(交通局)
小沢管理課長
(病院局)
関庶務課長
(消防局)
望月警防部担当部長・
警防課長事務取扱
(
教育委員会事務局)
日笠健康教育課長
日 程 1 議案の審査
(
選挙管理委員会事務局)
(1)議案第 76号 川崎市報酬及び
費用弁償額並びにその
支給条例の一部を改正する条例の制定について
2
所管事務の調査(報告)
(
総務企画局)
(1)
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について
3 閉会中の継続調査の申し出について
4 その他
午前10時00分開会
○
野田雅之 委員長 ただいまから
総務委員会を開会いたします。
お手元の
タブレット端末をごらんください。本日の日程は
総務委員会日程のとおりです。
それでは、
選挙管理委員会事務局関係の議案の審査として、「議案第76号 川崎市報酬及び
費用弁償額並びにその
支給条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
なお、
関係理事者として
総務企画局から
北川労務課長が出席をしておりますので、御紹介いたします。
理事者から特に
補足説明等はございますでしょうか。
◎浜野
選挙管理委員会事務局長 おはようございます。
補足説明等は特にございません。どうぞよろしくお願いいたします。
○
野田雅之 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。
( なし )
○
野田雅之 委員長 特にないようですので、質疑、意見・要望等がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。
( 異議なし )
○
野田雅之 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第76号 川崎市報酬及び
費用弁償額並びにその
支給条例の一部を改正する条例の制定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。
(
全員挙手 )
○
野田雅之 委員長
全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
ここで理事者の交代をお願いいたします。
(
理事者交代 )
─────────────────────────
○
野田雅之 委員長 次に、
所管事務の調査として
総務企画局から「
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」の報告を受けます。
なお、
関係理事者として
市民文化局から
髙橋地域安全推進課長が、
健康福祉局から
谷精神保健課長及び
田村保険医療政策室担当課長が、
こども未来局から
笹島児童家庭支援・
虐待対策室担当課長が、
建設緑政局から
越畑路政課長が、
多摩区役所から
岩上企画課長が、交通局から
小沢管理課長が、病院局から
関庶務課長が、消防局から
望月警防部担当部長・
警防課長事務取扱が、
教育委員会事務局から
日笠健康教育課長が出席しておりますので、御紹介いたします。
それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎高橋
危機管理監 おはようございます。それでは、「
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」御報告させていただきます。
詳細につきましては、
危機管理室担当課長の大村から御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎大村
危機管理室担当課長 それでは、「
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」御説明させていただきます。
タブレット端末機の「2(1)
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」のファイルをお開きいただき、右下の
ページ番号、2ページをごらんください。
初めに、資料の左上でございますが、
多摩区内で発生した
刺傷事件におきましては、5月28日、
事件発生を受け、
危機管理室が中心となって
情報収集を行うとともに、現場では
関係機関と連携した
救急救命、
子どもたちの登下校の
安全確保を初め、こころのケアの実施、
カリタス学園の支援等を行ってまいりました。現在も警察による捜査が行われているところではございますが、本日は
カリタス学園への支援等、これまでの本市の対応について改めまして御報告させていただきます。
1、これまでの本市の対応でございますが、初めに、
