平塚市議会 2022-12-05
令和4年12月定例会(第5日) 本文
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月定例会(第5日) 本文 2022-12-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 :
◯数田俊樹議長 選択 2 :
◯数田俊樹議長 選択 3 : ◯22番 府川 勝議員 選択 4 : ◯重田昌巳健康・
こども部長 選択 5 : ◯脇
孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 選択 6 :
◯津田勝稔企画政策部長 選択 7 :
◯高橋孝祥総務部長 選択 8 : ◯22番 府川 勝議員 選択 9 :
◯数田俊樹議長 選択 10 :
◯数田俊樹議長 選択 11 : ◯26番 出村 光議員 選択 12 : ◯重田昌巳健康・
こども部長 選択 13 :
◯土屋真人環境部長 選択 14 :
◯津田勝稔企画政策部長 選択 15 :
◯石川清人教育総務部長 選択 16 : ◯26番 出村 光議員 選択 17 : ◯重田昌巳健康・
こども部長 選択 18 : ◯26番 出村 光議員 選択 19 : ◯重田昌巳健康・
こども部長 選択 20 : ◯26番 出村 光議員 選択 21 : ◯重田昌巳健康・
こども部長 選択 22 : ◯26番 出村 光議員 選択 23 :
◯土屋真人環境部長 選択 24 : ◯26番 出村 光議員 選択 25 :
◯土屋真人環境部長 選択 26 : ◯26番 出村 光議員 選択 27 : ◯武井 敬土木部長 選択 28 : ◯26番 出村 光議員 選択 29 : ◯平野貴裕市長室長 選択 30 : ◯26番 出村 光議員 選択 31 :
◯石川清人教育総務部長 選択 32 : ◯26番 出村 光議員 選択 33 : ◯工藤直人学校教育部長 選択 34 : ◯26番 出村 光議員 選択 35 : ◯工藤直人学校教育部長 選択 36 :
◯数田俊樹議長 選択 37 :
◯数田俊樹議長 選択 38 : ◯10番 石田雄二議員 選択 39 :
◯数田俊樹議長 選択 40 :
◯数田俊樹議長 選択 41 : ◯田中信行都市整備部長 選択 42 : ◯田代卓也まちづくり政策部長 選択 43 : ◯武井 敬土木部長 選択 44 :
◯土屋真人環境部長 選択 45 : ◯10番 石田雄二議員 選択 46 : ◯田中信行都市整備部長 選択 47 : ◯10番 石田雄二議員 選択 48 : ◯田中信行都市整備部長 選択 49 : ◯10番 石田雄二議員 選択 50 : ◯田中信行都市整備部長 選択 51 : ◯10番 石田雄二議員 選択 52 : ◯田中信行都市整備部長 選択 53 : ◯10番 石田雄二議員 選択 54 : ◯田中信行都市整備部長 選択 55 : ◯10番 石田雄二議員 選択 56 : ◯田中信行都市整備部長 選択 57 :
◯数田俊樹議長 選択 58 : ◯10番 石田雄二議員 選択 59 : ◯田中信行都市整備部長 選択 60 : ◯10番 石田雄二議員 選択 61 : ◯田中信行都市整備部長 選択 62 : ◯10番 石田雄二議員 選択 63 : ◯田中信行都市整備部長 選択 64 : ◯10番 石田雄二議員 選択 65 : ◯田中信行都市整備部長 選択 66 : ◯10番 石田雄二議員 選択 67 : ◯田中信行都市整備部長 選択 68 : ◯10番 石田雄二議員 選択 69 : ◯田中信行都市整備部長 選択 70 : ◯10番 石田雄二議員 選択 71 : ◯田中信行都市整備部長 選択 72 : ◯10番 石田雄二議員 選択 73 : ◯田中信行都市整備部長 選択 74 : ◯10番 石田雄二議員 選択 75 : ◯落合克宏市長 選択 76 : ◯10番 石田雄二議員 選択 77 : ◯田代卓也まちづくり政策部長 選択 78 : ◯10番 石田雄二議員 選択 79 : ◯田代卓也まちづくり政策部長 選択 80 : ◯10番 石田雄二議員 選択 81 : ◯田代卓也まちづくり政策部長 選択 82 : ◯10番 石田雄二議員 選択 83 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 84 : ◯10番 石田雄二議員 選択 85 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 86 : ◯10番 石田雄二議員 選択 87 :
◯津田勝稔企画政策部長 選択 88 : ◯10番 石田雄二議員 選択 89 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 90 : ◯10番 石田雄二議員 選択 91 :
◯数田俊樹議長 選択 92 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 93 : ◯10番 石田雄二議員 選択 94 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 95 : ◯10番 石田雄二議員 選択 96 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 97 : ◯10番 石田雄二議員 選択 98 : ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 選択 99 : ◯10番 石田雄二議員 選択 100 : ◯落合克宏市長 選択 101 :
◯数田俊樹議長 選択 102 :
◯数田俊樹議長 選択 103 :
◯数田俊樹議長 選択 104 : ◯落合克宏市長 選択 105 :
◯数田俊樹議長 選択 106 :
◯数田俊樹議長 選択 107 :
◯数田俊樹議長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前10時00分開議
◯数田俊樹議長 おはようございます。ただいまから令和4年12月第4回平塚市議会定例会第5日目の会議を開きます。
本日の議事日程及び諸般の報告は印刷配付のとおりですので、それによって御承知願います。
なお、本日の会議に12番江口友子議員から遅刻の届出がありましたので、御報告いたします。
※ 報告第12号、議案第71号~議案第88号(総括質問・続)
2:
◯数田俊樹議長 これより日程に入ります。日程第1に掲げた市長提出案件を一括議題とし、これより9日に引き続き、総括質問を行います。
あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。
22番府川勝議員ですが、府川議員は一括質問一括答弁方式で質問を行いますので、質問は再々質問までとなります。府川勝議員。
〔22番府川 勝議員登壇〕
3: ◯22番 府川 勝議員 府川勝です。質問いたします。
七三の構えという言葉があります。平塚市名誉市民である河野謙三先生が、参議院議長就任に際して言った言葉です。河野謙三さんは、自民党主流派に対抗、野党の協力を得て参議院議長になりました。議会運営では、与党に3分、野党に7分というのがバランスのよい政治だという意味です。参議院議長河野謙三語録の第1号は、私は野党と結託したんじゃない、世論と結託したのだと言いました。
安倍晋三さんが個人的恨みで射殺された事件がありました。動機をはじめ、この事件を肯定した人、また、射殺が正しいと思った人はいなかったでしょう。しかし、政治家にはあり得ることだと思った人はたくさんいることでしょう。かつて私は、金子修一さんとともに、河野一郎先生の書生でした。最後の仕事は、中目黒のお宅でお通夜と、築地本願寺の葬儀で下足番でした。そして、衆議院第二議員会館の702号室の後片づけの仕事でした。19歳の私が、初めて河野一郎先生に面会したときのことを死ぬまで忘れることはないと思います。この壇上で河野一郎先生のことを話すのは、多分今日が最初で最後になると思います。あえてけいがいに触れた者として、学んだことを発信しておきたいと思います。
河野一郎先生は、当時、建設大臣でした。東京の麻布飯倉にある中央官庁合同会議所の応接で初めて会いました。そこは、ソ連大使館の裏で、アメリカンクラブの隣でした。河野一郎先生は1通の手紙を取り出しました。私に手渡して、見なさいと言うので、封から取り出して見ました。女文字の毛筆の手紙でした。内容と説明を省略しますが、瀬戸内海架橋に関するものでした。これは、来るなという一種の脅迫状だ、府川君、政治というものは命をかけるものだ、そう言ってこの話は終わりになりました。
質問いたします。
まず、1、「寺子屋」ならびに「子ども食堂」について、お尋ねいたします。
貧困とはお金がないことだけを意味するわけではありません。毎日の衣食住に事欠く状態のことを絶対的貧困といい、経済的な困窮により国民の大多数より貧しいことによって、経験や体験の機会の乏しいことを相対的貧困といいます。寺子屋、子ども食堂を必要とする子どもたちは、多くの場合、この相対的貧困に当てはまるのではないでしょうか。親とのショッピング、夏休みの家族旅行、進学のための塾通い、家族で食卓を囲んで団らんなど、恵まれている子どもたちがいます。しかし一方では、日本の子どもの7人に1人が、このような経験に恵まれていない状況にあると言われています。
このような状態を解決するために、善意の人々が、寺子屋とか子ども食堂を開設するに至っています。国をはじめとして、地方自治体行政の無為無策のなせる業です。寺子屋というのは、無料の学習塾と説明したらよいでしょうか。平塚八幡宮、金目公民館、太洋中学、旭地区のマクドナルドなど、市内には5か所あるようです。子ども食堂というのは、共稼ぎ夫婦の子どもや居場所のない子ども、あるいは子どもには火を使わせない、また、家族間の問題から、子どもが孤独になりがちというような問題を抱えた子どもたち、そんな子どもたちに居場所や食事を提供しようとする施設であり、子どもを孤立させないために必要な施設です。
現在平塚市内には、崇善地区や横内地区、また、YYキッチンなど、子ども食堂は16か所あります。それぞれ食事の提供は、1週間に1日程度から1か月に1回程度まで様々です。あとの25日間は、その子どもたちはどうしているでしょうか。また、平塚市で把握している58人のヤングケアラーはどうしているでしょうか、心配です。主催者は、ボランティアの募集やクラウドファンディングなどで、人材と資金確保の努力をしています。毎日食事の提供もできるような仕組みにすべきではないでしょうか。それには費用も人手もかかります。行政によるサポートが必要です。この事業は、市民活動ではなくて、社会福祉活動です。このようなことが市民のボランティアで行われていることは、子どもの貧困ではなくて、まさに政治の貧困です。
日本で一番活発な展開している場所は、兵庫県明石市だといいます。市内に47か所、ここでは公益財団法人のこども財団という明石市が設立した財団が運営しています。ほぼ毎日どこかで食事ができるようになっています。国の施策では、こども家庭庁が来年4月からスタートします。最近では、出産育児一時金は42万円が50万円になるそうですけれども、一時金ではなくて、成人する子どもが成人するまで、国がどんなサポートができるかということが大事です。寺子屋にも子ども食堂にも、教育や福祉の援助が与えられるべきです。子ども・子育て基金を有効に使いましょう。明石市のまねをして、平塚でも子ども財団をつくりましょうと提案いたします。
そこでお尋ねいたします。市長は、このような政治の貧困状態について、政府の対応、また、平塚市が行うべきことをどう考えるかお伺いいたします。
先日、11月26日、「学習支援・こども食堂のつどい」というイベントが行われました。学習支援・こども食堂主催団体の交流会です。各団体がお互いにどんな日常活動をしているか、困っていることは何かなど、情報交換する会であると言えます。このイベントについて、平塚市社会福祉協議会では、主催者としてどのように関与しサポートしたか、御説明いただきたいと思います。
第2に、寺子屋並びに子ども食堂には、事務費や備品費など、必要な経費について、市民活動の一環として協働推進課が担当して補助・助成が与えられています。健康・こども部や福祉部の事業として、食材費や設備費、人件費についても、補助事業として予算計上すべきではないでしょうか。お尋ねいたします。また、補助・助成が与えられるようにするにはどうしたらいいか、御説明ください。
第3に、本来、政治がなすべきこととして、助成金や受入れ施設の充実が必要です。寺子屋と子ども食堂を併せた施設が当然必要になります。今後、充実させるための計画があれば、御説明いただきたいと思います。
