三浦市議会 > 2015-09-20 >
平成27年度決算審査特別委員会( 9月20日)

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  1. 三浦市議会 2015-09-20
    平成27年度決算審査特別委員会( 9月20日)


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    最終取得日: 2021-05-21
    平成27年度決算審査特別委員会( 9月20日)      平成28年9月20日      平成27年度三浦市決算審査特別委員会記録(4)   〇場  所  第一会議室 〇案  件  議案第43号~第51号 〇出席委員        委員長          草 間 道 治        副委員長         小 林 直 樹        委員           下 田   剛                     石 橋 むつみ                     長 島 満理子                     神 田 眞 弓                     出 口 正 雄                     藤 田   昇 〇出席説明員        副市長          杉 山   実        教育長          三 壁 伸 雄        政策部長         須 山   浩
           財政課長         斉 藤 正 史        総務部長         加 藤 重 雄        財産管理課長       盛 永   泰        営繕グループリーダー      吉 沢   智        防災課長         藤 田 健 二        消防長          亀 井 隆 宏        消防総務課長       髙 垣 秀 樹        主幹           富 井 良 男        消防団グループリーダー     笠 小 正 幸        予防課長         石 渡   博        予防グループリーダー      中 嶋 義 彦        消防署長         塚 越 克 己        警備課長         武 田 幸 男        主幹           出 口 一 隆        主査           鎌 倉   仁        教育部長         大 西   太        教育総務課長       増 井 直 樹        教育総務グループリーダー    長 島 正 紀        主査           岩 瀬 光 司        学校教育課長       五十嵐   徹        主幹           木 村 信太郎        主幹           市 川 昌 樹        学校教育グループリーダー    木 川 大 悟        主幹           高 梨 真 一        学校給食課長       松 下 彰 夫        文化スポーツ課長       堀 越 修 一        文化グループリーダー      浜 脇   仁        スポーツグループリーダー     天 野   貢        青少年教育課長兼図書館長 安 藤 宜 尚        主査           細 田 昭 次        主査           永 井 孝 憲        都市環境部長       星 野 拓 吉        都市計画課長       大 滝 弘友紀        都市政策担当課長     土 屋 知 己        都市計画グループリーダー    中 村 和 幸        開発指導グループリーダー    鈴 木 昭 由        土木課長         髙 橋   哲        管理グループリーダー      鈴 木 洋 一        道路整備グループリーダー    清 水 吾 郎        公園河川グループリーダー    鈴 木 正 美        環境課長         山 口   智      ―――――――――――――――――――――――        監査委員         出 口 眞 琴        監査委員事務局長     石 井 真 澄 〇出席議会事務局職員        事務局長         坪 井 美 直        議会総務課長       岡 部 隆 二        議事グループリーダー      長 島 ひろみ  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午前9時58分開会 ○草間道治委員長  おはようございます。ただいまより、去る16日に引き続き決算審査特別委員会を開会いたします。  去る16日の委員会におきましては、一般会計歳出第7款 土木費の質疑の途中で散会しておりますので、本日は引き続き土木費の質疑からお願いいたします。 ○出口正雄委員  おはようございます。説明書の90ページの住宅リフォームの関連でお聞きします。今回の申し込み数等はわかっているんですけど、その当選確率というか、1期、2期で分かれてしていると思うんですけど、何件申し込んで何件というような具体的なことを教えてください。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  27年度におきましては80件の申請がありまして、審査に落ちた方が2件おられまして、結果的に78件となっています。 ○出口正雄委員  昨年、商品券の形のリフォームの当選なんですけど、今回は抽せんというか、そういう形でやっていらっしゃるんですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  おっしゃるとおり、28年度は抽せんという形で40件の枠を6月と9月、2期に分けまして、25件、15件という形で行わせていただいております。 ○出口正雄委員  じゃ、当選確率は。 ○盛永 泰財産管理課長  28年度のほうでお答えしますと、第1期ですが、25件の募集を行いまして23件の申し込みがありました。結果、2件、申し込みが少なかったということで、2期のほうにそちらは移して、2期のほうは15件の予定でしたが17件で行っています。今の段階で言いますと、当選率というのは100%になっております。 ○出口正雄委員  昨年、商品券で申し込み順にすぐリフォームの助成金をとれたと。これは余りよろしくないかなと私は思いましてね。今回、ちゃんと抽せんでこういうことをやってくれたので、また引き続きお願いいたします。  次に、91ページの一番上の耐震及び震後対策事業の中で、応急危険度判定士の方は市内在住の方ですか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  神奈川県では、常に判定士の数を1万人体制ということで確保していくということで方針を持っております。その中で平成28年3月31日現在の人数なんですけども、神奈川県全体で1万759名。そのうち三浦市が民間判定士が49名、行政判定士が8名となっております。 ○出口正雄委員  判定士の関係、三浦市の中で何人いるかちょっとわからなかったので。活躍してくれたらと思います。  次に、94ページ、橋りょう維持修繕事業の中の市道29号線(浜諸磯陸橋)の橋りょう点検業務というような形で、業務の結果を教えてください。 ○髙橋 哲土木課長  こちらの点検業務につきましては、浜諸磯陸橋のほうからコンクリートの破片が落ちまして、こちらの状況がございましたことに伴いまして、ほかのコンクリートの破片が落ちそうな箇所がないかどうかの点検を実施したものでございます。 ○出口正雄委員  西海岸線には橋梁が3本かかっていると思います。その中の名向陸橋のほうは修繕されて、浜諸磯陸橋のほうからコンクリートの破片が何回か落ちたという話を聞きました。やはり橋梁も耐用年数というか、そういう中で補修だけではなく、まだまだ名向陸橋のように本格的な修繕をやるか、そういう予定はありますか。 ○髙橋 哲土木課長  今、委員さんのおっしゃられるとおり、点検を実施した後、整備を行っていかなければいけない橋梁はかなり多くございますが、その橋梁の中でも跨線橋、跨道橋と呼ばれている橋がございまして、下に鉄道が通っていたりとか道路が通過しているというような橋梁は、かなり優先度が高くなりますので、そちらの橋梁の補修が必要であれば、計画的に補修を実施していきたいというふうに考えております。 ○出口正雄委員  私もあそこは毎日通るんですけど、そういう事故がないようにしたいと思いますし、要望なんですけど、あそこの橋梁の手すりは仮設というかパイプでやってあるので、やはりそこのところも、今度、橋梁の点検、そして修繕があったときにはその部分を考えてほしいと思います。  以上です。 ○下田 剛委員  成果説明書の92ページです。道路管理事業なんですが、先日、地元紙で、油壺のほうの市道の部分を駐車しているということで記事になったと思うんですが、それはいつからされていたかわかりますか。 ○髙橋 哲土木課長  先日の記事の件ですが、その行為を行った方の聞き取り等を実施しておりまして、今、聞き取りができている中では、臨時的に駐車場として開設した際に、一時的に車を置いているというような状況で話は伺っております。 ○下田 剛委員  そうしますと、今後の対応というのは、どういう感じで考えてらっしゃるんでしょうか。 ○髙橋 哲土木課長  今後の対応といたしましては、市道の位置が明確でなかったというのも一つの原因であったようですので、市道の位置が明確にわかるように、その区域を打ち出ししまして、今後そのような形で、一時的にでも車が置かれないような対策をしていきたいというふうに考えております。 ○下田 剛委員  わかりました。次に、93ページの自転車等駐車場管理事業なんですけども、放置自転車なんですけども、これというのは駐輪場の数が足りていないのか、それとも足りているのに入れないで放置しているのか、ちょっとお伺いしたいんですが。 ○髙橋 哲土木課長  今現在、自転車の駐車場におきましては、市が運営しているものと京浜急行さんのほうでも運営されているものがございます。その中で市と民間のほうで駐輪場対策を行ってきた結果、違法にとめられている駐車車両はかなり激減しております。部分的にはわずかにはありますが、改善という意味からすると、かなり改善されてきているというような状況でございます。 ○下田 剛委員  土木課職員による見回りを行い、放置自転車対策に努めたということなんですけど、具体的にどのようなことを行ったんでしょうか。 ○鈴木洋一管理グループリーダー  市の職員が三崎口駅、三浦海岸駅を中心として放置自転車のパトロールを行いまして、平成27年度につきましては、年間19回パトロールを実施し、指導に当たっております。 ○下田 剛委員  指導というのは、放置している方に対しての口頭注意というか、そんな感じですか。 ○鈴木洋一管理グループリーダー  放置してある自転車に対して、警告札を張る形での指導になっております。 ○下田 剛委員  これ要望なんですけど、今後、大体決まっているところに……決まっているところと言ったらおかしいんですが、目立たないところに結構、放置自転車というのはとめられていると思うので、例えばそこに、ほかの自治体ではお子さんが描いた絵、駐車はだめだよみたいな、そのようなことをしたりしているので、とめないような対策というのも今後必要かなと思うので、何か三浦市でも同じようなことを考えていただきたいと思います。 ○髙橋 哲土木課長  とめられない対策としては、いろんな対策が考えられますが、委員さんのおっしゃられた策も一つの案として、今後、検討課題にさせていただきたいと思います。 ○下田 剛委員  続きまして、95ページになります。先日、藤田委員のほうからも聞いたと思うんですけど、内容が変わってきているんだよねという話で質問したと思うんですけども、項目が交通安全対策事業。内容が減っているので、今回金額下がっているんですけども、前年度が4,800万円ということなんですが、これ、何年周期とかで予算上げているとか下げているとかってあるんですか。 ○髙橋 哲土木課長  各年度でお金の増減が発生するということではなくて、各路線、対策の箇所によって予算を算出した上で必要経費をはじいた結果、予算が増減しているということになっております。この予算の減額につきましては、前年度、平成26年度に実施しました岬陽小学校の周辺の安全対策に伴って金額が大きく必要となったものでございまして、平成27年度については、その予算の規模が若干縮小しているという形になっております。 ○下田 剛委員  よくわかりました。以上です。 ○小林直樹副委員長  92ページなんですけれど、下のほうに土木用地事務事業というのがあるんですけれど、確定願いが出てきて全部処理できているのか。いろいろな現場があるので、境界確定なので相手がいることなんですけれど、ちょっと状況教えていただけますか。 ○鈴木洋一管理グループリーダー  道路境界確定の平成27年度の処理状況でありますが、新規の申請件数が34件ございまして、前年度からの継続案件7件を含めまして、平成27年度中に41件の案件に対応いたしまして、31件の境界を確定したという状況にあります。 ○小林直樹副委員長  31件が確定したんですけど、41件……、その7件というのが前年度からの持ち越しみたいなものになっていて、そうすると、28年度は10件、先送りになっているということですかね。 ○鈴木洋一管理グループリーダー  おっしゃるとおり、平成27年度中は10件未処理になっておりまして、現在も継続して処理に当たっておりまして、今現在、10件のうち6件は確定しておりますので、残りについても順次対応していきたいと思っております。 ○小林直樹副委員長  物によっては、ずっと確定できないというのもあるんですか。これはしようがないんだ、相手のいることだから、境界だから。 ○髙橋 哲土木課長  委員さんのおっしゃられるとおり、やはり確定できないケースというのもございます。やはり境界確定の場合には、どうしても納得していただけないというか、未確定になってしまうケースも多々ございますので、そういったケースが存在しているという状況でございます。 ○小林直樹副委員長  93ページの下のほう、先日も議論されていましたかね、道路維持補修事業なんですけれど、改修要望の件数はそれぞれ聞いて、27年度、681件なんですけれど、改修要望に対して実際に改修されているもの、全部改修されているのか。これも、例えば道路の打ちかえしなきゃいけないなんていうのが残っちゃっていると思うんですよ。穴があいていて、そこを埋めるなんていうのは改修しているかと思うんですけれど、681件のうち何件ぐらいが改修できないなんていうので残っていますかね。 ○髙橋 哲土木課長  処理した件数でお答えさせていただきますと、681件中、477件が対応、処理されているという形になっておりまして、約70%が処理がされていると、残りの30%が未処理となっております。 ○小林直樹副委員長  それは未処理ということで、要望は上がってきたけど特に、今は大丈夫だなんていうのも含まれているんですかね。 ○髙橋 哲土木課長  基本的には、要望が上がったものに対して、安全性の確保が第一優先になりますので、その安全性の確保につきましては緊急対応を行っております。そちらに対して、今後、抜本的な対策を施さなければいけないものとして、委員さんのおっしゃられるとおり道路の打ちかえですとか、そういったことが今後の補修案件となりまして、その残りの30%については補修対応だというような形のものが存在するということになります。 ○小林直樹副委員長  そうだよね。要望が上がってきているから、何かしらの安全対策はしなくちゃいけないということになっていると思うんですけれど、そうすると、そのうちの、477件だから200ちょっとの件数は、安全対応はしているんだけれど、抜本的な対策というのをしなければいけないものも結構あるということでいいんですかね。 ○星野拓吉都市環境部長  例えば道路の側溝についていきますと、ふたが割れていますという案件も1件でございます。ですけども、最近の大雨で流下能力が足りないというのも1件でございます。そうなりますと、部分的な改修だけでは対応できませんので、大がかりな計画を立てて広い範囲でやらなければいけないというのも1件と。このカウントの仕方にはいろいろ考えがございますけども、そういう1つずつのレベルが違うということと、穴埋めだけで済むものと下のほうからやらなきゃいけないものとありますので、応急対応で済むものと処理ができてないというふうにカウントするものとあるということでございます。 ○小林直樹副委員長  何が言いたいかというと、例えば、道路のほうがわかりやすいですかね。穴は埋めました。だけど、舗装を打ちかえしなければいけないというのは、予算的なもので次の年度に持ち越しされるのか、それとも、そのまま放置されちゃうのかというのが問題なんですよ。最近の予算を見るとなかなか厳しくて、本当は直したいんだけれど直せないというところも、現場をあずかっているところだとあるのかなと思うんですけれど、その辺はどうですかね。言いづらいといえば、言いづらいんだろうけど。 ○髙橋 哲土木課長  先週の金曜日にも同じような議論があったかと思うんですが、今現在、交通量の問題等も加味した上で、やはり一般の車両の通過交通が多いところが優先されるのではないかというふうにも考えておりまして、その路面のまず正常化調査という形で今年度委託を実施させていただいております。その委託の成果を見て、今後は道路の補修が必要な箇所を計画的に修繕していきたいというふうに考えています。こちらにつきましては、今後、国庫の補助金を活用しながら実施していきたいなと思っています。 ○小林直樹副委員長  96ページ、沈砂池しゅんせつ事業。松輪であるんですけれど、これは土木事業で建設した沈砂池なんですか。 ○髙橋 哲土木課長  こちらは土地改良事業で施工された施設になっております。 ○小林直樹副委員長  土地改良でやっても河川という扱いだから、管理は土木課になってくるということだと思うんですけれど、結構、土地改良で沈砂池、幾つか市内にあるかと思うんですけれど、何カ所ぐらいあるか教えていただけますか。
