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平成17年12月定例会(第6日) 名簿
平成17年12月定例会(第6日) 本文

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  1. 平塚市議会 2005-12-06
    平成17年12月定例会(第6日) 本文


    取得元: 平塚市議会公式サイト
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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成17年12月定例会(第6日) 本文 2005-12-20 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 92 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯伊藤 裕議長 選択 2 : ◯伊藤 裕議長 選択 3 : ◯岩田耕平総務経済常任委員長 選択 4 : ◯伊藤 裕議長 選択 5 : ◯伊藤 裕議長 選択 6 : ◯10番 端 文昭議員 選択 7 : ◯伊藤 裕議長 選択 8 : ◯7番 江口友子議員 選択 9 : ◯伊藤 裕議長 選択 10 : ◯伊藤 裕議長 選択 11 : ◯伊藤 裕議長 選択 12 : ◯伊藤 裕議長 選択 13 : ◯伊藤 裕議長 選択 14 : ◯鈴木晴男都市建設常任委員長 選択 15 : ◯伊藤 裕議長 選択 16 : ◯伊藤 裕議長 選択 17 : ◯10番 端 文昭議員 選択 18 : ◯伊藤 裕議長 選択 19 : ◯7番 江口友子議員 選択 20 : ◯伊藤 裕議長 選択 21 : ◯伊藤 裕議長 選択 22 : ◯伊藤 裕議長 選択 23 : ◯伊藤 裕議長 選択 24 : ◯伊藤 裕議長 選択 25 : ◯黒部栄三環境厚生常任委員長 選択 26 : ◯伊藤 裕議長 選択 27 : ◯伊藤 裕議長 選択 28 : ◯2番 田中幸雄議員 選択 29 : ◯伊藤 裕議長 選択 30 : ◯8番 佐藤秀子議員 選択 31 : ◯伊藤 裕議長 選択 32 : ◯伊藤 裕議長 選択 33 : ◯伊藤 裕議長 選択 34 : ◯伊藤 裕議長 選択 35 : ◯眞 敏昭教育民生常任委員長 選択 36 : ◯伊藤 裕議長 選択 37 : ◯伊藤 裕議長 選択 38 : ◯1番 松本敏子議員 選択 39 : ◯伊藤 裕議長 選択 40 : ◯伊藤 裕議長 選択 41 : ◯伊藤 裕議長 選択 42 : ◯岩田耕平総務経済常任委員長 選択 43 : ◯伊藤 裕議長 選択 44 : ◯鈴木晴男都市建設常任委員長 選択 45 : ◯伊藤 裕議長 選択 46 : ◯黒部栄三環境厚生常任委員長 選択 47 : ◯伊藤 裕議長 選択 48 : ◯眞 敏昭教育民生常任委員長 選択 49 : ◯伊藤 裕議長 選択 50 : ◯伊藤 裕議長 選択 51 : ◯伊藤 裕議長 選択 52 : ◯伊藤 裕議長 選択 53 : ◯岩田耕平総務経済常任委員長 選択 54 : ◯伊藤 裕議長 選択 55 : ◯伊藤 裕議長 選択 56 : ◯34番 陶山豊彦議員 選択 57 : ◯伊藤 裕議長 選択 58 : ◯9番 武藤馨子議員 選択 59 : ◯伊藤 裕議長 選択 60 : ◯16番 永田美典議員 選択 61 : ◯伊藤 裕議長 選択 62 : ◯伊藤 裕議長 選択 63 : ◯伊藤 裕議長 選択 64 : ◯伊藤 裕議長 選択 65 : ◯伊藤 裕議長 選択 66 : ◯鈴木晴男都市建設常任委員長 選択 67 : ◯伊藤 裕議長 選択 68 : ◯伊藤 裕議長 選択 69 : ◯2番 田中幸雄議員 選択 70 : ◯伊藤 裕議長 選択 71 : ◯7番 江口友子議員 選択 72 : ◯伊藤 裕議長 選択 73 : ◯伊藤 裕議長 選択 74 : ◯伊藤 裕議長 選択 75 : ◯33番 金子修一議員 選択 76 : ◯伊藤 裕議長 選択 77 : ◯伊藤 裕議長 選択 78 : ◯伊藤 裕議長 選択 79 : ◯3番 渡辺敏光議員 選択 80 : ◯伊藤 裕議長 選択 81 : ◯伊藤 裕議長 選択 82 : ◯伊藤 裕議長 選択 83 : ◯大藏律子市長 選択 84 : ◯伊藤 裕議長 選択 85 : ◯伊藤 裕議長 選択 86 : ◯伊藤 裕議長 選択 87 : ◯伊藤 裕議長 選択 88 : ◯伊藤 裕議長 選択 89 : ◯伊藤 裕議長 選択 90 : ◯伊藤 裕議長 選択 91 : ◯大藏律子市長 選択 92 : ◯伊藤 裕議長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                   午前10時10分開議 ◯伊藤 裕議長  ただいまから平成17年12月第4回平塚市議会定例会第6日目の会議を開きます。  本日の議事日程及び諸般の報告は印刷配付のとおりでありますので、それによって御承知願います。      ※ 議案第75号 平塚市特別職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例      ※ 議案第76号 平塚市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例      ※ 議案第77号 平塚市市税条例の一部を改正する条例      ※ 議案第93号 平成17年度平塚市競輪事業特別会計補正予算      ※ 議案第97号 平成17年度平塚市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算              (委員長報告・討論・表決) 2: ◯伊藤 裕議長  これより日程に入ります。日程第1、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例」、議案第76号「平塚市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例」、議案第77号「平塚市市税条例の一部を改正する条例」、議案第93号「平成17年度平塚市競輪事業特別会計補正予算」、議案第97号「平成17年度平塚市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算」、以上5案件を一括議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。岩田総務経済常任委員長。                 〔23番岩田耕平議員登壇〕 3: ◯岩田耕平総務経済常任委員長  おはようございます。ただいま議長から報告を求められました5案件につきまして、総務経済常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  最初に、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例」についてです。  質疑では、特別職員の給与の減額に係る過去の例や、市長と助役の減額期間が相違する理由について質疑がありました。  討論はなく、採決いたしました結果、本委員会では全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第76号「平塚市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例」についてです。  質疑では、長期継続契約の対象拡大で、新たに対象となる契約や契約期間の上限についての質疑があった後、債務負担行為の必要性についての質疑もありました。
     討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第77号「平塚市市税条例の一部を改正する条例」についてです。  質疑では、市税条例の改正による課税対象者数について尋ねられた後、収入が年金のみの場合の非課税の対象額についても質疑がありました。  おおむね以上のような質疑があった後、討論では「国の法改正により条例改正をせざるを得ないことは理解するが、非常に厳しい経済状況の中では、1000円、2000円といった税額も少額とは言えないので、条例改正には反対する」との討論がありました。  採決いたしました結果、賛成者起立多数により原案どおり可決すべきものと決定しております。  最後に、議案第93号「平成17年度平塚市競輪事業特別会計補正予算」及び議案第97号「平成17年度平塚市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算」の2案件です。  これら2案件はいずれも質疑、討論はなく、採決いたしました結果、原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 4: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 5: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可します。10番端文昭議員。                 〔10番端 文昭議員登壇〕 6: ◯10番 端 文昭議員  ひらつか市民の党の端文昭です。  ただいま議題となっています議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例」について、私はこれに反対する立場から討論をします。  大藏市長は12月市議会初日に行われた提案理由の説明で、次のように述べられました。今年度に入りまして、公営事業所、下水道部、社会教育部におきまして不適正な事務が相次ぎ、市政への信頼が失われたことはまことに遺憾であり、深くおわび申し上げます。今後は適正な事務執行に努め、市政に対する信頼の回復に努めてまいる所存です。これらの事案につきましては、市長及び助役としての責任を明らかにする必要があることから、市長と助役の給料の減額措置を行うための条例案を提案申し上げるものですと、こう表明されました。  そして、この条例の内容は市長の給料月額の10分の1を2カ月間、助役については給料月額10分の1を1カ月間、いずれも臨時特例によって減額しようとするものです。  私は、市長と助役がトップとしての責任を明らかにしたいとする潔さは評価したいと思いますが、3つの事案が大藏市政への信頼を失わせたことになるのかどうか、また市長や助役の責任云々にまでかかわってくるものなのかどうか、少なからぬ疑念を持っています。  9月市議会、そして12月市議会において各会派それぞれの立場から質疑と討論がありましたが、以下、私の考えを述べたいと思います。  最初は、公営事業所の件です。職員が臨時従事員の源泉徴収税を誤って計算して、税務署に未納があったり、複数の警備会社への委託料も二重払いしていたことが、ことし8月に発覚したものです。不祥事であることは私も否定しません。しかしながら、不適正な事務が始まったのは今から4年半前、平成13年5月のことでした。当時、大藏市長は議員として活動されていましたし、地方自治法でいう市長の権限は与えられていませんでした。