平塚市議会 2015-09-06
平成27年9月定例会(第6日) 本文
※ 議案第83号 工事請負変更契約の締結について
〔競輪場メインスタンド整備事業(解体工事)〕
(委員長報告・表決)
2:
◯府川正明議長 これより日程に入ります。日程第1、議案第72号「平塚市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例」、議案第74号「平塚市一般職員の再任用に関する条例及び平塚市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例及び平塚市教育委員会教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例」、議案第78号「工事請負契約の締結について〔(仮称)港地区認定こども園新築工事(建築)〕」、議案第79号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(建築)〕」、議案第80号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(衛生・空調)〕」、議案第81号「工事請負契約の締結について〔消防署神田出張所新改築工事(建築)〕」、議案第82号「工事請負契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(本体工事)〕」、議案第83号「工事請負変更契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(解体工事)〕」、以上の9案件を一括議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。山原総務経済常任委員長。
〔27番山原栄一議員登壇〕
3:
◯山原栄一総務経済常任委員長 おはようございます。ただいま議長から報告を求められました9案件につきまして、総務経済常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。
まず、議案第72号「平塚市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例」についてです。
質疑では、特定個人情報を提供する以上、市の責務として、個人情報取り扱い従事者の義務や安全確保の措置などが必要であるが、その検討状況について問われたのに対し、「本市の責務は番号法で定められており、番号法に基づき運用していく。また、平塚市個人情報保護条例に必要事項を盛り込み、新たに特定個人情報の安全管理に関する基本方針、個人情報保護管理規程を設け取り組む」との答弁がありました。
そのほか、情報漏えいに関して、ネットワークの分離など具体的なセキュリティー対策などの質疑がありました。
討論では、「100%情報漏えいを防ぐシステムの構築は不可能であり、市民にメリットはなく反対する」との討論がありました。
採決いたしました結果、賛成者起立多数により、原案どおり可決すべきものと決定しております。
続いて、議案第74号「平塚市一般職員の再任用に関する条例及び平塚市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例及び平塚市教育委員会教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例」、議案第78号「工事請負契約の締結について〔(仮称)港地区認定こども園新築工事(建築)〕」、議案第79号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(建築)〕」、議案第80号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(衛生・空調)〕」、議案第81号「工事請負契約の締結について〔消防署神田出張所新改築工事(建築)〕」、議案第82号「工事請負契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(本体工事)〕」についてです。
これら7案件につきましては、いずれも質疑、討論はなく、採決いたしました結果、本委員会では、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。
最後に、議案第83号「工事請負変更契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(解体工事)〕」についてです。
質疑では、アスベストの撤去期間やほかに出る可能性が問われたのに対し、「撤去期間は2カ月程度であり、今回の工事範囲には、これ以上のアスベストはない」との答弁がありました。
討論はなく、採決いたしました結果、本委員会では、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
4:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
本件については討論通告がありませんので、これより順次採決いたします。
まず、議案第72号「平塚市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例」について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第72号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
6:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第72号は原案どおり可決されました。
次に、議案第79号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(建築)〕」及び議案第80号「工事請負契約の締結について〔平塚市余熱利用施設新築工事(衛生・空調)〕」の2案件について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第79号及び議案第80号の2案件は、いずれも原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
7:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第79号及び議案第80号の2案件は、いずれも原案どおり可決されました。
次に、議案第82号「工事請負契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(本体工事)〕」及び議案第83号「工事請負変更契約の締結について〔競輪場メインスタンド整備事業(解体工事)〕」の2案件について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第82号及び議案第83号の2案件は、いずれも原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
8:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第82号及び議案第83号の2案件は、いずれも原案どおり可決されました。