2、平塚市内自転車事故は「県内ワースト1位」について。
次に、自転車事故についてお尋ねいたします。
自転車の交通違反による事故が増加していることを受け、警察庁では、違反行為に対する摘発を強化することとなりました。これまでは警告にとどめていた一時不停止や信号無視、また、右側通行や徐行せずに歩道を通行などについて、刑事罰の対象となる赤切符を交付して検挙されます。
平塚警察署では、今年発生した事故件数は、11月23日現在で273件、神奈川県内54警察署でワースト1でした。そこで、平塚警察署では、市内の自転車事故多発地域を自転車指導啓発重点地区・路線としました。今年は、四之宮と代官町と老松町が指定されました。自転車事故が発生した場所に着目すると、交差点での発生が185件です。大きな交差点に加え、見通しが悪く、交通整理の行われていない細い道路が交わる交差点でも多く発生しています。特に高齢者の自転車事故が日中に多く、道路の逆走などによる事故、車と車の間など、見通しの悪い状態の事故、自動車やバイクと接触事故、道路の段差や前籠の重い荷物によりバランスを崩して転倒する事故などがあります。
平成22年には、平塚市、平塚警察署、平塚市交通安全協会をはじめ、交通安全に関する7団体が加わり、自転車事故減らし隊が結成されました。通行する自転車に、神奈川県自転車商協同組合による自転車無料点検を実施し、併せて交通安全チラシや自転車交通安全グッズを配布し、マナーアップと安全な自転車運転を呼びかけました。平塚警察署では、湘南平塚サイクルポリスが平成26年に発足しました。若手警察官が自転車に乗り、自転車利用者の目線に立って、交通安全運動期間を重点に交通事故防止活動全般の広報啓発活動のほか、交通指導、取締り及び街頭犯罪抑止活動を目的としたパトロールを行っています。
去る12月5日には、大野小学校が、自転車運転教室を実施しました。そこで、市内の全ての小学校の校庭で、毎年1回程度、平塚市と平塚警察署の共催で地域ぐるみの自転車運転講習会を行い、自転車免許を発行したらいかがでしょうか。ただし、自転車運転免許は、道路交通法に準ずるようなものではなくて、講習会を受講した市民には全て無条件で、自転車安全運転免許証と名づけて平塚市が発行し、常に携帯するようにお願いするんです。御感想があればお伺いいたします。
次に、質問いたします。
現在、平塚市内の自転車道の道路標示は、平塚駅から3キロメートル圏内の市道計35キロメートルのうちで14.9キロメートルに標示されています。青い矢羽根の標示がそうです。これは、平塚市内の市道総延長は約817キロメートルありますから、そのうちの僅かに1.4%です。毎年度、計画的に予算計上しなければ、とても充足しません。自転車道の整備促進を款・項・目に取り上げて予算化すべきだと思いますが、いかがお考えでしょうか。
次に、自転車事故保険は、生命保険や傷害保険をはじめ、自動車保険など、様々な形で個人で保険加入されているといいます。この加入状況について把握しているでしょうか。神奈川県が、令和3年に実施した調査によると、県内平均で75%が加入しています。平塚市では、自転車事故保険の加入率はどの程度になっているか、調査し啓蒙していただきたいと思います。お伺いいたします。
第3に、神奈川大学跡地利用について、お尋ねいたします。
今年8月に、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンが、岩手県安比高原に開校しました。中学校、高等学校相当の生徒が世界から集まるボーディングスクール、英語教育をする全寮制の学校です。この英国の名門ハロウスクールは、今年で創立450周年を迎えます。ハロウスクールは、海外にインターナショナルスクールをバンコク、香港、北京、上海と開校してきました。20年以上も海外でのインターナショナルスクールを運営した実績は、最高のレベルだと言われています。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学をはじめとする世界の大学ランキングのトップ20に卒業生の4分の1が進学しています。この学校は、岩手県の山奥に9万平方メートルの敷地に2万4000平方メートルの校舎というスケールです。神奈川大学の敷地面積30万平方メートルから比較すれば3分の1のスケールです。しかし、この学校の影響力は、他の教育施設を隣接に誘致するような大きな効果をもたらすと推定できます。
さて、先日は、地元住民に対して神奈川大学より説明会がありました。これは言わば、来年3月に移転するお別れ報告会みたいなものです。神奈川大学の引っ越しの都合の説明があったわけですが、当然、今後のことについては神奈川大学の責任ではないということで、地元住民を悲しませる話にしかならなかったようです。
振り返りますと、当時の石川京一市長が、ばらの丘ハイテクパーク構想の一環として神奈川大学の誘致を行い、1989年に平塚キャンパスが竣工しました。そして、その30年後です。2018年に横浜みなとみらいへの移転計画が公表されました。来年の令和5年3月までの30年間余りにわたって、神奈川大学は平塚市にとってとても大切な財産でありました。平塚市としては、この跡地をどう考えるか。他人の土地だから余計なことを言うことはできないなんていうことではなくて、ちゃんと要望していただきたい。少なくとも平塚市のために協力してほしいと要望すべきです。担当部には、跡地問題解決のためのプロジェクトチームをつくって行動すべきだと思います。
冒頭に説明した、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンがどのような経過で岩手県の山奥にやってきたか、調べてみたらいかがでしょうか。参考になることがたくさんあるような気がします。オックスフォードやスタンフォードやハーバードが湘南の土屋にやってくるかもしれません、すばらしいじゃないですか。神奈川大学の跡地問題は、既に坂間議員が何度か行っていますが、坂間さんは現地で矢面に立って、大変だなと私は同情しています。市長さんとしても、悩ましい問題であろうと思います。今、土屋・吉沢地区の住民にとっては、地区存亡の危機に立っています。しかし、別の見方をすれば、新しいチャンスがやってきたと考えるべきです。市政として、全力投球、全力勝負しなければなりません。
まず、第1に、平塚市としては、神奈川大学移転に際して、跡地利用について、いかなる話合いをしてきたか、お伺いいたします。
第2に、先日の本会議で坂間議員への答弁ですが、売却先、その他利活用の話はないというような説明で終わりでは困るんです。ちまたでは、80億円で売りに出されているなんていう話も出ています。平塚市としては、具体的に何をすべきか、どのような態度でこの問題に臨むか、お伺いいたします。
また、土屋・吉沢地区のバスの運行数も少なくなる可能性があります。そこで、コミュニティバスやデマンドバスの運行などは喫緊の課題となります。先日の質問に対する答弁の中では、バスの運行はできる限り現状を維持するよう要求するという程度が市としての結論でした。そうではなくて、平塚市としてはどのような計画をしているのかお尋ねいたします。
第4に、市庁舎ならびに文化ゾーンの「駐車場契約更新」について、お尋ねいたします。
市庁舎及び文化ゾーンにおける駐車場の駐車可能車両数は、庁舎駐車場が188台で、図書館、博物館、美術館の計4か所の合計は337台です。
先日の定例行政報告会において、庁舎及び文化ゾーンにおける駐車場の有料化について、令和4年度末をもってタイムズ24株式会社による駐車場運営期間が終了する、そして、令和5年4月1日より令和10年3月31日までの5年間の契約の改定が行われると報告がありました。そこで、業者タイムズ24との間で新たに契約更新が行われます。現行では、年額324万円の行政財産使用料を年額534万円に改定する予定です。200万円値上げになるということです。さらに、年間の駐車料金の総額が2500万円を超えた場合には、超過額の2分の1を追加徴収するという契約です。しかし、増額できて、これでよかったですねということにはなりません。実際には、タイムズ24がこれらの駐車場から得られた収入は、過去5年間を調べてみますと、一番多かったのは平成30年度で、4316万円です。少ないのは令和2年度で、2728万円でした。収入は平均で年額3000万円を超えるだろうと推定されます。しかるに、駐車場の路面補修などのメンテナンスは平塚市が行っています。収入平均年額3000万円の80%はタイムズが得て、地主の平塚市は僅か20%の取り分というのはとても不合理であると思います。また、駐車料金を払う市民感情としても納得できるものではないと思います。そこで以下質問いたします。
まず、なぜ今回の改定は僅か200万円プラスの内容で妥協したのか、お尋ねいたします。
第2に、年額3000万円を超える収入になっているにもかかわらず、2500万円を超えた収入について、2分の1を追加すると言いますが、なぜ2500万円という数字なのかお尋ねいたします。
第3に、対象施設利用者の駐車時間料金体系については、60分間無料が90分間無料になっただけです。年額3000万円の収入ならば、せめて120分無料にすべきです。
第4に、私はかつて社団法人平塚市サッカー協会を設立したことがありました。現在は、公益財団法人の理事長をしております。そこで提案ですが、現在、市の駐車場は、市庁舎や文化ゾーンをはじめ、総合公園や中央公民館や福祉会館、あるいは湘南海岸公園、須賀新港前広場など、たくさんあるわけですから、市民サービス事業として社団法人などを設立して、平塚市が直接、間接に駐車場を経営すべきだと思いますが、いかが考えますか、お伺いいたします。
最後に、今回、駐車場の契約更新に当たり、市民に向け、パブリックコメントを求めています。庁舎及び文化ゾーン駐車場の状況を説明するに当たって、公開資料の中に過去5年間の延べ駐車台数やその収入について明らかにされていません。駐車場料金の大半が民間事業者に流れている事実など、公開すべきではなかったでしょうか、お伺いいたします。
以上、質問いたします。
最後に一言申し上げます。
12月10日から16日までの7日間は、北朝鮮人権問題啓発週間です。本日も、拉致被害者の救出を願って、全国各地でこの問題を風化させないための取組が行われています。全国各地の市長さんをはじめ、自治体職員がブルーリボンバッジをつけて業務に当たっています。私たちも、一日も早く救出を願いたいと思います。御協力ありがとうございます。
以上、終わります。
〔22番府川 勝議員質問席へ〕
4: ◯重田昌巳健康・
こども部長 22番府川勝議員の御質問にお答えします。
1、「寺子屋」ならびに「子ども食堂」について、5点の御質問をいただきました。
1点目の寺子屋等の活動に対する国の対応や本市が行うべきことについてですが、国では、来年4月に発足するこども家庭庁に合わせ、子ども食堂や学習支援等の子どもの居場所に関するこどもの居場所づくり指針の策定を予定しています。一方、本市では、平塚市子どもの貧困対策計画に基づき、社会全体で対策を図るべき課題と捉え、取組を進めています。
なお、寺子屋や子ども食堂は、子ども自身が持つ多様な価値観で画一的でない様々な形態の中から自分に合ったものを選べることが大切であり、その多様性が運営する団体の魅力でもあると考えています。
本市としては、国の指針策定により、安全で安心して過ごせる子どもの居場所づくりの視点や理念が示されることを期待するとともに、引き続き、子どもや地域の方々がつながれるよう、情報提供等の支援に努めてまいります。
2点目の「学習支援・こども食堂のつどい」に対する平塚市社会福祉協議会の関与等についてですが、平塚市社会福祉協議会が令和元年11月に設置しました子育て支援ネットワーク検討委員会の学習・食堂プロジェクトが主体になり、このつどいが開催されています。つどいの企画や事業の周知、当日の運営は、同プロジェクトが対応されています。
3点目の寺子屋や子ども食堂に対する市の補助等についてと、4点目の補助・助成が与えられるにはどうすればよいかについては関連がありますので、一括して御答弁します。
本市には、寺子屋や子ども食堂などの市民活動団体や地域活動団体を支援するため、平塚市市民活動推進補助金という制度があり、これまでも補助金の交付実績があります。そのため、本市としては、既存の市補助金の活用を促すとともに、国や県、平塚市社会福祉協議会の補助金や助成金に関する情報を子ども食堂等に対してお知らせするなど、情報提供に努めてまいります。また、あわせて、補助金や助成金を受けるに当たって必要となる条件や審査についても御案内してまいります。
