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平成31年 2月 予算等特別委員会-03月13日-07号

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  1. 藤沢市議会 2019-03-13
    平成31年 2月 予算等特別委員会-03月13日-07号


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    平成31年 2月 予算等特別委員会-03月13日-07号平成31年 2月 予算等特別委員会 3月13日(第7日) 1.日   時  平成31年3月13日(水) 午前9時30分開会 2.場   所  第1議会委員会室 3.出 席 者      委 員 長  佐 藤 春 雄      副委員長  武 藤 正 人      委  員  土 屋 俊 則   柳 沢 潤 次            佐 賀 和 樹   永 井   譲            井 上 裕 介   原 田 伴 子            柳 田 秀 憲   友 田 宗 也            有 賀 正 義   平 川 和 美            東 木 久 代   堺   英 明            吉 田 淳 基   加 藤   一      欠席委員  な し      議  長  松 下 賢一郎      副 議 長  浜 元 輝 喜      傍聴議員  大 矢   徹
         理 事 者  小野副市長、宮治副市長、関口企画政策部長佐保田企画政策部参事、            松崎財務部長、中山財務部参事石原計画建築部長、            奈良計画建築部参事濱野計画建築部参事髙瀬計画建築部参事、            川口計画建築部参事藤村都市整備部長八文字都市整備部参事、            荒川都市整備部参事、川﨑藤沢駅周辺地区整備担当参事、            荻窪西北部総合整備事務所長政井柄沢区画整理事務所長、            古澤道路河川部長北村道路河川部参事前田道路河川部参事、            鈴木下水道部長、武井下水道部参事、松藤消防局長、衛守副消防局長、            岸本副消防局長、野口消防局参事西山消防局参事川勝消防局参事、            田遠南消防署長、高橋北消防署長、その他関係職員      事 務 局  土居議会事務局長室伏議会事務局参事、田口議事課長、            浅上議事課課長補佐榮議事課上級主査堀井議事課主査、            小宮議事課書記和田議事課書記 4.件   名  議案  第87号  平成31年度藤沢市一般会計予算  (歳出)   土木費(河川費まで)・土木費(都市計画費以下)・消防費       ────────────────────────────── ○佐藤春雄 委員長 おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。       ────────────────────────────── ○佐藤春雄 委員長 引き続き審査を行います。  それでは、第9款土木費の審査を行うのでありますが、審査の都合上、第1項土木管理費から第3項河川費までと第4項都市計画費以下とに分けて審査を行います。  まず、第1項土木管理費から第3項河川費まで、116ページから123ページまでの審査を行います。  第1項土木管理費から第3項河川費までについての説明を求めます。 ◎石原 計画建築部長 それでは、9款土木費について御説明申し上げます。予算書は116ページをごらんください。予算の概況につきましては、238ページから271ページを御参照ください。なお、説明につきましては、主な事業について申し上げます。  9款土木費の予算額は169億343万6,000円で、前年度と比較しまして1億2,768万2,000円の増となっております。  1項土木管理費の予算額は11億263万5,000円で、前年度と比較しまして1億1,492万2,000円の減となっております。  1目土木総務費の予算額は9億8,472万6,000円で、前年度と比較しまして1億3,030万6,000円の減となっております。  説明欄に移りまして、細目03公益財団法人藤沢まちづくり協会運営管理費補助金は、当該財団の運営に対する補助金でございます。  2目建築指導費の予算額は1億1,790万9,000円で、前年度と比較しまして1,538万4,000円の増となっております。  細目01説明03建築物等防災対策事業費は、木造住宅、分譲マンション及び耐震診断義務対象沿道建築物に対する耐震診断、耐震改修工事等補助などに要する経費で、細目01説明05建築情報管理運営費は、建築統合GISによる建築基準法、都市計画法等の法律に基づく情報の一元的な情報管理及び受付業務等の委託などに要する経費でございます。 ◎古澤 道路河川部長 続きまして、2項道路橋りょう費について御説明申し上げます。予算書は118ページを御参照ください。  2項道路橋りょう費の予算額は46億9,309万円で、前年度と比較しまして2億3,250万6,000円の増となっております。  1目道路橋りょう総務費の予算額は8億3,991万3,000円で、前年度と比較しまして715万9,000円の増となっております。  説明欄に移りまして、細目07狭あい道路整備事業費は、狭隘道路の後退地の取得及び整備に要する経費でございます。  2目道路維持費の予算額は21億947万3,000円で、前年度と比較しまして571万5,000円の増となっております。  細目03説明01道路改修舗装費は、道路舗装修繕計画に基づき、本市が管理する道路における老朽化が著しい箇所の舗装の打ちかえ等に要する経費で、説明02藤沢宿地区舗装改修費は、旧東海道藤沢宿に集積する歴史、文化的地域資源への回遊性を高めるために実施する北仲通り線の舗装改修に要する経費で、細目04道路施設改修事業費は、道路施設の点検に係る委託料、大庭トンネル補修工事及び辻堂駅北口エスカレーター改修工事道路ストックマネジメント計画策定等に要する経費でございます。  120ページにお移りいただきまして、3目道路新設改良費の予算額は7億2,996万7,000円で、前年度と比較しまして1億492万円の増となっております。  細目01、市道新設改良費は、戸中橋線、県立体育センター西側昇降機等の工事及び建物調査の委託等に要する経費でございます。  4目道路安全対策費の予算額は1億6,779万6,000円で、前年度と比較しまして229万3,000円の増となっております。  細目01道路安全対策費は、安全で円滑な道路交通を確保するため、通学路などの道路安全施設の整備、修繕等に要する経費でございます。  5目橋りょう維持費の予算額は4億8,105万円で、前年度と比較しまして1億2,873万円の増となっております。  細目01説明02橋りょう改修費は、弁天橋の改修工事、新屋敷橋の耐震化工事及び本市が管理する橋梁の長寿命化修繕計画に基づく維持補修工事等に要する経費でございます。  6目橋りょう新設改良費の予算額は1億7,691万7,000円で、前年度と比較しまして448万円の増となっております。  細目01説明01橋りょう架替事業費は、神奈川県が進めている蓼川の河川改修に合わせて行う蓼長橋及び蓼長人道橋のかけかえ等に要する経費でございます。  122ページにお移りいただきまして、7目自転車対策費の予算額は1億8,797万4,000円で、前年度と比較しまして2,079万1,000円の減となっております。  細目01説明01自転車対策費は、放置自転車の移動等に要する経費及び市営自転車等駐車場の維持管理に要する経費で、説明02自転車駐車場整備費は、(仮称)藤沢本町自転車等駐車場の詳細設計及び整備に伴う家屋調査等に要する経費でございます。  3項河川費の予算額は3億891万5,000円で、前年度と比較しまして7,900万9,000円の増となっております。  1目河川総務費の予算額は1億7,706万4,000円で、前年度と比較しまして836万1,000円の減となっております。  細目02説明02河川水路修繕費は、一色川、白旗川及び滝川における河川監視カメラの設置及び維持管理等に要する経費でございます。  2目河川改修費の予算額は1億3,185万1,000円で、前年度と比較しまして8,737万円の増となっております。  細目01説明01一色川改修費は、一色川の河川改修事業及び稲荷山橋かけかえ工事等に要する経費でございます。  以上で河川費までの説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○佐藤春雄 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆井上裕介 委員 それでは、質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、市道新設改良費についてです。予算の概況246ページになります。この中で私がお聞かせいただきたいのは、3番に記載がございます無電柱化事業について、(2)のすばな通り、片瀬のすばな通りの件についてなんですけれども、この無電柱化事業ということで電線地中化でありますけれども、このすばな通りの場合は、住民の方、地元の方々から要望をいただいて、今進められているのかなと思うんですけれども、さまざまな課題はあるかなとは思うんですけれども、これまでのまず取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 すばな通りのこれまでの取り組みについてでございますが、すばな通りは藤沢市都市景観条例に基づく景観地区に指定がされており、この線全体が建築物の壁面後退の完成後に後退地のスペースを活用して、架空線の無電柱化を目指すこととなっておりました。しかしながら、すばな通りにつきましては延長がかなり長くて、壁面後退の率としましては、全体の約3割程度となっております。このような実態がありまして、平成29年7月25日に地元の町内会からすばな通りの電線地中化を望む要望書が提出されたものでございます。  この要望を受け、本市では特に狭い道路で行っております先進都市の地中化の事例を中心に調査研究を行ってまいりました。また、台帳等をもとにしまして、地下埋設物の調査や新たな無電柱化の手法等の検証を行いながら、無電柱化に向けた課題の整理を行ってきたところでございます。  また、電線の事業者のほうに協力を仰ぎまして、今年度、概略の配線計画を策定していただきまして、これまでの課題を整理し、11月3日にすばな町内会の役員会の皆様に説明を行ってきたところでございます。 ◆井上裕介 委員 確かに狭いところで、簡単か簡単ではないかといったら非常に難しいところであるのかなと思うんですけれども、いろいろな先進市の取り組みを見ていただいたりとか、できないではなくて、できるためにどうするかという視点に立っていただいているのかなと思うんですけれども、そこで、今年度予算で細い道でもどうするのか、どうやるのかというところを検討してきたところで、予備設計が入ってきていると思うんですけれども、この予備設計についてどのような内容になっていくのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 すばなの予備設計の内容ですが、やはり当該路線はかなり道路が狭いということもありまして、その中でかなり地下埋設物がふくそうしている状況ではあります。そのことから、現実に見合った無電柱化の手法を検討するための内容とさせていただいております。 ◆井上裕介 委員 見合った検討ということであるんですけれども、やはり私どもから見ても、また地元の山口議員から見ましても、土日、祭日なんていうと、これは観光振興で言えばいい意味でも、非常に外国人の方もいらっしゃったりとか、また地元の方も歩いていらっしゃって、非常に多くの方が歩いていらっしゃると。また、土日に限らず平日でも大変多いということで、工事に当たってはいつやるのかな、できるのかなという声もあると思うんですけれども、そこらの課題を市としてどのように捉えているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 すばな通りの課題でございますが、大きく3つございます。1つ目としましては、やはりトランス等の役割を果たします地上機器というものの設置場所の選定の課題が1つあると思います。すばな通りにつきましては、先ほどからも説明していますとおり、道路幅員がかなり狭くて、歩道がない路線となっております。このことから、先ほど説明しましたように、壁面後退が3割という大きな課題がございます。  2点目としましては、地下埋設物のふくそうでございます。特に洲鼻ポンプ場以南の要は135号線に向かった区間につきましては、下水管を含めた地下埋設物がかなり多く入っておりまして、電線類の地中化には大きな支障となっている状況でございます。  3点目としましては、先ほど委員さんからお話がありましたとおり、やはり人の問題になってくると思います。工事につきましては工事時間帯の調整など、すばな通りは通年を通して観光客がかなり多く来ております。そのことと、あと商店街と住居が混在している地区でもありますので、作業時間の設定には非常に難しく感じております。完成には、その関係から、かなり長い時間を要するものと考えております。 ◆井上裕介 委員 今課題ということで3点いただきまして、1点目、2点目となりますと、これは電線地中化に当たっての課題というのは、このすばな通りに限らずのことであるかなと思います。トランスをどこに置くのかと。狭い道路とかで、例えば生活道路的な部分で電線地中化したほうがいいのではないかという声があっても、トランスを置くと電柱以上に道路幅が狭くなってしまうなんていうこともあったりして、逆効果になってしまうみたいなこともある。あとは地下インフラが何が潜っているのかわからないという中で、そこをどのようにしていくのかということが課題になると思います。そして、地域の特性というと3つ目の非常に交通量が多いということで、工事時間帯がなかなか限られてしまって、いつできるのか、いつやるのかということになると思います。  しかしながら、地元のお声をいただいていると、地元要望ですばな通りの電線の地中化事業ということで行われているということで、地元の皆さんも非常に期待が大きいかなと思います。そこら辺も課題共有はするということは非常に大事でありますし、しかしながら、この住民要望ということで出てきたところで、余り時間がかかってしまうといつできるのかという声も実際に今いただいておりまして、そういったところも丁寧に説明していかなきゃいけないのかなと思うんですけれども、今後、市としてどのように取り組んでいくのか。  そしてあわせて、今後のそういった課題は、電線地中化はメリット、デメリットっていろいろ、専門的な市の職員の皆さんが一番御存じだと思うんですけれども、例えばこういう観光と住民がいらっしゃるところというんですか、共存しているところというんですか、こういった地中化事業があったりとか、まだいろいろ要望をいただいているところもあると思うんです。そういうところを踏まえて、今後、市全体の無電柱化事業の進め方、取り組みについてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎馬鳥 道路整備課長 まず、すばな通りの今後の取り組み方という形で御説明させていただきたいと思います。まず、すばな通りは、先ほどから申していますように、非常に道路幅員としては狭い、それと歩道がない、あと観光客、商店街を形成しながら訪れるお客さんも多い、それと住宅街が広がっているというふうな形で、さまざまな課題がございます。そういった中でですと、やはり狭隘な道路、その中にどうやって埋めていくのかといった形がございますので、まずはそういった狭隘な道路の施工方法といったものも、今かなり研究開発のほうもされてきて、新技術のほうもいろいろなものが開発されてきております。  来年度実施いたします予備設計の中でそういったものを検討してまいりたいとは考えております。また、他県では、無電柱化の業務に精通した電算事業者に設計と施工、こういったものを一括で発注し、複数年で連続して作業のほうをしている事例もございますので、そういった発注形態などのほうも研究、検討のほうをしてまいりたいなというふうには思っております。  いずれにいたしましても、事業を進める上では、地域の皆様の御理解と御協力といったものが必要不可欠になりますので、今後また地域の皆様に御説明しながら、一緒に検討のほうを進めていきたいと思っております。  それとあと、電線地中化に伴いますメリットとデメリットということになりますと、メリットといいますと、やはり道路空間が広がり、非常に空間的にはきれいに見える、町が非常にきれいに見えるというふうな形だと思います。それとデメリットといたしますと、やはりどうしても、まだ施工にかかる費用、工事費、こちらのほうが地中化に対しましてまだ非常に高額な状況ですので、こちらにつきましても、現在いろんな工法のほうを国のほうでも研究しているというふうには聞いていますので、そういったものを研究しながら、どういったものが取り入れられるのかといったことを今後、検討していきたいなというふうには思っております。 ◆井上裕介 委員 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  次に、250ページ、251ページ、自転車対策費と自転車駐車場整備費、あわせてお聞かせをいただきたいと思います。駅前駐輪場ということで、今まで増設がさまざまな取り組みで、民間との連携ということや、土地がないということであれば、歩道空間、道路の空間を活用したりして、さまざまな手法を凝らして今まで増設がされてきたと思います。  そこでお聞かせをいただきたいんですけれども、大体5年間ぐらいで毎年どのぐらい増設率というんですか、増設台数がされてきたのかお聞かせいただきたいのと、あわせて、今増設をされてきて、放置自転車が減少しているのか、そのつくった分だけ減っているのか、ふえているのか、その点も踏まえてあわせてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 まず、収容台数のほうですけれども、今年度、30年度ですけれども、予算をつけていただきまして、湘南台東口と善行駅東口、こちらの工事を今ほぼ竣工のような形で4月1日供用開始していきます。それを含めて、30年度末が終わった台数が、公民を含めまして市内全体で2万5,072台、30年度末になります。5年前となると、平成25年度末の数字になりますけれども、市内全体で2万3,735台の収容台数ということで、比較しますと1,337台ふえております。率としては5.6%ほどになると思います。  収容台数はこういう形なんですけれども、放置自転車のほうは、決算のほうでも各論のほうで参考で載せております数字で、放置自転車で札つけをやっている数字がございます。札つけが、平成25年度の実績でいきますと、約4万4,000枚を、1年間ですけれども、つけた実績の数字がありまして、30年度末、見込みになりますけれども、約1万9,900枚程度になるのではないかということで、半分以下で減少してきているなというような数字になります。 ◆井上裕介 委員 ありがとうございました。本当にわかりやすいところでとめる場所をつくったことで、放置する自転車が減ったということで、ここは大変にわかりやすい取り組みかなと思います。とめたいのにとめる場所がなくてやむを得ずという方の声もいただいていた中で、そういった成果かなと思います。本当に感謝を申し上げたいと思います。  そこで、今後について、この放置自転車対策というところで課題もあったりして、減ってはいるんですけれども、路上駐輪場が今まで進められてきて、すごく見やすいところとか、わかりにくいところもあると思うんですけれども、見やすいところで、無人というところで、諸経費は最初かかると思うんですけれども、それから人件費等々がかからずとも結構うまくいっているのかなと思います。その反面、利用者の方の声をいただく中で、もちろんふやしていただくのはすごくありがたいことで、ああいった路上とかを活用してくればありがたいんだけれども、ちょっと1ついただいたのは、不公平感というところでは、有料と無料というのは今すごく是正をされて、有料化ということで統一されつつ来ていると思うんですけれども、あわせて、線路沿いとかで、路上駐輪場がそこにあると思うんですけれども、その横に、線路沿いの公道に面したところで、放置自転車が非常に多くなっていると。そこが線路に面しているところでどこの用地なのかわからないけれども、あれが通ってしまうと、その路上駐輪場とかが、せっかくつくっても何か不公平感も出るし、そういうところって対策を打っていかないと、新しいところがなかなかできないのではないかという声もいただいております。そういったところ、そこは民間の土地なのか、公共の土地なのかあれなんですけれども、そういったところをどのようになっているんでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 いろいろふやしておりますけれども、委員、今御指摘の藤沢駅南口の線路沿い、こちらは以前からも指摘されている箇所で、街頭指導員の配置等で対策をしていますけれども、やはりとめていかれる方が多くて、そこは民地でございまして、今、鉄道事業者の土地なんです。今、鉄道事業者とそこを協議をやっておりまして、そこで、他市でも、鉄道用地の中でも、放置自転車として、協定を組んで撤去するような取り組みをしているということなので、そういうのを参考に、本市でもその取り組みをやっていきたいなというふうに考えております。 ◆井上裕介 委員 ぜひ、先進事例があるということで、そういったところを見本というのが正しいのかあれなんですけれども、ちょっといろいろと調べていく中で、進めていただきたいと思います。  そして総括して、今年度予算、251ページの自転車駐車場整備費ということで、藤沢駅北口、なかなか土地が出ない場所で、官民連携ということで、久しぶりに民間の新設補助ですか、藤沢駅前ではなかなかなくて、補助要綱とか、補助のあり方というものをもう少し変えていかなくちゃだめなのではないですかと言ったときに、こういった状況で来ているんですけれども、こういった今後の官民連携した駐輪場のあり方ということと、あと道路スペース、道路の空間を活用した駐輪場、まだスペースはあるかなと思うんですけれども、そういったところの今後の増設、駅前の駐輪場の工夫をした増設の考え方、取り組みについてお聞かせをいただきたいと思います。 ◎北村 道路河川部参事 駐輪場の今後の整備ということでございますが、我々としましては、駐輪場の整備につきましては、ふじさわサイクルプランに基づきまして順次進めさせていただいております。1つは、新たな駐輪スペースの確保、それから既存の駐輪施設の利用環境の向上、それから放置自転車の移動ということで、放置自転車対策といいますか、駐輪対策を進めているところでございます。  駅周辺のニーズということでいいますと、通勤通学などで利用される長時間の駐輪の方、それから買い物等で利用される短時間の駐輪の方がいらっしゃいますので、それぞれの利用形態を踏まえながら、駐輪場の確保が必要だというふうに考えております。大分辻堂駅、湘南台駅周辺については、公設民営を含めてございますが、それなりに駐輪スペースが確保できているかなと考えていますが、特に藤沢駅周辺の不足というのは十分我々も認識しているところでございまして、駐輪場の増強を進める必要があるというふうに思っています。  まずは、先日もちょっと御説明をさせていただいておりますが、小規模分散型の駐輪場、民間事業者さんとの連携をする中で進めていきたいというふうに思っています。まずこれに期待をしているところですが、それだけではなかなかニーズに応えられないというふうにも思っていますので、さらなる駐輪場の増設ということで、江ノ電の高架下のパーキングメーターの跡地なども視野に入れながら、駐輪場の増設については、引き続き検討していきたいというふうに考えております。 ◆永井譲 委員 予算の概況246ページ、善行駅周辺地区のバリアフリー化事業についてお聞きいたします。今年度は東口を整備し、おおむね終わったのだと思います。全体的なレイアウトもすっきりし、先日も東口を見てきましたけれども、坂道の歩道も滑りにくく改修されており、また、広場も地域のイベントにも活用できるよう配慮もしていただいたと思います。来年度は、西口の整備とのことですけれども、まず整備の内容についてお聞かせください。 ◎大谷 道路整備課課長補佐 整備内容ということでございますが、整備内容としましては、バリアフリー検討会で検討した内容を現実化するということで、一応検討会で検討した内容を基本として、バスが、現況、今なかなか歩道のところに正着のほうができないというところで、この辺を改良するということを前提としまして、歩道のほうを最大限に拡幅するとともに、バス停やタクシーの乗車場についても、配置のほうを見直す形で今のところは計画をしてございます。こちらのほうのバス停のほうの乗り場を改良ということで、一応これらを実現化するというためには、どうしても現況の広場内のほうに車両のほうを進入禁止にするという対応が必要になっていきますので、一応その辺も今警察や地域のほうとも話をしながら取り組んでいるところでございます。また、そのほかとしましても、バリアフリー化ということでございますので、視覚障害者用ブロックの設置ですとか、あと植栽のほうの再配置ですとか、それとサークルベンチの設置、それとあと広場の外側にはなりますけれども、一応障がい者用の停車スペースですとか、一応そういうものの施設整備のほうもしていくというところで計画をしてございます。 ◆永井譲 委員 そうしますと、西口広場については、今後、一般車両が進入できないとのことですけれども、どのような検討が行われ、地域との調整はどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 地域との検討内容になります。西口広場につきましては、先ほど答弁がありましたように、一般車両がこれまで進入していましたが、バス停付近に多くの一般車両が駐車してしまっている関係がありまして、バスが歩道に正しくとめられないという状況がありました。それによって、利用者は1度車道におりまして、昇降したりとかしている状況で、大変安全面での大きな課題がございました。また、歩道が狭くて、特にバス停の前、2カ所バス停があるんですが、その前では、バス待ちの方とバスを利用されない方の交錯等もあり、バリアフリー上の課題もございました。  このようなことから、バリアフリー検討会におきまして意見交換を重ねてきた結果、限られたスペースの中では、公共交通をまず優先しましょうと。その中で一般車両を禁止することが望ましいという結論に達したものでございます。そのことから、交通管理者であります警察と協議を行ってきたところでございます。  また、地域との調整でございますが、バリアフリー検討会の結果を郷土づくり推進会議へ報告するとともに、平成29年度、30年度の善行地区の全体集会の中で報告をさせていただいてきております。また、善行市民センターの掲示板等にも、検討内容を順次、掲示するなどして報告をしてきたものでございます。  あと、実際郷土づくりが作成しております善行ふれあいだよりのほうにも掲載をさせていただきまして、地域のほうに周知をしてきたところでございます。 ◆永井譲 委員 お願いします。  では次に、予算の概況246ページ、藤沢652号線の整備について伺います。今年度は国道1号下の歩行者用のトンネルが完成し、また藤沢本町駅までの区間の歩道が、暫定ではありますが、拡幅されるなど少しずつ事業が進んできたと感じております。  そこで、お尋ねいたします。平成31年度の事業内容についてお聞かせください。 ◎大谷 道路整備課課長補佐 事業内容といたしましては、藤沢652線のトンネル工事が完了したということで、一応こちらのほうの工事に伴います建物等の事後調査委託、こちらが1つと、あともう一つとしまして、藤沢本町の1号踏切道、一応こちらのほうの対策ということについて、鉄道事業者の小田急電鉄さんと連携をして、調査設計をするという負担金でございます。 ◆永井譲 委員 藤沢本町1号踏切については、昨年度の予算委員会の中でも、ほかの委員の方からも質問があり、答弁されていたと思いますけれども、藤沢本町1号踏切が踏切道改良促進法の改良すべき踏切の法指定を受けたとありました。  そこでお聞きしますけれども、これまでの経過や今後の取り組み、整備の方針等についてお聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 藤沢本町1号のこれまでの経過や取り組みでございますが、藤沢本町南側の藤沢本町1号踏切につきましては、歩行者のボトルネックということから、平成29年1月に改良すべき踏切道に指定がされたものでございます。その改良方法を検討するため、平成30年、7月24日に、国土交通省の地方整備局や運輸局、神奈川県、警察、小田急電鉄株式会社と市から成ります藤沢本町1号踏切改良協議会を設置したところでございます。
     協議会を中心に関係者との意見交換を行いながら、歩行者の安全対策を基本に、地域の要望であります西口改札、自由通路などの検討を進めている状況でして、平成32年度の整備計画の策定に向けて、現在、小田急電鉄と協議を進めているところでございます。 ◆永井譲 委員 次に、予算の概況251ページ、自転車駐車場整備費についてお聞きします。概況にあります藤沢本町駅の自転車等駐車場について、既存駐輪場があるかと思いますけれども、既存の収容台数と将来の収容台数をお聞かせください。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 藤沢本町駅周辺の既存の駐輪場台数ですけれども、まず収容台数は4カ所を無料駐輪場が本町は点在していまして、合計で1,023台ございます。ただ、無料なので、ラックもございませんので、台数、実態調査等で数えている数字は、おおむね1,200台程度となっております。  将来の計画台数なんですけれども、概況の251ページの真ん中のあたりに計画地があるんですけれども、ここに基本的には集約をしていきたいという考え方と、あと防犯性とか、利便性、それと受益者負担の公平性、こういう観点から有料化を考えておりまして、将来の収容台数につきましては1,000台程度を想定しています。 ◆永井譲 委員 計画台数は1,000台程度ということで、実際の利用台数より200台程度少なくなって、不足するのではないかと思います。現状の1,200台とすべきだと思うんですけれども、御見解をお聞かせください。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 200台程度少ないということで、不足するのではないかということで、この計画台数の想定に当たっては、平成29年度に無料駐輪場の利用者の方々へアンケート調査を実施しました。このアンケート調査では、駅目的の通勤通学の長時間利用の方、こちらが9割以上おられます。あわせて、有料後に継続して御利用なさいますかということで、その辺の利用率、アンケートでは、継続利用はおおむね7割の方が継続利用をするというような回答をいただいております。こういったような回答を踏まえまして、あと継続の部分は、これまで市内でも無料から有料化に変えてきた施設はあるんですけれども、そういう施設の実績を見ていきますと、やはり7割程度の方は継続して利用されているということもありまして、藤沢本町駅の今回の計画については、過去6年間の、先ほど1,200台程度ございますと答弁しましたけれども、過去6年間最大1,230台ございましたんで、その最大値の8割を想定しまして、今1,000台程度というような算定をしております。 ◆永井譲 委員 それでは、今後のスケジュールについてお聞かせください。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 今後のスケジュールですけれども、来年度、平成31年度は、用地買収の手続を現在も進めており、引き続いて31年度も行ってまいります。あわせて詳細設計を来年度行いまして、32年度、33年度の2カ年で駐輪場の造成工事と地形がちょっと高低差がございますので、擁壁工事、そういうのが終わった後に駐輪場整備工事を予定しておりまして、供用開始は平成34年度を目指して進めております。 ◆東木久代 委員 それでは、253ページの一色川の改修費についてお伺いします。ようやくと本格的な工事に着手するということで、安心な環境に一歩前進しているというふうに思っております。今年度の具体的なスケジュールについて、最初に確認をさせていただきます。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 今年度の具体的なスケジュールでございますが、今年度につきましては、用地の買収を行いまして、それに伴います補償の契約を今、進めております。進捗率としましては、用地で34%が今取得している状況でございます。 ◆東木久代 委員 あわせまして、稲荷山橋のかけかえ工事も始まると思うんですけれども、大体いつぐらいからかということと、それから工事の関係で通行禁止になるわけですが、結構交通量が多くて、また通学路にも当たっておりまして、周辺への影響が非常に大きいということが大きな課題でございますが、その対策が、きめ細かい対策が必要だと思いますけれども、この辺についてもどのようにされているのか、状況を伺いたいと思います。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 稲荷山橋のかけかえ工事につきましては、31年度工事の予定をしておりまして、おおむね工事の着手時期としましては、ことしの9月ごろから進めまして、工事としては、第1期、第2期という形で進めます。どうしても河川の工事になりますと、川の工事になりますので、雨期ですとか、水位の高い時期はできないものですから、渇水期工事として、11月から5月の期間を工事期間としまして、第2期工事としましては、平成32年10月ごろから平成33年8月ごろまでを工事期間としております。その期間につきましては、稲荷山橋のほうの引地川の川沿いの道路ですが、そこが全面通行どめを予定しております。車両につきましては、迂回をしていただくんですが、広報等で周知をいたしまして、対応してまいりたいと思います。一部、通学路も含みますので、その辺は看板等で広く周知をしてまいりたいと考えております。 ◆東木久代 委員 今、周知をしてくださるとのことでしたけれども、先日、地元地域で説明会等もやっていただいたわけですけれども、なかなか参加者が多くはなくて、いざというときに、いろいろ御意見が出るかなと思いました。回覧板とかでも早目に御案内をしていただいたりしながら、再度ちょっと説明会なども工事の前に開催をしていただいて、その安全対策をどんなふうにやっているかということも、またどういうふうに迂回をするのかというようなことまで、ちょっと現状を地域の方に御報告すると、こういう機会も持ったほうがいいんではないかと思いました。これからの住民への周知、また理解をいただくということについてお伺いできればと思います。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 住民の周知でございますが、先月の2月17日につきましても、天神町自治会さんと石川下町、石川山田自治会さんと、あと地権者を対象としました説明会を開いて説明をしております。