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小田原市議会
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2020-10-05
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小田原市議会 2020-10-05
10月05日-09号
取得元:
小田原市議会公式サイト
最終取得日: 2023-06-03
令和 2年 9月 定例会 令和2年
小田原市議会
9月
定例会会議録
(第9日)令和2年10月5日
-----------------------------------議事日程
小田原市議会
9月
定例会議事日程
令和2年10月5日 午前10時開議 日程第1 議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定について 日程第2 議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第3 議案第96号 令和元
年度小田原城天守閣事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第4 議案第97号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第5 議案第98号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第6 議案第99号 令和元
年度小田原
市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第7 議案第100号 令和元
年度小田原
市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第8 議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第9 議案第102号 令和元
年度小田原
市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第10 議案第103号 令和元
年度小田原
市
広域消防事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第11 議案第104号 令和元
年度小田原地下街事業特別会計歳入歳出決算
の認定について 日程第12 議案第105号 令和元
年度小田原
市
水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について 日程第13 議案第106号 令和元
年度小田原
市
病院事業会計決算
の認定について 日程第14 議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について 日程第15
意見書案
第4号 少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
と
義務教育費国庫負担制度拡充
に係る
意見書-----------------------------------
本日の会議に付した
事件 ◯議事日程
のとおり
-----------------------------------出席議員
(27名) 1番
安野裕子議員
2番
鈴木敦子議員
3番
清水隆男議員
4番
小谷英次郎議員
5番
荒井信一議員
6番 金崎 達議員 7番
宮原元紀議員
8番
池田彩乃議員
9番
角田真美議員
10番
鈴木和宏議員
11番
鈴木美伸議員
12番
杉山三郎議員
13番
川久保昌彦議員
14番 俵
鋼太郎議員
15番
奥山孝二郎議員
16番 楊
隆子議員
17番
神戸秀典議員
18番 篠原 弘議員 19番
井上昌彦議員
20番 大川 裕議員 21番 武松 忠議員 22番
木村正彦議員
23番
鈴木紀雄議員
24番
横田英司議員
25番
岩田泰明議員
26番
田中利恵子議員
27番
加藤仁司議員-----------------------------------説明
のため出席した者 市長 守屋輝彦君 副市長 鳥海義文君 副市長 玉木真人君 教育長
柳下正祐
君 理事・
総務部長
豊田善之君 理事・
福祉健康部長
山崎文明君 理事・
経済部長
座間 亮君 技監・
建設部長
小澤千香良
君
企画部長
安藤圭太
君
政策調整担当部長
杉本錦也君
公営事業部長
隅田俊幸君
市民部長
杉崎貴代君
地域コミュニティ担当部長
遠藤佳子君
防災部長
杉山博之
君
文化部長
石川幸彦君
環境部長
神名部耕
二君
子ども青少年部長
杉崎 智君
都市部長
石塚省二君
下水道部長
石井謙司
君
市立病院病院管理局長
簑島信次君 消防長 岸 成典君
水道局長
湯川 寛君
教育部長
北村洋子
君
総務課長
尾上昭次君
財政課長
石井裕樹
君
-----------------------------------事務局職員出席者
事務局長
向笠勝彦
議会総務課長
室伏正彦
議事調査担当課長
吉野るみ 副課長
渡辺博之
副課長
高橋洋子
主査 原
圭佑-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) ただいまから去る9月28日に引き続きまして
小田原市議会
9月定例会を開きます。 午前10時0分 開議 ○議長(
奥山孝二郎
君) 本日の
