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平成28年度予算審査特別委員会( 3月16日)

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  1. 三浦市議会 2016-03-16
    平成28年度予算審査特別委員会( 3月16日)


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    平成28年度予算審査特別委員会( 3月16日)     平成28年3月16日     平成28年度三浦市予算審査特別委員会記録(3)   〇場  所  第一会議室 〇案  件  議案第23号~議案第31号 〇出席委員        委員長            出 口 眞 琴        副委員長           小 林 直 樹        委員             下 田   剛                       石 橋 むつみ                       長 島 満理子                       神 田 眞 弓                       出 口 正 雄                       藤 田   昇 〇出席説明員        副市長            杉 山   実        理事兼経済部長        若 澤 美 義        政策部長           須 山   浩
           市長室長           徳 江   卓        政策課長           木 村 靖 彦        財政課長           斉 藤 正 史        総務部長           加 藤 重 雄        財産管理課長         盛 永   泰        営繕グループリーダー        吉 沢   智        防災課長           髙 垣 秀 樹        防災グループリーダー        岡 田   学        消防長            亀 井 隆 宏        消防総務課長         藤 田 健 二        消防団グループリーダー       笠 小 正 幸        予防課長           石 渡   博        予防グループリーダー        中 嶋 義 彦        消防署長           塚 越 克 己        警備課長           出 口 一 隆        主査             鎌 倉   仁        水産担当部長         不 動 雅 之        営業開発課長         大 澤 克 也        営業開発グループリーダー      澤 口 大 輔        観光商工課長         瀬戸山 剛 史        観光商工グループリーダー      福 田 正 雄        主査             小 林 未 央        農産課長兼農業委員会事務局長 下 里 純 也        水産課長           君 島   篤        水産グループリーダー        池 田 祥 治        都市環境部長         星 野 拓 吉        都市計画課長         大 滝 弘友紀        都市政策担当課長       塚 本 健 介        都市計画グループリーダー      中 村 和 幸        開発指導グループリーダー      浦 西 伸 一        土木課長           髙 橋   哲        道路整備グループリーダー      清 水 吾 郎        公園河川グループリーダー      鈴 木 正 美        環境課長           堀 越 修 一        下水道課長          宮 越 輝 之        農業委員会事務局主査     武 田 健 二 〇出席議会事務局職員        事務局長           坪 井 美 直        議会総務課長         岡 部 隆 二        議事グループリーダー        長 島 ひろみ  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午前9時59分開会 ○出口眞琴委員長  おはようございます。ただいまより、昨日に引き続き予算審査特別委員会を開会いたします。  昨日の委員会におきましては、一般会計歳出、第4款 衛生費の質疑まで終了いたしましたので、本日は第5款 農林水産業費の質疑よりお願いいたします。本日も議事進行には特段のご協力のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、第5款 農林水産業費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  おはようございます。よろしくお願いします。  初めに、73ページの6次経済の構築で、農業振興事業とはどんなものなんでしょうか。6次経済の構築では6つの事業がつくられているんですけれども、その中の農業振興のところはどんな事業なのかお聞かせください。 ○下里純也農産課長  農業振興事業についてお答えいたします。こちらは、三浦市農業協同組合が行います各種試験、品種比較検討試験ですとか、そういったものに対する補助金でございます。 ○長島満理子委員  それから、その下のところの畜産振興対策事業で、三浦半島酪農組合連合会には三浦市はどのくらい加盟されているんですか。家畜農家さんの軒数か、どちらか教えてください。 ○下里純也農産課長  家畜農家が3軒ございまして、その3軒が全て入っているというふうな形でございます。 ○長島満理子委員  3軒の種類、豚とか牛とか。 ○下里純也農産課長  全て牛です。 ○長島満理子委員  豚はいなかった……。 ○下里純也農産課長  おりません。 ○長島満理子委員  下の青年就農給付金事業で、何人の方が利用されているんですか。 ○下里純也農産課長  平成27年度につきましては1組2人、ご夫婦でございます。28年度については2組3名の予定でございます。 ○長島満理子委員  1人当たりどのくらいの給付……。 ○下里純也農産課長  基本的には経営主が150万円、ご夫婦の場合は、配偶者の方は半額の75万円を上限としております。 ○長島満理子委員  77ページの6次経済のところなんですけれども、魚食普及推進事業に昨年は16万円予算がついていたんですけど、今年度は半額の8万円で、女性部連絡協議会の活動が手薄になったということでしょうか。 ○君島 篤水産課長  かつて長い間、40万円という金額でお願いしておりました。こちらの事業、漁協の女性部の方々の献身的な活動によって成り立っているところでございますが、基本的には講座等の参加者からもご負担いただく、あるいはイベントの際に販売をするといった事業等を織りまぜて行っておりまして、5年間で、8万円×5年で40万円ですけれども、市からの支援なしに自立していただくということでご理解をいただいております。したがいまして、平成28年度予算が計画の最終年度となっております。 ○長島満理子委員  サンガとかの利益が出ているということ。 ○君島 篤水産課長  イベントに出店のときには販売による一定の利益も出ておりますので、そういったものも充てて活動をされているということでございます。 ○長島満理子委員  ご婦人のああいうパワーはすごいと思うので、陰ながら応援していただければいいと思います。よろしくお願いします。  以上です。ありがとうございました。 ○神田眞弓委員  おはようございます。お願いいたします。先ほどの長島委員の畜産振興対策事業なんですけれども、3軒の農家さんがいらっしゃるということなんですけれども、どのぐらいの規模の牧場なんでしょうか。1軒が何頭ぐらい。 ○下里純也農産課長  預託といいまして、ほかの牧場から預かってやっている農家が2軒、それと乳牛でやっている農家が1軒です。預託の場合は大体40~50頭おります。それで、乳牛の場合は20頭弱だったと思います。 ○神田眞弓委員  たしか総括質疑でもあったんですけども、部長が葉山牛を、その前に三浦葉山牛というふうな名前でいたということなので、「三浦牛」とかというブランド化になるようなことは考えられないんでしょうか。 ○下里純也農産課長  平成17年に三浦牛というブランドを、葉山牛のブランドを持っていらっしゃる農家の方がとったんですけれども、26年度で更新を行いませんで、三浦牛というブランド名は廃止となっております。 ○神田眞弓委員  前に三浦牛をとったという方は、まだそのまま飼っていられるんですか、牛を。 ○下里純也農産課長  こちらの三浦牛というのは、そういう品種がいるのではなくて、育て方等でブランドの呼び名、登録商標が決められてございます。総括のときに理事のほうからの説明もあったと思うんですが、A5、A4というランク、こちらが葉山牛ですよという取り決めがございます。三浦牛というのは、それよりランクが下がるものがそういうふうに呼ばれていたんですが、今、統一で葉山牛として売り出しをかけているというふうな形でございます。 ○神田眞弓委員  ランクが下がっても、三浦牛という名前で、せっかく畜産農家が3軒あって40~50頭預かって、かわりにやっているということなんですけども、これは農家さんの気持ちでやりたくないよということであれば仕方のないことですけど、ブランド化をすればいいんじゃないかなと思うので、その辺で農産課も働きかけをよろしくお願いいたします。  それから、有害鳥獣の被害対策なんですけれども、ことしはどのくらいの見込みで……。 ○下里純也農産課長  ことしの捕獲見込みでよろしいでしょうか。 ○神田眞弓委員  はい。 ○下里純也農産課長  今年度の捕獲見込みにつきましては、アライグマが38頭、タイワンリスが44頭、ハクビシンが29頭の予定でございます。 ○神田眞弓委員  これは減っているんですかね。 ○下里純也農産課長  アライグマは昨年比で2頭ふえております。タイワンリスについては、昨年比で21頭ふえております。ハクビシンは昨年比で8頭減っております。 ○神田眞弓委員  カラスは。 ○下里純也農産課長  ゼロ羽です。 ○神田眞弓委員  昨年は葉山までイノシシが出てきたということで、それより先は、三浦のほうではイノシシは確認されていないということなんですけれども、ことしもそのように……。 ○下里純也農産課長  先日、県の担当の方とお話しした中では、横須賀までは南下してきていると、目撃情報があるというようなことは伺っておりますが、三浦市内ではまだ目撃情報はないです。 ○神田眞弓委員  横須賀まで来るということは、もうすぐ入ってきそうなんですけど、イノシシの対策みたいなのはとられているんですか。 ○下里純也農産課長  三浦市としては、イノシシ対策は今のところとっておりませんけども、防除としては半島地域で考えておりまして、農業委員会のほうもちょっと絡んでくるんですが、葉山町、横須賀市、三浦市の農業委員会の連合会の研修会の中でそういった話が出まして、なるべく葉山で、水際でとめたいということで、横須賀の目撃情報はそれ以降出ていないので、戻ったのではないかというような情報は得ております。 ○神田眞弓委員  何か、葉山は畑に入られて相当な被害があって、話によると太田和の辺まで来ているという話だと、あともうすぐなので、その辺はやはり半島で対策をとっていられますけれども、また被害が拡大しないように、よろしくお願いいたします。  その次は、75ページの農とみどりの整備事業なんですけれども、先日、歳入のところで質問しようかなと思ったんですけれども、環境保全型農業直接支払事業補助金というのがありましたよね。補助金なんですけれども、これがすごく減少しているんですけれども、その理由は……。 ○下里純也農産課長  27年度予算につきましては、当初、この申請を上げると言っていた団体の方が別にもう一つあったんですが、その方が今年度、27年度はごっそり、無理だったと。5割低減無理でした、達成できないということで上げてこなかったんですね。で、28年度の積算時に意向確認をしたところ、申請はしないということと、あと、今年度申請を上げていてももう27年度実績は上がってきておりますので、その実績に即した形での28年度予算要求という形をとりますと、このような形で落ちたというような形です。 ○神田眞弓委員  じゃ、28年度は手を挙げた団体というのは幾つあるんですか。 ○下里純也農産課長  2つでございます。 ○神田眞弓委員  名前とか事業、言えますでしょうか。 ○下里純也農産課長  三浦の味菜会というところと有機農法研究会という2団体でございます。こちらは、カバークロップという緑肥で5割低減を行うところと、リビングマルチという手法をとって5割低減を目指すという形の2団体でございます。 ○神田眞弓委員  団体が手を挙げなかったから予算が減ったということでよろしいですね。はい、ありがとうございます。  その次の次の、諸磯小網代地区のところで、これも減少しているんですけども、整備が大体見通しがついたというふうに受け取ってよろしいんですか。 ○下里純也農産課長  27年度予算と比較しますと、県で行う事業の内容に基づいて市のほうでの、地元の負担金も変わってきますので、27年度と28年度で県が行う整備工事、こちらのほうの規模が縮小したということで負担金が下がっているというのでありまして、整備としては順調に進捗しているというようなことでございます。 ○神田眞弓委員  わかりました。それから、また27ページに戻るんですけれど、機構集積支援事業ってありますよね。これ、初めての事業なんですけれども、この事業は、ここの歳出のところにある、どの部分に入るかというのを教えていただけますか。 ○武田健二主査  歳出の中の農業委員会費一般管理事業の、システムの維持管理に使う費用であります。 ○神田眞弓委員  今まで農業委員会で使っていたやつとは違う、かわるということですか。 ○下里純也農業委員会事務局長  こちらは26年に補正をしていただいて、27年度から農地台帳システムが稼働しております。その初年度という形でした。保守点検という意味では初年度という形になりますから、新規という形で計上させていただきました。 ○神田眞弓委員  補正予算の後の初年度のということですね。はい、わかりました。  75ページの下から2番目の、水産振興一般管理事業。これ、若干増加しているみたいなんですけど、この辺の説明をお願いします。 ○君島 篤水産課長  増加分につきましては、水産多面的機能発揮対策事業補助金という、予算上は今年度、全額増加しているものでございまして、これ、水産多面的ということで、実際には漁業協同組合さん、城ヶ島さんが主としてこれに手を挙げてございますが、食害生物――アイゴ、ガンカゼの駆除などの活動を行っております。
     これが28年度から新制度の5カ年事業に変更しました。27年度までは本来的には地方負担が好ましいということだったんですが、地方負担なしでやっておりました。28年度から国が2分の1、地方が2分の1というような考え方で行っておりまして、昨年までは全額国庫補助でやっていたものについての市の負担額でございます。ちなみに、負担割合としましては、国が7、県が1.5、市が1.5、活動主体が4というものでございます。それによる増でございます。 ○神田眞弓委員  じゃ、これは城ヶ島の漁協さんが手を挙げて、要するに、駆除することに手を挙げたということで、ほかの団体の方たちは、塩害とかいろんなのがあると思うんですけど、そういう駆除に対しては手を挙げてないんですか。 ○君島 篤水産課長  27年度までは、松輪と城ヶ島が行っておりました。また、それ以外に、親子DEエンジョイフィッシングという、釣りを広めよう、また釣りによる海底の汚れというんですかね、釣り針とかが堆積してしまうということもございますので、それを除外しようという、3つの団体が27年度までの活動団体でございました。  で、27年度までの活動により一定の効果が見られたということで、松輪地区については28年度以降、とりあえずお休みすると。城ヶ島については引き続き行うと。親子DEエンジョイフィッシングにつきましては、海上関係の、お子さんを船に乗せてといった部分、これ27年度、実際にはお休みしておりましたが、そこについては補助対象から28年度以降外れましたので、海底の清掃のみ対象に事業を行いたいというふうに考えておりまして、都合、27年度までは3団体、28年度からは城ヶ島と親子DEエンジョイフィッシングの2団体、これが対象事業者となっております。 ○神田眞弓委員  漁業関係者の方にとっては海をきれいにするのが、とる意味で一番大切なことだと思うんですけど、この辺は周知方法というのは、もちろん使ってられる方がいますから、水産課としては周知を漁業関係者の人にはされているんですよね。 ○君島 篤水産課長  漁業関係につきましては、基本的に漁業協同組合、漁業者に対する指導監督権は神奈川県が持っております。神奈川県から県の漁業協同組合連合会で、各漁協という周知の流れ。あと、水産庁から全漁連、県漁連、各漁協という周知の流れ。プラス、昨年来取り組んでおります浜プランの活動によって、地域の漁業者の方との距離が縮まっておりますので、市の水産課から情報提供という形ではお伝えしておるところでございます。 ○神田眞弓委員  じゃ、その辺を、海のきれいなものが、お魚とかがとれるときに汚れていたらあれなので、周知をよろしくお願いいたします。  それから、今、課長のほうから浜の活力というお話が出て、昨年度からの5年間というお話で、それで5協が手を挙げて。その辺の進捗状況と結果、よろしくお願いします。 ○君島 篤水産課長  各団体とも主に、先ほど出ておりました食害生物を含みます資源保護であるとか資源増殖であるとか、そういった取り組みを共通の取り組み事項といいますか、たまたまといいますか、漁業者の方にとっては死活問題ですので、そういった取り組みを行っております。  上宮田漁協さんにつきましては、城ヶ島の防波堤が台風で被害を受けたこと、ご存じかと思いますが、その消波ブロックを活用してナマコの増養殖を考えておりまして、そのための投石の資源にしようということを今年度の主な取り組みとして行っております。  城ヶ島漁業協同組合さんにつきましては、先ほど申し上げました水産多面的機能の補助金も活用しながら食害駆除、これと種苗放流。これを主な活動内容としております。  諸磯漁協さんと初声漁協さんにつきましては、サザエの単なる種苗放流ではなく、マーキングして、そのサザエがどういうふうに成長していくか、また、どういうふうに移動していくのか。こんなことを県の水産技術センターと連携して行っております。  みうら漁協さんにつきましては、浜の活力再生プランの策定がまだの状況でございまして、各支所単位で事務レベルで各浜ごとの課題、特性、これらを整理している段階でございます。  浜の活力等推進支援事業としての補助事業、補助金につきましても、今申し上げました各事業へ投下するとともに、みうら漁協さんにつきましては、市場の高度衛生化に合わせて、ここに整備する製氷施設につきまして、窒素氷――海中の酸素を窒素に置換して、そうしますと酸化しませんので、この窒素氷の実証試験などにも活用させていただいておるところでございます。 ○神田眞弓委員  たしか昨年度は始まりのところで、皆さん自信がなく、どういうふうな手法をしたらいいのかというお話だったと思うんですけれども、今、課長のお話によりますと、それぞれ5団体、全てしっかりと前向きに取り組んでいるということでよろしいんですか。 ○君島 篤水産課長  昨年度以来、浜プランをきっかけとしてといいますか、水産担当部長の着任をきっかけとして、各浜々との交流がふえてございます。その中で、さまざまな情報を各浜々に落とす機会がふえたこともございまして、従前と比較して、これはあくまでも私見ではございますが、各漁業協同組合さん、積極的に取り組みを始めているというふうに感じております。 ○神田眞弓委員  本当に、すごくそれはすばらしいことだと思います。高齢化しちゃって、なかなか船が動かない状況下のところにある中でも、それぞれの団体が、大きさにもよると思いますけれども、いろんなことで活性化するように、三浦の活性化のために各団体が切磋琢磨してやっていただいているということはすごい明るい兆しだと思うので、今後もこの浜プラン、5年間ということですけれども、5年を過ぎても、そのまま続けていっていただきたいと思います。  あと、小田原とのカツオの水揚げは、今どうでしょうか。 ○君島 篤水産課長  昨年度といいますか、今年度はカツオの水揚げ量、金額ともに過去最大でありました。一方で、既に船問屋さんといいますか、小田原魚市場さんが船問屋として呼んでいる船、あと地元といいますか、隣の市の水産会社が呼んでいる船、これと、もう周知されてきましたので、漁業者みずからが三崎を選んでくれている船というのがあるわけですが、これが既に把握できないような状況がございます。隣の地域の会社の方が呼んでくる船につきましては、基本、相対取引を主としておりますので把握できるんですが、みずから来る船というのがちょっとわかりづらい状況になっておりまして、それほど多くふえていくという状況にはないというふうには感じております。  ただし、カツオの取引自体はふえておりまして、また、市場用語ですと「追っかけ」という言い方をするんですが、うちの市場、9時から10時ぐらいで終わってしまうんですが、時間外の取引、それ以降に入ってくるカツオ船、これを誘致したいというお話もございまして、今後はそれに向けて。これは従来、大型のカツオ船につきましては、とった当日に水揚げをしないという自主ルールがありましたが、これがなくなったというふうに聞いておりまして、そうすると、とったその日に三崎に水揚げができますので、鮮魚でそのまま消費者に向けて、こういった取引を加速させたいというお話もございますので、28年度は期待しているところでございます。 ○神田眞弓委員  そうすると、水揚げ量ってどのくらいで見ていますか、カツオの。 ○君島 篤水産課長  27年度ですか。 ○神田眞弓委員  28年度です。どこを見ればいいのかな。 ○君島 篤水産課長  基本的に全体の中に溶け込んでしまっておりまして、カツオだけを特別に抜き出ししてございません。 ○神田眞弓委員  そうですよね。市場会計でやるのかな、これって。 ○君島 篤水産課長  ちなみに、26年度が26トンほどだったんですが、27年度がまだ終わっていませんが、87トンを超えております。ただ、25年度は80トンでした。この87トンは超えて、100トンぐらいを期待しているところでございます。 ○神田眞弓委員  わかりました。たくさんの水揚げができるようにお願いいたします。  最後なんですけれども、高度衛生管理の建設がもう動き出して、本年度着工、29年度は完成となりまして、輸出が大きなキーポイントになると思うんですけども、その辺で、先ほども課長から、浜プランのときも水産担当部長が着任してから、さまざまなところで大きな成果を上げているという答弁をいただきましたけれども、水産担当部長も任期はもうこれ以上、延長かどうかは私も聞きませんけれども、三浦にいらして、さまざまな成果を上げていただきました。その辺で、今後の三浦市の水産についてはどうお考えになるか、ちょっとお願いいたします。 ○不動雅之水産担当部長  成果については、さまざまな評価があると思いますので、これからの三崎漁港の水産振興ですけれども、現在、関係者の間で検討会を設置しまして、その中で水産業・漁港を核とした振興ビジョンというのをつくっているところです。そこの中に全て集約させていただいているんですが、やはりまず、高度衛生管理という施設整備を今やっておりますけれども、その施設整備をいかに生かしていくかというところが大事かなと思っていまして、ソフト対策ですね。そこはやっぱり大きく発展させていくのかなと。1つは、やはり三崎の水産物のブランド化というのを図りながら、国内の販路拡大を図っていくということです。もう一つは、やはり販路拡大の観点では、和食の世界的な人気というのも踏まえまして、鮮度のいい魚が海外でも評価されていると。すなわち、それだけ海外にマーケットもある。そこの部分はしっかり伸ばして、販路を拡大していく。そういうところがやはり一つあるかなと思っています。  もう一つは、やはり三崎の漁港については、マグロ、あと定置網を代表するような沿岸漁業ですけれども、今少しずつ伸ばしているカツオ等も、外からの船というのをいかに呼び込むかというところです。三崎漁港というのは特定第三種漁港で、我が国の水産業を振興する上での重要な漁港というような形での指定を受けていますので、やはりこの地域に限らず全国的な形の役割を担っていくという意味も含めて、いかにそういう海外船というのを呼び込んでいくのかということだと思っています。そういうところを踏まえながら、強い水産業づくりというのを目指していくということだと認識しています。  また、三崎漁港を中核として、三浦市内を代表する各浜々としっかり連携していくということが大事でございまして、そういう部分につきましても今、浜の活力再生プランの中で、例えば、1つ声が出ているのは、市場の時間帯をもうちょっと多様化することによって、うまくそれぞれの浜々から出荷していけると。そうすることによって市場に魚が集まってくるというような流れがつくれるんじゃないかと。そういうような具体的な話も各浜々では聞いておりますので、うまくそういう連携を図りながら、力強い三浦、また三崎漁港の水産業の振興につなげていければなというふうに考えております。 ○神田眞弓委員  ありがとうございました。水産担当部長がいらしてから、さまざまなプランが進んでいったということは、皆さんご理解されていると思います。今後、どこに行かれても三浦のことは忘れずに、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○石橋むつみ委員  73ページで、さっき有害鳥獣の話ありましたけれども、タイワンリスについては、なかったよね。数はあったんですけど、ふえているんですよね。 ○下里純也農産課長  ふえております。 ○石橋むつみ委員  鎌倉だとか逗子だとかから、だんだんこっちにということで、農地だけじゃなくて、観光地の樹木の皮を食べてしまうとかそういうこともあって、電線を渡って、元屋舗あたりでも見たりしているんですけど、それについて特別、対策というか考えていられること、ありますか。 畑にはあんまりないの、被害。(「ミカンにある」の声あり) ○下里純也農産課長  タイワンリスの対策につきましては、継続して行ってきております。三浦市で防除計画というものを立てて、おりの貸し出し等を行って、計画的な防除に努めている次第でございます。これはやはりどのタイミングで聞かれましても同じように回答させていただいておりますが、三浦市単独で対策を練って、これが全て解決できるというようなものではございません。三浦半島地域として全て取り組んでおりますので、県も横須賀市も葉山町も逗子市も含めて、もちろん鎌倉市も含めて、こちらの対策に当たっているというような次第でございます。特段、27年度、今までと変わったというようなことは、28年度では、まだ対策としては予算措置しておりません。 ○石橋むつみ委員  ありがとうございます。75ページなんですけど、農とみどりの整備事業で、予算(案)の概要で見ると、農道が未舗装の地区について、舗装路と附帯する擁壁等を整備することで営農環境の改善を図る。28年度は、耕作用車両に著しく支障の生じている小網代と、豪雨により畑ののり面崩落を起こして非常に危険な菊名地区について整備を行いますと書いてあるんですけれども、道路の延長で言うとどのぐらいなのか。どのぐらいの範囲でどうなのかというのを、ちょっと具体的に。 ○下里純也農産課長  小網代地区につきましては、工事の延長としては70メートルでございます。菊名のほうは、道路の延長部分でいきますと40メートルなんですが、今回、崩落したのり面の保護を目的として擁壁の設置を考えております。