また、今月3月23日になりますが、迂回路として予定しております天神町の自治会さんにも、役員様にも説明を行っていく予定であります。また、委員御指摘のように、通行どめについてはかなりの御不便をおかけしますので、その辺は自治会の協力を得ながら、回覧等で丁寧に周知をしていきたいと考えております。 ◆東木久代 委員 わかりました。  もう一つ、湘南台駅地下通路について、ここは一応道路という扱いというふうに伺いましたので、ここで質問させていただきたいと思います。  ここの空間が大変もったいないということで、利活用をということの御提案もして、質問もしたこともございました。まず、トイレの和式から洋式へと新しくしていただきまして、ありがとうございます。また、柱の部分の椅子等も、これまでの住民の要望だったことを実現していただいたと伺っております。今までホームレスの方がいたりとか、そういう状況もあったとは思うんですが、最近では気がついてみると、毎週のようにイベントが開催をされておりますし、ふだんでも、掲示や展示もあったりとか、かなり活用度が高いなというふうに印象を持っております。市としてこのあたり、どのように把握をされているのか。  また、だけれども、物すごく暗くて、ちょっとこういう表現はあれなんですが、余り上品ではないというか、みすぼらしい雰囲気があったりするんですね。まず明るさのこととか、それから椅子とかが全然足りないとか、こういう意見もあるんですが、このあたり、どのように把握をされているのか、まずお伺いできればと思います。 ◎大澤 道路管理課課長補佐 それでは、湘南台地下道のまず1点目のイベントの把握というところに関してちょっとお答えをさせていただきます。イベントの把握につきましては、基本的にはあそこ湘南台地下道は、道路という位置づけにさせていただいていますので、営利目的などの事業の場合、もしくは通行上どうしても支障になるというようなイベントに関しては、占用の許可などは出しておりません。あとは藤沢市のほうが主催、共催などをしている事業に関しては占用許可のほう出しております。  あとイベントの数ですとか、そういうのは基本的に湘南台の市民センターのほうと連携を図りながらやっておりますので、済みませんけれども、何件という把握は、道路管理課のほうでは現在できておりませんけれども、イベントの開催等についての許可はそういう形で出しております。 ◆東木久代 委員 もう一回質問するんですけれども、すごく暗いとか、また、市民からあそこの環境のいろいろ要望が出ているんですが、そのあたりについては把握をされているかどうか。 ◎朽木 道路維持課課長補佐 湘南台駅地下の照明につきましては、必要な照度は確保しているものと認識しております。それと、椅子については充足していると、こちらのほうでは認識しております。 ◆東木久代 委員 かなり住民の御意見と乖離があるなという認識を新たにいたしましたけれども、ちょっとこのあたりのことをもう一度ぜひ意見を把握していただきたいと。そして、この間も元気バザールで8,000人が訪れました。1日の乗降客17万人でありまして、藤沢市の北部の拠点の駅でもありますし、第2のターミナル駅だと思います。そういうところにふさわしい、魅力ある地下通路にしていくべきではないかと。また、夏は暑いという御意見もあったりとか、これだけイベントがありますと、バックヤードが欲しいとか、それからやっぱり魅力的な場所にということで、ギャラリーみたいにしてほしい、壁画にしてほしい、ピアノを置いてほしい、テーブルセットを置いて、さまざまな御意見をいただいております。これは担当がさまざまになると思いますが、ここを魅力ある地下にしていこうというところでは、この土木費のところで総括的にお考えを伺えればと思いますけれども。 ◎前田 道路河川部参事 それでは、魅力的な地下通路ということですので、私のほうからお答えいたします。藤沢市の特に道路の活用といいますか、そういうものについては、古くからはサンパールでのオープンカフェ等も2004年ぐらいにはやっております。それからまた、昨今ではプレースメイキングの考え方とか、それから平成23年には都市再生特別措置法の一部改正ということで、かなりいろいろな占用の許可の緩和というんですか、特例制度も設けられてきているという中でございます。  そうした中で、ここ数年では、路上イベントということで、平成28年度には国土交通省からのガイドラインも出てございますので、そうした中で、1つは、公共がかかわっていること、あるいは地域の団体がきちっと共催するというような条件もございますが、そうした中で、短期的にできること、あるいは常設でできること、いろいろな条件がございますので、そうした中で、またできることできないこと、それから湘南台の市民センターで実際は運営もしていることでございますので、よくその辺を協議した中で今後も検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆土屋俊則 委員 それではまず、予算の概況244ページの藤沢宿地区舗装改修費についてです。来年度は藤沢公民館に至る交差点のところから、最終、藤沢宿まで舗装改修を行っていくということでありますが、工事の日程はどのような予定なのかお聞かせください。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 工事の日程につきましては、本年夏ごろに発注を予定しておりまして、9月ごろ着手、年内の竣工を目指しております。 ◆土屋俊則 委員 夏ごろに発注をして、9月ごろに着手ということでありますが、ぜひそういう点では地域に丁寧に説明していただきたいと思っていますが、その地域の説明はどのようになっているんでしょうか。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 地域の説明につきましては、藤沢地区郷土づくり推進会議を中心に、沿線の地域の皆様へ説明を随時行っております。  本年度におきましては、平成30年6月に、昨年度の整備結果報告を行うとともに、今後の整備計画について説明させていただきました。来年度につきましても、今まで同様に、地域の方々に説明を行い、御理解をいただいた上、工事を実施してまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 そのことでいうと、この通りには何件かお客さんを相手にするお店がありまして、以前何かの工事の中でこの道路が全面通行どめになりました。そして工事をしたところ、お客さんがお店に入れなくなってしまったというような苦情も受けたところです。工事の内容によりますから、その辺は何とも言えませんけれども、やっぱりただ全面通行どめにしていく工事はどうなのかなと思うんですけれども、その辺のところはどのように考えているんでしょうか。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 本工事につきましては、道路の舗装打ちかえ、その後に遮熱性舗装の施工を行うもので、現地の道路の事情から全面通行どめが余儀なくされる内容となっております。  平成29年度、30年度の工事に際しては、沿線住民の方々の影響を考慮しながら、交通管理者との協議を経て、夜間での通行どめ等により、工事を安全に進めさせていただきました。来年度の工事につきましても、極力地域の皆様の迷惑にならないよう、施工方法の周知を図りながら、工事を進めてまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 その辺はぜひ丁寧にやっていただきたいなと思います。  また、この工区には御殿橋が入っています。地域の住民の方からも橋の歩道が非常にでこぼこしていて歩きにくいというふうに言われています。確かに見てみるとそのとおりでありますので、舗装改修とあわせて歩道についても整備ができないものなのかなと思うんですが、どうでしょうか。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 御殿橋の歩道部分につきましては、本市でも損傷を確認しております。歩行者の皆様が歩きやすくなるよう、来年度の舗装改修工事に合わせて改修行ってまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 では、続いて246ページの市道新設改良費、善行駅周辺の地区のバリアフリー化事業についてです。先ほど永井委員のほうからも質疑がありました。その関連なんですけれども、今年度、善行駅の東口の広場を工事している際に、乗り合い善行利用している、そうした視覚障害者の方が、工事に伴って乗車位置が移動しているので、それで困っている状況が見受けられたということであります。工事中の一時的な乗車位置の移動については、やむを得ない部分もあるのかなと思いますけれども、ただこうした東口での状況を踏まえて、配慮していくということは必要なのかなというふうに思っています。市として西口駅前広場の工事に際して、どのように対応をしていくのでしょうか。 ◎大谷 道路整備課課長補佐 今年度工事をしていく中で、のりあい善行さんのほうの乗車場が工事の作業体のほうに設置をしているということで、事前に把握をして、事業者サイドのほうとは一応連携をしながら、事前に工事看板等で周知をしてきたわけなんですが、御指摘の点も含めて、西口については、特にバスですとか、タクシー利用者の方も増加するということは十分想定できますので、工事期間中については、施工業者のほうと連携をしながら、その辺、どのような対応ができるのかというのを、今年度の工事のことを踏まえた中で、対応のほうについては検討していきたいと。  また、交通誘導員についても少し多目に配置をするとか、ただ、視覚障害者の方、工事中しか移動しないということではございませんので、一応その辺も利用者状況等を踏まえながら、対応については検討していきたいというふうに考えてございます。 ◆土屋俊則 委員 続いて、県立体育センターの西側のエレベーター設置工事のことなんですが、神奈川県と設置に向けた協議を進めているというふうに思います。平成31年度に工事を行うということですから、既に県との協議が終わっているのか、その辺の協議の状況についてお聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 県立体育センターの県との協議状況になりますが、体育センターのエレベーターの設置につきましては、基本的には平成29年度に基本協定のほうを締結しております。今年度は、エレベーターの設置に向けた詳細設計を行ってきておりまして、現在その協議を行うとともに、設置後の維持管理を含めた協議のほうもさせてもらってきたものでございます。現在は、来年度の実際の整備工事に向けます年度協定の締結や、昇降機の設置に向けた用地の手続などの協議を行っている状況でございます。 ◆土屋俊則 委員 いずれにしろ、今後、工事を進めていくわけですが、その中でもぜひ住民合意の中で事業を進めていただきたいなと思っていますが、その点についてお聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 事業を進める中で、やはり住民の合意が必要だと考えております。その中で、地域の方に丁寧な御説明をし、理解を得ていくことが必要と考えております。一応これまで善行のバリアフリーにつきましては、バリアフリー検討会の中で意見交換を重ねながら、善行の全体集会等に説明を行ってきたものでございます。今後とも、郷土づくりや自治会、商店街とも意見交換を行いながら、皆さんの意見を踏まえて事業を実施していきたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 では、続いて、251ページの自転車駐車場整備費で、藤沢本町駅自転車等駐車場についてです。先ほどこれもまた永井委員のほうからも質問もありましたので、それを踏まえてなんですが、先ほどの質疑の中でアンケートを行ったと。その中で、有料化を前提に整備していくということと、質問で、有料化に触れて調査をしたと。利用者の方はおおむね7割ぐらいは利用するのではないかなというような話でありましたけれども、これは有料化ということでありますが、これは全面的に有料の自転車駐車場にするのか、その辺はどのように考えているのでしょうか。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 本町駅の有料については、全面を有料を考えている。ふじさわサイクルプランに基づいて、やはり防犯性、利便性の向上、それと受益者負担の公平性という観点、このことで有料化ということで考えております。 ◆土屋俊則 委員 今、現状を見てみますと、やはり無料の駐車場で、大変市民の方も便利にしているのかなと思うところであります。有料にして整備をしていくということもあるんですけれども、やはりそういう意味で、一方で無料の部分も私は残すべきではないのかなというふうに思っていますけれども、その点はどうでしょうか。 ◎小野 道路河川総務課主幹 無料も残すべきではないかというお話でございますが、市営の自転車駐輪場につきましては、やはり先ほども御答弁させてもらいましたように、公平性の確保の観点というところと、それから有料、利用者の方に一定の受益者負担というところを必要かなと考えております。  無料の場合は、やはり自転車等が詰め込み過ぎになりまして、良好な環境が確保できないですとか、それから盗難、それから事故、そういった課題がありますので、やはり快適性、防犯性の向上を図る必要があると考えています。  さらに、民間駐輪施設の経営の参入とか、そういったところも一定配慮をしていく必要がございますので、やはり今後、市営の自転車等の駐車場につきましては有料で運営していくということが適切かつ妥当なのかなというふうに考えているところでございます。安全で安心して利用できる良好な駐輪施設の改善に取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆土屋俊則 委員 では、最後の事業費になりますが、公共建築関係費についてです。先日、酒井議員の代表質問の中で、3つ資料が出されて、これは議員のところにも回っているんですが、その中の一つの甲の第55号の証って、反訳って書かれている資料がありまして、それのページ数でいうと、9ページのところに私の名前が出てきています。原文のままなんですけれども、結局さ、土屋さとか、あの辺うろちょろしてんじゃん。土屋さんは結構みんな、ねえ、あんなのにさ、1個ずつ、つつかれたさ、などという、こんな会話が記述をされています。まあまあ、いろいろ言われてしまっているのかなと思いますし、その点でいうと、私が知らないところでかかわってしまったのかなというふうに思うところでありますので、横浜地方裁判所平成28年(ワ)第4446号国家賠償等請求事件について何点かお聞きをしたいというふうに思っています。  まず、この事件で幾つか証拠が提出をされているようですが、甲の47という証拠が裁判所に提出をされています。これは何であるのかおわかりになっているのでしょうか。 ◎川口 計画建築部参事 証拠の甲第47号証につきましては、原告より提出をされました平成28年6月藤沢市議会定例会6月8日の本会議の議事録でございまして、ふじさわ宿交流館工事に係る予算の事故繰り越しの報告に対する質疑の部分でございます。 ◆土屋俊則 委員 実はここでも私がかかわってしまっていて、この報告第9号事故繰越し繰越使用の報告について、当時仮称であったふじさわ宿交流館の新築の工事において、竣工期限である平成28年3月31日までに完成しなかったということについて、私、これ、質疑をしているんです。それがまたどうやら、原告側の証拠となってしまったということであります。このときは、事故繰り越しの適用のことだとか、経過だとか、あるいは株式会社湘南営繕協会の対応、また市の対応ですとか、処分、また対策などを聞いています。  そこで、今後このようなことが起こらないようにするための対策ということで、石原部長が工期の管理については施工業者と工期会議等を開催する。進捗状況等の確認を随時行う。連携を密にとっていく。今後も進めていくことが重要というふうに考えている。また工期の遵守についてもさらに徹底をしていく。国土交通省からも適切な工期を設定するための留意事項が言われていて、発注時期の平準化や社会的要因、自然的要因、各種規制、製作期間等に考慮するなどが示されているから、今後も引き続き適正な工期の確保に向けて取り組んでいくと、そんなふうに最終答弁をしていますが、この間も何回か公共工事の建設がおくれておりますが、このことは今後の工事においても生かされているのかどうか、お聞かせください。 ◎川口 計画建築部参事 平成28年6月定例会の質疑でお答えさせていただきました事故繰り越し防止対策などにつきましては、工事担当課などへ周知徹底が図られまして、取り組んでいる状況でございます。その後につきましては、工事の事故繰り越しにつきましては発生しておりません。 ◆土屋俊則 委員 確かにその後事故繰り越しを見たことはないのかなと思っていますし、また工期の管理遵守って本当に大事なことだし、適切な工期を設定するということも本当に大事なことだなというふうに思っています。  こうした事故繰り越しになるようなことがないようにやっていただきたいなと思うわけですが、もう一つの論点が、新聞報道によれば口ききだということであります。そのことについては、塚本議員自身が新聞社の取材に対して、議員は納税者から要望や相談を受ければ誠実に対応する。今回はたまたま公共工事の契約行為に基づく事業者だったというふうに答えているようであります。  そこで、まず聞きたいんですが、このふじさわ宿交流館の新築工事は、建物自身の工事、それと外構をあわせて終了して、それで初めて工事が終わったというふうに言える工事であるのかどうなのか、その辺をまず最初に確認させてください。 ◎川口 計画建築部参事 (仮称)ふじさわ宿交流館新築工事、建築の工事内容につきましては、ただいま委員御指摘のとおりでございまして、建物の新築工事と外構工事を含んだ工事でございます。したがいまして、工事の完成につきましては全ての工事が終了するということでございます。 ◆土屋俊則 委員 ということは、外構の工事が終わらなくてもふじさわ宿交流館新築工事が終わったということにするということは、これはルールを破っていくということになるわけだというふうに思います。  すごい長い引用なんですけれども、酒井議員の資料の塚本議員の陳述書のセンテンス5の3ページの後段から4ページの前段なんですが、私は、その後、年が明けてからだったと思いますが、藤間副市長と、電話や、何か別の機会でお会いした際に、数回、本件について話をしました。そして、2月に入ってからだったと思いますが、工事が進んで、建物部分は何とか3月末までに完成しそうな見通しが立ってきた。ただ外構の部分は間に合わずに残ってしまう状況のようでした。そのとき、藤間副市長は、建物が完成しそうで良かった、建物さえ完成するのであれば、外構の部分が終わらなくても何らかの方法で対応できると言っていました。その処理方法については、具体的に話していませんでしたが、私は合理的に処理するものと理解していました。また、私は、竹村課長とも話をする機会がありましたが、竹村課長は、現場をきちんと処理すると言っていました。藤沢市の公共工事の事務方の責任者と現場の責任者が、3月末までに建物が完成すれば外構の部分は3月末に間に合わないとしても、何らかの方法で対応するということですので、私はふじさわ宿交流館の工事が良い方向に進んで良かったと思いました。この記述を素直に読むと、外構の工事が終わらなくても済ませてしまう、ペナルティーを与えない、そんなルールを破る合意があったのかなというふうに読み取れるんですが、竹村課長との話というのは単なる話であったのか、それとも具体的な提起を持つ何らかの働きかけであったのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎川口 計画建築部参事 お話ということでございますけれども、公共工事の工事の担当課といたしましては、市民や関係者などから工事の内容ですとか、進捗状況の問い合わせがございました際は、当然ながら業務の範囲内で御説明するなど対応をしている状況でございます。  市としましては、そうした認識のもとにお話をしておりますので、これらによりまして契約内容等に関する合意をするというようなことはございません。 ◆土屋俊則 委員 となると、外構の工事が終わらなくても済ませてしまう、ペナルティーを与えない。そうしたルールを破る働きかけがあって、合意をしたということではないということなのかということと、また逆に、市側から外構の工事が終わらなくても済ましてしまう、いいですよと言ってペナルティーを与えないというような、そんなルールを破るという提案もしていないということでいいのかどうか、その点も確認をさせてください。 ◎川口 計画建築部参事 ただいま御答弁もさせていただきました認識でのお話をしておるということでございまして、そのようなことではないということでございます。  また、そのような制度についてもございません。  そして、市側からの提案ということもございませんので、よろしく御理解を願いたいと思います。 ◆土屋俊則 委員 念のために、もう1点だけ確認をしたいんですが、話をしたということでありますから、そうすると、働きかけ、合意があった、あるいはそのことを検討したなどの、あるいは当時の副市長からそうした指示があった、また市側から提案をしたというような記載をしたメモであるとか、行政文書であるとか、起案書の類いも当然ないということでよろしいんですよね。 ◎川口 計画建築部参事 行政文書等についてもございません。よろしくお願いします。 ◆土屋俊則 委員 2018年5月25日の金曜日に横浜地裁502号法廷から903号法廷に移って、裁判所から和解が提示をされています。最終的には市はこれを受け入れず、打ち切りになりましたけれども、裁判所の和解の提案というのはどういったものであったのでしょうか。 ◎川口 計画建築部参事 裁判所から提案のありました和解条項につきましては、本市が職員の不適切な言動により、原告に誤解を生じさせたことを認め、原告が請求を放棄するというものでございました。 ◆土屋俊則 委員 さきの答弁では業務上の範囲内でのお話、説明ということでありましたけれども、今の和解の内容と、あと酒井議員の資料の副市長の陳述書の3ページのセンテンスの4、3月20日前後に外構工事がきれいに終わりそうもないという報告があったので、竹村課長に話を聞いたところ、その可能性があるので、検査指導課と契約課に行って軽微な手直しで済むよう調整をする。竣工検査を行うということでしたと書かれているわけです。こうしたことをどのように理解をしていいのかというふうに考えるわけなんですが、いずれにしろ、市民の皆さんの大切な税金を使っての公共工事、建設であるわけですから、職員のそうした不適切な言動で誤解が生じたことはどうもここで見ると裁判所の認識となっています。そうしたことが今後ないように、疑念とならないように、今以上にしっかり公共工事に取り組んでいただきたいと思いますが、市の見解をお聞かせください。 ◎石原 計画建築部長 本件の訴訟を踏まえて、今後の公共工事への取り組みへの見解ということでございます。平成28年6月の定例会議で、報告第9号事故繰越し繰越使用の報告について、この質疑の中でもお答えさせていただきました防止対策等を厳格に継続させて、適正な工期の確保に向け取り組んでまいります。  また、今定例会の酒井議員の代表質問でも御答弁させていただきましたが、公共工事の発注者として受注者側とやりとりをする際には、今後もこれまでと同様に、誤解を招くような曖昧な言動をすることのないように徹底をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆友田宗也 委員 2点だけ聞かせていただきます。  まず、予算の概況243ページ、道路等パトロール事業費ほかについてなんですけれども、まず道路等パトロール事業費、道路改修舗装費道路安全対策費についてお伺いいたします。これらの予算を中心に道路舗装や区画線などの維持修繕等々を行っていただいていると思いますが、以前、私、2012年にフィックスマイストリートを取り上げさせていただいて、そういったツールによって、この辺の維持管理を市民の協力を得ながらやっていったほうがよろしいんではないかというお話もさせていただきました。  ちばレポ等々もその当時実証実験を行っておりまして、昨今ではさまざまな自治体が道路通報アプリを利用し始めており、広がりを見せております。より効率的、効果的な維持修繕につながるものと認識をしておりますが、こういったものの検討ぐあいはどうなっているのかお聞かせいただきたいのと、あとスマート技術のみなレポを藤沢市では慶應義塾大学と一緒にやっていたと思いますが、この辺について、その後の取り組みの状況をお聞かせいただきたいと思います。 ◎朽木 道路維持課課長補佐 市民参加型の道路通報アプリのような仕組みにつきましては、幾つかの自治体で既に導入事例があると聞いております。  市民参加型のアプリを導入した際には、通報された情報の管理、処理の経過も含めた通報者への回答など、通報情報に対する管理という新たな業務が増加するものと考えています。  本市では、今年度2月時点で5,100件ほどの市民要望が電話やメールを中心に寄せられており、これらに加え、通報アプリから要望があった際に適切な対応ができるのか、不安な点もございます。こうした課題はありますが、職員によるパトロールにも限界があり、このようなアプリの活用は時代の要請や流れでもありますので、通報アプリに対する体制づくりを整えながら、導入に向けた検討を進めていきたいと考えております。  また、みなレポにつきましては、本市における実証実験の成果から、来年度商品化されるとの話も聞いております。  こうした新たな情報通信技術の導入によって生じる課題と業務の流れを精査し、どの事業でこうした事業を活用していくのか、IT推進課とも協力しながら進めていきたいと考えております。 ◆友田宗也 委員 みなレポについてもう1点だけ聞かせていただきたいんですけれども、本市における実証実験の成果から来年度商用化されるということで、販売されるということなんですが、これは本市にとって、本市を実験のフィールドとしてお貸しした以上は、本市においてどういったメリットがあるのかというところについてお聞かせいただきたいと思います。わかりやすく言うと、これによって商用化されて、販売されるということは、藤沢市はそれに協力をしてこのみなレポが完成しているわけでありますから、何らか藤沢市にとってメリットがあったのかどうなのかという点です。 ◎西山 道路維持課長 本市に対するメリットということで、今みなレポのほうの開発協力、慶應大学SFC研究所ですとか、民間の事業者さんを含めて研究を進めているんですが、この辺については今環境部さんのほうを中心に、アプリの実証を行っていて、IT推進課のほうがその中心となって今取りまとめのほうをしていると聞いております。その中では、かなりやはり現地でのごみの関係のお話でちょっと恐縮ではございますが、不法投棄を含め、その回収の実態とか、その状況ですとか、そういったのを、職員間での御利用の際に把握しやすいと、そんなようなことで効果というふうには聞いております。  今後、本市につきましても、こういった開発されたみなレポの成果を使いながら、私ども道路サイドとしては、やはり道路の穴あきですとか、ひび割れとか、そういったものの中で、この研究成果のほうの取り組みを取り入れながら、効果のほうをあらわしていけたらと考えてございます。 ◆友田宗也 委員 では、引き続きみなレポは活用していくという認識でよろしいでしょうか。 ◎西山 道路維持課長 引き続きの検討に際しましては、今、再三にはなりますけれども、総務部IT推進課のほうが中心となっておりまして、こちらのほうの今情報としましては、活用に向けて商品化、その辺に向かってかなり進んでいるというふうに聞いておりますので、その状況と、それと開発という概念で今つくられてきていますので、そことの約束事といいますか、契約といいますか、そういう面も含めてまだ検討はあるかと思いますけれども、その辺を踏まえて検討した中で、我々道路サイドでもこちらのほうの活用に向けた検討も加わっていきたいなと思ってございます。 ◆友田宗也 委員 引き続きまして、251ページ、自転車駐車場整備費であります。先ほど来委員からさまざまな質問がありましたが、まずちょっとお伺いしたいのは、数字もいろいろ先ほど御答弁でありました。この5年で1,337台ふえたということと、あと放置自転車は札つけの本数でいうと5年間で2万4,100減ったということでもありました。確かに放置自転車はどんどん減らしていかなきゃいけないわけでありますけれども、あわせて、先ほど答弁の中で、藤沢駅の南口の県警管理の路上コインパーキングメーターについては、自転車駐輪場の方向で考えていくというようなお話もありましたが、昨今では周辺自治体の取り組みというのがちょっと変化がありまして、鎌倉市においては、2020年までにロードプライシングを導入していく具体的な検討がされております。こうなってくると、やはりパークアンドライドという意味においても、恐らく今鎌倉が想定されているのは、片道1,000円ということで、往復2,000円のロードプライシングの料金設定というのがあったわけですけれども、そうすると、周辺自治体に少なからず影響が出てくるというふうに考えております。  その辺を鑑みた藤沢駅周辺等々の駐輪場のあり方というのもやはり考えていかなければいけないというふうに思うんですけれども、その辺の影響を含めてどのように考えているか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎青柳 道路河川総務課課長補佐 鎌倉市のロードプライシングを踏まえての藤沢駅南口の今後の駐輪の考え方ということで、鎌倉のロードプライシングに関しましては、通行料を掛ける路線とか、あとはその周辺での受け皿をする内容を、事業の詳細な内容を鎌倉市からまだ現時点では伺っておりませんので、藤沢駅周辺への影響というのは、今の時点では、恐縮でございますけれども、不明ではないかというふうな状況なんですけれども、路上パーキングメーターのところ、鎌倉市には江ノ電、藤沢駅から始発で来ておりますので、そこに車で遠方から来られて、江ノ電に乗ってという方もゼロではないというふうに思っておりますけれども、路上パーキングメーター、こちらは60分しかとめることができない駐車場ですけれども、そこの影響とか、周辺の駐車場の影響、こちらのほうは注視をしていかなきゃいけないのかなというふうには考えております。  そういった中で、藤沢駅南口、これまで駐輪に関しては、やはり不足しているというようなことで、放置自転車は過去からは確かに減ってきているような状況ではございますけれども、市内では毎日一番多い放置の場所でございます。そういったことで、藤沢駅南口は喫緊の課題というふうに、今駐輪のセクションでは考えております。  ただ、藤沢駅南口は、土地利用としては高度な土地利用を図られてポテンシャルも高い土地でありますので、なかなか用地を確保してということは困難な状況でございますので、答弁もありましたけれども、これまで道路の空間、こういう公共空間を使って、有効に駐輪場をつくれないかというようなことと、あとは民間の事業者への補助金助成とかで増設を進めて、藤沢駅南口の対策をしてきたんです。  今後につきましても、友田委員からみんちゅうのお話の代表質問でも答弁させてもらいましたけれども、今あそこを藤沢駅南口でも進めておりまして、民間と連携して、小規模でいろんなところに少しでもとめられるような場所を確保していきたいというふうに考えております。  ただ、路上パーキングメーターのところは、パーキングメーターがなくなった場合は候補地、そういう駐輪場とか、自転車走行空間、こういうことにも活用できる空間ではございますので、そういった検討は候補地としては行っていきたいというふうに考えています。検討に当たっては、商店の方々とか、権利者の方、こちらと十分意見交換を行って、警察との調整を進めながら、藤沢駅南口でも広場の再整備計画なんていうのもございますので、こういったこの計画と連携を図りながら、具体化に向けて取り組んで検討してまいりたいと考えております。 ◆友田宗也 委員 詳細な説明をいただきましたけれども、今御答弁でもありました藤沢駅南口再整備の計画というのが非常に大きな影響というか、要素があるのかなという気がするのと、あと鎌倉のロードプライシシングも2020年を検討しているので、この辺も具体的注視をしながら進めていっていただきたいんですが、あわせまして、目の前の確かに課題を喫緊に整理しなければいけないということはあるんですが、それをするに当たって、例えば辻堂駅のように、渋滞が発生するような状況になってしまった等々が二度とないようにしていただきながら、私たちはその小スペースで駐輪場を確保できる手段として、全自動の地下機械式駐輪場の整備が一番ふさわしいのではないかというふうに思っています。コストも若干高くはなるんですが、やはり受益者負担、そういった考え方に照らし合わせれば、例えば利用料金を少し上げる等々のやり方もあるわけでありまして、こういった機械式の駐輪場の整備という部分について、本市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎小野 道路河川総務課主幹 機械式、立体式の駐輪場でございます。やはり入出庫部分が非常にコンパクトにできるとか、用地的に取得が難しい駅周辺ですとか、そういったところに景観の観点からもなかなか、公共空間のところには割と適している手法なのかなというふうには考えてございます。  しかしながら、この公共空間で、地下式の計画をするに当たりまして、やはり歩行者と自転車が交錯しないような動線ですとか、それから利用者が集中します通勤通学の朝の時間帯、そういったところで滞留するスペースとか、そういったものの確保、それからまた、地下埋設物がふくそうしたりして、それを移設するような支障物件の移設、そういったところで、やはり建設のコストとか、あとメンテナンス的にもコストがちょっと高いのかなというところが大きな課題がたくさんあるのかなというふうに考えているところでございます。  藤沢駅周辺南口、特に今これから再整備の計画というのがございますので、やはり再整備の事業との整合性を考えて、地下式の駐輪場のメリット、デメリットとかを踏まえまして、それからほかの整備手法とも費用対効果なども検証して、総合的に検討してまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それでは、土木費前半について質問させていただきます。  予算の概況に沿って、まず238ページです。建築物等防災対策事業費についてであります。こちらは、分譲マンションの耐震の補助という観点ですけれども、耐震診断補助について、予定があるのかどうか、まずこの点をお伺いいたします。
