藤沢市議会 2018-01-30
平成30年 1月 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会-01月30日-01号
平成30年 1月
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会-01月30日-01号平成30年 1月
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会の記録
平成30年1月30日
藤沢市議会
目 次
平成30年1月30日
1 副委員長の互選について …………………………………………………………………… 4
2
藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について
(1) 藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について ………… 5
(2) 藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について …………………………………………18
(3) 藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について ……………………25
(4) 藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況について ………………………………………36
1.日 時 平成30年1月30日(火) 午前9時30分 開会
2.場 所 第1議会委員会室
3.出 席 者
委 員 長 吉 田 淳 基
副委員長 山 口 政 哉
委 員 山 内 幹 郎 柳 沢 潤 次
酒 井 信 孝 桜 井 直 人
浜 元 輝 喜 柳 田 秀 憲
阿 部 すみえ 加 藤 一
武 藤 正 人
欠席委員 な し
議 長 松 下 賢一郎
傍聴議員 大 矢 徹 永 井 譲
北 橋 節 男 西 智
脇 礼 子 有 賀 正 義
平 川 和 美 東 木 久 代
堺 英 明 塚 本 昌 紀
理 事 者 小野副市長、宮治副市長、
関根行財政改革推進室主幹、
渡辺企画政策部長、
佐保田企画政策部参事、
髙瀬企画政策課主幹、伊藤広報課長、関口財務部長、
新田財務部参事、臼井財政課主幹、若宮契約課長、
鈴木財務部参事、
小川管財課主幹、
森防犯交通安全課長、
宮原市民自治部参事、
秋山生涯学習部長、塩原生涯学習部参事、井出生涯
学習総務課主幹、
赤坂生涯学習部参事、小野生涯
学習総務課藤沢公民館主幹、
高橋総合図書館長、
饗庭総合市民図書館専任主幹、
蓑原福祉部参事、
日原福祉健康総務課主幹、
寺田福祉健康部参事、
鈴木介護保険課主幹、
安孫子福祉健康部参事、
平井地域包括ケアシステム推進室長、
村井子ども青少年部長、
福岡子ども青少年部参事、
亀井子育て企画課主幹、
川口子育て企画課主幹、
手塚保育課主幹、藤田保育課主幹、加藤青少年課長、中峯経済部長、
嶋田経済部参事、
饗庭産業労働課主幹、
松森産業労働課主幹、
奈良計画建築部参事、
三上都市計画課長、
佐藤都市計画課主幹、
額賀都市計画課主幹、
川口公共建築課長、
岡公共建築課主幹、
浜野公共建築課主幹、
藤村都市整備部長、
富塚都市整備部参事、
荒川都市整備部参事、川﨑藤沢駅
周辺地区整備担当参事、
碓井藤沢駅
周辺地区整備担当主幹、その他関係職員
事 務 局
土居議会事務局長、
室伏議会事務局参事、田口議事課長、
浅上
議事課課長補佐、
榮議事課上級主査、小宮議事課書記
4.件 名
1 副委員長の互選について
2
藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について
(1) 藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について
(2) 藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について
(3) 藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について
(4) 藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況について
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 ただいまから
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会を開会いたします。
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 お諮りいたします。委員会の日程は、お手元に配付したとおり進行したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 御異議がありませんので、そのように決定をいたしました。
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△1 副委員長の互選について
○吉田淳基 委員長 日程第1、副委員長の互選についてを議題といたします。
10月6日付で原輝雄委員が議員辞職をしたことに伴い、副委員長が欠員となっておりますので、互選を行うものです。
お諮りいたします。副委員長の互選の方法はいかがいたしましょうか。
(「委員長指名」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 委員長指名という声がありますので、私から指名をさせていただきます。
副委員長に山口政哉委員を指名いたします。
お諮りいたします。ただいまの指名に御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 御異議がございませんので、山口政哉委員が副委員長に当選をされました。
副委員長が選出されましたので、
山口政哉副委員長を御紹介申し上げます。
○山口政哉 副委員長 おはようございます。このたび
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会の副委員長を拝命いたしました山口政哉でございます。新庁舎になりまして、新しい新庁舎、そしてまた委員会室、そしてまた職員さんの入れかえ、そしてまたタブレットの導入など、初めて尽くしのことがありますけれども、経験豊富な吉田委員長のもと、スムーズな議事進行に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
──────────────────────────────
△2
藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について
(1) 藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について
(2) 藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について
(3) 藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について
(4) 藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況について
○吉田淳基 委員長 日程第2、
藤沢都心部再生及び公共施設の再整備について、(1)藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について、(2)藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について、(3)藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について、(4)藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況についてを議題といたします。
まず、お手元に配付されております資料の確認をお願いいたします。資料1、藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について、資料2、分
庁舎整備実施設計(案)、資料3、朝日町
駐車場整備実施設計(案)、資料4、藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について、資料5、藤沢市藤が岡二丁目地区再
整備事業事業契約書(抄本)、資料6、実施方針公表時のリスク分担表と契約書約款の対照表、資料7、鳥かん図、資料8、藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について、資料9、藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況について、以上の9点です。よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 これより審査に入ります。
まず、(1)藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について市当局の説明を求めます。
◎関口 財務部長 おはようございます。それでは、藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)について御説明をさせていただきます。
お手元の資料1をごらんください。
藤沢市分庁舎につきましては、昨年5月30日に開催されました
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会におきまして整備基本設計(案)について御報告をさせていただきました。今回は、その後、報告内容に基づき実施設計を進め、事業費の積算を行うとともに、工事発注の手法について検討を行いましたので御報告するものです。あわせて朝日町駐車場につきましても整備実施設計(案)の概要等を御報告いたします。
まず、1の分
庁舎整備実施設計(案)の概要についてにつきまして御説明いたします。
平成28年度と平成29年度の継続事業として、分
庁舎整備基本設計及び実施設計を実施してまいりましたが、今回の実施設計(案)の概要につきましては資料2をごらんください。
表紙の裏面、1ページ目が外構計画を含めた分庁舎の配置図となっております。分庁舎の西側にフジ棚に囲われた楕円形の広場を整備し、また、既存のイチョウの木をシンボルツリーとして残すほか、メダカ池を設置するなど風通しのよい自然空間を再生いたします。また、建物南側通路につきましては植栽を適正な間隔で配置し、藤沢駅から本庁舎までのアプローチと調和を図ってまいります。
次ページ以降が地下2階から7階までの執務室等のレイアウトを示した平面図となります。
2ページの地下2階につきましては機械室と書庫になりますが、機械室の設備機器につきましては経年劣化が著しいため、全面的な更新工事を行います。また、クリーム色の部分につきましては、既存の書庫の改修に加えて集密書架を増設し、保管文書量の増加を図ってまいります。
裏面3ページの地下1階につきましては、公用車等の駐車場の改修を実施いたします。
4ページの1階につきましては、ピンク色の部分が
市社会福祉協議会と福祉喫茶室等を配置した福祉拠点となっております。また、水色の部分がレディオ湘南のスタジオと事務局となっております。
裏面5ページの2階につきましても、ピンク色の部分が福祉拠点会議室、
ファミリーサポートセンター、キッズスペース、引きこもり支援スペース、団体活動室、
ボランティア活動室、
JOBチャレふじさわを配置した福祉拠点となっており、北側の青色の部分が行政委員会の執務室や会議室となっております。
6ページから10ページまでの3階から7階につきましては、前回と同様に計画建築部、道路河川部、下水道部、都市整備部、行政委員会の各執務室のレイアウトになっております。
資料1の1ページにお戻りをいただきまして、2の分庁舎整備工事の事業費につきまして御説明いたします。
平成27年度に策定した基本方針・基本計画の際には概算工事費を約35億円と想定しておりましたが、その後、基本設計及び実施設計におきまして事業費積算を進めた結果、概算工事費につきましては約38億円となっております。
(1)事業費の内訳といたしましては、建築工事費が約13億円、
電気設備工事費が約14億円、
機械設備工事費が約11億円となります。なお、前回からの工事費の増加の主な要因につきましては、アといたしまして別途工事としていた
ネットワーク配線工事等の追加、イといたしまして分庁舎(新庁舎)と庁舎管理を一元化する連携システムの構築、ウといたしまして建設物価の上昇となっております。
続きまして、(2)の資金計画についてですが、整備工事の資金計画といたしましては、事業費の75%を起債の借り入れにより調達し、残りの25%につきましては
公共施設整備基金を活用いたします。
裏面の2ページにお移りをいただきまして、3の分庁舎整備工事の発注方法(案)につきまして御説明いたします。
分庁舎整備工事につきましては、さまざまな設備等の更新や既存建築物の改修が必要な大規模工事となります。特に劣化の著しい設備の更新工事が多く含まれており、建物の改修工事との複雑な工程管理が想定されます。このことを踏まえ、本市にとって最も適した事業者を選定する発注方法を検討いたしました。検討の結果、安全かつ計画どおりに工事を完成させるため、施工中の管理体制、
瑕疵担保責任等が明確化できるよう、建築、電気設備、機械設備の一括発注とし、施工体制につきましては複数の業者による共同企業体(JV)施工として市内の多くの企業が競争入札に参加できる条件といたします。また、入札方法につきましては、市内企業の活用や市内経済の活性化に係る提案等を受け入れ可能とする総合評価方式といたします。
次に、4の分庁舎における
ユニバーサルレイアウトの導入につきまして御説明いたします。
分庁舎につきましても、現状の延べ床面積の中で執務空間の有効活用等を図るため、本庁舎と同様に
ユニバーサルレイアウトを導入いたします。この
ユニバーサルレイアウトの導入のための什器備品の購入費用といたしましては約4億円を見込んでおりますが、発注に当たりましては市内業者を幅広く活用してまいります。
続きまして、5の朝日町
駐車場整備実施設計(案)の概要につきまして御説明いたします。
朝日町駐車場につきましては、平成27年11月20日の本特別委員会におきまして整備計画の概要を御報告いたしましたが、隣接する倉庫の解体により、平置き駐車場を増設するとともに、既存駐車場の劣化部分を改修いたします。概算工事費といたしましては約1億5,000万円で、分庁舎と同様に起債と
公共施設整備基金を活用した資金計画といたしますが、これにより公用車を含めた駐車可能台数が現在の230台から24台分増加した254台となり、来庁者の利便性の向上が図られます。
なお、実施設計(案)の概要につきましては資料3をごらんください。
表紙の裏面、1ページ目が1階平面図で、左側の公用車の駐車スペースと真ん中の一般車の駐車スペースが既存の立体駐車場となっておりますが、この部分につきましては経年劣化したアスファルトの舗装やフェンス等の補修工事を行います。また、一番右側の部分が既存の倉庫を解体することにより平置き駐車場を新設する部分となりますが、この駐車スペースにつきましては、出入り口のゲートを新設し、計27台が駐車可能となります。
右側、2ページ目が既存の立体駐車場の屋上平面図となっておりますが、こちらにつきましても劣化した床板の補修や塗装改修を行いまして、築20年以上を経過した施設を再整備し、長寿命化を図ってまいります。
資料1の2ページにお戻りをいただきまして、最後に、6の今後のスケジュールにつきまして御説明いたします。
上段の分庁舎整備につきましては、本年3月に実施設計委託を完了し、発注、仮契約事務を経て9月市議会定例会に工事契約議案として上程をさせていただきたいと考えております。議決後、整備工事に着手し、平成31年10月末の竣工、平成32年1月の供用開始を予定しております。
下段の朝日町駐車場整備につきましては、分庁舎と同様に本年3月に実施設計委託を完了し、発注、契約事務を経て、おおむね6月ごろから整備工事に着手し、平成31年3月の竣工、同年4月の供用開始を予定しております。
以上、簡単ではございますが、藤沢市分庁舎(現新館)及び朝日町
駐車場整備実施設計(案)についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○吉田淳基 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆桜井直人 委員 それでは、何点かお聞きしたいと思いますが、まず最初に分庁舎整備工事の発注方法についてお聞きをしたいと思います。