これもやはり40メートルの長さで、全体面積としては60平米の擁壁を設置することを予定しております。 ○石橋むつみ委員  三浦の畑は台地の上にあったり斜面が入り組んでいて、畑自体が斜めになっている畑なんかも結構多いので、崩落だとか、この前の豪雨のようなときには削れて、泥も一緒に流れ出ちゃうことが多かったかと思いますけれども、ここの下のところに、今度、市単農道整備というのがありますね。これの農道整備はどのぐらいの長さを予定して……。ここの下、採りたての農業振興。 ○高橋 哲土木課長  こちらは、宮川、大乗、毘沙門と協定を結ばせていただきまして展開している事業でございまして、こちらにつきましては、各区の道路委員さんという委員さんがおられまして、その委員さんと改善する箇所の立ち会いを行わせていただいて実施させていただいているという事業になっております。 ○石橋むつみ委員  長さ、わからない? ○高橋 哲土木課長  全ての延長は把握しておりません。 ○石橋むつみ委員  市道、前に聞いたので2,928路線、延べ49万7,350メートルで間違いないのかな。市道に農道も含んでいるんですよね。全部ですよね。(「この3地区で」の声あり) うん、これはそうだけど。上のところの、農とみどりでも小網代で70メートル、菊名で40メートルでしょう。 ○高橋 哲土木課長  こちらの予算計上させていただいている金額で、特段、当初で箇所立てしているわけではなくて、これから各区の役員さんと改善箇所につきまして立ち会いを行わせていただいて、それで決定していくということになっておりますので、今現在、その延長が固まっているわけではないということになっております。 ○石橋むつみ委員  何でそんなことを聞いているかというと、なかなか道路の整備ってお金がなくて、いろんな声が上がってきて、ここのところ穴ぼこだよとか、ここ通れないとか、へこんでいて軽トラでも通れない場所があったりとかって、いろんな声があるけれども、それに応じ切れない部分があって、土木費のところでも支えているわけだけれども、この農林水産業費の中からもそういう整備がある程度できるのかなと思って、どの程度かということを聞きたかったんです。 ○高橋 哲土木課長  こちらの協定工事につきましても、いわゆる農道と呼ばれている道路が、改善しなければいけない箇所においては、こちらの経費を使わせていただいて整備を行っていくということを行っておりますので、市道全体からすると整備につながっていきますので、こちらの費用を使いながら健全な道を確保していきたいというふうに考えております。 ○石橋むつみ委員  ありがとうございます。次なんですけど、75ページの農とみどり、さっき言った、その下の下の下の、農業の多面的機能促進事業というのがあるんですけれども、26年の決算だと農地・水・環境保全向上……、これとは違うのかな。事業名が変わったということですか。 ○下里純也農産課長  おっしゃるとおりでございます。27年度から事業名が変わっております。 ○石橋むつみ委員  農業の多面的機能なんですけれども、改めて、農家だけじゃなくて市全体で考えていかなくちゃいけないのかな。人口が減っていて、この町どうなっていくかというときに、海と農地と、やっぱり三浦の土地柄をきちっと考えていかなきゃいけないのかなということを考えて、この多面的機能促進って、事業名が変わっても、やっぱり環境保全のことを農業者と非農業者から一緒に考えていくという活動なのかなと思うんですけど、その辺、どんなふうに進めておられますか。 ○下里純也農産課長  今、委員さんがおっしゃられるとおり、事業名が変わっても、やっていることは同じでございます。市内5地区の保全会に対しまして、そこの各団体が行う活動に対しての補助金という形になっております。また、市内ではもう1カ所、この保全会を立ち上げたいという相談が出てきておりますので、今後、市内全域にも広がっていくというふうな期待をしております。 ○石橋むつみ委員  あと、77ページ、海上漂流物事業というのがあるんですけれども、これは漂流してきたものの、それの持ち主を探すとか何かなのかなと思うんですけれども、どんな事業なんですか。 ○君島 篤水産課長  委員ご指摘の部分がスタートになります。例えば、ボート等が漂流してきた際に、沿岸市・町に照会をしまして、お互いにということでございますが、これの持ち主を探す。それが一定期間見つからなかった際には、これは廃棄物として処理をしていく、そういった事業でございます。 ○石橋むつみ委員  これはふえているんですか、減っているんですか。 ○君島 篤水産課長  例年、1隻とか2隻とか、あるいはゼロの年もございますし、その程度の推移で、それほど大きく変化はしてございません。 ○石橋むつみ委員  ありがとうございます。以上です。 ○藤田 昇委員  73ページなんですが、先ほど農業振興事業については長島委員のほうからありましたが、特に予算的に変わってないんですけど、品質向上試験とか、そういう内容的な部分というのは状況的にはどうですか。変わらず……。 ○下里純也農産課長  大きく変わっている部分というのはないんですけども、昨年度の事業内容でいきますと、やはり品種比較試験ですとか栽培試験、土ぼこり対策の緑肥作物の栽培比較等を行いました。また、昨年は夏野菜の交配用ミツバチの配置というようなことを行いました。  ことしはもっと品種比較を特化いたしまして、青首大根の品種比較試験、並びに端境期といいまして、8月から11月って三浦の農業、畑があいている時期でして、農作物は少のうございます。こちらの時期に、短期栽培品というもので導入できないかというようなことも試験を行うというふうに伺っております。また、12月どりのレタスというものも三浦市農協としては売り込んでいきたいというようなことで、こちらの品種比較も行う。その他については、昨年と同様でございます。 ○藤田 昇委員  わかりました。その下の、採りたての農業振興についての、昨年度もお伺いしましたが特別融資制度利子助成事業について、微減ですけど、21万4,000円ほど減額になっているんですが、状況をちょっと教えていただけますか。 ○下里純也農産課長  こちらにつきましては融資の返済に係る部分でして、順調に返済が進んでいるというようなことで、対象件数が、平成26年が108件だったものが27年では105件になり、来年度については96件まで減ると。それだけ返済が進んでいるというようなことで減額になっております。 ○藤田 昇委員  スーパーL資金のやつの部分で、引き続き無利子の部分も含めて、5年間の無利子を続けていただいているんですけど、その辺の状況というのを、活用状況というのは……。 ○下里純也農産課長  27年度の実績で、2月末現在でございます。こちら8件、新規で融資を行っております。 ○藤田 昇委員  わかりました。次に行きます。三浦野菜安全・安心事業、これは3・11以降、放射能の風評被害を防ぐために検査を県の費用を使ってやっていると思うんですが、この辺の状況はどうですか。 ○下里純也農産課長  こちら、県のほうも継続して27年度も行いまして、28年度も今のところ、継続して行うというような情報を受けております。三浦市農協も昨年と同様、15品目、計29点の計画を立てて補助の申請をしていただきましたが、前年比で少し削らせていただきました。というのは、例年、決算額との乖離がありましたので、例年の実績に即した形での予算要求にとどめさせておいていただいております。  ただし、例えば、県が検査点数を減らしてきて、農協のほうがふえて補助がふえるというようなことは、要望も含めて相談に乗るというような形で、対応も視野に入れながら進めていきたいというふうに考えております。 ○藤田 昇委員  アジア方面からの規制とかいろいろあって、影響も来たと思うんですが、三浦の、関東から東の部分というのはかなり厳しいという部分で、西のほうに集中していたという傾向があったと思うんですが、三浦の安心・安全、この辺の部分の、やはり風評被害をなくすためにもPRをしっかりお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いします。  ちょっと関連なんですが、先日も新聞報道でありましたが、毎年農協さんが被災地に、5年目になるんですけど、11日に現地着するように野菜をお届けしていただいておりますが、それについて市としてもまた、もちろんいろんな協力をしていただけているのかなと思うんですが、それについての、農協さんに対しての感謝の思いはあるんですけど、あえてその部分で、ちょっと一言いただければなと思うんですけど。 ○下里純也農産課長  南三陸町のほうへ、毎年3月10日、11日とかけて、三浦市農協がJAよこすか葉山と連合しまして三浦の野菜を届けているというようなことで、三浦市農協のほうからの報告は毎年受けております。直接、我々行政がそこの部分に対して何かできるかというところについてはまだ検討の余地がございまして、今後、農協と調整を重ねた上で、何かできるようなことがあれば考えていきたいというふうに考えております。 ○藤田 昇委員  ここにいられる議員さんの中にもいますが、皆さん、農家の方が応援していただいて成り立ってできているものだと思うんですが、行政としても、何らかの形で継続して行えるような形で、支援のほうもできればお願いしたいと思います。  次に行きます。75ページになりますが、先ほど神田委員のほうから水産業振興事業について、浜の活力再生プランについての質問がありましたので、それに関連するんですが、27年度の補正予算で、水産業競争力強化緊急事業ということで国のほうも補正予算を組んで、広域浜プラン緊急対策事業というものに参加しております。県のほうも、それに従ってついてきているんですけれども、その辺について、28年度に向けての取り組みになってくると思うんですが、今後についての見通しを含めた思いを。 ○君島 篤水産課長  先ほどのご質問にありました浜プラン、これにつきましては、地域の中での小さな単位、浜々の特性に応じた今後の展開で、5年後に漁業所得の10%拡大を目指すというものでございます。27年度補正で、28年度からの実質5カ年間、これを対象としておりますのが、ただいま委員のほうからお話のございました、通称でございますが広域浜プランでございまして、浜プランがそれぞれの浜であるのに対して、広域浜プランはそれぞれの浜が連携して、また、中核的な担い手――三浦市で言いますとみうら漁協さんがこれに当たっていくのかなというふうには想像できますが――の育成、これを主眼としたもので、それぞれ計画策定につきましては50万円の補助金が出ます。広域浜プランにつきましては、その後、計画策定後、最長3年間で1プラン200万円の実証支援という事業が出ますので、これの活用は魅力的だというふうには理解してございますが、みうら漁業協同組合さんにつきましては、本年度まで信用事業譲渡の不足資金の関係もございまして資本投下が難しい状況だったため、浜プランの策定を見送ってございました。  浜プランが、実は28年度までの時限の補助事業でございます、策定に対して。現在、みうら漁協さんにおかれましては、事務局レベルでというお話、先ほどしましたが、その先の各地域の浜プランを策定するのかどうかという検討を行っております。本年6月が支援事業の補助事業の最終申し込みというふうに聞いてございまして、まずは浜プランの策定を視野に入れているということと、現在、市内では漁業協同組合の合併の協議、これのテーブルに皆さん着かれておるところでございまして、それらも視野に入れながら、広域浜プランの活用について検討されていくものと承知してございます。 ○藤田 昇委員  今、答弁いただいたように、これも政策的には浜プランと同じで、平成32年までの目標年次で、1経営体当たりの生産額を10%以上向上するということは、従来の浜プランと政策目標については変わらないと思うので、今の流れ的な部分と漁協の合併協議とか、さまざま、これから広域で取り組んでいく。今、5団体のうち4団体が具体的に取り組む中で、先ほど答弁ありましたように、みうら漁協が窒素氷の製氷を整備ということで、これから進んでいくと思うんですが、6月までということですので間に合うような形で策定していただいて、今後も水産力、競争力の強化につながっていけるような取り組みをぜひお願いをしておきますので、よろしくお願いします。  次に、昨日のNHKのテレビ放映で、三浦の水産の防災力の向上について、特集で不動部長がインタビューを受けて、すばらしい放映をされていましたが、大分カットされたという話を聞きましたけども、以前にも一般質問でお話しさせていただきました三崎漁港の漁業地域の防災協議会を設置して、具体的な漁協のBCPとか業務継続についてとか、まだ協議会のほうは道半ばですけど、あのような形で先進的な取り組みとしてNHKに全国に放映をされるという形の中でのすばらしい取り組みだと思いますので、今の進捗状況と28年度に向けての取り組みについて、ちょっとお話しいただけますか。 ○不動雅之水産担当部長  三崎漁港の防災対策なんですけど、この内容は、沿岸地域については、やはり津波が非常に来るので、津波に特化した防災の協議会というふうな形になっております。これは、平成26年8月に三崎漁港漁業地域防災協議会というものを発足させております。関係者は、県・市、あと消防、警察、漁業関係者、市場関係者、観光、海レク関係者、加工業者、あと地区の区会長等を含めた地域住民の方々。さまざまな、多様な分野から参画いただいております。その中で、この2年間、26年から2年間、すなわち、この3月中ということですけれども、三崎漁港の減災計画というものをまとめましょうという目標を掲げて発足しているものでございます。  この協議会の下には3つの分科会というものがございまして、1つは避難対策の分科会、もう一つは放置艇対策――今は漂流物対策委員会というふうな形で名前が変わっておりますけど、漂流物対策。3つ目といたしましては三崎漁港のBCP――業務継続計画ということですが、この3つの分科会を設置し、これまで議論しているところでございます。おおむね2年間の成果を分科会で取りまとめて、22日に全体会議であります三崎漁港漁業地域防災協議会を開催し、減災計画のほうを取りまとめるような形の流れで、今、進めているところでございます。 ○藤田 昇委員  以前にも一般質問で質問させていただいた状況の中で、3月22日、全体で取りまとめがあるということですので、また取りまとめの中で具体的な、要は、ただのプランをつくるということじゃなくて、今お話があったように、地域を交えて、関係団体を交えて、その中で皆さんの意見を聞いて、皆さんでこの地域のハザードマップとかを含めたそういう取り組み、避難方法とか避難時間も具体的に検討しながら、三崎漁港の安全対策、防災・減災対策を含んでいくと思うんですが、その辺についてはかなり意見が出ているんじゃないですか。 ○不動雅之水産担当部長  例えば、避難のほうでは、避難行動のルールづくりというのが一つテーマとしてありまして、例えば三浦市では、グラッときたら、すぐ避難、すぐ高台へというキャッチフレーズをもとに今まで津波の避難対策というのをやっておるんですけれども、そういう基本ルールをもとに、沿岸の市場もそうですし、例えば海業公社さんもそうですし、そういったところがそのルールにしっかり従って避難が開始できるような共通のルールづくりを定めているというのが一つの内容でございます。  例えば、この三崎の沿岸のエリアで、ここは津波が一番最短で7分ぐらいで来るんですけれども、その7分であると非常に困難な、不利なエリアというのが幾つか見られます。そういったところをしっかり皆さんに示して、それを踏まえた形の避難の行動というのを皆さんで考えていただくというような、やはり現場のレベルに応じて、即戦力になるような内容の具体的な議論をしているところで、そういうところに注力しながら、ここの分科会というのは3つ検討してきているという状況でございます。  委員のほうからご質問のありました継続的な部分につきましても、今回、単に計画を定めるというだけではなくて、やはりPDCAというのをしっかり回していく必要があると思います。22日の会議におきましては、そういう協議会を継続してやるような体制の部分についてもしっかり提案して、検討いただこうかなというふうには思っております。 ○藤田 昇委員  内容的な面も、22日過ぎた後にまた報告をしていただけると思うんですが、今言った津波のシミュレーションとか、そういう形のものなんかもいろんな意見が出て、策定しながら、今、避難ルールをつくっていっているということなので、これは三崎漁港だけじゃなくて、三方海に囲まれている三浦市にとっては、ほかの沿岸地域においても、そのことがモデルとなって、各地域でまたそういう協議会も含めた、そういうのを参考にしながら避難行動、具体的な避難ルールを策定できればいいのかなと思いますので、これは部課を超えて、防災課とも連携をとりながら情報提供していただければなと思いますので、よろしくお願いします。  次に行きます。77ページなんですが、二町谷地区の汚水処理施設管理事業なんですが、全体で168万円ほど減額しているんですが、工事請負費のほうが104万8,000円ほど計上されているんですが、これはどんな……。 ○宮越輝之下水道課長  こちらの減額の主な理由なんですけど、こちらの施設、平成25年11月末から市で直営で運転を始めました。その間の経験も踏まえまして電気料の削減に努めたというようなことで、今回、この予算額の減の主な理由でございます。 ○藤田 昇委員  どのぐらい削減できたんですか。 ○宮越輝之下水道課長  こちらの電気料、本体分とマンホールポンプの分とあるんですけども、本体の分の、施設のほうのことで言いますと、平成27年度予算が460万円ぐらい。それに比較して、平成28年度、今回が180万円程度ということです。 ○藤田 昇委員  相当額を削減できたということですね。わかりました。  工事請負費104万8,000円というのは、新たに今年度ついていると思うんですが、それについてはどのような工事……。 ○宮越輝之下水道課長  こちらの工事請負費ですが、1つは高圧交流負荷開閉器、通常PASと言うんですけれども、こちらの施設の更新工事が1つあります。もう一つが、この汚水処理施設とはちょっと離れたところにあるんですけど、汚水が流れてくるマンホールがあって、そこで周りから雨水の浸透があるようなので、その漏れを塞ぐというような、そういった工事を予定しているということで、この2つでございます。 ○藤田 昇委員  補修工事ということですね。 ○宮越輝之下水道課長  そうです。 ○藤田 昇委員  これ、直営で管理をするようになって、今まで委託していた部分で、言うなれば、直営でもある程度経験のある方が管理をしていると思うんですが、その辺については何も支障的なものはないですか。大丈夫ですか。 ○宮越輝之下水道課長  こちらは本格稼働以来、ずっと直営で民間委託はしておりませんので、確かに技術者不足というか、我々のスキル、その辺の心配もあるんですけれども、先ほど言いましたように、この間の経験を踏まえまして、いつも、いわゆるこの施設のコストパフォーマンスの改善というものは努力しなきゃいけないんだろうという目標のもとに、今回のような予算立てもさせてもらったというところでございます。 ○藤田 昇委員  わかりました。ありがとうございます。  じゃ、次行きます。その下ですが、市営漁港整備事業。これ1,380万円ほど増額になっているんですが、工事請負費もやはり304万6,000円を計上されているんですが、これはどこの工事ですか。 ○君島 篤水産課長  金額につきましては、1件工事等がございますので差し控えさせていただきますが、まず委託料の部分につきましては、機能保全の計画の策定に係るものでございます。工事請負費につきましては、市営漁港の照明の整備に係るものでございます。 ○藤田 昇委員  照明の整備というのは、もちろん漁協からの要望があって、予算化して設置をするということだと思うんですが、内容的にはどのような内容なんですか。 ○君島 篤水産課長  これまで一般質問等でもご答弁いただいておるところでございますけれども、漁業協同組合のほうから要望がございまして、人命第一ということで、まずは当面、角地の部分の、そのまま歩いて行くと海に落ちてしまうという部分について照明で照らす、これ用の照明2基は整備をしたいということでございます。 ○藤田 昇委員  これ、一般質問で草間議員のほうから要望があったことだと思うんですが、6基中2基ということで、できましたら要望としては全基お願いしたいという要望が出ていると思うんですが、予算の関係とか、今言った人命第一の部分のところだけ、箇所だけ今回はやるということだと思うんですが、引き続きぜひ、予算厳しいと思いますが、整備のほうをお願いしておきます。  以上です。
    ○出口正雄委員  73ページをお願いします。採りたての農業振興の中の、農業者年金事業の実態と勧誘についてお伺いいたします。 ○武田健二主査  農業者年金事業なんですけど、現在の加入状況につきましては、被保険者が81人で、農業者年金受給の状況につきましては、経営移譲年金――経営移譲した方が受ける年金を受給されている方が125人、年齢がいったことによって受給されている方が118人になります。  年金の勧誘なんですけど、農協が8月にやっている農業まつりの際に、農業会議の職員と、あと市の農業委員会の事務局の職員が行って勧誘並びに説明をしておるんですけど、なかなか加入率が、新規の加入されている方はふえていかないというのが現状であります。 ○出口正雄委員  私も農業まつりとか行って勧誘をちょっと見たんですけど、農業者、今度新しく住むとか就農者の方に積極的にもっと新規加入をしてほしいなと思いますが、そういう考えはございますか。 ○下里純也農業委員会事務局長  農業委員会としてお答えいたします。神奈川県農業会議、三浦市農業協同組合と連携しまして、さらなる加入者の獲得に向けて、市内の農業者や農業委員さん等も含めまして、協力要請を強めていきたいというふうに考えております。 ○出口正雄委員  お願いいたします。  次、有害鳥獣被害対策事業について。皆さん聞いておりますけど、タイワンリス、そしてアライグマ、ハクビシンの駆除はわかりますが、やはり先ほど話の中で、カラスが対象になってないと。カラスだけじゃなく、ウサギとかヒヨドリなんかの鳥獣もいるので、そういうところはどうなっているかお答えください。 ○下里純也農産課長  おっしゃられるとおり、ヒヨドリ被害もしくは野ウサギ等の被害があるというのは承知しております。具体的な形で、農協を通じて、こういう被害があるんだというような形では報告は受けておりませんが、各農家さんとの話の中では、そういったことがあるというようなことは承知しております。  今後、具体的にどのような小型鳥獣等の被害防除もしくは対処、そういったものを具体化できるように、農産課としても検討していきたいというふうに考えております。 ○出口正雄委員  カラスというのはもう本当に害があって、なおかつ知識があるんで、カラスの撲滅をお願いいたします。だから、やはりカラスのほうにも予算づけというか、そういう部分でもお願いしたいんですけど、どうでしょうか。 ○下里純也農産課長  有害鳥獣の処分の委託の中には、カラスも一応、予算積算としては入っております。ただ、十分でない数量でございます。こちら、農政だけではなく、環境サイドでもカラス対策協議会というようなものを設置しておりますので、これとあわせて。また近年、猟友会を通じてカラスの駆除というものを生産組合からの要望でやってはいるんですけども、なかなか抜本的な効果というものは上がってきてないという状況がございます。  そんな中で、もうちょっと補助の内容を厚くしてもらいたい。例えば弾代を出してくれだとか、そういったような要望もございますので、こういったことについては県や国に働きかけていって、補助のメニューの充実、そういったものも訴えかけていきたいというふうに考えております。 ○出口正雄委員  お願いいたします。次に、75ページ、三浦ならではの水産業の振興の中の種苗放流事業について、放流事業をずっと長年やっていますけど、漁獲量との関係を示すデータはありますか。 ○君島 篤水産課長  客観的なデータについては十分とは言えない状況だというふうに認識しています。一方で、平成27年度において浜の活力再生プラン等支援事業の取り組みによって、先ほどご答弁申し上げましたが、諸磯漁協と初声漁協さんがマーカー放流をしておりますので、そういった成果が今後あらわれてくるというふうに理解しております。基本的には、ほぼ天然物につきましては皆無に近い状況ではないのかというふうに言われておりましたが、という状況です。 ○出口正雄委員  先ほど、5団体の中の諸磯漁協のマーカー、聞きました。以前は、魚にタグをつけたりして、どこにいて、どこで放流されて、何年後にどのぐらい育ったとか、いろいろデータがあったんですけど、何しろアワビの放流、サザエの放流、いろいろやったんですけど、データがあんまりなかったものでちょっと聞いたんですけど、そこのところ。今、海藻が大分少なくなっているので、餌って言っちゃおかしいんですけど、そういうところに寄っていく場合もあるし、育ちも少ないんじゃないか。そういうデータをまた調べてほしいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。要望で。 ○君島 篤水産課長  いわゆる磯焼けについてのご指摘かと思います。先ほども答弁させていただいたところですけれども、漁業支援につきましても、神奈川県さんが主体的に取り組んでいる分野の一つでございます。県の生産技術センターを介しまして、磯焼け対策についても27年度、28年度、一定の予算措置がされておりまして、サザエのマーカー試験の現状把握につきましても、技術センターの職員の方もご一緒にやっていただいているところでございます。引き続き、そういった取り組みに市もできる協力をしていきたいというふうに考えております。 ○出口正雄委員  わかりました。よろしくお願いします。  次に、77ページの、先ほども質問があったんですけれども、海上漂流物事業。これ、漂流しているだけなんですか。例えば、港に係留してあるんだけど持ち主がいない、放置船舶というんですか、そういう部分はないですか。 ○君島 篤水産課長  この予算につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、海上を漂流していることによって航路であるとか漁業活動に危険や支障を及ぼすおそれのあるもの、それらがまた陸域に漂着した場合、これの処分費用が主な内容でございます。 ○出口正雄委員  じゃ、私が先ほど言った係留して持ち主がいないような、そういう場合はどこの事業に入るんですか。 ○君島 篤水産課長  三崎漁港で、先ほど放置艇対策、漂流物対策というお話を担当部長のほうから答弁させていただきましたが、三崎漁港の場合、車と同じなんですが、所有者がわからないものについては所有者を探すという作業を行うことになります。その後、見つからなかったときには行政代執行の措置をしまして、一定期間保管し、処分するという手続になります。基本は、所有者が判明する場合には、所有者が当然処理をしなければならないということになろうかと思います。 ○出口正雄委員  そうすると、市営漁港維持管理事業のうちのそういう形になるわけですか。 ○君島 篤水産課長  市営漁港で所有者不明というのは、なかなか発生しない事案でございまして、見つかっても、追っかけていきますと、もともとどなたのものですよというようなお話をいただけますので、市が処分するということは余り発生しないというふうに認識しております。 ○出口正雄委員  はい、わかりました。  以上で質問を終わります。 ○下田 剛委員  77ページの今のところです、漁港管理費の委託料なんですけども、昨年と比べますと100万円ほど下がっているんですけども、それは金田漁港の桜の害虫駆除と金田漁港の標識灯の調査業務が減ったから100万円下がったという理解でよろしいでしょうか。 ○君島 篤水産課長  委員ご指摘のとおりでございます。 ○下田 剛委員  今年度なんですけども、ほかの漁港というのは、標識灯調査業務というのは大丈夫でしょうか。 ○池田祥治水産グループリーダー  例年どおり、ほかの各漁港につきましては計上しております。 ○下田 剛委員  じゃ、一旦、保守点検という形で入っているということで考えてよろしいですね。 ○池田祥治水産グループリーダー  はい、そのとおりでございます。 ○下田 剛委員  あと、同じ場所のもてなし空間というところなんですけども、三崎漁港に実習船というのは、年間何隻ほど入っているんでしょうか。 ○君島 篤水産課長  まだ確定してございませんけれども、昨年ベースで約30隻ほど、ことしもそれほど多くは下がらないかなというふうに考えております。本日も2隻、実は入っております。 ○下田 剛委員  先ほど、藤田委員から津波対策のほうのお話があったんですけども、実習船に対しまして行政からの、津波対策等の「ここに逃げます」とかというのはしているのでしょうか。 ○君島 篤水産課長  実習船が接岸している状態、三崎漁港を母港としています湘南丸は別としまして、他の実習船が三崎漁港に接岸している日数というのは、365日分の3日とか4日というお話だと思います。この間に、接岸時に、実習船に限らず、船舶に対しての情報提供ということがお問いの本旨かと思いますので、これにつきましては、漁業無線等を使って連絡が届くようなことが防災協議会のほうでも検討されておりますので、かような運用が図られる、あるいは今後位置づけをしていくということになろうかと思います。 ○不動雅之水産担当部長  ちょっと補足させていただきますと、今、協議会の中で、陸上の避難のルールとあわせまして、海上、船の避難ルールというのも新たにつくっております。すなわち、7分ぐらいで来る津波に対して、港の中にいると……、水深50メートルぐらいの深さまで行くと津波に対して安全になるんですけれども、三崎の港のほうから水深50メートルまで行くのに7分以上かかってしまうんです。なので、このエリアについては、基本、港にいる場合については、もう船で出るのはやめて、みずからの命を最優先として図ってくださいというふうな共通ルールというのを決めていこうかなというふうに今考えているところでございます。  ここで、そういうルールを策定しましたら、この港を使われる船の関係者の方々にも当然周知させていただきたいので、そういうところでしっかり周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○下田 剛委員  昨日話題に出ました、観光客に対してのごみのこともそうなんですけども、例えば、せっかく三浦市で津波に対しましていいことをしているというのを実習船等に流してあげることによって、おもてなしの心になると思うので、そういうのを三崎港はしてくれる。今、実習船に特化したのは、年に1回、2回と来るんですけれども、ほかの漁船の場合は何回か来ている方はいると思うので、実習船に特化して言わせていただきました。ぜひ要望としてお願いいたします。  以上です。 ○小林直樹副委員長  73ページになるかと思うんですけれど、下のほうの農業振興事業で、先ほど、品種を改良したり、いろいろな対策を行っているということなんですけれど、三浦の農業、水産もそうですけれど、基幹産業で、例えばここのところ、20年以来なんですけれど、耕地面積というのはふえているんですかね、減っているんですかね。わかる? 感覚でいいですけど。 ○若澤美義理事兼経済部長  耕地面積は、ほぼ横ばいだというふうに思っています。 ○小林直樹副委員長  平成2年が960ヘクタール、それで22年が大体1,000なので、若干ふえているということだけど、1,000のうちの20~30なので横ばいになっています。  農家軒数はどうですかね。 ○若澤美義理事兼経済部長  減少しているというふうに思っております。 ○小林直樹副委員長  これは逆に、1,000世帯から800世帯ぐらいに減っているんですよね。ということは、1世帯当たりの耕地面積がふえているということが言えるのかなと、平均すると。  それで、去年の暮れあたりは、かなり大根が安いというので言われていましたけれど、出荷額は、この20年ぐらいでどうですかね。ふえているか減っているのか。出っ込み引っ込みあるから、去年よりことしよかったよと言っても、来年いいかどうかというのはわかんないので、大体統計とると20年ぐらいでどうですかね。 ○下里純也農産課長  20年スパンですと、さすがに落ちてはいると。ただ、今委員さん言われるとおり、単価の上下がその年その年によって状況が全く違いますので、なかなかここ、単純な比較にはならないかなと思います。 ○小林直樹副委員長  これは記憶で申しわけないんですけど、市の統計書から出荷額、生産額がなくなっちゃったんだよね。で、農協のデータしかないのであれなんですけれど、今、大体70億円ぐらい、全体で。で、20年ぐらい前だと90億円から100億円というような記録であるので、減っているのかなというふうに思います。そうすると、耕作面積はふえているけれど収入が減っているというので、農家はやっぱり大変になっている。それでも、まだ三浦の農業、営農意欲も強いですし、単価的にもしっかりしている。それと、指定産地だということもあって、キャベツ、大根については一定の収入は確保されているという目安があるんですけれど、大きい農家はそういう計算ができるんですけれど、例えば小さな農家……、小さな農家というと幾つから言うのかな。1ヘクタール以下、1町歩以下。1町歩あると大体中堅ぐらいなのかなと思いますけど、もっと少ない農家については、例えば多品目の生産をしていくということが必要になってくるかと思うんですけれど、その辺の取り組みというのはあるんですかね。 ○下里純也農産課長  委員さん、おっしゃられますとおり、作柄については各農家ごとに、やはり収益の上がる、反収の上がるものをというふうに考えていって、そう移行している農家もふえているのが事実でございます。ただ、やはり指定産地というお話がございましたキャベツと大根につきましては日本一を自負しておりますので、三浦市としては、これを誇りとして、生産者の方に取り組んでもらっている次第でございます。  ただ、とはいえ実入りの部分でのやはり実利益というものを追求した場合、多品目というような部分と、あと直売。今度、販路の関係、こういった変遷を今後繰り返していくのかなというふうには考えております。 ○小林直樹副委員長  今、課長が言われたように、やっぱり販路だと思うんですよ。つくって売れなければどうにもなりませんから。そうすると、販路を拡大していく。さっきも議論があったんですけれど、その辺は、例えばカインズに出店したなんて話もこの間やっていましたけれど、自分のところで直売をしているなんていう。あと、共販出さないで、直接顧客とつながっているなんていうやり方もあるんですけれど、そういうものへの支援、考え方なんていうのは特にあれですかね、難しいんですかね。 ○下里純也農産課長  直接的な支援という形では、金額として目に見えてくるものというのは、なかなか実現がまだ難しいというふうには考えておりますけども、28年度に予定しております、例えば「うらり」のマルシェですとか、あとは今委員さんがおっしゃられたとおり、グループで、個人の方々が自前で直売を展開していくというようなところに対して、県でこういうような補助メニューあるよとか、国でこういうような補助メニューあるよとかという情報提供という形で側面からの支援を今まで続けてまいりました。これを直接的な支援に切りかえていくようにというようなことかと思われますけども、これも長い時間がかかるかというふうには考えております。 ○小林直樹副委員長  昔という言い方がいいかどうかわかんないですけど、農産課というと、今も必要なんですけれど、基盤整備――道路、それと土地改良。それも非常に重要なんですけれど、ここに来て、やはり販路の拡大。どうやって売っていくかというところまで、もちろん農協とも連携をしてやっていかなければいけなくなっているのかなというふうに思いますので、その辺は結構、情報作戦になるんでしょうけれど、よろしくお願いいたします。  それと、今度、水産なんですけれど、77ページ、さっきの三崎漁港の汚水処理施設の関係で、電気料金が半分以下になったということなんですけど、需用費が確かに減っているんですけど、ポンプをとめたとか、そういうことをしたんですか。 ○宮越輝之下水道課長  主にはブロワの運転、ここに電気料金って結構かかりますけども、この辺の時間を調整するようなことでございます。 ○小林直樹副委員長  動かすのね。負荷が少ないから、ずっと動かすということは過曝気になっちゃうし、もったいないので、その辺を調整したということですね。  それで、今度は水産業、漁業の展望ということになっていくんですけれど、沿岸漁業で浜の活力再生プランですとか、今度、全体の広域プランをつくるなんていう話がありました。磯焼けの話もあったんですけど、特に西海岸のところは、諸磯、小網代、三戸、長井のほうまで、やっぱりカジメがなくなっちゃっているという話があるんですけど、原因というのはなかなか特定は難しいんですかね。 ○君島 篤水産課長  特に西側に行くほど、三浦市域については特定が難しいというふうに聞いております。相模湾側でも、南側につきましては食害の影響が相当大きかった、アイゴの捕獲によって海藻の繁茂が拡大しているというようなお話も伺っておりますが、相模湾の内側については特定が難しいというふうに聞いております。 ○小林直樹副委員長  よくアイゴが食べるんだよ。食害でということなんですけど、アイゴの駆除もするって、ガンガゼの駆除、さっき出ていたんですけど、アイゴの駆除で、今、成果は出ているって言っていましたっけ。そんなにアイゴいるんですかね。 ○君島 篤水産課長  具体的な数値については、済みません、把握しておりませんけれども、やはりアイゴ、相当量いるというふうに聞いております。 ○小林直樹副委員長  今、アイゴをとって食べたらどうかなんていう話なんですけど、水産研究所もアイゴをどうやって食べたらいいかなんていうのを研究しているというふうに、所長、言っていましたよ。ただ、なかなか骨が太かったり、味が……、俺、食べたこと、ちっちゃいやつを塩漬けにして豆腐の上に載っけて、沖縄の料理であるんですよね。あれ、アイゴなんですけど、口の中でジャリジャリするんだけど、それは食べたことがあるんですけど、でっかくなってからの料理ってなかなか難しいというふうに聞いています。とりあえず今は、アイゴを駆除するというものしかないんですかね。 ○君島 篤水産課長  城ヶ島漁協さんによるアイゴの駆除については、一定度の成果が出ているというふうに聞いております。城ヶ島漁協さんによるアイゴの駆除方法自体も、土地柄もあるのかもしれませんが、ある程度のノウハウが蓄積されているというふうに聞いておりまして、水産技術センターにおかれましても、そういったこれまでの蓄積を他の地域にも運用していくというような取り組みを含めて、その他の原因についても引き続き調査してまいりたいというふうに聞いています。 ○小林直樹副委員長  なかなか市だけでやるというのは難しいと思うので、水産研究所があるので、そこと相談しながらやってもらいたいと思います。何しろとるものがなければ話にならないわけで、やっぱり資源を確保していくということが今必要なのかな。特に西海岸のところでは必要なのかなというふうに思います。  それと、とった後、さっき農業でも言ったんですけれど、やっぱり販路拡大についてはどんなことを考えていますかね。 ○君島 篤水産課長  販路ですけれども、みうら漁協は現在、三崎の、うちの市場に出荷するもの、間口漁港を中心に漁業協同組合さんが主体的に出荷していくもの、あとはカツオの生餌、生き餌も含めまして沖売りと、あとは相対で直接販売するものの大きく3つの形態がございます。  ほかの漁協さんにおかれましては、城ヶ島さんなどは直売施設、これの強化を浜プランの取り組みの中でも進めていこうとしています。これは、食事についてもそうです。みうら漁協さんも、エナヴィレッヂやレストランKANEDAを保有しておりますけれども、一時的な販路というんですかね、その後の次の利活用を見据えた取り組みという……。 ○小林直樹副委員長  そうね。販路だけじゃなくて、そこで食べてもらう販売までね。 ○君島 篤水産課長  そういった取り組みを、ほかの漁協さんも参考にしながら、直接あるいは民間の方とタイアップして販路の拡大もしておるところです。  一方で、高度衛生管理を行っておりますので、三崎の魚市場における魚価の向上が図られれば、そこに集中することが漁業者の所得の向上にもつながると思っております。市場自体、あるいは、ほかの漁港でもそうですが、漁業協同組合の収入でもございますので、そことのバランスを図りながら、皆さん、知恵を出して取り組んでいる。市もそれに対して応えていくという関係性を強化していきたいと考えています。 ○小林直樹副委員長  グローバルブランディングは、これはマグロが中心になるかと思うんですけれど、沿岸ですとか沖合なんていうのも考えられるんですかね。 ○不動雅之水産担当部長  今想定しておりますのはマグロ、そして沿岸の漁業種、そして三崎におきましては、やはり養殖業者もたくさん参入しておりますので、そのあたりの可能性も、この検討の中ではしっかり探っていきたいというふうに考えてございます。 ○小林直樹副委員長  先ほどの課長の答弁で、民間の方と販路拡大で協議しているなんていうので、上宮田でそういう話を聞いたんですけれど、なかなか漁業者だけで販路拡大するという手だてが難しいかと思うんですよ。そこで、民間の事業者がそこのところは考える。または、民間の事業者は水産関係の、例えば浜の土地を利用するとかなんていうことは、法律的なものがあるのでできない、そこは漁業者が受け持つというような話を聞いたんですけれど、そんな感じですかね。 ○君島 篤水産課長  基本的には、そういうことだと思います。民間と漁業協同組合が共同して行っていくと。その手法の中で、漁港の土地利用の関係があれば、それは共同という形であったり、あるいは、現在、漁港の利用について過去ほど厳しくない状況がございまして、漁業者が民間参入を認めれば、これについて可能性を否定しているところではないので、そういった手法も考えられるかと思います。いずれにしても、今後の課題であったり現在進行のものであったりというふうに理解しております。 ○小林直樹副委員長  マグロ経済なんですけれど、下田委員も一般質問でやったりもしているんですけれど、各県で実習船を持たなくなっているなんていう傾向があるかと思うんですけれど、その辺はどんな感じになっていますかね。 ○君島 篤水産課長  先ほど30隻ということで、質問の趣旨が防災の観点でしたので、水揚げ以外のご利用も含めさせていただいているところですけど、水揚げの隻数からいくと、26年から27年にかけて相当減っております。その要因につきましては委員ご指摘のとおり、複数の県で1隻を共同利用するというようなこと。また、かつては75日の漁業の研修、これが文科省のほうからの示達だと思いますが、最大の日数でございますが、それを含む、遠洋といいますか近海といいますか、マグロの実習などで、場合によっては年に2回とか3回とかマグロ漁をしておったわけですけれども、現在、75日実習を行っているところは少なくなっていると、大分減っているというふうに聞いておりまして、その影響が1つ。あとは、漁獲量も減ったということもございまして、日数が減っておりますので漁獲量自体が減っておりますので、三崎で漁獲の成果を水揚げする必然性がなくなっていますので、地元の母港にそのままという実習船もあろうかというふうに分析してございます。 ○小林直樹副委員長  実習船だけではなくて、マグロの独航船という言い方でいいですかね、三崎にマグロが流通する量をふやすということが必要なんですけれど、残念ながら輸入マグロというのでは、二町谷の埋立地――新新港が使われるということは今のところないわけで、輸入マグロを扱う施設もないのでなかなか難しいかなと思うんですけれど。また、独航船を昔みたいにいっぱい……、船自体が少なくなっているから、いっぱい入港してもらうというのもなかなか難しい状況なのかなというふうに思います。  そうすると、陸送、統計上ですと直送・直航という言い方をするんですかね。やっぱり港から揚がるマグロは昔から比べると少なくなっていますけれど、陸送はあります。それは、市場機能が充実しているから、仲買さんの目ききと流通がしっかりしているからだというふうに思うんですけれど、なかなか船主さんなんかに聞いても、やっぱり昔みたいには無理だろうと。だけど、三崎のマグロのブランドはこのまま続くだろうという言い方もしています。それは、直送・直航のところが、やっぱりきちっとしていくということになりますかね。 ○君島 篤水産課長  基本は、現在取り組んでおります高度衛生管理を含めまして、日常的な、いわゆる上場品、これによる品質の確保、国民の安全・安心に応えるということ、これが肝要かと思います。それによって、委員がおっしゃられるとおり、まず、三崎への独航船、あるいは直送・直航という表現を使っておりますが、他港揚げの外貨。まあ、外貨と申しましても、日本船の転載のものであったり外国船のものであったり多様でございますけれども、他港で揚がったもの、横須賀で揚がったものが三崎の冷蔵庫に入る、あるいは静岡で揚がったものがトラックで上場品として三崎に並べられる、こういったことが今後も継続していくものと考えております。 ○小林直樹副委員長  そういう意味では、仲買さんがしっかりしていて、市場の機能もグレードアップというかバージョンアップしていく――高度衛生管理していくというので、そこがこれからの展望になるのかなというふうに私も思います。やっぱり高度衛生管理で、三崎のマグロというのは、品質、味、上等なものなんだというブランドをこれからも守っていっていただきたいというふうに思います。  地域再生計画は、ここで言っていいのかな、二町谷の埋立地の関係で。ほかに触れなかったんだけど、あえて。地域再生計画。漁港だよね。6款でも違うし2款でも違うし……。 ○出口眞琴委員長  漁港の関係になるから、地域再生計画が。ここでいいです。 ○小林直樹副委員長  地域再生計画で、セミナー形式が7件、昨年の個別対話形式で5件。それで、その5件のところと、より丁寧にヒアリングをしたので認定申請が延びたという説明があったんですけれど、5件全てと丁寧に話をしているんですかね。 ○徳江 卓市長室長  基本的には全てなんですけれども、中には、その中でも複数回必要があるようなヒアリングの対象もいました。 ○小林直樹副委員長  一般質問では、プロポーザルの実施が先になって、その後、認定申請をするということなんですけれど、普通、認定申請をつくって、こういうことをやりたいんだ、で、プロポーザル事業、手を挙げてくれないかというのが一般的なんですけれど、プロポーザルを先にやるということは、提案を受けて、申請までは行かないけれど、ある程度のプロポーザルをする内容を確定していくということなんですか。 ○徳江 卓市長室長  基本的にそのとおりでございまして、認定申請そのものは、要は、地域再生計画法に定めるどんな部分の適用を受けたいのかということになりますと、事業内容を特定しなければいけないということになりますので、そういったスキームに変更されてきたということでございます。 ○小林直樹副委員長  提案してもらって、その提案に応じて、どういう特例を適用できるかという、逆の定めで申請をしていこうという考えなんですね。そのやり方も一つだと思うんですけれど、市のほうの考え方というのかな、あそこをどういうふうに土地利用していこうかという考え方があって、プロポーザルの手を挙げて、これならば市の考え方と一緒だ。だから、行政計画がやっぱりできていないと、行政計画が認定申請なのかなというふうに思っていたんですけれど、申請までしないけれど行政計画に準ずるようなものはつくっていくんですか。 ○徳江 卓市長室長  協議会の中でも議論しておりますけども、基本的な考え方は、海業の振興に資するというような施設にするということでございますので、基本的に非常に大きなフレームとしては持っておるというふうに考えております。 ○小林直樹副委員長  海業の振興に資するって、「海業」自体が結構、漠としたもので、海を活用して経済を興していこうというものが、一口で言うとそんな感じなのかな、私が受けているのは。そうすると、非常に間口が広いということでいいんですかね。 ○徳江 卓市長室長  そのとおりでございます。 ○小林直樹副委員長  例えばオリンピック、地域再生計画とは直接じゃないんでしょうけれど、オリンピックでディンギー800隻をというような話があったんですけど、総括でも話をしたんですけれど、ディンギーだけじゃなくて、クルーザーですとかほかの大きなもの、モーターボートとかなんていうのも二町谷の埋立地、陸揚げになるのかななんていう、こちらからの立候補みたいのはできないですかね。 ○木村靖彦政策課長  県のほうからは今のところ、ディンギーについての置き場所について候補がないかというような照会を受けておりますので、そういった形で今お答えをしている状況でございます。 ○小林直樹副委員長  だから、そこでディンギーだけじゃなくて、もっと使えますよなんて言うことはできないですかね。 ○木村靖彦政策課長  今のところは、求めに応じてというふうに考えておりますけれども。 ○小林直樹副委員長  もちろん、あちらからの照会だから、照会文か何かがあって回答文を出すというのが行政の形なんだけど、それはそれで一つだと思うんですよ。だけど、営業って言えば営業だね。一時仮置きだから、土地利用という言い方がいいのかどうかわかんないですけれど、その辺の考えはないですかね。 ○徳江 卓市長室長  先ほど木村からお答えさせていただいたとおり、現時点で県から来ているのはディンギーの話でございまして、今後、オリンピックに近づくにつれて、もう少し詳細な話が来るかもしれません。ただ、今のところ、我々の情報としてはそれしかございませんので、さらに地域再生計画の認定申請に向けて事務を進めているというようなところもございますので、それとの関係性の中で、もし活用の可能性が見出せれば、当然「検討させていただきます」というようなことでお答えさせていただきます。 ○小林直樹副委員長  地域再生計画でどういうものができるかというのはまだわかんないけれど、あそこを土地利用するには、一般的に考えると、私の足りない知恵で考えると、やっぱりマリンスポーツ、マリンレジャーなんだろうな。水産関係がなかなか苦戦しているわけだから、海を利用したものといったらば、単純に考えて、そこも入ってくるんだろうな、そこしかないのかななんていうところまで考えています。そうすると、市長にも言ったんですけれど、土地を売るという行為と土地活用していくという行為と、オリンピックという時間との関係もあるんだけれど、海面も含めて、水産業だけではなくて、それ以外の海の活用を広げるためには、オリンピックという一つのきっかけがあるんじゃないのかなという考えなんですけれど、浅はかですかね。 ○徳江 卓市長室長  ご指摘はおっしゃるとおりだと思うんですけれども、少なくとも現時点において、分譲を促進するために地域再生計画の認定申請事務を進めておるわけでございますから、それのスケジュールと合ったような形で活用が見込まれるのであれば、当然我々もそれをちゃんと視野に入れながら検討させていただく考えでございます。 ○不動雅之水産担当部長  ディンギーをやられている関係者のほうからちょっとお話を聞いたんですけど、例えばディンギーを持ってくるにしても、ディンギーの方々って結構頻繁にレースみたいのをやられると。海域についても、なじむ海域となじまない海域というのもあるんだと。だから、一概にあいているからといって来れるものではなくて、やはりそれぞれの海域、潮流等の条件等も含めながら、こういう移設先というのは検討していかないといけないということだと思っています。なので、その辺は今、県さんのほうでニーズ把握等もやられておられると思うので、その辺の状況も注視していきたいなというふうには思っております。 ○小林直樹副委員長  以上です。