5点目の寺子屋や子ども食堂の充実に向けた計画についてですが、民間団体による学習支援活動や、子ども食堂の取組を応援する計画として、ひらつか子育て応援プランに内包されている子どもの貧困状態に対する支援とする平塚市子どもの貧困対策計画があります。この計画に基づき、子どもの学習支援団体や子どもの居場所づくりに取り組む団体と意見交換や情報提供等の連携を図っています。
これに基づき、今後も本市では、寺子屋や子ども食堂の充実につながる国や県等の助成制度等の情報を提供するなどの支援を行っていきます。
以上です。
5: ◯脇
孝行まちづくり政策部交通政策担当部長 続きまして、2、平塚市内自転車事故は「県内ワースト1位」について、3点の御質問です。
1点目の自転車安全運転免許証の発行ですが、自転車を安全に利用するルールについてユーチューブで配信するほか、交通安全教室や各種キャンペーンなど、様々な手段を活用して啓発しています。
自転車に乗る方に対して免許証を発行することは、自転車事故防止の意識啓発に一定の効果があると考えますが、気軽に乗れる自転車の利便性低下や、免許証発行に係る事務や経費の負担が生じるなどの課題があります。既に神奈川県警察本部により、希望者へ受講証明書を発行している事業もありますが、自転車に乗る全ての方が安全を意識することも重要であるため、平塚警察署等との連携の中で今後の参考とさせていただきます。
次に、2点目の自転車道の計画的な整備です。
平塚市自転車活用推進計画では、平塚駅を中心とした3キロメートル圏内の主要道路35キロメートルを日常の自転車ネットワークとして位置づけています。令和3年度末で14.9キロメートル、約43%の整備が完了しており、計画に基づき、令和9年を目標に整備を進めているところです。
次に、3点目の自転車保険の加入状況調査と啓蒙です。
本市独自に自転車損害賠償責任保険の加入率を調査していませんが、神奈川県が、神奈川県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の施行前後に加入率を調査しており、施行前の平成30年10月では51.8%でしたが、3年後の令和3年10月では75.9%となっており、24.1ポイント上昇しています。
県や市などの一体的な取組により加入率の増加につながっており、引き続き県の調査結果を注視することに加え、自転車事故の加害者に対する高額賠償の事例を紹介するなど、保険の必要性について啓発を行い、加入率のさらなる向上を図ってまいります。
以上です。
6:
◯津田勝稔企画政策部長 続きまして3、神奈川大学跡地利用について、3点の御質問をいただきましたので、順次御答弁申し上げます。
1点目のこれまでの大学と市の話合いの状況です。
大学の移転表明後、本市からは、何らかの形で大学に残っていただくことをお願いするとともに、令和3年12月には、利活用の計画に関する情報提供や、地域住民の安心・安全な生活環境の確保に配慮した利活用としていただくことを要望してまいりました。また、大学からは、今年8月に、石渡理事長から市長に対し、売却の方針を説明されるとともに、10月には地域説明会が開催されました。
なお、議員の御質問にありました湘南ひらつかキャンパスの開設に当たり、当時の石川京一市長が、ばらの丘ハイテクパーク構想の一環として神奈川大学の誘致を行ったという文書は確認できませんでした。
次に、2点目の今後の関わりに対する市の考えです。
湘南ひらつかキャンパスの利活用は、所有者である大学が検討することではありますが、大学から利活用に関する正式な提案をいただくことができましたら、本市としても、法令の範囲内で実現可能性を探りながら協議していくものと考えております。
次に、3点目のコミュニティバスやデマンドバスの計画についてです。
地域内交通を考える上では、地域の皆様の公共交通への理解と利用の促進が基本的な考え方となります。そのため、既存路線バスの維持を前提に地域のニーズを踏まえながら、持続可能な公共交通を目指して地域とともに検討してまいります。
以上でございます。
7:
◯高橋孝祥総務部長 続きまして、4、市庁舎ならびに文化ゾーンの「駐車場契約更新」について、5点の御質問をいただきました。
1点目の行政財産使用料を200万円程度の増額とした理由と、2点目の追加徴収の基準額を2500万円とした理由につきましては関連がありますので、一括して御答弁いたします。
令和5年度から令和9年度までにおける年間の駐車場料金収入については、令和3年度実績と同水準の約3100万円で推移すると予測し、さらに、施設利用者の無料時間を30分拡大することによる減収分の600万円を差し引くことにより2500万円程度と見込んでいます。ここから、事業者の駐車場運営にかかる維持管理経費を差し引くと、1065万円ほどが利益となり、このおよそ半分の534万円を行政財産使用料としました。また、料金収入が2500万円を超えた場合に、超過額の2分の1を追加徴収することにより、全体の利益を市と事業者が折半する合理的な仕組みとしており、決して妥協したものではありません。
3点目の120分無料にすべきと考えるが見解はについてです。
これまでの実績データを見ますと、庁舎本館では、約95%の方が90分以内に出庫されていることから、各種申請など、所要の手続のために来庁される多くの方々の利便性が向上するものと考え、90分無料としました。
なお、現在でも、年度が切り替わる3月から4月にかけての来庁者が多い繁忙期や、新型コロナワクチン接種など、特別に配慮が必要である場合は120分無料としています。
4点目の市が直接、間接に駐車場を運営すべきと考えるが見解はについてです。
新たな社団法人などが駐車場を運営した場合は、駐車場料金収入はその団体の収入となり、市の収入とはなりません。また、本市が運営した場合は、駐車場料金収入は全額本市の収入となる一方で、設備費や維持管理運営費などの全ての費用を市が負担することになります。令和5年度からの5年間は、現事業者がそのまま運営を継続することにより、新たな設備費用が不要となることから、駐車場の利益が最も多く得られる期間になると認識をしています。
5点目のパブリックコメントに当たり、現運営期間の実績を公開すべきではなかったかについてです。
このたびのパブリックコメント手続は、庁舎及び文化ゾーンにおける駐車場有料化個別計画を改定するものであり、対象施設の追加及び無料時間拡大に伴う料金体系の変更などを内容として実施するものです。このため、個別計画に記載のない延べ駐車台数や収入の実績につきましては対象としておりません。
なお、現運営期間における延べ駐車台数や収入の実績につきましては、令和5年3月までの実績が確定した段階で、市ホームページに掲載する予定としております。
以上でございます。
8: ◯22番 府川 勝議員 終わります。
9:
◯数田俊樹議長 答弁者が入れ替わりますので、暫時休憩いたします。再開は10時50分からといたします。よろしくお願いいたします。
午前10時37分休憩
─────────────────────────────────────────────
午前10時50分再開
10:
◯数田俊樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、26番出村光議員ですが、出村議員は一問一答方式で質問を行いますので、質問回数に制限はありません。出村光議員。
〔26番出村 光議員登壇〕
11: ◯26番 出村 光議員 おはようございます。湘南フォーラムの出村光でございます。3番手でございます。与えられた時間、15分、よろしくどうぞお願いをいたします。
以下、発言通告に沿い、順次質問をさせていただきます。
1、待機児童通年ゼロを目指して。
9月議会に続き、今議会でも質問します。
(1)改善策と今後の計画。
4月の連続待機児童ゼロは評価しますが、通年ゼロは未達であります。9月議会の時点で伺いましたときの8月の待機児童数は87名でした。そして、入所保留児童数は379名でした。9月、10月はどのように推移していますか、それぞれお伺いします。
待機児童がいる、入所保留児童がいる、私はこのことについて、重大な課題であると考えております。市として、待機児童になった、入所保留児童になった方に対するその後の対応、どのようにフォローされているのか。入所がかなわない親御さんは、御家族で困っています。具体的な改善策と今後の計画をお伺いします。
(2)保育士の処遇改善。
1点目、9月議会の御答弁では、国の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業として、収入を3%(月額約9000円)引き上げる措置をしている、特例事業終了後の10月以降も同様の措置を継続する予定であるとおっしゃっていました。その後の措置を伺います。
2点目、私は、まだまだ保育士さんの処遇はほかの業種と比較して低い。昨今、保育園に関する様々な事案が報道もされ、残念な内容もありますが、とにかく命を預かる大切な仕事であります。保育所の申込みニーズは高く、処遇改善はまだまだ必要であり、途上にあると思っています。具体的な処遇改善内容を伺います。
2、脱炭素社会におけるEV車(電気自動車)普及に向けた市民への支援策。
率直にお伺いします。平塚市は3月に、平塚市ゼロカーボンシティを宣言しています。カーメーカー各社は、総体として、エレクトリックビークル、EVシフトを高めつつあります。そこで、市民が購入する際のEV車(電気自動車)の現在の支援状況、例えば、充電設備と車の購入に伴う補助金の現状は、今後の補助内容を伺います。その内容は、神奈川県下で先進市になりますか、伺います。
3、市長4年間の国・県への要望について。
(1)国・県への要望活動。
新型コロナウイルス禍、エネルギー問題等、地球規模での難しい状況にある中にありましても、市長として、市の政策実現のために近隣市町との連携した要望もあると思いますが、この際、国や県に直接出向いて行った要望活動のうち、主要事項を挙げていただきまして、その経緯と成果、今後の展望をお伺いします。
4、教育委員会に問う。
(1)トイレ洋式化改修の進捗状況。
9月補正予算では、公共施設のトイレ洋式化に取り組みました。大いに結構なことであると評価します。
そこで、この12月議会でも質問を起こしました。学校のトイレ改修の必要性は、何回も発言しておりますので避けます。令和4年度の改修状況と、改修されていない校舎の改修計画をお伺いします。
(2)教育現場での働き方改革の現状と取組みの具体策。
報道等でも取り上げているところですが、教職員の働き方改革は喫緊な課題であります。不登校やいじめ問題への対応、部活動指導、GIGAスクール構想や新型コロナウイルス感染症への対応など、教職員の業務量は膨大で、長時間労働につながっています。そのため、過労によって倒れてしまうことが心配されます。また、教職員が、子どもたちと接することのできる時間を確保する必要もあると考えます。
そこで質問ですが、現在、教育現場では、どのような働き方改革が行われているのか、平塚市の働き方改革の現状と今後の取組についてお伺いします。
以上1回目の質問を終わります。
〔26番出村 光議員質問席へ〕
12: ◯重田昌巳健康・
こども部長 26番出村光議員の御質問にお答えします。
1、待機児童通年ゼロを目指してについて、大きく2点の御質問です。
最初に、(1)改善策と今後の計画について、3点の御質問です。
まず、1点目の令和4年9月、10月の待機児童数、入所保留児童数についてですが、令和4年9月の待機児童数が80名、保留児童数が402名、令和4年10月は待機児童数が95名、保留児童数が459名となっております。
2点目の入所保留児童へのフォローですが、入所申込み時に丁寧に希望や家庭状況を聞き取り、年度途中の入園が難しい状況であることを御説明した上で、受入れがある園を御案内したり、希望園を増やしていただくことで、より入所の可能性が広がるよう努めています。
また、入所調整後、保留となった方に対しては、受入れがある園の情報提供を行い、入所の可能性が広がるように努めているほか、3歳以上のお子様の場合は、預かり保育の利用による幼稚園入所も御案内しています。また、企業主導型保育施設や認可外保育施設など、認可保育所以外の施設利用についても御案内しています。
3点目の具体的な改善策と今後の計画についてですが、保育士確保支援策の3つの柱のうち、民間保育士奨学金返済支援補助金について、補助割合の引上げと補助期間の延長により支援の拡充を図ることで、保育士確保を促進しています。また、令和5年4月に向けて、小規模保育事業所の整備、既存幼稚園の認定こども園化、既存保育園の改築により定員増を図るとともに、令和5年度は、年度途中にも保育所を開設することで、4月以外の入所ニーズにも対応するものとなっています。
