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  1. 川崎市議会 2020-03-13
    令和 2年  3月環境委員会−03月13日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 2年  3月環境委員会−03月13日-01号令和 2年  3月環境委員会 環境委員会記録 令和2年3月13日(金)   午前10時00分開会                午前11時13分閉会 場所:601会議室 出席委員大庭裕子委員長露木明美委員長松原成文矢沢孝雄吉沢直美、      井口真美山田晴彦、春 孝明、飯塚正良大西いづみ松川正二郎委員 欠席委員:なし 出席説明員:(環境局斉藤環境局長金子総務部長若松地球環境推進室長、        菅谷庶務課長川合地球環境推進室担当課長喜多地球環境推進室担当課長、        五十嵐地球環境推進室担当課長       (港湾局北出港湾局長中上港湾振興部長大石港湾経営部長、        鈴木川崎管理センター所長加島庶務課長       (上下水道局金子上下水道事業管理者大畑総務部長山梨財務担当部長、        鈴木下水道部長松川下水道施設担当部長松永庶務課長松岡財務課長、        松田財務課担当課長室井下水道計画課長後藤管路保全課長佐藤施設課長       (交通局邉見交通局長篠原企画管理部長斎藤自動車部長茂木庶務課長、        北條経営企画課長
          (病院局関庶務課長 日 程 1 議案の審査      (交通局)     (1)議案第21号 川崎水道事業工業用水道事業及び下水道事業設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について      (上下水道局)     (2)議案第 6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について               (上下水道局に関する部分)     (3)議案第58号 令和元年度川崎下水道事業会計補正予算      (環境局)     (4)議案第 6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について               (環境局に関する部分)      (港湾局)     (5)議案第55号 令和元年度川崎港湾整備事業特別会計補正予算     2 陳情の審査      (環境局)     (1)陳情第34号 ペットボトルの回収に食品容器のペットを含めての回収に関する陳情     3 その他                午前10時00分開会 ○大庭裕子 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりです。  なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきますので御了承願います。  初めに、交通局関係議案の審査として、「議案第21号 川崎水道事業工業用水道事業及び下水道事業設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  なお、関係理事者として、上下水道局から松岡財務課長が、病院局から関庶務課長が出席しておりますので御紹介いたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎邉見 交通局長 おはようございます。補足説明はございませんので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○大庭裕子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第21号 川崎水道事業工業用水道事業及び下水道事業設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、このたび交通局長におかれましては3月末日をもって退職をされます。本日は交通局長が出席をされる最後の委員会となりますことから、退席される前に一言御挨拶をいただきたいと思います。 ◎邉見 交通局長 貴重なお時間をいただきましてまことにありがとうございます。退職に当たり一言御礼の御挨拶を申し上げさせていただきたく存じます。  この3月末日をもちまして定年退職を迎えることとなりました。これまで多くの職員に支えられるとともに、委員皆様方におかれましては本当にさまざまな場面におきまして御理解そして大きな御協力をいただいたおかげで、私自身、成長させていただくとともに何とかこの37年間の市役所生活を無事勤め上げることができました。本当に改めて感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。  私が入庁いたしましたのは昭和58年で、ちょうど東京ディズニーランドが開園された年でございました。ちょうどオイルショックの後、暗い時代から明るい話題になって、私も本当に社会人ぴかぴかの1年生で、夢と希望にあふれて、毎日楽しく出勤をした、そんなことを今思い出している次第でございます。  最初の職場が教育委員会でございました。そして等々力にある会館とどろきを建てたのですが、その後、教職員の人事をやりまして、その後、人事委員会事務局、それから総務局人事課、それから行財政改革推進室、そして病院局、市民・こども局を経験して、前職のこども未来局を経て、そして2年前に交通局長の職を拝命いたしました。全部で8局を経験させていただいたものでございます。  この最後の2年間を交通事業に携わることになったのですが、いきなり、経営状況がよくないということで経営健全化計画を策定するということになりましたが、この間感じたことは、やはり市民のためにも地域交通の要である市バスがもっともっと頑張っていかなければいけないということと、交通局職員一人一人がそのことをしっかりと自覚してみずからの役割を全うすることが大変重要であるんじゃないかというふうに意識してもらうことが重要だろうというふうに思いました。  一方で、市バスサービス業でございますので、安全はもちろんのこと、お客さまサービスの向上をより一層図っていくことが重要でございましたので、そのためにはまず職員意識改革、これを何としてもやらなきゃいけないということで、この2年間、各営業所に本当に何度も何度も出向いて、いろんな理由をつけて、運転手、そして事務職員といろんな機会を設けて意見交換を行ってまいりました。その結果、多分よい方向に職員の意識も大分変わってきたのではないかなというふうに思っております。  この3月で交通局を去ることになりますが、実際、市バスにはまだまだ多くの課題がございます。