藤沢市議会 > 2019-06-28 >
令和 元年 6月 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会-06月28日-01号
令和 元年 6月 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会−06月28日-目次

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  1. 藤沢市議会 2019-06-28
    令和 元年 6月 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会-06月28日-01号


    取得元: 藤沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    令和 元年 6月 藤沢都心部再生公共施設整備特別委員会-06月28日-01号令和 元年 6月 藤沢都心部再生公共施設整備特別委員会 令和元年6月28日 1.日   時  令和元年6月28日(金) 午前9時30分開会 2.場   所  第1議会委員会室 3.出 席 者      委 員 長  山 口 政 哉      副委員長  永 井   譲      委  員  土 屋 俊 則   味 村 耕太郎            佐 賀 和 樹   谷 津 英 美            栗 原 貴 司   大 矢   徹            甘 粕 和 彦   平 川 和 美            吉 田 淳 基   松 下 賢一郎      欠席委員  な し      議  長  加 藤   一      副 議 長  有 賀 正 義      傍聴議員  原 田   建   西     智            安 藤 好 幸   松 長 由美絵            北 橋 節 男   佐 野   洋
               東 木 久 代   堺   英 明      理 事 者  宮治副市長、饗庭経済部参事高橋産業労働課主幹、            三上都市計画課長小川都市計画課主幹藤村都市整備部長、            八文字都市整備部参事大月都市整備課主幹鈴木都市整備課主幹、            川﨑藤沢周辺地区整備担当参事碓井藤沢周辺地区整備担当主幹、            その他関係職員      事 務 局  黒岩議会事務局長室伏議会事務局参事田口議事課長、            榮議事課課長補佐、名富議事課書記東山議事課書記 4.件   名  1 藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について   (1) 藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況について       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 ただいまから藤沢都心部再生公共施設整備特別委員会を開会いたします。       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 初めての委員会ということで、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。  改めて、藤沢都心部再生公共施設整備特別委員会の委員長を拝命いたしました山口政哉でございます。改選がありまして、新人議員の方も加わり、この藤沢市議会も新たな風が入ってきたのかなというふうに思います。  ただいま藤沢駅北口のデッキの工事が行われておりまして、ことしの12月に完成予定ということであり、また、藤沢駅北口は着々と整備がされてきております。今後は藤沢駅の南側のほうですけれども、駅前広場だったり、デッキだったり、地下通路、そしてまた南北の通路だったり、これからは藤沢市の中心であります、また玄関口でもあります藤沢駅の南口の整備、そしてまた市民会館などの公共施設の再整備など、本市にとりましても重要な役割を担うこの委員会でございます。  私、今回、初の委員長ということでありまして、ふなれではございますけれども、幸いにも副委員長には冷静沈着で経験豊富な永井副委員長がいますので、御指導をいただき、スムーズな議事進行に努めてまいりたいと思っておりますので、どうぞ1年間よろしくお願いいたします。(拍手) ○永井譲 副委員長 改めまして、おはようございます。このたび副委員長職を拝命いたしました永井譲でございます。山口委員長をお支えいたしまして、この1年間、円滑な運営ができるように一生懸命頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○山口政哉 委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたしました。       ────────────────────────────── △1 藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について   (1) 藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況について ○山口政哉 委員長 日程第1、藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について、(1)藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況についてを議題といたします。  まず、お手元に配付されております資料の確認をお願いいたします。資料1、藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況について、資料2、藤沢駅東西地下通路リニューアル計画(案)以上の2点です。よろしいでしょうか。                (「はい」と呼ぶ者あり)       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 これより審査に入ります。  (1)藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況について市当局の説明を求めます。 ◎藤村 都市整備部長 おはようございます。それでは、藤沢駅周辺地区整備事業の現時点での進捗状況について、お手元の資料1に基づきまして御報告をさせていただきます。  まず、1ページをごらんください。藤沢駅周辺地区整備事業の全ての事業をあらわしてございます。  図の中で実施済みのものは黄緑色で表示し、①から⑤の事業につきましては、平成27年度から29年度の間に事業を完了し、既に皆様に御利用いただいているところでございます。  