5:
◯数田俊樹議長 次に、
日程第3に掲げてあります
市長提出案件を
一括議題といたします。
まず、
提出者からの説明を求めます。──
市長。
〔
落合克宏市長登壇〕
6:
◯落合克宏市長 市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました諸案件につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
初めに、
認第1号、
認第2号及び
認第3号の「決算の認定について」であります。提出いたしました
令和3年度
平塚市
一般会計・
特別会計決算及び
公営企業決算につきまして、議会の認定を求めるものであります。
令和3年度の
日本経済は、
新型コロナウイルス感染症の影響から少しずつ持ち直しの動きが見え始めていたものの、
感染症の再流行や
ウクライナ情勢等により、再び先行き不透明な状況となりました。そのような中、
本市の
一般会計決算の歳入では、
感染症対策に伴う
特別定額給付金給付事業費補助金や
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の
国庫支出金の
減少などにより、
歳入総額で1064億900万余円となり、前年度に比べ11.5%の
減少となりました。また、歳出では、
特別定額給付金給付事業や教育の
情報化推進事業の
減少などにより、歳出全体で1020億6000万余円となり、前年度に比べ11.2%の
減少となりました。
これらにより、
歳入歳出の
差引きから翌年度に繰り越すべき財源を控除した
令和3年度の
実質収支は、前年度比2億5000万余円増の33億3000万余円となりました。
令和3年度は、
感染症の再流行に備えた万全な体制を維持しつつ、先行き不透明な
状況下にあっても
社会経済を回し続けるための
施策や、
ポストコロナを見据えた
まちづくりに注力するとともに、
総合計画改訂基本計画及び
行財政改革計画に基づき、
コロナ危機においても止めてはならない
各種施策を着実に推進し、「
コロナに打ち勝つまち」の
実現に向けて
本市の総力を挙げて取り組みました。
主な
事業としましては、まず、
総務費では、
スマートフォンの操作に不慣れな
高齢者を対象とした
体験セミナーを開催し、デジタルディバイドの解消の取組を進めるとともに、
市公式LINEアカウントに
受信者側で取得する情報を
選択できる
セグメント配信機能を追加して、
市民の
利便性向上を図りました。また、マイナンバーカードの
交付及び
電子証明書更新の際に必要な
申請書をバーコードやカード内の情報から自動作成する
ノーライト端末を
導入し、手続の
効率化、
迅速化及び
省力化を
実現しました。さらに、
市税証明窓口での
キャッシュレス決済の
導入に向けた準備を進めました。
防災施策においては、
避難者の多様なニーズに応えるため、
長期保存食の
種数を8種類に増やすとともに、
避難所ラップ式トイレを10か所に追加配備しました。このほか、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会においては、
リトアニア共和国オリンピック委員会ナショナルチームの
事前キャンプを受け入れ、
公開トレーニングや
オンラインミーティングを通じて
市民との交流を図りました。
民生費では、
旭南地区町内福祉村の
拠点施設移転整備を行い、
地域福祉活動環境の充実を図ったほか、
認知症高齢者に対する
日常生活賠償補償つき見守り
GPS機器の貸与を実施しました。また、
民間保育所保育士等の
業務負担の軽減及び
新型コロナウイルス感染症対策の強化を図るため、
ICTツールの
導入を
支援するとともに、
施設の清掃や消毒、給食の配膳などを行う
保育支援者の配置を
支援しました。さらに、国の
施策と連携して、
住民税非課税世帯等臨時特別給付金をはじめ、
住居確保給付金、
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金、
子育て世帯生活支援特別給付金及び
子育て世帯への
臨時特別給付金を支給しました。このほか、
本市初の
病児保育を実施する
施設の
運営支援や、
介護老人福祉施設の
整備助成を行いました。
衛生費では、
クラスター防止を図るため、
医療機関、
福祉施設、
児童施設等に
抗原定性検査キットを配付したほか、
小児インフルエンザ予防接種費用の助成により、
新型コロナウイルス感染症と
インフルエンザの
同時流行を予防し、
医療機関の
逼迫回避に努めました。また、
接種を円滑に進めるため、
新型コロナウイルスワクチンの
接種体制を構築し、
集団接種と
医療機関での
個別接種の
加速化、前倒しを図りました。さらに、
環境施策においては、
平塚市
環境基本計画の
中間見直しを実施したほか、脱
炭素社会の
実現に向けて、
環境事業センターで発電された電力の
利活用に係る