次に、残ります議案第74号「平塚市一般職員の再任用に関する条例及び平塚市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例及び平塚市教育委員会教育長の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例」、議案第78号「工事請負契約の締結について〔(仮称)港地区認定こども園新築工事(建築)〕」及び議案第81号「工事請負契約の締結について〔消防署神田出張所新改築工事(建築)〕」の4案件についてお諮りします。これら4案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
9:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、議案第74号、第75号、第78号及び第81号の4案件は、いずれも原案どおり可決されました。
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※ 議案第73号 平塚市下水道事業の設置等に関する条例
※ 議案第84号 市道路線の廃止について
※ 議案第85号 市道路線の認定について
(委員長報告・表決)
10:
◯府川正明議長 次に、日程第2、議案第73号「平塚市下水道事業の設置等に関する条例」、議案第84号「市道路線の廃止について」、議案第85号「市道路線の認定について」、以上の3案件を一括議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。須藤都市建設常任委員長。
〔16番須藤量久議員登壇〕
11:
◯須藤量久都市建設常任委員長 ただいま議長から報告を求められました3案件につきまして、都市建設常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。
初めに、議案第73号「平塚市下水道事業の設置等に関する条例」についてであります。
質疑では、まず、「条例施行後、汚水は受益者負担、雨水は公費負担で賄う下水道整備における考え方に変更はあるのか」が問われたのに対し、「今後も考え方は基本的に変わらない」と答えられておりました。
また、「市債の返済はどのようにしていくのか」と問われたのに対し、「市債については、これまでどおり一般会計からの負担金、借入金で賄っていく」との答弁がありました。
その他、公営企業方式導入後の議会や市民への情報提供などが尋ねられておりました。
おおむね以上のような質疑があった後、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。
次に、議案第84号「市道路線の廃止について」及び議案第85号「市道路線の認定について」です。
これら2案件については、一括審査を行いました。
質疑では、市道の廃止理由や新設路線の位置などが尋ねられておりました。
討論はなく、採決いたしました結果、いずれも全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
12:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
13:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
本件については討論通告がありませんので、これより直ちに採決いたします。
お諮りします。議案第73号「平塚市下水道事業の設置等に関する条例」、議案第84号「市道路線の廃止について」及び議案第85号「市道路線の認定について」、これら3案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
14:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、議案第73号、第84号及び第85号の3案件は、いずれも原案どおり可決されました。
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※ 議案第77号 平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
※ 議案第87号 平成27年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算
※ 議案第88号 平成27年度平塚市病院事業会計補正予算
(委員長報告・討論・表決)
15:
◯府川正明議長 次に、日程第3、議案第77号「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」、議案第87号「平成27年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算」、議案第88号「平成27年度平塚市病院事業会計補正予算」、以上の3案件を一括議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。佐藤環境厚生常任委員長。
〔1番佐藤貴子議員登壇〕
16:
◯佐藤貴子環境厚生常任委員長 ただいま議長から報告を求められました3案件につきまして、環境厚生常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。
初めに議案第77号「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」についてです。
質疑では、所得制限の理由、基準の運用などが尋ねられておりました。
また、「助成対象の年齢を引き上げた理由」を問われたのに対し、「義務教育の中学生は医療費以外に塾や部活動など家庭での経済的負担が大きい。その点から中学生を抱える家庭に助成することは効果があると考えるため」と答えられておりました。
そのほか、部活動の医療事故などにおける小児医療費制度と学校保険の関係が尋ねられておりました。
おおむね以上のような質疑の後、討論では、「生活状況が厳しい方や難病など慢性疾患の方は、福祉や医療など既にほかの制度でカバーされている。また、精神科医療のニーズは13歳以降が多いが、そこは福祉の制度でカバーされている。このような実態の中で、ここで助成対象年齢を引き上げることがそれほど必要と思えないので反対する」との反対の立場からの討論と、「子どもたちを取り巻く情勢が非常に厳しい中、小児医療費助成対象を中学生までに拡大することは喜ばしいので賛成する」との賛成の立場から討論がありました。
採決いたしました結果、賛成者起立多数により、原案どおり可決すべきものと決定しております。
次に、議案第87号「平成27年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算」、議案第88号「平成27年度平塚市病院事業会計補正予算」についてです。
これら2案件については、いずれも質疑、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
17:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
18:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って
発言を許可します。12番
松本敏子議員。
〔12番
松本敏子議員登壇〕
19: ◯12番
松本敏子議員 日本共産党平塚市議会議員団を代表し、議案第77号「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」に対し、賛成の立場から討論を行います。
