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平成12年12月 決算特別委員会-12月04日-01号

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  1. 茅ヶ崎市議会 2000-12-04
    平成12年12月 決算特別委員会-12月04日-01号


    取得元: 茅ヶ崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成12年12月 決算特別委員会-12月04日-01号平成12年12月 決算特別委員会 平成12年12月4日 決算特別委員会                 午前10時00分開会 ○委員長(柾木太郎) 決算特別委員会を開会する。  本委員会に付託されている決算の認定6件につき審査を願いたい。  なお、先日委員の皆様に配付した決算特別委員会審査要領及び審査日程予定表に沿って審査を行うので協力願いたい。  資料に基づく質疑は、先にその資料名及びページを言ってからに願う。  お諮りする。  傍聴の申し出があるので、これを許可するに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 異議なしと認め、許可する。  認定第2号平成11年度茅ヶ崎市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、歳出より順次審査を進める。  款1議会費に入る。  説明を求める。 ◎財政課長 100ページ、款1議会費項1議会費目1議会費は、議会の運営及び活動に要する経費を執行したもので、支出総額は4億962万1274円、予算現額に対し95.4%の執行率となったものである。 ○委員長 これより質疑に入る。  款1議会費全般について、100ページから103ページまでの質疑を受ける。 ◆古田久栄 委員 議会費全体で、議会事務局の職員体制について、大変忙しい思いをしている感じであるが、他市と比べて職員数はいかがか。
    議会事務局次長 横浜、川崎を含めた県下19市の議員1人当たり事務局職員数は0.42人で、茅ヶ崎市は0.37人と県下平均より若干少ない。一般行政職職員数そのものが茅ヶ崎市は県下で一番少ない中で各部とも頑張っているので、理解願いたい。 ◆古田久栄 委員 行政職の市民1人当たりの人数はわかるか。 ◎議会事務局次長 職員1人当たりが受け持つ人口が茅ヶ崎市は245.2人である。 ◆古田久栄 委員 16市の平均はどのくらいか。 ◎議会事務局次長 手持ちの資料では平均をとらえていない。一番少ない茅ヶ崎が245.2人、一番多いのが鎌倉で148.8人となっている。 ◆古田久栄 委員 残業規制が大分されているようだが、サービス残業的なものはあるのか。 ○委員長 それは議会事務局の職員の中の問題か。 ◆古田久栄 委員 そのとおりである。 ◎議会事務局次長 11年度は8人の職員で1184時間で、サービス残業はない。 ◆古田久栄 委員 旅費で大分不用額が出ている。これは議員の海外視察の中止によるものと思うが、職員の出張のセーブがあったのか。 ◎議会事務局次長 職員の随行分である。11年度は会派の視察がなくなったので、それに伴う不用額が出た。出張等を制限したものではない。 ◆吉野伸子 委員 101ページの議会活動費の交際費は予算180万に対し82万5000円である。この内訳と、この交際費は議長だけか、ほかのものもついているのか。 ◎議会事務局次長 交際費は3本に分かれている。議長交際費が82件で53万7567円、議会交際費が3件で20万7815円、他市からの視察や視察に行くときの土産代等が11件で7万9650円で、必要な額だけの支出である。 ◆吉野伸子 委員 来客接待の外向きの交際費だけで、委員会内、議会内はないのか。 ◎議会事務局次長 交際費の性質そのものが対外的なものである。 ◆吉野伸子 委員 見舞金等いろいろあると思うが、その基準等があれば資料を請求したい。 ◎議会事務局次長 支出基準を設けて、折に触れて説明しているはずである。 ○委員長 今説明があったが、資料を要求するか。 ◆吉野伸子 委員 資料を要求したい。 ○委員長 お諮りする。  ただいま吉野委員より資料の請求があった。資料を請求することに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 異議なしと認め、資料を要求することに決定した。よろしく手配を願いたい。  なお、資料提出の時期についてはいかがするか。 ◎議会事務局次長 速やかに出したい。 ◆吉野伸子 委員 102ページの備品購入費について、私が議員になったときに会派のパーテーションにかなりかかっているように思えたが、備品は何に使われたのか。 ◎議会事務局次長 議会事務局の備品費は予算額532万2000円に対し支出済額522万3878円で、議長車の買いかえが主なものである。 ◆吉野伸子 委員 会派のパーテーションは議会費からは出ていないのか。 ◎議会事務局次長 そのとおりである。 ○委員長 他になければ、款1議会費の質疑を打ち切る。  款2総務費に入る。  説明を求める。 ◎財政課長 102ページの款2総務費項1総務管理費目1一般管理費は、職員の人事管理、研修及び福利厚生並びに市民活動保険に要する経費を執行したものである。  104ページの目2文書管理費は、一般文書の浄書、印刷、発送、保存文書の管理及び個人情報保護並びに公文書の公開に要する経費を執行したものである。  106ページの目3広報広聴費は、「広報ちがさき」の発行及び各種市民相談経費のほか、ケーブルテレビを媒介とする市広報番組の作成に要する経費を執行したものである。  108ページの目4財政管理費は、財政事務に要する経費を執行したものである。  目5会計管理費は、会計事務に要する経費を執行したものである。  目6財産管理費は、庁舎及び車両の維持管理並びに子育て支援センター老人福祉センター及びネスパ茅ヶ崎ビル茅ヶ崎トラストビルの維持管理に要する経費を執行したほか、財政調整基金積立金土地開発基金積立金及び公共公益施設整備基金積立金についてそれぞれの基金から生じた利子の積み立てに要する経費を執行したものである。  110ページの目7企画費は、総合計画の策定など企画事務に要する経費のほか、JR茅ヶ崎駅エスカレーター設置事業に要する経費を執行したものである。なお、節19負担金補助及び交付金の繰越明許費5050万円は新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業費の全額を翌年度に繰り越すため設定したものである。  112ページの目8支所費は、小出支所の施設及び業務の維持管理に要する経費を執行したものである。  目9公平委員会費は、委員会の活動に要する経費を執行したものである。  114ページの目10恩給及び退職年金費は、退職職員の退隠料及びその遺族の扶助に要する経費を執行したものである。  目11住居表示整備事業費は、住居表示事務に要する経費を執行したものである。  目12電子計算機費は、電子計算機の管理運営及びシステムの開発に要する経費を執行したものである。  116ページの目13地域活動推進費は、自治会活動の育成及び消費者対策並びに各地区の会館、コミュニティセンターの管理運営に要する経費を執行したものである。  目14文化行政費は、文化振興財団の助成及び美術品の購入並びに郷土美術館の管理運営などと市史編さん、文化行政、国際交流、平和行政及び女性行政に要する経費を執行したものである。  120ページの目15防災対策費は、防災訓練の開催及び自主防災組織の育成並びに防災資機材の整備に要する経費などのほか、防災行政用無線の更新整備に係る経費を執行したものである。  目16諸費は、土地開発公社学校建設公社及び都市施設公社への助成に要する経費を執行したものである。  122ページの項2徴税費目1税務総務費は、税務事務に要する経費を執行したものである。  目2賦課徴収費は、固定資産税の適正な評価額確保のための経費など、市税の賦課徴収に要する経費を執行したものである。  124ページの項3戸籍住民基本台帳費目戸籍住民基本台帳費は、戸籍住民票及び印鑑登録及び発行並びに証明に要する経費を執行したものである。  126ページの項4選挙費目1選挙管理委員会費は、委員会の運営に要する経費を執行したものである。  128ページの目2選挙啓発費は、選挙の常時啓発に要する経費を執行したものである。  目3農業委員会委員選挙費は、委員の候補者が定数以内であったため選挙が執行されず不用額となったものである。  130ページの目4県議会議員及び県知事選挙費並びに132ページの目5市議会議員及び市長選挙費は、平成11年4月に執行されたそれぞれの選挙に要する経費を執行したものである。  134ページの項5統計調査費目統計調査総務費は、統計調査に要する経費を執行したものである。  目2統計調査費は、事業所統計調査のほか各種統計調査に要する経費を執行したものである。  136ページの項6監査委員費目1監査委員費は、監査事務に要する経費を執行したものである。  以上、総務費の支出総額は78億2913万2890円で、予算現額に対し96.1%の執行率となったものである。 ○委員長 これより質疑に入る。  項1総務管理費のうち、目1一般管理費、目2文書管理費、目3広報広聴費、目4財政管理費、目5会計管理費、目6財産管理費まで、102ページから111ページまでの質疑を受ける。 ◆白川静子 委員 広報広聴の法律相談、市民相談で、私の知人が申し込み後1カ月半たたないと相談を受けられないので県の相談を紹介していただいた。実際に申し込んで年平均何日待たせるのか。 ◎広報広聴課長 実績として11年度は99回開催しているが、何分申し込みが非常に多く、約1カ月待っていただいている。 ◆白川静子 委員 1カ月ほど待たせてしまうのは、季節によって相談が込むのか。 ◎広報広聴課長 近年サラ金やクレジットの問題が相談件数として非常に多い。月によって長短は若干あるが、12カ月通すと1カ月から1カ月と1週間ぐらいの待ち状況である。 ◆白川静子 委員 緊急を要してせっぱ詰まって相談に来る方が多いのに、1カ月待て、急ぐ方は横浜の県民センターへとなる。弁護士の人数と開催回数、受けたい方とのバランスがとれていないと思う。弁護士の人数や回数をふやす手だてはいかがか。 ◎広報広聴課長 検討はしているが、予算面や弁護士の都合もあって大変厳しい状況である。 ◆新倉弘保 委員 107ページのケーブルテレビ放送用市広報番組制作経費について、加入状況も大分上乗せになってきた。議員要求資料企画放送番組制作費630万円、定時放送が2700万円とある。企画放送は見ておもしろいのが結構あるが、どなたが企画しているのか。 ◎広報広聴課長 ここ2年ほど四半期ごとに1本ずつ制作している。私どもで検討しているが、市民から茅ヶ崎の歴史等も企画番組としてまとめた方がよいとの意見もあるので、意見を参考にして決めている。 ◆新倉弘保 委員 定時広報番組も重要な部分はあるが、企画放送番組の本数をふやすなど今後の見通しはどうか。 ◎広報広聴課長 今年度を入れて現在まで12本ある。結構なものがあれば今後さらに検討したい。 ◆新倉弘保 委員 109ページの庁舎維持管理経費について、市役所前の入り口の植え込みなどが草ぼうぼうで木も伸び放題のときがある。樹木管理の年次計画は立てているのか、単発的に伸びたから刈るのか。 ◎用地管財課長 伸びたのを刈るのが実情である。 ◆新倉弘保 委員 伸びて見苦しくなれば対応すると思うが、その期間が長い気がする。多くの市民や他市の人も庁舎に見えるので、そのスパンをできるだけ短くできないか。 ◎用地管財課長 今後見苦しくないように十分注意したい。 ◆新倉弘保 委員 庁舎前のプールは事情があって水を出さなくなり、むだな空間である。担当課では道路の関係で今後検討すると話している。それに合わせて改良するのか。 ◎用地管財課長 県道が近い将来拡幅される予定があるやに聞いている。プールも含めて昭和49年以来26年になると思うが、噴水がそのまま使われた記憶は余りない。その拡幅に伴って二重投資にならないように考えていきたい。 ◆高月雅子 委員 107ページの広報活動事業費で、説明書10ページにも書かれているが、次の相談までに時間がかかるという。それ以外に市民から苦情、要望は聞いていないか。 ◎広報広聴課長 弁護士の絡みか。 ◆高月雅子 委員 すべてについてである。市民相談、法律相談、人権、女性とたくさんの相談があるが、弁護士も含めて、あったらお願いする。 ◎広報広聴課長 相談の窓口をふやすことか。 ◆高月雅子 委員 相談を受けるまでの期間以外に、相談が適切でなかったとか、窓口をふやしてほしい、対応がよかった、悪かったなどのことはあるか。 ◎広報広聴課長 相談員から考えを示されても納得、理解できなかったという苦情も市民から何件かある。いろいろな相談窓口で適切に対応しているが、相談者の意図するところが十分理解されなかった面もあるのではないかと考えている。 ◆高月雅子 委員 相談者の意図に沿うのが相談で、解決するための相談である。時間も金もかけるので、今後検討していただきたい。 ◎広報広聴課長 いろいろな研修等の機会を通じて、各委員に高度な対応ができるように指導なり話をしていきたい。 ◆高月雅子 委員 資料に人権相談31回、女性相談18回とある。最近人権問題が挙がっているが、人権で一番多く相談された内容はどういうものか。 ◎広報広聴課長 夫婦親子関係の問題が一番である。近隣の方とのいざこざをあわせると全体の約65%を占めている。 ◆高月雅子 委員 女性相談について伺いたい。 ◎市民活動推進課長 女性相談は広報広聴課で奇数月1回、偶数月2回、年間18回行っている。11年度は42件の相談があり、夫婦間、近隣関係の内容が一番多い。 ◆高月雅子 委員 虐待問題も法律が整備され、セクハラ問題もいろいろ出てきたので、ぜひ力を入れていただきたい。  説明書で暴力相談がゼロ件となっている。相談員の経費などはどうなっているのか。 ◎広報広聴課長 暴力相談は11年度から県の福祉事務所に開設した関係で、実績はゼロである。 ◆古田久栄 委員 総務費の103ページの職員研修について、職員のラインからスタッフ制に担当制度の取り扱いが変わった。このプラス面、マイナス面を聞きたい。 ◎企画政策担当参事 平成10年、平成12年にまたがって組織改正をしたが、まだ最終的な検証をしていないのでもうしばらく時間をいただきたい。 ◆古田久栄 委員 8年度から5年間にわたる行革によって68人の職員を減らす方向が出ていたが、この辺はいかがか。 ◎企画調整課長 平成8年度を基準として、それ以降5年間で68名の目標を立てている。今64名の減員が図られている。 ◆古田久栄 委員 若い人材を計画的に採用できず職場内が高齢化すると活力が失われる。将来の職員体制にも影響があるのではないかと言われているが、どう考えているか。 ◎企画調整課長 減員もいよいよいっぱいの感じである。今後は市民サービスの低下があってはいけないので、若い人の採用も考えざるを得ないと事務局サイドでは考えている。 ◆古田久栄 委員 若い人もこれからは採用すると確認してよいか。 ◎企画調整課長 ますます新しい行政需要が発生しているので、そういう対応をせざるを得ないと考えている。
