5ページの上段(2)今後の
スケジュールをごらんください。
地下通路につきましては、
東西方向を先行して
リニューアルを行うため、平成30年度に実施いたしました
東西方向の
概略設計をもとに
基本計画(案)を作成したものでございまして、市議会や
関係団体及び当
委員会終了後に実施します
パブリックコメントの意見を踏まえた上で、今年度引き続いて
詳細設計を実施してまいりたいと思っております。
なお、
詳細設計終了後は、令和2年度に工事に着手し、令和3年度の
工事完成を目指してまいります。
次に、7、
にぎわい・交流及び
魅力づくりに向けた取組についてをごらんください。
(1)の
サンパレットにぎわい創出社会実験でございますが、この
取り組みの一つとして、平成29年度及び30年度の2カ年で市民などの
認知度向上及び今後の拡大した
取り組みなどを実施する際の課題の把握を目的に、各部局と連携しながら
社会実験を実施してまいりました。その結果、
サンパレットの愛称や認知度も高まるとともに、さまざまなイベントや
市内新規就農者による野菜市の定期開催などによりまして、
にぎわい創出の
利活用空間としての一定の効果が得られたと捉えております。
一方、雨天時の対応や通り抜ける風が強いこと、また日照時間が短いことなど地理的な状況もございまして、これらの課題も踏まえ、今後の空間の利活用の検討を進めてまいります。
次に、(2)の
エリアマネジメント導入に向けた取組、アの
検討状況をごらんください。
藤沢駅周辺の再整備及び再活性化に向けましては、整備後の
にぎわいや
魅力づくりを見据えた仕組みの必要性を掲げており、現在、
藤沢駅前の
公共空間を中心とした官民連携した
エリアマネジメントの導入に向けて調整を進めております。
平成28年度から、
地元経済団体や
駅街区内の事業者などが参画した勉強会を立ち上げ、組織のあり方や
運営方法などについて
先進都市の視察等を含め調査・研究を行うとともに、他市での
エリアマネジメントに携わっている専門の方にコーディネートをお願いし、藤沢駅街区の特性に見合うスキームや体制の考え方などについて方向性がまとまってまいりました。
あわせて、
エリアマネジメント導入に当たりましては、庁内の関連する複数の部署が参画した
庁内調整会議を設置し、
エリアマネジメント導入に適用する制度などについて検討を行ってまいりました。
今月には、藤沢駅街区における
エリアマネジメント活動を展開していくために必要な事項を整理、作成することを目的とした勉強会を発展させた藤沢駅街区
エリアマネジメント組織設立準備会を立ち上げたところでございます。
準備会の現時点での構成でございますが、
藤沢商工会議所、
一般社団法人藤沢市
商店会連合会、
江ノ島電鉄株式会社、
小田急電鉄株式会社、
三菱地所株式会社並びに本市でございます。
イの今後の
スケジュールをごらんください。
今後は、
組織設立に向け、組織の形態や収支の見通し、地域や商店会、あるいは個人の方々の参画のあり方などを具体的に取りまとめるとともに、
公共空間活用のワークショップや
実証実験などを実施してまいります。
あわせて、
エリアマネジメント導入時に適用を予定している
広場条例の制定や
指定管理者制度の導入に向けた各種手続などを進め、
北口デッキ完了後の導入を目指してまいります。
以上で藤沢駅
周辺地区再
整備事業の
進捗状況についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○
山口政哉 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆
栗原貴司 委員 おはようございます。お尋ねします。
地下通路の
リニューアル計画についてお聞きしたいんですが、既存の
構造躯体を生かした
リニューアルとのことなんですが、地震などの際に崩れるなど耐震性の問題はいかがでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 地下通路につきましては、地震時に
周辺地盤と一体となって挙動するため、地震の影響を受けにくいと考えてきております。道路としての
設計基準としては明確に定められておりません。地震の
影響度合いにつきましては、体系的な研究がまだなされていないことや地中の
道路構造物として確保すべき
耐震性能についても明確になっていないのが現状でございます。昨今、
国土交通省などでも地下街の耐震性に関する研究が進められておりまして、今後の設計の中で必要に応じて反映してまいりたいと考えております。
◆
栗原貴司 委員 ありがとうございます。
次なんですけれども、
バリアフリーへの配慮ということで、
地下通路西側の
サンパレット側にある階段に
市役所側にあるような
スロープは設置しないんですか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 現在の階段を自転車の昇降ができるような
斜路つき階段または
スロープに改良する場合、勾配を緩くしなければなりませんので、地上部へ大幅に
スロープつき階段が延びることになりまして、現在の階段の2倍以上の延長が必要になってくるものでございます。また、