    出口眞琴委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第5款 農林水産業費の質疑を打ち切ります。  暫時休憩いたします。再開は13時からといたします。                午後0時00分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後1時00分再開 ○出口眞琴委員長  再開いたします。  次に、第6款 商工費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  初めに、79ページの三浦ブランド商品販売促進支援事業についてですけど、これは商工会議所への三浦ブランドの支援だと思いますが、43商品よりふえているんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  現時点で44商品の認定となっております。 ○長島満理子委員  昨年より8,000円減額されているのは、何か理由があるのでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらは、予算の策定段階で補助金、負担金について見直しをさせていただいた中での減額となっております。 ○長島満理子委員  1商品ふえているということで、ありがとうございます。  次に、その下の企業立地・定着促進事業の新しい事業の、創業・事業承継支援事業とはどんな事業なんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちら、現在、市内で創業される方、また事業承継――親御さんがやっている会社を子供さんが継がれるようなことが多々あります。これについて、今まで本市のほうでなかなか支援させていただいていない現状がございました。これにつきまして次年度、平成28年度には新たに、まず三浦市で創業支援事業計画というものの策定を予定しております。こちらにつきましては、三浦市、三浦商工会議所、あと市内にありますかながわ信用金庫さん、湘南信用金庫さん、横浜銀行さん、あと日本政策金融公庫さんと合同で、まず創業支援計画というものを策定する予定になっております。現在、作業中でございまして、新年度、5月の認定を目指しております。この創業支援計画を策定することによって、市内にいらっしゃいます創業しようとされる方が国等の補助メニューなんかを活用できるようになりますので、まず、このような体制を整えたいということを考えております。現在、それについて準備をさせていただく段階でございます。 ○長島満理子委員  とてもいい事業の始まりだと思いますので、三浦で親の仕事を継ぐという人もまたふえてきて、いいことだと思いますので、窓口が1つになるような感じで進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  また、三浦市経済対策利子補給金交付事業についてですが、50万円減額されていますが、申請者が減ってきているということなんでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらにつきましては、経済対策利子補給金交付事業、各年度、各年の11月、12月の間に融資を利用された方に対して利子の補給制度を行っております。毎年9月の補正予算の段階で、ここ数年は対応させていただいているところでございます。新年度予算につきましては、27年11月と12月に融資を受けた方のうち、今年度は8件の方が既に償還を終えて、年度内に利子の補給金の交付を行うことになっています。今年度内に償還を終えなかった方に対して、28年度の予算編成の中で対応させていただくことになっております。  件数でございますが、27年度につきましては、現在62件の方から申請をいただいております。このうち8件の方が償還が終わっておりますので今年度内に支払い、残りの54件の方に新年度に支払うことになっております。件数は毎年前後しておりますので、その年度によって変わってきますが、やはり震災の翌年度あたりがかなり多かったことがございました。現在のところ、昨年が55件でしたので、今年度は若干ふえているという状況でございます。 ○長島満理子委員  ありがとうございます。あと、三浦商工会議所会館建設補助事業は、三浦市は総額幾ら……。昨年と足した金額ぐらいを補助するということでよろしいんでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらにつきましては、2カ年に分けての補助とさせていただいております。27年度、今年度は1,891万5,080円の補助金を支払っております。翌年度、来年度におきましては、残りの1,891万5,000円、総額で3,783万80円の支援をさせていただく予定になっております。 ○長島満理子委員  ありがとうございます。続いて、その下の観光団体育成事業というのは、観光協会への一部負担のことなんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  委員おっしゃるとおり、三浦市観光協会への運営費の補助金でございます。 ○長島満理子委員  減額理由というのは何かあるんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらも先ほどと同様に、全体の補助金、負担金の見直しをさせていただく中での減額となっております。 ○長島満理子委員  観光協会は観光業に携わっている事業としてなくてはならない存在なので、調整されないように、ご支援のほど、よろしくお願いします。  あと、観光インフォメーションセンター管理事業というのは三崎口駅のことだと思いますが、三崎口駅の観光インフォメーションセンターでは、三浦ブランドの販売とかはまだ行う予定はないんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  現在、観光協会さんのほうに観光インフォメーションセンターと、委員おっしゃった三崎口の駅前観光案内所の運営をお願いしております。三崎口の駅前観光案内所におきましては、ブランドの販売については、昨年7月の当初の開設当時から話をさせていただいておりますが、まだ実現に至ってない状況でございます。もちろん、これからやっていただく……、品物を若干選ばなきゃいけない、常温での保存ですとか、そういうものができるものを選ばなきゃいけないということもございますが、今後、ぜひ観光協会にお願いして、ブランド品の販売に取り組んでいただきたいと考えております。 ○長島満理子委員  ぜひ早目にやってもらって、三浦市の商品の紹介とかもできるようにお願いいたします。  続いて、81ページのハイキングコース整備事業ですけれども、どこのハイキングコースの整備なのか教えてください。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  具体的にどのコースの整備という形の予算にはなっておりません。予算ついておりますが、ほとんどが神奈川県の首都圏自然歩道というコースが市内に3コース通っております。この首都圏自然歩道の管理業務の委託を、神奈川県と契約を締結して請け負っておりますので、年4回の巡視業務に対しての委託料がほとんどとなっております。残念ながら整備、一般質問でもありましたが、手すりですとか階段ですとか、多少傷んでいるところがあるのは十分存じ上げているんですが、なかなかその整備については現在できていないという状況でございます。 ○長島満理子委員  今後、整備する機会があったら、よろしくお願いいたします。  続いて、6次経済の構築のところのみうら誘客プロモーション事業ですけれども、これはトップセールスのことだと思います。27年度について、トップセールスを行った、三浦を紹介した国はどのくらいあったのか、わかる範囲で教えて……。マレーシアや台湾とか。 ○大澤克也営業開発課長  まず、トップセールスの事業に関しましては、27年度事業として、国の交付金をもって実施した事業でございます。みうら誘客プロモーションの事業の中ではなくて、単独の事業というふうにお考えいただければと思います。  その中で、今ご質問のありました訪問国等の詳細につきましては、2回に分けて実施をいたしまして、1回目がタイ、マレーシアということで、27年7月9日から15日、7日間実施をいたしました。マレーシアは学校2校、それから旅行会社5社、タイは旅行会社9社とJNTO(日本政府観光局)バンコク事務所さんのほうも訪問させていただきました。  2回目は台湾でございます。28年2月14日から17日の4日間、訪問数は合計8社で、高雄市内2社、それから台北6社。そのうち4社は交流協会という場所ですね。共同通信社、それから観光局、亜東関係協会という形で訪問させていただきました。 ○長島満理子委員  そのセールスで、今後、教育旅行やホームステイ……、ホームステイも教育旅行か、という外国人を誘致することにつながっていくようになるんでしょうか。 ○大澤克也営業開発課長  実績といたしましては、既にマレーシアに関しましては、26年度から1校にお越しいただいていまして、27年度につきましては2校いらっしゃいました。それから、28年度、既に2校の修学旅行の予約を受けているような状況でございます。それとは別に、3月2日にインセンティブツアーという形でタイの旅行会社から、三浦海岸桜まつりに合わせて、市内の宿泊という形で146名の方にお越しいただきました。このように、担当としてもセールスを進めている中、市長がみずからトップセールスを行うことによってインパクトを与えて、さらにそういった誘客に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○長島満理子委員  受け入れるほうの準備もいろいろ必要だと思います。いろいろ協力して、どんどん誘致してもらって、三浦をPRできればいいと思います。また、外国人の方も多く来ていて、いつも話に出るんですけど、まぐろきっぷを利用したりして桜まつりに来てくれる人も多いので、これはすごいいい成果が出ていると思うので、今後ともよろしくお願いいたします。  あと、三浦国際市民マラソンについてですけれども、毎年天候にも左右されていますが、エントリー数も多く、定着していて、ことしも8万7,000人の来場者があったというお話も聞きました。もてなしの心を持つ都市を掲げて、三浦の食を中心として砂浜も大盛況に、特にことし天気が、途中、雨が降った中でも盛況だったと思います。その出店者さんの募集は、ラーメンの人とか、県外の出店者と市外の出店者さんで募集の方法とかはどうされているんですか。 ○大澤克也営業開発課長  まず、三浦市内に関しましては、やはり市内の事業者さんということで、地場産品の消費拡大協議会というのがございますので、そこの事務局を当課で持っているんですけれども、そこからいろんな団体さんに募集をかけているような状況でございます。また、昨年度というか、毎回出店していただいているような団体にもお声をかけさせていただいているような状況でございます。  県外出店というのは、マラソンサミットという形で、スポーツニッポン新聞社さんのほうで形成している団体がありまして、私どもも相互に、お互いの大会でPRをし合ったり、地場産品や観光のPRをしたりというような連携をしている中で、その関連で出ていただいている出店者がございます。あとは、別に東北物産展という形で出ていただいているような状況でございます。 ○長島満理子委員  出店者の場所の区割りとかは、何を基準にされているのか教えてもらっていいですか。 ○大澤克也営業開発課長  一応、毎年、定例の出店者さんございますので、その中で、同じような場所のほうが好ましいということで、前の大会をベースに位置決めをさせていただく中、あとは個々にご要望を聞きながら決めているような状況でございます。 ○長島満理子委員  出店者さんからの、問題点というか、要望とかは毎年把握しているのでしょうか。 ○大澤克也営業開発課長  今回、まだ終わって間もないんですけども、特段これまで、今回の大会については事務局のほうにはお声がないというような状況でございます。 ○長島満理子委員  問題点とかがあったら、また、その都度ご相談して、協力してあげていただきたいと思います。よろしくお願いします。  あと、今回も結構ブースもたくさん出て、無料のところは当たり前なんですけれども、お金を払ってやっているところも結構並んで、本当に盛況だったと。毎年盛況だと思いますが、このマラソン大会の海岸での経済効果でよろしいので、わかったら教えてもらっていいですか。昨年でもいいです。 ○大澤克也営業開発課長  今回、うまいもの市という形で、市内が13店舗。アンケートをとらせていただいた中では、188万円の売り上げがあったという報告を受けております。それから、ゲストの5店舗につきましては67万円という形で、トータルで256万円の売り上げがあったというふうに報告を受けております。 ○長島満理子委員  1つ検討していただきたいことがこの出店にはありまして、マラソンランナーさんはお金を持ってないことが多いので、500円券でも、金券になるようなものを配布するとかというのは可能なんでしょうか。お金がないから買っていかないで、着がえてから海岸に来て買い直しに来る人とかが多くて、やっぱり売っているほうとすれば、これだけ人が来ているけど、お金がないから買えないとか言われるとショックなことが多々あると思うので、ランナーさんも邪魔にならない金券みたいな対策を今後検討していただければありがたいと思います。どうなんでしょうか。 ○大澤克也営業開発課長  貴重品預かりと手荷物の預かりということで、現状、上宮田小学校さんの体育館と、それから女子に関しましては南下浦市民センターさんの2カ所という形。それから会場のほうには、有料になるんですけれども、有料の荷物預かり所というのを設けております。  今お話のありましたように、走り終わってすぐにお金がないというような状況で、更衣室に1回戻られて、再度砂浜に運ぶというところが、体力的なところとか、あと天候によっても、やはり諦めて帰られるというようなお話も事務局は把握しております。やはり付き添いの方がいらっしゃる方は、その場で付き添いの方からお金をいただいて購入できるんですけども、今そういったお話をいただきましたので、貴重品預かりとか、そんなことも含めて、トータル的に少し検討させていただければと思います。 ○長島満理子委員  ぜひ、よろしくお願いいたします。  最後に、みうら夜市なんですけれども、今後も市の補助だけで開催で、出店料とか売り上げの何%とか、そういう出店者さんとか、やることに対して、もっと地域の力も必要とされるような夜市にはしていかないのでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  みうら夜市につきましては、現在でも仮設店舗の方から出店料をいただいておりますし、既設の店舗からも1口1,000円という形ですが、いただいております。もちろん市のお金だけで運営できるわけじゃありませんので、現状では協賛を企業さんからいただいたりもしております。それ以外にも商店街のほうからもお金をいただいております。現状では、割合としては市の負担がかなり大きくなっているところは間違いないと思いますが、それでも地元の方の協力もいただいておりますので、今後、その割合といいますか、出店者さんの負担なんかも今後は正直、ふやさなきゃいけないような状況もこれからなってくることも考えておりますが、地元の方、皆さんのご支援をいただきながら、イベントとして続けたいというふうに考えております。 ○長島満理子委員  毎年、夏のイベントの一つの事業として定着してきているので、ぜひ、また盛況になるようによろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございました。 ○神田眞弓委員  まず、79ページの三浦商工会議所会館建設補助事業なんですけれども、これは来年度完成まで補助が続くということでよろしいですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  新会館のほうが、現状ですと28年、ことしの7月ごろには完成というふうに伺っております。現在も工事が進行中でございます。なので、補助金としては28年度で終了という形になります。 ○神田眞弓委員  わかりました。それから、三浦市の教育旅行の誘致についてなんですけれども、新聞等の報道で、経済効果が初の1億円台に乗ったということで、この教育旅行の誘致については、課長、もう5年ぐらいになりますか、いろんなところに営業に行かれているんですけども、その成果と、あと今後の取り組みについてお願いいたします。 ○大澤克也営業開発課長  教育旅行につきましては、まず小学校が中心でホテルのほうに宿泊をしております。主に、横浜、鎌倉、都内を回られて、三浦に宿泊して1泊2日で帰るようなコースが多くございます。それで、民宿のほうにつきましては、体験をベースに、民宿に宿泊をしながら、いろんな体験を選んでいただいてやっていただくような形で実績を残しております。民宿に関しましては、27年度2月末現在ですけども、18校、2,027名、1,339万円の経済効果がございました。ホテルにつきましては、159校、生徒数が1万2,088名、経済効果が約1億557万円でございます。トータル的に1億1,896万円ということで、統計をとり始めましてから初めて1億円を超えたような形になりました。  1つは、前回の議会でもお話しさせていただいたんですけども、箱根のほうの噴火の影響がありまして、その回避分という形で埼玉県のほうから小学校さんが大分こちらに回ってきたような状況がございました。新しい素材といたしましては、新しい県で奈良県とか滋賀県とか、だんだんマーケットのほうが、今まで都心部を中心に札幌ですとか名古屋ですとか、そういった形が多かったんですけども、そこの広がりが少し出てきまして、新しいエリアからも受注ができるようになってきましたので、その辺、引き続き営業を注力して、既存のマーケット確保とともに、新規マーケットも獲得できるように努力していきたいというふうに考えてございます。 ○神田眞弓委員  今、交渉中のところというのは、何年度のを依頼される……。 ○大澤克也営業開発課長  2月末現在ですけども、28年度で民宿のほうの部分になるんですけども、11校の予約をいただいております。それから、29年度につきましても10校の予約をいただいているような状況でございます。 ○神田眞弓委員  先ほど、箱根の影響もあって27年度はということなんですけれども、もう箱根が回復してきたというところで、また、そこのところで対策をとって……、多分、少なくなるんじゃないかな。箱根に予約してられる方はそのまま箱根に行かれるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の対策というか、より三浦のことをアピールする対策みたいなものはありますか。 ○大澤克也営業開発課長  ほかのエリアですと観光協会さんとか旅館組合さんとか、そういったところが受注をしてやっているようなところもあるんですけども、三浦市の場合には、市が中心となって、窓口となって、ワンストップサービスにつながるように、例えば「その件は、ほかの団体さんに調整してください」とか、そういったことがないように職員がハンドリングをして、学校さん、それから旅行会社さんのニーズの対応、全て一緒に手づくりの修学旅行をつくるような形でやりとりをさせていただいているところが、ほかのエリアに比べて評価をいただいているところでございますので、その辺はさらに注力していきたいというふうに考えてございます。 ○神田眞弓委員  やはり行政が入っていると、今課長がおっしゃったように、信用度がアップすると思うので、その辺、協力していただいて、市内の旅館、民宿の方、そういった方たちが潤うように、今後もよろしくお願いいたします。  それから、みうら夜市事業なんですけれども、これは毎年毎年、本当に大盛況で、年が重なるたびに人が多くなるということは、私も、地元としても大変実感しております。それには職員の方の努力が、先ほど長島委員から、行政がということじゃなくてということで、本当に行政の方が中心になってやって、そこに出店者の方とか商店街の方が入るような形に今なっておりますけれども、その辺はまだまだ温度差があるので、引き続き協力体制でやっていただきたいと思うんですが、この95万円というのは、これは全部委託料に入りますか。予算。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  科目としては補助金・負担金という形になっております。 ○神田眞弓委員  委託料がどのぐらいありますか。委託していますよね。 ○小林未央主査  市の支払いとしましては、あくまでも負担金一本という形になりまして、実際にその業務の委託につきましては、実行委員会の会計の中での支払いになります。 ○神田眞弓委員  市は補助金としてあれしているから委託料は、ということですね。わかりました。  じゃ、ちょっと最後に要望なんですけれども、昨年、決算委員会でもお話しさせていただいたんですけれども、赤いちょうちんですね。ちょうちんの話で、やっぱり夜市に毎年来ている方はもう毎年来ているんですよ。ですから、同じ目線で見ると、つまんなくなってしまうというところもあると思うので、やはり目で見て変わった部分も欲しいと思うので。昨年度もぎりぎりで要望していただいて、来年、28年度はまた考えましょうというお話だったんですけども、その辺検討していただいて、ぜひちょうちんを飾っていただきたいと思うんですけれども、いかがですか、課長。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  昨年度お話をいただいた後に、急遽だったのですが、既存の施設、既存のランプ等が使えないかどうか、電器屋さんと相談させていただいたりもしました。残念ながら実現に至らなかったことについては大変申しわけないと思っております。  ちょうちんに関しましても、私ども、ある程度、数、スケール、あちこちにちょぼちょぼあるんじゃなくて、かなりいっぱい、お客様がおっと驚いていただくような形で実現するような形が望ましいのかなとは考えておりますので、やはり正直言うとお金のことで、概算でも100万円から150万円ぐらいはかかってしまうような感じの試算もさせていただいておりますので、何とかお金の工面の面も含めまして検討していきたいなというふうに考えております。 ○神田眞弓委員  先ほども、市の負担金だけじゃなくてということでお話が、ぜひ実行委員会が始まったら、最初にこの議題を投げかけていただきまして、やはりそれぞれの皆さんが手づくりでやっていくんですから、話さないうちに、もしかしたらもらえないかもしれないということじゃなく、一度実行委員会でその議題を上げていただいて、出店者とか商店街の方たちにもご負担を、幾らぐらいおかけして幾らぐらいというところをお示ししていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。  次は、その下の三浦国際市民マラソンについてですけれども、先ほどもお話がありましたけれども、暖かくて、一般の見学する人、応援する人で全部で8万7,000人の方が集まって大盛況になったということで、一般質問でもお話しさせていただきましたけれども、その中で安全性のために、ことしはビデオを撮影するということだったんですけど、ビデオ撮影した後、それをごらんになりましたか。 ○大澤克也営業開発課長  2.5キロ地点と申しまして、三浦霊園のほうにハーフのランナーが上がっていく部分と、それから10キロのランナーがそのまま松輪のほうに進んでいくというような分岐点のところがございまして、そこを定点的にビデオを撮影させていただきまして、私のほうも拝見させていただきました。これは第19回大会からこのような形でやっておりまして、そこを担当される方も大分熟練というか、その辺、何度も打ち合わせのほうをさせていただいていく中で、今回に限っては特段問題もなく流れたのではないかというふうに、ビデオからは拝察をしております。 ○神田眞弓委員  ビデオはどのぐらいの範囲で撮ったんですかね、撮影は。 ○大澤克也営業開発課長  先ほど申しましたように定点的に、ちょっと上のほうから、分岐するランナーの流れを一定の時間回し続けたというようなところでございます。 ○神田眞弓委員  それで、特段けがもなかったということで……。 ○大澤克也営業開発課長  はい。 ○神田眞弓委員  大きなけがはなくて、それは非常によかったと思うんですけれども、あの県道の道路幅のところに、行く人は帰ってくる人がまだいないからいいんですけれども、ちょうど三浦霊園のところで、すれ違いになりますよね。そして、7分違うということは、一番後ろの人との間が、もう本当に先頭の人はタイムが速いから、すごいくっついているんですね。多分、たまたま何でもなかったんじゃないかと思うんですね。ボランティアの方も熟練していたということなんですけど。何か意地悪みたいになるんですけど、私もあの辺のボランティアの方に、どうでしたというのを聞かせていただきました。そうしたら、あそこに立っていて怖いくらいだって言っていたんですね、もう来る人の出入りが。ですから、その辺は施政方針のときに、日にちを変えてくださいということを市長に要望させていただきました。その辺ももう一度、ビデオをマラソン実行委員会ですか、分科会ですか、皆さんで検証していただいて、何もなかったからこれでよかったんじゃなくて、じゃ、スタート時間を変えようかとか、何もないけれども、現実的にそこの行き交うところがすごかったんじゃないかということを、もう一度、陸上協会とか実行委員会とかがございますよね、そこで話し合って検証するということはできないものなんでしょうかね。 ○大澤克也営業開発課長  そこにつきましては、毎回、担当する部会とその辺の問題点を出していただいて検証するというような形で、どの部会もやっているところでございます。先ほども申し上げましたけど、確かに変則的な形で、半日で1万人の3種目をやるというところは確かに無理があるというところは承知しているんですけども、道路の構造上の問題ですとか、あと回避するには、交通規制時間を延長する、もしくは種目の廃止をしていくとか、そういう抜本的なところを解決というか、英断をもってやっていかないと実現していかないところでございます。できれば、このような体系でもう15年以上続けさせていただいていますので、人数の危険性のどのぐらいがというところを、どうしても推測値になってしまうんですけども、その辺を相談させていただきながら、エントリーの人数とかその辺について、次の開催に向けて検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ○神田眞弓委員  今まで何もなかったから本当によかったと思うんですけど、ボランティアの方とか実際に走った方に聞いたら、すごい怖かったという話を伺ったので、その辺をぜひもう一度検証していただきたいと思いますので、お願いいたします。  それから、ボランティアの方たちなんですけれども、例年、ボランティアの方にお願いして、あの通りですと菊名から金田、松輪の各区の方が出ていただいているというんですけれども、その人たち、協力していただいている方には何か事前説明会みたいのはあるらしいんですけども、区のほうにもそういう投げかけはあるんですか。皆さん全員の集まりというのは、もちろんすごい人数ですからないと思うんですけれども、例えば区長さんに来ていただいてとかという、そういうものはあるんですか。 ○大澤克也営業開発課長  各区には、いつもお手伝いいただいている菊名区ですとか、それから城ヶ島区さんとか4つの区がございまして、その区長さんのほうにお願いに上がりまして、区長さんのほうから区民の方にご説明をいただいて、募っていただいて、それで、うちのほうが物品を運ばせていただいて、そういうやりとりの中で実施していただいているというような実情でございます。 ○神田眞弓委員  ぜひともボランティアの方たち、本当に大変ですから、その辺はしっかりと対応していただきたいと思います。  それから、ジャンパーなんですけれども、ここずっとあの青ジャンパーなんですけど、あれは補充しないで、ぐるぐる回しているんですか。 ○大澤克也営業開発課長  このジャンパーについては、2001年から使用しております。基本的には、大会当日に着ていただくようにスタッフジャンパーをお渡ししているんですけども、三浦市内のボランティアの方、非常に複数回やっていただいてございます。よって、何回も着ていただけるように、毎年同じものという形ではなくて、いわゆる耐用年数とか破損したとか、そういったことがない限り着ていただいて、経費節減に努めているというような状況でございます。 ○神田眞弓委員  ぜひ、あのジャンパー、テレビで国際マラソン、ほかの地区のを見ると、もっとおしゃれな感じのを着てられる……。まあ、経費の部分であるんでしょうけれども、差し上げるんだったら、いつでも着れるようなものだったらいいんですけど、ジャンパーも2001年だったら、もう15年ぐらい同じのを着てられるので、その辺も検討していただきたいなと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  じゃ、最後になんですけれども、マラソンの日程の変更のことも総括で市長にはお話しさせていただいて、市長ははっきりと、それを実行委員会のほうに投げかけますというお話を伺いました。横浜マラソンと、それから東京マラソンの間に入っているということですけれども、テレビ放映によりますと、横浜マラソンは10月か11月に来年度は変更されるということを伺いました。その辺もやっぱり三浦市も、いろんな状況を踏まえて、情勢を踏まえて、変えられることが可能なんじゃないかなと思うんです。今、課長がここではそれは答えられないと思うんですけども、ぜひ実行委員会で、またその辺も議題として上げていただきたいなと思います。 ○大澤克也営業開発課長  三浦国際市民マラソンに関しましては、今回34回目、歴史のある大会でございます。第9回から3月の第1日曜日ということで定着をして、もう既に25回開催をいたしました。主催が三浦市と、それからスポーツニッポン新聞社さんということで、三浦市と新聞社さんのほうでやるんですけども、その中でスポンサーさんとかございます。ですから、三浦市の意向としては、今言われたように一般質問の中で、桜まつりと重複しているとか、そういったお話もあったんですが、全国、実際には2,000から3,000ぐらいの大会がもう行われておりまして、その中で三浦マラソンの日程をずらしていくということは、市長のほうからも答弁あったと思うんですけども、リスクな部分もございます。リピーターが50%という形ですので、神奈川県だけでも1万1,000人ぐらいの方がいらっしゃいます。そんな中で、第1回から名物の、大根マラソンというような名前の中で、大根が参加賞ということも一つ魅力になってございますので、そんなことをトータル的に勘案していかなければ、日程を変えていくということは非常に難しいというふうに現場サイドとしては考えてございます。ただ、ご意見としては、そんな形でいただきましたので、その辺、また検証していきたいなというふうに考えてございます。 ○神田眞弓委員  私、マラソンやってないからわからないんですけど、課長はマラソンの選手だったからあれでしょうけれども、マラソンってどのくらいの時期が一番いいんですか、走る方には。いろんな条件がありますけれど。 ○大澤克也営業開発課長  夏場は、やはり熱中症とか、気温が高いので非常に危険な状況になってしまいますので、ピークと言われているのが大体秋、10月、11月。それから、年明けですと1月、2月、3月という形で、そのあたりに設定している大会が多いというような状況でございます。 ○神田眞弓委員  ありがとうございました。以上です。 ○石橋むつみ委員  79ページの真ん中辺です。商工団体育成事業ってあるんですけれども、多分その中に、三浦半島建築高等職業訓練校、多分、去年あたり名前が変わったんですよね。「三浦」というのから「三浦半島」ということで、少し広い地域から来てもらうということなのかと思うんですけれども、今通っていらっしゃる生徒さんとか、ことしの見込みとかはどうですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  ご質問のありました三浦半島建築高等職業訓練校、昨年から名前が変わっております。履修期間が2年間でございますので、ことしの3月で卒業される方が7名いらっしゃいます。お問いのありました来年の入学の訓練生のことなんですが、現段階で大変生徒さん集めに苦戦をしているというふうにお話を伺っております。今月中には理事会等の会合がありまして、その中で次年度の対応を決めるというふうに伺っておりまして、具体的な人数までは伺っていないんですけども、かなり人数的には厳しい、入学される予定の方が少ないというふうに情報を伺っております。 ○石橋むつみ委員  ここの応募条件というか、応募の方法なんですけど、ただ若い方がここの学校に行きたいというんじゃなくて、親方がいてというか、そういうところでそこに派遣をするという感じだったかなと思うんですけど、どんなふうになっているんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  三浦半島という名前がついていますので、三浦市、横須賀市、逗子市の建設業組合の組合の事業所で働きながら、建築の技術ですとか技能の取得を目指す後継者の方が入学されるというふうに伺っております。 ○石橋むつみ委員  そうすると、苦戦しているということは、働きながら、もっとスキルアップしたいとか、伝統的な大工さんの技術だとかそういうものを伝承するにも大事なところかなと思うんですけど、そういう事業所が少なくなってきちゃったということですか。
