兼政策部長       若 澤 美 義        市長室長          徳 江   卓        特定事業推進グループリーダー   澤 口 大 輔        財政課長          齊 藤 正 史        財政グループリーダー       岩 井 正 徳        主査            土 屋   徹        総務部長          須 山   浩        収納強化担当課長      福 田 正 雄        市民部長          惣 田 昭 浩        教育部長          君 島   篤        教育総務課長        増 井 直 樹        経済部長          大 西   太        水産担当部長        田 中 健 治        農産課長          下 里 純 也        水産課長兼市場管理事務所長 安 藤 宜 尚        市場管理グループリーダー     稲 田   巡        主査            栁 澤   翼        保健福祉部長        下 田   学        保健医療グループリーダー     江 原 桂 子        主査            松 尾 若 菜        保険年金課長        浜 脇   仁        国保グループリーダー       中 館 洋 介        医療年金グループリーダー     道 野   仁        高齢介護課長        中 野 正 和        高齢者支援グループリーダー    加 藤   豊        介護保険グループリーダー     黒 澤 晴 美        病院事務局長        佐 藤 安 志        総務課長          矢尾板 昌 克        主査            木 賀 恵 子        医事課長          石 塚 真 司        主査            梅 木 麗 香        都市環境部長        中 嶋 謙 一        土木課長          髙 橋   哲        道路整備グループリーダー     鈴 木 正 美        公園河川グループリーダー     池 田 祥 治        上下水道部長        石 井 真 澄        営業課長          金 枝 晃 芳        営業グループリーダー       宮 本 貴 夫        主査            豊 倉 甚 一        給水課長          鈴 木 正 裕        給水施設グループリーダー     見 原 直 孝        配水整備グループリーダー     石 橋 耕一郎        下水道課長         古 川   篤        普及促進グループリーダー     押 鴨 岳 志        整備維持管理グループリーダー   田 代   久        主査            小 貫   剛      ―――――――――――――――――――――――――        代表監査委員        長 治 克 行        監査委員          出 口 眞 琴        監査委員事務局長      山 田 廣 一 〇出席議会事務局職員        事務局長          新 倉 真 澄        議会総務課長        平 松 恭 輔        議事グループリーダー       長 島 ひろみ  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午前10時00分開会 ○神田眞弓委員長  おはようございます。ただいまより、去る21日に引き続き、決算審査特別委員会を開会いたします。  21日の委員会におきましては、一般会計歳出第9款 教育費まで終了いたしましたので、本日は第10款 災害復旧費の質疑よりお願いいたします。  当委員会、本日で5日目、最終日を迎えております。本日も、議事の進行には皆様の特段のご協力のほどをよろしくお願いいたします。  それでは、第10款 災害復旧費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  おはようございます。よろしくお願いします。130ページの漁港災害復旧事業についてですけれども、毘沙門漁港と宮川フィッシャリーナトイレのところが一番被害が多かったとお聞きしましたが、どのくらいの被害だったのでしょうか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  水産課所管施設の災害復旧についてですが、まず、宮川のフィッシャリーナトイレにつきましては、外壁に漂着物というか、高潮に乗ったものが当たって穴があくような被害がありましたのと、それに伴いまして、中の便器等の倒壊などがありまして、そちらのほうを復旧いたしました。  毘沙門漁港は、今回の重機借り上げにつきましては、漁港施設用地の整地を行いました。えぐられてしまって土が取れてしまっているところ、あるいは土が寄ってしまっているところなどがございまして、こちらのほうは用地の大半が毘沙門で行われます定置網の網の作業場になっておりまして、定置網も結構被災しておりましたので、その関係で作業するスペースがということがございましたので、対応いたしました。 ○長島満理子委員  現在は両方とも運用できるようになっているんですか。使ったり使用できたりするようなことになっているんですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  年度内に全て完了して、今、復旧をしている状態でございます。 ○長島満理子委員  あと、北下浦漁港、上宮田地区のところなんですけれども、砂が結構入ったりという……。上宮田地区のあそこの漁港は、どのような状況になっていたのでしょうか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  通常、漁港の維持管理でやっております上宮田地区の重機借り上げは、堆積の砂を除去しているものなんですけども、今回の災害復旧につきましては、逆に砂がとられて、砂浜に1メートル近い段差がついて、かなり危険であるというところで、そこをならすための重機借り上げを行っております。現在は、そちらのほうは全てならして、対応済みでございます。 ○長島満理子委員  また、ほかのところの、前の工事をしなければいけなかったところが多分残っていたと思うんですけど、そこの状況はどうなっているんでしょうか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  その前に重機借り上げの必要があった場所につきましては、相次いで……、豪雨で1回砂を掘られた時期がありまして、それの対処前に21号が来てしまったということで、そちらもあわせて対応いたしました。 ○長島満理子委員  じゃ、現在はもう整備されているんですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  現在、その砂浜につきましては緩い傾斜で整地をしておりまして、特に、人が落ちたりという危険がないような状態にはしております。 ○長島満理子委員  続いて、133ページの三浦スポーツ公園公園施設災害復旧工事の、テニスコートのところについてなんですけれども、初めに、土砂が崩れたりして、どんな状況だったのかご説明をお願いします。 ○髙橋 哲土木課長  テニスコートに隣接しております山の斜面が一部崩落いたしまして、そちらの土がテニスコートに流入してしまったというような状況でございました。 ○長島満理子委員  復旧までに結構時間がかかったと思うんですけれども、その原因をお聞かせください。 ○髙橋 哲土木課長  時間のかかった理由でございますが、当初、土が崩落したことに伴いまして、ただ普通の土のみが崩落したものというふうに考えておったんですが、そちらを撤去しようとした際、その崩落土の中にかなり、石ですとか、それ以外の不純物が中にありまして、そちらの分別作業をするのに日数を要してしまったというような状況でございます。 ○長島満理子委員  その期間が長くなって、利用者の対応とかはうまくいったんでしょうか。 ○髙橋 哲土木課長  利用していただいている方々にはご不便をかけてしまったことは確かだったんですが、こちらのほうの復旧に際して、工事自体は5月30日までの工期としておりましたが、ゴールデンウイークを控えておりまして、利用の方々がその時点で使えるような形で、一応4月28日からテニスコートにおきましては供用開始して、利用に差し支えのないような形で対応しました。 ○長島満理子委員  わかりました。以上です。 ○草間道治委員  132ページ、河川災害復旧事業についてお聞きいたします。29年度は、台風の被害、あるいはさまざまな災害が起きた年でもあり、災害復旧費が結構事業としてあるんですけども、その中で、この事業について29年度どのような取り組みを行ったか、少し詳しくお聞かせください。 ○髙橋 哲土木課長  河川の災害復旧においては、昨年の9月28日の大雨に伴いまして、隣接します畑から河川のほうへ流出した土砂が堆積してしまって、水路に水が流れづらくなってきてしまっていることを解消すべく、しゅんせつを行ったということになっております。 ○草間道治委員  その中で、幾つかある河川の土砂の撤去という部分なんですけども、これって、やはり経費がかかるという部分、これは全部、産廃という扱いになりますよね。 ○髙橋 哲土木課長  こちらの土砂につきましては、産業廃棄物として処分をさせていただいております。 ○草間道治委員  いろいろなものが入ってしまっているので、そういう扱いになるかと思うんですけども、その中で、一番下の江奈川の堆積の状況と……、その工事についてもう少し詳しくお聞きしたいんですけども。 ○髙橋 哲土木課長  江奈川のしゅんせつにおきましては、江奈湾に河川の水が流れ出る箇所に、道路下にボックスカルバートといって箱型の管渠が埋設されておりまして、そちらの中に流れた土砂が多く堆積したことがございまして、そちらの断面を塞いでしまうと川の水が流れていかなくなるというような懸念がございましたので、こちらのボックスカルバートの中の土砂を水が流れやすいような形でしゅんせつしております。 ○草間道治委員  この県道下のボックスカルバート、それの管理というのは、やっぱり市側が行っていくということですか。 ○髙橋 哲土木課長  委員おっしゃられるとおり、市のほうでの管理となります。 ○草間道治委員  そういった中で、今回、この毘沙門、江奈川の件については、毘沙門地区の農地に大量の水や土砂が入ってしまったということがあったんですけども、そこら辺について、農家の、所有者のほうからもいろいろな要望、あるいは対策等もあったかと思うんですけども、その状況についてはいかがでしょうか。 ○髙橋 哲土木課長  水が畑の中に流入してしまったという、隣接の畑の地権者さんとはお話し合いをさせていただいた上で、今後の対策としては、河川の断面を阻害するようなものは事前に除去することと、あと、川の水位が上がってきた際に、一部、畑が低くなってしまっている箇所も若干ありますので、農産課も含めて、どのような対策が施せるかを今後検討していきたいという話はしております。 ○草間道治委員  今回の災害で、水路敷の部分は撤去していただいたということ。根本的な問題というのは、江奈湾のほうが堆積土砂が多くて、なかなかスムーズに流れていかないということが考えられますけども、今後の、江奈湾については土砂を取る必要があるかと思うんです。そこら辺は市がやるというわけにもいかないと思うんですけど、今後の検討材料かと思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○髙橋 哲土木課長  江奈湾のほうについては、今すぐに土砂をしゅんせつということの計画は現在持っておりません。最終の流末になっておりますので、やはりそこが詰まってしまうと水が流れていかないということもあろうかと思いますので、今後の検討とさせていただきたいなというふうには考えております。 ○草間道治委員  潮の満ち引きにも関係あるし、そこの部分がなかなかスムーズに流れていかない状況になってしまっているということは、今後の検討材料ということで理解いたしました。これ、いろいろなところとの調整も必要かと思うんですけども、河川のしゅんせつをしないと、やはりまた大雨や台風等のときに、どうしても同じようなケースになってしまうと。そうすると、やはり事業費が400万円近くかかってしまうということで、そこら辺については少し検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そのほかにも、市が管理している沈砂池、改良事業をやった部分とか市にはあるかと思うんですけども、しゅんせつ等については何か要望等が出されているのか。現在の状況についてはどういう……。すぐやらなきゃいけないところもあるのか、少しお聞かせください。 ○髙橋 哲土木課長  沈砂池におきましては、通常ですと、農地造成等が行われた箇所において、そちらの土が直接海等に放流されないような形で沈砂池等が設けられるケースが多いかと思うんですが、宅地の張りついた場所に沈砂池が設置されている場所もございます。そういった箇所においては、早目に沈砂池のしゅんせつを行っていかなければならないということもございますので、定期的なパトロール等も行いまして、沈砂池の状況等を見ながら計画的なしゅんせつを行っていきたいというふうに考えています。 ○草間道治委員  また、そこら辺については、パトロールした中で、今後、即やらなきゃいけない部分、あるいは要望等がありましたら対応をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員  今の続きというか、132ページのところのしゅんせつ土の処分。今、草間委員の質問の中で、土の処分は産廃扱いだよっていう話でしたけども、作業のイメージとして、しゅんせつをするのは業者がいて、それを産廃業者に渡すのか、それとも、産廃業者が来てしゅんせつして、すぐ持っていっちゃうのか。どこかにしゅんせつ土の仮置きなんていうのがあるのか。その辺を教えてください。 ○髙橋 哲土木課長  しゅんせつをした業者がそこの場所で、ある程度のスペースがそこで確保できましたので、一度そちらで水を曝気させる――水を抜く作業を行いまして、それから産廃業者のほうがそれを持っていくというような形で作業を行いました。 ○石橋むつみ委員  これ、緊急というか、災害復旧だから急いでやらなければならない仕事、いっぱいあると思うんですけれども、地元の業者さんですぐ対応ができるんですか。 ○髙橋 哲土木課長  すぐに対応ができるかとなると、必ずしも三浦市だけではなくて、例えば、横須賀市のほうでも同じように災害が発生しているケースもございますので、そちらの業者さんが必ず三浦市にすぐに入ってこれるかというようなことは確実性はないんですけども、なるべく早いうちに業者決定できればいいなというふうに思っています。ただ、こちらも、そこに直接土木課のほうが依頼をするわけではなく、入札行為として発注しなければなりませんので、どうしても時間がかかってしまうということになっております。 ○石橋むつみ委員  入札を経てやっているということなので、緊急でも丁寧な対応をお願いします。
     災害復旧、9月28日の大雨中心に、29年度は物すごくたくさん災害復旧にお金がかかったんですけれども、私の試算が間違ってなければ、災害復旧費って合計5,619万円、それから、災害復旧費の中でも市債を含んでいるのが5つ、市債をやっていないのもあるんでしたよね。その辺の振り分け、どんなふうになっているのか説明をお願いします。 ○齊藤正史財政課長  こういった大雨ですとか台風ですとか、そういった災害復旧の場合は、まず、緊急的には予備費で執行するものもございます。積算を伴って、時間をかけて対応しなければならないもの等については、神奈川県のほうに起債の適債性について照会をして、その間、資料ですとか写真も含めて送付をして、起債に当たる、当たらないというのを確認して、12月の議会へ補正予算としてお願いしたものもございます。 ○石橋むつみ委員  今、予備費の話、それも伺おうと思ったんですけれども。そうすると、予備費って次の款だけど、予備費と災害復旧費の、まず振り分けね。さっきの市債のはまた次、聞くとして、予備費と災害復旧費の振り分けは、予備費が緊急のもの、それで、災害復旧費のほうにしたのが、時間かけて積算をして、県の手続が必要なもの、そういうふうに考えていいんですか。 ○齊藤正史財政課長  同じ災害復旧費でございます。その財源が予備費のほうから充てて執行するものと、災害復旧費として補正予算として計上するものに区分されるかと思います。 ○石橋むつみ委員  そうすると、予備費のところでお金を出しても、災害復旧費のほうに組み込まれているものがあるという意味? 一般の中に入っているということね。 ○齊藤正史財政課長  そのとおりでございます。 ○石橋むつみ委員  それはわかったんですけど、5,600万円以上の災害復旧費の中で市債が1,810万円で組まれているんですけど、これはそれぞれの部門ごと、農林水産だったり公共土木施設だったりって、市債の償還方法、それは同じなんですか。償還とかないの。市債だから借金するわけだよね。 ○齊藤正史財政課長  市債ですから、借り入れはいたします。 ○石橋むつみ委員  借り入れですよね。大きな災害があったときに、ここまで借りられるとか、こういう感じだったら将来返せるとか、そういう見通しとか見込みとかって、そういうことも考慮しなきゃならないんですかね。 ○齊藤正史財政課長  昨年の台風ですとか大雨ですとか、大きな災害がございました。その際、一番大きな災害は、飯森総合公園の災害が一番大きかったと思っておりますが、それにつきましては国のほうの災害査定を受けまして、事業費が国庫補助対象になるものもございます。そういったものも含めて財源構成のほうを検討して、対応の業務を発注という、こういう段取りで考えております。 ○石橋むつみ委員  財源構成、ちょっと整理をして理解をしたいと思うんですけれども。じゃ、昨年の災害復旧費の合計は、予備費も含めて幾ら……。予備費も入っているって言ったものね、一般財源にね。 ○齊藤正史財政課長  予備費は12款になります。予備費はトータル5,000万円の予算を措置しておりますけれども、予備費を災害復旧費のほうに充当するというふうに考えていただければよろしいかと思います。 ○石橋むつみ委員  全て? ○齊藤正史財政課長  緊急的に対応するものについては、補正予算をしていますと時期を逸してしまうものがございます。例えば、道路に土砂が流出した場合などは、交通の確保をするために緊急工作隊ですとか市内の業者さんの協力を得て、即撤去をしなければならない。こういうものについては予備費を充当して執行しているという状況でございます。 ○石橋むつみ委員  そうすると、5,000万円以上の災害復旧の事業をしたということで理解をしておきます。  以上です。 ○藤田 昇委員  131ページなんですが、道路橋りょう災害復旧事業災害復旧工事7件のうち3件が入札不調で、29年度に工事完了が困難となったので翌年度に繰り越したとありますが、その辺、状況を教えていただけますか。 ○髙橋 哲土木課長  昨年の大雨に伴いまして、災害復旧事業を多く執行しなければいけないというような状況がございました。設計の発注が重なってしまったというような状況がありまして、一部入札の不調が発生いたしまして、請け負っていただける業者さんのほうがいなくて、次年度に繰り越してしまったというような状況でございます。 ○藤田 昇委員  どこの箇所。 ○髙橋 哲土木課長  市道97号線の高円坊の隠田の場所と、市道348号線、こちらが小松ヶ池公園の付近ということになっております。もう1路線が、市道782号線の金田の病院坂の上というんですかね……、の箇所となっております。 ○藤田 昇委員  翌年度に繰り越して、補正か何か組んだんですか。 ○髙橋 哲土木課長  こちらの予算につきましては、12月補正で予算計上させていただいたものを翌年度へ繰り越しをさせていただいております。 ○藤田 昇委員  次に行きます。133ページなんですが、先ほど都市施設災害復旧事業の中で、スポーツ公園のところ、ガラス修繕、管理棟の部分ですけども、この辺はどういう状況で修繕したのか教えてください。 ○髙橋 哲土木課長  これは玄関のガラスにぶつかった修繕でございます。 ○藤田 昇委員  対応としては、飛散しないガラスの対応をしたとか、何かそういう災害の部分の対応、安全性の部分はどうなんですか。 ○髙橋 哲土木課長  こちらのガラスにつきましては、飛散が防止されている加工はされておりまして、ただ、利用される方々に、さらにそのガラスが当たらないような形で、急遽ですけども、ガムテープみたいなもので飛散をしないような形で処置を行いまして、早急にガラスの交換をさせていただいております。 ○藤田 昇委員  わかりました。安全性を保つ部分でも緊急対応が必要な場所だと思ったので、お尋ねさせていただきました。  次に、学校関係なんですが、ちょっと全体的に状況を教えていただいていいですか。台風21号の影響。134ページ。 ○増井直樹教育総務課長  学校関係の災害復旧費でございますが、4件支出がございました。いずれも台風21号の被害によるものでございます。名向小学校の体育館の、屋外の電気配線が垂れ下がったものの修繕、三崎小学校の給食用エレベーターの電源が故障いたしました修繕、剣崎小学校の渡り廊下の屋根が一部破損いたしました修繕、三崎小学校の消火ポンプの制御盤の修繕でございます。 ○藤田 昇委員  雨漏りは常時ある状況ですけど、台風、大雨の部分での、ほかの被害というのはどうだったんですか。 ○増井直樹教育総務課長  大雨の被害といたしましては、初声小学校の校庭に土砂が流入した。こちらは、先生方や一部PTAの協力、それと教育委員会で除去したというところでございます。そのほかの大雨といたしましては、初声中学校の体育館の壁面から水が染み込んだということで、床がぬれてしまった。体育館の舞台の下の、地下の倉庫に水がたまった。初声小学校も地下の倉庫のところに水がたまってしまったというところがございます。 ○藤田 昇委員  地下の倉庫とか含めて、なかなか修繕って難しい部分あると思うんですが、その辺は……。 ○増井直樹教育総務課長  地下の雨水の流入でございますけれども、地下全体の塗り直しですとかが必要かとも思っております。初声中学校については、壁面から水が染み込んでくるところがございますので、そちらも壁面の大規模な改修が必要ではないかと思っておりまして、なかなか今は手がついていないというような状況でございます。 ○藤田 昇委員  今後、財源確保も難しい部分あると思うんですが、安全対策の部分においても、引き続いてよろしくお願いしておきます。  以上です。 ○出口正雄委員  災害復旧費なんですけど、各災害復旧事業で入札不調が多いんですが、不調の理由は何なんですか。 ○髙橋 哲土木課長  災害復旧の工事発注におきましては、災害が発生してから積算等を行っていくようになるかと思うんですが、予算の確保等も同時並行で業務は進んでいくんですけども、設計を仕上げていくスピードというんですかね、それが大体同じぐらいのペースで進みますので、発注におきましても大体同じような、時期が重なってしまいます。そうしますと、発注される本数が同じ時期に重なってしまうこともあって、入札のほうがそこで、業者さんのほうの代理人さんですとか、そういった受け入れるロットの数というのが決められてくる関係で、どうしても多く工事のほうが受注できないような状況もありまして、それが入札に至らなかった一つの要因というふうに考えております。 ○出口正雄委員  工事の受注というのは、三浦市に限らないわけですよね。それでも、災害が多方面で多かったので工事業者が受け入れなかったという判断でいいんですか。 ○髙橋 哲土木課長  そういう考え方も一つあると思います。 ○出口正雄委員  1つ? じゃ、もう一つは。 ○髙橋 哲土木課長  金額が低い場合は、発注の形態もいろいろととれるかと思うんですけども、ただ、一般競争入札においては、やはり先ほど委員さんのおっしゃられるように、ほかの市・町のほうも同じような現象で工事をしなければいけないということで、いろんな受注をしている業者さんもおられますので、やはりそこは三浦市のほうだけに工事の施工業者さんが受注に入ってくるというようなことがなかったのかなというふうに考えられます。 ○出口正雄委員  じゃ、もう一つの理由というのは、予算がなくて工事の入札ができなかったと、そういうような判断でもいいのかな。 ○星野拓吉副市長  まず、圧倒的に数が多いということが1つです。先ほど、土木課長の話にありました、契約上の代理人さんの数とかありますけども、作業員の数も、人がいない。それで、今回の場合は、台風、大雨の後に高潮とかありまして、それは横須賀市でも過去最大の災害費を投入していますので、三浦半島全体で数が多かったというのが現状だと思います。  今のお話のように予算は、これは別ですね。やはり県であろうが市であろうが、三浦市であろうが横須賀市であろうが同じ基準でやっていますので、そんなに大きな発注する差はないと思います。それに加えて三浦市の場合は、規模として、割と小規模なものが数多くあると。やはりこれは、1カ所の現場は1カ所のそれなりの手間がかかりますので、それが幾つか重なったとしても、やはり手間は、場所1カ所、離れていると、それなりにやはりかかるという問題もあろうかと思います。ほかに比べると、規模が小さいものが多数あるというのが特徴的かなと思いますので、その辺で、需要と供給と言ったらおかしいですけど、必要なものと実際にできる可能性がある業者さんの体制と、それが合ってなかったというのが現状なのかなと思っています。 ○出口正雄委員  わかりました。  次に、河川災害復旧費の中の、初声駐在所前水路土砂撤去業務のしゅんせつなんですけど、説明していただけますか。 ○髙橋 哲土木課長  こちらにおきましては、9月28日の大雨のときに、初声駐在所の前の部分が一時冠水してしまったということがございます。そちらの冠水後に、水路の堆積土砂等の確認を行ったらば、駐在所さんの前からサトウ薬局さんのほうに向けて1本水路が抜けておるんですが、こちらの部分について堆積土砂が見受けられましたので、しゅんせつを行っております。 ○出口正雄委員  近隣の、民間の家等の被害状況、わかりますか。例えば、床下浸水何軒とか床上何軒とか。 ○髙橋 哲土木課長  データのほう、確認させていただきますので、ちょっとお時間いただけますでしょうか。 ○出口正雄委員  はい。ついでに、入江地区の近隣の農地の浸水の件数等々もわかれば、お願いします。そして、野菜の被害の状況。 ○髙橋 哲土木課長  そちらにつきましては、防災課のほうで把握しておるかもしれませんので、そちらのほうでお答えさせていただきます。 ○神田眞弓委員長  じゃ、一緒に。  他に。 ○下田 剛委員  今、出口委員の質問で入札等の話があったんですけども、例外というのはないんですか。近々に、もうしなきゃいけない場合って、例えば、市内の業者というのは、近々なので動けないと思うんですけども、市外のほうで協定等を結んでいる業者というのはあるんですか。 ○髙橋 哲土木課長  市外で協定を結んでいる業者さんというのはいない状況なんですが、基本的に三浦市の場合は緊急工作隊と協定を結んで、緊急時には早期の対応をしていただけるということで市内業者さんとの協定は結ばせていただいております。 ○下田 剛委員  先ほどの話でもあったんですけど、三浦市だけでなく、横須賀市も大変だったということなので、今後、想定外の場合もあるとは思うんですけど、市外の業者であったりとか、三浦半島の近隣ですか、例えば逗子市、葉山町とか、そのぐらいまで結ぶ必要というのは。緊急工作隊のこともあるんですけども、もし手に負えなかった場合の想定として結ぶ考えというのはあるんですか。 ○星野拓吉副市長  三浦半島広域の災害があった場合に、優先順位が考えられます。ここはやっぱり国・県道の復旧が第一になろうかと思いますので、この辺は三浦市だけが他の市の業者さんと全体的に組むのではなくて、広域で考えるべきかなと思いますので、その辺は神奈川県、この辺のエリアですと横須賀土木事務所さんですので、そちらのほうとも連携して対応していく。今回の場合、自衛隊も関係あるのかなと思いますので、その辺の広域の考え方を詰めていく必要があるかなと思います。 ○下田 剛委員  考え方、わかりました。以上です。 ○小林直樹副委員長  関連して、昨年の台風15号、9月28日の大雨、そして台風21号で緊急工作隊の出動はあったんですか。 ○髙橋 哲土木課長  出動はございました。 ○小林直樹副委員長  主にどういう作業があったんですか。 ○髙橋 哲土木課長  緊急工作隊に土木課のほうから依頼しましたのは、道路の路上に土砂の流出がございまして、そちらの除去を対応するために緊急工作隊のほうに依頼をしております。 ○小林直樹副委員長  倒木はなかったんですか。木が倒れた。 ○髙橋 哲土木課長  倒木も実際はございました。 ○小林直樹副委員長  道路を塞いじゃうと、やっぱり緊急で復旧しなくちゃいけないというのがありますから、工作隊の役割というのも重要かなというふうに思います。  以上です。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 出口委員のところの答弁がまだありませんので、保留の部分を残して、第10款 災害復旧費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、第11款 公債費の質疑に入ります。 ○小林直樹副委員長  款別のところでも誰か議論していたかと思うんですけれど、実質公債費比率が29年度に、公債費負担適正化計画よりは1年前倒しで起債許可団体から外れたなんていうのがあるんですけれど、この決算資料の13ページのところで、各会計の市債の現在高などが載っていて、全体が391億円ということになっているんですけれど、消防庁舎を建てた、それと、ごみの広域化で最終処分場ですとか、横須賀市での焼却場なんかの負担も出てくると思います。それと、低温卸売市場や、既存の市場の改修など、そこそこ大きな事業があるかと思うんですけれど、今後の見通し、何年か据え置いて償還が始まるかと思うんですけれど、その見通しで、公債費比率がどんな状況になるか教えていただけますか。 ○齊藤正史財政課長  31年度以降の公債費の推移については、平成20年に借り入れた退職手当債に係る償還が終了するほか、30年度以降についても退職手当債に係る償還が順次終わることによりまして、31年度は公債費が大体16億5,000万円程度になるというふうに見込んでおります。  今ご質問のございました、ごみ処理広域化に関連する償還金が本格的になることによりまして、ピークは平成35年というふうに見ています。現在の推計におきましては、19億円程度になるというふうに見ておりますが、このうち約2億5,000万円がごみ処理の広域化と消防広域化に伴う償還金というふうになります。  一般質問でもございましたが、概算推計期間では実質公債費比率は18%を超えることがないというふうに試算をしておりますが、公債費の負担につきましては、今、副委員長のほうからご質問がございました据え置き期間、それが各年度に偏ることがないような、地ならしといいますか、そういったことも含めて、同じ年度に負担が偏らないようにコントロールをしていきたいというふうに考えております。 ○小林直樹副委員長  わかりました。以上です。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、第11款 公債費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、第12款 予備費の質疑に入ります。 ○石橋むつみ委員  さっき、関連で聞いてしまったんですけれども、1つだけ、事項別明細書の155ページのところ。翌年度繰越額の中身で、3つ目の事故繰越2,626万200円ってあるんですけども、この事故繰越というのの内容を教えてください。 ○齊藤正史財政課長  6月議会においてもご報告のほうはさせていただきましたけれども、平成29年度に実施いたしましたスポーツ公園の事業ですとか、道路の一部の事業について不測の事態を要したということで事故繰越をしております。 ○石橋むつみ委員  いいです。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第12款 予備費の質疑を打ち切ります。  保留部分を除いて、議案第48号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  これより特別会計の質疑に入ります。  議案第49号 平成29年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○石橋むつみ委員  国保の2ページのところですけれども、ここに加入率、29年度末で世帯割合46.6%、被保険者割合が、一人一人の市民の数で言うと32.5%。退職者が減っていくということと、高齢者に移っていく方がふえていくのかな。今後の見通しというか、この割合というのは、30年度はどうなっていて、今後どんな感じになっていくんですか。 ○浜脇 仁保険年金課長  人口が減少しているということで、今後も減少するような形になってまいります。2025年ぐらいが、団塊世代の方が後期高齢者医療制度に移るピークという形になっておりますので、そこまでは国民健康保険は下がっていくというふうに考えています。 ○石橋むつみ委員  それから、その下のところで、出産育児一時金、それから葬祭費がありますけれども、これは単価が書いてあるの? 人数、わかりますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  8ページの下のほうに、出産育児一時金という形で記載をしております。9ページが葬祭費となっております。  出産育児一時金につきましては、29年度、36件。葬祭費につきましては91件です。 ○石橋むつみ委員  国保に加入している方の平均年齢、結構高いのかもしれないですよね。出産育児一時金支給が36件で、年々減ってきている。それから、葬祭費91件ですものね。これがとんとんで、生まれる方と亡くなる方が同じだった時代もあったなと思いますけれども。それを言ってもしようがないんだけどね。  以上です。 ○藤田 昇委員  2ページなんですが、保険証一斉更新事業。これは2年に一度、更新をすると思うんですが、平成29年度が281万6,054円。前々年度の平成27年度が457万3,325円になっているんです。被保険者数は減少傾向にあると思うんですけど、それにしても金額に差があるんですが、この内容について教えていただけますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  そちらは2款のほうで統計情報課のほうから説明があった、BPOによるものでございます。保険証の一斉更新の費用につきましても、統計情報課のほうで支出をしているために金額に差が出ているということでございます。 ○藤田 昇委員  事項別明細書の13ページに、保険証一斉更新事業の中に委託料20万3,040円とあるんですが、これについては何か……。 ○浜脇 仁保険年金課長  こちらにつきましては、今ご説明させていただいたとおりBPOで行っておりますが、BPOにつきましては、保険証の印刷、印字、チラシ、封入、封緘まで行っているものなんですけども、平成30年度に国民健康保険の制度改定があったことによりまして、国のほうから、制度に関するチラシを入れなさいよという話がありまして、今回、その部分で入れさせていただいております。当初、統計情報課のほうで予算計上をしていなかったため、保険年金課のほうで計上しております。 ○藤田 昇委員  保険年金課のほうで、このBPO――ビジネスプロセスアウトソーシングを行っているのは、何かほかにあるんですか。 ○浜脇 仁保険年金課長  BPOで統計情報課にお願いしている部分に関しては、当初の国民健康保険税の納税通知書の発送、高齢受給者証。あと、保険年金課で言いますと、後期高齢者医療制度の保険証もBPOで行っています。 ○藤田 昇委員  その下、一般管理事業なんですけども、平成29年度の被保険者数が1万4,111人、28年度が1万5,026人で、915人減少しています。これも今後も減少していくように思うんですが、その辺の状況についてはどうですか。
    ○浜脇 仁保険年金課長  先ほどちょっと触れさせていただきました、国民健康保険自体の被保険者数が減少傾向にございまして、直近で、30年8月末で1万3,777人という形で、現在でも減っているという状況であります。 ○藤田 昇委員  被保険者数が減るということで、もちろん医療費の総体自体は減っていくと思うんですが、逆に、被保険者が減ることに伴って保険税にも影響が出てくると思うんですよね。財政面を考えた場合には、現在、県が財政運営を行っているとはいえ、保険税を値上げするというような可能性にもなると思うんですけども、それを防ぐために、この歳出を削減していくということを保険者として、三浦市として一番考えていかなきゃいけない、努力していかなければいけないことだと思うんですけど、その辺についてはどうですかね。 ○浜脇 仁保険年金課長  委員おっしゃるとおり、加入者、被保険者の方が減少すれば、保険料についても収入が減っていきます。また、支出のほうで、今、高度医療等があって、人によっては高いお薬とかも出てくるので、支出のほうは上がるという可能性も考えております。  データヘルス計画等も平成30年度から第2期に移らせていただいています。その中で、医療費削減の取り組みという形では、特定健診、保健指導の実施、受診率の向上、ジェネリック薬品の通知、糖尿病重症化予防等を行って、医療費の適正化の取り組みを図っていきたいというふうに考えております。 ○藤田 昇委員  以前から私、医療費の適正化に向けた取り組みについては何度か確認をさせていただいているんですが、非常に大切な取り組みでもあります。12ページにもありますが、特定健診について、平成28年度の受診率と平成29年度受診率について、まだ平成29年度は速報値になると思いますが、あわせてお聞かせいただけますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  平成28年度の受診率は22.1%になります。29年度がまだ速報値でございますが、22.2%。0.1%の上昇という形になっております。 ○藤田 昇委員  少しだけでも伸びているということは評価をしますけども、目標値には本当に遠い……、データヘルス計画にも31ページに掲載をされております。今までもさまざまな取り組みを行ってきておりますが、平成29年度の具体的な受診率向上の取り組みについて教えていただけますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  主な取り組みといたしまして、平成29年度では、特定健診の個別健診について、開始時期を6月から5月にしております。また、人間ドックにつきましては、対象受診者を50名ふやして600名という形にしております。また、従来から行っている街頭キャンペーンとか、未受診者への勧奨はがき等も引き続き行っております。 ○藤田 昇委員  受診率を上げるというのは本当に厳しい、難しいと思うんですが、このデータヘルス計画にもありますが、具体的な年齢別で、やはりどうしても若年層といいますか、40代から60代前までは非常に低くて、65歳以上の方が20%台をどうにか保っているという状況で、女性が25.4%で男性が18.6%なので、女性のほうの特定健診の受診者が多いという傾向も出ています。また、地域別にも出していますので、地域別では初声のほうが受診率が高い、三崎のほうがちょっと低い状況というのは、このデータヘルス計画の中でも統計が出ていますが、そういう具体的な部分で、やはり地域に即した部分で、「三浦市民」でもそういうのを公表しながらやっていますけども。また、病気ですとか症状別とか含めて、そういう状況のことを細かく、引き続き取り組みをしていくことが第一だと思うので、その辺、せっかくデータヘルス計画をつくったので、その辺に向けて、また取り組みをぜひよろしくお願いしておきます。  次に、13ページなんですが、保健事業の中で、ジェネリック医薬品の差額通知を年2回実施をしたということが書いてありますが、その辺の件数と費用対効果について教えていただけますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  29年度は7月と1月に実施をしております。766件を郵送させていただいております。この方たちが、30年7月末の診査分までの中での費用対効果という形になりますが、効果としては108万2,618円になります。 ○藤田 昇委員  金額、約100万円ですけども、単純計算で10年たてば1,000万円の効果があるということになりますので、引き続き継続して続けていただきたいと思います。  次に、14ページになりますが公債費元金償還事業、3,800万円、これについて教えていただきたいなと思うんですけど、たしか平成22年から神奈川県の国民健康保険広域化等の支援制度を活用して、起債として借り入れを行っていたものだと、償還金だと思うんですが、借り入れ残金について教えていただけますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  今回の29年度では、新たな借り入れは償還のみになりました。借り入れの残額は1億1,110万円という形になっております。 ○藤田 昇委員  県が財政運営となって、国の財政支援もあって、以前の一番厳しいときよりは少し運営がしやすくなったのかなという感はありますけども、引き続き国民健康保険の保険者として適正な運営をお願いしておきます。  以上です。 ○出口正雄委員  3ページ、賦課徴収事業ですが、滞納者の件数はどのぐらいいますか。 ○福田正雄収納強化担当課長  滞納者の数は1,198人です。 ○出口正雄委員  滞納者に対する督促は、どのように行っていますか。 ○福田正雄収納強化担当課長  納付期日が過ぎてから30日以内に督促状を出すことになっておりますので、お手紙で督促状をお出ししています。それで納まらない場合には、年に2回、催告書もお出ししています。 ○出口正雄委員  それでも納めない方には、どういうような対処をしていますか。 ○福田正雄収納強化担当課長  それでも納めないような方には、こちらのほうから連絡する場合もあります。休日訪問催告というのをしていましたので、そういった場合で、件数は少ないんですけれども、臨戸する場合もあります。また、納まらない場合には、財産調査ですとかをさせていただいて、差し押さえられるような財産があるのならば差し押さえをするということになります。 ○出口正雄委員  差し押さえとか財産調査をして、それでも財産もなく、払う意思があっても払えない方の対処はどういうふうにしていますか。 ○福田正雄収納強化担当課長  何かしらの事情で、経済的に急に大変になってしまったという方も中にはいらっしゃいます。そういった場合には、先ほど申し上げた督促状ですとか催告状の中に、ご相談にいらしてください、連絡を下さいというふうに書いてございますので、そこでご連絡いただいたときに、例えば分納という形で、分けて納めるような相談に乗れる場合もございますので、そのあたりの話を個別具体にケースを聞きながら検討しているところです。 ○出口正雄委員  そういう方には優しく対処して救済してください。よろしくお願いします。 ○神田眞弓委員長  他に。 ○下田 剛委員  12ページの特定健康診査等事業についてです。先ほど、藤田委員のほうからも質問ありましたが、受診率を上げるということをすごく大事に……、その取り組みを何点か教えていただいたんですが、その中で、ホームページとかSNS等での拡散というのはやっているんですか。 ○浜脇 仁保険年金課長  ホームページには載せておりますが、SNSのほうは行っておりません。 ○下田 剛委員  先ほど、街頭を行っているという話だったんですけど、場所はどちらで行っているんでしょうか。 ○浜脇 仁保険年金課長  いなげやさんのほうで、29年度は4月19日に健康づくり課と一緒に、がん検診も含めてキャンペーンをやっております。 ○下田 剛委員  先ほどのデータのほうで、三崎のほうが受診率低くて、初声のほうが高いという話なんですけども、もう少し南のほうでと言ったら変ですけど、三崎寄りでやるという考えってあるんでしょうか。 ○浜脇 仁保険年金課長  集団健診につきましては、年12回開催をさせていただいております。その中で、初声、三崎、あとは南下浦という形で地区を分けましてやっております。また、低い地区等については回数をふやしたい部分もあるんですけども、予算的な部分とマンパワーもございますので……。特定健診って、例えば、7月にそこで受けたという方は毎年そこで受けるようなこともございますので、そのパターンを崩してしまうと受診率に影響したりとか、そういうこともありますので、これはまた検討はさせていただきたいと思います。 ○下田 剛委員  街頭のほうの周知というのも、いなげやさんでやられたということなんですけど、下のほうではどうですか。 ○浜脇 仁保険年金課長  三崎のほうでの街頭キャンペーンということですが、三崎のほうでは、今、いなげやさんのほうで……。 ○下田 剛委員  受けた方に対して、どこでこれを知りましたか、みたいな感じのアンケートというのはとられているんですか。 ○浜脇 仁保険年金課長  とってはおりません。 ○下田 剛委員  要望なんですけれども、例えば、いなげやであったから知ったよとか、はがきで知ったよとかというデータをとることによって、何が一番周知できるのかなとあると思うので、今後、とることを検討していただけたらと思います。  