救急対応につきましては、消防隊、
救急隊延べ30隊が出場、
救急対応を実施いたしました。また、
DMAT隊につきましては、
日本医科大学武蔵小杉病院2隊、
聖マリアンナ医科大学病院1隊が出場するとともに、救急隊から一報を受けた
市立多摩病院から医師が2名現場に向かい、出勤途中の看護師1名も加わり、トリアージを実施いたしました。
次に、
事件発生直後の市民等への周知につきましては、
事件発生後、
防犯アプリ「みんパト」により
事件概要を配信いたしました。また、
多摩区役所では近隣の保育園29園に散歩等の外出を控えるよう電話連絡を行い、その後、区内全保育園82園に
容疑者確保の情報をメール配信し、
教育委員会事務局においても
市立学校の
管理職宛て、
情報提供と注意喚起を実施いたしました。
次に、地域による子ども達の見守りにつきましては、
市民文化局及び区役所において事件当日から各区において
青色回転灯パトロール車による登下校時
パトロールを実施するとともに、市民の皆様の御協力を得まして
地域パトロールの強化、
教育委員会事務局においては各
市立学校における児童の登下校の見守り活動等を実施いたしました。
次に、こころのケアにつきましては、今回の事件を受け、
多摩区役所にて
地域住民の方からの相談を実施するとともに、
事件現場付近の町会におきまして
健康福祉局で作成しているパンフレットを回覧し、周知していただいたところでございます。
次に、資料の右上に参りまして、2、
カリタス学園への支援でございますが、初めに、登校時の見守りにつきましては、
カリタス小学校が再開された6月5日から登校時間帯に登戸駅、中野島駅に
多摩区役所の職員を各2名配置して見守りを実施いたしました。なお、登戸駅につきましては10日以降も
区役所職員1名による見守りを継続実施しているところでございます。
次に、こころのケアにつきましては、
健康福祉局及び
こども未来局において学園の要請に基づき神奈川県と調整の上、必要な支援を検討し、
心理職職員の派遣を行ったところであり、現在においてもおおむね2名の心理職の職員を常時派遣し、
児童生徒及び保護者の継続的な心のケアに当たっているところでございます。
次に、その他、
カリタス学園への支援でございますが、
事件現場の献花等につきまして、6月1日以降、
カリタス学園同窓会の皆様と連携して
事件現場の整理を行っており、引き続き整理の御協力をさせていただくこととしております。また、市バスの臨時輸送につきましても、
貸し切りバスとして登下校時に合わせて運行しているところでございます。
最後に、3、今後の
対応方針でございますが、ただいま御報告させていただきましたように、事件が発生した現場では地域の方々の御協力により、
子どもたちの
安全確保や
救急救命活動等が行われました。その後も地域の方々による
子どもたちの見守り活動等が行われ、本市では関係する各課においてできる限りの初動期の対応を実施するなど、地域と行政が一体となった
取り組みを行うとともに、市長、三副市長による
関係局区長会議等により情報共有を行い、庁内一体となった対応と
カリタス学園への支援を行ってまいりました。引き続き、「こころのケア」の実施や市民の
安全確保に向けた
取り組みを地域、学校、警察等と連携して実施していくとともに、市民の皆様からいただいております御意見等を踏まえ今後も適切に対応してまいります。
「
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」の説明は以上でございます。
○
野田雅之 委員長 説明は以上のとおりです。ただいまの説明について、質問等ございましたらお願いいたします。
◆
嶋崎嘉夫 委員 改めてこの事件に際して、
行政関係の
皆さん方には大変御尽力いただいて、特に区役所の関係の皆様方に前線に立っていただいて、幅広く横断的な、各部局横断的な対応をいただいて感謝申し上げたいと思います。
代表質問でも我が会派のほうで何点かお伺いしているんですけれども、やっぱり第一報ですね。
防犯アプリ「みんパト」、こちらが
事件発生から1時間後だったということで、答弁等では
警察関係からの事実確認と、やはり事件等に対して
確認作業等が必要だったということなんですけれども、この事件に限らず、以前よりなるべく速報性という中で対応していただけないかということも、何回かやりとりした経過があるんですが、今後、内部で検討されるということなんですけれども、このような事案、または
緊急性等を要するような事案が発生したような際に、今、このような案件が発生したと。詳細についてはまた後ほどということなんでしょうが、そんなような形でどんどん速報的に流していくということは御検討されていくんですか。
◎大村