    ○髙橋 哲土木課長  現在、10カ所、沈砂池がございます。 ○小林直樹副委員長  全て土地改良事業で、10カ所設置した沈砂池ですかね。 ○髙橋 哲土木課長  その中のうち、狭塚の調整池につきましては市のほうで整備を実施いたしております。 ○小林直樹副委員長  残りの9カ所なんですけれど、沈砂池なので、雨が降って、畑からの土砂が海に直接流れないように、流速を落として砂を沈めちゃおう、取り除こうという構造になっているかと思うんですけれど、今回、松輪でしゅんせつしたので機能は回復したかと思うんですけれど、残りの8カ所になるのかな。狭塚を抜いて松輪を抜くと、残りの8カ所の機能というのはどうですかね。十分機能していますかね。 ○髙橋 哲土木課長  今現在は、かなり堆積土量が多くて、辛うじて機能しているという程度でございます。 ○小林直樹副委員長  98ページです。上に景観行政推進事業というのがあるんですけれど、景観計画を27年2月につくって、条例もつくって推進しているかと思うんですけれど、ここに「審議会を2回開催し、みうら景観資産の候補の抽出等、景観に関する事項を調査審議した」と書いてあるんですけれど、景観資産の取り組みですね。候補の選定というので市の提案、市民等の要望、あとイベントなどでみうら景観資産の候補を決めて、それで認定をしていこうという考え方なんですけれど、市の提案、市民等の要望、イベントというようなことを具体的にはどんな感じでやりますかね。 ○大滝弘友紀都市計画課長  みうら景観資産につきましては、昨年度、写真コンクールによって3点抽出しております。その後、昨年度行いました、みうら市民まつりアンケート調査をしております。さまざまな三浦の景観で、いいところというのを抽出いただいて、市民からピックアップしたもの。これらを含めまして14点を、本年度、三浦景観審議会を使いまして改めて認定に向けた取り組みをしている状況でございます。ちなみに、昨年度、写真コンクールというのを行いましたけども、今後行います三浦景観審議会の中でご意見なんかを賜った上で、今年度、やはり開催するかどうかを判断していきたいと思っております。 ○小林直樹副委員長  下のほう、都市計画一般管理事業です。都市計画審議会を4回、小委員会を2回開催したとあるんですけれど、ここのところって結構前から、都市計画道路見直しあたりからですかね。それこそ県の方が来ていろいろ取り組んでもらって、高度地区の設定ですとか、今言った景観計画の策定……、風致地区の見直しについてはちょっと不満はあるんですけれど、線引きの見直しなどをやられているんですけれど、都市計画がかなり進んできたりしているんです。  それで、今案件となっているのが、例えば二町谷の埋立地で地区計画を見直ししなければいけないとか、もう一つ、三高跡地の地区計画。これは都市計画決定しなければ、ベイシア自体が進出できないという重要な案件でもあるんですけれど、それと校舎を壊したという段階にもなっています。B地区の土地利用を決めなければ、なかなか難しいんですけれど、都市計画決定をしなければいけないということになっていて、都市計画サイドからすると、市長室のほうから地区計画の都市計画決定について、こんなスケジュールで行きたいんだなんていう意向は示されているんですかね。庁内的な打ち合わせはされていますか。 ○土屋知己都市政策担当課長  現在、三高跡地の開発事業につきましては、私どものほうに相談という形でいただいております。もちろん私どもも三高跡地の開発事業につきましては推進するという立場を持っておりますので、アドバイスですとか指導ですとか、調整をしながらやっていくというふうに考えています。スケジュールにつきましては、まだまだ案が固まってない状況でございますので、今後、事業計画が固まりそうになったらば、改めてスケジュールを見て、精査をして進んでいきたいというふうに思っております。 ○小林直樹副委員長  都市計画は受け身というか手続なので、もとの計画が決まらないと動けないというのはあるかと思いますので、計画が決まったらば、迅速に手続を進めていただきたいというふうに思います。  101ページです。上に緑地保全事業というのがあって、小網代の森保全利活用対策協議会に参加したというのがあるんですけれど、昨年オープンして、かなり人が来ているんですけれど、トイレの整備なんですけれど、これは順調に設計が進んでいるんですか。 ○山口 智環境課長  小網代の森のトイレにつきましては、設計が県のほうで今進められておりまして、大体の設計図的なものは今提示はされておるんですが、その中で、やはり市側としてもこういうことをやっていただきたいとか、そういう図面の中でも要望とかございましたので、そういったものはお返ししている状況です。 ○小林直樹副委員長  市から要望した項目、もしよければ教えていただけますか。 ○山口 智環境課長  例えば、内容としましてはシャッターが要るか要らないかとかですね、防犯上の関係もあって。そういった部分で県のほうで提示してきたものに対しては、回答したりとか、あるいは構造上で鏡の位置であるとか、例えば用具の倉庫がこれでいいのかとか。そういった部分は要望と、県からこういうふうにしましたよというような部分での意見は求められたことはございます。 ○小林直樹副委員長  計画で行くと、建設、設置は来年度ということで変わりないですかね。 ○山口 智環境課長  今、県から報告を受けているのは、29年度末にオープンというか使えるようにしたいという中で、確かに手続的なことはございますので、それが延びるか延びないか、その辺はまだわからないんですが、目標としましては29年度末に使えるようにしたいということでございます。 ○小林直樹副委員長  これは手続で建築審査会の許可でしたっけ、必要なんですか。 ○山口 智環境課長  今おっしゃったとおり、そういった部分は関係してございます。 ○草間道治委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第7款 土木費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○草間道治委員長  次に、第8款 消防費の質疑に入ります。 ○長島満理子委員  成果説明書の104ページ、火災予防一般管理事業のところの2番で、不特定多数の者が集まる催しに出店する場合に指導したりするという項目があるんですけれども、市内全ての、町内のお祭りとかも全てを回られているのでしょうか。 ○石渡 博予防課長  各催し物への露店の査察でございますが、これにつきましては全てということではございません。例えば幼稚園の催し物で、その幼稚園の父兄の方を限定にした催し物ですとか、そういうものについては届け出の義務はございませんので、それ以外の祭礼ですとか、あるいは各種イベントにおける催し物を対象として、露店の査察を行わせていただいております。 ○長島満理子委員  イベントは全て申請したものには、必ず査察に行っているということですか。申請の義務はあったんですか。 ○石渡 博予防課長  今お問いのありましたイベントの申請についてですけども、これにつきましては開催の3日前までに届け出を出していただくということになっておりますので、この届け出をいただきましたものについては、全て巡回に回らさせていただいております。 ○長島満理子委員  ちなみに、事故とかはあったんですか。 ○石渡 博予防課長  これは平成25年に発生しました京都の福知山での花火大会を受けまして、その後、巡回をさせていただいておりますけれども、これまでのところ事故についてはございません。 ○長島満理子委員  いろいろイベントに私も参加させていただいているんですけど、厳しい点検とかもありまして、やっぱり安全にこれからも努めていただきたいと思います。  その次のところに、市内の該当施設への特別査察というのもあるんです。簡易宿泊所とかあるんですけれども、ちょっと不備があるような施設とかもあったんでしょうか。 ○石渡 博予防課長  特別査察についてなんですけども、平成27年につきましては、川崎でおきました簡易宿所の火災を受けまして、その直後に市内で該当する施設への特別査察を実施させていただきました。それ以前にも、例えば博多で起きました整形外科の病院の火災ですとか、社会的影響の大きい火災が発生しました場合には、消防といたしまして特別査察の実施をさせていただいているところでございます。平成27年の査察につきましては、31施設を回らさせていただきました中で、消防法上、24の施設で若干の違反がありましたので、それについては指導させていただき、改善を図らせていただいたところでございます。 ○長島満理子委員  事前の査察で24件もあったとおっしゃいましたけれども、何事もなく、事故もなかったんですね。未然に防いだということで事故もなく、よかったと思います。今後もいろいろな面で安全に関して、よろしくお願いいたします。  次に、その下の警備一般管理事業で、市民に対しても上級及び普通救命講習等の受講を呼びかけとありますけれども、年にこういう呼びかけは何回行っているのでしょうか。また、参加率も、どんな状況なのかお聞かせください。 ○出口一隆警備課長  呼びかけについては、依頼者から依頼があった場合に、こちらで救命講習に出向する形をとらせていただいております。また、出向した際の救命講習内で次回の救命講習の普及啓発等の広報を行っております。回数なんですけども、平成27年中は49回で受講者数は1,643名でございます。 ○長島満理子委員  講習は結構頻繁にやっていて、いざというときにAEDがあっても対応できないという方も、受講していても、慌ててしまって対応できなくなるということもあるので、今後とも普及の啓発、呼びかけ、講習をやってくれと言われる前に、こちらからも呼びかけるようなこともお願いしたいと思います。 ○出口一隆主幹  呼びかけに関してなんですけど、毎年、上級救命講習を1回、あと普通救命講習を1回、うちのほうで呼びかけて、一般公募という形で実施しております。 ○長島満理子委員  さらに啓発で、1人でも多く参加者がいるようにお願いいたします。  その次のところで、小学4年生による消防署施設見学や市内中学生の職場体験学習を積極的に受け入れとありますが、職場体験は具体的にどのようなことをやっているんでしょうか。 ○武田幸男警備課長  職場体験につきましては、市内の中学生を中心に実施しております。内容につきましては、職場体験は、消防署に実際に来ていただきまして、救助訓練を体験していただいたり、はしご車の乗車を体験していただいたり、そのようなことを実施しております。 ○長島満理子委員  これは消防士さんを目指してもらいたいというか、そういう仕事につく。職場体験だから、そのことを1人でも多く考えてもらいたいということを目的に行っているんでしょうか。消防士を理解して、仕事を理解してもらうような。 ○塚越克己消防署長  職場体験でございますけれども、消防署に実際に来られる生徒さんは、自分で消防署に職場体験をしたいという希望を持った方でございますので、こちらといたしましても、将来有望な消防士の候補でございますので、積極的に受け入れております。 ○長島満理子委員  積極的に受け入れということで、わかりました。以上です。 ○神田眞弓委員  104ページの警備一般管理事業の1番、救命体制の強化のところなんですけれども、薬剤投与とか、さまざまな受講をしているんですけれども、このほかに救命士が救急業務の高度化推進に当たって、あと努めなければいけない、受講しなければいけないことというのはありますか。 ○武田幸男警備課長  救命士の受講についてですが、救命士は救急救命士法施行規則の改正に伴いまして、平成26年4月から救命士の業務範囲が拡大されました。新たに追加されたというのは、医師の指示を電話で受けて救急救命士が処置を行えるようになった2つの行為でございます。1つ目は、低血糖性の意識障害の可能性がある傷病者に対して、血糖測定を行いまして低血糖が確認された場合はブドウ糖液を投入できるというものでございます。2つ目は、血圧が低下して心臓が停止する危険性があるショック状態の傷病者に対して点滴を行えるというものでございます。したがいまして、これまで救急救命士が行える救命処置については、心肺機能が停止状態になった重度障害者に限られていましたが、この業務範囲の拡大により、心肺機能停止前の重度傷病者に対する処置ができるようになりました。  この処置拡大のほかには気管挿管。これはいわゆる気道の中にチューブを通して、人工呼吸がスムーズにできるようにするものです。そのほかに薬剤投与です。これは心臓機能に勢いをつけるための薬剤を投入するというものも行います。このほかに基本的に静脈路確保といいまして、体の中に輸液を行うもの。このほかに除細動――いわゆるAEDですね――を行う処置が行えます。それと、新たにビデオ喉頭鏡といいまして、気管の中を見やすくする器具の処置も行えるようになりました。 ○神田眞弓委員  たくさんの説明、ありがとうございます。今、認定士が13名ですから。皆さん、全員で何名いられるんですか。 ○武田幸男警備課長  救命士の総実数は16名でございます。そのうち実際に救急隊として乗務している者が13名でございます。 ○神田眞弓委員  じゃ、認定救命士を持っている人は、救急車に乗っている13名は、全部認定を持っているということですね。 ○武田幸男警備課長  それぞれの講習を修了した者に限って、それぞれに与えられた認定を持っています。 ○神田眞弓委員  気管挿管は2名しかいないということですか。 ○武田幸男警備課長  気管挿管につきましては現在7名です。 ○神田眞弓委員  あと半分ぐらいの方が気管挿管はまだ受けていないということなので、救急業務の高度化の推進のために、よろしくお願いいたします。  続きまして、現在、三浦市立病院に救急車が配置されておりますけれども、救急ワークステーションの運用が開始されたというふうに伺っております。このメリットについてお伺いしたいと思います。 ○塚越克己消防署長  本年、平成28年7月1日から三浦市立病院に救急隊員と救急車を派遣いたしまして、救急隊員の救急医療に対する最新の知識、技術の向上や医師との連携強化を図るほか、事案によりましては医師等に救急車へ同乗していただき、出動することも可能となりまして、救命効果の向上に期待のできる派遣型の救急ワークステーションの取り組みを始めております。これによりまして、救急隊員の研修の充実や、迅速かつ的確な判断が求められる救急現場において、救急隊員が医師から直接的な指示や指導、助言を受けて活動することが可能となり、救急活動体制のさらなる向上が期待できるというものでございます。 ○神田眞弓委員  7月1日から始めたということで、今9月で3カ月ぐらいになるんですけど、現在どのような状況ですか。同乗して行ったとか、助からない命が助かったとかというところがわかりましたら。 ○武田幸男警備課長  平成28年7月1日から9月1日までにワークステーション中に出動した件数につきましては65件でございます。 ○神田眞弓委員  この65件の内訳で、今まで救われなかった命が救われたとか、いろいろ事案があると思うんですけど、この辺は。 ○出口一隆主幹  65件出動しておりますが、その中で重症と思われる傷病者の出動は今のところございません。ですので、今現在では、助かった命とかその辺のことはまだちょっと検証ができておりません。医師の同乗も今のところございません。 ○神田眞弓委員  今後も救急業務の高度化推進に努めていただきたいと思います。これ、広域化になっても同じことですよね。市立病院に配置されるということは、そのまま続くということですよね。 ○亀井隆宏消防長  広域化になりましても現時点と同じようにワークステーションをやっていこうと、そういうふうに考えております。 ○神田眞弓委員  次に、106ページですけれども、消防庁舎建設事業の関連です。一番上のところです。三崎高校跡地に建設中の新消防庁舎は、横須賀市消防局三浦消防署となると伺っております。今、庁舎の進捗状況をお伺いしたいと思います。 ○髙垣秀樹消防総務課長  現在、三崎高校跡地に建設中の新消防庁舎でございますが、着工からこれまで、くい打ちや基礎配筋、1階部分の配筋などの工事を行ってございます。10月初旬に1階部分のコンクリートの打設は予定されております。最終的に平成29年2月末には工事完了を予定してございます。 ○神田眞弓委員  それでは、4月までに、広域化に間に合うということでよろしいんですね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  はい。委員おっしゃるとおりでございます。 ○神田眞弓委員  続いて、広域化の関連になりますが、広域の方式を事務委託方式とあるんですけれども、現三浦市職員は横須賀市消防署の職員となるというふうに理解しておりますが、横須賀市の職員となる上で、今現在、準備などはどのように行われているんでしょうか。 ○髙垣秀樹消防総務課長  8月までに横須賀市消防職員採用試験として必要な書類及び論文の提出に加えまして、面接試験を行ってございます。また、広域化後に横須賀市の職員と一緒に活動するために、消防戦術とか資機材の相違が当初の課題であると考えてございますので、今年度からもう既にこれはやっているんですが、三浦市消防職員の横須賀市消防局南消防署への当直研修や合同訓練などの事前対策を行ってございます。 ○神田眞弓委員  面接試験と必要書類、論文とありましたけれども、これは消防長も皆さん全員ですか、試験は。 ○髙垣秀樹消防総務課長  消防長を初め、対象者全員でございます。 ○神田眞弓委員  採用はもう決定したんですか。 ○髙垣秀樹消防総務課長  まだ採用の通知は来てございません。 ○神田眞弓委員  じゃ、全員が採用されることをお祈りしております。広域化に向けた準備が着々と進んでおりますけれども、皆さん、採用されても、広域化後は三浦市の管内にそのまま全員が残るんですか。その辺の人事はどうでしょうか。 ○亀井隆宏消防長  円滑に広域化に移行するために、これまで培ってきた消防団の事務ですとか自主防災隊との緊密な関係を継承する必要があると思います。したがいまして、広域化当初は人事異動は最小限にとどめるべきだというふうに、今、横須賀市消防局と考えております。現時点におきまして、おおむね1割程度の人事の交流をしていこうと、このように検討を進めているところでございます。 ○神田眞弓委員  今まで三浦市の職員として市民の安全・安心を守っていただきまして、本当にありがとうございます。円滑な消防広域化の移行ができるように、よろしくお願いします。そして、三浦市民の安全・安心のために広域化の成功をお祈りして、終わります。 ○石橋むつみ委員  104ページです。救急対応ということで、ここの数字ということではないんですけども、この間、新聞の記事で不搬送というか、救急車が出動したけど搬送しなかったのが数%もあるというのを聞いたんですけど、27年度、それから今、どんな様子なんでしょうか。出動件数と、それから出動したけどその場でいろんな理由があって、本人が「大丈夫です」と言ったとか、そこでちょっと手当てをしたら大丈夫そうで搬送はしなかったとか、いろんな例があるかなと思うんですけれども、出動した全体は幾つで、不搬送があったのか。 ○武田幸男警備課長  歴年でお答えさせていただきます。平成27年中は、出動件数は3,272件中、不搬送に関しては160件でございました。 ○石橋むつみ委員  大体そのくらいなんでしょうかね。 ○亀井隆宏消防長  おおむねそのぐらいの、5%程度で推移しております。 ○石橋むつみ委員  慌てて呼んでしまうというときもあるし、でも、呼ばなかったら、あのとき大変なことになっていたという場合もあるので。連絡の仕方というか、救急車、119番に電話をするというのを、ちゅうちょしてもいけないと思うんですけれども、その辺、市民に対してどんな呼びかけなり、それから、そういう場合に当事者の方に何か話していることはありますか。 ○亀井隆宏消防長  出動をいたしまして不搬送というふうな扱いになったときには、消防としては、これはよかったというふうに考えております。どういうことかといいますと、このぐらいなら救急車を呼ばなくてもいいんじゃないかとか、このぐらいなら消防連絡は要らないんじゃないかと、そうしている間に急変する必要もありますので、救急隊が行って観察して何事もなかった、もしくはご本人が「もう大丈夫です」と言われた段階は、何かもう一度症状が出ましたら消防署に連絡を下さいと言って帰ってきておりますので、基本的には不搬送はなくならないと思っておりますし、不搬送があっても消防としてはひとまず安心というふうに思っております。 ○石橋むつみ委員  おっしゃるとおりというか、呼んだら怒られるかなとか市民の人が心配をするようなことがある。そういうことがなく、本当に頼りにできて、そういう言葉をかけてもらうというのは大事なことかなと思います。  ホームページにあったんですけれども、PA連携といってポンプ車と救急車、場合によって、聞いた場合の中身によって両方が行きますから、救急車を呼んだけど、ポンプ車が来ちゃったって、びっくりしないようになんていうのがあったんですけれど、両方が出動するという例も結構多いんですか。 ○出口一隆主幹  PA連携ですが、消防車と救急車が出動する件数ですが、平成26年中のPA連携の出動が164件です。平成27年中の出動件数は179件になります。 ○石橋むつみ委員  これは実際に市民の方が、そういう場合もあるんだなということがわかればいいのかなというふうに思います。  それで、実例なんですけれども、朝、散歩をしていて、自傷かもしれないけど、けがをしている方がいて、それをたまたま見た年配の方が119番した。共同指令になっているので、そのせいかなとは思うんですけれども、分団の詰所の前だよって連絡したら、119番に出た方がそれがわからなくて、それで説明するのに6分かかったと言われたんですけれども、共同指令のあれの中に、番地はあるけど、例えば三浦市内の分団の詰所なんていうのは入っているんですか。 ○亀井隆宏消防長  基本的には、横須賀市と葉山町でやっている指令装置には発信地表示システムというものがございまして、携帯電話でも固定電話でも全て地図上に、ここから電話が鳴っているよという連絡が来ております。ただし、分団には、小分団といいまして、1分団だよと言われても幾つか分団を持っているところがございますので、そこの現場を間違えるということは消防としてはあってはならないことでございますので、そこに念入りに聞いて、確かにここだというところでしか出しておりませんので、そこに時間を要する。恐らくなんですけど、現場に到着するまでには6分ぐらいかかっているのかと思うんですけど、それを聞くまでには2分はかかってないというふうに思っております。 ○石橋むつみ委員  そんなに長くね。私に言った方は、電話で説明するだけで6分かかったんだよと言われたものですから、じゃ、横須賀市の方が受けて三浦市の消防分団の場所がわからなかったのかもしれないですねという答えを返して、決算で聞いてみようかなと思ったんですけれど。なかなか地域を画面で見ているのと、頭の中で市内をつかんでいるというのでは全然違いますし、市民の人みんなが地理が頭の中にあるわけではないのでね。慌ててもいるでしょうし、丁寧な対応をしていただけるといいな。今後もそういうことがないようにというか、説明をね。番地……、携帯だというんだけど、できなかったんですよ。だから、そういうことも含めて考えて、対応していただきたいと思います。  今後、広域というか、葉山町、横須賀市、三浦市ということで、共同指令だけではなくて、事務委託ということも進んでいくわけですけれども、消防年報だとか、そういうものの統計の扱いというのはどんなふうになるんですか。 ○鎌倉 仁主査  年報の関係でございますが、本年度につきましては、これまでどおり28年度中のものを三浦市で作成する予定でございます。29年につきましては、横須賀市消防局の中に三浦市域を含めた消防年報というもので作成をしていく。今、このような考えでいるところでございます。 ○石橋むつみ委員  そうすると、今、葉山町だとか横須賀市の場合は、救急で出動したのが市外だったら何件とか市内から市外へとか、どこからどこへなんていうのまで入っていたのをちょっと見たんですけれども、今後、そういうのも一本で、その部分というふうになっていくということですか。 ○髙垣秀樹消防総務課長  葉山町の部分につきましては、消防広域化はしませんので、含まれません。三浦市と横須賀市の部分だけ同じ年報に出てくる、そういう予定です。 ○石橋むつみ委員  本当に三浦は地域的にも消防団と消防との関係がきちっとあって、それで、身近にいろいろなことが、防災のことも進んでいるのかなというふうに思いますので、ぜひそれを後退させないように、今後とも頑張っていただきたいなと思います。 ○藤田 昇委員  104ページなんですが、警備一般管理事業の関連なんですが、先ほども救急救命士のことについては神田委員のほうからありました。1991年から救命士制度が日本の医療を大きく変えた。それまで救急車、現場に駆けつける救急隊員は、患者を搬送することのみが仕事であったために、患者の命を救う医療行為を行うことが法的に認められていなかったと認識をしています。救急救命士が医師の指示のもとに重度傷病者に救急救命処置を行える。この制度が導入されて以降、傷病患者の生存率は大幅に上がったことは確かだと思います。先ほども、ここにもあります処置拡大2行為追加講習に救命士を2名受講させたとか、さまざまな今講習を受けて、気管挿管も含めてですが、さまざまな取り組みをされていると思います。  そこでちょっと関連なんですが、毎年お伺いしますが、緊急通報体制整備事業についてなんですが、高齢介護課と連携して市単独で行っていると思うんですが、登録者数は平成26年の、昨年の決算では8月1日現在で1,077人だったんですけども、今の現状を教えていただけますか。 ○亀井隆宏消防長  緊急通報設置者につきましては、27年現在で1,085名の登録が済んでおります。ちなみに、27年中の出動件数でございますが、43件が出動しております。 ○藤田 昇委員  出動件数についてもお答えいただきましたけども、一応、人数的にはそんなにふえていないけど、出動件数が前年度は30件だったと思うので、その分がかなりふえているのかなと思うんですけどもこの辺も、今言った対応の必要がある方についての拡大は、ちょっと庁内連携も含めて、これ、広域化になっても取り組んでいくような形で認識してよろしいでしょうか、この取り組みについては。 ○鎌倉 仁主査  同様の対応をしていく予定でございます。 ○藤田 昇委員  よろしくお願いしておきます。次に行きます。105ページ、災害資機材整備事業なんですが、マイナス2,306万円ほど。たしかレスキューボートとかが26年にあったのかなと思うんですが、改めて確認をさせていただきたいと思います。 ○武田幸男警備課長  災害資機材整備事業での減額についてでございますが、前年度、平成26年度はレスキューボートを搭載した資機材搬送車と小型動力ポンプつき積載車を整備させていただき、これが合計で2,322万円でございました。平成27年度は消防ポンプ自動車の整備を予定しておりましたが、横須賀市との消防広域化が決定したため、広域化に伴う国・県の財政支援を活用して整備することで財政的メリットが見込めるため、見送りをさせていただき、現車両の車検整備のみを実施したことによる減額でございます。  なお、平成28年第2回定例会におきましてご承認いただきましたことにより、平成28年度、今年度に消防ポンプ自動車は広域化に伴う財政支援を受けて整備させていただきます。 ○藤田 昇委員  広域化によっての国・県の財政支援で、消防庁舎もそうですけども、消防ポンプ車が28年度、整備されるということです。今の財政状況の中においては、財政が削減になるということでは非常にいいことだと思うんですが、広域化に伴って、先ほどもありました引橋に、まあ、三浦署になるんですか、そこが建設されて、三崎分署と2カ所になるんですが、改めて消防車両の配備状況というのはどうなるのか教えていただけますか。28年度は1台、広域化で整備するんですが、分団とはまた別で結構です。
    ○鎌倉 仁主査  広域化後の車両の配置につきましては、現三崎分署、これは三崎出張所となりますが、こちらに消防ポンプ自動車を1台、それと高規格救急自動車を1台配備予定でございます。その他の現車両につきましては、建設中の新消防庁舎、三浦消防署に配置となります。 ○藤田 昇委員  何台になるのか、教えていただけますか。 ○鎌倉 仁主査  全車両を含めまして13台の配置となります。 ○藤田 昇委員  広域化に伴って、市境とか、そういう部分のメリットについては何度も確認しておりますので、13台ということで、広域化に伴った、今後、横須賀市の管轄になるんですが、配備状況がそのまま維持していけるような形で、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、これに関連なんですけど、先ほどちょっと神田委員のほうからあったんですけども、先日の総務経済常任委員協議会において、消防から三浦市・横須賀市消防広域化の進捗状況についてという報告があったんですけども、その中で横須賀市・三浦市広域消防事務調整委員会(案)が示されており、この委員会の設置目的は「消防行政の現状について、横須賀市から三浦市に情報提供及び説明を行うほか、委託事務の管理及び執行に対する委託市との意見調整を行い、広域化後の円滑な事務運営を推進する」ということでありました。  委員会の構成は、委員長が横須賀市消防局長、副委員長が三浦市総務部長となっていましたけども、現状の組織上、当市の総務部長がその職責につくのが適当なのかもしれませんが、先ほどもありました消防の広域化から消防団と、また消防水利は除かれているということから、総務部長が現消防長のかわりに消防団行事全般に出席するようになるのか、また、どのような対応になるのか。具体的にその辺の変わることを教えていただけますか。 ○亀井隆宏消防長  委員のおっしゃるとおり、現時点におきましては、広域化後の消防団事務、行事等につきまして、総務部長が対応することを想定されております。その結果として、総務部長の業務の範囲が広がることは間違いないと思っております。したがいまして、今後、当市の総務部長の業務に支障を来さない形で十分に考慮いたしまして、横須賀市消防局とさらなる協議を進めていきたい、このように考えております。 ○藤田 昇委員  人事のことも含めて、組織編成のことがあると思うんですが、現状においても多忙な職である総務部長にさらに負担がかかり、業務に支障を来すことがないように、また消防の広域化のデメリットにならないように、連携も含めて、具体的な組織体制も含めて協議をお願いをしておきます。  次に行きます。106ページになりますが、災害対策災害資機材整備事業なんですが、これ213万円ほど減額になっているんですが、ここにも書かれておりますが、たしか26年度末では3万5,702食だったと思うんですが、その辺の現状についてお聞かせください。 ○藤田健二防災課長  備蓄食料についてなんですけども、これまで三浦半島の活断層の地震の避難者数を想定して備蓄しておりました。当初は、その避難者数が1万1,900人という想定がございましたけども、昨年の28年3月時点で、その避難者数の想定が見直されまして、620人に減っております。そういった状況から、それまでの1万1,900人分の備蓄食料ではなく620人分にするのか、もしくはほかの考え方で備蓄を行うのか、今それを検討しているところでございます。そういった事情から、27年度の備蓄食料については見送ったところでございます。 ○藤田 昇委員  これ、1万1,900人分が620人分にかなり減ったという部分ですけども、この辺の部分、検討中ということですけど、今、3日分の食料というか、そういう形で避難者に対しての対応、また避難所、二次避難所を含めて、対応だけじゃなくて、要は自分で自己避難されている方の対応も含めて、熊本でも対応が拡大されていますよね。そういう状況の中で、ましてや3日間が1週間。要は隔離された場合に1週間の対応が必要だとも今言われている中で、この辺の部分の対応というのはどうなんでしょうか。 ○藤田健二防災課長  今、委員がおっしゃられた1週間分の食料のお話であるとか、そういったことに関しまして、現在行っている市民防災講座であるとか、各区に出前で出向させていただいて防災講話等を行うときに、いわゆるローリングストックという自助の部分で、1週間分の食料を備蓄していただくようにお願いしているところでございます。また、市の備蓄に関しましては、委員がおっしゃられたように、さまざまな状況を考えた中で、備蓄数に関して考えていきたいと思っております。 ○藤田 昇委員  確かに言われたように、いろんな財政的なこともあると思うんですが、ローリングストックという形で、自助という部分で、各区とか自主防災組織の部分でお願いするということも重要なことだと思うんです。今、市内の防災倉庫というのは、たしか前年度で30カ所。変わっていないんですかね。どうですか、状況。 ○藤田健二防災課長  市の防災倉庫としては設置庫数31になっています。 ○藤田 昇委員  1カ所ふえたということですね。要は、私どもの小網代区についても、防災倉庫というのをしっかり移動しながらとか確保しているんですが、ただ、今、備蓄食料については、まだまだそこまで徹底されている状況ではないんですね。今後の一つの課題だと思うんですけども、もちろん賞味期限があったりとかいろいろしますので。  また今後、この秋に防災訓練を行っていく予定なんですけども、やはりそういうところに具体的な想定する……。今、避難所運営委員会等もやっていますので、そういう避難所運営委員会ともしっかり連携しながら、これからだと思いますが、把握をしていただいて。想定以上のものというのが、やはり対応が必要になってくる場合があると思うので。三方、海に囲まれている中で、要は遮断された場合に、海からのもあるかもしれませんが、水も含めて、その辺の確保というのは非常に重要になってくると思うので、これからだと思いますが、しっかり各区の状況とか自主防災組織の状況を把握しながら、進めていただきたいと思うんですが。 ○藤田健二防災課長  委員のおっしゃるとおり、各避難所の運営委員会が設置されております。そういった中で、防災課の職員も同席させていただいているんですけども、実際にそういった備蓄食料のお話が出て、調整を行っているところもございます。ほかの委員会もしくは各区に出向した際には、備蓄食料に関しても、各区のご事情があると思いますので、そういった状況把握をしながら、市の備蓄に関しても検討していきたいと思います。 ○藤田 昇委員  よろしくお願いします。あくまでも自助・共助があって、また公助の中で、公助も具体的に実効性ある公助として補完できるような形で取り組みができるようなシステムを確立できるように、どうか市全体のことを網羅して、よろしくお願いしたいなと思います。  次に行きます。106ページ、一番下、防災行政無線整備事業なんですが、これ、毎年1カ月かけて点検をしていると思うんですね。26年度も、たしか蓄電池のほうが28件の点検とかされてきたと思うんですが、27年度の状況、ちょっと教えていただけますか。 ○藤田健二防災課長  27年の点検結果の状況なんですけども、不良箇所としては113カ所が指摘されております。その中で緊急的にやらなければいけない部分ですね、スピーカーの音が出てないだとか老朽化が著しい部分、ここのところを優先順位をつけ、ピックアップして、27年はスピーカー7カ所と、あとドライバーユニットという音声装置なんですけども、これを1カ所修復しております。 ○藤田 昇委員  今言われた113カ所の中で、緊急を要するスピーカー7カ所なんですが、まだ残っているところがあるんですか。対応しなきゃならないところがあると思うんですけど。 ○藤田健二防災課長  あと、不良箇所はございますので、可能な限り修繕したいという部分はございますけども、平成27年の点検結果を受けた際には、とりあえず使用するに際して支障を来す――音が出ないであるとか、装置が老朽化で、それこそ脱落してしまうおそれがあるような、そういったものに関して全て処理をしております。 ○藤田 昇委員  今、市内全体で何カ所でしたっけ ○藤田健二防災課長  防災無線の子局の数ですけども、99カ所になっております。 ○藤田 昇委員  さっき言った113カ所というのは、1カ所に何点か点検科目があるということですよね。 ○藤田健二防災課長  点検の内容につきましては、スピーカーであるとか、その各子局についている蓄電池であるとか、さまざまな装置がありますので、1カ所から何カ所かの修繕箇所が指摘される場合もございます。 ○藤田 昇委員  聞こえない、聞こえにくいとか、そういう基本的な問題というのはハード面で直せない部分というのもあると思うんですが、今言った最低限の、音が出ないとか、そういうところについては、予算の関係があるかもしれませんが、ぜひそういうことのないように、緊急時に対応ができるような点検を、重要な点であると思うので、お願いしておきます。  またもう一点は、昨年も要望しましたが、これは予算的なこともあるかもしれませんが、デジタル化への切りかえ。これも改めて要望させていただきますので、その辺も含めてよろしくお願いします。  以上です。 ○出口正雄委員  それでは、成果説明書の104ページ、お願いいたします。露店の関係についてお聞きします。査察で露店への立ち入り検査の中で、火災予防の消火器の設置率はどのぐらいあったかお聞きいたします。 ○石渡 博予防課長  先ほど長島委員からもご質問のありました露店に関しまして、私、先ほどの説明で一部不足がございましたので、ここで補足をさせていただきたいと思います。まず、届け出が必要になる催し物につきましては、不特定多数の方が参加され、かつ対象火気器具が使用される催し物。これはストーブですとか発電機ですとか、調理器具が使用される催し物については、届け出をしていただくということでございます。届け出については事前に、実施をされる大会の委員の方ですとか祭礼の役員の方からお届けをいただくわけですけれども、消防としましても、年間のスケジュールを事前に把握をいたしまして、その未提出の部分ですとか、多分お忘れになっているようなところについては、事前に消防から照会をかけまして、お届けをいただく必要がありますということで指導させていただいております。  平成27年につきましては、催し物の開催件数が22件でございます。そのうち露店が624店舗。このうち火気を使用する露店が361店舗でございまして、消火器の設置につきましては、未設置が3店舗、不備があったものが6店舗ございまして、361店舗中9店舗に不備がございました。設置率で申しますと、約98%の露店の方は適正に設置をしていただいているということでございます。 ○出口正雄委員  今の説明で98%という高い設置をいただきました。これが100%なら一番いいんですけど、その率は理解いたしました。  そして、その露天商にはどのような指導あるいは指摘をいたしましたか、お聞きします。 ○石渡 博予防課長  消火器の未設置やその他の不備といたしまして、消火器本体の安全ピンの抜けですとか消火器の使用期限切れ、このような指導がございました。今、出口委員からも100%の設置を望むというお話をいただきまして、私たちといたしましても、当然、露店を実施していただく際には、消火器の設置は必須でございます。当日の緊急対応といたしましては、複数の消火器をお持ちの露店がございますので、そちらからの借り受け等をいただいて、火気を使用する露店につきましては100%、消火器を設置していただいて、当日は開催をしていただいている。また、不備があった露店の責任者の方につきましては、早急に改善を図るよう指導させていただいたところでございます。 ○草間道治委員長  はい。消防総務課長。 ○髙垣秀樹消防総務課長  先ほど藤田委員のご質問のところ、広域化後の配置車両につきまして、先ほど13車両とお答えしましたが、済みません、14車両でございます。 ○出口正雄委員  今後も引き続き露店への査察を実施し、安心・安全の上での催し物が開催されるように、よろしくお願いいたします。  次に、神田委員から救急救命士の件で質問がありました。三浦市には13名の救急救命士がいると聞きました。救急救命士は、緊急時に医師を含む医療機関より早く市民にかかわる重要な責務があると思います。まだここは無理かもわからないけど、早く100%の受講を望むが、予定はありますか。 ○武田幸男警備課長  今後、未受講、未資格の救急救命士につきましては、消防広域化以降、横須賀市消防局事務担当者と協議、調整いたしまして、順次、必要な講習を受講させ、救急業務の高度化に努めてまいりたいと思います。 ○出口正雄委員  次に、これも警備一般管理事業からなんですけど、消防訓練についてお聞きします。消防訓練は市民が見学することで防火・防災につながると考えますが、横須賀市に事務委託しても同様の訓練を行う予定でいますか。 ○亀井隆宏消防長  この訓練そのものというのは、消防にとっては必ずやらなきゃいけないことだと思っています。広域化後につきましても、今までと変わりなく訓練は続けていきたいと、そのように考えております。 ○出口正雄委員  よろしくお願いします。次に、105ページの消防水利施設整備事業からお伺いいたします。471基の消火栓の維持管理をしていますが、防火水槽を含めて消防水利は市内に何カ所ぐらいありますか、お聞きします。 ○武田幸男警備課長  消防水利につきましては、市内に40トン以上の防火水槽は198基、その他の水利としまして、プール6カ所、池2カ所、海2カ所、農業用水1カ所の合計11カ所が指定されております。したがいまして、消火栓471基を含めまして、市内の消防水利の総数は680カ所となります。 ○出口正雄委員  消防水利の数は理解いたしました。現状において、三浦市にとって水利が不足している地域はないのかどうか、お伺いいたします。 ○武田幸男警備課長  国が示しております消防水利の基準に基づきまして、算出した当市の消防水利の充足率は131%でございます。このことについては、毎年、県からの調査依頼であります消防施設整備計画実態調査においても報告しており、特筆して水利が不足している地域はないものと考えております。 ○出口正雄委員  私も過去に消防団員でいたころ、1本の消火栓で水利が足りなく、そして海からとったような経験もあります。三浦市は地域柄、海からもとれるという面があるので、これからもますます安全で、火災予防、よろしくお願いいたします。  次に、成果説明書の105ページ、消防施設一般管理事業から、はしご車についてお聞きいたします。現在、引橋分署に配置されているはしご車は、購入してからかなり年月がたっていると思いますが、あと何年ぐらい使用できるんでしょうか、お聞きいたします。 ○塚越克己消防署長  はしご車についてでございます。はしご車は平成3年3月に整備をさせていただきました。既に25年が経過しておりまして、現在は経年劣化が激しくて、今年度をもちまして廃車をする計画でございます。消防広域化後は、横須賀市・三浦市広域消防運営計画に基づきまして、横須賀市管内に配置のはしご車が三浦市域もカバーすることとなっております。 ○出口正雄委員  私も、はしご車を入れたとき、当時1億円というような話を聞きまして、今回、廃車で引退するとお伺いしましたけど、いろいろな経過というか、活躍した場面があれば、ちょっとお聞きしたいんですけど、よろしくどうぞ。 ○塚越克己消防署長  はしご車、25年のうち実際に災害活動した例は3件ございます。これは平成11年2月の三崎二丁目の富士商工の火災と、平成12年2月にありました三崎五丁目の旧魚市場の火災、それと平成21年3月にありました超低温冷蔵庫の火災によって高所からの梯上放水とか照明とか、そんな形で実際に活動させていただきました。また、はしご車は各種消防訓練に参加をさせていただいております。高所からの救出ですとか、または隊員の降下訓練ですとか、市民の皆さんに見ていただきまして、救助隊の日ごろの訓練の成果を披露できたという意味でも一役買ったと思っております。 ○出口正雄委員  私もはしご車に初めて乗ったときには、本当に景色もよくて怖かったです。  次に、106ページ、お願いいたします。災害対策費の防災行政無線の難聴地域の現状、しつこいんですけど、ちょっとお聞きします。 ○藤田健二防災課長  防災行政無線の関係なんですけども、実際のところ、市民の方からの情報を受けまして、直接現地に赴いて確認をさせていただいているのが現状でございます。実際に聞こえなかったり、音が出ていない場合とかもございますので、そういった場合には委託業者のほうに保守点検を契約してますので、すぐに対応してもらっています。その中には音量の調整であるとか、スピーカーの角度の調整であるとかを行って、その都度、対応させていただいております。 ○出口正雄委員  確かに、その場で聞こえることは聞こえるんですよ。ところが、こだまして……、それがきれいにこだましてくれれば、わかりやすいんですけど、ちょっとかみ合って、谷間でこだまして合致する場合もあると思う。予算もないんですけど、山岳地に1本立てただけで、その地域の方が十分に、窓を閉めても聞こえるような箇所があるんです。要望としますけど、そういうところがありましたら、少ない予算の中でよろしくお願いいたしたいと思います。  以上です。 ○下田 剛委員  成果説明書の104ページの警備一般管理事業ですね。