これからの市バス職員一丸となってたゆまぬ努力を続けて、市民の足をしっかりと確保して、市民に選ばれる市バスを目指してまいりますので、委員の皆様には引き続き御指導、御鞭撻をいただくとともに、これからも市バス交通事業についてさらなる御理解、御支援をいただければというふうに思っております。  本当に長い間ありがとうございました。3月をもちまして退職になりますので、今後とも交通局をよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) ○大庭裕子 委員長 本当に長い間、市政の発展のために尽くしていただきありがとうございました。退職後もどうか健康に留意をされまして、一層の御活躍を御期待申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 ◎邉見 交通局長 ありがとうございました。先生方も御健康に留意して、ぜひまた活躍していただければと思います。 ○大庭裕子 委員長 それでは、ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 それでは、ここで傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、傍聴を許可いたします。                 ( 傍聴者入室 ) ○大庭裕子 委員長 次に、上下水道局関係議案の審査として、「議案第6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について」の上下水道局に関する部分を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。補足説明は特にございませんので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○大庭裕子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等ございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 特に、質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について」の上下水道局に関する部分は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、上下水道局関係議案の審査として、「議案第58号 令和元年度川崎下水道事業会計補正予算」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 上下水道事業管理者 補足説明は特にございませんので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○大庭裕子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆飯塚正良 委員 まず、この議案第58号の扱いなんですが、実は、私ども代表質問でも排水ポンプ車の件に触れさせていただきまして、その代表質問の中で管理者のほうからいただいた答弁では、どこにその設置をするのかというところで、現在、交通管理者初め、道路や河川の管理者との協議を進めているところということで、まだその協議中で、結論の部分を、恐らく来週の検討会のほうで一定の方向性も出てくるのかなという中であえて今回、もう日程的にはこの日程で議事として、議題として上げられたわけで、ちょっとやっぱり手順の問題としていかがなものかなというふうに考えていますので、これはちょっと議事の設定についての意見ということで答弁は結構です。  その上で中身なんですが、ポンプ車の問題については、先ほども申し上げましたように、基本的には浸水した水を多摩川排水をするということですから、多摩川の土手もしくは多摩川沿線道路ということになって、交通管理者との協議あるいは河川の国土交通省との協議がどうしても必要になるということだと思うんですね。ですから、この辺の協議が現在どうなっているのかということでまず答弁いただきたいんですが。 ◎室井 下水道計画課長 排水樋管ゲート閉鎖時の排水先についてでございますが、排水ポンプ車を使用いたしまして、多摩川堤防上部排水ホースを設置し、多摩川へ直接放流することを検討してございます。今現在、交通管理者との協議につきましては、片側での交互通行を前提に協議を進めているところでございます。また、河川管理者につきましても、多摩川の堤防の上部に排水ホースをまたいで排水するということで、今現在、協議を進めているところでございます。 ◆飯塚正良 委員 ということで協議をして、ほぼその合意はとれそうなんですか。 ◎室井 下水道計画課長 合意をとるように今現在進めておりますので、少なくとも、とれないということがないようにしっかり進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆飯塚正良 委員 とれないということになるとこの議案自体が成立しなくなっちゃうわけですからね。その辺はしっかり協議をしていただくこと、許可をいただけるように、ぜひ努力をしていただきたいと思います。結構です。 ◆井口真美 委員 初めに、今回の補正の内容なんですけれども、それぞれ金額と内容をお願いします。 ◎松田 財務課担当課長 今回の補正予算の内容なんですけれども、ポンプ車の購入ということで2億2,000万円、それとあと排水樋管ゲート改良工事ということで、そのうちの機械工事の部分、電動化とかそういったところですけれども、そこで1億4,000万円、それと、台風以外のところでこれまで従前やっていました浸水事業地震対策事業、こちらに7,000万円ということで、合計4億3,000万円の建設改良費の補正をお願いしているところです。 ◆井口真美 委員 排水ポンプ2億2,000万円、これは何台でしたっけ。済みません、改めていろいろ伺いますが、何台ですか。 ◎室井 下水道計画課長 4台でございます。 ◆井口真美 委員 今、樋管ゲート機械工事で、電動化という何か曖昧なことだったんだけれども、樋管ゲート改良工事の中身をもうちょっと具体的に教えてください。 ◎佐藤 施設課長 樋管ゲートの工事の内容でございますが、ゲートの健全な部分は残した状態で工事を進めるということになっております。開閉をする開閉器、こちらについては今まで手動でございましたが、モーターがついたものに取りかえます。それと、下の扉の部分なんですけれども、宮内と宇奈根については補助ゲートというゲート内陸側についておりますので、そこについては扉にフラップという、内水が高くなったときに自然に水が出るような扉をつけることを考えております。 ◆井口真美 委員 では、まず排水ポンプ車について伺いますけれども、4台、今1台持っていますから、これで合計5台になるわけですね。ですから、今回逆流を起こした5カ所に排水ポンプ車をそれぞれ1台ずつ配置するということで考えてよろしいわけですか。 ◎室井 下水道計画課長 排水ポンプ車の配置につきましては、今現在、運用マニュアルのほうを検討してございますので、その中で配置を検討してまいりたいと考えております。基本的にはこの今ある1台プラス排水ポンプ車4台でこの樋管の対応を考えてまいります。 ◆井口真美 委員 以前伺ったときに、本市にはいわゆる排水樋管というのは17カ所あって、そのうち今回、ポンプ場のないところの7カ所のうち5カ所があふれたというふうに伺っているわけですが、そのほかの、つまり10カ所には近隣にポンプ場があるわけですね。そのポンプ場との比較を教えていただきたいんですけれども、この排水ポンプ車ポンプと今ついているポンプ場ポンプの大きさの違いというか、要するに、今度買うポンプ車がどういう容量、どんな能力があって、今ついているポンプ場ポンプとの関係では同じような能力を持つのか、その辺をちょっと教えていただけますか。 ◎室井 下水道計画課長 排水ポンプ車につきましては、樋管ゲート閉鎖時においても内水排除に対して補完的な役割を果たすものでございまして、能力といたしましては、1分間当たり30立方メートルのものを予定してございます。 ◆井口真美 委員 それは、実際に近隣にある、電動ポンプで既に今まで排水しているポンプ場があるところと比べて、能力としては、樋管の大きさにもよるんでしょうけれども、同じような樋管のところだったらポンプ場であってもポンプ車であっても同じような能力を発揮できるのか、その辺の比較はいかがですか。 ◎室井 下水道計画課長 能力につきましては、ポンプ場と比べますと排水ポンプ車能力は小さいものでございますので、そこまでの能力は持っておりません。 ◆井口真美 委員 そうするとこのポンプ車をつけること自体は、実際にはまだ、ポンプ場だけの能力が発揮できるかどうかについては、小さいということを前提として考えなくちゃいけないということで、補完的な形に考えたほうがいいということですか。 ◎室井 下水道計画課長 そのとおりでございます。 ◆井口真美 委員 わかりました。今回はこのポンプ車を買うかどうかの問題であって、確かに一定程度、今言われたように水門を閉めることを前提にして、そこから水を吐き出すことはまずやるということなので、それはそれとして必要だと思うんですけれども、いずれはその先についてもさらに対策が要るということについては確認をしておきたいというふうに思います。  それと、このポンプ車を実際に動かして排水をする場合の人員配置というのはどのくらい必要なんですか。 ◎室井 下水道計画課長 1台当たり4名の人員が必要となります。また、そのほかにポンプ車を置いたときの交通整理をする人員が別途必要になると考えております。 ◆井口真美 委員 先ほど飯塚委員の御質問の中で、通行は道路片側交互通行でしていきたいということを御答弁されていましたので、両方をとめなくちゃいけないから2人以上は交通整理員が要ると考えると、1台当たり6人は必要になるのではないかと思うわけですね。そうなると、例えば今回のように、どこか1カ所だったら何とかなるかもしれませんけれども、同時に出動することになると、5台ですから、五六、30人は必要になるということで、この間代表質問で指摘をしておりますが、この人員配置というのはそれで大丈夫なのか、その辺はいかがですか。 ◎室井 下水道計画課長 人員配置についてでございますが、運用に当たりましては、下水道事務所間の連携でありますとか、民間事業者との連携も視野に入れて検討を進めているところでございます。 ◆井口真美 委員 これがあるほうがいいと思っているからそれはいいんですけれども、やっぱりそういうことも考えた今後の人員配置も含めて考えていかなくちゃいけないという問題提起はしておきたいと思うし、まさに、これから同様なことがまた起こったらどうするかということが前提と考えられていることなので、そのあたりはしっかりと今後の問題を考えておいていただきたいというふうに思います。  それから、樋管ゲートのことですが、先ほど言われたように電動化ということで、あそこにモーターがつくということだと思うんですが、この間伺っているように、遠隔操作はこの次の段階でされるんじゃないかと思うんですけれども、実際、開け閉めのスイッチというのはどこにつけるんですか。 ◎佐藤 施設課長 これまで手動ゲートで、手で回しておりましたけれども、そこの点検フォローの上部に操作する盤がつきますので、まずそこで操作ができるようになります。今回の工事ですとちょっと範囲ではないんですけれども、先ほどお話があったように将来的には遠くからでも操作ができるようにということも考えているところでございます。 ◆井口真美 委員 この間議論しているように、確かに現地に大雨の中、職員がそこにずっといなくちゃいけないということの危険性というのはもちろんあると思うので、そこはどこか違うところができるというのは必要だと思うんですけれども、この電動化ということの目的として、この間、検証委員会の中で言われているのは、異物が挟まることなんかに対してもこれが対策なのかと言われていたと思うんですが、その点、この電動化と異物の挟まりとの関係というのはどういうふうに考えればいいんですか。 ◎佐藤 施設課長 まず、異物そのものが入りづらくなるように、放流渠の上部にネットを張ると同時に、あとは、電動化ですので、途中でたとえとまったとしても、また上にちょっと上げて、下げてというような操作が何度も容易にできるということで、対策として考えているところでございます。 ◆井口真美 委員 わかりました。いずれにしても、人力だけでない方法のほうがいいということは検証委員会で言われていますので、ここについては引き続きやっていただければと思います。  最後に、さっきフラップをつけるというふうに言われたんですが、このフラップについてをもうちょっと説明をしていただきたいんですが、なぜ補助ゲートがあるところだけフラップになるのか、ちょっとそこだけ教えていただけますか。 ◎佐藤 施設課長 まず、フラップ機構というのが、内圧が高くなりますと多摩川側に扉が開くというような機構が扉についているものになりますので、自動で内水が高くなると外に水が出るという機構になります。ただ、今回も異物等の混入とかもございましたので、閉まるときにもし万が一何かにひっかかってしまったときに、内陸側にもう一つゲートがございますので、そこを閉めることで逆流は防ぐことができるということで、そこの2門についてはフラップ機構がついたゲートに変えるということでございます。