    ○瀬戸山剛史観光商工課長  昨年来から学校さんのほうに何度か伺いまして、事情を伺っているところでございます。その中で出てきたお話としては、やはりもともと建設の事業者さんが小規模な、親方と数人の社員でやっていらっしゃるとか、小さいということがございまして、なかなか後継者がいない。いないというか、正直、親御さんが子供さんに継がせたくないというまでのお話も伺っております。かなり経営状況としては厳しいことが多いのでというお話を伺っておりますので、その辺が原因かなというふうに考えております。 ○石橋むつみ委員  厳しいですね。でも、ほんとに職人さんのわざとかって伝えていかないと、機械でとってかわれない部分ってたくさんあるので、すごい大事だなって思うんですけど……、はたで大事だなと思っていただけでは、なかなか。で、ここの上のところに、創業・事業承継支援事業なんて、事業承継のこともありますけれども、何とかつながって、学びながら働きながらということが可能になるといいなと思します。こういう場所があるよということを、ぜひ広く知らせてもらってほしいなと思うんですけど、例えば、中学校や高校にこういうところがあるよって知らせたりとかというのはあるんですか。それは建設業組合でやっているのかな。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  市のほうから直接中学校、高校さんにアプローチしたことはございません。学校さんのほうで働きかけていただいているというふうに伺っております。 ○石橋むつみ委員  ぜひ専門的なわざを伝えてほしいなと思います。  その下なんですけど、商工会議所の会館建設、先ほどからもいろいろ出ていますけど、あそこの場所、前、下町の商店街の駐車場になっていましたけど、今現在は商店街の駐車についてはどんなふうな手だてをとっているんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  現在は、代替の駐車場等をご用意しているということはございません。 ○石橋むつみ委員  海業公社の駐車場とか、向こう側、市場のほうに行けば駐車場あるんですけれども、なかなかあそこの、商店街の中に行くときに、商店街の駐車場として、あそこで判こを押してもらってなんていって利用している方、結構あったんじゃないかなと思うんですけれど、完成した後は何かあるんですか、見通し。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  建物がことしの7月ごろ完成した後に、商工会議所の職員が新しいほうに移ります。移った後に、今度、現会館、現在の会館のほうの建て壊しが始まります。始まって、後に更地になったときに、そちらのほうを駐車場にするという計画を伺っておりますので、全てが会館の来館者ということにならないと思いますので、下町へのお客様、商店街を利用されるお客様の駐車場に利用していただくというふうに伺っております。 ○石橋むつみ委員  まぐろきっぷや何かで電車で来てもらう、バスも乗り継ぎながらということで、下町までという方もあると思うんですけど、車で来ている人のほうがいっぱい物を買って積んで帰るかもしれないし、やっぱり駐車場のことも考えておく必要があるかなと思います。  もう一つ、ここの商工会議所のビルは、津波避難ビル、下町で6カ所あるうちの一つなんですけども、これについては建て替えの後どうというような、協議みたいのはされているんでしょうかね。 ○高垣秀樹防災課長  新会館も津波避難ビルになるというふうに伺っております。 ○石橋むつみ委員  例えば、初声のシーサイドタウンの津波避難ビルだったりすると、下のところに壊せばいい壁が……壁というかな、仕切りがあって、いざというときは、そこを壊して上へ上がれるといって、24時間対応なんですね。商工会議所と三崎水産会館は、開館時間のみ使用可となっているんですけど、それも変わらないんでしょうか。まだ、これから考えるのかな。 ○高垣秀樹防災課長  開館時間が決まっているものにつきましては開館時間なんですが、原則としては、24時間使用可能なところをお願いしております。 ○石橋むつみ委員  避難ビルがあったら安心かというと、女川の場面を思い出すと、ビルの屋上でも助からなかった方もあったりするので何とも難しいんですけれども、やっぱり防災の面でも引き続きの協議をしていただきたいなと思います。  79ページの下のほうなんですけど、公衆便所維持管理事業のところで、金田のところに前あったトイレ、封鎖してそのままですよね。それは全然、見通しないですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  委員おっしゃるとおり、金田の公衆トイレ、解体せず、そのままとなっております。正直それ以外にも、あと4カ所、閉鎖しておりますが解体をしてないトイレが市内にはございます。 ○石橋むつみ委員  金田、松輪って結構釣り船がたくさん出ているんですよね。で、トイレの整備なんかも利用者の方には必要なのかなと思うので、忘れてはいらっしゃらないと思うんですけど、考えておいていただきたいなと思います。  81ページで、ほとんどもう話が出てしまったんですけど、マラソンのボランティアスタッフの人数ってどのぐらいいるんですか。 ○澤口大輔営業開発グループリーダー  ボランティアは、全員で609名となっております。 ○石橋むつみ委員  さっき、4区の方中心にと言われていましたけど、多分、スポーツ関係の連盟の方だとか、そういう方で毎年ずっと行っている方なんかも上宮田なんかにもいらっしゃるような気がします。年1回そこに行くのを楽しみにしながら、いつも自分はここの場所で見ているんだよと言って、ボランティアスタッフとしての役割を一生懸命果たしている方、多いと思うので、これからも協力と一緒に、そういう方たちへの心配りもよろしくお願いします。  以上です。 ○藤田 昇委員  79ページなんですが、6次経済の構築のところの中小企業信用保証料補助事業なんですが、状況はどうでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  平成27年度信用保証料補助でございますが、今年度、33件、補助金額としましては120万8,645円を現在予定しております。 ○藤田 昇委員  セーフティネット保証をいつもここで確認しているんですが、その辺どうでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらは神奈川県信用保証協会さんへの聞き取りの数字になってしまいますが、27年度については3件、保証金額としては9,000万円ということで伺っております。 ○藤田 昇委員  昨年よりちょっと減っているのかなと思うんですが、引き続き、この保証料補助事業、よろしくお願いしたいと思います。  その下で、先ほど長島委員からもありましたが、創業・事業承継支援事業についてなんですが、政府のほうも、平成27年度補正予算から始まりまして28年度予算にかけて中小企業庁が支援を、事業承継についても事業の再支援についても、承知していただいていると思うんですが、具体的な相談や、また後継者が不在の事業者へのマッチング等の支援をしたりとか、また、特に承継円滑化法というのを改正しまして、要は税制を、相続税とか贈与税の負担を軽減する。そういう取り組みも具体的に提示をしてきています。今までは親族外が認められなかった、親族内だけでしたが、今年度改正によって、親族外でも後継者にも適用されることに今回なっています。  また、先ほど言いましたように、現経営者からの株式を承継する際にも、相続税とか贈与税が軽減されたり免除されるケースがあるんですが、それに際しては、再生支援協議会、先ほどちょっとありましたが、そういう形の中で相談窓口とか、会議所も、また金融機関等も連携をとって行っていくんですが、市のほうも、今回この予算にも入っていますので、具体的にどのような窓口と、今言った具体的な支援を周知していくのか、ちょっとお聞かせいただけますか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  先ほどもお答えしましたが、創業支援を行うために、今回、市内の金融機関さん、三浦市、三浦商工会議所、あと日本政策金融公庫さんのほうで新しく創業支援計画をつくらせていただきます。その支援計画に基づいた取り組みの中で、ワンストップの窓口の開設とかセミナーの開催ですとか、そういうことを考えております。  また、創業だけに限らず、事業承継に関しても現在取り組みを始めさせていただいておりまして、明日――3月17日になりますが、市内では初めてになりますが、本市と商工会議所、横浜銀行さん、かながわ信用金庫さん、湘南信用金庫さんの5者共催で事業引き継ぎセミナーというものを開催させていただくことになっております。この事業引き継ぎセミナーに関しましては、次年度、28年度も継続して開催しようということを、今、5者で話し合っておりまして、できれば9月までの間に、あと残り2回ほど開催させていただいて、事業引き継ぎに関してのセミナーによって、市内の後継者の方、今現在の社長さん方にそういう意識というか、持っていただいて、取り組みを進めていただきたいというふうに考えております。 ○藤田 昇委員  セミナー、たしか申し込み制だったと思うんですが、明日、南下浦市民センターでやる、状況どうですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  一応、定員を30名ということで設けさせていただいたんですが、若干ですが定員をオーバーする申し込みがありましたので、現時点で、たしか33名の方にお申し込みいただいて、全員の受講をお願いしているところでございます。 ○藤田 昇委員  特に創業支援なんかの場合、第二創業の支援とか、若者や女性などの創業を目指す方の店舗の借入費とか設備導入費なんかも、1件当たり200万円を上限として3分の2まで補助するとか、廃業するのも廃業コストを支援したり、在庫処分とか、第二創業する場合でも1件当たり1,000万円を上限にして3分の2補助率があるとか、そういう部分で具体的に出ています。トライアルステイでも、クリエーターの方とかいろんな部分で、こちらに移住するのに創業の考えを持ってこちらに臨んでいるという方も、一般質問等でも答弁の中にも出てきていますので、今、商工会議所金融部会が中心にやっていますが、市の課を超えて、そういう部分でも政策課とも連携しながら、そういう方たちにも情報をきちっと提供できるような、市内の方だけじゃなくて、できるような、そこでまた移住が図れるという、相乗効果が図れるような取り組みをぜひお願いしたいんですが、その辺についてはどうですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  今まで創業支援計画を市で持っていなかったがために、市内で創業される方が補助を受けられない状況があったというふうに考えております。今回、創業支援計画を策定することによって、先ほど委員からお話のあった地域創業促進支援事業というような形の補助が今後受けられることになります。ただ、この事業に関しましては、昨年度の要項を見る限り公募制になっておりまして、ことし、28年4月の早い時期から応募が始まる予定と伺っておりますので、もしかしたら28年度に関しては、この事業に間に合わない可能性もありますが、今後、このようなメニューがありましたらば市のほうからも、また先ほどの商工会議所、金融機関さんと連携して、市内、庁内でも連携を図らせていただいて、一人でも多くの事業者さんにこういう制度を利用していただくような形を整えていきたいと考えております。 ○藤田 昇委員  28年度予算にも入っていますので、ぜひお願いしたいと思います。  もう1点は、やはり中小企業に影響することなんですが、今のところ、来年の4月から消費税がまた2%上がる、10%になるという流れになっていますが、そこにおいて軽減税率を導入することで、今、政府が一応決定をして、税制改正の大綱で明確に打ち出しておりますけども、その対策として今、中小企業庁でも、小売業者とか小規模事業者にレジの導入とか購入の場合に3分の2を補助するとか、3万円以下だと4分の3を補助するとか、1台当たり20万円を上限として補助する。また、電子受発注のシステムの改修の場合は、小売事業者で1,000万円まで、また卸売事業者で150万円を上限に費用の3分の2を補助するという助成をして、また、その補助金を超えた場合にも、日本政策金融公庫の低金利の融資を利用できるように促していくということで、具体的な今回の補正等を含めて、28年度予算に改修補助ということで含まれています。  そういうことでも、講習会の開催とか相談窓口の設置も一応求められているんですが、会議所とも具体的な連携を図りながら、そういう取り組みも進めていただきたいと思うんですが、それについてはどうでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  消費税の軽減税率の導入と、いわゆる補助メニューにつきましては、三浦商工会議所とも情報交換をさせていただいております。改めて市内事業者さんのほうに、まだ具体的に情報をお知らせするレベルまで来ていないので、それに関しては、これから情報が出てくるのを待ってから上がると思っておりますが、感触としては、商工会議所のほうでもレジの導入、レジの補助についてはかなり需要があるのではないかというふうに申しておりますので、商工会議所が持っていらっしゃる「商工情報みうら」という広報紙ですとか、そういう広報媒体なんかも使わせていただきながら周知、また実際の導入にご支援させていただきたいと考えております。 ○藤田 昇委員  財源としても、15年度補正予算だけでも996億円ですか。要は、レジの導入に十数万社、政府は見込んでいるということなので、全部を網羅するという予算を持っているということで出ていますので、どうかその辺の周知のほうをよろしくお願いしたいと思います。  あと、もう1点なんですが、若者雇用促進法に基づいて、具体的な雇用促進のほうについても、今回、新卒者のブラック企業対策の部分において、高校生の就職ガイダンスの中に具体的な情報をメールとかでお知らせするような形とか、そういう形の中で、3年以上既卒者を新卒扱いにすると助成金を企業に出しますよとか、キャリアアップ助成金を出しますよと。具体的には、社員が1年間定着すれば企業に50万円を渡すよとか、そういうメニューも今回の補正で出ていますので、若者の就労支援という中でも、会議所、具体的にそういうところまで突っ込んでやってくると思うんですが、その辺もあわせて、どうかそのメニュー、さまざま出ていますけど、特にその辺については、三浦市、若者少ないかもしれませんが、若者を引き込むためにも、周知を一緒に協力してやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。これは要望にしておきますので、お願いします。  次に行きます。次、81ページですが、海水浴場の整備事業、18万5,000円ほど減額になっているんですが、これは補助金の減額ということでいいんですかね。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  委員のおっしゃるとおりでございます。 ○藤田 昇委員  昨年度、入湯税の充当額というのが371万円ほど、ここに入っていたんですね。今年度は入湯税の充当額が入ってない。その辺の部分というのは何ですかね。 ○斉藤正史財政課長  平成28年度につきましては、入湯税は、し尿処理処分事業と公衆便所維持管理事業、三浦国際市民マラソン事業のほうへ充当しております。 ○藤田 昇委員  わかりました。あと、シティ・セールスのほうで、先ほど来、ちょっとお話がありました。修学旅行、たしか2月に滋賀県から、ミニクルージングが――「プチクルージング」って書いてありましたけど、かなり人気で好評だったということでホームページにも掲載されていましたが、その体験メニューをかなり多く、うちの市の場合はとっていただいて、さまざまな体験メニューを選べるような形とかセールスの段階で持っていってもらっていると思うんですが、その辺の状況、28年度というのはどうなんでしょう。 ○大澤克也営業開発課長  今お話のありましたように、体験メニューにつきましては、雨天担保も含めて、現在27の体験メニューを用意してございまして、これを学校さんのほうで選んでいただくような形となっております。  特に地引き網体験とか、今お話のありましたクルージング体験とか、そういった海の体験なんかも非常に魅力があるということでオーダーをいただくようになっております。 ○藤田 昇委員  新しく盛り込んだというのは、クルージングみたいな、そういう体験でいいですか。 ○大澤克也営業開発課長  これも以前からあったんですけども、単価がほかのメニューよりも、1,000円単位になっているもので、その辺で少し敬遠されたところがあったんですけども、その中で最近、全体の予算の中で捻出をして選んでいただいているような状況が発生しております。 ○藤田 昇委員  たしか、滋賀県というのは初めてでしたっけ。そうですよね。先ほど言った新しいエリアという部分を含めて、何か手応えありましたか。 ○大澤克也営業開発課長  先ほども申し上げましたけども、奈良県とか滋賀県、新たなエリアから入ってきてございます。それから新潟とか、本当に広がりを最近見せてきているなというふうに担当としては実感しております。 ○藤田 昇委員  引き続き、よろしくお願いしたいと思います。  最後になりますが、1点だけ。三浦市の東京支店事業なんですが、2月3日にちよだ青空市とか、2月28日もママンカ市場とかやっているんですが、その辺の今の状況。また、28年度、この予算については少し下がっていると思うんですが、状況を教えていただけますか。 ○大澤克也営業開発課長  18年6月27日にオープンいたしまして、ことし、28年6月でちょうど10年を迎えることになります。引き続き、支店長を常勤で1名配置いたしまして、明治大学さんのほうと共同で店舗運営をしてございます。営業日数は27年2月末で224日、来場者は5,783人、パンフレット9,778部。それから、イベント出展も26回となってございます。それ以外に、千代田区の地域のセミナー事業の実施ということで4回の出展をしております。それ以外に、大学生のほうで班別の取り組みということで、外国語マップの作成ですとかツアー造成とか商品開発という形で、これはふるさと納税の品物のほうにも選定をされております。引き続き、その辺、注力してまいりたいというふうに考えてございます。 ○藤田 昇委員  横須賀市が――他市のことを言ってあれなんですが、三浦市が東京支店があることを大変うらやんでおります。やっぱり今お話があったように、ふるさと納税の商品開発、これは本当に今回も非常にいいことだなと思うので、引き続き東京支店、本当にフルに今も活用していただいて、応援いただいていますけども、引き続きよろしくお願いしたいなと思います。  以上です。 ○出口正雄委員  今の東京支店の関連なんですけど、10年前に私も開店のとき行きましたけど、今、ふるさと納税の記念品とかいろいろ品物だけではなく、私なりの考えでは、三浦自慢の、例えば職人わざとかそういうようなものもやっぱりアピールしていくのも三浦のアピールじゃないかと思いますけど、どうでしょうか。 ○大澤克也営業開発課長  支店で、地域でのイベント開催の際等に、市内の事業者とかをお招きして、そこで実演をしたりとか生徒さんに指導していただいたりとか、そういった実績は今までもございました。今お話ありました部分につきましては、また、今後の28年度、出展ございますので、その際に提案をさせていただければと思います。 ○出口正雄委員  次に79ページ、観光費の観光団体育成事業とは何か、ご説明をお願いいたします。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらは、三浦市観光協会への運営費の補助事業でございます。 ○出口正雄委員  観光団体育成事業のところの委託料が増額になっていますが、内容を説明してください。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  主なものとしましては、三崎口駅前の観光案内所を昨年開設させていただいたことに伴う委託料の増額でございます。 ○出口正雄委員  わかりました。関連なんですけど、ハイキングコースの関係で、81ページ、一番上のほうですね。ハイキングコースの事情はいろいろ聞きました。だが、例えば、津波等々の災害対策費、ハイキングコースからの避難路の確保などはどうなっているんですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  具体的にハイキングコースの中に避難誘導等の指示等はやっておりません。ただ、皆さんのほうに啓発するときには、グラッと揺れたらすぐ高台にということがふだんから言われていますので、その辺の周知として図っていきたいと思っております。 ○出口正雄委員  それは三浦市だけじゃなくて、観光客が通った場合に、やはりそういうものがわかるようにしてほしいと思うんですけど、どうでしょうか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  こちらの方面まで何キロという標識なんかを市内何カ所か、特に城ヶ島なんかには結構たくさんやらせていただいておりますが、それを設置するに対しても経費等もかかりますし、デザインですとか、自然の中に置くものですので、その辺にも配慮しなきゃいけないかと考えております。なので、そういう認識、例えば「津波が来たら……」ということがかなり目立つものでなきゃいけないのかなということも考えておりますので、デザインなんかも考えながら、ただ簡単に今年度すぐいくとは思いませんが、検討させていただきたいと思っております。 ○出口正雄委員  わかりました。よろしくお願いいたします。以上です。 ○下田 剛委員  79ページの、今、出口委員が聞かれた委託料なんですけども、観光インフォメーションセンターの管理事業と観光費が上がったということだったんですけども、昨年の予算資料を見ますと、公衆便所は17カ所の清掃業務とあるんですけども、今年度も同数で考えてよろしいですか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  そのとおりでございます。 ○下田 剛委員  市内で全体に何カ所あるんですかね。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  現在、19カ所ございます。 ○下田 剛委員  そのうちの17カ所。はい、わかりました。  解説板、案内板等なんですけども、QRコードって使えるんでしたっけ。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  現在、当市で整備したものについてはQRコードはついておりません。ただ、今年度整備させていただいた中で、実際に看板をデザインする業者さんのほうからQRコードについてご相談がありました。QRコードを使うことによって、例えば外国語のページに飛んだりですとか、ドローンを使って風景を写すサイトに飛ばしたらどうかとかいう、いろんなご提案をいただいております。ただ、残念ながら今回はまだ実現に至ってないということでございます。今後、いろんな可能性があると思いますので検討していきたいと思っております。 ○下田 剛委員  ぜひ外国語に飛ぶようなQRコードがあれば便利かなと思います。  関連しまして、マイルストーンのところのQRコードについてお聞きしたいんですけども。 ○澤口大輔営業開発グループリーダー  マイルストーンにつきましては、2月22日に三浦市、宮川公園に設置をされまして、そこにQRコードを付しております。現在、そちらについては三観協――三浦半島観光連絡協議会のホームページに飛ぶようになっておりまして、サイクリングページというところに飛ぶようになっております。現在検討しているものとしましては、4月以降にスタンプラリーというものを、このQRコードを使いまして検討しております。 ○下田 剛委員  QRコードの管理というのは、その3団体でされているということでよろしいですか。 ○澤口大輔営業開発グループリーダー  こちら、三観協――三浦半島観光連絡協議会のほうで管理をしております。 ○下田 剛委員  QRコード、実際されました? ○澤口大輔営業開発グループリーダー  まだ私自身では実際にはかざしてはおりませんが、実際に事務局のほうでかざしてテストはしているというふうに確認をしております。 ○下田 剛委員  その中で、近くの飲食店が出てくるサイトがあると思うんですけども、それは確認されていませんか。 ○澤口大輔営業開発グループリーダー  現在のところ、飲食店へまだ飛んでいないような状況となっておりますが、こちらについては28年度以降に整備していくような形となっております。 ○下田 剛委員  先ほど確認して、私、飛んだんですけども。飲食店、「じゃらん」とかですよね。じゃらんとか3つぐらいのサイトがあって、それで飛ぶようにはなっているんですけども。 ○大澤克也営業開発課長  三観協につきましては、事務局が2年ごとの輪番制になっておりまして、今、横須賀市さんのほうが当番をしてございます。その中で、本格的には4月以降稼働していくということで環境のほうを確認してございますので、今、委員さんがおっしゃられたところはテスト環境というか、その中でごらんになられたのではないかというふうな推測をするんですけども、本格稼働は28年度中以降ということでございます。 ○下田 剛委員  先ほど確認しましたところ、ぐるなびさんのほうは東京のほうに飛んでしまって、あとのサイトは全部三浦市内だったんですけども、それでちょっと確認させていただきました。  続きまして、81ページの三浦国際市民マラソン事業です。金額ではないんですけども、現在、三浦国際市民マラソンの記録なんですけども、最高記録、どのような感じで保管というか……。 ○大澤克也営業開発課長  種目としては、5キロ、10キロ、ハーフとございまして、男子、女子とございますので、6部門というか、6種目あるというような形でございます。その記録の保管というのは大会記録という形で、今回、4種目で新しい記録が生まれましたので、ホームページの掲載とか大会プログラムの掲載とか、そういった形で記録をしてございます。 ○下田 剛委員  今回、たしか4種目で新記録が出たと思うんですけども、例えば、中学生とか高校生の記録というのはとってないんでしょうか。 ○大澤克也営業開発課長  細分化した大会ですと、例えば10代の部とか20代の部とかやっている大会もございます。ただ、三浦国際マラソンの場合は、先ほど申し上げましたように6種目というか、6部門ございますので、その中での記録の管理というような形で管理させていただいている状況でございます。 ○下田 剛委員  そういたしますと、今までの市内在住の方の記録であったり、市内在住の中学生の記録というのは、もうなくなってしまったという形で考えてよろしいですか。 ○大澤克也営業開発課長  大会の中に中学生の部とか高校生の部というのがございましたら、その中で中学生の記録というのを更新していく形になろうかと思うんですけども、先ほどから申し上げましたように、5キロの部、10キロの部、ハーフの部ということで男女ございますので、特段、中学生限定ですとか、そういった記録が大会記録として残るというような制度にはなってございません。 ○下田 剛委員  今回のを新聞で確認しましたら、大変すばらしい記録が出たので、中学生、高校生が、この記録を抜かせるかといったら、ちょっと疑問と思いまして、特別に何か市内での中学記録というのが残っていたらなと思いまして、要望として言わせていただきます。  以上です。 ○小林直樹副委員長  79ページなんですけれど、中ほどから下のところに、商工サービス業振興事業というのがあるんですけれど、これ何回も聞いていることもあるんですけれど、三高跡地にベイシアができると既存の商店街への影響というのは、かなりの影響があるかと思うんですけれど、それに対して、既存商店街の振興を図るなんていうことは考えていますか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  今回の予算の中に反映させていただくような政策としては、今回とっておりません。 ○小林直樹副委員長  将来的には何か考えていますか。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  前にカインズホームさんが開店されたときにも同様な状況が、過去さかのぼれば、大型スーパーが市内に進出したときも同様の状況があったと思います。市内の商店街に対する影響というのがあるのは恐らく間違いないというふうに考えておりますが、商店街さんへのご支援というのは正直、なかなか難しいのかなというふうに考えています。ひるがえってみますと、雇用に対する影響というのを私なんかは、好影響を与えるんじゃないかという期待をさせていただいておりますので、カインズホームさんが開店されたときに、主にパートさんになってしまいますが、100人単位での雇用があったというふうに伺っておりますので、今回、またベイシアさんが進出されるに当たりましては、新しい雇用を市内に生んでいただくのを期待させていただくということでございます。 ○小林直樹副委員長  雇用と商店街って、ちょっと異質なものなのでね。  下のほうに、公衆便所の維持管理事業、さっきの議論で19カ所あるということだったんですけれど、くみ取りが4カ所あるんですけれど、古いもので、さっき金田だっけ、出て。金田は閉鎖しちゃっているんですけど、4カ所は、海外浜、剱崎……(「きれいになっていた」の声あり) きれいになっていた? 大浦海岸、それと毘沙門なんですけど、剱崎のトイレはきれいになっているなんていう話もありますけどね。構造的に危険だなんていうところがあるんですかね。見ると、どこも昭和40年代の前半なんですよね。コンクリートブロック造平屋建てなんですけれど、前見たときには、かなり、はりのところの鉄筋が爆裂していたりなんていうのがあるんですけれど、構造的に危ないなんていうのはありますかね。