出席議員
は全員であります。定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 本日の
議事日程
は、お手元に配付したとおり定めましたので御了承いただきます。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 日程第1 議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定についてから、日程第14 議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定についてまでの14件を
一括議題
といたします。 ただいま
一括議題
といたしました各議案は、
決算特別委員会
に審査を付託いたしましたので、これより
決算特別委員長
に審査の経過並びに結果について御報告願いますが、まず、
決算特別委員長
の報告の後、一括で質疑を行います。次に、
付託議案
のうち、議案第94号、議案第95号及び議案第101の3件の各議案を一括で討論、採決を行います。次に、議案第96号から議案第100号、議案第102号から議案第104号及び議案第106号の9件の各議案を一括で討論、採決を行います。最後に、議案第105号及び議案第107号の2件の各議案を一括で討論、採決を行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、
決算特別委員長
から御報告願います。
----------------------------------- 令和
2年9月30日 議長
奥山孝二郎
様
決算特別委員長
鈴木美伸
[印]
決算特別委員会審査報告書
本委員会に付託された事件について、審査の結果、次のとおり決定したので、
会議規則
第74条の規定により報告します。1 事件 (1)議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定について (2)議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (3)議案第96号 令和元
年度小田原城天守閣事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (4)議案第97号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (5)議案第98号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (6)議案第99号 令和元
年度小田原
市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (7)議案第100号 令和元
年度小田原
市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (8)議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (9)議案第102号 令和元
年度小田原
市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (10)議案第103号 令和元
年度小田原
市
広域消防事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (11)議案第104号 令和元
年度小田原地下街事業特別会計歳入歳出決算
の認定について (12)議案第105号 令和元
年度小田原
市
水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について (13)議案第106号 令和元
年度小田原
市
病院事業会計決算
の認定について (14)議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について2 審査の経過及び結果
上記議案
について、当局の説明を聴取し
慎重審査
の結果、議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定について、議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定についての3件を一括採決した結果、賛成多数をもって、いずれも認定すべきものと決定した。 次に、議案第96号 令和元
年度小田原城天守閣事業特別会計歳入歳出決算
の認定についてから議案第100号 令和元
年度小田原
市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第102号 令和元
年度小田原
市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
の認定についてから議案第104号 令和元
年度小田原地下街事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第106号 令和元
年度小田原
市
病院事業会計決算
の認定についての9件を一括採決した結果、
全会一致
をもって、いずれも認定すべきものと決定した。 最後に、議案第105号 令和元
年度小田原
市
水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について及び議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定についての2件を一括採決した結果、
