ツイート シェア
  1. 川崎市議会 2018-12-07
    平成30年 12月環境委員会−12月07日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年 12月環境委員会−12月07日-01号平成30年 12月環境委員会 環境委員会記録 平成30年12月7日(金)  午前10時00分開会                午前11時09分閉会 場所:601会議室 出席委員廣田健一委員長井口真美委員長、坂本 茂、斎藤伸志後藤晶一、      浜田昌利雨笠裕治木庭理香子勝又光江小田理恵子、添田 勝各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(環境局)大澤環境局長斉藤総務部長橋生活環境部長、        橋生活環境部担当部長井田庶務課長石原減量推進課長、        加藤廃棄物指導課長山本廃棄物政策担当部長       (港湾局)橋港湾局長北出港湾振興部長中上港湾経営部長、        大石川崎管理センター所長鈴木川崎管理センター副所長、東庶務課長、        高橋整備計画課長、出本港湾管理課長、加藤港営課担当課長、今野整備課担当課長       (上下水道局金子上下水道事業管理者中村担当理事総務部長事務取扱、        亀山水道部長山梨庶務課長筒井水道管理課長       (交通局)邉見交通局長篠原企画管理部長、一戸自動車部長北村庶務課長、        茂木経営企画課長藤平経営企画課担当課長澁谷管理課長北條運輸課長
           水谷安全・サービス課長 日 程 1 議案の審査      (環境局)     (1)議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について(環境局に関する部分)     (2)議案第180号 川崎市余熱利用市民施設指定管理者の指定について     (3)議案第181号 川崎市橘リサイクルコミュニティセンター指定管理者の指定について      (港湾局)     (4)議案第171号 東扇島堀込部井筒式護岸築造その2工事請負契約の締結について     (5)議案第172号 東扇島堀込部ケーソン製作その1工事請負契約の締結について     (6)議案第190号 川崎市港湾振興会館及び東扇島中公園指定管理者の指定について      (上下水道局)     (7)議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について(上下水道局に関する部分)     2 所管事務の調査(報告)      (交通局)     (1)営業所管理委託に係る評価結果について     3 閉会中の継続審査及び調査の申し出について     4 その他                午前10時00分開会 ○廣田健一 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。  お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりです。  初めに、環境局関係の議案の審査として、「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の環境局に関する部分を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございませんか。 ◎大澤 環境局長 補足説明は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆浜田昌利 委員 専門職大学は来年の4月かららしいんですけれども、前に聞いたときは、高知県と、もう一つとおっしゃっていましたけれども、その後、何か首都圏なりでこんな感じで改正されるとかがわかれば教えてください。 ◎加藤 廃棄物指導課長 新聞報道で見たところによりますと、現在3件が予定されておりまして、服飾デザイナー関係看護短期大学などが予定されているとのことでございます。 ◆浜田昌利 委員 首都圏はあるんでしたっけ。 ◎加藤 廃棄物指導課長 場所については把握してございません。 ◆浜田昌利 委員 はい、わかりました。 ○廣田健一 委員長 ほかにございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 ほかに質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の環境局に関する部分は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○廣田健一 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、「議案第180号 川崎市余熱利用市民施設指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明はございますか。 ◎大澤 環境局長 補足説明は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第180号 川崎市余熱利用市民施設指定管理者の指定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○廣田健一 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、「議案第181号 川崎市橘リサイクルコミュニティセンター指定管理者の指定について」を議題といたします。  理事者から特に補足説明はございませんでしょうか。 ◎大澤 環境局長 補足説明は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 幾つかお聞きしたいと思います。  指定管理料の、まず内容を教えていただけますか。前回、指定管理期間が5年で、今回4年になるということで、継続みたいなものですけれども、これまでどういうことをやられてきたのか、今後も、次年度もお願いするに当たっては、何を期待してお願いをすることになったのかということを教えていただきたいと思います。 ◎石原 減量推進課長 今回、これまでの指定管理者指定管理予定者ということで、今、選定されているところでございますけれども、事業の内容としましては、もともとここの施設がリサイクルコミュニティ施設というところで、例えば環境学習、施設の見学とか体験学習リサイクル教室出前授業、こういった事業を行っていまして、そのほかにリサイクル家具、不要となった家具を回収して、抽せんで希望者に提供していくといったような事業を行っております。