また、実施段階のものはピンク色で、検討協議段階のものはオレンジ色で表示しております。  今後予定しております⑥から⑩の事業につきまして個別に説明をさせていただきます。  1枚おめくりいただきまして、2の北口駅前広場リニューアル事業についてをごらんください。  現在、藤沢駅北口では、藤沢駅北口ペデストリアンデッキ整備工事に着手しており、今年度はデッキ下部交通広場整備工事にも着手してまいります。  (1)の藤沢駅北口ペデストリアンデッキ整備工事をごらんいただきたいと思います。  アの工事概要でございますが、平成29年度から既存デッキ構造躯体を生かし、バリアフリーへの対応や、にぎわいや交流、憩いを育む空間づくりを目的としてリニューアルに着手し、ことし12月の完成を予定しております。  写真は、完成イメージ図と現時点での施工状況でございます。  次に、イの進捗状況でございますが、現時点ではほぼ計画どおり順調に進んでおります。  なお、工事進捗に伴う軽微な変更が生じておりますことから、9月の定例会で補正をお願いしてまいりたいと考えております。  次に、(2)の藤沢駅北口交通広場整備工事をごらんください。  本工事につきましては、さきの市議会6月定例会におきまして、工事契約をお認めいただいております。  アの工事概要でございますが、デッキ下交通広場約8,740平方メートルの老朽化した車道舗装や歩道などのリニューアルを実施するとともに、障がい者用停車スペースを新設するもので、令和2年6月の完成を予定しております。  イの進捗状況でございますが、広場の大幅な形状の変更は行わず、現況のバスターミナル機能を生かしながらの再整備となるため、交通管理者交通事業者などと施工にかかわる調整協議を実施し、準備を進めているところでございます。  次に、3の藤沢駅北口南北線整備事業についてでございます。  (1)の事業概要でございますが、藤沢駅北口南北線は、藤沢駅北口周辺地区の街区形成及び銀座通り方面への回遊性を高める路線として整備するもので、全延長は150メートルでございます。そのうち北側の約100メートルは、民間の開発事業により既に整備済みでございまして、残りの約50メートルを整備していくものでございます。  幅員は現況の3メートルから約6メートル拡幅いたしまして、車道6メートル、歩道3メートルの合計9メートルの道路としていくものでございます。  (2)の進捗状況でございますが、交通管理者との交差点協議を終え、現在、権利者の皆様との事業合意に向けた調整を継続して行っており、早期の事業着手を目指してまいります。  次に、4の南北自由通路拡幅整備事業についてをごらんいただきたいと思います。  藤沢駅の南北連携強化などによる市民や来街者の利便性・回遊性の向上及び町の活性化を目的といたしまして、南北自由通路の拡幅とそれに伴う駅舎の改良を行うものでございます。平成31年2月27日付で東日本旅客鉄道株式会社小田急電鉄株式会社及び本市の3者で、藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業及び藤沢駅改良事業に関する基本協定を締結いたしました。  その後、小田急電鉄とは、平成31年3月28日付で基本設計に関する協定を締結し、既に基本設計に着手しております。  また、JR東日本とは、市議会6月定例会におきまして、債務負担行為の設定をお認めいただきましたので、速やかに基本設計に関する協定を締結し、基本設計に着手していく予定でございます。  1枚おめくりいただきまして、4ページの図は藤沢駅南口側から北口方向を望む南北自由通路の現況と整備イメージでございます。  次に、5の南口駅前広場デッキ整備事業についてでございます。  (1)の藤沢駅南口駅前広場整備基本計画(素案)についてでございますが、南口駅前広場の再整備につきましては、南北自由通路や駅舎などと一体として利用できる空間として検討を進めております。  整備の基本的な考え方をまとめるに当たりまして、多様な意見を反映するために、平成29年度及び平成30年度の2カ年にわたりまして、藤沢駅南口駅前広場等あり方検討会議及び藤沢駅南口交通広場調整会議の2つの検討組織と意見交換を行ってきております。  あわせまして、藤沢駅南口駅前広場及び地下道に関するアンケート調査の実施、また関係団体などへのヒアリング、交通事業者並びに庁内関係課との協議などを行いまして、現状の課題を踏まえた目指す将来像や再整備方針及びその方針に基づく取り組み事項などを骨子とした藤沢駅南口駅前広場整備基本計画(素案)の取りまとめを行っております。  次に、(2)今後のスケジュールでございますが、藤沢駅南口駅前広場整備基本計画(素案)について、引き続き関係団体交通管理者並びに庁内関係課などと協議、調整を行い、今年度中に素案を取りまとめていく予定でございます。  次に、6の地下通路リニューアル事業についてでございます。  (1)の藤沢駅東西地下通路リニューアル計画(案)でございます。地下通路につきましては、明るく安全で歩きやすい空間として、また加えて、比較的ゆとりのある空間を活用した新たな交流、にぎわい機能を含め、駅周辺を回遊できる施設としてのリニューアルを予定しておりますが、その考え方を示した藤沢駅東西地下通路リニューアル計画(案)を作成いたしました。  なお、JR東海道本線の線路の下を通る南北方向地下通路につきましては、周辺のビルや南口駅前広場の再整備などと関連いたしますことから、これらの事業の進捗に合わせてリニューアルを行っていく予定でございます。  それでは、資料2の藤沢駅東西地下通路リニューアル計画(案)をごらんいただきたいと思います。  1枚おめくりいただきますと目次でございます。1、事業概要、2、リニューアルコンセプト、3、デザインコンセプト、4、イメージグラフィック地下通路の愛称(案)、5、内装デザイン(案)、6、案内誘導サイン等、7、広場空間の利活用で構成されております。  1ページをごらんください。  1の事業概要、(1)の目的でございますが、既存の構造躯体を生かしながら、バリアフリーユニバーサルデザインへの配慮を行うとともに、にぎわいや交流、憩いを育める空間の創出を目的としております。  (2)の事業の範囲でございますが、今回の対象範囲は、地下1階の歩行者通路を対象といたします。なお、自転車の通行につきましては、地下通路内は押し歩きとし、市役所側斜路つき階段から南北地下通路を経由して南口につながるルートの利用を誘導し、東西方向につきましては地上部の利用を促すことを基本といたします。  1枚おめくりいただき、2ページの2のリニューアルコンセプトをごらんください。  現状の課題を踏まえ、中段に目指す方向性として3つ挙げております。左側の駅街区の回遊性の向上では、交通結節点としての機能、周辺街区とのつながりを深め、回遊性の向上を図るとしております。中央の地下の特性を生かした空間では、天井と壁で囲まれた地下特有の条件を生かして、デッキや地上部にはない空間を提供するとしております。右側の人にやさしい空間では、誰もが安心して使いやすい快適な歩行空間と多様な利用が可能な空間整備を提供するとしております。  