同じく、落合助役は社会教育部長、小川助役は経済部長でした。今回の減額条例の対象になっている3人とも公営事業所の事務を監督する立場にはありませんでした。このことは平塚市事務分掌等に関する規則、または平塚市事務決裁規程からも明らかです。  しばしば市政は継続が大切と言われますが、これは首長等の交代によって市民生活に支障を生じさせてはならないという意味です。前市長時代に発生した不祥事の責任まで後任者がこうした形でこうむるというのは、筋違いの継続ではないかと私は思っています。  2点目は、下水道部の件についてです。消費税議案の提出がおくれたことをめぐって、市長らの責任云々が言われていますが、本来、職員1人1人はその道のプロでなければなりません。人事異動に伴う職員の泣き言を代弁するかのような発言もありましたが、1000万円近い年俸を得ているベテラン管理職ともなれば、異動が発令されたら、その日からその職務のプロでなければなりません。事業全体を洞察する力、そして職員間の連係が特に管理職員に求められるのは当然であります。議案の提出がおくれたのは、一部の職員にこのプロ意識が欠けていたからではないでしょうか。  ただ、不幸中の幸いというか、この下水道の件については9月市議会の最終日、ぎりぎりではありましたが、提案されて議会は全議員の賛成でもって可決しました。納付期限にも間に合ったのですから、結果的に大事には至りませんでした。こうした些事をもって、市長らの責任云々には当たらないと私は考えます。  3点目の社会教育部の件、市史編さん費については、私自身12月市議会初日の決算討論で既に考えを述べましたので、ここでは繰り返しませんが、平塚市政に対する第三者の評価は確実に高まってきています。  大藏市長と両助役が職責の重さから、3事案に対して責任を明らかにしたいという気持ちがあることはよくわかります。執行部の生真面目さから来るものだと思います。しかしながら、本市で発生する森羅万象について、すべてみずからの責任であるかのような言動は慎むべきと思います。  先日も、東京都の石原知事は耐震偽造問題について触れ、すべて国の責任だと喝破していましたが、都知事は責任の所在を見抜いています。こうしたよいところは見習うべきだと思います。  以上、幾つか指摘しましたが、議案第75号、市長等の給料の減額措置を行うとする条例に私は賛成できないことを表明して、討論を終わります。 7: ◯伊藤 裕議長  次に、7番江口友子議員。                 〔7番江口友子議員登壇〕 8: ◯7番 江口友子議員  ひらつか企画室の江口友子です。議案第77号「平塚市市税条例の一部を改正する条例」について、反対の立場で討論をいたします。  この条例改正案は地方税法の一部改正によるもので、65歳以上の年収125万円以下の市民から段階的な措置を設けて市民税を徴収しようとするものです。  市内の課税対象者は4200人になります。年代による税負担の格差を是正する必要があるということは私にも理解できるところですが、同条例改正について次の理由から反対をいたします。  所得額125万円以下の高齢者に対する非課税を全額廃止しても、1年間に入る平塚市税額は均等割と所得割をあわせても5670万円です。余り大きな税収の増とは言えないと思いますが、新たに課税対象となる市民の負担感は非常に大きいと思います。  衆議院総務委員会の質疑の中で、夫婦2人で230万円の年金暮らしの場合、毎月3万1503円のマイナス家計になるという指摘がありました。最近のマスコミ報道等では景気が上向きになっていると言われますが、本当にそうでしょうか。  町の中で市民の声を耳にする機会が多い地方自治体の議員なら、まだまだ厳しいことを痛感しているところだと思います。雇用の面でも一見求人が多くなっているように見えますが、募集チラシをよく見ると、パートやアルバイト、契約や日給の仕事が非常に多く、40代、50代の非正規社員の求人が多くなっているのも最近の特徴だと思います。こうした雇用形態では、一月に25日働いても月給が20万円に届かない場合が多い。年金額もおのずと想像がつきます。  こうした厳しい中で年金生活者からも税をとるという地方税法の改正は、改悪以外の何物でもないと思います。税を払って、北欧の福祉先進国のような手厚い福祉を享受できるならまだしも、そういうこともない。  この分権時代に国の施策にただ従うのではなく、一番市民に近い存在である地方自治体として、市民の生活実態に即した声を上げていくべきではないでしょうか。  以上で反対の討論を終わります。 9: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより順次採決を行います。  まず、議案第75号「平塚市特別職員の給与に関する条例の臨時特例に関する条例」について、起立により採決いたします。議案第75号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 10: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、議案第75号は原案どおり可決されました。  次に、議案第77号「平塚市市税条例の一部を改正する条例」について、起立により採決いたします。議案第77号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 11: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、議案第77号は原案どおり可決されました。  次に、残ります3案件、議案第76号、議案第93号及び議案第97号についてお諮りいたします。これら3案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 12: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、ただいまの議案第76号、議案第93号及び議案第97号の3案件は、いずれも原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議案第79号 平塚都市計画下水道事業受益者負担金及び下水道事業分担金条例の一部              を改正する条例      ※ 議案第81号 委託契約の変更について〔真田・北金目地区における公共下水道施設の              設置事業〕      ※ 議案第91号 指定管理者の指定について〔馬入ふれあい公園 馬入サツカー場〕      ※ 議案第95号 平成17年度平塚市下水道事業特別会計補正予算              (委員長報告・討論・表決) 13: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第2、議案第79号「平塚都市計画下水道事業受益者負担金及び下水道事業分担金条例の一部を改正する条例」、議案第81号「委託契約の変更について〔真田・北金目地区における公共下水道施設の設置事業〕」、議案第91号「指定管理者の指定について〔馬入ふれあい公園 馬入サツカー場〕」、議案第95号「平成17年度平塚市下水道事業特別会計補正予算」、以上4案件を一括議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。鈴木都市建設常任委員長。                 〔18番鈴木晴男議員登壇〕 14: ◯鈴木晴男都市建設常任委員長  ただいま議長から報告を求められました4案件につきまして、都市建設常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  最初に、議案第79号「平塚都市計画下水道事業受益者負担金及び下水道事業分担金条例の一部を改正する条例」についてです。  質疑では、6期事業での市街化調整区域の公共下水道事業に関して、金目川以西の整備までに5年間を要した理由を問われたのに対し、「県からの指導もあり、下水道の計画期間を5年から7年とし、小田原・厚木道路を境とする東側を6期事業として整備してきた」との答弁がありました。  また「真田・北金目地区特定土地区画整理事業地域が対象地域に追加されているが、この地域内の既存住宅への接続を早めることはできないか」と尋ねられたのに対し、「工事委託をしている都市再生機構が実施した現況測量図をもとに地権者と協議をし、接続可能なところから整備していく」との答弁がありました。  その他、枝大島地区が6期事業の計画に入らなかった理由、調整区域内での整備手法や住宅を建築した場合の今後の対応などについての質疑もありました。  討論はなく、採決いたしました結果、本委員会では全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第81号「委託契約の変更について〔真田・北金目地区における公共下水道施設の設置事業〕」であります。  質疑では、当初の予定と施工区域が異なった理由を尋ねられたのに対し、「施工予定だった区域の地権者との交渉が難航しているため、交渉が終了した他の区域を施工していくことにしたためである」と答弁がありました。  討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  続いて、議案第91号「指定管理者の指定について〔馬入ふれあい公園 馬入サツカー場〕」であります。  質疑では、指定管理者が管理運営に必要な事業を他の業者に委託する際の制約についての質疑がありました。  討論はなく、採決いたしました結果、本委員会では全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  最後に、議案第95号「平成17年度平塚市下水道事業特別会計補正予算」についてです。  質疑では、合流式下水道緊急改善計画の内容について尋ねられたのに対し、「貯留管を設置し、越流前に貯留した汚水を処理場への流入が少なくなった時間帯に送り、夾雑物を除き、汚水を処理した上で相模川に放流する」との答弁がありました。  そのほか貯留管の設置事業費や、ろ過スクリーンの大きさと役割についての質疑もありました。  討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 15: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 16: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。10番端文昭議員。                 〔10番端 文昭議員登壇〕 17: ◯10番 端 文昭議員  ひらつか市民の党の討論をします。  議題となっています議案第91号「指定管理者の指定について〔馬入ふれあい公園 馬入サツカー場〕」について、反対の立場から討論をします。  平塚市は、これまでサッカー場整備のために多額の公共投資をしてきました。馬入サッカー場は堤内地に1面、4年前に約5億円をかけて天然芝グラウンドに整備したもので、ことしは人工芝に張りかえをしました。また、堤外地にある長瀞広場は、現在天然芝グラウンド2面を整備中で、来年3月には完成します。これらは市民共有の財産です。  