令和 1年 6月
定例会議 令和元年相模原市議会定例会6月
定例会議会議録 第1号
令和元年5月28日
-----------------------------------議事日程 日程1
市長所信表明演説 日程2 議案第86号 相模原市
総合計画基本構想について 日程3 議案第87号 個人の市民税の
控除対象となる寄附金を受け入れる特定非
営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例について 日程4 議案第88号
相模原市立市民福祉会館条例の一部を改正する条例について 日程5 議案第89号 相模原市民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について 日程6 議案第90号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について 日程7 議案第91号 相模原市
手数料条例の一部を改正する条例について 日程8 議案第92号 相模原市保健所及び
保健センター条例の一部を改正する条例について 日程9 議案第93号
相模原市営藤野駅
周辺駐車場条例を廃止する条例について 日程10 議案第94号
相模原市立公民館条例の一部を改正する条例について 日程11 議案第95号 令和元
年度相模原市
一般会計補正予算(第1号) 日程12 議案第96号 副市長の選任について
-----------------------------------本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
-----------------------------------出席議員(46名) 1番
鈴木晃地 2番 榎本揚助 3番
仁科なつ美 4番
三須城太郎 5番 中村忠辰 6番 折笠正治 7番 大八木 聡 8番 秋本 仁 9番 布施初子 10番
田所健太郎 11番 今宮祐貴 12番 羽生田 学 13番
松永千賀子 14番
関根雅吾郎 15番 石川 達 16番 岡本浩三 17番 佐藤尚史 18番 服部裕明 19番 渡部俊明 20番 大槻和弘 21番
長谷川くみ子 22番 野元好美 23番
五十嵐千代 24番 桜井はるな 25番 小田貴久 26番 鈴木秀成 27番 南波秀樹 28番 後田博美 29番 西家克己 30番 小野 弘 31番
石川将誠 32番 古内 明 33番 寺田弘子 34番 栗原 大 35番 小池義和 36番 臼井貴彦 37番 大沢洋子 38番 森 繁之 39番
金子豊貴男 40番
久保田浩孝 41番 大崎秀治 43番 加藤明徳 44番
小野沢耕一 45番 阿部善博 46番 中村昌治 47番 須田
毅-----------------------------------説明のため出席した者 市長
本村賢太郎 副市長 梅沢道雄 副市長 森 多可示 副市長 下仲宏卓
総務局長 熊坂 誠
企画財政局長 石井光行
危機管理局長兼
危機管理監 古井隆一
市民局長 樋口一美
健康福祉局長 小林和明 こども・
若者未来局長 菅谷貴子
環境経済局長 岡 正彦
都市建設局長 田雜隆昌
消防局長 青木 浩
総務部長 榎本哲也
渉外部長 鈴木由美子 企画部長 石原 朗
財務部長 天野秀亮
税務部長 鈴木忠勝
市民局次長 高梨邦彦
福祉部長 網本 淳
保険高齢部長 河崎利之 保健所長 鈴木仁一 こども・
若者未来局次長 杉野孝幸
経済部長 岩本 晃
環境共生部長 樋口 保
資源循環部長 井熊直人
まちづくり計画部長 荻野 隆
広域交流拠点推進部長 山口正勝
まちづくり事業部長 奈良浩之
道路部長 田野倉伸一 下水道部長 小池 稔
総務法制課長 前田康行 教育長 野村謙一
教育局長 小林輝明
教育環境部長 渡邉志寿代 学校教育部長 細川 恵 生涯
学習部長 大貫末広-----------------------------------事務局職員出席者 議会局長 長田 尚 次長兼
議会総務課長 中村敏幸
議事課長 高橋恵美子 政策調査課長 天野由美子 速記者
田辺しのぶ (
大和速記情報センター)----------------------------------- 午前9時30分 開議
○
石川将誠議長 ただいまから
令和元年相模原市議会定例会6月
定例会議を開きます。 ただいまの
出席議員は46名で定足数に達しております。 今
定例会議の
会議録署名議員を議長より御指名申し上げます。2番榎本揚助議員、27番
南波秀樹議員を御指名申し上げます。 今
定例会議の
会議期間は、本日より6月28日までの32日間といたします。 本日の
議事日程は、お手元に御配付いたしました日程表のとおりであります。 これより日程に入ります。
-----------------------------------
△日程1
市長所信表明演説
○
石川将誠議長 日程1
市長所信表明演説に入ります。市長。 〔
市長登壇〕
◎
本村賢太郎市長 私たちは今、平成から令和への改元に立ち会うとともに、新たな時代の幕あけを清廉の思いを持って迎えております。
令和元年相模原市議会定例会6月
定例会議の開催に当たりまして、これからの
市政運営に当たる私の基本的な考え方を申し上げる機会を得られましたことは、まことに光栄であるとともに、身の引き締まる思いであります。栄えある
相模原市議会において、よりよい市政をつくるための議論がしっかりと行えるよう、誠心誠意努めてまいりますので、議員の皆様には格別の御指導、御鞭撻を賜りたいと存じます。 相模原市は戦後生まれの市でありながら、目覚ましい発展を遂げた、他に例を見ない都市であります。平成15年に中核市へ移行し、平成18年、19年の4町との合併により、清流を育む広大な森林などの恵まれた
自然環境を有する都市となりました。平成22年には
指定都市となり、県から多くの事務、権限が移譲されたことにより、福祉、教育など市民の皆様の生活に密着するさまざまな分野においてサービスの向上が図られ、近年では
社会生活に困難を有する子供や若者に対する支援のほか、子育てに関する施策の充実が図られてきております。また、
相模総合補給廠の一部返還や
圏央道相模原愛川インターチェンジ、
相模原インターチェンジの開通、さらに今後は
リニア中央新幹線の駅が設置されるとともに、2020年
東京オリンピック競技大会における
自転車ロードレース競技が本市内で開催されるなど、将来の可能性に満ちあふれています。 これらは、市民の皆様、市内の団体及び企業、市議会を初めとする皆様のたゆまぬ努力のたまものであり、また、これまで3期12年の長きにわたり市政をリードし、
指定都市としての礎を築かれた加山前市長の功績であると考えており、改めて、これまで市の発展に尽くされた方々に心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げたいと存じます。 今後は、これまでの