この発注方法ですが、今の安全かつ計画どおりに工事を完成させるため、また、施工中の管理体制、
瑕疵担保責任等が明確にできるように、建設、電気設備、機械設備の一括発注としたという説明がありました。我々はいつも言っているんですけれども、こうした公共工事の際に、市内業者への活用を市内の経済の活性化のためにしっかり考えていただきたいというふうなことを申し上げているんですが、この工事の内容を考えても、市内業者がさまざまなところで活用できる機会があるのかなと考えているんです。その中で、一括発注するよりも分離発注を行ったほうが市内業者を活用できると思うんですけれども、まず最初に、なぜ一括発注で行うか、理由を教えていただきたいと思います。
◎河野
契約課課長補佐 今回の一括発注の理由でございますが、今回、建築、電気設備、機械設備の3つの工事を分離して発注した場合と一括して発注した場合を比較検討いたしまして、設計金額のシミュレーションの中で一括発注のほうが安価となる、安くなるという結果が出ております。また、本工事につきましては大規模改修工事でございまして、3つの工種のさまざまな工事が同時並行で行われることから、複雑な工程管理が必要となりまして、全体を統括した管理ができるよう一括発注としたものでございます。
◆桜井直人 委員 ありがとうございました。
一括管理がしやすいということも理解できるんですが、費用の面も今お話がありました。これもいつも言っていることなんですけれども、市内の業者さん、そうした業界団体ですね。これも言われていることなので、もう言うまでもないのかもしれませんが、災害協定を結んでいただいたり、また、そうした関係の事故等、不測の事態の際には率先して駆けつけていただいたりとか、昼夜問わずそうした場面で活躍をしていただいているし、そうした部分があって藤沢市の発展というのも十分あるのかと思います。
そんな中で、金額が安い、これはもちろん公平、公正な入札の中では非常に大事なことだと思うんですけれども、方法も総合評価ということなので、そうした部分というのもしっかりと考えて、考慮をしていくというのも自治体の責務ではあるのかなと考えているんですけれども、このように一括発注を採用したならば、その中で市内業者の活躍の場も確保するということの説明もできなくなってしまうのかというふうに考えるんですけれども、市内企業については本工事でどのような活躍の場を提供しようというふうに藤沢市では考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎若宮 契約課長 市内企業の活用でございますけれども、まず第一に、共同企業体の構成員を全て市内企業でできないか、現在検討しているところでございます。また、さまざまな工種で行う工事の内容であることから、建築の工事業者だけではなく、設備や電気などの事業者についても活躍ができるよう、通常、共同企業体2社で行うということがございますけれども、本工事においては4社程度を想定して考えていきたいと思っております。さらには、下請事業者についても市内業者を活用する企業に対し配慮を行う、また、工事系企業以外や市民に対してなど、藤沢市に対してさまざまな提案が受けられるよう現在検討しているところでございます。
◆桜井直人 委員 ありがとうございました。
続いて、
ユニバーサルレイアウトの導入についてお聞きをしたいと思いますけれども、まず、この本庁舎の
ユニバーサルレイアウト導入の費用というのが、たしか8億円ぐらいだったというふうに記憶をしているんですけれども、今回、説明の中で4億円というふうにあるんですけれども、この根拠についてお聞かせいただきたいと思います。
◎小川 管財課主幹 今現在、分庁舎の基本・実施設計を進める中で、全体的な執務室、
ユニバーサルレイアウトでレイアウトが決まっておりまして、什器等の数量等、そういうものを積算した結果、費用として約4億円となっておりますが、多分、今おっしゃられているのが、こちらの本庁舎から比べますと、分庁舎のほうの面積が小さくて、2分の1ではないかというところになると思うんですけれども、建物全体の床面積で比較いたしますと本庁舎の3分の1というところになりますが、共用部分等を除いた執務面積の比較をいたしますと、本庁舎につきましては約9,600平米で、こちらの分庁舎、今回の整備の分庁舎が執務面積4,500平米ですので、本庁舎の約2分の1の広さになっているというところでございます。
◆桜井直人 委員 ありがとうございました。
市役所分庁舎は行政の執務面積もあると思うんですけれども、先ほどもありました福祉部門とかレディオ湘南さんなんかも入るんですけれども、この執務面積の中にそういうものが含まれるのか含まれないのか。そのあたり、お聞かせいただきたいと思います。
◎小川 管財課主幹 今現在の購入費と、あと、今、御説明させていただきました執務室の面積比較につきましては、入れた形で検証させていただいております。
◆桜井直人 委員 ありがとうございました。
それでは次に、朝日町
駐車場整備実施設計の概要についてということで、1点のみお聞かせいただきたいと思います。
今度、隣接倉庫を解体して平置き駐車場にしていくと。その間に老朽化した部分の整備を行うというふうな説明はありましたけれども、現状の230台、平置きを足して24台分、250台になるということなんですけれども、伺っているところによると、まあ、230台、増加する分を、工事の期間もしっかりと維持しながら工事を進めていくというように聞いているんですけれども、実際の工事の整備の手法というか、どのように具体的に進めていくというお考えなのか、お聞きをしたいと思います。
◎岡
公共建築課主幹 工事中につきましても、一応全部が使えるわけではないんですが、まず最初に、今JR沿いにある倉庫を解体しまして、そちらに平置き駐車場を整備します。そこができた時点で順次
ローリング計画をして、全面使用ができなくなることはないんですが、ちょっと台数は減りますが、必ずどこかが使えるような形で工事は進めるように、ただいま計画しているところであります。
◆桜井直人 委員 済みません、通常だと稼働率が100を上回ることはないということなんですけれども、最大、工事を行う上で一番台数に影響してしまうときは、全部できて254台なんだと思うんですけれども、230分の、例えばどのぐらいになるのか。最後にちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎岡
公共建築課主幹 ただいま
ローリング計画については、実施設計の中で進めている段階で、最小の台数というのが何台になるかというのは、まだちょっと今出せていない状況でありますので。
◆桜井直人 委員 それでは、税務署を利用するときが一番マックスだというんですけれども、例えばそういうときの時期は、一番影響が多い時期は外した計画になっているということの確認だけさせてください。
◎小川 管財課主幹 今、朝日町駐車場の利用につきまして、非常に混雑する時期でございますけれども、税務署の申告の2月、3月というところになっております。現在、今回の整備につきましては、ことしの6月とか7月以降に整備を始めていきまして、ある程度、来年の2月、3月というところは工事の完了に近いところになってきますので、その辺は利用台数がある程度確保されるというところもありまして、全体のスケジュールにつきまして、その辺を加味して整備のほうを進めてまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 おはようございます。4点ほど教えてください。
最初に、この分庁舎、築35年ということですが、これまでにどのような修繕または長寿命化対策をしてきたのかということと、給排水、電気設備が中心ということですが、市民に説明できるようにこれまでの修繕の経過について説明するべきだと思いますので、教えてください。
◎小川 管財課主幹 分庁舎の今までの修繕等についてですが、主な修繕といたしましては、空調や電気機器、エレベーターのオーバーホール及び外壁の部分補修等となっておりまして、これまでは設備機器や建物等、ふぐあいがあった場合のみの対応をしてきた事後保全での対応でございました。今後につきましては、分庁舎の整備後になりますけれども、中長期保全計画等の作成を行いまして、計画的な対応での予防保全に配慮をしてまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 その点について我々も一、二年ほど前に学んだところですが、しっかり建築物の長寿命化計画をつくったことをアピールすべきだと思います。
続けて、分庁舎整備の工事費が35億円から38億円へと3億円増加という要因がア、イ、ウと3つ書いてありますが、この内訳についてやっぱり説明すべきだと思いますので、教えてください。
◎小川 管財課主幹 工事費の増加の内訳でございますけれども、アの庁内LAN等のネットワーク配線工事と、それに伴う配線経路等の工事費がありまして、こちらにつきましては約1億5,000万円、イの本庁舎と分庁舎の空調や照明制御の一元化する連携システムにつきましては約5,000万円、ウの建設物価の上昇につきましては、この2カ年で見ていまして、もう6%の上昇となっておりまして、約2億円となっているところでございます。
なお、今のア、イ、ウの合計が4億円となっておりますけれども、これにつきましては、建築電気設備の見積もり精査や積算の精査を順次行っているところでございまして、3億円の増といたしましたところ、この辺を縮減を積算の中で図っているものでございます。
◆山内幹郎 委員 3点目ですが、前に福祉関係者が集まって、我々議員に1、2階の活用について、例えば選管事務局はなくてもいいのではないかというようなことまであったんですが、福祉拠点として整備してほしいという声がありました。この点について、福祉関係当事者からの意見提案は、その後どういうふうにあったのか、また、どういうふうに答えたのか教えてください。
◎日原 福祉健康総務課主幹 分庁舎の1、2階の活用につきましては、藤沢障害福祉法人協議会さんから福祉拠点整備に関する意見書をいただきまして、こちらの今回の実施計画の中に、その意見書の中で反映できるものに関しては反映させていただいているところでございます。今後につきましても、法人協議会さんや
市社会福祉協議会を初め、さまざまな福祉団体の御意見を伺う中で藤沢らしい多世代交流ができる福祉拠点の整備を進めてまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 私の考えなのであるんですが、地域包括ケアシステム室は本庁舎より、より市民に身近な分庁舎のほうがなじむのではないかというふうに考えるんですが、見解を伺いたいと思います。
◎日原 福祉健康総務課主幹 地域包括ケアシステム推進室につきましては、福祉総合相談支援センターとして部内の課をまたがるさまざまな相談案件を初め、あるいは、子どもの学習支援や進学の相談であったり、市税や保険料の滞納の相談であったり、こういったさまざまな御相談にも対応して、本庁舎の中では相談機能としての中心的な役割を担っていると。このように役割を果たしています。したがいまして、推進室の配置は、やはり市民の方々が多く来庁される本庁舎がふさわしい、このように考えております。
◆酒井信孝 委員 幾つか質問したいんですが、先ほど、この3のところの発注の方法で質疑があったんですが、共同企業体を市内業者だけでできないかと模索もしているということであったんですけれども、それは役所が主導してそういうことをしているということなんでしょうか。
◎若宮 契約課長 共同企業体問わず、入札に参加する要件といたしまして、地域要件をつけることは自治法の中で認められておるところでございます。その中で、今回、施工の難易度、規模等を含めまして市内業者で対応できるというふうに現在のところ考えておりますので、市役所のほうで入札の制限として地域要件をつけたいと考えております。
◆酒井信孝 委員 そうすると、その要件をつけることで市内業者が自発的にそういう共同企業体を形成することができるだろうと見込んで、そういうふうに設定しても何個かそういうものが出てくるだろうと。競争を担保しなきゃいけないと思うんですよね。こちらでもう特定のところで形成して、そこだけが何か役所主導でなっているなんていうことだと競争にならないと思うので。そういうことは、ちゃんと公平性は担保しているということは、ちょっと確認しておきたいんです。
◎若宮 契約課長 今回、総合評価という入札制度でございます。まず第一に、今委員が言われたように、競争性の担保ということは必ず必要なことと考えております。その中で現在いろいろ研究、検討している内容といたしまして、この入札方法で必ずちゃんと競争性が担保できるかということも考え方の一つにございます。現在のところできるというふうに踏んでおりますので、競争性についても大丈夫かと考えております。
◆酒井信孝 委員 ちょっと2のところに戻るということなんですが、事業費の内訳のところの説明で、当初見込んでいなかった分の追加の、ここに書いてあるア、イ、ウのことを追加したことで38億円に少し膨らんだということであるという説明だったんですが、先ほどの数字の合計で追加したものが4億円ぐらいで、38億円で3億円ぐらい多くなっているんだけれども、1億円ぐらいは積算精査、見積もり精査で見直したら38億円になりましたという話だったんですが、それは、そうすると、当初の見積もり、積算というものが荒かったというようなことであるのでしょうか。あえて何か縮減するということを試みたということであるのでしょうか。
◎岡
公共建築課主幹 当初の35億円につきましても積算はしています。ただ、今回、実施設計が進んでいく中で、全体の中で、やはり当初35億円というのがありましたので、できるだけそれに近づけようという形でいろいろ詳細な設計を進めてまいりました。
◆酒井信孝 委員 近づけようというよりは、もともと概算で工事費を出していても、当然、最小経費で最大効果を狙うというところは常に努力しなきゃいけないところだと思いますので、こういうものは設計等を進めていく中で、バリューエンジニアリングとか、いろんな手法というのが経費、事業費縮減の方法で提案されていることというのは幾らでもあるわけなので、そういう手法を活用するということも今後していったほうがいいと思うんですけれども、今回は特にはそういうことはしていないということで。
◎岡
公共建築課主幹 今回の分庁舎に関しましては、内部の改修工事だとか設備の更新工事ということで、いろんな提案とかを求める内容の工事内容ではありませんので、従来の積算に基づいて設計いたしました。
◆酒井信孝 委員 次に、外構のことなんですが、公園、今でも広場になっているわけですけれども、ここに大分手を加えて、フジ棚なども立派なというか、シンボル的につくるということのようなんですが、このフジ棚も結構工夫をすれば藤沢市の名所にもなり得るのかなと思うんですが、そういうデザインとか、ここ全体のデザインとかフジ棚のデザインとか、そういうものを何か識者だとか、デザイナーとか、そういう人にも、設計する中で何かそういうところの人たちからのアイデアを募ったり、聞いたり、そういうことはあったりしているものなんでしょうか。意気込み的なことが何かあったりすれば答えていただけたらなと。
◎小川 管財課主幹 今回の分庁舎のATM前の外構工事でございますけれども、既存の部分がありますので、できるだけ植栽等を残しながら、現状の形状を利用して、よりよい市民の憩いの場、広場になるように計画しているところでございます。
まず、コンセプトといたしましては、当然広場の有効活用というところと、あと、駅側からアプローチしやすいように広げ、また、あと、既存のイチョウの木をシンボルツリーとして残しながら計画しているところでございます。また、フジ棚でございますけれども、デザインにつきましては、こちらの本庁舎に配置されておりますフジ棚と同じデザインに合わせまして、敷地形状に合わせながらフジ棚を楕円形に設定しているものでございます。
この辺の計画につきましても、当然、設計事務所の外構の専門のデザインと、あと、市側といたしましては、ある程度、立体映像等と確認しながら、よりよい空間になるよう検証しながら設計を進めているものでございまして、今現在、市民とか、そういう外部のアイデアを取り入れるというところは考えていないところでございます。
◆柳沢潤次 委員 幾つかお聞きいたします。
今、出ていました入り口の広場の変更についてですが、ここにはたしか原爆の灯がともっていた部分があったと思うんですが、これはどうなりましょうか。そのままになるのかどうかということと、もう一つ、続けて聞いちゃいますが、核兵器廃絶平和都市宣言の、たしか看板があったかに思うんですが、その辺もどういうふうに変更するのか、変更しないのか、その辺についてまずお聞かせいただきたいと思います。
