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令和 2年 2月 予算等特別委員会-03月24日-09号

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  1. 藤沢市議会 2020-03-24
    令和 2年 2月 予算等特別委員会-03月24日-09号


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    令和 2年 2月 予算等特別委員会-03月24日-09号令和 2年 2月 予算等特別委員会 3月24日(第9日) 1.日   時  令和2年3月24日(火) 午前9時30分開会 2.場   所  第1議会委員会室及び議会議場 3.出 席 者      委 員 長  大 矢   徹      副委員長  北 橋 節 男      委  員  土 屋 俊 則   山 内 幹 郎            石 井 世 悟   西     智            安 藤 好 幸   神 尾 江 里            清 水 竜太郎   松 長 由美絵            友 田 宗 也   杉 原 栄 子            甘 粕 和 彦   佐 野   洋            東 木 久 代   武 藤 正 人      欠席委員  な し      議  長  加 藤   一      副 議 長  有 賀 正 義      傍聴議員  原 田   建
         理 事 者  鈴木市長、小野副市長、宮治副市長、総務部長関口企画政策部長、            松崎財務部長中山財務部参事平井防災安全部長藤本市民自治部長、            神原生涯学習部長片山福祉健康部長阿南保健所長、            村井子ども青少年部長宮沢環境部長和田経済部長、            石原計画建築部長藤村都市整備部長八文字都市整備部参事、            富塚北部区画整理事務所長古澤道路河川部長北村道路河川部参事、            鈴木下水道部長武井下水道部参事真間下水道部参事、            常田市民病院長石原看護部長甲斐医療安全対策室長、            向地域医療連携室長吉原市民病院事務局長齋藤市民病院事務局参事、            衛守消防局長平岩教育長須田教育次長松原教育部長、            佐藤教育部参事中川代表監査委員、その他関係職員      事 務 局  黒岩議会事務局長室伏議会事務局参事田口議事課長、            浅上議事課課長補佐堀井議事課上級主査東山議事課書記 4.件   名  議案  第100号 令和2年度藤沢市民病院事業会計予算  議案  第93号  令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算  議案  第96号  令和2年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計予算  議案  第99号  令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計予算  討論・採決       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 引き続き審査を行います。  それでは、議案第100号令和2年度藤沢市民病院事業会計予算の審査を行います。  本会計予算、349ページから377ページまでについての説明を求めます。 ◎吉原 市民病院事務局長 おはようございます。議案第100号令和2年度藤沢市民病院事業会計予算につきまして御説明申し上げます。  初めに、収益的収入及び支出でございますが、病院事業収益は202億337万3,000円で、前年度と比べ9億1,818万5,000円の増、病院事業費用は220億1,690万8,000円で、前年度と比べ10億8,261万4,000円の増でございます。  次に、資本的収入及び支出でございますが、資本的収入は3億1,525万8,000円で、前年度と比べ1億9,770万1,000円の減、資本的支出は15億6,464万5,000円で、前年度と比べ2,876万5,000円の減でございます。  詳細につきましては、お手元の令和2年2月藤沢市議会定例会予算議案に関する説明書に記載のとおりでございます。  よろしくお願いいたします。       ──────────────────────────────  市民病院高度急性期急性期医療を担う地域の基幹病院として、患者さんが安心して受けられる医療を提供し、地域医療機関との機能分担と連携の推進により、地域完結型の医療を目指した運営を進めております。令和2年度につきましても、湘南東部二次保健医療圏地域医療支援病院として地域医療の向上に取り組むとともに、救命救急センター等の運営により、24時間にわたり救急医療を提供してまいります。また、地域がん診療連携拠点病院として専門的ながん医療を提供し、地域医療機関と連携して質の高い医療体制を確保するとともにがん医療のさらなる充実と地域がん診療連携拠点病院(高度型)の指定を目指し、緩和ケアセンターを開設いたします。  令和2年度の主な事業でございますが、病院運営事業につきましては、患者サービスの向上を図り患者の多様化するニーズと地域医療機関との連携に対応し、患者と家族の総合的支援を推進するため、患者総合支援センターを開設いたします。医療総合情報システム整備事業につきましては、手術室システムの導入を行い手術室内における業務の電子化を行ってまいります。その他施設整備事業につきましては、産科病棟において出産後の母児が同室で過ごすことができる環境を提供するため機器設置工事等を行ってまいります。また、医療器械等購入事業につきましては、多項目自動血球分析装置高気圧酸素治療装置等医療器械・備品の導入及び更新を行うとともに、患者サービスの向上のため患者用Wi-Fi環境の整備を行ってまいります。  第1条は、総則でございます。  第2条は、業務の予定量を定めるものでございます。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、企業債の目的、限度額等を定めるものでございます。  第6条は、一時借入金の限度額を定めるものでございます。  第7条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を定めるものでございます。  第8条は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にかかる事業のため一般会計から受ける補助でございます。  第9条は、棚卸資産の購入限度額を定めるものでございます。  第10条は、重要な資産の取得につきまして記載したものでございます。  収益的支出の第1款病院事業費用は220億1,690万8,000円で、前年度と比べ10億8,261万4,000円の増でございます。  第1項医業費用213億3,079万5,000円は、給与費、材料費及び経費等でございます。  第2項医業外費用5億1,757万3,000円は、支払利息及び企業債取扱諸費、雑損失でございます。  第3項特別損失1億6,654万円は、過年度損益修正損及びその他特別損失でございます。  第4項は予備費でございます。  収益的収入の第1款病院事業収益は202億337万3,000円で、前年度と比べ9億1,818万5,000円の増でございます。  第1項医業収益189億9,356万2,000円は、入院・外来収益及び他会計負担金等でございます。  第2項医業外収益は12億981万1,000円で、受取利息配当金、補助金及び他会計負担金等でございます。  資本的支出の第1款資本的支出は15億6,464万5,000円で、前年度と比べ2,876万5,000円の減でございます。  第1項建設改良費10億9,152万円は、システム開発及びその他施設の整備並びに医療器械・備品の購入に要する経費でございます。  第2項企業債償還金4億7,112万5,000円は、これまでに借り入れた企業債の元金に対する償還金でございます。  第3項は予備費でございます。  資本的収入の第1款資本的収入は3億1,525万8,000円で、前年度と比べ1億9,770万1,000円の減でございます。  第1項企業債は、医療器械購入に伴い借り入れる企業債でございます。  第2項負担金は、企業債の元金償還に対する一般会計からの負担金でございます。  第3項県補助金は、医療機器の購入に対する補助金でございます。  なお、資本的収入額資本的支出額に対して不足する12億4,938万7,000円につきましては、第4条のとおり内部留保資金等で補填するものでございます。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆神尾江里 委員 小児病棟の対応について確認をさせていただきたいと思います。  まず、小児病棟に入院中の乳幼児が利用できる保育室はありますか。 ◎田中 医事課主幹 小児病棟には、保育室ではございませんが、病室でないスペースとしまして、遊具、玩具、書籍等があるプレールームが1室ございます。 ◆神尾江里 委員 プレールームでの患者、御家族などの付き添いはどのようになっておりますか。 ◎田中 医事課主幹 プレールームの対応につきましては、基本的に看護師、保育士が付き添っておりますので、御家族の付き添い等がなくても御利用ができることになっております。また、御家族からの付き添いの希望がある場合については、付き添いも可能としております。 ◆神尾江里 委員 プレールームでは病室ごとに利用時間が決められていると聞いております。どのような体制が取られているのか確認をさせてください。 ◎田中 医事課主幹 患者さんの病状、あとは年齢層等によりまして、病室ごとに利用時間を区切っております。プレールームの利用時につきましては、先ほど申し上げたとおり、看護師と保育士が付き添っている状況にあります。また、病棟内のプレールームですので、診療、看護等で急な対応が必要な患者さんが発生した場合につきましては、そちらのほうを優先させていただいております。 ◆神尾江里 委員 それから、プレールームは急な患者さんの対応が必要な場合などには利用できない場合があるとのことですけれども、共働きなどで家族が付き添えるとは限りません。病院スタッフの体制を整える必要があると考えますが、この点いかがでしょうか。 ◎井上 医事課長 今御答弁をさせていただきましたが、診療や看護等で急な対応が必要な場合でも、現行の体制の中でできる限り対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆神尾江里 委員 それから、御家族が付き添えないことによって、乳幼児が泣き叫んでも放置されることがないか、そういったことに御不安を持たれる御家族もおります。この点についてはいかがでしょうか。 ◎田中 医事課主幹 お子さんが泣き叫んでいたりしましたら、近くに行って抱っこをするですとか、あとは泣いている原因を聞いたり、声かけのほうをさせていただいておりますので、放置しているような状況はございません。 ◆神尾江里 委員 それから、病室での飲食は禁止されているのでしょうか。