実現可能性調査を実施するなど、
地球温暖化対策の推進に取り組みました。
可燃ごみの収集においては、一部の地域で
戸別収集を本格実施しました。
農林水産業費では、
コロナ危機の中でも食料の
安定供給や
生産量の増大を図るため、
スマート農業の
導入に対し助成したほか、
新規就農者や意欲ある
農業者、
農作業受託組織へ助成を行うことで、
農業経営の
効率化・拡大に対する
支援を行いました。また、
スマート農業の
導入事例を
SNS等で周知することで、
本市の
農業施策をPRし、
新規就農の促進に努めました。
商工費では、
コロナ危機の中でも確実に経済が回るよう「
ひらつか☆スターライトポイント」を発行したほか、
感染症の
影響等により離職や就職困難となった
市民を正規雇用する
市内事業者に対しての補助を実施しました。また、脱
炭素社会の
実現と
事業の継続・拡大を
支援するため、
電気自動車等の
導入に対する
補助制度を新たに創設したほか、
勤労者生活資金貸付制度の
金利引下げにより、
勤労者の
生活の安定と向上を図るため、
本市の
預託金を増額しました。さらに、
コロナ危機において増加する
中心商店街の
空き店舗対策のため、
関係団体と連携して
店舗賃借料等に係る
支援を拡充するとともに、
感染症の影響に苦しむ
事業者への
支援として、
従業員の
雇用維持のための
支援金の
交付や、売上げが
減少した
中小企業等に対する
給付などを行いました。
湘南ひらつか七夕まつりにおいては、
開催方法を見直し、
中心商店街の
七夕飾りや
子ども飾りの掲出、ウェブで
イベント等を実施しました。このほか、
波力発電の普及を目的とした
市内設立会社への出資や、
企業版ふるさと納税の活用によるカーボンニュートラルを目指した様々な
実証実験を
支援しました。
土木費では、新たな集客・にぎわいの拠点となる
見附台周辺地区の再
整備により、
平塚文化芸術ホール等が完成し、オープンしました。また、
ツインシティ整備事業を推進し、
立地企業などと連携し、環境と共生する取組を進めました。さらに、
平塚駅
北口利用者の
利便性向上のため、
ラスカ平塚内の
既存エレベーターを活用し、バリアフリーに配慮した経路を
整備するとともに、北口下りエスカレーターの完成に向け、
整備を進めました。このほか、地震による落橋を防止するため、
小川跨線橋の撤去が完了しました。
消防費では、
本市の
消防防災活動の拠点となる
消防署本署及び
消防団第3分団の合築
整備が完了し、運用を開始しました。
消防署と
分団庁舎の合築によって、
消防職員と
消防団員の連携・
協力体制が強固となり、
消防力が充実・強化されました。また、複雑多様化する火災・
救助事故をはじめ、激甚化する自然災害や発生が予想される大規模地震に備えるため、災害用ドローン(無人航空機)の
整備を行いました。さらに、高潮ハザードマップを作成し、浸水想定エリアの
市民が災害時に速やかに避難できるよう配布しました。
教育費では、新しい相模小学校の建設工事が完了し、開校しました。中学校完全給食の実施に向けた取組としては、新たな学校給食センターの
整備・運営を担う
事業者の選定や学校
施設の改修のための設計業務を実施しました。また、GIGAスクール構想に基づき、教育環境のデジタル化及び児童生徒の学びの場の充実を図ったほか、外国語科指導者用デジタル教科書を購入し、英語教育の充実に努めました。さらに、インターネットを通して電子書籍を利用することができる電子図書館を
導入し、図書館に来館しなくても手軽に読書を楽しめる機会を提供しました。このほか、吉沢公民館の新改築工事が完了し、供用を開始しました。
次に、特別会計のうち、競輪
事業では、
感染症の影響による無観客開催やレース中止が続く中、
感染症対策を徹底し、記念競輪やジャパンカップなどの競輪を開催しました。また、下半期には、ミッドナイト競輪の本場初開催や、場外発売における1日4開催発売を初めて行い、収益確保に向けた工夫を行うことで、
一般会計への繰出金を確保しました。
次に、病院
事業では、
感染症に対応しつつ、通常診療の継続に努めました。医業収支は大きくマイナスとなったものの、
感染症関連の国庫補助金を最大限活用した結果、病院
事業全体では昨年度に引き続き黒字決算となりました。
次に、下水道
事業では、下水道
事業の各個別計画の目標を集約し、長期的な視野で
本市の下水道のあるべき姿を描く「
平塚市新下水道ビジョン」を策定しました。また、効率的な維持管理に努め、安定した下水道サービスを提供するとともに、
平塚市総合浸水対策基本計画に基づく豊田・山下地区等の浸水対策
事業を実施したほか、東部ポンプ場の耐震長寿命化対策工事、ツインシティ大神地区の公共下水道の
整備や、国道1号の管路地震対策
事業を進めました。さらに、大雨時の備えとして活用してもらうための内水ハザードマップを改訂しました。
以上、
令和3年度は、
新型コロナウイルス感染症に打ち勝つため、再流行に向けた万全な備えを維持しつつ、