地下通路内で処理する場合には、歩道の建築限界高さ2.5メートルが確保できず、
天井部躯体の撤去や歩道の縮小が必要になります。いずれにいたしましても、新たに
スロープつきの階段を設けることは困難でございます。
◆
栗原貴司 委員 ありがとうございます。
もう一点なんですけれども、VRを今拝見させていただきましたが、このように
地下通路が
リニューアルされ、明るくきれいになり、
にぎわい交流、憩いの場として期待されるところですが、費用はどのぐらいかかるのでしょうか。また、今見させていただいたVRなんですが、ほかで周知の予定とかというのはあるんですか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 リニューアル工事の費用につきましては、
パブリックコメントなどの御意見を踏まえまして、
内装設備や
案内誘導サインの仕様や
配置方法などによりまして工事費が異なるものでございます。また、
リニューアルにあわせまして、躯体の補修、電気・
機械設備の更新も予定しておりますので、
詳細設計後、明らかになってくるものでございます。
あと、VRにつきましては、ホームページで公開をしてまいります。
◆
栗原貴司 委員 そうすると、あくまでも
ネット環境がないとVRは見られないということですか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 そうです。現時点では、ホームページの閲覧という形になっております。
◆
栗原貴司 委員 何かモニター等で流すということは考えていないということですかね。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 やはり広く市民の方に周知したいというところもありますので、ただ、現状としてモニターで、どこで映すかというのもあるんですけれども、一つとしては、庁内のデジタルサイネージも可能なのかなと思います。あとは我々、今後いろんな意見をいただくために、いろんな団体、障がい者の団体ですとか経済団体などに説明させていただくときにも、そういうのは見ていただこうとは思っています。
◆甘粕和彦 委員 藤沢駅の
北口ペデストリアンデッキ再
整備工事についてお聞きをいたします。
現在、工事により通路のバス乗り場へおりる階段が今までの位置よりかなり静岡銀行の奥のほうに行っているところからおりると思うんですが、これが非常にわかりづらいという御意見がありまして、僕も藤沢駅の北口とかで朝とか夕とか御挨拶をさせていただいているときに、直接御利用の方に声をかけられて、そこまで案内をして、そのときは僕もわからなくて、ただ、何とかしてそこまでたどり着いて、こちらですと御案内をした経験もあるんですが、この点について、表示とか、そういったものはどういうふうに対応されているのかということと、また、バスの乗り場についていつもとの位置に、今までどおりに戻るのかということを教えていただければと思います。
◎佐々木原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 通路や階段の規制に伴い、主要な箇所に案内図を掲示したり、交通誘導員を配置し、誘導を行っております。また、バス乗り場の移動については、昨年10月にバス乗り場の移動を行った際、現地にバス乗り場移動の案内を掲示するとともに、バス事業者は案内人を、工事事業者は交通誘導員を配置するなどの対応を行ってまいりました。移動直後は問い合わせ等があり、御迷惑をおかけしましたが、工事の進捗に伴い、順次通路や階段は開放してまいりますので、今しばらくの御理解、御協力をお願いしたいと思います。
次に、バス乗り場をもとの位置に戻す時期につきましては、8月下旬を予定しております。その際には、事前に現地にバス乗り場移動の図面を掲示するとともに、広報などを活用し、幅広く周知してまいりたいと考えております。
◆甘粕和彦 委員 ありがとうございます。
次に、先ほど工事の進捗に伴う軽微な変更が生じているとの報告がございましたが、それは実際どのような内容なのか教えていただきたいと思います。
◎佐々木原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 軽微な変更の主な内容でございますが、藤沢駅
北口ペデストリアンデッキ再
整備工事の設計に当たりましては、当時の竣工図面をもとに現地調査を行い発注したものですが、既存のタイル舗装等の取り壊し作業を実施していく中で、コンクリートの厚み等に相違があり、数量の増減が生じたものです。また、隣接の住民の方や商業施設から取り壊しなどの騒音による御意見等をいただいたことから、昼間作業から夜間作業に切りかえたなどの軽微な変更が生じたものです。この内容につきましては、先ほど部長から報告がありましたとおり、市議会9月定例会にて補正予算での対応をお願いしたいと考えております。
◆甘粕和彦 委員 ありがとうございました。
次に、東西
地下通路の
リニューアル計画についてお聞きします。愛称の案として「Shonan Passage」との提案がありましたが、この名称でもう既に決定なのでしょうか。