病室内で食事ができない場合、お子さんが眠ったとき、あるいは誰かがお見舞いに行ったときなどを見計らって外へ出て食事をするしかないのでしょうか。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 病室では、節食、治療食等を行っているお子様もいらっしゃいます。そのため、付き添いの方につきましても、病室での飲食はお茶、水、イオン水のみと制限させていただいております。また、お食事については、1度、病棟を出ていただき、院内にあるコンビニ等を御利用していただくということでお願いしております。 ◆神尾江里 委員 最後に、付き添いの方のベッドや寝具の用意はどのようになっているか確認をさせてください。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 日中は、点滴等の治療スペースの確保のため、ベッド横の椅子にて付き添いをお願いしております。夜間は添い寝も可能でございます。個室につきましては、治療の妨げにならない限り、折り畳み式のパイプベッド、このようなものを貸し出して対応しております。 ◆石井世悟 委員 幾つかお伺いさせていただきたいと思います。まず初めに、今回、新型コロナウイルス感染症に対しまして、いろいろと御対応いただいておりますことに本当に感謝申し上げます。お疲れさまです。ありがとうございます。  その新型コロナウイルス感染症に関して大変忙しくなっているということも関連しているのかもしれないんですけれども、地域の方から電話に関するお話を頂きました。病院に何度か連絡をしているんだけれどもなかなかつながらない、電話を鳴らしっ放しで20分以上つながらないようなこともあったり、コールセンターにつながったけれども診療科になかなかつながらないとか、そういったことがあるというふうに聞いております。また、診療科のほうからも、やっとつながったけれども今対応できないので折り返しますという反応をお答えいただいたにもかかわらず、その折り返しもいただけないとか、そういったことがあったというふうに伺っておりまして、それだけ忙しいと実際にそういったケースがほかにも多々あるのかなという心配がありまして、そういった事象がほかにもあるのかどうか、また、どこら辺ぐらいまで病院として把握されているのか、お伺いできればと思います。 ◎田中 医事課主幹 患者さんに折り返し連絡するということでありましたら、診療科の外来クラークになるかと思います。外来クラークにつきましては、患者さんの問い合わせがあった場合については、同じ診療科に属します看護師、あとは医師に相談をしており、その際、診療中のため看護師等に相談できず、折り返しの電話というのができなかったというような御意見は今委員のおっしゃった以外の方にも聞いているところでございます。連携が図られていないといったような意見につきましては、今おっしゃっていただいた以外にも承っている状況にあります。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。やはり病院に電話をするということは何かしら体調が優れないということもありますし、時によっては緊急を要するかもしれないこともあるのかなというふうに思います。しかし、入り口である電話の対応でなかなかつながらなければ、その人は果たして本当に命が大丈夫なのかという心配はありますし、そういった意味では、市民病院としてのお客様というか、そういった方を取りこぼすようなことにもつながってしまうのかと思うんです。でも、そういった中で、現状、病院として電話対応がやっぱり忙し過ぎる、対応が不十分なのかどうかというふうに思うんですけれども、やっぱり忙しいというのが純粋な原因の一つなんでしょうか。 ◎田中 医事課主幹 忙しさにつきましては、特に休み明けでしたり、午前中の外来のピークのとき、そういったところにつきましては特に患者さんの対応に追われているというところから、忙しさが原因の一つであるかと思っております。  その対応としましては、今年度、外来予約センターを立ち上げまして、初診、再診の電話についてはこれまで外来のクラークが受けたりしていましたけれども、それを集中化させるような取組をして業務の軽減を図っているところでございます。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。今回、今おっしゃったように外来予約センターというものも開設をされて、予約、また代表電話と2つあるというふうに伺ってはいるんですけれども、予約受付センターが開設された後も、ここ一、二か月でそういった混んでなかなかつながらないというお話を伺いました。また、患者さんは、やっぱり病院に行くと、どちらかというとお医者さんだったり看護師さんにケアをしていただく側なので、電話がつながらないから来たくないよとか、病院なんか来ないよ、こんな病院は使わないよみたいな、そういったことはなかなか言いづらいんだと思うんですね。なので、そういった患者さんにいかに寄り添うか、同じ目線に立つのかというものが、地域から愛される病院づくりの一つなのかなというふうに思います。  そんな中、経営改善ということでいろいろと取り組まれていると思うんですけれども、患者さんに寄り添うという観点から、経営改善で今後そういった取組をしていくのかどうか、市民病院のお考えをお伺いできればなと思います。 ◎井上 医事課長 外来予約センターも、今、日に140件程度電話を受けているところでございます。そういう意味では一定の成果を上げておりますけれども、立ち上げたばかりでございますので、まだまだブラッシュアップできる部分があるのではないかというふうに考えております。また、今御指摘いただきましたとおり、患者さんは御意見を直接言える方ばかりではございませんので、今回の御意見を真摯に受け止めさせていただきまして、状況を把握し、改善に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。  また別の質問をさせていただければと思うんですが、今年の2月から、出産のお部屋ですけれども、LDR室が始まったというふうに伺っておりますが、現状、稼働状況がどうなのかお伺いできればと思います。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 LDR室につきましては、この2月10日から供用を開始しました。2月12日に最初の分娩がございまして、その後、昨日までのLDR室の分娩件数は11件、LDR室の利用率は23.3%、室利用料はおよそ28万6,000円となっています。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。LDR室を新たに新設されたと思うんですが、ほかの分娩室もあるんですが、そこと比較してどういう状況なのかお伺いいたします。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 こちらは稼働状況が若干低い状況であります。これからは外来やホームページ、これに見直し等々を行いながらPRを積極的に進めていきたいと思っております。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。実際、稼働率が23.3%と伺って、2月から1か月以上たっていますけれども、11件となかなか伸び悩んでいる状況だと思うんですけれども、LDR室を利用するかしないかというのも一つの大きな選択なんですが、やっぱり妊婦さんのときから初期健診でこういった情報というものを提供すること、例えばLDR室があるから市民病院を選んだとか、そういうような入り口が大変重要なのかなというふうに思うんですけれども、そういったことは保健所との連携はどうなっているのか、お伺いいたします。 ◎田中 医事課主幹 保健所との連携というところでは、まだ行っていないところなんですけれども、妊婦学級といいまして、当院のほうで分娩しますといったときには、妊婦さんだったり、当然配偶者の方、旦那さんも来られたりします。そのときにLDR室に寄って、陣痛、分娩が一体としてできるような施設が開設できましたといったことのPRはさせていただいていますので、そういったものであったり、産科外来での掲示とか、先ほど申し上げましたホームページの見直しですとか、そういうところからまずは着実に進めていきたいと思っております。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。市民病院と、ほかにも民間の病院でLDR室を抱えているところもありますし、そちらでは全面畳であったり、いろんな出産方法を検討されていたりしておりますが、市民病院はベッドをそのまま利用されるというふうに伺っておりまして、そういった分娩室のクオリティーであったり、そういった独自性というものを工夫することも一つ効果的なものかと思うんですが、そこら辺を検討しているのかどうかお伺いいたします。 ◎井上 医事課長 今、LDR室につきましては、この2月に整備して始めたばかりでございます。まだ具体的に今あるものをすぐどうこうということは考えていないんですけれども、今答弁させていただきましたように、まずきちんとPRをしていく、まずあるということを市民の皆さんに知っていただく、そういった中で利用率を高めていく。当然今後の状況を見ながら、今御指摘があったようなことも今後検討しなければいけないような状況があるかもしれません。そういったときにはまた改めて、調度の部分とかも含めて検討が必要なのかというふうに思っております。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。  では、最後に一つだけお伺いしたいのですけれども、本来であれば保健所のマターなのかなというふうに思うんですけけれども、今回のような感染症が拡大した際、また、アウトブレイクみたいな院内感染が拡大してしまった場合、今、藤沢市では基幹病院として市民病院が前面に立っていろいろやっていただいていると思うんですけれども、市民病院の機能が保てなくなってしまった場合、そういったリスクを考えていくことも今後必要なのかなというふうに思います。そういった場合、やはり市民病院としては、それをバックアップするような医療施設だったり医療組織というものが必要になるのかなと思うんですが、そういったことを市民病院側としてやはり必要性を感じているのかどうか、また今後そういったことを市に対して要望していくようなことは考えているのかどうかお伺いいたします。 ◎齋藤 市民病院事務局参事 市民病院は、感染症指定病院としまして、感染症病床6床を確保し、様々な感染症に対応しております。この6床だけの対応で難しい際には、院内のほかの病床を利用して対応もしていくことを視野に入れております。ただ、いずれにせよ、感染症が拡大をした際には、1病院での対応ということではなく、県や保健所とも調整を図り、地域全体での対応を検討していく必要があるものと考えております。 ◆石井世悟 委員 ありがとうございます。おっしゃるとおりなんですけれども――というより感染症対策としての病院ではなくて、アウトブレイクとか、院内感染が拡大してしまった影響で市民病院市民病院としての機能を保てなくなってしまった場合の危機管理として、そのバックアップ機能として、第二の基幹病院じゃないですけれども、そういったものを検討しているのか、それともそのバックアップ機能として、地域の医療機関等々とそういった連携を事前にしていくのかどうかというものを検討されているのかをお伺いしております。