ポストコロナを見据え、新たな
平塚の未来に向けて取り組んだ1年でありましたが、議員及び
市民の皆様による深い御理解と御協力により、各般にわたる
事業を遂行することができ、
市民の皆様の期待に応えられたものと考えております。
各会計の収支につきましては、「
歳入歳出決算書及び附属書類」により、また、個々の
施策の概要につきましては、「決算に係る主要な
施策の成果に関する説明書」により御了承いただきたいと存じます。
本決算に対する監査委員の審査結果につきましては、「
歳入歳出決算審査意見書」のとおりであります。
本市の行財政運営に当たりましては、今後とも万全を期してまいりたいと存じますので、よろしく御審議の上、認定くださいますようお願い申し上げます。
なお、
一般会計、特別会計及び公営企業会計の各決算の内容につきましては、後ほど企画政策部長から補足説明を申し上げます。
次に、報告第8号「継続費の精算報告について」であります。
平塚競技場受変電設備改修
事業、
消防署本署整備事業、相模小学校移転
整備事業、地区公民館
整備事業、地区公民館
整備事業(四之宮公民館)、地区公民館管理運営
事業(大神公民館)及び
市民病院X線撮影室等改修
事業(設計委託)がそれぞれ完了し、継続年度が終了いたしましたので、地方自治法施行令第145条第2項及び地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定により報告するものです。
次に、報告第9号「健全化判断比率について」及び報告第10号「公営企業の資金不足比率について」であります。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、健全化判断比率及び資金不足比率を監査委員の意見をつけて報告するものです。
本市の算定結果は、いずれの指標においても財政健全化計画の策定が義務づけられる数値とはなっておりません。今後ともこの指標や他の指標の推移を注視し、財政運営を行ってまいります。
次に、報告第11号「専決処分の報告について」であります。庁用自動車による交通事故等に係る損害
賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行いましたので、同条第2項の規定により報告するものです。
次に、議案第42号「
平塚市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」であります。地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正に伴い規定を
整備するとともに、国家公務員に準じて非常勤職員の育児休業を見直すほか、必要な規定を
整備するものです。
次に、議案第43号「地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例」であります。特定非営利活動法人の主たる事務所の所在地の変更に伴い、別表を
整備するものです。
次に、議案第44号「
平塚市手数料条例の一部を改正する条例」であります。長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正に伴い、長期優良住宅の普及の促進に関する法律に関する事務に係る手数料を見直すものです。
次に、議案第45号「旭地区第1次住居表示
整備事業の実施に伴う関係条例の整理に関する条例」であります。山下地区の全部並びに高根地区及び万田地区の一部における住居表示の実施に伴い、規定を
整備するものです。
次に、議案第46号「
平塚市建築基準条例の一部を改正する条例」であります。建築基準法の一部改正に伴い、規定を
整備するものです。
次に、議案第47号「工事請負契約の締結について」であります。工事請負契約を締結するに当たり、予定価格が1億7000万円以上であることから、条例の規定により提案するものです。
次に、議案第48号及び議案第49号の「市道路線の廃止及び認定について」であります。市道認定路線のうち、道路の終点の変更に伴い2路線を廃止するとともに、開発行為により市に帰属された道路など21路線を新たに市道として認定するため、道路法第8条及び第10条の規定により提案するものです。
次に、議案第50号「利益の処分について」であります。下水道
事業決算に係る利益の処分について、地方公営企業法第32条第2項の規定により、議会の議決を求めるものです。
次に、議案第51号から議案第56号までの
一般会計、特別会計及び公営企業会計の各補正予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まず、
一般会計でありますが、今回の補正内容は、
新型コロナウイルス感染症や原油価格・物価高騰などの困難な局面において、感染対策や経済対策、
生活困窮者・子育て
支援などあらゆる面で、
市民生活を守り支えるための経費を計上するほか、公共