次に、(2)保育士の処遇改善について、2点の御質問です。
まず、1点目の処遇改善臨時特例事業のその後の措置についてですが、事業が終了した10月以降は、賃金改定分として公定価格に組み込まれ、ほぼ同額が保育施設への給付費として支払われています。
2点目の具体的な処遇改善内容についてですが、1歳児に対する保育士の配置基準を、国基準の園児6人に対し保育士1人のところを、園児4人に対し保育士1人として、保育士の負担を軽減しています。また、保育士の心身の健康を保持することにより、就労継続を図ることを目的とした保育士メンタルヘルスケア実施支援事業を実施し、臨床心理士等によるカウンセリングにかかる費用に補助金を交付するなど、保育士の処遇改善に努めています。このほか、清掃業務や遊具の消毒、給食の配膳、寝具の用意、片づけなどといった保育に係る周辺業務を行う保育支援者の配置を支援し、保育士の業務負担の軽減を図っています。
保育士の処遇については、公定価格として一律に定められていることから、本市独自の要望として、神奈川県に対して毎年、給与増額に要する経費を県が独自に補助することを要望しています。
以上です。
13:
◯土屋真人環境部長 続きまして、2、脱炭素社会におけるEV車(電気自動車)普及に向けた市民への支援策について、2点の御質問です。
1点目の市民向けのEV車購入と充電設備の支援状況と今後の方向性と、2点目の県内で先進市になり得るかは関連しますので、一括して御答弁いたします。
本市では、平成24年度から電気自動車の普及を目的に、個人向けの補助を実施していましたが、価格が下がってきたことなどから、平成27年度をもって補助は終了いたしました。
県内各市の補助の状況ですが、電気自動車の購入に伴う補助が6市、車と住宅をつなぐ充放電設備が条件となる補助が2市となっています。
本市といたしましては、電気自動車は既に一般的なものと考えており、今後は、その補助ではなく、エネルギーの効率的な利用につながる充電インフラの普及促進に着目し、先進的な取組を進めてまいります。
以上でございます。
14:
◯津田勝稔企画政策部長 続きまして、3、市長4年間の国・県への要望について、(1)国・県への要望活動について、2点の御質問をいただきました。
1点目の主要な要望事項です。
本市におきましては、市における諸課題の解決に向けた取組として、神奈川県議会議員団を通じて、国及び県に対する施策・予算・制度に関する要望活動のほか、首長と県知事との懇談会、道路や河川の整備などの特定課題に関する協議会など、様々な機会を捉えて要望を行っています。
主な要望事項を挙げますと、湘南新道やツインシティ整備計画に定める道路2軸(平塚愛甲石田軸及び伊勢原大神軸)などの道路整備の促進、相模川や金目川水系などの河川整備の促進などについて要望をしています。
次に、2点目の経緯と成果、今後の展望です。
道路に関しては、広域幹線道路網の形成により移動時間の短縮が図られ、物流機能の向上など、地域経済の発展に寄与するほか、災害時における緊急輸送道路が確保されるなど、様々な整備効果が期待されます。湘南新道では、用地買収や埋蔵文化財調査が完了した箇所から整備が開始されたほか、ツインシティ整備計画に定める道路2軸については、一部区間において、令和3年度から県道として整備するための測量や予備設計が実施されています。
河川に関しては、近年、激甚化、頻発化する豪雨災害から市民の生命・財産を守るため、相模川や金目川水系で堤防整備が進められているほか、鈴川のえのしろ公園付近など、市内の多くの箇所で堆積土砂の撤去が実施されています。
今後も、市民生活の安心・安全の確保と利便性の向上や地域経済の発展につながる整備が一層加速されるよう、引き続き国や県に対し強く要望してまいります。
以上でございます。
15:
◯石川清人教育総務部長 続きまして、4、教育委員会に問うについて、大きく2点の御質問をいただきました。
まず、(1)トイレ洋式化改修の進捗状況として、令和4年度の改修状況と改修されていない校舎の改修計画についての御質問です。
令和4年度のトイレ改修は、崇善小学校南棟校舎、大野小学校本館南棟校舎、なでしこ小学校本館校舎、太洋中学校北棟校舎及び春日野中学校北棟校舎で実施し、計画どおりに進んでおります。このほか、9月補正予算による小中学校体育館の和便器の洋式化を進めております。
トイレの改修がされていない校舎については、個別施設計画等により、令和3年度より10年間で改修を進めていく計画です。この改修計画は、和便器の洋式化だけでなく、床、壁、天井、配管及び照明の更新も実施することで、トイレの環境改善を図るものです。したがいまして、一定の期間を要する計画となりますが、快適なトイレ環境の実現を目指して確実に進めてまいります。
次に、(2)教育現場での働き方改革の現状と取組みの具体策ですが、令和3年4月に、教職員一人一人が健康で生き生きとやりがいを持って勤務でき、教育の質を高められる環境づくりをさらに進めるため、平塚市学校業務改善方針を策定しました。現在、その方針にのっとり、教育委員会と学校が一体となって学校の業務改善に向け、取組を進めております。具体的には、学校閉庁日の設定や、勤務時間外の電話に対する自動音声対応、給食費の公会計化、スクール・サポート・スタッフの全校配置等を実施しております。
今後の取組の具体策としては、引き続き、平塚市立学校教職員安全衛生委員会を定期的に開催し、学校における業務改善を推進してまいります。
以上でございます。
16: ◯26番 出村 光議員 残りの時間、再質問させていただきます。時間に限りがありますので、短めな再質問になると思います。よろしくお願いいたします。
まず、1点目の待機児童の関係でございます。
9月、10月、それぞれ数字をおっしゃっていただきました。結果として、入所可能性、それから、預かり保育云々、御案内を差し上げた。結果としてこの人数は減りましたか、さらに増えましたか、変わりませんか、お尋ねします。
17: ◯重田昌巳健康・
こども部長 待機児童数、入所保留児童数についての御質問です。
減ったかという御質問については、減ってはおりません。なぜかといいますと、待機児童といいますと4月が一番低く、卒園をされた直後で4月の入所の枠が一番多いということで、4月が一番低く、その後、月を重ねるごとに増加傾向というふうになるものです。それはなぜかといいますと、年度途中に発生する産休の方とか、あるいは育休明けの方とかが4月以降に増えてきますので、そういう意味で、増加傾向になるということになっております。
以上です。
18: ◯26番 出村 光議員 想定したとおりでございます。誠に私自身はショックを受けております。4月はゼロだった。中身は別なんです。ですから、今までの御答弁の繰り返しでいくと、改善は難しいな、率直に受け止めます。しかし、これを平塚市として乗り越えていかないと、来年のこども家庭庁、100%クリアできないです。ですから、今から平塚市がもっとトライをして、真剣にやっていかなきゃいけないと思いますよ。もう一度、アンサーお願いします。
19: ◯重田昌巳健康・
こども部長 再度の御質問いただきました。
月を追うごとに全く受入れができてないわけではもちろんなくて、少しずつ、数人、数十人ずつ新規の入所というような状況はなくはありません。ただ、増加のペースがそれを上回っているということで、増加傾向というふうに先ほど申し上げたところです。
今、無策なのかというような意味合いの御質問かと思いますけれども、1回目の答弁にありましたとおり、令和5年度は、年度途中での新規開設というのを1か所予定をしておりますので、そこでの受入れの効果といいましょうか、そういった部分を少し検証したいなと。今までは、4月に向けてということをやっていましたけれども、そこが唯一違う点かなと。
これまでも御答弁差し上げたかもしれませんけれども、保留児童さんの保護者の方の中には、育休が取れましたということで保留になられた方、あるいは幾つも園を御紹介したんですけれども、いや、そこではということで、御辞退された方なんかもいらっしゃいますので、そういう方は、保留のほうに回られるということになりますので、そういう方にもできるだけ入られるように努力するところではあるんですけれども、全てが全て困っている方だけではないので、とにかく困っている方に入所していただけるように、引き続き努力をしていきたいと考えております。
以上です。
20: ◯26番 出村 光議員 市の積極的な取組、姿勢については理解をいたします。しかし、まだまだです。この現実を直視して、さらなる御努力を御努力していただきたい、このように思います。
2つ目、保育士の処遇改善、メンタルヘルス、今までも御答弁頂戴しております。本来は、これに申込みをしちゃいけないぐらいなんです。ですから、そうならないような、私はやっぱり現状をよく把握しながら適切なフォローをしてあげるということが大事だと思います。
もう既に御存じだと思います。今の人数、配置基準等々においても、平塚市は一部緩和して、私は大変結構なことだと思います。それもアピールなさっていらっしゃいますから。しかし、国レベルではまだまだなんですよ、残念ながら。見直しがもう10年されてないんです。これは私は平塚市の責任と申し上げません。しかし、やっぱり何とかしてあげないと、難しい問題が全国ネットで広がっています。保育士の責任じゃない、全部が全部。ですから、これらも含めて、なかなか。さらに県にも要望し──一問一答ね、議長──県にも要望している、御答弁頂戴しました。受け止めるほうが真剣に受け止めるかどうかもあるんですよ。ですから、まず、今いろいろ申し上げてごめんなさい。まず、配置基準、お答えください。答えられますか。
21: ◯重田昌巳健康・
こども部長 今、配置基準の見直しが必要ではという御質問です。
これまで全国の自治体も含めて、配置基準の見直しについては要望等させていただいているところでありますし、昨今の報道等でもいろんな事件が出ておりますので、そういう意味での保育士の目が少し多めに必要じゃないかということは認識をしているところですし、引き続き要望には努めていきたいと考えています。
一方で園側としては、運営者側といいましょうか、多めに配置をされると、今の公定価格の仕組みですと、はっきり言いますと、赤字になってしまうようなこともあり得ると。公定価格の金額で国からの支援が来るような仕組みになっていますので、そういう意味で、根本的な改善を求めて、引き続き要望したいと考えております。
以上です。
22: ◯26番 出村 光議員 部長さん、御苦労な答弁でございます。県にも要望している。県がまともに受け付けてくれているかどうかなんですよ。気合を入れてやってください。要望いたします。
次に、エレクトリックビークルの質問に移らさせていただきます。
予想していたとおりの御答弁でございました。もう既に理事者側さんのほうは御存じなんでしょうけれども、国、県、それから県内19市の中でも、中身は別でも、それぞれやっぱり取り組んでいらっしゃる。平塚市は最初から、今、平成27年でやめたとおっしゃっていますけれども、私の目には留まっていませんけれども、これからはEVの世の中になっていくと私は読んでいます。そのときに平塚市が今の状況に合わせた助成策を考えていないのかどうか。まずそこをもう一度お答えください。
23:
◯土屋真人環境部長 今後のEVの利活用策というか、そういうような将来の見通しということだと思います。
本市は、電気自動車については一般的なものというふうに判断して、そのものについての助成はしてはございませんけれども、EVをどうやって今後普及させていくのかというところに着目しながら、充電設備であったり、そういうところの普及を通じてEVの普及に努めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
24: ◯26番 出村 光議員 今の内容も含めて、ホームページ等で平塚市のEV車の取組について、誰が見てもぱっと分かるように、難しく書かないで、目で訴える、見える化をしていただきたい。他市も取り組んで、私も一生懸命見ました。件数とか金額は別にして、やっぱりやっているんですよ。平塚市は見えてない。ですから、今、部長さんが御答弁されました、これからの考え方もあるでしょうから、いずれ機会がありましたら、それらについてしっかり市民に見える化を図っていただくということをお願いしたいんですが、一言だけで結構です。
25:
◯土屋真人環境部長 今後の支援のことを見える化してほしいというようなことでございました。
私ども、どのような具合で支援ができるのかというところは、市民の皆様にきちんとお伝えしなければいけないところだと思っておりますので、できるだけ分かりやすくお伝えできるように努めていきたいと考えております。
以上でございます。