    ◎吉原 市民病院事務局長 当院が感染症で機能が使えなくなった場合ということですけれども、今、当院が使えなくなった場合のバックアップというところまでは特に考えておりません。まずはそうならないように進めていきたいというふうに考えていますし、万が一、そういうふうになった場合は、今、参事が答えたように、やはり地域全体で考えていく。あとはもちろん藤沢市、保健所とも調整をしながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆土屋俊則 委員 まず、このたび診療報酬の改定が行われて、2020年度は新たな診療報酬で医療を行うということになるわけです。事前に調べをしたところ、今改定は本体部分で0.55%の引き上げ、薬価が0.99%、診療材料価格は0.02%の引き下げで、診療報酬全体では0.46%のマイナスの改定だというふうに言われています。その点で、市民病院にとってこのたびの診療報酬改定はどう見ているのでしょうか。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 今御指摘いただいたとおり、全体ではマイナスの改定となっております。今回の改定項目の中には、地域の救急医療体制における重要な機能を担う医療機関を評価する地域医療体制確保加算の新設もありました。また、医師の働き方改革を推進する医師事務作業補助体制加算、これの点数の引き上げなど、当院にとってはプラスの面もございます。また、機能評価係数が昨日公表されまして、これはポイント的には0.0403ポイントという増になっておりまして、このプラスの要素になってはおりますが、ただ、DPCの点数の精査がまだできておりません。この影響額については、現時点では不明でございます。今後、改定内容を十分に分析し、収益の確保に努めていきたいと思っております。 ◆土屋俊則 委員 DPCの精査の当てはめ作業などは大変なことだと思うんですけれども、クリニックさんだとか、あるいは中小病院なんかは、今回の改定はなかなか大変だとよく聞いているんですけれども、ただ、市民病院にとっては結構プラスになる要素だということでありました。  その点で、具体的なところで聞きたいんですけれども、いわゆる7対1看護に相当する急性期の一般入院料1の算定基準が今回厳しくなったと、現状では4分の1ぐらいの病院が今まで取れていたんだけれども、今後、要件を満たせなくなるのではないかというふうに言われていますけれども、この点、市民病院への影響はどうなんでしょうか。 ◎西ノ宮 医事課課長補佐 急性期一般入院料の1でございますが、算定に係る部分については、重症度、医療、看護の必要度、この評価の項目の判定基準の見直しがございます。急性期の入院医療の必要性に応じた適切な評価を行うため、ADLや介護に関する項目に対して厳しく評価する一方で、急性期医療の要件である手術の評価日数の延伸や緊急入院の評価が拡大されております。  結果といたしましては、当院にはプラスになると見込んではおりますが、こちらも引き続き、急性期一般の入院料1を算定していきたい、算定できると考えております。 ◆土屋俊則 委員 そういう点では、経営的にはプラスになるのかなと思いますし、先ほど答弁にもありましたけれども、地域医療体制確保加算、520点が新設をされました。5,200円ということですね。これは医師の働き方改革としての適切な労務管理を評価する、そういう面もあるわけですが、市民病院でこれを算定できるようであれば体制を整えて算定をするべきだと思うんですけれども、その点はどのように考えているんでしょうか。 ◎田中 医事課主幹 地域医療体制確保加算の算定要件としましては、病院勤務医の負担軽減、それと処遇の改善に資する計画というものを作成しなければなりません。当院の計画としましては、看護師または薬剤師へのタスクシフトであったり、医師事務作業補助者のさらなる配置によりまして医師の働き方改革に取り組み、当該加算の基準を満たせるよう努めてまいりたいと思っております。 ◆土屋俊則 委員 新たな改定部分も積極的に算定をしていくかと思うんですが、そうなってくるとやはり問題なのは、それを支えていく人員体制なのかなというところだと思います。会計年度任用職員との関係で、前年度比、医師が53人、技術職が8人、看護師が37人の増となってはいるんですけれども、この点、実際はどうなっているんでしょうか。不足はないのか、その辺を確認させてください。 ◎髙橋 病院総務課課長補佐 人員の増につきましては、非正規職員で任用していた職員を正規職員化したことによる部分が大部分ではございますが、人員体制につきましては、医療法による標準人員や各種施設基準を充足するだけの人員の確保がされていると考えております。また、必要に応じて、会計年度任用職員の活用を図りながら、充実した医療体制の確保に努めるものでございます。よろしくお願いします。 ◆土屋俊則 委員 充実した医療体制の確保にということですから、ぜひその点でしっかりやっていただきたいなと思うんですが、そういう中で、今度は医師の任用とか待遇についてお聞きをしたいんですが、2020年度、来年度に新たに任用される医師の数はどのくらいで、また、卒後の年数はどのような状況になっているのか、その辺のところをお聞かせください。 ◎髙橋 病院総務課課長補佐 2020年度に正規職員として任用される医師の職員につきましては、非正規職員からの任用替えも含めて、71人となっております。医師免許取得時点からの卒業後年数につきましては、平均して5年と4か月となっております。 ◆土屋俊則 委員 卒後平均5年4か月の医師が新たに71人の任用となると。  医師の評判というのは、やはりそのまま病院の評判になるわけですから、患者さんが快適に治療を受けるためにも医師の接遇というのはとても大事なのかなというふうに思っています。新たに任用になった医師を含めて、医師の待遇の取組はどのようにされていくんでしょうか。 ◎小泉 病院総務課主幹 新たに任用される医師につきましては、採用時にオリエンテーションの中で、副院長から直接、医療における接遇の講義を行い、病院としてホスピタリティーあふれる患者対応を目指していることを伝えているところでございます。また、昨年度は、「医療機関におけるコミュニケーション~患者・家族との安心と信頼の関係作り~」と題する研修の実施もいたしました。令和2年度につきましてもこのような研修を実施して、引き続き、患者、家族の方々とよい関係を築けるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 市民病院の2020年度の予算が、前年度比で入院が4億828万8,000円、外来で3億542万5,000円の増を見込んでいます。緩和ケアセンターですとか、あるいは患者総合支援センターが開設をしたり、また、先ほど質疑をした診療報酬の改定という関係のこともあるかと思うんですけれども、この点で経営の見通しをどう見ているのかお聞かせください。 ◎松下 病院総務課課長補佐 令和2年度予算では、入院、外来収益ともに前年度と比較して増加しておりまして、入院収益では、患者総合支援センターの開設に伴う入退院支援加算の増収も見込んでおります。しかし、一方で、給与費や減価償却費が増加しており、経常損失は前年度と比較して1億2,198万円増加しております。また、企業債の元金償還がさらに増加するため、収支、資金面でも厳しくなるものと予測されております。今後、経営の健全化に向けて収益確保及び費用削減に対する取組の強化を図るとともに、市財政課当局と協議、調整の上、適正な負担金の繰り入れの確保に努めてまいりたいと思います。 ◆土屋俊則 委員 そういう意味では、ぜひ経営的にもしっかりやっていただきたいなと思うんですが、新型コロナウイルスの関係でお聞きをしたいんですけれども、市中病院で経験をした人工呼吸器装着が必要であった重症COVID-19肺炎の感染対策、治療についてと題して、相模原中央病院の医師ですとか、あるいは東海大学医学部付属東京病院の医師などが連名での症例報告が日本感染症学会のサイトに公開をされています。いろいろ示唆に富む症例報告であるんですけれども、とりわけ当院での院内感染発覚後の一斉清掃、消毒がその後の感染伝播を断ち切る一因であったと。また、厳密な標準予防策、接触、飛沫感染対策、環境衛生により、引き続く3週間を超えての発症は皆無、感染制御ができていたと、そんな記載もあるわけですけれども、この点で市民病院の感染対策についてお聞かせをください。 ◎甲斐 医療安全対策室長 市民病院での感染対策ですが、大きく3つあります。1つ目は手指衛生、流水とせっけんを用いた手洗いとアルコール消毒液を用いた手指消毒が主なものになります。  2つ目は、感染経路の遮断、暴露、これは体に浴びるということなんですけれども、暴露する可能性がある場合には、手袋、ガウン、マスクなど適切な個人防護具を用いて感染対策を行っております。また、これらの標準予防策に加えて、飛沫感染や接触感染などの感染経路別の予防策を取っており、必要に応じて個室管理等を行っております。  3つ目は、環境の正常化ということで、患者さんがいる環境は常に清潔を維持するように努めております。このため、基本は清掃であり、環境消毒を必要とする場合には、汚染箇所に対してアルコール消毒等を行っております。 ◆土屋俊則 委員 そうした感染対策を徹底的に行うことと同時に、この症例報告では、職員全員の情報共有と感染対策の意識づけが重要であることを改めて知る結果となったと、そんな記載になっています。この点で、職員全員の情報共有、あるいは感染対策の意識づけについては、市民病院ではどのようになっているのかお聞かせをください。 ◎甲斐 医療安全対策室長 感染対策における職員全員の情報共有ですが、最新の感染情報の提供があれば、院内ポータルを活用して情報を発信しています。これに併せて、院内感染マニュアルの随時更新を行っております。また、職員全員の感染対策の意識づけについてですが、日常的な業務や通常の感染予防の研修を行っております。その中で、手指衛生や暴露対策などの教育は特に力を入れております。また、定期的に開催している感染対策講習会というものがあるんですけれども、これは医療職だけでなく事務職も含めて年2回の受講が義務づけられております。このほか、院内掲示版を活用して、視覚での注意喚起を職員だけではなく、来院される患者様、御家族の方にも行っております。例えばインフルエンザ等の流行期には、特にせきエチケットであったり、手指衛生を遵守できるように注意喚起を行っております。 ◆東木久代 委員 市民病院におかれましては、この数年来、様々な改革を進めてきていただいていると認識をしております。今、土屋委員の質問の中で診療報酬に反映しているとのことでございましたけれども、働き方改革ということで1点お伺いしたいと思います。  院長のお話によりますと、ドクターエイド、医師事務作業補助者を増員との記述がございました。ドクターエイドを導入しての効果ですとか、また今後、増員していくということでしたけれども、その辺りについて最初にお伺いしたいと思います。 ◎田中 医事課主幹 ドクターエイド、医師事務作業補助者につきましては、医師の事務作業の軽減を目的に、診断書等の文書作成業務であったり、診療データの登録または整理を行っております。今年度から、一部の診療科におきまして、外来の診療時に電子カルテの代行入力ですとか、病棟での退院サマリーの下書きを行っているところでございます。