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令和 元年 9月 決算特別委員会-09月09日-01号
令和 元年 9月 決算特別委員会−09月09日-02号

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  1. 茅ヶ崎市議会 2019-09-09
    令和 元年 9月 決算特別委員会-09月09日-01号


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    最終取得日: 2021-05-03
    令和 元年 9月 決算特別委員会-09月09日-01号令和 元年 9月 決算特別委員会 令和元年9月9日 決算特別委員会総務分科会 1 日時   令和元年9月9日(月曜日) 午前9時1分開会 午後0時29分閉会 2 場所   全員協議会室A 3 出席委員   青木浩座長水本定弘副座長   中野幸雄杉本啓子山﨑広子柾木太郎の各委員   水島誠司議長岡崎進委員長 4 事務局職員   清水局長小島次長臼井担当主査麻島担当主査上山書記 5 会議に付した事件
      (1) 事業評価について    ア 地域コミュニティ事業    イ ホノルル市・郡との姉妹都市提携交流事業    ウ 連携型窓口証明発行窓口の一元化    エ 地域防犯活動推進事業    オ 自主防災組織育成事業   (2) その他                 午前9時01分開議 ○座長(青木浩) 決算特別委員会総務分科会を開く。  本日の議題は、手元に配付の日程のとおりである。  議題1、事業評価についてを議題とする。  手元には、平成30年度決算事業評価シート集計表を配付している。  まず、地域コミュニティ事業については、3名が議会評価1の「拡充」、3名が2の「現状のまま継続」となっているが、事業の方向性の評価はいかがするか。 ◆柾木太郎 委員 まず、文面の訂正をお願いする。別紙の私の意見のうち、特記事項附帯意見の中身を「協議会の運営については、条例を厳守して運営していただきたい。」と直してほしい。調べてみたところ、例えばまちぢから協議会連絡会では、市政全体について、市長からまちぢから協議会に対して質問するときもあるので。  評価を2としたのは、協議会が1地区できていないが、ほかのところも大体マイナスシーリングしており、提案事業などについても現状維持の中で適切に運営すればいいだろうということで特に盛る必要もない。「もう1地区を、早くまちぢから協議会に入れなければいけないから拡充」という意見もあるだろうが、予算的に見て現状維持でいけるのではないかと思い、そのようにした。ただ、強硬に2にしろと言う気もない。 ○座長 柾木委員より、現状維持の意見があったが、拡充の方で意見があれば、交互に意見を聞きたい。 ◆水本定弘 委員 私は、評価は1の拡充にした。理由としては、13地区のうちの12地区が結成されているが、残り1区を早く立ち上げていただきたいということと、事業全体でお金が余りかからない提案型のものも数多く実施されて、地域特性もあることから拡充とした。 ◆杉本啓子 委員 まちぢから協議会が認定コミュニティとして活動する前提として、茅ヶ崎市地域コミュニティの認定等に関する条例が、とても大きなかかわりを持つ。当初から、パブリックコメントを実施した時点で条例案が出ていない。条例文が提出されない状態でパブリックコメントが実施されているので、その後、実際に条例文が出てきたときに、パブリックコメントに示されたときの理念や考え方と開きがあるのではないか、といった見直しを求める声は当初からあったと思う。それと、行政が介入しないと言いつつ、実際に条例があり市長が最終的に認定するのは、行政の介入以外の何物でもないという根本的な矛盾がある、という意見もずっとある。それらの見直しは必ず必要だと思う。パブリックコメントが実施されたときから条例文が出るまでの間は、市民にとってブラックボックスである。全く説明がなくて状況が見えない。あるとき、突然、条例案が目の前に示される。その条例案を見て、初めておかしいのではないかという声が出る。その声をきちんと拾い上げないままに認定に入っているので、一旦活動を縮小するなりして、全市で見直す必要は必ずあると思う。 ○座長 杉本委員の意見は、現状維持でいいか。 ◆杉本啓子 委員 現状維持であるが、言葉として選びようがない。一旦休止でもいいと思うが、きちんと見直しをかけるべきだと思っている。 ○座長 評価は休廃止でいいか。 ◆杉本啓子 委員 休廃止まではいかない。 ○座長 言っていることと評価に矛盾があるので、整理して意見を言ってほしい。 ◆柾木太郎 委員 事務事業評価といっても決算だから、事業の内容がどうこうではない。水本委員も、細かくやるというなら、来年はもっと予算をつけろということか、つけないということか。最終的には決算で、金の勘定である。現状維持と言ったのも、さらに盛って200万円まで使えるのを300万円にして拡大するのかというところで言えば、現状維持のままであるという話をしている。条例の進め方が悪い云々はわかるが、決算上の問題であるから、そういう部分も付加してやってくれないと、こちらもやりようがない。 ○座長 その他特記事項になるのか附帯意見になるのかを整理する。今は、評価を下した理由を聞いている。評価理由以外のことで発言されると、まとめるのが難しくなる。 ◆山﨑広子 委員 私が評価1としたのは、金額的なことではない。平成30年度の地域コミュニティ事業については、内容としては、地域の課題解決に対して効果がかなり出ていると判断している。平成30年度の特出するものは、特定事業助成金だと思う。ここについては、13地区あって12地区の地域コミュニティが認定されているが、全地区に対して特定事業がまだ使われていない。使い勝手が悪いというよりは、まだ熟成されていない。また、格差が出てきてしまっている。かなりの地域では、そのサイクルがいい方向にいろいろな事業の展開がされているところもあれば、そこまで至っていないところがあることが、平成30年度の課題だと思う。ここをクリアするためには、お金ではなく、手法なりを拡充して、向上していってほしいという意図があって拡充とした。 ○座長 私も評価2の現状維持とした。特定事業は12地区あるが、平成30年度から予算が減額になった。現状に合わせて執行部が少し減額したという中で、地域コミュニティ事業が始まって後、条例の運用やその他についてもPDCAサイクルの期間に来ていると思っている。残り1地区の問題もあるが、この間の分科会における評価の答弁を聞いていても、地元の中でそういった意識を少しずつつくっていくという行政側の努力も認められる。地元の意見もあり、行政側もそれなりに苦慮してやっているから、現状維持がいいと思っている。拡充と現状維持が2、2で拮抗している。 ◆中野幸雄 委員 この事業にいろいろな問題点があることは承知しているが、私が評価に書いたように、地域コミュニティを発展させることは、誰もが認めるところだと思う。その点で、行政もそれなりに努力していることが見えているので評価した。1地区残っているのは附帯意見で書いたが、いろいろ問題があると思うがそのことだけではなく、地域コミュニティはいい意味で努力して発展させなければいけないという立場で、拡充と出した。 ◆柾木太郎 委員 結局、言っていることは全員同じである。それを拡充とするのか、予算を含めた現状維持の中で進化させていくかということだと思う。拡充としたら予算も上げてほしいという意味なのかを、1の人に聞きたい。 ◆杉本啓子 委員 予算の増額は全く必要ないと思う。茅ヶ崎市地域コミュニティの認定等に関する条例の第2条の6「民主的に運営されているものである」ということは物すごく重いと思う。すごく重いところについて、きちんと住民から意見がとられていない。そこがクリアできない限りは、予算はふやす必要はないと思っている。 ◆水本定弘 委員 私も拡充にはしているが、予算を伴うものではない。政策手法といったもので、これからも一生懸命やっていただければいいと思っている。 ◆中野幸雄 委員 確かに莫大なお金をかける必要はないが、例えば、1地区残っているところを入れていくために努力する、といったところでお金がかかるとも思う。そういうことにお金を使うべきだというところまでは考えていなかった。 ◆山﨑広子 委員 平成30年度決算で、金額の増額を求めているわけではない。今回、事業評価する上で、分科会のときにいろいろな課題が出てきた。分科会として、それぞれの住民の視点で出てきた課題、地域コミュニティ事業に対しての課題整理をやることが必要だろうと思って拡充にした。 ◆柾木太郎 委員 2とか1に分かれているところがあるが、結局は同じである。合理化のために現状維持の中でやるというのを、皆は1にしている。予算は現状のままだと言ったら、現状の評価とかの中でこうすべきと書いて、杉本委員の場合はさらに予算からより細かいところに行くので、附帯意見の中にその項目を入れるという形でまとめればいいのではないか。誰が見ても1地区をやらなければいけないのと、ばらつきがある部分がある。でも、決算の事務事業評価は、最終的に座長が市長に持っていって、来年度の予算に反映してほしいという話だから、中に細かなことを書いてもどうにもならない。最終的には、金額のベースでどうするかという中に、みんなの思いを入れるべきだと思う。そうすると、今のところ、予算を盛るわけではないではない。現状維持の中で、見直しの時期に来ているのではないかということも入れなければいけないし、条例に定められていることを厳守しながら適正な運営をしていかなくてはいけないというのも言わなければいけないし、1地区ふやしていかなければいけないということも言わなければいけない。より民主的な手法を使って多くの住民に把握してもらわなければいけない、ということも入れるとすればいいだけではないか。 ◆杉本啓子 委員 柾木委員の言っていることはおおむね賛成であるが、ただ、1つ。立ち上がっていない地区のコミュニティに対して、立ち上げねばならないとすると、憲法にさえ抵触しかねないのではないか。コミュニティを立ち上げる、立ち上げないというのは基本的な自由なので、そこに対して行政の指導が入ったり、議会が立ち上げなさいと意見を言うこと自体が憲法にも抵触するのではないか。 ◆山﨑広子 委員 今回、私が聞き及んで現状調査した中では、行政も丁寧に住民の意思を尊重し、憲法も遵守しながらいろいろ手を入れているという事実は知っている。ごり押ししながらという形ではないので、そこは理解いただきたい。 ◆柾木太郎 委員 議会側としても、それを目標に取り組んでいただきたいということで、拘束力などない。議会は合議体で、賛成している人も反対している人もいる。それがあるから私はだめだといったら、附帯意見の中に載せればいいだけである。全体の中で続けてほしいという人がいるなら、そこでやってくれないと。議会なのである程度妥協していただきたい。杉本委員の言っていることは理解するが、それに真っ向から、あなたの意見は違っているから変えろとは議員は言わない。そういう考え方もあるのは理解している。最終的にまとめなければいけないから、附帯意見の中に入れればいいのではないか。 ◆山﨑広子 委員 委員間討議の中で、現状維持にするか拡充にするかという点であるが、それぞれの地域コミュニティが充実すれば、金額的にも考えなければいけない時期が来るかもしれない。今回、事業について精査していただきたく拡充にしたが、現状維持でもいい。 ○座長 少し整理する。山﨑委員から現状維持でもいいという話で、2の現状維持でどうか。 ◆水本定弘 委員 私も山﨑委員の趣旨、概略には賛成である。これから行政として地域をサポートしていくという位置づけは絶対変わらないし、それに対して自分たちもサポートしていくというところも変わらないので、現状維持でも結構である。 ◆中野幸雄 委員 現状維持という方向で了解する。 ○座長 当分科会の評価は2でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 評価理由について、行政から提出されたシートに基づいて分科会で協議を重ねた結果をもう1度確認する。事業にかかわる目標と実績、いわゆる特定事業は、目標達成数が足らなかったものの新しい協議会からも3カ所出てきた。それと、特定事業補助金を使わなくても、地元の寄附などで事業件数が昨年よりは伸びている。これは協議会の自主性も評価したい。この辺を含めて、どのように取りまとめたらよいか。 ◆山﨑広子 委員 青木座長水本委員の文章をうまくまとめることを要望する。水本委員の「特定事業新規提案、実施した件数が増加傾向にあり、特定事業助成金を使わない事業案件が増えており、今までの取組成果が表れている。」が評価になると思う。青木座長の「既存の各協議会の自主性を重んじ、これまでの事業に対しての運用やあり方の検討を行うとともに今後の事業の検討を行う。」の部分についてどうか。 ◆柾木太郎 委員 当初の設置目的に対してそれなりの評価が出ているということで、水本委員の意見を入れればいいのではないか。目的ができていてさらにそれを、という部分を載せて評価にして、附帯意見に、「何年かたっている中でさまざまな課題ができているから、それについては精査すべきだ」ということと、もう1点は、「1区については引き続き粘り強く何とかしてほしい」ということを入れたらいいのではないか。あと、杉本委員の部分では、「より地域の住民が参加しやすい、意見を吸い取れるように努力をすべきだ」というような形を入れておけばいいのではないか。 ○座長 お諮りする。  地域コミュニティ事業について、本分科会として事業の方向性の評価を2とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、事業の方向性の評価を2の「現状維持」とすることに決定した。  次に、評価の理由と附帯意見について整理したい。まず理由について、盛り込みたい文言等の意見を伺っているが、他にないか。 ◆杉本啓子 委員 地域コミュニティ事業は、茅ヶ崎市地域コミュニティの認定等に関する条例の民主的な運営がされているかの見直しをきちんとかけられることが特徴だと思う。根本的な部分として、そこが重要視されないといけない。そこがなされていないから現状維持で、拡充はできないという意味合いもあるので、評価理由に入れていただきたい。 ◆山﨑広子 委員 今の杉本委員の意見は、どこの部分を入れたいのか具体的に伺いたい。 ◆杉本啓子 委員 民主的な運営がなされていない事例が実際に報告されている。その部分で地域格差が非常に生じているのが実情だと思うから、住民の基本的な権利や人権が守られてこそのコミュニティというのは絶対に崩せない部分だと思う。 ◆柾木太郎 委員 今の部分は、どこで検証するのかという話になってしまうので、「やっていない」という書き方はできない。杉本委員の意見を尊重した中では、附帯意見として、「より民主的な運営に努めていただきたい」というところに全部入る。杉本委員の事例はわかるが、ここには何人もいる。言われる部分は認めているから、そういった書き方にしておいて。それを市長に持っていったときに座長なりから言えるので、それでやってもらったらありがたい。こちらもさまざま言っている中で、見直しもしなさいというのは附帯意見である。評価では現状維持だが、附帯意見としては、何年か制度がたった中で課題がたくさんあるから、それについてもう一度見直しなさいと。プラス杉本委員の部分をとるとしたら、より民主的に運営がなされるようにさらなる努力をしていただきたい。その中には大前提があって、当初の設立目的を重んじて入れていくと、そういう形になると思う。その細かな点のどこがどこということは、違うところでやってもらいたい。 ○座長 評価理由は、水本委員の「特定事業新規提案、実施した件数が増加傾向にあり、特定事業助成金を使わない事業案件が増えており、今までの取組成果が表れている。」でいいか。 ◆柾木太郎 委員 住民自治の機運が明らかに地域内で上昇している、効果が出ているというのを入れておかないと、事業目的についての評価にならないと思う。 ◆山﨑広子 委員 「市民自治の醸成、成熟と各協議会の自立的な取り組みが行われた。」でどうか。 ◆杉本啓子 委員 成熟とか自立性とあるが、何をもって成熟、自立とするのか、その言葉の意味合いがよくわからない。 ◆柾木太郎 委員 選挙の投票率などを見てもわかるように、自分たちの地域は自分たちで何とかしようという、行政との協働というワードが出ている中でこれが行われている。あなたもいろいろな自治体に行ってくればいいが、今まで同様のことがあったときに、住民自治や郷土愛などのさまざまなものを含めて、もう少し地域に視点を置こうということについては、皆がこれはどうだ、あれはどうだと考えるようになってきたということを言っている。それが効果で、あれがどうだったからこれに賛成した、反対したというのではなくて、全体的に、昔に比べたらみんなが興味を持ってくれるようになったということである。それを言葉に直すときには、つらつら書けない。成熟、熟成、進化したという言葉に集約をすると、1個の点を見たときに、たった1つのことではなくて、いろいろな角度から物が見られる。そのために、そういう言葉を使ったと思ってくれればいい。みんながおおむね賛成しているなら、そういう形でいいと思う。ほかに杉本委員の中でいい言葉があるのだったら、端的に示す言葉が欲しい。ないのだったら、言わないでほしい。 ◆中野幸雄 委員 柾木委員評価理由に書いている「適切な運営についての再認識が必要」という言葉の追加はいかがか。 ○座長 2の評価理由であるから、検証などはその他特記事項につけることとして、ここはシンプルに評価理由を記載したい。「特定事業新規提案、実施した件数が増加傾向にあり、特定事業助成金を使わない事業案件が増えており、今までの取組成果が表れている。」。「さらに、市民自治の醸成、各協議会の自立的な取り組みが行われたため」、こちらが前か。 ◆柾木太郎 委員 進化してきた中で、この部分もあるからオーケーだという形でまとめてくれればいいのではないか。 ○座長 評価理由は、これでどうか。 ◆杉本啓子 委員 そもそも地域コミュニティという言葉自体が…。 ○座長 ここは分科会の統一した意見を出すので、納得しないという意見もあるだろうが、杉本委員決算審査小委員会の委員であるから、決算の認定については議員が個別で態度表明をすればいい話で、ここは総務分科会として評価理由2の現状維持で異議なしとなっている。杉本委員の意見を言っていくと、2の現状維持という評価理由をまとめていくのが難しい。意見があれば、附帯意見、またはその他特記事項に記載していきたいと思うがどうか。 ◆杉本啓子 委員 条例同士の間の言葉が既にかみ合っていない。言葉の使い方自体がとても難しい。茅ヶ崎市地域コミュニティの認定等に関する条例と自治基本条例の間のコミュニティという言葉の使い方自体が最初からずれている。 ◆山﨑広子 委員 平成30年度の評価であるので、内容の変更を希望されたり、課題があるということは、確かに今回の分科会でも出ているので、そこについては、附帯意見で集約したいい文言を提示するということで。今、評価の文章を決めたが、そこについて納得いかない部分があれば意見を言ったほうがいいと思う。 ◆柾木太郎 委員 条例上の云々ではなくて、今、平成30年度の評価をやっている。条例上のことまた違うところで、自分でやってもらいたい。言っていることはよくわかった。平成30年度の事業でやった内容だから、評価のところに、そもそもコミュニティの名前が違うとは載せられない。今、最終的なまとめに入って、附帯意見の中で、十分あなたの意図をとっている。合議制だから、全部のあなたの意見は入らない。それをよく踏まえてほしい。 ○座長 評価理由のまとめに入らせていただいている。各委員においては、会派の意見ということで持ち寄っていただいている。あえて座長として聞くが、杉本委員、会派の意見でいいのか、個人としての意見なのか。会派の意見として評価理由を述べてほしいということは、さきの分科会でも座長の私からも申している。確認のため聞くが、大丈夫か。 ◆杉本啓子 委員 大丈夫である。とにかく民主的な運営とか、条例の運用に問題があるという…。 ○座長 そこはわかった。この事業が始まって、条例の運用に対して一定期間を経たので見直していこうという意見はあるから、その文言で十分ではないか。そもそも論から、地域コミュニティ事業をあたかも否定するような意見だと、決算認定にも響いてくると思う。その辺は附帯意見で載せるので。  評価理由は「市民自治の熟成、醸成と各協議会の自立的な取り組みが行われたとともに、特定事業新規提案、実施した件数が増加傾向にあり、特定事業助成金を使わない事業案件が増えており、今までの取組成果が表れている。」でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 次に、附帯意見についてをお願いする。  まず、条例と運用の見直しはぜひ行っていただきたいという意見を入れていきたいが、それ以外にあるか。 ◆杉本啓子 委員 茅ヶ崎市地域コミュニティの認定等に関する条例の、民主的に運営されているものであることが認定条件になっているというのは、本当の重い一言である。ここはしっかり確認してほしい。これが確認できなければ、認定は通らないはずである。 ◆柾木太郎 委員 それを踏まえた中で、「さらなる住民自治の進化とより民主的な運営がなされるように」という文言を入れれば十分ではないか。 ◆杉本啓子 委員 ただ、実際の手続は、心がけているから認定されるではない。審議会で話し合われて、それが市長に諮問されてという形になるので、確認されなければいけない。心がけるのではなくて、民主的な運営の確認が必要になるということである。 ○座長 既存の12地区に協議会があって、この認定の仕方に瑕疵があるという話なのか。 ◆杉本啓子 委員 瑕疵があるのではない。認定の手続は、単なる任意団体としての活動ではなく、条例を通っている。条例によって認定されている。この中にある、民主的に運営されていることが認定の基準になっている。そうすると、民主的に運営されているかが確認されなければ基準に達していないということになるから、これは目指すのではなくて確認が必要なのである。 ◆柾木太郎 委員 条例は当初、まちぢから協議会をつくるために文言をつくって、後からなっているから、条例に定めてあることに対して諸課題があると限定している。それはまさに、いろいろな人が杉本委員のような意見や違う意見を持っていることに、問題があるのではないかということを言っている。その中に民主的に行っていくとかを入れてあるのは、何を言われているかは見ればわかる。その課題を、来年の予算のために課題として出していく中で、総務分科会でそういう評価が出ているのにやられていないのはどうなのかと一般質問の場でできるではないか。今、ここで自分の意見を言われても困る。総務分科会としては、そういう意見を踏まえて出しており、範囲は広げてあるので。議員個々の活動の中で、総務分科会でそういうことをしてあるということを一般質問とかで聞いてくれないと。6人いろいろな意見があるから、全部載せると大変なことになる。範囲を広げた中で、特に杉本委員のところは重視したとするならば、「民主的に行われるように努めると同時に」とか、そういう文言を入れて条例の見直しを求めると言ったら、その中には、条例を完全に改正しろと言っているのかもしれないし、チェンジしているのかもしれない。6人の意見になるので、狭義的にそこだけだめだとは言えない。そこは十分に考えた上で、杉本委員の言葉を入れさせていただいていると考える。 ◆山﨑広子 委員 いろいろな意見があったことを文言にするのは、丁寧に言いたいが、スペースもあることなので、そこを理解していただくのは難しい。杉本委員の最初に「民主的な運営がされていない」とあるが、「より民主的な運営に努め」という文言を入れれば、杉本委員の意向に沿うと思うが、それでどうか。 ◆中野幸雄 委員 1地区の加入のために努力ということを書いたが、柾木委員の「適切な運営についての再認識が必要」という文言を加えたらどうか。 ◆杉本啓子 委員 何度も言っているが単なる任意団体ではない。適切な運営というのは…。 ○座長 杉本委員は、この認定自体がだめだと言っている。認定自体を、民主的ではないと言って否定している。  