この条例改正は、平塚市の通院の小児医療費無料化の対象を、現在の小学校6年生から中学校3年生まで引き上げるというものです。子育て世代の長年の願いがようやくここまで来たという思いがいたします。
私たちが行った子育て中の人へのアンケートでも、小児医療費助成の拡充を求める声が一番多かったことからも、子どもを育てる親や家族にとって、どんな病気にかかっても安心して病院にかかれる、この小児医療費助成制度は、大変ありがたい制度だと言えると思います。
平塚市が中学校卒業まで無料化になると、県内33市町村では12番目の実施となりますが、所得制限があるために、誰もが無料ではありません。
この所得制限の設定は、世帯の1人が年収約733万円以上ある場合、助成対象から外れ、通院も入院も有料となります。一定の所得がある家庭には、応分の負担をお願いするというのが所得制限ですが、共働き家庭では2人の収入を合わせると所得制限を超える場合があっても、どちらかが733万円以上にならない限り、所得制限の対象とはなりません。
この所得制限のために、生まれたときから安心して病院に診てもらえた児童が、小学校に入学すると同時に、わずか7%の子が有料になっている、このことは大変憂慮すべきことではないでしょうか。今、子どもたちを取り巻く環境は大変厳しく、かつ複雑化してきています。そうした中、これまで以上にきめ細かい子育て支援が求められているときです。
「子育てするなら平塚で」、この言葉にふさわしい子育て支援のために、行政のあと一歩の努力をお願いし、「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」に賛成の討論といたします。
20:
◯府川正明議長 これで討論を終わります。
これより、順次採決を行います。
まず、議案第77号「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」について、起立により採決をいたします。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第77号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
21:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第77号は原案どおり可決されました。
次に、残ります議案第87号「平成27年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算」及び議案第88号「平成27年度平塚市病院事業会計補正予算」の2案件についてお諮りします。これら2案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、議案第87号及び第88号の2案件は、いずれも原案どおり可決されました。
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※ 議案第76号 平塚市手数料条例の一部を改正する条例
(委員長報告・討論・表決)
23:
◯府川正明議長 次に、日程第4、議案第76号「平塚市手数料条例の一部を改正する条例」を議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。小笠原教育民生常任委員長。
〔6番小笠原千惠美議員登壇〕
24:
◯小笠原千惠美教育民生常任委員長 ただいま議長から報告を求められました案件につきまして、教育民生常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。
議案第76号「平塚市手数料条例の一部を改正する条例」についてです。
質疑では、「番号法の制定に伴う通知カードと個人番号カードの再交付にかかる手数料の金額の根拠」について問われたのに対し、「国から再交付にかかる経費が示されているため、これを勘案して決めた」との答弁がありました。
そのほか、本人の責任でない理由で再交付になったときの手数料負担などについて質疑がありました。
討論では「個人情報の漏えいやプライバシーの侵害になる部分が大きいことから反対する」との討論がありました。
採決いたしました結果、賛成者起立多数により、原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
25:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
26:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って
発言を許可します。11番高山和義議員。
〔11番高山和義議員登壇〕
27: ◯11番 高山和義議員 日本共産党平塚市議会議員団を代表して、議案第76号「平塚市手数料条例の一部を改正する条例」に反対する討論を行います。
本条例改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(番号法)が本年10月に施行されるのに伴い、通知カード及び個人番号カードの初回発行手数料を無料とし、再交付に係る手数料を通知カードは500円、個人番号カードは800円とする規定を新設するものです。
しかし、委員会審議でも明らかになったように、初回無料の期限、本人責任によらない破損、紛失の負担など、不明確であると言わざるを得ません。また、個人番号の利用範囲は社会保障、税及び災害対策の分野で98行政事務とされていますが、まだ施行もしていないのに独自利用事務の拡大が提案され、消費税再増税時の還付に利用するなどの案まで出されています。
番号カードには、氏名、性別、生年月日、住所と顔写真が掲載され、一目で判別できます。利用範囲や携帯頻度がふえるほど、紛失や毀損、漏えいなどの危険が高まることになり、それに伴いプライバシー侵害やなりすましなどの犯罪のおそれもますます高まってしまいます。
個人番号制度の施行により、本人の承諾がなくても番号法の規定に適合すれば、国や地方公共団体は個人情報の収集、目的外利用が認められ、公共団体が保有している保有特定個人情報を外部に提供することも認められることになります。本人が知らない間に個人情報が利用、提供され、開示請求しなければ、自分の情報がどのように利用、提供されたのかを調べることもできない個人番号制度は、プライバシーの侵害であり、人権保護の考えとは相入れません。
また、初期投資に3000億円もの財源が予定されているにもかかわらず、具体的な市民へのメリットや費用対効果も示されておらず、今中止にしても市民には何らの不便も与えるものではありません。
さらに、税や社会保障の分野で個人番号を情報管理できるようになることは、徴税強化や社会保障給付削減の手段ともなりかねません。
番号法施行は中止または延期すべきと考えます。よって、これを実施するための議案第76号「平塚市手数料条例の一部を改正する条例」に反対し、討論といたします。
28:
◯府川正明議長 これで討論を終わります。
これより、議案第76号「平塚市手数料条例の一部を改正する条例」について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第76号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
29:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第76号は原案どおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────
※ 議案第86号 平成27年度平塚市一般会計補正予算
(委員長報告・討論・表決)
30:
◯府川正明議長 次に、日程第5、議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」を議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。まず、山原総務経済常任委員長。
〔27番山原栄一議員登壇〕
31:
◯山原栄一総務経済常任委員長 ただいま議長から報告を求められました、議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」の総務経済常任委員会所管部分について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。
まず、歳出の2款総務費では、財産管理費の市有財産管理事業について、田村地区にある自転車等保管場及びその西側に隣接する旧田村植竹住宅にかかわる測量業務等の委託に関連して、この土地の今後の利活用について市の見解が問われたのに対し、「自転車等の保管場に関する部分については、必要な規模が確保できるのか判断した上で、現在の田村にあるのが適切なのかを含めて、所管課と調整をしていきたい。具体的な利活用案については、現状まだ決まっていないが、測量を実施することによって課題を整理した上で、将来的な部分については市として改めて検討する中で考えていきたい」と答えられておりました。
次に、6款農林水産業費では、農地費の農道・用排水路維持管理事業に関する予算が増額補正となった理由について尋ねられておりました。
また、補正予算での修繕対応ではなく、当初予算で対応する必要性や、地域からの修繕要望に対する対応方法について尋ねる質疑もありました。
その他、農道が普通車両の迂回路になってしまっている事例への対処方法等について、市の見解を問う質疑がありました。
以上で歳出の審査を終わり、歳入等では質疑がありませんでした。
おおむね以上のような質疑があった後、討論では、「他の委員会の所管事項で反対している部分があるので、この補正予算案には反対する」との討論がありました。
採決をしました結果、本委員会の所管部分は、賛成者起立多数により、原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わります。
32:
◯府川正明議長 次に、須藤都市建設常任委員長。
〔16番須藤量久議員登壇〕
33:
◯須藤量久都市建設常任委員長 引き続きまして、都市建設常任委員会所管部分の審査の概要と結果について御報告申し上げます。
まず、歳出の8款土木費です。道路新設改良費では、右折帯の整備方針や整備箇所などについて質疑がありました。
次に、土地区画整理費のツインシティ整備推進事業では、「組合設立は、まだこれからのはずだが、なぜ9月の補正予算で計上したのか」と問われ、「一般論として土地区画整理事業は、いかに事業の完成に近づけるかということが目的なので9月補正で提出した。決して行政だけでこれを考えたわけではなく、組合と協議して、今年中いかに早く着手するかという目的のために、ここで計上した」と答えられておりました。
また総事業費について、工事費の上昇分等を見込んだ審査がされているのか問われ、「事業計画書を作成する際に、今後の工事費などの上昇を想定しており、総事業費220億円の経費には、適切に積算をしているので、現時点では妥当な数字だと判断している」と答えられておりました。
また、市債の発行理由や充当先、情報公開に関する質疑などがありました。
次に、総合公園費の総合公園管理運営事業では、総合公園の長寿命化計画や総点検の考え方について問われ、「総合公園の維持管理については、建設から相当年数がたっているので、長寿命化を図るために、今年度中に庁内の調整、理解を得た上で、できれば来年度から実施したい」と答えられておりました。
その他、市民からの要望に対する対応や備品更新の基準などが問われておりました。
次に、9款消防費では質疑はありませんでした。
以上で歳出の審査は終わり、歳入では質疑がありませんでした。
おおむね以上のような質疑があった後、討論では、「ツインシティ整備推進事業について、9月議会で補正予算を計上するのが時期尚早ではないかというのが1つと、この事業は組合施行、民間事業なのに市債を使うということに理解ができないので反対する」との反対討論がありました。
採決をしました結果、賛成者起立半数のため、委員長裁決により、本委員会の所管部分は、原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わります。
34:
◯府川正明議長 次に、佐藤環境厚生常任委員長。
〔1番佐藤貴子議員登壇〕
35:
◯佐藤貴子環境厚生常任委員長 引き続きまして、環境厚生常任委員会所管部分の審査の概要と結果を御報告申し上げます。
歳出の3款民生費では、社会福祉費及び児童福祉費で計上されている、障がい者福祉対策事業、小児医療費助成事業及びひとり親家庭等医療費助成事業の3事業について、医療費助成に係る業務委託先の変更に関して、システム改修の内容や県内市町の状況についての質疑があった後、その効果や市民へのメリットについて問われたのに対し、「委託先の変更により、審査手数料は1件当たり20円程度減額となるので、試算では3つの事業を合わせて830万円程度予算の軽減が図られる。また、異なる医療証を同時に使用することが可能となり、自己負担分の立てかえに伴う償還払いの手続がなくなるので、複数の医療証を持つ人にとって、大きなメリットがあると考えている」と答えられておりました。
このほか、今回のシステム改修に伴う電子レセプト化とマイナンバー制度との関連などについても質疑がありました。
社会福祉費の福祉会館等管理運営事業及びデイサービスセンター等管理運営事業では、南部福祉会館や平塚栗原ホーム、両館の修繕内容や、施設の長寿命化に対する考え方について尋ねられておりました。
児童福祉費の子育て世帯臨時特例給付金給付事業では、増額補正の理由について尋ねられておりました。
次に、4款衛生費では質疑はありませんでした。
以上で歳出の審査を終わり、歳入では質疑がありませんでした。
おおむね以上のような質疑があった後、討論では、「電算化していくのは便利で、これからどんどん行われていくのだろうと思うが、やはり危険も多くはらんでいる内容だと思う。情報漏えい防止対策をもっときちんとするという意味からも、慎重に対応してもらいたいということで、この予算には反対する」との討論や、「議案第77号との関連で、小児医療費の助成対象枠の年齢拡大に伴うシステム改修費も入っているので、補正予算の所管部分についても反対する」との討論もありました。
採決いたしました結果、賛成者起立多数により、本委員会所管部分は、原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わります。
36:
◯府川正明議長 次に、小笠原教育民生常任委員長。
〔6番小笠原千惠美議員登壇〕
37:
◯小笠原千惠美教育民生常任委員長 引き続きまして、教育民生常任委員会所管部分の審査の概要と結果について御報告申し上げます。
初めに、歳出の2款の総務費では、戸籍住民基本台帳費の個人番号カード交付関連委託料について、委託する期間や職員の人数、業務内容等に関する質疑がありました。