以上です。 ○小林直樹副委員長  3ページなんですけれど、徴収の関係でさっき議論されていたんですけれど、滞納者1,198人、滞納金額は全体で幾らになりますか。 ○浜脇 仁保険年金課長  少々お時間をいただいてよろしいでしょうか。 ○神田眞弓委員長  はい。どうぞ。 ○小林直樹副委員長  さっき、督促、催告、それで相談に乗ったり分納の話をしたりということはあったんですけれど、例えばそこで、なかなか払えない状況だということになった場合、社協に委託している生活困窮者自立支援事業のほうにつないだり、生活保護の担当につないだりということはしているんですかね。 ○福田正雄収納強化担当課長  具体的に件数を数えてはおりませんが、例えば障害を持ってしまったとか、経済的に厳しいという場合には福祉部門にお話をつなぐこともございます。 ○小林直樹副委員長  お金を持っていたけど払わないというのは完全に悪質なので、それはもう許されることはないと思うんですけれど、やはり体を壊しちゃったとか失業しちゃったとか、いろいろ、それぞれの事情があるので、滞納者全体を同じ扱いではなくて、その人一人一人の事情に寄り添って対応していただきたいというふうに思います。  それと、短期証と資格証の件数を教えていただけますかね。 ○浜脇 仁保険年金課長  29年度末で短期証が112世帯、216人、資格証については88世帯、134人でございます。 ○小林直樹副委員長  資格証が88世帯って、前年度、28年度は何人でしたっけ。 ○浜脇 仁保険年金課長  資格証のほうは、28年度が88世帯で136人。 ○小林直樹副委員長  さっきの話と共通はするんですけれど、資格証は多分、滞納しているので資格証というのになっているかと思うんですけれど、なかなか払えない、それで資格証になっちゃうと、窓口で10割負担になっちゃうので、この資格証の発行についても、それぞれの事情に寄り添っていただきたいというふうに思います。  12ページ、特定健診なんですけれど、22.2%。それで、特定健診の話になると、枕詞で神奈川県下で一番低い受診率という言い方をずっとしていたんですけれど、速報値で県下で何番目ですかね。 ○浜脇 仁保険年金課長  下から2番目になります。 ○小林直樹副委員長  もっと上げるための方策、先ほど議論されていたんですけれど、13ページの健康診査事業、人間ドックですね。個別健診で6月からの期間を5月から、健診の期間を長くしたというのと、人間ドックを550人から600人にしたというのがあったんですけれど、残念ながら、人間ドックの実績、受検が534人で前年の548人よりもちょっと下がっちゃっていて、せっかく600人に枠をふやしたんですけれど、その前の550人にも行かなかったというのは、何か原因があるんですかね。たまたまなんですかね。 ○浜脇 仁保険年金課長  実際に申し込みというのは、これよりももう少しふえているんですけども、当日になってキャンセルがあったりとか、そういったことでも減っています。ただ、そうは言っても、600名という形でふやしているにもかかわらず、なかなかそこまで達していないのは、正式に検証はしていないんですけれども、例えば、先ほど言った被保険者数自体が下がっているとか、今まで人間ドックを受けていた方が後期高齢者のほうに移っただとか、そういったことも考えられるかなというふうに考えております。 ○小林直樹副委員長  600人にしたということ自体は非常にいいことだと思うんですよ、枠を広げたということで。どういうアピール、PRをするのかというのをちょっと工夫をしていただきたいと思います。  それと、特定健診のところで聞き忘れたんですけれど、個別健診で前立腺がんの検診がないんです。集団健診だとあるんですけれど、個別健診で前立腺がんの検診がないというのは、診療所によってはできないからということなんですかね。 ○江原桂子保健医療グループリーダー  できないことはないと思いますので、病院によっては受けてくださっていると思います。 ○小林直樹副委員長  個別健診のメニュー、項目に前立腺がんというのがないんですよ。 ○江原桂子保健医療グループリーダー  実質、集団健診の項目で前立腺がんを設けていますが、自己負担をしていただきながら受けていただいているという状況でございますので、個別で受けていただくということは、医療機関で自費で支払っていただければ受けられるということになります。実質は受ける機会はあるというふうに捉えています。 ○小林直樹副委員長  書いていないから、個別健診じゃ、受けちゃいけないとは言わないけれど、そこが受けられないというふうに解釈しちゃうので、もし自費だよというのがあっても、そこを明記して、個別健診でも前立腺がん、自費で検診できますよというような表記のほうがいいかと思うんですけれど。 ○浜脇 仁保険年金課長  健康ですね情報につきまして、書き方等をちょっと検討させていただきます。 ○小林直樹副委員長  お願いしておきます。以上です。 ○福田正雄収納強化担当課長  失礼いたしました、先ほどの滞納の金額です。平成29年につきましては、4億9,343万8,420円です。昨年に比べまして約3,863万円減っています。 ○小林直樹副委員長  わかりました。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第49号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、議案第50号 平成29年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○石橋むつみ委員  後期高齢者医療事業なんですけれども、まず、後期高齢者の健診、なごみ健診と言われているんですけれども、何人対象者がいて、どのぐらいの受診率……。 ○浜脇 仁保険年金課長  なごみ健診につきましては、健康づくり課のほうで行っているものになりますが、28年度については19.51%、29年度については18.58%であります。 ○石橋むつみ委員  これなんですけれども、例えば、特定健診だって目標値とかってやって勧奨していますけれども、目標値とか勧奨はしているんですかね。 ○江原桂子保健医療グループリーダー  目標値というのは特に定めておりません。勧奨につきましては、国保健診ですとかがん検診を広報していますチラシのほうに載せております。 ○石橋むつみ委員  75歳以上の方、8,069人いらっしゃるんですね。それから、その中で、後期高齢者の医療費なんですけれども、今、1割、負担割合の動きがあるかと思うんですけれども、説明をお願いします。 ○浜脇 仁保険年金課長  今現在、負担割合、2割に変わるという話については具体的な話はまだ進んでございません。 ○石橋むつみ委員  そうすると、今現在は1割負担。 ○浜脇 仁保険年金課長  はい。 ○石橋むつみ委員  後期高齢者の方の所得の平均というのは、三浦の場合、どのぐらいになっていますか。 ○道野 仁医療年金グループリーダー  所得の平均ということなんですけれども、三浦市の中で所得割という部分が保険料の中でございまして、こちらの1人当たりの所得割の平均額としては4万5,480円ということになっておりまして、所得に換算しますと……、今、計算をさせていただきますので、お待ちいただいてよろしいでしょうか。 ○石橋むつみ委員  よろしくお願いします。後期高齢者医療事業なんですけれども、75歳以上になった高齢者の方を、有無を言わさず別の医療制度に囲い込んで……(「対案出せばいいじゃない、有無を言わさずじゃなくて」の声あり) 私たちは、もとの老人医療制度に戻すべきだという提案もしています。収入がほとんど、年金生活、三浦市で言うと、基礎年金だけの方だと、ひとり暮らしだと本当に暮らしが厳しくなって暮らせないという方も出てくる。そんな状況の中で、やはりこの後期高齢者医療制度、高齢者にとって大変厳しい制度。この制度そのものに反対をしていますので、この議案にも反対いたします。 ○神田眞弓委員長  はい、どうぞ。 ○道野 仁医療年金グループリーダー  先ほどの所得の金額なんですけれども、所得割のほうから割り返しますと、お1人当たりの平均が60万円弱ぐらいという形になっております。 ○石橋むつみ委員  ありがとうございます。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第50号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  一般会計の保留部分について答弁の用意ができましたので、お願いいたします。 ○須山 浩総務部長  大変お時間をいただきまして、ありがとうございます。申しわけございませんでした。平成29年9月28日の大雨被害状況のうち、初声地区の被害につきましてお答えをいたします。  平成29年9月28日に降りました大雨でございますけれども、時間最大雨量87ミリメートル、10分間雨量が18.5ミリメートルという、気象庁が観測を開始してから、三浦市の観測史上最高の大雨でございました。初声地区の冠水によりまして、床上浸水は28軒、床下浸水が18軒、自動車の水没が33台、そのほかにはバイクの水没4台の被害が発生しております。 ○出口正雄委員  それはわかりましたけど、その近隣の入江地区の一番川が氾濫して、畑の浸水除去……。 ○神田眞弓委員長  農産課長、答弁の用意ができましたので、どうぞ。 ○下里純也農産課長  お時間いただきまして、ありがとうございました。ただいまお問いのありました、初声、入江地区の浸水のことについてなんですけども、当時、畑――圃場のほうには、種をまいて、まだ芽が出てきた状況でして、作物に直接の被害というようなものは、特に農協としても三浦市としても把握はしておりません。金額についても、各農家、組合員からの報告が上がっていないというようなことを営農部のほうには確認をとらせていただいております。  ただし、金額として上がってはいないものの、被害がないかというとそうではございませんで、まいた種、それが土砂と一緒に流出してしまうとか、土壌に消毒をかけていたものが、新たに、もう一度土を入れ直して消毒をし直さなければならないという実被害というものは確かにあるというようなことで農協からの報告は受けております。 ○出口正雄委員  近くの農家の方に聞いたんですけど、約5万平米ぐらいの畑が浸水し、そして、かなり被害があったというような報告を聞いたんですけど、農協も調査をやってない、市側も調査に一向に来ないというような状況だったんですけど、そこのところはどうなっているのか。 ○下里純也農産課長  ただいまの委員の発言の中に、調査には行かないというような農家からの声を今、報告していただいたかと思いますが、市としましては、9月28日の翌日から市域全域を回っております。畑の中の状況、道路の状況、のり面の状況全て、こちらはパトロールを1週間かけて行っております。  それと、農協につきましては、土地改良対策室を中心といたしまして、営農部も市内の農地、圃場の状況は全て回った上での報告を受けております。 ○出口正雄委員  どういうふうな状況で畑に浸水したのか、していないのか。状況を説明してください。 ○下里純也農産課長  畑への浸水につきましては、道路を通じて、河川を通じて圃場に浸水をした地域が、大坪地区、後田地区にございました。委員が今おっしゃいました5万平米というのは、市域全体を捉えてのことかと私は思いますけども、初声改良区の中だけで、一番川ですとか、下市川、上市川、あの地域も含めまして、河川流域からの圃場への浸水というのは思ったほどなく、道路もしくはのり面、上方の畑、山からの浸水というのを我々は報告として受けております。 ○出口正雄委員  その報告は、正直言って信じられないんですよ。というのは、私が現に畑があるんですけど、道路から100メートル以上、200メートルぐらい上の畑の1,600平米が全部浸水しているわけですよ。なぜ浸水したかというのは、水が全部張って、埋まった後に、土が天井を張るって言うんですけど、通常、そういう状況ですぐ、どこまで全部浸水したかというのは私たちはわかるんです。入江のパン屋の前あたりからずっと150メートル、200メートルぐらいが、一番川に対しての両脇が全部浸水しているわけですよ。そのうちの種まいたときの状況じゃなく、そこから病気が入って製品にならなかった畑が4反、5反あるわけですよ。やっぱりそういう調査はしないといけないのかなと私は思います。 ○星野拓吉副市長  入江地区の水害につきましては、歴史的に、もともとは田んぼ、圃場として整備されたところだった。それを排水機能を、畑に変えたときに排水機能を強化せずに、そのまま圃場だけ整備した。それで畑が高くなった。そこからの土が来て、また排水機能も低下させている。いろいろな課題があると思いますので、これは多分、水路の管理者、道路の管理者だけではなくて、エリアとして検討していく必要があるかなというふうに思います。  ただし、ご存じのように、今回、10分間雨量18.5ミリ、これは時間換算しますと100ミリ超えます。ということは、川の幅が倍以上ないとだめだということになります。これは、短期間に整備することは不可能に近いことだと思いますので、その他、ソフト面も含めて、関係機関とともに対策を講じていくということが必要だというふうに思います。 ○出口正雄委員  副市長の意見も、確かに、以前は田んぼがあって、貯水池が数々あったと。今は埋めて、何もなくなったと。川幅を広げるのも確かに方法あるんですけど、あと1メートルかさ上げすれば大概平気なんですが、そういうこともできないと思いますけど。やはり9月28日前後というのは満潮で高潮があると、農家はわかっているんですよ、周期ごとに来るというような。だから、実際、28日以降にキャベツは植えない、種まきもしないうちも結構います。自分自身で守っているんですけど、何しろ、そういう被害に遭ったとき、調査を入れないということは、私としてみれば非常に悲しい出来事かなと。正直に言いまして、ある農家の方は、今、作物、トウガンがまだあるんですよ。トウガンが1反、6,000も流されて、寒冷紗も流されて、100万円以上の損害だと。「この損害どうしてくれるんだ」というような、私に聞かれて、「それはちょっとできないんですけど」と……。ただ、やはりそういう例もあるので、どういう状況で調査をして、どういう状況なのかということも最低限必要かなと。農協さんに任すのもいいんですけど、行政も、駐在所の泥をどかした、市道を通れるようにした、それもいいんですけど、そういう第2の被害もあるということを考えながらしていってください。  以上です。
    ○大西 太経済部長  資料等の整理から、大変お時間をいただきまして、ありがとうございました。申しわけございません。  今、沖縄あたりに大きな台風が来ているというニュースもございます。昨年度のことがないように、私ども、農協さん等といろいろ情報を密にしながら、的確な情報を本庁サイドに伝えながら、いろいろな面でサポートですとか、対応していきたいと思っております。 ○出口正雄委員  いいです。 ○神田眞弓委員長  他になければ、以上をもって議案第48号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、議案第51号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○石橋むつみ委員  介護保険医療事業も始まって20年ですかね。医療と介護の合算算定ってありますよね。6ページの上のところですけども、医療保険と介護保険の一部負担金の額の合計が一定の額を超えた被保険者世帯に、超えた額を全額支給したという事業なんですけれども、まず、これは何人ぐらいなのか。数、わかりますか。 ○中野正和高齢介護課長  済みません、ちょっとお時間いただきたいと思います。 ○石橋むつみ委員  後で教えてもらってもいいですけれども。窓口で医療費を払う。その前に払わないでも、限度額認定、これは介護保険じゃなくて医療保険のほうでやるんですか。介護保険と合算でもできるんですか。 ○中野正和高齢介護課長  今の委員のお問いについては、医療保険側の高額医療費の限度額の認定になると思います。介護保険のほうにはそれはございません。 ○石橋むつみ委員  医療保険のほうで聞けばよかったね。じゃ、さっきのお答えは後にして。  介護のところで移送サービス、市内でやはりいろんな需要があって、三浦市内には移送サービスの事業所もなかったりしたのが、29年度ぐらいからサービスできる事業所ができたのかなと思うんですけど、移送サービスの現状について。 ○中野正和高齢介護課長  委員のお問いの移送サービスとは、福祉有償運送サービスのことでございますか。 ○石橋むつみ委員  そうですね。要支援の人も入るよね。 ○中野正和高齢介護課長  今、福祉有償運送サービスを営んでいる事業所については、2事業所ございます。 ○石橋むつみ委員  福祉有償運送ということですけれども、障害者の方も高齢の方もということですけれども、福祉有償運送で市町村運営協議会を持っているかと思うんですけれど、これ、高齢介護のほうがよかったのかな。協議会、介護も入っていると思うんですけど。 ○中野正和高齢介護課長  実は、福祉有償運送サービスについては一般会計のほうになっておりまして、介護会計のほうではその費用負担は出ておりません。それから、福祉有償運送サービスについては近隣市で協議会を持っておりまして、その中で事業を営む方についての新規のとか変更とかいうことはやっているような形でございます。近隣市で言いますと、横須賀市、逗子市、葉山町、三浦市ということで協議会を持っております。 ○石橋むつみ委員  地域包括ケアセンターで相談をしながら、生活の中でいろいろ困っている方の声もきちっと拾い上げながら事業をやっていっていただきたいなと思います。  それから、市内で介護にかかわる職員、そういう人材が少なくて厳しいというのも……、ここの会計じゃ無理なのかな。 ○神田眞弓委員長  職員の数? ○石橋むつみ委員  職員の養成だとか、介護職員の処遇改善の計画書なんかを事業所に求めたりしているわけですけれども、その事業は。 ○中野正和高齢介護課長  職員の数については、今、把握はしておりません。それから、介護職員が不足しているというような話は伺ったりしております。その中で、国のほうで処遇改善合算、1番から5番までの部分を設けまして、そこでいろいろな事業所にそれを選択していただいて、介護職員の給与を確保するというようなことは、国のほうでやっている状態でございます。 ○石橋むつみ委員  高齢介護課で、介護職員の処遇改善計画書を事業所に提出を求めたりということで、その中身なのかなと思うんですけれども。事業所の方から、やはり処遇も改善したいし、それから介護職員のスキルアップというかな、さまざまな能力をアップする、そういうことに対して行政のほうで援助をもっとしてもらえればとか、さまざまな情報提供をしてもらえたらいいのにという声も聞きましたので、今後もこの事業の中で、ほかの部署とも連携しながら進めていっていただきたいと思います。  以上です。 ○藤田 昇委員  1ページ、介護保険事業特別会計ですけども、歳出決算額、平成28年度は46億5,886万8,811円だったんですが、平成29年度、ここに書いてあるように47億3,657万5,416円、7,770万6,605円の増がある。要は、右肩上がりで伸びていくというのは想定できますが、この伸びを鈍化させるための取り組みといいますか、担当としてはどのように考えているのかお聞かせください。 ○中野正和高齢介護課長  神奈川県の年齢別人口でいきますと、平成30年1月で高齢化率が38.1%ということで、昨年度は37.0%でございました。また、認定者数のほうも、平成30年3月末で2,936人と、昨年度と比較して89人ほど伸びております。このことから、委員おっしゃるとおり、担当としても、支出はふえてくるかなということで予測しております。この伸びを鈍化するためには、介護予防の充実が必要かなというふうには考えております。 ○藤田 昇委員  介護予防については後ほど確認をさせていただきますが、次に4ページなんですが、介護サービス等の給付事業、1億2,964万円ほど増額になっているんですが、この主な要因についてはどのようになっていますか。 ○中野正和高齢介護課長  4ページの表の下から3段目、介護老人福祉施設、ここが大きく伸びているかなというふうに見ております。 ○藤田 昇委員  確かに、ここで500件ほどふえていますし、特別養護老人ホームが200床ふえた影響なのかなとも思うんですが、それ以外の要因もあったら教えてください。介護老人福祉施設サービスについて。 ○中野正和高齢介護課長  確かに、平成29年度に特養の200床が新設、100床掛ける2施設ということで200床が新設されたことによる施設サービス費がふえているのかなというのはございます。また、住所地特例の三浦市から市外に行く方も若干ふえているかなというふうに思っております。 ○藤田 昇委員  三浦市から市外の特養とかに入所する人が結構ふえたということでよろしいんですか。そういう理由もあるということで。 ○中野正和高齢介護課長  おっしゃるとおりです。 ○藤田 昇委員  次、行きます。6ページなんですが、第1号通所事業。これは4月から介護保険事業が総合事業に移行された部分で、金額的にこれが掲載されていると思うんですが、この下の転ばん教室参加者数、これが前年度と比べて、健康生活教室参加者数もかなり減少しているんですが、その辺の理由について教えていただけますか。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  転ばん教室のほうは、南下浦市民センターと三崎小学校で実施しており、送迎などもなく通所しづらいような状況にあるというようなことがまず1点目。そして、要支援1、2が出た人が、教室へ通うということにつながるような仕組みというのが余りできていないというようなことが要因で減少していると考えております。 ○藤田 昇委員  転ばん教室だとか、要支援1、2の方が行く、元気な方が行くわけじゃないので、今言ったように、ちょっと通所しにくい、そういうところを改善していかなきゃいけないのかな。第7期計画にも具体的にそういう部分で改善が必要だということも載っていますけど、ぜひ今後ともお願いしたいと思います。健康生活教室についてもお願いします。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  同様のような状況だと把握しております。 ○藤田 昇委員  改善していただくようにお願いしておきます。  次に行きます。7ページなんですが、第1号生活支援事業、配食サービスについてなんですけども、これは前々年度が200食で32食に減った。たしか昨年、亡くなられた方とか入院された方とか、そういう方がふえて食数が減ったというような形だったと思うんです。28年度の32食から29年度は87食、増加しているんですが、その増加の要因についてはどうなんですか。 ○中野正和高齢介護課長  週2回が週3回になったということが一番大きな要因かなと思います。 ○藤田 昇委員  あと、対象者というか、そういう部分では変えてとか、そういうことはないんですか。 ○中野正和高齢介護課長  今まで、ひとり暮らしの方という形で行っていましたけれど、今回、対象者を拡大しまして、対象者の方を含む要介護者等のみで構成されている世帯の方ということで対象者を拡大したというところがございます。 ○藤田 昇委員  今の言い方だとあれなんだけど、要は、ひとり暮らしだけだったのを、対象者を拡大してふえたわけだよね。 ○中野正和高齢介護課長  はい、おっしゃるとおりです。 ○藤田 昇委員  次、行きます。先ほどありました介護予防普及啓発事業なんですが、地域支援事業の中で、いきいきシニア講座、昨年度より参加者数が18人ほどですけど減少しているんですが、その辺の状況について教えていただけますか。 ○中野正和高齢介護課長  いきいきシニア講座につきましては、今まで単発の講座をいろいろやっておりまして、それを今回、継続的なことをやりたいなというふうに考えました。そこで、フレイルチェックをここに導入して行ったところで、フレイルチェックの必要人数とか、そこの部分について去年と少し違っているかなというふうに思います。 ○藤田 昇委員  フレイルチェックについては、今、各自治体でも取り入れて、多分、県のほうでやっているフレイルトレーナーとかフレイルサポーターとか含めて、そういうのを協力していただいて、まず始めたのかなと思うんですが、それでいいんですか。 ○中野正和高齢介護課長  きっかけにつきましては、県から社会福祉協議会のほうに話がございまして、市のほうもそれに乗せていただいたというのが実情でございます。実際にフレイルチェックのトレーナーについては、社会福祉協議会の成田さんがトレーナーになってやっていただいております。 ○藤田 昇委員  これについては、また改めての機会で具体的に確認をさせていただきますが、ぜひフレイルの取り組みについては、総合的に虚弱を防ぐ、介護に向かわせないための取り組みで、大きく3つに分かれたフレイルチェックの取り組みがあると思うんですが、具体的なそういう部分を含めて今後も取り組んでいただけることを、継続して取り組むってさっきありましたので、ぜひ進めていただくことをお願いしておきます。  その下、地域介護予防活動支援事業なんですが、これは1回確認しているんですが、介護予防サポーター、この状況と傾聴ボランティアの養成を行ったというんですが、その受講者数と累計というか、教えていただけますか。たしか、介護予防サポーターは平成28年度は9名受講して、合計で56名だったと思うんですが。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  介護予防サポーター研修会ですが、29年度は6人受講して、累計で62人となりました。受講者の活動状況としましては、脳の健康教室で14名、ふれあいサロン事業で3名、元気アップ教室で5名、市民まつりで4名ということで、延べ26人の方に活躍していただいております。 ○藤田 昇委員  傾聴ボランティアはどうですか。たしか、28年度が19名受講で計115名だったかな。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  平成29年度につきまして、傾聴ボランティアは4名受講しまして、累計で119名となっております。活動状況としましては、グループホーム内で13名、高齢者のお宅に訪問している方が2名、ふれあいサロン事業のほうで活動していただいている方が1名となっております。 ○藤田 昇委員  受講はずっと累計で出てきているんですけど、やっぱり活動の場というか、そういうものがなかなか確保されていかないというか、スムーズにつながりができていかないというのはちょっと課題なのかなと思うので、せっかく受講していただいたので、その活躍の場というものをしっかり、さっき言ったフレイルも含めていいと思うんですが、そういうところにもつなげていっていただければなと思います。  その下なんですが、元気アップ教室の状況を教えていただけますか。たしか1,338人、50回ふえているんですね。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  元気アップ教室なんですが、昨年度より1会場ふやして10会場として、13コースになりました。その影響でふえております。 ○藤田 昇委員  これも、さまざまな部分でふやしていっていただいて、今言ったように人数もふえているし、会場、クラスもふやしていただいていると思うんですが、7期計画を見ると、教室がもう満杯になって、入りたいという人はいるんだけど受け入れができない、そういうような要望もあるみたいなんですが、その辺の状況はどうなんですか、今後の対応として。 ○中野正和高齢介護課長  今、会場の中で4会場ほど満員になっているような状況でございます。私どもも、今後、地区の役員の方にいろいろと接触して、会場数をふやしていきたいなというふうには考えております。 ○藤田 昇委員  ぜひ、よろしくお願いしておきます。  次に行きます。10ページになるんですが、在宅医療・介護連携推進事業の中にあるんですが、三浦市立病院のほうに三浦市在宅医療・介護連携支援センターを設置したとありますが、その状況についてお聞かせいただけますか。 ○中野正和高齢介護課長  委員おっしゃるとおり、30年3月に市立病院のほうにこのセンターを開設しました。業務の目的としましては、医療・介護関係者とか地域包括支援センターの職員から在宅医療とか介護連携に関する相談を受け付けて、連携調整、それから情報提供等により、その対応を支援するということで行っております。 ○藤田 昇委員  これは、大体件数的にどのぐらいあったんですかね、相談というか。 ○中野正和高齢介護課長  30年3月ですと1カ月になりますので、30年8月末までの累計という形でお答えさせていただきたいと思うんですが、相談件数としては133件、相談の区分としましては、病院のほうからとかケアマネジャー、相談内容の種類については、かかりつけ医、往診医の紹介とか、あと医療に関することということで伺っております。 ○藤田 昇委員  始まったばかりであれですけども、医療と介護の連携の中において、相談の窓口にもなるし、その課題とかそういうものも抽出しながら、具体的にそういう課題を解決できるような取り組みにつなげていっていただければなと思います。よろしくお願いしておきます。  次に行きます。11ページなんですが、認知症総合支援事業。認知症地域支援推進員を地域包括支援センターに設置をしていただいて、認知症初期集中支援チームを設置して取り組みを、オレンジプランの予定よりも早々と設置して取り組んでいただいていますけども、その状況についてお聞かせいただけますか、29年度。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  29年度も認知症地域支援推進員が中心となり、認知症の方やご家族の支援、認知症の方を地域で支える地域づくりを進めさせていただきました。認知症地域支援推進員からチームのほうへの新規依頼のほうは4件ありました。年度中の対象者は10人となっております。訪問実人数は8人、訪問延べ件数は98件となっております。 ○藤田 昇委員  推進員と連携して、家族への支援を含めた相談と具体的なフォローをしていただいていると思うんですが、訪問は大体中心的に、最初認定しかないから、それでまたドクターにつないでいただいたりとか、さまざま行っていると思うんですね。ぜひそういう部分では、今そういう相談、具体的な対応は三浦市として1チームでも十分足りているのかなと思うんですが、状況的にどうですかね。横須賀市でさえ今3チームしかなかったと思うので。どうですか。 ○中野正和高齢介護課長  状況としては、1チームで足りているというふうに担当課としては思っております。 ○藤田 昇委員  わかりました。次に行きます。12ページなんですが、これもやはり認知症に関連もあるんですけど、まず、家族介護支援事業なんですけども、徘徊高齢者SOSネットワーク事業に3人新たに登録者がふえたということで載っていますが、累計も含めて状況を教えていただけますか。 ○中野正和高齢介護課長  登録者数の累計としましては、30年9月現在で15人ということになっております。 ○藤田 昇委員  他市の例なんかで、以前にも提案したこともあるんですが、そういう心配のある高齢者については爪にQRコードを張ったりとか、また、胸にシールを張ったりとか、さまざまな対応でそういう高齢者だということがわかるようなサインをしている。たしか、警察のほうでも何か取り組んでいるという部分もちょっと聞いたんですが、具体的に三浦市としての取り組みはどんなことをやっているんですか。 ○松尾若菜主査  三崎警察署の派出所のほうで、地域のほうを回っていらっしゃるときに、それぞれ色を変えまして、そのシールを配付していらっしゃるというふうに聞いております。また、高齢介護課のほうでは、登録をしていただいたときにステッカーを渡すといったことも考えてはいるんですけれども、まず、ご家族の方に、衣類ですとかふだん持ち歩くものにお名前などを記入していただくようなお願いをしているところでございます。 ○藤田 昇委員  さまざまな対応があると思うんですが、警察とも連携しながら取り組んでいる事業だと思うので、防災無線等でもそういう場合に対応していますけども、ぜひよろしくお願いしておきます。  その下の認知症サポーター養成講座なんですが、19回開催したということですが、内訳、どのような形なのか教えていただけますか。 ○加藤 豊高齢者支援グループリーダー  19回開催していまして、地区ごとの一般市民の方や、保健・医療・介護に携わる方や団体、三崎小学校の4年生に行いまして、合計367人の方に受講していただきました。 ○藤田 昇委員  受講者累計2,488人になっていますが、三崎小学校の4年生、非常にいい取り組みだと思うんですね。さまざまな事業者とか個人とかあると思うんですが、この辺の活動状況はわかりますか。……ちょっとなかなか難しいね。受講した後のフォローというか、そういう部分は何かやっていますか。 ○松尾若菜主査  認知症サポーター養成講座を受講された後のフォローアップ研修といったものは、三浦市ではまだ実施はしていないのですけれども、実際に受講された、例えば、民間の企業の方ですと、接客の際に認知症の知識を持ってすることができるようになったですとか、そういったお声は聞くことができますし、また、小学生の受講もしていただいているんですけれども、例えば、地域のほうで高齢者の方に声をかけたりですとか、ご家族の中で高齢者の方への対応が優しくなったとか、そういったような感想が聞かれておりますので、今後、フォローアップも進めながら、この取り組みを進めていきたいと考えております。 ○藤田 昇委員  認知症サポーターの部分で、小学校、特に三小なんかだと、そのことによって、今度、高齢者との触れ合いじゃないけど、グラウンドゴルフを一緒にやったりとか、地域性もあるんですけど、学校で地域の高齢者との触れ合いというものを非常に大切にしたことによって、今言ったように、家に帰って、また近隣で、高齢者に対して優しい目を向けてくれている子供がふえたという話も聞いていますので、ぜひ三小だけじゃなくて、ほかに広げていけるような形で取り組みのほう、またよろしくお願いをしておきます。  以上です。 ○小林直樹副委員長  3ページ、介護認定審査会事業なんですけれど、今、介護認定の期間、30日以内というのは大体それで認定されていますか。 ○中野正和高齢介護課長  確かに、その部分については、毎回おくれているということでご答弁させていただいております。今、実際おくれていながらも、ちょっと早くなりまして、大体平均しますと44日ぐらいという形で認定しております。 ○小林直樹副委員長  毎年聞いているんだけど、毎年オーバーしているんだよね。認定調査員さんは今、何人いるんですか。 ○中野正和高齢介護課長  臨時職員として4人、あと、担当としては2人という形になっております。 ○小林直樹副委員長  そうすると、合計6人。毎年聞いているからあれなんだけど、法律だと介護保険法の27条第11項で、30日以内にしなければならない。ただし書きはあるんだけど、特別な理由があるというので、認定調査員がふえれば少し短くなるのか、それともほかの要因……、よく言われるのが、医師の診断書という要因があるかと思うんですけれど、その辺は改善できないんですかね。 ○中野正和高齢介護課長  人数をふやしたからといって改善ができるかというと、やはり難しいところはあります。今、委員おっしゃるとおり、医師の診断書もしかり、あと、市民の方との日程調整の関係もしかりという形になっておりますので、難しいかなというふうに担当としては思っております。 ○小林直樹副委員長  他市なんかの状況はつかんでいますか。 ○中野正和高齢介護課長  正確な状況はつかんでいませんが、やはりどうしても医師の診断書とかでおくれてしまうということは実情で聞いております。 ○小林直樹副委員長  法律で30日ってなっているので、それに近づけるようにお願いをしておきます。  10ページなんですけれど、地域包括支援センター運営事業なんですけれど、28年度までブランチ型として在宅介護支援センター――在支があったんですけれど、29年度からなくなっているんですけれど、これはなぜなくしたんですか。 ○松尾若菜主査  28年度末までは地域包括支援センター2カ所と在宅介護支援センター1カ所でやってまいりました。その中で、在宅介護支援センターが地域で受けた相談を地域包括支援センターにつなぐという役割を果たしてきましたが、ここ数年で地域包括支援センターに対する周知が進んできまして、直接包括支援センターのほうに相談が行くようになりましたので、在宅介護支援センターにつきましては廃止をしておりますが、引き続き市内の事業所ということで、地域で相談を受けていただいて、そちらのほうは地域包括支援センターにつないでいただくといったような役割は担っていただいております。 ○小林直樹副委員長  そうすると、在支がブランチ型だというふうに言われていて、2カ所の包括を支えていたということになるかと思うんですけれど、基本的には中学校区に1つ包括を設置するということになっているので、在支がなくなっちゃったということなので、やはり包括3カ所という検討を進めていただきたいと思います。  以上です。 ○神田眞弓委員長  先ほどの石橋委員の答弁の用意ができましたので、お願いします。 ○中野正和高齢介護課長  お時間をいただいて、大変申しわけございません。高額介護合算の件数ですが、491件ということでございます。 ○石橋むつみ委員  はい。ありがとうございました。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第51号の質疑を打ち切ります。  質疑の途中でございますが、暫時休憩いたします。再開は1時5分からといたします。                午後0時04分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後1時03分再開
    神田眞弓委員長  再開いたします。  次に、議案第52号 平成29年度三浦市市場事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○長島満理子委員  よろしくお願いします。貸し事務室使用料についてですけれども、市場食堂についてで、29年度、このころも滞納はわかっていたのでしょうか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  29年度、既に滞納していたという事実は把握しておりました。 ○長島満理子委員  29年度はどのくらいか、金額はわかるんでしょうか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  滞納額なんですけれども、29年度末になりますが、貸し事務室の使用料が707万9,265円、電気・水道料が150万4,669円、合計いたしまして858万3,934円となっております。 ○長島満理子委員  では、もうそのころには滞納していて、督促のほうはしっかりと出していたんですか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  督促のほうも行っておりました。 ○長島満理子委員  それでも、返済については、まだ何も反応が、対応をしていただけなかったという流れでいいんですか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  これとは別に、分納誓約というのをしてございました。月15万円支払うという分納誓約で支払っていただいておりました。過年度分について滞納が生じておりまして、29年度については、若干の納期のおくれはあったものの納めていただいておりました。 ○長島満理子委員  分納誓約をして、返済についての協議は29年度は、滞納されてからでもしっかりやっていたということでよろしいんですか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  委員おっしゃるとおりでございます。 ○長島満理子委員  以上です。 ○草間道治委員  今のところなんですけども、29年は、たしか夏までは営業していたと思うんですけど、その間については分納していたということですか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  29年度につきましては、27年度分の貸し事務室使用料、こちらを月15万円ずつ分納していただいていました。さらに、29年度、当該年度についても、22万何がしの使用料を納入していただいておりました。 ○草間道治委員  分納して、最終的に残ったのが……。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  858万3,934円になります。 ○草間道治委員  これ、非常に高額な滞納してやめられたと。その後、新たな業者も決まったということで、この件についてはまだまだ、これからどのような対応をしていくかという部分もあるんですけども、今後どのような対応をしていくお考えでしょうか。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  顧問弁護士と協議しながら、今後、債権の保全について進めていきたいというふうに考えてございます。 ○草間道治委員  しっかりと払ってもらうように、一銭もまけることなく取っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そのほかの貸し事務室の状況、市場の食堂の部分もあるから29年度若干ふえていますけども、この件については、28年度は滞納があったから29年度はふえているのか、そこら辺について詳しくお聞かせください。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  貸し事務室使用料等につきましては、先ほどあった食堂の使用者に対しまして、分納誓約等含めた徴収の指導を強化したことによって使用料収入はふえております。 ○草間道治委員  食堂を除いたほかの事務所の現在の入室状況、あるいは、28年度から減っているのかふえているのか、そこら辺についてお聞かせください。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  28年度末に58部屋中28部屋の入居があったというふうにお答えをしていると思いますが、29年度は12月末をもって1業者が退去いたしまして、あと、使用料は免除しておりますけども、低温卸売場の施工業者のほうがそれと入れかわる形で使っておりまして、部屋の使用状況としましては、58室中28部屋という状況になっております。 ○草間道治委員  大体、食堂の件が、滞納していた部分を督促等で払ってもらった経緯があるということで、その分だけふえたということで理解いたします。  その上の市場使用料なんですけども、若干、今年度は減っているという部分、そんなに数字的に大きくないんですけども、毎年、少しずつではありますけども減少傾向にあるということなので、今の市場、どういう取り扱いを29年はしているのか、詳しくお聞かせください。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  平成29年度の市場管理事務所のほうの取り扱いでございますが、まず、沿岸の鮮魚につきましては数量で約8%の減、金額で約3%の減となっております。冷凍のものにつきましては、今、低温卸売市場で扱っております陸送品につきましては、流通在庫の減が響きまして約14%の減。ただし、単価のほうが上がっておりますので、金額は5%の減にとどまりました。そのかわり、はえ縄漁船からの水揚げにつきましては、数量で7%の増、金額で16%の増というふうになっておりまして、市場の収入の根拠となります取引全体では前年比で約1%の減となっておりまして、その分を反映して43万円ぐらいの収入減となっております。 ○草間道治委員  沿岸を補う部分では、マグロの取り扱いというのは魚価が高かったということでよかったんですけども。沿岸なんですけども、毎年厳しい状況が続いていると。魚価なども安いという部分なんですけども、三崎に卸していただいている沿岸の業者の状況とか、また単価も含めて、今後についてもあわせて、どういう状況が想定されるか聞かせていただければと思います。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  平成29年度の沿岸の減につきましては、大体原因ははっきりしておりまして、時期のサバがとれなかったことと、あとイカの漁獲が少なかったこと、この2つでございます。それで、魚群が来るかどうか頼みですと何も施すことがないというのがありますので、これからは沿岸のほうも高度衛生管理を進めてまいりますので、その中で鮮度の保持でありますとか、そのような部分で改良、改善していきまして、付加価値を高めていくようなことを漁協と一緒に進めていきたいというふうに考えております。 ○草間道治委員  サバやイカが中心的になるかと思うんですけども、今年度もやっぱり不漁が続いている状況なのか、少しは上向きになっているのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  先ほど申し上げたイカにつきましては、引き続き水揚げは低レベルなままになっているというふうに伺っています。サバにつきましては、去年は単価が上がる夏過ぎの時期に全然来なかったということがありまして、数量に対して安くなってしまったところがございますので、サバにつきましては今後の動向を見てということになろうかと思います。 ○草間道治委員  昨年、29年度はサバ、松輪サバ等もとれなかったという部分で、地元の漁業の方も非常に四苦八苦しているというような状況をお聞きしております。昨年は、松輪の場合は、イカはそこそことれたような現状だったと思うんですけども。