2番のAEDの取り扱いを含めた救急講習を実施し、普及啓発に努めたというところでされているんですが、私も今回の本会議の一般質問において、消防長のほうからもAEDの必要性について答弁いただいたと思うんですけど、改めてAEDが命を救うために必要なものであるということを認識するとともに、市民の皆様にAEDの設置場所がわかる、知らせるシールですね、「AEDあります」などのシールを改めてまた、ツナ之介をモチーフにした、目立つようなものを要望させていただきます。消防長の答弁の中で、救急車、消防車にAEDを積載していると聞いたんですけども、消防のほうではAEDは何基所有していて、あとAEDのときに、実際、傷病者を生還させた実例等があるのであれば教えてください。 ○武田幸男警備課長  消防が現在所有するAEDは全部で5基ございます。予備救急車を含む救急車が3台配置されておりますので、各救急車に1基の計3基と、それと初声、南下浦管内を受け持つ消防車に1基、三崎管内を受け持つ消防車に1基の計5基でございます。  消防が実際に現場でAEDを使用した効果でございますが、AEDは平成16年度から救急車に積載しており、国の統計上、歴年でお答えいたしますが、平成27年までの集計では計93回、AEDを実施しております。そのうち26名の方が心拍を再開しております。心拍再開した傷病者につきましては、その後、追跡調査を行った結果、収容された病院から18名の方が退院され、社会復帰されたと聞き及んでおります。 ○下田 剛委員  AEDによって、18人もの方が社会復帰されたということで驚きました。すごいですよね。AEDであったり、駆けつける時間とかというのも短縮というのが、これからも消防のたゆまぬ訓練を広域化になっても続けていただきたく思います。  次に、105ページになります。消防団一般管理事業なんですけども、本年4月に発生しました熊本県の一連の地震活動によって、母屋の倒壊や大規模な土砂崩れなど甚大な被害が発生したのですが、現地の消防団、みずから被災した団員がいたにもかかわらず、震災直後から消火活動であったり救助活動を行っていたんです。その後の避難所での活動など、地域の安全・安心を、幅広い活動を実施したと聞いているんですけども、消防団員の地元、地域を守ろうとする精神に感服するところなんですけども、平成23年、5年前、東日本大震災で消防団員の死者、行方不明者が、総務省が発表した人数なんですけども、254名。公務中に殉職された方が198名と聞いております。このようなことは実際あってはならないとは思うんですけども、消防団員が公務中に殉職した際には、どのような補償があるのかお聞かせください。 ○笠小正幸消防団グループリーダー  ただいま委員のおっしゃられましたとおり、消防団員の方が公務中に殉職されるというようなことは、決してあってはならないというふうに思っております。ですが、万が一そのようなことが発生した場合についてお答えさせていただきますと、まず、三浦市消防団員等の公務災害補償条例、この条例に基づきまして遺族補償年金、それから葬祭補償費が給付されます。それからまた、その条例とは別に、消防団員等公務災害補償等共済基金のほうから、遺族特別給付金、遺族特別支給金、それから遺族特別援護金が給付されることになります。また、それに加えまして、もし在学中のお子さんがいるようであれば、奨学援護金が給付されるということになっております。 ○髙垣秀樹消防総務課長  補足させていただきます。そのほかに公的なものといたしまして、消防賞じゅつ金が支給されます。また、これは任意で、三浦市消防団の場合、全員が加入しているんですが、消防団員等福祉共済から弔慰金等が給付されています。ただ、担当も、消防団幹部も、これは万が一の手当でございますので、そういった事態にならないように日ごろから教育、訓練等に努めていきたいと思っています。 ○下田 剛委員  消防団員の方々というのは、本当に危険と隣り合わせになっているかと思いますので、団員のご家族であったり、お子さんの話も出ましたけども、その補償のほうはお願いいたします。  106ページの災害対策災害資機材整備事業です。防災倉庫の話、先ほど出たんですけども、中身に関してなんですけども、アレルギー対策のものは何%ぐらいあるんですか。 ○藤田健二防災課長  少しお時間をいただきたいと思います。 ○下田 剛委員  お時間くださいということなんですけども、やはり粉ミルクであったりとか、あと離乳食というのが、今回の熊本地震の際にすごく足りなかったということを聞いております。また、高齢者で常食を食べられない方というのもいると思うので、そこの精査というのは今後していただきたいという要望で。あと、今、現状を教えていただければと思いますので。  以上です。 ○草間道治委員長  保留部分は後ほどということで。他に。 ○小林直樹副委員長  106ページです。一番上に新しい消防庁舎の建設事業というのがあるんですけれど、先ほど進捗状況なども話があったんですけれど、あの建物、防災拠点になっていくかと思うんですけれど、構造的には免震ではないですよね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  構造的には免震ではございません。 ○小林直樹副委員長  そうすると、防災拠点として強度的に工夫をしているとか、設計上、考慮しているとかというのは何かあるんですかね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  これはもちろん鉄筋コンクリートづくりということで、一応震度7の地震で倒壊しない、耐え得るという基準を持っておりますので、そこぐらいになってしまうんですが、鉄筋コンクリートづくりで対応しているということになっています。 ○小林直樹副委員長  今、ちょうど1階の柱、鉄筋が上がっているんですけれど、見た感じね。設計図を見たわけでも何でもないんですけど、鉄筋でフープ筋が巻かれているんですけれど、例えばピッチを狭くしているとか、何かそういうのはあるんですかね。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  消防の耐震性につきましては、官公庁の耐震基準に定められています重要度係数Ⅰ類というもので見ておりますので、Is値がその分高くなっております。その分、柱の鉄筋の数とか、いろいろなもので強度は増していると思います。 ○小林直樹副委員長  Ⅰ類ということで、普通の建物よりは多分ピッチが細かくて、座屈なんかに強いという構造だと思います。Is値はどのぐらいまでですかね。何ガルぐらいまでというのはわかりますか。 ○吉沢 智営繕グループリーダー  Is値につきましては、通常の建物ですと0.6でございますけれども、1.5倍しておりますので、0.9という形になります。 ○小林直樹副委員長  それで、広域化になるんですけど、皆さん議論している中で、今までやっていた事業だとか、今までやっていたことを踏襲して、市民的にはあんまり変わらないよという感覚でいいかと思うんですけれど、対議会、行政組織が変わるので、例えば議会での、もう来年の決算委員会では多分こういう形式にはならないでしょうし、本会議でもどういう感じになるのかというのを、ちょっと説明していただけますかね。事務委託しちゃうんでね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  基本的には、消防費を持ちます総務部防災課が対応することになってございますが、横須賀市との3者協議の中で、三浦消防署長の議会への招聘というものも議論されておりまして、そこはちょっとまだ調整中でございますが、そういった議論もしているということで、今、現状はその程度でございます。 ○小林直樹副委員長  まだ決まっていないということなんですけど、例えば防災課については、たまたま消防から来ているということだけで、これは変わらないんですかね、来年、広域になっても。 ○髙垣秀樹消防総務課長  横須賀市消防局のほうから2名、三浦市の防災課のほうに出向させる予定でございます。 ○小林直樹副委員長  じゃ、変わらないということでいいわけですね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  委員おっしゃるとおりでございます。 ○小林直樹副委員長  これから予算なんかも組むわけなんですけど、市としては委託費という形で予算が組まれるということになるわけですかね。 ○髙垣秀樹消防総務課長  はい。委託費のほうで予算計上する予定でございます。 ○鎌倉 仁主査  補足をさせていただきます。委託料及び負担金という形で、負担金も一部ございます。 ○小林直樹副委員長  そうすると、その中で、例えば議会で議論するということになると総務部長が……、議会への招聘その他とか決まってないけれど、そういうことで今議論しているということと、防災課はそのまま2名出向するということなので、議会の来年の決算は、こういう感じにはならないということですかね。(「予算だよ」の声あり) 予算は委託料でどんと出てきちゃうんで、中身については細かく説明をして……。初めてのことなので、予算のときには細かく説明してもらえるようにはなるんですかね。 ○鎌倉 仁主査  予算編成の段階から、三浦市の財政課、三浦市の消防、全てで調整をしまして、詳細を理解しつつ編成をし、予算編成の議会のほうには説明ができるよう対応していきたいと思っております。 ○小林直樹副委員長  107ページなんですけれど、一番最後のところ、地域防災計画修正事業というのがあるんですけれど、2万1,000円なので具体的な作業ということではないかと思うんですけれど。地震災害対策計画、平成25年3月だったと思うんですけれど、3年半がたっています。このときには東日本大震災があったりなんかして、それで、かなり計画編成もいろいろあったかと思うんですけれど、3年半がたって、ここですと「改訂のための検証を行った」と書いてあるんですけれど、改訂するには1年とか2年、時間かかるかと思うんですけれど、例えば見直しをする年度は、次はいつになるかは決まっているんですか。 ○藤田健二防災課長  地域防災計画の地震編に関しましては、当初、29年度中に改訂作業を行う予定でした。これというのは、県の地域防災計画の地震編が今年度改訂されるのとあわせて、それと整合性をつくるような内容にしたいと考えておりました。しかし、県の地域防災計画の策定が、まだ改訂作業中という形になっておりますので、その前に災害対策基本法とか改正された内容で、予測できることに関しては調整を図っているところなんですけども、県の地域防災計画ができた後ということになりますと、今年度中はちょっと厳しい状況になってきているのかなと思っております。しかし、引き続き策定に向けて、県の地域防災計画、最低でも今年度中にはできると思っていますので、延びたとしても来年度中には完成させるような形にしたいと思っております。 ○小林直樹副委員長  なぜ聞いたかというと、これも広域との関係で、来年から広域になっちゃうので地域防災計画の中で、組織図ですよね、災害対策本部ができて、それの組織。横須賀市のほうも災害対策本部をつくってという、行政で分かれるかと思うんですけれど、そういう場合は三浦市は三浦市の組織で考えるんですかね。どんな感じになっちゃうか、まだそこまで考えてないですか。 ○鎌倉 仁主査  三浦市災害対策本部が設置された場合には、横須賀市消防局三浦消防署の署長が対応することになっております。 ○小林直樹副委員長  確かにそういうことで三浦市の組織というのをつくって、それで実際には広域のところに情報を上げていくということになるかと思います。防災計画の見直し、ちょっとおくれているということですけれど、それも含めて広域に向けて、あと半年ちょっとで、かなり積み上げてきている部分もあるかと思うんですけれど、何せいっぱい想定しなければいけないことも出てくるかと思います。準備を重ねてスムーズに広域化に移っていただくように、お願いをしておきます。  以上です。 ○草間道治委員長  先ほどの下田委員の保留部分の準備ができたそうなので、答弁のほう、よろしくお願いいたします。 ○藤田健二防災課長  お時間をいただきまして済みません。備蓄食料の関係なんですけども、アレルギーに対応する食料の数。現在、3万2,702食のうち、9,900食がそういったアレルギーに対応する食料、アルファ米となっております。  あと1点、ちょっと訂正をさせていただきたいんですが、先ほど藤田委員との答弁のやりとりで、県の地震に関する被害想定が平成28年3月に変わったと申してしまったんですが、正式には平成27年3月に変わっております。済みません。 ○下田 剛委員  アルファ米だけですか。 ○藤田健二防災課長  現状では、そのとおりでございます。 ○下田 剛委員  じゃ、先ほどの粉ミルクなど、ご検討いただければと思います。
     以上です。 ○草間道治委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、第8款 消防費の質疑を打ち切ります。  暫時休憩いたします。再開は午後1時といたしますので、よろしくお願いいたします。                午前11時53分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後 1時00再開 ○草間道治委員長  再開いたします。これより、第9款 教育費の質疑に入ります。  なお、資料要求をいただきました資料はお手元に配付したとおりでございますので、よろしくお願いいたします。  それでは、順次質疑のほう、よろしくお願いいたします。 ○長島満理子委員  よろしくお願いします。成果説明書の111ページ、海洋教育推進等地域連携事業についてなんですけれども、三方を海に囲まれた三浦ならではの教育だと思います。「市内全ての小中学校で教材開発に取り組んだ。また、市のホームページ上に海洋教育のページを作成し、教育委員会、学校の取組を発信した」とありますけれども、ホームページを見たところ、剣崎小と名向の2校しか載ってなかったと思うんですけれども、三浦らしい教育の情報発信として、なぜ2校だけだったんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  年度ごとに、その年度に行っている海洋教育の教材開発についてまとめているところではございますけれども、まだ正直まとめ切っていないところがあり、時間がかかってしまっているところです。今後、順次発表していく予定でございます。 ○長島満理子委員  せっかくの、本当に三浦らしい教育だと思いますので、どんどん学校の取り組みをホームページ上に載せて発信をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  続いて、120ページの社会教育委員事業図書ボランティアについてなんですけれども、1点、ちょっと先に確認させてもらうんですけど、図書ボランティアと読書ボランティアは別のものなんでしょうか。 ○浜脇 仁文化グループリーダー  まず、学校図書ボランティアさんというのがありまして、それは学校で読み聞かせ等、あと図書の整理等をやっていただいているボランティアさんのことをいいます。もう一つ、読書ボランティアさんというのは、もしかしたらちょっと違っているかもしれないんですけども、読み聞かせのほかに、1歳未満の方に子ども課のほうでやっています、みまぐっこというのがございます。そちらのほうに年2回行って、読み聞かせをボランティアさんのほうにお願いしています。 ○長島満理子委員  では、市内小学校でやっている図書ボランティアさんについてなんですけれども、市内で何校が実施しているか、お願いします。 ○五十嵐 徹学校教育課長  市内でボランティアの方たちにご協力いただいている学校ですが、小学校につきましては、岬陽小学校は現在入っておりませんけれども、それ以外の学校は全て入っております。また、中学校は三崎中学校に新たにボランティアの方たちに入っていただくようになっており、3校中1校がボランティアの方に入っていただいている状況です。 ○長島満理子委員  それで、その活動の皆さんは、児童のお母さんたちにほぼやってもらっていると思うんですけれども、各小学校、平均何人ぐらいの方が協力してくれているんですか。登録というか、参加しているんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在、平成27年度のデータが手元にございますが、一番少ないところで10名、多いところでは38名という状況で、その間の人数でご協力いただいております。 ○長島満理子委員  そのお母さんたちは、多分、年に何回か学校に行って、朝の時間とかに子供たちに読み聞かせをしていると思うんですけれども、市としてはどんな支援をされているんでしょうか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  学校図書ボランティアの皆さんには、年に3回ほど、ボランティア研修を実施しております。 ○長島満理子委員  研修内容というのは。 ○堀越修一文化スポーツ課長  テーマは、学校図書ボランティアの基礎講座が1回、図書整備基礎講座が1回、読み聞かせの基礎講座が1回の3回でございます。 ○長島満理子委員  それは会費とか、参加料とかは取っているんでしょうか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  ボランティアの皆様から会費はいただいておりません。 ○長島満理子委員  その図書ボランティアさんで、市内在住の絵本作家の平田さんという方を呼んで絵本ライブとかいうのも開催されたと思うんですけれども、そういうのも図書ボランティアさん独自の活動で、市は何かご支援とかはしたんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  こちらにつきましては、それぞれの学校ごとにお願いをしているところで、特に市のほうで支援というような形は現在とっておりません。 ○長島満理子委員  そうしたら、図書ボランティアさんは各学校でいろいろ、手弁当で多分やっているところも多いと思うんですけれども、学校もそういう支援として、金銭的なという言い方も悪いんですけれども、手弁当でお願いしますという感じで活動してもらっているんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在、市で学校支援をしていただいている地域の方々が学校に入っていただくときには、年間3,000円の図書カードというような形でお渡しはしておるんですけれども、お一人お一人にというわけになかなかいかなくて、それぞれの団体にというような形でお渡ししているのが現状でございます。 ○長島満理子委員  今後、そういう図書ボランティアさんたちに対する支援とか取り組みとかは、また読書ボランティアとかになってしまうと思うんですけど、第二次三浦市子ども読書活動推進計画の中でも「読書ボランティアに対し、新たな活動の場を提示するための取組を検討」していくとあるんですけれども、そういうのもまとめて図書ボランティアの方たちへの取り組みの支援とかは考えていないのでしょうか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  先ほど申し上げました研修ですとか、そういう面でのご支援というのは今後も引き続き継続して、また内容についても検討してまいりたいと思いますが、金銭給付的なものは今のところ私どもとしては考えてございません。 ○長島満理子委員  最近、三浦の子供の学力の低下や本離れといったことも懸念されていると思いますし、このお母さんたちの図書ボランティアの活動も一生懸命で、応援してあげなければいけないところだと思うので、もう少し市のほうも対応を、何かしらの対応としてもう少し協力的に連携をとってやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ○神田眞弓委員  109ページ、国際理解教育の推進事業なんですけれども、これはウォーナンブールから先生が来て、各学校に英語の指導とかしているということは理解していますけれども、逆に、三浦市からウォーナンブールに交換派遣みたいな、三浦市の先生がウォーナンブールに行くということはやっているんですか。今さらで済みません。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在のところ、教員を派遣するという形では行っておりませんが、子供たちを派遣するときには教員が1名、引率というような形で市内の小中学校の教員が1名、ウォーナンブールのほうへ行っております。 ○神田眞弓委員  派遣のときの引率という形で。このウォーナンブールから三浦市に来る先生の年代とか、男女問わず、さまざまなんですけれども、とても子供たちとの親交もあって、すごく英語を教えていただいたりして、とてもいいことだと思うんですね。ですから、三浦の先生が2週間行ってということだと、現地の子供とそんなに触れ合うこともないし、三浦のよいところというのを理解してもらえるところもないのかなと思うので、やはり先生の研修という意味も含めたり、三浦市のいいところを知ってもらう意味では、今後、三浦市からウォーナンブールのほうへ交換みたいな形で行くという。