次に、10款の教育費では、教育会館費の教育会館維持管理事業について、3階トイレ改修工事を緊急的に行うこととなった原因とその対策などを尋ねる質疑がありました。
また、市債を財源とする理由を問われておりました。
体育施設費のスポーツ施設活用事業では、夜間照明施設点検委託料に関し、具体的な点検内容や点検箇所について尋ねられておりました。
また、小・中学校の施設でもあることから、安心・安全を考えた計画的な点検の必要性について市の見解を問われておりました。
以上で歳出の審査を終わり、歳入では質疑がありませんでした。
続いて、第2条の債務負担行為の補正では、小学校特別教室等空調機賃借料について、今回対象となる小学校数など、リース契約の具体的な内容を尋ねる質疑がありました。
また、普通教室への設置計画について市の見解を問われておりました。
おおむね以上のような質疑があった後、討論では、「本補正予算案には、番号法施行に対応するための経費が増額補正されているため、反対する」との反対の立場からの討論がありました。
採決いたしました結果、賛成者起立多数により、本委員会の所管部分は、原案どおり可決すべきものと決定しております。
以上で報告を終わります。
38:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
39:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って
発言を許可します。12番
松本敏子議員。
〔12番
松本敏子議員登壇〕
40: ◯12番
松本敏子議員 日本共産党平塚市議会議員団を代表し、議案第86号「平塚市一般会計補正予算」に対し、反対の討論を行います。
今議会に提案された一般会計補正予算9億2461万1000円には、農道整備、生活道路整備を初め、幹線道路整備、南部福祉会館や栗原ホームの修繕など、市民生活に大切な予算も含まれており、こうした事業への予算は十分評価し、賛成するものです。
今回反対する理由は、障がい者医療費助成、小児医療費助成、ひとり親家庭等医療費助成の3事業にかかるレセプト審査業務の委託先変更に伴うシステム改修費約236万円、もう1つは、ツインシティ整備推進事業にかかる4億4162万余円であります。
3つの医療費助成におけるシステム改修は、今までレセプトを国民健康保険団体連合会にお願いしていたが、電算化するために社会保険診療報酬支払基金に変えるため、システム改修をするというものです。紙媒体から電算化していくこと自体は時代の流れでもありますが、国が進めているマイナンバー制度に組み入れるための電算化であることは明白です。これによって年間830万円の削減が図られる、また、レセプトが紙媒体から電算に変わることで保管場所の軽減にもなるとしていますが、今、マイナンバー制度で一番の問題になっていることは、個人情報の漏えいです。国はこの部分の見直しを全くせずに、行政の効率化だけを優先させて、ただ実施を急ぐことは、国民には何のメリットもなく、不安をあおるだけです。よって、マイナンバー制度導入のためのシステム改修の補正予算に反対します。
次に、ツインシティ整備推進事業の補正予算です。
ツインシティ大神地区土地区画整理事業は、8月28日、組合設立認可がおりました。これによって、事業を進めるべく、国県市の交付金、負担金等が計上されていくことになります。今回計上された負担金、補助及び交付金4億4100万7000円の内訳は、国が1億8017万5000円、市が2億6083万2000円となっています。
組合設立に合意した地権者はまだ8割であり、事業の進捗には今後多くの困難が予想されるとともに、事業費はどれだけ膨らむか未定です。
私たち共産党市議団はこの事業に対しては、賛否以前の問題として、まちづくりは何よりも全地権者の合意が大切であり、事業に賛成の住民も、慎重または反対する住民も、同じ土俵で議論していくことを求めてきました。しかし、事業に慎重または反対する住民に丁寧な説明がないまま走り出した溝は、なかなか埋まらないまま今に至っています。
また、新幹線新駅設置の問題は、各駅停車の新幹線新駅誘致は既に時代に合わなくなっており、中止することを求めてきました。しかし、県は新幹線新駅設置がツインシティ整備事業の最終目的と明言していることから、私たちはこの事業は白紙に戻すべきだと主張して来ました。
国が進める「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が基準とする係数をもとに計算すると、平塚市は2060年には人口18万1000人になると見込んでいます。今後40年余りで7万5000人が減少するという見込みの中、12年後に3300人の人口増を見込むツインシティ整備計画には違和感も感じます。
この開発が将来の平塚市を背負う世代に大きなツケを回すことになりかねないことから、ツインシティ整備推進事業への補助・負担金の予算に反対します。
以上、一般会計補正予算の中の2点につき反対し、討論といたします。
41:
◯府川正明議長 次に、7番秋澤雅久議員。
〔7番秋澤雅久議員登壇〕
42: ◯7番 秋澤雅久議員 公明ひらつかを代表して、ただいま議題となっております議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」に対し、賛成の立場で意見、要望を付して討論いたします。
今
定例会において、市長は、「地方創生を進める上で、今年度中に策定を求められている地方版総合戦略については、(仮称)次期平塚市総合計画の重点政策とすることを検討している。その中で、『地域経済の活性化』、『子育て支援』、『高齢者の暮らし』、『安心・安全』などを柱とする」旨の答弁がありました。そこで、今回提案された補正予算において、地方創生を進める観点から、安心・安全、子育て支援、地域経済の活性化に係る以下の3点について意見を述べさせていただきます。
まず、総務費で戸籍及び住民基本台帳事業、住民基本台帳ネットワークシステム事業について、それぞれ番号法施行に対応するための増額補正がされております。番号制度については、法定受託事務であるにもかかわらず、殊さらその取り扱う個人情報の漏えいの危険性ばかりを強調し、この予算を否定すべきとの見解もありますが、税と社会保障における給付と負担の公平、公正を期し、災害時の適切な対応のためには必要不可欠なものであります。
さらに、さまざまな情報連携による行政の効率化や市民サービスの向上が期待でき、特に個人の医療データ、介護データ等、健康に関するビッグデータを活用することにより、今後の医療費削減に向けて大きな威力を発揮するなど、無限の可能性を期待されております。具体的な情報連携が始まる2017年7月までに、本市としてもしっかりと独自の活用を検討していただくことを要望します。
ただ、サイバー攻撃や情報漏えいの可能性もゼロとは言えないことから、市民の不安を解消するため、また、安心・安全の行政運営を図る上から、今後なお一層の制度、システム両面にわたるセキュリティーの強化と職員の危機管理対応、コンプライアンス意識の向上を求めるものです。
次に、民生費の小児医療費助成事業について、助成対象年齢拡大に伴うシステム改修のため増額補正がされております。住んでいる自治体によって差別があること自体が問題で、少子化の流れの中で、本来国の行うべき施策との声もあり、厚生労働省もようやく子ども医療費のあり方について、検討を始めたところであります。