今後、そういった意味では、沿岸漁業、もう少し活性化していただきたいと、魚価のほうも上がっていただきたいという部分で、今後の高度衛生管理化の取り組みもありますので、何か対策やそのほかの部分で支援できるところは支援をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次、歳入なんですけども、その下の水産基盤整備事業補助金、これ、高度衛生管理化に伴う冷凍マグロ専用施設の建設事業の費用かと思うんですけども、これは今年度でこれで終わりということなんでしょうか。また別の部分で来るの。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  低温卸売市場の補助金に関しましては、29年度で終わっています。今後、平成30年度以降、沿岸卸売市場でまた同じ水産基盤整備事業補助金をいただく予定でおります。 ○草間道治委員  この金額が全て市場建設の費用というわけじゃないということ。ほかの部分も含んでいるの。 ○稲田 巡市場管理グループリーダー  低温卸売市場の建設費と、あと、沿岸卸売市場工事の設計の金額が含まれてございます。 ○草間道治委員  成果説明書のほうで聞きたいんですけども、市場高度衛生管理化対策事業、その中に既存市場の改修工事のところ、設計業務も入っているかと思うんですけども、これは昨年、入札が不調に終わりましたけども、このための設計業務を行ったということ。 ○栁澤 翼主査  委員おっしゃるとおり、沿岸卸売市場の設計業務を行ったものとなっております。 ○草間道治委員  その設計業務を受けて、金額を算出して入札に臨んだということですよね。 ○栁澤 翼主査  委員おっしゃるとおりでございます。 ○草間道治委員  それで前回、その入札が不調に終わった後、やはり金額的に折り合わなかったという部分があるかと思うんですけども、そして今回、補正で6億円という部分が出ております。その件について、30年度になってしまうんですけども、関連しているので聞きたいんですけども、30年度の入札に向けての設計は、今回の設計を行った事業者と同じ事業者が行っているということですか。 ○栁澤 翼主査  一旦、5月で入札不調になりまして、それを受けまして再度、積算の見直し業務をやっておりますが、それは当初、設計業務を行った業者に発注をしております。 ○草間道治委員  要は、何を言いたいかというと、やはり最初の設計段階で不調に終わったという部分で、最初の設定した金額そのものが問題であったのではないかと思うんですよ。6億円というのは、補正としては非常に金額が大きいので、そこの責任というかそこら辺については、そしてまた今年度も、同じ業者が設計の見積もりをしているということで、予算的に2年連続でという部分になってしまうと思うんですけども、ここら辺についてはどう考えているの。  要は、最初の設計に少し問題があったんじゃないのかと思うんですよ、これだけの差額が出るということは。そこまでの差額が出てしまうという部分について、もう少しちゃんとというか、しっかりとした設計業務を行っていただくことが重要であったのではないかと思うんですけども、その点についてはどう考えているかお聞かせください。 ○栁澤 翼主査  本工事の積算に当たりましては、公共建築工事の積算基準に基づきまして、直近の単価や、また専門工事業者の資材メーカー等の見積もりにて設計をまとめたものですので、適切な設計であったと捉えております。 ○草間道治委員  適正な設計であったというのはわかるんですよ。でも、それが結果的に入札で不調に終わったということは、どこか適切な設計ではなかった部分があるからだと思うんですけども、依頼者としてそこら辺、どういうところが問題だったのかしっかり精査して、見直しを行うときにも、ここら辺が問題だったんじゃないですかという精査は必要だと思うんですが、そういうことはしているの。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  今回の不調を受けまして、積算に当たりましては、いろいろと市場価格、実勢価格の調査等も行いまして、より精度の高い内容で積算を実施しております。 ○草間道治委員  これ、11億円の設計で前回入札に臨んだわけですよね。今回は17億7,000万円と出ているんですけども、この6億円の差というのは非常に問題があると思うんですよね。もっと最初の段階で、もう少ししっかりと設計をしておけばという部分も考えられるんですけども、そこら辺は……。1億円から6億円上乗せというのは普通では考えられないと思うけども、ここら辺はどうなの。問題ないの。 ○大西 太経済部長  私どもも、入札の結果を聞いたときにはびっくりいたしました。当初予算、設計業者からいただいたときには、業者だけの意見ではなく、市全体の意見で、その価格が妥当なのかどうか、その辺を精査しながら当初の予算に組み入れさせていただきました。  ただ、新しい、築地の稼働ですとかオリンピックに向けたいろいろなものといいますと、人件費ですとか鉄鋼も物すごく上がっているようだということでございます。また、今回、特殊設備等も加味しますので、その辺のところが設計業者、私どもと考えが、実勢価格が違っていたということでございます。 ○草間道治委員  要は、実勢価格と違っていたという部分で、その同じ業者の……、要は、ちょっと問題があったんじゃないかというふうにも感じるんですよ。それで、また同じ業者が見積もりを直したという部分で、本当にこれで入札が順調にいくのかという不安があるんだけども。 ○星野拓吉副市長  今、草間委員お問いの内容、我々も結果を受けた時点で同様の疑問を持ちました。例えば、最終処分場、この建設工事はそのまま落札しております。状況は、オリンピック等、期間は別としても、その時点にあるということは変わりございません。なのに、これだけの差があるというのはどういうことなのかと、もう一度確認をしております。  大きな差は、実は建築工事の設計の扱いと土木工事の設計の扱いとございまして、見積もり価格をとったものの設計への反映の仕方の基準が違っております。これ、どちらが正しいということではなくて、取り扱いの仕方が、基準が違っております。土木の場合は、何社かとった中の最低の価格をとります。建築の場合は、とった基準の最低の価格に、さらにパーセントを掛けて設計の価格に反映するという、この基準がございまして、こういうものが実勢の状況と合っていないということで、国のほうと相談をさせていただきまして、その取り扱いについて変更したというのが大きな変更点でございます。  そのほか、先ほど言った人件費の扱いですとかそういうことがありまして、多くは今の、今回の場合は、製氷機ですとかそういった施設の工場製品、そういったものが大きな割合を占めておりますので、ここの見積もり価格の取り扱いが大きな差を生んだ要因でございます。この取り扱いについて水産庁さんのほうと協議させていただいて、実勢価格を反映できるようにしているということでございます。 ○草間道治委員  29年度決算なので、前回の設計業務に不備があったのかという部分を感じていましたので今回の質問になったわけですけども、今後、このような多額の金額が違わないような形で、しっかりと事業を執行できるような形で進めていただきたいと思いますので、この件についてはこの程度にしておきます。  災害復旧の部分だけ聞かせてください。4ページの下の部分、災害が非常にあったということなんですけども、29年度、市場施設、台風21号の影響で具体的にどういった部分を補修したのかお聞かせください。 ○栁澤 翼主査  台風の被害を受けまして、2施設で被害がありました。超低温魚市場冷蔵庫、それから、トラックスケールについて被害が生じましたので、その2施設、具体的には4件になりますけれども、それで復旧の修繕をしております。具体的には、魚市場冷蔵庫のオーバースライダーが波でやられましたりとか、エレベーターの中に海水が入りまして、その復旧を行っております。 ○草間道治委員  29年度の災害で壊れた箇所というのは、この災害復旧事業の費用で全て年度内に改修は済んだということですか。 ○栁澤 翼主査  補正予算をお出しして復旧工事をしたわけですけれども、補正予算提出の時点で、商品納期等の関係で年度内に終わらないことが確定しておりましたので、繰越明許をさせていただきました。ですので、そのうち2件については平成29年度中には終わっていない状況になっております。 ○草間道治委員  今現在は、もう改修工事が終わっているの。 ○栁澤 翼主査  今時点では、設計準備中のところがございまして……、といいますのも、そのうち2件につきましては、低温卸売市場の竣工時期と重なっているところがありまして、その時期を外したこと。あと、もう一件につきましては、設備の仕様に、選定に時間がかかっておりまして、実は、それは給水コインといいまして、コインを投入して船舶用の水をとるものなんですけども、そのコイン検知器がもうないということで、今、メーカーに探してもらっているような状況がございまして、そういったところで時間がかかっております。 ○草間道治委員  29年度、オーバースライダーとかそういうような部分も含めて、この金額ということで、業務に支障がないように管理者としては早目に直すべきだと思うので、順次、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員  さっき、副市長の答弁もあったので余り細かくはあれしませんけれども、さっきの、5月に入札して、不調になって再度というところで、その原因の中で、オリンピックのことやら鉄鋼も上がっているといった状況もあるけれども、その中で特に特殊設備だというお話が再三出てくるんですけれど、窒素氷の話とかも前に出ていました。これは三浦市だけの設備なんですか、それとも、全国でも珍しいものなんですか。前もって、それを調べておくとかいうことはできなかったんですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  特殊設備についてのお問いですけれども、製氷設備につきましては、以前にも説明しましたとおり、窒素氷をつくる設備の部分に特許があるということで、高どまりしてしまっている部分があるということと、あと、海水の供給施設、排水処理施設につきましても、やはり海水ベースで全てやっておりますので、そのような仕様と、あとは排水設備等につきましては、埋め込む敷地の形でありますとかそういうことがあります。全てメーカーに、そういう仕様等の条件を示した上でつくっていただくということで、いわゆる既存の製品をただ持ってきてつけるのとは違うということで、ご理解いただきたいと思います。 ○石橋むつみ委員  状況は説明していただいたんですけど、この窒素氷は三浦だけなんですか、それとも、ほかにもあるんですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  今回導入する窒素氷ですが、もともと釧路の業者さんのものでして、釧路で導入実績がございます。そのほか、三陸のほうで幾つか導入実績があるということと、今回、築地市場の中ではないんですけども、築地市場に隣接した製氷工場で採用したというお話も聞いております。 ○石橋むつみ委員  ほかで前例がないというわけではないということなので、もうちょっと事前に調べておくことができなかったのかなという疑問を持ちますけど、先ほど説明がありましたので、お答えいいです。  市場の見学なんですけど、去年、施設関連のところで1万6,000人以上見学をしているということですけど、29年度はどうだったんですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  平成29年度につきましては、人数でいきますと、合計で1万4,661名となっております。昨年度より減少しております。 ○石橋むつみ委員  1万4,661人ね。昨年より減っているのはどうしてですか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  減っている理由としましては、内訳を見てみますと、学校の見学が数多いんですけども、1校当たりの人数がかなり減ってきていることがありまして、それが一つ。学校の数も上下はしているんですけども、今回は前年比が減ってはいるんですが、それよりも学校の1校当たりの見学者数が年々減ってきているというのが影響しているのではないかなというふうに思っております。 ○石橋むつみ委員  ありがとうございました。いいです。 ○藤田 昇委員  2ページなんですが、総務管理事業の中で、前年度比で4,444万円ほど増額になっているんですけれども、統計をしたということなんですが、その状況、教えていただけますか。取り扱い状況で言うと、成果説明書によるとプラス387トン、約20億円ほど増加をしているんですが、決算額で言うと4,444万9,533円増額になっているんですね、28年度と比較して。その辺の割合というか、どういうことなのか。まず決算額について説明していただけますか。単純に387トンふえているから上がったということ。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  平成29年度の取り扱いについてですが、先ほど、市場使用料につきましては、40万円ほど減をしているという部分がございまして、これは市場使用料ですので市場の取引です。それ以外に養殖活魚のほうで、これは市場外取引になるんですけれども、こちらのほうの数量がふえております。と申しますのは、平成28年の秋ごろから三重県漁連さんのほうの城ヶ島での稼働が再開になりまして、平成29年丸1年の稼働となっておりますので、その影響もありまして養殖活魚の取扱量がふえています。そちらを合算しますと、取扱量のほうは前年比でふえているというふうな格好になっております。 ○藤田 昇委員  城ヶ島で再開していただいた状況の中で、かなり流通がふえていると思うんですが、市場の統計の部分がありますよね、市場の水揚げの取り扱いの部分で。魚種別の中で、現実問題として、合計で言うと212トン減少していて、28年と29年度対比ね。でも、金額で言うと17億631万1,000円ほど増額をしているんですね。単価が結構上がってきているという、先ほど来ちょっとあったんですが、そういう状況なのかなと思うんですが。  細かいところはともかくとして、マグロとか別で、沿岸含めた釣り舟とか、25ページのほうにも比較して書いてあるんですけど、特にマグロなんかでも、現実、トン数はそんなふえていない。1隻しかふえていなくて、トン数も6トンぐらいしかふえてないんだけど、金額的には5億円ぐらい……、まあマグロは取り扱いが多いんでね。ただ、沿岸的にも1,140トンぐらいふえていて17億円ぐらい増額をしているんですけども。そういう傾向の中で、沿岸だけで10何億円増額して、マグロも5億円ぐらい増額していて、トータルでいくと17億円増額という形でマイナス212トン、この統計がちょっと、どういう誤差が出るのかなと思っているんですけど、統計と。29年度の決算の中においては、状況というのはつかめているんですけど、28年度比で……。いいや。後で聞くから保留じゃなくていいです。  じゃ、その下、行きますけども、水揚入(出)港船対策事業で、遠洋漁業のはえ縄漁船を誘致するために卸売業者に対して奨励金を交付、これは29年度から始まったことだと思うんですが、1船について30万円でしたっけ。始めて、どういう状況だったのか教えていただけますか。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  決算の成果説明のほうに入っております奨励金につきましては、漁船の誘致活動を行った卸売業者に対して、従前より行っている奨励金でございます。先ほど委員さんがおっしゃいました、30万円という奨励金をマグロの船主に渡すものにつきましては平成30年度からの取り組みになっておりますので、この決算に載っているものとは違うものでございます。 ○藤田 昇委員  この奨励金の交付、12隻で28億円となっているんですけども、どういう形でこの奨励金を払っているのか教えていただけますか。(「売上高の何%」の声あり) そうそう、何%とかそういう形でいいですから。 ○栁澤 翼主査  従前より行っておりました水揚げ船の誘致奨励金につきましては、水揚げ金額の1,000分の1.5を卸売団体に対して奨励金としてお出しするものになります。 ○藤田 昇委員  わかりました。30年度ですけど、さっき言った船主の部分というのは、状況どうなんですか、始めて。 ○安藤宜尚市場管理事務所長  こちらの事業、市場会計からの負担金で、三崎漁港振興協議会のほうで行っている事業でございますが、現在までのところ、5隻の水揚げがございまして、奨励金をそれぞれ交付しております。 ○藤田 昇委員  市長もトップセールスを始めたり、さまざまな部分で水揚げ船の誘致活動を続けていますので、さっき言った、水揚げの部分というのは、取扱量については陸送とかいろいろあると思うので、その辺で誤差が出てきている部分はあると思うんですけど。全体的に水揚げ船を誘致していく取り組みは、すぐに結果が出なくても地道に続けていくしかないと思うので、その辺を引き続きお願いをしておきます。  以上です。 ○小林直樹副委員長  今の関連になるかと思うんですけど、マグロ船の誘致なんですが、マグロ船が入るというのは2つの要素があるのかな。1つは、マグロを高く買うというので、これは市場なので、それを市場管理事務所がどうしろというのはなかなか難しいかと思うんですけど。それと、もう一つは、入港したときの経費が安いということなんですけど、これはよく三崎は高いと言われるんだけど、何が高くて、どういう要素なのかというのがよくわからないんですよ。例えば、市場使用料は鮮魚が1,000分の5、冷凍が1,000分の2.5というのは決まっていますよね。そのほかに、手数料みたいのがあるんですかね。例えば、卸売業者と市場との間では、今のやつで決まっているかどうかですけど。 ○栁澤 翼主査  船主さん、漁業者さんが支払うお金といたしましては、直接は卸売業者に港銭を払う、いわゆる仲介手数料を払うことになります。私どもは卸売業者さんから市場使用料をいただく形になっております。ですので、漁業者さんから見ますと、港銭を支払うのが1つ。また、その先のコスト、漁業者さんに直接ではないんですけれども、冷蔵庫に入れるのに入出庫料、保管料というのは市場に入荷するに当たって発生するかとは思います。そのほか、トラックで移送しますので、トラックの運賃等もかかってくると思います。 ○小林直樹副委員長  陸送は置いておいて、マグロ船の入港だけ見て、そうすると、港銭があるという。船主からすると、三崎の漁港に入ると港銭取られますよね、それだけなんですか。 ○栁澤 翼主査  民間同士の契約事項になりますので詳細は把握しておりませんが、港銭のほかに、マグロを取り扱う、出すに当たって、そういった業者さん、船内荷役業者さんに依頼しますので、そういった費用も発生するかとは思います。 ○小林直樹副委員長  高いというふうに船主さんから聞いたことがあるんですよ。なので、ほかの港の機能、多分同じような機能で、同じような役割で、同じような金額が発生しているのかなというふうに思うんですけれど。そこは民間のところでなかなかわかりづらいということもあるかもしれないんですけど、聞けば大体わかることなので、ほかの港も調べられるかどうかというのもあるかと思います。三崎に入るのに、例えばそれがハードルを高くしているということならば、ほかの港と合わせるか、それよりも低くできないのかなんていう検討が……、市場管理事務所でできるのかどうなのかというのもありますけれど、検討したらいいかなと思います。要望しておきます。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第52号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、議案第53号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○草間道治委員  それでは、公共下水道事業特別会計についてお聞きいたします。  成果説明書の2ページについて伺います。下のほうの下水道PPP・PFI推進事業、支出がふえているんですけども、29年度、コンセッション方式の導入も検討したとあるんですけども、そのほかにも事業があるんですが、主に29年度の事業内容を説明してください。 ○古川 篤下水道課長  PPP・PFI推進事業におきましては、29年度は管渠のカメラ調査を実施しております。27年度にはコンセッションの可能性の検討をしております。 ○草間道治委員  事業費、大分ふえているんですけども、カメラを入れてという部分なんですが、具体的にはどういったところにカメラを入れて調査をしたのか。その結果、どういうことがわかったのかお聞かせください。 ○古川 篤下水道課長  カメラに関しましては、東部処理区にある管渠、ほとんど全てにカメラを入れて調査いたしました。当然、カメラ調査しておりますので、亀裂が入っているですとか、漏水があるですとか、堆積物があるですとか、そういったことが出ております。昨年度から今年度に繰り越して行っております委託におきまして、これらを今後どのように改築更新していくか、維持管理していくかということを検討しているところでございます。