サンパレットのように公募等で募集されるということは今後しないのでしょうか、お願いします。
◎佐々木原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 リニューアル計画案の中で
リニューアルコンセプト、
デザインコンセプトを踏まえ、(仮称)「Shonan Passage」と名づけることを提案させていただいておりますが、今後の
パブリックコメント等で市民や利用者等の皆様から御提案をいただいた場合には参考にさせていただきたいと考えております。また、広場部におきましては、新たな交流や
にぎわいを創出する場として愛称の公募等も検討してまいりたいと考えております。
◆平川和美 委員 それでは、先ほど栗原委員からもありました
地下通路の災害時のことについてお聞きしたいんですが、まず、災害時、
地下通路も帰宅困難者の方が御利用するということもあると思うんです。まず、この
地下通路の一時滞留場所としての機能というか、その辺のことをどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせ願いたいんですが。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 東西
地下通路の広場部につきましては、災害時の一時の避難場所という形でも考えておりまして、実際に揺れているときというのは、地下というのは危険という意識があると思うんですけれども、一定の揺れがおさまった段階では、地下の部分も避難施設としての活用ができるものと考えております。
◆平川和美 委員 そのとき、非常用発電機とか、何日間もしくは何時間でも長時間そこにいらっしゃると思うんですが、その辺のところの備蓄とか、そういうものはどういったところで備えているのか、その辺、お聞かせ願えますか。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 災害時の視点は非常に大事だと私どもも思っております。ただ、地下道の中に自家発電とか、そういった施設は持ってございません。非常用
照明設備、常用電源という通常の電源が落ちたときに、床面を薄暗く照らすような形になってしまうんですけれども、そういったものの施設というのは検討しておりますし、今現在も少しあります。それから、壁面には通路の誘導灯というのがあります。それは昔々のものなので、蛍光灯の非常に暗いものなので、今度新しいLEDのものという形の中で更新をしていきたいと考えておりまして、自家発電ということではなくて、バッテリーを持った非常用照明という形で対応していきたいと考えております。
それから、備蓄については、今現在、私どもとしては対応をどうするかというのは検討しておりませんけれども、一番近いところでまず市役所がございますし、
市民会館もございますので、そういったところに御案内できるのではないかというふうに考えておりますので、今現在は考えていないというところでございます。
◆平川和美 委員 まだ考えていないということなんですが、災害時は何が起こるかわからないですよね。もしかして地下で天井が落ちてくるということもあるだろうし、入り口がふさがってしまうということもあるでしょうし、いろんなことが想定できると思うんですが、その想定をどのようにしていくのか、また、シミュレーションをしたりとか検討、災害時どのようにしていくのかというシミュレーションとかも必要だと思うんですが、また何かあったときのために、市役所から何か持ってこられるというのがあるのか、できるのか、現実としてどうなのか、ちょっとそこは疑問に思うんですが、その辺、どのようにお考えなんでしょうか。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 駅の場合、駅周辺ですと、帰宅困難者というのは
市民会館ですとか、ここの市役所本庁舎ですとか、あるいはミナパークというところがたしか位置づけられているのかなと思うんですけれども、そういった部分で、ここの
地下通路部分は一時避難的なものだと考えてございますので、先ほど冒頭耐震のお話もございましたけれども、そこの部分については、天井の部分につきましても今回の
リニューアルに合わせて点検もしていきますので、そういった部分では一時的にそこに避難していただいて、その後、速やかに市役所なり
市民会館に避難していただく、そういうふうな位置づけなのかなと考えてございます。
◆平川和美 委員 それだと何かいざあったときに、どうするんだろうと今すごく心配になってきているんですけれども、確かに近くにいろいろ施設がありますけれども、それでもそこもいっぱいになってしまって、どうしても行かれないという方もいるでしょうし、また、先ほども言ったように、何があるかわからないので、さまざまな事態が起こったときに、いろいろなことを想定してどこかに置いておくとか、そういうのができないのか、また、その辺、考え方がちょっと違うかなとか思うんですが、済みません、もう一度お聞かせください。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 一時的に避難するといっても、そこにはいられるわけで、おっしゃるとおり、ほかの