取り組みを踏まえつつ、本市の大きなポテンシャルを生かし、
市民満足度の向上につながる
市政運営に努めてまいりたいと考えております。 ここで、
市政運営に当たる私の基本的な考え方について、3点申し上げたいと思います。 1点目は、市民に開かれた市政についてでございます。
市政運営を行うに当たり、何より大切にしなければならないことは、市民の皆様に市政を身近に感じてもらうこと、そして、ともに市政をつくっていくことであると考えております。議場におられる議員の皆様は御存知のことと承知しておりますが、まちを歩き、さまざまな市民の皆様からいただく声から、
市政運営の重要な視点に気づかされることが多くございます。だからこそ、私はまず、市長室の扉をオープンにするとともに、引き続き市民の皆様一人一人と直接向き合い、対話を重ねてまいりたいと考えております。 2点目は、持続可能な
まちづくりについてでございます。 今後、
市政運営を進めるに当たっては、持続可能という考え方がますます重要となってきます。我が国は平成20年をピークに少子化による
人口減少が始まっており、相模原市も本年をピークに人口が減少する見通しとなっております。
人口減少社会においては、
生産年齢人口の減少に伴い、経済、産業の縮小、空き家や
空き店舗の増加、
地域コミュニティーの衰退など、さまざまな課題に直面することとなります。そのような状況においても、市民の皆様が安全に安心して暮らすことができる持続可能な社会を実現することが私に課せられた使命であり、将来の市民の皆様の幸せにつながるものと確信しております。先ほど申し上げたとおり、本市は自然と都市が共存し、これからの可能性に満ちあふれています。それらを生かしていくことは、持続可能な
まちづくり、さらには2015年9月の
国連サミットで採択された2030年までの国際目標であるSDGsの達成にもつながるものでございます。
本市市民の皆様、
市内企業の皆様は、言うまでもなく
国際社会の一員です。みんなで一丸となって積極的に貢献し、日本一の
SDGs都市を目指してまいりたいと思っております。そのためには、私自身が先頭に立ち、
取り組みを進めてまいります。 3点目は、市民が誇れる
まちづくりについてでございます。 私はゼロ歳のとき、母と二人で相模原にやってきて、以来49年間、地元で小中高と過ごし、サラリーマンとして働き、政治の世界に飛び込んで議員となり、この間ずっとこのまちの皆様にお支えいただき、暮らしてまいりました。私は相模原が大好きですし、このまちで育ち、暮らしてきたことに誇りを持っております。しかし、残念ながら、本市においては
シビックプライドが全国の中でも低いという民間の調査結果が出ております。この現状を変えるためには、本市の魅力をしっかりと発信していかなければなりません。もちろん、私自身が
トップセールスで市内外に発信してまいりますが、加えて市民の皆様にも
シティセールスをしていただきたいと思っております。そのためには、まず、市民の皆様にこそ本市のよさを知っていただき、変えなければいけないところは変えていく、こうした
取り組みを重ねていくことが、私は相模原市に住んでいると誇れる
まちづくりにつながるものと思っております。 こうした考えのもと、私がこれまで市民の皆様からいただいた声を踏まえた政策の一端と
取り組みの方向性について述べさせていただきます。 初めに、
行政サービスの充実についてでございます。 市民の皆様にとって、より身近な頼れる市役所になることが重要であると考えております。個人や地域が抱える課題等について、市民の皆様からすると、どこの部署に相談すればよいのかわかりにくい場合や、手続が複数の部署にまたがり煩雑になるような場合があるのではないかと思います。そのため、気軽に訪れ、速やかに課題等の解決につながるよう、
ワンストップサービスの充実に向けた検討を進めるとともに、気軽に相談できるよう、SNSの効果的な活用を進めてまいります。 また、市民の皆様や団体、企業、大学、NPОなど多様な主体との連携を深め、多様化しているさまざまな課題の解決に向けて取り組むとともに、地方分権を推進する観点から、地域の特色や実情に合わせた
まちづくりをより一層進めるために、
都市内分権のあり方についても検討を進めてまいります。 次に、子育て、教育についてでございます。 生まれ育った環境によって左右されることなく、全ての
子供たちが夢と希望を持って成長していける社会の実現を目指した
取り組みを充実させることが重要です。多くの
子育て世代に選ばれる、日本一子育てしやすいまちを目指して、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援の充実、
保育所待機児童の解消に向けた
取り組み、
放課後児童クラブの拡充のほか、
社会的養護自立支援事業を初めとする困難を抱える子供、若者の支援や、いじめ、
児童虐待防止対策のさらなる充実などに取り組んでまいります。 また、
子供たちが笑顔で健やかに育つためには、学びの場である学校の環境を整えることが重要です。老朽化した小中学校の改修やエアコンの設置に加え、学校給食の地産地消を進めるとともに、
子供たちに喜んで食べてもらえる給食を提供するための手法についても、早急に検討を進めてまいります。さらに、学校における授業の理解度を深め、基礎学力の定着を一層図ることができるよう、
教育委員会とともに
取り組みを進めてまいりたいと考えております。 加えて、障害等の有無にかかわらず、全ての子供がともに学ぶ
インクルーシブ教育を推進するとともに、さまざまな事情により
義務教育段階相当の教育を受けることができなかった人などに対する学び直しの機会を提供する場として、夜間中学の設置に向けた検討を進めてまいります。 次に、
シニア世代が輝き、いつまでも健康で安心して暮らせる
まちづくりについてです。 人生100年時代と言われる今日、
シニア世代が輝き続けるためには、いかに健康寿命を延ばすかに焦点を当てる必要があります。そのため、
健康づくりに関する普及啓発をより一層進め、病気の予防や早期発見、早期治療を相談できる
かかりつけ医等の定着や、
検診受診率の向上を図り、
シニア世代がいつまでも笑顔でいきいきと暮らすことができる社会の実現を目指してまいります。 また、
シニア世代の行動をより楽しく、自由にし、まちの中で生き生きと活動していただくことは、まちのにぎわいを維持することにもつながります。そのため、地域の実情に応じたバスの利用の支援について検討を進めてまいります。バス路線のない地域につきましては、
コミュニティバスや
乗合タクシーなどにより移動手段の確保を図ってまいります。 さらに、
シニア世代の豊富な知識と経験は地域の財産であることから、その経験や知識を
地域活動に生かしながら、次の世代に引き継いでいくことは、地域にとって大変有用であるとともに、