休憩する。                 午前9時44分休憩  ─────────────────────────────────────────                 午前9時47分開議 ○座長 再開する。  意見はあるか。 ◆杉本啓子 委員 「適切な運用」の前に「条例」という文言を入れてほしい。 ○座長 附帯意見として、「条例の適切な運用についての再認識が必要であり、より民主的な運営がなされるよう努めていただきたい。」でよいか。 ◆柾木太郎 委員 「当初の設置目的を遵守するために」。その事業に対して議員は議決している。議案の内容が出てきて、このためにそういう条例をつくりたいというのがある。それが大前提である。それから批判されていくので、当初の設置目的どおり行ってもらいたい。そのためには、「条例や要綱の見直しを行い、より適切でより民主的な運営が行われるように努力していただきたい。」と附帯意見に入れたらどうか。そうすれば、全員の意見がまとまるのではないか。 ○座長 「当初の事業の設置目的を踏まえ、条例の適切な運用がされるよう条例や要綱の見直しを行うと同時に、より民主的な運営がされるよう努めていただきたい。」でどうか。 ◆山﨑広子 委員 文言整理して、でき上がったときにチェックすればいいので、それで進めたらどうか。
    ○座長 「当初の事業目的を踏まえ、条例の適切な運用がされるよう条例や要綱の見直しを行うと同時に、より民主的な運営がなされるよう努めていただきたい。」。 ◆柾木太郎 委員 最初の「条例」が要らない。 ◆杉本啓子 委員 その文章自体が破綻している。 ○座長 今、破綻しているという言葉があった。 ◆柾木太郎 委員 少し待ってほしい。「条例」を抜いて、もう1回言ってほしい。 ○座長 「当初の事業目的を踏まえ、適切な運用がされるよう条例や要綱の見直しを行うと同時に、より民主的な運営がなされるよう努めていただきたい。」でいかがか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 もう1度協議するので、ただいまの骨子をもとに正副座長で微修正する。  次に移る。ホノルル市・郡との姉妹都市提携交流事業については、5名が議会評価1の「拡充」、1名が3の「縮小」となっているが、事業の方向性の評価はいかがするか。 ◆柾木太郎 委員 おおむね1になっているから、3の縮小する人を附帯意見に載せればいいのではないか。 ◆中野幸雄 委員 私の広域連携の「市独自の事業であるため可能性がない。」というところが抜けており、「国内の姉妹都市との連携の可能性がある。」に訂正願う。 ○座長 他に意見はあるか。  まず、事業の方向性の評価は、1の拡充が5名、3の縮小が1名である。 ◆杉本啓子 委員 市の事業というよりも、実質的には委託事業になっている。これだけ財政が厳しいと言っている中で、優先的に行われる必要性がそれほど感じられない事業である。 ◆柾木太郎 委員 もともとこの事業は、姉妹都市を結んで、行政が昔みたいに単純に儀礼的にやるのではなくて、民間同士でどんどんつき合ってほしいということでやっている。当然、民間でも体力がないところには委託費を出しているが、5年でどんどんお金を減らして、最終的には自前でやってほしい。自前でできないところに対して補助を出しているが、経済効果も附帯の効果もかなり出ていると思っている。なおかつ、もともと文化とか音楽は何もなかったという部分も今回入ってきている。それらを踏まえた中で、より成熟してきて、商工会議所を初めいろいろな団体がやってきて、まちのイメージも上がってきているのを評価したらいいのではないか。附帯意見として言うならば、行政側がやるべきことと民間の交流の線引きが少し不安定な気がする。長期のビジョンで長いつき合いをしていくというところについては、5年を目途にどうするか、そこから先は出ていない。財政難もあると、それだけの事業をやるのは厳しい面が出てくると思うから、その部分について中長期でホノルルとの姉妹都市交流をどうするか。短絡的な事業で、民間企業みたいに金だけ見るわけではない。それを使ってどうシティセールスをしていって、どのようにイメージを膨らましていくかという1つのツールだから、それとしての評価はあると思っている。そのようなことをまとめていけばいいのではないか。最初は文化もなかったが、文化まで出してきているから、それでいいのではないか。 ◆山﨑広子 委員 きれいにまとまっていると思ったのが、水本委員の「ホノルル市・郡との民間交流や青少年国際交流事業など人的交流が進む中、相互理解のもと、国政親善が進んだ。」。 ◆柾木太郎 委員 それだけではない。商業的なものもあるから、経済活動の活性化の部分もあった。「経済、文化」である。 ○座長 事業の方向性としては、1の拡充でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 評価理由をまとめたい。  今、山﨑委員から水本委員の「ホノルル市・郡との民間交流や青少年国際交流事業など人的交流が進む中、相互理解のもと国際親善を深め」、その後に柾木委員の「中長期で経済・文化・環境問題など踏まえSDGs」というのを入れてみたい。 ◆柾木太郎 委員 評価だから、青木座長のもそうである。ホノルル市・郡を1つの素材として、シティプロモーションなどをやって、進化させて、経済活動とかを入れておかないといけない。それから、文化の面が全然なくて、こんなに安っぽいものはないだろうと言われて、文化や青少年の育成が出ているから、トップはそっちにいかなければいけない。水本委員のものは、逆に言えば、最初、そこしかなかったのに文化交流だとか青少年がやっと出てきたわけだから、平成30年度はそれを膨らませて行ってきたから、評価するとしなければいけないのではないか。1は、その当初の目的だから青木座長のところを採用し、そこに水本委員のものを載せればいいのではないか。 ○座長 まとめるが、「姉妹都市交流は、市のトップセールスとして効果的に利用し、市のプロモーションの手段として大いに期待できるものであり、経済・文化・環境問題などを踏まえ、その方向性をしっかり打ち出す必要がある。民間交流や青少年国際交流事業など人的交流が進む中」、この辺からがわからない。 ◆柾木太郎 委員 市単独ではなくて、市民間の交流が進んだということが大事ではないか。ほかの市町村は、姉妹都市を結んだら、ただ儀礼的にやるだけだったが、茅ヶ崎市の場合は、民間との交流がより進んできているということではないか。とり方によっては、それは委託でやらせているからという話になるときもあるし、茅ヶ崎市としては、もともと民間でやってもらって、真の交流を結びたいというところがあったはずである。その辺を入れたらいけるのではないか。 ○座長 評価理由だから、最後は「拡大とする」という言葉で締めたい。 ◆山﨑広子 委員 水本委員青木座長の次に、最後に「民間交流ができる土壌ができた。」という評価でいいのではないか。 ◆柾木太郎 委員 「姉妹都市交流は、市のトップセールスの手段として効果的であり、プロモーションの手段として大いに期待できるものである。」という評価を大前提で入れていけばいいのではないか。今の部分は、青木座長の部分についての文言の整理を行った。「従来の姉妹都市と違い、民間との交流ということに重きを置いている中で」から、さっき言った2つを入れたら、うまくまとまるのではないか。 ◆杉本啓子 委員 評価理由に入れられるとしたら、せいぜいプロモーションの手段程度までではないかと思っていた。経済に関しては、一体どれぐらいの経済効果が上がっているのか、実質的に数字も何も報告が上がってきていない。評価を証明できる資料も上がってきていないと思う。その中で拡充とは何を根拠にしているのか。根拠にないことを評価に入れてはいけないと思う。 ◆柾木太郎 委員 十分に効果はある。例えば、小売店でハワイグッズが倍に売れているとか、アロハシャツが売れている。伊勢丹から、クールビズのときに茅ヶ崎のアロハ展のものを何点か出してくれと。それが効果はなくて、値段がわからないから評価がないといっても、実質、そういうことがある。それを数字であらわすことはできない。