    ◎稲葉 建築指導課課長補佐 分譲マンションの耐震診断補助の予定ということでございますけれども、こちらについては、具体の予定の有無にかかわらず、予算の概況に書かせていただいているとおり、例年予備診断2件、それから本診断1件分の予算を計上させていただいておるところでございます。  また、現時点におきましては、本診断を希望する管理組合、それから予備診断を希望する管理組合、おのおのから具体的な御相談を受けているところでございまして、来年度、平成31年度の補助申請に向けまして、具体の手続の御案内をしているところでございます。 ◆堺英明 委員 こちらは診断ということですけれども、その次のステップ、耐震改修工事についての補助対象の有無についてでありますが、こちらは本診断の結果でどうこうということなのか、補助対象とはしない予定なのかどうなのか、この点についてお伺いをいたします。 ◎稲葉 建築指導課課長補佐 従来の耐震診断の補助制度、これは平成22年度からやらせていただいているわけなんですけれども、今年度、分譲マンションの耐震改修工事の補助制度を創設させていただいたところでございます。  診断の結果というところでございますけれども、これは委員御指摘のとおり、耐震診断の結果、地震に対して安全な構造でないと判定された旧耐震の分譲マンションにつきまして、改修設計、それから改修工事について補助対象とさせていただいたところでございます。  それから、補助制度を利用するための手続ということで補足をさせていただきますけれども、これは希望される管理組合に補助制度の利用する旨の事前登録をしていただきまして、翌年度以降、予算措置の状況を踏まえまして、正式な補助申請を行っていただいて、改修設計、工事を実施していただくという流れになるというところでございますけれども、来年度、平成31年度につきましては、具体の補助申請に進むことができる管理組合がなかったために、予算計上については見送っているところでございます。  なお、現時点におきましては、耐震改修工事に向け、御相談をいただいている管理組合がございますが、スケジュールの都合上、最短で平成32年度でございますので、来年の4月以降、改修設計の補助、その後、改修工事の補助申請を行うというような見込みになっておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆堺英明 委員 それでは、続きまして、240ページです。建築情報管理運営費についてお伺いをいたします。まず、1点です。道路台帳へ下水道台帳との統合の見通し、まずこの点についてをお伺いいたします。 ◎藤井 建築指導課課長補佐 建築統合GISなんですけれども、こちらは建築指導課で所管しております建築基準法、その他の法令、許認可の業務の情報の管理、それから開発業務課で所管しております都市計画法ですとか、宅地造成等規制法の許認可の情報の一元管理、それに加えまして、都市計画法の用途地域の情報提供、建築基準法の情報の提供などもございますけれども、これらを目的とするシステムでございます。このため、建築ですとか、都市計画の情報の管理に特化した個別のシステムとする必要がございますので、道路台帳ですとか、下水道の台帳のシステムと統合というのは考えておりません。  しかしながら、建築統合GISのほうにつきましてはサブシステム、インターネットの公開サイトがございまして、こちらにつきましては建築、都市計画の情報に加えまして、道路台帳の情報などについても、統一のサイトで公開に向けて今作業中でございまして、3月末には道路台帳の情報等につきましても公開予定でございます。  下水道の情報につきましては、平成31年度に下水道台帳システムの更新を予定しておりまして、下水道の情報の公開につきましても具体的にこの中で検討してまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それでは、もう1点、こちらは文言でもアウトソーシングという文言があるわけですが、窓口業務についてもアウトソーシングされるという理解でよろしいのかどうか、まず確認をさせてください。 ◎藤井 建築指導課課長補佐 建築指導課の業務のうち、データベースへの入力の業務ですとか、そういった定型的、機械的な業務、それから窓口で審査も特に必要ない簡易な受け付けの業務、こういったものに加えまして、用途地域の電話での問い合わせ、こちらにつきましては建築指導課だけではなくて開発業務課、都市計画課にまたがる業務でございますけれども、こういったものにつきまして、平成32年4月から本格的な導入をやってまいりたいと考えております。平成31年度につきましては、本格稼働に向けて業務の委託を予定しております。 ◆堺英明 委員 こちらは行革で聞くべきことかとは思うんですけれども、効果額としてはどの程度見込まれているのか、お伺いをいたします。 ◎藤井 建築指導課課長補佐 行財政改革2020実行プラン、個別課題票に記載の数字でございますけれども、財政的効果額といたしまして、平成32年度まで1,032万5,000円を想定しております。 ◆堺英明 委員 作業、快適なものもあるということではありますが、専門的な内容も実はあるわけでありまして、他の窓口案内等の漏れがないようにもしなければならないと思いますが、この辺の対策についてお伺いをいたします。 ◎大貫 建築指導課主幹 アウトソーシングを予定しております業務の内容といたしましては、先ほど藤井も答弁したとおり、審査が簡易にできる、簡易な受け付けの業務ですとか、またセルフサービスによる今建築概要書で、そういうものをセルフサービスでやる証明書を端末の機械で発行しているんですが、その端末の機械の操作の説明がやっぱり必要なんです。それはよく聞かれます。そういうものをやっていただきたいですとか、あともう一つは、当然窓口混雑時の来庁者の整理誘導、そんなのもやっていただきたいなと考えております。  このため、例えばその端末で我々のところに、例えば建築行為を起こすに当たって、まず来られて、用途地域から始まって、いろんな制度、制限を聞きに来ます。それを端末でまず案内してみていただいて、例えばそこで、今その計画している土地に埋蔵文化財包蔵地と出てきていれば、そこで内容を聞きたくなるわけです。そうしたら、その埋蔵文化財包蔵地については、例えば郷土歴史課でございますので、郷土歴史課は、こういうところへ行ってくださいとか、そういう形で、部まで、アウトソーシングの形でやっていただければなと考えております。  関連部署への案内などにつきましても対応していただくと、そんなことで予定しておりまして、ほかの窓口に案内等に漏れがないように、そういったところにはこれから業務マニュアルなどを作成しますので、そういったものに、必要に応じてマニュアルも見直した中で業務に対応してまいりたいと。  いずれにいたしましても、市民サービスの向上を最も重要なことと捉えまして、努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆堺英明 委員 それでは、続きまして244ページ、藤沢宿地区舗装改修費についてであります。こちらは地図を見て、国道467号と並行しているわけでして、妙善寺あたりの回遊性については一定理解をできるわけでありますが、31年度の実施箇所の回遊性の向上としてはどのあたりの地域資源をターゲットとしているのかお伺いをいたします。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 北仲通りにつきましては、旧東海道藤沢宿街なみ継承地区の地区内に位置する、東西に続く路線であり、遊行寺から御殿橋を渡って、妙善寺、白旗神社とを結ぶ、藤沢市区の回遊性を高める路線の一つとして整備を行っております。  平成31年度整備実施箇所の地域資源としましては、藤沢橋や遊行寺、ふじさわ宿交流館等を考えております。 ◆堺英明 委員 そうすると、他方、こちらは実は抜け道として非常に利用されるところでもありまして、歩道の確保も必要ではないかと思うわけでありますが、将来的な考え方として拡幅も視野に入れているのかどうなのか、お伺いをいたします。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 本事業につきましては、傷んだ舗装の打ちかえに合わせて舗装の硬質化を図るものでありまして、現状の道路幅員の範囲内で事業を進めております。  歩行者の安全確保につきましては、遮熱性舗装にて、車両通行部と歩行者通行部を色分けすることによりまして、車両の速度抑制を図るとともに、歩行者区分を明確化することで対応を図っているところでございます。 ◆堺英明 委員 それでは続きまして、245ページ、道路施設改修事業費についてであります。まずこちらは文言で、路面性状調査委託と243ページに明記されていましたFWD調査というものの違いについてまずお聞かせ願います。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 路面性状調査につきましては、専用の調査車両が路面に赤外線レーザー等を照射して、舗装表面のひび割れの量ですとか、わだち掘れの量などを測定することで、舗装表面の健全度を把握するものでございます。  一方で、FWD調査につきましては、また別の専用の庁舎車両が路面におもりを落としたときに生じる、たわみの量を測定することで、舗装や路盤の強度、路床の支持力など、舗装各層の健全度を把握するものでございます。  これら調査内容の違いから、路面性状調査では、舗装の修繕計画を策定する上での、打ちかえるべき路線の選定だとか、優先順位づけをするとか、そういったことに使っております。また、FWD調査では、各路線を打ちかえる際に、工法検討を行うなどの調査を行っておりましてその違いがございます。 ◆堺英明 委員 こちらに明記されている大庭トンネル、大庭隧道の改修計画として、今年度も改修をされておりますが、何年計画で予定をしているのか、お伺いをいたします。 ◎小島 道路維持課主幹 大庭トンネルにつきましては、中長期的な視点による管理に移行するために、平成23年3月〔後刻訂正あり〕に藤沢市トンネル長寿命化修繕計画を策定しまして、計画的な管理を進めております。  本計画では、平成29年から33年の5年間を短期計画として位置づけまして、定期点検、修繕、更新、施設の更新等を計画的に進めております。 ◆堺英明 委員 こちらは市民からすれば、トンネルという性質上、何度も、何年もかかると不安、不信を感じるかとは思います。地域への周知等は行っているのか、この点をお伺いいたします。 ◎小島 道路維持課主幹 今回の答弁の前に、前回答弁したところで、平成29年を23年と間違えてしまいました。訂正させていただきます。  次に、今回の回答につきましては、限られた財政の中で、トンネルの管理を行っていくためには、計画的な予算の確保と効率的な事業の執行が不可欠であります。このため、年間予算の平準化を図る必要があることから、年度ごとに段階的な修繕を進めていくことが必要となっております。  大庭トンネルにつきましては、定期点検の結果、緊急性を要するかどうかという確認をしたところ、対策は必要がなかったということから、年度ごとに工事のタイミングを見まして周知を図っているものでございます。 ◆堺英明 委員 それでは、最後の事業になります。252ページです。河川水路修繕費についてであります。こちらは準用河川の一色川、白旗川、滝川の3河川において、リアルタイムな状況把握が求められていることから、簡易型の河川監視カメラを設置するとありますが、この事業概要についてまずお伺いをいたします。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 事業概要でございますが、現在は、一色川で警報装置を設置しておりますが、近年の豪雨や台風時を踏まえまして、さらなるソフト対策を強化していくために河川水位の上昇や特に河川からの溢水の履歴があります一色川、白旗川、滝川におきまして簡易型の河川監視カメラを設置するものでございます。カメラの映像につきましては、パソコンやスマートフォンで誰もが利用できることを前提としております。閲覧についてですが、藤沢市のホームページの防災インフォメーションから、おおむね2分から3分ごとの河川のリアルタイムの画像情報を確認できるなど、ソフト対策の充実を図るものでございます。 ◆堺英明 委員 過去に豪雨などであふれた河川に監視カメラを設置して逃げおくれる人をゼロにするという取り組みを進めることは必要なことだと思います。  では、この効果はどのように捉えているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 効果でございますが、河川監視カメラを整備することによりまして、川に近寄ることなく、自宅にいながらにして、パソコンやスマホで、状況を確認することができまして、市民の方々の自主的な避難行動やお持ちのお車を避難させるなどの判断に活用ができるようになります。また、外出先からでも、河川の状況を確認ができるようになりまして、地域の災害体制の強化が図られ、より一層の自助、共助を促すことが期待されます。  さらには、突発的な短時間豪雨への対応につきましても、我々職員が職場のパソコンで常時監視することができまして、早期に初動態勢を整えることが可能となるなど、防災体制の強化が図られると考えております。 ◆堺英明 委員 来年度なんですが、河川監視カメラを3台設置するとありますが、その後、増設していくなど、今後の展開についてお伺いをしたいと思います。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 今後の展開でございますが、まずは現状におきまして、豪雨時に河川からの溢水の履歴があります一色川、白旗川、滝川の3カ所に設置しまして、市民の皆様に活用いただきながら、その効果を検証してまいりたいと考えております。  今後の増設につきましては、その検証結果を踏まえまして、今、防災安全部が進めています改定後の洪水ハザードマップの状況などを確認した上で、関係部局と連携いたしまして、検討してまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それでは、最後にもう1点、さきの建設経済常任委員会で道路ストックマネジメント、計画策定に向けた取り組みが報告をされました。道路ストックと同様に、河川ストックも市民生活に密接にかかわりがある重要なものであると考えます。点検を行い、老朽化の著しい滝川、小糸川から長寿命化の取り組みを進めたいというふうに伺っておりますが、改めて今後、河川はどのように取り組んでいくのか、この点についてお伺いをいたします。 ◎平田 河川水路課長 河川ストックの管理につきましては、河川整備と並びまして、河川行政の根幹をなすものでございます。また、河川ストックは市民の安全安心を確保する重要な施設でございますが、被災時の代替機能がないために、ストックの機能を長期的、継続的に保つことが最優先課題でございます。このため、従来の対症療法的な対応から、予防保全的な対応に転換し、長寿命化や更新に必要な予算の縮減、平準化等を図っていく必要があると考えております。特に職員の点検や管理施設点検委託で大小多数の損傷を確認しております滝川や小糸川につきましては、現在緊急、応急対応を実施しているところでございますが、健全な維持管理を進めていく上で、長寿命化の取り組みは必要と考えております。  来年度末には専門知識を有する者の両河川での施設点検が完了する予定でございますので、その後、長寿命化修繕計画の策定を考えていきたいと思います。  また、河川は改修が完了している河川、暫定改修の河川、改修中の河川など、河川の個性といいますか、整備状況にかかわらず、現状に合わせた対応が求められております。それぞれの河川の状況を踏まえまして、維持管理水準を検討し、めり張りのある対応が必要とも考えております。  これらのことを考慮するとともに、新しい技術の導入など、国や他市の先進事例を調査研究しながら、維持管理のマネジメントを考えていきたいと思います。 ◆佐賀和樹 委員 248ページ、概況ですけれども、橋りょう改修費です。今回、弁天橋の改修ということで、弁天橋は江ノ島駅をおりて、すぐ目の前に位置しておりまして、日ごろから江の島に訪れる観光客であったり、またこれからセーリングワールドカップ、オリンピックなどもありますし、そういった意味では、かなり江の島、藤沢のメーンのストリートというか、橋になるところでありますが、ここは来られた方が、まず第一歩を踏み入れるということで、まず最初にお聞かせいただきたいのは、ここはどのような改修がされる予定になっているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎浅野 道路維持課課長補佐 弁天橋の改修内容につきましては、橋が建設から32年が経過しておりまして、老朽化による破損が随所に見られることから、鏡面タイルの補修ですとか、高欄の撤去、再設置、また高欄を支えているコンクリートなどの部分改修を行う予定でございます。 ◆佐賀和樹 委員 この橋は、神奈川の橋百選にも選ばれているということで、今御説明のあった鏡面タイルなどの改修となると、今の橋のイメージと大分変わってきてしまうのかなという懸念があるんですが、そのあたりはどのようにお考えになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎浅野 道路維持課課長補佐 今回の改修は全面改修ではなく、基本的には損傷箇所の補修ですので、現在の姿から大幅に変わる予定ではございません。改修の方針としましては、健全なパーツは再利用するなど、環境面への配慮と、それから維持管理面の容易さなどについても十分意識しつつ、また景勝地である江の島周辺にかかる橋ということも十分認識した上で、さらには一般推薦で神奈川の橋百選に選ばれているといったこともしっかり考えて、現状のイメージを大切にした改修を行ってまいりたいと考えております。 ◆佐賀和樹 委員 ありがとうございました。皆さんも御承知のとおり、今、片瀬江ノ島駅のほうの建てかえの工事も始まっておりますし、また大橋も今改修工事、また公衆トイレなど、周辺ではさまざまな今工事が行われて、また始まっております。そんな中で、観光客の方もそうですし、地元の方もそうですが、あの辺周辺がちょっと工事だらけになってしまうという意味では、今後の改修スケジュールなどもやはり慎重に進めていくべきかなと思うんですが、地元の皆さんへの説明などをどのように行っていくのか、お聞かせいただければと思います。 ◎浅野 道路維持課課長補佐 委員御指摘のとおり、オリパラを前に数多くの工事がふくそうしてくる箇所になるかと認識してございます。この弁天橋の工事につきましては、河川にかかる橋の工事でございますので、河川管理上の問題から、11月以降の渇水期にしか現地工事が実施できないことから、平成31年度前半は、高欄の工場製作を行い、11月から現地工事に着手するというスケジュールで進めていきたいと考えております。工事を実施する際には、周辺住民への影響が極力少なくなるように、駅舎の改修などの近接する工事と調整を密に行っていくとともに、その時期ですとか、実際利用されている方が工事の期間どのようなルートを使っていくか、実際、橋自体を通行どめする予定でございませんが、どういった流れで工事が進んでいくか等は、住民のほうに適宜周知して進めていきたいと考えてございます。 ◆有賀正義 委員 それでは1点だけ、概況の246ページ、無電柱化事業で、井上委員のほうからもあったんですけれども、このすばな通りは一応道路的には市道という形なんですけれども、立体的に見ると、すばな通り景観形成地区というところに指定されているんで、道路もその要素というところなんですけれども、事業課として、そういう地区、景観形成地区に指定されているということで、事業を組み立てる上での手順の違いなどあるのかどうか、お聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 無電柱化に当たっての手順の違いというか、考え方になると思います。無電柱化に当たりましては、今国のほうでも無電柱化推進法が策定されて、順次、その状況に基づいて、国、県という形の中で徐々に策定がされつつあります。その中でやっぱり無電柱化に関しましては、都市景観の向上というところが大きな要素になってきておりまして、今後、そのような中で、景観形成地区を含めてどのように検討していくか。その中で景観形成につきましても、例えば観光地でありますとか、そういう考え方もやっぱり出てきますので、そういう中で、路線を個々に選定した中で、それらの路線に対して検証しながら進めていきたいと考えております。 ◆有賀正義 委員 現在この予算化するに当たって、商店街とのやりとりなんていうのはやられたんでしょうか。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 すばな通りに関しましては、現在商店街というのがなくて、すばな通り自治会という形になっていまして、一応そのすばな自治会さんのほうとお話のほうをさせてもらっているという状況でございます。 ◆有賀正義 委員 ちょっと調べてみないとわからないんですけれども、以前から商店街が暗いというお話を、通り沿いの店舗さんからいただいていまして、見ると、商店街がないということでしたんですけれども、商店街設置の街路灯だと思われるものが設置されている。それから、混在して、市民自治部の担当である自治会設置の街路灯、見た感じ、ちょっと違和感があるんですよね。商店街なのにLEDの街路灯があったり、商店街の照明灯があったり、その辺、これから無電柱化を行って、町の価値を高めるという事業をするからには、トータル的なコーディネートというのが特に景観形成地区に必要ではないかなと思うんですけれども、その辺は担当事業課としてはどう考えているんでしょうか。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 すばな通りにつきましては、やはりどうしても道路幅員が狭いという中で、今実際には道路照明灯だったりとか、電柱類も含めて、おおむね民地の中に設置がされております。その中で、先ほどちょっと商店街につきましては、以前あったということは聞いているんですが、今、実際商店街としてはなくなっていて、自治会のほうと一体になっているということをちょっと聞いております。そのほかで過去につけた照明等々もありますので、将来的にあそこの路線につきましては、景観形成ということもありますので、やはり舗装の形態だったりとか、照明の形態、そこら辺につきましても、先ほど言った景観形成地区の場合、将来的には壁面後退というのを視野に入れた中で、トータル的にコーディネートした中での整備を図っていきたいと考えております。 ◆有賀正義 委員 まだ情報が整理されていない部分があるのかもしれないんですけれども、やっぱり大切なのは市道の改良で無電柱化になったよと。ところが、なったときに、今度照明を何とかしようというようなことがあったら、二度掘りになってしまうんですよね。ですから、そのようなことがないような配慮というのをぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎馬鳥 道路整備課長 先ほどのコーディネートの絡みも含まれてくるのかなというふうに思っております。商店街が設置した街路灯、そういったものが残ってしまうのではないかと、そういったものにつきましては、確かに私も以前、商店街のほうが、法人として商店会といったものがありまして、その後たしか解散されたというふうに、ちょっとこれは申しわけないんですが、そういうふうな形で聞いております。ただ、その後の街路灯についての引き継ぎ場所といったものは確実に確認しなければいけないのかな、自治会になるのかなとは思うんですけれども、確実にそこら辺のものは確認していきたいなというふうに思っています。  それと、そういった付随するもの、電線の地中化に付随したようなものにつきましても、管理者、そういった方々と協議しながら、事業に、また二度掘りとか、そういったものは絶対に防ぎたいと思いますので、そういったものにつきましては必ず調整のほうはしていきたいなというふうには思っております。 ◆柳沢潤次 委員 何点かお聞きをいたします。  まず、狭あい道路整備事業費であります。これはなかなか一気に進まない事業で、大変な事業だというふうに思いますけれども、まず最近のこの事業の利用の状況、どんな状況になっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎芹澤 道路管理課主幹 狭あい道路整備事業の近年の状況といたしまして、申し出の件数自体で御説明させていただきますと、市内の建築確認申請数と比例して推移する傾向が強いようでございまして、近年、利用状況としては年々減少している状況でございます。 ◆柳沢潤次 委員 年々減少しているということでありますけれども、行革の中の33事業の見直しの中に確か入っていたというふうに思いますけれども、これは、見直しの方向が年々減っているというようなこともあるとすれば、縮小していくというような方向なのかどうかです。その辺についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎芹澤 道路管理課主幹 今回の行革の見直し対象事業ということで挙げさせていただいていますが、見直しの方向性としましては、この事業自体が、本事業は平成13年度に本審議会の御指摘をいただいた上で、翌年度に工作物等の移設の補償費、こちらは以前上限額があったんですが、そちらを撤廃した経過がございます。この背景には、物件ごと、案件ごとの大きさに関係なく、一律にその上限額設定が適用されていたということが要因であったということで御指摘を受けた経過がございます。それを受けまして、当時撤廃させていただいたんですが、以降、今まで15カ年経過しておりまして、状況としては金銭の増額、そういったものをさせていただいたという形の捉え方になるんですが、それ以降、申し出件数が大きく増加したという傾向にはなくて、先ほど触れさせていただきましたとおり、申し出件数が逆に年々減少していっているというところでございますので、そのような状況から、今回移設補償費について、どの案件に対しても不公平感のないような上限額を改めて設けさせていただくとともに、事業範囲をより広げる制度の見直しをさせていただきたいというふうに考えております。それによって、申し出件数の増加につなげまして、ひいては市民の皆様の利便性の向上を図りたいというふうに考えているところでございます。 ◆柳沢潤次 委員 事業対象の範囲を広げるということで、具体的には例えばどういうようなところを広げていくのかというようなところについて、少し具体的にお聞かせください。 ◎芹澤 道路管理課主幹 今のは現行の要綱で制度の運用をさせていただいておるんですけれども、今まではいわゆる道路法の網のかぶっておりました藤沢市道、現状、当然のことながら、道路として整備されているところで、藤沢市が当然底地の土地の所有をし、管理をしている。それの路線沿いに対してのいわゆるセットバック、道路の後退があったところに対してのみ、充当させていただいておったんですけれども、中には藤沢市が現状、道路の形態になっていて、藤沢市が所有し、藤沢市が管理しているところではあるんですが、たまたま道路の認定がかかっていない、そういった路線とかもございます。当然そちらのところでお住まいになっていらっしゃる方が、建物とかを建てかえになるとき、セットバッグを、狭い道路です。狭隘の道路として指定いただくのですが、そういったところは今まで対象から漏れていたりですとか、そういったところも今回の制度改正、制度の見直しに合わせて対象とできるような、一例ですけれども、そういった内容も見直しの中に含めていきたいというふうに考えています。 ◆柳沢潤次 委員 次に行きます。道路改修舗装費についてです。道路施設改修事業費とも少し関連をいたしますけれども、お聞きをしたいと思います。平成31年度予算額は前年に比べて増額になっております。昨年はたしかマイナスだったような気がしているんですが、増額をした要因、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎鈴木 道路維持課課長補佐 増額の主な要因といたしましては、平成29年度に制度創設されました公共施設等適正管理推進事業債の活用による舗装打ちかえの工事請負費の増額と日常の小規模な破損に早期に対応するための修繕費を増額させていただいたものでございます。  この工事請負費と修繕費、この2つを増額させていただくことで、市民要望への迅速な対応と道路を利用される方々の安全安心に努めてまいりたいと考えております。 ◆柳沢潤次 委員 市民が生活していく上で、一番と言ってもいいぐらい、道路の問題では、改修問題というのは市民要望の強いところだというふうに思っています。私どももその都度、市民からの要望を受けたときには、その都度対応していただいているというふうに思うんですけれども、生活道路の路線、その路線全体を舗装の打ちかえをしていくというようなことがどうなんでしょう。私の感覚で恐縮なんですが、余り最近少ないのではないかなという感覚を持っているんです。個々の改修の部分はそれなりにやっていただいているというふうに思っていますが、継ぎはぎのような形になっているような道路が多くてというふうに感じておるんですけれども、舗装の打ちかえのあり方はどういうふうに計画的にやっていくのかというふうなところはどういうふうに進めようとしておられるんでしょうか。 ◎中村 道路維持課主幹 今、委員御指摘のとおり、生活道路の路線による打ちかえについては、現在減っているのは事実でございます。ただ、現状の中では、基本的には市民に密着した道路ということがございますので、現状の中ではまず、直営、次に委託、修繕を活用して、最終的には工事で対応させていただいているというのが現状でございます。  来年度につきましては、先ほどお話があったように、1、2級道路、大きい道路についての修繕計画、こちらのほうが1期目の終了を迎えておりますので、2期目の修繕計画の中で、幹線道路とあわせて、生活道路につきましても、打ちかえの考え方等々について検討してまいりたいと考えております。 ◆柳沢潤次 委員 最後になりますが、一色川の改修について、先ほど東木委員からもありましたけれども、2級河川で水害も起きているという状況があるもとで、今回拡幅を、計画が具体的になってきて、引地川との合流部分を拡幅をしていくという工事も始まるということでありますけれども、その規模をまずお聞かせをいただく。どれぐらいの拡幅をしていくのかということです。それと、予算の概要にもありますように、用地の買収、補償などを進めるわけですけれども、その辺の進捗の状況をお聞かせいただきたいと思います。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 一色川の改修でございますのは、現在、整備計画の第1段階目の調整区域になりますが、下流部の240メーターの区間におきます河川の拡幅となる整備を進めております。この計画でございますが、現在、河川の上部で、現状の一色川の幅ですが、約4メートルございまして、そこを今計画では、8.1メートルに拡幅しまして、右岸側に1メートルの河川用の管理用通路と、左岸側に3メートルの歩道と2メートルの植栽帯を整備しまして、治水安全度の向上をはかるものでございます それと事業の用地等の進捗でございますが、全体の用地の計画している取得面積ですが、約1,660平方メートル、全部で15筆ございますが、今年度は、先ほども答弁させていただきましたが、570平方メートル、5筆の用地を取得しておりまして、契約のほうは完了しております。  また、31年度の用地の取得につきましては、約720平方メートル、6筆と補償を計上させていただいております。残ります370平方メートル、4筆の対応ですが、平成32年度に取得をしてまいりたいと今考えております。 ◆柳沢潤次 委員 ほぼ河口付近というか、引地川との合流地点で約倍の広さにするということでありますから、これでも50ミリ対応ということなんでしょうか。もう少し60ミリ、70ミリなのかどうか、ちょっとお聞かせください。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 河川の対応ですが、今現在、引地川が、今、川で50ミリ対応の整備をやっております。一色川も引地川に合流しますことから、同じ水準での整備を計画しておりますので、一色川につきましても、50ミリ対応の整備という形で今進めておるところでございます。 ◆柳沢潤次 委員 やっと50ミリに対応できるような工事が始まったということだというふうに思いますが、この一色川、かなり上流のほうでの水害というのも、今、この間起きているわけで、これは河川ではないというふうにちょっとお聞きしたんですが、水路という形で下水道のほうの管轄になると、菖蒲沢団地あたりから上流のほうというふうにはなると思うんですが、50ミリ対応でやった場合には、その辺の水害にもかなり対応できるというふうに考えてよろしいんでしょうか。その辺についてお聞かせください。 ◎毛利 河川水路課課長補佐 一色川の上流部につきましては、今現在、下水道区間としまして、下水のほうで管理をしております。菖蒲沢団地付近につきましては、北部の区画整理の区域内でございまして、団地の前には、暫定的な遊水地としまして、平成26年から28年にかけまして約1,800トンの貯留をする施設を設けております。総合的に治水対策を進めておりますので、50ミリ対応となりますが、浸水被害の軽減にはなっているんだろうと考えております。 ◆吉田淳基 委員 お昼の時間も迫ってまいりましたんで、簡潔に聞いていきたいと思いますけれども、246ページの市道新設改良費のところで、藤沢駅辻堂駅線にかかるところだと思うんですが、嘉村踏切付近の湘南モールフィルとソニーの前の歩道の拡幅ということで、ソニーの前のところの歩道が、多分4、5年ぐらい前になるんでしょうか、拡幅されて、非常に歩行者、自転車の安全性が確保されたのかなというふうに思うんですけれども、一方で、反対側の湘南モールフィルのところの拡幅の話もあったんですが、まだ拡幅がされていないと思うんです。非常にそこだけ狭くなっていますんで、歩行者、自転車の安全性という部分においては課題があるのかなというふうに思っていますが、この湘南モールフィル前の歩道の拡幅について、今現状どういうようなことになっているのか、まずお聞かせをいただきたいと思います。 ◎新井 道路整備課課長補佐 湘南モールフィル前の歩道の拡幅の進捗状況につきましては、権利者から事業に対する一定の御理解をいただいておりますが、当該用地は商業施設でありまして、さまざまな権利関係の調整が必要であることから、全ての権利者との合意形成に時間を要している状況でございます。  また、用地取得に伴い、駐車場台数が減少するため、大規模小売店舗立地法の手続が必要となり、この手続に係る検討を進めていただいているところでございます。 ◆吉田淳基 委員 わかりました。これって多分二、三年前、三、四年前ぐらいから状況としては変化が見られないのかなというふうに思っています。権利者がいて、相手方がいて、そのところでいろいろ交渉するのに、相手方が考えるのに時間を要するというのもわかりますし、大規模小売店舗立地法の手続をしていかなきゃいけないというようなことも、それは理解をするんですけれども、この3年間、4年間、今申し上げたとおり、状況が余り変化がないのかなということで、もう少し知恵であるとか、工夫であるとか、あそこはやはり歩行者、自転車は危険ですから、問題はあると思うんです。そういう部分でやっぱり前に進めていくということで、もう少しやり方を変えていくとか、現状を、相手方がいるんですけれども何か打開する策というか、そういうことも考えていかなきゃいけないのかなというふうに思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。 ◎馬鳥 道路整備課長 確かに歩道の拡幅のほうがおくれていることに対しましては、やはり歩行者を初めといたしまして、道路利用者の方の安全性に対しまして課題といったことはやはり認識のほうをしております。  その点で、やはり継続的に権利者の方とは協議のほうを進めている現状ではございます。その中で、用地取得に伴いまして、駐車場の面積のほうが減っていくと。そういった中では、やはり駐車に対するそういう駐車形態の再配置の検討案など、そういったものなど、私ども市役所のほうでできる範囲内の対応、提案といったものにつきましては、今までにもさせていただいているところでございます。ただ、やはり商業施設の運営には、先ほどもありましたように、さまざまな関係者の方が携わっており、それぞれの角度から検討のほうをいただいておりますが、まだやはり合意のほうには達するまでには至っていないような状況でございます。  今まで関係者の個別に協議のほうを重ねてまいりましたが、やはり進捗のほう図るために、合同で、みんなで集まってちょっと協議のほうを重ねる場、そういったものも提案をして進捗のほうを図ってまいりたいなというふうには考えております。 ◆吉田淳基 委員 ぜひいろんなことをトライしていただきたいなというふうに思います。  それから、このあたりのお話をさせていただくと、次に聞くのは、いつも南北線のことを、久しぶりになりますけれども、聞かせいただいております。さきの代表質問でも、市民クラブさんのほうで南北線について質疑があったかなというふうに思っております。  この南北線でありますけれども、南側のほうに目を向けてみると、SST側のところは住宅販売センターがありました。それが最近撤去されて、柵というか、そういうものはあるんですけれども、建物としては何もなくて、あそこは目的外使用をしていただいていたのかなと思っていますけれども、何も更地の状態になったわけです。そうすると、今までちょっと進捗が南北線はありませんでしたけれども、地域の人たちとかから、あれを壊したことによって、いよいよ南北線が進んでいくのかというふうな期待の声が私のところにもあります。もしかすると皆さんのところにもあれはどうなっているんですかというような問い合わせもあったかもしれませんけれども、地域からは非常にこれは早期に設置してほしいというふうに望まれている路線ではありますけれども、しかしながら、やはり事業費の面であるとか、企業転出の面というところであるとか、さまざま課題があるのも重々わかっております。  去年の4月ぐらいにテラスモールがリニューアルをして、ちょっと落ちついていたのかな、ここ最近はと思っていましたけれども、このリニューアルに合わせてやはり渋滞がまた少しひどくなる日がふえたかなというふうに思っています。  昨年の12月ごろ雨が降った12月23日だったかなというふうに記憶していますけれども、この日も雨が降っていまして、非常に渋滞が激しくなりまして、南側から北側、北側から南側に来るまでに1時間ぐらいかかったというような話も、実際問題聞くわけです。やはり地域の生活道路であるとか、そういうところにも渋滞が波及をしてしまい、にっちもさっちもいかないよというような状況であるわけです。やはり生命、財産にもかかわるということで、地元の人たちからすると、やはり早期にこの南北線をどうにかしてほしいということの声を、思いを聞きます。なので、さまざまな課題があるということも認識をしておりますけれども、この南北線の整備について、ぜひ理事者のお考えをここで伺いたいというふうに思います。 ◎宮治 副市長 それでは、私から南北線の整備につきましてお答えを申し上げます。辻堂駅周辺を含む南部地区の渋滞、これは私も、大変多くの住民の皆さんから直接、間接的に大変困っているというお話を伺っているところでございます。