また、地域のイベントにも参加したりと、そういった事業を行っているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 いろいろとやられているということなんですけれども、利用者の推移というのを教えていただけますか。 ◎石原 減量推進課長 利用者の推移でございますけれども、おおむね年間1万5,000人程度で横ばいの状況でございます。 ◆木庭理香子 委員 例えばリサイクル家具の引き取りとかもやっていらっしゃるということなんですけれども、それもずっと横ばいなんですか。それとも何か工夫をされることによって、少しはそういうのも人数がふえてきているとか、環境学習は恐らく学校系であろうかと思うんですけれども、そういったほかの市民の利用というのはどういうふうに上がっているんですか。 ◎石原 減量推進課長 リサイクル家具、こちらの利用の推移ですけれども、こちらも大体横ばいのような状況になってございまして、なかなかそれは市民への認知に課題があるかなといったところで、今回の提案の中では、例えばウエブだとかホームページ、SNS、こうしたものを効果的に活用していくという提案がございまして、それで市民に知っていただくといったようなことを今考えているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 先ほど来、横ばい、横ばいという数字をよくおっしゃっているんですけれども、具体的にどの程度で横ばいされているのか、教えていただけますか。 ◎石原 減量推進課長 具体的な利用者数についてですけれども、まず、リサイクル家具の関係、平成26年度から具体的に申し上げますと、1万3,987人で、平成27年度が1万5,117人、平成28年度が1万4,722人、平成29年度が1万3,507人、そういった実績になってございます。 ◆木庭理香子 委員 今後また指定管理を継続するに当たって、ホームページを充実という話もあったんですけれども、今、現状の橘リサイクルコミュニティセンターホームページを拝見すると、ウエブアクセシビリティの方針というものをきちんと掲げているにもかかわらず、その評価が、例えば継続性のガイドラインは零点で、過去1年以内にアクセシビリティに関する職員研修を実施または参加したが3なんですけれども、検証は、3年以内にそうした研修を実施し、問題点を把握していないというのもゼロですよね。改善点もゼロ。満点ポイントが16点内の中で3点しかとれていない。同じように実現内容の確認と公開についても満点が8点なのに3点しかとれていない。利用者との協調についても満点6点についてゼロ点で、みずから公表しているのであえて言わせていただくと、総合で30点中6点しかない。  今後4年間でホームページなども充実させて、もっと市民に利用とか、そういう啓発をしていくというのが、いま一つ信用できないんですけれども、そのあたりはどのように市として指導というか、期待をしてお願いをするんでしょうか。 ◎石原 減量推進課長 ホームページを含めて広報の関係でございますけれども、この間、指定管理料の上限額の調整を関係当局ともしていまして、この部分は必ずやっていかなきゃいけないと。強化していかなければいけないということで、そこを見込んで、今回、指定管理料の上限額を設定しているとか、そういった対応は図っているところで、事業者の提案の中でも、強く強調されているところでございますので、効果的な広報に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ◆木庭理香子 委員 同じ環境委員会で取り扱っているといえば、ちょっと数件しか見ていないですけれども、例えばマリエンなんかのホームページを見ても、すごくあちこちの画面に飛びやすかったりとか、見やすい工夫がされているんですけれども、この橘リサイクルコミュニティセンターのは、一体昭和何年につくったのかしらと思うような、もうすごく古いんですよ。だから、利用者数が1万5,000人とか1万3,000人とかで横ばいですとかとおっしゃっているけれども、やっぱり1万人を超えているからいいのではなくて、それが多分恐らく環境学習に参加している子どもたちの数がその数を支えてくれているのであって、一般市民の方たちが、では、どれだけ、例えば家具のリサイクルって今、これからは非常にいろんなウエブサービスとかでもありますけれども、充実していくべきものだと思うんですよ。それがやっぱり、あのホームページでは、まずたどり着いても見る気がしない。申しわけないけれども。調べる目的で見るから見るけれども、多分何気なく見る人だったら見ないような、今、状態なので、今、課長がおっしゃったとおり、そういったインターネットであったりとか、ホームページであったりとか、広報啓発活動を充実させていくというふうなお話でしたので、そこはしっかりと業者さんに対して指導していただきたいと思います。 ○廣田健一 委員長 ほかにございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 特に質疑、意見・要望がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第181号 川崎市橘リサイクルコミュニティセンター指定管理者の指定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○廣田健一 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、港湾局関係の議案の審査として「議案第171号 東扇島堀込部井筒式護岸築造その2工事請負契約の締結について」及び「議案第172号 東扇島堀込部ケーソン製作その1工事請負契約の締結について」を議題といたします。  2件はいずれも東扇島堀込部土地造成事業における護岸整備に関する内容ですので、2件を一括して審査したいと思いますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、2件を一括して審査いたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎橋 港湾局長 補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。 ◆雨笠裕治 委員 技術的なことで、素人なので申しわけないんですけれども教えてもらいたいんですが、護岸の築造は、ケーソンとは違って、こういうふうな井筒式でやるのが一般的なんでしょうかね。 ◎今野 整備課担当課長 真ん中をケーソン式で、取りつけ部の両端の部分を井筒式という鋼管矢板を打設する工法で護岸を築造してますが、ケーソンは経済性、施工性から選んでおります。しかし、両端部はケーソンの下に行うべき地盤改良ができないことによって井筒式を選んでおります。 ◆雨笠裕治 委員 その井筒式護岸地盤改良ができないというのは、何か理由があるんですか。 ◎今野 整備課担当課長 今、既設護岸の下も改良しなくてはならない。直下ではなくて既設護岸の中も改良しなくてはならなくなるので、その部分ができないということです。 ◆雨笠裕治 委員 結構です。 ◆勝又光江 委員 この議案についての態度について報告してもよろしいでしょうか。  この議案については、私たちはもともと東扇島堀込部埋め立て事業そのものに反対しているので、この議案第171号、議案第172号については賛成できないということを表明しておきたいと思います。 ○廣田健一 委員長 ほかに質疑、意見・要望等がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。初めに、「議案第171号 東扇島堀込部井筒式護岸築造その2工事請負契約の締結について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 挙手多数 ) ○廣田健一 委員長 挙手多数です。よって、本件は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、「議案第172号 東扇島堀込部ケーソン製作その1工事請負契約の締結について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 挙手多数 ) ○廣田健一 委員長 挙手多数です。よって、本件は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、「議案第190号 川崎市港湾振興会館及び東扇島中公園指定管理者の指定について」を議題といたします。
     理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎橋 港湾局長 補足説明はございません。よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 特に質疑、意見・要望等がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第190号 川崎市港湾振興会館及び東扇島中公園指定管理者の指定について」は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○廣田健一 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、上下水道局関係の議案の審査として「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の上下水道局に関する部分を議題といたします。  理事者から特に補足説明等はございますでしょうか。 ◎金子 上下水道事業管理者 おはようございます。補足説明としては特にございません。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○廣田健一 委員長 それでは、質疑がありましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 特に質疑、意見・要望等がなければ採決に入りますが、よろしいでしょうか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、採決に入ります。「議案第158号 学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の上下水道局に関する部分は原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を願います。                 ( 全員挙手 ) ○廣田健一 委員長 全員挙手。よって、本件は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  ここで理事者の交代をお願いいたします。                 ( 理事者交代 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、所管事務の調査として「営業所管理委託に係る評価結果について」の報告を受けます。  理事者の方、よろしくお願いいたします。 ◎邉見 交通局長 おはようございます。それでは、「営業所管理委託に係る評価結果について」澁谷管理課長から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎澁谷 管理課長 それでは、「営業所管理委託に係る評価結果について」御説明させていただきますので、平成30年12月7日環境委員会の資料の一覧の2(1)「営業所管理委託に係る評価結果について」のファイルをお開きください。  表紙をおめくりいただきまして、2ページをごらんください。  初めに、「1 営業所管理委託の評価について」でございます。  交通局では直営3営業所、委託2営業所の計5営業所で市バスを運行しております。管理委託営業所については管理の受委託運営委員会を毎月開催し、営業所運営における助言や指導を実施しているところですが、安全な運行、サービス水準の確保・向上等をより客観的に評価し、受託事業者に対する事業運営の検証が必要となります。そのため、学識経験者利用者代表が委員となって構成する川崎市交通局営業所管理委託事業者選定評価委員会を設置し、評価を行っております。  今回、平成29年度の評価結果がまとまりましたので、当委員会におきまして御報告させていただきます。  営業所管理委託の概要について御説明いたしますので、4ページをごらんください。  「営業所管理委託」(管理の受委託)とは、道路運送法第35条及び国土交通省自動車交通局長通達一般乗合旅客自動車運送事業の管理の受委託(高速バス路線に係るものを除く。)について」に基づき、委託事業者バス事業者)がそのバス事業の経営の全てをみずからの名義で行い、第三者に対する経営上の責任を負担しつつ、バス営業所の管理を受託事業者(他のバス事業者)に委託するものです。  受託事業者委託事業者の車両、営業所施設バス停留所施設等を使用し、委託事業者における現行の運賃制度を用いて運行業務を行います。  営業所管理委託では、民営事業者のノウハウや低コスト水準を導入することにより、運行サービス水準の維持・向上とコスト削減を図ることを目的として行っているものでございます。  2ページにお戻りください。  ここからは評価委員会及び評価結果について御説明申し上げます。  初めに、(1)評価委員会についてでございます。交通ジャーナリスト鈴木委員を初め、学識経験者及び利用者代表の合計7名の方々から構成されております。任期は平成29年4月1日から平成31年3月31日までの2年間となっております。  3ページをごらんください。  