今回、公共施設の管理委託にNPOや民間事業者も参入可能になったということで、馬入サッカー場の指定管理者をNPO湘南ベルマーレスポーツクラブに指定したいという提案がなされています。私は指定管理者制度に反対というわけではありませんが、このサッカー場の指定には問題があるのではないかと考えています。  まず1点目は、公募をしていないことです。指定管理者制度というのは、利益を専有する権利を伴っているのですから、指定管理者側から見ればビジネスの一形態ともなります。だからこそ制度は公募を原則にすることを求め、さらに議会議決も求めているのです。最終的には行政処分となりますが、この指定に当たっては公募や選定評価を行っていないことに釈然としないものがあります。  2点目は、市民の平等利用の確保ができるのかどうかが懸念されます。本来、利用希望者には機会均等のもとで開放されるべきですが、使用許可権限を湘南ベルマーレの直系団体にゆだねるのですから、同チームを優先した利用形態になってもおかしくありませんし、またこのことを排除する担保がありません。草の根レベルの団体や少年たちが使いにくくなるのではないかという声が既に上がっています。  3点目は、三位一体とも思える枠組みの中にある団体に任せてよいのかという点です。湘南ベルマーレスポーツクラブの理事長、株式会社湘南ベルマーレの社長、そして天然芝グラウンドの整備工事を行っている造園会社の社長、これら3団体の代表者は同じ1人の人物です。そして、その造園会社社長には平成13年11月30日、公正取引委員会から独占禁止法第3条、不当な取引制限の禁止の規定に違反するものとして、同法に基づく勧告が行われています。東京都が発注する造園工事の入札参加業者に対する勧告であり、これを受けて平塚市は平成13年12月5日から14年1月4日までの1ヶ月間の指名停止処分を行っています。果たして、その方が代表するNPOにこの先5年間も管理委託を任せて大丈夫なのかどうか大変心配しているところです。  以上、幾つか問題点があると思い、議案第91号には反対しますが、今後の指定管理者の選定に当たっては、より一層慎重に審査されますよう希望します。  これで討論を終わります。 18: ◯伊藤 裕議長  次に、7番江口友子議員。                 〔7番江口友子議員登壇〕 19: ◯7番 江口友子議員  江口友子です。議案第79号「平塚都市計画下水道事業受益者負担金及び下水道事業分担金条例の一部を改正する条例」に反対する立場で討論をいたします。  この議案は、これまで進めてきた市街化調整区域の公共下水道事業のエリアをさらに拡大することと、その拡大区域の受益者負担金を1平方メートル当たり366円に定めるというものです。公共下水道工事をさらに5年間進め、その総事業費は40億3700万円かかるとされています。  私は下水道運営審議会の委員として、下水道事業第6期事業区域拡大及び分担金についての答申を出すに当たって、審議にかかわってきました。その中で、公共下水道を引いた場合と合併浄化槽を用いた場合との費用対効果を検討してほしいという発言をいたしました。これに対する市の説明では、公共下水道事業で整備した場合の方が合併浄化槽事業で整備するよりも1世帯当たり70万円安い。だから、公共下水道事業で整備するのだということでした。  1世帯当たり70万円安いという、この数字は、平成7年度に実施設計委託する際に算定されたもので、合併浄化槽の耐用年数は15年で計算されています。現在は、国も合併浄化槽の耐用年数を30年以上だと公式に発表しているにもかかわらず、合併浄化槽の耐用年数15年で計算した数字しか出てこないので、適切な費用対効果をはかることができません。  そこで、私なりに公共下水道と合併浄化槽を使って整備した場合、30年間でどのくらいの差が出るのか試算をいたしました。既に、市街化調整区域で公共下水道工事を進めてきた区域の実績の数字で、1人当たりの建設事業費を出し、起債返還金は元金の2倍以上の利子がかかるものとして計算し、それぞれの維持管理経費を足し、比較をしてみました。  これはあくまで私の試算ではありますが、1人当たりの30年間の総経費は、合併浄化槽よりも公共下水道の方が少なく見積もっても150万円くらい高くつきます。
     総括質問の中も述べましたが、国も公共下水道と合併浄化槽のどちらの方式もトイレの水洗化や公共用水域の水質保全が可能であるとしています。人口密度が高い市街化区域に公共下水道は必要だと思いますが、田園地帯に点在する家の地下に同じように公共下水道を引くことは不経済です。  平塚市はこの秋、一般会計については財政見通しを立てました。それによると、平成19年度から投資的経費を除いても赤字になってしまうという大変厳しい状況が示されています。下水道事業特別会計の借金は738億7700万円です。町の借金の半分以上を占めています。こうした状況下で40億円を超える公共下水道工事を5年間で完了することができるでしょうか。ふん尿だけしか処理しない単独浄化槽の使用を少しでも早くやめるためにも、安く早くつく合併浄化槽を使った整備を考える必要があるのではないでしょうか。  議員各位におかれましては、後世に過大な借金と環境負荷を残す選択をしないように、いま一度慎重に御検討くださることを求めて、討論を終わりにします。 20: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより、順次採決を行います。  まず、議案第79号「平塚都市計画下水道事業受益者負担金及び下水道事業分担金条例の一部を改正する条例」について、起立により採決いたします。議案第79号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 21: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、議案第79号は原案どおり可決されました。  次に、議案第91号「指定管理者の指定について〔馬入ふれあい公園 馬入サツカー場〕」について、起立により採決いたします。議案第91号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 22: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、議案第91号は原案どおり可決されました。  次に、残ります2案件、議案第81号及び議案第95号についてお諮りいたします。これら2案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 23: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、ただいまの議案第81号及び議案第95号の2案件は、いずれも原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議案第74号 専決処分の承認について〔平成17年度平塚市病院事業会計補正予算〕      ※ 議案第78号 平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正す              る条例      ※ 議案第84号 指定管理者の指定について〔平塚市福祉会館〕      ※ 議案第85号 指定管理者の指定について〔平塚市東部福祉会館白寿荘〕      ※ 議案第86号 指定管理者の指定について〔平塚市南部福祉会館〕      ※ 議案第87号 指定管理者の指定について〔平塚市在宅福祉サービスセンター平塚栗原              ホーム〕      ※ 議案第88号 指定管理者の指定について〔平塚市万田デイサービスセンター〕      ※ 議案第89号 指定管理者の指定について〔平塚市袖ケ浜デイサービスセンター〕      ※ 議案第90号 指定管理者の指定について〔平塚市七国荘〕      ※ 議案第94号 平成17年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算      ※ 議案第98号 平成17年度平塚市老人保健医療事業特別会計補正予算      ※ 議案第99号 平成17年度平塚市介護保険事業特別会計補正予算              (委員長報告・討論・表決) 24: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第3、議案第74号「専決処分の承認について〔平成17年度平塚市病院事業会計補正予算〕」、議案第78号「平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正する条例」、議案第84号「指定管理者の指定について〔平塚市福祉会館〕」、議案第85号「指定管理者の指定について〔平塚市東部福祉会館白寿荘〕」、議案第86号「指定管理者の指定について〔平塚市南部福祉会館〕」、議案第87号「指定管理者の指定について〔平塚市在宅福祉サービスセンター平塚栗原ホーム〕」、議案第88号「指定管理者の指定について〔平塚市万田デイサービスセンター〕」、議案第89号「指定管理者の指定について〔平塚市袖ケ浜デイサービスセンター〕」、議案第90号「指定管理者の指定について〔平塚市七国荘〕」、議案第94号「平成17年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算」、議案第98号「平成17年度平塚市老人保健医療事業特別会計補正予算」、議案第99号「平成17年度平塚市介護保険事業特別会計補正予算」、以上12案件を一括議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。黒部環境厚生常任委員長。                 〔13番黒部栄三議員登壇〕 25: ◯黒部栄三環境厚生常任委員長  ただいま議長から報告を求められました12案件につきまして、環境厚生常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  最初に、議案第74号「専決処分の承認について〔平成17年度平塚市病院事業会計補正予算〕」についてです。  質疑、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第78号「平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正する条例」についてです。  質疑では、駐車場の有料化に伴う市民の理解を得るために、事務処理の簡素化などの事務改善の必要性を尋ねられたのに対し、「平成18年1月から新しい医事会計システムの運用が開始され、基本的には患者が診察後、直ちに会計窓口へ行けるようになる。また、待ち時間も20分程度短縮されることにより、市民にも満足が得られるものと考えている」との答弁がありました。  また、「施行規則等の中で、駐車場使用料の減免についてどのような運用を考えているのか」と尋ねられたのに対し、「1日2回以上の利用者には駐車場の領収書の掲示により、2回目以降は無料とすることや、緊急入院した患者の家族、緊急手術や容体急変の患者の家族、小児病棟に入院している子供の付き添いや入院患者の世話をする方の駐車場使用料も無料にすることを考えている」との答弁がありました。  さらに、近隣市の自治体病院と市内総合病院の駐車可能台数及び駐車場利用料金や一般健康診断料の状況についての質疑もありました。  