     この渋滞の解消につきましては、東海道線を横断する藤沢厚木線、あるいは横浜藤沢線といいました広域的な幹線道路の整備が不可欠でございまして、その実現に向けて、神奈川県に対しては要望を今重ねているというところでございます。  とりわけ今お話ございました、辻堂駅周辺、これの抜本的な渋滞の解消には、ただいま申し上げた広域的な幹線道路の整備に加えまして、御指摘の南北線の整備によって交通の分散化を図るということが大変有効な手段であるというふうに認識をしているところでございます。  現在、本市では事業実施中の藤沢駅の周辺整備事業に加えまして、村岡の拠点整備、またいずみ野線の延伸、市民会館の更新、それから高倉下長後線などいった大規模な計画が大変に控えているところでございます。そうした中で、南北線の事業費が概算で100億円を超えると現在見込まれておりますことから、これらの大規模事業、ただいま申し上げました大規模事業と並行して実施をしていくためには、やはり事業費の縮減というのが大変大きなテーマになってくるのかなというふうに考えております。  そこで、現在事業費の縮減に向けまして、権利者との調整を進めているところでございますけれども、権利者は大規模な事業所でもございます。また、道路事業の影響も大変大きく受けるということでございまして、この調整は大変な困難を伴うと予想しているところでございますが、そうした中でも、南北線の実現に向けては、引き続き努力を続けてまいりたいと、このように考えております。 ○佐藤春雄 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐藤春雄 委員長 休憩いたします。       ──────────────────────────────                 午前11時59分 休憩                 午後1時10分 再開       ────────────────────────────── ○武藤正人 副委員長 再開いたします。  次に、第4項都市計画費以下、122ページから129ページまでの審査を行います。  第4項都市計画費以下についての説明を求めます。 ◎石原 計画建築部長 それでは、4項都市計画費以下について御説明申し上げます。予算書は122ページ下段をごらんください。予算の概況につきましては254ページから271ページを御参照ください。  4項都市計画費の予算額は97億3,521万7,000円で、前年度と比較しまして2億1,853万1,000円の減となっております。  1目都市計画総務費の予算額は22億1,760万1,000円で、前年度と比較しまして1億2,607万5,000円の減となっております。  125ページの説明欄にお移りいただきまして、細目03総合交通体系推進業務費は、ユニバーサルデザインタクシー等導入補助、いずみ野線延伸の実現へ向けた検討及び善行地区・六会地区の地域交通の支援等に要する経費で、細目04説明02基礎調査費は、災害後の復興に向けたまちづくりの事前取り組み等に要する経費で、細目05説明02景観資源推進費は、旧東海道藤沢宿街なみ継承地区の歴史的建築物の保全や修景整備に要する経費でございます。  細目06説明01健康と文化の森整備事業費は、健康と文化の森地区まちづくりの事業化に向けた検討及び同地区内の浸水対策等に要する経費で、説明02新産業の森整備事業費は、御所見1093号線の整備及び新産業の森第二地区まちづくりの検討等に要する経費で、説明05健康の森保全再生整備事業費は、遠藤笹窪緑地保全計画に基づく健康の森の緑地保全、再生等に要する経費でございます。  細目07藤沢駅周辺地区再整備事業費は、藤沢駅北口のペデストリアンデッキ及び交通広場の再整備等に要する経費で、細目08説明02長後地区整備事業費は、高倉下長後線の整備に向けた予備修正設計委託、長後725号線歩道整備に向けた用地取得及び補償等に要する経費で、細目10江の島地区周辺整備事業費は、片瀬江ノ島駅駅前広場の交通空間の整備及び鵠沼海岸10号踏切道改良に向けた調査設計等に要する経費でございます。 ◎藤村 都市整備部長 続きまして、2目土地区画整理費について御説明申し上げます。予算書は124ページをごらんください。  2目土地区画整理費の予算額は13億154万7,000円で、前年度と比較しまして4億2,035万8,000円の減となっております。  説明欄に移りまして、細目02村岡地区都市拠点総合整備事業費は、村岡・深沢地区全体整備構想(案)の実現に向け、まちづくりの具体化及び新駅設置の検討などに要する経費で、細目03北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計繰出金は、国庫補助事業費の市負担分、公債費等を一般会計から繰り出すものでございまして、詳細につきましては特別会計予算の中で御説明申し上げます。 ◎古澤 道路河川部長 続きまして、3目街路事業費について御説明申し上げます。予算書は126ページをごらんください。  3目街路事業費の予算額は1億2,018万7,000円で、前年度と比較しまして1,543万7,000円の減でございます。  説明欄に移りまして、細目02説明03善行長後線街路新設事業費は、建物等調査及び用地測量等に要する経費で、細目03主要幹線道路対策費は、主要幹線道路等の新設・改良の事業促進を図るため、首都圏中央連絡道路建設促進期成同盟会への負担金など、地元及び関係機関との調整、協議に要する経費でございます。 ◎藤村 都市整備部長 続きまして、4目公園費について御説明申し上げます。予算書は126ページをごらんください。  4目公園費の予算額は16億9,085万5,000円で、前年度と比較しまして5億1,520万6,000円の増となっております。  説明欄に移りまして、細目02説明03公園改修費は、公園遊具の保守点検及び改修、健康遊具の増設、土砂災害警戒区域内に位置する公園ののり面対策工事等に要する経費で、細目03説明02近隣・街区公園新設事業費は、折戸公園、吉野町公園及び上藤が谷公園の整備工事、用地取得及び測量等に要する経費でございます。 ◎鈴木 下水道部長 続きまして、5目下水道費について御説明申し上げます。予算書は126ページ下段をごらんください。  5目下水道費の予算額は44億502万7,000円で、前年度と比較しまして1億7,186万7,000円の減でございます。  説明欄に移りまして、細目01雨水処理等負担金は、公共下水道の南部、東部、相模川流域の各処理区の雨水・汚水処理負担金などでございます。  細目02建設改良等出資金は、公共下水道の建設改良などに対するものでございます。  詳細につきましては、藤沢市下水道事業費特別会計予算の中で御説明申し上げます。 ◎石原 計画建築部長 続きまして、5項住宅費につきまして御説明申し上げます。予算書は126ページ下段をごらんください。  5項住宅費の予算額は10億6,357万9,000円で、前年度と比較しまして1億4,962万円の増となっております。  129ページの説明欄にお移りいただきまして、細目03住宅環境整備事業費は、藤沢市市営住宅等長寿命化計画の策定業務及び市営サンシルバー藤沢住宅外壁等改修工事などに要する経費で、細目04説明01住宅政策推進費は、居住支援協議会や空き家対策などの全市的な住宅政策を推進する住宅マスタープランの進行管理等に要する経費で、説明02空き家対策関係費は、空き家の適正管理の促進、特定空き家の認定と措置及び空き家の利活用の推進等に要する経費でございます。  以上で土木費の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○武藤正人 副委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はございませんか。 ◆堺英明 委員 それでは、土木費後半について質問させていただきます。  予算の概況に沿って、こちら、まず254ページ、総合交通体系推進事業に当たるかと思うので、こちらでお聞きをいたします。バス路線について何点かお伺いをいたします。まず、石川地区で、本年2月から新たなバス路線が運行が開始されました。まだまだ数カ月ですから、この利用状況等をどのように把握されているのか、まずお伺いをいたします。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 湘南台駅から石川方面へ新たに導入されたバス路線、湘南台石川方面線につきましては、本年の2月16日から運行のほうが開始されておりまして、3週間ほどが経過したところでございます。利用状況につきましては、バス事業者から、2月16日から16日間分の利用者数について情報提供をいただいておりまして、バス利用者が定着する過程にあると想定されまして、平日の1日当たりの利用者数は約180人から約260人と変動している状況でございます。 ◆堺英明 委員 こちらのバス、石川地区の交通不便地域解消とともに、ライフタウンの方々も非常に乗られていて、非常に好評だというのを、私もすぐにバスができて、もう本当にこれは助かるという話を聞いております。地域によっては、既存のバス路線よりも石川地区の新たなバス路線のほうが運賃が安い部分もあるということですので、利用者が今後ふえて定着するようであれば、今後、増便することも考えられるのか、この点についてお伺いをいたします。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 運行回数の増便の考え方につきましては、乗降者数ですとか、採算性などの状況に応じて対応していくという旨をバス事業者のほうから聞いている状況でございます。 ◆堺英明 委員 それではもう一つ、こちらは連節バスです。昨年の5月から辻堂駅の北口からライフタウン方面に急行運転として赤い連節バスの運行が開始されております。この連節バス、まずどのような効果があるということで導入しているのか、お伺いをいたします。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 辻堂駅北口から湘南ライフタウン方面への連接バスの運行につきましては、湘南ライフタウンバスターミナルが整備され、連接バスが展開できることになったことから、昨年の5月28日から神奈川中央交通株式会社により連節バスの急行運転が開始されている状況でございます。  連節バスの効果につきましては、急行運転による速達性の向上、1台当たりの輸送力増加による運行の効率化、運行の効率化によって余剰となったバス車両と人員による石川地区への新たなバス路線の導入、輸送力の効率化などにより、二酸化炭素排出量の削減効果がございます。 ◆堺英明 委員 こちらも非常にいい評価をよく聞いているわけでして、あえてこの急行バスに乗ろうという市民の方の声も聞いております。こちらも利用者がふえているようで評判がいいようでありますが、利用者から具体的にどんな意見があるのか、この点をお伺いしたいと思います。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 湘南ライフタウンから辻堂駅方面行きの連節バスにつきましては、終点の辻堂駅北口において、降車の際、連節バスの特性によりまして、3つの扉が一斉に開くということで、円滑に降車することができ、利用者からは好評を得ていることをバス事業者のほうから聞いております。 ◆堺英明 委員 それから、もう一方の意見としてなんですが、この路線、西高校前のバス停の停留所については、大庭台墓園を訪れる際に利用する方が非常に多いバス停にはなっているのですが、ライフタウン方面、下りは停車をするものの、辻堂方面、上りは停車しないという状況でありまして、利用者にとってわかりにくいということの意見を聞いております。こちら、辻堂方面とライフタウン方面で停車をするかしないか、はっきり区分けをするとか、バス停、辻堂駅で表示、わかりやすいものにするなど、いろいろ対策があるとは思いますが、この点、市の考え方をお聞きしたいと思います。 ◎佐藤 都市計画課主幹 連節バスの停車するバス停につきましては、辻堂駅と湘南大庭地区の地区間で、速達性向上を目的としまして急行運転のほうをしております。こちらによりまして、小糸のバス停から辻堂駅までの区間の7カ所を通過するような計画となっております。その際に、バス事業者のほうから提案がございまして、藤沢西高等学校の通学に配慮した、登校時に集中する需要というものに対応するため、湘南ライフタウン方面、下り方面のほうの西高前のバス停につきましては停車をすることとなった経過がございます。そういう意味では、辻堂駅方面につきまして、上り方面です。こちらについては、西高前のバス停を通過することで連節バスによる速達性というものを確保しつつ、ライフタウン方面、下り方面です。こちらについては、西高前のバス停に停車することで、集中して発生する利用者の対応というものをしていくことの考えでございます。  なお、西高前のバス停、こういう運用をしている中では、いろいろ利用者からの御意見について、バス事業者のほうにあるかという問い合わせをしたところ、現在のところ、そういう意見や要望というものはないという旨は確認をしております。今後、こういうような御意見・要望がございましたら、またバス事業者のほうに伝えながら、対応のほうをしてまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それでは、もう一つ、こちらはバス停の問題です。大庭小学校前のバス停周辺の安全対策について、地域、行政を含めさまざまな取り組みが今進められているわけですが、その中で信号についての議論を聞いております。年末あたりからライフタウン、辻堂方面です。県道やけやき通り中心に信号機の改良が今行われておるんでありまして、恐らく警察管轄が尽力しているのではないかというお話も聞いているわけですが、ここに来て、本市からの声がなかなか届かないということで、信号改良に至ったのではとの声も聞いているわけであります。  そこで、今回の信号機の改良について、要望があったり、それを警察に伝えるなどの対応があったのか、まずこの点をお伺いしたいと思います。 ◎佐藤 都市計画課主幹 大庭小学校のバス停留所、こちらにつきましては県道内にございまして、交差点に近くて危険であるということで、藤沢北警察署のほうから神奈川中央交通株式会社に対しまして移設の指導がございまして、またあわせて同様に、市へも協力依頼があった経過がございます。  そういった中で、移設に当たりましては、市といたしましても、これまで長年利用されてきたバス停でもございますので、地域の意見を聞く必要があるということから、自治会との連絡調整等を行い、警察、バス事業者、自治会、また市による移設場所についての話し合いを継続して行っております。その中で、御指摘の信号改良につきましては、昨年末に交通管理者が交差点の安全対策として行ったもので、本市の要望した経過というものはございません。 ◆堺英明 委員 わかりました。バス停周辺の安全対策についてですが、住民の皆さんからも本市、行政へのかかわり、非常に期待をしております。今後どのように対応していくのか、現状も含め、その手法についてお伺いいたします。 ◎佐藤 都市計画課主幹 今後の本市のかかわりといたしましては、藤沢北警察署、神奈川中央交通株式会社、また本市と想定し得る、そういう意味では、停留所の移設候補地というものを選定いたしまして、そちらの安全性に支障がないか、現地のほうでも検証することを予定しております。また、地域の関係自治会との話し合いにおいても、検証結果というものを御報告させていただきまして、利用者の意見をいただいた上で、そういう意味では、県も市も含めまして、道路管理者等の関係者との調整を図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆堺英明 委員 わかりました。  続きまして、261ページ、藤沢駅周辺地区再整備事業費についてであります。まず、負担金についてでありますが、こちらは継続費を差し引くと、エリアマネジメントが1,350万円にはなりますが、準備会ということでもあり、具体的な内容としてはどのようなことを予定しているのか、まずお伺いをいたします。 ◎武内 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメント組織設立準備会につきましては、エリアマネジメント組織の設立に向けた準備を行うための組織として、エリアマネジメント勉強会メンバーを中心に、来年度発足を予定しているものでございます。準備会における具体的な内容ですが、エリアマネジメント組織の設立に向けた準備会を行うための会議開催や各種調整とともに、エリアマネジメント導入後を見据えた対象となる空間における多様な活用の可能性検討や活用する人、団体への発信、育成も予定しているものでございます。  これらを実施するための運営支援やコーディネーターの依頼とともに、組織設立後に運営を始めるために必要となる経費なども一定程度見込んでいるものでございます。 ◆堺英明 委員 この準備会の運営費でありますが、全てこちらは市が負担するのかどうか、お伺いいたします。 ◎武内 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 準備会の運営費でございますが、現在、調整中の準備会の規約では、設立準備会の経費は会費、負担金、協賛金など、その他の収入をもって充てると定める予定になっており、市以外の会員も会費などを納入することになると存じます。 ◆堺英明 委員 変圧器を活用したデジタルサイネージについてでありますが、サンパレットにおいて、本市とパナソニック、東京電力が連携して実証実験しているとは思いますが、この具体的な内容と目的、またその効果についてをお伺いいたします。 ◎佐々木原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 実証実験の具体的な内容と目的ですが、本市のさまざまな行政案内情報などを発信し、その効果を検証することで、今後の藤沢駅周辺での情報発信のあり方及びにぎわいや交流づくりの参考とするものです。その効果ですが、昨年11月に街頭アンケートを実施し、デジタルサイネージが設置されたことに以前から気づいていたかという質問については、気づかなかったという回答が若干上回りました。また、歩道上のサイネージによる情報発信について、町の情報が得られるなどの理由で約8割の方がよい取り組みだと思うとの回答をいただきました。  今後、協力事業者が実施するモニター調査の結果なども参考に、デジタルサイネージの効果や藤沢駅前での情報発信のあり方などを検証していく予定でございます。 ◆堺英明 委員 この3月で実験は終了するとのことでありますが、災害対策、帰宅困難者等や市政情報の発信、インバウンドへの対応など、有効であるとは思うのですが、今後の展開についてをお聞かせ願います。 ◎川﨑 藤沢駅周辺地区整備担当参事 今後の展開ということについての御質問ですけれども、委員御指摘のとおり、藤沢駅周辺におきましては、駅前の今回のデジタルサイネージによる情報発信というのは有効であると考えてございます。また、その効果についても我々としては期待をするものでございます。  ただ、その一方で、今回デジタルサイネージの社会実験をやったんですけれども、設置にかかる費用ですとか、あとはその後の維持管理、あと運用面で多大なコストがかかってしまうというのは課題がございます。それともう一方では、許認可関係ですけれども、デジタルサイネージ、今回のは道路上に設置していますものですから、その道路上の地上機器類の上に設置するということで、当然道路の占用許可ですとか、道路の許可関係、あとは流すものに対しての屋外広告物条例といったものの、関係法令に適合させるために、関係各課との協議ですとか調整が必要となってまいります。  そのような課題もございますけれども、前の質問でもお答えさせていただきましたけれども、これらの課題ですとか、実証実験の検証結果を踏まえまして藤沢駅前のデジタルサイネージの効果や必要性、また、駅周辺の情報発信のあり方について検証してまいりたいと考えてございます。 ◆堺英明 委員 それでは、もう1点、モニュメントについてちょっとお伺いいたします。何度か質疑をさせていただいておりますが、この排気筒の取り扱いはどうなっているでしょうか。 ◎佐々木原 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 交通広場内にあります排気筒につきましては、藤沢駅北口交通広場再整備工事の整備に合わせて、新たなデザインも含め、リニューアルを検討してまいりました。  その中で、リニューアルに伴う補修工事費や、きのう残した撤去工事費を算出しましたが、整備に見合うような工事金額以上になることから、改めて平成31年度に簡易的な補修も含めた整備の方針を検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆堺英明 委員 それではもう1点です。こちらは、先日新聞に載っていたんですが、茅ヶ崎市の駅の前に、山本昌さんの手形が飾られる、設置するというようなニュースを、話題を聞きました。これの効果なんですが、茅ヶ崎市民というよりは、駅を利用されている方々の共通の話題であったり、共有認識という形を持つというようなことを聞いております。私も再三モニュメント、駅にどうだというのを伺っているんですが、こういったものをぜひ、同じものではなくてもいいんですが、こういったもので共通認識、藤沢駅を利用される方々の共通の話題になるもの、こういうものもあってもいいのではないかと思いますが、この点について見解をお伺いいたします。 ◎川﨑 藤沢駅周辺地区整備担当参事 委員のほうからモニュメントについて、前回もたしかオリンピックに向けて聖火台ということで、聖火台、江の島のを持ってくるのはどうかとか、モニュメントはどうかという御質問がございました、その点についてはなかなか困難だという答弁をさせていただいたと思うんですけれども、それ以外、今、北口については排気筒がそういう状況という中で、今後そういうものを設置するとしましたら、今自由通路のこれから拡幅をやります。その後、南口の駅前広場の再整備をやっていく中で、今、再整備の基本計画というのを2つの検討会議の中で意見をいただいているところですけれども、今後、そういう設置場所の可能性というのはもちろんございますので、今後市民の意見とかも聞いた中で検討してまいりたいと考えてございます。 ◆堺英明 委員 それでは、続きまして、263ページです。江の島地区周辺整備事業費についてであります。こちらは鵠沼10号線について、設計も半分程度はもう終わっているとは思いますが、概算工事費はどの程度なのか、まずお伺いをいたします。 ◎山原 江の島地区周辺整備担当主幹補佐 鵠沼海岸10号踏切改良の調査設計につきましては、昨年の10月26日に小田急電鉄と協定書を締結し、測量等の現況調査を行い、現在は改良計画の検討、支障物件の移設の検討を行っているところで、概算工事費につきましては、それらの作業と並行して積算中ということですので、まだ出ていないというふうに伺ってございます。 ◆堺英明 委員 改修の必要性はあると思うのですが、オリンピックまでに取り組む必要性についてはどのように考えているのか、お伺いをいたします。 ◎飯田 江の島地区周辺整備担当主幹 鵠沼海岸10号踏切につきましては、国道134号から国道467号へつなぐ自動車の多い片瀬西浜橋通り線にございます。この踏切は、道路と踏切にずれが生じていることから、踏切内での自動車のすれ違いにハンドル操作が必要になることや、歩行者の危険性の高い踏切ということで、以前から地域から改良の要望が出されてきたという経過がございます。  今回、東京2020大会のセーリング競技が江の島で開催されることから交通量の増加が見込まれるため、道路と踏切のずれを解消する踏切改良を実施するもので、この踏切改良を実施することにより、車両のすれ違いが円滑になるとともに、踏切内の歩行者の安全性が向上することから、東京2020大会前までの完成を目指して取り組んでいるものでございます。 ◆堺英明 委員 それでは、続きまして264ページになります。村岡地区都市拠点総合整備事業費についてであります。平成30年9月議会で、村岡地区と深沢地区を一体的に施行する区画整理手法で行うと聞いておりますが、こちらは市施行なのかどうか、まずお伺いをしたいと思います。 ◎鈴木 都市整備課主幹 藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区のまちづくりにつきまして、一体的に施行する区画整理で行うことにより、市が単独で施行することでなく、法律上、施行者となり得るのは、神奈川県、独立行政法人都市再生機構、区画整理会社などになります。市としては、手続等において関与することになると考えております。 ◆堺英明 委員 一体施行によるメリット、デメリットなどについて再度お伺いをしたいと思います。 ◎鈴木 都市整備課主幹 一体施行によるメリットにつきましては、重点配分方針に合致することから、国庫補助の安定した収入が見込めること、一時的に不足する事業費を藤沢市でない施工者が調整することから、年度ごとの市の支出が平準化されること、村岡深沢地区全体整備構想に基づき、両地区一体的な整備が進められることなどになります。  また、デメリットにつきましては、市が施行者でないため、施行者の人件費が事業費に計上され、事務費等が増加すること、都市計画決定や事業認可などの時期を両地区が合わせることなどがデメリットになります。  これらを総合的に判断した結果、一体施行による区画整理事業は事業性があるものと判断したものでございます。 ◆堺英明 委員 一体施行で行うとなると、鎌倉市深沢地区の方は、面積が広いということもあり、本市の事業に影響はないのかと思われますが、この点についてはどうお考えでしょうか。 ◎鈴木 都市整備課主幹 一体施行ではありますが、村岡地区と深沢地区とは工区を分けてそれぞれ事業を進めることから、鎌倉市の区画整理事業による影響はないと考えております。また、関連するシンボル橋やシンボル道路などの整備につきましては、鎌倉市と調整を行いながら進めていきたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それではもう1点、村岡公民館の予定地について、区画整理外とはなるのかならないか、この点をまずお伺いしたいと思います。 ◎鈴木 都市整備課主幹 村岡公民館の事業につきましては、平成29年2月議会の子ども文教常任委員会で、本事業の着手時期が未定であることから切り離した形で整備を進めることとしております。このことから、予定地は区画整理外となります。 ◆堺英明 委員 この予算の提案に当たっての住民説明はどのように行ったのか、お伺いをいたします。 ◎鈴木 都市整備課主幹 今回の予算で提案したものは、財政負担の軽減のためのコスト縮減策の検討、シンボル道路等の計画を精査した事業費の検討、概略設計による詳細な駅事業費の算出などになります。地元地権者には、これらの内容や必要性について、昨年の10月19日と27日に説明会を開き、話しております。また、この説明会の内容やその後の状況などについては、まちづくりニュースを3月中に発行する予定でおります。  本市では、今後も関係する企業や地域住民を初め、多くの市民にこの事業の必要性を理解していただけるよう、丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 わかりました。  それでは、266ページになります。主要幹線道路対策費についてであります。こちらは横浜湘南道路と綾瀬センター、湘南台寒川線の事業の進捗についてお伺いをいたします。 ◎野原 道路河川総務課課長補佐 横浜湘南道路につきましては、現在大きく5つの工事が行われております。大清水地区におきましては、大清水浄化センターに隣接している作業ヤード内の発進立て坑からシールドマシンの掘進が始められております。城南地区におきましては、大清水から発進しているシールドマシンが到達するための立て坑の工事、横浜湘南道路は城南交差点付近から横浜方面へ向かって地下構造になることから、地上部から地下部へ侵入するための掘割部の工事が行われております。また、藤沢インターチェンジの高架橋の工事、周辺の側道整備などが行われておりまして、現在、順調に工事が進捗しているものと聞いております。  次に、(仮称)綾瀬スマートインターチェンジにつきましては、平成29年度の供用を目指し、進めてきたものでございますが、用地取得のおくれのほうから工事着手することができず、平成32年度上半期に供用開始の見直しを行っております。現在、供用開始に向け、NEXCO中日本、神奈川県、綾瀬市において事業を進めております。直近の状況といたしましては、懸案であった用地の取得が全て完了いたしまして、来月4月中には全ての物件の除却のほうが完了すると聞いております。  湘南台寒川線につきましては、現在、事業者である神奈川県が路線測量、地質調査、用地測量などを終え、現在、目久尻川を横断する橋梁の設計のほうを実施していると聞いております。しかしながら、目久尻川周辺は軟弱な地盤が多いため、現在設計に時間を要しているものと聞いております。