26: ◯26番 出村 光議員 次に、国・県への要望でございます。
あまりたくさん再質問は用意をしてきておりません。今、御答弁を頂戴した何点かについて、いずれも平塚市にとって大切なテーマでございます。どうなんだろう、金目川もあります、今やっていただいている最中ですから。ありがたいことなんだけれども、同僚議員も何回か発言をしていただいていますから。今それぞれ時間の中で触れられた課題というのはどうなんですか。おっしゃってください。お答えを求めます。
27: ◯武井 敬土木部長 今、1答目で御答弁差し上げたものの中での課題ということでの御質問です。
特に道路、河川という事業のことについて多く触れさせていただきました。これらの事業、特性として、やっぱり長い時間を要するというのが課題というわけではないんですけれども、ということが事業の特性としてございます。なので、今少しずつ進んでいるものもありますので、これらについては、その取組が緩むことなく、より一層加速するようなことを行っていくことが必要だと考えております。このために、引き続き、継続的に繰り返し粘り強く要望をしていくとともに、市として、国・県の事業者と連携をすべきところはございますので、それらをしっかりと連携させていただいて、事業の推進に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
28: ◯26番 出村 光議員 部長さんの御答弁から熱意を感じました。真面目にしっかりやってください。とりわけ、当時の先輩議員からは、道路行政に関する質問というのは本会議で極力避けてくれというのがありましたので、私も、質問を起こすときは考えるんですけれども、今、部長が御答弁された、平塚市民に対してそういった大切な情報の見える化というのは、いろいろな表示の仕方があると思うんですが、そこだけ御答弁ください。見える化をどう図っていらっしゃるか。
29: ◯平野貴裕市長室長 情報の見える化ということで御質問いただきました。
道路とか河川とかに限らず、市長が代表で行政の長として要望したことは、成果というか、経過とかいうのは市として広くアピールしていかなくちゃいけないと思っています。様々な広報媒体とか、例えばもちろん記者会見とか、そういったところも含めて、情報の見える化を進めていきたいと考えております。
以上です。
30: ◯26番 出村 光議員 室長、遠慮しないで手挙げてください。しっかり御答弁を。
25万7000人、いろんな市民の方がいらっしゃいますから、受け止める媒体については十分御配慮いただいて、効果的な情報提供をいただければと、このように思います。
次に、教育委員会の関係で、トイレ、本当に私も何回もお尋ねをさせていただいております。令和3年から10年間ですから。今、計画どおり進んでいるとおっしゃってくださった。ありがたいです。どうなんですか。計画どおりだから。そうすると、前倒しというのは可能なのかどうなのか。そこのお考えだけ。計画はあるんだけれども、状況によっては前倒しも考慮するんだというようなことがあるのかどうなのか、御答弁をお願いします。
31:
◯石川清人教育総務部長 トイレ洋式化の計画の前倒しというお話をいただきました。
最初にも御答弁しましたとおり、本市が目指しているトイレ空間の環境改善のための大規模改修については、計画的に実施をしていきたいと思っています。
前倒しということなんですが、今年度9月補正で、体育館の便器の洋式化を進めさせていただいております。次年度以降も、こういった大規模な改修工事と並行をして便器の洋式化も併せて進めていって、利便性の向上には努めていきたいと思っております。
以上でございます。
32: ◯26番 出村 光議員 今の御答弁の範囲で、ぜひ積極的にお取組をいただきたいと、このように思います。
最後に、残された時間の中で、教育現場での働き方改革の取組の具体策、御答弁をいただきありがとうございました。前議会で同僚議員も発言されていらっしゃったように記憶しておりますけれども、あるデータによりますと、教員不足、全国で2800人、昨年よりも増加していると、これが今年の8月の情報でございます。教員を志望する人が減少傾向にあると言われております。それにはやはり業務量が多い、働く環境が厳し過ぎる現状なんだね。やっぱりこれは、今もう御答弁頂戴しました。改善方針を持って一体で進めると、こういうことなんだけれども、教師が困ったときに、どのように取り組むのか。相談体制は、人的も含めて十分なのかどうなのか。即効性とフォロー体制、御答弁をお願いします。
33: ◯工藤直人学校教育部長 教師が困ったことに対するフォロー対策、即効性というようなお尋ねでございました。
まず、業務量が多いというところは御指摘のとおりでございます。まず、教職員の人数につきましては、教職員定数の改善について、引き続き県に、国に、これは強く要望をしていきたいというふうに考えておるところでございます。
学校現場において教員が困ったときのフォロー体制というところでございますが、やはり教員の心身の健康を保つためには、何よりもまず日頃の健康状態をしっかりと学校で把握していくことが大事だなというふうに考えておるところでございます。管理職の方々には、風通しのよい職場づくりをつくる上で、教員の健康状態をしっかり把握するようにというようなお願いをしているところでございます。ストレスに関しては、ストレスを感じた教員が、やはり上司である校長先生、教頭先生、また、総括教諭の方に気軽に相談できる職場づくり、また、仲間である同僚の教員もたくさんおりますので、やはり温かな職場づくり、風通しのよい職場づくりを引き続き構築していただくように、教育委員会からも投げかけていきたいというふうに考えております。
なお県のほうでも、公立学校共済組合で健康相談事業と申しまして、困った教員、悩みのある教員に向けての電話相談をしていたりとか、市のほうでも、産業医さんと面談できる、そのような体制をつくっております。
先生方の健康状態、引き続き維持でき、健康で元気に学校現場で子どもたちと教育活動ができるように、引き続き教育委員会としては支援してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
34: ◯26番 出村 光議員 御答弁、温かいものを感じました。有言実行です。ぜひ、日頃の、日々の教育の環境の中で、それが有言実行でお願いしたい。今も御答弁で頂戴しましたけれども、全体的な教育委員会として強い意気込みを、御答弁をもう一度いただければありがたいと思いますが、大丈夫ですか。
35: ◯工藤直人学校教育部長 教育委員会の今後の意気込みというようなお尋ねでございました。
学校における働き方改革につきましては、何か1つやればそこを全て解決するというような特効薬がなかなかないところもありますが、そういった意味では、一つ一つの取組を着実に進めていくことが大切であるなというふうに感じております。
市教育委員会としては、今後、文部科学省とか他の自治体が情報発信していただいている好事例について、やっぱり改めて情報収集して、その取組が平塚市としてどう落とし込めるというか、活用できるのかというような研究はずっとやっていかなければいけないというふうに思っておりますし、現在行われている課題改革の取組について、拡充できるものはしっかり拡充していく、また、見直しすべきところは見直していく、また、新たな取組ができるところはスピード感を持って取り組んでいく、そのようなところを学校現場の声もしっかり聞きながら進めていく、こんなことを取り組んでいく中で、さらに働き方改革の推進を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
36:
◯数田俊樹議長 答弁者が入れ替わりますので、暫時休憩いたします。再開は11時40分からといたします。
午前11時29分休憩
─────────────────────────────────────────────
午前11時40分再開
37:
◯数田俊樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番石田雄二議員ですが、石田議員は一問一答方式で質問を行います。石田雄二議員。
〔10番石田雄二議員登壇〕
38: ◯10番 石田雄二議員 日本共産党平塚市議会議員団を代表し、通告に従い、総括質問を行います。
1、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の見直しプランについて。
市は、本事業計画の工事着工をこれまで2回延期しました。1回目は令和3年12月、2回目は令和4年6月です。延期の理由として、1回目は塩と風の調査や既存樹林をさらに保全する検討等を行うとして、半年延ばしました。2回目は、プール跡地のところにある西側駐車場と袖ケ浜交差点のところにある東側駐車場の2つの駐車場の出入口設置に対し、警察との協議を進める上で、東側の袖ケ浜交差点のみの出入口となりました。それに伴って、西側駐車場は建設中止となり、東側駐車場は、駐車台数が60台から85台に増え、公園内部の施設の位置の見直しも行わなくてはならなくなり、さらに、令和6年3月まで関係機関との協議などを要するのに時間がかかるということで、延期になりました。
ところで、今回の見直しプランについて、地元自治会や市民団体から、ほとんど評価する声が聞かれません。樹林帯の伐採による塩害、風害の問題、道路の渋滞、安全性の問題は、ほとんど改善されていないからです。私たち議員団は、先日、11月27日の地元自治会主催の見直しプランの説明会で6つの地元自治会長が意見を述べられたように、この見直しプランは白紙撤回し、この事業は、プール跡地に限定したものに変更すべきと考えます。
そこで、幾つか質問します。
1)袖ケ浜交差点の出入口から駐車場への道路を市道にしてロータリーにしたり、駐車場整備範囲の拡大による樹林帯伐採のため、袖ケ浜交差点を経由する海風(潮風)が増加し、後背地の住民への被害が増大するのではありませんか。
2)袖ケ浜交差点の出入口は、バス停が手前にあるため、駐車場内に駐車待ちスペースを設けても、駐車場に入るために減速する車両により渋滞が発生し、事故発生の可能性は増加しないのか伺います。
3)先日の地元自治会主催の地元説明会には、市長をはじめ、担当職員の方は見えられませんでした。市が、「参加された皆様へ」という文書の中で、参加しなかった理由は、10月20日に要請はあったが、11月27日開催の相談はなかったので対応が困難だったということでした。10月20日に来た要請にはどのように答えたのか。今後、説明会開催に向けて自治会と協議させていただくとしていますが、説明会は今年度中に行うと理解してよろしいのでしょうか伺います。
2、平塚市空家等対策計画(改定素案)について。
来年度、令和5年度は、平塚市空家等対策計画の改定の年です。それに先立って、今回パブリックコメントを行うというものです。今回の改定内容の概要について、幾つか伺います。
(1)マンション管理適正化推進計画としての位置づけ。
空き家対策計画の中に、マンション管理適正化推進計画が位置づけられ、マンション管理がどのように変わるのか。
(2)周知啓発の推進。
終活を支援するための取組、平塚市版エンディングノート「わたしのノート」と併せた啓発と、幅広い世代にも空き家等に関する情報提供、周知を行うということです。空き家の所有者と家族を含めた後継者の間で、現在何が問題で、今後どのように情報提供と周知を行っていくのか伺います。
(3)準特定空家等への対応。
平塚市は、直近の2018年の調査では、空き家1万3770戸のうち、18.2%、2510戸が腐朽、破損の状態であり、この空き家の対策をどうするのか伺います。
(4)解体に対する支援について。
管理不全空き家等の解消や、空き家等の利活用を促進するために、空き家等を解体しやすい環境、解体に対する助成等を含む支援とはどういうものを考えていますか伺います。
3、平塚市地域防災計画─風水害等対策計画─(改訂素案)について。
令和元年の台風19号のときには、相模川流域の四之宮・田村地区で排水路の溢水による浸水被害が発生しました。現在、浸水対策でも避難計画でも、自助、共助というのが強く打ち出されています。
そこで幾つか質問します。
1)平塚市総合浸水対策第2次実施計画には、相模川水系の地区が浸水重点対策地区に入っていません。台風19号のときのこと、これからのことを考えれば入れるべきと考えますが、見解を伺います。
そして、浸水対策の一つに、土のうの活用があります。台風19号のときに、2か所の排水路出口付近で浸水被害を起こした田村地区には、土のうステーションがありません。設置を検討すべきと考えますが、見解を伺います。