    ◆古田久栄 委員 女性の管理職への登用が少ないと思われるが、いかがか。 ○委員長 古田委員の質問はたしか職員研修だったが、その辺の質問がないように思う。 ◆古田久栄 委員 登用するには女性も研修の対象者にきちっと入れていただきたい。 ○委員長 お渡しした要領のとおり、関連質問はある程度控えていただきたい。 ◎職員課長 本来、男性、女性とも同等である。人員を適材適所に配置していきたい。 ◆古田久栄 委員 茅ヶ崎の場合は専門職が少ないように思われる。資格がなくても研修でクリアできるが、その辺はどう考えているか。 ◎市長室長 全体の職員数が少ない中で、専門職も含めて精いっぱい市民サービスの提供をしている。専門職の必要な部分については適切な採用を含めて対応している。 ◆吉野伸子 委員 103ページの総務費の一般管理費、職員福利厚生費貸与被服購入費は1600万の予算がついている。すべて規定どおり貸与、更改した場合の予算か。 ◎職員課長 貸与被服購入費の決算額は1244万372円で、355万9628円の不用額が出ている。平成9年度から貸与年数を延長し、職員も財政事情が厳しいことを認識して年々辞退者が多くなっている。 ◆吉野伸子 委員 知り合いから、まだきれいなのに新しいのが来たみたいな話を聞いている。一律に配るのでなく、先に要るかどうか確認して貸与しているのか。 ◎職員課長 そのとおりである。 ◆高月雅子 委員 108ページの財政管理費の委託料63万円は、決算説明資料5ページにバランスシート作成業務委託料とある。先日全協で説明があったバランスシート作成の委託料と理解してよいか。 ◎財政課長 今年8月に全協で報告した内容のバランスシート作成委託料である。 ◆高月雅子 委員 委託先はどこか。 ◎財政課長 財団法人社会生産性本部である。 ◆高月雅子 委員 その選択理由を教えてもらいたい。 ◎財政課長 本来民間で分析しているバランスシートを行政に導入するので、現段階では社会生産性本部のみが対応していた。 ◆高月雅子 委員 全協でも、まだ完全なものでなく、全国的にも一律でなく、新しいことも考えられるではないか、自治省の見解もあると伺った。市として今後こういう取り組みを続けていくつもりか。 ◎財政課長 今年3月にいわゆる自治省方式というバランスシートの分析基準が出されたので、今後はその方向で活用していきたい。 ◆高月雅子 委員 110ページのコミュニティホール管理費で、説明書11ページを見ると会議室の利用率は58.1%とかなり低い。もっと利用率があった方がいいのではないか。 ◎用地管財課長 利用率があった方がいいとは思うが、勧誘するわけにもいかないので理解願いたい。 ◆高月雅子 委員 市民も職員も会議室が満杯でなかなか利用できないと聞く。利用率をアップするような手だてはしているのか。 ◎用地管財課長 予約を受けるときに、アバウトに1日でなく、時間単位で午前と午後にすると2回転する。そのようなことは現在している。 ◆吉野伸子 委員 103ページの一般管理費の交際費について、私は市長交際費の資料を請求したが、議員要求資料12ページはすべて市長交際費なのか。 ◎秘書課長 全体の交際費である。私どもの勘違いだと思う。 ◆吉野伸子 委員 市長だけの交際費と思ってしまった。訂正した資料を出していただきたい。 ○委員長 ただいま吉野委員から市長個人の資料を提出するよう要求があった。資料を請求することに異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 異議なしと認める。  この資料を出すことは可能か。 ◎秘書課長 ちょっと時間がかかると思うが、提出する。 ○委員長 資料の提出時期についてはいかがか。 ◎秘書課長 二、三日中には出せるかと思う。 ◆吉野伸子 委員 それをもとに質問を組み立ててしまった。総括質疑までに資料が出るか。 ◎秘書課長 それまでに出したい。 ◆吉野伸子 委員 そのときに交際費について質問する。  105ページの総務管理費の郵便料金が3690万円ある。行政課へ主に発送する内容を尋ねたところ、主なのは事業費で出ている、各課で郵送費として持っていないものが行政課に来てそれを一括郵送している、1カ月ずつのものしか出ないと言われた。毎日、各課がどのくらい持ってきて、どのくらい発送したかわかるか。 ◎行政課長 現在課別の集計は出していない。 ◆吉野伸子 委員 発送するときは課ごとにどこに送るか控えていると思う。行政課に一括した部数トータルのものしかなければ、市民から近所には来たが自分に来なかったと問い合わせがあっても把握できないと思うが、どうか。 ◎行政課長 行政課では、各主管課で取りまとめたものを受けて一括発送しているだけで、どこへ出したか記録は持っていない。その辺は各事業担当課で把握している。 ◆吉野伸子 委員 事業担当課から行政課へ持ってきた人が何日に何通出したと一覧表に記入すれば、そんな手間でもない。一円でも税金をむだにしないために市のチェック機能としてやるべきだと思うが、監査ではどう考えるか。 ◎監査事務局長 行政の考え方で執行していただいてよいと思う。 ◆吉野伸子 委員 監査的には今の方法でもチェックは行われているのでよいと考えるのか。 ◎監査事務局長 監査の要求があって監査をした結果、判断したい。 ◆吉野伸子 委員 それは市民からの監査要求だけか。 ◎監査事務局長 行政内部の手続上の問題なので、行政課の方の相談等があればそれに答えたい。 ◆古田久栄 委員 103ページの職員福利厚生費の健康管理費について、決算資料10、11ページに公務災害が相当ある。C型肝炎はがんに移行する可能性が強いと言われているが、公務災害で1年以上もある。この辺の予防はどうしているのか。 ◎職員課長 公務災害は去年36人と多い。その中で11件が病院で指に針を刺したC型肝炎である。細心の注意をすれば防げるものも多くあったかと思うので、今後は十分周囲の状況等を判断して注意するように指導していきたい。 ◆古田久栄 委員 職員、看護婦の不足や臨時職員が多いことによる部分もあるのではないか。 ◎職員課長 職員が減ってきている中で、細心の注意を払うように、また臨時職員で対応する形で十分注意していきたい。 ◆古田久栄 委員 病院の看護婦に臨時職員が多くなってきていることにも問題があるのではないか。 ◎市長室長 11年度にC型肝炎、針を刺した例が多いことは事実である。それが臨時職員の雇用が多くなっているからとは理解していない。各看護婦の業務も適切な対応をしているので、たまたま注意が欠けていたのだと思う。最近はC型肝炎に限らずB型肝炎等に対する職員サイドの関心の深まりによって公務災害が多くなっている傾向もある。 ◆古田久栄 委員 1年以上、3カ月と長い休職時の職場対応はどのようにしているか。 ◎職員課長 その職場によっても違うが、どうしても忙しくて回っていかないところには臨時職員で対応している。 ◆古田久栄 委員 111ページの財政調整基金積立金は今32億ある。この使い道をどのように考えているか。 ◎財政課長 財政調整基金は市の予備的な預金である。緊急支出や予算不足が生じた場合など将来的な財政不足に備えて基金を積み立てている。 ◆古田久栄 委員 市民に負担をかけてサービスをきちんとしなければいけない福祉面が今されていないように思う。例えば介護保険の低所得者に対する減免、軽減にも使う必要があるのではないか。幾らかためておかなければいけないことはわかるが、もっと有効に使うことを要望する。 ◆吉野伸子 委員 財産管理費の光熱水費と燃料費に90万ほどの不用額が出ているのはどうしてか。 ◎用地管財課長 節約の結果と理解している。 ◆吉野伸子 委員 それは認めるが、すごく寒い日も暑い日もあるので、何月何日から冷房や暖房を入れると一律な決め方をするのはおかしいと思う。機械の問題でできないのか。 ◎用地管財課長 基本として日にちは決めているが、温度管理で現実には入っている。分庁舎と本庁舎のシステムが違い、本庁舎は1度入れると全館入ってしまう。日当たりや1日の中でも朝、昼、夕方、天候等に注意し、きめ細かくやっているつもりである。 ◆吉野伸子 委員 きょうは寒いのに何で暖房が入らないのかと思う日があるので、機械の関係でできないと思っていた。90万の不用額を出すために寒い思いをしていたら逆に効率が悪くなる。努力は認めるが、年によっても違うので十分管理していただきたい。 ○委員長 他になければ、次に移る。  目7企画費、目8支所費、目9公平委員会費、目10恩給及び退職年金費、目11住居表示整備事業費、目12電子計算機費、目13地域活動推進費、目14文化行政費、目15防災対策費、目16諸費まで、110ページから121ページまでの質疑を受ける。 ◆高月雅子 委員 企画費、111ページの総合計画策定事業費について、総合計画は全庁挙げて取り組み、いいものができると期待している。11年度に行われた市民提案会議の参加者と話をする機会があったが、余り達成感、満足感を感じていない方が多い。持ち方に問題があったのではないか。 ◎企画調整課長 現在のところ最善の方法で市民参加を得たと考えている。最後に提案会議の解散式で意見を伺っているが、その意見は今後参考にしたい。 ◆高月雅子 委員 ぜひ参考にして取り組んでいただきたい。情報提供の仕方、会議の持ち方をもっと事前に説明や研修をする必要があったのではないか。 ◎企画調整課長 私どもは最善と考えても、まだ私どもも市民も市民参加になれていない部分があろうかと思う。今後研究したい。 ◆高月雅子 委員 高度情報化推進経費について、インターネットによる市民提案の数はどれぐらい来ているか。 ◎市政情報課長 ホームページへのアクセス数は今年度66件である。 ◆高月雅子 委員 インターネットでの問い合わせには回答をメールですぐ送るのか。 ◎広報広聴課長 現在インターネットを使った回答はまだ行っていない。関係各課に回し、市長名文書にて回答している。 ◆吉野伸子 委員 企画費のインターネットホームページ更新委託料について、ホームページは市職員が作成しているのか。 ◎市政情報課長 日本電気株式会社藤沢支店に委託している。 ◆吉野伸子 委員 市の職員はつくらず、ホームページすべてを外に委託しているのか。 ◎市政情報課長 市で作成した原稿をもとに委託先でホームページのリニューアルを行っている。 ◆吉野伸子 委員 委託した方が効率的なのか。市の職員でできれば経済的ではないか。 ◎市政情報課長 市政情報課の職員では技術的に対応できない。 ◆吉野伸子 委員 昨年の委員会か何かで1人しかできないと話が出ていた。庁舎内にはホームページの得意な職員がいると思うので、人事を考えた方がいい。いかがか。 ◎市長室長 職員でホームページ作成は不可能だとは思っていない。今後、費用面も含めて十分研究したい。 ◆古田久栄 委員 113ページのJR茅ヶ崎駅エスカレータ設置事業費について、入札に市も立ち会っているのか。 ◎企画調整課長 この事業主体はJR東日本で、私どもは関与していない。 ◆古田久栄 委員 これは補助金扱いか。 ◎企画調整課長 そのとおりである。 ◆古田久栄 委員 JRの工事等については、共産党の国会議員が国会で質問をして入札の改善がされたので、平塚市は予定価格の半分になったと聞いている。そのような改善がされた後の入札だったのか。 ◎企画政策担当参事 これは補助金なので、補助金要綱によって上限が定められ、その中で県、市の補助率が決まっている。入札等々とは別な問題である。 ◆古田久栄 委員 議員要求資料20ページのとおり、工事費に対して4分の1の市負担になるのか。 ◎企画調整課長 市の交通施設バリアフリー化設備整備補助要綱に基づいて、その限度額が1基5000万円、2基で1億円、その3分の1を補助したものである。 ◆古田久栄 委員 工事費に全然関係ないのか。 ◎企画調整課長 そういうことになる。 ◆古田久栄 委員 工事が幾らかかろうと最大限補助すると解釈してよいか。 ◎理事・総務部長 JRが工事費として見積もった金額の何分の幾つを補助という形をとっている。工事が決まる前にこの金額を補助する状況ではない。 ◆古田久栄 委員 入札で予定価格に対してどのくらいになったのか、それに対する補助という考え方は全然ないのか。 ◎企画政策担当参事 補助金を出した後、収支決算書をいただくので、補助対象分の実質額、JRが支払った分はつかんでいる。補助金より上にいっていると理解している。 ◆高月雅子 委員 地域活動推進費の地域集会施設管理運営経費のコミュニティセンター湘南について、説明資料に500万円のコミュニティ助成補助金が出ている。これを別立てにした理由は何か。 ◎市民活動推進課長 コミュニティ助成事業は、財団法人自治総合センターが全国自治宝くじの売り上げの事業収入を市町村のコミュニティ団体に助成する事業である。仲町と上赤羽根自治会で祭りばやしなどの備品を購入したいと、県の市町村課を通じてセンターに申請したところ助成対象になった。入ってくる500万円をここへ計上して支出する。 ◆高月雅子 委員 コミセン運営委員の資質に対して利用者から苦情が出たりしているのが改善されていない気がする。運営委員の研修や、市としてのレベルアップの考え方を伝えることはしているのか。 ◎市民活動推進課長 コミセン5館の連絡会を4カ月に1度定例的に開催し、その中で問題提起をしている。研修も年1回、管理運営委員の役員と事務員が東京近辺のコミュニティセンターの先進都市を視察し、意識を変えていただくような事業も行っている。 ◆高月雅子 委員 努力されているが、運営委員会のあり方を組み直すなどほかの方法があってもいいと考えている。ぜひ検討することを要望する。  119ページの女性行政推進事業費について、基本法成立後は女性行政という言葉は古いのではないか。今後は男女平等推進事業費に変えようとか検討しているのか。