危機管理室担当課長 今回の事態対処につきましては
危機管理対処方針に基づき行っておりまして、今後につきましては、それぞれの各局において時間軸に沿って振り返りを実施させていただきます。そういった中で、その結果につきまして
連絡体制等、今、委員から御指摘があったとおりでございますので、反映させていきたいというふうに考えております。
◆
嶋崎嘉夫 委員 わかりました。
また、各局等で所管している中身、例えば、
こども未来局でしたら保育園とか、
教育委員会だったら小学校とか中学校とか、また、そういう対応というのも、ばらばらにならないような形の中で、ぜひこちらのほうはスムーズに情報が共有できるような形でお願いしたいと思います。
それから、2番目なんですけれども、現在、
事件現場が発生した場所での登下校時のスクールバスの運行については、やはり子どもに対する心理的な影響等があるということで、今、登戸駅のほうから出発いただいているんですけれども、今後とも恒常的に、現在の変更している登戸駅からの登下校の利用ということで理解してよろしいんですか。
◎小沢
交通局管理課長 カリタス学園からは7月19日の夏休み前まで行ってほしいということで要請を受けていまして、その後については、今、学校側でも検討していますので、今のところ未定でございます。
◆
嶋崎嘉夫 委員 まだ学校側から2学期以降等の対応について正式な相談が入っていないと。相談が入った暁にはどのようにするか、これから内部で御検討いただけるというふうなことなわけですね。当然県警との協議というのも必要になろうかと思うんですが、事前協議のほうでは県警と、もうそれはおやりになっているんですか。
◎小沢
交通局管理課長 事前に
多摩警察のほうと交通局のほうで
打ち合わせをして、今の場所ですね。登戸駅の前から出発ということで調整してやっております。
◆
嶋崎嘉夫 委員 わかりました。
学校側から正式に相談等が入った際には、ひとつ前向きな対応の中で進めていただきたいと思います。
それから、3番目なんですが、やっぱり一番この事件等の影響が心配されているのは、
お子さん方の心理的な
PTSD等の対応だと思います。たしか
緊急保護者会の折にも行政のほうから先生を派遣いただいて、同席もいただいたかと思うんですけれども、現在心理職の職員の方が常駐いただいていますが、学校の
お子さん方からどのような、例えば相談とか、保護者の方からどのような相談が入っているのか。また、件数がわかれば教えていただきたい。
◎谷
健康福祉局精神保健課長 御質問いただいた
相談内容、そして件数につきましては、大変申しわけございませんが、
カリタス学園様より、個人情報ということもございまして、内容の細かいことや件数についてはお答えすることができない状況でございます。ただ、保護者の方の御相談というのは、おおむね
お子さんの心の変化や不安、そうしたことに対する対応、そういったものが主なものとなっているというふうに伺っております。
◆
嶋崎嘉夫 委員 それは当たり前の話なんです。委員会の中では、それを踏まえた中でどのような議論をやっているのかということを報告していただかなければならないはずなんですよね。ですから、可能な中で結構ですから、もう少し詳しく御説明いただければと思います。
◎谷
健康福祉局精神保健課長 相談内容の詳細につきましては、先ほど申しましたように記録は
学校管理となっておりますが、今後、学校と、今、
打ち合わせをしている内容といたしまして、やはり入院していられた児童、保護者の方への御対応や、登校できていないお子様への対応でありますとか、あるいは、やはり学校の教員への心のケアですね。こうしたものを今後進めていきたいというふうに
打ち合わせを行っているところでございます。
◆
嶋崎嘉夫 委員 御存知のように、
PTSD等の場合はかなり時間を要する、治療等にかなり時間を要すると言われていますよね。そうすると、1学期という節目で乗り越えられるのか、それとも、夏休みを通して2学期以降も、場合によっては
お子さんがふとした瞬間に、また
フラッシュバックということも十分考えられるだろうと。そうすると、引き続いた中で学校側との協力をいただきながら対応ということになろうかと思うんですよ。
ただ、報道等では、一応常駐等については1学期で一旦区切りということなんですが、今後、例えばこの
お子さん方が2学期以降もきめ細かな治療といいましょうか、対応というものをとる意味では、どのように今、局としては考えていらっしゃいますか。
◎谷
健康福祉局精神保健課長 現段階では
カリタス小学校様からの要請により、7月19日の1学期までの間を
派遣予定期間としているところではございますが、今おっしゃられたとおり、今後のことにつきましては、
カリタス学園さんと
打ち合わせを行いながら必要な対応を行っていくという考えでございます。