     なお、完成予定時期につきましては現時点では未定と聞いております。 ◆堺英明 委員 こちらの部分、高速道路の点で以前質疑したと思うのですが、スケートボードの広場というか、そういった用地として利用してみてはどうかというのを提案させていただいたことがありますが、この点についてどのようになったのか、お伺いをしたいと思います。 ◎野原 道路河川総務課課長補佐 藤沢インターチェンジの高架下の利用につきましては、まだ現在工事中ということで、将来、管理者のほうが国土交通省になるか、NEXCOになるかというところはまだ決まっていないところがございます。管理者が決まれば、通常の道路占用の手続と同じような形で占用の許可をとるような形になりますけれども、当然その許可のほうも一定の条件がございますので、やはり公共性とか、公益性があるものということは理由になると思いますけれども、最終的には管理者が決まって、そこの管理者のほうの許可の基準、そういったものを照らし合わせながら、許可のほうを出していただくことになります。 ◆堺英明 委員 わかりました。  それでは、ちょっと全体として1つお伺いいたしたいと思います。まちづくりについてであります。本市のパブリックアートについてですが、先日、アートスペースの取り組みで、本市のパブリックアートに注目したイベントがありました。こちらは市全体のまちづくりとして、近年はこうしたパブリックアートの設置が非常に少なくなってきたなというふうに思うわけでありますが、この点、市としてどういった認識を持っているのか、まずお伺いをいたします。 ◎三上 都市計画課長 パブリックアートについてということでございますが、我々都市マスタープランという中でも、やはり都市の活性化、こういったものを標榜して都市づくりを進めるという中で、都市拠点の整備という中では、やはりそういった観点からも考えられるところが多いかというふうに考えております。  また、その点についても、また拠点整備というものの中で、やはり反映できるものは反映していくというようなことで考えておるところでございます。 ◆堺英明 委員 町の価値を高めていくという観点、文化芸術の視点からも、公共施設の整備、本市のまちづくりにおいて、旧アートスペースと連携していくなど、パブリックアートを取り入れることについて、市の考え方、見解をお伺いしたいと思います。 ◎石原 計画建築部長 パブリックアートということで、まちづくり全般の中でどういうふうにそれを取り入れていくかということを考えていかなければいけないというふうに私も思います。ただ、例えばこの間も議論がありましたけれども、橋梁の高欄とか、そういったところにかなりデザイン的な要素が入っておりましたけれども、そういったところをいろいろ修繕したりだとか、かけかえをしたりとか、そういったところについては余りそういったものを入れ過ぎると、つくり直すときに非常にコストがかかってしまうというようなこともございますので、そういったところは機能を優先させていくという面もあるかとは思います。  一方で、そういった町の潤いですとか、回遊していく中でのいろんな楽しみ、そういったことを創出していくためにも、いろんなところにそういう仕掛けがあるということは、まちづくりの中で非常に重要なことだろうというふうに思っております。  そういったことで、それが著名な方の芸術作品とか、そういったものである必要は必ずしもないのかなというふうに思いますし、アートスペースというのはやはりそういうことよりも、むしろ若手の新進の、これから有名になっていこうという方々の場だというふうに考えておりますので、そういった人たちの発掘の場所、あるいはお金をかけないでそういう自分の表現をできる場所と、そういったものを公共の場でも用意していく必要というのが重要だろうというふうに考えますので、そういった観点から、さまざまな公共空間の中にそういったことを置けるようなことを今後考えていく必要があると思いますので、そういったことを今後、検討、研究を進めていきたいというふうに思います。 ◆佐賀和樹 委員 公園改修費です。昨年、鵠沼海浜公園はフェンスを市のほうで改修したということで、今、2階建ての青い建物のほうが老朽化ということで閉鎖をして、これは今年度の予算の中に入ってくるんですか。今後の扱いとかはまだ決まっていないですか。  改めて、今あの青い建物が老朽化に伴って使用しないようになっているんですけれども、今後、どのようになっていくのか、もし方向性があれば教えてください。 ◎麻生 公園課課長補佐 鵠沼海浜公園スケートパークの中にございます別館と呼ばれている2階建ての建物でございますけれども、近年、老朽化がかなり激しくなってきておりまして、周辺に対して、ちょっと強風が吹いたときなどは、周りの壁などが飛んでしまうという事態も発生しておりますので、なるべく早い時期に取り壊しという形で考えております。  なお、来年度、この4月以降に、アスベストの調査をいたしまして、その結果を見た上で、その後、解体という形で考えております。 ◆佐賀和樹 委員 ありがとうございました。ここの公園は暫定の許可期間が3年に延びて、昨年の11月に新しいコンビプールもできました。9月のプレスリリースのときもかなり反響が大きかったですし、その完成後もかなり利用者もふえている中で、もう1年終わって、あと残り結局2年になってしまうと。今週末も大きな大会なんかがあったりと、また夏以降も、そういったあそこを利用しての大会というのがこれからかなり、首都圏の中でもかなり大きな施設で、かなり首都圏の中でもスケートボード関係者には注目を浴びていて、今のままでは残り2年間、この辺は多分、もちろん南部ポンプ場の計画地であるということもありますけれども、今、運営管理者であるなぎさパークさんも、できることなら長く使っていきたいなと。かなりパークさんもいろんな思いもあるみたいで、4月からまた委託が形態が変わったりと、いろいろ状況も変わってくるわけなんですけれども、なかなか先ほど申し上げた部分もある中で、今後、この鵠沼運動公園はどうなっていくのかなということは、さまざまな関係者もいろんな思いがあるところでございますので、わかる範囲で教えていただけると助かります。 ◎麻生 公園課課長補佐 委員御指摘のとおり、今、鵠沼海浜公園のスケートパークの許可期間につきましては、3年間としておりまして、平成33年3月31日までの期間となっております。先ほども答弁させていただきましたけれども、建物の老朽化等もあることから、今後のそういった老朽化の状態も踏まえまして、34年以降の管理の許可の形態というのを、今、いろいろ考えているところではございますけれども、やはりそのポンプ場の計画がここにはどうしてもついて回っているということもございますので、そちらとも調整しながら、その後の許可期間等についてこれから検討してまいりたいと考えております。 ◎鈴木 下水道部長 私ども下水道部局で参加させていただいています。参考になりますが、南部ポンプ場が非常にかかるという点では、もともとがやっぱり合流式下水道の目的で設置しているものですから、今、機能的な見直しは行っております。そういった意味で、その改善をするために、辻堂浄化センターのほうでできるだけ能力を発揮したいということで、取り組んでおりますので、その完了期限が35年となっていますので、それまでの間、34年が絡みますが、できるだけ機能配置を見直せるように、今検討している最中ですので、一定程度、縮小方向で検討している状況でございますので、御理解願えればと思っております。 ◆平川和美 委員 それでは、2項目お聞かせ願いたいと思うんですが、最初に、善行長後線のことにつきましてちょっとお聞きしたいんですが、こちらは、ここの道路をかなり利用されている方から、朝、夕方の通勤のとき、車がすごい混雑をしているということで、早く何とかならないかというお声もいただいていまして、そこでちょっとお聞きしたいんですが、約140メーターのまだ未整備のところの地権者の方と話し合いをしてくださっているというのは以前からも聞いているんですが、今現在の進捗状況はどうなっているのかちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 ◎新井 道路整備課課長補佐 善行長後線の六会工区の未整備区間の地権者との交渉状況でございますけれども、これまで地権者の方に御理解をいただきながら、測量や建物調査などを段階的に進めまして、継続して交渉を行っておりますが、ショートコースを併設したゴルフ練習場という特殊な土地利用がなされていることから、交渉に時間を要している状況でございます。  現在の交渉状況につきましては、早期に地権者の方と合意形成を図っていくために、平成30年度に実施いたしました道路詳細設計や建物等調査委託の成果をもとに、引き続き交渉を行っている状況であります。 ◆平川和美 委員 本当に大変だと思いますし、また御苦労、ありがたいと思っているんですが、そこの中で、あと大体どのぐらいをめどに、皆さん一番言われるのが、大体いつぐらいに完成できるのかしらという見通しが大体わかるかしらというのをすごく多くいただきまして、市としてどのように考えているのか、そこだけちょっと方向性とか、今後の対応をよろしくお願いいたします。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 それでは、善行長後線のちょうど六会工区と呼んでいますが、あの区域の供用開始のめどなんですが、一応、今年度、先ほどちょっと話がありましたように、大口の練習場さんのほうの協議のほうをさせていただいております。また、あわせて、残り2権利者がいらっしゃいまして、そちらのほうの調査を来年度していく予定でございます。  それらの用地取得を今後進めていきまして、市としましては、平成34年度末ぐらいの供用開始を目指しているところでございます。 ◆平川和美 委員 ありがとうございます。ぜひ34年、何とか間に合うようにやっていただきたいと思います。  それから次に、269ページの住宅環境整備事業費についてですが、まずこちら、古里住宅の近くに住んでいる方なんですが、古里住宅のあきがかなりあるのではないかということで、あるほかの方からは、市営住宅に募集したんだけれども、落ちてしまったとか、その中であいているところがあるのに、なぜ入れないのかというか、なぜあけているのかという御質問がありました。  まずこの中で、建てかえを考えてだんだん減らしていっているのかとか、いろいろと市民の方は御心配をされているんですが、その辺について、まず状況等を教えていただけますでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 古里住宅につきましては、現在、管理戸数が440戸ございます。その中で空き家と言われているところが104戸程度、1月末現在でございます。そういった状況で、募集しても応募がないということで、空き家が多いというふうな形になっております。  実際、市としては、今募集に関しましては、住宅に困窮している方になるべく多く市営住宅を利用していただくことを考えておりますので、定期募集に合わせて、実績のあるところから改修を行っているという状況でございます。また、募集住宅については、地域が偏らないような形でのバランスよく募集をするということに努めておりますので、古里住宅については建てかえとか、そういったことで、空き家にしているという状況ではございません。 ◆平川和美 委員 古里住宅はなかなか募集しても来ないというのもちょっとお聞きしているんですが、浴室のユニット化工事を、昨年も資料に載っていたんですが、予算のほうに載っていまして、行っているんですが、その中で、実は市営住宅の浴室だけではなくて、トイレの改修もかなり皆様から言われていまして、トイレが和式だったりとか、やはり高齢化が進んでくる中で、できれば洋式化をというか、またかなり古い建物ですので、かなり傷んできているというところで、ぜひトイレの改修をしてもらいたいというお声がすごく多いんですが、その点についてはどのようになっているのか、また、現在、かなり直さなきゃいけないトイレ、市営住宅でもいっぱいあると思うんですが、どのぐらいあるのか、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 今回来年度予定しております古里住宅の浴室のユニット化工事、こちらのまず概要から御説明しますと、浴室のユニット化の工事ということで、まず今の風呂釜を撤去して回収して、浴室のユニット化をすると。それに合わせて、現在、トイレが和式になっていますんで、こちらは腰かけ便器ということで、設置型の洋式化トイレにするということもあわせて行いますんで、トイレのほうの和式便所についても洋式化する内容になっております。  また、現在市営住宅について、和式の便所というのは、今古里住宅がございますけれども、それからあとは渋谷ヶ原住宅、こちらのほうもまだ和式便所だということになっていますので、今後そちらのほうにつきましても、来年度計画している長寿命化計画の策定の中で、和式便所についての洋式化、こちらについても検討をしていくというふうに考えております。 ◆平川和美 委員 トイレは本当に大事ですので、ぜひ早期にやっていただきたいと思うんですが、その後、トイレのことに関しては、住宅だけではなくて、市営住宅の中にある集会所、これに対しても、実は集会所のトイレがやはり和式便所ということで、洋式化にしてほしいということで市に要望させてもらって、一応手すりだけはつけていただいたんですが、この集会所の洋式化も大事だと思うんですが、その辺のお考えはどうなんでしょうか。また、いつごろ何か検討されるとかあるのか、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 集会所の洋式化につきましてですけれども、トイレの洋式化です。現在、集会所につきましては、市営住宅10カ所に集会所を設置している状況でございます。男女ともに洋式というふうな形で現在設置しているのは3カ所、それ以外で、7カ所は男女とも和式または和式のみというふうな形になっているところもございます。今後、和式を洋式化することについては、今現在、集会所ではなく、居住棟のほうの劣化が激しいという状況でもございますので、市としては、まずはその居住棟のほうの建物の工事、こちらを優先させていただきまして、集会所につきましては、そこの利用の状況、今現在、集会所については利用している方々がだんだん少なくなっているということもありますので、費用対効果の面で、集会所につきましては、集会所の改修、全体の改修という中で、洋式化ということも考えられるのかなと思いますけれども、今現在、集会所につきましては、まずは今、居住棟の工事をしてからというふうな優先順位になって考えておりますので、今現在は集会所の洋式化については予定にございません。 ◆平川和美 委員 この市営住宅の問題というか、これから高齢化が増していく中で、実は市民の方からも相談を受けるのが、今は賃貸のアパートに住んでいるけれども、高齢化してきて、やっぱり賃貸アパートは高いですので、市営住宅に入りたいと。でも、なかなか入れないというあれがありまして、本当にこれからの課題だと思うんです。  そういう意味では、こういう古いこんな市営住宅をどうしていくのか、建てかえるのか、改修するのか、また市としても一番今悩んでいるところだと思うんですが、建てかえなどをもし行えるところは行って、やっぱりきれいになれば、古里住宅なんかは今募集をしてもなかなか来ないというのもありましたので、まずそういうところをきれいにすると来るかもしれないというのがありますので、その辺のところも検討しながら、ぜひそういう根本的な解決を図る、そういう政策をしていただきたいなと思うんですが、そのことに対して、市としてどのように今後考えていくのか、またその方向性などを教えていただければと思います。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 建てかえについては、市としては、今現在、これまでも何度か答弁させていただいているんですけれども、直接建設型の住宅と借り上げ住宅を合わせて1,740戸を管理しているような状況でございます。公営住宅法の耐用年数というのは70年となっております。長寿命化を図る方針で今おりますけれども、古里住宅については今現在建てかえの計画はございません。  ただ、来年度実施します市営住宅等の長寿化計画の策定の際に、参考となる公営住宅等長寿命化計画策定指針というものが国のほうから出ているんですけれども、こちらのほうに市営住宅の建てかえについて記載がありまして、原則的に、建てかえ事業とする場合、こちらについては安全性が確保されていない場合だとか、あるいは耐用年数を経過して、躯体が著しく劣化していて、いわゆる通常の工事、改善工事によらずに建てかえ工事を実施するほうが、ライフサイクルコストの削減につながるという場合については、建てかえ工事というのも選定する可能性があるということが書いてありますので、来年度の長寿命化計画の中で、そういったところの調査をした中で検討していきたいと考えております。 ◆平川和美 委員 あと、ここを退去、要は部屋を移りたいとか、市営住宅の上の階からできれば下の階に移りたいとか、そういう場合、なかなか退去時に費用がかかる。畳とふすまを取りかえなきゃいけないということで、かなり費用負担がかかるんですが、その代金が10万近くかかってしまうとかあるんですが、それはちょっと高いんではないかと思うんですが、これは適正なのかどうか、その辺をよろしくお願いします。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 今の御質問は、入居者の方が退去するときの原状復旧にかかる費用ということになるかと思います。現在、退去していただく方については、今委員のほうから御指摘がありましたけれども、畳とふすまの部分の取りかえの費用を負担していただいております。ここの適正な金額かということにつきましては、実際退去するとき、指定管理者のほうが立ち会いをするんですけれども、市内業者を使って立ち会いをします。そのときに金額を提示する場合に、これまでも畳であれば、1畳5,000円程度、それからふすまにつきましては3,000円から1万円ぐらいの金額になるんですけれども、いずれにしても、その住居スペースの大きさによって、単価が今の単価で申し上げたんですけれども、これ掛ける枚数という形になれば、当然それを敷金で相殺するという形をとっているんですけれども、敷金で賄える部分については御本人が負担というような形になっています。ですから、単価については、今市内業者を使っていますんで、特段我々市のほうに高いというふうな御要望はいただいていないんですけれども、金額については市内業者を使っているということで、今のところ、適正な金額というふうに考えております。 ◆平川和美 委員 実は国の制度において、退去者が負担しなくてもよいということを聞いたんですが、そのことについて市は認識をされているのかどうかお聞かせください。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 退去時の原状回復については、昨年、平成29年に民法の改正がございました。その中で、公営住宅制度に関係するものとして、借りている方の原状回復義務というのがございます。こちらについては、借りている方が、賃貸借契約が終了したときに、その損傷が借りている方の責めに帰することができない事由によるものである場合は、借りている方〔後刻訂正あり〕が負うということで、民法の改正が、施行が、平成32年4月までに、4月に法の趣旨によって、退去時の負担となるというふうに見直すことになっていますんで、現在自治体のほうの取り組み方針について、情報収集を進めているところでございます。  また、その入居者の負担の軽減が行われる一方、市のほうの負担がふえるというふうに考えられますので、来年度中には具体的なその運用方針を決めて、関係各課と協議していきたいと考えております。 ◆平川和美 委員 やっぱり低所得者とか、そういう高齢者の方は、まとめたお金を、代金を払うということにやはり大変御苦労されているんです。これは、福祉のほうとも関係してくるのかもしれないんですが、それを一時的に貸し付けるとか、低金利とか、何かそういう形で転居しやすいような、そういうちょっと支援とか、何か考えていただけないかなと思うんですが、その辺について最後お聞かせください。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 実際、今住宅政策課としては、入居者から使用料という形でいただいております。  その入居者の方の軽減という意味での補助、そういったものについては、今現在、住宅政策課では行っておりませんので、今後、そういった情報、内容的にはソフト面の内容になると思いますので、福祉部門のほうと調整した中で、御本人に御案内をしたいと考えております。 ◆友田宗也 委員 まず、254ページ、総合交通体系推進業務費についてお伺いいたします。こちら湘南ライフタウンバスターミナル効果検証委託というのがあるんですけれども、これはどういった効果検証の調査を委託されるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 委託の内容というところなんですけれども、まず初めに、事業者から公共交通への転換による二酸化炭素排出量の削減というところで、バスの利用者数の変化による二酸化炭素の排出の算出ですとか、バス路線の再編による二酸化炭素量の算出、それからサイクル・アンド・バスライドによる二酸化炭素の算出、そういったものがあります。また、バスの運行効率化による二酸化炭素の算出というもののほか、実測というところで、交通量調査等を行うものでございます。 ◆友田宗也 委員 交通量調査と二酸化炭素、環境面の調査ということであるんですけれども、これは湘南ライフタウンのバスターミナルができたことによる効果というのはどのように藤沢市としては捉えているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 湘南ライフタウンバスターミナルの整備効果というところなんですけれども、まず初めに、連節バスが停車できるようになりまして、辻堂駅遠藤線への連節バス導入が可能となったことが1つございます。それから、各方面への発着が可能となったことと、連節バスの導入により、余剰となったバス車両や人員により、石川方面への新規路線の導入が可能となったというところで、新設バス停設置によりまして、サービス圏域が拡大できたかなというところでございます。  また、従前までは綾瀬車庫まで回送していたバス車両が、湘南ライフタウンバスターミナルで待機できるようにもなりまして、環境面への効果というところも期待できるところでございます。 ◆友田宗也 委員 機を見てだと思うんですが、湘南ライフタウンバスターミナルの効果の検証と、あと先ほども質疑がありましたが、石川地区の新路線の効果という部分も含めて、サービスという観点で利用者に対する調査というのを今後行っていくのかどうなのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎佐藤 都市計画課主幹 ライフタウンのバスターミナルのほうの整備によりましての利用者への調査ということでございますが、今現在、あちらの整備に当たりましては、環境省のほうの補助をいただきまして、先ほど御説明いたしました環境面での検証というものも行いつつ、先ほども御質問もございましたとおり、連節バスの導入ですとか、また新たな石川方面へのバス路線、また今回の整備によりまして、15分圏の拡大というものも行っております。そういった意味では、また今後、アクションプランですとか、交通マスタープランというものも、策定から5年たってきておりますので、そういう中での整備効果といいますか、評価への効果というものも見ながら、今後、利用者の方々の御意見というものもお聞きしながら、そういう計画も含めて反映していきたいというふうに考えております。 ◆友田宗也 委員 今、交通アクションプランというお話があったんですが、その交通アクションプランの計画の見直しに向けた検討を行うということであります。昨今、自動車業界ではモビリティーサービスが多様化をしているという現状がある中で、さまざまな交通課題の解決につながるものもいろいろあるわけであります。次世代モビリティサービスを見定めた上で、交通マスタープランとか交通アクションプランの改定というのを行っていく必要性があるのではないかというふうに思うんですが、このあたりについて、本市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎三上 都市計画課長 今委員の御指摘のとおり、MaaSという言葉も大分通常のニュースの中でも聞こえてくるような状況がございます。その中では、今、もう実際に実証実験まで進んでいる分野があったり、また自動運転との親和性が高い分野まであって、まだまだ技術的には確立していない面もございます。そういった時間的な、芸術的な側面から時間がかかるものとか、そういったものが非常に多いものでございますので、我々の交通マスタープランまたはアクションプランの改定といったときに、きちっとそこで実証が可能であるのかどうか、実現可能であるのか、そういったものも含めて検討していくということと、あわせてそのサービスの熟度が行政の計画まで自治体におりてきているのかどうか。この辺の確認をしながら、もちろん地域公共交通も含めてMaaSの技術は非常に有効性が高いというふうに言葉としては出てきているところでございますので、そこをしっかり我々としても認識しながら、改定作業に当たっては、取り込めるものなのかどうか。しっかり確認して行いたいというふうに考えております。 ◆友田宗也 委員 次の事業に行くんですが、270ページの住宅政策推進費になると思うんですが、こちらについては、今住宅マスタープランを策定していただきまして、こちらの重点政策、団地再生に向けた地域と連携した取り組みの推進ということで、団地再生にかかわる関係者との協議の場の設置とか、あり方の検討というのも進めていっていただきながら、湘南ライフタウンの全体としての再活性化というのを図る取り組みをこれからしていただくんだというふうに考えております。  その中で、しかし、一方で、市として、湘南ライフタウンの再生、団地再生について、一定の方向性についてしっかりと持った上で、地域の皆様の御意見を聞きながら政策を固めていくという作業が必要だというふうに思うんですけれども、この団地再生に向けた考え方がいまいちちょっとわからないというところがあります。藤沢市の住宅政策として、どういう位置づけとして、重点政策になっているのはわかるんですけれども、どういう考えのもと進めていかれるのかいまいち見えない部分があります。最大の課題は、その団地のストックがこれからふえていくことと、あと御高齢の方がふえていくという中で、独居をされる方もふえていくというところで、コミュニティが維持できなくなってくるというような状況がある。必要なのは、やはり若い子育て世代の方の流入が必要だ。  しかしながら、湘南大庭地区は市内13地区の中で、流入人口が一番低いわけですよね。なので、そういうことを考えると、このあたりについて若い方たちをどうやってこの湘南ライフタウンに呼び込むかというようなその方向性も見えないところなんですが、そのあたりについてどのように考えられているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 今年度、藤沢市住宅マスタープランを策定しまして、重点施策の一つに団地再生に向けてということで定めたところでございます。我々が考えます大規模団地における課題というものにつきましては、先ほど委員御指摘のありました顕著な高齢化とか、その中にはまた地域の担い手不足になんていったものもあるというところを認識した上で策定させていただいております。  重点政策の今後の取り組み内容、取り組みイメージというところで記載のほうもさせていただいておりますけれども、そういったところに、先ほどちょっと御指摘いただきました、若年世代の流入促進といったものとか、ストックの活用、いわゆるコンバージョンとか、そういったものについての検討もしていかなければいけないということで示させていただいております。  我々としましては、やはり団地再生につきましては、行政、地域住民、それから事業者等が一体的に取り組んでいく必要があるというふうに考えておりまして、先月2月にも湘南大庭地区郷土づくり推進会議の委員の方々と協議体の設置に向けた意見交換というものを行ってまいりました。  また、神奈川県住宅供給公社もしくはURのところにも、参加の協力をお願いしたところで、関係者ともども、一緒にやっていこうというところを確認したというところでございます。  若年世代の流入の方法ということで、具体的な施策みたいなところというのはちょっと現状、これから地域の皆様と考えて検討していくというところで考えておりまして、その中でも、以前、ちょっと御質問いただきましたいわゆる市内4つの大学がありますので、学生の方の定住なんかも一緒に考えたらどうかというちょっと御質問をいただいたこともございましたので、現在、住宅マスタープラン策定するに当たりまして、住宅政策懇談会の中に学識経験者の方であるとか、もしくは近隣のやはりまちづくりの対策などをやっています大学の先生方にもいろんな御意見をいただいたところでありますので、そういった方々と連携しながら、今後ちょっと長い時間になるかと思うんですけれども、取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆友田宗也 委員 あそこの大庭地区の自治連さんなんて、積極的に団地再生の視察調査に行かれたりされているわけでありまして、非常に協力体制が築かれているというのも承知をしておりますし、一方で大学さんに限っては、大学関係者の方も協力したいというような御意思もあるようなことも聞いているところなので、ぜひ密に連携をとって団地再生に向けた取り組みというのを進めていっていただきたいんですが、このストックの活用という部分で、これになりますと、ちょっと私の言うストックの活用と空き家というのは行政用語でいうと違うかもしれませんけれども、一般的な感覚でいうと、団地のストックも、空き家という認識をさせていただいているんです。  ストック、団地のストックっていうのは戸建ての空き家とはまたちょっと違う部分があるというのも承知はしているんですが、しかし、このストックの活用をやはり図っていかなければならないという中で、空き家のり活用のマッチングという部分もやっているんですが、これに関しては、団地のストックという部分について、マッチングの要素の中に入れていくべきだというふうに思うんですが、これは入れていたら済みませんが、過去は入れていなかったので、こういった部分についてちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 現在、市のほうで行っております空き家対策の中で、いわゆる共同住宅における、今回は空き室という言い方をさせていただきますけれども、空き室に対しては利活用事業の補助対象等からちょっと今含まれていないという状況でございます。  ただ、今後の空き家の利活用の事業というものを、やはり制度設計等も見直していかなければいけないというちょっと課題を持っておりまして、その中で、まずちょっと1つの空き家の法の定義でいくと、集合住宅、例えば10戸あるうちの1室があいている、それが空き室なのかというと、ちょっとそこに合致しない部分がございまして、今後、1棟丸々あいているような共同住宅に対しては対象にしようかというような検討はしているんですけれども、今後の空き家対策の中で、来年度以降また検討していくところがありますので、その中で検討事項として研究してまいりたいと考えております。 ◆友田宗也 委員 ありがとうございます。  最後の質問になるんですが、先ほど来ありました佐賀委員、そして堺委員からもありました。やはり昨今スケートボードに対する機運というのが非常に高まりつつありまして、オリンピックという部分がやはり影響しているというのもあります。愛好者も事実ふえているというところもあって、ただ一方で、やる場所がないというのはよく聞かれるお話であって、各委員からそういった質問や御提案があるという状況だと思います。  そういった中で、ちょっと基本的な確認になって大変恐縮なんですが、やはり私北部の人間ですので、南だとスケートパークがあるけれども、北部だとやる場所がないので、どうしても道路でやったり公園でやったりという姿が見えるわけですが、基本的なところで大変恐縮ですが、公園でスケートボードをされることはどうなんですかという、まずそこを確認させてください。 ◎麻生 公園課課長補佐 公園内でのスケートボードの利用につきましては、公園内を広範囲でスピードを出して滑走することから、危険な行為または他人の迷惑となる行為といたしまして、藤沢市都市公園条例により、禁止としております。ただし、先ほども話がございました鵠沼海浜公園については、専用のグラウンドということで開放しているところでございます。 ◆友田宗也 委員 公園は基本的に禁止ということであって、公園内でスケートボードをされている人たちに対して、果たしてほかの利用者や近隣住民から苦情とかはあったりするんでしょうか、そのあたりを確認させてください。 ◎麻生 公園課課長補佐 スケートボードが主に行われている公園なんですが、湘南台公園ですとか、新林公園、また辻堂のテラスモールの北側にございます神台公園、こういったところでスケートボードがよく行われております。  よく聞く苦情といたしまして、人にぶつかりそうになり、大変怖いですとか、あと階段などの構造物がぼろぼろになっている、また、夜間に大変うるさいという苦情が毎年、数件寄せられておりまして、その都度、パトロールを強化し、注意喚起を行っております。  また、プランターの設置ですとか、舗装の材質の変更など、スケートボードがしにくい環境に余儀なく修繕を実施しているところでございます。 ◆友田宗也 委員 余儀なく修繕をしにくい環境に修繕しているということなんですが、やはりプレーグラウンドが圧倒的にないという事実がここにやはりあるんですね。なので、先ほどの堺委員の質疑であったように、高架下の活用であったり、また、例えば親水公園あたり、近隣住民の方たちに音に対してとか、迷惑がかからないような場所というのは幾つかやはりあるわけでありまして、そういったところを活用して、整備をしていって、そういう需要に対してしっかりと応えていくという必要性もあると思うんですが、そのあたりについてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎北村 公園課課長補佐 スケートボードの利用が可能な公園の整備につきましては、街区公園及び近隣公園の住宅に近い身近な公園では、維持管理の面から見ても大変設置は厳しいと考えられますが、郊外にある近隣公園の一部ですとか、運動公園などは、比較的面積が大きい公園になりますので、施設の設置は可能であるとは考えられます。  施設整備に当たりましては、公園に隣接する周辺の自治会さんとの合意形成が必要不可欠と考えておりますので、今後スケートボードの利用者の増加に伴いまして、必要性は高まってくると考えておりますので、関係各課と調整をしながら、また、近隣他市町村の状況も参考しながら、研究してまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 それでは、藤沢駅周辺地区再整備事業費です。先ほど堺委員のほうからも、エリアマネジメントについて質問がありました。そうした中で、来年度が準備会を立ち上げて、それからマネジメントの組織へと、そんなお話でありましたけれども、そもそもエリアマネジメントによってこれは町のにぎわいをしていくということで、さまざまな質疑の中でもそんなことを聞いているんですけれども、ただ、本当にこれが今ある商店街のにぎわいに役立つのかなあというところでは、非常にちょっと疑問に思うわけなんです。駅周辺だけで人はにぎわうようになるんだけれども、ただそれが周辺の商店街ににぎわいが及ばないことがあるのではないかなと思うんですが、その点はどのように考えたらいいのでしょうか。 ◎武内 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 藤沢駅周辺地区の再整備、再活性化につきましては、藤沢駅周辺地区再整備構想基本計画に基づき取り組んでおりますが、この計画の中で駅のにぎわいをまずは駅前に、さらには駅前から商店街、町へと波及させる再整備、取り組みが必要であり、それを公共側で指導的な役割を果たすということとしております。  エリアマネジメント勉強会につきましては、商工会議所及び商店会連合会にも参画いただき、検討を進めているところでございますが、来年度の準備会におきましては、地域や商店会、あるいは個人の方々の参画のあり方などにつきましても、整理を行う予定にしてございます。その上で、商店街や町へのにぎわいの波及を見据えた取り組みにしていきたいというふうに考えております。 ◆土屋俊則 委員 わかりました。ぜひそういう形で周辺の商店街ににぎわいが及ぶように頑張っていただければなと思うんですが、ただ、このエリアマネジメント、駅前広場のイベントですとか、交流づくりの主催だとか、あるいは募集などの管理をしていくというふうに理解をしているところなんですが、それはあくまでも駅前広場を活性化させていくためのものであって、市民の自由な活動を制限するものではないという理解でいいのか、その辺はどういうことなんでしょうか。 ◎武内 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 委員の御質問のとおり、エリアマネジメントを導入することで、法律や条例などの中で許容されている市民の自由な活動に対して、独自に制限を加えることはできないというふうに考えております。 ◆土屋俊則 委員 公共の広場を指定管理で別の団体に管理をさせていくと、別の団体をかませて管理をさせていくというよりも、市が直営したほうが私は指定管理料という余計な費用もかからず、そこで生まれた自主的な財源も運営費としてそのまま使えるのではないかなというふうに思うわけです。あえて指定管理をかませる必要がないのかなと思うんです。その点で、今までどおり市が窓口となって管理をすることでいいのではないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ◎武内 藤沢駅周辺地区整備担当主幹補佐 エリアマネジメントの導入につきましては、にぎわいや交流の創出、情報発信などにつきまして、行政だけで取り組むよりも、官民が連携して取り組むことにより、高質かつ多様性のある取り組みが可能となることを期待しているものでございます。  事業計画や手法につきましては、現在調整中でございますが、他都市のエリアマネジメントの事例などの状況などを参考にいたしますと、指定管理者制度を活用したほうがより継続的、また安定的な健全な運営が可能になるのではないかというふうに現時点では考えております。その可能性や課題なども含め、今後の準備会や市の関係各課等との調整を、協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。 ◆土屋俊則 委員 では、続いて、村岡地区都市拠点総合整備事業費についてです。9月の議会の中で、経済効果として固定資産税、都市計画税の増加がありました。駅勢圏の2キロ圏内は35%の増で、徒歩圏の1.2キロ圏内は68%の増というふうに答えておりましたけれども、この徒歩圏1.2キロ圏内というのは、町名でいうとどのあたりになるのか教えてください。 ◎髙橋 都市整備課課長補佐 徒歩圏1.2キロ内の町名につきましては、大鋸1丁目の一部、弥勒寺、弥勒寺1及び4丁目の一部、弥勒寺2及び3丁目、宮前、小塚、高谷、渡内1丁目、渡内2及び3丁目の一部、村岡東1から4丁目、川名の一部、川名1丁目の一部となります。 ◆土屋俊則 委員 加えて、以前、村岡新駅建設の際に、用途地域を変更するということについても何か報告があったように記憶をしていますけれども、具体的にはどのようになるのか、お聞かせください。 ◎鈴木 都市整備課主幹 本地区の用途地域につきましては、現在、JR東海道線南側の第一種住居地域と北側の準工業地域に指定されております。今後の新駅設置と連動し、上位関連計画及び土地利用の方針を踏まえ、駅前での土地利用にふさわしい用途地域見直し案として、現在は、商業地域や近隣商業地域への変更を考えております。  具体的には、今後予定している地元代表者や、近隣企業、商工会議所なども含めた会議体と一緒に検討していきたいと考えているところでございます。 ◆土屋俊則 委員 そうしたことを考えると、この新駅ができると本当にいろいろ町の様相なども変わってくるのかなと思うんですが、この間余り進展が見られなかった村岡新駅なんですけれども、神奈川県が前のめりになったということで、大分動いてきたような、そんな気がするわけです。改めて神奈川県は、新駅の建設の必要性についてどのように言っているのか、お聞かせをください。 ◎鈴木 都市整備課主幹 神奈川県のほうは、平成31年第1回県議会定例会の知事答弁の中で、両地区一体のまちづくりと東海道線の新駅設置により、交通利便性が高く、都市機能が集積された拠点を形成することは持続可能な県土づくりのために重要な取り組みであると認識している。  また村岡地区に隣接する武田薬品工業と連携したヘルスケア分野の産業創出などを通じてこのまちづくりと新駅設置の効果を高めていきたいと考えている。  今後も県は持続可能な県土づくりのため、藤沢市、鎌倉市と連携し、また、JR東日本に協力を得ながら、村岡、深沢両地区のまちづくりと新駅の実現に向けてしっかり取り組んでいくべきものと考えているという答弁をされております。 ◆土屋俊則 委員 今、鎌倉の話も出ましたが、深沢地区に市役所を移す話も鎌倉市のほうであるようですけれども、鎌倉市の動向は今どうなっているのでしょうか。 ◎鈴木 都市整備課主幹 鎌倉市のほうで確認したところ、鎌倉市では平成29年3月に鎌倉市庁舎の移転先を深沢整備事業用地に決めた報告を議会にし、平成30年度は基本構想の策定に取り組んでいるということでございます。また、平成31年2月議会の経済常任委員会〔後刻訂正あり〕の中では、鎌倉市本庁舎の開庁が平成40年、2028年度を目指すとした内容の報告をされておりました。 ◆土屋俊則 委員 深沢地区のこの地区に鎌倉のほうは市役所をつくっていきたいということのようでありますが、そうしたさまざまなことがありまして、本年1月18日に神奈川県、藤沢市、鎌倉市の3者の協議会で、JRに要請を出しているんですけれども、JR側の反応、対応はどうであったのかお聞かせください。 ◎鈴木 都市整備課主幹 今の答弁の前に、その前の回答の中で、私のほうで、鎌倉の平成31年2月議会の総務常任委員会でしたので、改めさせていただきたいと思います。  続きまして、今のJRの対応についてですが、JR東日本へは、藤沢市村岡地区に東海道本線の新駅を設置すること、戦略的新駅としてJR東日本から新駅整備費用の一部を負担すること、新駅の概略設計について、2019年度に着手すること、この3点について要望を行っております。