シニア世代の生きがいにもつながるものと考えております。そのため、それぞれの得意分野を生かすことのできる
シニア人財バンクの創設のほか、空き家や商店街の
空き店舗を活用した活動の拠点となる場の創出に向けた検討を進めてまいります。 次に、産業と観光の振興についてでございます。 本市は昼
夜間人口比率が低く、このことは市外で働く人の多さを示していることから、
トップセールスによる企業誘致を積極的に行うことで地元の雇用を創出してまいります。このように職住近接を実現することにより通勤時間を短縮し、ワーク・ライフ・バランスの推進を図るとともに、
地域経済の持続的な発展にもつなげてまいりたいと考えております。また、近年、ICTの進展に伴い、職場以外の場所で働くテレワークが注目されており、郊外に
サテライトオフィスを設置する企業や、
シェアオフィスを活用する企業がふえていることから、本市の強みである豊かな自然を生かすなど、新たな価値や働き方を提供できる
テレワーク拠点の整備支援にも取り組んでまいります。 さらに、本市には
ロボット分野などにおいて高度な技術を持つ
中小企業が集積するとともに、
JAXA宇宙科学研究所相模原キャンパスが所在しております。さがみ
ロボット産業特区であることの強みを生かすとともに、今後の
ロボット産業、
宇宙産業の
市場規模拡大の見込みも踏まえ、こうした産業等の支援や集積に取り組んでまいります。 また、
海外販路拡大の支援など、
地元中小企業の支援や、若者、女性の起業支援に努めるとともに、農業の6次産業化や
耕作放棄地の再生利用、
有害鳥獣被害の対策、地産地消の推進などによる
都市農業の振興など、全ての働く人たちを支援してまいります。 観光振興につきましては、多くの観光客が訪れる相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖などの5つの湖や広大な森林が育む清流、
市役所さくら通りを初め各地で咲き誇る桜、困難なミッションにチャレンジを続ける、はやぶさ2の運用を行う
JAXA宇宙科学研究所相模原キャンパス、伝統ある相模の大凧まつりを初めとした地域の方々がつくるさまざまな観光行事など、魅力あふれる多様な
観光資源を広く内外に情報発信し、来街者のさらなる増加に結びつけてまいります。 また、本市には
リニア中央新幹線の駅や
車両基地の設置が予定されておりますことから、おりたくなる駅とするための施策に取り組むとともに、
車両基地の
観光資源化や回送線の
旅客線化について、国や県、JR東海に働きかけてまいります。さらに、民間の知恵を生かすとともに、近隣の都市との連携を強化し、地域の活性化につながるインバウンドの誘致や新たな
観光プランの策定、そしてこれらを力強く推進するための
体制づくりなどに取り組んでまいります。 次に、
災害対策についてでございます。
首都直下地震や
南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は70%を超えると言われており、また、全国各地において相次ぐ集中豪雨などにより甚大な被害が発生しております。
津久井地域を中心に多くの
土砂災害警戒区域を有する本市にとっても、災害に強い
まちづくりは喫緊の課題となっております。本市においては、都市部と
津久井地域の中
山間地域で想定される災害が異なります。そのため、一律の
防災訓練ではなく、地区ごとに起こり得る災害を想定し、さまざまな主体が連携して実施する
防災訓練を支援するとともに、
分散型備蓄の充実を図るなど、
地域防災力の向上を推進してまいります。 また、
通学路沿いの
ブロック塀対策や、災害時の支援物資の輸送に欠かせない
緊急輸送道路の安全対策についても推進してまいります。さらに、
学校等公共施設の改修等につきましては、災害時に避難所となることを想定し、トイレの洋式化を進めるとともに、支援を必要とする方の避難や
ペットとの同行避難を考慮するなど、避難所に関するさまざまな課題を念頭に置き、
取り組みを進めてまいります。 次に、環境についてでございます。 本市にあふれる豊かな自然は貴重な財産であると考えております。この財産を次世代に引き継いでいくために、
生物多様性を育む豊かな森林や、
津久井地域を中心とした水源の保全に努めてまいります。また、省エネや
再生可能エネルギーの推進を図るなど、
地球温暖化対策に取り組むとともに、リサイクルの推進や食品ロス、
プラスチックごみの削減など、生活に密着した
取り組みについても推進してまいります。 次に、
まちづくりについてでございます。 市民の皆様が誇りを持ち、そして誰もが暮らしやすいまちをつくるためには、魅力ある
都市拠点の形成と
市民生活を支える交通網の整備が必要となります。
市民総ぐるみの
取り組みにより返還が実現した
相模総合補給廠の一部返還地につきましては、市民の大切な財産であることから、市民が憩い集う、にぎわいと活力あふれる空間とすることが重要であると考えております。そのため、今後の利活用につきましては、改めて市民の皆様に広く御参画いただきながら、知恵を出し合い、方針を決めてまいりたいと考えております。 また、
リニア中央新幹線の駅が設置される橋本駅周辺につきましては、
まちづくりの長期的なビジョンを打ち出すとともに、県内唯一の駅が設置される機会を生かすため、特色ある
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。
交通利便性の向上につきましては、
小田急多摩線の延伸に向けた
取り組みを引き続き進めるとともに、
JR相模線の複線化、
バス交通の充実に取り組んでまいります。また、慢性的な渋滞が発生している国道16号の
渋滞解消策について、国に積極的に働きかけを行ってまいります。 さらに、古民家や空き家を活用し、市民がアートに触れる機会を創出するなど、芸術が溶け込んだ
まちづくりや、障害者の
芸術文化活動の普及について検討を進めるとともに、市を挙げて
地元スポーツチーム等を応援する仕組みをつくるなど、市民の皆様が地元を誇りに思える
まちづくりを進めてまいります。 次に、多様性が尊重される社会の実現についてでございます。 誰もがありのままの自分で生きることができる、そしてありのままの自分が受け入れられる社会を実現する、このことが市民の皆様一人一人の幸せにつながるものと考えております。いじめや虐待、ヘイトスピーチなどの人権侵害が決して行われることのないよう、国籍、年齢、性、障害の有無などにかかわらず、誰もがお互いを認め合い、自分らしく生きることができる
共生社会の実現に向けた
取り組みを進めてまいります。 また、本市においても積極的に
障害者雇用を進めるとともに、企業や事業所と障害者のマッチングを進める事業を展開してまいります。 さらに、
外国人市民が安心して暮らせるよう、
行政情報や
防災情報の多言語化を初め、日本語の支援を必要とする外国につながる児童生徒の