その他、平塚市民病院の一般健康診断の今後のあり方についての質疑、駐車場使用料の設定や会計システム変更における市民への周知に対する質疑もありました。  おおむね以上のような質疑があった後、討論では「駐車場使用料については借地であることから、有料化はやむを得ない面もあるが、市内の総合病院よりも高額な料金設定となっている。また、健康診断料も1点10円で行っている公的な機関も多い。市民の負担増ではなく、平塚市民病院も自力努力で経営改善を行うことが必要と考えるので、本議案に反対する」との討論がありました。  採決いたしました結果、賛成者起立多数で原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第84号「指定管理者の指定について〔平塚市福祉会館〕」、議案第85号「指定管理者の指定について〔平塚市東部福祉会館白寿荘〕」、議案第86号「指定管理者の指定について〔平塚市南部福祉会館〕」、議案第87号「指定管理者の指定について〔平塚市在宅福祉サービスセンター平塚栗原ホーム〕」、議案第88号「指定管理者の指定について〔平塚市万田デイサービスセンター〕」、議案第89号「指定管理者の指定について〔平塚市袖ケ浜デイサービスセンター〕」、議案第90号「指定管理者の指定について〔平塚市七国荘〕」、これら7案件につきましては一括審査を行いました。  質疑では、指定管理者の選定委員会に、委員として利用者である市民が入っていない理由が尋ねられたのに対し、「指定管理者の指定は行政処分であるとの解釈があるため、市が責任を持って選定する観点から、庁内職員を中心に構成をした」との答弁がありました。  また「指定管理者の選定に当たって、共通評価項目のほかに個別項目が設けられているが、どのような過程で決められたのか」についても尋ねられておりました。  さらに、5年間の指定期間を定めた理由や5年間の適切な管理運営のための検証方法についての質疑もありました。  その他、個人情報の保護について、業務仕様書の中では個人情報保護条例の遵守が盛り込まれているが、そのほかに個人情報の漏洩を防止する規定を設ける必要性についても尋ねられておりました。  おおむね以上のような質疑があった後、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  最後に、議案第94号「平成17年度平塚市国民健康保険事業特別会計補正予算」、議案第98号「平成17年度平塚市老人保健医療事業特別会計補正予算」及び議案第99号「平成17年度平塚市介護保険事業特別会計補正予算」の3案件です。  これら3案件は、いずれも質疑、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 26: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 27: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。  2番田中幸雄議員。                 〔2番田中幸雄議員登壇〕 28: ◯2番 田中幸雄議員  日本共産党平塚市議会議員団を代表し、ただいま議題となりました議案第78号について、委員長報告、可決すべきものに反対し、討論をします。  議案第78号「平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正する条例」は、市民病院事業の経営改善の一環として、一般健康診断料の50%アップの値上げと、駐車場施設を有料化して、来年4月1日から市民に新たな負担をお願いしたいというものです。  近隣自治体や市内総合病院について調べてみました。一般健康診断料では、市民病院がある県下9自治体のうち値上げを予定している金額、健康保険算定方法に定める所定点数に15円を乗じて得た額の自治体は、藤沢市、大和市、小田原市の3市だけで、むしろ現在の平塚市と同じ10円を乗じた額の市が、川崎市、横浜市、横須賀市、茅ヶ崎市、厚木市、三浦市の6市で多数派です。  駐車料金では、新たな設定料金は市内の平塚共済病院や済生会平塚病院の倍額になっています。患者さんが駐車する場合、平塚共済病院では診療時間を考えて、受診証明があれば一日中でも100円、済生会平塚病院では4時間まで100円です。平塚市民病院の新設される駐車料金は1回につき200円で、1時間30分までは100円。これを超えれば200円とするものです。現状では、市民病院が1時間30分以内で診療、調剤、会計が終わることはないでしょう。  以上の結果からも明らかのように、今回の一般健康診断料の値上げでも、新設する有料駐車場の料金設定でも、県下の自治体病院や市内総合病院と比較しても高額に設定されています。  今多くの市民は小泉首相の増税路線で、大企業、大金持ちには減税、市民には所得が下がる一方で増税が押しつけられ、生活がますます苦しくなっています。本市の個人市民税影響額でも、約22億円の増税が市民に負担させられます。こうしたときだけに、本市では決める公共料金については、厳しい検討が求められます。他の自治体病院は値上げせず頑張っています。本市でも市民負担増の経営改善ではなく、まだまだ内部努力が必要なのではないでしょうか。  以上を指摘して、議案第78号「平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正する条例」の反対討論を終わります。 29: ◯伊藤 裕議長  次に、8番佐藤秀子議員。                 〔8番佐藤秀子議員登壇〕 30: ◯8番 佐藤秀子議員  神奈川ネットワーク運動を代表し、議案第84号から90号までの7議案、指定管理者の指定についてに、意見、要望を付して賛成の討論を行います。  指定管理者制度とは、2003年の地方自治法改正によって導入された新たな制度で、これまで地方公共団体が資本金等を50%以上出資している法人や公共団体、公共的団体に限定されていた公の施設の管理を株式会社やNPO法人、法人格を持たない団体などに代行させることを可能とするもので、平塚市の指定管理者制度導入に関する基本方針によれば、導入により市民サービスの向上と効率的、効果的な管理運営を図ることを目的としています。  本市では、公の施設を2006年度から指定管理者制度に移行するもの、2007年度をめどに制度導入を進めるもの、2008年度以降、導入を進めるもの、当面市直営とするものの4区分に分け、第一陣として、来年4月から指定管理者制度に移行する10施設に関する条例の制定、改正が、ことしの6月市議会で行われました。  その後、7月6日、馬入サッカー場と2つの放課後児童クラブを除く7つの福祉施設名が公募施設としてホームページに掲載され、8月15日に広報ひらつか及びホームページに募集期間等の掲載と募集要項等の配布が開始、8月下旬の応募者説明会及び現地説明会を経て、9月1日から14日までの2週間が申請書提出期間とされました。  7施設のうち複数団体から応募があったのは、平塚市福祉会館と万田デイサービスセンターの2施設ですが、指定管理者として選定されたのは7施設すべて従来から市が管理委託していた事業所で、うち5施設は平塚市社会福祉協議会という結果になりました。  7月のホームページでの掲載から提出期限まで約2カ月、特に応募者説明会から提出期限までは、わずか2週間という期間は、新しい制度であることも考え合わせれば、新規に参入しようとする事業者にとっては非常に厳しいチャートだったと言えます。  指定管理者制度の導入の目的や意義は、先ほど述べた市民サービスの向上や効率的、効果的な管理運営を図ることだけでなく、地方分権の流れを背景に、市民がこれまでサービスの受益者、享受者であった立場から、サービスの提供者へと立場を転換することを促すものであり、また従来の管理委託制度のもとで事業を受託してきた公共的団体の自己改革を促すものとなるべきと考えます。  しかし、今回の募集期間や情報提供のあり方、市民を含まない選定委員会の構成、評価方法、3年から5年とした指定期間を初めての試みにもかかわらず、すべて最長の5年としたこと等、市として制度導入を契機に市民との協働を進め、地域の活性化を図るという視点に欠けていたのではないかと感じます。  今回の選定過程における問題、課題を整理し、今後、他施設の指定管理者選定に十分生かすことを求め、議案第84号から90号までの7議案、指定管理者の指定についてに賛成の討論といたします。 31: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより順次採決を行います。  まず、議案第78号「平塚市民病院の診療費その他の費用の徴収に関する条例の一部を改正する条例」について、起立により採決を行います。  議案第78号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 32: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、議案第78号は原案どおり可決されました。  次に、残ります11案件、議案第74号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第94号、議案第98号及び議案第99号についてお諮りいたします。  これら11案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 33: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、ただいまの議案第74号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第94号、議案第98号及び議案第99号は、いずれも原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議案第80号 平塚市交通災害共済条例を廃止する条例      ※ 議案第82号 指定管理者の指定について〔花水小学校区放課後児童クラブ〕      ※ 議案第83号 指定管理者の指定について〔旭小学校区放課後児童クラブ〕      ※ 議案第96号 平成17年度平塚市交通災害共済事業特別会計補正予算              (委員長報告・討論・表決) 34: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第4、議案第80号「平塚市交通災害共済条例を廃止する条例」、議案第82号「指定管理者の指定について〔花水小学校区放課後児童クラブ〕」、議案第83号「指定管理者の指定について〔旭小学校区放課後児童クラブ〕」、議案第96号「平成17年度平塚市交通災害共済事業特別会計補正予算」、以上の4案件を一括議題といたします。  本件について、委員会審査の結果報告を求めます。眞教育民生常任委員長。                 〔19番眞 敏昭議員登壇〕 35: ◯眞 敏昭教育民生常任委員長  ただいま議長から報告を求められました4案件につきまして、教育民生常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  最初に、議案第80号「平塚市交通災害共済条例を廃止する条例」についてです。  質疑では、平塚市交通災害共済条例を廃止する理由について尋ねられたのに対し、「加入率が14%に下がったことによるものであり、市民全体のうち約21万人が加入していないことが判断材料となった」との答弁がありました。