その結論や一定の方向性が決まるまでは、各自治体が独自に実施しなければならないところ、子育て世代に選ばれるまちを目指して、助成対象年齢の拡大に踏み切られたことは、これまで長年にわたり毎年のように拡大を要望してきた我が会派として、これを高く評価いたします。
ただ、対象枠の拡大と、無料化に伴うコンビニ受診等、波及増により医療費の増大が懸念されるところから、助成対象の拡大とセットにして、子どものために何ができるかという観点で、子どもの健康増進や維持、あるいは病気の予防に関して、学校を含めた教育委員会、健康・こども部、福祉部等、庁内横断的な取り組みが必要であると指摘をさせていただきます。
続いて、土木費で、ツインシティ整備推進事業として、4億4100万7000円が計上されました。8月28日に土地区画整理組合の設立認可がされ、いよいよ9月22日の設立総会をもって土地区画整理事業がスタートします。本年、さがみ縦貫道路が開通し、さらに新東名高速道路が海老名で圏央道に接続され、2020年に全線開通するという、本市を取り巻く道路環境が大きく変わっていく中で、ツインシティ整備事業は都市間競争で生き残るための最後の人口増施策であり、かつ本市の大規模な地域経済活性化の最後のチャンスであり、絶対に実現すべきであるとの立場から、以下懸念される事項について指摘をしておきたいと思います。
事業の長期化のおそれがある中で、当初の目標であった同意率8割から9割を目指して、未同意者に対する丁寧な説明と早期の目標達成を求めます。また、投資される資金も巨額になることから、事業運営の透明性、妥当性を図るため、早い段階での事業計画の公表、建設費削減へ向けたさまざまな努力等、事業完成へ向け全力で取り組むべきこと、さらに延期が確実となった相模小学校開校については、地権者並びに住民に対し、なお一層の丁寧な説明とともに、具体的な開校までの計画とそれに向けての課題解決の方途を示すことを要望します。
最後に、景気が上向きになったとはいえ、まだまだ本市の財政状況は厳しい状況であります。どの自治体も都市間競争に生き残りをかけて、地方創生の名のもとに人口減少への対策と地域経済の活性化へ向け、さまざまな独自性を生かした施策を展開しております。本市においても、議会、行政が一丸となって先見の視点で知恵を出し合い、汗をかいて難局を乗り切ることを強く要望して、賛成討論といたします。
43:
◯府川正明議長 次に、8番柏木徹議員。
〔8番柏木 徹議員登壇〕
44: ◯8番 柏木 徹議員 平塚創生会を代表して、議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」についての反対の討論を行います。
反対の理由は1点です。ツインシティ整備事業を推進するに当たり、現状では幾つかの重大な問題が存在していると考えます。
1つは、事業当事者である組合に実体のないことです。
平成27年8月28日に組合設立認可はされているが、現時点では土地区画整理法第27条に定める組合理事及び監事の選任も、同第32条第7項に定める役員選出の手続も実施されておりません。市は、再三「事業の責任者は組合理事である」と明言をしています。その事業責任者である組合理事はきょう現在において不在です。事業当事者がいまだに存在していない、いわば組合に実体のない状況下で負担金や補助金を交付する予算を計上することは、大きな問題であると言わざるを得ません。
2つ目は、先行する工事箇所の問題です。
都市建設常任委員会の質疑で、本補正予算で先行して工事着工する箇所が、相模小学校移転予定地関連であることが明らかになりました。当該の予定地は、いまだ約5割の地権者の皆様が事業に同意していない状況です。そんな状況下で工事着工をしたら、立場の異なる地権者の皆様の対立にますます拍車をかけるものと思われます。
3つ目は、設立総会開催の意義です。
これは大変重要な問題だと思います。この事業に推進派の地権者の皆様も、慎重派の地権者の皆様も、中間派の地権者の皆様も、これ以上の地域の対立は決して望んでいません。私たちは、長年同じ地域でともに暮らしてこられた同朋の皆様の間に大きな溝をつくってしまった現実と、真剣に向き合う必要があります。
今般予定されている設立総会は、立場の異なる地権者の皆様が初めて一堂に会する貴重な機会です。今までのたび重なる行政の配慮のないやり方が、地域の溝を深くした大きな要因の1つであることは明白です。将来にわたってこの地域でともに暮らしていかれる皆さんへの配慮として、組合設立総会の前に組合に補助金等を交付する予算を決定することは、絶対に避けなければなりません。
以上の理由により、現時点においてツインシティ整備事業施行に係る負担金や補助金を予算計上することは時期尚早と考えます。よって、平塚創生会は、「平成27年度平塚市一般会計補正予算」に反対いたします。
45:
◯府川正明議長 次に、3番野崎審也議員。
〔3番野崎審也議員登壇〕
46: ◯3番 野崎審也議員 清風クラブを代表して、議案第86号「平塚市一般会計補正予算」に意見、要望を付して、賛成の立場で討論を行います。
平塚市は今、(仮称)次期平塚市総合計画を地方版総合戦略と一体として平成27年度中に策定の予定ですが、人口減少から生じる問題の克服や地域経済の活性化が最重要課題です。したがって、若い世代の雇用を確保し、安心して産み育てられる子育て環境の充実が、より求められていますが、大きな社会経済状況の変化にも対応できる持続可能なまち、選ばれるまちになるためにも、私たち議員は大いに議会で議論し、市民や事業者の期待に応えていくべきではないでしょうか。
今
定例会では、一般会計補正予算の中で重要な経費が計上されています。まず、総務費では平成27年10月から施行される番号法に対応するため、個人番号カードの交付にかかる経費が計上されています。これは国の法定受託事務であり、市民の利便性向上と事業の効率化が図られるものと考えていますので、賛成いたすところでございますが、市民の十分な理解を得るためにも、わかりやすい丁寧な説明や対応が必要であり、かつ本市のセキュリティーに対しても強く要望させていただきます。
また、児童福祉費では、小児医療費助成事業として、助成対象年齢拡大に伴うシステム改修のための経費が計上されています。これは、議案第77号「平塚市小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」として上程されていますが、中学3年生まで所得制限つきで医療費無料を拡大させる助成事業で、子育て世帯の経済的負担を軽減させ、子育て世代から選ばれるまちになるためにも大変重要な施策です。大いに評価したいと思います。
次に、本
定例会でも多くの同僚議員から質問がありました、ツインシティ整備推進事業について意見を申し述べたいと思います。
ツインシティ大神地区土地区画整理事業は、土地区画整理法に基づく手続を経て、8月28日に組合の設立認可がなされ、組合が設立されました。あわせて市街化区域編入等の都市計画が決定しました。長年にわたる念願でありましたツインシティ整備について、組合が設立されたことにより、いよいよ事業がスタートしていくということであります。
この事業は本市の北の核として、新たな産業の集積を図り、将来都市構造の骨格を形成する重要な事業であります。都市基盤整備などのスムーズな事業展開を図り、あわせて相模小学校の早期移転や予定立地企業の早期開業、新たな魅力ある企業誘致を、組合と神奈川県と平塚市がともに一体となって進めていかなければいけません。そのためには、組合が法的に成立した直後のこの時期に、議題となっています補正予算を成立させ、早期に事業着手し、事業の促進を図っていく必要があると考えます。
