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平成29年都市厚生常任委員会( 9月15日)

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  1. 三浦市議会 2017-09-15
    平成29年都市厚生常任委員会( 9月15日)


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    最終取得日: 2021-05-21
    平成29年都市厚生常任委員会( 9月15日)      平成29年9月15日      都市厚生常任委員会記録   〇場  所  第一会議室 〇案  件  議案第51号 三浦市空家等対策協議会条例        議案第60号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1               号)        議案第61号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第               1号)        陳情第13号 「薬害肝炎救済法の延長を求める意見書」の採択を求める               陳情        陳情第14号 平成30年度における「重度障害者医療費助成制度継続」               についての陳情        陳情第15号 平成30年度における「障害児者透析者を含む移動困難               者に対する通院支援」についての陳情        陳情第16号 放課後児童クラブについての陳情書        陳情第17号 放課後児童クラブひまわり施設移転についての陳情書   (平成28年)陳情第 9号 陳情書入江埋立地内の道路整備について)
      (平成28年)陳情第14号 市立学校生徒の大規模自然災害に対する陳情   (平成28年)陳情第23号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交代制労働の改善に               ついて、国への意見書提出を求める陳情   (平成28年)陳情第24号 介護従事者勤務環境改善及び処遇改善の実現について国               への意見書提出を求める陳情   (平成28年)陳情第25号 陳情書(「若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求               める意見書」の提出を求める)   (平成28年)陳情第26号 人間らしい生活の保障を求める意見書の採択を求める陳情   (平成28年)陳情第27号 後期高齢者保険料軽減特例措置の継続を求める陳情書   (平成28年)陳情第28号 介護保険制度見直しに対する陳情書   (平成28年)陳情第29号 初声小学校高台移転に関する陳情   (平成28年)陳情第30号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情   (平成28年)陳情第31号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める               陳情   (平成29年)陳情第 4号 老人福祉法に基づき社会福祉法人啓生会(所在地:三浦市               三崎町諸磯1411−1、理事長井上洋明氏)に対する               特別監査を求める陳情 〇出席委員        委員長          石 橋 むつみ        副委員長         出 口 眞 琴        委員           下 田   剛                     布 川 照 美                     寺 田 一 樹                     神 田 眞 弓 〇出席説明員        副市長          星 野 拓 吉        教育長          三 壁 伸 雄        教育部長         君 島   篤        教育総務課長       増 井 直 樹        保健福祉部長       中 嶋 謙 一        子ども課長        惣 田 昭 浩        高齢介護課長       中 野 正 和        介護保険グループリーダー    黒 澤 晴 美        病院事務局長       佐 藤 安 志        都市環境部長       門 崎   太        都市計画課長       大 滝 弘友紀        開発指導グループリーダー    鈴 木 昭 由        上下水道部長       石 井 真 澄        下水道課長        古 川   篤        普及促進グループリーダー    秋 本 晃 志        主査           小 貫   剛 〇陳情説明者        陳情第16号       吉 澤 和 宏 氏        陳情第17号       伊 集 喜代子 氏 〇出席議会事務局職員        事務局長         坪 井 美 直        議会総務課長       岡 部 隆 二        議事グループリーダー      長 島 ひろみ  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午前10時03分開会 ○石橋むつみ委員長  ただいまより都市厚生常任委員会を開会いたします。  本日ご審査いただきます案件は、議案3件と新たに付託されました陳情5件、継続となっております陳情12件の以上20件でございます。  なお、審査の進め方につきましては、先に各議案の質疑を行い、質疑が全部終了後、討論・採決に入り、その後、陳情の順序で進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、直ちに議案第51号 三浦市空家等対策協議会条例を議題といたします。説明をお願いいたします。 ○門崎 太都市環境部長  それでは、議案第51号 三浦市空家等対策協議会条例につきましてご説明申し上げます。議案書は1ページと2ページでございます。  初めに、提案の根拠と理由についてです。空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、本市における空き家等に係る施策に関する事務の適切かつ円滑な執行に資するものとして、必要な協議を行うための会議を設置するため、本条例を制定するものでございます。  続きまして、条例の内容についてです。本条例は第1条の設置から第9条の委任、及び附則により構成されております。  それでは、主な内容につきまして第1条から順次ご説明いたします。  第1条の設置についてです。空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく空き家等に関する施策を推進するため、三浦市空家等対策協議会を設置することを定めております。  続きまして、第2条の所掌事務についてです。協議会は、法第2条第1項に規定する空家等に関する施策を推進するために必要な協議を行うことを定めております。  続きまして、第3条の組織及び第4条の委員についてです。組織は、委員7人以内とすることを定めております。委員は、市長のほか地域住民、法に基づく施策に関する学識経験者、その他市長が特に必要と認める者から、市長が委嘱または任命することを定めております。委員の任期は2年とし、再任を妨げないことを定めております。また、委員は職務上知り得た秘密を漏らしてはならないことを定めております。  続きまして、第5条の会長及び副会長から第7条の意見の聴取等及び第9条の委任についてです。会長は委員の互選により定め、会務を総理し、会議の招集と議長を務め、副会長はそれを補佐することを定めております。会議は、委員の半数以上の出席がなければ開くことができないことを定めております。協議会では、協議の対象となる事項で特に必要があるときは、委員以外の者へ会議の出席を求め、意見または説明を聞くことや、資料の提出を求めることができることを定めております。委任では、本条例で定めるほか、協議会の組織及び運営に関して必要な事項は規則で定めることとしております。  続きまして、第8条の報酬等についてです。委員の報酬及び費用弁償については、三浦市非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の定めにより支給することを定めております。  続きまして、附則についてです。施行期日につきましては、本条例は公布の日から施行することを定めております。  