市民会館等がいっぱいになって、そこにあふれるじゃないですけれども、出てくる場合も考えられますので、当然今回の
リニューアルの中で、
エリアマネジメントをやっていく中での資材ですとか、そういうものの倉庫とかも必要になってきますので、そういう部分を含めて備蓄できるところがあるのかというのは検討していきたいと思っています。
◆平川和美 委員 避難経路もぜひ計画をやっていただきたいと思うんですが、先ほども言いましたけれども、シミュレーションとか避難計画、いろんな形を想定してのそういう計画とかはどのようにされていくのか、また、シミュレーションとかは行うのか、済みません、お願いいたします。
◎藤村
都市整備部長 大規模災害時の帰宅困難者対策という意味では、直接帰宅困難者に対する計画というのは、防災安全部のほうで今所管しておりまして、やっております。我々が今整備している
北口ペデストリアンデッキだとか地下の通路というのは非常に駅に近いところで、逆に災害時にそこに電車がとまった状態で人が集中してしまうと非常に危ない空間になるのではないかと思っておりまして、先ほど申し上げました市役所だとか、
市民会館だか体育館だかちょっと今はっきり忘れましたけれども、あと、ミナパークが帰宅困難者用の施設として位置づけられている中では、そこへの避難経路というのも明確に多分位置づけられているところでございます。それは今手元にございませんので、こことの関係がうまく御説明できませんけれども、これから整備する
地下通路の中では、避難口誘導灯のサインも明確にして迷わないようにしていきたいというふうには考えてございます。
◆平川和美 委員 今出ました避難口誘導灯なんですけれども、それはぜひやっていただきたいんですが、そのほかにちょっと心配なのが視覚障がい者の方ですね。目が見えないので、そういうものがそこにあってもわからないという方もいらっしゃるので、音か何かで、そういう避難経路とか誘導とか、何かそのようなものができるのか。音は一応考えていらっしゃるのか、その辺、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 今回の事業の目的につきましては、既存の
構造躯体を生かしながら、
バリアフリーや
ユニバーサルデザインへの配慮を行うとともに、藤沢駅周辺の再活性化に向けて
リニューアルを行うものでございます。現在の
リニューアル計画案につきましても、
概略設計の中で
ユニバーサルデザインの知見を持った方に確認していただきまして、手すりや
スロープやサインなどが基準に達していないというような御意見もいただいておりますので、今後、
詳細設計を進める中で障がい者団体などの意見も聞いていく予定でございますので、そのあたりで設置可能なものについては検討は行ってまいりたいと考えております。
◆平川和美 委員 あともう一点、さっきありましたが、
地下通路の
ポップアップ店舗とか、そういう形で多少ショップをというのはあったんですけれども、ここでカフェみたいな商業施設、そんなに大きくはなくても、そういうカフェ的なものとか、皆さんがちょっと立ち寄れるようなところがあると、また回遊もいいのかなと思うんですけれども、その辺は何かお考えがあるのか。商業的なものは難しいのか、その辺、ちょっとお聞かせ願いたいんですけれども。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 地下通路につきましては、道路の位置づけということで、消防法に規定しております各種防火設備等々はございません。そういう中では、消火栓はついているんですけれども、それ以外のものはないという形の中で、あそこで例えば火を使ったりとか、そういったことはできないということもございます。では、温めるのはどうなのかということもあるんですが、基本的には火気を使えないということもございますし、煙を出すような施設はできないということがありますので、そういうことを含めて、でも、あそこに何かそういうものがあったら非常にいいなということで、先ほど資料の中にも
ポップアップ店舗というようなことを書かせていただきましたが、そういった中でできるもので
にぎわいを創出できれば一番いいのかなと考えております。
◆谷津英美 委員
地下通路の広場についてお伺いいたします。
地下通路の広場なんですけれども、物理的に広場の大きさは変わらないと思ってよろしいのでしょうか、確認させてください。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 既存の
構造躯体を生かしますので、基本的な大きさは変わらないんですけれども、今の市民ギャラリーのほうは今後なくなりますので、あそこの部分をどういったふうに活用するかによっては多少広がることも考えられております。
◆谷津英美 委員 ありがとうございます。
そうしますと、今、展示物ができるようになっているときは、