     その他、交通災害共済制度廃止後の市の対応についての質疑、条例廃止に伴う来年度の見舞金予算措置や職員の配置変更についての質疑もありました。  討論では「市民が互助のために、この共済制度は創設されたと聞いているが、現在加入者が減少しており、その機能を果たせなくなっているため、制度の廃止もやむを得ないと考えるので、本議案には賛成する」との討論がありました。  採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第82号「指定管理者の指定について〔花水小学校区放課後児童クラブ〕」及び議案第83号「指定管理者の指定について〔旭小学校区放課後児童クラブ〕」についてであります。これら2案件については一括審査を行いました。  質疑では、指定管理者の指定に至る経緯などについての質疑の後、「今回この2団体が指定管理者になることで施設の運営等に相違が生じるのか」について尋ねられたのに対し、「平塚市放課後児童クラブ条例や放課後児童健全育成実施要綱に基づいて運営しており、運営に関して現在との相違はない」との答弁がありました。  その他、保護者の迎えがない場合の事故の責任等の質疑もありました。  討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  次に、議案第96号「平成17年度平塚市交通災害共済事業特別会計補正予算」についてです。  質疑、討論はなく、採決いたしました結果、全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 36: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 37: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。1番松本敏子議員。                 〔1番松本敏子議員登壇〕 38: ◯1番 松本敏子議員  日本共産党平塚市議会議員団を代表し、ただいま議題となっています議案第80号「平塚市交通災害共済条例を廃止する条例」に賛成の立場から、意見を付して討論をいたします。  この平塚市交通災害共済の制度は、当時、車の普及とともに交通事故が大きな社会問題となっている中、民間の交通災害保険の内容も十分ではなく、市の直営方式によって交通災害を受けた人を救済することを目的に、昭和43年に創設されました。  しかし、昭和50年代には多くの方々に利用されてきたこの制度も、市民のニーズに対応したさまざまな交通災害保険や自動車保険制度が出てきたこともあり、現在では加入者は平塚市人口の15%を切るところまで落ち込んできたとの報告がありました。  時代とともに見舞金という共済制度の内容が市民の期待に合わなくなってきたのでしょうか。近年では、交通災害共済特別会計は加入者の減少により掛け金より見舞金の額の方が多く、制度を存続させるために一般会計から補てんしている状況となり、市民がお互いに助け合うという共済制度の体制が崩れてきました。  しかし、依然として交通事故は多く、特に最近の見舞金の支給状況を見ても、自転車の運転による事故は全体の半数以上であることから、今後、自転車事故防止に力を入れていくことが大切と考えます。そのために自転車運転のマナーだけでなく、自転車専用道の整備や歩行者との分離など、ハード面で一層の市民の安全確保に努めていただくようお願いいたします。  以上、意見、要望を付して賛成の討論とさせていただきます。 39: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第80号、議案第82号、議案第83号及び議案第96号の4案件は、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 40: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、議案第80号、議案第82号、議案第83号及び議案第96号の4案件は、いずれも原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議案第92号 平成17年度平塚市一般会計補正予算              (委員長報告・表決) 41: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第5、議案第92号「平成17年度平塚市一般会計補正予算」を議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。まず、岩田総務経済常任委員長。                 〔23番岩田耕平議員登壇〕 42: ◯岩田耕平総務経済常任委員長  ただいま議長から報告を求められました議案第92号「平成17年度平塚市一般会計補正予算」でありますが、質疑、討論はなく、採決した結果、本委員会の所管部分は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わります。 43: ◯伊藤 裕議長  次に、鈴木都市建設常任委員長。                 〔18番鈴木晴男議員登壇〕 44: ◯鈴木晴男都市建設常任委員長  引き続きまして、都市建設常任委員会所管部分の審査の概要と結果について御報告申し上げます。  まず、歳出の6款農林水産業費では、質疑はありませんでした。  続いて、8款土木費では、総合公園管理運営経費の平塚競技場アスベスト対策修繕料の内容が尋ねられた後、補修工事の完了時期が尋ねられ、「平成18年2月末までの工事完了の予定で準備を進めている」との答弁がなされていました。  また、工事期間中における競技場利用者への影響などについての質疑もありました。  以上で歳出の審査は終わり、歳入、債務負担行為の補正では質疑がありませんでした。  討論はなく、採決いたしました結果、本委員会の所管部分は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わります。 45: ◯伊藤 裕議長  次に、黒部環境厚生常任委員長。                 〔13番黒部栄三議員登壇〕 46: ◯黒部栄三環境厚生常任委員長  引き続きまして、環境厚生常任委員会所管部分の審査の概要と結果について御報告申し上げます。  まず、歳出の3款民生費では、社会福祉費の社会福祉協議会関係経費の社会福祉基金指定交付金の基金の運用などが尋ねられた後、一般経費の福祉会館アスベスト対策修繕料の修繕内容が尋ねられたのに対し、「吹きつけロックウールの封じ込めを行うものである」と答えられておりました。  また、国からのアスベスト対策に対する補助金の交付見通しについても質疑がありました。  続いて、4款衛生費では、質疑はありませんでした。  以上で歳出の審査は終わり、歳入、債務負担行為の補正では、質疑はありませんでした。  討論はなく、採決いたしました結果、本委員会の所管部分は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定しております。  以上で報告を終わります。 47: ◯伊藤 裕議長  次に、眞教育民生常任委員長。                 〔19番眞 敏昭議員登壇〕 48: ◯眞 敏昭教育民生常任委員長  引き続きまして、教育民生常任委員会所管部分の審査の概要と結果を御報告申し上げます。  歳出の2款総務費では、安全対策費の交通安全啓発運動等関係経費に計上されている学童等交通誘導員負担金についての内容を尋ねられておりました。  3款民生費では、市民活動推進費の新国際姉妹都市関係経費の減額理由や市内在住の外国籍市民との交流による国際理解についての見解なども尋ねられておりました。  9款消防費では、質疑はありませんでした。  10款教育費では、学校管理費の学校管理関係経費に計上されている校庭側溝清掃委託料の補正理由について尋ねられ、「本年4月に土屋小学校用地内に採掘坑道跡が発見され、子供たちの安全確保のため、急遽5月に調査委託を実施した。その際、年度後半に予定していた校庭側溝清掃委託の予算を、この調査委託の経費に充当したため、今回補正するものである」と答えられておりました。  以上で歳出の審査を終わり、歳入では質疑はありませんでした。債務負担行為の補正についても質疑はありませんでした。  討論では「本市はローレンスと姉妹都市を締結し、活発な交流ができた。行政は新たな姉妹都市提携をして、さらに民間交流の促進が必要だと考える。国際姉妹都市の提携に向けた取り組みの推進を要望して、本議案に賛成する」との討論がありました。  採決した結果、本委員会所管部分は全員異議なく原案どおり可決すべきものと決定いたしております。  以上で報告を終わります。 49: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 50: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  本件については、討論通告がありませんので、これより直ちに採決を行います。  お諮りいたします。議案第92号「平成17年度平塚市一般会計補正予算」は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 51: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、議案第92号は原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 請願第13号 安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換              え作物の栽培規制を要望する請願              (委員長報告・討論・表決) 52: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第6、請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」を議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。岩田総務経済常任委員長。                 〔23番岩田耕平議員登壇〕 53: ◯岩田耕平総務経済常任委員長  ただいま議長から報告を求められました請願について、総務経済常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  請願要旨は、お手元に配付されている請願審査報告書のとおりでありますので、請願の説明は省略させていただきます。  請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」であります。  