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  1. 川崎市議会 2020-02-13
    令和 2年  2月環境委員会−02月13日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 2年  2月環境委員会−02月13日-01号令和 2年  2月環境委員会 環境委員会記録 令和2年2月13日(木)   午前10時00分開会                午後 0時12分閉会 場所:601会議室 出席委員:大庭裕子委員長、露木明美副委員長、松原成文、矢沢孝雄、吉沢直美、      井口真美、山田晴彦、春 孝明、飯塚正良、大西いづみ、松川正二郎各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(上下水道局金子上下水道事業管理者亀山担当理事水道部長事務取扱、        大畑総務部長山梨財務担当部長鈴木下水道部長松永庶務課長、        松岡財務課長松田財務課担当課長       (交通局)邉見交通局長篠原企画管理部長斎藤自動車部長、        茂木庶務課長北條経営企画課長関口経理課長澁谷運輸課長 日 程 1 令和2年第1回定例会提出予定議案の説明      (上下水道局)      (交通局)     (1)議案第21号 川崎市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について      (交通局)
        (2)議案第52号 令和2年度川崎市自動車運送事業会計予算      (上下水道局)     (3)議案第 6号 川崎市基金条例の一部を改正する条例の制定について               (上下水道局に関する部分)     (4)議案第49号 令和2年度川崎市下水道事業会計予算     (5)議案第50号 令和2年度川崎市水道事業会計予算     (6)議案第51号 令和2年度川崎市工業用水道事業会計予算     (7)議案第58号 令和元年度川崎市下水道事業会計補正予算     2 陳情の審査      (交通局)     (1)陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情     3 その他                午前10時00分開会 ○大庭裕子 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は環境委員会日程のとおりです。  なお、議事の都合上、順番を入れかえさせていただきますので、御了承願います。  傍聴の申し出がございますので、許可することに御異議ありませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、傍聴を許可いたします。                 ( 傍聴者入室 ) ○大庭裕子 委員長 初めに、上下水道局、交通局ともに関係する「令和2年第1回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  なお、上下水道局から松岡財務課長が出席しておりますので、御報告いたします。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 おはようございます。それでは、令和2年第1回市議会定例会に提出を予定しております議案等につきまして御説明申し上げます。  初めに、「議案第21号 川崎市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」でございますが、このうち、上下水道局及び交通局に関する部分としまして、第1条の川崎市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正及び第2条の川崎市交通事業の設置等に関する条例の一部改正の2件につきまして、茂木庶務課長から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎茂木 庶務課長 それでは、議案第21号につきまして御説明申し上げますので、議案書・資料等の中の令和2年第1回定例会のフォルダにございます01−01議案書(本文)の99ページをお開き願います。  「議案第21号 川崎市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」でございます。  上下水道局と交通局に関する部分につきましては、代表して交通局から御説明申し上げます。  初めに、制定要旨でございます。100ページをお開き願います。この条例は、地方自治法の一部改正に伴い、所要の整備を行うため、制定するものでございます。  それでは、改正内容について御説明申し上げますので、99ページにお戻りいただきたいと存じます。  第1条でございますが、川崎市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてでございまして、地方自治法の一部改正に伴い、引用条文の規定の整備を行うものでございます。  次に、第2条でございますが、川崎市交通事業の設置等に関する条例の一部改正についてでございまして、改正内容は第1条と同様でございます。  次に、附則でございます。次のページをごらんください。この条例は令和2年4月1日から施行するものでございます。  以上で議案第21号のうち上下水道局及び交通局に関する部分について説明を終わらせていただきます。 ○大庭裕子 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、以上で上下水道局、交通局ともに関係する提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 続きまして、交通局関係の「令和2年第1回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 それでは、「議案第52号 令和2年度川崎市自動車運送事業会計予算」につきまして、関口経理課長から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎関口 経理課長 それでは、「議案第52号 令和2年度川崎市自動車運送事業会計予算」につきまして御説明申し上げます。  令和2年第1回定例会のフォルダにある01−07令和2年度企業会計予算(本文)の193ページをお開きください。  第1条は総則でございます。  第2条は業務の予定量で、車両数は、乗合343両、貸切5両、年間走行キロは、乗合1,282万キロメートル、貸切6万キロメートル、年間輸送人員は、乗合4,957万4,000人、貸切39万3,000人、1日平均輸送人員は、乗合13万5,819人、貸切1,077人と予定するものでございます。  次に、主要な建設改良事業でございますが、バス停留所施設整備事業が5,111万円、乗合自動車購入費が7億2,404万2,000円、営業所建替整備事業が6億2,753万2,000円、バス運行情報提供事業が6,841万2,000円をもちまして施行するものでございます。  第3条の収益的収入及び支出と、次のページに参りまして、第4条、資本的収入及び支出につきましては、後ほど別冊の予算明細書により御説明申し上げます。  なお、第4条、括弧書きに記載してございますが、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額3億1,308万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填いたします。  次のページに参りまして、第5条は債務負担行為で、上平間営業所建替整備事業費の後年度にわたる事業につきまして、期間及び限度額を本表記載のとおりと定めるものでございます。  第6条は企業債でございます。起債の目的は自動車運送事業で、限度額を15億300万円、起債の方法、利率及び償還の方法を本表記載のとおりと定めるものでございます。  第7条は一時借入金で、限度額を30億円と定めるものでございます。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用について定めるものでございます。  次のページに参りまして、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費54億5,530万2,000円と定めるものでございます。  第10条は他会計からの補助金で、一般会計からの補助金を8億1,994万7,000円と定めるものでございます。  続きまして、第3条、収益的収入及び支出、並びに、第4条、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−17令和2年度自動車運送事業会計予算明細書(本文)の2ページをお開きください。  初めに、収益的収入及び支出でございますが、収入の第1款自動車運送事業収益の本年度予定額は101億92万3,000円で、前年度と比較して3億6,796万2,000円の減となっております。  この内訳といたしまして、第1項営業収益は88億6,449万1,000円で、2,631万8,000円の減となっておりますが、これは乗合乗車料収益等の運輸収益の減などによるものでございます。  第2項営業外収益は12億3,543万2,000円で、3億4,164万4,000円の減となっておりますが、これは行政路線補助金等の他会計補助金の減などによるものでございます。  4ページに参りまして、第3項特別利益は100万円で、前年度と同額でございます。  6ページに参りまして、支出でございますが、第1款自動車運送事業費用の本年度予定額は105億4,656万8,000円で、前年度と比較して5,296万9,000円の減となっております。  この内訳といたしまして、第1項営業費用は102億3,202万5,000円で、5,555万6,000円の減となっております。  この主な増減でございますが、10ページに参りまして、第3目運転費が1億8,943万4,000円の減となっております。これは自動車燃料費の減などによるものでございます。  14ページに参りまして、第5目一般管理費が7,621万9,000円の減となっております。これは退職給付引当金繰入額の減などによるものでございます。  16ページに参りまして、第7目減価償却費が2億1,511万4,000円の増となっております。これは車両の購入等に伴う有形固定資産減価償却費の増などによるものでございます。  第2項営業外費用は3億304万3,000円で、258万7,000円の増となっておりますが、これは、企業債利息が減となったものの、消費税及び地方消費税が増となったことなどによるものでございます。  第3項特別損失は150万円、18ページに参りまして、第4項予備費は1,000万円で、それぞれ前年度と同額でございます。  以上が収益的収入及び支出の内容でございます。  次に、資本的収入及び支出につきまして御説明いたしますので、20ページをお開き願います。  第1款自動車運送事業資本的収入の本年度予定額は17億668万6,000円で、前年度と比較して2億7,727万円の増となっております。これは営業所建替整備事業費の増等に伴う企業債の増などによるものでございます。  22ページに参りまして、第1款自動車運送事業資本的支出の本年度予定額は20億1,976万7,000円で、前年度と比較して3億9,831万4,000円の増となっております。