    井口真美 委員 わかりました。  それからもう1個、電動化のときには、検証委員会の資料を見たら、閉まったりあいたりしたときに何か印が出るような、パイロットランプだっけ、というのがついていたような図があったんですが、それもつくんですか。 ◎佐藤 施設課長 今の段階ではつける方向で考えているところでございます。 ◆井口真美 委員 わかりました。  いずれにしても、これはまだ全体の対策の一部分ということですので、これから引き続き対策を続けていただくことを求めて、質問はこれで結構です。 ◆松原成文 委員 現状あるポンプ車1台に新しく4台ということで、今、能力も、目的等々についても、御説明いただきましたけれども、ポンプ車ということでありますけれども、他の局でポンプ車を持っているというのは、どんな局で、何台あるんでしょうか。御存じでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 他の局では、消防局のほうではあると思うんですが、これと違うものなのでちょっと機能等はわかりませんが、今回導入するポンプというのはないというふうに把握しております。 ◆松原成文 委員 わかりました。  そうすると、消防局の出張所等々にあるし、消防団にもあるんだけれども、ちょっとそれはまた機能が違うと思うのでありますけれども、その消防局が持っているポンプ車と、皆さんがまた新たに購入するポンプ車、どこがどう違うんですか。 ◎室井 下水道計画課長 消防局で持っているポンプの詳細については、ちょっと細かい部分まで把握してございませんので申しわけないんですが、今回導入いたします排水ポンプ車は、内水の排除を目的といたしまして、下水道の施設でいいますと人孔であるとか、そういうところに小型のポンプを落としまして、電力はトラックのほうから発電機を使って専用にとり、そして専用のホースで、多摩川排水するというような使用の仕方をするポンプ車でございます。 ◆松原成文 委員 あとは消防局の話だからよくわからないと思うんだけれども、例えば、今回の台風第19号等々のところで内水氾濫をしたときに、消防局ポンプ車というのは何か出場して活動したのでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 詳細はちょっとわかりませんが、市民ミュージアムのほうで、活動したというふうには伺っているところでございます。 ◆松原成文 委員 それはあれですか、市民ミュージアムは、私は次の日に行ったら確かに1台来て作業をしておりましたけれども、その内水氾濫のそういった各地域には、そういうときには消防のポンプ車は、出場はしないのか、するようになっているのか、いろいろな事情があってほかの場所にいたとか、今回についてはどういう状況だったのですか。 ◎後藤 管路保全課長 消防局の出動の状況につきましては、上下水道局のほうでは詳細に把握をしていない状況でございまして、今お答えすることはできなくて申しわけございません。詳細はつかんでいないということでございます。 ◆松原成文 委員 防災訓練が今までいろいろ取り組まれている中で、全庁的という意味じゃありませんけれども、そういう能力があるところと協力して何かできるんだということは、やっぱり防災計画あるいは危機管理の立場から今後しっかりと協議していかないと、ミュージアムについて、消防局ポンプ車は1台しか出ていませんでしたね。その後に国交省のほうから、もう全然レベルの違う、すごい、管の太いのが来て、私が最初消防のほうに聞いたら、これはミュージアムはどのくらいかかるんですかと言ったら、いや、わかりませんが30日、1カ月かかっちゃうんじゃないですかねなんていう話をされていましたが、国交省の中部地方整備局のほうが来て、最初1台、それからもう1台来て、2台でやったら1週間かからないで排水ができたということでありますから、そういうことも含めて、新しく2億2,000万円でプラスで買うということも重要でありますけれども、そのほかに活用できるものについてもしっかりと活用をしていただいて、そういった作業時間の短縮等々、被害の軽減と含めて、これは特に消防局になろうかと思いますけれども、しっかりとまた協力体制、協議をしていただかなければいけないのかなと思っておりますので、その辺も含めてよろしくお願いをしたいと思います。 ◎金子 上下水道事業管理者 今、委員御指摘の他局連携を含めまして検討してまいりたいと思いますけれども、今回購入するポンプ車は4台ですけれども、これで全部心配ないのかというと、やっぱりまだ十分ではないところも当然ありますし、私どもとしては、今、国のお話がありましたけれども、国交省が持っているポンプ車の活用ですとか、あるいは、今回、建設緑政局のほうも今後ポンプ車の購入を検討するというようなことになっておりますので、まずは庁内でどういった協力体制がとれるのか。ただ、こういった非常時の際にはどこもやっぱりそういった機器の運用が求められますので、どうしてもやっぱり他の都市とか国の機器をお借りするということが中心になろうかと思うんですが、委員がおっしゃるように、まず市の持っている力は全体どうなのかということをしっかり把握した上で、適切に分担、連携できるようにした上で、その上でさらに国や他都市と連携できるような方法も考えてまいりたいと思います。 ◆松原成文 委員 以上です。 ○大庭裕子 委員長 ほかに。 ◆松川正二郎 委員 参考までに1つ教えていただきたいんですけれども、今回購入する1分間に30立方メートルというポンプ能力というのは、排水区で考えた場合というのは、雨量としてはどれぐらい対応できるようなものなのでしょうか。いろいろ排水区があるので、わかるところで。 ◎室井 下水道計画課長 排水ポンプ車1台当たり能力というのは30立方メートルということではっきりしておるんですが、実際に使用するときには、その降雨の量であったり、そのときの内水のボリュームにもよりますので、一概にはお答えすることはちょっとできません。 ◆松川正二郎 委員 例えば山王地区は丸子その1排水区でしたでしょうか、山王の排水樋管という排水区で考えても何となく出てこないものでしょうか。 ◎室井 下水道計画課長 山王排水樋管の丸子その1排水区につきましては、排水区自体は約180ヘクタールぐらいございまして、そのときの放流口の計画流量というのは約11立方メートルぐらいございます。ただ、これは毎秒ですので、実際、それは下水道の計画降雨いっぱいいっぱいのボリュームですので、実際それが今までは、少ない降雨でも浸水していたものが、逆に、ポンプ車が来ることによって軽減されるとか、そういうところで効果を出していきたいなと。また、当然、ポンプ車の状況によっては足りないこともございますので、それにつきましては、先ほど管理者から答弁がありましたように、国や他の自治体との広域的な連携も踏まえてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 ◆松川正二郎 委員 住民の皆さんも降雨量というのはいろいろ今後見ていくのかなというふうに思いますので、大体これぐらいの降雨量というものが予想されるのであればということの通知の出し方というか、そういうことも必要になってくるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ◆大西いづみ 委員 台風対策ということで、どちらもスケジュール、これは大事だと思うんですけれども、できるだけ早く次の台風シーズン前ということではあると思うんですが、どの程度のスケジュール感を持って考えていらっしゃるか伺いたい。 ◎室井 下水道計画課長 今回の排水ポンプ車、また、ゲートの開閉につきましては、ことしの夏の台風シーズン前までに完了するように努めてまいります。 ◆大西いづみ 委員 夏というのが、例えば、ちょっと微妙ですけれども、梅雨のあたりなのか、7月なのか、9月なのかという、今回の台風は10月でしたけれども、とにかく急いで対策が必要ということなので、なるべく早い段階でしていただきたいと思いますが、ポンプ車にしても訓練も必要でしょうし、その辺はいかがでしょうか。 ◎金子 上下水道事業管理者 今回、補正予算をお願いしておりますけれども、新年度予算でもやはり同じような対応といいますか、短期的な対策の予算を頂戴しておりまして、夏までといっても長い期間ですので、基本的には6月末をめどに頑張っていきたいと思っています。ただ、段階的に、やっぱり6月末までに全部短期的な対応ができるかというと、なかなかそういうわけにもいかないので、まずできるものについては6月末、その上でいろんな水位計ですとか計測機器をつけたり、あるいは遠隔操作というものについてはもう少し時間がかかると思いますが、それについてもできるだけ早い時期に完成できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ◆大西いづみ 委員 ありがとうございます。なるべく早く対策をお願いいたします。6月末ということでめどが聞けたので。よろしくお願いいたします。 ◆飯塚正良 委員 もう一点伺います。樋管ゲートの改良、電動化フラップ化ということで、かなり高額な補正予算を組んでいただいたわけでございますが、この改良工事によってメリット、改良によってどういうことがこれから改善されていくのか、その辺を伺います。 ◎室井 下水道計画課長 樋管の改良のメリットでございますが、今回の補正予算ではないですが、来年度の予算とあわせて観測機器のほうも設置する予定でございます。ですので、観測機器とあわせて、今までは多摩川の国の水位計を見て我々は活動をしておったのが、それぞれ樋管ごとに観測ができることになりますので、よりきめ細やかな対応ができるようになるというふうに考えております。 ◆飯塚正良 委員 その辺の客観性というか、きちっと把握することによって市民の命を守っていくということが求められているのだと思いますので、ぜひ、予算のほうも適切に執行していただきたいと思います。  済みません、もう一つ、電動化についても、現地に行って操作しなければならないわけですけれども、操作の時間は短縮されるんですか。 ◎佐藤 施設課長 今までは手動でハンドルを回しておりましたのでかなりの時間を、何分ということはちょっと人によって多少違いますので言えませんけれども、今度は電動化ということで、あとは自重降下で途中まで落ちていきます。その最後の押し込みに電動を使って閉めるということですので、かなり時間としては短縮されるんじゃないかなというふうに考えております。 ◆飯塚正良 委員 わかりました。結構です。 ◆松原成文 委員 今、飯塚委員の質問の最初の御答弁の中で、何を購入されるというふうに言われたんですか。もう一度お話しいただけますか。 ◎室井 下水道計画課長 観測機器の内訳でございますが、今現在、検討しておりますのが水位をはかる水位計、あと、下水の管渠の流れと速さがわかるように、流速と流向をはかれる機器、あと、樋管の状態を監視できるようにということで監視カメラを考えております。 ◆松原成文 委員 それを使いこなす方々の研修なりしなきゃいけないと思うのでありますけれども、例えばそういうことについては、特に危機管理室とか、あるいはまた、何というんですかね、気象予報士、そういう資格を持った人というのはどなたかおいでになるんですか。 ◎室井 下水道計画課長 こちらの機器につきましては一般的な機器でございますので、水位計であればその水位を読み取って幾つであるとか、流速、流向計というのはそれをはかって幾つであるとかという数値が出てきますので、そちらの数値をもとに、今後、樋管の操作に生かしていきたいというふうに考えております。  また、こちらの水位の情報であるとかそういうものにつきましては、関係局内で調整をとりながら、どういった形で使えるかというのは今調整しているところでございます。 ◆松原成文 委員 わかりました。  そうすると、いろいろな条件、情報があって、開閉の最終決定をされるのはどこの部署の誰になるわけですか。 ◎後藤 管路保全課長 観測機器を使いまして将来的には職員ゲート操作ができると考えておりますが、そのゲート操作の判断につきましては、現在のところ、各ゲートを所管している事務所の所長を想定しているところであります。 ◆松原成文 委員 それは、今のままと同じということになるわけですね。 ◎後藤 管路保全課長 はい、そのとおりになります。 ◆松原成文 委員 わかりました。ありがとうございます。 ◆山田晴彦 委員 代表質問でもさまざまに確認をさせていただきました。今の観測機器の問題とか、例えば今後の遠隔操作等についてもどういうふうにするのとか、逆に、こういうふうにしたほうがいいんじゃないですかというような提案もさせていただいたところなんですけれども、要は、ポンプ車4台にしてもそうですし、万能ではないというふうに私は逆に思っておるんですね。ですから、ある程度の内水氾濫についての補助的な部分というふうに考えていくことのほうが重要なのかなと。さらには、やっぱり公助というだけではどうしても足りないので、やっぱり民間との対応ということもしっかりとやっていくべきですよということなんかも提案させていただいたところなんですけれども、ある意味、そういうグランドデザインというか、こういう災害が起きたときどうするのか、一事象だけで判断していくとそうでないことが起きたときには想定外ということで大変に厳しいのかなというふうに思っておりますので、重層的な形の対応をしていただければなというふうに思います。  それともう一つは、災害というのは重なるということもやはり危機管理の中では考えていかなくちゃいけない。今回の場合には水害1本だったけれども、さまざまに、地震とかそういったものが複合的に発生するということも考えなくちゃいけないと思うんですね。そういうときに一番怖いのが、先ほど観測機器等についても充実させる、また、そういうポンプ車等についてもやっていくという話の中で、ポンプ車は基本的には大丈夫かもしれませんが、電気が落ちるという、ブラックアウトというか、そうしたときの対応ということが大変に厳しくなってくるのかなというふうに思うんですけれども、余り危機ばかりあおってもしようがないんですけれども、やはりさまざまなことを想定した上でそういった整備をする。