来年度は、さらに負担軽減に当たって増員を図り、対象となる診療科を拡大し、より多くの医師の負担軽減に努めてまいりたいと思っております。 ◆東木久代 委員 国として、医師の働き方改革は大変難しい課題だというふうに思っております。矛盾した内容でございますけれども、2024年には残業時間の規制ということも導入が視野に入っているとのことでございました。市民病院としても大きな課題だと思うんですが、まず、その実現に当たってどのような課題があるというふうに認識されているのかお伺いしたいと思います。 ◎髙橋 病院総務課課長補佐 2024年に導入される残業時間の上限規制において、労働時間の客観的な把握が重要であるというふうに考えております。医師がいつ出勤し、いつ退勤したのか、出退勤時間の正確な把握、また、医師特有の研さん等の考え方と時間外勤務の時間を明確に示し、また、全ての医師が労働時間について共通してどういったものかというのを認識できるような、そうしたことが必要であるというふうに考えております。 ◆東木久代 委員 様々な自己犠牲というか、献身的にやっていただく中で大変労働時間が長くなっていると認識しております。国として、働き方改革、医師のタスク・シフティング、タスク・シェアリング等の具体的な研究も発表されておりますけれども、今後の市民病院として、チーム藤沢市民病院というか、総合的に取り組む必要があるんだろうなというふうに思っております。今後の働き方改革全体についてお考えを伺えればと思います。 ◎小泉 病院総務課主幹 市民病院として、チームとしてどういう取組をしていくかということで、市民病院といたしましても、やはり労働時間の客観的な把握のため、新しい勤怠システムの運用を今後予定しております。また、時差出勤の推奨や、先ほど答弁させていただいた医師事務作業補助者、ドクターエイドの増員による病院内でのタスク・シフティングの推進等、医師の総勤務時間の縮減に向けて、いろいろな国の動きもございますので、動向を注視しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ◆清水竜太郎 委員 市民病院におかれましては、連日、連夜、本当にお疲れさまです。新型コロナウイルスの関連なんですが、一自治体とはいえ、やはり常に先取りして対応していくことが大事だと思っております。石井委員も先ほど申しておりましたが、そういう意味で、今大事なのは医療崩壊をいかに防げる体制づくりができるかということだと思います。例えば大阪府では、一括して重症、軽症の患者を振り分ける一元的な司令塔のようなセンターを造りました。指定病院だけではなくて、民間病院、さらに余った病床も総動員して使える病床をリストアップした上で患者の急増に備えているわけです。こうした仕組みは、本来、神奈川県がやることだと思いますが、市でもそういうことを想定して対応することが必要だと思います。民間の病院も含めた具体的な受入体制を事前につくっておくことが大事だと思いますが、市民病院の対応をお聞かせください。 ◎井上 医事課長 今御指摘いただきました点につきまして、まず3月19日に国から通知が出ておりまして、ピーク時の入院患者を受け入れるための必要な病床数を都道府県が各医療機関に割り当てるというふうにされております。これは感染症指定医療機関感染症病床だけではなく、一般病床や感染症指定医療機関以外の医療機関にも入院することを想定してのものでございます。こういったものがございますので、市民病院といたしましても、感染拡大の状況に応じましては、一般病床での受け入れということも検討する必要があるのではないかというふうに考えております。 ◆清水竜太郎 委員 民間の病院も含めた対応というのはいかがですか。 ◎齋藤 市民病院事務局参事 先ほど清水委員もおっしゃっていた部分ではあるんですけれども、やはり私ども市民病院としては、市内の病院、医師会に所属している一病院というふうな位置づけでございます。先ほど申し上げた感染症指定医療機関としての広域の対応ということも求められているところであるんですけれども、それらを含めて、全体的な部分に関しては、県ですとか保健所での検討を中心に対応を進めていきたい、進めていくものだと考えております。 ○大矢徹 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 次に、議案第93号令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算の審査を行います。  本会計予算、173ページから192ページまでについての説明を求めます。 ◎藤村 都市整備部長 それでは、議案第93号令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算につきまして御説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ26億8,012万5,000円でございます。  詳細につきましては、お手元の令和2年2月藤沢市議会定例会予算議案に関する説明書に記載のとおりでございます。よろしくお願いいたします。       ──────────────────────────────  本事業は、施行面積275.2ヘクタールを平成4年3月に事業認可を受けて事業を進めており、現在、5か年ごとの整備計画に基づき計画的に事業の進捗管理を図り計画期間内での完成を目指しているところでございます。  令和2年度の主な事業といたしましては、既に供用を開始している都市計画道路の沿道街区の整備及び生活道路である区画街路の築造を進め土地利用の進捗を図るものでございます。  第1条は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ26億8,012万5,000円と定めるものでございます。  第2条は、地方債を176ページの第2表地方債のとおり定めるものでございます。  第3条は、一時借入金の借入れ最高額を8億円と定めるものでございます。  歳出の1款北部第二(三地区)土地区画整理事業費は22億7,338万6,000円で、前年度と比較しまして1億5,929万3,000円の減額となっております。その主なものは補償費でございます。  1項1目事務費2億2,213万3,000円は、細目01給与費のほか細目02運営費として審議会運営費及び一般事務費でございます。  2目工事費は20億5,175万3,000円でございます。細目01業務委託費は、測量管理、建物調査、埋蔵文化財調査等に要する経費でございます。細目02工事費は、区画街路築造工事及び造成工事に要する経費でございます。細目03補償費は、工事に支障となる建物等の移転及び宅地が使用できない期間に対する用地補償に要する経費でございます。細目04工事負担金は、上水道管布設及び東京電力など他企業の占用物件の移設に伴う負担金でございます。細目05補修費は、道路補修等に要する経費でございます。  2款公債費は4億613万9,000円で、前年度と比較しまして6,289万1,000円の増額となっております。その主なものは都市計画事業債償還金でございます。  1項1目元金は、細目01都市計画事業債償還金でございます。  2目利子は、細目01都市計画事業債利子、細目02一時借入金利子でございます。  3款1項1目予備費は10万円でございます。  歳入1款国庫支出金4億4,160万円は、細目01社会資本整備総合交付金でございます。  2款県支出金1億8,000万円は、国庫補助に伴う県負担分でございます。  3款繰入金14億1,937万5,000円は、国庫補助の市負担分及び事務費並びに公債費償還金等を一般会計から繰り入れるものでございます。  4款諸収入5万円は、証明手数料等の雑入でございます。  5款市債3億8,010万円は、都市計画事業債でございます。  6款繰越金1億円は、前年度繰越金でございます。  7款保留地処分金収入は1億5,900万円でございます。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆山内幹郎 委員 それでは、質問いたします。  2017年9月に三たびの事業費を見直して223億円が増額され、総額778億円の事業になりました。事業執行期間は15年延長して2035年まで、事業期間を全部で45年間とする事業計画変更が行われたわけです。2020年度は第1期整備計画の4年目に当たります。まず、2019年度第1期整備期間の3年目までの建物の移転、宅盤造成、街路築造の進捗状況及び事業費の執行状況について伺います。 ◎新木 北部区画整理事務所所長補佐 第1期整備期間の3年目である令和元年度までの進捗状況でございますが、建物移転につきましては、全体141戸のうち108戸が完了見込みで、進捗率は約77%でございます。宅盤造成工事につきましては、全体15万9,000平方メートルのうち8万8,000平方メートルが完了見込みで、進捗率は約56%でございます。街路築造工事につきましては、全体6,900メートルのうち4,100メートルが完了見込みで、進捗率は約60%でございます。事業費につきましては、125億円のうち83億円の執行を見込んでおり、進捗率は約66%でございます。全体としましては、おおむね順調に進捗が図られているものと考えております。 ◆山内幹郎 委員 大方計画どおりに2019年度までは進んできているようです。埋蔵文化財の調査がどうなるのかによって造成作業の遅れが出るのではないかと心配するところなんですが、2020年度は、事業予定ではどうでしょうか、予定どおりに進めるための課題があるかどうか伺います。 ◎森井 北部区画整理事務所主幹 第1期整備期間の4年目となります令和2年度につきましては、造成工事、街路築造工事ともにおおむね事業計画どおりに進むものと考えております。なお、予定どおりに進めるための課題についてでございますが、本事業地区内には、埋蔵文化財の包蔵地としての指定が約10.9ヘクタールほど指定されておりまして、この付近につきましては、造成工事などを行う前までに埋蔵文化財の有無などを確認するための調査に複数年時間を要することとなります。したがいまして、第1期整備期間内で実施できない箇所が発生した場合は、その代替としまして、第2期以降に予定している箇所を前倒しするなどの工夫を凝らしまして、事業全体に遅れがないように講じてまいります。 ◆山内幹郎 委員 二の三地区の区画整理事業は計画当初からやめるべきと主張してきました。この間、大きな事業計画の見直しを行い、2倍近くに事業費が膨れ上がっている開発事業であります。その意味では、一般会計からの繰入れをどう縮減するのかがこの事業の大きな課題だと思います。一般会計からの繰入れ縮減に対する見解を伺います。 ◎佐藤 北部区画整理事務所主幹 一般会計からの繰入金の縮減につきましては、国庫補助金の増額獲得の観点から、補助制度の変更の機会などを捉え、国や県との協議を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆山内幹郎 委員 もう一つお聞きしたいのは、事業が長引いているもとで、新たにできた道路と既存の道路との交差点など交通安全対策が必要なところが見受けられます。住民から相談を受けたケースでは、優先道路がどちらなのか分かりづらい、その交差点では何度も事故が起きているという状況です。個別の対策はお願いしてありますが、それらの箇所の安全対策は特別に取る必要があると思いますし、総点検して対応すべきだと思いますが、取組の状況を伺います。 ◎由井 北部区画整理事務所主幹 安全対策の取組状況でございますが、これまで事業に伴い、新築された道路と既存道路が交差する箇所で優先道路がどちらなのか分かりづらい交差点にあっては、事前に交通管理者との協議の上、優先道路を明らかにするため、一方の道路に停止破線を路面に標示したり、この先に交差点があることの注意喚起、徐行、減速などの看板を設置するなどの安全対策を講じております。  今後は、交差点部分をカラー舗装にするなど安全対策についても実施してまいりたいと考えております。また、新たにできる交差点をはじめ、優先道路がどちらか分かりづらい交差点にあっては、近隣にお住まいの方々の御意見を伺いながら、交通管理者とも連携を図り、十分な安全対策がなされているかどうか点検してまいります。 ◆佐野洋 委員 それでは、私が昨年9月の決算特別委員会で質問しました保留地処分について何点かお伺いいたします。  まず初めに、令和元年度の保留地処分については、新たな試みとして11月中旬に公募による入札を実施するとのお話がありましたが、契約状況についてお伺いいたします。 ◎阪井 北部区画整理事務所所長補佐 保留地の契約状況ということでございますが、今年度、保留地の新たな処分方法といたしまして一般競争入札の制度を導入いたしまして、昨年11月14日から20日まで申込みの受付を行いましたが、応募者はなく、未契約の状況となってございます。 ◆佐野洋 委員 状況はわかりましたが、昨年の御答弁において、少しでも多くの保留地処分金が確保できるよう努める仕組みとのことでしたが、入札による処分に至らなかった理由及び仕組み自体の見直しも必要なものなのか、説明をお願いいたします。 ◎阪井 北部区画整理事務所所長補佐 今回の一般競争入札の対象地につきましては、事業者向けの用地であることから、面積規模は500平方メートル以上で、最低処分価格が9,000万円から1億円程度に設定しておりました。一般市民向けの宅地分譲と比較いたしまして、宅地の規模や金額が大きい点が入札による処分に至らなかった理由の一つとも考えられますが、その後、先着優先分譲に切替えまして受付を行った中では、複数の事業者の皆様から問い合わせをいただいている状況にもございます。そのようなことから、今後につきましても現行制度に基づきまして進めていきたいというふうに考えております。 ◆佐野洋 委員 昨年の質問において、事業を計画的に進めるには、自主財源である保留地処分金の確実な収入が重要ではないかとお聞きしました。今年度の保留地処分金収入はどのようになっているか、契約状況も含めてお答えください。 ◎佐藤 北部区画整理事務所主幹 今年度の保留地処分につきましては、随意契約によって4区画、1,915平方メートルの処分契約を締結いたしまして、予算額1億1,000万円に対し3億2,800万円の処分金収入を確保したところでございます。 ◆佐野洋 委員 今年度の保留地処分金の収入については、入札は不調になったものの、随意契約により一定の収入があったとのことでした。しかしながら、随意契約による処分については今後も継続的に行えるという確証は薄いように思えます。入札や一般公募についても、今後の経済情勢等によっては計画どおりに処分が行えないことも予想されます。  そこでお尋ねいたしますが、今後、保留地処分が計画的に進まない場合のリスク回避はどのようにお考えなのか、歳入の視点から御答弁をお願いいたします。 ◎富塚 北部区画整理事務所長 保留地の処分につきましては、過去の土地区画整理事業の事例を見ますと、町としての成熟度が増すに従ってその取得需要が増してくる傾向がございますので、今回の公募分譲につきましては処分に至りませんでしたが、今後も事業の進捗に合わせ継続することが重要であると考えております。  歳入の視点からのリスク回避につきましては、土地区画整理事業に係る地方債のうち、保留地処分金を起債対象とする地域開発事業者への活用等も今後研究してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、事業を進捗させることで魅力ある町としてのポテンシャルを高めまして、計画的な保留地処分につなげてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○大矢徹 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 次に、議案第96号令和2年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計予算の審査を行います。  本会計予算、245ページから252ページまでについての説明を求めます。 ◎古澤 道路河川部長 議案第96号令和2年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計予算につきまして御説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額は、それぞれ5,327万6,000円でございます。  詳細につきましては、お手元の令和2年2月藤沢市議会定例会予算議案に関する説明書に記載のとおりでございます。よろしくお願いいたします。       ──────────────────────────────  この特別会計につきましては、湘南台駐車場の事業費に充当した駐車場整備事業債の償還を行うものでございます。  第1条1項は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,327万6,000円と定めるものでございます。2項は、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものでございます。
     歳出の1款1項公債費は5,327万6,000円で、前年度と比較いたしまして670万5,000円の減となっております。  1目元金は5,199万8,000円で、駐車場整備事業債償還金でございます。  2目利子は127万8,000円で、駐車場整備事業債利子でございます。  歳入の1款1項1目一般会計繰入金5,327万6,000円は、歳出の駐車場整備事業債償還金及び利子相当額を一般会計から繰り入れるものでございます。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。                (「進行」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 ここで、市側から発言を求められておりますので、これを許します。 ◎松原 教育部長 昨日の教育費の予算審議の中での答弁につきまして、1点訂正をさせていただきたいというふうに思います。  昨日、西委員のほうから、新型コロナウイルスの対応に係る御質問の中で学校行事のキャンセル料の取り扱いにつきまして御質問いただきました際に、この対応について、市長、理事者は知っているのか、そういった御質問をいただきました。その答弁の際に、理事者のほうには報告をしているという形で御答弁をさせていただいたわけでございますけれども、直接市長には報告はしてございませんでしたので、聞いている皆様方に誤解を与えるような答弁となってしまいましたので、訂正しておわびを申し上げます。申し訳ございませんでした。 ◎宮治 副市長 ただいまの答弁に関連して補足をさせていただきます。私がこの関係の報告を受けましたのは3月13日のことでございました。今回の卒業遠足に関するキャンセル料の取り扱いにつきましては、キャンセルを決定したのは校長であるということに鑑みれば、これを保護者に負わせるのは合理的ではないというふうに私も受け止めたところでございます。一方で、早々に中止をすれば避けられたにもかかわらず、なぜキャンセル料が発生をしてしまったのかということを考えますと、この校長にしてみれば、子どもたちに何とか卒業に際しての思い出をつくる機会を与えたいと、その一心から判断をぎりぎりまで先送りをし、その結果キャンセル料が発生をしたということでございます。さらに申せば、最終判断をいたしました2月25日という段階では、もはや卒業旅行を実施するという選択肢はなかったものと考えております。加えまして、キャンセルをすればキャンセル料が発生するというのは社会通念上のある意味常識であるということも考え合わせますと、キャンセル料を参加者みんなで分担をするという教育委員会の判断は、冒頭に申し上げましたように、合理的とは決して言えないまでも、やむを得ないものとして、私は教育委員会の判断を尊重したというものでございます。ただし、そのためには保護者へ十分説明し、御了解をいただくということが前提となるものと考えておりまして、教育委員会にはその責務があるものと考えております。また、そうしたことがきちっと行われるというふうに私は考えましたので、市長には私から報告をいたしませんでした。ただ、この判断は反省をすべきであったというふうに率直に考えております。  今回のこうした問題も含め、本来であれば、こうしたコストについては国が全て補填をするのが筋であろうと思いますので、今後、機会あるごとに要望してまいりたいと思っております。  私からは以上でございます。 ◆西智 委員 大切なことだと思うんですが、最後まで教育長は発言されないということは残念なんですが、先ほど市長には言っていないということで、理事者、副市長と調整したということですが、これは重要な意思決定だと思うんですが、修学旅行のキャンセル料は、そのときは誰と調整したんでしょうか。 ◎松原 教育部長 昨年度の修学旅行の対応につきましては、市長、副市長を含めた形の中で調整をしてございます。 ◆西智 委員 今回のキャンセルとの対応が異なるのはなぜだかお聞かせください。 ◎佐藤 教育部参事 修学旅行の際は、大変時間がないというような状況の中で、市としての判断を即座に仰がなければいけないということから、その際は、市長と両副市長と3人に向けて調整をさせていただいたという状況でございます。 ◆西智 委員 時間がないというのは今回も同じだと思うんですが、先ほどちょっと誤解を与えるようなという話がありましたが、さきの委員会の質問の中では、今回の件は市長は知っているのでしょうか、市長部局、理事者には調整があったのでしょうか、お聞かせくださいということで、今回は理事者とも十分に調整させているという御答弁だったので、さらに市長も知っているんですかと聞いて、そのとおりでございますというところで、その市長も知っているという答弁にはどういった意図があったのか、お聞かせいただけますか。 ◎佐藤 教育部参事 私どもといたしましては、まずは直属の管轄の副市長と調整をさせていただいたというところで、その延長でお答えをしてしまったところがございましたので、正確には市長とは直接やっておりませんでしたので、大変申し訳ございませんでした。 ◆西智 委員 今、副市長からも合理的ではないということはありましたが、教育委員会の決定は尊重しなければというところで、保護者にはしっかり説明し了解を得ることということをおっしゃっているんですが、もともと私に話が来たのは、保護者から、こういった状況で、これはおかしいんじゃないかという話が1人ではなく複数あっての、そこで話が出てきたんですね。なので、市側の思いとそれに対する教育委員会の対応が違うのではないかと思うんですが、その辺りはどうでしょうか。 ◎松原 教育部長 委員会といたしまして、学校のほうに聞き取り、確認をいたしました中では、保護者の方からそういった声は聞こえてきていないというふうに認識をしてございました。また、直接委員会のほうにもそういった声が寄せられるということもございませんでしたので、学校からの説明に対して一定の御理解をいただいている、そのように認識をしていたものでございます。今の委員のお話しの中で、保護者の方からということもございましたので、そこにつきましてはしっかりと受け止めをしていきたいというふうに思っております。 ◆西智 委員 市としては、そもそも合理的ではないという判断があるけれども、そこは条件というわけではないですけれども、保護者に説明して理解しているというのを条件として教育委員会の判断を認めるというか、尊重して払わないということにしたわけで、そもそもその前提が崩れるとなると、この決定はやっぱり適切じゃない、返金すべきなのではないでしょうか。 ◎佐藤 教育部参事 今回、一番重要なポイントとなりますのは、保護者の方がどの程度御納得いただけているかというところになろうかと思います。その点でいきますと、まず学校が旅行に行く前の、日にちで申しますと3月19日に保護者宛て通知を出しております。その中で、ほかの学校もこういった旅行に行っている中で本校としてもぜひ行かせたいということで、ぎりぎりまで待つというところの中では、キャンセル料は発生してしまうと思いますが、その場合は保護者負担となりますのでよろしくお願いしますという旨の通知をまず出しております。そして、さらに行く直前の25日に状況が全く好転しないということの中で、このまま出発してしまうとやはり生徒の健康を害するおそれがあるということの中で、やむを得ず中止を決定したわけですけれども、そのときにも、今回キャンセル料が発生してしまいますので申し訳ございませんがよろしくお願いしますという、2度にわたって学校側が保護者のほうにそのことの通知をしているということがまずあって、その点で保護者に向けて丁寧に通知をしていたというふうに教育委員会は受け止めておりますし、先ほども申し上げましたとおり、その間、保護者のほうから何か学校に問い合わせ等があったかということで確認をいたしましたが、唯一あったのが、キャンセル料は別途集めるのでしょうかという質問だけあったということで、あらかじめ、前もってお金を頂いているものの中から精算をする形を取りますので、キャンセル料を別に頂くことはありませんということで答えたということだけを確認しておりましたので、そういう点を併せまして、保護者へのその辺の理解、周知が行き渡っていたという判断をもって、今回、教育委員会として、この支払いについての取り扱いを決めたものでございます。 ◆西智 委員 3年間お世話になった学校に、そして、学校としても苦渋の決断でキャンセルをした、それに対して、学校に対して文句を言う保護者というのはなかなか難しいと思うんですよ。それをもって、2度通知をしたからそれで納得してもらっている、丁寧に説明しているというのは違うと思っていて、保護者にこういう状況ですけれども行きますかとアンケートを取られていますよね。まずそれを確認させてください。 ◎佐藤 教育部参事 19日の通知の中で、参加するしないということの丸つけをして提出するような形で、学校のほうでアンケートを取っておるのは承知をしております。 ◆西智 委員 保護者はそのアンケートをもとに、それでも行きたいと、子どもたちが楽しみにしているんだから行かせたいと、そういった結論を保護者でしているわけですよ。それにもかかわらず、状況が状況ということで、学校としては安全を第一に、保護者は行かせたいという総意がある中でも、状況を鑑みて学校はキャンセルしたわけです。そういう状況があって、キャンセルするので払ってくださいという紙を通知しただけで、それで理解している、丁寧に説明している、理解を得ているというのは違うと思うんですね。だから、そもそもそれが前提にあっての保護者負担なので、そもそもちょっと違うと思うんですが、どうでしょうか。 ◎佐藤 教育部参事 19日のアンケートの中でも、確かに改めて参加するしないということを確認しておりますが、もし中止となった場合にはキャンセル料が発生します、その場合は保護者の負担になりますということを通知の中でしっかり書いておったんですね。ですので、そういう意味では、キャンセル料を保護者の方が負担するということについて了解を得た上で参加するということを確認したというふうに教育委員会のほうでは捉えております。 ◆西智 委員 最後にします。こういった状況をお伺いしまして、副市長からの条件ではないですけれども、こういったしっかりと理解を得てという話があった中での保護者負担という話がある中で、最後にもう一度お伺いしたいんですが、この件について、公費でキャンセル代を負担するというお考えはないのか。そして、先ほどの委員会との質問にも重なりますが、まずないのか、そして、それに対する対応をどうするのかお聞かせください。 ◎松原 教育部長 今回のキャンセル料の取扱いにつきましては、昨日の御答弁の中でも、現状の中でということで1度お答えをさせていただいてございますけれども、今、保護者の方の受け止め方の部分というところのお話もいただきました。そして、先ほどの副市長からの答弁の中での部分もございますので、そういったところをこちらの中でももう一度整理をし直していきたいというふうに考えております。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 次に、議案第99号令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計予算の審査を行います。  本会計予算、303ページから345ページまでについての説明を求めます。 ◎鈴木 下水道部長 議案第99号令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計予算につきまして御説明申し上げます。  初めに、収益的収入及び収益的支出でございますが、下水道事業収益が128億8,961万6,000円で、前年度と比較して2億9,091万9,000円の増、下水道事業費用が122億5,204万7,000円で、前年度と比較して3億146万4,000円の減でございます。  次に、資本的収入及び資本的支出でございますが、下水道事業資本的収入は36億621万7,000円で、前年度と比較して11億4,046万3,000円の減、下水道事業資本的支出が79億5,802万3,000円で、前年度と比較して12億4,999万3,000円の減でございます。  詳細につきましては、お手元の令和2年2月藤沢市議会定例会予算議案に関する説明書に記載のとおりでございます。よろしくお願いいたします。       ──────────────────────────────  本事業は、市民が健康で安全かつ快適な生活を送れるよう雨水の排除による浸水の防除、生活環境の改善及び公共用水域の水質の保全を図るため下水道の整備及び維持管理を行っております。また、安全で安定した下水道サービスの確保、継続的な経営改善と経営基盤の強化を図るため、令和5年度のアセットマネジメント運用に向けた段階的な導入作業を進めるとともに、ストックマネジメント計画に基づいた改築工事を行ってまいります。  予算の内容につきましては、第1条は、総則でございます。  第2条は、業務の予定量を定めるものでございます。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、継続費で継続費の総額及び年割額を定めるものでございます。  第6条は、企業債で起債の目的及び限度額等を定めるものでございます。  第7条は、一時借入金の限度額を定めるものでございます。  第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を定めるものでございます。  収益的支出の1款下水道事業費用は122億5,204万7,000円で、前年度と比較して3億146万4,000円の減で、この要因は営業外費用の支払利息及び企業債取扱諸費の減などによるものでございます。  1項1目管渠費は、給与費のほか、細目01南部処理区管渠維持管理費、細目02東部処理区管渠維持管理費及び細目03相模川流域処理区管渠維持管理費は、それぞれの処理区域内における管渠及び取付管修繕、マンホール蓋の交換、下水道管路の調査及びしゅんせつ清掃等に要する経費でございます。  細目04処理区域外管渠維持管理費は、処理区域外における管渠の修繕に要する経費で、細目05下水道台帳管理費は、下水道占用台帳作成業務委託等に要する経費で、細目06下水道用地管理費は用地の維持管理業務委託等に要する経費でございます。  2目ポンプ場費は、給与費のほか、細目01南部処理区ポンプ場維持管理費及び細目02東部処理区ポンプ場維持管理費は、それぞれの処理区域内におけるポンプ場の維持管理業務委託、予防保全等の修繕工事に要する経費及び電気使用料等でございます。  3目浄化センター費は、給与費のほか、細目01辻堂浄化センター維持管理費及び細目02大清水浄化センター維持管理費は、浄化センターの維持管理業務委託、予防保全等の修繕工事に要する経費及び電気使用料等でございます。  4目総係費は、給与費のほか、細目01営業事務費は県が徴収しております下水道使用料の徴収事務委託、その他事務的経費で、細目02下水道運営審議会経費は、審議会に係る運営経費でございます。細目03水洗便所普及促進費は、下水道事業のPR活動及び水洗化の促進等に要する経費で、細目04水質規制費は、排除される下水の規制に関する事務的経費でございます。細目05排水設備等助成費は、低地の宅地内に設置する排水ポンプ設備に係る費用等の助成に要する経費で、細目06相模川流域下水道維持管理負担金は、県が管理する下水処理施設の維持管理経費に対する、本市の負担分でございます。細目07貸倒引当金は、下水道使用料等の未収金が回収できない場合に備え、計上した引当金でございます。  5目減価償却費の細目01事業計画区域内資産減価償却費及び細目02事業計画区域外資産減価償却費は、それぞれの区域における下水道資産の減価償却費でございます。  6目資産減耗費は、固定資産の除却に伴うものでございます。2項1目支払利息及び企業債取扱諸費は、企業債の支払利息等でございます。  2目消費税及び地方消費税は、消費税の納税見込額でございます。  3項1目その他特別損失は、過年度分の放射能関連費補填負担金相当分を一般会計へ支出するため計上したものでございます。  4項1目は予備費でございます。  収益的収入の1款下水道事業収益は128億8,961万6,000円で、前年度と比較して2億9,091万9,000円の増で、この要因は営業収益の他会計負担金の増などによるものでございます。  1項1目下水道使用料は62億9,854万9,000円で、前年度と比較して1億3,521万1,000円の増となっております。  2目他会計負担金は、一般会計からの負担金で、経費の負担区分による雨水処理負担金などでございます。  3目受託事業収益は、茅ヶ崎市等からの汚水処理負担金で、汚水処理に係る維持管理経費相当分でございます。  2項1目受取利息配当金は、預金利息でございます。  2目他会計負担金は、一般会計からの負担金で、排水設備等の助成、下水道使用料減免分の補填、処理区域外の雨水処理に係る経費相当分でございます。  