教育環境の整備、多
文化交流の機会の充実などにも取り組んでまいります。 ここまで政策の一端を述べさせていただきましたが、冒頭にも申し上げたとおり、私は市民に開かれた市政ということが基本であると考えており、この考えは決して変わることはありません。
市民ニーズや
地域課題の変化等に伴い、新たな政策の立案はもとより、これまでの政策を変更しなくてはならないようなこともあるかと思いますが、そのような際にも、市民の皆様との対話を大切にしながら、真摯に誠心誠意取り組んでまいります。 そして、私も地方議員としての活動を経験した立場から、議員の皆様が日々、地域を歩き、直接市民の皆様の声に触れておられることを承知しております。議員の皆様と活発に議論を交わさせていただき、市民のための市政を進めてまいる所存でございます。 なお、本日申し上げた政策や
取り組みにつきましては、実現に向けての課題の抽出、調整を鋭意進め、速やかな対応が必要なものにつきましては、9月
定例会議において補正予算として提案させていただきたいと考えております。 結びになりますが、私は市民の皆様一人一人の幸せのため、そして市民の皆様が誇れる相模原市をつくるため、全身全霊を傾け、この職責を全うしてまいります。市政の推進に当たりましては、
少子高齢化の一層の進行や、それに伴う厳しい
財政運営など、幾多の困難に直面することもあろうかと思いますが、市民の皆様、団体、企業、市議会を初めとする皆様と手を携えながら、英知を結集し、困難に正面から取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、議会と市長は
二元代表制を旨とする地方自治における車の両輪と言われておりますことから、議員の皆様方の御指導、御協力を賜りますよう切にお願い申し上げ、所信の表明とさせていただきます。 御清聴まことにありがとうございました。
○
石川将誠議長 以上で、
市長所信表明演説を終わります。
-----------------------------------
△日程2 議案第86号 相模原市
総合計画基本構想について
△日程3 議案第87号 個人の市民税の
控除対象となる寄附金を受け入れる特定非
営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例について
△日程4 議案第88号
相模原市立市民福祉会館条例の一部を改正する条例について
△日程5 議案第89号 相模原市民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例について
△日程6 議案第90号 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について
△日程7 議案第91号 相模原市
手数料条例の一部を改正する条例について
△日程8 議案第92号 相模原市保健所及び
保健センター条例の一部を改正する条例について
△日程9 議案第93号
相模原市営藤野駅
周辺駐車場条例を廃止する条例について
△日程10 議案第94号
相模原市立公民館条例の一部を改正する条例について
△日程11 議案第95号 令和元
年度相模原市
一般会計補正予算(第1号)
○
石川将誠議長 日程2議案第86号から日程11議案第95号までの10件を一括議題といたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。市長。 〔
市長登壇〕
◎
本村賢太郎市長 議案第86号相模原市
総合計画基本構想につきまして、御説明申し上げます。 まず、基本構想の御説明の前に、次期総合計画の策定の背景や経過などにつきまして申し上げます。 本市は、平成22年に現在の新・相模原市総合計画を策定して以来、約10年が経過し、この間、橋本駅周辺の
リニア中央新幹線の駅設置の決定や圏央道
相模原インターチェンジ開設など、首都圏南西部における本市の役割は一層大きなものとなっております。こうした中、本市の人口は本年をピークに減少に転じるとともに、
少子高齢化の進行が見込まれております。これらに起因する課題に的確に対応するとともに、引き続き市民の皆様が安全で安心して暮らせる社会を次代に引き継いでいくため、計画的な
まちづくりの指針となる次期総合計画を策定するものでございます。 この基本構想は、おおむね20年後を目標に基本理念、将来像、実現に向けた基本姿勢、目指すまちの姿・政策で構成しているものでございまして、検討に当たりましては、市内22地区の
まちづくり会議や区民討議会における課題の検討、市民アンケート、パブリックコメントなどを通じ、広く市民の皆様の意見をお伺いしてきたところでございます。また、市民、関係団体、学識経験者等、さまざまな立場の方に御審議いただく総合計画審議会におきまして、7回にわたる御審議をいただき、去る1月10日に御答申をいただいたものでございます。 このたび、こうした経過を踏まえまして、
相模原市議会基本条例第11条第1号の規定に基づき、御提案するものでございます。 それでは、基本構想の概要について、御説明申し上げます。議案集の1ページをお開きいただきたいと存じます。 初めに、1の基本理念でございますが、市の歩み、市を取り巻く社会情勢、
まちづくりの方向性について述べております。そのうちの市を取り巻く社会情勢につきましては、
人口減少や高齢化、先端技術の進展、
リニア中央新幹線の整備に伴う経済・交流圏域の拡大などが人々の暮らしや働き方に大きな変革をもたらそうとしているものと認識しております。こうしたことを踏まえた
まちづくりの方向性といたしましては、共に支え合い、豊かな自然を守り育てながら、安心して地域で暮らせる環境をつくるとともに、人や企業との交流を進めることにより、地域への愛着と誇りを持てるまちを実現することとしております。 2の将来像でございますが、「潤いと活力に満ち 笑顔と希望があふれるまち さがみはら」としておりまして、本市の特徴である豊かな森林や水源を有する中
山間地域と都市機能が集積する都市部が共存している状態を「潤いと活力に満ち」と表現し、また、
人口減少、高齢化という社会情勢の変化が見込まれる中でも、誰もが安全で安心して暮らせることができる状態を「笑顔と希望があふれる」と表現しております。 2ページをごらんいただきたいと存じます。 3の実現に向けた基本姿勢でございますが、全ての政策に共通する
取り組み姿勢を定めるものでございまして、(1)協働による
まちづくり、(2)暮らし満足度を高める
まちづくり、(3)次代につなぐ