全会一致
をもって、いずれも
原案可決
及び認定すべきものと決定した。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 11番
鈴木議員
、登壇願います。 〔11番(
鈴木美伸
君)登壇〕 ◆11番(
鈴木美伸
君) 御報告申し上げます。 去る9月18日に再開されました市議会9月定例会におきまして、議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定についてから、議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定についてまでの14件の議案が、私ども12名をもって構成する
決算特別委員会
に一括付託されましたので、その審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会は、同日の本
会議散会
後に招集され、まず、委員長の互選を行いましたところ、
指名推選
により、私11番鈴木が委員長に選出され、続いて、副委員長の互選を行いましたところ、同じく
指名推選
により、20番
大川議員
が副委員長に選出されました。 続いて、
審査日程
が検討され、
審査期間
を9月18日、23日、24日、25日、30日及び10月2日の6日間と定めました。 続いて、市長、両副市長、
教育長並び
に
代表監査委員
の出席を求め、市長及び
代表監査委員
の挨拶を受け、
決算議案等
の全体に係る部分についての説明の後、個別に
執行部担当者
の説明を受けながら
一般会計
の
書類審査
を行い、23日には引き続き
一般会計
を、24日には
一般会計
、
特別会計
及び
企業会計
の
書類審査
を逐次行いました。また、25日には
無住庵移築復元事業費
、
市民ホール整備事業
及び
豊島邸耐震等改修工事請負費
について3カ所の
現地査察
を実施いたしました。 さらに9月30日には本委員会に市長、両副市長並びに
教育長等
の出席を求め、
書類審査
及び
現地査察
の内容について
総括質疑
を行うなど、慎重なる審査を行いました。
総括質疑
では、多岐にわたる質疑及び意見がありましたので、その一部を申し上げます。
広報紙発刊事業
については、「
広報小田原
」の
発信方法
に対する質疑があり、
インターネット環境
の充実を受けて、若年層の読者拡大や双方向のコミュニケーションが期待できるSNSの活用を、より一層図るべきとの意見がありました。 清閑亭を核とした
まちづくり事業
については、清閑亭の今後の利活用に対する質疑があり、
小田原城天神山回遊路
の開通を踏まえ、
戦国時代
からの歴史も堪能できるよう、
周辺エリア
との
回遊性向上
を図るべきとの意見がありました。
市民活動助成事業
については、
市民活動応援補助金
に対する質疑があり、従前は市役所で行っていた
補助金申請
の受付を
市民交流センターUMECO
の
指定管理者
に委任しているが、市としても
市民団体
の声を直接に把握する工夫をすべきとの意見がありました。
公立保育所管理運営事業
については、保育士の配置に対する質疑があり、個別支援を必要とする児童が増加し、そうした児童の長時間保育の希望も増えていることから、
保育現場
の声を十分に聴取し、今後も適正な
職員配置
に努めるべきとの意見がありました。
ごみ収集運搬事業
については、
家庭ごみ
に係る
ごみ収集運搬業務委託
の
執行方法
に対する質疑があり、さらなる
市民サービス向上
のため、
単独見積り
による随意契約ではなく
一般競争入札
を原則として実施すべきとの意見がありました。
農道
・
用排水路整備事業
については、
県営農業用排水路整備事業費負担金
に対する質疑があり、老朽化した
鬼柳堰鴨宮支線
からの浸透水が隣接する道路の路面沈下の原因となっているため、県に対し早期着工を求めるべきとの意見がありました。
観光PR事業
については、イベントの評価に対する質疑があり、事業の質を高めるためには、個々の事業について成果目標を明確に設定し、
事業終了
後は、目標の成否の要因を丁寧に分析調査すべきとの意見がありました。
学校運営協議会推進事業
については、
学校運営協議会
の
委員構成
に対する質疑があり、
学校評議員制度
から移行した後も、委員の構成は従前と同様に自治会やPTAの役員の割合が高い現状があるため、各学校の
地域特性
も考慮した人選をすべきとの意見がありました。
学校施設維持
・
管理事業
については、小・中学校の
空調設備設置等
に対する質疑があり、
教育環境
の改善とともに、災害時には
広域避難所
となるといった観点から、
特別教室
のほか、
屋内運動場
についても、
空調設備
を設置すべきとの意見がありました。 本丸・
二の丸整備事業
については、整備中の
御用米曲輪
の
保存活用
に対する質疑があり、VR技術の活用等により、整備中においても史跡の体感ができるようにするなど、市民や観光客の興味を引く史跡の「見せ方」についても検討すべきとの意見がありました。
後期高齢者医療事業
については、保険料の滞納者へ発行する短期被
保険者証
に対する質疑があり、生活困窮を理由とした滞納者については、短期被
保険者証
を発行するだけでなく、
生活支援
につなげるなど、個別の事業に寄り添った支援の充実を図るべきとの意見がありました。
総括質疑