2)浸水対策に雨水貯留槽施設、排水のための水中ポンプを家庭に設置して浸水を防ぐという方法があります。雨水貯留槽施設の設置には市の助成制度がありますが、排水のための水中ポンプ設置にはありません。こちらも助成制度の対象にしてもいいのではありませんか。見解を伺います。
3)水防団が廃止されたことによって、その役割が
消防団に移行しました。
消防団の人数、業務内容等どのように変わりますか、伺います。
4)最後に、要配慮者への避難対策について伺います。
平成29年、令和3年の水防法、土砂災害防止法の改定によって、要配慮者利用施設の年1回の避難訓練の実施、避難計画書の作成が義務化されました。また、災害対策基本法に基づく、地域での個別避難計画の作成が進んでいないと聞きます。それぞれどのような問題があるのか、そして、対策をどのように考えているのか伺います。
4、大神地区への医療施設の誘致について。
来年1月にツインシティのまちびらきが行われます。大神地区が平塚市の北の核になって発展することが計画されています。その大神地区に医療施設がないことは、どう見てもあり得ません。現在その進捗状況はどうなっていますか、伺います。
以上1回目の質問を終わります。
〔10番石田雄二議員質問席へ〕
39:
◯数田俊樹議長 質疑の中途ですが、暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。よろしくお願いいたします。
午前11時50分休憩
─────────────────────────────────────────────
午後1時00分再開
40:
◯数田俊樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番石田雄二議員の質問に対する答弁を求めます。
41: ◯田中信行都市整備部長 10番石田雄二議員の御質問にお答えします。
1、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の見直しプランについて、4点の御質問です。
まず、1点目の後背地の住民への被害が増大するのではないかについてです。
令和4年2月から5月にかけて実施した塩と風の調査では、塩化物の数値が高い場所は風が強く吹いている傾向であり、塩と風は関連があることが改めて分かりました。そこで、見直しプランでは、当初プランと同様に、事業地海側の最前線の風衝形の樹木を保全し、風の流れを大きく変えないように配慮したり、プール跡地部分に新規に植栽を行うことにより、袖ケ浜交差点から事業予定地内に入ったロータリーなども含めて、整備前後で後背地の住宅地への塩や風の大きな変化がないように計画しています。
なお、今後、関係機関との協議などを踏まえて設計を進めていく中で、その状況を踏まえ、塩と風の対策についても必要な調整をしていきます。
次に、2点目の渋滞や事故発生の可能性が増加するのではないかについてです。
現在、関係機関との協議に向けて準備を進めている段階であり、公園の出入口などについて決定していることはありません。
今後、関係機関との協議も踏まえ、渋滞や事故が発生しないように計画し、より一層安心・安全な公園整備に向けて検討を進めていきます。
次に、3点目の地元自治会主催の説明会への要請にどのように答えたかと、4点目の地元自治会への説明会は今年度中と理解してよいかについては関連がございますので、一括して御答弁いたします。
本年10月20日に地元自治会が主催する説明会への出席依頼があり、10月26日に、市から自治会長宛てに、日程などを含め、自治会への説明会開催について改めて協議したい旨の回答文書を手渡しました。市としては、予定地近隣の自治会への説明と対話ということを踏まえ、本事業の経緯や見直しプランの内容などについて、自治会の会員の方々へあらかじめ情報提供を行った上で、参加者誰もが自由に発言しやすい形で実施する必要があると考えています。
今後、日程や開催方法などについて改めて協議させていただき、地元自治会への説明と対話に臨んでまいります。具体的な日程などについては、今後、自治会と協議し決定していきます。
以上です。
42: ◯田代卓也まちづくり政策部長 続きまして、2、平塚市空家等対策計画(改定素案)について、4点の御質問です。
1点目のマンション管理適正化推進計画の位置づけによりマンション管理は変わるのかについてです。
改定素案では、新たに基本施策Vとして、マンション管理の適正化の推進を掲げております。具体的には、建設から年数が経過したマンションの急増が予想される状況下において、令和2年6月に、マンションの管理の適正化の推進に関する法律が改正されたことから、必要に応じた管理不全化を抑制するための助言・指導などや、各マンションにおける管理計画の認定事務を行うことなどが可能となりました。そうしたことにより、適正なマンション管理が推進されるものと考えます。
次に、2点目の空き家の所有者と後継者の間の課題及び情報提供と周知方法についてです。
改定素案では、基本施策I、情報の共有と管理の取組施策に、周知啓発の推進を掲げております。人口減少や高齢化の進展による独り暮らし高齢者世帯の増加、住宅数が世帯数を上回る状況などにより、管理不全の空き家等が増加することが大きな課題であり、高齢者だけでなく、幅広い世代に御理解をいただくことは非常に重要であることから、庁内関係部署をはじめ関連団体などと連携して、周知啓発に努めてまいります。
次に、3点目の腐朽、破損がある空き家等への対応についてです。
改定素案では、基本施策III、空家等の適正管理の取組施策に、適正管理指導の強化を掲げております。腐食や破損がある管理不全の空き家等につきましては、まずは所有者等に対する助言・指導などを行い、長期間にわたり改善が見られない場合には、準特定空家等として対応を強化してまいります。さらに、その後も改善されないなどの状況に応じて、法やガイドラインに基づき、特定空家等に認定するなど、必要な対策を実施してまいります。
次に、4点目の空き家等の解体に対する支援の内容についてです。
改定素案では、基本施策IV、空家等の利活用の促進の取組施策に、利活用環境の充実を掲げております。具体的には、地域や関連団体などで構成する平塚市空家等対策協議会などからの意見も踏まえ、老朽化した空き家等の解体時における助成制度の創設などを検討してまいります。
以上でございます。
43: ◯武井 敬土木部長 続きまして、3、平塚市地域防災計画─風水害等対策計画─(改訂素案)について、5点の御質問です。
1点目の浸水重点対策地区に相模川水系の地区を入れることについてです。
令和5年度中に策定を予定している次の総合浸水対策第3次実施計画では、これまで実施してきた対策を検証するとともに、新たな浸水状況なども踏まえ、重点対策地区を選定してまいりたいと考えております。
相模川流域の四之宮及び田村地区では、令和元年10月の台風などにより浸水被害が発生していることから、現在行っている基礎調査の結果を整理し、重点対策地区への位置づけや取組の検討を進めております。
次に、2点目の田村地区に土のうステーションを設置することについてです。
田村地区は、令和元年10月の台風などにより浸水被害が発生していることから、土のうステーションの設置に向け、設置位置や規模などについて地域の方々などと協議しております。
次に、3点目の水中ポンプ設置を助成制度の対象にすることについてです。
現在の助成については、河川等への雨水の流出抑制と水資源の有効利用の両面を促進するものとして、雨水貯留槽施設の設置のみを対象としております。
しかしながら、近年、激甚化・頻発化している豪雨被害への自助対策は、水中ポンプを含め、最近は様々な方法があることから、助成のメニューについて、他自治体の事例なども参考にしつつ、研究してまいりたいと考えております。
次に、4点目の水防団の廃止に伴う
消防団の人数、業務内容等の変化についてです。
消防団の人数は、現状の人数で水防業務も対応可能なため、団員定数を増やすということはありません。業務内容については、これまで
消防団では、昨年までの水防団と同様に河川の水位巡視、堤防など河川状況の確認を実施しており、特段変更はございません。
次に、5点目の要配慮者への避難対策についてです。
要配慮者利用施設の所有者及び管理者は、施設利用者に対する避難確保計画の作成及び避難訓練の実施と、それらを市へ報告する義務があります。そのため、避難確保計画作成の手引や訓練の事例などを市ホームページで案内するとともに、報告がない施設については定期的に連絡を取るなど、計画の作成と訓練の実施を働きかけております。また、新設の施設には、計画の作成及び訓練の実施について情報提供をしております。
避難行動要支援者の個別避難計画は、本市では、個別計画と称して自治会や民生委員児童委員を中心に作成を依頼しておりますが、支援者が見つからず、避難の方法が定まらないなどの課題があります。そのため、被害リスクが高い地域の方の計画作成を重点的に促進していくほか、地域との協議を進め、避難支援に取り組んでまいります。
以上です。
44:
◯土屋真人環境部長 続きまして、4、大神地区への医療施設の誘致について、現在の進捗状況に関する御質問です。
医療施設の誘致につきましては、環境事業センター等の整備に関し、大神地区と取り交わした覚書等に基づくもので、大変重く受け止めております。今後、ツインシティ大神地区のまちづくりの進捗により、医療施設の設置を取り巻く環境も整っていくものと考えておりますので、引き続き、関係機関や庁内関係各課と連携して取組を進めてまいります。
以上でございます。
45: ◯10番 石田雄二議員 それでは、再質問を行います。
最初に、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業の見直しプランについてです。
市長は以前から、樹林帯を全て切って広く原っぱにするというのではない、安全対策もお示しした上でこの計画を進めていると答弁されました。これまで平塚市は、風については、事前のシミュレーションにおいて整備前と整備後で公園内と北側は変わらないということを認識しているとしながら、そのシミュレーションは示しませんでしたが、住民の不服審査請求によってようやく開示されました。どうして最初からこの開示をしなかったのか、お聞きします。
46: ◯田中信行都市整備部長 シミュレーションの情報開示をしなかったのかという理由ですけれども、それにつきましては、事業者側のデータに基づいてそのようなものをつくっていたものでしたから、事業者側と協議しまして、市としては、その時点では公開をするというところに至らなかったということでございます。
以上です。
47: ◯10番 石田雄二議員 平塚市の情報公開審査会では、現実の危険の発生、または具体的な危険の予測が認められる場合には、法人等の正当な利益等を害しても公開すべきことはもちろんであるが、より抽象的な危険の予測、あるいは危惧感が認められるに過ぎない場合にも、法人の利益に配慮しつつ、できる限り公開することを考えるべきであると、そういうふうに答申をされています。これに沿って考えれば、やっぱりすぐに開示するべきじゃなかったのかというふうに思いますが、再度、御答弁お願いします。
48: ◯田中信行都市整備部長 そこにつきましては、市側の見解と、やはり請求を行って、審査会での判断という、そこの違いかとも考えております。審査会の判断には市としては従ったということでございます。
以上です。
49: ◯10番 石田雄二議員 開示された資料ですが、整備前と整備後では変わらないという結論は見いだせません。市長は昨年6月議会でも12月の議会でも、事業者のシミュレーションで問題はないと答弁してきました。この資料のどこから、変わらない、問題ないと言えるのか。明確な説明をお願いいたします。
50: ◯田中信行都市整備部長 シミュレーションにおきましては、事業者が風のシミュレーションを行って、事業地周辺の狭いエリアですけれども、整備前と整備後の風の挙動を電算処理で予測したものです。それをもって変わらないというふうに判断をしたものです。
以上です。
51: ◯10番 石田雄二議員 今、私、このシミュレーションの資料を持っていますけれども、これを見ると、公園区域のところですけれども、整備前は、結構風速が高い地域が公園全域にあるんですけれども、整備後は、風速が一番高い地域が一部に、つまり海側の地域だけに限られているわけですけれども、整備後というか、伐採した後にこの区域が減っているというのがどうしても理解できないんですけれども、その辺の説明をお願いします。