◎小川 管財課主幹 記念碑の設置場所でございますけれども、平和の灯はメダカ池の正面入り口側へ設置いたしまして、右側につきましては既存と同じATMの南側へ、また、市民憲章、平和都市宣言につきましてはND側の入り口付近、健康都市宣言、交通安全都市宣言については以前設置されていました分庁舎の南側の入り口に設置する予定でございます。
◆柳沢潤次 委員 NDビルの入り口のほうと今おっしゃいましたっけ。裏側のほうになるんでしょうかね。できるならそこは正面玄関のほうに、平和都市の宣言ですから、持ってきたほうがいいのではないかというのが1つ。
それから、原爆の灯については動かさないということなのか。工事をするときに動かすのでしたら火が消えることになるので、その火をどういうふうに保存していくのか。その工事の間。そこらはお聞きをしたいと思いますが。
◎小川 管財課主幹 今の平和都市宣言等の記念碑につきましては、もう一度設置場所等は調整させていただきたいと思います。平和の灯につきましては、現状メダカ池の位置に多少かかっておりますので、もう少し正面入り口側に移設をさせていただきたいと思っております。こちらにつきましては、移設に伴いまして当然一度火を消してしまうような形になりますので、こちらは再度持ってきて火をともす形で調整をさせていただいているところでございます。
◆柳沢潤次 委員 再度広島から持ってくるんでしょうかね。どういうことなんでしょうか。大事なのは、継続してずっとついているというのが、当然ながら原爆の灯の、もちろん大事なことなので、これは絶やさないようにちゃんと保存をしておくというか、灯しておくことが必要なのかなと思うんですがね。そこらをもう一回お聞かせください。
◎小川 管財課主幹 今の種火のほうも、今、分庁舎の管理室のほうに保管しておりまして、そういう状況もありまして、広島から再度持ってくるというような、関連部局と調整はしているところでございますけれども、いま一度、今の件、調整をさせていただきたいと考えております。
◆柳沢潤次 委員 わかりました。ぜひ絶やさないようにしていただきたいと思います。
次に、先ほども少し桜井委員からもありましたけれども、分離発注のことですが、分離発注ではないほうが安いということと、管理しやすいというようなことが理由で、今回そうではない方式でやるということなんですが、これは分離発注そのものが、基本的にそういう、多少余分に費用がかかるというのは、もう当初からわかっているわけですよね。それは一括して出したほうが管理だってしやすいし、確かにそれはそうなんです。ところが、地元の業者の育成なり地域経済にどれだけの反映をさせていくのかというようなこと、そこの観点をもっと重視をすべきだというのが、この間の私どもの話というかな。提起をしている中身だというふうに私は思うんですがね。
費用との関係だということですけれども、この基本的な考え方、分離発注、これからもいろいろな工事をやる場合に検討の俎上にのっけていくおつもりがあるのかどうか。ここは責任ある立場でお答えいただきたいと思います。
◎若宮 契約課長 分離発注についてでございますけれども、この工事問わず、藤沢市としては、まず分離発注の原則というものは持っております。ただ、工事についてはいろいろな種類、顔色というものがございますので、工事工事について内容については検証させていただきますが、第一原則といたしまして分離発注という考え方は必ず行います。
◆柳沢潤次 委員 今回そういう形で、分離発注ではなくて総合評価方式で進めていくということでありますが、これは今の完成した本庁舎がそういう形で進めてきたわけであります。分庁舎の建設に関しても、この総合評価方式を使うということで、さまざまな市内の業者にもそういう点では、やり方によってはメリットがあるやり方になるだろうというふうに思うんですが、市内業者が活用されるような形に進むのかどうか。そういう条件設定にしていくのかどうか。お聞かせをいただきたいと思います。
◎河野
契約課課長補佐 今回の分庁舎の改修工事につきましても、一括発注ではございますが、なるべく多くの市内業者の活用を図ってまいりたいと考えております。その中で、総合評価の加点項目につきましては、これはあくまでも入札参加事業者のほうから独自の提案をいただくものでございますので、市のほうから提案内容を指示することはできませんけれども、その例示をするなどによりまして、少しでも本市が求めていることがわかるような配慮をしていきたいと考えております。その結果として市内の建設事業者だけではなくて、市内のさまざまな事業者、また、市民にもこの工事が身近に感じられるような提案に加点が行えるよう、現在研究、検討しているところでございます。
◆柳沢潤次 委員 たしか本庁舎については、例えば市内業者を15%以上使わなければならないとか、そんなような規定が私はあったというふうに思うんですが、提案者側の提案と市側の意向もあわせて、そこは協議をしていく必要もあると思うんですが、ぜひ効率のいい形、なおかつ事業者のやりやすいというかな、方向にできるだけ市内業者が使えるような形にしてほしいと思うんです。
そこで、ともすると、請け負った業者が下請の業者を使って仕事をしていくわけですけれども、その下請の事業者が市内の事業者でなかったりということなどもかなりあるわけですね。その辺の担保といいますか、下請あるいは孫請の活用をどういうふうにしていくつもりなのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎河野
契約課課長補佐 委員御指摘のように、業者さんの中には元請ではなくて下請で参加をしたいという業者もいることと承知をしております。市内の下請企業の活用につきましては、総合評価の審査項目の中で入札参加者に市内企業の下請活用率を提示していただきまして、その活用率が高いほど加点がされるような方法を現在検討しているところでございまして、下請の活用も含めて、できるだけ市内企業の活用が促されるような加点項目を検討してまいりたいと考えております。
◆柳沢潤次 委員 本庁舎がこの総合評価方式で終わって、その検証というんでしょうかね。どれぐらいの市内への経済的な効果があったのかというのは、これからまだ検証していかれるのかというふうに思うんですが、今回の分庁舎についても38億円を使っていくわけですから、どれぐらいが市内経済に貢献をするというか、影響を与えてくるのかという一定の見通しのもとに、私は総合評価方式での誘導が必要なのかなというふうに思うんですが、そこら辺は試算などはしておられるのかどうか、お聞かせください。
◎若宮 契約課長 現在まだ検討段階という状況ではございますけれども、さきにお話しさせていただいたとおり、現在、元請の施工業者につきましては、市内業者が全て入れるようなことで研究、検討をしているところでございます。この場合の工事費につきましては、100%、一度必ず市内業者に支払われるということ、また、総合評価の活用により工事の請負者から市内業者の活用等について提案がございましたら、さらにこの100%の価格以上に効果があるものというふうに考えております。
◆阿部すみえ 委員 前回、福祉拠点という部分で、みんなのトイレについての質疑がございました。標準型にとどまることなく、いろんなタイプがありますし、関係各団体の御意見をよく聞いてという御答弁だったかと思います。今回の実施設計(案)の概要を拝見させていただきますと、1カ所ふえまして、1階も2階も2カ所ずつというふうに、1カ所ふやしていただいて大変ありがたいんですけれども、その内容、先ほど申し上げましたとおり、標準型のみではなく、ほかのタイプ、幾つかタイプがあるかと思います。その内容、要望等のお話を受けての進捗状況はいかがでしょうか。
◎小川 管財課主幹 みんなのトイレの設置につきましては、福祉拠点の1階、2階につきまして、大きなみんなのトイレを2つずつ設定しているところでございます。こちらにつきましては、関係団体からの要望を踏まえまして、数をふやして1、2階に2つずつというところでございます。
機能につきましては、本庁舎のみんなのトイレを設置するときに関係団体とかなり協議をいたしまして、同じ仕様で多目的ベッドとか、全体の車椅子が入ったときの機能とか、そういう広さを検証したものを、今回こちらの分庁舎にも採用させていただいておりますので、ある程度その辺の要望、機能については配慮されているものと考えているところでございます。
◆武藤正人 委員 先ほどもちょっと御説明があったんですけれども、電気設備とか建築工事、このようにお金をかけてやるわけですけれども、ランニングコスト的な部分で、我々も分庁舎にいたわけなんですけれども、例えば空調とか電気ですね。かなり設備が古くて無駄が多いなというふうにも感じていたわけですけれども、その辺のところで今回の整備で光熱費等、どういうふうにされるのか。また、光熱費を縮減できるのかどうなのか、圧縮できるのかどうか。その辺のところのお考えを伺いたいと思います。
◎浜野
公共建築課主幹 ランニングコストの試算といいますか、トータル的な維持費の試算というものはなされてはおらないのですが、例えばですけれども、空調設備であればいろんなシステムがあります。3つも4つも種類があるんですけれども、それらの中の1つを選択するときに、やはり比較を行います。その比較としましては、その部分部分、そのシステムに関しての維持費、建設、そういったもろもろのコストの比較等々を行っています。実際のところ、設備の選択に当たりましては、お金だけの判断ではなくて、環境側面に対する効果であるとか、あと、使い勝手の部分というところも加味されての選択ではあるんですけれども、重要なファクターとしては、そういった設備、もろもろに関しては維持費も加味しての検討をしているというところでございます。
お答えになっているかどうかわかりませんが、トータル的にはちょっと出しておりませんが、個々の設備、手法についてはそれぞれ検討しているということでございます。
◆武藤正人 委員 あと、もう一点。システムの関係で庁舎管理を一元化する連携システムの構築というふうに書いてあるんですけれども、どのような連携システムにされるのか、メリット等を教えていただければと思います。
◎小川 管財課主幹 本庁舎と分庁舎の庁舎管理に伴いまして、一元化する連携システムを構築するものでございまして、本庁舎の中央監理室で分庁舎側の空調や照明制御をできるような形で考えております。この辺につきましては、ある程度分庁舎側の管理も軽減できるよう考慮をするところも踏まえて、ある程度システムの調整をさせていただいているところでございます。
◆武藤正人 委員 済みません、あと1点ですけれども、駐車場の関係なんですが、これを見ますと、新しく三角形のところですけれども、駐車場の幅が2,500というふうに書いてあるんですが、今も駐車場を使わせていただいている既存のところですけれども、ちょっと狭いような感じがするんですね。幅が。高齢の方とかは結構入れるのに苦労されたり、また、議員の中でも車をぶつけられたりという人もいまして、やはりちょっと狭いかなという感じもあるんですけれども、その辺のところの配慮は、新しいところのプラス27台しているところは配慮されているのかどうか、お伺いしたいと思います。
◎岡
公共建築課主幹 今回の新しくつくる平置きの駐車場につきましては、標準的な2.5メーターの幅で考えております。一応、台数の確保と使い勝手とのバランスを考えながら決めさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
◆武藤正人 委員 ですから、この2,500というのは、使い勝手の部分では配慮された広さなのか、幅なのか。その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
◎岡
公共建築課主幹 通常の健常者の駐車場におきましては2.5メーターという幅は標準的なものと考えております。
○吉田淳基 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 休憩いたします。
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午前10時27分 休憩
午前10時28分 再開
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○吉田淳基 委員長 再開をいたします。
これで質疑を終わります。
意見はありませんか。
◆桜井直人 委員 分庁舎整備工事の発注方法について意見を述べさせていただきたいと思います。
藤沢市が入札において公平、公正、適正な価格、工事の質をしっかり担保しながら進めていっているというのは理解をしているところでありますが、一方で、市内要件もありますし、そういったものを十分活用しながら市内業者さん、市内経済の活性化に努めていくという観点を持ちながら進めていくというのは、非常に大事なのかなというふうに思います。
先ほどもありましたとおり、安価でできる、一括管理がしやすいということで、今回の発注方法の検討ということで、今回報告があったわけですけれども、その中でも、通常2社のものを4社にするといったような工夫の研究、そうしたものや、先ほど柳沢委員の質問の答弁でもありました、全部市内業者が受けた場合は100%市内に流れるし、さらには、総合評価の中で提案次第ではさらなる経済効果が見込めるというのは非常に重要な観点かなというふうに思います。
今までさまざまな工事の発注もありましたけれども、さらにそういう視点を持って今後やっていただくのも必要ですし、景気がよくなっていると言われながら、なかなか藤沢のような自治体にも実感というものが得られない中で、こうした取り組みというのは、私は実際に豊かになったという部分じゃなくて、本当に厳しい中、頑張っていらっしゃる市内企業にも努力次第ではというところで希望を与えるものだと思います。そうした観点を持って、この工事を進めていっていただきたいというふうに意見させていただきたいと思います。
◆柳沢潤次 委員 分庁舎についての意見を申し上げたいと思います。
今、発注方法についての話がありました。そのとおりで、私も地域経済にどう寄与できるのかと。公共事業ですから、できるだけその視点をもっとしっかり据えた発注方法で進めていただきたいというふうに思います。
それが1つと、もう一つ、福祉拠点の話、山内委員からも質問がありましたけれども、団体の皆さんの意見が全て盛り込まれるという形にはならないのかもしれませんが、福祉拠点としての位置づけを2階の部分はしたわけですから、もっと選管がかなりの部分を占めてきているわけで、そういうところも福祉の分野はかなり専門的な、きめ細かな対応が求められる分野ですから、さまざまそういう部分も福祉団体の要望をきちんと聞き入れながら、最終的にはきっと合意をするということが必要なのかなというふうに思うんですね。
要するに、施設をつくる側の必要性が先に出るのではなくて、やっぱり市民の利用できる部分なわけですから、そこをしっかりと合意を得るような努力を粘り強くしていただきたいというふうに思います。そのことを申し上げておきたいと思います。
○吉田淳基 委員長 これで意見を終わります。
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○吉田淳基 委員長 次に、(2)藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について市当局の説明を求めます。
◎渡辺 企画政策部長 それでは、藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業につきまして御説明を申し上げます。
この再整備事業につきましては、昨年8月24日に開催された本委員会におきまして、公募型プロポーザル方式による審査を踏まえ、選定された事業者と、その提案概要等について御報告させていただいたところでございます。
まず、資料を確認させていただきます。資料は4点ございまして、資料4は藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業について、資料5は藤沢市藤が岡二丁目地区再
整備事業事業契約書(抄本)、資料6が実施方針公表時のリスク分担表と契約書約款の対照表でございます。なお、資料7につきましては、前回の委員会で報告したもので、本日は説明は省略いたしますが、参考として添付した施設全体の鳥瞰図でございます。
それではまず、資料4の1ページをごらんください。
本事業につきましては、旧藤が岡職員住宅と旧市民病院看護師寮を解体し、藤が岡保育園の建てかえに合わせてPFI事業により再整備するもので、今回はいわゆるPFI法に基づく特定事業契約を締結するに当たり、これまでの取り組み、仮契約内容等を御報告させていただくものでございます。