施設の機能改善に係る経費や脱炭素化に資する経費、不足が見込まれる経費などを計上しております。
主な補正内容としましては、
総務費では、デジタル化の取組を主体的に実行できるデジタル人材の育成経費や、マイナンバーカードを活用した窓口手続のノーライト化に係る経費のほか、庁用車の電気自動車
導入経費、防災力向上に向けた起震車購入経費を計上しております。また、紅谷町立体駐車場消防設備や防災備蓄倉庫の修繕料を措置するほか、不足が見込まれる市庁舎の電気料金、国県支出金等返還金を増額しております。このほか、シティプロモーション
事業の取組を検証するための経費を計上しております。
民生費では、食材料費の価格高騰に伴い、介護
事業所及び障がい者
福祉施設利用者の食費負担を軽減するための助成経費や、保育士、幼稚園教諭及び放課後児童
支援員等の処遇改善に係る経費を計上しております。また、森林環境譲与税を活用して、公立保育所等への神奈川県産木材を使用した玩具購入経費を計上するとともに、びわ青少年の家におけるトイレの洋式化や、子どもの家のLED化に係る
施設修繕料を増額しております。さらに、ヤングケアラー等への
支援として、見守り強化や家事負担等の軽減を図るための経費、
生活困窮者
支援を行うフードバンク等のNPO法人等への活動
支援に係る経費、国の
子育て世帯生活支援特別給付金の対象外となった世帯に対する
給付金を措置しております。このほか、さらなる地域のつながりの再構築に向けて、地域活動再開円滑化
交付金等を増額しております。
衛生費では、オミクロン株対応ワクチン等の
接種に係る経費を措置するとともに、妊産婦ケアの充実を図るための経費や、保健センターにおける血圧計及びスタッキングチェアの購入経費を計上しております。また、
平塚駅北口及び市営紅谷町駐車場等の公衆便所におけるトイレの洋式化や手洗器の非接触化、照明のLED化などに係る経費を計上するほか、資源再生物回収容器の購入経費を計上しております。
農林水産業費では、原油価格・物価高騰の影響を受けている農家を
支援するため、肥料の価格高騰に対応するための経費を計上するとともに、安定的な食糧生産の基盤確保を図るための(仮称)
平塚中央ライスセンターの
整備に係る助成経費を計上しております。また、農道及び用排水路の修繕費のほか、下水道
事業会計負担金(農業集落排水
事業分)を措置しております。
商工費では、物価高騰による影響を受ける中、
市民の消費活動を
支援し、市内経済の活性化を図るため、「
ひらつか☆スターライトマネー」に係る経費を増額するほか、脱炭素
事業のための指定寄附金を活用し、カーボンニュートラルを目指した
波力発電関連分野での取組を促進するための経費を措置しております。
土木費では、道路補修や公園広場の改修等に係る経費のほか、総合公園内における競技場観客席や
平塚球場バックネット等の改修経費、各種機器等の更新費を計上しております。また、環境負荷の低い路線バスの運行を
実現するため、市内路線バス
事業者に対する電気バス
導入支援経費を計上するとともに、燃料費高騰に伴う交通
事業者支援に係る経費を計上しております。さらに、河川・排水路の改修工事費や市営住宅の
施設改修に係る経費を措置しています。このほか、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン
整備・管理運営
事業の延期が確定したことにより、減額補正をしております。
消防費では、消防及び救急活動の維持強化に資する消防ポンプ自動車等の更新経費を計上するほか、AEDトレーナーや電気式原動機付自転車の購入経費を計上しております。また、
消防団員安全装備品
整備等助成金を活用して、
消防団の活動に必要な装備品の購入経費を措置しております。
教育費では、学校体育館における照明のLED化やトイレの洋式化に係る改修費のほか、単独調理場における大型厨房機器の更新費や、中学校完全給食開始に向けた給食設備等の設置工事費、機能統合に向けた教育会館の耐震工事に係る設計費を計上しております。また、中央公民館及び地区公民館の利便性の向上に向けて、軽量タイプの机等購入経費を計上するとともに、中央図書館における子育て家庭への利用環境向上に向けた設置型授乳室等の購入経費、博物館の物品修繕費、美術館のトイレの洋式化に係る経費などを計上しております。さらに、適応指導教室や通級指導教室等への神奈川県産木材を使用した玩具購入費を措置しております。
このほか、今後の緊急を要する予算執行に備え、予備費を増額しております。
以上の歳出に対する財源といたしまして、
国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入及び市債をもって措置しております。この結果、
一般会計において、今回の補正額は29億6864万9000円の増額となり、予算総額は922億2628万4000円となりました。
次に、継続費補正では、教育会館改修
事業及び中学校完全給食準備