まちづくりの3つを掲げたところでございます。 次に、4の目指すまちの姿・政策でございますが、将来像を具現化したまちの状態を6つの政策分野に分け、それぞれを推進するための17の政策を掲げております。 まず、目指すまちの姿Ⅰの夢と希望を持って成長できるまちにつきましては、全ての子どもの権利が保障され、未来を切り拓く若者へと成長できる環境や、誰もが生涯にわたり豊かに学ぶことができる機会を整備し、夢や希望を持って自分らしくいきいきと成長できるまちをつくるものでございます。 3ページをごらんいただきたいと存じます。 目指すまちの姿Ⅱの笑顔で健やかに暮らせるまちにつきましては、年齢や性別、国籍、障害の有無などにかかわらず、全ての市民が共に支え合いながら、笑顔で暮らせる
共生社会の実現を目指すものでございます。また、誰もが健康で心豊かに暮らせるとともに、平和な社会の下、人権を認め合い、活躍できるまちをつくるものでございます。 4ページをごらんいただきたいと存じます。 目指すまちの姿Ⅲの安全で安心な暮らしやすいまちにつきましては、自然災害や事故などから市民の生命と財産を守るとともに、良好な住環境と魅力ある景観の形成により、安全で安心な暮らしやすいまちをつくるものでございます。 5ページをごらんいただきたいと存じます。 目指すまちの姿Ⅳの活力と交流が新たな価値や魅力を創造するまちにつきましては、首都圏南西部の中核となる拠点の形成などを通じて、
人口減少社会においても活力とにぎわいのある
まちづくりを進め、地域資源を活用して、市内はもとより、国内外から多くの人や企業を呼び込み、更なる交流を生み出すことで、新たな価値や魅力が創造されるまちをつくるものでございます。また、米軍基地の早期全面返還の実現に向けて取り組むとともに、基地に起因する問題の解決を図り、市民が快適に暮らせるまちをつくるものでございます。 7ページをごらんいただきたいと存じます。 目指すまちの姿Ⅴの人と自然が共生するまちにつきましては、地球温暖化をはじめ、深刻化する環境問題に対して、低炭素社会の実現や循環型社会の形成に向けた取組を進めるものでございます。また、恵み豊かな自然を守り育てるとともに、安全で快適な生活環境を保全し、創出する取組を進め、多様な主体との連携・協働により、人と自然が共生するやすらぎと潤いのあるまちをつくるものでございます。 最後に、8ページをごらんいただきたいと存じます。 目指すまちの姿Ⅵの多様な主体との連携・協働により持続的に発展するまちにつきましては、多様な主体との連携・協働により、個性豊かな
地域コミュニティーをつくるものでございます。また、積極的な情報発信により市民と行政が課題や目標を共有し、不断の行財政改革を進めることで、持続的に発展するまちをつくるものでございます。 以上、基本構想について御説明申し上げました。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 市民局長。 〔
市民局長登壇〕
◎樋口一美
市民局長 議案第87号個人の市民税の
控除対象となる寄附金を受け入れる特定非
営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の10ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、個人の市民税の
控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人の指定を更新するための規定の改正及び改元に伴う所要の改正をいたしたく提案するものでございます。 条例改正の概要につきましては、12ページの議案第87号関係資料その1をごらんいただきたいと存じます。 1、改正の内容についてでございますが、指定特定非営利活動法人ふじの里山くらぶにつきまして、指定を更新し、寄附金を受け入れる期間を
令和元年7月1日から令和6年6月30日までといたすものでございます。 今回指定を更新する法人の概要につきましては、13ページの関係資料その2にお示ししたとおりでございます。 また、指定の更新の申出等に係る経過についてでございますが、14ページの関係資料その3にお示ししたとおりでございまして、2、申出法人の審査にございますように、相模原市特定非営利活動法人指定審査会から関係条例に規定する基準に適合すると認めるのが相当と判断され、答申をいただいたものでございます。 恐れ入りますが、12ページの関係資料その1にお戻りいただきたいと存じます。 2、施行期日等についてでございますが、
令和元年7月1日から施行いたすものでございます。また、経過措置として、この条例の施行前に、指定を更新する法人に対する寄附金について市税条例の規定を適用するときは、改正前の当該法人に係る規定は、なおその効力を有することといたすものでございます。 以上で、議案第87号の説明を終わらせていただきます。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 健康福祉局長。 〔
健康福祉局長登壇〕
◎小林和明
健康福祉局長 議案第88号から議案第92号までにつきまして、御説明申し上げます。 初めに、議案第88号
相模原市立市民福祉会館条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の15ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、城山総合事務所周辺の公共施設再編に伴う相模原市立あじさい会館城山分室の廃止その他所要の改正をいたしたく提案するものでございます。 16ページをごらんいただきたいと存じます。附則でございますが、この条例の施行期日を令和2年1月1日といたすものでございます。 続きまして、議案第89号相模原市民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の17ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、民生委員の担当世帯数の増減等に伴い、民生委員の定数を改正いたしたく提案するものでございます。 改正の概要につきましては、18ページの議案第89号関係資料により御説明申し上げます。 1の改正の内容でございますが、民生委員の定数について、国の定数基準を参酌し、933人とするものでございます。 (1)の区域担当民生委員・児童委員につきましては、現在の定数876人から879人とするもので、増減する地区は表のとおりでございます。 (2)の主任児童委員につきましては、現在の定数と同じ54人とするものでございます。 2の施行期日でございますが、
令和元年12月1日といたすものでございます。 続きまして、議案第90号行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の19ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の別表第二の主務省令で定める事務及び情報を定める命令の改正に伴い、庁内連携ができる