1の昨年8月の本委員会以降の取り組みでございますが、9月に地元自治会・町内会、藤が岡保育園保護者への説明会を開催し、事業概要を説明するとともに意見交換を行いました。10月には基本協定を、12月には特定事業仮契約をそれぞれ締結しております。
2、説明会の開催状況でございますが、(1)地元自治会・町内会につきましては、9月8日に19人、翌日9日には12人に参加いただきました。主な意見交換の内容については記載のとおりでございます。
(2)藤が岡保育園保護者につきましては、9月11日に時間を2回に分けて実施し、1回目に26人、2回目には6人に参加いただきました。主な意見交換の内容については1ページ下段から2ページ上段に記載のとおりでございます。
次に、3、基本協定につきましては、平成29年12月28日を期限とした仮契約の締結日までにPFI事業者を設立すること、また、公表している契約書案への提案事項の反映、双方による契約条項の内容等を明確化するなど、双方の準備行為を義務化することを目的に締結したものでございます。
4、特定事業仮契約については、PFI法第12条で議会の議決を経ることが規定されており、本年2月の藤沢市議会定例会に契約議案を上程し、議決を経た後、この仮契約が本契約となるものであります。
(1)仮契約内容でございますが、ア、事業名からウ、契約金額までは記載のとおりで、3ページにお移りいただきまして、エ、契約の相手方については、ふじがおか活々交流株式会社で、PFI事業の特別目的会社として設立されております。
オ、契約期間は、議会の議決を得た日から平成53年3月31日まででございます。
カ、契約の内容及び(2)リスク分担につきましては、資料5及び資料6で説明させていただきますので、恐れ入りますが、まず、資料5、藤沢市藤が岡二丁目地区再
整備事業事業契約書(抄本)をごらんください。
表紙をおめくりいただきますと目次がございます。事業契約書については、1、藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業仮契約書、2、募集要綱等、3、提案書、4、協議の記録で構成されております。2の(1)の募集要綱など、これまでの委員会で報告させていただいているものもあり、また、全体では500ページを超えることから、本日の資料は抄本として、1、藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業仮契約書のみを資料とさせていただきました。
恐れ入りますが、2枚おめくりをいただきまして、契約約款の目次をごらんください。
契約約款につきましては、第1章の総則の第1条、目的から、ページをおめくりいただきまして、右側の第11章、雑則の第108条、直接協定までの条文構成となっております。また、補足等のため別紙1、定義一覧から別紙12、誓約書の様式までを添付しているものでございます。各条文と別紙の説明は省略させていただきますが、これまでの委員会で特に事業実施上のリスクについてさまざまな御質問や御意見をいただいておりますので、それを集約した資料を別に作成をいたしました。
恐れ入りますが、資料6、実施方針公表時のリスク分担表と契約書約款の対照表をごらんください。
本委員会では案の段階で報告をさせていただき、平成28年11月に公表いたしました実施方針におきまして想定されるリスクに対し市とPFI事業者のどちらが負担するのかを一覧でまとめたものでございます。仮契約書につきましては、PFI事業を円滑に実施するために必要な一切の事項を定めることを目的とすることから、リスク分担につきましても、その条文の中で反映をさせており、この資料はそれぞれの内容に該当する契約書上の条項、条文を記載しております。
この中の主なものを御説明いたしますと、まず、1ページ中段の法制度リスクにおける民間収益施設部分に直接関連する法令の変更、新たな法律の成立により追加的な費用が生じた場合はPFI事業者が負担することとしております。
次に、2ページの中段、経済リスクにおける資金調達リスクにつきましては、PFI事業者が実施する事業に必要な資金調達・確保はPFI事業者が負担するものでございます。
3ページの1行目をごらんください。埋蔵文化財リスクについては発掘調査等によるスケジュール遅延及び追加的な費用が生じた場合は市が負担することとしております。
最後に、4ページの2行目、施設改修リスクにつきましては、市の事由による公共施設改修が発生する場合は市が、要求水準書に従って行う公共機能部分の改修及び民間収益施設の改修はPFI事業者が、それぞれ負担するものでございます。
まことに恐れ入りますが、ここで資料4の3ページにお戻りをいただきまして、最後に、5、今後のスケジュールについて御説明いたします。
藤沢市議会2月定例会に契約議案として上程させていただきまして、議会での議決を経て事業契約を締結する予定でございます。その後、3月には解体工事等に向けた地元自治会・町内会への説明会を開催してまいります。今後とも地元の皆様や藤が岡保育園の保護者の方々などに対しまして引き続き丁寧な説明に努めるとともに、事業の進捗状況等に応じて本委員会でも御報告してまいりたいと考えております。
以上で藤沢市藤が岡二丁目地区再整備事業についての説明を終わらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○吉田淳基 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆山内幹郎 委員 1点だけお伺いします。
ちょっと総論的な質問になって恐縮なんですが、私、公共施設再整備で合築、複合化の問題、さまざまなところで経験しておりますが、非常に敷地が狭くて容積率が高い。藤が岡もそうですし、辻堂でも労働会館の分庁舎でもそうだと思うんですが、その中で、皆さん、この場でも言うかと思いますが、多世代交流の考え方、こういったコンセプトというのが、このことについては大変いい考え方だというふうに私も思います。子どもと高齢者が一緒に集っていろんな事業を行う、こういう点はいいんですが、しかし、物理的スペースである広場とか庭、あるいは多目的スペースである、そういうものがもっと広くていいんじゃないか、非常に狭過ぎるんじゃないか、そういった多世代交流の場を発展させる広場やスペースというものをどういうふうに考えているのか。総論的でもいいですし、この藤が岡二丁目の場合ではこういった点についてどういうふうな考え方に基づいているのか。改めてお聞きしたいと思います。
◎古川 企画政策課課長補佐 今の委員からの御質問ですが、藤が岡二丁目地区についてお答えさせていただきたいと思いますが、前回の委員会でもお示しさせていただいた資料でございますが、鳥瞰図を、資料7をごらんいただきたいのですが、まず、この事業につきましては藤が岡保育園の建てかえというのがメーンになってございます。その中で、これまでの再整備に当たっての基本方針である機能集約を図る中で、そのほかの子どもの関連している施設、そのほか周りに賃貸している施設をここの場所に集約していくという形でございます。その中で、子どもから市民の家とか、高齢者等も含めた多世代の方が御利用いただく施設として、こちらのほうを再整備を行っていくということでございます。
その中で、こちらは地域からの要望でもございますが、この図面の中でコミュニティスペースというものがございます。こちらは施設の前面の入り口となる部分、玄関口となる部分に、こちらは特に市民の家のように予約とかを行って御利用いただく施設ということではなくて、気軽にどなたでも、基本的には安全安心ステーションというものの機能を行っていくところではございますが、コミュニティの場として、限られたスペースではございますが、そういったものを御要望を受けてこちらの中で設置をしていく、そういう形で、この藤が岡についても多世代を含めた交流というものを図ってまいりたいと考えております。
◆阿部すみえ 委員 前回のときにも御質問させていただいたんですけれども、説明会の開催状況についてというところにも、やはり北西側交差点の信号機の件、本当に地元からの御要望も高いですし、軽微な人身・物損事故が複数回、相変わらず多発している交差点でもございます。本当に自治会の皆様と協働して警察に対して再三の働きかけをしてくださっていることは重々承知しているんですけれども、とても要望の高い交差点ですので、市としてやはりここはもっと強く推進していくべきではないかなというふうに考えておりますが、そのあたりの市のお考えはいかがでしょうか。
◎赤坂 生涯学習部参事 昨年8月に本特別委員会において信号機の再設置について御質問いただきまして、地元の町内会・自治会の連名によって、所管であります神奈川県警察本部の交通規制課のほうに要望書を提出したところでございます。
今、委員からお話がありましたが、その後も車両同士の事故等が複数、町内会から我々のほうに御報告をいただいておりまして、地域の拠点施設を開設するに当たって、やはりこの信号機の必要性というのは改めて我々も強く感じているところでございます。今後、また警察本部のほうも人事異動がございます。まだ開設まで時間がありますので、機会を見て改めて本事業の進捗状況を県警さんのほうにも御説明をしながらというお話もさせていただいていますので、そういった経過も踏まえて継続的に市として、また地元と連携しながら要請を図ってまいりたいと思っています。
◆柳沢潤次 委員 地元との説明会の内容が少し書いてありますが、9月の状況がここで、8日が19人、9日が12人というふうな形で書いてあるわけですが、何かこのときは地元の自治会の行事と重なったというふうに聞いておりまして、参加者が大変少なかったというふうなことも聞いておりますが、今後まだまだ引き続き地元への説明会をやるんだろうと思いますが、その辺、十分に調整をした上でやっていく必要があると思うんですけれどもね。そこらはどうなんでしょうか。今後の見通し、今後の予定も含めてお聞かせいただきたいと思います。
◎古川 企画政策課課長補佐 委員のおっしゃるとおり、前回の9月の説明会のときは自治会の行事が重なってしまったということもございますので、その点は私ども、反省させていただいて、これからまた事業のほうを、いよいよ藤が岡においても現地での作業というのが伴いますので、3月にも説明会を予定しておりますので、事前に自治会等の行事等を事前にお聞きする中で、日程等についても調整させていただきながら丁寧な説明を進めてまいりたいと考えております。
◆柳沢潤次 委員 わかりました。
今回、事業契約書が出てきておりますので、少しそれに沿って何点かお聞かせをいただきたいと思いますが、まず、工事に伴うことについてでありますが、32条の近隣住民への対応について、5項の部分では市が負担する部分、あるいは、PFI事業者が負担する場合というふうに書かれておりますが、ここをもう少し具体的にどういう場合なのかというのをもう少し詳しくお話をいただけないでしょうか。お聞かせいただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。
◎古川 企画政策課課長補佐 基本的に建設費用につきましては、これまでも要求水準書ということで、性能発注をこれまでの中で満たしていただくということで施設を建設していただくということではございますが、今後、例えば地元の説明会等の対応等で出てきたもの、要求水準書の中身を上回る内容が生じた場合については、そういった中で一定の市の負担が生じてくるというものではございますが、それ以外のものについては要求水準書に基づいて事業者のほうで負担していただくということで条文になってございます。
◆柳沢潤次 委員 これから工事ということになりますと、いろいろ住民の間から、ここにもありますように振動や騒音の問題や、交通渋滞の問題や、さまざま出てくるわけですが、近隣住民へのそういった被害発生があるというような場合、今までも事前に家屋の調査をしたり、工事の影響がどうだったのかというのは細かくやっているのが通例でありますけれども、今回の場合は、住民とのいわゆる工事協定みたいなものは結ぶことになっていくのでしょうか。その辺お聞かせください。
◎古川 企画政策課課長補佐 住民との協定という形ではございませんが、これまでの通常の公共工事のように、事業を行う前は範囲を定めさせていただいて、家屋の事前調査、また、事業後は事後調査を行って、影響が生じた場合についてはそういったものへの補償というものも今回の中で行わせていただくということで考えております。
◆柳沢潤次 委員 そうすると、この項目で言えば、そういった補償の問題についてはPFI事業者が持っていくということになるのでしょうか。
◎古川 企画政策課課長補佐 工事に伴う補償ということでございますので、PFI事業者のほうで対応していただくということで想定しております。
◆柳沢潤次 委員 また別のことですけれども、これはざっと見ますと、工事の変更など契約内容が変わる場合や、契約解除に至るような事態が生じる場合なども規定が書いてあるわけですが、こういった場合、契約の中身が実際的には変わってくるということになるわけで、議会との関係では、その都度私は報告が必要なのかなと思うんですが、議会との関係ではどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。
◎佐保田 企画政策部参事 今回のこのPFI事業につきましては、PFI法の中で議会の議決が必要となるという案件でございますので、当然、変更契約がなされる際には議会の再度の議決をいただくような流れで進めていくものと考えております。
◆柳沢潤次 委員 わかりました。
2節のことについて。「本施設の建設等」というふうにありますが、そこのところで少しお聞かせいただきたいと思います。この建設工事は、もちろん建設業法には従っていくという規定をされるというふうに思いますけれども、そこの確認をしておきたいと思います。
◎古川 企画政策課課長補佐 PFI事業ではございますが、建設業法に基づいて公共工事と同じような形で進めていただくということで考えております。
◆柳沢潤次 委員 そうしますと、工事の発注者がどこで、工事の元請企業というのはどこになっていくのか、改めてお聞かせください。
◎古川 企画政策課課長補佐 発注者としては、今回設立されました特別目的会社であるPFI事業者が発注者となりまして、その中の構成員となっております建設企業が請け負っていくという形になってございます。
◆柳沢潤次 委員 建設工事は、先ほども別の案件で言いましたけれども、一次下請や二次下請、重層的な構造になっているわけです。そのことによって、例えば一次下請、二次下請の間でのトラブル、あるいは三次下請との間での賃金の不払いなどなど、往々にして生じるケースが多いわけですね。そういった場合に最終的な責任はどこがとっていくのか。本来、建設業法でいけば元請の企業が、例えば賃金の不払いなどでは立てかえ払いをするというふうにはなっているやに記憶をしておるんですが、その辺の下請企業への下請企業保護といいますかね。また、建設労働者保護といいますか、その辺の観点はどういうふうになっていくのでしょうか。お聞かせください。
◎古川 企画政策課課長補佐 基本的に工事のほうは建設企業が受け持っていただいて、そこから一次下請、二次下請という形ではございますが、そちらのほうについては、あくまで発注者はPFI事業者ということでございますので、その中で対応していただくということを想定してございます。
◆柳沢潤次 委員 35条の4で、藤沢市はPFI事業者から施工体制台帳及び施工体制に係る事項の報告を求めることができるというふうに書いてあるわけであります。これはそのほかの公共事業でも全てそうなっているわけですが、これはその都度報告を受けるということになるんでしょうか。当初の段階で報告を受けるということになるんでしょうか。その辺のタイミングといいますか、どういうふうになるのでしょうか。
◎古川 企画政策課課長補佐 施工台帳等につきましては、まず、施工に当たりまして提出いただくということと、段階ごとにおいて変更が生じた場合に、それはこれまでの公共事業、公共工事と同等に提出をしていただくということで考えております。
◆柳沢潤次 委員 施工体制台帳は、もちろん下請の企業名、契約内容、請負金額も入っているというふうに思いますが、そのほかどんなものがあるのか。要するに、下請の状況がどれぐらいこの台帳に反映されるものなのか。また、それを市が把握をしていく立場にあるわけですから、その辺は下請のところまでどういうふうに状況を把握するのかという点でお聞きをしたいと思うんですが。
◎古川 企画政策課課長補佐 これまでの、今回、PFI事業という形で工事を進めさせていただくことではございますけれども、工事については公共工事と同等な形で、施工台帳等については下請との事業者名ですとか下請金額を提出いただいておりますので、同じような形でこの事業についても報告等をPFI事業者のほうに求めていきたいと考えております。