本件については「神奈川県都市農業推進条例に遺伝子組み換え規制の語句が入っていないため、都市農業の持続的な発展に関する指針に盛り込み、さらに市民の食に対する安全の信頼を高めていくことが大切だと考えるので、本請願は採択すべきである」との討論がありました。  また、「県条例では条文の中で農作物の安全・安心を規定しており、遺伝子組み換え作物の規制を新たに指針に盛り込む必要はないと考えるので、本請願は不採択とすべきである」との討論がありました。  さらに、「県への意見書提出は趣旨に適さないと判断するので、第1項を了として一部採択とすべきである」との討論がありました。  採決では、まず採択について諮ったところ、賛成者起立少数、次に一部採択について諮りましたが、起立少数であり、本請願は採択、一部採択、不採択のいずれも過半数に至りませんでした。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 54: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 55: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。34番陶山豊彦議員。                 〔34番陶山豊彦議員登壇〕 56: ◯34番 陶山豊彦議員  平塚クラブを代表し、ただいま議題となりました請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」について、不採択の立場から討論を行います。  この請願は、神奈川県に対し、さきに10月県議会で可決された条例第90号「神奈川県都市農業推進条例」の指針に農産物の遺伝子組み換え作物の栽培規制を盛り込んでほしいということですが、この都市農業推進条例とは、都市農業を持続的に発展させるために3つの基本理念が第3条に述べられています。  1つは、新鮮で安全・安心な食料等が、農業者により生産され、合理的な価格で流通するとともに、需要に応じて安定的に供給される地産地消の推進を図られること。2つ目では、多様な担い手により、まとまりのある優良な農地、農業用水などの農業資源を維持・確保され、環境に調和する農業及び県民と農業者との間の交流を通じて、農業が営まれること。3つ目では、県民の多面的機能の恵みを享受するとともに、都市から生じた有機性資源を農業の自然循環機能により活用し、都市と農業の共存が図られること。この基本理念に基づいて、第7条に基本施策が12項目掲げられております。  この基本的施策を総合的かつ計画的な推進を図るために、第8条で指針を定めるとしています。請願は、この指針に盛り込んでほしいという内容です。  県議会の審議の中でも、指針は本年3月策定したかながわ農業活性化指針を基本として進めていくこととしておりますし、遺伝子組み換え作物の栽培規制を指針に盛り込むことではない。本来ならば、    重要な課題であれば条例に盛り込んでいくべきであります。  さらに、遺伝子組み換え作物を本県において栽培したとしても、小規模で多品種の栽培が中心となっている本県では、こうした遺伝子組み換え作物を導入するメリットがない。また、県民の理解が得られない、生産しても遺伝子組み換え作物の販売ルートがないといった状況であり、本県においては遺伝子組み換え作物が一般栽培される可能性は極めて低いことから、現段階での制度化を急ぐ必要がないと県議会の審議の中でも県理事者が答弁されております。  農業者から見れば、遺伝子組み換え作物の栽培規制を指針に盛り込むことが、あたかも遺伝子組み換え作物が栽培されているように誤解される可能性の危険があり、都市農業推進とは逆の方向になってしまいます。神奈川県都市農業推進条例では、各条項に新鮮な安全・安心な食料の供給が掲げられており、農業者も十分理解しております。  以上のことから、本請願の不採択に賛成するものです。
     議員各位におかれましては、都市農業の推進に御理解をいただき、賛同することを期待して、以上で討論を終わります。 57: ◯伊藤 裕議長  次に、9番武藤馨子議員。                 〔9番武藤馨子議員登壇〕 58: ◯9番 武藤馨子議員  神奈川ネットワーク運動を代表し、請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」に賛成の立場から討論をいたします。  この請願は、1、平塚市において安全安心な農・畜産の推進策を講じること。2、神奈川県に対し農産物の遺伝子組み換え作物の栽培規制を、神奈川県都市農業推進条例の指針に盛り込むよう意見書を提出することを求めるもので、湘南生活クラブ生活協同組合コモンズひらつかGMOフリーゾーン活動実行委員会代表ほか1469人の署名を持って提出されたものです。  現在、世界の遺伝子組み換え作物の作付は年々増加しており、食のグローバル化の中で日本の食卓にも家畜の飼料、植物油などの形で遺伝子組み換え作物が押し寄せています。主食である米についても、愛知、北海道、岩手、茨城などの各地で遺伝子組み換え稲の屋外での実験栽培が行われてきましたが、本市においては昨年4月、遺伝子組み換え稲屋外実験栽培が、花粉が飛び周囲の稲と交雑するという市民の強い不安から中止になった経緯があります。  この不安の背景として、遺伝子組み換え食品の長期摂取の安全性の研究が急性の毒性だけの調査だけで、長期にわたる影響や世代を超えた影響についてはわかっていないことがあります。  人類は遺伝子組み換え食品を食べ始めてから日が浅く、微量な有害物質を長期にわたって体に摂取することにより、発がん性、アレルギー発症などの可能性も危ぶまれています。しかし、横浜港からは既に大量の遺伝子組み換え菜種が水揚げされており、港や運搬中にこぼれ落ち、種子が芽を出し、広がる危険性も心配され、周辺環境や昆虫などの生態系に与える深刻な影響も心配です。  既に、四日市や鈴鹿市では、遺伝子組み換え菜種の自生の報告がされている現状もあります。  米国では、収穫量をふやすために栽培された遺伝子組み換え綿において、殺虫毒素に耐性を持つ害虫が異常発生をし、むしろ収穫量が激減している例や、米国アグラシータス社が栄養強化の目的でブラジルナッツの遺伝子を入れた大豆の組み換え食品をつくり出したところ、この遺伝子がつくる栄養素には、過去にアレルギーを起こしたことがないと文献で確認していたのにもかかわらず、アレルギー症状を引き起こされた事件も起きています。  また、遺伝子組み換えジャガイモを食べたネズミの実験では、脳を含む臓器の重量が小さかったり、免疫力が低下したという報告もあります。  日本では、1989年、昭和電工が必須アミノ酸であるL-トリプトファンをサプリメントとして遺伝子組み換え食品として製造しましたが、これを食べた人が米国を中心に1543人の健康被害を訴え、死者は38人にも上りました。  このように遺伝子組み換え食品の安全性は十分に立証されておらず、第三者機関による安全性のチェックもないのが現状です。  北海道では、これらのことに危機感を覚え、地元農業の優位性を保つため、来年1月から食の安全安心条例に基づき、遺伝子組み換え作物の商業栽培が規制されることになります。  日本は、輸入食料に6割も依存するという状況から、食料輸出国に対し弱い立場をとっていますが、国産製品の優位性と信頼を確保するために、このような条例等の規制が急務であり、食料の安全保障を高めることは私たちの子孫に対する義務と考えます。  しかし、神奈川県では、かながわ農業活性化指針においても遺伝子組み換え食物の栽培規制を何もうたっておらず、地産地消で作物を食べる市民の視点での遺伝子組み換え作物の栽培規制の指針はどこにもありません。  先日、茅ヶ崎市議会では、本請願と同様の趣旨のものが全会派一致で採択されました。遺伝子組み換え規制については、各市町村が努力するだけでは防ぎ切れません。  以上のことから、今幾つかの道・県で検討されているこの規制を、県内農産物の優位性を高めるためにも県の農業施策の中に、ぜひ盛り込むべきと考えます。  平塚市議会においても、本請願に多くの議員が賛同されることを求め、請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」に賛成の討論を終わります。 59: ◯伊藤 裕議長  次に、16番永田美典議員。                 〔16番永田美典議員登壇〕 60: ◯16番 永田美典議員  公明党平塚市議員団を代表し、ただいま議題となりました平成17年請願第13号「安全安心な農・畜産を平塚市、神奈川県に推進するために遺伝子組み換え作物の栽培規制を要望する請願」について、一部採択の立場から討論を行います。  請願項目1は、平塚市における安心安全な農業施策の推進を求めています。もとより平塚市は神奈川県内でも有数な農業生産地域であり、消費者の安心安全に心を砕いてきております。請願者の求めを既に満たしているものの、改めてその方向性をさらに充実する意味で、請願の趣旨は了としたいと考えます。  請願項目2の農産物の遺伝子組み換え作物の栽培規制を神奈川県都市農業推進条例の指針に盛り込むことですが、今遺伝子組み換え技術は大きな転換期にあります。世界最大手企業が遺伝子組み換えの小麦栽培の開発中止を発表したかと思えば、これまで遺伝子組み換え技術に強い不信感を抱いてきたEUが組み換えトウモロコシの輸入禁止措置を解除しています。  日本でも、かつてないほどに多数の組み換え作物の栽培実験が計画されている一方で、開発からの撤退を求めた地方自治体や民間企業も相次いでいます。  また、農業者の中には、遺伝子組み換え作物の栽培について懸念を抱いている人もいれば、一方では組み換え技術への期待もあり、消費者の理解が得られるなどの条件が満たされれば栽培したいと考える人もいるなど、遺伝子組み換え作物については、世界においても、日本においても、まだ研究データが明らかにされていないことから、消費者や生産者は適正な情報提供が得られない状況の中で混乱しています。  そのような中で、政府は平成16年に食の憲法と言われる食品安全基本法の制定や同基本法に基づいて、肥料、農薬、添加物などの安全性を科学的にチェックする食品安全委員会が設置されました。さらに、条例審査の県議会の答弁、神奈川県は多品種少量生産の傾向から、遺伝子組み換え作物はなじみにくいなどを考慮すると、遺伝子組み換え作物について今ここで栽培規制を神奈川県都市農業推進条例の指針に盛り込むことは、時期尚早ではないかと考えられます。  以上のことから、請願第13号は一部採択が好ましいものと申し上げ、討論といたします。議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 61: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより採決を行います。本件の委員長報告は採択、一部採択、不採択のいずれも過半数に至らなかったとのことであります。よって、採択、一部採択、不採択について、順次起立によって採決を行います。  まず、採択について起立により採決を行います。本請願を採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 62: ◯伊藤 裕議長  起立少数でありますので、一部採択について採決を行います。  