    草間道治委員  問題があった部分というのは、これから維持管理の中で役立てるという部分ですけども、大分そういった意味では、老朽化あるいはそういったいろんな問題点については、今後、経費、予算がかかるかと思うんですけれども、そういった試算というのはこれからして、事業を行っていくというお考えですか。 ○古川 篤下水道課長  今年度、ストックマネジメント計画と呼んでいますけども、改築更新費用、それから維持管理、点検等に関しまして、コンセッションを行うに当たりましては20年間という長い期間になりますので、そこまで計画を立てるということで、現在、検討している最中でございます。 ○草間道治委員  このコンセッションの導入に当たって、テレビカメラの調査も行ったということなんでしょうか。 ○古川 篤下水道課長  今回行いましたのは、コンセッションの検討のために、現在の施設の状況を明らかにするということで、それから今後の改築更新計画を立てるということで行っていますけども、もちろん我々が維持管理していくに当たりましても非常に重要な情報になります。今後、コンセッションをやる、やらないにかかわらず、活用していきたいというふうに考えております。 ○草間道治委員  コンセッションの導入についてなんですけども、29年度ではどこまでその検討が進んでいるのか、その内容についてお聞かせください。 ○古川 篤下水道課長  平成28年度に審議会を2回開催させていただいています。その中で、現在の状況をしっかり確認すること、それから、コンセッション期間中の市としての計画をしっかり立てることという課題が出ております。その解決に向けて、29年度、カメラ調査を行いました。そして、29年度から30年度に繰り越しまして改築更新計画、それから維持管理計画、このようなものを策定している最中でございます。今年度、これから検討結果が出ますので、それで再度、コンセッションの検討を進めていく状況でございます。 ○草間道治委員  最終的には、何年までに結論を出すとか決めてないのか。そこら辺についてはいかがでしょうか。 ○古川 篤下水道課長  今年度中には、市の内部としては方針を出していきまして、最終的には平成33年度からのコンセッション導入を目指してやっていきたいというふうに考えております。 ○草間道治委員  わかりました。多少おくれているのかなと思うんですけども、最終的には33年度を目指すということで、これは1~2年おくれるとか、そういう可能性は。 ○古川 篤下水道課長  現在の段階では、33年度当初、4月を目指して検討しております。 ○草間道治委員  新しい方式で、一部反対している方々もいますけども、しっかりと検証をして、事業に向けて取り組んでいただきたいと思います。補助金をもらってやっているので、その成果をしっかりと出さないといけないと思うので、お願いいたします。  続きまして、5ページなんですけども、処理場更新事業、事業費が大分ふえています。29年度に取り組んだ内容についてお聞かせください。 ○古川 篤下水道課長  平成29年度から30年度にかけて、終末処理場、東部浄化センターの中央監視装置の改築更新を行っております。 ○草間道治委員  具体的には、古くなったのかなという部分もあるんですけども、この改修工事でどういったところが利便性がよくなったのか、その内容についてお聞かせください。 ○田代 久整備維持管理グループリーダー  機械自体が古く、古いパソコンを使っておりまして、そちらのほうを新しいパソコンに更新をさせていただいております。中身のソフトウエアについても同様に変えております。 ○草間道治委員  設備が古くなったということで新しいものにしたということなんですけども、今後も処分場、老朽化も、つくってからもう大分たつので、そういった部分では機械等も新しくする時期も来ているのかなと思うんですけども。今後また、大きく予算的にかかるという部分については何か、検討するものが必要な部分については、どういう状況かお聞かせください。 ○古川 篤下水道課長  東部浄化センター、平成10年に供用開始しておりまして、20年たった状況でございます。大きな施設としては、中央監視装置の改築更新、かなり大きな部分を占めております。そのほかにも、除塵機といいまして、入ってきた、流入するごみを取る機械等を更新していきます。今までは長寿命化計画といいまして、5カ年の計画を立てながらやってきています。今後は、先ほどコンセッションの中でも検討していきますストックマネジメント計画ということで、計画をしっかり立てて、無駄のないように、しっかりいいものを改築更新でしていきたいというふうに考えております。 ○草間道治委員  ストックマネジメント計画で、今後、順次、そういった部分では事業を進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員  国の補助金で管路調査が29年度に行われたというのは、今の質疑の中でも改めて確認をしました。30年度にストックマネジメント計画を検討しているという話です。やはりコンセッション方式導入に向けてということで、30年度中には庁内で結論を出す。33年には導入を目指すというお話がありましたけれども、コンセッション方式を取り入れているさまざまな前例を調べても、必ずしも民間事業者に運営権を渡してしまうということがいいとは思えません。下水道事業は本当に市民の命と暮らしに直結している事業ですので、コンセッションを目指しているという公共下水道事業の決算には反対をします。 ○神田眞弓委員長  他に。 ○藤田 昇委員  歳入のほうで3ページなんですが、28年度決算では歳入の57.3%が一般会計の繰入金だということで、一般会計繰入金が5億9,804万7,909円あったんですが、29年度は2,917万円ほどふえて6億2,721万8,944円という形になっているんですが、何%ぐらいの歳入に対しての繰入金なんでしょうか。依存度が高くなってきているなと思うんですけど。 ○押鴨岳志普及促進グループリーダー  歳入の合計が10億8,090万648円に対しまして、一般会計からの繰入金が6億2,721万8,944円ですので、割り返しますと58%になります。 ○藤田 昇委員  相変わらず依存度が上がっている。0.7%上がっているということですね。  先ほど来、コンセッションの話がありましたけども、さっき、反対と言われていたのであれなんですけど、29年度、着実にカメラ調査とか含めて……、3月に出ていましたコンセッション方式に向けた推進の部分を含めても、先ほどあったように、管渠に係るリスク分担を示すことができなかったので、そういう部分も含めて調査をして、これから事業計画を立てて具体的にやっていくということなんですが。下水道事業の安定的な経営維持のための基盤整備検討調査というのは30年度に繰り越しで行うということだったんですが、その辺の状況はどうなんですか。 ○古川 篤下水道課長  当初、30年9月28日までの契約ということで、平成30年3月30日に契約をしております。現在、業務委託の中で作業中ではございますが、少し期間を延長して、委託のほうはやっていこうということで現在作業をしております。 ○藤田 昇委員  30年度には、その検討調査がしっかりでき上がるということでよろしいですか。 ○古川 篤下水道課長  はい、そのとおりでございます。 ○藤田 昇委員  いろんな課題があると思うんですが、PPP・PFI、相手がいることですから、調査の段階でさまざまに取り組んでいくわけですけど、最終的にはバリュー・フォー・マネーを生んでいくような形のものを、具体的なメリットというものをしっかり持って、調査結果を持って、具体的な事業者を探していくような形になっていくと思うので、引き続き国の予算から出ている事業ですから、しっかり取り組んでいっていただきたいと思います。  以上です。 ○小林直樹副委員長  決算概要のところに水洗化率89.8%ってあるんですけれど、普及率を教えていただけますか。 ○古川 篤下水道課長  平成29年度末の下水道普及率でございますが、34.1%となっております。 ○小林直樹副委員長  水洗化率は――接続率という言い方でもいいかと思うんですけれど、対象が何人で、接続したのが何人だというのを教えていただけますかね。 ○古川 篤下水道課長  平成29年度末で、下水道につなげる状況の方が1万5,086人、公共下水道に接続していただいている方が1万3,553人ということになっています。 ○小林直樹副委員長  水洗化率を上げる取り組みというのは、どういうことをやっているか教えていただけますか。 ○古川 篤下水道課長  まず、「三浦市民」に載せて呼びかけております。それから、9月10日が下水道の日なんですけども、29年度は日曜日に当たりましたので、9月8日に三浦海岸駅でチラシ等を配りまして、接続を促しております。  それから、11月から3月にかけて、下宮田、金田で戸別訪問、255軒、直接回りまして、チラシを入れてお話をさせていただいています。 ○小林直樹副委員長  さっき、水洗化率のところで、分母、分子でやると1,500人強が接続していないということなんですけれど、なかなか接続率、水洗化率を上げることはできないんですけれど、一般家庭については訪問しているということなんですけれど、例えば事業所なんかはどうしていますかね。 ○古川 篤下水道課長  事業所自体がそれほどないので、一般家庭に回っています。事業所等も回れれば回るような形で回っているところでございます。 ○小林直樹副委員長  1,533人、まだ接続してないということなんですけど、これは全部が一般家庭なんですか。 ○古川 篤下水道課長  確認はしていませんが、それほど大きな事業所等は残っていないのかなというふうに思っています。 ○小林直樹副委員長  一般家庭と事業所で、人数は出していないんですか。 ○古川 篤下水道課長  事業所と一般家庭は出していない状況でございます。 ○小林直樹副委員長  1,533人という数字が出ているから、事業所についても対象人数は出ると思うんですよ。1,533人で、一般家庭が何人で事業所が何人というのがわかってないと出ないと思うんですけど。 ○古川 篤下水道課長  現段階では、事業所と一般家庭の区別をした形での統計はとっていない状況です。 ○小林直樹副委員長  どのぐらいなのかというのがわからないので質問しようがないんですけれど、例えば、5%接続率を上げるということになると、使用料が2億7,000万円ほどですから、その5%が上乗せされるよということで、1,300万円ぐらいの使用料が入るということになるかと思うんですよ。そうすると、一般家庭で接続してもらうという努力、今している、訪問しているということなんですけれど、事業所がどういうものなのかというのはわからないんですけど、例えば大口、一般家庭だと3.5人だとか、計算上、幾つでやっているのか、実態でやっているのか、3.5人でやっているのかということなんだけど、事業所だと多分、もっと1カ所で人数がふえるという可能性が多いと思うんですよ。なので、本当は事業所の箇所とその人数というのを知りたかったんですよね。出してないということだから、しようがないんだけどな。でも、1,533人って出ているんだから、積み重ねで……、今ぱっと出ないよということなのか、計算上、積み上げはあるんだけど、そうやって分けていないよということなのか、ちょっと説明を。 ○石井真澄上下水道部長  事業所に人口が張りついてないかと思うんですけれども、水洗化、人口で出していますので、水洗化率の計算の仕方を確認させてください。 ○小林直樹副委員長  そこまでさかのぼっちゃうんだ。1万5,086人分の1万3,553人というのが一般家庭の算出だけなのか、それとも……、事業所の浄化槽なんかで計算をすると、何人槽という計算の仕方があるんですよ。それで、この人数が出ているのかなというふうには思っていたんです。例えば、事業所で事務室ならば平米で何人槽が必要だというので、この積み重ねが出てくるのか、宿泊施設ならば、宿泊施設でどのぐらいの、浄化槽の場合、積み重ねで何人槽が必要だというのを計算するんですけれど、それで積み上げているのかなと思ったんですよ。最初から積み上げがわからないということならば、そこも含めて後でお聞きしますので、ここではいいです。保留じゃなくていいです。  排水処理計画で、南部処理区が当面着手できないということで、これ何回も言っていますけど、都市計画税が不公平に使われているということを申し上げておきます。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第53号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、議案第54号 平成29年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計決算の認定についてを議題といたします。  これより歳入歳出の一括質疑に入ります。 ○小林直樹副委員長  附属資料の3ページ、土地貸付収入なんですけれど、内訳を教えていただけますか。 ○澤口大輔特定事業推進グループリーダー  土地貸付収入1,002万400円、こちらの内訳ですが、二町谷埋立地の事業予定借地分の収入としまして155万4,817円、同じく二町谷埋立地の一時使用の分、こちらが834万3,583円。あと、もう一つ、内込の駐輪場、財産管理課の所管になりますが、こちらが12万2,000円。合計しまして、1,002万400円となっています。 ○小林直樹副委員長  一時使用については、ヤードの貸し付けですかね。 ○澤口大輔特定事業推進グループリーダー  おっしゃるとおり、昨年度からの増加分というもので、ヤードの貸し付けが大きく占めております。 ○小林直樹副委員長  この会計は、一般会計から5億3,700万円繰り入れていまして、三浦市の財政状況が悪化しています。一日も早く埋立地を売却することを求めて、反対をいたします。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第54号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  これより企業会計の質疑に入ります。  議案第55号 平成29年度三浦市病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。  これより一括質疑に入ります。 ○長島満理子委員  お願いします。職員確保についてなんですけれども、常勤医師などの人数とかは、昨年に比べてどのようになっているのでしょうか。 ○矢尾板昌克総務課長  附属資料の4ページのほうに記載してございますが、29年3月31日現在の職員数が、まず、管理者1名は変わらず、医師14名、看護師、准看護師が78名、医療技術員が30名。括弧は再任用職員になっております。事務員は9名の合計132名プラス再任用職員となっております。30年3月31日現在になりますと、増減がございますのが、看護師が1名増、医療技術員が1名減、事務員が1名増で、合計133名が年度末の職員数になっております。 ○長島満理子委員  その人数というのは、しっかりした人数におさまっている、円滑に機能しているということでいいんでしょうか。 ○矢尾板昌克総務課長  まず、医師でございますが、改革プランの目標数値でありますのが、管理者を含めて17名ということになっておりますので、まだ不足をしている状況です。それから、看護師につきましても、30年度の採用計画になりますと86名ということですので、これも不足している状況になっております。 ○長島満理子委員  そうすると、不足が多いということは、医師や看護師さんの負担というのもあると思うんですけれども、そこのところはしっかりとクリアできているのでしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  医師のほうは非常勤の医師とかに入っていただきまして、外来のほうをつなぐというふうな形で、入院のほうは一応充足しているような形でございますけども、いずれにしても常勤が足りない状況ですので、充足に向けて、今、努力しているところです。  看護師についても、看護基準としまして、施設基準の中で、昔で言うところの10対1を確保しておりますけども、余裕を持って、充足して回している形ではございませんので、これについてもいろんな策をとって、充足に向かって、今、対策を立てているというところでございます。 ○長島満理子委員  それほど、仕事に対しての負担とかストレスとかいうのは出てないんですか。 ○佐藤安志病院事務局長  例えば、極端に言いますと、医療事故につながるようなこともございませんし、ただ、余裕を持って、充足しているという状況ではないというふうなところでございますけども、いずれにしても、まだ療養環境としてももう少し欲しいなというところですので、努力してまいりたいと思います。 ○長島満理子委員  今後も環境改善に努めていって、円滑な病院運営をしていっていただきたいと思います。  また、外来患者数が減っている原因というのは、調査しているのでしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  原因がわかれば対処いたしまして、歯どめもかけられるんですけども、なかなかそこがわからないというのが事実でございます。ただ、従来から比べて1つ言えるのは、前も言ったことがございますけども、長期投与が今、認められておりますので、今までは28日投与ですと毎月患者さんが来られましたが、例えば80日投与ですと、大体2カ月から3カ月に1回ですので、今まで12回来ていた方が5回か6回しか来ないというようなところですと、必然的に外来の人数が減るというようなことも1つございます。  また、やはり、いろんなところでお話に上がると思いますけど、待ち時間の部分がございますので、例えば、初診でかかるときに、市立病院はかかるんだよなというふうなことが刷り込まれた形で受診抑制につながっていなければいいなというところがございますので、その辺の創意工夫を今しているところでございます。 ○長島満理子委員  今、創意工夫をされているとおっしゃいましたけれども、その改善策というのは何か具体的にあるんでしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  一番よろしいのは、ドクターをふやせば回転もよくなるんですけども、そんなにすぐは、先ほどからのお話でなるわけでございませんので。ただ、整形の医者が1人ふえました。それによりまして、初療――初診の患者さん、整形というのは2回診なきゃいけないんですね。ここが痛いというと、レントゲンを撮ってきなさい。また診察をやりますので、その辺、時間がかかりますけども、その辺がドクターがふえたことによって若干早くなっている。  それから、今回、ORTといって視能訓練士を雇うことができましたので、そうなりますと、眼科の領域におきましては、今まではすぐドクターと対面して検査をせざるを得なかったんですが、その以前に視能訓練士が最初のうちの検査をやることによってファーストタッチを早くすることができますので、それによって実際の早さと、あとは感じる精神的な早さにもちょっと寄与できたのかなと思っております。 ○長島満理子委員  そういう工夫もされているので、初診だと長いというようなことの払拭をしていただきたいと思います。  あと、ここにあるブライダルチェック検診というのは昨年から始まったと思うんですけれど、どのくらい受診された方がいるんでしょうか。 ○石塚真司医事課長  受診を開始してから、現在、3名の方が受診されております。 ○長島満理子委員  これは病院内の広告だけで、ほかに告知とかは。広報活動とかされているんですか。 ○石塚真司医事課長  病院の中の掲示ですとか、あと、始まったころには「三浦市民」への掲載、それから、京浜急行の駅のポスティングするところに、市のところがございますので、そこに掲示をさせていただいたりということで実施いたしました。 ○長島満理子委員  あと、三浦市民健康大学オープンキャンパスを、27年、28年と開催していますが、オープンキャンパスの目的、趣旨を改めてお聞かせください。 ○佐藤安志病院事務局長  当初、うちどもで官民連携をとりまして、リビングラボラトリーの一環で、その一つとして始めました。当然うちのほうでも、市民健康大学というふうな講座形式のものをやりつつ、そこで啓発活動をやった上で、多職種が集い合って、もっと啓発をやっていこうというのがオープンキャンパスの趣旨でございましたけども、その本体がなくなってしまった状況がございまして、27、28年とやりましたが、29年やってございますが本体がなかったというような形になります。ただ、今ちょうど市民健康大学の三浦市立病院サロンというのをやっておりますので、なおかつ、来月にオープンキャンパスをやりますので、両輪がそろったというふうな形で、この辺で多職種連携の上で市民の啓発を図っていくというふうなところでございます。 ○長島満理子委員  市民へのいろんな健康面での啓発……。 ○佐藤安志病院事務局長  今回、オープンキャンパスでやろうとしているのは、フレイルの計測をやったり、健康の体操であるとか、あと、3年目になりますが、落語家の方に来ていただいて、笑うというふうなことをやったり。あと、昔の遊びとか、ことしは市民サークルの方で手品とかもやっていただきながら、楽しんで、遊びながら学んでいくというふうな形をとっております。 ○長島満理子委員  開催して、延べ数、何人ぐらいの参加者が……。 ○石塚真司医事課長  3カ年で203名の方が来場されております。 ○長島満理子委員  この人数は予定していた人数よりも多いんですか、少ないんですか。 ○佐藤安志病院事務局長  昨年はちょうど台風の直撃を食らいまして、午前中で閉めてしまいまして、ことしは11月の初めなので大丈夫かなとは思っておりますけども、本来でしたら、もうちょっと多かったかなというふうに思っております。 ○長島満理子委員  今後とも、市民の健康づくりとかを考えつつ、開催していただきたいと思います。  以上です。 ○草間道治委員  それでは、病院事業についてお聞きいたします。まず最初に、これまで23年から27年、5年間、単年度黒字ということで、28年度は赤字を計上した部分はあるかと思うんですけども、29年度についてはどういう状況だったのかお聞かせください。 ○矢尾板昌克総務課長  まず、29年度、収入面でございますが、入院収益につきましては28年度を上回り、黒字だった27年度を上回るような状況がありまして、順調に、入院収益のほうは伸びていました。しかしながら、外来の収益が下がったということがありました。事業収益的には、28年度を上回るような状況をつくることができました。  しかしながら、費用のほうでございますが、給与費、これは我々の給料、それから最低賃金の上昇による賃金のアップ等によりまして給与費が増加したこと。それから、人件費が増加したことによって、それに連動して委託料が更新になるといったところがありましたので、委託料等がアップしたこと。これによりまして、費用のほうが今までよりも大幅に伸びたことによりまして、結果的に赤字計上してしまったという状況になってございます。 ○草間道治委員  給料面あるいは人件費が増加したということで、経営自体はそんなにという部分があったかと思うんですけども、それでもそれが補えなくなったという部分で、幾つか問題があったのかなという部分もあります。  外来患者さんをふやすというのはなかなか厳しいと思います。そういった意味では、医師確保が重要かと思うんですけども、現在、まだ医師が足りない。共済会やいろいろなところから臨時に来ていただいて診療していただいていますけども、現在、市立病院によその病院から来ていただいているんですけど、これは週何人ぐらい、どういった科で行っているのかわかりますか。 ○矢尾板昌克総務課長  ちょっと時間を下さい。