◆柳沢潤次 委員 あと、もう一つ、この藤が岡二丁目の事業について、契約金額のうち、国の補助金などはどれぐらいを見ておられるのでしょうか。半額ぐらいになるのか。その辺、お聞かせをください。
◎古川 企画政策課課長補佐 今回は民間の資金を使用させていただいて整備をさせていただくということでございますので、国の補助金等の充当のほうは今のところ考えていないという形でございます。
◆柳沢潤次 委員 そうしますと、市が直接施工すると。入札をして。そういう場合は補助金は使えるけれども、PFIでやる場合は使えないという意味ですか。
◎佐保田 企画政策部参事 今回の整備目的の主たるものが藤が岡保育園ということでございますから、公立保育園を建設する際の国庫補助は今現在メニューがないというふうに承知しております。
◆柳沢潤次 委員 複合施設の場合の補助金のメニューというのはないんでしょうか。
◎佐保田 企画政策部参事 現在、複合施設ということでの国庫補助メニューはないというふうに記憶しておりますが、こういう市が所有するさまざまな施設を複合化して、全体に面積が現状よりも下回る場合には市債に関して90%まで充当できるというような制度はございます。
○吉田淳基 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 休憩いたします。
──────────────────────────────
午前11時04分 休憩
午前11時05分 再開
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 再開をいたします。
これで質疑を終わります。
意見はありませんか。
◆柳沢潤次 委員 藤が岡二丁目地区の再整備事業について意見を申し上げたいと思います。
毎回申し上げているところでありますけれども、複合化あるいはPFI事業ありきで進めるということが、いかがなものかというふうにいつも申し上げてきているところであります。この施設そのものは、住民の皆さんの合意のもとに細かく説明会や相談会もしながら進めているというのは理解をするところでありますけれども、PFI事業が国の方針のもとで進められて、それが必ずしも優位的なものではない、とりわけ公共の分野を民間のいわゆる利益の、もうけの対象にしていくという、その側面からすると、大変私は問題があるし、PFIそのものが全国的にもさまざまな問題を抱えている事業でもありますし、藤沢でも苦い経験を持ってきているという点でも、PFIありきで進めるべきではないというようなことを申し上げてきているところであります。
工事にしても大変、今、少し質疑をさせていただきましたが、PFI事業者と市との関係、もしものリスクの最悪の状態になったような場合には、これは最終的には市が負わざるを得ない。返済をできる体力があるところならいいわけですが、そうじゃなければ市が負担をせざるを得ない。債務負担行為もしているわけですから、そういうリスクをしょってまでやる必要は、そういう形で進める必要はないというふうに思っているところであります。
なかなか今から変えろというのも難しいとは思いますけれども、私どもの意見としてはそういうふうに直営で本来やるべきだと思います。そのことを意見として申し上げておきます。
○吉田淳基 委員長 これで意見を終わります。
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 次に、(3)藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について市当局の説明を求めます。
◎中峯 経済部長 それでは、まず冒頭に、本日の資料につきましては誤りがございましたので、差しかえをさせていただきましたことをおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。
それでは、藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況について、お手元の資料に基づき御説明を申し上げます。
まず初めに、資料8の1ページをごらんください。
本事業につきましては、平成26年度に基本構想を策定し、平成27年度に基本設計、平成28年度に実施設計及び工事請負契約の締結を行い、その進捗状況について本特別委員会におきまして適宜御報告をしてまいりました。本日は、工事の進捗状況及び現時点における管理運営等の検討状況や方向性、今後のスケジュールについて御報告をさせていただきます。
1のこれまでの経過についてでございますが、平成28年6月の市議会定例会の議決を経て、鹿島建設株式会社と工事請負契約を締結し、実施設計、旧労働会館の解体工事、解体工事に伴う山どめ工事及び土工事に着手をいたしました。平成29年6月に実施設計完了後の工事請負変更契約の締結について議決を経て、平成29年8月1日より新施設の建設工事に着手し、現在、1階の躯体工事及び2階の鉄骨工事を進めているところでございます。また、工事と並行して藤沢地区を初めとする市民の方々並びに藤沢公民館及び旧労働会館利用団体等への説明を行っております。
なお、完成後の管理運営方法等につきましては、関係課によるワーキンググループ等において検討を進めております。
次に、2の建設工事の進捗状況についてでございますが、平成29年12月末現在での工事全体の進捗状況は27.39%となっており、平成31年2月の竣工に向けて計画どおり進んでおります。また、工事請負業者協定に基づく工事に関する市内経済の活性化を図る取り組みに関する提案の履行状況につきましては、目標額1億2,845万円に対し、12月末現在で47.17%の6,059万円となっております。
なお、本建設工事を進めるに当たり、敷地に隣接する住民の方への説明会などを実施し、工事により生じる音や振動等についても御理解をいただく中で進めており、今後につきましても個別の説明を含めて適切に対応してまいります。
3の新施設の管理運営・利用方法等についてでございますが、新施設の管理運営や利用方法等に関する具体的方向性については、関係課によるワーキンググループ等において検討を進めております。現在までの検討状況は次のとおりです。
2ページをごらんください。
(1)管理運営についてでございますが、複合施設全体の電気・機械等設備保守、警備、清掃、駐車場、植栽管理等については指定管理者による一括管理といたします。
表1をごらんください。各施設の運営、事業実施についてでございますが、藤沢公民館と労働会館の貸し室の予約受け付け等の業務は指定管理者が運営し、藤沢公民館の公民館事業等については従来どおり市直営で実施をいたします。労働会館については就労支援講座及び資格取得講座業務も指定管理者を運営、事業実施主体として考えております。以下、他の施設については表1に記載の内容となっております。
(2)利用方法について、ア、貸出対象となる諸室の階層と諸室名につきましては、表2のとおりとなっております。
3ページをごらんください。
藤沢公民館の談話室、労働会館の会議室は共用化し、効率的な利用を図るため、名称を会議室で統一する予定でございます。また、諸室の名称として会議室名称の前に階層を表示し、わかりやすくするものでございます。
イ、申込方法についてでございますが、図1をごらんください。公民館については現在と同様、使用日の2カ月前の初日に抽せん会を行い、その後、来館及びインターネットによる申し込みをする方法を継続いたします。労働会館については申し込み開始日を使用日の2カ月前の初日とし、来館に加えて新たにインターネットによる申し込み方法を導入する予定でございます。
また、公民館、労働会館双方の事業希望者が諸室の予約や空き情報を確認できるようにし、一定の期間を計画した後は全ての諸室の利用申し込みが可能となる予定でございます。これにより利用できる諸室の範囲がふえ、利用者全体の利便性が向上するものと考えます。
ウ、貸室使用料等についてでございますが、他の公民館や市民センターとの均衡や面積案分による公共料金の算出方法により検討を進め、また、労働会館の従前の使用料との均衡を図りながら、それぞれの利用目的に応じた料金設定で検討を進めております。また、貸室使用時間枠については公民館の時間枠に統一する予定でございます。
(3)駐車場についてでございますが、施設利用者が適正かつ公平に利用できるよう有料とし、近隣の駐車場料金を参考に料金設定を行い、施設利用者には減免の対応を図ってまいりたいと考えております。
(4)新施設の正式名称・愛称についてでございますが、ア、正式名称については複合化する施設、機能を踏まえた名称として検討を進めているところでございます。4ページをごらんください。イ、愛称については、施設の愛称を平成30年7月ごろに公募をし、応募された案の中から選考委員会により決定をする予定でございます。
最後に、4、今後のスケジュールについてでございますが、平成30年5月には指定管理者審査選定委員会の開催、6月には市議会6月定例会に複合施設設置条例の制定、労働会館条例及び公民館条例等の改正などの関係条例議案の上程を予定しております。7月から8月にかけて指定管理者の公募、その後、指定管理者審査選定委員会の開催、市議会12月定例会に指定管理者指定議案の上程、平成31年4月には指定管理者との協定締結・供用開始の予定になります。
なお、工事に関するスケジュールにつきましては図2にお示ししておりますので、御参照をください。
以上で藤沢公民館・
労働会館等複合施設建設事業の進捗状況についての御説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○吉田淳基 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆桜井直人 委員 それでは、2点のみですけれどもお伺いをしたいと思います。
工事の進捗状況のところでございます。昨年の12月末現在で27.39%となっているというような御報告がありました。最初の分庁舎の件でも聞いたので、しつこくて申しわけないんですが、工事請負業者協定、市内経済活性化に関する提案の履行状況というものが御報告がありますが、現状、目標額1億2,845万円に対して、昨年の12月末現在で47.17%、6,059万円となっているということでございますが、履行されている状況、どういうものがあるのか。これから工事が続くわけですが、残りのこの経済活性化を図る取り組みとしてはどのようなものが残って、これから履行されていくのか教えてください。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 市内経済活性化に関する提案の履行状況でございますけれども、大きく4項目ありまして、まず1つ目が市内生産品等の活用ということで、例えば地元産品を建設事業者の本社社員食堂にて使用だとか、あとは市内の会議室を使用、そういったものがございます。2つ目としましては藤沢市民の人材採用ということで、現場事務所の補助員の採用がございます。3つ目が工事資材の調達ということで、市内業者からの生コンの購入だとか、あとは市内に本社を置く市内業者からの資材の購入、そういったものがございます。4つ目が市内業者からの調達ということで、お弁当だとか飲食に係る市内業者の活用、あとは市内業者の飲料自動販売機などを設置ということになっております。
今後、工事の進捗に応じて履行していくものもありまして、例えば工事資材の調達というところで、市内業者からの生コンの購入、今後、躯体が建ち上がっていくにつれて、これも継続して履行していくものもございます。あとは市内生産品の活用というところで、市内の生産の樹木を使用というものがありまして、外構工事で使用する植栽もモニタリング業者と協議の上、市内生産の樹木を使用していく、こういったものもこれから履行していく予定でございます。
◆桜井直人 委員 ありがとうございました。
続いて、貸室使用料等についてでございますが、複合施設になって藤沢公民館と藤沢労働会館となりまして、ここにも管理運営についてもしっかりと区分が報告をされているわけですが、貸し出し対象となる部屋の表もここに書いてあるわけです。この複合施設では、一定の期間を経過した後は公民館と労働会館の全ての部屋を利用申し込みが可能になるというようなことだというふうに聞いているんですけれども、同じ部屋を利用するのに使用料金が違うということになるわけですね。
先ほどの管理区分もあるんですけれども、ちょっと市民から見たら何かわかりづらい部分もあるのかなというような気がしています。その辺の検討状況について先ほども御説明はあったんですが、もう少し詳細にお聞かせをいただきたいと思います。
◎黒澤 生涯学習総務課課長補佐 まず、公民館と労働会館では利用条件に違いがございます。公民館は営利を目的とせず、政党の利害や特定の宗教を支持することがなく、市民の自主的な運用によりまして継続的、計画的に学習活動を行っている5人以上の団体が登録して利用することができます。
一方、労働会館につきましては、公序良俗に反しない限り、団体でも個人でも利用することができます。ワーキンググループの検討の中におきましては、このように利用目的が違いがあることから、また、公民館については市内全館が同じ基準によりまして料金設定をしていることから、それぞれの現在の料金体系を維持することが双方にとって最も公平性を保つことができると考えております。
◆山内幹郎 委員 ありがとうございます。
最初に、1ページの市内経済活性化に関する提案の履行状況とありますが、この目標を持ったことは大変よいことだと思っております。中身については、先ほど桜井委員のことで4点ほど答弁がありましたんですが、私は、この提案の中身については、その詳しい中身については誰もが知りたい中身であるわけですが、ぜひ今後、発表会のような形でこういったことも検討してほしいと思うわけですが、きょうの質問は、その中身は置きまして、量的な提案の履行率のことです。
既に47%になっているということの数値の評価ですが、これは今後もっとふえると考えていいのでしょうか。お聞きします。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 委員おっしゃるとおり、今後、建築工事が進むに当たりまして、先ほども答弁させていただきましたが、工事資材等の調達もこれからふえてきます。そういった意味で履行率も上昇していく予定でございます。
◆山内幹郎 委員 いつも聞いております近隣住民への説明会の件です。ここは藤沢小学校のスクールゾーンでありまして、昔はこの通りは子どもの遊び場という感じでした。昨年の5月にもこの場でも要望しましたが、藤沢小学校からこの通りに出てくるときに、昔はつながっていなかったわけですが、この道を上からおりてくる車に気がつかないで接触事故を起こしたという方のことをお聞きしました。何とかしてほしいという要望でしたが、この辺の改善はしたのかどうかということと、それから、吉野町通りの方からについては、郵便局のところから旧国道に出る信号が非常に短過ぎるという声も聞いているわけですが、この点について検討されたのかどうか、お聞きしたいと思います。
◎橋本 生涯学習総務課藤沢公民館館長補佐 地域の皆さんの安全面についてでございますけれども、地元の自治会・町内会等の要望に基づく地域交通安全協会との協議などにより、危険箇所へサインを設置するなどして対応してまいりたいと考えております。なお、信号の件についてでございますけれども、これまでに公民館への要望等はいただいておりません。
◆山内幹郎 委員 そうですか。
もう一つ、皆さんの期待が、非常に要望が強い労働会館のレストランについて、これまでの検討状況について伺いたいと思います。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 レストランのこれまでの検討状況でございますけれども、レストランにつきましては、サークル活動や会議などに利用者が気軽に立ち寄り、昼食や軽食がとれる場所、そして、勤労者が仕事帰りに立ち寄れる場所、あるいは、障がいのある方が働ける場と捉えまして、今、検討を進めております。旧労働会館のレストランのように社会福祉法人による営業や、また、レストラン事業者による運営、あるいは、指定管理者による運営のいずれかの手法による運営ということで現在検討を進めているところでございます。
◆山内幹郎 委員 次の質問ですが、9施設の合築になるわけで、容積率がこれまでの労働会館の2倍になるということ。これまでも申し上げてきましたが、その影響は非常に大きいものだと思います。利用者、来館者も非常にふえると思われますし、交通手段についてはその後、ほかの複合施設の事例との比較検討などがあればお聞きしたいと思います。なければ今後について判断する情報がないので、ぜひ他施設との比較検討をしてほしいというべきだと考えております。よろしくお願いします。