以上の3点を挙げ、「つなぐ、むすぶ、ささえる」を整備コンセプトとして計画しております。  3ページにお移りいただきまして、3のデザインコンセプトをごらんください。  デザインコンセプトは、藤沢の立地や風土をキーテーマとし、景観デザインを作成いたしました。藤沢に暮らす人々の心象風景となっている、大きな水面を南に擁した湘南藤沢の風土と藤沢宿と江の島を結ぶ歴史を背景とした「つなぐ」「むすぶ」歴史や文化がキーテーマであると考え、繰り返し打ち寄せる波、水面の象形を地下通路風景テーマとして幾何学的な柄で表現してまいります。  1枚おめくりいただきますと、4ページの4のイメージグラフィック地下通路の愛称(案)をごらんいただきたいと思います。  上下の三角形と連続する菱形の造形を提案し、イメージグラフィックを(仮称)「Shonan Passage」と名づけることを提案しております。  次に、4ページ下段から5ページにかけまして記載しておりますが、5の内装デザイン(案)をごらんいただきたいと思います。  空間構成といたしましては、(1)の通路部は、安全で快適に回遊できるよう明るく、案内サインなども確認しやすい空間として計画いたします。  (2)の広場部をごらんください。新たな交流やにぎわいの機能を創出できる空間を目指し、多目的な利用ができる設備やベンチを備えた広場として計画いたします。  次に、5ページ下段から6ページにかけて記載しておりますが、6の案内誘導サイン等をごらんいただきたいと思います。  案内誘導サインは、誰もが安心して使いやすい地下通路となるよう、地上出口エレベーター施設への誘導などの情報サインといたしまして、基幹サイン補完サインを設置してまいります。  (1)の基幹サインは、出入り口や位置情報など主となるサインで、地下であることを考慮して光を活用して、誰もがわかりやすいものにリニューアルいたします。  1枚おめくりいただき、6ページの(2)補完サインをごらんください。基幹サインを補完するものといたしまして、例えば出口など一つの情報を光で表示したサインを設置してまいります。  次に、6ページ下段から8ページにかけて記載しておりますが、7の広場空間の利活用(エリアマネジメントの導入)をごらんください。  広場空間の利活用につきましては、官民連携したエリアマネジメントの導入を目指しております。  (1)多目的な利活用例におきまして、3つの例をお示ししております。1つ目は、子どもたちが安全に遊べる空間とした例、2つ目としてデジタルサイネージを活用したイベント空間とした例、1枚おめくりいただきまして8ページには、3つ目といたしまして、藤沢のライフスタイルを感じるポップアップ店舗空間とした例を記載しておりますが、このほかにもにぎわいの創出、歩いて楽しい空間となるよう工夫してまいります。  9ページには、(2)参考事例といたしまして、昨年度、札幌市の地下通路を視察した際の写真を掲載しております。  それでは、これまで御説明いたしましたデザインコンセプトに基づき、VRを作成しておりますので、ごらんいただきたいと思います。投影準備をいたしますので、準備が整うまでしばらくお待ちいただきたいと思います。よろしくお願いします。                 〔ビデオ上映開始〕  サンパレット側の階段から市役所側へ向かうルートをごらんいただきたいと思います。階段をおりると、多目的な利用を想定した広場空間になります。広場内は自由なレイアウトが可能な天井に明るい照明設備を設置してまいります。  この部分は吹き抜けがございますけれども、採光がとれる屋根の設置を行います。通路途中には、小休憩ができるベンチの設置などの検討もしております。  南北地下通路との分岐点には、天井に行き先がわかりやすい案内誘導サインを設置してまいります。これが市役所方向の階段でございます。  同じルートを逆から今度はごらんいただきたいと思います。現在もございますけれども、通路の壁面には広告物を設置できるような仕組みを設置いたします。また、床面には、現在は設置されておりませんけれども、点字ブロックの配置をいたします。  このVRでは、子どもの遊び場や休憩スペースとして活用したイメージを今表現しております。  右側がポップアップ店舗イメージでございます。このエレベーターは、今の工事の中でストレッチャー対応のものに取りかえているところでございます。最後に、階段を上るとサンパレットへ続くという状況です。                 〔ビデオ上映終了〕  VRは以上になりますので、またもとにお戻りいただきたいと思います。  それでは、引き続きになりますが、資料1にお戻りいただきたいと思います。
     5ページの上段(2)今後のスケジュールをごらんください。  地下通路につきましては、東西方向を先行してリニューアルを行うため、平成30年度に実施いたしました東西方向概略設計をもとに基本計画(案)を作成したものでございまして、市議会や関係団体及び当委員会終了後に実施しますパブリックコメントの意見を踏まえた上で、今年度引き続いて詳細設計を実施してまいりたいと思っております。  なお、詳細設計終了後は、令和2年度に工事に着手し、令和3年度の工事完成を目指してまいります。  次に、7、にぎわい・交流及び魅力づくりに向けた取組についてをごらんください。  (1)のサンパレットにぎわい創出社会実験でございますが、この取り組みの一つとして、平成29年度及び30年度の2カ年で市民などの認知度向上及び今後の拡大した取り組みなどを実施する際の課題の把握を目的に、各部局と連携しながら社会実験を実施してまいりました。その結果、サンパレットの愛称や認知度も高まるとともに、さまざまなイベントや市内新規就農者による野菜市の定期開催などによりまして、にぎわい創出利活用空間としての一定の効果が得られたと捉えております。  一方、雨天時の対応や通り抜ける風が強いこと、また日照時間が短いことなど地理的な状況もございまして、これらの課題も踏まえ、今後の空間の利活用の検討を進めてまいります。  次に、(2)のエリアマネジメント導入に向けた取組、アの検討状況をごらんください。  藤沢駅周辺の再整備及び再活性化に向けましては、整備後のにぎわい魅力づくりを見据えた仕組みの必要性を掲げており、現在、藤沢駅前公共空間を中心とした官民連携したエリアマネジメントの導入に向けて調整を進めております。  平成28年度から、地元経済団体駅街区内の事業者などが参画した勉強会を立ち上げ、組織のあり方や運営方法などについて先進都市の視察等を含め調査・研究を行うとともに、他市でのエリアマネジメントに携わっている専門の方にコーディネートをお願いし、藤沢駅街区の特性に見合うスキームや体制の考え方などについて方向性がまとまってまいりました。  あわせて、エリアマネジメント導入に当たりましては、庁内の関連する複数の部署が参画した庁内調整会議を設置し、エリアマネジメント導入に適用する制度などについて検討を行ってまいりました。  