これは、ICカード導入事業費の減に伴い機械諸器具費が減となったものの、営業所建替整備事業費の増に伴い建物費が増となったことなどによるものでございます。  以上で「議案第52号 令和2年度川崎市自動車運送事業会計予算」の説明を終わらせていただきますが、詳細につきましては、先ほどの01−07令和2年度企業会計予算(本文)の198ページ以降にございます自動車運送事業会計予算に関する説明書に、キャッシュ・フロー計算書、損益計算書、貸借対照表などを記載しておりますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−18令和2年度自動車運送事業会計予算参考資料(本文)とあわせて後ほど御参照いただきたいと存じます。 ○大庭裕子 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、以上で交通局関係の提出予定議案の説明を終わります。         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、交通局関係の陳情の審査として、「陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情」を議題といたします。  それではまず、事務局から陳情文を朗読させます。 ◎関橋 書記 (陳情第35号朗読) ○大庭裕子 委員長 次に、理事者の方から説明をお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 それでは、「陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情」につきまして、澁谷運輸課長から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎澁谷 運輸課長 それでは、「陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情」について御説明させていただきます。  令和2年2月13日環境委員会の資料の一覧のページにお戻りいただきまして、2(1)陳情第35号(資料)のファイルをお開きください。  表紙のページをおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、1、市バスの運行車両について(乗合バス事業)でございます。市バス事業では、車両数342両により、28路線202系統を運行し、1日平均約13万8,000人の足を確保しております。また、バス車両の導入に当たりましては、輸送力の確保を前提に、市バス事業の経営理念である「人と環境にやさしいバス」を目指して、バリアフリー法に基づくバス車両のバリアフリー化や、省エネ法を踏まえたバス車両の低炭素化に取り組んでいるところでございます。  車両の輸送力といたしまして、市バス車両につきましては、輸送力の高い大型バス、中型バスを基本として導入し、朝、夕のラッシュ時など、ピーク時の輸送力を確保しているところでございます。なお、朝のピーク時につきましては、点検・修理車両や予備車両を除きまして、ほぼ全車稼働しております。  次に、車両のバリアフリー化といたしまして、市バスでは、全車に車椅子対応のスロープ板を備えるとともに、子どもから高齢者まで、そして、障害者や妊産婦等、誰もが安全、快適に利用できるよう、ノンステップバスを導入するなど、バス車両のバリアフリー化を推進しているところでございます。  次に、車両の低炭素化といたしまして、市バスでは、これまで数次にわたる経営計画において環境対策の取り組みを位置づけまして、ハイブリッドバス重量車燃費基準達成車等を導入するなど、バス車両の低炭素化に向けた取り組みを推進しているところでございます。  次に、2、市バス事業におけるマイクロバスの導入検討についてでございます。  初めに、(1)バス車両の低炭素化についてでございますが、マイクロバスの走行距離1キロメートル当たりの二酸化炭素排出量につきましては、大型バスと比べて約56%、中型バスと比べて約40%抑制することができます。  次に、(2)輸送力の確保についてでございますが、市バスでは、朝、夕のラッシュ時など、ピーク時における輸送力の確保を前提としまして、大型バス、中型バスを導入しております。マイクロバスにつきましては、大型バス、中型バスと比べて輸送力が著しく低いことから、ピーク時の運行に使用することが困難でございます。このため、市バスのマイクロバス化を行うには、日中時間帯など、オフピーク時の運行用にマイクロバスの購入が必要でございます。オフピーク時のマイクロバスの運行につきましては、輸送力が低いことから、市バスの既存路線において運行可能な系統、時間帯が限定されるため、不効率な運行になることや、運行可能な系統においても、突発的な需要増への対応が困難になることが見込まれるところでございます。  次に、(3)経営資源の有効活用についてでございますが、市バスでは、これまでバス車両使用年数の延長による投資の抑制や、営業所管轄路線の見直し等による輸送需要が見込まれる営業所の車庫スペースの確保などに取り組んできたところでございます。市バスのマイクロバス化につきましては、新たにマイクロバスの導入、維持が必要となるため、導入費や維持管理費の増嵩のほか、営業所における車庫スペースの確保等が必要でございます。  次に、(4)安全・円滑な輸送の確保についてでございますが、まず、路線バスを運行するマイクロバスにつきましては、法律に基づく義務基準により、車椅子用リフトを備える必要がございます。これにより、車椅子利用者は、バス背面の昇降リフトを使用して乗降を行うため、段差のある歩道面から車道面への移動や、交通量の多い車道上での乗降対応が必要となります。このほか、マイクロバスは乗降口が1つのみのため、乗車・降車対応が同時に行えないことや、一般路線バスのように立ち席の設定がなく、通路幅も狭いことから、円滑な乗降の確保に支障を来すこととなります。また、乗降口にステップがあるため、ノンステップバスに比べて高齢者等には乗降時の負担が増大いたします。  資料の右上段をごらんください。3、市バスのマイクロバス化に対する考え方でございます。  初めに、マイクロバスにつきましては、市バスの運行車両に比べて二酸化炭素排出量の抑制が可能であるものの、運行可能な系統、時間帯が限られることから、バス車両の低炭素化の効果は限定的でございます。  次に、市バスのマイクロバス化を行うには、オフピーク時における輸送力の確保、車道上での車椅子対応や、ワンドアによる乗降対応等の安全、円滑な輸送の確保など、路線バス運行に係る利便性及び安全性の確保に課題がございます。また、マイクロバス導入費や維持管理費の増嵩、車庫スペースの確保等の経営資源の有効活用など、持続可能な事業運営にも課題がございます。  こうした課題等がある中、現状において、市バスのマイクロバス化は困難でございます。  市バスにおける二酸化炭素排出量削減の取り組みにつきましては、市バスの経営計画である川崎市バス事業経営戦略プログラムに基づき、引き続き最新の燃費基準を満たすバス車両への更新や、ハイブリッドバスの導入、エコドライブの推進など、バス車両等の低炭素化に向けた取り組みを推進してまいります。
     最後に、4、参考資料といたしまして、車種別の概要と市バスの運行車両を掲載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○大庭裕子 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明につきまして、質問等がございましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆矢沢孝雄 委員 御説明ありがとうございました。  まず、陳情されている内容との事実関係を確認させていただきたいんですけれども、1つ目として、「朝夕のラッシュ時は満員に近い状況で運行しているが、日中の運行時は、0〜10名程度しか乗車していない状況」という部分については、日中の運行時というのは、実際、平均値であったりとか、路線によって違うと思うんですけれども、この部分についてどういうふうに理解しているのかということ、あと、「マイクロバス化することで二酸化炭素の排出量が削減できる」は、今の御説明にもありましたけれども、最後に「マイクロバス化により二酸化炭素の排出量は半分以下に削減でき」ということも書かれていますが、このあたりに対する事実、あと、「バスの維持費や燃料費も削減できます」というところをもう一度御説明いただきたいなと。この3つの観点で、陳情の理由に対する事実を教えていただければと。 ◎澁谷 運輸課長 日中の時間帯を通して、営業所の出入庫を除きまして、1便当たりの乗車人数が15名以下という系統が幾つかございます。例えば西菅団地から城下ですとか、小杉駅から井田病院の間については、日中時間帯、平均として少ない人数で運行している部分でございます。  そして、経費の問題でございますけれども、参考資料の車種別の概要のところに書かせていただいてございますけれども、バスの導入費について、マイクロバスについては1,500万円程度、大型バス、ノンステップバス等については2,400万円から2,800万円ということで、こういった価格差がございます。また、維持管理費用についても、年間で平均して、マイクロバスにつきましては68万円、大型バス、ハイブリッドバス等につきましては110万円ほどの経費の差がございます。しかしながら、運行にかかる経費の大部分につきましては、運行経費の57%を人件費が占めておりますので、車種別の概要にありますとおり、燃費の欄ですけれども、マイクロバスについては、リットル当たり10キロ、大型バスについては4.45キロ、ハイブリッドバスについては5.5キロということで差がございますけれども、運行経費に占めます燃費の割合はわずか6%にすぎません。人件費が57%ということで半数以上を占めておりますので、経営に当たりましての運行経費の差による影響は非常に小さいものと認識しております。 ◆矢沢孝雄 委員 ゼロ名から10名程度しか乗車していない路線というのは幾つかあるとおっしゃったんですけれども、全路線に対してどれぐらいの数なんですか。いろいろとおっしゃっていましたけれども、全路線に対して何本ぐらいの路線のお話なんですか。 ◎澁谷 運輸課長 28路線202系統を市で運行してございますけれども、平成29年度に行いましたOD調査の実績によりますと、日中時間帯に1便当たり乗車人員が15人以下だった系統につきましては3系統でございます。 ◆矢沢孝雄 委員 全系統は何系統ですか。もう一度言ってください。 ◎澁谷 運輸課長 全202系統のうち、乗車人員が少なかった系統については3系統でございます。 ◆矢沢孝雄 委員 ありがとうございます。202系統のうち3系統ということですね。 ◎澁谷 運輸課長 202系統のうち3系統でございます。 ◆矢沢孝雄 委員 マイクロバスと大型バスの経費のお話をしていただきましたけれども、全体100%のうち、人件費が57%で、燃費とかが6%というお話だったので、占める割合からすると、マイクロバスと大型バスというのは、マイクロバス化したことによって削減できる部分は少ないということで御説明があったかと思いますけれども、そういう理解でよろしいですか。 ◎澁谷 運輸課長 燃費につきましては、1リットル当たりで走れる距離につきましては約倍になっておりますが、運行経費全体に当たる燃料維持費につきましては6%ですので、これが半分になりましても、運行経費への影響は3%程度ということで認識しております。 ◆矢沢孝雄 委員 わかりました。  あと、高齢者の車椅子用のリフトを備える必要があるというところなんですけれども、この部分は非常に大きいかと思いますが、実際、マイクロバスでも車椅子対応車というのが表には出ているわけなんですが、これを導入すれば、運転手の方が介助しながら、車椅子対応も可能ということでよろしいんでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 現在、ワンマンバス構造の要件を満たして、リフトと安全装置等が設置されて購入できる車両は、ここに示しております1車種になってございます。この車両を使用しますと、運転手が介助を行いまして、リフトで車椅子を乗降させることができるというものでございます。 ◆矢沢孝雄 委員 ありがとうございます。  「高齢者等には乗降時の負担が増大する」と書かれていますけれども、具体的にどういったところで、どういうふうに増大するのかという御説明はあったかと思いますけれども、もう一度教えていただけますか。 ◎澁谷 運輸課長 通常の路線バスでありますと、車道から1段上がった歩道からノンステップバスへ、そのまま割と負担なく平行移動で乗車できるところ、マイクロバスにつきましては、ノンステップではなく、ステップがございますので、ワンステップでございますので、高齢者の方が階段を上るようにバスに御乗車いただく必要があるということでございます。また、車椅子の乗車に関しましては、歩道上から車道上に一旦おりて、バスの後部からリフトで御乗車する必要があるというものでございます。 ◎北條 経営企画課長 先ほど日中の人数が少ないところは3系統というお話があったんですけれども、出入系統を除いてということで、例えば矢沢委員の近くですと、鷲ヶ峰営業所前から聖マリアンナ医科大学に出るバスは除いた中での本線系統で乗らないところが3系統ということなので、訂正させていただきます。 ◆井口真美 委員 まず最初に、忘れちゃうといけないので伺っておきますが、資料の4、参考資料で、マイクロバスと大型バスとハイブリッドバスと中型バスを載せられていますが、本市は小型バスも持っていますよね。小型バスについても、もし今ここでおわかりであれば、製品名とかは結構ですから、乗車定員だとか、下の部分で、口頭で言えるなら、ここの部分も教えていただけますか。小型バスを何台お持ちかも教えていただけますか。 ◎澁谷 運輸課長 小型バスにつきましては2両保有しております。小型バスの乗車定員については、運転手を含めまして36名となっております。 ◆井口真美 委員 その後の燃費だとか走行距離だとか、表のこの後の数値はわかりますか。 ◎澁谷 運輸課長 全長につきましては6.99メートル、全高につきましては2.08メートル、燃費につきましては1リットル当たり7キロメートル、走行距離1キロ当たりの二酸化炭素排出量につきましては0.369キログラム、車椅子対応については、大型バスと同じように、スロープ板を装備しております。乗降についてはノンステップでございます。導入費につきましては約1,700万円、維持管理費用につきましては約68万円となっております。 ◆井口真美 委員 わかりました。  私も大庭委員長も小型バスの導入と随分言ってきたものですから、ここにないのは非常に何でかなと思っておりますが、その話はおいておきまして、もう一つ、違うことで伺いたいのは、2の(4)安全・円滑な輸送の確保のポチの2つ目で「車いす利用者は、バス背面」、要するに、マイクロバスというのは車椅子対応が難しいと言われていますけれども、法令上、規定上、基準から言うと、いわゆるコミュニティ交通で使っているマイクロバスとか小型の車両はどういう対応になるんですか。 ◎澁谷 運輸課長 コミュニティ交通につきましては、路線バスの運行がない地域ですとか、道路環境等の理由で路線バスが運行できない地域におきまして、地域住民等が主体となって導入し、運営等に参画するものでございます。例えば長尾台地区で運行しているあじさい号につきましては、地域特性上、坂道が多く、車椅子利用者がバス停まで到達することが非常に困難でありまして、試行運行期間においても利用者がいなかったということで、車椅子スペースの確保の必要性は低いものと事業主体が判断したと伺っております。  こういった場合につきましては、地区を限定して運行するということで、車椅子スペース等の移動円滑化基準適用除外の認定手続を行って、内容について地域公共交通会議で合意をとって行っているものでございます。 ◆井口真美 委員 わかりました。それは例外ということですね。  そうすると、ここに書いてあるマイクロバスの特性、乗降口が1つだとか、立ち席の設定がないとか、下の3つ目のポチについては、路線バスの規定上、そうだとしても別に構わないということですか。それとも、法令上、何か規定はありますか。 ◎澁谷 運輸課長 3つ目の点の特に立ち席の設定がないことや、乗降をワンドアで行うことについては規制はないものと認識しております。 ◎北條 経営企画課長 バスの車両について、車のナンバーをとるためには定員が確認されておりまして、ローザの場合、後ろに車椅子スペースをつけたような特殊仕様ですけれども、マイクロバスについては15人座ることが前提で、バスの場合ですと、例えば大型バスは76人で座席は29人ですけれども、つり革とか、そういうもので立ち席というのをしっかり確保しています。こちらについては、形式上は立つことができなくはないですけれども、我々としては立ち席を前提として運営することはできないとなっております。 ◆井口真美 委員 要するに、法令上は別にいけないとかというわけではないということですね。定員を規定することができるということですね。 ◎北條 経営企画課長 法令上、乗降口1カ所というのは特に問題はございません。 ◆井口真美 委員 わかりました。  陳情された方の趣旨から言えば、まず1つは、二酸化炭素の排出を減らすということで、大型バスや中型バスより非常に排出量の削減ができるということですよね。あと、難しいのは、導入費用だとか、しかも、オフピークのときだけでいいのではないかということだから、ピーク時は問題ないと。特に法令上の問題がなければ、問題は、置くところだとか、今のバス以外に車両をふやさなければならない、購入費だとかそういうことだと理解できるわけです。それについての気持ちというのはそのとおりだなと私は思うわけです。  それで、例えば私の地元で言うと、多摩区の南生田の地域は坂が大変多くて、数十年前にバスが導入されたときに、ガアっと坂を上がるときの排気ガスが大変困るということで、バスの導入に反対された地域なんかもあるわけですけれども、こういうふうにだんだんなっていくのであれば、導入する可能性は出てくるのではないかと思うと、この先、マイクロバスと言うかどうかは別にして、二酸化炭素の排出量が少なく、維持費も少ない傾向のバスを引き続きふやしていくことについての可能性というか、あり方。特に二酸化炭素の排出量が少ないバスをこの先導入していくということについて言えば、やっていく可能性、検討の余地はあるのではないかと思うんです。特に置くところの問題で言えば、今のバスの車両を置くところ以外にもこれから考えていくということは、この間、御答弁されているので、この先、可能性としてはあるんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがですか。 ◎篠原 企画管理部長 確かに二酸化炭素排出量ということで考えれば、先ほどの説明にもありましたように、カタログ値ではありますが、約半分になっていると。これは事実でございます。ただ、経営上の問題という形でなかなか難しいという私たちの考えを説明させていただきました。  あと、二酸化炭素につきましては、ハイブリッドを入れていたり、今はディーゼル系を使っているんですが、技術革新が結構ありまして、ハイブリッドバスに近づくように燃費がよくなってきています。なので、マイクロバスだけではなく、今導入しているディーゼルとかハイブリッド、マイクロバス、または、遠い将来か近い将来か、ちょっとわからないんですが、電気バスというのも含めて、今後、いろんな視野を含めて検討していきたいと考えてございます。 ◆井口真美 委員 そうです。いろんな視野があると思うんです。  当面、先ほどいただいた小型バスが既に2両あるわけだから、3系統の中に――小型バスを利用するかどうかはあれですけれども、最低限今ある小型バスを投入することはできませんか。 ◎篠原 企画管理部長 確かに私たちは小型バスも今2両保有していまして、これは藤子線で当初導入したときに使って、輸送力の問題から大型に切り替えて、今も所有はしているんです。今、小型バスが走れるところをいろいろ考えて検討しているんですが、ただ、小型バスは、燃費で言いますと、カタログ値なんですけれども、中型バスが6キロメートルに対して7キロメートルで、効果があることはあるんですけれども、そんなに大幅に出るものではない。あと、一番私たちで問題になっているのは最小回転半径で、中型バスは7.6メートルなんですが、小型バスは7.7メートルで、結局、車体は小さいんですけれども、ホイールベースの間隔が余り変わらず、小さく回ることもなかなかできないということでございます。あと、幅も、中型バスで言いますと2.3メートルが、小型バスは2.08メートルで30センチ程度なので、例えば細い道で雨が降っているときに傘を差している歩行者の方の安全性を考えると、安全確保に役立つかというと、若干の効果はあると思うんですが、そういったところがなかなか難しいと。  そうしますと、先ほどの説明の中にもありましたように、緊急時とか、昼間はなかなか乗らない路線も、例えば事故とかそういったことで運行が詰まって臨時で出すといったときに融通がきかないという、これは経営面のこともかなり大きくなってきまして、今の段階では、先ほどの3系統についても導入はなかなか難しいと考えてございます。 ◆井口真美 委員 今回の願意が二酸化炭素削減のためだということで、非常に社会的な問題を考えていただいた陳情であるので、回れるかどうかということよりも、まずは二酸化炭素をどう減らしていくのかという、まさに緊急の、世界的には待ったなしの大変重要な問題だという観点からの陳情でありますから、実際、市バスがこれをどうしていくのかということが明確になければ、こういう御提案も聞いていかなくちゃいけないんだろうなと思っております。  難しいと言われると苦しいわけですけれども、いずれにしても、ハイブリッドバスだとか、今後、技術革新があった中で取り入れることについては、経営上の問題だからということで難しいとしないで、きちんと対応していくということを確認しておいていただければと思います。そこはお願いいたします。  とりあえず結構です。 ◆吉沢直美 委員 幾つか御質問させていただきたいんですけれども、今、小型バスというのは使っていない状況でいらっしゃるんでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 小型バスにつきましては、新入職員の運転手の路線教習ですとか、委託する営業所等の管轄路線の移管によります路線教習等に使用してございます。 ◆吉沢直美 委員 わかりました。ありがとうございます。  あと、資料の2の一番下のところにマイクロバスの図が書いてあるんですけれども、後ろから乗ったりして、例えば乗車料金とかを払うようなスペースはどういう形になるものなんでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 乗車料の徴収につきましても、現在、大型バスで使用しております料金箱を設置するのはなかなか困難という部分も1つ課題としてございます。 ◆吉沢直美 委員 ということは、もしするのであれば、また新たに何かそういうのを考えなきゃいけないものということで……。 ◎澁谷 運輸課長 マイクロバスに設置すべく、小型なものですとか、簡易なものですとか、そういったものを新たに購入して設置する必要があると考えております。 ◆吉沢直美 委員 わかりました。ありがとうございます。  あと、今現在、大型バスとかハイブリッドバスは、車椅子はノンステップで乗車できるということで、例えばマイクロバスだと、1回とめて、後ろのドアをあけて乗らなきゃいけない。だから、ドライバーさんがその補助をしなきゃいけない。一旦とめて、外に出て、あける。でも、今のバスだと、自動であいて、ノンステップだから、車椅子の方がそのままお1人でできるような感じでいらっしゃいますか。 ◎澁谷 運輸課長 現在の大型バスにつきましても、中扉をあけまして、スロープ板を歩道に向けてかける必要がございますので、運転手が一旦おりて、スロープを設置する作業は現在でも行っております。 ◎篠原 企画管理部長 補足でございますが、今説明があったとおり、まず運転手がおりて、スロープ板をつけます。その後も運転手がそのまま押して、中に入って、固定するところまで運転手がやるようになっています。 ◆吉沢直美 委員 わかりました。ありがとうございます。  あと、車椅子の方なんですけれども、例えば大型バス、ハイブリッドバスとか中型バスは車椅子が何台乗車できる形になっておりますでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 現在の大型バス等につきましては、1両につき車椅子2台まで乗車できるような構造になっております。 ◎篠原 企画管理部長 また補足なんですが、これもスペースが決してあるわけではなくて、1人用の椅子をはね上げて固定するという形でございます。ですので、もし既に乗車されていて、座っていらっしゃる方がいたら、運転手のほうから説明して御協力いただいて、はねて2台乗せるという形でございます。マイクロバスのほうは、あの写真で見ていただいてわかるように、わざわざ椅子をじゃなくて、そのスペースはございますので、1台そのまま乗せられるということでございます。 ◆吉沢直美 委員 そうすると、マイクロバスは1台という形になりますか。 ◎篠原 企画管理部長 済みません、訂正です。2台ということです。 ◆吉沢直美 委員 これから高齢化社会で、要するに、車椅子の方がお1人ではないということも考えると、台数とかも関係してくるんじゃないかなと思いまして、質問させていただいたんですが、マイクロバスも2台乗せられて、大型バスも2台乗せられるということで、それは理解させていただきました。  費用対効果の話が非常に今問題になっているんじゃないかと思うんですけれども、今回は環境、エコということで、いろいろ陳情者の方はお考えになっておられるかと思うので、またいい方向でいろいろと考えていきたいと思います。ありがとうございます。 ◆松原成文 委員 車椅子に限らず、ベビーカーも必要になってくると思いますし、障害者の方専用の座席も幾つか指定しなければいけないとかとなってくると思いますので、健常者、障害を持っている方が大型バスと同等に乗れるように配慮しなきゃいけないと思っておりますので、それはしっかり――ちょっと無理かなと思うんだけれども……。  聞きたいのは、朝、夕はそれぞれラッシュで満員状況だということが陳情者のほうから書かれておりますし、昼間についてはゼロから10名と。最初の乗車から降車まで、始発から終点まで同じ数じゃない、出たり入ったりしていると思いますので、全くゼロのところもあるだろうし、たくさん乗ってくるところもあるだろうし、途中でおりる方もあるので、正確な数字は明確じゃないと思うんですけれども、例えば朝、夕のラッシュで、ひどいときには通過しなければいけない、乗れませんよという状況もあります。76人とかと定員が書いてあるんですが、ラッシュ時の定員というのはどれぐらい乗るんですか。この定員以上乗せないということですか。 ◎篠原 企画管理部長 定員は一応定員という形なんですが、実際には、例えば深夜バスで最後の便というのは定員以上という形も出てくる場合がございます。昼間も雨が降ったり、朝、夕に雨が降ったり、運行で少し遅延が出ているときなんかは、通過せざるを得ない状況というのは、定員以上の場合があるということでございます。 ◆松原成文 委員 バスに限らず、電車も定員というか、ある程度人数は決まっているんだけれども、もっと中にお詰めくださいと言って、たくさんの方が乗れるように……。定員どおりに数えていてだめですというのは、公共の乗り物としてどうなのかという逆な発想も出てくると思うので、その辺は重要なことだと思うんです。  乗り合いだとつり革がついていますよね。これも含めてになろうかと思うのでありますけれども、例えばマイクロバスの定員は15人と書いてあるんですが、この図面だと、助手席がついているように思うんですけれども――マイクロバスでつり革をつけることができるのか、立ったままマイクロバスに乗るということは、法令上、交通法規からいってどうなるんでしょうか。 ◎篠原 企画管理部長 マイクロバスは高さもございますし、図で見ていただくように、真ん中で立っていらっしゃると、後ろに乗った方の乗降が非常に厳しくなるという面とかも思います。  今、技術的な話が出たんですが、4の参考資料にもありますように、定員15名は座席に座った数で、補助席を入れて20名でございます。ただ、補助席を使うというのは、さっき説明があったように、乗降に対して、その都度立っていただかなくてはいけないとか、そういった面が出ますので、今、私たちの検討の中では、実際に路線バスとして活用できるかどうかという検討でやっていますので、補助席とか狭い通路に立っていただくというのは想定しない形で検討しているところでございます。 ◆松原成文 委員 わかりました。  そうすると、マイクロバスを導入しようという方向になった場合、例えば乗り合いバスを運行するときにはそれなりの許可が要るわけですよね。乗り合いバスはそうなんだけれども、マイクロバスにかえますというときには、新たに許可を申請し直すのか、そういった許可を出していいですよと国交省が認めるかどうかはわからないんですけれども、許可条件というのはどういうふうになっているんですか。 ◎北條 経営企画課長 先ほどもマイクロバスの件でお話があったように、基本的にはバリアフリー法等で、車両を導入するためには、スロープその他車椅子使用者の乗降に関する設備が整えられていることとなっております。マイクロバスについては、そういうものができないので、先ほどもお話ししたとおり、円滑化基準の適用除外の認定手続を行った上で走らせることができるという法的な構成になっているところでございます。 ◆松原成文 委員 そうすると、その場合は、申請をして許可が得られれば運行ができるということでよろしいですか。 ◎北條 経営企画課長 おっしゃるとおり、国への申請ではなくて、地域公共交通会議の合意という形になります。ただ、車椅子スペースの確保の必要性が低いですとか、そういうものがちゃんと把握できた場合で、全てができるかどうかは、会議の中の議論になると考えております。 ◆松原成文 委員 許可をいただくのは国じゃなくて、違うところだということがわかりました。  現在、市営バスのほかに、いろんな会社が運行していますけれども、マイクロバスを実際に運行している他社はあるんでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 公営バスでマイクロバスで路線バスを運行しているところはございません。 ◆松原成文 委員 あと、路線の問題は、今見直しとかいろいろやっていらっしゃるんだけれども、ゼロから10人とか、15人乗っているところでも、他社が走っているところがあるわけですよね。ですから、最悪の場合は、そういうところは市営バスをやめようとか、他社に乗ってもらおうとか、そういう他社との協議も必要になってくる路線はあるんじゃないかと思います。例えば東急と臨港と市営バスが競合して走っているところもあるわけでありまして、よく見きわめてくれば、市営バスを走らせなくても、他社の分で何とか代替できるんじゃないかという路線も出てくるのかなと思いますけれども、私は専門家ではないのでわからないので、その辺は皆さん、専門家の部分だと思いますので、ふやしていくようなことも聞いておりますけれども、今の路線のあり方もしっかりと協議していただければと思います。  あと、先ほどお話がありましたけれども、今後、車両が改良されてきて、水素ですとか、いろいろなものがどんどん開発されてくると思います。以前、九州大学に視察に行きましたら、水素を使っているということで、非常にすばらしい研究もしていますし、こういった車についても、先ほど理事者のほうから、電気自動車ですとか、環境に優しい車がこれから開発されてくるだろうと。値段はわかりませんけれども、多くの皆様がそういったものを利用すれば値段も安くなってくるし、それを含めて、私たちが今乗っている車――こういうことを議論していますけれども、私たちは本当に環境に優しい車に乗って努力しているかというと、それは申しわけないなと思う状況でありますので、環境問題は、市営バス等々、公共のものが率先してやることも大事でありますけれども、一般の人もしっかりと追随して、環境に配慮した気持ちで取り組まなければいけないと思います。  ただ、今までのお話ですと、現状では、大型バス、乗り合いバスをマイクロバスに代替して運行するというのは、ちょっと無理な段階であるな、やっぱり検討していかなければならない課題であるということは御認識をいただいていると思いますので、その辺もまたしっかりと御検討いただければと思います。 ◆飯塚正良 委員 今の松原委員の質問に関連して、ちょっとお伺いしますけれども、公営交通が果たすべき役割の一番大きなものは、環境に配慮しているということかと思うんです。例えば現在、CNGの車両がふえていくのかなと思っていたら、逆にCNGはそろそろ店じまいみたいな話も聞くわけですが、川崎市交通局としての基本的な環境対策はこうなんだ、公営交通のあり方としてこうなんだというのをちょっとお示しいただきたいと思うんですけれども。 ◎澁谷 運輸課長 今、御指摘がございましたCNGにつきましては、車両のタンクの寿命等がございますので、現在、CNG車は、更新によりまして、ハイブリッド車に入れかえているところでございます。  この資料の一番下にお示ししておりますとおり、平成30年度までにハイブリッドバスを36両導入してございます。今年度につきましても、ハイブリッドバスをCNGからの入れかえで2両導入いたしまして、来年度につきましても、同様にCNG車をハイブリッド車にということで入れかえる予定でございます。 ◆飯塚正良 委員 その効果、結果は今どんな状況なんですか。環境負荷がぐっと下がったとか、良好な成果、結果は出ているんですか。 ◎篠原 企画管理部長 今の説明の補足を含めてなんですが、まず、CNG車のバスというのは製造自体がなくなっています。なので、しようがなくという言い方はちょっと語弊があると思うんですけれども、そこで、なるべく低炭素化に向けた取り組みとして、ハイブリッドと、先ほど言いましたように、軽油、ディーゼルのほうがかなり技術革新もあって、燃費もよくなって、低炭素化にも向けているので、そこに入れかえているという形でございます。ですので、これをもっての効果というのは、申しわけないんですが、今数字的には持っていません。ただ、単独の燃費がよくなっているとか、低炭素というのは、それぞれの効果が当然出てきていますが、今現在は数字は持ち合わせてございません。 ◆飯塚正良 委員 努力をしているというのはよくわかりました。  その上で、部長、もう1点なんですけれども、先ほど、マイクロバス化についても検討していると。これはいつまでに結論を出すんでしょうか。 ◎篠原 企画管理部長 先ほどの私の説明がちょっと足りなかったのかもしれないんですが、マイクロバスを含めての検討ではなく、大きな視野で、先ほどもお話が出ましたように、電気バスとか水素バス、そのほか電気バスは今、中国のほうでも大分よくなってきています。ただ、今私たちの現時点では、電気バスを導入している民間バス事業者とかをいろいろ調べているんですけれども、なかなか継続的に運行していなくて、とまったり、そういうのがございます。そうすると、別の車両を用意しなくてはいけないとか、そういった面もありますので、他都市の動向を見据えつつも、技術革新については、メーカーに問い合わせたり、そういったことで情報を収集しながら検討を続けてまいりますので、いつまでとか、そういった期限というのはなかなか区切れないものと考えてございます。 ◆飯塚正良 委員 あともう一つは、バス路線の見直しという大きな課題がおありでしょうし、その辺も多角的に判断をして、ぜひ早急に結論と方向性を示していただきたいと思います。これは要望で結構です。 ◆山田晴彦 委員 各委員が発言されたので、重なる部分もあろうかと思いますけれども、意見も含めてちょっとお話をさせていただきたいと思います。  今回の陳情者の陳情の内容からすると、これは本当に川崎市民としてありがたいお話だなと。環境に優しい走り方と、日中の人数が少ないときにはもったいないんだから、その辺の改良ができないのかという御提案なんだろうなと思うんですけれども、実際、企業会計を扱っている交通局とすると、そこに効率性とかということも出てくるでしょうし、以前から議論してきた、例えば大きい車と小さい車にした場合の費用というのはそんなに大きく変わらないという部分が今までもネックだったわけです。ただ、それが市民の方たちにはよく理解ができないという部分もあろうかと思いますので、市はこういうふうに考えて、環境に優しいというか、今の大きな課題であるCO2を出さないためにこういう努力をしていますということをまず伝えていくことが一番先決なのかなと思います。  その上で、先ほど井口委員からも、小型車両があるじゃないかという話をされました。確かにあるんですけれども、私たちは地域交通と公共交通のきちんとした仕組みをつくるべきだということからすると、小型バスは中途半端な車体なんです。車幅が普通の形よりも広過ぎる。だから、地域交通で求めているようなものにはなり切れない。先ほど御説明がありましたように、車両にもかえってスペースが必要になってしまうとか、その辺を改善することをしっかりとしていくということが大事なのかなと思いますけれども、そこで求めても、なかなか答えは出てこないと思うんです。  1つは、環境に優しいということと、市民の方たち、あらゆる方が利用しやすいということからすると、今、市が試行している部分のハイブリッドであり、ノンステップであるということは最優先される課題なんだろうなと思いますので、これはよしとして、その上でさらに追求していくものとして、電気自動車、水素自動車という将来的なことを考えていくということでした。  あともう一つ、待たなくちゃいけないのは、今、そのためのバス路線の再編に向けての調査をするということになっていて、ちょっと棚上げになってしまっている状況がありますので、これは早急にやっていただいて、再編、あるいは路線の見直し――先ほど出てまいりましたけれども、競合他社があるわけです。ほぼ同じような時間帯で走っているために、間の時間がどうしてもあいてしまう。南部で言えば臨港バス、中部で言えば東急、北部で言えば小田急。だけれども、前回、指摘をさせていただきましたけれども、そのシェア自体が半々ではない話なので、これからもいろんな企業会計をやっていく上においては、効率性というのは、今回の実態調査を受けた上でもう少しできるのかなと。住民の皆さんに喜ばれるような公共交通のあり方、そして、足りないところについては、コミュニティ交通といいますか、地域交通との接続というものをしっかりと考えていただくことが大事だと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
    ◎篠原 企画管理部長 委員のおっしゃるとおり、競合している部分がございます。ただ、競合しているからといって、出発点と到着点が全く同じという路線はなかなかなくて、途中が重なっている部分が多いんです。あと、民間バス事業者さんは民間企業ですので、昼間、そういったところというのは、今、運転手も足らないのがあって、ダイヤを減らしてきているという事実がございます。なので、今、まちづくり局でやっている調査をもって、どう再編していくかというのは、まちづくり局の交通政策室でもやっていくんですが、私たちのほうも積極的に意見を言って、ともに検討していきたいと考えてございます。 ◆山田晴彦 委員 わかりました。いずれにしても、今回の問題というのはすごく大事な課題であるので、ぜひ車両の形も含めて、あるいは排ガスの問題も含めて、これから研究していただきたいなと思います。  あともう一つは、これからますます車社会の問題、反動によって、逆走とか、高齢者の運転問題等も今クローズアップされていますので、一番身近な移動手段としてのバスというのはこれからも出てくると思うので、利用について、バス車両をどんどんふやすということはできないでしょうし、かといって、バスは頼りにならないなと言われないような形にするためには、以前から提案させていただいております乗り継ぎ問題とか、1日乗車ということをもっと市民の身近なところにぜひしていただけるように検討していただければと要望させていただいて、終わりたいと思います。ありがとうございました。 ◆松川正二郎 委員 企画管理部長からいろいろな話をお伺いして、よく理解をさせていただきました。  根本的な話なんですけれども、今現状で市営バスを運行している中での二酸化炭素の排出量というのはどれぐらいなんでしょうか。 ◎澁谷 運輸課長 申しわけありませんが、具体的な数字として持っているものはございません。 ◆松川正二郎 委員 例えば電気バスにかえたりですとか、ハイブリッドのバスにかえたりというお話もありながら、環境に対して、環境負荷を低減していくというお話が出ているところですので、川崎市バスとしても、全体的な二酸化炭素の量があり、毎年下げていっているんだよということが市民の方々の目に見えるような形でやることができるのであれば、見えやすくなっていくのかなと思っております。  それからもう1点、少し個別具体的な話で申しわけないんですけれども、これは交通局になるのか、病院局になるのか、わかりませんけれども、以前もいろいろお話がありましたが、井田病院のシャトルバスがなくなっちゃって、今、通院が大変なんだと。包括外部監査でも指摘があったようでございますけれども、そういうことを考えてみると、交通局でやるかどうかは別にして、マイクロバスの導入ということも少しずつ考えていく必要がありますし、環境も含めてでありますけれども、いろいろ御検討いただければありがたいなと思います。 ◆大西いづみ 委員 CO2削減ということで、陳情者の方の趣旨はよくわかりました。説明にも納得いたしました。その中で、家族に車椅子の利用者がいるということで、車椅子利用者の視点から言わせていただくと、やはり車道に出るということはとても危険を伴うので、今のマイクロバスの現状では後ろしかあかないというのでは、非常に危険、それは避けたいというのが、実際に娘が車椅子を利用していて、非常に強く思います。介助者がいなくて、電動で自分で出られている方も、やっぱり車道におりるというのはとても怖い思いをされると思います。  それから、車椅子を利用していると、混んでいる時間は避けたい。皆さんのこともあるし、時間をとるので避けたいという気持ちもあって、混んでいる時間帯の利用を避けるとすると、少しすいた時間に利用することになる。そうすると、そこで車道に出ないといけないというのでは、利用するのにどうしようかなということも考えられると思いますので、現状では、マイクロバスの導入というのは危険が多過ぎるのではないかという思いはしています。さっきの話ではないですけれども、改良されてとか、車がよくなって、横から入れる、歩道から乗り込めるという形になれば、それはそのときに考えられることではないかと思いますけれども、実際に利用される方はふえていますので、その方のことを考えると、車道から乗り込むというのは、今の時点では厳しいかなという考えを持ちました。 ○大庭裕子 委員長 ほかに質疑、意見・要望等がなければ、取り扱いについて御意見をお願いしたいと思います。 ◆松原成文 委員 取り扱いについては、矢沢委員から後で発表させていただきますけれども、その前に、路線についてはまちづくり局が今やっていますからということはわかります。だけれども、きょう、この陳情を審査するに当たって、まちづくり局は誰か来ていらっしゃるんですか。CO2の問題で、いろいろ御質問もありましたけれども、環境局の人は誰か来ていますか。やはり全体的な流れを含めて、この委員会の中で、必要があるかどうかは別として、環境問題も入っているから、環境局の担当も必要であろうと思いますし、路線については、さっきの話だと、まちづくり局が今調査していますからという話で、これは主管である交通局も、調査はしているのでありましょうが、勉強して協力して、しっかりやっていきますぐらいの言葉も欲しかったなと思うのでありますけれども、交通局だけの問題ではなくて、関係する他局もあろうかと思いますので、委員会のあり方、開催の仕方、理事者の招集の仕方等々も含めて、正副委員長にはこれからまたしっかりと取り組みをしていただきたいと思います。  取り扱いについては、矢沢委員からお話しさせていただきます。 ◆矢沢孝雄 委員 自民党としては、今回、本当に貴重な御意見を陳情者から提起いただいたと思っております。社会問題でありますので、地球温暖化をどう抑制していくかという取り組みを川崎市でどう進めていくのかという意味では、非常に貴重な議論の場をいただいたなと感謝しているところではございますけれども、御説明にもありましたし、議論を重ねてきましたけれども、安全性の確保であったり、利便性の問題、また、持続可能な経営をしていくといった観点に立ってみると、現状ではマイクロバスの導入の願意には沿えないのかなと思います。なので、自民党としては不採択でお願いいたします。 ◆井口真美 委員 今の自民党さんの最初の部分には大変同意をするわけでありまして、大変貴重な御提案をいただいて、二酸化炭素削減の取り組み、特に市バスはどうするべきなのかということを議論させていただきました。確かにマイクロバスというのはいろいろ課題があることはわかりましたけれども、願意である、いかに二酸化炭素を減らし、行政として、交通局として先導を切っていくのかということで言えば、このことをしっかりとこれから見ていくためには、少なくとも継続にしていただいて、これからの行政のあり方について見ていきたいと思いますので、私どもは継続でお願いしたいと思います。 ◆山田晴彦 委員 公明党といたしましても、陳情者の御提案の内容については、よく理解できます。ただ、自民党さんから話がありましたとおり、かといって、そのまますぐマイクロバスなのかというと、マイクロバスについては課題も大きくあるということです。ただ、本市が今進めようとしている内容としては、大きくは変わらない方向性を向いていると思うんです。