◆
嶋崎嘉夫 委員 市の職員の心理職の方を今後とも窓口としていくんでしょうが、御利用される
お子さん方、または先生方、それぞれやっぱりお仕事もあるでしょう。または生活のプロセスの中で、近くのね。例えば心理を担当しているドクターのほうに今度はお世話になりたいとか、いろんなケースが出ようかと思うんですが、川崎市医師会のほうにも多分もう既に相談をされながら、そのような場合について対応をとれるようにされてはいると思うんですが、ただ、心理職のいわゆるドクターの先生も数が限られているのが現状だと思うんですよね。そうすると、例えばあと、お住まいが市外から通っていらっしゃる
お子さん等もいると思うんですが、そのような場合も一応窓口としては川崎市が受けて、そして、
関係方面のほうに打診等、または御家族の希望に沿う形で治療のフォローアップを図るということで理解してよろしいんですか。
◎谷
健康福祉局精神保健課長 今おっしゃっていただいたとおりでございまして、必要な
関係機関への御紹介や、あるいは他都市の、例えば
精神保健福祉センターへの御紹介が必要になるような場合、川崎市のほうから御紹介をしていくという形で対応してまいりたいと考えております。
◆
嶋崎嘉夫 委員 わかりました。それについては今後ともお願いしたいと思います。
それから、献花等で大分、テレビでも報道もされてきました。事件から1カ月近くになろうかとしているんですが、現状どのような状況なんでしょうか。
◎岩上
多摩区役所企画課長 献花の状況でございますが、
カリタス学園様からは6月中を目途に
学園主催で
追悼ミサを予定していると伺っております。
追悼ミサが終わりました後に献花場所からは献花を撤収するというふうなことをお伺いしている状況です。
◆
嶋崎嘉夫 委員 それは学園側のほうで責任を持って撤収するということですね。
◎岩上
多摩区役所企画課長 おっしゃるとおりでございまして、学園側でそのようにお話をいただいているところでございます。区役所としましても学園側様と協力をいたしまして、御一緒に支援等をしてまいりたいと思っております。
◆
嶋崎嘉夫 委員 わかりました。
そちらのほうは継続して、また対応のほうをお願いしたいんですが、一応路上等の場合、いつまでもというのも、これも行政側から見れば悩ましい問題でもあろうかと思います。一方、今後、献花にとどまらず、違う形で事件をというようなお話も出るかもしれないですが、さりとて路上のところでの設置というのは、やっぱり困難だろうと思います。これはまだまだ将来の話ですから、よく学園側とも今後とも協議もしていただきたいと思います。
それから、学園側のほうは、もう今、学校が始まっていますので、事件に遭遇した先生方に限らず、とにかく今、先生方、
お子さんのケアにも全力で当たっていらっしゃるのが現状だと思います。そうすると、事務的な行政側との窓口等については、これはあれですか。学園側の
事務局サイドのほうが全面的に今、対応しているということで理解してよろしいんですか。
◎岩上
多摩区役所企画課長 学園側との窓口ということでございますが、学園側の事務局様と、
事務局長を筆頭に、
多摩区役所が窓口になりまして総合的なお話はさせていただいております。また、個別事案につきましては、それぞれの所管局と直接お話をしているというような状況でございます。
◆
嶋崎嘉夫 委員 ということで、では、今後とも、まずは学園側との
事務打ち合わせ窓口は、
多摩区役所さんのほうで一旦受けていただいて、そちらから
関係部局のほうとに協議等をしていただくということでよろしいんですね。わかりました。
いずれにいたしましても、まさかこんなことが本当に起きるとは想定もし得なかった状態なんですけれども、引き続いて
お子さん方のケア、そしてまた、何よりもこうした痛ましい事件が起きないような対応について、引き続いてまた力を注いでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。結構です。
◆
田村伸一郎 委員 何点か伺いたいと思います。
御報告ありがとうございました。また、さまざま本当に行政の皆様に御対応いただいて、感謝したいと思います。本当にありがとうございます。
この事件が起きてから我が党も真っ先に
緊急要望として、
安全対策とか、また、
再発防止策とか、そしてまた、心の手当ても市長のほうに要請させていただきました。そういった、さまざま、きょういろいろと御報告いただいているわけでございますけれども、まず、さっき
嶋崎委員からもございましたけれども、みんパトの発信方法、さまざまな御指摘がありました。今後、速報性とか正確さというのは、ぜひまた引き続きお願いしたいと思いますけれども、何かこう、1人の体制、