後の採決に当たりましては、委員からの提案により議案第94号、議案第95号及び議案第101号の3件を一括で、議案第96号から議案第100号、議案第102号から議案第104号及び議案第106号の9件を一括で、議案第105号及び議案第107号の2件を一括で採決することといたしました。 そこで、まず、議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定について、議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定についての3件を一括採決した結果、賛成多数をもって、いずれも認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第96号 令和元
年度小田原城天守閣事業特別会計歳入歳出決算
の認定についてから議案第100号 令和元
年度小田原
市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第102号 令和元
年度小田原
市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
の認定についてから議案第104号 令和元
年度小田原地下街事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第106号 令和元
年度小田原
市
病院事業会計決算
の認定についての9件を一括採決した結果、
全会一致
をもって、いずれも認定すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第105号 令和元
年度小田原
市
水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について及び議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定についての2件を一括採決した結果、
全会一致
をもって、いずれも
原案可決
及び認定すべきものと決定いたしました。 以上が、審査の経過並びに結果であります。 終わりに、令和元
年度決算
についての総括的な所見であります。 令和元
年度決算
において、
一般会計
及び
特別会計
を合わせた
決算総額
は、平成29年度以降、歳入、歳出とも増加したほか、
歳入歳出差引額
から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支
は41億3524万円の黒字であり、単
年度収支
も3年ぶりに黒字となりました。また、
企業会計
においても、それぞれ当年度純利益が生じております。
普通会計
における
財政指標
では、
決算剰余
を
財政規模
との比較で表す
実質収支比率
は、前年度に比べ1.4ポイント高くなりました。また、
地方公共団体
の財政力を示す
財政力指数
は、前年度に比べ0.003ポイント低くなり、わずかながらの低下が見受けられた一方、
財政構造
の弾力性を示す
経常収支比率
においては、前年度に比べ0.7ポイント低下し、弾力性を増しています。 しかしながら、債務の状況を見ると、
債務負担行為残高
と年度末
市債残高
を合算した債務額は、
焼却施設基幹的設備改良事業
や
学校空調設置事業
などの実施により過去5年では最大となっており、将来
負担比率
も
市債残高
の増加などにより、平成30年度の「なし」に対して令和元年度は9.7%と、将来負担が増えています。 こうした
財政状況
の中、今後の
財政運営
については、
市民ホール整備
や
市立病院
の新
病院建設
、
公共施設
や
道路等インフラ
の
維持管理
に加え、増大し続ける扶助費や
社会保障費
の負担、そして、本年の
新型コロナウイルス感染症
による
経済的影響
を受け、税収の減少も想定されます。 引き続き、積極的な財源確保や
事務事業
の効率化に努めるとともに、
地域経済
の回復と
健全財政
の維持に努められるよう期待するものであります。 以上のとおり、本委員会における審査の経過並びに結果について申し上げまして、報告を終わります。(拍手) ○議長(
奥山孝二郎
君) 以上で
決算特別委員長
の報告は終わりました。 ただいまの報告に対して御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 質疑もありませんので質疑を終結し、議案第94号、議案第95号及び議案第101号の3件の各議案に対する討論に入ります。 ◆24番(
横田英司
君) 議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定については、
競輪事業
は公営であるとはいえ
ギャンブル
ですから反対をいたします。また、それとは別に、
総括質疑
で、令和元年度の繰出金は平成30年度と同額の5000万円であったが、ピーク時の平成3年の48億円からずっと下がり続けている、赤字になることも想定しておく必要がある旨を申し上げました。そういう意味で、もはや
公営ギャンブル
で
自治体財政
を支える時代ではありません。以上の理由により、
決算認定
は認められません。 次に、議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定については、高齢者の
医療事業
について高齢者の
医療差別
をなくすべきであり、そのためには
老人保健制度
に戻す必要があると考えますので、認められません。 以上です。 ◆25番(
岩田泰明