今月には、藤沢駅街区におけるエリアマネジメント活動を展開していくために必要な事項を整理、作成することを目的とした勉強会を発展させた藤沢駅街区エリアマネジメント組織設立準備会を立ち上げたところでございます。  準備会の現時点での構成でございますが、藤沢商工会議所一般社団法人藤沢商店会連合会江ノ島電鉄株式会社小田急電鉄株式会社三菱地所株式会社並びに本市でございます。  イの今後のスケジュールをごらんください。  今後は、組織設立に向け、組織の形態や収支の見通し、地域や商店会、あるいは個人の方々の参画のあり方などを具体的に取りまとめるとともに、公共空間活用のワークショップや実証実験などを実施してまいります。  あわせて、エリアマネジメント導入時に適用を予定している広場条例の制定や指定管理者制度の導入に向けた各種手続などを進め、北口デッキ完了後の導入を目指してまいります。  以上で藤沢駅周辺地区整備事業進捗状況についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○山口政哉 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆栗原貴司 委員 おはようございます。お尋ねします。  地下通路リニューアル計画についてお聞きしたいんですが、既存の構造躯体を生かしたリニューアルとのことなんですが、地震などの際に崩れるなど耐震性の問題はいかがでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 地下通路につきましては、地震時に周辺地盤と一体となって挙動するため、地震の影響を受けにくいと考えてきております。道路としての設計基準としては明確に定められておりません。地震の影響度合いにつきましては、体系的な研究がまだなされていないことや地中の道路構造物として確保すべき耐震性能についても明確になっていないのが現状でございます。昨今、国土交通省などでも地下街の耐震性に関する研究が進められておりまして、今後の設計の中で必要に応じて反映してまいりたいと考えております。 ◆栗原貴司 委員 ありがとうございます。  次なんですけれども、バリアフリーへの配慮ということで、地下通路西側サンパレット側にある階段に市役所側にあるようなスロープは設置しないんですか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 現在の階段を自転車の昇降ができるような斜路つき階段またはスロープに改良する場合、勾配を緩くしなければなりませんので、地上部へ大幅にスロープつき階段が延びることになりまして、現在の階段の2倍以上の延長が必要になってくるものでございます。また、地下通路内で処理する場合には、歩道の建築限界高さ2.5メートルが確保できず、天井部躯体の撤去や歩道の縮小が必要になります。いずれにいたしましても、新たにスロープつきの階段を設けることは困難でございます。 ◆栗原貴司 委員 ありがとうございます。  もう一点なんですけれども、VRを今拝見させていただきましたが、このように地下通路リニューアルされ、明るくきれいになり、にぎわい交流、憩いの場として期待されるところですが、費用はどのぐらいかかるのでしょうか。また、今見させていただいたVRなんですが、ほかで周知の予定とかというのはあるんですか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 リニューアル工事の費用につきましては、パブリックコメントなどの御意見を踏まえまして、内装設備案内誘導サインの仕様や配置方法などによりまして工事費が異なるものでございます。また、リニューアルにあわせまして、躯体の補修、電気・機械設備の更新も予定しておりますので、詳細設計後、明らかになってくるものでございます。  あと、VRにつきましては、ホームページで公開をしてまいります。 ◆栗原貴司 委員 そうすると、あくまでもネット環境がないとVRは見られないということですか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 そうです。現時点では、ホームページの閲覧という形になっております。 ◆栗原貴司 委員 何かモニター等で流すということは考えていないということですかね。 ◎川﨑 藤沢駅周辺地区整備担当参事 やはり広く市民の方に周知したいというところもありますので、ただ、現状としてモニターで、どこで映すかというのもあるんですけれども、一つとしては、庁内のデジタルサイネージも可能なのかなと思います。あとは我々、今後いろんな意見をいただくために、いろんな団体、障がい者の団体ですとか経済団体などに説明させていただくときにも、そういうのは見ていただこうとは思っています。 ◆甘粕和彦 委員 藤沢駅の北口ペデストリアンデッキ整備工事についてお聞きをいたします。  現在、工事により通路のバス乗り場へおりる階段が今までの位置よりかなり静岡銀行の奥のほうに行っているところからおりると思うんですが、これが非常にわかりづらいという御意見がありまして、僕も藤沢駅の北口とかで朝とか夕とか御挨拶をさせていただいているときに、直接御利用の方に声をかけられて、そこまで案内をして、そのときは僕もわからなくて、ただ、何とかしてそこまでたどり着いて、こちらですと御案内をした経験もあるんですが、この点について、表示とか、そういったものはどういうふうに対応されているのかということと、また、バスの乗り場についていつもとの位置に、今までどおりに戻るのかということを教えていただければと思います。 ◎佐々木原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 通路や階段の規制に伴い、主要な箇所に案内図を掲示したり、交通誘導員を配置し、誘導を行っております。また、バス乗り場の移動については、昨年10月にバス乗り場の移動を行った際、現地にバス乗り場移動の案内を掲示するとともに、バス事業者は案内人を、工事事業者は交通誘導員を配置するなどの対応を行ってまいりました。移動直後は問い合わせ等があり、御迷惑をおかけしましたが、工事の進捗に伴い、順次通路や階段は開放してまいりますので、今しばらくの御理解、御協力をお願いしたいと思います。  次に、バス乗り場をもとの位置に戻す時期につきましては、8月下旬を予定しております。その際には、事前に現地にバス乗り場移動の図面を掲示するとともに、広報などを活用し、幅広く周知してまいりたいと考えております。 ◆甘粕和彦 委員 ありがとうございます。  次に、先ほど工事の進捗に伴う軽微な変更が生じているとの報告がございましたが、それは実際どのような内容なのか教えていただきたいと思います。 ◎佐々木原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 軽微な変更の主な内容でございますが、藤沢駅北口ペデストリアンデッキ整備工事の設計に当たりましては、当時の竣工図面をもとに現地調査を行い発注したものですが、既存のタイル舗装等の取り壊し作業を実施していく中で、コンクリートの厚み等に相違があり、数量の増減が生じたものです。