人員体制とか、また、1人の負担がちょっと多いなとかいうことも伺っていますので、今回の事件を踏まえて、どんな
体制強化とか、見えてきた課題というのを、ちょっとお聞かせいただければなと思います。
◎髙橋
市民文化局地域安全推進課長 今回の事件につきましては、7時41分、
事件発生から約1時間後の8時52分に、みんパトによりまして
アプリ利用者に向けて配信を行ったところでございます。その
事務手続につきましては、時系列等々の詳しい話はあれなんですけれども、確知したのが8時10分前後、我々のほうに
危機管理室のほうから、5分か10分後にメールが届きまして、私もちょうど出勤したときでございました。そこで事件を確知し、直ちにテレビでの確認、あとは警察署への対応ということで、まだ始業前だったんですけれども、何人か職員がいましたもので手分けして当たりました。その中で、署に連絡をしてもなかなか連絡がつきにくかったという状況もあったんですけれども、
テレビ報道等々で、もう事件等についての内容、あとは被疑者の確保というところでの報道がなされていたものですから、最終的には警察までしっかりと確認はとれたわけではなかったんですけれども、
報道ベースということで、一番最初にまずは
情報提供すべきだということで、8時52分に発信をしたところでございます。
次は、体制の強化ということでございますけれども、ことしの4月から、我々はやはり24時間
体制勤務のところではない職場でございますので、そのような事象に備えて、実は、
危機管理室のほうに入力の作業を代行していただけるように手続を進めたところでございます。ちょうどなんですけれども、昨日、愛川町での
逃走事件の
犯人確保、この事象は、昨日朝7時ぐらいに
NHKニュースで、私も実はそこで確知をしたんですけれども、その中で当課の職員と調整をしつつ、
危機管理室の職員の方にも協力をいただきながら
犯人確保ということでの発信をしたところでございます。そういうところで、夜間、休日の入力作業につきましても、今現在、
危機管理室さんのお力をかりながら進めているところでございます。
◆
田村伸一郎 委員 ありがとうございます。私も夜間、休日はどうされているのかなというところもありましたけれども、引き続き
危機管理室とすり合わせながら進めていただければなというふうに思っております。
心のケアについても、今、御質問で理解できましたけれども、
カリタス以外の
川崎市民の保護者、また、お子様からは何か
相談対応がございますでしょうか。
◎岩上
多摩区役所企画課長 事件後、
多摩区役所で相談を受けさせていただいておりまして、地域みまもり
支援センターの
精神保健相談ということで、これまで3人の方から御相談をいただいております。内容に応じまして医師への受診等をお勧めしているというような状況になっております。
◆
田村伸一郎 委員 わかりました。今後ふえてくると思いますけれども、ぜひまた、より適正なところに御紹介いただければなと思います。
議員のほうにも報告いただきましたけれども、6月3日に多摩区で
緊急会議を行って、
警察署長の方が、この28日の件は見守っていくというような検討内容というのを、内容を教えていただければと思います。
◎岩上
多摩区役所企画課長 6月3日の
緊急会議の内容でございますが、6月3日当日、
多摩区役所の会議室におきまして、防犯協会ですとか
町内会連合会の皆様にお集まりをいただきまして緊急の話し合いをさせていただきました。当日につきましては、事件直後の皆様の見守り活動の状況ですとか、あと、その他それぞれの団体が行っている安全・安心の
取り組みについて確認を行わせていただきました。あわせまして、
多摩警察署長から毎月28日を、
子どもたちの見守りを強化していくということで、多摩区子ども見守りの日ということに設定してはどうかというふうな提案をいただきまして、こちらで取り組んでいきましょうというような確認がされたところでございます。なお、本日午後、第2回の
緊急会議をやらせていただく予定になっておりますので、その場でこの
取り組みについて検討がされる予定になっております。
◆
田村伸一郎 委員 わかりました。ありがとうございます。2回目はきょうの午後ということでございますので、また報告いただければなと思います。
あと、スクールバスなんですけれども、比較的スクールバスって安全な移動手段として、文科省もいろいろと推進してきたということですけれども、本市は養護学校とか、県のほうもそうですけれども、スクールバス利用、非常に走らせていますけれども、そういったところのバス会社とか運転手さんとか、そういったところでの協議はどんなものが進められているんでしょうか。
◎日笠