本請願の請願項目のうち第1項を了とし、一部採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 63: ◯伊藤 裕議長  起立少数であります。念のため、不採択について採決を行います。  本請願を不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 64: ◯伊藤 裕議長  起立少数であります。よって、請願第13号は、採択、一部採択、不採択、いずれも過半数を得るに至らず、議決に至りませんでした。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 請願第14号 「馬入本町の高層マンション計画」についての請願              (委員長報告・討論・表決) 65: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第7、請願第14号「『馬入本町の高層マンション計画』についての請願」を議題といたします。  本件について委員会審査の結果報告を求めます。鈴木都市建設常任委員長。                 〔18番鈴木晴男議員登壇〕 66: ◯鈴木晴男都市建設常任委員長  ただいま議長から報告を求められました請願について、都市建設常任委員会における審査の概要と結果を御報告申し上げます。  請願の要旨は、お手元に配付されている請願審査報告書のとおりですので、内容の説明は省略させていただきます。  請願第14号「『馬入本町の高層マンション計画』についての請願」です。  討論では「高層マンション計画が続く中、平塚市は建物高さの規制に向け、高度地区の指定の準備を進めているところである。指定前の駆け込み建設とも受け取れる、この計画に対して、住民が地域の住環境や景観を守りたいという願意は理解できるので、趣旨採択とすべきである」との討論がありました。  採決では、趣旨採択について諮ったところ、賛成者起立少数でありましたので、本請願は不採択とすべきものと決定しております。  以上で報告を終わりますので、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 67: ◯伊藤 裕議長  ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 68: ◯伊藤 裕議長  これで委員長報告を終わります。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。2番田中幸雄議員。                 〔2番田中幸雄議員登壇〕 69: ◯2番 田中幸雄議員  ただいま議題となりました請願第14号について、委員長報告の不採択に反対し、採択すべきとの立場から討論します。  請願第14号「馬入本町の高層マンション計画についての請願」は、馬入本町の住環境を守る会の代表、島津正信さん、武井充江さんを初め、1508人から提出されているもので、鎌倉時代から連綿と続いてきた地域の住環境を子や孫に継承したいとの思いから、寺町の環境を奪わないでください、暮らしの環境を守ってくださいとの請願です。  この請願を提出している馬入本町地域は、今でも木造2階建てが多く、お寺を中心に静かな環境が守られてきました。最近、この地域に馬入川と平行に南北60メートル、高さ10階、36メートル、計画戸数62戸の高層マンション計画が発表されました。住民は、事業者に馬入本町のまちづくりの歴史と現況を説明し、長い年月をかけて住民が築き上げてきた地域の住環境に配慮した建築物にしてほしいと繰り返し要請してきました。  現在、平塚市の市街化区域、中でも旧市街地は、その地域の環境に配慮したまちづくりをというよりも、ディベロッパーのもうけ本意のマンション建設が横行しています。本請願は、平塚市の都市計画が時代の要請にこたえ切れていないという法整備等のおくれを指摘するものと考えます。  都市計画法の改正により、住民の提案により都市計画の提案ができることになったのですが、本市では、これを生かした条例化が進められず、逆に高層マンションの容積率の緩和策が推進され、市内各所での住環境めぐるトラブルが多発する状況になってしまいました。  大藏市長は、こうした状況を改善しようと、現在、市民参加で都市(まち)づくり条例や景観条例、高度規制など、条例制定に向けて検討を進めています。こうした今、市が進めている都市づくり・まちづくり条例作成の過程の中で、今回のマンション計画が進められています。  平塚市は、現在市が進めている都市づくり・まちづくりに対して、事業者の協力を求める積極的な指導と事業者の責務を強く促すことが求められています。今回の請願は、こうした立場から市議会が市民の住環境を守る力になっていただきたいとの要請です。  今回の都市建設常任委員会の審査では、質問も反対との意見もなく、理由も明らかにしない、請願者にとって理解できない不採択でした。請願者に対する議会の審議態度が問われるものではないでしょうか。都市づくり・まちづくり条例ができる前でも、平塚市は行政、市議会が一体となって、市民とともに住みよいまちづくりをするという市政を推進している姿勢を、姿を、平塚市に進出する事業者に示すことが大変重要なことだと私は考えるものです。  以上の立場から、請願者の願意は了として、本請願を採択すべきものと考えます。多くの議員の賛同を求め、討論を終わります。 70: ◯伊藤 裕議長  次に、7番江口友子議員。                 〔7番江口友子議員登壇〕 71: ◯7番 江口友子議員  江口友子です。請願第14号「馬入本町の高層マンション計画についての請願」について、委員会の結論に反対し討論をいたします。  この請願は1508人の署名と19人の賛同者によって議会に提出されています。請願項目は2点です。1点目は寺町の環境を守ってほしい。このための住民のまちづくりを市議会として応援をしてほしいというものです。2点目の請願項目は「くらしの環境を守って下さい」というものです。ごく当然の市民の願いではないでしょうか。  しかし、都市建設常任委員会では審議の結果、不採択になりました。8人の委員のうち趣旨採択が1人、ほかの委員は皆、不採択でした。趣旨採択の委員からは、その判断の理由が述べられましたが、不採択の委員はだれ一人理由を述べておりません。  平塚市議会の場合、請願は委員会室ではなく別室で委員だけで審議をするので、当該委員でない私にも、その理由はわかりませんでした。もちろん委員会審議当日に朝から傍聴にいらしていた住民の方も、不採択の理由を知ることはできませんでした。  私は、都市建設常任委員会の中で委員から出された趣旨採択の決断を議会として出すことが望ましいというふうに考えております。今、平塚市は高層マンションの建設やビルの建設ラッシュですが、そのすべてにおいて建築紛争が起こるわけではありません。住民が建築に反対し、議会に請願を出すまでに発展してくるには、2つの要件、成り立ちがあるように思います。1つ目は、地域の守るべき価値観が共有されていること。2つ目は、計画内容やその進め方がひどいこと。  この請願提出者である馬入本町の市民の方々には、800年以上続いてきた寺町としての自負と誇りがあると聞きました。代々守り続けられてきた環境を、後世に引き継ぐ責務が自分たちにはあるのだというふうにおっしゃっておられます。古くからの寺町に、ある日突然派手な外観の南欧風の高層マンションが立ち上がり、町の一番東側の相模川岸をふさぐようにして高層マンションが建ちそびえる。事業者の代理人が住民の前に出てきて、住民に大声を上げ、理屈に合わない説明をする。今回の場合、そうしたことに対する反発と不安が紛争を起こすに至っています。  行政は、民事不介入や建築基準法や都市計画法に合法であればよいといったことを理由にして、中立的な立場をとろうとしますが、そうしますと、結果的に事業者側に立つことになります。厳しい状況の中で住民の方たちは、まちづくりがどうあるべきかを考え、模索し、計画地近くのお寺さんが土地の買い上げをしようということまで表明しておられます。  この請願署名数1506人は、3日間で集まったものと聞いております。この問題に対する平塚市民の関心の高さを伺い知ることができます。  本請願の住民のまちづくりを応援してほしいという願意を酌むことは、議員としての当然の責務ではないでしょうか。住民の自立的なまちづくりへの意思と取り組みを応援することは、請願を趣旨採択することで可能になります。  議員各位におかれましては、いま一度請願項目に目を通し、委員会の結論どおりに不採択するべきことが妥当なのかどうか、慎重に御判断いただきたいと願います。  以上をもちまして、請願第14号について不採択とした委員会の結果に反対し、討論を終えます。 72: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより起立により採決を行います。請願第14号は、委員長報告のとおり不採択と決定することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 73: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、請願第14号は不採択と決定いたしました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 会議案第10号 議会制度改革の早期実現に関する意見書               (提案説明・表決) 74: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第8、会議案第10号「議会制度改革の早期実現に関する意見書」を議題といたします。  まず、提出者からの説明を求めます。金子修一議員。                 〔33番金子修一議員登壇〕 75: ◯33番 金子修一議員  ただいま議題となりました会議案第10号「議会制度改革の早期実現に関する意見書」につき、提出者を代表して提案理由を説明いたします。  内容につきましては、意見書案文を朗読して提案説明とさせていただきます。      議会制度改革の早期実現に関する意見書  国においては、現在、第28次地方制度調査会において「議会のあり方」について調査・審議を行っており、このような状況を踏まえ全国市議会議長会は、先に「地方議会の充実強化」に向けた自己改革への取り組み強化についての決意を同調査会に対し表明するとともに、必要な制度改正要望を提出したところである。  しかしながら、同調査会の審議動向を見ると、全国市議会議長会を初めとした三議長会の要望が十分反映されていない状況にある。  本格的な地方分権時代を迎え、住民自治の根幹をなす議会がその期待される役割と責任を果たしていくためには、地方議会制度の改正が必要不可欠である。  よって、国においては、現在検討されている事項を含め、とりわけ下記の事項について、抜本的な制度改正が行われるよう強く求める。