    ○瀬戸山剛史観光商工課長  委員おっしゃるとおり、市内に残っている4カ所のくみ取りトイレ、昭和40年代に建設されたもので、構造としてもブロック積みですとかいう古いものでございます。剱崎灯台のトイレに関しましては、一回塗装させていただいたことがありまして、便座のほうもかえさせていただいたことがあったんですが、建物自体の強度を補強したわけではございませんので状況としては変わらないと考えております。  ただ、正式に耐震診断ですとかそういうことをしたものではございませんので、今すぐ倒壊する危険があるという認識は持っておりませんが、やはりこれだけ、50年近くたっているものですので、担当といたしましては、一日でも早い建て替えを考えたいとは思っております。 ○小林直樹副委員長  予算があれば、すぐ建て替えしたいというのが担当者の思いだと思いますね。  その2つ下、インフォメーションセンターなんですけれど、三崎口駅の観光案内所ができて、予算も上がっているんですけれど、三浦海岸駅で駅舎の改修というのが挙がっていて、それが逆に案内所ができるかできないかという要素も入っていたり、季節的なものもあるんだなんていうことがあるんですけれど、やっぱり三浦海岸駅にも観光案内所が必要だと思うんですけれど、駅舎の改修については何かつかんでいますかね。 ○瀬戸山剛史観光商工課長  京急さんから正式な情報としていただいたわけではないんですが、ことしの秋、海水浴のシーズンが終わった後、改修に入られると伺っております。内容としましては、現行の駅舎を別の、山側のほうに建て直された後に、現行の駅舎の部分を解体するというふうに伺っております。ただ、正式なお話もありませんし、これから京急さんのほうでいろいろ検討される中だと思いますので、駅前の観光案内所の、例えば三崎口の駅も、当初はあそこはお土産屋さんのスペースだったのを、京急さんのご好意によりまして、ご協力によりまして、観光案内所を開設した経緯がございます。新しい駅舎の中に、例えば、そういうスペースを設けていただけるのかどうかということも含めまして、これから、要望に近い形になりますが、相談していきたいと考えております。 ○小林直樹副委員長  駅舎の改修って、そんなに大胆にやるんだ。あそこの改修をするのかなと思ったんですけれど、山際に移す。大々的な駅舎の改修なんだね。ぜひその中に入れてもらえるように、秋からということは基本構想ぐらいは書いているだろうから、早目に要望、スペースとってもらうようにお願いをしておきます。  81ページ、新たな観光の核づくり推進事業なんですけれど、地元が協議をしながら進めているかと思うんですけれど、オートキャンプ場の話はもうなくなっちゃったというふうに思っていいのか。担当としてはそこまで言えなくて、引き続き関係者と協議をしていくということですかね。 ○小林未央主査  現状としましては、いまだに協議は続けております。コールマンジャパンのほうにも進出の意思はありますので、なくなったということにはならないと思います。 ○小林直樹副委員長  コールマンジャパン自身が進出するということではないというようなことも聞いたことがあるんですけど、今の話だと、コールマンジャパン自身が進出したいということなんですか。 ○小林未央主査  もともとの当初の話は、コールマンが直営で行うということでした。ただ一方で、US本社の判断と為替の状況などがありまして、自社持ちが現状厳しいということで1回話がとまった状況ではあるんですが、一方で、今、候補地となっております公園の敷地内でございますので、実際に福島のほうで事例のありますレジーナというキャンプ場があるんですが、そういうライセンス契約が果たして都市公園内になじむのかというような許認可上の課題などもありますので、簡単にはそのようにいかないということで、今、許認可の面と事業者の実施手法、両方のすり合わせをずっと続けているような状況になります。 ○小林直樹副委員長  今、協議しているのは2つで、1つは手続的な許認可の問題と、もう一つは事業者が進出するかというので協議をしているというのは、わかりました。  それと、西部の景観整備方針なんですけれど、予定では27年度、方針を策定するということになっているんですけれど、年度末なんですけれど、大体でき上がっているんですかね。 ○小林未央主査  先日、先週の木曜日に地元の全体の会議が開催されまして、詳細な調整は今、最終調整をしておりますが、大筋のコンセプトと内容につきましては、地元のワーキングの中で合意が得られたという状況になっております。 ○小林直樹副委員長  江の島に見に行ったなんていう話も聞いているんですけれど、どこか景観のモデルとなるようなところは想定しているんですか。 ○小林未央主査  検討の当初、いろいろなご意見はありました。例えば、下田のイメージであったりというようなこともあるんですが、景観形成をするパターンで一番多いパターンとしまして、過去にあった歴史に立ち戻る、昔あった環境に戻るということが手法としては非常に、やはり全国的には多いということが最初の調査段階でわかりまして、そう考えますと城ヶ島、どこに戻るかというところがかなり難しいところが最初にありました。  まずは、島という環境と観光地というところをいろいろピックアップした中では、江の島の、今、景観形成団体にもなっておりますので、あちらの取り組みが、まず一番参考になるだろうということが地元の中でもまとまりまして、2月の頭に視察に行っております。 ○小林直樹副委員長  江の島は景観法の指定も受けて景観整備をしていくというので進めています。全部丸移しというわけにはいかないんでしょうけれど、いい景観をつくるために進めていっていただきたいと思います。  最後に、マラソン。さっきから話が出ているんですけど、時期をずらすというのは、さっきの議論を聞いていると、残念ながら難しいのかなと思うんですよ。そうすると、3月の第1日曜日にやるからには、もっといい方法。神田委員が言われているのは、桜まつりと一緒になっちゃうといっぱいになっちゃってということだけど、逆に、桜まつりがあってマラソンがあるんだよという発想をすると、非常にこう、もっと楽しいマラソン、もっと楽しい桜まつりになっていくのかなというふうに思うんですけれど、そういう発想で……、部署が違うのかな。 ○若澤美義理事兼経済部長  これは本会議でも答弁させていただきましたけれども、残念ながら、ことしはちょっと桜が早かったので、マラソンに来た方が満開の桜は見れなかったんじゃないのかなと思います。年によってそういうことが起こるのかなと思いますけれども、私の考えとしては、やはり走っていただいて、おいしいものを食べていただいて、帰りは桜で、身も心も癒やしていただきたいというふうに思っております。 ○出口眞琴委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第6款 商工費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○出口眞琴委員長  次に、第7款 土木費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  81ページの急傾斜のところなんですけど、市内には何カ所、そういう対策で問題とされている箇所があるのでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  急傾斜の指定区域につきましては、現在、三浦市には42カ所が急傾斜の指定区域となってございます。 ○長島満理子委員  そのうち何カ所が改善の計画と実施がされているのでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  42カ所のうち、対策が終了しております箇所につきましては、概成と呼んでおるんですが、33カ所が完了している地区となっております。 ○長島満理子委員  じゃ、残りはまだこれからですか。 ○高橋 哲土木課長  残りの地区につきまして、整備が実施できるものについては引き続き予定どおり行っていくんですが、中には用地の境界確定等で地権者の同意が得られない部分が存在する箇所もございますので、そういった箇所については対策工事自体が着手できないというような実情もございますので、そちらにつきましては、今後、用地のご協力をいただくような形での同意を求めてまいりたいと思っております。 ○長島満理子委員  安全面のことが一番大事だと思いますので、どうにか協力していただけるように、先に進めるようにお願いいたします。  次に、商工サービス業振興事業の住宅リフォーム助成事業ですけれども、27年度は何件あったんでしょうか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  27年度は、商品券で78件分の助成を行いました。 ○長島満理子委員  リフォーム助成の件につきまして、店舗の改修も受け入れてもらえるように要望いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○加藤重雄総務部長  一般質問で市長、答弁してございますとおり、別の側面から、また商工会議所ともタイアップしてみながら考えていきたいと思っております。 ○長島満理子委員  よろしくお願いします。  あと、83ページの交通安全対策事業で、市内3校、三崎、岬陽、南下浦の通学路の改修があると思いますが、剣崎小学校も大雨のときに児童が歩きづらかったりしてという問題があると思うんですけれども、剣崎小学校のことは今後考えていく計画にあるんですか。 ○高橋 哲土木課長  こちらの交通安全対策事業におきましては、平成24年度に行いました緊急合同点検に基づくものが主体となってございます。そちらにつきましては、各小学校の代表さんとPTAの方々ですとか、あと警察、神奈川県とも合同に点検をいたしまして、その中で危険だというところに対しての安全対策を施すという内容になってございます。  その中には、剣崎小学校のほうからは特に要望箇所等が上がってきておりませんでしたので、24年度の対策としてはそのような形になっております。ただ、24年度以降、平成27年度にも交通安全対策の実施箇所の合同点検を実施いたしましたので、今その集約中でございますが、そちらに、そういった危険箇所がノミネートで上がってくれば、それは今後、整備をかけていくというような形になっていきます。 ○長島満理子委員  三浦を担う小学生の安全も大切なので、ぜひよろしくお願いいたします。  あと、87ページの公園緑地整備事業に関係あるのかわからないですけど、三浦市が公園管理をお願いしている公園の数というのは把握しているのでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  公園につきまして、管理を依頼しているというか、自主管理団体さんのほうにお願いしている公園がございまして、そちらにつきましては47公園で、団体さんの数が32団体にお願いをしているところでございます。 ○長島満理子委員  1つの公園につき1つの団体じゃなくて、かけ持ちという言い方も変なんですけど、任せているというところ……。 ○高橋 哲土木課長  1つの団体さんが複数の公園を自主管理していただいている公園もございます。 ○長島満理子委員  わかりました。最後の質問なんですけれども、その下の自然体験型イベント普及促進事業なんですけれども、毎年低額でやっていたのが急に2万2,000円と増額された理由というのはあるんですか。 ○堀越修一環境課長  この事業、今年度から2万円の講師謝礼をつけさせていただいております。 ○長島満理子委員  昨年はどこの場所だった……。 ○堀越修一環境課長  平成27年度、小網代の森で自然観察会をさせていただきました。 ○長島満理子委員  ことしはどこになる予定なんでしょうか。 ○堀越修一環境課長  まだ正式に決定はしてございませんけれども、小松ヶ池公園等の観察会を検討しております。 ○長島満理子委員  広報をよくして、大勢の人が観察できたり、三浦の自然を体験できるいいイベントにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○神田眞弓委員  83ページなんですけれども、橋りょう維持修繕事業なんですけど、これ諏訪橋の改修工事ということで、あと51号橋とで委託してやるというんですけれども、今後、三浦市の橋梁、直すところ、あとどのくらいあるんですか。修繕しなきゃならない……。 ○高橋 哲土木課長  こちらの橋梁の修繕につきましては、橋梁の長寿命化計画という計画を立てて、対象となる橋梁は、とりあえず21橋梁を対象として長寿命化計画を立てております。  ただ、平成28年度におきましては、全ての橋梁数が三浦市内には83橋梁ございまして、そちらの橋梁点検を定期的に行わなければならないというのが国の法律で定まりましたので、それを平成28年度から3カ年かけて点検をしていくという形になっていきます。  また、その点検をした結果に基づきまして、修繕をかけなければいけない橋梁ですとか、そういったものを全体で見定めて修繕をかけていくということになっていきます。 ○神田眞弓委員  83も橋梁があったって、びっくりしました。そんなにあったんですね。  それから、85ページの空き家等対策事務事業なんですけれども、これは法改正もあって新しい事業だと思いますけれども、この66万円、どのような事業内容でしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  66万円の内訳ですけども、臨時職員賃金として64万3,000円で、ほかは旅費、需要費になっております。賃金としては、職員のサポートとして、空き家調査の実態を踏まえた上での所有者調査なんかをやっていただくような予定を考えております。 ○神田眞弓委員  今、市のほうで把握しているのがどのくらいあって、実態調査というか、持ち主はどのくらいわかっているんでしょうか。 ○大滝弘友紀都市計画課長  現在、まだ調査が実行されている段階ですので、全体の把握では1,300戸の住宅の空き家があるということを把握しております。そのうち、やっぱり三崎地区に大多数が、空き家が多いということが判明しております。  まだ内訳のほうは調査の段階途中なので、実際どれぐらいの方が空き家としてお持ちになっているかまでは正確には把握してございません。 ○神田眞弓委員  この1,300戸は三浦市全体ですよね。 ○大滝弘友紀都市計画課長  はい、そのとおりでございます。 ○神田眞弓委員  これは、区から上がってきたものを足してやっているんですか、実態調査って。 ○大滝弘友紀都市計画課長  1,300件の内訳というか、根拠が、給水の閉栓情報、こちらのほうから精査したデータでございます。 ○神田眞弓委員  28年度、来年度からのことなんですけれども、今、三崎地区には多いということで、非常に危険な箇所が幾つかあります。その辺で、持ち主がわかったら速やかに指導していただいて、例えば火事とか、何か事故とか人命にかかわることがあったら大変だと思いますので、その辺はしっかりとやっていただきたいと思います。  それから、87ページの子どもが安心して遊べるまちづくりの公園緑地整備事業なんですけど、こちら、遊具ですね。遊具は今、どのような状況になっているんでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  今現在、公園の遊具数につきましては、115基、設置されている遊具がございます。そのうち、2月から3月につきまして、職員による遊具の安全点検を実施しましたところ、2基の遊具の損傷が著しく、使用禁止となってございます。したがいまして、113基が使用可能な遊具になってございます。 ○神田眞弓委員  これは、滑り台とかブランコとかシーソーとか、部分別にわかりますか。 ○高橋 哲土木課長  今現在、使用禁止となっております遊具につきましては、金原公園の滑り台と宮城児童公園の2連ブランコが使用禁止となっております。 ○神田眞弓委員  この2基については修繕きかないんですか。 ○高橋 哲土木課長  今のところ、修繕ができるかできないかを業者さんにも参考意見として聞いておりまして、修繕が可能であれば修繕をしていって、使用できるような形態にしたいというふうに考えております。 ○神田眞弓委員  遊具だけじゃなくて、要するに下の地面、結構石がぼこぼこしてあって、こういう公園で遊ぶのは小さいお子さんが多いと思うので、就園前とかお母さんたちと来て、そういうお子さんたちが多いと思うので、その辺、先ほど、32団体が管理しているところがあるということなので、修繕できるものとできないものがあると思うんですけれども、そういう団体の方に働きかけとかお願いとかはもちろんされているんでしょうけども、その辺はどういう感じなんでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  日々の職員によるパトロールですとか点検ですとか、そういったときには、もちろん職員の目で確認をさせていただいているということもございますけども、また、自主管理団体さんのほうで作業に当たった際には、自分たちでできるものについては確かに自分たちでやっていただけるということも一つあるかと思いますが、もし実施できない場合においては、その旨の報告を市のほうにいただいて、市のほうで対応するというような形態をとっております。 ○神田眞弓委員  引き続き、何もかも団体の方に任せるのは大変でしょうけれども、やはり管理団体でお願いしているんですから、そこの辺の安全面をしっかりできるように、また再度お願いしていただきたいと思います。  次、みどり基金管理奨励事業なんですけれども、この7万8,000円というのはどのように使われますでしょうか。 ○堀越修一環境課長  この7万8,000円はみどり基金への積立金でございます。 ○神田眞弓委員  これは、ふるさと納税のほうからのですか。 ○堀越修一環境課長  これはふるさと納税ではなくて、一般の寄附と利子でございます。 ○神田眞弓委員  じゃ、ふるさと納税のほうはどこに入っているんですかね。 ○斉藤正史財政課長  昨年、平成27年度まで、ふるさと納税でご寄附をいただいた方、使い道をお示ししていただきまして、「自然豊かな三浦市にするために」ということで選択していただいた場合は、みどり基金に積み立てておりました。財政課としては、「自然豊かな三浦市にするために」ということで使い道をご指定いただいた方の寄附金につきましては、幅広く有効に使いたいという観点から、平成27年度は地域活性化基金のほうへ積み立てるように考えております。したがいまして、従前、みどり基金のほうへ積み立てしておりましたふるさと納税分を今年度は750万円分減額して、予算計上のほうをしております。 ○神田眞弓委員  そうですか。じゃ、みどり基金のほうには入っていないということですね。 ○斉藤正史財政課長  みどり基金の残高なんですけれども、平成27年度末で約5,000万円程度ございます。みどり基金の使途、これは環境課とも調整、協議をさせていただきましたけれども、一団の緑地の取得ですとか、そういった形での使途になっております。  一団の土地の取得、まだ今、特定できておりませんけれども、そちらが出てきた場合に、大体5,000万円程度あれば取得が可能なのではないかという観点から、一旦ふるさと納税の寄附金の積み立てを休止させていただきたい、こういうふうに……。 ○神田眞弓委員  ちょっとわかんないけど、何か取得するものが5,000万円であるから、そこでちょっと置いておくということ? ○斉藤正史財政課長  一団の緑地の取得、要するに土地の取得になりますので、大体5,000万円程度あれば、そういった候補地が出てきても対応が可能なのかなと、こういうふうに思っております。 ○神田眞弓委員  そういうことですか。わかりました。 ○堀越修一環境課長  みどり基金の使い方に関しましては、みどり条例で地域に残すべき自然環境豊かな土地の取得ですとか使途が限られてございますので、当面、緊急で買わなきゃいけないような土地というのは、緊急を要するものは今のところないということで、財政課さんとお話をいたしまして、27年度補正も今議会に上げさせていただいていますけれども、これをお認めいただければ、27年度末で約5,000万円ほど基金残高がございますので、当面の間、緑地の保全に関してはこれで困らないということで一旦休止をして、今後、何か使って不足をするようなことがあれば、また財政課さんと相談をして、検討していきたいと思います。 ○神田眞弓委員  土地の取得だけじゃなくて、みどり条例の中にいろいろ入っていると思うんですけど、ほかに使い道というものは……、5,000万円あればいいかなと思っていると思うんですけど、今までで最高の金額ですよね、みどり基金って。こんなになかったですよね。 ○堀越修一環境課長  おっしゃるとおりでございます。5,000万円入れば、今までで一番高い基金残高ということになります。 ○神田眞弓委員  わかりました。じゃ、なるべく市民の皆様、寄附をしていただいた方は、土地の取得ばっかりに限らずに、三浦の緑地を守るという観点もあると思うので、その辺もよく考えて、みどり条例との整合性も考えて使っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  市営住宅なんですけれども、一番下、これは松輪の市営住宅を全部壊すということでよろしいですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  そのとおりでございます。 ○神田眞弓委員  これは平成28年の何月からでしょうか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  現在予定しておりますのは、5月まで設計を行いまして、9月に工事完了予定でございます。 ○神田眞弓委員  わかりました。ありがとうございます。以上です。 ○出口眞琴委員長  ただいま、第7款 土木費の質疑の途中でございますが、暫時休憩いたします。再開は15時30分からといたします。                午後2時55分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後3時29分再開 ○出口眞琴委員長  再開いたします。休憩前に引き続き、土木費の質疑をお願いいたします。