教育委員会事務局健康教育課長 養護学校のスクールバスにつきましては、新たな現状でちょっと動きがあるというような状況は聞いておりませんが、今回の事件などもございますので今後検討される可能性はあると思いますけれども、現状において新たな動きというのは聞いておりません。
◆
田村伸一郎 委員 しっかりと協議をしていただきたいんですけれども、ちなみに、このルートであったりとか、お迎えに上がる時間とか、停留所の場所というのも警察のほうには伝えてあるものなんでしょうか。
◎日笠
教育委員会事務局健康教育課長 申しわけございません。警察との協議関係については私のほうでは所管しておりませんので、わかりません。もし必要であれば後日、情報を提供させていただきたいと思います。申しわけございません。
◆
田村伸一郎 委員 こういう事件を受けていますので、しっかりとその辺は徹底して連携をとっていただきたいなというふうに思います。
最後になりますけれども、私も今、いろいろと町会とか、PTAとか、皆さんやられていると思いますけれども、比較的地域で見守っていくってすごく大事で、地元の学校、公立学校に通っている
子どもたちが、いろんな町内会行事とかイベントとかで顔を見たりとか、何度か顔合わせをしますけれども、私立の学校に通う
子どもたちというのは、なかなか地域の大人たちとかは顔なじみがないというか、そういったものもあると思うんですけれども、そこへの仕組みづくりというか、コミュニティで、新たなコミュニティ施設もそうかもしれないんですけれども、そういったところをつくっていかないといけないのかなと思っていますけれども、ちょっと御見解いただければ。
◎大村
危機管理室担当課長 今回の事件におきましては、私立の学校ということがございまして、今、委員がおっしゃられたように、川崎市で対応する窓口というところが、実はございませんでした。今回の事件を受けまして、そういった課題が改めて確認されたところでございます。つきましては、私立の学校を所管するのは神奈川県でございますが、神奈川県と確認をとった上で区役所とも連携して、あと、地域の安全を所管する
市民文化局、そちらと連携して、
教育委員会を初め
関係機関と連携しまして、私立の学校の部分について検討していきたいと考えております。
◆
田村伸一郎 委員 ありがとうございます。
いろいろとこれから検証結果を踏まえて、またさらに引き続き御対応いただけると思うんですけれども、いろんなところからお声をいただいていまして、町内会とか、これから子ども会も抱えていますし、夏祭りもありますし、おみこしのルートがあって、そういったときの
安全対策とかは警察からも支援いただけるのかなとか、いろんなお声をいただいていまして、ぜひ全市的に、もうどちらかというと有識者というか、専門家等の意見を入れながらの、何か各区で市民周知とか、研修とか、そういった場の設定を行っていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎大村
危機管理室担当課長 専門家を交えた検討ということでございますが、私立の学校も含めまして、まずは神奈川県の所管と確認をした上で、どんなような形で検討していくのがいいかというところ、専門家の視点をいただくとかも含めまして検討させていただきたいというふうに思います。
◆
田村伸一郎 委員 ありがとうございました。いろいろと質問させていただきました。大人の私たちも引き続きできるものを考えていかなくちゃいけないというふうに思っておりますし、また、行政の方もお願いしたいと思います。以上です。
◆赤石博子 委員 私も、この事件は本当に
多摩区内で起こって、多摩区選出の
議員として現場にも立ち会ったりしてまいりまして、非常にショッキングでした。やはり一番心配なのは
子どもたちの心のケアなんですが、先ほどほかの委員からもお話がありましたように、引き続き心のケアについては、ケアをしていただければということを心からお願い申し上げます。
それと、もう一つ、今、スクールバスではなく市バスによる貸し切り輸送ということで対応していただいているということなんですが、スクールバスを利用されていた方が、どれくらい市バスを利用されているんでしょうか。聞くところによりますと、保護者の方が直接登下校、送り迎えをしているとか、あるいは、6月7日に中野島駅が北口臨時改札が供用開始になりましたので、かなりその辺の鉄道のほうを利用される方とかも多いのかなと思ったんですが、その辺の動向を教えていただければと思います。
◎小沢
交通局管理課長 先生のおっしゃられているとおり、多摩川口、中野島の新しくできたところについては、高学年を中心にそちらのほうから登下校するように学校のほうは指導しているということですけれども、市バスについては、今までスクールバスに乗っていた方がかなりの人数が乗っていらっしゃいまして、初め、6月5日の段階では保護者の方が登戸駅に来てお見送りをしていたんですけれども、それもだんだんなくなりまして、生徒の方も、初めは自家用車で通学というのも認めていたみたいなんですけれども、それもだんだんなくなって、市バスのほうにいっぱい乗るという形に変わってきていると伺っております。