それから、市民に向けてのさまざまなバリアフリーの問題とか、CO2削減の問題とかということでは同じ方向を向いているので、これは少し見きわめていくことが必要なのかなと思いますので、継続にさせていただければと思っております。  マイクロバス限定ということでは、きっと陳情者の話は、ボリュームのある朝、夕のラッシュ時は大量に輸送してもらわなくちゃ困るけれども、日中の少ないところの活用として、CO2を出さないためにどういうふうにしたらいいんだということで、小型の車両が必要なんじゃないかという話なんだと私は認識をしておりまして、そうであれば、車両をかえて、別に手配するというのはなかなか難しい話ですので、そうしたことも含めて、しっかりと検討していくことにしていただければいいかなということで、継続でお願いしたいと思います。 ◆飯塚正良 委員 みらいとして、先ほど交通局の考え方を伺って、マイクロバスを含めて、環境負荷という問題で検討しているというお話を聞いて、ちょっと驚いた部分もございます。いつまでにというのは御回答いただけませんでしたけれども、ただ、環境負荷をこれからどうやって低減していくかという観点からすると、ハイブリッドの拡充ですとか、いろいろ方向性は向かっているんだろうなと思いますので、今の交通局のあり方、特に環境負荷低減という観点からどういうふうにしていくのか、その辺の考え方を具体的にお示しいただいてということを指摘しまして、私どもも継続ということでいかがでしょうか。 ◆大西いづみ 委員 環境に優しいということで、陳情の趣旨は理解いたしますけれども、マイクロバス化ということについてはやはり危険が多過ぎると思いますので、私は不採択でお願いいたします。 ◆松川正二郎 委員 マイクロバスということに限定していきますと、なかなか今現状では難しい状況があるのかなということもございます。また、環境ということに関しては、いろいろなお話が出たところでありますので、継続的に行っていかなくてはいけないというところは考えておりますけれども、マイクロバスということでございますので、僕は不採択でお願いしたいと思います。 ○大庭裕子 委員長 それでは、御意見が分かれまして、継続審査との御意見と不採択との御意見が同数となる見込みでございます。 ◆山田晴彦 委員 委員長、今のことについて、継続審査が先議ですから、そこについて、一応、話を聞いたらいいんじゃないかなと思うんですけれども。 ○大庭裕子 委員長 同数になりそうですが、御意見をお伺いしたいと思います。 ◆矢沢孝雄 委員 自民党としては、端的に陳情の要旨が「市バスのマイクロバス化を実施すること」ということが願意で書かれておりまして――冒頭の、二酸化炭素を削減して、環境に優しい社会をつくり上げていくという部分の議論は非常に賛同しますし、川崎市としても進めていかなくてはいけないですが、その手段として、「マイクロバス化を実施すること」というところに関しては、そこに限定する必要はないですし、マイクロバス化に関しては非常に課題も多いと思っておりますので、不採択という態度を表明させていただきました。 ◆山田晴彦 委員 今、同数ということで、不採択の会派の皆さんの御意向、御意見をお伺いしました。私どもが先ほど態度表明するときにお話ししたのは、環境に優しい、あるいは、今の手法のマイクロバスは必ずしも適切じゃないけれども、時間を置いて見ていったらどうか、方向性としては同じ方向を向いているんじゃないのかということで継続にしましたけれども、今、矢沢委員からもありましたが、マイクロバスということになると、やっぱり現実的にはなかなか難しいので、一旦は、陳情者には申しわけないけれども、公明党としても不採択ということに変えさせていただければと思います。 ○大庭裕子 委員長 では、公明党さんは不採択ということで。 ◆飯塚正良 委員 みらいとしてですが、今、矢沢委員の態度表明の理由は非常に明快でした。確かに大きな方向性は一緒ではありますけれども、ただ、具体的な方策をめぐって、マイクロバスに限定ということになると、交通局としても、その方針をこれから実施するのは非常に難しいというのもよくわかります。ですから、ここのところは一旦委員会として態度を決めるということであれば、陳情者には申しわけないですけれども、不採択という結論でやむを得ないのかなと思いますので、よろしくお願いします。 ○大庭裕子 委員長 みらいさんも不採択と。 ◆井口真美 委員 共産党が残りましたけれども、この間、ずっと交通局の皆さんや、先ほど松原委員も言われたように、コミュニティ交通といえば、まちづくり局が担当なわけですけれども、ずっと議論させていただいていて、私たちは本当に身近な公共交通機関が欲しい、しかも、それは環境に優しいものにしてほしいと、今回の小型バスも含めて、さまざまなことを求めてきたわけです。いろんな理由は確かに現実としてあるけれども、しかし、とにかくそれをどうやって実現していくのかという点で、なかなか前向きな御答弁をいただけてこないわけです。マイクロバスも課題はあるとしても、本当にバスが通るのか、それが本当に実現していくのかという点で言うと、市民が声を下げてしまっていったら、このままどんどんうまくいかないんじゃないかという懸念をとても持つわけです。  私は、マイクロバスが本当にいいかどうかという点では、今、課題があることはもちろんわかりました。だけれども、それも含めて、今回の場合で言えば、二酸化炭素削減という願意があり、または多くの皆さんのもっとバスを通してほしいというさまざまな御要望があるものを一つ一つ、どういう可能性があるのか、どうやれば実現できるのかということが議論されていかないと、結局、やっぱり無理だよね、だめだよねということで過ぎ去っていくことについては、非常にじくじたる思いが私はあるんです。では、マイクロバスが本当にだめなのか、もうちょっと議論はできないのかということについても、マイクロバスと限定したとしても、もうちょっと違うものがあるのか、ないのかということも含めて議論をしていただきたいので、私はやっぱり不採択にする気持ちはないなと思います。  ただ、確かにマイクロバスでいいというふうに採択をするかどうかという点で言えば、じくじたる思いはあります。だから、やっぱり継続で議論していただきたいと思っているので、私は継続でお願いしたいと思います。 ○大庭裕子 委員長 共産党、井口委員は継続ということです。  継続審査との御意見と不採択との御意見がそれぞれございます。継続審査が先議となりますので、まず継続審査についてお諮りをいたします。  「陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情」につきまして、継続審査とすることに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 挙手少数 ) ○大庭裕子 委員長 挙手少数です。よって次に、本件につきまして採択することについてお諮りいたしますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 先ほど継続審査との御意見でした共産党の井口委員、改めて取り扱いについて御意見を伺いたいと思います。 ◆井口真美 委員 皆さん方がマイクロバスということについてはだめだということでしたので、今の御答弁で確かにそうだと思いますので、採択するかと言われれば、不採択でお願いしたいと思います。 ○大庭裕子 委員長 それでは、「陳情第35号 市バスのマイクロバス化に関する陳情」につきまして、採択することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 挙手なし ) ○大庭裕子 委員長 挙手なしです。よって、本件は賛成者なく不採択とすべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。ありがとうございました。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 次に、上下水道局関係の「令和2年第1回定例会提出予定議案の説明」を受けます。  それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。令和2年第1回市議会定例会に提出を予定しております上下水道局関係の議案につきまして御説明申し上げます。  今回提出いたしますのは、「議案第6号 川崎市基金条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第49号 令和2年度川崎市下水道事業会計予算」、「議案第50号 令和2年度川崎市水道事業会計予算」、「議案第51号 令和2年度川崎市工業用水道事業会計予算」、「議案第58号 令和元年度川崎市下水道事業会計補正予算」の5件でございます。  内容につきましては、松岡財務課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎松岡 財務課長 それでは、議案第6号につきまして御説明申し上げますので、議案書・資料等の中の令和2年第1回定例会のフォルダにある01−01議案書(本文)の15ページをお開き願います。  「議案第6号 川崎市基金条例の一部を改正する条例の制定について」でございます。  財政局が所管する条例であることから、上下水道局に関する部分のみを御説明申し上げます。  初めに、制定要旨でございます。この条例は、公共下水道事業基金を廃止するため、制定するものでございます。川崎市基金条例の一部改正についてでございまして、基金設置当時と比べ、下水道処理人口普及率が大幅に上昇したことなどにより、今後、協力金をもとに行う下水道整備が想定されないため、当該基金を廃止するものでございます。  次に、附則でございます。この条例は令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上で、議案第6号のうち、上下水道局に関する部分について説明を終わらせていただきます。  続きまして、議案第49号について御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−07令和2年度企業会計予算(本文)の49ページをお開き願います。  「議案第49号 令和2年度川崎市下水道事業会計予算」でございます。  第1条は総則でございます。  第2条は業務の予定量で、処理面積は1万715ヘクタール、水洗化助成戸数は57戸を予定するものでございます。また、主要な建設改良事業でございますが、下水幹枝線、ポンプ場及び水処理センター等整備事業を202億3,737万9,000円をもちまして施行するものでございます。  第3条収益的収入及び支出と、50ページに参りまして、第4条、資本的収入及び支出につきましては、後ほど別ファイルの01−11令和2年度下水道事業会計予算明細書(本文)により御説明申し上げます。  51ページに参りまして、第5条は債務負担行為で、加瀬処理区ポンプ場ほか運転管理業務委託経費のほか、「水洗便所改造等資金融資あっせん」に伴う金融機関に対する損失補償までの後年度にわたる事項につきまして、期間及び限度額を記載のとおり定めるものでございます。  52ページに参りまして、第6条は企業債で、起債の目的、限度額を、1の公共下水道整備事業137億8,800万円、2の借換債106億4,300万円、3の資本費平準化債10億円とそれぞれ定めるほか、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。  53ページに参りまして、第7条は一時借入金で、事業運営のための一時借入金の限度額を240億円と定めるものでございます。