意見ではなくて、比較検討などがあれば聞きたいということです。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 この新施設につきましては全市的な施設であるもので、基本的には公共交通機関の来館を想定しております。そのため、ほかの複合施設の事例との比較検討は特に行っておりません。また、本市の複合施設としては六会市民センター・公民館がありますけれども、新施設と比較すると規模が異なるため、比較検討は難しいと考えております。
なお、藤沢市の特定開発事業等に係る手続及び基準に関する条例の第39条で、予定建築物が中高層建築物である場合、自動車駐車場の台数が決められておりまして、そちらの基準に合わせた台数とこの施設はなっております。それから、駐輪スペースにつきましても同じ条例の中の第40条で必要台数が90台以上となっておりますので、そちらの基準を満たすような形で設定をしております。
◆山内幹郎 委員 会館の愛称についてなんですが、前からこだわっておりますが、単に愛称ではなくて9施設それぞれを利用する方々、近所の方、あるいは未来の子どもさんに、この建物についての期待など、自由な作文なども公募をしてはどうかと考えております。また、これは全てのパブコメの全体にかかわることにもなるんですが、非常に応募期間が全てのパブコメで短いということを感じております。例えば、この資料でも7月ごろに公募ということで、まだ確定されていないわけなので、これでは我々もカレンダーに書き込めないわけですね。今後、公募の日程については半年ぐらい前から早目に確定して、ホームページだけではなくて、こうした委員会などでの報告事項の中では早目に議員には知らせるべきだと考えておりますが、見解を伺います。
◎橋本 生涯学習総務課藤沢公民館館長補佐 愛称についてでございますけれども、平成31年4月の供用開始に向けまして現在ワーキンググループで検討しており、広報ふじさわですとか市のホームページで広く周知するとともに、地区内の小中学校ですとか幼稚園、保育園などにも応募枠を設置することなども計画しております。応募の際には委員おっしゃりますように、愛称を決めた理由を記載していただくなど、地域の皆さんに長く親しまれる施設となるよう、多くの方から応募をいただける工夫などもしてまいりたいと考えております。また、市議会議員の皆様への情報提供に関しても、今後、効率的にお伝えできるように検討してまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 最後になります。
これも地域から期待が多いかと思いますが、複合施設の北側に都市計画公園があります。吉野町公園計画予定地となっておりますが、その整備スケジュールについてお伺いしたいと思います。
◎丸山 公園課課長補佐 吉野町公園につきましては、藤沢公民館・労働会館等複合施設と本町1丁目憩いの森をつなぐ機能を有していますので、一体的な利用を図るために、今、都市計画区域内を基本に用地交渉等を進めてきております。今年度は計画区域内にある建物調査を土地所有者や建物所有者の御協力のもと実施させていただいているところです。今後につきましては、労働会館等の複合施設が完成する平成31年以降の建物移転や用地取得を進め、平成33年度の整備を目指し、土地所有者の方々と継続して協議を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◆酒井信孝 委員 先ほどの分庁舎のほうの話でも、建設物価の上昇ということが事業費の増大ということに結びついてとあったんですが、こちらの件に関して、まだあと1年ぐらい工事が進んでいくんですけれども、そういうことというのは見越しているとも、それは見越すなんていうことはできないと思うんですけれども、もともとは。特に影響は今、生じてはいないのかどうか、ちょっとわかれば教えてください。
◎岡
公共建築課主幹 今回の事業につきましては、もう契約をしていまして、ただ、委員おっしゃるとおり、急激なコンクリートだとか鉄骨の上昇があった場合につきましては、設計変更等で対応していく予定になっております。
◆酒井信孝 委員 先ほど市内経済の活性化に関する質疑もあって、その内訳も説明があったんですけれども、その中で生コンとか、そういう資材の購入も市内業者からということとかがありましたが、経済効果といったときに、事業自体の下請だとか、そういうことで市内業者が恩恵を受けるというか、それにかかわって収入を得ていくという部分と、派生的に生じていくことと、当然あると思うんですが、この1億2,000万円というのが派生的なものなのかなというふうに思っていましたが、これというのは、もう全体の経済効果ということがこの程度ということで、これはもともと考えていたものなんでしょうか。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 委員おっしゃるとおり、そのように認識しております。
◆酒井信孝 委員 そうすると、結構大きな、何十億というか――の中で1億程度しか市内に経済効果が発生しないというのも、そうですかといえばそうなんですけれども。
ちょっとお聞きしたいんですが、先ほどの派生的という部分だと思うんですが、建設業者の本社社員食堂で藤沢の農産品を使用してもらって、聞いているところでは藤沢産農産物のフェアを実施しているということも聞いているんですが、そういう、それ自体、その一部のことですけれども、それは果たしてどの程度の経済効果ということが出ているということとみなしているんでしょうか。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 先ほどの御質問でもちょっと答弁させていただいたんですけれども、この市内経済活性化の提案の中での経済効果というところで、今、委員おっしゃるとおり、本社社員食堂にて農産物フェアが開催されているわけですけれども、今現在では1回の開催で約1万ほどの食品材料を購入している状況でございます。今後もまたそういった提案があれば、こういったフェアを実施していく予定と聞いております。
◆酒井信孝 委員 そういう提案が総合評価入札、競争入札の中で提案されて、評価も受けて、今後の受注という契約になっているとは思うんですけれども、本体の事業というか、こういう直接の建設にかかわる事業でない部分、本社でのそういう紹介とかというところに費用が発生していくと。今、1万円ぐらいの食材の購入があったということですけれども、そういうものを企画するという場面でも、そちら、事業者のほうでいろんな負担が、人件費だとか、いろいろあると思うんですけれども、そういうものをこの事業自体の提案の中で、本当の本質と違う、本質というか、建設事業と関係のないものも含んだ提案というものが、果たしてそういうものというのが地方自治法上、何かそれによって事業費が、わずかかもしれませんけれども膨らんでいるということが、もしあるならば、それは何か無駄な予算な気もするし、事業者のほうに負担がかかっているとしたら、それは何か受注側に対して発注者側が何か過度な要求をしているようにも感じるんですが、こういう入札方法の中で何か問題があるように感じるんですけれども、そこの法的な問題がないという担保はしているという認識でよろしいでしょうか。
◎谷津倉 産業労働課課長補佐 この総合評価競争入札が地方自治法に規定された契約方法でございますので、特に問題はないと考えておりますので、よろしくお願いします。
◆酒井信孝 委員 地方自治法の施行令のほうで規定があるのはわかっているんですけれども、そのやり方ですね。中身に関して、総合評価競争入札が規定されているのは確かにされているんですが、その方法として事業と関係ない、全く関係ないという、どういうふうに位置づけるかということもあるかもしれないんですけれども、今回のこの件に関しては関係ないと思うんですが、そういうことも付加して、この藤沢のアピールをしてもらうということとか、そういうことも提案して、これは事業を受けるというような、何か拡大していきそうなものですけれども、こういうことがどんどん続いていくと。過度な競争を誘発しそうな気もしますが、そういうところは問題ないというところまで確認はされているんでしょうか。
◎松森 産業労働課主幹 この件に関しましては総合評価入札の提案事項の一つであります。実際の建設費用にかかっているものではなく、付加的な要素、提案でございますので、特に問題はないと認識しております。
◆柳沢潤次 委員 2点ほど端的に質問します。
1つは、今までの労働会館の中には労働組合が目的外使用になるんでしょうか。使っていた部屋があったと思うんですが、今回はその辺はどういうふうになるのでしょうか。お聞かせください。
◎松森 産業労働課主幹 旧労働会館内に労働組合の事務諸室がございました。そちらにつきまして、旧労働会館にありましたほかの事務諸室と同様に、閉館時に申し合わせとしまして、新たに開館される際には引き続き利用されることとしております。施設の使用に当たっては、目的外使用申請は出していただくこととなります。
◆柳沢潤次 委員 そうしますと、それはいわゆるどこの部分を使うのかということなんですが、もちろん貸し室を使うわけじゃないでしょうから、事務室内にその部分を用意するということになるんでしょうか。そして、そのときに労働組合、ナショナルセンター、連合だけじゃありませんので、ほかのナショナルセンターの地域支部のようなところも含めて、目的外使用で申請した場合に可能なのかどうか、お聞かせください。
◎松森 産業労働課主幹 現状、新施設におきましては4階に管理諸室等がありますので、そちらの使用を予定しております。
それから、先ほど、これまで旧労働会館内を使っていた事務諸室等につきましては、引き続き継続的な利用ということが1点。もう一つ、今、現状、諸室にあきがないということはありますので、他のこの労働組合に限って今は予定しているところでございます。
◆柳沢潤次 委員 それから、もう一つ、公民館の使用についてなんですが、ここに書いてありますのは、時間枠が9時から19時というふうな、これが公民館の時間枠みたいな形で書いてあるわけですが、しかし、両方で使うんだろう、労働会館と貸し室についてはというふうに思うんですけれども、例えば、この9時から19時については公民館使用が優先になるということになるんでしょうか。その辺の申し込みの段階でどういうふうに振り分けて使うのか、お聞かせください。
◎井出 生涯
学習総務課主幹 そちらのほうの資料に、図1にありますとおり、公民館側の諸室と労働会館側の諸室ということで、優先するお部屋が違いますので、今、委員のほうが御指摘いただきました9時、19時でそれぞれの団体が使えるような枠はそれぞれ設けている状況になっております。
◆柳沢潤次 委員 空き室の状況にもよるので、その辺は柔軟に、例えば201から204があいていて、労働会館の205から401があいていなくて、その時間帯に、9時から19時の間に労働会館使用な形で201から204、和室を使うことが可能なのかということなんですが、どうなんでしょうか。
◎井出 生涯
学習総務課主幹 1カ月前になりますと、双方乗り入れということにさせていただいておりますので、もし今、委員がおっしゃったような労働会館側のお部屋があいていれば、公民館側の方が公民館側の料金でお借りするということはもちろん可能でございます。
◆柳沢潤次 委員 わかりました。
もう一つ、これは労働会館だけ、この複合施設だけで決められないというふうに思うんですが、公民館の時間枠の問題です。2時間単位が今、全体がそうなんですけれども、2時間だと1時間半ぐらい、正味1時間半ぐらいで、あと、準備と後片づけで最低でも30分ぐらいかかるというようなことが、さまざま今までも聞かれているところなので、この辺についての、全体として見直しも考える必要があるんじゃないかと思うんですが、この複合施設に限らず、公民館のあり方について、時間枠のあり方について検討すべきだと思いますが、御見解をお聞きいたします。
◎井出 生涯
学習総務課主幹 公民館のほう、かつては午前、午後、夜間という形で3つの枠でやっておりましたところ、有料化等に伴いまして、この2時間枠というものに変えさせていただきました。そのときに、やはりずっと検証等も行いまして、サークルの皆様の使い勝手のよさというところで、この2時間、それから、7時以降は3時間というところで、もうかなりの年数、皆様これに合わせて御活動いただいておりまして、特段これを大きく変えてほしいというような要望を今いただいていない状況でございますので、こちらのほうの複合施設も同様の方法で、まずは運用させていただきたい、そういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○吉田淳基 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 休憩いたします。
──────────────────────────────
午前11時46分 休憩
午前11時47分 再開
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 再開をいたします。
これで質疑を終わります。
意見はありませんか。
◆桜井直人 委員 済みません。
質問では貸室使用料、今、団体が違うことで優先が出るとか、使用料が異なるとか、もちろんしばらく運用してみてどういうふうになるのかなというようなところだとは思うんですが、単純に思ったのは施設が複合化、こうした労働会館、ほかの団体もありますけれども、労働会館と公民館というような、それぞれ会議室を持ったところがというのは、六会とかとはまたちょっと違うのかなということで、御苦労もされていると思うんですけれども、将来的に名称も新しく募集するということで、公民館に合わせなきゃいけないとか、労働会館が今まで政治的何とかみたいな話を、今説明いただいたんですけれども、どうしてもやっぱり、1つの建物にある会議室をいろいろ区分けしてやったりとか、予約の方法が若干違うとか、優先がどうだとかということはわかりづらいと思うので、最初はこれはいたし方ないと思うんですよ。こういう試みというか、複合化の流れが始まっていっているという状況の中で、利用者の視点に立って公平性の部分とかを少し長い時間をかけて、統一料金というか、例えば、この愛称に沿った建物の運用規則というような形でいいのかな、検討していってほしいなというふうに思うんです。
ちょっと何か頭にもやもやしたものがあったので、ちょっと意見を言ったので、うまく言えないんですけれども、そうした利用者がわかりやすいような視点に立って、公平性はもちろん大事なんですけれども、1つの施設になっているわけなので、例えば労働会館が今までしてきた役割と。公民館は各地にありますから、そうしたものをしっかりと見直したり、利用の状況とかも確認しながら、この複合施設については先ほど言ったところの課題というものを是正というか、少しでも、私自身は公民館の利用者に含めていってしまえるような方向性みたいなことで検討していっていただいたらいいなというふうに思います。
ちょっとわかりづらくて申しわけなかったんですけれども、そういう意見を申し述べさせていただきたいと思います。
◆山内幹郎 委員 それでは、意見を申し上げます。
1つは、利用者の交通手段のシミュレーションがなければ、今後について周辺の混雑状況とかを含めて判断する情報がありませんので、ぜひ他地区の施設との比較検討をしてほしいという点が1点。
2つ目は、貸室使用料についてですが、労働会館については、これまで当事者の労働組合には5割減免されていたという中小労働者の福祉向上を含めての考えの中で、そういう制度があったということですので、このことを踏まえて、この制度は継続してほしいという点が2点目。
3点目は、柳沢委員からも出ました、地域連合だけには目的外使用で事務室を貸すということでありましたが、ナショナルセンターは連合だけではなくて全労連の地域組織もあるわけでありまして、平等に扱ってほしいと思います。
4点目は、今後、パブコメや公募の日程、この愛称に関しての問題でありますが、半年ぐらい前から早目に確定して、委員会での報告事項の中で議員に知らせるべきだという意見は申し述べます。
◆酒井信孝 委員 平成29年度版の藤沢市公共工事等総合評価競争入札試行ガイドラインには、総合評価競争入札は標準的な設計施工方法に基づいて最も安い価格で入札した者を落札者としてきた従来の入札方式とは異なり、工事の施工に必要なすぐれた技術力を有する者が落札者となりやすく、工事、品質の一層の向上や企業の技術開発の促進による技術と経営にすぐれた健全な建設業の育成が図られる入札方式ですというように書かれているわけですが、調達や人材確保といった面で市内業者を活用するといった、請負事業に関連する範囲で市内経済に還元できることを提案いただくならまだしも、今回の事業者の本社での農産物のフェア企画といったものは入札案件とは関係ないものだと思います。発注者という立場の強い側の倫理として、受注者の弱みにつけ込むような過度な要求は自制すべきではないかと思います。