また、隣接の住民の方や商業施設から取り壊しなどの騒音による御意見等をいただいたことから、昼間作業から夜間作業に切りかえたなどの軽微な変更が生じたものです。この内容につきましては、先ほど部長から報告がありましたとおり、市議会9月定例会にて補正予算での対応をお願いしたいと考えております。 ◆甘粕和彦 委員 ありがとうございました。  次に、東西地下通路リニューアル計画についてお聞きします。愛称の案として「Shonan Passage」との提案がありましたが、この名称でもう既に決定なのでしょうか。サンパレットのように公募等で募集されるということは今後しないのでしょうか、お願いします。 ◎佐々木原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 リニューアル計画案の中でリニューアルコンセプトデザインコンセプトを踏まえ、(仮称)「Shonan Passage」と名づけることを提案させていただいておりますが、今後のパブリックコメント等で市民や利用者等の皆様から御提案をいただいた場合には参考にさせていただきたいと考えております。また、広場部におきましては、新たな交流やにぎわいを創出する場として愛称の公募等も検討してまいりたいと考えております。 ◆平川和美 委員 それでは、先ほど栗原委員からもありました地下通路の災害時のことについてお聞きしたいんですが、まず、災害時、地下通路も帰宅困難者の方が御利用するということもあると思うんです。まず、この地下通路の一時滞留場所としての機能というか、その辺のことをどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせ願いたいんですが。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 東西地下通路の広場部につきましては、災害時の一時の避難場所という形でも考えておりまして、実際に揺れているときというのは、地下というのは危険という意識があると思うんですけれども、一定の揺れがおさまった段階では、地下の部分も避難施設としての活用ができるものと考えております。 ◆平川和美 委員 そのとき、非常用発電機とか、何日間もしくは何時間でも長時間そこにいらっしゃると思うんですが、その辺のところの備蓄とか、そういうものはどういったところで備えているのか、その辺、お聞かせ願えますか。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 災害時の視点は非常に大事だと私どもも思っております。ただ、地下道の中に自家発電とか、そういった施設は持ってございません。非常用照明設備、常用電源という通常の電源が落ちたときに、床面を薄暗く照らすような形になってしまうんですけれども、そういったものの施設というのは検討しておりますし、今現在も少しあります。それから、壁面には通路の誘導灯というのがあります。それは昔々のものなので、蛍光灯の非常に暗いものなので、今度新しいLEDのものという形の中で更新をしていきたいと考えておりまして、自家発電ということではなくて、バッテリーを持った非常用照明という形で対応していきたいと考えております。  それから、備蓄については、今現在、私どもとしては対応をどうするかというのは検討しておりませんけれども、一番近いところでまず市役所がございますし、市民会館もございますので、そういったところに御案内できるのではないかというふうに考えておりますので、今現在は考えていないというところでございます。 ◆平川和美 委員 まだ考えていないということなんですが、災害時は何が起こるかわからないですよね。もしかして地下で天井が落ちてくるということもあるだろうし、入り口がふさがってしまうということもあるでしょうし、いろんなことが想定できると思うんですが、その想定をどのようにしていくのか、また、シミュレーションをしたりとか検討、災害時どのようにしていくのかというシミュレーションとかも必要だと思うんですが、また何かあったときのために、市役所から何か持ってこられるというのがあるのか、できるのか、現実としてどうなのか、ちょっとそこは疑問に思うんですが、その辺、どのようにお考えなんでしょうか。 ◎川﨑 藤沢駅周辺地区整備担当参事 駅の場合、駅周辺ですと、帰宅困難者というのは市民会館ですとか、ここの市役所本庁舎ですとか、あるいはミナパークというところがたしか位置づけられているのかなと思うんですけれども、そういった部分で、ここの地下通路部分は一時避難的なものだと考えてございますので、先ほど冒頭耐震のお話もございましたけれども、そこの部分については、天井の部分につきましても今回のリニューアルに合わせて点検もしていきますので、そういった部分では一時的にそこに避難していただいて、その後、速やかに市役所なり市民会館に避難していただく、そういうふうな位置づけなのかなと考えてございます。 ◆平川和美 委員 それだと何かいざあったときに、どうするんだろうと今すごく心配になってきているんですけれども、確かに近くにいろいろ施設がありますけれども、それでもそこもいっぱいになってしまって、どうしても行かれないという方もいるでしょうし、また、先ほども言ったように、何があるかわからないので、さまざまな事態が起こったときに、いろいろなことを想定してどこかに置いておくとか、そういうのができないのか、また、その辺、考え方がちょっと違うかなとか思うんですが、済みません、もう一度お聞かせください。 ◎川﨑 藤沢駅周辺地区整備担当参事 一時的に避難するといっても、そこにはいられるわけで、おっしゃるとおり、ほかの市民会館等がいっぱいになって、そこにあふれるじゃないですけれども、出てくる場合も考えられますので、当然今回のリニューアルの中で、エリアマネジメントをやっていく中での資材ですとか、そういうものの倉庫とかも必要になってきますので、そういう部分を含めて備蓄できるところがあるのかというのは検討していきたいと思っています。 ◆平川和美 委員 避難経路もぜひ計画をやっていただきたいと思うんですが、先ほども言いましたけれども、シミュレーションとか避難計画、いろんな形を想定してのそういう計画とかはどのようにされていくのか、また、シミュレーションとかは行うのか、済みません、お願いいたします。 ◎藤村 都市整備部長 大規模災害時の帰宅困難者対策という意味では、直接帰宅困難者に対する計画というのは、防災安全部のほうで今所管しておりまして、やっております。我々が今整備している北口ペデストリアンデッキだとか地下の通路というのは非常に駅に近いところで、逆に災害時にそこに電車がとまった状態で人が集中してしまうと非常に危ない空間になるのではないかと思っておりまして、先ほど申し上げました市役所だとか、市民会館だか体育館だかちょっと今はっきり忘れましたけれども、あと、ミナパークが帰宅困難者用の施設として位置づけられている中では、そこへの避難経路というのも明確に多分位置づけられているところでございます。