子どもたちのポスターとかが張られると思うんですけれども、そういったものは今後、ポスターや情報共有の場として張り出しされている場合もあるんですが、今後はどこで張り出すというふうに考えているのか教えていただけますか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 今まで地下ギャラリーで掲示されていたものは、庁内で掲示をしたりとか、あとFプレイス、そういったところで新たに掲示を考えております。
◆谷津英美 委員 わかりました。ありがとうございます。
今のところに関連して、もう少し集中的ではなくて分散した場所でという形の掲示と考えてよろしいですか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 はい、そのとおりでございます。
◆谷津英美 委員 映像をすごくわかりやすく見せていただきました。その際に椅子などがあって今よりは物が多いなという印象を受けました。そして、今、小中学生などが雨のときに集合場所などで一時的に使っていると思うんですけれども、遠足とか修学旅行とか、そういうときに公立の小中学校が使っているんですが、また、そういったものは今後どうなさるのかなと。雨の場合はサンパール広場では無理なので、
地下通路を使っているんですけれども、これからはどのようにすると考えていらっしゃるのか教えてください。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 空間利用という形で、そこにお集まりをいただいてという形はできないことではないというふうに思っております。また、時間的な問題もあるかもしれませんね。
ポップアップ店舗が出ていて、そこにお客さんがいてというようなこともあるかもしれませんが、お子さんがお集まりになるのは早い時間だったりするので、そういったことは余りなかったりするかなという点もあるんですけれども、部活とか、そういうところで一時的に交錯してしまうことがあるかもしれませんが、利用できないということではないので、また、デッキ上のところも今後、晴れと言ってはおかしいんですけれども、雨ではないときは、今は工事していますから使えないので、皆さん、そういったところを使われているのかもしれませんが、また御利用いただけると思いますので、その辺をお使いいただきたいと思います。
それから、今よく私たちが見るのは、自由通路のところ、JRさんとの南北の自由通路がありますね。あそこでもお集まりをいただいているみたいですので、いろんなところで使えるところを御利用いただければというふうに思っております。
◆谷津英美 委員 実際に中学の修学旅行で雨の場合、夕方4時ぐらいにも使っていることがございますので、そのあたりもぜひ考慮していただければと思います。緊急時のことなので、そのあたりも考えていただけると。先ほど朝とおっしゃっていたんですけれども、夕方などの緊急なときは、どこを利用すると考えているのか考えをお聞かせいただければと思います。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 済みません、私が朝というふうに申し上げたので朝になってしまいましたけれども、24時間あそこはあいているわけですから、いつでもお使いいただけますので、そこのところをお使いいただくというのは可能だと考えております。
◆吉田淳基 委員 先ほどの栗原委員の質問の中で地下道の耐震性のことが挙げられていたかと思うんですけれども、聞いていると基準としては明確なものが余りなくて、今、それに関しては国交省のほうで研究も進んでいるというようなお話だったかと思うんです。この点、もう一回確認をしたいんですけれども、よろしくお願いします。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 地下構造物については、地面、地盤と一緒に施設が動いてしまうので壊れないというのが今までの定説といいますか、構造をやっている人たちの中では常識的なことになっていたんですね。実際に新潟の地震のときにも、新幹線のトンネルとかについても、そのまま動きまして大丈夫だった。ただ、真ん中に断層があったものですから、その部分が壊れた。新幹線については無事だったということもあるんですけれども、そういったこともございます。したがいまして、基本的には
国土交通省も、地盤と一緒に動いてしまうので、耐震性は問題ないんだというのが今までの考え方だった。ただ、それではいけないんじゃないかということを踏まえて、国のほうも検証してみましょうという段階になっているということでございます。したがいまして、そういったものの検討が今後出てきたのであれば、それについては合わせていきたいというのを先ほど申し上げたということでございます。
◆吉田淳基 委員 そう考えると、国交省で検証が始まって、これから時間をかけていろいろ研究していくんだというふうに思うんですけれども、この
スケジュール感を見ると、ことし
詳細設計をしていく中で、今後、多分大丈夫だよというふうになるかもしれない。その可能性が強いのかなというふうに言えると思ったんですけれども、耐震性に問題ありというふうになる可能性もゼロではないと考えると、では、今整備をして、どのタイミングかでそういう結論が国交省のほうから出されたときに、もし仮に問題ありだったという場合は、また手を入れていくというような考えなんでしょうか。