招集の特例では、本条例施行後において最初に招集される会議は、市長が招集することを定めております。  非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正では、協議会の委員に対しては、会議出席日数1日につき8,000円の報酬として規定し、改正することを定めております。  簡単でございますが、説明につきましては以上でございます。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○石橋むつみ委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。 ○神田眞弓委員  今まで空き家対策は、非常に全国でも問題にしているところでありましたけれども、この特別措置法に行きまして……、これは国からの義務づけでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  こちらの協議会につきましては、空家法第7条に規定する協議会ですが、必ずしも義務づけをされているものではございません。 ○神田眞弓委員  三浦市はどのような経緯で、この条例を定めようとしたんでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  今申し上げました空家法第7条の規定に基づきまして、まず空家等対策計画を策定するということが1つです。その空家等対策計画に基づく施策を実行するための協議として、この場を使いたいと思っております。 ○神田眞弓委員  計画と対策ということで、三浦市空き家について非常に、市役所の職員の方たち空き家を全部把握して、調べてこれからアンケートに行こうという段階だと思います。この辺のところで、設置をして、第7条のところに必要に応じて関係者の出席を求め、その意見または説明を聞き、資料の提出を求めるというところがありますけれども、空き家持ち主がわかって、これは撤退するとか売るとか、いろいろ対処、解決方法皆さん空き家にしている家主の方とのお話をされていると思いますけれども、それを守らない人がたくさんいられるんじゃないかなと思うんですよ。その辺はここの協議会で、そういう方たちに対する意見とか忠告というんですか、そういう部分はどのようにされるんでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  空家法に基づく協議会ということですので、基本的には、まず特定空家等という基準をこの場でつくった後にそういう……、空き家対策になかなか応じていただけない方々に対しての取り組みとしては、特定空家等に該当させるということが一つの手法となっておりますので、特定空家等の基準に当てはめて、具体的にそういう方々の姿勢を正してもらうというような形になっていくのかなと。その方法としては、特定空家等に該当させますと、課税上の減免の措置が解除されてしまって通常の課税になっていくということがやはり一つの材料となっていきますので、そういうものを使いながら、空き家を適正に管理されていない方々に対して、こちらからの適切な指導、あるいは勧告、命令等をしていきたいと思っております。 ○神田眞弓委員  必要に応じて関係者の出席を求めるという部分なんですけれども、これは空き家持ち主が、こちらから多分、今の段階でも何度も何度も市役所のほうに出向いてくださいということを皆さんお願いしていると思うんですけど、そういう方たちが守れない場合も、その協議会の中に出席してくださいということは言えるんですか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  こちらの規定では、委員以外の方ということを想定しているんですけども、あくまでも協議をする内容に応じて出ていただくということを想定しています。現状としてまだ、なかなかそこまで踏み込んでおりませんけれども、空き家持ち主の方々がここに出て、それぞれご意見をいただくということは、可能性としてはできるのかもしれませんが、今のところはそこまでは想定しておりません。 ○神田眞弓委員  皆さんのご苦労で、職員の方たちだけが「出向いてください」とお話ししても、いろいろ脅かしを受けたりということも聞いております。そういう大変な思いで1軒1軒、空き家方たちと交渉しているというのは聞いておりますので、その辺は、協議会もそういうことができればいいんじゃないかなと思うので、協議会の条例ができたから、すぐそういうふうにしてくれということではなく、徐々にそういうことができるように、委員に選ばれた方にもそのようにしっかりと納得してもらうようなお話をしていただいて、協力してもらって、三浦市から空き家がなくなるように、景観の部分でいっても、なくなるようにしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○星野拓吉副市長  空き家対策の課題はいろいろあると思うんです。空き家の種類といったらいいですかね、場所ですとか状況ですとかたくさんありまして、今お話のように、もう使えなくなって、すごく影響のある空き家だけではない。あいたばかりの、今の状態でも使える空き家も一緒になっていますので、その中の区分けをさせていただいて、まず利用できるものは利用していきましょう。利用できないもの――今のお話はなかなか利用できないところが、実は個人の財産にどこまで制限をかけてやるというのは難しいところなんですが、ここを何とか、地域を巻き込んで一体で、こういうふうにしていきたいんですという方向性三浦市なりにつくって、それで市役所だけとかご近所の方だけではなくて、指導をしたりお願いをするもとをつくっていくというのが、まず第一だと思いますので、これをもとに今お話しのような……。順番に、いろんな種類の空き家がありますので、まずは利活用を促す方法から入って、対策的なものに進めればいいかなと。ご意見は聞いて進めたいと思います。 ○神田眞弓委員  理解しましたけれども、あいたばかりのところはそんなに大変じゃないと思うんです。しつこいようで済みませんけれども、何十年もあいて草がすごいところが、本当に景観が悪いと思うので、その辺の部分をいけるように、皆さん今やっていただいているのは承知しておりますけれども、またよろしくお願いいたします。  以上です。 ○布川照美委員  空き家の撤去が進まない理由といたしまして、解体費用に加えて撤去後に固定資産税が6倍になるという問題があると思うんですけれども、この法が変わるとか、そういった状況はございますでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  特定空家等で勧告をした場合に、今おっしゃられたとおりで、課税の状況が、減免されているものが解除されて上がるという制度になっております。これは課税のほうの法令も同じようになっていると思われます。 ○布川照美委員  ありがとうございました。わかりました。 ○下田 剛委員  協議会構成メンバーを教えてほしいんですけれども。 ○大滝弘友紀都市計画課長  協議会構成メンバーですが、市長は必須になっております。そのほかに地域の住民、こちらは区長会から推薦された方を想定しております。それから、学識経験者として弁護士、司法書士、建築士、宅地建物取引士、大学の学識者となっております。 ○下田 剛委員  この協議会の、年に行う回数はどのぐらいを考えておられるのか教えてください。 ○大滝弘友紀都市計画課長  今年度この協議会を設置する予定でしたので、その予算枠の中では7名掛ける3回というふうに想定しておりました。次年度以降は、今年度の状況に応じてさらに回数を検討したいと思っております。 ○寺田一樹委員  1点だけですけども、特定空家に対する基準をつくっていくというようなお話だったんですけども、その中で、この協議会を通じて、条例の制定とかそういうふうな方向性に向かっていくということでいいんですかね。 ○大滝弘友紀都市計画課長  この協議会は、あくまでも法に基づく協議会というふうに位置づけておりますので、今のところ担当部局で考えているのは、あくまでも法に基づいた執行をしていこうと考えております。他市・町でも先行して条例をつくって取り組んでいるところがございます。そういうものも踏まえて、今後、やはりそこを補わなくてはならない、独自の制度をつくっていかなくてはいけないというときに、三浦市独自条例が検討できるのかなと思っております。 ○寺田一樹委員  まずは、この協議会空家等対策計画に基づいた施策をしていくという段階で、それからまた必要に応じて条例の制定とかもあり得るかなという方向性で、わかりました。 ○出口眞琴委員長  新たに協議会を設立してやっていくんですけれども、今現在の空き家対策の規定というか、その辺はどういうふうに……。