    ○石橋むつみ委員  81ページです。住宅リフォーム助成制度、さっきも話出ましたけど、20万円以上で1件7万円ということで、去年は商品券だったから先着順だったのかな。ことしはどうするんですか。先着とかですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  ことしは、工事費20万円以上の工事に対しまして7万円の助成を行いたいと思っております。現状で件数は40件を計上させていただいておりますけれども、40件は今の事務局の案として、25件と15件ということで6月と9月の2回に分けて行おうと思っております。 ○石橋むつみ委員  そうすると、6月に25件募集して、9月に15件募集というのは、その中では先着なんですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  いずれも抽選になります。 ○石橋むつみ委員  わかりました。その上の急傾斜に関連してなんですけども、急傾斜指定まではいかないけど、土砂災害警戒区域というのがハザードマップとか県から出された資料で、三浦市の中の地域ごとに出ているんですけれども、そこの地域で今、宅地の開発、斜面を削ってというか、今ある擁壁を壊して、その上に13戸の宅地をつくるという計画が進んでいるんですけれども、土砂災害警戒区域の基準を、県のほうでも検討して見直すとかいう話も聞いたんですけど、市のほうでは何かつかんでられるんですか。 ○星野拓吉都市環境部長  土砂災害警戒区域の変更について、まだ具体的な案は示されておりません。ただ、今、イエローゾーンと言われる指定区域かけていますので、それよりも強い指導とかそういったことになりますと、レッドゾーンと言われるものに移行することのほうが、規制ですとか、そういったことについては有効かなというふうに考えております。 ○石橋むつみ委員  ちょうどそこの区域に含まれるところが開発区域になっていて、住民の方からもいろんな意見、まちづくり条例の手順に沿って住民説明会があったり、2回やって意見書が出て、業者から見解書が出てというふうに手順は進んではいるんですけれども、一番住民の方が心配しているのが、土砂災害警戒区域も含まれるような斜面を削って、工事中に何かあったら大丈夫なのかとか、それから斜度で、一応設計はクリアしようとすることになっているのかもしれないんですけど、その上の部分に市街化調整が隣接していて、結構崩れてくる心配などをしている方もあるので、慎重に対応、市のほうもしてくださっているとは思いますけれど、ちゃんと対応していただきたいなと思います。  それで、もう一つつけ加えておくと、京急ニュータウンができたときに、上宮田のほうから初声のほうまで700戸くらい家の開発したときに、この部分は緑地ですよという感じで、入居した当時は、この緑地はずっと残るものかなって住民は思っていたというか、買った人は、ここは緑地なんだ。売っている方たちも、これだけ緑地に囲まれた、こういう住宅地ですという話があったんですけど、みどりの協定、10年で切れて、最近になって京急さんがとても安く転売をされて、今、京急さんの次の次の次くらいの業者が土地だけ持っていて、開発をやっているのは別の業者さんということなので、手続に沿ってしか監視はできないと思うんですけど、そこのところはちゃんとしていただきたいな。危険がないようにしていただきたいな。本当に安定した擁壁を壊されるのはとても残念に思ってはいますが、その辺のところも含めてフォローしてもらいたいなと思います。返事はいいです。  83ページの下のところの三浦縦貫道路関連事業なんですけれど、たしか従来のおうちの除却のことや、埋蔵物のことや何かで31年くらいに延びるとかって聞いたんでしたっけ。ことしはこの予算で、どういうことをどういうふうにやる予定なのか。 ○高橋 哲土木課長  今、委員さんお問いの除却と埋蔵文化財の関係につきましては、三浦縦貫本体のほうのことだと思われます。この予算についての事業執行におきましては、市のほうで、市と県と共同で物件の除却を今年度実施いたしまして、除却が完了しております。そちらの箇所を整備をする予算として、今回計上させていただいております。 ○石橋むつみ委員  工事の完成というか、新しく道路が広がって通れるようになるというのはどのぐらいの予定なんですか。 ○高橋 哲土木課長  市のほうの拡幅整備を行う箇所が、市道426号線という路線と市道14号線という路線の2路線ございまして、市道426号線という路線につきましては、初声入口交差点の黒崎側のほうの路線となっています。市道14号線という路線は、初声市民センターのほうの路線となっておりまして、おおむね平成27年度におきましては、市道426号線側のほうの拡幅整備を行いましたので、こちらが完了いたします。28年度の予算につきましては、市道14号線側のほうの整備を行いまして、市道の整備におきましては28年度中に全てが完了する予定でございます。 ○星野拓吉都市環境部長  本線の三浦縦貫道路Ⅱ期先行区間につきましては、横須賀土木事務所、神奈川県さんのほうで整備を進めておりまして、変更になりましたが、31年度という予定はその後変更されているというお話は聞いておりませんので、予定では31年度の開通という目標で今、事業を進めているという状況でございます。 ○石橋むつみ委員  28年度中に、この市道のほうは27、28年度で終わるけど、134号はもうちょっとその先だよということですね。 ○星野拓吉都市環境部長  違います。三浦縦貫道路のⅡ期の先行区間、今、高円坊のほうで工事している工事が31年度でございます。それが開通したときに交通渋滞を起こさないように我々のほうは工事しておりますので、本線のほうは31年度、それまでに国道の改良と市道の改良を終わらせるということでございます。 ○石橋むつみ委員  わかりました。134号も28年度中に終わるというふうに理解していいんですね。  それから、85ページです。河川維持管理事業なんですけれども、機会あるごとに毎回お聞きしているんですけど、唐池のしゅんせつなんですけど、26年度決算で185万3,280円。毎年しゅんせつでお金がかかっていて、この697万6,000円の中に入っているのかなと思うんですけれども、やっぱり流末の問題はなかなか解決しないんですか。 ○高橋 哲土木課長  こちらにおきましては、過去からずっと大きな問題として認識はしておるものの、やはり最終流末がどうしても放流先である海ですとか、そういったところにつなげないという実情もございまして、なかなか抜本的な解決につながっていかないというのが今の現状でございます。したがいまして、継続的にこちらのしゅんせつ作業を行って、良好な管理をしていくというような形態になっております。 ○石橋むつみ委員  しゅんせつは毎年ずっとやってくださっているんですけど、しゅんせつした後でも、もう、すぐよどんだ感じになっているので、近隣の方から何とかならないのかなという声が毎度聞かれるんですけれども、またこれから考えていただきたいと思います。難しいですね。  87ページです。市営住宅の管理事業、この下のところに松輪の市営住宅の除却事業もあるので、それも含めてというか、松輪がなくなったら全体で何戸になるんですか。それぞれ下宮田と諸磯と晴海、何戸になっていて、そこ全部入居しているのかどうか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  管理戸数全体で134戸になります。入居戸数として、松輪を除いた分として38戸になります。細かく言いますと、下宮田が管理戸数70戸、そのうち入居戸数が18。諸磯が管理戸数49、入居戸数が15。晴海が15棟のうち5棟という形になっております。 ○石橋むつみ委員  それで、そこに入居している方の平均年齢とかはわかりますか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  平均年齢でございますけれども、全入居者の平均年齢としましては、3月1日現在でございますけれども、68.1歳ということになっております。 ○石橋むつみ委員  今まで聞いているのでは、やはり中には結構高齢の方もあって、どこかに移るといっても難しかったり、いろいろあるんですけれども、諸磯と晴海は市の土地ですか。 ○盛永 泰財産管理課長  そのとおりです。諸磯、晴海は市の土地でございます。一部、諸磯で借地があります。 ○石橋むつみ委員  今、若い方、子育て賃貸住宅の可能性調査などもほかの場所でやっていますけれども、やっぱり市営住宅も新しいところを考えても、なかなかここに入っていらっしゃる方たちにどう働きかけてどうするかというのもとても、福祉や何かとも連携しないと難しい問題もあるかと思うんですけど、何とか少しずつ、本来の市営住宅の目的が果たせるように、もうちょっと空き家が多いままでということでなくなるようにしてもらいたいなと思います。  下のところの、さっきの松輪の除却事業なんですけど、これ多分、県道拡張に伴うものだと思うんですけど、特定財源で762万6,000円というのは、これの一部に当たっているんですか。 ○盛永 泰財産管理課長  おっしゃるとおりで、特定財源で762万6,000円当たっていますが、この中には県道の用地の補償費も含まれております。 ○石橋むつみ委員  ことしの5月までにでしたっけ。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  28年9月末までの撤去予定でございます。 ○石橋むつみ委員  それで、松輪の住宅でも、こっちの特定財源のお金だけじゃなくて、プラスして全体を除却するんですよね。そうすると、道路にかかる部分以外のところも土地があくのかなと思うんですけど、そこはどういうふうになるんですか。一部分だけお金もらうの? ○吉沢 智営繕グループリーダー  確かに県道の拡幅に伴って3棟分は当たるので、そちらのほうの補償費のほう、除去費を県からいただいておりますけれども、その他の7棟につきましても、維持管理上も含めて解体を予定させていただいております。 ○石橋むつみ委員  特定財源で壊すことができるのは逆なのね。3棟分だけなのね。そうすると、7棟分の土地が新しく生まれる、生まれるというか更地になるということですよね。そこの活用というか、その後どういうふうにしていくなんていうことはまだ考えてない……。 ○星野拓吉都市環境部長  道路拡幅に伴いまして、当面は多分、道路の拡幅工事のための用地として使うことも考えられます。その後につきましては、これは県のほうと話さないといけませんけど、工事を進める上で、そういう用地として活用することは考えられます。その後の土地利用につきましては、近隣の松輪区、またはその前の土地のための利用形態とかいったことを検討して整備をしていくということになろうかと思います。 ○石橋むつみ委員  あそこ、目の前、江奈湾ですよね。自然観察などでも知ってもらいたい場所でもありますし、工事終わって、そこを活用した後で、いろんな方の意見を聞きながら、どうしたらいいかというのを、ぜひ住民の声も含めて、いろいろに検討して考えていっていただきたいなと思います。  以上です。 ○藤田 昇委員  81ページになりますが、先ほど急傾斜地崩壊対策事業については長島委員のほうからありましたが、具体的に42カ所あって、規制が33カ所、単純に言うとそういうことですが、28年度工事を予定している箇所はどのぐらい予定してられるんですか。 ○高橋 哲土木課長  平成28年度に予定しております箇所につきましては、金田仙神B。こちらは旧健康学園北側斜面地になります。それと上宮田。これは県営上宮田団地の西側斜面になります。それと和田A。こちらは三浦臨海高校グラウンドの北側の斜面地になります。それと晴海町B。これは通り矢へ向かうバス通りで、通称トンビ山と呼ばれているところの箇所になります。それと松輪E。こちらは有限会社大城運輸さんの裏側の斜面になります。そちらの5カ所の地区の工事をいたしております。 ○藤田 昇委員  28年度、予算的に425万円ほどふえているんですが、以降に新規指定の予定箇所というのはどのぐらいあるんですか。 ○高橋 哲土木課長  今現在、地元の方々から要望の陳情を受けまして、それを県のほうに進達するという行為を行っておりますが、こちらで新規指定、今後される予定の地区におきましては、城山地区と東岡と金田と菊名に1カ所ずつ新規指定の要望が今現在行われております。 ○藤田 昇委員  城山はどの辺なんですか。 ○高橋 哲土木課長  城山は、二葉保育園の脇の斜面ですね。東岡につきましては、東岡公園の北側というんですかね、ちょっと坂を下っていったところの斜面地です。金田は、サーフサイドのちょっと南側というんですかね、南側の山側の斜面地です。菊名は法昌寺の西側の斜面になります。以上の4カ所です。 ○藤田 昇委員  わかりました。ありがとうございます。  下の住宅リフォーム助成事業ですが、先ほどからお話ありましたが、一般質問とか今までも確認をしていますけども、26年度、たしか7万円で同じ30件で、工事費の経済効果というか、工事費が2,235万円ほどあったと思うんですが、27年度実績、先ほど、8万円で、プレミアム商品券ですけど、78件あったんですけど、経済効果といいますか工事費というのは大体どのぐらいなんですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  平成27年度ですが、工事費の合計でございますが、4,333万8,601円。これが一応工事費の合計でございます。 ○藤田 昇委員  かなり件数もふえたのであれなんですが、26年が30件なので、また、昨年が78件でも8万円ということなので倍以上の工事金額が伸びていると思うんですけど、比較しても。27年度も60件ありましたので、かなり経済効果が見込まれるし、昨年は先着順でしたが、かなり早い時期にもう完了していたという状況あったんですけど、かなりニーズがあるということで、今回2期に分けて抽選ということなので、もちろん1期外れても、また2期目に抽選できると思うんですけど、抽選でやるしかないのかなと思うんですけども、かなり経済効果があるので、引き続きよろしくお願いしたいなと思います。これ以上件数をふやせとか予算的に言えないと思うので、よろしくお願いします。  その下なんですが、木造住宅の耐震診断、これ昨年も確認したんですが、なかなか簡易診断、あっても一般診断に行かなかったりとかという状況だったんですが、27年度はどんな状況だったんですか。 ○盛永 泰財産管理課長  委員おっしゃるとおり、なかなか進まない状況ではあります。今年度、27年度の状況としましては、簡易診断2件という形で終了いたしました。 ○藤田 昇委員  一般診断まで行かなかったの。 ○盛永 泰財産管理課長  実際、1軒目のお宅の方が、当初、受け付けに来ていただいた段階で、工事まで行く予定のお話はされていたんですけれども、簡易診断終わって、その後、何回かお電話等でお聞きしていますけれども、ちょっと息子と相談するということで返事を引き延ばされて、どうなのかなという状況に今いる状況であります。 ○藤田 昇委員  26年には、たしか3件で、一般診断が1件まじっている状況ですけど、平成22年から工事まで行っていませんので、やっぱり今の全体の工事金額がかなりかさむ場合が多いので、なかなかそこまでいかないというのが現状だと思いますが、予算も前年度と同じ予算ですけど、また、周知のほうと丁寧な説明のほう、よろしくお願いしたいと思います。できれば、融資制度なんかの場合、金利も下がってきていますので、融資制度のほうに紹介するとか、そういう取り組みもあわせてやっていただくと、診断しても、その先の工事費の都合がつかなくてやめるとか、見積もりをとった段階で、診断した段階で、やっぱり費用負担が大きいのでやめるという方が大半だと思うので、その先の、市のほうではなかなか難しいと思うので、金融機関と連携とるなりして何かメニューをつくっていただくとか、そういうことも今後検討をしていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  次に行きます。83ページになりますが、道路維持補修事業。37万円ほどふえているんですが、それについてはどうなんでしょう。増額の事業、いつもここには苦労されているんですけど。 ○高橋 哲土木課長  こちらの増額におきましては、工事請負費が若干増額という形になっております。 ○藤田 昇委員  毎回言っていますけど、なかなか財政との問題とか状況も厳しいので、そこの交通安全対策、橋梁とかありますが、原材料費が701万円とあるということは、要は自前でやっていただいている工事が多いと思いますので、引き続きパトロール、点検とあわせて、この道路補修、大変ですけど、一般質問でも出ていますが、ぜひよろしくお願いします。市側については、なるべく予算、安全対策の部分ですので、ぜひまたよろしくお願いします。  下の交通安全対策、これは24年度、先ほどありました通学路の安全対策なんですが、28年度の予定箇所はどうなっていますかね。先ほど出なかったと思うんですけど。 ○高橋 哲土木課長  28年度に実施を予定しております内容につきましては、南下浦小学校と岬陽小学校の安全対策といたしまして、標識の設置ですとか路面の表示の設置を行いまして、三崎小学校の安全対策としては、市道1292号線、通称屁っぷり坂と呼ばれている坂なんですが、こちらの路側帯へ緑色のカラー舗装の整備を行う予定を考えております。 ○藤田 昇委員  緊急点検のときに、修繕箇所というのは、たしか14カ所あったと思うんですが、27年度も上小とか岬陽小学校も再びやっていただいたりとか、さまざまな箇所やっていただいているんですが、これで改修は、28年度見込み入れて、何カ所完了になるんですか。 ○高橋 哲土木課長  平成24年度に緊急合同点検で対策箇所として挙がった箇所につきましては14カ所ほどございまして、今回、平成28年度で実施します箇所を完了しますと、85%が完了という形になります。残ります箇所につきましては、2カ所が残る予定となっております。 ○藤田 昇委員  ちなみに、その2カ所というのはどこになるんですか。 ○高橋 哲土木課長  対策の箇所としましては、岬陽小学校の市道30号線という路線になるんですが、岬陽小学校の坂を下っていくところというんですかね、そこの箇所の対策工事と、もう1点、名向小学校の市道1024号線という路線なんですが、これは浜諸磯線、浜諸磯に向かう道路の安全対策という形。 ○藤田 昇委員  わかりました。安全点検のほうも、27年度、また追加したと思うんです……(「済みません」の声あり) ○出口眞琴委員長  どうぞ。 ○高橋 哲土木課長  路線名を間違えました。名向小の路線名は市道29号線になります。済みません。 ○藤田 昇委員  わかりました。次に行きます。85ページになりますが、地籍調査。これは各団体からもいろんな要望が来ていますが、3.11以降、特に国としても防災面においても、阪神・淡路大震災が過ぎてから、特にこの地籍調査の必要性というのは求められてきているんですが、予算上ないので、なかなか進まない現状があったんですが、今回、3万2,000円つけていただいた状況を教えてください。 ○塚本健介都市政策担当課長  地籍調査というものは、市町村が土地の境界とか面積を測量するという事業なんですけれども、三浦市が施行する地籍調査事業としては平成29年度以降の事業着手を予定しております。28年度につきましては、市町村事業に先行して、国のほうが都市部官民境界基本調査といって、町なかのブロック塀ですとか、既存の境界ぐいですとか境界びょうとか、そういったものを測量するというメニューがありますので、それを国のほうに要望しております。その国の事業を皮切りに、三浦市として地籍調査事業を推進していくため、今回、予算を計上させていただきました。28年度予算としましては、研修会への参加ですとか関係機関との調整のための旅費とか、そういったものを計上しております。 ○藤田 昇委員  今言った都市部官民境界基本調査の効果というか、具体的には、災害対策への活用とか公共物の実際の管理の適正化とか、もちろん今言った、一番肝心な地籍調査の推進につながっていくという一つの前段階の状況ですので、しっかりその辺を考慮しながら、29年度から実施をしていくということですので、その辺の準備を、またその情報、基本調査を活用しながら進めていただきたいなと思います。  あと、87ページになります。先ほどから、松輪の市営住宅についての問いがありました。特定財源等を使って、10棟あるうちの3棟については道路の利用として予定をしておりますが、先日のトライアルステイのシンポジウムで、民間企業さんが具体的なあそこについての定住促進のための案を、トライアルヴィレッヂという感じで、あそこの住宅を活用して、要は、転入者、人口抑制策の一つとして活用するという提案をしていただきました。それについては、担当のほうも承知してられますか。 ○盛永 泰財産管理課長  今おっしゃられたトライアルヴィレッヂということで、松輪の市営住宅を活用するというお話は伺っております。 ○藤田 昇委員  前面のほうはもちろん、解体しなきゃいけない箇所というのは3カ所あるわけですけども、残りの箇所がそういう活用ができるのかどうなのか。現実的にそれを活用することによって市としてのメリットがどうなのか含めて、検討する価値はあると思うんですね。そういう意味においては、民間の活力を活用して、市有財産を活用していくという意味においてと、あと、あそこの環境、先ほどもありましたが、干潟等含めて、あの江奈の環境の中では、定住促進の中の一つの方策として検討課題になると思うので、一応その辺も今後検討していただければなと思います。それに関して……。 ○加藤重雄総務部長  今委員おっしゃるような話は当然伺っておりますし、可能性としてはゼロではないと。今後どちらに発展していくかわかりませんので、仮にそのようなことがうまく進むようであれば、市としては除却費が必要なくなりますし、逆に、例えば5,000円か1万円かわかりませんけども、建屋として売れるというようなことも考えられますので、可能性は十分はかっていきたいと思っています。  ただ、前面道路の問題ですとか、そういうものがございますので、現状においては、今、予算立てをしてございますとおり、現行においては解体の方向で進んでおるということでございます。 ○藤田 昇委員  予算がけ、今言ったように、できない状況というのはわかっておりますので、一応そういうことでよろしくお願いします。  以上です。 ○出口正雄委員  2点ほど。83ページ、橋りょう維持修繕事業のことについてお聞きします。先ほど、28年度の諏訪橋ほか21カ所と説明されましたけど、その21カ所はどういう橋梁になりますか。21カ所じゃなかった? ○高橋 哲土木課長  こちらの点検におきましては、21ではなくて35の橋梁の点検を実施する予定で、今のところ検討しております。 ○出口正雄委員  先ほど私が聞いたのは、83カ所の点検で、28年度は諏訪橋ほか21カ所の修繕をすると聞きましたけど。 ○高橋 哲土木課長  83橋梁というのは、三浦市内全体の橋梁数でございます。先ほど言いました20カ所というのは、橋梁の長寿命化計画という計画を先行して立てさせていただいた橋梁が20カ所。こちらについては長大橋梁、長さの長い橋梁ですとかそういったものを先行して点検を実施した。長寿命化計画の中に位置づけた橋梁が20橋梁ございます。で、その後に、点検を実施する橋梁につきましては、83橋梁のうち35橋梁の部分を平成28年度に点検を実施するという形になっております。 ○出口正雄委員  わかりました。次に、85ページの適切な土地利用計画の推進の中の、線引き見直し事業についての説明をお願いいたします。 ○塚本健介都市政策担当課長  平成28年度の線引き見直し事業でございますけれども、27年度に比べて事業費は大きくふえております。この主な内容といたしましては、おおむね5年に一度、県と県内の全市・町で行っております都市計画基礎調査の実態調査というものを来年度予定しておりますので、その委託料を計上しているものでございます。 ○出口正雄委員  わかりました。以上です。 ○下田 剛委員  83ページの道路維持費の委託料ですけども、昨年ベースですと1,194万3,000円、ことしですと2,694万4,000円ということで増額されているんですけども、これは定期点検の関連で金額が上がったという形で考えてよろしいですか。 ○高橋 哲土木課長  こちらの委託料が増額した理由は、先ほどの35橋梁の定期点検と、あとは路面正常化点検も行う予定で、その委託料が増額となっております。 ○下田 剛委員  定期点検ですが、何年に1回とかは決まっているんですか。 ○高橋 哲土木課長  国の法律で、5年に一度点検を行いなさいということで義務づけられております。 ○下田 剛委員  ありがとうございます。続きまして、85ページの上の委託料のところ、479万3,000円なんですけども、これは間口のしゅんせつ業務が去年入っていて、それが抜けた結果、この値段になったという形で考えさせていただいてよろしいでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  こちらにつきましては、間口のしゅんせつの委託料はこの中には計上されていなかったんですが、経常経費の予算配分の中で若干そこは減少した数字となっております。あと、沈砂池のしゅんせつ事業が1つ計上されていないので減少しております。 ○斉藤正史財政課長  こちらの土木費の中に、河川維持管理事業と平成27年度は沈砂池しゅんせつ事業というのがございました。もう一つは人件費の事業でございますので、こちらの河川維持管理事業の13節委託料がこちらに記載されていて、28年度は沈砂池のしゅんせつ事業が、事業自体がなくなったということで、前年度より346万7,000円の減額ということに。 ○下田 剛委員  わかりました。ありがとうございます。  続きまして、下のほうなんですが、都市整備総務費の委託料なんですけども、これ昨年なかったと思うんですけども……。 ○塚本健介都市政策担当課長  質問は、委託料1,018万5,000円のこの部分でございますか。 ○下田 剛委員  そうです。 ○塚本健介都市政策担当課長  先ほど説明いたしましたけれども、線引き見直し事業の中の都市計画基礎調査の委託料がメーンです。 ○下田 剛委員  わかりました。そうしたら、システムデータと基礎調査業務ということですか。 ○塚本健介都市政策担当課長  そのとおりでございます。 ○下田 剛委員  わかりました。ありがとうございます。  続きまして、87ページの上なんですけども、先ほど神田委員のほうからも質問あった、公園の遊具なんですけども、最近、夏場に、熱いということで滑り台とか鉄のものをさわっちゃいけないということで、それの調査というのをされていらっしゃるのでしょうか。 ○高橋 哲土木課長  夏場の対策で、鉄が温度上昇するような形での調査ということはしておりません。 ○下田 剛委員  ことしも来年もまた暑くなってきたときに、時期になると確認するような業務を要望させていただきます。  以上です。 ○小林直樹副委員長  81ページの一番下で、ちょっと細かいことなんですけど、木造住宅の耐震で、27年度は簡易耐震2件やったということなんですけど、その2件の結果を教えていただけますか。