◎碓井 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹 多分私どもの地下道だけではなくて、全国の地下道が全てそうなってしまうと思いますので、そのときには耐震性に合わせてまた手を入れていかなければいけないことが出てくるのだと思いますが、今現在ではそうなっていないので、今現在の基準の中で整備をしていきたいと考えております。
◆土屋俊則 委員 ちょっと1人だけ違う話になっていくんですが、資料1の7の
にぎわい・交流及び
魅力づくりに向けた取組についての(2)の
エリアマネジメントなどに向けた取組のことについてなんですが、この記載の中で
エリアマネジメントが及ぼす範囲のことだと思うんですが、
駅前広場や
藤沢駅前の
公共空間を中心にと、こうした記載があるわけです。まず最初に確認をしたいんですが、これは法律的に言うと、まず道路のことでいいのかどうなのか、その点をまず確認させてください。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 ペデストリアンデッキを含めまして、基本的には道路でございます。
◆土屋俊則 委員 道路ということでありますので、
エリアマネジメントが導入されても、それは道路の法律の中でやっていくということでよろしいのかどうか、その点もあわせて確認させてください。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメントが導入されても、道路の位置づけであることに変わりはございません。道路法の位置づけでは道路としての使用が原則でありますので、さまざまな制約を受けてしまいます。多様な利用ができるように、表面管理として
広場条例の制定を今後検討しております。条例制定の際には、道路管理者と広場管理者とで道路法第20条に基づく維持管理の取り決めとして、兼用工作物管理協定を締結し、道路管理者にかわり広場管理者が許認可や維持管理を行っていくものでございます。なお、広場管理者の権限が及びますのは、あくまでも表面の管理でございますので、地下埋設物の許認可や施設の所有権などにつきましては、道路管理者であることに変わりはございません。
◆土屋俊則 委員 1年半前に、多分2018年1月ごろだったと思うんですが、北口デッキに掲げられていた利用を制限するような看板が撤去されました。このことについて、どこかのところで聞いたところ、たしか看板の表現の一部に不適切な誤解を及ぼすような表現があったから、そんなようなことでありましたし、また判例で言うと、古くは有楽町のビラまき事件ですとか、最近ではフラッシュモブ裁判などがあります。道路ということであれば、歩行者の妨げにならなければ、そこでの活動というか、行いというか、行為ということについて認められていいのかなというふうに思うんですけれども、当然そうしたことも踏まえるということでよろしいのかどうか、その辺はどうでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 現在、検討を行っております
広場条例の考え方につきましては、道路としての位置づけより、より使いやすくなることを目指しております。基本的には、歩行者の妨げにならないということが前提条件にはなりますけれども、道路の位置づけで認められていた行為につきましては、
広場条例になっても認める方向で現在検討は行っております。
◆土屋俊則 委員 わかりました。今この段階で
エリアマネジメントの
組織設立の準備会が立ち上がったという報告が記載もしてありますけれども、具体的にはいつ立ち上がったのでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメント設立準備会につきましては、藤沢
駅街区内において
エリアマネジメント活動を展開していく法人化を目的とした組織でありまして、本年6月21日に立ち上げたところでございます。
◆土屋俊則 委員 本当につい最近立ち上がったのかなというところですけれども、では具体的に、こうした中でどのようなことを行っていくことになるんでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 準備会では、藤沢駅街区における
エリアマネジメント組織の考え方やその構成について検討を行いまして、本組織の設立に向け
取り組みを進めてまいります。具体的には、事務局体制の検討や
広場空間の利用のあり方や料金設定などについて検討を行い、活動内容に応じた収支についての整理を行ってまいります。さらに、今後イベントを行っていただく団体などへの働きかけやワークショップなど、また、広場の活用実験なども行ってまいりたいと考えております。
◆土屋俊則 委員
広場空間の活用だとか、活用実験を行っていくというようなことでもありますから、そういう意味では準備会の段階でも、市民の自由な活動を妨げないということをぜひ念頭に入れていただきたいなと思うところなんですが、今後、準備会を経て、これからマネジメント組織が立ち上がるということになるわけです。今回は指定管理者であるということでありますけれども、いろいろお願いをするやり方としては指定管理者へ委託というのがありますが、なぜこれは指定管理者としていくのでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 公共施設の活用空間を