具体的に言うと、危険な空き家があるというところの対応とか、今現在の空き家対策の対応はどういうふうになっていますか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  ちょっとくどいようなんですけれども、現在、特定空家等の基準というのをまだ定めていないために、強い指導というのはできない状態になっております。その前の段階で、やはり苦情ですとか、そういうもので周りの方が大変困っている場合は、所有者調査をいたしまして、直接お会いするときもありますし、それから電話連絡や通知によってそちらのほうに現状をお伝えして、対策をするようにということで指導させていただいているのが現状でございます。 ○出口眞琴委員長  今後は、この協議会の中である程度の基準というか、空き家に対してどういうふうに対応していくかというのを決めていくということで、この協議会が設置されるということでよろしいでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  そのとおりでございます。 ○石橋むつみ委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第51号の質疑を打ち切ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――石橋むつみ委員長  次に、議案第60号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。説明をお願いします。 ○中嶋謙一保健福祉部長  議案第60号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。議案書の55ページをごらんください。  本補正は、歳入歳出それぞれ246万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を48億549万1,000円とするものでございます。  それでは、補正内容につきましては、お手元にございます平成29年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)に関する説明書によりご説明申し上げます。
     初めに、歳入からご説明申し上げます。説明書の4ページ、5ページをごらんください。  繰越金246万3,000円の追加は、前年度繰越金を計上するものであります。  次に、歳出についてご説明申し上げます。説明書の6ページ、7ページをごらんください。  総務費246万3,000円の追加は、介護保険制度改正に伴いますシステム改修のための委託料を計上するものであります。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○石橋むつみ委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。 ○布川照美委員  補正予算説明書の中の7ページなんですが、委託料の内容はどういうものでしょうか、教えていただけますでしょうか。 ○中野正和高齢介護課長  介護保険制度が改正されることによりまして、住民情報システムを改修するという内容でございます。 ○布川照美委員  そのシステム改修の内容を教えていただきたいと思います。 ○中野正和高齢介護課長  4点ございまして、高額介護サービス費見直し、それから調整交付金における年齢区分を細分化するもの、それから住所地特例見直しの関係、それから介護報酬の改定の関係、以上でございます。 ○布川照美委員  制度改正の中で上限が上がるということですので、市民の負担になりますので、共産党としては反対いたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で議案第60号の質疑を打ち切ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――石橋むつみ委員長  次に、議案第第61号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。説明をお願いします。 ○石井真澄上下水道部長  それでは、議案第61号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。議案書57ページをごらんください。  まず第1条、歳入歳出予算の補正でありますが、本補正は歳入歳出それぞれ2,559万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を11億5,380万2,000円とするものであります。  それでは、歳入から順次ご説明申し上げます。平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)に関する説明書の4ページ、5ページをお開きください。  公共下水道費国庫補助金1,786万3,000円の追加は、官民連携基盤整備推進調査費補助金を計上するものであります。  一般会計繰入金773万3,000円の追加は、歳出の予算科目補正状況に合わせ、必要となる一般会計繰入金の追加を計上するものであります。  引き続きまして、歳出についてご説明いたします。説明書の6、7ページをお開きください。  一般管理費1,875万5,000円の追加は、報酬4万8,000円の減額及び旅費4万6,000円の追加、並びに委託料1,875万7,000円の追加を計上するものであります。  管きょ建設費684万1,000円の追加は、汚水管きょ整備事業における役務費の2万円及び工事請負費129万6,000円の追加、並びに施設建設費職員人件費552万5,000円の追加を計上するものであります。  説明書8ページから9ページは補正予算給与費明細書となっております。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○石橋むつみ委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。 ○布川照美委員  以前、30年4月に今の包括業務委託にかかわるコンセッションの導入を目指すとうたっておられましたが、特に浜松市、フランスのヴェオリア・ジャパンというのが9月に議会に提案され、10月には契約を結ぶとありますが、もっと詳しいことがわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○古川 篤下水道課長  浜松市の現在の状況についてお答え申し上げます。浜松市では、平成28年4月1日に静岡県の流域下水道事業から事業移管されました浜松市公共下水道西遠処理区において、PFI法に基づき事業運営を行う事業を検討しているということでございます。平成28年5月31日に募集要項等の公表をいたしました。平成28年12月1日から12月5日に提案書類の提出を受けております。平成29年3月31日には優先交渉権者の選定ということで、ただいまおっしゃいましたヴェオリアさんを選定しているということになっております。今後の予定になりますが、平成29年10月には運営権設定、それから実施契約の締結、平成30年4月に本事業を開始する予定というふうに聞いております。 ○布川照美委員  あともう一つなんですが、説明書の、歳出の7ページで、委託料下水道PPPPFI推進事業とありますけれども、具体的に何のために使うか、内訳、内容を教えていただきたいと思います。 ○古川 篤下水道課長  今回、補正予算で計上させていただいています委託費でございますが、コンセッションの検討の基礎となります処理場、ポンプ場及び管渠にかかわりますコンセッション期間中の維持管理計画、それから改築更新計画を作成したいというふうに考えております。 ○布川照美委員  まとめてになるんですが、このコンセッション方式での導入、公の仕事を1社、まさしく20年も任せるというリスクを考えると、共産党としては反対です。  以上です。 ○寺田一樹委員  今回、この補正で職員が1人ふえることになりますよね。業務量がふえたから職員がふえるのか、どういう形でふえることになるんですか。職員を1人ふやす理由というんですか……。 ○古川 篤下水道課長  今回、計上させていただいていますのは、6月1日に新規採用職員ということで入っている職員の分を計上させていただいております。 ○寺田一樹委員  そうすると、前の資料で、だんだん職員数が減っていて業務量が結構多いというようなことがたしか出ていましたよね。そういうものの負担が、ちょっと職員の負担が減るという理解でいいですかね。 ○星野拓吉副市長  昨年度の人数から、退職の関係で1人減っておりまして、それを補うために人数がふえていますので、昨年度に比べて人数的に軽くなるという考えではありません。昨年度と同じになります。 ○寺田一樹委員  いつも言うんですけども、水洗化率のほうも上げるように、職員の皆さん、一致団結してやっていただきたいと思っていますので、お願いします。 ○石橋むつみ委員長  この際、委員として発言をいたしますので、委員長の職務を副委員長と交代いたします。  