◆赤石博子 委員 ありがとうございました。
◆月本琢也 委員 代表質問等でもいろいろとお話をさせていただきましたので、ちょっと1点だけ伺わせていただきたいんですけれども、川崎市内にはほかの私立の学校もありまして、私は栗平駅なので桐光学園さんの小学校とかもありますけれども、他の私立校のほうから、今回のこの事件を受けて、通学路の
安全対策も含めてですが、先ほど田村委員から地域との関係の話もありましたけれども、何か寄せられている意見とか、要望とか、そういったものがあればお聞かせください。
◎大村
危機管理室担当課長 他の私立の学校からの要請等につきましては、現在のところ
危機管理室のほうには御要望等、御要請等をいただいておりません。ただ、先ほどもちょっとお話しさせていただきましたが、課題ということが見えてまいりましたので、今後、神奈川県と調整する中で、そういったところのコミュニケーション等、伺ったお話しを今後につなげていきたいと考えております。
◆月本琢也 委員 ありがとうございます。
県のほうにもしかしたら話が行っているのか、わかりませんけれども、そこの辺の窓口の一元化というのが多分これからまとめていかれるのかなと思いますので、どうしても、私なんかは毎日栗平駅で見ていますと、ちょっと登戸の話が、やっぱり同じ状況はもしかしたらというふうに思うことも多々ありますので、ぜひ、その辺は今、整理されているということでしたので、まとめていただいて、なるべく私立学校から要望はなくても、逆に私立学校のほうにこちらからも話していただけるような機会をぜひつくっていただければと思います。結構です。
◆堀添健 委員 今、各委員からの質疑も含めて、事件が発生した後、各局区のほうで非常に丁寧に対応していただいて、被害に遭われた方々に寄り添っていただいていることには心から私も感謝申し上げます。
その上で、その上でなんですけれども、市民の皆様の関心というのは、やはり何でこんな事件が起きてしまったんだろうかということと、どうしたら再発を防ぐことができるんだろうかということだと思います。今なお警察の捜査が続いているということですので、これから時間がたたないとわからない部分になるとは思うんですが、ただ、一方で、今回も新たな地域の見守りの強化ですとか等々、具体的なもう手だてを立てられて、動き始めている部分も一部あるということなんですけれども、では、それらによって再発が防止できるんだろうかというところになったときに、なかなか厳しいのかなというような率直な感じを私も持っていまして。
といいますのは、私もメディアで報道されていることしか存じませんけれども、今回の事件で言えば、学校側も含めてかなりきちんとした対応をされているという中で、こうした事件が起きてしまうということがあった上で、では、どうしたらその事件の再発を防ぐことができるんだろうかということが、やはり真摯に取り組んでいかなければいけないわけですし、そのあたりでは、これからどのように市として、もちろん今回の事件に対する対応は、さらに続けていただく必要があるんですけれども、再びこうした事件を起こさないために、市としてどのように
取り組みを進めていこうと考えているのか。そのあたりをまずお伺いいたします。
◎大村
危機管理室担当課長 再発防止に向けた川崎市の
取り組みということでございますが、こちらは事件を踏まえまして、現在、国のほうで再発防止に向けた検討というところが始まっていると伺っております。今後につきましては、そういった情報を受けまして、神奈川県からも話が来ると思いますので、国、神奈川県、川崎でそれぞれ役割分担があると思いますので、その中で、本市としてできるところを適切に取り組んでいくというふうに考えております。
◆堀添健 委員 そういう御答弁しか多分できないでしょうし、私も答えを持っているわけではないんですけれども、ただ、感覚で言えば、もちろんいろんな手だてをしなければいけないということがありつつも、多分、仮にそうしたことをやっていたとしても、では、今回、登戸の事件が防げたのかといえば、なかなか難しかったかなというふうな、もしかしたら防げたかもしれませんけれども、防げなかったかもしれないということだと思います。