     JR東日本からは、東海道線沿線のまちづくりの取り組みを地域の皆様と一体となって進めてまいりたい。要望事項については、今後、村岡新駅(仮称)設置協議会の関係者と連携して対応してまいりたいという回答をいただいており、前向きな対応をしていただいていると認識しております。 ◆土屋俊則 委員 今、協議会の関係者と連携をして対応していきたいと、そんな回答のようでありましたけれども、これはその後の何か進展はあったのでしょうか。 ◎鈴木 都市整備課主幹 現在ですが、村岡新駅(仮称)設置協議会において、新駅の概略設計を行うための準備を進めているところでございます。 ◆土屋俊則 委員 この間の議会の中で、その概略設計を見てから最終判断していくと、そんな答弁があったようでありますけれども、今そういう意味では決まっていないのかなと。そういう中で、状況によって中止もあるのかなというふうに思って聞いていたのですが、そのことに変わりはないのかどうなのか、その点について確認をさせてください。 ◎鈴木 都市整備課主幹 本市では、駅やまちづくりに関して、新駅の概略設計が終われば、事業費の精査ができ、その時点で関係者の意向に捉われることなく、主体的に判断を行う考えであり、報告した内容に変わりはございません。想定する財政負担より大幅に上回る事態が発生した場合や、本市の財政状況が急激に悪化するような変化があった場合には、いったん立ちどまって、神奈川県や鎌倉市と調整した上で、事業のスケジュールや規模などを全体的に見直していく必要性があると認識しているところでございます。 ◆土屋俊則 委員 そういうことであるならば、私はやっぱり今すぐこれは中止をすべきだなというふうに思っています。藤沢駅と大船駅の間は4.6キロ、時間にして4分程度です。そういう意味で言うと、本当にアクセルを踏んだら、すぐブレーキを踏む位置にあるわけです。新しい駅は必要ありません。交通不便地域ということであれば、やっぱり身近なバスもしっかりと整備していくということで対応できると思います。新駅はやめて、建設予定地については高齢者施設であるとか、保育所であるとか、公営住宅であるとか、そうした福祉の拠点にするべきだなと思いますが、その点、市の見解をお聞かせください。 ◎八文字 都市整備部参事 村岡新駅とその周辺の拠点整備事業につきましては、これは新駅を中心とした都市機能の集積を図り、少子超高齢化社会を見据えたコンパクトシティ・プラス・ネットワークによって、高齢者を初めとする地域住民が徒歩や公共交通により、商業、あるいは医療、生活利便施設等に容易にアクセスできる環境を整えるまちづくりでございます。また、この事業は、社会構造が変化する中で、本市の持続可能な発展につながる施策であるとともに、神奈川県においても、自立と連携による活力ある県土形成のための重要な取り組みの一つとしていることから、引き続き神奈川県、鎌倉市と連携して取り組んでまいる考えでございます。 ◆土屋俊則 委員 では、続いて、住宅に関して全般的にちょっとお聞きをしたいんですが、まず最初に、代表質問でも聞きましたけれども、改めて市営住宅の増設の考え方をまず確認させてください。 ◎井出 住宅政策課長 お答えの前に、先ほどの平川委員の賃借人の原状回復義務について、ちょっと疑義が生じたので、確認させていただければと思います。賃借人は、賃貸借が終了したときに、その損傷が賃借人の責めに帰することでない事由のものであるときに、賃貸人が負うということでございます。あわせて訂正させていただきます。失礼いたしました。  それでは、土屋委員の住宅の増設の考え方についてということでございます。直接建設型市営住宅につきましては、先ほど若干触れましたけれども、市営住宅の長寿命化計画に基づく改修工事によって、建物の長寿命化を図っておりまして、借り上げ住宅につきましては、借り上げ期間が満了をした場合については、期間の延長のため、再借り上げの契約の締結を進めているという状況でございます。  募集しても応募がない住戸もあることから、市営住宅につきましては、効率的な円滑な更新を行って、現在の管理戸数を維持していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆土屋俊則 委員 募集しても応募がない住宅ということでありますが、空き家になったら速やかにリフォームをして、募集戸数をふやすことはできないものなのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 市営住宅の空き家の改修についてだと思うんですけれども、住宅に困窮する方になるべく多くの利用をしていただくというふうに考えております。このことから、定期募集に合わせて、応募実績が多い空き家からまず改修を行っていくというような状況でございます。 ◆土屋俊則 委員 先ほどの平川委員の質問でもありました古里住宅についてなんですが、建設後の経過の年数が多くなって、老朽化が進んでいるというふうに考えられます。外観上もそのように感じるわけです。外壁が老朽化をしているのではないかなというふうに思うのですが、改修の現状、どのようになっているのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 古里住宅につきましては、昭和43年から昭和50年に建てた住宅でございます。公営住宅法の耐用年数、その半分である35年を経過した建物でありますから、老朽化が進んで、一部は外壁のほうが劣化が見られているという状況でございます。そのため、長寿命化計画では、市営住宅の活用方針といたしまして、安全性の確保型という形で位置づけておりますので、平成27年度に1号棟と3号棟の外壁工事を行ったという状況でございます。 ◆土屋俊則 委員 今、平成27年に外壁の改修工事を行ったというふうに言っていますけれども、今後の外壁の改修の予定はどのようになっているのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 古里住宅につきましては、長寿命化計画の中で団地の活用の方針といたしまして、居住性の向上型と安全性の確保型として、浴室ユニット化の工事、それから外壁工事を実施するというふうになっております。  現在の長寿命化計画につきましては、平成31年度までで終了ということですから、平成32年度以降の計画についてはまだ決まっておりません。そのため、平成32年度以降の整備計画につきましては、国の指針に基づいて、市営住宅の状況、それから将来的な需要の見通しを踏まえて、各団地のあり方を考慮した上で、効率的で効果的な団地別、またはあと住戸別の事業手法を選定することなどをしまして、新たな長寿命化計画にのせていくという計画でおりますので、古里住宅の外壁工事につきましても、計画に引き続いて、団地活用の方針として位置づけるかどうかについて、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 今、外壁の話がありましたが、今度は居室の話になるわけですが、居室の状況もやはり気になるわけで、先ほどトイレの話がありました。31年度に浴室のユニット化については計画もしているようですけれども、現状はまずどうなっているのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 古里住宅のユニット化工事ですけれども、平成25年度から工事を進めております。今年度までに管理戸数の440戸のうち301戸に設置して、設置率は68.4%という状況になっております。 ◆土屋俊則 委員 現状設置率が68.4%ということでありましたが、そうすると、今後の浴室のユニット化の予定はどのようになっているのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 ユニット化工事につきましては、来年度に3号棟を行う予定でおります。その後の予定につきましては、現行の長寿命化計画の計画期間が平成31年度までで、まだ決まっておりません。古里住宅につきましては、市内では一番の大規模団地であると。一方で、3階から4階が募集しても応募がない状況であります。また、建物の老朽化によって給水管、それから排水管の劣化が多いと。それから外壁の劣化もかなり進んでいるというような形で、さまざまな課題がある住宅でありますので、浴室のユニット化工事につきましては、市営住宅の状況、それから将来的な需要の見通しを踏まえて、効率的で効果的な事業手法を選定するなどのことを考えまして、新たな超寿命化計画の中で古里住宅の活用方針として有効な事業手法を検討していきたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 では、続いて、借り上げ住宅についてなんですけれども、藤が岡にあるコンフォール藤沢ですが、借り上げ戸数が107戸のうち51戸が今度対象になっていくということで、以前の質疑ではコンフォール藤沢については2期に分かれて契約をするということと、第1期分として平成33年10月31日に契約が満了すると。事務手続については30年度中に入居者に意向確認を行う。また、あわせてURの都市機構と再契約の手続を継続していく意向を確認していくと。そのようなことを聞いて、答えておりますけれども、その後の進捗の状況はどのようになっているのでしょうか。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 コンフォール藤沢の住宅につきましては、第1期分の契約期間が平成33年10月31日に契約が満了を迎えます。そういったことから、オーナーであるUR都市機構と昨年の11月から再借り上げの契約について協議を進めております。再契約についてはUR都市機構としては継続の意向と聞いておりますので、今後は再借り上げに向けて、賃借料の条件面、そういったものを具体的な協議に入っていくというような形でおります。 ◆土屋俊則 委員 ぜひ再借り上げの方向で市としても努力をしていただければなというふうに思います。  あと、家賃助成のことについてちょっとお聞きをしたいんですけれども、神奈川県内の若年世代に対する家賃助成の状況についてどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 神奈川県内におきましては、海老名市におきまして、学生定住促進のために大学生などに家賃の2分の1かつ上限2万円の家賃補助をするという仕組みがございます。これにつきましては、ボランティア活動や、市の行事への参加、海老名市の魅力をSNS発信するというようなことが条件となっております。 ◆土屋俊則 委員 海老名市では一定学生世代を対象にしながらやっているということですけれども、そういう意味では、他市がそんな形で取り組みを進めているということであります。  本市でも若年世代に対して何かやっていきたいななんていう話を以前聞いたことがあるんで、言っていたというふうに記憶をしているんですけれども、その点、藤沢市の考え方がどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 現在、本市におきましては、全体で見ますと新たな宅地開発、それから住宅供給等により若年世代の流入が増加している状況にございます。将来どのような支援策が効果的であるかなど、人口減少社会を迎えていることも含めまして、今後の動向を見守りつつ、関係各課とともに検討してまいりたいと考えております。 ◆土屋俊則 委員 最後ですけれども、改めて住まいは人々の暮らしの基礎でありまして、誰もが健康で文化的な生活を送るということで、憲法で保障されているというふうに明記がされています。住まいは生活の基本であって、また25条が保障する生存権の土台ともいうべきものでありますが、藤沢市の住宅政策もこのような視点に立って進めるべきだと思っていますが、その点はどう考えているのでしょうか。 ◎井出 住宅政策課長 今年度策定しました住宅マスタープランの中で、誰もが安心して住み続けられるという住生活の実現などに関する基本方針や政策、具体的取り組みを定めて作成しているところでございます。人権についてもその中の一つというふうに考えまして、生活の保障、住まいの安全、地域とのかかわりなど、多様な視点から総合的な住宅政策を今後も推進してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆有賀正義 委員 予算説明書で、都市計画費の都市計画総務関係なんですけれども、生産緑地についてお聞きします。平成29年に都市農地をあるべきものとする考え方から、生産緑地法が改正されて、それを受けて本年度、生産緑地の規模を本市としては300平米以上に引き下げたという条例が制定されたわけなんですけれども、2022年以降は、最初に生産緑地に指定されてから30年経過して、買い取りの申し出が可能となるということで、本市としてもそういうことに対する対応というのは必要になってくるのではないかと思うんですが、その点に関して状況をお聞かせください。 ◎小川 都市計画課主幹 生産緑地地区の指定から30年後の対応といたしましては、平成29年の生産緑地法の一部改正において、特定生産緑地の制度が新設されました。この特定生産緑地に指定されることによりまして、買い取り申し出までの期間が10年間延長される一方で、固定資産税等の優遇措置を受けながら、引き続き営農を受けることが可能となっております。  1994年の平成4年に生産緑地地区に指定された農地のうち、その多くは終身営農が条件となる相続税の納税猶予制度を活用しております。そのため、平成34年、2022年を迎えた後もその農地において基本的には営農していただく可能性があることから、この特定生産緑地制度を有効に活用していただきながら、農業を継続していただくことを想定しているところでございます。  特定生産緑地の指定に向けましては、今年度から地権者に対して、特定生産緑地の制度の周知や、今後の営農や土地活用の意向などを継続的に調査を行いまして、その意向を伺いながら、平成34年までの間の平成32年と33年の2年間で、できれば特定生産緑地への指定というところで進めてまいりたいと考えております。 ◆有賀正義 委員 調査はこれからということなんですけれども、特定生産緑地指定制度に移行が多いということについては、やはり相続税猶予ということが一番きいていると。それで本市としては、買い取り申し出が殺到して対応に苦慮するというようなことはないというふうに見込んでいるというふうに捉えてよろしいんでしょうか。 ◎小川 都市計画課主幹 平成4年の指定につきましては、大体約430カ所ありまして、全体の85%ぐらいになっております。相続税の納税猶予の活用につきましては、そのうちの大体80%ぐらいと見込んでいるところから、そこでどうしても農地をやめるという以外であれば、そのまま特定生産緑地に移行していただいて、ある程度の農地をやめるタイミングで考えていただくというところが妥当ではないかというところを、今後、土地の所有者等と調整、または説明をしながら移行を促していくというところで考えております。 ◆有賀正義 委員 ちなみにそこでもう農地をやめるというふうに決めた場合、その相続税猶予の部分というのはどういうふうになるんでしょうか。 ◎小川 都市計画課主幹 当然、そこの今、土地の生産緑地をやられている主たる従事者の方がそのまま当然やめるということになりますので、その間の年数の相続税の猶予というものは、支払っていくような状況が出てくるというところになります。 ◆東木久代 委員 それでは、254ページ、255ページです。先ほど堺委員や友田委員から、ライフタウンと湘南台駅東口の新しいルートのバスのことがございました。基本的に住民の方から大変喜ばれているというふうに認識しておりますけれども、中にはちょうどいい時間帯、1時間に2本ぐらいしかないものですから、時間がどうしても合わないんだという細かい御要望をいただいております。増便という話がありました。増便までいくといいんですが、そのもうちょっと手前に、このバスに関しましては、これまで5年間、ワークショップ等、住民参加型でつくられてきた側面もございますので、どこかの段階でこの住民の方々に御意見とかを聞いていただくような、これはアンケートというような形なのか、あるいはワークショップという形なのか、さまざまあると思うんですけれども、どこかの段階でちょっと聞いていただくといいんではないかと。またさらに、住民の皆さんの思いでこのバス路線がさらに拡充していくんだというふうに、そういう方向性が生まれるんではないかと、こう思っているわけですけれども、いかがでしょうか。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 石川地区の新しいバス路線につきましては、2月16日から運行のほうが開始されておりまして、まだ3週間ほどしかたっていないという状況でございまして、利用の定着にはもう少し時間がかかるものと考えております。一定期間を経て、利用の定着にあわせまして、実態把握のほうに努めるとともに、必要に応じて地域の意見等については、バス事業者のほうへ伝えていければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆東木久代 委員 よろしくお願いいたします。  あともう1点、御所見の地域では、移動支援に関する要望、意見も大変たくさんいただいておりますが、ここの地域の移動支援について、地域包括ケアの推進室とともに、何がしか検討を始めるというふうにも聞いておりますが、この点について状況を伺えればと思います。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 社会福祉法人の車両の活用というところなんですけれども、現在、福祉部門のほうにおいて、その法人の送迎車両の活用について、社会福祉法人と意見交換が行われておりまして、都市計画課のほうもそこに参加のほうをさせていただいているところでございます。  現在、運転手の確保等の課題というのは挙げられているんですけれども、まずはイベントなどを対象として、その送迎について、今、意見交換を進めているところでございます。引き続き、福祉部門と連携した取り組みのほうは続けてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆東木久代 委員 ということは、社会福祉法人さんも協力はしたいという姿勢はお持ちなのかなというふうに今思いました。  これは群馬県の高崎市にあるエムダブルエス日高という介護事業者なんですが、ここは配車送迎システム、ICTとAIを活用した新しいシステムを使いながらの福祉Moverというシステムを使っております。これは介護事業者なんですけれども。そこが、利用者向けの配車のシステムなんですが、そこから地域貢献をしたいという意思を強く持っていらっしゃって、交通弱者対策としての実証実験を始めたという記事が載っておりました。これはあくまでも民間の事業者さんが自発的に新しいシステムを導入されているわけですけれども、今後ちょっと市内の法人さんや事業者さんの配車システムを一緒に研究しながらやっていくという時代が来るのではないかなと思いました。積極的に研究、検討していく必要があるのではないかと、こう思ったわけですけれども、いかがでしょうか。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 今言われた先進事例ですとか、新たなモビリティーサービスというところなんですけれども、こちらにつきましては、情報収集に努めまして、関係部門と連携しながら、研究のほうを進めていければというふうに考えております。 ◆東木久代 委員 よろしくお願いいたします。  続いて、267ページの公園改修費でございます。公園のトイレの管理についてお伺いしたいと思います。さまざま苦情もいただいているんですけれども、市として、このトイレの管理、清掃等はどんなふうに今やっていらっしゃるのか、またトイレに関する苦情はどのような御意見・御要望が入っているのか、最初に伺えればと思います。 ◎麻生 公園課課長補佐 公園のトイレにつきましては、現在29カ所の公園に設置されておりますが、日常的な管理といたしましては、定期的に清掃を実施するとともに、夜間は防犯対策といたしまして閉鎖しておりますので、その開閉業務を毎日実施しております。また、清掃回数につきましては、平成30年度から、その前に利用者から少し衛生的に改善してほしいという御意見もございましたので、指定管理以外の11カ所の公園につきましては、1週間に1回の頻度から2回に回数をふやしております。なお、指定管理公園につきましては、清掃回数は一律ではなく、利用頻度に応じて清掃回数を設定しております。また、公園のトイレの苦情ということですけれども、その苦情に関しましては、例えば便器の詰まりにより水が流れず困っているということですとか、設置からかなりの年数がたっているトイレにつきましては、トイレの中が暗い、また、落書きですとか、鍵が壊されるなどのいたずらもございますので、そういったものを直してもらいたいという苦情も来ております。 ◆東木久代 委員 わかりました。定期的に清掃等はやっていただいているとのことでございますけれども、衛生面もありますが、かなり老朽化が進んでいるトイレが多く見受けられますし、またそういう御意見をたくさんいただいております。公園のトイレに関しても、老朽化から更新といいますか、建てかえといいますか、何がしかの修繕とか、計画的にちょっとやっていく必要があるのではないかと、こう思うわけですけれども、またトイレというのは町の印象を与える大事な場所かなというふうに思いますので、この点についてお考えを伺えればと思います。 ◎荒川 都市整備部参事 公園のトイレですけれども、設置してから既に30年以上が経過しているものもありますことから、市民に安心して利用していただくために、現在の施設を生かしながら、計画的に便器や壁、照明等の修繕を実施するよう努めているところではございます。また、公園によりましては、委員の御指摘のとおり、今後の公園リニューアルに合わせてトイレの建てかえ等も考慮していく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆東木久代 委員 よろしくお願いいたします。  続いて、フジの花についてですけれども、フジに特化した管理をしてきていただいておりますけれども、これまでどこがフジの花の名所ということで、新林公園が一番適しているのではないかということで、立派なフジ棚とそれから1本フジと植えてもいただいたと思います。その整備状況について、現在の状況、また新年度の取り組みについて伺いたいと思います。 ◎麻生 公園課課長補佐 フジロードのルートに含まれております新林公園につきましては、フジの拠点として位置づけまして、フジの花の育成に特化した管理を実施するとともに、平成25年度にフジ棚を2カ所増設いたしました。また、平成28年度には既設のフジ棚のフジの植えかえや生育環境の改善を図りまして、平成29年度は古民家の敷地内に1本立ちのフジを植栽しており、フジの拠点にふさわしい整備を実施しております。  また、今後、公園の中にあります長屋門の横にも1本立ちのフジを植栽する予定になっており、さらなるフジの花の充実を図る計画になっております。 ◆東木久代 委員 着実に進めていただきまして、何とか2020に少しでも間に合うといいなと思っておりますが、その中で、来られた方たちがフジの鑑賞とともに、少しゆっくり座ってお弁当なんかも食べられるようにということで、椅子、テーブル等、そうしたちょっと周辺の環境整備も要望しておりました。この点についてはどのような状況でしょうか。 ◎麻生 公園課課長補佐 今後につきましても、フジの花の育成に特化した管理を実施いたしまして、生育状況の改善を図るための適正な管理を実施いたしまして、ある程度の規模になった時点で、フジ棚の周辺にベンチなどの休憩施設や、花壇などの修景施設の整備を進めていきたいと考えております。  また、古民家の庭につきましても、今ございます縁側を休憩施設として生かすとともに、周辺の景観と調和した休憩施設というのも検討してまいりたいと考えております。 ◆東木久代 委員 育った段階でということですので、早く育つようにと思っております。わかりました。  それから、この開花状況がその年の気候等によってかなり違いがある関係で、この開花状況の見える化として何かホームページ等でぜひ御案内をという要望もさせていただきました。去年あたりから、観光シティプロモーション課と一緒に実現していただいたと思いますけれども、どのような状況なのか、また、次の4月、5月もあらゆるツールを用いて、ぜひ各フジロードの中でも、場所によって開花状況が全部違いますので、これが市民の皆さんにわかるような取り組みをぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎麻生 公園課課長補佐 本市の市の花でありますフジを多くの市民の皆様に認知していただくことを目的といたしまして、平成30年度から規模が大きいフジ棚がございます引地川親水公園、大庭城址公園、新林公園、あと長久保公園の4公園を対象といたしまして、開花状況の様子を藤沢市観光協会のホームページで公開しております。また、それにつきましては、今年度も引き続き実施する予定になっております。 ◆東木久代 委員 わかりました。  続いて、ちょっと戻ります健康と文化の森整備事業費、また健康の森保全再生整備事業費と一緒になるかと思います。これは本当にずっと計画的に地道に取り組んでいただきまして、やっといよいよ公園の整備という段階になりました。今回浸水対策というところの予算が谷戸底の公園整備になるんでしょうか。グリーンインフラストラクチャーという新しい手法を用いてとのことでございました。ここについて次年度の取り組み、またこことあわせてその周辺でもこの浸水対策をやっていただいていると思いますので、あわせてこの取り組み状況をお伺いできればと思います。 ◎木村 西北部総合整備事務所所長補佐 健康と文化の森整備事業費にございます浸水対策事業でございますけれども、公園と一体となった調整池を整備してまいります。こちらに記載してございます調整施設築造工事でございますが、こちらにつきましては、1時間当たり50ミリの雨が降っても耐えられるといったような調整池を整備していく計画でございます。また、公園というところでございますけれども、31年度に調整池の整備、32、33年度の2カ年をかけまして、公園の整備といったような計画を立ててございます。  また、そちらの周辺の、こちらの慶應大学の周辺の浸水がかなりひどいところがございます。こちらにつきましては、平成28年度に浸水対策基本計画というものを策定してございます。こちらの中で段階的に周辺の浸水対策事業を進めていくといったような計画を立ててございますので、こちらに基づいて、今後も浸水対策のほうを進めてまいりたいと考えてございます。 ◆東木久代 委員 ありがとうございます。  それともう1点、この周辺、谷戸底ではなく、その周辺を特別緑地保全地区の指定をしていくとのことでございました。この周辺の竹林についてなんですが、竹は本当に成長が早いため、大変手間がかかる、管理が大変なわけですけれども、地権者の方や竹炭の会など、地元の有志の皆さんがボランティアで丁寧に管理をしていただいたおかげで上質の竹林、また上質のタケノコが育つ土壌だというふうに伺っておりますが、その住民の方たちも高齢化が進んでいて、大変継続が危ぶまれているような、そんな側面もあるというふうに伺っております。住民の方のボランティアの力がなくなりますと大変な経費がかかるところになりますので、何とか住民の方々と一緒にここの整備、また管理をしていけるようにと思っていますけれども、この点について市としてどのように取り組んでいくのか、お考えを伺えればと思います。 ◎坂口 西北部総合整備事務所所長補佐 健康の森の良好な緑地や竹林を守るということに関しまして、関係権利者の対話ですとか、協議を重ねるということは非常に重要なことであるというふうに考えております。そういう意味でも、必要に応じて現地に赴くなど、対応をこれからも続けていきたいというふうに考えております。 ◆東木久代 委員 ぜひ一緒によろしくお願いいたします。  最後に、ここの公園のところに地元地域の方々から、こういう木を植えてほしいとかさまざま御意見があったと思います。それがどのようになっているのか。  また、私も以前からここに、先ほど申し上げましたフジの花の名所の一つにということも御提案させていただきました。この花のこれからの植樹の予定についてお伺いできればと思います。 ◎坂口 西北部総合整備事務所所長補佐 谷戸底につきましては、先ほど申し上げました公園の整備を予定しておる中で、今年度、詳細設計を終えたところでございます。その中で、フジにつきましては、公園課とも協議した中で、フジ棚を設置していくという予定で計画をしております。  そのほか地元の皆さんの声を聞いてというところもあるんですけれども、基本的には、自然の今ある生態を重視した、守りながら活用していく公園という考え方がございますので、その辺の御理解をいただきながら、できることはできるように、できないことはできないというような形でやっていければなというふうに考えているところでございます。  それと、フジの花を市内に広めていく一環という中で、慶育病院の入り口につきましても、フジ棚の設置というところを既に終えております。今年度、苗を植えて完了させる予定というふうに聞いております。よろしくお願いします。 ○武藤正人 副委員長 休憩いたします。       ──────────────────────────────                 午後3時21分 休憩                 午後3時40分 再開       ────────────────────────────── ○佐藤春雄 委員長 再開をいたします。  引き続き質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆永井譲 委員 1点質問いたします。267ページ、公園改修費について。公園を利用して、公園内にウオーキングコースを設置したり、人工的に土などを盛り上げて高低差をつくり、利用することなどで足腰を鍛えることができ、健康増進につながると思います。そのような整備を行った上で、関係する部局と利用について連携できないか、お聞かせください。 ◎北村 公園課課長補佐 公園を新設または全面改修する際には、計画段階で近隣住民によるワークショップを実施しておりますので、その中でウオーキングコースに関する要望などをお聞きした上で設置を検討していきたいと考えております。  また、人工的な盛り土については、園とは別に設置可能な場合には、地形の高低差を利用してウオーキングのルートを計画することは可能と考えておりますので、関係各課と調整を図ってまいりたいと考えております。 ◆永井譲 委員 健康遊具について。健康遊具を活用して市民が足腰を鍛えることができ、健康増進につながる事業は重要だと考えますが、健康遊具の選定に当たり、関係する部局との庁内連携はどのように行っているのか、お聞かせください。 ◎北村 公園課課長補佐 健康遊具の選定につきましては、整備年次計画に基づき決定しました公園に対しまして、近隣の公園の設置状況を見ながら選定しておりますけれども、平成31年度からは健康遊具を使った健康づくり講座を開催しています健康増進課及び藤沢市保健医療財団からの意見をお聞きしながら、遊具の選定をしてまいりたいと考えております。 ◆原田伴子 委員 263ページ、江の島地区周辺整備事業費について伺います。小田急線の江ノ島駅前の広場の件ですが、現在の駐輪場用地を利用して接車スペースを確保するというところは決定していますが、車道の廃止についてはそれが望ましいけれども、残してほしいという要望が多いので、いったん立ちどまり、意見交換や整備の考え方をまとめるというふうに、先日の建設経済常任委員会で御説明がありましたけれども、ただ、2020年までの整備が難しいということになると、オリンピックの期間、どうしていくのかというところで、そのあたりを現時点でどのようにお考えなのか、まず御説明ください。 ◎山原 江の島地区周辺整備担当主幹補佐 オリンピック大会期間中における駅前広場の車両の通行をとめるということにつきましては、まずは、土地所有者であります小田急電鉄の意向確認が必要であるとともに、生活道路として利用している地域住民の皆様の協力が必要となりますが、多くの来訪者の方々が駅前広場を安全に利用できるということ、また、おもてなしの観点から、まずはオリンピック・パラリンピック開催準備室を初め、関係部署と調整をして、市といたしましてのオリンピック期間中の考え方をまとめてまいりたいと考えております。 ◆原田伴子 委員 そうなると、広場の使い方というか、オリンピックの期間のおもてなしなんですけれども、車道を通行どめにすることによって、かなり改善というか、きれいになるのではないかという地域の方々の希望もあったようなんですけれども、なかなかそれが難しいとなると、どのようにおもてなしというか、オリンピックの期間に整備というか、お迎えするようなものにしていくのかということについては、現時点でどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ◎飯田 江の島地区周辺整備担当主幹 オリンピック期間中の環境空間のあり方なんですけれども、期間中だけ、通行どめで必要ということよりも、まず、そこの広場の、小田急さんの意向といいますか、現段階だと小田急さんの意向もちょっとまだ確認してございませんので、広場をとめるかとめないかも含めて、関係部署と調整、連携をして、まずはその期間中の考え方を市としてはまとめてまいりたいと、その上で、大会組織委員会に、とめるんであれば、要望だとか、そういうことを考えていきたいと考えてございます。 ◆原田伴子 委員 地域住民の方々と、それに向けてどのような協議の場をつくっていくかなんですけれども、自治会や、反対とおっしゃっている方々と市が話し合う場をつくるべきかなと思うんですが、これまで集会の様子を見ていると、なかなかその場ができるのかなというところについて、ちょっと大丈夫かなという気持ちがするんですけれども、そのあたりはどのような場を、スケジュールも含めてつくっていくつもりなのか、お聞かせください。 ◎飯田 江の島地区周辺整備担当主幹 まず、当然、ここで車道の、オリンピック期間中の話とちょっと切り分けて、まずは、将来的にそこの車道のあり方、そこの安全性の課題を共有していくことが大変重要と考えてございます。その上で、やはり当初から、町内会、役員の方々とか、また今回反対をされている団体の方々とも、まずは話し合いを行って、その課題を共有していくことが重要かなと思ってございます。その話し合いを、意見交換しながら、その進捗状況によって、また説明会を開いたりだとか、地域の回覧だとか、周知を図って広く意見を伺っていきたいと。今後、それをいつまでにということなんですけれども、まずは12月の段階で一旦そこを立ちどまるということですから、今いつまでというスケジュールをお示しできませんけれども、まずは地域の方々の、賛成、反対含めて意見を伺って、その上で進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆原田伴子 委員 続いて、空き家活用について伺いたいんです。その前に、先ほど平川委員の質問でありました市営住宅の退去する際の修繕費というか、それについてなんですけれども、原状復帰なんですけれども、このあたりが、経年劣化などについては原状回復義務がないということで、国交省もガイドラインなどを出されていますが、市営住宅についてはどのような考え方で請求されているのかだけちょっと確認をさせてください。 ◎幸田 住宅政策課課長補佐 現在は、退去していただくときに、畳の表がえ、それからふすま、こちらのほうについての負担をお願いしています。それ以外については負担をお願いしていない状況でございます。 ◆原田伴子 委員 民間の賃貸住宅の場合、畳の表がえとかふすまとかに関しては、経年劣化であれば借りた方に請求するということはないと、今後、民法もそういうふうに改正されていくというふうになっていると思いますけれども、市営住宅の場合は、この畳とふすまは変えるということに、請求するということに関しては、その根拠とするところはどこなのかということを教えてください。 ◎井出 住宅政策課長 根拠ということなんですが、入居されるときに、募集のしおり等で、こちらのほうについては畳とふすまの表がえをお願いしているところでございます。また、故意に住宅について毀損等をした場合には、それをもとに戻してくださいというような内容で周知をさせていただいているところでございます。 ◆原田伴子 委員 故意の場合はそうなんですけれども、経年劣化の場合は、今後、民法で、2020年か何かに改正されていくようなのですが、市営住宅の場合、そもそも家賃が低いという中で、畳やふすまに関しては退去されるときにもとに戻していただくということを今後も続けていくのか、2020年の改正に合わせて、そこも見直しを図っていくのか、そこについてお聞かせください。
    ◎井出 住宅政策課長 民法改正に応じて、今うちのほうでも検討しているところでございますので、こちらについては、各近隣市町村の動向も確認しながら、検討していくという形で考えてございます。 ◆原田伴子 委員 それで、空き家対策のほうなんですが、私は利活用のほうでお伺いしたいんですけれども、来年度、利活用補助金が1件で100万円ということになっていて、以前は200万円で2件、3件でしたっけ、それが2件になり、今度100万円で1件ということなんですが、減額の理由は何なのか、お聞かせください。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 空き家の利活用事業補助金につきましては、昨年度からスタートしているものなんですけれども、やはりちょっと実績がないというところと、実際に活用希望者、空き家所有者からの申し出等の現状を踏まえまして、ちょっと減額という形で来年度スタートするという形で考えております。  ただ、やはりこの補助金事業につきましてはちょっと制度的な見直し等も今後考えていかなければいけないということもありますので、来年度、実態調査とあわせましてなんですけれども、これはいわゆる市内の全戸の空き家の調査をやりたいというふうに今現在考えておりまして、そういったところから、今まで我々が把握していなかった適正に管理をされている空き家の所有者さんの意向なども確認しながら、制度設計であるとか、新たな支援、取り組みなどを検討したところで、また改めて大きな事業として進められればというふうに現在考えております。 ◆原田伴子 委員 来年度の全戸調査ということは、先日の補正委員会の中でも御答弁されているんですが、どのような方法で全戸調査されるのか、国勢調査などでもわかるのかなと思いますし、今まで消防の調査であったりとか、センターで把握はされていて、戸数などはわかっていたような気がするんですけれども、ただ、適正に管理されている空き家というか、つまり利活用に資するような空き家については、現状、住宅政策課で情報がないので、全戸調査ということなんだと思うんですけれども、どのような方法で全戸調査をされるのか、お聞かせください。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 こちらの調査のやり方なんですけれども、ゼンリン社という地図会社がございまして、そちらの会社が住宅地図を更新するに当たりまして、常に住宅街を歩いて、住宅の状況を確認しております。その中で、そのゼンリン社の方が、国が定めました空き家のチェックリスト、当市のほうでもそれに準拠したチェックリストを使っているんですけれども、それに基づいてある程度空き家の位置を把握しているということになっております。それによって、全部の家を見て回るというよりもかなり効率的に正確な情報が入ってきますので、そちらを使って全戸調査を行うという形で考えております。 ◆原田伴子 委員 空き家全戸調査業務委託料1,000万円、これなのかなと思うんですが、そのゼンリンさんが全部回って空き家かどうかはチェックすると思うんですけれども、実際持ち主の方が使っていいよという空き家なのかどうかということに関してはどうやって調査するんでしょうか。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 まず、現地調査で空き家であることを確認した後に、法務局等に行きまして、まず所有者調査のほうもあわせて実施をさせていただきます。そこで所有者の方のお名前、御住所等を確認した段階で、意向調査のアンケートというものを郵送させていただきます。そこで、アンケートの回答をもらうなどして意向の確認をさせていただくというふうに考えております。 ◆原田伴子 委員 それ全部が業務委託料の中に含まれているという理解でよろしいんでしょうか。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 今、委員おっしゃられたとおりでございます。 ◆原田伴子 委員 1,000万円て相当金額が高いですけれども、そこまでやるんだったらそうなるのかなと思うんですが、一方で、センター等で、例えば地域の中の空き家って多分把握されているのですが、そこから直接持ち主の方に当たっていただくほうが手っ取り早いし、お金もかからないような気がするんですけれども、なぜ今回業務委託で1,000万円ということになったのか。そのあたりは、センターが調べるのよりも、その委託のほうが精度が高いからということなのか、ちょっとそのあたりをお聞かせください。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 この空き家の全戸調査の手法なんですけれども、このゼンリン社の情報を使うというのは、近年、国の研修などに参加しますと、こういったものを使って全戸調査していますかというような調査なんかも入ったりするものでございます。本来であると、全エリアもう人海戦術で全部調べるとなると、今ちょっと予算計上させていただいているこの金額では到底できないということで、かなり全戸調査にしては安く上がっているというような感覚で今行っております。センター等の情報も今現在いただいているところなんですけれども、やはりどうしてもその中の情報というのは、適正管理されていない空き家の情報がほとんどということもありますので、今回ちょっとこの情報を使って全戸調査を行うということで検討させていただきました。 ◆原田伴子 委員 それで、その空き家がつかめて、データとしてストックできた場合に、地域活動に資するものにするのか、一方、先ほどから議論になっています市営住宅のかわりに、この空き家を使うということも検討すべきだというふうに思うのですが、このあたりはいかがお考えでしょうか。 ◎堀田 住宅政策課課長補佐 やはり今年度策定しました住宅マスタープランの中の重点施策の中で、空き家に合わせて居住支援協議会の設置というものもありますけれども、こういったところで、まずセーフティーネット住宅、今、委員のおっしゃられましたセーフティーネット住宅というものになりますけれども、こういったものの活用であるとか、あとは公共公益的な活動に使ってもよいかということで、そこはオーナーさんの意向次第になるとは思うんですが、こちらの全戸調査で得ました適正管理されている空き家のオーナーさんに、先に定期的にちょっと啓発チラシなどを送らせていただいたりとか、セミナー等を開くたびにお越しいただけませんかというような御案内を送ることによって、現在、市の活動等がまだなかなか周知できていないもの、特にオーナーさんが市外、県外に住まわれている方も多いので、そういった方に直接こちらの意向を伝えられるということで、今後新しい動きが出てくるのかなというふうに考えております。 ◆原田伴子 委員 これまで空き家の利活用については、何度もどうなっているのかなと確認させていただく中で、いわゆるその補助金ですか、利活用のための補助金がなかなか活動に結びついていかなくて、今回かなり少なくなってしまったというところがあるんですけれども、このいわゆる地域活動に結びつくようなケースについては、住宅政策課だけではなくて、例えば市民自治部とかセンターと一緒に地域の中で起業を促すであったりとか、NPOさんの居場所にするなど、ほかの部署とも一緒に考えていくべきではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 ◎井出 住宅政策課長 今、庁内の中で、空き家の連絡調整会議というのを組織しておりまして、その中で、重立った課の方には出席をしていただいて、現在の状況であったり、こちらの動きをともに情報共有をしているというようなことをやっているところでございます。今後もその連絡調整会議を開いて、庁内で空き家に関する情報共有であったり、いろんな情報を皆さんからいただくような形をとっていきたいというふうに思っています。 ◆原田伴子 委員 続きまして、善行の6丁目の土地について伺いたいと思います。2017年の12月に市長がこの問題に直面して、携わった人間として解決しなければならないというふうに発言されて、2期目の任期中に原状回復をというふうにおっしゃったというふうに新聞記事にもあるわけですけれども、その後の、市長の発言以降の取り組みと進捗についてまずお聞かせください。 ◎奈良 計画建築部参事 新聞報道があった後の取り組み状況、現状ということですけれども、早期に原状回復することを目指しまして、前土地所有者、土地開発公社及び市と3者で鋭意話し合いを続けているところでございます。 ◆原田伴子 委員 理事者からどのような具体的な指示があったのかについてもお聞かせいただきたいと思います。 ◎奈良 計画建築部参事 理事者のほうからも新聞報道に出たとおり、市長の任期中の解決を目指して話し合いを継続させて、目標を達成できるようにということで指示を受けて取り組んでいるという状況でございます。 ◆原田伴子 委員 話し合いはずっとこれまでも続けてきていただいたと思うんですけれども、ただ、お願いするだけではなかなか物事が進まない状況かと思いますし、市長の任期という意味では、あと1年の中でどのように解決していくのかなというふうに思うのですが、見通しはあるんでしょうか。こちらから別の何か案とか、アイデアなり、提示などをされているのかどうかについてもお聞かせください。 ◎石原 計画建築部長 これまで、前所有者の方と大体2カ月に1度ぐらいは面談をさせていただいて、お話し合いを続けさせていただいているんですけれども、やはり前所有者の方の思いがございまして、また先方のお考えもあるので、なかなか話としてはこれまで進展してきていないというのが先ほどお話ししたとおりでございます。  ただ、期限もどんどん迫ってまいりますので、これから本当に解決に向けてさまざまな方策ということを考えていかなければいけない時期になってきているとは思います。今現在、まだ具体的な方策として何かを提示しているというような状況ではないんですけれども、今後についてはそういったことも含めて、今いろいろ個人的なお話にもなってしまうので、それが具体的にどういうことかというのはちょっと差し控えさせていただきますけれども、さまざまな具体的なほかの方法なんかも含めて、いろいろと所有者の方とお話し合いをした上で、なるべくとにかく早期に解決を目指して、努力をしていきたいというふうに思っております。 ◆柳沢潤次 委員 まず、総合交通体系推進事業費についてお聞きをいたします。概況には福祉プラン導入の福祉タクシーの部分が詳しく書いてありますけれども、これは国が補助制度をつくって、32年までに全国で2万8,000台を目指したと。藤沢市では29年度末で6台にとどまっているというふうに書いてあるんですが、藤沢で導入が少ないというのはどういう理由によるんでしょうか、その辺をお聞かせください。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 まず初めに、都内ですとか、政令市のほうでその補助制度というのが導入されていて、やはり先行して補助制度を創設したほうに、どうしてもそちらが先行してしまうというところでは、まだ藤沢市のほうではその導入が少ないのかなというふうに考えております。 ◆柳沢潤次 委員 そうしますと、今回、今年度と31年度と32年度で32台を目指すということでありますけれども、国の制度と県もあるんですか。補助金のそれぞれの制度がどんなふうになっていて、今度の制度はそれに上乗せになるような形になるのか、その辺の補助のあり方のところを少しお聞かせください。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 まず、国のほうの制度なんですけれども、既に補助金交付要綱がありまして、運用のほうが平成23年ぐらいから始まっているところでございまして、例えばスロープつきの車椅子がそのまま乗れるようなユニバーサルデザインタクシー等を代表とするようなものについては、60万円ほど国のほうで補助をしているというような状況でございますが、補助金の台数に対して申し込みのほうがかなり多いということで、なかなか補助から漏れてしまう車も多いというふうには聞いております。  また、神奈川県のほうでも、平成30年度から補助制度のほうが開始されておりまして、一般のタクシー事業者が購入するようなユニバーサルデザインタクシー等について1台当たり15万円というふうになっております。  今回藤沢市についても15万円、1台当たり、スロープつきであれば、出す予定としておりまして、この考え方につきましては、ランニングコスト等も含めて、一般のタクシーが大体50万キロぐらい走るというふうにも聞いておりまして、車両の購入価格とランニングコストを合計した試算をしますと、ユニバーサルデザインタクシーとそうでないタクシーとの差額というのが約130万円ぐらいというふうに試算しておりまして、国と県と市と補助金が全てとれた場合には国のほうで60万円、地方公共団体として県、市合わせて30万円、残りを事業者で負担していただくというような考え方でございます。 ◆柳沢潤次 委員 それで、今回その15万円を1台、藤沢が助成をする方向を出したわけですが、それだけ需要があるというんでしょうか、タクシー会社のほうから導入したいという要望が非常に強いというふうに受け取ってよろしいのでしょうか。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 各団体からの要望というところなんですけれども、平成29年度には神奈川県タクシー協会のほうから要望書のほうが来ております。また、商工会議所等からもちょっと話を受けている状況で、平成30年度にも商工会議所から提言という形で受けているような状況でございます。 ◆柳沢潤次 委員 次に行きます。次は、長後の交通不便地域の解消の問題です。これは総務のほうでも少し質疑をしましたけれども、改めてちょっとお聞きをいたします。  長後地区の交通不便地域の解消をどうしていくのかということで、地元の方は要望が大変強いことでありまして、この間アンケートが2回行われております。  2回目のアンケートの結果は私はまだ見ていないんですけれども、また後で見せていただきたいと思っていますが、どんな結果だったのか、またどのように市のほうは受けとめておられるのか、まずその点についてお聞かせください。 ◎渡邉 都市計画課課長補佐 アンケート結果につきましては、地域のほうから資料を提供していただいておりまして、内容につきましては、現在交通手段で困っている方の目的と年齢等を見ますと、高齢の方が買い物ですとか、通院で困っていると言っているような回答が多いという状況でございます。 ◆柳沢潤次 委員 2回目の調査は交通不便地域と言われている地域を限定してやったわけですから、そうなるわけでありますけれども、それで、この前のお話では、いわゆるバス会社やタクシー会社と最初に話をして、バス路線の変更だとか、そういう部分を先行してやっていきたいという話でありました。それはそれで進めていただきたいというふうに思います。そのバス路線を変えれば、不便地域でなくなる可能性のあるところもありますから、それはそれでいいと思うんですが、同時に善行のような形の乗り合いタクシーなり、乗り合いバスみたいな形の方向も考えておられるのかなとも思いますし、またそういうのでなければ無理な長後の地域もあるわけですので、その辺のつくり方を、市が全面的にバックアップしてやるという分には、政策的な方向は藤沢市は今出しておりませんので、そういう意味では、いわゆるボランティアなり、地域のNPOだとか、そういうところに依拠してやっていくという形にならざるを得ないという形になると思うんですが、その組織づくりなどはどんなふうに進めようとしておられるのか、その辺の積極的なそのかかわり方というのがないと、地元でつくるのを待っていますという話になると、相当時間のかかる話になってしまいますし、10年以上かかるような話ではちょっと困るわけでありますので、その辺の積極的な取り組みのやり方をどのように考えておられるのか、お聞かせください。 ◎佐藤 都市計画課主幹 地域との積極的な取り組みということでございますが、今現在もそういう意味では、長後地区で全体のアンケートを行い、昨年10月に2回目のアンケートということで、我々都市計画課、市のほうといたしましても、ことしの2月と昨年の5月のときに一応お伺いをいたしまして、先ほど言いましたとおり、取り組みの進め方につきましてさまざま御説明をしてきています。また、地区の状況という中では、どういう人の住み方、人口密度ですとか、前回2月のときには、地域の道路の状況、今、御指摘がございましたとおり、どういうバスが、逆に言えば通れるかとか、そういうものも含めて地区の状況というのを地域の方々と一緒になって、課題も含めて、いろいろ意見交換をしている状況でございます。  2回目のアンケートで、おのおの交通の目的別の部分についてのアンケートというものはある程度取りまとまってきたんですが、おのおのもう少し地区を分けて、道路の状況ですとか、今現在の近くにバス路線が走っているかとか、さまざま地区を分けることによって、その課題というものの捉え方というものもまた変わってくると思います。そういった意味では、まずは、逆に地域の方々も一緒になって考えていただくことの中で、そういう意識がだんだん1つにまとまってきて、最終的に、民間のバス事業者でやっていただければ、地域の方が特に組織をつくる必要もございませんし、またどうしても組織をつくるようになれば、やはりそれはそういういろいろ課題を地域として共有した中で、解決策を一緒になって市も考えて、バス事業者に要望、または組織としてできるようなことで支援というものをしていきたいというふうに考えております。 ◆柳沢潤次 委員 引き続き、積極的なかかわり方をしていただきたいというふうに思います。  次に行きます。相鉄いずみ野線の延伸問題でありますけれども、さきの本会議での御答弁を聞いておりましたら、鉄道を延伸するという点で600億円かかるというような御答弁がありました。以前はたしか436億円だったかな、それぐらいの金額だったというふうに記憶をしておりますが、600億円、急にはね上がったわけですが、どういう理由なんでしょうか、お聞かせください。 ◎小川 都市計画課主幹 概算事業費の増加といいますか、算出根拠でございますけれども、神奈川県によりまして、鉄道の技術基準に基づいた鉄道の線形や施設の概略構造の検討を行い、平成30年5月に関係者間で合意したA駅、B駅のおおむねの駅の位置への設置が技術的に可能であることが確認されました中で、駅の構造や既存の都市計画道路との交差を考慮して、前回の算出よりも、より精度を高めた検討を行いまして、現在の状況での概算事業費を算出したものと伺っている状況でございます。  今後でございますけれども、概算事業費や鉄道利用状況数などをもとに、収支採算性というものが重要になりますので、この辺の確保といった課題について、この路線に適用できる事業スキームを整理しながら検討していく予定となっております。 ◆柳沢潤次 委員 600億円という金額ですから、もちろん藤沢市が全部やるわけではありませんけれども、これは基本的には県が主導で今動いているような話のようですけれども、いずれその費用分担をどうしていくのかというようなことなんかも議題になってくるんでしょうけれども、その辺の議論というか、県との話し合いは定期的に今やっていらっしゃるんでしょうか。その辺のかかわり方をちょっとお聞かせください。 ◎三上 都市計画課長 今、委員おっしゃるとおり、検討協議会という形で、関係者間の組織をつくって、この辺の協議もしていくというところでございますが、現在まだまだ概算ということの中で、これらについて、今答弁にもございましたが、スキーム等の検討、こういったものに進んでいくということになっております。 ◆柳沢潤次 委員 どれぐらいのスパンでしょうか、5年、10年でできるわけではないような気もしますから、すぐにお金が出ていく話ではありませんけれども、始めていけば、路線に乗っかっていく形になるわけですから、私はそういう問題というのはすごく今が非常に大事だなというふうに思います。線路を引っ張るためには、それだけ乗る人がいなければいけないわけでありますから、周辺の開発をしていくという話にもう既になっているわけですけれども、その辺は、都市計画の中で本当にいいのかと、公共交通でありますから、それ自体が悪いというふうに私は思いませんけれども、しかし、それは財政的な問題も含めて考えなければならないし、周辺の開発のあり方がどうなのかということも含めて考えるのが私はまちづくりだというふうに思うんですけれども、その辺について、ちょっと大きな話ですが、この意味合いというのをどういうふうに考えているのか。県は、慶應大学から先のことも含めた形で、いずれ新幹線新駅のほうまで持っていくというような構想があるわけですよね。ですから、藤沢も一応その方向で、その上位計画に乗っかってやっていくという形にはなっているんでしょうけれども、果たして、そういう大きな計画ですけれども、そういう方向でこれからのまちづくりの方向がいいのかというふうに感じるわけですが、御回答をお願いできないでしょうか。 ◎三上 都市計画課長 県の広域的な計画と、それから、私どもの健康と文化の森と、それから湘南台駅という周辺の都市拠点を結ぶ計画、この辺が極めて一致した事業でございますが、この公共事業としての鉄道を敷いていくということについては、先ほどお話がございました長後地区の交通不便な問題、こういったようなものも我々は取り組む中で、やはり鉄道駅というものが、その末端の、バス交通というものをまた短くできると。細切れにしていって、より使いやすい交通体系ができていくものというふうに考えておりますので、交通空白地区をバスだけで埋めていくという現在のところでは、難しさが非常に大きいという中で、やはりこの鉄道の取り組みとあわせて、またさらに細かい地域主体の交通、こういったものもあわせて検討していくということが重要であるというふうに考えております。 ◆柳沢潤次 委員 また引き続き議論はしていきたいというふうに思います。  次に行きます。新産業の森の整備事業費についてでありますけれども、この新産業の森の第二地区の開発が進められようとしておりますけれども、北部地区はもう終わったわけですけれども、この第二地区の現状、どんなふうになっているのか、お聞かせください。 ◎額賀 西北部総合整備事務所主幹 新産業の森の第二地区の取り組み状況でございます。昨年の9月の建設経済常任委員会で御報告をさせていただいた以降、10月と本年2月に、地区内の地権者の方を対象に勉強会を開催してございます。これまで合計で5回の勉強会を重ねてまいっているところでございます。この中でまちづくりに向けた情報提供や、地権者の方の意向調査、またまちづくり組織の設立に向けた調整を進めているところでございます。 ◆柳沢潤次 委員 まだこれから、ここは北部地区の部分と同じように区画整理で面的整備を行うという予定だと思いますから、同じようにやるとすれば、組合施行の形でやっていくという形で地元の合意がなければできないわけですから、その勉強会を進めているということなんでしょうけれども、それでもう一つは、今度の予算の概況を見ますと、今まで継続して行ってきたオオタカの調査が予算上は見えてきていないんですが、これはどういうふうになるのでしょうか。これもそうだし、健康と文化の森のほうもそうかなというふうに思うんですが、このオオタカの営巣調査についてお聞かせください。 ◎坂口 西北部総合整備事務所所長補佐 オオタカ調査業務委託につきましては、2つの事業において今まで計上していたんですけれども、来年度につきましては、予算を集約した形で西北部地域整備事業費において計上しております。 ◆柳沢潤次 委員 まとめて整備事業費の中に入っているという話であります。  それであと、前の予算特別委員会の中で、緑の30%の、都市計画上の縛りを緩和していくような方向が出されて、企業誘致、企業立地を優先的に進めていくような政策的な誘導を考える方向だというふうに私は受け取ったんでありますが、この新産業の森については、名前のとおり、工業団地とは言わないで、新産業の森というふうに言っているわけですから、大体どれぐらい緑を残すのかといったら、30%ぐらい残しますというようなことを言ってこられているというふうに思うんですが、一昨日でしたか、緑の保有の関係との絡みで、新産業の森の考え方について変更があるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎森井 西北部総合整備事務所主幹 新産業の森の第二地区の緑化についての考え方なんですけれども、一昨年5月に換地処分がなされ、まちづくりが既に終わりました新産業の森北部地区では、豊かな緑に包まれた新たな産業拠点の創出をコンセプトに、まちづくりと企業誘致を進めてまいりました。この北部地区に隣接します新産業の森第二地区につきましても同様の考え方に立ちまして、この地域の持つ緑豊かな環境と調和するまちづくりを展開すべく、関係権利者と協議してまいります。 ◆柳沢潤次 委員 今までと変わらないということというふうに受けとめておきます。  それで、この新産業の森、まだまだこれからずっと用田の女坂の近くまで広げていく構想になっております。まだ全体で約110ヘクタールというふうなことで、一番藤沢の中でも緑が多く、農地も多い地域を変えていくということになるわけで、とりあえずは、今出されている第二地区のところが具体的になっているだけですから、その後の方向をどうしていくのか。私はもう金もかかるからやめたほうがいいんでないかなというふうに思っておるんです。企業の誘致も大変ですし、誘致しても出ていっちゃう可能性もたくさんありますし、そういうところに余りお金を使わないほうがいいのではないかというふうに思うんですが、どんなふうに考えておられるのかお聞かせください。 ◎荻窪 西北部総合整備事務所長 新産業の森につきましては、これまで、県道藤沢座間厚木線の沿道におきまして、委員御指摘のとおり、土地区画整理事業などの手法を活用しながら、事業を進めてまいりました。今後、それ以外の部分、西側の用田地区などがありますが、そういったところにつきましても、経済状況や経済産業の政策の企業立地、この立地の需要などを十分見きわめた上で、事業化の判断をして進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆柳沢潤次 委員 次に行きます。長後地区の整備事業費について現状をお聞かせいただきたいと思います。まず、長後の東口の土地区画整理事業というのが終わって、今回事後評価をするというふうに書いてあるわけですが、どういう中身を評価して、どうするのか。私は余りこのことについて把握をしていなかったんですが、どんな評価をしていくのかなあと思うので、少しお聞かせいただきたいと思います。 ◎丸山 都市整備課長後地区整備事務所所長補佐 長後駅東口の土地区画整理事業は、清算金の徴収業務が平成29年度に完了しておりまして、そのことから、公共事業の効率性及びその実施過程の透明性の一斉の向上を図るために、事後評価を実施するものです。  事後完了後の効果の発現状況などを確認しまして、平成32年度以降になるんですけれども、神奈川県の県土整備局公共事業評価委員会のほうへ審議をお願いしていくこととなります。その結果ということになりますけれども、同種事業の計画、調査のあり方や事業評価の手法の見直しなどを反映させていきまして、公共事業をより効果的に実施するために今後役立てていくということになります。 ◆柳沢潤次 委員 わかりました。そのうちまたこの中身は注視をしていきたいというふうに思います。  それで、2つ目は長後のまちづくりの基本的な部分でありまして、長後725号線、長後の西口から市民センターまでの歩道の整備の事業でありますが、31年度では用地の取得をするということになっておりますが、何件取得するのか。そして、これからの用地買収をしていく見通しなどをお聞かせください。 ◎丸山 都市整備課長後地区整備事務所所長補佐 平成31年度の長後725号線の用地取得の箇所、件数につきましては3件分となります。位置は、長後市民センター前交差点の駅側の道路の北側となりまして、面積にしますと87.19平方メートル、延長にしますと約35メートルの取得を予定しております。  今後につきましても、市民センター前の交差点からかながわ信金までの優先整備区間内を重点的に取り組むとともに、優先整備区間外の権利者の方々に対してもより丁寧に対応していきまして、事業進捗を図り、整備効果の発現、早期発現を目指してまいりたいというふうに考えております。 ◆柳沢潤次 委員 次に、高倉下長後線であります。代表質問などでも出ておりますけれども、31年度に都市計画決定の変更をしていくという答弁がありましたけれども、住民の皆さんとの話し合いはどうなっているのかなというふうに思っております。以前にも質問したこともありますけれども、15メートルという幅員ではなくて、12メートルにして早くやったほうがいいのではないかというふうな提起もさせていただいているわけですが、住民との話し合い、どうなっているのか、この段階での状況をお聞かせください。 ◎丸山 都市整備課長後地区整備事務所所長補佐 この事業を進めるに当たりましては、委員御指摘のとおり、住民の方々との合意形成がとても重要だと考えています。地権者の皆様に対する個別説明ですとか、遠藤自治会への説明、長後地区全体集会における説明及びホームページ等、あらゆる機会を捉えまして、必要な情報の発信や意見の集約に取り組んできているとともに、地域住民の方々からのさまざまな御意見や御要望に対しても丁寧な説明をしてまいりました。  今後につきましても、都市計画変更を控えておりますけれども、法定縦覧を含め、引き続き情報発信に努めるとともに、丁寧な対応を図ってまいりたいと考えております。 ◆柳沢潤次 委員 なかなか長後に住んでおりますと、長後の町は置き去りにされているなというように言う方が多いんですよね。そういう感じを受けていると。