本社社員食堂でのフェアで費用がかかるという、そのときに藤沢産農産品を利用する、してくれるということであったとしても、それを企画し実施するためには人件費等、何倍もの経費を要すると思われます。たとえそれが社内の研修費等を用いていたとしても、それは会社の収入から捻出しているわけですから、会社の負担であることには変わりません。受注のいかんにかかわらず、もともと行われていることや、受注業務に関連して市内業者を活用するという事業の範囲を超え、あえて本市関係各所にメリットを提供するという今回のような提案は、過当競争を誘発することになりかねません。
また、こうした本来の事業の範囲を超える提案内容が入札額の積算に反映しているとすれば、その分価格がつり上がっているか、質が落ちているか、会社側に負担を強いているかのいずれかでしょう。総合評価競争入札が地方自治法施行令に規定された方法であることは確かですが、発注事業の範囲を超えた提案を評価に入れることに地方自治法上の違法性はないのか。こうした発注者の立場を利用して事業者に負担を強いるようなことは発注者のモラルとして問題ではないのか。分庁舎の入札も含め、分庁舎のほうも総合評価入札が予定されておりますが、今後の総合評価競争入札のあり方を検証し、最小経費で最大効果を上げる公共事業を追求していただけますよう要望いたします。
◆柳田秀憲 委員 今回のこの整備、公民館・労働会館等複合施設ということであります。
新しく生涯学習活動推進室ができているわけでありますけれども、ここはぜひ生涯学習の拠点として盛り上がっていってほしいなと思う反面で、私はやっぱり、生涯学習のこういった機能を複合施設でやるのは図書館だろうなというふうに思いますね。ですので、図書館、南図書館も建てかえ、移転など今後考えられると思うんですけれども、そのとき、ちょっとこれは再考したほうがいいのではないかなというふうに感じますので、意見として申し上げます。
○吉田淳基 委員長 これで意見を終わります。
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 最後に、(4)藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況について市当局の説明を求めます。
◎藤村 都市整備部長 それでは、藤沢駅周辺地区再整備事業の現時点での進捗状況について、お手元の資料9に基づきまして御報告させていただきます。
まず、1ページの1、藤沢駅周辺地区再整備事業について、(1)進捗状況の図をごらんください。図の中で黄緑色で表示しておりますのは実施済みのもの、ピンク色で表示しておりますのは実施段階のもの、オレンジ色で表示しておりますのは検討協議段階のものでございます。
まず、図の右上の①藤沢駅北口通り線整備事業及びその下の②藤沢駅北口東西線整備事業、図の左上の③市道藤沢83号線整備事業の3つの事業につきましては、平成27年度に事業を完了しております。図の左側中ほどにあります④特殊街路再整備事業は平成28年度に完了しており、特殊街路の愛称をサンパレットとしております。図の右側中ほどより少し下の⑤市役所通り線再整備事業につきましては、本庁舎の完成に合わせる形で平成29年度に事業を完了しております。
次に、図の左側上から2番目、⑦藤沢駅北口南北線整備事業につきましては、事業着手に向け事業手法の検討及び交通管理者との協議を行っており、今後、権利者との事業合意に向けた調整を行ってまいります。
図の右下、破線でお示ししている⑧地下通路リニューアル事業につきましては、東西方向、南北方向に地下通路がございますが、現在、再整備の方向性について検討しており、平成30年度に現況調査を実施し、東西の地下通路を先行して概略設計に入ってまいりたいと考えております。
図の右側中ほどの⑥北口駅前広場リニューアル事業、図の左下の⑨南北自由通路拡幅整備事業及び⑩南口駅前広場とデッキ整備事業につきましては、この後、詳細に説明してまいります。
1枚おめくりいただき、2ページ、(2)スケジュールをごらんください。
アの実施段階の⑥北口駅前広場リニューアル事業につきましては、平成31年度の竣工を目指して工事に着手しております。イ、検討協議段階の⑧地下通路リニューアル事業の南北方向部分及び⑩南口駅前広場とデッキ整備事業につきましては、それぞれ⑨の南北自由通路拡幅整備事業に連動して実施する事業となりますが、南北自由通路拡幅整備事業の事業期間の長期化が想定されることから、全体事業期間についても当初より延長する見通しとなっております。
次に、2の北口駅前広場リニューアル事業についてをごらんください。
(1)事業概要でございますが、この事業の中心となりますのは藤沢駅北口ペデストリアンデッキ再整備工事で、既存の構造躯体を生かし、バリアフリーへの対応などを図るとともに、藤沢駅周辺の再活性化に向け、にぎわいや交流、憩いを育む空間づくりを目的としたリニューアルを実施しております。また、デッキ下部の交通広場の再整備工事につきましては、平成30年度に設計を行い、平成31年度末の完成を予定しております。
3ページ、(2)工事概要をごらんください。昨年9月の市議会定例会において議決をいただき工事に着手しており、工事名は藤沢駅北口ペデストリアンデッキ再整備工事、工事費は継続費総額で19億4,162万4,000円でございます。工期は平成29年9月5日から平成31年12月13日までの2年3カ月で、施工者は熊谷組・田中建設工業・山藤建業共同企業体でございます。主な工種といたしましては、タイル、ウッドデッキ及び人工芝の舗装工、ガラス高欄及び多柵式高欄の設置、エレベーター及びエスカレーターなどの昇降施設の設置、並びに既存施設の補修を行ってまいります。
次に、(3)工事工程でございますが、現在デッキ面を4つのブロックに分けて、いずれかの部分が通行できるよう配慮しながら工事を行っております。
次に、(4)工事の進捗状況でございますが、現在は既存施設の撤去工事を中心に行っており、引き続き既存構造躯体の補修工事を行ってまいります。写真にもありますように、現地に工事内容や完成予想図などを掲示し、駅利用者の方々へ工事のイメージアップなども含めて周知をしております。
1枚おめくりいただき、4ページ、3の南北自由通路拡幅整備事業についてをごらんください。
南北連携強化などによる利便性や回遊性の向上とともに、町の活性化を目的に、南北自由通路の拡幅とそれに伴う駅舎改良を実現するために、東日本旅客鉄道株式会社と小田急電鉄株式会社と市の三者で協議を継続して行っております。平成27年度、28年度で計画案や施工計画の作成、概算工事費や工期などを算出する調査設計を実施いたしました。昨年9月の本会議でお答えしたとおり、概算事業費につきましては鉄道事業者の事業費も含め、総額で約330億円、工事期間については最長で約7年8カ月となっており、これに設計期間などを含めますと約10年程度の事業期間と想定される結果となっております。
今年度はこの結果を踏まえ協議を行ってまいりましたが、概算事業費の圧縮や事業期間の見直しなどに向け再検討が必要であることから、事業のスタートとなる三者による基本協定の締結を見送ることといたしました。
一方、小田急電鉄とは一定の合意を得られる状況であることから、事業実施に向けた基本協定の締結を二者で先行して行い、基本設計に着手してまいります。また、JR東日本とは一部プランの見直しとなる調査設計の修正を実施することにより、概算事業費の圧縮や事業期間の見直しの検証を行い、早期の合意が得られるよう協議してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、将来的には三者での基本協定締結を目指してまいりたいと考えております。
次に、4の南口駅前広場とデッキ整備事業についてをごらんください。
南口駅前広場の再整備につきましては、南北自由通路や駅舎などと一体的な空間として建設することが必要であることから、双方の調整が図れるよう検討を進めているものでございます。今年度は南口駅前広場やデッキのあり方、再整備の方向性などについて多様な意見を反映するために2つの検討組織を立ち上げました。1つは、市民代表や学識経験者、地元経済団体、近隣事業者などをメンバーとした藤沢駅南口駅前広場等あり方検討会議で、藤沢駅周辺の再活性化に資する南口駅前広場のあるべき姿などについて意見、提案をいただくことを目的としております。
もう一つは、学識経験者や交通事業者などをメンバーとした藤沢駅南口交通広場調整会議で、交通結節機能の向上を目指し、関係者間の調整を図ることを目的とし、現在、意見交換などを行っております。また、あわせて藤沢駅利用者の意見を把握するために、利用者を対象に南口駅前広場及び地下通路のよいと思うところや課題だと思うところに対するアンケート調査を昨年11月に実施いたしました。平日と休日の計2日間で8,000票の配布を行い、回収率は38%、3,034通の返却があり、比較的高い回収率であったことから市民の皆様の関心の高さを感じております。現在集計作業中でございますが、主な意見として、雨の日も含めて歩きやすい、明るいなどを評価する一方、エレベーター・エスカレーターがない、休める場所がないなどの課題も多く挙げられております。
平成30年度には検討組織やその他からいただいた意見、提案やアンケート結果などを踏まえ、基本計画の策定を目指してまいります。
次に、5ページ、5のにぎわい・交流及び魅力づくりに向けた取組についてをごらんください。
(1)サンパレットにぎわい創出社会実験についてでございます。さいか屋西側の自転車歩行者専用道では、交流や憩い、にぎわいの場として親しまれることを目指し、平成28年度に再整備を実施するとともに、愛称を募集し、サンパレットに決定いたしました。このサンパレットの認知度を高めるとともに、将来多様な利用が可能となる拡大した取り組みを目指すための課題把握などを目的に、平成29年度、30年度の2カ年にわたり各部局と連携しながらサンパレットにぎわい創出社会実験を実施しております。年間を通じてテーブルと椅子を配置したオアシススペースの実施とともに、市の主催、後援によるイベントなどを開催しております。少しずつではございますが、にぎわいの場として認知され、醸成しつつあるのではないかと考えております。また、北口デッキのリニューアル工事期間中は、その補完的な役割も果たすとともに、引き続き多様な活用を予定しております。
次に、(2)エリアマネジメント導入に向けた取組についてでございますが、藤沢駅周辺のポテンシャルの向上及び継続性の観点から、官民連携したマネジメントの導入を見据え、検討を行っております。検討に際しましては、平成28年度に地元経済団体や駅街区内の事業者などが参画した勉強会を立ち上げ、組織のあり方や運営方法などについて先進都市の視察なども含め調査研究を行っており、北口デッキリニューアルが完成する平成31年度からのエリアマネジメントの導入を目指してまいります。
以上で藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況についての御説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○吉田淳基 委員長 説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
◆加藤一 委員 まず、4ページの3の南北自由通路拡幅整備事業についてなんですが、この件につきましては、昨年の9月議会の一般質問で庁舎設計の内容について質問させていただきまして、南北自由通路の拡幅整備における概算事業費や事業期間、また、それに伴う課題や今後の取り組みについて御答弁いただいたところでありますが、今の報告を聞く限り、その後、進捗があったと感じております。
小田急電鉄とは一定の合意が得られ、二者で先行して基本協定を締結するということですが、本来であれば三者で基本協定を締結してから進めるべきものと考えておりますが、三者で合意に至らなかった理由と、小田急電鉄と二者で先行する理由をお聞かせください。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 委員御指摘のとおり、本来であれば三者での基本協定の締結が望ましいというふうに考えております。まず、小田急につきましては、調査設計を実施した際のプランでおおむね妥当な結果ということとなりましたので、費用負担区分等の協議はありますけれども、このまま進められると判断いたしたものでございます。
一方、JR東日本につきましては、事業費や事業期間の縮減の可能性があるということから、一部プランの見直しを行うことといたしました。このような理由から、今年度末での三者による合意に至らなかったものでございます。しかしながら、本市といたしましては、平成31年度に北口ペデストリアンデッキのリニューアル工事が完成いたした後、歩みをとめるのではなく、駅周辺の活性化に向けて少しでも前に進めていきたいという思いからも、今回、小田急電鉄と先行して進めていきたいと考えております。
◆加藤一 委員 ありがとうございます。
今の御説明で、三者での合意に至らなかったが、一刻も早い駅前の再整備に向けて小田急電鉄と二社で先行せざるを得ないということは理解をいたしました。一方で、JR東日本とは事業費や事業期間の縮減の可能性があることから、一部のプランの見直しとなる庁舎設計の修正を実施するとのことですが、これは具体的にどのような見直しをするのか、お聞かせください。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 まず、自由通路幅を拡幅するに当たりまして、鉄道3線の乗りかえの利便性や事業の採算性を考慮いたしまして、小田原方に拡幅する予定で進めております。小田原方に拡幅した場合には、現在のみどりの窓口ですとか券売機を含む駅業務施設というものが支障になってまいりますので、平成27年度、28年度で実施した調査設計では横浜方の線路上空に新たに人工地盤を張りまして、そこへ支障となる駅業務施設などを移設する計画で調査を行ったものでございます。その結果といたしまして、貨物線上空の工事をすることによる工事時間に制約を大きく受けることとなりまして、概算工事費及び工事期間というものが増大になるという課題が明らかになってきたものでございます。
そこで、その結果を踏まえた調整の結果、調査設計時のプランから市の自由通路拡幅整備事業及びJR東日本が実施する駅舎改良事業で、それぞれが整備する床部分について構造躯体を共用し一体的に整備するプランへ見直すことにより、工事費及び事業期間の縮減が図れることが可能かということを調査設計の修正で実施してまいりたいと考えております。
◆加藤一 委員 JRとの一部プランの見直しをすることで課題が解決されて、早期の三者での協定の締結を望むところでございますが、今後、整備を進めていく上で自由通路を含め、JR、小田急の駅舎は一体だと思います。小田急と先行して進めることによる課題をどのように捉えているのか、お聞かせください。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 小田急と先行して進めることによる課題をどう捉えているかという御質問なんですけれども、やはり南北自由通路とそれぞれの駅舎の改良の整備に伴い、当然、建物とか構造物がありますので、双方の建物の接続部分ですね。そういう部分の取り合いなどの調整が当然出てくる、必要になってくると思います。そういった中で、小田急のほうを先行して基本設計に入りますので、そのとき先に先行している小田急の基本設計が後戻り、後から出てきてJRとかの計画と後戻りが出てきてしまう可能性がありますので、その辺は極力ないようにすることが最大の課題だと認識しております。
そこで、小田急電鉄と二者で協定の締結を行う前に、JR東日本を含めました三者で、今回の藤沢駅の整備の目的でございます駅周辺の利便性の向上と町の活性化という部分を目指し、一体となって事業の推進に向けて進めていくという意味で、合意形成ですね。いわゆる覚書というんですか、そのようなものを三者でまず締結して進めていく予定でございます。
◆加藤一 委員 事業の推進に向けて一定の合意形成となる覚書のようなものを三者で締結するということですが、最悪のケースとして、庁舎設計の修正を行った結果、概算事業費の圧縮や事業期間の短縮が図られずに、JR東日本と合意が得られないというケースも想定できるのではないかと思います。その場合はどういうふうにするおつもりなのか、お聞かせください。