                          記 1 議会の招集権を議長に付与すること。 2 地方自治法第96条第2項の法定受託事務に係る制限を廃止するなど議決権を拡大すること。 3 専決処分要件を見直すとともに、不承認の場合の首長の対応措置を義務づけること。 4 議会に附属機関の設置を可能とすること。 5 議会の内部機関の設置を自由化すること。 6 調査権、監視権を強化すること。 7 地方自治法第203条から「議会の議員」を除き、別途「公選職」という新たな分類項目に位置づけるとと  もに、職務遂行の対価についても、これにふさわしい名称に改めること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。    平成17年12月20日                                  平 塚 市 議 会  以上でありますので、各議員の賛同をよろしくお願いいたします。 76: ◯伊藤 裕議長  これで提案説明を終わります。  本件について質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) 77: ◯伊藤 裕議長  これで質疑を終わります。  この際、お諮りいたします。本件は委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 78: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、委員会付託は省略することに決定いたしました。  これより討論を行います。あらかじめ通告がありますので、それに従って発言を許可いたします。3番渡辺敏光議員。                 〔3番渡辺敏光議員登壇〕 79: ◯3番 渡辺敏光議員  日本共産党平塚市議会議員団を代表しまして、ただいま議題となりました会議案第10号「議会制度改革の早期実現に関する意見書」に対し、反対の立場から討論を行います。  この意見書は、その前文で住民自治の根幹をなす議会が、その期待される役割とその責任を果たしていくためには、地方議会制度の改正が必要不可欠であるとし、7項目の制度改正を国に対して求めています。  その中で2項、3項、4項、6項、7項については賛同できるものです。しかし、1項の議会の招集権を議長に付与すること、5項の議会の内部機関の設置を自由化することには修正及び削除を求めるものです。  1項については、議長に付与を、議長にも付与と修正を求めるものです。理由として、全国市議会議長会の意見書参考例文における論点、補足説明で、議会の招集権については現行の付議すべき事件を示して、長に臨時会の召集請求を行い、会議の開催を長にゆだねる他律集会型でなくと説明されているように、全国市議会議長会の要望は臨時会の招集権にかかわっているものです。しかし、今審議されている内容ですと、招集権を議長にとしているため紛らわしいものになっています。正確にするためにも、議長にもとすべきと考えるものです。  5項、議会の内部機関の設置の自由化については、同じく論点、補足説明で、各派代表者会議や全員協議会及び議会報の編集会議等は正規の会議と見なされていないことを問題にしています。今、議会内部の機関として設置できるのは、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会のみですが、この機関での議論を十分に行っていくならば、さらに正規の機関をむやみにふやす必要はないと考えます。  また、この問題では平塚市議会では直接は関係がありませんが、費用弁償の問題も出てきます。費用弁償は、職務を行うために要する費用の弁償のため、正式に認められた職務以外のことで消費したことには支給しべきでないとされています。費用弁償の支給が適法であり、金額や支給事由がそれぞれの議会の裁量判断にゆだねられているとしても、地域の条件、住民の生活の実態、感情などを十分考慮して慎重に検討する必要があります。  地方議員に対する費用弁償の廃止や見直しを求める動きが広がっているときでもあり、この問題にもかかわってくる、この5項は削除すべきと考え、この意見書に反対をすることを述べ、討論とします。 80: ◯伊藤 裕議長  これで討論を終わります。  これより起立により採決を行います。会議案第10号は、原案どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 81: ◯伊藤 裕議長  起立多数であります。よって、会議案第10号は原案どおり可決されました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議案第101号 人権擁護委員の推薦について               (提案説明・表決) 82: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第9、本日追加提案のありました議案第101号「人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。  まず、提出者からの説明を求めます。──市長。                  〔大藏律子市長登壇〕 83: ◯大藏律子市長  ただいま上程いたしました案件につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議案第101号「人権擁護委員の推薦について」であります。本市人権擁護委員であります新倉透氏につきましては、来る平成18年3月31日をもって任期満了を迎えられますので、ここに市内松風町19番35-320号にお住まいの町川智康氏を推薦するに際し、人権擁護委員法の定めるところに従いまして、議会の御意見を求めるものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。 84: ◯伊藤 裕議長  これで提案説明を終わります。  お諮りいたします。本件は人事案件でありますので、先例に倣い、質疑等の一連の議事手続を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 85: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、これより採決を行います。  お諮りいたします。議案第101号は、これに同意することに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 86: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、議案第101号は同意することに決定いたしました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 閉会中調査申し出の承認について 87: ◯伊藤 裕議長  次に、日程第10、閉会中の調査申し出の承認についてを議題といたします。  本件について、委員長申し出のとおり、議会閉会中も調査できることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) 88: ◯伊藤 裕議長  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 議長のあいさつ 89: ◯伊藤 裕議長  以上で12月定例会の全日程を終了いたしましたが、本年最終の市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  議員の皆様におかれましては、この1年間、市民生活に密着した数多くの議案の審議や市政全般にわたる重要な施策につきまして、活発な議論と審議を重ねられ、本市の発展と市民福祉の向上のために御尽力賜りましたことに対しまして、深く感謝申し上げます。  また、理事者の皆様におかれましても、誠意をもって議会審議に協力をいただきましたこと、議会を代表いたしましてお礼を申し上げます。  ことしも、あと10日余りとなりました。議員の皆様を初め、市理事者、職員の皆様方におかれましては、これから寒さも一層厳しくなりますことから、くれぐれも御自愛いただきまして、ますます御多幸と輝かしい新春をお迎えくださることを心からお祈りいたします。  市民の皆様にも、議会といたしまして今後ますます精進いたしますことをお誓い申し上げて、ごあいさつといたします。 ─────────────────────────────────────────────      ※ 市長のあいさつ 90: ◯伊藤 裕議長  なお、この際、市長から特に発言を求められておりますので、これを許可いたします。                  〔大藏律子市長登壇〕 91: ◯大藏律子市長  特に議長からお許しをいただきましたので、年末に当たりましてごあいさつ申し上げます。  先月25日に開会いたしました12月定例市議会は、本日ここに最終日を迎えました。この26日間、議員各位には熱心な御審議を賜り、まことにありがとうございました。  この1年を振り返りますと、痛ましい事件が数多く発生いたしました。特に注目されるべきは、幼い子供をねらった凶悪な犯行が相次ぎました。地域や通学路、学びの場である学習塾など、子供たちの日常の生活環境の場で起こったということであります。地域ぐるみの協力体制や地域の防犯力の重要性が改めて問われることになりました。  あすの日本を、あすの平塚市を担っていく子供たちの尊い命が犠牲にならないよう、地域の安全を守るべく、市民と協働して防犯力を強化し、取り組んでまいりたいと思っております。  さて、本市では今年度、今後の財政状況の推計について発表させていただきました。厳しい財政状況でありますが、私たちには何よりも持続可能な自治体運営が求められております。ところが、今後負担しなくてはならない事項は増大してまいります。限られた財源で、次世代に過重な負担を課すことなく自治体運営を行うためには、相当の痛みを伴うことを想定しなければなりません。  子供たちの世代、孫の世代へと平塚市が持続し、将来にわたって夢と希望を持ち続けていくためには、厳しい対策のもとでの財政健全化を確実なものにする必要があります。  私たちの世代から次の世代へ、夢と希望を継承していけれるよう、議員の皆様とともに取り組んでまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  ことしも残すところ、あとわずかとなりました。皆様におかれましては、議員各位も、そして市民の皆様方も十分に御自愛をいただき、健やかに新しい年を迎えられますよう、心からお祈り申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。  この1年間、いろいろと御尽力いただきまして、まことにありがとうございました。 92: ◯伊藤 裕議長  以上をもちまして平成17年12月第4回平塚市議会定例会を閉会いたします。  御苦労さまでした。                   午前11時59分閉会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。      議 長    伊 藤   裕      副議長    高 梨 孝 治      署名議員       29番    栗 田 己 好       30番    小 林 保 雄       31番    水 野 泰 助       33番    金 子 修 一 発言が指定されていません。 Copyright © Hiratsuka City, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...