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用について、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費を39億2,218万円と定めるものでございます。  第10条は他会計からの補助金で、一般会計から下水道事業会計への補助金の額を126億9,139万5,000円と定めるものでございます。  続きまして、先ほどの第3条、収益的収入及び支出と第4条、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−11令和2年度下水道事業会計予算明細書(本文)の2ページをお開き願います。  それでは、収益的収入及び支出から御説明申し上げます。  初めに、収入でございますが、第1款下水道事業収益の本年度予定額は448億9,869万6,000円で、前年度と比較いたしますと7億3,670万6,000円の増となっております。第1項営業収益は362億4,197万6,000円で、3億5,414万5,000円の増となっておりますが、これは主に第2目一般会計負担金が増加したことなどによるものでございます。  第2項営業外収益は86億5,571万円で、3億8,256万1,000円の増となっておりますが、4ページに参りまして、これは主に第3目長期前受金戻入が増加したことなどによるものでございます。  第3項特別利益は101万円で、前年度と同額でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、6ページをお開き願います。  第1款下水道事業費用の本年度予定額は405億7,664万3,000円で、前年度と比較いたしますと5億8,890万円の増となっております。  第1項営業費用は369億2,257万5,000円で、10億6,016万6,000円の増となっておりますが、22ページに参りまして、これは主に第10目減価償却費が増加したことなどによるものでございます。  次に、第2項営業外費用は36億2,377万5,000円で、4億7,000万9,000円の減となっておりますが、これは主に第1目支払利息及び企業債取扱諸費が減少したことなどによるものでございます。  第3項特別損失は1,029万3,000円で、125万7,000円の減となっておりますが、これは主に過年度損益修正損が減少したことによるものでございます。  第4項は予備費でございます。  以上が収益的収入及び支出の主な内容でございます。  次に、資本的収入及び支出について御説明申し上げますので、26ページをお開き願います。  初めに、収入でございますが、第1款下水道事業資本的収入の本年度予定額は359億4,317万7,000円で、前年度と比較いたしますと14億2,888万円の増となっております。  第1項企業債は254億3,100万円で、10億6,400万円の増となっておりますが、これは資本費平準化債が増加したことなどによるものでございます。  第2項一般会計出資金は44億1,405万7,000円で、3億8,594万3,000円の減となっておりますが、これは企業債償還元金等に対する一般会計出資金が減少したことによるものでございます。  第3項国庫補助金は55億円で、5億円の増となっておりますが、これは公共下水道整備費補助金が増加したことによるものでございます。  第4項負担金、第5項寄附金及び第6項水洗便所等貸付事業収入は科目設定でございます。  28ページに参りまして、第7項基金繰入金は5億9,803万円で、2億5,082万3,000円の増となっておりますが、これは公債償還準備金からの繰入金が増加したことによるものでございます。  第8項固定資産売却代金、第9項投資収入及び第10項その他資本的収入は科目設定でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、30ページをお開き願います。  第1款下水道事業資本的支出の本年度予定額は539億290万1,000円で、前年度と比較いたしますと6億3,807万1,000円の増となっております。  第1項建設改良費は202億3,737万9,000円で、11億3,749万円の増となっておりますが、これは第1目公共下水道整備費が増加したことによるものでございます。  32ページに参りまして、第2項企業債償還金は314億7,267万6,000円で、8億6,707万2,000円の減、第3項水洗便所等貸付事業費は科目設定でございます。  34ページに参りまして、第4項投資は21億8,283万6,000円で、3億6,765万3,000円の増となっておりますが、これは第1目公債償還準備金が増加したことによるものでございます。  第5項は予備費でございます。  次に、前に戻りまして、28ページをお開き願います。欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額179億5,974万4,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金並びに過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。  続きまして、損益について御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−07令和2年度企業会計予算(本文)の80ページをお開き願います。令和2年度川崎市下水道事業予定損益計算書でございます。  収益及び費用の内容につきましては、先ほど予算明細書で御説明申し上げました内容と重複いたしますので割愛させていただきますが、その結果といたしまして、81ページに参りまして、下から4行目の当年度純利益は30億7,515万5,000円となっております。  以上で令和2年度川崎市下水道事業会計予算の説明を終わらせていただきます。  なお、詳細につきましては、56ページ以降にございます下水道事業会計予算に関する説明書に、キャッシュ・フロー計算書、貸借対照表などを記載しておりますので、別ファイルの01−12令和2年度川崎市下水道事業会計予算参考資料(本文)とあわせて御参照いただきたいと存じます。  続きまして、議案第50号について御説明申し上げますので、99ページをお開き願います。  「議案第50号 令和2年度川崎市水道事業会計予算」でございます。  第1条は総則でございます。
     第2条は業務の予定量で、給水戸数は75万5,049戸、年間総配水量は1億7,972万6,000立方メートル、1日平均配水量は49万2,400立方メートルを予定するものでございます。また、主要な建設改良事業でございますが、浄水施設費が13億365万7,000円、耐震管路等整備事業が79億9,232万3,000円をもちまして施行するものでございます。  第3条、収益的収入及び支出と、100ページに参りまして、第4条、資本的収入及び支出につきましては、後ほど別ファイルの01−13令和2年度水道事業会計予算明細書(本文)により御説明申し上げます。  101ページに参りまして、第5条は債務負担行為で、令和2年度原・浄・配水施設関連経費のほか、「給水装置改良資金融資」に伴う金融機関に対する損失補償までの後年度にわたる事項につきまして、期間及び限度額を記載のとおり定めるものでございます。  第6条は企業債で、起債の目的、限度額を、1の水道浄水施設等整備事業8億2,000万円、2の耐震管路等整備事業43億8,200万円、3の川崎縦貫道路関連施設整備事業1,400万円とそれぞれ定めるほか、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。  102ページに参りまして、第7条は一時借入金で、事業運営のための一時借入金の限度額を20億円と定めるものでございます。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用について、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費を55億163万2,000円と定めるものでございます。  第10条は他会計からの補助金で、一般会計から水道事業会計への補助金の額を1億6,261万2,000円と定めるものでございます。  第11条はたな卸資産購入限度額で、4億3,800万円と定めるものでございます。  続きまして、先ほどの第3条、収益的収入及び支出と第4条、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−13令和2年度水道事業会計予算明細書(本文)の2ページをお開き願います。  それでは、収益的収入及び支出から御説明申し上げます。  初めに、収入でございますが、第1款水道事業収益の本年度予定額は355億471万7,000円で、前年度と比較いたしますと1億8,568万円の増となっております。  第1項営業収益は317億1,007万円で、1億7,674万6,000円の増となっておりますが、これは主に第1目給水収益が消費税率引き上げに伴い増加したことなどによるものでございます。  第2項営業外収益は37億9,069万4,000円で、941万2,000円の増となっておりますが、これは、4ページに参りまして、主に第3目分担金が増加したことなどによるものでございます。  第3項特別利益は395万3,000円で、47万8,000円の減となっております。  次に、支出について御説明申し上げますので、8ページをお開き願います。  第1款水道事業費用の本年度予定額は331億9,026万2,000円で、前年度と比較いたしますと1億3,490万5,000円の減となっております。  第1項営業費用は317億2,850万2,000円で、3億5,538万9,000円の減となっておりますが、26ページをお開き願います。これは主に第11目資産減耗費が減少したことなどによるものでございます。  第2項営業外費用は13億5,990万4,000円で、1億3,897万8,000円の増、第3項特別損失は9,185万6,000円で、8,150万6,000円の増となっておりまして、第4項は予備費でございます。  以上が収益的収入及び支出の主な内容でございます。  次に、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、30ページをお開き願います。  初めに、収入でございますが、第1款水道事業資本的収入の本年度予定額は56億7,662万5,000円で、前年度と比較いたしますと10億5,658万1,000円の減となっております。  第1項企業債は52億1,600万円で、10億5,800万円の減となっておりますが、これは第1目建設企業債が減少したことによるものでございます。  第2項補助金は2億370万4,000円で、7,896万5,000円の増となっておりますが、これは主に県補助金が増加したことによるものでございます。  第3項負担金は2億5,689万1,000円で、7,354万6,000円の減となっておりますが、これは主に第1目工事負担金が減少したことによるものでございます。  第4項融資補償金返還金、第5項固定資産売却代金及び第6項その他の資本的収入は科目設定でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、34ページをお開き願います。  第1款水道事業資本的支出の本年度予定額は151億7,938万4,000円で、前年度と比較いたしますと9億9,341万3,000円の増となっております。  