かといって、全部が全部、全ての樋管ポンプ車を置くといってもあれですし、あるいは、逆に言うと、河川がかなり水位が上がっちゃって、堤にもうぎりぎりまで来ちゃっているときに、なおかつそういうことをやっていくことのほうが必要なのか、それとも、やはりそうではない形の避難行動とかしていかなくちゃ、もう越水してしまったらば元も子もないというか、さまざまにやろうと思うんですけれども、その辺については事業管理者はいかがでしょうか。 ◎金子 上下水道事業管理者 山田(晴)委員御指摘のとおりでございまして、今回、結果として排水樋管の河川流の逆流による浸水ということでございますけれども、これはとりもなおさず原因は多摩川の高水位にあったわけでございまして、これを避ける方法としては、今回の補正予算でお願いしている内容というのはあくまでも下水道管理者として、下水道施設についてどうするかという切り口でお願いをしているわけでございますが、一方で、やっぱり多摩川本川の河道掘削ですとか、あるいは堤防の強化ですとかいうことが非常に大事なポイントになってまいりますし、また、内陸部においても、堤外においても、河川との連携というのは非常にかかわりが強くなってまいりますので、河川と下水の連携あるいは多摩川本川の水位をいかに上げないかという対応を含めまして、やはり、総合的な対策がないと流域の浸水の危険からはなかなか逃れられないのかなという気がしておりますので、まさにそういった意味で、国、県、あるいは河川管理者、あるいは周辺の公共施設管理者としっかり連携をしながら、お互いにできることをしっかりやって、その上でどう連携を図っていくのかということを取り組みとしてはやっていきたいなと考えております。 ◆山田晴彦 委員 ありがとうございました。本当に今事業管理者がおっしゃるとおりだと思っておりまして、私も同意見なんですけれども、そういったときに、上下水道局としての対応のあり方としてどうあるべきなのか、本市としてのあり方としてどうあるべきなのかといったときに、やっぱり、前回の代表質問でも提案させていただいたんですが、水防的な、治水ということに対する大きなテーマとして多摩防災センターを活用したらいいんじゃないですかと提案をさせていただいたんですね。これは突然の提案だったのでまだ準備段階にも至っていない話なんだと思うんですけれども、やはり、これからつくるのではなくて、ある施設を十分に活用するということと、指揮命令系統とか、あるいは民間事業者との連携をとるということについても、さまざまな情報を集約して、また、情報発信していけるような施設が大事ですよという話をさせていただきましたけれども、多摩防災センターには第3庁舎にある危機管理室の情報センターと基本的には同じような機能を持っているわけですので、そういった活用をしながら、特に強調してあのときにも言ったんですけれども、台風災害というのはタイムラインが使えるわけですね。逆に言うと、進路予測がついて、台風の規模もわかるわけですし、そうするとどういうような被害が想定されるか、どこが一番ウイークポイントなのかということで、例えばポンプ車を買ったからそれを過去に被害があったところに置いておくというよりも、今回の台風の進路とかそんなことをさまざまに検討をした上で配備していくということも大変に重要なのかなというふうに思いますので、その辺はこれからの検討課題として要望をしておきたいと思います。 ◆吉沢直美 委員 ちょっと1つ確認ということで教えていただきたいんですけれども、樋管ゲート電動化することによってスピードが速くなるというようなことだったんですけれども、イメージでちょっと教えていただきたいんですけれども、まず、ゲートがおりるときは自重でおりて、先ほどの御説明だと、最後の閉めるときにぐっと電力の力を使う。これは今の手動のときと、それを電動化したときと、そのおりるときはどのくらい時間が違うのか。というのが、前に視察に行ったときに、おりるときは割と速いんですよ、1分ぐらいでおりるんですよ、電動化することによって最後の閉めるところだけぎゅっとやると。上げるときにすごく時間がかかるんですよという話で、先ほどの例えば異物が挟まったときというのは、電動だとすぐに上げ閉めできるからそこが速くなるというようなイメージかなと思ったんですけれども、全体的にそのスピードはちょっと速くなるということだったんですが、どこのところが速くなるのかなというのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎佐藤 施設課長 まず、自重でおりるというのは、確かに現在の手動のゲートは自重で途中までおりまして、それについては余り変わらないかと思います。その後、手動で回すという部分については、電動で確実に安定的におりてくる。今回の、先ほどもちょっとお話がありましたけれども、上げるときも非常に回転数を何千回ぐらい回さないと上まで上がらないという状況でございましたので、それが電動になることで、上げるときも同じスピードで上に上がっていくということ。それと、今回やはり操作の力も見直しておりまして、今まで手動で目いっぱい力を入れても、それよりもさらにもっと強い力で開閉ができるように、そこを見直してございます。 ◆吉沢直美 委員 ありがとうございました。理解いたしました。 ○大庭裕子 委員長 ほかに、質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第58号 令和元年度川崎下水道事業会計補正予算」を原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで、理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、環境局関係の議案の審査として、「議案第6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について」の環境局に関する部分を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎斉藤 環境局長 補足説明は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 ○大庭裕子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第6号 川崎基金条例の一部を改正する条例の制定について」の環境局に関する部分は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手をお願いします。                 ( 全員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、港湾局関係の議案の審査として、「議案第55号 令和元年度川崎港湾整備事業特別会計補正予算」を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎北出 港湾局長 補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○大庭裕子 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第55号 令和元年度川崎港湾整備事業特別会計補正予算」は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで、理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、環境局関係の陳情の審査として、「陳情第34号 ペットボトルの回収に食品容器のペットを含めての回収に関する陳情」を議題といたします。  本陳情については、2月6日の委員会におきまして、国に対する意見書の提出等についての御意見があり、正副委員長でお預かりさせていただきましたが、この間、事務局を通じて各会派の御意向をお伺いしたところ、意見の一致が見られませんでした。委員会として意見書を提出することにつきましては全会一致となることが条件となります。今回の場合は全会一致となりませんでしたので、意見書の提出には至らないものとさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、意見書につきましては提出に至らないものと確認をいたしました。  次に、改めて陳情第34号の取り扱いについて御意見をお願いしたいと思います。 ◆矢沢孝雄 委員 まず、冒頭ちょっと申し上げなければいけないのは、今回の陳情者の思いというのは非常に尊くて、すばらしい思いだなというふうに思っております。リサイクル量の拡大、これをどのように実現していくかと、そういったお気持ち自体は本当にすばらしいことだというふうに思っております。ただ大事なことは、事実として、リサイクル関連の法に基づいて、現在、ペットボトルだけではなくてペット樹脂製の容器包装というものも含めた形でプラスチック製の容器というものがしっかりとリサイクルが行われているという事実がございます。この時点で、陳情の要旨ではリサイクルすべきというふうに書かれていますけれども、既にしているということも含めて陳情の要旨にはそぐわない状況にあるというふうに思っております。また、現行の法令に基づいて、今、川崎市で行われている運用状況等々を鑑みれば、リサイクル量の拡大というものはすばらしい思いなんですが、その手段として適切かといったところには疑問符があるかと思っておりますので、自民党としては不採択でお願いしたいと思います。 ◆井口真美 委員 私は、この間の質疑を受けて、またあのときの資料をいただいたのを見たりだとか、そのことを勉強もさせていただいた中で、確かに、ペット樹脂を使っていながら今の日本の法律や運用上ではペットボトルのみになっていることに対して、やはり、もっと合理的なというか、ペット樹脂をちゃんとリサイクルをすべきだということについてのこの陳情者の気持ちというのは本当にそうだなと私は改めて思いました。きょうはちょっと質疑もできませんし、前回の思いから私は変化をしてきているので、これをそのまま読むのはなかなか難しいんですけれども、やっぱりプラスチック製容器包装、ペットボトル、ペット樹脂のリサイクルについてもっとよくするという点については、川崎市がどうするということはなかなかないとは思うんだけれども、でも、やっぱりこういうものの意図とかを持つという視点は大事だと思うので、私はこれは趣旨採択をすべきではないかというふうに改めて思いましたので、今回はそのように意見表明させていただきたいと思います。 ◆山田晴彦 委員 公明党といたしましても、今、自民党さんからもございましたし、共産党さんからもありましたように、陳情者の趣旨はよくわかるんですけれども、わかるし、今回の予算審査特別委員会等でも私どもも取り上げさせていただきましたけれども、皆さん共通認識というのは、廃プラの問題ということについての関心は大変に高い。しかしながら、現実的には今、こういうふうにしたらいいんじゃないですかというアイデアはあっても、今度実際に使うユーザーのほう、それを原材料として使うところについての受けとめるほうの整備というのが現段階ではできていないという部分もあったりもする話で、大変悩ましい話なんですけれども、その辺の整備をしないと、こういうふうにしたいんだという思いだけではなかなか通らないのが現実なのかなというふうに思いますので、私どもとしては、こういった世の中をこれからつくっていかなくちゃいけないということに対しては同意見なんですけれども、実際にそれを採用してどうなるかということについてはまだまだやはり醸成していかないとならないというような思いがございます。そんなことから、今回の陳情につきましては継続審査としていきたいと、このように考えてございます。 ◆飯塚正良 委員 みらい会派としても、今の公明党さんの考え方と一致します。もう一つ、その根拠は、確かに今の議論の中で、川崎市、自治体1市だけで果たして完結できるのかというと、そうではないわけでして、やっぱり国のペット樹脂に対する考え方、業界を含めて、大きくそこを転換させていかなければならないわけですね。だからこそ、川崎環境局も加盟をしている全国都市清掃会議が国に対して提言をしているわけですよね。ですから、そういう動きも一方であるわけですし、それぞれの自治体からペットの部分のわからない、市民が混乱している部分に対して明確な国としての指針をつくってほしいということについては一致できるだろうなというふうに思っています。  したがいまして、ぜひ、今後、全国都市清掃会議などのそうした動きなども見守りながら、継続ということで扱いをしたいと思います。 ◆大西いづみ 委員 陳情者の方の思いはとてもよくわかるんですけれども、また、非常に悩ましい問題ではありますけれども、容リ法の関係もありますし、ペットボトル回収に食品容器のペットを含めてというのは、現状ではちょっと厳しいのかなと思います。  私のほうでは不採択でお願いします。 ◆松川正二郎 委員 皆さんおっしゃるように、提出者の趣旨というのは十分に理解をしているところであります。現状、川崎市におきましてはプラスチック容器包装のリサイクルというところで行われている部分もございますし、他の委員の話にもありましたように、やはり国法が絡んでくる話でございますので、この1つの陳情ということを考えた場合には、私は、不採択ということで考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○大庭裕子 委員長 それでは、御意見が分かれましたので、またちょっと皆さんに御意見をお伺いしたいと思います。