君) 2019年度の小田原市
一般会計歳入歳出決算
に、
日本共産党市議団
を代表して反対討論を行います。 2019年度は、旧町村との合併時の合意に基づき設置された、大窪、早川、桜井、豊川、片浦、上府中、国府津、酒匂、下曽我、曽我の支所・
窓口コーナー
と
中央連絡所
が廃止され、通年でこれら施設が存在しない初の
会計年度
でありました。この2019年度の
一般会計予算
について、当市議団を代表して関野隆司が、「今回の予算は支所等の統廃合を行った予算になっております。今回の支所等の統廃合については、地域の集会所、交流の場、
文化活動
を行う生涯
学習センター分館
をなくすべきではありません。住民にとって、
周辺地域
をますます厳しいものにしてしまいます」と問題点を指摘しております。
決算審査
においてこれらの指摘が現実となっていることが確認できました。 移動時間の増加をおいても
支所廃止地域
の片浦では、江之浦から
片浦支所
のある根府川駅のバス停までの
バス運賃
は片道240円、往復480円でございました。本庁に行くまでには、さらに
東海道本線
で根府川駅から小田原駅まで片道200円、小田原駅から市役所までバスで片道180円、往復360円、合計1240円と、
片浦支所時代
より2.58倍の
交通費負担
が発生しております。同じく
曽我地域
では、
支所廃止
により最寄りの
川東タウンセンターマロニエ
には、上曽我からダイナシティまで
バス運賃
で片道280円、往復560円、下大井からはバスを乗り継ぎ片道490円、往復980円の
交通費負担
となっております。 市は、このような
市内周辺地域住民
の負担を激増させるとの指摘に対し、本庁など
存続窓口
のみの取扱いとなる
届出業務
は、
支所業務
のごく一部であると差し置いて、一定の
住民窓口サービス
を代替するため、2019年1月15日から
コンビニエンスストア
や郵便局での
証明書交付サービス
などを導入いたしましたとしてきました。
コンビニ証明書交付サービス
は、全市民を対象としたものであり、これを
廃止支所等
の代替とするのは噴飯ものでございますから、これを除くとして、市は、
支所取扱業務
の大多数を占める
証明書交付
、金銭収納については郵便局で代替できるとしてきた。それゆえ、さきに挙げました
廃止地域住民
の
交通費負担
の増加については、これを等閑視してきたのであります。 しかし、実際には
決算審査
で明らかになったように、支所等の存在した2018年度と廃止後の2019年度における存続する五つの窓口の
取扱件数
で比較すると、2018年度の
証明書等
の
交付件数
が全体で23万7155件、2019年度は22万9150件であった。そのうち、総数減少の中で本庁は2018年度は11万1898件に対して、2019年度は12万452件、
マロニエ住民窓口
は4万2089件から5万1841件へとそれぞれ1万件程度増加しております。同様に
いずみ住民窓口
、
アークロード市民窓口
についても4000件程度増加しております。 このことから、
支所等廃止地域
の住民は、代替の
郵便局等
ではなく、本庁や
マロニエ
などの存続している
住民窓口
を利用していると言えます。結局、
支所廃止
に伴い、その結果、
対象地域
の住民が
存続窓口
を利用するために移動時間や費用が発生しているということになります。この点について、市は「総合的に勘案して」と繰り返すのみで、全く説得力のある説明を行いませんでした。
支所等廃止
により代替として開始された郵便局や
コンビニエンスストア
の
交付サービス
については、相当程度の件数が想定されたはずでありますが、実際には廃止11支所等の扱い高、
証明書等交付件数
は、2018年度4万856件だったのに対して、2019年度の郵便局の扱い高は1割前後の3947件にとどまっております。このことは、支所や4業務のみの取扱いである
窓口コーナー
であっても、そこに市職員が配置され、相談機能など無形の様々な効用を持っていたことを浮き彫りにするものでありました。同じ有人窓口である支所等と郵便局の実態の利用件数の比較から、支所には他に代えがたい価値、つまり代替できないことがあったということが明らかになったと思います。 市民から必要とされている地域の行政拠点を廃止したことの誤り、そして代替と称して開始した事業に対する市民の評価は明らかであります。よって、旧町村との合併時合意を裏切り、
周辺地域
を切り捨て、居住する地域によって格差を生じさせてまで得なければならなかった利益はないものと判断できます。よって、認定し得ません。 また、居住している地域による不利益を新規に発生させた事業として、富水駅前無料自転車駐車場の2019年11月30日をもっての廃止がございます。市は、富水駅周辺に自転車を止める際は民間の駐車場を御利用くださいとしておりますが、これは中心市街地活性化にも反する愚策でありました。富水駅からの下り線利用で考えますと、富水駅から小田原駅までは片道現金160円で往復320円、小児運賃では片道80円、往復160円であります。代替施設とされた付近の有料自転車駐車場の時間貸し料金は110円であります。富水駅から小田急線を利用して小田原駅を往復する際に、廃止された自転車駐車場の代わりに有料駐車場を利用した場合、1.34倍に負担額が増大し、小児に至っては1.68倍になっております。 日本国憲法第22条第1項において、「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」とされております。