次に、(2)評価対象となる受託事業者及び営業所についてでございます。今回評価の対象となる営業所は2カ所ございます。1つ目は上平間営業所でございます。受託事業者川崎鶴見臨港バス株式会社でございまして、今回、評価結果を御報告させていただきます平成29年度は第3期目の委託期間となっております。委託期間は平成29年4月1日から平成34年3月31日まででございます。2つ目は井田営業所でございます。受託事業者神奈川中央交通東株式会社でございまして、委託期間は平成29年3月26日から平成34年3月31日までとなっております。  次に、(3)評価委員会による評価についてでございます。今回の対象期間でございますが、上平間営業所については平成29年4月1日から平成30年3月31日まで、井田営業所については平成29年3月26日から平成30年3月31日までとなっております。  次に、「イ 評価項目」についてでございますが、市バス事業に求められる安全運行お客様サービスの維持・向上のためのサービス水準の確保・向上及びコスト削減等に係る経済性の3つを評価指標の柱とし、それぞれに安全性、サービス水準の確保、財政効果などを評価項目として設定しております。  4ページをごらんください。  「ウ 評価方法」についてでございますが、次の3つの手順により行っております。1つ目は(ア)各種データや資料に基づく検証でございます。事故発生対応状況お客様サービス実施状況などのデータや資料によりまして、交通局における営業所の管理の受委託が適正になされているか検証いたします。2つ目は(イ)実地調査でございます。評価委員会利用者代表対象営業所担当路線を無作為に抽出した上で覆面により乗車し、安全運行車内サービス実施状況を直接把握しております。そのほか評価委員会委員対象営業所へ赴き、運行管理業務整備管理業務等実施状況を視察するほか、受託事業者へ直接、安全確保サービス向上に向けた取り組みの実施状況等についてヒアリングを行っております。3つ目は(ウ)意見交換と合議でございます。各評価項目につきまして選定・評価委員会委員の合議により、4段階の区分により評価しております。  5ページをごらんください。  次に、「4 評価委員会による平成29年度営業所管理委託に係る評価結果の概要について」でございます。評価委員会から各営業所の評価・意見について以下のとおりいただきました。  初めに、(1)上平間営業所でございますが、事業執行(管理の受委託)に対する全体的な評価として、上平間営業所の管理委託について全体的には適正な事業運営を行っていると評価するが、安全運行については28年度と比較して改善が見られるものの、28年度に指摘があった接客サービス・車内アナウンスの取り組みに改善が見られない、このような評価をいただきました。次に、今後の事業執行に向けた意見として、安全運行については、有責事故発生率が平成28年度の10万キロ当たり0.41から、平成29年度では0.34に下がっており、改善が見られるが、一方で、サービス水準の確保・向上に関しては、さきにも挙げたように車内アナウンスの実施率が低く、28年度から改善が見られないことから、改めてお客様サービスに対する意識を高めてもらいたい。  交通局に対しては、管理の受委託のメリットを最大限活用し、委託営業所との良好な関係を維持する一方、安全運行について必要な指導や助言を行い、直営営業所と委託営業所が互いに切磋琢磨していくことを求めたい。そして、市バスの安全運行サービス水準を全体的に底上げしていき、より質の高い市バス運行を提供することで市民サービスの向上に資することを期待したい、このような評価をいただきました。  次に、上平間営業所に対するこれまでの対応として、苦情等のサービスに関する事項に関しては、情報共有を密にすることにより即座に対応できる体制を整えていくとともに、管理監督者に対し安全・サービス課担当からの指導を適宜行っています。有責事故及び重大事故発生時には事故警報を送付し、受託営業所全運転手に周知徹底させています。さらに、事故惹起者に対し反省文、再発防止策の添付を求め、事故防止に対する意識を営業所職員全体に波及させるようにしています。なお、毎月開催の管理の受委託運営委員会において事故、サービスの両面から指導教育の徹底を指示しています。  6ページをごらんください。  次に、(2)井田営業所でございますが、事業執行(管理の受委託)に対する全体的な評価として、全体的に適正な事業運営がなされていると評価できるが、静止物接触事故の増加により、バス事業者において最重要な安全運行について評価が下がってきているので注意されたい、このような評価をいただきました。  次に、今後の事業執行(管理の受委託)に向けた意見として、平成29年から受託営業所井田営業所へ変更となったことにより事業規模が大きくなったが、管理の受委託の目的を達成していると評価できるものの、有責事故発生率が10万キロ当たり平成28年度が0.25だったのに対し、平成29年度は0.32と増加していることから、受託営業所の変更による環境の変化が要因と考えられる事故がふえているので、本社と営業所が一丸となって改善されるよう期待する。交通局に対しては、管理の受委託のメリットを最大限活用し、委託営業所との良好な関係を維持する一方、サービス面について必要な指導や助言を行い、直営営業所と委託営業所が互いに切磋琢磨していくことを求めたい。そして、市バスの安全運行やサービスの水準を全体的に底上げしていき、より質の高い市バス運行を提供することで市民サービスの向上に資することを期待したい、このような評価をいただきました。  次に、井田営業所に対するこれまでの対応として、有責事故及び重大事故発生時には事故警報を送付し、受託営業所全運転手に周知徹底させています。さらに事故惹起者に対し反省文、再発防止策の添付を求め、事故防止に対する意識を営業所職員全体に波及させるようにしています。なお、毎月開催の管理の受委託運営委員会において事故・サービスの両面から指導教育の徹底を指示しています。  次に、(3)評価を受けての交通局の取組でございますが、上平間営業所は第3期、井田営業所は第1期の5年間のうち1年間が経過し、年間の評価を受けた中で多くの意見が挙げられました。この評価結果を受託事業者宛てに伝達し、挙げられた指摘事項を改善するべく引き続き指導してまいります。また、今後につきましては、上平間営業所第3期、井田営業所第1期の残り4年間についても、管理の受委託の効果を発揮するため、受託事業者での研修のみならず、交通局の指導を強化することにより、安全・サービス水準の向上を図ってまいります。  なお、評価結果の詳細につきましては7ページ以降に記載しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  また、この評価結果につきましては、今後、市バスホームページにおいて公表する予定でございます。  