さっきの関連なんですけれども、このコンセッション化について検討を三浦市がするということが始まって、大分たっているんですけれども、今までに国から1,200万円、2,000万円、ことしの管路調査が7,000万円、100%、国からお金が来ていたのかなと思うんですけれども、今回のこの委託料というか、先ほどの説明で処理場とかポンプ場、管路の更新維持費などの検討をするという話をされていたんですけど、これの財源はどんなふうになっているんでしょうか。 ○古川 篤下水道課長  今回計上させていただく委託料につきましては、50%の補助金ということで、国庫補助金が今回、1,786万3,000円を計上させていただいております。委託費自体は3,572万7,000円というふうになっておりまして、その半分が国庫補助金ということでございます。 ○石橋むつみ委員長  先ほど職員の数のこともありましたけれども、改めて、今8人ですか。 ○秋本晃志普及促進グループリーダー  今現在は9人ということになっております。 ○石橋むつみ委員長  その中で技術職というのかな、やはり下水道とか、水道もそうですけれども、本当に専門にその知識や技術や今までのいろいろな蓄積を次の世代に渡していかないと、民間だけに任せるというわけにはいかない大事な仕事だと思うんですけれども、そういう意味ですごく大事な職員のバトンタッチというか、育成も大事だし、先々を考えてきちんと一緒に、こういう調査や検討をしたときに、調査するコンサルにお任せということではなくて、市も職員もきちんとかかわりながらやっていくということが大事なんだろうなと思うんですけど、その辺についてお考えを聞かせてください。 ○古川 篤下水道課長  コンセッションということで、事業の大部分を民間事業者にということで検討しておりますけども、当然、下水道管理者としての職務は残ります。市のほうでやらなければいけないことも残っていきますので、事業者をモニタリングという形で見ていかなければいけない部分もございます。その辺の方式につきましても、しっかりと検討していきたいと考えております。 ○石橋むつみ委員長  今お話を聞きました。ただ、やはり今の国の流れからいきますと、コンセッションにという流れ自体には、先ほど布川委員からもありましたけれども、大事な仕事を民間に渡すことには反対ですので、そのことは言っておきます。  引き続き、委員長の職務を執行いたします。  他になければ、以上で議案第61号の質疑を打ち切ります。  これより討論及び採決に入ります。  議案第51号 三浦市空家等対策協議会条例について、討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。                 [賛成者挙手] ○石橋むつみ委員長  挙手全員であります。よって、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第60号 平成29年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。                 [賛成者挙手] ○石橋むつみ委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第61号 平成29年度三浦市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、討論ございますか。(「なし」の声あり) 討論なければ採決に入ります。  お諮りいたします。本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。                 [賛成者挙手] ○石橋むつみ委員長  挙手多数であります。よって、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――石橋むつみ委員長  これより陳情の審査に入ります。  初めに、陳情第13号 「薬害肝炎救済法の延長を求める意見書」の採択を求める陳情を議題といたします。  質疑、ご意見等ございましたらお願いします。(「なし」の声あり) なければ、次に移ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――石橋むつみ委員長  次に、陳情第14号 平成30年度における「重度障害者医療費助成制度継続」についての陳情を議題といたします。  質疑、ご意見等ございましたらお願いします。(「なし」の声あり) なければ、次に移ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――石橋むつみ委員長  次に、陳情第15号 平成30年度における「障害児者透析者を含む移動困難者に対する通院支援」についての陳情を議題といたします。  質疑、ご意見等ございましたらお願いします。(「なし」の声あり) なければ、次に移ります。  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                 [陳情者着席] ○石橋むつみ委員長  次に、陳情第16号 放課後児童クラブについての陳情書及び陳情第17号 放課後児童クラブひまわり施設移転についての陳情書については、一括議題として審査を進めることにいたします。  この際、陳情者から趣旨説明の申し出がございますので、これを許可いたします。2件一括して、お1人、次の方というふうに続けて説明をお願いいたします。  では最初の、陳情第16号 放課後児童クラブについての陳情書、説明をお願いします。 ○吉澤和宏氏  学童保育とびうおクラブで指導員をしている吉澤と申します。本日は、三浦市放課後児童クラブ連絡協議会を代表しまして、陳情者である今年度会長の松原にかわり趣旨説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  陳情の内容が3点に分かれておりますので、順に説明をさせていただきます。  まず1点目ですが、国は平成26年度に放課後児童クラブ開所時間延長支援事業として、指導員の処遇改善に関する補助事業を始めました。平成27年度からは事業名を事業内容に合わせた、放課後児童支援員等処遇改善等事業と名称変更し、その事業内容をより明確化しています。私たち三浦市放課後児童クラブ連絡協議会では、昨年度よりこの放課後児童支援員等処遇改善等事業の予算化について三浦市に要望してまいりましたが、昨年度、今年度と予算化していただけていないのが現状です。  私たち指導員の仕事は、ときに子供と遊んでいるだけで誰でもできる仕事と思われがちです。しかし、指導員の仕事は、子供たちとのかかわりだけにとどまらず、出欠席の確認、子供たちの体調管理、おやつの提供、子供たちの安全を守る、保護者や地域、学校との連携など、仕事内容は多岐にわたり、専門性の高い仕事と国も認めています。しかしながら、指導員の待遇はまだまだ低く、行政からいただく運営費補助と、保護者の支払う保育料で運営している三浦市放課後児童クラブにおいて、保護者の自助努力、つまり保育料の値上げだけで指導員の処遇改善を図ることは困難であるのが実情です。ちなみに、私はとびうおクラブで働き始めて9年半ほどになります。当初は非常勤として勤務しておりましたが、2年目から常勤としてフルタイムで勤務しております。常勤になった当時の月給が16万円、現在は19万6,000円ですが、定期昇給などはなく、最低賃金の引き上げに伴って現在の給料に至っている状況です。三浦市内の指導員の中ではこれでも恵まれた待遇であり、さらに低い待遇で働いている多くの指導員がおります。  平成27年4月から始まった子ども・子育て支援新制度により、放課後児童支援員の資格が創設されました。開所時間中は、放課後児童支援員の有資格者が少なくとも1名、資格を持たない補助員を含め、常に2名以上の配置が義務づけられています。そういった点からも指導員の確保、さらには有資格者の確保が、放課後児童クラブを運営するに当たり非常に重要となっております。現在、市内4クラブのうち3クラブが指導員不足に陥っている状況です。このような状況を少しでも改善できるように、また、指導員が安心して働き続けられる環境を整えるためにも、放課後児童支援員等処遇改善等事業の予算化を要望いたします。  続きまして2点目ですが、現在の三浦市放課後児童健全育成事業補助金交付要綱では、家賃等費用の補助限度額が月額10万円と定められています。三浦市には放課後児童クラブが4クラブありますが、2クラブは小学校の余裕教室、1クラブは市所有の建物を借用しているため、この3クラブについては家賃負担がなく、運営を行うことができています。しかしながら、三浦海岸駅近くの空き店舗で開設している放課後児童クラブたんぽぽでは、家賃が補助限度額を上回っているため、クラブの運営費から家賃の不足分を補っている状況です。