古い町ですから、なかなか湘南台のようには開発もできないし、そういうことなんだろうなというふうには思います。道路も狭いしね。そういう中で、せっかく最重点の課題として、高倉下長後線、725号線、これを最優先で進めるというふうな方針を市がとって、今進めているわけであります。その点では応援をしたいというふうに思いますけれども、それにしてもまだあと10年はかかるでしょうね。もう少しスピード感があって変化が見える、住民の皆さんからも変化が見える、そういう方向にぜひ進めてもらいたいなというふうに思うんです。そのためには、長後の整備事務所の人数もふやして、例えば725号線などについては、市民センターから銀行までの間を優先的にというふうに進めてきておりますが、一気にこれは予算もつけて駅までの間、交渉にも入っていくというふうな、それぐらいの取り組み方にすべきではないかというふうに思うんですけれども、その辺の意気込みをお聞かせいただければと思います。 ◎齋藤 都市整備課長後地区整備事務所長 人手やお金をもっとかけてやっていくべきという御指摘でございますが、高倉下長後線などの整備につきましては、今後、多くの権利者の皆様と、それぞれの御事情も踏まえた丁寧な補償交渉を進めて用地を取得していかなければなりません。したがいまして、これまでの基盤整備同様、長後の住民の皆様の日常生活に支障とならないよう、計画的に着実に業務を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆柳沢潤次 委員 次に行きます。善行長後線であります。先ほど質疑がありましたけれども、なかなか用地買収の方向がまだ見えていないということでありますが、地元の人はあそこの今まだ通行ができなくなっているゴルフ場の前の丁字路になっている部分ですね。あそこについて、早く開通してほしいというようなこと、交通が生活道路に入っていくわけですから、そんなことをいつまでも続けてもらっちゃ困るというような要望も大分出ておるわけですが、何とかあそこの丁字路は用地買収が済む前でも開通をさせるというようなことが必要なのではないかというふうに思うんですが、その辺についての考え方をお聞かせください。 ◎古谷 道路整備課課長補佐 暫定接続につきまして御回答します。暫定接続につきましては、警察とこれまで協議をしてきた中で、既存の不動前交差点と新たに善行長後線の交差点の間では、走行上の見通しが悪いという中での、まずこれを改善しなきゃいけないということと、あと県道菖蒲沢戸塚線に新たに善行長後線とぶつかりますと、南側に下って車がふえてきます。この関係から右折レーンの設置が求められている状況で、現段階では、これらの対応が困難なことから、交通開放ができない状況にございます。  いずれにしましても、ただいま進めています用地交渉の中で、右折レーンも含めて交渉を行っておりますので、先ほど平川委員のほうの御回答したとおり、平成34年度末の供用開始を目指して事業に取り組んでおりますので、御理解くださいますようよろしくお願いいたします。 ◆柳沢潤次 委員 最後です。主要幹線道路対策費についてお聞きをいたします。この図面を見ますと、大きく北部のほうに海老名から延びている丸い輪っかがありますが、これが新東名の構想の場所ですよね。まだ国のほうは建設の段階ではない路線という形になっているという状況が長く続いているわけですが、海老名までの状況が進展をしてきている状況と一応計画路線にはなっているわけですから、いずれまた復活してくるのかなというふうにも思うわけですが、まず現状について、周辺の状況も含めてお聞かせください。 ◎野原 道路河川総務課課長補佐 新東名高速道路の進捗状況につきましては、NEXCO中日本が平成32年度までの開通を目指し、御殿場ジャンクションから海老名ジャンクションまでの約54キロメートルついて整備を進めてきております。昨年の1月28日に海老名南ジャンクションから厚木南インターチェンジ間の約2キロメートルが開通しました。今週末の3月17日には、厚木南インターチェンジから伊勢原ジャンクションの約4キロメートルの開通が予定しております。残る区間は約48キロとなっております。しかしながら、海老名ジャンクションから東京方面につきましては、いまだ本線のルートが発表されていないという状況であることから、早期の計画ルートの公表と事業化の促進を国土交通省、NEXCO中日本へ対し要望しているところでございます。 ◆柳沢潤次 委員 事業化の促進を国土交通省、NEXCO中日本へ要望をしているということで、市は積極的にこれはつくってほしいという立場だというふうに受け取っているところでありますが、このことによって藤沢のまちづくりは大きく変わるというふうに私は思っています。例えば葛原の地域は、藤沢厚木線との交差の部分はインターチェンジが以前予想をされておりましたし、まさにその地域が新産業の森の地域であります。用田の地域から長後の北部の部分も含めてこの道路が通って来るということでは、大きく藤沢に直接影響のある道路だということが言えると思うんですが、積極的な要請をしていくという立場であるならば、私は関係する住民の皆さんに積極的な情報の公開もしていく必要があるだろうなというふうに思うんですが、その辺の考え方についていかがでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎野原 道路河川総務課課長補佐 現在、藤沢市は本市の北部地域につきましては、本線のルートと黙されておりますので、将来的にはそういったことでルートを通るような可能性もありますけれども、今現在はまだルートのほうの公表もされておりませんので、ルートのほうの具体的なそういった計画が示された際には、地域のほうへ丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。 ◆武藤正人 委員 公園のことでちょっとお伺いをしたいと思います。まず268ページ、新設ということでありますけれども、折戸公園のことについて伺いたいと思います。地元の方から、ワークショップをやった後、2年か3年前ぐらいにやっていると思うんですけれども、その後、動きがないということで本当にできるのかというようなお声も聞いております。ワークショップの後、地元の人、ワークショップに出た方と、また自治会・町内会の方も出ていると思うんですけれども、どのように説明をされてきたのか、伺いたいと思います。 ◎北村 公園課課長補佐 平成27年度にワークショップを行いまして、今回平成31年度の予算計上までに、自治会さんを含めて住民の方と、そういった予算の話ですとか、事業ができないかとか、そういったところを説明をさせていただいております。  今回、前年度、30年度も予算計上のほうに当たりまして、公園を整備するに当たりまして、公園の北側のところを用地を利用するに当たりまして、地権者の方と北側の用地のところを通らないと整備ができないというところがありましたので、そういったところで調整をしていたんですけれども、なかなかうまく交渉ができなかったところで、昨年度は事業を先延ばしにしております。今年度につきましては、その北側土地の所有者の方とうまく交渉ができましたので、そこのところを利用しまして事業を進めていくことで、今回、平成31年度については予算計上させていただいておりまして、住民の方につきましては、この予算を御承認いただきました後に説明をしていきたいと考えております。 ◆武藤正人 委員 説明をよろしくお願いしたいと思います。  それで、2億7,899万3,000円という予算計上ですけれども、来年度中に公園の整備は終わるのかどうか、伺いたいと思います。 ◎北村 公園課課長補佐 公園の整備につきましては、現段階で今、設計のほうを進めさせていただいております。一応31年度の末には公園を開設していきたいと考えています。 ◆武藤正人 委員 次に、公園愛護会育成費について伺いたいと思います。1,079万3,000円の予算計上されておりますけれども、愛護会育成費というものの、育成費というふうに書かれているんですけれども、どういうものなのか、まずお伺いしたいと思います。 ◎麻生 公園課課長補佐 公園愛護会につきましては、市内に約300ある公園のうち、約160の公園で公園愛護会が今現在結成されております。その愛護会ごとで公園の清掃活動などをしておりますので、そのための交付金といたしまして、例えばほうきを買うですとか、そういった清掃道具、そういったものの購入に充てるために交付金という形で計上しております。 ◆武藤正人 委員 交付金に差があったりとかということも聞いているんですけれども、また、苗木ですか、苗の配布の方法とか、個数についても差があるというようなことを聞いているんですが、それはどのようになっているんでしょうか。 ◎麻生 公園課課長補佐 交付金につきましては、公園の面積に応じまして、それぞれ交付金の額が異なってきますので、上限で6万円という形にはなっておりますけれども、交付金の額はまちまち、面積によって異なってきます。  また、苗木の配布ということですけれども、例えば愛護会に球根を配るですとか、そういったことは毎年行っております。そういったものに関しましては、私ども事務局のほうから愛護会にアンケートをとりまして、それで希望を募った中でそういったものを配布しておりますので、公平を期してやっているところではございます。 ◆武藤正人 委員 地元の愛護会なんかの話を聞くと、公園の面積というよりも、花壇の面積によってやってほしいとか、それによって苗木の購入、実際半額以上が苗木の購入とか、また肥料の購入費に充てるわけなんですけれども、そういったことで花壇の面積等に応じてやるとか、苗木の量によって交付金に差をつけてもいいのではないかというような話もあるんですが、お伺いしたいと思います。 ◎麻生 公園課課長補佐 確かに面積に応じた形で今交付金を支出しておりますけれども、愛護会によりましては、委員さんおっしゃるように、花壇を丹念に育成していただいたりですとか、内容はまちまちになっているところがございます。  そういったものも加味しながらということも、ちょっと今後、考えていかなければいけないなということは思っているところでございますけれども、交付金の額の見直しというのも、今後ちょっと検討していければと考えています。 ○佐藤春雄 委員長 ほかに質疑はないですね。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐藤春雄 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○佐藤春雄 委員長 次に、第10款消防費、128ページから131ページまでの審査を行います。  消防費についての説明を求めます。 ◎松藤 消防局長 それでは、10款消防費について御説明申し上げます。予算書の128ページをごらんいただきたいと存じます。予算の概況につきましては、272ページから276ページを御参照いただきたいと存じます。  予算総額は54億5,931万3,000円で、前年度と比較いたしまして4億708万7,000円の増額となっております。  1項1目常備消防費は46億1,784万1,000円で、前年度と比較いたしまして3,257万8,000円の増額となっております。増額の主なものといたしましては、職員給与費の増額となっております。  説明欄に移りまして、細目02消防総務関係費につきましては、一般事務的経費、職員の各種教育研修に要する経費、職員の被服等の貸与に要する経費、消防音楽隊の運営に要する経費でございます。
     細目03消防事業関係費につきましては、火災予防の企画・住宅防火対策の推進に要する経費及び火災原因の調査等、予防事業に要する経費、消防活動及び警防事業等に要する経費、消防・救急活動に必要な通信指令業務に要する経費、南消防署・北消防署の一般事務的経費及び消防車両の維持管理に要する経費、法令に基づく火災予防規制事務、査察等に要する経費でございます。  細目04救急事業関係費につきましては、救急救命士の養成を初めとする各種教育研修に要する経費、救急資機材の整備等に要する経費、応急手当技術を幅広く普及し、救命率の向上を図るために要する経費、予算書130ページに移りまして、研修と出動機能を兼ね備える救急ワークステーションの運営管理に要する経費でございます。  2目非常備消防費につきましては1億2,380万7,000円で、前年度と比較いたしまして787万1,000円の減額となっております。  説明欄に移りまして、細目01消防団関係費につきましては、団員の公務災害補償及び退職報償に係る掛け金等の団運営に要する事務的経費、団員の火災出動等の報酬に要する経費、団器具置き場及び車両等の維持管理に要する経費、団員の被服等の貸与に要する経費、消防団活動を充実強化させるための救助資機材等の整備に要する経費でございます。  細目02消防団運営交付金につきましては、団の運営を円滑にするために必要な交付金でございます。  3目消防施設整備費は7億1,766万5,000円で、前年度と比較いたしまして3億8,238万円の増額となっております。  説明欄に移りまして、細目01消防施設整備関係費につきましては、既存庁舎等の施設管理に要する経費、消防救急無線の更新及び維持管理に要する経費、消防隊、救助隊の活動に必要な資機材等の整備に要する経費、消防関係車両の購入に要する経費、庁舎等の施設整備に要する経費、大規模な災害に備えた資機材等の整備、消防指令システム等の更新に要する経費でございます。  細目02消防水利管理費につきましては、消火栓の設置及び維持管理に要する経費でございます。  細目03六会出張所救急隊新設事業費につきましては、救急隊が未配備である六会地区における救急隊現場到着時間の短縮と、今後さらなる救急需要の増加に対応していくため、六会出張所に救急隊を配備するもので、車両、資機材施設整備及び職員研修に要する経費でございます。  以上で消防費の説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○佐藤春雄 委員長 説明が終わりました。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆平川和美 委員 では、予算の概況274ページ、大規模震災等対策強化事業費の中で、事業概要のところにレスキューサポート1セットってあるんです。これは昨年もたしか1セット買っているんですが、このレスキューサポートということで、このレスキューサポートについてはどのような場面で使用するのか、ちょっとその辺をお聞かせ願えますか。 ◎藪下 警防課課長補佐 大規模震災発生時には、建物が不安定となることが予想されます。救出のため、不安定な建物に隊員が進入する際に、このレスキューサポートを使用して建物を支え、安定化をさせ、要救助者や活動隊員の安全確保を図るものでございます。 ◆平川和美 委員 それだけ安全に拠出するための大事なセットということなんですが、これは昨年もたしか1セット予算で要望していまして、たしかもう配置されている思うんですが、今年度も1セットということで、これは最終的には何セットまでそろえるのか、どことどこに配置をしているのか、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎古橋 警防課主幹 レスキューサポートは、本市の救助隊3隊に平成30年度から計画的に配備するものでございます。平成31年度に配備する1セットにつきましては、北消防署北救助隊に配備する予定でございます。  なお、30年度につきましては南消防署に配置してございます高度救助隊に、32年度につきましては南消防署南救助隊に配備する予定でございます。 ◆平川和美 委員 それからあと、次の消防指令システム等更新事業費で、これはNet119のことで、代表質問でもお聞きしているんですが、その後、まずこの市長の31年度施政方針では、Net119の導入に関して、消防救急体制を充実していくということで、今年度、31年度の施政方針の中に導入とあるんですが、代表質問で、その運用開始時期をお聞きしたところ、32年度からということだったんですが、その辺の市長の施政方針との整合性はどうなのかなと思うんですが、今年度の開始についてはどうなのか、ちょっとその辺だけお聞かせ願いたいと思います。 ◎藤田 警防課課長補佐 今回導入するNet119については、同時に更新を予定しております指令システムと連動する仕様としておりまして、このことによって指令台で瞬時にNet119の受信を確認できるようになります。このことから指令台との連動動作を確認する必要がありますので、運用開始につきましては指令システムの更新に合わせ、平成32年度当初を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆堺英明 委員 日ごろより市民の生命、財産を守るために昼夜を分かたず御尽力いただいておりますことを心より感謝を申し上げます。  それでは、消防費について、大きく2点お伺いいたします。  まず、消防の広域化について大きく伺わせていただきます。消防の広域化につきましては、平成18年の消防組織の法改正以降、幾つか通知が発出されているところですが、国の基本指針の一部改正であったり、広域化の推進期限の延長などが行われておりまして、なかなか進んでいないような印象を受けております。今後、人口減少社会の到来であったり、低密度化、高齢化の進展はもとより、大規模災害が発生する状況を踏まえますと、消防体制のさらなる強化が重要であり、その最も有効な手段の一つが広域化であるのではないかと考えますが、現在の国の動きと、全国の広域化の状況及び神奈川県内の広域化の状況についてお聞かせください。 ◎阿部 消防総務課課長補佐 消防の広域化についてでございますが、まず、国の動きにつきましては、平成30年4月に、国から発出されました通知によりますと、消防の広域化の規模は都道府県を1つの単位とした広域化が理想的であるとした上で、管轄人口や消防吏員数の少ない消防本部を広域化対象市町村に指定することが必要であるなど、委員御指摘のとおり、人口減少社会を迎えるに当たりまして、小規模消防本部の体制強化を最重要課題としております。  次に、全国の広域化の状況でございますが、平成18年の消防組織法の一部改正以降、平成30年4月現在で52の地域が広域化を実現しておりますが、いまだ小規模な本部は多数存在している状況でございます。  次に、県内の広域化の状況でございますが、消防組織法では都道府県は広域化に関する推進計画を定めることと規定しております。神奈川県におきましても、平成20年3月に策定された神奈川県消防広域化推進計画により、平成25年3月に足柄消防組合を構成しております1市5町が小田原市に事務委託いたしました。その後、平成26年7月に推進計画が一部改正され、平成28年4月に清川村が厚木市に事務委託、平成29年4月には三浦市が横須賀市に事務委託をしております。 ◆堺英明 委員 広域のほかに、近隣市町村との連携として、消防指令センターの共同運用というものもあるそうでありますが、こちらはどういったものなのか、神奈川県内で運用している市町村等があれば、その状況をお聞かせください。 ◎阿部 消防総務課課長補佐 消防指令センターの共同運用につきましては、複数の消防本部が一つの指令センターを共同運用するもので、広域化が進まない原因にもなっております財政上、組織上の諸課題を解決できるといったメリットがございます。それで、広域化の第一歩として国のほうも推奨しているものでございます。  県内では、平成25年4月に横須賀市と三浦市が共同運用を開始しており、その後、広域化を実現しております。また、平成27年4月に座間市、海老名市、綾瀬市の3市で運用開始、平成28年2月には茅ヶ崎市と寒川町で運用開始するとともに広域化への検討が進められており、さらに平成29年4月には平塚市、大磯町、二宮町の1市2町で共同運用を開始しております。 ◆堺英明 委員 では、本市はどうなのかというところなんで、本市の状況と今後の考え方についてお聞かせを願います。 ◎野口 消防局参事 それではまず、本市の状況についてでございますが、平成20年に県が策定しました推進計画に示された湘南地区4市3町で構成された広域化ブロックについて、まず検討を重ねた結果、平成22年に行われました会議において、県が示したブロックでの広域化は行わず、相模川を境として東西に分けた新たな枠組みでの検討を行うとの結論に至り、神奈川県知事に報告をしたところでございます。  この新たな枠組みにつきましては、平成24年に、湘南東部における、広域連携施策についての覚書というのを締結いたしまして、広域化を視野に覚書に基づく連携施策などを行っているところでございます。  次に、今後の考え方についてですが、この覚書や平成30年4月に、一部改正されました、市町村の消防の連携協力の基本指針などをもとに、近隣市町との連携強化による消防力の向上を図ってまいります。  また、広域化につきましては、近隣市町におきまして、指令センターの共同運用など、広域化の広域化に向けた動きがあることですとか、国の通知に基づく、県の広域化推進計画の見直しなどが予測をされていることから、これらの動向を注視しつつ、慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 それでは、予算の概況のほうから1事業のみお伺いいたします。272ページに当たります。こちらは、これまでの救命講習の開催回数と受講回数の実績をまずお聞かせください。 ◎牧野 救急救命課課長補佐 これまでの救急救命講習の開催数と受講者数につきましては、平成6年の普通救命講習開始から平成31年1月31日までの累計で3,922回を開催し、延べ13万3,122人の方に受講していただいております。 ◆堺英明 委員 これまでの数字で非常に多くの方々に受講していただいているわけでありますが、その効果などについてはどうお考えなのか、お聞かせ願います。 ◎牧野 救急救命課課長補佐 心肺機能停止の傷病者に対して行われる応急手当の実施率ですが、10年前は43.5%でしたが、最新調査結果では55.2%と10%以上増加し、国の平均実施率49.9%を上回っております。 ◆堺英明 委員 救命講習を開催するに当たっては、資機材の整備や講師の確保など、さまざまな課題があるのかなとは思います。  そこで、まず救命講習に使用する資機材の保有状況についてまずお聞かせください。 ◎木瀬 救急救命課主幹 資機材の保有状況ですけれども、人形が100体、AEDトレーナーが95台、保有しております。 ◆堺英明 委員 確かに最近AEDをよく見かけるようになったわけであります。受講者の身近な場所に設置してあるAEDと同型のトレーナーを使うことができれば、より実感しやすい講習になるのかとは思いますが、消防局が保有するAEDトレーナーの整備状況と考え方についてお聞かせください。 ◎木瀬 救急救命課主幹 現在救命講習で使用しているAEDトレーナーの中には、既に設置されていない機種もございます。  これはAEDが誰でも簡単に使えるように設計されており、どのような機種でも基本的な使用方法に大きな違いはないため、講習での使用については問題ないものと考えているためです。  しかし、委員御指摘のとおり、身近な場所に設置してあるAEDと同型のものを講習で使用することで、より実際が実感しやすい講習ができると考えます。今後は、更新基準を定めるなど、順次整備に努めてまいりたいと考えております。 ◆堺英明 委員 次に、講師についてでありますが、こちらは十分確保されているのかということと、現状及び今後の取り組みについてをお聞かせ願います。 ◎下田 救急救命課長 講師を十分に確保されているのかと、現状と今後の取り組みという御質問でございますが、現在、救命講習につきましては、消防職員を初めとしまして、協力団体でございますふじさわ救命普及推進会の皆さん、それと藤沢市救命普及指導員とともに、講師を行っているような状況でございます。  全体としましては、講師の不足という部分では生じてはおりませんが、救命講習が集中する時期につきましては、1人に短期間に複数回講師をお願いするなど、負担が大きくなっていることもございます。消防局では年3回ほど応急手当普及員講習を開催いたしまして、講師を養成しているところでございますが、今後は応急手当普及員についての啓発に一層の力を入れることで、認知度を高めるとともに、協力団体であるふじさわ救命普及推進会と連携をいたしまして、より多くの応急手当普及員を養成できるよう努めてまいりたいと考えてございます。 ◆原田伴子 委員 女性消防職員についてまずお伺いしたいんですが、国は5%を目標にということで言っているようですけれども、本市の場合、何%ぐらいの女性消防士の方がいらっしゃって、この間ふえてきているのかどうか、お聞かせください。 ◎髙橋 消防総務課課長補佐 女性消防職員につきましては17人、約3.6%となっております。 ◆原田伴子 委員 5%にはまだ至っていないのかなと思うんですが、この間、どうやってふやそうというふうな努力をされてきたのか、お聞かせください。 ◎福岡 消防総務課主幹 今後の女性採用、これの増加に取り組む状況でございますけれども、内容といたしましては、平成28年度から総務省消防庁のほうで主催しております職業体験、ワンデイ・インターシップ、あとはかながわ消防フェアという形で、神奈川県が主催するイベントがあります。こういったところに藤沢消防の専用ブースを開設させていただきまして、そこに現役の女性消防職員を置きまして、具体的な業務内容や勤務条件、そして藤沢消防のPRをさせていきながら、推進に取り組んでいるところでございます。 ◆原田伴子 委員 消防団のほうをお聞かせいただきたいんですけれども、女性の団員の方というのについて、以前、平成29年に脇議員が一般質問でお聞きになっているんですけれども、その際に平成26年4月から初の女性消防団員が誕生して以来、31個分団、491人のうち6個、8人の方が活躍されているというふうに御答弁されていますが、現状どのぐらいいらっしゃるのか、また何%ぐらいを目指していらっしゃるのか、お聞かせください。 ◎内田 警防課課長補佐 団員数、今480人のうち、女性団員の方は今委員が言われたとおり8人と変わりはございません。  全体でいいますと約1.6%となります。 ◆原田伴子 委員 国のほうでは10%を目指しているというふうにネットで書いてあったんですけれども、となると、かなりの数がまだ不足しているのかなと思うんですが、女性の地域にいらっしゃる方というのは、仕事を始めていらっしゃる方もすごく多いんですけれども、遠くに仕事に行かれているというよりは、地域の中でいらっしゃるということであったり、女性ならではの生活の視点というのもあるのかなと思いますので、こういう方をふやしていく努力も必要かと思いますが、これまでどのような方法で呼びかけなり、勧誘なりされているのか、お聞かせください。 ◎内田 警防課課長補佐 国の基準の10%になるように、各種イベント等のところでPRをさせていただいたりだとか、あとは団員さんそのものを、団員さんが勤めている生業の会社の方々の紹介だとかでまたその女性をふやしていくというような試みをしております。 ◆原田伴子 委員 新潟市だと、1方面25人ということで、市内に120人女性の団員の方がいらっしゃったり、横浜市でも3割ぐらい女性の方がいらっしゃる団があるそうです。ふやすためにどうしていくのかという一つの手法の中で、ヤクルトの販売員の方に入団を呼びかけていただいたりとか、災害時のヤクルト販売委員の方が住民の声かけをしたり、消防団への連絡をしたりというような協定を結んでいらっしゃるようなんですけれども、こういう方法も必要かなと、検討するべきかなと思いますし、あと地域の中の保育士さんとか看護師さんとか、そういう専門職の方にもぜひ入っていただいて、いざというとき、災害時、担っていただくところも多いのかなと思うのですが、いろんなその声かけの方法について、今後いろいろと検討していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ◎川勝 消防局参事 先ほどの10%の目標値という国のほうというのは、消防団に対してはたしか求めていなかったと思いますので、大変申しわけないんですけれども、我々は今消防団のほうは何%目標という基準は設けていないところでございます。  我々は消防団とも話をしている中で、事務局の中での話なんですけれども、消防団に関しては、まず男女関係なく、やはり地域にしっかり密着していて、動員力というんですか。即対応ができる、地域に密着している住民の方に担っていただきたいというのがまず一番でございます。  委員御指摘の各種の取り組みも消防ニュース等で我々も十分承知しているところでございます。基本団員の確保という観点からも、今後いろんな手法、推進的に取り組んでいる消防本部、勉強させていただきながら、取り組んでまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ◆土屋俊則 委員 私のほうは1点だけになりますが、国基準との関係で消防職員数、消防水利数の整備の状況はどうなっているのかということとあわせて、職員数と消防水利の充足率の向上に向けて、31年度どのように取り組むのか、お聞かせください。 ◎髙橋 消防総務課課長補佐 まず、職員数とその充足率でございますが、国の基準となる消防力の整備指針で定める本市消防職員数の基準は513人でございます。平成31年4月1日には、本市消防職員数は再任用職員も含めまして477人となる見込みでございます。よって、消防職員の充足率は92.98%となる予定です。  職員の充足率向上に向けた取り組みにつきましては、今後、都市構造の変化や市民のニーズの変化、こういったものに適切に対応し、災害から市民を守る、消防の使命を全うするため、必要となる消防力の充実に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ◎藪下 警防課課長補佐 続きまして、市内に設置されている消防水利の数につきまして、現在の消防水利の設置状況で、消火栓4,956基、防火水槽2,255基、学校等のプール73基で、合計いたしまして7,284基でございます。これによる充足率、本市の基準2,456区域に対しまして、充足区域数2,101区域となり、充足率は85.5%となっております。  次に、消防水利の充足率向上に向けての取り組みについてですが、消防水利の不足地域に対しまして、計画的な防火水槽の設置に努めるとともに、特定開発事業に伴う協議の中で、防火水槽の設置を指導してまいります。また、消火栓につきましても、水道局と調整を行いながら、より有効な場所に設置することで、充足率を上げていきたいと考えております。 ◆佐賀和樹 委員 オリンピックまで500日を切ったということで、過去の議論の中で、今回定数条例の関係で消防職10人増ということで、この辺は六会消防署の救急の関係だというふうに捉えていますけれども、オリンピックに向けて、会場周辺の消防職なり、消防の体制を構築していくというような話があったと思ったんですが、その辺についての今、状況についてお聞かせいただければと思います。消防体制の強化ね。 ◎伊藤 警防課主幹 オリンピックの消防局の対応ということでございます。東京2020オリンピック競技大会の開催に伴いまして、やはり国内外から多くの観光客、各国の要人だったり、マスコミだったり、関係者等が訪れることが予測される中、大規模イベントを狙った悲惨なテロ災害、これがやはり世界各地で発生しており、今後オリンピック競技会場である江の島などもやはりテロの標的になる可能性は当然あります。  消防局としましては、平成30年の5月に迅速な警戒体制を確立するなど各種の消防対策を実現するための総合的な計画といたしまして、消防特別警戒計画第1版というものを策定したところでございます。計画の簡単な内容としましては、海上自衛隊とか海上保安庁、横浜水上警察とか、藤沢警察、藤沢北警察、当然藤沢市の消防局、こういったいわゆる公安職と言うんですか、治安職といいますか、これの警戒配備体制については、やはり共通事項として取扱注意というようなことにもなっておりますことから、今回答弁できる範囲でちょっと限定させていただければと思いますが、例えば予防査察などの災害危険要因を排除するための事前対策とか、オリンピックの開催期間中の警戒に要する人員や消防車両、資機材等の配備体制、または外国人観光客への対応とか、こういった部分を総合的な計画に盛り込んでいる部分でございます。 ◆佐賀和樹 委員 そうすると、人員などの増員とか、その辺については特に、今の中で開催期間なり、その前後については今の人員体制の中でそこを重点的にやっていくとか、そういう考えでよろしいんでしょうか。 ◎伊藤 警防課主幹 人員等につきましては、やはり基本的な考えが江の島を守り、またかつ全域警戒という、藤沢市内の全域を警戒するという部分でございますので、やはり人員、資機材等は今の現状の人員では不足する部分がございます。 ◆佐賀和樹 委員 ありがとうございました。  その辺と少し関連するんですけれども、またちょうど2年前の代表質問のときに、セーリングだけではなくて、鵠沼海岸、片瀬海岸、辻堂もそうですね。サーフィンもオリンピック競技ということで大変人がふえていると。  先日、公明党の塚本議員の代表質問でも、そこはライフセイバーの部分で質問されておりましたけれども、私も代表質問のときは、例えば鵠沼出張所の職員の方を少し配置して、やはり年間を通じた海の安心安全をどう構築していくべきかということを投げかけさせていただいて、そのときは市長もいろいろ検討していきたいという御答弁もされておりましたが、その後の検討経過などをお聞かせいただければと思います。 ◎藪下 警防課課長補佐 現在までの平成30年度の連携強化についての取り組みですけれども、平成30年度も、海水浴場の開設期間の前後に、海岸地域人命救助実施機関連絡会議を開催し、各機関の組織体制や連絡方法の確認を行うとともに、各機関の活動課題や結果の共有を図り、協力体制の強化を図りました。平成30年7月には、片瀬西浜において、海開きに合わせて、海岸地域人命救助実施機関の各団体により、水難救助のデモンストレーションを実施し、活動の協力の確認及び強化を図りました。平成31年5月には年間を通した関係機関の取り組みとして、海上保安庁、湘南海上保安署と連携した訓練を調整しているところでございます。関係団体との連携を強化していくことが重要と認識していることから、今後もさまざまな機会を捉え、協力体制の強化を図ってまいります。 ◎福岡 消防総務課主幹 それでは、消防職員、これの海岸への常駐といったところが1つ検討事項となっていたところでございます。消防局内では、こちらの検討を進めている中で、部隊行動を活動の単位とする消防隊の特性、そして常駐する職員の生み出しなど、まだ課題が残っている状況でありますから、現時点ではこちらのほうは困難であると認識しております。  しかしながら、年間を通しての海岸の安全安心、こちらのほうは本市の重要課題と捉えておりますので、関係機関との協力体制、こちらを引き続き強化してまいりたいと考えております。 ○佐藤春雄 委員長 ほかに質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○佐藤春雄 委員長 これで質疑を終わります。       ────────────────────────────── ○佐藤春雄 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。  次の会議は3月14日木曜日午前9時30分から行います。  本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。       ──────────────────────────────                 午後5時27分 散会...