    草間道治委員  それまで、次の質問ですけども、29年度、ここにも書いてあるんですけども、新たな三浦市立病院改革プランを策定したと。前回までの改革プランをもとに、これまで改革に取り組んできたと。それらの部分を精査した上での新たな改革プランだと思うんですけども、この策定に当たっては、どういったところが大きく変わったのか少しお聞かせいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○矢尾板昌克総務課長  新たな改革プランでございますが、基本的に大きく変わりましたのは、県の地域医療計画に基づきまして、地域包括ケアシステムの構築に向けた市立病院の果たすべき役割、それから、それを踏まえた市立病院の果たすべき役割、この辺が、従来のところと加えた目標設定がなされているところになっております。 ○草間道治委員  その中で、地域包括ケアなんですけども、これはどういったところを重点的に改めて、今後もっと充実させようかと思うんですけども、そこら辺についてはどういう内容なんでしょうか。 ○矢尾板昌克総務課長  市立病院の果たすべき役割というところでは、まず地域包括ケア病床の増床、これは今年度、目標的には達成されていると思います。それから、積極的な紹介患者の受け入れ、あるいは安楽な退院ができるような退院支援に力を入れていきましょうといったところになります。それから、みうらホームケアネットの効果的な運用の検討を始めます。それから、公開講座の継続的な実施、これは事業者向けに勉強していきましょうということで従来からやっていたことなんですけれども、これを改めて目標設定をしております。それから、健診事業の充実といったところで、先ほど来ブライダルチェック等々の話がありましたが、健診事業の充実を図っていきましょう、これも目標設定をしております。 ○草間道治委員  そういった意味では、新たに地域包括ケア病床をふやしたと。それで入院患者も多分ふえていると思うんですけども、30年度、ある程度成果が出ていると思うんですが、今のところ、どういう状況なんでしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  この4月から40床にさせていただきまして、なおかつ6月から、その中でも優位な点数をとらせていただくような形になりました。ですから、40床というふうな増床の部分の効果と、それから、1日当たりの診療費が上がったというところで効果があったというふうに思っております。  なおかつ、やはり他の病院で退院された方が即座におうちに帰ったり、ほかの施設に行ったりということがなかなかできない状況の中で、うちどもがその間に、緩衝地帯として地域包括ケア病床を使っていただいて、一番いい選択肢を選んでいただくというふうな時間を使うところで、皆さん、使っていただけているのかなというふうに思っております。 ○草間道治委員  そういった意味では、市立病院の役割というのは、そういった方策をやるということで成果も出てきているということなんですけども、昨年、入院患者の中でVREという部分が出て、入院が減ったと。その後、子供たちのお見舞いもできない状況にありますけども、現在もこれは継続して、15歳未満の方はお見舞いできないという状況なんですか。 ○矢尾板昌克総務課長  引き続き当院では、感染管理の面から15歳未満の面会については原則お断りをしております。 ○草間道治委員  それは、今後もまだ継続していくということ。 ○佐藤安志病院事務局長  これは、VREの前からずっと出させていただいておりまして、やはり子供さんから、例えばおたふくであるとか水ぼうそうだとかというのが、入院中の患者さんにうつってしまうことを防ぐというふうなこともございますし、その辺を鑑みまして、15歳未満の方はご遠慮いただいておりますけども、例えば、1階のところのコーナーですとか、そういうところでお会いいただいて、面会のかわりにしていただくというようなことでお願いしております。 ○草間道治委員  そういった意味では継続していくということで、理解いたしました。  そのほか、訪問リハの状況については、現在どういう状況か。また、リハビリステーションも、昨年も聞かせていただいたんですけども、非常に若い診療医が多いということで、現在も順調にいっているかと思うんですけども、訪問リハ、あるいはリハビリステーションの状況について、29年度の状況をお聞かせください。 ○佐藤安志病院事務局長  ご指摘のとおり、訪問リハビリのほうも、まだニーズがございますので、もうちょっと人数をふやしてやれるんじゃないかなというふうな試算もして、今、計画しているところでございます。また、小児リハも順調にふえまして、現在、8人のお子様が来られておりますので、その辺も充実してきたのかなと思いますし、さまざま、ADL維持向上等体制加算に資するPTでございますとか、あと、地域包括ケア病床のほうは毎日2単位やるのが義務づけられておりますので、そちらのほうの専従であるとか、それぞれの適材適所に配置いたしまして今やっているところでございますけども、人員については今後も、逐次考えて配置していくというふうなことでございます。 ○草間道治委員  順調に成果が出ていると思うんですけども、そういった中、今、事務長が言われた小児リハ、8人の方という部分で、こども医療センターのほうに、遠くまで通わずに市立病院で受けられるということで、これからも需要がふえるのかなと思うんです。昨年、リハビリでお世話になったということで、やはり若い技士の方が本当に一生懸命、子供たちに接しているという部分をいろいろ話を聞いた中で、いいことだなと。そういった方が継続して三浦で働いていただくと。今後もそういった若い技士の方を――養護師というのかな、その方を採用していくかと思うんですけども、今後どういったお考えでしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  やはり今申しました、いろんな専従、または専任であるとか、そのような職種がございますので、その中で適用した形で採用のほうにいくのかなと思っています。面接とかでもよく聞くんですけれども、やはりテーマを持って働いてもらいたいなというふうに……、漫然と、ただ単にリハをやるんではなくて、いかに三浦市民の方々に資するようなリハビリができるかということを常に念頭に置いてやっていただくというようなところを日ごろからお話ししているところでございます。 ○草間道治委員  技士の方も、リハビリをしている間も、いろいろ自分の夢とか、この地域いいですよねとか、そういったお話も聞かせていただいた経緯がありますので、そういった意味では、いい方々が来ていただいているなと思うので、継続していただきたいと思います。  それと訪問診療、これもお年寄りの方々のためにという部分なんですけども、現在、29年度はどういった取り組みを継続して行っているのか。また、新たにふやしたという部分があればお聞かせください。 ○佐藤安志病院事務局長  後ほどお話ししますけども、訪問診療、訪問リハ、あと訪問看護もしております。訪問看護のほかにも、リンパ浮腫で苦しんでいる方への訪問での施術を看護師のほうがやっておりまして、とにかく病院に来られない方、そもそも地域包括ケアという意味では、在宅と医療と保健と福祉と、全部これが一括して、連携してできるような形の一助としては、やはり訪問診療に力を入れていくというふうなところでは変わってございませんので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ○草間道治委員  訪問診療とはまた別に、最期を家で迎えたいという方も結構あると。そういったところも訪問診療をしているかと思うんですけども、きょうのニュースを見ていまして、延命措置、家で最期を迎えたいという方が、心臓がとまってしまったとかそういった場合、救急車が来て、延命措置をしようとしたと。しかしながら、それをご家族が拒否したというケースがあったんですけども、三浦でもこういったケースというのは、やはり救急隊というのは呼ばれたら延命措置をするために行くんだという部分で、行ったら行ったで家族から、それはもういいですと言われるケースがあるかと思うんですけども、実際にそういったケースとというのはどういう対応をしているんですか。 ○佐藤安志病院事務局長  最初から看取りを目的で、最期はご自分のおうちで看取ってくれというふうな話ですと、その方は多分、救急車を呼ばないと思います。患者様のお姿を見て、ファーストコールとして、まず、訪問看護ステーションに電話して、訪問看護師さんが行かれて、大体の生体反応を見た上で、亡くなられているなということになりますと、今度は医者のほうに電話というのが普通の流れでございます。ただ、たまにそういうふうなことを認識されていない方がいらっしゃると、救急車を呼んでしまったり、そういうことはあり得るんではないかというふうには思っています。 ○草間道治委員  今のところ、救急隊と家族とのトラブルとか、そういったのは本市の場合は聞いてないという状況でしょうか。 ○佐藤安志病院事務局長  トラブルまでいってございませんけども、施設で、施設の方、やはり慌ててしまうわけですよね。息していない、この方、亡くなっているんじゃないか。そのときに、実はその方は看取りを希望されているので、コールしてもよかったんですけども、救急車を呼んでしまったと。その場合は、ちゃんと運ばれています。だから、運ぶ、運ばないのトラブルまではいってないというふうな状況でございます。 ○草間道治委員  他市、埼玉のほうでは、事前に医師が訪問看護したときに、あなた、延命措置を望みますかとか、そういったのにサインをしてあるとか……。やっぱり今後、そういったトラブルがふえる可能性もあるので、そういった部分では少し、救急隊は使命ですから、呼ばれれば、延命措置をするために呼ばれるんだと思って、それを理解していない家族も、びっくりして呼んでしまうというケースもあるかと思うので、そういった取り組みも今後は検討が必要かと思うので、ぜひ検討のほどをお願いいたしたいと思います。 ○矢尾板昌克総務課長  先ほどの、非常勤医師の人数でございますが、外来診療を行っている非常勤医師、30年7月現在ですけども、合計で24名、市大、それから共済病院を中心に24名行っております。  それから、訪問診療の件数でございますが、28年度が1,197件、29年度実績が1,259件と増加をしております。 ○草間道治委員  訪問診療もふえているということなので、先ほどのケースもこれから出ないとも限らないので、検討をよろしくお願いいたします。  外来を中心に24名の医師の方に来ていただいているということで、そういった方々がいないと、眼科はほかのところに行かなきゃいけないという部分があるかと思うので、そういった意味では、より多く来ていただくような、施策として重要だと思いますので、今後も継続をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員  報告書の2ページのところで、「新たな改革プランの下で」という段落の中に、三浦市立病院運営懇話会を設置して、2回の懇話会を開催し、貴重なご意見をいただくことができましたとあるんですけど、運営懇話会の構成メンバー、それから、貴重なご意見ってどんなことがあったのか。 ○佐藤安志病院事務局長  構成でございますけども、会長は前医師会長でございます中江先生にしていただきまして、そのほか医師会関係者、あと受診をされている方の中からの代表者、市内の介護施設の代表者の方、学識経験者というふうな形で構成されております。  貴重な意見と申しますと、先ほど来出ておりますけども、待ち時間のこと、いろいろと具体的な事例を挙げてご指摘いただきまして、また、アイデア等もいただきまして、それを1つやったところが大きいところでございます。あと、細かいところで、我々が気がつかないところをご指摘いただいたところが貴重な意見でございます。 ○石橋むつみ委員  患者の代表もあるということなので、これ2回だから、これからも年2回とか定期的に開いていくということですか。 ○佐藤安志病院事務局長  原則2回を考えてございますけども、ことし11月に開催が一応予定されております。 ○石橋むつみ委員  11月にまたやられるということですけど、1つ、この間、市民の方から、入院している患者さんが、1カ月くらいになるんだけど、お風呂になかなか入れてもらえないという話を聞いたんですね。もしかしたら、病状のことでお風呂は無理なのかもしれないし、詳しいことは又聞きなのでよくわからないけれども、「スタッフが足りないんじゃないの」と言われたんだけど、看護師さんは一応いるし、あと、助手さんっていられるんですか。それはどのぐらいか、その体制、どんなになっているのか。 ○佐藤安志病院事務局長  まず、前段のところからお話しさせていただきます。たまたま石橋委員と一緒になって、その話を伺ったというふうな職員がおりまして、私どもに言われましたので、翌日、調べました。20日以上入浴できない患者、お話を伺った翌日だと思うんですけども、調査した結果、9名いらっしゃいました。何の理由か調べる指示をいたしまして、全て病状的なものであったということがございました。多分、病状的なことで入れなかったのかなと思いますので、スタッフがいないので入れないということは、今のところないとは思いますけども、やはり先ほど言いましたように、充足してないところですので、その辺のご心配をかけているところは本当に申しわけないと思っているところでございます。  今お問いのありました助手でございますけれども、ある程度おりますので、夜勤をやっている者もおりますし、その辺でやっていますけども、そちらのほうでマンパワーをちょっと、その辺でタスクシェアリングするというふうな形では、もうちょっとこの採用もいいのかなというふうに考えてございます。 ○石橋むつみ委員  市民の方のいろんな意見って、案外ぱっと広がっていっちゃうんですよね。だから、落ちついて考えれば病状なのかなとかって思っても、なかなかね。状況がわかれば、きちっと説明したいなと思っていますけれども、やはり市民の声をちゃんとつかみながら状況をよくしていくという努力は常にやっておられると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それから、外来が減っているということですけれども、やはり外来患者の地域構成って、引橋より北のほうが少ないとかね。アクセスの問題もあるし、関心度もあるかなと思うんですけれども、その辺はどういうふうにつかんでいらっしゃいますか。 ○佐藤安志病院事務局長  三崎と南下浦と初声の構成比ですけども、長年にわたり7対2対1と、この構成比はほとんど変わらない、3年間変わってない状況でございます。 ○石橋むつみ委員  7対2対1というと、物すごいあれですよね。1つは、2つの駅からバスで市立病院に直行で行くのがないんですよね。ぐるっと回らなきゃならない。だから、その辺は病院からだけではなくて、市民も声を出さなきゃいけないし、市全体でも考えてほしいな、バス路線の充実と。  それから、マイクロバスとワゴン車の巡回はしていますけれども、それの利用率はどんな感じなんですか。人数では調べていないのかな。 ○矢尾板昌克総務課長  29年度の利用率でございますが、外来患者全員を分母にした形になりますので、それを踏まえますと、29年度は病院のほうに着の部分が10.2%、病院を立って、皆さんお帰りになるのが5.6%になっております。 ○石橋むつみ委員  帰りは時間が、病院を出る時間が診察が終わってなかったりとか、いろんな状況もあるのかと思うんですけれども、その辺のところもまた今後、検討なり改善なり、お願いをしたいと思います。  先ほど、市民からの声も大事にということで、病院に関心を持ってもらうというか、身近に感じてもらうということで、「三浦市民」に毎月、健康ファイルで1ページとっていますよね。この機会に見てみたら、16年くらい前に、小澤副院長のページというか、一言が載っていたのが一番最初かな。それから、10年くらい前から毎月載るようになってきて、結構新しく来てくださったお医者さんの、診察のことだけではなくて、人となりがわかったり、反対に、専門のがん検診のことだったり投薬のことだったり、いろんなことを書いてくださっているので、市民にとってはとても身近に感じられる材料だなと思うんですけど、これについて、今後もぜひ続けてほしいんですけど、市民から何か声がありますか。 ○佐藤安志病院事務局長  これは一つの情報の発信として捉えておりますので、先日も新しくホルター心電図といって24時間心電図のPRをうちの技師長がやったり、先月は新たに来た堀口という整形の医者が、骨を埋める気だというふうな話も書いていただきましたので、これを有用に使っていきたいなと思っております。 ○石橋むつみ委員  以前、これをぜひファイルにして、待合室にもという提案をさせていただいたことがあって、もう大分たちますけれども、もう3冊目か4冊目かわかんないけど、なっているのかなと思います。ぜひ続けていただきたいと思います。  もう一つですけど、健康宅配便、やはり伝えていくということで、ホームページを見ると今までの講演実績だとか、メニューが結構前よりもふえている気がするんですけれども、その状況と、29年度、どんな実績だったのか。 ○石塚真司医事課長  29年度の健康宅配便でございますけれども、全11回実施してございます。参加人数は347名でございます。 ○石橋むつみ委員  講演実績とか講演メニューなどでは、どんなふうに考えていられますか。 ○石塚真司医事課長  前年度につきましては、VRE等の感染症にかかる問題も若干ございまして、VREを正しく理解するですとか、感染症予防について、あとは肺炎予防について、それからノロウイルス、VREの感染と蔓延について、あと、緩和ケアについて等の講座が実施されました。 ○石橋むつみ委員  ぜひ身近なところに、病気でかかるだけじゃなくて、市民の健康を守る場所で、ほかの保健・福祉とも連携をしながら、市民が頼れる場所ということで今後も頑張っていただきたいと思います。  以上です。 ○藤田 昇委員  何点かお伺いします。病病連携についてなんですが、以前にも一般質問でもしましたが、横須賀市の共済病院を核とした連携も、10病院に発展したとの答弁ありましたけども、紹介時のフォーマットの統一などスムーズな連携のための交流をしていたという部分でありましたけど、現在の状況についてはどうですか。 ○佐藤安志病院事務局長  うちども、共済病院と始めたこの連携の会も10病院になって、10病院目が葉山町のハートセンターさんが入っていただきまして、10病院になりました。葉山町も含めて、横須賀市、横浜市の南部――金沢区あたりまで含めて今やってございまして、ことしの7月に10病院が会して会議を行いまして、その場では、日ごろのいろんな自分のところとの連携の中での問題点であるとか、その辺、生の話をさせていただきまして、それをもちまして、結局、電話をして連携をとるときにも、顔の見える関係を今構築して、ほとんどの病院の中で担当がお互い知っているというところができ上がっているのかなというふうに感じているところでございます。 ○藤田 昇委員  その辺、病病連携については非常に重要な取り組みだと思うので、引き続きよろしくお願いしておきます。  また、以前にも聞きましたが、奈良県の西和医療センターと国内留学の位置づけについての協定を結んで連携を図っていると思いますが、現在の状況をお聞かせください。 ○佐藤安志病院事務局長  平成30年度のお話をさせていただきますと、ことしは5月から5カ月間、お1人ずつ向こうの研修医が三浦の地域医療を学びに1カ月ごとに来ていただいております。また、先日から3日間ずつ、西和医療センターの師長さんクラスの方が2人、4グループ、やはりこれもまた三浦のほうの地域医療を学ぶというふうな形で研修に来ております。うちどもも今後、医療風土が違いますので、関西のほうの医療風土を学ぶというような形で、師長クラスあたりが、向こうのほうに研修に行くというふうな企画を今しているところでございます。 ○藤田 昇委員  そういう、病病連携じゃなくて職員の研修といいますか、そういう意味においては、国内留学については非常にいい取り組みだと思うんですね。また、災害時においても、日ごろからそうやって協定を組んでやっていると、いざというときに、県のDMATとかいろいろありますけども、そういうときには協力体制もスムーズにいくのかなと思うので、この研修、ぜひ続けていただければなと思います。  また、病診連携の一環で、県の医師会との事業として、三浦市医師会が行う三浦ホームケアネット、さっきもちょっと出ていましたが、基盤病院として市立病院がなっているということですけども、ホームケアネットへの参加施設について動きがあったのかどうかお聞かせいただけますか。 ○石塚真司医事課長  当初、発足してから、当院を含めまして14施設が加入しておりましたけれども、この7月中旬におきまして若干動きがございまして、今現在、17施設となっております。内訳といたしましては、診療所が6施設、訪問看護事業所が3施設、訪問介護事業所が7施設の合計17施設というふうになっています。 ○藤田 昇委員  当初から運用している中で、非常に貴重な取り組みだと思うので、そのまま続けていただきたいと思います。  また、現在、市役所で行われている市内の福祉施設等が参加するハートフルマーケット、これ、市立病院でも開設されていますが、開催に至った経緯と、あと状況についてお聞かせいただけますか。 ○石塚真司医事課長  当初、やはり待ち時間対策の一環としてということで、間接的な待ち時間を減らしましょうということと、あと、障害者の施設のそういった事業に協力させていただくというところで、2つの目的があって開催させていただいた経過がございます。平成29年12月から、毎週木曜日ですけれども、病院のほうで実施させていただいております。各事業所、食べ物等を販売される場合については、市立病院の中ではほぼ完売をするという状況が続いております。また、利用者の方からも、市立病院のところでこういった事業に取り組むのは非常によいことですねというお声もいただいております。事業者の皆さんからも、完売も続きというところで非常に喜ばれている状況が続いている状況でございます。 ○藤田 昇委員  次に、報告書の2ページにもありますが、ふるさと納税記念品として脳ドックを提供して、18名の利用がありましたとありましたが、2款でも話題になりましたけども、新たに加わったこのメニューについての状況と、今までの商品と違って、納税者本人が来ることになるわけですよね。そういう意味では遠方から来訪者があったと思うんですが、どういったところから来たのか教えていただけますか。 ○石塚真司医事課長  現在、脳ドックにつきましては、平成29年度から商品としてエントリーさせていただいている状況がございます。29年度といたしましては、18件の方がお見えになられています。場所は、東京都から5名、千葉県から3名、相模原市、横浜市が各2名、また、茨城県、長野県から各1名の方がお見えになっています。あと、三浦市としては4名の方が利用されているという状況がございます。また、今月になりますけれども、福岡県のほうからも来られたという実績がございました。 ○藤田 昇委員  脳ドックは、定額給付金脳ドックから始まって、全国的にかなり有名になってきたんですけど、そういう意味においては、ふるさと納税のメニューでもそういう部分ではかなり反響があるのかなと。引き続きよろしくお願いしておきます。  脳ドックなんですが、29年度の状況はどうであったのか、件数の推移とドックでの結果。結果的には、脳神経外科の手術ができる病院の紹介の件数等がわかったらお聞かせいただきたい。 ○石塚真司医事課長  昨年度、29年度におきましては、脳ドックの受診者数、389件となっております。28年度より21件ほど減少しているのが実情でございます。また、手術ができる病院のほうに紹介させていただいた件数ですけれども、29年度は11件、28年度は7件ということでございました。 ○藤田 昇委員  私も病気になって手術をしましたが、現実を見ていると、三浦の方、横須賀市の病院に来ているのが非常に多いので、共済とも連携して、共済の医師も来ていただいて、そういう部分では脳ドックの必要性というのは非常に感じておりますので、引き続き周知をしながら、市民の健康を守るためにも連携も図りながら進めていただきたいなと思います。  