◎藤村 都市整備部長 藤沢駅周辺地区再整備事業につきましては、市政運営の総合指針2020の重点事業として位置づけられております。また、今後とも本市が湘南の元気都市としてあり続けるため、あるいは、藤沢駅周辺の再活性化のためには欠かすことのできない事業であるというふうに考えております。また、一方で、本市の財政を取り巻く事情、厳しい環境を考えますと、重点事業といえども徹底的なコストの削減、これは避けて通れないところだと考えております。そういった意味で、今後の調査設計の修正過程におきましては概算事業費の圧縮、期間の短縮、見直しに向けて取り組んでまいりたいと考えております。
ただいま委員のほうから、JR東日本との合意が図れない場合、どうするのかといった御質問でございますけれども、今後の協議を進めるに当たりましては、利便性の向上、駅周辺の再活性化といった当初の事業の目的を逸脱しない範囲で事業を抜本的に見直さざるを得ないといったような局面も想定はされますけれども、前段でも申し上げましたとおり、本市の玄関口である駅周辺の再活性化には本事業は欠かすことのできない事業であることから、現時点では小田急も含めた三者との協定締結に向けた取り組みを目指し、それから引き続きJR東日本との合意形成に全力を傾注していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆山内幹郎 委員 最初は端的に市の負担についてお聞きしたいんですが、調査設計の結果として概算事業費が約330億円という多額な費用が算出されていたわけですが、そもそも市の事業費としてどの程度見込んでいたのかという点です。
以前の
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会では、藤沢駅周辺地区再整備でかかわる全体事業費として約250億円を見込んでいた、こういうことで報告されていたと思いますが、それとの関係を再度お聞きしたい。最終的には市の負担としてどの程度想定しているのか、伺いたいと思います。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 平成25年10月に開催されました
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会では、事業費につきまして全体で250億円程度、それ以外に鉄道施設に関連する中身なども今後追加していくと説明させていただいております。まず、この250億円につきましては、藤沢駅周辺地区再整備構想基本計画に基づく事業計画案で位置づけました事業の総額でございます。本日お配りいたしております資料の1ページにございます④から⑩の事業、ただし、⑥につきましてはデッキの上部と下部を2つとして数えておりますので、この8つの事業の総額でございます。
さらに、それ以外に、鉄道施設の関連する中身なども今後追加していくとした部分につきましては、駅施設などの移転補償費並びに駅舎改良整備費に対する市の負担分を指しておりまして、その分が250億円に含まれていないもので、この市の負担分につきましては鉄道事業者との協議により今後決まってくるものでございます。
自由通路拡幅整備及び駅改良事業における市の負担分につきましては、現在協議中ではございます。でありますので、まずは一部プランの見直しによる全体事業費の縮減を目指していくということとともに、今後、妥当な負担範囲にまとまるように協議を行ってまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 ありがとうございます。
南口デッキのことで市民から要望がありました。今でも私も感じますが、ゆらゆら揺れるところがあって、かなり危険だという声です。当面の修繕についてのお考えを聞きたいと思います。
◎北村 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 委員御指摘のとおり、一番古いところで整備から約40年余りが経過し、塗装が剥離しているなどの老朽化が見られる状況でございます。南口広場につきましては、自由通路拡幅整備事業の次に再整備する実施で予定でございますが、事業の時期が先へ延びる見通しとなっておりますので、それまでに一定の対応が必要かと考えております。
安全性の確保とともに東京2020オリンピック・パラリンピックのおもてなしの観点からも、平成30年度予算には南口デッキの塗装塗りかえ工事を計上させていただいておるところでございます。さらに、塗装するために組む足場を活用しまして安全撤去も実施して、緊急的に対応が必要な箇所があれば、随時修繕などの実施をしてまいりたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 ありがとうございます。
3点目ですが、南口事業ではこの報告でも会議体が2つあります。また、エリアマネジメントについても勉強会と称した会議体が1つあるわけです。いずれも非常に大切な中身でありまして、議事録を公開すべきと考えますが、いかがでしょうか。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 南口駅前広場の再整備に向けまして、今年度、2つの検討組織を立ち上げ、多様な御意見を頂戴しているところでございます。さらに、藤沢駅周辺におけるエリアマネジメントの導入についての勉強会を平成28年度に立ち上げ、こちらも意見交換を実施しているところでございます。両方とも藤沢駅周辺地区再整備事業の重要な事業でございますので、今後、事業を検討していく上でも御意見を聞く場として貴重な組織と考えております。主な御意見につきましては、ホームページなどで今後公開していきたいと考えております。
◆山内幹郎 委員 よろしくお願いします。
サンパレットについての名称、非常にいい愛称に決まったと思いますが、ここでのにぎわい創出社会実験としてのイベントの中身ですね。その総括について、どんな内容がよかったのかについて教えてください。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 サンパレットのにぎわい創出社会実験につきましては、サンパレットの認知度を高めるとともに、将来多様な利用を目指すための課題把握を目的に実施しております。今年度は市民への認知度の状況とともに、どのようなことができるのかですとか、どのような配置だと人が集まりやすいのか、使いやすいかなどを試行するために各イベント実施時に協力をいただいているものでございます。
具体的なイベントといたしましては、ふじさわ元気バザールや市民憲章啓発イベント、藤沢市民まつり、ワイン祭りなどを開催いたしました。検証に当たりましては、イベント参加者へのアンケートや元気バザールにおける来場者へのアンケート、また、道路管理者へのアンケートを進めているところでございます。取りまとめにつきましては今年度末に予定しておりますけれども、一例といたしまして、10月に開催しましたふじさわ元気バザールでの来場者アンケートでは、まず、サンパレットの愛称を知っていたという方が約44%、それから、サンパレットでイベントなどを行うことがいいというふうにお答えいただいた方は約87%となっております。この元気バザールにつきましては、年間を通じて3回開催する予定になっておりますので、今後これがどのように変化していくのかということも含めて検証してまいりたいと考えております。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 済みません、2番目の山内委員の質問の中で、ちょっと訂正をさせてください。
平成30年度の予算に南口デッキの塗装塗りかえ工事を計上しておりますと答弁させていただいたんですけれども、これはまだ2月の予算委員会で御審議いただいていませんので、計上する予定でございますので、修正させてください。
◆桜井直人 委員 南口駅前広場及び地下通路に対するアンケート調査のことについて聞きたいんですけれども、2日間、6カ所、時間は結構長い間で8,000票、回収率が38%って、これは物すごいなと僕自身は思うんですけれども、先ほどの部長の説明の中でも非常に関心が高いというふうなことが言えるのかなと思うんですけれども、これから進めていく事業に当たって、これだけ藤沢の利用者が38%としても、例えばたまにしか利用しない人たちも、これを藤沢の顔だというふうに思っていると思うんですね。そうした人たちの声も拾い上げると、よりいいもの、いい計画、いい整備になるんじゃないかなと思うんですけれども、例えばホームページ上で公開して多く意見を集めるとか、もう少しこのアンケートの回数をふやすとか、そういうことはお考えになっていないのか、お聞かせください。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 多様な市民の皆様の御意見をいかに、もう少し反映していくべきではないかという御質問だと思いますが、まずは藤沢駅南口の検討組織の中で、地元である鵠沼地区の市民代表の方に入っていただいて意見交換をしているところでございます。また、アンケートを実施したことによりまして、駅利用者といたしましても、市民だけではなく市外の方も多くいらっしゃりますけれども、そういったさまざまな方の御意見をいただくとともに、先ほど御質問にもありました、たまにしか藤沢駅を使わない方の御意見も把握するべきではないかという部分につきましては、今後さまざまな機会を設けて反映できるようなことを検討してまいりたいと思います。
◆桜井直人 委員 ありがとうございます。
次に、地下通路リニューアル事業についてなんですけれども、これは南北と東西とあって、東西は先行されるということなんですが、南口の地下道は、僕なんかが子どものころからあってなじみがあるのが、南口の駅前からおりてくるスロープ、また、今、市役所に来る機会がもちろん多いので、あそこのスロープとかなんですけれども、一番西方ですよね。今、階段があるところ。あの辺の、ちょっとこれは実現性が低いのかもしれませんが、藤沢のシンボルの地下道としてスロープ化とかというのが現実的にできないのかどうか、ちょっとまず最初にお聞かせいただきたいと思います。
◎武内 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 地下道につきましては基本的にリニューアルという形で整備を今検討しているところでございます。今、御質問にございました地下道の北側の西のあたりに、今、階段がございますけれども、あれもスロープ化できないかということでございましたが、こちらにつきましては、我々としてもできないものかということで一度検討はしております。しかし、バリアフリーの観点からも、車道をどの程度にしていくかというところから、なかなかサンパレット自体をかなりつぶしていくような形になってまいりますので、現時点ではあそこをスロープにしていくことは難しいというふうに考えております。
一方で、今あるエレベーターのところ、さいか屋に近いエレベーターがございますけれども、あちらを北口デッキのリニューアルにおいてエレベーター自体を大きくしまして、自転車でも地下、地上を昇降できるような形で整備してまいりますので、まずはそのような対応を考えているところでございます。
◆桜井直人 委員 最後にします。
そこだと思うんですね。サンパレットのにぎわい創出って、いろいろやられていて、徐々にではあるが成果が上がっているという話なんですけれども、やっぱりサンパレットに人を、動線をふやしていくには、あそこが僕は一つ鍵になるのかなというふうにちょっと思っているんですね。地下に入ってくる方が多くて、市役所のほうに流れたりとかするんですけれども、あそこはリニューアルになって明るくなるんでしょうけれども、その先に何か行きづらい雰囲気があるというのも、一つのこれは原因なのかなというふうにも思うんですね。
先ほどバリアフリーの車路の話を聞いて、なかなか厳しい状況なのかなとか思ったんですけれども、サンパレットをつぶしていいかというのは、僕は、その先のことは余り深くは言えないんですけれども、つぶしてもあそこに大きな流れができるような、サンパレットのにぎわい創出にはつながっていくのかなとか、イベントをやりやすい地下広場みたいな形で考えていくというのも一つの方法かなと思っているんですけれども、費用のこととか、今までの議論の経過とかを無視して無責任なことを言っているんですけれども、できたらすごい夢があって市民に喜ばれることになるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の南北、東西の地下のリニューアルとサンパレットのにぎわいについてどうリンクさせていくか、どう考えているか、市の御見解をお聞かせください。
◎川﨑 藤沢駅
周辺地区整備担当参事 今、地下通路の、ちょうど委員さんがおっしゃる西側の部分については、今、市民ギャラリーがあったり、あそこの空間が広い空間となってございます。これから今、検討、勉強会をやっていますエリアマネジメントの中でも、あそこの空間をうまくイベントとか、例えば雨が降ったときとかも含めてイベント利用できないかということで、今、検討している段階でございますので、バリアフリーの観点でどうしてもスロープになってしまいますと、今、武内補佐が申しましたように、その分のサンパレットでとってしまうのか、それから、地下道のところへ車路としてとってしまうのかというところで、なかなか空間がとれなくなってしまう状況ですので、そういう部分も含めましてイベント等で利用できるような空間づくりにしていきたいと考えてございます。
◆武藤正人 委員 1点だけ、ちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほど山内委員からもありましたけれども、南口のデッキの整備事業ということで、40年までかかるというようなスケジュールがあるわけですけれども、その間、あと10年ぐらいあって、その間に改修、改善、必要だということで、色の塗りかえとかということでありましたけれども、このデッキのところに蛍光灯があると思うんですけれども、しょっちゅうあそこを通る方から、蛍光灯が切れていて、ちょうど南北地下通路を出たところあたりなんですけれども、ここのところはしょっちゅう消えているというところで、暗いというような話もあって、その辺のところの改修、改善というのはどのように考えられているのか、1点伺いたいと思います。
◎北村 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 ただいまの御質問ですけれども、今回、先ほど山内委員から御質問がありました内容につきましても、必要な緊急的な修繕等があれば対応していきたいと考えております。その中で、今、委員御指摘の照明灯につきましても、LED化なども含めて今後検討していきたいと考えております。
◆武藤正人 委員 具体的にいつぐらいにスケジュールを立ててやるようなことをお考えなのか。もしお考えが決まっていれば聞きたいと思います。
◎北村 藤沢駅
周辺地区整備担当主幹補佐 先ほども答弁させていただきました平成30年度に予算を予定させていただいておりますので、その中で、塗りかえに合わせて足場等を設置しますので、その状況で、その機器類の状況を確認しながら対応せざるを得ない状況だと考えたときには、その分で修繕等で、修繕もしくは工事費にもなるかと思いますけれども、そういった形で計上させていただきたいと考えております。また、時期につきましても、平成30年度で塗装工事は終わりますけれども、そういったところで再度、対応が可能であれば継続して考えていかざるを得ないと考えております。
○吉田淳基 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 休憩いたします。
──────────────────────────────
午後0時32分 休憩
午後0時33分 再開
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 再開をいたします。
これで質疑を終わります。
意見はありませんか。
(「進行」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 これで意見を終わります。
──────────────────────────────
○吉田淳基 委員長 これで本日の日程は全部終了いたしました。
そのほか委員の方から発言はございませんか。
(「ありません」と呼ぶ者あり)
○吉田淳基 委員長 ないようですので、これで委員会を閉会いたします。
──────────────────────────────
午後0時34分 閉会
──────────────────────────────
以上のとおり相違ありません。
藤沢市議会委員会条例第62条第1項の規定により、ここに署名する。
藤沢都心部再生・公共施設再
整備特別委員会
委員長 吉 田 淳 基...