事業について、
事業が複数年にわたることから継続費の設定をしております。
次に、繰越明許費では、防災訓練強化
事業、担い手総合対策
事業及び消防車両
整備事業について、
事業が本年度内に終了しない見込みであることから繰越しの設定をしております。
次に、債務負担行為補正では、中央図書館窓口等業務委託の更新に伴い、新たな債務負担の設定をしております。
次に、地方債補正では、防災対策
事業債、道路
整備事業債、公園
整備事業債及び消防
施設整備事業債の起債限度額を変更しております。
次に、特別会計につきまして、競輪
事業特別会計では、選手賞金の改定や場外発売の拡大に伴う各種経費を増額しております。
国民健康保険
事業特別会計では、国県支出金等の返還に伴う経費や、ウェブ口座振替受付サービス対応経費等を措置しております。
介護保険
事業特別会計では、認知症の人と家族への一体的
支援プログラムの実施に係る助成経費を措置しております。
次に、公営企業会計につきまして、病院
事業会計では、電気・ガス料金の高騰に伴う光熱水費の増額や、眼科診療用医療機器の更新に係る経費を計上しております。また、病院
事業のための指定寄附金を活用して、医療消耗備品及び器械備品の購入経費を措置しております。
下水道
事業会計では、ポンプ場等に係る電気料金の高騰に伴う動力費の増額をしております。
以上で
提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。
7:
◯数田俊樹議長 続いて、企画政策部長から補足説明があります。
〔津田勝稔企画政策部長登壇〕
8:
◯津田勝稔企画政策部長 それでは、
令和3年度各会計決算の内容につきまして、補足して御説明申し上げます。お手元の「
令和3年度
平塚市
一般会計・特別会計・病院
事業・下水道
事業決算について」を御覧ください。
初めに、
一般会計及び特別会計の収支の状況について御説明申し上げます。
1ページを御覧ください。まず、
一般会計ですが、歳入では、市債などの増加はあったものの、特別定額
給付金に係る
国庫支出金の減などにより、全体では前年度に比べ138億6909万1000円
減少の1064億987万4000円となりました。
次に、歳出では、扶助費などの増加はあったものの、特別定額
給付金の減などにより、前年度に比べ129億1403万1000円
減少の1020億6996万8000円となりました。
この結果、
歳入歳出差引額は43億3990万6000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源10億947万5000円を差し引いた
実質収支額は、前年度に比べ2億5604万4000円増加の33億3043万1000円となりました。
次に、競輪
事業特別会計でございます。
歳入総額は241億2346万6000円で、歳出総額は235億7748万5000円となり、
実質収支額は5億4598万1000円となりました。なお、歳出のうち、
一般会計への繰出金は、前年度に比べ1億円
減少の2億円となりました。
次に、2ページを御覧ください。国民健康保険
事業特別会計でございます。
歳入総額は261億3775万7000円、歳出総額は259億832万1000円となり、
実質収支額は2億2943万6000円となりました。歳入のうち、
一般会計からの繰入金は、前年度に比べ1882万9000円増加の19億8698万9000円となりました。また、歳出のうち、保険
給付費は、前年度に比べ12億9206万6000円増加の180億5451万7000円となりました。
なお、その他の特別会計につきましては、
歳入歳出決算額及び
実質収支額等、ここに記載のとおりでございます。
続きまして、4ページの公有財産の状況について御説明申し上げます。
まず、(1)の土地でございます。
令和3年度末の現在高は243万2402.94平方メートルとなりました。
次に、(2)の建物の年度末現在高は70万9785.92平方メートルとなりました。
次に、(3)の有価証券、出資による権利、債権及び基金ですが、各項目の
令和3年度末現在高は、有価証券が1億4257万円、出資による権利が10億654万9000円、債権が54億5094万3000円となっております。また、基金の年度末現在高は196億4573万3000円で、このうち、財政調整基金は67億3877万2000円でございます。
続きまして、5ページ、6ページを御覧ください。病院
事業決算について御説明申し上げます。
まず、5ページ、1、病院
事業決算報告書についてです。(1)の収益的収入及び支出の収入決算額は173億5903万5000円、支出決算額は149億6991万2000円となりました。
次に、(2)の資本的収入及び支出の収入決算額は4億9790万3000円、支出決算額は10億3339万2000円となりました。資本的収入額が資本的支出額に不足する5億3548万9000円については、過年度分損益勘定留保資金で補填をしております。