3目長期前受金戻入は、資産の取得の際に財源となった補助金などの減価償却見合い分でございます。  4目雑収益は、下水道使用料等に係る延滞金及び東日本大震災による損害賠償金等の収入でございます。  3項1目その他特別利益は、東日本大震災による過年度分の損害賠償金収入でございます。  資本的支出の1款下水道事業資本的支出は79億5,802万3,000円で、前年度と比較して12億4,999万3,000円の減で、この要因は南部処理区管渠建設費の工事請負費の減などによるものでございます。  1項1目南部処理区管渠建設費は、給与費のほか、細目01南部処理区管渠建設費は継続事業の辻堂南部放流管築造工事等に要する経費で、細目02南部処理区管渠建設事務費は事務的経費で、細目03南部処理区計画策定業務費は全体計画策定業務等の委託に要する経費でございます。  2目東部処理区管渠建設費は、給与費のほか、細目01東部処理区管渠建設費は善行4丁目地内管渠更生工事等に要する経費で、細目02東部処理区管渠建設事務費は事務的経費で、細目03東部処理区計画策定業務費は、全体計画策定業務等の委託に要する経費でございます。  3目南部処理区ポンプ場建設費は、下藤が谷ポンプ場他計装設備更新工事等に要する経費でございます。  4目東部処理区ポンプ場建設費は、御殿辺雨水ポンプ場ほか耐震診断等委託などに要する経費でございます。  5目辻堂浄化センター建設費は、給与費のほか、細目01辻堂浄化センター建設費は雨水滞水池建設工事委託等に要する経費で、細目02辻堂浄化センター建設事務費は事務的経費でございます。  6目大清水浄化センター建設費は、継続事業の水処理第1系列最終沈殿池改築電気工事等に要する経費でございます。  7目新市街地下水道建設費の細目01北部第二(三地区)管渠建設費は、北部第二(三地区)土地区画整理事業区域内における管渠の整備に要する経費で、細目02新市街地管渠建設事務費は事務的経費でございます。  8目相模川流域下水道建設費の細目01相模川流域処理区管渠建設費は、宮原地内汚水管渠築造工事等に要する経費で、細目02相模川流域下水道建設事業負担金は、県が施工する下水処理施設の改良等に係る本市の負担分でございます。細目03相模川流域処理区管渠建設事務費は事務的経費で、細目04相模川流域処理区計画策定業務費は、全体計画策定業務等の委託に要する経費でございます。  9目固定資産購入費の細目01備品は、老朽化した溶存酸素計等を購入するための費用でございます。  2項1目企業債償還金は、企業債の償還元金でございます。  3項1目貸付金は、水洗便所改造等資金の貸付金でございます。  4項1目は予備費でございます。  資本的収入の1款下水道事業資本的収入は36億621万7,000円で、前年度と比較して11億4,046万3,000円の減で、この要因は建設事業の財源となる企業債の減などによるものでございます。  1項1目企業債は、建設改良及び事業の財源となるもので、説明欄に記載のとおりでございます。  2項1目受益者負担金は、市街化区域における公共下水道整備に係る受益者の負担金でございます。  2目受益者分担金は、市街化調整区域における公共下水道整備に係る受益者の分担金でございます。  3項1目国庫補助金は、公共下水道事業における管渠整備及び施設整備等に対するものでございます。  4項1目貸付金元金収入は、水洗便所改造等の資金として貸付けたものの償還金でございます。  5項1目諸収入は、区域外下水道接続負担金等でございます。  6項1目他会計負担金は一般会計からの負担金で、流域下水道債等の元金償還に係る経費相当分でございます。  第4条の文言に記載のとおり、資本的収入額資本的支出額に対して不足する額43億5,180万6,000円につきましては損益勘定留保資金等で補填するものでございます。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆山内幹郎 委員 最初に、昨年10月に消費税が10%に引き上げられました。2020年度はどうなるのか、試算されたのかお聞きいたします。 ◎外山 下水道総務課専任課長補佐 令和2年度の支出予算全体のうち、仮払消費税の影響額としましては約1億5,000万円の増となります。収入予算の全体における借受消費税の影響額としましては約1億2,000万円の増となってございます。 ◆山内幹郎 委員 市の負担ということからいって、消費税の収支は結局幾らに、どうなるんでしょうか。  仕入れの際の消費税は、先ほど借り受けと仮払いということでしたけれども、仕入れの際の消費税が1.5億円増で、売り上げに関する仮受けですか、先ほどのが仮払いのほうなんですか、仕入れの際の消費税が1.5億円、それから売り上げに関する仮受消費税が1.2億円で、差し引き3,000億円ということですか、これはどういうふうに見たらいいんでしょうか。 ◎外山 下水道総務課専任課長補佐 増税による影響としましては、仮払消費税の増加とともに借受の消費税も同様に増加となることから、差し引きますと約3,000万円の還付となります。会計全体の支出約202億円から考えますと、現金に伴う影響は少ないと見込んでおります。なお、経営的には税抜き処理のため大きな影響はございません。 ◆山内幹郎 委員 次に、いつもお聞きしていますが、例えば北部二の三の地区の土地区画整理事業が15年間も延長されたもとで、新市街地の汚水管建設もずるずると遅れることについて、住民から急いでほしいとの声が上がっていることは常に発言しているところです。2020年度はどのように進むのかお伺いいたします。
    ◎亀ケ谷 北部区画整理事務所所長補佐 2020年度の北部二の三地区の土地区画整理事業の汚水管の建設につきましては6路線、397.1メートルの整備を予定しており、これにより2020年度末までには整備済みの延長が3万1,231メートルとなり、本事業の汚水管の計画延長4万8,951メートルに対しまして進捗率は約63%となる見込みでございます。 ◆山内幹郎 委員 新市街地の汚水管の建設はできるところから優先的に進めるべきと考えていますが、見解を伺います。 ◎森井 北部区画整理事務所主幹 御指摘のとおり、地権者の皆様からは、御要望として、できるところから優先的に整備を進めてほしいとの声もあることから、可能な限り早く建設する必要性は認識しておりまして、これまでもできるところから優先的に整備を進めてまいりました。引き続き令和2年度につきましても、汚水管の建設が可能な箇所で生活改善につながる路線につきましては優先的に施工してまいりたいと考えております。 ◆山内幹郎 委員 下水道使用料の値上げはされなかったようですが、使用料の収入が1億3,500万円ほどの増額の予算となっております。その要因について伺います。 ◎利根 下水道総務課課長補佐 下水道使用料の算定のもととなる汚水の水量について予測しましたところ、1件当たりの水量については各家庭の節水などにより減少傾向が続く見込みとなる一方で、件数については世帯数の増加などにより増加傾向が続く見込みとなっております。この1件当たりの水量の減少と比較いたしまして、件数の増加による影響のほうが大きいことなどにより、汚水全体の水量が増えるため、下水道使用料収入が増えるものと見込んでおります。 ◆山内幹郎 委員 わかりました。  次に、下水道使用料の資本費への算入率が2020年度から100%になるということです。今後の管渠の補修や新設などの資本費に係る経費が増大をすれば、下水道使用料を引き上げることにつながることになると思いますが、いかがでしょうか。 ◎外山 下水道総務課専任課長補佐 今年度、下水道使用料の見直しを行うに当たりまして、まず独立採算制の原則に基づいた適正な負担となるように経費負担の見直しを行いました。その結果、資本費算入率を100%としましても収支均衡が図られるという見込みとなりましたので、経営の健全性を確保するために、令和2年度から下水道使用料は据え置きとしまして、資本費算入率を100%に引き上げる結果となりました。将来にわたりまして下水道事業の継続を保つためには、より一層、独立採算に近づくため、経営の健全化を図るとともに、公営企業の経営の原則に基づいた事業の運営に努めてまいりたいと考えております。 ◆山内幹郎 委員 公営企業の経営戦略の策定を2020年度中に算定することになっております。また、2020年までに都道府県に対して、広域化、共同化計画の策定を指導してきているわけです。藤沢市では、コンセッション方式といった民間委託化の方向も視野に入れて、アセットマネジメント計画が進められているわけです。下水道事業は市民の生活に直接関わる分野でありまして、民間に事業を丸ごと渡すようなやり方の検討はやめるべきだと私どもは考えております。2020年度の事業内容を伺います。 ◎小川 下水道総務課課長補佐 現在、私ども下水道部としましては、将来において安定した事業継続ができるよう、広域化、共同化や官民連携手法などの検討を進めているところであります。さらなる委託化につきましては、コンセッション方式も含めた様々な手法について幅広く視野に入れているところですが、令和2年度におきましては、本市の下水道事業運営に適した手法の絞り込みを行うなど、引き続きより具体的な検討を進めていきたいと考えております。 ◆山内幹郎 委員 次に、辻堂南部放流管築造工事(その2)の放水管の工事ですが、昨年から1年かけて、海側の立て坑から辻堂浄化センターの南側まで150メートルのシールド工事が行われました。これまでは人の通らないところでありましたけれども、今度の工事は辻堂海浜公園の西側の道路で、ここは団地の皆さんが海岸の国道134号線に出る主要な道路となります。工事期間も2年間かかるものですが、住民の意見はどうだったのか、また、夏などに南側のこの道を出入りする車も多くなると思いますので、夏期の工事の配慮などについて伺いたいと思います。 ◎藤原 下水道管路課課長補佐 辻堂南部放流管築造工事(その2)についてでございますけれども、こちらにつきましては周辺の自治会に相談させていただきながら、施工を進めさせていただいております。現時点では、工事を施工するに当たっては、埋設物の確認のための試掘工事などの準備を行っております。現在のところお問い合わせや苦情等は特にございません。  また、夏期の工事の配慮ということなんですけれども、こちらは夏期の期間のみならず、工事期間の全体を通して、車道の位置を切り回すなどして、可能な限り片側通行の時間を少なくするなど考慮しまして、工程を考えて施工を進めていきたいと考えております。 ◆山内幹郎 委員 最後になりますが、辻堂南部放流建設事案と、もう一つの雨水滞水池建設工事、それぞれの総事業費と工事期間について伺いたいんですが、以前出されていた事業概略では、それぞれ30億円、事業年度は2023年度までとなっていましたが、この計画に変更はないのかどうか伺います。 ◎藤原 下水道管路課課長補佐 合流式緊急改善計画上の放流管につきましては、総額として約30億円ということで進んでおります。期間としては、令和5年度までの期間となっています。  雨水滞水池につきましては、将来に負担をする金額として、今、約56億円程度を見込んでおります。 ◆山内幹郎 委員 雨水滞水池の事業費が30億円から56億円に増加した理由について教えてください。 ◎藤原 下水道管路課課長補佐 こちらの雨水滞水池の金額、30億円から約56億円の違いということなんですけれども、この30億円というのは、合流式の緊急改善計画上で、策定するに当たって、雨水滞水池を一般的に築造した金額、平均的な費用ということで見込んでおります。