それに附帯するマリンスポーツとかでこちらに来る、ツアーで行くのも効果ではないか。それを数字が出ていないから何もないとは言えないと思う。ハワイアングッズのジュエリーだとかのところに行ってみれば、売り上げが倍になったという話だってある。それを出ていないから、それはないということは言えないと思う。 ◆山﨑広子 委員 まず、私たちは総務分科会で経済ではない。そこについての評価をしていくのが重要で、杉本委員が言った経済効果の数値は、経済部で掌握している部分である。そういったことは事前に自分たちで調べていくのが大前提で、総務分科会の中での評価をしていかなければいけないので、その認識を持ったほうがいいと思う。 ○座長 経済効果という話になると当分科会でも所管外になるが、シティプロモーションという言葉も研究していかなければいけない事案で、5周年を迎えて、市内でもホノルルウィークの民間事業の参加店舗数がふえている。こういった中で、茅ヶ崎のイメージアップにも役立てばという民間事業からの温かい言葉などもあるから、数字的に出ていないと言われるとそれで終わってしまうが、姉妹都市交流というのは、市民の意識とかを盛り上げていかないと、交流事業は行政だけが突っ走ってやるものではないと思うし、互いの市民同士の交流を深めていくこともあればいいと思っている。1の拡充であるから、評価理由をまとめていきたい。 ◆柾木太郎 委員 一番大事なのは、姉妹都市を結んだというのは、市のイメージアップもあるし、国際交流という観点からより広がってくところもあるから、その部分を第一前提に行わなければいけない。持続可能なまちをキーワードとすると、ホノルル市・郡との姉妹都市は、シティセールスを含めてさまざまな面で有用と判断したと判断理由は書いてしまえばいいと思う。平成30年度については、市民間交流もさらに進んで、経済、文化面について積極的に民間の力をかりながら進めていったことに対して評価をするという形でいいと思う。全然効果が出ていないと言ったら大きなうそで、ホノルルフェスティバルから始まって何店舗も入ってきて、それが市に金を落としているし、さまざまな部分で、ハワイアン料理屋も何軒もできている。経済活動があって、夏の間の部分で見れば、十分に経済活動が出ている。それは、花火に何人来た、その後の飲み屋に行って売り上げが3倍になったというのを見て、会場の人数を見て評価するのか、売り上げを見て評価するのか、そういう判断は出ていないから、それで評価がない、根拠がないというのは、この場で言うことではないと思う。根拠も何も、行ってみればわかるという話である。 ◆杉本啓子 委員 実際、ハワイ側からツアーで茅ヶ崎に来ているかといったら、来ていない。当初から、ハワイ側は物すごい数の姉妹都市提携の相手側がいて、茅ヶ崎はその一つだから、結局、ハワイ側から来ていない。 ◆山﨑広子 委員 私も分科会で質問して、今回の事業報告にもあったハワイの子供たち4人を目指していたところ、7人が来て、民間交流がかなりできたという内容を伺った。実際に、双方向で、日本から子供を出して、向こうから来て、これが実質的な交流になっているという回答があったので、交流があったと認識している。 ◆柾木太郎 委員 茅ヶ崎から人が行って、ハワイから来ないからだめだというのはない。アロハがあるからと茅ヶ崎がハワイとつながっていて、国内から茅ヶ崎に行ってみようという人が何人いるかという効果もある。ハワイと茅ヶ崎だけで効果がないと言われたら、そうかもしれないが、それで何人が茅ヶ崎に来ているのかという話になってくる。単純な一方だけの効果ではなく、全体の効果で見たときにどうなのかを見ているから、多くの市民の中で、ハワイについて賛成するどんどん進めてくれという人も、要らないという人もいる。杉本委員は要らないと思うが、どんどん進めてくれという人がいる。そちら側の意見は違うと言い切ってしまうという話になるから、ハワイとの交流で、ハワイから人が来ないから、この事業はやってほしいと附帯意見で書けばいい。 ○座長 いろいろな意見があると思うが、ハワイから人が来ていないというのも不正確な話で、商工会議所レベルでは、互いの商工会議所の幹部たちが茅ヶ崎のアロハマーケットに来て、帰られてから茅ヶ崎はいいまちだとか、そういう話もある。ホノルルツアーも、いつも募集してから30分で定員オーバーになってしまうので、今年度は定員を倍増にしてやるのも、市民がホノルルツアーに参加する需要が大分多いのは、交流の中で非常によい。市民ツアーの内容を見ても、姉妹都市提携をしている茅ヶ崎市の市民が来て、ホノルル市も最大限の歓迎をされている。市役所のシティーホールに行ったり、本会議場に市民ツアーが来るなど、まずほかにない。ホノルル市も茅ヶ崎市民がツアーで来ていることを歓迎している部分もある。 ◆杉本啓子 委員 茅ヶ崎市側がホノルルへ行ってお金を使えば、そのタックスは当然ホノルル市に入るから、ホノルル市は歓迎すると思う。だから、逆である。茅ヶ崎市側にタックスがどれぐらい入るのかという部分である。 ○座長 この分科会で、経済の指数という議論まで入り込むのは所管外になる。その議論をすれば、全ての事業が費用対効果はどうなのかという話にもなりかねない。  まず、ホノルル市・郡との姉妹都市提携交流事業について、本分科会として事業の方向性の評価を1とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、本事業の方向性の評価を1とすることに決定した。  次に、評価の理由であるが、「姉妹都市交流は、市のトップセールスの手段として効果的であり、市のプロモーション手段として大いに期待できるものである。また、従来の姉妹都市交流とは違い、行政だけではなく民間交流や青少年国際交流事業など人的交流が進む中、民間交流ができている土壌ができ、相互理解のもと、国際親善、経済活動、文化の活性化が進んだため」でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ◆山﨑広子 委員 また後で、文言整理したいと思う。 ○座長 次に、附帯意見についてお願いする。 ◆杉本啓子 委員 附帯意見は、財政が大変厳しいと言っている中で、市として優先事業であるかどうか。市民からの意見や声をもう少し広く拾う必要があると思う。 ◆柾木太郎 委員 もう5年たっているから最優先事業ではない。これから成熟していくに当たっては、市として中長期でどういうつき合いをしていくかというビジョンがまだ示されていない。大前提はあるが、これからどうつき合っていくかを1度示していただく必要があると思う。今の杉本委員と合わせるといけるのではないか。ビジョンや手法が明確ではないと書いてあるが、「中長期のビジョンを示すべき」というのは入れるべきだと思う。5年までは頑張って、姉妹都市までは結んで、ある程度民間は先に進んでいるが、役所がそれを中長期で見たときにどうすべきかというビジョンを示す時期に来ているのは附帯意見に入れるべきである。 ◆山﨑広子 委員 附帯意見として、「財政が大変厳しい状況の中、中長期のビジョンを示し、手法等を検証していくことを望む」。 ◆柾木太郎 委員 「今後の財政状況に好転が望めない中で、多くの市民の皆さんに納得いただき、気持ちよく姉妹都市を続けていくためには、現在のビジョンでは遅いため、中長期のビジョンをしっかり示していく必要がある。」としたらいいのではないか。 ◆杉本啓子 委員 中長期のビジョンを示す前提となる市民からの意見を、広く拾わなければいけない。市民参加がきちんと行われて、市民の意見がここに入らなければいけないという大きな前提があると思うから、市側が一方的にビジョンを示すのではなくて、一旦、市民からの広く意見を拾う必要があるという内容で入れてほしい。 ◆柾木太郎 委員 恐らくいろいろな団体とどうあるべきかをやっていて、それが市民参加ではないか。役所が一方的に出してきて、こうだというやり方をしているということはないし、議会だって市民の代表で来ていて、各意見があって、賛成、反対と言うのだから、行政が単独で出してくるという言い方は、議会サイドからはできないと思う。より市民の声をリサーチしてとか、そういう形にしてくれないと、こちらも否定されることになるから、それは勘弁してもらいたい。 ◆杉本啓子 委員 もともとこの事業は、当初から市民の意見を広く拾わないでスタートしている部分があると思う。この事業に関しては、パブリックコメントもとられていない。広く市民の意見を集めてからのスタートがそもそも行われていない事業であるから、1度、見直しをかけなくてはいけない。補助金に関しても、特定の団体で固定されたまま来ているから、そういったことも含めて、全体的に見直しをかけなければいけない事業だと思う。 ◆山﨑広子 委員 議会評価1の拡充で決定しているわけで、その拡充に対して、拡充をするが、こうしてほしいという附帯意見をかけるということか。 ○座長 杉本委員が言っているのは4である。 ◆柾木太郎 委員 3だから、「なお、縮小する意見もあった」でいいのではないか。 ○座長 3と書いてあるが、優先的な事業があるにもかかわらず、財政が厳しいから4である。 ◆柾木太郎 委員 自分で4に直して、訂正してくれればいいのではないか。 ○座長 3は事業は否定していないが、そういう言葉を発せられているのであれば4ではないか。 ◆柾木太郎 委員 1人だけなのだから、縮小に準ずるように、「他に優先すべき事業があり、財政難の中」と、書いてあることをそのまま載せればいいのではないか。中長期のビジョンが必要だというのは合わせようと思ったが、「また、中長期のビジョンを示すべきとの意見もあった。」で2つに分ければいいのではないか。 ○座長 附帯意見として、「財政が大変厳しい状況の中、市としてのビジョンや手法が明確でなく、検証もされていないため、縮小という意見があった。5年が経過し、中長期のビジョンを示すべき」でいいか。  休憩する。                 午前10時26分休憩  ─────────────────────────────────────────                 午前10時27分開議 ○座長 再開する。  附帯意見は、「財政が大変厳しい状況の中、市としてのビジョンや手法が明確でなく、検証されていないため、縮小という意見があった。また、5年が経過し、中長期の市のビジョンを示すべきとの意見があった。」。 ◆杉本啓子 委員 パブリックコメントなどを実施していないという前提があるから、「検証もされていない」を「広く市民からの検証もされていない」と変えていただけるか。 ○座長 「財政状況が大変厳しい状況の中、市としてのビジョンや手法が明確でなく、広く市民からの検証もされていないため、縮小という意見があった。また、5年が経過し、中長期の市のビジョンを示すべきとの意見もあった。」でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 ただいまの骨子をもとに、正副座長において微修正する。  次に移る。連携型窓口証明発行窓口の一元化については、1名が議会評価1の「拡充」で、5名が2の「現状のまま継続」となっているが、事業の方向性の評価はいかがするか。 ◆柾木太郎 委員 私だけ1にしているが、これからICTやAI化をしていくに当たって、それなりの予算が必要である。2人、3人減らしていくには初期投資がかかるので、今の行政の中では、恐らくその初期投資すら減らせという話が出てくると思う。それをより合理化の中でAI化とかICT化していくために、恐れず進めという意味で1にしたが、現状維持の中で努力をしろということでもあるので、2に直してもらって結構である。 ○座長 柾木委員から、1の拡充であったが2で構わないとあった。  お諮りする。  連携型窓口証明発行窓口の一元化について、本分科会として事業の方向性の評価を2とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、事業の方向性の評価を2とすることに決定した。  次に、評価の理由と附帯意見について整理する。まず、評価の理由に盛り込みたい文言等はあるか。 ◆中野幸雄 委員 杉本委員の文言がシンプルでわかりやすいのではないか。 ◆柾木太郎 委員 私は妥協しているところもある。少ない予算の中でICT化している、ここの部分を努力しないと。できる範囲でお金のかからない部分については、バーコードの発券とかをやっていた。それも踏まえた中でより進めていくという答えもあったから、その部分を盛り込んでくれたら完璧だと思う。 ○座長 決算らしい評価理由も出ているので、山﨑委員も盛り込みたい。  柾木委員、ICTは評価の理由に入れるか。私もICTを附帯意見に入れている。 ◆柾木太郎 委員 検証しながらそれに移行するための取り組みも、並行して行っている。お金のかからずできそうなことはやったことは、評価してあげないといけない。今、検討していて何もしていないのではなくて、どうすればいいか調査研究している。そこは評価してあげなければいけないと思う。 ○座長 「市民から効率的で分かりやすさを求められる行政サービスの根幹となる事業として、目標が達成できている。連携型窓口証明発行窓口の一元化に取り組まれ、年々市民にわかりやすく丁重な対応と精度向上をされており、コストの削減がされたが支障なく業務を遂行している。また、社会情勢の変化に対応するため、ICTの活用などを検討した。」。              (「異議なし」と呼ぶあり)  次に、附帯意見についてお願いする。               (「なし」と呼ぶあり) ○座長 附帯意見はつけないことにする。  ただいまの骨子をもとに正副座長において微調整する。  次に移る。地域防犯活動推進事業については、1名が議会評価1の「拡充」で、5名が2の「現状のまま継続」となっているが、事業の方向性の評価はいかがするか。 ◆山﨑広子 委員 私だけ1の拡充になっているが、これは令和2年度に対しての予算に反映させるという内容である。来年にオリンピック・パラリンピックがあって、外国人がかなり茅ヶ崎にも来るであろうと思っている。そういった中で、想定外の犯罪等が起きる可能性もあるので、そこを見越した中で防犯活動等について拡充したほうがいいと思って1にしたが、2にして問題ない。 ○座長 お諮りする。  地域防犯活動事業について、本分科会として事業の方向性を2とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、事業の方向性の評価を2とすることに決定した。  次に、評価の理由と附帯意見について整理する。まず、評価理由について盛り込みたい文言等はあるか。 ◆中野幸雄 委員 私と青木座長を合わせて文言をつくればいいのではないか。
    ○座長 「市民に対し振り込め詐欺や犯罪対策について工夫された啓発活動がされている。地域における自主防犯活動は、関係団体との連携や情報の共有、様々な機会を捉えた防犯の啓発活動と高齢に対する注意喚起文送付などを行った結果、犯罪件数は大幅に減少しているため、現状のまま継続とする。」。 ◆山﨑広子 委員 「市民に対し振り込め詐欺や犯罪対策について工夫された啓発活動がされている。」は、事実なので入れたほうがいいと思う。「地域における自主防犯活動は、関係団体との」は、「警察や」とはっきり入れたほうがいいかどうか。「警察や関係団体との連携や情報の共有、様々な機会を捉えて防犯のさらなる啓発活動を取り組んでいかれるため」、そのような評価でいいと思う。 ◆柾木太郎 委員 評価だから、最後は「啓発活動が適切に行われたため」とか「市民への啓発活動を評価したため」でいいのではないか。 ○座長 「市民に対し、振り込め詐欺や犯罪対策について工夫された啓発活動がされている。地域における自主防犯活動は、警察等との連携や情報の共有、様々な機会を捉えた防犯啓発活動を評価した」でいいか。              (「異議なし」と呼ぶあり)  それでは、附帯意見について意見を伺う。 ◆柾木太郎 委員 「研究すべき」というのは、そのまま入れると附帯意見になる。恐らくカメラから始まって、さまざまな部分で何カ国語でやるとかが出てくる時代になるので、グローバル化のことも考えいけば、この部分を検討してほしいと入れてもいいのではないか。 ○座長 附帯意見として、「ICTの導入等も視野に入れ、当面は現状維持で先進事例を調査研究すべき。」。 ◎議会事務局次長 今の附帯意見に関しては、そういう意見があったという1人の見解とするか、全体としての意見ということか。 ◆山﨑広子 委員 私が評価1にした理由は、今後オリンピック・パラリンピックがあってということは、今の柾木委員のICTの導入等というところが的確な表現なので、これは私の附帯意見でもあるので入れていただきたい。 ○座長 分科会として、この内容を附帯意見とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 ただいまの骨子をもとに、正副座長において微修正する。  次に移る。自主防犯組織育成事業については、1名が議会評価の1の「拡充」で、5名が2の「現状のまま継続」となっているが、事業の方向性の評価はいかがするか。 ◆柾木太郎 委員 書いてあるとおり、それらを踏まえてという意味で拡充であるが、現状維持でもやる方法は同じなので2に合わせていただいて結構である。 ○座長 お諮りする。  自主防犯組織育成事業について、本分科会として事業の方向性の評価を2とすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、事業の方向性の評価を2とすることに決定した。  次に、評価の理由と附帯意見について整理する。まず、評価の理由について盛り込みたい文言等はあるか。 ◆山﨑広子 委員 私が評価理由にした「年齢・性別を問わず幅広い年代の方が防災リーダー養成研修に参加できるように取り組んだことを評価する。」は大きな点だったので、評価に入れたらどうか。 ○座長 評価理由として、「年齢・性別を問わず幅広い世代の方が防災リーダー養成研修に参加できるように取り組んだことを評価」でいいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 次に、附帯意見についてお願いする。 ◆柾木太郎 委員 私の部分は附帯意見になってもいいと思う。教育委員会との連携は非常に悪い。防災のときの避難所にもなっているにもかかわらず、学校職員は現場に全然来ない。「教育委員会及び寒川・茅ヶ崎・藤沢との広域連携も模索して、より実践的な取り組みを求める」は、ぜひ附帯意見に入れていただきたい。広域の部分もある。例えば、市境では、茅ヶ崎に何が何でも逃げなければいけないということもない。藤沢の施設や湘南ライフタウン側に行ったほうがいいなどがあるので、こういった意味では広域的な部分と学校の教育現場の連携は、自主防災組織の中でもう少しやってもらいたいと常々思っている。 ○座長 杉本委員、その他特記事項で何か書いてあるが。 ◆杉本啓子 委員 自主防災組織は、自分たちの規約を持って自立して活動している団体であるが、実情は、まちぢから協議会の中に組み込まれていることが多い。まちぢから協議会は自分たちの規約でやっているから、自主防災組織の自主性を尊重していただきたいと思っている。 ◆柾木太郎 委員 確かに、最初にやったのがまちぢから協議会ではなくて、連合会を核にして自主防災の組織をつくっており、独立している。ただ、独立していると思っていない人たちがいるのが問題で、規約的には独立しているし、まちぢから協議会の中の一団体である。それはもう定められていることだから、ここで書くか。確かに、まちぢから協議会の下部団体だと思っている人はいるが、自主防災組織は自主防災組織だから。それをどうするのか。 ○座長 自主防災組織は、かなり地域に根差した、地域特性や自治体単位の活動をしている。 ◆柾木太郎 委員 自主防災組織に言えといっても、自主防災組織はもともとそういう団体だから、それを附帯意見に入れるとおかしくならないか。「各自主防災組織の皆さんに自主防災組織の設立目的をより認識していただく」とか書かないといけないのではないか。毎回違うとは言うが、まちぢから協議会の下部組織だと思っている人がいる。自主防災組織はあくまでも自主防災組織で、杉本委員が言っているように、隷属機関でないのは十分承知している。それを誰にどうしてもらうのかということになるのではないか。もともと自主防災組織という名前がついているから、自主機関である。それをまちぢから協議会に言うのかという話になって、それはまた違ってくる。「自主防災組織としての本旨を各防災リーダーに認識していただく」という文言にしなくてはいけないのではないか。 ○座長 中野委員の附帯意見をそのまま使うのではいかがか。自主防災組織とまちぢから協議会は、避難所の運営では連携していかなければならない部分もある。 ◆柾木太郎 委員 全部があるからその中でやっていくのだと思う。ふだんの活動には自主性を持たせなければいけないと思う。 ○座長 「課題と解決に挙げた項目」は行政側からシートが出ているが、中野委員はそこを言っているのだろう。 ◆柾木太郎 委員 杉本委員が言っている現状についての問題もわかる。そこを余り変な書き方をしてしまうと、自主防災組織なのにまちぢから協議会に突っ込んでしまったりすることもあるから、かわさないといけないと思っている。 ○座長 柾木委員の「現状の取組を続ける一方で、教育委員会との連携、寒川・茅ヶ崎・藤沢との広域連携も模索して、より実践的な取組をすべき」。その後である。 ◆柾木太郎 委員 「自主防災組織の独立性の担保に努めてほしい」でどうか。 ○座長 「また、各地域の特性を生かした自主防災組織の自立性の充実と質の向上を望む」でどうか。 ◆杉本啓子 委員 そのような感じでいいと思う。要するに、まちぢから協議会の防災部会が自主防災組織なしで成り立たない状態になっており、自主防災組織の独立性が損なわれてしまっている。 ○座長 自主防災組織も、しっかりやっているところはある。地域の特性を生かした一時避難所を先につくった地域もあった。  「現状の取組を続ける一方で、教育委員会との連携、寒川・茅ヶ崎・藤沢との広域連携も模索して、より実践的な取組をすべき。また、各地域の特性を生かした自主防災組織の自立性の充実と質の向上を望む。」。              (「異議なし」と呼ぶあり)  ただいまの骨子をもとに、正副座長において微調整する。  休憩する。                 午前10時52分休憩  ─────────────────────────────────────────                 午後0時11分開議 ○座長 再開する。  ただいま手元に配布した議会評価結果表について説明願う。 ◎議会事務局次長 先ほど取りまとめていただいた内容について、手元の資料に基づいて説明する。上から順番に読み上げる。  1、地域コミュニティ事業議会評価は2となっているが、最終的にはそれぞれ現状のまま継続とか拡充といった文言を入れる。2 現状のまま継続。評価の理由「市民自治の醸成及び各協議会の自主的な取組により、特定事業新規提案や実施件数が増加傾向にあるとともに、特定事業助成金を使わない案件も増えている。今までの取組成果が表れているため、現状のまま継続とする。」。附帯意見「当初の事業目的を踏まえ、適切な運用がされるように条例等の見直しを行うとともに、より民主的な運営がされるよう努めていただきたい。」。  2、ホノルル市・郡との姉妹都市提携交流事業議会評価、1 拡充。理由「姉妹都市交流は、市のプロモーションとして大いに期待できるものであり、トップセールスも効果的であると考えられる。また、一般的な姉妹都市交流とは違い、行政だけではなく民間交流や青少年国際交流事業等の人的交流が進む中、民間交流ができる土壌ができたが、相互理解のもと国際親善・経済活動・文化活動の更なる推進が必要なため、拡充とする。」。附帯意見「財政が大変厳しい状況の中、市としてのビジョンや手法が明確でなく、広く市民からの検証もされていないため、縮小すべきとの意見があった。5年が経過し、中長期の市のビジョンを示すべきとの意見があった。」。  3、連携型窓口証明発行窓口の一元化、議会評価、2 現状のまま継続。理由「市民から効率的で分かりやすさを求められる行政サービスの交換となる事業として、目標が達成できている。