    松原成文 委員 それぞれ各会派の思いを聞かせていただきましたけれども、実は、この間審査したときに資料としていただいたものの中に写真がありまして、これはよく見ると、両方記載されているからよくわからないとかあったんですけれども、これは実はそれぞれに意味があるわけでありまして、川崎市の行政、環境局のほうは、それにのっとって出したのかどうかわかりませんけれども、このペットとプラが両方書いてあるということについては、これはそれなりに意味があるんです。そしてまたプラのほうで矢印を書いてある。それはそれでまた意味があるんです。なぜかというと、要するに、ペットボトルの中でキャップについては分別しなきゃいけないとか、ラベルについては分別しなきゃいけないとか、そういうことを見きわめるために、業界のほうは丁寧にというか、向こうの立場にすれば皆さんがわかりやすくするためにこういうふうな表示をしているんですよというふうに言われると思うんですよ。  行政のほうはどういう趣旨でこれを出されたのかちょっとわからないのでありますけれども、私たちが感じてしまったのは、ペットとプラを一緒に出したらどっちを出していいかわからないじゃないかというのではなくて、それはしっかりと、キャップとラベルとボトルについてはそれぞれに分別していただきたいというような意味があるわけであります。また、行政、川崎市の排出、出し方については、例えばソースや食用油が入っているボトルは、本来ならば洗って出さなきゃいけないんですけれども、汚れがひどいために、そういったものについてはやむを得ず普通ごみで出してもいいですよというようなことも、推奨はしていないんですけれども、そういうこともつけ加えられているわけでありますので、ですから、行政としては、川崎市としては、また、国としてはしっかりとした対応をしていると思いますし、もしこういった両方記載をされていてわかりにくいというのであれば、これは既にもう国のほうで指導をしていることになるんだというふうに私は思いますし、そういうことも含めて、これを採択なり、趣旨採択をするということについては、やはり、ちょっとそれは行き過ぎというか、ちょっと線を越えて判断をしているんじゃないかと思いますので、今ある法律の中で守られているものについては、守られているのでありますから、これについてはやはり不採択にしなければいけないと、こういうふうに自民党としては考えております。 ◆井口真美 委員 線を越えるかどうかというのは、ちょっと私は意見は違いますけれども、いずれにしても皆さん一致をしているところで言えば、この陳情者の方の思い、その環境を守りたいというところの思いは一致をしているし、それから、確かに国がすべきこと、市がすべきこと、それぞれあるわけですから、私はそういう点では、議会、委員会としては、公明党さんやみらいさんがおっしゃるように継続審査としていく方法がいいのかと思いましたので、私は継続で結構です。 ◆山田晴彦 委員 公明党としては、先ほど申し上げたとおり、現行法とかさまざまな今のルールからすると、やっぱりどうしても対応できないし、また、今使っているユーザーの方からしても、そういうペットを回収したものを再利用するような業者の方たちに今のアイデアをダイレクトにぶつけてその効果があるかどうかということについては、これはちょっとやっぱり検証していかなければならないという部分もあります。  ただ一方で、やっぱり先ほど申し上げたように、また、松原委員のほうからも話もありましたけれども、今、やむを得ず廃棄物処理の中でプラスチックというものが多く焼却されているという事実もあるものですから、その辺のことについては今後、時間がどのくらいかかる話かちょっとわからないけれども、その辺は課題認識をして、やっぱり今、大きな地球環境という問題からすれば、これからも行政がしっかりと話をしていっていただいて、うまくその辺を検討していただくということはすごく必要な話なんだろうなと。ただ、だから今すぐそうですねという話にはちょっと私どもはならないから、継続審査でいかがですかというお話をさせていただいたところでございます。 ◆飯塚正良 委員 私なりに思うんですけれども、全国都市清掃会議が厚労省、国に対して意見書というか要望書を出して、それの回答がまだ残念ながら得られていないようですが、しかし、それを大きな世論としていくということについては、やっぱり、各自治体も今同じ悩みを抱えていると思うんですね。流れは、どれだけプラスチックごみが今ごみの中に入って焼却されている、これを取り除いていくかということもあるわけでしょうから、ぜひ、そういう点でまだまだ混濁したミスリードによってそういったことが現実まかり通っているとするのであれば、そこを改善していくということを見守るということで、結論は変わりませんけれども、継続で見守るでいいんじゃないでしょうか。 ◆大西いづみ 委員 今の状況からすると容リ法に基づいてということなので、もちろん皆さんのおっしゃることもわかるんですけれども、なかなか川崎市だけでというのは非常に難しいのかなというのがありますので、今回は不採択でお願いします。 ◆松川正二郎 委員 先ほど来お話ししているように、現行法、国法の話でございますので、この陳情というものに関しては一度不採択で決したほうがよろしいかなというふうに思います。 ○大庭裕子 委員長 それでは、継続審査との御意見と不採択との御意見が同数となる見込みでございますが、挙手により確認をさせていただきたいと思います。  継続審査が先議となりますので、まず、継続審査とすることについてお諮りいたします。それでは、「陳情第34号 ペットボトルの回収に食品容器のペットを含めての回収に関する陳情」につきまして継続を行うことに賛成の委員の挙手を願います。                ( 賛成委員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 挙手5名です。  次に、継続審査ではなく、採決を行うことについて挙手により確認をさせていただきます。「陳情第34号 ペットボトルの回収に食品容器のペットを含めての回収に関する陳情」につきまして採決を行うことに賛成の委員の挙手を願います。 ◎関橋 書記 採決を行うことに賛成の委員の挙手を願いますという趣旨について補足説明をさせていただければと思います。  これにつきましては、継続を主張された委員以外の方、不採択ですとか採択、趣旨採択を主張される委員がいらっしゃいましたら、こちらの見解として挙手していただくというふうな形になってございますので、よろしくお願いいたします。 ○大庭裕子 委員長 「陳情第34号 ペットボトルの回収の食品容器のペットを含めての回収に関する陳情」につきまして採決を行うことに賛成の委員の挙手を願います。                ( 賛成委員挙手 ) ○大庭裕子 委員長 継続審査とすることに賛成の委員と反対の委員が5名ずつということで同数となっております。したがいまして、本職といたしましては、継続審査といたします。  それでは、傍聴者の方、審査は以上のとおりでございます。どうぞ御退席ください。お疲れさまでございました。                 ( 傍聴者退席 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 その他として、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午前11時13分閉会...