    市民活動推進課長 茅ヶ崎は女性プランに基づいて女性行政を進めてきたが、女性プランは総合計画の個別プランで12年度までの計画である。13年度から22年度、後期基本計画に合わせて10年間のプランづくりを今している。国の男女共同参画社会基本法に合わせたプランにしていきたい。プランの名称も男女平等推進プランという位置づけにし、それに伴って予算計上の説明書きも直していきたい。 ◆古田久栄 委員 女性の地位はまだまだ低いが、今の女性センターは貸し館的なものが多く見える。女性行政に対する課を1つ設けていただきたいが、考えを聞きたい。 ◎企画政策担当参事 本会議の市長答弁でも、14年度に向かって全庁的にやっていく1つの方針が定められているので、その中で検討してみたい。 ◆古田久栄 委員 茅ヶ崎は、計画はいいものができても、実質的に本当にやられているのか疑問である。実質のところで力を入れていただきたいが、いかがか。 ◎市民活動推進課長 ちがさき女性プランの実施計画に基づいて各課が事業的なものを展開している。公募の市民を含めた女性プラン推進協議会を設置し、そこで各課から出た実施状況報告の内容をチェック、意見交換しながら進行管理を図っている。急に男女平等社会にはならないが、徐々に進展していると確信している。 ◆高月雅子 委員 119ページ、美術館の美術品収集事業費について、資料23ページの文化推進課-1で、美術品の収集方針、ビジョンはあるのか。 ◎文化推進課長 美術館は初め郷土美術館という名前であったが、郷土ばかりでなくという中で茅ヶ崎市美術館という名称にしている。郷土のイメージを第一に、茅ヶ崎市で出生した美術作家、在住作家、茅ヶ崎を題材にした作品、茅ヶ崎市にかかわりのある芸術性の高い作品を収集している。 ◆高月雅子 委員 これから毎年収蔵品を購入していくのだろうが、収蔵庫にも限りがある。その辺の収集方針はどのように考えているか。 ◎文化推進課長 現状では茅ヶ崎市の収集美術品は約600点で、常設展を維持していくには2年ほどの展示品しかない。市庁舎の収蔵庫も利用させていただき、もう少し集めてから検討したい。 ○委員長 あくまで本委員会は11年度決算である。審査要領のとおり関連質問等は避けるように伏してお願いする。 ◆新倉弘保 委員 121ページの防災行政用無線更新整備事業によって全体の何%が整備されたのか。 ◎防災対策担当参事 11年度から5年の予定で計画しているので5分の1になる。 ◆新倉弘保 委員 整備前と後の調査等も行われているか。 ◎防災対策担当参事 各地域で聞きにくい部分がある。全体を終わった段階で数量の多い少ないも調査をする予定である。現在実施しながら最大限聞きやすい形でスピーカーの変更などをしている。 ◆新倉弘保 委員 整備終了地域の住民の具体的調査は必要だと思う。その辺の考え方はないか。 ◎防災対策担当参事 設置後20年経過して傷みが場所によって違う。悪い順から整備しているので、地域ごとに状況を把握することができない。完全に整備するまでいま少し待っていただきたい。 ◆新倉弘保 委員 長いスパンなので途中の見直しもできる。設置された周りへのアンケートなど意見を聞いた方が今後の設置計画にも役立つと思う。その辺の考えは全くないのか。 ◎防災対策担当参事 設置した段階で音がどこまで届くかなどは調査をしている。1本は新しくても少し離れたところでは従来のものが立っているので、地域ごとに調査をすることができない。質の悪いところから進めているので、しばらく待っていただきたい。 ◆新倉弘保 委員 地域ごとが難しければ、ごく狭いエリアでも改善されたところから意見を聞く必要があると思うが、どうか。 ◎防災対策担当参事 整備した部分については、音量、音質、どこの範囲までかすべて調査している。市民の意見は伺っていないが、機械で検査している。平成11年度から開始したので13本しかやっていない。その段階までいっていない状況である。 ◆新倉弘保 委員 市民の声は聞いていないと言うが、更新整備事業の対象はどなたか。 ◎防災対策担当参事 災害時に市民にできるだけ正確な情報を伝えるので、対象者はもちろん市民である。全体的に、市で整備したもの以外も含めて、聞きやすさについて意見を伺って調整をしている。 ◆吉野伸子 委員 地域活動推進費の地域集会施設管理運営経費で、成果に関する説明書12ページの一覧表に利用件数、人員が載っている。運営基準はそれぞれ持っているようであるが、市として統一基準は持っているのか。 ◎市民活動推進課長 柳島記念館は県が設置した施設を市に移管して管理しているので、別に規約的なもの、要綱的なものがある。浜須賀会館からコミュニティセンター湘南の5館は地域集会施設として条例、施行規則が定まっている。管理運営などについては管理運営委員会規約を定めて、すべて統一された中で運営されている。 ◆吉野伸子 委員 一番低いのが高砂会館である。これは管理部分で人件費がかかっていないのか。 ◎市民活動推進課長 高砂会館は地域集会施設の条例から外れた施設である。旧図書館を地域に開放しようと、地域の方々に管理していただいている。 ◆吉野伸子 委員 地域集会施設とは少し違うととらえられる。ここに入れるのとは違う形で直した方がいいと思うが、どうか。 ◎市民活動推進課長 この建物は昭和30年建設で老朽化している。市は取り壊したいと地元に要請しているが、現在茅ヶ崎地区に建設しているコミュニティセンターができるまで貸してほしいとのことである。来年10月ぐらいまで貸し館的な要素で地元に開放していきたい。光熱水費だけを市が持って、運営費的なものはすべて地元負担である。 ◆高月雅子 委員 美術館について、説明資料13ページでハイビジョンソフト購入費126万が計上されている。11年度に購入したハイビジョンの内容、数を伺いたい。 ◎文化推進課長 ハイビジョンはソフトの数自体がさほどなく、予算の300万以内で購入できるのは126万の「都市の表情」というタイトルのソフト1本のみであった。 ◆高月雅子 委員 美術館は楽しみでよく行くが、ハイビジョンのところの観客はいつもひっそりしている。そのことについて検討したことはあるか。 ◎文化推進課長 ハイビジョンソフトだけでなく、ビデオテープ放映もして、1日2回映写している。講座を開催したり、第3展示室になっているので、そこを開放して利用率を高めたいと方策はとっている。 ◆高月雅子 委員 この部屋を活用できるような検討は続けていただきたい。  市民参加ワークショップが開かれるが、その企画の事業経費はどのぐらいか。 ◎市長室参事 美術館の事業で869万3696円を執行している。臨時職員の賃金、福利厚生、印刷製本費、広告、賃貸借料等で、ワークショップだけをとらえてはいない。 ◆高月雅子 委員 もっと細かくわかる必要があると思う。11年度に市民参加ワークショップは行ったか。 ◎文化推進課長 市民参加と言えるかわからないが、寒川、茅ヶ崎を含めた茅ヶ崎学区6校の高校生が主体となったアートオールスターズがある。これは初年度から始めて、今年度もこれから実施する。その経費がワークショップの経費となる。 ◆高月雅子 委員 茅ヶ崎の郷土にゆかりのある美術館はコンサートをしたりユニークな企画もしているので、評価をしている。これからは待っているだけでなく、高校生なども含めたワークショップなど、開かれてともに活動することの予算をぜひとるよう要望する。 ◆古田久栄 委員 美術館の駐車場は図書館と両方共通で使えないかと市民の声がある。平塚などは両方どこでもの形で行われているので、検討していただけないか。 ◎文化推進課長 現在美術館の駐車場は合計8台の駐車スペースの中にマイクロバス1台と障害者用3台がある。いつ来場するかわからないし、美術館は有料であることも考えると、利用率の高い図書館の駐車場になる懸念がある。よほどのことがあった場合に対応できる体制はとっている。 ◆吉野伸子 委員 文化行政費の成果の資料13ページに、平和事業の平和大使派遣委託料157万3960円がある。これは子供たちが広島に行く費用か。 ◎文化推進課長 そのとおりである。 ◆吉野伸子 委員 帰ってきた子供たちが発表や「平和のつどい」をして、物すごくいい。毎年違う子供たちが行くので、継続的に行った子供たちのサークルなどができているか。 ◎文化推進課長 昨年とことし、ピーストレインで広島へ派遣している。平成2年から始まったが、その子供たちから呼びかけて集いみたいなことをした。ただ、人数的にどうなのかと、ことしは過去5年間の子供たちに呼びかけて先日開催した。 ◆古田久栄 委員 117ページ、消費生活関係経費の消費者センターについて、先日の新聞に国民生活センター理事長の談話が載っていた。99年に45万件の相談が寄せられている、神奈川、広島では統廃合の実施が検討されているが何とか歯どめをかけたい、経済の広域化や介護、住宅、金融など相談内容が難しいので市町村では対応し切れない、都道府県の消費生活センターの役割が従来より大きくなっているのではないかと語っている。藤沢の消費生活センターは13年廃止と聞いているが、どうなったか。 ◎市民生活課長 私は昨年10月からこの業務を担当することになったが、その時点では平成13年3月で県は廃止したいとの話で、市町村の相談体制が整備された時点ともつけ加えている。現在の3市1町の相談体制は不十分な状況であるが、せんだっての話し合いでも、県はあくまで13年3月と言っている。ただ、今指摘のあった国民生活センターの答申もあるので廃止時期は厳しいと判断をしている。まだ最終結論には至っていない。 ◆古田久栄 委員 中央消費生活センターが相模原に11月オープンと予算委員会で聞いた。この辺はどうなったのか。 ◎市民生活課長 相模原は本年から独自に消費生活センターを立ち上げている。 ◆古田久栄 委員 消費生活センターはこれから本当に必要になってくると思うので、ぜひ残すように力を入れることを要望しておく。 ◆高月雅子 委員 119ページの負担金補助金及び交付金で、説明書13ページの世界連邦建設同盟茅ヶ崎支部補助金が毎年続けて支出されている。これは市とどういう関係がある団体なのか。 ◎文化推進課長 市議会で平和都市宣言をした中に世界連邦に同意する内容が入っている。茅ヶ崎市の核兵器廃絶都市宣言では、世界連邦の趣旨にのっとって平和を考えていこうと宣言をしているので、その中で事業を行っている。茅ヶ崎支部は、なかなか事業が進まない中で今年度解散になっている。 ○委員長 他になければ、次に移る。  監査委員の出席は午前中のみとなっているので、一部を飛ばして監査委員に対する質問を今受け付ける。 ◆古田久栄 委員 決算審査の中で、経常収支比率がことしは87.7%であるが、今後の財政運営に当たって経常経費を抑制する必要があると指摘されている。監査委員として経常経費の抑制は何をしたら一番よいと考えているか。 ◎原 代表監査委員 それぞれの監査委員で意見が違うと思うが、当たり前で議会でも議論されていることと変わったことがあるわけではない。茅ヶ崎の金の使い方は、表面を見た範囲ではよその市に比べてクリーン度は高いと見ている。しかし、一歩、二歩突っ込んで調査をすることは私の8年間の経験でも十分に行われたとは思わない。それは監査能力の問題もあるかと思う。それを全部含めて言えば、金額の多いものに焦点を当てた議論をすべきである。細かいことはよく節約されている。自分自身の反省でもあるが、大きなことがその陰で取り残されていないかと感じている。 ◆古田久栄 委員 監査の「むすび」に「財政の状況を勘案してより有利な地方債への借換えを行うなど、その動向には特に留意する必要がある」と言われている。その地方債の中の減税補てん債は政府の政策であるが、11年度も4億4000万と市に大きな負担をかけている。減税補てん債についての考えを伺いたい。 ◎原 代表監査委員 十分な議論を尽くしていない。 ◆古田久栄 委員 補助金の問題や病院の輪番制等を指摘される中で改善されたものが数多くあった。監査請求も多い中で一番苦慮されたことは何だったか、原監査委員にお尋ねしたい。 ◎原 代表監査委員 正確に実態をつかむことがなかなか複雑である。この8年間にも時々新聞に建設関係の談合情報が出たりした。金額的に大きいし、市民の疑惑があって新聞だねになっているので見過ごしてはいけないと思いながらも、たくさんのテーマに手を触れるわけにいかないので、今日まで監査の立場から手を触れることはできなかった。  全体としては、平塚、藤沢は一定の市民の人口に応じて常勤監査委員がいるが、それがなくて片手間にやっていることからくる調査能力の不足を痛感した。茅ヶ崎の監査事務局は非常に優秀であるが、欠員1人のままで定期監査が3年に1遍になってしまった。今度は市長から9月議会に決算審査を間に合わせるようにと要望が出ているが、これを具体的にやろうとするといろいろ差し支えが出てくる。人員の要望になって申しわけないが、一つの問題点である。ただ、全体が窮屈な人員配置の中で監査をどの程度優先させるかは考え方の問題だと思う。市長にとって自分を監査する人をふやすのはやりにくいことだが、今の世の中では監査に人員を優先する思想、考え方に立つべき時期だと感じている。 ◆古田久栄 委員 8年間でいろいろ責任あることをしていただき、敬意を表したい。今後も何らかの形で市にかかわっていただけたらと思う。 ◆吉野伸子 委員 住民監査も出ているが、11年度は延べ何日ぐらい監査としての話し合いに費やしたのか。 ◎監査事務局次長 平均月2回、延べ24日になる。ただ、監査委員は現在ほとんど9時出勤で、昼休みは外で食事をし、さらに2時、3時ということが往々にしてある。特に住民監査請求が出れば、午前中で終わるとか10時から12時で終わることはめったにない。 ◆吉野伸子 委員 11年度は住民監査請求はそれほど出ていなかったのか。 ◎監査事務局次長 全体で4件出ている。 ◆吉野伸子 委員 25万都市からは常勤監査委員を置ける。あと少しの茅ヶ崎も常勤監査を置いて、しっかり監査することで節約もできるし、行政内部もスリム化していくと思うので、行政に考えていただくよう要望しておく。 ○委員長 他になければ、項2徴税費及び項3戸籍住民基本台帳費、122ページから127ページまでの2項を一括して質疑を受ける。 ◆白川静子 委員 125ページの過年度市税還付金及び還付加算金は個人、法人幾らずつになるか。 ◎納税課長 市県民税、法人市民税、固定資産税等の税目別での答えはできるが、個人、法人全体の振り分けはしていない。 ◆白川静子 委員 過年度とその他で分かれているが、その他は何を指しているのか。 ◎資産税課長 その他市税還付金及び還付加算金は、市税は税の請求が5年をさかのぼってはできないので、それ以前は過誤納金の補てん金で、本市は5年以前にさかのぼって地方税法の規定の時効により還付不能となった税相当額について補てん金を支払っている。 ◆白川静子 委員 過年度について還付金が発生した原因は何か。 ◎納税課長 一番大きなものは法人市民税の還付で、前年の収入をもとに中間申告で2分の1を納めるが、決算が翌年にわたってマイナスになった場合に返す。個人でも修正申告をする方がいるので還付が出てくる。 ◆古田久栄 委員 125ページの市民窓口センターについて、地域に窓口センターをつくって、月曜日は本庁の人が応援に行ったり、小和田の窓口では市民課職員が交代で業務に当たっていると聞いている。窓口センターを幾つふやしても戸籍の場合は本庁に全部来るので、市民課の職員体制を強化すべきではないか。11年度についても伺いたい。 ◎市民課長 現在窓口センターは証明だけであるが、届け出業務も、萩園、香川地区については準備が整い次第進める。本庁だけでなく市民窓口センターでも進める。住民基本台帳ネットワークシステムを盛り込んだ人員体制の整備について市民課でまとめているが、近々企画調整課にお願いに行く。月曜日は香川へ職員1名が出かけているが、その分は中にいる非常勤嘱託員を有効に活用して進めている。 ◆古田久栄 委員 月曜日の窓口は本当にすごいのに職員が1人行ってしまう形では厳し過ぎるのではないか。窓口が込めばそれだけ市民は待たされるので、人事配置をきちんとしていただきたい。 ◎職員課長 市民課と協議をしているが、将来的には届け出もして市民サービスの向上を図るには今の人員では少し不足かと思う。今後検討させていただきたい。 ◆吉野伸子 委員 一例として小和田市民窓口センターと駅前市民窓口センターで窓口業務1件につき管理運営費はどのくらいかかっているか。 ◎市民課長 市民窓口センター業務管理経費は610万352円で、駅前は報酬42万と電話代で、そのほかは用地管財課で負担している。小和田は610万352円のうち約557万かかっていて、家賃が大きな割合を占める。1件当たりの金額は出していないが、小和田は1日123件、年間3万106件の事務をしている。 ◆吉野伸子 委員 今後も増設していく方針が出ている。市民サービスだから一律ではないし、小出は遠いのでわかるが、本当にそこに必要なのか。4万人のエリアで何人ぐらいが使うと見越してという形になっているが、実際にやっているところの費用と件数から計算して、1人の運営費が幾らかかるまでは認めるなどの基準は設けているのか。 ◎市民課長 現在基準は持ち合わせていない。窓口センターを整備するには、1.5キロの範囲で、財政状況を勘案し、既存施設の有効活用や職員の兼務でできるだけ費用負担が少なく済むような方向で進めていきたい。 ◆吉野伸子 委員 あった方がいいが、費用対効果では必ずランニングコストもかかってくる。ある程度のものを持っていてここに必要なのだとデータを提示できなければ市民の理解を得られないと思うが、これからその部分の考えはないか。 ◎市民課長 現在ネットワークシステムの中で自動交付機も検討している。そういうものを含めながら今後検討していきたい。 ○委員長 他になければ、次に移る。  項4選挙費、項5統計調査費、項6監査委員費、126ページから139ページまでの3項を一括して質疑を受ける。 ◆古田久栄 委員 137ページの監査事務局で、先ほど監査委員からも話があったように常勤監査の職員体制が必要と考えている。その辺を行政側にもう一度伺いたい。 ◎原 助役 常勤監査委員の関係はさきの議会でも議論をいただいた。これから監査の重要性が高まることは認識している。人口25万以上が常勤監査を置く条件になっていて、それ以下の人口の市ではまだ常勤監査を置いているところはなかったと記憶している。近隣各市の状況もよく調べて、前向きな方向で検討したい。 ◆古田久栄 委員 ぜひ前向きに検討していただきたい。  職員1人の欠員は必ず埋めていただきたいが、いかがか。 ◎職員課長 職員全体が非常に厳しい中でやっているので、今後検討したい。 ○委員長 他になければ、以上で款2総務費の質疑を打ち切る。  議事の都合により暫時休憩する。                 午後0時03分休憩  ──────────────────────────────────────                 午後1時12分開議 ○委員長 休憩前に引き続き、会議を開く。 ◎文化推進課長 先ほど古田委員の質問に対し、美術館の駐車場の駐車台数を8台と答えたが、マイクロバス1台、障害者用1台、軽自動車4台、普通自動車4台、計10台の駐車スペースである。謹んで訂正させていただきたい。 ◎原 助役 先ほど古田委員の質問の常任監査委員の関係で、私の記憶では25万未満の市ではどこもないと答えたが、全国ではある。県内ではないという意味なので補足したい。 ○委員長 款3民生費に入る。  説明を求める。
    ◎財政課長 138ページの款3民生費項1社会福祉費目1社会福祉総務費は、民生委員の活動、社会福祉協議会への助成及び要援護家庭等の援護並びに国民健康保険事業特別会計に要する経費のほか、介護保険事業制度施行の準備に要する経費などを執行したものである。  140ページの目2障害者福祉費は、身体障害児(者)、重度障害者及び知的障害者の福祉及び援護措置並びに障害者地域作業所及び社会福祉事業団の運営に要する経費などを執行したものである。  142ページの目3社会福祉施設費は、防犯灯及び生きがい会館、福祉会館の維持管理に要する経費などを執行したものである。  目4老人福祉費は、老人クラブへの助成、敬老大会の開催、シルバー人材センターへの助成、ホームヘルプサービス、寝たきり及び独居老人の入浴サービス、デイサービス事業、老人ホームへの入所措置及び老人医療費の助成並びに老人保健医療事業特別会計に要する経費のほか、特別養護老人ホーム陽だまりの家及び湘南ベルサイトへの建設費補助などを執行したものである。なお、144ページの節13委託料の不用額4322万8747円の主なものは、陽だまりの家のデイサービスが12年度にずれ込んでしまったために生じたものである。節20扶助費の不用額7491万5047円の主なものについても老人医療費が当初見込みを下回ったために生じたものである。  146ページの目5老人福祉施設費は、皆楽荘などの老人福祉施設及び松林ケアセンターの管理に要する経費を執行したものである。  目6国民年金事務費は、国民年金事務に要する経費を執行したものである。  148ページの目7交通安全推進費は、交通安全の指導、啓蒙及び放置自転車対策に要する経費、自動車駐車場、自転車駐車場の管理経費などのほか、交通災害共済事業の廃止に伴い、この会計廃止以前に起きた交通事故の見舞金を執行したものである。  150ページの項2児童福祉費目1児童福祉総務費は、家庭児童相談、民間保育所への各種の助成及び小児医療費の助成などのほか、少子化対策臨時特例事業として公立、民間保育所整備に要する経費などを執行したものである。  152ページの目2児童保育費は、民間保育所における児童の保育及び児童手当の支給に要する経費を執行したものである。  目3母子福祉費は、ひとり親家庭等の医療費の助成に要する経費などを執行したものである。  目4児童福祉施設費は、公立保育所の維持管理及び母子生活支援施設の管理運営に要する経費などを執行したものである。  154ページの目5地域児童福祉費は、地域児童の福祉の推進に要する経費を執行したものである。  項3生活保護費目1生活保護総務費は、生活保護事務に要する経費を執行したものである。  158ページの目2扶助費は、生活扶助など生活困窮者の保護に要する経費を執行したものである。  項4災害救助費目1災害救助費は、災害弔慰金の支給に関する条例に基づく災害の発生がなかったため未執行となったものである。  以上、民生費の支出総額は127億7331万8591円で、予算現額に対し96.3%の執行率となったものである。 ○委員長 項1社会福祉費全般について、138ページから151ページまでの質疑を受ける。 ◆白川静子 委員 社会福祉協議会の補助金額が明記されているが、社会福祉協議会の総予算はわかるか。 ◎保健福祉総務課長 社会福祉協議会も一般会計と特別会計がある。一般会計は約1億2700万である。 ◆白川静子 委員 その中で補助金がこれだけある。社協として民間からの寄附に対してキャンペーンなどはどのようにしているのか。 ◎保健福祉総務課長 あくまでも寄附は篤志である。寄附を積極的に募ることもどうかと思うので、特にキャンペーンは実施していない。 ◆白川静子 委員 委員会資料29ページに補助金の内訳が明記されているが、会長以下担当主幹等の設置補助が出ている。①から⑤の人数は何人いるのか。 ◎保健福祉総務課長 会長1名、常務理事1名、専任職員6名、福祉相談員1名で、担当主幹等設置費補助の分は臨時職員を2名雇用している。 ◆白川静子 委員 それぞれの就労時間はどのぐらいか。 ◎保健福祉総務課長 会長は非常勤である。常務理事も非常勤であるが、勤務する日は9時から16時までだったと思う。専任職員は8時30分から17時まで、福祉相談員は9時から16時、臨時担当主幹等も職員と同じように8時30分から17時までである。 ◆白川静子 委員 単純に計算して、それぞれの時給はどのぐらいになるか。 ◎保健福祉総務課長 時給は臨時職員の部分に当たるかと思うが、市で雇用している1時間780円が基準になっていると思う。 ◆白川静子 委員 会長はどのぐらいになるのか。 ◎保健福祉総務課長 決算書に数字が載っている。年間36万2160円、月に約3万円を時間で割れば出てくると思う。 ◆白川静子 委員 この中に市の職員はいるのか。 ◎保健福祉総務課長 市が補助金を出している中に市の職員に対する人件費は含まれていない。 ◆白川静子 委員 社会づくりとして社協があると思う。共助の部分から考えて、市民が社協とともにどのように社会をつくっていったらいいか、市としてどのように考えているか。 ◎保健福祉総務課長 社会福祉協議会は福祉に理解のある方たちが集まった民間団体である。福祉に関する盛り上がりについては市としても啓発をしていかなければならない。今回の社会福祉法の改正により市町村も地域福祉計画の策定が位置づけられている。社会福祉協議会との連携も十分検討した上で、今後の福祉施策は推進していかなければならない。 ◆白川静子 委員 社会づくりでこれからは公助だけでなく共助の部分が大事かと思う。ボランティア活動事業費補助が180万円出ているが、茅ヶ崎の行政としてボランティアの方にかかわっていただいた方がいい施策もたくさんあると思う。市民にボランティアをやってほしいと具体的に声かけしたものがあるか、教えていただきたい。 ◎保健福祉総務課長 今回の社会福祉法の改正で、社会福祉協議会の会員として福祉活動を行う団体にも枠が広がった。今後はそういうボランティアの方たちにも積極的に社会福祉活動に協力をいただきたいと思っている。 ◆白川静子 委員 ボランティアをやりたいという個人の思いが市民から私にも上がるが、どこへ行ったらいいか、何をしたらいいかわからないと単純な疑問を持っている方がいてもったいない。これからそのような方が大いに活躍できる社会が必要になる。社協を含めて市としてもそのような方の思いが形になる具体的なものが示されたらと思うが、いかがか。 ◎保健福祉総務課長 市内で活動しているボランティアの方々については市民活動推進課で現在調査中だと思う。その資料がまとまり次第、市内にはこういったボランティア活動をしている団体があるのだとPRできるのではないかと思っている。 ◆吉野伸子 委員 先ほどの非常勤のところの確認であるが、補助と社会福祉協議会独自のもののトータルで人件費は出されているのか。 ◎保健福祉総務課長 人件費の九十五、六%は市からの補助で賄われているのが実情である。一部県の事業等を受託しているので、その中に人件費等も若干含まれている。 ◆吉野伸子 委員 資料29ページのホームヘルパー養成研修費補助は半分ぐらいの補助だと思う。これを受けた後どのくらいの人が実際に活動しているか、その割合はわかるか。 ◎保健福祉総務課長 30名が受講しているが、その方が得た知識を実際に活用しているか、 保健福祉総務課では把握していない。 ◎介護保険課長 ホームヘルパー養成研修は介護保険課で社協に30名を委託している。その後の状況について社協にお願いして調査し、24名から回答を得た。そのうち新たに取得した資格を活用して就労した方が17名で、受講者の70%が就労したという調査結果である。 ◆吉野伸子 委員 募集要項に市内在住とあるが、実は外の事業者に所属している人はそちらの働きになる。市内でホームヘルプ活動に従事する方をふやしていくべきだと思うので、市内在住者もしくは市内事業者に登録している人に変えていく考えはあるか。 ◎介護保険課長 このたび30名を社協、40名をふれあい学園にお願いして、70名の養成研修を行った。事業者云々は別として、資格要件としては55歳未満で、市内在住が原則で、受講後にホームヘルプ活動に従事する希望者を対象としている。 ◆吉野伸子 委員 在住だけでなく、茅ヶ崎市の事業者に登録している人をプラスアルファする考えはないか。 ◎介護保険課長 ヘルパーの従事者は運営基準で1級から3級及び社会福祉士となっている。3級については現在事業者に従事している方が若干いるので、今後のヘルパー養成研修の中で検討したい。 ○委員長 委員の皆さんに配付している決算特別委員会資料を使うときは、ページでなく、その横の「市民活動推進課-3」などの資料番号を読み上げていただきたい。 ◎保健福祉総務課長 先ほどの白川委員の質問に対し、社協の常務の勤務時間を9時から16時と答弁したが、9時から15時までである。謹んで訂正をする。 ◆高月雅子 委員 143ページ、議員請求資料37ページの障害福祉課-10と11で、障害者地域作業所等補助事業費と地域活動センター運営費補助金の違いを教えていただきたい。 ◎障害福祉課長 地域作業所は福祉団体が運営している作業所で、地域活動センターは社会福祉法人が設置して法定外施設の区分けになっている。 ◆高月雅子 委員 補助率は違うのか。 ◎障害福祉課長 ランク分けがある。地域活動センターは、Aランク20人以上で1500万円、Bランク1260万円、地域作業所はAランク20人以上で995万円、Bランク15人から19人で865万円、Cランク10人から14人で800万円、Dランク5人から9人で565万円となっている。 ◆高月雅子 委員 補助を受けた人たちがやっている内容は同じと理解してよいか。 ◎障害福祉課長 作業等の内容は同じである。 ◆古田久栄 委員 障害者地域作業所等補助事業は、法律が変わって取り扱いが変わるが、今の段階でこういうふうに変わると勉強や説明をする場は持っているのか。作業所をしている人たちが戸惑っているように聞いているが、いかがか。 ◎障害福祉課長 質問の趣旨は小規模作業所の法人化の関係か。 ◆古田久栄 委員 そうである。 ◎障害福祉課長 仄聞するところ、就労者数20名以上が法定施設であるが、今度の法改正により20名未満でも小規模法人として設置、運営が可能になる。具体的な内容はまだ把握しかねている。 ◆高月雅子 委員 145ページと成果に関する説明書19ページの保健福祉情報システム事業について、説明書に事務処理などの合理化と情報の共有化を目指していると書いてある。具体的にはどのようにされたのか。 ◎高齢福祉課長 保健福祉情報システムは、在宅介護支援センター等を中心としたネットワークを進めるために行った。保健・医療・福祉の総合的登録システムを構築している。 ◆高月雅子 委員 この事業によって介護保険開始以後非常に役に立ったと理解してよいか。 ◎高齢福祉課長 介護保険導入のために平成10年、11年度の2カ年にかけてモデル的事業を実施した。その導入に当たっては大変効果が上がったと理解している。 ◆高月雅子 委員 145ページの在宅老人等給食サービス事業費について、配食に協力する方を確保するのが地域によって大変困難だと聞いている。その実態把握やそれを解決するためにはどういうことを考えているか。 ◎高齢福祉課長 配食の協力員は現在三百数名いる。この方々の確保は地域によって格差がある。集まり過ぎて協力員の配分に困る地域もあったし、週4回に拡大したときに確保が難しい地域もあった。それぞれPRや確保の方法が若干異なっているので、市としても社協を中心としてその確保に努めている。 ◆高月雅子 委員 たくさん集まったところは進んで少ないところに協力していただくなど具体的な支援はしているのか。 ◎高齢福祉課長 現在確保はされていて、特に不足を生じていることはないようである。不足が生じた場合は地域で地区社協を中心として確保に努めている。 ◆古田久栄 委員 老人給食は、予算のときに500円に引き上げることを検討して結局400円になった。県の補助金がカットされたというが、11年度はどうなっていたのか。 ◎高齢福祉課長 11年度に350円を500円に引き上げることで地域の方々と協議をした。弁当とおやつのセットを350円で行ってきたが、おやつを除いて400円で、実質的には値上げをしたことになる。国、県の補助金は当初予算で説明したとおり若干減額されている。 ◆古田久栄 委員 どのくらいの削除で、市がどのくらいの負担増になったのか。 ◎高齢福祉課長 後ほど答弁したい。 ◆白川静子 委員 143ページの防犯灯について、平成11年度は62灯の設置である。