ずっとウォーナンブールから来るだけの関係だったと思うんですけど、今後、三浦市の先生がウォーナンブールに行くというようなことは、お考えはどうでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在のところ、新たにというようなことは考えておりません。現在行っている形を継続していくようなこととして、学校のほうでは定めているところでございます。 ○神田眞弓委員  要望ですけれども、ぜひ先生たちも募っていただいて、私もちょっとウォーナンブールに行って、日本の三浦市のいいところを広めたいわとか、そういうことで日本語をやっていきたいわというところがあったら、やはり先生の士気も高まるんじゃないかなと思うので、ぜひその辺の検討はよろしくお願いいたします。  それから、その下の相談指導教室事業なんですけれども、これ毎年伺っているんですけど、今ここには小中学校別々でどのぐらいの方が相談に行っているか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度は小学生が5名、中学生が2名の7名、通室をしておりました。 ○神田眞弓委員  26年度聞いたんですけれども、26年度から人数は減っていますか。それとも同じお子さんなのかしら。 ○五十嵐 徹学校教育課長  中には重複している児童・生徒もおります。 ○神田眞弓委員  これ、カウンセリングの先生とか、ソーシャルワーカーの先生の活動のあれなんですけれども、改善して学校に行けるようになった7名は、今どういうような状況でしょうか。 ○市川昌樹主幹  2人は学校復帰という形でしております。ほかは継続的に指導中というような形に現在なっております。 ○神田眞弓委員  2人は学校復帰、5名は相談教室のほうに毎日というか、週に何回とか、きちっと通えて、自分がこういうことだから学校に行けなくなったんだという思いみたいなのは伝えられているんでしょうかね。 ○市川昌樹主幹  5人のうち1名は卒業しておりますので、残り4名になりますけれども、あともう1名は転出ということで、市外のほうに転出しております。残りの生徒につきましては、関係機関も含めて、いろいろ心の状態とか家庭の状況を含めて、継続的に支援しながら進めているという状況でございます。その中で学校に行けない理由とか、そういうところも少しずつお話ししながらということになるかと思いますけれども、いろんなアプローチを仕掛けているところでございます。 ○神田眞弓委員  5名というのが全体の数からいって多いか少ないかというのはあれですけど、きちんとフォローしていただいているということで、三浦ではテレビ等で報道されるような悲しい事件が今のところまだないですけれども、目に見えない小さいものがあると思うので、その辺はしっかりとフォローしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  その下の障害児教育事業なんですけれども、これは69名の児童・生徒がということで、人数的に多くなったのかなというのが感想なんですけれども、これを指導していらっしゃる先生の、もちろん先生は教員免許を持っておられると思うんですけれども、専門の、要するに障害児教育を持っておられる先生というのはいられるんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  教員でございますけれども、中には特別支援の免許を持っている教員もおりますが、多くは普通免許。特別支援の免許を持たずに指導を行っていると。これらの教員につきましては、担当になったときに、年間を通した研修というようなことで、県を通して行っているというところでございます。 ○神田眞弓委員  特別支援の資格を持っておられる先生と持っていない先生では、その辺は専門の教育を受けていられるところで、ちょっと違うかなと思うんですけど、それを全部、持っている先生たちが生徒さんたちの支援をということですと、ちょっと無理というか、人数的には何人も……。17学級になるんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  小学校につきましては18学級、中学校につきましては6学級ということでございます。 ○神田眞弓委員  その学級を見るのは全部、資格を持っている先生というのは難しいですよね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現状では特別支援の免許を持っている教員の数は非常に少ない状況でございますので、必ずしも特別支援の免許を持っている教員がというわけにはいかない現状でございます。 ○神田眞弓委員  じゃ、参考までなんですけど、三浦市内で特別学級の資格を持っている先生、何人いらっしゃいますでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  大変申しわけございません。現在、手元に資料はございませんが、1桁の人間だと思います。 ○神田眞弓委員  クラスを運営していくに当たっては、支援の資格があるとかないとかというのは問題ないということですよね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  特に免許は必要ございません。 ○神田眞弓委員  特別支援の資格を持っている先生と持ってないところで、何かやはり違うところがあると思うので、先生たちがやっぱりスキルアップをしていくような支援もよろしくお願いしたいと思います。  それから、110ページの教育指導事業の2番の教育相談嘱託医。これは先ほどの前ページとの続きだと思うんですけれども、これは精神科の先生が来て治療をしているんですか、相談しているんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  こちらには児童精神科のお医者さんに嘱託医になっていただき、必要に応じて保護者であったりとか、本人または教員の相談に乗っていただくと。お仕事の重要なところとしては、医療につなげる必要性をアドバイスしていただいたりというようなことが主なものになっております。 ○神田眞弓委員  現在、この先生は何人かの教師も診ている。子供だけじゃなくて先生も……。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度につきましては、3名の児童・生徒に対応していただいたというようなことでございます。教員につきましては、この3名にかかわる教員であったりとか、今回、この3名には入っていなくても、学校で心配がある児童・生徒がいる場合に、その教員が相談に伺うということになっております。 ○神田眞弓委員  中身は余り言えないと思いますけれども、精神科の先生が学校に、先生がお勤めされているところに児童・生徒が行くんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  こちらにつきましては、主に市民センター等を会場にしておりまして、そちらの閉ざされた部屋で面談をしていただくという形になっております。 ○神田眞弓委員  この辺のフォローをよろしくお願いいたします。  それから、111ページの地域教育力活用事業なんですけれども、これは部活に先生が来ているということなんですけれども、現在の指導者の数は。これは14万7,300円、これが先生にボランティアのお礼だと思うんですけど、今、部活が、例えばテニスとか何とかって、何人とかというのがありましたらお願いします。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在、外部指導協力者としては、平成27年度は47名の方にご協力をいただいております。小学校につきましては、主に授業のサポートであったりとか、先ほど答弁させていただきました、読み聞かせ等のボランティアに入っていただいている方。中学校につきましては、主に部活動の指導が多くございまして、柔道、バスケ、バレー、陸上、それから吹奏楽等にも入っていただいております。また、そのほかにも個別の支援というようなことで、授業のサポートにボランティアとして入っていただいている方もおります。 ○神田眞弓委員  教員の仕事が激務というようなことが言われている中、こうしてボランティアでいろんな外部指導者の方が来ていただくというのは、この14万7,300円を47名で割ったら、ほんの少しのものだと思うんですけど、ボランティア精神で来ていただいているということで、本当に感謝申し上げたいと思います。  次は、113ページの小学校心身障害児教育充実事業なんですけれども、これは就学に要する費用の一部ということなんですけれども、何に主に使われるんでしょうか。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  こちらのほうなんですけれども、特別支援に在籍している児童・生徒に対しての補助ということで、項目としては就学援助と同じような形で、学用品費であったりとか給食費であったりとか、あとは郊外活動費であったりとか、そういったものに対して支払われるお金ということになっております。 ○神田眞弓委員  就学援助費として見ればよろしいんですね。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  国・県の枠組みとしては別物で、基本的に就学援助よりはやや金額のほうは低いというような形になっておりまして、例えば特別支援に在籍しているお子さんで、就学援助に該当している方につきましては、そちらの方がより多くもらえるということで就学援助のほうで対応して、それではない部分について、こちらの収入の区分というのがあるんですけれども、それに応じて支払わせていただいております。 ○神田眞弓委員  最後なんですけど、116ページの中学校就学援助事業なんですけども、これ、所得制限を緩和したとありますけれども、この緩和内容を伺ってよろしいですか。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  こちらのほうなんですけれども、平成27年度には、平成26年度が生活保護基準の1.0倍であったものを1.1倍のほうに拡大したという形になっております。 ○神田眞弓委員  わかりました。ありがとうございました。以上です。 ○石橋むつみ委員  107ページ、教育委員会運営事業の3のところの派遣補助金交付件数。これ、いろいろな場面で、全国大会に行ったり、関東大会に行ったりということで、27年度は2件ということですけど、何と何ですか。 ○増井直樹教育総務課長  平成27年度は、南下浦中学校の柔道部の部員1名が関東大会に出場いたしました。もう1件は初声中学校の吹奏楽部、30名編成のものですけれども、こちらが東関東の吹奏楽コンクールに出場いたしました。そちらに対して支出いたしました。 ○石橋むつみ委員  学校でそういう例があると、本当にみんなも元気になると思うんですけど、ことしはどうですか。 ○増井直樹教育総務課長  ことしにつきましては、27年度と同じく、初声中学校の吹奏楽部、同じく30名編成のものが東関東の吹奏楽コンクールに出場いたしました。 ○石橋むつみ委員  ことしは今のところ、派遣補助に当たるのは1例と。  108ページなんですけれども、奨学支援事業ということで、「大学生や専門学校生9人に」と書いてあるんですけれど、高校生もあったような気がするんですけど、それはまた別のところですか。 ○増井直樹教育総務課長  こちらは一般財団法人寺本育英会というところの支出がございます。 ○石橋むつみ委員  寺本育英会のは、窓口か何かになっているんですか。 ○増井直樹教育総務課長  職専免で教育総務課が窓口で事務を行っております。 ○石橋むつみ委員  それで、奨学金の中身なんですけれども、大学生や専門学校生9人というのは、よく今ニュースなんかでも、大学卒業した途端に、就職前に4、5百万円の借金を負っている。まずそこから始まる、社会に出た途端にという話もあるんですけれども、貸し付けだから、大学生、専門学校生のは幾ら貸与して、どういうふうに返すんですか。 ○増井直樹教育総務課長  こちらの貸与につきましては、無利子で月額2万円を貸与いたしております。学校卒業後、1年の猶予を設けまして、2年目から月額1万円の返済をしていただいております。 ○石橋むつみ委員  本来ならば、学びたい人はお金の心配なく学べたらいいだろうなというふうに思うんです。貸し付けをしていくためには、もとの資金もなければならないんですけれども、返済の状態なんかはどんな感じなんでしょうか。 ○増井直樹教育総務課長  現在、多くの方から返済をいただいておりますけれども、中には滞っている方もいらっしゃいまして、27年度で申しますと3件の滞りがございまして、額は総額で66万5,000円が滞っている状態でございます。 ○石橋むつみ委員  でも、今後も、この事業としては、申請があれば、その分はやっていくということでいいんですか。 ○増井直樹教育総務課長  現在のところ、全て返済金で支出が賄われている状態でございますので、条例もつくっておりますので、続けていくというところでございます。 ○石橋むつみ委員  中身も知らせながら、ちゃんと出すものは出すけれども、きちっと働いて返せるような状況も考えなきゃいけないのかな。それを教育委員会だけで考えることではないのかもしれないですけどね。  さっき、高校生のほうも事務はやっているということですけど、高校生のほうは渡すんですね。 ○増井直樹教育総務課長  高校生のほうは給付でございまして、3名について月額2,500円ずつ給付をいたしております。 ○石橋むつみ委員  次なんですけれども、先ほど障害のところで神田委員のほうからも質問があって、介助員。特別支援学級、障害の3のところで延べ10人の介助員ってありますね。さっき、外部指導者の説明の中で、事業サポートの外部指導者とかってあったんですけれども、それと介助員とは全然、別なんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  介助員につきましては、別の扱いになっております。 ○石橋むつみ委員  8つの学校で延べ10人だから、1人で何カ所とか、そういう意味ですね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度につきましては、小学校、中学校合わせて10名のお子さんに、10人の方についていただいたということになっております。 ○石橋むつみ委員  そこの下のところに、のびる子の集いを実施したと書いてあるんですけども、この、のびる子の集いというのは、どんなふうな行事というか……。 ○木村信太郎主幹  のびる子の集いにつきましては、年2回、市内小中学校特別支援学級在籍のお子さんに対して、ソレイユの丘であったり、マリンパークであったり、また市内の学校を会場にして集会的な遊びをする、そういった集いでございます。 ○石橋むつみ委員  そうすると、お子さんと例えば保護者なんかも一緒になってというようなイメージですか。 ○木村信太郎主幹  保護者の方にも参加を呼びかけまして、在籍のお子さんと保護者の方、両方で参加される方もございます。
    ○石橋むつみ委員  障害というものの捉え方も、差別解消法の話なんかにもありましたけれども、最近で印象に残っているのは、目が見えない方は目が障害。でも、もしかしたら私たちは触覚障害。目が見えない方はさわって、すごく敏感なんですよね。だけど、目が見えるので私たちはさわっても、すぐわからない。反対に言えば、私たちは触覚障害かもしれないねという言葉を最近、ちょっと見たりもしたんですけれども。いろんな場面で持っている力を伸ばすというか、伸びると思うんですけど、持っている力を伸ばして。ダウン症の方で自立して書道で一生懸命やっている方とか実際にありますけれども、取り組みを一生懸命やっておられると思いますので、頑張っていただきたいな。関心を持ちつつ、市民もサポートしていきたいなと思います。  110ページです。教育相談の話がありましたけど、相談指導教室で、子供さんの話はさっき出たんですよね。先生方でメンタルで休んでいる方というのは、今あるんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在、市内小中学校で1名の教員がお休みをしております。 ○石橋むつみ委員  現在だから28年度ということですね。27年度……。 ○五十嵐 徹学校教育課長  27年度につきましては、2名お休みをしておりまして、1名は年度末に退職という形になりました。 ○石橋むつみ委員  111ページです。海洋教育のところで、27年度海洋教育写真コンテストをやって、これ、市民まつりのときに入選作品を私も見たんですけれど、それが27年度ですね。ことしもやったんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  ことしも実施をしておりまして、現在審査を行っている最中でございます。 ○石橋むつみ委員  とても写真、子供さんの視点でおもしろいなという印象に残ったのを市民まつりで見ました。ただ、もうちょっと大きくなっていたらいいなと思ったんですけど、あれは応募作品のサイズなんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  サイズ自体はもっと小さい、普通にカメラで写真を撮ったサイズで応募していただいたものを、こちらで引き伸ばしているところでございます。展示の都合もございまして、現在のサイズになっております。 ○石橋むつみ委員  市民まつり、本当にいろんな団体やいろんな市民の方が、さまざまな展示やパフォーマンスをしているので、もっとこれが大きく、みんなが注目してくれたらいいなと思うのばかりだと大変なんでしょうけれども、もうちょっと大きかったらいいなというふうに思いました。  114ページで小学校就学援助事業、それから116ページのところで中学校就学援助事業があるんですけれども、義務教育ということで、教育に関しては無償だよということに今なっているけれど、実際に無償なのは何と何でしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  就学援助の中で現在、全額をカバーしているというようなところにつきましては修学旅行費でございます。 ○石橋むつみ委員  ごめんなさい、聞き方が悪かったですね。今、学校に通うことと、それから教科書は無償だけれども、それ以外のさまざまな教育費には援助があるよという意味で聞いたつもりだったんですけど、でも、就学援助の中で修学旅行の費用だけは全額負担をしているということですね。  その前が生活保護基準の1.0倍、27年度に1.1倍、ことしが1.2倍。1.1倍になったときに、国基準のとおりではなくて半額にした項目もあるということなんですけれども、何か国のほうの補助金の出し方が変わったとか、そこのところでそういうことをしたという何かきっかけというのは何なんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  国で示している基準というものが、この金額を出しなさいということではなくて、目安として出されているものであり、金額につきましては自治体で決めていくということになっておりますので、現在、限られた予算の中で最大限というようなことで、このような判断をさせていただいたところでございます。 ○石橋むつみ委員  それで、受けている子供さんの人数の変化なんですけれども、人数自体は減ってきているんですね。これは生徒数が減っているからなんですか、それとも基準が下がったというか。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  このところ毎年度、年度が進むにつれて、約100人程度のお子さんの数というのが減っているのが現状にありますので、認定率が例えば15%だとしますと100人減るということで、それだけで人数、対象者は15人減るという形になりますので、基本的にはお子さんの数が減っているというところが大きな要因になっております。 ○石橋むつみ委員  三浦市の場合は、ことし1.2倍、27年度が1.1倍ということですけれども、生活保護基準が25年度に変わったものの影響を受けないように手だてをしたと思うんですけど、27年度もそういうことはしたんですか。27年度はそのまま……。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  25年度に生活保護基準が変わりまして、こちらのほうが3年間をかけて徐々に移行していくという形になっておりまして、初年度の26年度に関しては対応ができなかったんですけれども、27年度については1倍から1.1倍、28年度に関しては1.1倍から1.2倍ということで、これでこの影響については終わる年になりますので、ひとまずこの対応というのは、今年度28年度に終了するという形で考えております。 ○石橋むつみ委員  それでも近隣市と比べて基準が低いということと、それから項目で、さっき修学旅行は全部と言われましたけれども、例えば給食費だとかは上限があったり、学用品費、校外活動費など削られている、半額――基準というか、全体でということですけども――になっているというので、もう少し何とかならないのかなと思います。  