以上で「営業所管理委託に係る評価結果について」の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 説明は以上のとおりです。  ただいまの説明について質問等がございましたらお願いいたします。 ◆木庭理香子 委員 ちょっと幾つかお聞きしたいんですけれども、まず、評価委員会の委員についてなんですが、利用者代表さんが幸区と高津区と中原区に限られているのは、運行しているのがその3区だからということでよろしいですか。 ◎澁谷 管理課長 そのとおりでございます。委託営業所の走行している管轄内のブロックで統一しております。 ◆木庭理香子 委員 次になんですけれども、4ページの事故発生であったりとか対応状況というのを検証されているということなんですけれども、事故の発生件数はどのぐらいあったんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 平成29年度の有責事故の発生状況でございますけれども、上平間営業所で9件発生してございます。また、井田営業所につきましては6件、有責事故が発生してございます。 ◆木庭理香子 委員 今、事故件数を言っていただいたんですけれども、例えば、6ページの井田営業所のほうを見ると、静止物接触事故の増加によるというふうに書いてあるんですけれども、具体的に何にぶつかるんですか。 ◎水谷 安全・サービス課長 具体的には停車車両でございます。 ◆木庭理香子 委員 この下のところには環境の変化が要因と見られる事故がふえているというふうに書いてあるんですけれども、例えばですけれども、動いている自転車であったりとか、動いている車であったりというなら、まだわかる部分もあるんですけれども、とまっている車にぶつかるというのは、環境の変化というよりも技術的なものではないのかなと思うんですけれども、そのあたりはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 運転に関しまして、周囲の確認よりも運転操作に集中してしまうという傾向がございますので、そのようなものが接触事故の原因の一つになると考えてございます。 ◆木庭理香子 委員 今の発言は非常に危険だと思うんですけれども、操作に集中して周囲を見ていないって、一番危ないパターンですよね。たまたまとまっている車だったからその程度で済んだというかね。大事故にならないけれども、それが、では、人だったらどうするんですか。よけている人だったらどうするんですか。動いている車だったらどうするんですか、という一番肝心なところが抜け落ちていると思うんです。何か交通局の指導を強化すると書いてあるんですけれども、改めて今後、それはどういうふうにやっていくつもりなんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 その点については先生の御指摘のとおりだとは思っておりまして、バス事業者として安全最優先ということが基本でございます。とまっているものについての接触というのは100%事業者のほうに過失がございます。このことを周知、強化していって、より一層安全運転に努めるようにしていきたいと考えてございます。 ◆木庭理香子 委員 神奈川中央交通さんであっても臨港さんであっても同じなんですけれども、運転している人は川崎市の職員ではないんですよというのは言いわけにはならないんですよ。だって、乗っている者は川崎市の市バスを運転していただいているわけですから。だから、そこはやはり運転技術の向上というのが、もう当たり前ですし、注意力であったりとか、運転する際の注意喚起ですよね。そこは本当にくれぐれもというか、本当に川崎市の名前をかたって運転していただくのであるから、そこはしっかり気を引き締めてやっていただくように強く要望します。  もう1点お聞きしたいんですが、5ページのほうなんですけれども、下のほうですかね。苦情等のサービスに関する事項に関しては、情報共有を密にすることにより即座に対応できる体制を整えているというふうに書いてあるんですけれども、具体的に教えていただけますか。 ◎水谷 安全・サービス課長 無事故の達成に当たりましては、事故速報というものを当該営業所だけでなく、各営業所にも通知をしてございます。また、重大な事故におきましては事故警報なども出しておりまして、類似の事件が発生しないようにということで周知をしてございます。 ◆木庭理香子 委員 事故に関してはそうなんですけれども、「苦情等のサービスに関する事項に関しては」と書いてあるんです。そちらを聞いているんですけれども。上平間営業所に対するこれまでの対応というところの真下に、「苦情等のサービスに関する事項に関しては、情報共有を密にすることにより即座に対応できる体制を整えている」と書いてある。事故対応ではないです。 ◎水谷 安全・サービス課長 こちらにつきましては、事後処理カード等というものがございまして、こちらを各営業所にも送付しておりまして、情報のやりとりをしてございます。 ◆木庭理香子 委員 それはどのぐらい入ってくるんですか。どのぐらいの頻度で、これまで実績としてどのぐらいあるんですか。具体的に内容も教えていただけますか。 ◎水谷 安全・サービス課長 具体的に今、数字を把握していないんですけれども、受けた苦情はその都度でございます。 ◆木庭理香子 委員 後で結構ですので、苦情の件数と、あと、内容を教えてください。  あと、次、いいですか。次になんですけれども、今、これはバス会社さんだけではなく、川崎市バスにもそうなんですけれども、今、パイロットの飲酒というか、酒気帯びというものが非常に課題になっているんですけれども、特に、この2社に限らずなんですけれども、その件の問題というのは発生していないんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 運転手は乗務前に必ずアルコール検査をしてございまして、そこでアルコールが検出されれば乗務しておりませんので、このような問題は発生していないというふうに考えてございます。 ◆木庭理香子 委員 パイロットの問題になっているのも、もちろんパイロットさんも呼気検査はしているんですけれども、それが機長さんたち同士のなれ合いであったりとか、あとは、吹きかけ方の徹底がなかったとか、そういう課題がありますよね。市バスももちろんやっているのは当然知っているんですけれども、それが例えば第三者が見た上でやっているのか、それとも本人が自分でやって、それを数値を見せてオーケーを出しているのか、そのあたりはどうなんでしょうか。 ◎一戸 自動車部長 各運転手は出勤時に、まず出勤登録がございます。その次にアルコールチェックを行うんですけれども、まず、画面が出まして、点呼する人間が見ております。また、アルコール状況につきましては全部とっておりますので、確実に執行しております。 ◆木庭理香子 委員 もう一つ、同じ関連して聞きたいんですが、例えばパイロットであれば12時間前という規定があって、それが24時間前とか2日前に、どんどん厳しくなっているんですけれども、市バスのほうはどの程度、何時間前までというふうに規定はあるんでしょうか。 ◎一戸 自動車部長 原則、乗務前日は禁止です。 ◆木庭理香子 委員 わかりました。  今、いろいろと確認させていただきましたので、わかったんですけれども、たとえ受託事業者さんが、先ほども申し上げましたけれども、民間のバス事業者さんであっても運転する車両は川崎市のバスであって、その運転手さんの技術によって当てちゃった車へ補償したりとかするのは川崎市の役目であることですから、そこはしっかりと、民間バス事業者とはいえ、川崎市のバスを運行しているんだという意識をしっかり持っていただくように指導徹底していただきたいと思います。 ◎水谷 安全・サービス課長 先ほど先生から苦情の件数ということで御質問がございましたけれども、上平間でございますけれども、212件、井田が72件でございました。 ◆木庭理香子 委員 具体的には。集計は後でしていただいて、後で持ってきていただいて結構です。 ○廣田健一 委員長 今、木庭委員から資料要求がありましたので、苦情の件数と、また、内容を皆さんに知らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆坂本茂 委員 質問というより、今の資料に付随して、ちょっと気にしているのは、井田の静止物の接触事故ですね。これは井田のほうは狭隘道路を通っていくからなのか、いずれにしろ接触事故を起こしたことについては、やっぱり件数としてカウントされることですから、十分気をつけていただかなければいけないんですけれども、狭隘道路を通るときの時間帯とか、それから、特に気をつけなければいけないのは、川崎なんかの場合というのは、やっぱり細い狭隘道路を通るときに、普通はバスが抜けられる車幅をとってとめるのに、集配の車が中途半端にとまるんですよ。私もしょっちゅう気がつくんですけれども、これではバスが転回できないだろうというとめ方になっていたり、それから、甚だしきは、自転車が横にとまらないで道路に直角に、垂直にとめていると、それだけでバスが抜けられないとか、率直に言うと、運転者側にストレスのかかる非常に難しいケースがたくさんあるんですよ。その部分をもう少しわかるような、わからなければしようがないんだけれども、そこを少しやってやらないとね。  私は、一方的に運転者に肩を入れるとか、そうではなくて、そこの部分をもう少し細かく分析してやっていかないと、大型、バスの免許を持っていて静止物にこんなにぶつかるわけがないんだよね。そうすると、これは技量の問題になっちゃうから、そこはちょっと、もう少し丁寧に聞き取りをしないと、本当の意味での交通事業者の抱える問題点というのは出てこないような気がするんです。  特に、本当に最近目につくのが自動車で、例えば左側じゃなくて両側にとめている。それから、自転車、それから、何か看板とか突起物が出ているというのは、これはぶつからないと思うんだけれども、恐らくその辺が起因しているところがあるので、もうちょっと少し掘り下げてデータとして出してもらえればありがたいです。 ◆浜田昌利 委員 車内アナウンスが確実に実施されるようにという、上平間営業所のところでそういうお話が出ているんですけれども、具体的にはテープも流れたりしますよね。ですけれども、それに加えて運転手がアナウンスしなければいけない。それはこういうケースですよとか、または、順調であれば何もアナウンスしなくてもいいということがあるんじゃないかななんていう気がするんですけれども、それでもコミュニケーションをよくしよう、お客様とのコミュニケーションというので、順調であっても何かアナウンスしなきゃいけないものなのか。その辺はどんな考え方になっているのか教えていただけますか。 ◎水谷 安全・サービス課長 市バスでは4つの言葉というものがございまして、まず乗車時にお客様に対して感謝の言葉を述べ、発車時に注意喚起の言葉ということで、これで発車しますと述べます。あと、停車ボタンをお客様が押されたときには、しっかりと停車するということを申し上げてもらったり、あと、降車時にも感謝の言葉をお客様に伝えたりと、そういうことはテープとは別に運転手がお声かけをするようしてございます。 ◆浜田昌利 委員 発車しますは発車のとき、次停車しますは停車のとき。でも、乗ったとき、おりたときの感謝の言葉というのは、なかなかまた難しいかなと思うんです。  まず、何というか、すいているというか、昼間の時間帯で乗るお客さんも少なかったりしたら、言えばいいかもしれません。でも、朝晩、通勤通学のお客さんが一番多いと思うんですけれども、そういうときにも、そうやって一人一人には声をかけることはないと思います。少なくとも1路線の中で何回か声をかけましょうだとか、そういう指導というか、考え方とかはあるんですか。 ◎水谷 安全・サービス課長 お客様一人一人に対して感謝の言葉ですとか、あるいは注意喚起ということで、お客様にその都度やっていくということで考えてございます。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。いい事例があって、やりやすい事例があってというのであれば、事例の発表会ではないですけれども、皆さんにもフィードバックしてあげてやればいいかなと思うんです。そうじゃなくても、日本は結構車内アナウンスがあって、テープが流れるのが外国に比べたら過剰ではないかとかと言う人もいるぐらいなので、でも、コミュニケーションということなので、そのお気持ちというか、それはよくわかりました。適正に評価してあげていただければいいかなと思うものでございます。  では、もう一つ済みません。先ほどもちょっと停止物にとありましたけれども、車両感覚、技量の問題というお話もあるんですけれども、ハード面でモニターをつけるとか、そんなことで改善されることはないのかなと思うんですけれども、バックモニターとかは乗用車にはあったりしますけれども、そういうハード面で改善されるようなことはないんでしょうか。