第1項建設改良費は118億1,661万4,000円で、8億6,121万9,000円の増となっておりますが、これは、36ページに参りまして、第6目耐震管路等整備事業費が増加したことによるものでございます。  38ページに参りまして、第2項企業債償還金は33億5,178万円で、1億3,023万4,000円の増、第3項補助金返還金は598万円で、597万円の増、40ページに参りまして、第4項融資補償金は科目設定、第5項は予備費でございます。  次に、前に戻りまして、32ページをお開き願います。欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額95億275万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。  続きまして、損益について御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−07令和2年度企業会計予算(本文)の128ページをお開き願います。令和2年度川崎市水道事業予定損益計算書でございます。  収益及び費用の内容につきましては、予算明細書と重複いたしますので割愛させていただきますが、その結果といたしまして、129ページに参りまして、下から4行目の当年度純利益は12億9,442万4,000円となっております。  以上で令和2年度川崎市水道事業会計予算の説明を終わらせていただきます。  なお、詳細につきましては、104ページ以降にございます水道事業会計予算に関する説明書及び別ファイルの01−14令和2年度川崎市水道事業会計予算参考資料(本文)とあわせて御参照いただきたいと存じます。  続きまして、議案第51号について御説明申し上げますので、147ページをお開き願います。  「議案第51号 令和2年度川崎市工業用水道事業会計予算」でございます。  第1条は総則でございます。  第2条は業務の予定量で、給水事業所数は58社78工場、年間総契約水量は1億8,814万6,550立方メートル、1日当たり契約水量は51万5,470立方メートルを予定するものでございます。また、主要な建設改良事業でございますが、浄水施設費が6億1,331万6,000円、配水施設費が6億3,699万2,000円をもちまして施行するものでございます。  第3条、収益的収入及び支出と、148ページに参りまして、第4条、資本的収入及び支出につきましては、後ほど別ファイルの01−15令和2年度工業用水道事業会計予算明細書(本文)により御説明申し上げます。  149ページに参りまして、第5条は債務負担行為で、令和2年度原・浄・配水施設関連経費のほか、財務会計システム再構築関連経費までの後年度にわたる事項につきまして、期間及び限度額を記載のとおり定めるものでございます。  第6条は企業債で、起債の目的、限度額を1の工業用水道浄水施設等整備事業2億1,200万円と定めるほか、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。  第7条は一時借入金で、事業運営のための一時借入金の限度額を5億円と定めるものでございます。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用について、150ページに参りまして、第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費を7億7,746万1,000円と定めるものでございます。  第10条は他会計からの補助金で、一般会計から工業用水道事業会計への補助金の額を1億7,293万4,000円と定めるものでございます。  第11条はたな卸資産購入限度額で、900万円と定めるものでございます。  続きまして、先ほどの第3条、収益的収入及び支出と第4条、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−15令和2年度工業用水道事業会計予算明細書(本文)の2ページをお開き願います。  それでは、収益的収入及び支出から御説明申し上げます。  初めに、収入でございますが、第1款工業用水道事業収益の本年度予定額は79億746万2,000円で、前年度と比較いたしますと5,109万4,000円の増となっております。  第1項営業収益は77億3,479万1,000円で、5,381万7,000円の増となっておりますが、これは主に第1目給水収益が消費税率引き上げに伴い増加したことなどによるものでございます。  第2項営業外収益は1億7,264万1,000円で、272万3,000円の減となっておりますが、これは主に第2目他会計補助金が減少したことなどによるものでございます。  4ページに参りまして、第3項特別利益は科目設定でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、6ページをお開き願います。  第1款工業用水道事業費用の本年度予定額は75億9,961万9,000円で、前年度と比較いたしますと1億6,831万7,000円の増となっております。  第1項営業費用は74億203万8,000円で、2億2,500万8,000円の増となっておりますが、18ページをお開き願います。これは主に第8目資産減耗費が増加したことなどによるものでございます。  第2項営業外費用は1億8,757万1,000円で、5,668万1,000円の減となっておりますが、これは第2目消費税及び地方消費税が減少したことなどによるものでございます。  第3項特別損失は科目設定、20ページに参りまして、第4項は予備費でございます。  以上が収益的収入及び支出の主な内容でございます。  次に、資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、22ページをお開き願います。  初めに、収入でございますが、第1款工業用水道事業資本的収入の本年度予定額は3億5,923万2,000円で、前年度と比較いたしますと9,346万2,000円の増となっております。  第1項企業債は2億1,200万円で、9,000万円の増となっておりますが、これは第1目建設企業債が増加したことによるものでございます。  第2項補助金は1億4,720万2,000円で、346万2,000円の増となっておりますが、これは第1目一般会計補助金が増加したことによるものでございます。  第3項負担金、第4項固定資産売却代金及び第5項その他の資本的収入は科目設定でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、24ページをお開き願います。  第1款工業用水道事業資本的支出の本年度予定額は23億7,290万1,000円で、前年度と比較いたしますと7億9,420万8,000円の増となっております。  第1項建設改良費は16億8,102万1,000円で、7億9,781万7,000円の増となっておりますが、これは主に第3目配水施設費が増加したことなどによるものでございます。  26ページに参りまして、第2項企業債償還金は6億8,688万円で、358万9,000円の減、第3項は予備費でございます。  次に、前に戻りまして、22ページをお開き願います。欄外に記載がございますように、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額20億1,366万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金並びに過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。  続きまして、損益について御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−07令和2年度企業会計予算(本文)の174ページをお開き願います。令和2年度川崎市工業用水道事業予定損益計算書でございます。  収益及び費用の内容につきましては、予算明細書と重複いたしますので割愛させていただきますが、その結果といたしまして、175ページに参りまして、下から4行目の当年度純利益は1億6,739万8,000円となっております。  以上で令和2年度川崎市工業用水道事業会計予算の説明を終わらせていただきます。  なお、詳細につきましては、152ページ以降にございます工業用水道事業会計予算に関する説明書及び別ファイルの01−16令和2年度川崎市工業用水道事業会計予算参考資料(本文)とあわせて御参照いただきたいと存じます。  続きまして、議案第58号について御説明申し上げますので、令和2年第1回定例会のフォルダにある01−03令和元年度下水道事業会計補正予算(本文)の1ページをお開き願います。  「議案第58号 令和元年度川崎市下水道事業会計補正予算」でございます。  今回の補正は、台風による浸水被害を踏まえた短期的な対策事業及び国費の認証増に伴う建設改良事業費などの増額に関しまして補正をお願いするものでございます。  それでは、内容について御説明申し上げます。  第1条は総則でございます。  第2条は、業務の予定量のうち、(3)の主要な建設改良事業につきまして、既決予定額を4億3,000万円増額し、195億2,988万9,000円と改めるものでございます。  第3条は、当初予算の第4条に定めた資本的収入及び支出を改めるものでございます。当初予算第4条の本文括弧書き中の資本的収支不足額の補填説明のうち、資本的収入額資本的支出額に対し不足する額187億5,055万3,000円を184億3,684万円に改め、その不足額に対する補填財源でございます当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額11億2,362万2,000円を11億762万2,000円に、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金145億4,459万9,000円を142億4,688万6,000円に改めるものでございます。  次に、収入でございますが、次の2ページに参りまして、第1款下水道事業資本的収入の既決予定額を7億4,371万3,000円増額し、補正後の収入予定額を352億5,801万円と改めるものでございます。  この内容でございますが、第3項国庫補助金で7億4,371万3,000円の増額を行うものでございます。  次に、支出でございますが、第1款下水道事業資本的支出の既決予定額を4億3,000万円増額し、補正後の支出予定額を536億9,485万円に改めるものでございます。  この内容でございますが、第1項建設改良費で4億3,000万円の増額を行うものでございます。  以上で令和元年度川崎市下水道事業会計補正予算の説明を終わらせていただきます。  なお、詳細につきましては、4ページ以降にございます補正予算に関する説明書を御参照いただきたいと存じます。  上下水道局関係の提出予定議案の説明は以上でございます。 ○大庭裕子 委員長 説明は以上のとおりです。本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、以上で上下水道局関係の提出予定議案の説明を終わります。  ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○大庭裕子 委員長 その他として、委員の皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○大庭裕子 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午後 0時12分閉会...