次に、6ページ、2、損益計算書についてです。これは、
令和3年度の経営状況を示すもので、経常収益から経常費用を差し引いた経常利益は26億1530万3000円となりました。このうち、医業本体の経営成績を示す医業利益はマイナス18億8444万8000円で、前年度に比べ損失が5億665万1000円
減少しております。また、経常利益に特別利益と特別損失を加減した当年度純利益は、前年度に比べ6823万円増加し、23億8914万7000円となりました。これらにより、
令和3年度末の未処理欠損金は8億7647万3000円となりました。
次に、3、貸借対照表についてです。これは、
事業年度終了時における資産、負債、資本の状況を明らかにするものですが、負債の部につきましては204億216万6000円、また、資本の部につきましては55億2454万9000円で、負債及び資本の合計は259億2671万5000円となり、資産の部と一致するものでございます。
なお、詳細につきましては、
令和3年度
平塚市
公営企業決算書及び附属書類の1、病院
事業にお示しをしておりますので、御確認等をよろしくお願いいたします。
続きまして、7ページ、8ページの下水道
事業決算について御説明申し上げます。
まず、7ページ、1、下水道
事業決算報告書についてです。(1)の収益的収入及び支出ですが、収入については、公共下水道
事業が77億1700万4000円、農業集落排水
事業が2億1436万4000円、支出については、公共下水道
事業が70億6239万7000円、農業集落排水
事業が2億1436万4000円となりました。
次に、(2)の資本的収入及び支出です。収入については、公共下水道
事業が39億6070万9000円、農業集落排水
事業が3112万9000円、支出については、公共下水道
事業が63億3028万6000円、農業集落排水
事業が8483万9000円となりました。合計の
差引きとしては、24億2328万7000円の収入不足となりましたが、下段に記載のとおりの財源を用いて補填をしております。
次に、8ページ、2、損益計算書についてです。まず、経常利益は4億8341万7000円となりましたが、このうち、営業利益はマイナス16億8428万8000円で、前年度に比べ損失が1億5068万4000円
減少しております。また、当該年度純利益は、前年度に比べて1億1201万7000円増加の4億9277万7000円となりました。これらにより、
令和3年度末の未処分利益剰余金は7億7353万8000円となりました。
次に、3、貸借対照表についてです。負債の部につきましては826億7100万円、また、資本の部につきましては306億1770万8000円で、負債及び資本の合計は1132億8870万8000円となり、資産の部と一致をするものでございます。
なお、詳細につきましては、
令和3年度
平塚市
公営企業決算書及び附属書類の2、下水道
事業に示しておりますので、御確認等をよろしくお願いいたします。
続きまして、9ページの
令和3年度決算に基づく健全化判断比率等について、算定した比率等を御報告いたします。
まず、1、健全化判断比率についてでございます。初めに、実質赤字比率及び連結実質赤字比率ですが、
本市では、
一般会計等及び全会計のいずれも実質赤字を生じていないため、表示がありません。
次に、実質公債費比率ですが、
令和3年度は前年度に比べ1.2ポイント増加の3.7%となりました。
次に、将来負担比率ですが、
令和3年度は前年度に比べ4.8ポイント増加の25.2%となりました。
続いて、2、公営企業の資金不足比率についてですが、
令和3年度はいずれの会計も資金不足を生じていないため、表示がありません。
以上のとおり、
本市の健全化指標の算定結果は、いずれも早期健全化団体となる基準には至っておりません。
なお、10ページに健全化判断比率等の算定参考数値をお示ししております。
以上で
令和3年度
平塚市
一般会計、特別会計、病院
事業、下水道
事業の決算の補足説明を終わらせていただきます。
9:
◯数田俊樹議長 これで
提案説明を終わります。
本日の
日程はこれで終了いたしました。
この際、お諮りいたします。本日の
会議はこれで散会し、明8月27日から9月5日までの10日間は、議案検討のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
10:
◯数田俊樹議長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
本日の
会議はこれで散会いたします。次会は9月6日午前10時から再開いたします。御苦労さまでした。
午前10時42分散会
発言が指定されていません。 Copyright © Hiratsuka City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...