52: ◯田中信行都市整備部長 先ほど御答弁したように、シミュレーションはあくまでも事業地周辺の狭いエリアで対応したというものでございます。今回、その後、塩と風の調査を行ってきておりますので、そういったものを含めて総合的に、市としては、風の流れを変えないという形を考えておりますので、それで見直しプランのほうを進めてきたというところでございます。
以上です。
53: ◯10番 石田雄二議員 このシミュレーションの資料は、市のほうは見ているんでしょうか。これは事業者が出してきているんですけれども、市のほうはこれを見て、どのようにお考えですか。
54: ◯田中信行都市整備部長 まず、資料のほうは市としては見ております。それを基に、シミュレーションの部分については、今までもその資料を基にお答えをさせていただいたというところでございます。
以上です。
55: ◯10番 石田雄二議員 もう少し分かりやすく答えていただきたいんですけれども、風の強さも伐採した後のほうが弱まっているんですよ。これは常識的に考えても、ちょっと理解できないんじゃないですか。伐採したら風が強くなるというのが普通じゃないでしょうか。
56: ◯田中信行都市整備部長 すみません、今、手元にシミュレーションの資料がないので細かい部分のお答えはできません。申し訳ございません。
57:
◯数田俊樹議長 石田議員、挙手をしてお願いします。
58: ◯10番 石田雄二議員 このシミュレーションの資料をすぐに答えられないというのがまず信じられないんですけれども、これはよく見ているはずだと思うんですね、市のほうとしても。これまで随分時間がたっているわけですから。説明できないって言ったら、これは大きな問題だと思いますけれども。再度、お答えください。
59: ◯田中信行都市整備部長 先ほど申したとおり、今、手元に資料がないのでお答えはできません。申し訳ございません。
60: ◯10番 石田雄二議員 今度の塩と風の調査で、市のほうは、塩化物の数値が高い場所は風が強く吹いている傾向であり、塩と風は関連があると今回改めて分かったと、そういうふうに結論づけていますが、これはごく一般的な常識的なことだと思いますけれども、これだけなんでしょうか。平塚市は、やっぱり塩と風の調査をやって、いろいろ設置場所とか、そういうのに問題があるんですけれども、もう少し具体的に、対策を立てたとは言いますけれども、本当に分かりにくい。もう少し分かりやすい──調査結果をどのように対策に反映させたのか、その辺の説明をお願いします。
61: ◯田中信行都市整備部長 今回、塩と風のほうの調査をさせていただきました。それに基づいて、まず専門家の先生に御助言をいただいております。その中で、まず、風の流れというのは既に専門的知見によって得られていると。1つは、上空の高いところは物理的な抵抗がないので、そのまま流れる、もう一つが、低い位置では風衝形の樹林にぶつかり、上方向のほうに流れていくと、まずそういった専門的知見を得られています。そこで、専門的知見に基づきまして、計画では、海側最前線の風衝形の樹木を残すなどして、公園の整備前後で風の流れが大きく変わることのないように計画をしております。その上で風の調査については、公園整備による住宅地への風や塩の影響の有無を確認するため、予定地内と住宅地側で専門的知見に基づき、風向と風速の計測を公園の整備前後で行うものと考えております。ですから、市としては、まず風の調査についてはこれをもって十分であると考えております。そういったものを基に、見直しプランのほうにも反映をしているという考えでございます。
以上です。
62: ◯10番 石田雄二議員 Bエリアですけれども、つまり樹林帯が伐採されて駐車場ができる場所ですけれども、ここは海側に10メートルの樹林帯を残して、あと残り40メートルは伐採されて駐車場になるという、そういう計画ですけれども、このシミュレーションによると、樹林帯を伐採した場合のほうが、さっきも言いましたけれども、樹林帯を伐採した場合のほうが、伐採前より公園内の風速が弱まっているというシミュレーションの結果が出ているんですよ。これをちゃんと説明できなければ、今まで市が、シミュレーションの結果に基づいて、樹林帯を伐採しても住宅地に影響を与えるものではないと言ってきたことに対する説明ができないじゃないですか。シミュレーションの説明をちゃんとしないといけない。専門家というふうに今言われましたけれども、今回は、事業者がこれをやったんですけれども、第三者の専門家の人にこれを見せて、ちゃんと確認を求めるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
63: ◯田中信行都市整備部長 あくまでもシミュレーションは事業者側が行ったものでございます。あくまでも電算処理をしてきたというところでありまして、市としては、そのシミュレーションと、あと、今回行った塩と風の調査などをもって総合的に判断をしているというところでございます。
シミュレーションに対して第三者のという御質問ですけれども、市としては、そこは事業者が行ったものなので、そこまで行うという考えは現段階ではございません。
以上です。
64: ◯10番 石田雄二議員 第三者の専門家の人に確認を求めるということはしないということですけれども、平塚市は、現在の今の状態で大丈夫、樹林帯を伐採しても後背地の住宅には影響がないということを言ってきているわけですけれども、この言葉は誰が責任を持つんですか。はっきりさせてください。
65: ◯田中信行都市整備部長 平塚市としては、先ほどの答弁でもさせていただいたように、これから今の見直しプランにおきましては、海側の風衝形の樹林を残して、あと、134号線側の残せるところの樹林は残して、可能な限り樹林は残すということを行っております。整備が終わった後も、塩、風の調査とかを行っていくということをしていきます。これは専門家の方からも、そういった事業を行う前と事業を行った後もちゃんと調査をしたほうがいいという専門的知見もいただいておりますので、それを基に事業を進めていきたいと考えております。
以上です。
66: ◯10番 石田雄二議員 今度行われる住民説明会のときに、シミュレーションの結果をちゃんと説明してください。できますか。今と同じような答えじゃ、住民の方は納得いかないと思いますけれども。
67: ◯田中信行都市整備部長 どういった形の説明会になるかは、今後、市のほうと自治会のほうで協議をしてまいりたいと思っておりますけれども、そこの時点で、シミュレーションの部分に疑問があるということであれば、それは説明をするということを考えていきたいと思っております。
以上です。
68: ◯10番 石田雄二議員 次に、袖ケ浜交差点の駐車場出入口についてお聞きします。
その後、警察との協議はどのように進んでいますか、伺います。
69: ◯田中信行都市整備部長 袖ケ浜交差点の警察との協議というお話ですけれども、今現在、袖ケ浜交差点、公園の出入口になるところですけれども、今それについて打合せとか、あと設計を進めているという段階でございます。
以上です。
70: ◯10番 石田雄二議員 市長は、この事業を4年前にも仕切り直したという経緯があります。そして、再び今回、市長選挙の前に仕切り直しをしたということになります。
今回の見直し案の住民説明会に対しても、非常に消極的な感じがしますけれども、この事業が進まない原因はどこにあるのか、お考えをお伺いしたいと思います。
71: ◯田中信行都市整備部長 事業に時間がかかっているというところは、大変申し訳なく思っております。
最初は、駐車場が2か所あって、そのうちの1か所の、特に出入口の安全性について関係する機関からもいろいろ御指摘を受けまして、御助言を受けまして、それで市のほうとして、安心・安全な公園にするというところで、まず1か所にさせていただきました。あと、塩、風の部分において、いろいろ住民の方も御心配されているというところだったので、やはり市としてもそこは調査をするべきだというふうに考えて、調査のほうをさせていただいたと。調査をして、見直しの検討をして、現在見直しプランのほうを今年の夏に発表させていただいたという経緯でございます。それに伴って、関係する機関との協議期間とかもございますので、その分はちょっと時間はかかっておりますけれども、しっかりと事業を進めていきたいと考えております。
以上です。
72: ◯10番 石田雄二議員 今度の4月の選挙は、住民の声を無視して樹林帯を伐採して、海岸に大型の公園を造るのがいいのかどうかというのが問われる選挙だと思いますけれども、住民が求めているように、プール跡地だけの整備にすべきというふうに考えますけれども、それに対して御見解を伺います。
73: ◯田中信行都市整備部長 プール跡地だけでという御質問ですけれども、市としては、プール跡地も含めて、やはり多くの市民が、御家族連れですとか若者の方、あと障がいのある方、お子様なども平塚の海の魅力を享受していただいて、それで海辺の総合公園を造って、そこがまた新たな拠点となるというところを踏まえて、市としては整備を推進していきたいというふうに考えております。
以上です。
74: ◯10番 石田雄二議員 最後に市長に答えていただきたいんですが、10月の長崎で行われた全国都市問題会議で、長崎市の田上市長が、誰かが我慢するまちづくりであってはならないという言葉を述べられました。(17番片倉章博議員「言ってない」と述ぶ)市長はどのようにお考えですかね。
75: ◯落合克宏市長 このまちづくりも含めて、私は、市民皆さん全体を考えて事業を進めているわけで、誰かが我慢をするような市政を進めているつもりはありませんし、そういう対応はしっかりとさせていただいているというふうに思っております。
以上です。
76: ◯10番 石田雄二議員 次に、空き家対策に移ります。
幾つか質問させて答えていただきましたが、特に私は、4番目の解体に対する支援についてというところで再質問させていただきます。
空き家を解体して更地にしておくだけでは、解体費用が高額という以外に固定資産税等、税金が上がるという問題があります。空き家の利活用という点では、解体費用以外にも、次の段階に新築に進むまでの準備期間の固定資産税等の税金の減免の助成が必要と思いますけれども、その辺の見解を伺いたいと思います。
77: ◯田代卓也まちづくり政策部長 利活用についての御質問でございます。利活用についてのインセンティブというふうな御質問だと思います。
確かに議員御提案のように、空き家を壊さない理由の一つとして、やはり税金が上がってしまうというふうな、そういう現実的な問題がございます。ただ今回、改定の計画の中で、まずは市民の皆様からの御要望も多い解体の助成について、解体の助成を創設すると、恐らく動機づけにもなるというところも期待できると思います。利活用の問題もあるんですが、まずは、周辺住民の環境に影響を及ぼしている空き家の解体について取り組まさせていただきたいと思います。その後、また、利活用、今、議員御提案のそういうふうな助成制度もございますが、まず、大きな視点で、まちづくりとして住宅ストックの利活用というところも同時並行に考えていきたいと、このように考えております。
以上でございます。
78: ◯10番 石田雄二議員 最初に確認しておいたほうがよかったのかと思うんですが、解体の費用に対する助成があるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
79: ◯田代卓也まちづくり政策部長 あくまでも、今、パブリックコメントも実施しておりますが、地域ですとか関連団体で構成する平塚市の空家等対策協議会という、そういう組織がございます。その中でも何度か意見交換をさせていただいて、今、先ほど申し上げましたとおり、パブリックコメントも実施しております。その中で、やはり市民の皆様からいろいろな御意見を伺って、再度、庁内の関係部署で議論をして、さらに空家等対策協議会のほうに諮らせていただいて、それから実施するような流れとなっております。そんなような考え方で今はおります。ですから、まだ確定したわけではございませんので、これからそういう形で進めてまいりたいというような考えでございます。
以上でございます。
80: ◯10番 石田雄二議員 もう一つ質問させていただきます。
空き家を解体する以外にリフォームするということもあるわけです。そのリフォームというのも結構今、需要があると思うんですけれども、その助成というのは考えられないんでしょうか。
81: ◯田代卓也まちづくり政策部長 リフォームの助成ということで御質問いただきました。