広場条例として定めた場合、これまでの道路としてではなく、広場としての利用料の徴収や清掃管理等、維持管理が必要になってまいります。広場の活用で得られた収益から維持管理の高質化や
エリアマネジメント活動を広げる人材育成等、町に投資することでさらなる活性化を目指し、安定的な運営が期待できることから指定管理者が望ましいものと考えております。
◆土屋俊則 委員 先ほどからの話の流れでも、当然市民の自由な活動をこの指定管理者が、道交法ですとか判例を超えて制限をしないでほしいと思うんですけれども、その辺のところの心配はありますが、その辺はどうなんでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 指定管理者につきましては、管理する部分を明確にしまして、市にかわって業務を担っていただくものでございますので、指定管理者が自由に基準を強化したりですとか、行為を制限したりすることはできないと考えております。
◆土屋俊則 委員 今そうした形で自由に基準を強化したり、行為を制限することはできないよと、そんなような話でありましたけれども、今後、これから
広場条例をつくっていくわけですから、その旨も
広場条例の中でしっかり明記をしたほうがいいのかなと思うんですけれども、その辺はどう考えているのでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 広場条例の中には、指定管理者に管理を行わせることができるということを規定しまして、指定管理者との詳細な内容につきましては、
広場条例ではなく、指定管理者との契約の中で明記をしてまいりたいと考えております。
◆土屋俊則 委員 ぜひその辺はしっかりやっていただければなと思うんですが、今回、こうして
エリアマネジメントの組織が指定管理者となってこれからいくと。そういう中で具体的な動き出しをしていくわけですが、そうなってくると、
エリアマネジメントのそれによる活動の収入がどうなっていくのかということと、あるいはまた指定管理者ですとか出店者というか、参加者というか、利用者という方々と、あるいは行政がそれぞれの費用の負担についてはどのようになっているのか、お聞かせをください。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメントの収入といたしましては、会員の会費、イベントの使用料、イベント資機材のレンタル料、また自主イベントを行った際の収入などが挙げられます。将来的には地下空間などを利用した広告収入なども見込んでおります。この収益により自主運営することを目指しておりまして、利益については町の活動に投資することで
にぎわい創出に寄与するものと考えております。
また、市から指定管理者に対しましては、清掃管理費など経常的な業務に係る指定管理料のほか、町の活性化に資する活動費用の一部を当面支援していくことを想定しております。利用団体からは、指定管理者が
広場条例に定める利用料金規程に基づき費用の負担をいただくことになります。このほかに指定管理者は自主事業による収益が考えられるものでございます。
◆永井譲 委員
エリアマネジメントにつきましては、市民が主体で駅前の広場の活用をしていくべきだと思いますけれども、今の構成ですと市民の団体が余り多くないように思うんですけれども、この辺、お考えについてはいかがでしょうか。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 現在、準備会の構成につきましては、
小田急電鉄さんですとかビックカメラさんですとか江ノ電さん、あと商工会議所、
商店会連合会が入っておりますけれども、今後、これが本組織になって法人化された際には、もっと幅広く御参加はいただけるものと考えております。
◆永井譲 委員 最後に1点伺います。先ほど
リニューアルに当たっては
ユニバーサルデザインの配慮を行うということで、障がい者団体などにも意見を聞いていくということでしたけれども、そのほか
ユニバーサルデザインといいますと、人権配慮で対象は障がい者、高齢者、子どもや外国人、路上生活者なども入るということになっていますけれども、そういったような人権の全体的な配慮を今後していくということでよろしいんでしょうか。なので、福祉団体や人権団体などの意見も聞いていくべきだと思いますけれども、伺います。
◎野原 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 東西地下の
リニューアル事業につきましては、今後、
パブリックコメントなども行ってまいります。また、先ほど障がい者団体からも意見を聞くというお話をしましたけれども、幅広くいろいろな団体から意見は聞いてまいりたいと考えております。
○
山口政哉 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)