今回の56億円というのは、現場の状況を確認して、既存の施設の撤去とか切り回しなどを含めた金額で、その限度額を定めさせていただいております。 ◆松長由美絵 委員 では、1点お伺いさせていただきます。  管路の改築につきまして、管更生工法を採用して施工した工事の実施状況と、令和2年度に管更生工法を採用する工事があるかお伺いさせてください。 ◎小松 下水道管路課課長補佐 これまでに管路の改築として実施した工事につきましては12件ございまして、そのうち8件の工事が管更生工法を採用して施工しております。令和2年度につきましては、管路の改築工事を6件予定しておりまして、全ての工事につきまして管更生工法の採用をした施工で予定しております。 ◆松長由美絵 委員 管路の改築を行う方法としては更生工法が大部分で、令和2年度は6件全てということですけれども、近年は全国的にも更生工法での工事が多くなっており、本市においても入札不調があると聞いております。管路の改築が予定どおり進まないことが懸念されますけれども、この点どのような対応をお考えなのかお伺いさせてください。 ◎張ケ谷 下水道管路課長 今年度につきましても、更生工法で発注しました2件の工事のうち1件は実は不調になってございます。そういったことから、今後、計画的に改築事業の進捗を図れますように、新たな視点を取り入れながら多様な発注方法等も検討していきたいと考えてございます。 ◆東木久代 委員 災害用のマンホールトイレの件で、防災のところでも質問させていただきました。下水道の耐震化工事と一緒にということだと思いますので、下水道の担当としての取り組み、令和2年度の予定についてお伺いしたいと思います。 ◎小川 下水道総務課課長補佐 総務費でもお答えしましたように、マンホールトイレやトイレ処理袋のことも含めた災害時のトイレの在り方について、今のところ防災安全部と下水道部で会議体を持って検討しているところであります。  下水道サイドとしての取組ですが、管渠の耐震化を効率的に進めるためには、対象となる避難施設や医療機関等の優先順位の調整、見直し等がまた必要となってきます。このことを含めまして、令和2年度は下水道総合地震対策計画を変更するための検討と変更作業を進めてまいります。併せて管渠の耐震工事につきましても計画的に進めてまいります。 ○大矢徹 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「進行」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 これで当委員会に付託されました議案に対する質疑を終わります。  これから休憩に入りますが、討論の取りまとめにつきまして各会派とも御準備のほど、よろしくお願いいたします。討論は前例に倣い、簡潔にお願いをいたします。また、討論、採決につきましては議場で行いますので、よろしくお願いいたします。  休憩します。       ──────────────────────────────                 午前10時58分 休憩                 午前11時20分 再開       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 再開いたします。  これから当委員会に付託されました議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算ほか10議案に対する討論を行います。討論はありませんか。 ◆土屋俊則 委員 それでは、令和2年度一般会計予算ほか10議案に対する日本共産党藤沢市議会議員団の討論を行います。  議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算及び議案第93号令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算ほか、議案第95号、議案第97号、議案第98号、議案第99号の5特別会計については反対をいたします。  議案第94号、議案第96号、議案第100号の3特別会計については賛成をいたします。  続いて、議案第75号、議案第77号の条例の一部改正については賛成をいたします。  なお、賛否の理由及び意見・要望については本会議で申し述べます。 ◆神尾江里 委員 それでは、民主・無所属クラブの討論を行います。  当委員会に付託されました議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算ほか10議案全てに賛成をいたします。  なお、意見・要望等の詳細につきましては本会議で申し上げます。 ◆石井世悟 委員 それでは、市民クラブ藤沢の討論を行います。  当委員会に付託されました議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算ほか10議案の全てに賛成いたします。  なお、意見・要望等の詳細につきましては本会議で申し上げます。 ◆杉原栄子 委員 それでは、ふじさわ湘風会の討論を行います。  当委員会に付託されました議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算ほか10議案の全てに賛成いたします。  なお、意見・要望等の詳細につきましては本会議で申し上げます。 ◆東木久代 委員 藤沢市公明党の討論を行います。  当委員会に付託されました議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算ほか10議案の全てに賛成をいたします。  なお、意見・要望等の詳細につきましては本会議で申し上げます。 ○大矢徹 委員長 これで討論を終わります。  採決いたします。  まず、議案第92号令和2年度藤沢市一般会計予算、議案第93号令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算、議案第95号令和2年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計予算、議案第97号令和2年度藤沢市介護保険事業費特別会計予算、議案第98号令和2年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計予算、議案第99号令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計予算、以上、これら6議案は可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。                  〔賛成者挙手〕 ○大矢徹 委員長 挙手多数。したがって、これら6議案は可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第94号令和2年度藤沢市墓園事業費特別会計予算、議案第96号令和2年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計予算、議案第100号令和2年度藤沢市民病院事業会計予算、議案第75号藤沢市職員定数条例の一部改正について、議案第77号藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について、以上、これら5議案は可決すべきものとすることに御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 御異議がありませんので、これら5議案は可決すべきものと決定いたしました。  これで当委員会に付託されました議案に対する審査は全部終了いたしました。  お諮りいたします。委員会報告の文案につきましては委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○大矢徹 委員長 御異議がありませんので、そのように決定をいたしました。  ここで、市長から発言を求められておりますので、発言を許します。 ◎鈴木 市長 予算等特別委員会の閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。  委員の皆様におかれましては、昨今の我が国における新型コロナウイルスの流行を受け、委員会の進め方についても御配慮いただく中、精力的に御審査をしていただきまして、誠にありがとうございます。そして、令和2年度当初予算案並びに関連条例議案の全てを可決すべきものと御決定をいただきまして、心からお礼申し上げます。  審査の中で皆様方から頂きました御意見、御提案につきましては、今後の市政運営において十分留意をいたしまして、「郷土愛あふれる藤沢 松風に人の和うるわし 湘南の元気都市」の実現に向けまして事業を着実に推進してまいります。委員の皆様におかれましては引き続き御指導、御鞭撻のほど、よろしくどうぞお願いをいたします。  結びになりますけれども、委員長、副委員長並びに委員の皆様に改めて感謝を申し上げ、予算等特別委員会の閉会に当たっての挨拶に代えさせていただきます。誠にありがとうございました。              〔大矢委員長・北橋副委員長登壇〕 ○大矢徹 委員長 皆さん、どうもお疲れさまです。この予算等特別委員会につきましては、今、市長からもありましたように、新型コロナウイルスの感染拡大という中で、それを防止するために様々な工夫をさせていただきました。皆様に御協力いただいたのは時間の短縮ということで、例年でありますと合計40時間のところ、約10時間ぐらい短縮をすることができました。本当にありがとうございました。それで、途中で空気の入れ替えとかをするような、あとマスクの着用も含めて工夫をした委員会でありました。おかげさまで審査が終わりましたので、お礼の言葉とさせていただきますけれども、この間、本当にしつこいように時間を短縮してほしいというお願いをいたしましたことについておわびを申し上げて、挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手) ○北橋節男 副委員長 大矢委員長とともに、この予算等特別委員会の副委員長をさせていただきました。  数々の不手際があったことをおわびしたいと思います。また、この非常時の中で、皆さんが自分の健康維持も含めて多くの情報を把握しながら委員会に臨まれました。結果的に時間短縮にもつながりましたけれども、中はしっかりと皆さんで質疑をされたので、この歴史に残る予算等特別委員会が無事終わることができたことを本当に皆様に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)       ────────────────────────────── ○大矢徹 委員長 これで令和2年度予算等特別委員会を閉会いたします。       ──────────────────────────────                 午前11時28分 閉会       ────────────────────────────── 以上のとおり相違ありません。 藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。 令和2年度予算等特別委員会 委員長   大 矢   徹 副委員長  北 橋 節 男 臨時委員長 山 内 幹 郎...