特定個人情報に係る規定を改正いたしたく提案するものでございます。 改正の概要につきましては、21ページの議案第90号関係資料により御説明申し上げます。 1の改正の内容でございますが、主務省令で定める事務及び情報を定める命令の改正により(1)から(4)までの事務及び市町村民税に関する情報の組み合わせが法令等に規定されたことから、当該組み合わせと重複する条例の規定を削除するものでございます。 2の施行期日でございますが、公布の日からといたすものでございます。 続きまして、議案第91号相模原市
手数料条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の22ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、介護保険法施行規則の一部を改正する省令による介護保険法施行規則の改正に伴う介護医療院の介護サービス情報の調査に係る手数料の規定の追加その他所要の改正をいたしたく提案するものでございます。 改正の概要につきましては、25ページの議案第91号関係資料により御説明申し上げます。 1の改正の内容でございますが、表にございますとおり、介護サービス情報の調査に係る手数料を1回2万3,000円とするものでございます。 2の施行期日でございますが、
令和元年7月1日といたすものでございます。 続きまして、議案第92号相模原市保健所及び
保健センター条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の26ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、議案第88号の
相模原市立市民福祉会館条例の一部を改正する条例と同様に、城山総合事務所周辺の公共施設再編に伴い、相模原市城山保健センターを廃止いたしたく提案するものでございます。 附則でございますが、この条例の施行期日を令和2年1月1日とするものでございます。 以上で、議案第88号から議案第92号までの説明を終わらせていただきます。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 都市建設局長。 〔
都市建設局長登壇〕
◎田雜隆昌
都市建設局長 議案第93号
相模原市営藤野駅
周辺駐車場条例を廃止する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の27ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、
相模原市営藤野駅周辺駐車場の施設の民間事業者への貸し付けを行うため、同駐車場を廃止いたしたく提案するものでございます。 附則でございますが、第1項は、本条例の施行期日を
令和元年12月29日といたすものでございます。ただし、次項の規定につきましては、同年6月29日といたすものでございます。 第2項は、この条例の施行の日を前日までの間において、廃止前の
相模原市営藤野駅
周辺駐車場条例の規定による駐車場の定期利用の申請があった場合の同条例の適用について、承認の日から
令和元年12月28日までとするものでございます。 施設の概要につきましては、28ページの議案第93号関係資料により御説明申し上げます。 藤野駅周辺第1駐車場につきましては、平成13年10月1日から緑区小渕1685番地1に設置しております。構造につきましては、鉄骨造平屋建てで、敷地面積は1,124.61平方メートル、延べ床面積は104.17平方メートルでございます。 藤野駅周辺第2駐車場につきましては、平成4年1月1日から緑区小渕2012番地2に設置しております。鉄骨鉄筋コンクリート造3階建ての1階部分が同駐車場になっており、敷地面積は139平方メートル、延べ床面積は115.68平方メートルでございます。 藤野駅周辺第3駐車場につきましては、平成7年4月1日から緑区小渕2026番地2に設置しております。構造につきましては、鉄骨造平屋建てで、敷地面積は271.65平方メートル、延べ床面積は59.4平方メートルでございます。 以上で、議案第93号の説明を終わらせていただきます。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 教育局長。 〔
教育局長登壇〕
◎小林輝明
教育局長 議案第94号
相模原市立公民館条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。議案集の30ページをごらんいただきたいと存じます。 本議案は、城山総合事務所周辺の公共施設再編に伴う城山公民館の位置の変更、利用に係る使用料の規定の改正その他所要の改正をいたしたく提案するものでございます。 改正の内容について御説明させていただきます。 初めに、第1条についてでございますが、公民館の位置について、現在の緑区久保沢1丁目3番1号から緑区久保沢2丁目26番1号に改め、また、利用に係る使用料について、現在の城山公民館で規定しております8室の使用料について、削除するものでございます。なお、今回の改正に合わせまして、
相模原市立公民館条例第1条中の「関し」を「ついて」に改めるものでございます。 次に、第2条についてでございますが、移転後の施設といたしまして、新たに15室の使用料の規定を追加するものでございます。 次に、附則についてでございますが、第1項では条例の施行日について、第1条の規定を
令和元年12月1日から、第2条の規定を令和2年3月1日からとするものでございます。また、第2項では改正後の城山公民館における施設の利用の承認申請の受付その他必要な準備行為は施行日前から行うことができるとするものでございます。 次に、施設の概要について御説明させていただきます。32ページの関係資料、案内図をごらんいただきたいと存じます。 城山公民館の位置につきましては、現在の位置から北西方面に約600メートルの位置にございます現在の城山保健福祉センターの場所へ移転するものでございます。移転後の施設の構造は、鉄筋コンクリート造3階建て、敷地面積は4,013.51平方メートル、延べ床面積は2,808.37平方メートルでございます。 33ページをごらんいただきたいと存じます。1階平面図でございますが、左上から大会議室、小会議室1、多目的室1、中会議室1、保育室、図書室を配置いたします。 34ページをごらんいただきたいと存じます。2階平面図でございますが、左上から和室、多目的室2、小会議室2、工作室、中会議室2、料理実習室、運動室を配置いたします。 35ページをごらんいただきたいと存じます。3階平面図でございますが、左から多目的室3、コミュニティ室、茶室、中会議室3、講義室を配置いたします。 以上で、議案第94号についての説明を終わらせていただきます。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 財務部長。 〔