連携型窓口・証明発行を窓口の一元化に取り組んでおり、年々市民対応の精度が向上し、コストが削減された中でも支障なく業務が遂行できている。また、社会情勢の変化に対応するため、ICTの活用に取り組んでいることを評価し、現状のまま継続とする。」。  4、地域防犯活動推進事業議会評価、2 現状のまま継続。理由「市民に対して、振り込め詐欺や犯罪への対策について工夫された啓発活動がされている。また、地域における自主防犯活動では、警察等との情報共有や様々な機会を捉えた防犯活動を適切に行ったことを評価し、現状のまま継続とする。」。附帯意見「ICTの導入等も視野に入れ、当面は現状維持で先進事例を調査研究すべきである。」。  附帯意見は、確かにシートには現状維持の評価と書いてあったが、既に現状維持と出ているので、「当面は現状維持で」という文言が必要かどうかは後で改めて確認していただきたい。  5、自主防災組織育成事業議会評価、2 現状のまま継続。理由「年齢・性別を問わず幅広い世代の方が防災リーダー養成研修に参加できるように取り組んだことを評価し、現状のまま継続とする。」。附帯意見「現状の取り組みを続ける一方で、教育委員会との連携や近隣市町との広域連携を検討し、より実践的な取組をすべき。また、自主防災組織の独立性の担保と、各地域の特性を生かした活動の充実及び資質の向上を望む。」。 ○座長 意見はないか。 ◆柾木太郎 委員 4番の附帯意見は、「当面は現状維持で」を抜かして、「先進事例を調査研究すべきである。」としたほうが、つじつまが合う。 ○座長 「当面は現状維持で」を削除する。 ◆杉本啓子 委員 地域コミュニティ事業の理由で「市民自治の醸成及び」は削除したほうがいいのではないか。地域コミュニティ、イコールまちぢから協議会という1つの事業に対しての評価なので、「市民自治全体の醸成」では、ほかのコミュニティのこともいろいろ入ってきてしまうと思うから、ここは要らないのではないか。 ◆柾木太郎 委員 そこは文面を直したいと思っている。今のところをカットして、「各協議会の自主的な取組により、特定事業新規提案や実施件数が増加傾向にあるとともに、特定助成事業金を使わない案件も増えており、市民自治の推進につながった。」。市民自治はもともとの目的で、自助、共助で市民力を上げるという部分もあるから、「市民自治の推進につながった」とするといいのではないか。そうすると、「今までの取組成果」が要らなくなる。「市民自治の推進につながった。様々な成果が表れているため、現状維持のまま継続とする。」としたらどうか。 ◆杉本啓子 委員 私が言っているのは、市民自治という言葉自体が余りにも広過ぎてしまうということ。市民自治を推進しているのは地域コミュニティだけではない。 ◆柾木太郎 委員 今の意見について、この一環としてあるから、これがイコール市民自治ではないからだめだということないと思う。狭く捉える必要はない。これもそのためにやっている事業の一つなのだから、別にあってもいい。意見が割れるようなら諮っていただければいい。 ○座長 お諮りする。  撮影、録音の申し入れがある。これを許可するに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、撮影、録音を許可する。  今、市民自治推進の文言で意見が割れているが、他に意見はないか。 ◆山﨑広子 委員 そもそも地域コミュニティ事業は、市民自治の推進という大きな目的があって、どんどん進化していくものなので、最初の「市民自治の醸成及び」を削って「市民自治推進につながった」という文言でよいと思う。 ◆杉本啓子 委員 つながったという断言が盛り込めるのか。そこは非常に難しいと思う。 ◆柾木太郎 委員 私はそういう意見だから、それが違うなら諮ってもらえればいい。 ◆水本定弘 委員 柾木委員の意見が文章的に整っていていいと思う。 ◆中野幸雄 委員 広い意味では発展につながっていると考えている。もし文言を入れるとしたら、「市民自治」の前に「同事業においても」という言葉を入れればいい。 ◆杉本啓子 委員 「地域コミュニティ事業については」と限定した書き方を入れたほうがいいと思う。 ○座長 特定事業助成金を使わない案件が7件もふえている。地域の力が推進となって、新しい7件ができたという実績もあるので、「市民の推進につながった」という言葉は適当と判断する。  それでは、「各協議会の自主的な取組により、特定事業新規提案や実施件数が増加傾向にあるとともに、特定事業助成金を使わない案件も増えており、同事業において、市民自治の推進につながった。今までの取組により様々な成果が表れているため、現状のまま継続とする。」でよいか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 他にあるか。 ◆杉本啓子 委員 ホノルル市・郡との姉妹都市提携交流事業の理由で「一般的な姉妹都市交流とは違い」と言うが、非常にわかりにくい表現である。もう少し文言整理したほうがいいと思う。 ○座長 「一般的に従来の姉妹都市交流とは」という意見があったが、茅ヶ崎市において従来の姉妹都市はなく、初めての姉妹都市なので「従来」は削除した。「一般的な」という言葉が抽象的なのか。 ◆杉本啓子 委員 「一般的な姉妹都市交流」が何を指しているのかがよくわからない。 ◆柾木太郎 委員 他市の姉妹都市交流の中には、行政だけがただ定期的に会って儀礼的な姉妹都市をやっている。そうではない姉妹都市を目指し、それは憲章を見れば書いてあるから、そのことを指して言った。端的にあらわす言葉があるなら、それを入れてくれればいい。例えば「儀礼的な姉妹都市交流ではなく」とか、そのように入れてくれればよい。  茅ヶ崎市は儀礼的な姉妹都市は目指していない。議員や市長が向こうに行ってただ姉妹都市だとやっている事例は、他市を見れば幾らでもある。何年かに姉妹都市を結んであっても市民間の交流はなくて、議長や市長が行っているだけで終わるというのではなく、それは後段のところに出ている。 ◆杉本啓子 委員 もしかしたら、そこの自治体は、別に形式的にやっていないと言うかもしれない。 ◆山﨑広子 委員 他自治体のことはシートに書く必要がないので、一般的ということは、とり方によってはいろいろかもしれないが、儀礼的よりは一般的のほうが表現として合っているので、これでよいと思う。 ◆中野幸雄 委員 儀礼的というのは内々というイメージがあるので、文言にするときは一般的な言葉のほうがいい。 ○座長 杉本委員から「一般的な」の意味合いがわからないという指摘があるので、「ホノルル市・郡との姉妹都市交流とは、行政だけではなく」と入れたらどうか。 ◆柾木太郎 委員 茅ヶ崎市は独自のパターンでやっている。姉妹都市は、ほかの市がやってきたのに茅ヶ崎市は何十年もやらなかったから、姉妹都市を結ぶに当たってどうしたかという今までの審議のプロセスがある。それらを踏まえた中で、ただ単に姉妹都市を結んでやるだけではなくて、一歩進んで市民間の交流があるというものを出した。  「形式的な」に直してほしい。 ○座長 「一般的な」を「形式的な姉妹都市交流とは違い」にする。今までのものとは違うとメッセージの中に入れたいがどうか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 他にあるか。               (「なし」と呼ぶあり) ○座長 お諮りする。  本分科会として、事業評価について議会評価結果表のとおりとすることに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認める。  よって、議会評価結果表のとおりとすることに決定した。  なお、ただいま決定された議会評価結果表の字句の整理は正副座長に一任でよいか。
                 (「異議なし」と呼ぶあり) ○座長 異議なしと認め、そのように決定した。  ───────────────────────────────────────── ○座長 議題2、その他として何かあるか。               (「なし」と呼ぶあり) ○座長 決算特別委員会総務分科会を閉会する。                 午後0時29分閉会...