それは今手元にございませんので、こことの関係がうまく御説明できませんけれども、これから整備する地下通路の中では、避難口誘導灯のサインも明確にして迷わないようにしていきたいというふうには考えてございます。 ◆平川和美 委員 今出ました避難口誘導灯なんですけれども、それはぜひやっていただきたいんですが、そのほかにちょっと心配なのが視覚障がい者の方ですね。目が見えないので、そういうものがそこにあってもわからないという方もいらっしゃるので、音か何かで、そういう避難経路とか誘導とか、何かそのようなものができるのか。音は一応考えていらっしゃるのか、その辺、ちょっとお聞きしたいんですけれども。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 今回の事業の目的につきましては、既存の構造躯体を生かしながら、バリアフリーユニバーサルデザインへの配慮を行うとともに、藤沢駅周辺の再活性化に向けてリニューアルを行うものでございます。現在のリニューアル計画案につきましても、概略設計の中でユニバーサルデザインの知見を持った方に確認していただきまして、手すりやスロープやサインなどが基準に達していないというような御意見もいただいておりますので、今後、詳細設計を進める中で障がい者団体などの意見も聞いていく予定でございますので、そのあたりで設置可能なものについては検討は行ってまいりたいと考えております。 ◆平川和美 委員 あともう一点、さっきありましたが、地下通路ポップアップ店舗とか、そういう形で多少ショップをというのはあったんですけれども、ここでカフェみたいな商業施設、そんなに大きくはなくても、そういうカフェ的なものとか、皆さんがちょっと立ち寄れるようなところがあると、また回遊もいいのかなと思うんですけれども、その辺は何かお考えがあるのか。商業的なものは難しいのか、その辺、ちょっとお聞かせ願いたいんですけれども。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 地下通路につきましては、道路の位置づけということで、消防法に規定しております各種防火設備等々はございません。そういう中では、消火栓はついているんですけれども、それ以外のものはないという形の中で、あそこで例えば火を使ったりとか、そういったことはできないということもございます。では、温めるのはどうなのかということもあるんですが、基本的には火気を使えないということもございますし、煙を出すような施設はできないということがありますので、そういうことを含めて、でも、あそこに何かそういうものがあったら非常にいいなということで、先ほど資料の中にもポップアップ店舗というようなことを書かせていただきましたが、そういった中でできるものでにぎわいを創出できれば一番いいのかなと考えております。 ◆谷津英美 委員 地下通路の広場についてお伺いいたします。  地下通路の広場なんですけれども、物理的に広場の大きさは変わらないと思ってよろしいのでしょうか、確認させてください。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 既存の構造躯体を生かしますので、基本的な大きさは変わらないんですけれども、今の市民ギャラリーのほうは今後なくなりますので、あそこの部分をどういったふうに活用するかによっては多少広がることも考えられております。 ◆谷津英美 委員 ありがとうございます。  そうしますと、今、展示物ができるようになっているときは、子どもたちのポスターとかが張られると思うんですけれども、そういったものは今後、ポスターや情報共有の場として張り出しされている場合もあるんですが、今後はどこで張り出すというふうに考えているのか教えていただけますか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 今まで地下ギャラリーで掲示されていたものは、庁内で掲示をしたりとか、あとFプレイス、そういったところで新たに掲示を考えております。 ◆谷津英美 委員 わかりました。ありがとうございます。  今のところに関連して、もう少し集中的ではなくて分散した場所でという形の掲示と考えてよろしいですか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 はい、そのとおりでございます。 ◆谷津英美 委員 映像をすごくわかりやすく見せていただきました。その際に椅子などがあって今よりは物が多いなという印象を受けました。そして、今、小中学生などが雨のときに集合場所などで一時的に使っていると思うんですけれども、遠足とか修学旅行とか、そういうときに公立の小中学校が使っているんですが、また、そういったものは今後どうなさるのかなと。雨の場合はサンパール広場では無理なので、地下通路を使っているんですけれども、これからはどのようにすると考えていらっしゃるのか教えてください。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 空間利用という形で、そこにお集まりをいただいてという形はできないことではないというふうに思っております。また、時間的な問題もあるかもしれませんね。ポップアップ店舗が出ていて、そこにお客さんがいてというようなこともあるかもしれませんが、お子さんがお集まりになるのは早い時間だったりするので、そういったことは余りなかったりするかなという点もあるんですけれども、部活とか、そういうところで一時的に交錯してしまうことがあるかもしれませんが、利用できないということではないので、また、デッキ上のところも今後、晴れと言ってはおかしいんですけれども、雨ではないときは、今は工事していますから使えないので、皆さん、そういったところを使われているのかもしれませんが、また御利用いただけると思いますので、その辺をお使いいただきたいと思います。  それから、今よく私たちが見るのは、自由通路のところ、JRさんとの南北の自由通路がありますね。あそこでもお集まりをいただいているみたいですので、いろんなところで使えるところを御利用いただければというふうに思っております。 ◆谷津英美 委員 実際に中学の修学旅行で雨の場合、夕方4時ぐらいにも使っていることがございますので、そのあたりもぜひ考慮していただければと思います。緊急時のことなので、そのあたりも考えていただけると。先ほど朝とおっしゃっていたんですけれども、夕方などの緊急なときは、どこを利用すると考えているのか考えをお聞かせいただければと思います。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 済みません、私が朝というふうに申し上げたので朝になってしまいましたけれども、24時間あそこはあいているわけですから、いつでもお使いいただけますので、そこのところをお使いいただくというのは可能だと考えております。 ◆吉田淳基 委員 先ほどの栗原委員の質問の中で地下道の耐震性のことが挙げられていたかと思うんですけれども、聞いていると基準としては明確なものが余りなくて、今、それに関しては国交省のほうで研究も進んでいるというようなお話だったかと思うんです。この点、もう一回確認をしたいんですけれども、よろしくお願いします。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 地下構造物については、地面、地盤と一緒に施設が動いてしまうので壊れないというのが今までの定説といいますか、構造をやっている人たちの中では常識的なことになっていたんですね。実際に新潟の地震のときにも、新幹線のトンネルとかについても、そのまま動きまして大丈夫だった。ただ、真ん中に断層があったものですから、その部分が壊れた。新幹線については無事だったということもあるんですけれども、そういったこともございます。したがいまして、基本的には国土交通省も、地盤と一緒に動いてしまうので、耐震性は問題ないんだというのが今までの考え方だった。ただ、それではいけないんじゃないかということを踏まえて、国のほうも検証してみましょうという段階になっているということでございます。したがいまして、そういったものの検討が今後出てきたのであれば、それについては合わせていきたいというのを先ほど申し上げたということでございます。 ◆吉田淳基 委員 そう考えると、国交省で検証が始まって、これから時間をかけていろいろ研究していくんだというふうに思うんですけれども、このスケジュール感を見ると、ことし詳細設計をしていく中で、今後、多分大丈夫だよというふうになるかもしれない。その可能性が強いのかなというふうに言えると思ったんですけれども、耐震性に問題ありというふうになる可能性もゼロではないと考えると、では、今整備をして、どのタイミングかでそういう結論が国交省のほうから出されたときに、もし仮に問題ありだったという場合は、また手を入れていくというような考えなんでしょうか。 ◎碓井 藤沢駅周辺地区整備担当主幹 多分私どもの地下道だけではなくて、全国の地下道が全てそうなってしまうと思いますので、そのときには耐震性に合わせてまた手を入れていかなければいけないことが出てくるのだと思いますが、今現在ではそうなっていないので、今現在の基準の中で整備をしていきたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 ちょっと1人だけ違う話になっていくんですが、資料1の7のにぎわい・交流及び魅力づくりに向けた取組についての(2)のエリアマネジメントなどに向けた取組のことについてなんですが、この記載の中でエリアマネジメントが及ぼす範囲のことだと思うんですが、駅前広場藤沢駅前公共空間を中心にと、こうした記載があるわけです。まず最初に確認をしたいんですが、これは法律的に言うと、まず道路のことでいいのかどうなのか、その点をまず確認させてください。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 ペデストリアンデッキを含めまして、基本的には道路でございます。 ◆土屋俊則 委員 道路ということでありますので、エリアマネジメントが導入されても、それは道路の法律の中でやっていくということでよろしいのかどうか、その点もあわせて確認させてください。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメントが導入されても、道路の位置づけであることに変わりはございません。道路法の位置づけでは道路としての使用が原則でありますので、さまざまな制約を受けてしまいます。多様な利用ができるように、表面管理として広場条例の制定を今後検討しております。条例制定の際には、道路管理者と広場管理者とで道路法第20条に基づく維持管理の取り決めとして、兼用工作物管理協定を締結し、道路管理者にかわり広場管理者が許認可や維持管理を行っていくものでございます。なお、広場管理者の権限が及びますのは、あくまでも表面の管理でございますので、地下埋設物の許認可や施設の所有権などにつきましては、道路管理者であることに変わりはございません。 ◆土屋俊則 委員 1年半前に、多分2018年1月ごろだったと思うんですが、北口デッキに掲げられていた利用を制限するような看板が撤去されました。このことについて、どこかのところで聞いたところ、たしか看板の表現の一部に不適切な誤解を及ぼすような表現があったから、そんなようなことでありましたし、また判例で言うと、古くは有楽町のビラまき事件ですとか、最近ではフラッシュモブ裁判などがあります。道路ということであれば、歩行者の妨げにならなければ、そこでの活動というか、行いというか、行為ということについて認められていいのかなというふうに思うんですけれども、当然そうしたことも踏まえるということでよろしいのかどうか、その辺はどうでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 現在、検討を行っております広場条例の考え方につきましては、道路としての位置づけより、より使いやすくなることを目指しております。基本的には、歩行者の妨げにならないということが前提条件にはなりますけれども、道路の位置づけで認められていた行為につきましては、広場条例になっても認める方向で現在検討は行っております。 ◆土屋俊則 委員 わかりました。今この段階でエリアマネジメント組織設立の準備会が立ち上がったという報告が記載もしてありますけれども、具体的にはいつ立ち上がったのでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメント設立準備会につきましては、藤沢駅街区内においてエリアマネジメント活動を展開していく法人化を目的とした組織でありまして、本年6月21日に立ち上げたところでございます。 ◆土屋俊則 委員 本当につい最近立ち上がったのかなというところですけれども、では具体的に、こうした中でどのようなことを行っていくことになるんでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 準備会では、藤沢駅街区におけるエリアマネジメント組織の考え方やその構成について検討を行いまして、本組織の設立に向け取り組みを進めてまいります。具体的には、事務局体制の検討や広場空間の利用のあり方や料金設定などについて検討を行い、活動内容に応じた収支についての整理を行ってまいります。さらに、今後イベントを行っていただく団体などへの働きかけやワークショップなど、また、広場の活用実験なども行ってまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 広場空間の活用だとか、活用実験を行っていくというようなことでもありますから、そういう意味では準備会の段階でも、市民の自由な活動を妨げないということをぜひ念頭に入れていただきたいなと思うところなんですが、今後、準備会を経て、これからマネジメント組織が立ち上がるということになるわけです。