今後、家賃負担が増大した場合、運営に大きな影響を及ぼすことが懸念されます。また、放課後児童クラブひまわりでは、初声小学校内への移転を希望していますが、あわせて民間物件への移転も検討しています。しかし、近隣で家賃10万円以下の物件は見つかりません。  放課後児童クラブのニーズは全国的にも増加しています。今年度の登録児童数は4クラブ合計で187名ですが、平成27年3月に策定された三浦市子ども・子育て支援事業計画では、平成31年度の登録児童数が245人、クラブ数が6と見込まれており、今後、放課後児童クラブ新設の可能性も考えられます。平成23年3月に三浦市三浦市教育委員会が定めた三浦市放課後児童クラブ設置等基本方針では、可能な限り小学校の余裕教室等の活用を図るとされていますが、現状ではさまざまな事情で小学校内に放課後児童クラブを開設することができない可能性があります。家賃負担が放課後児童クラブの新規立ち上げの妨げとならないためにも、補助金交付要綱の家賃等費用の補助限度額見直しを要望いたします。  最後に3点目となりますが、現在、各放課後児童クラブの保育料は、それぞれのクラブが独自に定め、運営を行っています。なお、今年度の1年生の利用料は、4クラブの平均で月額15,250円となっております。学年により保育料は異なりますが、保育園のように保護者の収入によって保育料が変わるわけではないため、単身家庭や兄弟姉妹で利用する家庭等への保育料の減免は、各クラブの自助努力により相互扶助で行われています。しかしながら、相互扶助で減免できる額にも限りがあるため、経済的な事情で放課後児童クラブを利用できない家庭は、潜在的に存在するものと思われます。弟や妹が小学校に入学し、放課後児童クラブに入所すると同時に、経済的な事情で上の子を退所させなければならない家庭もあります。なお、県内の他市町村の多くでは、減免制度が設けられております。子供たちの安全・安心と保護者の働く権利を守る上でも、放課後児童クラブを必要とする全ての家庭が安心して利用できるよう、三浦市でも保育料の減免を行っていただけますようお願いいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○石橋むつみ委員長  ありがとうございます。続けて、陳情第17号。 ○伊集喜代子氏  放課後児童クラブひまわりで指導員をしております、伊集と申します。  私ども放課後児童クラブひまわりは、子供たちが安全に安心して過ごせるよう、運営を担う保護者と現場を預かる指導員が同じ思いで日々活動を行っています。開設時より、施設の問題を常に抱え、1回の移転を経て現在の場所で過ごして15年になります。その間、施設の老朽化が進み、児童の増加もあったことから、7年前より再度、次の移転に向けた取り組みを本格化しました。市長や教育長へ要望書を提出し、初声小の空き教室への移転を希望いたしましたが、初声地区の児童数の予測からも、10年以上先まで難しいとの返事を受け、近隣への移転も視野に入れ、保護者とともに進めてきました。  平成23年に、裏面の急傾斜が県の土砂災害警戒区域に指定されたことで、なお一層、活動に力を入れ、物件の情報が入ればすぐに保護者とともに見に行き、保護者会で相談、検討を重ねましたが、いずれの物件も近隣のご理解や家賃の負担による運営面の問題が解決できず、移転には至りませんでした。  そのような活動を行いながら年月が進み、近年の豪雨をもたらす天候の増加により、裏面の急傾斜は大変不安で恐ろしい現実となってきました。大雨だけでなく、風が吹けば傷んだ木の枝が折れて屋根や建物周辺に落下し、成長を続ける樹木の根は岩盤を割り、細かい落石は日常的に発生しています。毎日の点検は細心の注意を払い行っておりますが、この判断がもし誤っていたらと不安な思いを抱えながら、私たち指導員は日々の保育を行っております。テレビで見るニュースの映像を、自分たちにも起こるかもしれないという思いで見ている児童もいます。不安をあおるようなことは避けたいと思いますが、指導員の点検の様子を目にしている子供たちは、雨が降ると「大丈夫?」と聞いてきます。  先日の8月1日の豪雨の際には、避難を試みるも道路が冠水し、避難することができませんでした。万一に備え、がけから離れた場所に荷物をまとめ、いつでも建物外へ逃げられるように皆で集まり、お迎えを待ちました。そのような姿を、お迎えに来た親御さんに見せなければならない現状をお察しください。どうか子供たちが不安に感じることのない、安心して過ごせる安全な場所への施設の移転にお力添えをいただけますよう、お願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員長  ありがとうございました。説明は終わりました。質疑・ご意見等ございましたらお願いいたします。 ○神田眞弓委員  まず、16号から伺います。日々、三浦の学童のためにご尽力いただきましてお疲れさまでございます。  まず、指導員の処遇改善のための予算化ということで、一般質問のほうでも他の議員の方が何度かやっていただきまして、指導員の処遇改善のための予算化をするには、ご存じだと思いますけれども各クラブの状況が、制度活用の条件というところがあると思うんですけれども、その辺は進んでいらっしゃるんでしょうか。 ○吉澤和宏氏  恐らく、昇給のことですとか、避難訓練ですとか研修ですとか、いろいろと制度を活用するに当たって条件があったと思います。そのあたり、各クラブの取り組みというところは具体的に把握し切れておりませんが、研修に関してはどうしても近隣での研修というのがなかなかなく、県西部のほうで行われていたりしまして、そちらの研修に参加すると、戻ってきて保育ができないという現状があったりして、なかなか指導員が研修に行きづらい状況であったりするんですが、今後、県としてもこちらの地域でも研修を開催してくださるということなので、そういった研修は積極的に受けていこうとは思っております。そのほか、いろいろ避難訓練ですとかそういったことは各クラブで定期的に取り組んでいる部分だとは思います。  昇給に関しては、各クラブ把握し切れていないところではあるんですが、とびうおクラブに関して言いますと、どうしても賃金が最低賃金のようなところで働いている指導員がほとんどですので、ここ数年は、毎年最低賃金が引き上げられている、それに伴って賃金が上がっているというような状況ですので、そのような状況かなというふうに思います。  ですので、予算化されることがあれば、そういったところをさらに意識して各クラブで取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○神田眞弓委員  支援員もやはり子供さんの安心・安全を守るということと、あと、先ほど指導員の方がおっしゃっていましたけれども、遊んでいるだけじゃなくて、勉強とかそういうことも支援してくださるということなので、認定――支援員の資格ですね、これはどのくらい皆さん持っていらっしゃるんですか。今、4つのクラブの中でそれを持っていらっしゃる方はいるんですか。 ○吉澤和宏氏  最近も指導員の退職等もありまして、数字の変動があるところではありますが、現在、市内4クラブの指導員の合計が、常勤、非常勤合わせて20名、指導員がおります。そのうちの放課後児童支援員の有資格者は13名です。 ○神田眞弓委員  国から今度、新制度になったので、支援員になると1万円つくとかというものが出てきておりますよね。それは、なっている人は皆さん、もうついているんですよね。
    ○吉澤和宏氏  恐らく、その1万円つくというのはキャリアアップの、別の事業の補助になると思います。今年度から始まったものだと思うんですが、そちらに関しても三浦市のほうでは予算化がされていないと思いますし、国としても、処遇改善等事業とキャリアアップのほうと両方使うことはできるんですが、どちらが先かというとまずは処遇改善等事業を優先してくださいというふうに示されていたと思うので、そちらのキャリアアップのほうも予算化していただけると助かるところではあるんですが、まずは処遇改善のほうからお願いしたいかなというふうに思っております。 ○神田眞弓委員  今の学童の方のご意見を伺いまして、市側としてはどのような対応で……、長年のことだということなので、どのように今後、予算化をするとか、キャリアアップの件でも、ちょっとご意見をお願いいたします。 ○惣田昭浩子ども課長  その前に、常日ごろ子供たちのためにご尽力いただきまして、ありがとうございます。改めてお礼を申し上げます。  1つ目の処遇改善の制度のほうなんですが、平成27年度の子ども・子育て支援新制度の発足に伴って、リニューアルした形でメニューが制度化されています。今、陳情者の方もお話しされていましたけれども、それを交付するために幾つかの条件がございます。それは大きく分けると、まず1つ目はそれぞれのクラブが開所している時間、これが18時30分を超えて開所していないといけないというのがございます。