以上です。 ○下田 剛委員  確認なんですけども、医療機能等に係る目標としまして、AからHって8個の達成状況というのがあるかと思うんですけども、その中で、救急患者数、あと訪問リハビリテーション件数、退院後の訪問ということで3つ未達だったということでよろしいでしょうか。 ○矢尾板昌克総務課長  そのとおりでございます。 ○下田 剛委員  退院後の訪問、未達の要因として、これ、誰が訪問するんですか。 ○佐藤安志病院事務局長  これは看護師が行いまして、入院していた病棟の看護師が原則行くようになっております。 ○下田 剛委員  2つ、救急患者数と訪問リハビリテーションというのは外的要因があると思うんですけど、これ、内的要因のような感じがするんですけど、看護師の数が足りなくて行けなかったということなんですかね。 ○佐藤安志病院事務局長  そういうわけではないと思います。基本的に、やはり継続して介護なり在宅に備えていく中で、行ったほうがいいなという患者さんがいらっしゃれば行くんでございますけれども、押し売りもできませんので、この件数であったというふうに考えます。 ○下田 剛委員  必要であれば、5件全て行けたという理解でよろしいですか。 ○佐藤安志病院事務局長  はい。 ○下田 剛委員  わかりました。先ほどの議論で延命治療についてお話あったんですけども、延命治療って意外と一般の方、たまたま私も介護にかかわっていたんですけども、どこからどこまでが延命治療かってわかってないと思うんですが、そういう啓発って病院としてされていますか。 ○佐藤安志病院事務局長  DNARというふうに医者とかは言っておりますけれども、やはり全て、いわゆる事情聴取するときとか、あと、こちらから説明するとき、必ずその辺のことは家族とお話の上で、この方はこういうふうな治療をしていくんだと。要は、治療方針の一環として、どのような治療をしていくか。例えば、どうしても助けるんだということであれば、開胸してまでの心臓マッサージをやりますけども、基本的には心臓マッサージまではやめてくれ。ただ、酸素はやってくれよとかというふうな、いろんな段階がございますので、それは細かくその辺を決めた上で、電子カルテのほうに掲示することによって、全ての医療者がわかるような形をとるというふうな形でございます。 ○下田 剛委員  私の祖母も祖父も市立病院で亡くなっているんですよ。そのときにやっぱり、延命治療をやりますか、やりませんかというのを、5分前まで元気と信じ込んでいたのを、延命治療しますかという決断を迫られたので、緊張してわけわかんなくなっちゃうというか、どういう判断をしていいかわからなくなっちゃうという方が少なくなくて。そういうトラブルが起きないように、少し、こういうものがありますよということで病院が提示していただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○小林直樹副委員長  地域包括ケア病床の関係なんですけれど、定員受け入れ件数136件ってあるんですけれど、これ全てがポストアキュートという言い方でいいんですかね。 ○佐藤安志病院事務局長  基本的に、定員という形になればポストアキュートになります。 ○小林直樹副委員長  サブアキュートのほうが、件数、難しいかと思うんですけれど、在宅で治療を受けている、施設で治療を受けている方が地域包括ケア病床に入院するなんていう件数はとられていますか。 ○佐藤安志病院事務局長  サブアキュートの割合によって点数が設定されてございますので、一応、3カ月で3人、必ず必要だというふうな形になってございます。その上でも、いわゆる計画的ではなくて、ダイレクトに急患に近い部分で入るものも割合を決められてございますので、それは必ず管理してございます。 ○小林直樹副委員長  サブアキュートの件数は出ますか。 ○佐藤安志病院事務局長  実は、この6月に申請したばっかりでございまして、3カ月ごとに切ってございますので、今、数字的にはなかなか……。 ○小林直樹副委員長  わかりました。訪問診療は、この資料だと達成しているということで、非常にいい役割をしているんだろうなと思います。地域包括ケア病床と訪問診療、サブアキュートの関係ですとか、あと、残念ながら亡くなった方の家族にグリーフケア、家族へのケアをしているなんていうのも聞いています。非常にいい取り組みをしているなというふうに思います。  それで、医師の数なんですけど、今15名ということなんですけれど、今後、医師が確保できる予測、または医師がやめる予測なんていうのはありますか。 ○佐藤安志病院事務局長  採用につきましては、今のところ一番可能性が高いというような言い方をさせていただきますと、自治医科大卒業後の9年間の勤務年限が神奈川県で行うというのがございますので、そのローテーションに入れていただければ、一応恒常的な供給もされるのかなというふうなことがございます。  また、残念ながらおやめになるというようなことは、正式には今のところ聞いてございません。 ○小林直樹副委員長  わかりました。いいです。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第55号の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  次に、議案第56号 平成29年度三浦市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。  これより一括質疑に入ります。 ○草間道治委員  それでは、水道事業会計について何点かお聞きいたします。  まず、決算の資料を見させていただきまして、水道事業、29年度決算、給水人口の減少あるいは節水の影響、年間配水量、給水量ともに減少しています。29年度の経営成績について、1億4,066万9,910円の純損失を出しているということなんですけども、この決算に当たって、29年度どのような状況だったのか、改めてご説明をお願いいたします。
    ○石井真澄上下水道部長  平成29年度の水道事業の決算状況についてご説明いたします。  平成29年度の収益的収支は、総収益12億301万5,887円、総費用13億4,368万5,797円となり、1億4,066万9,910円の純損失となりました。これを平成28年度と比較いたしますと、前年度は純損失1億5,261万5,370円でありますので、1,194万5,460円の純損失が減少しています。資本的収支は、収入2億204万2,059円、支出5億704万7,666円、不足額3億500万5,607円となりました。これによって、資金期首残高8億3,185万7,277円が資金期末残高6億6,819万1,981円と1億6,366万5,296円減少しています。  年度末の給水人口は、平成29年度は4万3,465人で、28年度の4万4,126人と比較して661人、1.5%の減、年間給水量は29年度は521万3,171立方メートルで、28年度の524万7,556立方メートルと比較して3万4,385立方メートル、0.7%の減少となりました。  有収水量率は、平成29年度は84.4%、28年度の85.5%と比較して1.1ポイント減少しています。建設改良費では、老朽管更新事業として、上宮田、松輪地内に563.2メートルの配水管布設工事を実施いたしました。 ○草間道治委員  29年度、厳しい状況が続いていると。ここ何年か、本当に厳しいというのは、昨年、審議会を立ち上げまして、その中でも説明をいただいております。また、議会のほうでも全員協議会を開いて、いろいろな説明をしていただいております。そういった中で、まだまだやらなきゃいけないことは、課題も見えているようで、これをやっていくには大変だなという思いもあります。そういった中で、29年度、老朽管の整備事業等もやっているということなんですけども、29年度の整備の状況、ここら辺についてはどういった整備をし、これまで老朽管の整備、何%ぐらいの整備が済んだのか、今後の状況についてもあわせてお聞かせください。 ○鈴木正裕給水課長  平成29年度は南下浦町の上宮田地内で延長164.8メートル、同じく松輪地内で398.4メートル、合計といたしまして563.2メートルの老朽管更新事業を行いました。進捗の状況なんですが、法定耐用年数40年を経過した部分を老朽管として更新しているわけなんですが、そこの部分で、割合とかそういった部分を示すものとして、全体の管の延長――総延長から法定耐用年数を経過した管の延長という部分で捉えたところがございます。これによりますと、平成29年度なんですが、全体215キロメートルほどあるんですが、そのうちの45キロが経年管、40年を迎えている管ということで、おおむね21%ほど経年管が出ていると。これに向けて整備のほうを進めていくという形になります。 ○草間道治委員  そういった意味では、老朽管の整備事業も毎年やらなきゃいけないという部分が出てくるので、経営状況がなかなか厳しいという部分は理解いたします。そういった部分で、今定例会に特別委員会の設置も含めて、今後の水道事業のあり方についてという部分を、少し議会としても整理し、勉強しながら検討していきたいと思いますので、これ以上の質問は今回は控えておきます。  以上です。 ○藤田 昇委員  5ページなんですが、先ほど、年間給水量521万3,171立方メートルとありましたが、一般家庭と事業者というか、大体分けて、どれぐらいの減少……、これ減少しているんですけど、どういう形の状況なんですか。 ○金枝晃芳営業課長  家庭用のほうで4万9,927立米減少しております。営業用のほうですと、1万4,662立米増加しております。 ○藤田 昇委員  わかりました。以上です。 ○小林直樹副委員長  5ページ、有収水量率なんですけれど、これ、数字なので、なかなか捉えるのが難しいかと思うんですけれど、1.1%下がっちゃったということだと、ちょっと大きいのかなというふうに思うんです。今、漏水調査みたいのをやっているみたいなんですけれど、そこではわかるのか、それとも、幹線管渠なので、なかなか原因はわからないのかというところを教えていただけますか。 ○鈴木正裕給水課長  漏水調査のほう、今年度も実施しております。この中で、本管のほうであったり、あるいは戸別音聴調査といいまして、一軒一軒、メーターとか水栓とかそういったところで音を聞いて、それを確認するという部分でやっています。一生懸命、漏水のほう、調査をかけているわけなんですが、なかなか難しい部分がございまして。そういった、確認された漏水を一つ一つ修繕をしていくという形でやっていくものが一つの対策になるかなというふうに考えております。 ○小林直樹副委員長  かなり金額にしても、1%ということだと1,000万円ぐらいになっちゃうのかな、金額で割り返すとね。なんていうこともありますので、漏水調査、そして、それの改修をお願いしておきます。  以上です。 ○神田眞弓委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第56号の質疑を打ち切ります。  以上をもって、全ての質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。再開時刻は追って連絡させていただきます。                午後3時15分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後3時57分再開                  [市長出席] ○神田眞弓委員長  再開いたします。  それでは、討論及び採決に入る前に、議案第48号に関する当委員会としての附帯意見を申し上げます。  過日、三浦国際市民マラソン企画実行委員会事務局における不適切な支出処理等に係る職員の不祥事が明らかになりましたが、平成29年度三浦市一般会計決算は、その不適切な支出処理がなされた第36回2018三浦国際市民マラソンに係る支出が含まれるものとなっております。このことから、特に第6款 商工費の質疑におきましては、三浦国際市民マラソン事業について、各委員からさまざまな質疑が行われております。  その中では、本年3月4日の第36回大会については、成果のある開催であったことが明らかになった一方で、事件の全容解明がなされていないことから、委員会として要求した事業費に関する資料が一部提出されないなど、詳細の確認をなし得なかったところがございました。そのほか、事務執行に対するチェック機能の不十分さや、職員間のパワーハラスメントについての指摘がされるとともに、市民からの信頼回復については、各委員から強く要望意見が出されたところであります。  したがいまして、当委員会における質疑を踏まえまして、次の点について、委員の総意として要望いたします。  市として事件の全容解明に努めるとともに、捜査の進展などにより明らかになったことは、可能な限り議会及び市民に公表すること。  再発防止策を速やかに検討し、実行すること。  来年3月に開催される第37回大会を成功裏に終えるよう、力を尽くすこと。  以上でございます。市側におかれましては、議会からの意見を重く受けとめ、今後の事務の執行に当たられますよう、よろしくお願いいたします。  では、これより討論及び採決に入ります。  議案第48号 平成29年度三浦市一般会計決算の認定については、討論の申し出がありましたので、これを許可します。 ○小林直樹副委員長  一般会計に反対の討論をいたします。  29年度就学援助制度の対象者は、生活保護基準の1.3倍に引き上げられました。しかし、学用品費、新入学学用品費、校外活動費が国基準の2分の1になっており、不十分な支援制度だと言わざるを得ません。支給額を国基準に戻し、全ての子供たちが安心して教育を受けられるようにすることが必要です。また、対象者を横須賀市と同じ生活保護基準の1.5倍にすること、そして、小学校の新入学学用品費を入学準備金として前年度に支給することを求めて反対をいたします。  以上です。 ○長島満理子委員  議案第48号 平成29年度三浦市一般会計決算の認定について、賛成討論を行います。  平成29年度も人口減少や地価の下落が続き、地域経済の回復の兆しが見えない状況であります。経常収支率は103%で、前年に比べ1ポイント減少し、改善されてきました。実質公債費比率は17.5%になり、18%以下となり起債許可団体から脱却されました。市税収入は、個人の所得増加、法人の業績回復などによる市民税の増加、新税率により軽自動車税の増加があったが、土地下落による固定資産税の減少、市たばこ税、都市計画税の減少で厳しい状況は変わらず、身の丈に合った財政規模と、それに見合った事業数、事業内容の見直しに取り組んできました。  歳入増加策として、収納向上を目指した徴収業務、滞納処分等の強化、コンビニ収納など、徴収努力は評価するものであります。また、三浦らしい返礼品、また、返礼品の競争などせず、節度を守ってふるさと納税に取り組み、結果、増額したことも評価するところであります。  歳出削減策としては、29年度も引き続き継続して行われ、削減の成果が出ていたと思われます。新規事業として横須賀市との消防広域化事業がスタートし、迅速な対応が図れるようになり、消防力の強化が図れるようになりました。  また、三浦市低温卸売市場開業により、三浦三崎のマグロの経済の火を消さないために、業界と調整・協議や、国・県からの支援によって、業績向上を目指していただきたいところであります。  また、地方創生拠点整備交付金での「うらり」のさかな館の扉改修、2階ウッドデッキの張りかえ工事実施、地方創生推進交付金によるラッピングバス導入、未病を改善する事業、ウインドサーフィンワールドカップ横須賀大会開催、三崎漁港におけるグローバルブランディング戦略策定推進事業などの実施により、一層の経済活性化、人口増加などに向けて成果を上げる事業に期待するところであります。今後、二町谷埋立地の未活用地の企業誘致、多目的活用事業地のプロジェクトの成功に向けて、また、県立三崎高等学校跡地利活用について、株式会社ベイシア開業、市民交流センターの整備などの事業の進展にも期待するところです。  しかしながら、三浦国際市民マラソン実行委員会、市職員である事務局長の不祥事については、いまだに全容解明されていません。三浦国際市民マラソン事業に対し、附帯意見とし、今後、再発防止、情報開示、第37回大会の成功に向け、また、市民からの信頼回復に向け、全容解明に努めていただきますことを要望いたします。  そして、今回の決算審査特別委員会の各委員の指摘に対する市側の答弁については、今後、市議会の信頼を損なうことのないよう、市長を初め職員一丸となって行政執行に邁進されますことを期待いたしまして、私の賛成討論といたします。  以上です。 ○神田眞弓委員長  他にございますか。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第49号 平成29年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認定について、討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手全員であります。よって、全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第50号 平成29年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定については、討論の申し出がありますので、これを許可します。 ○石橋むつみ委員  議案第50号 平成29年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について、反対の討論をいたします。  後期高齢者医療制度は、75歳以上という年齢で医療を差別するものです。収入のない方にも死ぬまで保険料が請求されるなど、特例軽減の措置なくては成り立ってこなかった制度です。導入10年の間に4回もの値上げなどもされてきています。日本共産党は制度そのものに反対をいたしますので、この議案にも反対をします。  以上です。 ○神田眞弓委員長  他にございますか。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第51号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定について及び議案第52号 平成29年度三浦市市場事業特別会計決算の認定については、一括して討論・採決を行います。  2件について討論ございますか。(「なし」の声あり) なければ、採決に入ります。  お諮りいたします。議案第51号及び議案第52号について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手全員であります。よって、2件については全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第53号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計決算の認定については、討論の申し出がありますので、これを許可します。 ○石橋むつみ委員  議案第53号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計決算の認定について、反対の討論をいたします。  平成29年度は、PPP・PFI推進事業ということで、国庫補助金で管路の基礎調査を全て委託に充てましたが、コンセッション導入に向けてのものとの説明がありました。下水道事業は市民の命と暮らしに直結をし、三浦市の環境にとってはなくてはならないものであり、また、職員の技術の積み重ねは大切にすべきと考えます。運営権を営利あっての民間事業者に渡そうとすることは、とても下水道事業にはなじまないと考えます。よって、反対をいたします。 ○神田眞弓委員長  他にございますか。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第54号 平成29年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計決算の認定については、討論の申し出がありますので、これを許可します。 ○小林直樹副委員長  三セク債償還会計に反対の討論をいたします。  この会計は、無謀な二町谷埋立事業などが原因で解散した土地開発公社の借金を肩がわりしています。一日も早く埋立地を売却することを求めて、反対します。 ○神田眞弓委員長  他にございますか。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第55号 平成29年度三浦市病院事業会計決算の認定について及び議案第56号 平成29年度三浦市水道事業会計決算の認定については、一括して討論・採決を行います。  2件について討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ、採決に入ります。  お諮りいたします。議案第55号及び議案第56号について、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                 [賛成者挙手] ○神田眞弓委員長  挙手全員であります。よって、2件については全会一致をもって原案のとおり認定すべきものと決しました。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○神田眞弓委員長  この際、市長さんより発言の申し出がありますので、許可いたします。 ○吉田英男市長  一言ご挨拶を申し上げたいと思います。  平成29年度各会計の決算につきましては、5日間にわたりご審査を賜り、まことにありがとうございました。審査の際の各委員さんからの貴重なご意見やご指摘につきましては、平成31年度予算編成及び今後の行政運営に生かしていく所存でございます。  当委員会から、三浦国際市民マラソンに関する不適切な支出に関連した附帯意見も頂戴いたしました。課題は多数ございますが、議会の皆様にもご指導いただき、ともに解決へ向け、全力を尽くしてまいりたいと考えております。  長時間にわたるご審査、大変ありがとうございました。御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○神田眞弓委員長  それでは、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。  当委員会は、去る18日から本日までの5日間にわたりまして、委員の皆様には大変ご熱心なご審査をいただき、本日終了することができました。この間、委員会運営に特段のご協力をいただきましたことを改めて厚く御礼申し上げます。  また、市側におかれましては、各委員さんから出されました意見、指摘事項等を今後の予算執行に十分生かされ、最大の行政効果を上げられますよう要望いたします。  それでは、以上をもちまして、平成29年度三浦市決算審査特別委員会を散会いたします。どうもありがとうございました。                午後4時13分散会...