浦部法穂神戸大学法学部名誉教授は、「移動の自由は、単に経済的自由として意義を持つだけでなく、より広範な意義を持つとして、経済的自由としての意義、人身の自由としての側面、人身の自由は、単に消極的に拘束されないというだけでなく、積極的に自分の欲するところへ移動する自由でもある。移動の自由は、表現の自由とも密接な関係を持っている。人が差し向かいで行う意思伝達は、人の移動を制限することによってのみ、それを抑圧することが可能となる」と述べております。 このように、人権上重要な移動の自由も、それが経済的理由によって移動が不可能になってしまえば画餅に帰すことになります。人の移動にとって公共交通機関の利用は大きな位置を占めており、その利用が居住する地域によってその負担が大きく異なるようでは、等しく移動の自由が保障されているとは言い難いものとなります。市内鉄道各駅に敷設されている市営無料自転車駐車場は、まさにこの市民の移動の自由を具体的に保障する手段と言えます。市内のどこに住んでいても公共交通機関が利用できるように用いられていた施設を廃止することは、認められません。 如上の理由により、2019年度の小田原市
一般会計歳入歳出決算
は認められませんので、反対するものです。 以上、申し述べて討論といたします。 ○議長(
奥山孝二郎
君) 御発言も尽きたと思いますので討論を終結いたします。 採決いたします。議案第94号、議案第95号及び議案第101号の3件の各議案について、
決算特別委員長
の報告どおり認定することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 賛成多数であります。よって、議案第94号 令和元
年度小田原
市
一般会計歳入歳出決算
の認定について、議案第95号 令和元
年度小田原
市
競輪事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第101号 令和元
年度小田原
市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
の認定については、いずれも
決算特別委員長
の報告どおり認定することに決しました。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 次に、議案第96号から議案第100号、議案第102号から議案第104号及び議案第106号の9件の各議案に対する討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 御発言もありませんので討論を終結いたします。 採決いたします。議案第96号から議案第100号、議案第102号から議案第104号及び議案第106号の9件の各議案について、
決算特別委員長
の報告どおり認定することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 全員賛成であります。よって、議案第96号 令和元
年度小田原城天守閣事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第97号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第98号 令和元
年度小田原
市
国民健康保険診療施設事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第99号 令和元
年度小田原
市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第100号 令和元
年度小田原
市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第102号 令和元
年度小田原
市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第103号 令和元
年度小田原
市
広域消防事業特別会計歳入歳出決算
の認定について、議案第104号 令和元
年度小田原地下街事業特別会計歳入歳出決算
の認定について及び議案第106号 令和元
年度小田原
市
病院事業会計決算
の認定については、いずれも
決算特別委員長
の報告のどおり認定することに決しました。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 次に、議案第105号及び議案第107号の2件の各議案に対する討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 御発言もありませんので討論を終結いたします。 採決いたします。議案第105号及び議案第107号の2件の各議案について、
決算特別委員長
の報告どおり決定及び認定することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 全員賛成であります。よって、第105号 令和元
年度小田原
市
水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定について及び議案第107号 令和元
年度小田原
市
下水道事業会計剰余金
の処分及び決算の認定については、いずれも
決算特別委員長
の報告どおり決定及び認定することに決しました。 ◎市長(守屋輝彦君) 令和元
年度小田原
市
一般会計
、
特別会計
及び
企業会計
決算の御認定をいただきまして、誠にありがとうございました。