各自治会から年度初めに申し込んでもらっているが、市全体で申し込みはどのぐらいあるのか。 ◎市民生活課長 平成11年度は自治会から149灯の要望があった。その結果として62灯である。 ◆白川静子 委員 年間計画として62灯というとらえ方でよいか。 ◎市民生活課長 一応年間である。 ◆白川静子 委員 茅ヶ崎は非常に人口がふえている地域と認識している。市民の安全から考えて、今まで家が建っていなかったところや家が建たないだろうと思うようなところに建ち始めている。自治会からの希望が149件と多くあるが、今後の計画等についてお尋ねする。 ◎市民生活課長 今後も市民の安全を守ることで引き続き設置していきたい。防犯灯自体が暗いという声もあるので、照度アップも含めて計画的に進めていきたい。 ◆白川静子 委員 年間に平成11年度と同じくらいの灯数を設置し、明るさをアップしていくととらえてよいか。 ◎市民生活課長 これは予算があって、毎年10%とか5%ずつ削減がある。限られた予算の範囲内でできるだけ多く設置していきたい。 ◎高齢福祉課長 古田委員から質問の給食サービスで、国、県補助金の推移は、平成3年ころは1食当たり175円、平成8年から10年までは487円、平成11年から108円である。 ◆白川静子 委員 145ページの老人生きがい対策事業費のシルバー人材センター関係経費について、資料39ページ、高齢福祉課-2のシルバー人材センター就労者の状況に会員数と就業率が載っている。会員828名の就業可能希望日数に対して就業達成率はどうか。 ◎高齢福祉課長 就業率は10年度は65.0%、11年度は65.7%になっている。 ◆白川静子 委員 828名が何らかの仕事をしたいと希望している中で、65.7%の人しか仕事ができていない。希望100%になる努力はどのようにしているのか。 ◎高齢福祉課長 女性の就労の場、さまざまな職種の開拓で就労率の向上を図っている。 ◆古田久栄 委員 市はシルバー人材センターをどう位置づけているのか。 ◎高齢福祉課長 シルバー人材センターは、高齢者の生きがいのための自主的、自立的共同扶助の理念に沿って、生きがい対策事業の社団法人として位置づけている。 ◆古田久栄 委員 65.7%の就業率というが、1カ月に1日または3日の就業と聞いている。生きがいだからそれでいいと考えるのか。 ◎高齢福祉課長 シルバー人材センターにはさまざまな職種がある。需要と供給の関係で、植木、草むしりの就労率は相当高いが、一部のワープロや管理的なことで就労率が低い。 ◆古田久栄 委員 シルバー人材センターで働いている人たちにアンケートをとって意見や希望を聞いたことはあるか。 ◎高齢福祉課長 アンケート方式ではないと思うが、職員が個々に相談に応じている。 ◆白川静子 委員 シルバー人材センターは北側に1つ事務所がある。鶴が台よりも北の方の人にとって、バス等を乗り継いで人材センターまで来て、そこから仕事に行くのは効率が非常に悪い。もう少し身近なところにそのようなものをつくってもらえないかと声があるが、いかがお考えか。 ◎高齢福祉課長 職種にもよるが、現場へ自宅から直行して職を行う形を現在とっている。 ◆高月雅子 委員 在宅介護支援センターについて、在宅福祉相談薬局開設後の成果はいかがか。 ◎高齢福祉課長 在宅介護支援センターの協力員体制で在宅福祉相談薬局を設置した。現在は介護保険制度になったが、11年度は介護保険以外で、福祉の総合的パンフレットを渡したり、在宅介護支援センターにつなげたりして相談に応じている。 ◆高月雅子 委員 11年度の利用率は把握しているか。 ◎高齢福祉課長 協力店舗が49店舗ある。集計中で恐縮であるが、10年度は相談薬局で約4500件、あとは在宅介護支援センターの相談件数になると思うが、そちらにつないでいる。 ◆高月雅子 委員 身近にこういうところがあることがいいという形で開設されたと思うが、かなり成果があったと評価しているか。 ◎高齢福祉課長 介護保険になって、さまざまな相談をする仕組みが必要だと思う。現在もこれらの窓口で高齢者を中心とした相談を受けられたことは効果が上がったものと理解している。 ◆高月雅子 委員 議員資料41ページ、高齢福祉課-10、老人いきがい対策事業費の福祉バス運行事業費2554万円について、11年度はどれぐらいの回数で事業が行われたのか。 ◎高齢福祉課長 11年度は台数で322台運行されている。
    ◆高月雅子 委員 これからもっと希望されると思うが、希望は100%認められたと理解してよいか。 ◎高齢福祉課長 日にちが重複して調整を図ることはあるが、シーズン中は2台の福祉バスを運行しているので、調整の中でできている。 ◆白川静子 委員 入浴サービス事業について、43ページの高齢福祉課-6に利用状況が載っている。1日約80名が利用しているが、入浴サービスを受けたくても公衆浴場が遠くて行かれない方もいる。今後のコミュニティバスの件を含めて、入浴サービスが受けられるように要望する。 ◆吉野伸子 委員 社会福祉協議会の補助金について、決算資料29ページに(15) ふれあいのまちづくり事業費補助395万と出ている。地域に根差した活動をしていこうとなっていると思うが、実際は11年度でどこまで達成できたのか。 ◎保健福祉総務課長 特定の事業ではなく、4つの事業を総合的に推進する中でふれあいのまちづくり事業として位置づけられている。社協の通常業務の中でそれらの事業を行う。この事業は5年間限定で、ここで県の再評価を受ける。それによって今後も補助金が出るか、事業を継続するか、国等の判断もある。社協としては、この事業は引き続き継続していきたい、それなりの効果があったと評価しているはずである。 ◆吉野伸子 委員 この事業の支出内訳は資料でいただけるか。 ◎保健福祉総務課長 この事業の補助金の内訳は、臨時職員の賃金約174万円、ふれあいのまちづくりの職員の旅費6万8000円、事務所費約158万円、ボランティア活動費49万1000円、団体育成費7万2000円で、トータル395万円である。 ◆吉野伸子 委員 今の内訳からすると、事業にどの程度使っていたか全然見えてこない。社協ではこれからも続けていきたいというが、市の評価はどうか。地域に根差した活動に本当になっているのか。 ◎保健福祉総務課長 全体の事業の中ではこれから推進していかなければならない部分があることは承知している。全体で事業費は約1700万で、県の社協の補助金等も含まれている。 ◆白川静子 委員 149ページ、放置自転車対策事業費について、48ページの市民生活課の資料に11年度の放置自転車運搬・返還・処分の状況がある。対策事業費等の内訳等を教えていただきたい。 ◎市民生活課長 撤去委託料975万8700円、シルバーにお願いしている保管委託料335万8510円、処分費用が176万4000円である。 ◆白川静子 委員 平成11年度は放置自転車は多かったのか少なかったのか、どのような状況か。 ◎市民生活課長 平成11年度は10年度に比べてふえている。 ◆白川静子 委員 去年の決算委員会でも市民のマナーが大事なのでPRしていくと回答があった。平成11年度はどのようなPRをしたのか。 ◎市民生活課長 広報紙を通じてPRしてきたが、なかなか結果にはつながらなかった。 ◆白川静子 委員 広報紙をよく読む方が少ないのか、わかってはいても置いてしまうのか。平成10年度に比べてふえてきたことを考えると、住民の増加も関係があるかと思う。平成11年度を振り返って今後どのようにして減らしていくつもりか。 ◎市民生活課長 なかなか難しいが、市民一人一人のマナーの問題であるので、まず啓発をもってPRする。通勤通学の利用者は大部分が駐車場を利用しているが、昼間の買い物利用者は駅周辺に置くので、商店会、大規模商業施設で何とかその辺をクリアしていただければと考えている。 ◆白川静子 委員 ある新聞に、駅に近くていつも自宅前に自転車を置かれてしまうので、不要自転車置き場と掲示したら置く人がだれもいなくなったと載っていた。撤去費用に975万かかっている。自由に自転車を使っていいという置き場になれば逆に置かなくなることも考えられなくはないが、いかがか。 ◎市民生活課長 どこかの市で自転車ごみ捨て場ということで実施したと聞いている。ただ、茅ヶ崎の現状を考えると、そういうことは難しいかと考えている。 ◆高月雅子 委員 145ページの在日外国人高齢者・障害者等福祉給付金支給事業で、議員要求資料46ページの高齢福祉課-15に支給されているのは11名と載っているが、潜在的にもっといると思う。PRはどのようにしているのか。 ◎高齢福祉課長 外国人のそれぞれの関係団体にこれらのPRを努めている。 ◆高月雅子 委員 地域に根差している方も結構いるので、もっと違う方法も検討したらどうか。 ◎高齢福祉課長 今後は各地域で暮らしている外国人により一層のPRを努めたい。 ◆高月雅子 委員 147ページの老人福祉施設費の浜須賀会館管理経費は、前年度が548万2842円で、11年度が804万2927円である。増額した理由を伺いたい。 ◎高齢福祉課長 主な増は修繕費、工事費で、壁クロスの改修工事、自家用受電装置等の工事が昨年あったために多かった。 ◆吉野伸子 委員 139ページに各種社会福祉団体補助金241万6200円とあり、資料31ページの保健福祉総務課-3に茅ヶ崎市補助金170万5200円となっている。この差額は何か。 ◎保健福祉総務課長 民生委員児童委員協議会のほかに保護司会、遺族互助会、被爆者の会等の補助金をトータルすると241万6200円で、そのうち170万5200円が民児協である。 ◆吉野伸子 委員 保健福祉総務課-2の収入528万7819円に保護司会等も入っているのか。 ◎保健福祉総務課長 保健福祉総務課-2の資料は民生委員児童委員協議会の収支決算書が出ている。収入金額528万7819円のうち市の補助金が170万5200円である。 ◆古田久栄 委員 139ページの介護保険事業計画策定経費について、議員請求資料29ページの介護保険課-1で、11年度の策定委員会の3回目に在宅福祉サービスの整備状況及び今後の基盤整備の方向性を検討しているが、どのような形になったのか。介護保険が始まった中で基盤整備をどう進め、どのくらいクリアできるのか。 ◎介護保険課長 第3回は平成10年度の部分になる。平成10年度に一般の高齢者3000名の中から要援護高齢者として出てきた方を含めて1800名に対して実態調査をした。あわせて事業者に対して調査をしたが、それを反映した形が事業計画にのっている。 ◆古田久栄 委員 基盤整備の方向性はどうしたのか。 ◎介護保険課長 高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中に基盤整備の方向性の項目がある。この中に記載したものが方向性と理解いただきたい。 ◆古田久栄 委員 145ページの高齢者住宅改良助成事業費について、所得制限があるのか。 ◎高齢福祉課長 4段階に分かれて所得制限がある。 ◆古田久栄 委員 その下の高齢者等住宅改良相談事業費にもかかわるが、実際に相談があった中でどのくらいの方が助成を受けることができたのか。 ◎高齢福祉課長 窓口ですべて統計をとっているわけではないが、ほとんどの方は対象になってくると思う。 ◆古田久栄 委員 149ページの自転車駐車場管理経費で、第3駐車場は改良されて半分ぐらいの利用になっている。利用者から定期を1カ月でなく3カ月買わせてもらえないかと声があるが、この検討はいかがか。 ◎市民生活課長 県内でも小田原、川崎では3カ月定期を実施している。私の方の理由があってできない状況であるが、少し時間をいただいてそういった方向へ持っていきたい。 ◆古田久栄 委員 茅ヶ崎の自動車駐車場の利用率はいかがか。 ◎都市整備課長 茅ヶ崎駐車場で言うと、駐車台数477台であるが、パーセントであらわすことができない。11年度の1日当たり回転数は0.96回で、1日平均456台である。 ◆古田久栄 委員 余りあいているところがなくて、ほぼ利用されているのか。 ◎都市整備課長 その意味とは少し違う。時間によっていっぱいになるときもあれば、ならないときもある。1日を平均した言い方にさせていただきたい。 ◆古田久栄 委員 見た目からしても余り利用されていない部分がある。定期の人が下の利用しやすいところを利用しているのであれば、一時的利用の人は利用しにくくなる。利用率を上げる方法を考えた方がいいのではないか。 ◎都市整備課長 利用率が下がっていることは現実である。その理由は、茅ヶ崎駐車場ができて、茅ヶ崎パーキングが10年11月から428台できた。サティもふえているし、ジャスコが1000台できている。例えばジャスコで1000円買い物をすると2時間無料であるため、無料の方に入るのが現実である。その辺を考えていきたい。 ◆高月雅子 委員 (仮称)東海岸南自動車駐車場建設事業費について、11年7月1日から供用開始になったが、海岸へ遊びに来る人たちの違法駐車はその後解消できているのか。 ◎都市整備課長 7月、8月は物すごく利用率が高い。60台なので、朝入るとほとんど夕方までとまっている。その60台は周りから減っていることは事実であるが、なかなか難しいと思う。 ○委員長 他になければ、次に移る。  項2児童福祉費、項3生活保護費、項4災害救助費まで、150ページから159ページまでの3項を一括して質疑を受ける。 ◆白川静子 委員 151ページ、児童福祉総務費の延長保育促進基盤整備事業費補助金について、延長保育を午前7時から夜7時まで行っていると思うが、これを利用している児童数はわかるか。 ◎児童福祉課長 児童福祉課-3の資料にあるが、民間保育園では平成11年4月現在93名となっている。 ◆白川静子 委員 この方たちは午前7時からの利用か、始まりは普通で終わりが延長保育になっているのか。 ◎児童福祉課長 延長保育は費用もかかるが、午後6時から午後7時までを延長保育と言っている。 ◆白川静子 委員 延長保育を利用している保護者、特に母親から、午後7時まででなく、もう少しやってもらえないかという声等は出ているか。 ◎児童福祉課長 延長保育は公立保育園では平成11年度から全6園で行っている。そのときは午後7時まで行って、非常に助かった、子供を迎えに来るときに慌ただしくしなくてもいいとの声を聞いている。午後7時以降の延長保育の声は児童福祉課にはまだない。 ◆白川静子 委員 保護者の希望等をアンケートでとるとか、声を聞いてみる考えはないか。 ◎児童福祉課長 延長した方がいいかと質問すれば、行ってほしいという声はあると思うが、延長保育は保育士2名で行わなければいけないのでかなり費用もかかる。その意味で現段階では考えていない。 ◆白川静子 委員 自営業の子供も保育所を利用していると思うが、土曜日、日曜日の希望等はいかがか。 ◎児童福祉課長 土曜日は保育園を開園している。今のところ私どもに休日保育をやってほしいという声は直接来ていない。 ◆高月雅子 委員 153ページ、民生費の民間保育所等運営事業費で、議員要求資料55ページの児童福祉課-14を見ると、定員よりも入園児童数がプラス何十人かの状況である。たくさん希望者を入れていることはいいと思うが、施設面で問題はないのか。 ◎児童福祉課長 保育園には年齢別の部屋の面積基準がある。厚生省で決められている最低基準は守っているので問題ないと考えている。 ◆高月雅子 委員 定員には合計人数を書いているだけで、各年齢の定員ではないのか。法的には問題がないと理解してよいのか。 ◎児童福祉課長 公立では510人のところに3月末で549人が入園しているが、問題はない。 ◆古田久栄 委員 保育園の問題で、1500人の定員に対して1689人が11年度に入園していたと理解してよいか。 ◎児童福祉課長 3月末現在でこれだけの人数が入園していた。 ◆古田久栄 委員 予算のときは三十何名は定員よりもオーバーに入れられるだろうと話していたが、168名も定員より多く入園している。それで待機が142人で、現在も100人以上が待っていると聞いている。受け入れ体制は考えていかなければいけないと思うが、どのような対策を考えているのか。 ◎児童福祉課長 保育園の待機児解消対策は、定員枠を超えて入園をお願いし、民間保育園の施設の増改築時に定員増をお願いすることもある。少子化対策臨時特例交付金を使っての定員増や、現在国の規制緩和で、保育園の入園が社会福祉法人以外でも国の最低基準を守ればと県で規制緩和分の基準を検討している。その辺を踏まえてこれからも待機児の解消には努めていきたい。 ◆白川静子 委員 民間保育所等運営事業費で、決算特別委員会資料49ページ、児童福祉課-5に入所延べ人数が合計1万3539人と表記されている。議員要求資料55ページの入園児童数は1689名である。この人数の違いは一体何か。 ◎児童福祉課長 児童福祉課-5は延べ人数である。措置費は月額で行うので1カ月1人である。児童福祉課-14は3月末日現在で茅ヶ崎市内の公立と民間保育園に入園している数である。 ◆白川静子 委員 待機児童数が142人である。例えば1人の子供が小和田保育園も希望し、浜見平保育園も希望という形で待機児童数に入っているのか。1人はあくまで1人か。 ◎児童福祉課長 待機児童数は第1希望の保育園に入れている。 ◆白川静子 委員 保育園の運営経費面から見て、在園児1人当たり保育原価はどのような状況になっているか。 ◎児童福祉課長 公立、民間、他市の保育園に委託した場合も含め、平成11年度の児童1人当たり月額運営費は11万7333円となっている。 ◆白川静子 委員 保育料は収入金額によって違うが、適正金額をどのように考えているか。 ◎児童福祉課長 保育料は国で徴収基準があるが、福祉の観点からその70%をめどにしている。国はすべて7段階区分であるが、茅ヶ崎市では17段階区分になっている。 ◆高月雅子 委員 159ページの生活保護扶助費は11億4012万2170円と大変多い。決算特別委員会資料54ページの保健福祉総務課-8を見ると、面接件数が平成11年度314件あるが、開始件数と申請数の関係はどうか。申請したのはすべて開始されたのか。 ◎保健福祉総務課長 314件のうち開始したのが145件である。 ◆高月雅子 委員 申請された方は全部開始したのか、申請しても却下された人もいるのか。 ◎保健福祉総務課長 あくまでも面接は相談で、申請に結びつかない場合もある。面接段階でその方が生活保護の要件に該当しないことが判明すれば、その場で断る場面もある。 ◆高月雅子 委員 生活保護には該当しなくても、ほかの相談もあると思う。ほかの支援、サービスなどは相談の中でしているのか。 ◎保健福祉総務課長 当然話の中でいろいろな支援策も説明している。 ◆古田久栄 委員 生活保護関係で、市内のホームレスの現状をつかんでいるか。 ◎保健福祉総務課長 11年3月にホームレスの目視調査を実施したと記憶している。市が管理する範囲内には4人だったと思う。県、国の管理する相模川河川敷、海岸の松林の中の人数を含めると十七、八名だったと記憶している。 ◆古田久栄 委員 こういう対策は市の管轄になるのか。 ◎保健福祉総務課長 稼働能力の活用等も考えなければならないので、ホームレスイコール福祉に結びつかない面もある。現在県でも直接ホームレスと相談を行う事業を検討中で、それらの結果に基づいて県も市町村と共同でホームレス対策を練っていくことになる。具体的な施策は今後策定されると思う。 ◆古田久栄 委員 駅へ行くと朝早くからホームレスはいるし、気になるところである。対策がとれるところで援助していただきたい。 ○委員長 他になければ、以上で款3民生費の質疑を打ち切る。  款4衛生費に入る。  説明を求める。 ◎財政課長 158ページの款4衛生費項1保健衛生費目1保健衛生総務費は、老人保健法に基づく各種の健康診査、市立病院への負担金などのほか、老人保健施設の助成に要する経費を執行したものである。なお、節19負担金補助及び交付金の不用額1億7949万1246円のうち1億6800万円は市立病院への補助金支出を廃止したためである。  目2予防費は、各種予防接種事業に要する経費などを執行したものである。  162ページの目3環境衛生費は、斎場、公衆便所の管理経費及び海岸の美化に要する経費を執行したものである。  164ページの目4公害対策費は、公害の分析調査及び市街化調整区域の合併処理浄化槽設置の助成に要する経費などを執行したものである。  目5地域医療センター費は、センターの維持管理、運営に要する経費を執行したものである。  166ページの項2清掃費目1清掃総務費は、清掃手数料の賦課徴収及びごみ減量化・資源化基金の積み立てに要する経費を執行したものである。  168ページの目2じんかい処理費は、ごみの収集運搬処理及び処理施設及び最終処分場の維持管理並びにごみの資源化、減量化の推進に要する経費、焼却灰の溶融化に要する経費などのほか、一般廃棄物最終処分場建設に向け用地購入等に要する経費を執行したものである。  170ページの目3し尿処理費は、し尿の収集運搬処理に要する経費のほか、旧し尿処理施設の解体に要する経費を執行したものである。  以上、衛生費の支出総額は59億9100万1899円で、予算現額に対し92%の執行率となったものである。 ○委員長 項1保健衛生費全般について、158ページから167ページまでの質疑を受ける。 ◆古田久栄 委員 159ページの老人保健事業費で、健康診断が11年度から有料で1200円、がん検診は2割の費用負担に値上げされ、受診者の負担がふえた。10年度と比べて受診状況はいかがか。
    ◎健康づくり課長 10年度、11年度比較になると若干受診人数は減っている。 ◆古田久栄 委員 数字では出ないか。 ◎健康づくり課長 基本健康診査受診者は平成10年度2万3219人、11年度2万2610人である。 ◆古田久栄 委員 市内の医療機関だけだと思うが、せめて隣接の藤沢、平塚、寒川で受診できるようにしていただきたいと市民の声が多いが、いかがか。 ◎健康づくり課長 基本健康診査の基本的診査内容は変わらないが、茅ヶ崎ではそれに付随して肺がんを設置している。各市によって診査項目、単価が異なるので、乗り入れは困難かと思われる。 ◆高月雅子 委員 159ページの在宅精神障害者地域作業所指導事業費の指導という言葉を使うのはふさわしいか、運営費補助ではないのか。 ◎健康づくり課長 指導事業費はそれを運営する事業費で、受け取り方の問題だと思う。 ◆高月雅子 委員 私の受け取り方では運営費補助が適切ではないかと思う。  精神障害の方なので、市内の作業所になじめずに他市、藤沢市などに行っている。交通費はどのようにしているか。 ◎健康づくり課長 寒川の地域作業所に12名が世話になっているが、交通費等を支給している。 ◆高月雅子 委員 2年前から障害者基本法に精神障害者も入れられた。精神障害者の生活困窮度は非常に高いと聞いている。茅ヶ崎は障害者福祉手当を支給していない。神奈川県内でもしていないが、ほかではしているところもあるように聞く。茅ヶ崎市としての方針を伺いたい。 ◎健康づくり課長 精神福祉法が平成11年4月1日から改正になり、3障害一本化の方向で厚生省も動いている。14年4月1日からは精神福祉の一部事業が茅ヶ崎市に移管されるのに伴い、保健福祉事務所と過去6回勉強会を開いた。これから移管するまで勉強会を障害福祉も交えて続けたい。3障害一本化の方向で現在身体障害者、知的障害者にランク分けで月2500円と1500円の福祉手当が出ている。こういう問題も視野に入れながら、予算の関係もあるので、研究課題として取り上げなければならないと考えている。 ◆高月雅子 委員 ぜひその考え方を生かして実践していただきたい。  在宅ねたきり老人歯科診療対策事業補助について、寝たきりの方に歯医者さんが出かけてくださるが、市内で協力していただいている歯医者さんは何人いるのか。 ◎健康づくり課長 医師会に委託している。県医師会が中心になっているので、どの先生かは掌握していない。 ◆高月雅子 委員 利用者数はわかるか。 ◎健康づくり課長 11年度の利用者数は16人で、延べ回数71回、1人平均4.4回利用している。 ◆白川静子 委員 161ページの予防接種事業費、結核予防事業費について、昨年度も話題になったが、結核の罹患率が上昇していると言われている。茅ヶ崎の人数はわかるか。 ◎健康づくり課長 手元に罹患率の資料がないので、調べて提出する。 ◆白川静子 委員 昨年度、基本健康診査について肺がん、結核とあわせて事業展開を図っていくと答弁があった。その結果はどうか。 ◎健康づくり課長 12年度には実施している。 ◆白川静子 委員 実施する前と後で効果はどうか。 ◎健康づくり課長 12年度の経過的なことはまだ出ていないので、比較できない。 ◆白川静子 委員 今後もこういう形で進めていくのか、もう少し違った形で結核に対する予防事業を考えているのか。 ◎健康づくり課長 今のところ特に結核に限定しては考えていない。 ◆白川静子 委員 皇室の職員も結核になったという記事もあった。気がつかないところで結核になっていることもあるようなので、PRを含めて行うことを要望する。 ◆古田久栄 委員 159ページの老人保健事業費について、機能訓練の実施を8回から20回に11年度はふやすと予算で答弁があった。この辺の状況を聞きたい。 ◎健康づくり課長 機能訓練は93回実施して予定どおりである。 ◆古田久栄 委員 回数でなく、1人につきで答えていただきたい。 ◎健康づくり課長 延べ人数で出ているので、1人何回参加したかは把握していない。 ◆古田久栄 委員 在宅ねたきり老人歯科診療について、10年度は16人であったが、11年度も対象者数は変わらないのか。 ◎健康づくり課長 人数については変わらない。 ◆古田久栄 委員 これは介護保険に移行していないのか。 ◎健康づくり課長 神奈川県と県医師会のボランティアで進められた事業で、介護保険制度の枠内でなく、歯科診療という医療分野の中で取り扱っている。 ◆古田久栄 委員 163ページの斎場施設管理運営経費について、11年度も90件ぐらいの利用である。これを広げるためにぜひ足の確保をしていただきたいと思うが、いかがか。 ◎施設担当課長 現実に道路整備がされた後に循環バスをお願いすることで神奈中とは常に折衝しているので、理解願いたい。 ◆古田久栄 委員 納骨のできる施設も大きな希望になっているので、要望しておく。  かながわ海岸美化財団負担金について、実際にそこで働いている方たちが、台風などが来ると本当にたくさんになってしまって困る、県の負担金が減らされてきているのでやりにくいと言われている。台風のときには臨時に予算をつけるような方法はとれないか。 ◎環境保全課長 台風等の場合は県の予算で行う形になっている。 ◎健康づくり課長 先ほどの白川委員の質問で、茅ヶ崎市の結核患者数は9年度126人、10年度121人で、11年度の集計は出ていない。罹患率は集計されていない。 ○委員長 再三申し上げているが、関連質問等はなるべく控え、11年度決算についての質問をお願いする。 ◆吉野伸子 委員 163ページの予防費の委託料について、保健衛生総務費の委託料から932万1000円流用されている。予算時の見込み違いだと思うが、具体的に何が上がったのか。 ◎健康づくり課長 11年度から定期的に小学校に、6歳以上、13歳以上の2期、3期目の予防接種のチラシを配付したところ、2種混合1527人、日本脳炎2306人と大幅にふえたためである。 ◆吉野伸子 委員 医師への委託料は変わっていないのか。 ◎健康づくり課長 個別接種で医師の方へ行っていただく。単価は変わっていない。 ◆白川静子 委員 地域医療センター費で、議員要求資料66ページの健康づくり課-7に休日急患センター受診者数が平成11年度4162名とある。休日急患センターは平成10年度決算でいろいろ審議されたが、見直しを含め、予算編成、査定に当たり検討していくと回答があった。今年度はどのようにお考えか。 ◎健康づくり課長 昨年度の監査請求、住民訴訟の関連での質問だと思うが、12年度は監査委員から市長に対する要望もあったので、委託料に切りかえて医師会と契約をした。 ◆白川静子 委員 市立病院が新たに目の前に大きなものがことしできて、来年半分でき上がる方向である。このことも含めて、地域医療センターのことは今後どのようにお考えか。 ◎健康づくり課長 病院群輪番制の関係で全協で裁判経過について説明した折に、市は当分の間利用者の数からいって続けるということである。市立病院が全面開院した折あるいは医療整備状況等を見た中で、あの場所が適正か、市立病院でできるのか、今後、上司、市の理事者、病院等と相談した上で決定される。この場でどういう方向かは答えかねる。 ◆高月雅子 委員 165ページの公害対策費の合併処理浄化槽設置整備事業費について、11年度の達成率はどれぐらいか。 ◎環境保全課長 11年度は53基設置した。 ◆高月雅子 委員 予算時の目標よりも多かったのか少なかったのか。 ◎環境保全課長 若干予算不足を生じた。 ◆高月雅子 委員 必要なところの合併処理浄化槽の設置は進めてほしいが、11年度を踏まえて今後どうしていく考えか。 ◎環境保全課長 平成12年度から下水道法改正に伴って担当業務が下水道の方に移っている。この辺も踏まえて担当課に十分申し伝えたい。 ○委員長 他になければ、項1社会福祉費までの質疑を打ち切る。  議事の都合により暫時休憩する。                 午後2時55分休憩  ──────────────────────────────────────                 午後3時13分開議 ○委員長 休憩前に引き続き、会議を開く。  項2清掃費全般について、166ページから171ページまでの質疑を受ける。 ◆新倉弘保 委員 169ページの焼却灰等有効利用事業費七百何万を投入してどのような効果があったのか、説明願いたい。 ◎ごみ対策課長 10年度は焼却灰そのもの、11年度は約80トンの焼却灰と固化灰、いわゆる飛灰の試験をしている。道路路盤材等の使える用途ができたと考えている。 ◆古田久栄 委員 安全性も確保されたのか。政府でも確認されているのか。 ◎ごみ対策課長 12年度は約360トンの試験を行っている。前々から行っている道路路盤材の浸透試験等を踏まえて今後溶融化していくかどうか決めていく。国の基準が現在ないので、うちの試験を実施した上で最終的な結論を出していきたい。 ◆古田久栄 委員 溶融化するには相当コストが高いと思う。今は上黒島へ送っているが、コストの比較ではどうか。 ◎ごみ対策課長 現在の試験段階では溶融の方が単価的には高い。溶融化していくか埋め立てるか、総合的に勘案していかなければいけないと思っている。 ◆高月雅子 委員 169ページの不法投棄防止事業費で、議員要求資料70、71ページの収集事務所-5、6について、家電リサイクル法が施行されるとますます不法投棄がふえてくると思う。防止用人感センサーつきライトが設置されているが、この効果を伺いたい。 ◎収集事務所長 現在4基設置されている。設置後、巡回パトロールを行っているが、不法投棄が大分減少したと確認している。 ◆高月雅子 委員 今後も人感センサーはふやしていく方向で考えているのか。 ◎収集事務所長 そういう場所があれば今後ともつけていく予定である。 ◆高月雅子 委員 ごみの減量化・資源化推進費について、決算に関する説明書35ページで、小学生用と中学生用のごみ減量副読本が11年度につくられたが、学校現場でどのように活用されているかを把握しているか。 ◎ごみ対策課長 ごみに関する教科書の副読本として使用している。授業の一環として使われていると思うが、詳しくは把握していない。 ◆高月雅子 委員 せっかく金を使ってつくったので、効果をぜひ把握していただきたい。  先生方に対する意見交換、研修はしたことがあるか。 ◎ごみ対策課長 副読本をつくるときには先生との協議に入っているが、そのもの自体の研修は行っていない。学校へ市長等々が行き、分別や減量など環境教育の一環で子供たちに接して総合的な形で行っているので理解いただきたい。 ◆高月雅子 委員 先生方も、環境教育といってもまだ足らないとたびたび感じるので、金を使ってつくったものの費用対効果をチェックして進めていただきたいが、いかがか。 ◎ごみ対策課長 教育委員会とも関係してくるので、関係機関と協議していく。 ◆白川静子 委員 不法投棄に関する予算が240万ちょっとで、決算が170万である。この差額は一体何か。 ◎収集事務所長 夜間パトロールの委託料の1日単価が前年度より安く抑えられたことによるものである。 ◆白川静子 委員 議員要求資料70ページの収集事務所-5に1016件の不法投棄があったと出ている。夜間パトロール、防止用人感センサーつきライト設置で大分少なくなったと答弁があったが、不法投棄した者が判明しているケースは何件あるか。 ◎収集事務所長 まだ具体的に判明した事例はない。 ◆白川静子 委員 市民から不法投棄の通報があると、市で行って片づける方法をとるのか。 ◎収集事務所長 実際はパトロールが主体である。最終的に原状回復する場合には、道路、民有地の管理者にまず話をし、どうしても収集が困難な場合は私どもが出向いて収集する。ごみがごみを呼ぶケースもあるので、そのときの状況判断で回収する場合もある。 ◆白川静子 委員 ごみの中を細かく調べて、相手が見つかったら通告してどけてもらう方法をとっていると思うが、そのような件数は何件あるか。 ◎収集事務所長 数はそう多くないが、まず警察に通報する。警察が処理していいということであれば、私の方で収集する形をとっている。 ◆白川静子 委員 人感センサーつきライト設置のほかに不法投棄対策等があれば聞きたい。 ◎収集事務所長 抜本的な解決策を見出せないのが実情である。常時張りつくことも実質的には困難である。今までの取り組みの中から、十分とはいかないまでも、パトロールの効果は出ているのではないかと思っている。センサーつき監視ライトもそうである。予算のある限りは照明灯、看板、パトロールでの監視を続けていきたい。 ◆白川静子 委員 昨年度はパトロール方法を多少変えていくと答弁があったと思う。平成11年度は10年度決算の結果をかんがみてどのように変えたのか。 ◎収集事務所長 時間帯等を変更しながら、毎年多少変化を加えて監視を行っている。 ◆新倉弘保 委員 171ページの蒸気タービン発電機出力増改良事業費4200万を使っているが、恐らくもう売電収入があると思う。この事業によってどの程度の収入があるのか。 ◎清掃事業所長 工事前と工事後では約1100万程度増収がある。 ◆新倉弘保 委員 その増収はどのような内容か。どこへ売電しているのか。 ◎清掃事業所長 現在も東電へ余剰電力を全部売電している。蒸気タービンを1600キロワットから1800キロワットに200キロワットアップした。その分が約1100万増になる。 ◆新倉弘保 委員 1100万は年間収入か。 ◎清掃事業所長 そのとおりである。 ◆新倉弘保 委員 単純に見て、4200万円の事業費を投入して年間1100万何がしの収入が今後とも得られると理解してよいか。 ◎清掃事業所長 見込みのとおりである。 ◆新倉弘保 委員 国際標準化機構認証取得事業費37万8000円は、本会議等でも話があって、今後また検討するとなっている。この37万8000円の事業費を投入した結果はどうか。
    ◎清掃事業所長 37万8000円はISO14001のセミナー受講費用である。認証取得をするには、ISO14001の規格要求事項18項目を整理し、18項目全部を文書化、マニュアル化しなければならない。そのためには作業する人員と時間が必要である。受講の結果、清掃事業所の現体制では人的、財政面で困難であると判断し、認証取得のコンサルティング委託料は未執行にした。 ◆新倉弘保 委員 今後ともそれは考えないと理解してよいか。 ◎清掃事業所長 ISOを取得するには、人的、財政的な面を担保していかなければ無理であることがわかった。 ◆新倉弘保 委員 将来的にはその辺の含みで前向きな検討をしていくと理解してよいか。 ◎清掃事業所長 そのとおりである。 ◆高月雅子 委員 決算説明資料にISO内部環境監査委員養成講習会等負担金37万8000円と書いてある。内部環境監査委員はどなたか養成講座に行ったと理解してよいか。 ◎清掃事業所長 内部環境監査委員養成コースに2名が2日、ISO14001の全容コースに2名が1日、環境マネジメントシステム導入特別コースに2名が1日、経営管理者のためのISO14000Sに1名が1日行っている。 ◆高月雅子 委員 受講者が認定される期間はあるのか。1度受ければ委員として役割を果たせると理解してよいか。 ◎清掃事業所長 コースを受講した認証だけであって、1日、2日で実践は難しい。 ◆古田久栄 委員 169ページの動物死体処理経費について、海岸で矢が刺さった猫が見つかったが、野良猫に対する苦情は寄せられているか。 ◎環境保全課長 新聞等に海岸の猫の問題が出ていたが、直接私どもに何とかできないかという要請は2件あった。 ◆古田久栄 委員 野良猫にしない形で、藤沢、相模原、秦野では去勢手術に市が援助をして、大分減っていると聞いている。茅ヶ崎市はそういう援助はしないのか。環境保全条例をつくって云々もあるが、その辺の考えを聞きたい。 ◎環境保全課長 県の動物保護管理条例の改正も12月の県議会で審議される予定で、この中でも動物を捨てないように罰則規定等が厳しく盛り込まれるようである。この辺も踏まえて検討していきたい。 ◆吉野伸子 委員 169ページの焼却炉経費5億9200万は、日立造船に委託していると思うが、すべて委託料か。 ◎清掃事業所長 3億4432万5922円が日立造船の委託で、内訳は運転管理委託料1億6275万円、焼却施設保守点検委託料1億6222万5000円である。 ◆吉野伸子 委員 残りの部分に清掃事業所で働く人たちの健康診断等が入ってくるのか。 ◎清掃事業所長 委託会社の健康診断は委託料の中に含まれている。 ◆吉野伸子 委員 ダイオキシンの問題などで仕様書にも書き出すみたいな部分があった。診断書などは市で報告を受けているのか。 ◎清掃事業所長 現在ダイオキシン等の検査はしていない。市の職員もしていない。かなり高額になるので、通常の一般健康診断は行っている。 ◆吉野伸子 委員 ダイオキシンがかなり問題になっている。焼却炉は、仕様書を見ると、24時間運転をしているが、休んでいるときもある。9時から5時まで燃やして、あとは炉をとめない。土、日は炉をとめていると思うが、違うか。 ◎清掃事業所長 焼却炉は3基で、通常は2基運転している。委託会社は、炉が24時間運転しているので、早出と遅出の2班で24時間運転管理をしている。土、日もやって、365日休みはない。 ○委員長 他になければ、以上で款4衛生費の質疑を打ち切る。  款5労働費に入る。  説明を願いたい。 ◎財政課長 170ページの款5労働費項1労働諸費目1労働諸費は、勤労者に対する生活資金の貸し付け、住宅資金の利子補給及び労働団体の助成並びに勤労市民会館の管理など勤労者福祉に要する経費を執行したものである。  労働費の支出総額は3億739万6141円となり、予算現額に対して98.8%の執行率となったものである。 ○委員長 款5労働費全般について、170ページから173ページまでの質疑を受ける。 ◆古田久栄 委員 171ページの高年齢者職業相談事業費で、議員要求資料73ページに相談件数が載っている。実際に就職した方が大分少ない。どういう形で相談と紹介をしているのか。 ◎商工観光課長 高齢者の職業相談は職業安定所のOB2名が相談員として対応している。求職については、公共職業安定所のルートをとって職業紹介をしている。 ◆古田久栄 委員 職業安定所のみで、ほかから具体的な受け入れはしていないのか。 ◎商工観光課長 求人相談が11年度は13件で、こちらで求人相談を受けている。 ◆高月雅子 委員 勤労市民会館管理運営経費について、説明書37ページにもあるが、勤労市民会館自体の自主事業は11年度どういうことをしたのか。 ◎商工観光課長 会館まつりを行った。 ◆高月雅子 委員 高齢者の職業相談もあるが、今の社会的ニーズに沿った研修や講習会は自主事業では行わなかったのか。 ◎商工観光課長 労働団体、労働金庫が会館まつりのときに研修会、講演会を行っている。それに対して共催はしている。 ◆高月雅子 委員 独自の主催事業としてはしていないと理解してよいか。 ◎商工観光課長 会館まつりでの講演は会館が要請して行っているので、その意味では独自の自主事業と考えられる。 ◆高月雅子 委員 館長は課長職でない、決裁権を持たない係長クラスの方ではなかったか。 ◎商工観光課長 館長は主幹である。 ◆高月雅子 委員 今の体制で特に問題はないと考えているのか。 ◎商工観光課長 私はこの4月に異動したばかりでまだ深く把握できていないが、今のところ特に支障はないと思っている。 ◆白川静子 委員 高年齢者職業相談事業費で、紹介件数199件に対して就職できたのは41件である。就職できなかった主な理由等はわかるか。 ◎商工観光課長 主な理由は把握できていないが、有効求人倍率が55歳以上は0.09で100人に対して9人しか就職できない状況である。その人たちのいろいろな事情があると思う。 ◆白川静子 委員 前もってわかる条件は紹介しないと思う。紹介したのに職業につかなかったのは、年齢的な要件のほかにどのようなことが考えられるか。 ◎商工観光課長 高齢者なのでもともと紹介が少ないが、給料の待遇面、時間、仕事の内容が自分が求めているものと違うということで就職に結びつかないと思っている。 ◆白川静子 委員 年齢が低い方でも仕事を探すことは難しい。まして高齢者になれば100人に対して9人という厳しい状況だと思う。茅ヶ崎のあの場所で職安のOB2人が張りついてカードを見て仕事を探すのは、求職相談3417に対して非常に難しいものがあると思う。求職相談をしたい3417人に対してどのような具体的対策を考えているか。 ◎商工観光課長 相談員2人が求職相談に応じているが、実際は公共職業安定所等を経由して就職あっせんに結びつかないと難しいと思っている。 ◆白川静子 委員 藤沢に行くことになるが、藤沢も仕事を探す方でいっぱいで、順番が回ってくるまで大変待たされると聞いている。インターネットの利用等は考えていないか。 ◎商工観光課長 今、高年齢者職業相談の中では直接インターネットの活用はしていないが、今後インターネットが普及してくれば考えていかなければいけないと思っている。 ◆白川静子 委員 対応できるようにあそこの場所にはパソコンが置いてあるのか。 ◎商工観光課長 パソコンは置いてある。 ◆白川静子 委員 そのような状況になれば即対応できると考えてよいか。 ◎商工観光課長 パソコンは置いてあるので、実際の運用面でできるだけ早く考えていきたい。 ◆白川静子 委員 いつごろを目途に考えているか。 ◎商工観光課長 まだ具体的にそこまでは考えていない。 ◆古田久栄 委員 173ページの中小企業勤労者福祉行政経費で、決算説明資料24ページに新社会人を励ます会分担金とある。これはどのようなことをしたのか。 ◎商工観光課長 管内で新しく就職する方に雇用開発協会が記念品等を贈って祝うものである。 ◆古田久栄 委員 雇用開発協会はどのような形でこれを知らせるのか。 ◎商工観光課長 雇用開発協会はほとんどの企業が加盟している。その協会から加盟企業に対して文書で新規の方の申し込みを受け付ける。 ◆古田久栄 委員 説明書37ページに住宅資金利子補給の相談または貸し付けがあるが、貸付金3000万円を含む形で相当の額がある。実際の利用は少ないと思うが、いかがか。 ◎商工観光課長 利子補給対象限度額がある。2000万借りても3000万借りても利子補給対象限度額は300万円、土地も一緒に買う場合は600万円、それに対して3%以内の利子補給をしている。 ◆古田久栄 委員 相談なり申し込みをした中のどのくらいの方が対象になっているのか。 ◎商工観光課長 労働金庫を経由して住宅資金を借りた方は労働金庫で指導をするので、100%利用されていると思っている。 ○委員長 他になければ、以上で款5労働費の質疑を打ち切る。  款6農林水産業費に入る。  説明を願う。 ◎財政課長 172ページの款6農林水産業費項1農業費目1農業委員会費は、農業委員会の運営に要する経費を執行したものである。  174ページの目2農業総務費は、湘南地区農業共済事務組合の運営に要する経費などを執行したものである。  176ページの目3農業振興費は、土壌病害虫防除対策、野菜生産集出荷奨励及び農業まつりの開催並びに農業者育成のための農業経営金融対策に要する経費などを執行したものである。  目4畜産業費は、家畜の増殖及び防疫事業並びに畜産環境の保全に要する経費を執行したものである。  178ページの目5農地費は、市内各所の農道・用排水路の改良、維持補修及び相模川左岸の水環境整備事業などに要する経費を執行したものである。なお、備考欄の相模川左岸水環境整備事業費、団体営農道整備事業費はそれぞれ10年度国の第3次補正の事業を翌年度に繰り越したものを執行したものである。  178ページの項2水産業費目1水産振興費は、漁業の振興に要する経費を執行したものである。  目2漁港管理費は、第9次漁港整備計画に基づく南防波堤の改良工事並びに海岸環境整備としての広場整備など漁港及びその周辺の整備に要する経費を執行したものである。  以上、農林水産業費の支出総額は6億5619万4397円で、予算現額に対し87%の執行率となったものである。 ○委員長 款6農林水産業費全般について、172ページから181ページまでの質疑を受ける。 ◆古田久栄 委員 175ページの農業総務管理費、議員要求資料75、76ページで市街化地域、調整区域も農転がとても多い。このままいくと茅ヶ崎市の農業地域はなくなってしまう感じも受ける。10年度10万平米、次が11万平米で、その辺をどう考えるか。 ◎農業委員会事務局長 農転は資料に示してあるとおりである。