今回は指定管理者であるということでありますけれども、いろいろお願いをするやり方としては指定管理者へ委託というのがありますが、なぜこれは指定管理者としていくのでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 公共施設の活用空間を広場条例として定めた場合、これまでの道路としてではなく、広場としての利用料の徴収や清掃管理等、維持管理が必要になってまいります。広場の活用で得られた収益から維持管理の高質化やエリアマネジメント活動を広げる人材育成等、町に投資することでさらなる活性化を目指し、安定的な運営が期待できることから指定管理者が望ましいものと考えております。 ◆土屋俊則 委員 先ほどからの話の流れでも、当然市民の自由な活動をこの指定管理者が、道交法ですとか判例を超えて制限をしないでほしいと思うんですけれども、その辺のところの心配はありますが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 指定管理者につきましては、管理する部分を明確にしまして、市にかわって業務を担っていただくものでございますので、指定管理者が自由に基準を強化したりですとか、行為を制限したりすることはできないと考えております。 ◆土屋俊則 委員 今そうした形で自由に基準を強化したり、行為を制限することはできないよと、そんなような話でありましたけれども、今後、これから広場条例をつくっていくわけですから、その旨も広場条例の中でしっかり明記をしたほうがいいのかなと思うんですけれども、その辺はどう考えているのでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 広場条例の中には、指定管理者に管理を行わせることができるということを規定しまして、指定管理者との詳細な内容につきましては、広場条例ではなく、指定管理者との契約の中で明記をしてまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 ぜひその辺はしっかりやっていただければなと思うんですが、今回、こうしてエリアマネジメントの組織が指定管理者となってこれからいくと。そういう中で具体的な動き出しをしていくわけですが、そうなってくると、エリアマネジメントのそれによる活動の収入がどうなっていくのかということと、あるいはまた指定管理者ですとか出店者というか、参加者というか、利用者という方々と、あるいは行政がそれぞれの費用の負担についてはどのようになっているのか、お聞かせをください。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメントの収入といたしましては、会員の会費、イベントの使用料、イベント資機材のレンタル料、また自主イベントを行った際の収入などが挙げられます。将来的には地下空間などを利用した広告収入なども見込んでおります。この収益により自主運営することを目指しておりまして、利益については町の活動に投資することでにぎわい創出に寄与するものと考えております。  また、市から指定管理者に対しましては、清掃管理費など経常的な業務に係る指定管理料のほか、町の活性化に資する活動費用の一部を当面支援していくことを想定しております。利用団体からは、指定管理者が広場条例に定める利用料金規程に基づき費用の負担をいただくことになります。このほかに指定管理者は自主事業による収益が考えられるものでございます。 ◆永井譲 委員 エリアマネジメントにつきましては、市民が主体で駅前の広場の活用をしていくべきだと思いますけれども、今の構成ですと市民の団体が余り多くないように思うんですけれども、この辺、お考えについてはいかがでしょうか。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 現在、準備会の構成につきましては、小田急電鉄さんですとかビックカメラさんですとか江ノ電さん、あと商工会議所、商店会連合会が入っておりますけれども、今後、これが本組織になって法人化された際には、もっと幅広く御参加はいただけるものと考えております。 ◆永井譲 委員 最後に1点伺います。先ほどリニューアルに当たってはユニバーサルデザインの配慮を行うということで、障がい者団体などにも意見を聞いていくということでしたけれども、そのほかユニバーサルデザインといいますと、人権配慮で対象は障がい者、高齢者、子どもや外国人、路上生活者なども入るということになっていますけれども、そういったような人権の全体的な配慮を今後していくということでよろしいんでしょうか。なので、福祉団体や人権団体などの意見も聞いていくべきだと思いますけれども、伺います。 ◎野原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 東西地下のリニューアル事業につきましては、今後、パブリックコメントなども行ってまいります。また、先ほど障がい者団体からも意見を聞くというお話をしましたけれども、幅広くいろいろな団体から意見は聞いてまいりたいと考えております。 ○山口政哉 委員長 ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」と呼ぶ者あり)
    山口政哉 委員長 休憩いたします。       ──────────────────────────────                 午前10時35分 休憩                 午前10時36分 再開       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 再開いたします。  これで質疑を終わります。  意見はありませんか。               (「ありません」と呼ぶ者あり) ○山口政哉 委員長 これで意見を終わります。       ────────────────────────────── ○山口政哉 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。  その他、委員の方から発言はありませんか。               (「ありません」と呼ぶ者あり) ○山口政哉 委員長 これで委員会を閉会いたします。       ──────────────────────────────                 午前10時37分 閉会       ────────────────────────────── 以上のとおり相違ありません。 藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。 藤沢都心部再生公共施設整備特別委員会 委員長  山 口 政 哉...