さがみ縦貫道路が全線開通し、新東名高速道路の整備も着々と進んでおります。近隣市のインター周辺には新たな企業立地が進み、地元の経済活性化につながっています。本市もおくれることなく、また足踏みもせず、高速道路の整備効果を享受しなければなりません。このことからも、ツインシティ大神地区の整備を早急に進めていくことが本市の活性化につながっていくものであり、子や孫の世代のためにも早急な整備が不可欠であると考えます。
今後も引き続き円滑な事業運営が図れるよう、組合と平塚市、神奈川県とが一体となって、早期に取り組みを進めていかれることを強く要望し、議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」に賛成し、討論を終わります。
47:
◯府川正明議長 これで討論を終わります。
これより、議案第86号「平成27年度平塚市一般会計補正予算」について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、議案第86号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
48:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、議案第86号は原案どおり可決されました。
─────────────────────────────────────────────
※ 請願第6号 立憲主義を守ることを求める意見書提出を要請する請願書
(委員長報告・討論・表決)
49:
◯府川正明議長 次に、日程第6、請願第6号「立憲主義を守ることを求める意見書提出を要請する請願書」を議題とします。
本件について、委員会審査の結果報告を求めます。山原栄一総務経済常任委員長。
〔27番山原栄一議員登壇〕
50:
◯山原栄一総務経済常任委員長 ただいま議長から報告を求められました請願について、総務経済常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。
請願要旨は、お手元に配付されている請願審査報告書のとおりでありますので、内容の説明は省略させていただきます。
請願第6号「立憲主義を守ることを求める意見書提出を要請する請願書」であります。
討論では、「安全保障関連法案は、多くの憲法学者や弁護士が憲法違反と言っている。憲法違反の法律を通すことは、憲法を無視した法律がつくられるということで、大きな影響がある。解釈改憲で、政府の都合のよい法案ができることはあってはならない。立憲主義を守ることを求める請願の内容は理解できる」という本請願を採択すべき立場からの討論と、「報道にはあらわれてこないが、多くの国際政治学者や国民の安全保障関連法案を成立させなさいという声もある。国会議員、国務大臣が憲法を尊重することは当然のことであるが、この趣旨には賛同できない」との本請願を不採択とすべき立場からの討論がありました。
採決では、採択について諮ったところ、賛成者起立少数により、本請願は不採択とすべきものと決定しております。
以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
51:
◯府川正明議長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
52:
◯府川正明議長 これで委員長報告を終わります。
これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って
発言を許可します。10番渡辺敏光議員。
〔10番渡辺敏光議員登壇〕
53: ◯10番 渡辺敏光議員 日本共産党平塚市議会議員団を代表しまして、請願第6号「立憲主義を守ることを求める意見書提出を要請する請願書」に対し、委員長報告の不採択に反対し、採択を主張し討論を行います。
この請願は、平塚市八重咲町2番8号、平和憲法を守ろう!ひらつか・9条の会外6団体より出されたものです。
請願要旨は、「多くの憲法学者が憲法違反と指摘している安全保障関連法案が、憲法改正手続を経ずに立法化されようとしている。また、憲法で保障された表現の自由を侵害するかのような
発言と立憲主義を否定するかのような
発言が国会議員等から発せられている」とし、請願事項として、「国務大臣及び国会議員が憲法尊重擁護義務を負っていることを再確認し、憲法に違反する法律の制定を許さず、立憲主義を守ることを求める意見書を、衆議院、参議院及び政府に提出すること」というものです。
安全保障関連法案は、昨年7月の閣議決定による憲法解釈の変更から、集団的自衛権を行使可能にする内容等、立憲主義に反するものであると指摘され続けています。集団的自衛権の行使とは、日本に対する武力攻撃がなくても他国のために武力行使をする、それは海外での武力行使をすることです。
また法案には、これまで政府が戦闘地域としてきた場所にまで自衛隊を派兵し、武力行使をしている米軍等への補給、輸送など兵たんを行うこと、さらに形式上停戦合意がつくられているが、なお戦乱が続いている地域に自衛隊を派兵し、治安維持活動などに取り組むことなど、海外での武力行使に道を開く幾つもの危険な仕掛けが盛り込まれています。
歴代内閣は、集団的自衛権行使は憲法第9条の枠の中では認められないという解釈を保持してきました。その憲法解釈の統一性を一内閣の判断で壊してしまうのは、まさに立憲主義への挑戦です。だからこの法案に対し、圧倒的多数の憲法学者や弁護士、元内閣法制局長官ら法律の専門家らが、憲法違反だと断じてきています。
これに対し政府側からは、「憲法判断は最高裁がするもの」と言いましたが、その後、元最高裁判事や元最高裁長官らが、「集団的自衛権の行使を認める立法は違憲と言わねばならないと」と新聞インタビューで述べています。
9月8日の平和安全特別委員会の参考人質疑で、元内閣法制局長官が、「集団的自衛権は超えることができない憲法則とも言うべき基本原則からの重大な逸脱」と述べています。
昨日は参議院特別委員会で法案の委員会採決が強行されました。公聴会の翌日に、そして委員長の不信任動議が否決された後の突然の採決の強行は、暴挙と言わざるを得ません。
連日、国会周辺で、全国各地で、法案に反対する運動が行われ、広がり続けています。青年たちや学者、知識人、そして芸能人に文化人まで、子育て中のお父さんやお母さんたち、高齢者の方たちが法案に反対の意思表示と行動をしています。世論調査では、法案に反対や、今国会での採決に反対が、国民の多数です。
この法案の違憲性がもはや明確になり、国民の世論に反し、採決を強行、法案を成立させることは、憲法解釈の土台を180度転換する立憲主義の破壊であり、憲法第9条の破壊にほかなりません。絶対に成立させてはならない法律です。
ですから、請願者が、国務大臣や国会議員が憲法尊重擁護義務を負っており、憲法違反の法律の制定を許さず、立憲主義を守ることを求めることは当然のことと考えます。
よって、この請願は委員長報告の不採択ではなく、採択を主張し討論といたします。
54:
◯府川正明議長 これで討論を終わります。
これより、請願第6号について、起立により採決を行います。賛成の議員は、賛成ボタンを押し、御起立願います。反対の議員は、着席のまま、反対ボタンをお押し願います。
それでは、請願第6号は、委員長報告のとおり不採択と決定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
55:
◯府川正明議長 起立多数であります。よって、請願第6号は不採択と決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────
※ 議案第89号 公平委員会委員の選任について
※ 議案第90号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
(提案説明・表決)
56:
◯府川正明議長 次に、日程第7、本日追加提案のありました、議案第89号「公平委員会委員の選任について」及び議案第90号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」、以上の2案件を一括議題とします。
まず、提出者からの説明を求めます。──市長。
〔落合克宏市長登壇〕
57: ◯落合克宏市長 ただいま上程いたしました各案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第89号「公平委員会委員の選任について」であります。本市公平委員会委員であります高梨利夫氏は、来る9月30日をもって任期満了を迎えられますので、その後任として、市内豊田小嶺305番地にお住まいの月本大洋氏を選任しようとするものです。
次に、議案第90号「固定資産評価審査委員会委員の選任について」であります。本市固定資産評価審査委員会委員であります市内八重咲町23番33-401号にお住まいの原澄江氏は、来る9月30日をもって任期満了を迎えられますので、引き続き選任しようとするものです。
以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。
58:
◯府川正明議長 これで提案説明を終わります。
本件は人事案件ですので、先例に倣い、質疑等一連の議事手続を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
59:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。
よって、これより採決を行います。お諮りします。議案第89号及び議案第90号の2案件は、いずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
60:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、議案第89号及び議案第90号の2案件は、いずれも同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────
※ 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
61:
◯府川正明議長 次に、日程第8、選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。
本件は、地方自治法第182条の規定により、議会において選挙権を有する者の中から、選挙管理委員4名と同数の補充員を選挙することになっております。
現在の委員の任期は11月3日までとなっておりますが、本議会の都合により、ここで次期委員の選挙を行うものであります。
この際、お諮りいたします。選挙の方法は、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
62:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法は、議長において指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
63:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
これより指名をいたします。平塚市選挙管理委員会委員として、平塚市老松町7番12号、杉山睦氏、平塚市万田647番地、出縄喜文氏、平塚市四之宮1丁目3番19号、松崎清子氏、平塚市四之宮5丁目7番41号、岩田耕平氏、以上4氏とし、補充員として、平塚市片岡1292番地、小澤博氏、平塚市豊田小嶺385番地、重田裕子氏、平塚市平塚5丁目2番12号、奥山晴治氏、平塚市西八幡4丁目5番9号、高橋紀英の4氏をそれぞれ指名いたします。なお、補充員の順位は、ただいまの指名の順位といたします。
お諮りいたします。ただいまの指名のとおり当選と決定し、また補充員の順位についても決定したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
64:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、ただいまの指名のとおり当選並びに補充員の順位は決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────
※ 議員の派遣について
65:
◯府川正明議長 次に、日程第9、「議員の派遣について」を議題とします。
来る平成27年11月13日、平塚市の美術館で開催されます湘南地方市議会議長会議員研修会への議員の派遣についてであります。その手続について、議長に一任されたいと思います。
お諮りします。本件については、お手元の資料のとおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
66:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、本件はそのように決定いたしました。
─────────────────────────────────────────────
※ 閉会中継続審査及び調査申し出の承認について
67:
◯府川正明議長 次に、日程第10、「閉会中継続審査及び調査申し出の承認について」を議題とします。
まず、認第1号「決算の認定について〔平成26年度平塚市一般会計・特別会計決算〕」及び認第2号「決算の認定について〔平成26年度平塚市病院事業決算〕」の継続審査についてお諮りします。
本件は、決算特別委員会委員長の申し出のとおり、承認することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
68:
◯府川正明議長 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり承認されました。
次に、各委員会の所管事務についてお諮りいたします。
本件について、委員長申し出のとおり議会閉会中も調査できることとしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
69:
◯府川正明議長 異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
以上で本
定例会の全日程を終了しましたので、これをもちまして、平成27年9月第3回平塚市議会
定例会を閉会します。長期間にわたりまして、大変御苦労さまでした。
午前11時23分閉会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 府 川 正 明 副議長 端 文 昭
署名議員
6 番 小笠原 千惠美 7 番 秋 澤 雅 久
発言が指定されていません。 Copyright © Hiratsuka City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...