決算特別委員会
委員の皆様方におかれましては、委員会における
書類審査
や
現地査察
を実施していただくなど様々な角度から御審査を賜りましたことに深く感謝を申し上げます。
決算特別委員長
の御報告にございました御意見や質疑の中で委員の皆様からいただきました御意見などを参考に、今後も健全な
財政運営
に努めてまいりたいと考えております。 ありがとうございました。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 次に、日程第15
意見書案
第4号 少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
と
義務教育費国庫負担制度拡充
に係る意見書を議題といたします。
----------------------------------- 令和
2年9月14日
小田原市議会
議長
奥山孝二郎
様 発議者
小田原市議会
議員 楊 隆子(印) 〃 〃 清水隆男(印) 〃 〃 鈴木敦子(印) 〃 〃 金崎 達(印) 〃 〃 川久保昌彦(印) 〃 〃
横田英司
(印)
意見書案
第4号 少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
と
義務教育費国庫負担制度拡充
に係る意見書 上記の議案を別紙のとおり
会議規則
第15条の規定により提出します。
-----------------------------------
少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
と
義務教育費国庫負担制度拡充
に係る意見書
新型コロナウイルス感染症
の拡大により、文部科学省から発出された「学校の新しい生活様式」では、「密集」の回避(身体的距離の確保)として、「児童生徒の間隔を1メートルを目安に学級内で最大限の間隔をとるように座席配置を取ります。」と示されているが、現行の「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」では、同法第3条第2項において、同学年の児童(生徒)で編制する学級の一学級の児童又は生徒の数の基準は40人と規定されており、かけ離れた状況が生じている。 さらに、3ヶ月に及ぶ休校による学びの遅れを取り戻すために、今まで以上に丁寧な学習指導・支援の必要性が生じている。加えて、長期休校、
新型コロナウイルス感染症
の感染拡大による社会不安や家庭環境の変化などにより、ストレスを抱えながら生活している子供一人ひとりに、丁寧に関わりながら心のケアを進めていくことが求められる。 そして、社会全体における「新しい生活様式」とともに、恒常的な感染症対策を、学校における教育活動として、継続的に実施していく必要がある。 これらを実現し、子供たちが全国どこに住んでいても一定水準の教育を受けられるようにするためには、義務教育費国庫負担制度の国庫負担割合を2分の1に復元し、少人数学級の編成の実現をはじめ、
教職員定数改善
のための財源を保障する必要がある。 よって、国においては、地方教育行政の実績を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするため、次の措置を講じられるよう強く要望する。1 少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
計画を早急に策定すること。2 教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年 月 日衆議院議長参議院議長内閣総理大臣 あて総務大臣財務大臣文部科学大臣
小田原市議会
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) お諮りいたします。本件につきましては、提案理由の説明、質疑及び委員会の審査を省略することにして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 御異議ないものと認めます。よって、提案理由の説明、質疑及び委員会の審査を省略し、直ちに討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 御発言もありませんので討論を終結いたします。 採決いたします。
意見書案
第4号について、原案に賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(
奥山孝二郎
君) 賛成多数であります。よって、
意見書案
第4号 少人数学級の編成の実現をはじめとする
教職員定数改善
と
義務教育費国庫負担制度拡充
に係る意見書は、原案のとおり可決確定いたしました。
-----------------------------------
○議長(
奥山孝二郎
君) 以上で本定例会における議事は全て終了いたしましたので、この定例会を閉会いたします。 午前10時31分 閉会以上会議のてんまつを記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。 令和2年10月5日 議長
小田原市議会
議長
奥山孝二郎
小田原市議会
副議長 井上昌彦 署名議員
小田原市議会
議員 田中利恵子
小田原市議会
議員 加藤仁司
小田原市議会
議員 安野裕子...
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