財務部長登壇〕
◎天野秀亮
財務部長 議案第95号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算第1号につきまして、御説明申し上げます。令和元
年度相模原市
一般会計補正予算書及び予算に関する説明書の3ページをお開きいただきたいと存じます。 第1条でございますが、今回の補正予算につきましては、歳入歳出にそれぞれ2,600万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,024億2,600万円とするものでございます。 第2条の元号の表示でございますが、令和元
年度相模原市の一般会計の予算における当該年度以降の年度の元号の表示は、当該年度全体を通じて令和とするものでございます。 以下、各項目につきましては説明書により御説明申し上げます。 初めに、歳入につきまして御説明申し上げます。20ページをごらんいただきたいと存じます。 款50使用料及び手数料につきましては、200万円を減額するものでございまして、藤野駅周辺駐車場駐車料を減額するものでございます。 款55国庫支出金につきましては、2,376万円を増額するものでございまして、未婚の児童扶養手当受給者臨時・特別給付金事業補助金などを計上するものでございます。 款65財産収入につきましては、60万円を増額するものでございまして、土地貸付収入を増額するものでございます。 款80繰越金につきましては、183万円を増額するものでございます。 款85諸収入につきましては、180万円を増額するものでございまして、多文化共生の
まちづくり促進事業助成金を増額するものでございます。 以上で歳入についての説明を終わらせていただきます。 引き続き、歳出につきまして御説明申し上げます。26ページをごらんいただきたいと存じます。 款10総務費でございますが、590万円を増額するものでございます。 項5総務管理費の目76防災対策費につきましては、防災対策普及啓発推進事業に要する経費を増額するものでございます。 項13
市民生活費の目5
市民生活総務費につきましては、市民相談事業に要する経費を増額するものでございます。 款15民生費でございますが、2,005万円を増額するものでございます。 項10児童福祉費の目10母子福祉費につきましては、未婚の児童扶養手当受給者臨時・特別給付金事業に要する経費を計上するものでございます。 28ページをごらんいただきたいと存じます。款40土木費でございますが、4万円を増額するものでございます。 項15都市計画費の目5都市計画総務費につきましては、藤野駅周辺駐車場管理運営費を増額するものでございます。 以上で、議案第95号令和元
年度相模原市
一般会計補正予算第1号の説明を終わらせていただきます。よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第86号外9件は、審議の都合により議事延期いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
石川将誠議長 御異議なしと認めます。 よって、議案第86号外9件は議事延期いたします。
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△日程12 議案第96号 副市長の選任について(隠田展一)
○
石川将誠議長 日程12議案第96号を議題といたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。市長。 〔
市長登壇〕
◎
本村賢太郎市長 議案第96号副市長の選任につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 本議案は、本年5月末日をもちまして任期満了となります副市長梅沢道雄氏の後任といたしまして、隠田展一氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定により、議会の御同意をお願いするものでございます。 隠田氏の経歴につきましては、裏面の議案第96号関係資料の略歴により御承知いただきたいと存じますが、昭和57年3月に明治大学政治経済学部を卒業後、同年4月、相模原市に就職いたしました。以来、福祉や教育にかかわる業務に携わった後、総務部、総務局などの分野において職責を果たし、市行政の推進に尽力されてきたところでございます。 さて、このたびの選任に当たりましての私の思いを申し上げます。 将来にわたり持続可能な
まちづくりへの積極的な
取り組みを目指す本市にあっては、医療、福祉、教育など多岐にわたる行政課題に対し、英知を結集し、果敢にチャレンジできる組織体制の構築が求められております。 こうしたことから、本市における指定管理者制度の導入による住民サービスの向上に寄与され、津久井4町との合併、
指定都市への移行など、本市の歴史的な節目において、効率的、効果的な組織
体制づくりに
取り組み、市民に信頼され、使命感あふれる職員の育成に御尽力いただいた同氏の実績は、余人をもってかえがたいものであります。また、本市の持つ魅力を積極的に市内外に情報発信し、市民の皆様が誇れるまちにしていくことが求められる中、
総務局長として御活躍いただいた実績を発揮していただけるものと考えております。 こうした豊富な知識と経験はもとより、その誠実な人柄から、副市長として適任と存ずるものでございます。 以上をもちまして、議案第96号の提案理由の御説明とさせていただきます。よろしく御同意くださいますようお願い申し上げます。
○
石川将誠議長 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第96号は、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
石川将誠議長 御異議なしと認めます。 よって、議案第96号については、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。(「進行」と呼ぶ者あり) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 ただいま議題となっております議案第96号副市長の選任については、原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成する者あり〕
○
石川将誠議長 賛成総員。 よって、議案第96号は同意することに決しました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長。 〔
市長登壇〕
◎