それから、夏休みですとか冬休みですとかの長期休暇期間については、1日8時間以上あいていないといけないということ。それから年間の開所日数が250日以上というような条件がございます。それと、先ほどもありましたように平成25年度当時の職員、指導員の皆さんの賃金に対する改善を行っているということも条件になっています。ここまでの条件の中では、開所時間が18時30分を超えていない、閉めちゃっているところが、どろんこクラブさんが、1クラブございます。そのほかの条件は全てその中におさまっているということになっています。  それとあと、常日ごろの運営のほうでも幾つか条件がございまして、学校との連絡の調整だとか、保護者との連絡の調整、これは日常の中でどのクラブでも行っていることだと認識しています。それから、災害発生のときに備えての避難マニュアルだとか、災害時対応のマニュアルを作成しているか、あるいは具体的な訓練、避難訓練を含めてそういうものを年2回以上実施しているなどの条件もございます。あとは、児童虐待への対応ですとか、あるいは苦情に対する対応ということの中で、クラブの役員さん、それから指導員さんだけではなくて、第三者的な立場の方もそこに加わっていただくようなことも、メニューの中にはございます。交付要綱ではそういう交付要件がございます。それらを再度、各クラブと連絡調整する中で、足りないものは改善していただくものも含めて調整した上で、制度活用の条件に適合するよう、クラブと協議、調整した上で今後のことを検討していきたいと。今現在では、そのように考えております。  それからもう一つのキャリアアップ制度ですね、これについては今年度発足した制度で、それぞれの指導員さんの研修の内容だとか経験の内容、そういったものを踏まえて3つの段階の割り増しの補助がいただけるようになっています。ことしからスタートした事業ですので、現在6の自治体でやっていると聞いていますので、その辺の状況も教わりながら、何ができるのかを検討してまいりたいと思います。 ○神田眞弓委員  今、たくさん課長から宿題を言われて、これをクリアしないとなかなか処遇改善が難しいということで……。これは国が進めていることであって、先日、神奈川県の大会に出席させていただいたんですけれども、厚生労働省のほうも一生懸命やるということですから、これを見て、処遇改善の要項に達していないところは改善しなければいけないところだと思うので、その辺は本当に大変だと思いますけど一日も早く改善していただきたいと思うので、市のほうもバックアップされると思いますけど、そこをクリアするというのは難しいことですか。今すぐ答えられないと思いますけど、それをクリアしないとなかなか予算のところが行かないという答弁があって、法改正もしているというところなので、その辺は一日も早く改善してもらって、処遇がよくなるようにというところをやっていただけたらなと思います。難しいと思いますけど、よろしくお願いします。 ○吉澤和宏氏  そのあたりは、ただ指導員の処遇を上げるというだけではなくて、やはり保育の質ですとか、そういったものを上げるというところも大きな意味があると思っています。現状で、私のクラブもそうですが、足りていない部分がたくさんあると思います。その一つの原因としては、やはりまだ我々自身、指導員も、運営者である保護者もそうですが、なかなか制度をしっかりと理解できていない部分というのもあると思います。指導員も入れかわりが激しいので、そういったところまでたどり着かない指導員も多くおりまして、私も、先ほど申し上げましたが9年半、指導員歴がありますが、それでもまだまだ、最近の制度の変更にも追いついていけていない部分もあって、子供たちとのかかわりももちろん大事なんですが、こういった制度の勉強ですとかというところは指導員、保護者、一緒に進めていかなければいけない部分かなというふうには認識しております。 ○神田眞弓委員  やはり気がつかないところもあったり、ただ闇雲に処遇改善の予算化をしてくれというところじゃないことをしっかりあれして、これからも皆さんにご指導して、こういうところが足りないからそこを補ってほしいということを、お互いに密に連絡協議会の中でもして、改善していっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○惣田昭浩子ども課長  4つのクラブさん、それぞれの事情が違うようなこともございますので、それぞれのクラブさんと協議するのと同時に、4つまとまった協議会もございますので、その中でも前に向けて進めるような形で、情報の提供も含めて情報を共有していきたいと思っております。 ○神田眞弓委員  次は、家賃の補助制度なんですけれども、これはたんぽぽの、今14万円のうちの10万円で、4万円が皆さんでお支払いしているということで、今、三浦海岸の駅前に借りているということですけれども、家賃が発生しない旭小学校を借りるという選択はないんですか。旭小学校があいているかどうかはわからないんですけれども、その辺はどうですか。 ○惣田昭浩子ども課長  これまでに意見交換した中のことも含めてお話ししたいと思います。家賃負担がクラブの運営に影響、多大なものということであれば、今委員おっしゃられたようなことも一つの選択肢になるのかなということは考えられます。そのところでいけば、旭小学校に活用するスペースがあるかどうか、平成23年当時の、クラブの基本方針を作成した時点では教室があるということだったんですが、何せもう6年たっておりますので、そこを今、再確認、調整をしているところですので、そういった選択肢も含めて保護者会の皆さんと話を進めていこうというふうに思っています。  家賃につきましては、たんぽぽクラブさんが以前、今いるところの近隣に木造で使っていたんですけれども、そこから移転する際に、家賃補助10万円ということで今後運営していくこと、ということで市とクラブで確認をしているところでございます。そのような経過はございますけれども、移転後、5年、6年と過ぎておりますので、クラブの安定的な運営を図るための今回の補助金の増額要望かと、そのように認識しておるところでございます。  この家賃補助は、実は市の単独の事業ということで、国の制度にないということも含めて、財政的な部分でほかの国の制度があるものとはちょっと違うところがあるので、その辺も勘案しながら考えたいと思っておるところでございます。  たんぽぽさんも、ご自分たちのご事情で旭小に移らなかったという経緯は重々、今までの話の中では話されているところでございますので、とはいっても駅前の、働くお母さん方にとってはとてもいい場所ということもあります。また一方では、子供の安全は小学校の中が一番、第一かなということもあるので、いろんな面を含めて今後とも話し合いを重ねていきたいと思っております。 ○神田眞弓委員  今、10万円のうちの4万円をたんぽぽさんがお支払いしているということで、立地条件が三浦海岸駅前で、働く人にいいということですけれども、その辺もこの4万円を浮かせて学校のほうがというところで、やはり保護者会と市のほうでも詰めていっていただければ、学校が借りられるのが本当はベストかなというところもありますので、しっかり市側もご指導してくださるということなので、よろしくお願いいたします。  3番目の、保育料の減免のところなんですけど、2人やると3万円以上ですから非常に大変なところなんですけど、その辺は、先ほど他市は減免措置があるということを伺ったんですけど、三浦市はそれはやっていないということなんですけども、他市の情報は把握してありますか。 ○惣田昭浩子ども課長  神奈川県内の各自治体さんの、放課後児童クラブの保育料の減免の状況ですけれども、大きく分けると所得の大小による減免のパターンと、家庭の構成による減免のパターンと2つに分かれます。所得のほうは市民税非課税世帯を保育料減免している、これは全額、それから50%減免、いろいろなパターンがありますが、15の自治体が実施しております。それから、小学生の就学援助制度の該当になっている方について、申請に応じてやはり減免をしている、そういう自治体が8つございます。  それから、家庭の事情による減免ということでいくと、いわゆるひとり親世帯について実施しているところが7つの自治体、それからきょうだい児でクラブにお2人、3人と通われている世帯について減免している自治体が8つということになっております。いずれの制度も位置づけていない自治体が、三浦市を含めて3つあるということで伺っております。状況としてはそのような形です。 ○神田眞弓委員  これは、国のほうにはどういう考えがあるんでしょうか。 ○惣田昭浩子ども課長  この保育料減免についての国の補助制度というのは、今のところないということになっております。 ○神田眞弓委員  今、他の自治体のを課長が幾つか挙げていただきましたけど、三浦市も今後どうするかということはいろいろ考えていると思いますけど、その辺をちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 ○惣田昭浩子ども課長  昨年までは、ことしの春に入所を希望する子供たちが定員よりふえてしまうんじゃないかという懸念もあったりして、入所の選考も含めてどうしていこうかなんていうのを、市と各クラブさんと調整してきたところです。結果としては全員が入ったということなんですが、その中に経済的な事情でやっぱりやめるというようなご家庭が幾つかあるということもクラブさんからは聞いておりますので、そういった事情でクラブを利用できないご家庭がどのくらいあるのか、改めて把握をした上で、あわせて県内の、今お話ししました状況も踏まえた中で検討してまいりたいと思います。 ○神田眞弓委員  ぜひよろしくお願いいたします。  陳情第17号でお願いします。ひまわりの移転についてですけれども、日々、雨が降ると大変な思いをして、命がけで保育をしているようなことが伺えましたけれども、現時点で初声小学校、初声中学校、伺ったところによりますと余裕教室はないということで、やはり同じ見解でした。でも、保護者会も指導員の方も初声小学校を望んでいらっしゃるということでいいんですよね。 ○伊集喜代子氏  児童の安全や安心面から考えましても、第1希望先は初声小の余裕教室なんです。 ○神田眞弓委員  じゃ、教育委員会、済みません。初声小学校と初声中学校の事情をお知らせください。 ○増井直樹教育総務課長  教育委員会といたしましても、放課後児童クラブさんの運営については方針で決められたとおり、できる限り小学校内に入っていただけるのが一番よいなと思っておりますし、既存のクラブさんにも、教育委員会としても学校としてもできる限りのご協力はしているところだと思っています。その中で、初声小学校・中学校の状況なんですけども、ご存じのとおり初声小学校は初声地区に1つの小学校でございまして、学級数が全学年3学級ある、その普通教室を確保している。そのほか、法定の理科室ですとか音楽室という特別教室を確保する。そのほかの生活の授業ですとか、そういったことに必要なその他の教室を確保した後の、いわゆる本当の余裕教室ということになると、余り利用に適さない4階ですとか、そのあたりに1つ2つある程度になっております。今回、いろいろ校長先生ともお話いたしましたけれども、なかなか、稼働率も含めまして利用にふさわしい教室の確保というのは難しいかなというところでございます。  中学校についても、先ほど言いました普通教室、特別教室以外のところで会議室というのがございますけれども、そちらも毎日使っているような状況でございまして、そのほか、中学校は小学校と違いまして部活動があるものですから、吹奏楽等の室内で練習する子供たちが、放課後にいろいろな教室に分かれて活動を行っているという事情がございまして、なかなか中学校で教室を確保するということも難しい状況でございます。 ○神田眞弓委員  これから10年ぐらい、教室が難しいということですので、結論は私が出すわけじゃないですけど、10年間は待てないですものね。ですから、民間を探さなきゃいけないのかなというところが現実だと思うんですけれども、では民間施設に移動するには、市の支援はどこまでどういう形でできるかというところはありますか。 ○惣田昭浩子ども課長  まず、費用の面でいきますと、三浦市放課後児童健全育成事業補助金交付要綱に基づいて3つのメニューがございます。1つは、新たな施設を開所する場合、あるいは既存の施設を移転する場合の施設の改修経費として700万円、それから移設時の引っ越しに要する費用として20万円、それから先ほど来出ております、後年度の家賃等の費用として月額10万円というふうになってございます。設置費用、それから移設時の費用については国・県の補助があるところでございます。  それから、仮に移転ということになると、環境整備ももちろん必要だと思います。先ほどもお話がありましたが、子供たちはにぎやかですので、近隣の皆さんたちとの調整ですとか、それから、小学校から新しい建物に行くまでの安全面のことですとか、いろいろあると思います。その辺も、もしそういう話で進んでいくとするならば、保護者会の皆さんと十分な調整、協議を必要とするのかなと思っているところでございます。 ○神田眞弓委員  最後になりますけれども、今いろいろ伺いまして、市ができるだけの支援はしていただいて、もう学校は仕方がないと思うので、皆さん、気持ちを切りかえていただいて、子供たちの安全が第一だと思いますので、一日も早く安全・安心なところに引っ越していただけるように、市側もバックアップしてやっていただきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ○布川照美委員  かなり重複するんですけど、初声小学校の10年間、何で10年間だめなのかということと、10年後には確約できるんでしょうか。子供の数ですか。 ○増井直樹教育総務課長  先ほど10年というお話が出ておりましたけれども、当時、大まかなお話として10年ぐらいはという話だったと思います。今後のお話ですけれども、10年後というとまだ生まれていないお子さんのお話になりますので、教育委員会として10年後どうなのかというのは、この場では申し上げられないということです。 ○布川照美委員  私には励ます言葉と、男の指導員の方がいらしたので、学年が進むに従って心の葛藤みたいなものができてくると思うんですね。で、何かのきっかけで表面化して、いじめとか暴力に進んでしまうということがあると思うんですが、男の方の指導員がいるということはとても心強いと思いました。伸び伸びとした環境が不可欠です。我々みんなが支えになる、協力が必要だと思っています。何から始めたらいいのか、市からの提案をお聞きしたいんですが、どうでしょうか。 ○惣田昭浩子ども課長  今回の議会の一般質問の中でも、放課後児童クラブの問題をご質問いただいております。その中で市長のほうから、まずひまわりクラブの移転が喫緊の課題であるというようなご答弁を申し上げているかなというところでございます。ですから、子供たちの安全というところを何よりも大切にする中では、その課題をどうしていくのかというのが一番のことだと認識しております。 ○下田 剛委員  陳情第16号の1番についてなんですけれども、指導員不足等があるというお話だったんですけども、求人をかけたときの応募状況というのを教えてほしいんですが。 ○吉澤和宏氏  これまでも指導員不足というのは各クラブありまして、昨年度までは各クラブ単独で求人をかけていた状況です。ただ、今年度の頭のあたりでは4クラブのうち3クラブが指導員不足という状況……今もそうなんですが、そういう状況でして、連絡協議会としてまとめて求人を今年度、初めて出しました。反応としてはそれほど多く、求人そのものが来ることも多くはなかったですし、応募される方も高齢な方が非常に割合としては多く、なかなか採用につながらなかったというのがあるのかなとは思っています。 ○下田 剛委員  理想として、給与面は抜いてなんですけども、何歳ぐらいの人に来てほしいというのはあるんですか。高齢だったというので。 ○吉澤和宏氏  決して高齢な方が悪いというわけではないんですが、指導員の仕事というのがやはり体力が要る仕事、子供たちも1年生から6年生まで通っておりまして、6年生だと本当に大人と変わらないような体格の子もおりますし、子供と一緒に遊ぶということも、我々指導員としては子供たちを理解する上でとても大切な仕事だと思っています。そういったところでも体力というのはある程度必要になってくるのかなとは思っておりますし、夏休みの保育なども、外で暑い中、一緒に子供たちと生活をするというところでも、やはり健康面に不安があったりとか、そういったことではちょっとなかなか……、過去にそういった状況でも勤められた方はいらっしゃいますが、なかなか続かなかったりするということもありますので、一概に年齢でどうこうというところではないんですが、健康面と気持ちの面というところでは、やはり充実されている方が望ましいのかなと思ってはおります。 ○下田 剛委員  お子さんの事業であったり、高齢者の事業というのも、本当になかなか大変だとか重要だと言われているのに給料が上がらないというのは悲しいなと思っているんですけれども。例えば、学童さん、放課後児童クラブとは違うんですけれども、子ども食堂を開催されている方というのも、自分の生活を粉にしてじゃないですけれども、結構、支援貧乏みたいな感じになっちゃうという話も聞いたんです。市として、先ほどの処遇改善の条件、例えばクラブ開所時間が18時半以上ということで、細かく18時40分はいいのかとか、7時までしなければいけないのかとか、その分人件費も上がっちゃうと思うので、そういうアドバイスとかはできるのかなと思うんですけれども。 ○惣田昭浩子ども課長  開所時間については、18時30分を超えて開所していなければ、このメニューの対象にならないということになっております。現在、岬陽小を活用しているどろんこクラブさんが、18時30分までの開所になっているので、対象から外れているということになっております。