そうした意味で言うと、実際に危害を加えた方が、しかも、この方はもうかなり年齢もとられていて、ある程度社会のことを知っている方であり、生活もされていた方が、なおかつみずからの命も絶たれたわけですし、そうした意味で言うと絶望して犯行に及ぶというような方を生み出してしまうという構造に対して、どう我々は対応していくのかということが、やはり問われていると思いますし、仮にそうして絶望して行為に及ぼうとした方が生まれてしまったら、当然ながら我々の社会というのは、それを防ぐことはなかなかできない。冗談半分で金属探知機を置いたらいいんじゃないかとかという意見をおっしゃる方もいらっしゃいますけれども、現実的にはそんなことはできないわけで、そうすると、そうした思いを持っている方々をどうやって孤立化をさせないで社会全体でつなぎ合っていくのかという仕組みを含めて、やはり考えていかなければいけないと思いますし、そのためには当然、これをすればいい、あれをすればいいという話ではなくて、やはり川崎市全体として、市民がそうした状態に陥らないようにどうしたらいいんだろうかということを検討していかなきゃいけませんし、そのことが、これから多分、最終的な報告書が出てくると思いますので、そうした中で、当然、
再発防止策ということでは、できることはさらにやらなければいけませんし、連携の強化も当然必要だと思うんですが、それに加えて、そうした構造をどうやったら未然に防ぐことができるのかということを、本市全体でぜひ取り組んでいただきたいと思いますし、そのあたりは
危機管理室だけの問題ではないと思うんですけれども、所管局として
取り組みを、リーダーシップを持ってやっていただきたいと思います。
以上、要望です。
◆花輪孝一 委員 意見・要望とさせていただきたいんですが、
危機管理監にぜひお願いしたいんですけれども、先ほど来、いろんな議論の中で、まず、いわゆる事件が起きたと。これを速やかに市民の方にお伝えするという部分については、今後、これはやはり大きな課題があるだろうということが1点指摘されたと思いますので、ぜひ、これは
危機管理室、
危機管理監が中心となってぜひお願いをしたいというのが1点目です。
2点目の、これはDMAT等も含めた、いわゆる初期対応という部分については、地域、近隣の方々も含めて、ドクター、ナースの方も含めて本当に献身的な御努力をいただいたということで、これは大いに評価をしたいというふうに思いますし、また、先ほど来、質問等が出ていた心のケアですね。これについても各局連携をして、特に
多摩区役所さん等が中心になって現場対応等をよくやっていただいているということなんですが、一番意見・要望で申し上げたいのは、再発防止という部分が極めて難しい対応だと思うんですが、これは国とか県とか、そういう機関を待つのではなく、僕は地域という部分が力が一番あるし、また、力を持っているというふうに思うんですね。地域の方たちが地域発でとにかく
子どもたちを守っていこうという意識があるので、ぜひ、その辺の地域の方々を主体とした見守り、あるいは子どもさんたちを守っていくというね。地域の安全を守っていくという部分をしっかりと大事にしていきながら、なかなか、こうすればよくなる、ああすればよくなるというのはないんですが、こういう課題に対しては地域発で、ぜひお願いしたいということを
危機管理監のほうにお願いしたいと思います。結構です。
○
野田雅之 委員長 ほかにございますでしょうか。
( なし )
○
野田雅之 委員長 ほかにないようでしたら、以上で「
多摩区内で発生した
刺傷事件に関する本市の対応について」の報告を終わります。
ここで理事者の退室をお願いいたします。
( 理事者退室 )
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○
野田雅之 委員長 次に、日程第3の閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
総務委員会の閉会中の
所管事務の調査について議長宛てに申し出ることについて御異議ございませんでしょうか。
( 異議なし )
○
野田雅之 委員長 それでは、そのように申し出をさせていただきます。
なお、参考といたしまして、本日までに本委員会へ付託されました請願・陳情はございませんので、御承知おきください。
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○
野田雅之 委員長 次に、その他として、今後の委員会日程でございますが、改めて御相談させていただきたいと思います。
なお、詳細につきましては事務局から連絡をいたします。
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○
野田雅之 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
○
野田雅之 委員長 それでは、以上で本日の
総務委員会を閉会いたします。
午前10時47分閉会...