本村賢太郎市長 議員の皆様におかれましては、大変お疲れのところ、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。 長年にわたり相模原市政の発展に尽くしてこられました梅沢副市長が5月31日をもちまして任期満了により退任することとなりました。 梅沢副市長には、平成27年6月からの4年間、簡素で効率的な組織運営、子育て環境を初め、高齢者福祉や医療体制の充実、産業の振興、防災、減災対策、
共生社会の実現など、多岐にわたって市政の中枢で重責を担っていただきました。 本市にとりまして、
人口減少、超高齢化という非常に困難な時代を迎える時期に、豊富な行政経験を生かしながら、
指定都市としての発展の礎を築き上げ、その職責を十分果たしていただきました。梅沢副市長の功績に心から感謝申し上げます。 また、短い期間ではありましたが、温かいお人柄と長年培われた豊富な実務経験や行政全般にわたる高い見識により、よき補佐役として、就任したばかりの私をしっかり支えてくれました。改めて感謝申し上げます。 なお、議長におかれましては、貴重な時間をいただきまして恐縮に存じますが、後ほど梅沢副市長からのお礼の挨拶の機会を与えていただきたく、お取り計らいのほど、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、梅沢副市長の退任の紹介とさせていただきます。 ありがとうございました。
○
石川将誠議長 ここで梅沢副市長の御退任に当たりまして、市議会を代表して、一言御挨拶を申し上げます。 梅沢副市長におかれましては、昭和52年に相模原市に入庁されて以来、
まちづくり事業部長、建設局長、
総務局長などの要職を歴任され、平成22年4月の政令
指定都市への移行を円滑に進めるなど、地方分権時代にふさわしい自立都市の実現に向けて大きな成果を上げてこられました。 平成27年6月からは、4年間にわたり、長い行政経験と豊かな知識を遺憾なく発揮され、市長の補佐役である筆頭副市長として、その重責を果たし、本市発展のために多大なる御尽力をいただいたことに対しまして、心より感謝を申し上げます。 副市長任期中におかれましては、在日米陸軍
相模総合補給廠の一部返還地の
まちづくりなど、まさに本市の50年後、100年後を見据えた将来の道筋を決めなければいけない大きな時代の転換期にあって、医療、介護などの社会保障費が膨らむ財政事情が厳しい状況にもかかわらず、市益にかなうさまざまな施策を推進し、多大なる功績を残していただきました。 特に子育て施策には注力され、こども・若者未来局を設置するとともに、
教育委員会との連携を図ることで市政が一丸となり、医療費助成の対象年齢の拡充を初め、子供の貧困対策や学力保障、若者の自立支援などの事業の推進など、多くの事業を推進していただきました。 時には大変な御労苦もあったと推察しますが、これらの職責を全うしていただいたことに対し、心より敬意を表するとともに、感謝を申し上げます。 市議会といたしましても、優れた手腕をお持ちの梅沢副市長の御退任は大変惜しまれるところでありますが、今後は健康に十分御留意され、ますます御活躍されますよう御祈念申し上げますとともに、引き続き市政発展のために御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。 長きにわたる市の御公務、大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。 それでは、ここで梅沢副市長の発言を許します。梅沢副市長。 〔梅沢副
市長登壇〕
◎梅沢道雄副市長 議員の皆様には、大変お疲れのところ、貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございます。 議長からお許しをいただきましたので、副市長退任に当たりまして、一言お礼の言葉を申し述べさせていただきます。 ただいま本村市長から、そして石川議長から私に対し過分なお言葉を頂戴いたしまして、大変恐縮しているところでございます。 振り返りますと、昭和52年に市役所に奉職してから平成26年に定年退職するまで、職員として市行政に参画させていただき、中核市への移行、津久井郡4町との合併、政令
指定都市への移行、東日本大震災の発生など、まさに本市の激動の時代といわれる中で、甚だ微力ながらも、市が目覚ましく発展する時期に仕事をさせていただきました。 その後、一時期、市役所を離れましたが、平成27年6月に加山前市長の選任により、図らずも副市長の職に就任させていただき、市長を補佐し、職員を指揮してまいりました。 この間、我が国が
少子高齢化、
人口減少という、これまで経験したことのない困難な時代に向かう中、市民の皆様一人一人が将来に夢と希望を持ち、安全に安心して心豊かに暮らせる
まちづくりが一歩でも前進するよう、救助実施市の指定など、大規模災害に備えた防災体制の構築、救急医療体制を初めとします保健、医療体制の充実、
共生社会実現に向けた障害者支援の推進、超高齢社会における仕組みづくり、そして保育所等における待機児童対策や
社会生活に困難を有する子供、若者の支援などの子ども・子育て支援、また、
中小企業を初めといたします先端企業への支援等による産業振興、雇用創出や環境共生、循環型社会に向けての
取り組み、そして世界平和の実現を目指す
取り組み、また、市職員のワーク・ライフ・バランスの推進などの事務を担任させていただきました。 今、思いますと、その仕事一つ一つに思い出も多く、感慨無量なものがございますが、何よりも発展する相模原市とともに、私はもとより微力ではございましたが、体を壊すこともなく、私の人生を歩ませていただきましたことは私のこの上ない誇りであり、本当に幸せであったと思っております。 間もなく副市長の任期が満了いたしますが、こうして無事に退任できますのも、ひとえに議員の皆様を初め、市長の御指導、御鞭撻、市民の皆様の御理解、御支援、そして、私を支え、守り立ててくれた多くの職員の皆様のおかげであり、皆様への感謝の気持ちは言葉に言い尽くせぬものがございます。改めまして、心から厚く御礼を申し上げます。 最後になりますが、私が愛する相模原市が輝かしい未来に向け、限りなく発展することを心から願いますとともに、議員の皆様方、そして本村市長を初め、職員の皆様方のますますの御活躍、御健勝、御多幸を心よりお祈り申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。 42年間、お世話になりました。まことにありがとうございました。(拍手)
○
石川将誠議長 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
石川将誠議長 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決しました。 次回の本会議は、6月5日午前9時30分より開くことにいたします。 本日はこれをもって延会いたします。 午前10時48分 延会...