宅地並み農地の場合、現況が雑地、雑種地、荒廃地、休耕地、簡易的資材置き場、駐車場と、地目は農地であっても宅地のような状況を呈しているものが非常に多い。これを農家が不動産屋等に売った場合5条になるが、分譲住宅、建て売り住宅、共同住宅、大きな駐車場等に転用する場合は農地転用が必要である。茅ヶ崎の耕作している農地がほとんどつぶされていくということではなく、既に耕作できないような農地が売買されるために転用ケースがふえていくと考えている。 ◆古田久栄 委員 私の認識とちょっと違う。柳島でも、去年まで農業をしていたのがことしはアパートが建っているのが現状である。農地を守る施策を茅ヶ崎市として考えていくべきではないか。 ◎農政水産課長 柳島の農振でなく一般の生産緑地は、私どもを経由して農業委員会にも上がっていくが、農業を放棄したり相続などで土地を売りたい方が出てくると、1度私どもに相談が来る。その段階でこの農地を買う方はいるかと各生産組合に1回出す。どうしても書い手がない場合は住宅などの用地に供してもよい形になっている。 ◆古田久栄 委員 次の市民の農地とも関係するが、市が借り上げて農地として守っていくような方策は具体的にとらないのか。 ◎農政水産課長 農地法改正が出た段階で、市も株式会社も農業経営者の一端を担うことができることになった。ただし、基本は農家が主体である。農家がそのような形でよろしいとなれば今後検討していく方法になるかと思う。 ◆古田久栄 委員 177ページの米穀対策事業費の緊急生産調整事業費について、現在どのような形で田んぼが保留されているのか。 ◎農政水産課長 現在農耕地を耕作していただいているが、生産過剰のときにこれが発動して、協力を得て茅ヶ崎市内の耕作地を減らしていく緊急対策事業である。 ◆古田久栄 委員 その土地は今どのような状況になっているのか。荒れ地になっているのか、ほかのものをつくっているのか。 ◎農政水産課長 そのまま放棄されている土地もあるし、畑として転作している方もいる。 ◆古田久栄 委員 国の政策では4割の休耕地と聞いている。半分近くがそうなると、市の政策としてもそういうところをどうしていくのかが必要ではないか。 ◎農政水産課長 政策的なことになると思うが、現在あくまでも地主が持っている。それを転売するとしても、たくさん農地を持っている大型農業の方に売って大きな耕地にしていただくことが基本になるかと思う。その辺の結びつきはこれからの問題で、我々も支援して大型化をしているが、一向に進まないのが現状である。 ◆古田久栄 委員 私たちは農地を守っていきたい立場であるし、自給率を高めていかなければと思っているので、農業を実際にやっている方、農協など関係の人たちともよく話し合って、それを守る形での政策をぜひ進めていただくことを要望しておく。 ◆高月雅子 委員 177ページの農業振興費の農業振興補助事業費6675万のうちトマト選果場・選果機設置事業補助金が2335万ある。11年度初めてこれを設置した後の評価はいかがか。 ◎農政水産課長 単年度事業でトマトの選果場、選果機を設置した。農協にお願いして、市の補助率が3分の1で、実際の事業費は7005万4000円ほどである。茅ヶ崎市の湘南トマトは人気が出てきて、粒もそろって好調に出回っている。今まで手作業で箱詰めしていた農家の労力が大分助かるとの言葉をいただいている。 ◆高月雅子 委員 私も湘南トマトが好きである。補助をして、いい効果があれば非常に意味がある。その続きの有機栽培技術試験委託事業費、リフレッシュ農地利用推進事業費は毎年同じ金額で補助されているが、その評価はしているのか。 ◎農政水産課長 有機栽培技術試験委託事業は、土地改良を行った土地をいかに農業に早く結びつけるか、3年間試験圃場をつくって実施している。ファーム21にお願いした。リフレッシュ農地利用推進事業は景観とか、花を植えて、枯れた後それを耕して有機農法に使っていく。その主な2つの計画を置きながら3年間研究をしてきた。平成12年度で終わるが、それをもとにして萩園地域の土地改良区をこれから茅ヶ崎の農業を主体にした夢のある農地にどう持っていくかという計画である。 ◆白川静子 委員 トマトの件で、野菜等は遺伝子組み換え食品が非常に問題になっている。腐らないトマトが遺伝子組み換えでできているが、茅ヶ崎でその種は使われているのか。 ◎農政水産課長 11年度に農協から仕入れた種苗には一切含まれていないと聞いている。 ◆白川静子 委員 安心して茅ヶ崎のトマトを食べられる。  土壌改良事業に270万計上されているが、事業の詳しい内容を教えてもらいたい。 ◎農政水産課長 有機農法に重点を置いた土壌改良で、牛ふん約987トン、鶏ふん139.4トン、豚ふん4トン、年間で計1130トンほどを一括購入し、田んぼ等に地力を図るために入れている。 ◆白川静子 委員 その後のものにもかかってくるが、畜産経営環境保全対策事業費で畜産のふん尿等の堆肥生産がある。牛ふん、鶏ふん、豚ふんは、再資源化を促進するために事業費としてかけている酪農家から購入しているのか。 ◎農政水産課長 農協に委託していて、その時々に入る量が違うのではっきりしたことはわからないが、市内から入れることをお願いしている。 ◆白川静子 委員 リサイクル社会で、どこに持っていってもらえるかということで一つのサイクルができると思う。畜産経営環境保全対策事業として金をかけたものが使われる方向で指導等をしていただきたいが、いかがか。
    ◎農政水産課長 趣旨のとおり行いたい。畜産業の法が変わり、来年4月1日から施行される。4年間で整備する形になるが、野積みはだめなので、ふんを屋根つきのところで管理してリサイクルする形が随時進んでくると思う。 ◆白川静子 委員 家庭菜園について、79ページの農政水産課-5に平成7年度から11年度までの家庭菜園の状況が出ている。面積は順次減っているが、平成11年度に市民が使っている10カ所、440区画について希望者は何人いたのか。 ◎農政水産課長 11年度は、440区画のうち半分が2年度使えるので、新年度募集した区画の割合でいくと約2.7倍の応募者があった。 ◆白川静子 委員 先ほども農転の話が出たが、雑種地等がある。家庭菜園の2.7倍の希望に対して、土地所有者、農家に協力していただかなければならないが、そこら辺の実態等はいかがか。 ◎農政水産課長 各地域にうまく点在して家庭菜園の用地が求められればよいが、偏ったところに出てくる。その地域の方は100%充足するが、東海岸など海岸方面はなかなか申し込みに達しない。自転車などにくわを積んで通うのは大変なので、近くの方が優先になると、うまく地域にばらついた充足ができないことが悩みであるが、一生懸命ふやしていこうと平成12年度は100区画ほどプラスになった。 ◆新倉弘保 委員 179ページの赤羽根土地改良推進事業費668万9000円が事業執行されているが、これによる全体の進捗率、進行状況はどの程度か。 ◎農政水産課長 11年度は換地などの計画を行い、既に国に補助申請も上げて許可申請を出している。この12月末か1月ごろになれば土地改良の法人認可がおりると思う。 ◆古田久栄 委員 市民が憩える場所を含んだものにと要望しているが、その辺はどうなっているか。 ◎農政水産課長 市民アンケートなどで調べてみると、自動車などで行って気軽に着がえてできる市民農園法的なものという話が随分聞こえてくる。赤羽根は市民農園法を取り入れた土地改良を行っていきたい。 ◆古田久栄 委員 179ページの漁港海岸環境整備事業費について、どのくらいで完成予定なのか。 ◎漁港周辺整備担当課長 海岸環境整備事業は平成14年までに約5000平米の整備を予定している。現在の進捗率は約88%である。 ○委員長 以上で款6農林水産業費の質疑を打ち切る。  款7商工費に入る。  説明を求める。 ◎財政課長 180ページから182ページである。款7商工費項1商工費目1商工総務費は、商工業の育成に要する経費のほか市営小田原競輪並びに3市1組合共催川崎競輪事業特別 会計への繰出金を執行したものである。  182ページの目2商工振興費は、中小企業振興資金の貸し付け、商店街共同施設の設置及び地域商店街の販売促進事業の助成など中小企業の振興に要する経費を執行したものである。  184ページの目3観光費は、大岡祭及び花火大会などの各種観光行事及び海水浴場並びに観光案内所の運営費助成など観光の振興に要する経費を執行したものである。  目4地域振興券交付事業費は、地域経済の振興と個人消費の喚起を目的として国の10年度第3次補正に盛り込まれた事業であるが、振興券の使用期間が11年3月25日から9月24日までであったため、大部分の事業費について繰り越し措置をし、執行したものである。  以上、商工費の支出総額は16億1125万8695円で、予算現額に対し83.3%の執行率となったものである。 ○委員長 款7商工費全般について、180ページから187ページまでの質疑を受ける。 ◆高月雅子 委員 商工費の執行率が83.3%になった理由を伺いたい。 ◎商工観光課長 一番大きなものは地域振興券の不用額である。 ◆高月雅子 委員 説明書41ページにイベント開催による経済効果等の実態調査をしたと書いてある。実態調査の結果について伺いたい。 ◎商工観光課長 茅ヶ崎のイベントによる経済波及効果調査を平成11年度に行った。四大イベント──大岡越前祭、湘南祭、浜降祭、花火大会の県内への経済波及効果は14億3000万円、茅ヶ崎市内では約11億円と出ている。 ◆高月雅子 委員 それについての報告書などは出されているか。 ◎商工観光課長 これは商工会議所で行っていて、私どもはもらっている。申しわけないが、議員には行っていなかった。 ◆高月雅子 委員 経済効果について勉強したいので、ぜひ資料をいただきたい。 ◎商工観光課長 商工会議所に問い合わせて議員全体の分があれば、議会事務局を通して見ていただきたい。 ◆白川静子 委員 185ページの観光協会補助事業費の海水浴場運営事業補助について、平成11年度サザンビーチちがさき開設状況を見ると、6月26日から8月29日の65日間で来場者35万9450人と出ている。水難事故等に関してはどのように把握しているか。 ◎商工観光課長 平成11年度救助者が1人あった。 ◆白川静子 委員 海水浴場の範囲の中でか。 ◎商工観光課長 今回の1件は海水浴場内である。 ◆白川静子 委員 海水浴場外ではいかがか。 ◎商工観光課長 海水浴場で監視員を委託しているが、その範囲内では11年度ゼロである。 ◆白川静子 委員 監視員の体制はどうなっているか。 ◎商工観光課長 延べ415名、1日約6.4人である。平日、天気の悪い日、土、日によって配置人数は変えている。 ◆白川静子 委員 水難事故1名で済んでよかったと考えてよいか。 ◎商工観光課長 水難事故の救助者が1名で、死傷者はいなかった。 ◆白川静子 委員 おぼれたが、助け出した方が1名なのか。 ◎商工観光課長 そのとおりである。 ◆白川静子 委員 延べ415名の努力としてとらえてよいか。 ◎商工観光課長 そのとおりだと思う。 ◆白川静子 委員 35万9450人来てそのような結果は非常に努力されたのだと思う。今後はこの体制でいくのか、少し考えるのか。 ◎商工観光課長 横200メートル、縦100メートルのロープ内の海水浴場では現行監視体制で十分だと思っている。その外に対しては少し検討しなければいけないかと思うが、海水浴場の経費の中では今言った海水浴場内の監視である。 ◆高月雅子 委員 南湖に住んでいるライフセーバーの資格を持った方が、海水浴場自体が危険なところも出てきていると話していた。そういう調査をしたことがあるか。 ◎商工観光課長 ロープを張っている横200メートル、縦100メートルについては危険でないので海水浴場として運営をしている。 ◆高月雅子 委員 もちろんそうだと思うが、T字突堤などができて潮の流れが変わってきているので問題が起こりやすいとライフガードの方は言っていた。調査をぜひしていただきたいが、いかがか。 ◎商工観光課長 海水浴場内は東側、西側両方とも突堤が出ているので、その中で特に危険ではないと思っている。その外のことについては、ことしも事故があったので、海全体でこれから十分に考えていかなければいけないと思う。 ◆古田久栄 委員 183ページの中小企業振興対策事業費、中小企業金融対策事業費で、説明書42ページに近代化資金貸付金利用状況1件とある。余り利用がないのではないかと思うが、10年度に比べてその辺の改善はしたのか。 ◎商工観光課長 近代化資金の貸し付けが少ないのは、不況のときには新たな設備投資をする余裕がないので、経済状況を反映したものと思っている。 ◆古田久栄 委員 振興資金と経営安定特別資金についてはいかがか。 ◎商工観光課長 これも借り受け保証額があって、限度いっぱい借りているとか、申請をして審査段階の返済能力調査によって借りられない方もいる。全体的に経済状況によって借りる人が少ないと思っている。 ◆古田久栄 委員 借りる人が少ないのではなく、借りにくいと聞いているので、その改善を求めたい。 ◎商工観光課長 国の対策として、県の振興資金には保証枠があり、その中で利用している。市の振興資金は普通の信用保証協会の保証で、その審査が通らなければ貸してもらえない。 ◆古田久栄 委員 183ページの商店会振興事業費で、11年度の質問でもジャスコが出店するのでという形が出ていたが、新たな事業はあったのか。 ◎商工観光課長 特に新規事業はない。 ◆古田久栄 委員 ジャスコ出店について商店会からの要求もなかったのか。 ◎商工観光課長 ジャスコ出店に対する商店会の要望は、販売促進事業、商店街の駐車場設置事業で対応している。ジャスコ出店から3カ月過ぎた中で、商工会議所でその影響調査をする。それについて商店会から要望があったら対応していきたい。11年度から12年度で特にどうしてくれと新たな事業の要望はなかった。 ◆古田久栄 委員 185ページの負担金補助金及び交付金の不用額2285万5000円の理由は何か。 ◎商工観光課長 主なものは商店街共同施設設置補助事業費で、茅ヶ崎商業協同組合が多機能カードの事業を導入し、機器及びソフトを購入する費用だった。ソフトの購入に当初4500万の3分の1の1500万を予算化していたが、実際には1000万で購入でき、市の補助も300万になった。 ◆高月雅子 委員 185ページの地域振興券交付事業費で、大変エネルギーを使って茅ヶ崎市も交付をしたが、市としてこの効果の分析を聞かせていただきたい。 ◎商工観光課長 15歳以下の子供を持っている家庭、高齢者の家庭に地域振興券が配られた。それについては効果があったと思っている。 ◆吉野伸子 委員 観光費全体に占める市の補助金の割合は幾らか。 ◎商工観光課長 観光費全体で3400万のうちの補助金が2800万で、約85%である。 ○委員長 他になければ、款7商工費の質疑を打ち切る。  お諮りする。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思うが、異議ないか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 異議なしと認め、本日の会議は延会することに決定した。  本日はこれにて延会する。                 午後4時26分延会...