    ○吉沢 智営繕グループリーダー  2件の結果ですけれども、1件目、昭和47年度築のお宅でした。2件目は49年度築のお宅でした。それぞれ、やや危険という結果が出ております。 ○小林直樹副委員長  やや危険だったんですか。微妙なとこだね。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  その2件に関しまして、結果が悪くなった原因としまして、たまたまですけれども、両お宅とも基礎にクラックがあったという結果が出ておりまして、建物上はそれほど悪くはなかったんですけども、そこで数値が下がって、やや危険という形になりました。 ○小林直樹副委員長  それから進んでいないということなので、結果的にはなるんですけれど。  83ページ、道路維持補修事業なんですけれど、どういう聞き方をしたらいいのかな。要望に対して整備、補修が追いついていますかね。 ○高橋 哲土木課長  各地権者さん等、要望をいただいたり、区長さんからも要望をいただいていたりしますが、そちらの要望に対して、初期対応率ということで、初期対応、例えば小さな穴があいていれば、それを処置したりとか、そういった一次処理の対応を、率からすると約7割ほどが一次処理対応がとれているという状況になってございます。  ただ、一次処理の対応のみだけではなく、やはり工事請負費で発注しなければならないような対策箇所もございますので、そちらにつきましては予算が伴う範囲の中で実施をしているというのが現状でございます。 ○小林直樹副委員長  担当も苦労しているかと思うんですけど、初期対応は、穴あいたからといってしてもらうんだけど、そこがいっぱいになって、パッチワーク状になっているところも結構あるので、本格的な対応も必要になっているんだろうなというふうに思います。  それと、さっき、路面正常化点検というのがあったんですけど、これは金額的にはそんなでもないのかな。全部の道路に対してというわけではないんだと思うんですけど、どういう点検をするのか教えていただけますか。 ○高橋 哲土木課長  路面の損傷が激しい場所、例えば、亀の甲状に割れているような道路ですとか、そういった道路につきまして、本来ですと全路線を全てできれば理想ではあるんですが、やはりその中でも優先順位を定めまして、幹線道路に近い道路を中心に、そのような箇所の状況を調査いたしまして、そちらに優先順位を持たせて、計画的な維持補修を今後実施していきたいというふうに考えております。 ○星野拓吉都市環境部長  以前は、維持修繕事業につきまして国庫補助の対象にはなりませんでした。なかなかならなかった。ですけども、いろんな計画を立てまして、それに伴った計画をもってして、維持修繕の補助対象にするベースになるデータづくりと言ったらいいですかね、そういうふうにお考えいただいたほうがよろしいかなと思います。先ほど、橋梁の修繕もありましたけども、計画をする。ですから、修繕の舗装の打ちかえも、国庫補助、補助金をもらうための計画づくりをしていきますと……、逆に、そういうことをしませんと補助がいただけないというふうになってきていますので、そのベースとなる調査をこれで行うということでございます。 ○小林直樹副委員長  路面正常化点検というのは初めてなんですか。 ○高橋 哲土木課長  こちらの点検につきましては初めてです。 ○小林直樹副委員長  国庫補助って何%ぐらいつくんですかね。 ○高橋 哲土木課長  基本的には補助率は55%なんですが、ただ、その補助金の申請を上げても、やはり市が要求したものに対して100%国庫補助金として落ちてくるかというと、最近、流れとして補助率がかなり低くなってきているのが現状でして、必ずしも補助採択ができるというものではございません。 ○小林直樹副委員長  85ページなんですけど、三戸小網代土地区画整理支援事業なんですけれど、3,000円。発生土処分事業をやっているんですけれど、平成32年までに延びたんですけれど、進捗状況を教えていただけますか。 ○浦西伸一開発指導グループリーダー  三戸の発生土処分場建設事業の進捗状況につきましては、ことしの2月末現在で、土砂搬入量が約77万5,000立米、工事進捗率が52.6%でございます。 ○小林直樹副委員長  32年に完成というのは変わらないですかね。 ○大滝弘友紀都市計画課長  そのとおりでございます。 ○小林直樹副委員長  87ページ、公園なんですけれど、宮川公園。さっきマイルストーンの話も出ていたんですけど、あそこに風車が2基あるんですけど、1基ずっととまっているんですよ。(「今、2基とまっている」の声あり) 今、2基とまっているの? 市のものじゃないけど、一応貸してあるので、うまく回ってもらわないと格好悪いんだよね。回って風車だからね。 ○大滝弘友紀都市計画課長  宮川公園の風車でございますが、ミーコン社という海外の風車でございまして、部品が1つ壊れますと…… ○小林直樹副委員長  デンマークだったっけ。 ○大滝弘友紀都市計画課長  はい、デンマークの。故障しておりまして、修理に要する期間が非常に長くかかっているという現状でございます。 ○小林直樹副委員長  故障中なんだ。市のもんじゃないからな。格好悪いんだよね。  その下で、公共下水道の繰出金なんですけれど、都市計画税の充当額、全てここに入っていることに対して、副市長はどう考えますかね。 ○杉山 実副市長  そういう認識をしてございます。つまり全体の下水道計画の、東部地区について供用開始しておりますけども、依然として西側の方面についてはまだ未整備の状態でございますから、ご指摘と思われる部分については非常に重く受けとめております。 ○小林直樹副委員長  真面目な答えでね。都市計画施設はここしかないから、税金使うの、目的税だから、ここにしか充てられませんって、逆に言ってもらったほうが気持ちがいいですね。  最後、市営住宅なんですけれど、基本はあれですよね、市の土地で、壊しちゃって、道路の拡幅の場所になっちゃうので使っちゃって、その後なんですけど、既存宅地にはなるんですかね、可能性は。 ○盛永 泰財産管理課長  現状のままで既存宅地になる可能性があると思います。 ○小林直樹副委員長  そうすると市街化調整区域でも、さっき藤田さんね、そのまま使ったらというと、なかなか今、壊す予算がついているから、そのまま使うということは難しいんですけれど、既存宅地だということになると、あそこに家を建てることができる。調整区域だけれど、家を建てるという土地利用ができるという土地なんですよ。何平米ぐらいあるのかわかんないですけど、市営住宅で7棟建っているということは、そのままだと7戸建つ。ちょっとでっかくしても5戸ぐらいは建つという可能性もあるんですよ。連担容積も大丈夫なのかな……。なんていうことで少し、どこの部門でやるのかわかんないですけれど、土地を活用していくということで検討をしてみてください。  以上です。 ○出口眞琴委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第7款 土木費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○出口眞琴委員長  次に、第8款 消防費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  よろしくお願いします。イベント出店者さんへの消火器のことについてなんですけれども、花火大会や市民まつり、桜まつりも、各イベント出店者さんへの消火器設置の義務づけの周知というのは、しっかりと市内とかイベント間でされているのでしょうか。 ○石渡 博予防課長  今お問いのイベント出店者への周知ということでございますが、これはご存じのとおり、平成25年8月に京都府福知山市で起きました花火大会での事故を受けまして、その後、消防といたしましても、随時査察を行ってまいっております。その中において、露店の出店者あるいはイベント組合さん等を通じまして、対象火気器具を設置する露店については消火器の設置が必要であるという周知をさせていただいているところでございます。 ○長島満理子委員  それで周知されて、各出店者さんの連絡先とかを事細かにやるのも、やっぱり義務づけされているのでしょうか。イベントの代表者さんが一括でまとめるんじゃなくて、各出店者さんの連絡先も周知するべきなんでしょうか。 ○石渡 博予防課長  連絡先につきましては、各露店出店者の連絡先ということではございませんので、イベントの代表者の方にお届けをいただきまして、そちらの連絡先を頂戴している状態でございます。 ○長島満理子委員  あと、イベント用の消火器などは市とかでは貸し出しとか、貸し出しするような場所とか、そういう告知とかもあるんですか。 ○石渡 博予防課長  残念ながら、市としましては消火器等の貸し出しは行ってございません。いろいろお伺いいたしますと、イベントの組合さん、あるいは協議会等でリースの消火器等を借用いただいて準備をいただいているということも伺っております。 ○長島満理子委員  あと、個人でお持ちの方とかでも、消火器の使用期限などのチェックとかもされているんですか。 ○石渡 博予防課長  消火器の使用期限につきましても、当然、査察の際に点検をさせていただいております。また、消火器につきましても、露店等に設置をしていただく消火器につきましては、現在、消火器の分類といたしまして、家庭用消火器ですとか業務用消火器というような分類がされてございます。露店等に設置をいただく場合には、その中の業務用消火器ということの設置が必要となりますことから、それらについても点検をさせていただいているところでございます。 ○長島満理子委員  安全に気をつけて、出店者さんへの周知を引き続きよろしくお願いします。  消火器に関連しまして、市内では消火器は何個設置されているんでしょうか。 ○高垣秀樹防災課長  街頭消火器のことだと思うんですが、814カ所に設置してございます。 ○長島満理子委員  街頭消火器は、点検は年に何回あるんですか。 ○高垣秀樹防災課長  1カ所につき大体3カ月から4カ月に1回の割でやっています。年に何回という定めはございませんが、順番にやらせていただいています。 ○長島満理子委員  市内各地に街頭消火器は何年前ぐらいから設置されている……。義務づけというか、あるんですか。 ○高垣秀樹防災課長  街頭消火器の義務づけはございません。これは市独自にやっている対策です。何年前という資料が今ないのですが、大体、昭和50年代から始めた事業です。 ○長島満理子委員  あと、最後になんですけれども、火事が起きて、初期の消火には結構使われる。地域の人に周知されて、初期消火に使われているということはある……。 ○石渡 博予防課長  昨今発生しております建物火災におきましては、街頭消火器というよりも、個人でお持ちの消火器をお持ちいただいて、初期消火に使っていただいているという事例がございます。それにつきましては、市のほうで詰めかえをさせていただいて、お戻しをさせていただいているところでございます。当然、街頭消火器につきましても初期消火用として設置をされておりますことから、大規模災害以外のときにもご利用いただくことは可能ですけども、何分大きいものですから、なかなか女性等では搬送が困難であったりとか、家の中にある消火器を使っていただくということがございます。 ○長島満理子委員  地域の安心・安全のために点検及び、いろいろよろしくお願いいたします。  以上です。 ○神田眞弓委員  89ページの消防広域化準備事業なんですけれども、広域化に当たりましてさまざまな準備が、事務等々いろいろあると思いますけれども、それに伴いまして、必要となる装備、それから資材など、どのようなものがあるか教えていただきたいと思います。 ○塚越克己消防署長  広域に伴いまして新たに整備するものでございますけれども、三崎地区の消防力強化のために、水槽つきの消防ポンプ車を三崎分署に配置をいたします。また、横須賀市と統一した指揮体制のもと三浦市域の災害対応を行うために、指揮体制を構築するために必要な車両、指揮隊車を整備いたします。そのほか、横須賀市消防で既に整備が済んでおります、救急救命士が使用いたします気道確保のための器具でありますビデオ喉頭鏡ですとか、救急車に搭載したカメラを使い、救急隊と病院、医師と情報伝達しながら救急医療現場をサポートできるユビキタス型救急医療システム及び化学防護服を救急隊全隊に配置をいたします。これらの整備にかかる費用は全て、広域化に伴う国の財政支援でございます有利な起債と県の補助金を活用いたします。 ○神田眞弓委員  今度は名称も横須賀市消防になるので、救急車とか消防車とか名前が、あと皆さんの制服もというか、消防服、その辺はどうなんでしょうか。 ○塚越克己消防署長  これも同じく準備の段階でかえさせていただきます。 ○神田眞弓委員  それも広域に伴う費用で賄えるという……。 ○塚越克己消防署長  おっしゃるとおりでございます。 ○神田眞弓委員  さまざまな財政支援を使ってやっていただきたいと思います。  消防団のことなんですけれども、4月1日から消防団の組織が変わるということを12月ぐらいにお伺いしたんですけれども、今の進捗状況と、消防団の入れかえが3月、4月あると思うので、4月1日からですけれども、消防団の定員も変わったので、その辺のことをちょっと教えていただいてよろしいですか。 ○藤田健二消防総務課長  定員が225名に変更に伴いまして、委員がおっしゃったように、4月1日から運用することに伴いまして、各分団で調整をしていただいております。現在のところ、定員225名に対して223名という形になっておりますが、今後も定員に近づけるべく努力していきたいと思っております。 ○神田眞弓委員  各地では女性の消防団員がちょっとふえているということで、その辺、三浦市は消防操法で女性の方たちが出ていたのは見たんですけれども、分団に入るというようなことは、そういう門は開くんでしょうか。 ○藤田健二消防総務課長  女性消防団員に関しましても、各分団からお声をかけていただいているところでございます。お声をかけていただいているんですが、入団していただける方が今のところ見つかっていないような状況でございます。 ○神田眞弓委員  わかりました。いろいろ女性は女性なりにあると思いますので。  91ページの地域防災計画なんですけれども、その中で、各地区から防災委員がその地区の世帯数に応じて出ていると思うんですけども、こちら、また女性のあれなんですけれども、この前もお話しさせていただきましたけれども、東日本大震災のときに、例えば、仕切りがなくて女性が着がえに困るとか、そういうようなお話が出ていたんですけれども、防災委員は地域から来て、充て職でありますから、女性を出しなさいとかというのがないと思うんですね。たまたま地区の役員の方が女性で出てきているというところがあると思うんですけども、その辺の比率と、女性ってうたってないので、やはり女性の防災委員を何人入れるとかというようなことがあったら教えていただきたいと思います。 ○高垣秀樹防災課長  今、お問いのことは防災会議委員だと思うんですが、防災会議委員は平成23年の東日本大震災におきまして、やはりいろんな面で女性の視点を入れるべきだとか、地域の声を入れるべきだとか、そういう声がありまして法改正をされております。平成24年9月に条例改正をいたしまして、新たに三浦市では地域住民、あと女性の視点を入れるために3団体を追加しました。1つが、三浦市地域婦人団体連絡協議会、三浦市子ども会指導者連絡協議会、三浦市区長会第5部会。これ、女性限定となりますと、一番最初に言いました三浦市地域婦人団体連絡協議会だけになってしまうんですが、現在、子ども会指導者連絡協議会の会長さんも女性の方でございます。あと、保健所の三崎センターの所長さんも女性の方ですので、現在3名の方が女性として会議委員になってございます。 ○神田眞弓委員  たまたま保健所のセンター長も女性ということがあるので、ぜひその条例の中に、女性を何名入れるとかというところを入れていただいて、やはり充て職じゃなく、女性が仕切れるような場を持っていただければ、より優しい、避難所でもいろんなところが、男性には目が行き届かないところが行くと思いますので、そこの何人かというところを入れてほしいなと思いますけれども、いかがですか。 ○加藤重雄総務部長  委員の構成そのものを、条例を改正して女性をというのは、ちょっと難しい部分もあろうかと思いますので、委員おっしゃるように、充て職でなく女性の方をという趣旨については事務局としてもよくわかりますので、意向に沿った方向に、今後、条例改正ができるかどうかはお約束ができませんが、どのような方向でできるか検討して、なるべく女性の委員をふやしていきたいというふうに考えてございます。 ○神田眞弓委員  よろしくお願いいたします。以上です。 ○石橋むつみ委員  89ページというか、全般的なことなんですけれども、来年の4月から横須賀市に消防業務を事務委託するということですよね。そうすると職員の方が、26年の決算だと、防災課、消防本部、消防署職員81名となっているんですけれども、そうすると、その方たち全部事務委託で横須賀市に行かれてしまうのか、防災課とかはこっちに残るのか。その辺のところはどんなふうに考えているんですか。 ○藤田健二消防総務課長  消防広域化に伴いまして、身分は横須賀市の職員となります。防災部局のほうには、横須賀市の消防職員として出向して事務を行うような形ですが、内容としては、消防団事務と消防水利事務、この事務を行う予定でございます。 ○石橋むつみ委員  そうすると、防災課の職員だけが横須賀市の職員として三浦市に派遣されるの? それ以外は全部……、全部っていっても、市内の消防署にはいるんですよね。 ○鎌倉 仁主査  現在の三浦市消防職員は横須賀市のほうへ職員として採用されます。現在の防災課の職員につきましては、このまま三浦市の防災課として残る形になります。 ○石橋むつみ委員  その入れかえとかいうのはあるんですか。もうこの人は横須賀市の職員になっちゃったら全然変わらないよということなのか、消防の職員として防災課と交代するとか、こういうことはあり得るんでしょうか。 ○鎌倉 仁主査  消防職員につきましては、横須賀市に採用されたまま、そのまま後年にわたって、ずっと横須賀市の消防職員でおります。ただし、先ほど申したとおり、その中から三浦市の防災課へ出向という形で派遣の職員というものはございます。 ○石橋むつみ委員  今、予算やっているので、そうすると今度、人件費ではなくて事務委託料となるのかな。 ○鎌倉 仁主査  はい、おっしゃるとおりでございます。 ○石橋むつみ委員  その金額の予測なんていうのはわからないかな。まだこれから……。委託料だからね。  それから、91ページなんですけど、防災行政無線のことはいろんな場面でいろんな市民の方から、聞こえるとか聞こえないとか、もっとはっきり言ってくれたらいいとか、いろんな意見も出てくるんですけれども、同じ音が聞こえていても、話し方とか伝え方で随分違うと思うんですね。時間帯によって、やる方、違うんですよね。今、どんなふうになっているのか教えてください。 ○高垣秀樹防災課長  定型的なものにつきましては、今、女性の声で録音しまして流してございます。ただ、内容が複雑というか、臨時に放送しなければいけないようなことにつきましては、男性もやる場合があります。 ○石橋むつみ委員  その中で、市からの広報みたいのも、これに乗るときがあるんですよね。例えば今、オレオレ詐欺が何とかですとか、そういうのもここに乗っかってくる……。 ○高垣秀樹防災課長  そうですね。オレオレ詐欺予防とか、あとは熱中症の予防とか、そこはなるべく平日の時間帯でしたら女性職員にやっていただいています。 ○石橋むつみ委員  要望なんですけれども、機会を捉えて、話し方とか、やっぱりアナウンサーの養成講座までとはいきませんけれども、随分違うと思うんです、言い方とか言葉の区切り方一つでも。今の方でも聞こえるときと聞こえないときとあるので、どれがいいとか悪いとかは言いませんけれども。なかなか聞き取りにくいという声があるので、その辺を研究していただきたいのと、どういうもののとき、緊急のときは緊急だという感じがわかるようにはなっていると思うんですけど、その辺の工夫を含めて研究していただければなと思います。  以上です。 ○藤田 昇委員  89ページになりますが、先ほど、消防広域化準備事業に関連するんですが、1億4,416万1,000円計上されております。広域化に活用できる財政措置があることは認識しているんですが、具体的に特定財源の県の支出金及び地方債との関連について、あわせて説明していただけますか。 ○藤田健二消防総務課長  消防広域化準備事業につきましては、これらの事業に活用できる財政措置といたしまして、県の補助金のほかに、有利な起債であります充当率100%の緊急防災・減災事業債が活用できます。また、この起債については70%の交付税措置が見込まれております。 ○藤田 昇委員  財政上のメリットというのは理解しているんですが、91ページ、消防庁舎建設事業。これ、一般質問等でも出ておりますが、この予算でも11億56万1,000円が計上されておりますが、これは新消防庁舎と三崎分署の増改築の費用に充てられると思うんですが、この辺の財政措置について具体的に説明していただけますか。 ○藤田健二消防総務課長  消防庁舎建設事業につきましても、消防広域化準備事業と同様に、県の補助金のほか、緊急防災・減災事業債が活用できることとなっております。 ○藤田 昇委員  わかりました。今ある市立病院の前の消防の本署と引橋分署については、老朽化が激しいので、建て替えの要望、かなり前からあったと思うんですね。今回、新消防庁舎ということで、三崎分署を含めた増改築とあわせて、救急センターもそこに入る。さまざまな部分で増改築も行われて、有利な財政措置で、要は財政的なメリットというのがあるんですが、ハード面ではそういう部分のメリットがわかるんですが、特に先ほども整備の補充とかそういうこともありましたが、特に三浦市、横須賀市、組織が一つになることで、運用面で考えられる財政的なメリットというのはどういうことですかね。 ○藤田健二消防総務課長  一般質問で消防長が答弁させていただきましたが、三浦市のはしご車が広域化に合わせて廃止となります。これに伴いまして、横須賀市消防局の西分署に配置しておりますはしご車で対応することとなります。これらのように、広域化によりまして必要とされる特殊車両等につきましては適正な配置場所を検討するとともに、更新整備費用につきましては、両市の案分負担となりますので財政負担の削減が図れます。 ○藤田 昇委員  財政的メリット、わかったんですが、消防的な観点で、以前にも確認をしておりますが、消防力の活用、これをすることによって、市境付近における消防車両の到着時間の短縮とか出動車両の増加ということが言われてきていますが、具体的に災害対応力の向上が期待できると思うんですけども、火災に対する対応について具体的な運用はどうなるのか、改めて教えていただけますか。 ○塚越克己消防署長  現状では、火災が発生した場合は、最大3台の消防車両が出動して消火活動を行っておりますけれども、広域化後は横須賀市に配置をしております車両を含め、9台の消防車両が出動いたしますので、延焼による被害の拡大防止ですとか市境での初期活動の迅速化が図れます。また、万が一、第3火災が発生した場合でも対応が可能となります。 ○藤田 昇委員  消防庁舎のほうで、新消防庁舎に以前、一般質問でも市長に提案させていただいて、デジタルサイネージを設置していただくというような答弁をいただいているんですが、具体的にデジタルサイネージの設置はどうなっているんですか。 ○藤田健二消防総務課長  デジタルサイネージにつきましては、庁舎の最上階の上の部分、幅約50センチ、長さ約27メートルの大きさで設置をする予定でございます。表示板に関しましては、LEDのフルカラーということで設置をさせていただきます。視認距離に関しましては、20メートルから30メートル程度、これは三崎方面から走行してきて、ちょうど満願所のあたりで庁舎が正面に見えるような形になりますが、その時点で何が書いてあるのか、ちゃんと読み取れるような大きさになるようになっています。 ○藤田 昇委員  わかりました。常時、防災情報をデジタルサイネージで映すというか、流すというものですが、それについては何か決まっているんですか。 ○藤田健二消防総務課長  表示内容につきましては、今後、詳細について調整していくところですが、今考えておりますのは、消防行政情報であるとか気象情報などを表示して周知、広報を行いたいと思っております。 ○藤田 昇委員  わかりました。よろしくお願いします。以上です。 ○出口正雄委員  89ページの消防団一般管理事業でお聞きします。先ほど、消防団のことについて聞かれましたけど、退団者。225名のうち223名が今現在いて、退団者が何名で、新入団員が何名かわかりますか。 ○笠小正幸消防団グループリーダー  退団者は29名の予定でございます。新入団員は17名を予定しております。
    ○出口正雄委員  新入団員17名。災害時には消防団員、なくてはならないんですが、管理事業費が減額になっていますけど、消防団、意欲減退にならないですか。 ○藤田健二消防総務課長  予算額では減額となっておりますが、これは消防団員の定数削減によります報償費の減額が主なものになっております。実質、今いらっしゃる消防団員の方たちに関しましては、出動手当、費用弁償は300円ずつ上がるような形になりますので、意欲の減退するようなことはないと考えております。 ○出口正雄委員  ありがとうございます。よろしくお願いします。  次に、91ページの消防施設の共同指令センターについてお聞きします。消防の共同指令センター、今、葉山町を加えて順調に運営されていると思いますが、共同化して効果があった事例はありますか。 ○鎌倉 仁主査  葉山町の状況は現在把握してはおりませんけれども、三浦市につきましては、火災、救急事案において効果があったと現在認識しております。救急においては、119番の受け付けから出場までの約1分、時間の短縮が図られていると認識しております。 ○出口正雄委員  私も事例で知っているんですけど、私の知り合いの方は脳梗塞で倒れて、たまたま三浦市消防の救急車に電話したら満杯で、横須賀市の救急車が来てくれたんです。そして、4時間以内に、それこそ共済病院に行って、脳梗塞の治療を受けて一命が助かったと。そういう意味合いでも、やっぱりこの広域化の指令センターはよかったのかなと思います。  次に、災害対策費のうちの災害対策災害資機材準備事業は大幅に減額になっていますけど、各地でいろいろ発生している状況の中で、噴火と地震はつながっていると思われますが、資機材の整備事業は大丈夫ですか。 ○高垣秀樹防災課長  災害対策災害資機材整備事業でございますが、平成27年当初、非常用食料3,000食分の予算、これが70万円ほどありました。来年度、更新の予定がございませんので、この分が主に減額となっておりますので、要因はこれでございます。 ○出口正雄委員  わかりました。自助と共助が必要な災害時に防災隊などの資機材を拡充することは重要と思われますが、どうでしょうか。 ○高垣秀樹防災課長  おっしゃるとおり、自助、共助、大変重要なことだと捉えております。各地で行う防災訓練等々、機会があるごとに、その重要性を今後も説いてまいりたいと思います。 ○出口正雄委員  よろしくお願いします。以上で終わります。 ○下田 剛委員  89ページです。13節の委託料ですけども、昨年度ですと70万9,000円、5,500万円上がっているので、先ほど神田委員のときに説明あったと思うんですけど、ユビキタス型の救急医療システムを簡単に説明していただければと思うので、お願いします。 ○鎌倉 仁主査  ユビキタス型救急医療システムでございますが、救急車にカメラを搭載いたしまして、そのカメラを使って搬送患者の映像や救急車の位置情報等を救急隊と病院医師との間で共有し、救急医療現場をサポートいたします。搬送開始までの時間短縮や受け入れ準備を効率化することで救命効果の向上を図るということを目的としてございます。現在、横須賀市が行っておる事業でございますが、協力医療機関といたしましては横須賀共済病院、うわまち病院、横須賀市民病院との連携を図っておる状況でございます。 ○下田 剛委員  そうしますと、もともと持っていたものを新しく買いかえたということでよろしいですか。 ○鎌倉 仁管理係長  三浦市につきましては、この広域化を契機に新規整備をいたします。 ○下田 剛委員  ありがとうございます。次、そのページの、19節の負担金、補助金のところで、予算資料のところの一般-15ページを見ますと、下から3行目の消防大学校上級幹部科負担金というのが昨年なかったんですけども、この学校関係の負担金というのは、スキルアップのための授業料とかって考えてよろしいんですか。 ○亀井隆宏消防長  委員のおっしゃるとおりでございます。 ○下田 剛委員  では、最後に91ページです。真ん中の災害対策費で、19節の負担金、補助金の147万6,000円。これ、100万円ほど下がっているんですけども、予算資料の16ページを見ますと、県防災行政通信網運営協議会負担金が100万円下がっておりますが、その理由について聞かせてください。 ○高垣秀樹防災課長  神奈川県の防災行政通信網というものがありまして、平成27年度、それの中間更新――臨時更新がありましたので、それが163万円ほどでしたので、その分の減額でございます。 ○下田 剛委員  以上です。ありがとうございました。 ○小林直樹副委員長  避難所運営委員会なんですけれど、それぞれで取り組みをされているかと思うんですけれど、状況を教えていただけますか。 ○高垣秀樹防災課長  避難所運営委員会でございますが、今年度は4カ所、三崎中学校、岬陽小学校、南下浦小中学校――南下浦の場合、小中学校で1つとしています。あと三崎小学校。ここで計14回、運営委員会を開いております。その他の場所につきましては、今年度、開いてございません。 ○小林直樹副委員長  それぞれ進捗というか、進みぐあいが違っているかと思うんですけれど、運営委員会、毎年、やっぱり14回ぐらいずつやっていって、充実していくということをずっとつないでいくんですかね、続けていくんですかね。 ○高垣秀樹防災課長  震災後、平成24年度から、順番にいきますと、15回、17回、13回、14回と続いているんですが、地域によってばらつきはございます。そのばらつきをなくすような対策を防災課としてもとっていきたいと思っています。 ○小林直樹副委員長  わかりました。以上です。 ○出口眞琴委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第8款 消防費の質疑を打ち切ります。  本日はこの程度にとどめ、明17日午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  本日はこれをもちまして散会いたします。ご苦労さまでした。                午後5時00分散会...