    ◎一戸 自動車部長 狭いですとか、そういった路線については一部、搭載がございます。あと、静止物接触の事故が多発したことがありましたので、研修の中で実際にバスを使って運転手さんが運転する。また、この自転車に運転手さんが乗って体験されて、それぞれが、こういった場合は危険だよねとか、あるいは、静止物の周りはどうしても車体間隔がありますので、再度確認していただいて接触事故を減らすような研修も、今、始めております。 ◆浜田昌利 委員 わかりました。  今、すごく自動車の性能も上がっていて、自動運転もされるぐらいのところなので、車線をちょっとまたいだりすると、それだけで鳴ったりするような、乗用車にもいろんなサービスというか、いろんなことがついていたりするので、そういうハード面で、運転手さんは物すごく大きな車の免許を持っているわけなので、それなりに経験も積まれた方だと思うんですけれども、それでもそういう見えにくいところとか死角ってあるので、そういった面を、もしハード面でサポートすることができるようなものであれば、ぜひ積極的に採用していただきたいと思います。それは要望でございます。 ◆勝又光江 委員 静止物への接触事故ということなんですけれども、これは停止車両にぶつかるという理由を先ほどおっしゃっていたんですけれども、それ以外のものってあるんですか。 ◎水谷 安全・サービス課長 ガードレールに接触しているものがございます。 ◆勝又光江 委員 先ほど坂本委員もおっしゃっていたように、本当にあってはいけないというか、運転手がそういうものにぶつかるというのが、ちょっと考えられないことではあると思うんですね。ただ、ここに書いてあるように、研修と教育を適正に行っていることについては評価されているんですね。  受託事業者の変更による環境の変化が要因だというふうになるんですけれども、ここのところを、もうちょっと具体的に受託事業者営業所が変更したことによる影響について教えていただけますか。 ◎澁谷 管理課長 神奈川中央交通東につきましては前年度までは菅生営業所を委託しておりました。平成29年度から井田営業所を委託するということで、走るエリアが変わってきたということが、この環境の変化ということの一つの影響になっております。 ◆勝又光江 委員 そうすると、今まで走っていたところと違うところにというふうになった場合は、先ほども一回出ていましたけれども、やっぱり道路が狭くなるとか、今までと違った何かそういう要素というものが見えてくるわけですか。 ◎澁谷 管理課長 走るエリアが変わることによりまして、道路の幅とかの環境も変わりますし、また、走行している車両、歩いている歩行者、このような状況も変わってきているというふうに認識しております。 ◆勝又光江 委員 井田営業所が菅生から変わって、場所も変わってということなんですが、運転手さんの人数とかというのはどんなふうになっているんでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 変更に伴いまして運転手の人数も規模がふえております。したがいまして、新たに委託先の従業員となった者もおると、そういうことを聞いております。しかし、運行に当たりましては、当然事前に路線研修等を十分行っているというふうに聞いております。 ◆勝又光江 委員 そうだと思うんですけれども、運転手の数というのはどれぐらい変更があるんですか。 ◎一戸 自動車部長 菅生のころは平成28年4月に52名だったものが、平成29年度、井田になりまして88名、30名ぐらい、路線数がふえた関係で人数がふえております。 ◆勝又光江 委員 そうすると、50人から88人にふえるということは、新たな運転手さんがそこに配置されたということですか。 ◎一戸 自動車部長 新たに採用された方もいらっしゃいますし、ほかの営業所から来られた方もいらっしゃると思います。 ◆勝又光江 委員 そうすると、この事故を起こした人がどなたかというのはわからないですけれども、やっぱりこれだけの人数が新たに入ってきて、新たなところ、今言っていたような狭隘な道路とかという大変なところを走るということについては厳しいものがあるのかなというふうには思うんです。もともといた50人は経験も少しあるでしょうけれども、新たな方に対する研修というのは事前には行われているんですか。 ◎澁谷 管理課長 平成29年3月26日から新たに井田営業所で運行を始めておりますけれども、その事前に研修を行っております。 ◆勝又光江 委員 その研修の期間とか内容について、少し教えていただけますか。 ○廣田健一 委員長 具体的に研修の内容を教えていただきたいと思います。 ◆勝又光江 委員 時間と。 ◎北條 運輸課長 まず、新しく採用された人なんですけれども、こちらについては神奈川中央交通さんのほうで、一人の運転手としてしっかりと運転できるように、ちゃんと養成した上で、ある程度ほかのところでも路線の運行ができるというのを認められた段階で、井田営業所のほうに送られまして、その後、2週間程度、日をあけながら研修しております。養成については、向こうの技量によりますけれども、3カ月もしくは半年程度の時間をかけて、ちゃんと1人で運転できるようになって、こちらに来るようにしております。  研修期間中については当然1人ではなくて、井田の指導運転手という方が、その方にマンツーマンでついて、その方が、この方が独車でできるとなったところで1人で運転するという研修を行っております。 ◆勝又光江 委員 研修をやってきたんだけれども、でもやっぱり事故がという状況にあるということはわかりました。2年目に今度はなるんですけれども、研修とかを行って再発しないようにということで対応していくということなんですが、それは今までの研修と違って、何か新たなものというか、1年目に事故が起こっていることに対して、これをなくすための研修というのはどういう中身になっていくんでしょうか。  教育研修を今までずっとやってきて、だけれども事故が起きているということは、やっぱり運転手さんが新しくそこについたときにふなれで、なかなかいろいろ条件が大変だということがあったんだと思うんですけれども、今後の研修のあり方というのは変わってくるんでしょうか。 ◎水谷 安全・サービス課長 井田営業所、神奈中グループでも研修はやってございますけれども、新しく管轄する営業所が変わったということでございまして、それぞれの営業所の特徴、ヒヤリハット情報などを交通局からも提供して、連携をして事故の防止に努めていきたいというふうに考えてございます。 ◆勝又光江 委員 研修をまた新たにしていくと思いますけれども、大きく変わった環境の変化、大きく変わったところでの運転ということですので、ぜひその辺のところは、なれていくということもあるかもしれませんけれども、技術の向上についても今後、ぜひお願いしたいなというふうに思います。結構です。 ◆斎藤伸志 委員 今、両営業所とも経済性のところについては、財政効果について十分な経営効果額があらわれておりというところで評価されているんですけれども、この井田営業所が直営のころと比較して光熱水費等の節減に大きく効果が出ているというのは、主にどういったところに、この効果があらわれているんですか。 ◎澁谷 管理課長 細かいことですけれども、エアコンや不要な部屋の電灯のスイッチオン・オフとかを小まめに行っていただいた結果、減っているものでございます。 ◆斎藤伸志 委員 それは数字的にどれぐらい下がったとかはあるんでしょうか。 ◎澁谷 管理課長 電気料金については前年度比23%減と、ガスについては70%減、水道については12%減でございます。 ◆斎藤伸志 委員 それは直営の営業所と比較してということですか。 ◎澁谷 管理課長 井田営業所の前年と比較して、でございます。 ◆斎藤伸志 委員 そうすると、これは逆に考えてみると、直営の営業所というのは結構まだ光熱水費というのはかかっているというような状況なんですか。 ◎澁谷 管理課長 まだまだ努力して節減できる部分はあると考えております。 ◆斎藤伸志 委員 それは直営の営業所のほうということですよね。 ◎澁谷 管理課長 おっしゃるとおりです。 ◆斎藤伸志 委員 そうすると、こっちの上平間営業所のほうには直営営業所と比較してというのがないんですけれども、では、これは以前と比べてということなんですか。 ◎澁谷 管理課長 上平間営業所は既に以前から委託しておりますので、前年と比較をしております。 ◆斎藤伸志 委員 結構です。ありがとうございました。 ◆雨笠裕治 委員 ちょっと基本的なことでお聞きしたいんですけれども、利用者代表の方たちが覆面調査で乗車されるというんですけれども、その回数と、それから、この方たちはそもそもバスを常時利用されている方なのか。そういう方たちを選定されているのか。どういう意図でここに選定されているのか。  その後の設問と余り合わないような気がするんだけれども、ただ、こういう人たちがいないといけないんだろうけれども、そこはすごく重要なところなので、この評価結果に重要な影響があると思うんですけれども、ちょっとこのつくり方を教えてくれませんかね。 ◎澁谷 管理課長 利用者代表の委員につきましては、ふだんの生活の中でバスを利用している方にお願いしております。添乗につきましては、ふだんの生活、御利用されている中で、おおむね月2回程度の調査をお願いしております。 ◆雨笠裕治 委員 その点は安心したんですけれども、月2回程度、どういう調査をされるんですか。調査をやって、それがこの評価結果にどういうふうに反映されているのか、教えてもらいたいんですけれども。 ◎澁谷 管理課長 乗っている中で、先ほどと同じように、アナウンスの状況ですとか、乗車しているときの快適性ですとか、少し主観に基づく部分もありますけれども、そういったものを調査票にして提出いただきまして、この委員会の中で特に気づいた点等を御発言し、具体的には評価の中のコメント等に生かされていくような状況になってございます。 ◆雨笠裕治 委員 そうすると、この評価を出す会議のときに、この方たちは何かしらの発言をされているんですね。そうであれば、ちょっとその資料を、後で結構ですのでいただくことはできますかね。 ◎澁谷 管理課長 整理して御提供したいと思います。 ○廣田健一 委員長 では、会議録を。 ◆雨笠裕治 委員 わかりました。では、それで結構です。 ◆木庭理香子 委員 先ほどちょっとやりとりの中で気になったんですけれども、省エネとか、そういう観点で、もうちょっと絞れるんじゃないかというふうな御発言があったんですけれども、私はそれは、運転をするという人だから余計に思うんですけれども、余りそこを責め過ぎる余りに、いらいらが募ってもいけないし、体調不良になってもいけないので、ほかの職場とはちょっと違うという観点で、そこは理解していただいて、その上でやっていただいたほうがいいんじゃないのかなと、ちょっと聞いていて気になって思いました。確かに省エネに努めるのは市の職員として大事なことかもしれないんですけれども、そこはやはり人の命を守る、運転をするという特別な仕事があるわけですから、そこは余り精神的にとか体力的に負担にならないような形でやっていただけたらいいかなと、これは意見・要望でお願いします。 ○廣田健一 委員長 ほかにございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 ないようでしたら、以上で「営業所管理委託に係る評価結果について」の報告を終わります。  ここで理事者の退室をお願いいたします。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、「閉会中の継続審査及び調査の申し出について」を議題といたします。  資料に基づいて事務局に説明させます。 ◎伊藤 書記 それでは、環境委員会付託の請願及び陳情につきまして御説明申し上げますので、お手元のタブレット端末機の3、閉会中の継続審査及び調査の申し出についてのファイルをごらんください。  本日、12月7日現在の環境委員会に付託されております陳情第3号ほか5件の陳情6件の閉会中の継続審査並びに所管事務の調査を議長宛てに申し出ることについてお諮りをいただきたいと存じます。  なお、12月6日の本会議で本委員会に付託され、継続審査の議決済みの請願・陳情についても御参考までに記載しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○廣田健一 委員長 ただいまの説明のとおり、議長宛て申し出ることに御異議ございませんか。                 ( 異議なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、そのように議長宛てに申し出をさせていただきます。         ───────────────────────── ○廣田健一 委員長 次に、その他として、今後の委員会日程でございますが、改めて御相談をさせていただきたいと思います。なお、詳細につきましては事務局から連絡いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。  その他、委員の皆様から何かございますか。                  ( なし ) ○廣田健一 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会させていただきますが、本日の委員会がことし最後の委員会となりますので、一言私から御挨拶をさせていただきます。  本当に4月から委員会が立ち上がりまして、不肖私が委員長を務めさせていただきまして、井口委員が副委員長で、皆さんの御協力をいただきまして、この12月まで無事に務めさせていただきました。  まだあと3カ月ございますが、この年末年始は皆さんにとっては大事な時期だと思います。次に向かっての動きがあると思います。私自身は今回で統一地方選挙は立候補しませんので、引退させていただきますが、皆様にはこれからもよろしくお願いします。体に十分気をつけて次回の環境委員会に御出席いただきますようによろしくお願いしまして、御挨拶といたします。どうもありがとうございました。(拍手)  では、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。                午前11時09分閉会...