先ほども少し触れさせていただきましたけれども、住宅ストックの利活用というふうな、まちづくりとしてそういう部分というのは本当に大きな課題だと我々も捉えております。今後、空き家の対策を進めていく中では、確かに議員御提案の手法が本当に有効的なものだと思いますし、確かに利活用の中で、県内でも改修に対する支援策というのを実施しているところもございます。その中で、今後、先ほどちょっとお話をさせていただきましたが、平塚市の空家等対策協議会、こちらのほうからの意見も聞きながら、住宅ストックの利活用という大きな視点の中で取り組みさせていただきたいと、そのように考えております。
以上でございます。
82: ◯10番 石田雄二議員 それでは、次に災害対策のほうで質問させていただきます。
浸水重点対策地区に田村地区が入っていないということで、田村地区というか、相模川水系が入ってないということで、その辺は、今度の計画の中には検討していただけるというふうに解釈しました。
それとあと、田村地区の土のうステーション、これも四之宮、あるいは隣の横内にはあるんですけれども、田村地区にはないということで、ぜひこれも実現させていただきたいというふうに思います。
あと、自助・共助ということで、自助、本当に浸水対策、浸水被害がもう発生しないということははっきり言えないというような担当部署の声も聞きましたけれども、やっぱり自助ということになれば、いかに被害を減らすかということが大切だと思いますけれども、そういう意味で、各家庭に雨水貯留槽の施設とか排水のための水中ポンプ、これを設置するのに助成をしてほしいということを申し上げたんで、ぜひその辺も積極的に検討していただきたいというふうに思います。
あと最後に、要配慮者への避難対策についてですけれども、これはなかなか計画どおり進まないというのがあるかと思うんですけれども、その原因を聞きたいんですけれども、その辺お答え願えますか。
83: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 計画が順調に進んでいない原因ということですが、現在、つくるに当たりまして、自治会が中心となりまして、民生委員児童委員の方にやっていただいておりますが、なかなか福祉的な面での支援というか、そういったメンバーを取り入れて現在は進まれていないのが一つの原因だと思います。今後は、そういったケアマネジャーをはじめとする福祉関係団体も取り入れながら、一件でも多くの計画を立てていければと考えております。
以上です。
84: ◯10番 石田雄二議員 例えば、要配慮者利用施設、これはいろんな施設があるかと思いますけれども、人の問題があるんじゃないかと思うんですけれども、人が足りないというのは聞いていますけれども、そういうのは考えられないんでしょうか。避難訓練にしろ、避難計画書の作成にしろ、その辺のところは、人がいないということが原因としてあるんじゃありませんか。
85: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 要配慮者の、今度施設のほうで人が足りないのではないかという御質問ですが、正直、私も福祉の施設のことまで明確には把握してないんですが、確かに社会状況を考えますと、どこも人手が足りていないとは考えております。現時点では、私のほうからはそれしか答弁できないんですが、申し訳ございません。
86: ◯10番 石田雄二議員 施設の人の問題、職員の問題ということになると、やっぱり県の管理下になるかと思うんで、県のほうに要望を出したりとか、あるいは人を増やすための要望を出したりとか、何かいろいろ考えられるかと思うんですけれども、はっきり原因がつかめないとその辺もできないと思いますけれども、例えば老健施設とか介護施設、そういうところは人が本当に足りないというふうに聞いていますけれども、どうなんでしょう。
87:
◯津田勝稔企画政策部長 介護施設等の人が足りないのではないかということで御質問があったかと思います。
福祉全般のところ、介護にしても保育にしても、様々な形の中で、職員の皆様に御苦労をかけていることはそのとおりだと思います。そのため、私どものほうの施策といたしましても、介護職員ができるだけ集まるように研修の手当を助成をしたりですとか、介護職員のふだんの生活に着目をして、それを情報提供したりすることによって介護の施設のよさみたいなもの、そういうものなんかもアピールをしながら、介護職員ができるだけ従事ができるような対応も取っているところでございます。したがいまして、そのような施策を着実に実施をしていくことで、介護職員のほうにつきましても、なるべく確保ができるような体制というのは、私ども、高齢者福祉計画等でも掲げてやらせていただいているところでございます。
以上でございます。
88: ◯10番 石田雄二議員 あともう一つの個別避難確保計画ですか、これは地域のことだと思いますけれども、この辺の計画が進んでないということで、この辺は、施設とはまたちょっと違った中身になってくるかと思います。さっき言われた、人員のことでは、いろんなやっぱり要配慮者ということで、福祉関係の人や医療関係の人やいろんな方が携わることになるかと思いますけれども、この辺の問題はどうなんですか。もっと深刻なんでしょうかね。もう少し詳しく教えてください。
89: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 要配慮者施設の避難確保計画の件なんですが、現在の施設の数が、今月現在381件の施設がございます、対象施設が。その中で計画ができている施設が約80%の310件というふうに把握しております。確かにまだ100%ではございませんが、協力を得ながら着々と計画をつくっていただいているものと、こちらでは捉えております。
以上です。
90: ◯10番 石田雄二議員 今80%と言われたのは施設のほうですか。
91:
◯数田俊樹議長 石田(雄)議員、座ってください。
92: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 施設の数が381件ありまして、そのうちの80%の施設、310施設が計画を立てていただいております。
以上です。
93: ◯10番 石田雄二議員 地域のほうの避難計画ということになると、誰が、どういうところが中心になって避難計画を立てることになるんでしょうか。
94: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 施設の計画のほう……。(「地域」と述ぶ者あり)地域の計画。すみません、地域のほうは、現在ですと、自治会と民生委員児童委員が中心となっております。
以上です。
95: ◯10番 石田雄二議員 そちらの進み具合が遅れているというふうに聞いているんですけれども、その辺の問題を解決するにはどういうふうな対策を考えていらっしゃいますか。
96: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 地域の計画が遅れているということですか。すみません、先ほどの答弁と重複してしまいますが、今後は福祉団体、ケアマネジャー等含めて、実際に住民と接している方の意見も聞きながら計画のほうを進めていければと考えております。
以上です。
97: ◯10番 石田雄二議員 たしか地域でモデル地区というのがあるかと思うんですけれども、そこの進み具合とか、どうでしょうか。どのような進み具合でしょうか。
98: ◯小泉一郎市長室防災・危機管理監 すみません、平塚市の中で特にモデル地区をつくっているということは、すみません、確認取れていないんですが、他市では、モデル地区をつくってやっているところはございますが。
以上です。
99: ◯10番 石田雄二議員 私の勘違いでしょうか。何しろ計画を立てて、訓練をして、実際取り組んでいくということになりますから、本当に本腰でやらないとなかなかできないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、次の最後、4番目、大神地区への医療施設の誘致について伺います。
大神への医療施設の誘致は、大神自治連合会会長、自治会の連合会長と平塚市長の間で結ばれた約束があります。最初は1998年、それから24年が現在たっているわけですけれども、その約束の内容が4つほどありまして、1つは相模小学校の移転、2つ目が余熱利用施設の整備、3番目が搬入搬出車両に係る運行経路の分散化等、4番目が医療施設(病院)の設置の支援というふうになっているんです。この中で、いまだ実現していないのが、4番目の医療施設の誘致なんです。最後、落合市長にこの辺の考えをお伺いして、終わりにしたいと思います。
100: ◯落合克宏市長 大神の皆様には、環境事業センターを造るときの条件として、今、議員さんがお示しいただきましたその4つの条件をお示しいただきましたので、まさに私は当事者として、地元の当事者として関わってまいりましたので、これは市長になりましても着実に進めさせていただいてまいりました。
医療機関につきまして今、御指摘ありましたけれども、確か医療施設、医療機関という名称はありますけれども、病院という表示はありません。〔後日訂正あり〕ですので、今ツインシティのまちづくりも進めておりますので、そういう中で、大神の今まで無医村というような形を解消するための医療施設、これをやはりしっかりと確保し、市民の皆さんの、住民の皆さんの、大神地区の皆さんの安心・安全対策について今、検討し、進めているところでございます。
以上です。
101:
◯数田俊樹議長 これで総括質問を終わります。
日程第2に入る前に、理事者側の席の入替えがございますので、暫時休憩いたします。再開は14時からといたします。よろしくお願いいたします。
午後1時49分休憩
─────────────────────────────────────────────
午後2時00分再開
102:
◯数田俊樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
※ 議案第91号 令和4年度平塚市一般会計補正予算(提案説明)
103:
◯数田俊樹議長 次に日程第2、本日追加提案のありました議案第91号「令和4年度平塚市一般会計補正予算」を議題といたします。
まず、提出者からの説明を求めます。──市長。
〔落合克宏市長登壇〕
104: ◯落合克宏市長 ただいま上程いたしました案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
議案第91号「令和4年度平塚市一般会計補正予算」であります。
民生費では、出産・子育て応援金等の後年度負担に備え、普通交付税の増額分(臨時経済対策費)を子ども・子育て基金に積み立てる経費を計上しております。
衛生費では、出産・子育て応援金の交付及び伴走型相談支援を実施するための経費を計上しております。
商工費では、出産・子育て応援金をひらつか☆スターライトマネーで交付するための経費等を計上しております。
以上の歳出に対する財源として、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰入金及び繰越金をもって措置いたしました結果、今回の補正額は5億3965万2000円となり、一般会計の予算総額は955億9682万9000円となりました。
次に、繰越明許費では、地域経済キャッシュレス化推進事業について、事業が年度内に終了しない見込みであることから、繰越しの設定をしております。
次に、債務負担行為補正では、地域経済キャッシュレス化推進事業委託料を設定しております。
以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。
105:
◯数田俊樹議長 これで提案説明を終わります。
これより質疑を行います。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
106:
◯数田俊樹議長 これで質疑を終わります。
ただいままで議題となっておりました日程第1、日程第2に掲げてあります市長提出案件は、報告事項を除き、議案付託表のとおり所管常任委員会に付託いたします。
また、本日までに受理しました請願につきましても、請願文書表のとおり、議会運営委員会に付託いたします。
この際、お諮りいたします。本日の会議はこれで散会し、12月13日から12月20日までの8日間は、委員会審査のため休会したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
107:
◯数田俊樹議長 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれで散会いたします。次会は12月21日午前10時から再開いたします。連日にわたりまして、御苦労さまでした。
午後2時03分散会
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