あと、市町村によって新入学の学用品費、それを前年で対応して……。結局、入学する前にお金が要るんだから、新年度になって申請して、それから8月ごろにお金がおりるというのではなくて、新入学学用品費をもうちょっと前倒しする工夫をしている市町村があるんですけれども、その辺はどうなんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  これまでいろいろと中身を変えてきたところではございますけれども、今後につきましても、他の市町村等の状況等を検証いたしまして、よりよい方向に向けて改善は進めていきたいというふうに考えております。今、ここで何をどうするということをお話しすることはできませんけれども、よりよい制度に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○石橋むつみ委員  ちょっと飛びますけど、126ページに行きます。図書館なんですけれども、本館が移動して閲覧室が別の部屋になりました。広くなったり、書架も大分広々して工夫されているのかなと思うんですけれど、この年度で、126ページの図書収集整理閲覧事業。前年より合計が伸びているのは、去年は新聞が別のところに書いてあったような気がするんですけれど、その理由は何でしょうか。 ○安藤宜尚図書館長  図書収集整理閲覧事業のほうに新聞があることにつきましては、平成27年度より新聞、雑誌の事業のほうを図書の収集整理閲覧のほうに統合しまして、こちらの事業の消耗品のほうで購入した関係で、成果説明のほうは収集整理閲覧事業のほうに含めて記載をしております。 ○石橋むつみ委員  毎回思うんですけど、126ページの下のところに、本館は毎日新聞、神奈川新聞、三崎港報、南下浦は朝日新聞1つ、初声分館が読売、三崎港報となっていますけどね。大体どこの市町村でも各紙ある。なかなか難しいのかなと思うんですけれども、学校には何か販売店のあれで、学校には何紙か届くようになっていたと思うんですけれども、図書館の方の新聞の種類、これはこれで精いっぱいなんですか。 ○安藤宜尚図書館長  図書館の事業予算のほうで購入できる範囲は、ここに記載のとおりになっておりますが、あと南下浦、初声の分館につきましては、もう1紙、学校提供のものを回してもらうというか、提供してもらう格好で、もう1紙ずつの図書館分館での閲覧は実施しております。 ○石橋むつみ委員  いろんな工夫をされているんですけれども、雑誌は回しているんですよね。 ○安藤宜尚図書館長  雑誌については分館ごとに固定でやっておりまして、持ち回りはしておりません。一部、年間で3カ月、4カ月ずつ配架する館を変えているところがありますけども、雑誌の循環ということは実施しておりません。 ○石橋むつみ委員  中身なんですけれども、次のページのところの特色ある文庫づくり事業というので、それぞれの、白秋文庫だとか海洋文庫だとか、農業文庫だとか、それで買い足されているかと思うんですけれど、これの紹介とか、市民の方なかなかまだ、知っている方は知っているけど、ああ、そういう部分があるんだなというのを知らない方も多いかと思うんですけれど、その広報なんかはどうされていますか。 ○安藤宜尚図書館長  質問の特色ある文庫づくりに該当する文庫につきましては、閲覧を開始する段階では新着文庫として紹介はしておりますが、文庫ごとの分類という形では現在やっておりません。今、委員おっしゃるような形で、また皆さん、関心を集めてもらうためには、周知方法については検討したいと思います。 ○石橋むつみ委員  図書館の本館が、あそこのところに広くなって、書架も広くなったりもしていますし、それから同じフロアで閲覧室もある。また市民交流スペースなども利用できるのかなと思うので、その時々ですけれども、ごみのことで対応してくださいと言ったらば、それの掲示があったりとか、さまざま子供たちや大人も利用できるという意味では、いろんなアピールが必要かな、呼びかけが必要かなと思います。  それで、海洋文庫だとか農業文庫、それから白秋文庫も、三浦の特性でもって結構ずっと古くから蓄積されてきているものがあると思うんですね。シリーズ的でもいいですので、何かそういうものを紹介する、あるいは掲示をする。紹介の掲示とか、ここにありますよというのをその時々に、今月はこんなアピールしますとか、何かいろんな工夫もしていっていただきたいなと思います。いろんなことを考えてくださっていると思うんですけれども、そういう要望をします。  それから、その下です。図書のデータベース化事業とありますね。これ、金額が大分減っているんですけれども、これはサーバーのことかな。 ○安藤宜尚図書館長  図書のデータベース化事業についてですが、平成27年度は新しいシステムで通年やりましたので、前年度に比べて100万円ちょっと安くなって。ちなみに、前年度、平成26年は4月から10月まで7カ月分を旧システムで、それで11月から3月まで新システムでやっている関係で、ちょうど過渡期になりますので、今後、27年度以降は、ここにあるように大体330万円ぐらいの年間の経費で図書館のシステムを運用しているような格好になっております。 ○石橋むつみ委員  128ページ、子ども会活動促進事業なんですけれど、今、子供さんの数も減ってきているという話もありますし、子ども会の指導者、お世話をというか、一緒になってやる大人も少なくなってきているというので大分減っているのかな。これ、43団体だったのが33団体となっていますけれども、減った理由は今みたいなことですか。 ○安藤宜尚青少年教育課長  子ども会の団体数が減った理由でございますけども、基本的に子ども会活動は地域の自発的な活動でやっているという原則がございますが、休止、解散する前の事情をお伺いしますと、やはり構成人数がすごく少なくなってしまっていて、団体行動や何かをやるという行事も組みづらいというのがまず1点あるのと、あとは指導者をやられる方がなかなか出てこないという、この2つの理由が大きいと考えております。 ○石橋むつみ委員  残念というか、子ども会で縦のつながりを持って遊んだ経験というのは、大きくなってからも子供たちにはいい宝物になっているような気がするんですけれども、実際、続けてくださいといっても、それぞれの地域のことなのでなかなか難しいとは思いますけれども、今後も見ていきたいと思います。  129ページの成人の日のつどいなんですけれど、この参加者数329人というのは、新成人の人数だけを言っているんですか。 ○安藤宜尚青少年教育課長  成人の日のつどい当日に参加された新成人の人数だけを、こちらに数字を書いております。 ○石橋むつみ委員  ほかの町もそうかもしれないですけれども、同じ年に卒業して今は他市に住んでいるとかいろいろで、新成人のあれなんですけど、三浦市内に住所がある人だけを新成人といって通知はしていますか。 ○安藤宜尚青少年教育課長  成人の日のつどいのご案内を新成人にするに際しまして、原則的には、今、市内に住んでいる方を対象に通知をしておりますが、それ以前の段階で、今は三浦市に住んでいないけども、三浦市のほうの成人式に出たいという要望がございました場合には、その方のほうに通知を送りまして、ご案内をしているという状況でやっております。 ○石橋むつみ委員  いつもこれの実行委員会、その年度ごとに特色あるというか、同年代の方が一生懸命、自分たちで手づくりで運営からアトラクションまでやっている。同窓会を兼ねて、このときには来るよという方も結構多いと思うので、原則、市内に住所ということですけれども、実行委員会のメンバーは大体同級生、わかっているかもしれませんから、これからも……。これだけよく集まっているねって。都市部なんかの人と話すると、三浦市はよく新成人の割合で、これだけ集まっているねという話があるんですけど、今後とも、そういうきめ細かい対応というか、それはお願いをしたいなと思います。 ○草間道治委員長  他に。 ○藤田 昇委員  107ページ、教育委員会運営事業なんですが、平成27年4月1日に改正施行された地方教育行政の組織及び運営に関する法律が施行された後に議案37件の議決をしたとあるんですが、27年、総合教育会議を2回開催したということになっているんですが、どのような内容だったのか教えていただけますか。 ○増井直樹教育総務課長  総合教育会議というものを27年度から開催いたしております。2回開催いたしまして、まず第1回目につきましては、初めての会合でございましたので、新たなこの制度についてのお話をさせていただいた後、教育大綱につきましてご議論いただきまして案を了承いただきました。  2回目につきましては、小学校の児童数の減少によります適正化ということについてご議論いただきまして、学校現場等の影響をよく聞いて、今後検討をしていくようにという方向性が示されたところであります。 ○藤田 昇委員  うちの市の場合、もともと教育委員会と市行政の部分というのは連携もしっかりとれているし、改正されても何ら別に問題ないと思うんですが、この議案37件の部分とか、今後もそうなんですが、具体的に今懸案として総合教育会議でしようとして、今議論していることというのはいかがですか。 ○増井直樹教育総務課長  今後の予定といたしましては、やはり小学校の適正化についての議論をいただくこと。それから、先ほどの質問でもございましたが、奨学事業につきまして新たな制度等の展開をご議論いただくことを考えております。 ○藤田 昇委員  28年度の点検・評価報告書の中にもあるんですが、今、奨学金の話が出たんですけど、内容が108ページになっちゃうんですけど、新制度というと具体的にどういう制度を導入するんですか。 ○増井直樹教育総務課長  まだ担当で議論している最中でございますけれども、貸し付け型の奨学金については後年の返済による負担が大きいという議論がございます。教育委員会の中でも、新たな制度を開始する場合には、後年負担が大きくならないようなものを考えてほしいというご意見もいただきましたので、一部給付ですとか、そういったものを視野に入れながら、新たな三浦市としての奨学金制度を構築していきたいと考えております。 ○藤田 昇委員  今議会でも国のほうに対しては意見書等も出す予定でいますけども、これは市の取り組みとしては一歩前へ出ていく形だと思うんです。先ほど、返済未納が66万円というお話が出ましたけども、やはり今、生活の貧困の問題とかさまざまな問題がありますので、なるべく奨学金、生徒が……、要は教育の部分で、開かれた部分で教育が受けられるような支援の制度をお願いしておきます。  次に行きます。相談指導教室事業なんですが、先ほど神田委員のほうからもありました。不登校者数については、26年度はたしか小学校が12件で中学校が35名いて、7件が改善されて、中学校については28名が改善をされたということで、残り5件と7件ということで昨年度は報告を受けているんですが、もう一度、27年度の状況をちょっと教えていただけますか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  27年度の不登校の状況ということにつきましては、実は不登校、いじめ等につきましては、文部科学省の問題行動等調査というのがございまして、こちらの発表があった後に市町村で公表できるというような形になっておりまして、現在、まだ平成27年度の数値が公表されていない状況ですので、現在お示しすることができるのは26年度の数値のみとなっております。ですので、数値はここでお示しすることはできないんですけれども、おおよその状況としましては、人数的には、ほぼ平成26年度と同様、若干ふえているというふうに考えております。  ただ、このふえているというところにつきましては、数値的にやはり子供たちの状況を、より教員として、学校としては厳しく見ていこうというようなところで、不登校の心配がある子供については積極的に不登校としてカウントしていきましょう、その上で対応していきましょうというような姿勢によって人数がふえてきているというふうに、教育委員会としては捉えているところでございます。 ○藤田 昇委員  人数的にはあれですけども、かなり改善はしてきていると。毎年度、取り組みをしていると思うんですね。その改善へ向けた取り組みについては、27年度、具体的にはどうなんでしょうか。例えば27年度、スクールソーシャルワーカーが1名、三浦市で重点的に週1回、活動していただいていると思うんですが、その辺も含めてお答えいただけますか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  今、委員よりお話がございましたスクールソーシャルワーカーにつきましては、これまでは三浦半島を兼任しておった状況でございますけれども、平成27年度につきましては三浦市のみというような形で、三浦市の児童・生徒に直接かかわってくださっています。学校の中で不登校の状況がある子供につきましては、担任だけではなくて、学校職員、それからスクールソーシャルワーカーを含めた外部の関係組織というようなところと積極的に連携をとりながら対応しているところです。ですので、不登校の児童・生徒、それから家庭とは関係を切らさないような対応の中で、必ずしもすぐに効果が出るというようなところではないんですけども、徐々に効果が出て関係が強くなってきているというようなところは、多少なりとも出てきているというふうに考えているところでございます。 ○藤田 昇委員  ここにも書いてあるんですけども、小学校へのスクールカウンセラー派遣等について、中学もスクールカウンセラーの教育相談事業をやっていると思うんですが、今の状況というのはどういう状況ですか。何名体制で、どういうことで対応しているのか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  少し時間をいただいてよろしいでしょうか。申しわけございません。 ○藤田 昇委員  今、各学校における教育相談をコーディネートしているという状況ですけども、さまざまな、今、悩み的にも複雑化していたり、不登校の部分で教員の負担も結構高いので、多様化しているので、連携をしていくということが非常に重要で、スクールソーシャルワーカーに相談を今まで以上に頻度的には多く相談できたり、一緒に動いていただいたりしているとは思うんですが、ちょっと体制の部分も含めて連携強化をお願いしておきます。答えは後で、また聞きますので、いいです。  次に行きます。障害児教育事業についてなんですが、先ほど来ありました特別支援級の児童数の増減というのはどうだったのか。ここに書いてあるというのは、多分69人というのは、1学級、小学校はふえているんですけどね。61人が69人になったという部分で、小学校もわかるんですが、中学校を含めて、もう一度確認させていただけますか。26年度比、比較すると特別支援級の児童・生徒数の増減というのはどうなっていますか。 8人ふえていますよね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  特別支援級の在籍の児童・生徒数でございますけれども、小学校につきましては人数としては平成27年度は48名でございます。そして、中学校につきましては21名でございます。 ○藤田 昇委員  これ、増減というとあれなんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  小学校につきましては、平成26年度につきましては合計で39名から48名ということでございます。中学校につきましては、22名から21名ということで1名減っているという状況でございます。 ○藤田 昇委員  じゃ、小学校がプラス9名で、中学校がプラス1名ということですね。なぜそういうことを聞いたかというと、先ほどもちょっと介助員の話がありましたが、毎年確認をさせていただいているんですけど、これだけ、小学校のクラスが1つふえた。児童数もふえている。その中で介助員が、10名に対して10名が配置をされているということでしたが、要は学校の教育現場の中では、もちろん1対1の教育の中で介助員がついているんですけど、ふえている、対応する中で、この10名で対応できているのかどうかというのを知りたいんですけど、どうですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度、10名ということで行ってまいりましたが、今ご指摘のとおり、かなり支援級に在籍する児童・生徒数が徐々にふえてきているということもございまして、28年度につきましては13名の対応ということで予算をいただいているところでございます。さらに状況に合わせて、実は今、延べ人数ということでは、平成28年度につきましては、1人のお子さんに3名の方が交代でかかわっていただいているというところも含め、16名で対応している状況もございます。 ○藤田 昇委員  16名で対応して、増員していただいているということですので、引き続き……。私も現場を見させていただいたときに、授業参観させていただいていますけど、非常に重要なポストだと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、特別支援学級の子供の、要は障害の種別が以前と変わってきていることはないのか、ちょっと教えていただけますか。1学級ふえていますけど。 ○五十嵐 徹学校教育課長  今年度につきましては、新たに難聴学級が開設されました。ここ数年のところ、新しく開設される障害の種別がふえてきているというようなところで、学級自体の数というよりも種類がふえてきているというような状況にございます。 ○藤田 昇委員  このように今、児童・生徒数や新しく開設される支援級の増加について、改めて教育委員会ではどのように捉えているのか、ちょっとお聞かせください。 ○五十嵐 徹学校教育課長  全体の児童・生徒数が減っている中で、障害児学級に在籍をする児童・生徒数が徐々にふえてきているというようなところにつきましては、1点は、まず障害のあるお子さんを障害児学級に在籍させるというようなことへの保護者の理解が進んできているというようなところが、1点あるというふうに考えております。さらに、養護学校に通うという選択肢もあるんですけれども、市内の学校であったりとか、教育委員会の担当者とのたび重なるご相談、話し合いの中で、できるだけ地域の学校に通わせたいと、そういう保護者がふえてきているというふうに教育委員会では捉えております。 ○藤田 昇委員  いずれにしても、地域の中で通わせるということは非常にいい取り組みだと思うので、そういう部分では協力をよろしくお願いしておきます。  次に、110ページになるかなと思うんですが、教育研究所事業。これに関連しまして、人権教育推進事業について、お伺いしたいんですけども、今、神奈川県のほうから、たしか委託で人権教育の事業では、近年、青少年の事件でも取り上げられる子供のネットとか、LINE関係等の取り組みを行ったと聞いておるんですが、LINEのいじめによる自殺とか、相変わらず全国的にはさまざまな事件が起きています。それにおいては正しいネット、インターネットの使用の仕方とか、そういうことを含めて、また、この人権問題についてどのような取り組みをされているのか、ちょっとお聞かせいただけますか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  こちらにつきましては、平成27年度、神奈川県から人権教育総合推進地域事業というものの委託を受けて三浦市で実施をしたものでございます。平成27年度につきましては、三浦市として、小中学校を中心に主にインターネットにかかわる人権というようなことを共通のテーマといたしまして、各学校で小学生、中学生、保護者、それから地域の方々、これらの方々を巻き込む形で皆さんで学習していきながら、相手を大切にする、それから自分を大切にするという人権の基本的な部分についての学習を深めていこうということで、児童・生徒につきましては、767名の児童・生徒が参加をすることができました。 ○藤田 昇委員  これは児童だけの問題じゃなくて、家庭での教育じゃないですけども、やっぱり見守りが非常に重要だなと思うんですけども、保護者向けの講習ということも今言われていましたけども、大人に対する学習の機会というのは、具体的にどのような形でやられて、どのような声が、反応があるのか聞かせていただけますか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  これにつきましては、なかなか日常的に来てくださいというだけでは来てくださらないところもございまして、例えば土曜参観に子供たちが学ぶ場を設け、そこに保護者の方も参加をしていただいたり、それから、学校へ行こう週間の中にここを充てて、保護者の方、地域の方にも参加をしていただこうというようなことで設置を各学校で工夫して行っております。全体を通して285名の大人の方――地域、保護者の方が児童・生徒とともに学習をしていただいたということです。感想の中では、子供の身近にある危険性に気がついていなかったというようなことであったりとか、これからこのことについて子供と話す必要性を感じたというような意見を多数いただいているところでございます。 ○藤田 昇委員  非常に反響というか感想がそういう部分で出ているということは、いろんな予防対策にもなると思うんですが、非常にいい取り組みだと思うんですが、28年度も継続して、これは取り組んでいく予定なんですかね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  この事業につきましては、2年間の取り組みというようなことで、平成28年度も継続して取り組みを進めているところでございます。ただ、平成28年度につきましては、インターネットと人権というようなことからさらに一歩広げて、さまざまな課題を学んでいきましょうというようなことで、広げた形での学習に取り組んでいるところでございます。 ○藤田 昇委員  市としても子供がネットを使う上限を、ガイドラインをつくるということは非常に大事だと思うんですが、ガイドラインを作成するという予定はあるんでしょうか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  現在のところ、子供がネットを使う上でのガイドラインをつくる予定はございません。今後もさらに保護者、地域の方々に積極的に声をかけていって、子供たちとネットを使う上での注意であったりとか危険性であったりとかということを、家庭でよく話し合っていただくというようなことを中心に進めてまいりたいと考えています。 ○藤田 昇委員  ぜひ、よろしくお願いしておきます。  次に行きます。111ページになりますが、先ほど来、海洋教育等地域教材開発事業については議論がありましたけれども、具体的に名向小学校の真珠の核入れとか、さまざまな取り組みを行われていると思うんですが、どのような成果が出ているのか。教育委員会として、またそのほかにどのような取り組みをされているのか。お聞かせいただけますか、27年度。 ○五十嵐 徹学校教育課長  海洋教育につきましては、平成27年度、これまで同様、東京大学三崎臨海実験所との連携により、磯観察であったりとか採集、出前授業、社会見学等を行うことができました。延べ児童・生徒数としては、1,063名が参加できたというようなところでございます。名向小学校、今お話ございましたように、真珠の核入れという、なかなか経験できないようなことを子供たちは経験することができて、大変いい学びができたかなというふうに思っているところです。また、東京大学本郷キャンパスで、平成27年12月5日に第3回全国海洋教育サミットというものがございました。三浦市としての取り組みをこちらで発表させていただいたところでございます。  また、岩手県であったりとか静岡県の教育委員会が、こちらのほうに視察に来られて、三浦市の海洋教育の紹介をさせていただき、全国の海洋教育を実践している市町村との連携、交流が進んでいるところでございます。 ○藤田 昇委員  そのほかにもさまざまなNPOを交えて、先日もタイの放流とか事業として行っているし、真珠の核入れも名向、岬陽と広げていくような形で、全市にも広げていくような部分の話も聞いてますので、ぜひ推進のほう、よろしくお願いしたいと思います。  そこで、この一番下にもありますが、一般社団法人みうら学・海洋教育研究所の活動状況といいますか、設立を支援したとありますが、このことについて教えていただけますか、現在の。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度、補正をいただいたことで、一般社団法人みうら学・海洋教育研究所の設立の準備を行うことができました。平成28年度、この研究所に3名の職員を配置というようなことで、学校教育課と机を並べる形で強い連携の中で、さらに積極的に海洋教育に取り組んでいるところでございます。平成28年度につきましては、より裾野を広げていこうというようなことで、たくさんの教員、たくさんの地域の方、たくさんの児童・生徒に海洋教育を学んでもらおうと、かかわってもらおうというようなことで、積極的に進めているところでございます。 ○藤田 昇委員  日本財団からの補助金も含めて、予算的な部分の配分も出てくると思うんですが、今言われたように裾野を広げる、しっかり成果が上がっていけるような、三浦ならではの海洋教育を本当にまた一層充実を図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に行きます。112ページなんですが、小学校施設整備事業。これ、中学も115ページにあるんですけど、実際、両方ともちょっと減額になっているんです。27年度、これは旭小学校の体育館屋根の補修工事を実施したということになっているんですが、28年度の実施の予定は、たしか南小か何かだったかな。 ○増井直樹教育総務課長  議員おっしゃるとおり、28年度の小学校施設整備事業につきましては、南下浦小学校の屋根の補修を行いました。もう工事は完成をいたしたところでございます。 ○藤田 昇委員  昨年の決算のときに、小学校の校舎で雨漏りがしているところが6校で、また体育館の雨漏りも6校ということであったんですが。中学校では校舎が2校で体育館が1校という形だったんですが、現在の状況というのは、どういう状況なんでしょうか。 ○増井直樹教育総務課長  現在の雨漏りの状況でございますけれども、学校からの要望の中に入っているものでは全部で8校から、いろいろな状態はあるんですけれども、要望としては雨漏りがあるということを聞いております。8校、小中学校合わせて。 ○藤田 昇委員  財政的な問題、厳しい部分があると思うんですが、毎年、1校から2校行っていくという、たしか予算的な部分でもあって、あと8校ですけど。雨漏りの状況に応じて、防水シートの全面改修とかを含めて、一部改修は自前でやっていただけるということは前から承知しているんですが、なかなか財政的に厳しい部分があると思うんですけど、今後の28年度は南小ですけども、順次改修を行っていただけるということでよろしいんでしょうか。 ○増井直樹教育総務課長  担当の課長といたしましては、一刻も早く全て改修したいと思っております。 ○藤田 昇委員  生徒さんにしても教師にしても、教育環境悪化というのは、やはり教育に大きく影響してくると思いますので、改めて、財政的な部分もありますが、行政に対して、学校教育の環境改善のための、今言った雨漏りの改善を含めた改修を、また危険箇所の改修等についても、よろしくお願いしたいと思います。  それで、ちょっと関連なんですが、体育館は避難所になっている状況の中で、非構造部材の改修の部分というのは国からの補助メニュー等が出ているんですが、前回もちょっと議論にあって、うちの場合ですと照明器具の固定とか、そういうところの部分じゃないのかなと思うんですが、その辺の対応についてはどうなんですか。 ○増井直樹教育総務課長  先日、国の調査がございまして、全ての体育館について調査を行ったところでございます。非構造部材というところだと思いますけど、議員おっしゃるように災害時の危険があるということでございますので、こちらも予算的な話になります。国の補助はつくようでございますけども、負担金がゼロというわけではございませんので、計画的に進めていけたらいいなと思っております。 ○藤田 昇委員  ぜひ、よろしくお願いしておきます。次に行きます。117ページなんですが、先ほどもちょっと学校給食については何か議論があったかと思うんですが、これは1,451万円ほど減額になっているんですけども、その辺の状況について、確認させてもらっていいですか。 ○松下彰夫学校給食課長  学校給食費の減少の大きな要因なんですけれども、まず一つは、平成27年度から新たな調理の委託が3年のローテーションで始まりまして、27年度にスタートする形での入札により、新たな金額になったということで、金額は少し少なくなったという形であります。合わせまして、重油なんですけれども、石油の価格が下落したということで、三崎の調理場はボイラーを使っていますけれども、重油の代金というのが大分単価が下がったということで、節約ができたというところで金額を下げたものでございます。 ○藤田 昇委員  よかったですね。点検・評価でも、オール5じゃないですけど、とっている状況の中で、特に26年度においても、三崎まぐろラーメンとかアレンジメニューを学校給食に取り入れて好評だったということを聞いているんですが、27年度における定番化の取り組みの状況について改めてできますか。 ○松下彰夫学校給食課長  三崎まぐろラーメンアレンジメニューなんですけれども、ご案内のとおり、26年度に初めて試作品をつくらせていただきまして、27年度につきましては、定番化を目指しまして11月に再度ご提供させていただきました。また、給食展のほうにも出させていただき、一般の市民の方にも食べていただいたという状況で、味をまたよくしていく努力を続けていきたいというふうに思っているところでございます。あわせて新メニュー開発ということで、地元の産品を使ったメニューづくりということに今後も取り組んでまいりたいと思っております。
    ○藤田 昇委員  新メニューとか取り組んでいただいていると思うんですが、なかなか水産物については加工品が少ないということで、地産地消の取り組みについて、なかなか活用しにくいということで。カジキマグロとか今回取り入れていただいて、かなり前進したと思うんですが、その辺についての今後の地産地消の取り組みについてはどのように考えているのか。 ○松下彰夫学校給食課長  現在も栄養士のほうの打ち合わせの中で、基本的にはカジキマグロ等を使っていけるかというところにはなっていくんですけれども、まぐろラーメンアレンジに加えて、また地元の方々の取り組みにヒントを得て、ご協力をいただきながら新たなメニュー開発ということで、現在、内部検討しておるところでございますので、また、そういったものを今後提供していく中で、ご案内していきたいと思っております。 ○藤田 昇委員  他市の中でもないような、三浦の特徴として地産地消の中で、特に子供に聞いてもカジキマグロの中華煮なんかかなりおいしいというか、そういう評判も出ていますので、引き続き新メニューと合わせて学校給食の充実を図っていただければなと。決算額も減額になっていますし、さまざまな取り組みをしていると思いますが、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  次に行きます。120ページなんですが、これ、各種の社会教育講座の参加状況といいますか、南下浦、初声両市民センターでの講座というのは、社会教育講座実行委員会での検討と結構充実させていると聞いておりますが、そのほかには何か取り組みはされているんですか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  社会教育講座実行委員会の皆様にをお配りして、アイデアシートをご提出いただいた内容を反映をしたり、あと、社会教育講座を受けてくださった方々に市民アンケートを実行いたしまして、そのアンケート結果の反映などをしております。 ○藤田 昇委員  アンケート結果を見て、反映させて講座を変えたり、いろいろ工夫されて運営をされているということですけど、特別、何か27年度から28年度予算に反映させたという取り組みはあるんですか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  平成27年度、新規のものといたしましては、南下浦市民センターでは「作って遊ぼうお手玉講座」ですとか「緊急時に使えるロープの結び方」、初声市民センターでは「三浦ゆかりの歌」などがございます。また、平成28年度は新たなものとしまして、自然観察講座としまして小網代の森散策等を実行する予定になっております。 ○藤田 昇委員  27年度というのは、市制60周年記念の歴史講座と文学講座を開催しているんですけども、28年度に新たな今言った取り組み、あったんですけども、そういう関連では歴史講座的な部分というのは取り組んでいくんですか、28年。そういうのは継続して……。 ○浜脇 仁文化グループリーダー  今、手元にちょっと資料がないんですが、引き続き歴史の部分に関しての講座をやっていくというふうに考えております。お時間をいただければ、28年度の講座の内容をご説明させていただきます。 ○藤田 昇委員  ぜひ、よろしくお願いしておきます。  次に行きます。134ページのスポーツ施設運営管理事業。これ、アリーナの屋根の部分の修繕、改修をされたということで、666万円増額になっているんですけども、この辺の工事は全て完了したのかお聞かせください。27年、繰越明許でやったと思うんですけど。 ○堀越修一文化スポーツ課長  潮風アリーナの屋根の修繕工事につきましては、平成26年度第3回定例会におきまして補正予算をご承認していただいております。その後、契約事務を行ったんですが、2回にわたる不調で繰越明許をさせていただきました。平成27年度に入りまして、7月10日に9月末日を完成予定とする契約が成立し、工事に着手いたしましたが、27年度8月の高温や9月に入っての長雨、台風などによりまして作業がおくれまして、工期を10月30日までとする変更契約を締結いたしました。  また、作業を進める中で新たにシーリングが劣化した箇所が確認されまして、今後、雨漏りの可能性があることから、9月8日付で9月末日を完成予定としました追加契約を締結させていただいております。こちらも当初の工事と同様に作業がおくれましたために、10月30日までとする変更契約を交わしました。当初の工事、今の追加工事ともに10月26日付で工事完成届が提出されまして、10月29日に工事完成検査も終了し、無事工事は完了することができました。 ○藤田 昇委員  今、シーリング劣化とかありましたけど、以前にもアリーナの中で、経年劣化などで修繕が必要な箇所というのが何箇所もあったと思うんですが、今の現状というのはどうなんですか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  27年度の屋根の修繕で、ほぼ雨漏りは解消しているんですが、やはり建設して19年も経過していることでもございますので、やっぱり雨漏りが少し散見される。雨の降り方や風向きによっては、多少雨漏りが散見されることがございます。 ○藤田 昇委員  構造上のものがあるかもしれない。雨漏りとかだけじゃなくて、あの辺のロビー周辺も改修もされたり、いろいろ進んでいるじゃないですか。ドア部分とか、さまざまなところがあったと思うんですが、その辺については、今アリーナについては問題がないということで認識してよろしいですか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  アリーナにつきましては、指定管理者さんに指定管理をお願いしているところですが、指定管理者の業務の中で、軽度の直営で直せるようなものは直していただいていますし、アリーナ全体としては今何とか機能維持して、支障なく運営できているという状況でございます。 ○藤田 昇委員  わかりました。以上です。 ○五十嵐 徹学校教育課長  先ほど藤田委員さんからご質問いただきましたスクールカウンセラーの人数でございますけれども、全部で5名でございます。県からの派遣によるスクールカウンセラーが4名、市で雇用している、配置しているスクールカウンセラーが1名ということで、5名体制で行っているところでございます。 ○草間道治委員長  他に。 ○出口正雄委員  説明書の114ページの一番上なんですけど、小学校学校災害傷害保険事業で災害見舞金の対象になった内容をちょっと教えてください。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度、災害見舞金の対象となりました件数としては小学校が6件でございます。こちらにつきましては、通院の対象となりましたのが、運動会の練習中の骨折、休み時間の骨折が3件、休み時間で友達とじゃれ合っていて、友達の手が顔面に当たってしまって顔を切ったというような状況でございます。入院としましては、休み時間に滑り台から落ちて骨折をしたというような状況、全部で6件ということになっております。 ○出口正雄委員  骨折して入院して、その見舞金の額なんですけど、それ相応の手当ては、額は出るんですか。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  こちらのほうなんですけれども、本人の治療費ということでは別途、日本スポーツ振興センターというところの災害共済というのに入っておりまして、そちらのほうから医療費のほうが出ると。うちのほうからは見舞金ということで手当てなんですけど、本当の見舞金ということでお金が出ているという状況です。 ○出口正雄委員  よく骨折したお母さんなんかに聞きますと、保険は入っているんだけど、骨折になると大変だというような話を聞きます。  次の115ページなんですけど、中学校災害傷害保険事業なんですけど、これもまた同じような感じなんですか。ちょっと説明をお願いします。 ○五十嵐 徹学校教育課長  中学校につきましては、6件全て通院ということになっております。こちらにつきましては部活動によるものが多くございまして、捻挫、骨折、脱臼、靱帯の損傷ということで、6件が通院の対象ということになっております。 ○出口正雄委員  学校というと、通学から朝から帰るまでが学校の範囲内になるんですけど、その間の交通事故とか、そういう部分になった場合はどうなるんですか。 ○木川大悟学校教育グループリーダー  基本的には学校の管理下ということで、家を出てから学校へ行って家に帰るまでというのが基本のところなんですけれども、交通事故というと相手がある部分になりますので、第三者加害ということで、相手があれば、そちらのほうから支払っていただくという形になっております。 ○出口正雄委員  保険に入って、市からの見舞金が出るんですけど、できるだけ助けていただきたい。財政が厳しいのはわかっているんですけど。  次に、129ページお願いいたします。その中の青少年問題協議会事業の中で、「青少年にとって良い環境を守るため、地域ぐるみのパトロールを呼びかけるとともに、青少年の非行防止、有害環境からの保護を目的に啓発活動を行った」とありますけど、啓発活動を行って、非行防止のためにやっているんだけど、その成果は、あるいは三浦市の実態はどうなのか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  平成27年度に学校と警察で連携をして対応した数というようなところでございますけれども、校内に限ってという数値しか、こちらでは把握することができませんので、その数値は平成27年度は2件でございました。 ○出口正雄委員  わかりました。以上。 ○下田 剛委員  127ページになります。特色ある文庫づくり事業なんですけども、毎年見ると、郷土に深くかかわりのある図書を利用して特色ある文庫づくりをということなんですけど、これ、郷土に深くかかわりのあるイコール特色ある文庫づくりとお考えなんですかね。特色あるって、例えば何ですか。 ○安藤宜尚図書館長  特色ある文庫づくり事業、今この報告書にありますように4つですね。白秋文庫、海洋文庫、小村文庫、農業文庫と4つありまして、白秋文庫と小村文庫につきましては、三浦にゆかりのある文化人の作品でありますとか、その書評とかありますが、そのような関連文庫を集めて配架しております。あと、海洋文庫、農業文庫につきましては、ご存じのように三浦市の基幹産業であります。海洋文庫のほうも、管理の割合で漁業関係の書籍なども入っておりますので、そういう中では基幹産業である漁業と農業関係に関する書籍を継続して収集しているというふうな状況で、そのような基幹産業を持った三浦市としての特色ある分野の文庫として収集しているというふうに認識をしております。 ○下田 剛委員  特色あるイコール郷土に深くかかわりのあるという考えでよろしいんですか。若者向けと言ったら変ですけど、何かそういうスポット当てを毎年一緒なので。 ○安藤宜尚図書館長  こういう文化とか、海洋とか農業も言ってみれば歴史にも関係がございますので、その意味では継続して収集していくことには意義があるというふうに考えております。 ○下田 剛委員  126ページに戻るんですけども、来館者数は減っているんですよね。それで利用人数をふやすに当たり、何か特色ある文庫づくりっていいんじゃないのかなという感じで質問させていただいたんですけど、来館者数が減っていることに対して何か要因というのはございますか。 ○安藤宜尚図書館長  来館者数の減少につきましては、本館、南下浦、初声、大体来館者数の傾向がありまして、それがだんだんと減っているような状況になっているというふうには把握はしております。平成27年につきましては、移転の関係もございまして、若干例年よりは開館日数が少なかったことも要因にあるかなというふうに考えております。 ○下田 剛委員  いや、ふえているんですよ、本館は。本館だけふえているんですよね、26年に比べたら、逆に。平成26年は1万303人で、本館は平成27年は1万1,088人でふえているんですよ。 ○安藤宜尚図書館長  もう一回、質問の趣旨をお願いできますか。済みません。 ○下田 剛委員  年々、来館者数というのは減っているんですよ。それに対して、まず一旦、どういうようなお考えですかということで。 ○安藤宜尚図書館長  図書館来館者数の市全体の傾向としまして減少しておりますのは、人口の減とかも影響あると思いますし、そのようなことで、全体の傾向としては、どこか極端にという動きはないんですけども、だんだんじわじわと減っているというふうには認識をしております。 ○下田 剛委員  そこで、平成27年、本館がふえているのは何でなんですかという質問なんです。 ○安藤宜尚図書館長  本館の27年度の増につきましては、若干ふえた部分と、あとは開館した直後、移転直後はかなり、2月、3月は人数が1割増しぐらい多かったこともあって、その辺が多少影響しているのかなとは思います。 ○下田 剛委員  続きまして、129ページです。成人の日のつどい事業です。先ほど石橋委員のほうからも質問あったんですけど、329名の参加者数ということなんですけど、実際、招待の手紙を送った件数というのは何件ですか。 ○安藤宜尚青少年教育課長  案内を送った対象者は415名になります。 ○下田 剛委員  ということは、8割ぐらいの参加者ということですよね。 ○安藤宜尚青少年教育課長  こちらでは79.3%と見ています。約8割となっております。 ○下田 剛委員  先ほど石橋委員のほうからも話があったんですが、同窓会みたいな感じというのがあったんですけど、これ、他自治体になってしまうんですけど、例えば2分の1成人式とか、ダブル成人式とか、トリプル成人式とかあって、今後、市として何か集まることのパワーというのがすごく重要な……。なかなか冠婚葬祭とかじゃないと、集まる機会ってなかなかなくなっちゃうと思うんですけど、市のほうでダブル成人式、トリプル成人式等の何か取り組み等を考えていただければ集まってくる。今、30代、40代って、やっぱり投票率とか見ていると下がっていると思うんですけど、それってやっぱり集まる機会とかというのが少なくなっていると思うので、40歳、60歳とかというのも何か集まる機会というのがあればいいなと思って、話しさせていただきました。ちなみに、そういうようなお考えってございますか。 ○三壁伸雄教育長  成人式の話から、そのようなことについては、確かに社会教育としてはそういうことも考えられないことはないにしても、突然のお話ですので、市として、教育委員会として考えていくのならば相談をしたいというふうに思っていますけども、ほとんど実現は無理じゃないかなというふうに……。 ○下田 剛委員  来年、40歳になるところって、ちょうど成人式が中止になってしまった年だと思うんですよ。成人式がずれたから、成人式の日というのは集まりが悪かったと思うんですよ、ちょうど20年前。延期して、だから集まりづらかったというのもあったので。中止になっちゃったんで集まりにくくて、なかなか参加人数も少なかったという年だと思うので、ちょっと言わせていただきました。  以上です。 ○小林直樹副委員長  114ページ、真ん中あたりに小学校就学援助事業、中学校もあるんですけれど、先ほども議論されていました。27年度は生活保護基準の1.0から1.1倍に上がったんですけれど、そのかわりということかどうかわからないんですけど、学用品費、新入学学用品費、郊外活動費を国基準の2分の1。先ほど国基準は目安であるという発言があったんですけど、その目安のなぜ2分の1にしたんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  限られた予算の中でというようなところで予算編成をしていくに当たって、他市・町等の状況も参考にさせていただきながら、このような形をとらせていただきました。 ○小林直樹副委員長  参考にしたところというのは、どこですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  当時、山北町の状況を参考にさせていただきました。 ○小林直樹副委員長  山北町は生活保護基準の何倍だったんですかね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  少し時間をいただいてよろしいでしょうか。 ○小林直樹副委員長  それと、給食費と修学旅行費、実費だったのを上限を決めています。ですから、実費じゃなくなっちゃったということなんですけれど、そのことによって、生活保護基準の1倍~1.1倍の方は、就学援助をもらえることになったんですけれど、生活保護基準よりも、1.0倍よりも低い家庭については国基準の2分の1になっちゃったり、上限が決められちゃったということで、生活保護基準1.0倍以下の家庭への影響はどのようになったか教えてもらえますかね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  こちらのほうからご意見を伺うということを直接行うことはできておりません。もしこのことについてのご意見があれば、それを伺わせていただくという姿勢でおりました。現在のところ、このことによってこうであるというようなご意見を伺っているというような状況はございません。 ○小林直樹副委員長  意見はないけれど、実態はどうなったと思いますかね。 ○五十嵐 徹学校教育課長  当然、支給額が減っているというようなところについては、これまで全額支給をされていたところと比べると減額されているわけですから、それなりの影響は出ているのではないかというふうに考えております。 ○小林直樹副委員長  生活保護基準よりも低いですから、本当に収入の低いところに影響が出ちゃっている。1.0倍から1.1倍に上げたこと自体は、これはいいんですよ。だけど、生活保護基準よりも低い方に、やっぱり国基準の2分の1にしちゃったという影響は非常に大きいことです、これは。少ないところからまた低くしちゃったということなので、これでは学校教育法第19条の趣旨に反していると私は思います。 ○草間道治委員長  保留部分、わかりますか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  先ほどの山北町でございますが、1.3倍でございました。 ○小林直樹副委員長  倍数は参考にしなかったんですか。 ○五十嵐 徹学校教育課長  これにつきましては特に山北町を参考にするということはいたしませんでした。 ○小林直樹副委員長  削るほうだけ参考にして、1.3は参考にしなかったというのも納得できません。  122ページです。文化財保護委員会事業なんですけれど、三浦の文化財、国指定が4件。これ、チャッキラコも含んでいまして、チャッキラコはユネスコの無形文化遺産にも入ってます。県の指定が11件、市の指定が22件あるんです。これは市の指定のところだと思うんですけど、今後の指定文化財候補の検討のために会議を行ったということなんですけれど、最近では向井一族の関係で、平成25年4月ですかね、歴史遺産ということで市の指定の文化財になっているんですけれど、新規の文化財指定の候補というのは今挙がっているんですかね。 ○堀越修一文化スポーツ課長  現在、文化財保護委員会においてご審議をいただいている市の文化財の指定候補でございますが、赤坂遺跡第8次調査の出土品と、海南神社の夏の例大祭、これが候補のご審議いただいております。 ○小林直樹副委員長  貴重というか、歴史のあるものなので、ぜひ指定に向けてお願いをしておきます。  その下に埋蔵文化財の緊急発掘というのがあるんですけれど、試掘調査8件ってあるんですけれど、これは赤坂遺跡が多いのかどうなのか。試掘調査8件、どこですかね。 ○堀越修一文化スポーツ課長  8件の内訳でございますが、二町谷遺跡、岩井口乙遺跡、新井城の義士塚、大芝原遺跡、新井城跡、馬場遺跡、赤坂遺跡、内込遺跡の8件でございます。 ○小林直樹副委員長  わかりました。ありがとうございます。いいです。 ○草間道治委員長  この際、委員として発言をいたしますので、委員長の職務を副委員長と交代いたします。 ○小林直樹副委員長  どうぞ。 ○草間道治委員長  今のページ、122ページなんですけども、これ、毎年質問させていただいています。資料要求をいたしまして、今年度、赤坂遺跡管理除草作業日誌一覧表をいただいたんですけども、これまで26年度、101名の方が参加したという部分で、これまで何度か質問させていただいた。現在の状況とこの1年間の管理除草作業、この工程について少し説明をしていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  赤坂遺跡の管理でございますが、平成26年度は委員長おっしゃられたとおり、かなりの日数を要しているんですが、平成27年度は実績といたしますと18日と28名ということで、これは26年度の1年間、どの時期に草を刈れば効果的に枯れるのかですとか、そういうことのノウハウを学んだ結果、26年度よりも効率的に芝の管理ができてきているという状況でございます。また、28年度に入りまして、遺跡の平らな部分については除草、清掃させていただいておりまして、斜面の部分におきましては、姉妹友好都市の須坂市からカンナの株を持ってきまして、植えさせていただいております。平面部分につきましては、これまで得たノウハウを生かして適正な芝管理、斜面部においては皆様から見て目を楽しませることができるような管理をさせていただいております。 ○草間道治委員長  引き続き、草刈り作業を月2回か3回のペースで行っているということで、現状、きょうも見てきたんですけども、草はそんなに生えてないんです。きれいになっている状況ではあります。ただ、それにしても、この草刈り作業は職員でやっているという部分については、まだ改善されていないと思うんですけども、そこら辺について、27年度、新たに何か取り組みなど検討して行ったのかどうか、そこら辺についてはいかがでしょうか。 ○堀越修一文化スポーツ課長  議会からのご指摘も踏まえまして、25年度の委託業者と協議を持たせていただきました。これは検討結果、ペナルティーということでは科せられるものではございませんでしたので、教育委員会のほうから事業者へのご協力ということでお願いを続けてまいりました。27年度におきまして、事業者からご協力をいただくというお話をいただくことができました。この結果といたしまして、28年4月に赤坂遺跡の一部に事業者の協力によりまして芝を植栽することができました。その結果として雑草よりも芝が生えている部分が多くなりましたので、そういう意味でも職員にかかる負担は減ってきてございます。 ○草間道治委員長  そういうふうに事業者に協力してもらって、芝を直接植えたんですよね。そうしたら、ちゃんと根づいたということですよね。種まきじゃだめだったけども、植えればちゃんと根づくわけですよ。これが事業自体の失敗ということで、以前にも指摘をさせていただいた。教育長の指示で、職員に対して芝と草の除草をやっていただいている。人数的には減ってきていて、非常に管理はきれいにいっているという部分なんですけども、職員の負担は依然と続いているという部分なんでね。ここら辺は予算が厳しいという中で、新たな事業というのは厳しいと思うんですけども、この業者の協力という部分は28年度に限ってなのか、また来年度も少し芝を提供してもらうことは可能なんでしょうか。そこら辺、検討しているのかどうかについては。 ○堀越修一文化スポーツ課長  今回のご協力に限って言えば、複数年のものではなくて今回限りということでございます。委員長ご指摘のとおり、職員に負担がかかってございますが、芝も種でまいた部分も少しずつ広がりつつもございます。また、芝生も少しずつ、植えていただいた芝生もどんどんふえておりますので、何とか職員に負担がかからない形で。あと、年間のスケジュールを調整して、なるべく負担のかからないように、ご指摘を踏まえながら芝の管理に努めてまいりたいと思います。 ○草間道治委員長  それにしても、毎月、本当に2~3日はやらないと、あれだけのきれいな状態は保てないということで、継続して28年もやっていると思うんです。以前にも早い時期には何とかしたいという教育長の答弁もありましたけども、これ、なるたけ職員がこういったのにかかわらなくても済むような。恐らく休みの日とか、そういった時間があいた職員の方がやっていると思うんですけども、本当にこういった部分で管理はしていかなきゃいけないと。近隣の畑に迷惑がかかっちゃいけないという部分なんでね。以前にも提案したんですけども、職員に負担をかけないように新しい方法、ボランティアとか、そういうのを募ってね。これ、手作業で刈っている、機械で刈っているということ……。 ○堀越修一文化スポーツ課長  機械で刈っております。 ○草間道治委員長  草刈り機じゃなくて手でやるやつ。労力的には大変なんで、1日やっていられないと思うんでね。何時間程度しかやっていられないと思うんで、そこら辺はなるたけ今後に向けてそれを改善する方法、何らか庁内的にみんなで考えていただきたい。ボランティアを本当に募るとか公園管理。できる範囲のボランティア的な部分なら、自分たちもかかわれると思うんでね、聞いただけではという部分もありますので。これだけ指摘しているんだから、言っていただければ協力しますよ。そこら辺でまたいい案を出しますので、ぜひ検討していただきたいと思うんですけど、そこら辺、いかがでしょうか。 ○三壁伸雄教育長  以前、この件については、ご指摘をいただいて猛省をしまして、そして業者ともかかわりをさせていただいて、先ほど協力をいただいてというお話、確かに業者からの協力はいただいているんですが、自発的に業者のほうからお話をいただいて現在に至っているということでございます。ただいま委員長のお話は大変ありがたく受けとめております。教育委員会としても、これらについて、いろいろな関係の団体ですとかございますので、ボランティアでやっていただけるような、そういう手だてがもしできればと思っています。いろいろこの先にございますので、ご指導いただければと思います。 ○草間道治委員長  それでは、委員長の職務を執行いたします。  藤田委員の質問で保留が1件ありましたので、どうぞ答弁のほう、よろしくお願いします。 ○浜脇 仁文化グループリーダー  遅くなって申しわけございません。先ほど藤田委員のほうからご質問がありました社会教育講座の関係でございます。南下浦市民センターの事業につきましては、歴史講座というのが平成28年度はございません。初声市民センターのほうは、昨年が「旅日記に見る三浦」という形で、幕末の人が見た三浦という内容でやらせていただきました。今年度は同じような形で、また歴史講座が初声のほうはありまして、明治、昭和時代の生活を学ぶという形で歴史講座を行う予定でございます。 ○藤田 昇委員  はい。わかりました。 ○草間道治委員長  他に(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第9款 教育費の質疑を打ち切ります。  暫時休憩いたします。再開は3時30分からといたしますので、よろしくお願いいたします。                午後3時05分休憩  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――                午後3時32分再開 ○草間道治委員長  それでは、再開いたします。  これより、第10款 災害復旧費の質疑に入ります。  政策部長、どうぞ。 ○須山 浩政策部長  1つ訂正をさせていただきたいと思います。お手元の主な施策の成果説明書の140ページでございます。12款のところの表の一番下の部分から3つほど上がりまして、39観光費というものがございます。ここの節の名称でございますが、補償、それから補と書きまして、その後クエスチョンマークがついております。ここは実際には補填という言葉が入るんですが、大変申しわけございません、私どもの不備でございまして、ここに補填ということでご記入いただいて、後ほど差しかえの書類を整備させていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。
    草間道治委員長  いいですか。(「はい」の声あり) とのことなので、よろしくお願いいたします。  質疑はございますか。 ○神田眞弓委員  1つだけ、135ページのところに道路橋りょうとか、いろいろ、次の河川災害復旧とかあるんですけれども、27年7月5日から6日の大雨と、それから27年9月9日に大雨がありました。そこのところ、倒れた樹木などは直したりというところがあると思うんですけれども、その辺の災害復旧の状況、進捗状況は。全部復旧できているかどうか。 ○髙橋 哲土木課長  平成27年度に行いました災害復旧につきましては、全て完了いたしております。 ○神田眞弓委員  じゃ、道路とか、それから河川、土砂になっているところは大丈夫ということで。きょうも、こんなときなので、皆さん、パトロールがあると思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○石橋むつみ委員  1つだけ。138ページのところに公立学校施設災害復旧事業というので、南下浦小学校校舎、強風により破損した校舎屋上防水シート修繕というのがあるんですけれども、さっき教育費の中で、112ページのところで小学校施設整備事業で委員が質問したときに、答弁の中で28年度に南小の屋根の補修をやりましたと言われたんですけど、これとこのときの災害復旧というのは別の場所。同じ南小だけど、屋根だけど。 ○増井直樹教育総務課長  ことしの全面的な改修につきましては、老朽化によるものでございます。災害のときに対象になるのは、大風とか、そういったことで破損したということに限られますので、今回のは全面的に…… ○石橋むつみ委員  今回のは老朽化に対応して全体をやったと。 ○増井直樹教育総務課長  そういうことでございます。 ○藤田 昇委員  今の関連なんですが、公立学校。1,529万円ほど減額になっているんですが、前年度……。 ○増井直樹教育総務課長  前年度は災害による被害が多数ございまして、一番大きなものは旭小学校の斜面の崩落がございまして、かなり多額になっているところがございます。 ○藤田 昇委員  137ページ、都市施設災害復旧事業なんですが、これスポーツ公園。これも9日の大雨で被災したと思うんですが、その後の状況、大丈夫ですか。 ○髙橋 哲土木課長  こちらは国庫補助金の災害査定を受けまして、補助金をもらって整備を実施しておりまして、今現在、全て完了しております。 ○藤田 昇委員  わかりました。以上です。 ○下田 剛委員  136ページなんですけども、狭塚川倒木処理業務等あるんですけど、これというのは市の管轄なんですか。 ○髙橋 哲土木課長  狭塚川の敷地が若干斜面がございまして、そちらに生えておりました樹木が倒木しまして、そちらの除去をしたような状況となっております。 ○下田 剛委員  わかりました。ありがとうございます。以上です。 ○小林直樹副委員長  135ページなんですけど、さっきの一番下、道路橋りょうなんですけど、これは土木課なのか農産課なのかはわからないけど、毎回、畑からの土砂というのがあるんです。対策というのがとれるのかとれないのか、とれるところもあるのか、とれないところがあるのかというのもあるんですけど、土木課としては逆に、被害を土木課が受けているようなところもあるんでしょうけれど、その辺はその都度、流れ出したものを取り除くというのが今できる方策ですかね。 ○髙橋 哲土木課長  こちらのしゅんせつをした業務につきましては、昨年の雨がちょっと特殊なケースだったかと思います。24時間雨量からすると113ミリ降りまして、また、時間最大雨量が51ミリという記録的な雨量が降りました。こちらは過去の統計でも歴代1位となるような大雨だったことがございます。そちらに伴って流出した土砂でして、これを全部とめられるかということになれば、なかなか難しいのかなというふうに思っております。  また、農産課のほうとタイアップしてやっている事業からすると、なるべく個人で持たれている斜面地を緑化するとか、そういった対策をとっていただいて、土砂の流出防止対策を実施していただいているということもございます。そういった個人個人の努力というか、啓発をさせていただく中で、畑を所有されている方々に、なるべく土砂が出ないような対策を実施していただくというような方策しかとれないかなというふうに考えています。 ○小林直樹副委員長  オートバイなんかで走ると怖いんですよね。俺もそうだけど、事故があるといけないので、長い目で見て、流出しないような方策をお願いしたいと思います。  以上です。 ○草間道治委員長  他に。(「なし」の声あり) 他になければ、以上で第10款 災害復旧費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○草間道治委員長  次に、第11款 公債費の質疑に入ります。(「なし」の声あり) なければ、以上で第11款 公債費の質疑を打ち切ります。  ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○草間道治委員長  次に、第12款 予備費の質疑に入ります。(「なし」の声あり) なければ、以上で第12款 予備費の質疑を打ち切ります。  以上をもって、議案第43号の質疑を打ち切ります。  本日はこの程度にとどめ、明21日午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。  本日はこれをもちまして散会いたします。ご苦労さまでございました。                午後3時40分散会...