市内では4つのうち1クラブがその基準を満たしていないということになっております。 ○下田 剛委員  それはルール的に、18時40分だったらいいんですか。 ○惣田昭浩子ども課長  18時30分を超えていれば構いませんので、オーケーです。 ○下田 剛委員  夏休みとかの8時間以上というのも、全日程、夏休みの間、8時間以上じゃなきゃいけないとか、ちょっと教えてほしいんですけれども。 ○惣田昭浩子ども課長  長期休業期間、夏休みの中で1日8時間以上ということで、年間で250日開所というもう一つの条件がありますので、そこと複合されております。  それから、先ほどの18時30分という位置づけなんですけれども、例えば小学校入学前のお子さんが保育園を利用している場合に、保育園は大体、夜7時まで開所しています。それから小学校に上がって放課後児童クラブを使うように移行するご家庭、かなりあると思うんですけれども、そうした場合に、小1の壁と言われるんですけれども、そこの時間が食い違うことによって混乱してしまうということもあるので、長時間あけていただいてという国の方針もあるというふうになっております。 ○下田 剛委員  わかりました。以上です。 ○寺田一樹委員  第16号のほうの3のところなんですけども、減免の金額とかはいいんですけども、たしか各クラブ、相互扶助ということで、そんな仕方ありましたよね。だから、その辺で市としてある程度、一定のものがあって、どこのクラブでも同じような減免を受けられるということが、1つ制度があっていいのかなと自分では思っています。  また、2番のほうで家賃補助の件も、たんぽぽさん、4万円ほど運営費の中から捻出しなければならないということで、その分、その4万円あれば保育の質も多少は改善できるということもあるので、その辺も、ほかのクラブとの違いというところもあるので、その辺も要望として、自分としてもしたい。  いずれにしましても、一般質問の中で市長も答えてきましたし、行政側とも同じ方向で向かっているんだということは感じ取っています。今の答弁なんかも結構そういうような感じの、うまく連絡をとりながらやっているというのが伺えますので、この2つの陳情を議会としても、同じ方向であるということは承知しているけれども、議会としてもこの2つの陳情を上げて市に届けるということは大事なことだと思いますので、自分としてはこの陳情2つ、了承したいと思っています。 ○出口眞琴委員長  先ほど、国の制度を利用するに当たって、ある程度条件がありますよということで、4つのクラブが全てクリアしなければいけないということですか。 ○惣田昭浩子ども課長  制度上は、それぞれのクラブごとへの補助ということになりますので、それぞれのクラブで要件を満たしておれば活用できる対象になろうかと判断しております。 ○出口眞琴委員長  その辺に関して、ある程度クラブさんとの打ち合わせというか話し合いの中で、もっと具体的にこの部分とこの部分ということを、これだけクリアできればこの制度が使えるとかというふうな話し合いというのはしているの。 ○惣田昭浩子ども課長  率直に言って、細かい部分までのやりとりというのが、ちょっと弱かったかなと認識しております。 ○出口眞琴委員長  その辺のアドバイスというか、やっぱり制度を使わない手はないと思うし、その辺に関してもうちょっと親切にアドバイスを、個々のクラブでできるというんだったら、したらどうかなと思います。  もう1点が、17号のほうのひまわりクラブさんの施設に関してなんですけど、裏側の急傾斜が土砂災害指定区域となっているということで、その状況的なもの。実際、近々危険ですよというものなのか、今ちょうど豪雨等も多いと思うんですよ。その辺に関して副市長、土木の関係が詳しいと思うので。 ○星野拓吉副市長  市内にたくさんある土砂災害危険区域の中の一つとなっていまして、全てのところを把握しているわけではございませんが、施設が下にあるということで、この対応はできますが、まずは所有者さんの合意がないとできませんので、急傾斜を指定しただけではだめで、当然、工事をしなければいけませんので、その条件をもう一度確認します。  一つの大きな要素としては、この崖を保護する、急傾斜の工事をするということでございますが、それをやることで全て……、解決することもありますし、危険は解決しますけれども施設の老朽化はまた残ってくるということなので。そういう意味で、崖のほうの関係につきましては土木課になりますので確認をして、例えば条件が整って進めるとしても、じゃ来年できますというものでもございませんので、どのぐらいでできるかということをお返しして、ほかの条件の進み方と判断していただくようになるかなというふうに思います。 ○出口眞琴委員長  子供たちを預かる施設なので、やっぱり事故等が一番心配だと思うんですよ。 ○星野拓吉副市長  裏が神社さんですので、神社さんの考え方があるかなと思います。その辺はありますけども、ここは余り言えないですけれども、所有者さんの責任ということも当然あります。崖を持っていてそれが崩れてしまって、ほかに影響があった場合には当然それなりに責任がございますので、その辺も含めてですね。ただ、急傾斜の工事をやれば全て解決するわけではないので、それを含めて協議をさせていただくということになると思います。  それと、今、発言の機会がありますので……、先ほどの陳情の、処遇の件で言いますと、処遇改善のための補助をもらうための要件を整えるためには、そもそも処遇を変えなければできないということもあると思いますので、その辺はお話をさせていただいて、今の条件の中でできるもの、少し我慢をいただいて頑張っていただくものもあろうかと思いますので、その辺、個別に協議をさせていただいて、進めさせていただきたいと思います。 ○出口眞琴委員長  安全面に関しては本当に近々にやらなければ、なかなかほかに移転というのが難しい状況というふうに、今の話の中でもあったので、移転するところがあればいいんだろうけど、そこで活動していくに当たっては、やはりそこはよく考えて、どういうふうにしていくか。まず安全を考えるというのを第一にしていただきたいと思います。 ○石橋むつみ委員長  一言、委員長からも。  議員と学童保育の方たちとの懇談会というのをきっかけに、きょう、陳情という場面になったんですけれども、情報を市とも、それから学童保育の方たちとも、議会とも共有するというか、いろいろな面で丁寧に説明やお話をされてよかったかなと思います。制度の細かい説明や対応について、また行政にぜひ頑張ってくださいという話もありましたけれども、それも本当に大事だと思います。  三浦の学童保育はとびうおが一番古いんですかね、もう30数年たっていて。そのころには国の法律もなかった、補助制度もなかった時代から、放課後の子供たちの居場所をつくるにはどうしたらいいかなって、保護者の方たちや指導員さんを中心に、子供たちを中心に考えていろんな努力をされてきたという歴史もあるかなと思います。だから、制度の活用はもちろん大事なんですけれども、そういう中でより使いやすい制度になるように、市や県や国にも声を伝えるとか、現状を私たちがしっかりつかんで、今後に向けて考えていくということが必要なのかなというのを改めて感じましたので、きょうは大変、陳情のいい機会があってよかったかなというふうに思います。  他にないようですので、陳情者の方は退席していただいて結構でございます。ご苦労さまでございました。                 [陳情者退席] ○石橋むつみ委員長  暫時休憩いたします。                午前11時33分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午前11時40分再開 ○石橋むつみ委員長  再開いたします。  これより陳情の採決に入ります。  お諮りします。陳情第13号については、議長に対し、閉会中の継続審査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。  お諮りします。陳情第14号から第17号までの4件について、了承できるものと決することに賛成の方は挙手を願います。                 [賛成者挙手] ○石橋むつみ委員長  挙手全員であります。よって、全会一致をもって了承できるものと決しました。  お諮りいたします。継続となっております(平成28年)陳情第9号、第14号、第23号から第27号、第29号、第30号及び(平成29年)陳情第4号の10件については、議長に対し、引き続き閉会中の継続審査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。(「異議なし」の声あり) ご異議なしと認めます。よって、ただいまのとおり決しました。  以上をもって本日の委員会を散会いたします。                午前11時40分散会...